JP2022528849A - 自動化された格納および回収システム内での個人用格納コンテナの格納および回収を制御するための方法およびコンピュータプログラム - Google Patents

Abstract

自動化された格納および回収システム（２）の複数の相互作用領域（６）のうちのある相互作用領域（６）におけるアクセスステーションを介して格納コンテナ（４）を移送することにより、物品を格納するための格納コンテナ（４）の移送を制御するための方法およびコンピュータプログラム製品であって、格納コンテナ（４）は、ユーザおよび格納されている物品にリンクされ、方法は、方法の異なるステップを実施する特定のモジュールを備えるコンピュータプログラム製品によって実施される。

Description

本発明は、異なる人物によって取り扱われる異なる相互作用領域にサービス提供する自動化された格納および回収システム内での個人用物品の格納および回収を制御するための方法およびコンピュータプログラムに関する。

格納コンテナ内に格納されている物品を移送および回収するための自動化された格納および回収システムの異なる例が存在する。図１は、格納グリッド３を画定する骨格構造を有する格納および回収システムのある例を示す。構造物は、容器としても公知である格納コンテナを格納するための格納カラムを形成する。示される例では、格納コンテナは、持ち上げデバイスを格納カラムの上でｘ方向およびｙ方向に移動させ、格納コンテナをアクセスステーションに運び、およびそこから運ぶことによって荷役される。車両またはロボットが、コンテナを荷役するためのその持ち上げフレームの代わりに使用されることができる。この構成は、第Ｗ０２０１４／０９０６８４Ａ１号（その内容は、参照することによって本明細書に援用される）に説明される。

以下において、表現「ロボット」は、格納コンテナを荷役する、例えば、格納コンテナを格納グリッドとコンテナ輸送アセンブリ（アクセスステーションを伴う相互作用領域に、およびそこから格納コンテナを移送するために使用される）との間で移動させるデバイスを説明する総称として使用される。

規定される格納コンテナを格納および回収システム内に積み込みまたは格納するとき、格納および回収システムコントローラ１００が、制御コマンドをロボットに送信する。システムは、各格納コンテナが位置する場所およびその含有される物品、例えば、「物品＃１２２を伴う格納コンテナが、レベル１における最上格納コンテナの下方のレベル４におけるカラム［３，４］内にあること」を定義するデータを記憶する更新可能なデータベースを備える。ロボットは、次いで、カラム［３，４］まで運転し、上側の３つの格納コンテナを除去し、次いで、物品＃１２２を格納する次の格納コンテナを回収する。物品＃１２２を伴う格納コンテナを遮断する格納コンテナもまた、他の協働するロボットによって除去されることができる。格納コンテナ内に設置される物品が、典型的には、格納コンテナ内に設置されているときに走査されるバーコードによって登録される。

アクセスステーションは、物品が格納コンテナから除去されまたはその中に位置付けられるピッキングステーションまたは備蓄ステーションであり得る。公知の自動格納システムは、格納されている格納コンテナの全てが異なる人物によってアクセスされることができる１つまたはいくつかのピッキングおよび備蓄ステーションのみを有する。

自動化された格納および回収システムがアクセスステーションを伴う複数の異なる相互作用領域を備え、格納コンテナがシステムの外側からアクセスされることができ、特定の識別可能な格納コンテナのみが各アクセスステーションにおいて識別される人物によってアクセスされるべきであるとき、この機能性を提供する確実な方法の必要性が、存在する。

本シナリオは、上記に説明されるような自動格納システムが、例えば、異なるアパート区画にサービス提供するためのアパートブロック内に配設され、アクセスステーションが各アパート区画内で利用可能である場合、適用可能である。異なるアパート区画からの個人用物品を伴う格納コンテナが、同一の格納および回収内に格納される。次いで、特定の人物によって格納コンテナ内に登録および格納されている物品のみが、その人物のみからアクセス可能であることが、極めて重要である。

国際公開第２０１４／０９０６８４号

本発明は、例えば、アパート建物、連棟住宅、または複数の人々によって共有される他の建物（例えば、介護施設、学生寮、軍隊兵舎、または同様のもの）の中などの異なる場所に配置される複数の相互作用領域に接続される自動化された格納および回収システム内での個人用物品の格納および回収の確実な制御のための方法およびコンピュータプログラムを含む。本発明は、格納および回収システムと特定の相互作用領域におけるアクセスステーションとの間で格納コンテナを移動させる容易かつ確実な方法を提供する。

本発明による方法およびコンピュータプログラムは、自動化された格納および回収システムの異なる構成を制御するために使用されることができる。例えば、建物の中の地階、屋根裏の中、または相互作用領域間に配設されるものが、挙げられる。格納グリッドを相互作用領域に接続するコンテナ輸送アセンブリは、これが配設される建物の間取およびタイプに適合される。これは、故に、垂直または傾斜した格納コンテナ輸送アセンブリ、または水平なコンベヤを備え得る。

一元化されたコンパクトな自動化された格納および回収システム内の格納コンテナへのアクセスを制御するための本発明による方法およびコンピュータプログラムを使用することの利点は、これが提供するセキュリティである。

本発明の簡単な説明
格納および回収システムが単一の住宅内で使用される場合、システムは、典型的に、物品を格納および回収するためのコンテナが利用可能である相互作用領域、例えば、各階に１つの相互作用領域を伴う複数の相互作用領域の全てへのアクセスを有する１人または数人のユーザを有する。ユーザは、したがって、格納コンテナが送達されることを所望する階を決定することができる。

複数のユーザを伴うアパート建物または他の建物の中に配設され、ユーザが相互作用領域におけるアクセスステーションを介して特定のコンテナへのアクセスを有する場合、システムは、特定の格納コンテナを要求するユーザがそれへのアクセスを有するべきこと、およびユーザが専用のアクセスステーション相互作用領域へのアクセスを有していることの両方を検証するための検証システムを設けられ得る。以下の説明において、表現「相互作用領域」は、ユーザがアクセスステーションを介して格納および回収と相互作用している領域を説明するために使用される。「相互作用する」ことは、典型的には、「個人用物品を格納するための格納コンテナを格納または回収する」ことを意味する。

ヒューマンインタフェースが、自動格納システムの格納カラム内の格納位置から専用の相互作用領域への格納コンテナの輸送を制御するために使用される。これを行うために、ユーザは、ユーザによって動作可能な制御システムを動作させ、制御システムは、異なるモジュールを備えるソフトウェアアプリケーション（アプリ）を実行し、異なるモジュールは、コンテナ内に格納されている物品を検索および提示することを可能にし、自動化された格納および回収システム内の所与の格納位置から特定された格納コンテナを積み込むようにロボットを制御する格納および回収システムコントローラと通信するためのものである。

本発明は、自動化された格納および回収システムの複数の相互作用領域のうちの相互作用領域を介して格納コンテナを移送することによる、物品を格納するための格納コンテナの確実な格納および回収を制御するための方法によって定義され、格納コンテナは、ユーザおよび格納されている物品にリンクされ、方法は、方法の異なるステップを実施する特定のモジュールを備えるコンピュータプログラム製品によって実施される。方法は、以下のステップ、すなわち、
－ユーザ識別モジュール内でユーザ識別データを受信し、ユーザ識別データを処理し、ユーザを識別し、ユーザが、識別される場合、ユーザが、ユーザにリンクされる格納コンテナを格納または回収して、それに物品を追加しまたはそれから物品を除去することができるように、相互作用領域におけるアクセスステーションへのアクセスを付与することと、
－アクセスステーションへのアクセスを付与されたユーザの物品を格納するために、物品を登録モジュール内に登録し、物品をユーザにリンクされる識別された格納コンテナにリンクし、在庫品データベースを物品および格納コンテナについての情報で更新することと、
－アクセスステーションへのアクセスを付与されたユーザの物品を回収するために、検索モジュールを用いて在庫品データベース内の物品を検索し、提示モジュールを用いて検索結果および格納されている物品を提示し、提示モジュールから回収されるべき物品を選択することと、
－実行モジュール内で実行命令を発生させることであって、命令は、使用されるべき特定の相互作用領域の情報と、移送されるべき格納コンテナの情報とを含み、実行命令を、通信モジュールを用いて、特定の相互作用領域におけるユーザへの、およびそれからの格納コンテナまたは格納コンテナと関連付けられる物品の確実な移送を制御する格納および回収システムコントローラに伝送することと
を含む。

方法の付加的な特徴が、請求項において定義される。

本発明はさらに、プロセッサ内で実行されると、自動化された格納および回収システムのいくつかの相互作用領域のうちの１つの特定の相互作用領域を介して物品を移送することによって物品を格納するための格納コンテナの確実な格納および回収を制御する異なるモジュールを備えるコンピュータプログラム製品によって定義され、格納コンテナは、ユーザおよび格納されている物品にリンクされる。コンピュータプログラム製品は、
－ユーザを識別し、ユーザのための特定の相互作用領域へのアクセスを制御するための、ユーザ識別モジュールと、
－物品を格納する識別された格納コンテナに物品を登録およびリンクするための、かつ在庫品データベースを物品および格納コンテナについての情報で更新するための登録モジュールと、
－在庫品データベース内で物品を検索するための検索モジュールと、
－格納されている物品の検索結果を提示するための提示モジュールと、
－使用されるべき特定の相互作用領域についての情報と、移送されるべき格納コンテナの情報とを含む実行命令を発生させるための実行モジュールと、
－特定の相互作用領域におけるユーザへのおよびユーザからの格納コンテナの確実な移送を制御する格納および回収システムコントローラに実行命令を伝送するための通信モジュールと
を備える。

コンピュータプログラムの付加的な特徴が、請求項において定義される。

本発明は、ここで、例としてのみかつ図を参照して詳細に説明される。
図１は、先行技術による自動化された格納および回収システムのある例を示す。 図２は、異なるアパート区画にサービス提供する一元化された自動化された格納および回収システムのある例を示す。 図３は、一元化された自動化された格納および回収システム内で物品を格納するプロセスに関わるステップを示すフローチャートである。 図４は、一元化された自動化された格納および回収システムから物品を回収するプロセスに関わるステップを示すフローチャートである。 図５は、タブレット上に視覚的に提示される検索結果のある例を示す。 図６は、本発明によるコンピュータプログラム内に備えられる異なるモジュールを示す。

本発明は、在庫品データベースと相互作用し、ある人物が自身の物品を格納する格納コンテナへのアクセスを付与される相互作用領域において個人用物品を伴う格納コンテナを移送するための一元化された自動化された格納および回収システムを制御するための、方法およびコンピュータプログラムに関する。

図１は、ロボット５が格納コンテナ４を格納グリッド３のカラム４．１にまたはそこから荷役している先行技術の自動化された格納および回収システムのある例を示す。図は、懸吊システムに接続されそれを用いて動作させられる１つのロボット５を示し、懸吊システムは、１つのロボットを格納および回収システム２の上でＸ方向およびＹ方向に移動させ、それによって、格納コンテナ４を格納するためのカラム４．１の全てへのアクセスを可能にする。他のタイプのロボット、例えば、カラムの頂上のレールシステム上で走行するロボット、および１つより多いロボットも、使用され得る。いくつかのロボットの使用は、より大きい格納および回収システム２に関連している。

中央システムコントローラ１００（図６参照）は、格納および回収システムの物理的パラメータについての情報を提供される。これらは、システムを設定するときの入力パラメータ、例えば、カラムの数、各カラム４．１が格納し得る格納コンテナ４の数、格納コンテナ４が入力または出力される相互作用領域の数等である。これらのデータを記憶するデータベースが、各格納コンテナ４が位置する場所の更新されたデータと同様に、格納および回収システム２内に備えられる。

先行技術のシステムは、異なる相互作用領域とそれらへのアクセスを有する人物とを区別しない。すなわち、格納コンテナ４は、いかなる人物によっていかなる相互作用領域にも送達および積み込みされることができる。アパート建物の中に配設されるとき、相互作用領域とそれらへのアクセスを有する人物とを区別することが、極めて重要である。

図２は、異なるアパート区画１－５にサービス提供する一元化された自動化された格納および回収システムのある例を示す。図は、一元化された自動化された格納および回収システム２が配列される地階を伴う５階建てのアパート建物の側面図を示す。これは、例証的にすぎず、例示的であることを意図しており、建物は、当然ながら、任意の数のアパート区画と、任意の数の階とを備え得る。図では、５つのアパート区画が、地階の上方に位置する。垂直のコンテナ輸送アセンブリ８が、格納コンテナ４を自動化された格納および回収システム２から相互作用領域（単数または複数）６に（逆もまた同様である）移送するために、自動化された格納および回収システム２を各階における相互作用領域６と接続する。各相互作用領域６は、自動化された格納および回収システム２への制御されたアクセスを伴うアクセスステーションを有する。

自動化された格納および回収システム２は、格納カラム４．１内にスタックで配列される格納コンテナ４を格納するための格納グリッド３を画定する骨格構造と、少なくとも１つのコンテナ荷役車両５とを有し、少なくとも１つのコンテナ荷役車両５は、格納コンテナ４を格納カラム４．１から上昇させ、格納コンテナ４を格納カラム４．１の中に降下させることと、格納コンテナ４にアクセスし、格納コンテナ４を自動化された格納および回収システム２にまたはそこから移送するために、自動化された格納および回収システム２を複数の相互作用領域６に接続するコンテナ輸送アセンブリ８にまたはそこから格納コンテナ４を輸送することとを行うように構成される。

自動化された格納および回収システム２はさらに、格納コンテナ４および自動化された格納および回収システム２内でのそれらの場所を追跡し、格納コンテナ４を格納および回収するためのコンテナ荷役ロボット（単数または複数）５を制御するための、格納および回収システムコントローラ１００（図６参照）を備える。

図２に示される垂直のコンテナ輸送アセンブリ８は、この例では、格納コンテナ４が設置され、格納コンテナ４が自動化された格納および回収システム２から相互作用領域６に（逆もまた同様）垂直方向に輸送されることを可能にする格納コンテナ支持体を備える持ち上げ機である。これは、アパート区画と、格納コンテナを格納するための格納グリッド３を備える地階（または他の指定された階）との間に延在する複数のアパート区画によって共有される共通の持ち上げ機である。

このソリューションは、異なるアパート区画と一元化された格納および回収システム２との間での物品の格納および回収を制御する新しい方法を要求する。

特定の人物にリンクされる格納コンテナ４がその人物のみのために利用可能であることを制御し核実にするための方法およびコンピュータプログラムによって、新しいソリューションが提供される。方法は、特定の格納コンテナ４内に格納されている物品、特定の格納コンテナ４が格納グリッド３内に格納されている場所、格納コンテナ４へのアクセスを有するべきユーザ、および利用可能である格納コンテナへの相互作用領域（単数または複数）６のアクセスをデータセット内に登録するコンピュータプログラムによって実施される。

本発明は、格納コンテナ４内に格納されている物品についての情報を含有する在庫品データベースと相互作用することによって、自動化された格納および回収システム２と相互作用領域６との間での格納コンテナ４の移送を制御するための方法によって、定義される。

図３および図４は、一元化された自動化された格納および回収システム２において物品を格納および回収するために在庫品データベース１０と相互作用するプロセスに関わるステップを示すフローチャートである。

ある人物が、格納および回収システム２にアクセスすべきとき、第１のステップ３１は、ユーザ識別モジュール２０（図６参照）内で人物／ユーザを識別することである。

使用され得る識別技法の例は、指紋認識、顔認識、または音声認識である。これらの技法の組み合わせが、より優れたセキュリティを提供する。

ステップ３２において正常に識別された場合、相互作用領域６におけるアクセスステーションを介したシステムへのアクセスを人物／ユーザに与える。異なるユーザが、同一の相互作用領域６へのアクセスを有することができる。この方法では、異なる家族のメンバーが、同一の相互作用領域６から彼または彼女の個人用格納コンテナ４へのアクセスを有する。

次のステップは、自動化された格納および回収システム２において物品を格納または回収することである。これらは、異なる方法ステップを要求する。

物品が格納されるべきであり、かつユーザの識別が成功した場合、次のステップは、登録モジュール３０（図６参照）内に、物品を、これを説明するデータ３３とともに登録し、物品を、物品を格納する格納コンテナ４にリンクすること（３５）である。物品を説明するデータは、例えば、視覚的データまたは口頭データであることができる。

在庫品データベース１０は、次いで、この情報で更新される。物品を登録し、それらを格納コンテナ４にリンクするステップが実施される方法は、下記に、方法を実施するコンピュータプログラムの異なるモジュールを説明するときに詳細に説明される。ユーザが、数個の格納コンテナのみを有する場合、物品を登録しそれらを格納コンテナにリンクするステップは、スキップされ得る。この場合、そのユーザのみが、格納コンテナにリンクされている。

物品は、登録モジュール３０内に登録される視覚データによって登録され得る。物品はまた、それらを口頭で説明することによって、または記述された説明を用いて登録されることもある。さらに別の実施形態では、物品は、その視覚特徴によって、例えば、オブジェクト認識を用いて、自動的に識別されることができる。

次のステップは、実行命令を発生させ、格納コンテナ４を格納するように格納および回収システム２のコントローラに命令することである（図３のステップ３６参照）。

実行命令は、少なくとも、使用されるべき特定の相互作用領域６の情報と、格納されるべき格納コンテナ４の情報とを含む。実行命令が、特定の相互作用領域６におけるユーザへのおよびユーザからの格納コンテナの確実な移送を制御する格納および回収システムコントローラ１００に伝送される。格納コンテナが格納されるべきである場所に関連する付加的な情報もまた、入力され得る。これは、例えば、格納コンテナが、短期間もしくは長期間にわたって格納されるべきであるか、または格納および回収システム２の冷却区域内に格納されるべきであるかに基づき得る。

格納コンテナ４は、異なる方法で、例えば、登録モジュール３０内に登録された視覚データおよび／またはＲＦＩＤタグによって識別され得る。

物品が回収されるべきであり、かつユーザの識別が成功した場合、ユーザは、検索モジュール４０および相互作用領域６におけるアクセスステーションへのアクセスを付与される（３２）。次のステップは、物品を説明する入力を受信する（４４）検索モジュール４０を用いて在庫品データベース１０内で物品を検索し（４５）、検索結果を提示すること（４８）である。見出された場合（４６）、格納された物品が、提示モジュール５０を用いて表示される。物品が見出されない場合、通知が表示される（４７）。格納されている物品は、視覚的に、および／または口頭で提示されることができる。ユーザが物品を回収すること（４９）を所望する場合、物品が、選択され、物品を格納する格納コンテナ４に関する要求が、格納および回収システムコントローラ１００に送信され、これは、次いで、ロボット５に、格納コンテナを回収し、これをコンテナ支持アセンブリ８に送達するように命令し、これは、次いで、格納コンテナをユーザがいる相互作用領域に運ぶ。

在庫品データベース１０内で物品を検索することは、物品を識別するために、発話、すなわち、口頭データを検索モジュール４０内に入力することによって実施され得る。回収されるべき格納された物品はまた、検索モジュール４０内にテキストデータを入力することによって識別されることもある。

図５は、タブレットまたはスマートフォン上に視覚的に提示される検索結果のある例を示す。検索結果を異なる格納された物品の画像として提示することによって、回収されるべき物品（単数または複数）を含有する格納コンテナ４を選定および選択することが、容易になる。

格納された物品を提示するこの方法は、ある人物が数個（例えば最大２０個）のみの格納コンテナを有するとき、および格納コンテナ内に設置された物品が他の物品によって覆われていないときに有用である。

格納コンテナ内に格納された物品の視覚提示は、特に、検索語句と組み合わせられると、有用である。ユーザは、例えば、「本」と口頭で言うこと、またはテキスト入力として「本」を入力することによって、本を検索し得る。検索モジュール４０は、次いで、本を格納する全ての格納コンテナを識別し、提示モジュールは、格納コンテナおよびそれらの内容物を表示するであろう。

各格納コンテナの内容物を示す画像は、物品が相互作用領域６において格納コンテナ４に追加またはそこから除去される度に更新される。これは、カメラに格納コンテナ４の内容物の写真を撮影させることによって可能にされる。

カメラは、相互作用領域６に配設されることができ、または、これは、説明される方法を実施するコンピュータプログラムを実行するデバイス、例えば、タブレットまたはスマートフォン内のカメラであり得る。

格納および回収システム２から回収されるべき物品が選択されると、これは、実行命令を発生させることによって回収される（４９）ことができる。命令は、少なくとも、使用されるべき特定の相互作用領域６、および回収されるべき格納コンテナ４の情報を含む。実行命令は、次いで、特定の相互作用領域６におけるユーザへの特定の保管コンテナ４の確実な移送を制御する格納および回収システムコントローラ１００への要求として伝送される。

個人用物品の格納および回収を制御するためのコンピュータプログラムは、スマートフォン、タブレット、およびＰＣ等の異なるデバイス上でインストールおよび実行されることができる。これらのデバイスは、格納コンテナ４内に格納されている物品を登録および回収するために必要な全ての手段、すなわち、プロセッサと、入力手段と、ディスプレイと、カメラとを備える。プログラムは、プロセッサ内で実行されると、ユーザを識別すること、ユーザの個人用物品およびそれらが格納されている格納コンテナ４についての情報を含有する在庫品データベースと相互作用すること、ならびに格納および回収システム２とユーザがアクセスを与えられる特定の相互作用領域６（例えば、「アパート区画１」内のユーザが、相互作用領域Ａへのアクセスを有する一方、「アパート区画２」内のユーザが、相互作用領域Ｂへのアクセスを有する）との間での格納コンテナ４の移送を制御すること等の異なるタスクを実施するモジュールを備える。

上記に例として説明されるもの等、建物内の自動化された格納および回収システムが、スマートフォンまたはタブレット上にインストールされるプログラム（アプリ）からアクセスされることができる。例えば、アクセスステーションと、自動化された格納および回収システムに接続される相互作用領域６とを有するアパート区画内の新しいユーザは、アプリがインストールされるとすぐにシステムにアクセスし、それを使用することが可能になる。

図６は、プロセッサ内で実行されると、人物にリンクされる特定の格納コンテナの確実な格納および回収を制御するコンピュータプログラム（アプリ）内に備えられる異なるモジュールを示す。格納コンテナ内に格納されている個人用物品が、ローカルで、例えば、プログラムを実行するデバイス上、または遠隔場所、例えばクラウドベースのデータベースにおいてインストールされ得る在庫品データベース１０内に登録される。

本発明によるプログラムは、個人用物品を含有する格納コンテナ４の確実な格納および回収を制御するための方法に含まれる異なるステップを制御する。これらのステップは、プログラムの異なるモジュール内で実施される。

コンピュータプログラム内に備えられるモジュールは、ユーザ識別モジュール２０、登録モジュール３０、および検索モジュール４０である。登録モジュール３０および検索モジュール４０は、在庫品データベース１０と通信することが可能である。アプリはさらに、提示モジュール５０と、実行モジュール６０とを備える。全モジュールならびにそれらの目的および動作が、ここで詳細に解説される。

ユーザ識別モジュール２０は、一元化された格納および回収システム２の相互作用領域６へのアクセスを与えることに先立って、人物／ユーザを識別する。相互作用領域６を介した格納および回収システム２へのアクセスを有する人物が、コンピュータプログラムの設定モジュール（図示せず）内に登録される。

識別は、格納および回収システム２の相互作用領域６が使用される度に、またはシステムを設定したときに一度のみ、実施されることができる。これは、アパート区画内の相互作用領域６へのアクセスを有する人物の数に依存する。１人の人物のみが相互作用領域６を伴うアパート区画内に住んでいる場合、格納システムが使用される度にユーザ／人物を識別する必要性はない。

他方では、数人の人物が、格納および回収システム２のための相互作用領域６を共有する同一のアパート区画内に住んでいる場合、ユーザ識別モジュール２０は、格納システムが使用される度に人物の同一性を確認するように設定されることができる。この方法では、コンピュータプログラムは、アパート区画内の各人物に、同一の相互作用領域６へのアクセスであるがその人物の物品を格納するときにその人物によって登録された個人用物品を伴う格納コンテナ４のみへのアクセスを与えるように構成されることができる。

人物の識別は、多くの方法で実装されることができる。公知の識別方法の例は、パスワードまたはＰＩＮコード、生体認証方法（指紋認識、虹彩認識、または顔認識等）である。識別はまた、例えば、キー、キーフォブ、セキュリティカード等との機械的相互作用を通して実装され得る。キーは、付加的なレベルのセキュリティのための電子チップを含み得る。識別が成功した場合、相互作用領域６を介したシステムへのアクセスが与えられる。

登録モジュール３０は、物品を格納する格納コンテナ４に物品をリンクおよび登録するため、ならびに在庫品データベース１０をこの情報で更新するために適合される。格納されるべき物品およびそれらが中に格納されている格納コンテナ４が両方とも、登録される。

例えば、ユーザが数個の格納コンテナ４のみを有する単純化されたソリューションでは、格納コンテナ４を識別する情報のみが、登録モジュール３０内に登録され得る。

第１の実施形態では、格納コンテナ４内に格納されるべき物品の登録は、視覚的データによって表される視覚的特徴を登録することによって実施される。視覚的データは、格納コンテナ４内に設置される物品の画像を捕捉するカメラによって提供されることができる。カメラは、相互作用領域６に配設され、格納コンテナ４内に設置される物品が捕捉されるような視野を有することができる。

物品を登録するための視覚的データを提供するために使用されるカメラが、コンピュータプログラムを実行する持ち運び可能なデバイス、例えば、スマートフォンまたはタブレット内に統合され得る。格納コンテナ４の内容物の写真が、次いで、持ち運び可能なデバイスを用いて捕捉され、在庫品データベース１０内に登録されることができる。写真はさらに、分別され、目録化されることができる。

物品のオブジェクト認識がさらに、視覚的データから物品を識別するために適用され、それによって、識別された物品を、それらが中に格納された格納コンテナ４にリンクし得る。

第２の実施形態では、格納コンテナ４内に格納されるべき物品の識別が、口頭データによって実施される。口頭データは、コンピュータプログラムを実行するデバイスに接続されるマイクロホンを使用することによって、提供されることができる。ユーザは、次いで、音声によって、特定の格納コンテナ４内に設置される物品を説明することができる。

第３の実施形態では、格納コンテナ４内に格納されている物品が、記述された説明によって識別されることができる。テキストもまた、視覚的データへの補完的情報として使用され得、例えば、視覚的データは、一対の靴であることを説明する一方、記述された説明は、サイズ等の詳細を説明する。

さらに別の実施形態では、格納されるべき物品はまた、ＲＦＩＤでマーキングされ、在庫品データベース１０内に登録され得る。

上記の説明から理解されるように、説明される登録方法および識別方法のうちの１つ以上の組み合わせが、実行可能である。

格納されるべき物品に加えて、格納コンテナ４もまた、視覚的データによって識別され得る。この場合には、視覚的データは、例えば、カメラによって捕捉されるバーコードであり得る。

格納コンテナ４もまた、ＲＦＩＤタグによって識別され得る。この実施形態では、格納コンテナ識別データをコンピュータプログラムに登録および入力するために、ＲＦＩＤリーダが提供される。

本発明の一実施形態では、一元化された格納および回収システム２を伴う使用のために適合および承認された格納コンテナ４のみが、コンピュータプログラムによって登録および識別されるときに認識される。格納コンテナ４が承認されない場合、格納コンテナ４を格納および回収システム２の中に格納することは、可能ではなく、すなわち、コンピュータプログラム内の実行モジュール６０は、格納コンテナ４が承認されない場合、格納および回収システムコントローラ１００のための命令を発生させない。

コンピュータプログラムの登録モジュール３０の主なタスクは、物品およびそれらが中に格納されている格納コンテナ４についての情報を登録およびリンクすること、ならびに在庫品データベース１０をこの情報で更新することである。

検索モジュール４０は、在庫品データベース１０内に格納された物品、すなわち、すでに在庫品データベース１０内に登録されている物品、およびそれらが中に格納された格納コンテナ４を検索するために適合される。

検索は、プログラムを実行するデバイスのユーザインターフェースを介して実施されることができる。格納されている物品が視覚的データによって登録される場合、プログラムの提示モジュール５０は、検索から生じる登録された物品の全てが表示されるように、検索から生じる視覚的データをデバイスのディスプレイドライバに送信する。ユーザは、次いで、例えば、タッチスクリーン上で表示された物品をクリックすることによって、物品を選択することができる。

命令は、次いで、格納および回収システム２のコントローラ１００に伝送され、物品が、一元化された格納および回収システム２から回収される。

格納された物品についての付加的な記述情報が利用可能である場合、検索語句が入力されることができ、検索から結果として生じる物品が提示される。

検索語句はまた、登録モジュール３０内に登録されるべき物品を説明するとき、上記に述べられるような口頭データを用いて入力され得る。この場合、本発明によるコンピュータプログラムによって制御される格納および回収システム２が、音声によってのみ動作させられることができる。

コンピュータプログラムの提示モジュール５０は、格納および回収システム２内に格納された物品、ならびに検索結果を提示するために適合される。格納されている物品および検索結果の提示は、一実施形態では、ディスプレイ上にそれらを表示することによって実施されることができる。これは、典型的には、コンピュータプログラムを実行するデバイスのディスプレイである。別の実施形態では、提示モジュール５０は、格納されている物品を、口頭データとして、すなわちスピーカを通して発話された単語として提示し得る。

実行モジュール６０は、識別された格納コンテナ４を格納または回収する格納および回収システムコントローラ１００に対する実行命令を発生させるように適合される。実行モジュール６０は、格納および回収システムのコントローラ１００と通信する通信モジュール７０にリンクされる。

通信モジュール７０は、個人用物品の格納および回収を制御するコンピュータプログラムと格納および回収システム２のコントローラ１００との間で実行情報を交換するために適合される。

格納されている物品およびそれらが格納されている格納コンテナ４に関連する全ての情報が、本発明によるコンピュータプログラムによって制御される。

ユーザが数個の格納コンテナ４のみを有する場合、ユーザは、格納コンテナ４に関連する情報のみを格納および登録し得、すなわち、いずれにせよ、格納コンテナ４の内容物は必ずしも登録される必要はない。格納コンテナ４を要求するとき、ユーザは、要求される格納コンテナ４を入力すること、例えば、ユーザの「第２の格納コンテナ」を取り出すように入力することのみが必要である。

格納コンテナ４を荷役するとき、コンピュータプログラム内の通信モジュール７０から格納および回収システムコントローラ１００に交換される情報は、格納コンテナ４が格納または回収されるべきであるかどうかにかかわらず、および、使用されるべき相互作用領域６にかかわらず、格納コンテナ４の一意の識別である。格納および回収システム２において格納コンテナ４が格納されるべき場所に関連する付加的な情報もまた、入力され得る。

特定された格納コンテナ４を格納するとき、実行モジュール６０は、格納および回収システムコントローラ１００に対して、その一意の識別を用いて識別される格納コンテナ４を格納するための命令を発生させる。命令は、通信モジュール７０を介して格納および回収システムコントローラ１００に伝送され、これは、次いで、識別された格納コンテナ４をそれ自体の登録システムにリンクし、登録システムは、各々の識別された格納コンテナ４が格納されるべきである場所、すなわち、それが格納されるべきであるカラム、カラム内のレベルを追跡している。

特定された格納コンテナ４を回収するとき、実行モジュール６０は、格納および回収システムコントローラ１００に対して、その一意の識別を用いて識別される格納コンテナ４を回収するための命令を発生させる。命令は、通信モジュール７０を介して格納および回収システムコントローラ１００に伝送され、これは、次いで、それ自体の登録システム内で識別された格納コンテナ４をルックアップし、登録システムは、各々の識別された格納コンテナ４が格納される場所、すなわち、それが格納されるカラム、およびカラム内のレベルを追跡している。

登録モジュール３０は、格納されている物品もしくは格納されるべき物品、ならびにそれらが格納されている格納コンテナ４を追跡する。実行モジュール６０は、格納および回収システムコントローラ１００に、格納または回収するための格納コンテナ４を命令する。

特定の人物に属する格納コンテナ４のみが、画定された相互作用領域６からアクセス可能であり得る。これは、格納コンテナを格納するときに使用された相互作用領域６であり得る。これは、格納コンテナ４へのアクセスを得るためのデフォルトであり得る。

ユーザは、格納コンテナ４を格納するために使用されたもの以外の相互作用領域６から格納コンテナ４にアクセスし得る。この機能性は、オプションとしてコンピュータプログラム内に実装されることができ、他の相互作用領域６からのアクセスは、ユーザがアクセスを与えられる前に、コードまたは他の識別を入力することによって与えられる。

述べられるように、本発明によるコンピュータプログラムは、実行モジュール６０を介して命令を発生させる。命令は、通信モジュール７０を用いて、すなわち、識別された格納コンテナ４を格納または回収するために、格納および回収システムコントローラ１００に伝送される。オプションとして、相互作用領域６に回収される格納コンテナ４が正しいものであることを確実にするための最終チェックは、相互作用領域６におけるアクセスステーションを介して格納コンテナを出力することに先立って、格納コンテナ４の識別をチェックすることである。

付加的な情報が、実行モジュール６０から格納および回収システムコントローラ１００に交換され得る。この付加的情報は、例えば、格納コンテナ４が格納されるべき格納および回収システム２内の場所であり得る。これは、格納コンテナが格納システムから頻繁に回収されることが予期されるかどうかに応じて、長期間の格納のために有用であることもあるし、または短期間の格納のために有用であることもある。

一元化された格納および回収システム２において、特定の温度において物品を格納するために確保される特別に割り当てられた領域が存在し得る。そして、付加的情報は、例えば、格納されている物品が食品または飲料物であるとき、格納コンテナ４が格納および回収システム２の冷却区域内に格納されるべきであるかどうかということであり得る。格納および回収システム２において、格納コンテナ４が格納されている場所は、これが相互作用領域６において回収されることができる速度に影響を及ぼす。

上記に説明される異なるモジュールに加えて、コンピュータプログラムはさらに、コンピュータプログラムによってインストールされアクセスされる自動化された格納および回収システムを画定する異なるパラメータを設定するための設定モジュールを備え得る。この設定モジュールは、格納および回収システム２のコントローラ１００と情報を共有している。交換されるパラメータは、格納システムの容量、ユーザが個人用物品の格納のために使用することができる格納コンテナ４の数、人物のために利用可能な相互作用領域６の数を含み得る。

本発明による方法およびコンピュータプログラムは、高いセキュリティを提供する。格納グリッドに侵入した泥棒は、格納コンテナのスタックの性質のため、容易に個々のコンテナにアクセスすることが可能ではない。これは、システムを個人用物品、特に、高価であり得るものを格納するように有利に適合させる。本形態の一元化された自動化された格納および回収システムのコンパクトさもまた、空間が常時課題であるアパート建物シナリオにおける利点である。

コンピュータプログラムの付加的な特徴が、請求項において定義される。
本発明は、例えば以下を提供する。
（項目１）
自動化された格納および回収システム（２）の複数の相互作用領域（６）のうちのある相互作用領域（６）を介して格納コンテナ（４）を移送することにより、物品を格納するための格納コンテナ（４）の確実な格納および回収を制御するための方法であって、前記格納コンテナ（４）は、ユーザおよび格納されている物品にリンクされ、前記方法は、ユーザによって動作可能な制御システム上で動作させられると、前記方法の異なるステップを実施する特定のモジュールを備えるコンピュータプログラム製品よって実施され、前記方法は、
－ユーザ識別モジュール（２０）においてユーザ識別データを受信し、前記ユーザ識別データを処理して、前記ユーザを識別し、前記ユーザが識別される場合、前記ユーザが前記ユーザにリンクされる格納コンテナを格納または回収し、前記格納コンテナに物品を追加し、または前記格納コンテナから物品を除去することができるように、前記相互作用領域（６）におけるアクセスステーションへのアクセスを付与することと、
－前記アクセスステーションへのアクセスを付与されたユーザの物品を格納するために、前記物品を登録モジュール（３０）内に登録し、前記物品を前記ユーザにリンクされる識別された格納コンテナ（４）にリンクし、在庫品データベース（１０）を前記物品および前記格納コンテナ（４）についての情報で更新することと、
－前記アクセスステーションへのアクセスを付与されたユーザの物品を回収するために、検索モジュール（４０）を用いて前記在庫品データベース（１０）内の前記物品を検索し、提示モジュール（５０）を用いて、検索結果および格納されている物品を提示し、前記提示モジュール（５０）から回収されるべき前記物品を選択することと、
－実行モジュール（６０）内で実行命令を発生させることであって、前記命令は、使用されるべき前記特定の相互作用領域（６）の情報と、移送されるべき前記格納コンテナ（４）の情報とを含む、ことと、前記実行命令を、通信モジュール（７０）を用いて、前記特定の相互作用領域（６）における前記ユーザへおよび前記ユーザからの前記格納コンテナの確実な移送を制御する格納および回収コントローラ（１００）に伝送することと
を含むことを特徴とする、方法。
（項目２）
物品を登録することは、前記登録モジュール（３０）内に登録されている視覚的データによって実施される、項目１に記載の方法。
（項目３）
物品を登録することは、前記登録モジュール（３０）内に登録されている口頭データによって実施される、項目１に記載の方法。
（項目４）
物品を登録することは、前記登録モジュール（３０）内に登録されている視覚的データ、口頭データ、およびテキストデータによって実施される、項目１に記載の方法。
（項目５）
格納コンテナ（４）を識別することは、前記登録モジュール（３０）内に登録されている視覚的データによって実施される、項目１に記載の方法。
（項目６）
格納コンテナ（４）を識別することは、前記登録モジュール（３０）内に登録されているＲＦＩＤタグを読み取ることによって実施される、項目１～５のいずれか１項に記載の方法。
（項目７）
前記在庫品データベース（１０）内で物品を検索することは、前記検索モジュール（４０）内に入力された口頭データを用いて実施される、項目１～６のいずれか１項に記載の方法。
（項目８）
前記在庫品データベース（１０）内で物品を検索することは、前記検索モジュール（４０）内に入力されたテキストデータを用いて実施される、項目１～７のいずれか１項に記載の方法。
（項目９）
格納されている物品および検索結果が、視覚的に提示される、項目１～８のいずれか１項に記載の方法。
（項目１０）
格納されている物品および検索結果が、口頭で提示される、項目１～９のいずれか１項に記載の方法。
（項目１１）
前記方法は、建物内の複数の相互作用領域（６）のうちのある相互作用領域（６）を介した格納コンテナ（４）の確実な格納および回収を提供するために、前記建物内の自動化された格納および回収システム（２）を制御するために使用される、項目１～１０のいずれか１項に記載の方法。
（項目１２）
異なるモジュールを備えるコンピュータプログラム製品であって、前記コンピュータプログラム製品は、プロセッサにおいて実行されると、自動化された格納および回収システム（２）のいくつかの相互作用領域（６）のうちの１つの特定の相互作用領域（６）を介して格納コンテナ（４）を移送することによって、物品を格納するための前記格納コンテナ（４）の確実な格納および回収を制御し、前記格納コンテナ（４）は、ユーザおよび格納されている物品にリンクされ、前記コンピュータプログラム製品は、
－ユーザを識別し、特定の相互作用領域（６）への前記ユーザのためのアクセスを制御するためのユーザ識別モジュール（２０）と、
－物品を格納する識別された格納コンテナ（４）に物品を登録およびリンクするための、かつ前記在庫品データベース（１０）を前記物品および前記格納コンテナ（４）についての情報で更新するための登録モジュール（３０）と、
－前記在庫品データベース（１０）内で物品を検索するための検索モジュール（４０）と、
－格納されている物品の検索結果を提示するための提示モジュール（５０）と、
－使用されるべき前記特定の相互作用領域（６）についての情報と、移送されるべき前記格納コンテナ（４）の情報とを含む実行命令を発生させるための実行モジュール（６０）と、
－前記特定の相互作用領域（６）における前記ユーザへのおよび前記ユーザからの前記格納コンテナの確実な移送を制御する格納および回収システムコントローラ（１００）に、前記実行命令を伝送するための通信モジュール（７０）と
を備えることを特徴とする、コンピュータプログラム製品。
（項目１３）
前記登録モジュール（３０）は、視覚的データによって物品を登録する、項目１２に記載のコンピュータプログラム。
（項目１４）
前記視覚的データのオブジェクト認識が、物品を識別するために使用される、項目１３に記載のコンピュータプログラム。
（項目１５）
前記登録モジュール（３０）は、口頭データによって物品を登録する、項目１２に記載のコンピュータプログラム。
（項目１６）
前記登録モジュール（３０）は、視覚的データと、口頭データと、テキストデータとの組み合わせによって物品を登録する、項目１２に記載のコンピュータプログラム。
（項目１７）
前記登録モジュール（３０）は、視覚的データによって格納コンテナ（４）を登録する、項目１２～１６のいずれか１項に記載のコンピュータプログラム。
（項目１８）
前記登録モジュール（３０）は、ＲＦＩＤタグによって格納コンテナ（４）を登録する、項目１２～１７のいずれか１項に記載のコンピュータプログラム。
（項目１９）
前記検索モジュール（４０）は、口頭入力を受信および識別するために適合される、項目１２～１８のいずれか１項に記載のコンピュータプログラム。
（項目２０）
前記検索モジュール（４０）は、テキスト入力を受信および識別するために適合される、項目１２～１９のいずれか１項に記載のコンピュータプログラム。
（項目２１）
前記提示モジュール（５０）は、視覚的データを出力する、項目１２～２０のいずれか１項に記載のコンピュータプログラム。
（項目２２）
前記提示モジュール（５０）は、口頭データを出力する、項目１２～２１のいずれか１項に記載のコンピュータプログラム。
（項目２３）
建物内の複数の相互作用領域（６）のうちの相互作用領域（６）を介した格納コンテナ（４）の確実な格納および回収を提供するために、前記建物内の自動化された格納および回収システム（２）を制御するために使用される、項目１２～２２のいずれか１項に記載のコンピュータプログラム。

Claims (23)

1. 自動化された格納および回収システム（２）の複数の相互作用領域（６）のうちのある相互作用領域（６）を介して格納コンテナ（４）を移送することにより、物品を格納するための格納コンテナ（４）の確実な格納および回収を制御するための方法であって、前記格納コンテナ（４）は、ユーザおよび格納されている物品にリンクされ、前記方法は、ユーザによって動作可能な制御システム上で動作させられると、前記方法の異なるステップを実施する特定のモジュールを備えるコンピュータプログラム製品よって実施され、前記方法は、
   －ユーザ識別モジュール（２０）においてユーザ識別データを受信し、前記ユーザ識別データを処理して、前記ユーザを識別し、前記ユーザが識別される場合、前記ユーザが前記ユーザにリンクされる格納コンテナを格納または回収し、前記格納コンテナに物品を追加し、または前記格納コンテナから物品を除去することができるように、前記相互作用領域（６）におけるアクセスステーションへのアクセスを付与することと、
   －前記アクセスステーションへのアクセスを付与されたユーザの物品を格納するために、前記物品を登録モジュール（３０）内に登録し、前記物品を前記ユーザにリンクされる識別された格納コンテナ（４）にリンクし、在庫品データベース（１０）を前記物品および前記格納コンテナ（４）についての情報で更新することと、
   －前記アクセスステーションへのアクセスを付与されたユーザの物品を回収するために、検索モジュール（４０）を用いて前記在庫品データベース（１０）内の前記物品を検索し、提示モジュール（５０）を用いて、検索結果および格納されている物品を提示し、前記提示モジュール（５０）から回収されるべき前記物品を選択することと、
   －実行モジュール（６０）内で実行命令を発生させることであって、前記命令は、使用されるべき前記特定の相互作用領域（６）の情報と、移送されるべき前記格納コンテナ（４）の情報とを含む、ことと、前記実行命令を、通信モジュール（７０）を用いて、前記特定の相互作用領域（６）における前記ユーザへおよび前記ユーザからの前記格納コンテナの確実な移送を制御する格納および回収コントローラ（１００）に伝送することと
   を含むことを特徴とする、方法。
2. 物品を登録することは、前記登録モジュール（３０）内に登録されている視覚的データによって実施される、請求項１に記載の方法。
3. 物品を登録することは、前記登録モジュール（３０）内に登録されている口頭データによって実施される、請求項１に記載の方法。
4. 物品を登録することは、前記登録モジュール（３０）内に登録されている視覚的データ、口頭データ、およびテキストデータによって実施される、請求項１に記載の方法。
5. 格納コンテナ（４）を識別することは、前記登録モジュール（３０）内に登録されている視覚的データによって実施される、請求項１に記載の方法。
6. 格納コンテナ（４）を識別することは、前記登録モジュール（３０）内に登録されているＲＦＩＤタグを読み取ることによって実施される、請求項１～５のいずれか１項に記載の方法。
7. 前記在庫品データベース（１０）内で物品を検索することは、前記検索モジュール（４０）内に入力された口頭データを用いて実施される、請求項１～６のいずれか１項に記載の方法。
8. 前記在庫品データベース（１０）内で物品を検索することは、前記検索モジュール（４０）内に入力されたテキストデータを用いて実施される、請求項１～７のいずれか１項に記載の方法。
9. 格納されている物品および検索結果が、視覚的に提示される、請求項１～８のいずれか１項に記載の方法。
10. 格納されている物品および検索結果が、口頭で提示される、請求項１～９のいずれか１項に記載の方法。
11. 前記方法は、建物内の複数の相互作用領域（６）のうちのある相互作用領域（６）を介した格納コンテナ（４）の確実な格納および回収を提供するために、前記建物内の自動化された格納および回収システム（２）を制御するために使用される、請求項１～１０のいずれか１項に記載の方法。
12. 異なるモジュールを備えるコンピュータプログラム製品であって、前記コンピュータプログラム製品は、プロセッサにおいて実行されると、自動化された格納および回収システム（２）のいくつかの相互作用領域（６）のうちの１つの特定の相互作用領域（６）を介して格納コンテナ（４）を移送することによって、物品を格納するための前記格納コンテナ（４）の確実な格納および回収を制御し、前記格納コンテナ（４）は、ユーザおよび格納されている物品にリンクされ、前記コンピュータプログラム製品は、
    －ユーザを識別し、特定の相互作用領域（６）への前記ユーザのためのアクセスを制御するためのユーザ識別モジュール（２０）と、
    －物品を格納する識別された格納コンテナ（４）に物品を登録およびリンクするための、かつ在庫品データベース（１０）を前記物品および前記格納コンテナ（４）についての情報で更新するための登録モジュール（３０）と、
    －前記在庫品データベース（１０）内で物品を検索するための検索モジュール（４０）と、
    －格納されている物品の検索結果を提示するための提示モジュール（５０）と、
    －使用されるべき前記特定の相互作用領域（６）についての情報と、移送されるべき前記格納コンテナ（４）の情報とを含む実行命令を発生させるための実行モジュール（６０）と、
    －前記特定の相互作用領域（６）における前記ユーザへのおよび前記ユーザからの前記格納コンテナの確実な移送を制御する格納および回収システムコントローラ（１００）に、前記実行命令を伝送するための通信モジュール（７０）と
    を備えることを特徴とする、コンピュータプログラム製品。
13. 前記登録モジュール（３０）は、視覚的データによって物品を登録する、請求項１２に記載のコンピュータプログラム。
14. 前記視覚的データのオブジェクト認識が、物品を識別するために使用される、請求項１３に記載のコンピュータプログラム。
15. 前記登録モジュール（３０）は、口頭データによって物品を登録する、請求項１２に記載のコンピュータプログラム。
16. 前記登録モジュール（３０）は、視覚的データと、口頭データと、テキストデータとの組み合わせによって物品を登録する、請求項１２に記載のコンピュータプログラム。
17. 前記登録モジュール（３０）は、視覚的データによって格納コンテナ（４）を登録する、請求項１２～１６のいずれか１項に記載のコンピュータプログラム。
18. 前記登録モジュール（３０）は、ＲＦＩＤタグによって格納コンテナ（４）を登録する、請求項１２～１７のいずれか１項に記載のコンピュータプログラム。
19. 前記検索モジュール（４０）は、口頭入力を受信および識別するために適合される、請求項１２～１８のいずれか１項に記載のコンピュータプログラム。
20. 前記検索モジュール（４０）は、テキスト入力を受信および識別するために適合される、請求項１２～１９のいずれか１項に記載のコンピュータプログラム。
21. 前記提示モジュール（５０）は、視覚的データを出力する、請求項１２～２０のいずれか１項に記載のコンピュータプログラム。
22. 前記提示モジュール（５０）は、口頭データを出力する、請求項１２～２１のいずれか１項に記載のコンピュータプログラム。
23. 建物内の複数の相互作用領域（６）のうちのある相互作用領域（６）を介した格納コンテナ（４）の確実な格納および回収を提供するために、前記建物内の自動化された格納および回収システム（２）を制御するために使用される、請求項１２～２２のいずれか１項に記載のコンピュータプログラム。

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