JP2022531901A - 自動的食品調理ライン - Google Patents

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Abstract

【要約】サンドイッチやハンバーガーを作るためにパン製品を自動的に調理する自動的食品調理ラインは、複数の異なるタイプのパン製品を収容する自動的なパン製品取り扱いシステムと、パン製品をトーストする自動的トースター器具と、箱と包装紙の両方を自動的に提供する自動的パッケージシステムと、複数の異なるソースをパン製品に提供する自動的ソース提供システムと、1つ以上の異なる調味材料をパン製品に提供する自動的非ソース調味材料提供システムと、適切なコンピュータ、例えば、プログラマブルロジックコントローラなどの制御下で、パン製品をさまざまなシステム間で搬送する自動的コンベヤシステムとを備えている。店頭に設置されたユーザインターフェースに、その選択肢を入力することによって、利用者は、パン製品のタイプと、ソースのタイプと、非ソース調味材料のタイプとを選択することができる。

Description

本発明は、概括的にフードサービス機器に関する。特に本発明は、例えば、2つのパンを必要とする従来のハンバーガーサンドイッチ、3つのパンを必要とするビッグマック(登録商標)サンドイッチなど、種々の異なるソース、調味材料、及びパッケージをさらに含み得る、特定の利用者注文に従って、また他のサンドイッチ食品アイテムなどの食品を、迅速かつ正確に調理するために、レストラン、特にファーストフードレストランで使用される新規かつ改良された自動的食品調理ラインに関する。
従来、特にファーストフードレストランで特定の食品注文を調理する際には、調理担当者は、調理する食品製品、トーストする食品製品などを、特定の調理器具又はトースター器具へ個別方式又は1つずつの方式で送り込まなければならず、また同様に、食品製品を特定の調理器具又はトースター器具から個別方式又は1つずつの方式で除去しなければならない。加えて、各食品製品は、例えば、異なるサイズの紙パッケージ、又はさまざまな異なる食品アイテムのための異なる箱パッケージのような、特定のタイプのパッケージ内にパッケージされることとともに、さまざまな異なるソース又は調味材料をそれに付与する必要がある可能性がある。明らかに、このような食品調理、料理、トースト、調味材料及びソースの付与、ならびにパッケージの選択手順は、特にファーストフードレストランでは、非常に非効率的で、時間がかかり、労働集約的であり、調理又はトーストされた食品製品を比較的短いサービス時間内に生産するために、急速又は迅速な調理又はトーストの食品調理時間が必要又は望ましく、このサービス時間は、ファーストフード店のより重要で魅力的な特徴又は特性の1つを有効に規定する。
新規かつ改良された一式のフードサービス機器は、当該技術分野において必要性が存在する。完全な食品調理プロセスを介して特定の食品アイテムを調理することに適合された、新規かつ改良された一式のフードサービス機器は、当該技術分野においてさらに必要性が存在する。例えば、所望の特定の食品アイテムに対する特定のタイプの食パン又はパン(バンズ)の選択、所望の特定の食品アイテムに対するそのような特定のタイプの食パン又はパンのトースト、必要な場合には特定の食品アイテムに対する特定のパッケージの選択、及び特定の食品アイテムに付与される特定の調味材料及び/又はソースの選択を含む、完全な食品調理プロセスを通して特定の食品アイテムを調理することに適合された、新規かつ改良されたフードサービス機器は、当該技術分野においてさらに付加的な必要性が存在する。さまざまな異なる食品施設で利用できる、新規かつ改良された一式のフードサービス機器は、当該技術分野においてさらに別の必要性が存在する。例えばファーストフードレストランのようなさまざまな異なる食品施設で利用できる、新規かつ改良された一式のフードサービス機器は、当該技術分野においてさらになお別の必要性が存在する。例えばファーストフードレストランのようなさまざまな異なる食品施設で利用できる、新規かつ改良された一式のフードサービス機器は、当該技術分野において別の必要性が存在し、ここで、例えばファーストフードレストランのような施設では、調理や料理のための短い工程所要時間が非常に厳しい特徴又は特性である。例えばファーストフードレストランのようなさまざまな異なる食品施設で利用できる、新規かつ改良された一式のフードサービス機器は、当該技術分野においてさらになお別の必要性が存在し、ここで、この機器は比較的コンパクトであり、かつ、利用者の特定の明細事項に従って調理された食品製品を供するのに効率的である。
さらに、例えば、ファーストフードレストランのようなさまざまな異なる食品施設で利用する可能性がある新規かつ改良された一式のフードサービス機器は、当該技術分野においてさらに必要性が存在し、この機器は比較的コンパクトであり、利用者の特定の明細事項に従って調理された調理済み食品製品を供するのに効率的であり、最小限の数の調理担当者によって操作する可能性がある。さらに、例えばファーストフードレストランのような、さまざまな異なる食品施設で利用する可能性がある新規かつ改良された一式のフードサービス機器であって、比較的コンパクトであり、利用者の特定の明細事項に従って調理された食品製品を供するのに効率的であり、最小限の数の食品調理担当者によって容易に操作することができ、食品アイテムを単独で又は1つずつ調理又は加工することに制限されるのではなく、多数の食品アイテムを同時に調理、料理、又はトーストするのに利用する可能性がある、フードサービス機器は、当該技術分野においてさらに別の必要性が存在する。さらに、例えば、ファーストフードレストランのようなさまざまな異なる食品施設で利用する可能性がある新規かつ改良された一式のフードサービス機器は、当該技術分野においてさらに別の必要性が存在し、ここでは、多数の食品アイテムコンポーネントは、特に休止中又は比較的緩慢な営業時間又は時間の間に、機器に効果的に予め充填することができ、その結果、食品アイテムが単独で又は1つずつ調理されるように制限されるのではなく、注文が、「POS」位置で利用者のためのシステムに入力されるときに、複数の食品アイテムが、注文処理に対して実質的に即座に利用可能となる。例えば、パン取り扱いシステム、食品パッケージシステム、ソース提供システム、及び調味材料提供システムのような、システムの種々の主要コンポーネントが、空間的又は財政的制約に従って望まれ得る又は必要とされ得る自動化された動作システムを効果的に形成するために一緒に動作可能に接続されてよいモジュラーコンポーネントを含む、新規かつ改良された一式のフードサービス機器の技術分野には、最後の必要性が存在する。
従って、本発明の主たる目的は、新規かつ改良された一式のフードサービス機器を提供することである。本発明のさらなる目的は、完全な食品調理プロセスを介して特定の食品アイテムを調理することに適合された、新規かつ改良された一式のフードサービス機器を提供することである。本発明のさらに付加的な目的は、例えば、所望の特定の食品アイテムに対する特定のタイプの食パン又はパン(バンズ)の選択、所望の特定の食品アイテムに対するそのような特定のタイプの食パン又はパンのトースト、必要な場合には特定の食品アイテムに対する特定のパッケージの選択、及び特定の食品アイテムに付与される特定の調味材料及び/又はソースの選択を含む、完全な食品調理プロセスを通して特定の食品アイテムを調理することに適合された、新規かつ改良されたフードサービス機器を提供することである。本発明のさらに別の目的は、さまざまな異なる食品施設で利用できる、新規かつ改良された一式のフードサービス機器を提供することである。本発明のさらになお別の目的は、例えばファーストフードレストランのようなさまざまな異なる食品施設で利用できる、新規かつ改良された一式のフードサービス機器を提供することである。本発明の別の目的は、例えばファーストフードレストランのようなさまざまな異なる食品施設で利用できる、新規かつ改良された一式のフードサービス機器を提供することであり、ここで、例えばファーストフードレストランのような施設では、調理や料理のための短い工程所要時間が非常に厳しい特徴又は特性である。本発明のさらになお別の目的は、例えばファーストフードレストランのようなさまざまな異なる食品施設で利用できる、新規かつ改良された一式のフードサービス機器を提供することであり、ここで、この機器は比較的コンパクトであり、かつ、利用者の特定の明細事項に従って調理された食品製品を供するのに効率的である。
本発明のさらに別の目的は、例えばファーストフードレストランのようなさまざまな異なる食品施設で利用できる新規かつ改良されたフードサービス機器を提供することであり、この機器は比較的コンパクトであり、利用者の特定の明細事項に従って調理された調理済み食品製品を供するのに効率的であり、最小限の数の調理担当者によって操作できる。本発明のさらに別の目的は、例えばファーストフードレストランのようなさまざまな異なる食品施設で利用できる新規かつ改良された一式のフードサービス機器を提供することであり、ここで、この機器は比較的コンパクトであり、利用者の特定の明細事項に従って調理済み食品製品を供するのに効率的であり、最小限の数の食品調理担当者によって容易に操作でき、食品アイテムを単独で、又は1つずつ加工又は調理することに制約されるのではなく、多数の食品アイテムを同時に調理、料理、又はトーストするために利用できる。本発明のさらに別の目的は、例えば、ファーストフードレストランのようなさまざまな異なる食品施設で利用できる新規かつ改良された一式のフードサービス機器を提供することであり、ここで、多数の食品アイテムコンポーネントが、特に休止中又は比較的緩慢な営業時間又は時間の間に、機器に効果的に予め充填されることができ、その結果、複数の食品アイテムが、注文が「販売時点」(POS)位置での利用者のためのシステムに入力されると、食品アイテムが単独で、又は1つずつ調理されることに制約されるのではなく、注文処理に実質的に即座に利用可能となるようにする。本発明の最後の目的は、例えば、パン取り扱いシステム、食品パッケージシステム、ソース提供システム、及び調味材料提供システムのようなシステムの種々の主要コンポーネントが、空間的又は財政的制約に従って望まれ得る又は必要とされ得る自動化された動作システムを効果的に形成するために一緒に動作可能に接続できるモジュラーコンポーネントを含む、新規かつ改良された一式のフードサービス機器を提供することである。
上記及び他の目的は、パン取り扱いシステムを備えている新規かつ改良された自動的食品調理ラインを提供することにより、本発明の教示及び原理に従って達成され、パン取り扱いシステムは、パントースター器具と関連して配置され、サンドイッチパン又は類似の食品製品を調理するものであり、例えば、調理される特定の最終食品製品のタイプに応じて複数の食品アイテムコンポーネント(食材)、例えば2つ又は3つのパンを個別に又は1つずつ取り扱わなければならない食品調理担当者の代わりに、本発明のパン取り扱いシステムは、複数の食品アイテムコンポーネントを予め充填した方法でパン取り扱いシステムに挿入することを可能にするシステムを備え、その後、特定の食品アイテムコンポーネントを販売時点(POS)位置で利用者が選択した特定の明細事項に従って提供し、適切なトースター器具に挿入する。さらに、自動的食品調理ラインは、利用者の注文に応じて多数の食品アイテムを効率的かつ正確に生産するために、さまざまな追加操作を実行する他の食品機器システム又はアセンブリをさらに含む。例えば、他の食品機器システム又はアセンブリのうちの1つは、自動的パッケージ提供システムを含んでよく、ここで、システムは、パッケージされる特定の食品アイテムに応じて、パッケージ箱又は包装紙パッケージのいずれかを提供することに適合されている。さらに、自動的食品調理ラインは、他の食品機器システム又はアセンブリの別のものは、自動的ソース提供システムを含んでよく、このシステムは、特定の利用者の注文に従って、例えば、マスタード、ケチャップ、マヨネーズなどの異なるソース又はソースタイプの調味材料を、食品アイテム上に提供することに適合されている。さらに、他の食品機器システム又はアセンブリの別のものは、自動的調味材料提供システムを含んでよく、このシステムは、特定の利用者の注文に従って、例えば、刻んだレタス、刻んだタマネギ、刻んだチーズなどのような異なる非ソース調味材料を、食品アイテム上に提供することに適合されている。最後に、自動的食品調理ライン全体の全ての自動運転システムは、プログラマブルロジックコントローラ(PLC)又は他の類似の中央制御ユニット又はシステムの制御下にあり、ユーザインターフェース(UI)は販売時点(POS)位置に配置されてよく、これにより、利用者は、例えば、サンドイッチ、ハンバーガー、又はビッグマック(登録商標)のパンのタイプ、特定のソース調味材料、及び/又は特定の非ソース調味材料などを含む、自分の食品アイテムの注文の詳細を入力してよいことに留意するものとする。
本発明の種々の他の特徴と付随する利点とは、添付の図面に関連して考慮される場合に、以下の詳細な説明から、より十分に理解されるものである。図面において、同様の参照符号は、いくつかの図を通して、同様の部分又は対応する部分を示す。
本発明の原理及び教示に従って構築された新規かつ改良された自動的食品調理ラインの概略正面図であり、これは、パン取り扱いシステム、パントースター器具、箱パッケージシステム、包装紙パッケージシステム、ソース提供システム、及び調味材料提供システムを含む。 本発明の原理及び教示に従って構築された新規かつ改良された自動化されたパン供給及びトーストシステムの概略斜視図であり、自動的食品調理ラインの第1主要コンポーネントである。 図2の装置の垂直方向に配向したカルーセル又はエンドレスコンベヤ機構内に配置された複数のパン格納チューブを示す側面立面図であり、多数又は複数のパンが各パン格納チューブ内に直列に配置されている。 図1及び図2に開示されているように、新規かつ改良された自動化されたパン供給システムの、垂直方向に配向されたカルーセル又はエンドレスコンベヤ機構の1つを収容するキャビネットの1つの正面、右側、上面斜視図である。 図4の拡大された部分正面図であり、新規かつ改良された自動化されたパン供給システムの垂直方向に配向されたカルーセル又はエンドレスコンベヤ機構、ならびにカルーセル又はエンドレスコンベヤシステムのスターホイールコンポーネントのうちの1つと、近接センサと、カルーセル又はエンドレスコンベヤシステムを最初に較正するその関連フラグとを一層明確に開示するために、キャビネットのフロントドア及び/又はカバーが取り外されている。 カルーセル又はエンドレスコンベヤシステムのタイミングベルトとともに使用される、ロータリーエンコーダを開示する図4の拡大部分背面図である。 ロータリーエンコーダ、タイミングベルト、及び環状リングを示すカルーセル又はエンドレスコンベヤシステムの背面斜視図であり、これらの上にパン格納チューブの外部チューブが互いに接触して配置され、カルーセル又はエンドレスコンベヤシステム内に集合的に支持される。 カルーセル又はエンドレスコンベヤシステムが配置されたフレームワークの一部を開示するカルーセル又はエンドレスコンベヤシステムの断面図であり斜視図である。 カルーセル又はエンドレスコンベヤシステムが配置されるフレームワークの一部を開示する、図8のものと同様の側面図であり断面図である。 1つのパン格納チューブの外観図である。 図10内に開示されたパン格納チューブの長手方向断面図である。 パン格納チューブの前端キャップを取り外して交換するために利用されるグリッパー機構を開示する概略図である。 パン格納チューブ内に配置されたパンを提供又は排出するために、パン格納チューブ内に配置されたパンを漸進的に前進させるように、パン格納チューブの後端キャップと係合するように構成された、押し込みブロック機構を移動させるために利用されるモータ駆動システムを開示する概略図である。 図13に開示されているモータ駆動システムの断面図である。 パン分離器の斜視図である。 パンゲートが最上方のパン格納チューブとパン分離器との間に挟まれた高さ位置で、パンゲートを開示する装置の断面図である。 パン分離器のクラウンシェルフ用のアクチュエータと、パン分離器のクラウンハウジング区間の後部プレート部材用のアクチュエータとを示す、パン分離器のクラウンハウジング区間の断面図である。 パンゲート及びそのパン存在センサを開示する図16と対応する拡大斜視図である。 パンローテータ機構の斜視図である。 横方向に移動可能なパン分離器を、取り付けレールから吊り下げて支持し、床の山形鋼に対して、またシュート部材に対して移動可能であるとともに、パン分離器の横方向の配置に応じてシュート部材上にパン区間を付加するようにすることを示す斜視図である。 ローテータアセンブリのパンローテータのうちの1つの断面図である。 長手方向及び横断方向又はX及びY方向に移動する2つのアクチュエータシステムへのパンローテータアセンブリの取り付け、ならびに180度方向に反対方向にパンローテータが移動することを可能にする回転アクチュエータへの接続を示す概略図である。 トースター器具と、これと動作可能に関連するコンベヤ機構との斜視図である。 図23に示すようなコンベヤ機構からトーストパンを回収するパンのピックアップデバイスの第1実施形態である。 図23に示すようなコンベヤ機構からトーストパンを回収するパンのピックアップデバイスの第2実施形態の斜視図である。 図23に示すようなコンベヤ機構からトーストパンを回収するパンピックアップデバイスの第2実施形態の、種々のコンポーネントの動作を一層明確に示す図25の垂直断面図である。 本発明の原理及び教示に従って構成された全体的な自動的パッケージ提供システムを示す正面及び上面の斜視図である。 取り付け板上に固定された複数のパッケージ箱アセンブリを備えるパッケージ箱サブシステムを示す正面斜視図であり、取り付け板はリニアベルトドライブに固定され、パッケージ箱アセンブリの1つを真空吸引カップグリップシステムの下に適切に位置決めするために、複数のパッケージ箱アセンブリをガイドレール上で横方向に移動させることができる。 モータ駆動のリニアベルトドライブに、どのように取り付け板を固定して接続するかを示す図28の取り付け板の背面斜視図である。 パッケージ箱アセンブリ内に固定されたパッケージ箱を縦方向又は前方/後方、ならびに横方向又は横並びのモードで維持するように、パッケージ箱の側部と係合する垂直方向に配向されたガイドロッドを含む、パッケージ箱アセンブリのうちの1つを含む種々のコンポーネントを示す斜視図である。 異なる幅寸法を有する異なるパッケージ箱が収容できるように、ガイドロッドを互いに対して横方向に調節することができるように、パッケージ箱アセンブリの周辺フレームワーク内に取り付けられたガイドロッドの上端の拡大斜視図である。 パッケージ箱に適切に係合するように、図30の垂直方向に配向されたガイドロッドが配置されるパッケージ箱の上半区間と下半区間との間のコーナー相互接続を示す、典型的なパッケージ箱の平面図である。 複数の吸引カップを垂直上下に移動させる垂直方向に向けられたサーボ駆動モータを示す、真空吸引カップグリップアセンブリの側面斜視図である。 真空吸引カップグリップアセンブリをパッケージ箱の上、又は包装紙パッケージサブシステムのトレイの1つ内に配置された包装紙の上に適切に位置決めするように、真空吸引カップグリップアセンブリを前方及び後方モードで移動させるのに利用される、水平方向に配向されたサーボ駆動モータに固定的に接続された取り付け板上への垂直方向に配向されたサーボ駆動モータの取り付けを示す、図33に示す真空吸引カップグリップアセンブリの拡大斜視図である。 複数の異なる包装紙パッケージシートをそれぞれ含む包装紙パッケージハウジング内に取り付けられた、複数の水平方向に向けられ垂直方向に間隔をおいた紙トレイを示す包装紙パッケージサブシステムの斜視図である。 拡大された正面、右側、斜視図であり、垂直方向に向けられたアクチュエータに、どのように包装紙パッケージハウジングが固定的に接続されているかを示し、そのアクチュエータの作動によって、包装紙パッケージハウジングが上下に移動される。 包装紙パッケージサブシステムの背壁に固定された垂直方向に配向されたガイドロッド上の包装紙パッケージハウジングの取り付けを示す包装紙パッケージサブシステムの背面図であり、これとともに、複数の包装紙トレイのうちの選択された1つを包装紙パッケージハウジングから外方に移動させるため、又は、特定の包装紙パッケージシートが選択されたトレイから除去された後に、選択されたトレイを包装紙パッケージハウジングにもどすためのトレイ延長シリンダ/アクチュエータの背面図である。 包装紙パッケージトレイのうちの1つの上面平面図であり、垂直移動のために、包装紙パッケージトレイが垂直方向に向けられたガイドレール上にどのように取り付けられるかに関する追加の詳細を図示する。 任意の特定のサイズの包装紙パッケージシートと、包装紙パッケージシートの供給が枯渇したことを示すセンサと協働するために包装紙パッケージトレイの相対的に中央部内に形成された開口部とを、複数の包装紙パッケージトレイの任意の1つが収容できるように、包装紙パッケージトレイ内に配置された調整可能な位置決めガイドを示す包装紙パッケージトレイの1つの斜視図である。 本発明の原理及び教示によって開発され、自動化された食品調理ライン内に組み込まれることを示す新規かつ改良された自動的ソース提供システムの概略図である。 本発明の原理及び教示によって開発された新規かつ改良された自動的ソース提供システムの拡大図であり、複数のキャニスター/ソース容器アセンブリは、その取り付け板上に取り付けられ、それぞれ、空気源又は空気圧源に接続され、特定のソースを提供するソレノイド制御ディスペンスバルブを含むバルブバンクに通じる流体導管又はホースに接続されることに適合された、取り外し可能なキャニスターキャップと急速着脱型フィッティングとを有する。 外側のキャニスターと、内側のソース容器と、上側の取り外し可能なキャニスターキャップと、下側の急速着脱型フィッティングとを開示するキャニスター/ソース容器アセンブリのうちの1つのアセンブリの拡大概略断面図である。 キャニスター/ソース容器アセンブリをその上下の位置の間で移動させることができるように、その旋回可能な取り付けブラケット上に取り付けられたキャニスター/ソース容器アセンブリのうちの1つの立面概略図である。 自動的ソース提供システムネットワーク上に取り付けた場合の複数のキャニスター/ソース容器アセンブリの斜視図であり、ここで、複数のキャニスター又はソース容器アセンブリが、どのように複数のソースディスペンスバルブを含む一対のバルブバンクに動作可能に接続されているか、また、一対のバルブパンクの下に配置された食品コンベヤの方向性の動きに横断又は横断する方向にガイドに沿って、一対のバルブバンクを移動させるためのサーボモータに、どのように複数のソースディスペンスバルブを含む一対のバルブバンクが動作可能に接続されているかが、理解可能である。 特定のソースを食品製品に提供することを可能にするか、又は特定のソースを食品製品に提供することを防止するために、バルブバンク内で利用でき、ソース容器をバルブバンクに流体接続する流体導管の下端部分と関連して、バルブバンク内で利用することができる1つの例示的なタイプのバルブであるピンチバルブアセンブリの概略斜視図である。 図45に開示されたピンチバルブの概略断面図である。 バルブ機構又は計量ゲートがその閉位置に配置され、それによって調味材料を調味材料室内に保持し、調味材料が調味材料室の下方に配置されることに適合された食品アイテムへ調味材料が排出されるのを防止する場合の、調味材料提供システムを示す、本発明の原理及び教示に従って構成された、新規かつ改良された自動的調味材料提供システムの実質的な断面図である。 図47に開示されているように、作動時に、エアシリンダがバルブ機構又は計量ゲートを、垂直方向に配向されたスクレーパ機構を通過させて移動させるように、バルブ機構又は計量ゲートがどのようにして、エアシリンダアクチュエータに作動的に接続されるかを示す、拡大された詳細断面図であり、全ての調味材料がバルブ機構又は計量ゲートから除去され、調味材料室の下部排出端部から排出されるようになる。 図47及び図48に開示されている複数の自動的調味材料提供システムを示す概略図であり、自動的食品調理ラインに沿って配置された複数の調味材料提供ステーションに配置され、中央プログラマブルロジックコントローラ(PLC)に動作可能に接続され、プログラマブルロジックコントローラ(PLC)と複数の自動的調味材料提供システムとが双方向通信リンクによって互いに通信できるようにされ、それによって複数の自動的調味材料提供システムのさまざまな動作パラメータがプログラマブルロジックコントローラ(PLC)に通信でき、プログラマブルロジックコントローラ(PLC)が複数の調味材料提供システムに適切な制御信号を送信することができ、それによって複数の調味材料提供動作が同時に達成されるようにする。 第1の省略式又は短縮式モジュラー自動的食品調理ラインの概略斜視図であり、例えば、自動的パン取り扱いシステムとトースター器具とを自動的ソース提供システムに動作可能に接続することができる。 第2の省略式又は短縮式モジュラー自動的食品調理ラインの概略斜視図であり、例えば、手動で充填されたトースター器具を自動的ソース提供システムに動作可能に接続することができる。 第3の省略式又は短縮式モジュラー自動的食品調理ラインの概略斜視図であり、例えば、自動的パン取り扱いシステムとトースター器具とが互いに動作可能に接続されている。
次に図面、さらに詳しくは、その図1を参照すると、発明として、新規かつ改良された自動的食品調理ラインが開示され、参照符号10によって概括的に示される。
さらに詳しくは、新規かつ改良された自動的食品調理ライン10は、
複数の異なるタイプのパンが格納され、特定のパンが提供されるようにするパン取り扱いシステム100と;
パン取り扱いシステム100からパンを受け取ることに適合されているトースター器具200と;
完成の食品アイテムの一部となるパンを収容するために異なる特定の箱を取り出し得る箱パッケージシステム300と;
完成の食品アイテムの一部となるパンを収容するために異なる包装紙を取り出し得る包装紙パッケージシステム400と;
特定の箱又は包装紙パッケージ内にパンが置かれた後に1つ以上の選択されたソースをパンに提供する第1ソースタイプ調味材料提供システム500と;
1つ以上の選択された非ソース調味材料をパンに提供する第2非ソース調味材料提供システム600と;
パンを調理ライン10に沿って搬送する縦方向コンベヤシステム700と;
個々のシステムとシステムのコンポーネントとの全ての動作を制御するプログラマブルロジックコントローラ(PLC)800であって、プログラマブルロジックコントローラ(PLC)800に動作可能に接続されているユーザインターフェース(UI)900に、特定のコマンドを利用者が入力することにより、自分の食品アイテムを所望通りに正確に注文し得るプログラマブルロジックコントローラ(PLC)800とを備えていることが分かる。
なお、第2調味材料提供システム600は、1つ以上の調味材料ディスペンサを備えてよく、これにより、ユーザインターフェース900を使用して販売時点(POS)位置で利用者によってプログラマブルロジックコントローラ(PLC)800に入力された予め選択された又は予め順序付けられたアイテムに従って、例えば、刻んだレタス、刻んだタマネギ、刻んだチーズなどのような複数の異なる調味材料がパン上に付加(deposit,堆積)されてよいことに留意するものとする。最後に、本開示は実質的にハンバーガー用のパン(bun,バンズ)に向けられるが、全体的な自動的食品調理ライン10は、サンドイッチ又は他のタイプの食品アイテムを作る任意のパン製品(bread product)にも適用できることが理解されるものとする。
図2ないし図4を参照すると、パン取り扱いシステム100は、多数又は複数のパン格納チューブ104を収容する一対のパン格納キャビネット102を備えていることが分かる。もちろん、システム100は、その中でパン取り扱いシステム100が利用されている特定の食品施設の効率的な動作に関連して望ましい、又は必要と考えられる2つ以上のパン格納キャビネット102を備えてよいことに留意するものとする。複数のパン格納チューブ104は、実質的に垂直で楕円形のアレイ内に配置され、エンドレスコンベヤ又はカルーセルシステムを有効に形成する。以下にさらに詳しく説明するが、このシステムにより、多数又は複数のパン格納チューブ104のいずれかの特定の1つが、図2ないし4に開示されているいずれかの位置から、パン提供位置を構成する12時又は上死点位置へ移動できる。パン提供位置は、図2ないし4から明らかとなるものであり、参照符号106によって示されている。さらに、各パン格納チューブ104は、パン格納キャビネット102の対の各1つの中のパン格納チューブ104の各セットのパン格納チューブ104を備え、図3に最も明らかに見られるように、複数のパン108が配置された細長い水平に配置されたチューブ構造を備え、例えば、ハンバーガー又はビッグマック(登録商標)を製造する際に利用される従来のパンを備えてよいことが分かる。例えば、従来のサンドイッチ又はハンバーガーを形成するために使用されるヒール又はクラウンタイプのパン、及び/又は、例えば、当該タイプのサンドイッチを構成するために3つのパンを必要とするビッグマック(登録商標)タイプのハンバーガーサンドイッチを作るときに使用されてよい中間パン又はクラブパンのような、種々のパンを収容又は収納することに、多数又は複数のパン格納チューブ104は適合されていることが理解されるものとする。加えて、例えば、食品の利用者が本来、食品の利用者が食堂内の「販売時点」(POS)で発注したときに、食品の利用者によって予め選択される、全粒小麦パン、全粒パン、多粒パン、酸っぱい生地パンなどのような多様な種類のパンを、多数又は複数のパン格納チューブ104は収容又は収納することができることにさらに留意するものとする。
さらに、全体のパン取り扱いシステム100内に効果的に並置して配置された一対のパン格納キャビネット102を保有及び利用することの目的は、食品調理ライン10の全体の効率的な動作に必要な2つの異なる動作を同時に、全体のパン取り扱いシステム100が行うことを可能にすることであることに留意するものとする。例えば、パン格納キャビネット102の前記対のうちの第1パン格納キャビネット内に配置されたパン格納チューブ104の第1セットと動作可能に関連付けられたエンドレスコンベヤシステムが、作動される間に;パン格納キャビネット102の前記対のうちの第1パン格納キャビネット内に配置された多数又は複数のパン格納チューブ104が移動されることで、パン格納チューブ104のうちの特定の1つがパン格納キャビネット102の提供位置又は提供箇所106へ移動又は配置され、これは前述したように、12時又は上死点位置にあると有効に定義される。パン格納キャビネット102の前記対のうちの第2パン格納キャビネット内に配置されたパン格納チューブ104の第2セットと動作可能に関連付けられたエンドレスコンベヤシステムが、作動され、パン格納キャビネット102の前記対のうちの第2パン格納キャビネット内に配置された多数又は複数のパン格納チューブ104は、同様に、12時又は上死点提供位置又は提供箇所106へ移動できる。このようにして、多数又は複数のパン格納チューブ104を収容する単一の格納キャビネット102のみが使用されたと仮定して必要となる時間とは対照的に、かなりの操作時間が節約される。一層具体的には、例えば、多数又は複数のパン格納チューブ104を収容する単一の格納キャビネット102のみが使用された場合に、多数又は複数のパン格納チューブ104から第1パンが排出又は提供できるように、多数又は複数のパン格納チューブ104のうちの特定の1つが、提供位置又は提供箇所106に配置された後に、多数又は複数のパン格納チューブ104のうちのこの単一のセットと動作可能に関連付けられたエンドレスコンベヤシステムは、多数又は複数のパン格納チューブ104のうちの第2パン格納チューブを、提供位置又は提供箇所106に効果的に配置するように、多数又は複数のパン格納チューブ104のうちの同一のセットを移動させるように、今度は作動させなければならない。実際に、複数のパン格納チューブ104のうちの第2パン格納チューブから第2パンを排出することを許容する。
図5ないし図9を引き続き参照して、垂直方向に向けられたコンベヤシステム内の多数又は複数のパン格納チューブ104の配置、及び垂直方向に向けられたコンベヤシステムの動作について説明する。図5ないし9から最も明らかに分かるように、多数又は複数のパン格納チューブ104の各々は、多数又は複数のパン格納チューブ104の各々の外周面部分を環状に取り囲む、軸方向に間隔をおいた前部及び後部の一対の支持リング110を備えている。従って、ここで理解できることとしては、全ての多数又は複数のパン格納チューブ104の反時計回りの移動方向で考慮するとした場合に、多数又は複数のパン格納チューブ104のうちの第1のものの、軸方向に間隔をおいた前部及び後部の各一対の支持リング110が、多数又は複数のパン格納チューブ104のうちの第1のものの上で互いに反対側に配置された多数又は複数のパン格納チューブ104のうちの第2及び第3のものの、軸方向に間隔をおいた前部及び後部の一対の支持リング110と接触又は係合している結果として、多数又は複数のパン格納チューブ104は、互いに接触又は係合して効果的に配置されている。なお、多数又は複数のパン格納チューブ104は、概括的に参照符号104によって示されている。しかし実際には、パン取り扱いシステム100のフレームワーク内に固定して取り付けられ、支持リング110が取り付けられている外側のチューブ構造内に、実際のパン格納チューブ104が取り外し可能に配置されている。
この構造は、実際の内側の格納チューブ104を外部の管状構造から取り外すことを可能にし、それにより、個々のパン格納チューブ104は、特定のパン格納チューブ104内の特定の供給分のパン108が枯渇した(品切れになった、使い尽くされた)場合に、パン108を再充填してよい。又はこれに代えて、枯渇したパン格納チューブ104は、単に、パン取り扱いシステム100から取り外し、完全で新鮮な供給分のパン108を収容する新しいパン格納チューブ104によって置き換えてよい。カルーセル又はエンドレスコンベヤ内のパン格納チューブ104の配置にもどると、多数又は複数のパン格納チューブ104の反対側に配置された隣接するものと接触又は係合して配置される多数又は複数の格納チューブ104の間に定義されるこの相対的な配置に関して唯一の例外は、この後すぐに説明するように、12時又は上死点パン提供位置106に多数又は複数のパン格納チューブ104の特定の1つが配置される場合である。さらに、多数又は複数のパン格納チューブ104は、事実上、各パン格納キャビネット102内に形成されたフレームワーク内で軸方向及び横方向の両方に拘束されることが分かる。さらに詳しくは、図5ないし9から最も明らかに理解されるように、各パン格納キャビネット102は、例えば図4の左側壁及び右側壁112,114を備え、各パン格納キャビネット102の内部には、側壁112,114の各々に隣接して、図6ないし8で最も明らかに分かるように、軸方向に間隔をおいて垂直方向に延びる一対のフレーム部材116、118が設けられ、これらは、複数の水平方向に向けられ垂直方向に間隔をおいたコネクタ120によって固定的に接続される。
同様に、図7から最も明らかに分かるように、軸方向に間隔をおいて垂直方向に延びる一対のフレーム部材、そのうちの1つのみが122で示されているが、反対方向に配置されたパン格納チューブ104の垂直方向に向けられた直列アレイの間に介在され、各パン格納キャビネット102の中心線に沿って効果的に配置される。一対のフレーム部材は、複数の水平方向に延びる垂直方向に間隔をおいたコネクタ124によって互いに接続され、そのうちの1つのみが示されている。さらに、その実質的に楕円形のコンベヤ経路に沿って、多数又は複数のパン格納チューブ104が配置され、封じ込められ、移動されるフレームワークを実質的に完成させるために、図4ないし9に最も明らかに示すように、一対の軸方向に離間された弧状フレーム部材126、128が、図4からも分かるように、3つの最上方及び3つの最下方のパン格納チューブ104の前部及び後部の外周面部分と係合するように構成されていることがさらに分かる。弧状フレーム部材126,128は、追加の垂直方向に配向されたフレーム部材130、132に固定的に接続される。これは図7ないし9にも示されている。さらに、図9から最も明らかに分かるように、多数又は複数のパン格納チューブ104のそれぞれを囲む環状リング110は、軸方向に間隔をおいて垂直に延びるフレーム部材116、118の軸方向に前後の縁部分と係合する。従って、フレーム部材126,128,130,132によってパン格納キャビネット102の各々の中に実質的に楕円形に規定されたコンベヤ経路に沿って形成された多数又は複数のパン格納チューブ104の動きを除いて、複数又は多数のパン格納チューブ104は、各パン格納キャビネット102内に規定されたフレームワークに対して、任意の実質的な軸方向又は横方向の動きに関して、効果的に所定の位置にロックされるか、又は少なくとも封じ込め又は制限されることが容易に理解されることである。
さらに述べると、図4ないし7及び図9を参照して、実質的に楕円形のエンドレスコンベヤシステムのための駆動システムについて説明する。図4に示すように、モータ駆動部134は、各パン格納キャビネット102の底部内に配置され、ギアボックス136に動作可能に接続され、ギアボックス136の出力軸は、小さな第1プーリ138を備えている。小プーリ138は、プーリベルト142によって大プーリ140に動作可能に接続され、図9に最も明らかに示されているように、大プーリ140は、第1下側回転シャフト143の一端に取り付けられている。第1スプロケットシャフト144は、回転シャフト143の中央部分に固定して取り付けられ、その周囲に配置された無端タイミングベルト146の一端を有する。無端タイミングベルト146は、無端タイミングベルト146の上端部が同様に第2スプロケットシャフト148の周囲に配置されるように垂直に上方に延び、第2スプロケットシャフト148は、第2上側回転シャフト150の中央部に固定的に取り付けられ、第2上側回転シャフト150は、被覆された箱154内に収容されたロータリーエンコーダ152にその一端で動作可能に接続されている。図5、6、及び9から最も明らかに分かるように、一対の軸方向に間隔をおいて配置されたスターホイール156、158が第1下側回転シャフト143と第2上側回転シャフト150との両方に取り付けられ、スターホイール156、158の半径方向外側に突出するフィンガーが隣接するパン格納チューブ104の間に挿入される構成である。図4に開示されるような装置の反時計回りの回転方向で考慮されるように、最上又は上死点位置106に近づいているパン格納チューブ104を、その次の隣接又は後端のパン格納チューブ104から効果的に分離する。これにより、分離されたパン格納チューブ104を、パン格納チューブ104からのパン排出に備えて最上又は上死点位置106へ移動させる。パン格納チューブはここでパンチューブと称する。近接センサ160は、最上方のパン格納チューブ107によって占有される最上又は上死点パン提供位置106に隣接する位置に、パン格納キャビネット102のフレームワーク内に固定的に取り付けられ、図5に最も明らかに示されるように、スターホイール156上にフラグ162が固定的に取り付けられる。フラグ162が近接センサ160と適切に位置合わせされた場合に、最上方のパン格納チューブ107が実際に最上又は上死点パン提供位置106に正確に配置されることが確実にされる。その結果、利用者が自分の食品アイテムの注文を入力して利用者の食品アイテムの注文の処理を実行する「販売時点」(POS)位置に、当然のことながら直接的にリンクされるか、又は他の方法で通信する適切なマスターコントローラ、例えば、プログラマブルロジックコントローラ(PLC)800の制御下で、ロータリーエンコーダ152は、パン格納チューブ104のうちのいずれか1つを上死点又はパン排出位置106へ正確に移動させることができる。実際に、マスターコントローラ又はプログラマブルロジックコントローラ(PLC)800は、例えば、種々のセンサから受信された信号に応答して可動コンポーネントに送られる信号によって、システム全体10内の全てのコンポーネントの全ての動作を制御する。これは、マスターコントローラ又はプログラマブルロジックコントローラ(PLC)800に、前の動作が完了し、次の動作が実現される必要があることを効果的に知らせる。
次に、図10ないし図14を参照して、パン格納キャビネット102内に配置される多数又は複数のパン格納チューブ104のうちの1つと、端キャップを取り外した結果としてパン格納チューブ104の開口部と、及びパン格納チューブ104内に収容された先行するパンを連続的に漸増的に提供するためにステッピングモータを使用した結果とについて、詳細な説明を行う。さらに詳しくは、各パン格納チューブ104は、図示しない複数のパンが中に収納されるパン格納チューブハウジング164と、パン格納チューブハウジング164の前端又は排出端に取り外し可能に配置された前端キャップ166と、パン格納チューブハウジング164の後端に固定して取り付けられた環状後端キャップ168とを備えていることが分かる。前端キャップ166には、前端キャップ166内に固定的に取り付けられた環状ブッシュ170が設けられ、環状ブッシュ170の背後にはカウンターボア領域172が規定されている。図11から観察され又は分かるように、カウンターボア領域172は、環状ブッシュ170の直径範囲よりもいくぶん小さい直径範囲を有するが、それはカウンターボア領域を含むので、環状ブッシュ170の背後に開放空間を効果的に規定する。さらに、図12に最も明らかに示されるように、チャック又はグリッパー機構174は、例えば、チャック又はグリッパー機構174内に形成されている、図示されない2つの異なる流体ポートに交互に供給された空気圧の流体の結果として半径方向に内側位置と半径方向に外側位置との間で移動可能である3つ又は4つのグリッパーフィンガー176を備えている。チャック又はグリッパー機構174は、同様に空気作動されるグリッパー空気シリンダ機構178によって図12内で見ると、前後、又は左右の位置の間で移動可能である。
従って、特定のパン格納チューブ104の前端キャップ166を除去することが望ましい場合に、チャック又はグリッパー機構174は、複数のグリッパーフィンガー176が集合的に又は同時にそれらの半径方向に最内側位置へ移動されるように、最初に作動される。続いて、複数のグリッパーフィンガー176が環状ブッシュ170を軸方向に通過してカウンターボア領域172にはいるように、図12に見られるように、グリッパーエアシリンダ機構178は、チャック又はグリッパー機構174を左に効果的に動かすように作動される。このとき、第1リップ部であり半径方向に外方に延びるリップ部180を備えた複数のグリッパーフィンガー176は、パン格納チューブ104の前端キャップ166のブッシュ170の第1環状後方リップ部182と係合し、グリッパーエアシリンダ機構178によってチャック又はグリッパー機構174の移動が逆転すると、チャック又はグリッパー機構174は、グリッパーフィンガー176とブッシュ170の後面部分との係合の結果として、パン格納チューブ104から前端キャップ166を除去する。図示しないが、パン格納チューブ104内に格納されたパンは、パン格納チューブ104の前端部から提供又は排出される準備が整う。さらに、グリッパー機構174のグリッパーフィンガー176には、集合的に、ブッシュ170の環状前方リップ部186に係合するようにされた第2リップ部であり半径方向に外方に延びるリップ部184が設けられていることに留意する。これにより、端キャップグリッパー機構174は、前述した前端キャップ166のパン格納チューブ104からの除去に関連して上述した操作の逆転の結果として、前端キャップ166をパン格納チューブ104上に置き換えることができる。
さらに、図10ないし14を引き続き参照すると、環状後端キャップ168には中央開口188が設けられ、パンチューブパック190の最左側の表面部が環状後端キャップ168の内側環状表面部と係合するように、パンチューブパック190がパン格納チューブ104の後端部内に配置されていることが分かる。一方、図11で最も明らかに分かるように、実質的に弧状又は円錐状の形状を有するパンチューブパック190の右側部分192は、パン格納チューブ内に配置された図示しない複数のパンのうちの後端の1つのパンと係合するように構成されている。パンチューブパック190は、正確に制御された漸進的な方法で、パン格納チューブ104内で軸方向に移動可能であるように構成され、これにより、パン格納チューブ104の前端又は排出端から、図示されないがパン格納チューブ104内に配置されたパンを連続的に押し出し又は排出する。パンチューブパック190のこのような漸進的な移動を達成するために、図13及び図14に見られるように、押し込みブロック194は、パン格納チューブ104の環状後端キャップ168内に画定された中央開口188内に挿入される構成である。押し込みブロック194は、剛性のチェーン196の一端に固定的に接続されている。剛性のチェーン196は、ステッピングモータ1002の回転シャフト1000上に固定的に取り付けられたスプロケットホイール198の周囲に配線されるように構成されている。196で開示されているような剛性のチェーンは、当該技術分野では周知であり、一方向のみに屈曲又は変位できるチェーンを実質的に備えていることに留意するものとする。従って、例えば、図14に示すように、剛性のチェーン196は、図14に示すように、スプロケットホイール198の周りで実質的に反時計回りに曲げられ、又はコイル状に巻かれるが、剛性のチェーン196は反対方向に曲げることはできない。従って、スプロケットホイール198から押し込みブロック194との固定接続部まで延びると、チェーン196は、堅固かつ線形であることを効果的に維持し、リニアアクチュエータとして作用し、押し込みブロック194及び次にパンチューブパック190に効果的に線形運動を付与する。回転駆動シャフト1000とその上に固定的に取り付けられたスプロケットホイール198とを、ステッピングモータ1002は回転させるので、パン格納チューブ104の排出端から、図示しないパンの漸進的な継続的排出を実際に引き起こす。モータ駆動部1002は、プログラマブルロジックコントローラ(PLC)800の制御下にある図示しないロータリーエンコーダによって制御され、図示しないパンの漸進的な移動及び排出を達成することが理解されるものとする。
図15ないし18を参照すると、パン分離器アセンブリ1100が開示され、これらは、パンの底区間又はヒール区間、パンの中間区間又はクラブ区間、及びパンの頂部区間又はクラウン区間を収容又は収納するようにそれぞれ設けられた3つのパンハウジング区間1102,1104,1106を備えていることが分かる。3つのパンハウジング区間1102,1104,1106の全ては、端キャップグリッパー機構174と同様に、横方向に移動可能なフレームワーク1108に一体的に取り付けられ、又は固定され、端キャップグリッパー機構174は、図15に示すように、パンハウジング構造1108とともに、左又は右に横方向に移動する。従って、パン108をパン格納チューブ104の1つの前端から提供又は排出する場合に、先に開示し説明したように、前端キャップ166は、前端キャップグリッパー機構174によって最初に除去される。次に、横方向に移動可能なフレーム1108は、図15に見られるように、左に向かって横方向に移動される。例えば、ここで、実質的に、ヒールハウジング区間1102をパン格納チューブ104と同軸に位置合わせし、そこから、先に開示し説明したように、押し込みブロック194の作動の結果として、パン108のヒール区間が、ヒールハウジング区間1102に提供又は排出されてよい。さらに、それぞれのハウジング区間1102,1104,1106の任意の1つへのパン区間の任意の1つの提供又は排出に関連して、そのうちの1つが図17に示され、レーザレンジファインダ又は類似のタイプの装置を含み得るパンセンサ1110が、パン分離器ハウジング区間1102,1104,1106の各々の後に配置されることに留意するものとする。パン分離器ハウジング区間1102,1104,1106の後壁の中に形成された開口1114を通して、パンセンサ1110は、図15の1112に概略的に示されるレーザビームを、照射又は投射するように構成されている。これにより、パン分離器ハウジング区間1102,1104,1106のうちの特定の1つがパン格納チューブ104と同軸に位置合わせされたときに、パン格納チューブ104から排出される先行するパンがパン分離器ハウジング区間1102,1104,1106の後壁から位置する距離を、レーザビーム1112が効果的に決定する。また、図15から分かるように、ヒール及びクラブのパンハウジング区間1102,1104は、ハウジング区間の左上隅内に固定して取り付けられた実質的にL字形のコーニス(軒蛇腹)1116を備えている。そのようなコーニスの目的は、パン108のヒール及びクラブセグメントが前方に傾くことを防止し、実質的に垂直に位置しないことを防止することである。
この時点では、パン格納チューブ104内への配置又は挿入に先立って、パン108のヒール、クラブ、及びクラウン区間が、予めスライスされていたにもかかわらず、パン108が最初に焼かれて(baked)パン格納チューブ104内で包装された場合に、パンのヒール区間とクラブ区間との反対側に配置された平坦又は平面的な内部表面部分の相互の間、及びパンのクラブ区間とクラウン区間との平坦又は平面的な内部表面部分の相互の間には、所定の貼り付きの量が存在することに留意するものとする。その一方、パン108がパン格納チューブ104内に配置されたときに、図3から分かるように、第1パンのクラウン区間に隣接かつ接触して配置された第2パンのヒール区間の外側の平坦又は平面的な表面部分と、第1パンのクラウン区間の外側の実質的に半球の表面部分との間には、この貼り付きは存在しない。従って、例えば、第1パン108のヒール区間を、パン格納チューブ104から前進、提供又は排出して、効果的にパン分離器1100のヒールハウジング区間1102に挿入することができる。図15に示すように、パン108のヒール区間は、パン分離器アセンブリ1100が左に横方向に移動するまで、実際には、パン108のクラブ区間から分離されない。それによって、パン108のヒール区間は、パン分離器アセンブリ1100が左方向に移動される結果、効果的にパン108のクラブ区間から分離され、クラブハウジング区間1104は、次に、パン格納チューブ104と同軸に整合される。上記の開示及び説明は、パン分離器アセンブリ1100のそれぞれのクラブ及びクラウンハウジング区間1104、1106へのパン108のクラブ及びクラウン区間の提供又は排出に関連して実質的に繰り返されるが、パン格納チューブ104からのパン108のクラウン区間の提供又は排出は、わずかに異なる。
さらに詳しくは、先行するパン108のヒール区間及びクラブ区間は、パン格納チューブ104から、パン分離器アセンブリ1100のそれぞれのハウジング区間1102、1104に既に排出されていると仮定する。従って、パン分離器アセンブリ1100は、効果的にパン分離器アセンブリ1100のクラウン区間ハウジング1106をパン格納チューブ104と同軸上に整合するように、左に向かってさらに動かされる。従って、パン108のクラウン区間がパン分離器アセンブリ1100のクラウンハウジング区間1106内に配置されるまで、モータ駆動部1002と、スプロケットホイール198と、剛性のチェーン196と、押し込みブロック194とが、パン格納チューブ104内に配置された直列に配列されたパン108の積み重ねを連続的に前方に押し続ける。しかしながら、パン108のクラウンセグメントの外側の実質的に半球状の表面部分と、隣接又は連続する後端のパン108の隣接するヒールセグメントの実質的に平坦で平面的な外側表面部分との間には、実質的に貼り付きがないことが想起される。従って、パン108のクラウンセグメントは、次の後端のパン108の隣接するヒールセグメントから容易に分離し、従って、クラウンハウジング区間1106の底部に直ちに落ちる。ここでは、モータ駆動部1002及びその関連する作動コンポーネントは、パン格納チューブ104から次のパンセグメントを引き続き排出しようとする追加の問題を生じ得る。従って、これを効果的に防止するために、又は、パン分離器アセンブリ1100が横方向に移動されてパンセグメントが破壊される結果になり得るそのような状態が生じないことを確実にするために、クラウンハウジング区間1106は、クラウンハウジング区間1106の後壁内に形成された開口1120,1120を介して突出する、水平方向に間隔をおいた一対のクラウンシェルフ部材又はロッド1118,1118を備えている。
図17に最も明らかに分かるように、クラウンハウジング区間1106の後壁は、実際には、適切な空気圧ピストン/シリンダアセンブリ1124により前後方向に移動可能な可動板1122によって形成されている。この可動板システムは、ヒールハウジング区間及び中間のクラブハウジング区間1102、1104とともに同様に利用されてよいことに留意するものとする。このようにして、パン分離器アセンブリ1100のハウジング区間1102,1104,1106の有効深さは、異なる厚さ寸法を有する異なるパン108の異なるセグメントを収容するように変化させることができる。さらにこれに加えて、図16で1つだけが見えているクラウンシェルフ部材又はロッド1118は、同様に、空気圧ピストン/シリンダアセンブリ1128のピストンロッドの自由遠位端に固定的に取り付けられた取り付け板1126に、それらの後端で固定的に取り付けられることが分かる。クラウンシェルフ部材又はロッド1118は、それらがパン分離器アセンブリ1100のクラウンハウジング区間1106内に突出する延長位置まで前方へ移動してよく、その上のパン108のクラウンセグメントを支持する。又はそれらが板1122から外方に突出しなくなり、パン108のクラウンセグメントがクラウンハウジング区間1106の底部に落下する引き込み位置まで移動してよい。図16に最も明らかに分かるように、また前述したように、パン分離器アセンブリ1100は、横方向に、即ち、図15に見られるように、左右に、又はそして図16に見られるようにページの紙面に対して内外に移動する。また山形鋼1130の上に効果的に配置され、これが効果的にパン分離器アセンブリ1100の床部分(フロア部分)を形成する。全てのパンセグメントが、いったんパン分離器アセンブリ1100のそれぞれのハウジング区間1102,1104,1106に完全に付加又は挿入されると、パン分離器アセンブリ1100の床部分の上に配置される。また、図15及び17から最も明らかに分かるように、パン存在開口1132、1134、1136は、それぞれ、パン分離器ハウジング区間1102,1104,1106の下方領域内に規定されている。図17で1つだけが見えている複数のフォトアイ(光電センサ)1138は、パン分離器ハウジング区間1102,1104,1106の後方壁の後方に配置され、パンセグメントが実際にパン分離器ハウジング区間1102,1104,1106の下方領域内に適切に配置される場合であり、パン分離器ハウジング区間1102,1104,1106の床を効果的に形成する山形鋼1130上に配置される場合に、パンセグメントの存在を検出する。
続いて、パン分離器アセンブリ1100及びその動作の説明を継続し、完了させることとすると、図16及び図18を参照して、ここでは、パンゲート1140が、上死点の提供又は排出位置に配置されたパン格納チューブ104とパン分離器アセンブリ1100との間に、効果的に介在されていることが分かる。図示しない任意の適切なアクチュエータによって、パンゲート1140が、図16及び図18に示す上昇位置と下降位置との間で垂直方向に移動可能である。パンゲート1140には、孔又はスロットのいずれかであってよい貫通開口1142が設けられている。パンセンサ1144がパン分離器アセンブリ1100の後に配置され、これにより、パンゲート1140がその上昇位置に配置され、パンセグメントがパン格納チューブ104から排出された場合に、パンセンサ1144からのレーザビーム1146がパンセグメントの存在を検出してよくする。ここで開示及び記載するように、パンゲート1140は、いくつかの目的を果たす。先行するパン108の第1ヒールセグメントが提供されるか、又はパン格納チューブ104から排出される場合に、パン分離器アセンブリ1100は、図15に見られるように、その最も左側の位置までわたって移動される。これにより、パン分離器アセンブリフレームワーク1108上に固定的に取り付けられたチャック又はグリッパー機構174が、パン格納チューブ104の端キャップ166に対して係合及び取り外しができるようになる。その後、パンゲート1140は、その上昇位置へ移動され、このとき、パン分離器アセンブリ1100は、その最右側の位置へ移動される。次に、モータ駆動部1002を作動させて、押し込みブロック194をパンチューブパック192に係合させ、それによって、先行するパンのヒールセグメントをパン格納チューブ104から移動させ、パンゲート1140と係合させる。パンゲート1140に対する先行するパンのヒールセグメントの存在は、パンセンサ1144によって検出され、それによって、先行するパンのヒールセグメントは、実際には、パン格納チューブ104から部分的に排出され、パンゲート1140の前方垂直面部分に対して押圧される結果、適切な垂直方向に配置されることを確実にする。
後に、パン分離器アセンブリ1100の第1ヒールハウジング区間1102がパン格納チューブ104と同軸上に位置合わせされるまで、パン分離器アセンブリ1100は左方向に移動される。次に、パンゲート1140が下降され、モータ駆動部1002が再び作動されて、パン108のヒールセグメントをパン分離器アセンブリ1100のヒールハウジング区間1102に完全に提供又は排出する。パン108のヒール区間とパン108にクラブ区間との間に規定される、ある程度の残存した貼り付きがあることが想起される。これにより、パン108のヒール区間は、パン分離器アセンブリ1100のヒールハウジング区間1102への挿入にもかかわらず、パン108のクラブ区間から容易に分離しない。しかしながら、パン分離器アセンブリ1100のクラブハウジング区間1104がパン格納チューブ104と同軸に位置合わせした次の位置に、左方向にパン分離器アセンブリ1100が移動すると、パン108のヒール区間がパン108のクラブ区間から分離され、パン108のヒール区間は、パン分離器アセンブリ1100のヒールハウジング区間1102内で垂直方向に下方に下降し、パン分離器アセンブリ1100の床領域を効果的に規定する角ブラケット1130によって支持される。この時点で、パン分離器アセンブリ1100のヒールハウジング区間1102と動作可能に関連付けられたパンフォトアイ1138は、パン分離器アセンブリ1100のヒールハウジング区間1102の下方領域内のパン108のヒールセグメントの存在を検出することに、さらに留意するものとする。
クラブハウジング区間1104がクラブ格納チューブ104に対して同軸的に配置される結果として、前の操作ステップを繰り返して、パン108のクラブセグメントをパン分離器アセンブリ1100のクラブハウジング区間1104に提供又は排出することができる。その結果、パン分離器ハウジング1100の追加の左方向への移動により、パン108のクラブセグメントがパン108のクラウンセグメントから切断される。同様に、クラブハウジング区間1104の下方領域内のパン108のクラブセグメントの存在がパンフォトアイ1138によって検出される。なお、パン分離器アセンブリ1100のクラウンハウジング区間1106は、パン格納チューブ104と同軸的に整合されているので、パン108のクラウンセグメントは、パン格納チューブ104から提供又は排出できる。しかし、パン108のクラウンセグメントの外側半球状のクラウン表面部分と、次の又は後端のパン108の外側の平坦で平面的なヒール表面部分との間には、貼り付きが形成されていないことに留意するものとする。従って、先頭パン108のクラウンセグメントは、パン格納チューブ104から提供又は排出されると、次の後端のパン108のヒールセグメントから直ちに分離する傾向がある。また、そうでなければ、モータ駆動部1002と押し込みブロック194とが次の又は後端のパン108のヒールセグメントを提供又は排出し続ける傾向があるので、クラウンセグメントは、望ましくないパン分離器アセンブリ1100のクラウンハウジング区間1106の底部領域に落ちる傾向がある。パン分離器アセンブリ1100は、次に、パン格納チューブ104上に端キャップ166を置き換えるために、チャック又はグリッパー機構174をパン格納チューブ104と再度同軸的に整合させるように、その最右側の位置へ移動されるので、パンの全部の提供又は排出サイクルが完了しているため、パン格納チューブ104に対するパン分離器アセンブリ1100の横方向、右方向の移動の結果として、捕捉又は粉砕された結果、次の又は後端のパンセグメントのそれ以上の提供又は排出が効果的に破壊されてよい。
従って、このシナリオの発生を防止するために、先に説明したように、パン分離器アセンブリ1100のクラウンハウジング区間1106は、クラウンセグメントが支持されるクラウンシェルフ部材又はロッド1118を備え、それによって、パン格納チューブからのパンセグメントのいかなるそれ以上の提供又は排出も防止する。これに加えて、クラウンシェルフ部材又はロッド1118上に配置された先行するパン108のクラウンセグメントが配置された直後に、パンゲート1140が再びその上昇位置へ移動され、先行するパン108のクラウンセグメントが、次の又は後端のパン108のヒールセグメントと先行するパン108のクラウンセグメントとの間に介在されるようになる。それによって、先行するパン108のクラウンセグメントが、実際に、次の又は後端のパン108のヒールセグメントから分離されることを決定的に確実にする。パンゲート1140が上昇位置に持ち上げられ、先行するパン108のクラウンセグメントが実際に次の又は後端のパン108のヒールセグメントから分離されると、クラウンシェルフ部材又はロッド1118が引き込まれ、それによって、パン108のクラウンセグメントがクラウンハウジング区間1106の下部領域に落下することを可能にする。クラウンハウジング区間1106の下部領域内のクラウンセグメントの配置は、パン分離器アセンブリ1100のクラウンハウジング区間1106に動作可能に関連付けられたフォトアイ1138によって確認される。次に、パンゲート1140は、その最下位置に下降される。パン分離器アセンブリ1100は、チャック又はグリッパー機構174をパン格納チューブ104と同軸上に位置合わせするようにその最右位置へ移動され、それによって、パン格納チューブ104からの端キャップ166の取り外しに関連して説明されたモードとは逆のモードで、チャック又はグリッパー機構174の動作が達成されてよい。
提供又は排出作業が完了し、パンセグメントがパン分離器アセンブリ1100のそれぞれのハウジング区間内に配置され、端キャップ166がパン格納チューブ104上に置き換えられたら、パンセグメントは、特定のタイプのサンドイッチの調理に関連して適切にトーストされることができるように、パンセグメントをパンローテータアセンブリに移送し、次いでトースター器具に移送しなければならない。その全てについて、この後すぐに説明する。サンドイッチが、例えばハンバーガーを形成するために、2つのパンセグメントタイプのサンドイッチを備える場合に、パンのヒール区間及びクラウン区間は、パン分離器アセンブリ1100のパン分離器受け区間が互いに隣接して配置されるように、クラブハウジング区間1104とクラウンハウジング区間1106とに挿入される。これにより、システムは、パンのクラウンセグメントをパン分離器アセンブリ1100のクラウンハウジング区間1106に挿入する間に、パンのヒールセグメントをパン分離器アセンブリ1100のヒールハウジング区間1102に挿入することとは対照的に、動作上さらに効率的になる。中央クラブハウジング区間1104が、空であり、図示しないリニアアクチュエータが、パン分離器アセンブリ1100の横方向の動きに電力を供給する際に、クラブハウジング区間1104を有効にスキップ又はバイパスしなければならないことを要求する。逆に、例えばビッグマック(登録商標)を作る場合のように、サンドイッチが3つのパンセグメントタイプのサンドイッチを構成する場合に、パンのヒール、クラブ、及びクラウンセグメントは、実際にパン分離器アセンブリ1100のそれらの各ヒール、クラブ、及びクラウンハウジング区間1102,1104,1106の中に付加される。
図19ないし23を参照すると、図20から最も明らかに分かるように、パンセグメントが、パン分離器アセンブリ1100のそれぞれのヒール、クラブ、及びクラウンハウジング区間1102,1104,1106内に付加された後に、パン分離器アセンブリ1100は、図示されない適切なリニアアクチュエータによって、水平又は横方向に配向されたレールシステム1148に沿って吊り下げられて、横方向に移動される。図20に示すように、パン分離器アセンブリ1100が右から左に移動されると、パン分離器アセンブリ1100のハウジング区間1102,1104,1106からのさまざまなパンセグメントがシュート1150の上方に配置される。図16及び図20に開示されるように、パン分離器アセンブリ1100が横方向に移動する床として有効に機能した山形鋼1130は、シュート1150で終わることに留意するものとする。それによって、パン分離器アセンブリ1100が右から左に移動し続けるにつれて、図20に見られるように、パン分離器アセンブリ1100の連続したハウジング区間1102,1104,1106は、山形鋼1130の左端の範囲を越えて連続的に移動する。従って、パン分離器アセンブリ1100のハウジング区間1102,1104,1106内に配置されたパンセグメントは、単純にシュート1150上に落下する。図19及び図22に示すように、本発明のパン取り扱いシステム100はさらに、例えば図22に示すように、左方向及び右方向の側方向又は横方向の移動のために、第1リニアレール部と作動システム1158とに取り付けられた3つのパンローテータ1152,1154,1156を備えている。さらに、3つのパンローテータ1152,1154,1156は、第2リニアレール部と作動システム1160とに取り付けられ、第1リニアレール部と作動システム1158とに取り付けられて、3つのパンローテータ1152,1154,1156が、第1リニアレール部と作動システム1158とに沿った移動の側方向又は横方向に対して垂直方向に移動することを可能にする。
一対のトースター器具1162、1164が図23に開示され、さらにトースター器具1162のうちの少なくとも1つが図21に示されている。従って、3つのパンローテータ1152,1154,1156を第1リニアレール部と作動システム1158とに取り付けることによって、3つのパンローテータ1152,1154,1156が、最右側の位置に向けて移動することを可能にするのみならず、図22に見られるように、3つのパンローテータ1152,1154,1156がシュート1150の下方に連続的に配置され、シュート1150から3つのパンセグメントを個別にそれぞれ受け取ることができるようになり、これに加えて、3つのパンローテータ1152,1154,1156が第1リニアレール部と作動システム1158とに沿って移動できることが理解されることである。従って、個々に、そして連続的に、パンセグメントを、トースター器具1162,1164のいずれか内に規定された、図示されない適切なパンセグメント受けスロット内に付加する。さらに、第2リニアレール部と作動システム1160とを与えることにより、3つのパンローテータ1152,1154,1156が、第1リニアレール部と作動システム1158とに沿った移動に関して、上述の垂直方向に移動することが可能になることが理解されるものとする。それにより、3つのパンローテータ1152,1154,1156が、効率的にX及びY方向に移動することを可能にし、3つのパンローテータ1152,1154,1156から、図1に示されたトースター器具200に対応するトースター器具1162、1164のいずれか1つに、自動的食品調理ライン10に沿ってパンセグメントが移送できる。
さらに、図19、21及び22に関連して、3つのパンローテータ1152,1154,1156の各々は、第1の、固定され、発泡材で裏打ちされた取り付け板1166と、第2可動取り付け板1168とを備える取り付け板システムを有効に規定する。第2可動取り付け板1168には、それぞれ、空気圧ピストン/シリンダアセンブリ1170,1172,1174が取り付けられ、これらの3つは全て、図19に開示されているが、図21に開示されているのはそのうちの1つのみである。第1及び第2取り付け板1166、1168の内側表面部分は、非付着シート1176、1178を備えている。これにより、第2可動取り付け板1168が作動して第1固定取り付け板1166に向かって移動し、これにより相互の間のパンセグメントを固定した場合に、パンセグメントは、取り付け板1166、1168のいずれか1つに付着せず又は貼り付かない。最後に、再度、図22を参照すると、3つのパンローテータ1152,1154,1156が180度反対方向に一緒に回転できるように、3つのパンローテータ1152,1154,1156は、回転アクチュエータ機構1180に一括して接続されることが分かる。図19から、3つのパンローテータ1152,1154,1156は、全て、共通の横方向に配向された取り付けバー又はレール1159に固定的に接続されていることが分かる。この取り付け及び作動システムは、3つのパンローテータ1152,1154,1156がトースター器具1162、1164に対して集合的に回転できるようにする。例えば、パン108の3つのセグメントがトースター器具1162、1164内に画定される本来の位置に挿入された場合に、パンのヒールとクラウンセグメントとが、その片方の側、即ち、ヒールとクラウンセグメントとの内側表面部分においてのみトーストされること、一方、パン108のクラブセグメントの両方の側が、トーストされることを確実にする。
図22を引き続き参照すると、さまざまなパンセグメントが、トースター器具1162、1164のいずれか1つに挿入されて、それらのトースター操作を受けると、パンセグメントは、トースター器具を通って下方に搬送され、セグメントがそのトースター経路に沿って連続的に進むにつれて、所定の程度までトーストされる。図示しない種々のパンセグメントセンサが、パンセグメントが実際に、トースター器具1162、1164を通って下向きの方向で適切に搬送されることを確実にするために、トースター器具内に内部的に組み込まれてよい。トースト操作が完了すると、トーストされたパンセグメントは、明確にする目的で図23に示すパン斜路1182に落ちるが、通常はそのようなパン斜路1182は、パンゲート1184がパン斜路1182を実際に覆うため、見えなくなる。パンゲート1184は、パンゲート1184の両端に配置された一対のパンゲートローテータ1186、1186に動作可能に接続される。トースター器具1162、1164を通って移動し、トーストされた全てのパンセグメントが、実際にパン斜路1182に到達することを確実にするように、図示しない複数のパン斜路センサがパン斜路1182と動作可能に関連付けられている。従って、図示しないパン斜路センサがパン斜路1182上のパンセグメントの配置を感知すると、パン斜路センサは信号をパン斜路ローテータ1186、1186に送信し、パンゲート1184をその通常閉じた閉位置から開位置に回転させ、それにより、パンセグメントは、図1に示すコンベヤシステム700の一部であって、自動的食品調理ライン10の全長に沿って延びる横方向に配向した直線状のパンコンベヤ1188上に落下する。この時点で、パンコンベヤ1188は、図23内に2つとも示されている直立したパンストップ1190によって決定されるように、パンセグメントがそのパンコンベヤ1188の端部に到達するまで作動される。同時に、図24に示すように、適切なアクチュエータ1189により、パンコンベヤ1188に向かって、及び離れるように、垂直に移動するために、オーバーヘッドリニアアクチュエータ及びレールアセンブリ1194上に取り付けられた、パンセグメントグリッパーアセンブリ1192の第1実施形態が、パンストップ1190で停止されているパンセグメントの上方の位置へ移動され、レーザビーム1196を発生するパンストップセンサ1195により停止中のパンセグメントの上方の正確な位置にガイドされる。次に、パンセグメントグリッパーアセンブリ1192は下降され、複数のフィンガー1198が互いに対して半径方向に内側に移動されて、パンセグメントを捕捉し(grasp)、パンコンベヤ1188からそれを取り外し、例えば、パンセグメントを収容又は収納するための、予め選択された箱又は包装紙パッケージを提供するパッケージ提供ステーションのような次の食品調理ステーションにそれを下流に移動させることができるようにする。
最後に図25及び26を参照すると、直立したパンストップ1190に対して配置されたパンセグメントをピックアップする代替のパンセグメントピックアップシステム1200が開示される。図24に開示されたパンセグメントグリッパーアセンブリ1192の代わりに、図24に関連して開示及び説明されたシステム内に示されたアクチュエータ1189と同様の、図示されない適切なアクチュエータの下端上で動作可能に接続されることに適合された上部取り付け板1202を、パンセグメントピックアップシステム1200は備えている。従って、直立したパンストップ1190によって、パンコンベヤ1188の端部上に配置され、パンコンベヤ1188に沿った所定の位置に配置されるパンセグメントに対して下降又は上昇されるように、パンセグメントピックアップシステム1200は垂直に移動されてよい。さらに、空気圧ピストン/シリンダアセンブリ1210のシリンダ1208内に配置されたピストン1206の下部遠位端に、パンセグメント排出板1204が固定的に取り付けられていることが分かる。空気圧ピストン/シリンダアセンブリ1210は、一対のカラム1214、1214及び上部取り付け板1202とともに、パンセグメントピックアップシステム1200のフレームワークを効果的に形成する下部取り付け板1212内に固定されている。
さらに、複数の垂直方向に配向された従属針1216は、下部取り付け板1212内に固定して取り付けられ、下方に突出して、パンセグメント排出板1204が複数の針1216に対して移動可能であるように、パンセグメント排出板1204を通過することが分かる。通常、パンセグメント排出板1204は、ピストンシリンダアセンブリ1210のシリンダ1208内のピストン1206の上方への移動によって規定されるように、上昇位置に配置され、その後、パンセグメントピックアップシステム1200全体は、上部取り付け板1202が接続された図示しない空気圧アクチュエータによって下降される。注意すべきことであるが、パンセグメント、特に、パンのヒールセグメントとクラウンセグメントとは、それらの内側表面部分のみにトーストされるべきであるが、トースター器具1162、1164内に挿入される場合に、パンセグメントは、それらが実際にそれらの内側表面部分のみにトーストされることを確実にするように、適切に配向される。さらに、パンセグメントがパン斜路1182上に排出されると、実際には、パンセグメントは、パンセグメントのトーストされた内側表面部分が上方に向くように適切に配向される。このように、又はパンセグメントピックアップシステム1200の全体の下降する移動の結果として、複数の従属針1216が、パンのヒール又はクラウンセグメントのトーストされた内側面、又はパンのクラブセグメントのトーストされた側面のいずれかを貫通する。これにより、複数の従属針1216の使用によるパンセグメントの貫通の結果として、パンセグメントを効果的に捕捉する。パンセグメントの貫通面はパンセグメント排出板の下面部分と接触して配置される。次に、パンセグメントピックアップシステム1200は、食品パッケージステーション又は包装紙パッケージステーションに向かって下流に移動され、このとき、ピストン1206は、シリンダ1208に対して伸長又は下降される。これにより、パンセグメント排出板1204は、複数の針1216に対して下方に移動し、それにより、パンセグメント排出板1204は、複数の針1216の遠位端部から効果的にパンセグメントを押し出し、パンセグメントが適切な箱又は包装紙パッケージ内に配置できるようにする。
図27ないし図31を参照すると、前述したように、本発明の新規かつ改良された自動的箱パッケージ提供システムが開示され、図1にさらに示されるように、参照符号300によって概括的に示されている。同様に、本発明の新規かつ改良された自動的包装紙パッケージ提供システムも開示され、図1にさらに示されるように、参照符号400によって概括的に示されている。まず、本発明の新規かつ改良された自動的箱パッケージ提供システム300について説明する。さらに詳細には、それは、新規かつ改良された自動的箱パッケージシステム300が、パッケージ箱を提供することに適合され、従って、パッケージ箱サブシステム302を含むことが分かる。取り付け板308上の上端部に固定して取り付けられるパッケージ箱アセンブリ306内に配置される複数の異なるタイプ又はサイズのパッケージ箱を、パッケージ箱サブシステム302は備えている。取り付け板308は、リニアベルトドライブ310に接続されたリニアスライドブロック314の上に配置された取り付けブラケット312によって、リニアベルトドライブ310に動作可能に接続される。可逆モータ316は、リニアベルトドライブ310に動作可能に接続されているので、可逆モータ316が第1モードで所定時間作動した場合に、リニアベルトドライブ310は、取り付け板308及びその上に取り付けられた複数のパッケージ箱アセンブリ306を、所定距離だけ第1方向に移動させる。一方、可逆モータ316が第2モードで所定時間作動した場合に、リニアベルトドライブ310は、取り付け板308及びその上に取り付けられた複数のパッケージ箱アセンブリ306を、所定距離だけ第2方向である反対方向に移動させる。図27及び図28で分かるように、水平に配向されたガイドレール318に移動可能に取り付けられてその上に支持される結果として、取り付け板308はその水平方向の往復運動を受ける。このようにして、複数のパッケージ箱アセンブリ306のうちの任意の1つを、真空吸引カップピックアップ/移送アセンブリ320に対して、その下方に、適切に位置決めされるように移動させてよい。これは、図27中で観察可能であり、以下にさらに詳しく説明される。その結果、真空吸引カップピックアップ/移送アセンブリ320は、最上方のパッケージ箱を除去してよく、1つの例としての箱322は図32に開示され、特定のパッケージ箱アセンブリ306内に配置されるものであり、それにより、図1に示すように、食品調理ラインコンベヤ700上にパッケージ箱322を移動させる。その結果、図1に示すようにソース提供ステーション500となる、食品調理ライン100の次の食品調理ステーションに、特定のパッケージ箱を移動させてよい。
図30を参照して、パッケージ箱アセンブリ306のうちの1つを説明する。さらに詳しくは、複数の特定の種類又はタイプのパッケージ箱322が積み重ねられて、真空吸引カップアセンブリ320によって最上方のパッケージ箱322が除去されるパッケージ箱マガジンを効果的に形成する箱支持プラットフォーム328を、各パッケージ箱アセンブリ306が備えることが分かる。箱支持プラットフォーム328は、実際には、パッケージ箱322のスタックが現実にその上に配置及び支持される水平方向に配向されたコンポーネント330と、一対の横方向に間隔をおかれた定力ばね334が取り付けられることに適合された直立ブラケット332とを備えている。ただし、ばね334は図30では取り付けられたようには示されていない。ばね334は、水平スピンドル336上に取り付けられ、その端部は、横方向に間隔をおかれた端ブラケット338内に取り付けられる。次に、取り付け板308上に取り付けられ、複数、例えば、4枚のリーフスプリングタイプのフィンガー342が取り付けられた周辺フレームワーク340に、端ブラケット338、338が接続される。また、周辺フレームワーク340の反対側から垂直方向に下方に依存する一対の垂直方向に配向されたパッケージ箱ガイドロッド344が、周辺フレームワーク340に取り付けられている。
周辺フレームワーク340と垂直ガイドロッド344とは、積み重ねプラットフォームコンポーネント330上のパッケージ箱322のスタックを維持するように構成され、図32に示されるように、パッケージ箱322のコーナー領域346と係合する垂直ガイドロッド344を有する。パッケージ箱322のコーナー領域346は、パッケージ箱322の上部又はカバー部とパッケージ箱322の下部との間に効果的に規定される。パッケージ箱322のコーナー領域346内に垂直ガイドロッド344を配置することにより、複数のパッケージ箱322が、側方から側方へ、及び前後に、移動することを効果的に防止する。さらに、図31を参照すると、垂直ガイドロッド344の上端部341は、90度の角度で曲げられ、周辺フレームワーク340内に画定されたスロット343内に設置されることが分かる。従って、一対の垂直ガイドロッド344の上端部341は、一対の垂直ガイドロッド344間の距離が調節可能になるように、スロット343内で互いに相対的に移動されてよい。このようにして、異なる幅寸法を有する異なるパッケージ箱322が、パッケージ箱アセンブリ306内に収容又は収納されてよい。さらに、取り付け板345は、垂直ロッド344の屈曲端部341を周囲フレームワーク340のスロット343内に確実に固定するために、周囲フレームワーク340の頂部に固定されることに留意するものとする。これにより、一対の垂直ロッド344が、異なるサイズのパッケージ箱322を収容又は収納するために、それらの相対的に望ましい間隔に留まるようになる。
従って、パッケージ箱322のスタックが箱支持プラットフォーム328の水平コンポーネント330に載せられると、箱支持プラットフォーム328は下方に移動されることが理解可能である。定力ばね334が箱支持プラットフォーム328の後方の直立壁コンポーネント332上に取り付けられると、箱支持プラットフォーム328を逆にその最上方に向かって、定力ばね334が連続的に移動させる傾向があるように、定力ばね334は拡張される。その結果、最上方のパッケージ箱322が真空吸引カップアセンブリ320によって箱支持プラットフォーム328から除去されるにつれて、箱支持プラットフォーム328を漸進的に上方に連続的に移動させる。箱支持プラットフォーム328は、その下端で取り付けブラケット348に固定されている垂直方向に配向されたガイドレール346に沿って垂直に上下に移動する。周辺フレームワーク340の中央部分に延びる複数のフィンガー342は、パッケージ箱プラットフォーム328の水平コンポーネント330上に配置されたパッケージ箱322のスタックに十分な保持力を供給する。しかし、最上方のパッケージ箱322が真空吸引カップアセンブリ320によって除去されると、複数のフィンガー342が上方に曲がり、パッケージ箱プラットフォーム328の水平コンポーネント330上に配置されたパッケージ箱322のスタックから、最上方のパッケージ箱322を引き出すことを可能にする。フィンガー342がそれらの元の位置にスナップするまで、真空吸引カップアセンブリ320によって引き出されている最上方のパッケージ箱322の外面部分に沿って効果的に滑り、フィンガー342がそれらの元の位置にスナップするまで滑り、それによって、任意の他のパッケージ箱322がパッケージ箱アセンブリ306から取り出されるのを防止する。最後に、パッケージ箱アセンブリ306は、パッケージ箱プラットフォーム328の水平コンポーネント330内で規定される開口354(354a)と同軸的に整合されることに適合されたパッケージ箱センサ352をさらに含むことに留意するものとする。このようにして、紙トレイ内の紙の供給が枯渇していることをユーザに警告するコピー機と同様に、センサ352は、最後のパッケージ箱322がパッケージ箱アセンブリ306からいつ取り外されたかを検知し、それにより、パッケージ箱322の供給が補充されることが必要となる。
さらに述べると、図33及び図34を特に参照して、真空吸引カップピックアップ/移送システム320について説明する。一対の吸引カップ354が一対の吸引マニホールド356の底面に固定的に取り付けられるので、システムは4つの吸引カップ354を含む。真空マニホールド356の各々は、真空発生器358に流体接続され、真空発生器358,358は、水平に配向された取り付けブラケット360上に固定的に取り付けられる。複数の垂直に向けられたチューブ又はガイドロッド362は、取り付けブラケット360に固定的に接続されたそれらの下端を有し、垂直に延びるハウジング366上に固定的に取り付けられたサーボユニット364と動作可能に関連している。従って、複数のチューブ又はガイドロッド362がサーボユニット364に対して移動するにつれて、複数の吸引カップ354は呼応して上下に移動される。この時点では、自動箱パッケージ提供システム300を含めて、全ての可動コンポーネントの制御、必ずしも図示されない全てのバルビングの動作などは、図1に概略的に示すプログラマブルロジックコントローラ800の制御下にあることに留意するものとする。これにより、さまざまな動作コンポーネントは、販売時点(POS)位置からユーザインターフェース(UI)900を介して送信される利用者注文データに従って説明されるように動作する。
さらに述べると、垂直方向に配向されたハウジング366が取り付け板370上に固定的に取り付けられ、取り付け板370がサーボユニット372に固定的に接続され、サーボユニット372は、次に、リニアスライド374上で摺動して可動であることが分かる。従って、サーボユニット372がリニアスライド374に沿って移動した場合に、取り付け板370と、ハウジング366と、チューブ362と、サーボユニット364と、さらに取り付けブラケット360と、真空発生器358と、真空マニホールド356と、真空吸引カップ354とを備えている吸引カップアセンブリが、図33、図34に見られるように左又は右に横方向に移動するようにされ、又は図27に見られるようにページ(紙面)を出入りするようにされる。同様に、サーボユニット364は、チューブ又はガイドロッド362を上下に移動させ、次に、取り付けブラケット360と、真空発生器358と、真空マニホールド356と、真空吸引カップ354とを上下に移動させてよい。従って、これらの複合運動が、例えば、プログラマブルロジックコントローラ(PLC)800によって適切に制御され、タイミングが調整される場合に、リニアベルトドライブ310によって真空ピックアップ/移送アセンブリ320の真空吸引カップ354の下の位置へ移動された複数のパッケージ箱アセンブリ306の選択された1つの上に、複数の真空吸引カップ354が配置される位置に、真空ピックアップ/移送アセンブリ320は移動されてよい。
次いで、真空制御発生器358を作動させてよく、次いで、サーボユニット364を作動させて、複数のパッケージ箱アセンブリ306の選択された1つからパッケージ箱322のうちの最上方の1つを、真空吸引カップ354が除去又は抽出できるように、真空吸引カップ354を下方に移動させてよい。次いで、サーボユニット364は、選択されたパッケージ箱アセンブリ306から除去又は抽出されたパッケージ箱322を持ち上げるように作動されてよい。次いで、サーボユニット372が作動されてよく、複数のパッケージ箱アセンブリ306の選択された1つの上方の最前の位置から、真空吸引カップ354が食品調理ラインコンベヤ700の上方に配置される所定の最後方の位置まで、真空ピックアップ/吸引カップアセンブリ320を効果的に引き込む。次いで、サーボユニット364は、真空吸引カップ354が食品調理ラインコンベヤ700に向かって下降するように、再び作動されてよい。また真空吸引カップ354が食品調理ラインコンベヤ700のすぐ上に配置されたときに、真空発生器358は休止されてよく、それによって、パッケージ箱322は、真空吸引カップ354から解放され、食品調理ラインコンベヤ700に付加される。
図35ないし39を参照して、包装紙パッケージサブシステム400を次に説明する。さらに詳しくは、包装紙パッケージサブシステム400は、包装紙パッケージハウジング476を備え、その中には、複数の水平方向に向けられ垂直方向に間隔をおかれたトレイ478が配置されている。トレイ478の各々が所定数の包装紙パッケージシートを保持し、各トレイ478は、異なるタイプ又はサイズの包装紙パッケージシートを保持することが分かる。L字形の山形鋼又は角ブラケット482は、ハウジング476の後壁483に固定された長い脚部を有し、一方、L字形の山形鋼又は角ブラケット482の短い脚部は、適切なモータ486によって駆動される垂直方向に配向したリニアボールネジアクチュエータ484の一部であるスライドブロック480に固定されている。これらの全ては、図36中に最も明らかに見ることができる。さらに、垂直方向に向けられたボールネジアクチュエータ484は、また、明確にする目的で図37内に透明に示されている垂直方向に向けられた取り付けプラットフォーム又は壁488上にも固定的に取り付けられていることが分かる。
図38で最も明らかに分かるように、ハウジング476の後壁483は、ハウジング476の左壁490に一体的に接続され、この左壁490から、一対の垂直方向に配向され横方向に間隔をおいた雌のトラック部材492が突出する。これは、一対の垂直方向に配向され横方向に間隔をおいた雄のガイドレール494に沿って、係合及びスライドすることに適合されている。このようにして、包装紙パッケージハウジング476が、リニアボールネジアクチュエータ484によって垂直に上下に移動されると、包装紙パッケージハウジング476の移動及び支持は、作動的に協働するトラック部材492とガイドレール494とによって与えられる。最後に、図37及び38に最も明らかに見ることができるように、垂直方向に配向されたレール493がハウジング476の左壁490上に取り付けられていることに留意するものとする。一方、一対の空気ブレーキコンポーネント495,495は、垂直方向に配向されたレール493の互いに反対の両側に配置されるように、取り付けプラットフォーム又は壁488上に取り付けられる。例えば、電力スイッチ又は遮断器がトリップしたなどの何らかの理由で、例えば、モータ486及びリニアボールネジアクチュエータ484への電力を停止するべきである場合に、包装紙パッケージハウジング476全体が落下するのを防止するために、これらの空気ブレーキコンポーネント495,495は、垂直方向に配向されたレール493の両側を固定的に捕捉するように互いに向かって移動するように構成されている。
図38を引き続き参照すると、ハウジング476の後壁483からハウジング476の前方に延びる、水平方向に配向されたボールベアリングスライド又はトラック496上で、各トレイ478がスライド可能であることが分かる。該スライドは、複数のトレイ478の前縁部分が外方に突出できるように開かれる。これにより、トレイ478内の特定の1つのトレイ内のパッケージシートに、真空ピックアップ/移送アセンブリ320の真空吸引カップ354によってアクセスする必要があるときに、トレイ478は、トレイハウジング476内に内側に配置されたそれらの通常位置からトレイハウジング476に対する外部位置へ容易かつ直ちに移動できる。各包装紙トレイ478の前方端部の各々には、水平方向に配向されたフィンガー498が設けられ、水平方向に配向されたトレイ延長ピストンシリンダアセンブリ1300が、垂直方向に配向された取り付けプラットフォーム又は壁488の外面に取り付けられ、ピストンシリンダアセンブリ1300が延長されたときに、ピストンは、特定の包装紙トレイ478のフィンガー498に出会う。それによって、特定のトレイ478が、紙トレイハウジング476の内部から、真空ピックアップ/移送アセンブリ320の真空吸引カップ354が、特定の包装紙トレイ478内の上方の包装紙と係合し、その後、当該包装紙シートが食品調理ラインコンベヤ700に移送できる外部位置へ移動される。
さらに詳しくは、ピストン/シリンダアセンブリ1300のピストンの遠位端には、図38に見られるように、スロット付き区間1304を有するヘッド部1302が設けられ、このヘッド部を介して、種々の紙トレイ478の種々のフィンガー498は、紙トレイハウジング476が上方又は下方に移動される際に、通ることができることに留意するものとする。しかし、紙トレイハウジング476が上方又は下方に移動された場合であって、紙トレイ478の特定の1つが、ハウジング476から該特定の紙トレイが外へ移動されるための正しい位置に配置され、そのトレイ478内に配置された包装紙パッケージシートにアクセスできる場合に、その特定の紙トレイのフィンガー498が、ピストンシリンダアセンブリ1300のピストンのヘッド部1302内に画定されたスロット付き区間1304内に配置される。これにより、ピストンシリンダアセンブリ1300が作動すると、ピストンシリンダアセンブリ1300のピストンのヘッド部1302が、特定の紙トレイ478のフィンガー498に作用でき、この特定の紙トレイ478を紙トレイハウジング476から外側に移動させる。これにより、この延長トレイ478内に配置された最上方の包装紙パッケージシートを、真空ピックアップ/移送アセンブリ320の真空吸引カップ354によって捕捉することができる。
図27を再度参照すると、包装紙パッケージシートセンサ406は、包装紙パッケージハウジング476に隣接し、その上方に配置された食品調理ライン10上の位置に取り付けられる。これにより、包装紙パッケージハウジング476の選択された紙トレイ478が包装紙パッケージハウジング476から外方に延びるときに、選択された紙トレイ478内に配置された最上方の包装紙パッケージシートが、真空ピックアップ/移送アセンブリ320の真空吸引カップ354によって実際に捕捉され、食品調理ラインコンベヤ700に移送される。包装紙パッケージシートセンサ406は、選択された紙トレイ478内に配置された最上方の包装紙パッケージシートまでの垂直距離を決定することができる。この距離は、特定の紙トレイ478内に配置された包装紙の供給が確実に枯渇するにつれて変化することが理解されるものとする。従って、センサ406は、例えば、延長された紙トレイ478内に配置された最上方の包装紙シートに対して適切に係合及び抽出するために、複数の吸引カップ354をどれだけ下方に移動させるかを、チューブ及びサーボシステム362,364が正確に知るように、信号を真空ピックアップ/移送アセンブリ320に送信する。
最後に、図38及び39から最も明らかに理解されるように、各紙トレイ478は、種々の異なる包装紙パッケージシートを収容又は収納するために、実質的に長方形の形状を有することが分かる。従って、任意の1つの紙トレイ478が任意の特定の大きさの包装紙パッケージシートを収容又は収納することを可能にするために、一対の調節可能ガイド1308,1310が、それぞれ一対のガイドスロット1312,1314内にスライド自在に取り付けられ、これらは全て紙トレイ478のコーナー区間1316を形成する各紙トレイ478の二つの側部に配置される。止めネジ1318、1320などは、調整可能ガイド1308、1310内に取り付けられ、特定の紙トレイ478に収容又は収納すべき特定のサイズの包装紙パッケージシートに従って、調整可能ガイド1308、1310を所望の位置に固定する。このようなガイド1308、1310と、ガイドスロット1312、1314と、止めネジ1318、1320とは、例えばレターサイズ又はA4国際サイズの紙のような、サイズの異なるコピー用紙を収容又は収納するためにコピー機内で従来利用されているコンポーネントと類似している。さらに、各紙トレイ478には、例えば光ビーム又は他のセンサ信号が通過することを可能にする貫通孔1322が設けられ、これにより、トレイ478内に配置された包装紙パッケージシートの供給が枯渇したことを示す。このようなセンシングシステムは、再び、コピー機内に組み込まれた紙供給センサシステムと同様の動作をする。
ここで図40を参照すると、第1の新規かつ改良された自動的ソース型調味材料提供システムが開示され、概括的に参照符号500によって示されている。図40に開示されるように、新規かつ改良された自動的ソース提供システム500は、以下により詳細に説明するように、自動化された食品調理ライン10内に一体的に組み込んでよいことが理解されるものとする。さらに詳しくは、図41及び図42を参照すると、新規かつ改良された自動的ソース提供システム500は、キャニスター又はソース容器アセンブリ510を効果的に形成するために、それぞれソース提供容器508がその中に取り外し可能に配置された複数の垂直方向に向けられたソース提供キャニスター506を備えることが分かる。複数のキャニスター又はソース容器アセンブリ510は、図44に示すように、自動的ソース提供システムフレームワーク514上に、垂直方向に配向された取り付け板512上に並置して固定的に取り付けられていることが分かる。
キャニスター又はソース容器アセンブリ510は、取り付けブロック516によって取り付け板512上に取り付けられる構成で、図43に最も明らかに分かるように、取り付け板512は、垂直方向に配向された取り付けブラケット518上に固定して取り付けられる。取り付けブラケット518は、次に、一対の旋回可能な脚又はアーム520,522の遠位端部に取り付けられる。一対の旋回可能な脚又はアーム520,522は、固定アクチュエータブラケット524に旋回可能に接続されたそれらの下端又は近位端を有する。例えば、空気圧アクチュエータであってよいアクチュエータ526は、その下端部がアクチュエータブラケット524に旋回可能に取り付けられ、その上端部が取り付けブラケット518の上端部に旋回可能に連結されている。このようにして、アクチュエータ526が伸長又は収縮するか否かに依存して、キャニスター/ソース提供容器アセンブリ510は、上方の提供位置又は提供箇所、又は下方の位置又は箇所に配置されるように、上昇位置と下降位置との間で移動される。これは、ソース提供システム500のソース提供ステーションに、かつ自動的食品調理ライン10に沿って、配置しようとする特定のソースの完全な供給分を収容する新しい又は新鮮なソース容器508と、枯渇したソース容器508を交換することを容易にする。
再び図41ないし43を参照すると、キャニスター/ソース容器アセンブリ510の各々が、例えば、相補ネジ、1/4回転型ファスナ、バヨネット型ファスナなどのような任意の適切な急速着脱型ファスナによってキャニスター506に取り付けられる、上側の取り外し可能なキャニスターキャップ528を含むことが分かる。取り外し可能なキャニスターキャップ528に関連して、ソース容器508の内部と流体連通するように取り外し可能なキャニスターキャップ528を効果的に通過する空気圧エアフィッティング530が、さらに設けられている。このようにして、空気圧エアフィッティング530が図示しない加圧空気源に流体接続されている場合に、加圧空気は、ソース容器508内に含まれるソースに作用して、それを加圧し、それにより、同様にキャニスター506の下端部を通過するニップル又は適切なコネクタ532を利用して、ソース容器508の下端部からそれを提供する。従って、適切な流体導管又はホース(図示せず)が、急速着脱型フィッティング534によってニップル又はコネクタ532に接続されると、ソース容器508からのソースは、ソース容器508から、図示しない流体ホース又は導管に流出してよくなり、その結果、以下に一層十分に説明されるように、ソースは、バルブバンク内に配置されたディスペンスバルブに流される。その結果、以下に一層十分に説明され、かつ一層よく理解されるように、ソースは、実際に提供され、食品製品上に付加される。
図41及び図43を再度参照すると、特定のソース容器508内に残留するソースの体積量が所定のレベルに達したことを食品調理担当者に警告信号を与えるために、少なくとも一対のレベルセンサが各キャニスター/ソース容器アセンブリ510にそれぞれ採用されていることが分かる。レベルセンサは、例えば、キャニスター/ソース容器アセンブリ510を通して光ビームを送ることができる第1光ビーム投光器(transmitter)536と、キャニスター/ソース容器アセンブリ510を通過する光ビーム投光器536からの光ビーム信号を受光するように、光ビーム投光器536と直径方向に反対側に配置された光ビーム受光器538とを備えている。光ビーム投光器536と受光器538との1つ又は複数のセットを利用して、特定のソース容器508内にどの程度の量のソースが残っているかについての異なるアラーム又は警告を食品調理担当者に与えることができる。例えば、図41及び43に示すように、二対の光ビーム投光器536と、光ビーム受光器538とが利用されている。従って、例えば、ソース容器508内に残っているソースのレベルは、レベルセンサ536,538の上側の対に達した場合に、アラーム又は信号が伝送され、特定のソース容器508をすぐに交換する必要があることを食品調理担当者に警告する。同様に、ソース容器508内に残っているソースのレベルがレベルセンサ536,538の下側の対に達すると、アラーム又は信号が伝送される。ソース容器508内に含まれるソースの体積量が完全に枯渇したこと、及び新しい又は新鮮なソース容器508が枯渇したソース容器508を置き換えるものとすることを考慮して、特定のソース容器508を置き換えるものとすることを食品調理担当者に警告する。なお、光センシングシステムは、ソース容器508内に残っているソースの十分な供給分と、ソース容器508が枯渇するにつれてソース容器508の内周壁部分に残っているソースのフィルムとの間の差をセンサシステムが決定できるように調整又は較正されている。
図44を参照すると、個々のキャニスター/ソース容器アセンブリ510の数は、例えば、7つであってよいが、特定の食品施設の特定のニーズに応じて、一層少ない又は一層多い数のキャニスター/ソース容器アセンブリを使用してよいことに留意する。さらに、全体的な自動的食品調理ラインコンベヤシステム700の構成コンポーネントコンベヤを含む2つの並置した食品コンベヤ540,542が存在していることが分かる。これらは、食品製品を食品調理ラインに沿って運搬するために利用されるが、ここでもまた、特定の食品施設の特定のニーズに応じて、一層少ない又は一層多い数の食品コンベヤを利用してよい。前述したように、ソース容器508の各々は、図示しない適切な可撓性ホース又は導管を使用して、ソースディスペンスバルブアセンブリ544に流体接続される構成である。これは、図45及び図46中で一層明確に示され、以下さらに十分に説明される。複数のソースディスペンスバルブアセンブリ544は、2つのバルブバンク546、548内に配置され、例えば、第1バルブバンク546は、7つの図示したキャニスター/ソース容器アセンブリ510のうちの3つに流体接続される3つのソースディスペンスバルブアセンブリ544を収容してよい。一方、第2バルブバンク548は、7つの図示したキャニスター/ソース容器アセンブリ510のうちの残りの4つに流体接続される4つのソースディスペンスバルブアセンブリ544を収容してよい。第1及び第2サーボモータドライブ550,552は、3つの水平方向に向けられ、垂直方向に間隔をおかれたガイドロッド554,556上に取り付けられている。バルブバンク546,548は、それぞれサーボモータドライブ550,552に依存して取り付けられ、これにより、サーボモータドライブ550,552が駆動され、ガイドロッド554,556に沿って移動されると、バルブバンク546,548が対応して移動する。
従って、食品コンベヤ540,542が「x」方向に移動していると考えられる場合に、ガイドロッド554,556が食品コンベヤ540,542を横切って横方向に延びる結果として「x」方向に垂直な方向に延びるため、バルブバンク546,548は、ガイドロッド554,556から吊り下げられた結果として食品コンベヤ540,542の上に配置され、ソースディスペンスバルブアセンブリ544を含むバルブバンク546,548は、実質的に「y」方向に移動可能となる。従って、食品コンベヤ540,542の「x」方向への移動とバルブバンク546,548の「y」方向への移動との結果として、ソースディスペンスバルブアセンブリ544は、食品コンベヤ540,542に対して、また食品コンベヤ540,542上に配置された任意の食品に対して、任意の所定の「xy」座標に実質的に配置できる。従って、任意の時点において、バルブバンク546,548のうちの1つの特定のソースディスペンスバルブアセンブリ544からの所定量のソースが、食品コンベヤ540,542及びバルブバンク546,548の移動の所定の時間調整の結果として、実際には、いつでも、どこでも、さまざまな方法で、特定の食品上に付加されてよい。さらに、サーボ駆動モータ550はガイドロッド554上に取り付けられ、第1バルブバンク546が第1食品コンベヤ540を横切って「y」方向に移動するように第1食品コンベヤ540の上方に配置されていることに留意するものとする。一方同様に、サーボ駆動モータ552はガイドロッド556上に取り付けられ、第2バルブバンク548が第2食品コンベヤ542を横切って「y」方向に移動するように第2食品コンベヤ540の上方に配置されている。また、自動的ソース提供システム500の全動作と、その種々の動作コンポーネントとは、プログラマブルロジックコントローラ(PLC)800の制御下にあることに留意するものとする。
図45及び図46を参照して、ここで、ソレノイド制御、空気圧作動式ソースディスペンスバルブアセンブリ544のうちの1つの説明を与える。もちろん、多くの適切なバルブ機構の任意のものが使用できるが、ソースディスペンスバルブアセンブリ544は、ピンチバルブタイプのアセンブリを備えている。さらに詳しくは、バルブアセンブリ544はハウジング560を備え、その中には、特定のソースホース又は導管を通過させることを可能にする鍵穴形状のスロット562が設けられ、それによってホース又は導管の遠位端部が調整可能なCクランプ又はCクリップ564内に配置される。サムスクリュー566は、Cクランプ又はCクリップ564と動作可能に関連付けられ、その結果、サムスクリュー566が一方向に回転すると、Cクランプ又はCクリップ564の直径方向の範囲が収縮され、それにより、ソースホース又は導管の遠位端部に強く係合する。一方、サムスクリュー566は、反対方向に回転され、Cクランプ又はCクリップ564の直径方向の範囲は、異なるサイズのソースホース又は導管を収容するように拡張される。以上に加えて、下方遠位端がCクランプ又はCクリップ564内に配置されるように、ソースホース又は導管が鍵穴形状のスロット562を通過する位置に隣接する位置で、ハウジング560内に水平に配向されたバー568が配置されている。図示しない空気圧アクチュエータがアクチュエータハウジング570内に内部的に配置され、アクチュエータハウジング570には、アクチュエータハウジング570の両端に配置された一対の空気圧空気入口/出口フィッティング572,574が設けられていることが分かる。
このようにして、例えば、空気が空気入口フィッティング572に導入されると、アクチュエータハウジング570内に内部的に配置されたアクチュエータは、図45及び46内で見て右側に向かって強制的に移動させられ、それによって、アクチュエータの遠位端に固定的に取り付けられたプランジャ又はアクチュエータヘッド576が右側に向かって移動し、横方向に配向されたバー568と接触して、ソースホース又は導管を閉位置に締め付け、それによってソースホース又は導管からのソースのいかなる提供も停止する。アクチュエータがアクチュエータハウジング570内を移動すると、アクチュエータハウジング570内に配置されたアクチュエータの前方に配置された空気は、もちろん、空気出口フィッティング574を通して排出される。逆に、空気が空気入口フィッティング574(572)内にはいると、アクチュエータヘッド576は、ソースホース又は導管の締め付けを効果的に緩和するために、左に向かって引き込まれ、それによってソースをソースディスペンスバルブアセンブリ544から提供することができる。アクチュエータが左に向かって動いている間、アクチュエータの背後の空気は、もちろん、空気出口フィッティング572(574)を通して排出又は排気されることが許される。最後に、コイルばね578がアクチュエータのシャフトの周囲に配置され、アクチュエータ及びアクチュエータヘッド576を通常は右側にバイアスし、通常はソースディスペンスバルブアセンブリ544をその閉位置に維持することに留意するものとする。これは、空気圧制御システムの制御空気が故障した場合に、ソースの望まれない漏洩又は提供が生じることを防ぐためである。
最後に、図44を再度参照すると、自動的ソース提供システムはさらに、キャニスターと、導管又はホースと、バルブバンク内に配置されたバルブとを洗浄する自己洗浄システムを含み、これにより食品調理担当者は、指定された間隔で自動的に浄化されるシステムの洗浄に関与しなくてよく、その結果、提供されるソースは常に新鮮であり、汚染されないことが分かる。さらに詳しくは、例えば、第1及び第2ドリップトレイ580,582は、食品コンベヤ540,542の側面に沿って配置され、第1及び第2バルブバンク546,548がそれぞれのガイドロッド554,556に沿ってそれらの移動端位置に配置されるときに、第1及び第2バルブバンク546,548と直線的に整合されるように構成されている。このように、第1及び第2バルブバンク546、548が、さまざまなディスペンスバルブアセンブリ544が実際に食品にソースを提供しないように有効に利用されていない場合に、第1及び第2バルブバンク546、548は、第1及び第2ドリップトレイ580、582の上にそれぞれ配置される。これにより、第1及び第2バルブバンク546、548のいずれかの上に取り付けられた複数のディスペンスバルブアセンブリ544のいずれか1つからのソースの残留漏れ、滴下、又は落下が生じた場合に、そのようなソースの漏れ、滴下、又は落下が、第1及び第2ドリップトレイ580、582によって捕捉されるようになる。
さらに述べると、第1及び第2ドリップトレイ580,582は、第1及び第2洗浄ファネル又はドレイン584,586の頂部に取り外し可能に取り付けられるように構成されていることも分かる。前述のように、本発明の自動的食品調理ライン10の自動的ソース提供システム500は、自動洗浄システムを含み、第1及び第2ファネル又はドレイン584,586は、このような自動洗浄システムのコンポーネント部品である。さらに詳しくは、自動的ソース提供システム500を洗浄することが望ましい場合に、第1及び第2ドリップトレイ580,582は第1及び第2洗浄ファネル又はドレイン584,586から除去される。空気圧空気路は、各キャニスター/ソース容器アセンブリ510の上端に設けられた空気圧空気フィッティング530から切り離され、洗浄液管、ホース、導管などは、図示しないが、このようなフィッティング530に流体接続されている。洗浄液供給分CSSは、洗浄液の供給分を含むように、概括的に588で示され、洗浄液の供給分は、例えば、適切な洗浄液と、脱脂剤又は殺菌剤と、洗浄液の溶液内の脱脂剤又は殺菌剤の効果を強める湯とを含んでよい。ポンプPは、概括的に参照符号590で示され、洗浄液供給分588のうちに流体的に介在され、これにより、フィッティング530を介して、洗浄液がキャニスター又はソース容器アセンブリ510内にポンプで送り込まれる。次いで、洗浄液は、図示されない洗浄液ホース又は導管を通って流れ、ソース容器508を通って流れ、及び導管又はホースを通って流れ、図示されないが、キャニスター/ソース容器アセンブリ510をバルブバンク546,548に流体接続し、バルブバンク546,548のバルブ機構544を通って流れ、洗浄液が次にバルブバンク546,548を出て、洗浄ファンネル又はドレイン584,586内に廃棄されるようにする。
図47ないし49を参照すると、本発明の原理及び教示に従って構成された、第2の新規かつ改良された自動的非ソース調味材料提供システムが開示され、参照符号600によって概ね示される。さらに詳しくは、新規かつ改良された自動的調味材料提供システム600は、ホッパー機構602を底部内に備え、そのホッパー機構602の底部には、漸進的オーガーコンベヤ604が回転可能に配置されていることが分かる。調味材料充填ビン606は、ホッパー機構602の頂部に取り外し可能に配置され、その中に調味材料の充填物を収容する。水平方向に向けられたパネル、バルブ、又はゲート機構608が開いたときに、調味材料の充填物はホッパー機構602に排出されてよい。充填ビン606の最大直径部分がホッパー機構602に隣接して配置されるように、調味材料充填ビン606は、垂直に下向きであり、長く伸長し、外方に尖っている構成を有する。このようにして、調味材料は、ホッパー機構602内に自由に付加され、いかなる垂直移動での障害にも遭遇することなく、オーガーコンベヤ604と完全に係合できる。最後に、調味材料充填ビン606の最上部は、取り外し可能に取り付けられたカバー又は蓋610を有する。これにより、調味材料の新鮮な充填物が充填ビン606内に充填されることを可能にし、その後、充填ビン606が周囲の大気に開放されない結果、比較的新鮮な状態で、充填ビン606に位置する調味材料を維持することができる。
図47を引き続き参照すると、オーガーコンベヤ604の左端部又は上流端部は、ホッパー機構602上に設けられた回転軸受612内に取り付けられ、駆動モータ614によって長手方向軸Lの周りに回転されることが可能になる。その結果、オーガーコンベヤ604は、調味材料ホッパー機構602内に配置された調味材料を、ホッパー機構602の左端又は上流端616からホッパー機構602の下流又は排出端618へ移動させる。垂直方向に配向された調味材料室620は、ホッパー機構602の排出端618に一体的に接続されているか、又は排出端618内に規定されている。ホッパー機構602の排出端618内に画定された垂直方向に配向された調味材料室620は、その下端部又は底端部で開いた管状端部を効果的に形成する。図47及び図48に示すように、水平に配向された可動ゲート又は計量ゲート622が最も左側の位置にある場合に、ホッパー機構602の調味材料室620の開放された下端部から、水平に配向された可動ゲート又は計量ゲート622が効果的に閉鎖される結果、所定の量又は数量の特定の調味材料を保持又は維持することに適合されていることが理解される。さらに詳しくは、図48から最も明らかに理解されるように、バルブ又は計量ゲート622の水平方向の直径範囲は、調味材料室620を画定するホッパー機構602の排出端618の直径方向に反対側の壁部分に対して効果的に橋渡しをする。好適な調味材料の例としては、刻んだレタス、刻んだタマネギ、刻んだチーズなどが挙げられるが、例えば冷たい穀物、トルティーラチップなどのような他の食品アイテムを想定することができる。
駆動モータ614は、適切な電気駆動モータであってよく、回転軸受コネクタ624によってオーガーコンベヤ604に動作可能に接続されている。調味材料室620内に配置され、バルブ又は計量ゲート622の上方に配置された調味材料の量又は数量又は重量を正確に決定するために、ロードセル626が、バルブ又は計量ゲート622に電子的に接続されている。ロードセル626は、電気駆動モータハウジング628の下方に固定して取り付けられる。周知のように、ロードセル626は、もちろん、所定の負荷又は重量に予め較正されてよい。従って、ロードセル626は、保持室620内に配置された調味材料が食品アイテムに提供されることが望ましい調味材料の所定の量又は数量又は負荷又は重量に近づいていると判断すると、図47に示すように、ロードセル626は、適切な電気信号を中央コントローラ又はプログラマブルロジックコントローラ(PLC)800に送信する。それにより今度は、プログラマブルロジックコントローラ(PLC)800が、駆動モータ614に信号を送信し、それにより、駆動モータ614がオーガーコンベヤ604を回転する回転速度を徐々に低下させる。続いて、ロードセル626が、調味材料保持室620内に配置され、バルブ又は計量ゲート622上に配置された調味材料の正確な量又は数量又は負荷又は重量が、実際に所望の所定の負荷又は重量レベルに達したと判断した場合に、駆動モータ614の作動は、オーガーコンベヤ604の回転と同様に停止されるので、追加の調味材料は、調味材料保持室620へ移動せず、バルブ又は計量ゲート622へ移動しない。
さらに、図48からなお最も明らかに理解されるように、バルブ又は計量ゲート622は、効果的に板を備えていることが分かる。板622の遠位端部630は、調味材料保持室620の排出端部618の下方に配置され、図47及び48に示すように、バルブ又は計量ゲート622が調味材料保持室120の排出端部618を効果的に閉鎖するように、その最も左側の位置に配置される。しかしながら、L字形ブラケット636の垂直方向に配向された脚部638を、図47で最も明らかに分かる、デュアル移動又はデュアル作動の空気圧ピストン/シリンダアセンブリ642のピストンロッド640に固定して接続したことの結果として、水平面内で往復する方式で移動されることに適合されたL字形ブラケット636の水平方向に配向された脚部634に、板622の近位端部632が固定される。さらに、空気圧ピストン/シリンダアセンブリ642は、図48に最も明らかに分かるようにロードセルハウジング644の下に固定的に取り付けられ、また、プログラマブルロジックコントローラ(PLC)800に電子的に接続されていることが図47から理解されるものとする。最後に、板622はさらに、垂直方向スクレーパ648が隣接して配置された中間屈曲部646を有する。垂直方向スクレーパ648は、空気圧ピストン/シリンダアセンブリハウジング652をロードセルハウジング644の底壁に取り付けるのに役立つL字形取り付けブラケット650に、固定して取り付けられていることに留意するものとする。L字形ブラケット636の水平方向に向けられた脚部634は、ピストン/シリンダアセンブリハウジング652のスロット654内で移動可能であることが分かる。スクレーパ648は、例えば、ステンレス鋼又はアルミニウムのような任意の適切な金属から製造されてよい。バルブ又は計量ゲート又は板622の中間屈曲部646と係合するように構成されている。
しかしながらスクレーパ648は、例えば、適切なゴム、ネオプレン(登録商標)、TEFLON(登録商標)又はポリテトラフルオロエチレン(PTFE)などから製造されてよい可撓性の取り付け板656上に固定的に取り付けられることに、さらに留意するものとする。従って、調味材料保持室620から食品アイテムへの調味材料の提供又は付加を可能にするように、ホッパー機構602の開放排出端618が開放される場合に、空気圧ピストン/シリンダアセンブリ642によって、バルブ/計量ゲート/板622全体が右側に移動させる場合に、バルブ/計量ゲート/板622が空気圧ピストン/シリンダアセンブリ642のピストンロッド640によって右に向かって動かされる場合に、スクレーパ648は、可撓性の取り付け板656上に取り付けられると、右に向かって旋回するように構成されている。ピストン/シリンダアセンブリ642のピストンロッド640のこのような動きもまた、プログラマブルロジックコントローラ(PLC)800の制御下にある。またさらに、可撓性の取り付け板656の固有の弾力性に起因して、ピストン/シリンダアセンブリ642のピストン640の全引き込みストロークを通して、スクレーパ648は、バルブ又は計量ゲート622の上面部分658に常に接触して維持されることに、特に留意するものとする。これにより、バルブ又は計量ゲート622の上面部分658上に最初に配置された全ての調味材料が、実際にバルブ又は計量ゲート622の上面部分658から掻き落とされ、調味材料保持室620に押し込まれ、調味材料提供ステーションに配置された食品アイテム上に付加されることを確実にする。
また、図49から最も明らかに理解されるように、本発明の全包括的な調味材料提供システムは、中央プログラマブルロジックコントローラ(PLC)800の制御下で、複数の調味材料提供システム600を含んでよいことに留意するものとする。調味材料提供ステーションの特定の1つにおける種々の異なる機構の種々の動作を制御するように、食品調理ラインに沿って所定の位置に配置された所定の調味材料提供ステーションに配置され得る個々の調味材料提供システム600に電子的に接続されるように、中央プログラマブルロジックコントローラ(PLC)800は適合されるだけではない。この種々の動作の動作は、例えば、オーガーコンベヤ604の動作、ロータリードライブモータ120及びピストンシリンダアセンブリ642を作動させた結果としてバルブ又は計量ゲート622を制御するための、ロードセル626からの信号の処理などである。これのみならず、中央プログラマブルロジックコントローラ(PLC)800は、複数の調味材料提供システム600に電子的に接続されるように構成され、複数の調味材料提供システム600は、自動的食品調理ライン10に沿った多数の所定の位置に配置された多数の調味材料提供ステーションに配置されてよい。これにより、種々の異なる調味材料提供システム600は、実際に、利用者注文の元の販売時点(PCS)位置900での注文としての食品アイテムに、種々の異なる調味材料又は調味材料の組み合わせを提供することができる。従って、中央プログラマブルロジックコントローラ(PLC)800は、各調味材料提供ステーションに配置された各調味材料提供システム600を制御するだけでなく、中央プログラマブルロジックコントローラ(PLC)800はさらに、食品アイテムが利用者の食品注文に従って適切に調理されるように、特定の食品調理ステーションへの、又は自動的食品調理ライン10に沿った多数の食品調理ステーション間での食品アイテムの搬送を制御することが、さらに理解されるものとする。複数のステーションのこの配置は、もちろん、望まれ得る又は必要とされ得る他の動作のために実施されてよい。
例えば、ハンバーガーがどのように注文に対して調理され得るかを見てみよう。従って、食品調理ライン10は、ハンバーガー調理動作を完了するための複数の食品調理ステーション、例えば、ハンバーガーパン取り扱いステーション100、パントースターステーション200、箱パッケージステーション300、包装紙パッケージステーション400、ソース提供ステーション500、及び1つ以上の調味材料提供ステーション600などを含むことになる。このようなハンバーガーの作り方をさらに考えるとして、ある特定の食品の利用者が、刻んだレタスと刻んだチーズとを入れるが刻んだタマネギを入れないように、ハンバーガーを注文したと仮定しよう。従って、ハンバーガーパンがトーストされ、ハンバーガーがレア、ミディアムレア、ミディアム、ミディアムウェル、又はウェルダンとなるように適切に焼かれた後に、中央プログラマブルロジックコントローラ(PLC)800は、食品の利用者の好みに応じて、ハンバーガーパンを運ぶコンベヤシステム700を、第1調味材料提供ステーション500に前進させる。ここは、ハンバーガーパンに加えられる複数の異なるソースを含む。しかし、この特定の利用者はハンバーガーパンにソースを提供してもらわないことを選択した。
従って、コンベヤシステム700は、ハンバーガーパンを、例えば、複数の調味材料提供ステーション600のうちの第1ステーションに搬送する。これは、刻みレタス調味材料提供ステーションであってよい。予め定められた量の刻んだレタスが、ハンバーガーパンに付加される。刻んだレタスがハンバーガーパン上に付加された後に、プログラマブルロジックコンピュータ(PLC)800は、食品調理ライン10のコンベヤシステムを第2調味材料提供ステーション600へ前進させる。しかし、第2調味材料提供ステーション600は、例えば、刻みチーズ調味材料提供ステーションであってよいが、利用者は、利用者の食品注文によれば、自分のハンバーガーパンには刻んだチーズを望まない。このデータ又は情報は、利用者が最初に注文を出した時点で、食品調理システム全体にプログラムされていたものである。従って、プログラマブルロジックコントローラ(PLC)800は、この第2調味材料提供ステーション600をバイパスすることを効果的に知っている。コンベヤシステム700を食品調理ライン10に沿って、さらに移動させ、これによりハンバーガーパンが、刻みタマネギ提供ステーションである第3調味材料提供ステーション600に今や位置する。このようにして、食品アイテムは、複数の食品の利用者によって注文された複数の食品注文に従って、新しく、迅速かつ正確に調理されてよい。
また、本発明の追加の教示及び原理によれば、特定の調味材料提供ステーションは、調味材料提供ステーションを効果的に有してよく、このような調味材料提供ステーションは、調味材料の組合せを提供することに留意する。例えば、データは、刻んだチーズと刻んだレタスとをハンバーガー上に付加することを利用者がしばしば望む、何百又は何千もの利用者の注文から得られてよい。従って、特定の調味材料提供ステーションは、刻んだチーズと刻んだレタスとの混合物が充填されたそのホッパー機構を有する。このようにして、利用者は、所定の調味材料で自分の希望のハンバーガーを手に入れるようになるのみならず、複数の調味材料提供ステーションの代わりに、単一の調味材料提供ステーションで、食品調理コンベヤを停止することのみを必要とするため、操作速度が向上する。これに加えて、特に構成された調味材料充填ビンが開示されているが、異なる構成又はサイズを有する他の調味材料充填ビンも可能である。さらに、特定の調味材料に応じて、調味材料を比較的高温又は低温に維持するために、調味材料充填ビンに関連して熱デバイスを使用してよい。
さらになお、各キャニスター/ソース容器アセンブリは、その専用流体ホース又は導管を介して単一のディスペンスバルブアセンブリに流体接続されていることを上述したが、その一方で、1つを超える流体ホース又は導管が、特定のディスペンスバルブアセンブリに接続されてよく、その結果、その特定のディスペンスバルブアセンブリの容積出力が、所望に応じて増加されてよい。同様に、各キャニスター又はソース容器アセンブリは、例えば、マスタード、ケチャップなどの特定のソース又は調味材料を収容することを上述したが、その一方で、ソースの組合せが特定のパン上に同時に提供されるように、異なるソースを伝達する2つのホース又は導管が、特定のディスペンスバルブアセンブリで一緒に、同様に有効に流体接続されてよい。さらに、ソース容器は予め加熱されてよく、又は予め冷却されてよい。このようにして、例えば、チーズがナチョスの食品製品上に付加される場合に、利用者は、チーズが環境温度又は室温より高い温度に加温又は加熱される(溶けたチーズであってよい)ことを選好する可能性がある。
さらに、キャビネットは種々のドアを備え、それを開けると、食品調理担当者は、枯渇した又は使い尽くしたパン格納チューブを取り出すことができ、複数のパン格納チューブが常に適切にストックされるように、新しい又は新鮮なパン格納チューブを使用して手動で補充又は交換することができることを理解するものとする。これにより、システムが運転における中断時間なしに連続的に操作できる。さらに、システムコンポーネントの種々の表面、例えば、パン格納チューブの内部表面部分、及び/又は、パン分離器アセンブリのハウジング区間の内部表面部分は、いずれのパンセグメントもそのような表面に密着する又は貼り付くのを防止するために、非付着表面コーティングを備えてよいことに、留意するものとする。
図50ないし52を参照すると、本発明の基本原理及び教示に従って、さらに一層の修正又は実施形態が可能である。例えば、特定の食品施設は、例えば、何らかの理由で、図1に示すような自動的食品調理ライン10全体を特定の施設内に設置して利用することができないような、所定の空間的制約、又は財政的制約に対処しなければならない場合がある。これらの理由のために、特定の食品施設内では、省略式、短縮式、又は一部自動的食品調理ラインが、それでもやはり、自動的食品調理ライン10の主要コンポーネント、即ち、パン取り扱いシステム100と、トースター器具200と、箱パッケージシステム300と、包装紙パッケージシステム400と、ソース提供システム500と、調味材料提供システム600と、コンベヤシステム700との各々を、単独で又は他のモジュラーコンポーネントと組み合わせて使用できるモジュラーコンポーネントとして製造した結果として、構築して利用してよい。従って、例えば、図50に示すように、モジュラー又はコンパクトな自動的トースター器具200’と、モジュラー又はコンパクトな自動的コンベヤシステム700’と、自動的コンベヤシステム700’で搬送されたパン108を受け入れバルブバンク548’を伴うモジュラー又はコンパクトな自動的ソース提供システム500’との組み合わせで利用される、モジュラー又はコンパクトな自動的パン取り扱いシステム100’が示されている。これに代えて、例えば、図51に示すように、手動で操作されるトースター器具を、モジュラー又はコンパクトな自動的ソース提供システム500’とともに利用してよい。最後に、図52に示すように、モジュラー又はコンパクトな自動的パン取り扱いシステム100’を、モジュラー又はコンパクトな自動的トースター器具200’とともに利用してよい。
明らかに、本発明の多くの他の変形及び修正は、上記の教示に照らして可能である。従って、添付の請求項の範囲内で、本発明は、本明細書に具体的に記載されている以外の方法で実施できることが理解されるものとする。

Claims (18)

  1. ハンバーガー及びサンドイッチ用のパン製品を調理する自動的食品調理ラインであって、
    食品アイテムのためのパン製品をどのように調理するかに関して、利用者によりさまざまな異なる選択肢を入力するユーザインターフェースと、
    複数の異なるタイプのパン製品を有し、前記ユーザインターフェースを使用する前記利用者により入力された前記選択肢に応じて、特定のパン製品を自動的に提供する自動的パン製品取り扱いシステムと、
    複数の異なる調味材料を備え、前記ユーザインターフェースを使用する前記利用者により入力された前記選択肢に応じて、1つ以上の調味材料を前記パン製品に自動的に提供する自動的調味材料提供システムと、
    前記自動的パン製品取り扱いシステムから前記自動的調味材料提供システムへ、及び前記自動的調味材料提供システムから、前記パン製品の上方に食品アイテムが配置されている下流の食品調理ステーションへ、前記パン製品を搬送する自動的コンベヤシステムと、
    前記自動的パン製品取り扱いシステムと、前記自動的調味材料提供システムと、前記自動的コンベヤシステムとの全ての自動操作を制御するコンピュータ制御システムとを備えている、自動的食品調理ライン。
  2. 前記自動的パン製品取り扱いシステムは、複数のパン製品格納チューブを含み、
    複数の前記パン製品格納チューブは、前記利用者により前記ユーザインターフェースに選択的情報を入力することによって選択される、複数の異なるパン製品を格納する、請求項1記載の自動的食品調理ライン。
  3. 複数の前記パン製品格納チューブのうちの特定の1つが、カルーセル又はエンドレスコンベヤの上に規定された所定のパン製品排出位置へ移動されるように、複数の前記パン製品格納チューブは前記カルーセル又は前記エンドレスコンベヤの上に配置される、請求項2記載の自動的食品調理ライン。
  4. 前記自動的パン製品取り扱いシステムはパン製品分離器を含み、
    前記パン製品分離器は、バンズタイプのパン製品のヒールセグメントとクラウンセグメントとをそれぞれ収容する少なくとも2つのハウジング区間を有するハウジングを含む、請求項1記載の自動的食品調理ライン。
  5. 前記自動的パン製品取り扱いシステムはパン製品分離器ハウジングを含み、
    前記パン製品分離器ハウジングは、バンズタイプのパン製品のヒールセグメントと、中間のクラブセグメントと、クラウンセグメントとをそれぞれ収容する3つのハウジング区間を有する、請求項1記載の自動的食品調理ライン。
  6. さらに、前記自動的パン製品取り扱いシステムに動作可能に接続されている自動的トースター器具であり、前記自動的パン製品取り扱いシステムによって自動的に提供されたパン製品を自動的にトーストし、また前記パン製品が適切にトーストされたときに、トーストされた前記パン製品を自動的トースター器具から自動的に排出する自動的トースター器具を備えている、請求項1記載の自動的食品調理ライン。
  7. さらに、前記自動的パン製品取り扱いシステムによって提供された前記パン製品が配置され得る特定のパッケージを、自動的に提供する自動的パッケージ提供システムを備えている、請求項1記載の自動的食品調理ライン。
  8. 前記自動的パッケージ提供システムは箱パッケージシステムを含み、
    前記箱パッケージシステムは、前記ユーザインターフェースに前記利用者の前記選択肢を入力する前記利用者により選択された特定の前記食品アイテムに必要とされるパッケージのタイプに依存して、提供されるべき箱パッケージの垂直方向に配向された複数の積み重ねを含む、請求項7記載の自動的食品調理ライン。
  9. さらに、箱パッケージの垂直方向に配向された複数の前記積み重ねのうちの1つから最上方の箱パッケージを取り出す真空吸引カップアセンブリを備えている、請求項8記載の自動的食品調理ライン。
  10. 前記自動的パッケージ提供システムは包装紙パッケージシステムを含み、
    前記包装紙パッケージシステムは、トレイの垂直アレイを含み、前記トレイの中には、さまざまな異なるタイプの包装紙パッケージが格納され、前記ユーザインターフェースに前記利用者の前記選択肢を入力する前記利用者により選択された特定の前記食品アイテムに必要とされるパッケージのタイプに依存して、さまざまな異なるタイプの前記包装紙パッケージが提供される、請求項7記載の自動的食品調理ライン。
  11. さらに、包装紙パッケージの複数の垂直方向に配向された前記トレイのうちの1つから、包装紙パッケージの積み重ねからの包装紙パッケージの最上方のシートを取り出す真空吸引カップアセンブリを備えている、請求項10記載の自動的食品調理ライン。
  12. さらに、前記ユーザインターフェースを使用する前記利用者により入力された選択肢に従って、少なくとも1タイプの調味材料をパン製品に自動的に提供する自動的調味材料提供システムを備えている、請求項1記載の自動的食品調理ライン。
  13. 前記自動的調味材料提供システムは、
    前記ユーザインターフェースを使用する前記利用者が入力した前記選択肢に従って、複数の異なるソースのうちの少なくとも1つを前記パン製品に提供する第1自動的調味材料提供システムを含み、さらに、
    複数の異なる前記ソースを収容する複数の異なるソース容器と、
    複数の異なる前記ソース容器からの複数の異なる前記ソースのうち1つ以上をパン製品に提供する複数のソースディスペンスバルブと、
    複数の前記ソース容器を複数の前記ソースディスペンスバルブに流体接続する複数の流体導管とを含む、請求項12記載の自動的食品調理ライン。
  14. 前記自動的コンベヤシステム上に配置されたパン製品の上に、複数の前記ソースディスペンスバルブのうちの特定の1つを正確に配置するように、複数の前記ソースディスペンスバルブは、前記自動的コンベヤシステムに対してX及びY方向に移動可能なソースディスペンスバルブバンク上に取り付けられている、請求項13記載の自動的食品調理ライン。
  15. 複数の前記ソースが、マスタード、ケチャップ、マヨネーズ及び溶けたチーズを含む群から選択される、請求項13記載の自動的食品調理ライン。
  16. 前記自動的調味材料提供システムは、第2調味材料提供システムを含み、
    前記第2調味材料提供システムは、前記ユーザインターフェースを使用する前記利用者が入力した前記選択肢に従って、複数の異なる非ソース調味材料のうちの少なくとも1つを、前記パン製品に提供する、請求項1記載の自動的食品調理ライン。
  17. 複数の異なる前記非ソース調味材料が、刻んだレタス、刻んだタマネギ及び刻んだチーズを含む群から選択される、請求項16記載の自動的食品調理ライン。
  18. パン取り扱いシステムと、自動的トースター器具と、自動的パッケージ提供システムと、自動的調味材料提供システムと、自動的コンベヤシステムとを含む群から選択される少なくとも2つの自動的システムを備え、
    少なくとも2つの前記自動的システムは別々のモジュラーコンポーネントを含み、別々の前記モジュラーコンポーネントは、空間的又は財政的制約により必要とされる一層小さな自動的食品調理ラインを効果的に形成するように、所望に応じて作動可能に互いに連結し得る、自動的食品調理ライン。
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