JP2022536329A - エマルション組成物を塗布するための装置 - Google Patents

エマルション組成物を塗布するための装置 Download PDF

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Abstract

親水性表面に疎水性組成物を塗布するためのアプリケータ装置が開示される。湿潤した歯にエマルション組成物を塗布するためのアプリケータ装置が開示される。少なくとも1つの外部隆起部と、複数の内部隆起部と、複数の内部隆起部の間にある複数の内部チャネルと、を有するアプリケータ先端部が開示される。

Description

本発明は、歯又は歯肉などの口腔表面に油中水型エマルション組成物などのエマルション組成物を塗布するための装置に関するものである。本発明はまた、親水性表面に疎水性組成物を塗布するための装置、及び/又は疎水性表面に親水性組成物を塗布するための装置に関するものである。本発明はまた、本明細書に開示される装置の使用方法に関するものである。
活性剤は、ストリップ、トレイなどの多くの装置を使用して口腔に送達されてきた。しかしながら、歯及び/又は歯肉などの多くの口腔表面にエマルション組成物を塗布することは困難であり得る。例えば、エネルギー的に好ましくない疎水性-親水性相互作用が原因で、湿潤した歯の親水性表面に疎水性エマルションを直接的に塗布することは困難であり得る。残念ながら、多くのアプリケータは、低移動をもたらし、かつ、縞状の塗布及び/又は一貫性のない塗布につながり得る。
エマルション組成物を送達するためのいくつかの他の方策としては、トレイ、ストリップ、又はブラシを挙げることができる。歯科用トレイ又はブラシは疎水性エマルションを塗布するために使用され得、それらは、使用後に石鹸及び/又は水を使用して洗浄することが困難であり得る。ストリップは、エマルション組成物を送達するために使用され得るが、各使用後に廃棄される。加えて、ストリップは、初期配置後及び塗布中に口腔内で移動することがある。
したがって、一貫した付着性を伴ってエマルション組成物を口腔ケア表面に送達し得る再利用可能な装置が必要とされている。
本明細書では、(a)少なくとも1つの外部隆起部と、(b)複数の内部隆起部と、(c)複数の内部隆起部の間の複数の内部チャネルと、を含む、アプリケータ先端部であって、アプリケータ先端部(30)の外周の少なくとも一部分は、少なくとも1つの外側隆起部(31)を含まない、アプリケータ先端部を開示する。
また、本明細書では、(a)アプリケータ先端部であって、(i)少なくとも1つの外部隆起部と、(ii)複数の内部隆起部と、(iii)複数の内部隆起部の間の複数の内部チャネルと、を含む、アプリケータ先端部と、(b)アプリケータハンドルであって、アプリケータ先端部(30)の外周の少なくとも一部が、少なくとも1つの外部隆起部(31)を含まない、アプリケータハンドルと、を含む、アプリケータを開示する。
アプリケータ装置の頂面図である。 図1Aのアプリケータ装置の斜視図である。 アプリケータ装置の頂面図である。 図2Aのアプリケータ装置の断面図である。 図2Bの断面図の一部分の拡大図である 図2Aのアプリケータ装置のアプリケータ先端部の別の断面図である。 図2Dの断面図の一部分の拡大図である 図2Aのアプリケータ装置の断面図である。 比較用のアプリケータ装置の頂面図である。 図3Aの比較用のアプリケータ装置の斜視図である。 水平に塗布されたときの、図2A~図2C及び図3A~図3Bのアプリケータ装置を使用した塗布の均一性を示すグラフである。 垂直に塗布されたときの、図2A~図2C及び図3A~図3Bのアプリケータ装置を使用した塗布の均一性を示すグラフである。 アプリケータ装置の頂面図である。 図6Aのアプリケータ装置の断面図である。
本発明は、歯又は歯肉などの口腔表面にエマルション組成物を塗布するための装置に関するものである。本発明は、親水性表面に疎水性組成物を送達することが可能なデバイスに関するものである。
例えば、多相口腔用組成物又はエマルション組成物の説明のために参照によって本明細書に組み込まれる、米国特許出願第2018/0133119号及び同第2018/0133121号に開示されているエマルション組成物は、湿潤した歯の親水性表面に塗布することが困難であり得る。米国特許出願第2018/0133119号及び同第2018/0133121号において開示されているエマルション組成物は、疎水性相(又は「油」相)及び/又は外部の疎水性相の比率が高い油中水型エマルションであってもよいが、これは親水性表面への塗布を困難にし得る。
加えて、油中水型エマルション組成物は、従来の歯ブラシで塗布することが困難であり得る。歯ブラシの剛毛は、油中水型エマルション組成物の一貫した付着をもたらし得るが、エマルション組成物は、歯ブラシの剛毛内に押し込まれ得、これは除去することが困難であり、全体的な移動率を低下させることがある。経時的に、これは、塗布されていない材料の集積をもたらし得ると共に、細菌又は他の微生物の増殖をもたらし得る。したがって、本発明は、各使用後に装置を容易に洗浄する能力を維持しながら、親水性表面に油中水型エマルションを効果的に塗布するための装置及び方法に関する。したがって、本発明は、反復使用のためにアプリケータ先端部を効果的に洗浄する能力を維持しながら、歯の表面の全体にわたって油中水型エマルションを広げることができるアプリケータに関する。
定義
「口腔ケア組成物」とは、本明細書で使用するとき、通常の使用過程において、特定の治療剤を全身投与する目的で意図的に嚥下されるものではなく、むしろ、歯の表面又は口腔組織と接触させるのに十分な時間にわたって口腔内に保持される製品を意味する。口腔ケア組成物の例としては、歯磨剤、歯磨ゲル、歯肉縁下用ゲル、マウスリンス、ムース、フォーム、マウススプレー、トローチ剤、チュアブル錠、チューインガム、歯用ホワイトニングストリップ、フロス及びフロスコーティング、口臭予防用溶解ストリップ、又は義歯用ケア若しくは付着性製品が挙げられる。口腔ケア組成物はまた、口腔表面に直接適用又は付着させるためのストリップ又はフィルム上に組み込まれてもよい。
本明細書で使用する場合、用語「歯磨剤」は、特に指示がない限り、歯用又は歯肉縁下用ペースト、ゲル、若しくは液体製剤を包含する。歯磨剤組成物は、単相組成物であってもよく、又は2つ以上の別個の歯磨剤組成物の組み合わせであってもよい。歯磨剤組成物は、深い縞状、表面的な縞状、多層状、ペーストをゲルで包囲した状態、又はこれらのいずれかの組み合わせなど、任意の所望の形態であってもよい。2つ以上の別個の歯磨剤組成物を含む歯磨剤中の各歯磨剤組成物は、ディスペンサの物理的に分離された区画内に収容され、同時に分注されてもよい。
本明細書で使用する場合、用語「相」は、連続的又は非連続的であってもよく、別の相とは異なる1つ以上の特性を有する、物理的に異なる領域又は複数の領域を意味する。相間で異なっていてもよい特性の非限定例としては、組成、粘度、溶解性、疎水性、親水性、及び混和性が挙げられる。
用語「多相口腔用組成物」とは、本発明で使用する場合、例えば、油中水型エマルションなどの、互いに不混和性である、2つ又はそれ以上の相の混合を含む。相は、連続的、非連続的、又はこれらの組み合わせであってもよい。多相口腔用組成物の例としては、油中水型エマルションなどのエマルションが挙げられる。多相口腔用組成物の例としては、水中油型エマルション、水中油中水型エマルション、及び油中水中油型エマルションもまた挙げられる。多相口腔用組成物の例としては、相が、二重連続性、層状、ストリップ状、マーブル模様状、リボン状、渦巻状、及びこれらの組み合わせを含む多重連続性である組成物もまた挙げられる。
本明細書で理解されるような用語「エマルション」とは、1)相のうち少なくとも1つが非連続性であり、かつ、2)相のうち少なくとも1つが連続性である、多相組成物の一例である。エマルションの例は、油中に分散された水の液滴を含む。この例では、水及び油は互いに相互不混和性であり、水は非連続性相であり得、また油は連続性相であり得る。
本明細書で理解されるような用語「油中水型エマルション」とは、1)非連続性相が水性であり、かつ、2)連続性相が疎水性である、エマルションの一例である。
本明細書で理解されるような用語「水性相」とは、水及び有効成分を含む少なくとも1つの相であり、かつ疎水性相と不混和性である。特定の実施形態では、水相の各部分は、水相の、少なくとも2重量%の有効成分を含有する。所望により、水相は、例えば、水溶性溶媒、アルコール、ポリエチレングリコール、カーボポール等、若しくはこれらの混合物などの、水溶性である、水混和性である、又はこれらの組み合わせである成分を更に含んでよい。いくつかの実施形態では、不混和性の充填剤が水相に添加された時及び場合には、不混和性の充填剤を除いて、組成物中の水相の割合が算出される。
本明細書で理解されるような用語「疎水性相」とは、水相と不混和性である、組成物の全ての構成成分を意味する。特定の実施形態では、疎水性相は、例えば、疎水性相中へと溶解させた炭化水素溶媒、疎水性相中へと溶解させたポリエチレン、疎水性相中へと溶解させた微晶蝋、又はこれらの混合物などの、疎水性相における、水溶性である、水混和性である、又はこれらの組み合わせである成分を更に含んでよい。
本発明で使用する場合、「効果を達成するための十分な期間」とは、適用当たり、約10秒を超える間、又は約2.5分~約12時間(例えば、一晩中にわたる処置)、若しくは約3分~約180分などの、約1分を超える間、又は約5分~約60分などの、約5分を超える間、又は約10分~約60分などの、約10分を超える間、又は約1、5、10、若しくは15分~約20、30、60、120分の間、又はそのようなより狭い数値範囲が全て本明細書に明示的に記載されているかのように、より狭く、かつそのようなより広い数値範囲内に収まる任意の他の数値範囲に、参加者によって組成物が使用若しくは装着されるか、又は組成物を使用若しくは装着するように参加者に指示することを意味する。加えて、処置は、1日に約1、2、又は3回~1日に約4、5、6又は7回適用されてよい。この処置は、約1、2、3、4、5、6、若しくは7日~約8、9、10、11、12、13、14、21、若しくは28日、又はこのようなより狭い数域が全て本明細書に明示的に記載されているかのように、より狭く、かつこのようなより広い数値範囲内に収まる、任意のその他の数域に関して適用されてよい。いくつかの実施形態では、摩耗時間は、処置が適用される異なる日数にわたって同じではない。更に、所望の利点、例えば、歯のホワイトニングを達成するための処置の長さは、特定の期間の間持続し得、必要に応じて、例えば、約1日~約6か月、特に、約1日~約28日、又は約7日~約28日の間繰り返されてよい。適用の最適な持続時間及び頻度は、所望の効果、処置される任意の病態の重症度、ユーザーの健康及び年齢、並びに同様の留意事項に依存する。
本明細書で使用するとき、「エラストマー」は、ゴム様弾性を有するポリマーとして定義される。エラストマーは、他のポリマー及び材料と比較して、粘弾性があり、分子間力が弱く、ヤング率が低く、破損ひずみが高いポリマーである。
用語「隆起部」は、材料の狭い隆起バンドを意味するために使用される。隆起部は、長い軸と短い軸又は高さを有する。
用語「約」は、量、サイズ、配合、パラメータ、並びに他の数量及び特性が正確ではなく、正確である必要はないが、所望に応じて、許容誤差、変換係数、丸め、測定誤差など、並びに当業者に既知の他の要因を反映して、近似的及び/又はより大きいかより小さい場合があることを意味する。一般に、量、サイズ、配合、パラメータ、又は他の数量若しくは特性は、そのようであると明示的に記載されているか否かに関わらず、「約」又は「近似的」である。「約」という用語はまた、特定の初期混合物から生じる組成物の異なる平衡状態に起因して異なる量も包含する。「約」という用語によって修飾されているか否かに関わらず、特許請求の範囲は、その量に対する均等物を含む。「約」という用語は、報告された数値の10%以内、好ましくは報告された数値の5%以内を意味し得る。
いくつかの種類の範囲が本発明に開示される。任意の種類の範囲が開示又は特許請求される場合、範囲の端点並びにその中に包含される任意の部分範囲及び任意の部分範囲の組み合わせを含む、そのような範囲が合理的に包含し得る各可能な数を個々に開示又は特許請求することを意図している。
前述の概要は、本発明の態様の全てを定めることを意図するものではなく、更なる態様が他のセクションで記載されている。加えて、本発明は、本明細書に記載された特定の段落で定めた変更形態よりも、いずれにせよ狭い範囲である本発明の全ての実施形態を、更なる態様として含む。例えば、ある属について記載された本発明の特定の態様は、属の全ての成員が、独立して本発明の態様となるものと理解されるべきである。また、ある属について記載されるか、ある属の成員を選択する態様は、その属の2種類以上の成員の組み合わせをも包含するものと理解されるべきである。「a」又は「an」を付して記載又は請求されている本発明の態様に関しては、文脈においてより制約的な意味が明確に必要とされない限りは、これらの用語は「1つ以上の」を意味するものと理解されるべきである。「又は(若しくは)(or)」という用語は、文脈においてそうでないことが明確に必要とされない限り、各物品を、選択肢として、又は組み合わせとして、包含するものと理解されるべきである。本発明の態様が、ある特徴を「含む(comprising)」として記述されている場合、実施形態はまた、その特徴「からなる(consisting of)」又は「から本質的になる(consisting essentially of)」ものと企図される。
組成物及び方法の特徴を以下に記載する。セクションの見出しは、読み取りの便宜のためであって、それ自体は限定を意図しない。本文書全体は統一された開示として関連させることを意図しており、たとえ本文書の同一の文、又は段落、又はセクションの中に特徴の組み合わせが一緒に見出されないとしても、本明細書に記載される特徴の全ての組み合わせが企図されていることを理解するべきである。本明細書に記載される方法又は化合物の任意の特徴は、削除されること、本明細書に記載される任意の他の特徴と全体若しくは一部が組み合わされること、又は置換されることが可能であることが理解されるであろう。
エマルション組成物
本明細書に記載されるアプリケータ装置は、口腔表面へのエマルション組成物の塗布に特別に適合されている。エマルション組成物は、水中油型エマルション組成物、油中水型エマルション組成物、及び/又はこれらの組み合わせであり得る。エマルション組成物は、歯、歯肉、頬、舌の表面、又は任意の他の口腔表面に塗布され得る。
口腔に付着され得るエマルション組成物の一例が、多相口腔用組成物又はエマルション組成物の説明のために参照によって本明細書に組み込まれる、米国特許出願第2018/0133119号及び同第2018/0133121号に開示されている油中水型エマルション組成物である。油中水型エマルション組成物は、水相又は疎水性相中に活性剤を有し得る。好適な活性剤としては、米国特許出願第2018/0133119号及び同第2018/0133121号に記載されているものが挙げられる。好適な活性剤としては、1種以上の抗結石剤(複数可)、フッ化物イオン源、抗菌剤(複数可)、歯科用減感剤(複数可)、麻酔剤(複数可)、抗真菌剤(複数可)、抗炎症剤(複数可)、選択的H-2拮抗剤(複数可)、抗カリエス剤(複数可)、栄養素(複数可)、エリスリトール、プロバイオティクス、及びこれらの混合物が挙げられる。活性剤の具体例としては、過酸化水素、フッ化物塩、スズ塩、及びこれらの混合物が挙げられるが、それらに限定されない。油中水型エマルション組成物の目的の1つは、活性剤の利益を達成するのに十分な期間にわたって活性剤を送達することであり得る。例えば、活性剤が過酸化水素である場合、組成物は、歯をホワイトニングするのに十分な期間にわたって歯の表面に接触する必要がある。活性剤がフッ化第一スズである場合、組成物は、抗歯肉炎、抗過敏症、及び/又は抗カリエス効果を提供するために、スズイオン及び/又はフッ化物イオンを付着させるのに十分な期間にわたって歯及び/又は歯肉の表面に接触する必要がある。
エマルション組成物は、ASTM法D937-07に従って測定されるように、約100~約300の円錐貫入値、好ましくは約150~約250の範囲、より好ましくは約170~約200の範囲、又は任意の他の数値範囲内の円錐貫入値を有し得るが、この値は、そのようなより狭い数値範囲が全て明示的に記載されているかのように、そのようなより広範な数値範囲よりも狭く、またそのようなより広範な数値範囲内に含まれる。理論によって制限されるものではないが、油中水型エマルション組成物の円錐貫入稠度値は、油中水型エマルション組成物が、1)実体的であり、かつ歯を減少させないか又は塗布中若しくは使用中に送達担体材料を使い果たさないこと、並びに2)使用中に、有効量の漂白剤又は活性剤を放出すること、を確実にする要因であり得る。具体的には、油中水型エマルション組成物の円錐貫入稠度値が高すぎる場合、油中水型エマルション組成物は実体的であり得ず、また、塗布中又は使用中に歯を減少させ得るか若しくは送達担体を使い果たし得る。対照的に、油中水型エマルション組成物の円錐貫入稠度値が低すぎる場合、油中水型エマルション組成物は、使用中に有効量の漂白剤又は活性剤を放出し得ない。
唾液で湿潤した歯は、油中水型エマルション組成物の付着に対して特有の課題を提示する。湿潤した歯は、親水性表面である。多くの油中水型エマルション組成物は、疎水性の高い特性及び/又は外部相としての疎水性相を有する。したがって、疎水性組成物を親水性表面上に付着させることは困難であり得る。
他の組成物
本明細書では、エマルション組成物、疎水性組成物、及び/又は油中水型エマルション組成物の塗布について具体的に言及するが、本明細書に記載のアプリケータ装置はまた、米国特許仮出願第62/838,350号の詰まったエマルション、PCT/CN2019/091272の組成物、米国特許仮出願第62/834,625号の組成物、又は口腔表面に直接的に塗布され得る任意の他の口腔ケア組成物など、様々な他の組成物を塗布するために使用され得る。
アプリケータ装置(10)
本明細書に記載のアプリケータ装置(10)は、エマルション組成物を口腔表面にわたって広げるように設計され得る。加えて、本明細書に記載のアプリケータ装置(10)は、エマルション組成物を収容し、塗布中に材料がこぼれるのを防止することによってエマルション組成物の移動を容易にするように設計され得る。更に、本明細書に記載のアプリケータ装置(10)は、標的の口腔表面へのエマルション組成物の移動を容易にすることができ、塗布中にユーザーにとっての快適性を促進する特性を有し得る材料から作製され得る。したがって、アプリケータ装置(10)は、自己塗布に好適なアプリケータハンドル(20)と、(a)少なくとも1つの外部隆起部、(b)複数の内部隆起部、及び/又は(c)複数の内部隆起部の間の複数の内部チャネルのうちの少なくとも1つにあるアプリケータ先端部(30)と、を含み得る。
アプリケータハンドル(20)
アプリケータハンドル(20)は、自己塗布で使用するためにサイズ決めされても、あるいは歯科専門家による塗布のためにサイズ決めされてもよい。アプリケータハンドル(20)は、直線状であっても、あるいは実質的に直線状であってもよい。アプリケータハンドル(20)はまた、口腔の後方の歯表面など、到達が困難な口腔ケア表面への塗布を容易にするために、曲線状であっても、角度付きであっても、あるいは屈曲可能であってもよい。
アプリケータハンドル(20)は、例えば、ポリマー、ポリマー合金、エラストマー、金属、金属合金、ガラス、及び/又はこれらの組み合わせなどの任意の好適な材料から作製されてよい。アプリケータハンドル(20)は、把持要素又は審美要素を有してよい。アプリケータハンドル(20)は、不透明、半透明、透明、及び/又はこれらの組み合わせであってよい。
好適なポリマー材料としては、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、及び/又はこれらの組み合わせが挙げられるが、これらに限定されない。
アプリケータハンドル(20)は、約70D~約90D、75D~約85D、約77D~約83D、約45A~約75A、約50A~約80A、約50A~約70A、又は約60A~約80Aのショアデュロメータ評価値を有し得る。アプリケーターハンドル(20)は、アプリケータ先端部(30)のショアデュロメータ評価値よりも高いショアデュロメータ評価値を有することができ、その結果、アプリケータ先端部(30)は口腔内で可撓性となる。デュロメータ評価値は、参照により本明細書に組み込まれるASTM試験法D2240によって決定され得る。
図2Fと同様に、アプリケータハンドル(20)は、アプリケータインサート(25)を有することができるが、このアプリケータインサートは、先端部(30)とハンドル(20)との間の接続を支援し、かつ/又はアプリケータ先端部(30)の可撓性に抵抗するプラットフォームを提供するために、アプリケータ先端部(30)の空隙内に嵌合することができ、これによって、塗布の精密さ、精度、及び/又は快適性が高められ得る。
図6Bと同様に、アプリケータハンドル(20)は、アプリケータ後方支持体(26)を有することができるが、このアプリケータ後方支持体は、先端部(30)とハンドル(20)との間の接続を支援し、かつ/又はアプリケータ先端部(30)の可撓性に抵抗するプラットフォームを提供することができ、これによって、塗布の精密さ、精度、及び/又は快適性が高められ得る。
アプリケータ先端部(30)は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる米国特許出願公開第2019/0246780号に開示されているコネクタなどの任意の好適な手段を使用して、アプリケータハンドル(20)に可逆的に取り付けられ得る。
アプリケータ先端部(30)
本明細書に記載されるように、アプリケータ先端部(30)は、アプリケータ先端部から口腔ケア表面へのエマルション組成物の移動を容易にするように設計され得る。例えば、アプリケータ先端部(30)は、実質的に疎水性の組成物を、湿潤した歯などの親水性表面に送達するように特別に設計され得る。
アプリケータ先端部(30)は、口腔ケア表面への塗布に好適な材料から作製され得る。例えば、アプリケータ先端部(30)は、食品医薬品グレードの材料、GRAS(Generally Regarded As Safe)リストにある材料、又は現地法によって口腔内での使用を承認された他の該当する材料から作製され得る。
アプリケータ先端部(30)は、例えば、ポリマー、ポリマー合金、エラストマー、金属、金属合金、ガラス、及び/又はこれらの組み合わせなどの任意の好適な材料から作製されてよい。
好適なポリマー材料としては、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、及び/又はこれらの組み合わせが挙げられるが、これらに限定されない。
好適なエラストマー材料としては、熱可塑性エラストマー、スチレン系、コポリエステル、ポリウレタン、ポリアミド、ポリオレフィンブレンド、ポリオレフィン合金、リアクタTPO、ポリオレフィンプラストマー、ポリオレフィンエラストマー、及び/又はこれらの組み合わせが挙げられるが、これらに限定されない。好適なエラストマーとしては、例えば、Versaflex(商標)又はDynaflex(商標)の製品ラインとしてPolyOne(登録商標)から、Steralloy(商標)の製品ラインとしてHapco,Incから、又はUnisoft Standard SEBSベースの熱可塑性エラストマーとしてUnited Soft Plasticsから作製されているエラストマーが挙げられる。
アプリケータ先端部(30)は、約25A~約90A、約40A~約85A、約45A~約75A、又は約60A~約70Aのショアデュロメータ評価値を有し得る。
アプリケータ装置のアプリケータ先端部(30)は、アプリケータ先端部(30)の近位端部と遠位端部との間の軸線/延長線として規定される長手方向軸線/延長線を有してもよい。本明細書に記載されるように、「近位端部」という用語は、アプリケータ装置(10)のアプリケータハンドル(20)に取り付けられ得るか又は取り付け可能であり得るアプリケータ先端部(30)の端部を意味するのに対し、「遠位端部」という用語は、アプリケータ先端部(30)の近位端部の反対側にある端部、すなわちアプリケータ先端部(30)の遊動/自由端部においてアプリケータハンドル(20)から最も離れている端部を意味する。長手の塗布方向とは、アプリケータ先端部(30)の遠位端部又は近位端部に向かう方向、すなわちアプリケータ先端部(30)の長手方向の延長線に沿った方向におけるアプリケータ移動として規定される。
アプリケータ先端部(30)は、アプリケータハンドル(20)から延在してもよく、また、反復的にアプリケータハンドル(20)に取り付け可能であるか、アプリケータハンドル(20)から取外し可能であってよく、あるいは、アプリケータ先端部(30)は、アプリケータハンドル(20)に取外し不可能に接続されてもよい。
アプリケータ先端部(30)は、本明細書に記載されるように、少なくとも1つの外部隆起部(31)を含む。この少なくとも1つの外部隆起部(31)は、アプリケータ先端部(30)の外周の少なくとも大部分に沿って位置することができるが、それにより、少なくとも1つの外部隆起部(31)は、配置されるエマルション組成物のための内部空洞(35)を形成する。
少なくとも1つの外部隆起部(31)の高さは、アプリケータ先端部(30)の近位端部においてより大きく、アプリケータ先端部(30)の遠位端部においてより小さくてもよい。少なくとも1つの外部隆起部(31)は、連続的であってもよく、アプリケータ先端部(30)の外周全体を取り囲んでもよい。少なくとも1つの外部隆起部(31)は、アプリケータ先端部(30)の外周の約25%~約95%、約33%~約90%、又は約40%~約80%を取り囲む連続的又は不連続的な隆起部であり得る。少なくとも1つの外部隆起部(31)など、アプリケータ先端部(30)の外周の一部分を、外部隆起部材を含まないように残すことにより、内部空洞(35)内にエマルション組成物を捕捉することなく、アプリケータ先端部(30)から口腔表面へと正確かつ効率的にエマルション組成物を移動させることが可能となり得る。外周の自由部分は、エマルション組成物がアプリケータ先端部から流出することを可能にし得る。少なくとも1つの外部隆起部(31)は、アプリケータ先端部(30)の遠位端部からいずれかの方向に等距離に延在し得る。
アプリケータ先端部(30)は、本明細書に記載されるように、複数の内部隆起部(32)を含む。複数の内部隆起部(32)は、アプリケータ装置(10)の長手方向軸線に対して少なくとも実質的に平行な方向又はそれに対して平行な方向に延在する。対照的に、歯ブラシの剛毛は、歯ブラシの長手方向軸線に対して少なくとも実質的に垂直であるか、あるいはそれに対して垂直である。
複数の内部隆起部(32)の少なくとも一部分は、直線状であっても、あるいは少なくとも実質的に直線状であってもよい。複数の内部隆起部(32)の少なくとも一部分は、曲線状であってもよい。複数の内部隆起部(32)の少なくとも一部分は、直線状又は少なくとも実質的に直線状の部分と曲線状の部分との組み合わせであってもよい。複数の内部隆起部(32)は、アプリケータの表面の全体にわたって均等に離間配置されても、あるいは不均等に離間配置されてもよい。
複数の内部隆起部(32)の少なくとも一部は、アプリケータ先端部(30)の上方縁部において終端しても、あるいは、アプリケータ先端部の上方縁部から約1mm以内、約5mm以内、又は約10mm以内で終端してもよい。複数の内部隆起部(32)の全てが、アプリケータ先端部(30)の上方縁部において終端しても、あるいは、アプリケータ先端部の上方縁部から約1mm以内、約5mm以内、又は約10mm以内で終端してもよい。
アプリケータ先端部(30)は、本明細書に記載されるように、複数の内部隆起部(32)の間にある複数の内部チャネル(33)を含む。内部チャネル(33)の幅は、サイズにおいて同一であっても、異なっていてもよい。複数の内部隆起部(32)及び複数の内部チャネル(33)は、モルタルを付けた鏝と同様に、口腔表面へのエマルション組成物の移動及び拡散を促進する。複数の内部チャネル(33)は、エマルション組成物が湿潤した歯の表面に沿って均一に広がることを可能にし得る。複数の隆起部(32)は、歯ブラシの剛毛とは異なって位置を固定され、また互いに粘着し得ないため、複数の内部隆起部(32)及び複数の内部チャネル(33)は、塗布後に残存する任意のエマルション組成物を除去することが容易となり得る。したがって、エマルション組成物は、より容易に拭き取られ得るか、あるいは洗い流され得る。
複数の内部隆起部(32)は、2~約20、約5~約15、又は約3~約25の内部隆起部を含み得る。複数の内部チャネル(33)は、2~約20、約5~約15、又は約3~約25の内部チャネルを含み得る。少なくとも1つの外部隆起部(31)は、アプリケータ先端部(30)の外周の少なくとも大部分を取り囲む1、2、3、又はそれ以上の外部隆起部を含み得る。
複数の内部隆起部(32)は、少なくとも1つの外部隆起部(31)よりも高さが低くてもよい。複数の内部隆起部(32)と少なくとも1つの外部隆起部(31)との間の高さの差は、エマルション組成物を配置するための、アプリケータ先端部(30)の内部空洞(35)を形成し得る。
複数の内部隆起部(32)のそれぞれの高さは同一であってもよく、あるいはアプリケータ先端部(30)の表面に沿って変化してもよい。複数の内部チャネル(33)のそれぞれの容積は同一であってもよく、あるいはアプリケータ先端部(30)の表面に沿って変化してもよい。例えば、複数の内部チャネル(33)の容積は、アプリケータ先端部(30)の中央に向かって大きくなり、少なくとも1つの外部隆起部(31)に近づくほど小さくなってもよい。
アプリケータ先端部(30)は、清澄、透明、半透明、及び/又は不透明であり得る。アプリケータ先端部(30)は、ユーザーがアプリケータ先端部上のエマルション組成物を容易に見ることができるように着色されてもよい。アプリケータ先端部(30)及びエマルション組成物は、異なる色であっても、対比する色であってもよく、あるいはアプリケータ先端部(30)又はエマルション組成物のいずれかが、口腔表面への塗布中にユーザーによってアプリケータ先端部とエマルション組成物とが容易に区別され得るように着色されてもよい。
複数の内部チャネル(33)のうちの内部チャネル(34)の谷から複数の内部隆起部(33)の頂までの、図2B及び図2Cにおける距離dは、約0.001mm~約1mm、約0.01mm~約0.5mm、又は約0.02mm~約0.4mmであり得る。複数の内部チャネル(33)のうちの内部チャネル(34)の谷から複数の内部隆起部(33)の頂までの、図2B及び図2Cにおける距離dは、先端部全体にわたって一貫していてもよく、あるいはdは、長手方向に、横方向に、若しくはアプリケータ先端部(30)の遠位端部から近位端部の方向に変化してもよい。
複数の内部チャネル(33)のうちの内部チャネル(34)の谷から少なくとも1つの外部隆起部(31)の頂までの、図2B及び図2Cにおける距離dは、約0.01mm~約1.0mm、約0.1mm~約0.9mm、又は約0.25mm~約0.75mmであり得る。複数の内部チャネル(33)のうちの内部チャネル(34)の谷から少なくとも1つの外部隆起部(31)の頂までの、図2Cにおける距離dは、先端部(30)全体にわたって一貫していてもよく、あるいはdは、長手方向に、横方向に、若しくはアプリケータ先端部(30)の遠位端部から近位端部の方向に変化してもよい。
図2B及び図2Cにおける内部空洞(35)の深さdは、0mm~約5mm、0mm~約2.0mm、最大約1.5mm、最大約1.25mm、約0.01mm~約2.0mm、又は約0.1mm~約2.0mmであり得る。内部空洞(35)の深さdは、アプリケータ先端部(30)全体にわたって一貫していてもよく、あるいはdは、長手方向に、横方向に、若しくはアプリケータ先端部(30)の遠位端部から近位端部の方向に変化してもよい。
図2Cの少なくとも1つの外部隆起部(31)の幅Wは、約0.10mm~約2.5mm、約0.25mm~約2.2mm、又は約0.35mm~約2.2mmであり得る。少なくとも1つの外部隆起部(31)は、図2Cのように、ある幅を伴って平坦(すなわち、プラトー)であってもよく、図2Bのように頂であってもよく、かつ/又は丸みを帯びていてもよい。
図2Cの複数の内部隆起部(32)のうちの2つの内部隆起部の間の幅Wは、約0.01~約2.0mm、約0.10mm~約1.5mm、又は約0.25mm~約1mmであり得る。
図2Cの複数の内部空洞(35)の幅Wは、約1.0mm~約10mm、約4.0mm~約9.0mm、又は約5.0mm~約8.0mmであり得る。
アプリケータ先端部(30)の表面に沿った少なくとも1つの外部隆起部(31)の間の空間の体積は、アプリケータ先端部(30)のポケット容積として知られ得る。アプリケータ先端部(30)は、約5mm~約50mm、約10mm~約25mm、又は約10mm~約20mmのポケット容積を有し得る。
図1A及び図1Bに示されるように、アプリケータ装置(10)は、ハンドル(20)と、アプリケータ先端部(30)と、を有し得る。アプリケータ先端部(30)は、少なくとも1つの外部隆起部(31)を有し得る。一実施形態では、図1A及び図1Bに示されるように、少なくとも1つの外部隆起部(31)は、アプリケータ先端部(30)の遠位端部の一方の端部からアプリケータ先端部(30)の遠位端部の反対側の端部まで延びる「U」字形状をなす単一の隆起部を含む。一実施形態では、図1A及び図1Bに示されるように、複数の内部隆起部(32)は、直線状の部分と曲線状の部分とを有する。加えて、一実施形態では、図1A及び図1Bに示されるように、アプリケータ先端部(30)の遠位端部は直線状である。
一実施形態では、図2Aに示されるように、アプリケータ先端部(30)の遠位端部は曲線状であってもよく、これにより、塗布の精密さ、精度、及び/又は快適性が高められ得る。
図2Bは、図2Aのアプリケータ先端部(30)の断面図である。図2Cに示されるように、アプリケータ先端部(30)は、少なくとも1つの外部隆起部(31)と、複数の内部隆起部(32)と、複数の内部隆起部の間にある複数の内部チャネル(33)と、を含み得る。
図2Cは、図2Aのアプリケータ先端部(30)の別の断面図である。図2Cに示されるように、アプリケータ先端部(30)は、少なくとも1つの外部隆起部(31)と、複数の内部隆起部(32)と、複数の内部隆起部の間にある複数の内部チャネル(33)と、を含み得る。
図2Dは図2Aの断面図である。一実施形態では、アプリケータ先端部(30)は、アプリケータ先端部(30)をアプリケータハンドル(20)に接続するのを支援し、かつ/又はエマルション組成物の塗布を支援するために、アプリケータインサート(25)を有してもよい。
図3A及び図3Bは、複数の内部隆起部(32)又は複数の内部隆起部の間の複数の内部チャネル(33)を有さない比較用のアプリケータ装置(10)を示す。
図6A及び図6Bは、アプリケータ先端部(10)の可撓性を調節し得るアプリケータ後方支持体(26)を有するアプリケータ装置(10)を示す。
本発明は、以下の実施例によって更に例示され、これは、本発明の範囲に制限を課すものとして解釈されるべきではない。本明細書の説明を読んだ後に、本発明の趣旨又は添付の特許請求の範囲の範疇から逸脱することなく、それらの様々な他の態様、修正、及び均等物が、当業者に想到され得る。
歯表面へのエマルション組成物の塗布の均一性、及びインビボモデルを用いて所与のアプリケータから歯表面へと移動されるエマルション組成物の比率に関して、アプリケータ装置をスクリーニングした。様々なアプリケータ装置の視覚的及び定量的分析を容易にするために、青色染料をエマルション組成物に添加した。
移動効率として記される歯表面上へのエマルション組成物の移動のパーセンテージを示すために、共通の歯ブラシを図2Aのアプリケータ装置と比較して評価した。これは、0.15~0.25gのエマルション組成物を各記載の用具に装填することによって達成された。塗布前の用具の重量と塗布後の用具の重量とを比較することによって、表1の移動効率を決定した。表1に示されるように、図2Aのアプリケータ装置は、前歯表面上へのエマルション複合体の著しく高い移動を示した。
Figure 2022536329000002
次に、~7.5mgのエマルション組成物を図2A及び図3Aのアプリケータ装置上に装填し、被験者に、上歯にエマルション組成物を垂直方向又は水平方向のいずれかに塗布するように求めた。被験者には、中切歯、側切歯、及び犬歯を含む上側の6本の前歯にそれぞれ15秒間にわたってエマルション組成物を連続的に塗布するように求めた。塗布前及び塗布後の歯の画像色評価を実行することによって、各アプリケータ装置の均一性を決定した。塗布の均一性を8人以上の採点者によって主観的に評価した。採点者は、5を非常に均一な塗布とする0~5の段階で画像を評価し、等級付けした。
図4に示されるように、図2Aのアプリケータ装置は、統計的により高い塗布の均一性をもたらした。図5は、被験者がエマルション組成物を垂直方向に塗布するように指示されたか、水平方向に塗布するように指示されたかにかかわらず、図2Aのアプリケータ装置によって塗布の均一性がより高くなったことを示す。例えば、図2Aのアプリケータ装置は、水平方向に塗布したときには2.74の塗布均一性、垂直方向に塗布したときには2.71の塗布均一性をもたらした。対照的に、図3Aのアプリケータ装置は、表2に示されるように、水平方向に塗布したときには2.00の塗布均一性、垂直方向に塗布したときには2.29の塗布均一性をもたらした。
Figure 2022536329000003
相互参照される又は関連する任意の特許又は特許出願、及び本願が優先権又はその利益を主張する任意の特許出願又は特許を含む、本明細書に引用される全ての文書は、除外又は限定することを明言しない限りにおいて、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。いかなる文献の引用も、本明細書中で開示又は特許請求される任意の発明に対する先行技術であるとは見なされず、あるいはそれを単独で又は他の任意の参考文献(単数又は複数)と組み合わせたときに、そのようないかなる発明も教示、示唆又は開示するとは見なされない。更に、本文書における用語の任意の意味又は定義が、参照により組み込まれた文書内の同じ用語の任意の意味又は定義と矛盾する場合、本文書においてその用語に与えられた意味又は定義が適用されるものとする。
本発明の特定の実施形態を例示及び説明してきたが、本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく様々な他の変更及び修正を行うことができる点は当業者には明白であろう。したがって、本発明の範囲内にある全てのそのような変更及び修正を添付の特許請求の範囲に網羅することが意図される。

Claims (10)

  1. アプリケータ先端部(30)であって、
    (a)少なくとも1つの外部隆起部(31)と、
    (b)複数の内部隆起部(32)であって、好ましくは、前記複数の内部隆起部(32)の一部分が実質的に直線状又は曲線状であり、より好ましくは、前記複数の内部隆起部(32)の第1の部分が実質的に直線状であり、前記複数の内部隆起部(32)の第2の部分が曲線状である、複数の内部隆起部(32)と、
    (c)前記複数の内部隆起部(32)の間にある複数の内部チャネル(33)と、を含み、
    前記アプリケータ先端部(30)の外周の少なくとも一部分は、前記少なくとも外部隆起部(31)を含まず、好ましくは、前記アプリケータ先端部(30)は、約45 A~約75 Aのデュロメータ評価値を有する、アプリケータ先端部(30)。
  2. 前記塗布先端部(30)は着色されている、請求項1に記載のアプリケータ先端部(30)。
  3. 前記複数の内部隆起部(32)は、2~約20の内部隆起部を含む、請求項1又は2に記載のアプリケータ先端部(30)。
  4. 前記少なくとも1つの外部隆起部(31)は、プラトーを含む、請求項1~3のいずれか一項に記載のアプリケータ先端部(30)。
  5. 前記アプリケータ先端部(30)は、エラストマーから作製され、好ましくは前記エラストマーは、熱可塑性エラストマー、スチレン、コポリエステル、ポリウレタン、ポリアミド、ポリオレフィンブレンド、ポリオレフィン合金、リアクタTPO、ポリオレフィンプラストマー、ポリオレフィンエラストマー、及び/又はこれらの組み合わせである、請求項1~4のいずれか一項に記載のアプリケータ先端部(30)。
  6. アプリケータ(10)であって、
    (a)アプリケータ先端部(30)であって、
    (i)少なくとも1つの外部隆起部(31)と、
    (ii)複数の内部隆起部(32)であって、好ましくは、前記複数の内部隆起部(32)の一部分が実質的に直線状又は曲線状であり、より好ましくは、前記複数の内部隆起部(32)の第1の部分が実質的に直線状であり、前記複数の内部隆起部(32)の第2の部分が曲線状である、複数の内部隆起部(32)と、
    (iii)前記複数の内部隆起部(32)の間にある複数の内部チャネル(33)と、を含む、アプリケータ先端部(30)と、
    (b)アプリケータハンドル(20)と、を含み、
    前記アプリケータ先端部(30)の外周の少なくとも一部分は、前記少なくとも1つの外部隆起部(31)を含まず、好ましくは、前記アプリケータ先端部(30)は、約45 A~約75 Aのデュロメータ評価値を有する、アプリケータ(10)。
  7. 前記塗布先端部(30)は着色されている、請求項6に記載のアプリケータ(10)。
  8. 前記複数の内部隆起部(32)は、2~約20の内部隆起部を含む、請求項6又は7に記載のアプリケータ(10)。
  9. 前記少なくとも1つの外部隆起部(32)はプラトーを含む、請求項6~8のいずれか一項に記載のアプリケータ(10)。
  10. 前記アプリケータ(30)は、エラストマーから作製され、好ましくは前記エラストマーは、熱可塑性エラストマー、スチレン、コポリエステル、ポリウレタン、ポリアミド、ポリオレフィンブレンド、ポリオレフィン合金、リアクタTPO、ポリオレフィンプラストマー、ポリオレフィンエラストマー、及び/又はこれらの組み合わせである、請求項6~9のいずれか一項に記載のアプリケータ(10)。
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