本出願は、比較的多数の参照信号系列をサポートし、様々な5Gシナリオの要件を満たすための、参照信号生成方法、参照信号検出方法、及び通信装置を提供する。
第1の態様によれば、参照信号生成方法が提供される。当該方法は、ネットワークデバイスにより実行されてもよく、あるいはネットワークデバイス内に配置されたチップ又は集積回路により実行されてもよい。代わりに、当該方法は、端末デバイスにより実行されてもよく、あるいは端末デバイス内に配置されたチップ又は集積回路により実行されてもよい。これは本出願において限定されない。
当該方法は、擬似ランダム系列初期因子c
initに基づいて参照信号系列を取得するステップと、該系列を1つ以上のOFDMシンボルにマッピングするステップと、を含み、擬似ランダム系列初期因子c
initはパラメータdに関連し、
であり、maxは、2つの値からより大きい値が選択されることを表し、n
ID,maxは参照信号系列IDの最大値を表す。
前述の技術的解決策に基づいて、ネットワークデバイス又は端末デバイスは、本出願のこの実施形態で提供される擬似ランダム系列初期因子cinitに基づいて参照信号系列を取得することができる。さらに、参照信号系列インデックス(index、ID)の最大値に関連するパラメータdが、擬似ランダム系列初期因子cinitを生成するための式に導入され、それにより、より多くのセルをサポートすることができ、より多くの実際の要件を満たすことができる。例えば、参照信号系列IDの数量が1024以上である(換言すれば、参照信号系列IDの最大値が1023以上であり得る)シナリオは、d=max(log2(nID,max+1)-10,0)を導入することによりサポートすることができる。別の例として、参照信号系列IDの数量が4096以上である(換言すれば、参照信号系列IDの最大値が4095以上であり得る)シナリオは、d=max(log2(nID,max+1)-12,0)を導入することによりサポートすることができる。
第1の態様を参照し、第1の態様のいくつかの実装において、d=max(log
2(n
ID,max+1)-10,0)であり、擬似ランダム系列初期因子c
initは、以下の式:
に従って取得される。
N
symb
slotはスロット内のOFDMシンボルの数量を表し、
は下方への丸めを表し、n
s,f
μはフレーム内のスロットのインデックスを表し、lはスロット内のOFDMシンボルのインデックスを表し、n
IDは参照信号系列IDを表し、μはサブキャリア間隔に関連するパラメータを表し、modはモジュロ演算を表す。
前述の技術的解決策に基づいて、参照信号系列IDの数量が1024以上である(換言すれば、参照信号系列IDの最大値が1023以上であり得る)シナリオをサポートすることができる。さらに、参照信号系列IDの数量が1024未満である(換言すれば、参照信号系列IDの最大値が1023未満である)とき、前述の式は、チャネル状態情報参照信号(channel state information reference signal、CSI-RS)系列を取得するために使用される擬似ランダム系列初期因子cinitを生成するために使用される、5Gのニューラジオ(new radio、NR)標準における式と一貫性がある。したがって、実際の要件に基づいて、本出願のこの実施形態で提供される擬似ランダム系列初期因子cinitに基づいて得られる参照信号系列は、NR CSI-RS系列として再利用され得る。換言すれば、本出願のこの実施形態では、本出願のこの実施形態で得られる参照信号とNR CSI-RSとの間の互換性及び再利用をサポートすることができる。
第1の態様を参照し、第1の態様のいくつかの実装において、d=max(log
2(n
ID,max+1)-12,0)であり、擬似ランダム系列初期因子c
initは、以下の式:
のいずれかに従って取得される。
NCPの値は、サイクリックプレフィックスCPが標準CPであるか拡張CPであるかを表し、Nsymb
slotはスロット内のOFDMシンボルの数量を表し、ns,f
μはフレーム内のスロットのインデックスを表し、lはスロット内のOFDMシンボルのインデックスを表し、nIDは参照信号系列IDを表し、μはサブキャリア間隔に関連するパラメータを表し、modはモジュロ演算を表す。
前述の技術的解決策に基づいて、ネットワークデバイス又は端末デバイスは、本出願のこの実施形態で提供される擬似ランダム系列初期因子cinitに基づいて参照信号系列を取得することができる。さらに、異なるサブキャリア間隔を考慮すると、(Nsymb
slotns,f
μ+l+1)により占有される必要があるビット(bit)の数量は異なり得る。したがって、オーバーフローを防止するために、本出願は、式に対して何らかの処理を実行することを提案する。したがって、本出願のこの実施形態で提供される参照信号生成方法は、異なるサブキャリア間隔における系列生成をサポートすることができる。さらに、参照信号系列IDの最大値に関連するパラメータdが、擬似ランダム系列初期因子cinitを生成するための式に導入され、それにより、参照信号系列IDの数量が4096以上である(換言すれば、参照信号系列IDの最大値が4095以上であり得る)シナリオをサポートすることができ、より多くの実際の要件が満たされる。さらに、前述の技術的解決策では、サイクリックプレフィックスCPの影響も考慮される。
第2の態様によれば、参照信号生成方法が提供される。当該方法は、ネットワークデバイスにより実行されてもよく、あるいはネットワークデバイス内に配置されたチップ又は集積回路により実行されてもよい。代わりに、当該方法は、端末デバイスにより実行されてもよく、あるいは端末デバイス内に配置されたチップ又は集積回路により実行されてもよい。これは本出願において限定されない。
当該方法は、擬似ランダム系列初期因子c
initに基づいて参照信号系列を取得するステップと、該系列を1つ以上のOFDMシンボルにマッピングするステップと、を含み、擬似ランダム系列初期因子c
initは、以下の式:
のいずれかに従って取得される。
NCPの値は、サイクリックプレフィックスCPが標準CPであるか拡張CPであるかを表し、Nsymb
slotはスロット内のOFDMシンボルの数量を表し、ns,f
μはフレーム内のスロットのインデックスを表し、lはスロット内のOFDMシンボルのインデックスを表し、nIDは参照信号系列IDを表し、μはサブキャリア間隔に関連するパラメータを表し、modはモジュロ演算を表す。
前述の技術的解決策に基づいて、ネットワークデバイス又は端末デバイスは、本出願のこの実施形態で提供される擬似ランダム系列初期因子cinitに基づいて参照信号系列を取得することができる。さらに、異なるサブキャリア間隔を考慮すると、(Nsymb
slotns,f
μ+l+1)により占有される必要があるビット(bit)の数量は異なり得る。したがって、オーバーフローを防止するために、本出願は、式に対して何らかの処理を実行すること、例えば、mod211-μの演算を実行して、占有されるビット数量を11-μ以内に制限することを提案する。したがって、前述の技術的解決策は、異なるサブキャリア間隔における系列生成をサポートすることができる。さらに、前述の技術的解決策では、サイクリックプレフィックス(cyclic prefix、CP)の影響も考慮され、それにより、ロングタームエボリューション(long term evolution、LTE)システムとの互換性をサポートすることができる。
第3の態様によれば、参照信号生成方法が提供される。当該方法は、ネットワークデバイスにより実行されてもよく、あるいはネットワークデバイス内に配置されたチップ又は集積回路により実行されてもよい。代わりに、当該方法は、端末デバイスにより実行されてもよく、あるいは端末デバイス内に配置されたチップ又は集積回路により実行されてもよい。これは本出願において限定されない。
当該方法は、擬似ランダム系列初期因子c
initに基づいて参照信号系列を取得するステップと、該系列を1つ以上のOFDMシンボルにマッピングするステップと、を含み、擬似ランダム系列初期因子c
initは、以下の式:
のいずれかに従って取得される。
d=max(log
2(n
ID,max+1)-12,0)であり、maxは、2つの値からより大きい値が選択されることを表し、n
ID,maxは参照信号系列IDの最大値を表し、N
CPの値は、サイクリックプレフィックスCPが標準CPであるか拡張CPであるかを表し、N
symb
slotはスロット内のOFDMシンボルの数量を表し、
は下方への丸めを表し、n
s,f
μはフレーム内のスロットのインデックスを表し、lはスロット内のOFDMシンボルのインデックスを表し、n
IDは参照信号系列IDを表し、μはサブキャリア間隔に関連するパラメータを表し、modはモジュロ演算を表す。
前述の技術的解決策に基づいて、ネットワークデバイス又は端末デバイスは、本出願のこの実施形態で提供される擬似ランダム系列初期因子cinitに基づいて参照信号系列を取得することができる。さらに、異なるサブキャリア間隔を考慮すると、(Nsymb
slotns,f
μ+l+1)により占有される必要があるビット(bit)の数量は異なり得る。したがって、オーバーフローを防止するために、本出願は、式に対して何らかの処理を実行することを提案する。したがって、本出願のこの実施形態で提供される参照信号生成方法は、異なるサブキャリア間隔における系列生成をサポートすることができる。さらに、参照信号系列IDの最大値に関連するパラメータdが、擬似ランダム系列初期因子cinitを生成するための式に導入され、それにより、参照信号系列IDの数量が4096以上である(換言すれば、参照信号系列IDの最大値が4095以上であり得る)シナリオをサポートすることができ、より多くの実際の要件が満たされる。さらに、前述の技術的解決策では、サイクリックプレフィックスCPの影響も考慮される。
第3の態様を参照し、第3の態様のいくつかの実装において、参照信号系列IDの数量は4096以上である。
第4の態様によれば、参照信号生成方法が提供される。当該方法は、ネットワークデバイスにより実行されてもよく、あるいはネットワークデバイス内に配置されたチップ又は集積回路により実行されてもよい。代わりに、当該方法は、端末デバイスにより実行されてもよく、あるいは端末デバイス内に配置されたチップ又は集積回路により実行されてもよい。これは本出願において限定されない。
当該方法は、擬似ランダム系列初期因子c
initに基づいて参照信号系列を取得するステップと、該系列を1つ以上のOFDMシンボルにマッピングするステップと、を含み、擬似ランダム系列初期因子c
initは、以下の式:
のいずれかに従って取得される。
d=max(log
2(n
ID,max+1)-12,0)であり、maxは、2つの値からより大きい値が選択されることを表し、n
ID,maxは参照信号系列IDの最大値を表し、N
CPの値は、サイクリックプレフィックスCPが標準CPであるか拡張CPであるかを表し、N
symb
slotはスロット内のOFDMシンボルの数量を表し、
は下方への丸めを表し、n
s,f
μはフレーム内のスロットのインデックスを表し、lはスロット内のOFDMシンボルのインデックスを表し、n
IDは参照信号系列IDを表し、μはサブキャリア間隔に関連するパラメータを表し、modはモジュロ演算を表す。
前述の技術的解決策に基づいて、ネットワークデバイス又は端末デバイスは、本出願のこの実施形態で提供される擬似ランダム系列初期因子cinitに基づいて参照信号系列を取得することができる。さらに、異なるサブキャリア間隔を考慮すると、(Nsymb
slotns,f
μ+l+1)により占有される必要があるビット(bit)の数量は異なり得る。したがって、オーバーフローを防止するために、本出願は、式に対して何らかの処理を実行することを提案する。したがって、本出願のこの実施形態で提供される参照信号生成方法は、異なるサブキャリア間隔における系列生成をサポートすることができる。さらに、参照信号系列IDの最大値に関連するパラメータdが、擬似ランダム系列初期因子cinitを生成するための式に導入され、それにより、参照信号系列IDの数量が4096以上である(換言すれば、参照信号系列IDの最大値が4095以上であり得る)シナリオをサポートすることができ、より多くの実際の要件が満たされる。さらに、前述の技術的解決策では、サイクリックプレフィックスCPの影響も考慮される。
第4の態様を参照し、第4の態様のいくつかの実装において、参照信号系列IDの数量は4096以上である。
換言すれば、参照信号系列IDの最大値は4095以上であり得る。
第5の態様によれば、参照信号検出方法が提供される。当該方法は、端末デバイスにより実行されてもよく、あるいは端末デバイス内に構成されたチップ又は回路により実行されてもよい。これは本出願において限定されない。
当該方法は、参照信号を受信して第1の系列を取得するステップと、擬似ランダム系列初期因子c
initに基づいて第2の系列を取得するステップと、第1の系列及び第2の系列における相関検出を実行するステップと、を含み、擬似ランダム系列初期因子c
initはパラメータdに関連し、
であり、maxは、2つの値からより大きい値が選択されることを表し、n
ID,maxは参照信号系列IDの最大値を表す。
前述の技術的解決策に基づいて、端末デバイスは、本出願のこの実施形態で提供される擬似ランダム系列初期因子cinitに基づいて参照信号系列を取得することができる。さらに、参照信号系列IDの最大値に関連するパラメータdが、擬似ランダム系列初期因子cinitを生成するための式に導入され、それにより、より多くの参照信号系列IDをサポートすることができ、より多くの実際の要件を満たすことができる。例えば、参照信号系列IDの数量が1024以上である(換言すれば、参照信号系列IDの最大値が1023以上であり得る)シナリオは、d=max(log2(nID,max+1)-10,0)を導入することによりサポートすることができる。別の例として、参照信号系列IDの数量が4096以上である(換言すれば、参照信号系列IDの最大値が4095以上であり得る)シナリオは、d=max(log2(nID,max+1)-12,0)を導入することによりサポートすることができる。
第5の態様を参照し、第5の態様のいくつかの実装において、d=max(log
2(n
ID,max+1)-10,0)であり、擬似ランダム系列初期因子c
initは、以下の式:
に従って取得される。
N
symb
slotはスロット内のOFDMシンボルの数量を表し、
は下方への丸めを表し、n
s,f
μはフレーム内のスロットのインデックスを表し、lはスロット内のOFDMシンボルのインデックスを表し、n
IDは参照信号系列IDを表し、μはサブキャリア間隔に関連するパラメータを表し、modはモジュロ演算を表す。
第5の態様を参照し、第5の態様のいくつかの実装において、d=max(log
2(n
ID,max+1)-12,0)であり、擬似ランダム系列初期因子c
initは、以下の式:
のいずれかに従って取得される。
N
CPの値は、サイクリックプレフィックスCPが標準CPであるか拡張CPであるかを表し、N
symb
slotはスロット内のOFDMシンボルの数量を表し、
は下方への丸めを表し、n
s,f
μはフレーム内のスロットのインデックスを表し、lはスロット内のOFDMシンボルのインデックスを表し、n
IDは参照信号系列IDを表し、μはサブキャリア間隔に関連するパラメータを表し、modはモジュロ演算を表す。
第5の態様を参照し、第5の態様のいくつかの実装において、当該方法は、ネットワークデバイスにより送信されるパラメータNCPに関する情報及び/又はパラメータnIDに関する情報を受信するステップをさらに含み、NCPの値は、サイクリックプレフィックスCPが標準CPであるか拡張CPであるかを表し、nIDは参照信号系列IDを表す。
第5の態様を参照し、第5の態様のいくつかの実装において、第1の系列及び第2の系列における相関検出を実行するステップは、第1の系列及び第2の系列における相関検出を実行して、以下の測定値、すなわち、到来時間差、参照信号受信品質、又は参照信号受信電力のうちの1つ以上を取得するステップを含む。
第5の態様を参照し、第5の態様のいくつかの実装において、参照信号は測位参照信号PRSである。
第6の態様によれば、参照信号検出方法が提供される。当該方法は、端末デバイスにより実行されてもよく、あるいは端末デバイス内に構成されたチップ又は回路により実行されてもよい。これは本出願において限定されない。
当該方法は、参照信号を受信して第1の系列を取得するステップと、擬似ランダム系列初期因子c
initに基づいて第2の系列を取得するステップと、第1の系列及び第2の系列における相関検出を実行するステップと、を含み、擬似ランダム系列初期因子c
initは、以下の式:
のいずれかに従って取得される。
NCPの値は、サイクリックプレフィックスCPが標準CPであるか拡張CPであるかを表し、Nsymb
slotはスロット内のOFDMシンボルの数量を表し、ns,f
μはフレーム内のスロットのインデックスを表し、lはスロット内のOFDMシンボルのインデックスを表し、nIDは参照信号系列IDを表し、μはサブキャリア間隔に関連するパラメータを表し、modはモジュロ演算を表す。
前述の技術的解決策に基づいて、端末デバイスは、本出願のこの実施形態で提供される擬似ランダム系列初期因子cinitに基づいて参照信号系列を取得することができる。さらに、異なるサブキャリア間隔を考慮すると、(Nsymb
slotns,f
μ+l+1)により占有される必要があるビット(bit)の数量は異なり得る。したがって、オーバーフローを防止するために、本出願は、式に対して何らかの処理を実行すること、例えば、mod211-μの演算を実行して、占有されるビット数量を11-μ以内に制限することを提案する。したがって、前述の技術的解決策は、異なるサブキャリア間隔における系列生成をサポートすることができる。さらに、前述の技術的解決策では、CPの影響も考慮され、それにより、LTEシステムとの互換性をサポートすることができる。
第6の態様を参照し、第6の態様のいくつかの実装において、当該方法は、ネットワークデバイスにより送信されるパラメータNCPに関する情報及び/又はパラメータnIDに関する情報を受信するステップをさらに含み、NCPの値は、サイクリックプレフィックスCPが標準CPであるか拡張CPであるかを表し、nIDは参照信号系列IDを表す。
第6の態様を参照し、第6の態様のいくつかの実装において、第1の系列及び第2の系列における相関検出を実行するステップは、第1の系列及び第2の系列における相関検出を実行して、以下の測定値、すなわち、到来時間差、参照信号受信品質、又は参照信号受信電力のうちの1つ以上を取得するステップを含む。
第6の態様を参照し、第6の態様のいくつかの実装において、参照信号は測位参照信号PRSである。
第7の態様によれば、参照信号検出方法が提供される。当該方法は、端末デバイスにより実行されてもよく、あるいは端末デバイス内に構成されたチップ又は回路により実行されてもよい。これは本出願において限定されない。
当該方法は、参照信号を受信して第1の系列を取得するステップと、擬似ランダム系列初期因子c
initに基づいて第2の系列を取得するステップと、第1の系列及び第2の系列における相関検出を実行するステップと、を含み、擬似ランダム系列初期因子c
initは、以下の式:
のいずれかに従って取得される。
d=max(log2(nID,max+1)-12,0)であり、maxは、2つの値からより大きい値が選択されることを表し、nID,maxは参照信号系列IDの最大値を表し、NCPの値は、サイクリックプレフィックスCPが標準CPであるか拡張CPであるかを表し、Nsymb
slotはスロット内のOFDMシンボルの数量を表し、ns,f
μはフレーム内のスロットのインデックスを表し、lはスロット内のOFDMシンボルのインデックスを表し、nIDは参照信号系列IDを表し、μはサブキャリア間隔に関連するパラメータを表し、modはモジュロ演算を表す。
前述の技術的解決策に基づいて、端末デバイスは、本出願のこの実施形態で提供される擬似ランダム系列初期因子cinitに基づいて参照信号系列を取得することができる。さらに、異なるサブキャリア間隔を考慮すると、(Nsymb
slotns,f
μ+l+1)により占有される必要があるビット(bit)の数量は異なり得る。したがって、オーバーフローを防止するために、本出願は、式に対して何らかの処理を実行することを提案する。したがって、本出願のこの実施形態で提供される参照信号生成方法は、異なるサブキャリア間隔における系列生成をサポートすることができる。さらに、参照信号系列IDの最大値に関連するパラメータdが、擬似ランダム系列初期因子cinitを生成するための式に導入され、それにより、参照信号系列IDの数量が4096以上であるシナリオをサポートすることができ、より多くの実際の要件が満たされる。さらに、前述の技術的解決策では、サイクリックプレフィックスCPの影響も考慮される。
第7の態様を参照し、第7の態様のいくつかの実装において、参照信号系列IDの数量は4096以上である。
換言すれば、参照信号系列IDの最大値は4095以上であり得る。
第7の態様を参照し、第7の態様のいくつかの実装において、当該方法は、ネットワークデバイスにより送信されるパラメータNCPに関する情報及び/又はパラメータnIDに関する情報を受信するステップをさらに含み、NCPの値は、サイクリックプレフィックスCPが標準CPであるか拡張CPであるかを表し、nIDは参照信号系列IDを表す。
第7の態様を参照し、第7の態様のいくつかの実装において、第1の系列及び第2の系列における相関検出を実行するステップは、第1の系列及び第2の系列における相関検出を実行して、以下の測定値、すなわち、到来時間差、参照信号受信品質、又は参照信号受信電力のうちの1つ以上を取得するステップを含む。
第7の態様を参照し、第7の態様のいくつかの実装において、参照信号は測位参照信号PRSである。
第8の態様によれば、参照信号検出方法が提供される。当該方法は、端末デバイスにより実行されてもよく、あるいは端末デバイス内に構成されたチップ又は回路により実行されてもよい。これは本出願において限定されない。
当該方法は、参照信号を受信して第1の系列を取得するステップと、擬似ランダム系列初期因子c
initに基づいて第2の系列を取得するステップと、第1の系列及び第2の系列における相関検出を実行するステップと、を含み、擬似ランダム系列初期因子c
initは、以下の式:
のいずれかに従って取得される。
d=max(log
2(n
ID,max+1)-12,0)であり、maxは、2つの値からより大きい値が選択されることを表し、n
ID,maxは参照信号系列IDの最大値を表し、N
CPの値は、サイクリックプレフィックスCPが標準CPであるか拡張CPであるかを表し、N
symb
slotはスロット内のOFDMシンボルの数量を表し、
は下方への丸めを表し、n
s,f
μはフレーム内のスロットのインデックスを表し、lはスロット内のOFDMシンボルのインデックスを表し、n
IDは参照信号系列IDを表し、μはサブキャリア間隔に関連するパラメータを表し、modはモジュロ演算を表す。
前述の技術的解決策に基づいて、端末デバイスは、本出願のこの実施形態で提供される擬似ランダム系列初期因子cinitに基づいて参照信号系列を取得することができる。さらに、異なるサブキャリア間隔を考慮すると、(Nsymb
slotns,f
μ+l+1)により占有される必要があるビット(bit)の数量は異なり得る。したがって、オーバーフローを防止するために、本出願は、式に対して何らかの処理を実行することを提案する。したがって、本出願のこの実施形態で提供される参照信号生成方法は、異なるサブキャリア間隔における系列生成をサポートすることができる。さらに、参照信号系列IDの最大値に関連するパラメータdが、擬似ランダム系列初期因子cinitを生成するための式に導入され、それにより、参照信号系列IDの数量が4096以上である(換言すれば、参照信号系列IDの最大値が4095以上であり得る)シナリオをサポートすることができ、より多くの実際の要件が満たされる。さらに、前述の技術的解決策では、サイクリックプレフィックスCPの影響も考慮される。
第8の態様を参照し、第8の態様のいくつかの実装において、参照信号系列IDの数量は4096以上である。
第8の態様を参照し、第8の態様のいくつかの実装において、当該方法は、ネットワークデバイスにより送信されるパラメータNCPに関する情報及び/又はパラメータnIDに関する情報を受信するステップをさらに含み、NCPの値は、サイクリックプレフィックスCPが標準CPであるか拡張CPであるかを表し、nIDは参照信号系列IDを表す。
第8の態様を参照し、第8の態様のいくつかの実装において、第1の系列及び第2の系列における相関検出を実行するステップは、第1の系列及び第2の系列における相関検出を実行して、以下の測定値、すなわち、到来時間差、参照信号受信品質、又は参照信号受信電力のうちの1つ以上を取得するステップを含む。
第8の態様を参照し、第8の態様のいくつかの実装において、参照信号は測位参照信号PRSである。
第9の態様によれば、通信装置が提供される。当該通信装置は、第1の態様から第4の態様に記載の方法を実行するように構成される。具体的には、通信装置は、第1の態様から第4の態様に記載の方法を実行するように構成されたモジュールを含んでもよい。
第10の態様によれば、通信装置が提供される。当該通信装置は、第5の態様から第8の態様に記載の方法を実行するように構成される。具体的には、通信装置は、第5の態様から第8の態様に記載の方法を実行するように構成されたモジュールを含んでもよい。
第11の態様によれば、通信装置が提供される。当該通信装置は、メモリ及びプロセッサを含み、メモリは、命令を記憶するように構成され、プロセッサは、メモリに記憶された命令を実行するように構成され、メモリに記憶された命令の実行は、通信装置が第1の態様から第4の態様に記載の方法を実行することを可能にする。
第12の態様によれば、通信装置が提供される。当該通信装置は、メモリ及びプロセッサを含み、メモリは、命令を記憶するように構成され、プロセッサは、メモリに記憶された命令を実行するように構成され、メモリに記憶された命令の実行は、通信装置が第5の態様から第8の態様に記載の方法を実行することを可能にする。
第13の態様によれば、チップが提供される。当該チップは、処理モジュール及び通信インターフェースを含み、処理モジュールは、外部と通信するために通信インターフェースを制御するように構成され、処理モジュールはさらに、第1の態様から第4の態様に記載の方法を実施するように構成される。
第14の態様によれば、チップが提供される。当該チップは、処理モジュール及び通信インターフェースを含み、処理モジュールは、外部と通信するために通信インターフェースを制御するように構成され、処理モジュールはさらに、第5の態様から第8の態様に記載の方法を実施するように構成される。
第15の態様によれば、コンピュータ読取可能記憶媒体が提供される。当該コンピュータ読取可能記憶媒体は、コンピュータプログラムを記憶し、コンピュータプログラムが通信装置により実行されると、通信装置は、第1の態様から第4の態様、及び第1の態様から第4の態様の可能な実装のうちのいずれか1つに記載の方法を実施することを可能にされる。
第16の態様によれば、コンピュータ読取可能記憶媒体が提供される。当該コンピュータ読取可能記憶媒体は、コンピュータプログラムを記憶し、コンピュータプログラムが通信装置により実行されると、通信装置は、第5の態様から第8の態様、及び第5の態様から第8の態様の可能な実装のうちのいずれか1つに記載の方法を実施することを可能にされる。
第17の態様によれば、命令を含むコンピュータプログラム製品が提供される。命令がコンピュータにより実行されると、通信装置は、第1の態様から第4の態様に記載の方法を実施することを可能にされる。
第18の態様によれば、命令を含むコンピュータプログラム製品が提供される。命令がコンピュータにより実行されると、通信装置は、第5の態様から第8の態様に記載の方法を実施することを可能にされる。
本出願の実施形態に基づいて、擬似ランダム系列初期因子cinitは、より柔軟に使用され得る。例えば、提供される擬似ランダム系列初期因子cinitは、NR PRSとNR CSI-RSとの間の互換性及び再利用を実現するために使用することができ、あるいは、提供される擬似ランダム系列初期因子cinitは、参照信号系列IDの数量が4096以上である(換言すれば、参照信号系列IDの最大値が4095以上であり得る)シナリオをサポートすることができ、あるいは、提供される擬似ランダム系列初期因子cinitは、異なるサブキャリア間隔における異なる設計のケースをサポートすることができ、あるいは、提供される擬似ランダム系列初期因子cinitは、異なるCPタイプのケースをサポートすることができる。したがって、本出願の実施形態に基づいて、異なる擬似ランダム系列初期因子cinitが、実際の要件に基づいて選択され得る。
以下では、添付の図面を参照して本出願の技術的解決策について記載する。
本出願の実施形態の技術的解決策は、様々な通信システム、例えば、ロングタームエボリューション(long term evolution、LTE)システム、LTE周波数分割複信(frequency division duplex、FDD)システム、LTE時分割複信(time division duplex、TDD)システム、ユニバーサル移動体通信システム(universal mobile telecommunications system、UMTS)、第5世代(5th generation、5G)システム、ニューラジオ(new radio、NR)システム、及び別の進化型通信システムに使用され得る。
本出願の実施形態における端末デバイスは、ユーザ装置(user equipment、UE)、移動局(mobile station、MS)、移動端末(mobile terminal、MT)、アクセス端末、加入者ユニット、加入者局、モバイルコンソール、移動局、リモート局、リモート端末、モバイルデバイス、ユーザ端末、端末、無線通信デバイス、ユーザエージェント、又はユーザ機器と呼ばれることもある。
端末デバイスは、ユーザに音声/データ接続性を提供するデバイス、例えば、無線接続機能を有するハンドヘルドデバイス又は車載デバイスでもよい。現在、端末デバイスは、例えば、モバイルフォン(mobile phone)、タブレットコンピュータ、ノートブックコンピュータ、パームトップコンピュータ、モバイルインターネットデバイス(mobile internet device、MID)、ウェアラブルデバイス、仮想現実(virtual reality、VR)デバイス、拡張現実(augmented reality、AR)デバイス、産業制御(industrial control)における無線端末、自動運転(self driving)における無線端末、遠隔医療手術(remote medical surgery)における無線端末、スマートグリッド(smart grid)における無線端末、輸送安全性(transportation safety)における無線端末、スマートシティ(smart city)における無線端末、スマートホーム(smart home)における無線端末、セルラーフォン、コードレス電話、セッション開始プロトコル(session initiation protocol、SIP)フォン、無線ローカルループ(wireless local loop、WLL)局、パーソナルデジタルアシスタント(personal digital assistant、PDA)、無線通信機能を有するハンドヘルドデバイス、無線モデムに接続されたコンピューティングデバイス若しくは他の処理デバイス、車載デバイス、ウェアラブルデバイス、5Gネットワークにおける端末デバイス、又は将来の進化型公衆陸上移動体ネットワーク(public land mobile network、PLMN)における端末デバイスであり得る。これは本出願の実施形態において限定されない。
限定でなく例として、本出願の実施形態において、端末デバイスは、代わりに、ウェアラブルデバイスでもよい。ウェアラブルデバイスは、ウェアラブルインテリジェントデバイスと呼ばれることもあり、日常着用のインテリジェントデザインにウェアラブル技術を適用することにより開発されたメガネ、手袋、時計、衣類、及び靴などのウェアラブルデバイスの総称である。ウェアラブルデバイスは、ユーザにより直接着用するか又はユーザの衣類若しくはアクセサリに統合することができるポータブルデバイスである。ウェアラブルデバイスは、ハードウェアデバイスであるだけでなく、ソフトウェアサポート、データ交換、及びクラウド相互作用を通じて強力な機能も実現する。一般的なウェアラブルインテリジェントデバイスには、スマートウオッチ又はスマートグラスなどの、スマートフォンに依存することなく完全又は部分的な機能を実現できるフル機能かつ大型サイズのデバイスと、1種類のアプリケーション機能のみに焦点を合わせた、スマートフォンなどの他のデバイスと共に動作する必要のあるデバイス、例えば、身体的兆候を監視する様々なスマートバンド又はスマートジュエリーが含まれる。
さらに、本出願の実施形態における端末デバイスは、代わりに、モノのインターネット(internet of things、IoT)システムにおける端末デバイスでもよい。IoTは、情報技術の将来の開発の重要な部分である。IoTの主な技術的特徴は、通信技術を使用することにより物をネットワークに接続して、人と機械との間、又はある物と別の物と間の相互接続のためのインテリジェントネットワークを実現することである。
さらに、本出願の実施形態におけるネットワークデバイスは、端末デバイスと通信するために使用されるデバイスでもよい。ネットワークデバイスは、アクセスネットワークデバイス又は無線アクセスネットワークデバイスと呼ばれることもあり、送受信ポイント(transmission reception point、TRP)、LTEシステムにおける進化型NodeB(evolved NodeB、eNB又はeNodeB)、ホーム基地局(例えば、ホーム進化型NodeB又はホームNodeB、HNB)、ベースバンドユニット(baseband unit、BBU)、又はクラウド無線アクセスネットワーク(cloud radio access network、CRAN)シナリオにおける無線コントローラでもよい。代わりに、ネットワークデバイスは、中継局、アクセスポイント、車載デバイス、ウェアラブルデバイス、5Gネットワークにおけるネットワークデバイス、将来の進化型PLMNネットワークにおけるネットワークデバイスなどでもよく、あるいは、WLANにおけるアクセスポイント(access point、AP)又はニューラジオ(new radio、NR)システムにおけるgNBでもよい。これは本出願の実施形態において限定されない。
ネットワーク構造において、ネットワークデバイスは、集約ユニット(centralized unit、CU)ノード、分散ユニット(distributed unit、DU)ノード、CUノードとDUノードを含むRANデバイス、又は制御プレーンCUノード(CU-CPノード)とユーザプレーンCUノード(CU-UPノード)とDUノードを含むRANデバイスを含んでもよい。
ネットワークデバイスは、セルにサービスを提供し、端末デバイスは、ネットワークデバイスにより割り当てられた送信リソース(例えば、周波数ドメインリソース又はスペクトルリソース)を使用することによりセルと通信する。セルは、マクロ基地局(例えば、マクロeNB又はマクロgNB)に属してもよく、あるいはスモールセル(small cell)に対応する基地局に属してもよい。本明細書におけるスモールセルは、メトロセル(metro cell)、マイクロセル(micro cell)、ピコセル(pico cell)、フェムトセル(femto cell)などを含んでもよい。これらのスモールセルは、小カバレッジ及び低送信電力により特徴づけられ、高速データ伝送サービスの提供に適用可能である。
本出願の実施形態の理解を容易にするために、本出願の実施形態に適用可能な通信システムを、図1及び図2を参照して詳細に説明する。
図1は、本出願の一実施形態に適用可能な通信システム100の概略図である。図に示すように、通信システム100は、図1に示すネットワークデバイス110などの少なくとも1つのネットワークデバイスを含み得る。通信システム100は、図1に示す端末デバイス120などの少なくとも1つの端末デバイスをさらに含み得る。ネットワークデバイス110と端末デバイス120は、無線リンクを介して互いに通信することができる。
図2は、本出願の一実施形態に適用可能な通信システム200の別の概略図である。図に示すように、通信システム200は、図2に示すネットワークデバイス210、220、及び230などの複数のネットワークデバイスを含み得る。通信システム200は、図2に示す端末デバイス240などの少なくとも1つの端末デバイスをさらに含み得る。端末デバイス240は、マルチコネクティビティ技術を使用することによりネットワークデバイス210、ネットワークデバイス220、及びネットワークデバイス230への無線リンクを確立することができる。ネットワークデバイス210は、例えば、プライマリ基地局でもよく、ネットワークデバイス220及びネットワークデバイス230は、例えば、セカンダリ基地局でもよい。この場合、ネットワークデバイス210は、端末デバイス240が初期アクセスを実行するとき使用されるネットワークデバイスであり、端末デバイス240との無線リソース制御(radio resource control、RRC)通信の責任を負う。ネットワークデバイス220及びネットワークデバイス230は、RRC再構成の間に追加され得、さらなる無線リソースを提供するように構成される。
さらに、図2に示すように、3つのネットワークデバイスの中に、無線リソース制御メッセージを端末デバイスと交換することの責任を負い、コアネットワーク制御プレーンエンティティと相互作用することの責任を負う1つのネットワークデバイス、例えば、ネットワークデバイス210が存在する。この場合、ネットワークデバイス210は、マスタノード(master node、MN)と呼ばれることがある。例えば、マスタノードは、MeNB又はMgNBでもよく、これに限定されない。他の2つのネットワークデバイス、例えば、ネットワークデバイス220及びネットワークデバイス230は、セカンダリノード(secondary node、SN)と呼ばれることがある。例えば、セカンダリノードは、SeNB又はSgNBでもよく、これに限定されない。マスタノードの複数のサービングセルは、1つのプライマリセル(primary cell、PCell)と1つ以上の任意のサービングセル(serving cell、SCell)とを含むマスタセルグループ(master cell group、MCG)を形成することができる。セカンダリノードの複数のサービングセルは、1つのプライマリセカンダリセル(primary secondary cell、PSCell)と1つ以上の任意のSCellとを含むセカンダリセルグループ(secondary cell group、SCG)を形成することができる。サービングセルは、上りリンク及び下りリンク伝送を実行するために端末デバイスに対してネットワークにより構成されるセルである。
同様に、端末デバイスは、代わりに、同時により多くのネットワークデバイスへの通信接続を有してもよく、データを受信及び送信してもよい。複数のネットワークデバイスの中に、無線リソース制御メッセージを端末デバイスと交換することの責任を負い、コアネットワーク制御プレーンエンティティと相互作用することの責任を負う1つのネットワークデバイスが存在し得る。この場合、そのネットワークデバイスはMNと呼ばれることがあり、他のネットワークデバイスはSNと呼ばれることがある。
確かに、ネットワークデバイス220は、代わりに、プライマリ基地局又はマスタノードでもよく、ネットワークデバイス210及びネットワークデバイス230は、セカンダリ基地局又はセカンダリノードでもよく、あるいは、ネットワークデバイス230は、プライマリ基地局又はマスタノードでもよく、ネットワークデバイス210及びネットワークデバイス220は、セカンダリ基地局又はセカンダリノードでもよい。これは本出願において限定されない。さらに、理解を容易にするために、図は、3つのネットワークデバイスと1つの端末デバイスと間の無線接続のケースのみを示している。しかしながら、これは、本出願が適用可能なシナリオに対していかなる制限も構成するべきではない。端末デバイスは、代わりに、より多くのネットワークデバイスとの無線リンクを確立することができ、あるいは、端末デバイスは、代わりに、より少ない数のネットワークデバイスとの無線リンクを確立することもできる。
複数のアンテナは、図1のネットワークデバイス110若しくは端末デバイス120、又は図2のネットワークデバイス210、ネットワークデバイス220、ネットワークデバイス230、若しくは端末デバイス240などの各通信デバイスに対して構成することができる。複数のアンテナは、信号を送信するように構成された少なくとも1つの送信アンテナと、信号を受信するように構成された少なくとも1つの受信アンテナとを含むことができる。さらに、各通信デバイスは、送信機チェーン及び受信機チェーンをさらに含む。当業者は、送信機チェーン及び受信機チェーンが各々、信号の送受信に関連する複数のコンポーネント(例えば、プロセッサ、変調器、マルチプレクサ、復調器、デマルチプレクサ、又はアンテナ)を含んでもよいことを理解し得る。したがって、ネットワークデバイスと端末デバイスは、マルチアンテナ技術を使用することにより、互いに通信することができる。
さらに、図2に示す通信システム200は、測位システムで使用することができる。例えば、端末デバイスの位置が決定される必要があるとき、複数のネットワークデバイス(プライマリ基地局及びセカンダリ基地局を含み、あるいはマスタノード及びセカンダリノードを含む)は、端末デバイスに対して、ネットワークデバイスから端末デバイスへの到来時間差(time difference of arrival、TDOA)を測定するために使用される参照信号(例えば、測位参照信号(positioning reference signal、PRS))を送信し、次いで、測定データは、端末デバイスの位置を決定するために、測位センタに報告される。
測位は、第3世代パートナーシッププロジェクト(3rd generation partnership project、3GPP)における無線通信の重要な特徴である。いくつかのシナリオにおいて、例えば、オープンな屋外のシナリオでは、全地球測位システム(global positioning system、GPS)が測位に使用され得る。例えば、端末デバイスは、GPSを使用することにより端末デバイスの位置を決定し、次いで、GPS測位結果をネットワークデバイスに報告し、それにより、ネットワークデバイスは、端末デバイスにより報告されたGPS測位結果に基づいて端末デバイスの位置を取得する。いくつかのシナリオにおいて、例えば、屋内のエリア又は複雑な都市エリアでは、GPSの現在の測位効果は満足できないものである。この場合、GPSのものより良い測位効果を達成するために、これらのシナリオでは、より多くの見通し線を取得するようにサイトが配備される必要がある。さらに、5G技術の進化に伴い、より多くのシナリオが考慮される必要があり、例えば、無人航空機及びモノのインターネットなどのシナリオである。これらのシナリオの出現は、精度及び遅延などの測位インジケータに関するより高い要件も提示している。
現在、主に使用されている測位技術には、エンハンストセル識別(enhanced cell-ID、E-CID)技術、観測到来時間差(observed time difference of arrival、OTDOA)技術などが含まれる。OTDOAを一例として用いて、一実装について説明する。可能な一実装において、端末デバイスは、複数のネットワークデバイス(プライマリ基地局及びセカンダリ基地局を含み、あるいはマスタノード及びセカンダリノードを含む)により送信された参照信号に基づいて、プライマリ基地局又はマスタノードから端末デバイスへの参照信号に対する、セカンダリ基地局又はセカンダリノードから端末デバイスへの参照信号の到来時間差を測定する。例えば、到来時間差は、TDOAとして示される。測位管理デバイスは、ネットワークデバイスにより測定された複数の取得されたTODAに基づいて端末デバイスの位置を取得する。
現在、標準的な定義によれば、下りリンクTDOAは、参照信号に基づいて測定され得る。例えば、参照信号は、PRS、サウンディング参照信号(sounding reference signal、SRS)、又はチャネル状態情報参照信号(channel state information reference signal、CSI-RS)でもよい。
PRSを一例として用いる。PRSは、ランダム系列(random sequence)により形成することができ、例えば、ゴールド31ランダム系列により形成することができる。代わりに、それは、PRSがランダム系列を使用し得ることとして理解されてもよい。したがって、PRSは、PRS系列と呼ばれることもある。本出願の実施形態において、用語「PRS」及び「PRS系列」は代替的に使用されるが、当業者は、用語間の差が強調されないとき、これらの用語により表される意味は一貫していることを理解し得る。
異なるPRS系列間で区別するために、異なる初期因子を使用して異なるPRS系列を生成することができる。ランダム初期因子の制御を介して、異なるシンボル(例えば、直交周波数分割多重(orthogonal frequency divided multiplexing、OFDM)シンボル)上の異なるセルのPRS系列は異なり得る。
nsはフレーム内のスロットのインデックスを表し、lはスロット内のOFDMシンボルのインデックスを表し、mはOFDMにおけるキャリアのインデックスを表し、c(i)は初期因子(initial factor)cinitにより定義される擬似ランダム(pseudo-random)(擬似ノイズ(pseudo-noise)、PN)系列を表し、jは虚部である。
初期因子c
initはさらに、以下の式2:
に従って取得することができる
NID
PRSはPRS IDの数量を表し、NID
PRSの値範囲は、NID
PRS∈{0,1,...,4095}でもよく、
NCPの値は、サイクリックプレフィックス(cyclic prefix、CP)が標準(normal)CPであるか拡張(extended)CPであるかを表す。
前述の式2から、cinitの値範囲は、4つの変数:NID
PRS、ns、l、及びNCPの値範囲により影響され得ることが習得できる。初期因子cinitは、31ビット(bit)を使用することにより表すことができる。図3は、可能なビットマッピング方法を示す。
図3に示すように、1つの最下位ビット(least significant bit)がCPタイプを表すために使用され、9ビットがN
ID
PRS mod512表すために使用される。N
ID
PRSの値範囲が{0,1,...,4095}の場合、値範囲全体を表すには12ビットが必要とされる。したがって、3つの最上位ビット(most significant bits)がN
ID
PRS/512を表すために使用され、中間の残りの18ビットが
の異なる値を表すために使用される。
式2は、サブキャリア間隔が15kHzである場合のものである。換言すれば、サブキャリア間隔が15kHzであるときは、(2(NID
PRS mod512)+1)は10ビットを使用し、サブキャリア間隔が15kHzであるとき、1フレームは10スロットを含み、したがって、(7(ns+1)+l+1)の最大値は7×10=70であり得、7ビットが必要とされる。したがって、値範囲全体を横断するためには少なくとも17ビットが必要とされ、割り当てられた18ビットは十分である。
しかしながら、異なるサブキャリア間隔では、1つのフレーム内のスロットの数量は同じ可能性があり、あるいは異なる可能性もある。例えば、サブキャリア間隔が120kHzであるとき、1フレームは80スロットを含む。この場合、(7(ns+1)+l+1)の最大値は7*80=560であり得、それにより、10ビットが必要とされる。この場合、総ビット数量は20であり、これは、現在割り当てられ得るビット数量を超える。
この観点から、本出願の実施形態は、複数のより適切な初期因子設計解決策を提供するための方法を提供する。この方法は、異なる要件を満たす、例えば、複数のサブキャリア間隔をサポートし、又は4096以上の数量の参照信号系列IDをサポートすることができるだけでなく、様々な5Gシナリオの要件をより良好に満たすために柔軟に使用することができる。
以下では、添付の図面を参照して、本出願で提供される実施形態について詳細に説明する。
図4は、本出願の一実施形態による方法400の概略相互作用図である。方法400は、以下のステップを含み得る。
410: ネットワークデバイスが、擬似ランダム系列初期因子cinitに基づいて参照信号系列を取得する。
任意で、ネットワークデバイスは、前述の式1を参照してcinitに基づいて参照信号系列を取得してもよい。以下では、cinitを取得する方法について詳細に説明する。
参照信号は、チャネル測定、チャネル推定などのために使用され得る。例えば、参照信号は、これらに限られないが、PRS、チャネル状態情報参照信号(channel state information reference signal、CSI-RS)、セル参照信号(cell reference signal、CRS)、微細同期信号(時間/周波数追跡参照信号(time/frequency tracking reference signal)、TRS)、同期信号ブロック(synchronization signal block、SSB)、サウンディング参照信号(sounding reference signal、SRS)、又は復調参照信号(demodulation reference signal、DMRS)を含む。
上記で列挙された参照信号は説明のための例示にすぎず、本出願に対する制限を構成するものではないことを理解されたい。本出願は、同じ又は類似の機能を実装するために、将来のプロトコルにおいて別の参照信号を定義する可能性を除外しない。
さらに、本出願において参照信号の特定のタイプは限定されないことを理解されたい。例えば、本出願の実施形態で言及される参照信号は、PRSで置き換えられてもよい。換言すれば、以下で言及される初期因子の表現方法は、PRSを生成するために使用することができる。
420: ネットワークデバイスが、参照信号系列を1つ以上のOFDMシンボルにマッピングする。
換言すれば、ネットワークデバイスは、参照信号系列を対応する時間-周波数リソースにマッピングして、参照信号を端末デバイスに送信することができる。
本出願のこの実施形態において、特定のマッピング方法は限定されない。例えば、マッピング方法については、現在の技術を参照する。詳細は本明細書で説明されない。
任意で、方法400は、430~460をさらに含んでもよい。
430: ネットワークデバイスが、端末デバイスに参照信号を送信する。対応して、端末デバイスは、参照信号を受信する。
参照信号を受信した後、端末デバイスは、対応する処理を実行することができる。
端末デバイスが受信した参照信号を処理するかどうか、又は端末デバイスが参照信号をどのように処理するかは、本出願のこの実施形態において限定されない。例えば、端末デバイスは、以下のステップ440~460を実行することができる。
440: 端末デバイスが、受信参照信号に基づいて第1の系列を取得する。
例えば、端末デバイスは、参照信号を復調して系列を取得することができる。区別のために、系列は第1の系列として示される。第1の系列は、単に区別のために命名されており、本出願の実施形態の保護範囲に対していかなる制限も構成しないことを理解されたい。
450: 端末デバイスが、初期因子cinitに基づいて第2の系列を取得する。
任意で、端末デバイスは、前述の式1を参照して初期因子cinitに基づいて系列を取得してもよい。区別のために、系列は第2の系列として示される。第2の系列は、単に区別のために命名されており、本出願の実施形態の保護範囲に対していかなる制限も構成しないことを理解されたい。
第2の系列を取得するために端末デバイスにより使用される初期因子cinitを取得する方法は、ステップ410において初期因子cinitを取得する方法と同様であり、詳細を以下で説明する。
任意で、方法400はさらに、端末デバイスが、ネットワークデバイスにより送信され、かつ第2の系列を取得するために使用され得るパラメータ情報を受信することを含んでもよい。例えば、パラメータ情報は、これらに限られないが、NCPに関する情報及び/又はパラメータnIDに関する情報を含む。パラメータ情報を受信した後、端末デバイスは、前述の式1を使用し、パラメータを前述の式1に代入して、第2の系列を取得することができる。
NCPの値は、CPが標準CPであるか拡張CPであるかを表し、nIDは、参照信号系列IDを表すために使用される。
460: 端末デバイスが、第1の系列及び第2の系列における相関検出を実行する。
端末デバイスは、異なる目的に基づいて異なる処理を実行することができる。例えば、端末デバイスは、第1の系列及び第2の系列における相関検出を実行して、対応する測定値を取得する。測定値は、これらに限られないが、遅延、電力、信号品質などを含んでもよい。
例えば、参照信号はPRSを含んでもよく、端末デバイスが、第1の系列及び第2の系列における相関検出を実行することは、端末デバイスが、受信PRSに基づいてネットワークデバイスから端末デバイスへの相対遅延TDOAを測定することを含んでもよい。さらに、端末デバイスは、測定データを測位管理デバイスに報告することができ、それにより、測位管理デバイスは、報告された測定データに基づいて端末デバイスの位置を決定する。
例えば、参照信号は測定信号として使用されてもよく、端末デバイスが、第1の系列及び第2の系列における相関検出を実行することは、端末デバイスが、参照信号受信電力(reference signal receiving power、RSRP)、参照信号受信品質(reference signal receiving quality、RSRQ)などを測定することを含んでもよい。
例えば、参照信号は復調参照信号も含んでもよく、端末デバイスが参照信号に基づいて対応する処理を実行することは、端末デバイスが復調参照信号に基づいてデータを復調することを含んでもよい。
前述は説明のための一例に過ぎず、本出願のこの実施形態はこれに限定されないことを理解されたい。
以下では、ステップ410又はステップ450における初期因子cinitを取得する方法について説明する。
本出願のこの実施形態において、端末デバイス又はネットワークデバイスは、以下の7つの解決策のいずれか1つを使用することによりcinitを取得することができる。
解決策1
c
initは、以下の式3:
に従って取得することができる。
本出願のこの実施形態において、nID,maxは、参照信号系列IDの最大値を表すために使用される。例えば、nID∈{0,1,...,4095}と仮定される。この場合は、nID,max=4095である。パラメータの詳細は、以下の説明では再度説明されない。
本出願のこの実施形態において、maxは、2つの値からより大きい値が選択されることを表す。例えば、max(1,2)=2である。modはモジュロ演算を表す。max及びmodの詳細は、以下の説明では再度説明されない。
本出願のこの実施形態において、
は、下方への丸め(rounding down)を表す。例えば、
である。
の詳細は、以下の説明では再度説明されない。
本出願のこの実施形態において、Nsymb
slotはスロット内のOFDMシンボルの数量を表し、ns,f
μはフレーム内のスロットのインデックスを表し、sは参照信号が位置するスロットのインデックスを表し、fは参照信号が位置するフレームのインデックスを表し、lはスロット内のOFDMシンボルのインデックスを表し、nIDは参照信号系列IDを表し、μはサブキャリア間隔に関連するパラメータを表す。パラメータの詳細は、以下の説明では再度説明されない。
μはサブキャリア間隔に関連するパラメータを表す。換言すれば、μはサブキャリア間隔を表すことができる。換言すれば、異なるサブキャリア間隔に対して、対応するμの値を前述の式3に代入することができる。理解を容易にするために、以下では、表1を使用することによりμとサブキャリア間隔との間の関係について説明する。
表1は、μとサブキャリア間隔との間の関係を列挙している。本出願はこれに限定されない。例えば、μとサブキャリア間隔との間の別の関係が将来現れる可能性があり、本出願のこの実施形態に依然として適用可能であり得る。
初期因子cinitは、前述の式3に従って取得される。したがって、PRSとNR CSI-RSの間の互換性及び再利用をサポートすることができるだけでなく、nIDの数量が1024以上である(換言すれば、nIDの最大値が1023以上であり得る)場合、及びnIDの数量が1024未満である(換言すれば、nIDの最大値が1023未満であり得る)場合もサポートすることができる。理解を容易にするために、以下では、図5を参照して説明を提供する。
図5は、式3に対応する可能なビットマッピング方法を示す。図5に示すように、10の最下位ビットを使用してn
ID mod1024表すことができ、次いで、21の最上位ビットを使用して
を表すことができる。
解決策1は、nIDの数量が1024以上であるケースをサポートすることができ、換言すれば、nIDの最大値が1023以上であるケースをサポートすることができる。解決策1は、nIDの数量が1024未満であるケースもサポートすることができ、換言すれば、nIDの最大値が1023未満であるケースをサポートすることができる。以下では、この2つのケースについて別個に説明する。
ケース1:解決策1において、nIDの最大値が1023以上であり得る。
代わりに、それは、ケース1では参照信号系列IDの数量又はnIDの数量が1024以上であり得ることとして理解されてもよい。
図5に示すように、n
IDの最大値が1024以上であるとき、異なる系列間で区別するために、dの最上位ビットを使用して
を表すことができ、すなわち、21ビット中のdビットを使用して
を表し、dビットの長さはn
IDの最大値に基づいて決定される。dビットは21の最上位ビットに重なり(overlap)、それにより、加算演算が実行されることに留意されたい。したがって、式の最後でmod2
31の演算が実行され、全長を31ビット以内に制限する。
n
IDの最大値が1024以上であるとき、dの最上位ビットを使用して
を表してもよく、あるいはdの中間ビット使用して
を表してもよいことを理解されたい。これは限定されない。本出願のこの実施形態では、dの最上位ビットを使用して
を表す一例が説明に用いられる。
ケース2:解決策1において、nIDの最大値が1023未満である。
代わりに、それは、ケース1では参照信号系列IDの数量又はnIDの数量が1024未満であることとして理解されてもよい。
図5に示すように、n
IDの最大値が1024未満であるとき、
である。換言すれば、dの値は0に変化する。この場合、PRS生成方法は、CSI-RS生成方法と一貫性がある。
任意で、解決策1はPRSとNR CSI-RS間の互換性及び再利用をサポートすることができる。換言すれば、必要に応じて、PRSパイロットをNR CSI-RSとして使用することができる。
理解を容易にするために、以下では、NR CSI-RS系列の初期因子cinitについて簡潔に説明する。
NR CSI-RS系列の初期因子c
initは、以下の式5:
に従って取得することができる。
図6は、式5に対応する可能なビットマッピング方法を示す。10の最下位ビットがn
IDを表すために使用され、次いで、21の残りのビットが
を表すために使用される。いくつかのサブキャリア間隔では必要ビットの総数量が31を超える可能性があることを考慮し、オーバーフローを防止するために、mod2
31の制限が式5に加えられる。この場合、異なるシンボル上、又は異なるスロット内に生成されるCSI-RS系列は一貫性があり得、協調はネットワーキングを介して制御される。
前述の解決策1では、初期因子cinitを計算するための前述の式3を使用する。したがって、PRSとCSI-RSとの間の互換性及び再利用をサポートすることができるだけでなく、nIDの最大値が1023以上であるケース、すなわち参照信号系列IDの数量が1024以上であるケースと、nIDの最大値が1023未満であるケース、すなわち参照信号系列IDの数量が1024未満であるケースをサポートすることもでき、それにより、様々な5Gシナリオの要件が満たされる。
解決策2
初期因子c
initは、以下の式6:
に従って取得することができる。
解決策2において、nIDの最大値は4095以下であり得る。換言すれば、nIDの最大数量又は参照信号系列IDの最大数量は4096であり得る。
初期因子cinitは前述の式6に従って取得され、それにより、異なるサブキャリア間隔における系列生成方法をサポートすることができる。理解を容易にするために、以下では、図7を参照して説明を提供する。
図7は、式6に対応する可能なビットマッピング方法を示す。図7に示すように、12の最下位ビットを使用してn
IDを表すことができ、次いで、19の最上位ビットを使用して
を表すことができる。
異なるサブキャリア間隔を考慮すると、(Nsymb
slotns,f
μ+l+1)により占有される必要があるビット数量は異なり得、総ビット数量は19を超える可能性がある。オーバーフローを防止するために、mod211-μの演算、例えば第2の項目(2nID mod211-μ+1)を実行することが考えられ、ビット数量を11-μ以内に制限する。
以下の表2は、プロトコルで規定され、かつμに対応する、各フレームに含まれるスロットの数量を示し、対応するビット数量を、割り当てのために計算することができる。
前述の解決策2では、初期因子cinitを計算するための前述の式6を使用し、それにより、異なるサブキャリア間隔における系列生成方法をサポートすることができ、様々な5Gシナリオの要件が満たされる。
解決策3
初期因子c
initは、以下の式7:
に従って取得することができる。
解決策3において、nIDの最大値は4095以下であり得る。換言すれば、nIDの最大数量又は参照信号系列IDの最大数量は4096であり得る。
解決策3では、初期因子に対するCPタイプの影響を考慮する。それは、代わりに、解決策2に基づいて1つの最下位ビットを使用してCPタイプを表し、例えばNCP=0又はNCP=1であることとして理解されてもよい。理解を容易にするために、以下では、図8を参照して説明を提供する。
図8は、式7に対応する可能なビットマッピング方法を示す。図8に示すように、1の最下位ビットを使用してCPタイプを表すことができ、12の2番目の最上位ビットを使用してn
IDを表し、次いで18の残りのビットを使用して
を表す。
異なるサブキャリア間隔を考慮すると、(Nsymb
slotns,f
μ+l+1)により占有される必要があるビット数量は異なり得、総ビット数量は18を超える可能性がある。オーバーフローを防止するために、mod210-μの演算、例えば第2の項目(2nID mod210-μ+1)を実行することが考えられ、ビット数量を10-μ以内に制限する。
前述の解決策3では、異なるサブキャリア間隔における系列生成方法がサポートされるだけでなく、CPタイプの影響も考慮され、それにより、LTE PRSとの互換性をサポートすることができ、様々な5Gシナリオの要件を満たすことができる。
解決策4
初期因子c
initは、以下の式8:
に従って取得することができる。
解決策4は、nIDの最大値が4095以上であるケースをサポートすることができ、換言すれば、nIDの数量又は参照信号系列IDの数量が4096以上であるケースをサポートすることができる。解決策4は、nIDの最大値が4095未満であるケースをサポートすることもでき、換言すれば、nIDの数量又は参照信号系列IDの数量が4096未満であるケースをサポートすることができる。以下では、この2つのケースについて別個に説明する。
ケース1:解決策4において、nIDの最大値が4095以上である。
代わりに、それは、ケース1ではnIDの数量又は参照信号系列IDの数量が4096以上であることとして理解されてもよい。
図9は、式8に対応する可能なビットマッピング方法を示す。
n
IDの最大値が4095以上であるとき、dの最上位ビットを使用して
を表すことができる。図9に示すように、dビットを使用して
を表し、8+μビットを使用して
を表し、11-d-μビットを使用して
を表し、12ビットを使用してn
ID mod4096を表す。
n
IDの最大値が4095以上であるとき、
を表すために使用されるビットは最上位ビットとして追加されてもよく、
を表すために使用されるビットは中間ビットとして追加されてもよいことを理解されたい。これは限定されない。本出願のこの実施形態では、
を表すために使用されるビットを最上位ビットとして追加する一例が説明に用いられる。
ケース2:解決策4において、nIDの最大値が4095未満である。
代わりに、それは、ケース2ではnIDの数量又は参照信号系列IDの数量が4096未満であることとして理解されてもよい。
n
IDの最大値が4095未満であるとき、図9に示すように、最上位ビットの数量d(すなわち、dの値)は0に変化する。この場合、最上位ビットは図9に示される方法で表現されてもよく、あるいは19ビットを使用して
を表してもよい。19ビットを使用して
を表すとき、このマッピング方法は、解決策2におけるマッピング方法と一貫性がある。
nIDの最大値が4095未満であるとき、式8は式6に変換されることが習得できる。それは、代わりに、nIDの最大値が4095未満であるとき解決策4は解決策2であることとして理解されてもよい。
任意で、解決策4は、一般的な解決策として使用されてもよく、参照信号系列IDの数量が4096以上であるケース及び参照信号系列IDの数量が4096未満であるケースの双方において使用することができる。
前述の解決策4は、異なるサブキャリア間隔における系列生成方法をサポートするだけでなく、参照信号系列IDの数量が4096以上であるケース(すなわち、nIDの最大値が4095以上であるケース)、及び参照信号系列IDの数量が4096未満であるケース(すなわち、nIDの最大値が4095未満であるケース)に使用することもでき、様々な5Gシナリオの要件が満たされる。
解決策5
初期因子c
initは、以下の式10:
に従って取得することができる。
dは、前述の式9に従って取得される。
解決策5は、nIDの最大値が4095以上であるケースをサポートすることができ、換言すれば、nIDの数量又は参照信号系列IDの数量が4096以上であるケースをサポートすることができる。解決策5は、nIDの最大値が4095未満であるケースをサポートすることもでき、換言すれば、nIDの数量又は参照信号系列IDの数量が4096未満であるケースをサポートすることができる。以下では、この2つのケースについて別個に説明する。
ケース1:解決策5において、nIDの最大値が4095以上である。
代わりに、それは、ケース1ではnIDの数量又は参照信号系列IDの数量が4096以上であることとして理解されてもよい。
図10は、式10に対応する可能なビットマッピング方法を示す。
n
IDの最大値が4095以上であるとき、最上位ビットの長さは19ビットであり、19ビットの一部が
を表し、19ビット中のdビットが
を表し、19ビット中のdの最上位ビットで表される数値項目が残りのビットで表される数値項目に加算された後、mod2
31の演算が行われる。図10に示すように、dビットを使用して
を表し、8+μビットを使用して
を表し、11-μビットを使用して
を表し、12ビットを使用してn
ID mod4096を表す。
最上位ビットを使用して
を表してもよく、あるいは中間ビットを使用して
を表してもよいことを理解されたい。これは限定されない。本出願のこの実施形態では、最上位ビットを使用して
を表す一例が説明に用いられる。
ケース2:解決策5において、nIDの最大値が4095未満である。
代わりに、それは、ケース2ではnIDの数量又は参照信号系列IDの数量が4096未満であることとして理解されてもよい。
n
IDの最大値が4095未満であるとき、図10に示すように、最上位ビットの数量dは0に変化する。この場合、図10に示す方法では19の最上位ビットが表され得、あるいは19ビットを使用して
を表すことができる。19ビットを使用して
を表すとき、このマッピング方法は、解決策2におけるマッピング方法と一貫性がある。
nIDの最大値が4095未満であるとき、式10は式6に変換されることが習得できる。それは、代わりに、nIDの最大値が4095未満であるとき解決策5は解決策2であることとして理解されてもよい。
任意で、解決策5は、一般的な解決策として使用されてもよく、参照信号系列IDの数量が4096以上であるケース及び参照信号系列IDの数量が4096未満であるケースの双方において使用することができる。解決策5は、様々な5Gシナリオの要件を満たし得る。
前述の解決策5は、異なるサブキャリア間隔における系列生成方法をサポートするだけでなく、参照信号系列IDの数量が4096以上であるケース(すなわち、nIDの最大値が4095以上であるケース)、及び参照信号系列IDの数量が4096未満であるケース(すなわち、nIDの最大値が4095未満であるケース)も考慮する。
解決策6
初期因子c
initは、以下の式11:
に従って取得することができる。
dは、前述の式9に従って取得される。解決策6では、初期因子に対するCPタイプの影響が考慮される。それは、代わりに、解決策4に基づいて1つの最下位ビットを使用してCPタイプを表すこととして理解されてもよい。
解決策6は、nIDの最大値が4095以上であるケースをサポートすることができ、換言すれば、nIDの数量又は参照信号系列IDの数量が4096以上であるケースをサポートすることができる。解決策6は、nIDの最大値が4095未満であるケースをサポートすることもでき、換言すれば、nIDの数量又は参照信号系列IDの数量が4096未満であるケースをサポートすることができる。以下では、この2つのケースについて別個に説明する。
ケース1:解決策6において、nIDの最大値が4095以上である。
代わりに、それは、ケース1ではnIDの数量又は参照信号系列IDの数量が4096以上であることとして理解されてもよい。
図11は、式11に対応する可能なビットマッピング方法を示す。
n
IDの最大値が4095以上であるとき、最上位ビットを使用して
を表すことができ、1つの最下位ビットを使用してCPタイプを表し、残りのビットを使用して
を表す。図11に示すように、dビットを使用して
を表し、8+μビットを使用して(N
symb
slotn
s,f
μ+l+1)を表し、10-d-μビットを使用して(2n
ID mod2
10-d-μ+1)を表し、12ビットを使用してn
ID mod4096を表し、1ビットを使用してCPタイプを表す。
n
IDの最大値が4095以上であるとき、最上位ビットを使用して
を表してもよく、あるいは中間ビットを使用して
を表してもよいことを理解されたい。これは限定されない。本出願のこの実施形態では、最上位ビットを使用して
を表す一例が説明に用いられる。
ケース2:解決策6において、nIDの最大値が4095未満である。
代わりに、それは、ケース2ではnIDの数量又は参照信号系列IDの数量が4096未満であることとして理解されてもよい。
n
IDの最大値が4095未満であるとき、図11に示されるように、最上位ビットの数量dは0に変化する。この場合、18の最上位ビットを使用して
を表すことができ、このマッピング方法は、解決策3におけるマッピング方法と一貫性がある。
nIDの最大値が4095未満であるとき、式11は式7に変換されることが習得できる。それは、代わりに、nIDの最大値が4095未満であるとき解決策6は解決策3であることとして理解されてもよい。
任意で、解決策6は、一般的な解決策として使用されてもよく、参照信号系列IDの数量が4096以上であるケース及び参照信号系列IDの数量が4096未満であるケースの双方において使用することができる。
前述の解決策6は、異なるサブキャリア間隔における系列生成方法をサポートし、参照信号系列IDの数量が4096以上であるケース(すなわち、nIDの最大値が4095以上であるケース)、及び参照信号系列IDの数量が4096未満であるケース(すなわち、nIDの最大値が4095未満であるケース)に使用することができ、CPタイプの影響を考慮する。
解決策7
初期因子c
initは、以下の式12:
に従って取得することができる。
dは、前述の式9に従って取得される。解決策7では、初期因子に対するCPタイプの影響が考慮される。それは、代わりに、解決策5に基づいて1つの最下位ビットを使用してCPタイプを表すこととして理解されてもよい。
解決策7は、nIDの最大値が4095以上であるケースをサポートすることができ、換言すれば、nIDの数量又は参照信号系列IDの数量が4096以上であるケースをサポートすることができる。解決策7は、nIDの最大値が4095未満であるケースをサポートすることもでき、換言すれば、nIDの数量又は参照信号系列IDの数量が4096未満であるケースをサポートすることができる。以下では、この2つのケースについて別個に説明する。
ケース1:解決策7において、nIDの最大値が4095以上である。
代わりに、それは、ケース1ではnIDの数量又は参照信号系列IDの数量が4096以上であることとして理解されてもよい。
図12は、式12に対応する可能なビットマッピング方法を示す。
n
IDの最大値が4095以上であるとき、最上位ビットの長さは18ビットであり、18ビットの一部が
を表し、dの最上位ビットが18の最上位ビットに加算された後にmod2
31の演算が実行され、1の最下位ビットを使用してCPタイプを表す。図12に示すように、dビットを使用して
を表し、8+μ-dビットを使用して(N
symb
slotn
s,f
μ+l+1)を表し、10-μビットを使用して(2n
ID mod2
10-μ+1)を表し、12ビットを使用してn
ID mod4096を表し、1ビットを使用してCPタイプを表す。
n
IDの最大値が4095以上であるとき、最上位ビットを使用して
を表してもよく、あるいは中間ビットを使用して
を表してもよいことを理解されたい。これは限定されない。本出願のこの実施形態では、最上位ビットを使用して
を表す一例が説明に用いられる。
ケース2:解決策7において、nIDの最大値が4095未満である。
代わりに、それは、ケース2ではnIDの数量又は参照信号系列IDの数量が4096未満であることとして理解されてもよい。
n
IDの最大値が4095未満であるとき、図12に示されるように、最上位ビットの数量dは0に変化する。この場合、18ビットを使用して
を表すことができ、このマッピング方法は、解決策3におけるマッピング方法と一貫性がある。
nIDの最大値が4095未満であるとき、式12は式7に変換されることが習得できる。それは、代わりに、nIDの最大値が4095未満であるとき解決策7は解決策3であることとして理解されてもよい。
任意で、解決策7は、一般的な解決策として使用されてもよく、参照信号系列IDの数量が4096以上であるケース及び参照信号系列IDの数量が4096未満であるケースの双方において使用することができる。
前述の解決策7は、異なるサブキャリア間隔における系列生成方法をサポートし、参照信号系列IDの数量が4096以上であるケース(すなわち、nIDの最大値が4095以上であるケース)、及び参照信号系列IDの数量が4096未満であるケース(すなわち、nIDの最大値が4095未満であるケース)に使用することができ、CPタイプの影響を考慮する。
前述では、例を用いることにより7つの解決策について説明している。本出願はこれに限定されない。前述の7つの解決策の変形解決策、又は前述の7つの解決策における式の変形式は、本出願の実施形態の保護範囲内に含まれる。
前述の実施形態のいくつかにおいて、PRS系列は説明のための一例として用いられていることを理解されたい。本出願はこれに限定されない。例えば、別のパイロット系列のために使用される擬似ランダム系列初期因子cinitもまた、本出願の実施形態を参照して生成されてもよい。
前述の技術的解決策に基づいて、擬似ランダム系列初期因子cinitはより柔軟に使用され得る。例えば、提供される擬似ランダム系列初期因子cinitは、NR PRSとNR CSI-RSとの間の互換性及び再利用を実現することができ、あるいは、提供される擬似ランダム系列初期因子cinitは、参照信号系列IDの数量が4096以上である(換言すれば、nIDの最大値が4095以上であり得る)シナリオをサポートすることができ、あるいは、提供される擬似ランダム系列初期因子cinitは、異なるサブキャリア間隔における異なる設計のケースをサポートすることができ、あるいは、提供される擬似ランダム系列初期因子cinitは、異なるCPタイプのケースをサポートすることができる。したがって、本出願の実施形態に基づいて、異なる擬似ランダム系列初期因子cinitが、実際の要件に基づいて選択され得る。
本明細書に記載される実施形態は、独立した解決策でもよく、あるいは内部論理に基づいて組み合わせられてもよい。全てのこれらの解決策は本出願の保護範囲内に含まれる。
前述の方法の実施形態において、端末デバイスにより実施される方法及び動作は、代わりに、端末デバイスにおいて使用され得るコンポーネント(例えば、チップ又は回路)により実施されてもよく、ネットワークデバイスにより実施される方法及び動作は、代わりに、ネットワークデバイスにおいて使用され得るコンポーネント(例えば、チップ又は回路)により実施されてもよいことが理解され得る。
前述では、図4から図12を参照して、本出願の実施形態で提供される方法について詳細に説明している。以下では、図13~図17を参照して、本出願の実施形態で提供される通信装置について詳細に説明する。装置の実施形態の説明は、方法の実施形態の説明に対応することを理解されたい。したがって、詳細に説明されない内容については、前述の方法の実施形態を参照する。簡潔さのため、詳細はここで再度説明されない。
前述では主に、ネットワーク要素間の相互作用の観点から、本出願の実施形態で提供される解決策について説明している。前述の機能を実現するために、送信端デバイス又は受信端デバイスなどの各ネットワーク要素は、各機能を実行するための対応するハードウェア構造及び/又はソフトウェアモジュールを含むことが理解され得る。当業者は、本明細書に開示される実施形態に記載された例のユニット及びアルゴリズムステップと組み合わせて、本出願をハードウェア又はハードウェアとコンピュータソフトウェアとの組み合わせにより実施できることを認識し得る。機能がハードウェアにより実行されるか、又はコンピュータソフトウェアにより駆動されるハードウェアにより実行されるかは、技術的解決策の特定の適用及び設計制約に依存する。当業者は、特定の適用ごとに、記載された機能を実現するために異なる方法を用い得るが、その実現が本出願の範囲を超えるものであるとみなされるべきではない。
本出願の実施形態において、送信端デバイス又は受信端デバイスは、前述の方法の例に基づいて機能モジュールに分割されてもよい。例えば、機能モジュールは機能に基づいて分割されてもよく、あるいは2つ以上の機能が1つの処理モジュールに統合されてもよい。統合モジュールは、ハードウェアの形態で実装されてもよく、あるいはソフトウェア機能モジュールの形態で実装されてもよい。本出願の実施形態において、モジュールへの分割は一例であり、単に論理機能分割であることに留意されたい。実際の実装の間、別の分割方法が使用されてもよい。以下では、機能モジュールを機能に基づき分割する一例が説明に用いられる。
図13は、本出願の一実施形態による通信装置の概略ブロック図である。図に示すように、通信装置1300は、通信ユニット1310及び処理ユニット1320を含み得る。通信ユニット1310は外部と通信することができ、処理ユニット1320はデータを処理するように構成される。通信ユニット1310は、通信インターフェース又はトランシーバユニットと呼ばれることもある。
可能な一設計において、通信装置1300は、前述の方法の実施形態において端末デバイスにより実行されるステップ又は手順を実施することができ、例えば、端末デバイス、又は端末デバイス内に構成されたチップ若しくは回路でもよい。この場合、通信装置1300は、端末デバイスと呼ばれることがある。通信ユニット1310は、前述の方法の実施形態における端末デバイス側の送信/受信関連動作を実行するように構成され、処理ユニット1320は、前述の方法の実施形態における端末デバイス側の処理関連動作を実行するように構成される。
可能な一実装において、通信ユニット1310は、参照信号を受信するように構成され、処理ユニット1320は、参照信号に基づいて第1の系列を取得するように構成され、処理ユニット1320はさらに、擬似ランダム系列初期因子c
initに基づいて第2の系列を取得するように構成され、処理ユニット1320はさらに、第1の系列及び第2の系列における相関検出を実行するように構成され、擬似ランダム系列初期因子c
initはパラメータdに関連し、
であり、maxは、2つの値からより大きい値が選択されることを表し、n
ID,maxは参照信号系列IDの最大値を表す。
任意で、d=max(log
2(n
ID,max+1)-10,0)であり、処理ユニット1320は具体的に、以下の式:
に従って擬似ランダム系列の初期因子c
initを取得するように構成される。ここで、N
symb
slotはスロット内のOFDMシンボルの数量を表し、
は下方への丸めを表し、n
s,f
μはフレーム内のスロットのインデックスを表し、lはスロット内のOFDMシンボルのインデックスを表し、n
IDは参照信号系列IDを表し、μはサブキャリア間隔に関連するパラメータを表し、modはモジュロ演算を表す。
任意で、d=max(log
2(n
ID,max+1)-12,0)であり、処理ユニット1320は具体的に、以下の式:
のいずれかに従って擬似ランダム系列初期因子c
initを取得するように構成される。
NCPの値は、サイクリックプレフィックスCPが標準CPであるか拡張CPであるかを表し、Nsymb
slotはスロット内のOFDMシンボルの数量を表し、ns,f
μはフレーム内のスロットのインデックスを表し、lはスロット内のOFDMシンボルのインデックスを表し、nIDは参照信号系列IDを表し、μはサブキャリア間隔に関連するパラメータを表し、modはモジュロ演算を表す。
任意で、通信ユニット1310は、ネットワークデバイスにより送信されるパラメータNCPに関する情報及び/又はパラメータnIDに関する情報を受信するように構成され、NCPの値は、サイクリックプレフィックスCPが標準CPであるか拡張CPであるかを表し、nIDは参照信号系列IDを表す。
任意で、処理ユニット1320は具体的に、第1の系列及び第2の系列における相関検出を実行して、以下の測定値、すなわち、到来時間差TDOA、参照信号受信品質RSRQ、又は参照信号受信電力RSRPのうちの1つ以上を取得するように構成される。
任意で、参照信号は測位参照信号PRSである。
別の可能な実装において、通信ユニット1310は、参照信号を受信するように構成され、処理ユニット1320は、参照信号に基づいて第1の系列を取得するように構成され、処理ユニット1320はさらに、擬似ランダム系列初期因子c
initに基づいて第2の系列を取得するように構成され、処理ユニット1320はさらに、第1の系列及び第2の系列における相関検出を実行するように構成され、処理ユニット1320は具体的に、以下の式:
のいずれかに従って擬似ランダム系列初期因子c
initを取得するように構成される。
NCPの値は、サイクリックプレフィックスCPが標準CPであるか拡張CPであるかを表し、Nsymb
slotはスロット内のOFDMシンボルの数量を表し、ns,f
μはフレーム内のスロットのインデックスを表し、lはスロット内のOFDMシンボルのインデックスを表し、nIDは参照信号系列IDを表し、μはサブキャリア間隔に関連するパラメータを表し、modはモジュロ演算を表す。
任意で、通信ユニット1310は、ネットワークデバイスにより送信されるパラメータNCPに関する情報及び/又はパラメータnIDに関する情報を受信するように構成され、NCPの値は、サイクリックプレフィックスCPが標準CPであるか拡張CPであるかを表し、nIDは参照信号系列IDを表す。
任意で、処理ユニット1320は具体的に、第1の系列及び第2の系列における相関検出を実行して、以下の測定値、すなわち、到来時間差、参照信号受信品質、又は参照信号受信電力のうちの1つ以上を取得するように構成される。
任意で、参照信号は測位参照信号PRSである。
別の可能な実装において、通信ユニット1310は、参照信号を受信するように構成され、処理ユニット1320は、参照信号に基づいて第1の系列を取得するように構成され、処理ユニット1320はさらに、擬似ランダム系列初期因子c
initに基づいて第2の系列を取得するように構成され、処理ユニット1320はさらに、第1の系列及び第2の系列における相関検出を実行するように構成され、処理ユニット1320は具体的に、以下の式:
のいずれかに従って擬似ランダム系列初期因子c
initを取得するように構成される。
d=max(log
2(n
ID,max+1)-12,0)であり、maxは、2つの値からより大きい値が選択されることを表し、n
ID,maxは参照信号系列IDの最大値を表し、N
CPの値は、サイクリックプレフィックスCPが標準CPであるか拡張CPであるかを表し、N
symb
slotはスロット内のOFDMシンボルの数量を表し、
は下方への丸めを表し、n
s,f
μはフレーム内のスロットのインデックスを表し、lはスロット内のOFDMシンボルのインデックスを表し、n
IDは参照信号系列IDを表し、μはサブキャリア間隔に関連するパラメータを表し、modはモジュロ演算を表す。
任意で、通信ユニット1310は、ネットワークデバイスにより送信されるパラメータNCPに関する情報及び/又はパラメータnIDに関する情報を受信するように構成され、NCPの値は、サイクリックプレフィックスCPが標準CPであるか拡張CPであるかを表し、nIDは参照信号系列IDを表す。
任意で、処理ユニット1320は具体的に、第1の系列及び第2の系列における相関検出を実行して、以下の測定値、すなわち、到来時間差、参照信号受信品質、又は参照信号受信電力のうちの1つ以上を取得するように構成される。
任意で、参照信号は測位参照信号PRSである。
別の可能な実装において、通信ユニット1310は、参照信号を受信するように構成され、処理ユニット1320は、参照信号に基づいて第1の系列を取得するように構成され、処理ユニット1320はさらに、擬似ランダム系列初期因子c
initに基づいて第2の系列を取得するように構成され、処理ユニット1320はさらに、第1の系列及び第2の系列における相関検出を実行するように構成され、処理ユニット1320は具体的に、以下の式:
のいずれかに従って擬似ランダム系列初期因子c
initを取得するように構成される。
d=max(log
2(n
ID,max+1)-12,0)であり、maxは、2つの値からより大きい値が選択されることを表し、n
ID,maxは参照信号系列IDの最大値を表し、N
CPの値は、サイクリックプレフィックスCPが標準CPであるか拡張CPであるかを表し、N
symb
slotはスロット内のOFDMシンボルの数量を表し、
は下方への丸めを表し、n
s,f
μはフレーム内のスロットのインデックスを表し、lはスロット内のOFDMシンボルのインデックスを表し、n
IDは参照信号系列IDを表し、μはサブキャリア間隔に関連するパラメータを表し、modはモジュロ演算を表す。
任意で、参照信号系列IDの数量は4096以上である。
換言すれば、参照信号系列IDの最大値は4095以上である。
任意で、通信ユニット1310は、ネットワークデバイスにより送信されるパラメータNCPに関する情報及び/又はパラメータnIDに関する情報を受信するように構成され、NCPの値は、サイクリックプレフィックスCPが標準CPであるか拡張CPであるかを表し、nIDは参照信号系列IDを表す。
任意で、処理ユニット1320は具体的に、第1の系列及び第2の系列における相関検出を実行して、以下の測定値、すなわち、到来時間差TDOA、参照信号受信品質RSRQ、又は参照信号受信電力RSRPのうちの1つ以上を取得するように構成される。
任意で、参照信号は測位参照信号PRSである。
通信装置1300は、本出願の実施形態における方法400で端末デバイスにより実行されるステップ又は手順を実施することができ、通信装置1300は、図4の方法400において端末デバイスにより実行される方法を実行するように構成されたユニットを含んでもよい。さらに、通信装置1300内のユニット、及び前述の他の動作及び/又は機能は、図4の方法400の対応する手順を実施するために別個に使用される。
通信装置1300が図4の方法400を実行するように構成されるとき、通信ユニット1310は、方法400のステップ430を実行するように構成されてもよく、処理ユニット1320は、方法400のステップ440~460を実行するように構成されてもよい。
各ユニットが前述の対応するステップを実行する特定のプロセスは、前述の方法の実施形態において詳細に説明されていることを理解されたい。簡潔さのため、詳細はここで再度説明されない。
さらに、通信装置1300内の通信ユニット1310は、図16に示される端末デバイス1600内のトランシーバ1620を使用することにより実現されてもよく、通信装置1300内の処理ユニット1320は、図16に示される端末デバイス1600内のプロセッサ1610を使用することにより実現されてもよいことを理解されたい。トランシーバは、送信ユニット及び受信ユニットの機能をそれぞれ実現するための送信機及び/又は受信機を含み得る。
さらに、通信装置1400内の通信ユニット1410は、代わりに、入力/出力インターフェースでもよいことを理解されたい。
図14は、本出願の一実施形態による通信装置の概略ブロック図である。図に示すように、通信装置1400は、送信ユニット1410及び処理ユニット1420を含み得る。送信ユニット1410は、生成された参照信号を送信するように構成され得る。送信ユニット1410は通信ユニットでもよく、通信ユニットは外部と通信することができる。処理ユニット1420は、データを処理し、例えば、動作及び参照信号生成などの処理を実行するように構成される。
可能な一設計において、通信装置1400は、前述の方法の実施形態においてネットワークデバイスにより実行されるステップ又は手順を実施することができ、例えば、ネットワークデバイス、又はネットワークデバイス内に構成されたチップ若しくは回路でもよい。この場合、通信装置1400は、ネットワークデバイスと呼ばれることがある。送信ユニット1410は、前述の方法の実施形態におけるネットワークデバイス側の送信関連動作を実行するように構成され、処理ユニット1420は、前述の方法の実施形態におけるネットワークデバイス側の処理関連動作を実行するように構成される。
可能な一実装において、処理ユニット1420は、擬似ランダム系列初期因子c
initに基づいて参照信号系列を取得するように構成され、処理ユニット1420はさらに、該系列を1つ以上のOFDMシンボルにマッピングするように構成され、擬似ランダム系列初期因子c
initはパラメータdに関連し、
であり、maxは、2つの値からより大きい値が選択されることを表し、n
ID,maxは参照信号系列IDの最大値を表し、送信ユニット1410は、参照信号を送信するように構成される。
任意で、d=max(log
2(n
ID,max+1)-10,0)であり、処理ユニット1420は具体的に、以下の式:
に従って擬似ランダム系列初期因子c
initを取得するように構成される。
N
symb
slotはスロット内のOFDMシンボルの数量を表し、
は下方への丸めを表し、n
s,f
μはフレーム内のスロットのインデックスを表し、lはスロット内のOFDMシンボルのインデックスを表し、n
IDは参照信号系列IDを表し、μはサブキャリア間隔に関連するパラメータを表し、modはモジュロ演算を表す。
任意で、d=max(log
2(n
ID,max+1)-12,0)であり、処理ユニット1420は具体的に、以下の式:
のいずれかに従って擬似ランダム系列初期因子c
initを取得するように構成される。
N
CPの値は、サイクリックプレフィックスCPが標準CPであるか拡張CPであるかを表し、N
symb
slotはスロット内のOFDMシンボルの数量を表し、
は下方への丸めを表し、n
s,f
μはフレーム内のスロットのインデックスを表し、lはスロット内のOFDMシンボルのインデックスを表し、n
IDは参照信号系列IDを表し、μはサブキャリア間隔に関連するパラメータを表し、modはモジュロ演算を表す。
別の可能な実装において、処理ユニット1420は、擬似ランダム系列初期因子c
initに基づいて参照信号系列を取得するように構成され、処理ユニット1420はさらに、該系列を1つ以上のOFDMシンボルにマッピングするように構成され、処理ユニット1420は具体的に、以下の式:
のいずれかに従って擬似ランダム系列初期因子c
initを取得するように構成される。ここで、N
CPの値は、サイクリックプレフィックスCPが標準CPであるか拡張CPであるかを表し、N
symb
slotはスロット内のOFDMシンボルの数量を表し、n
s,f
μはフレーム内のスロットのインデックスを表し、lはスロット内のOFDMシンボルのインデックスを表し、n
IDは参照信号系列IDを表し、μはサブキャリア間隔に関連するパラメータを表し、modはモジュロ演算を表す。送信ユニット1410は、参照信号を送信するように構成される。
別の可能な実装において、処理ユニット1420は、擬似ランダム系列初期因子c
initに基づいて参照信号系列を取得するように構成され、処理ユニット1420はさらに、該系列を1つ以上のOFDMシンボルにマッピングするように構成され、処理ユニット1420は具体的に、以下の式:
のいずれかに従って擬似ランダム系列初期因子c
initを取得するように構成される。ここで、d=max(log
2(n
ID,max+1)-12,0)であり、maxは、2つの値からより大きい値が選択されることを表し、n
ID,maxは参照信号系列IDの最大値を表し、N
CPの値は、サイクリックプレフィックスCPが標準CPであるか拡張CPであるかを表し、N
symb
slotはスロット内のOFDMシンボルの数量を表し、n
s,f
μはフレーム内のスロットのインデックスを表し、lはスロット内のOFDMシンボルのインデックスを表し、n
IDは参照信号系列IDを表し、μはサブキャリア間隔に関連するパラメータを表し、modはモジュロ演算を表す。送信ユニット1410は、参照信号を送信するように構成される。
任意で、参照信号系列IDの数量は4096以上である。
別の可能な実装において、処理ユニット1420は、擬似ランダム系列初期因子c
initに基づいて参照信号系列を取得するように構成され、処理ユニット1420はさらに、該系列を1つ以上のOFDMシンボルにマッピングするように構成され、処理ユニット1420は具体的に、以下の式:
のいずれかに従って擬似ランダム系列初期因子c
initを取得するように構成される。ここで、d=max(log
2(n
ID,max+1)-12,0)であり、maxは、2つの値からより大きい値が選択されることを表し、n
ID,maxは参照信号系列IDの最大値を表し、N
CPの値は、サイクリックプレフィックスCPが標準CPであるか拡張CPであるかを表し、N
symb
slotはスロット内のOFDMシンボルの数量を表し、
は下方への丸めを表し、n
s,f
μはフレーム内のスロットのインデックスを表し、lはスロット内のOFDMシンボルのインデックスを表し、n
IDは参照信号系列IDを表し、μはサブキャリア間隔に関連するパラメータを表し、modはモジュロ演算を表す。送信ユニット1410は、参照信号を送信するように構成される。
任意で、参照信号系列IDの数量は4096以上である。
通信装置1400は、本出願の実施形態における方法400でネットワークデバイスにより実行されるステップ又は手順を実施することができ、通信装置1400は、図4の方法400においてネットワークデバイスにより実行される方法を実行するように構成されたユニットを含んでもよい。さらに、通信装置1400内のユニット、及び前述の他の動作及び/又は機能は、図4の方法400の対応する手順を実施するために別個に使用される。
代わりに、通信装置1400は、本出願の実施形態における方法400でネットワークデバイスにより実行されるステップ又は手順を実施することができ、通信装置1400は、図4の方法400においてネットワークデバイスにより実行される方法を実行するように構成されたユニットを含んでもよい。さらに、通信装置1400内のユニット、及び前述の他の動作及び/又は機能は、図4の方法400の対応する手順を実施するために別個に使用される。
通信装置1400が図4の方法400を実行するように構成されるとき、処理ユニット1420は、方法400のステップ410及び420を実行するように構成されてもよい。
処理ユニット1420は、例えば、マッピングユニットをさらに含んでもよく、マッピングユニットは、生成された系列を時間-周波数リソースにマッピングするように構成される。あるいは、処理ユニット1420が、生成された系列を時間-周波数リソースにマッピングするように構成される。
各ユニットが前述の対応するステップを実行する特定のプロセスは、前述の方法の実施形態において詳細に説明されていることを理解されたい。簡潔さのため、詳細はここで再度説明されない。
さらに、通信装置1400内の送信ユニット1410は、図17に示されるネットワークデバイス1700内のトランシーバ1710を使用することにより実現されてもよく、通信装置1400内の処理ユニット1420は、図17に示されるネットワークデバイス1700内のプロセッサ1720を使用することにより実現されてもよいことを理解されたい。
さらに、通信装置1400内の通信ユニット1410は、代わりに、入力/出力インターフェースでもよいことを理解されたい。トランシーバは、送信ユニット及び受信ユニットの機能をそれぞれ実現するための送信機及び/又は受信機を含み得る。
図15は、本出願の一実施形態による通信装置1500の別の概略ブロック図である。図に示すように、通信装置1500は、プロセッサ1510、メモリ1520、及びトランシーバ1530を含む。メモリ1520は、プログラムを記憶する。プロセッサ1510は、メモリ1520に記憶されたプログラムを実行するように構成され、メモリ1520に記憶されたプログラムの実行は、プロセッサ1510が前述の方法の実施形態における処理関連ステップを実行することを可能にし、プロセッサ1510がトランシーバ1530を制御して前述の方法の実施形態における送信/受信関連ステップを実行することを可能にする。
一実装において、通信装置1500は、前述の方法の実施形態における端末デバイスにより実行されるアクションを実行するように構成される。この場合、メモリ1520に記憶されたプログラムの実行は、プロセッサ1510が前述の方法の実施形態における端末デバイス側の処理ステップを実行することを可能にし、プロセッサ1510がトランシーバ1530を制御して前述の方法の実施形態における端末デバイス側の受信及び送信ステップを実行することを可能にする。
別の実装において、通信装置1500は、前述の方法の実施形態におけるネットワークデバイスにより実行されるアクションを実行するように構成される。この場合、メモリ1520に記憶されたプログラムの実行は、プロセッサ1510が前述の方法の実施形態におけるネットワークデバイス側の処理ステップを実行することを可能にし、プロセッサ1510がトランシーバ1530を制御して前述の方法の実施形態におけるネットワークデバイス側の受信及び送信ステップを実行することを可能にする。
本出願の一実施形態は、通信装置1600をさらに提供し、通信装置1600は端末デバイスでもよく、あるいはチップでもよい。通信装置1600は、前述の方法の実施形態における端末デバイスにより実行されるアクションを実行するように構成され得る。
通信装置1600が端末デバイスであるとき、図16は、端末デバイスの簡略化された概略構造図である。図の例示の理解の容易さ及び簡便さのため、端末デバイスがモバイルフォンである一例を図16で用いる。図16に示すように、端末デバイスは、プロセッサ、メモリ、無線周波数回路、アンテナ、及び入力/出力装置を含む。プロセッサは主に、通信プロトコル及び通信データを処理し、端末デバイスを制御し、ソフトウェアプログラムを実行し、ソフトウェアプログラムのデータを処理する等を行うように構成される。メモリは主に、ソフトウェアプログラムとデータを記憶するように構成される。無線周波数回路は主に、ベースバンド信号と無線周波数信号との間の変換を実行し、無線周波数信号を処理するように構成される。アンテナは主に、無線周波数信号を電磁波の形態で受信及び送信するように構成される。入力/出力装置、例えば、タッチスクリーン、ディスプレイ画面、又はキーボードは主に、ユーザによるデータ入力を受け取り、ユーザにデータを出力するように構成される。いくつかのタイプの端末デバイスは入力/出力装置を有さない場合があることに留意されたい。
データが送信される必要があるとき、プロセッサは、送信すべきデータに対してベースバンド処理を実行し、ベースバンド信号を無線周波数回路に出力する。ベースバンド信号に対して無線周波数処理を実行した後、無線周波数回路は、アンテナを介して電磁波の形で無線周波数信号を送信する。データが端末デバイスに送信されたとき、無線周波数回路は、アンテナを介して無線周波数信号を受信し、無線周波数信号をベースバンド信号に変換し、ベースバンド信号をプロセッサに出力する。プロセッサは、ベースバンド信号をデータに変換し、データを処理する。説明を容易にするために、図16は、1つのメモリと1つのプロセッサのみを示している。実際の端末デバイス製品では、1つ以上のプロセッサと1つ以上のメモリが存在し得る。メモリは、記憶媒体、記憶デバイスなどと呼ばれることもある。メモリは、プロセッサから独立して配置されてもよく、あるいはプロセッサと統合されてもよい。これは本出願のこの実施形態において限定されない。
本出願のこの実施形態において、受信及び送信機能を有するアンテナ及び無線周波数回路は、端末デバイスのトランシーバユニットとみなされてもよく、処理機能を有するプロセッサは、端末デバイスの処理ユニットとみなされてもよい。
図16に示すように、端末デバイスは、トランシーバユニット1610及び処理ユニット1620を含む。トランシーバユニット1610は、トランシーバ、トランシーバマシン、トランシーバ装置などと呼ばれることもある。処理ユニット1620は、プロセッサ、処理ボード、処理モジュール、処理装置などと呼ばれることもある。任意で、トランシーバユニット1610内にあり、かつ受信機能を実現するように構成されたコンポーネントは、受信ユニットとみなされてもよく、トランシーバユニット1610内にあり、かつ送信機能を実現するように構成されたコンポーネントは、送信ユニットとみなされてもよい。換言すれば、トランシーバユニット1610は、受信ユニット及び送信ユニットを含む。トランシーバユニットは時に、トランシーバマシン、トランシーバ、トランシーバ回路などと呼ばれることもある。受信ユニットは時に、受信機マシン、受信機、受信機回路などと呼ばれることもある。送信ユニットは時に、送信機マシン、送信機、送信機回路などと呼ばれることもある。
例えば、一実装において、処理ユニット1620は、図4のステップ440~ステップ460を実行するように構成され、かつ/あるいは、処理ユニット1620はさらに、本出願の実施形態における端末デバイス側の別の処理ステップを実行するように構成される。トランシーバユニット1610はさらに、図4に示すステップ430を実行するように構成され、かつ/あるいは、トランシーバユニット1610はさらに、端末デバイス側の別の送信/受信ステップを実行するように構成される。
図16は限定でなく単なる例であることを理解されたい。トランシーバユニット及び処理ユニットを含む端末デバイスは、図16に示す構造に依存しなくてもよい。
通信デバイス1600がチップであるとき、チップは、トランシーバユニット及び処理ユニットを含む。トランシーバユニットは、入力/出力回路又は通信インターフェースでもよい。処理ユニットは、プロセッサ、マイクロプロセッサ、又はチップ上に集積された集積回路でもよい。
本出願の一実施形態は、通信装置1700をさらに提供し、通信装置1700はネットワークデバイスでもよく、あるいはチップでもよい。通信装置1700は、前述の方法の実施形態におけるネットワークデバイスにより実行されるアクションを実行するように構成され得る。
通信装置1700が、ネットワークデバイス、例えば基地局であるとき、図17は、基地局の簡略化された概略構造図である。基地局は、部分1710及び部分3020を含む。部分1710は主に、無線周波数信号を受信及び送信し、無線周波数信号とベースバンド信号との間の変換を実行するように構成される。部分1720は主に、ベースバンド処理を実行し、基地局を制御する等を行うように構成される。部分1710は、通常、トランシーバユニット、トランシーバマシン、トランシーバ回路、トランシーバなどと呼ばれることがある。部分1720は、通常、基地局の制御センタであり、通常、処理ユニットと呼ばれることがあり、基地局を制御して前述の実施形態におけるネットワークデバイス側の処理動作を実行するように構成される。
部分1710のトランシーバユニットは、トランシーバマシン、トランシーバなどと呼ばれることもある。トランシーバユニットは、アンテナと無線周波数ユニットを含み、無線周波数ユニットは主に、無線周波数処理を実行するように構成される。任意で、部分1710内にあり、かつ受信機能を実現するように構成されるコンポーネントは、受信ユニットとみなされてもよく、送信機能を実現するように構成されるコンポーネントは、送信ユニットとみなされてもよい。換言すれば、部分1710は、受信ユニット及び送信ユニットを含む。受信ユニットは、受信機マシン、受信機、受信機回路などと呼ばれることもあり、送信ユニットは、送信機マシン、送信機、送信機回路などと呼ばれることもある。
部分1720は、1つ以上のボードを含んでもよく、各ボードは、1つ以上のプロセッサ及び1つ以上のメモリを含んでもよい。プロセッサは、ベースバンド処理機能を実現し、基地局を制御するために、メモリ内のプログラムを読み出して実行するように構成される。複数のボードが存在する場合、ボードは、処理能力を高めるために相互接続されてもよい。任意の一実装において、複数のボードは1つ以上のプロセッサを共有してもよく、あるいは複数のボードは1つ以上のメモリを共有し、あるいは複数のボードは1つ以上のプロセッサを同時に共有する。
例えば、一実装において、部分1710のトランシーバユニットは、本出願の実施形態におけるネットワークデバイス側の送信/受信ステップを実行するように構成される。部分1720の処理ユニットは、図4に示すステップ410及びステップ420の処理動作を実行するように構成され、かつ/あるいは、部分1720の処理ユニットはさらに、本出願の実施形態におけるネットワークデバイス側の処理ステップを実行するように構成される。
図17は限定でなく単なる例であることを理解されたい。トランシーバユニット及び処理ユニットを含むネットワークデバイスは、図17に示す構造に依存しなくてもよい。
通信装置1700がチップであるとき、チップは、トランシーバユニット及び処理ユニットを含む。トランシーバユニットは、入力/出力回路又は通信インターフェースでもよい。処理ユニットは、プロセッサ、マイクロプロセッサ、又はチップ上に集積された集積回路である。
さらに、ネットワークデバイスは前述の形態に限定されず、別の形態でもよい。例えば、ネットワークデバイスは、BBU及び適応無線ユニット(adaptive radio unit、ARU)を含み、あるいはBBU及びアクティブアンテナユニット(active antenna unit、AAU)を含み、あるいは顧客構内設備(customer premises equipment、CPE)でもよく、あるいは別の形態でもよい。これは本出願において限定されない。
BBUは、前述の方法の実施形態に記載される、ネットワークデバイス内に実装されるアクションを実行するように構成されてもよく、RRUは、前述の方法の実施形態に記載される、端末デバイスからの又は端末デバイスへのネットワークデバイスにより実行される受信又は送信のアクションを実行するように構成されてもよい。詳細については、前述の方法の実施形態における説明を参照する。詳細はここで再度説明されない。
本出願の一実施形態は、プロセッサとインターフェースとを含む処理装置をさらに提供する。プロセッサは、方法の実施形態に記載される方法を実行するように構成され得る。
処理装置はチップでもよいことを理解されたい。例えば、処理装置は、フィールドプログラマブルゲートアレイ(field programmable gate array、FPGA)、特定用途向け集積チップ(application specific integrated circuit、ASIC)、システムオンチップ(system on chip、SoC)、中央処理装置(central processor unit、CPU)、ネットワークプロセッサ(network processor、NP)、デジタル信号処理回路(digital signal processor、DSP)、マイクロコントローラ(micro controller unit、MCU)、プログラマブルコントローラ(programmable logic device、PLD)、又は別の集積チップでもよい。
実装プロセスにおいて、前述の方法におけるステップは、プロセッサ内のハードウェア集積論理回路を使用することにより、又はソフトウェアの形式で命令を使用することにより実装することができる。本出願の実施形態を参照して開示される方法のステップは、ハードウェアプロセッサにより直接実行され達成されてもよく、あるいはプロセッサ内のハードウェアとソフトウェアモジュールとの組み合わせにより実行され達成されてもよい。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、読取専用メモリ、プログラマブル読取専用メモリ、電気的消去可能プログラマブルメモリ、又はレジスタなどの、当該分野における成熟した記憶媒体内に配置することができる。記憶媒体はメモリ内に配置され、プロセッサはメモリ内の情報を読み出し、プロセッサのハードウェアと組み合わせて前述の方法におけるステップを完了する。繰り返しを回避するために、詳細はここで再度説明されない。
本出願の実施形態におけるプロセッサは集積回路チップでもよく、信号処理能力を有することに留意されたい。実装プロセスにおいて、前述の方法の実施形態におけるステップは、プロセッサ内のハードウェア集積論理回路を使用することにより、又はソフトウェアの形式で命令を使用することにより実装することができる。プロセッサは、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)若しくは他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲート若しくはトランジスタ論理デバイス、又は個別ハードウェアコンポーネントでもよい。プロセッサは、本出願の実施形態で開示される方法、ステップ、及び論理ブロック図を実施又は実行することができる。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサ、任意の従来のプロセッサ等であってよい。本出願の実施形態に関連して開示される方法のステップは、ハードウェア復号プロセッサにより直接実行され達成されてもよく、あるいは復号プロセッサ内のハードウェアとソフトウェアモジュールとの組み合わせにより実行され達成されてもよい。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、読取専用メモリ、プログラマブル読取専用メモリ、電気的消去可能プログラマブルメモリ、又はレジスタなどの、当該分野における成熟した記憶媒体内に配置することができる。記憶媒体はメモリ内に配置され、プロセッサはメモリ内の情報を読み出し、プロセッサのハードウェアと組み合わせて前述の方法におけるステップを完了する。
本出願の実施形態におけるメモリは揮発性メモリ又は不揮発性メモリでもよく、あるいは揮発性メモリ及び不揮発性メモリを含んでもよいことが理解され得る。不揮発性メモリは、読取専用メモリ(read-only memory、ROM)、プログラマブル読取専用メモリ(programmable ROM、PROM)、消去可能プログラマブル読取専用メモリ(erasable PROM、EPROM)、電気的消去可能プログラマブル読取専用メモリ(electrically EPROM、EEPROM)、又はフラッシュメモリでもよい。揮発性メモリは、外部キャッシュとして使用されるランダムアクセスメモリ(random access memory、RAM)でもよい。限定的でなく例示的な記載を通じて、多くの形態のRAMが使用されてもよく、例えば、スタティックランダムアクセスメモリ(static RAM、SRAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(dynamic RAM、DRAM)、同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(synchronous DRAM、SDRAM)、ダブルデータレート同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(double data rate SDRAM、DDR SDRAM)、拡張同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(enhanced SDRAM、ESDRAM)、シンクリンクダイナミックランダムアクセスメモリ(synchlink DRAM、SLDRAM)、及びダイレクトラムバスランダムアクセスメモリ(direct rambus RAM、DR RAM)である。本明細書に記載されるシステム及び方法のメモリは、これらに限られないがこれらのメモリ及び別の適切なタイプの任意のメモリを含むことを意図していることに留意されたい。
本出願の実施形態で提供される方法によれば、本出願は、コンピュータプログラム製品をさらに提供する。コンピュータプログラム製品は、コンピュータプログラムコードを含む。コンピュータプログラムコードがコンピュータ上で実行されると、コンピュータは、図4~図12に示す実施形態のいずれか1つにおける方法を実行することを可能にされる。
本出願の実施形態で提供される方法によれば、本出願は、コンピュータ読取可能媒体をさらに提供する。コンピュータ読取可能媒体は、プログラムコードを記憶する。プログラムコードがコンピュータ上で実行されると、コンピュータは、図4~図12に示す実施形態のいずれか1つにおける方法を実行することを可能にされる。
本出願の実施形態で提供される方法によれば、本出願は、システムをさらに提供する。システムは、前述の1つ以上の端末デバイスと前述の1つ以上のネットワークデバイスを含む。
前述の実施形態の全て又は一部は、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、又はこれらの任意の組み合わせにより実施することができる。ソフトウェアを使用して実施形態を実施するとき、実施形態は、コンピュータプログラム製品の形態で完全又は部分的に実施されてもよい。コンピュータプログラム製品は、1つ以上のコンピュータ命令を含む。コンピュータ命令がロードされ、コンピュータ上で実行されると、本出願の実施形態による手順又は機能が完全又は部分的に生成される。コンピュータは、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、コンピュータネットワーク、又は他のプログラマブル装置でもよい。コンピュータ命令は、コンピュータ読取可能記憶媒体に記憶されてもよく、あるいはコンピュータ読取可能記憶媒体から別のコンピュータ読取可能記憶媒体に送信されてもよい。例えば、コンピュータ命令は、ウェブサイト、コンピュータ、サーバ、又はデータセンタから、有線(例えば、同軸ケーブル、光ファイバ、又はデジタル加入者線(digital subscriber line、DSL))又は無線(例えば、赤外線、ラジオ、又はマイクロ波)方式で、別のウェブサイト、コンピュータ、サーバ、又はデータセンタに伝送されてもよい。コンピュータ読取可能記憶媒体は、コンピュータによりアクセス可能な任意の使用可能な媒体、又は1つ以上の使用可能な媒体を統合するサーバ又はデータセンタなどのデータ記憶デバイスでもよい。使用可能な媒体は、磁気媒体(例えば、フロッピーディスク、ハードディスク、又は磁気テープ)、光媒体(例えば、高密度デジタルビデオディスク(digital video disc、DVD))、半導体媒体(例えば、ソリッドステートドライブ(solid state disc、SSD))などでもよい。
前述の装置の実施形態におけるネットワークデバイス及び端末デバイスは、方法の実施形態におけるネットワークデバイス及び端末デバイスに対応する。対応するモジュール又はユニットが、対応するステップを実行する。例えば、通信ユニット(トランシーバ)は、方法の実施形態における受信ステップ又は送信ステップを実行し、送信ステップ及び受信ステップ以外の別のステップは、処理ユニット(プロセッサ)により実行されてもよい。特定のユニットの機能については、対応する方法の実施形態を参照する。1つ以上のプロセッサが存在してもよい。
本明細書で用いられる「コンポーネント」、「モジュール」、「システム」などの用語は、コンピュータ関連エンティティ、ハードウェア、ファームウェア、ハードウェアとソフトウェアの組み合わせ、ソフトウェア、又は実行されているソフトウェアを示すために使用される。例えば、コンポーネントは、これらに限られないが、プロセッサ上で実行されるプロセス、プロセッサ、オブジェクト、実行可能ファイル、実行スレッド、プログラム、及び/又はコンピュータでもよい。図に示すように、コンピューティングデバイスとコンピューティングデバイス上で実行されるアプリケーションとの双方が、コンポーネントであり得る。1つ以上のコンポーネントが、プロセス及び/又は実行スレッド内に存在してもよく、コンポーネントは、1つのコンピュータ上に配置されてもよく、かつ/あるいは2つ以上のコンピュータ間で分散されていてもよい。さらに、これらのコンポーネントは、様々なデータ構造を記憶する様々なコンピュータ読取可能媒体から実行されてもよい。例えば、コンポーネントは、ローカル及び/又はリモートプロセスを使用することにより、及び1つ以上のデータパケットを有する信号に基づいて通信してもよい(例えば、2つのコンポーネントからのデータが、ローカルシステム内、分散システム内の別のコンポーネントと相互作用し、かつ/あるいはインターネットなどのネットワークを跨いで、信号を使用することにより別のシステムと相互作用する)。
当業者は、本明細書に開示される実施形態に記載された例のユニット及びアルゴリズムステップと組み合わせて、本出願を電子ハードウェア又はコンピュータソフトウェアと電子ハードウェアとの組み合わせにより実施できることを認識し得る。機能がハードウェアにより実行されるか、又はソフトウェアにより実行されるかは、技術的解決策の特定の適用及び設計制約に依存する。当業者は、特定の適用ごとに、記載された機能を実現するために異なる方法を用い得るが、その実現が本出願の範囲を超えるものであるとみなされるべきではない。
簡便及び簡潔な説明のために、記載されたシステム、装置、及びユニットの詳細な作業プロセスについては、前述の方法の実施形態における対応するプロセスを参照することが当業者により明確に理解され得る。詳細はここで再度説明されない。
本出願で提供されるいくつかの実施形態において、開示されたシステム、装置、及び方法は、他の方法で実施されてもよいことを理解されたい。例えば、記載された装置の実施形態は単なる一例である。例えば、ユニットへの分割は単に論理機能分割であり、実際の実装の間には他の分割でもよい。例えば、複数のユニット又はコンポーネントが組み合わせられ、別のシステムに統合されてもよく、あるいは、いくつかの特徴が無視されてもよく、又は実行されなくてもよい。さらに、表示され又は論じられた相互結合又は直接結合又は通信接続は、いくつかのインターフェースを介して実装されてもよい。装置又はユニット間の間接的な結合又は通信接続は、電気的、機械的、又は他の形態で実施されてもよい。
別個の部分として記載されるユニットは物理的に別個でも又はそうでなくてもよく、ユニットとして表示される部分は物理的ユニットでも又はそうでなくてもよく、すなわち、1つの位置に配置されてもよく、あるいは複数のネットワークユニット上に分散されてもよい。ユニットの一部又は全部は、実施形態の解決策の目的を達成するために実際の要件に基づいて選択されてもよい。
さらに、本出願の実施形態における機能ユニットは1つの処理ユニットに統合されてもよく、あるいはユニットの各々は物理的に単独で存在してもよく、あるいは2つ以上のユニットが1つのユニットに統合されてもよい。
上記機能がソフトウェア機能ユニットの形態で実施され、独立した製品として販売又は使用されるとき、これらの機能は、コンピュータ読取可能記憶媒体に記憶されてもよい。このような理解に基づいて、本質的に本出願の技術的解決策、又は現在の技術に寄与する部分、又は技術的解決策のいくつかは、ソフトウェア製品の形態で実施されてもよい。ソフトウェア製品は記憶媒体に記憶され、コンピュータデバイス(パーソナルコンピュータ、サーバ、ネットワークデバイス等でもよい)に本出願の実施形態に記載される方法のステップの全部又は一部を実行するように指示するためのいくつかの命令を含む。前述の記憶媒体は、プログラムコードを記憶することができる任意の媒体、例えば、USBフラッシュドライブ、リムーバブルハードディスク、読取専用メモリ(Read-Only Memory、ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)、磁気ディスク、又は光ディスクを含む。
前述の説明は本出願の単なる具体的な実装であり、本出願の保護範囲を制限することを意図するものではない。本出願に開示された技術的範囲内で当業者により容易に理解される変形又は置換は本出願の保護範囲に含まれるものとする。したがって、本出願の保護範囲は特許請求の範囲の保護範囲に従うものとする。