JP2022543198A - 加湿挿入物及び喫煙具を加湿する方法 - Google Patents

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Abstract

本発明は、喫煙具パッケージ(2)用の加湿挿入物(1)であって、平坦な形状を有し、喫煙具パッケージ(2)に挿入可能であり、加湿剤(3)と、加湿挿入物(1)から喫煙具パッケージ(2)の内容積(5)に加湿剤(3)を移送する湿度伝送部(4)とを含む、加湿挿入物(1)に関する。本発明は、加湿剤(3)が貯蔵される貯蔵区画(6)が、湿度伝送部(4)に対する流体接続部(7)を有し、流体接続部(7)は、破断可能なバリア(8)によって遮断されていることを特徴とする。本発明はまた、喫煙具を加湿する方法に関する。

Description

本発明は、喫煙具パッケージ用の加湿挿入物であって、平坦な形状を有し、喫煙具パッケージに挿入可能であり、加湿剤と、加湿挿入物から喫煙具パッケージの内容積に加湿剤を移送する湿度伝送部とを含む、加湿挿入物に関する。本発明はまた、喫煙具を加湿する方法に関する。
喫煙具、例えば可燃性タバコの包装時、喫煙具パッケージは、通常、喫煙具パッケージの内容積とその周囲との間の空気の循環を妨げる又は制限するために密閉される。これにより、喫煙具パッケージ内に収容された喫煙具の水分が失われることにつながる可能性がある。しかし、喫煙具パッケージが使用者によって最初に開封され、喫煙具パッケージのシールが破壊された後、喫煙具は、望ましくない乾燥を容易に呈する可能性があり、これが感覚的経験に悪影響を及ぼす。
したがって、本発明の目的は、少なくとも一度開封された喫煙具パッケージ内の喫煙具の水分喪失若しくは乾燥を阻止し、又は最小限にし、消費者による使用時の喫煙具の品質、味、及び全体的な感覚的経験を維持するためのデバイス及び方法を提供することである。本発明の更なる目的は、製造が容易で、低コストで、使いやすく、使い勝手がよく、喫煙具の製造及び/又は包装プロセスに容易に組み込むことができるデバイス及び方法を提供することである。
前述の欠点は、第1の本発明の態様に従い、請求項1に記載の加湿挿入物によって排除される。したがって、本発明は、喫煙具パッケージ用の加湿挿入物であって、平坦な形状を有し、喫煙具パッケージに挿入可能であり、加湿剤と、加湿挿入物から喫煙具パッケージの内容積に加湿剤を移送する湿度伝送部とを含む、加湿挿入物を含む。本発明は、加湿剤が貯蔵される貯蔵区画が、湿度伝送部に対する流体接続部を有し、流体接続部は、破断可能なバリアによって遮断されていることを特徴とする。
加湿挿入物は平坦な形状を含む。平坦な形状によって、加湿挿入物は喫煙具パッケージに容易に挿入可能である。湿度伝送部によって喫煙具パッケージの内容積に加湿剤が伝送されることにより、喫煙具パッケージ内に収容された喫煙具は加湿される。湿度伝送部に対する流体接続部を有し、流体接続部が破断可能なバリアによって遮断されている貯蔵区画内に加湿剤を貯蔵することによって、加湿挿入物は、破断可能なバリアを破断することにより活性化させることができる。これにより、使用者が加湿挿入物を要求に応じて活性化させることができるようにする。好ましくは、加湿挿入物は、喫煙具パッケージ材を最初に開封した後に消費者によって活性化される。このようにして、喫煙具パッケージ内に収容された喫煙具材は、喫煙具パッケージが最初に開封された後、加湿された及び/又は湿気が与えられたままになる。このようにして、喫煙具パッケージ内の最初から最後の喫煙具まで一定の製品鮮度が確保され得る。
破断可能なバリアが無傷である限り、加湿剤は貯蔵区画内に保持され、加湿挿入物を出ることはできない。この時点では、加湿挿入物は不活性化状態にある。破断可能なバリアを破断することにより、加湿剤は、貯蔵区画から流体接続部を通過して湿度伝送部に達することができ、湿度伝送部は、その後、加湿挿入物から喫煙具パッケージの内容積に加湿剤を伝送する。この時点で、加湿挿入物は活性化状態にある。
破断可能なバリアを破断することにより加湿剤の活性化が可能であることは、加湿挿入物が使用者の要求に応じてのみ喫煙具を加湿するため、非常に有利である。このようにして、その不活性化状態にある加湿剤は、製造現場に既にある喫煙具パッケージ内に喫煙具と共に詰められることができ(インライン包装に対応する)、本来のパッケージ及びシールが無傷のままである限りは消費されず、且つ喫煙具はシールによって乾燥を阻止される。また、使用者は喫煙具の加湿がまだ必要ないと判断する場合があり、個人の需要に応じて加湿挿入物の活性化を先延ばしにする場合がある。
別の実施形態によれば、貯蔵区画及び湿度伝送部は、表シート材料層と裏シート材料層との間に内包されている。シート材料は層形状の材料である、即ち、3次元空間X、Y、Zの1つの次元におけるサイズが他の2つの次元におけるサイズの、最大でも10分の1である。表シート材料と裏シート材料との間における貯蔵区画及び湿度伝送部の内包により、加湿挿入物の非常に平らな形状を可能にする。これにより、加湿挿入物を喫煙具パッケージに特に容易に挿入可能にする。また、表シート材料及び裏シート材料の使用によって、加湿挿入物の製造が簡略化される。表シート材料と裏シート材料との間に内包される任意の部品は、裏シート材料上に配置することができ、その後、部品が配置された裏シート材料の上に表シート材料を配置する。この配置の後、表シート材料と裏シート材料は少なくとも部分的に互いに取り付けることができ、裏シート材料上に予め配置された全ての部品を間に内包する。これは、加湿挿入物の非常に簡単且つ効果的な、したがって、費用対効果も高い製造手法を示す。
別の実施形態によれば、表シート材料層と裏シート材料層は、互いに面した表シート材料層及び裏シート材料層の側部の縁部に沿って少なくとも周方向に互いに取り付けられており、表シート材料及び裏シート材料の少なくとも中央部分は互いに取り付けられず、貯蔵区画湿度伝送部を内包する空洞を形成する。これは、貯蔵区画を形成するための簡単且つ効率的な手法である。貯蔵区画を製造するために表シート材料層及び裏シート材料層以外の部品は必要ない。貯蔵区画に加えて、空洞も加湿剤、湿度伝送部及び/又は破断可能なバリアを内包してよい。加湿挿入物を加湿剤なしで製造し、後の工程で貯蔵区画に加湿剤を充填することも望ましい場合がある。好ましくは、加湿剤が貯蔵区画内に確実に収容されるように、貯蔵区画は、貯蔵区画内に加湿剤を入れた後に封止される。
別の実施形態によれば、表シート材料及び裏シート材料は、少なくとも2つの材料層を含む複合膜である。好ましくは、複合膜の材料層は異なる材料からなる。少なくとも2つの材料層は、好ましくは、プラスチック材料からなる。好ましくは、材料層は、異なるプラスチック材料からなる。表シート材料及び裏シート材料として複合膜を使用することにより、シート材料の特性を個別に調整することができる。このようにして、貯蔵区画に少なくとも接触して配置され得る例えば防水材料と、加湿挿入物の外部表面上の印刷可能な材料及び/又は触覚特性を向上させた材料及び/又は特に装飾した材料とを組み合わせることが可能である。当業者であれば、任意の他の有利な材料の組み合わせも使用することができる。
別の実施形態によれば、複合膜は、ポリエチレンテレフタレートの第1層と、少なくとも1つの面にコーティング層がコーティングされたポリエチレンテレフタレートの第2層と、ポリエチレンの第3層とを含む。好ましくは、コーティング層は酸化アルミニウム(AlOx)である。好ましくは、ポリエチレンテレフタレート(PETP)の第1層は、5~20μm、特に好ましくは12μmの層厚さを含む。好ましくは、PETPの第2層はまた、5~20μm、好ましくは12μmの層厚さを含む。ポリエチレン(PE)の第3層は、好ましくは、20~70μm、特に好ましくは50μmの層厚さを含む。最初は透明なPETP膜は、酸化アルミニウムの種類及び/又は粒子サイズによっては銀色又は白色に見えるため、第2のPETP膜の少なくとも1つの面に酸化アルミニウムをコーティングすると有利である。酸化アルミニウムは、また、任意の種類の色を実現するために、任意の種類のピグメントと混合してもよい。或いは、AlOxがコーティングされたPET膜の代わりに、酸化ケイ素(SiOx)がコーティングされた膜を使用してもよい。
別の実施形態によれば、複合膜は印刷可能である。複合膜が印刷可能であることにより、任意の種類の文字又はピクチャを加湿挿入物に印刷することができる。加湿挿入物の外部表面は、完全に又は部分的に印刷されてもよい。酸化アルミニウムは、複合膜の印刷を補助する、加湿挿入物の基本の色を提供することができるため、加湿挿入物の外部表面が部分のみ印刷される場合、酸化アルミニウムがコーティングされたPETP層との組み合わせが非常に有利である。このようにして、加湿挿入物の全面に印刷する必要はない。印刷された文字又はピクチャは、加湿挿入物をどのように使用するかに関する使用者情報を含み得る。代替的に又は追加的に、印刷された文字又はピクチャは、ロゴ、ブランド名又は更なる装飾又は使用者情報を含み得る。
別の実施形態によれば、表シート材料は、湿度伝送部に位置する穿孔を含み、穿孔は、湿度伝送部と加湿挿入物を取り巻く大気との間に第2の流体接続部を確立する。好ましくは、第2の流体接続部は表シート材料を貫通する。第2の流体接続部によって、加湿剤は、湿度伝送部から表シート材料を容易に通過することができる。好ましくは、湿度伝送部は、表シート材料と裏シート材料との間の空洞に内包されている。湿度伝送部が表シート材料と裏シート材料との間の空洞に内包されている場合、第2の流体接続部によって、シート材料自体が液密になり得る。穿孔は、第2の流体接続部を確立するための最も簡単且つ最も費用対効果の高い手法である。代替的に又は追加的に、裏シート材料も穿孔を含んでもよい。
別の実施形態によれば、穿孔は、0.01~4mm、好ましくは0.1~3mmの穴径を呈する。これらの穴径は、加湿剤が複合材料内を穿孔を通して移送されることを可能にするが、加湿挿入物に隣接する喫煙具が濡れること、又は更には、ずぶ濡れになることを阻止するため、有利である。穿孔は、好ましくは、微小穿孔、即ち、サブミリメートルの直径の穿孔である。穴径は、穿孔を通る加湿剤の伝送速度を決定する。穴径が大きいほど、その特定の穴を通る加湿剤の伝送速度も大きくなる。加湿剤の伝送速度は、穴径によって調整可能である。穴径は、加湿レベル及び/又は所要時間の観点における、喫煙具パッケージ内に収容された喫煙具の最適な加湿に関して加湿剤の最適な伝送速度を確立するように好ましくは選択される。
別の実施形態によれば、穿孔は、少なくとも1個から200個までの穴を含む。穿孔の穴数を調整することによって、穿孔を通る加湿剤の伝送速度を調整することができる。加湿挿入物に隣接する喫煙具が濡れること又は更にはずぶ濡れになることを阻止するために、小さな穴径と多数の穴とを組み合わせると有利であり得る。穴数は、加湿レベル及び/又は所要時間の観点における、喫煙具パッケージ内に収容された喫煙具の最適な加湿に関して加湿剤の最適な伝送速度を確立するように好ましくは選択される。好ましくは、穴数及び穴径は、加湿レベル及び所要時間の観点における、喫煙具パッケージ内に収容された喫煙具の最適な加湿を達成するような特定の組み合わせで選択される。
別の実施形態によれば、湿度伝送部は、表シート材料と裏シート材料との間で穿孔に直接位置づけられたティッシュ材料を含む。ティッシュ材料は、加湿剤が貯蔵区画から湿度伝送部に伝送されるときに加湿剤を吸収することができ、次いで、加湿剤をゆっくりと放出することができる。ティッシュ材料を使用すると、加湿挿入物から喫煙具パッケージの内容積への加湿剤の伝送速度を調整するための追加のオプションを使用可能にする。これにより、加湿挿入物をより多機能にし、且つより多くの種類の加湿剤に対応するものにする。例えば、ティッシュ材料を使用することにより、加湿挿入物においてより多くの液体加湿剤を使用することができる。好ましくは、ティッシュ材料はフリースティッシュである。しかし、この用途に好適な任意の他のティッシュ材料を使用することも考えられる。
別の実施形態によれば、破断可能なバリアはシールワニスである。シールワニスは、貯蔵区画と湿度伝送部との間の流体接続部に破断可能なバリアを確立する非常に簡単な手法である。ワニスは、液体状態で提供され、表面にワニスを適用後に固体状態に乾燥するという利点を提供する。前述のように、加湿挿入物は、加湿挿入物内に収容される構成要素を裏シート材料上に層状に積み重ね、積層体を形成することによって製造されることが好ましい。この段階において、シールワニスは、裏シート材料上の破断可能なバリアの所望の位置に、好ましくは貯蔵区画と湿度伝送部との間の流体接続部に堆積させることができる。好ましくは、シールワニスが完全に乾燥する前に、表シート材料を積層体の上に配置する。好ましくは、シールワニスは、表シート材料と裏シート材料とを破断可能なバリアの位置において互いに取り付ける。表シート材料及び裏シート材料とシールワニスとのこの固定は破断可能である。このようにして、所望の位置に破断可能なバリアが形成される。
しかしながら、破断可能なバリアがワニスではない1つ又は複数の材料からなることも考えられる。加湿剤に対して不透過性であり且つ破断可能な任意の材料が可能である。バリアの破断性を確保するために、バリアは、所定の破断点を含んでもよい。好ましくは、これは、所定の破断点におけるより薄い材料の厚さによって達成される。
別の実施形態によれば、破断可能なバリアは、貯蔵区画と湿度伝送部との間の圧力勾配によって破断可能である。
圧力勾配による破断可能なバリアの破断は、使用者にとって適用が非常に単純且つ簡単な方法である。使用者は、加湿挿入物の貯蔵区画を単に加圧するだけでよい。この加圧は、表シート材料及び裏シート材料に垂直な表面の方向に貯蔵区画を押すことによって達成することができる。加圧は、表シート材料及び裏シート材料の表面に平行であり且つ貯蔵区画に交差する折軸に沿って加湿挿入物を折ることによっても実現され得る。折軸と貯蔵区画との交差により、貯蔵区画を2つの副区画に分割する。折軸に沿って折られると、折軸において表シート材料と裏シート材料を一緒に押すことに起因する貯蔵区画の容積の全体的な減少によって副区画内の圧力は増加する。
加圧されていない湿度伝送部と比較すると高い、貯蔵区画内の圧力は、この2つの間の圧力勾配を生成する。この圧力勾配によってバリアを破断し、加湿剤が流体接続部を貯蔵区画から湿度伝送部に通過することを可能にする。
湿度伝送部は、表シート材料の穿孔を含むことが好ましい。これは、湿度伝送部の内容積が第2の流体接続部を介して加湿挿入物の周囲に接続されることを意味する。したがって、湿度伝送部は大気を含むことが好ましい。破断可能なバリアの破断を容易にするために、貯蔵区画は、貯蔵区画内の加湿剤及び/又は別の液体若しくは気体物質の量だけ予め加圧されてもよい。
別の実施形態によれば、加湿剤は水系溶液である。
水系溶液は、加湿剤の非常に費用対効果の高い可能性を提供する。水は天然の加湿剤であり、不必要な化学物質の添加を省略することができるため、水系溶液による喫煙具の加湿も有益である。好ましくは、加湿剤は純水からなる。しかし、加湿剤はまた、塩、増粘剤(例えばアルギン酸塩)及び/又は香味料を含んでもよい。好ましくは、加湿挿入物は、1.2gの加湿剤、好ましくは1.2gの水を含む。
目的は、また、パッケージ内の喫煙具を加湿挿入物によって加湿する方法であって、加湿挿入物は平坦な形状を有し、加湿剤と、湿度伝送部と、加湿剤が貯蔵される貯蔵区画とを含み、貯蔵区画は、湿度伝送部に対する流体接続部を有し、流体接続部は、破断可能なバリアによって遮断されており、
(a)貯蔵区画から湿度伝送部に加湿剤が流れることができるように流体接続部を開放するために、貯蔵区画を加圧することにより破断可能なバリアを破断する工程と、
(b)喫煙具パッケージ材に加湿挿入物を挿入する工程と、
を含む、方法によって達成される。
貯蔵区画と湿度伝送部との間の圧力勾配及び/又は重力の適用によりバリアを破断することによって、加湿挿入物は、非活性化状態から活性化状態に移行する。これは、バリアが破断された後に加湿剤が貯蔵区画から湿度伝送部に移送される際に当てはまる。
活性化後、加湿挿入物は喫煙具パッケージ材に挿入される又は再挿入される。湿度伝送部は、好ましくは、ティッシュ材料、好ましくはフリース、織ティッシュ又は不織ティッシュを含み、ティッシュは、湿度伝送部内の加湿剤を吸収し、その後、湿度伝送部から、好ましくは表シート材料の穿孔を通して喫煙具パッケージ材の内容積に加湿剤をゆっくりと放出する。好ましくは、加湿挿入物は、表シート材料が喫煙具に面した状態で喫煙具パッケージに挿入される。このようにして、加湿剤は喫煙具に向かって蒸発し、周囲環境を加湿する。
前述の方法の別の実施形態によれば、貯蔵区画は、貯蔵区画が位置する領域において加湿挿入物を折ることによって加圧される。折ることは、使用者が貯蔵区画を加圧するための非常に単純且つ簡単な適用方法である。折軸は、加湿挿入物の表面に平行に位置合わせされる。好ましくは、折軸は、表シート材料及び裏シート材料と平行に位置合わせされる。好ましくは、折軸は、貯蔵区画と交差する。好ましくは印刷可能な表面は、加湿挿入物をどのように且つどこで折るか及び/又は加圧するかの使用に関する表示を含むことが好ましい。
以下の説明では、添付図を参照しながら、本発明の更なる利点、目的及び特徴を単なる例として説明する。図面において、異なる実施形態における類似の構成要素は、同一の参照符号を示す場合がある。
加湿挿入物1を有する喫煙具パッケージ材2の全体図である。 加湿挿入物1の概略頂面図である。 加湿挿入物1のA-Aに沿った断面図である。 加湿挿入物1のB-Bに沿った断面図である。 加湿挿入物1のC-Cに沿った断面図である。 複合材料11の層積層体の概略図である。 折られた加湿挿入物1のA-Aに沿った断面図である。 折られた加湿挿入物1のA-Aに沿った断面図である。
図1は、加湿挿入物1を有する喫煙具パッケージ材2を示す。喫煙具パッケージ材2は、喫煙具パッケージ材2の内容積5を内包する外壁2cを含む。内容積5内に喫煙具17が配置されている。加湿挿入物1は、喫煙具パッケージ材2内に挿入方向Iに挿入可能である。加湿挿入物1はまた、喫煙具パッケージ材2から取出方向Eに取り出され得る。好ましくは、加湿挿入物1は、喫煙具17が喫煙具パッケージ2に挿入され得る及び/又は喫煙具パッケージ2から取り出され得るのと同じように、喫煙具パッケージ2に挿入され得る及び/又は喫煙具パッケージ2から取り出され得る。好ましくは、加湿挿入物1は、上部開口部2aを通して喫煙具パッケージ2に挿入される。上部開口部2aは、喫煙具パッケージ2の後壁にヒンジ式に取り付けられた蓋2bによって閉じることができる。挿入方向I及び取出方向Eは、パッケージ壁の長手方向に平行である、即ち、上部開口部2aがパッケージ2の任意の向きに延びる面に垂直であると解釈される。
加湿挿入物は、喫煙具17と喫煙具パッケージ材2の外壁2cとの間に挿入されることが好ましい。好ましくは、加湿挿入物1は、その裏シート材料10が喫煙具パッケージ2の外壁2cに面した状態で、及びその表シート材料9が喫煙具17に面した状態で配置されている。
図2は、表シート材料9が正面を向いた、不活性化状態にある加湿挿入物1の概略図を示す。加湿挿入物1は、縁部11を有する矩形を有する。矩形の隅部は、喫煙具パッケージ材2への加湿挿入物の挿入を簡単にするために、丸みを帯びていても縁取られていてもよい。矩形は、長縁部11a及び短縁部11bを含み、長縁部11aと短縁部11bは、加湿挿入物1の表面平面9をともに画定する。好ましくは、長縁部11aは85mmの長さを含む。好ましくは、短縁部11bは40mmの長さを含む。好ましくは、長縁部11aと短縁部11bとの間の隅部は6mmの半径を有して丸みを帯びている。このサイジングは、機械のコンプライアンスを確実にする。縁部11から距離を置いた、表面平面9の中央の近辺に、貯蔵区画6及び湿度伝送部4が配置されている。好ましくは、貯蔵区画6及び湿度伝送部4は、加湿挿入物1の矩形の長縁部11aに沿って互いに隣り合わせに配置されている。
好ましくは、貯蔵区画6は、表面平面9から見た場合に矩形を含む。貯蔵区画6の矩形は、長軸A-A及び短軸B-Bを含む。長軸A-Aは、加湿挿入物1の長縁部11aに平行であり、短軸B-Bは、加湿挿入物1の短縁部11bに平行である。湿度伝送部4もまた、頂面平面9から見た場合に略矩形を含む。湿度伝送部4の矩形は、長軸C-C及び短軸A-Aを含む。湿度伝送部4の短軸A-A及び貯蔵区画の長軸A-Aは、好ましくは、互いに平行である又は更には同一である。流体接続部7は、湿度伝送部4の縁部4aの隣の貯蔵区画6の縁部6aに位置する。縁部6aと縁部4aは、互いに平行である。
貯蔵区画6に面した長縁部4aは、縁部4aの中間の隅部18でキンクした形状を含む。隅部18は、縁部4aの2つの端部19よりも貯蔵区画6の近くに位置する。これは、隅部18によって分離された縁部4aの2つの半部の角度をなした配置をもたらす。
貯蔵区画6と湿度伝送部4は、流体接続部7を介して接続されている。流体接続部7は、破断可能なバリア8によって少なくとも一時的に遮断されている。したがって、破断可能なバリアは、貯蔵区画6と湿度伝送部4との間の流体接続部7内に配置されている。破断可能なバリア8は、湿度伝送部4の縁部4a全体に沿って延びる。湿度伝送部4内に、ティッシュ材料15が中央に位置決めされた状態で配置されている。表シート材料9は、ティッシュ材料15の位置に穿孔14を含む。
図3は、図2の図面平面に垂直な、図2に示される軸A-Aに沿った加湿挿入物1の断面図を示す。表シート材料9と裏シート材料10は互いに積層されている。表シート材料9と裏シート材料10は、それらの側部9a、10aが互いに面した状態で、それらの各縁部11で互いに取り付けられている。表シート材料9と裏シート材料10は、ヒートシールによって互いに取り付けられていることが好ましい。表シート材料9と裏シート材料10は、表シート材料9及び裏シート材料10の縁部11からそれらの中央に向かって延びる固定領域11cにおいてのみ互いに永久的に取り付けられている。
固定領域11cは、表シート材料9及び裏シート材料10の側部9a、10aを完全にはカバーしない。表シート材料9及び裏シート材料10の中央部分12は、固定されないままであり、空洞13を形成している。空洞13は、破断可能なバリア8によって2つのセクションに分かれている。セクションのうちの一方は貯蔵区画6を示し、もう一方のセクションは湿度伝送部4を示す。破断可能なバリア8は、表シート材料9と裏シート材料10とを少なくとも一時的に互いに面したそれらの側部9a、10aで互いに固定する。破断可能なバリア8は、貯蔵区画6と湿度伝送部4との間の流体接続部7を少なくとも一時的に遮断する。
貯蔵区画6内及び表シート材料9と裏シート材料10との間に加湿剤3が貯蔵される。湿度伝送部4内及び表シート材料9と裏シート材料10との間にティッシュ材料15が位置する。ティッシュ材料15は、表シート材料9の穿孔14の真下に位置する。好ましくは、ティッシュ材料15の表面15aは、表シート材料9及び穿孔14に隣接し且つ平らに接して配置されている。
図4は、図2の図面平面に垂直な、図2に示される軸B-Bに沿った加湿挿入物1の断面図を示す。軸B-Bは、貯蔵区画6において加湿挿入物1を軸A-Aに垂直に交差する。貯蔵区画6の矩形の短縁部(図2と比較)は、縁部11から表シート材料9及び裏シート材料10の中央に向かう固定領域11cの範囲がより大きいことにより実現される。縁部11から表シート材料9及び裏シート材料10の中央に向かう固定領域11cの範囲を自由に選択することにより、貯蔵区画6及び/又は湿度伝送部4の形状が決定され得る。加湿剤3は、貯蔵区画6内に貯蔵される。加湿挿入物1の製造を簡略化するために、表シート材料9及び裏シート材料10は、形状が等しい2つの半部が折目20で互いに折り畳まれ、表シート材料9及び裏シート材料10の縁部11、11a、11bのうちの1つを形成する単一の材料片からなってもよい。
図5は、加湿挿入物1の第3の断面図を示す。この図では、加湿挿入物1は、断面軸B-Bに平行であるが湿度伝送部4において加湿挿入物1に交差する軸線C-Cに沿って切断されている。表シート材料9と裏シート材料10との間にティッシュ材料15が位置している。ティッシュ材料15の表面15aの真上に穿孔14が配置されている。この配置によって、ティッシュ材料15から活性化状態で蒸発する加湿剤3が穿孔14を通って直接移動し、加湿挿入物1から加湿挿入物1の周囲に出ることができる。この場合も、表シート材料9及び裏シート材料10は、一片の複合材料16からなるため、1つの縁部11において折目20に沿って折り畳まれる。
図6は、複合材料16の断面図を示す。複合材料16は、いくつかの個別の材料層16a~16dを含む。これらは、直接平らに接して、互いに重なり合って配置されている。個別の層16a~16dは、層16a~16dの少なくとも1つの表面全体において、他の層16a~16dのうちの少なくとも1つと接触している。複合膜16の個別の層16a~16dは、それらの接触面積全体にわたって互いに取り付けられている。複合膜16は第1層6aを含み、第1層6aは、ポリエチレンテレフタレート(PET)からなる。複合膜16は第2層16bを含み、第2層16bもまた、ポリエチレンテレフタレートからなる。この第2層の少なくとも1つの面にコーティング層16cがコーティングされる。コーティング層は、酸化アルミニウム(AlOx)からなることが好ましい。或いは、酸化ケイ素(SiOx)がコーティングされた膜が使用されてもよい。複合膜16は、第3層16dを更に含む。第3層16dは、ポリエチレン(PE)からなる。
図7a及び図7bは、折軸Fに沿って折られた加湿挿入物を示す。折軸Fは、加湿挿入物1の上縁部11bに平行に配置されている。折軸Fは、貯蔵区画6に交差する。加湿挿入物1を折軸Fに沿って折ると、折目Fが生じる。折目Fに沿って、貯蔵区画6は、第1の副区画6bと第2の副区画6cとに分かれている。第1の副区画6bは、湿度伝送部4から背けられた折目Fの側に位置する。第2の副区画6cは、湿度伝送部4に面した折目Fの側に位置する。一般的に、貯蔵区画6は、回転軸としての役割を果たす折線Fに沿って折られ、貯蔵区画6を折目Fにて第1の副区画6bと第2の副区画6cに分割する。第1の副区画6bは折線Fの周りで第2の副区画6cに対して回転する。
図7a及び図7bにおいて、第1の副区画6bは反時計回りに回転している。第1の副区画6bは、回転軸としての役割を果たす折線Fの周りを第2の副区画6cの裏シート材料10に向かって回転する。しかしながら、第1の副区画6bを時計回りに回転させることも可能である。第1の副区画6bは、回転軸としての役割を果たす折線Fの周りを第2の副区画6cの表シート材料10に向かって回転させることも可能である。
加湿剤3は、表シート材料9と裏シート材料10との間の貯蔵区画6内に貯蔵されている。これは、表シート材料9と裏シート材料10は、加湿剤3によって互いに距離を置いていることを示唆する。加湿挿入物1を折線Fに沿って折ることにより、表シート材料9と裏シート材料10は折線Fに沿って互いに押し付けられる。表シート材料9と裏シート材料10との間の空間を折線Fの位置で占めていた加湿剤3は、したがって、貯蔵区画6の残りの空間、特に、2つの副区画6b、6cへと押し込まれる。2つの副区画6b、6c内の追加の加湿剤3によって、2つの副区画6b、6c内の圧力は増加する。この圧力増加は、破断可能なバリア8を破断するのに必要な、貯蔵区画6と湿度伝送部4との間の圧力勾配につながる。破断可能なバリア8の破断した状態は、図7bに示される。破断可能なバリア8を破断後、貯蔵区画6と湿度伝送部4との間の流体接続部7は開放される。ここで、加湿剤3は、貯蔵区画6から流体接続部7を通過して湿度伝送部4に入ることができる。湿度伝送部において、加湿剤3はティッシュ材料15内に吸収される。加湿剤3はティッシュ材料15から穿孔14を通って喫煙具パッケージ2の内容積5にゆっくりと蒸発する。喫煙具パッケージ2の内容積5内に、少なくとも1つの喫煙具17が配置されており、喫煙具17は、したがって、加湿挿入物1から蒸発した加湿剤3によって湿気が与えられる。
加湿挿入物1が折線Fに沿って折られ、破断可能なバリア8が破断した後、加湿挿入物1は折線Fに沿ってその本来の形状に再び折られてもよい。この本来の形状において、湿度挿入物1は、喫煙具パッケージ材に容易に挿入され得る。
破断可能なバリア8を破断するために必要な圧力勾配を生じさせるために、加湿挿入物1を折る代わりに、貯蔵区画6を加圧することも可能である。好ましくは、実現されるこの加圧は、加湿挿入物1を2つの反対方向に押すことによる。この2つの反対方向は両方とも、表シート材料9及び裏シート材料10に垂直な表面に平行である。好ましくは、加湿挿入物1は、貯蔵区画6が配置される位置で加圧される。押すことにより発生する押力は、貯蔵区画6の内容積に向けられる。例えば、加湿挿入物は、それを貯蔵区画6において片手の少なくとも2本の指、例えば親指と人差し指の間で把持し、その2本の指を押し付けることにより加圧されてもよい。好ましくは、1本の指は表シート材料9上に置かれ、もう一方の指は裏シート材料10上に置かれる。その後、2本の指は押し付けられる。
加湿挿入物1を加圧することと折ることの組み合わせも可能である。この実施形態において、使用者は、最初に、第1の副区画6bの位置において貯蔵区画6を加圧する。これは、貯蔵区画6内の加湿剤3のための場所が減少するため、加湿剤3が破断可能なバリア8に向かって移動することにつながる。これにより、貯蔵区画6と湿度伝送部4との間に特定の圧力勾配を既に生成する。その後、加湿挿入物1は折線Fに沿って折られる。これにより、加湿剤3のための場所が更に減少し、貯蔵区画6と湿度伝送部4との間にイベント(event)高い圧力勾配を生成する。このようにして、破断させるために高い圧力勾配を必要とする破断可能なバリア8を使用することが可能である。加湿挿入物1の望ましくない及び/又は時機を失した活性化につながる、破断可能なバリア8の誤った破断の可能性が低下するため、これは有益であり得る。
本出願人は、本出願明細書に開示された全ての特徴が、先行技術に照らして、個別に又は組み合わせにおいて新規である限り、それらの特徴を本発明の本質的な特徴であるものとして特許請求する権利を保有する。更に、図には、個別に有利であり得る特徴が記載されていることに留意されたい。当業者であれば、図に開示された特定の特徴は、この図の別の特徴を取り入れなくても有利であり得ることを直接認識するであろう。更に、当業者であれば、1つ又は様々な図に開示された多様な特徴の組み合わせから利点が発展し得ることを認識するであろう。
1 加湿挿入物
2 喫煙具パッケージ
2a 上部開口部
2b 蓋
2c 外壁
3 加湿剤
4 湿度伝送部
4a 縁部
5 内容積
6 貯蔵区画
6a 縁部
6b 第1の副区画
6c 第2の副区画
7 流体接続部
8 破断可能なバリア
9 表シート材料、表面平面
9a 側部
10 裏シート材料
10a 側部
11 縁部
11a 長縁部
11b 短縁部
11c 固定領域
12 中央部分
13 空洞
14 穿孔
15 ティッシュ材料
15a 表面
16 複合膜
16a 第1層
16b 第2層
16c コーティング層
16d 第3層
17 喫煙具
18 隅部
19 端部
20 折目
F 折軸、折目
I 挿入方向
E 取出方向

Claims (15)

  1. 喫煙具パッケージ(2)用の加湿挿入物(1)であって、平坦な形状を有し、喫煙具パッケージ(2)に挿入可能であり、加湿剤(3)と、前記加湿挿入物(1)から前記喫煙具パッケージ(2)の内容積(5)に前記加湿剤(3)を移送する湿度伝送部(4)とを含み、
    前記加湿剤(3)が貯蔵される貯蔵区画(6)が、前記湿度伝送部(4)に対する流体接続部(7)を有し、前記流体接続部(7)は、破断可能なバリア(8)によって遮断されている
    ことを特徴とする、加湿挿入物(1)。
  2. 前記貯蔵区画(6)及び前記湿度伝送部(4)は、表シート材料層(9)と裏シート材料層(10)との間に内包されている
    ことを特徴とする、請求項1に記載の加湿挿入物(1)。
  3. 前記表シート材料層(9)及び前記裏シート材料層(10)は、互いに面した前記表シート材料層(9)及び前記裏シート材料層(10)の側部の縁部(11)に沿って少なくとも周方向に互いに取り付けられており、前記表シート材料(9)及び前記裏シート材料(10)の少なくとも中央部分(12)は互いに取り付けられず、前記貯蔵区画(6)前記湿度伝送部(4)を内包する空洞(13)を形成する
    ことを特徴とする、請求項2に記載の加湿挿入物(1)。
  4. 前記表シート材料(9)及び前記裏シート材料(10)は、少なくとも2つの材料層を含む複合膜(16)である
    ことを特徴とする、請求項1~3のいずれか一項に記載の加湿挿入物(1)。
  5. 前記複合膜(16)は、ポリエチレンテレフタレートの第1層(16a)と、少なくとも1つの面に酸化膜(16c)がコーティングされたポリエチレンテレフタレートの第2層(16b)と、ポリエチレンの第3層(16d)とを含む
    ことを特徴とする、請求項1~4のいずれか一項に記載の加湿挿入物(1)。
  6. 前記複合膜は印刷可能である
    ことを特徴とする、請求項1~5のいずれか一項に記載の加湿挿入物(1)。
  7. 前記表シート材料(9)は、前記湿度伝送部(4)に位置する穿孔(14)を含み、前記穿孔(14)は、前記湿度伝送部(4)と前記加湿挿入物(1)を取り巻く大気との間に第2の流体接続部を確立する
    ことを特徴とする、請求項1~6のいずれか一項に記載の加湿挿入物(1)。
  8. 前記穿孔(14)は、0.01~4mm、好ましくは0.1~3mmの穴径を呈する
    ことを特徴とする、請求項1~7のいずれか一項に記載の加湿挿入物(1)。
  9. 前記穿孔(14)は、少なくとも1個から200個までの穴を含む
    ことを特徴とする、請求項1~8のいずれか一項に記載の加湿挿入物(1)。
  10. 前記湿度伝送部(4)は、前記表シート材料(9)と前記裏シート材料(10)との間で前記穿孔(14)に直接位置づけられたティッシュ材料(15)を含む
    ことを特徴とする、請求項1~9のいずれか一項に記載の加湿挿入物(1)。
  11. 前記破断可能なバリア(8)はシールワニスである
    ことを特徴とする、請求項1~10のいずれか一項に記載の加湿挿入物(1)。
  12. 前記破断可能なバリア(8)は、前記貯蔵区画(6)と前記湿度伝送部(4)との間の圧力勾配によって破断可能である
    ことを特徴とする、請求項1~11のいずれか一項に記載の加湿挿入物(1)。
  13. 前記加湿剤(3)は水系溶液である
    ことを特徴とする、請求項1~12のいずれか一項に記載の加湿挿入物(1)。
  14. パッケージ(2)内の喫煙具を加湿挿入物(1)によって加湿する方法であって、前記加湿挿入物(1)は、平坦な形状を有し、加湿剤(3)と、湿度伝送部(4)と、前記加湿剤(3)が貯蔵される貯蔵区画(6)とを含み、前記貯蔵区画(6)は、前記湿度伝送部(4)に対する流体接続部(7)を有し、前記流体接続部(7)は、破断可能なバリア(8)によって遮断されており、
    (a)前記貯蔵区画から前記湿度伝送部に加湿剤が流れることができるように前記流体接続部を開放するために、前記貯蔵区画(6)を加圧することにより前記破断可能なバリア(8)を破断する工程と、
    (b)喫煙具パッケージ材(2)に前記加湿挿入物(1)を挿入する工程と、
    を含む、方法。
  15. 前記貯蔵区画(4)は、前記貯蔵区画(4)が位置する領域において前記加湿挿入物(1)を折ることによって加圧される、請求項10に記載の方法。
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