JP2022519554A - 処理方法及び通信機器 - Google Patents

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Abstract

本開示の実施例は、処理方法及び通信機器を提供し、当該方法は、第一情報に従って、圧縮又は解凍用ROHCエンティティを確定することを含み、ここで、前記第一情報は、PDCPパケットのパケットヘッダ内の指示情報と、モビリティ手順完了の情報と、PDCPパケットのPDCP識別子と、PDCPパケットに対応する接続と、PDCP制御パケット内の指示情報と、PDCP設定情報と、圧縮又は解凍用ROHCエンティティの設定情報とのうち、何れか1つである。

Description

(関連出願の相互参照)
本願は、2019年1月30日に中国で出願された中国特許出願第201910093599.0号の優先権を主張し、その内容の全ては、参照により本願に組み込まれる。
本開示の実施例は、通信の技術分野に関し、具体的に、処理方法及び通信機器に関する。
ネットワーク側には、端末の1つのデータ無線ベアラDRB(Data Radio Bearer)(又はパケットデータコンバージェンスプロトコルPDCP(Packet Data Convergence Protocol))に対して、その為に働く圧縮(又は解凍)用ロバストヘッダ圧縮ROHC(Robust Header Compression)エンティティが複数ある場合、端末側及びネットワーク側のパケットヘッダの圧縮又は解凍を如何に実現するかは、急いで解決すべき課題になっている。
本開示の実施例の目的の1つは、端末側及びネットワーク側のパケットヘッダの圧縮又は解凍の問題を解决するための処理方法及び通信機器を提供することにある。
本開示の実施例の第一局面によれば、通信機器に適用される処理方法であって、
第一情報に従って、圧縮又は解凍用ロバストヘッダ圧縮ROHC(Robust Header Compression)エンティティを確定することを含み、
ここで、前記第一情報は、パケットデータコンバージェンスプロトコルPDCP(Packet Data Convergence Protocol)パケットのパケットヘッダ内の指示情報と、モビリティ手順完了の情報と、PDCPパケットのPDCP識別子と、PDCPパケットに対応する接続と、PDCP制御パケット内の指示情報と、PDCP設定情報と、圧縮又は解凍用ROHCエンティティの設定情報とのうち、1つ又は複数である、処理方法を提供している。
本開示の実施例の第二局面によれば、通信機器であって、
第一情報に従って、圧縮又は解凍用ロバストヘッダ圧縮ROHCエンティティを確定するための確定モジュールを含み、
ここで、前記第一情報は、PDCPパケットのパケットヘッダ内の指示情報と、モビリティ手順完了の情報と、PDCPパケットのPDCP識別子と、PDCPパケットに対応する接続と、PDCP制御パケット内の指示情報と、PDCP設定情報と、圧縮又は解凍用ROHCエンティティの設定情報とのうち、1つ又は複数である、通信機器を更に提供している。
本開示の実施例の第三局面によれば、プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶されて前記プロセッサ上で動作可能なプログラムとを含み、前記プログラムが前記プロセッサによって実行されると、上記に記載の処理方法が実現される、通信機器を更に提供している。
本開示の実施例の第四局面によれば、コンピュータプログラムを記憶したコンピュータ読取可能な記憶媒体であって、前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されると、上記に記載の処理方法が実現される、コンピュータ読取可能な記憶媒体を更に提供している。
本開示の実施例において、ネットワーク側には、端末の1つのDRB(又はPDCP)に対して、その為に働く圧縮又は解凍用ROHCエンティティが複数ある場合であっても、端末側及びネットワーク側は、パケットヘッダの圧縮又は解凍機能を実現することができる。
以下の選択的な実施形態の詳細な説明を読むことで、当業者にとって、様々な他の利点及びメリットが明らかになるであろう。図面は、選択的な実施形態を示すためのものに過ぎず、本開示に対する制限と見なされるべきではない。更に、図面全体において、同じ部材は、同じ参照符号で示される。
本開示の実施例に係る無線通信システムのアーキテクチャ模式図である。 本開示の実施例に係る処理方法のフローチャートである。 本開示の実施例に係る通信機器の構造図その一である。 本開示の実施例に係る通信機器の構造図その二である。
以下、本開示の実施例における図面を参照しながら、本開示の実施例における技術案を明確且つ完全に説明するが、明らかなことに、説明される実施例は本開示の一部の実施例であり、すべての実施例ではない。本開示における実施例に基づいて、当業者によって創造的な労働を払わずに得られた他の実施例は、全て本開示の保護範囲に含まれるものとする。
本願の明細書及び特許請求の範囲における「含む」という用語及びそのあらゆる変形は、非排他的な包含をカバーするものであり、例えば、一連のステップやユニットを含む手順、方法、システム、製品や機器は、明示的に列挙されているこれらのステップやユニットのみを含むことに限定されず、明示的に列挙されていない他のステップやユニット、或いは、これらの手順、方法、製品や機器に固有の他のステップやユニットを含んでもよい。なお、明細書及び特許請求の範囲に使用される「及び/又は」とは、接続対象のうち、少なくとも1つを表すものであり、例えば、「A及び/又はB」とは、Aのみが存在する、Bのみが存在する、A及びBの両方が存在するといった3つの場合を含む。
本開示の実施例において、「例示的」又は「例えば」などの用語は、例として例証又は説明するためのものである。本開示の実施例において、「例示的」又は「例えば」などの用語で記載されるあらゆる実施例又は設計案は、他の実施例や設計案に比較してより好適であったり、より利点を有すると解釈されてはならない。適切に言えば、具体的な形態で関連概念を示すために、「例示的」又は「例えば」などの用語が使用されている。
本開示の実施例の技術案を理解し易くするために、以下、いくつかの技術的ポイントを紹介する。
一、ロバストヘッダ圧縮又は頑健ヘッダ圧縮ROHC(Robust Header Compression)についての紹介。
長期進化(Long Term Evolution、LTE)又は第五世代移動通信5G(5th-generation)の新しいラジオNR(New Radio)システムにおいて、ネットワーク側は、パケットデータコンバージェンスプロトコルPDCP(Packet Data Convergence Protocol)エンティティ内にROHC機能を設定することが可能である。当該ROHC機能は、PDCPエンティティ内において、最大1つのROHC圧縮(例えば、端末側の対応する上りリンクデータ送信)エンティティ(又はモジュール、又はプロトコル層、又はコンテキスト)、及び、最大1つのROHC解凍(例えば、端末側の対応する下りリンクデータ受信)エンティティ(又はモジュール、又はプロトコル層、又はコンテキスト)に対応付けられる。ROHCエンティティは、上位層データパケット(例えば、伝送制御プロトコルTCP(Transmission Control Protocol)/インターネットプロトコルIP(Internet Protocol))のパケットヘッダを圧縮及び解凍することが可能である一方で、ROHC解凍エンティティは、解凍のステータスに関するフィードバック情報を相手方のROHC圧縮エンティティに送信することが可能である。
ハンドオーバ手順中では、ネットワーク側は、当該PDCPエンティティのROHCエンティティをリセットする必要があるかどうかを設定する(即ち、DRB ROHC連続(drb-ContinueROHC)シグナリングを通して指示する)ことが可能である。
例えば、ネットワーク側は、ハンドオーバ手順中で依然としてハンドオーバ前のROHCエンティティを端末に採用させることを望む場合、drb-ContinueROHCを端末に設定すれば、端末は、自身のROHCをリセットせずに、ハンドオーバ前のROHCエンティティを引き続き使用することになる。
二、デュアル接続DC(Dual connectivity)ハンドオーバについての紹介。
5Gシステムにおいて、0msというモビリティ手順の中断遅延を満たす必要があるため、端末にとっては、その移動中に、ソースノードとターゲットノードとの両方で、データ送受信用の接続を確保する必要がある。ソースノードとターゲットノードとの両方で、データ接続を維持しなければならない。対応するネットワーク側のソースノードとターゲットノードとには、独立したROHC圧縮又は解凍エンティティを持たせる。
本明細書に記載の技術は、5Gシステム及びその後の進化型通信システム、並びにLTE/LTEの進化LTE-A(LTE-Advanced)システムに限定されず、様々な無線通信システム、例えば符号分割多元接続CDMA(Code Division Multiple Access)、時間分割多元接続TDMA(Time Division Multiple Access)、周波数分割多元接続FDMA(Frequency Division Multiple Access)、直交周波数分割多元接続OFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)、シングルキャリア周波数分割多元接続SC-FDMA(Single-carrier Frequency-Division Multiple Access)及び他のシステムにも使用可能である。
用語「システム」と「ネットワーク」とは、互換的に用いられることが多い。CDMAシステムは、例えばCDMA2000、ユニバーサル地上無線アクセスUTRA(Universal Terrestrial Radio Access)等のラジオ技術を実現できる。UTRAは、広帯域CDMA(Wideband Code Division Multiple Access、WCDMA(登録商標))及び他のCDMA変形態を含む。TDMAシステムは、例えばグローバルシステムフォーモバイルコミュニケーションGSM(Global System for Mobile Communication)などのラジオ技術を実現できる。OFDMAシステムは、例えばウルトラモバイルブロードバンドUMB(Ultra Mobile Broadband)、進化型UTRA(Evolution-UTRA、E-UTRA)、IEEE 802.11(ワイヤレスフィデリティWi-Fi(wireless fidelity))、IEEE 802.16(マイクロ波アクセスの世界的相互運用性WiMAX(World Interoperability for Microwave Access))、IEEE 802.20、Flash-OFDM等のラジオ技術を実現できる。UTRA及びE-UTRAは、ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションシステムUMTS(Universal Mobile Telecommunications System)の一部である。LTE及びより高度なLTE(例えば、LTE-A)は、E-UTRAを用いた新しいUMTSバージョンである。UTRA、E-UTRA、UMTS、LTE、LTE-A及びGSMは、「第3世代パートナーシッププロジェクト」3GPP(3rd Generation Partnership Project)とい名前の組織からの文献に記載されている。CDMA2000及びUMBは、「第3世代パートナーシッププロジェクト2」(3GPP2)という名前の組織からの文献に記載されている。本明細書に記載の技術は、上記のシステム及びラジオ技術に使用可能であるし、他のシステム及びラジオ技術にも使用可能である。
以下、図面と併せて本開示の実施例を紹介する。本開示の実施例による処理方法及び機器は、無線通信システムに適用可能である。図1を参照して、同図は、本開示の実施例による無線通信システムのアーキテクチャ模式図である。当該無線通信システムは、図1に示すように、第一ネットワーク機器10、第二ネットワーク機器11、及び端末を含んでもよく、端末は、ユーザ機器UE(User Equipment)12と記され、UE12は、第一ネットワーク機器10及び第二ネットワーク機器11との通信(シグナリング伝送又はデータ伝送)が可能である。実際の応用において、上記各機器間の接続は、無線接続であってもよいが、直感的に各機器間の接続関係を示し易くするために、図1では、実線を用いて模式的に示している。説明すべきなのは、上記通信システムは、複数のUE12を含んでもよく、第一ネットワーク機器10及び第二ネットワーク機器11は、複数のUE12との通信が可能である。
本開示の実施例による端末は、携帯電話、タブレットPC、ノートPC、ウルトラモバイルパーソナルコンピュータUMPC(Ultra-Mobile Personal Computer)、ネットブック又はパーソナルデジタルアシスタントPDA(Personal Digital Assistant)、モバイルインターネット装置MID(Mobile Internet Device)、ウェアラブルデバイス(Wearable Device)又は車載機器等であってもよい。
本開示の実施例による第一ネットワーク機器10及び第二ネットワーク機器11は、基地局であってもよく、当該基地局は、一般的に使用される基地局であってもよいし、進化型基地局eNB(evolved node base station)であってもよく、更に、5Gシステム内のネットワーク機器(例えば、次世代基地局gNB(next generation node base station)又は送受信ポイントTRP(transmission and reception point))等の機器であってもよい。
本開示の実施例において、ROHCエンティティは、ROHCモジュール、ROHCプロトコル層又はROHCコンテキストと称されてもよい。
図2を参照して、本開示の実施例は、処理方法を更に提供しており、当該方法の実行主体は、通信機器、例えば端末又はネットワーク機器であってもよく、当該方法は、ステップ201を含む。
ステップ201:第一情報に従って、圧縮又は解凍用ROHCエンティティを確定する。
ここで、前記第一情報は、PDCPパケットのパケットヘッダ内の指示情報と、モビリティ手順完了の情報と、PDCPパケットのPDCP識別子と、PDCPパケットに対応する接続と、PDCP制御パケット内の指示情報と、PDCP設定情報と、圧縮又は解凍用ROHCエンティティの設定情報とのうち、1つ又は複数であってもよい。
説明すべきなのは、上記PDCPパケットは、PDCPデータパケット及び/又はROHCフィードバックパケットであってもよい。
通信機器には、圧縮又は解凍用ROHCエンティティが複数ある場合、例示的に、
(1.1)PDCPパケットヘッダ内に、使用されるROHCエンティティを指示するための指示情報を追加する。
(1.2)PDCPパケットのシリアル番号が、指定されたPDCPシリアル番号SN(Serial Number)の前にあれば、通信機器は、ROHCエンティティ1を採用し、指定されたPDCP SN番号の後にあれば、通信機器は、ROHCエンティティ2を採用する。
(1.3)接続1からのPDCPパケットに対して、接続1に関連するROHCエンティティ1を採用し、接続2からのPDCPパケットに対して、接続2に関連するROHCエンティティ2を採用する。
(1.4)PDCP制御パケット内の指示情報は、通信機器によって使用されるROHCエンティティを変更するかどうかを指示する。
通信機器には、ROHCエンティティが1つある場合、例示的に、
(2.1)PDCP制御パケット内の指示情報は、通信機器にその前のROHCエンティティ(旧ROHCエンティティ)を削除させ、新しいROHCエンティティを確立させることを指示する。
(2.2)指定されたPDCP SN番号の前にあれば、通信機器は、ROHCエンティティ1を採用し、指定されたPDCP SN番号の後にあれば、通信機器は、ROHCエンティティ1を削除し、ROHCエンティティ2を確立して採用する。
例示的に、通信機器によってROHC連続(ROHC Continue)機能が採用される場合、通信機器は、圧縮又は解凍用ROHCエンティティを1つ採用し、それ以外の場合、通信機器は、圧縮又は解凍用ROHCを複数採用する。理解できるように、通信機器が圧縮又は解凍用ROHCエンティティを1つ採用する場合、上記(2.1)~(2.2)で説明された方式は、何れも適用可能である。通信機器が圧縮又は解凍用ROHCエンティティを複数採用する場合、上記(1.1)~(1.4)で説明された方式は、何れも適用可能である。
本開示の実施例において、選択的に、PDCP設定情報によって、前記通信機器にROHC連続機能を採用させることが指示されており、前記通信機器の1つのPDCPエンティティは、圧縮又は解凍用ROHCエンティティを1つ含むようにしてもよい。
本開示の実施例において、選択的に、PDCP設定情報によって、通信機器にROHC連続機能を採用させることが指示されておらず、前記通信機器の1つのPDCPエンティティは、圧縮又は解凍用ROHCエンティティを複数含むようにしてもよい。
本開示の実施例において、選択的に、前記PDCP制御パケット内の指示情報は、
(1)通信機器に圧縮又は解凍用ROHCエンティティを変更させることと、
(2)通信機器に圧縮又は解凍用ROHCエンティティを変更させないことと、
(3)通信機器にその前の圧縮又は解凍用ROHCエンティティを削除させ、新しい圧縮又は解凍用ROHCエンティティを確立させることとのうち、少なくとも1つを指示するものであってもよい。
本開示の実施例において、選択的に、ステップ201の前に、図2に示す方法は、
特定の指示方式に従って、対応する前記第一情報を確定することを更に含んでもよく、
ここで、前記特定の指示方式は、
(1)PDCPパケットのパケットヘッダによる指示と、
(2)PDCPパケットのPDCP識別子の設定情報による指示と、
(3)PDCPパケットに対応する接続の設定情報による指示と、
(4)PDCP制御パケットによる指示とのうち、1つ又は複数を含んでもよい。
本開示の実施例において、選択的に、前記特定の指示方式は、ネットワーク側によって設定されるか、或いはプロトコルによって規定されてもよい。
本開示の実施例において、選択的に、前記PDCP識別子の設定情報には、
(1)指定されたPDCPパケット識別子と、
(2)前記指定されたPDCPパケット識別子の前に採用される圧縮又は解凍用ROHCエンティティと、
(3)前記指定されたPDCPパケット識別子の後に採用される圧縮又は解凍用ROHCエンティティとのうち、1つ又は複数が含まれてもよい。
本開示の実施例において、選択的に、通信機器のPDCPエンティティが圧縮又は解凍用ROHCエンティティを複数含む場合、ステップ201は、
(1)前記PDCPパケットのPDCP識別子が、指定されたPDCP識別子の前にあれば、対応する圧縮又は解凍用ROHCエンティティを採用することと、
(2)前記PDCPパケットのPDCP識別子が、指定されたPDCP識別子の後にあれば、対応する圧縮又は解凍用ROHCエンティティを採用することとのうち、何れか1つを含んでもよい。
本開示の実施例において、選択的に、通信機器のPDCPエンティティが圧縮又は解凍用ROHCエンティティを1つ含む場合、ステップ201は、
(1)前記PDCPパケットのPDCP識別子が、指定されたPDCP識別子の前にあれば、第一圧縮又は解凍用ROHCエンティティを採用することと、
(2)前記PDCPパケットのPDCP識別子が、指定されたPDCP識別子の後にあれば、第一圧縮又は解凍用ROHCエンティティを削除し、新しい圧縮又は解凍用ROHCエンティティを確立して採用することとのうち、何れか1つを含んでもよく、
ここで、前記第一圧縮又は解凍用ROHCエンティティは、複数の圧縮又は解凍用ROHCエンティティの設定情報に従って前記通信機器によって確立された1つの特定の圧縮又は解凍用ROHCエンティティである。
本開示の実施例において、選択的に、前記PDCPパケットに対応する接続の設定情報には、
(1)特定の接続と、特定の圧縮用ROHCエンティティとの対応関係と、
(2)特定の接続と、特定の解凍用ROHCエンティティとの対応関係とのうち、1つ又は複数が含まれてもよい。
本開示の実施例において、選択的に、ステップ201は、
前記PDCPパケットに対応する接続が第一接続であれば、前記第一接続に対応する圧縮又は解凍用ROHCエンティティを採用することを含んでもよい。
本開示の実施例において、選択的に、ステップ201は、
(1)複数の圧縮又は解凍用ROHCエンティティの設定情報に従って、圧縮又は解凍用ROHCエンティティを複数確立することと、
(2)1つの圧縮又は解凍用ROHCエンティティの設定情報に従って、特定の圧縮又は解凍用ROHCエンティティを1つ確立することとのうち、1つ又は複数を含んでもよい。
本開示の実施例において、選択的に、ステップ201は、
モビリティ手順完了後に、モビリティ手順完了の情報に従って、ターゲット接続に対応する圧縮又は解凍用ROHCエンティティを確定することを含んでもよい。
本開示の実施例において、選択的に、ステップ201の後に、図2に示す方法は、
(1)ソース接続に対応する圧縮又は解凍用ROHCエンティティをリセットすることと、
(2)ソース接続に対応する圧縮又は解凍用ROHCエンティティを削除することとのうち、1つ又は複数を更に含んでもよい。
本開示の実施例において、選択的に、前記モビリティ手順完了のトリガイベントは、
(1)ネットワーク側から送信されたモビリティ手順完了の指示情報が端末によって受信されたことと、
(2)端末からネットワーク側にモビリティ手順完了の指示情報が送信されたことと、
(3)ターゲット接続のランダムアクセス手順が完了したことと、
(4)ソース接続のデータに対する処理が完了した旨の指示情報が端末によって受信されたこととのうち、1つ又は複数を含む。
本開示の実施例において、選択的に、ステップ201の後に、図2に示す方法は、
(1)PDCPパケットのPDCP識別子に従って、PDCPパケットが送信される接続を確定することと、
(2)PDCPパケットを圧縮した圧縮用ROHCエンティティに従って、PDCPパケットが送信される接続を確定することとのうち、何れか1つを更に含んでもよい。
本開示の実施例において、選択的に、ステップ201の後に、図2に示す方法は、
(1)ROHCエンティティ変更情報を送信する時に、変更後の圧縮又は解凍用ROHCエンティティによってPDCPパケットのパケットヘッダを圧縮又は解凍することと、
(2)ROHCエンティティ変更情報を送信する前に、変更後の圧縮又は解凍用ROHCエンティティによってPDCPパケットのパケットヘッダを圧縮又は解凍することと、
(3)ROHCエンティティ変更情報を送信した後に、変更後の圧縮又は解凍用ROHCエンティティによってPDCPパケットのパケットヘッダを圧縮又は解凍することとのうち、何れか1つを更に含んでもよい。
本開示の実施例において、選択的に、ステップ201の後に、図2に示す方法は、
(1)使用される圧縮又は解凍用ROHCエンティティを変更する時に、もし前記PDCP設定情報によって、前記通信機器にROHC連続機能を採用させることが指示されていれば、その前に使用されていた圧縮又は解凍用ROHCエンティティをリセットしないことと、
(2)使用される圧縮又は解凍用ROHCエンティティを変更する前に、もし前記PDCP設定情報によって、前記通信機器にROHC連続機能を採用させることが指示されていれば、その前に使用されていた圧縮又は解凍用ROHCエンティティをリセットしないことと、
(3)使用される圧縮又は解凍用ROHCエンティティを変更した後に、もし前記PDCP設定情報によって、前記通信機器にROHC連続機能を採用させることが指示されていれば、その前に使用されていた圧縮又は解凍用ROHCエンティティをリセットしないこととのうち、何れか1つを更に含む。
本開示の実施例において、選択的に、ステップ201の後に、図2に示す方法は、
(1)使用される圧縮又は解凍用ROHCエンティティを変更する時に、もし前記PDCP設定情報によって、前記通信機器にROHC連続機能を採用させることが指示されていなければ、その前に使用されていた圧縮又は解凍用ROHCエンティティをリセットすることと、
(2)使用される圧縮又は解凍用ROHCエンティティを変更する前に、もし前記PDCP設定情報によって、前記通信機器にROHC連続機能を採用させることが指示されていなければ、その前に使用されていた圧縮又は解凍用ROHCエンティティをリセットすることと、
(3)使用される圧縮又は解凍用ROHCエンティティを変更した後に、もし前記PDCP設定情報によって、前記通信機器にROHC連続機能を採用させることが指示されていなければ、その前に使用されていた圧縮又は解凍用ROHCエンティティをリセットすることとのうち、何れか1つを更に含む。
本開示の実施例において、選択的に、ステップ201の後に、図2に示す方法は、
(1)使用される圧縮又は解凍用ROHCエンティティを変更する時に、その前に使用されていた圧縮又は解凍用ROHCエンティティをリセットすることと、
(2)使用される圧縮又は解凍用ROHCエンティティを変更する前に、その前に使用されていた圧縮又は解凍用ROHCエンティティをリセットすることと、
(3)使用される圧縮又は解凍用ROHCエンティティを変更した後に、その前に使用されていた圧縮又は解凍用ROHCエンティティをリセットすることとのうち、何れか1つを更に含んでもよい。
本開示の実施例において、選択的に、ステップ201の後に、図2に示す方法は、
(1)使用される圧縮又は解凍用ROHCエンティティを変更する時に、その前に使用されていた圧縮又は解凍用ROHCエンティティを削除することと、
(2)使用される圧縮又は解凍用ROHCエンティティを変更する前に、その前に使用されていた圧縮又は解凍用ROHCエンティティを削除することと、
(3)使用される圧縮又は解凍用ROHCエンティティを変更した後に、その前に使用されていた圧縮又は解凍用ROHCエンティティを削除することとのうち、何れか1つを更に含んでもよい。
本開示の実施例において、ネットワーク側には、通信機器の1つのDRB(又はPDCP)に対して、その為に働く圧縮又は解凍用ROHCエンティティが複数ある場合であっても、通信機器は、パケットヘッダの圧縮又は解凍機能を実現することができる。
本開示の実施例をより良く理解するために、以下の実施例におけるPDCP送信端は、それぞれUE及びネットワーク側のPDCP送信端に対応するものであり、PDCP受信端は、それぞれUE及びネットワーク側のPDCP受信端に対応するものであり得る。
実施例1.1:PDCPパケットのパケットヘッダによって、複数の圧縮又は解凍用ROHCエンティティを指示する。
ステップ1:UEがパケットヘッダによる指示(例えば、PDCPパケットヘッダの指示情報)の方式を採用して複数の圧縮又は解凍用ROHCエンティティを管理することを、ネットワーク側によって設定しておくか、或いはプロトコルによって規定しておく。
ステップ2:UEは、1つのPDCPエンティティの複数の圧縮又は解凍用ROHCエンティティの設定情報を受信したとき、UEは、上りリンク送信に対して複数の圧縮用ROHCエンティティを確立し、下りリンク受信に対して複数の解凍用ROHCエンティティを確立する。
例示的に、DCハンドオーバ手順の場合、同一PDCPエンティティに対して、ソース接続及びターゲット接続の両方には、それに対応する圧縮又は解凍用ROHCエンティティ(例えば、圧縮又は解凍用ROHC1、及び、圧縮又は解凍用ROHC2)がそれぞれ設定されていれば、UEは、上りリンク送信に対して複数の圧縮用ROHCエンティティを確立し、下りリンク受信に対して複数の解凍用ROHCエンティティを確立する。
ステップ3.1:ステップ2に応じて、PDCP受信端の挙動は、
PDCP受信端がPDCPパケット(例えば、PDCPデータパケット及び/又はROHCフィードバックパケット)を受信した後、当該PDCPパケットのPDCPプロトコルデータユニットPDU(protocol data unit)のパケットヘッダのROHCエンティティ指示情報に従って、特定の圧縮又は解凍用ROHCエンティティを採用して処理することを含む。
例えば、UEのPDCP受信エンティティによるPDCPデータパケットの受信時に、もしPDCPデータパケットのPDCP PDUのパケットヘッダによって、当該PDCPデータパケットに採用される解凍用ROHC1が指示されていれば、UEのPDCP受信エンティティは、解凍用ROHC1を採用して当該PDCP PDUのパケットヘッダを解凍する。
更に例えば、UEのPDCP受信エンティティによるROHCフィードバックパケットの受信時に、もしROHCフィードバックパケットのPDCP PDUのパケットヘッダによって、当該PDCP PDUのパケットヘッダパケットに採用される解凍用ROHC1が指示されていれば、UEのPDCP受信エンティティは、解凍用ROHC1を採用して当該PDCP PDUのパケットヘッダを処理する。
ステップ3.2:ステップ1に応じて、PDCP送信端の挙動は、
PDCP送信端が特定の圧縮又は解凍用ROHCエンティティを採用して圧縮する(又はROHCフィードバックパケット(例えば、「Control PDU for interspersed ROHC feedback」)を送信する)際、PDCP送信端が、送信されるPDCPパケットヘッダ内で、採用される圧縮又は解凍用ROHCエンティティを指示することを含む。
例えば、UEのPDCP送信エンティティによるデータの送信時に、もし当該データのPDCPパケットヘッダ圧縮に採用されたのが圧縮用ROHC1であれば、当該データのPDCP PDUのパケットヘッダ内で、圧縮用ROHC1が採用されたことを指示する。
更に例えば、UEのPDCP送信エンティティによるROHCフィードバックパケット(例えば、「Control PDU for interspersed ROHC feedback」)の送信時に、もし当該ROHCフィードバックパケットに採用されたのが圧縮用ROHC1であれば、当該ROHCフィードバックパケットのPDCP PDUのパケットヘッダ内で、圧縮用ROHC1が採用されたことを指示する。
追加的に、PDCP送信端は、各接続へ送信されるデータパケットに対して、各接続に対応する圧縮又は解凍用ROHCエンティティを採用する。
例示的に、ネットワーク側の設定情報(例えば、ソース接続が圧縮又は解凍用ROHC1を採用し、ターゲット接続が圧縮又は解凍用ROHC2を採用するもの)に従って、UEのPDCP送信端は、ソース接続へ送信されるデータに対して圧縮又は解凍用ROHC1を採用し、ターゲット接続へ送信されるデータに対して圧縮又は解凍用ROHC2を採用する。
追加的に、ステップ4:モビリティ手順(例えば、ハンドオーバ又はセカンダリセルグループ変更SCG change(secondary cell group change))に対して、UEは、当該モビリティ手順完了後に、そのPDCP送信エンティティが、ターゲット接続に対応する圧縮又は解凍用ROHCエンティティを採用する(即ち、ソース接続に対応する圧縮又は解凍用ROHCエンティティを採用しなくなる)。
さらに、UEの送信PDCPエンティティは、ソース接続に対応する圧縮又は解凍用ROHCエンティティをリセット及び/又は削除する。
ここで、当該モビリティ手順完了のトリガイベントは、
(1)ネットワーク側から送信されたモビリティ手順完了の指示情報が受信されたこと、例えば、ネットワーク側から、ソース接続を削除する設定メッセージが送信されてきたことと、
(2)モビリティ手順完了の指示情報がネットワーク側へ送信されたこと、例えば、UEから、ソース接続を削除する指示メッセージがネットワーク側に送信されたことと、
(3)ターゲット接続のランダムアクセス手順が完了したことと、
(4)PDCP送信エンティティによって受信されたソース接続のデータの全てに対する処理が完了したこと(例えば、解凍が完了したか、或いは復号化が完了したか、或いは上位層に送信されたこと)とのうち、1つ又は複数による任意の組み合わせを含む。
実施例1.2:PDCP識別子によって、複数の圧縮又は解凍用ROHCエンティティを指示する。
ステップ1:UEがPDCP識別子(例えば、PDCP SN又はカウント(COUNT))による指示の方式を採用して複数の圧縮又は解凍用ROHCエンティティを管理することを、ネットワーク側によって設定しておくか、或いはプロトコルによって規定しておく。
ここで、当該PDCP識別子設定情報には、
(1)下りリンクPDCPパケット識別子と、
(2)上りリンクPDCPパケット識別子と、
(3)当該下りリンク又は上りリンクPDCPパケット識別子の前(又は後)に採用される圧縮又は解凍用ROHCエンティティとのうち、何れか1つが含まれる。
例示的に、ネットワーク側は、指定されたPDCP SN(例えば、100)の前に圧縮又は解凍用ROHC1を使用し、その後に圧縮又は解凍用ROHC2を採用するように設定する。
ステップ2:UEは、1つのPDCPエンティティの複数の圧縮又は解凍用ROHCエンティティの設定情報を受信したとき、UEは、上りリンク送信に対して複数の圧縮用ROHCエンティティを確立し、下りリンク受信に対して複数の解凍用ROHCエンティティを確立する。
例示的に、DCハンドオーバ手順の場合、同一PDCPエンティティに対して、ソース接続及びターゲット接続の両方には、それに対応する圧縮又は解凍用ROHCエンティティ(例えば、圧縮又は解凍用ROHC1、及び、圧縮又は解凍用ROHC2)がそれぞれ設定されていれば、UEは、上りリンク送信に対して複数の圧縮用ROHCエンティティを確立し、下りリンク受信に対して複数の解凍用ROHCエンティティを確立する。
ステップ3.1:ステップ2に応じて、PDCP受信端の挙動は、
PDCP受信端がPDCPパケット(例えば、PDCPデータパケット及び/又はROHCフィードバックパケット)を受信した後、UEが、受信されたPDCPパケット識別子に従って特定の圧縮又は解凍用ROHCエンティティを採用して処理することを含む。
例えば、UEのPDCP受信エンティティによるデータの受信時に、もしPDCP PDUのパケットヘッダによって、当該PDCPデータパケットのPDCP SNが、設定されたPDCP SNの前の番号であることが指示されていれば、UEのPDCP受信エンティティは、圧縮又は解凍用ROHC1を採用して当該PDCP PDUのパケットヘッダを解凍し、そうでなければ、圧縮又は解凍用ROHC2を採用する。
更に例えば、UEのPDCP受信エンティティによるROHCフィードバックパケットの受信時に、もし当該ROHCフィードバックパケットの前に受信(又は送信)されたPDCPパケットのPDCP SNが、設定されたPDCP SN番号の前の番号であれば、UEのPDCP受信エンティティは、圧縮又は解凍用ROHC1を採用して当該PDCP PDUのパケットヘッダを処理し、そうでなければ、圧縮又は解凍用ROHC2を採用する。
ステップ3.2:ステップ1に応じて、PDCP送信端の挙動は、
PDCP送信端によるPDCPパケット(例えば、PDCPデータパケット及び/又はROHCフィードバックパケット)の送信時に、UEが、送信されるPDCPパケット識別子に従って特定の圧縮又は解凍用ROHCエンティティを採用して処理することを含む。
例えば、UEのPDCP送信エンティティによるデータの送信時に、もし当該PDCPデータパケットのPDCP SNが、設定されたPDCP SNの前の番号であれば、UEのPDCP受信エンティティは、圧縮又は解凍用ROHC1を採用して当該PDCP PDUのパケットヘッダを圧縮し、そうでなければ、圧縮又は解凍用ROHC2を採用する。
追加的に、PDCP送信端は、各接続へ送信されるデータパケットに対して、PDCP識別子に従って、当該データパケットが送信される接続を判断する。例えば、DCハンドオーバ手順中では、UEのPDCP送信エンティティによるデータの送信時に、もし当該データパケットのPDCP SNが、設定されたPDCP SN番号の前の番号であれば、UEは、当該データパケットを、ソース接続を介して送信し、そうでなければ、ターゲット接続を介して送信する。
追加的に、ステップ4:モビリティ手順(例えば、ハンドオーバ又はSCG change)に対して、UEは、当該モビリティ手順完了後に、そのPDCPエンティティが、ターゲット接続に対応する圧縮又は解凍用ROHCエンティティを採用し、即ち、ソース接続に対応する圧縮又は解凍用ROHCエンティティを採用しなくなる。
追加的に、UEのPDCPエンティティは、ソース接続に対応する圧縮又は解凍用ROHCエンティティをリセット及び/又は削除する。
ここで、当該モビリティ手順完了のトリガイベントは、
(1)ネットワーク側から送信されたモビリティ手順完了の指示情報が受信されたこと、例えば、ネットワーク側から、ソース接続を削除する設定メッセージが送信されてきたことと、
(2)モビリティ手順完了の指示情報がネットワーク側へ送信されたこと、例えば、UEから、ソース接続を削除する指示メッセージがネットワーク側に送信されたことと、
(3)ターゲット接続のランダムアクセス手順が完了したことと、
(4)PDCPによって受信されたソース接続のデータの全てに対する処理が完了したこと(例えば、解凍が完了したか、或いは復号化が完了したか、或いは上位層に送信されたこと)とのうち、1つ又は複数による任意の組み合わせを含む。
実施例1.3:複数の圧縮又は解凍用ROHCエンティティから、PDCPパケットに対応する接続に従って、圧縮又は解凍用ROHCエンティティを選択する。
ステップ1:UEがPDCPパケットに対応する接続を採用して複数の圧縮又は解凍用ROHCエンティティを管理することを、ネットワーク側によって設定しておくか、或いはプロトコルによって規定しておく。
ここで、当該PDCPパケットに対応する接続設定情報には、特定の接続に対応する特定の圧縮又は解凍用ROHCエンティティが含まれる。
例えば、受信された接続1のデータパケットに対して解凍用ROHC1を採用し、送信される接続1のデータパケットに対して圧縮用ROHC1を採用するようにネットワーク側は設定する。
ステップ2:UEは、1つのPDCPエンティティの複数の圧縮又は解凍用ROHCエンティティの設定情報を受信したとき、UEは、上りリンク送信に対して複数の圧縮用ROHCエンティティを確立し、下りリンク受信に対して複数の解凍用ROHCエンティティを確立する。
例えば、DCハンドオーバ手順の場合、同一PDCPエンティティに対して、ソース接続及びターゲット接続の両方には、それに対応する圧縮又は解凍用ROHCエンティティ(例えば、圧縮又は解凍用ROHC1、及び、圧縮又は解凍用ROHC2)がそれぞれ設定されていれば、UEは、上りリンク送信に対して複数の圧縮用ROHCエンティティを確立し、下りリンク受信に対して複数の解凍用ROHCエンティティを確立する。
ステップ3.1:ステップ2に応じて、PDCP受信端の挙動は、
PDCP受信端がPDCPパケット(例えば、PDCPデータパケット及び/又はROHCフィードバックパケット)を受信した後、UEが、受信されたPDCPパケットの接続に従って特定の圧縮又は解凍用ROHCエンティティを採用して処理することを含む。
例えば、UEのPDCP受信エンティティによるPDCPデータパケットの受信時に、もしPDCPデータパケットが接続1からのものであれば、UEのPDCP受信エンティティは、解凍用ROHC1を採用して当該PDCPデータパケットのPDCP PDUのパケットヘッダを解凍する。
更に例えば、UEのPDCP受信エンティティによるROHCフィードバックパケットの受信時に、もし当該ROHCフィードバックパケットが接続1からのものであれば、UEのPDCP受信エンティティは、解凍用ROHC1を採用して当該PDCP PDUを処理する。
ステップ3.2:ステップ1に応じて、PDCP送信端の挙動は、
PDCP送信端がPDCPパケット(例えば、PDCPデータパケット及び/又はROHCフィードバックパケット)を送信する際、UEが、送信されるPDCPパケットの接続に従って特定の圧縮又は解凍用ROHCエンティティを採用して処理することを含む。
例えば、UEのPDCP送信エンティティによるPDCPデータパケットの送信時に、もしPDCPデータパケットが接続1を介して送信されるものであれば、UEのPDCP送信エンティティは、圧縮用ROHC1を採用して当該PDCPデータパケットのPDCP PDUを圧縮する。
更に例えば、UEのPDCP送信エンティティによるROHCフィードバックパケットの送信時に、もし当該ROHCフィードバックパケットが、ROHC1の受信データパケットに対するROHCフィードバックパケットであれば、UEのPDCP送信エンティティは、圧縮用ROHC1を採用して当該ROHC PDCP PDUのパケットヘッダを処理するとともに、当該ROHCフィードバックパケットを圧縮用ROHC1に対応する接続に送信する。
追加的に、PDCP送信端は、各接続へ送信されるPDCPパケットに対して、採用された圧縮又は解凍用ROHCエンティティに従って、当該PDCPパケットが送信される接続を判断する。
例えば、DCハンドオーバ手順中では、UEのPDCP送信エンティティによるPDCPパケットの送信時に、もし当該PDCPパケットに採用されたのが圧縮用ROHC1であれば、当該PDCPパケットは、圧縮用ROHC1に対応する接続を介して送信される。
追加的に、ステップ4:モビリティ手順(例えば、ハンドオーバ又はSCG change)に対して、UEは、当該モビリティ手順完了後に、そのPDCPエンティティが、ターゲット接続に対応する圧縮又は解凍用ROHCエンティティを採用する(即ち、ソース接続に対応する圧縮又は解凍用ROHCエンティティを採用しなくなる)。
追加的に、UEのPDCPエンティティは、ソース接続に対応する圧縮又は解凍用ROHCエンティティをリセット及び/又は削除する。
ここで、当該モビリティ手順完了のトリガイベントは、
(1)ネットワーク側から送信されたモビリティ手順完了の指示情報が受信されたこと、例えば、ネットワーク側から、ソース接続を削除する設定メッセージが送信されてきたことと、
(2)モビリティ手順完了の指示情報がネットワーク側へ送信されたこと、例えば、UEから、ソース接続を削除する指示メッセージがネットワーク側に送信されたことと、
(3)ターゲット接続のランダムアクセス手順が完了したことと、
(4)PDCPによって受信されたソース接続のデータの全てに対する処理が完了したこと(例えば、解凍が完了したか、或いは復号化が完了したか、或いは上位層に送信されたこと)とのうち、1つ又は複数による任意の組み合わせを含む。
実施例1.4:PDCP制御パケットによって、複数の圧縮又は解凍用ROHCエンティティを変える。
ステップ1:UEがPDCP制御パケットの方式を採用して複数の圧縮又は解凍用ROHCエンティティを管理することを、ネットワーク側によって設定しておくか、或いはプロトコルによって規定しておく。
例えば、PDCP制御パケットを受信した後、当該PDCP制御パケットの指示情報に従って、その後に採用されるべき圧縮又は解凍用ROHCエンティティを判断する。
ステップ2:UEは、1つのPDCPエンティティの複数の圧縮又は解凍用ROHCエンティティの設定情報を受信したとき、UEは、上りリンク送信に対して複数の圧縮用ROHCエンティティを確立し、下りリンク受信に対して複数の解凍用ROHCエンティティを確立する。
例えば、DCハンドオーバ手順の場合、同一PDCPエンティティに対して、ソース接続及びターゲット接続の両方には、それに対応する圧縮又は解凍用ROHCエンティティ(例えば、圧縮又は解凍用ROHC1、及び、圧縮又は解凍用ROHC2)がそれぞれ設定されていれば、UEは、上りリンク送信に対して複数の圧縮用ROHCエンティティを確立し、下りリンク受信に対して複数の解凍用ROHCエンティティを確立する。
ステップ3:UEは、ネットワーク側から送信されたROHCエンティティ変更情報(例えば、PDCP制御パケット)を受信した後、変更後の圧縮又は解凍用ROHCエンティティを採用する。
例えば、UEの1つのPDCPエンティティによってPDCP制御パケットが受信され、当該PDCP制御パケットによって、当該PDCPに採用されるべき圧縮又は解凍用ROHCエンティティが指示されていれば、当該PDCPエンティティは、それに使用される圧縮又は解凍用ROHCエンティティを変更する。
又は、UEは、ROHCエンティティ変更情報をネットワーク側に送信する時(又は送信する前、又は送信した後)に、変更後の圧縮又は解凍用ROHCエンティティを採用する。
例えば、UEの1つのPDCPエンティティによるPDCP制御パケットの送信時(又は送信前、又は送信後)に、もし当該PDCP制御パケットによって、当該PDCPに採用されるべき圧縮又は解凍用ROHCエンティティが指示されていれば、当該PDCPエンティティは、それに使用される圧縮又は解凍用ROHCエンティティを変更する。
追加的に、UEのPDCPエンティティは、それに使用される圧縮又は解凍用ROHCエンティティを変更する時(又は変更する前、又は変更した後)に、圧縮又は解凍用ROHCエンティティをリセットする。
追加的に、UEのPDCPエンティティは、それに使用される圧縮又は解凍用ROHCエンティティを変更する時(又は変更する前、又は変更した後)に、その前に使用されていた圧縮又は解凍用ROHCエンティティを削除する。
実施例2.1:PDCP制御パケットによって、1つの圧縮又は解凍用ROHCエンティティを変える。
ステップ1:UEがPDCP制御パケットの方式を採用して1つの圧縮又は解凍用ROHCエンティティを管理することを、ネットワーク側によって設定しておくか、或いはプロトコルによって規定しておく。
例えば、PDCP制御パケットを受信した後、当該PDCP制御パケットの指示情報に従って、その後に採用されるべき圧縮又は解凍用ROHCエンティティを判断する。
ステップ2:UEは、1つのPDCPエンティティの複数の圧縮又は解凍用ROHCエンティティの設定情報を受信したとき、最初に1つの特定の圧縮又は解凍用ROHCエンティティを使用する。
例えば、DCハンドオーバ手順の場合、同一PDCPエンティティに対して、ソース接続及びターゲット接続の両方には、それに対応する圧縮又は解凍用ROHCエンティティ(例えば、圧縮又は解凍用ROHC1、及び、圧縮又は解凍用ROHC2)がそれぞれ設定されていれば、UEは、上りリンク送信に対して、最初に圧縮用ROHC1を採用し、下りリンク受信に対して、最初に解凍用ROHC1を採用する。
ステップ3:UEは、ネットワーク側から送信されたROHCエンティティ変更情報(例えば、PDCP制御パケット)を受信した後、変更後の圧縮又は解凍用ROHCエンティティを採用(又は確立)する。
例えば、UEの1つのPDCPエンティティによってPDCP制御パケットが受信され、当該PDCP制御パケットによって、PDCPに採用されるべき圧縮又は解凍用ROHCエンティティが指示されていれば、当該PDCPエンティティは、それに使用される圧縮又は解凍用ROHCエンティティを変更する。
又は、UEは、圧縮又は解凍用ROHCエンティティ変更情報をネットワーク側に送信する時(又は送信する前、又は送信した後)に、変更後の圧縮又は解凍用ROHCエンティティを採用(又は確立)する。
例えば、UEの1つのPDCPエンティティによるPDCP制御パケットの送信時(又は送信前、又は送信後)に、もし当該PDCP制御パケットによって、当該PDCPに採用されるべき圧縮又は解凍用ROHCエンティティが指示されていれば、当該PDCPエンティティは、それに使用される圧縮又は解凍用ROHCエンティティを変更する。
追加的に、UEのPDCPエンティティは、それに使用される圧縮又は解凍用ROHCエンティティを変更する時(又は変更する前、又は変更した後)に、ROHCエンティティをリセットする。
追加的に、UEのPDCPエンティティは、それに使用される圧縮又は解凍用ROHCエンティティを変更する時(又は変更する前、又は変更した後)に、その前に使用されていたROHCエンティティを削除する。
追加的に、UEのPDCPエンティティが、それに使用される圧縮又は解凍用ROHCエンティティを変更する時(又は変更する前、又は変更した後)に、もしネットワーク側によって、ROHC連続機能(例えば、drb-ContinueROHC)が設定されていれば、UEのPDCPエンティティは、圧縮又は解凍用ROHCエンティティをリセットしない。
追加的に、UEのPDCPエンティティが、それに使用されるROHCエンティティを変更する時(又は変更する前、又は変更した後)に、もしネットワーク側によって、圧縮又は解凍用ROHC連続機能(例えば、drb-ContinueROHC)が設定されていなければ、UEのPDCPエンティティは、圧縮又は解凍用ROHCエンティティをリセットする。
実施例2.2:PDCP識別子によって、1つの圧縮又は解凍用ROHCエンティティを変える。
ステップ1:UEがPDCP識別子(例えば、PDCP SN又はCOUNT)の方式を採用して1つの圧縮又は解凍用ROHCエンティティを管理することを、ネットワーク側によって設定しておくか、或いはプロトコルによって規定しておく。
ここで、当該PDCP識別子設定情報には、
(1)下りリンクPDCPパケット識別子と、
(2)上りリンクPDCPパケット識別子と、
(3)PDCPパケット識別子の前(又は後)に採用される圧縮又は解凍用ROHCエンティティと、のうち、何れか1つが含まれる。
例えば、ネットワーク側は、指定されたPDCP SN(例えば、100)の前に圧縮又は解凍用ROHC1を使用し、その後に圧縮又は解凍用ROHC2を採用するように設定する。
ステップ2:UEは、1つのPDCPエンティティの複数の圧縮又は解凍用ROHCエンティティの設定情報を受信したとき、最初に1つの特定の圧縮又は解凍用ROHCエンティティを使用する。
例えば、DCハンドオーバ手順の場合、同一PDCPエンティティに対して、ソース接続及びターゲット接続の両方には、それに対応する圧縮又は解凍用ROHCエンティティ(例えば、圧縮又は解凍用ROHC1、及び、圧縮又は解凍用ROHC2)がそれぞれ設定されていれば、UEは、上りリンク送信に対して、最初に圧縮用ROHC1を採用し、下りリンク受信に対して、最初に解凍用ROHC1を採用する。
ステップ3:UEは、ネットワーク側から送信された、対応するPDCP識別子情報を受信した後、変更後の圧縮又は解凍用ROHCエンティティを採用(又は確立)する。
例えば、UEの1つのPDCPエンティティによって受信されたPDCP識別子が、設定されたPDCP SN番号の前の番号であれば、UEのPDCP受信エンティティは、解凍用ROHC1を採用して当該PDCP PDUを処理し、そうでなければ、解凍用ROHC2を採用する。
又は、UEは、ネットワーク側に送信される、対応するPDCP識別子情報に従って、変更後の圧縮又は解凍用ROHCエンティティを採用(又は確立)する。
例えば、UEの1つのPDCPエンティティによって送信されるPDCP識別子が、設定されたPDCP SNの前の番号であれば、UEのPDCP受信エンティティは、圧縮用ROHC1を採用して当該PDCP PDUを処理し、そうでなければ、圧縮用ROHC2を採用する。
追加的に、UEのPDCPエンティティは、それに使用される圧縮又は解凍用ROHCエンティティを変更する時(又は変更する前、又は変更した後)に、その前に使用されていた圧縮又は解凍用ROHCエンティティをリセットする。
追加的に、UEのPDCPエンティティは、それに使用される圧縮又は解凍用ROHCエンティティを変更する時(又は変更する前、又は変更した後)に、その前に使用されていた圧縮又は解凍用ROHCエンティティを削除する。
追加的に、UEのPDCPエンティティが、それに使用されるROHCエンティティを変更する時(又は変更する前、又は変更した後)に、もしネットワーク側によって、ROHC連続機能(例えば、drb-ContinueROHC)が設定されていれば、UEのPDCPエンティティは、その前に使用されていた圧縮又は解凍用ROHCエンティティをリセットしない。
追加的に、UEのPDCPエンティティが、それに使用されるROHCエンティティを変更する時(又は変更する前、又は変更した後)に、もしネットワーク側によって、ROHC連続機能(例えば、drb-ContinueROHC)が設定されていなければ、UEのPDCPエンティティは、その前に使用されていた圧縮又は解凍用ROHCエンティティをリセットする。
実施例2.3:PDCPパケットに対応する接続を変えることによって、1つの圧縮又は解凍用ROHCエンティティを変える。
ステップ1:UEがPDCPパケットに対応する接続を採用して1つの圧縮又は解凍用ROHCエンティティを管理することを、ネットワーク側によって設定しておくか、或いはプロトコルによって規定しておく。
ここで、当該PDCPパケットに対応する接続設定情報には、特定の接続に対応する特定の圧縮又は解凍用ROHCエンティティが含まれる。
例えば、受信された接続1のデータパケットに対して解凍用ROHC1を採用し、送信される接続1のデータパケットに対して圧縮用ROHC1を採用するようにネットワーク側は、設定する。
ステップ2:UEは、1つのPDCPエンティティの複数の圧縮又は解凍用ROHCエンティティの設定情報を受信したとき、最初に1つの特定の圧縮又は解凍用ROHCエンティティを使用する。
例えば、DCハンドオーバ手順の場合、同一PDCPエンティティに対して、ソース接続及びターゲット接続の両方には、それに対応する圧縮又は解凍用ROHCエンティティ(例えば、圧縮又は解凍用ROHC1、及び、圧縮又は解凍用ROHC2)がそれぞれ設定されていれば、UEは、上りリンク送信に対して、最初に圧縮用ROHC1を採用し、下りリンク受信に対して、最初に解凍用ROHC1を採用する。
ステップ3.1:ステップ2に応じて、PDCP受信端の挙動は、
PDCP受信端がPDCPパケット(例えば、PDCPデータパケット及び/又はROHCフィードバックパケット)を受信した後、UEが、受信されたPDCPパケットの接続に従って特定の解凍用ROHCエンティティを採用して処理することを含む。
例えば、UEのPDCP受信エンティティによるPDCPデータパケットの受信時に、もしPDCPデータパケットがソース接続からのものであれば、UEのPDCP受信エンティティは、ソース接続に対応する解凍用ROHC1を採用して、当該PDCPデータパケットのPDCP PDUのパケットヘッダを解凍する。
当該UEのPDCP受信エンティティによって受信されたPDCPデータパケットの接続がソース接続からターゲット接続に変更されると、当該PDCPエンティティは、その前に使用されていた圧縮又は解凍用ROHCエンティティを変更する。
更に例えば、UEのPDCP受信エンティティによるROHCフィードバックパケットの受信時に、もし当該ROHCフィードバックパケットが接続1からのものであれば、UEのPDCP受信エンティティは、接続1に対応する解凍用ROHC1を採用して、当該PDCP PDUのパケットヘッダの解凍処理を行う。
ステップ3.2:ステップ1に応じて、PDCP送信端の挙動は、
PDCP送信端によるPDCPパケット(例えば、PDCPデータパケット及び/又はROHCフィードバックパケット)の送信時に、UEが、送信されるPDCPパケットの接続に従って特定の圧縮用ROHCエンティティを採用して処理することを含む。
例えば、UEのPDCP送信エンティティによるPDCPデータパケットの送信時に、もしPDCPデータパケットがソース接続を介して送信されれば、UEのPDCP送信エンティティは、ソース接続に対応する圧縮用ROHC1を採用して、当該PDCPデータパケットのPDCP PDUを圧縮する。
当該UEのPDCP送信エンティティによって送信されるPDCPデータパケットの接続がソース接続からターゲット接続に変更されると、当該PDCPエンティティは、その前に使用されていた圧縮又は解凍用ROHCエンティティを変更する。
更に例えば、UEのPDCP送信エンティティによるROHCフィードバックパケットの送信時に、もし当該ROHCフィードバックパケットが、圧縮用ROHC1の受信データパケットに対するROHCフィードバックパケットであれば、UEのPDCP送信エンティティは、圧縮用ROHC1を採用して当該PDCP PDUのパケットヘッダを処理するとともに、当該ROHCフィードバックパケットを圧縮用ROHC1に対応する接続に送信する。
追加的に、UEのPDCPエンティティは、それに使用される圧縮又は解凍用ROHCエンティティを変更する時(又は変更する前、又は変更した後)に、その前に使用されていた圧縮又は解凍用ROHCエンティティをリセットする。
追加的に、UEのPDCPエンティティは、それに使用される圧縮又は解凍用ROHCエンティティを変更する時(又は変更する前、又は変更した後)に、その前に使用されていた圧縮又は解凍用ROHCエンティティを削除する。
追加的に、UEのPDCPエンティティは、それに使用されるROHCエンティティを変更する時(又は変更する前、又は変更した後)に、その前に使用されていた圧縮又は解凍用ROHCエンティティをリセットする。
追加的に、UEのPDCPエンティティが、それに使用される圧縮又は解凍用ROHCエンティティを変更する時(又は変更する前、又は変更した後)に、もしネットワーク側によって、ROHC連続機能(例えば、drb-ContinueROHC)が設定されていれば、UEのPDCPエンティティは、その前に使用されていた圧縮又は解凍用ROHCエンティティをリセットしない。
追加的に、UEのPDCPエンティティが、それに使用される圧縮又は解凍用ROHCエンティティを変更する時(又は変更する前、又は変更した後)に、もしネットワーク側によって、ROHC連続機能(例えば、drb-ContinueROHC)が設定されていなければ、UEのPDCPエンティティは、その前に使用されていた圧縮又は解凍用ROHCエンティティをリセットする。
追加的に、PDCP送信端は、各接続へ送信されるPDCPパケットに対して、採用された圧縮用ROHCエンティティに従って、当該PDCPパケットが送信される接続を判断する。
例えば、DCハンドオーバ手順中では、UEのPDCP送信エンティティによるPDCPパケットの送信時に、もし当該PDCPパケットに採用されたのが圧縮用ROHC1であれば、当該PDCPパケットは、圧縮用ROHC1に対応する接続を介して送信される。
追加的に、ステップ4:モビリティ手順(例えば、ハンドオーバ又はSCG change)に対して、UEは、当該モビリティ手順完了後に、そのPDCPエンティティが、ターゲット接続に対応する圧縮又は解凍用ROHCエンティティを採用する(即ち、ソース接続に対応する圧縮又は解凍用ROHCエンティティを採用しなくなる)。
追加的に、UEのPDCPエンティティは、ソース接続に対応する圧縮又は解凍用ROHCエンティティをリセット及び/又は削除する。
ここで、当該モビリティ手順完了のトリガイベントは、
(1)ネットワーク側から送信されたモビリティ手順完了の指示情報が受信されたこと、例えば、ネットワーク側から、ソース接続を削除する設定メッセージが送信されてきたことと、
(2)モビリティ手順完了の指示情報がネットワーク側へ送信されたこと、例えば、UEから、ソース接続を削除する指示メッセージがネットワーク側に送信されたことと、
(3)ターゲット接続のランダムアクセス手順が完了したことと、
(4)PDCPによって受信されたソース接続のデータの全てに対する処理が完了したこと(例えば、解凍が完了したか、或いは復号化が完了したか、或いは上位層に送信されたこと)とのうち、1つ又は複数による任意の組み合わせを含む。
実施例3:ネットワーク側によるROHC連続機能の設定及び制御によって、圧縮又は解凍用ROHCエンティティを1つ採用するか、それとも複数採用するかを制御する。
ステップ1:ネットワーク側は、ROHC連続機能(例えば、drb-ContinueROHC)を設定することによって、UEの1つのPDCPエンティティが同時に圧縮又は解凍用ROHCを1つ確立するか、それとも複数確立するかを制御する。
ステップ2:ステップ1の設定情報に応じて、UEの挙動は、以下の(1)~(3)のうち、何れか1つを含む。
(1)PDCP設定情報によって、ROHC連続機能を採用すること(即ち、ROHCがリセットされない旨の指示)が指示されていれば、当該PDCPエンティティが、同一時刻で圧縮又は解凍用ROHCエンティティを1つ採用し、且つ実施例2.1又は2.2における、圧縮又は解凍用ROHCエンティティを変更する機能を採用しないことが可能である。
(2)PDCP設定情報によって、ROHC連続機能を採用させることが指示されておらず、且つUEによって、1つのPDCPエンティティの複数の圧縮又は解凍用ROHCエンティティの設定情報が受信されていれば、UEは、上りリンク送信に対して複数の圧縮用ROHCエンティティを確立し、下りリンク受信に対して複数の解凍用ROHCエンティティを確立する。
(3)PDCP設定情報によって、ROHC連続機能を採用させること(即ち、ROHCがリセットされない旨の指示)が指示されていなければ、当該PDCPエンティティは、同一時刻で圧縮又は解凍用ROHCエンティティを1つ採用し、且つ実施例2.1又は2.2における圧縮又は解凍用ROHCエンティティを変更する機能を採用することが可能である。
UEが同時に圧縮又は解凍用ROHCエンティティを複数採用(又は確立)する場合、UEの挙動は、実施例1.1、1.2、1.3及び1.4と同じであり、ここで繰り返して説明しない。
UEが同時に圧縮又は解凍用ROHCエンティティを1つ採用(又は確立)する場合、もし実施例2.1又は2.2における圧縮又は解凍用ROHCエンティティを変更する機能を採用すれば、UEの挙動は、実施例2.1又は2.2における圧縮又は解凍用ROHCエンティティを変更する機能と同じであり、ここで繰り返して説明しない。
本開示の実施例では、通信機器が更に提供されているが、通信機器が問題を解決する原理は、本開示の実施例における処理方法と類似しているため、当該通信機器の実施に関しては、方法の実施を参照でき、重複部分が繰り返して説明されない。
図3を参照して、本開示の実施例は、例えば端末又はネットワーク機器とされる通信機器を更に提供しており、当該通信機器300は、
第一情報に従って、圧縮又は解凍用ROHCエンティティを確定するための第一確定モジュール301を含み、
ここで、前記第一情報は、PDCPパケットのパケットヘッダ内の指示情報と、モビリティ手順完了の情報と、PDCPパケットのPDCP識別子と、PDCPパケットに対応する接続と、PDCP制御パケット内の指示情報と、PDCP設定情報と、圧縮又は解凍用ROHCエンティティの設定情報とのうち、1つ又は複数である。
本開示の実施例において、選択的に、前記PDCP設定情報によって、前記通信機器にROHC連続機能を採用させることが指示されており、前記通信機器のPDCPエンティティは、圧縮又は解凍用ROHCエンティティを1つ含むか、或いは、
前記PDCP設定情報によって、前記通信機器にROHC連続機能を採用させることが指示されておらず、前記通信機器のPDCPエンティティは、圧縮又は解凍用ROHCエンティティを複数含む。
本開示の実施例において、選択的に、前記PDCP制御パケット内の指示情報は、
前記通信機器に圧縮又は解凍用ROHCエンティティを変更させることと、
前記通信機器に圧縮又は解凍用ROHCエンティティを変更させないことと、
前記通信機器にその前の圧縮又は解凍用ROHCエンティティを削除させ、新しい圧縮又は解凍用ROHCエンティティを確立させることとのうち、少なくとも1つを指示するものである。
本開示の実施例において、選択的に、通信機器300は、特定の指示方式に従って、対応する前記第一情報を確定するための第二確定モジュールを更に含み、
ここで、前記特定の指示方式は、
PDCPパケットのパケットヘッダによる指示と、
PDCPパケットのPDCP識別子の設定情報による指示と、
PDCPパケットに対応する接続の設定情報による指示と、
PDCP制御パケットによる指示とのうち、1つ又は複数を含む。
本開示の実施例において、選択的に、前記特定の指示方式は、ネットワーク側によって設定されるか、或いはプロトコルによって規定される。
本開示の実施例において、選択的に、前記PDCP識別子の設定情報には、
指定されたPDCPパケット識別子と、
前記指定されたPDCPパケット識別子の前に採用される圧縮又は解凍用ROHCエンティティと、
前記指定されたPDCPパケット識別子の後に採用される圧縮又は解凍用ROHCエンティティとのうち、1つ又は複数が含まれる。
本開示の実施例において、選択的に、第一確定モジュール301は、
前記PDCPパケットのPDCP識別子が、指定されたPDCP識別子の前にあれば、対応する圧縮又は解凍用ROHCエンティティを採用することと、
前記PDCPパケットのPDCP識別子が、指定されたPDCP識別子の後にあれば、対応する圧縮又は解凍用ROHCエンティティを採用することとのうち、何れか1つを実行するために更に用いられる。
本開示の実施例において、選択的に、第一確定モジュール301は、
前記PDCPパケットのPDCP識別子が、指定されたPDCP識別子の前にあれば、第一圧縮又は解凍用ROHCエンティティを採用することと、
前記PDCPパケットのPDCP識別子が、指定されたPDCP識別子の後にあれば、第一圧縮又は解凍用ROHCエンティティを削除し、新しい圧縮又は解凍用ROHCエンティティを確立して採用することとのうち、何れか1つを実行するために更に用いられ、
ここで、前記第一圧縮又は解凍用ROHCエンティティは、複数の圧縮又は解凍用ROHCエンティティの設定情報に従って前記通信機器によって確立された1つの特定の圧縮又は解凍用ROHCエンティティである。
本開示の実施例において、選択的に、前記PDCPパケットに対応する接続の設定情報には、
特定の接続と、特定の圧縮用ROHCエンティティとの対応関係と、
特定の接続と、特定の解凍用ROHCエンティティとの対応関係とのうち、1つ又は複数が含まれる。
本開示の実施例において、選択的に、第一確定モジュール301は、
前記PDCPパケットに対応する接続が第一接続であれば、前記第一接続に対応する圧縮又は解凍用ROHCエンティティを採用するために更に用いられる。
本開示の実施例において、選択的に、第一確定モジュール301は、
複数の圧縮又は解凍用ROHCエンティティの設定情報に従って、圧縮又は解凍用ROHCエンティティを複数確立することと、
1つの圧縮又は解凍用ROHCエンティティの設定情報に従って、特定の圧縮又は解凍用ROHCエンティティを1つ確立することとのうち、1つ又は複数を実行するために更に用いられる。
本開示の実施例において、選択的に、第一確定モジュール301は、モビリティ手順完了後に、前記モビリティ手順完了の情報に従って、ターゲット接続に対応する圧縮又は解凍用ROHCエンティティを確定するために更に用いられる。
本開示の実施例において、選択的に、通信機器300は、第一処理モジュールを更に含み、当該第一処理モジュールは、
ソース接続に対応する圧縮又は解凍用ROHCエンティティをリセットすることと、
ソース接続に対応する圧縮又は解凍用ROHCエンティティを削除することとのうち、1つ又は複数を実行するためのものである。
本開示の実施例において、選択的に、前記モビリティ手順完了のトリガイベントは、
ネットワーク側から送信されたモビリティ手順完了の指示情報が端末によって受信されたことと、
端末からネットワーク側にモビリティ手順完了の指示情報が送信されたことと、
ターゲット接続のランダムアクセス手順が完了したことと、
ソース接続のデータに対する処理が完了した旨の指示情報が端末によって受信されたこととのうち、1つ又は複数を含む。
本開示の実施例において、選択的に、通信機器300は、第二処理モジュールを更に含み、当該第二処理モジュールは、
前記PDCPパケットのPDCP識別子に従って、前記PDCPパケットが送信される接続を確定することと、
前記PDCPパケットを圧縮した圧縮用ROHCエンティティに従って、前記PDCPパケットが送信される接続を確定することとのうち、何れか1つを実行するためのものである。
本開示の実施例において、選択的に、通信機器300は、第三処理モジュールを更に含み、当該第三処理モジュールは、
ROHCエンティティ変更情報を送信する時に、変更後の圧縮又は解凍用ROHCエンティティによってPDCPパケットのパケットヘッダを圧縮又は解凍することと、
ROHCエンティティ変更情報を送信する前に、変更後の圧縮又は解凍用ROHCエンティティによってPDCPパケットのパケットヘッダを圧縮又は解凍することと、
ROHCエンティティ変更情報を送信した後に、変更後の圧縮又は解凍用ROHCエンティティによってPDCPパケットのパケットヘッダを圧縮又は解凍することとのうち、何れか1つを実行するためのものである。
本開示の実施例において、選択的に、通信機器300は、第四処理モジュールを更に含み、当該第四処理モジュールは、
使用される圧縮又は解凍用ROHCエンティティを変更する時に、もし前記PDCP設定情報によって、前記通信機器にROHC連続機能を採用させることが指示されていれば、その前に使用されていた圧縮又は解凍用ROHCエンティティをリセットしないことと、
使用される圧縮又は解凍用ROHCエンティティを変更する前に、もし前記PDCP設定情報によって、前記通信機器にROHC連続機能を採用させることが指示されていれば、その前に使用されていた圧縮又は解凍用ROHCエンティティをリセットしないことと、
使用される圧縮又は解凍用ROHCエンティティを変更した後に、もし前記PDCP設定情報によって、前記通信機器にROHC連続機能を採用させることが指示されていれば、その前に使用されていた圧縮又は解凍用ROHCエンティティをリセットしないこととのうち、何れか1つを実行するためのものである。
本開示の実施例において、選択的に、通信機器300は、第五処理モジュールを更に含み、当該第五処理モジュールは、
使用される圧縮又は解凍用ROHCエンティティを変更する時に、もし前記PDCP設定情報によって、前記通信機器にROHC連続機能を採用させることが指示されていなければ、その前に使用されていた圧縮又は解凍用ROHCエンティティをリセットすることと、
使用される圧縮又は解凍用ROHCエンティティを変更する前に、もし前記PDCP設定情報によって、前記通信機器にROHC連続機能を採用させることが指示されていなければ、その前に使用されていた圧縮又は解凍用ROHCエンティティをリセットすることと、
使用される圧縮又は解凍用ROHCエンティティを変更した後に、もし前記PDCP設定情報によって、前記通信機器にROHC連続機能を採用させることが指示されていなければ、その前に使用されていた圧縮又は解凍用ROHCエンティティをリセットすることとのうち、何れか1つを実行するためのものである。
本開示の実施例において、選択的に、通信機器300は、第六処理モジュールを更に含み、当該第六処理モジュールは、
使用される圧縮又は解凍用ROHCエンティティを変更する時に、その前に使用されていた圧縮又は解凍用ROHCエンティティをリセットすることと、
使用される圧縮又は解凍用ROHCエンティティを変更する前に、その前に使用されていた圧縮又は解凍用ROHCエンティティをリセットすることと、
使用される圧縮又は解凍用ROHCエンティティを変更した後に、その前に使用されていた圧縮又は解凍用ROHCエンティティをリセットすることとのうち、何れか1つを実行するためのものである。
本開示の実施例において、選択的に、通信機器300は、第七処理モジュールを更に含み、当該第七処理モジュールは、
使用される圧縮又は解凍用ROHCエンティティを変更する時に、その前に使用されていた圧縮又は解凍用ROHCエンティティを削除することと、
使用される圧縮又は解凍用ROHCエンティティを変更する前に、その前に使用されていた圧縮又は解凍用ROHCエンティティを削除することと、
使用される圧縮又は解凍用ROHCエンティティを変更した後に、その前に使用されていた圧縮又は解凍用ROHCエンティティを削除することとのうち、何れか1つを実行するためのものである。
本開示の実施例による通信機器は、上記方法の実施例を実施可能であり、その実現原理及び技術的効果が類似しており、本実施例は、ここで繰り返して説明しない。
図4を参照して、図4は、本開示の実施例に適用される通信機器の構造図である。通信機器400は、図4に示すように、プロセッサ401、送受信機402、メモリ403及びバスインターフェースを含む。
本開示の一実施例において、通信機器400は、メモリ403に記憶されてプロセッサ401上で動作可能なプログラムを更に含み、プログラムがプロセッサ401によって実行されると、第一情報に従って、圧縮又は解凍用ROHCエンティティを確定することが実現され、ここで、前記第一情報は、PDCPパケットのパケットヘッダ内の指示情報と、モビリティ手順完了の情報と、PDCPパケットのPDCP識別子と、PDCPパケットに対応する接続と、PDCP制御パケット内の指示情報と、PDCP設定情報と、圧縮又は解凍用ROHCエンティティの設定情報とのうち、1つ又は複数である。
図4において、バスアーキテクチャは、任意数の相互接続されたバス及びブリッジを含んでもよく、具体的には、プロセッサ401を代表とした1つ又は複数のプロセッサと、メモリ403を代表としたメモリとの各種回路に繋げられている。バスアーキテクチャは、周辺機器、電圧レギュレータや電力管理回路等の様々な他の回路を互いに繋げることも可能であるが、これらは、当分野において公知されているため、本明細書において、さらなる説明をしない。バスインターフェースは、インターフェースを提供するものである。送受信機402は、複数の素子であってもよく、即ち送信機及び受信機を含んでもよく、伝送媒体にて様々な他の装置と通信するための手段を提供するものである。
プロセッサ401は、バスアーキテクチャ及び一般的な処理の管理を担っており、メモリ403は、プロセッサ401による操作実行時に用いられるデータを記憶可能である。
本開示の実施例による通信機器は、上記方法の実施例を実施可能であり、その実現原理及び技術的効果が類似しており、本実施例は、ここで繰り返して説明しない。
本開示の開示内容と併せて記載された方法又はアルゴリズムのステップは、ハードウェアの形で実現されてもよく、プロセッサでソフトウェアコマンドを実行する形で実現されてもよい。ソフトウェアコマンドは、該当するソフトウェアモジュールからなる。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリRAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ、読取専用メモリROM(Read-Only Memory)、消去可能プログラマブル読取専用メモリEPROM(Erasable PROM)、電気的消去可能プログラマブル読取専用メモリEEPROM(Electrically EPROM)、レジスタ、ハードディスク、ポータブルハードディスク、読取専用光ディスクや本分野で周知されているあらゆる形式の記憶媒体に格納されてもよい。例示的な記憶媒体は、プロセッサに結合される。よって、プロセッサは、当該記憶媒体から情報を読み取り、かつ当該記憶媒体に情報を書き込むことができる。勿論、記憶媒体は、プロセッサの構成部分であってもよい。プロセッサと記憶媒体は、ASICに組み込まれてもよい。また、当該ASICは、コアネットワークインタフェース機器に組み込まれてもよい。勿論、プロセッサと記憶媒体は、分離コンポーネントとしてコアネットワークインタフェース機器に位置してもよい。
当業者であれば、上記の1つ又は複数の例において、本開示に記載の機能がハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア又はそれらの任意の組み合わせによって実現可能であることを意識できる。ソフトウェアで実現される場合、これらの機能がコンピュータ読取可能な媒体に記憶されるか、或いは、コンピュータ読取可能な媒体の1つ又は複数のコマンド又はコードとして伝送される。コンピュータ読取可能な媒体は、コンピュータ記憶媒体及び通信媒体を含む。通信媒体は、1つの場所から別の場所へコンピュータプログラムを伝送し易いあらゆる媒体を含む。記憶媒体は、汎用又は特殊用途向けのコンピュータによってアクセスできるあらゆる利用可能な媒体である。
当業者であれば、本明細書に開示の実施例と併せて説明した各例におけるユニット及びアルゴリズムステップは、電子ハードウェア、又はコンピュータソフトウェアと電子ハードウェアとの組合せによって実現できることに気づき得る。これらの機能がハードウェアによって実現されるか、それともソフトウェアによって実現されるかは、技術案の特定適用及び設計制約要件に依存する。当業者は、特定の適用ごとに、説明した機能を実現するために異なる方法を使用し得るが、このような実現形態は、本開示の範囲外と見なされるべきではない。
説明の便宜及び簡潔のために、上記で説明されたシステム、装置及びユニットの具体的な作業手順については、上記の方法実施例における対応する手順を参照でき、ここでは、繰り返して説明しないことを当業者には明確に理解されよう。
本願による実施例において、開示された装置及び方法が他の方式で実現され得ることを理解されたい。例えば、上記で説明した装置実施例は、例示的なものに過ぎない。例えば、前記ユニットの分割は、論理機能での分割に過ぎず、実際の実現のとき、他の分割方式もあり得る。例えば、複数のユニット又はコンポーネントは、別のシステムに組み合わされるか、或いは統合されてもよいし、いくつかの特徴が無視されるか、或いは実現されなくてもよい。さらに、掲示又は説明した相互結合、直接結合又は通信接続は、いくつかのインターフェースを用いて実現されてもよい。装置間又はユニット間の間接結合又は通信接続は、電子的な形態、機械的な形態、又は他の形態であってもよい。
別個の部品として説明したユニットは、物理的に分離されていても、そうでなくてもよく、ユニットとして掲示した部品は、物理的なユニットであっても、そうでなくてもよく、1つの場所に位置してもよいし、複数のネットワークユニットに分散されてもよい。本実施例に係る技術案の目的を達成するために、実際のニーズに応じて、一部又は全てのユニットを選択すればよい。
また、本開示の各実施例における各機能ユニットは、1つの処理ユニットに統合されてもよいし、各ユニットは、物理的に単独で存在してもよく、更に、2つ以上のユニットは、1つのユニットに統合されてもよい。
上記機能は、ソフトウェア機能ユニットの形で実現され、独立した製品として販売又は使用される場合、コンピュータ読取可能な記憶媒体に記憶されてもよい。このような理解に基づいて、本開示の技術案の本質的部分、又は関連技術に対する貢献をもたらす部分は、ソフトウェア製品の形で具現化することができる。当該コンピュータソフトウェア製品は、記憶媒体に記憶され、本開示の各実施例に記載の方法における全て又は一部のステップを、コンピュータデバイス(パーソナルコンピュータ、サーバ、又はネットワークデバイスであり得る)に実行させるためのいくつかのコマンドを含む。上記の記憶媒体は、USBフラッシュドライブ、ポータブルハードディスク、ROM、RAM、磁気ディスク、又は光ディスクなどのプログラムコードを記憶することができるあらゆる媒体を含む。
当業者であれば理解できるように、上記実施例に係る方法における全て又は一部のフローは、コンピュータプログラムによって関連するハードウェアを制御することで実現されてもよく、前記のプログラムは、コンピュータ読取可能な記憶媒体に記憶されてもよく、当該プログラムは、実行されるとき、上記各方法の実施例のフローを含んでもよい。そのうち、前記記憶媒体は、磁気ディスク、光ディスク、読取専用メモリROM(Read-Only Memory)や、ランダムアクセスメモリRAM(Random Access Memory)等であってもよい。
理解できるように、本開示の実施例に記載のこれらの実施例は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、又は、その組み合わせによって実現可能である。ハードウェアによる実現について、処理ユニットは、1つ又は複数の特定用途向け集積回路ASIC(Application Specific Integrated Circuits)、デジタル信号プロセッサDSP(Digital Signal Processor)、デジタル信号処理デバイスDSPD(DSP Device)、プログラマブルロジックデバイスPLD(Programmable Logic Device)、フィールドプログラマブルゲートアレイFPGA(Field-Programmable Gate Array)、汎用プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、本開示に記載の機能を実行するための他の電子ユニット又はその組み合わせの中に実現可能である。
ソフトウェアによる実現について、本開示の実施例に記載の機能を実行するモジュール(例えばプロシージャ、関数等)によって、本開示の実施例に記載の技術を実現することが可能である。ソフトウェアコードは、メモリに記憶されてプロセッサによって実行されることが可能である。メモリは、プロセッサの内部、又は、プロセッサの外部で実現可能である。
以上に記載した具体的な実施形態によって、本開示の目的、技術案及び有益効果をさらなる詳細な説明をしたが、以上の記載は、本開示の具体的な実施形態に過ぎず、本開示の保護範囲を限定するためのものではない。本開示の技術案を基になされたあらゆる修正、均等置換及び改良などは、すべて本開示の保護範囲に含まれるべきである。
当業者であれば、本開示の実施例は、方法、システム、又はコンピュータプログラム製品として提供され得ると理解できる。従って、本開示の実施例は、完全にハードウェアの実施例、完全にソフトウェアの実施例、又はソフトウェアとハードウェアとを組み合わせた実施例の形態を取り得る。しかも、本開示の実施例は、コンピュータ利用可能なプログラムコードを含む1つ又は複数のコンピュータ利用可能な記憶媒体(磁気ディスクメモリ、コンパクトディスク読取専用メモリCD-ROM(Compact Disc Read-Only Memory)、光学メモリなどを含むが、それらに限定されない)で実施されるコンピュータプログラム製品の形態を取り得る。
本開示の実施例は、本開示の実施例による方法、機器(システム)及びコンピュータプログラム製品のフローチャート及び/又はブロック図を参照にして記載されている。フローチャート及び/又はブロック図における各フロー及び/又はブロック、及びフローチャート及び/又はブロック図におけるフロー及び/又はブロックの組み合わせは、コンピュータプログラムコマンドにより実現され得ると理解されるべきである。これらのコンピュータプログラムコマンドを汎用コンピュータ、専用コンピュータ、嵌め込み式プロセッサ又は他のプログラマブルデータ処理デバイスのプロセッサに提供して1つの機器を形成し、コンピュータ又は他のプログラマブルデータ処理デバイスのプロセッサにより実行されるコマンドにより、フローチャートの1つ又は複数のフロー及び/又はブロック図の1つ又は複数のブロックで指定される機能を実現するための装置を形成する。
これらのコンピュータプログラムコマンドは、コンピュータ又は他のプログラマブルデータ処理デバイスを特定の方式で動作させるように導けるコンピュータ読み出し可能なメモリに格納されてもよく、当該コンピュータ読み取り可能なメモリに格納されるコマンドにより、コマンド装置を含む製品を形成する。当該コマンド装置は、フローチャートの1つ又は複数のフロー及び/又はブロック図の1つ又は複数のブロックで指定される機能を実現する。
これらのコンピュータプログラムコマンドは、コンピュータ又は他のプログラマブルデータ処理デバイスにロードされてもよく、コンピュータ又は他のプログラマブルデバイスで一連の操作ステップを実行することにより、コンピュータで実現される処理を形成し、コンピュータ又は他のプログラマブルデバイスで実行されるコマンドにより、フローチャートの1つ又は複数のフロー及び/又はブロック図の1つ又は複数のブロックで指定される機能を実現するためのステップを提供する。
明らかなことに、当業者であれば、本開示の精神及び範囲を逸脱せずに、本開示の実施例に対して様々な修正や変形をすることができる。本開示の実施例のこれらの修正や変形も、本開示の特許請求の範囲及びその同等技術の範囲に属するのであれば、本開示には、これらの修正や変形も含むこととする。

Claims (23)

  1. 通信機器に適用される処理方法であって、
    第一情報に従って、圧縮又は解凍用ロバストヘッダ圧縮ROHC(Robust Header Compression)エンティティを確定することを含み、
    ここで、前記第一情報は、パケットデータコンバージェンスプロトコルPDCP(Packet Data Convergence Protocol)パケットのパケットヘッダ内の指示情報と、モビリティ手順完了の情報と、PDCPパケットのPDCP識別子と、PDCPパケットに対応する接続と、PDCP制御パケット内の指示情報と、PDCP設定情報と、圧縮又は解凍用ROHCエンティティの設定情報とのうち、1つ又は複数である、処理方法。
  2. 前記PDCP設定情報によって、前記通信機器にROHC連続機能を採用させることが指示されており、前記通信機器のPDCPエンティティは、圧縮又は解凍用ROHCエンティティを1つ含むか、或いは、
    前記PDCP設定情報によって、前記通信機器にROHC連続機能を採用させることが指示されておらず、前記通信機器のPDCPエンティティは、圧縮又は解凍用ROHCエンティティを複数含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記PDCP制御パケット内の指示情報は、
    前記通信機器に圧縮又は解凍用ROHCエンティティを変更させることと、
    前記通信機器に圧縮又は解凍用ROHCエンティティを変更させないことと、
    前記通信機器にその前の圧縮又は解凍用ROHCエンティティを削除させ、新しい圧縮又は解凍用ROHCエンティティを確立させることとのうち、少なくとも1つを指示するものである、請求項1に記載の方法。
  4. 前記の第一情報に従って、圧縮又は解凍用ROHCエンティティを確定することの前に、前記方法は、
    特定の指示方式に従って、対応する前記第一情報を確定することを更に含み、
    ここで、前記特定の指示方式は、
    PDCPパケットのパケットヘッダによる指示と、
    PDCPパケットのPDCP識別子の設定情報による指示と、
    PDCPパケットに対応する接続の設定情報による指示と、
    PDCP制御パケットによる指示とのうち、1つ又は複数を含む、請求項1に記載の方法。
  5. 前記特定の指示方式は、ネットワーク側によって設定されるか、或いはプロトコルによって規定される、請求項4に記載の方法。
  6. 前記PDCP識別子の設定情報には、
    指定されたPDCPパケット識別子と、
    前記指定されたPDCPパケット識別子の前に採用される圧縮又は解凍用ROHCエンティティと、
    前記指定されたPDCPパケット識別子の後に採用される圧縮又は解凍用ROHCエンティティとのうち、1つ又は複数が含まれる、請求項4に記載の方法。
  7. 前記通信機器のPDCPエンティティは、圧縮又は解凍用ROHCエンティティを複数含み、前記の第一情報に従って、圧縮又は解凍用ROHCエンティティを確定することは、
    前記PDCPパケットのPDCP識別子が、指定されたPDCP識別子の前にあれば、対応する圧縮又は解凍用ROHCエンティティを採用することと、
    前記PDCPパケットのPDCP識別子が、指定されたPDCP識別子の後にあれば、対応する圧縮又は解凍用ROHCエンティティを採用することとのうち、何れか1つを含む、請求項1に記載の方法。
  8. 前記通信機器のPDCPエンティティは、圧縮又は解凍用ROHCエンティティを1つ含み、前記の第一情報に従って、圧縮又は解凍用ROHCエンティティを確定することは、
    前記PDCPパケットのPDCP識別子が、指定されたPDCP識別子の前にあれば、第一圧縮又は解凍用ROHCエンティティを採用することと、
    前記PDCPパケットのPDCP識別子が、指定されたPDCP識別子の後にあれば、第一圧縮又は解凍用ROHCエンティティを削除し、新しい圧縮又は解凍用ROHCエンティティを確立して採用することとのうち、何れか1つを含み、
    ここで、前記第一圧縮又は解凍用ROHCエンティティは、複数の圧縮又は解凍用ROHCエンティティの設定情報に従って前記通信機器によって確立された1つの特定の圧縮又は解凍用ROHCエンティティである、請求項1に記載の方法。
  9. 前記PDCPパケットに対応する接続の設定情報には、
    特定の接続と、特定の圧縮用ROHCエンティティとの対応関係と、
    特定の接続と、特定の解凍用ROHCエンティティとの対応関係とのうち、1つ又は複数が含まれる、請求項4に記載の方法。
  10. 前記の第一情報に従って、圧縮又は解凍用ROHCエンティティを確定することは、
    前記PDCPパケットに対応する接続が第一接続であれば、前記第一接続に対応する圧縮又は解凍用ROHCエンティティを採用することを含む、請求項1に記載の方法。
  11. 前記の第一情報に従って、圧縮又は解凍用ROHCエンティティを確定することは、
    複数の圧縮又は解凍用ROHCエンティティの設定情報に従って、圧縮又は解凍用ROHCエンティティを複数確立することと、
    1つの圧縮又は解凍用ROHCエンティティの設定情報に従って、圧縮又は解凍用ROHCエンティティを1つ確立することとのうち、1つ又は複数を含む、請求項1に記載の方法。
  12. 前記の第一情報に従って、圧縮又は解凍用ROHCエンティティを確定することは、
    モビリティ手順完了後に、前記モビリティ手順完了の情報に従って、ターゲット接続に対応する圧縮又は解凍用ROHCエンティティを確定することを含む、請求項1に記載の方法。
  13. 前記のターゲット接続に対応する圧縮又は解凍用ROHCエンティティを確定することの後に、前記方法は、
    ソース接続に対応する圧縮又は解凍用ROHCエンティティをリセットすることと、
    ソース接続に対応する圧縮又は解凍用ROHCエンティティを削除することとのうち、1つ又は複数を更に含む、請求項12に記載の方法。
  14. 前記モビリティ手順完了のトリガイベントは、
    ネットワーク側から送信されたモビリティ手順完了の指示情報が端末によって受信されたことと、
    端末からネットワーク側にモビリティ手順完了の指示情報が送信されたことと、
    ターゲット接続のランダムアクセス手順が完了したことと、
    ソース接続のデータに対する処理が完了した旨の指示情報が端末によって受信されたこととのうち、1つ又は複数を含む、請求項12に記載の方法。
  15. 前記の第一情報に従って、圧縮又は解凍用ROHCエンティティを確定することの後に、前記方法は、
    前記PDCPパケットのPDCP識別子に従って、前記PDCPパケットが送信される接続を確定することと、
    前記PDCPパケットを圧縮した圧縮用ROHCエンティティに従って、前記PDCPパケットが送信される接続を確定することとのうち、何れか1つを更に含む、請求項1に記載の方法。
  16. 前記の第一情報に従って、圧縮又は解凍用ROHCエンティティを確定することの後に、前記方法は、
    ROHCエンティティ変更情報を送信する時に、変更後の圧縮又は解凍用ROHCエンティティによってPDCPパケットのパケットヘッダを圧縮又は解凍することと、
    ROHCエンティティ変更情報を送信する前に、変更後の圧縮又は解凍用ROHCエンティティによってPDCPパケットのパケットヘッダを圧縮又は解凍することと、
    ROHCエンティティ変更情報を送信した後に、変更後の圧縮又は解凍用ROHCエンティティによってPDCPパケットのパケットヘッダを圧縮又は解凍することとのうち、何れか1つを更に含む、請求項1に記載の方法。
  17. 前記の第一情報に従って、圧縮又は解凍用ROHCエンティティを確定することの後に、前記方法は、
    使用される圧縮又は解凍用ROHCエンティティを変更する時に、もし前記PDCP設定情報によって、前記通信機器にROHC連続機能を採用させることが指示されていれば、その前に使用されていた圧縮又は解凍用ROHCエンティティをリセットしないことと、
    使用される圧縮又は解凍用ROHCエンティティを変更する前に、もし前記PDCP設定情報によって、前記通信機器にROHC連続機能を採用させることが指示されていれば、その前に使用されていた圧縮又は解凍用ROHCエンティティをリセットしないことと、
    使用される圧縮又は解凍用ROHCエンティティを変更した後に、もし前記PDCP設定情報によって、前記通信機器にROHC連続機能を採用させることが指示されていれば、その前に使用されていた圧縮又は解凍用ROHCエンティティをリセットしないこととのうち、何れか1つを更に含む、請求項2に記載の方法。
  18. 前記の第一情報に従って、圧縮又は解凍用ROHCエンティティを確定することの後に、前記方法は、
    使用される圧縮又は解凍用ROHCエンティティを変更する時に、もし前記PDCP設定情報によって、前記通信機器にROHC連続機能を採用させることが指示されていなければ、その前に使用されていた圧縮又は解凍用ROHCエンティティをリセットすることと、
    使用される圧縮又は解凍用ROHCエンティティを変更する前に、もし前記PDCP設定情報によって、前記通信機器にROHC連続機能を採用させることが指示されていなければ、その前に使用されていた圧縮又は解凍用ROHCエンティティをリセットすることと、
    使用される圧縮又は解凍用ROHCエンティティを変更した後に、もし前記PDCP設定情報によって、前記通信機器にROHC連続機能を採用させることが指示されていなければ、その前に使用されていた圧縮又は解凍用ROHCエンティティをリセットすることとのうち、何れか1つを更に含む、請求項2に記載の方法。
  19. 前記の第一情報に従って、圧縮又は解凍用ROHCエンティティを確定することの後に、前記方法は、
    使用される圧縮又は解凍用ROHCエンティティを変更する時に、その前に使用されていた圧縮又は解凍用ROHCエンティティをリセットすることと、
    使用される圧縮又は解凍用ROHCエンティティを変更する前に、その前に使用されていた圧縮又は解凍用ROHCエンティティをリセットすることと、
    使用される圧縮又は解凍用ROHCエンティティを変更した後に、その前に使用されていた圧縮又は解凍用ROHCエンティティをリセットすることとのうち、何れか1つを更に含む、請求項1に記載の方法。
  20. 前記の第一情報に従って、圧縮又は解凍用ROHCエンティティを確定することの後に、前記方法は、
    使用される圧縮又は解凍用ROHCエンティティを変更する時に、その前に使用されていた圧縮又は解凍用ROHCエンティティを削除することと、
    使用される圧縮又は解凍用ROHCエンティティを変更する前に、その前に使用されていた圧縮又は解凍用ROHCエンティティを削除することと、
    使用される圧縮又は解凍用ROHCエンティティを変更した後に、その前に使用されていた圧縮又は解凍用ROHCエンティティを削除することとのうち、何れか1つを更に含む、請求項1に記載の方法。
  21. 通信機器であって、
    第一情報に従って、圧縮又は解凍用ロバストヘッダ圧縮ROHCエンティティを確定するための確定モジュールを含み、
    ここで、前記第一情報は、パケットデータコンバージェンスプロトコルPDCPパケットのパケットヘッダ内の指示情報と、モビリティ手順完了の情報と、PDCPパケットのPDCP識別子と、PDCPパケットに対応する接続と、PDCP制御パケット内の指示情報と、PDCP設定情報と、圧縮又は解凍用ROHCエンティティの設定情報とのうち、1つ又は複数である、通信機器。
  22. プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶されて前記プロセッサ上で動作可能なプログラムとを含み、前記プログラムが前記プロセッサによって実行されると、請求項1~20の何れか一項に記載の処理方法が実現される、通信機器。
  23. コンピュータプログラムを記憶したコンピュータ読取可能な記憶媒体であって、前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されると、請求項1~20の何れか一項に記載の処理方法が実現される、コンピュータ読取可能な記憶媒体。
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