JP2022542727A - 霧化量が向上したエアロゾル発生物品 - Google Patents

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Abstract

霧化量が向上したエアロゾル発生物品が提供される。本開示のいくつかの実施例によるエアロゾル発生物品は、媒質部と、媒質部の下流に位置し、第1中空が形成された第1チューブ型構造物を含む支持構造体と、支持構造体の下流に位置し、第2中空が形成された第2チューブ型構造物を含む冷却構造体と、冷却構造体の下流に位置するマウスピース部と、を含むことができる。この際、第2チューブ型構造物の上流末端は、第1チューブ型構造物の下流末端と当接し、第2中空の平均断面積は、第1中空の平均断面積より大きくてもよい。このような断面積の差異は、気流拡散効果を増進させることによって、究極的にエアロゾル発生物品の霧化量を向上させることができる。

Description

本開示は、霧化量が向上したエアロゾル発生物品に関し、より詳細には、豊富な霧化量を保障することによって、使用者にさらに向上した喫煙体験を提供できるエアロゾル発生物品に関する。
近年、一般的な巻きタバコの短所を克服する代替方法に関する需要が増加している。例えば、電気的に動作するエアロゾル発生装置に挿入され、加熱されることによって、喫煙体験を提供する加熱式巻きタバコに関する需要が増加している。これにより、加熱式巻きタバコに関する研究が活発に行われている。
加熱式巻きタバコの喫煙満足度に最も大きい影響を及ぼす要因の一つは、霧化量である。豊富な霧化量は、視覚的刺激を通じて使用者にさらに向上した喫煙体験を提供することができるためである。したがって、豊富な霧化量を保障できる加熱式巻きタバコの開発が要求される。
本開示のいくつかの実施例を通じて解決しようとする技術的課題は、豊富な霧化量を保障することによって、使用者にさらに向上した喫煙体験を付与できるエアロゾル発生物品を提供することである。
本開示の技術的課題は、以上で言及した技術的課題に制限されず、言及されていないさらに他の技術的課題は、下記の記載から本開示の技術分野における通常の技術者に明確に理解され得る。
前記技術的課題を解決するための、本開示のいくつかの実施例によるエアロゾル発生物品は、媒質部と、前記媒質部の下流に位置し、第1中空が形成された第1チューブ型構造物を含む支持構造体と、前記支持構造体の下流に位置し、第2中空が形成されたセルロースアセテート素材の第2チューブ型構造物を含む冷却構造体と、前記冷却構造体の下流に位置するマウスピース部と、を含むことができる。この際、前記第2チューブ型構造物の上流末端は、前記第1チューブ型構造物の下流末端と当接し、前記第2中空の平均断面積は、前記第1中空の平均断面積より大きくてもよい。
いくつかの実施例において、前記第2中空の平均断面積は、前記第1中空の1.5倍以上でありうる。
いくつかの実施例において、前記第1チューブ型構造物と前記第2チューブ型構造物の内径比は、1:1.25~1:2でありうる。
いくつかの実施例において、前記第1チューブ型構造物と前記第2チューブ型構造物の内径の差は、1mm~2.5mmでありうる。
いくつかの実施例において、前記第1チューブ型構造物の内径は、2.0mm~3.0mmであり、前記第2チューブ型構造物の内径は、3.5mm~4.5mmでありうる。
いくつかの実施例において、前記第1チューブ型構造物は、セルロースアセテート素材からなり得る。
いくつかの実施例において、前記第2チューブ型構造物の可塑剤含量は、前記第1チューブ型構造物より高くてもよい。
いくつかの実施例において、前記マウスピース部は、セルロースアセテートフィルターからなり得る。
上述した本開示の多様な実施例によれば、支持構造体と冷却構造体の内径の差異を増加させることによって、エアロゾル発生物品の内部での気流拡散効果が増大することができる。気流拡散効果の増大は、主流煙と外気の接触面積および時間を増やして、主流煙が円滑にエアロゾル化するようにすることができる。それだけでなく、グリセリンおよびニコチンの移行量を増大させることによって、霧化量と喫煙感を大きく向上させることができる。ひいては、気流拡散効果によってマウスピース部の方向に移動する主流煙の偏向性が減少し、気流移動が円滑になって、霧化伝達の均一性も向上することができる。
また、セルロースアセテート素材からなるチューブ型構造物を冷却構造体として利用することによって、ポリ乳酸(PLA)素材に比べてコスト節減を図ることができる。
また、紙素材からなるチューブ型構造物を冷却構造体として利用することによって、エアロゾル発生物品のコスト節減効果を極大化することができる。ひいては、紙素材の冷却構造体は、支持構造体との内径の差異を極大化することによって、霧化量をさらに増大させることができる。
本開示の技術的思想による効果は、以上で言及した効果に制限されず、言及されていないさらに他の効果は、下記の記載から通常の技術者に明確に理解され得る。
本開示のいくつかの実施例によるエアロゾル発生物品を概略的に示す例示的な構成図である。 本開示のいくつかの実施例によるエアロゾル発生物品を概略的に示す例示的な断面図である。 本開示のいくつかの実施例によるエアロゾル発生物品を概略的に示す例示的な断面図である。 本開示の他のいくつかの実施例によるエアロゾル発生物品を概略的に示す例示的な断面図である。 本開示のいくつかの実施例による冷却構造体の細部構造と製造方法を説明するための例示的な図である。 本開示のいくつかの実施例による冷却構造体の細部構造と製造方法を説明するための例示的な図である。 本開示のいくつかの実施例による冷却構造体の細部構造と製造方法を説明するための例示的な図である。 本開示のいくつかの実施例によるエアロゾル発生物品が適用され得る多様な類型のエアロゾル発生装置を示す図である。 本開示のいくつかの実施例によるエアロゾル発生物品が適用され得る多様な類型のエアロゾル発生装置を示す図である。 本開示のいくつかの実施例によるエアロゾル発生物品が適用され得る多様な類型のエアロゾル発生装置を示す図である。
以下、添付の図面を参照して本開示の好ましい実施例を詳細に説明する。本開示の利点および特徴、そしてそれらを達成する方法は、添付の図面と共に詳細に後述している実施例を参照すると明確になるだろう。しかしながら、本開示の技術的思想は、以下の実施例に限定されるものではなく、互いに異なる多様な形態に具現され得、単に本実施例は、本開示の技術的しそうを完全にし、本開示の属する技術分野における通常の知識を有する者に発明の範疇を完全に知らせるために提供されるものであり、本開示は、請求項の範疇によって定義されるのみである。
各図面の構成要素に参照符号を付加するに際して、同じ構成要素に対しては、たとえ他の図面上に表示されても、できるだけ同じ符号を有するようにしていることに留意しなければならない。また、本開示を説明するに際して、関連した公知構成または機能に対する具体的な説明が本開示の要旨を不明にすることができると判断される場合には、その詳細な説明は省略する。
他の定義がないと、本明細書において使用されるすべての用語(技術および科学的用語を含む)は、本開示の属する技術分野における通常の知識を有する者に共通して理解され得る意味で使用され得る。また、一般的に使用される辞書に定義されている用語は、明白に特に定義されていない限り、理想的にまたは過度に解釈されない。本明細書で使用された用語は、実施例を説明するためのものであって、本開示を制限しようとするものではない。本明細書で、単数型は、文言において特に言及しない限り、複数型も含む。
また、本開示の構成要素を説明するに際して、第1、第2、A、B、(a)、(b)等の用語を使用することができる。このような用語は、その構成要素を他の構成要素と区別するためのものに過ぎず、その用語により当該構成要素の本質や手順または順序等が限定されない。ある構成要素が他の構成要素に「連結」、「結合」または「接続」されると記載された場合、その構成要素は、当該他の構成要素に直接的に連結されるか、または接続され得るが、各構成要素の間にさらに他の構成要素が「連結」、「結合」または「接続」され得ると理解されなければならない。
本開示で使用される「含む(comprises)」および/または「含む(comprising)」は、言及された構成要素、段階、動作および/または素子は、1つ以上の他の構成要素、段階、動作および/または素子の存在または追加を排除しない。
まず、本開示の多様な実施例において使用されるいくつかの用語について明確にすることとする。
以下の実施例において、「エアロゾル形成基材」は、エアロゾル(aerosol)を形成することができる物質を意味し得る。エアロゾルは、揮発性化合物を含むことができる。エアロゾル形成基材は、固体または液状でありうる。例えば、固体のエアロゾル形成基材は、板状葉タバコ、刻み(e.g.葉タバコ刻み、板状葉刻み)、再構成タバコ等タバコ原料を基礎とする固体物質を含むことができ、液状のエアロゾル形成基材は、ニコチン、タバコ抽出物、プロピレングリコール(propylene glycol)、植物性グリセリン(vegetable glycerin)および/または多様な香味剤などの多様な組合せを基礎とする液状組成物を含むことができる。しかしながら、本開示の範囲が前記列挙された例示に限定されるものではない。いくつかの実施例において、別途の言及がない限り、液状は、液状のエアロゾル形成基材を称するものでありうる。
以下の実施例において、「エアロゾル発生物品」は、エアロゾルを発生させることができる物品(article)を意味し得る。エアロゾル発生物品は、エアロゾル形成基材を含むことができる。エアロゾル発生物品の代表的な例として、巻きタバコが挙げられるが、本開示の範囲がこのような例示に限定されるものではない。
以下の実施例において、「エアロゾル発生装置」は、ユーザの口を通じてユーザの肺に直接的に吸入可能なエアロゾルを発生させるために、エアロゾル形成基材を用いてエアロゾルを発生させる装置を意味し得る。エアロゾル発生装置の例示については、図8~図10を参照することとする。
以下の実施例において、「パフ(puff)」は、ユーザの吸入(inhalation)を意味し、吸入とは、ユーザの口や鼻を通じてユーザの口腔内、鼻腔内または肺に引き寄せる状況を意味し得る。
以下の実施例において、「上流」(upstream)または「上流方向」は、喫煙者の口部から遠ざかる方向を意味し、「下流」(downstream)または「下流方向」は、喫煙者の口部から近づく方向を意味し得る。上流および下流という用語は、エアロゾル発生物品を構成する要素の相対的位置を説明するために利用され得る。例えば、図1に示されたエアロゾル発生物品100において、媒質部110は、支持構造体120の上流または上流方向に位置し、冷却構造体130は、支持構造体120の下流または下流方向に位置する。
以下では、本開示の多様な実施例について添付の図面により詳細に説明する。
図1は、本開示のいくつかの実施例によるエアロゾル発生物品100を概略的に示す例示的な構成図であり、図2および図3は、エアロゾル発生物品100を概略的に示す例示的な断面図である。以下、図1~図3を参照して説明する。
図1などに示されたように、エアロゾル発生物品100は、媒質部110、支持構造体120、冷却構造体130、マウスピース部140およびラッパー150を含むことができる。ただし、これは、本開示の目的を達成するための好ましい実施例に過ぎず、必要に応じて一部の構成要素が省略されることもでき、追加されることもできる。換言すれば、エアロゾル発生物品100の細部構造は変形されることもできる。
図1などに示されたエアロゾル発生物品100の直径は、略4mm~9mmの範囲以内であり、長さは、略45mm~50mmでありうるが、これに限定されるものではない。例えば、媒質部110の長さは、約10mm~14mm(例えば、12mm)、支持構造体120の長さは、約8mm~12mm(例えば、10mm)、冷却構造体130の長さは、約12mm~16mm(例えば、14mm)、マウスピース部140の長さは、約10mm~14mm(例えば、12mm)でありうる。しかし、本開示の範囲がこのような規格範囲に限定されるものではない。以下、エアロゾル発生物品100の各構成要素について説明する。
媒質部110は、エアロゾル形成基材を含むことができ、加熱されるにつれてエアロゾルを発生させることができる。例えば、媒質部110は、図8~図10に示されたエアロゾル発生装置1000に挿入されて加熱されるにつれて、エアロゾルを発生させることができ、発生したエアロゾル(e.g.主流煙)は、使用者の口部を通じて吸入され得る。
いくつかの実施例において、エアロゾル形成基材は、タバコ物質を含むことができるが、タバコ物質の加工形態は変わることができる。例えば、エアロゾル形成基材は、板状葉シートのような再構成タバコシート(reconstituted tobacco sheet)を含むことができる。他の例として、前記エアロゾル形成基材は、再構成タバコシートが細切された複数のタバコストランド(または刻み)を含むこともできる。例えば、媒質部110は、複数の互いに同じ方向(平行)にまたは無作為で配列されたタバコストランドで充填され得る。さらに他の例として、前記エアロゾル形成基材は、葉タバコ刻みを含むこともできる。
いくつかの実施例において、エアロゾル形成基材または媒質部110は、保湿剤を含むことができる。保湿剤は、グリセリンまたはプロピレングリコールなどを含むことができる。しかし、これに限定されるものではない。
また、いくつかの実施例において、エアロゾル形成基材または媒質部110は、風味剤(すなわち、加香物質)および/または有機酸(organic acid)のような他の添加物質を含有することができる。例えば、 風味剤は、甘草、ショ糖、果糖シロップ、イソ甘味剤(isosweet)、ココア、ラベンダー、シナモン、カルダモム、セロリ、コロハ、カスカリラ、ビャクダン、ベルガモット、ゼラニウム、蜂蜜エッセンス、バラオイル、バニラ、レモンオイル、オレンジオイル、ミントオイル、ケイヒ、キャラウェイ、コニャック、ジャスミン、カモミール、メントール、ケイヒ、イランイラン、サルビア、スペアミント、ショウガ、コエンドロまたはコーヒー等を含むことができる。しかし、これに限定されるものではない。
次に、支持構造体120は、媒質部110の下流に位置し、上流が媒質部110の下流と当接することができる。支持構造体120は、媒質部110に対する支持部材として機能することができる。例えば、エアロゾル発生装置(e.g.図8の1000)の加熱要素が媒質部110内に挿入されるとき、支持構造体120は、媒質部110の下流移動を防止する機能を行うことができる。
または、支持構造体120は、媒質部110で形成されたエアロゾル(e.g.主流煙)に対する通路の役割を行うことができる。より詳しくは、支持構造体120は、中空120Hが形成されたチューブ型構造物を含むことができ、中空120Hは、エアロゾルに対するチャネルとして機能することができる。また、支持構造体120に含まれたチューブ型構造物の上流末端は、冷却構造体130に含まれたチューブ型構造物の下流末端と当接することができる。したがって、媒質部110で形成されたエアロゾルは、中空120H、130Hを通じてマウスピース部140の方向(すなわち、下流方向)に移動することができる。
支持構造体120の外径は、略3mm~10mm、例えば約7mmでありうる。支持構造体120の内径(すなわち、中空120Hの直径)は、略2mm~4.5mmの範囲内で適切な値が採用され得るが、これに限定されない。好ましくは、支持構造体120の内径(すなわち、中空120Hの直径)は、約2.5mm、約3.4mmまたは約4.2mmなどでありうるが、これに限定されるものではない。いくつかの実施例では、冷却構造体130との内径の差異を最大化するために、支持構造体120の内径は、指定された範囲(e.g.約2mm~4.5mm)で相対的に小さい値に設計され得る。例えば、支持構造体120の内径は、約2mm~3mmの範囲の値になり得る。これと関連しては、後で冷却構造体130とともにさらに説明することとする。
いくつかの実施例において、支持構造体120は、セルロースアセテート素材のチューブ型構造物を含むことができる。例えば、支持構造体120は、セルロースアセテートファイバーからなるチューブフィルターでありうる。このような支持構造体120は、加熱要素が挿入される状況で媒質部110の下流移動を効果的に防止することができ、エアロゾルに対する濾過および冷却効果をも提供することができる。
また、いくつかの実施例において、支持構造体120は、メントールなどの加香物質が添加された(すなわち、加香処理された)加香フィルターでありうる。例えば、加香フィルターには、メントール約60~80重量%およびプロピレングリコール約20~40重量%からなる加香液が添加され得る。この際、加香液の添加量は、約1mg~10mg(好ましくは、1mg~7mg)でありうるが、これに限定されるものではない。本実施例によれば、エアロゾル発生物品100の香り発現性を増進することができる。
他のいくつかの実施例において、支持構造体120は、グリセリン(Glycerin)および/またはプロピレングリコールなどの保湿物質が添加された(すなわち、保湿処理された)フィルターであってもよい。このような場合、エアロゾル発生物品100の霧化量を増進することができる。
一方、支持構造体120は、支持の役割のために、適切な硬度(または耐久性)を有するように製造されることが好ましい。いくつかの実施例において、支持構造体120の製造時、可塑剤の添加量を調節することによって、支持構造体120の硬度を調節することができる。また、支持構造体120の内径が大きくなるほど(すなわち、支持構造体120の厚さが薄くなるほど)、添加される可塑剤含量が増加することもできる。他のいくつかの実施例において、支持構造体120は、内部(すなわち、中空120H)に同じあるいは異なる素材のフィルム、チューブなどの構造物を挿入して製造されることもできる。
次に、冷却構造体130は、媒質部110が加熱されるにつれて、生成された高温のエアロゾルに対する冷却部材として機能することができる。具体的に、冷却構造体130は、内部に中空130Hが形成されたチューブ型構造物を含むことができ、中空130Hを通過するエアロゾルを冷却させることができる。これにより、使用者は、適当な温度のエアロゾルを吸入することができるようになり、主流煙が円滑にエアロゾル化されて霧化量が向上することができる。
いくつかの実施例において、冷却構造体130は、マウスピース部140を通じて吐出される主流煙の温度が約45℃~60℃になるように主流煙を冷却させることができる。好ましくは、前記主流煙の温度が約48℃~58℃または約51℃~56℃になり得る(実験例2など参照)。このような温度範囲内で、使用者が感じる喫煙感が大きく向上することができる。
冷却構造体130は、チューブ型構造物のみからなることもでき、チューブ型構造物の他に追加的な構造物をさらに含むこともできる。以下では、理解の便宜のために、冷却構造体130が前記チューブ型構造物のみからなることを仮定して説明を継続することとする。ただし、本開示の範囲がこのような例示に限定されるものではない。
冷却構造体130のチューブ型構造物を形成する素材は変わることができ、素材の種類によって冷却構造体130の細部規格(e.g.長さ、厚さ、内径など)が変わることができる。
第1実施例において、冷却構造体130のチューブ型構造物は、セルロースアセテート素材からなり得る。例えば、冷却構造体130は、セルロースアセテートファイバーからなるチューブフィルターでありうる。以下、前記第1実施例と関連した細部実施例について説明することとする。
いくつかの実施例において、中空130Hの平均断面積は、中空120Hの平均断面積より大きいものの、約1.5倍以上でありうる。好ましくは、約2倍または2.5倍以上で、より好ましくは、約3倍以上でありうる。このような場合、支持構造体120の中空120Hから冷却構造体130の中空130Hに移動する主流煙(気流)が急激に拡散され(図3参照)、拡散された主流煙は、下流方向への偏向性が減少するにつれて、穿孔160を通じて流入する外部空気との接触面積および時間を増加させることができる。その結果、主流煙に対する冷却効果が向上することができ、エアロゾルに円滑に形成されて霧化量が増大することができる。
また、いくつかの実施例において、支持構造体120と冷却構造体130の内径比は、約1:1.25~1:3になり得る。好ましくは、前記内径比は、約1:1.25~1:2.5または1:1.5~1:2になり得る。具体的な例として、支持構造体120の内径が約2.0mm~3.0mmである場合、冷却構造体130の内径は、約3.5mm~5.0mmでありうる。または、支持構造体120の内径が約2.5mmである場合、冷却構造体130の内径は、約3.5mm~4.8mm、好ましくは、約4.0m~4.4mmでありうる(実験例1など参照)。このような数値範囲内で、エアロゾル冷却効果と霧化量が向上することができ、適切な耐久性をも確保することができる。
また、いくつかの実施例において、冷却構造体130と支持構造体120の内径の差異(すなわち、2つのチューブ型構造物の内径の差異)は、約1mm~2.5mmでありうる。好ましくは、前記内径の差異は、約1.5mm~2.1mmまたは約1.6mm~2.2mmでありうる。このような数値範囲内で、エアロゾル冷却効果と霧化量が向上することができ、適切な耐久性をも確保することができる。たとえば、内径の差異が非常に小さい場合には、気流拡散効果に劣り、エアロゾル冷却性能に劣ることがある(実験例1および2など参照)。反対に、内径の差異が非常に大きい場合には、冷却構造体130の厚さが非常に薄くなって、耐久性に劣ることがある(もちろん、気流拡散効果は増大する)。
上記で記述したように、冷却構造体130と支持構造体120との内径の差異を最大化する場合、冷却構造体130の耐久性(または安定性)が問題になり得るが、これは、可塑剤含量、中空の構造、冷却構造体130の長さなどを調節することによって解決することができる。以下、これと関連した実施例について説明することとする。
いくつかの実施例では、支持構造体120の第1チューブ型構造物と冷却構造体130の第2チューブ型構造物が、いずれもセルロースアセテート素材からなり、第2チューブ型構造物の可塑剤含量(または添加量)が、第1チューブ型構造物より多くてもよい。例えば、第1チューブ型構造物の製造時には、通常の基準値(e.g.素材の約20重量%)の可塑剤が添加され、第2チューブ型構造物の製造時には、さらに多くの量の可塑剤が添加され得る。このような場合、第2チューブ型構造物の硬度が増加して、厚さが薄くても、冷却構造体130の耐久性が補完され得る。
上述した実施例において、第1チューブ型構造物と前記第2チューブ型構造物の可塑剤含量比は、約1:1.2~1:2でありうる。好ましくは、約1:1.2~1:1.8または1:1.3~1:1.7でありうる。例えば、第1チューブ型構造物の可塑剤含量は、セルロースアセテート素材に対して約20重量%であり、第2チューブ型構造物の可塑剤含量は、約30重量%でありうる。このような数値範囲内で、冷却構造体130の耐久性が補完され、同時に冷却構造体130が過度に硬化するのが防止され得る。
いくつかの実施例では、前記第2チューブ型構造物の中空130H構造が変形し得る。例えば、図4に示されたように、中空130Hが均一な直径(または断面積)を有しなく、第1部分の直径D2A(または断面積)が第2部分の直径D2B(または断面積)より小さく設計され得る。例えば、図4のように中空130Hの上流末端部位がテーパーの付いた構造を有することができる。このような場合、気流拡散効果が保障されると同時に、冷却構造体130の耐久性も補完され得る。
いくつかの実施例において、前記第2チューブ型構造物(すなわち、冷却構造体130)の内径D2に基づいて冷却構造体130の長さが調節され得る。例えば、内径が大きくなる分だけ、冷却構造体130がさらに短い長さで製造され得る。例えば、冷却構造体130の長さが内径D2の約3.5倍以下になるように製造され得る。好ましくは、約3.4倍または3.3倍以下になり得る。このような場合にも、冷却構造体130の耐久性が補完され得る。
以上、冷却構造体130のチューブ型構造物がセルロースアセテート素材からなる場合について説明した。以下では、前記チューブ型構造物が異なる素材からなる場合について説明することとする。
第2実施例では、冷却構造体130のチューブ型構造物が紙素材からなり得る。例えば、冷却構造体130は、紙管フィルターでありうる。紙素材のチューブ型構造物は、内径D2を容易に極大化できるので、冷却構造体130と支持構造体120との内径(または中空の断面積)の差異も、容易に極大化され得る。これは、気流拡散効果をさらに増大させることによって、究極的にエアロゾル発生物品100の霧化量をさらに向上させることができる。それだけでなく、主流煙の温度を低減することによって、使用者が感じる喫煙感を向上させる効果も達成することができる。ひいては、紙素材のチューブ型構造物(e.g.紙管フィルター)は、除去能が相対的に低くて、グリセリン移行量を大きく上向させることができるが、このような点も、霧化量向上の要因になり得る。
紙素材のチューブ型構造物が利用される場合、支持構造体120と冷却構造体130の内径の差異、断面積の差異などは、下記の実施例のように変わることができる。
いくつかの実施例において、中空130Hの平均断面積が中空120Hの平均断面積より大きいものの、約1.5倍以上でありうる。好ましくは、約2倍または3倍以上であり、より好ましくは、約4倍、5倍または6倍以上でありうる。このような場合、支持構造体120の中空120Hから冷却構造体130の中空130Hに移動する主流煙(気流)がさらに急激に拡散され(図3参照)、前述したところと同じ理由により、主流煙に対する冷却効果と霧化量がさらに増大することができる。
また、いくつかの実施例において、支持構造体120と冷却構造体130の内径比は、約1:1~1:3.5になり得る。好ましくは、前記内径比は、約1:1.5~1:3.5または1:1.5~1:3になり得る。具体的な例として、支持構造体120の内径が2.5mmである場合、冷却構造体130の内径は、3.75mm~7.5mm、好ましくは、5mm~7.5mm、より好ましくは、6mm~7mmでありうる(実験例1など参照)。このような数値範囲内で、エアロゾル冷却効果と霧化量が大きく向上することができる。ここで、冷却構造体130として、内径D2が外径に対して約90%~95%である紙管を適用するとき、支持構造体120の内径D1と冷却構造体130の内径D2の差異を極大化することができ、これにより、主流煙拡散効果およびそれによる主流煙冷却効果もさらに極大化され得る。
また、いくつかの実施例において、冷却構造体130と支持構造体120の内径の差異(すなわち、2つのチューブ型構造物の内径の差異)は、約1.25mm以上であり、好ましくは、約2.5mmまたは3.5mm以上でありうる。より好ましくは、約4.5mm以上でありうる。このような数値範囲内で、エアロゾル冷却効果と霧化量が大きく向上することができる。
一方、冷却効果極大化のみを考慮して冷却構造体130を設計するとき、適正な剛性を確保しなくて、冷却構造体130の製造および組立作業に困難が発生することがあり、エアロゾル発生物品100の耐久性に劣ることがある。これにより、いくつかの実施例による冷却構造体130は、冷却効果を極大化すると同時に、製造時の作業性と物品100の耐久性を確保するために、下記の表1による規格を有することができる。
Figure 2022542727000002
たとえば、冷却構造体130を構成する紙素材の坪量は、150gsm~190gsmでありうる。このような坪量範囲内で、冷却構造体130の剛性および耐久性が確保され、製造時の作業性も改善され得る。具体的に、坪量が150gsm以下の場合には、冷却構造体130に対する適切な剛性が確保されにくく、坪量が190gsm以上の場合には、チューブ型構造物を切断するナイフが損傷したり、切断が早く続かなくて、作業性に劣ることがある。
冷却構造体130は、効率的なエアロゾル冷却のために外気が流入する構造を有することができる。ただし、その細部構造は、実施例によって変わることができる。
いくつかの実施例では、図示のように、チューブ型構造物(または冷却構造体130)の内部と外部が流体連通するように、チューブ型構造物(または冷却構造体130)とラッパー150を貫通する複数の穿孔160が形成され得る。例えば、オンライン(on-line)穿孔方式によりラッパー150を共に貫通しつつ、複数の穿孔160が形成され得る。このような場合、穿孔160を通じて流入した外気は、主流煙と希釈されてマウスピース部140に移動することができる(図3参照)。本実施例において、チューブ型構造物は、非多孔性または低い多孔性の紙素材からなり得る。例えば、前記紙素材のバルク(bulk)は、例えば約2.0cm/g以下でありうる。好ましくは、前記紙素材のバルクは、約1.5cm/gまたは1.0cm/g以下であり、より好ましくは、0.8cm/g以下でありうる。しかし、これに限定されるものではない。ここで、バルクは、厚さを坪量で割った値を意味するが、低バルクの紙素材は、一般的に空隙構造が発達しなくて、低い多孔度を有することができる。
他のいくつかの実施例において、ラッパー150上にのみ複数の穿孔(e.g.160)が形成され、チューブ型構造物が多孔性紙素材からなり得る。たとえば、オフライン(off-line)方式でラッパー150上にのみ複数の穿孔が形成され得る。このような場合、外気が前記複数の穿孔と多孔性紙を通じてチューブ型構造物の内部に流入することができる。
さらに他のいくつかの実施例では、チューブ型構造物に複数の穿孔(e.g.160)が形成され、ラッパー150は、多孔性ラッパーでありうる。このような場合、外気が多孔性ラッパーと前記複数の穿孔を通じてチューブ型構造物の内部に流入することができる。チューブ型構造物は、多孔性紙または非多孔性紙からなり得る。
一方、いくつかの実施例において、紙素材の中空チューブ構造物は、複数の螺旋紙を積層する形態で製造され得る。このような製造方式を通じて構造物の剛性および耐久性が改善され、気密性が向上することができる。以下、本実施例について図5~図7を参照して詳細に説明することとする。
図5~図7は、本開示のいくつかの実施例による冷却構造体130の細部構造と製造方法を説明するための例示的な図である。理解の便宜を提供するために、図5~図7は、冷却構造体130の細部構造を単純化および誇張して図示している。例えば、螺旋層130a、130b、130cの位置関係などを明確に説明するために、冷却構造体130の軸方向の長さは相対的にさらに長く、直径は相対的にさらに短く図示され、穿孔160を除いてチューブ型構造物のみが図示された。したがって、本開示の範囲が図5~図7に示された冷却構造体130の構造により限定されるものではない。
図5~図7に示されたように、冷却構造体130のチューブ型構造物は、内層紙螺旋層130a、中間紙螺旋層130bおよび外層紙螺旋層130cが順次に積層された構造を有することができ、内層紙および中間紙、そして、中間紙および外層紙は、接着剤により相互付着され得る。接着剤は、固形分が43重量%~46重量%含有され、粘度が14,000cps~16,000cpsであり、pHが3~6のエチレン酢酸ビニル(Ethylene Vinyl Acetate,EVA)でありうる。このような接着剤は、螺旋層が長く延びたロッド(rod)を約95%~99%の真円度を有する個別冷却構造体130に切断するとき、冷却構造体130の形状が変形するのを効果的に防止することができる。それだけでなく、冷却構造体130の気密性を向上させて、冷却構造体130の外部に加香物質が流出するのを防止することができる。しかも、冷却構造体130の内径が大きくなっても、適切な剛性が付与されることができて、冷却構造体130の冷却性能も効果的に向上させることができる。
以下では、各螺旋層130a、130b、130cについて個別図面を参照してより詳細に説明することとする。
図5に示されたように、冷却構造体130のチューブ型構造物の最内殻層は、内層紙で形成された内層紙螺旋層130aで構成され得る。
内層紙螺旋層130aを構成する内層紙の、冷却構造体130の軸方向Sの幅130aLは、約15mm~25mm(例えば、約20mm)でありうるが、これに制限されない。
内層紙螺旋層130aを構成する第1内層紙面130a1の下流末端と前記第1内層紙面130a1に隣接する第2内層紙面130a2の上流末端とは、実質的に相互平行に接し、接線130asを成すことができる。前記接線130asと冷却構造体130の軸方向Sとの成す角度130agは、約40°~55°でありうる。しかし、これに限定されるものではない。
一方、以後、内層紙螺旋層130a上に積層される中間紙螺旋層130bおよび外層紙螺旋層130cの平坦性とチューブ型構造物の気密性を考慮して、内層紙螺旋層130aを構成する隣接する内層紙面(例えば、第1内層紙面130a1の下流末端と第2内層紙面130a2の上流末端)は、互いに重ならなく、接したり、0mm超過1mm以下で離隔することができる。
いくつかの実施例において、均一な螺旋構造の枠組みを形成するために、前記内層紙は、坪量が50gsm~70gsmであり、厚さが0.05mm~0.10mmでありうる。
次に、図6に示されたように、冷却構造体130の内層紙螺旋層130a上に中間紙螺旋層130bが積層され得る。図6で、内層紙螺旋層130aの接線130asは、点線で示され、中間紙螺旋層130bの接線130bsは、実線で示された。
中間紙螺旋層130bを構成する中間紙の、冷却構造体130の軸方向Sの幅130bLは、約15mm~25mm(例えば、約20mm)でありうるが、これに制限されない。
中間紙螺旋層130bを構成する第1中間紙面130b1の下流末端と前記第1中間紙面130b1に隣接する第2中間紙面130b2の上流末端とは、実質的に相互平行に接し、接線130bsを成すことができる。前記接線130bsと冷却構造体130の軸方向Sとの成す角度130bgは、約40°~55°でありうる。しかし、これに限定されるものではない。
中間紙螺旋層130bも、中間紙螺旋層130b上に積層される外層紙螺旋層130cの平坦性とチューブ型構造物の気密性を考慮して、中間紙螺旋層130bを構成する隣接する中間紙面(例えば、第1中間紙面130b1の下流末端と第2中間紙面130b2の上流末端)は、互いに重ならなく、接したり、0mm超過1mm以下で離隔することができ、中間紙螺旋層130bの接線130bsは、内層紙螺旋層130aの接線130asからエアロゾル発生物品の軸方向に7mm~13mmシフト(shift)し得る。すなわち、第1中間紙面130b1の下流末端は、第1内層紙面130a1の下流末端からエアロゾル発生物品の軸方向に7mm~13mmシフトし得る。
いくつかの実施例において、冷却構造体の剛性および気密性を設けるために、前記中間紙は、坪量が120gsm~160gsmであり、厚さが0.15mm~0.20mmでありうる。
次に、図7に示されたように、冷却構造体130の中間紙螺旋層130b上には、外層紙螺旋層130cが積層され得る。図7で、中間紙螺旋層130bの接線130bsは、点線で示され、外層紙螺旋層130cの接線130csは、実線で示された。
外層紙螺旋層130cを構成する外層紙の、冷却構造体130の軸方向Sの幅130cLは、約15mm~25mm(例えば、約20mm)でありうるが、これに制限されない。
外層紙螺旋層130cを構成する第1外層紙面130c1の下流末端と前記第1外層紙面130c1に隣接する第2外層紙面130c2の上流末端とは、実質的に相互平行に接し、接線130csを成すことができる。前記接線130csと冷却構造体130の軸方向Sとの成す角度130cgは、約40°~55°でありうる。しかし、これに限定されるものではない。
外層紙螺旋層130cは、巻きタバコの製造工程上で発生しうる紙管(すなわち、チューブ型構造物)の外部汚染および螺旋層離脱などの問題と表面の平坦性を考慮して、外層紙螺旋層130cを構成する隣接する外層紙面(例えば、第1外層紙面130c1の下流末端と第2外層紙面130c2の上流末端)は、0mm超過1mm以下でオーバーラップしたり、互いに重ならなく、接することができ、外層紙螺旋層130cの接線130csは、中間紙螺旋層130bの接線130bsからエアロゾル発生物品の軸方向Sに7mm~13mmシフトし得る。すなわち、第1外層紙面130c1の下流末端は、第1中間紙面130b1の下流末端からエアロゾル発生物品の軸方向Sに7mm~13mmシフトし得る。
いくつかの実施例において、中間紙螺旋層130bが内層紙螺旋層130aに対してシフトし、外層紙螺旋層130cが中間紙螺旋層130bに対してシフトするにつれて、外層紙螺旋層130cは、内層紙螺旋層130aと実質的にオーバーラップする螺旋構造を有することができる。すなわち、外層紙螺旋層130cは、内層紙螺旋層130aに対してシフトしなくてもよい。
いくつかの実施例において、冷却構造体の剛性および気密性を設けるために、前記外層紙は、坪量が120gsm~160gsmであり、厚さが0.15mm~0.20mmでありうる。
また、いくつかの実施例において、各外層紙面(e.g.130a1、130b1、130c1)と軸方向Sとの成す角度(e.g.130ag、130bg、130cg)は、互いに異なり得る。このような場合、層紙面(e.g.130a1、130b1、130c1)の間に気体が流出するのがさらに効果的に防止されるので、冷却構造体130の気密性がさらに向上することができる。
また、いくつかの実施例において、各螺旋層130a、130b、130cの螺旋構造は、オーバーラップしなくてもよい。このような場合、層紙面(e.g.130a1、130b1、130c1)の間に気体が流出するのがさらに効果的に防止されるので、冷却構造体130の気密性がさらに向上することができる。
整理すると、冷却構造体130のチューブ型構造物は、上述したように、複数の紙層が積層された結合構造をもって形成されることによって、後続工程上で要求される冷却構造体130の剛性および気密性が効果的に確保され得る。それだけでなく、チューブ型構造物の外部汚染および螺旋層の離脱が防止され得、チューブ型構造物の均一性および平坦性も容易に確保され得る。
以上、図5~図7を参照して本開示のいくつかの実施例による紙素材の冷却構造体130の細部構造について説明した。
上記で説明したように、冷却構造体130には、複数の穿孔160が形成され得る。複数の穿孔160は、喫煙時にマウスピースの表面温度および喫煙者に伝達される主流煙の温度を低減する役割を行うことができる。この際、複数の穿孔160の形成条件(例えば穿孔方式、個数および大きさなど)により冷却構造体130(またはエアロゾル発生物品100)の空気希釈率が決定され得る。ところが、空気希釈率が高まるほど(例えば、穿孔個数が多いほど)、主流煙の温度がさらに下向することができるが、霧化量の減少と吸い込み誤り現象が発生することができて、エアロゾル発生物品100の構造および固有特性によって空気希釈率が適正に調節される必要がある(実験例3など参照)。ここで、前記空気希釈率は、最終主流煙の総体積と最終主流煙内に冷却構造体130を通じて流入した外部空気の体積の比(ratio)を意味し得る。
いくつかの実施例では、冷却構造体130の空気希釈率が約5%~40%、好ましくは、約10%~30%または15%~35%、より好ましくは、15%~25%になるように、複数の穿孔160が形成され得る。このような数値範囲内で、主流煙温度が大きく下向することができるだけでなく、霧化量減少問題が防止され得る(実験例3など参照)。参考として、前述したように、複数の紙層が螺旋形で積層された構造で製造された無穿孔の冷却構造体130は、実質的に0%の空気希釈率を有することができる。
いくつかの実施例において、複数の穿孔160は、冷却構造体130の下流末端から上流方向に5mm~10mm(好ましくは、7mm~9mm)離隔(L1)するものの、エアロゾル発生物品100の下流末端から上流方向に15mm~25mm(好ましくは、18mm~22mm)離隔(L2)する位置に形成され得る。複数の穿孔160が前記のような位置に形成されることによって、エアロゾル発生装置(図8~10の1000)の穿孔干渉または喫煙時の喫煙者の唇などによる穿孔干渉が解消され得る。それだけでなく、喫煙時に冷却構造体130の中空130Hの内部空間全体の空気フローを円滑にして、マウスピース部140のセルロースアセテートフィルターが不均一に溶ける現象も緩和され得る。
いくつかの実施例において、複数の穿孔160は、冷却構造体130の円周方向に1列または2列に沿って配列される6個以上の穿孔を含むことができる。例えば、複数の穿孔160は、1列10ホールで構成され得るが、本開示の範囲がこれに制限されないことはもちろんである。
以上、エアロゾル発生物品100を構成する冷却構造体130について説明した。以下では、エアロゾル発生物品100の他の構成要素に対する説明を継続することとする。
マウスピース部140は、使用者の口部と接触するマウスピースであって、上流から伝達されたエアロゾルを使用者に最終的に伝達するフィルターの役割を行うことができる。マウスピース部140は、冷却構造体130の下流に位置し、上流が冷却構造体130の下流と当接することができ、エアロゾル発生物品100の下流末端を形成することができる。
いくつかの実施例において、マウスピース部140は、セルロースアセテートフィルターで製作され得る。すなわち、マウスピース部140は、セルロースアセテートファイバー(トウ)をフィルター素材として利用して製作され得る。図示されてはいないが、マウスピース部140は、リセスフィルターで製作されることもできる。
他のいくつかの実施例では、マウスピース部140は、基準値以上のバルクを有するセルロース物質をフィルター素材として利用して製作され得る。セルロース物質は、例えば紙(paper)でありうるが、本開示の範囲がこれに限定されるものではない。上記で説明したように、バルクは、厚さを坪量で割った値を意味するが、バルクが高いセルロース物質は、内部に多くの空隙を含むので、多量の液状を収容することができることになる。
例えば、前記セルロース物質に多量の液状保湿物質が添加され得る。液状保湿物質は、グリセリンまたはプロピレングリコールを含むことができるが、これに限定されるものではない。このような場合、喫煙時にグリセリン移行量が増大して霧化量がさらに向上することができる。
他の例として、前記セルロース物質に多量の加香液が添加され得る。加香液は、溶媒に加香物質が添加されたものであり、前記加香物質は、例えばメントールのように香りが発現する任意の物質を含むことができる。このような場合、喫煙時にエアロゾル発生物品100の香り発現性が大きく増大することができる。それだけでなく、バルクが高いセルロース物質は、複雑な空隙構造を通じて揮発性物質(e.g.加香物質)の急激な揮散を抑制できるので、エアロゾル発生物品100の香り持続性も向上させることができる。
上述した例示において、セルロース物質のバルク数値は、セルロース物質の目標空隙度(または目標香液収容量)に基づいて変更され得るが、約1cm/g以上になることが好ましい。より好ましくは、セルロース物質のバルクは、略1.5cm/g、2cm/g、または2.5cm/g以上でありうる。このような数値範囲で、セルロース物質の液状収容量が大きく増大することができる。
また、セルロース物質に添加される加香物質は、常温(e.g.20±5)で結晶性固体で存在する物質(e.g.L-メントール)でありうる。このような場合、溶媒と加香物質間の含量比が重要であるが、これは、溶媒の含量が少ない場合、加香物質がセルロース物質内に固体上で沈殿して、マウスピース部140の吸引抵抗と硬度などが急激に増加することができるためである。本実施例において、加香物質の好ましい含量は、略60重量%以下でありうる。より好ましくは、前記含量は、略50重量%または40重量%以下でありうる。このような数値範囲内で、マウスピース部140の物性変化が最小化されることが確認された。
また、加香物質が加香液の形態で添加される場合、溶媒は、プロピレングリコールまたは中鎖脂肪酸トリグリセリド(medium chain fatty acid triglyceride;以下「MCTG」と略称する)を含むことができる。しかしながら、本開示の範囲がこのような例示に限定されるものではない。プロピレングリコールは、極性(または親水性)溶媒であるから、加香物質が極性(または親水性)である場合に効果的であり得、MCTGは、非極性(または疎水性)溶媒であるから、加香物質が非極性(または疎水性)である場合に効果的でありうる。非極性のMCTGは、非極性の加香物質をよく溶解させることができ、揮発性を有する加香物質の揮散もよく抑制することができるためである。例えば、加香物質がメントールである場合、MCTGが溶媒として効果的でありうる。このような場合、MCTGがメントールの揮散を抑制して喫煙中にメントール香の発現強度が急激に落ちるのを防止することができる。すなわち、喫煙初期にメントール香が過発現し、喫煙中盤以後にメントール香がよく発現しない問題が大きく軽減され得る。
また、加香液(または液状保湿物質)の添加量は、マウスピース部140内のセルロース物質の含量(または面積)によって変わることができるが、略1.0mg/mm~9.0mg/mmであることが好ましい。より好ましくは、加香液の添加量は、略2.0mg/mm~7.0mg/mm、3.0mg/mm~7.0mg/mm、3.0mg/mm~6.0mg/mmまたは2.0mg/mm~6.0mg/mmでありうる。このような数値範囲内で、香り発現性が増加し、ラッパーがぬれる問題が最小化され、喫煙時に過度に強い香りが発現して、喫煙者がかえって拒否感を感じる問題が防止され得る。
参考として、支持構造体120、冷却構造体130およびマウスピース部140は、全部エアロゾルに対するフィルターとして機能できるが、フィルターとしての機能を強調するために、各構成要素が「フィルターセグメント」と称され得ることもある。例えば、支持構造体120、冷却構造体130およびマウスピース部140がそれぞれ第1フィルターセグメント、第2フィルターセグメントおよび第3フィルターセグメントと称され得ることもある。
次に、ラッパー150は、多孔質巻紙または無多孔質巻紙でありうる。一例として、ラッパー150の厚さは、約40um~80umであり、気孔度は、約5CU~50CUでありうるが、本開示の範囲がこれに限定されるものではない。
図示されていないが、媒質部110、支持構造体120、冷却構造体130およびマウスピース部140のうち少なくとも一つは、ラッパー150により包装される前に別個のラッパーでそれぞれ包装され得る。例えば、媒質部110は、媒質部ラッパー(不図示)により包装され、支持構造体120、冷却構造体130およびマウスピース部140それぞれは、第1フィルターラッパー(不図示)、第2フィルターラッパー(不図示)および第3フィルターラッパー(不図示)それぞれにより包装され得る。しかし、エアロゾル発生物品100およびその構成要素をラッピングする方式は変わることもできる。
いくつかの実施例において、前記ラッパーは、それぞれが包む領域によって異なる物性を有することができる。例えば、媒質部110を包む媒質部ラッパーの厚さは、約61umであり、気孔度は、約15CUであり得、支持構造体120を包む第1フィルターラッパーの厚さは、約63umであり、気孔度は、約15CUでありうるが、これに制限されるものではない。また、前記媒質部ラッパーおよび/または前記第1フィルターラッパーの内側面には、アルミホイルがさらに含まれることもできる。また、冷却構造体130を包む第2フィルターラッパーおよびマウスピース部140を包む第3フィルターラッパーは、ハード巻紙で製作され得る。例えば、前記第2フィルターラッパーの厚さは、約158umであり、気孔度は、約33CUであり得、前記第3フィルターラッパーの厚さは、約155umであり、気孔度は、約46CUでありうるが、これに制限されない。
いくつかの実施例において、ラッパー150には、所定の物質が内添されることもできる。ここで、所定の物質の例としては、シリコンが該当し得るが、これに限定されない。例えば、シリコンは、温度による変化が少ない耐熱性、酸化されない耐酸化性、各種薬品に対する抵抗性、水に対する撥水性、または電気絶縁性などの特性を有する。ただし、シリコンでないとしても、上述した特性を有する物質であれば、制限なしにラッパー150に塗布(またはコーティング)され得る。
一方、いくつかの実施例では、エアロゾル発生物品100は、媒質部110の上流で媒質部110と当接する前段フィルターセグメント(不図示)をさらに含むこともできる。前段フィルターセグメントは、媒質部110がエアロゾル発生物品100の外部に離脱するのを防止することができ、喫煙中に媒質部110から液状化されたエアロゾルがエアロゾル発生装置(図8~図10の1000)に流れて込むのを防止することができる。また、前段フィルターセグメントは、エアロゾルチャネルを含むこともできるので、エアロゾルチャネルは、エアロゾルが前段フィルターセグメントを通じてマウスピース部140方向に容易に移動するようにすることができる。エアロゾルチャネルは、前段フィルターセグメントの中央に位置することができる。例えば、エアロゾルチャネルの中心は、前段フィルターセグメントの中心と一致することができる。エアロゾルチャネルの断面形状は、円形、三葉形などのように多様な形状でありうる。いくつかの実施例において、前段フィルターセグメントは、セルロースアセテート素材で製作され得る。
以上、図1~図7を参照して本開示のいくつかの実施例によるエアロゾル発生物品100について説明した。上述したところによれば、支持構造体120と冷却構造体(120)の内径の差異(または中空の平均断面積の差異)を極大化することによって、冷却性能が改善されて、主流煙が円滑にエアロゾル化することができる。それだけでなく、グリセリン移行量が増大することによって、喫煙時に霧化量が大きく向上することができる。
以下では、図8~図10を参照して上述したエアロゾル発生物品100が適用され得る多様な類型のエアロゾル発生装置1000について簡略に紹介することとする。
図8は、巻きタバコ型エアロゾル発生装置1000を示す例示的な構成図であり、図9および図10は、液状と巻きタバコが共に利用されるハイブリッド型エアロゾル発生装置1000を示す例示的な構成図である。以下、エアロゾル発生装置1000について簡略に説明することとする。
図8に示されたように、エアロゾル発生装置1000は、内部空間に挿入された巻きタバコ2000を通じてエアロゾルを発生させる装置でありうる。ここで、巻きタバコ2000は、上述したエアロゾル発生物品100に対応することができる。より詳しくは、巻きタバコ2000がエアロゾル発生装置1000に挿入されると、エアロゾル発生装置1000がヒーター部1300を作動させて巻きタバコ2000からエアロゾルを発生させることができる。発生したエアロゾルは、巻きタバコ2000を通過して使用者に伝達され得る。
図示のように、エアロゾル発生装置1000は、バッテリー1100、制御部1200およびヒーター部1300を含むことができる。ただし、図8には、本開示の実施例と関連した構成要素のみが示されている。したがって、本開示の属する技術分野における通常の技術者なら、図8に示された構成要素の他に他の汎用的な構成要素がさらに含まれ得ることが分かる。例えば、エアロゾル発生装置1000は、視覚情報の出力が可能なディスプレイおよび/または触覚情報の出力のためのモーター、少なくとも一つのセンサー(パフ感知センサー、温度感知センサー、巻きタバコ挿入感知センサーなど)等をさらに含むこともできる。以下、エアロゾル発生装置1000の各構成要素について説明する。
バッテリー1100は、エアロゾル発生装置1000が動作するのに利用される電力を供給する。例えば、バッテリー1100は、ヒーター部1300が加熱され得るように電力を供給することができ、制御部1200が動作するのに必要な電力を供給することができる。また、バッテリー1100は、エアロゾル発生装置1000に設置されたディスプレイ、センサー、モーターなど(不図示)が動作するのに必要な電力を供給することができる。
次に、制御部1200は、エアロゾル発生装置1000の動作を全般的に制御することができる。具体的に、制御部1200は、バッテリー1100およびヒーター部1300のみならず、エアロゾル発生装置1000に含まれ得る他の構成の動作を制御することができる。また、制御部1200は、エアロゾル発生装置1000の構成それぞれの状態を確認して、エアロゾル発生装置1000が動作可能な状態であるか否かを判断することもできる。
制御部1200は、少なくとも一つのプロセッサを含むことができる。プロセッサは、多数の論理ゲートのアレイで具現されることもでき、汎用的なマイクロプロセッサと、該マイクロプロセッサで実行され得るプログラムが保存されたメモリーの組合せで具現されることもできる。また、他の形態のハードウェアで具現されることもできることを本開示の属する技術分野における通常の知識を有する者なら理解することができる。
次に、ヒーター部1300は、バッテリー1100から供給された電力により巻きタバコ2000を加熱することができる。例えば、巻きタバコ2000がエアロゾル発生装置1000に挿入されると、ヒーター部1300の加熱要素は、巻きタバコ2000の内側の一部の領域に挿入されて、巻きタバコ2000内のエアロゾル形成基材の温度を上昇させることができる。
いくつかの実施例において、ヒーター部1300は、図8に示されたところとは異なって、外部加熱式要素を含むことができる。この場合、ヒーター部1300の加熱要素は、装置1000に挿入された巻きタバコ2000の外部に配置され得る。また、図示されたところとは異なって、ヒーター部1300は、複数の加熱要素を含むこともできる。例えば、ヒーター部1300は、複数の内部加熱式要素または複数の外部加熱式要素を含むことができる。他の例として、ヒーター部1300は、一つ以上の内部加熱式要素および一つ以上の外部加熱式要素を含むこともできる。
前記加熱要素は、電気抵抗性素材または誘導加熱が可能な任意の素材からなり得る。しかし、これに限定されるものではなく、制御部1200の制御によって希望温度まで加熱され得るものであれば、いかなる素材であっても関係ない。ここで、希望温度は、エアロゾル発生装置1000に既設定されていてもよく、使用者により所望の温度に設定されることもできる。
一方、図8には、バッテリー1100、制御部1200およびヒーター部1300が一列に配置されたことが示されているが、エアロゾル発生装置1000の内部構造が、図8に示された例に限定されるものではない。換言すれば、エアロゾル発生装置1000の設計によってバッテリー1100、制御部1200およびヒーター部1300の配置形態は変わることができる。
以下では、図9および図10を参照してハイブリッド型エアロゾル発生装置1000について説明することとする。本開示の明瞭さのために、重複する構成要素1100、1200、1300に関する説明は省略することとする。
図9または図10に示されたように、エアロゾル発生装置1000は、蒸気化器1400をさらに含むことができる。
巻きタバコ2000がエアロゾル発生装置1000に挿入されると、エアロゾル発生装置1000は、ヒーター部1300および/または蒸気化器1400を作動させて、巻きタバコ2000および/または蒸気化器1400からエアロゾルを発生させることができる。ヒーター部1300および/または蒸気化器1400により発生したエアロゾルは、巻きタバコ2000を通過して使用者に伝達され得る。巻きタバコ2000がエアロゾル発生装置1000に挿入されると、ヒーター部1300の加熱要素は、巻きタバコ2000の外側の一部の領域に接したり、隣接するように配置されて、外部で巻きタバコ2000内のエアロゾル形成基材の温度を上昇させることができる。
蒸気化器1400は、液状組成物を加熱してエアロゾルを生成することができ、生成されたエアロゾルは、巻きタバコ2000を通過して使用者に伝達され得る。換言すれば、蒸気化器1400により生成されたエアロゾルは、エアロゾル発生装置1000の気流通路に沿って移動することができ、気流通路は、蒸気化器1400により生成されたエアロゾルが巻きタバコ2000を通過して使用者に伝達され得るように構成され得る。
蒸気化器1400は、液状保存槽、液体伝達手段および液状加熱要素を含むことができるが、これに限定されない。例えば、液状保存槽、液体伝達手段および液状加熱要素は、独立的なモジュールとしてエアロゾル発生装置1000に含まれることもできる。
液状保存槽は、液状組成物(すなわち、液状のエアロゾル形成基材)を保存することができる。液状保存槽は、蒸気化器1400から脱付着され得るように製作されることもでき、蒸気化器1400と一体に製作されることもできる。
次に、液体伝達手段は、液状保存槽の液状組成物を液状加熱要素として伝達することができる。例えば、液体伝達手段は、綿繊維、セラミック繊維、ガラス繊維、多孔性セラミックのような芯(wick)が挙げられるが、これに限定されるものではない。
液状加熱要素は、液体伝達手段により伝達される液状組成物を加熱するための要素である。例えば、液状加熱要素は、金属熱線、金属熱板、セラミックヒーターなどが挙げられるが、これに限定されない。また、液状加熱要素は、ニクロム線のような導電性フィラメントで構成され得、液体伝達手段に巻かれる構造に配置され得る。液状加熱要素は、制御部1200の電流供給により加熱され得、液状加熱要素と接触した液体組成物に熱を伝達して、液体組成物を加熱することができる。その結果、エアロゾルが生成され得る。
図9または図10に示されたように、蒸気化器1400およびヒーター部1300は、並列または直列に配置され得る。しかし、本開示の範囲がこのような配置形態に限定されるものではない。
参考として、蒸気化器1400は、当該技術分野においてカトマイザー(cartomizer)または霧化器(atomizer)等の用語と混用されて使用され得る。
制御部1200は、蒸気化器1400の動作を追加的に制御することができ、バッテリー1100も、蒸気化器1400が動作できるように電力を追加的に供給することができる。
以上、図8~図10を参照して本開示のいくつかの実施例によるエアロゾル発生物品100が適用され得る多様な類型のエアロゾル発生装置1000について説明した。
以下では、実施例と比較例を通じて上述したエアロゾル発生物品100の構成およびそれによる効果についてより詳細に説明することとする。しかし、以下の実施例は、本開示の一部例示に過ぎないものであるから、本開示の範囲がこのような実施例に限定されるものではない。
比較例1
図1に示されたエアロゾル発生物品100と同じ構造を有する加熱式巻きタバコを製造した。支持構造体(e.g.120)としては、内径が約2.5mmのセルロースアセテート素材の中空チューブフィルターが使用され、冷却構造体(e.g.130)としては、ポリ乳酸(PLA)織物が使用された。そして、マウスピース部(e.g.140)としては、約6mgのメントール香液が添加されたTJNSフィルター(セルロースアセテート素材)が使用された。
実施例1
冷却構造体(e.g.130)として、内径が約4.2mmのセルロースアセテート素材の中空チューブフィルターを使用した点を除いて、比較例1と同じ加熱式巻きタバコを製造した。空気希釈率は、17%に設定した。
実施例2
支持構造体(e.g.120)と冷却構造体(e.g.130)として、内径が約3.5mmのセルロースアセテート素材の中空チューブフィルターを使用した点を除いて、実施例1と同じ加熱式巻きタバコを製造した。
実施例3
支持構造体(e.g.120)として、内径が約4.2mmのセルロースアセテート素材の中空チューブフィルターを使用し、冷却構造体(e.g.130)として、内径が約3.5mmのセルロースアセテート素材の中空チューブフィルターを使用した点を除いて、実施例1と同じ加熱式巻きタバコを製造した。
実施例4
冷却構造体(e.g.130)として、空気希釈率が約17%になるように穿孔された紙管フィルターを使用した点を除いて、実施例1と同じ加熱式巻きタバコを製造した。具体的に、重さが約103mg、長さが約14mm、厚さが約0.52mm、全表面積が約611mm、真円度が約97%、内径が約6mmである紙管フィルターが使用された。
実施例5
支持構造体(e.g.120)として、内径が約3.0mmのセルロースアセテート素材の中空チューブフィルターを使用した点を除いて、実施例4と同じ加熱式巻きタバコを製造した。
実施例6
支持構造体(e.g.120)として、内径が約3.6mmのセルロースアセテート素材の中空チューブフィルターを使用した点を除いて、実施例4と同じ加熱式巻きタバコを製造した。
実施例7
支持構造体(e.g.120)として、内径が約4.2mmのセルロースアセテート素材の中空チューブフィルターを使用した点を除いて、実施例4と同じ加熱式巻きタバコを製造した。
実施例8
冷却構造体(e.g.130)として、内径が約7mmの紙管フィルターを利用した点を除いて、実施例4と同じ加熱式巻きタバコを製造した。
実施例9
空気希釈率約0%の無穿孔の紙管フィルターを冷却構造体(e.g.130)として使用した点を除いて、実施例4と同じ加熱式巻きタバコを製造した。
実施例10
空気希釈率が約10%になるようにオンライン穿孔が行われた紙管フィルターを冷却構造体(e.g.130)として使用した点を除いて、実施例4と同じ加熱式巻きタバコを製造した。
実施例11
空気希釈率が約30%になるようにオンライン穿孔が行われた紙管フィルターを冷却構造体(e.g.130)として使用した点を除いて、実施例4と同じ加熱式巻きタバコを製造した。
実施例12
空気希釈率が約45%になるようにオンライン穿孔が行われた紙管フィルターを冷却構造体(e.g.130)として使用した点を除いて、実施例4と同じ加熱式巻きタバコを製造した。
下記の表2は、比較例1と実施例1~12による巻きタバコの構造を整理したものである。
Figure 2022542727000003
実験例1:内径の差異による煙成分の分析
比較例1と実施例1~8による巻きタバコの煙成分を分析する実験を進めた。具体的に、製造後2週が経過した巻きタバコの喫煙中、主流煙の煙成分を分析し、温度が略20℃、湿度が略62.5%の喫煙室で自動喫煙装置を利用してHC(Health Canada)喫煙条件によって実験が進行された。成分分析のための煙捕集は、試料別に3回ずつ、回当たり8パフを基準として反復実施され、3回ずつの捕集結果に対する平均値が下記の表3に記載されている。
Figure 2022542727000004
表3を参照すると、プロピレングリコールおよび水分量は、実施例と比較例との間に有意味な差異を示さなかったが、ニコチンおよびグリセリン移行量は、冷却構造体の種類と内径の差異によって差異が現れた。
具体的に、内径の差異が大きくなるほど、グリセリンおよびニコチン移行量が概して増加する傾向を示すことを確認できるが、これは、内径の差異による気流拡散効果と除去能減少効果(e.g.内径が大きくなるほどフィルター物質が減少して除去能が減少する)のためであると判断される。
特に、実施例1の場合、コストが高いPLA冷却構造体よりグリセリン移行量が増加したことが示されているが、これを通じて、支持構造体(e.g.120)と冷却構造体(e.g.130)の適切な内径組合せを通じて比較例に比べて霧化量を増加させることができ、製品コストを節減させることができることが分かる。
また、実施例4~8の場合(特に、実施例4および8の場合)、比較例に比べてグリセリンおよびニコチン移行量が著しく増加したことが示されているが、これは、紙管フィルターの適用によってフィルターの除去能が大きく減少し、内径の差異が極大化されたためであると判断される。
実験例2:内径の差異による主流煙温度測定
支持構造体(e.g.120)と冷却構造体(e.g.130)の内径の差異による冷却性能を調べてみるために、比較例1と実施例1~8による巻きタバコの主流煙温度を測定する実験を進めた。具体的に、製造後2週が経過した巻きタバコに対して喫煙時に主流煙の温度を測定し、測定結果は、下記の表4に記載されている。
Figure 2022542727000005
表4を参照すると、支持構造体(e.g.120)と冷却構造体(e.g.130)の内径の差異が増加するにつれて、主流煙温度は概して減少することが示されている。例えば、内径の差異が最も大きい実施例8の場合、主流煙温度が最も低いことが示されている。
また、実施例1の場合、コストが高いPLA冷却構造体とほぼ類似した冷却性能を示すことを確認できるが、これを通じて、支持構造体(e.g.120)と冷却構造体(e.g.130)の適切な内径組合せを通じて製品コストを節減させながらも、十分な冷却性能確保が可能であることが分かる。
結論的に、以上の実験結果を通じて内径の差異による気流拡散効果が外気との接触面積および時間を増加させて、冷却構造体(e.g.130)の性能を大きく改善させることができることが分かる。また、表3の結果をさらに参照すると、このような冷却性能の改善が霧化量の向上にも影響を与えることができることが分かる。
実験例3:空気希釈率による追加実験
実施例4、および実施例9~12による巻きタバコの煙成分を分析し、主流煙温度を測定する実験を進めた。煙成分の分析は、実験例1と同じ方式で行われ、主流煙温度測定は、実験例2と同じ方式で行われた。実験結果は、下記の表5に記載されている。下記の表5で、比較例1と実施例1の実験結果は、表3および表4の内容を取り合わせて記載したものである。
Figure 2022542727000006
表5を参照すると、プロピレングリコールおよび水分量は、実施例と比較例との間(実施例11、12を除外)に有意味な差異を示さなかったが、ニコチンおよびグリセリン移行量は、空気希釈率によって差異が現れた。
具体的に、冷却構造体としてセルロースアセテートチューブフィルターが適用された実施例1の場合、グリセリン移行量が、比較例1に比べて増加し、冷却構造体として穿孔された紙管フィルターが適用された実施例4、10~12の場合、比較例1に比べてグリセリンおよびニコチン移行量の両方が全般的に増加した。また、比較例1に比べて有意味な水準の主流煙温度下落が確認され、空気希釈率が増加するにつれて温度が線形的に減少する傾向が現れることを確認した。これは、マウスピース部の熱変形最小化、除去能減少、適正量の外部空気希釈および内径の差異による気流拡散効果から起因したと判断される。
これにより、適切な空気希釈率を有するチューブ型構造物が、比較例に比べて冷却性能を大きく改善させることができることが分かり、霧化量とタバコ味まで向上させることができることが分かる。
一方、表5に記載されてはいないが、無穿孔紙管が適用された実施例9の場合、他の実施例に比べてマウスピース部の熱変形が多少過度に進行されたことが確認されたが、これによって、相対的にグリセリン移行量が減少したと判断される。
また、実施例12では、紙管の内部に希釈される空気量が多くなって主流煙温度が最も低く測定された反面、ニコチンおよびグリセリン移行量も減少したと判断される。また、前記表5に記載されてはいないが、実施例12の場合、他の実施例に示されていない吸い込み誤り現象も発生した。これにより、霧化量減少および吸い込み誤り現象を防止するためには、空気希釈率が約45%以下になることが好ましいことが分かる。
実験例4:喫煙官能評価
比較例1、実施例1、2および4による巻きタバコに対して、喫煙満足度を官能的に評価する実験を進めた。具体的に、巻きタバコの霧化量、霧化量持続性、吸い込み性、主流煙熱感、喫味強度、刺激性、異臭味および全体的なタバコ味に対して官能評価を実施し、官能評価は、製造後2週が経過した巻きタバコを利用して25人のパネルを対象に実施され、満点基準は、5点に設定された。官能評価結果は、下記の表6に記載されている。
Figure 2022542727000007
表6を参照すると、支持構造体(e.g.120)と冷却構造体(e.g.130)との間に内径の差異が存在する実施例1および4の場合、PLAが適用された比較例1に比べて霧化量および霧化量持続性が向上したことを確認でき、全体的なタバコ味も優れた数値を示すことを確認することができる。特に、内径の差異の極大化のために、紙管フィルターが適用された実施例4の場合、比較例1に比べて霧化量、霧化量持続性および全体的なタバコ味が顕著に向上したことを確認することができる。
また、実施例1および4の場合、異臭味も、比較例1に比べて減少したことを確認できるが、これは、内径の差異による除去能減少および気流拡散増大によって巻きタバコの香り発現性が向上し、ニコチン移行量も増加したためであると判断される。
以上、多様な実施例と比較例を通じて上述したエアロゾル発生物品100の構成およびそれによる効果について詳細に説明した。
以上、添付の図面を参照して本開示の実施例を説明したが、本開示の属する技術分野における通常の知識を有する者は、その技術的思想や必須の特徴を変更することなく、本開示が他の具体的な形態で実施され得ることを理解することができる。したがって、以上で記述した実施例は、すべての面において例示的なものであり、限定的なものでないことを理解しなければならない。本開示の保護範囲は、下記の請求範囲により解釈されるべきであり、それと同等な範囲内にあるすべての技術思想は、本開示により定義される技術的思想の権利範囲に含まれるものと解釈されるべきである。

Claims (12)

  1. 媒質部と、
    前記媒質部の下流に位置し、第1中空が形成された第1チューブ型構造物を含む支持構造体と、
    前記支持構造体の下流に位置し、第2中空が形成されたセルロースアセテート素材の第2チューブ型構造物を含む冷却構造体と、
    前記冷却構造体の下流に位置するマウスピース部と、を含み、
    前記第2チューブ型構造物の上流末端は、前記第1チューブ型構造物の下流末端と当接し、
    前記第2中空の平均断面積は、前記第1中空の平均断面積より大きい、エアロゾル発生物品。
  2. 前記第2中空の平均断面積は、前記第1中空の1.5倍以上である、請求項1に記載のエアロゾル発生物品。
  3. 前記第1チューブ型構造物と前記第2チューブ型構造物の内径比は、1:1.25~1:2である、請求項1または2に記載のエアロゾル発生物品。
  4. 前記第1チューブ型構造物と前記第2チューブ型構造物の内径の差異は、1mm~2.5mmである、請求項1から3のいずれか一項に記載のエアロゾル発生物品。
  5. 前記第1チューブ型構造物の内径は、2.0mm~3.0mmであり、
    前記第2チューブ型構造物の内径は、3.5mm~5.0mmである、請求項1から4のいずれか一項に記載のエアロゾル発生物品。
  6. 前記第1チューブ型構造物は、セルロースアセテート素材からなる、請求項1から5のいずれか一項に記載のエアロゾル発生物品。
  7. 前記第2チューブ型構造物の可塑剤含量は、前記第1チューブ型構造物より高い、請求項6に記載のエアロゾル発生物品。
  8. 前記第1チューブ型構造物と前記第2チューブ型構造物の可塑剤含量比は、1:1.2~1:2である、請求項7に記載のエアロゾル発生物品。
  9. 前記第2中空の第1部分の断面積は、第2部分の断面積より小さい、請求項1から7のいずれか一項に記載のエアロゾル発生物品。
  10. 前記冷却構造体の長さは、前記第2チューブ型構造物の内径の3.5倍以下である、請求項1から8のいずれか一項に記載のエアロゾル発生物品。
  11. 前記マウスピース部は、セルロースアセテートフィルターからなる、請求項1から9のいずれか一項に記載のエアロゾル発生物品。
  12. 前記マウスピース部は、バルクが1.5cm/g以上のセルロース物質を含み、液状保湿物質が前記セルロース物質に添加される、請求項1から11のいずれか一項に記載のエアロゾル発生物品。
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