JP2022529084A - 毛切断装置 - Google Patents

毛切断装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2022529084A
JP2022529084A JP2021576228A JP2021576228A JP2022529084A JP 2022529084 A JP2022529084 A JP 2022529084A JP 2021576228 A JP2021576228 A JP 2021576228A JP 2021576228 A JP2021576228 A JP 2021576228A JP 2022529084 A JP2022529084 A JP 2022529084A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hair
cut
cutting
cutting device
block element
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2021576228A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7268207B2 (ja
Inventor
セアドア レネ マリア ヒン
ルカ アッカリーノ
エヴァーハルドゥス ヨハネス ホークサム
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koninklijke Philips NV
Original Assignee
Koninklijke Philips NV
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Koninklijke Philips NV filed Critical Koninklijke Philips NV
Publication of JP2022529084A publication Critical patent/JP2022529084A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7268207B2 publication Critical patent/JP7268207B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B26HAND CUTTING TOOLS; CUTTING; SEVERING
    • B26BHAND-HELD CUTTING TOOLS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B26B19/00Clippers or shavers operating with a plurality of cutting edges, e.g. hair clippers, dry shavers
    • B26B19/20Clippers or shavers operating with a plurality of cutting edges, e.g. hair clippers, dry shavers with provision for shearing hair of preselected or variable length
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B26HAND CUTTING TOOLS; CUTTING; SEVERING
    • B26BHAND-HELD CUTTING TOOLS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B26B19/00Clippers or shavers operating with a plurality of cutting edges, e.g. hair clippers, dry shavers
    • B26B19/38Details of, or accessories for, hair clippers, or dry shavers, e.g. housings, casings, grips, guards
    • B26B19/48Accessory implements for carrying out a function other than cutting hair, e.g. attachable appliances for manicuring
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B26HAND CUTTING TOOLS; CUTTING; SEVERING
    • B26BHAND-HELD CUTTING TOOLS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B26B19/00Clippers or shavers operating with a plurality of cutting edges, e.g. hair clippers, dry shavers
    • B26B19/38Details of, or accessories for, hair clippers, or dry shavers, e.g. housings, casings, grips, guards
    • B26B19/3853Housing or handle
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B26HAND CUTTING TOOLS; CUTTING; SEVERING
    • B26BHAND-HELD CUTTING TOOLS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B26B19/00Clippers or shavers operating with a plurality of cutting edges, e.g. hair clippers, dry shavers
    • B26B19/38Details of, or accessories for, hair clippers, or dry shavers, e.g. housings, casings, grips, guards
    • B26B19/44Suction means for collecting severed hairs or for the skin to be shaved

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Forests & Forestry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Dry Shavers And Clippers (AREA)

Abstract

毛屑収集を改善するために、仕切られたバリア/シールドを備えた切断毛ブロック要素を、毛切断装置の切断要素の前に配置することが提案される。仕切られたバリア/シールドの例は、例えば、歯の間に間隔を有する剛体櫛形シールド、歯の間に柔軟材料を有する剛体櫛形バリア、及び完全に柔軟なバリアを含む。仕切られたバリア/シールドは、切断されるべき毛が切断領域に入ることを可能にするが、切断された毛が飛び散ることを防止する。

Description

本発明は、毛切断装置に関する。
クリッピング中に切断された毛部分を収集するために真空を使用する毛クリッパは、すでにかなり以前から知られている。設計上の課題の1つは、毛残屑の収集を最適化し、それにより、グルーミング環境に広がってしまう切断された毛部分の量を最小限に抑えることである。例えば、国際特許出願公開WO2004/002691A1は、切断された毛が飛び去るのを防止するための手段を持つ毛切断装置を記載している。この手段は、切断装置に近接して延びる境界壁を持つ。境界壁は、固定の部分と、固定の部分に対して移動可能である部分とを持つ。可動部分は、切断される毛と協働するように配置され、位置決めされる。更に、米国特許US9381655B2は、トリマハンドル及び刃ヘッドを持つ二重刃毛刈り装置を開示しており、この刃ヘッドは、長い毛を切るための刃ユニットと、短い毛を切るための刃ユニットとを有している。長毛カッタの固定刃は、保護カバーを持つ刃の歯に隣接する歯を持つ。
毛残屑収集を改善するニーズがあり得る。
本発明の目的は、独立請求項の主題によって解決され、更なる実施例が従属請求項に組み込まれる。以下に説明する本発明の態様は、毛切断装置にも適用されることに留意されたい。
本発明の第1の態様は、毛切断装置を提供する。毛切断装置は、
毛を切断するための切断構成(12)と、
前記毛切断装置が使用の間に毛を切断するために動かされる方向における、前記切断構成の切断領域(20)の前方であって、前記毛切断装置から切断された毛(60)が飛び散ることに抗するため前記切断構成の上側(22)に十分に近くに配置された、切断毛ブロック要素(18)と、を有し、前記上側は、前記切断構成の皮膚接触側(24)とは反対側であり、
前記切断毛ブロック要素は、前記切断毛ブロック要素の底部において、毛受容部(26)を持ち、前記毛受容部は、切断されるべき毛が前記毛受容部を通過して前記切断領域に入ることを可能とするため、前記切断領域に近くに配置され、
前記毛受容部は、切断毛ブロック部材(28、28a、28b)の列を持ち、隣接する切断毛ブロック部材は、間に間隙(29)を持ち、前記間隙は、切断された毛が前記間隙を通過するのを防ぐのに十分に小さいか、又は、隣接する切断毛ブロック部材は、間に間隙を持たず、
前記切断毛ブロック部材は、バリア部材(28b)を有し、
前記バリア部材(28b)は、切断されるべき毛により引き起こされる力の下で十分に大きく変形させられ、切断されるべき毛が、前記バリア部材(28b)を通過して前記切断領域に入ることを可能とするよう、十分に柔軟であり、
前記バリア部材(28b)は、切断された毛が飛び散ることを防ぐため、切断された毛により引き起こされる力の下で変形しない又は殆ど変形しないよう、十分に剛性であり、
前記切断毛ブロック部材は、前記切断構成のガード刃の先端に隣接する。
本発明の一実施例によれば、切断毛ブロック部材は、バリア部材及びシールド部材の両方を含み、シールド部材は、切断される毛によって引き起こされる力の下で、及び切断毛によって引き起こされる力の下で、切断毛が飛散するのを防止するために、シールド部材が全く変形しないか、又は殆ど変形しないように、十分に剛性であり、隣接するシールド部材の間の空間は、切断される毛が切断領域に入るために、空間を通過することを可能にするのに十分に大きく、バリア部材は、隣接するシールド部材の間の空間内に配置される。斯かる実施例では、隣接するシールド部材間の間隙内で、より良好なバリア機能が実現される。
換言すれば、本発明の第1の態様においては、切断毛ブロック要素の底部を使用して、2つの機能、即ちa)切断されていない毛を受け取ること:切断されるべき毛即ち、皮膚上の毛が、底部を通過して切断領域に入ることを可能にすること、及びb)切断毛をブロックすること:切断毛ブロック要素の底部を切断毛が通過することを防止すること、を提供することが提案される。即ち、切断毛ブロック要素の底部は、毛受容部を画定する。毛が毛受容部を通過することを可能にするために、切断毛ブロック要素の底部分、即ち毛受容部を分割し、それによって切断毛ブロック部材の1つ以上の列を作り出すことが提案される。切断毛ブロック部材の1つ以上の列は、任意の数の切断ブロック部材を持つことができる。例示的な実施例によれば、切断毛ブロック部材の数は、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、30、40、60、80、100、200、300であっても良く、又は更に多くても良い。
切断毛ブロック部材には、シールド部材とバリア部材の2種類が提案される。シールド部材は、切断される毛よりも硬く、切断される毛を遮断する壁として機能する剛性部材とも呼ばれる。毛の剛性は、身体部分の間で、及び個体の間で変化し得る。毛の力学的性質に関する詳細な議論のために、次の出版物を参照する:George T. Rado及びHarry Suhl M. Benzarti、M. B. Tkaya、C. P. Mattei及びH. Zahouaniによる「Hair mechanical properties depending on age and origin」(Word Academy of Science, Engineering and Technology, International Journal of Biotechnology and Bioengineering, Vol. 5, No. 2, 2011)。この刊行物は、毛の統計的軸方向剛性が1000 N/m乃至1600N/mの間で変化することを述べている。シールド部材は、切断される毛によって引き起こされる力の下での曲げ変形に対して抵抗性であるように構成されても良い。即ち、シールド部材は、切断される毛によって引き起こされる力の下で、シールド部材が曲げ変形を全く又は殆ど受けないように、十分に高い曲げ剛性を持つように構成されても良い。シールド部材の曲げ剛性は、それを構成する材料の弾性係数(単位ひずみあたりの応力)と、断面形状の関数である慣性モーメントの二つの本質的な特性に基づく関数である。シールド部材の曲げ剛性は、シールド部材の長さにも依存する。それ故、シールド部材の材料、断面形状、及び長さを注意深く選択することによって、シールド部材は、切断中に切断される毛によって引き起こされる力の下で、曲げ変形を全く受けないか、又は殆ど受けないように構成され得る。例えば、シールド部材は、硬質プラスチック又は金属で作ることができる。
バリア部材はまた、切断されるべき毛よりも剛性が低い柔軟性部材と呼ばれ得る。換言すれば、バリア部材は、切断されるべき毛によって引き起こされる力の下でバリア部材が十分に大きな曲げ変形を受けるように、十分に低い曲げ剛性を持つように構成されても良い。このようにして、バリア部材は、毛が切断領域に入ることを可能にするための入口点を形成することができる。また、バリア部材の曲げ剛性は、それを構成する材料の弾性係数(単位ひずみあたりの応力)、慣性モーメント及びバリア部材の長さに基づく関数である。それ故、バリア部材の材料、断面形状、及び長さを注意深く選択することによって、バリア部材は、切断中に切断される毛によって引き起こされる力の下で比較的大きな変形を受けるように構成することができる。例示的な実施例によれば、バリア部材の材料剛性は、100N/m、200N/m、300N/m、400N/m、500N/m、600N/m、700N/m、800 N/m、1000N/m、1100N/m、1200N/m、1300N/m、1400N/m、1500N/m、1600N/m、1700N/m、及び1800N/mなど、0乃至1800N/mの範囲内であっても良い。
シールド部材及びバリア部材は、共通して少なくとも1つの特性を有し、それらは、切断された毛がシールド部材及びバリア部材を通過することを防止するための「壁」として機能するが、切断されるべき毛に関して機能性が異なる。以下に、特に図2A及び図4に関して説明するように、シールド部材は、切断される毛に対する壁としても機能し、即ち、切断される毛は、シールド部材を通過して切断領域に入ることができず、むしろ隣接するシールド部材間の空間を通過することができない。以下に、特に図2B、5A、及び5Bに関して説明されるように、シールド部材とは異なり、バリア部材は、切断される毛によって引き起こされる力の下で変形されるように十分に柔軟であり、それによって、切断される毛が切断領域に入ることを可能にする1つ以上の開口部を形成する。換言すれば、バリア部材自体は、切断される毛のための入口点として機能することができる。それ故、幾つかの例では、バリア部材は、隣接するバリア部材間の空間に加えて、追加の入口として提供されても良い。この選択肢、即ち、その間に空間を持つバリア部材の例示的な実施は、図2Bの例(i)に示される。幾つかの他の例では、バリア部材は、切断される毛のための唯一の入口点として提供されても良い。換言すれば、隣接するバリア部材間には隙間が存在しない。この選択肢、即ち、間に隙間のないバリア部材の例示的な実施が、図2Bの例(ii)に示されている。
シールド部材とバリア部材により、上記の機能を実現する可能性が幾つかある。
第1の選択肢は、切断毛ブロック要素の底部がシールド部材のみを持つことである。この選択肢は、本発明の一部ではない。シールド部材は、櫛状構造に配置されても良く、それ故、シールド部材は、歯を表す。シールド部材は剛性であるので、切断される毛よりも剛性であり、切断される毛によって引き起こされる力の下で変形を全く受けないか、又は殆ど受けない。斯くして、隣接するシールド部材間の間隙は、切断される毛を切断領域に入れるための入口点として機能する。それ故、隣接するシールド部材間の隙間は、毛を切断して隙間を通過させるのに十分な大きさでなければならない。しかしながら、切断された毛は、同じ間隙から飛び出しても良い。間隙は、切断された毛が間隙を通過するのを防止するために十分に小さくなければならない。毛の直径は、異なる解剖学的位置で50μm乃至220μmの間で変化し得る。間隙のサイズ、幾何学的形状、及び/又はパターンは、一方では切断領域に入るように切断される毛を受け取る効率を改善し、他方では切断された毛が間隙を通過するのを防止する効率を改善するように最適化されても良い。例示的な実施例によれば、間隙は、0.2mm、0.3mm、0.4mm、0.5mm、0.6mm、0.7mm、0.8mm、1mm、1.2mm、1.3mm、1.4mm、1.5mm、1.6mm、1.7mm、1.8mm、1.9mm、及び2mmなど、0.1mmと2mmとの間の範囲の幅を持っても良い。シールド部材の例示的な実装を図4に示す。この図示の例では、シールド部材及びガード刃は、位置合わせされた歯スロットを持つ。このことは、切断されていない毛を受け取ることを容易にし得る。
第2の選択肢は、切断毛ブロック要素の底部がバリア部材のみを持つことである。この選択肢は、本発明の一部である。シールド部材とは異なり、バリア部材は、柔軟性であり、即ち、切断される毛よりも剛性が低い。それ故、柔軟性バリア部材は、切断される毛によって引き起こされる力の下で十分に大きな変形を受けるので、切断される毛は、妨害されずにバリア部材を通過することができる。換言すれば、バリア部材とシールド部材との作動原理が異なる。それ故、シールド部材とは異なり、切断される毛を受容するために、隣接するバリア部材間の十分に大きな隙間は必要とされない。バリア部材の同じバリア機能はまた、毛の破片がバリア部材を通過するのを防止すべきである。バリア部材は、切断される前後の毛の特性の差を利用する。換言すれば、バリア部材は、切断される毛よりも剛性が低いが、切断された毛が飛び去るのを防止するために切断された毛によって引き起こされる力の下でバリア部材が全く変形しないか、又は殆ど変形しないように十分に剛性であり、即ち、毛残屑、即ち切断された毛の衝撃速度及び質量は、バリアを通過するには低すぎる。それ故、切断前後の毛の特性の差は、最適に機能するバリア部材の作業ウィンドウを定義する。バリア部材は、ブラシ状構造に配置されても良く、それ故、バリア部材は、剛毛を表す。代替として又はこれに加えて、バリア部材は、ストリップカーテン状構造に配置されても良く、各バリア部材は、セグメントフラップ要素を表す。換言すれば、バリア部材は、毛が切断領域に入ることを可能にするための入口点として機能することができる。それ故、毛が切断領域に入るように切断されることを可能にするために、隣接するバリア部材間に隙間を設ける必要がない。バリア部材は、単独で、切断される毛によって引き起こされる力の下で開口部として機能することができる。このことは特に、図2Bの例(ii)における例示的な実施例に関して説明される。勿論、隣接するバリア部材間に空間を設けることも可能である。このようにして、バリア部材及び間隙の両方は、毛が切断領域に入るように切断されることを可能にするための入口点として機能し得る。このことは特に、図2Bの例(i)における例示的な実施例に関して詳細に説明される。バリア部材の柔軟性、サイズ、幾何学的形状、及び/又はパターンは、一方では切断領域に入るように切断される毛を受け取る効率を改善し、他方では切断された毛がバリア部材を通過することを防止する効率を改善するように構成されても良い。
第3の選択肢は、切断毛ブロック部材がシールド部材とバリア部材の両方を持つことである。この選択肢は、本発明の一部である。この場合、バリア部材は、隣接するシールド部材間の空間内に配置されても良い。換言すれば、バリア部材は、隣接するシールド部材間の間隙内にバリア機能を提供する。
切断毛ブロック要素の底部自体が毛受容部として機能するので、切断毛ブロック要素は、切断装置の切断領域の前に配置されても良く、切断された毛が飛び散ることに抗するために切断構成の上側に十分に近接して配置されても良い。実際、切断毛ブロック要素の底部は、ガード刃の先端に隣接していても良い。一方では、隣接するシールド部材及び/又はバリア部材の間の空間が十分に小さいので、毛の破片が切断毛ブロック要素を通過することが防止される。他方、隣接するシールド部材間の空間及び/又はバリア部材の柔軟性により、切断されていない毛が切断領域に入ることが可能になるので、切断毛ブロック要素の底部は、切断されていない毛が切断領域に入るのを妨害又は防止しない。
提案された毛切断装置を使用することは、以下の利点のうちの少なくとも1つを持つ:
-切断毛ブロック要素は、真空髭トリマに使用され得るが、毛の散乱を低減するために非バキューム除毛器具に適用され得る。
-切断毛ブロック要素は、毛切断長さを設定するために取り付け可能な櫛を持つ従来の毛切断装置において、又は取り付け可能な櫛を有さない切断装置において使用され得る。
-シールド部材及び/又はバリア部材を持つ切断毛ブロック要素は、毛が毛切断装置から出るのを遮断し、それ故、空気流によるより高い毛ピックアップを可能にする。切断毛ブロック要素自体の底部は、毛が切断領域に入ることを可能にする機能を持つので、切断毛ブロック要素は、ガード刃の先端に隣接して配置されても良い。このことは、特に毛の向きを乱すことなく、切断されていない毛が切断部に入ることを可能にしながら、毛残屑が空気流から逃げる制限を更に改善することができる。
-隣り合うシールド部材間の間隙は、より小さい吸気口を可能にする。小さな吸気及び最適化された流路は、同じ真空力に基づいて、毛の切断が行われる領域の空気流速度を増加させることにつながる可能性がある。これにより、真空システムの捕捉効率が向上させられ得る。
-切断された毛が切断された毛ブロック要素に対して跳ね返るため、それらの速度は、減圧吸気流の速度を超えないレベルまで劇的に減少され、それ故、毛容器内に容易に吸い込まれ得る。
-一連の脱着可能な切断毛ブロック要素は、毛切断装置キットを形成するために提供されても良い。各切断毛ブロック要素の幾何学的形状は、空気流増加と切断刃への初期毛長さ入口の両方を調整するために調整されても良い。
切断毛ブロック部材は、切断装置のガード刃の先端に隣接している。斯かる配置は、柔軟性バリア部材及び隣接するシールド部材間の間隙が、切断されていない毛が切断領域に入ることを可能にするので、毛切断装置の切断動作を妨げない。
本発明の一実施例によれば、毛切断装置は、切断された毛を毛室に移送するための真空ノズルを更に有する。切断毛ブロック要素は、真空ノズルと切断装置との間の開口面積を減少させるために構成され配置される。
例えば、切断毛ブロック要素は、真空ノズルと切断装置との間に配置されても良い。開口面積の減少は、同一の真空力に基づいて、毛切断が行われる領域内の空気流速度を増加させることにつながる可能性がある。切断毛ブロック部材が、切断装置のガード刃の先端に隣接しているという該配置は、真空システムの毛捕捉効率を更に向上させ得る。
本発明の一実施例によれば、シールド部材は、櫛状構造の形で提供される。
このことは、以下に、特に図2Aの例示的な実施例に関して説明される。
本発明の一実施例によれば、バリア部材は、ブラシ状構造及び/又はストリップカーテン状構造の形態で提供される。
このことは、以下に、特に図2Bの例示的な実施例に関して説明される。
本発明の一実施例によれば、切断毛ブロック要素は、毛切断装置から飛び散る切断された毛に対抗するための境界壁を持つ。
毛が境界壁に対して跳ね返ると、それらの速度は、真空吸引空気流の速度を超えないレベルまで大幅に低下し、それ故、毛容器内に容易に吸引することができる。
本発明の一実施例によれば、シールド部材は、ガード刃のピッチと一致するピッチを持つ。
換言すれば、シールド部材及びガード刃は、整列した歯スロットを持つ。このことは、切断されていない毛を受け取ることを容易にし得る。
本発明の一実施例によれば、切断毛ブロック要素は、切断毛ブロック要素が伸張位置及び後退位置に配置可能であるように、後退可能である。伸張位置では、切断毛ブロック要素は、毛切断装置から切断された毛が飛び散ることに抗するために、切断構成の上側に十分に近接して配置される。後退位置では、切断毛ブロック要素は、伸張位置と比較して、切断構成の上側から更に離れている。換言すれば、後退位置においては、切断毛ブロック要素は、伸張位置と比較して、切断構成の上側からの距離がより大きい。
例えば、毛切断装置が真空補助クリッパである場合、切断毛ブロック要素が伸張位置にあるとき、切断毛ブロック要素は、真空ノズルとガード刃との間の開口面積を減少させるように配置され、配置されても良い。切断毛ブロック要素が後退位置にあるとき、切断毛ブロック要素は、開口領域をブロックしないように構成及び配置されても良い。後退可能な切断毛ブロック要素を持つ利点は、後退位置において、切断毛ブロック要素が切断構成の上側から十分に離れて装置されるので、切断装置の表面上の毛屑を洗浄することがより容易となり得ることに見出され得る。
本発明の一実施例によれば、切断毛ブロック要素は、毛切断装置と一体化された要素である。
本発明の一実施例によれば、切断毛ブロック要素は、着脱可能な要素である。
換言すれば、切断毛ブロック要素は、毛切断装置から取り外され、分離されても良い。着脱可能な要素を持つ利点は、1つの切断毛ブロック要素が、例えば、異なる初期毛長さの入口を設定するために、別の切断毛ブロック要素によって置き換えられても良いことに見出され得る。
本発明の一実施例によれば、毛切断装置は、一連の着脱可能な切断毛ブロック要素を含む。一連の着脱可能な切断ブロック要素は、少なくとも第1の着脱可能な切断ブロック要素と第2の着脱可能な切断ブロック要素とを含む。第1の着脱可能な切断毛ブロック要素は、毛が第1の長さで切断され、毛受容部を通過して切断領域に入ることを可能にする毛受容部を持つ。第2の着脱可能な切断毛ブロック要素は、毛が第2の長さで切断され、毛受容部を通過して切断領域に入ることを可能にする毛受容部を持つ。第1の長さは、第2の長さとは異なる。
本発明の一実施例によれば、シールド部材は、隣接するシールド部材間の隙間が、第1の長さ及び第2の長さの少なくとも一方を含む所望の毛切断長さに適合された幾何学的形状を持つように構成される。
本発明の一実施例によれば、バリア部材は、第1の長さ及び第2の長さのうちの少なくとも一方を含む所望の毛切断長さに適合する高さを持つように構成される。
ここで使用される「シールド部材は十分に剛性である」又は「シールド部材は十分に柔軟性/剛性である」という表現は、使用中に毛切断装置を動かして毛を切断するときに、切断される毛及び/又は切断される毛によって引き起こされる力を受けたときの曲げ変形に対するシールド部材及びシールド部材の抵抗の程度を指す。
ここで使用される用語「十分に」は、示される状態の完全な又はほぼ完全な範囲又は程度を指す。例えば、シールド部材が、切断された毛によって引き起こされる力の下で、シールド部材が変形しないか、又は殆ど変形しないように、シールド部材が十分に剛性であるという基準は、シールド部材が、特定の機能を実行するために、即ち、切断された毛が飛び散ることを防止するために、十分に剛性であることを意味する。絶対的な完全性からの逸脱の正確な許容可能な程度は、所望の障壁機能に依存し得る。
本発明のこれら及び他の態様は、以下に記載される実施例から明らかになり、それを参照して説明される。
本発明のこれら及び他の態様は、以下の説明において例として記載される実施例、及び添付の図面を参照して更に明らかになり、説明される。
本発明の幾つかの実施例による毛切断装置を模式的に示す。 切断毛ブロック要素の例を模式的に示す。 切断毛ブロック要素の例を模式的に示す。 切断毛ブロック要素の例を模式的に示す。 真空補助クリッパの例を示す。 真空補助クリッパの例を示す。 シールド部材を備えた切断毛ブロック要素の拡大図を示す。 バリア部材を持つ切断毛ブロック要素の例を示す。 バリア部材を持つ切断毛ブロック要素の例を示す。 本発明の幾つかの実施例による毛切断装置キットを示す。
図面は、純粋に模式的であり、縮尺通りに描かれていないことに留意されたい。図面において、既に説明された要素に対応する要素は、同じ参照番号を有しても良い。例、実施例、又は任意選択の特徴は、非限定的として示されているか否かにかかわらず、特許請求される本発明を限定するものとして理解されるべきではない。
図1は、毛切断装置10を模式的に示す。毛切断装置10は、毛を切断するための切断構成12を含む。切断構成12は、毛を切るための切断刃14と、ガード刃16とを持っても良い。毛切断装置は、使用中に毛を切断するために毛切断装置が移動される方向において切断構成12の切断領域20の前に配置され、毛切断装置10から切断された毛が飛び散ることに抗するため切断構成12の上側22に十分に近接して配置された切断毛ブロック要素18を更に有する。上側22は、切断構成12の皮膚接触側24と反対側にある。
切断毛ブロック要素18は、切断領域20に近い切断毛ブロック要素の底部に毛受容部26を持ち、毛受容部を通過して切断領域20に入るように毛を切断することができる。毛受容部26は、切断毛ブロック部材28の列を持つ。切断毛ブロック部材の数は、例えば、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、30、40、60、80、100、又はそれ以上であっても良い。隣接する切断毛ブロック部材28は、切断毛が間隙を通過するのを防止するのに十分に小さい間隙29をその間に持っても良く、これについては、以下で、特に図2A、2B(i)及び4の例示的な実施例に関して説明する。代替としては、隣接する切断毛ブロック部材28は、それらの間に隙間を有さなくても良く、このことは、以下で、特に図2B(ii)及び2Cの例示的な実施例に関して説明される。
図2A乃至2Cは、切断毛ブロック要素18の3つの例を模式的に示す。
第1の例では、図2Aに示すように、切断毛ブロック要素18は、複数のシールド部材28aを含む。本発明の概要の部分で説明したように、この選択肢は本発明の一部である。シールド部材28aは、切断されるべき毛によって引き起こされる力及び切断された毛によって引き起こされる力の下で、切断された毛が飛び去るのを防止するためにシールド部材28aが全く又は殆ど変形を受けないように、十分に剛性である。例えば、シールド部材28aは、切断されるべき毛及び切断された毛がシールド部材を通過するのを阻止する硬質の堅固なプラスチックで作ることができる。図2Aの例では、シールド部材は櫛形構造を持つ。各シールド部材は歯を表す。毛が切断領域20に入ることを可能にするために、隣接するシールド部材28aの間の隙間は十分に大きい。また、隣接するシールド部材28a間の間隙は、切断された毛が間隙を通過するのを防止するのに十分に小さくなければならないことにも留意されたい。それ故、間隙のサイズ及び幾何学的形状の選択は、切断される毛を受け取る効率と、毛切断装置から切断された毛が飛び散ることに抗する効率との間のトレードオフであり得る。説明のためにのみ、6つのシールド部材28aが図2Aに示されている。当業者は、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、30、40、60、80、100、又はそれ以上など、他の数のシールド部材28aが使用されても良いことを理解するであろう。このことは、図2B及び2Cの例示的な実施例にも当てはまる。
第2の例では、図2Bに示すように、切断毛ブロック要素はバリア部材28bを有する。この選択肢は、本発明の一部である。一方では、バリア部材28bは、十分に柔軟性であり、その結果、バリア部材28bは、切断されるべき毛によって引き起こされる力の下で十分に大きな変形を受け、切断されるべき毛がバリア部材を通過して切断領域20に入ることを可能にする。一方、バリア部材28bは、切断された毛が飛散するのを防止するために、切断された毛によって引き起こされる力の下でバリア部材が変形しないか、又は殆ど変形しないように、十分に剛性である。例えば、バリア部材28bは、柔軟性プラスチックで作ることができる。バリア部材28bは、それが切断される前後の毛の特性の差を利用し、バリア部材のための作業ウィンドウを画定する。図2Bの例(i)では、バリア部材28bは、ブラシ状の構造を有している。換言すれば、各バリア部材28bは、ブラシ状構造の毛を表す。この図示の例では、隣接するバリア部材28bの間に隙間29が設けられている。間隙29は、バリア部材28に加えて、切断される毛のための1つ以上の追加の入口点を提供しても良い。別の例(ii)では、バリア部材28bは、ストリップカーテン状構造を持つ。換言すれば、各バリア部材は、セグメントフラップ要素を表す。この図示された例では、切断される毛のための入口点を提供するのは複数のバリア部材28bであるので、隣接するバリア部材28bの間には隙間が設けられていない。シールド部材と比較して、バリア部材は、切断されていない毛を受容するために異なって作用する。バリア部材28bのバリア機能は、バリア部材28bが皮膚上の毛によって引き起こされる力の下で変形し、それによって皮膚上の毛によって引き起こされる力の下で1つ以上の開口部を形成するので、皮膚上の毛がバリア部材28bを妨害されずに通過することを可能にする。それ故、1つ又は複数の開口部は、毛が切断領域に入るように切断されることを可能にする。換言すれば、毛受容部26全体は、皮膚上の毛が切断領域20に入ることを可能にすることができる。一方、図2Aの例では、隣接するシールド部材間の隙間29のみが切断される毛を受ける。
第3の例では、図2Cに示すように、バリア部材28bとシールド部材28aとが組み合わせられ得る。この選択肢は、本発明の一部である。特に、毛又はセグメントフラップ要素のようなバリア部材28bは、隣接するシールド部材28aの間の空間に配置されても良い。皮膚上の毛が切断領域に入ることを可能にするために、間隙は十分に大きくなければならない。図2Cの例は、図2Aの例よりも有利であり得る。先に論じたように、図2Aの間隙のサイズ及び幾何学的形状の選択は、切断されるべき毛を受け取る効率と、毛切断装置から切断された毛が飛び散ることに抗する効率との間のトレードオフであり得る。このことは、図2Aの間隙が、切断された毛が飛び出すことができる開口部であるからである。しかしながら、図2Cの例では、間隙、即ち開口部の内側の追加のバリア部材28bは、切断された毛が飛び出すのを防止するバリア機能を持つ。従って、間隙は、切断領域20に入るために皮膚上の毛を受容するのに適した任意のサイズであっても良い。
毛切断装置10は、真空補助クリッパであっても良い。以下では、真空補助クリッパにおける異なるタイプの切断毛ブロック要素18の使用について論じられる。毛切断装置10は、切断された毛を毛室(図示せず)に搬送するための真空ノズル32を持つ。また、前述のように、切断毛ブロック要素は、毛の散乱を低減するために非真空除毛器具に適用することもできることに留意されたい。
図3Aは、真空補助クリッパの第1の例を示す図である。真空補助クリッパは、毛切断長さを設定するために、前方接続された調節可能な櫛30と組み合わせて、従来の切断刃を備える。調節可能な櫛30を装備した器具は、櫛の歯が器具からトリミング環境への毛の飛び散りを減少させるバリア/シールドとして作用するので、切断中の毛の飛び散りを減少させる。しかしながら、櫛30は、櫛の歯の間隔が比較的大きいため、櫛からの毛の飛び散りを完全に排除することができない。それ故、切断構成12と真空ノズル32との間に一次的な毛の飛び散りのシールドとして切断毛ブロック要素18を追加すると、毛がシステムから飛び出すことが更に減少し、従って、真空システムの捕捉効率が高まる可能性がある。
図3Bは、真空補助クリッパの第2の例を示す図である。図示の例では、前部に接続された調節可能な櫛はなく、それ故、トリミング中の毛の飛び散り低減機能はない。それ故、同じ切断毛ブロック要素18を、切断刃による切断中の毛の飛び散りを低減するための解決策として使用することができる。図3A及び3Bの両方の実施例において、切断構成から飛び出す切断された毛は切断毛ブロック要素18によって遮断され、それ故、切断された毛が周囲環境に落下するのを防止する。更に、毛が切断毛ブロック要素18に対して跳ね返ると、毛の速度は、真空吸引空気流の速度を超えないレベルまで大幅に低下し、それ故、毛容器内に容易に吸引することができる。
図4は、シールド部材28aを持つ切断毛ブロック要素18の拡大図を示す。図4の実施例は、図2Aによる切断毛ブロック要素18の実施例であり、それ故、本発明によってカバーされない。しかしながら、図2B及び図2Cによる切断毛ブロック要素18については、図4に示されるような同様の設定が得られ得ることが理解されるであろう。切断毛ブロック要素18は、図3A及び図3Bの真空補助クリッパ内に実装することができる。切断毛ブロック要素18は、真空ノズル32とガード刃16との間の開口領域34を減少させるために配置され、配置されても良い。換言すれば、切断毛ブロック要素18は、真空ノズル32とガード刃16との間に配置することができる。シールド部材28aは、櫛状の構造を有している。図4の例では、櫛状構造の歯ピッチは、ガード刃16のガード歯ピッチと一致させることができる。ガード刃16は、図3Aの例示的な真空器具切断刃の金属ガード、又は図3Bの例示的な例のガード刃であっても良い。別の例(図示せず)では、シールド部材の歯スロットは、ガード刃の歯スロットと整列していない-即ち、櫛形構造の歯ピッチは、ガード刃のガード歯ピッチとは異なっていても良い。幾つかの例では、シールド部材の歯ピッチは、ガード刃のガード歯ピッチの半分、3分の1、4分の1、又は5分の1であっても良く、又は櫛状構造の歯ピッチは、更に小さくても良い。幾つかの他の例では、シールド部材の歯ピッチは、ガード刃の歯ピッチの2倍以上であっても良い。
櫛状構造は、より小さな吸気を可能にすることができ、これにより、開口面積34が更に減少する。シールド部材が作り出すカッタでの開口面積34の減少は、高い対気速度が要求される位置でより高い対気速度を発生させるであろう。切断毛ブロック要素では、開口領域34は4倍小さくても良い。それ故、空気速度は、約3乃至4倍高く、各毛にかかる力は、約9乃至16倍高くても良い。このことは、毛クリッピングを飛び散らえる切断エネルギーに対抗する可能性をより高くする。それ故、毛容器において、切断毛の捕獲効率を高めることができる。切断毛ブロック要素の幾何学的形状は、切断刃と従来のノズルとの間の開口面積の50%まで、又は75%まで減少するようにチューニングされ得、それ故、ノズルにおける空気流速度の増大を調整する。
加えて、シールド部材28aの幾何学的形状は、空気流の増加と切断刃への初期毛長さの入り口の両方を調整するために調整することができる。真空ノズル内の初期の毛の長さの入り口に特に焦点を当てる場合、長さの減少が必要な毛は、カッタに到達するには小さすぎる対気速度を増加させるために小さな開口部を見つける場合がある。入ってくる毛の長さが長いのに比べ、シールドの歯の長さが短いため、シールドが毛を平らにしているため、後者は切断刃に届かなくなり、切断刃の下に強制的に押し付けられる。それ故、歯の幾何学的形状は、入ってくる長い毛が真空ノズルを通過して切断刃に到達することを可能にする高さを延ばすように調整されても良い。
図5A及び図5Bは、図3A及び図3Bの真空補助クリッパに実装することができるバリア部材28bを持つ切断毛ブロック要素18の一例を示す図である。
図5Aは、皮膚50上の毛が矢印36によって示される方向に切断領域に入ることを可能にするシナリオを示す。バリア部材28bのバリア機能は、皮膚上の毛がバリア部材28bを十分に乱されずに通過することを可能にする。換言すれば、バリア部材28bは、皮膚50上の毛よりも硬くない。
図5Bは、毛屑、即ち切断された毛60が、矢印38によって示される方向にバリア部材28bを通過することを防止するためのシナリオを示す。換言すれば、毛残屑60の衝撃速度及び質量は、バリア部材28bを通過するには低すぎる場合がある。バリア部材28bは、毛の破片を止めるのに十分な剛性を持つ。
即ち、図5A及び図5Bで言及したバリア機能のバランスをとることは、バリア部材を最適に機能させるための作業ウィンドウを定義する。バリア部材28bが硬すぎると、皮膚上の毛が切断領域に入るのを妨害又は防止する。このことは、切断された毛の長さ及び切断されている毛の量に影響を及ぼす。他方、バリア部材が週すぎると、切断された毛又は毛残屑がバリア部材を通過することができる。このことは、毛の散乱を増加させる。それ故、バリア部材28bは、バリア部材が作業ウィンドウ内で確実に機能できるように、材料及び幾何学的形状を選択するように適切に構成することができる。
上述の実施例及び例における切断毛ブロック要素は、切断毛ブロック要素が伸張位置及び後退位置に配置可能であるように、後退可能であっても良い。伸張位置では、切断毛ブロック要素は、毛切断装置から毛が飛び散ることに抗するために、切断構成の上側に十分に近接して配置される。後退位置では、切断毛ブロック要素は、伸張位置と比較して、切断構成の上側から更に離れている。例えば、切断毛ブロック要素は、切断のプロセスにおいて、切断毛が集毛システムから出るのをブロックするように配置されても良く、一方、切断毛ブロック要素は、例えば、毛切断装置を洗浄する目的で、後退されても良い。代替として、切断毛ブロック要素が固定されていても良い。
上述の実施例及び例における切断毛ブロック要素は、追加要素を必要とせずに、該装置のノズル設計に一体化されても良い。一体化された切断毛ブロック要素の一例を図5A及び5Bに示し、ここでは、バリア部材が真空ノズルの外側に沿って配置されている。代替的に、上述の実施例及び実施例における切断毛ブロック要素は、切断刃のカッタと真空ノズルとの間に配置される別個の構成要素であっても良い。例えば、図4に示すような切断毛ブロック要素18は、微細な歯ピッチの一次的なシールドを作成する。集毛真空ノズルから離れて射出する切断された毛は、一次的な毛の飛び散りシールドによって遮断され、それ故、毛が集毛システムから出て周囲環境に落ちるのを防止する。
図6は、毛切断装置キットとも呼ばれる毛切断装置10の別の例示的な実装を示す。毛切断装置10は、切断構成12の他に、図6の18a、18b、18cのような一連の着脱可能な切断毛ブロック要素18を含む。着脱可能な切断ブロック要素18は、異なるタイプの切断ブロック部材を有しても良い。例えば、切断毛ブロック要素18aは、シールド部材を持つ。ブロック要素18aは、本発明の範囲外である。切断毛ブロック要素18b及び18cは、バリア部材を持つ。一連の着脱可能な切断毛ブロック要素18a、18b、18cは、少なくとも18aのような第1の着脱可能な切断毛ブロック要素と、18bのような第2の着脱可能な切断毛ブロック要素と、を含む。第1の着脱可能な切断毛ブロック要素18aは、毛が第1の長さで切断され、毛受容部を通過して切断領域に入ることを可能にする毛受容部を持つ。第2の着脱可能な切断毛ブロック要素18bは、毛が第2の長さで切断され、毛受容部を通過して切断領域に入ることを可能にする毛受容部を持つ。第1の長さは、第2の長さとは異なる。例えば、着脱可能な切断毛ブロック要素18aのシールド部材は、隣接するシールド部材間の隙間が、第1の長さ及び第2の長さの少なくとも一方を含む所望の毛切断長さに適合する幾何学的形状を持つように構成される。例えば、着脱可能な切断毛ブロック要素18b及び/又は18cのバリア部材は、第1の長さ及び第2の長さのうちの少なくとも一方を含む所望の毛切断長さに適合する高さを持つように構成される。
図6の例示的な毛切断装置キットを持つ利点は、各切断毛ブロック要素の幾何学的形状が、空気流の増加と切断刃への初期の毛長さの入口との両方に合わせるために調整され得ることに見られ得る。
本発明は、図面及び前述の説明において詳細に図示及び説明されてきたが、そのような図示及び説明は、例示的又は例示的であり、限定的ではないと考えられるべきである。本発明は、開示された実施例に限定されない。開示された実施例に対する他の変形は、図面、開示、及び従属請求項の研究から、請求された発明を実施する際に当業者によって理解され、達成されることができる。
特許請求の範囲において、単語「有する(comprising)」は、他の要素又はステップを排除するものではなく、不定冠詞「1つの(a又はan)」は、複数を排除するものではない。単一のプロセッサ又は他のユニットは、特許請求の範囲において再引用される幾つかの項目の機能を満たすことができる。特定の手段が相互に異なる従属請求項において引用されるという単なる事実は、これらの手段の組み合わせが有利に使用されることができないことを示すものではない。特許請求の範囲におけるいかなる参照符号も、範囲を限定するものとして解釈されるべきではない。

Claims (13)

  1. 毛切断装置であって、
    毛を切断するための切断構成と、
    前記毛切断装置が使用の間に毛を切断するために動かされる方向における、前記切断構成の切断領域の前方であって、前記毛切断装置から切断された毛が飛び散ることに抗するため前記切断構成の上側に十分に近くに配置された、切断毛ブロック要素と、
    を有し、前記上側は、前記切断構成の皮膚接触側とは反対側であり、
    前記切断毛ブロック要素は、前記切断毛ブロック要素の底部において、毛受容部を持ち、前記毛受容部は、切断されるべき毛が前記毛受容部を通過して前記切断領域に入ることを可能とするため、前記切断領域に近くに配置され、
    前記毛受容部は、切断毛ブロック部材の列を持ち、隣接する切断毛ブロック部材は、間に間隙を持ち、前記間隙は、切断された毛が前記間隙を通過するのを防ぐのに十分に小さいか、又は、隣接する切断毛ブロック部材は、間に間隙を持たず、
    前記切断毛ブロック部材は、バリア部材を有し、
    前記バリア部材は、切断されるべき毛により引き起こされる力の下で十分に大きく変形させられ、切断されるべき毛が、前記バリア部材を通過して前記切断領域に入ることを可能とするよう、十分に柔軟であり、
    前記バリア部材は、切断された毛が飛び散ることを防ぐため、切断された毛により引き起こされる力の下で変形しない又は殆ど変形しないよう、十分に剛性であり、
    前記切断毛ブロック部材は、前記切断構成のガード刃の先端に隣接した、
    毛切断装置。
  2. 前記切断毛ブロック部材は、バリア部材及びシールド部材の両方を有し、
    前記シールド部材は、切断されるべき毛により引き起こされる力の下で、及び、切断された毛が飛び散るのを防ぐため切断された毛により引き起こされる力の下で、変形しない又は殆ど変形しないよう、十分に剛性であり、
    隣接するシールド部材の間の間隙は、切断されるべき毛が前記間隙を通過して前記切断領域に入ることを可能とするよう、十分に大きく、
    前記バリア部材は、隣接するシールド部材間の間隙内に配置された、
    請求項1に記載の毛切断装置。
  3. 切断された毛を毛室に移送するための真空ノズルを更に有し、
    前記切断毛ブロック要素は、前記真空ノズルと前記切断構成との間の開いた領域を低減させるよう構成され配置された、
    請求項1又は2に記載の毛切断装置。
  4. 前記シールド部材は、櫛状の構造の形で備えられた、
    請求項2又は3のいずれか一項に記載の毛切断装置。
  5. 前記バリア部材は、ブラシ型の構造及び/又はストリップカーテン型構造の形で備えられた、
    請求項1乃至4のいずれか一項に記載の毛切断装置。
  6. 前記切断毛ブロック要素は、前記毛切断装置から切断された毛が飛び散ることに抗するための境界壁を持つ、
    請求項1乃至5のいずれか一項に記載の毛切断装置。
  7. 前記シールド部材は、前記ガード刃のピッチに合致するピッチを持つ、
    請求項2乃至6のいずれか一項に記載の毛切断装置。
  8. 前記切断毛ブロック要素は、伸張位置及び後退位置に配置可能となるよう、後退可能であり、
    前記伸張位置において、前記切断毛ブロック要素は、切断された毛が前記毛切断装置から飛び散ることに抗するため、前記切断構成の上側に十分に近く配置され、
    前記後退位置において、前記切断毛ブロック要素は、前記伸張位置と比較して、前記切断構成の上側から離される、
    請求項1乃至7のいずれか一項に記載の毛切断装置。
  9. 前記切断毛ブロック要素は、前記毛切断装置と一体化された要素である、
    請求項1乃至8のいずれか一項に記載の毛切断装置。
  10. 前記切断毛ブロック要素は、着脱可能な要素である、
    請求項1乃至8のいずれか一項に記載の毛切断装置。
  11. 一連の着脱可能な切断毛ブロック要素を更に有し、
    前記一連の着脱可能な切断毛ブロック要素は、少なくとも第1の着脱可能な切断毛ブロック要素と第2の着脱可能な切断毛ブロック要素を有し、
    前記第1の着脱可能な切断毛ブロック要素は、毛受容部であって、第1の長さで切断されるべき毛が、前記毛受容部を通過して切断領域に入ることを可能とする、毛受容部を持ち、
    前記第2の着脱可能な切断毛ブロック要素は、毛受容部であって、第2の長さで切断されるべき毛が、前記毛受容部を通過して切断領域に入ることを可能とする、毛受容部を持ち、
    前記第1の長さは、前記第2の長さとは異なる、
    請求項10に記載の毛切断装置。
  12. 前記シールド部材は、隣接するシールド部材間の間隙が、前記第1の長さ及び前記第2の長さの少なくとも一方を含む所望の毛切断長さに適合される幾何を持つよう構成された、
    請求項11に記載の毛切断装置。
  13. 前記バリア部材は、前記第1の長さ及び前記第2の長さの少なくとも一方を含む所望の毛切断長さに適合される高さを持つよう構成された、
    請求項11又は12に記載の毛切断装置。
JP2021576228A 2019-07-30 2020-07-28 毛切断装置 Active JP7268207B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP19189104.3A EP3771527A1 (en) 2019-07-30 2019-07-30 Hair-cutting apparatus
EP19189104.3 2019-07-30
PCT/EP2020/071321 WO2021018924A1 (en) 2019-07-30 2020-07-28 Hair-cutting apparatus

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2022529084A true JP2022529084A (ja) 2022-06-16
JP7268207B2 JP7268207B2 (ja) 2023-05-02

Family

ID=67513384

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021576228A Active JP7268207B2 (ja) 2019-07-30 2020-07-28 毛切断装置

Country Status (5)

Country Link
US (1) US20220379506A1 (ja)
EP (2) EP3771527A1 (ja)
JP (1) JP7268207B2 (ja)
CN (1) CN114269529B (ja)
WO (1) WO2021018924A1 (ja)

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04218193A (ja) * 1990-05-28 1992-08-07 Matsushita Electric Works Ltd ヘアカッター
US5724736A (en) * 1996-11-05 1998-03-10 Smith; James E. Hair cutting device
JP2001162065A (ja) * 1999-12-14 2001-06-19 Matsushita Electric Works Ltd ヘアーカッター
JP2002219288A (ja) * 2001-01-26 2002-08-06 Matsushita Electric Works Ltd 電気バリカン
WO2004002691A1 (en) * 2002-06-26 2004-01-08 Koninklijke Philips Electronics N.V. Hair-cutting apparatus comprising means for preventing cut hair from flying off
US9381655B2 (en) * 2012-07-26 2016-07-05 Specialife (Zhuhai) Co., Ltd. Double-blade hair trimming device
JP2017509414A (ja) * 2014-03-31 2017-04-06 コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェKoninklijke Philips N.V. ヘアクリッピングデバイス

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NL7411603A (nl) * 1974-09-02 1976-03-04 Philips Nv Scheerfolie voor droogscheerapparaat.
DE3822333A1 (de) * 1988-07-01 1990-01-04 Philips Patentverwaltung Kleines haushaltsvibrationsgeraet zum abschneiden von koerperhaaren
US5185931A (en) * 1990-05-28 1993-02-16 Matsushita Electric Works, Ltd. Hair cutter
US5937526A (en) * 1997-12-22 1999-08-17 Wahl Clipper Corporation Attachment comb for hair clipper
US6493941B1 (en) * 2001-07-05 2002-12-17 Good Nature Company Ltd. Motor-driven razor
JP2004254757A (ja) * 2003-02-24 2004-09-16 Izumi Products Co 往復動式電気かみそり
CN110023048B (zh) * 2016-12-01 2021-04-27 皇家飞利浦有限公司 包括电流检测器的毛发切割设备

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04218193A (ja) * 1990-05-28 1992-08-07 Matsushita Electric Works Ltd ヘアカッター
US5724736A (en) * 1996-11-05 1998-03-10 Smith; James E. Hair cutting device
JP2001162065A (ja) * 1999-12-14 2001-06-19 Matsushita Electric Works Ltd ヘアーカッター
JP2002219288A (ja) * 2001-01-26 2002-08-06 Matsushita Electric Works Ltd 電気バリカン
WO2004002691A1 (en) * 2002-06-26 2004-01-08 Koninklijke Philips Electronics N.V. Hair-cutting apparatus comprising means for preventing cut hair from flying off
US9381655B2 (en) * 2012-07-26 2016-07-05 Specialife (Zhuhai) Co., Ltd. Double-blade hair trimming device
JP2017509414A (ja) * 2014-03-31 2017-04-06 コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェKoninklijke Philips N.V. ヘアクリッピングデバイス

Also Published As

Publication number Publication date
CN114269529B (zh) 2023-08-18
JP7268207B2 (ja) 2023-05-02
EP4003674B1 (en) 2023-01-11
WO2021018924A1 (en) 2021-02-04
EP4003674A1 (en) 2022-06-01
EP3771527A1 (en) 2021-02-03
CN114269529A (zh) 2022-04-01
US20220379506A1 (en) 2022-12-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6919068B2 (ja) ヘア・クリッパー装置
JP2002263381A (ja) 内部真空状態を伴うヘア・クリッピング・デバイス
TWI296561B (en) Hair trimmer
JP6798889B2 (ja) ヘアクリッピングデバイス
JP2002253878A (ja) 多数カッティング・エッジを有する回転ブレードセットを備えたヘア・クリッピング・デバイス
AU2020297293B2 (en) Pet comb
EP3906140B1 (en) Combs for hair cutting appliances
US7073262B2 (en) Eyebrow comb attachment for hair clipper
JP2021507788A (ja) バリカンのための櫛
JP2022529084A (ja) 毛切断装置
JP2022510787A (ja) 切断要素を持つ毛髪切断器具の集毛器
CN113365789B (zh) 梳附件和毛发切割用具
US20060179657A1 (en) Shaver with flushable hair chamber
SE1930155A1 (sv) Turbindriven hårklippare för användning inom hårvård
RU2022105167A (ru) Устройство для срезания волос
WO2024184678A1 (en) Attachment for a hair trimmer
RU2021124933A (ru) Гребенчатая насадка и устройство для срезания волос
USRE5456E (en) Improvement in sun-shields for horses
KR20200021006A (ko) 면도기
KR20210039692A (ko) 반려동물용 미용 테이블
JP2019122596A (ja) 電気バリカン
JPS63130153A (ja) 電気集塵機

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20211221

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20211221

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20211221

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220802

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220902

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20221110

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230126

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230413

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230420

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7268207

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150