JP2022528942A - 2つの閉容積間の、安全性が改善された密閉接続装置 - Google Patents

2つの閉容積間の、安全性が改善された密閉接続装置 Download PDF

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Abstract

第1容積と、前記第1閉容積と第2容積との間の接続のための装置を備えたアセンブリであって、第1容積は、第1フランジと、第1ドア(22)とを含む。前記第2閉容積は、第2フランジと、第2ドアとを含む。前記接続装置は、第1ドアと前記第2ドアとを固定するとともに、前記第2ドアをそのフランジとの係合から外すように意図された手段を含む。前記手段は、前記第1ドア(22)に取り付けられたプレートを含む。前記アセンブリは、前記第2ドアが無いときには前記プレートを前記第1ドア(22)に対して所定の位置で固定し、前記第2ドアが有るときには、前記第1ドア(22)と前記第2ドアとが固定しつつ、前記第2ドアが前記第2フランジに対してロック解除された状態で、前記プレートを前記第1ドア(22)に対して別の位置で固定するための手段(134)を含む。

Description

本発明は、2つの閉容積(enclosed volume)間の改善された接続安全性を提供する密閉接続装置に関する。
幾つかの産業分野、特には、原子力、医療、薬剤及び食品などの分野において、幾つかのタスクを、例えば、放射能、毒性などから人員を保護するために密閉雰囲気中で実行すること、或いは反対に、これらのタスクを無菌又は無塵雰囲気中で実行できることが必要であり又は望ましく、最終的にこれらの両方が同時に可能であることが望ましい。
装置又は製品を、1つの閉容積から別の閉容積に、これらの容積の各々の外部に対する密閉状態をいかなるときにも中断せずに移送することは、解決が困難な問題を呈している。この問題は、二重ドア接続装置により解決され得る。
複数の安全制御を備えたこのような二重ドア装置が、例えば、特許文献1により公知である。各容積が、フランジに取り付けられたドアにより閉鎖される。各ドアはそのフランジにバヨネット接続により固定され、2つのフランジは、互いに対してバヨネット接続により固定されることが意図されている。
閉容積の一方が容器により形成され、他方の容積がグローブボックス又はセルにより形成されている場合、移送は以下の方法で実行される。容器のフランジが、その外周上に、グローブボックスのフランジの刻み目(インデンテーション)と協働するためのラグを含む。容器のフランジがグローブボックスのフランジ内に挿入され、容器は、ラグを刻み目に対応させるように向けられる。
この装置は、2つのフランジを固定するための手段と、第1閉容積の外側でフランジの周囲に取り付けられた制御リングとを備え、制御リングは、2つのドアを固定して第2容積のドアをロック解除するためのプレートを制御する。この装置は、また、他方のドアを解放して2つのドアを開放し、2つの容積間の密閉連通を可能にする手段も備えている。2つのフランジを固定するための手段と制御リングとは閉容積に対して回転移動可能であり、また、それらの回転により、密閉接続を得るのに必要な全てのステップを、閉容積の一方を旋回させることなく確保する。第2閉容積の回転は必要ない。
この装置は十分ではある。
シールが容器とセルとの間に設けられている。本発明者らは、これらのシールが容器ドアとセルドアとの間でばね作用を発現し、これにより固定プレートが旋回しやすくなり、装置の誤動作を生じさせる場合があることを発見した。
仏国特許発明第3010118号明細書
従って、本発明の目的は、上述の欠点を有さない、2つの閉容積間の密閉接続装置を提供することである。
本発明の目的は、第1閉容積と第2閉容積との間の密閉接続装置により達成され、前記閉容積の各々が、フランジにより境界付けられ且つドアにより閉鎖された開口部を含む。前記第2閉容積の前記ドアはフランジに、バヨネット接続により密閉的に取り付けられている。前記装置は、前記2つのフランジを固定するための手段と、前記第1閉容積の外側で前記フランジの周囲に取り付けられた制御リングとを備え、制御リングは、前記2つのドアを固定して前記第2容積の前記ドアをロック解除するための手段を制御する。前記装置は、また、他方のドアを解放して前記2つのドアを開放し、前記2つの容積間の密閉連通を可能にする手段も備えている。前記2つのフランジを固定するための前記手段と前記制御リングとは前記閉容積に対して回転移動可能であり、また、それらの回転により、密閉接続を得るのに必要な全てのステップを、前記閉容積の一方を旋回させることなく確保する。さらに、前記装置は前記手段を適切な位置に固定化するための手段を備え、前記手段は前記2つのドアを、ドアの固定状態又はドアの係合解除状態で固定する。
従って、これらの固定化手段により上述の欠点が回避される。
好ましい例において、前記固定化手段は固定プレートを含む。そして、前記固定化手段は、前記プレートの角度保持を、少なくとも2つの所与の制御状態、すなわち、前記ドアの固定状態及び前記ドアの非固定状態にて保証する。
非常に有利には、前記固定化手段はカムを含み、前記カムは、前記角度ロック位置の各々にて2つの傾斜部を有するカム経路と協働し、前記ストロークの端部にて操作者をアシストすることを可能にする。
前記傾斜部のプロファイルは、前記接続装置が手動で、例えばクランクを用いて作動される場合に特定のレンダリングを操作者に提供するように選択され得る。
従って、本発明の主題は、第1閉容積、及び、前記第1閉容積と第2閉容積との間の密閉接続装置を備えたアセンブリであり、前記第1閉容積が、第1フランジと、前記第1フランジにより境界付けられた開口部を密閉的に閉鎖する第1ドアとを含み、前記第2閉容積が、第2フランジと、前記第2フランジにより境界付けられた第2開口部を密閉的に閉鎖する第2ドアとを含み、前記第2ドアが前記第2フランジにバヨネット接続により固定されており、前記接続装置が前記第1閉容積の壁部上に取り付けられている。アセンブリは、
-前記第1フランジと前記第2フランジとを互いに対して固定する第1手段と、
-前記第2ドアと前記第1ドアとを密閉的に固定し、且つ、前記第2ドアを前記第2フランジとの係合から外すための第2固定及び係合解除手段とを含み、前記第2手段が、前記第1ドアの外面上に、前記長手方向軸を中心に回転移動可能に取り付けられた固定プレートを含み、前記固定プレートが前記第2ドアの外面にバヨネット接続により固定されることができ、前記固定プレートが、前記固定プレートの回転変位の第1部分が前記第1ドア及び前記第2ドアを固定するように意図され、且つ前記固定プレートの前記回転変位の第2部分が前記第2ドアを前記第2フランジに対してロック解除するように意図されているようになっており、前記アセンブリは、さらに、
-前記第1ドアを前記第1フランジに対して解放するための第3手段と、
-前記第1閉容積と前記第2閉容積との間に通路を開くための第4手段と、
-前記長手方向軸を中心に回転されることが可能な制御リングであって、前記制御リングの回転が、少なくとも前記第2手段、前記第3手段、及び、前記第4手段を作動させる制御リングと、含み、
前記アセンブリは、また、前記第2ドアが無いときには前記固定プレートを前記第1ドアに対して第1位置に固定化し、前記第2ドアが有るときには第2位置に、前記第1ドアと前記第2ドアとが固定されて前記第2ドアが前記第2フランジに対してロック解除された状態で固定化するための手段と、
-前記制御リングを作動させるための第1作動装置と、
-前記第1固定手段を作動させるための第2作動装置と、を含む。
例示的な実施形態において、前記固定化手段はカム及びカムフォロアを含み、前記カムが前記第1ドアに固定され、且つ前記カムフォロアが前記固定プレートに固定されており、或いはこれらの逆である。
好ましくは、前記カムフォロアは、前記固定プレートの、前記第1ドアとは反対側の面に固定されている。
有利な実施例において、前記カムは、円弧にほぼ沿って延在するカム経路を含み、且つ、前記カムフォロアを前記第1位置及び前記第2位置の一方に収容及び固定化するために第1角度端に第1ハウジングを含み、且つ第2角端部に第2ハウジングを含み、且つ、前記第2ハウジングの方向に前記第1ハウジングから続いている少なくとも1つの第1傾斜部と、前記第1ハウジングの方向に前記第2ハウジングから続いている第2傾斜部とを含む。
例えば、前記カム経路は、前記第1傾斜部と前記第2傾斜部とを接続している、一定の半径を有するトラックを含む。
前記カムフォロアは、前記カム経路上を循環するように意図されたローラを支持しているプラテンと、前記プラテンがそれに対してスライドするように構成された固定された支持体とを含み得る。
前記第1手段は、有利には前記第1フランジに対して前記長手方向軸を中心に回転移動可能に取り付けられた固定リングを含み、且つ、前記第2フランジを前記第1フランジに対して固定化するためのバヨネット接続手段を含む。好ましくは、前記固定プレートの前記回転変位の第1部分が、前記第1ドアと前記第2ドアとを固定し、そして、前記固定プレートの前記回転変位の第2部分が、前記第2ドアを前記第2フランジに対してロック解除する。
例えば、前記第2手段は、前記制御リングにより支持されている歯付き作動セクタと噛み合う少なくとも1つのピニオンを含み、前記制御リングの回転変位が前記固定プレートの回転を生じさせる。
前記第2手段は、有利には、前記固定プレートに連結されて前記固定プレートを回転させるギヤトレインを含み、前記ギヤトレインは前記ピニオンにより駆動される。前記第2手段は、前記第1歯付きセクタと噛み合う真直歯ピニオン、及び、ベベルギヤを含み得る。
前記アセンブリは、有利には、前記第1ドアと前記第2ドアが前記第1フランジ及び前記第2フランジから離間されているときに2つの前記ドアを互いにロックするための手段を含む。例えば、前記ロッキング手段は、前記固定プレート内に移動可能に取り付けられたフィンガを含み、前記フィンガは、前記第2ドアが前記第1ドアに向けて配置されているときに前記固定プレート内に後退され得、また、前記固定ディスクが前記第1ドアと前記第2ドアとを固定するときに前記固定ディスクから突出でき、前記フィンガは止め部と共に、前記第1ドアに対する前記第2ドアの回転を阻止する。
有利には、前記フィンガはローラを含み、前記ロッキング手段は、前記第1ドアの外面により支持されているカムを含み、前記カムは、前記第1閉容積と前記第2閉容積との分離段階において、前記フィンガを前記固定ディスク内の後退位置に確実に戻させる。
例示的な実施形態において、前記第1作動装置は前記第2作動装置も形成しており、例えば、前記第1閉容積の外側に配置されたクランクを含む。
さらなる特徴によれば、前記第1ドアは前記第1フランジに対して、前記長手方向軸に対して直交する軸を有するヒンジを中心に関節回転され、且つ、前記第4手段が、前記制御リングを作動させるための別の歯付きセクタと噛み合う少なくとも1つのピニオンを含み、前記ピニオンは前記ヒンジに連結されており、前記制御リングの前記回転変位により前記第1ドアが前記ヒンジを中心に回転する。
前記制御リングは、前記第2作動手段のピニオンと協働する歯付き駆動セクタを含み得る。
本発明は、以下の説明及び添付図面を用いて、より良好に理解されよう。
セルと容器との間の接続装置の例示的な実施形態例の、容器が透明に示された部分斜視図である。 密閉接続装置の、セルの外側から見た斜視図である。 密閉接続装置の、容器フランジ及びセルフランジのスナップ嵌めによる軸方向固定手段の詳細な斜視図である。 図3の軸方向スナップ嵌め固定手段の斜視図である。 図4Aの固定手段の上面図である。 図4Bの面I-Iに沿った断面図である。 容器が適切な位置にある状態の、図4Aの固定手段の上面図である。 図4Dの面II-IIに沿った断面図である。 セルフランジ、セルドア、及び、本発明による密閉接続のための装置の、制御リング及び作動手段が省かれている正面図である。 容器ドアが無いときの、密閉接続装置の、セルの内側から見た、幾つかの要素が透明に示された斜視図である。 密閉接続装置の、セルドア及び容器ドアがロック位置で示された、図6Aに類似の図である。 容器ドアが無いときの、セルから見た接続装置の図、及び詳細図である。 図7Aの容器から見た接続装置の図、及び詳細図である。 図7Aの位置の接続装置の長手方向断面図である。 セルドアと容器ドアのロック中の中間位置での、セルから見た接続装置の図、及び詳細図である。 図8Aの中間位置での、容器から見た、容器ドアが示されていない接続装置の図、及び詳細図である。 図8Aの位置の接続装置の、容器ドアが図示されている長手方向断面図である。 セルドアと容器ドアとのロック位置での、セルから見た接続装置の図、及び詳細図である。 図9Aのロック位置での、容器から見た、容器ドアが示されていない接続装置の図、及び詳細図である。 図9Aの位置の接続装置の、容器ドアが図示されている長手方向断面図である。 密閉接続装置の、セルドアのセルフランジに対するロック解除位置での、セルの内側から見た、幾つかの要素が透明に示された斜視図である。 接続装置の開放位置での、容器カバーが省略されている斜視図である。 容器をセルに二重ドア密閉接続装置を用いて接続する様子を概略的に示した長手方向断面図である。 接続装置から分離して示されたカウリングの部分的に切り取られた等角透視図である。 図13Aの面III-IIIに沿った断面を部分的に表した図である。 軸方向スナップ嵌め固定手段の別の実施形態の上面図である。 図14Aの固定手段の斜視図である。 図14Aの固定手段のロック解除状態の正面図である。 図14Cの面IV-IVに沿った断面図である。 図14Aの固定手段の、容器が適切な位置にある状態(図示せず)の正面図である。 図14Eの、面V-Vに沿った断面図である。 セルドアとコンテナドアとを固定するためのプレートを所定の位置に割り出すための手段のカム経路の概略図である。 カムフォロアの、長手方向軸Xに直交する面に沿った断面図である。
用語「上流」(“upstream”)及び「下流」(“downstream”)は、容器を接続装置に適切な位置でセットする方向とみなす。
図示されている実施形態において、本発明による作動機構が設けられた二重ドア密閉接続装置を用いて接続されるべき2つの閉じられた空間は、それぞれ、閉じ込めセル10及び容器12に相当する。しかし、本発明が、前記閉じられた空間の一方が例えばグローブボックスであり、他方が容器又は2つのグローブボックスであるような場合にも適用されることが理解されよう。
図12は、セル10と容器12を接続状態及び接続解除状態で概略的に示している。
セル10は壁14により境界付けられ、その一部のみが図12に見られる。セル10には、従来と同様に、壁14に固定された遠隔操作手段、例えば、遠隔ハンドリング装置及び/又はグローブ(図示せず)が設けられている。容器12も、図12に詳細に図示されているように、壁16により境界付けられている。
セルは、セルの壁14に密閉的に取り付けられたセルフランジ18を含む。セルフランジ18は開口部20を境界付け、開口部20は、着脱可能なドア22により密閉的に閉鎖される。このドア22をセルドア又はドアと称する。
容器は、リザーバ24及び着脱可能なドア28により密閉的に閉鎖される容器フランジ26を含む。明瞭化のために、容器ドア28を「容器カバー」(“container cover”)又は「カバー」(“cover”)と称し、これによりセルドアと区別する。リザーバ24、容器フランジ26、及び、カバー28が、密閉空間を境界付けている。カバー28は容器フランジに、バヨネット接続29により固定されている。
密閉接続のための装置は、セルフランジ18、容器フランジ26、セルドア22、及び容器カバー28を含む。セルドア22はセルフランジ18上で、長手方向軸Xに直交する軸Yを有するヒンジ30により関節回転される。
軸方向は、セルフランジ18の軸及びドア22の軸に相当し、また、容器がセルに固定されたときの容器フランジ26の軸及びカバー28の軸に相当する。軸方向は軸Xにより示されており、これは接続装置の軸である。
図1~図11は、本発明による密閉接続のための装置の実施形態を詳細に示す。接続装置は、セルの壁上の開口部20周囲に取り付けられる。接続装置はセル14の壁部に対して可動である。
接続装置は、容器フランジ26をセルフランジ18上に固定するための第1手段Aを含む。
図示されている例において、容器フランジ26は4つのラグ32を含み、ラグ32は互いに対して90度を成して配置され、容器フランジ26の外側に向かって半径方向に突出している。容器フランジ26が、2つのラグ、3つのラグ、又は、4つより多数のラグを含むことも可能であり、また、角度配置も制約的でない。
第1手段Aは、セルフランジ18に同軸状に取り付けられた固定リング100を含む。固定リング100はセルフランジ18の外面上に取り付けられ、長手方向軸Xを中心にセルフランジ18に対して旋回可能である。
図示されている例において、固定リング100は、4つのインプリント102を含み、各インプリント102が、容器フランジ26のラグ32を受け入れるためにある。固定リング100を反時計回り方向に回転させることにより、容器フランジ26と固定リング100との間の(従って、容器フランジ26とセルフランジ18との間の)、バヨネット接続による固定がもたらされる。インプリント102は、軸方向に延在する第1部分102.1を有し、部分102.1は、ラグ32を軸方向に従って挿入及び取り外すことを可能にしている。また、インプリント102は、軸方向部分に対して横方向に、下流ゾーンにて延在する第2部分102.2を有する。第2部分102.2は、固定リング100が旋回されたときにラグ32を受け入れ、これにより、ラグ32と、それにより容器フランジ28とを、セルフランジ18に対して軸方向に保持する。
図示されている例において、固定リング100は、4つのローラ106を用いてセルフランジ18上に移動可能に取り付けられる。ローラの個数が制約的でないことが理解されよう。
有利には、システムの様々な状況(ドアが閉鎖状態、ドアが開放状態、ドアが開閉している等)を検知するためにセンサが設けられる。これらの検知は、例えば、固定リングの変位/位置を検出することにより行われ、特に、電動式の実施形態において、及び、システムがどのような状態にあるかを操作者が視覚的に認識するための位置にいないような実施形態において行われる。
作動機構は、長手方向軸Xを中心に固定リング100を回転させる作動装置108を含む。
作動装置108は、有利には、外部から操作者により作動されることができるようにセルの外側に配置される。図示されている例において、この作動装置108はクランク110を含む。その他の任意の機械的作動装置も考えられる。変型例によれば、作動装置を、固定リング100の作動を電動化するように設けてもよい。電動化手段をセル内部に配置することも可能である。
固定リング100は、作動装置108のピニオン114により係合される、半径方向外側のセクタギヤ(扇形歯車)112を含む。この作動装置は単純で頑強である。作動手段と固定リングとの間で運動を伝達するためのその他の手段も設けられ得る。
非常に有利には、密閉接続のための装置は、容器をセルの壁に対して軸方向に保持するためのシステムを含む。
好ましくは、軸方向に保持するためのこのシステムは、スナップ嵌め部品34を用いた軸方向保持のための少なくとも1つの装置を含む。スナップ嵌め部品34は、例えば図1から図4E及び図5に図示されているように、容器フランジ26をセルフランジ18に対して軸方向に保持するためのものである。
軸方向保持のためのこの装置(本文以下「スナップ嵌め装置」と称する)は、2つのフランジ18,26を固定リング100により固定する前に実装されることが意図されている。例えば、この装置は、容器が水平に配置されることを意図されるとき(例えば移送のため)にセルの壁14上に容器を保持する場合に特に有利である。そして、このスナップ嵌め装置は、操作者が容器をセル上に組み付けることを容易にする。なぜなら、操作者は、もはや、容器フランジ26がセルフランジ18に固定リング100により固定されるまで、容器を例えば自分の腕の端で保持しておく必要がないからである。
図示されている例において、接続装置は、スナップ嵌め装置を、容器フランジ26の直径方向に対向している2つのラグ32上に含む。スナップ嵌め装置34は、セルフランジ18上に、直径方向に対向するように配置される。
図3、図4A~図4Eに、スナップ嵌め装置34の実施形態がより詳細に見られ得る。
2つのスナップ嵌め装置が類似しているため、2つの装置の一方のみについて説明する。スナップ嵌め装置34は、セルフランジ18上に開口部20の周囲にて留め付けられたベース36、及び、ベース36上で軸Y1を中心に関節回転する作動接続ロッド38を含む。軸Y1は、軸方向及びセルフランジ18の直径方向に対して垂直である。
また、スナップ嵌め装置34は、軸Y1に平行な軸Y2を中心にベース36上で関節回転するロッキング接続ロッド40、及び、ロッキング接続ロッド40をロック解除位置に戻す戻し手段42も含む。戻し手段42は、ベース及びロッキング接続ロッド40に留め付けられている。作動接続ロッド38とロッキング接続ロッド40とは、作動接続ロッド38を時計回り方向に旋回させるとロッキング接続ロッド40が時計回り方向に回転するように、それぞれの端部の一方である38.1と40.1とにより接触している。接続ロッドの端部38.2及び40.2は開口部20の側に位置している。
また、スナップ嵌め装置34は、ロッキング接続ロッド40をロック状態に動作阻止するようにロックするための手段も含む。このロック手段はフィンガ44を含み、フィンガ44は、軸Y1及びY2に垂直な軸を中心としてベース36上で関節回転し、フィンガ44の端部がロッキング接続ロッド40に近づき、また、ロッキング接続ロッド40から遠ざかるように移動できる。弾性の戻し手段、例えば、ばね(見えない)が、フィンガ44を接続ロッドの方向に押す。変型例によれば、フィンガ44を、弾性的に屈曲変形されて弾性戻し手段と一体的であるブレードから形成することもできる。
スナップ嵌め装置の動作は以下の通りであり、図4D及び図4Eに図示されている。容器フランジ28のラグ32が、矢印Fの方向に従いスナップ嵌め装置に向かって近づけられる。これは、ラグ32が第1横方向面(transverse surface)を介して作動接続ロッド38に突き当たるまで続けられる。ラグ32によりセル14に対して加えられる作用により、作動接続ロッド38が、その軸Y1を中心として時計回り方向に旋回して、ロッキング接続ロッド40をその軸Y2を中心として時計回り方向に回転させる。そして、ロッキング接続ロッド40は、その端部40.2により、ラグ32の、第1横方向面32.1に対向する第2横方向面32.2に突き当たる。こうして、ラグ32は、セルフランジ18に対して軸方向に保持される。また、ロッキング接続ロッド40の時計回り方向の旋回は、フィンガ44がロッキング接続ロッド40の端部40.2を通過して、ラグ32に突き当たることによりロックされるように行われる。フィンガ44は、ロッキング接続ロッド40の端部40.2を、ロッキング接続ロッド40の解放のために分離させるように旋回される。この解放は、容器をセルフランジから取り外すことが要求されるときに行われる。フィンガ44の旋回は、アクチュエータ(図示せず)を用いて、又は、容器をわずかに回転させることにより得られる。
別の非常に有利な実施形態であるスナップ嵌め装置34’が、図14A~図14Fに見られる。この装置は、ロッキングカムを使用するという点で装置34と異なる。移動部品の個数が減らされているため、装置の確実性が向上し、製造がより容易になっている。
スナップ嵌め装置34’は、セルフランジ18上に開口部20の周囲にて留め付けられたベース36’と、ロッキングカム40’とを含む。ロッキングカム40’は、軸方向及びセルフランジ18の直径方向に対して、垂直な軸Y2’を中心としてベース36上で関節回転する。また、スナップ嵌め装置34は、ロッキングカム40’をロック解除位置に戻す戻し手段42も含む。戻し手段42は、ベース及びロッキングカム40’に留め付けられている。
ロッキングカム40’は、ロッキングカム40’の、装置の長手方向軸に向けられた面上に、フランジをスナップ嵌め装置に挿入する方向における下流領域40.1’を含む。下流領域40.1’は作動領域を形成している。また、ロッキングカム40’は、当接部を形成している上流領域40.1を含む。
作動領域40.1’は、ロック解除位置にて装置の内側に突出するカム面を形成しておいる。カム面の突出は、容器フランジがスナップ嵌め装置に近づけられたときにラグ32の1つがカム面40.1’に突き当たり、それによりカム面40.1’が回転し、そして、当接領域40.1’がラグの後面に面し、より好ましくは、ラグの後面に突き当たって、ラグが引き出されることを防止するように行われる。
また、スナップ嵌め装置34’は、ロッキングカム40”をロック状態に動作阻止するようにロックするための手段も含む。このロック手段はフィンガ44’を含み、フィンガ44’は、軸Y2’に垂直な軸を中心としてベース36’上で関節回転し、フィンガ44’の端部がロッキング接続ロッド40’に近づき、また、ロッキング接続ロッド40’から遠ざかるように移動できる。弾性の戻し手段、例えば、ばね(見えない)が、フィンガ44’を接続ロッドの方向に押す。変型例によれば、フィンガ44’は、弾性的に屈曲変形されて弾性戻し手段と一体的であるブレードから形成することもできる。
スナップ嵌め装置の動作は以下の通りであり、図14C~図14Fに図示されている。
容器フランジ28のラグ32が、矢印Fの方向に従いスナップ嵌め装置に向かって近づけられ、これは、ラグ32が第1横方向面を介してカム面40.1’に突き当たるまで続けられる。ラグ32によりセル14に対して加えられる作用により、ロッキングカム40’は、その軸Y2’を中心として時計回り方向に旋回する。そして、当接領域40.2’がラグ32の後面に突き当たる。こうして、ラグ32はセルフランジ18に対して軸方向に保持される。また、ロッキングカム40’の時計回り方向の旋回は、フィンガ44’が当接領域40.2’上を通過してラグ32に突き当たることによりロックするように行われる。ロッキングカム40’を解放するためには、フィンガ44が当接領域から離される。この解放は、容器をセルフランジから取り外すことが要求されるときに行われる。フィンガ44’の旋回は、アクチュエータ(図示せず)を用いて、又は、容器をわずかに回転させることにより得られる。
図示されている例において、スナップ嵌めによる軸方向保持のために、2つの装置が設けられている。
有利な変型例において、スナップ嵌めによる軸方向保持のために単一の装置を設けることができ、そして、第2スナップ嵌め装置の代わりに、長手方向軸Xに対して半径方向に開放された円弧形状の溝を含むベースを設けることができる。この溝がラグ32を収容でき、且つラグ32を軸方向に保持できる。この場合、一方のラグが溝内に係合して軸方向に保持され、他方のラグ32はスナップ嵌め装置内に係合される。
変型例によれば、軸方向保持のためのシステムに磁気手段を備えることも可能であり、この場合、セルフランジ18と容器フランジ26とが磁化により保持されることになる。
より好ましくは、鉛直のセル壁の場合、スナップ嵌めによる軸方向保持のための装置がセルフランジの下側ゾーンに配置され、そして、溝付きベースがセルフランジの上側ゾーンに配置される。
変型例によれば、スナップ嵌めによる保持のための2つより多数の装置を有するシステムも考えられる。
特に有利には、スナップ嵌め装置(単数又は複数)は、固定リング100と協働する。
図1及び図3に図示されているように、スナップ嵌め装置は、2つのインプリントの、ラグ32を固定リング100に挿入する方向の下流に、固定リング100の半径方向に対向して配置されている。
従って、ラグ32がインプリント102内に挿入された後、ラグ32は、作動接続ロッド38に係合し、これにより、ロッキング接続ロッドのティッピング(傾き)を生じさせて、ラグを軸方向に保持する。
所定位置に容器が存在しない場合、容器フランジも無いため、ロッキング接続ロッド40の端部40.2は、ウィンドウ102の第1部分102.1の上方ゾーンに配置され、そして、第1部分102に形成された切欠き102.3に入り込む。こうして、ロッキング接続ロッド40は、容器が無い場合の固定リング100の回転のロッキング(防止)も提供する。こうして、容器が存在しない場合の固定リング100のいかなる操作も回避される。
この特に有利な実施形態において、容器フランジ26が、スナップ嵌め装置(単数又は複数)34により軸方向に保持され、次いで、セルフランジ18と容器フランジ26とが固定リング100により固定される。
スナップ嵌め式保持装置は、セル壁が鉛直面又は傾斜面にあるときに特に非常に有利である。なぜなら、容器が手段34により保持されているときに操作者が第1手段Aを容易に作動できるからである。
また、密閉接続のための装置は、容器カバー28とセルドア22とを固定し且つカバーをロック解除するための第2手段Bも含む。
また、接続装置は、セルドアをセルフランジから解放するための第3手段C、及び、容器の内側とセルの内側との間の通路を解放するための第4手段Dも含む。
密閉接続のための装置は、有利には、第2手段と第3手段との共通の作動システムを有する。
共通の作動システムは制御リング48により形成されている。制御リング48は、セルフランジ18上に軸方向を中心に回転するように取り付けられ、且つ、図示の例では、セルの外側に配置されている。図示の例では、制御リング48は、その歯が制御リング48から半径方向外側に向けられているリングギヤである。共通の作動システムは、長手方向軸Xを中心に制御リング48を回転させるように作動するための装置を含む。非常に有利には、作動のための装置は、固定リング100を作動させるための装置108により形成され、これは、構造をシンプルにし、且つコストを低減することを可能にする。変型例によれば、作動のための別個の装置を設けることも可能である。
図2は、リングギヤ48を示す。リングギヤ48は、容器を適切な位置にセットする方向において固定リング100の上流に取り付けられており、且つ、固定リング100の外径よりも大きい内径を有し、これにより、容器フランジ28を固定リング100内に嵌め込むことを可能にしている。
図6Aに固定リング100が見られ、固定リング100の歯付きセクタ112がピニオン114により噛み合わされており、また、歯付きリング48が、ピニオン114と同軸状のピニオン52により噛み合わされている。
制御リング48は、ピニオン52により噛み合わされてその回転が保証される駆動歯48.1と、接続装置の様々な手段を作動させるための歯付きセクタとを含む。図示の例では、歯付きセクタ48.1は制御リング48周囲の一部のみにわたって延在している。制御リング48上に駆動セクタが延在する角度は、様々な手段B,C,Dの作動を可能にするように決定される。或いは、駆動セクタは、固定リング100の全周囲をカバーし得る。
制御リング48は、有利には、ローラ54により軸方向及び半径方向に保持される。ローラ54は、歯付きリング48が軸方向を中心に回転することを可能にし、尚且つ、摩擦を制限する。
第2手段B、第3手段C、及び、第4手段Dは、歯付きリング48の周囲に配置されており、リングを回転させることにより連続的に作動される。
セルドア22と容器カバー28とを固定する第2手段Bが、ドア間(inter-door)固定プレート(符号80で示す)を含む。
ドア間固定プレート80は、セルドア22上に回転可能に取り付けられている。セルドア22と容器カバー28とのロッキングがバヨネット接続により得られる。図示の例では、固定プレート80は、半径方向外側に突出している4つのラグ82を含む。カバー28が中空の刻み目(インデンテーション)を含み、この刻み目に、固定プレート80のラグを受け入れるための半径方向外側の4つの切り欠きと、切り欠きを接続する周方向溝が設けられている。固定プレート80とカバー28との相対回転が、固定プレート80のラグの少なくとも部分的なマスキングをもたらし、ラグ82のための軸方向止め部を形成し、そして、固定プレートとカバー28との軸方向固定を形成する。
固定プレート80は、制御リング48の作動により回転される。図示の例では、第2手段B(図13Aに、より詳細に見られる)は、制御リング48の第1歯付き作動セクタ48.2により噛み合わされる真直歯を有するピニオン62を含み、ベベル(斜歯)ピニオン64がピニオン62と共に回転するように固定されている。図示されている例において、これらのピニオンは同一軸の2つの端部に配置されている。ベベルピニオン64が、一連のギヤ(符号66,68,70,72,74,76,77により図示されている)の入力部を形成しているベベルピニオン65と噛み合う。ギヤ77は、図10に見られるようにドア間固定プレート80と共に回転するように固定された歯付きセクタ又はラック78と噛み合う。
ピニオン62,64及び一連のギヤにより形成されたアセンブリが、ハンドルの回転トルクを低減して、操作者による操作を容易にすることを可能にする。
図13A及び図13Bに、固定プレート80の回転を可能にする一連のギヤが単独で図示されている。一連のギヤは、カウリング81(図6A、図6B、図7A、図8A及び図10にも図示されている)内に受け入れられて、セルの外側と内側との密閉交差を確保している。図示されている例において、カウリングは、3つの部分81.1,81.2,81.3を含み、これらの部分はシール69により互いに密閉的に関節接続されている
部品81.1と部品81.3と(ブロックと称する)は同一である。部品81.1と部品81.3との間に配置されている部品81.2を「アーム」と称する。
2つのブロック81.1,81.3とアーム81.2との間の関節接続が、セルドア22の開放を可能にしている。回転が回転要素により保証される。或いは、その代わりにベアリングを用いてもよい。
ブロック81.1は、ドア間プレート80を制御する一連のギヤの一部を受け入れている。ブロック81.3は開放手段Dを受け入れている。
図示されている例において、ブロック81.1は、ピニオン62とピニオン64とを接続している軸を取り囲んでいるスリーブ81.11を含む。
ブロック81.3もスリーブ81.31を含む(図13B)。
アーム81.2が、ピニオン76とピニオン77とを接続している軸を取り囲んでいる。スリーブ81.11及びスリーブ81.21が、それぞれ、セルフランジ及びドア22を密閉的に通過し、静的シールがスリーブ81.11、スリーブ81.31とセルフランジ18との間に取り付けられ、また、スリーブ81.21とセルドア22との間に取り付けられている。
或いは又は特に、強度が低減される小直径を有する装置の場合、カウリングが1つのブロック及び1つのアームのみを含み、そして開放手段Dを固定手段Bと組み合わせることが考えられる。この場合、ブロックをフランジと一体的に作成することが提案され、これにより、ブロックとフランジとの間にシーリングを行うためのシールを設ける必要がなくなる。
一連のギヤは、2つのより大きい軸67,73(それぞれ、ピニオン65とピニオン66との間、及び、ギヤ72とギヤ74との間)を含む。或いは、これらの軸及びギヤの代わりに、チェーンスプロケットを用いても、又は、ベルトシステム若しくはチェーンシステムを有するプーリを用いてもよい。
ドア間固定プレート80の回転の第1段階が、ドア22とカバー28とを軸方向にロッキングさせることを保証し、固定プレート80の回転の第2段階が、カバー28を容器フランジ26に対して回転させ、且つ、カバー28を容器フランジ26に対してロック解除することを保証する。
特に有利には、この機構は、ロッキング手段118を含む。ロッキング手段118は、容器内部とセル内部との間の通路が開放されているときに(すなわち、ドアとカバーとから成る組立体が、セルフランジ及び容器フランジから外されている位置にあるときに)、セルドア22とカバー28との係合解除を防止する。
手段118が、図6A、並びに、図7C、図8C、図9Cの断面図に見られる。図7C、図8C、図9Cは、手段118を通る長手方向断面を示しているが、プレート80により支持されたこれらの手段は、接続段階及び接続解除段階においてコンテナドア28及びセルドア22に対して軸を中心に回転する。その結果が、図7C、図8C、図9Cに、異なる段階における容器ドア及びセルドアの旋回された図で図示されている。
ロッキング手段118は、セルドアの上流面とプレート80の下流面との間に配置されている。
ロッキング手段118は、プレート80の2つのラグ間領域にプレート80から半径方向に突出しているフィンガ120を含む。フィンガ120は、プレート80の内部へ軸方向に後退される(引っ込められる)ことが可能である。弾性手段122(例えば、図示の例では螺旋ばね)が、フィンガ120をプレート80の外側へ上流方向に戻す。フィンガ120は図2に見られる。
また、ロッキング手段118は、フィンガ120を支持している、ドア22と及びプレート80との間に配置されたローラ支持体124、及び、長手方向軸Xに垂直な軸を中心に回転できるローラ126も含む。
また、ロッキング手段118は、プレート80上に固定された、長手方向軸Xに平行な軸130を有するフレーム128も含む。フレーム128は軸130上に取り付けられ、ローラ支持体124をスライドさせることが可能である。ばね122は、ローラ支持体124とフレーム128との間で軸130の周囲に圧縮状態で取り付けられている
また、ロッキング手段118は、セルドアの上に留め付けられた傾斜部(ramp)により形成されたカム132も含み、カム132は、長手方向軸Xを中心とする円弧の形状を有する。
ロッキング手段118の動作は以下の通りである。ロック解除状態、すなわち容器ドアが無い状態において、フィンガ120は固定プレートから半径方向に突出している(図7C)。ローラ126は、ばね122により戻された押し下げられた位置にあり、それは図7Cには示されていない。
容器フランジ26を固定リング100内に配置しているときに、容器カバー28のラグが、固定プレート80のラグ82の間に配置され、これらのラグの1つがフィンガ120に接触し、そして、容器の軸方向変位によりフィンガ120を押す。フィンガ120は、ばね122の戻し力に抗してプレート80内に入り込む。ローラ126が、カム132から解放される(図8C)。
歯付きリング48の新たな回転がプレートの回転を生じさせ、ローラ126もカム132上で、ローラ126がカム132の底部に配置される(図6B)まで回転駆動される。
このとき、フィンガ120は、もはや容器カバー28のラグに面さないところまで十分に旋回されている。しかし、ばね122の戻し力により、フィンガはプレート80の外側に向かって押し戻されて、ラグのための回転止め部を形成する。それゆえラグは、フィンガ120により動作阻止される(図9C)。
また、この装置は手段134も含み、手段134は、固定手段Bを、容器ドアが無い場合には第1位置に固定化し、容器ドア28が有る場合には、フィンガ120によりロックされる第2位置に固定化する。
固定化手段134は、固定プレート80及びセルドア22により支持されている。図示されている例における有利な方法として、固定化手段134は、その一部が、プレート80の、容器のドア28に面するように意図された面とは反対側の面に配置されている。従って、固定化手段134は保護されている。
図示の例において、固定化手段134は、ドア22により支持されたカム136と、固定プレート80により支持されたカムフォロア138とを含む。
カム136及びカムフォロア138は、図7B、図8B、図9C以外に、図15、図16にも見られる。
カム136は円弧形状を有し、第1固定化位置Pos1(この位置にて固定プレート80が、容器ドア28が無い状態で維持される)を画定する第1角度端と、第2角度位置Pos5(この位置にて固定プレート80が、容器ドア28が有る状態で維持され、2つのドア22,28が互いに固定された状態を保証する)との間で、角度方向に延在する。カム経路CHが、2つの角度位置Pos1とPos5との間に延在している。
カムフォロア138は半径方向に延在し、ローラ140を含み、ローラ140は、弾性手段142(例えば、図示の例では螺旋ばね)によりカム経路CHに当接した状態で維持されている。
図16に、軸Xに直交する面でのカムフォロアの断面図が図示されている。
カムフォロアは、プレート80に固定された支持体144と、軸Xに平行な軸を中心に回転移動可能なローラ140を支持しているプラテン146とを含む。ばね142が、支持体144とプラテン146との間で自由に応答するように取り付けられている。プラテン146及びローラ140は、ローラ140がカム経路CHのプロファイルを辿ることができるように半径方向に沿って移動可能である
図示の例では、2つの軸150が、支持体144を通る2つの平行な通路に取り付けられ、軸150の自由端がプラテン146に嵌め込まれている。この2つの軸は、支持体144内をスライド可能であり、プラテン146のためのスライドガイドを形成している。
有利には、軸150のスライドを容易にするために、ブッシュ154(例えばステンレス鋼製)が通路152に取り付けられている。
図示の例において、また有利には、支持体144は、ばね142の一端を受け入れるためのキャビティ156も含む。有利には、キャビティ156は、ねじ160により閉じられた貫通路158により形成され、ばね142の取り付けを容易にしている。
或いは、キャビティ156の底部を支持体144と一体的に作成し、次いで、ばね142を、キャビティ156の開放端がプラテン146に面するように取り付けることも可能である。
有利には、ばね142の他端は、プラテン146のキャビティ162に受け入れられる。
ローラがカム経路を辿ることを可能にするカムフォロアのその他の実施形態も、本発明の範囲から逸脱しないことが理解されよう。
図15に図示されている例において、カム経路CHは、位置Pos1とPos5の間に複数の部分を含む。図示の例では、カム経路CHは、経路の各端にそれぞれの第1ハウジング164及び第2ハウジング166を含み、これらのハウジングは、カムフォロアのローラ140(点線で示す)を収容するように意図され、その2つの極端位置にてプレート80の固定化を保証する。図示の例では、ハウジング164とハウジング166とは異なる形状を有し、これが、有利なことに容器回転の機械的クリアランスを許容する。或いは、ハウジング164とハウジング166は同一である。
カム経路CHは、半径が一定のトラック170と、トラック170を第1ハウジング164に接続している第1傾斜部R1と、トラック170を第2ハウジング166に接続している第2傾斜部R2とを含む。
傾斜部R1,R2の傾斜は、ローラ140をハウジング164、ハウジング166から引き出すのに必要な力を少なくとも部分的に調整する。従って、傾斜の値を選択することにより、操作者レベルでレンダリングを変更できる。さらに、ローラがPos1及びPos5のいずれかの位置に近づくと、傾斜部がアシストをする。傾斜の値はアシストを調整するために使用される。
傾斜路が非常に異なるプロファイルを有し得ることが理解されよう。傾斜路は対称的でなくてよく、例えば、傾斜部R1と傾斜部R2との傾斜が異なっていてよい。傾斜部(複数可)は1以上の連続したスロープを含んで、漸進的なレンダリングを実現できる。さらに代替的には、カム経路が一定の半径を有するトラックを含まずに、傾斜部のみを含むことも考えてよい。
ここで、固定化手段164の動作を、図7A~図9C及び図15を用いて説明する。
容器が無い場合、接続装置は、図7A~図7Cに示す状態にある。カムフォロア138は、図15のPos1で示された位置にあり、ローラ140はハウジング164に収容され、プレート80は角度的に固定化されている。
次いで、コンテナドア28がセルドア22に設置される。フィンガ120が押し戻される(図8C)。
固定プレート80が旋回され、これにより、傾斜部132上のローラ126と、ハウジング164から出てきたカム136上のカムフォロア138のローラ140とが同時に回転され、傾斜部R1上(Pos2)で循環し、次いで、トラック上(Pos3、Pos4)で循環する(図8A、図8B、図8C)。
容器ドア28がエンクロージャ(筐体)のドア22に固定されてロックが解除されるとき、ローラ140は傾斜部R2を横断しており、ハウジング166に収容される(Pos5)(図9A、図9B、図9C)。こうして固定プレート80が固定化される。
位置Pos1と位置Pos2との間の角度は、プレートの構造、特にはカム136の角度延在部によって決まる。
図示の例では、カムフォロア138とローラ126とが直径方向に対向している。或いは、カムフォロア138とローラ126、より一般的には固定手段134とロック手段118とが互いに対して180度未満の角度で配置される。
或いは、カム136は固定プレート80により支持され、カムフォロア138はエンクロージャドア22により支持される。
セルドアをセルフランジ18に対して閉鎖しておくための第3手段Cが、例えば、図6Bに閉鎖位置で見られ、また、図10に開放位置で見られる。
ドア22は、セルフランジ18上で閉鎖位置に、セルドア22の内面上に取り付けられたロッキングカム84と、ロッキングローラ86とによりロックされる。ロッキングローラ86はセルフランジ18上に、軸方向Xに平行な軸を中心にロック位置とロック解除位置との間を回転移動するように取り付けられている。ロック位置は、ロッキングローラ86がロッキングカム84に接触し、且つ、ドアをセルフランジ18に対する閉鎖位置にロックする位置である。ロック解除位置は、ロッキングローラ86がロッキングカムから離れて、セルドア22がセルフランジ18との係合を解除されることを可能にする位置である。
ロッキングローラ86はローラホルダにより支持されており、ローラホルダの軸方向の一端が、歯付きホイール48の半径方向カム面48.3と協働する作動ローラ88を含む(図6A)。
或いは、ロッキングローラホルダが、歯付きホイールの歯付きセクタと噛み合うピニオンを含むことも考えられる。
有利には、ロック位置において、ロッキングカム84は、カム84のロック位置を検出するためにドアの内面に取り付けられた安全手段と協働する。ドア22及びカバー28を開け、それにより容器とセルとの間の密閉移送を可能にするための第4手段Dが図6A及び図11に見られる。
開放手段Dは、固定プレート80により互いに対して固定されているセルドア22とカバー28とを、ヒンジ30を中心として回転させる。図示されている例において、手段Dは、歯付きリング48の第2歯付きセクタ(図示せず)と噛み合う第1真直歯ピニオン90を含み、ベベルピニオン92がピニオン90と共に一体的に回転する。図示されている例において、ピニオン90とピニオン92とは同一軸の2つの端部に配置されている。ベベルギヤ92はベベルギヤ94と噛み合っており、ベベルギヤ94はヒンジ30の軸と同軸で、且つ、ヒンジ30と一体的に回転する。従って、ピニオン90を駆動させることにより、歯付きリング48がベベルピニオン94の回転を生じさせ、これが、セルドア22を、ドア22のヒンジ30を中心に回転駆動させ、こうして、容器内部とセル内部との間の移送を可能にする。
カバーと容器フランジとの間に、セルドアとセルフランジとの間に、及び、セルドア外面とカバー外面との間に、シールが設けられる。これらのシールは、ドア22とカバー28との間の密閉接触を保証するように、且つ、外部環境と接触しているこれらの面の、これらの面同士が接触していないときの閉じ込めを保証するように設けられる。
歯付きリング48は複数の角度作動セクタから構成され、それらの各々が別々の手段を制御する。歯付きリングの回転角度に従って、ピニオンが、所与の手段を駆動する歯付きリングにより係合される。これらの手段は、同時にではなく連続的に、且つ、角度セクタの配置による所与の順番で、所与の回転方向に作動される。図示されている例において、歯付き作動セクタは、長手方向軸Xに対して垂直な別々の面に配置され、これらの面は、歯付き駆動セクタを含む面とは別である。
ここで、本発明による接続装置による、容器内部容積とセル内部容積とを連通させるサイクルについて、鉛直セル壁を想定して説明する。
カバー28が配置された容器フランジ26が固定リング100に挿入され、容器フランジ26のラグ32が刻み目104に入り込む。ラグの1つがフィンガ120を押す。また、直径方向に対向している2つのラグ32が作動ロッド38に接触して、作動ロッド38を時計回り方向に旋回させ、そして、ロッキングロッド40を旋回させる。フィンガ44がロッキングロッド40を適切な位置で動作阻止する。こうして、容器フランジ26がセル壁14に対して保持される。操作者は、容器から手を放すことができる。
次いで、操作者は、クランク108を時計回り方向に回転させ、これにより固定リング100を反時計回り方向に回転させる。この回転は自由回転である。このときロッキングロッド40は傾けられており、ロッキングロッド40の端部40.2が切欠き102.3との係合から外されている。固定リング100が回転すると、ラグ32は、固定リング100のおかげでバヨネット接続により保持される。こうして、容器フランジ26がセルフランジ18に固定される。
次いで、操作者は再度、クランク108を時計回り方向に回転させる。これにより歯付きリング48が反時計回り方向に回転され、歯付きセクタ48.2がピニオン62と噛み合い、これにより固定プレート80が回転される。そして、プレート80は、セルドア22と容器カバー28とを確実に固定させる。同時に、ローラ126が傾斜部132上で、傾斜部132の底部位置まで転がり、そして、フィンガ120がプレート80の外側に向かって押され(図6B)、こうして、カバー28のラグの1つがフィンガ120に対して動作阻止される。同時に、固定手段のカムフォロアのローラ140が第2ハウジング166内に収容されて固定プレート80を固定化する。カバー28がセルドア22に対して回転することは、固定プレートの操作無しでは不可能である。
操作者はさらに、クランク108を時計回り方向に回転させる。歯付きセクタ48.2がピニオン62から離れる方向に移動し、半径方向カム路が作動ローラ88に突き当たってローラホルダを旋回させ、ロッキングローラ86をロッキングカム84から離間させる。こうして、ドア22がセルフランジ18から解放される。
操作者がさらにクランク108を時計回り方向に回転させると、歯付きセクタがピニオン90と噛み合い、ドア22及びカバー28を、ヒンジ30を中心に回転させる。
こうして、図11に図示されているように、セルの内部と容器内部との間の通路が開かれる(カバー28は図示せず)。
この位置において、カバーは、フィンガ120の存在により、ドアから分離される可能性がない。カバー28の1つのラグの移動は、フィンガ120及び止め部135(プレート80に締め付けられたピンにより形成されている)により制限される。図示の例では、4つの止め部135がプレート80上に分布されている。従って、カバー28はドア22に対してこれらを分離させるように十分に旋回できない。フィンガ120を後退させることは固定プレート80とは反対の方向に回転させることによってのみ可能である。しかし、この反対方向回転は、前記2つの容積間でのアクセスが閉鎖された後にのみ可能である。こうして、セルと容器との間の通路が開いているときの、カバーとドアとの分離が防止される。従って、前記容積のいずれか一方の内部がセル及び容器の外面により汚染される危険性がない。
前記通路を閉鎖して容器をセルから分離することは、上記のステップを逆順に行うことにより実行される。このために、操作者は、クランク108を反時計回り方向に回転させて、以下の状況を生じる。すなわち、
-ドア22及びカバー28を、それぞれのフランジ18,26の所定位置に戻す。
-こうして、ロッキングカム84のロッキングローラ86を所定位置に戻す、
-プレート80を時計回り方向に回転させ、これによりカバー28を容器フランジ26内にロックし、ドア22とカバー26との係合を外す、
-同時に、フィンガ120が、カム132のおかげでプレート80に入り込む、
-次いで、固定リング100が時計回り方向に旋回し、ラグ32を容器フランジ22から解放する、
-最後に、スナップ嵌め装置34を、ロッキングロッド40を解除するように機能停止する。こうして、容器を固定リングから取り外し得る。
接続装置は、容器と安全セルとの接続を可能にし、容器ドアとセルドアとの間のシールによる誤動作のいずれをも回避する。
さらに、接続装置は、容器とセルとの接続を、容器を回転させることなく可能にする。これは操作者の操作を簡略化し、また、容器内に収容される壊れやすい物体の操作を可能にする。
接続装置は、セル内部に要素を含むことが全くないため、クリーニングを非常に容易にする。全機構がセルの外部に配置されている。
外部制御により、操作者の操作性能が向上する。
また、接続装置は、1日ごとの閉鎖/開放率を増大して生産性の向上を可能にし、且つ、移送のステップの全てが、外側のクランクの操作又はモニタの作動により行われる。
さらに、この接続装置は、その単純な構造により、そして、作動手段がセルの外側に配置されている場合に一層、メンテナンス及び修理が容易にされる。また、作動手段を外側に配置することが、装置を非常に簡単な方法で電動化することを可能にする。さらに、作動手段をセルの外側に配置することにより、作動手段がもはや滅菌剤に接触せず、これにより、損傷及び故障の危険が低減する。
また、安全性も向上する。なぜなら、外側から作動させる場合、機構を作動させるために、又はメンテナンスのために、密閉的に取り付けられたグローブを用いてセルの内部に、セルの壁部を通してアクセスする必要がもはやないからである。
代替的に、固定リング100を歯付きリング48を介して回転させることも考えられる。この場合、歯付きリングが全てのステップを制御するための唯一の部材となる。
10 セル
12 容器
14 セル壁
16 容器壁
18 セルフランジ
20 セル開口部
22 セルドア
24 リザーバ
26 容器フランジ
28 容器カバー
30 ヒンジ
32 フランジのラグ
34 スナップ嵌め装置
38 作動接続ロッド
40 ロッキング接続ロッド
42 ばね
44 フィンガ
48 制御リング
52 ピニオン
62 真直歯ピニオン
64 ベベルピニオン
66 ギヤ
68 ギヤ
77 ギヤ
78 セクタ(ラック)
80 ドア間固定プレート
82 固定プレートのラグ
86 ロッキングローラ
90 真直歯ピニオン
92 ベベルピニオン
100 固定リング
102 インプリント
108 作動装置
110 クランク
112 セクタギヤ
118 ロッキング手段
120 フィンガ
124 ローラ支持体
126 ローラ
128 フレーム
132 カム
134 固定化手段
136 カム
138 カムフォロア
140 ローラ
142 弾性手段
144 支持体
146 プラテン
164 第1ハウジング
166 第2ハウジング
170 トラック
CH カム経路
R1 第1傾斜部
R2 第2傾斜部

Claims (16)

  1. 第1閉容積と、前記第1閉容積と第2閉容積との間の密閉接続装置とを備えたアセンブリであって、
    前記第1閉容積は、第1フランジ(18)と、前記第1フランジ(18)によって境界が定められた開口部を密閉的に閉鎖する第1ドア(22)とを含み、
    前記第2閉容積は、第2フランジ(26)と、前記第2フランジ(26)により境界が定められた第2開口部を密閉的に閉鎖する第2ドア(28)とを含み、
    前記第2ドア(28)は、バヨネット接続により前記第2フランジ(26)に固定され、
    前記接続装置は、前記第1閉容積の壁部に取り付けられ、
    前記接続装置は、
    前記第1フランジと前記第2フランジとを互いに固定するための第1手段(A)と、
    前記第2ドアと前記第1ドアとを密閉的に固定するとともに、前記第2ドアを前記第2フランジとの係合から外すための第2固定及び係合解除手段(B)と、
    前記第1ドアを前記第1フランジ(18)に対して解放するための第3手段(C)と、
    前記第1閉容積と前記第2閉容積との間に通路を開くための第4手段(D)と、
    前記長手方向軸(X)を中心に回転可能な制御リング(48)であって、前記制御リング(48)の回転が、少なくとも前記第2手段(B)、前記第3手段(C)、及び前記第4手段(D)を作動させる制御リング(48)と、
    を含み、
    前記第2手段(B)は、前記第1ドア(22)の外面上に、長手方向軸(X)を中心に回転移動可能に取り付けられた固定プレート(80)を含み、
    前記固定プレート(80)は、前記第2ドア(28)の外面にバヨネット接続により固定可能であって、
    前記固定プレート(80)の回転変位の第1部分は、前記第1ドア(22)及び前記第2ドア(28)を固定するように意図され、
    前記固定プレート(80)の前記回転変位の第2部分は、前記第2フランジ(26)に対して前記第2ドア(28)をロック解除するように意図され、
    前記アセンブリは、
    前記第2ドア(28)が無いときには、第1位置(Pos1)において前記第1ドア(22)に対して前記固定プレート(80)を固定し、前記第2ドアが有るときには、前記第1ドア(22)と前記第2ドア(28)とが固定されると共に、前記第2ドア(28)が前記第2フランジ(26)に対してロック解除された状態で、第2位置(Pos5)において前記第1ドア(22)に対して前記固定プレート(80)を固定するための手段(134)と、
    前記制御リングを作動させるための第1作動装置と、
    前記第1固定手段を作動させるための第2作動装置と、
    をさらに含む、
    アセンブリ。
  2. 前記固定化手段(134)は、カム(136)及びカムフォロア(138)を含み、
    前記カム(136)が前記第1ドア(22)に固定されると共に、前記カムフォロア(138)が前記固定プレート(80)に固定され、或いはこの逆である、
    請求項1に記載のアセンブリ。
  3. 前記カムフォロア(138)は、前記第1ドア(22)とは反対側の前記固定プレート(80)の面に固定されている、
    請求項2に記載のアセンブリ。
  4. 前記カム(136)は、
    円弧にほぼ沿って延在するカム経路(CH)と、
    前記カムフォロア(138)を前記第1位置(Pos1)及び前記第2位置(Pos5)の一方に収容及び固定するために第1角度端に第1ハウジング(164)及び第2角端部に第2ハウジング(166)と、
    前記第2ハウジング(166)の方向において前記第1ハウジング(164)から続いている少なくとも1つの第1傾斜部(R1)と、
    前記第1ハウジング(164)の方向において前記第2ハウジング(166)から続いている第2傾斜部(R2)と、
    を含む、
    請求項2又は3に記載のアセンブリ。
  5. 前記カム経路(CH)は、前記第1傾斜部(R1)と前記第2傾斜部(R2)とを接続する一定の半径を有するトラック(170)を含む、
    請求項4に記載のアセンブリ。
  6. 前記カムフォロア(138)は、
    前記カム経路(CH)上を循環するように意図されたローラ(140)を支持するプラテン(146)と、
    固定された支持体(144)と、
    を含み、
    前記プラテン(146)は、前記固定された支持体(144)に対してスライドするように構成されている、
    請求項2、3、4又5に記載のアセンブリ。
  7. 前記第1手段(A)は、
    前記第1フランジ(18)に対して前記長手方向軸(X)を中心に回転移動可能に取り付けられた固定リング(100)と、
    前記第2フランジ(26)を前記第1フランジ(18)に対して固定するためのバヨネット接続手段と、
    を含む、
    請求項1から6のうちいずれか一項に記載のアセンブリ。
  8. 前記第2手段(B)は、前記制御リング(48)により支持された歯付き作動セクタ(48.2)と噛み合う少なくとも1つのピニオンを含み、
    前記制御リング(48)の回転変位が前記固定プレート(80)の回転を生じさせる、
    請求項1から7のうちいずれか一項に記載のアセンブリ。
  9. 前記第2手段(B)は、前記固定プレート(80)に連結されて前記固定プレート(80)を回転させるギヤトレインを含み、
    前記ギヤトレインは、前記ピニオンにより駆動される、
    請求項8に記載のアセンブリ。
  10. 前記第2手段(B)は、前記第1歯付きセクタと噛み合う真直歯ピニオンと、ベベルギヤとを含む、
    請求項9に記載のアセンブリ。
  11. 前記第1ドア(22)と前記第2ドア(28)が前記第1フランジ(18)及び前記第2フランジ(26)から離間しているときに前記第1ドア(22)と前記第2ドア(28)を互いにロックするための手段(118)を含む、
    請求項1から10のうちいずれか一項に記載のアセンブリ。
  12. 前記ロッキング手段(118)は、前記固定プレート(80)内に移動可能に取り付けられたフィンガ(120)を含み、
    前記フィンガ(120)は、
    前記第2ドア(28)が前記第1ドア(22)に対向するように配置されているときに前記固定プレート(80)内に後退可能であって、
    前記固定ディスク(80)が前記第1ドア(22)と前記第2ドア(28)とを固定するときに前記固定ディスク(80)から突出可能であって、
    前記フィンガ(120)は、止め部(135)と共に、前記第1ドア(22)に対する前記第2ドア(28)の回転を阻止する、
    請求項11に記載のアセンブリ。
  13. 前記フィンガ(120)は、ローラ(126)を含み、
    前記ロッキング手段(118)は、前記第1ドア(22)の外面により支持されているカム(132)を含み、
    前記カム(132)は、前記第1閉容積と前記第2閉容積との分離段階において、前記フィンガを前記固定ディスク内の後退位置に確実に戻す、
    請求項12に記載のアセンブリ。
  14. 前記第1作動装置は、前記第2作動装置も形成しており、例えば、前記第1閉容積の外側に配置されたクランクを含む、
    請求項1から13のうちいずれか一項に記載のアセンブリ。
  15. 前記第1ドア(22)は、前記長手方向軸(X)に対して直交する軸(Y)を有するヒンジ(30)を中心に前記第1フランジ(18)に対して関節回転され、
    前記第4手段(D)は、前記制御リング(48)を作動させるための別の歯付きセクタと噛み合う少なくとも1つのピニオンを含み、
    前記ピニオンは、前記ヒンジ(30)に連結され、
    前記制御リング(48)の前記回転変位が前記ヒンジ(30)を中心とした前記第1ドア(22)の回転を生じさせる、
    請求項1から14のうちいずれか一項に記載のアセンブリ。
  16. 前記制御リング(48)は、前記第2作動手段(108)のピニオンと協働する歯付き駆動セクタ(48.1)を含む、
    請求項1から15のうちいずれか一項に記載のアセンブリ。
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