JP2022519044A - 外科手術用ハンドピースのためのコネクタ - Google Patents

外科手術用ハンドピースのためのコネクタ Download PDF

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Abstract

端部オーバーモールド部分(142)および/または内部オーバーモールド部分(144)を有するノーズコーン(140)を備えている外科手術用ハンドピース。端部オーバーモールド部分(142)は、ノーズコーンの端部に位置し、外科手術用ハンドピース筐体とノーズコーンとの間で圧縮され得る。内部オーバーモールド部分(144)は、筐体の中への潅注流体の進入を防止する液密シールを提供するように、内部表面上でノーズコーン(140)の周りに半径方向に位置付けられ得る。ノーズコーン(140)は、送液筒(60)に解放可能に係合し得る。送液筒(60)は、基部(61)および1つ以上のオーバーモールド部分(62)を含み得る。

Description

本発明の実施形態は、概して、外科手術用ハンドピース、例えば、組織アブレーションのための超音波外科手術用吸引器システムの中のハンドピースのためのコネクタに関する。
超音波吸引は、神経外科手術および一般的外科手術における腫瘍および罹患組織の除去のための処置の標準になりつつある。超音波吸引器は、手術部位における組織の超音波断片化と、部位からの組織粒子および流体の吸引とのために使用される。典型的に、超音波外科手術用吸引器は、ハンドピース内に支持された超音波トランスデューサと、超音波トランスデューサに動作可能に接続された超音波振動ホーンまたは先端と、ホーンの周りに位置付けられたスリーブまたは送液筒とを含む。ホーンは、縦方向に延びている中心ボアを含み、中心ボアは、ホーンの遠位先端に隣接して位置する一方の端部と、近位端に隣接して位置する第2の端部とを有する。ホーンの近位端は、真空源に係合し、流体の吸引を促進するように適合される。送液筒は、ホーンの周りに位置付けられ、環状通路を画定する。潅注流体が、ホーンの周囲の環状通路を通して外科手術部位に供給され、潅注流体は、血液および組織粒子と混合し、ホーン内のボアを通して吸引される。潅注流体を血液および組織粒子と混合することによって、血液の凝固が、減速され、その吸引が、補助される。そのような吸引器内の縦方向に振動する先端が、組織と接触させられると、それは、優しく、選択的に、かつ精密に、組織を断片化し、除去する。米国特許第5,015,227号および第4,988,334号は、そのような超音波外科手術用デバイスを開示し、参照することによって本明細書に組み込まれる。市場における公知の超音波吸引器は、CUSA(登録商標)Excel Ultrasonic Surgical Aspirator(Integra LifeSciences Corporation,Plainsboro,New Jersey,U.S.A.)である。
既存のハンドピースの実施例は、CUSA Excel 23kHzおよび36kHzハンドピース(Integra LifeSciences Corporation,Plainsboro,New Jersey,U.S.A.)、および米国特許第4,223,676号(特許文献1)、第4,425,115号(特許文献2)、および第6,214,017号(特許文献3)に説明されるものを含む。これらの既存のハンドピースは、ノーズコーンに対するシール、支持、および拘止機能性を提供するために、ユーザ据え付け型Oリングを要求する。Oリングは、各外科的手技を用いてユーザによって据え付けられる必要がある。Oリングは、小さく、手袋を着用した施術者によって手術室内で据え付けることが困難であり、Oリングは、不正確に、または間違った篏合幾何学形状の上に設置され得る。加えて、Oリングは、直径が異なり、不正確に選択されかつ据え付けられ得る。異なるハンドピースのためのOリングが、製造および組立において不正確に選択され得る。他の既存のデバイスでは、Oリングシールは、再利用可能かつ滅菌可能であり得るが、定期的保守を要求し、したがって、寿命にわたって清掃および滅菌するための能力にいくつかの懸念を提起し得る。
故に、当業者は、改良された使いやすさを伴う外科手術用ハンドピースコネクタの必要性を認識している。本発明の実施形態は、この必要性およびその他を満たす。
米国特許第4,223,676号明細書 米国特許第4,425,115号明細書 米国特許第6,214,017号明細書
簡潔かつ概括的に述べると、本発明の実施形態は、オーバーモールド技術を組み込む、ノーズコーン等の外科手術用ハンドピースのためのコネクタを提供する。より具体的に、ノーズコーンは、ユーザ据え付け型Oリングを排除し、使いやすさを増進する。ノーズコーンのJロック留め金およびそのシールは、単一の近位オーバーモールド軟質ポリマーに組み込まれ、遠位直径シールは、別個のオーバーモールドリングシールを用いて達成される。
本発明のいくつかの実施形態において、例えば、医療デバイスの部材の取り付けのための接続装置は、第1の本体と、第1の接続区分とを有する第1の部材を備え得る。種々の実施形態において、第1の接続区分は、第1の端面と、内部表面とを有し得る。いくつかの実施形態において、第2の部材は、第2の本体と、第2の接続区分と、第2の本体と第2の接続区分との間の接合点における肩部とを有し得る。そのうえ、いくつかの実施形態において、第2の接続区分は、第2の端面と、第1の接続区分の中へ嵌め込むために成形される外部表面とを有し得る。種々の実施形態において、外部表面は、肩部に向かって第2の端面から延びている溝を有し得る。いくつかの実施形態において、第1の部材は、溝に係合するために半径方向内向きに延びている内部表面上の突起部を有し得る。種々の実施形態において、第1の部材は、第1の端面を少なくとも部分的に覆い、肩部に支えられるように位置付けられた端部オーバーモールド部分を有し得、それによって、端部オーバーモールド部分は、第1の本体と第2の本体との間で圧縮され得る。
加えて、種々の実施形態において、第1の部材は、第1の接続区分の周りに半径方向に配置される内部表面上に2つ以上の突起部を有し得、第2の部材は、第2の接続区分の周りに半径方向に配置される外部表面上に2つ以上の溝を有し得、各突起部は、各溝と係合するように位置付けられ得る。いくつかの実施形態において、端部オーバーモールド部分は、熱可塑性エラストマから作製され得る。種々の実施形態において、第1の部材は、ノーズコーンであり得、第2の部材は、外科手術用ハンドピース筐体であり得る。そのうえ、いくつかの実施形態において、溝は、J字形であり得る。種々の実施形態において、突起部は、球体形であり得る。いくつかの実施形態において、接続装置は、第1の部材の内部表面の周りに半径方向に位置付けられる内部オーバーモールド部分を備え得る。
種々の実施形態において、医療デバイスの部材を取り付ける方法は、第1の本体と、第1の接続区分とを有する第1の部材を提供することを含み得る。いくつかの実施形態において、第1の接続区分は、第1の端面と、内部表面と、半径方向内向きに延びている内部表面上の突起部と、第1の端面を少なくとも部分的に覆う端部オーバーモールド部分とを有し得る。種々の実施形態において、方法は、第2の本体と、第2の接続区分と、第2の本体と第2の接続区分との間の接合点における肩部とを有する第2の部材を提供することを含み得、第2の接続区分は、第2の端面と、外部表面とを有し得、外部表面は、肩部に向かって第2の端面から延びている溝を有し得る。いくつかの実施形態において、方法は、第1の接続区分の中に第2の接続区分を嵌め込むことを含み得る。種々の実施形態において、方法は、第2の接続区分の外部表面内に溝を位置付けることを含み得る。そのうえ、いくつかの実施形態において、方法は、突起部を位置付けて溝に係合させ、端部オーバーモールド部分が肩部に接触し、それによって、端部オーバーモールド部分が第1の本体と第2の本体との間で圧縮され得るまで、肩部に向かって溝の中で突起部を移動させることを含み得る。
いくつかの実施形態において、方法は、第1の接続区分の周りに半径方向に、内部表面上に2つ以上の突起部を提供することを含み得る。種々の実施形態において、方法は、第2の接続区分の周りに半径方向に配置される外部表面上に2つ以上の溝を提供することを含み得、各突起部は、各溝と係合するように位置付けられ得る。いくつかの実施形態において、方法は、各突起部を位置付けて各溝に係合させることを含み得る。そのうえ、いくつかの実施形態において、方法は、端部オーバーモールド部分が肩部に接触するまで、肩部に向かって各溝の中で各突起部を移動させることを含み得る。加えて、いくつかの実施形態において、オーバーモールド部分は、熱可塑性エラストマから作製され得る。いくつかの実施形態において、第1の部材は、ノーズコーンであり得、第2の部材は、外科手術用ハンドピース筐体であり得る。種々の実施形態において、溝は、J字形であり得る。いくつかの実施形態において、突起部は、球体形であり得る。そのうえ、いくつかの実施形態において、内部オーバーモールド部分は、第1の部材の内部表面の周りに半径方向に位置付けられ得る。
種々の実施形態において、組織を断片化し、断片化された組織を除去するための超音波吸引器装置は、筐体と、筐体に取り付けられたノーズコーンと、筐体内に搭載されたトランスデューサとを備えている外科手術用ハンドピースを含み得る。いくつかの実施形態において、外科手術用先端は、トランスデューサに接続され得る。種々の実施形態において、潅注システムは、断片化された組織を懸濁させるために、外科手術部位に隣接して潅注流体を供給するためにハンドピースに接続され得る。いくつかの実施形態において、吸引システムは、外科手術部位において流体および断片化された組織を吸引するために、ハンドピースに接続され得る。そのうえ、いくつかの実施形態において、ノーズコーンは、内部表面と、外部表面とを有し得、かつ筐体の中への潅注流体の進入を防止する液密シールを提供するように、ノーズコーンの周りに半径方向に位置付けられ得る内部表面上に、内部オーバーモールド部分を有する。
加えて、種々の実施形態において、ノーズコーンは、筐体と接触している端部オーバーモールド部分をさらに備え、筐体とノーズコーンとの間にシールを提供し得る。いくつかの実施形態において、ノーズコーンは、半径方向内向きに延びている内部表面上に少なくとも1つの突起部を備え得る。種々の実施形態において、筐体は、ノーズコーンに取り付けられるように構成され得、筐体の遠位端から近位に延びている外部表面上に溝を有し得る。さらに、いくつかの実施形態において、ノーズコーンは、ノーズコーンの近位端を少なくとも部分的に覆い、筐体に支えられるように位置付けられた端部オーバーモールド部分をさらに備え得る。種々の実施形態において、内部オーバーモールド部分は、熱可塑性エラストマから作製され得る。いくつかの実施形態において、ノーズコーンは、外部表面上に複数のへこんだローブを有し得、ローブは、縦軸まわりに円周方向に間隔を置かれる。種々の実施形態において、ノーズコーンは、外部表面上で対称に間隔を置かれ、ユーザによって把持されるための3つのへこんだローブを有し得る。
本発明のいくつかの実施形態の側面によると、医療デバイスの部材の取り付けのための接続装置が提供される。接続装置は、第1の本体と、第1の接続区分とを有する第1の部材であって、第1の接続区分は、第1の端面と、内部表面とを有する第1の部材と、第2の本体と、第2の接続区分と、第2の本体と第2の接続区分との間の接合点における肩部とを有する第2の部材であって、第2の接続区分は、第2の端面と、第1の接続区分の内部表面の中に嵌め込むために成形される外部表面とを有し、外部表面は、肩部に向かって第2の端面から延びている溝を有する、第2の部材とを備え、第1の部材は、溝に係合するために半径方向内向きに延びている内部表面上に突起部を有し、第1の部材は、第1の端面を少なくとも部分的に覆い、肩部に支えられるように位置付けられた端部オーバーモールド部分を有し、それによって、端部オーバーモールド部分は、第1の本体と第2の本体との間で圧縮される。
より詳細な側面では、接続装置において、第1の部材は、第1の接続区分の周りに半径方向に配置される内部表面上の2つ以上の突起部を有し、第2の部材は、第2の接続区分の周りに半径方向に配置される外部表面上の2つ以上の溝を有し、各突起部は、各溝と係合するように位置付けられる。
本発明の実施形態の他の側面によると、医療デバイスの部材を取り付ける方法が提供される。方法は、第1の本体と、第1の接続区分とを有する第1の部材を提供することであって、第1の接続区分は、第1の端面と、内部表面と、半径方向内向きに延びている内部表面上の突起部と、第1の端面を少なくとも部分的に覆う端部オーバーモールド部分とを有する、ことと、第2の本体と、第2の接続区分と、第2の本体と第2の接続区分との間の接合点における肩部とを有する第2の部材を提供することであって、第2の接続区分は、第2の端面と、外部表面とを有し、外部表面は、肩部に向かって第2の端面から延びている溝を有する、ことと、第1の接続区分の中に第2の接続区分を嵌め込むことと、第2の接続区分の外部表面内に溝を位置付けることと、突起部を位置付けて溝に係合させることと、端部オーバーモールド部分が肩部に接触し、それによって、端部オーバーモールド部分が第1の本体と第2の本体との間で圧縮されるまで、肩部に向かって溝の中で突起部を移動させることとを含む。
本発明の実施形態のさらなる側面によると、組織を断片化し、断片化された組織を除去するための超音波吸引器装置が提供される。超音波吸引器装置は、筐体と、筐体に取り付けられたノーズコーンと、筐体内に搭載されたトランスデューサとを備えている外科手術用ハンドピースと、トランスデューサに接続される外科手術用先端と、断片化された組織を懸濁させるために外科手術部位に隣接して潅注流体を供給するためにハンドピースに接続された潅注システムと、外科手術部位において流体および断片化された組織を吸引するためにハンドピースに接続された吸引システムとを備え、ノーズコーンは、内部表面と、外部表面とを有し、かつ筐体の中への潅注流体の進入を防止する液密シールを提供するように、ノーズコーンの周りに半径方向に位置付けられる内部表面上に、内部オーバーモールド部分を有する。超音波吸引器装置は、加えて、筐体と接触している端部オーバーモールド部分を備え、筐体とノーズコーンとの間にシールを提供し得る。
さらに詳細な側面では、ノーズコーンは、外部表面上に複数のへこんだローブを有し得、ローブは、縦軸まわりに円周方向に間隔を置かれる。例えば、ノーズコーンは、ユーザによって把持されるための外部表面上の3ローブ構成を有し得る。
加えて、いくつかの実施形態において、医療デバイスの部材の取り付けのための接続装置は、対向する第1および第2の端部を有するノーズコーンを含み得る。種々の実施形態において、接続装置は、対向する第1および第2の端部を有する送液筒を含み得る。いくつかの実施形態において、送液筒は、第1の端部上の基部と、第2の端部上のオーバーモールド部分とを有し得る。種々の実施形態において、送液筒のオーバーモールド部分は、その内部表面から半径方向内向きに延びている突起を有し得る。そのうえ、いくつかの実施形態において、ノーズコーンの第2の端部は、送液筒の第1の端部に解放可能に係合する。
いくつかの実施形態において、ノーズコーンは、各第1の端部および第2の端部において、それぞれ、第1および第2のオーバーモールド部分を含み得る。種々の実施形態において、ノーズコーンの第2のオーバーモールド部分は、送液筒の基部の溝に係合するように外部表面から半径方向外向き、および内部表面から半径方向内向きの両方に延びている。いくつかの実施形態において、ノーズコーンの第2のオーバーモールド部分は、ノーズコーンの第2の端部の端面を少なくとも部分的に覆う。加えて、種々の実施形態において、送液筒のオーバーモールド部分は、潅注ポートを含む。いくつかの実施形態において、送液筒のオーバーモールド部分は、送液筒の基部より半透明であり得る。種々の実施形態において、送液筒の第1の端部は、第1の軸に沿って延び得、送液筒の第2の端部は、第1の軸と異なる第2の軸に沿って延び得る。
加えて、種々の実施形態において、組織を断片化し、断片化された組織を除去するための超音波吸引器装置は、筐体、筐体に取り付けられたノーズコーン、ノーズコーンに取り付けられる送液筒、および/または筐体内に搭載されたトランスデューサを備えている外科手術用ハンドピースを含み得る。いくつかの実施形態において、装置は、内部ホーンを介してトランスデューサに接続された外科手術用先端を含み得る。種々の実施形態において、装置は、断片化された組織を懸濁させるために外科手術部位に隣接して潅注流体を供給するためにハンドピースに接続された潅注システムを含み得る。そのうえ、いくつかの実施形態において、装置は、外科手術部位において流体および断片化された組織を吸引するためにハンドピースに接続された吸引システムを含み得る。いくつかの実施形態において、送液筒は、基部と、内部表面および外部表面を画定する1つ以上のオーバーモールド部分とを含み得る。いくつかの実施形態において、オーバーモールド部分のうちの少なくとも1つは、外科手術用先端の周りで半径方向に内部表面から内向きに突出し、基部の少なくとも一部の中への潅注流体の進入を防止する液密シールを提供し得る。
いくつかの実施形態において、外科手術用先端は、ボーン先端を含み得る。そのうえ、種々の実施形態において、ノーズコーンは、基部と、1つ以上のオーバーモールド部分とを含み得る。いくつかの実施形態において、1つ以上のオーバーモールド部分は、基部の対向端部上に位置付けられ得る。種々の実施形態において、ノーズコーンの1つ以上のオーバーモールド部分は、内部ホーンに半径方向内向きに係合する、および/または送液筒の基部に半径方向外向きに係合する。加えて、いくつかの実施形態において、1つ以上のオーバーモールド部分は、ノーズコーンの基部の対向端部の各々の上の端面を覆い得る。種々の実施形態において、送液筒は、送液筒の基部の内部表面内に溝を含み得る。いくつかの実施形態において、ノーズコーンの1つ以上のオーバーモールド部分は、送液筒の溝に係合し得る。種々の実施形態において、送液筒のオーバーモールド部分は、送液筒の基部から離れるように送液筒の自由端に向かって先が細くなり得る。
加えて、種々の実施形態において、医療デバイスの部材を取り付ける方法は、基部の対向端部上に1つ以上のオーバーモールド部分を有するノーズコーンを提供することを含み得る。いくつかの実施形態において、方法は、基部の少なくとも1つの端部上に1つ以上のオーバーモールド部分を有する送液筒を提供することであって、オーバーモールド部分のうちの少なくとも1つは、送液筒の内部表面から半径方向内向きに突出する、ことを含み得る。種々の実施形態において、方法は、本体を有するハンドピースを提供することを含み得る。いくつかの実施形態において、方法は、先端を提供することを含み得る。種々の実施形態において、方法は、ノーズコーンをハンドピースに接続することを含み得る。加えて、いくつかの実施形態において、方法は、送液筒をノーズコーンに接続することを含み得る。種々の実施形態において、方法は、半径方向内向きに突出する送液筒のオーバーモールド部分を先端と密閉状態で係合させ、ノーズコーンに向かった潅注流体の進入を防止する液密シールを提供することを含み得る。
いくつかの実施形態において、ノーズコーンは、ハンドピースおよび送液筒に接続され得、ノーズコーンの1つ以上のオーバーモールド部分は、ハンドピースおよび送液筒の両方に係合する。種々の実施形態において、ノーズコーンが、ハンドピースおよび送液筒に接続されるとき、ノーズコーンの1つ以上のオーバーモールド部分は、内部ホーンに係合する。いくつかの実施形態において、方法は、送液筒をノーズコーンに接続するときに先端を通り越すように、送液筒の1つ以上のオーバーモールド部分を一時的に拡張することを含み得る。加えて、種々の実施形態において、方法は、オーバーモールド部分を静止位置に接触させることを含み得る。いくつかの実施形態において、ノーズコーンを送液筒に接続することは、ノーズコーンの1つ以上の突出部を送液筒の内部表面内の円周方向溝と係合させることを含み得る。
本発明の実施形態の他の特徴および利点は、添付の例示的図面と併せて参照されるとき、以下の発明を実施するための形態からより明白となるであろう。
図面では、同様の参照文字は、概して、異なる図の全体を通して同一部品を指す。また、図面は、必ずしも正確な縮尺ではなく、代わりに、概して、本発明の原理を例証することが、強調される。
本発明の実施形態は、図面を参照して本明細書に説明される。
図1は、本発明の実施形態による、超音波装置の斜視図である。
図2は、本発明の実施形態による、ノーズコーンを伴うハンドピースの斜視図である。
図3は、図1の超音波装置の一部の縦断面図である。
図4は、超音波ホーンの斜視図である。
図5は、ハンドピースに完全に組み立てられ、送液筒を支持するノーズコーンの斜視図である(送液筒管は、本図面に示されていない)。
図6は、本発明の実施形態による、ノーズコーンの斜視図である。
図7は、図6の線A-Aに沿って得られた横断面図である。
図8は、図6のノーズコーンの上面図である。
図9は、その底面図である。
図10は、その正面立面図である。
図11は、その遠位端面図である。
図12は、その近位端面図である。
図13は、図9の線B-Bに沿って得られた横断面図である。
図14は、オーバーモールド部分を伴わない図6のノーズコーンの底面図である。
図15は、図14の線E-Eに沿って得られた横断面図である。
図16は、図15の線C-Cに沿って得られた横断面図である。
図17は、図15の線D-Dに沿って得られた横断面図である。
図18は、分解状態時のハンドピース筐体およびノーズコーンを示す。
図19は、ハンドピース筐体の斜視図である。
図20は、図19のハンドピース筐体の側面図である。
図21は、図19のハンドピース筐体の遠位端の拡大斜視図である。
図22は、図20の線F-Fに沿って得られた横断面図である。
図23は、図20の線G-Gに沿って得られた横断面図である。
図24は、組立状態時のハンドピース筐体およびノーズコーンの部分縦断面図である。
図25は、組立状態時のハンドピース筐体およびノーズコーンの一部の斜視図である。
図26は、本発明の実施形態による、超音波装置の別の実施形態の斜視図である。
図27は、図26の超音波装置の縦断面図である。
図28は、図27の超音波装置の送液筒の斜視図である。
図29は、基礎部分から分解された1つ以上のオーバーモールド部分を図示する、図28の超音波装置の送液筒の斜視図である。
図30は、図26の線30-30に沿って得られた横断面図である。
図31は、図29の送液筒の基礎部分の斜視図である。
図32は、図29の送液筒のオーバーモールド部分の斜視図である。
図33は、図28の超音波装置のノーズコーンの斜視図である。
図34Aは、基礎部分から分解された1つ以上のオーバーモールド部分を図示する図33の超音波装置のノーズコーンの斜視縦断面図である。
図34Bは、図33の超音波装置のノーズコーンの斜視縦断面図である。
図35は、図34Bの線35-35に沿って得られたノーズコーンの端面図である。
図36は、図33の超音波装置のノーズコーンの縦断面図である。
図37は、図36の線37-37に沿って得られた横断面図である。
図38は、図36の線38-38に沿って得られたノーズコーンの端面図である。
外科手術用ハンドピースのための現在開示されているコネクタの実施形態が、ここで図面を参照して詳細に説明され、同様の参照番号は、いくつかの図の各々において、同じまたは対応する要素を指定するであろう。本明細書で使用される場合、用語「遠位」が、通常の使用中、ユーザからより遠い器具またはその構成要素の部分を指す一方、用語「近位」は、ユーザにより近い器具またはその構成要素の部分を指す。用語「超音波ホーン」、「超音波先端」、「超音波外科手術用先端」、「外科手術用先端」、「ホーン」、および「先端」は、本明細書では同義的に使用される。
ここで図1-3を参照すると、組織を超音波的に断片化し、吸引するための現在開示されている装置の一実施形態が、示される。概して、超音波外科手術用装置10は、断片化を指示するために外科医によって使用するためのハンドピース12を含む。ハンドピース12は、トランスデューサ(図示せず)を封入し、外科手術用先端または超音波ホーン14は、トランスデューサの上に留められる。超音波ホーンは、トランスデューサによって給電され、組織を断片化し、中心チャネルを介して廃液を吸入するように、超音波的に作動させられることができる。超音波ホーン14の遠位端部分13は、送液筒16の遠位端を越えて延びている。超音波ホーン14は、外科手術中に組織を断片化するように振動させられる。超音波ホーンは、チタンまたは当技術分野で公知の他の従来の材料から作製され得る。
冷却流体を超音波ホーン14に提供する冷却および潅注システムが、温度を許容範囲内に維持するために提供される。ハンドピース12は、滅菌可能プラスチック、金属、または他の好適な材料、またはそれらの組み合わせから形成され得る筐体50を含む。送液筒16は、潅注流体または液体のための経路を提供し、ハンドピース12の遠位端に接続する。送液筒16は、典型的に、ノーズコーン40を介してハンドピース12に接続する。送液筒16は、送液筒管18を含むか、またはそれに取り付けられ得る。ノーズコーン40は、筐体50に接続し、内部超音波ホーン14を覆う。
潅注管22は、上流で送液筒管18に接続し、外科手術中に送液筒管18を通して潅注流体を手術部位に供給する。吸引管24は、吸入力と、手術部位から収集キャニスタ(図示せず)への吸引のための経路とを提供する。代替として、吸引管は、筐体50の外側に搭載され得る。電気ケーブル26は、電力を装置に提供するか、または、切り替え接続を提供する。
図4は、組織を断片化かつ吸引するための上で説明される超音波外科手術用装置との使用のために好適である超音波先端または超音波ホーン14の実施形態を図示する。超音波ホーンは、貫通ボア17と、事前吸引孔または横方向ボア27とを有する。示されるような超音波ホーンは、段階的ホーンであるが、段階的ではない超音波ホーンも存在することが、公知である。
超音波ホーン14は、実質的に円形であり、送液筒16内に配置される。超音波装置10の動作中、潅注流体が、潅注管22および送液筒管18を通して送液筒16の中に供給される。送液筒16と超音波ホーン14とは、環状空洞36をそれらの間に画定する。潅注流体は、送液筒16から環状空洞36を通して超音波ホーン14の遠位端に供給される。横方向ボアが、超音波ホーン14の遠位端の近傍において事前吸引孔27内に形成され、貫通ボア17と連通する。潅注流体は、断片化された組織、血液等とともに、事前吸引孔27および外科手術部位から貫通ボア17の入口21の中に引き込まれ、貫通ボア17および吸引管24を介して、外科手術部位から除去される。横方向ボアは、入口21が詰まるとき、流体が貫通ボア17に進入するための代替ルートを提供する。ノーズコーン40は、筐体50に取り付けられ、超音波ホーン14の内部部分を覆う。
より詳細な側面では、潅注液体、例えば、生理食塩水が、組織断片化の外科手術用先端および外科手術部位を冷却するために必要である。この潅注液体は、典型的に、1秒あたり1滴または2滴のみである2~3ml/分の低速度で、蠕動ポンプを用いて送液筒に提供され得る。潅注液体は、超音波ホーンの近位端において供給される。潅注液体は、超音波ホーンの遠位端の近傍に進み、そこで、例えば、各々が0.015インチ直径を有し得る2つの事前吸引孔が、外側ホーン直径を中心吸入チャネルに接続する孔を通して、潅注液の大部分、おそらく、90~95%を吸入し得る。この潅注および吸入の作用は、振動チタン金属のための隣接冷却回路を支援し、それは、中心チャネル内の血液および組織等の廃液を湿潤させることにも役立つ。ある程度の潅注は、外科手術部位を冷却し、組織への結合を改良し、腫瘍等の組織の乳化および吸引に必要である空洞形成をもたらすためにも好ましい。
ノーズコーン40は、図6-17を参照してより詳細に説明されるであろう。ノーズコーンの形態は、概して、略円形横断面と、テーパのより狭い端部における首部48とを有する、円筒形テーパである。テーパー状ノーズコーン本体は、ノーズコーン肩部49を通して首部48まで移行する。首部48は、テーパのより狭い端部の直径より小さい、一定の直径を有する。首部48は、傾斜付き端部480を有し得る。それは、送液筒16を保持するための表面積を提供する。代替として、ノーズコーンは、実質的に円筒形であり得、略楕円形または別の好適な形状である横断面を有し得る。
ノーズコーン40は、外部表面上に複数のへこんだローブ46を有し得る。ローブは、縦軸まわりに対称または非対称に円周方向に間隔を置かれる。へこんだローブ46の各々は、ユーザによって指で把持されるために好適な形状のへこんだエリアを有し得る。例えば、へこんだエリアは、楕円形または円形であり得る。例示的実施形態において、テーパ状区分に沿って、120度離れた3つのローブは、フィンガーグリップの設置を提供する。ノーズコーンの外部表面上の3ローブ構成は、ユーザが手でハンドピースを把持および保持することを容易にし、したがって、ユーザのための快適性を増進する人間工学的ハンドグリップエリアを提供する。
首部48の近位に位置する内部オーバーモールド部分44は、一次流体シールとしての役割を果たす。オーバーモールド部分は、Oリングの必要性を排除し、したがって、組立の容易性を増進する。オーバーモールドは、医療適合性熱可塑性エラストマ、例えば、ポリプロピレン、または当技術分野で公知であるようなガスケット、ストッパ、およびシールで使用される他の従来の材料から作製され得る。熱可塑性エラストマは、特定の温度を上回ると柔軟または鋳造可能となり、冷却すると凝固するプラスチックポリマー材料である。ノーズコーン本体およびオーバーモールド部分の材料は、十分な接着のために選択され、滅菌に耐える。完全に組み立てられると、ノーズコーン40の内部オーバーモールド部分44は、内部超音波ホーン14に形状一致し、ハンドピース12の中への流体進入を防止する。
ノーズコーン40は、大きな直径の開放端において端部オーバーモールド部分42を有する。端部オーバーモールド部分42は、ノーズコーン40を筐体50に付加する結合機構の一部である。結合機構は、外科手術用ハンドピースの筐体とノーズコーン構成要素とを接続するためのみならず、他の医療デバイスまたは他の装置の部材の取り付けのためにも使用されることができる。
ここで図18-23を参照すると、一般的側面では、本発明の実施形態は、医療デバイスの部材の取り付けのための接続装置30を提供し得る。接続装置30は、第1の部材、例えば、ノーズコーン40と、第2の部材、例えば、筐体50とを備えている。第1の部材、すなわち、ノーズコーン40は、第1の本体411と、第1の接続区分412とを有する。第1の部材、すなわち、ノーズコーンは、第1の接続区分(すなわち、ノーズコーン接続区分)412から延びている、辺縁410をさらに備え得る。第1の接続区分は、第1の端面413と、内部表面414とを有する。第2の部材、すなわち、筐体50は、第2の本体57と、第2の接続区分(すなわち、筐体接続区分)52と、第2の本体57と第2の接続区分52との間の接合点における肩部54とを有する。第2の接続区分は、第2の端面58と、第1の接続区分412の内部表面の中に嵌め込むために成形される外部表面59とを有する。外部表面59は、肩部54に向かって第2の端面58から延びている溝56を備えている。溝56は、突起部43のための移動トラックを形成するJ字形溝等の湾曲または角度付き溝であり得、肩部54と第2の端面58との間に位置するトラックの端部に静止位置560を伴う。第1の部材、すなわち、ノーズコーン40は、溝56に係合するために半径方向内向きに延びている内部表面414上の突起部43を備えている。第1の部材、すなわち、ノーズコーン40は、端部オーバーモールド部分42を有し、端部オーバーモールド部分42は、第1の端面を少なくとも部分的に覆い、肩部54に支えられるように位置付けられ、それによって、端部オーバーモールド部分42は、第1の本体411と第2の本体57との間で圧縮される。
J字形溝は、複数のセグメントを備え得る。例えば、それは、3つのセグメントを有し得る。第1のセグメントは、筐体の第2の端面から筐体の肩部に向かって延び、第2の端面と略垂直である。第2のセグメントは、第1のセグメントに対する角度、例えば、約15~約75度、好ましくは、約30~約60度の角度にある。第3のセグメントは、第1のセグメントおよび第2のセグメントより短い、静止位置を構成する。それは、第2のセグメントに対してある角度にあり得る。静止位置が第2のセグメントに対するいかなるはっきりとした角度であることなく、単に、第2のセグメントの端部であり得ることが想定される。
端部オーバーモールド部分42は、ノーズコーン接続区分の外径または内径または両方の直径の上に存在し得る。辺縁410がノーズコーン上に存在する場合、端部オーバーモールド部分は、辺縁410の外径または内径または両方の直径の上に存在し得る。図7に示されるような例示的実施形態において、端部オーバーモールド部分42は、少なくとも部分的に辺縁410の外径上に位置付けられ、ノーズコーン40の外部表面と同一平面である。
第1の部材40は、第1の接続区分412の周りに半径方向に配置された内部表面414上の2つ以上の突起部を有し得、第2の部材50は、第2の接続区分52の周りに半径方向に配置された外部表面上の2つ以上の溝56を有し得る。突起部43は、対称または非対称に間隔を置かれ得、溝は、各突起部がそれぞれの溝と係合するために位置付けられるように、それに応じて間隔を置かれる。示されるような例示的実施形態において、第1の部材40は、その内部表面上に均等に約90度間隔を置かれた4つの突起部43を有し、第2の部材50は、その外部表面上に均等に約90度間隔を置かれた4つの溝56を有する。
示されるような実施形態において、第1の部材は、ノーズコーンであり、第2の部材は、外科手術用ハンドピース筐体である。第1の部材は、外科手術用ハンドピース筐体であり得、第2の部材は、ノーズコーンであり得ることが想定される。
動作時、ユーザは、各突起部43を位置付けてそれぞれの溝56に係合させ、端部オーバーモールド部分42が肩部54に接触するまで、筐体50の肩部54に向かって溝56の中で各突起部43を移動させる。溝は、縦軸まわりに筐体上で略均等に間隔を置かれ得る。同様に、突起部は、筐体上の溝に係合するために、それに応じて縦軸まわりにノーズコーンの内部表面上で略均等に間隔を置かれ得る。
ノーズコーンの内側は、中空であり、ノーズコーンが超音波ホーン14の上で滑り、筐体50に接続するためのクリアランス空間を提供する。図面に示されるような例示的実施形態において、直径が約0.06インチである球体の形態である4つの突起部43は、ノーズコーン40を筐体50に付加する結合機構の一部を形成する。球体は、約0.01~約0.10インチの範囲内、例えば、約0.2~約0.8インチの範囲内の直径を有し得る。突起部は、溝と係合するために好適な他の隆起構造の形態であり得る。
オーバーモールド部分は、好ましくは、低いヤング係数および可撓性を有するというエラストマ特性を有する材料から作製される。適切な材料は、基板への強力で安定した接合を達成することも可能であるべきである。高温において半流体または流体状態で金型の中へ注入されること、および基板上に残り、その強度を保持し、それが冷却され、凝固した後、弾性を提供することが可能であることも必要である。好ましい実施形態において、ノーズコーンの本体は、適切な強度、剛性、融解温度、およびオーバーモールド材料(熱可塑性エラストマ)と接着する能力を有するガラス充填ポリプロピレン(PP)から作製される。別の好ましい実施形態において、オーバーモールドは、ガスケット、ストッパ、およびシールで使用される医療熱可塑性エラストマグレードから作製される。それは、種々の基板、例えば、PPに接合する能力を有する。圧縮永久歪み、再シール能力、およびオートクレーブおよび酸化エチレン下で滅菌される能力は、設計のための材料を選択することにおいて考慮されるべき要因のうちのいくつかである。
結合機構のためのいくつかの識別マーカが、装置上にある。筐体は、筐体本体57上の筐体識別マーカ53と、筐体接続区分52上の別の接続識別マーカ51とを有する。ノーズコーン40は、ノーズコーン識別マーカ47を有する。識別マーカは、所望に応じて、白いドット等の任意の形態、形状、および色であり得る。
ここで図24および25を参照すると、本発明のいくつかの実施形態においてノーズコーンを取り付けることは、別個のOリングを取り扱う必要なく、ユーザが1つの構成要素を据え付ける必要しかないため、単純である。超音波ホーン14がハンドピース12までトルクを加えられると、ノーズコーン40は、超音波ホーン14にわたって滑動されることができる。ノーズコーンが筐体50の筐体接続区分52に接近するにつれて、ノーズコーン40上のノーズコーン識別マーカ47は、筐体50の筐体接続区分52上の接続識別マーカ51と整列するように向けられるはずである。これは、本質的に、ノーズコーン突起部43を筐体50内の溝56に誘導する。
突起部43は、筐体50の溝56を接合すると、それは、静止位置560に到達するまで、J字形トラックに沿って辿り、それを通して時計回りに回転するであろう(その場合、端部オーバーモールド部分42が、収縮する)。溝の向きに応じて、ノーズコーンは、ある角度動き、係止し得る。図23に示されるような例示的実施形態において、ノーズコーンは、溝の中で約42度動き、係止し得る。
ノーズコーン40は、端部オーバーモールド部分42の拡張によって静止位置560で固定されたままである。矢印Sによって示されるように、端部オーバーモールド部分42は、直線力を加え、溝56の端部に対して突起部43を駆動するばねとしての機能を果たす。ノーズコーン40の係止は、突起部43を押し、溝56の壁、例えば、静止位置560における壁に接触させるエラストマ膨張を介して達成される。端部オーバーモールド部分42の熱可塑性材料の可撓特性は、縦軸Lにおいて外に拡張するばねのように機能し、それは、直線力をもたらし、ハンドピース筐体50の溝56の端部における壁に対してノーズコーン突起部43を駆動し、ノーズコーンをハンドピースにしっかりと固定する。
好ましくは、端部オーバーモールド部分42は、環状部品であるが、完全な環形である必要はない。端部オーバーモールド部分が筐体50およびノーズコーン40の係止を可能にするばね力を提供する限り、リング形構造内に1つ以上の間隙を有し得る。
図25は、完全結合状態時の筐体50上の筐体識別マーカ53およびノーズコーン40上のノーズコーン識別マーカ47の整列を示す。結合機構は、筐体識別マーカ53へのノーズコーン識別マーカ47の整列を介して、ユーザに検証される。完全に組み立てられると、内部オーバーモールド部分44は、内部ホーン11に形状一致し、流体シールを形成してハンドピース12の中への流体進入を防止する。
ノーズコーン42の内部表面上の内部オーバーモールド部分44は、筐体の中への潅注流体の進入を防止する液密シールを提供するように、ノーズコーン42の周りに半径方向に位置付けられる。加えて、内部オーバーモールド部分44は、外科医が手術中にハンドピースを患者またはテーブルの上に置くと、プライミングされた状態で送液筒を保つことを可能にする。内側シールは、ハンドピースがユーザによって再び取り上げられるとき、プライミングされた状態の送液筒または即時に機能的な潅注を保つことに役立つ。内側シールは、先端をわずかに上にしてこのシステムが横たえられた場合に潅注の滴りが充填し得る容積を低減させる。内側シールは、使用まで送液筒内の液体を先端空間の中に保つことに役立つ。
インサート成型方法が、本発明のいくつかの実施形態において、ノーズコーンを製造するために使用されることができる。製造方法では、熱可塑性材料が発射される前、事前成型されたインサートが、金型の中に設置される。金型アセンブリが定位置に来た後、オーバーモールド材料が、次いで、半流体または流体状態のいずれかで、当技術分野で公知である従来の方法を使用して、金型の中へ注入される。内部オーバーモールド部分を作製するために、熱可塑性材料は、開口部45を通して注入されることができる。ノーズコーンの製造は、ノーズコーン基質または基板の金型の後、必要に応じて2つ以上の作動を用いて単一の道具の中のオーバーモールドが続くように、非常に経済的であり得る。オーバーモールド部分を伴うノーズコーンは、使い捨て部品として供給され、手術室内での単純な組立を用いた使いやすさを大いに増進させ得る。
本発明の例示的実施形態は、端部オーバーモールド部分および内部オーバーモールド部分を2つの別個の要素として示すが、2つの要素は、単一の部品の2つの部分であり得ることが想定される。ノーズコーンは、端部オーバーモールド部分と、内部オーバーモールド部分と、端部オーバーモールド部分と内部オーバーモールド部分とを接続する接続オーバーモールド部分とを含む単一のオーバーモールド部品を有し得る。接続オーバーモールド部分は、ノーズコーンの内部表面または外部表面上にあり得る。例えば、ノーズコーンは、端部オーバーモールド部分と、内部オーバーモールド部分と、ノーズコーンの外部表面上のエラストマ壁とを備えている単一の部品として、エラストマ封入体を有し得る。加えて、エラストマは、ノーズコーン本体の一部を形成し得る。
本発明の一実施形態は、ハンドピースの中のJロック留め金とともに図示されているが、端部オーバーモールド部分は、Oリングまたはガスケットが使用または所望される他の接続、結合、または相互係止機構(係止歯、スナップイヤー、他のスナップイン係止特徴、および他の機構等)と連動し得ることが、想定される。接続、結合、または相互係止機構に必要なばね力またはシール機能は、本発明の実施形態に説明されるようなオーバーモールド技術を適用することを通して、達成されることができる。
本発明の接続装置実施形態は、限定ではないが、医療デバイスを含む機械、装置、器具、およびデバイスの中の構成要素の取り付けのために有用である。本発明のノーズコーン実施形態は、CUSA Excel 36kHzおよび23kHz超音波ハンドピースおよび他の外科手術用ハンドピース等の種々の外科手術用ハンドピースに適用されることができる。オーバーモールド技術は、角度付き区分を伴うより長いシュラウドノーズコーンを含むより長い角度適合ノーズコーンにも適用されることができる。当業者は、本発明の実施形態の基本概念を使用して、類似要件および解決策を想定し得る。1つ、2つ、またはそれを上回るオーバーモールドが、ハンドピースの幾何学形状およびシールおよび/または接続の必要性に応じて、使用され得ることが、想定される。
本発明のいくつかの実施形態におけるノーズコーンおよび/または送液筒は、手術室の滅菌野内で手袋を着用した看護師または他のユーザにとって据え付けることが困難である、ユーザ据え付け型Oリングを排除し得る。これは、煩雑な据え付けを伴わずに同一の臨界シール機能性を提供する。これは、不正確に、または間違った場所にOリングを据え付ける可能性を排除し、間違ったOリングを外科手術用先端パックに組み立てるという問題を排除する。それは、低コストの使い捨て構成要素が単一の成型ツールの2つの作動で作成されることも可能にし、清潔で滅菌された構成要素を手術室に提供する能力を増進させ得る。本発明のいくつかの実施形態におけるノーズコーンおよび/または送液筒は、組立時の使いやすさを改良し、機能性を維持しながら、容易かつ完璧な組立を提供する。それは、手術室内の患者保護のために清潔かつ無菌の構成要素も可能にする。
いくつかの実装では、2つ以上の構成要素および/または材料の発射が、送液筒および/またはノーズコーンを製造するために一緒にオーバーモールドされ得る。オーバーモールド送液筒60を図示する図26の超音波外科手術用器具110は、オーバーモールドノーズコーン140から外科手術用先端114の端部13に向かって延び得る。図26-32に示されるように、送液筒60は、オーバーモールド送液筒を製造するための材料の少なくとも2回の発射を含み得る。送液筒60の本体は、1つ以上の基部または基礎部分61と、1つ以上のオーバーモールド部分62とを含み得る。送液筒60は、対向端部、すなわち、ノーズコーン140に隣接する一方の端部60aと、外科手術用先端114(例えば、ボーン先端)の自由端13に隣接する他方の端部または自由端60bとを含み得る。図28に示される一実施形態において、オーバーモールド部分62は、送液筒60または基部61の一方の端部60aに隣接し得る。1つ以上のオーバーモールド部分62は、基部61または送液筒60に沿った(例えば、送液筒または基部の他方の端部60a、両方の端部60a、60bの組み合わせに隣接して、または端部の間の長さに沿った)種々の位置にあり得ることを理解されたい。(例えば、基部61に隣接する)送液筒60のオーバーモールド部分62は、送液筒60、基部、またはオーバーモールド部分の内部表面60cから半径方向内向きに突出する内部突出部またはシール63を含み得る。1つ以上の内部突出部63は、器具110の先端114の外側周辺/円周に密閉状態で係合するか、または、それに対して接触し得る。突出部63は、内部表面60cから送液筒60の内側円周を包囲する少なくとも1つの半径方向突出部またはリブを有し得る。オーバーモールド部分62は、それによって、種々の外科手術用先端114をシールし、基部61、ハンドピース12、および/またはノーズコーン140の少なくとも一部の中への潅注流体の進入を防止する液密シールを提供する。送液筒60のオーバーモールド部分62は、成型された潅注ポート64および/または送液筒管18の一部等を含み得る。送液筒60のオーバーモールド部分62は、基部61から、外科手術用先端の端部13を包囲する、またはそれに隣接した送液筒の開放自由端60bに向かった方向に狭くなり得る。いくつかの実施形態において、基部61は、送液筒60のオーバーモールド部分62または送液筒自由端60bに向かって狭くなり得る。
図28-32に示されるようないくつかの実施形態において、送液筒60のオーバーモールド部分62は、送液筒基部61の種々の表面と係合または接触し得る。送液筒60のオーバーモールド部分62は、端面65a、外部表面65b、内部表面65cに、および/または基部本体(例えば、開口65d)を通して位置付けられ得るか、または接触するが、種々の他の係合または接触表面も、使用され得る。例えば、示されていないいくつかの実施形態において、オーバーモールド部分62または突出部63は、内部表面60cまたは基部の内部表面65cから内向きに延び得、開口65dを通過しないことも、外部表面の上に延びないことも、基部の端面65aを覆わないこともある。示されていない他の実装では、オーバーモールド部分62は、基部壁または開口65dを通して延びないことも、内部表面65c、60cから内向きにのみ延びていることも、それに接触していることもある。示されていないいくつかの実施形態において、オーバーモールド部分62は、外部表面65bまたは端面65aを覆うことなく、基部壁または開口65dを通して延び、内向きに突出し、シール63を生成し得る。そのうえ、オーバーモールド部分は、いくつかの実施形態において、端面65aおよび内部表面65cを覆い得る。そのうえ、開口65dは、内部表面65dから円周の周りに間隔を置かれた外部表面65bまで基部本体を通して延びているものとして示されるが、開口は、いくつかの実施形態では使用されないことも、基部壁を完全に通して延びていないこともある。
送液筒60およびその一部は、種々の形状およびサイズであり得る。図26および27により明確に示されるようないくつかの実施形態において、送液筒60(例えば、基部)は、形状に角度を付けられ得る。しかしながら、送液筒またはその一部は、種々の実施形態において、実質的に直線状であり得る。送液筒60の基部61または一部は、その対向端部の間で角度を付けられ得る。送液筒の第1の端部60a(例えば、基部61またはその一部)は、第1の軸Aに沿って延び得、送液筒の第2の端部60b(例えば、オーバーモールド部分62またはその一部)は、第2の軸Bに沿って延び得る。図27および28に示されるように、第1および第2の軸A、Bは、異なる(例えば、互いに平行ではない、または横断する)。基部61は、一実施形態では、軸Aおよび軸Bによって示されるように、その間に角度を付けられ得る対向端部61aおよび61bを含む。種々の角度が、種々の用途において、第1および第2の軸によって画定され得る。いくつかの実装では、送液筒の基部または一部の角度および/または狭小化は、ユーザが外科手術部位から約90mmにシステムを握持すること/導くことを可能にし得る。
送液筒60およびその構成要素(例えば、基部および/またはオーバーモールド部分)は、種々の1つ以上の材料であって、依然として、オーバーモールドされ得る。送液筒60の基部61は、種々の実施形態において、オーバーモールド部分より堅くあり得る。送液筒基部61は、いくつかの実施形態において、硬質ポリフェニルスルホン(例えば、RADELブランド)またはポリプロピレンであり得る。送液筒オーバーモールド部分62は、いくつかの実施形態において、シリコーン材料から作製され得る。図26-32に示される実施形態において、送液筒60の1つ以上のオーバーモールド部分62は、少なくとも部分的に半透明および/または透明であり得る。例えば、作業部品または外科手術用先端114に隣接する送液筒60のオーバーモールド部分(例えば、オーバーモールド部分62)の可視性は、適用中に外科手術用顕微鏡を使用するとき、増加させられ得る。いくつかの実施形態において、送液筒60のオーバーモールド部分62は、基部61より透明および/または半透明であり得る。
送液筒60の1つ以上のオーバーモールド部分62は、いくつかの実装では、可撓性/弾性であり得る。そのうえ、いくつかの実施形態において、送液筒60の1つ以上のオーバーモールド部分62は、種々の実施形態における基部61より可撓性であり得る。送液筒オーバーモールド部分62の可撓性は、いくつかの用途において(例えば、作業流体が使い果たされる得るとき、または低減させられ得るときの適用中に)送液筒オーバーモールド部分の亀裂を低減させ得る。送液筒60のオーバーモールド部分62またはその一部の可撓性は、送液筒60をノーズコーン140に接続するとき、作業先端114の上を通過するように、送液筒オーバーモールド部分の一時的拡張/拡張を可能にし得る。例えば、送液筒60が、組立中に先端114の端部13の上を次第に通過するとき、送液筒オーバーモールド部分62またはその一部の直径(例えば、テーパ状端部)は、より大きい直径のボーン先端に起因して、伸び、またはサイズが増加し得る。いくつかの実施形態において、送液筒のオーバーモールド部分は、続いて、その元のサイズ/形状に、またはそれに近づいて、または拡張後の静止位置に収縮または戻り得る。
送液筒および/またはノーズコーンは、種々の方法で互いに、または超音波外科手術用装置110の種々の構造に(例えば、伸縮式に)接続し得る。いくつかの実装では、送液筒60およびノーズコーン140は、軸方向に、および/または回転して、互いに係合し得る。一実施形態において、送液筒60は、係合位置(図26および27)と係合解除位置との間でノーズコーン140に少なくとも軸方向に係合する。送液筒基部61は、1つ以上の溝66を含み得る。溝66は、送液筒60または基部61の内部表面60cまたは65c内に位置付けられ得る。溝66は、送液筒本体の第1の端部60aまたは基端部61aにおいて基部61の内部表面65cに外接する単一の溝であり得る。溝66は、代替として、または内部表面60cと組み合わせて、種々の実施形態では送液筒61dの外部表面60d上に位置付けられ得る。ノーズコーン140の種々の突出部または突起部144が、送液筒基部61の溝66に係合して示され得るが、種々の構造は、送液筒基部に係合し、器具の部分を一緒に解放可能に固定し得ることを理解されたい。例えば、1つ以上の溝は、ノーズコーン上に位置付けられ得、送液筒基部は、1つ以上の突出部を含み得る。そのうえ、ノーズコーンと送液筒との間の接続の対応する構造は、基部および/または送液筒および/または基部のオーバーモールド部分(例えば、第1および/または第2の材料発射)の組み合わせであり得る。例えば、送液筒のオーバーモールドおよび/または非オーバーモールド部分は、ノーズコーンのオーバーモールドおよび/または非オーバーモールド部分に係合し得る。
図26、27、および33-38に示されるようないくつかの実装では、ノーズコーン140は、装置110の送液筒、ハンドピース、または一部に解放可能に係合する1つ以上のオーバーモールド部分を含み得る。該当する場合、ノーズコーン140の1つ以上のオーバーモールド部分142、144は、ノーズコーン140の基部111にオーバーモールドされ得る。1つ以上のオーバーモールド部分142、144は、基部111の種々の表面(例えば、内部および/または外部表面60c、60d)上に、および/または軸Aに沿って位置付けられる、またはそれを覆い得る。基部111の1つ以上のオーバーモールド部分142、144は、基部111またはノーズコーンの対向端部111a、111b(例えば、ハンドピース12および送液筒60に隣接する対向端部)上に位置付けられ得る。ノーズコーンまたは基部の第1の端部111aに隣接した1つ以上のオーバーモールド部分142(例えば、第1の部分)は、ハンドピース12に係合または接触し得る。ノーズコーンまたは基部の第2の端部111bに隣接した1つ以上のオーバーモールド部分144(例えば、第2の部分)は、送液筒60(例えば、送液筒基部)および/または内部ホーン11に係合または接触し得る。第1の端部111aに隣接するオーバーモールド部分142は、端面413、ノーズコーン140の辺縁410を覆い、および/または内部表面414から内向きに半径方向に突出し得る。オーバーモールド部分142の内向きに延びている突起143は、ハンドピース12(例えば、ハンドピースの外部表面)に外接する、および/またはそれに対してシールする半径方向シールであり得る。ノーズコーン140の端面413を覆うオーバーモールド部分142は、ハンドピース12の一部に隣接して軸方向に圧縮され得る。上で説明されるように、ノーズコーンの内部表面414は、ハンドピース12の1つ以上の溝56に係合する1つ以上の突起部43を含み得る。
ノーズコーン140の1つ以上のオーバーモールド部分は、送液筒60(例えば、基部)および/または内部ホーン11に解放可能に係合し得る。図33-38に示されるように、1つ以上のオーバーモールド部分144は、ノーズコーン140または基部111の外部表面415から半径方向外向きに延びている。例えば、示されるように、1つ以上の第1の突出部144aは、半径方向外向きに延び、送液筒60または送液筒基部61の溝66に係合し得る。1つ以上の第1の突出部144aは、ノーズコーン(例えば、外部表面415)の円周の周りに間隔を置かれ得る。オーバーモールド部分144の1つ以上の部分または突出部144bは、ノーズコーン140または基部111の内部表面414から半径方向内向きに延び得る。例えば、1つ以上の第2の突出部144bは、半径方向内向きに延び、内部ホーン11に係合し得る。1つ以上の第2の突出部144bは、ノーズコーン140(例えば、内部表面414)の円周の周りに間隔を置かれ得る。第1および第2の突出部144a、144bは、1つ以上の部材144cによって、示されるような実施形態では相互接続され得る。第1および第2の突出部144a、144b、部材144c、またはオーバーモールド部分142、144は、材料の単一の発射であり得るが、複数の発射が、ノーズコーンを製造するために使用され得る。ノーズコーン140の1つ以上のオーバーモールド部分142、144は、基部111またはノーズコーン140の対向端部111a、111b上の端面413、480を覆い得る。第2の端部111bの端面480を覆う部分または部材144cは、第1および/または第2の突出部144a、144bを相互接続し得る。第1および第2の突出部144aおよび144bは、ノーズコーン140の円周の周りに同様に間隔を置かれ得る。第1および/または第2の突出部144a、144bは、ノーズコーンの周りで種々の形状、サイズ、数量、材料、および位置であり得る。例えば、1つ以上の第1の突出部144aは、形状、サイズ、数量、材料、および構造が、第2の突出部144bのうちの1つ以上のものと類似し得、および/または、非類似であり得る。
ノーズコーンおよびその構成要素(例えば、基部および/またはオーバーモールド部分)は、種々の1つ以上の材料であり、依然として、オーバーモールドされ得る。一実装では、基部111は、ポリプロピレンであり得、1つ以上のオーバーモールド部分142、144は、熱可塑性エラストマ材料(例えば、VERSAFLEXブランド軟質ポリマー)であり得る。いくつかの実施形態において、ノーズコーン140の基部111は、ガラス充填ポリプロピレンから作製され得る。ノーズコーンおよび/または送液筒(例えば、その一部)の材料は、圧縮永久歪み、再シール能力、および/または滅菌される能力を有し得る。
結合機構のためのいくつかの識別マーカが、装置上にある。筐体12は、筐体本体57上の筐体識別マーカ53と、筐体接続区分52上の別の接続識別マーカ51とを有する。ノーズコーン140は、ノーズコーン識別マーカ47、147を有する。送液筒60は、1つ以上の識別マーカ67を含み得る。識別マーカは、所望に応じて、白いドット等の任意の形態、形状、および色であり得る。
ここで図26-28、31、33、および34Bを参照すると、本発明のいくつかの実施形態において送液筒および/またはホーンをノーズコーンと取り付けることは、別個のOリングを取り扱う必要がないこともある。先端114がハンドピース12および/または内部ホーン11に対してトルクを加えられると、ノーズコーン40は、上で説明されるように、超音波ホーン114の上を滑らされ、ハンドピース12に接続されることができる。送液筒60(例えば、端部60a)が、接続区分または基端部11bまたはノーズコーン140の端部に接近するにつれて、送液筒60上の送液筒識別マーカ67は、ノーズコーン140の基部111上の識別マーカ147と整列するように向けられ得る。これは、本質的に、ノーズコーン突起部144aを送液筒60内の溝66に誘導するとともに、突出部144bを内部ホーン11と係合させる。さらに、いくつかの実施形態において、ノーズコーンおよび送液筒は、識別マーカ147、67によって1つ以上の向きに誘導される1つ以上の整列切り欠きおよびガイドピン係合をその間に含み得る。例えば、図26、27、31、35、および37に示されるように、送液筒60は、基部61の端部61a内に切り欠き68(例えば、V字形スロットまたは受容器)を含み、ノーズコーンは、ノーズコーンの基部111内にガイドピン(例えば、ウェッジ)を含む。
いくつかの実装では、ノーズコーン140および/または送液筒60の1つ以上のオーバーモールド部分は、種々の基礎部分61、111の1つ以上の表面上に、および/またはそれを通して成型され得る。基礎部分は、種々の方法および構造で製造され得る。ノーズコーン140および/または送液筒60の基礎部分61、111は、オーバーモールド材料によってオーバーモールドされる前、予成型および/または機械加工され得る。例えば、送液筒60の基礎部分61は、機械加工され得る。代替として、基部61は、成型され得る。基部61が機械加工される一実施形態において、基部61は、空洞内に位置付けられ、それに1つ以上の成型された部分62を作成するために、1つ以上の材料(例えば、シリコーンまたは軟質ポリマー)を注入され得る。いくつかの実施形態において、種々の数量で予成型または機械加工されるノーズコーン/送液筒の種々の基礎部分61、111を有することが、送液筒/ノーズコーンのオーバーモールド部分の種々の設計/構造が選択され、1回またはそれを上回る所定の外科手術用先端の適用のために、後の時間に基礎部分に成型されることを可能にする。したがって、一実施形態において、送液筒60の基部61は、単に、ノーズコーンへの共通基部61構造および/または接続を有する複数の送液筒実施形態の間で選択することによって、同一のノーズコーン140が種々の外科手術用先端のために使用されることを可能にし得る。
いくつかの発明の実施形態を本明細書で説明および図示されているが、当業者は、本明細書で説明される機能を実施し、および/または結果および/または利点のうちの1つ以上のものを取得するための種々の他の手段および/または構造を容易に想起し、そのような変形例および/または修正の各々は、本明細書に説明される発明の実施形態の範囲内であると見なされる。より一般的に、当業者は、本明細書に説明される全てのパラメータ、寸法、材料、および構成が、例示的であるように意図されており、実際のパラメータ、寸法、材料、および/または構成が、本発明の教示が使用される、1つまたは複数の具体的用途に依存するであろうことを、容易に理解するであろう。当業者は、日常的にすぎない実験を使用して、本明細書に説明される具体的な発明の実施形態の多くの均等物を認識する、または確認することができるであろう。したがって、前述の実施形態は、一実施例としてのみ提示され、添付の請求項およびその均等物の範囲内で、具体的に説明および請求される以外の方法で発明の実施形態が実践され得ることを理解されたい。本開示の発明の実施形態は、本明細書で説明される、各個々の特徴、システム、物品、材料、キット、および/または方法を対象とする。加えて、そのような特徴、システム、物品、材料、キット、および/または方法が互いに矛盾していなければ、2つ以上のそのような特徴、システム、物品、材料、キット、および/または方法の任意の組み合わせが、本開示の発明の範囲内に含まれる。
本明細書で定義かつ使用されるような全ての定義は、辞書的定義、参照することによって組み込まれた文書中の定義、および/または定義された用語の通常の意味に優先するものと理解されたい。
本明細書および本請求項で使用されるような不定冠詞「a」および「an」は、明確にそれとは反対に示されない限り、「少なくとも1つ」を意味すると理解されたい。
本明細書および本請求項で使用されるような語句「および/または」は、そのように結合される要素、すなわち、ある場合では接合的に存在し、他の場合では離接的に存在する要素の「いずれか一方または両方」を意味すると理解されたい。「および/または」を伴って列挙される複数の要素は、同一の様式で、すなわち、そのように結合される要素のうちの「1つ以上のもの」と解釈されるべきである。「および/または」という節によって具体的に識別される要素と関係するか、無関係であるかにかかわらず、それらの具体的に識別される要素以外に、他の要素が、随意に存在し得る。したがって、非限定的実施例として、「Aおよび/またはB」の言及は、「~を備えている」等の非制約的な用語と併せて使用されると、一実施形態において、Aのみ(随意に、B以外の要素を含む)を指し、別の実施形態において、Bのみ(随意に、A以外の要素を含む)を指し、さらに別の実施形態において、AおよびBの両方(随意に、他の要素を含む)等を指すことができる。
本明細書および本請求項で使用されるように、「または」は、上記で定義されるような「および/または」と同一の意味を有すると理解されたい。例えば、一覧中のアイテムを分離するとき、「または」または「および/または」は、包括的であるものとして、すなわち、少なくとも1つを含むが、いくつかの要素または要素の一覧のうちの2つ以上のものと、随意に、付加的な列挙されていないアイテムとをも含むと解釈されるものとする。「~のうちの1つのみ」または「~のうちの厳密に1つ」等の明確にそれとは反対に示される用語のみ、または、請求項で使用されるとき、「~から成る」が、いくつかの要素または要素の一覧のうちの厳密に1つの包含を指すであろう。概して、本明細書で使用されるような用語「または」は、「いずれか一方」、「~のうちの1つ」、「~のうちの1つのみ」、または「~のうちの厳密に1つ」等の排他性の用語が先行すると、排他的代替物(すなわち、「一方または他方であるが、両方ではない」)を示すものとしてのみ解釈されるものとする。「本質的に~から成る」は、請求項で使用されると、特許法の分野で使用されるようなその通常の意味を有するものとする。
本明細書および本請求項で使用されるように、1つ以上の要素の一覧を指す語句「少なくとも1つ」は、要素の一覧中の要素のうちのいずれか1つ以上のものから選択される少なくとも1つの要素を意味するが、要素の一覧内で具体的に列挙される各々の要素のうちの少なくとも1つを必ずしも含むとは限らず、要素の一覧中の要素の任意の組み合わせを除外しないことを理解されたい。この定義は、語句「少なくとも1つ」が指す要素の一覧内で具体的に識別される要素と関係するか、無関係であるかにかかわらず、具体的に識別されるこれらの要素以外の要素が、随意に存在し得ることも可能にする。したがって、非限定的実施例として、「AおよびBのうちの少なくとも1つ」(または同等に「AまたはBのうちの少なくとも1つ」、または同等に「Aおよび/またはBのうちの少なくとも1つ」)は、一実施形態において、Bが存在しない、随意に、2つ以上のAを含む、少なくとも1つのA(随意に、B以外の要素を含む)を指し、別の実施形態において、Aが存在しない、随意に、2つ以上のBを含む、少なくとも1つのB(随意に、A以外の要素を含む)を指し、さらに別の実施形態において、随意に、2つ以上のAを含む、少なくとも1つのA、および、2つ以上のBを含む、少なくとも1つのB(随意に、他の要素を含む)等を指すことができる。
また、明確にそれとは反対に示されない限り、2つ以上のことまたは行為を含む、本明細書で請求される任意の方法では、方法のことまたは行為の順序は、方法のことまたは行為が列挙される順序に必ずしも限定されないことを理解されたい。
請求項および上記の明細書では、「~を備えている」、「~を含む」、「~を担持する」、「~を有する」、「~を含む」、「~を伴う」、「~を保持する」、「~から成る」等の全ての移行句は、非制約的である、すなわち、「限定ではないが、~を含む」を意味すると理解されたい。「~から成る」および「本質的に~から成る」という移行句のみが、United States Patent Office Manual of Patent Examining Procedures,Section 2111.03に記載されているように、それぞれ、制約的または半制約的な移行句であるものとする。
実施形態は、その範囲および不可欠な特性から逸脱することなく、他の形態で具現化され得る。説明される実施形態は、したがって、あらゆる点において、例証的であり制限的ではないと見なされるものとする。本発明は、ある好ましい実施形態の観点から説明されたが、当業者に明白である他の実施形態もまた、本発明の範囲内である。

Claims (20)

  1. 医療デバイスの部材の取り付けのための接続装置であって、前記接続装置は、
    対向する第1および第2の端部を有するノーズコーンと、
    対向する第1および第2の端部を有する送液筒と
    を備え、
    前記送液筒は、前記第1の端部上の基部と、前記第2の端部上のオーバーモールド部分とを有し、前記送液筒の前記オーバーモールド部分は、その内部表面から半径方向内向きに延びている突起を有し、
    前記ノーズコーンの第2の端部は、前記送液筒の前記第1の端部に解放可能に係合する、接続装置。
  2. 前記ノーズコーンは、前記第1の端部および前記第2の端部の各々において、それぞれ、第1および第2のオーバーモールド部分を含む、請求項1に記載の接続装置。
  3. 前記ノーズコーンの前記第2のオーバーモールド部分は、前記送液筒の前記基部の溝に係合するように外部表面から半径方向外向き、および内部表面から半径方向内向きの両方に延びている、請求項2に記載の接続装置。
  4. 前記ノーズコーンの前記第2のオーバーモールド部分は、前記ノーズコーンの前記第2の端部の端面を少なくとも部分的に覆っている、請求項2-3のうちの1項に記載の接続装置。
  5. 前記送液筒のオーバーモールド部分は、潅注ポートを含む、請求項1-4のうちの1項に記載の接続装置。
  6. 前記送液筒のオーバーモールド部分は、前記送液筒の基部より半透明である、請求項1-5のうちの1項に記載の接続装置。
  7. 前記送液筒の第1の端部は、第1の軸に沿って延び、前記送液筒の第2の端部は、前記第1の軸と異なる第2の軸に沿って延びている、請求項1-6のうちの1項に記載の接続装置。
  8. 組織を断片化し、断片化された組織を除去するための超音波吸引器装置であって、前記超音波吸引器装置は、
    外科手術用ハンドピースであって、前記外科手術用ハンドピースは、筐体と、前記筐体に取り付けられたノーズコーンと、前記ノーズコーンに取り付けられた送液筒と、前記筐体内に搭載されたトランスデューサとを備えている、外科手術用ハンドピースと、
    内部ホーンを介して前記トランスデューサに接続された外科手術用先端と、
    前記ハンドピースに接続された潅注システムであって、前記潅注システムは、断片化された組織を懸濁させるために外科手術部位に隣接して潅注流体を供給する、潅注システムと、
    前記外科手術部位において流体および断片化された組織を吸引するために前記ハンドピースに接続された吸引システムと
    を備え、
    前記送液筒は、基部と、内部表面および外部表面を画定する1つ以上のオーバーモールド部分とを含み、前記オーバーモールド部分のうちの少なくとも1つは、前記外科手術用先端の周りで半径方向に前記内部表面から内向きに突出し、前記基部の少なくとも一部の中への潅注流体の進入を防止する液密シールを提供する、超音波吸引器装置。
  9. 前記外科手術用先端は、ボーン先端を含む、請求項8に記載の超音波吸引器装置。
  10. 前記送液筒の前記オーバーモールド部分は、前記送液筒の前記基部から離れるように前記送液筒の自由端に向かって次第に先が細くなっている、請求項8-9のうちの1項に記載の超音波吸引器装置。
  11. 前記ノーズコーンは、基部と、1つ以上のオーバーモールド部分とを含み、前記1つ以上のオーバーモールド部分は、前記基部の対向端部上に位置付けられている、請求項8-10のうちの1項に記載の超音波吸引器装置。
  12. 前記ノーズコーンの前記1つ以上のオーバーモールド部分は、前記内部ホーンに半径方向内向きに係合すること、および前記送液筒の前記基部に半径方向外向きに係合することのうちの少なくとも1つを行う、請求項11に記載の超音波吸引器装置。
  13. 前記1つ以上のオーバーモールド部分は、前記ノーズコーンの前記基部の前記対向端部の各々の上の端面を覆っている、請求項11-12のうちの1項に記載の超音波吸引器装置。
  14. 前記送液筒は、前記送液筒の前記基部の前記内部表面内に溝を含み、前記ノーズコーンの前記1つ以上のオーバーモールド部分は、前記送液筒の前記溝に係合している、請求項11-13のうちの1項に記載の超音波吸引器装置。
  15. 医療デバイスの部材を取り付ける方法であって、前記方法は、
    基部の対向端部上に1つ以上のオーバーモールド部分を有するノーズコーンを提供することと、
    基部の少なくとも1つの端部上に1つ以上のオーバーモールド部分を有する送液筒を提供することであって、前記オーバーモールド部分のうちの少なくとも1つは、前記送液筒の内部表面から半径方向内向きに突出している、ことと、
    本体を有するハンドピースを提供することと、
    先端を提供することと、
    前記ノーズコーンを前記ハンドピースに接続することと、
    前記送液筒を前記ノーズコーンに接続することと、
    半径方向内向きに突出している前記送液筒の前記オーバーモールド部分を前記先端と密閉状態で係合させ、前記ノーズコーンに向かう潅注流体の進入を防止する液密シールを提供することと
    を含む、方法。
  16. 前記ノーズコーンが、前記ハンドピースおよび前記送液筒に接続されるとき、前記ノーズコーンの1つ以上のオーバーモールド部分は、前記ハンドピースおよび前記送液筒の両方に係合する、請求項15に記載の方法。
  17. 前記ノーズコーンが、前記ハンドピースおよび前記送液筒に接続されるとき、前記ノーズコーンの1つ以上のオーバーモールド部分は、内部ホーンに係合する、請求項15-16のうちの1項に記載の方法。
  18. 前記送液筒を前記ノーズコーンに接続するときに前記先端を通り越すように、前記送液筒の1つ以上のオーバーモールド部分を一時的に拡張するステップをさらに含む、請求項15-17のうちの1項に記載の方法。
  19. 前記オーバーモールド部分を静止位置に接触させるステップをさらに含む、請求項15-18のうちの1項に記載の方法。
  20. 前記ノーズコーンを前記送液筒に接続することは、前記ノーズコーンの前記1つ以上の突出部を前記送液筒の前記内部表面内の円周方向溝と係合させることを含む、請求項15-19のうちの1項に記載の方法。
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