JP2022513944A - 新規イミダゾピラジン誘導体 - Google Patents

新規イミダゾピラジン誘導体 Download PDF

Info

Publication number
JP2022513944A
JP2022513944A JP2021534654A JP2021534654A JP2022513944A JP 2022513944 A JP2022513944 A JP 2022513944A JP 2021534654 A JP2021534654 A JP 2021534654A JP 2021534654 A JP2021534654 A JP 2021534654A JP 2022513944 A JP2022513944 A JP 2022513944A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
amino
ethyl
pyrazine
imidazole
benzamide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2021534654A
Other languages
English (en)
Inventor
チェン,ジャーンリーン
カーン,ナワーズ
クラマー,クリスティアン
ラーナー,クリスティアン
ネッテコベン,マティアス
プフリーガー,フィリップ
ピュールマン,ベルント
シュミット,ゼーバスティアン
シュトル,テオドール
ワーン,ジエンホワ
ヤーン,ソーン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
F Hoffmann La Roche AG
Original Assignee
F Hoffmann La Roche AG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by F Hoffmann La Roche AG filed Critical F Hoffmann La Roche AG
Publication of JP2022513944A publication Critical patent/JP2022513944A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D487/00Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, not provided for by groups C07D451/00 - C07D477/00
    • C07D487/02Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, not provided for by groups C07D451/00 - C07D477/00 in which the condensed system contains two hetero rings
    • C07D487/04Ortho-condensed systems
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P31/00Antiinfectives, i.e. antibiotics, antiseptics, chemotherapeutics
    • A61P31/04Antibacterial agents
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D519/00Heterocyclic compounds containing more than one system of two or more relevant hetero rings condensed among themselves or condensed with a common carbocyclic ring system not provided for in groups C07D453/00 or C07D455/00

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Communicable Diseases (AREA)
  • Oncology (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)
  • Nitrogen And Oxygen Or Sulfur-Condensed Heterocyclic Ring Systems (AREA)

Abstract

本発明は、一般式(I)TIFF2022513944000360.tif6160(式中、AおよびR1~R11は、本明細書に記載されるとおり(I)である)、を有する新規イミダゾピラジン誘導体およびその薬学的に許容され得る塩を提供する。さらに、これらの化合物を含む医薬組成物、これらの化合物を製造する方法、およびこれらの化合物を医薬として使用する方法、特に、細菌感染症および関連疾患の処置または予防のための抗生物質としてこれらの化合物を使用する方法が提供される。

Description

本発明は、抗菌特性を示す新規イミダゾピラジン誘導体に関する。本発明は、細菌感染症およびその結果生じる疾患の処置または予防のために、特にAcinetobacter baumanniiによる感染症およびその結果生じる疾患の処置または予防のためにこれらの化合物を使用する方法にも関する。
Acinetobacter baumanniiは、グラム陰性、好気性、非発酵性の細菌であり、過去数十年にわたって、処置の選択肢が極めて限られた新たな病原体として認識されている。
A.baumanniiは、米国疾病管理予防センターによって深刻な脅威と見なされており、現在、院内感染の大部分を引き起こし、抗菌剤の活性を効果的に「エスケープする」いわゆる「ESKAPE」病原体(Enterococcus faecium、Staphylococcus aureus、Klebsiella pneumoniae、Acinetobacter baumannii、Pseudomonas aeruginosaおよびEnterobacter種およびE.coli)に属している。
A.baumanniiは、抗生物質を広範囲に使用することにより、公知の全ての抗菌薬に対する耐性に関しての選択が可能となり、細菌血症、肺炎、髄膜炎、尿路感染症および創傷感染症などの感染症を引き起こし得る場所である集中治療室および外科病棟において最も頻繁に発生する。
A.baumanniiは、耐性決定因子を上方制御し、獲得する並外れた能力を有しており、院内環境での生存および拡散を可能にする環境的持続性を示し、これが、この生物をしばしば感染症の爆発的発生原因にするとともに、地域的な医療関連の病原体としている。
全てではないとしても、利用可能な治療的選択肢のほとんどに対して抗生物質耐性が増加しているため、多剤耐性(MDR)A.baumannii感染症、特にカルバペネム耐性A.baumanniiによって引き起こされる感染症は、処置することが極めて困難または不可能でさえあり、集中治療室での罹患率および滞在時間が増大しているだけでなく、死亡率も高い。
米国感染症学会(IDSA)の抗菌薬利用可能性タスクフォース(AATF)によると、Acinetobacter baumanniiは、「充足されていない医学的ニーズと現在の抗菌薬研究開発パイプラインの間に存在するミスマッチの代表的な例」であると考えられてきたし、現在でもそうである。したがって、Acinetobacter baumanniiによって引き起こされる疾患および感染症の処置に適した化合物を同定することに対する高い需要および必要性が存在する。
本発明は、Acinetobacter baumanniiの薬剤感受性および薬剤耐性株に対して活性を示す新規化合物を提供する。
第1の態様において、本発明は、式(I)
Figure 2022513944000002
(式中、AおよびR~R11は、本明細書に記載されるとおりである)
の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩を提供する。
一態様において、本発明は、本明細書に記載されている式(I)の化合物を製造する方法であって、
(i)エステルカルボン酸IVa
Figure 2022513944000003
(式中、R~R11は本明細書で定義されるとおりである)を、アミンV
Figure 2022513944000004
(式中、RおよびRは、本明細書で定義されるとおりである)と、カップリング試薬(HATU、TBTUなど)および塩基(DIPEA、NEtなど)の存在下で反応させて、前記式(I)の化合物を形成させること;または
(ii)化合物VI
Figure 2022513944000005
(式中、R~R、R10およびR11は本明細書で定義されるとおりであり、Xはハロゲンである)を、ボロン酸VII
Figure 2022513944000006
(式中、R~Rは本明細書で定義されるとおりであり、Yはボロン酸またはボロン酸エステルである)と、遷移金属触媒(PdCl(dppf)-CHCl付加物、Pd(PPhなど)および塩基(KPO、NaOtBuなど)の存在下で反応させて、前記式(I)の化合物を形成させること、
を含む、方法を提供する。
さらなる態様では、本発明は、本明細書に記載の方法に従って製造された場合の、本明細書に記載される式(I)の化合物を提供する。
さらなる態様において、本発明は、治療的に活性な物質として使用するための、本明細書に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩を提供する。
さらなる態様において、本発明は、本明細書に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩と、治療的に不活性な担体とを含む医薬組成物を提供する。
さらなる態様において、本発明は、抗生物質として使用するための、本明細書に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩を提供する。
さらなる態様において、本発明は、院内感染およびその結果生じる疾患の処置または予防において使用するための、本明細書に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩を提供する。
さらなる態様において、本発明は、グラム陰性菌によって引き起こされる感染症およびその結果生じる疾患の処置または予防において使用するための、本明細書に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩を提供する。
さらなる態様において、本発明は、Enterococcus faecium、Staphylococcus aureus、Klebsiella pneumoniae、Acinetobacter baumannii、Pseudomonas aeruginosa、Enterobacter種もしくはE.coliまたはこれらの組み合わせによって引き起こされる感染症およびその結果生じる疾患の処置または予防において使用するための、本明細書に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩を提供する。
さらなる態様において、本発明は、Enterococcus faecium、Staphylococcus aureus、Klebsiella pneumoniae、Acinetobacter baumannii、Pseudomonas aeruginosa、Enterobacter種もしくはE.coliまたはこれらの組み合わせによって引き起こされる感染症およびその結果生じる疾患の処置または予防のための方法であって、本明細書に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩を哺乳動物に投与することを含む、方法を提供する。
さらなる態様において、本発明は、抗生物質としての、本明細書に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩の使用を提供する。
さらなる態様において、本発明は、Enterococcus faecium、Staphylococcus aureus、Klebsiella pneumoniae、Acinetobacter baumannii、Pseudomonas aeruginosa、Enterobacter種もしくはE.coliまたはこれらの組み合わせによって引き起こされる感染症およびその結果生じる疾患の処置または予防のための、本明細書に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩の使用を提供する。
さらなる態様において、本発明は、Enterococcus faecium、Staphylococcus aureus、Klebsiella pneumoniae、Acinetobacter baumannii、Pseudomonas aeruginosa、Enterobacter種もしくはE.coliまたはこれらの組み合わせによって引き起こされる感染症およびその結果生じる疾患の処置または予防に有用な医薬の調製のための、本明細書に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩の使用を提供する。
定義
本発明の特定の態様、実施形態または実施例に関連して記載される特徴、整数、特性、化合物、化学的部分または基は、両立しない場合を除き、本明細書に記載される任意の他の態様、実施形態または実施例に適用可能であると理解されるべきである。本明細書(任意の添付の特許請求の範囲、要約書および図面を含む)に開示された特徴の全て、および/またはそのように開示された任意の方法もしくは過程の工程の全ては、そのような特徴および/または工程の少なくとも一部が相互に排他的である組み合わせを除き、任意の組み合わせで組み合わされ得る。本発明は、いずれの前述の実施形態の細部にも限定されない。本発明は、本明細書(任意の添付の特許請求の範囲、要約および図面を含む)に開示された特徴の任意の新規な1つもしくは任意の新規な組み合わせ、またはそのように開示された任意の方法もしくは過程の工程の任意の新規な1つもしくは任意の新規な組み合わせに及ぶ。
「アルキル」という用語は、1~6個の炭素原子(「C-C-アルキル」)、例えば1、2、3、4、5または6個の炭素原子の一価または多価の、例えば一価または二価の直鎖または分岐飽和炭化水素基を指す。いくつかの実施形態において、アルキル基は、1~3個の炭素原子、例えば、1、2または3個の炭素原子を含有する。アルキルのいくつかの非限定的な例としては、メチル、エチル、プロピル、2-プロピル(イソプロピル)、n-ブチル、イソ-ブチル、sec-ブチル、tert-ブチルおよび2,2-ジメチルプロピルが挙げられる。アルキルの特に好ましいが非限定的な例は、メチルである。
「アルケニル」という用語は、少なくとも1つの二重結合を有する2~6個の炭素原子の一価の直鎖または分岐炭化水素基(「C~C-アルケニル」)を意味する。特定の実施形態において、アルケニルは、少なくとも1つの二重結合を有する2~4個の炭素原子を有する。アルケニルの例には、エテニル、プロペニル、プロプ-2-エニル、イソプロペニル、n-ブテニルおよびイソ-ブテニルが含まれる。具体的なアルケニル基はエテニルである。
「アルキニル」という用語は、少なくとも1つの三重結合を有する2~6個の炭素原子の一価の直鎖または分岐炭化水素基(「C~C-アルキニル」)を意味する。特定の実施形態において、アルキニルは、少なくとも1つの三重結合を有する2~4個の炭素原子を有する。アルキニルの例には、エチニル、プロピニル、n-ブチニルまたはイソブチニルが含まれる。好ましいアルキニルはプロピニルである。
「アルコキシ」という用語は、酸素原子を介して親分子部分に結合された、上で定義されたアルキル基を指す。アルコキシ基は、特に指示されない限り、1~6個の炭素原子を含有する(「C~C-アルコキシ」)。いくつかの好ましい実施形態では、アルコキシ基は、1~4個の炭素原子を含有する。さらに他の実施形態において、アルコキシ基は、1~3個の炭素原子を含有する。アルコキシ基のいくつかの非限定的な例としては、メトキシ、エトキシ、n-プロポキシ、イソプロポキシ、n-ブトキシ、イソブトキシおよびtert-ブトキシが挙げられる。アルコキシの特に好ましいが非限定的な例は、メトキシである。
「アリキニルオキシ」という用語は、酸素原子を介して親分子部分に結合された、上で定義されたアルキニル基を指す。
「ハロゲン」または「ハロ」という用語は、フルオロ(F)、クロロ(Cl)、ブロモ(Br)またはヨード(I)を指す。好ましくは、「ハロゲン」または「ハロ」という用語は、フルオロ(F)、クロロ(Cl)またはブロモ(Br)を指す。「ハロゲン」または「ハロ」の特に好ましいが非限定的な例は、フルオロ(F)およびクロロ(Cl)である。
本明細書で使用される「シクロアルキル」という用語は、3~12個の環炭素原子の飽和または部分的に不飽和の単環式または二環式炭化水素基(「C-C12-シクロアルキル」)を指す。いくつかの好ましい実施形態において、シクロアルキル基は、3~10個の環炭素原子、特に3~8個の環炭素原子の飽和単環式炭化水素基である。「二環式シクロアルキル」とは、2つの炭素原子を共有する2つの飽和炭素環からなるシクロアルキル部分(すなわち、2つの環を分離する架橋が、単結合であるか、または1つもしくは2つの環原子の鎖であるかのいずれかである)およびスピロ環部分(すなわち2つの環が1つの共通の環原子を介して接続されている)を指す。好ましくは、シクロアルキル基は、3~6個の環炭素原子の、例えば3、4、5または6個の炭素原子の飽和単環式炭化水素基である。シクロアルキルのいくつかの非限定的な例としては、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシルおよびシクロヘプチルが挙げられる。
「シクロアルキルオキシ」という用語は、基シクロアルキル-O-、すなわち、オキシ基で置換され、前記オキシ基を介して親分子部分に結合されているシクロアルキル基を指す。
「シアノシクロアルキルオキシ」という用語は、シクロアルキルオキシ基の水素原子の少なくとも1つがシアノ基で置き換えられているシクロアルキルオキシ基を指す。好ましくは、「シアノシクロアルキルオキシ」は、シクロアルキルオキシ基の1、2または3個の水素原子がシアノ基で置き換えられているシクロアルキルオキシ基を指す。
「アミノアルキニルオキシ」という用語は、アルキニルオキシ基の水素原子の少なくとも1つがアミノ基で置き換えられているアルキニルオキシ基を指す。好ましくは、「アミノアルキニルオキシ」は、アルキニルオキシ基の1、2または3個の水素原子がアミノ基によって置き換えられているアルキニルオキシ基を指す。アミノアルキニルオキシの好ましいが非限定的な例は、3-アミノプロプ-1-イニルである。
「アミノアルコキシ」という用語は、アルコキシ基の水素原子の少なくとも1つがアミノ基で置き換えられているアルコキシ基を指す。好ましくは、「アミノアルコキシ」は、アルコキシ基の1、2または3個の水素原子がアミノ基によって置き換えられているアルコキシ基を指す。アミノアルコキシの好ましいが非限定的な例はアミノメトキシである。
「アミノアルキル」という用語は、アルキル基の水素原子の少なくとも1つがアミノ基で置き換えられているアルキル基を指す。好ましくは、「アミノアルキル」は、アルキル基の1、2または3個の水素原子がアミノ基によって置き換えられているアルキル基を指す。アミノアルキルの好ましいが非限定的な例はアミノメチルである。
「カルボキシアルキル」という用語は、アルキル基の水素原子の少なくとも1つがカルボキシ基で置き換えられているアルキル基を指す。好ましくは、「カルボキシアルキル」は、アルキル基の1、2または3個の水素原子がカルボキシ基で置き換えられているアルキル基を指す。アミノアルキルの好ましいが非限定的な例は、カルボキシメチルである。
「アミノアルコキシアルキニルオキシ」という用語は、アルキニルオキシ基の水素原子の少なくとも1つがアミノアルコキシ基で置き換えられているアルキニルオキシ基を指す。好ましくは、「アミノアルコキシアルキニルオキシ」は、アルキニルオキシ基の1、2または3個の水素原子がアミノアルコキシ基によって置き換えられているアルキニルオキシ基を指す。
「ヒドロキシアルキニルオキシ」という用語は、アルキニルオキシ基の水素原子の少なくとも1つがヒドロキシ基で置き換えられているアルキニルオキシ基を指す。好ましくは、「ヒドロキシアルキニルオキシ」は、アルキニルオキシ基の1、2または3個の水素原子がヒドロキシ基によって置き換えられているアルキニルオキシ基を指す。ヒドロキシアルキニルオキシの好ましいが、非限定的な例は、3-ヒドロキシプロプ-1-イニルである。
「ヘテロシクロアルキル」および「ヘテロシクリル」という用語は、交換可能に使用され、3~10個の環原子、好ましくは3~8個の環原子の飽和または部分的に不飽和の単環式または二環式、好ましくは単環式の環系を指し、ここで、前記環原子の1、2または3個は、N、OおよびSから選択されるヘテロ原子であり、残りの環原子は炭素である。好ましくは、前記環原子の1~2個は、NおよびOから選択され、残りの環原子は炭素である。「二環式ヘテロシクリル」とは、2つの環原子を共有する2つの環からなる複素環部分(すなわち、2つの環を分離する架橋が、単結合であるか、または1つもしくは2つの環原子の鎖であるかのいずれかである)およびスピロ環部分(すなわち2つの環が1つの共通の環原子を介して接続されている)を指す。単環式ヘテロシクリル基のいくつかの非限定的な例としては、アゼチジン-3-イル、アゼチジン-2-イル、オキセタン-3-イル、オキセタン-2-イル、2-オキソピロリジン-1-イル、2-オキソピロリジン-3-イル、5-オキソピロリジン-2-イル、5-オキソピロリジン-3-イル、2-オキソ-1-ピペリジル、2-オキソ-3-ピペリジル、2-オキソ-4-ピペリジル、6-オキソ-2-ピペリジル、6-オキソ-3-ピペリジル、1-ピペリジニル、2-ピペリジニル、3-ピペリジニル、4-ピペリジニル、モルホリノ、モルホリン-2-イルおよびモルホリン-3-イルが挙げられる。
「ヘテロシクリルアルキル」という用語は、アルキル基の水素原子の少なくとも1つがヘテロシクリル基で置き換えられているアルキル基を指す。好ましくは、「ヘテロシクリルアルキル」は、アルキル基の1、2または3個の水素原子、最も好ましくは1個の水素原子がヘテロシクリル基で置き換えられているアルキル基を指す。
「アリール」という用語は、合計6~14個の環員(「C~C14-アリール」)、好ましくは6~12個の環員、より好ましくは6~10個の環員を有する単環式、二環式または三環式の炭素環系を指し、ここで、系中の少なくとも1つの環は、芳香族である。アリールのいくつかの非限定的な例としては、フェニルおよび9H-フルオレニル(例えば、9H-フルオレン-9-イル)が挙げられる。アリールの特に好ましいが非限定的な例は、フェニルである。
「ヘテロアリール」という用語は、合計5~14個の環員、好ましくは5~12個の環員、より好ましくは5~10個の環員を有する一価または多価の単環式または二環式、好ましくは二環式環系を指し、ここで、系中の少なくとも1つの環は芳香族であり、系中の少なくとも1つの環は1つまたは複数のヘテロ原子を含有する。好ましくは、「ヘテロアリール」は、O、SおよびNから独立して選択される1、2、3または4個のヘテロ原子を含む5~10員のヘテロアリールを指す。最も好ましくは、「ヘテロアリール」は、OおよびNから独立して選択される1~2個のヘテロ原子を含む5~10員のヘテロアリールを指す。ヘテロアリールのいくつかの非限定的な例としては、2-ピリジル、3-ピリジル、4-ピリジル、インドル-1-イル、1H-インドル-2-イル、1H-インドル-3-イル、1H-インドル-4-イル、1H-インドル-5-イル、1H-インドル-6-イル、1H-インドル-7-イル、1,2-ベンゾキサゾル-3-イル、1,2-ベンゾキサゾル-4-イル、1,2-ベンゾキサゾル-5-イル、1,2-ベンゾキサゾル-6-イル、1,2-ベンゾキサゾル-7-イル、1H-インダゾル-3-イル、1H-インダゾル-4-イル、1H-インダゾル-5-イル、1H-インダゾル-6-イル、1H-インダゾル-7-イル、ピラゾル-1-イル、1H-ピラゾル-3-イル、1H-ピラゾル-4-イル、1H-ピラゾル-5-イル、イミダゾル-1-イル、1H-イミダゾル-2-イル、1H-イミダゾル-4-イル、1H-イミダゾル-5-イル、オキサゾル-2-イル、オキサゾル-4-イルおよびオキサゾル-5-イルが挙げられる。ヘテロアリールの特に好ましいが非限定的な例は、インドリル、特に1H-インドル-3-イルである。
「アルキルヘテロアリール」という用語は、ヘテロアリール基の水素原子の少なくとも1つがアルキル基で置き換えられているヘテロアリール基を指す。好ましくは、「アルキルヘテロアリール」は、ヘテロアリール基の1、2または3個の水素原子、最も好ましくは1個の水素原子がアルキル基で置き換えられているヘテロアリール基を指す。
「ヘテロアリールオキシ」という用語は、酸素原子を介して親分子部分に結合されているヘテロアリール基を指す。
「ヒドロキシ」という用語は、-OH基を指す。
「アミノ」という用語は、-NH基を指す。
「シアノ」という用語は、-CN(ニトリル)基を指す。
「スルファモイル」という用語は、-SO-NH-基を指す。
「アルキルスルファモイル」という用語は、-SO-NH(アルキル)基を指す。
「ジアルキルスルファモイル」という用語は、-SO-N(アルキル)基を指す。
「アルキルスルホニル」という用語は、-SO-アルキル基を指す。
「アルキルスルホニルオキシ」という用語は、-O-SO-アルキル基を指す。
「アルキルスルファニル」という用語は、-S-アルキル基を指す。
「カルボキシ」という用語は、-COOH基を指す。
「カルバムイドイル」という用語は、
Figure 2022513944000007
「グアニジノ」という用語は、
Figure 2022513944000008
「ウレイド」という用語は、
Figure 2022513944000009
「カルバモイル」という用語は、-C(O)NH基を指す。
「カルボニル」という用語は、-C(O)-基を表す。
「アルコキシカルボニル」という用語は、-C(O)-O-アルキル基(すなわち、アルキルエステル)を指す。
「ハロアルキル」という用語は、アルキル基の水素原子の少なくとも1つがハロゲン原子、好ましくはフルオロで置き換えられているアルキル基を指す。好ましくは、「ハロアルキル」は、アルキル基の1、2または3個の水素原子がハロゲン原子、最も好ましくはフルオロによって置換されているアルキル基を指す。ハロアルキルの特に好ましいが非限定的な例は、トリフルオロメチルおよびトリフルオロエチルである。
「ハロアルコキシ」という用語は、アルコキシ基の水素原子の少なくとも1つがハロゲン原子、好ましくはフルオロで置き換えられているアルコキシ基を指す。好ましくは、「ハロアルコキシ」は、アルコキシ基の1、2または3個の水素原子がハロゲン原子、最も好ましくはフルオロによって置換されているアルコキシ基を指す。ハロアルコキシの特に好ましいが非限定的な例は、トリフルオロメトキシ(-OCF)である。
「シアノアルコキシ」という用語は、アルコキシ基の水素原子の少なくとも1つがシアノ基で置き換えられているアルコキシ基を指す。好ましくは、「シアノアルコキシ」は、アルコキシ基の1、2または3個の水素原子がシアノ基で置き換えられているアルコキシ基を指す。シアノアルコキシの特に好ましいが非限定的な例は、シアノメトキシである。
「シアノアルキル」という用語は、アルキル基の水素原子の少なくとも1つがシアノ基で置き換えられているアルキル基を指す。好ましくは、「シアノアルキル」は、アルキル基の1、2または3個の水素原子がシアノ基で置き換えられているアルキル基を指す。シアノアルキルの特に好ましいが非限定的な例は、シアノメチルである。
「アルコキシアルキニルオキシ」という用語は、アルキニルオキシ基の水素原子の少なくとも1つがアルコキシ基で置き換えられているアルキニルオキシ基を指す。好ましくは、「アルコキシアルキニルオキシ」は、アルキニルオキシ基の1、2または3個の水素原子がアルコキシ基で置き換えられているアルキニルオキシ基を指す。
「シクロアルキルアルコキシ」という用語は、アルコキシ基の水素原子の少なくとも1つがシクロアルキル基で置き換えられているアルコキシ基を指す。好ましくは、「シクロアルキルアルコキシ」は、アルコキシ基の1、2または3個の水素原子、最も好ましくは1個の水素原子がシクロアルキル基で置き換えられているアルコキシ基を指す。シクロアルキルアルコキシの特に好ましいが非限定的な例は、シクロプロピルメトキシである。
「シアノシクロアルキルアルコキシ」という用語は、シクロアルキルアルコキシ基の水素原子の少なくとも1つがシアノ基で置き換えられているシクロアルキルアルコキシ基を指す。好ましくは、「シアノシクロアルキルアルコキシ」は、シクロアルキルアルコキシ基の1、2または3個の水素原子、最も好ましくは、1個の水素原子がシアノ基で置き換えられているシクロアルキルアルコキシ基を指す。
「ヒドロキシアルキル」という用語は、アルキル基の水素原子の少なくとも1つがヒドロキシ基で置き換えられているアルキル基を指す。好ましくは、「ヒドロキシアルキル」は、アルキル基の1、2または3個の水素原子、最も好ましくは、1個の水素原子がヒドロキシ基によって置き換えられているアルキル基を指す。ヒドロキシアルキルの好ましいが非限定的な例は、ヒドロキシメチルおよびヒドロキシエチル(例えば、2-ヒドロキシエチル)である。ヒドロキシアルキルの特に好ましいが非限定的な例は、ヒドロキシメチルである。
「ヒドロキシアルコキシ」という用語は、アルコキシ基の水素原子の少なくとも1つがヒドロキシ基で置き換えられているアルコキシ基を指す。好ましくは、「ヒドロキシアルコキシ」は、アルコキシ基の1、2または3個の水素原子、最も好ましくは、1個の水素原子がヒドロキシ基で置き換えられているアルコキシ基を指す。ヒドロキシアルコキシの好ましいが非限定的な例は、ヒドロキシメトキシおよびヒドロキシエトキシ(例えば、2-ヒドロキシエトキシ)である。ヒドロキシアルコキシの特に好ましいが非限定的な例は、ヒドロキシメトキシである。
「ヒドロキシアルコキシアルキル」という用語は、アルキル基の水素原子の少なくとも1つがヒドロキシアルコキシ基で置き換えられているアルキル基を指す。好ましくは、「ヒドロキシアルコキシアルキル」は、アルキル基の1、2または3個の水素原子、最も好ましくは、1個の水素原子がヒドロキシアルコキシ基で置き換えられているアルキル基を指す。ヒドロキシアルコキシアルキルの好ましいが非限定的な例は、2-ヒドロキシエトキシメチルである。
「アルコキシカルボニルアルコキシ」という用語は、アルコキシ基の水素原子の少なくとも1つがアルコキシカルボニル基で置き換えられているアルコキシ基を指す。好ましくは、「アルコキシカルボニルアルコキシ」は、アルコキシ基の1、2または3個の水素原子、最も好ましくは、1個の水素原子が、アルコキシカルボニル基によって置き換えられているアルコキシ基を指す。アルコキシカルボニルアルコキシの好ましいが非限定的な例は、2-メトキシ-2-オキソ-エトキシである。
「アリールアルコキシ」という用語は、アルコキシ基の水素原子の少なくとも1つがアリール基で置き換えられているアルコキシ基を指す。好ましくは、「アリールアルコキシ」は、アルコキシ基の1、2または3個の水素原子、最も好ましくは、1個の水素原子がアリール基で置き換えられているアルコキシ基を指す。アリールアルコキシの特に好ましいが非限定的な例は、ベンジルオキシである。
「ヘテロアリールアルコキシ」という用語は、アルコキシ基の水素原子の少なくとも1つがヘテロアリール基で置き換えられているアルコキシ基を指す。好ましくは、「ヘテロアリールアルコキシ」は、アルコキシ基の1、2または3個の水素原子、最も好ましくは、1個の水素原子がヘテロアリール基で置き換えられているアルコキシ基を指す。
「アルコキシアルキル」という用語は、アルキル基の水素原子の少なくとも1つがアルコキシ基で置き換えられているアルキル基を指す。好ましくは、「アルコキシアルキル」は、アルキル基の1、2または3個の水素原子、最も好ましくは、1個の水素原子がアルコキシ基で置き換えられているアルキル基を指す。アルコキシアルキルの特に好ましいが非限定的な例は、2-メトキシエチルである。
「薬学的に許容され得る塩」という用語は、生物学的にまたはその他望ましくないものではない、遊離塩基または遊離酸の生物学的有効性および特性を保持する塩を指す。塩は、塩酸、臭化水素酸、硫酸、硝酸、リン酸などの無機酸、特に塩酸、ならびに酢酸、トリフルオロ酢酸、プロピオン酸、グリコール酸、ピルビン酸、シュウ酸、マレイン酸、マロン酸、コハク酸、フマル酸、酒石酸、乳酸、クエン酸、安息香酸、ケイ皮酸、マンデル酸、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、p-トルエンスルホン酸、サリチル酸、N-アセチルシステインなどの有機酸と共に形成される。さらに、これらの塩は、無機塩基または有機塩基を遊離酸に加えることにより調製され得る。無機塩基から誘導される塩には、ナトリウム、カリウム、リチウム、アンモニウム、カルシウムおよびマグネシウム塩などが含まれるがこれらに限定されない。有機塩基から誘導される塩には、第1級、第2級および第3級アミン、天然に存在する置換アミンを含む置換アミン、環状アミンおよび塩基性イオン交換樹脂、例えばイソプロピルアミン、トリメチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン、トリプロピルアミン、エタノールアミン、リジン、アルギニン、N-エチルピペリジン、ピペリジン、ポリイミン樹脂などの塩が含まれるがこれらに限定されない。式(I)の化合物の特定の薬学的に許容され得る塩は、塩酸塩、フマル酸塩、乳酸塩(特にL-(+)-乳酸から誘導される)、酒石酸塩(特にL-(+)-酒石酸から誘導される)およびトリフルオロ酢酸塩である。
「保護基」(PG)という用語は、化学反応が、合成化学において慣用的に関連する意味において、別の保護されていない反応部位で選択的に行われ得るように、多官能性化合物中の反応部位を選択的にブロックする基を意味する。保護基は適切な時点で除去することができる。例示的な保護基は、アミノ保護基、カルボキシ保護基またはヒドロキシ保護基である。具体的な保護基は、tert-ブトキシカルボニル(Boc)、ベンジルオキシカルボニル(Cbz)、フルオレニルメトキシカルボニル(Fmoc)およびベンジル(Bn)である。さらなる具体的な保護基は、tert-ブトキシカルボニル(Boc)およびフルオレニルメトキシカルボニル(Fmoc)である。より具体的な保護基は、tert-ブトキシカルボニル(Boc)である。例示的な保護基および有機合成におけるそれらの用途は、例えば、「Protective Groups in Organic Chemistry」、T.W.GreeneおよびP.G.M.Wutts著、第5版(2014年)、John Wiley&Sons(ニューヨーク州)に記載されている。
式(I)の化合物は、数個の不斉中心を含むことができ、光学的に純粋なエナンチオマー、例えばラセミ体などのエナンチオマーの混合物、光学的に純粋なジアステレオ異性体、ジアステレオ異性体の混合物、ジアステレオ異性体のラセミ体またはジアステレオ異性体のラセミ体の混合物の形態で存在することができる。
Cahn-Ingold-Prelog則によれば、不斉炭素原子は、「R」または「S」立体配置のものであり得る。
本明細書で使用される「処置」という用語には、以下が含まれる:(1)状態、障害もしくは症状を抑制すること(例えば、疾患の発症または維持療法の場合には疾患の再発、疾患の少なくとも1つの臨床症候または無症状性症候の発症を停止、低減または遅延させること);および/または(2)症状を緩和すること(すなわち、状態、障害もしくは症状、またはその臨床症候もしくは無症状性症候の少なくとも1つの退行を引き起こすこと)。処置されるべき患者に対する利益は、統計的に有意であるか、または少なくとも患者もしくは医師にとって認識可能であるかのいずれかである。しかしながら、疾患を処置するために患者へ医薬が投与される場合、結果は必ずしも有効な処置でなくともよいことが理解されるであろう。
本明細書で使用される「予防」という用語は、状態、障害もしくは症状に罹患し得るまたはこれらに罹患しやすい素因を有し得るが、当該状態、障害または症状の臨床症候または無症状性症候をいまだ経験していないまたは示していない哺乳動物、特にヒトにおいて生じる当該状態、障害または症状の臨床症候の出現を防止または遅延させることを含む。
本明細書で使用される「哺乳動物」という用語には、ヒトおよび非ヒトの両方が含まれ、ヒト、非ヒト霊長類、イヌ、ネコ、ネズミ、ウシ、ウマおよびブタが含まれるが、これらに限定されない。特に好ましい実施形態において、用語「哺乳動物」とは、ヒトを指す。
「院内感染(nosocomial infection)」という用語は、病院またはその他の医療施設で獲得される感染である院内感染(HAI)を指す。病院および病院以外の両方の状況を強調するために、代わりに医療関連感染(HAIまたはHCAI)と呼ばれることもある。このような感染は、病院、介護施設、リハビリ施設、外来診療所またはその他の臨床環境で獲得され得る。
本発明の化合物
第1の態様において、本発明は、式(I)
Figure 2022513944000010
式中、
は、R12-C~C-アルキル-X-C~C-アルキル-であり;
は、水素、C~C-アルキル、ハロ-C~C-アルキル、シアノ-C~C-アルキル、ヒドロキシ-C~C-アルキル、アミノ-C~C-アルキル、C~C-アルキル-NH-C~C-アルキル-、(C~C-アルキル)N-C~C-アルキル-、アミノ-C~C-アルキル-O-C~C-アルキル、C~C-アルキル-NH-C~C-アルキル-O-C~C-アルキル-、(C~C-アルキル)N-C~C-アルキル-O-C~C-アルキル-またはC~C12-シクロアルキルであり;
は、水素、ハロゲン、C~C-アルキル、ハロ-C~C-アルキル、ヒドロキシ-C~C-アルキル、C~C-アルケニル、NO、CN、C~C12-シクロアルキル、ヒドロキシ-C~C-アルコキシ-C~C-アルキル、C~C-アルコキシまたはアルコキシ-C~C-アルキルであり;
およびR10は、それぞれ独立して、水素、ハロゲンまたはC~C-アルキルであり;
、R、R、RおよびRのそれぞれは、独立して、水素、ハロゲン、C~C-アルコキシカルボニル-C~C-アルコキシ、アミノ、C~C-アルキル-NH-、(C~C-アルキル)N-、ヒドロキシ、C~C-アルコキシ、C~C-アルキルスルファニル、C~C-アルキルスルホニルオキシ、C~C12-シクロアルキル-C~C-アルコキシ、ハロ-C~C-アルコキシ、C~C14-アリール-C~C-アルコキシ、C~C13-ヘテロアリールオキシ、C~C13-ヘテロアリール-C~C-アルコキシ、シアノ-C~C-アルコキシ、C~C12-シクロアルキルオキシ、C~C-アルキニルオキシ、C~C-アルコキシ-C~C-アルキニルオキシ、シアノ-C~C12-シクロアルキルオキシ、シアノ-C~C12-シクロアルキル-C~C-アルコキシ、アミノ-C~C-アルキニルオキシ、ヒドロキシ-C~C-アルキニルオキシ、ハロ-C~C-アルキル、スルファモイル、C~C-アルキルスルファモイル、C~C-アルキル、アミノ-C~C-アルコキシ-C~C-アルキニルオキシまたはアミノ-C~C-アルコキシであり;
11は、水素、ハロゲンまたはC~C-アルキルであり;
12は、水素、ビニル、C~C-アルキニル、ヒドロキシ、アミノ、シアノ、カルボキシ、R13-C~C-アルキル-C(O)-NH-、R1415N-、R16-C~C-アルコキシ、カルバモイル、C~C-アルキル-NH-C(O)-、(C~C-アルキル)N-C(O)-、ヘテロアリール-NH-C(O)-、C~C-アルキルスルホニル、C~C-アルキルスルホニル-NH-C(O)-、ヘテロアリール、ハロゲン、1,1-3,3-テトラメチルグアニジン-2-イル、カルボキシ-CH(NH)-、カルボキシ-CH(NH)-C~C-アルキル-C(O)NH-CH(グアニジノ-C~C-アルキル)-C(O)NH-、カルボキシ-CH(NH)-C~C-アルキル-C(O)NH-CH(グアニジノ-C~C-アルキル)-C(O)NH-C~C-アルコキシ-、カルボキシ-C~C-アルキル-CH(NH)-C(O)NH-、ホルミル、C~C-アルキル-C(O)-、C~C-アルコキシカルボニル、アスパルチルアミド、グルタミルアミドまたは
Figure 2022513944000011
13は、水素、アミノ、C~C-アルキル-NH-、(C~C-アルキル)N-、ヒドロキシ-C~C-アルキル-NH-、(ヒドロキシ-C~C-アルキル)N-、(C~C-アルキル)(ヒドロキシ-C~C-アルキル)-N-、カルボキシ、ヒドロキシまたはC~C-アルコキシカルボニルであり;
14は、水素、C~C-アルキル、ハロ-C~C-アルキル、ヒドロキシ-C~C-アルキル、C~C-アルキルスルホニル、ホルミル、カルバモイル-C~C-アルキル、アミノ-C~C-アルキル-C(O)-、カルボキシ-C~C-アルキル、アミノ-C~C-アルキルまたはカルバモイルであり;
15は、水素またはC~C-アルキルであり;
16は、水素、ヒドロキシ、アジド-C~C-アルコキシ、アミノ、C~C-アルコキシ、アミノ-C~C-アルコキシ、ヒドロキシ-C~C-アルコキシ、ヒドロキシ-C~C-アルコキシ-C~C-アルコキシ、C~C-アルコキシカルボニル、C~C-アルコキシカルボニル-C~C-アルコキシ、カルボキシまたはカルボキシ-C~C-アルコキシであり;
17、R18、R19およびR20は、それぞれ独立して、水素、オキソ、C~C12-シクロアルキル、アミノ-C~C-アルキル、カルボキシ、C~C-アルキル、ヒドロキシ-C~C-アルキル、アミノ-C~C-アルキル、ハロ-C~C-アルキル、C~C-アルコキシ、ハロ-C~C-アルコキシ、ホルミル、ハロゲン、シアノ、C~C-ヘテロシクロアルキル、ヒドロキシ、アミノまたは
Figure 2022513944000012
21、R22、R23およびR24は、それぞれ独立して、水素、ハロゲン、シアノ、アミノ、ヒドロキシ、C~C-アルキル、アミノ-C~C-アルキル-、ヒドロキシ-C~C-アルキル-、ハロ-C~C-アルキル-、C~C-アルコキシ、ハロ-C~C-アルコキシ、アミノ-C~C-アルキル-CH(OH)-C(O)NH-または
Figure 2022513944000013
25、R26、R27およびR28は、それぞれ独立して、水素、ハロゲン、シアノ、アミノ、ヒドロキシ、C~C-アルキル、アミノ-C~C-アルキル-、ヒドロキシ-C~C-アルキル-、ハロ-C~C-アルキル-、C~C-アルコキシ、ハロ-C~C-アルコキシであり;
、LおよびLは、それぞれ独立して、共有結合、-O-、カルボニル、-C(O)NH-、-NHC(O)-、-C~C-アルキル-C(O)-NH-または-C~C-アルキル-NH-C(O)-であり;
A、BおよびCは、それぞれ独立して、C~C14-アリール、C~C13-ヘテロアリール、C~C-ヘテロシクロアルキルまたはC~C12-シクロアルキルであり;かつ
Xは、-O-、-NH-、-N(C~C-アルキル)-、-S-、S=OまたはSOである、
の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩を提供する。
一実施形態において、本発明は、本明細書に記載の式(I):
は、R12-C~C-アルキル-X-C~C-アルキル-であり;
は、水素、C~C-アルキル、ハロ-C~C-アルキル、シアノ-C~C-アルキル、ヒドロキシ-C~C-アルキル、アミノ-C~C-アルキル、C~C-アルキル-NH-C~C-アルキル-、(C~C-アルキル)N-C~C-アルキル-、アミノ-C~C-アルキル-O-C~C-アルキル、C~C-アルキル-NH-C~C-アルキル-O-C~C-アルキル-、(C~C-アルキル)N-C~C-アルキル-O-C~C-アルキル-またはC~C12-シクロアルキルであり;
は、水素、ハロゲン、C~C-アルキル、ハロ-C~C-アルキル、ヒドロキシ-C~C-アルキル、C~C-アルケニル、NO、CN、C~C12-シクロアルキル、ヒドロキシ-C~C-アルコキシ-C~C-アルキル、C~C-アルコキシまたはアルコキシ-C~C-アルキルであり;
およびR10は、それぞれ独立して、水素、ハロゲンまたはC~C-アルキルであり;
、R、R、RおよびRのそれぞれは、独立して、水素、ハロゲン、C~C-アルコキシカルボニル-C~C-アルコキシ、アミノ、C~C-アルキル-NH-、(C~C-アルキル)N-、ヒドロキシ、C~C-アルコキシ、C~C-アルキルスルファニル、C~C-アルキルスルホニルオキシ、C~C12-シクロアルキル-C~C-アルコキシ、ハロ-C~C-アルコキシ、C~C14-アリール-C~C-アルコキシ、C~C13-ヘテロアリールオキシ、C~C13-ヘテロアリール-C~C-アルコキシ、シアノ-C~C-アルコキシ、C~C12-シクロアルキルオキシ、C~C-アルキニルオキシ、C~C-アルコキシ-C~C-アルキニルオキシ、シアノ-C~C12-シクロアルキルオキシ、シアノ-C~C12-シクロアルキル-C~C-アルコキシ、アミノ-C~C-アルキニルオキシ、ヒドロキシ-C~C-アルキニルオキシ、ハロ-C~C-アルキル、スルファモイル、C~C-アルキルスルファモイル、C~C-アルキル、アミノ-C~C-アルコキシ-C~C-アルキニルオキシまたはアミノ-C~C-アルコキシであり;
11は、水素、ハロゲンまたはC~C-アルキルであり;
12は、水素、ビニル、ヒドロキシ、シアノ、カルボキシ、R13-C~C-アルキル-C(O)-NH-、R1415N-、R16-C~C-アルコキシ、カルバモイル、C~C-アルキル-NH-C(O)-、(C~C-アルキル)N-C(O)-、ヘテロアリール-NH-C(O)-、C~C-アルキルスルホニル、C~C-アルキルスルホニル-NH-C(O)-、ヘテロアリール、ハロゲン、1,1-3,3-テトラメチルグアニジン-2-イル、カルボキシ-CH(NH)-、ホルミル、C~C-アルキル-C(O)-、C~C-アルコキシカルボニル、アスパルチルアミド、グルタミルアミドまたは
Figure 2022513944000014
13は、水素、アミノ、C~C-アルキル-NH-、(C~C-アルキル)N-、ヒドロキシ-C~C-アルキル-NH-、(ヒドロキシ-C~C-アルキル)N-、(C~C-アルキル)(ヒドロキシ-C~C-アルキル)-N-、カルボキシ、ヒドロキシまたはC~C-アルコキシカルボニルであり;
14は、水素、C~C-アルキル、ハロ-C~C-アルキル、ヒドロキシ-C~C-アルキル、C~C-アルキルスルホニル、ホルミル、カルバモイル-C~C-アルキル、アミノ-C~C-アルキル-C(O)-、カルボキシ-C~C-アルキル、アミノ-C~C-アルキルまたはカルバモイルであり;
15は、水素またはC~C-アルキルであり;
16は、水素、ヒドロキシ、アジド-C~C-アルコキシ、アミノ、C~C-アルコキシ、アミノ-C~C-アルコキシ、ヒドロキシ-C~C-アルコキシ、ヒドロキシ-C~C-アルコキシ-C~C-アルコキシ、C~C-アルコキシカルボニル、C~C-アルコキシカルボニル-C~C-アルコキシ、カルボキシまたはカルボキシ-C~C-アルコキシであり;
17は、水素、オキソ、シクロアルキル、アミノ-C~C-アルキル、カルボキシ、C~C-アルキル、ヒドロキシ-C~C-アルキル、ホルミル、ハロゲン、C~C-ヘテロシクロアルキルまたはヒドロキシであり;
18は、水素またはオキソであり;
Lは、共有結合、カルボニル、-CHC(O)-NH-または-CH-NH-C(O)-であり、
Aは、C~C14-アリール、C~C13-ヘテロアリール、C~C-ヘテロシクロアルキルまたはC~C12-シクロアルキルであり;かつ
Xは、-O-、-NH-、-N(アルキル)-、-S-、S=OまたはSOである、
の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩を提供する。
一実施形態において、本発明は、Rが、
Figure 2022513944000015
であり、R12およびXが本明細書に定義されているとおりであり、波線が式(I)の残部への結合点を示す、本明細書に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩を提供する。
一実施形態において、本発明は、Rが、水素、C~C-アルキルまたはシアノ-C~C-アルキルである、本明細書に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩を提供する。
好ましい実施形態において、本発明は、Rが、水素である、本明細書に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩を提供する。
一実施形態において、本発明は、Rが、水素、ハロゲン、C~C-アルキル、C~C-アルコキシまたはハロ-C~C-アルキルである、本明細書に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩を提供する。
一実施形態において、本発明は、Rが、水素、ハロゲン、C~C-アルキルまたはハロ-C~C-アルキルである、本明細書に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩を提供する。
好ましい実施形態において、本発明は、Rが、ハロゲンまたはC~C-アルキルである、本明細書に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩を提供する。
特に好ましい実施形態において、本発明は、Rが、ブロモ、クロロ、フルオロ、メチルまたはエチルである、本明細書に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩を提供する。
一実施形態において、本発明は、Rが、水素またはハロゲンである、本明細書に記載の式(I)の化合物、またその薬学的に許容され得る塩を提供する。
好ましい実施形態において、本発明は、Rが、水素である、本明細書に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩を提供する。
一実施形態において、本発明は、Rが、水素、C~C-アルキルスルファモイル、アミノ、C~C-アルキル、ハロ-C~C-アルキルまたはハロゲンである、本明細書に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩を提供する。
一実施形態において、本発明は、Rが、水素、C~C-アルキルスルファモイル、アミノ、ハロ-C~C-アルキルまたはハロゲンである、本明細書に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩を提供する。
好ましい実施形態において、本発明は、Rが、水素またはハロゲンである、本明細書に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩を提供する。
特に好ましい実施形態において、本発明は、Rが、水素、フルオロまたはクロロである、本明細書に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩を提供する。
一実施形態において、本発明は、Rが、水素、ハロゲン、C~C-アルキルまたはC~C-アルコキシである、本明細書に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩を提供する。
一実施形態において、本発明は、Rが、水素またはハロゲンである、本明細書に記載の式(I)の化合物、またその薬学的に許容され得る塩を提供する。
好ましい実施形態において、本発明は、Rが、水素、フルオロまたはクロロである、本明細書に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩を提供する。
一実施形態において、本発明は、Rが、水素、ハロゲン、C~C-アルコキシカルボニル-C~C-アルコキシ、ヒドロキシ、C~C-アルコキシ、ハロ-C~C-アルコキシ、シアノ-C~C-アルコキシ、C~C-アルキニルオキシ、C~C-アルコキシ-C~C-アルキニルオキシ、ヒドロキシ-C~C-アルキニルオキシ、C~C13-ヘテロアリールオキシまたはアミノ-C~C-アルコキシ-C~C-アルキニルオキシである、本明細書に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩を提供する。
一実施形態において、本発明は、Rが、水素、ハロゲン、C~C-アルコキシカルボニル-C~C-アルコキシ、ヒドロキシ、C~C-アルコキシ、ハロ-C~C-アルコキシ、シアノ-C~C-アルコキシ、C~C-アルキニルオキシ、C~C-アルコキシ-C~C-アルキニルオキシ、ヒドロキシ-C~C-アルキニルオキシまたはアミノ-C~C-アルコキシ-C~C-アルキニルオキシである、本明細書に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩を提供する。
一実施形態において、本発明は、Rが、C~C-アルコキシ、シアノ-C~C-アルコキシ、C~C-アルキニルオキシまたはヒドロキシ-C~C-アルキニルオキシである、本明細書に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩を提供する。
一実施形態において、本発明は、Rが、メトキシ、4-ヒドロキシブト-2-イノキシ、シアノメトキシまたはプロプ-2-イノキシである、本明細書に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩を提供する。
一実施形態において、本発明は、Rが、水素またはハロゲンである、本明細書に記載の式(I)の化合物または薬学的に許容され得る塩を提供する。
一実施形態において、本発明は、Rが、水素である、本明細書に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩を提供する。
一実施形態において、本発明は、Rが、水素またはハロゲンである、本明細書に記載の式(I)の化合物または薬学的に許容され得る塩を提供する。
好ましい実施形態において、本発明は、Rが、水素である、本明細書に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩を提供する。
一実施形態において、本発明は、R10が、水素である、本明細書に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩を提供する。
一実施形態において、本発明は、R11が、水素、フルオロまたはメチルである、本明細書に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩を提供する。
一実施形態において、本発明は、R12が、水素、ビニル、C~C-アルキニル、ヒドロキシ、シアノ、カルボキシ、R13-アルキル-C(O)-NH-、R1415N-、R16-C~C-アルコキシ、カルバモイル、アルキル-NH-C(O)-、アルキルスルホニル、アルキルスルホニル-NH-C(O)-、ヘテロアリール、ハロゲン、1,1-3,3-テトラメチルグアニジン-2-イル、カルボキシ-CH(NH)-、カルボキシ-CH(NH)-C~C-アルキル-C(O)NH-CH(グアニジノ-C~C-アルキル)-C(O)NH-、カルボキシ-CH(NH)-C~C-アルキル-C(O)NH-CH(グアニジノ-C~C-アルキル)-C(O)NH-C~C-アルコキシ-、カルボキシ-C~C-アルキル-CH(NH)-C(O)NH-または
Figure 2022513944000016
13が、水素、C~C-アルキル-NH-、(C~C-アルキル)N-、(ヒドロキシ-C~C-アルキル)N-、カルボキシまたはヒドロキシであり;
14が、水素、C~C-アルキル、ハロ-C~C-アルキル、ヒドロキシ-C~C-アルキル、アミノ-C~C-アルキル、C~C-アルキルスルホニル、ホルミル、カルバモイル-C~C-アルキル、アミノ-C~C-アルキル-C(O)-またはカルボキシ-C~C-アルキルであり;
15が、水素またはC~Cアルキルであり;
16が、ヒドロキシ、アジド-C~C-アルコキシ、アミノ、C~C-アルコキシ、アミノ-C~C-アルコキシ、ヒドロキシ-C~C-アルコキシ、ヒドロキシ-C~C-アルコキシ-C~C-アルコキシまたはC~C-アルコキシカルボニルであり;
17が、水素、オキソ、C~C12-シクロアルキル、アミノ-C~C-アルキル、カルボキシ、C~C-アルキル、ヒドロキシ-C~C-アルキル、ホルミル、ハロゲン、C~C-ヘテロシクロアルキル、ヒドロキシまたは
Figure 2022513944000017
18が、水素、ヒドロキシまたはオキソであり;
19およびR20が、いずれも水素であり;
Aが、C~C14-アリール、C~C13-ヘテロアリールまたはC~C-ヘテロシクロアルキルであり;
が、共有結合、-O-、カルボニル、-C(O)NH-、-C~C-アルキル-C(O)-NH-または-C~C-アルキル-NH-C(O)-であり;
21が、
Figure 2022513944000018
22が、アミノ-C~C-アルキル-CH(OH)-C(O)NH-であり;
23が、ヒドロキシであり;
24が、アミノであり;
Bが、C~C12-シクロアルキルであり;
が、-O-であり;
25が、アミノ-C~C-アルキル-であり;
26、R27およびR28が、全てヒドロキシであり;
Cが、C~C-ヘテロシクロアルキルであり;かつ
が、-O-である、
本明細書に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩を提供する。
好ましい実施形態において、本発明は、R12が、アミノ、ヒドロキシ、カルボキシまたは
Figure 2022513944000019
式中:
17は、水素またはヒドロキシ-C~C-アルキルであり;
Aは、C~C-ヘテロシクロアルキルであり;かつ
は、共有結合またはカルボニルである、
である、本明細書に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩を提供する。
特に好ましい実施形態において、本発明は、R12が、アミノ、ヒドロキシ、カルボキシまたは
Figure 2022513944000020
式中:
17は、水素またはヒドロキシメチルであり;
Aは、ピペラジン-1-イルであり;かつ
は、共有結合またはカルボニルである、
である、本明細書に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩を提供する。
一実施形態において、本発明は、R12が、水素、ビニル、ヒドロキシ、シアノ、カルボキシ、R13-アルキル-C(O)-NH-、R1415N-、R16-C~C-アルコキシ、カルバモイル、アルキル-NH-C(O)-、アルキルスルホニル、アルキルスルホニル-NH-C(O)-、ヘテロアリール、ハロゲン、1,1-3,3-テトラメチルグアニジン-2-イル、カルボキシ-CH(NH)-または
Figure 2022513944000021
13、R14、R15、R16、R17およびR18、AおよびLは、本明細書で定義されるとおりである、
本明細書に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩を提供し。
好ましい実施形態において、本発明は、R12が、R1415N-、ヒドロキシ、カルボキシまたは
Figure 2022513944000022
14、R15、R17、R18、AおよびLが本明細書で定義されているとおりである、
本明細書に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩を提供する。
特に好ましい実施形態において、本発明は、R12が、アミノ、ヒドロキシ、カルボキシ、(3S)-3-(ヒドロキシメチル)ピペラジン-1-カルボニルまたはピペラジン-1-イルである、本明細書に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩を提供する。
一実施形態では、本発明は、R13が、水素、アルキル-NH-、(アルキル)N-、(ヒドロキシアルキル)N-、カルボキシまたはヒドロキシである、本明細書に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩を提供する。
一実施形態において、本発明は、R14が、水素、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、アルキルスルホニル、ホルミル、カルバモイルアルキル、アミノアルキル-C(O)-またはカルボキシアルキルである、本明細書に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩を提供する。
好ましい実施形態において、本発明は、R14が、水素である、本明細書に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩を提供する。
一実施形態において、本発明は、R15が、水素またはアルキルである、本明細書に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩を提供する。
好ましい実施形態において、本発明は、R15が、水素である、本明細書に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩を提供する。
一実施形態において、本発明は、R16が、ヒドロキシ、アジド-C~C-アルコキシ、アミノ、C~C-アルコキシ、アミノ-C~C-アルコキシ、ヒドロキシ-C~C-アルコキシ、ヒドロキシアルコキシアルコキシまたはアルコキシカルボニルである、本明細書に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩を提供する。
一実施形態において、本発明は、R17が、水素またはヒドロキシ-C-C-アルキルである、本明細書に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩を提供する。
好ましい実施形態において、本発明は、R17が、水素またはヒドロキシメチルである、本明細書に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩を提供する。
一実施形態において、本発明は、R18が、水素である、本明細書に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩を提供する。
一実施形態において、本発明は、Lが、共有結合またはカルボニルである、本明細書に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩を提供する。
一実施形態において、本発明は、Aが、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクロアルキルである、本明細書に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩を提供する。
好ましい実施形態において、本発明は、Aが、ヘテロシクロアルキルである、本明細書に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩を提供する。
特に好ましい実施形態において、本発明は、Aが、ピペラジン-1-イルである、本明細書に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩を提供する。
一実施形態において、本発明は、Xが、-O-または-NH-である、本明細書に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩を提供する。
一実施形態において、本発明は、本明細書に記載の式(I):
は、R12-C~C-アルキル-X-C~C-アルキル-であり;
は、水素、C~C-アルキルまたはシアノ-C~C-アルキルであり;
は、水素、ハロゲン、C~C-アルキル、C~C-アルコキシまたはハロ-C~C-アルキルであり;
、RおよびRは、それぞれ独立して、水素またはハロゲンであり;
は、水素、C~C-アルキル、C~C-アルキルスルファモイル、アミノ、ハロ-C~C-アルキルまたはハロゲンであり;
は、水素、ハロゲン、C~C-アルキルまたはC~C-アルコキシであり;
は、水素、ハロゲン、C~C-アルコキシカルボニル-C~C-アルコキシ、ヒドロキシ、C~C-アルコキシ、ハロ-C~C-アルコキシ、シアノ-C~C-アルコキシ、C~C-アルキニルオキシ、C~C-アルコキシ-C~C-アルキニルオキシ、ヒドロキシ-C~C-アルキニルオキシ、C~C13-ヘテロアリールオキシまたはアミノ-C~C-アルコキシ-C~C-アルキニルオキシであり;
10は、水素であり;
11は、水素、ハロゲンまたはC~C-アルキルであり;
12は、水素、ビニル、C~C-アルキニル、ヒドロキシ、シアノ、カルボキシ、R13-アルキル-C(O)-NH-、R1415N-、R16-C~C-アルコキシ、カルバモイル、アルキル-NH-C(O)-、アルキルスルホニル、アルキルスルホニル-NH-C(O)-、ヘテロアリール、ハロゲン、1,1-3,3-テトラメチルグアニジン-2-イル、カルボキシ-CH(NH)-、カルボキシ-CH(NH)-C~C-アルキル-C(O)NH-CH(グアニジノ-C~C-アルキル)-C(O)NH-、カルボキシ-CH(NH)-C~C-アルキル-C(O)NH-CH(グアニジノ-C~C-アルキル)-C(O)NH-C~C-アルコキシ-、カルボキシ-C~C-アルキル-CH(NH)-C(O)NH-または
Figure 2022513944000023
13は、水素、C~C-アルキル-NH-、(C~C-アルキル)N-、(ヒドロキシ-C~C-アルキル)N-、カルボキシまたはヒドロキシであり;
14は、水素、C~C-アルキル、ハロ-C~C-アルキル、ヒドロキシ-C~C-アルキル、アミノ-C~C-アルキル、C~C-アルキルスルホニル、ホルミル、カルバモイル-C~C-アルキル、アミノ-C~C-アルキル-C(O)-またはカルボキシ-C~C-アルキルであり;
15は、水素またはC~Cアルキルであり;
16は、ヒドロキシ、アジド-C~C-アルコキシ、アミノ、C~C-アルコキシ、アミノ-C~C-アルコキシ、ヒドロキシ-C~C-アルコキシ、ヒドロキシ-C~C-アルコキシ-C~C-アルコキシまたはC~C-アルコキシカルボニルであり;
17は、水素、オキソ、C~C12-シクロアルキル、アミノ-C~C-アルキル、カルボキシ、C~C-アルキル、ヒドロキシ-C~C-アルキル、ホルミル、ハロゲン、C~C-ヘテロシクロアルキル、ヒドロキシまたは
Figure 2022513944000024
18は、水素、ヒドロキシまたはオキソであり;
19およびR20は、いずれも水素であり;
Aは、C~C14-アリール、C~C13-ヘテロアリールまたはC~C-ヘテロシクロアルキルであり;
は、共有結合、-O-、カルボニル、-C(O)NH-、-C~C-アルキル-C(O)-NH-または-C~C-アルキル-NH-C(O)-であり;
21は、
Figure 2022513944000025
22は、アミノ-C~C-アルキル-CH(OH)-C(O)NH-であり;
23は、ヒドロキシであり;
24は、アミノであり;
Bは、C~C12-シクロアルキルであり;
は、-O-であり;
25は、アミノ-C~Cアルキル-であり;
26、R27およびR28は、全てヒドロキシであり;
Cは、C~Cヘテロシクロアルキルであり;
は、-O-であり;かつ
Xは、-O-、-NH-、-N(アルキル)-、-S-、S=OまたはSOである、
の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩を提供する。
一実施形態において、本発明は、本明細書に記載の式(I):
は、R12-C~C-アルキル-X-C~C-アルキル-であり;
は、水素、C~C-アルキルまたはシアノ-C~C-アルキルであり;
は、水素、ハロゲン、C~C-アルキルまたはハロ-C~C-アルキルであり;
、RおよびRは、それぞれ独立して、水素またはハロゲンであり;
は、水素、アルキルスルファモイル、アミノ、ハロアルキルまたはハロゲンであり;
は、水素、ハロゲン、C~C-アルコキシカルボニル-C~C-アルコキシ、ヒドロキシ、C~C-アルコキシ、ハロ-C~C-アルコキシ、シアノ-C~C-アルコキシ、C~C-アルキニルオキシ、C~C-アルコキシ-C~C-アルキニルオキシ、ヒドロキシ-C~C-アルキニルオキシまたはアミノ-C~C-アルコキシ-C~C-アルキニルオキシであり;
およびR10は、いずれも水素である;
11は、水素、ハロゲンまたはC~C-アルキルであり;
12は、水素、ビニル、ヒドロキシ、シアノ、カルボキシ、R13-アルキル-C(O)-NH-、R1415N-、R16-C~C-アルコキシ、カルバモイル、アルキル-NH-C(O)-、アルキルスルホニル、アルキルスルホニル-NH-C(O)-、ヘテロアリール、ハロゲン、1,1-3,3-テトラメチルグアニジン-2-イル、カルボキシ-CH(NH)-または
Figure 2022513944000026
13は、水素、アルキル-NH-、(アルキル)N-、(ヒドロキシアルキル)N-、カルボキシまたはヒドロキシであり;
14は、水素、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、アルキルスルホニル、ホルミル、カルバモイルアルキル、アミノアルキル-C(O)-またはカルボキシアルキルであり;
15は、水素またはアルキルであり;
16は、ヒドロキシ、アジド-C~C-アルコキシ、アミノ、C~C-アルコキシ、アミノ-C~C-アルコキシ、ヒドロキシ-C~C-アルコキシ、ヒドロキシアルコキシアルコキシまたはアルコキシカルボニルであり;
17は、水素、オキソ、シクロアルキル、アミノアルキル、カルボキシ、アルキル、ヒドロキシアルキル、ホルミル、ハロゲン、ヘテロシクロアルキルまたはヒドロキシであり;
18は、水素またはオキソであり;
は、共有結合、カルボニル、-CHC(O)-NH-または-CH-NH-C(O)-であり;
Aは、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクロアルキルであり;かつ
Xは、-O-、-NH-、-N(アルキル)-、-S-、S=OまたはSOである、
の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩を提供する。
好ましい実施形態において、本発明は、本明細書に記載の式(I):
は、R12-C~C-アルキル-X-C~C-アルキル-であり;
、R、R、R、R10およびR18は、全て水素であり;
は、ハロゲンまたはC~Cアルキルであり;
およびRは、それぞれ独立して、水素またはハロゲンであり;
は、C~C-アルコキシ、シアノ-C~C-アルコキシ、C~C-アルキニルオキシまたはヒドロキシ-C~C-アルキニルオキシであり;
11は、水素、ハロゲンまたはC~C-アルキルであり;
12は、アミノ、ヒドロキシ、カルボキシまたは
Figure 2022513944000027
17は、水素またはヒドロキシ-C~C-アルキルであり;
は、共有結合またはカルボニルであり;
Aは、ヘテロシクロアルキルであり;かつ
Xは、-O-または-NH-である、
の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩を提供する。
特に好ましい実施形態において、本発明は、本明細書に記載の式(I):
は、
Figure 2022513944000028
(式中、波線は、式(I)の残りの部分への結合点を示す)であり;
、R、R、R、R10およびR18が、全て水素であり;
は、ブロモ、クロロ、フルオロ、メチルまたはエチルであり;
およびRは、それぞれ独立して、水素、フルオロまたはクロロであり;
は、メトキシ、4-ヒドロキシブト-2-イノキシ、シアノメトキシまたはプロプ-2-イノキシであり;
11は、水素、フルオロまたはメチルであり;
12は、アミノ、ヒドロキシ、カルボキシまたは
Figure 2022513944000029
17は、水素またはヒドロキシメチルであり;
は、共有結合またはカルボニルであり;
Aは、ピペラジン-1-イルであり;かつ
Xは、-O-または-NH-である、
の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩を提供する。
一実施形態において、本発明は、本明細書に記載の式(I):
は、R12-C~C-アルキル-X-C~C-アルキル-であり;
は、水素、C~C-アルキルまたはシアノ-C~C-アルキルであり;かつ
12およびXは、本明細書で定義されているとおりである、
の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩を提供する。
好ましい実施形態において、本発明は、本明細書に記載の式(I):
は、R12-C~C-アルキル-X-C~C-アルキル-であり;
は、水素であり;かつ
12およびXは、本明細書で定義されているとおりである、
の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩を提供する。
特に好ましい実施形態において、本発明は、本明細書に記載の式(I):
は、
Figure 2022513944000030
(式中、波線は、式(I)の残りの部分への結合点を示す)であり;
は、水素であり;かつ
12およびXは、本明細書で定義されているとおりである、
の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩を提供する。
一実施形態において、本発明は、本明細書に記載の式(I):
は、水素、ハロゲン、C~C-アルキルまたはハロ-C~C-アルキルであり;
およびR10は、いずれも水素であり;かつ
11は、水素、ハロゲンまたはC~C-アルキルである、
の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩を提供する。
好ましい実施形態において、本発明は、本明細書に記載の式(I):
は、ハロゲンまたはC~Cアルキルであり;
およびR10は、いずれも水素であり;かつ
11は、水素、ハロゲンまたはC~C-アルキルである、
の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩を提供する。
特に好ましい実施形態において、本発明は、本明細書に記載の式(I):
は、ブロモ、クロロ、フルオロ、メチルまたはエチルであり;
およびR10は、いずれも水素であり;かつ
11は、水素、フルオロまたはメチルである、
の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩を提供する。
一実施形態において、本発明は、本明細書に記載の式(I):
は、水素、アルキルスルファモイル、アミノ、ハロアルキルまたはハロゲンであり;
は、水素またはハロゲンであり;
は、水素、ハロゲン、C~C-アルコキシカルボニル-C~C-アルコキシ、ヒドロキシ、C~C-アルコキシ、ハロ-C~C-アルコキシ、シアノ-C~C-アルコキシ、C~C-アルキニルオキシ、C~C-アルコキシ-C~C-アルキニルオキシ、ヒドロキシ-C~C-アルキニルオキシまたはアミノ-C~C-アルコキシ-C~C-アルキニルオキシであり;
は、水素であり;かつ
は、水素またはハロゲンである、
の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩を提供する。
好ましい実施形態において、本発明は、本明細書に記載の式(I):
およびRは、それぞれ独立して、水素またはハロゲンであり;
は、C~C-アルコキシ、シアノ-C~C-アルコキシ、C~C-アルキニルオキシまたはヒドロキシ-C~C-アルキニルオキシであり;かつ
およびRは、いずれも水素である、
の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩を提供する。
特に好ましい実施形態において、本発明は、本明細書に記載の式(I):
およびRは、それぞれ独立して、水素、フルオロまたはクロロであり;
は、メトキシ、4-ヒドロキシブト-2-イノキシ、シアノメトキシまたはプロプ-2-イノキシであり;かつ
およびRは、いずれも水素である、
の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩を提供する。
一実施形態において、本発明は、本明細書に記載の式(I):
12は、水素、ビニル、ヒドロキシ、シアノ、カルボキシ、R13-アルキル-C(O)-NH-、R1415N-、R16-C~C-アルコキシ、カルバモイル、アルキル-NH-C(O)-、アルキルスルホニル、アルキルスルホニル-NH-C(O)-、ヘテロアリール、ハロゲン、1,1-3,3-テトラメチルグアニジン-2-イル、カルボキシ-CH(NH)-または
Figure 2022513944000031
13は、水素、アルキル-NH-、(アルキル)N-、(ヒドロキシアルキル)N-、カルボキシまたはヒドロキシであり;
14は、水素、アルキル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキル、アルキルスルホニル、ホルミル、カルバモイルアルキル、アミノアルキル-C(O)-またはカルボキシアルキルであり;
15は、水素またはアルキルであり;
16は、ヒドロキシ、アジド-C~C-アルコキシ、アミノ、C~C-アルコキシ、アミノ-C~C-アルコキシ、ヒドロキシ-C~C-アルコキシ、ヒドロキシアルコキシアルコキシまたはアルコキシカルボニルであり;
17は、水素、オキソ、シクロアルキル、アミノアルキル、カルボキシ、アルキル、ヒドロキシアルキル、ホルミル、ハロゲン、ヘテロシクロアルキルまたはヒドロキシであり;
18は、水素またはオキソであり;
は、共有結合、カルボニル、-CHC(O)-NH-または-CH-NH-C(O)-であり;
Aは、アリール、ヘテロアリールまたはヘテロシクロアルキルであり;かつ
Xは、-O-、-NH-、-N(アルキル)-、-S-、S=OまたはSOである、
の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩を提供する。
好ましい実施形態において、本発明は、本明細書に記載の式(I):
12は、アミノ、ヒドロキシ、カルボキシまたは
Figure 2022513944000032
17は、水素またはヒドロキシ-C~C-アルキルであり;
は、共有結合またはカルボニルであり;
Aは、ヘテロシクロアルキルであり;かつ
Xは、-O-または-NH-である、
の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩を提供する。
特に好ましい実施形態において、本発明は、本明細書に記載の式(I):
12は、アミノ、ヒドロキシ、カルボキシまたは
Figure 2022513944000033
17は、水素またはヒドロキシメチルであり;
は、共有結合またはカルボニルであり;
Aは、ピペラジン-1-イルであり;かつ
Xは、-O-または-NH-である、
の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩を提供する。
一実施形態において、本発明は、
Figure 2022513944000034
2-(メチルアミノ)エチルアミノ;2-(2-ヒドロキシエチルアミノ)エチルアミノ;2-(2-アミノエトキシ)エチルアミノ;2-(2-アミノエトキシ)エチル-メチルアミノ;2-(2-アセトアミドエトキシ)エチルアミノ;2-[2-(ペンタノイルアミノ)エトキシ]エチルアミノ;2-[2-(2-メトキシエトキシ)エトキシ]エチルアミノ;2-[2-[2-(2-ヒドロキシエトキシ)エトキシ]エトキシ]エチルアミノ;2-[2-[2-[2-(2-ヒドロキシエトキシ)エトキシ]エトキシ]エトキシ]エチルアミノ;2-[2-(2-ヒドロキシエトキシ)エトキシ]エチルアミノ;2-(2-ヒドロキシエトキシ)エチルアミノ;2-(2-メチルスルホニルエトキシ)エチルアミノ;2-[2-[2-(2-アジドエトキシ)エトキシ]エトキシ]エチルアミノ;2-[2-(2-アミノエトキシ)エトキシ]エチルアミノ;2-[2-[2-(2-アミノエトキシ)エトキシ]エトキシ]エチルアミノ;2-(2-モルホリン-4-イルエトキシ)エチルアミノ;2-[2-(2-メトキシ-2-オキソエトキシ)エトキシ]エチルアミノ;2-(2-クロロエトキシ)エチルアミノ;2-[2-(4-メチルピペラジン-1-イル)エトキシ]エチルアミノ;2-[2-(2-オキソ-1,3-オキサゾリジン-3-イル)エトキシ]エチルアミノ;2-[2-(トリアゾル-1-イル)エトキシ]エチルアミノ;2-[2-(トリアゾル-2-イル)エトキシ]エチルアミノ;2-[2-(メチルアミノ)エトキシ]エチルアミノ;2-[2-(2-ヒドロキシエチルアミノ)エトキシ]エチルアミノ;2-[2-(2,2-ジフルオロエチルアミノ)エトキシ]エチルアミノ;2-[2-(2-オキサ-6-アザスピロ[3.3]ヘプタン-6-イル)エトキシ]エチルアミノ;2-[2-(4-フルオロピペリジン-1-イル)エトキシ]エチルアミノ;2-[2-(4-ヒドロキシピペリジン-1-イル)エトキシ]エチルアミノ;2-(2-ピペラジン-1-イルエトキシ)エチルアミノ;2-[2-[(2-ヒドロキシアセチル)アミノ]エトキシ]エチルアミノ;2-[2-(メタンスルホンアミド)エトキシ]エチルアミノ;2-[2-(3-カルボキシプロパノイルアミノ)エトキシ]エチルアミノ;2-[2-[[2-(ジメチルアミノ)アセチル]アミノ]エトキシ]エチルアミノ;2-[2-[[2-[ビス(2-ヒドロキシエチル)アミノ]アセチル]アミノ]エトキシ]エチルアミノ;2-[2-[[2-(4-メチルピペラジン-1-イル)アセチル]アミノ]エトキシ]エチルアミノ;2-(2-ホルムアミドエトキシ)エチルアミノ;2-[2-[[2-(メチルアミノ)アセチル]アミノ]エトキシ]エチルアミノ;2-[2-[(2-ピペラジン-1-イルアセチル)アミノ]エトキシ]エチルアミノ;2-[2-[ビス(ジメチルアミノ)メチリデンアミノ]エトキシ]エチルアミノ;2-(2-アミノ-2-オキソエトキシ)エチルアミノ;2-[2-(メチルアミノ)-2-オキソエトキシ]エチルアミノ;2-[2-(2,4-ジオキソ-1,3-オキサゾリジン-3-イル)エトキシ]エチルアミノ;2-(2-アミノエチルアミノ)エチルアミノ;2-[2-オキソ-2-(1~{H}-テトラゾル-5-イルメチルアミノ)エトキシ]エチルアミノ;2-[2-(ジメチルアミノ)エトキシ]エチルアミノ;2-(2-ピペリジン-1-イルエトキシ)エチルアミノ;2-[2-[(3~{a}-(R),7~{a}-(S))-3,3~{a},4,6,7,7~{a}-ヘキサヒドロ-1~{H}-フロ[3,4-c]ピリジン-5-イル]エトキシ]エチルアミノ;2-[2-(2-オキサ-7-アザスピロ[3.4]オクタン-7-イル)エトキシ]エチルアミノ;2-[2-(7-オキサ-2-アザスピロ[4.5]デカン-2-イル)エトキシ]エチルアミノ;2-[2-(8-オキサ-2-アザスピロ[4.5]デカン-2-イル)エトキシ]エチルアミノ;2-[2-(2,6-ジアミノヘキサノイルアミノ)エトキシ]エチルアミノ;2-[2-(3-オキソピペラジン-1-イル)エトキシ]エチルアミノ;2-(2-オキソ-2-ピペラジン-1-イルエトキシ)エチルアミノ;3-(カルボキシメトキシ)プロピルアミノ;2-[2-[2-(アミノメチル)モルホリン-4-イル]-2-オキソエトキシ]エチルアミノ;2-[2-[2-(アミノメチル)モルホリン-4-イル]エトキシ]エチル-メチルアミノ;2-[2-[2-(アミノメチル)モルホリン-4-イル]エトキシ]エチルアミノ;3-(2-オキソ-2-ピペラジン-1-イルエトキシ)プロピルアミノ;3-[2-[2-(アミノメチル)モルホリン-4-イル]-2-オキソエトキシ]プロピルアミノ;メチル-[2-(2-ピペラジン-1-イルエトキシ)エチル]アミノ;2-[2-(4-ホルミルピペラジン-1-イル)エトキシ]エチル-メチルアミノ;2-[2-(4-メチルピペラジン-1-イル)-2-オキソエトキシ]エチルアミノ;2-[2-(1,1-ジオキソ-1,4-チアジナン-4-イル)エトキシ]エチル-メチルアミノ;メチル-[2-[2-(2-オキサ-6-アザスピロ[3.3]ヘプタン-6-イル)エトキシ]エチル]アミノ;メチル-[2-[2-[4-(オキセタン-3-イル)ピペラジン-1-イル]エトキシ]エチル]アミノ;2-[2-(4-シクロプロピルピペラジン-1-イル)エトキシ]エチル-メチルアミノ;2-[2-[(1-アミノ-2-メチル-1-オキソプロパン-2-イル)アミノ]エトキシ]エチル-メチルアミノ;2-[2-(エチルアミノ)エトキシ]エチル-メチルアミノ;エチル-[3-(エチルアミノ)プロピル]アミノ;2-(2-アミノエチルスルファニル)エチルアミノ;2-[2-ヒドロキシエチル(メチル)アミノ]エチル-メチルアミノ;4-(メチルアミノ)ブチルアミノ;2-シアノエチル-[4-(2-シアノエチルアミノ)ブチル]アミノ;2-[2-アミノエチル(メチル)アミノ]エチルアミノ;2-[2-(3-カルボキシピペラジン-1-イル)エトキシ]エチル-メチルアミノ;2-(2-アミノエチルスルホニル)エチルアミノ;2-(2-イミダゾル-1-イルエトキシ)エチルアミノ;2-(2-アミノエチルスルフィニル)エチルアミノ;3-(ジメチルアミノ)プロピルカルバモイル-エチルアミノ;2-[2-(3-カルボキシピペラジン-1-イル)エトキシ]エチルアミノ;3-(3-アミノプロピルアミノ)プロピルアミノ;3-(2-アミノエチルアミノ)プロピルアミノ;2-[2-(カルボキシメチルアミノ)エトキシ]エチルアミノ;2-[2-(4-カルボキシピペリジン-1-イル)エトキシ]エチル-メチルアミノ;2-[2-(3-カルボキシピペリジン-1-イル)エトキシ]エチル-メチルアミノ;2-[[(4-(S))-4-アミノ-4-カルボキシブチル]アミノ]エチルアミノ;3-[[(3-(S))-3-アミノ-3-カルボキシプロピル]アミノ]プロピルアミノ;3-(メチルアミノ)プロピルアミノ;2-(3-アミノプロピルアミノ)エチルアミノ;2-(2-アミノ-2-メチルプロポキシ)エチルアミノ;3-(2-ヒドロキシエチルアミノ)プロピルアミノ;2-[2-[カルボキシメチル(メチル)アミノ]エトキシ]エチルアミノ;2-(1-アミノ-2-メチルプロパン-2-イル)オキシエチルアミノ;2-(カルボキシメチルアミノ)エチルアミノ;3-(カルボキシメチルアミノ)プロピルアミノ;5-(カルボキシメチルアミノ)ペンチルアミノ;3-(プロプ-2-エニルアミノ)プロピルアミノ;2-[2-[[2-(メタンスルホンアミド)-2-オキソエチル]-メチルアミノ]エトキシ]エチルアミノ;および2-[[2-[(3-(S))-3-(ヒドロキシメチル)ピペラジン-1-イル]-2-オキソエチル]アミノ]エチルアミノ、
から選択される、本明細書に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩を提供する。
一実施形態において、本発明は、式(I)の化合物が、
N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンズアミド;
N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-2-クロロ-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンズアミド;
N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンズアミド;
N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-2-クロロ-4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンズアミド;
2-クロロ-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-N-[2-(2-ピペラジン-1-イルエトキシ)エチル]ベンズアミド;
N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-2-メチル-4-[[3-(4-プロプ-2-イノキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンズアミド;
N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-2-クロロ-4-[[3-(4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンズアミド;
2-クロロ-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-N-[2-[2-(ジメチルアミノ)エトキシ]エチル]ベンズアミド;
N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-4-[[3-[4-(4-ヒドロキシブト-2-イノキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンズアミド;
N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-4-[[3-(3-クロロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンズアミド;
N-[2-[2-(4-ヒドロキシ-1-ピペリジル)エトキシ]エチル]-4-[[3-(4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンズアミド;
N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンズアミド;
N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-4-[[3-(4-クロロ-2,3-ジフルオロ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンズアミド;
4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-N-[2-[2-(メチルアミノ)-2-オキソ-エトキシ]エチル]ベンズアミド;
N-[2-(2-アミノ-2-オキソ-エトキシ)エチル]-4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンズアミド;
N-[2-[2-(2-ヒドロキシエチルアミノ)エトキシ]エチル]-4-[[3-(4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンズアミド;
N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-4-[[3-(4-クロロ-2,3-ジフルオロ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンズアミド;
N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-4-[[3-[4-(シアノメトキシ)-3-フルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンズアミド;
2-エチル-N-[2-[2-(2-ヒドロキシエチルアミノ)エトキシ]エチル]-4-[[3-(4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンズアミド;
N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンズアミド;
N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-4-[[3-(4-ブト-2-イノキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンズアミド;
N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-4-[[3-(4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンズアミド;
4-[[3-(4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-N-[2-[2-(2-オキサ-6-アザスピロ[3.3]ヘプタン-6-イル)エトキシ]エチル]ベンズアミド;
4-[[3-(4-クロロ-2,3-ジフルオロ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-N-[2-[2-(2-ヒドロキシエチルアミノ)エトキシ]エチル]ベンズアミド;
4-[[3-(4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-N-[2-[2-(メチルアミノ)エトキシ]エチル]ベンズアミド;
N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-4-[[3-[4-(4-メトキシブト-2-イノキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンズアミド;
4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-N-[2-(2-ホルムアミドエトキシ)エチル]-2-メチル-ベンズアミド;
4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-N-[2-[2-(1-ピペリジル)エトキシ]エチル]ベンズアミド;
4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-N-[2-[2-(メチルアミノ)エトキシ]エチル]ベンズアミド;
N-[2-[2-(4-フルオロ-1-ピペリジル)エトキシ]エチル]-4-[[3-(4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンズアミド;
N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-4-[[3-(4-クロロ-3-フルオロ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンズアミド;
4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-N-[2-[2-(ジメチルアミノ)エトキシ]エチル]-2-メチル-ベンズアミド;
4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-N-[2-[2-(4-ヒドロキシ-1-ピペリジル)エトキシ]エチル]-2-メチル-ベンズアミド;
N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)-3-フルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンズアミド;
N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-2-メチル-4-[[3-(2,3,4-トリフルオロフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンズアミド;
4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-N-[2-[2-(3-オキソピペラジン-1-イル)エトキシ]エチル]ベンズアミド;
N-[2-(2-アセトアミドエトキシ)エチル]-4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンズアミド;
N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-4-[[3-(4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-N,2-ジメチル-ベンズアミド;
N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-4-[[3-(4-クロロフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンズアミド;
4-[[3-[4-[4-(2-アミノエトキシ)ブト-2-イノキシ]フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-2-メチル-ベンズアミド;
N-[2-(2-アミノエチルアミノ)エチル]-4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンズアミド;
N-[2-[2-(2,2-ジフルオロエチルアミノ)エトキシ]エチル]-4-[[3-(4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチルベンズアミド;
4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-N-[2-[2-(メタンスルホンアミド)エトキシ]エチル]-2-メチル-ベンズアミド;
4-[[3-(4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-N-[2-(2-ピペラジン-1-イルエトキシ)エチル]ベンズアミド;
4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-N-[2-[2-[[2-(メチルアミノ)アセチル]アミノ]エトキシ]エチル]ベンズアミド;
N-[2-[2-[(3aS,7aR)-3,3a,4,6,7,7a-ヘキサヒドロ-1H-フロ[3,4-c]ピリジン-5-イル]エトキシ]エチル]-4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンズアミド;
N-[2-(2-アミノエチルアミノ)エチル]-4-[[3-(4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンズアミド;
4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-N-[2-[2-(7-オキサ-2-アザスピロ[4.5]デカン-2-イル)エトキシ]エチル]ベンズアミド;
4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-N-[2-(2-オキソ-2-ピペラジン-1-イル-エトキシ)エチル]ベンズアミド;
4-[[3-(4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-N-[2-(2-モルホリノエトキシ)エチル]ベンズアミド;
4-[[3-(4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-N-[2-[2-(トリアゾル-1-イル)エトキシ]エチル]ベンズアミド;
N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-4-[[3-(3,4-ジフルオロフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンズアミド;
4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-N,2-ジメチル-N-[2-[2-(2-オキサ-6-アザスピロ[3.3]ヘプタン-6-イル)エトキシ]エチル]ベンズアミド;
N-[2-[2-(メタンスルホンアミド)エトキシ]エチル]-4-[[3-(4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンズアミド;
N-[2-[2-(1,1-ジオキソ-1,4-チアジナン-4-イル)エトキシ]エチル]-4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-N,2-ジメチル-ベンズアミド;
N-[2-[2-[2-(アミノメチル)モルホリン-4-イル]エトキシ]エチル]-4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンズアミド;
4-[[3-(4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-N-[2-(2-オキソ-2-ピペラジン-1-イル-エトキシ)エチル]ベンズアミド;
N-[2-[2-(2-アミノエトキシ)エトキシ]エチル]-4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンズアミド;
4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-N-[2-(2-ピペラジン-1-イルエトキシ)エチル]ベンズアミド;
4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-N-[2-[2-(2-オキサ-6-アザスピロ[3.3]ヘプタン-6-イル)エトキシ]エチル]ベンズアミド;
N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-4-[[3-(2-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンズアミド;
4-[[3-(4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-N-[2-[2-(4-メチルピペラジン-1-イル)-2-オキソ-エトキシ]エチル]ベンズアミド;
N-[2-(2-ヒドロキシエトキシ)エチル]-4-[[3-(4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンズアミド;
N-[2-(2-アミノエチルアミノ)エチル]-4-[[3-(4-クロロフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンズアミド;
4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-N-[3-(2-オキソ-2-ピペラジン-1-イル-エトキシ)プロピル]ベンズアミド;
4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-N-[2-[2-[(2-ヒドロキシアセチル)アミノ]エトキシ]エチル]-2-メチル-ベンズアミド;
N-[2-(2-アセトアミドエトキシ)エチル]-4-[[3-(4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンズアミド;
4-[[3-(4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-N-[2-[2-(4-メチルピペラジン-1-イル)エトキシ]エチル]ベンズアミド;
N-[2-(2-アミノエチルアミノ)エチル]-4-[[3-(4-クロロ-2,3-ジフルオロ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンズアミド;
4-[[3-[4-(4-アミノブト-2-イノキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-2-メチル-ベンズアミド;
N-[2-(2-クロロエトキシ)エチル]-4-[[3-(4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンズアミド;
4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-N-[2-[2-(2-オキサ-7-アザスピロ[3.4]オクタン-7-イル)エトキシ]エチル]ベンズアミド;
N-[3-[2-[2-(アミノメチル)モルホリン-4-イル]-2-オキソ-エトキシ]プロピル]-4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンズアミド;
4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-N-[2-[2-(8-オキサ-2-アザスピロ[4.5]デカン-2-イル)エトキシ]エチル]ベンズアミド;
N-[2-[2-(エチルアミノ)エトキシ]エチル]-4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-N,2-ジメチル-ベンズアミド;
4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-N,2-ジメチル-N-[2-(2-ピペラジン-1-イルエトキシ)エチル]ベンズアミド;
4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-N-[2-[2-[[2-(ジメチルアミノ)アセチル]アミノ]エトキシ]エチル]-2-メチル-ベンズアミド;
4-[[3-(4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-N-[2-[2-(2-オキソオキサゾリジン-3-イル)エトキシ]エチル]ベンズアミド;
4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-N-[2-(2-ヒドロキシエトキシ)エチル]-2-メチル-ベンズアミド;
4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-N-[2-[2-(2,4-ジオキソオキサゾリジン-3-イル)エトキシ]エチル]-2-メチル-ベンズアミド;
N-[2-[2-(4-シクロプロピルピペラジン-1-イル)エトキシ]エチル]-4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-N,2-ジメチル-ベンズアミド;
4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-N,2-ジメチル-N-[2-(2-ピペラジン-1-イルエトキシ)エチル]ベンズアミド;
N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-4-[[3-(2,4-ジフルオロフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンズアミド;
4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-N-[2-(2-メチルスルホニルエトキシ)エチル]ベンズアミド;
4-[[3-(4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-N,2-ジメチル-N-[2-(2-ピペラジン-1-イルエトキシ)エチル]ベンズアミド;
4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-N-[2-(2-ピペラジン-1-イルエトキシ)エチル]ベンズアミド;
N-[2-[2-[2-(アミノメチル)モルホリン-4-イル]-2-オキソ-エトキシ]エチル]-4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンズアミド;
N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-N,2-ジメチル-ベンズアミド;
N-[2-[2-[2-(アミノメチル)モルホリン-4-イル]エトキシ]エチル]-4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-N,2-ジメチル-ベンズアミド;
N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-4-[[3-(4-フルオロフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンズアミド;
N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-4-[[3-(4-クロロフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-N,2-ジメチル-ベンズアミド;
N-[2-[2-[2-(2-アジドエトキシ)エトキシ]エトキシ]エチル]-4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンズアミド;
4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-N-[2-[2-(4-ホルミルピペラジン-1-イル)エトキシ]エチル]-N,2-ジメチル-ベンズアミド;
4-[[3-(4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-N-[2-[2-(ペンタノイルアミノ)エトキシ]エチル]ベンズアミド;
N-[2-[2-[(2-アミノ-1,1-ジメチル-2-オキソ-エチル)アミノ]エトキシ]エチル]-4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-N,2-ジメチル-ベンズアミド;
N-[2-[2-[2-(2-アミノエトキシ)エトキシ]エトキシ]エチル]-4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンズアミド;
4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-N-[2-[2-[[2-(4-メチルピペラジン-1-イル)アセチル]アミノ]エトキシ]エチル]ベンズアミド;
4-[2-[2-[[4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンゾイル]アミノ]エトキシ]エチルアミノ]-4-オキソ-ブタン酸;
N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-2-フルオロ-4-[[3-(4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンズアミド;
N-[2-[2-[[2-[ビス(2-ヒドロキシエチル)アミノ]アセチル]アミノ]エトキシ]エチル]-4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンズアミド;
4-[[3-(4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-N-[2-[2-(トリアゾル-2-イル)エトキシ]エチル]ベンズアミド;
N-[2-[2-[(2-ヒドロキシアセチル)アミノ]エトキシ]エチル]-4-[[3-(4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンズアミド;
4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-N-[2-[2-(2-ヒドロキシエトキシ)エトキシ]エチル]-2-メチル-ベンズアミド;
N-[2-[2-[ビス(ジメチルアミノ)メチレンアミノ]エトキシ]エチル]-4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンズアミド;
4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-N-[2-[2-(2-メトキシエトキシ)エトキシ]エチル]-2-メチル-ベンズアミド;
4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-N,2-ジメチル-N-[2-[2-[4-(オキセタン-3-イル)ピペラジン-1-イル]エトキシ]エチル]ベンズアミド;
4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-N-[2-[2-[2-(2-ヒドロキシエトキシ)エトキシ]エトキシ]エチル]-2-メチル-ベンズアミド;
N-[2-(2-ヒドロキシエチルアミノ)エチル]-4-[[3-(4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンズアミド;
4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-N-[2-[2-[(2-ピペラジン-1-イルアセチル)アミノ]エトキシ]エチル]ベンズアミド;
N-[2-[2-(2,6-ジアミノヘキサノイルアミノ)エトキシ]エチル]-4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンズアミド;
4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-N-[2-[2-[2-[2-(2-ヒドロキシエトキシ)エトキシ]エトキシ]エトキシ]エチル]-2-メチル-ベンズアミド;
2-[2-[2-[[4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンゾイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]酢酸メチル
N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-4-[[3-(4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンズアミド;
4-[[3-(3-クロロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-N-[2-(メチルアミノ)エチル]ベンズアミド;
4-[[3-(4-クロロ-2,3-ジフルオロ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-N-[2-(2-ヒドロキシエチルアミノ)エチル]-2-メチル-ベンズアミド;
2-[3-[[4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンゾイル]アミノ]プロポキシ]酢酸;
4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-N-[2-[2-オキソ-2-(1H-テトラゾル-5-イルメチルアミノ)エトキシ]エチル]ベンズアミド;
2-クロロ-4-[[3-[4-(シアノメトキシ)-2,3-ジフルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-N-[2-(2-イミダゾル-1-イルエトキシ)エチル]ベンズアミド;
N-[2-(2-アミノエチルスルファニル)エチル]-4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンズアミド;
N-[2-(2-アミノエチルスルファニル)エチル]-4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンズアミド;
N-[2-[2-アミノエチル(メチル)アミノ]エチル]-4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンズアミド;
N-[2-(2-アミノエチルスルファニル)エチル]-4-[[3-(4-クロロ-2,3-ジフルオロ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンズアミド;
4-[[3-[4-(4-アミノブト-2-イノキシ)-2,3-ジフルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-2-メチル-ベンズアミド;
4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-N-[4-(メチルアミノ)ブチル]ベンズアミド;
N-[2-(2-アミノエチルスルホニル)エチル]-4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンズアミド;
2-クロロ-4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-N-メチル-N-[2-(2-ピペラジン-1-イルエトキシ)エチル]ベンズアミド;
2-クロロ-4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-N-メチル-N-[2-(2-ピペラジン-1-イルエトキシ)エチル]ベンズアミド;
N-[2-(2-アミノエチルスルフィニル)エチル]-4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンズアミド;
N-[2-[2-[2-(アミノメチル)モルホリン-4-イル]エトキシ]エチル]-4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンズアミド;
N-(2-シアノエチル)-N-[4-(2-シアノエチルアミノ)ブチル]-4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンズアミド;
4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-N-[2-[2-ヒドロキシエチル(メチル)アミノ]エチル]-N,2-ジメチル-ベンズアミド;
N-エチル-N-[3-(エチルアミノ)プロピル]-4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンズアミド;
4-[2-[2-[[4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンゾイル]-メチル-アミノ]エトキシ]エチル]ピペラジン-2-カルボン酸;
N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-4-[[3-[2-クロロ-4-(シアノメトキシ)-3-フルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンズアミド;
N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-4-[[3-[4-(シアノメトキシ)-2,3-ジフルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンズアミド;
(2S)-2-アミノ-4-[3-[[4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンゾイル]アミノ]プロピルアミノ]ブタン酸;
N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-プロプ-2-イノキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンズアミド;
N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-2-ブロモ-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンズアミド;
4-[[3-[2-クロロ-4-(シアノメトキシ)-3-フルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-N-[2-[2-(ジメチルアミノ)エトキシ]エチル]-2-エチル-ベンズアミド;
N-[2-[2-アミノエチル(メチル)アミノ]エチル]-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンズアミド;
4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-N-[2-[2-(ジメチルアミノ)エトキシ]エチル]-2-エチル-ベンズアミド;
N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-2-(2,2-ジフルオロエチル)-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンズアミド;
4-[[3-[4-(シアノメトキシ)-2,3-ジフルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-N-[2-[2-(ジメチルアミノ)エトキシ]エチル]-2-エチル-ベンズアミド;
N-[2-(2-アミノエチルアミノ)エチル]-4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)-2,3-ジフルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンズアミド;
2-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-6-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-3,4-ジヒドロイソキノリン-1-オン;
2-[4-[8-[4-[2-(2-アミノエトキシ)エチルカルバモイル]-3-エチル-アニリノ]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル]-2,3-ジフルオロ-フェノキシ]酢酸メチル;
N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-4-[[3-(2,6-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンズアミド;
N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-2-(2,2-ジフルオロエチル)-4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンズアミド;
2-[2-[2-[[4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンゾイル]アミノ]エトキシ]エチルアミノ]酢酸;
2-クロロ-4-[[3-[4-(シアノメトキシ)-2,3-ジフルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-N-[3-(ジメチルアミノ)プロピルカルバモイル]-N-エチル-ベンズアミド;
4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)-2,3-ジフルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-N-[2-(2-ヒドロキシエチルアミノ)エチル]ベンズアミド;
N-[3-(3-アミノプロピルアミノ)プロピル]-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンズアミド;
N-[3-(2-アミノエチルアミノ)プロピル]-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンズアミド;
N-[2-(2-アミノエチルアミノ)エチル]-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンズアミド;
(2S)-2-アミノ-4-[3-[[4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンゾイル]アミノ]プロピルアミノ]ブタン酸;
1-[2-[2-[[2-クロロ-4-[[3-[4-(シアノメトキシ)-2,3-ジフルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンゾイル]-メチル-アミノ]エトキシ]エチル]ピペリジン-4-カルボン酸;
1-[2-[2-[[2-クロロ-4-[[3-[4-(シアノメトキシ)-2,3-ジフルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンゾイル]-メチル-アミノ]エトキシ]エチル]ピペリジン-3-カルボン酸;
N-[2-(3-アミノプロピルアミノ)エチル]-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンズアミド;
4-[[3-(4-クロロ-2,3-ジフルオロ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-N-[3-(メチルアミノ)プロピル]ベンズアミド;
4-[2-[2-[[2-クロロ-4-[[3-[4-(シアノメトキシ)-2,3-ジフルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンゾイル]アミノ]エトキシ]エチル]ピペラジン-2-カルボン酸;
(2S)-2-アミノ-5-[2-[[4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンゾイル]アミノ]エチルアミノ]ペンタン酸;
N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-フルオロ-6-メチル-ベンズアミド;
N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンズアミド;
N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-2-クロロ-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-6-メチル-ベンズアミド;
N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-2-クロロ-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-6-フルオロ-ベンズアミド;
N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-2-エチル-4-[[3-[4-メトキシ-2-(メチルスルファモイル)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンズアミド;
N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-2-エチル-4-[[3-[4-メトキシ-2-(トリフルオロメチル)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンズアミド;
4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-N-[2-[2-[[2-(メタンスルホンアミド)-2-オキソ-エチル]-メチル-アミノ]エトキシ]エチル]ベンズアミド;
2-[5-[[4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンゾイル]アミノ]ペンチルアミノ]酢酸;
N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-4-[[3-(2-アミノ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンズアミド;
N-[2-[2-(2-アミノエトキシ)エトキシ]エチル]-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンズアミド;
2-[2-[2-[[4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)-2,3-ジフルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンゾイル]アミノ]エトキシ]エチル-メチル-アミノ]酢酸;
2-[2-[2-[[4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンゾイル]アミノ]エトキシ]エチル-メチル-アミノ]酢酸;
2-[2-[[4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンゾイル]アミノ]エチルアミノ]酢酸;
2-[3-[[4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンゾイル]アミノ]プロピルアミノ]酢酸;
N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2,3-ジフルオロ-ベンズアミド;
N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-3-フルオロ-2-メチル-ベンズアミド;
N-[2-(2-アミノ-2-メチル-プロポキシ)エチル]-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンズアミド;
4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-プロプ-2-イノキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-N-[3-(2-ヒドロキシエチルアミノ)プロピル]ベンズアミド;
N-[2-(2-アミノ-1,1-ジメチル-エトキシ)エチル]-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンズアミド;
N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-(2-フルオロエチル)ベンズアミド;
4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-N-[2-[2-(ジメチルアミノ)エトキシ]エチル]-2-フルオロ-6-メチル-ベンズアミド;
4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-N-[2-[[2-[(3S)-3-(ヒドロキシメチル)ピペラジン-1-イル]-2-オキソ-エチル]アミノ]エチル]ベンズアミド;
N-[3-(アリルアミノ)プロピル]-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンズアミド;
N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-2-エチル-4-[[3-[4-ヒドロキシ-2-(トリフルオロメチル)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンズアミド;
N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-2-エチル-4-[[3-[3-フルオロ-2-(トリフルオロメチル)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンズアミド;
N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-2-エチル-4-[[3-[3-フルオロ-4-メトキシ-2-(トリフルオロメチル)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンズアミド;
N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-4-[[3-[2-(ジフルオロメチル)-3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンズアミド;
N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-4-[[3-[2-(ジフルオロメチル)-4-メトキシ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンズアミド;
N-[(1R)-2-[4-(3-アミノプロピルアミノ)ブチルアミノ]-1-メチル-エチル]-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンズアミド;
4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-N-[4-(プロプ-2-イニルアミノ)ブチル]ベンズアミド;
N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メトキシ-ベンズアミド;
4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-N-[3-(プロプ-2-イニルアミノ)プロピル]ベンズアミド;
4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-N-(3-エトキシプロピル)-2-エチル-ベンズアミド;
4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-N-[5-(ジメチルアミノ)ペンチル]-2-エチル-ベンズアミド;
N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-4-[[3-(2,5-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンズアミド;
2-クロロ-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-N-[3-(2-ヒドロキシエチルアミノ)プロピル]ベンズアミド;
N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-4-[[3-(5-クロロ-2-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンズアミド;
N-[(1S)-2-(2-アミノエチルアミノ)-1-メチル-エチル]-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンズアミド;
4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-N-[(1S)-2-(2-ヒドロキシエチルアミノ)-1-メチル-エチル]ベンズアミド;
N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-2-ブロモ-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-6-フルオロ-ベンズアミド;
N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-2-ブロモ-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-6-フルオロ-ベンズアミド;
2-[2-[2-[[4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンゾイル]アミノ]エチルアミノ]エチルアミノ]酢酸;
(2S,4R)-N-[2-[2-[[4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-フルオロ-6-メチル-ベンゾイル]アミノ]エトキシ]エチル]-4-ヒドロキシ-ピロリジン-2-カルボキサミド;
N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-4-[[3-(2,6-ジフルオロフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンズアミド;
N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-2-エチル-4-[[3-(3-フルオロ-5-メチル-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンズアミド;
N-[2-[2-[ビス(ジメチルアミノ)メチレンアミノ]エトキシ]エチル]-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-フルオロ-6-メチル-ベンズアミド;
N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-2-エチル-4-[[3-(3-フルオロ-5-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンズアミド;
N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-4-[[3-(2,5-ジフルオロフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンズアミド;
N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-4-[[3-(2,3-ジフルオロフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンズアミド;
N-[2-[2-(2-アミノエトキシ)エトキシ]エチル]-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-フルオロ-6-メチル-ベンズアミド;
N-[(1S)-2-[(2-アミノ-2-オキソ-エチル)アミノ]-1-メチル-エチル]-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-プロプ-2-イノキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンズアミド;
N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-2-エチル-4-[[3-(2-エチル-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンズアミド;
4-[[3-[2,3-ジフルオロ-4-(2-ピリジルオキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-N-[2-[[2-[(3S)-3-(ヒドロキシメチル)ピペラジン-1-イル]-2-オキソ-エチル]アミノ]エチル]ベンズアミド;
4-[[3-[2,3-ジフルオロ-4-(2-ピリジルオキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-N-[2-[2-[(3S)-3-(ヒドロキシメチル)ピペラジン-1-イル]-2-オキソ-エトキシ]エチル]ベンズアミド;
4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-N-[2-[2-[(3S)-3-(ヒドロキシメチル)ピペラジン-1-イル]-2-オキソ-エトキシ]エチル]ベンズアミド;
N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-6-フルオロ-ベンズアミド;
N-[(1S)-2-(2-アセトアミドエチルアミノ)-1-メチル-エチル]-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-プロプ-2-イノキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンズアミド;
N-[(1S)-2-(2-アミノエチルアミノ)-1-メチル-エチル]-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-プロプ-2-イノキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンズアミド;
N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-フルオロ-ベンズアミド;
(4S)-4-アミノ-5-[2-[2-[[4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンゾイル]アミノ]エチルアミノ]エチルアミノ]-5-オキソ-ペンタン酸;
4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)-2,3-ジフルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-N-[2-[2-[(2R,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロピラン-2-イル]オキシエトキシ]エチル]ベンズアミド;
2-[4-[[4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンゾイル]アミノ]ブチルアミノ]酢酸;
4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-N-[2-(2-ヒドロキシエチルアミノ)エチル]ベンズアミド;
(2S)-2-アミノ-5-[[(1S)-1-[2-[2-[2-[[4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンゾイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]エチルカルバモイル]-4-グアニジノ-ブチル]アミノ]-5-オキソ-ペンタン酸;
(2S)-2-アミノ-5-[[(1S)-1-[2-[2-[[4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンゾイル]アミノ]エトキシ]エチルカルバモイル]-4-グアニジノ-ブチル]アミノ]-5-オキソ-ペンタン酸;
4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-プロプ-2-イノキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-N-[2-(2-ヒドロキシエチルアミノ)エチル]ベンズアミド;
N-[2-[2-[[(2R,3S,4S,5R,6R)-4-アミノ-6-[(1S,2S,3R,4S,6R)-4-アミノ-6-[[(2S)-4-アミノ-2-ヒドロキシ-ブタノイル]アミノ]-3-[(2R,3R,4S,5S,6R)-6-(アミノメチル)-3,4,5-トリヒドロキシ-テトラヒドロピラン-2-イル]オキシ-2-ヒドロキシ-シクロヘキソキシ]-3,5-ジヒドロキシ-テトラヒドロピラン-2-イル]メチルアミノ]-2-オキソ-エトキシ]エチル]-4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンズアミド;
4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)-2,3-ジフルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-N-[2-[2-[(2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロピラン-2-イル]オキシエトキシ]エチル]ベンズアミド;および
4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)-2,3-ジフルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-N-[3-(2-ヒドロキシエチルアミノ)プロピル]ベンズアミド、
から選択される、本明細書に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩を提供する。
好ましい実施形態において、本発明は、式(I)の化合物が、
N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-2-クロロ-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンズアミド;
N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンズアミド;
2-クロロ-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-N-[2-(2-ピペラジン-1-イルエトキシ)エチル]ベンズアミド;
N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-2-クロロ-4-[[3-(4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンズアミド;
N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-4-[[3-[4-(4-ヒドロキシブト-2-イノキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンズアミド;
N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-4-[[3-(3-クロロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンズアミド;
N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンズアミド;
N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-4-[[3-(4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンズアミド;
N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-4-[[3-[2-クロロ-4-(シアノメトキシ)-3-フルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンズアミド;
N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-プロプ-2-イノキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンズアミド;
N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-2-ブロモ-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンズアミド;
N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-4-[[3-[4-(シアノメトキシ)-2,3-ジフルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンズアミド;
N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-フルオロ-6-メチル-ベンズアミド;
2-[5-[[4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンゾイル]アミノ]ペンチルアミノ]酢酸;
N-[2-(2-アミノエチルアミノ)エチル]-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンズアミド;
N-[2-(2-アミノ-2-メチル-プロポキシ)エチル]-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンズアミド;
4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-プロプ-2-イノキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-N-[3-(2-ヒドロキシエチルアミノ)プロピル]ベンズアミド;
N-[2-(2-アミノ-1,1-ジメチル-エトキシ)エチル]-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンズアミド;および
4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-N-[2-[[2-[(3S)-3-(ヒドロキシメチル)ピペラジン-1-イル]-2-オキソ-エチル]アミノ]エチル]ベンズアミド、
から選択される、本明細書に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩を提供する。
一実施形態において、本発明は、本明細書に記載の式(I)の化合物の薬学的に許容され得る塩、特に塩酸塩、フマル酸塩、乳酸塩(特にL-(+)-乳酸から誘導される)、酒石酸塩(特にL-(+)-酒石酸から誘導される)およびトリフルオロ酢酸塩から選択される薬学的に許容され得る塩を提供する。よりさらに具体的な実施形態において、本発明は、本明細書に記載の式(I)に係る化合物を提供する(すなわち、それぞれ「遊離塩基」または「遊離酸」として)。
いくつかの実施形態において、式(I)の化合物は、その中の1つまたは複数の原子が異なる原子質量または質量数を有する原子によって置換されることにより同位体標識される。かかる同位体標識された(すなわち、放射性標識された)式(I)の化合物は、本開示の範囲内であると考えられる。式(I)化合物中に組み込むことができる例示的な同位体としては、それぞれ、水素、炭素、窒素、酸素、リン、硫黄、フッ素、塩素およびヨウ素の同位体、例えばH、H、11C、13C、14C、13N、15N、15O、17O、18O、31P、32P、35S、18F、36Cl、123I、および125Iが挙げられるが、これらに限定されない。ある種の同位体標識された式(I)の化合物、例えば、放射性同位体を組み込むものは、薬物および/または基質組織分布研究において有用である。放射性同位体トリチウム、すなわち、Hおよび炭素-14、すなわち、14Cは、それらの組込みの容易さおよび即時検出手段を考慮すれば、この目的に関して特に有用である。例えば、式(I)の化合物は、所与の同位体の1、2、5、10、25、50、75、90、95、または99%で濃縮することができる。
より重い同位体、例えば重水素、すなわちHなどによる置換を行うと代謝安定性がより高くなり、例えば、インビボ半減期が長くなるかまたは必要な投薬量は少なくなり、結果として特定の治療的利点が得られ得る。
11C、18F、15Oおよび13Nなどのポジトロン放出同位体での置換は、基質受容体占有を検査するためのポジトロン放出断層撮影(Positron Emission Topography:PET)研究において有用であり得る。同位体標識された式(I)の化合物は、一般的に、当業者に既知の従来の技法により、または前に用いられた同位体標識されていない試薬の代わりに適切な同位体標識された試薬を使用することによって、以下に記述される実施例に記載されるものに類似するプロセスにより調製され得る。
製造プロセス
本発明の式(I)の化合物の調製は、逐次的または収束的な合成経路で行うことができる。本発明の化合物の合成は、以下のスキームで示される。得られた生成物の反応および精製を行うために必要な技能は、当業者に知られている。以下の方法の説明で使用される置換基および指数は、反対の指示がない限り、本明細書で前に示される意味を有する。より詳細には、式(I)の化合物は、以下に示す方法、実施例に示す方法、または類似の方法によって製造することができる。個々の反応工程のための適切な反応条件は、当業者に知られている。また、記載された反応に影響を及ぼす文献に記載された反応条件については、例えば、以下を参照されたい:Comprehensive Organic Transformations:A Guide to Functional Group Preparations,3rd Edition,Richard C.Larock.John Wiley&Sons,New York,NY.2018)。本発明者らは、溶媒の存在下または不存在下で反応を実施することが便利であることを見出した。使用される溶媒の性質に関しては、それが反応または関与する試薬に悪影響を及ぼさず、かつそれが試薬を少なくともある程度溶解することができるならば、特に制限はない。記載された反応は広範囲の温度にわたって起こる可能性があり、正確な反応温度は本発明にとって重要ではない。-78℃~還流温度までの温度範囲で記載された反応を行うのが便利である。反応に要する時間もまた、多くの因子、特に反応温度および試薬の性質に依存して、大きく変動し得る。しかしながら、記載された中間体および化合物を得るには、通常、0.5時間~数日の期間で十分である。反応順序はスキームに示された順序に限定されないが、出発材料およびそれらのそれぞれの反応性に応じて、反応工程の順序を自由に変更することができる。出発材料は、市販されているか、または以下に示す方法に類似する方法、本明細書に引用された参考文献または実施例に記載されている方法、または当技術分野で知られている方法によって調製することができる。
式(I)の化合物の合成は、例えば、以下のスキーム1に概説される一般的な合成に従って達成され得る。
スキーム1
Figure 2022513944000035
a)YがNHまたはハロゲンであり、RがHまたはアルキルである酸またはエステルIIは市販されており、当技術分野または文献で知られている方法によって取得することができ、中間体IVを得るためにイミダゾピラジン誘導体IIIと都合よく反応させることができる。酸/エステルIVを生成させるために、様々な置換(II:Y=NHまたはハロゲン)に応じて、金属触媒反応条件または(適宜)求核芳香族置換反応条件下で、酸/エステルIIを適切なイミダゾピラジン誘導体III(Z=NHまたはハロゲンおよびX=ハロゲンまたは適切に置換されたアリール部分)と反応させると便利である。
b)酸誘導体IV(R=H)は、塩基の存在下で鹸化すると、エステルIV(R=アルキル)から取得することができる。塩基の例には、LiOH、NaOHなどが含まれる。さらに、酸誘導体は、tBuエステルなどの適切なエステルをHCl、TFAなどの酸で処理することによって入手可能である。酸誘導体IVは、様々なカップリング反応条件(カップリング反応条件には、DIPEA、NEt3などの塩基の存在下のHATU、TBTUなどが含まれる)下でアミンと都合よく反応して、アミドVIを与える。アミンV(およびそれらの保護された同族体)は市販されており、当技術分野で公知であるか、または当技術分野で公知の方法に従って調製される。X=適切に置換されたアリール環の場合、これらの誘導体VIは最終的な所望のイミダゾピラジン誘導体Iであり得、または最終的なイミダゾピラジン誘導体Iを得るためにいずれかの保護基を適切な条件下で切断しなければならないことがあり得る。これらのイミダゾピラジンIは、最終的な所望の化合物であり得るが、最終的なイミダゾピラジン誘導体Iを生成するために、さらに誘導体化され得る。
c)アミドVIは、金属触媒下で(触媒には、PdCl(dppf)-CHCl付加物、Pd(PPhなどが含まれ、KPO、NaOtBu、炭酸ナトリウムなどの塩基の存在下にある)適切なボロン酸またはエステルと都合よく反応して、イミダゾピラジン誘導体Iを与える。これらのイミダゾピラジン誘導体Iは、最終的な所望の化合物であり得るが、最終的なイミダゾピラジンIを得るには、適切な条件下でいずれかの保護基を切断しなければならないであろうこれらのイミダゾピラジンIは、最終的な所望の化合物であり得るが、最終的なイミダゾピラジン誘導体Iを生成するために、さらに誘導体化され得る。
一態様において、本発明は、本明細書に記載されている式(I)の化合物を製造する方法であって、
(i)エステルカルボン酸IVa
Figure 2022513944000036
(式中、R~R11は本明細書で定義されるとおりである)を、アミンV
Figure 2022513944000037
(式中、RおよびRは、本明細書で定義されるとおりである)と、カップリング試薬(HATU、TBTUなど)および塩基(DIPEA、NEtなど)の存在下で反応させて、前記式(I)の化合物を形成させること;または
(ii)化合物VI
Figure 2022513944000038
(式中、R~R、R10およびR11は本明細書で定義されるとおりであり、Xはハロゲンである)を、ボロン酸VII
Figure 2022513944000039
(式中、R~Rは本明細書で定義されるとおりであり、Yはボロン酸またはボロン酸エステルである)と、遷移金属触媒(PdCl(dppf)-CHCl付加物、Pd(PPhなど)および塩基(KPO、NaOtBuなど)の存在下で反応させて、前記式(I)の化合物を形成させること、
を含む、方法を提供する。
さらなる態様において、本発明は、本明細書に開示される方法に従って製造された場合の、本明細書に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩を提供する。
本発明の化合物の使用
以下の例のセクションに示されているように、式(I)の化合物およびその薬学的に許容され得る塩は、病原体、特に細菌、より具体的にはAcinetobacter種、最も具体的にはAcinetobacter baumanniiによって引き起こされる感染症およびその結果生じる疾患、特に細菌血症、肺炎、髄膜炎、尿路感染症および創傷感染症の処置または予防のための貴重な薬理学的特性を有する。
式(I)の化合物およびその薬学的に許容され得る塩は、抗生物質として、特にAcinetobacter種に対する抗生物質として、より具体的にはAcinetobacter baumanniiに対する抗生物質として、最も具体的にはAcinetobacter baumanniiに対する病原体特異的抗生物質として活性を示す。
式(I)の化合物およびその薬学的に許容され得る塩は、抗生物質として、すなわち、細菌感染症の処置および予防、特にAcinetobacter種によって引き起こされる細菌感染症の処置および予防において、より具体的にはAcinetobacter baumanniiによって引き起こされる細菌感染症の処置および予防において適切な抗菌薬学的成分として使用することができる。
本発明の化合物は、病原体によって、特に細菌によって引き起こされる、より具体的にはAcinetobacter種によって、最も具体的にはAcinetobacter baumanniiによって引き起こされる感染症およびその結果生じる疾患、特に細菌血症、肺炎、髄膜炎、尿路感染症および創傷感染症の処置または予防のために、単独でまたは他の薬物と組み合わせて使用することができる。
一態様において、本発明は、治療的に活性な物質としての使用のための、本明細書に記載される式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩を提供する。
さらなる態様において、本発明は、抗生物質として使用するための、本明細書に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩を提供する。
さらなる態様において、本発明は、院内感染およびその結果生じる疾患の処置または予防に使用するための、本明細書に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩を提供する。
特定の実施形態において、前記院内感染およびその結果生じる疾患は、細菌血症、肺炎、髄膜炎、尿路感染症および創傷感染症、またはこれらの組み合わせから選択される。
さらなる態様において、本発明は、グラム陰性菌によって引き起こされる感染症およびその結果生じる疾患の処置または予防に使用するための、本明細書に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩を提供する。
特定の実施形態において、グラム陰性菌によって引き起こされる前記感染症およびその結果生じる疾患は、細菌血症、肺炎、髄膜炎、尿路感染症および創傷感染症またはこれらの組み合わせから選択される。
さらなる態様において、本発明は、Enterococcus faecium、Staphylococcus aureus、Klebsiella pneumoniae、Acinetobacter baumannii、Pseudomonas aeruginosa、Enterobacter種もしくはE.coliまたはこれらの組み合わせによって引き起こされる感染症およびその結果生じる疾患の処置または予防において使用するための、本明細書に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩を提供する。
さらなる態様において、本発明は、Enterococcus faecium、Staphylococcus aureus、Klebsiella pneumoniae、Acinetobacter baumannii、Pseudomonas aeruginosa、Enterobacter種もしくはE.coliまたはこれらの組み合わせによって引き起こされる感染症およびその結果生じる疾患の処置または予防のための方法であって、本明細書に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩を哺乳動物に投与することを含む、方法を提供する。
さらなる態様において、本発明は、抗生物質としての、本明細書に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩の使用を提供する。
さらなる態様において、本発明は、Enterococcus faecium、Staphylococcus aureus、Klebsiella pneumoniae、Acinetobacter baumannii、Pseudomonas aeruginosa、Enterobacter種もしくはE.coliまたはこれらの組み合わせによって引き起こされる感染症およびその結果生じる疾患の処置または予防のための、本明細書に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩の使用を提供する。
さらなる態様において、本発明は、Enterococcus faecium、Staphylococcus aureus、Klebsiella pneumoniae、Acinetobacter baumannii、Pseudomonas aeruginosa、Enterobacter種もしくはE.coliまたはこれらの組み合わせによって引き起こされる感染症およびその結果生じる疾患の処置または予防に有用な医薬の調製のための、本明細書に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩の使用を提供する。
特定の実施形態において、Enterococcus faecium、Staphylococcus aureus、Klebsiella pneumoniae、Acinetobacter baumannii、Pseudomonas aeruginosa、Enterobacter種もしくはE.coliまたはこれらの組み合わせによって引き起こされる前記感染症およびその結果生じる疾患は、細菌血症、肺炎、髄膜炎、尿路感染症および創傷感染症またはこれらの組み合わせから選択される。
さらなる態様において、本発明は、病原体、特に細菌によって引き起こされる、より具体的にはAcinetobacter種、最も具体的にはAcinetobacter baumanniiによって引き起こされる感染症およびその結果生じる疾患、特に細菌血症、肺炎、髄膜炎、尿路感染症および創傷感染症の処置または予防において使用するための、上で定義された式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩を提供する。
さらなる態様において、本発明は、病原体、特に細菌よって引き起こされる、より具体的にはAcinetobacter種、最も具体的にはAcinetobacter baumanniiによって引き起こされる感染症およびその結果生じる疾患、特に細菌血症、肺炎、髄膜炎、尿路感染症および創傷感染症の処置または予防のための方法であって、上で定義された式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩を哺乳動物に投与することを含む、方法を提供する。
さらなる態様において、本発明は、病原体、特に細菌によって引き起こされる、より具体的にはAcinetobacter種、最も具体的にはAcinetobacter baumanniiによって引き起こされる感染症およびその結果生じる疾患、特に細菌血症、肺炎、髄膜炎、尿路感染症および創傷感染症の処置または予防のための、上で定義された式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩の使用を提供する。
さらなる態様において、本発明は、病原体、特に細菌によって引き起こされる、より具体的にはAcinetobacter種、最も具体的にはAcinetobacter baumanniiによって引き起こされる感染症およびその結果生じる疾患、特に細菌血症、肺炎、髄膜炎、尿路感染症および創傷感染症の処置または予防のための医薬の調製のための、上で定義された式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩の使用を提供する。このような医薬は、上で定義された式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩を含む。
医薬組成物および投与
一態様において、本発明は、上記で定義された式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩と1つまたは複数の薬学的に許容され得る賦形剤とを含む医薬組成物を提供する。例示的な医薬組成物は、実施例237~240に記載されている。
さらなる態様において、本発明は、病原体によって、特に細菌によって引き起こされる、より具体的にはAcinetobacter種、最も具体的にはAcinetobacter baumanniiによって引き起こされる感染症およびその結果生じる疾患、特に細菌血症、肺炎、髄膜炎、尿路感染症および創傷感染症の処置または予防のための、上記で定義される式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩と1つまたは複数の薬学的に許容され得る賦形剤とを含む医薬組成物に関する。
式(I)の化合物およびその薬学的に許容され得る塩は、(例えば、医薬製剤の形態で)医薬として使用することができる。医薬製剤は、経口(例えば、錠剤、コーティング錠、糖衣錠、硬質ゼラチンカプセルおよび軟質ゼラチンカプセル、溶液、エマルションまたは懸濁液の形態)、経鼻(例えば、点鼻薬の形態)、または直腸(例えば、坐薬の形態)などで、体内に投与することができる。しかしながら、投与は、筋肉内または静脈内(例えば、注射溶液または注入溶液の形態)などで親的(parentally)に行うこともできる。
式(I)の化合物およびその薬学的に許容され得る塩は、錠剤、コーティング錠、糖衣錠、および硬質ゼラチンカプセルの製造のための薬学的に不活性な無機または有機賦形剤で処理することができる。ラクトース、コーンスターチまたはその誘導体、タルク、ステアリン酸またはその塩等は、例えば、錠剤、糖衣錠、および硬質ゼラチンカプセルの賦形剤として使用することができる。
軟質ゼラチンカプセルに適した賦形剤は、例として、植物油、ワックス、油脂、半固形物および液体ポリオール等である
溶液およびシロップの製造に適した賦形剤は、例として、水、ポリオール、サッカロース、転化糖、グルコースなどである。
注射溶液のための適切な賦形剤は、例としては、水、アルコール、ポリオール、グリセロール、植物油などである。
坐薬のための適切な賦形剤は、例として、天然または硬化した油、ワックス、油脂、半固体または液体ポリオールなどである。
さらに、医薬製剤は、防腐剤、可溶化剤、粘度増加物質、安定剤、湿潤剤、乳化剤、甘味剤、着色剤、着香剤、浸透圧を変化させるための塩、緩衝剤、マスキング剤、または酸化防止剤を含有することができる。また、他の治療上有用な物質を含有することもできる。
投薬量は広範に変化させることができ、当然、各特定の場合における個々の要件に適合させる。一般に、経口投与の場合、約0.1mg~20mg/kg体重、好ましくは約0.5mg~4mg/kg体重(例えば、約300mg/人)の毎日の投薬量を、好ましくは1~3の個々の投与量に分けて、例えば同じ量で構成し得るのが適切であろう。しかしながら、それが示されている場合、本明細書で与えられた上限を超えることができることは明らかである。
本発明は、以下の実施例を参照することによってより充分に理解される。しかしながら、特許請求の範囲は、本実施例の範囲に限定されるものと解釈されるべきではない。
調製例がエナンチオマーの混合物として得られる場合、純粋なエナンチオマーは、本明細書に記載の方法によって、または当業者に公知の方法、例えばキラルクロマトグラフィー(例えば、キラルSFC)もしくは結晶化などによって、分離することができる。
特に記載のない限り、全ての反応例および中間体は、アルゴン雰囲気下で調製した。
本文中では、以下の略語を使用する:
(R)-BINAP=(R)-2,2’-ビス(ジフェニルホスフィノ)-1,1’-ビナフチル、ACN=アセトニトリル、aq.=水性、Boc=tert-ブチルオキシカルボニル、Boc-Glu-OtBu=Boc-L-グルタミン酸1-tert-ブチルエステル、Boc-Glu(OtBu)-OH=N-α-t.-Boc-L-グルタミン酸γ-t.-ブチルエステル、Boc-Orn(Z)-OH=Nα-Boc-Nδ-Cbz-L-オルニチン、Nα-Boc-Nδ-Z-L-オルニチン、Nδ-Z-Nα-Boc-L-オルニチン、BrettPhos-Pd-G3=[(2-ジ-シクロヘキシルホスフィノ-3,6-ジメトキシ-2’,4’,6’-トリイソプロピル-1,1’-ビフェニル)-2-(2’-アミノ-1,1’-ビフェニル)]パラジウム(II)メタンスルホナートメタンスルホナート、CAS=ケミカルアブストラクト登録番号、CsCO=炭酸セシウム、DCM=ジクロロメタン、DIAD=ジイソプロピルアゾジカルボキシラート、DIPEA=エチルジイソプロピルアミン、DMA=N,N-ジメチルアセトアミド、DMAP=4-(ジメチルアミノ)-ピリジン、DMF=N,N-ジメチルホルムアミド、DMSO=ジメチルスルホキシド、DMSO-d6=重水素化ジメチルスルホキシド、EA=酢酸エチル、EDC=1-エチル-3-(3-ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド、EDCI=1-エチル-3-(3-ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド、EI=電子衝撃、ESI=エレクトロスプレーイオン化、ESI=エレクトロスプレーイオン化ポジティブ(モード)、ESP=エレクトロスプレーイオン化ポジティブ(モード)、EtO=ジエチルエーテル、EtN=トリエチルアミン、EtOAc=酢酸エチル、EtOH=エタノール、FA=ギ酸、Fmoc-Agp(Boc)2-OH=N-α-Fmoc-N,NA-γ-ジ-t.-ブトキシカルボニル-L-ジアミノブタン酸、Fmoc-Arg(Boc)2-OH=N-α-Fmoc-N-ω、N-ωA-ビス-t-ブトキシカルボニル-L-アルギニン、H=水素、h=時間、HATU=1-[ビス(ジメチルアミノ)メチレン]-1H-1,2,3-トリアゾロ[4,5-b]ピリジニウム-3-オキシドヘキサフルオロホスファート、HCl=塩酸、HFIP=1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロイソプロパノール、HO=水、HOBt=1-ヒドロキシ-1H-ベンゾトリアゾール、HPLC=高速液体クロマトグラフィー、HV=高真空、ISN=イオンスプレーネガティブ(モード)、KCO=炭酸カリウム、KI=ヨウ化カリウム、KOH=水酸化カリウム、KPO=リン酸カリウム三塩基性、LC-MS=質量分析と組み合わせた液体クロマトグラフィー、LiOH=水酸化リチウム、MeOH=メタノール、MgSO=硫酸マグネシウム、min=分、mL=ミリリットル、MS=質量分析、MTBE=tert.-ブチルメチルエーテル、N=窒素、NaCO=炭酸ナトリウム、NaSO、=亜硫酸ナトリウム、NaSO=硫酸ナトリウム、Na=チオ硫酸ナトリウム、NEt=トリエチルアミン、NaHCO=炭酸水素ナトリウム、NaOH=水酸化ナトリウム、NHCl=塩化アンモニウム、NiCl.6HO=塩化ニッケル(II)六水和物、NMO=N-メチルモルホリンN-オキシド、NMP=N-メチル-2-ピロリドン、Pd/C=活性炭上のパラジウム、Pd(dba)=トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)、PdCl(PPh=ビス(トリフェニルホスフィン)二塩化パラジウム(II)、Pd(dppf)Cl=[1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)、PdCl(dppf)-CHCl=[1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)ジクロロメタン錯体、PE=石油エーテル、PhI(OAc)=(ジアセトキシヨード)ベンゼン、PPA=ポリリン酸、pTsOH=パラトルエンスルホン酸、Rf=保持係数、RM=反応混合物、RT=室温、SOCl=塩化チオニル、SFC=超臨界流体クロマトグラフィー、TBTU=2-(1H-ベンゾトリアゾール-1-イル)-1,1,3,3-テトラメチルアミニウムテトラフルオロボラート、TP=プロピルホスホン酸無水物、t-Bu-X-phos=2-ジ-tert-ブチルホスフィノ-2’,4’,6’-トリイソプロピルビフェニル、TEA=トリエチルアミン、TEMPO=(2,2,6,6-テトラメチルピペリジン-1-イル)オキシル、TFA=トリフルオロ酢酸、THF=テトラヒドロフラン、prep-TLC=分取薄層クロマトグラフィー、UV=紫外線。
中間体1
4-((3-ヨードイミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-メチル安息香酸
1,4-ジオキサン(2mL)および酢酸(2mL)中の、8-クロロ-3-ヨードイミダゾ[1,2-a]ピラジン(100mg、358μmol)と4-アミノ-2-メチル安息香酸(108mg、716μmol)の混合物を90℃で48時間撹拌した。混合物を室温まで冷却し、フィルタにかけた。残留物をジエチルエーテルで洗浄し、真空乾燥して、表題化合物(139mg)を白色の固体として得た。MS(ESI,m/z):395.1[M+H]
中間体2
2-クロロ-4-((3-(3-フルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)安息香酸
アセトニトリル(0.9mL)および酢酸(100μl)中の8-クロロ-3-(3-フルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン(中間体3、50mg、180μmol)に、4-アミノ-2-クロロ安息香酸(46.3mg、270μmol)を添加し、続いて80℃で一晩撹拌した。反応混合物をフィルタにかけて、表題化合物(70mg)を薄茶色の固体として得た。MS(ESI,m/z):411.3[M-H]
以下の中間体は、同様に調製した。
Figure 2022513944000040
Figure 2022513944000041
Figure 2022513944000042
中間体3
8-クロロ-3-(3-フルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン
ジオキサン(6.5mL)および水(3.25mL)中の8-クロロ-3-ヨードイミダゾ[1,2-a]ピラジン(500mg、1.79mmol)に、2-(3-フルオロ-4-メトキシフェニル)-4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン(474mg、1.88mmol)、1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセンジクロロパラジウム(II)ジクロロメタン錯体(65.5mg、89.5μmol)および炭酸ナトリウム(379mg、3.58mmol、2当量)を加え、その後50℃で2日間撹拌した。反応混合物を酢酸エチルと水の間に分配した。有機層をNaSOで乾燥し、フィルタにかけ、濃縮して赤色の固体を得、これをカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、DCM/MeOH、0-5%)によって精製して、表題化合物(359mg)を桃茶色の固体として得た。MS(ESI,m/z):278.1[M+H]
以下の中間体は、中間体3と同様に調製した。
Figure 2022513944000043
Figure 2022513944000044
中間体52
2-[2,3-ジフルオロ-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェノキシ]アセトニトリル
工程1:
2-(4-ブロモ-2,3-ジフルオロ-フェノキシ)アセトニトリル
DMF(25mL)中の、4-ブロモ-2,3-ジフルオロフェノール(5.2g、25mmol、1当量)、ブロモアセトニトリル(6.0g、50mmol、2当量)の溶液に、炭酸カリウム(6.9g、50mmol、2当量)を加え、次いで、得られた混合物を室温で一晩撹拌した。
混合物を水(50mL)に注ぎ、水溶液を酢酸エチル(100mL×2)で抽出した。有機層を合わせ、水および塩水で洗浄し、無水NaSO上で乾燥させ、減圧下で濃縮した。残留物を分取HPLCによって精製して、表題化合物(5.2g、84 %収率)を白色の固体として得た。
MS(ESI,m/z):248.0[M+H]+。
工程2:
2-[2,3-ジフルオロ-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェノキシ]アセトニトリル
2-(4-ブロモ-2,3-ジフルオロフェノキシ)アセトニトリル(6.2g、25mmol、1当量)のジオキサン(50mL)溶液に、(4,4,4’,4’,5,5,5’,5’-オクタメチル-2,2’-ビ(1,3,2-ジオキサボロラン)(6.35g、25mmol、1当量)、Pd(dppf)Cl2(1.6g、2mmol、0.08当量)および酢酸カリウム(4.9g、50mmol、2当量)を加え、次いで得られた混合物を窒素で5分間脱気し、次いで80℃で一晩撹拌した。室温まで冷却した後、混合物を水(100mL)中に注ぎ、水溶液を酢酸エチル(100mL×2)で抽出した。有機層を合わせ、水および塩水で洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、減圧下で濃縮して、赤色油を得、これをシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して、所望の化合物(4g、54%収率)を灰白色の固体として得た。
中間体55
2-[3-クロロ-2-フルオロ-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェノキシ]アセトニトリル
4-ブロモ-3-クロロ-2-フルオロ-フェノール[CAS#1360745-16-9]から出発して中間体52と同様に調製した。
中間体33
4-アミノ-2-エチル-安息香酸
工程1:4-ニトロ-2-ビニル-安息香酸メチルおよび4-ニトロ-2-ビニル-安息香酸エチル
トルエン(50mL)およびエタノール(50mL)中の、2-ブロモ-4-ニトロ安息香酸メチル(5.2g、20mmol、1当量)、2,4,6-トリビニルシクロトリボロキサンピリジン錯体(5.78g、24mmol、1.2当量)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(1.16g、1mmol、0.050当量)および炭酸カリウム(11.05g、79.99mmol、4当量)の混合物を、90℃で窒素下で2時間撹拌した。混合物をセライトに通してフィルタにかけた。フィルタにかけた液を濃縮乾固した。粗生成物に水(50ml)を加えた。混合物を酢酸エチル(50ml×3)で抽出した。合わせた有機層を濃縮乾固させた。次に、粗生成物を、石油エーテル中の10%酢酸エチルを溶出するフラッシュカラムクロマトグラフィーによって精製して、4-ニトロ-2-ビニル-安息香酸メチル(1.58g)を褐色の油として得た。
工程2:4-アミノ-2-エチル-安息香酸エチル
MeOH(10mL)中の、4-ニトロ-2-ビニル安息香酸エチル(392.0mg、1.77mmol、1当量)およびPd/C(10%)(50.0mg)の混合物を、水素雰囲気下で、25℃で5時間撹拌した。混合物をセライトに通してフィルタにかけて、4-アミノ-2-エチル-安息香酸エチル(331mg、1.71mmol、96.66%収率)を褐色の油として得た。MS(ESI):194.1[(M+H)]。
工程3:4-アミノ-2-エチル-安息香酸
THF(5mL)およびメタノール(25mL)中の4-アミノ-2-エチル安息香酸メチル(540mg、3.0mmol)の溶液に、2.0M LiOH(3.0mL)水溶液を加えた。得られた混合物を室温で15時間撹拌し、次に3.0M塩酸でpH=5~6に酸性化した。得られた懸濁液をフィルタにかけ、固体を水で洗浄し、次いで乾燥させて、表題化合物(0.3g、収率60.5%)を白色の固体として得た。
MS(ESI,m/z):166.0[M+H]+。
中間体56
2-(ジメチルアミノ)-1-ピペラジン-1-イル-エタノンジトリフルオロアセタート
工程1:4-[2-(ジメチルアミノ)アセチル]ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル
DMF(20mL)中のピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル(500mg、2.68mmol)の溶液に、ジメチルグリシン(277mg、2.68mmol)、トリエチルアミン(815mg、1.12mL、8.05mmol)および1-プロパンホスホン酸無水物(1.71g、5.37mmol)を加え、反応物を室温で20分間撹拌した。反応混合物を水でクエンチし、塩水で洗浄した。混合物をDCM中に抽出した。有機層を真空で濃縮して粗生成物(530mg)を得、さらに精製することなく次の工程で使用した。MS(ESI,m/z):[ms+1]272
工程2:2-(ジメチルアミノ)-1-ピペラジン-1-イル-エタノンジトリフルオロアセタート
DCM(5mL)およびTFA(5mL)中の4-(ジメチルグリシル)ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル(530mg)の溶液を室温で1時間撹拌した。反応混合物を真空で濃縮して、粗生成物(680mg)を得、これをさらに精製することなく使用した。MS(ESI,m/z):[M+H]172
中間体57
4-(3-アミノプロピル)ピペラジン-2-オン
工程1:
2-[3-(3-オキソピペラジン-1-イル)プロピル]イソインドリン-1,3-ジオン
N,N-ジメチルホルムアミド(25mL)中の、3-(1,3-ジオキソイソインドリン-2-イル)プロピルメタンスルホナート(1.34g、5mmol、1当量)、ピペラジン-2-オン(600mg、6mmol、1.2当量)および炭酸カリウム(1.38g、10mmol、2当量)の混合物を室温で一晩撹拌した。混合物をHOで希釈し、DCMで抽出した。DCM層を真空で乾燥、濃縮して黄色の油を得、これをフラッシュカラムクロマトグラフィーによって精製して、所望の化合物(1.2g、収率83.5%)を白色の固体として得た。MS(ESI,m/z):278.1[M+H]+。
工程2:
4-(3-アミノプロピル)ピペラジン-2-オン
EtOH(25mL)中の2-(3-(3-オキソピペラジン-1-イル)プロピル)イソインドリン-1,3-ジオン(1.15g、4mmol)の混合物に、ヒドラジン水和物(2.0mL)を加え、次に混合物を室温で一晩撹拌した。懸濁液をフィルタにかけ、フィルタにかけた液を濃縮して、表題化合物(0.5g、収率80%)を黄色の油として得た。MS(ESI,m/z):158.1[M+H]
以下の中間体は、中間体57と同様に調製した。
Figure 2022513944000045
中間体63
2-エチル-4-[(3-ヨードイミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ]安息香酸
工程1:2-エチル-4-[(3-ヨードイミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ]安息香酸メチル
ACN(60mL)中の8-クロロ-3-ヨード-イミダゾ[1,2-a]ピラジン(6.0g、21.47mmol、1当量)の溶液に、4-アミノ-2-エチル安息香酸メチル[CAS#1211589-24-0](4.72g、26.31mmol、1.23当量)および酢酸(6.0mL、21.47mmol、1当量)を加えた。反応混合物を80℃で60時間撹拌した。室温まで冷却した後、反応混合物をフィルタにかけ、(ACN:MeOH=10:1、V:V)で洗浄し、次に乾燥させて、2-エチル-4-[(3-ヨードイミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ]安息香酸メチル(9.37g、未精製)を灰白色の固体として得た。H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ10.14(br s,1H)、7.98-8.06(m、2H)、7.89(s,1H)、7.86(d,J=4.77Hz,1H)、7.82(d,J=8.53Hz,1H)、7.62(d,J=4.77Hz,1H)、3.80(s,3H)、2.93(q,J=7.40Hz,2H)、1.18(t,J=7.40Hz,3H)
工程2:2-エチル-4-[(3-ヨードイミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ]安息香酸
THF(80mL)中の2-エチル-4-[(3-ヨードイミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ]安息香酸メチル(9.37g、22.19mmol、1当量)の溶液に、水酸化ナトリウム(80.0mL、320mmol、14.42当量)を加え、次いで、60℃で60時間撹拌した。反応混合物を3N HClによりpH=1~2に調整し、フィルタにかけ、乾燥して、2-エチル-4-[(3-ヨードイミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ]安息香酸(8.2g、20.09mmol、90.52%収率)を白色固体として得た。H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ12.48(br s,1H)、9.86(s,1H)、8.05(dd,J=2.13、8.66Hz,1H)、7.99(d,J=2.01Hz,1H)、7.78-7.86(m、3H)、7.61(d,J=4.64Hz,1H)、2.95(q,J=7.40Hz、2H)、1.18(t、J=7.47Hz,3H)。
以下の中間体は、中間体63と同様に調製した。
Figure 2022513944000046
参考例1
1-(4-((3-(4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-メチルベンゾイル)ピペリジン-4-カルボン酸
Figure 2022513944000047
工程1
1-(4-((3-(4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-メチルベンゾイル)ピペリジン-4-カルボン酸メチル
DMF(2mL)中の、中間体7、DIPEA(94.5mg、128μL、731μmol)およびHATU(185mg、487μmol)の混合物を30分間撹拌した。ピペリジン-4-カルボン酸メチル(52.3mg、366μmol)を加え、撹拌を一晩続けた。混合物を分取HPLCによって精製して、表題化合物を薄茶色の固体(93mg)として得た。
MS(ESI,m/z):536.3[M+H]
工程2
1-(4-((3-(4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-メチルベンゾイル)ピペリジン-4-カルボン酸
THF(1mL)/水(0.5mL)中の、1-(4-((3-(4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-メチルベンゾイル)ピペリジン-4-カルボン酸メチル(93mg)、1M LiOH水溶液(0.8mL)の混合物を60℃で5時間撹拌した。反応混合物を濃縮し、1M HCl水溶液を加えることにより酸性化した。水(1mL)を加え、混合物をDCMで抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、次に真空で濃縮して、表題化合物(91mg)を白色の固体として得た。
MS(ESI,m/z):522.2[M+H]
以下の実施例および中間体は、参考例1と同様に調製した。
Figure 2022513944000048
参考例3
4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-N,N,2-トリメチルベンズアミド
Figure 2022513944000049
工程1:
4-アミノ-N,N,2-トリメチル-ベンズアミド
DCM(350mL)中の、4-アミノ-2-メチル安息香酸(2.7g、18mmol)、ジメチルアミン塩酸塩(1.76g、21.6mmol)の溶液に、TEA(3.6g、36mmol)を加え、次いで、得られた混合物を室温で30分間撹拌し、EDCI(4g、21mmol)を混合物に加え、さらに10時間撹拌した。混合物を水(500mL)中に注ぎ、水溶液をDCM(100mL×2)で抽出した。有機層を合わせ、水および塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して黄色の油を得、これをフラッシュカラムクロマトグラフィーによって精製して、所望の化合物(2.5g、収率78%)を灰白色の固体として得た。
MS(ESI,m/z):179.1[M+H]
工程2:
4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-N,N,2-トリメチルベンズアミド
アセトニトリル(10mL)および酢酸(1mL)中の中間体21(295mg、1mmol)の溶液に、4-アミノ-N,N,2-トリメチル-ベンズアミド(178mg、1mmol)を加えた。混合物を、85℃で一晩撹拌した。混合物を水(50mL)の中に注ぎ、水溶液をDCM(75mL×2)で抽出した。有機層を合わせ、水および塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して赤色の油を得、これを分取HPLCによって精製して所望の化合物(200mg、収率45.7%)を灰白色の固体として得た。
MS(ESI,m/z):438.1[M+H]
参考例4
4-(2-クロロ-4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)ベンゾイル)ピペラジン-2-カルボン酸
Figure 2022513944000050
工程1:
1-tert-ブチル2-メチル4-[2-クロロ-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンゾイル]ピペラジン-1,2-ジカルボキシラート
無水DMF(5mL)中の、2-クロロ-4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)安息香酸(215mg、0.5mmol)、1-tert-ブチル2-メチルピペラジン-1,2-ジカルボキシラート(146mg、0.6mmol)の溶液に、DIPEA(129mg、1.0mmol)を加え、次いで、得られた混合物を室温で30分間撹拌し、HATU(380mg、1.0mmol)を混合物に加え、さらに10時間撹拌した。混合物を水(50mL)中に注ぎ、水溶液を酢酸エチル(50mL×2)で抽出した。有機層を合わせ、水および塩水で洗浄し、乾燥させ、減圧下で濃縮して、赤色の油を得、これを精製せずに次の工程で使用した。MS(ESI,m/z):657.1[M+H]
工程2:
4-[2-クロロ-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンゾイル]ピペラジン-2-カルボン酸メチル
酢酸エチル(5mL)中の1-tert-ブチル2-メチル4-(2-クロロ-4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)ベンゾイル)ピペラジン-1,2-ジカルボキシラート(200mg、0.3mmol)の溶液に、室温で酢酸エチル(5.0mL)中の1M塩酸を加えた。得られた混合物を4時間撹拌し、次いで、2M NaCO水溶液でpH=7~8に調整した。混合物をDCM(75mL×2)で抽出し、合わせた有機層を水および塩水で洗浄し、乾燥および濃縮して赤色の固体を得、これを精製せずに次の工程で使用した。
MS(ESI,m/z):557.1[M+H]
工程3:
4-[2-クロロ-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンゾイル]ピペラジン-2-カルボン酸
THF(5mL)およびMeOH酢酸エチル(5mL)中の4-(2-クロロ-4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)ベンゾイル)ピペラジン-2-カルボン酸メチル(167mg、0.3mmol)の溶液に、1M LiOH水溶液(3mL)を室温で滴加した。得られた混合物を4時間撹拌し、次に2M塩酸でpH5~6に酸性化した。混合物をDCM(50mL×2)で抽出し、合わせた有機層を塩水で洗浄し、次に乾燥し、次いで濃縮して淡黄色の油を得、これを分取HPLCにより精製して、所望の化合物(200mg、収率45.7%)を灰白色の固体として得た。
MS(ESI,m/z):438.1[M+H]
以下の例は、参考例4と同様に調製した。
Figure 2022513944000051
中間体23
8-クロロ-3-[4-(ジフルオロメトキシ)-2,3-ジフルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン
工程1:1-ブロモ-4-(ジフルオロメトキシ)-2,3-ジフルオロ-ベンゼン
DMF(10mL)中の、4-ブロモ-2,3-ジフルオロフェノール(1g、4.78mmol)、クロロジフルオロ酢酸ナトリウム(1.09g、7.18mmol)および炭酸カリウム(1.32g、9.57mmol)の混合物を、一晩攪拌しながら100℃に加熱した。混合物を飽和NaHCO水溶液で希釈し、DCMで抽出した。DCM層を乾燥させ、濃縮した。残留物をカラムクロマトグラフィー(PE/EA=50/1で溶出)により精製して、表題化合物(1g)を無色の油として得た。
工程2:2-[4-(ジフルオロメトキシ)-2,3-ジフルオロ-フェニル]-4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン
ジオキサン(20mL)中の、1-ブロモ-4-(ジフルオロメトキシ)-2,3-ジフルオロベンゼン(850mg)、ビス(ピナコラート)ジボロン(833mg、3.28mmol)、酢酸カリウム(644mg、6.56mmol)およびPdCl(PPh(115mg、164μmol)の混合物を、一晩撹拌しながら100Cに加熱した。混合物を真空で濃縮し、残留物をカラムクロマトグラフィー(PE/EA=30/1で溶出)によって精製して、表題化合物(800mg、2.61mmol)を無色の油として得た。
工程3:8-クロロ-3-[4-(ジフルオロメトキシ)-2,3-ジフルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン
THF(40mL)およびHO(10mL)中の、8-クロロ-3-ヨードイミダゾ[1,2-a]ピラジン(730mg、2.61mmol)、2-(4-(ジフルオロメトキシ)-2,3-ジフルオロフェニル)-4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン(800mg、2.61mmol)、PdCl(dppf)-CHCl付加物(95.6mg、131μmol)およびKPO(1.66g、7.84mmol)の混合物を一晩撹拌しながら50℃に加熱した。混合物をHOで希釈し、DCMで抽出した。DCM層を乾燥させ、濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(PE/EA=5/1で溶出)によって精製して、表題化合物(400mg、1.21mmol)を褐色の固体として得た。MS(ESI,m/z):332.2[M+H]
中間体41
2-[3-クロロ-4-(8-クロロイミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル)-2-フルオロ-フェノキシ]アセトニトリル
工程1:4-ブロモ-3-クロロ-2-フルオロ-フェノール
DCM(200mL)中の3-クロロ-2-フルオロフェノール(10.00g、68.24mmol)の撹拌溶液に、-10℃で臭素(13.09g、81.88mmol)を滴下して加えた。反応混合物を20℃まで加温し、16時間撹拌した。飽和NaSO水溶液(100mL)で反応をクエンチし、DCM(150mL)で抽出した。有機相を飽和NaHCO(100mL)および塩水(100mL)で洗浄し、乾燥させ、減圧下で濃縮して、4-ブロモ-3-クロロ-2-フルオロ-フェノール(13.7g)を白色の固体として得た。H NMR(400mhz,CDCl3):7.31(dd,1H)、6.86(t,1H)
工程2:2-(4-ブロモ-3-クロロ-2-フルオロ-フェノキシ)アセトニトリル
アセトニトリル(200mL)中の、4-ブロモ-3-クロロ-2-フルオロ-フェノール(13.70g、60.77mmol)、炭酸カリウム(12.60g、91.16mmol)およびブロモアセトニトリル(8.75g、72.92mmol)の混合物を60℃で16時間攪拌した。反応混合物を冷却し、フィルタにかけた。フィルタにかけた液を減圧下で濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィー(PE/EA=10/1で溶出)によって精製して、2-(4-ブロモ-3-クロロ-2-フルオロ-フェノキシ)アセトニトリル(13.0g)を白色固体として得た。H NMR(400MHz,CDCl3):7.43(dd,1H)、6.96(dd,1H)、4.84(s,2H)
工程3:2-[3-クロロ-2-フルオロ-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェノキシ]アセトニトリル
1,4-ジオキサン(280mL)中の、2-(4-ブロモ-3-クロロ-2-フルオロ-フェノキシ)アセトニトリル(13.00g、49.15mmol)、ビス(ピナコラート)ジボロン(14.98g、58.98mmol)、酢酸カリウム(14.47g、147.46mmol)およびPd(dppf)Cl CHCl付加物(3.60g、4.92mmol)の混合物を窒素下70℃で16時間撹拌した。反応を冷却し、混合物をフィルタにかけた。フィルタにかけた液を減圧下で濃縮し、残留物をフラッシュカラムクロマトグラフィー(PE:EA=10:1で溶出)によって、所望の生成物(11.6g)を淡黄色の固体として得た。
工程4:2-[3-クロロ-4-(8-クロロイミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル)-2-フルオロ-フェノキシ]アセトニトリル中間体41
1,4-ジオキサン(150mL)および水(30mL)中の、8-クロロ-3-ヨード-イミダゾ[1,2-a]ピラジン(6.50g、23.26mmol)、2-[3-クロロ-2-フルオロ-4-(4,4,5,5-)テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェノキシ]アセトニトリル(11.59g、23.26mmol)、炭酸ナトリウム(7.40g、69.77mmol)およびPd(dppf)Cl CHCl付加物(1.7g、2.33mmol)の混合物を、窒素下、60℃で16時間撹拌した。反応混合物を冷却し、フィルタにかけた。フィルタにかけた液を濃縮し、残留物をH O(100mL)で希釈し、DCM(200mL×3)で抽出した。有機相を塩水(100mL)で洗浄し、減圧下で濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィー(PE/EA=1/1)によって精製して、粗生成物を得た。これを粉砕(PE/EA=3/1)により再精製し、真空で乾燥させて、表題化合物(5.0g)を淡赤色の固体として得た。
MS観察(ESI)[(M+H)]:337.2
中間体27
8-クロロ-3-(2-クロロ-5-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン
工程1:1-クロロ-4-フルオロ-5-メトキシ-2-ニトロベンゼン
ナトリウム(712mg、30.97mmol)をMeOH(50mL)に加え、混合物を10分間撹拌した。得られた混合物に、0℃でMeOH(20mL)中の1-クロロ-4,5-ジフルオロ-2-ニトロベンゼン(5.0g、25.83mmol)の溶液を加えた。反応物を15℃で2時間撹拌した。混合物を水(30ml)でクエンチし、次にDCM(100ml)で抽出した。DCM層を塩水(30mL)で洗浄し、乾燥させ、減圧下で濃縮して、1-クロロ-4-フルオロ-5-メトキシ-2-ニトロベンゼン(4.2g)を黄色の固体として得た。H NMR(400MHz,CDCl3):7.86(d,1H)、7.08(d,1H)、4.00(s,3H)
工程2:2-クロロ-5-フルオロ-4-メトキシ-アニリン
メタノール(100mL)中の、塩化ニッケル(ii)六水和物(2.44g、10.25mmol)と水素化ホウ素ナトリウム(380mg、10.04mmol)の攪拌懸濁液に、0℃で、THF(40mL)中の1-クロロ-4-フルオロ-5-メトキシ-2-ニトロベンゼン(4.2g、20.43mmol)の溶液を滴加した。次に、追加の水素化ホウ素ナトリウム(2.31g、61.06mmol)を0℃で加え、反応混合物を15℃で1時間撹拌した。水(20mL)を加えることにより反応をクエンチした。固体をフィルタにかけ、フィルタにかけた液をDCMで抽出した。有機相を塩水で洗浄し、乾燥させ、減圧下で濃縮した。残留物をカラムクロマトグラフィー(PE/EA=5/1で溶出)によって精製して、表題化合物(2.8g)を黄色の固体として得た。
工程3:1-ブロモ-2-クロロ-5-フルオロ-4-メトキシ-ベンゼン
HBr水溶液(20mL)中の2-クロロ-5-フルオロ-4-メトキシ-アニリン(1.7g、9.68mmol)の溶液に、0℃の水(8mL)中の亜硝酸ナトリウム(735mg、10.65mmol)を加えた。混合物を0℃で30分間撹拌した。次に、HBr水溶液(20mL)中の、臭化銅(I)(2.08g、14.52mmol)および臭化銅(II)(3.24g、14.52mmol)を混合物に加えた。反応物を60℃で2時間撹拌した。混合物をDCM(100mL)で希釈し、水(30mL)および塩水(30mL)で洗浄し、乾燥し、減圧下で濃縮した。残留物をカラムクロマトグラフィー(PE/EA=20/1)によって精製して、表題化合物(530mg)を白色固体として得た。
工程4:2-(2-クロロ-5-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)-4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン
1,4-ジオキサン(2mL)中の、1-ブロモ-2-クロロ-5-フルオロ-4-メトキシ-ベンゼン(530mg、2.21mmol)、ビス(ピナコラート)ジボロン(843mg、3.32mmol)、酢酸カリウム(652mg、6.64mmol)およびPd(dppf)Cl CHCl付加物(181mg、0.22mmol)の混合物を、窒素下、80℃で16時間撹拌した。反応を冷却し、混合物をフィルタにかけた。フィルタにかけた液を減圧下で濃縮し、残留物をフラッシュカラムクロマトグラフィー(PE/EA=100/1)によって精製して、所望の化合物(250mg)を白色の固体として得た。
工程5:8-クロロ-3-(2-クロロ-5-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン
1,4-ジオキサン(8mL)と水(2mL)中の、中間体8-クロロ-3-ヨード-イミダゾ[1,2-a]ピラジン(400mg、1.43mmol)、2-(2-クロロ-5-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)-4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン(420mg、1.47mmol)、炭酸ナトリウム(455mg、4.29mmol)およびPd(dppf)Cl CHCl付加物(117mg、0.14mmol)の混合物を、窒素下、50℃で16時間撹拌した。反応混合物を冷却し、フィルタにかけた。フィルタにかけた液を減圧下で濃縮し、残留物をフラッシュカラムクロマトグラフィー(PE/EA=3/1)によって精製して、所望の生成物(375mg)を褐色の固体として得た。MS観察(ESI)[(M+H)]:312.2
中間体70
8-クロロ-3-(2-クロロ-3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン
工程1:1-ブロモ-2-クロロ-3-フルオロ-4-メトキシ-ベンゼン
クロロホルム(20mL)中の1-クロロ-2-フルオロ-3-メトキシ-ベンゼン(2.00g、12.46mmol)の攪拌溶液に、臭素(1.89g、11.83mmol)を滴加した。反応混合物を15℃で2時間撹拌した。反応をNaSO水溶液でクエンチし、DCMで抽出した。有機相を塩水(20mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、所望の化合物(2.00g)を白色の固体として得た。
工程2:2-(2-クロロ-3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)-4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン
1,4-ジオキサン(20mL)中の、1-ブロモ-2-クロロ-3-フルオロ-4-メトキシ-ベンゼン(1.00g、2.8mmol)、ビス(ピナコラート)ジボロン(710mg、2.8mmol)、酢酸カリウム(824mg、8.39mmol)およびPd(dppf)Cl CHCl付加物(228mg、0.28mmol)の混合物を、窒素下、80℃で2時間撹拌した。反応を冷却し、混合物をフィルタにかけた。フィルタにかけた液を減圧下で濃縮し、残留物をフラッシュカラムクロマトグラフィー(PE/EA=50/1で溶出)によって精製して、所望の化合物(200mg)を白色の固体として得た。
工程3:8-クロロ-3-(2-クロロ-3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン
1,4-ジオキサン(4mL)および水(1mL)中の、2-(2-クロロ-3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)-4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン(195mg、0.68mmol)、8-クロロ-3-ヨード-イミダゾ[1,2-a]ピラジン(190mg、0.68mmol)、炭酸ナトリウム(216mg、2.04mmol)およびPd(dppf)Cl CHCl付加物(55mg、0.07mmol)の混合物を、窒素下、50℃で16時間撹拌した。反応を室温に冷却し、減圧下で濃縮した。残留物を分取TLC(PE/EA=2/1)によって精製して、所望の化合物(67mg)を白色の固体として得た。MS観察(ESI)[(M+H)]:312.
中間体71
2-[5-クロロ-2-フルオロ-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェノキシ]アセトニトリル
工程1:5-クロロ-2-フルオロ-4-ニトロフェノール
1-クロロ-4,5-ジフルオロ-2-ニトロベンゼン(5.0g、25.83mmol)と15%KOH水溶液(2.9g、7.75mmol)の混合物を100℃で14時間撹拌した。混合物をpH4~5になるまでHCl(1N)を加え、DCM(100mL×3)で抽出した。次に、混合物を濃縮乾固し、フラッシュカラムクロマトグラフィー(PE/EA=100%~10%)によって精製して、5-クロロ-2-フルオロ-4-ニトロ-フェノール(4.1g、21.41mmol)を黄色の固体として得た。MS観察(ESI):190.0 [(M-H)-]。
工程2:4-アミノ-5-クロロ-2-フルオロ-フェノール
エタノール(60mL)および水(30mL)中の、5-クロロ-2-フルオロ-4-ニトロフェノール(4.0g、20.88mmol)および塩化アンモニウム(5.59g、104.42mmol)の混合物に、鉄(5.83g、104.42mmol)を加えた。混合物を25℃で2時間撹拌した。混合物をセライトによってフィルタにかけた。フィルタにかけた液を真空で濃縮して、EtOHを除去した。混合物をEA(30ml×3)で抽出した。合わせた有機層を濃縮乾固させた。粗生成物をフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製して(PE/EA=100%から90%)、4-アミノ-5-クロロ-2-フルオロ-フェノール(1.68g)を褐色の固体として得た。MS観察(ESI):162.1 [(M-H)]。
工程3:4-ブロモ-5-クロロ-2-フルオロ-フェノール
臭化水素酸(19.69mL、145.02mmol)中の4-アミノ-5-クロロ-2-フルオロ-フェノール(1.55g、9.57mmol)の混合物に、0℃で水(8mL)中の亜硝酸ナトリウム(0.79g、11.48mmol)の溶液を加えた。混合物を同じ温度で30分間維持した。次に、臭化水素酸(19.69mL、145.02mmol)中の、臭化銅(II)(0.67mL、14.35mmol)および臭化銅(I)(2.06g、14.35mmol)の混合物を加えた。混合物を60℃で14時間撹拌した。この混合物を水(50mL)で希釈し、DCM(50mL×3)で抽出した。合わせた有機層を濃縮乾固させた。粗生成物をフラッシュカラムクロマトグラフィー(PE/EA=100%から90%)によって精製して、4-ブロモ-5-クロロ-2-フルオロ-フェノール(1.89g)を白色の固体として得た。
MS観察(ESI):223.0[(M-H)]。
工程4:2-(4-ブロモ-5-クロロ-2-フルオロ-フェノキシ)アセトニトリル
アセトン(150mL)中の4-ブロモ-5-クロロ-2-フルオロ-フェノール(1.89g、8.38mmol)および炭酸カリウム(3.48g、25.15mmol)の混合物を25℃で10分間撹拌した。次に、ブロモアセトニトリル(0.63mL、10.06mmol)を加えた。次いで、混合物を25℃で14時間撹拌した。混合物を濃縮乾固し、水(20mL)を加えた。混合物を酢酸エチル(10mL×3)で抽出した。合わせた有機層を濃縮乾固させた。粗生成物をフラッシュカラムクロマトグラフィー(EA/PE=10%)により精製して、2-(4-ブロモ-5-クロロ-2-フルオロ-フェノキシ)アセトニトリル(1.96g)を白色固体として得た。H NMR(400MHz,CDCl3):7.44(d,1H)、7.23(d,1H)、4.83(s,2H)
工程5:2-[5-クロロ-2-フルオロ-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェノキシ]アセトニトリル
1,4-ジオキサン(20mL)中の、2-(4-ブロモ-5-クロロ-2-フルオロ-フェノキシ)アセトニトリル(1.96g、7.41mmol)、ビス(ピナコラート)ジボロン(2.26g、8.89mmol)、酢酸カリウム(1.39mL、22.23mmol)および[1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)(542.26mg、0.740mmol)の混合物を、100℃で窒素下で14時間撹拌した。混合物をセライトに通してフィルタにかけた。フィルタにかけた液を濃縮乾固した。次に、粗生成物をフラッシュカラムクロマトグラフィー(EA/PE=5%)によって精製して、2-[5-クロロ-2-フルオロ-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェノキシ]アセトニトリル(2.12g)を白色固体として得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δppm:1.36(s,12H)4.84(s,2H)7.07(d,J=7.0Hz,1H)7.49(d,J=11.3Hz,1H)
中間体72
2-(2-(2-ヒドロキシエトキシ)エチル)イソインドリン-1,3-ジオン
トルエン(40mL)中の、2-(2-アミノエトキシ)エタノール(3.51g、33.4mmol)およびイソベンゾフラン-1,3-ジオン(4.5g、30.4mmol)の混合物を一晩撹拌しながら110℃に加熱した。この混合物を真空で濃縮した。残留物を水で希釈し、DCMで抽出した。DCM層を乾燥および濃縮して、未精製の2-(2-(2-ヒドロキシエトキシ)エチル)イソインドリン-1,3-ジオン(5.8g、収率81%)を黄色の固体として得、これを次の工程で直接使用した。MS観察(ESI)[(M+H)]:236.
中間体62
2-[2-(1,3-ジオキソイソインドリン-2-イル)エトキシ]エチル4-メチルベンゼンスルホナート
0℃で冷却されたDCM(40mL)中の2-(2-(2-ヒドロキシエトキシ)エチル)イソインドリン-1,3-ジオン(2.5g、10.6mmol)およびTEA(2.15g、2.96mL、21.2mmol)の溶液に対して、4-メチルベンゼン-1-スルホニルクロリド(4.05g、21.3mmol)を加えた。混合物をゆっくり室温まで加温し、室温で一晩撹拌した。混合物をカラムクロマトグラフィー(PE/EA=2/1で溶出)により精製して、2-(2-(1,3-ジオキソイソインドリン-2-イル)エトキシ)エチル4-メチルベンゼンスルホナート(3.2g、78%収率)を白色固体として得た。MS観察(ESI)[(M+H)]:390.
中間体73
tert-ブチルN-[[1-[4-[(3-ヨードイミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ]-2-メチル-ベンゾイル]-4-ピペリジル]メチル]カルバマート
DMF(30mL)中の、4-(Boc-アミノメチル)ピペリジン(1.77g、8.25mmol)、4-((3-ヨードイミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-メチル安息香酸(中間体1、2.5g、6.34mmol)、HATU(3.62g、9.51mmol)およびEtN(1.93g、2.65mL、19mmol)の混合物を室温で一晩撹拌した。混合物を水の中に注いだ。水相をDCMで抽出した。有機相を飽和NaCl溶液および水で洗浄した。有機相を真空で乾燥、濃縮した。残留物をフラッシュカラムにより精製して、表題化合物(3g)をオレンジ色の油として得た。MS(ESI,m/z):591[M+H]+
以下の中間体は、同様に調製した。
Figure 2022513944000052
実施例1
2-クロロ-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-N-[2-(2-ピペラジン-1-イルエトキシ)エチル]ベンズアミド;2,2,2-トリフルオロ酢酸
Figure 2022513944000053
工程1:4-[2-[2-(1,3-ジオキソイソインドリン-2-イル)エトキシ]エチル]ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル
DMF(10mL)中の、中間体62(650mg、1.67mmol)、ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル(466mg、2.5mmol)および炭酸カリウム(461mg、3.34mmol)の混合物を、室温で一晩撹拌した。混合物をHOで希釈し、DCMで抽出した。DCM層を合わせ、塩水で洗浄し、濃縮し、残留物をカラム(シリカゲル、PE/EA=3/1で溶出)によって精製して、4-(2-(2-(1,3-ジオキソイソインドリン-2-イル)エトキシ)エチル)ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル(700mg)を得、次の工程で直接使用した。
工程2:4-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル
EtOH(10mL)中の4-(2-(2-(1,3-ジオキソイソインドリン-2-イル)エトキシ)エチル)ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル(700mg、1.73mmol)の溶液に、ヒドラジン水和物(510mg、0.5mL、10.2mmol)を加えた。混合物を室温で一晩撹拌した。揮発性物質を除去し、残留物をDCM中に懸濁し、不溶性固体をフィルタにかけて分別した。フィルタにかけた液を真空で濃縮して、未精製の4-(2-(2-アミノエトキシ)エチル)ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル(500mg)を淡黄色の油として得、これを次の工程で直接使用した。
工程3:4-[2-[2-[[2-クロロ-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンゾイル]アミノ]エトキシ]エチル]ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル
DMF(5mL)中の、4-(2-(2-アミノエトキシ)エチル)ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル(127mg、464μmol)、中間体20(100mg、232μmol)、HATU(177mg、464μmol)およびTEA(363mg、0.5mL)の混合物を室温で一晩撹拌した。反応物をHO(50mL)で希釈し、DCMで抽出した。DCM層を真空で乾燥および濃縮して、未精製の4-(2-(2-(2-クロロ-4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)ベンズアミド)エトキシ)エチル)ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル(200mg)を黄色の油として得て、次の工程で直接使用した。
工程4:2-クロロ-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-N-[2-(2-ピペラジン-1-イルエトキシ)エチル]ベンズアミド
MeOH(10mL)中の4-(2-(2-(2-クロロ-4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)ベンズアミド)エトキシ)エチル)ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル(200mg、291μmol)の溶液に、TFA(2.96g、2mL、26mmol)を加えた。この混合物を撹拌しながら50℃まで一晩加熱した。揮発性物質を除去し、残留物を分取HPLCによって精製して、2-クロロ-4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-N-(2-(2-(ピペラジン-1-イル)エトキシ)エチル)ベンズアミド(30mg)を淡黄色の固体として得た。MS観察(ESI+)[(M+H)+]:586.
実施例2
2-クロロ-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-N-[2-[2-(ジメチルアミノ)エトキシ]エチル]ベンズアミド;2,2,2-トリフルオロ酢酸
Figure 2022513944000054
工程1:2-[2-[2-(ジメチルアミノ)エトキシ]エチル]イソインドリン-1,3-ジオン
アセトニトリル(10mL)中の、中間体62(400mg、1.03mmol)、ジメチルアミン(770μL、1.54mmol)および炭酸カリウム(284mg、2.05mmol)の混合物を室温で一晩撹拌した。混合物をHOで希釈し、DCMで抽出した。DCM層を合わせ、塩水で洗浄し、濃縮して、未精製の2-(2-(2-(ジメチルアミノ)エトキシ)エチル)イソインドリン-1,3-ジオン(300mg)を得て、これを次の工程で直接使用した。
工程2:2-[2-(ジメチルアミノ)エトキシ]エタンアミン
EtOH(10mL)中の2-(2-(2-(ジメチルアミノ)エトキシ)エチル)イソインドリン-1,3-ジオン(300mg、1.14mmol)の溶液に、ヒドラジン水和物(57.3mg、1.14mmol)を加えた。反応物を室温で一晩撹拌した。固体をフィルタにかけ、フィルタにかけた液を真空で濃縮して、2-(2-アミノエトキシ)-N,N-ジメチルエタンアミン(150mg)を淡黄色の油として得、これを次の工程で直接使用した。
工程3:2-クロロ-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-N-[2-[2-(ジメチルアミノ)エトキシ]エチル]ベンズアミド
DMF(5mL)中の、中間体20(100mg、232μmol)、3-(2-(ジメチルアミノ)エトキシ)プロパン-1-アミン(33.9mg、232μmol)、HATU(177mg、464μmol)およびTEA(363mg、0.5mL、3.59mmol)の混合物を室温で一晩撹拌した。混合物をHO(50mL)で希釈し、DCM(50mL)で3回抽出した。DCM層を乾燥させ、真空で濃縮した。残留物を分取HPLCにより精製して、表題化合物(40mg)を淡黄色の固体として得た。MS(ESI+)[M+H]:545.1.
実施例3
4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-N-[2-[2-(3-オキソピペラジン-1-イル)エトキシ]エチル]ベンズアミド;2,2,2-トリフルオロ酢酸
Figure 2022513944000055
工程1:2-[2-(1,3-ジオキソイソインドリン-2-イル)エトキシ]エチルメタンスルホナート
0℃に冷却したCHCl(50mL)中の、中間体72(2g、8.5mmol)およびTEA(1.45g、2mL)の溶液に、MsCl(1.07g、9.35mmol)を加えた。混合物を室温に加温し、室温で4時間撹拌した。混合物を真空で濃縮し、残留物をカラムクロマトグラフィー(PE/EA=1/1で溶出)によって精製して、2-(2-(1,3-ジオキソイソインドリン-2-イル)エトキシ)エチルメタンスルホナートを得た。
工程2:2-[2-[2-(3-オキソピペラジン-1-イル)エトキシ]エチル]イソインドリン-1,3-ジオン
DMF(5mL)中の、2-(2-(1,3-ジオキソイソインドリン-2-イル)エトキシ)エチルメタンスルホナート(500mg、1.6mmol)、ピペラジン-2-オン(192mg、1.91mmol)およびKCO(441mg、3.19mmol)の混合物を一晩撹拌しながら100℃に加熱した。混合物をHOで希釈し、DCMで抽出した。DCM層を真空中で乾燥、濃縮して、未精製の2-(2-(2-(3-オキソピペラジン-1-イル)エトキシ)エチル)イソインドリン-1,3-ジオン(550mg)を黄色の油として得、これを次の工程で直接使用した。
工程3:4-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]ピペラジン-2-オン
EtOH(5mL)中の、未精製2-(2-(2-(3-オキソピペラジン-1-イル)エトキシ)エチル)イソインドリン-1,3-ジオン(550mg、1.73mmol、1当量)およびヒドラジン一水和物(104mg、2.08mmol)の混合物を室温で一晩撹拌した。混合物を真空で濃縮し、固体残留物をDCM中に懸濁させた。混合物を室温で30分間撹拌し、フィルタにかけた。フィルタにかけた液を真空で濃縮して、未精製の4-(2-(2-アミノエトキシ)エチル)ピペラジン-2-オン(350mg)を黄色の油として得、これを次の工程で直接使用した。
工程4:4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-N-[2-[2-(3-オキソピペラジン-1-イル)エトキシ]エチル]ベンズアミド
DMF(5mL)中の、中間体28(150mg、366μmol)、4-(2-(2-アミノエトキシ)エチル)ピペラジン-2-オン(137mg、731μmol)、TEA(363mg、0.5mL)およびHATU(278mg、731μmol)の混合物を室温で撹拌した。混合物をHO(30mL)で希釈し、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を濃縮し、残留物を分取HPLCにより精製して、表題化合物(36mg)を淡黄色の固体として得た。(ESI+)[(M+H)]:580.
参考例7
4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-N,2-ジメチル-N-(3-オキソ-3-ピペラジン-1-イル-プロピル)ベンズアミド
Figure 2022513944000056
工程1:3-[[4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンゾイル]-メチル-アミノ]プロパン酸エチル
DMF(3mL)中の3-(メチルアミノ)プロパン酸エチル(100mg、0.76mmol)、中間体6(200mg、0.51mmol)およびトリエチルアミン(0.2mL、1.53mmol)の攪拌溶液に、1-プロパンホスホン酸無水物(487mg、0.76mmol、酢酸エチル中50%)をゆっくり添加した。反応物を15℃で4時間撹拌した。この反応混合物をHO(10mL)で希釈し、酢酸エチルで抽出した。有機相を塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、表題化合物(250mg)を黄色の油として得た。MS(ESI,m/z):506[M+H]
工程2:3-[[4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンゾイル]-メチル-アミノ]プロパン酸
エタノール(3mL)中の3-[[4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンゾイル]-メチル-アミノ]プロパン酸エチル(250mg、0.49mmol)の撹拌溶液に、水(0.5mL)中の水酸化ナトリウム(40mg、0.99mmol)の溶液をゆっくり加えた。反応物を30℃で4時間撹拌した。HCl(1.0M)水溶液を、pH=4~5になるまで滴加した。反応混合物を減圧下で濃縮し、残留物を分取HPLCによって精製して、表題化合物(59.4mg)を白色の固体として得た。MS観察(ESI)[(M+H)]:478
工程3:4-[3-[[4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンゾイル]-メチル-アミノ]プロパノイル]ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル
DMF(2mL)中の、3-[[4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンゾイル]-メチル-アミノ]プロパン酸(140mg、0.29mmol)、Boc-ピペラジン塩酸塩(98mg、0.44mmol)およびトリエチルアミン(0.12mL、0.88mmol)の撹拌混合物に、1-プロパンホスホン酸無水物(280mg、0.44mmol、酢酸エチル中50%)を15℃でゆっくり加えた。反応物を4時間撹拌した。この反応混合物をHO(10mL)で希釈し、酢酸エチルで抽出した。有機相を塩水(10mL)で洗浄し、乾燥し、減圧下で濃縮して、表題化合物(170mg)を黄色の油として得た。MS観察(ESI)[(M+H)]:646
工程4:4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-N,2-ジメチル-N-(3-オキソ-3-ピペラジン-1-イル-プロピル)ベンズアミド
メタノール(2mL)中の、4-[3-[[4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンゾイル]-メチル-アミノ]プロパノイル]ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル(170mg、0.26mmol)とMeOH中HClの溶液(0.2mL、0.79mmol)との混合物を15℃で4時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮し、分取HPLCにより精製して、表題化合物(7.7mg)を白色固体として得た。MS観察(ESI+)[(M+H)+]:546.1.
参考例8
4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-N,2-ジメチル-N-(4-オキソ-4-ピペラジン-1-イル-ブチル)ベンズアミド
Figure 2022513944000057
参考例8は、参考例7と同じ手順を使用して、3-(メチルアミノ)プロパン酸エチルを4-(メチルアミノ)ブタン酸メチル塩酸塩に変更して調製した。表題化合物を分取HPLCにより精製した。MS(ESI,m/z):560.1[M+H]
中間体77:
2-[[4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンゾイル]-メチル-アミノ]酢酸
工程1:2-[メチル-(2-メチル-4-ニトロ-ベンゾイル)アミノ]酢酸メチル
DMF(40mL)中の、2-メチル-4-ニトロ安息香酸(2.00g、11.04mmol)、EDC塩酸塩(3.17g、16.56mmol)、HOBt(2.24g、16.56mmol)およびDIPEA(5.77mL、33.12mmol)の混合物を15℃で0.5時間撹拌した。次に、サルコシンメチルエステル塩酸塩(2.31g、16.56mmol)を加え、混合物を15℃で16時間撹拌した。この反応混合物をHO(50mL)で希釈し、酢酸エチルで抽出した。有機相を塩水で洗浄し、乾燥し、減圧下で濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィー(PE:EA=3:1で溶出)によって精製して、表題化合物(1.00g)を褐色の油として得た。MS観察(ESI)[M+H]:267
工程2:2-[(4-アミノ-2-メチル-ベンゾイル)-メチル-アミノ]酢酸メチル
メタノール(20mL)中の2-[メチル-(2-メチル-4-ニトロ-ベンゾイル)アミノ]酢酸メチル(1.00g、3.76mmol)およびパラジウム(200mg、1.88mmol、木炭上10重量%)の混合物を水素(15psi)下、15℃で16時間撹拌した。混合物をフィルタにかけ、フィルタにかけた液を減圧下で濃縮して、次の工程で直接使用される粗生成物として表題化合物(850mg)を得た。
工程3:2-[[4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンゾイル]-メチル-アミノ]酢酸メチル
アセトニトリル(18mL)および酢酸(2mL)中の、中間体3(950mg、3.42mmol)および2-[[4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンゾイル]-メチル-アミノ]酢酸メチル(808mg、3.42mmol)の混合物を100℃で4時間撹拌した。反応物を冷却し、減圧下で濃縮した。残留物をフラッシュカラムクロマトグラフィー(DCM/MeOH=50/1で溶出)により精製して、表題化合物(1.20g)を黄色の固体として得た。MS観察(ESI)[(M+H)]:478
工程4:2-[[4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンゾイル]-メチル-アミノ]酢酸
メタノール(20mL)中の2-[[4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンゾイル]-メチル-アミノ]酢酸メチル(1.10g、2.3mmol)の攪拌溶液中に、水(3.5mL)中の水酸化ナトリウム(276mg、6.91mmol)の溶液を添加した。反応物を30℃で4時間撹拌し、次いで、冷却し、濃縮した。残留物をHO(20mL)で希釈し、pH=5~6になるまでHCl水溶液(1.0M)で酸性化した。沈殿物をフィルタにかけて収集し、次に粉砕(アセトニトリル)して、表題化合物(1.02g)を白色の固体として得、これをその後の工程でさらに精製することなく使用した。(ESI)[(M+H)]:464.1
参考例9
2-[[4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-フェニル]メチル-メチル-アミノ]-1-ピペラジン-1-イル-エタノン塩酸塩
Figure 2022513944000058
工程1:4-[2-[[4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンゾイル]-メチル-アミノ]アセチル]ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル
DMF(3mL)中の、中間体77(206.mg、0.44mmol)、Boc-ピペラジン塩酸塩(119mg、0.53mmol)およびトリエチルアミン(0.19mL、1.33mmol)の攪拌溶液中に、1-プロパンホスホン酸無水物(425mg、0.67mmol、酢酸エチル中50%)をゆっくり加えた。反応物を15℃で4時間撹拌した。この反応混合物をHO(10mL)で希釈し、酢酸エチルで抽出した。有機相を塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、表題化合物(300mg)を黄色の油として得、これを次の工程で直接使用した。MS観察(ESI)[(M+H)]:632
工程2:2-[[4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-フェニル]メチル-メチル-アミノ]-1-ピペラジン-1-イル-エタノン塩酸塩
メタノール(2mL)中の、4-[2-[[4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンゾイル]-メチル-アミノ]アセチル]ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル(200mg、0.32mmol)と1,4-ジオキサン(0.4mL、1.58mmol)中のHClの溶液との混合物を15℃で4時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮し、残留物を分取HPLCによって精製して、表題化合物(88mg)を白色の固体として得た。MS観察(ESI)[(M+H)]:532
以下の中間体は、同様に調製した。
Figure 2022513944000059
中間体78
N-[2-[2-[(4-アミノ-2-メチル-ベンゾイル)アミノ]エトキシ]エチル]カルバミン酸tert-ブチル
工程1
N-[2-[2-[(2-メチル-4-ニトロ-ベンゾイル)アミノ]エトキシ]エチル]カルバミン酸tert-ブチル
THF(50mL)中の、2-メチル-4-ニトロ安息香酸(3.45g、19.04mmol、1当量)、N-Boc-2-(2-アミノ-エトキシ)-エチルアミン(3.89g、19.04mmol、1当量)およびトリエチルアミン(7.96mL、57.13mmol、3当量)の混合物に、25℃で酢酸エチル(18.18g、28.57mmol、1.5当量)中の1-プロパンホスホン酸無水物を加えた。混合物を25℃で16時間撹拌した。反応物を濃縮乾固し、残留物を酢酸エチル(50mL)中に取り、2×50mLの水、次に1×50mLの塩水で洗浄した。次に、合わせた有機層を分離し、乾燥させてから(MgSO)、濃縮乾固して粗生成物を得た。生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(30%酢酸エチル/PE)によって精製して、所望の生成物(5.08g)を無色の油として得た。
工程2
N-[2-[2-[(4-アミノ-2-メチル-ベンゾイル)アミノ]エトキシ]エチル]カルバミン酸tert-ブチル
メタノール(20mL)中の、N-[2-[2-[(2-メチル-4-ニトロ-ベンゾイル)アミノ]エトキシ]エチル]カルバミン酸tert-ブチル(2.0g、4.35mmol、1当量)およびパラジウム/C(1.5mmol、0.350当量)の混合物をH(775mmHg)下で25℃で16時間撹拌した。混合物をフィルタにかけ、フラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題生成物(1.12g)を淡黄色の油として得た。MS(ESI,m/z):238[M+H-Boc]
中間体79
(2-(2-(4-((3-ヨードイミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-メチルベンズアミド)エトキシ)エチル)カルバミン酸tert-ブチル
実施例4の工程1と同様に、中間体1および(2-(2-アミノエトキシ)エチル)カルバミン酸tert-ブチルから表題化合物を調製した。MS(ESI,m/z):581.3[M+H]
実施例5
N-(2-(2-アミノエトキシ)エチル)-4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-メチルベンズアミド塩酸塩
Figure 2022513944000060
工程1:
(2-(2-(4-((3-ヨードイミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-メチルベンズアミド)エトキシ)エチル)カルバミン酸tert-ブチル
(2-(2-アミノエトキシ)エチル)カルバミン酸tert-ブチル(104mg、510μmol)、ジイソプロピルエチルアミン(132mg、178μl、1.02mmol)およびHATU(259mg、680μmol)を、DMF(5mL)中の4-((3-ヨードイミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-メチル安息香酸(中間体1、134mg、340μmol)の溶液に加えた。混合物を室温で一晩撹拌した。反応混合物を5mLのHO中に注ぎ、アセトニトリルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空で濃縮した。未精製物質をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘプタン中の50%から100%酢酸エチル)によって精製して、表題化合物(112mg)を黄色の固体として得た。MS(ESI,m/z):581.3[M+H]
工程2:
(2-(2-(4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-メチルベンズアミド)エトキシ)エチル)カルバミン酸tert-ブチル
ジオキサン(1000μl)および水(100μl)中の、(2-(2-(4-((3-ヨードイミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-メチルベンズアミド)エトキシ)エチル)カルバミン酸tert-ブチル(50mg、86.1μmol)、(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)ボロン酸(24.3mg、129μmol)、NaCO(18.3mg、172μmol)および1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセンジクロロパラジウム(II)ジクロロメタン錯体(7.03mg、8.61μmol)をマイクロ波装置中において、80℃で30分間加熱した。未精製反応混合物を分取HPLCにより精製して、表題化合物(28mg)を白色の固体として得た。MS(ESI,m/z):597.4[M+H]
工程3:
N-(2-(2-アミノエトキシ)エチル)-4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-メチルベンズアミド塩酸塩
(2-(2-(4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-メチルベンズアミド)エトキシ)エチル)カルバミン酸tert-ブチル(28mg、46.9μmol)をMeOH中の3M HCl(235μl、704μmol)と合わせて、淡黄色の溶液を得た。反応混合物を室温で一晩撹拌した。揮発性物質を除去した後、得られた固体を真空で乾燥して、表題生成物(23.3mg)を淡黄色の固体として得た。MS(ESI,m/z):497.2[M+H]
実施例4
N-(2-(2-アミノエトキシ)エチル)-2-クロロ-4-((3-(3-フルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)ベンズアミド塩酸塩
Figure 2022513944000061
工程1:
(2-(2-(2-クロロ-4-((3-(3-フルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)ベンズアミド)エトキシ)エチル)カルバミン酸tert-ブチル。
DMF(1mL)中の2-クロロ-4-((3-(3-フルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)安息香酸(中間体2、35mg、84.8μmol)に、(2-(2-アミノエトキシ)エチル)カルバミン酸tert-ブチル(26mg、127μmol)、HATU(64.5mg、170μmol)およびジイソプロピルエチルアミン(32.9mg、44.4μl、254μmol)を加え、続いて室温で1時間撹拌した。未精製反応混合物を分取HPLCにより精製して、表題化合物(31mg)をオレンジ色の固体として得た。MS(ESI,m/z):599.4[M+H]
工程2:
N-(2-(2-アミノエトキシ)エチル)-2-クロロ-4-((3-(3-フルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)ベンズアミド塩酸塩
実施例5、工程3と同様に、表題化合物を、(2-(2-(2-クロロ-4-((3-(3-フルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)ベンズアミド)エトキシ)エチル)カルバミン酸tert-ブチル)から、白色固体(31mg)として得た。)。MS(ESI,m/z):500.3[M+H]
以下の実施例は、実施例4と同様に調製され、脱保護工程2は、Boc保護されたアミンから誘導された中間体に対してのみ適用された。
Figure 2022513944000062
Figure 2022513944000063
Figure 2022513944000064
Figure 2022513944000065
Figure 2022513944000066
Figure 2022513944000067
Figure 2022513944000068
Figure 2022513944000069
Figure 2022513944000070
Figure 2022513944000071
Figure 2022513944000072
Figure 2022513944000073
Figure 2022513944000074
Figure 2022513944000075
Figure 2022513944000076
Figure 2022513944000077
Figure 2022513944000078
Figure 2022513944000079
Figure 2022513944000080
Figure 2022513944000081
Figure 2022513944000082
Figure 2022513944000083
Figure 2022513944000084
Figure 2022513944000085
Figure 2022513944000086
Figure 2022513944000087
Figure 2022513944000088
Figure 2022513944000089
Figure 2022513944000090
Figure 2022513944000091
Figure 2022513944000092
Figure 2022513944000093
Figure 2022513944000094
Figure 2022513944000095
Figure 2022513944000096
Figure 2022513944000097
Figure 2022513944000098
Figure 2022513944000099
Figure 2022513944000100
Figure 2022513944000101
Figure 2022513944000102
Figure 2022513944000103
Figure 2022513944000104
Figure 2022513944000105
Figure 2022513944000106
Figure 2022513944000107
Figure 2022513944000108
Figure 2022513944000109
Figure 2022513944000110
Figure 2022513944000111
Figure 2022513944000112
Figure 2022513944000113
Figure 2022513944000114
実施例27および参考例226
2-クロロ-4-[[3-[4-(シアノメトキシ)-2,3-ジフルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-N-[3-(ジメチルアミノ)プロピルカルバモイル]-N-エチル-ベンズアミドおよび2-クロロ-4-[[3-[4-(シアノメトキシ)-2,3-ジフルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-N-[2-(1H-テトラゾル-5-イル)エチル]ベンズアミド
Figure 2022513944000115
無水DMF(10mL)中の中間体29(230mg、0.5mmol)、4-(4-メチル-4H-1,2,4-トリアゾル-3-イル)ピペリジン塩酸塩(122mg、0.6mmol)の溶液に、DIPEA(129mg、1.0mmol)およびDMAP(73mg、0.6mmol)を加え、続いて、得られた混合物を室温で30分間撹拌し、EDCI(115mg、0.6mmol)を混合物に加えてさらに10時間撹拌した。
混合物を水(50mL)の中に注ぎ、水溶液をDCM(50mL×2)で抽出した。有機層を合わせ、水および塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して赤色の油を得、これを分取HPLCによって精製して、実施例27(50mg、収率16%)を白色粉末として、MS(ESI、m/z):611.2[M+H]+、参考例226(60mg、収率21.3%)を白色粉末として得た。MS(ESI,m/z):551.1[M+H]+。
参考例227
N-[[1-[4-[[3-[4-(シアノメトキシ)-2,3-ジフルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンゾイル]-4-ピペリジル]メチル]-2-ヒドロキシ-アセトアミド
Figure 2022513944000116
無水DMF(5mL)中の、参考例122(106mg、0.2mmol)、2-ヒドロキシ酢酸(16mg、0.2mmol)の溶液に、DIPEA(52mg、0.4mmol)を加え、次いで、得られた混合物を室温で30分間、撹拌し、HATU(152mg、0.4mmol)を混合物に加え、さらに10時間撹拌した。混合物を水(50mL)の中に注ぎ、水溶液をDCM(50mL×2)で抽出した。有機層を合わせ、水および塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して赤色の油を得、これを分取HPLCによって精製して、参考例227(5mg、収率4.2%)を白色粉末として得た。MS(ESI、m/z):590.2[M+H]+
以下の例は、参考例227と同様に調製した。
Figure 2022513944000117
中間体81:
2-(ヒドロキシメチル)-4-(ピペリジン-4-カルボニル)ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル
工程1:4-(1-ベンジルオキシカルボニルピペリジン-4-カルボニル)-2-(ヒドロキシメチル)ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル
DMF(25mL)中の、1-[(ベンジルオキシ)カルボニル]ピペリジン-4-カルボン酸(2.89g、10.99mmol、1.1当量)、2-(ヒドロキシメチル)ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル(2.16g、9.99mmol、1当量)の混合物)、O-(7-アザベンゾトリアゾル-1-イル)-N,N,N’,N’-テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスファート(5.7g、14.98mmol、1.5当量)およびN,N-ジイソプロピルエチルアミン(5.22mL、29.96mmol、3当量)を、25℃で14時間撹拌した。混合物に水(50mL)を加え、酢酸エチル(50mL×3)で抽出した。合わせた有機層を飽和NHCl溶液(50mL)で洗浄し、濃縮乾固させた。粗生成物を分取HPLCにより精製した。所望の画分に、pH7~8になるまでNaHCO(s)を加え、酢酸エチル(100mL×3)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空で濃縮して、4-(1-ベンジルオキシカルボニルピペリジン-4-カルボニル)-2-(ヒドロキシメチル)ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル(2.28g)を褐色の油として得た。MS観察(ESI):461.9[(M+H)]。
工程2:2-(ヒドロキシメチル)-4-(ピペリジン-4-カルボニル)ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル
酢酸エチル(20mL)中の、4-(1-ベンジルオキシカルボニルピペリジン-4-カルボニル)-2-(ヒドロキシメチル)ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル(2.08g、4.51mmol、1当量)およびPd/C(10%、300mg)の混合物を、水素雰囲気下で25℃で72時間撹拌した。混合物をセライトに通してフィルタにかけ、フィルタにかけた液を濃縮乾固して、2-(ヒドロキシメチル)-4-(ピペリジン-4-カルボニル)ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル(中間体81)(1.29g、3.94mmol、収率87.43%)を黒色の油として得た。粗生成物を精製せずに次の工程で使用した。
MS観察(ESI):328.2[(M+H)]。
参考例229:
4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-N-(2-イミダゾル-1-イルエチル)-N,2-ジメチル-ベンズアミド
Figure 2022513944000118
工程1:2-イミダゾル-1-イルエチルメタンスルホナート
DCM(10mL)中の1-(2-ヒドロキシエチル)イミダゾール(1.0g、8.92mmol)の混合物に、メタンスルホニルクロリド(1.02g、8.92mmol)およびトリエチルアミン(2.5mL、17.84mmol)を加えた。20℃で4時間撹拌した後、反応をHO(10mL)でクエンチし、濃縮乾固させた。残留物をEA(30mL)で希釈し、水(30mL)および塩水(30mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、未精製の表題生成物(500mg)を黄色の油として得、次の工程で直接使用した。
工程2:2-イミダゾル-1-イル-N-メチル-エタンアミン
2-イミダゾル-1-イルエチルメタンスルホナート(250mg、1.31mmol)とEtOH(2mL)中のモノメチルアミンの溶液との混合物を、70℃で12時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮して、粗生成物(150mg)を黄色の油として得、これを次の工程で直接使用した。
工程3:4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-N-(2-
イミダゾル-1-イルエチル)-N,2-ジメチル-ベンズアミド
DMF(2mL)中の、中間体6(200mg、0.51mmol)、2-イミダゾル-1-イル-N-メチル-エタンアミン(96mg、0.76mmol)およびトリエチルアミン(0.2mL、1.53mmol)の撹拌溶液中に、1-プロパンホスホン酸無水物(486mg、0.76mmol)をゆっくりと加えた。反応物を25℃で12時間撹拌し、次いで、濃縮乾固した。残留物を酢酸エチル(10mL)で希釈し、得られた混合物を水(3mL)および塩水(3mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗生成物を得た。残留物を分取HPLCにより精製して、表題化合物(50mg)を黄色の固体として得た。MS観察(ESI)[(M+H)]:500.3
参考例230
2-クロロ-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-N-[(1,1-ジオキソチアン-4-イル)メチル]ベンズアミド;2,2,2-トリフルオロ酢酸
Figure 2022513944000119
DMF(5mL)中の、参考例72(200mg、368μmol)およびオキソン(678mg、1.1mmol)の混合物を、室温で4時間撹拌した。混合物をHO(40mL)で希釈し、DCMで抽出した。有機層を乾燥させ、真空で濃縮した。残留物を分取HPLCにより精製して、表題化合物(56mg)を淡黄色の固体として得た。MS(ESI,m/z):576.1。
実施例28
N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-2-メチル-4-[[3-(4-プロプ-2-イノキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンズアミド;ギ酸
Figure 2022513944000120
工程1:
8-クロロ-3-(4-プロプ-2-イノキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン
DMF(3mL)中の、4-(8-クロロイミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル)フェノール(中間体50、100mg、0.410mmol、1当量)および炭酸カリウム(169mg、1.22mmol、3当量)の混合物を20℃で臭化プロパルギル(145mg、1.22mmol、3当量)を加え、20℃で16時間撹拌した。混合物をフィルタにかけ、水の中に注ぎ、酢酸エチルで抽出し、濃縮し、分取TLC(PE/酢酸エチル=1:1)によって精製して、所望の生成物(61mg)を黄色の固体として得た。
工程2:
N-[2-[2-[[2-メチル-4-[[3-(4-プロプ-2-イノキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンゾイル]アミノ]エトキシ]エチル]カルバミン酸tert-ブチル
1,4-ジオキサン(5mL)中の、N-[2-[2-[(4-アミノ-2-メチル-ベンゾイル)アミノ]エトキシ]エチル]カルバミン酸tert-ブチル(中間体78、45.0mg、0.130mmol、1当量)、8-クロロ-3-(4-プロプ-2-イノキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン(37.84mg、0.130mmol、1当量)、炭酸セシウム(130.36mg、0.400mmol、3当量)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(12.21mg、0.010mmol、0.100当量)および9,9-ジメチル-4,5-ビス(ジフェニルホスフィノ)キサンテン(7.72mg、0.010mmol、0.100当量)の混合物を、N下、115℃で、マイクロ波上で2時間撹拌した。混合物をフィルタにかけ、濃縮し、分取TLC(DCM/MeOH/MeCN=10:1:1)によって精製して、生成物(20mg)を淡黄色の固体として得た。
工程3:
N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-2-メチル-4-[[3-(4-プロプ-2-イノキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンズアミドギ酸塩
DCM(4mL)中のN-[2-[2-[[2-メチル-4-[[3-(4-プロプ-2-イノキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンゾイル]アミノ]エトキシ]エチル]カルバミン酸tert-ブチル(50.0mg、0.090mmol、1当量)の溶液に、トリフルオロ酢酸(0.39mL、5.11mmol、59.78当量)を加え、20℃で16時間撹拌した。溶液を濃縮し、分取HPLCにより精製して、13.4mgの生成物を白色の固体として得た。MS(ESI,m/z):485.4
実施例29
N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-4-[[3-[4-(4-ヒドロキシブト-2-イノキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンズアミドギ酸塩
Figure 2022513944000121
臭化プロパルギルの代わりに4-ヒドロキシブト-2-イニルメタンスルホナートを使用して、実施例28と同様に表題化合物を得た。MS(ESI,m/z):515.3
実施例30
N-(2-(2-アミノエトキシ)エチル)-4-((3-(3-クロロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-メチルベンズアミド塩酸塩
Figure 2022513944000122
ジオキサン(900μl)および水(100μl)中の、中間体79(24mg)に、(3-クロロ-4-メトキシフェニル)ボロン酸(11.6mg)、1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセンジクロロパラジウム(II)ジクロロメタン錯体(3.03mg、4.13μmol)および炭酸カリウム(14.3mg、103μmol)を加え、続いて105℃で一晩撹拌した。反応混合物を濃縮し、分取HPLCにより精製して、Boc保護された中間体を得、ジオキサン中の4M HClの添加(1時間)によってこれを表題化合物(11mg、無色の固体)へと脱保護し、続いて濃縮し、真空中で乾燥した。MS(ESI,m/z):495.3
以下の例は、実施例30と同様に調製した。
Figure 2022513944000123
Figure 2022513944000124
参考例234
4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-N,N-ジメチル-ベンズアミド
Figure 2022513944000125
THF(5mL)およびHO(1mL)中の、4-((3-ヨードイミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-N,N-ジメチルベンズアミド(150mg、368μmol)、(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)ボロン酸(69.2mg、368μmol)、KPO(235mg、1.11mmol)およびPdCl(dppf)-CHCl付加物(13.5mg、18.4μmol)の混合物を、一晩攪拌しながら、50℃に加熱した。反応混合物をHOで希釈し、DCM(30mL)で2回抽出した。合わせたDCM層を乾燥させ、真空で濃縮した。残留物を分取HPLCにより精製して、4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-N,N-ジメチルベンズアミド(20mg)を白色固体として得た。(ESI+)[(M+H)]:424.
参考例235
N-[2-[2-[(ジメチルアミノ)メチル]モルホリン-4-イル]エチル]-4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-N,2-ジメチル-ベンズアミド;ギ酸
Figure 2022513944000126
工程1:N-(2-クロロエチル)-N,2-ジメチル-4-ニトロ-ベンズアミド
DMF(8mL)中の、(2-クロロエチル)メチルアミン(310mg、3.31mmol)、2-メチル-4-ニトロ安息香酸(500mg、2.76mmol)、トリエチルアミン(1.15mL、8.28mmol)の溶液へ、T3P(2.63g、4.14mmol)を加えた。混合物を20℃で16時間撹拌した。混合物を酢酸エチル(100mL)で希釈し、水(30mL)、塩水(30mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮した。残留物をカラムクロマトグラフィーにより精製して、N-(2-クロロエチル)-N,2-ジメチル-4-ニトロ-ベンズアミド(480mg)を無色の油として得た。
工程2:N-[2-[2-[(ジメチルアミノ)メチル]モルホリン-4-イル]エチル]-N,2-ジメチル-4-ニトロ-ベンズアミド
DMSO(3mL)中の、N,N-ジメチル-2-モルホリンメタンアミン(148mg、1.03mmol)、N-(2-クロロエチル)-N,2-ジメチル-4-ニトロ-ベンズアミド(220mg、0.860mmol)、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(0.6mL、3.43mmol)の混合物を100℃で16時間撹拌した。室温まで冷却した後、混合物を酢酸エチル(100mL)で希釈し、水(30mL)、塩水(30mL×2)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残留物を分取HPLC(TFA)によって精製した。画分を濃縮した。残留物をNaHCO水溶液によって中和し、酢酸エチル(100mL)で抽出し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮して、N-[2-[2-[(ジメチルアミノ)メチル]モルホリン-4-イル]エチル]-N,2-ジメチル-4-ニトロ-ベンズアミド(60mg)を淡黄色の油として得た。
工程3:4-アミノ-N-[2-[2-[(ジメチルアミノ)メチル]モルホリン-4-イル]エチル]-N,2-ジメチル-ベンズアミド
酢酸エチル(3mL)中のN-[2-[2-[(ジメチルアミノ)メチル]モルホリン-4-イル]エチル]-N,2-ジメチル-4-ニトロ-ベンズアミド(60mg、0.160mmol)の溶液にPd/C(10%、20mg)を加えた。混合物をH下20℃で16時間撹拌した。混合物をフィルタにかけ、フィルタにかけた液を減圧下で濃縮して、未精製の4-アミノ-N-[2-[2-[(ジメチルアミノ)メチル]モルホリン-4-イル]エチル]-N,2-ジメチル-ベンズアミド(50mg)を黄色の油として得、さらに精製することなく次の工程に直接使用した。
工程4:N-[2-[2-[(ジメチルアミノ)メチル]モルホリン-4-イル]エチル]-4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-N,2-ジメチル-ベンズアミド;ギ酸
tert-ブタノール(1mL)中の、8-クロロ-3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン(50mg、0.180mmol、3)、4-アミノ-N-[2-[2-[(ジメチルアミノ)メチル]モルホリン-4-イル]エチル]-N,2-ジメチル-ベンズアミド(50mg、0.150mmol)、Brettphos Pd G3(14mg、0.020mmol、CAS#1470372-59-8)、炭酸カリウム(62mg、0.450mmol)の混合物を100℃で16時間撹拌した。混合物を酢酸エチル(100mL)で希釈し、水(30mL)、塩水(30mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残留物を分取TLC(DCM:MeOH=10:1)により精製し、次に分取HPLC(FA)によりさらに精製して、N-[2-[2-[(ジメチルアミノ)メチル]モルホリン-4-イル]エチル]-4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-N,2-ジメチル-ベンズアミド(25.5mg)を白色固体として得た。MS観察(ESI)[(M+H)]:576.2
参考例236
4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-N,2-ジメチル-N-[2-[2-(メチルアミノメチル)モルホリン-4-イル]エチル]ベンズアミド塩酸塩
Figure 2022513944000127
工程1:N-メチル-N-[[4-[2-[メチル-(2-メチル-4-ニトロ-ベンゾイル)アミノ]エチル]モルホリン-2-イル]メチル]カルバミン酸tert-ブチル
DMSO(5mL)中の、N-(2-クロロエチル)-N,2-ジメチル-4-ニトロ-ベンズアミド(230mg、0.900mmol)、N-メチル-N-(モルホリン-2-イルメチル)カルバミン酸tert-ブチル(250mg、1.09mmol)、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(0.62mL、3.58mmol)の混合物を100℃で16時間撹拌した。室温まで冷却した後、混合物を酢酸エチル(100mL)で希釈し、水(30mL)、塩水(30mL×2)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残留物を分取HPLCにより精製して、N-メチル-N-[[4-[2-[メチル-(2-メチル-4-ニトロ-ベンゾイル)アミノ]エチル]モルホリン-2-イル]メチル]カルバミン酸tert-ブチル(160mg)を淡黄色の油として得た。
工程2:N-[[4-[2-[(4-アミノ-2-メチル-ベンゾイル)-メチル-アミノ]エチル]モルホリン-2-イル]メチル]-N-メチル-カルバミン酸tert-ブチル
酢酸エチル(3mL)中のN-メチル-N-[[4-[2-[メチル-(2-メチル-4-ニトロ-ベンゾイル)アミノ]エチル]モルホリン-2-イル]メチル]カルバマート(160mg、0.360mmol)の溶液にPd/C(10%、20mg)を加えた。混合物を20℃でH下で16時間水素化した。混合物をフィルタにかけ、フィルタにかけた液を減圧下で濃縮して、未精製のN-[[4-[2-[(4-アミノ-2-メチル-ベンゾイル)-メチル-アミノ]エチル]モルホリン-2-イル]メチル]-N-メチル-カルバミン酸tert-ブチル(120mg)を黄色の固体として得た。
工程3:N-[[4-[2-[[4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンゾイル]-メチル-アミノ]エチル]モルホリン-2-イル]メチル]-N-メチル-カルバミン酸tert-ブチル
t-BuOH(1.5mL)中の、8-クロロ-3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン(80mg、0.290mmol)、N-[[4-[2-[(4-アミノ-2-メチル-ベンゾイル)-メチル-アミノ]エチル]モルホリン-2-イル]メチル]-N-メチル-カルバマート(120mg、0.290mmol)、Brettphos Pd G3(27mg、0.030mmol、cas#1470372-59-8)、炭酸カリウム(118mg、0.850mmol)の混合物を100℃で16時間撹拌した。混合物を酢酸エチル(100mL)で希釈し、水(30mL)、塩水(30mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残留物を分取TLC(DCM/MeOH=15/1)によって精製して、N-[[4-[2-[[4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンゾイル]-メチル-アミノ]エチル]モルホリン-2-イル]メチル]-N-メチル-カルバミン酸tert-ブチル(120mg)を黄色の油として得た。
工程4:4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-N,2-ジメチル-N-[2-[2-(メチルアミノメチル)モルホリン-4-イル]エチル]ベンズアミド
DCM(3mL)中のN-[[4-[2-[[4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンゾイル]-メチル-アミノ]エチル]モルホリン-2-イル]メチル]-N-メチル-カルバミン酸tert-ブチル(120mg、0.180mmol)の溶液に、ジオキサン中のHCl(1.6mL、6.4mmol)を加えた。混合物を20℃で16時間撹拌した。混合物を減圧下で濃縮した。残留物を分取HPLCにより精製して、表題化合物(21mg)を白色の固体として得た。MS観察(ESI)[(M+H)]:562.1
実施例38
N-(2-(2-(4-ヒドロキシピペリジン-1-イル)エトキシ)エチル)-4-((3-(4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-メチルベンズアミド
Figure 2022513944000128
n-BuOH(0.5mL)中の、N-(2-(2-クロロエトキシ)エチル)-4-((3-(4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-メチルベンズアミド(実施例8、30mg、62.5μmol、1当量)、ピペリジン-4-オール(9.5mg)、炭酸ナトリウム(9.94mg、93.8μmol、1.50当量)およびヨウ化カリウム(519μg、3.13μmol、0.05当量)の混合物を105℃で48時間加熱した。反応混合物に水を加え、DCMで抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮して油にした。生成物を分取HPLCにより精製して、表題化合物(19mg)を得た。MS(ESI,m/z):547.4。
以下の実施例は、実施例38と同様に調製され、Boc保護された中間体は、HCl(ジオキサン中4M)を使用して脱保護された。
中間体89
N-(2-(2-クロロエトキシ)エチル)-4-((3-(4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-メチルベンズアミド
表題化合物は、実施例8と同様に、中間体7および2-(2-クロロエトキシ)エタンアミン塩酸塩から調製した。MS(ESI)[(M+H)]:516.3
以下の例は、実施例38と同様に調製した。
Figure 2022513944000129
Figure 2022513944000130
中間体90
1-(4-アミノ-2-クロロ-ベンゾイル)ピペリジン-4-カルボン酸
工程1:
1-(4-アミノ-2-クロロ-ベンゾイル)ピペリジン-4-カルボン酸メチル
無水DCM(50mL)中の、4-アミノ-2-クロロ安息香酸(1.70g、10mmol)、ピペリジン-4-カルボン酸メチル(2.85g、20mmol)の溶液に、DIPEA(2.58g、20mmol)を加え、次に、得られた混合物を室温で30分間撹拌し、HATU(7.6g、20mmol)を混合物に加え、さらに10時間撹拌した。混合物を水(100mL)中に注ぎ、水溶液をDCM(100mL×2)で抽出した。有機層を合わせ、水および塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、赤色の油を得、これをフラッシュカラムクロマトグラフィーによって精製して、所望の化合物(1.82g、収率61.3%)を白色固体として得た。MS(ESI,m/z):297.1[M+H]+。
工程2:
1-(4-アミノ-2-クロロ-ベンゾイル)ピペリジン-4-カルボン酸
THF(5mL)およびメタノール(25mL)中の1-(4-アミノ-2-クロロベンゾイル)ピペリジン-4-カルボン酸メチル(890mg、3.0mmol)の溶液に、2.0M LiOH水溶液(3.0mL)を加えた。得られた混合物を室温で15時間撹拌し、次に3.0M塩酸でpH=5~6に酸性化した。得られた懸濁液をフィルタにかけ、固体を水で洗浄し、次いで乾燥させて、表題化合物(0.6g、収率70.7%)を白色の固体として得た。MS(ESI,m/z):283.0[M+H]+。
中間体91
1-(4-アミノ-2-メチル-ベンゾイル)ピペリジン-4-カルボン酸
工程1:
1-(2-メチル-4-ニトロ-ベンゾイル)ピペリジン-4-カルボン酸メチル
無水DCM(50mL)中の2-メチル-4-ニトロ安息香酸(1.8g、10mmol)、ピペリジン-4-カルボン酸メチル(2.85g、20mmol)の溶液に、DIPEA(2.58g、20mmol)を加え、次に、得られた混合物を室温で30分間撹拌し、HATU(7.6g、20mmol)を混合物に加え、さらに10時間撹拌した。混合物を水(100mL)の中に注ぎ、水溶液をDCM(100mL×2)で抽出した。有機層を合わせ、水および塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、赤色の油を得、これをフラッシュカラムクロマトグラフィーによって精製して、所望の化合物(2.86g、収率93.4%)を黄色の固体として得た。MS(ESI,m/z):307.1[M+H]。
工程2:
1-(4-アミノ-2-メチル-ベンゾイル)ピペリジン-4-カルボン酸メチル
EtOH(50mL)中の1-(2-メチル-4-ニトロ-ベンゾイル)ピペリジン-4-カルボン酸メチル(3.0g、9.3mmol)の溶液に、パラジウム炭素(254mg、0.1mol)を加えた。混合物を脱気し、Hバルーンで充填した。反応物を室温で一晩撹拌した。触媒をフィルタにかけて除去し、フィルタにかけた液を濃縮した。残留物をカラムクロマトグラフィーにより精製して、最終化合物(1.93g、収率70%)を赤色の油として得た。MS(ESI,m/z):277.1[M+H]+。
工程3:
1-(4-アミノ-2-メチル-ベンゾイル)ピペリジン-4-カルボン酸
THF(5mL)およびメタノール(25mL)中の1-(4-アミノ-2-メチルベンゾイル)ピペリジン-4-カルボン酸メチル(830mg、3.0mmol)の溶液に、2.0M LiOH水溶液(6.0mL)を加えた。得られた混合物を室温で15時間撹拌し、次に3.0M塩酸でpH=5~6に酸性化した。得られた懸濁液をフィルタにかけ、固体を水で洗浄し、次いで乾燥させて、表題化合物(0.6g、収率76.2%)を白色の固体として得た。MS(ESI,m/z):263.1[M+H]+。
中間体92
1-[2-クロロ-4-[[3-[4-(シアノメトキシ)-2,3-ジフルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンゾイル]ピペリジン-4-カルボン酸
アセトニトリル(30mL)および酢酸(3.0mL)中の中間体30(0.96g、3.0mmol)の溶液に、中間体90(0.85g、3.0mmol)を加え、次いで、95℃で一晩撹拌した。混合物を水(50mL)中に注ぎ、得られた懸濁液をフィルタにかけた。固体をアセトニトリルおよび水で洗浄し、乾燥させて、表題化合物(1.0g、収率58.8%)を淡赤色の固体として得、これを精製せずに次の工程で使用した。MS(ESI,m/z):567.1[M+H]+。
以下の中間体は、中間体92と同様に調製した。
Figure 2022513944000131
参考例237
2-[2,3-ジフルオロ-4-[8-[4-[4-[3-(ヒドロキシメチル)ピペラジン-1-カルボニル]ピペリジン-1-カルボニル]-3-メチル-アニリノ]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル]フェノキシ]アセトニトリル;2,2,2-トリフルオロ酢酸
Figure 2022513944000132
工程1:
4-[1-[4-[[3-[4-(シアノメトキシ)-2,3-ジフルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンゾイル]ピペリジン-4-カルボニル]-2-(ヒドロキシメチル)ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル
無水DMF(10mL)中の中間体94(273mg、0.5mmol)、2-(ヒドロキシメチル)ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル(130mg、0.6mmol)の溶液に、DIPEA(258mg、2.0mmol)を加え、次に、得られた混合物を室温で30分間撹拌し、TP(0.5mL、0.75mmol)を混合物に加え、さらに10時間撹拌した。混合物を水(50mL)の中に注ぎ、水溶液をDCM(50mL×2)で抽出した。有機層を合わせ、水および塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、精製せずに次の工程で使用した赤色の油を得た。MS(ESI,m/z):745.3[M+H]
工程2:
2-[2,3-ジフルオロ-4-[8-[4-[4-[3-(ヒドロキシメチル)ピペラジン-1-カルボニル]ピペリジン-1-カルボニル]-3-メチル-アニリノ]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル]フェノキシ]アセトニトリル;2,2,2-トリフルオロ酢酸
THF(5mL)中の4-(1-(4-((3-(4-(シアノメトキシ)-2,3-ジフルオロフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-メチルベンゾイル)ピペリジン-4-カルボニル)-2-(ヒドロキシメチル)ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル(300mg、0.4mmol)の溶液に、室温で3M塩酸(2.0mL)を加えた。得られた混合物を10時間撹拌し、次に、2M NaCO水溶液でpH=7~8に調整した。混合物をDCM(50mL×2)で抽出し、合わせた有機層を水および塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮して赤色の油を得、分取HPLCによってこれを精製して所望の化合物(215mg、収率79.2%)を灰白色の粉末として得た。MS(ESI,m/z):645.2[M+H]+。
以下の例は、参考例237と同様に調製した。
Figure 2022513944000133
Figure 2022513944000134
中間体96
2-[4-[8-[3-クロロ-4-(ピペラジン-1-カルボニル)アニリノ]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル]-2,3-ジフルオロ-フェノキシ]アセトニトリル
工程1:
4-[1-[4-[[3-[4-(シアノメトキシ)-2,3-ジフルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンゾイル]ピペリジン-4-カルボニル]-2-(ヒドロキシメチル)ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル
無水DMF(35mL)中の、中間体29(1.82g、4mmol)、ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル(0.9g、4.8mmol)の溶液に、DIPEA(2.6g、20mmol)を加え、次いで、得られた混合物を室温で30分間撹拌し、TP(4mL、6.4mmol)を混合物中に加え、さらに10時間撹拌した。混合物を水(50mL)の中に注ぎ、水溶液をDCM(50mL×2)で抽出した。有機層を合わせ、水および塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、精製せずに次の工程で使用した赤色の油を得た。MS(ESI,m/z):624.1[M+H]+。
工程2:
2-[4-[8-[3-クロロ-4-(ピペラジン-1-カルボニル)アニリノ]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル]-2,3-ジフルオロ-フェノキシ]アセトニトリル
THF(15mL)中の4-[1-[4-[[3-[4-(シアノメトキシ)-2,3-ジフルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンゾイル]ピペリジン-4-カルボニル]-2-(ヒドロキシメチル)ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル(1.8g、3mmol)の溶液に、室温で3M塩酸水溶液(10mL)を加えた。得られた混合物を10時間撹拌し、次にアンモニア溶液でpH=7~8に調整した。混合物を水(25mL)の中に注ぎ、次にジクロロメタン/イソプロパノール(100/10mL)で抽出し、有機層を濃縮して赤色の油を得、これを分取HPLCにより精製して、表題化合物(1.2g、収率79.4%)を淡赤色の固体として得た。MS(ESI,m/z):524.1[M+H]+。
以下の中間体は、中間体96と同様に調製した。
Figure 2022513944000135
参考例247
2-[3-クロロ-4-[8-[3-クロロ-4-[4-[(2S,4R)-4-ヒドロキシピロリジン-2-カルボニル]ピペラジン-1-カルボニル]アニリノ]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル]-2-フルオロ-フェノキシ]アセトニトリルギ酸塩
Figure 2022513944000136
工程1:
(2S,4R)-2-[4-[2-クロロ-4-[[3-[2-クロロ-4-(シアノメトキシ)-3-フルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンゾイル]ピペラジン-1-カルボニル]-4-ヒドロキシ-ピロリジン-1-カルボン酸tert-ブチル
中間体97(162mg、0.3mmol)、(2S,4R)-1-(tert-ブトキシカルボニル)-4-ヒドロキシピロリジン-2-カルボン酸(83mg、0.36mmol)の溶液に、DIPEA(78mg、0.6mmol)を加え、得られた混合物を室温で10分間撹拌し、次にHATU(228mg、0.6mmol)を混合物中に加え、室温でさらに10時間撹拌した。混合物を水(50mL)の中に注ぎ、水溶液をDCM(50mL×2)で抽出した。有機層を合わせ、水および塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、精製せずに次の工程で使用した赤色の油を得た。MS(ESI,m/z):753.2[M+H]+。
工程2:
2-[3-クロロ-4-[8-[3-クロロ-4-[4-[(2S,4R)-4-ヒドロキシピロリジン-2-カルボニル]ピペラジン-1-カルボニル]アニリノ]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル]-2-フルオロ-フェノキシ]アセトニトリルギ酸塩
THF(5mL)中の(2S,4R)-2-(4-(2-クロロ-4-((3-(2-クロロ-4-(シアノメトキシ)-3-フルオロフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)ベンゾイル)ピペラジン-1-カルボニル)-4-ヒドロキシピロリジン-1-カルボン酸tert-ブチル(200mg、0.265mmol)の溶液に、室温で3M塩酸水溶液(1mL)を加えた。得られた混合物を10時間撹拌し、次にアンモニア溶液でpH=7~8に調整した。混合物を水(25mL)中に注ぎ、次にジクロロメタン/イソプロパノール(50/5mL)で抽出し、有機層を濃縮して赤色の油を得、これを分取HPLCにより精製して、表題化合物(20mg、収率11.3%)を白色粉末として得た。MS(ESI,m/z):653.2[M+H]+。
以下の例は、参考例247と同様に調製した。
Figure 2022513944000137
参考例250
2-[4-[8-[3-クロロ-4-[4-[(3R)-3-(ヒドロキシメチル)ピペラジン-1-カルボニル]ピペラジン-1-カルボニル]アニリノ]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル]-2,3-ジフルオロ-フェノキシ]アセトニトリル
Figure 2022513944000138
工程1:
(2R)-4-[4-[2-クロロ-4-[[3-[4-(シアノメトキシ)-2,3-ジフルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンゾイル]ピペラジン-1-カルボニル]-2-(ヒドロキシメチル)ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル
無水DCM(10mL)中の、中間体96(210mg、0.4mmol)、DIPEA(258mg、2.0mmol)の溶液に、トリホスゲン(104mg、0.2mmol)を加え、次いで、得られた混合物を0℃で1.0時間撹拌し、次いで、(R)-2-(ヒドロキシメチル)ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル(104mg、0.48mmol)で処理し、反応混合物を室温まで加温した。混合物を飽和重炭酸ナトリウム水溶液(50mL)中に注ぎ、水溶液をDCM(50mL×2)で抽出した。有機層を合わせ、水および塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して赤色の油を得、これを精製せずに次の工程で使用した。MS(ESI,m/z):766.2[M+H]+。
工程2:
2-[4-[8-[3-クロロ-4-[4-[(3R)-3-(ヒドロキシメチル)ピペラジン-1-カルボニル]ピペラジン-1-カルボニル]アニリノ]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル]-2,3-ジフルオロ-フェノキシ]アセトニトリル
THF(10mL)中の(2R)-4-[4-[2-クロロ-4-[[3-[4-(シアノメトキシ)-2,3-ジフルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンゾイル]ピペラジン-1-カルボニル]-2-(ヒドロキシメチル)ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル(153mg、0.2mmol)の溶液に、室温で3M塩酸(2mL)を加えた。得られた混合物を10時間撹拌し、次にアンモニア溶液でpH=7~8に調整した。混合物を水(30mL)の中に注ぎ、次にジクロロメタン/イソプロパノール(100/10mL)で抽出し、有機層を濃縮して赤色の油を得、これを分取HPLCにより精製して、表題化合物(18mg、収率13.3%)を白色粉末として得た。MS(ESI,m/z):666.2[M+H]+。
以下の例は、参考例250と同様に調製した。
Figure 2022513944000139
参考例252
N-[[1-[4-[[3-[4-(シアノメトキシ)-2,3-ジフルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンゾイル]-4-ピペリジル]メチル]-2-(メチルアミノ)アセトアミド
Figure 2022513944000140
工程1:
N-[2-[[1-[4-[[3-[4-(シアノメトキシ)-2,3-ジフルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンゾイル]-4-ピペリジル]メチルアミノ]-2-オキソ-エチル]-N-メチル-カルバミン酸tert-ブチル
無水DMF(10mL)中の、中間体REF122(106mg、0.2mmol)、N-(tert-ブトキシカルボニル)-N-メチルグリシン(57mg、0.3mmol)の溶液に、DIPEA(52mg、0.4mmol)を加え、次に、得られた混合物を室温で30分間撹拌し、HATU(152mg、0.4mmol)を混合物中に加え、さらに10時間撹拌した。混合物を水(50mL)の中に注ぎ、水溶液をDCM(50mL×2)で抽出した。有機層を合わせ、水および塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、赤色の油を得、これを精製せずに次の工程で使用した。MS(ESI,m/z):703.2[M+H]+。
工程2:
N-[[1-[4-[[3-[4-(シアノメトキシ)-2,3-ジフルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンゾイル]-4-ピペリジル]メチル]-2-(メチルアミノ)アセトアミド
THF(5mL)中の(2-(((1-(4-((3-(4-(シアノメトキシ)-2,3-ジフルオロフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-メチルベンゾイル)ピペリジン-4-イル)メチル)アミノ)-2-オキソエチル)(メチル)カルバミン酸tert-ブチル(140mg、0.2mmol)の溶液に、室温で3M塩酸水溶液(2.0mL)を加えた。得られた混合物を10時間撹拌し、次にアンモニア水溶液でpH=7~8に調整した。混合物を水(25mL)中に注ぎ、次にジクロロメタン/イソプロパノール(50/5mL)で抽出し、有機層を濃縮して赤色の油を得、これを分取HPLCにより精製して、表題化合物(25mg、収率20.3%)を白色粉末として得た。MS(ESI,m/z):603.2[M+H]
参考例253
N-((1-(4-((3-(4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-メチルベンゾイル)ピペリジン-4-イル)メチル)アセトアミド
Figure 2022513944000141
((1-(4-((3-(4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-メチルベンゾイル)ピペリジン-4-イル)メチル)カルバミン酸tert-ブチル(参考例50の調製で得られた中間体、200mg)を、5mLのAcOEt/EtOH(9/1)中の1.05当量の塩化アセチル(0.032mL)で処理し、混合物を室温で一晩撹拌した。参考例50と表題化合物の混合物が得られ、これを分取HPLCにより分離した。白色粉末(44mg)、MS(ESI,m/z):513.4。
参考例254
(4-((3-(3-クロロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)フェニル)(モルホリノ)メタノン
Figure 2022513944000142
ジオキサン中の、(4-アミノフェニル)(モルホリノ)メタノン(31mg)、中間体15(29.4mg)、炭酸カリウム(27.6mg)、t-Bu-X-phos(2mg)およびPd(dba)(1mg)の混合物を100℃で一晩撹拌した。DMSOを加え、混合物をセライトに通してフィルタにかけ、分取HPLCにより精製して表題化合物(9mg)を無色の固体として得た。
MS(ESI,m/z):464.2
以下の例は、同様に調製した。
Figure 2022513944000143
参考例257
[4-(アミノメチル)-1-ピペリジル]-[4-[[3-(2-クロロ-3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-フェニル]メタノン塩酸塩
Figure 2022513944000144
工程1:N-[[1-(2-メチル-4-ニトロ-ベンゾイル)-4-ピペリジル]メチル]カルバミン酸tert-ブチル
DMF(25mL)中の、2-メチル-4-ニトロ安息香酸(1.00g、5.52mmol)、HATU(2.52g、6.62mmol)およびDIPEA(2.88mL、16.56mmol)の混合物を15℃で0.5時間撹拌した。次に、4-(tert-ブトキシカルボニルアミノメチル)ピペリジン(1.42g、6.62mmol)を加え、反応物を15℃で16時間撹拌した。この反応混合物をHO(50mL)で希釈し、酢酸エチルで抽出した。有機相を塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィー(DCM/MeOH=50/1で溶出)によって精製して、所望の化合物(2.00g)を淡黄色の固体として得た。MS観察(ESI)[(M+Na)]:400
工程2:N-[[1-(4-アミノ-2-メチル-ベンゾイル)-4-ピペリジル]メチル]カルバミン酸tert-ブチル
メタノール(10mL)中の、N-[[1-(2-メチル-4-ニトロ-ベンゾイル)-4-ピペリジル]メチル]カルバミン酸tert-ブチル
(1.00g、2.65mmol)およびパラジウム活性炭(100mg、10重量%)の混合物を、H下で15℃で16時間撹拌した。触媒をフィルタにかけて除去し、フィルタにかけた液を減圧下で濃縮して、次の工程に直接使用した赤色の油として所望の化合物(900mg)を得た。
工程3:N-[[1-[4-[[3-(2-クロロ-3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンゾイル]-4-ピペリジル]メチル]カルバミン酸tert-ブチル
アセトニトリル(0.9mL)および酢酸(0.1mL)中の、中間体70(50mg、0.16mmol)およびN-[[1-(4-アミノ-2-メチル-ベンゾイル)-4-ピペリジル]メチル]カルバミン酸tert-ブチル(100mg、0.29mmol)の混合物を90℃で16時間撹拌した。混合物を室温に冷却し、減圧下で濃縮した。分取TLC(DCM/MeOH=20/1)によって残留物を精製して、白色の油として所望の化合物(20mg)を得た。MS観察(ESI)[(M+H)]:623.1
工程4:[4-(アミノメチル)-1-ピペリジル]-[4-[[3-(2-クロロ-3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-フェニル]メタノン塩酸塩
メタノール(0.5mL)中のN-[[1-[4-[[3-(2-クロロ-3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンゾイル]-4-ピペリジル]メチル]カルバミン酸tert-ブチル(20mg、0.03mmol)の撹拌溶液に、ジオキサン中のHClの溶液(0.04mL 4.0M)を滴加した。反応混合物を15℃で2時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮し、残留物を分取HPLCによって精製して、表題化合物(5.8mg)を白色の固体として得た。MS観察(ESI)[(M+H)]:523.2.
参考例258
4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-N-[2-(1H-イミダゾル-2-イル)エチル]-N,2-ジメチル-ベンズアミド
Figure 2022513944000145
工程1:N-(3-ヒドロキシプロピル)-N,2-ジメチル-4-ニトロ-ベンズアミド
DMF(10mL)中の2-メチル-4-ニトロ-安息香酸(1.0g、5.52mmol)の溶液に、HATU(2.73g、7.18mmol)、3-(メチルアミノ)プロパン-1-オール(590mg、6.62mmol)およびトリエチルアミン(1.68g、16.6mmol)を加えた。混合物を25℃で12時間撹拌した後、酢酸エチルで希釈した。得られた混合物を水および塩水で連続して洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残留物をフラッシュカラムクロマトグラフィー(DCM/MeOH=20で溶出した)によって精製して、表題化合物(1.2g)を淡黄色の油として得た。
工程2:N,2-ジメチル-4-ニトロ-N-(3-オキソプロピル)ベンズアミド
DCM(10mL)中の、N-(3-ヒドロキシプロピル)-N,2-ジメチル-4-ニトロ-ベンズアミド(900mg、3.57mmol)およびTEMPO(56mg、0.36mmol)の撹拌溶液に、PhI(OAc)(1.38g、4.28mmol)をゆっくり加えた。反応物を20℃で1時間撹拌し、次に飽和NaSO溶液でクエンチした。得られた混合物をDCMで抽出した。DCM層を塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(460mg)を淡黄色の油として得た。
工程3:N-[2-(1H-イミダゾル-2-イル)エチル]-N,2-ジメチル-4-ニトロ-ベンズアミド
メタノール(5mL)中のN,2-ジメチル-4-ニトロ-N-(3-オキソプロピル)ベンズアミド(450mg、1.8mmol)および水酸化アンモニウム(1.76g、12.6mmol)の撹拌溶液に、グリオキサール(230mg、3.96mmol)をゆっくり加えた。反応物を20℃で12時間撹拌した。混合物をHO(20mL)で希釈し、DCM(30mL)で抽出した。有機相を塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、表題化合物(450mg)を淡黄色の油として得た。
工程4:4-アミノ-N-[2-(1H-イミダゾル-2-イル)エチル]-N,2-ジメチル-ベンズアミド
メタノール(5mL)中のN-[2-(1H-イミダゾル-2-イル)エチル]-N,2-ジメチル-4-ニトロ-ベンズアミド(200mg、0.69mmol)の撹拌溶液中に、木炭上Pd(74mg、10重量%)を加えた。反応物をHバルーン下、20℃で1時間撹拌した。触媒をフィルタにかけて除去し、フィルタにかけた液を減圧下で濃縮して、表題化合物(60mg)を淡黄色の油として得、これを次の工程で直接使用した。
工程5:4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-N-[2-(1H-イミダゾル-2-イル)エチル]-N,2-ジメチル-ベンズアミド
tert-ブタノール(2mL)中の中間体3(60mg、0.22mmol)の溶液に、BrettPhos-Pd-G3(196mg、0.22mmol、CAS#1470372-59-8)、4-アミノ-N-[2-(1H-イミダゾル-2-イル)エチル]-N,2-ジメチル-ベンズアミド(59mg、0.23mmol)および炭酸カリウム(30mg、0.22mmol)を加えた。混合物を、N下、100℃で12時間撹拌した。室温に冷却した後、反応混合物を酢酸エチル(100mL)で希釈した。得られた混合物を水および塩水で連続して洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗生成物を黄色の油として得た。これを分取HPLCにより精製して、表題化合物(37mg)を白色の固体として得た。MS観察(ESI)[(M+H)]:500.1
参考例259:
N-[2-[4-(2,2-ジフルオロエチル)ピペラジン-1-イル]エチル]-4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-N,2-ジメチル-ベンズアミド;ギ酸
Figure 2022513944000146
参考例260(50mg、0.09mmol)のDMF(1mL)溶液に、炭酸カリウム(37mg、0.27mmol)および1,1-ジフルオロ-2-ヨードエタン(21mg、0.11mmol)を加えた。反応物を50℃で12時間撹拌し、次に酢酸エチルで希釈した。得られた混合物を水および塩水で連続して洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗生成物を黄色の油として得た。これを分取HPLCにより精製して、表題化合物(11mg)を白色の固体として得た。MS観察(ESI)[(M+H)]:582.
参考例261:
N-[2-(1-ジエトキシホスホリル-4-ピペリジル)エチル]-4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-N,2-ジメチル-ベンズアミド
Figure 2022513944000147
DCM(4mL)中の、参考例170(200mg、0.35mmol)およびトリエチルアミン(0.15mL、1.05mmol)の攪拌溶液に、クロロリン酸ジエチル(200mg、1.16mmol)をゆっくり加えた。反応物を15℃で2時間撹拌した。反応をHO(5mL)でクエンチし、DCM(10mL×3)で抽出した。有機相を塩水(10mL)で洗浄し、無水NaSOで乾燥し、減圧下で濃縮し、分取HPLCによって精製して、表題化合物(81.4mg)を白色固体として得た。MS観察(ESI)[(M+23)]:671.1.
参考例262:
2-[2-(ジメチルアミノ)エチル]-6-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-3,4-ジヒドロイソキノリン-1-オン
Figure 2022513944000148
工程1:6-ブロモ-2-[2-(ジメチルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロイソキノリン-1-オン
DMF(5mL)中の6-ブロモ-3,4-ジヒドロ-2H-イソキノリン-1-オン(200mg、0.88mmol)の攪拌溶液中に、水素化ナトリウム(53mg、1.33mmol、60重量%)を15℃で少しずつ添加した。混合物を0.5時間撹拌した。次に、(2-ブロモエチル)ジメチルアミン臭化水素酸塩(309mg、1.33mmol)を加え、反応物を15℃で16時間撹拌した。飽和NHCl水溶液を加えて反応をクエンチした。得られた混合物をHO(10mL)で希釈し、酢酸エチルで抽出した。有機相を塩水で洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、減圧下で濃縮し、分取TLC(DCM/MeOH=20、Rf=0.1)によって精製して、表題化合物(120mg)を淡黄色の油として得た。
工程2:3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-アミン
8-クロロ-3-ヨード-イミダゾ[1,2-a]ピラジン(500mg、1.8mmol)と水酸化アンモニウム(10mL、17.83mmol)の1,4-ジオキサン(5mL)溶液との混合物を密閉容器内で100℃で16時間撹拌した。反応混合物を冷却し、減圧下で濃縮した。残留物をHO(20mL)で希釈し、DCMで抽出した。有機相を無水NaSOで乾燥し、減圧下で濃縮して、3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-アミン(300mg)を褐色の固体として得た。
工程3:2-[2-(ジメチルアミノ)エチル]-6-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-3,4-ジヒドロイソキノリン-1-オン
1,4-ジオキサン(3mL)中の、3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-アミン(100mg、0.39mmol)、6-ブロモ-2-[2-(ジメチルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロイソキノリン-1-オン(115mg、0.39mmol)、炭酸セシウム(378mg、1.16mmol)、(R)-BINAP(48mg、0.08mmol)およびPd(dba)(22mg、0.04mmol)の混合物を、窒素下、100℃で16時間撹拌した。反応混合物を冷却し、フィルタにかけた。フィルタにかけた液を減圧下で濃縮し、分取TLC(DCM/MeOH=20、Rf=0.2)によって精製して、粗生成物を得た。粉砕(CHOH、2mL)により再精製して、表題化合物(17.9mg)を白色固体として得た。MS観察(ESI)[(M+H)]:475.1.
参考例263
7-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2,3,4,5-テトラヒドロ-2-ベンゾアゼピン-1-オン塩酸塩
工程1:6-アミノテトラリン-1-オンオキシム
エタノール(10mL)および水(3.3mL)中の、6-アミノ-1,2,3,4-テトラヒドロナフタレン-1-オン(1.0g、6.2mmol)、ヒドロキシルアミン塩酸塩(474mg、6.82mmol)、酢酸ナトリウム(1.12g、13.65mmol)の混合物を90℃で4時間撹拌した。混合物を室温に冷却し、HO(20mL)で希釈した。フィルタにかけることによって沈殿物を収集し、水で洗浄し、高真空で乾燥させて、6-アミノテトラリン-1-オンオキシム(880mg)を白色の固体として得た。
工程2:7-アミノ-2,3,4,5-テトラヒドロ-2-ベンゾアゼピン-1-オン
PPA(10mL)中の6-アミノテトラリン-1-オンオキシム(880mg、4.99mmol)の混合物を120℃で2時間撹拌した。混合物を90℃に冷却し、次に氷の上に注いだ。得られた混合物を4N NaOH水溶液で中和し、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を塩水で洗浄し、NaSOで乾燥させ、減圧下で濃縮して、未精製化合物(850mg)(別の異性体の混合物(mixed))を褐色の固体として得た。
工程3:7-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2,3,4,5-テトラヒドロ-2-ベンゾアゼピン-1-オン塩酸塩
アセトニトリル(1.8mL)および酢酸(0.200mL)中の、中間体3(150mg、0.540mmol)、未精製7-アミノ-2,3,4,5-テトラヒドロ-2-ベンゾアゼピン-1-オン(105mg、0.600mmol)の混合物を90℃で16時間撹拌した。混合物を減圧下で濃縮し、残留物を分取HPLCにより精製して、7-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2,3,4,5-テトラヒドロ-2-ベンゾアゼピン-1-オン(18.7mg)を赤色の固体として得た。(ESI)[(M+H)]:418
参考例264
2-[4-[8-[4-[4-(アミノメチル)ピペリジン-1-カルボニル]-3-メチル-アニリノ]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル]-2,3-ジフルオロ-フェノキシ]-2-メチル-プロパンニトリル;ギ酸
Figure 2022513944000149
工程1:
2-(4-ブロモ-2,3-ジフルオロ-フェノキシ)-2-メチル-プロパン酸エチル
4-ブロモ-2,3-ジフルオロフェノール(6g、28.7mmol)、2-ブロモ-2-メチルプロパン酸エチル(6.72g、34.5mmol)、CsCO(9.35g、28.7mmol)およびヨウ化テトラブチルアンモニウム(530mg、1.44mmol)をDMF(30mL)中に懸濁した。反応混合物を80℃で一晩加熱した。次に、混合物を冷却し、水で希釈し、エチルエーテルで抽出した。合わせた有機相を乾燥させ、濃縮した。残留物をフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(6g、収率64.7%)を得た。
工程2:
2-(4-ブロモ-2,3-ジフルオロ-フェノキシ)-2-メチル-プロパン酸
2-(4-ブロモ-2,3-ジフルオロフェノキシ)-2-メチル-プロパン酸エチル(4.3g、13.3mmol)およびNaOH(1.06g、26.6mmol)をMeOH(36mL)、THF(18mL)および水(12mL)の混合溶液中に溶解した。反応溶液を室温で2時間撹拌した。次に、溶液を12N HCl水溶液によってpH2~3に酸性化した。水層を酢酸エチルで抽出し、無水MgSOで乾燥し、濃縮して、表題化合物を白色固体(3.5g、収率89.1%)として得た。
工程3:
2-(4-ブロモ-2,3-ジフルオロ-フェノキシ)-2-メチル-プロパンアミド
THF(30mL)中の、2-(4-ブロモ-2,3-ジフルオロフェノキシ)-2-メチル-プロパン酸(3.3g、11.2mmol)、1-(3-ジメチルアミノプロピル)-3-エチルカルボジイミド塩酸塩(2.57g、13.4mmol)、1-ヒドロキシベンゾトリアゾール(2.27g、16.8mmol)およびDIPEA(2.17g、2.93mL、16.8mmol)の混合物を室温で2時間撹拌した。次いで、25%NH水溶液(10mL)を加えた。混合物を一晩撹拌し、次いで、水でクエンチした。水層をDCMで抽出した。合わせた有機層を飽和NaHCO水溶液、塩水で洗浄し、乾燥させ、濃縮した。残留物をフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を黄色の固体(2g、収率60.8%)として得た。
工程4:
2-(4-ブロモ-2,3-ジフルオロ-フェノキシ)-2-メチル-プロパンニトリル
ジクロロメタン(40mL)中の、2-(4-ブロモ-2,3-ジフルオロフェノキシ)-2-メチル-プロパンアミド(2g、6.8mmol)およびEtN(4.13g、5.69mL、40.8mmol)の溶液に、0℃でトリフルオロ酢酸無水物(8.57g、5.76mL、40.8mmol)を加えた。添加後、溶液を室温に到達させ、2時間撹拌した。次いで、混合物を70℃で一晩加熱した。反応物を濃縮し、水で希釈した。NaHCO水溶液によって、水相をpH8~9に調整した。水相をDCMで抽出し、乾燥し、濃縮した。残留物をさらに精製することなく次の工程の反応に使用した。
工程5:
2-[2,3-ジフルオロ-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェノキシ]-2-メチル-プロパンニトリル
1,4-ジオキサン(20mL)中の、4,4,4’,4’,5,5,5’,5’-オクタメチル-2,2’-ビ(1,3,2-ジオキサボロラン)(2.48g、9.78mmol)、2-(4-ブロモ-2,3-ジフルオロフェノキシ)-2-メチルプロパンニトリル(1.8g、6.52mmol)、1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン-パラジウム(II)ジクロリドジクロロメタン錯体(532mg、652μmol)および酢酸カリウム(1.28g、13mmol)の混合物を80℃で一晩撹拌した。次いで、混合物をフィルタにかけ、次に濃縮した。さらなる精製なしに、残留物を直接次の工程の反応に使用した。
工程6:
N-[[1-[4-[[3-[4-(1-シアノ-1-メチル-エトキシ)-2,3-ジフルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンゾイル]-4-ピペリジル]メチル]カルバミン酸tert-ブチル
水(5mL)およびTHF(10mL)中の((1-(4-((3-ヨードイミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-メチルベンゾイル)ピペリジン-4-イル)メチル)カルバミン酸tert-ブチル(中間体73、600mg、1.02mmol)の溶液に、2-(2,3-ジフルオロ-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェノキシ)-2-メチルプロパンニトリル(工程5からの粗生成物)、1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン-パラジウム(II)二塩化物ジクロロメタン錯体(166mg、203μmol)およびリン酸カリウム三塩基酸(647mg、616μl、3.05mmol)を加え、次に混合物を窒素で5分間脱気し、次いで、70℃で一晩撹拌した。混合物をフィルタにかけた。溶液を濃縮し、水層をDCMで抽出した。有機層を濃縮し、分取HPLCにより残留物を精製して表題化合物(400mg)を得た。MS(ESI,m/z):660.3[M+H]
工程7:
2-[4-[8-[4-[4-(アミノメチル)ピペリジン-1-カルボニル]-3-メチル-アニリノ]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル]-2,3-ジフルオロ-フェノキシ]-2-メチル-プロパンニトリルギ酸塩
TFA(5mL)およびDCM(10mL)中の、((1-(4-((3-(4-((2-シアノプロパン-2-イル)オキシ)-2,3-ジフルオロフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-メチルベンゾイル)ピペリジン-4-イル)メチル)カルバミン酸tert-ブチル(400mg、606μmol)を室温で2時間撹拌した。次に、混合物をNaHCO水溶液によって中和した。水層をDCMで抽出した。有機層を乾燥させ、濃縮した。残留物を分取HPLCにより精製して、表題化合物を白色粉末(120mg)として得た。MS(ESI,m/z):560.3[M+H]
中間体99
1-[2,3-ジフルオロ-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェノキシ]シクロプロパンカルボニトリル
工程1:
4-ブロモ-2-(4-ブロモ-2,3-ジフルオロ-フェノキシ)ブタン酸メチル
CO(6.61g、47.8mmol)を無水DMF(20mL)中の4-ブロモ-2,3-ジフルオロフェノール(5g、23.9mmol)の溶液中に加えた。混合物を室温で10分間撹拌した。混合物に、2,4-ジブロモブタン酸メチル(6.22g、23.9mmol)を滴加した。得られた混合物を室温で3時間撹拌した。混合物を酢酸エチル(60mL)で希釈し、フィルタにかけることにより無機固体を除去し、次に水および塩水で洗浄した。有機相をフラッシュカラムクロマトグラフィーで乾燥させ、濃縮した。残留物をフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を油として得た(4.7g、収率50%)。
工程2:
1-(4-ブロモ-2,3-ジフルオロ-フェノキシ)シクロプロパンカルボン酸メチル
4-ブロモ-2-(4-ブロモ-2,3-ジフルオロフェノキシ)ブタン酸メチル(4.7g、12.1mmol)をN保護下で無水THF(30mL)中に溶解し、氷アセトン浴で冷却した。混合物に固体カリウムtert-ブトキシド(1.36g、12.1mmol)を少しずつ加えた。得られた混合物を-10℃で30分間、次に室温で2時間撹拌した。反応物を真空中で乾燥させ、残留物をフラッシュカラムクロマトグラフィーによって直接精製して、表題化合物(2g、収率53.8%)を得た。
工程3:
1-[2,3-ジフルオロ-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェノキシ]シクロプロパンカルボニトリル
表題化合物は、出発材料として1-(4-ブロモ-2,3-ジフルオロ-フェノキシ)シクロプロパンカルボン酸メチルを使用して、参考例264の工程2、工程3、工程4および工程5と同様の手順で調製した。
中間体100
2-[[2,3-ジフルオロ-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェノキシ]メチル]シクロプロパンカルボニトリル
工程1:
2-(p-トリルスルホニルオキシメチル)シクロプロパンカルボン酸エチル
DCM(30mL)中の2-(ヒドロキシメチル)シクロプロパン-1-カルボン酸エチル(4g、27.7mmol)の溶液に、0℃で、EtN(5.62g、7.73mL、55.5mmol)、DMAP(339mg、2.77mmol)および4-メチルベンゼンスルホニルクロリド(6.35g、33.3mmol)を加えた。黄色の反応混合物を室温で3時間撹拌した。次に、反応混合物をHCl水溶液(30mL)およびDCM(30mL)に注ぎ、層を分離した。水層をDCMで抽出した。有機層を濃縮し、残留物をフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を油として得た(4.7g、収率56.8%)。
工程2:
2-[(4-ブロモ-2,3-ジフルオロ-フェノキシ)メチル]シクロプロパンカルボン酸エチル
4-ブロモ-2,3-ジフルオロフェノール(9g、43.1mmol)、2-((トシルオキシ)メチル)シクロプロパン-1-カルボン酸エチル(12.8g、43.1mmol)およびCsCO(14g、43.1mmol)をDMF(40mL)中に懸濁した。反応混合物を65℃で一晩加熱した。次に、混合物を放冷し、水で希釈し、エチルエーテルで抽出した。合わせた有機相をNaCO水溶液で洗浄し、濃縮した。フラッシュカラムクロマトグラフィーによって残留物を精製して、表題化合物を油として得た(8.5g、収率58.9%)。
工程3:
2-[[2,3-ジフルオロ-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェノキシ]メチル]シクロプロパンカルボニトリル
出発材料として2-[(4-ブロモ-2,3-ジフルオロ-フェノキシ)メチル]シクロプロパンカルボン酸エチルを使用して、参考例264の工程2、工程3、工程4および工程5と同様の手順で、表題化合物を調製した。
中間体101
2-(3-フルオロ-4-メチルスルファニル-フェニル)-4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン
1,4-ジオキサン(20mL)中の、4,4,4’,4’,5,5,5’,5’-オクタメチル-2,2’-ビ(1,3,2-ジオキサボロラン)(2.54g、10mmol)、4-ブロモ-2-フルオロ-1-メチルスルファニル-ベンゼン(2.2g、10mmol)、1,1’-
ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン-パラジウム(II)ジクロリドジクロロメタン錯体(653mg、0.8mmol)および酢酸カリウム(1.96g、20mmol)の混合物を80℃で一晩撹拌した。次に、混合物を水の中に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機層を乾燥させ、濃縮した。残留物をフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を油として得た(1.6g、収率61%)。
参考例265
(4-(アミノメチル)ピペリジン-1-イル)(4-((3-(2,5-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-メチルフェニル)メタノン
Figure 2022513944000150
工程1:
N-[[1-[4-[[3-(2,5-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンゾイル]-4-ピペリジル]メチル]カルバミン酸tert-ブチル
水(2.5mL)およびTHF(5mL)中のN-[[1-[4-[(3-ヨードイミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ]-2-メチル-ベンゾイル]-4-ピペリジル]メチル]カルバミン酸tert-ブチル(中間体73、200mg、339μmol)の溶液に、(2,5-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)ボロン酸(82.8mg、440μmol)、1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン-パラジウム(II)ジクロリドジクロロメタン錯体(55.3mg、67.7μmol)およびリン酸カリウム三塩基酸(216mg、1.02mmol)を加えた。次に、混合物を窒素で5分間脱気し、次いで、80℃で一晩撹拌した。室温まで冷却した後、混合物を濃縮し、DCMを加えた。有機層をNaSOで乾燥し、真空で濃縮した。残留物を直接次の工程の反応に使用した。MS(ESI,m/z):607[M+H]
工程2:
(4-(アミノメチル)ピペリジン-1-イル)(4-((3-(2,5-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-メチルフェニル)メタノン
DCM(5mL)中の工程1からのN-[[1-[4-[[3-(2,5-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンゾイル]-4-ピペリジル]メチル]カルバミン酸tert-ブチルの溶液に、CFCOOH(5mL)を加えた。混合物を室温で2時間撹拌した。次に、混合物を濃縮し、NaHCO水溶液を加えて、溶液をpH8~9に中和した。水相をDCMで抽出した。有機相を真空で濃縮し、残留物を分取HPLCにより精製して、表題化合物(37mg)を固体として得た。MS(ESI,m/z):507.1[M+H]
以下の例は、参考例265と同様に調製した。
Figure 2022513944000151
Figure 2022513944000152
Figure 2022513944000153
参考例277
[4-(アミノメチル)-1-ピペリジル]-[4-[[3-[3-クロロ-4-(シクロプロポキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-フェニル]メタノンギ酸塩
Figure 2022513944000154
工程1:
4-ブロモ-2-クロロ-1-(シクロプロポキシ)ベンゼン
ブロモシクロプロパン(8.75g、72.3mmol)を、ジメチルアセトアミド(45mL)中の、4-ブロモ-2-クロロフェノール(3g、14.5mmol)およびCsCO(11.8g、36.2mmol)の撹拌溶液に10分かけて滴加した。混合物を150℃に加熱し、この温度で16時間撹拌した。次に、混合物を水の中に注いだ。水層を酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空で濃縮した。残留物をフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(3g)を得た。MS(ESI,m/z):247[M+H]
工程2:
2-[3-クロロ-4-(シクロプロポキシ)フェニル]-4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン
雰囲気下で、1,4-ジオキサン(50mL)中の、4,4,4’,4’,5,5,5’,5’-オクタメチル-2,2’-ビ(1,3,2-ジオキサボロラン)(3.69g、14.5mmol)、4-ブロモ-2-クロロ-1-シクロプロポキシベンゼン(3g、12.1mmol)、酢酸カリウム(2.38g、24.2mmol)および1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン-パラジウム(II)ジクロリドジクロロメタン錯体(990mg、1.21mmol)の混合物を80℃で一晩撹拌した。室温まで冷却した後、混合物を濃縮し、残留物をDCM中に溶解した。有機相を水で洗浄し、乾燥させ、濃縮した。残留物をフラッシュカラムにより精製して、表題化合物(2.6g)を固体として得た。
工程3:
N-[[1-[4-[[3-[3-クロロ-4-(シクロプロポキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンゾイル]-4-ピペリジル]メチル]カルバミン酸tert-ブチル
水(2.5mL)およびTHF(5mL)中の、N-[[1-[4-[(3-ヨードイミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ]-2-メチル-ベンゾイル]-4-ピペリジル]メチル]カルバミン酸tert-ブチル(300mg、508μmol)の溶液に、2-(3-クロロ-4-シクロプロポキシフェニル)-4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン(195mg、660μmol)、1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン-パラジウム(II)ジクロリドジクロロメタン錯体(41.5mg、50.8μmol)およびリン酸カリウム三塩基酸(324mg、308μl、1.52mmol)を加えた。次に、混合物を窒素で5分間脱気し、次に70℃で一晩撹拌した。室温まで冷却した後、混合物を濃縮した。水相をDCMで抽出した。有機相を乾燥および濃縮して、粗生成物(300mg)を得た。粗生成物をさらに精製することなく直接次の工程の反応に使用した。MS(ESI,m/z):631[M+H]
工程4:
(4-(アミノメチル)ピペリジン-1-イル)(4-((3-(3-クロロ-4-シクロプロポキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-メチルフェニル)メタノンギ酸塩
TFA(5mL)およびDCM(5mL)中のN-[[1-[4-[[3-[3-クロロ-4-(シクロプロポキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンゾイル]-4-ピペリジル]メチル]カルバミン酸tert-ブチル(300mg、475μmol)の溶液を室温で2時間撹拌した。次に、溶液を濃縮し、残留物を水およびDCMで希釈した。混合物溶液をKCO水溶液でpH8~9に塩基性化した。水層をDCMで抽出した。合わせた有機相を乾燥させ、濃縮した。残留物を分取HPLCにより精製して、表題化合物(14mg)を固体として得た。MS(ESI,m/z):531.2[M+H]
参考例278
(4-(アミノメチル)ピペリジン-1-イル)(4-((3-(4-(シクロプロピルメトキシ)-3-フルオロフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-メチルフェニル)メタノン
Figure 2022513944000155
表題化合物は、ブロモシクロプロパンの代わりに(ブロモメチル)シクロプロパンを、4-ブロモ-2-クロロフェノールの代わりに4-ブロモ-2-フルオロ-フェノールを使用して、参考例277と同様に得られた。MS(ESI,m/z):529.3[M+H]
参考例279
2-[4-[8-[4-[4-(アミノメチル)ピペリジン-1-カルボニル]-3-メチル-アニリノ]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル]-2,3-ジフルオロ-フェノキシ]プロパンニトリル;2,2,2-トリフルオロ酢酸
Figure 2022513944000156
表題化合物は、ブロモシクロプロパンの代わりに2-ブロモプロパンニトリルを、4-ブロモ-2-クロロフェノールの代わりに4-ブロモ-2,3-ジフルオロ-フェノールを使用して、参考例277と同様に得られた。MS(ESI,m/z):546.5[M+H]
参考例280
4-(4-(8-((4-(4-(アミノメチル)ピペリジン-1-カルボニル)-3-メチルフェニル)アミノ)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル)-2,3-ジフルオロフェノキシ)ブタンニトリル
Figure 2022513944000157
表題化合物は、ブロモシクロプロパンの代わりに4-ブロモブタンニトリルを、4-ブロモ-2-クロロフェノールの代わりに4-ブロモ-2,3-ジフルオロ-フェノールを使用して、参考例277と同様に得られた。MS(ESI,m/z):560.4[M+H]
参考例281
[4-(アミノメチル)-1-ピペリジル]-[4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-プロプ-2-イノキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-フェニル]メタノン;ギ酸
Figure 2022513944000158
表題化合物は、ブロモシクロプロパンの代わりに3-ブロモプロプ-1-インを、4-ブロモ-2-クロロフェノールの代わりに4-ブロモ-2,3-ジフルオロ-フェノールを使用して、参考例277と同様に得られた。MS(ESI,m/z):531.1[M+H]
参考例282
[4-(アミノメチル)-1-ピペリジル]-[4-[[3-[2,3-ジフルオロ-4-(2-ピリジルオキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-フェニル]メタノンギ酸塩
Figure 2022513944000159
工程1:
2-(4-ブロモ-2,3-ジフルオロ-フェノキシ)ピリジン
DMSO(20mL)中の、4-ブロモ-2,3-ジフルオロフェノール(3.5g、16.7mmol)、2-フルオロピリジン(2.44g、25.1mmol)およびKCO(5.79g、41.9mmol)の混合物を120℃で3日間加熱した。次に、混合物を水の中に注ぎ、DCMで抽出した。有機層を乾燥させ、濃縮した。残留物をフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を油として得た(700mg、収率14.6%)。
工程2:
2-[2,3-ジフルオロ-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェノキシ]ピリジン
下で、1,4-ジオキサン(10mL)中の、4,4,4’,4’,5,5,5’,5’-オクタメチル-2,2’-ビ(1,3,2-ジオキサボロラン)(746mg、2.94mmol)、2-(4-ブロモ-2,3-ジフルオロフェノキシ)ピリジン(0.7g、2.45mmol)、酢酸カリウム(480mg、4.89mmol)および1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン-パラジウム(II)ジクロリドジクロロメタン錯体(200mg、245μmol)の混合物を80℃で一晩撹拌した。反応溶液をフィルタにかけ、濃縮した。さらなる精製なしに、残留物を直接次の工程の反応に使用した。
工程3:
N-[[1-[4-[[3-[2,3-ジフルオロ-4-(2-ピリジルオキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンゾイル]-4-ピペリジル]メチル]カルバミン酸tert-ブチル
1,4-ジオキサン(10mL)および水(5mL)中の、2-(2,3-ジフルオロ-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェノキシ)ピリジン(工程2の粗生成物)、((1-(4-((3-ヨードイミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-メチルベンゾイル)ピペリジン-4-イル)メチル)カルバミン酸tert-ブチル(中間体73、400mg、677μmol)、リン酸カリウム(288mg、1.35mmol)および1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン-パラジウム(II)ジクロリドジクロロメタン錯体(55.3mg、67.7μmol)の混合物をマイクロ波管内で95℃で1時間加熱した。次に、混合物を濃縮し、水層をDCMで抽出した。有機層を乾燥させ、濃縮した。さらなる精製なしに、残留物を直接次の工程の反応に使用した。
工程4:
[4-(アミノメチル)-1-ピペリジル]-[4-[[3-[2,3-ジフルオロ-4-(2-ピリジルオキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-フェニル]メタノン;ギ酸
((1-(4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-(ピリジン-2-イルオキシ)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-メチルベンゾイル)ピペリジン-4-イル)メチル)カルバミン酸tert-ブチル(工程3からの粗生成物)をDCM(5mL)およびTFA(5mL)中に溶解した。溶液を1時間撹拌した。次に、溶液を濃縮し、残留物をDCM中に溶解した。水(10mL)を加えた。pH8~9までKCOを加えることにより、溶液をアルカリ化した。水相をDCMで抽出した。有機相を濃縮し、残留物を分取HPLCにより精製して、表題化合物を得た。MS(ESI,m/z):570.2[M+H]
参考例283
[4-(アミノメチル)-1-ピペリジル]-[4-[[3-[2,3-ジフルオロ-4-(4-ピリジルオキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-フェニル]メタノン
Figure 2022513944000160
工程1:
4-(4-ブロモ-2,3-ジフルオロ-フェノキシ)ピリジン
DMA(20mL)中の4-ブロモ-2,3-ジフルオロフェノール(3.0g、14.4mmol)にカリウムtert-ブトキシド(3.22g、28.7mmol)を0℃で加えた。無色の溶液を室温で1時間撹拌した。次に、4-フルオロピリジン塩酸塩(1.92g、14.4mmol)を加えた。有機溶液を100℃で一晩加熱した。混合物を水の中に注いだ。水層を酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を飽和NaCl水溶液で洗浄し、濃縮した。残留物をフラッシュカラムにより精製して、表題化合物を油として得た(3.3g、収率80%)。
工程2:
[4-(アミノメチル)-1-ピペリジル]-[4-[[3-[2,3-ジフルオロ-4-(4-ピリジルオキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-フェニル]メタノン
表題化合物は、出発材料として4-(4-ブロモ-2,3-ジフルオロ-フェノキシ)ピリジンを使用して、参考例282の工程2、工程3および工程4と同様の手順で得られた。MS(ESI,m/z):570.2[M+H]
参考例284
[4-(アミノメチル)-1-ピペリジル]-[4-[[3-[2,3-ジフルオロ-4-(3-ピリジルメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-フェニル]メタノンギ酸塩
Figure 2022513944000161
工程1:3-[(4-ブロモ-2,3-ジフルオロ-フェノキシ)メチル]ピリジン
DMF(15mL)中の、4-ブロモ-2,3-ジフルオロフェノール(2.09g、10mmol)、3-(クロロメチル)ピリジン(1.64g、10mmol)、CsCO(3.25g、10mmol)およびヨウ化テトラブチルアンモニウム(185mg、0.5mmol)を懸濁した。得られた混合物を一晩60℃に加熱した。次に、混合物を冷却し、水で希釈し、エチルエーテルで抽出した。合わせた有機相を乾燥させ、濃縮した。残留物をフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を黄色の固体(1.6g、収率53%)として得た。
工程2:
3-[[2,3-ジフルオロ-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェノキシ]メチル]ピリジン
の下で、1,4-ジオキサン(10mL)中の、4,4,4’,4’,5,5,5’,5’-オクタメチル-2,2’-ビ(1,3,2-ジオキサボロラン)(1.36g、5.3mmol)、3-[(4-ブロモ-2,3-ジフルオロ-フェノキシ)メチル]ピリジン(1.6g、5.3mmol)、酢酸カリウム(1.04g、10.6mmol)および1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン-パラジウム(II)二塩化物ジクロロメタン錯体(346mg、0.424mmol)の混合物を80℃で一晩撹拌した。反応溶液を冷却し、水の中に注いだ。水相を酢酸エチルで抽出した。有機相を濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を固体として得た(0.86g)。
工程3:
[4-(アミノメチル)-1-ピペリジル]-[4-[[3-[2,3-ジフルオロ-4-(3-ピリジルメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-フェニル]メタノンギ酸塩
表題化合物は、出発材料として中間体73および3-[[2,3-ジフルオロ-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェノキシ]メチル]ピリジンを使用して、参考例265と同様に調製した。MS(ESI,m/z):584.2[M+H]
参考例285
[4-(アミノメチル)-1-ピペリジル]-[4-[[3-[2,3-ジフルオロ-4-(2-ピリジルメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-フェニル]メタノン;ギ酸
Figure 2022513944000162
表題化合物は、3-(クロロメチル)ピリジンの代わりに2-(クロロメチル)ピリジンを使用して、参考例284と同様に取得した。MS(ESI,m/z):584.3[M+H]
参考例286
[4-(アミノメチル)-1-ピペリジル]-[4-[[3-(4-ベンジルオキシ-2,3-ジフルオロ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-フェニル]メタノンギ酸塩
Figure 2022513944000163
表題化合物は、3-(クロロメチル)ピリジンの代わりにクロロメチルベンゼンを使用して、参考例284と同様に取得した。MS(ESI,m/z):583.2[M+H]
参考例287
[4-(アミノメチル)-1-ピペリジル]-[4-[[3-[2,3-ジフルオロ-4-(4-ピリジルメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-フェニル]メタノンギ酸塩
Figure 2022513944000164
表題化合物は、3-(クロロメチル)ピリジンの代わりに4-(クロロメチル)ピリジンを使用して、参考例284と同様に取得した。MS(ESI,m/z):584.3[M+H]
参考例288
[4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-フェニル]-[4-(4-メチルピペラジン-1-カルボニル)ピペラジン-1-イル]メタノンギ酸塩
Figure 2022513944000165
ACN(3mL)中の[4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-フェニル]-ピペラジン-1-イル-メタノン(参考例289)(100.0mg、0.210mmol、1当量)の溶液に、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(0.11mL、0.630mmol、3当量)およびN,N’-カルボニルジイミダゾール(37.28mg、0.230mmol、1.1当量)を加え、次いで反応物を20℃で3時間撹拌した。1-メチルピペラジン(41.87mg、0.420mmol、2当量)を加え、次いで、80℃で12時間撹拌した。濃縮後、NMP(3mL)を加え、次いで、120℃で12時間撹拌した。反応混合物を分取HPLCにより精製して、生成物[4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-フェニル]-[4-(4-メチルピペラジン-1-カルボニル)ピペラジン-1-イル]メタノンギ酸塩(25.1mg、0.040mmol、収率18%)を黄色の固体として得た。
LC-MS:[M+H]:605.2
参考例289
[4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-フェニル]-ピペラジン-1-イル-メタノン塩酸塩
Figure 2022513944000166
工程1:4-[4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンゾイル]ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル
DMF(20mL)中の4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-安息香酸(中間体7)(2.4g、5.84mmol、1当量)の溶液に、1-BOC-ピペラジン(1.64g、8.78mmol、1.5当量)、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(3.06mL、17.54mmol、3当量)およびHATU(4.44g、11.7mmol、2当量)を加え、次に反応物を25℃で12時間撹拌した。80mLの水を加え、酢酸エチル(3X100mL)で抽出した。合わせた有機層を塩水(3×80mL)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、フィルタにかけ、濃縮した。40mLのMTBEを残留物に加え、1時間撹拌した。懸濁液をフィルタにかけ、乾燥させて、4-[4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンゾイル]ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル(3.4g、5.88mmol、収率90%)を黄色の固体として得た。
LC-MS:[M+H]:579.3
工程2)参考例289
[4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-フェニル]-ピペラジン-1-イル-メタノン;塩酸塩
150mLの丸底フラスコ中で、4-(4-((3-(4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-メチルベンゾイル)ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル(工程1)(3.087g、5.18mmol、1当量)をジオキサン(25mL)と合わせて、淡褐色の懸濁液を得た。適切な溶液を得るために、加熱、超音波処理および1.0mLのMeOHの添加が必要であった。次に、塩化水素(ジオキサン中の4M溶液)(12.9mL、51.8mmol、10当量)をゆっくり加えた。再び5mLのジオキサンを加え、反応混合物を一晩撹拌した。ジエチルエーテルを加え、懸濁液を超音波浴中で超音波処理し、フィルタにかけ、ジエチルエーテルで洗浄し、高真空で乾燥させて、標的化合物を灰白色の固体として得た(2.7g、収率:100%)。LC-MS:[M+H]:479.3
以下の例および中間体は、参考例289と同様に調製された:
Figure 2022513944000167
Figure 2022513944000168
中間体86
4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-安息香酸
工程1)4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-エチル安息香酸メチル
Ar下で、2-エチル-4-((3-ヨードイミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)安息香酸メチル(中間体42)(2g、4.36mmol、1当量)および(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)ボロン酸[CAS#170981-41-6](860mg、4.58mmol、1.05当量)をジオキサン(30mL)中で混合した。水(3mL)中にNaCO[CAS#497-19-8](1.02g、9.59mmol、2.2当量)を含む溶液を加え、灰白色の懸濁液をArで脱気した。[1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)、ジクロロメタン錯体[CAS#95464-05-4](53.4mg、65.4μmol、0.015当量)を加え、オレンジ色の懸濁液を110℃で一晩撹拌した。室温で、懸濁液をフィルタにかけた。容器およびフィルターケーキを酢酸エチルで洗浄した。Isoluteを黒い懸濁液中に投入した。溶媒を蒸発させ、未精製物質をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、100g、0%~50%酢酸エチル、次に0%~50%DCM/MeOH/25%NH水溶液(95:5:1)、DCM中)によって精製した。目的の化合物は淡黄色の固体として得られた(1.53g、収率:80%)。LC-MS(ESP):m/z=439.3[M+H]
工程2)中間体86
4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-安息香酸
Ar下で、4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-エチル安息香酸メチル(工程1)(0.765g、1.74mmol、1当量)をエタノール(9.79mL)中に懸濁した。1M LiOH溶液(3.59mL、3.59mmol、2.06当量)を加え、反応混合物を80℃で一晩撹拌した。溶媒を蒸発させ、残留物を水(1M NaOHでpH=12)と酢酸エチルの間に分配した。水相を1m HClでpH=1に酸性化した。得られた灰白色の懸濁液をフィルタにかけ、ケーキを水で洗浄して、灰白色の固体として標的化合物を得た(574mg、収率:78%)。LC-MS(ESP):m/z=525.3[M+H]
以下の中間体は、中間体86と同様に調製した。
Figure 2022513944000169
中間体109
2-[2,3-ジフルオロ-4-[8-[3-メチル-4-(ピペラジン-1-カルボニル)アニリノ]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル]フェノキシ]アセトニトリル
工程1)4-(4-((3-ヨードイミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-メチルベンゾイル)ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル:
50mLの丸底フラスコ中で、4-((3-ヨードイミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-メチル安息香酸(中間体1)(1.880g、4.15mmol、1当量)、ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル[CAS#57260-71-6](1.16g、6.22mmol、1.5当量)およびHATU(3.15g、8.29mmol、2.0当量)をDMF(20mL)(新しい瓶)と合わせて、肌色のエマルジョンを与えた。反応混合物を超音波処理して、残りの固体の一部を破壊した。反応混合物を室温で撹拌し、DIPEA(2.68g、3.62mL、20.7mmol、5.0当量)を加えた。室温での激しい攪拌を2時間続けた後、50℃の高真空中でDMFをほとんど蒸発させた。暗褐色の油をDCM/MeOH(9:1)で希釈し、Isoluteを加えた。揮発性溶媒を真空で蒸発させ、残りのDMFを50℃のHV中で蒸留除去した。未精製物質をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、120g、0%~100%DCM/MeOH/25%NH水溶液(95/5/1)、固体負荷(solid loading))によって精製し、4-(4)-((3-ヨードイミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-メチルベンゾイル)ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル(2.449g、4.14mmol、収率99.7%)を白色固体として得た。LC-MS(ESP):m/z=563.1[M+H]
工程2)4-(4-((3-(4-(シアノメトキシ)-2,3-ジフルオロフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-メチルベンゾイル)ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル:
100mLの4つ口フラスコ中で、4-(4-((3-ヨードイミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-メチルベンゾイル)ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル(工程1において得られた)(1g、1.69mmol、1当量)を、2-(2,3-ジフルオロ-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェノキシ)アセトニトリル(523mg、1.77mmol、1.05当量)、炭酸ナトリウム(394mg、3.72mmol、2.2当量)およびジオキサン(15mL)と合わせた。得られた懸濁液を撹拌し、アルゴンを2分間散布した。水(1.5mL)を添加し、[1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)、ジクロロメタン錯体[CAS#95464-05-4](20.7mg、25.3μmol、0.015当量)をその後添加した。反応混合物をアルゴン雰囲気下で48時間還流した。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、フィルタにかけ、容器およびフィルターケーキを十分な酢酸エチルで洗浄し、得られた黒色溶液を真空中で濃縮した。未精製物質をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、40g、ヘプタン中40%酢酸エチル均一溶媒の後すぐに0%-50%DCM/MeOH/NH3(95/5/1)、固体負荷)によって精製した。表題化合物4-(4-((3-(4-(シアノメトキシ)-2,3-ジフルオロフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-メチルベンゾイル)ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル(716mg、1.16mmol、収率68.8%)が褐色の蝋状固体として得られた。LC-MS(ESP):m/z=604.3[M+H]+。
工程3)2-[2,3-ジフルオロ-4-[8-[3-メチル-4-(ピペラジン-1-カルボニル)アニリノ]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル]フェノキシ]アセトニトリル:
50mLの丸底フラスコ中で、4-(4-((3-(4-(シアノメトキシ)-2,3-ジフルオロフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-メチルベンゾイル)ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル(工程2で得られた)(716mg、1.19mmol、1当量)をDCM(10mL)と合わせて、褐色の溶液を得た。TFA(1.48g、1mL、13mmol、10.9当量)を加え、反応混合物を室温で6時間撹拌し、5mLの飽和重炭酸ナトリウム水溶液と5mLの水でクエンチした。相を分離し、分液漏斗をDCM/MeOH(9:1)で洗浄して沈殿物を溶解した。有機相を合わせ、MgSO一水和物で乾燥させ、フィルタにかけた。得られた薄茶色の溶液を真空で蒸発させた。未精製物質をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、40g、0%~100%DCM/MeOH/25%NH水溶液(90/10/1)、固体負荷)によって精製して、2-(2,3-ジフルオロ-4-(8-((3-メチル-4-(ピペラジン-1-カルボニル)フェニル)アミノ)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル)フェノキシ)アセトニトリル(417mg、812μmol、収率68.4 %)を灰白色の固体として得た。LC-MS(ESP)m/z=504.2[M+H]+。
以下の中間体は、中間体109と同様に調製した。
Figure 2022513944000170
中間体113
N-[2-[[2-エチル-4-[(3-ヨードイミダゾ[1,2-a]ピラジン-8イル)アミノ]ベンゾイル]アミノ]エチル]カルバミン酸tert-ブチル
DMF(40mL)中の、2-エチル-4-((3-ヨードイミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)安息香酸塩酸塩(中間体63)(4.45g、0.01mol、1当量)、HATU(5.7g、15mmol、1.5当量)およびDIPEA(6.46g、8.73mL、50mmol、5当量)の混合物を室温で15分間撹拌した。次に、(2-アミノエチル)カルバミン酸tert-ブチル(2.45g、2.41mL、15mmol、1.5当量)を加え、得られた溶液を室温で1時間半撹拌した。反応混合物を濃縮乾固させた。液体に100mLのHOを加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を塩水で洗浄し、MgSOで乾燥させ、蒸発乾固させた。粗生成物(7.48g)を、フラッシュクロマトグラフィーにより、DCM/DCM:MeOH 9:1(0-100%)中の100gのSiO 60で精製した。得られた材料(4.5g)を10mLのEtOで粉砕した。混合物を1/2時間撹拌し、フィルタにかけ、固体をEtOで洗浄し、乾燥させて、3.57gの表題化合物を灰白色の固体として得た(収率:65%)。MS(ESP)m/z=551.2[M+H]+。
中間体102
(2-(1-(4-((3-ヨードイミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-メチルベンゾイル)ピペリジン-4-カルボキサミド)エチル)(メチル)カルバミン酸tert-ブチル
表題化合物は、中間体68~中間体113と同様に調製した。LC/MS:[M+H]=662.3
以下の中間体は、中間体113と同様に調製した。
Figure 2022513944000171
中間体116
N-(2-アミノエチル)-4-[[3-[4-(シアノメトキシ)-2,3-ジフルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンズアミド
工程1)
N-[2-[[4-[[3-[4-(シアノメトキシ)-2,3-ジフルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンゾイル]アミノ]エチル]カルバミン酸tert-ブチル
水(2mL)/1,4-ジオキサン(20mL)中の、N-[2-[[2-エチル-4-[(3-ヨードイミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ]ベンゾイル]アミノ]エチル]カルバミン酸tert-ブチル(中間体113)(0.5g、0.910mmol、1当量)の溶液に、2-[2,3-ジフルオロ-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェノキシ]アセトニトリル(0.8g、2.73mmol、3当量)、1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン-パラジウム(II)ジクロリドジクロロメタン錯体(0.04g、0.050mmol、0.050当量)および炭酸ナトリウム(0.19g、1.82mmol、2当量)を25℃で加え、混合物を80℃で12時間撹拌した。混合物を水(50mL)中に注ぎ、DCM(50mL×3)で抽出し、合わせた有機相を塩水(50mL×3)で洗浄し、無水NaSOで乾燥し、濃縮し、フラッシュカラム(PE:EA:DCM=1:1:1)により粗生成物を精製して、N-[2-[[4-[[3-[4-(シアノメトキシ)-2,3-ジフルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンゾイル]アミノ]エチル]カルバミン酸tert-ブチル(400mg、0.680mmol、収率74.43%)(PE:酢酸エチル=1:1、Rf=0.1)黄色の固体として得た。LC/MS:[M+H]=592.3
工程2)中間体116:
N-(2-アミノエチル)-4-[[3-[4-(シアノメトキシ)-2,3-ジフルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンズアミド
DCM(20mL)中の工程1で得られたN-[2-[[4-[[3-[4-(シアノメトキシ)-2,3-ジフルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ-2-エチル-ベンゾイル]アミノ]エチル]カルバミン酸tert-ブチル(200.0mg、0.340mmol、1当量)の溶液に、0℃でトリフルオロ酢酸(2.0mL、25.96mmol、76.79当量)を加え、この混合物を20℃で2時間撹拌した。混合物を濃縮して、N-(2-アミノエチル)-4-[[3-[4-(シアノメトキシ)-2,3-ジフルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンズアミド(160mg、0.330mmol、収率96.3%)を褐色ガムとして得た。LC/MS:[M+H]=492.3
以下の中間体は、中間体116と同様に調製した。
Figure 2022513944000172
中間体123
(2-クロロ-4-((3-(3-フルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)フェニル)(ピペラジン-1-イル)メタノン塩酸塩
表題化合物は、中間体2およびピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチルから中間体4と同様に調製した。
MS観察(ESI)[(M-H)]:479.4
参考例294
N-(2-アミノエチル)-4-[4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンゾイル]ピペラジン-1-カルボキサミド塩酸塩
Figure 2022513944000173
工程1)
DCM(5mL)中の4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-フェニル]-ピペラジン-1-イル-メタノン(参考例289)(100.0mg、0.210mmol、1当量)の溶液に、0℃でN,N-ジイソプロピルエチルアミン(0.18mL、1.04mmol、5当量)およびビス(トリクロロメチル)カーボナート(24.81mg、0.080mmol、0.400当量)を加え、混合物を0℃で1時間撹拌し、次いで、N-BOC-エチレンジアミン(100.45mg、0.630mmol)、3当量)を加え、混合物を25℃で12時間撹拌し、LC-MSは反応が完了したことを示した。混合物を濃縮し、分取HPLC(TFA)によって精製して、N-[2-[[4-[4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンゾイル]ピペラジン-1-カルボニル]アミノ]エチル]カルバミン酸tert-ブチル(80mg、0.120mmol、収率57.59%)を黄色の固体として得た。
LC-MS:[M+H]:665.3
工程2)
N-[2-[[4-[4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ
[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンゾイル]ピペラジン-1-カルボニル]アミノ]エチル]カルバミン酸tert-ブチル(工程1で得られた)(80.0mg、0.120mmol、1当量)のメタノール(20mL)溶液に、MeOH中の塩酸(0.77mL、3.1mmol、25.72当量)を加え、次いで25℃で2時間撹拌した。LC-MSは反応が完了したことを示した。濃縮後、100mLの飽和NaHCO水溶液を加え、DCM(100mL×3)で抽出した。合わせた有機層を塩水(100mL)で洗浄し、NaSO上で乾燥し、フィルタにかけ、濃縮した。残留物を分取HPLC(HCl)によって精製して、N-(2-アミノエチル)-4-[4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンゾイル]ピペラジン-1-カルボキサミド塩酸塩(28mg、0.040mmol、収率36.24%)を黄色の固体として得た。
LC-MS:[M+H]:565.1
以下の例は、参考例294と同様に調製した(工程2は、保護基を除去する必要がある場合にのみ必要とされる)。
Figure 2022513944000174
Figure 2022513944000175
Figure 2022513944000176
Figure 2022513944000177
Figure 2022513944000178
Figure 2022513944000179
Figure 2022513944000180
Figure 2022513944000181
Figure 2022513944000182
Figure 2022513944000183
Figure 2022513944000184
Figure 2022513944000185
参考例334:
[4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-フェニル]-[4-(ピペリジン-4-カルボニル)ピペラジン-1-イル]メタノン塩酸塩
Figure 2022513944000186
工程1)4-[4-[4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンゾイル]ピペラジン-1-カルボニル]ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル25mLバイアル中に、(4-((3-(4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-メチルフェニル)(ピペラジン-1-イル)メタノン塩酸塩;参考例289(250mg、243μmol、1当量)およびDIPEA(157mg、212μl、1.21mmol、5.0当量)をDMF(5mL)と合わせて淡黄色の懸濁液を得、これをほとんどの固体が溶解するまで撹拌した。次に、1-(tert-ブトキシカルボニル)ピペリジン-4-カルボン酸(83.5mg、364μmol、1.5当量)およびHATU(185mg、485μmol、2.0当量)を添加した。管の壁をいくらかのDMFで洗い流し、反応混合物を室温で2時間撹拌した。反応混合物を10mLの酢酸エチル中に注ぎ、0.1MのNaOH水溶液で1回抽出した。有機相を塩水で洗浄し、硫酸マグネシウム一水和物で乾燥させ、フィルタにかけ、得られた溶液を真空で濃縮した。未精製物質をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、25g、0%~75%DCM/MeOH/25%NHOH水溶液(95/5/1))によって精製して、101mgの灰白色の固体を得た。MS:[M+H]+;690.4
工程2)参考例334
[4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-フェニル]-[4-(ピペリジン-4-カルボニル)ピペラジン-1-イル]メタノン塩酸塩
50mLの丸底フラスコ中で、4-(4-(4-((3-(4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-メチルベンゾイル)ピペラジン-1-カルボニル)ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチル(工程1)(100mg、145μmol、1当量)をジオキサン(1mL)と合わせて、無色の溶液を得た。塩化水素(ジオキサン中4M)(181μl、725μmol、5当量)を加えた。撹拌を続け、塩化水素(ジオキサン中4M)(181μl、725μmol、5当量)を再度加えた。反応混合物を一晩撹拌した。反応混合物を無水エーテルで希釈し、撹拌し、次いでフィルタにかけた。フィルターケーキをエーテルで数回洗浄し、HVで乾燥させて、灰白色の固体として標的化合物を得た(93mg、収率:93%)。MS(ISN):[M-H];588.5
以下の例は、参考例334と同様に調製した(工程2は、保護基を除去する必要がある場合にのみ必要とされる)。
Figure 2022513944000187
Figure 2022513944000188
Figure 2022513944000189
Figure 2022513944000190
Figure 2022513944000191
Figure 2022513944000192
Figure 2022513944000193
Figure 2022513944000194
Figure 2022513944000195
Figure 2022513944000196
Figure 2022513944000197
Figure 2022513944000198
Figure 2022513944000199
Figure 2022513944000200
Figure 2022513944000201
Figure 2022513944000202
Figure 2022513944000203
Figure 2022513944000204
Figure 2022513944000205
Figure 2022513944000206
Figure 2022513944000207
Figure 2022513944000208
Figure 2022513944000209
Figure 2022513944000210
Figure 2022513944000211
Figure 2022513944000212
Figure 2022513944000213
Figure 2022513944000214
Figure 2022513944000215
Figure 2022513944000216
中間体126
(2S,4S)-1-tert-ブトキシカルボニル-4-エチル-4-ヒドロキシ-ピロリジン-2-カルボン酸
および中間体127
(2S,4R)-1-tert-ブトキシカルボニル-4-エチル-4-ヒドロキシ-ピロリジン-2-カルボン酸
臭化エチルマグネシウム(7.27mL、21.81mmol、2.5当量)を、窒素雰囲気下、-20℃で、(2S)-1-tert-ブトキシカルボニル-4-オキソ-ピロリジン-2-カルボン酸[CAS#84348-37-8](2.0g、8.72mmol、1当量)のTHF(50mL)溶液に滴加した。得られた混合物を同じ温度で1時間撹拌し、次に0℃で10時間さらに撹拌した。氷冷下で、反応混合物を1N塩酸水溶液(100mL)中に注ぎ、続いて酢酸エチルで抽出した。有機層を塩水で洗浄し、無水NaSOで乾燥させた。溶媒を減圧下で蒸発させ、粗生成物を分取HPLC(添加剤としてFA)により精製して、(2S,4S)-1-tert-ブトキシカルボニル-4-エチル-4-ヒドロキシ-ピロリジン-2-カルボン酸(中間体126)(0.800g、3.09mmol、収率35.36%)を灰白色の固体として、(2S,4R)-1-tert-ブトキシカルボニル-4-エチル-4-ヒドロキシ-ピロリジン-2-カルボン酸(中間体127)(0.200g、0.770mmol、収率8.84%)を灰白色の固体として得た。
参考例424
((2S,3R,4S)-3,4-ジヒドロキシピロリジン-2-イル)(4-(4-((3-(3-フルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-メチルベンゾイル)ピペラジン-1-イル)メタノン塩酸塩
Figure 2022513944000217
工程1:(S)-2-(4-(4-((3-(3-フルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-メチルベンゾイル)ピペラジン-1-カルボニル)-2,5-ジヒドロ-1H-ピロール-1-カルボン酸tert-ブチル
表題化合物は、参考例290からの参考例334および(S)-1-(tert-ブトキシカルボニル)-2,5-ジヒドロ-1H-ピロール-2-カルボン酸と同様に、Boc保護基の切断なしに調製した。
MS(ESI)[M+H]:656.5
工程2:(2S,3R,4S)-2-(4-(4-((3-(3-フルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-メチルベンゾイル)ピペラジン-1-カルボニル)-3,4-ジヒドロキシピロリジン-1-カルボン酸tert-ブチル
(S)-2-(4-(4-((3-(3-フルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-メチルベンゾイル)ピペラジン-1-カルボニル)-2,5-ジヒドロ-1H-ピロール-1-カルボン酸tert-ブチル(50mg、76.3μmol、1当量)を、tert-BuOH(750μl)、テトラヒドロフラン(200μl)および水(50μl)の混合物中に溶解した。水中の四酸化オスミウム(4%)(48.5mg、59.8μl、7.63μmol、0.1当量)を添加し、続いて4-メチル(methyol)モルホリンN-オキシド(13.4mg、114μmol、1.5当量)を添加した。混合物を一晩撹拌した。次に、水中の四酸化オスミウム(4%)(48.5mg、59.8μl、7.63μmol、0.1当量)および4-メチル(methyol)モルホリンN-オキシド(13.4mg、114μmol、1.5当量)をさらに添加し、混合物を72時間撹拌した。飽和Na水溶液を加えることにより反応をクエンチし、次に2-MeTHFで抽出した。合わせた有機層を飽和Na水溶液および塩水で洗浄し、次いで、真空で濃縮した。残留物を分取HPLCにより精製して、表題化合物(52.6mg)を薄茶色の固体として得た。
MS(ESI)[M+H]:690.4
工程3:((2S,3R,4S)-3,4-ジヒドロキシピロリジン-2-イル)(4-(4-((3-(3-フルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-メチルベンゾイル)ピペラジン-1-イル)メタノン塩酸塩
DCM(200μl)中の(2S,3R,4S)-2-(4-(4-((3-(3-フルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-メチルベンゾイル)ピペラジン-1-カルボニル)-3,4-ジヒドロキシピロリジン-1-カルボン酸tert-ブチル(8.3mg、12μmol、1当量)に、ジオキサン中の4M HCl(50μl)を添加した。反応混合物を一晩撹拌し、次に真空で濃縮して、表題化合物(8.9mg)を白色の固体として得た。MS(ESI)[M+H]:590.3
以下の例は、参考例424と同様に調製した。
Figure 2022513944000218
参考例427
rel-(4-(4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-メチルベンゾイル)ピペラジン-1-イル)((3R,4S)-3,4-ジヒドロキシピペリジン-3-イル)メタノン
Figure 2022513944000219
工程1:1-(tert-ブトキシカルボニル)-1,2,5,6-テトラヒドロピリジン-3-カルボン酸
1,2,5,6-テトラヒドロピリジン-3-カルボン酸塩酸塩(1g、6.11mmol、1当量)をジオキサン(7.8mL)および水(7.8mL)と合わせてオレンジ色の溶液を得た。次に、ジオキサン中の溶液(7.8mL)として、二炭酸ジ-tert-ブチル(1.47g、6.72mmol、1.1当量)をゆっくりと加えた。15分後、NaOH(8mL、8mmol、1.31当量)を加え、RMを室温で一晩撹拌した。揮発性物質を除去し、反応混合物を50mLのtBuOMe中に注ぎ、1M HCl(2×25mL)で抽出した。水層をtBuOMe(2×25ml)で逆抽出した。有機層を合わせ、飽和NaCl(2×25mL)で洗浄し、次にMgSOで乾燥し、フィルタにかけ、真空で濃縮し、未精製中間体をさらに精製することなく次の工程で使用した。MS(ESI)[M+H]:228.0
工程2:1-tert-ブチル5-O-メチル3,6-ジヒドロ-2H-ピリジン-1,5-ジカルボキシラート
1-(tert-ブトキシカルボニル)-1,2,5,6-テトラヒドロピリジン-3-カルボン酸(409mg、1.8mmol、1当量)をDMF(9mL)中に溶解した。炭酸カリウム(298mg、2.16mmol、1.2当量)およびMeI(511mg、225μL、3.6mmol、2当量)を連続して加え、RMを室温で一晩撹拌した。RMをHV下で濃縮した。残留物を酢酸エチル中に溶解し、フィルタにかけ、真空下で濃縮した。MS(ESI)[M+H]:186.1(カルバミン酸、M-55)
工程3:1-tert-ブチル3-O-メチル(3R,4S)-3,4-ジヒドロキシピペリジン-1,3-ジカルボキシラート
1-(tert-ブチル)3-メチル5,6-ジヒドロピリジン-1,3(2H)-ジカルボキシラート(434mg、1.8mmol、1当量)をtBuOH(20mL)中に溶解した。NMO(211mg、1.8mmol、1当量)および水中の4%四酸化オスミウム(1.14g、1.41mL、180μmol、0.1当量)を連続して加えた。チオ硫酸ナトリウム(1.42g、8.99mmol、5当量)を添加して反応をクエンチしたが、tBuOH中に不溶であった。最小量の飽和Na溶液を添加して塩を可溶化し、RMを1時間撹拌した。セライトのパッドを通してRMをフィルタにかけ、真空下で濃縮した。combiflashによる精製。MS(ESI)[M+H]:176.1(M-Boc)
工程4:5-(tert-ブチル)3a-メチル(3aR,7aS)-2,2-ジメチルジヒドロ-[1,3]ジオキソロ[4,5-c]ピリジン-3a,5(4H,6H)-ジカルボキシラート
rac-1-(tert-ブチル)3-メチル(3R,4S)-3,4-ジヒドロキシピペリジン-1,3-ジカルボキシラート(320mg、1.16mmol、1当量)のDMF(1.16mL)溶液へ、2,2-ジメトキシプロパン(484mg、570μl、4.65mmol、4当量)およびpTsOH(22.1mg、116μmol、0.1当量)を連続して加えた。RMを攪拌し、40℃で8時間、30℃で48時間加熱した。カラムクロマトグラフィー、1.2gのシリカを固体負荷、12g、ヘプタン/酢酸エチルによる精製。エナンチオマーをSFCによって分離した。
MS(ESI)[M+H]:260.2(M-tBu)
工程5:(3aS,7aR)-5-(tert-ブトキシカルボニル)-2,2-ジメチルテトラヒドロ-[1,3]ジオキソロ[4,5-c]ピリジン-3a(4H)-カルボン酸
THF(1mL)/MeOH(500μL)中の5-(tert-ブチル)3a-メチル(3aS,7aR)-2,2-ジメチルジヒドロ-[1,3]ジオキソロ[4,5-c]ピリジン-3a,5(4H,6H)-ジカルボキシラート(100mg、317μmol、1当量)の溶液に、LiOH(1mL、2mmol、6.31当量)を加えた。RMを室温で2時間撹拌した。揮発性物質を真空下で除去し、混合物を一晩冷凍庫に入れた。DCMを加え、混合物を撹拌した。水相を塩化アンモニウムで酸性化し、次に1M HClでpH4まで酸性化した。相を分離し、2×10mLのDCMで抽出した。有機層を合わせ、MgSOのパッドでフィルタにかけ、真空で濃縮して油を得た。MS(ESI)[M-H]:300.3
工程6:rel-(4-(4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-メチルベンゾイル)ピペラジン-1-イル)((3R,4S)-3,4-ジヒドロキシピペリジン-3-イル)メタノン
表題化合物は、参考例211およびrel-(3aR,7aS)-5-(tert-ブトキシカルボニル)-2,2-ジメチルテトラヒドロ-[1,3]ジオキソロ[4,5-c]ピリジン-3a(4H)-カルボン酸から参考例334と同様に調製した。MS(ESI)[M+H]:622.4
中間体124:
(3R)-3-[[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシメチル]ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル
DCM(2mL)中の、(3R)-3-(ヒドロキシメチル)ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル[CAS#278788-66-2](200.0mg、0.920mmol、1当量)およびイミダゾール(75.54mg、1.11mmol、1.2当量)の溶液に、tert-ブチルジメチルクロロシラン(153.31mg、1.02mmol、1.1当量)を加えた。反応物を20℃で12時間撹拌した。反応物を濃縮した。残留物を分取TLC(PE:EtOAc=0:1)により精製して、(3R)-3-[[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシメチル]ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル(180mg、0.540mmol、収率58.89%)を無色の油として得た。
以下の中間体は、中間体124と同様に調製した。
Figure 2022513944000220
中間体129
2-(4-(8-クロロイミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル)-2,3-ジフルオロフェノキシ)プロパンニトリル
MeCN(30mL)中の中間体5454(500mg、1.78mmol)の溶液に、炭酸カリウム(491mg、3.55mmol)および3-ブロモブタンニトリル(263mg、1.78mmol)を加え、反応物を60℃で16時間撹拌した。反応混合物をフィルタにかけ、フィルタにかけた液を真空中で濃縮した。残留物を塩水で洗浄し、DCMで抽出した。有機層を無水NaSOで乾燥し、減圧下で濃縮して、2-(4-(8-クロロイミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル)-2,3-ジフルオロフェノキシ)プロパンニトリル(530mg、1.58mmol、収率89.2%)を得、これをさらに精製することなく次の工程に直接使用した。
中間体130
4-((3-(4-(1-シアノエトキシ)-2,3-ジフルオロフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-メチル安息香酸
MeCN(20mL)と酢酸(4mL)の混合溶媒中の中間体129(520mg、1.55mmol)の溶液に4-アミノ-2-メチル安息香酸(235mg、1.55mmol)を加え、反応物を90℃で15時間撹拌した。反応混合物を室温まで冷却し、フィルタにかけた。フィルターケーキを真空乾燥して、4-((3-(4-(1-シアノエトキシ)-2,3-ジフルオロフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-メチル安息香酸(560mg、1.25mmol、収率80.2%)を得た。MS(ESI)[M+H]:450.1
中間体131
2-クロロ-4-((3-(4-(1-シアノエトキシ)-2,3-ジフルオロフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)安息香酸
MeCN(20mL)と酢酸(4mL)の混合溶媒中の中間体129(500mg、1.49mmol)の溶液に4-アミノ-2-クロロ安息香酸(256mg、1.49mmol)を加え、反応物を90℃で15時間撹拌した。反応混合物を室温まで冷却し、フィルタにかけた。フィルターケーキを真空乾燥して、2-クロロ-4-((3-(4-(1-シアノエトキシ)-2,3-ジフルオロフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)安息香酸(530mg、1.13mmol、収率75.5%)を得た。MS(ESI)[M+H]:470.3
参考例428
2-クロロ-4-[[3-[4-(1-シアノエトキシ)-2,3-ジフルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-N-(2-ピペラジン-1-イルエチル)ベンズアミドギ酸塩
Figure 2022513944000221
工程1:4-[2-[[2-クロロ-4-[[3-[4-(1-シアノエトキシ)-2,3-ジフルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンゾイル]アミノ]エチル]ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル
中間体131(100mg、213μmol)のDMF(3mL)溶液に、4-(2-アミノエチル)ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル(48.8mg、213μmol)、トリエチルアミン(43.1mg、426μmol)および2,4,6-トリプロピル-1,3,5,2,4,6-トリオキサトリホスフィナン2,4,6-トリオキシド(102mg、319μmol)を添加した。反応物を室温で30分間撹拌した。混合物を水の中に注ぎ、フィルタにかけた。フィルターケーキを真空乾燥して、4-[2-[[2-クロロ-4-[[3-[4-(1-シアノエトキシ)-2,3-ジフルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンゾイル]アミノ]エチル]ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル(135mg)を得た。
工程2:2-クロロ-4-[[3-[4-(1-シアノエトキシ)-2,3-ジフルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-N-(2-ピペラジン-1-イルエチル)ベンズアミドギ酸塩
THF(10mL)中の4-(2-(2-クロロ-4-((3-(4-(1-シアノエトキシ)-2,3-ジフルオロフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)ベンズアミド)エチル)ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル(135mg)の溶液に濃HCl(2mL)を加え、反応物を室温で2時間撹拌した。反応混合物を0℃に冷却し、アンモニアで塩基性化した。混合物を酢酸エチル中に抽出し、有機層を真空で濃縮した。残留物を分取HPLCにより精製して、2-クロロ-4-[[3-[4-(1-シアノエトキシ)-2,3-ジフルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-N-(2-ピペラジン-1-イルエチル)ベンズアミド(45mg)を得た。MS観察(ESI)[(M+H)]:581
以下の例は、参考例428と同様に調製され、脱保護工程2は、Boc保護されたアミンから誘導された中間体に対してのみ適用された。
Figure 2022513944000222
Figure 2022513944000223
参考例435
3-(4-(2-(4-((3-(4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-N,2-ジメチルベンズアミド)エチル)ピペリジン-1-イル)プロパン酸
Figure 2022513944000224
工程1)
N-[2-[1-(2-シアノエチル)-4-ピペリジル]エチル]-4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-N,2-ジメチル-ベンズアミド
4-((3-(4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-N,2-ジメチル-N-(2-(ピペリジン-4-イル)エチル)ベンズアミド(参考例170、96mg、180μmol、1当量)、アクリロニトリル(95.3mg、1.8mmol、10当量)およびDIPEA(116mg、157μl、898μmol、5当量)をジオキサン(3mL)と合わせ、100℃で一晩撹拌した。反応混合物を濃縮乾固し、フラッシュクロマトグラフィーにより精製して、褐色の粘稠な油(53mg、収率:54%)を得た。MS(ESI):[M+H]:588.5
工程2)
3-[4-[2-[[4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンゾイル]-メチル-アミノ]エチル]-1-ピペリジル]プロパン酸
N-(2-(1-(2-シアノエチル)ピペリジン-4-イル)エチル)-4-((3-(4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-N,2-ジメチルベンズアミド(25mg、42.5μmol、1当量)をジオキサン(0.25mL)と合わせた。2M NaOH水溶液(425μl、851μmol、20当量)を加え、反応混合物を100℃で一晩撹拌した。室温まで冷却した後、反応混合物を2M HCl水溶液で直接酸性化した。得られた粗生成物を分取HPLCにより精製した。最後に、生成物を凍結乾燥して、標的化合物を薄茶色の固体として得た(3.7mg、収率14%)。MS(ESI):[M-H]:605.8
中間体132
[4-(2-クロロエチル)ピペラジン-1-イル]-[2-クロロ-4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]フェニル]メタノン
2-クロロ-4-((3-(3-フルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)安息香酸(中間体2)(200mg、484μmol、1当量)をDMF(6mL)と合わせた。DIPEA(188mg、254μl、1.45mmol、3当量)およびHATU(368mg、969μmol、2.00当量)を添加し、室温で15分間撹拌した後に、1-(2-クロロエチル)ピペラジン[CAS 61308-25-6](108mg、727μmol、1.5当量)を添加した。室温で3時間撹拌した後、反応混合物を25mLのHO中に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。粗生成物を更に精製することなく使用した。MS(ESI):[M+H]:544.3
参考例436
(2-クロロ-4-((3-(3-フルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)フェニル)(4-(2-((2-ヒドロキシエチル)アミノ)エチル)ピペラジン-1-イル)メタノン
Figure 2022513944000225
(2-クロロ-4-((3-(3-フルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)フェニル)(4-(2-クロロエチル)ピペラジン-1-イル)メタノン(中間体132)(40mg、73.6μmol、1当量)、2-アミノエタン-1-オール(6.72mg、110μmol、1.50当量)、炭酸ナトリウム(11.7mg、110μmol、1.50当量)、ヨウ化カリウム(611μg、3.68μmol、0.05当量)をBuOH(800μl)と合わせて、105℃で24時間撹拌した。DCM/水で抽出した後、未精製物質を分取HPLCにより精製して、標的化合物(6.9mg、収率:16%)を得た。MS(ESI):[M+H]:568.2
中間体48
4-アミノ-2-ビニル安息香酸メチル
ジオキサン(6mL)および水(600μl)中の、4-アミノ-2-ブロモ安息香酸メチル(500mg、2.17mmol、1当量)、4,4,5,5-テトラメチル-2-ビニル-1,3,2-ジオキサボロラン(502mg、553μl、3.26mmol、1.5当量)、NaCO(461mg、4.35mmol、2当量)および1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセンジクロロパラジウム(II)ジクロロメタン錯体(159mg、217μmol、0.1当量)の混合物をマイクロ波装置中で100℃で30分間加熱した。次に、反応混合物を30mLのHO中に注ぎ、酢酸エチル(3×50mL)で抽出した。有機層をMgSOで乾燥し、真空で濃縮した。未精製物質をフラッシュクロマトグラフィーにより精製した。MS(ESI):[M+H]:178.2
参考例437
(E)-4-((3-(4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-N-メチル-2-(プロプ-1-エン-1-イル)ベンズアミド
Figure 2022513944000226
2-ブロモ-4-((3-(4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-N-メチルベンズアミド(参考例482)(50mg、102μmol、1当量)、(E)-プロプ-1-エン-1-イルボロン酸(13.2mg、154μmol、1.5当量)、NaCO(21.7mg、205μmol、2当量)および1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセンジクロロパラジウム(II)ジクロロメタン錯体(7.49mg、10.2μmol、0.1当量)をジオキサン(1.5mL)および水(150μl)中で合わせて、マイクロ波装置中で90℃で30分間加熱した。反応混合物を50mLのHO中に注ぎ、酢酸エチル(3×75mL)で抽出した。有機層をMgSOで乾燥し、真空で濃縮した。未精製物質を分取HPLCにより精製して、標的化合物(68%)を得た。MS(ESI):[M+H]:450.2
参考例438
4-((3-(4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-N-メチル-2-プロピルベンズアミド
Figure 2022513944000227
4-((3-(4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-N-メチル-2-プロピルベンズアミド(参考例437)(20.8mg、46.1μmol、収率76.7%)をMeOH中に溶解し、パラジウム炭素を加えた。反応物を水素下で撹拌した。反応混合物をセライトに通してアルゴン下で注意深くフィルタにかけた。MS(ESI):[M+H]:452.1
中間体133
N-(2,2-ジエトキシエチル)-4-((3-(4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-N,2-ジメチルベンズアミド
4-((3-(4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-メチル安息香酸(中間体4)(150mg、401μmol、1当量)および2,2-ジエトキシ-N-メチルエタンアミン(70.8mg、481μmol、1.20当量)をDMF(4.5mL)と合わせた。HATU(305mg、801μmol、2.00当量)およびDIPEA(155mg、210μl、1.2mmol、3.00当量)を加え、反応混合物を室温で撹拌した。反応混合物をフラッシュクロマトグラフィー(逆相、20g、0%から100%の水中アセトニトリル)によって直接精製した。MS(ESI):[M+H]:504.3
参考例439
N-((5-アミノ-1,3-ジオキサン-2-イル)メチル)-4-((3-(4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-N,2-ジメチルベンズアミド
Figure 2022513944000228
N-(2,2-ジエトキシエチル)-4-((3-(4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-N,2-ジメチルベンズアミド(中間体133)(100mg、199μmol、1当量)および(1,3-ジヒドロキシプロパン-2-イル)カルバミン酸ベンジル(47mg、209μmol、1.05当量)をトルエン(1.5mL)と合わせ、pTsOH(1.89mg、9.93μmol、0.05当量)を加え、反応混合物を一晩還流撹拌した。室温まで冷却した後、反応混合物を濃縮乾固し、フラッシュクロマトグラフィーにより精製した。MS(ESI):[M+H]:637.4.
得られた生成物をMeOH中に溶解し、パラジウム炭素10%を加え、得られた反応混合物を水素下で撹拌した。粗生成物をフラッシュクロマトグラフィーにより精製した。MS(ESI):[M+H]:503.3
以下の例は、参考例439と同様に調製した。
Figure 2022513944000229
中間体142
N-(1,3-ジヒドロキシプロパン-2-イル)-4-((3-(4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-メチルベンズアミド
4-((3-(4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-メチル安息香酸(中間体4)(150mg、401μmol、1当量)および2-アミノプロパン-1,3-ジオール(36.5mg、401μmol、1.50当量)をDMF(3mL)と合わせて、淡黄色の懸濁液を得た。HATU(152mg、401μmol、1.50当量)およびDIPEA(104mg、140μl、801μmol、3.00当量)を加え、反応混合物を室温で撹拌した。反応混合物をフラッシュクロマトグラフィー(逆相、20g、0%から100%の水中アセトニトリル)によって直接精製した。MS(ESI):[M+H]:448.2.
参考例441
1-(2-エチル-4-((3-(3-フルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)ベンゾイル)ピペリジン-4-カルボン酸
Figure 2022513944000230
この例は、中間体106から、参考例1と同様に調製した。MS(ESI):[M+H]:518.3
実施例46
N-(2-((2-アミノエチル)スルホニル)エチル)-4-((3-(4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-メチルベンズアミド
Figure 2022513944000231
DCM(2mL)中の3-クロロペルオキシ安息香酸(19.9mg、80.7μmol、2.2当量)の溶液を、DCM(2mL)中のN-(2-((2-アミノエチル)チオ)エチル)-4-((3-(4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-メチルベンズアミド(中間体84)(18.8mg、36.7μmol、1当量)の溶液に、Ar下、-78℃でゆっくり添加した。混合物を-78℃で1時間撹拌し、次いで、室温まで加温した。反応混合物を5mLの1M NaOH中に注ぎ、DCM(5×20mL)で抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空で濃縮した。MS(ESI):[M+H]:545.2
実施例47
N-(2-((2-アミノエチル)スルフィニル)エチル)-4-((3-(4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-メチルベンズアミド
Figure 2022513944000232
DCM(2mL)中の3-クロロペルオキシ安息香酸(7.4mg、33μmol、0.9当量)の溶液を、DCM(2mL)中のN-(2-((2-アミノエチル)チオ)エチル)-4-((3-(4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-メチルベンズアミド(84-001)(18.8mg、36.7μmol、1当量)の溶液に、Ar下-78℃でゆっくり添加した。混合物を-78℃で1時間撹拌した。RMをNaOHで-78℃でクエンチした。反応混合物を5mLの1M NaOH中に注ぎ、DCM(3×20mL)で抽出した。有機層をNaSO上で乾燥し、真空中で濃縮した。MS(ESI):[M+H]:529.2
中間体107
2-(4-(ジフルオロメトキシ)-2,3-ジフルオロフェニル)-4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン
工程1:1-ブロモ-4-(ジフルオロメトキシ)-2,3-ジフルオロベンゼン
4-ブロモ-2,3-ジフルオロフェノール(500mg、2.39mmol、当量1)、2-クロロ-2,2-ジフルオロ酢酸ナトリウム(730mg、4.78mmol、2当量)および炭酸カリウム(397mg、2.87mmol、1.2当量)をDMF(6mL)および水(1.5mL)中に溶解した。反応混合物を100℃に加熱し、3時間撹拌した。反応混合物を20mLの飽和NaHCO中に注ぎ、DCM(5×40mL)で抽出した。有機層をNaSOで乾燥させ、真空で濃縮した。未精製物質をフラッシュクロマトグラフィーにより精製した。
工程2:2-(4-(ジフルオロメトキシ)-2,3-ジフルオロフェニル)-4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン
1-ブロモ-4-(ジフルオロメトキシ)-2,3-ジフルオロベンゼン(240mg、927μmol、1当量)、4,4,4’,4’,5,5,5’,5’-オクタメチル-2,2’-ビ(1,3,2-ジオキサボロラン)(282mg、1.11mmol、1.2当量)、酢酸カリウム(182mg、1.85mmol、2当量)およびジクロロビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)(32.5mg、46.3μmol、0.05当量)をジオキサン(1mL)に溶解した。反応混合物を100℃に加熱し、一晩撹拌した。未精製物質をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、40g、0%から35%のヘプタン中酢酸エチル)により精製した。MS(ESI):[M+H]:306.1
中間体88
2-(2-クロロ-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェノキシ)アセトニトリル
2-(4-ブロモ-2-クロロフェノキシ)アセトニトリル(500mg、2.03mmol、1当量)、4,4,4’,4’,5,5,5’,5’-オクタメチル-2,2’-ビ(1,3,2-ジオキサボロラン)(567mg、2.23mmol、1.10当量)、酢酸カリウム(398mg、4.06mmol、2.00当量)およびビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)クロリド(71.2mg、101μmol、0.05当量)をジオキサン(7.5mL)と合わせた。Nで脱気した後、反応混合物を100℃に加熱し、一晩撹拌した。反応混合物を室温に冷却し、Isolute HM-Nに吸着させ、蒸発乾固させた後、未精製物質をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、40g、0%~80%のヘプタン中酢酸エチル)により精製した。MS(ESI):[M+H]:293.9
実施例48
(2-(4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-エチルベンズアミド)エチル)グリシン化合物と2,2,2-トリフルオロ酢酸
Figure 2022513944000233
工程1:(2-(4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-エチルベンズアミド)エチル)グリシン酸tert-ブチル
N-(2-アミノエチル)-4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-エチルベンズアミド塩酸塩(中間体参考例291)(40mg、79.5μmol、1当量)をDMF(600μl)と合わせた。TEA(32.2mg、44.3μl、318μmol、4.00当量)を滴加した後、2-クロロ酢酸tert-ブチル(13.2mg、12.5μl、87.5μmol、1.10当量)を添加した。反応混合物を室温で24時間撹拌した。未精製物質を分取HPLCにより精製した。MS(ESI):[M+H]:581.4
工程2:2(2-(4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-エチルベンズアミド)エチル)グリシン化合物トリフルオロアセタート
(2-(4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-エチルベンズアミド)エチル)グリシン酸tert-ブチル(15mg、25.8μmol、1当量)をDCM(200μl)と合わせた。TFA(29.5mg、19.9μl、258μmol、10.0当量)を加え、反応混合物を室温で撹拌した。反応混合物を濃縮乾固し、凍結乾燥した。
MS(ESI):[M+H]:525.2
以下の例は、実施例48と同様に調製した。
Figure 2022513944000234
中間体135
N-(2-(2-クロロエトキシ)エチル)-4-((3-(4-(ジフルオロメトキシ)-2,3-ジフルオロフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-エチルベンズアミド
DMF(815μl)中の4-((3-(4-(ジフルオロメトキシ)-2,3-ジフルオロフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-エチル安息香酸(75mg、163μmol、1当量)の溶液に、DIPEA(84.2mg、114μl、652μmol、4当量)およびHATU(124mg、326μmol、2当量)を加えた。RMを15分間撹拌した。次に、2-(2-クロロエトキシ)エタン-1-アミン塩酸塩(26.1mg、163μmol、1当量)を加え、RMを一晩撹拌した。分取HPLCを介してRMを精製した。MS(ESI):[M+H]:566.3
以下の中間体は、中間体135と同様に調製した。
Figure 2022513944000235
実施例51
N-(2-(2-(4-((3-(4-(ジフルオロメトキシ)-2,3-ジフルオロフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-エチルベンズアミド)エトキシ)エチル)-N-メチルグリシン・トリフルオロアセタート
Figure 2022513944000236
工程1:N-(2-(2-(4-((3-(4-(ジフルオロメトキシ)-2,3-ジフルオロフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-エチルベンズアミド)エトキシ)エチル)-N-メチルグリシン酸tert-ブチル
MeCN/ジオキサン中の、N-(2-(2-クロロエトキシ)エチル)-4-((3-(4-(ジフルオロメトキシ)-2,3-ジフルオロフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-エチルベンズアミド(中間体135)(50mg、88.3μmol、1当量)、メチルグリシン酸tert-ブチル(25.7mg、177μmol、2当量)、KCO(24.4mg、177μmol、2当量)およびKI(14.7mg、88.3μmol、1当量)の混合物を90℃で2日間加熱した。フラッシュクロマトグラフィーによる精製。MS(ESI):[M+H]:675.4
工程2:N-(2-(2-(4-((3-(4-(ジフルオロメトキシ)-2,3-ジフルオロフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-エチルベンズアミド)エトキシ)エチル)-N-メチルグリシン化合物・トリフルオロアセタート
2,2,2-トリフルオロ酢酸(298mg、200μL、2.61mmol、36.7当量)を、DCM(200μl)中のN-(2-(2-(4-((3-(4-(ジフルオロメトキシ)-2,3-ジフルオロフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-エチルベンズアミド)エトキシ)エチル)-N-メチルグリシン酸tert-ブチル(48mg、71.1μmol、1当量)の溶液に加えた。RMを24時間撹拌した。反応混合物を濃縮乾固し、凍結乾燥した。MS(ESI):[M+H]:619.4
以下の実施例は、実施例51と同様に調製した。
Figure 2022513944000237
参考例442
1-(4-((3-(4-(シアノメトキシ)-2,3-ジフルオロフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-メチルベンゾイル)-N-(3-(メチルアミノ)プロピル)ピペリジン-4-カルボキサミド
Figure 2022513944000238
工程1:4-((3-((tert-ブトキシカルボニル)(メチル)アミノ)プロピル)カルバモイル)ピペリジン-1-カルボン酸ベンジル
DMF(5mL)中の、1-[(ベンジルオキシ)カルボニル]ピペリジン-4-カルボン酸(500.0mg、1.9mmol、1当量)およびN-(3-アミノプロピル)-N-メチルカルバミン酸tert-ブチルエステル(357.53mg、1.9mmol、1当量)の撹拌溶液に、O-(7-アザベンゾトリアゾル-1-イル)-N,N,N’,N’-テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスファート(HATU)(1444.15mg、3.8mmol、2当量)およびN,N-ジイソプロピルエチルアミン(1.32mL、7.6mmol、4当量)を20℃で加え、混合物を20℃で4時間撹拌した。反応を水でクエンチし、EA(20mL×2)で抽出し、合わせた有機層を減圧下で濃縮した。残留物をフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、生成物4-[3-[tert-ブトキシカルボニル(メチル)アミノ]プロピルカルバモイル]ピペリジン-1-カルボン酸ベンジル(640mg、1.48mmol、収率77.73%)を黄色の油として得た。(ESI)[(M+23)]:456.3
工程2:メチル(3-(ピペリジン-4-カルボキサミド)プロピル)カルバミン酸tert-ブチル
4-[3-[tert-ブトキシカルボニル(メチル)アミノ]プロピルカルバモイル]ピペリジン-1-カルボン酸ベンジル(500.0mg、1.15mmol、1当量)のメタノール(10mL)溶液に、Pd/C(50.0mg、1.15mmol、1当量)を20℃でゆっくり加え、混合物をH雰囲気下で20℃で16時間撹拌し、混合物をフィルタにかけ、濃縮して、生成物N-メチル-N-[3-(ピペリジン-4-カルボニルアミノ)プロピル]カルバミン酸tert-ブチル(360mg、1.2mmol、収率88.62%)を未精製形態の黄色の油として得た。(ESI)[(M+1)]:300.2
工程3:メチル(3-(1-(2-メチル-4-ニトロベンゾイル)ピペリジン-4-カルボキサミド)プロピル)カルバミン酸tert-ブチル
DMF(5mL)中の2-メチル-4-ニトロ安息香酸(254.11mg、1.4mmol、1.2当量)および2-メチル-4-ニトロ安息香酸(254.11mg、1.4mmol、1.2当量)の溶液に、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(0.2mL、1.17mmol、1当量)およびO-(7-アザベンゾトリアゾル-1-イル)-N,N,N’,N’-テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスファート(444.48mg、1.17mmol、1当量)を20℃で加え、混合物を20℃で4時間撹拌し、混合物を濃縮して残留物を得、これをフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(300mg、0.650mmol、収率47.16%)を白色固体として得た。(ESI)[(M+23)]:485.2
工程4:(3-(1-(4-アミノ-2-メチルベンゾイル)ピペリジン-4-カルボキサミド)プロピル)(メチル)カルバミン酸tert-ブチル
メタノール(10mL)中のN-メチル-N-[3-[[1-(2-メチル-4-ニトロ-ベンゾイル)ピペリジン-4-カルボニル]アミノ]プロピル]カルバミン酸tert-ブチル(50.0mg、0.110mmol、1当量)の溶液に、Pd/C(5.0mg、0.110mmol、1当量)を20℃で加え、混合物をH下で20℃で16時間撹拌した。混合物をフィルタにかけ、濃縮し、残留物を分取TLC(DCM:MeOH=10:1)によって精製して、表題化合物(25mg、0.060mmol、収率53.47%)を無色の油として得た。(ESI)[(M+23)]:455.2
工程5:2-(4-ブロモ-2,3-ジフルオロフェノキシ)アセトニトリル
DMF(25mL)中の、ブロモアセトニトリル(2.3g、19.14mmol、2当量)および炭酸カリウム(2.65g、19.14mmol、2当量)の混合物に、ブロモアセトニトリル(2.3g、19.14mmol、2当量)を加え、混合物を25℃で12時間撹拌した。反応物を水(100mL)で希釈し、酢酸エチル(75mL×2)で抽出した。合わせた有機層を50mLの水と50mLの飽和塩水で順次洗浄し、MgSOによって乾燥させ、濃縮乾固させた。次に、粗生成物を、石油エーテル中の20%酢酸エチルを溶出するフラッシュカラムクロマトグラフィーによって精製して、所望の生成物を淡黄色の油として得た。1H NMR(400MHz,クロロホルム-d)δ=7.39-7.31(m,1H)、6.91-6.81(m,1H)、4.87(d,=1.3Hz,2H)ppm。
工程6:2-(2,3-ジフルオロ-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェノキシ)アセトニトリル
表題化合物は、未精製の形態で使用される2-(4-ブロモ-2,3-ジフルオロフェノキシ)アセトニトリルを使用して、中間体27の調製における工程4と同様に得られた。
工程7:2-(4-(8-クロロイミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル)-2,3-ジフルオロフェノキシ)アセトニトリル
表題化合物は、2-(2,3-ジフルオロ-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェノキシ)アセトニトリルを使用して、中間体27の調製における工程5と同様に得られた。(ESI)[(M+1)]:321.0
工程8:(3-(1-(4-((3-(4-(シアノメトキシ)-2,3-ジフルオロフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-メチルベンゾイル)ピペリジン-4-カルボキサミド)プロピル)(メチル)カルバミン酸tert-ブチル
tert-ブタノール(2mL)中の、2-[4-(8-クロロイミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル)-2,3-ジフルオロ-フェノキシ]アセトニトリル(18.53mg、0.060mmol、1当量)およびN-[3-[[1-(4-アミノ-2-メチル-ベンゾイル)ピペリジン-4-カルボニル]アミノ]プロピル]-N-メチル-カルバミン酸tert-ブチル(25.0mg、0.060mmol、1当量)の溶液に、炭酸カリウム(15.98mg、0.120mmol、2当量)およびBrettphos Pd G3(2.62mg、0mmol、0.050当量)を20℃で加え、混合物を80℃で4時間撹拌し、混合物をフィルタにかけ、濃縮して、表題化合物(20mg、0.030mmol、収率44.42%)を黄色の油として得た。(ESI)[(M+1)]:717.3
工程9:1-(4-((3-(4-(シアノメトキシ)-2,3-ジフルオロフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-メチルベンゾイル)-N-(3-(メチルアミノ)プロピル)ピペリジン-4-カルボキサミド
表題化合物は、(3-(1-(4-((3-(4-(シアノメトキシ)-2,3-ジフルオロフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-メチルベンゾイル)ピペリジン-4-カルボキサミド)プロピル)(メチル)カルバミン酸tert-ブチルを用いて、工程2、参考例9と同様に得られた。(ESI)[(M+1)]:617.2
実施例53
N-(2-(2-アミノエトキシ)エチル)-4-((3-(4-(シアノメトキシ)-2,3-ジフルオロフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-エチルベンズアミド
Figure 2022513944000239
工程1:4-ニトロ-2-ビニル安息香酸メチル
トルエン(150mL)および水(5mL)中の、2-ブロモ-4-ニトロ安息香酸メチル(15.0g、57.68mmol、1当量)、ビニルボロン酸ピナコールエステル(13.33g、86.53mmol、1.5当量)、リン酸カリウム(14.33mL、173.05mmol、3当量)および1,1’-ビス(ジ-tert-ブチルホスフィノ)フェロセンパラジウム二塩化物(3.76g、5.77mmol、0.100当量)の溶液を、窒素雰囲気で100℃に15時間加熱した。反応混合物を濃縮し、石油エーテル/酢酸エチル=50:1で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーによって残留物を精製して、生成物の4-ニトロ-2-ビニル-安息香酸メチル(6.2g、29.93mmol、収率51.88%)を薄黄色の固体として得た。
工程2:4-ニトロ-2-ビニル安息香酸
4-ニトロ-2-ビニル-安息香酸メチル(2.0g、9.65mmol、1当量)のTHF(25mL)および水(5mL)溶液に、水酸化リチウム水和物(0.81g、19.31mmol、2当量)を添加した。得られた混合物を20℃で15時間撹拌した。次に、ほとんどの溶媒を除去し、混合物を3N HClで中和し、DCMで抽出し、得られた有機層をNaSOで乾燥し、濃縮して、4-ニトロ-2-ビニル-安息香酸(1.68g、8.7mmol、収率90.1%)を黄色の固体として得、さらに精製することなく次の工程で直接使用した。
工程3:(2-(2-(4-ニトロ-2-ビニルベンズアミド)エトキシ)エチル)カルバミン酸tert-ブチル
表題化合物は、(2-(2-アミノエトキシ)エチル)カルバミン酸tert-ブチルおよび4-ニトロ-2-ビニル安息香酸を使用して、工程3、参考例442と同様に得られた。(ESI)[(M+23)]:402.3
工程4:(2-(2-(4-アミノ-2-エチルベンズアミド)エトキシ)エチル)カルバミン酸tert-ブチル
表題化合物は、(2-(2-(4-ニトロ-2-ビニルベンズアミド)エトキシ)エチル)カルバミン酸tert-ブチルを使用して、参考例442における工程4と同様に得られた。(ESI)[(M+23)]:374.1
工程5:(2-(2-(4-((3-(4-(シアノメトキシ)-2,3-ジフルオロフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-エチルベンズアミド)エトキシ)エチル)カルバミン酸tert-ブチル
表題化合物は、2-(4-(8-クロロイミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル)-2,3-ジフルオロフェノキシ)アセトニトリルおよび(2-(2-(4-アミノ-2-エチルベンズアミド)エトキシ)エチル)カルバミン酸tert-ブチルを使用して、参考例442における工程8と同様に得られた。(ESI)[(M+1)]:636.1
工程6:N-(2-(2-アミノエトキシ)エチル)-4-((3-(4-(シアノメトキシ)-2,3-ジフルオロフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-エチルベンズアミド
表題化合物は、(2-(2-(4-((3-(4-(シアノメトキシ)-2,3-ジフルオロフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-エチルベンズアミド)エトキシ)エチル)カルバミン酸tert-ブチルを用いて、工程2、参考例9と同様に得られた。(ESI)[(M+1)]:536.4
参考例443
1-(2-ブロモ-4-((3-(3-フルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)ベンゾイル)-N-(2-(メチルアミノ)エチル)ピペリジン-4-カルボキサミド;ギ酸
Figure 2022513944000240
工程1:4-((2-((tert-ブトキシカルボニル)(メチル)アミノ)エチル)カルバモイル)ピペリジン-1-カルボン酸ベンジル;ギ酸
DCM(30mL)中の1-[(ベンジルオキシ)カルボニル]ピペリジン-4-カルボン酸(1.0g、3.8mmol、1当量)の溶液に、N-(2-アミノエチル)-N-メチルカルバミン酸tert-ブチルエステル(727.96mg、4.18mmol、1.1当量)、トリエチルアミン(1.59mL、11.39mmol、3当量)および1-プロパンホスホン酸無水物(3625.43mg、5.7mmol、1.5当量)を加えた。混合物を25℃で6時間撹拌した。反応混合物を塩酸水溶液で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、フィルタにかけ、フィルタにかけた液を真空で濃縮した。残留物を分取HPLC(修飾剤としてFA)によって精製して、4-[2-[tert-ブトキシカルボニル(メチル)アミノ]エチルカルバモイル]ピペリジン-1-カルボン酸ベンジル(1.3g、3.1mmol、収率81.59%)を無色の油として得た。MS(ESI)[M-Boc+H]:320
工程2:メチル(2-(ピペリジン-4-カルボキサミド)エチル)カルバミン酸tert-ブチル
酢酸エチル(30mL)中の4-[2-[tert-ブトキシカルボニル(メチル)アミノ]エチルカルバモイル]ピペリジン-1-カルボン酸ベンジル(1200.0mg、2.86mmol、1当量)の溶液にPd/C(302.92mg、0.290mmol、0.100当量)を加えた。この混合物を、Hバルーンの下で、25℃で14時間撹拌した。混合物をセライトパッドに通してフィルタにかけ、フィルタにかけた液を濃縮して、N-メチル-N-[2-(ピペリジン-4-カルボニルアミノ)エチル]カルバミン酸tert-ブチル(750mg、2.63mmol、収率91.88%)を黒い油として得た。MS(ESI)[M+H]:286
工程3:2-ブロモ-4-((3-ヨードイミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)安息香酸メチル
MeCN(18mL)/酢酸(2mL)中の8-クロロ-3-ヨード-イミダゾ[1,2-a]ピラジン(2.0g、7.16mmol、1当量)の溶液に、4-アミノ-2-ブロモ安息香酸メチル(1646.4mg、7.16mmol、1当量)を加えた。混合物を90℃で14時間撹拌した。混合物をフィルタにかけ、固体をアセトニトリルによって洗浄して、2-ブロモ-4-[(3-ヨードイミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ]安息香酸メチル(2.8g、5.92mmol、収量73%)を白色固体として得た。MS(ESI)[M+H]:474.7
工程4:2-ブロモ-4-((3-(3-フルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)安息香酸メチル
表題化合物は、2-ブロモ-4-((3-ヨードイミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)安息香酸メチルおよび2-(3-フルオロ-4-メトキシフェニル)-4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロランを用いて、中間体27の調製における工程5と同様に得た。MS(ESI)[M+H]:472.8
工程5:2-ブロモ-4-((3-(3-フルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)安息香酸
メタノール(10mL)中の2-ブロモ-4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]安息香酸メチル(200.0mg、0.420mmol、1当量)の溶液を、80℃で10分間撹拌した。次に4M水酸化ナトリウム水溶液(5.0mL、20mmol、47.13当量)を加えた。混合物を80℃で4時間撹拌した。反応混合物を真空で濃縮し、水で希釈し、2N HClで酸性化した。固体を収集し、完全に乾燥させて、2-ブロモ-4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]安息香酸(180mg、0.390mmol、収率64.93%)を灰白色の固体として得た。(ESI)[M+H]:458.9
工程6:1-(2-ブロモ-4-((3-(3-フルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)ベンゾイル)-N-(2-(メチルアミノ)エチル)ピペリジン-4-カルボキサミド;ギ酸
DMF(4mL)中の、O-(7-アザベンゾトリアゾル-1-イル)-N,N,N’,N’-テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスファート(99.79mg、0.260mmol、1.2当量)およびトリエチルアミン(0.06mL、0.440mmol、2当量)の混合物に、2-ブロモ-4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]安息香酸(100.0mg、0.220mmol、1当量)およびN-メチル-N-[2-(ピペリジン-4-カルボニルアミノ)エチル]カルバミン酸tert-ブチル(93.62mg、0.330mmol、1.5当量)を25℃でゆっくり添加した。次に、混合物を25℃で12時間撹拌した。次に、混合物に、HClインジオキサン(3mL)を加えた。混合物を25℃で4時間撹拌した。混合物をフィルタにかけ、フィルタにかけた液を分取HPLC(添加剤としてFA)によって精製して、1-[2-ブロモ-4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンゾイル]-N-[2-(メチルアミノ)エチル]ピペリジン-4-カルボキサミド(40mg、0.060mmol、収率26.73%)を淡黄色の固体として得た。MS(ESI)[M+H]:626
参考例444
(2S)-4-[1-[2-クロロ-4-[[3-[4-(シアノメトキシ)-2,3-ジフルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンゾイル]ピペリジン-4-カルボニル]ピペラジン-2-カルボン酸;ギ酸
Figure 2022513944000241
工程1:(S)-1-tert-ブチル2-メチル4-(ピペリジン-4-カルボニル)ピペラジン-1,2-ジカルボキシラート
DMF(10mL)中の、1-ベンジルピペリジン-4-カルボン酸(300mg、1.37mmol)、(S)-1-tert-ブチル2-メチルピペラジン-1,2-ジカルボキシラート(501mg、2.05mmol)およびトリエチルアミン(0.57mL、4.1mmol)の混合物に、N下、25℃で、1-プロパンホスホン酸無水物(1295mg、2.05mmol)を滴加した。混合物を25℃で2時間撹拌した。反応混合物を水(50mL)の中に注ぎ、酢酸エチル(50mL×3)によって抽出し、合わせた有機層を塩水(50mL)で洗浄し、NaSOによって乾燥し、フィルタにかけ、濃縮して、未精製中間体を得た。メタノール(10mL)中の、上記残留物(400mg、0.900mmol)および炭素上の水酸化パラジウム(40mg、0.900mmol)の混合物を、水素バルーン下で25℃で16時間撹拌した。反応混合物をフィルタにかけ、濃縮して、(S)-1-tert-ブチル2-メチル4-(ピペリジン-4-カルボニル)ピペラジン-1,2-ジカルボキシラート(220mg、0.620mmol、収率69%)を無色の油として得た。MS(ESI)[M+H]:356.1
工程2:2-クロロ-4-((3-ヨードイミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)安息香酸
表題化合物は、8-クロロ-3-ヨードイミダゾ[1,2-a]ピラジンおよび4-アミノ-2-クロロ安息香酸を使用して、参考例443の工程3と同様に得られた。MS(ESI)[M+H]:415.0
工程3:(S)-1-tert-ブチル2-メチル4-(1-(2-クロロ-4-((3-ヨードイミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)ベンゾイル)ピペリジン-4-カルボニル)ピペラジン-1,2-ジカルボキシラート
DMF(10mL)およびTHF(30mL)中の、2-クロロ-4-((3-ヨードイミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)安息香酸(2.0g、4.82mmol)、N-ヒドロキシスクシンイミド(0.72g、6.27mmol)の混合物に、1-エチル-(3-(3-ジメチルアミノ)プロピル)-カルボジイミド塩酸塩(1.4mL、5.31mmol)を25℃、N下で加えた。混合物を25℃で16時間撹拌した。LC-MSは反応が完了したことを示した。反応混合物を濃縮し、残留物を水(50mL)の中に注いだ。混合物をフィルタにかけ、フィルタにかけた液を濃縮して、残留物(1.1g、2.15mmol)を白色の固体として得た。THF(5mL)中の、上記残留物(303mg、0.590mmol)、(S)-1-tert-ブチル2-メチル4-(ピペリジン-4-カルボニル)ピペラジン-1,2-ジカルボキシラート(220mg、0.590mmol)およびトリエチルアミン(0.12mL、0.890mmol)の混合物を25℃で2時間撹拌した。反応混合物を濃縮して、(S)-1-tert-ブチル2-メチル4-(1-(2-クロロ-4-((3-ヨードイミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)ベンゾイル)ピペリジン-4-カルボニル)ピペラジン-1,2-ジカルボキシラート(350mg、0.470mmol)を白色固体として得た。MS(ESI)[M+H]:752.1
工程4:(S)-1-tert-ブチル2-メチル4-(1-(2-クロロ-4-((3-(4-(シアノメトキシ)-2,3-ジフルオロフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)ベンゾイル)ピペリジン-4-カルボニル)ピペラジン-1,2-ジカルボキシラート
表題化合物は、(S)-1-tert-ブチル2-メチル4-(1-(2-クロロ-4-((3-ヨードイミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)ベンゾイル)ピペリジン-4-カルボニル)ピペラジン-1,2-ジカルボキシラートおよび2-(2,3-ジフルオロ-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェノキシ)アセトニトリルを使用して、中間体27の調製における工程5と同様に得た。(ESI)[(M+H)]:793.0
工程5:(2S)-4-[1-[2-クロロ-4-[[3-[4-(シアノメトキシ)-2,3-ジフルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンゾイル]ピペリジン-4-カルボニル]ピペラジン-2-カルボン酸;ギ酸
トリエチルアミン(0.1mL、0.720mmol)およびDMF(0.5mL)中の、(S)-1-tert-ブチル2-メチル4-(1-(2-クロロ-4-((3-(4-(シアノメトキシ)-2,3-ジフルオロフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)ベンゾイル)ピペリジン-4-カルボニル)ピペラジン-1,2-ジカルボキシラート(100mg、0.130mmol)および塩化リチウム(107mg、2.52mmol)の混合物を100℃、N2下で16時間撹拌した。混合物にトリフルオロ酢酸(0.2mL、2.6mmol)を25℃で滴加した。混合物を25℃、N下で16時間撹拌した。分取HPLCを介して反応混合物を直接精製し、次に凍結乾燥して、表題化合物(7.5mg、0.010mmol)を白色の固体として得た。(ESI)[M+H]:679.0
参考例445
(R)-4-(1-(2-クロロ-4-((3-(4-(シアノメトキシ)-2,3-ジフルオロフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)ベンゾイル)ピペリジン-4-カルボニル)ピペラジン-2-カルボン酸;ギ酸
Figure 2022513944000242
表題化合物は、(S)-1-tert-ブチル2-メチルピペラジン-1,2-ジカルボキシラートの代わりに(R)-1-tert-ブチル2-メチルピペラジン-1,2-ジカルボキシラートを使用して、5段階のシーケンスを介して、参考例444と同様に得られた。
(ESI)[M+H]:679.0
中間体137
2-[4-[8-[3-クロロ-4-[4-(2-クロロエチル)ピペラジン-1-カルボニル]アニリノ]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル]-2,3-ジフルオロ-フェノキシ]アセトニトリル
工程1:1-(2-クロロエチル)ピペラジンビス(2,2,2-トリフルオロアセタート)
DCM(10mL)/TFA(10mL)中の4-(2-クロロエチル)ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル(1g、4.02mmol)の溶液に、反応物を室温で2時間撹拌した。反応混合物を真空中で濃縮して、1-(2-クロロエチル)ピペラジンビス(2,2,2-トリフルオロアセタート)(1.48g)を得た。
工程2:2-[4-[8-[3-クロロ-4-[4-(2-クロロエチル)ピペラジン-1-カルボニル]アニリノ]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル]-2,3-ジフルオロ-フェノキシ]アセトニトリル
DMF(5mL)中の中間体29(200mg、439μmol)の溶液に、1-(2-クロロエチル)ピペラジンビス(2,2,2-トリフルオロアセタート)(165mg、439μmol)、トリエチルアミン(178mg、245μl、1.76mmol)および2,4,6-トリプロピル-1,3,5,2,4,6-トリオキサトリホスフィナン2,4,6-トリオキシド(411μl、658μmol)を加え、反応物を室温で2時間撹拌した。混合物を塩水で洗浄し、DCM中に抽出した。有機層を真空で濃縮して、未精製の2-(4-(8-((3-クロロ-4-(4-(2-クロロエチル)ピペラジン-1-カルボニル)フェニル)アミノ)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル)-2,3-ジフルオロフェノキシ)アセトニトリル(270mg、428μmol、収率97.6%)を得た。MS(ESI)[M+H]:586.1
参考例446
1-[2-[4-[2-クロロ-4-[[3-[4-(シアノメトキシ)-2,3-ジフルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンゾイル]ピペラジン-1-イル]エチル]ピロリジン-3-カルボン酸トリフルオロアセタート
Figure 2022513944000243
工程1:1-[2-[4-[2-クロロ-4-[[3-[4-(シアノメトキシ)-2,3-ジフルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンゾイル]ピペラジン-1-イル]エチル]ピロリジン-3-カルボン酸tert-ブチル
DMSO(3mL)中の中間体137(80mg、136μmol)の溶液に、炭酸ナトリウム(28.9mg、273μmol)およびピロリジン-3-カルボン酸tert-ブチル(46.7mg、273μmol)を加え、反応物を60℃で15時間撹拌した。反応混合物を室温まで冷却し、フィルタにかけた。フィルタにかけた液を水の中に注ぎ、混合物をフィルタにかけた。フィルターケーキを真空乾燥して、1-[2-[4-[2-クロロ-4-[[3-[4-(シアノメトキシ)-2,3-ジフルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンゾイル]ピペラジン-1-イル]エチル]ピロリジン-3-カルボン酸tert-ブチル(100mg、128μmol、収率93.5%)を得た。
工程2:1-[2-[4-[2-クロロ-4-[[3-[4-(シアノメトキシ)-2,3-ジフルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンゾイル]ピペラジン-1-イル]エチル]ピロリジン-3-カルボン酸トリフルオロアセタート
THF(5mL)中の1-[2-[4-[2-クロロ-4-[[3-[4-(シアノメトキシ)-2,3-ジフルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンゾイル]ピペラジン-1-イル]エチル]ピロリジン-3-カルボン酸tert-ブチル(100mg、128μmol)の溶液に、6N HCl(2mL)を加え、反応混合物を室温で2時間撹拌した。混合物を水酸化アンモニウムで中和した。混合物を酢酸エチル中に抽出し、有機層を真空で濃縮した。残留物を分取HPLCにより精製して、1-[2-[4-[2-クロロ-4-[[3-[4-(シアノメトキシ)-2,3-ジフルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンゾイル]ピペラジン-1-イル]エチル]ピロリジン-3-カルボン酸(16mg)を得た。MS(ESI)[M+H]+:665.1
以下の例は、参考例446と同様に調製され、tertブチルエステルの加水分解工程2は、tertブチルエステル基を含む中間体に対してのみ適用された。
Figure 2022513944000244
実施例54
N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-4-[[3-(2,6-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチルベンズアミド塩酸塩
Figure 2022513944000245
工程1:
N-[2-[2-[[2-エチル-4-[(3-ヨードイミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ]ベンゾイル]アミノ]エトキシ]エチル]カルバミン酸tert-ブチル(中間体138)
DMF(20mL)中の中間体63(1.421g、3.2mmol)、トリエチルアミン(1.62g、2.23mL、16mmol)、TBTU(1.22g、3.68mmol)および(2-(2-アミノエトキシ)エチル)カルバミン酸tert-ブチル(816mg、3.99mmol)の混合物を室温で一晩撹拌した。反応混合物を150mLの水の中に注ぎ、酢酸エチル(2×100mL)で抽出した。未精製物質をIsoluteに吸着させ、フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、80g、0%から100%のヘプタン中酢酸エチル)により精製して、(2-(2-(2-エチル-4-((3-ヨードイミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)ベンズアミド)エトキシ)エチル)カルバミン酸tert-ブチル(1.561g、2.63mmol、82.2%)を得た。MS(ESI,m/z):595.4[M+H]
工程2:
N-[2-[2-[[4-[[3-(2,6-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンゾイル]アミノ]エトキシ]エチル]カルバミン酸tert-ブチル
ジオキサン(1mL)/水(0.1mL)中の、N-[2-[2-[[2-エチル-4-[(3-ヨードイミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ]ベンゾイル]アミノ]エトキシ]エチル]カルバミン酸tert-ブチル(中間体138)(89.2mg、150μmol)、(2,6-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)ボロン酸(19.7mg、225μmol)、1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン-パラジウム(II)ジクロリドジクロロメタン錯体(12.2mg、15μmol)およびNaCO(31.8mg、300μmol)の混合物を、110℃で一晩撹拌した。混合物を真空で濃縮し、30mLの酢酸エチル/MeOH 9/1溶液で溶出する4gのシリカカラムを通過させることにより前精製し、濃縮した。水(+0.1% NEt)/アセトニトリルから形成された勾配で溶出する逆相(Gemini 5um C18 75x30)での分取HPLCによる精製は、生成物含有画分の蒸発後に、N-[2-[2-[[4-[[3-(2,6-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンゾイル]アミノ]エトキシ]エチル]カルバミン酸tert-ブチル(7.8mg、12.8μmol、8.5%)を与えた。MS(ESI,m/z):611.4[M+H]+。
工程3:
実施例54
N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-4-[[3-(2,6-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチルベンズアミド;塩酸塩
DCM(2mL)中の、N-[2-[2-[[4-[[3-(2,6-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンゾイル]アミノ]エトキシ]エチル]カルバミン酸tert-ブチルおよび過剰の4N HCl(ジオキサン)の混合物を室温で2時間撹拌し、蒸発乾固させた。残留物を2mLのEtOで粉砕し、生成物をフィルタにかけて分離して、乾燥させた後、N-(2-(2-アミノエトキシ)エチル)-4-((3-(2,6-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ)[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-エチルベンズアミド塩酸塩(4.8mg、9.4μmol、73.5%)を得た。MS(ESI,m/z):509.4[M+H]+。
実施例55
N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-2-エチル-4-[[3-[4-メトキシ-2-(メチルスルファモイル)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンズアミド;ギ酸
Figure 2022513944000246
工程1:
N-[2-[2-[[2-エチル-4-[[3-[4-メトキシ-2-(メチルスルファモイル)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンゾイル]アミノ]エトキシ]エチル]カルバミン酸tert-ブチル
実施例54の合成について記載された手順と同様に、N-[2-[2-[[2-エチル-4-[(3-ヨードイミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ]ベンゾイル]アミノ]エトキシ]エチル]カルバミン酸tert-ブチル(中間体138)および5-メトキシ-N-メチル-2-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ベンゼンスルホンアミドから、N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-4-[[3-(2,6-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチルベンズアミド塩酸塩表題化合物を調製した。MS(ESI,m/z):668.4[M+H]+。
工程2:
N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-2-エチル-4-[[3-[4-メトキシ-2-(メチルスルファモイル)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンズアミドギ酸塩
実施例54の合成について記載された手順と同様に、保護基の酸性開裂、続いて水(+0.1%ギ酸)/アセトニトリルから形成される勾配で溶出する逆相カラムクロマトグラフィーを通じて、N-[2-[2-[[2-エチル-4-[[3-[4-メトキシ-2-(メチルスルファモイル)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンゾイル]アミノ]エトキシ]エチル]カルバミン酸tert-ブチルから、N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-4-[[3-(2,6-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチルベンズアミド塩酸塩表題化合物を調製した。生成物含有画分の蒸発により、表題化合物が得られた。MS(ESI,m/z):568.3[M+H]+。
実施例56
N-(2-(2-アミノエトキシ)エチル)-2-エチル-4-((3-(4-メトキシ-2-(トリフルオロメチル)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)ベンズアミド塩酸塩
Figure 2022513944000247
工程1:
(2-(2-(2-エチル-4-((3-(4-メトキシ-2-(トリフルオロメチル)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)ベンズアミド)エトキシ)エチル)カルバミン酸tert-ブチル実施例54の合成について記載された手順と同様に、N-[2-[2-[[2-エチル-4-[(3-ヨードイミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ]ベンゾイル]アミノ]エトキシ]エチル]カルバミン酸tert-ブチル(中間体138)および2-(4-メトキシ-2-(トリフルオロメチル)フェニル)-4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロランからN-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-4-[[3-(2,6-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチルベンズアミド塩酸塩表題化合物を調製した。MS(ESI,m/z):643.3[M+H]+。
工程2:
N-(2-(2-アミノエトキシ)エチル)-2-エチル-4-((3-(4-メトキシ-2-(トリフルオロメチル)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)ベンズアミド塩酸塩
実施例54の合成について記載された手順と同様に、保護基の酸性開裂を通じて、(2-(2-(2-エチル-4-((3-(4-メトキシ-2-(トリフルオロメチル)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)ベンズアミド)エトキシ)エチル)カルバミン酸tert-ブチルからN-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-4-[[3-(2,6-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチルベンズアミド塩酸塩表題化合物を調製した。MS(ESI,m/z):543.3[M+H]+。
実施例57
4-((3-(2-アミノ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-N-(2-(2-アミノエトキシ)エチル)-2-エチルベンズアミド塩酸塩
Figure 2022513944000248
工程1:
(2-(2-(4-((3-(2-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-エチルベンズアミド)エトキシ)エチル)カルバミン酸tert-ブチル
実施例54の合成について記載された手順と同様に、N-[2-[2-[[2-エチル-4-[(3-ヨードイミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ]ベンゾイル]アミノ]エトキシ]エチル]カルバミン酸tert-ブチル(中間体138)および(5-メトキシ-2-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェニル)カルバミン酸tert-ブチルから、N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-4-[[3-(2,6-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチルベンズアミド塩酸塩表題化合物を調製した。MS(ESI,m/z):690.5[M+H]+。
工程2:
4-((3-(2-アミノ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-N-(2-(2-アミノエトキシ)エチル)-2-エチルベンズアミド塩酸塩
実施例54の合成について記載された手順と同様に、保護基の酸性開裂を通じて、(2-(2-(4-((3-(2-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-エチルベンズアミド)エトキシ)エチル)カルバミン酸tert-ブチルから、N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-4-[[3-(2,6-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチルベンズアミド塩酸塩表題化合物を調製した。MS(ESI,m/z):490.4[M+H]+。
中間体139
3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-アミン
密閉された圧力管内で、イソプロパノール(839μl)中の8-クロロ-3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン(中間体21、0.062g、210μmol、1当量)の懸濁液および25%アンモニア水溶液(1.31g、1.46mL、19.3mmol、92当量)を115℃に19時間加熱した。反応混合物を水で希釈し、懸濁液をフィルタにかけ、水で洗浄した。固体を収集し、真空で乾燥させた。化合物3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-アミン(0.046g、167μmol、収率79.4%)が淡褐色の固体として得られた。MS ESI(m/z):277.2[M+H]
中間体140
(2S,4R)-4-ヒドロキシ-2-(ピペラジン-1-カルボニル)ピロリジン-1-カルボン酸tert-ブチル
工程1:4-[(2S,4R)-1-tert-ブトキシカルボニル-4-ヒドロキシ-ピロリジン-2-カルボニル]ピペラジン-1-カルボン酸ベンジル
無水DMF(15.7mL)中の、(2S,4R)-1-(tert-ブトキシカルボニル)-4-ヒドロキシピロリジン-2-カルボン酸(1.5g、6.29mmol、1当量)およびDIPEA(1.63g、2.2mL、12.6mmol、2当量)の透明な溶液に、HATU(2.39g、6.29mmol、1当量)を加え、混合物を室温で10分間撹拌した。次に、無水DMF(15.7mL)中のピペラジン-1-カルボン酸ベンジル(1.41g、6.29mmol、1当量)の溶液を加え、室温での撹拌を2時間続けた。次いで、反応混合物を真空中で濃縮した。溶出液としてヘプタン/(酢酸エチル/EtOH/NHOH 75:25:2)を使用するシリカゲルクロマトグラフィーによって未精製物質を精製した。化合物4-((2S,4R)-1-(tert-ブトキシカルボニル)-4-ヒドロキシピロリジン-2-カルボニル)ピペラジン-1-カルボン酸ベンジル(3.177g、5.79mmol、収率92%)が、79%の純度(NMRによると21%のDMFを含有する)で黄色の油として得られ、さらに精製することなく使用した。MS ESI(m/z):478.2184[M+HCOO
工程2:(2S,4R)-4-ヒドロキシ-2-(ピペラジン-1-カルボニル)ピロリジン-1-カルボン酸tert-ブチル
4-((2S,4R)-1-(tert-ブトキシカルボニル)-4-ヒドロキシピロリジン-2-カルボニル)ピペラジン-1-カルボン酸ベンジル(3.17g、5.78mmol、1当量)のメタノール溶液(38.5mL)を含むフラスコを3回排気し(泡立て)、アルゴンでフラッシュした。次に、10%パラジウム炭素(123mg、116μmol、0.02当量)を添加し、脱気を繰り返した。次に、装置を再び4回排気(泡立て)し、水素でフラッシュした。反応物を水素下、室温で5時間撹拌した。次に、反応物をグラスファイバーフィルターを通してフィルタにかけ、MeOHで洗浄し、得られた溶液を真空で濃縮した。得られた物質をヘプタン/ジイソプロピルエーテルで粉砕し、フィルタにかけ、洗浄し、真空乾燥した。化合物(2S,4R)-4-ヒドロキシ-2-(ピペラジン-1-カルボニル)ピロリジン-1-カルボン酸tert-ブチル(1.660g、5.38mmol、収率93.1%)が淡黄色の固体として得られた。MS ESI(m/z):300.2[M+H]
中間体141
(E)-4-(N,N’-ビス(tert-ブトキシカルボニル)-1H-ピラゾール-1-カルボキシイミドアミド)ブタン酸tert-ブチル
Biorg and Med Chem Lett 2014、vol 24#23 p5525-5529無水THF(1.86mL)中の、(E)-(((tert-ブトキシカルボニル)イミノ)(1H-ピラゾル-1-イル)メチル)カルバミン酸tert-ブチル(0.155g、484μmol、1当量)、トリフェニルホスフィン(201mg、727μmol、1.5当量)および4-ヒドロキシブタン酸tert-ブチル(101mg、630μmol、1.3当量)の溶液を0℃に冷却した。次に、DIAD(156mg、150μl、727μmol、1.5当量)を滴加した。次に、冷却浴を取り除き、反応物を16時間加熱還流した。次いで、反応物を水でクエンチし、ジクロロメタンで希釈した。混合物をジクロロメタンで2回抽出し、有機層を水で1回洗浄した。合わせた有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、フィルタにかけ、真空中で濃縮した。溶出液としてヘプタン/酢酸エチルを使用するシリカゲルクロマトグラフィーによって、未精製物質を精製した。化合物(E)-4-(N,N’-ビス(tert-ブトキシカルボニル)-1H-ピラゾール-1-カルボキシイミドアミド)ブタン酸tert-ブチル(52mg、107μmol、収率22.1%)が無色の油として、93%の純度(UV、220nm)で得られた。MS ESI(m/z):453.4[M+H]H NMR(300MHz,クロロホルム-d)δ=7.94(br s,1H)、7.68(dd,J=0.6、1.6Hz,1H)、6.41(dd,J=1.6、2.8Hz,1H)、3.72(br t,J=7.4Hz,2H)、2.32(t,J=7.5Hz,2H)、2.01(quin、J=7.4Hz,2H)、1.50(s,9H)、1.43(s,9H)、1.27(s,9H)
実施例58
N-(2-(2-アミノエトキシ)エチル)-4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-フルオロ-6-メチルベンズアミドギ酸塩
Figure 2022513944000249
工程1:4-ブロモ-2-フルオロ-6-メチル安息香酸tert-ブチル
圧力管内で、無水トルエン(1.88mL)中の4-ブロモ-2-フルオロ-6-メチル安息香酸(700mg、3mmol、1当量)の白色懸濁液に、N,N-ジメチルホルムアミドジ-tert-ブチルアセタール(4.41g、5.19mL、19.5mmol、6.5当量)を添加した。管を密閉し、混合物を80℃に3時間加熱した。反応混合物を水、酢酸エチルおよび飽和NaHCO水溶液で希釈した。混合物を酢酸エチルで2回抽出し、飽和NaHCO水溶液で1回、塩水で2回有機層を洗浄した。合わせた有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、フィルタにかけ、真空中で濃縮した。溶出液としてヘプタン/酢酸エチルを使用するシリカゲルクロマトグラフィーによって、未精製物質(シリカゲル上のドライパック(drypack))を精製した。化合物4-ブロモ-2-フルオロ-6-メチル安息香酸tert-ブチル(794.9mg、2.69mmol、収率89.7%)が無色の油として得られ、さらに精製することなく使用した。MS EI(m/z):290.0[M]
工程2:4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-フルオロ-6-メチル安息香酸tert-ブチル
圧力管中のTHF(10.9mL)中の3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-アミン(中間体139、300mg、1.09mmol、当量1)、4-ブロモ-2-フルオロ-6-メチル安息香酸tert-ブチル(628mg、2.17mmol、2当量)およびナトリウムtert-ブトキシド(157mg、1.63mmol、1.5当量)の褐色懸濁液に、超音波浴中で容器を超音波処理しながら、5分間アルゴンを散布した。次に、1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン(72.2mg、130μmol、0.12当量)およびトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(39.8mg、43.4μmol、0.04当量)を添加し、脱気を1分間続けた。管を密閉し、130℃に3時間加熱した。次いで、混合物を真空中で濃縮した。溶出液としてヘプタン/酢酸エチルを使用するシリカゲルクロマトグラフィーによって、未精製物質(シリカゲル上のドライパック)を精製した。化合物4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-フルオロ-6-メチル安息香酸tert-ブチル(367mg、758μmol、収率69.8%)が黄色の固体として得られ、さらに精製することなく使用した。MS ESI(m/z):485.2[M+H]
工程3:4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-フルオロ-6-メチル安息香酸塩酸塩
ジオキサン(1.52mL)中の4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-フルオロ-6-メチル安息香酸tert-ブチル(367mg、758μmol、1当量)の溶液に、ジオキサン中の4M HCl(11.4mL、45.5mmol、60当量)を加え、反応物を70℃に3時間加熱した。次に、再び、ジオキサン中の4M HCl(5.68mL、22.7mmol、30当量)を加え、反応物を70℃で1時間撹拌した。混合物をジオキサンでさらに希釈し、真空で濃縮した。化合物4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-フルオロ-6-メチル安息香酸塩酸塩(410mg、750μmol、収率99%)が淡褐色の固体として得られ、さらに精製することなく使用した。MS ESI(m/z):429.2[M+H]
工程4:N-[2-[2-[[4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-フルオロ-6-メチル-ベンゾイル]アミノ]エトキシ]エチル]カルバミン酸tert-ブチル
無水DMF(207μl)中の、4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-フルオロ-6-メチル安息香酸塩酸塩(20mg、40.4μmol、1当量)およびDIPEA(20.9mg、28.3μl、162μmol、4当量)の溶液に、HATU(15.4mg、40.4μmol、1当量)を加え、混合物を室温で10分撹拌した(濃い懸濁液)。次に、(2-(2-アミノエトキシ)エチル)カルバミン酸tert-ブチル塩酸塩(14.6mg、60.7μmol、1.5当量)を加え、反応物を無水DMF(104μl)で希釈し、混合物を室温で1時間撹拌した。次に、反応物を真空で濃縮した。溶出液としてジクロロメタン/メタノールを使用するシリカゲルクロマトグラフィーによって、未精製物質を精製した。化合物(2-(2-(4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-フルオロ-6-メチルベンズアミド)エトキシ)エチル)カルバミン酸tert-ブチル(0.031g、40.3μmol、収率99.8%)が無色の非晶質固体として得られ、さらに精製することなく使用した。MS ESI(m/z):615.4[M+H]
工程5:N-(2-(2-アミノエトキシ)エチル)-4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-フルオロ-6-メチルベンズアミドギ酸塩
ジオキサン(22μl)中の(2-(2-(4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-フルオロ-6-メチルベンズアミド)エトキシ)エチル)カルバミン酸tert-ブチル(31mg、40.3μmol、1当量)の溶液に、ジオキサン中の4M HCl(403μl、1.61mmol、40当量)を加え、得られた混合物を室温で撹拌した(懸濁液)。反応物をジクロロメタンで希釈し、MeOH中の0.5mLの7Mアンモニアで塩基性化した。次に、1スプーンのアミン-シリカゲルを加え、混合物を真空で濃縮した。溶出液としてジクロロメタン/メタノールを使用するアミンシリカゲルクロマトグラフィーによって、未精製物質(アミンシリカゲル上のドライパック)を精製した。溶出液として0.1%ギ酸/アセトニトリルを含有する水を使用する分取逆相HPLC(カラム:PhenomeneX Gemini-NX 5u 110A、l:100mm、直径:30mm)によって、得られた物質をさらに精製した。化合物N-(2-(2-アミノエトキシ)エチル)-4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-フルオロ-6-メチルベンズアミドギ酸塩(9mg、16.1μmol、収率39.8%)が白色固体として得られた。MS ESI(m/z):515.3[M+H]、258.2[M+2H] 2+
以下の実施例は、実施例58と同様に調製した。化合物がさらなる精製なしに最後の工程後にきれいであった場合には、HCl塩を単離した。シリカゲルクロマトグラフィーの後で化合物がきれいであった場合、または分取HPLC中に塩基性溶出液が使用された場合には、遊離塩基を単離した。
Figure 2022513944000250
Figure 2022513944000251
Figure 2022513944000252
実施例64
N-(2-((2-アミノエチル)アミノ)エチル)-4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-エチルベンズアミド
Figure 2022513944000253
無水DMF(1.08mL)中の、4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-エチル安息香酸塩酸塩(実施例86、100mg、217μmol、1当量)およびDIPEA(112mg、152μl、868μmol、4当量)の溶液に、HATU(107mg、282μmol、1.3当量)を加え、混合物を室温で15分振盪した。次に、N1-(2-アミノエチル)エタン-1,2-ジアミン(89.5mg、93.8μl、868μmol、4当量)を加え、室温で3時間振盪を続けた。次いで、反応混合物を真空中で濃縮した。溶出液として0.1%トリエチルアミン/アセトニトリルを含有する水を使用する分取逆相HPLC(カラム:YMC Actus Triart C18 5um、1:100mm、直径:30mm)によって、この物質を精製した。化合物N-(2-((2-アミノエチル)アミノ)エチル)-4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-エチルベンズアミド(39mg、74.2μmol、収率34.2%)が白色固体として得られた。MS ESI(m/z):510.2433[M+H]
以下の例は、実施例64と同様に調製した。
Figure 2022513944000254
実施例65
N-(2-(2-(2-アミノエトキシ)エトキシ)エチル)-4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-エチルベンズアミド二塩酸塩
Figure 2022513944000255
工程1:(2-(2-(2-(4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-エチルベンズアミド)エトキシ)エトキシ)エチル)カルバミン酸tert-ブチル
無水DMF(434μl)中の、4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-エチル安息香酸塩酸塩(実施例86、40mg、86.8μmol、1当量)およびDIPEA(44.9mg、60.6μl、347μmol、4当量)の溶液に、HATU(36.3mg、95.5μmol、1.1当量)を加え、混合物を室温で10分間振盪した。
次に、(2-(2-(2-アミノエトキシ)エトキシ)エチル)カルバミン酸tert-ブチル(28mg、113μmol、1.3当量)を加え、室温で4時間振盪を続けた。酢酸エチル、飽和NaHCO水溶液および塩水で反応混合物を希釈した。混合物を酢酸エチルで2回抽出し、有機層を塩水で2回洗浄した。合わせた有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、フィルタにかけ、真空中で濃縮した。溶出液としてジクロロメタン/メタノールを使用するシリカゲルクロマトグラフィーによって、未精製物質を精製した。化合物(2-(2-(2-(4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-エチルベンズアミド)エトキシ)エトキシ)エチル)カルバミン酸tert-ブチル(41.1mg、62.8μmol、収率72.3%)が灰白色の固体として得られた。MS ESI(m/z):655.4[M+H]
工程2:N-(2-(2-(2-アミノエトキシ)エトキシ)エチル)-4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-エチルベンズアミド二塩酸塩
5mLの丸底フラスコ中で、(2-(2-(2-(4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-エチルベンズアミド)エトキシ)エトキシ)エチル)カルバミン酸tert-ブチル(41.4mg、63.2μmol、1当量)およびジオキサン中の4 M HCl(632μl、2.53mmol、40当量)を合わせて、淡黄色の溶液を得た。反応混合物を室温で3時間撹拌した。反応物を水で希釈し、直接凍結乾燥した。化合物N-(2-(2-(2-アミノエトキシ)エトキシ)エチル)-4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-エチルベンズアミド二塩酸塩(37.3mg、59.4μmol、収率94%)が黄色の固体として得られた。MS ESI(m/z):278.3[M+2H]2+
以下の例は、実施例65と同様に調製した。遊離塩基が単離された場合、得られた物質をシリカゲルクロマトグラフィーおよび/または分取HPLCによってさらに精製した。
Figure 2022513944000256
実施例66
4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-エチル-N-(2-(2-(メチル(2-(メチルスルホンアミド)-2-オキソエチル)アミノ)エトキシ)エチル)ベンズアミド二塩酸塩
Figure 2022513944000257
無水ジクロロメタン(215μl)中の、N-(2-(2-(4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-エチルベンズアミド)エトキシ)エチル)-N-メチルグリシン塩酸塩(実施例52、20mg、32.3μmol、1当量)、メタンスルホンアミド(3.99mg、42μmol、1.3当量)およびDMAP(5.13mg、42μmol、1.3当量)の溶液に、1-(3-ジメチルアミノプロピル)-3-エチルカルボジイミド(6.52mg、7.43μL、42μmol、1.3当量)を加え、混合物を室温で18時間撹拌した。次に、反応物を真空で濃縮した。
溶出液として0.1%ギ酸を含有するアセトニトリル/水を使用する分取逆相HPLC(カラム:YMC Actus TriartC18、12nm、5μm、1:100mm、直径:30mm)によって、未精製物質を精製した。得られた溶液を凍結乾燥した。残留物を0.1M水溶液中に再溶解し、再び凍結乾燥した。
化合物4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-エチル-N-(2-(2-(メチル(2-(メチルスルホンアミド)-2-オキソエチル)アミノ)エトキシ)エチル)ベンズアミド二塩酸塩(16.5mg、22.5μmol、収率69.7%)が淡黄色の固体として得られた。MS ESI(m/z):660.2417[M+H]
参考例455
(4S)-4-アミノ-5-((1-((3-(4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-エチルベンズアミド)プロピル)アミノ)-3-グアニジノ-1-オキソプロパン-2-イル)アミノ)-5-オキソペンタン酸三塩酸塩(エピマー1:1)
Figure 2022513944000258
工程1:Boc-Glu(OtBu)-Agp(Boc)-OH
無水ジクロロメタン(6.5mL)中の、Fmoc-Agp(Boc)-OH(426mg、750μmol、0.625当量)およびDIPEAバイオテクノロジーグレード(775mg、1.05mL、6mmol、5当量)の溶液を、乾燥したガラス瓶中の2-クロロトリチルクロリド-樹脂(Bachem、1.6mmol/g、0.75g、1.2mmol、1当量)に加え、アルゴン下に置いた。反応混合物をアルゴン雰囲気下、室温で16時間振盪した。混合物にメタノール(596μl)(樹脂1グラムあたり0.8mL)を加え、反応混合物を室温で4時間振盪して残存する塩化物をキャップした。混合物をフィルタにかけ、次に5mLのジクロロメタンで3回洗浄した後、3×5mLのDMFで洗浄した。4-メチルピペリジン/DMF/DCM2:1:1(4.65mL)を樹脂に加えた。反応混合物を室温で30分間振盪した。樹脂をフィルタにかけ、5mLのDCMで2回、5mLのDMFで2回洗浄した。再び、4-メチルピペリジン/DMF/DCM 2:1:1(4.65mL)を樹脂に加え、混合物を室温で30分間振盪した。樹脂をフィルタにかけ、5mLのDCMで2回、2mLのDMFで2回洗浄した。別に、DMF/DCM1:1(4.65mL)中の、Boc-Glu(OtBu)-OH(455mg、1.5mmol、1.25当量)およびDIPEA(388mg、524μl、3mmol、2.5当量)の溶液をHATU(570mg、1.5mmol、1.25当量)で処理し、10分間撹拌した。得られた混合物を樹脂に加え、18時間振盪した。樹脂をフィルタにかけ、5mLのDMFで3回および5mLのDCMで3回洗浄した。次に、樹脂を5mLのDCM/HFIP 4:1で処理し、1時間振盪した。混合物をフィルタにかけ、DCMで3回洗浄した。この開裂手順をもう1回繰り返した。得られたフィルタにかけた液を合わせ、真空で濃縮した。得られた油をアセトニトリル/水中に再溶解し、凍結乾燥した。化合物Boc-Glu(OtBu)-Agp(Boc)2-OH(156mg、247μmol、収率32.9%)を淡褐色の凍結乾燥粉末として得、さらに精製することなく使用した。MS ESI(m/z):632.5[M+H]
工程2:tert-ブチル(12S,E)-6,12-ビス((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)-9-((3-(4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-エチルベンズアミド)プロピル)カルバモイル)-2,2-ジメチル-4,11-ジオキソ-3-オキサ-5,7,10-トリアザペンタデク-5-エン-15-オアート(エピマー1:1)
無水DMF(452μl)中の、Boc-Glu(OtBu)-Agp(Boc)-OH(74.2mg、117μmol、1.3当量)およびDIPEA(46.7mg、63.1μl、361μmol、4当量)の溶液に、HATU(44.7mg、117μmol、1.3当量)を加え、混合物を室温で10分間撹拌した。次に、N-(3-アミノプロピル)-4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-エチルベンズアミド二塩酸塩(参考例292、50mg、90.3μmol、1当量)を加え、室温で1.5時間撹拌を続けた後、冷蔵庫で16時間保存した。反応物を45℃で真空濃縮した。溶出液としてジクロロメタン/メタノールを使用するシリカゲルクロマトグラフィーによって、未精製物質を精製した。溶出液として0.1%トリエチルアミンを含有するアセトニトリル/水を使用する分取逆相HPLC(カラム:Phenomenex Gemini-NX 5u 110A、l:100mm、直径:30mm)によって、得られた物質をさらに精製した。
化合物tert-ブチル(12S,E)-6,12-ビス((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)-9-((3-(4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-エチルベンズアミド)プロピル)カルバモイル)-2,2-ジメチル-4,11-ジオキソ-3-オキサ-5,7,10-トリアザペンタデク-5-エン-15-オアート(エピマー1:1、0.035g、30.7μmol、収率34%)が、96%の純度(全UV、210-400nm)で灰白色の非晶質として得られた。MS ESI(m/z):1080.5[M+H]
工程3:(4S)-4-アミノ-5-((1-((3-(4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-エチルベンズアミド)プロピル)アミノ)-3-グアニジノ-1-オキソプロパン-2-イル)アミノ)-5-オキソペンタン酸三塩酸塩(エピマー1:1)
ジオキサン(107μL)中のtert-ブチル(12S,E)-6,12-ビス((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)-9-((3-(4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-エチルベンズアミド)プロピル)カルバモイル)-2,2-ジメチル-4,11-ジオキソ-3-オキサ-5,7,10-トリアザペンタデク-5-エン-15-オアート(0.035g、32μmol、1当量)の溶液に、ジオキサン中の4M HCl(480μL、1.92mmol、60当量)を加え、混合物を室温で16時間撹拌した。次に、反応物をさらなるジオキサンで希釈し、直接凍結乾燥した。化合物(4S)-4-アミノ-5-((1-((3-(4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-エチルベンズアミド)プロピル)アミノ)-3-グアニジノ-1-オキソプロパン-2-イル)アミノ)-5-オキソペンタン酸三塩酸塩(30mg、29.7μmol、収率93%)を、84%(全UV(210-400nm)によって96%、NMRによると13%ジオキサンを含有する)の純度で、白色凍結乾燥粉末として得た。MS ESI(m/z):738.4[M+H]
以下の例は、参考例455と同様に調製した。
Figure 2022513944000259
参考例457
(S)-7-アミノ-1-(4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-エチルフェニル)-12-イミノ-1,6-ジオキソ-2,5,11,13-テトラアザヘプタデカン-17-オイック酸(oic acid)三塩酸塩
Figure 2022513944000260
工程1:ベンジルtert-ブチル(5-((2-(4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-エチルベンズアミド)エチル)アミノ)-5-オキソペンタン-1,4-ジイル)(S)-ジカルバマート
無水DMF(1.39mL)中のBoc-Orn(Z)-OH(112mg、306μmol、1.1当量)およびDIPEA(180mg、243μL、1.39mmol、5当量)の溶液に、HATU(116mg、306μmol、1.1当量)を加え、混合物を室温で10分間撹拌した。次に、N-(2-アミノエチル)-4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-エチルベンズアミド二塩酸塩(参考例291、0.15g、278μmol、1当量)を加え、室温で2時間撹拌を続けた。次に、酢酸エチル、水および飽和NaHCO3水溶液で反応混合物を希釈した。混合物を酢酸エチルで2回抽出し、有機層を塩水で2回洗浄した。合わせた有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、フィルタにかけ、真空中で濃縮した。溶出液としてジクロロメタン/メタノールを使用するシリカゲルクロマトグラフィーによって、未精製物質を精製した。化合物ベンジルtert-ブチル(5-((2-(4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-エチルベンズアミド)エチル)アミノ)-5-オキソペンタン-1,4-ジイル)(S)-ジカルバマート(0.207g、254μmol、収率91.3%)が淡褐色の非晶質固体として得られた。MS ESI(m/z):815.6[M+H]
工程2:tert-ブチル(S)-(5-アミノ-1-((2-(4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-エチルベンズアミド)エチル)アミノ)-1-オキソペンタン-2-イル)
ベンジルtert-ブチル(5-((2-(4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-エチルベンズアミド)エチル)アミノ)-5-オキソペンタン-1,4-ジイル)(S)-ジカルバマート(0.207g、254μmol、1当量)のメタノール(2.54mL)懸濁液を3回排出(泡立て)し、アルゴンを流した。次に、10%のパラジウム活性炭(27mg、25.4μmol、0.1当量)を加え、脱気を繰り返した。次に、再び混合物を3回排出し(泡立て)、水素を流した。反応物を水素下、室温で3時間撹拌した。次に、反応物をエタノール(2.54mL)で希釈し、水素下での撹拌をさらに20時間続けた。反応混合物をフィルタにかけ、EtOHおよびジクロロメタン/MeOH 9:1で洗浄した。得られた溶液を真空で濃縮した。化合物(S)-(5-アミノ-1-((2-(4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-エチルベンズアミド)エチル)アミノ)-1-オキソペンタン-2-イル)カルバミン酸tert-ブチル(162mg、238μmol、収率93.7%)が淡褐色の非晶質固体として得られ、さらに精製することなく使用した。MS ESI(m/z):681.5[M+H]
工程3:tert-ブチル(S,Z)-13-(tert-ブトキシカルボニル)-7-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)-12-((tert-ブトキシカルボニル)イミノ)-1-(4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-エチルフェニル)-1,6-ジオキソ-2,5,11,13-テトラアザヘプタデカン-17-オアート
アセトニトリル(294μl)中のtert-ブチル(E)-4-(N,N’-ビス(tert-ブトキシカルボニル)-1H-ピラゾール-1-カルボキシイミドアミド)ブタノアート(中間体141、21.4mg、44.1μmol、1当量)の溶液を、(S)-(5-アミノ-1-((2-(4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-エチルベンズアミド)エチル)アミノ)-1-オキソペンタン-2-イル)カルバミン酸tert-ブチル(30mg、44.1μmol、1当量)に加えた。得られた懸濁液に、DIPEA(12.5mg、16.9μL、97μmol、2.2当量)を加え、反応物を室温で16時間撹拌した。再度、アセトニトリル(147μl)中の(E)-4-(N,N’-ビス(tert-ブトキシカルボニル)-1H-ピラゾール-1-カルボキシイミドアミド)ブタン酸tert-ブチル(中間体141、9.97mg、22μmol、0.5当量)を加え、室温で撹拌を続けた。次に、反応物を真空で濃縮した。溶出液としてヘプタン/(酢酸エチル/EtOH/NH4OH 75:25:2)を使用するシリカゲルクロマトグラフィーによって未精製物質を精製した。化合物tert-ブチル(S,Z)-13-(tert-ブトキシカルボニル)-7-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)-12-((tert-ブトキシカルボニル)イミノ)-1-(4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-エチルフェニル)-1,6-ジオキソ-2,5,11,13-テトラアザヘプタデカン-17-オアート(0.014g、13.1μmol、収率29.8%)が無色の非晶質固体として得られ、さらに精製することなく使用した。MS ESI(m/z):1065.6[M+H]
工程4:(S)-7-アミノ-1-(4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-エチルフェニル)-12-イミノ-1,6-ジオキソ-2,5,11,13-テトラアザヘプタデカン-17-オイック酸三塩酸塩
ジオキサン(40.7μL)中のtert-ブチル(S,Z)-13-(tert-ブトキシカルボニル)-7-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)-12-((tert-ブトキシカルボニル)イミノ)-1-(4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-エチルフェニル)-1,6-ジオキソ-2,5,11,13-テトラアザヘプタデカン-17-オアート(13mg、12.2μmol、1当量)の懸濁液に、ジオキサン中の4M HCl(305μL、1.22mmol、100当量)を加え、得られた溶液を室温で4時間撹拌した。反応物をジオキサンで希釈し、直接凍結乾燥した。化合物(S)-7-アミノ-1-(4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-エチルフェニル)-12-イミノ-1,6-ジオキソ-2,5,11,13-テトラアザヘプタデカン-17-オイック酸三塩酸塩(7mg、8.13μmol、収率66.6%)が、95%の純度(UV、265 nm)で、白色凍結乾燥粉末として得られた。MS ESI(m/z):709.3379[M+H]
参考例458
シスN-(3-アミノシクロブチル)-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンズアミド
Figure 2022513944000261
工程1:
シス-tert-ブチルN-[3-[[4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンゾイル]アミノ]シクロブチル]カルバマート
Ar下、4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-エチル安息香酸、中間体86(100mg、236μmol、1当量)をDMF(1mL)中に懸濁した。シス-N-(3-アミノシクロブチル)カルバミン酸tert-ブチル[CAS#1212395-34-0](1.18mmol、5当量)を加えた。追加のシス-N-(3-アミノシクロブチル)カルバミン酸tert-ブチル[CAS#1212395-34-0](283μmol、1.2当量)および2-(3H-[1,2,3]トリアゾロ[4,5-b]ピリジン-3-イル)-1,1,3,3-テトラメチルイソウロニウムヘキサフルオロホスファート(V)(HATU)(179mg、471μmol、2当量)を加え、黄色の溶液を室温で2時間撹拌した。溶媒を蒸発させ、フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、20g、0%~100%DCM/MeOH/NH4OH(95/5/1))によって未精製物質を精製して、標的化合物(オレンジ色の泡、140mg)を得た。MS(ESI,m/z):593.3:[M+H]+。
工程2:
シスN-(3-アミノシクロブチル)-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンズアミド
Ar下で、工程1で得られたシス-tert-ブチルN-[3-[[4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンゾイル]アミノ]シクロブチル]カルバマート(140mg)をMeOH(1mL)中に溶解した。ジオキサン中の4M HCl(1.07mL、4.27mmol、10当量)を加え、RMを室温で3時間撹拌した。HClが中和され、RMが蒸発するまで、DCM/MeOH/NH水溶液を加えた。フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、20g、0%~100%DCM/MeOH/25%NHOH水溶液(90/10/1))によって粗生成物を精製し、表題化合物(白色固体、103mg)を得た。MS(ESI,m/z):493.2[M+H]+。
以下の例は、参考例458と同様に調製した。
Figure 2022513944000262
Figure 2022513944000263
参考例462
4-[4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンゾイル]-N-(4-ピリジル)ピペラジン-1-カルボキサミド
Figure 2022513944000264
DMF(5mL)中の[4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-フェニル]-ピペラジン-1-イル-メタノン塩酸塩(参考例289)(100.0mg、0.210mmol、1当量)の溶液に、N-(4-ピリジル)カルバミン酸フェニル(67.16mg、0.310mmol、1.5当量)およびN,N-ジイソプロピルエチルアミン(0.11mL、0.630mmol、3当量)を加え、次に反応物を25℃で12時間撹拌した。分取HPLC(塩基性)によって反応混合物を精製して、生成物4-[4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンゾイル]-N-(4-ピリジル)ピペラジン-1-カルボキサミド(30.5mg、0.050mmol、収率24%)を黄色の固体として得た。MS(ESI,m/z):599.1[M+H]+。
実施例67
N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-4-[[3-(4-ブト-2-イノキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンズアミド;2,2,2-トリフルオロ酢酸
Figure 2022513944000265
工程1:N-[2-[2-[(2-メチル-4-ニトロ-ベンゾイル)アミノ]エトキシ]エチル]カルバミン酸tert-ブチル
表題化合物は、縮合のためにN-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]カルバミン酸tert-ブチルおよび2-メチル-4-ニトロ安息香酸を使用して、参考例9の調製における工程1と同様に得られた。MS(ESI)m/z:390.1[M+Na]
工程2:N-[2-[2-[(4-アミノ-2-メチル-ベンゾイル)アミノ]エトキシ]エチル]カルバミン酸tert-ブチル
表題化合物は、水素化における出発材料としてN-[2-[2-[(2-メチル-4-ニトロ-ベンゾイル)アミノ]エトキシ]エチル]カルバミン酸tert-ブチルを使用して、参考例442の調製における工程4と同様に得られた。MS(ESI)m/z:360.2[M+Na]
工程3:4-(8-クロロイミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル)フェノール
表題化合物は、反応相手として、8-クロロ-3-ヨード-イミダゾ[1,2-a]ピラジンおよび(4-ヒドロキシフェニル)ボロン酸を使用して、参考例463の調製における工程1と同様に得られた。MS(ESI)m/z:245.9[M+H]
工程4:3-(4-ブト-2-イノキシフェニル)-8-クロロ-イミダゾ[1,2-a]ピラジン
DMF(3mL)中の、4-(8-クロロイミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル)フェノール(100.0mg、0.410mmol、1当量)、1-ブロモ-2-ブチン(81.2mg、0.610mmol、1.5当量)および炭酸カリウム(112.52mg、0.810mmol、2当量)の混合物を25℃で16時間撹拌した。混合物をフィルタにかけ、得られた粗生成物をフラッシュカラムにより精製して、78mgの3-(4-ブト-2-イノキシフェニル)-8-クロロ-イミダゾ[1,2-a]ピラジンを黄色の固体として得た。MS(ESI)m/z:298.0[M+H]
工程5:N-[2-[2-[[4-[[3-(4-ブト-2-イノキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンゾイル]アミノ]エトキシ]エチル]カルバミン酸tert-ブチル
1,4-ジオキサン(5mL)中の、N-[2-[2-[(4-アミノ-2-メチル-ベンゾイル)アミノ]エトキシ]エチル]カルバミン酸tert-ブチル(80.0mg、0.240mmol、1当量)、3-(4-ブト-2-イノキシフェニル)-8-クロロ-イミダゾ[1,2-a]ピラジン(70.59mg、0.240mmol、1当量)、炭酸セシウム(231.76mg、0.710mmol、3当量)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(21.71mg、0.020mmol、0.100当量)および9,9-ジメチル-4,5-ビス(ジフェニルホスフィノ)キサンテン(13.72mg、0.020mmol、0.100当量)の混合物をマイクロ波照射下、115℃でN下で2時間撹拌した。混合物をフィルタにかけ、濃縮して粗生成物を得、これを分取TLC(DCM/MeOH/MeCN=10:1:1)によって精製して、65mgの表題化合物を淡黄色の固体として得た。MS(ESI)m/z:599.3.[M+H]
工程6:N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-4-[[3-(4-ブト-2-イノキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンズアミド;2,2,2-トリフルオロ酢酸
DCM(4mL)中のN-[2-[2-[[4-[[3-(4-ブト-2-イノキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンゾイル]アミノ]エトキシ]エチル]カルバミン酸tert-ブチル(65.0mg、0.110mmol、1当量)の溶液に、トリフルオロ酢酸(0.5mL、6.49mmol、59.78当量)を加え、20℃で16時間撹拌した。。混合物を濃縮し、得られた残留物を分取HPLC(TFA)によって精製して、20.6mgの表題化合物を白色の固体として得た。MS(ESI)m/z:499.2.[M+H]
実施例68
N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-4-[[3-[4-(シアノメトキシ)-3-フルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンズアミド;ギ酸
工程1:4-(8-クロロイミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル)-2-フルオロ-フェノール
Figure 2022513944000266
表題化合物は、出発化合物として8-クロロ-3-ヨード-イミダゾ[1,2-a]ピラジンおよび3-フルオロ-4-ヒドロキシフェニルボロン酸を使用して、参考例463の調製における工程1と同様に得られた。MS(ESI)m/z:264.0[M+H]
工程2:2-[4-(8-クロロイミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル)-2-フルオロ-フェノキシ]アセトニトリル
表題化合物は、反応物として4-(8-クロロイミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル)-2-フルオロ-フェノールおよびブロモアセトニトリルを使用して、実施例67の調製における工程4と同様に得られた。MS(ESI)m/z:303.0.[M+H]
工程3:N-[2-[2-[[4-[[3-[4-(シアノメトキシ)-3-フルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンゾイル]アミノ]エトキシ]エチル]カルバミン酸tert-ブチル
表題化合物は、カップリング反応物として、N-[2-[2-[(4-アミノ-2-メチル-ベンゾイル)アミノ]エトキシ]エチル]カルバミン酸tert-ブチルおよび2-[4-(8-クロロイミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル)-2-フルオロ-フェノキシ]アセトニトリルを使用して、実施例67の調製における工程5と同様に得られた。MS(ESI)m/z:604.5[M+H]
工程4:N-(2-(2-アミノエトキシ)エチル)-4-((3-(4-(シアノメトキシ)-3-フルオロフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-メチルベンズアミド;ギ酸
表題化合物は、出発材料として、N-[2-[2-[[4-[[3-[4-(シアノメトキシ)-3-フルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンゾイル]アミノ]エトキシ]エチル]カルバミン酸tert-ブチルを使用して、実施例67の調製における工程6と同様に得られた。MS(ESI)m/z:504.2[M+H]
参考例464
Figure 2022513944000267
工程1:4-ヒドロキシブト-2-イン-1-イルメタンスルホナート
表題化合物は、出発材料としてブト-2-イン-1,4-ジオールを使用する参考例465の調製における工程4と同様に得られた。生成物を未精製形態で直接使用した。
工程2:4-[4-(8-クロロイミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル)-2-フルオロ-フェノキシ]ブト-2-イン-1-オール
表題化合物は、出発材料として4-(8-クロロイミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル)-2-フルオロ-フェノールおよび4-ヒドロキシブト-2-イニルメタンスルホナートを使用して、参考例465の調製における工程7と同様に得られた。MS(ESI)m/z:332.0[M+H]
工程3:N-[2-[1-(4-アミノ-2-メチル-ベンゾイル)-4-ピペリジル]エチル]カルバミン酸tert-ブチル
表題化合物は、4-アミノ-2-メチル安息香酸および4-(2-BOC-アミノエチル)ピペリジンを使用して、参考例465の調製における工程1と同様に得られた。MS(ESI)m/z:362.2[M+H]
工程4:N-[2-[1-[4-[[3-[3-フルオロ-4-(4-ヒドロキシブト-2-イノキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンゾイル]-4-ピペリジル]エチル]カルバミン酸tert-ブチル
表題化合物は、N-[2-[1-(4-アミノ-2-メチル-ベンゾイル)-4-ピペリジル]エチル]カルバミン酸tert-ブチルおよび4-[4-(8-クロロイミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル)-2-フルオロ-フェノキシ]ブト-2-イン-1-オールを使用して、参考例463の調製における工程2と同様に得られた。MS(ESI)m/z:657.4[M+H]
工程5:[4-(2-アミノエチル)-1-ピペリジル]-[4-[[3-[3-フルオロ-4-(4-ヒドロキシブト-2-イノキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-フェニル]メタノン
表題化合物は、基質としてN-[2-[1-[4-[[3-[3-フルオロ-4-(4-ヒドロキシブト-2-イノキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンゾイル]-4-ピペリジル]エチル]カルバミン酸tert-ブチルを使用して、参考例9の調製における工程2と同様に得られた。MS(ESI)m/z:557.4[M+H]
参考例466
Figure 2022513944000268
[4-[[3-[4-(4-アミノブト-2-イノキシ)-3-フルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-フェニル]-[4-(アミノメチル)-1-ピペリジル]メタノン;ギ酸
工程1:4-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)ブト-2-イン-1-イルメタンスルホナート
表題化合物は、出発材料として(4-ヒドロキシブト-2-イン-1-イル)カルバミン酸tert-ブチルを使用して、参考例465の調製における工程4と同様に得られた。生成物を未精製形態で直接使用した。
工程2:N-[4-[4-(8-クロロイミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル)-2-フルオロ-フェノキシ]ブト-2-イニル]カルバミン酸tert-ブチル
表題化合物は、出発材料として4-(8-クロロイミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル)-2-フルオロ-フェノールおよび4-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)ブト-2-イニルメタンスルホナートを使用して、参考例465の調製における工程7と同様に得られた。MS(ESI)m/z:431.0[M+H]
工程3:((1-(2-メチル-4-ニトロベンゾイル)ピペリジン-4-イル)メチル)カルバミン酸tert-ブチル
表題化合物は、4-アミノ-2-メチル安息香酸および4-(tert-ブトキシカルボニルアミノメチル)ピペリジンを使用して、参考例9の調製における工程1と同様に得られた。MS(ESI)m/z:400.1[M+Na]
工程4:N-[[1-(4-アミノ-2-メチル-ベンゾイル)-4-ピペリジル]メチル]カルバミン酸tert-ブチル
メタノール(20mL)中の、NiCl.6HO(503.81mg、2.12mmol、0.500当量)および水素化ホウ素ナトリウム(80.19mg、2.12mmol、0.500当量)の撹拌懸濁液混合物に、0℃で、THF(6mL)中のN-[[1-(2-メチル-4-ニトロ-ベンゾイル)-4-ピペリジル]メチル]カルバミン酸tert-ブチル(1.6g、4.24mmol、1当量)の溶液を滴加した。次に、水素化ホウ素ナトリウムの別のバッチ(481.14mg、12.72mmol、3当量)を0℃で加え、反応混合物を10℃で1時間撹拌した。固体をフィルタにかけ、溶媒を真空で除去した。残留物をEA/HO(1/1、200mL)の混合物で処理し、有機層を飽和N4Cl(50mL)および塩水(50mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、フィルタにかけ、真空で濃縮して、N-[[1-(4-アミノ-2-メチル-ベンゾイル)-4-ピペリジル]メチル]カルバミン酸tert-ブチル(1.44g、4.14mmol、収率97.77%)を白色固体として得た。MS(ESI)m/z:348.1[M+H]
工程5:N-[[1-[4-[[3-[4-[4-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)ブト-2-イノキシ]-3-フルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンゾイル]-4-ピペリジル]メチル]カルバミン酸tert-ブチル
表題化合物は、N-[[1-(4-アミノ-2-メチル-ベンゾイル)-4-ピペリジル]メチル]カルバミン酸tert-ブチルおよびN-[4-[4-(8-クロロイミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル)-2-フルオロ-フェノキシ]ブト-2-イニル]カルバミン酸tert-ブチルを使用して、参考例463の調製における工程2と同様に得られた。MS(ESI)m/z:742.5[M+H]
工程6:[4-[[3-[4-(4-アミノブト-2-イノキシ)-3-フルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-フェニル]-[4-(アミノメチル)-1-ピペリジル]メタノン;ギ酸
表題化合物は、N-[[1-[4-[[3-[4-[4-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)ブト-2-イノキシ]-3-フルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンゾイル]-4-ピペリジル]メチル]カルバミン酸tert-ブチルを使用して、参考例9の調製における工程2と同様に得られた。MS(ESI)m/z:542.3[M+H]
参考例467
Figure 2022513944000269
工程1:4-(2-メチル-4-ニトロベンゾイル)ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル
表題化合物は、2-メチル-4-ニトロ安息香酸およびピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチルを使用して、参考例463の調製における工程3と同様に得られた。MS(ESI)m/z:350.2.[M+H]
工程2:4-(4-アミノ-2-メチルベンゾイル)ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル
基質として4-(2-メチル-4-ニトロベンゾイル)ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチルを使用して、参考例442の調製における工程4と同様に、表題化合物を得た。MS(ESI)m/z:320.2.[M+H]
工程3:4-[4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-プロプ-2-イノキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンゾイル]ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル
表題化合物は、4-(4-アミノ-2-メチル-ベンゾイル)ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチルおよび8-クロロ-3-(2,3)-ジフルオロ-4-プロプ-2-イノキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジンを使用して、参考例463の調製における工程2と同様に得られた。MS(ESI)m/z:603.1[M+H]
工程4:[4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-プロプ-2-イノキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-フェニル]-ピペラジン-1-イル-メタノン
表題化合物は、基質として4-[4-[[3-(2,3)-ジフルオロ-4-プロプ-2-イノキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンゾイル]ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチルを使用して、参考例9の調製における工程2と同様に得られた。MS(ESI)m/z:503.3.[M+H]
工程5:(2S,4R)-2-[4-[4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-プロプ-2-イノキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンゾイル]ピペラジン-1-カルボニル]-4-ヒドロキシ-ピロリジン-1-カルボン酸tert-ブチル
表題化合物は、[4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-プロプ-2-イノキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-フェニル]-ピペラジン-1-イル-メタノンおよび(2S,4R)-1-(tert-ブトキシカルボニル)-4-ヒドロキシピロリジン-2-カルボン酸を使用して、参考例463の調製における工程3と同様に得られた。MS(ESI)m/z:716.3.[M+H]
工程6:[4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-プロプ-2-イノキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-フェニル]-[4-[(2S,4R)-4-ヒドロキシピロリジン-2-カルボニル]ピペラジン-1-イル]メタノン
表題化合物は、基質として(2S,4R)-2-[4-[4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-プロプ-2-イノキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンゾイル]ピペラジン-1-カルボニル]-4-ヒドロキシ-ピロリジン-1-カルボン酸tert-ブチルを使用して、参考例9の調製における工程2と同様に得られた。MS(ESI)m/z:616.3.[M+H]
参考例468
[4-(3-アミノシクロブタンカルボニル)ピペラジン-1-イル]-[4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-フェニル]メタノン塩酸塩
Figure 2022513944000270
表題化合物は、(1R,3R)-3-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)シクロブタンカルボン酸の代わりに(1S,3S)-3-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)シクロブタンカルボン酸を使用して、参考例469と同様に得られた。MS(ESI,m/z):576.2[M+H]
参考例469
[4-(3-アミノシクロブタンカルボニル)ピペラジン-1-イル]-[4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-フェニル]メタノン塩酸塩
Figure 2022513944000271
工程1:4-(4-((3-(4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-メチルベンゾイル)ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル
表題化合物は、8-クロロ-3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジンおよび4-(4-アミノ-2-メチル-ベンゾイル)ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチルを使用して、参考例463の調製における工程2と同様に得られた。MS(ESI)m/z:579.1[M+H]
工程2:[4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-フェニル]-ピペラジン-1-イル-メタノン
表題化合物は、4-[4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンゾイル]ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチルを使用して、参考例9の調製における工程2と同様に得られた。MS(ESI)m/z:479.2[M+H]
工程3:[4-(3-アミノシクロブタンカルボニル)ピペラジン-1-イル]-[4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-フェニル]メタノン塩酸塩
DMF(1mL)中の、(1r,3r)-3-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)シクロブタンカルボン酸(53.98mg、0.250mmol、1.5当量)および[4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-フェニル]-ピペラジン-1-イル-メタノン(80.0mg、0.170mmol、1当量)の混合物に、トリエチルアミン(0.07mL、0.500mmol、3当量)および1-プロパンホスホン酸無水物(159.59mg、0.250mmol、1.5当量)(DMF溶液中50%)を25℃でゆっくり加えた。次に、混合物を25℃で16時間撹拌し、濃HCl(0.5mL、6mmol、35.89当量)を混合物に加え、混合物を25℃でさらに48時間撹拌した。その後、混合物をフィルタにかけ、分取HPLCにより精製して、[4-(3-アミノシクロブタンカルボニル)ピペラジン-1-イル]-[4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-フェニル]メタノン塩酸塩(31.08mg、0.050mmol、収率28.62%)を白色固体として得た。MS(ESI)m/z:576.3[M+H]
実施例69
Figure 2022513944000272
工程1:(2-(2-(4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-(プロプ-2-イン-1-イルオキシ)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-エチルベンズアミド)エトキシ)エチル)カルバミン酸tert-ブチル
表題化合物は、カップリングパートナーとして4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-(プロプ-2-イン-1-イルオキシ)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-エチル安息香酸および(2-(2-アミノエトキシ)エチル)カルバミン酸tert-ブチルを使用して、参考例463の調製における工程3と同様に得られた。MS(ESI)m/z:635.5[M+H]
工程2:N-(2-(2-アミノエトキシ)エチル)-4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-(プロプ-2-イン-1-イルオキシ)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-エチルベンズアミド
表題化合物は、基質として(2-(2-(4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-(プロプ-2-イン-1-イルオキシ)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-エチルベンズアミド)エトキシ)エチル)カルバミン酸tert-ブチルを使用して、参考例9の調製における工程2と同様に得られた。MS(ESI)m/z:535.3[M+H]
実施例70
2-[2-[2-[[4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンゾイル]アミノ]エトキシ]エチルアミノ]酢酸;ギ酸
Figure 2022513944000273
工程1:2,5-ジオキソピロリジン-1-イル4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-エチルベンゾアート
THF(30mL)/DMF(10mL)中の、4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-エチル安息香酸(2.0g、4.71mmol、1 当量)の溶液に、N-ヒドロキシスクシンイミド(813.55mg、7.07mmol、1.5当量)および1-エチル-(3-(3-ジメチルアミノ)プロピル)-カルボジイミド塩酸塩(1084.07mg、5.66mmol、1.2当量)を加えた。混合物を25℃で3時間撹拌した。溶媒を蒸発させ、水を加えた。得られた懸濁液をフィルタにかけ、固体を真空中で乾燥させて、表題化合物(1.8g、3.45mmol、収率73%)を淡黄色の固体として得た。MS(ESI)m/z:522[M+H]
工程2:N-(2-(2-アミノエトキシ)エチル)-4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-エチルベンズアミド
THF(20mL)中の2,5-ジオキソピロリジン-1-イル4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-エチルベンゾアート(1100mg、2.11mmol、1当量)の溶液に、トリエチルアミン(0.44mL、3.16mmol、1.5当量)および1,5-ジアミノ-3-オキサペンタン(329mg、3.16mmol、1.5当量)を加えた。混合物を25℃で3時間撹拌した。溶媒を蒸発させた。固体を水で粉砕し、フィルタにかけて表題化合物(912mg、1.79mmol)を灰白色の固体として得た。MS(ESI)m/z:511[M+H]
工程3:2-((2-(2-(4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-エチルベンズアミド)エトキシ)エチル)アミノ)酢酸メチル
DMF(5mL)中のN-(2-(2-アミノエトキシ)エチル)-4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-エチルベンズアミド(500mg、0.980mmol、1当量)の溶液に、トリエチルアミン(0.2mL、1.47mmol、1.5当量)およびクロロ酢酸メチル(138mg、1.27mmol、1.3当量)を加えた。混合物を25℃で4時間撹拌した。混合物に水を加え、1M HCl水溶液によって混合物のpHを約4に調整した。混合物を酢酸エチル(50mL×3)で抽出した。水溶液のpHを約8に調整した。得られた懸濁液をフィルタにかけ、残留物を乾燥させて、表題化合物(500mg、0.980mmol、1当量)を黄色の固体として得た。MS(ESI)m/z:583[M+H]
工程4:2-((2-(2-(4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-エチルベンズアミド)エトキシ)エチル)アミノ)酢酸;ギ酸
メタノール(2mL)中の2-((2-(2-(4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-エチルベンズアミド)エトキシ)エチル)アミノ)酢酸メチル(50mg、0.09mmol、1当量)の溶液に、水酸化ナトリウム水溶液(0.5mL、2mmol、23.3当量、4 N)を加えた。混合物を25℃で4時間撹拌した。2M HCl水溶液の添加により、pHを約6に調整した。溶媒を蒸発させ、分取HPLCによって残留物を精製して、表題化合物(18mg、0.030mmol)を白色の固体として得た。MS(ESI)m/z:569[M+H]
参考例470
Figure 2022513944000274
工程1:3-[[4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンゾイル]アミノ]プロパン酸
表題化合物は、4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-安息香酸およびβ-アラニンを使用して、参考例463の調製における工程3と同様に得られた。MS(ESI)m/z:496.3.[M+H]
工程2:(2S)-4-[3-[[4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンゾイル]アミノ]プロパノイル]-2-(ヒドロキシメチル)ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル
表題化合物は、反応物として3-[[4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンゾイル]アミノ]プロパン酸および(2S)-2-(ヒドロキシメチル)ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチルを使用して、参考例463の調製における工程3と同様に得られた。MS(ESI)m/z:694.2[M+H]
工程3:4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-N-[3-[(3S)-3-(ヒドロキシメチル)ピペラジン-1-イル]-3-オキソ-プロピル]ベンズアミド
表題化合物は、出発材料として(2S)-4-[3-[[4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンゾイル]アミノ]プロパノイル]-2-(ヒドロキシメチル)ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチルを使用して、参考例9の調製における工程2と同様に得られた。MS(ESI)m/z:594.3.[M+H]
参考例471
4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-N-[4-[(3S)-3-(ヒドロキシメチル)ピペラジン-1-イル]-4-オキソ-ブチル]ベンズアミド
Figure 2022513944000275
表題化合物は、β-アラニンの代わりに出発材料として4-アミノ酪酸を使用することにより、参考例470と同様に得られた。MS(ESI)m/z:608.4.[M+H]
参考例472
4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-N-[6-[(3S)-3-(ヒドロキシメチル)ピペラジン-1-イル]-6-オキソ-ヘキシル]ベンズアミド
Figure 2022513944000276
表題化合物は、β-アラニンの代わりに6-アミノヘキサン酸を出発材料として使用することによって、参考例470と同様に得られた。MS(ESI)m/z:636.4[M+H]
参考例473
4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-N-[5-[(3S)-3-(ヒドロキシメチル)ピペラジン-1-イル]-5-オキソ-ペンチル]ベンズアミド
Figure 2022513944000277
表題化合物は、β-アラニンの代わりに出発材料として5-アミノ吉草酸を使用することにより、参考例470と同様に得られた。MS(ESI)m/z:622.4.[M+H]
実施例71
N-[2-(2-アミノ-1,1-ジメチル-エトキシ)エチル]-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンズアミド;ギ酸
Figure 2022513944000278
工程1:N-(2-アリルオキシ-2-メチル-プロピル)カルバミン酸tert-ブチル
表題化合物は、カップリング反応のために2-ヒドロキシ-2-メチルプロピルカルバミン酸tert-ブチルおよびアリルtert-ブチルカーボナートを使用して、実施例72の調製における工程2と同様に得られた。
H NMR(400MHz,クロロホルム-d)δ=6.01-5.83(m,1 H)、5.37-5.10(m,2 H)、4.86(br s,1 H)、3.90(d,J=5.4Hz,2 H)、3.18(d,J=5.9Hz,2 H)、1.46(s,9 H)、1.20(s,6 H)ppm。
工程2:N-[2-(2-ヒドロキシエトキシ)-2-メチル-プロピル]カルバミン酸tert-ブチル
表題化合物は、オゾン分解のためにN-(2-アリルオキシ-2-メチル-プロピル)カルバミン酸tert-ブチルを使用して、実施例72の調製における工程3と同様に得られた。
H NMR(400MHz,クロロホルム-d)δ=4.85(br s,1 H)、3.64(t,J=4.3Hz,2 H)、3.43~3.36(m,2 H)、3.10(d,J=6.0Hz,2 H)、2.10(br s,1 H)、1.38(s,9 H)、1.11(s,6 H)ppm。
工程3:2-[2-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-1,1-ジメチル-エトキシ]エチルメタンスルホナート
表題化合物は、出発材料としてN-[2-(2-ヒドロキシエトキシ)-2-メチル-プロピル]カルバミン酸tert-ブチルを使用して、参考例465の調製における工程4と同様に得られた。生成物を未精製形態で直接使用した。
工程4:N-[2-(2-アジドエトキシ)-2-メチル-プロピル]カルバミン酸tert-ブチル
表題化合物は、2-[2-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-1,1-ジメチル-エトキシ]エチルメタンスルホナートおよびアジ化ナトリウムを使用して、実施例72の調製における工程5と同様に得られた。
H NMR(400MHz,クロロホルム-d)δ=4.94(br s,1 H)、3.60~3.53(m,1 H)、3.60~3.53(m,1 H)、3.35(t,J=4.9Hz,2 H)、3.19(d,J=6.0Hz,2 H)、1.47(s,9 H)、1.21(s,6 H)ppm
工程5:N-[2-(2-アミノエトキシ)-2-メチル-プロピル]カルバミン酸tert-ブチル
表題化合物は、還元のためにN-[2-(2-アジドエトキシ)-2-メチル-プロピル]カルバミン酸tert-ブチルを使用して、実施例72の調製における工程6と同様に得られ、未精製の形態で直接使用された。
工程6:N-[2-メチル-2-[2-[(4-ニトロ-2-ビニル-ベンゾイル)アミノ]エトキシ]プロピル]カルバミン酸tert-ブチル
表題化合物は、4-ニトロ-2-ビニル-安息香酸およびN-[2-(2-アミノエトキシ)-2-メチル-プロピル]カルバミン酸tert-ブチルを使用して、参考例463の調製における工程3と同様に得られた。MS(ESI)m/z:420.2[M+Na]
工程7:N-[2-[2-[(4-アミノ-2-エチル-ベンゾイル)アミノ]エトキシ]-2-メチル-プロピル]カルバミン酸tert-ブチル
表題化合物は、この水素化の基質としてN-[2-メチル-2-[2-[(4-ニトロ-2-ビニル-ベンゾイル)アミノ]エトキシ]プロピル]カルバミン酸tert-ブチルを使用して、参考例474の調製の工程4と同様に得られた。MS(ESI)m/z:380.1[M+H]
工程8:N-[2-[2-[[4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンゾイル]アミノ]エトキシ]-2-メチル-プロピル]カルバミン酸tert-ブチル
表題化合物は、N-[2-[2-[(4-アミノ-2-エチル-ベンゾイル)アミノ]エトキシ]-2-メチル-プロピル]カルバミン酸tert-ブチルおよび8-クロロ-3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジンを使用して、参考例463の調製における工程2と同様に得られた。MS(ESI)m/z:639.2[M+H]
工程9:N-[2-(2-アミノ-1,1-ジメチル-エトキシ)エチル]-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンズアミド
表題化合物は、基質としてN-[2-[2-[[4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンゾイル]アミノ]エトキシ]-2-メチル-プロピル]カルバミン酸tert-ブチルを使用して、参考例9の調製における工程2と同様に得られた。MS(ESI)m/z:539.3[M+H]
参考例465
4-[[3-[4-[4-(2-アミノエトキシ)ブト-2-イノキシ]-2,3-ジフルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-N-(3-アミノプロピル)-2-エチル-ベンズアミド
Figure 2022513944000279
工程1:(3-(2-エチル-4-ニトロベンズアミド)プロピル)カルバミン酸tert-ブチル
表題化合物は、(3-アミノプロピル)カルバミン酸tert-ブチルおよび2-エチル-4-ニトロ安息香酸を使用して、参考例463の調製における工程3と同様に得られた。MS(ESI)m/z:352.2[M+H]
工程2:(3-(4-アミノ-2-エチルベンズアミド)プロピル)カルバミン酸tert-ブチル
表題化合物は、出発材料として(3-(2-エチル-4-ニトロベンズアミド)プロピル)カルバミン酸tert-ブチルを使用して、参考例474の調製における工程4と同様に得られた。MS(ESI)m/z:332.2[M+H]
工程3:N-[3-[[4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-ヒドロキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンゾイル]アミノ]プロピル]カルバミン酸tert-ブチル
表題化合物は、反応物として4-(8-クロロイミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル)-2,3-ジフルオロ-フェノールおよびN-[3-[(4-アミノ-2-エチル-ベンゾイル)アミノ]プロピル]カルバミン酸tert-ブチルを使用して、参考例463の調製における工程2と同様に得られた。MS(ESI)m/z:567.2[M+H]
工程4:2-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)エチルメタンスルホナート
DCM(5mL)中の、N-BOC-エタノールアミン(2.0g、12.41mmol、1当量)およびトリエチルアミン(3.46mL、24.81mmol、2当量)の溶液に、メタンスルホニルクロリド(1.44mL、18.61mmol、1.5当量)を20℃で加え、混合物を20℃で2時間撹拌した。混合物を1N HCl水溶液でクエンチし、次に混合物を酢酸エチル(30mL×2)で抽出し、NaSOで乾燥し、フィルタにかけ、濃縮して、表題化合物(2.5g、10.45mmol、収率84.21%)を黄色の油として得、さらなる精製なしに使用した。
工程5:N-[2-(4-ヒドロキシブト-2-イノキシ)エチル]カルバミン酸tert-ブチル
2-ブチン-1,4-ジオール(1.44g、16.72mmol、2当量)および水中の水酸化ナトリウム(8.36mL、16.72mmol、2当量)の混合物を90℃で0.5時間撹拌し、次に2-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)エチルメタンスルホナート(2.0g、8.36mmol、1当量)を90℃で混合物に加え、5時間撹拌した。溶液を水の中に注ぎ、酢酸エチル(30mLX2)で抽出し、合わせた有機層を濃縮し、得られた残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(PE/EA=4:1)によって精製して、N-[2-(4-ヒドロキシブト-2-イノキシ)エチル]カルバミン酸tert-ブチル(500mg、2.18mmol)を無色の油として得た。
工程6:4-[2-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)エトキシ]ブト-2-イニルメタンスルホナート
表題化合物は、出発材料としてN-[2-(4-ヒドロキシブト-2-イノキシ)エチル]カルバミン酸tert-ブチルを使用して、参考例465の調製における工程4と同様に得られた。生成物を未精製形態で直接使用した。
工程7:N-[3-[[4-[[3-[4-[4-[2-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)エトキシ]ブト-2-イノキシ]-2,3-ジフルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンゾイル]アミノ]プロピル]カルバミン酸tert-ブチル
アセトニトリル(1mL)中の、N-[3-[[4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-ヒドロキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンゾイル]アミノ]プロピル]カルバミン酸tert-ブチル(50.0mg、0.090mmol、1当量)および炭酸カリウム(24.39mg、0.180mmol、2当量)の溶液に、20℃で、4-[2-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)エトキシ]ブト-2-イニルメタンスルホナート(40.68mg、0.130mmol、1.5当量)を加え、混合物を60℃で16時間撹拌した。混合物を濃縮し、分取HPLCにより精製して、表題化合物(30mg、0.040mmol、収率43.7%)を白色固体として得た。MS(ESI)m/z:778.2[M+H]
工程8:4-[[3-[4-[4-(2-アミノエトキシ)ブト-2-イノキシ]-2,3-ジフルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-N-(3-アミノプロピル)-2-エチル-ベンズアミド
表題化合物は、反応物としてN-[3-[[4-[[3-[4-[4-[2-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)エトキシ]ブト-2-イノキシ]-2,3-ジフルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンゾイル]アミノ]プロピル]カルバマートtert-ブチルを使用して、参考例9の調製における工程2と同様に得られた。MS(ESI)m/z:578.4[M+H]
実施例72
N-[2-(2-アミノ-2-メチル-プロポキシ)エチル]-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンズアミド;ギ酸
Figure 2022513944000280
工程1:アリルtert-ブチルカーボナート
アリルアルコール(19.96g、343.64mmol、3当量)およびジ-tert-ブチルジカーボナート(25.0g、114.55mmol、1当量)の溶液に、4-ジメチルアミノピリジン(2.8g、22.91mmol、0.200当量)をゆっくり加えた。混合物を15℃で1時間撹拌した。混合物をMTBEで希釈し、塩水で洗浄し、NaSO上で乾燥し、濃縮した。PE:EA=50:1で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーによって残留物を精製して、アリルtert-ブチルカーボナート(12g、75.86mmol)を無色の油として得た。
H NMR(400MHz,クロロホルム-d)δ=5.99-5.87(m,1 H)、5.33(dd,J=1.4、17.2Hz,1 H)、5.24(dd,J=1.2、10.4Hz,1 H)、4.55(td,J=1.2、5.8Hz,2 H)、1.48(s,9 H)ppm。
工程2:N-(2-アリルオキシ-1,1-ジメチル-エチル)カルバミン酸tert-ブチル
THF(10mL)中の、(1-ヒドロキシ-2-メチルプロパン-2-イル)カルバミン酸tert-ブチル(500.0mg、2.64mmol、1当量)、アリルtert-ブチルカーボナート(835mg、5.28mmol、2当量)の混合物に、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(610.6mg、0.530mmol、0.200当量)を加えた。得られた混合物を80℃で窒素下において12時間撹拌した。混合物を濃縮し、PE:EA=50:1で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーによって残留物を精製して、N-(2-アリルオキシ-1,1-ジメチル-エチル)カルバミン酸tert-ブチル(250mg、1.09mmol、収率41.26%)を無色の油として得た。
H NMR(400MHz,クロロホルム-d)δ=5.90-5.75(m,1 H)、5.26-5.05(m,2 H)、4.69(br s,1 H)、3.93(d,J=5.5Hz,2 H)、3.30(s,2 H)、1.36(s,9 H)、1.23(s,6 H)ppm。
工程3:N-[2-(2-ヒドロキシエトキシ)-1,1-ジメチル-エチル]カルバミン酸tert-ブチル
-78℃に冷却されたDCM(20mL)中のN-(2-アリルオキシ-1,1-ジメチル-エチル)カルバミン酸tert-ブチル(250.0mg、1.09mmol、1当量)の溶液に、混合物が青変するまでオゾンを通気した。混合物を0℃に加温し、次いで、水素化ホウ素ナトリウム(82.49mg、2.18mmol、2当量)を加えた。混合物を3時間撹拌し、飽和NHCl溶液でクエンチし、次に有機相を分離した。混合物を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濃縮した。10:1から3:1までのPE:EAで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーによって残留物を精製して、N-[2-(2-ヒドロキシエトキシ)-1,1-ジメチル-エチル]カルバミン酸tert-ブチル(80mg、0.340mmol、収率31.45%)を無色の油として得た。
H NMR(400MHz,クロロホルム-d)δ=4.61(br s,1 H)、3.69~3.65(m,2 H)、3.55~3.49(m,2 H)、3.41(s,2 H)、1.37(s,9 H)、1.22(s,6 H)ppm。
工程4:2-[2-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-メチル-プロポキシ]エチルメタンスルホナート
表題化合物は、出発材料としてN-[2-(2-ヒドロキシエトキシ)-1,1-ジメチル-エチル]カルバミン酸tert-ブチルを使用して、参考例465の調製における工程4と同様に得られた。生成物を未精製形態で直接使用した。
工程5:N-[2-(2-アジドエトキシ)-1,1-ジメチル-エチル]カルバミン酸tert-ブチル
DMF(5mL)中の2-[2-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-メチル-プロポキシ]エチルメタンスルホナート(550.0mg、1.77mmol、1当量)の溶液に、アジ化ナトリウム(0.31mL、8.83mmol、5当量)を加えた。得られた混合物を50℃で2時間撹拌した。混合物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出し、塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮した。PE:EA=10:1で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーによって残留物を精製して、N-[2-(2-アジドエトキシ)-1,1-ジメチル-エチル]カルバミン酸tert-ブチル(380mg、1.47mmol、収率83.29%)を無色の油として得た。
H NMR(400MHz,クロロホルム-d)δ=4.63(br s,1 H)、3.62~3.57(m,2 H)、3.40(s,2 H)、3.29(t,J=4.9Hz,2 H)、1.36(s,9 H)、1.23(s,6 H)ppm。
工程6:N-[2-(2-アミノエトキシ)-1,1-ジメチル-エチル]カルバミン酸tert-ブチル
酢酸エチル(5mL)中のN-[2-(2-アジドエトキシ)-1,1-ジメチル-エチル]カルバミン酸tert-ブチル(380.0mg、1.47mmol、1当量)の溶液に、パラジウム炭素(38.0mg、0.040mmol、0.020当量)を加えた。得られた混合物を760mmHg、15℃で2回(for two hand)水素化し、フィルタにかけることによって触媒を除去した。フィルタにかけた液を濃縮して、N-[2-(2-アミノエトキシ)-1,1-ジメチル-エチル]カルバミン酸tert-ブチル(360mg、1.55mmol、未精製)を無色の油として得、さらに精製することなくこれを使用した。
工程7:N-[1,1-ジメチル-2-[2-[(4-ニトロ-2-ビニル-ベンゾイル)アミノ]エトキシ]エチル]カルバミン酸tert-ブチル
表題化合物は、縮合用の4-ニトロ-2-ビニル-安息香酸およびN-[2-(2-アミノエトキシ)-1,1-ジメチル-エチル]カルバミン酸tert-ブチルを使用して、参考例463の調製における工程3と同様に得られた。MS(ESI)m/z:430.3.[M+Na]
工程8:N-[2-[2-[(4-アミノ-2-エチル-ベンゾイル)アミノ]エトキシ]-1,1-ジメチル-エチル]カルバミン酸tert-ブチル
表題化合物は、基質としてN-[1,1-ジメチル-2-[2-[(4-ニトロ-2-ビニル-ベンゾイル)アミノ]エトキシ]エチル]カルバミン酸tert-ブチルを使用して、参考例442の調製における工程4と同様に得られた。MS(ESI)m/z:402.3.[M+Na]
工程9:N-[2-[2-[[4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンゾイル]アミノ]エトキシ]-1,1-ジメチル-エチル]カルバミン酸tert-ブチル
表題化合物は、N-[2-[2-[(4-アミノ-2-エチル-ベンゾイル)アミノ]エトキシ]-1,1-ジメチル-エチル]カルバミン酸tert-ブチルおよび8-クロロ-3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジンを使用して、参考例463の調製における工程2と同様に得られた。MS(ESI)m/z:639.4.[M+H]
工程10:N-[2-(2-アミノ-2-メチル-プロポキシ)エチル]-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンズアミド;ギ酸
表題化合物は、基質としてN-[2-[2-[[4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンゾイル]アミノ]エトキシ]-1,1-ジメチル-エチル]カルバマートtert-ブチルを使用して、参考例9の調製における工程2と同様に得られた。MS(ESI)m/z:539.2[M+H]
実施例73
4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-プロプ-2-イノキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-N-[3-(2-ヒドロキシエチルアミノ)プロピル]ベンズアミド
Figure 2022513944000281
工程1:4-(8-クロロイミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル)-2,3-ジフルオロ-フェノール
表題化合物は、8-クロロ-3-ヨード-イミダゾ[1,2-a]ピラジンおよび2,3-ジフルオロ-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェノールを使用して、中間体27の調製における工程5と同様に得られた。MS(ESI)m/z:282.0[M+H]
工程2:8-クロロ-3-(2,3-ジフルオロ-4-プロプ-2-イノキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン
表題化合物は、反応物として4-(8-クロロイミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル)-2,3-ジフルオロフェノールおよび臭化プロパルギルを使用して、実施例67の調製における工程4と同様に得られた。MS(ESI)m/z:320.1.[M+H]
工程3:N-[3-(ベンジルオキシカルボニルアミノ)プロピル]-N-(2-ヒドロキシエチル)カルバミン酸tert-ブチル
DCM(5mL)中の、N-[3-(2-ヒドロキシエチルアミノ)プロピル]カルバミン酸ベンジル(120.0mg、0.480mmol、1当量)およびトリエチルアミン(0.07mL、0.480mmol、1当量)の溶液に、ジ-t-ブチルジカルボナート(103.8mg、0.480mmol、1当量)を加え、混合物を20℃で16時間撹拌した。混合物を濃縮し、得られた残留物を逆相フラッシュカラムクロマトグラフィーによって精製して、生成物N-[3-(ベンジルオキシカルボニルアミノ)プロピル]-N-(2-ヒドロキシエチル)カルバミン酸tert-ブチル(80mg、0.230mmol、収率47.73%)を無色の油として得た。MS(ESI)m/z:353.2[M+H]
工程4:N-(3-アミノプロピル)-N-(2-ヒドロキシエチル)カルバミン酸tert-ブチル
メタノール(2mL)中のN-[3-(ベンジルオキシカルボニルアミノ)プロピル]-N-(2-ヒドロキシエチル)カルバミン酸tert-ブチル(80.0mg、0.230mmol、1当量)の溶液に、20℃で、Pd/C(0.230mmol、1当量)を加え、混合物を20℃で24時間撹拌し、フィルタにかけ、濃縮して、生成物N-(3-アミノプロピル)-N-(2-ヒドロキシエチル)カルバミン酸tert-ブチル(30mg、0.140mmol、収率40.36%)を無色の油として得、さらに精製することなく次の工程で使用した。
工程5:4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-(プロプ-2-イン-1-イルオキシ)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-エチル安息香酸
表題化合物は、反応物として8-クロロ-3-(2,3-ジフルオロ-4-プロプ-2-イノキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジンおよび4-アミノ-2-エチル安息香酸を使用して、参考例463の調製における工程2と同様に得られた。MS(ESI)m/z:449.1[M+H]
工程6:N-[3-[[4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-プロプ-2-イノキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンゾイル]アミノ]プロピル]-N-(2-ヒドロキシエチル)カルバミン酸tert-ブチル
表題化合物は、カップリングパートナーとして4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-(プロプ-2-イン-1-イルオキシ)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-エチル安息香酸およびN-(3-アミノプロピル)-N-(2-ヒドロキシエチル)カルバミン酸tert-ブチルを使用して、参考例463の調製における工程3と同様に得られた。MS(ESI)m/z:649.3[M+H]
工程7:4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-プロプ-2-イノキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-N-[3-(2-ヒドロキシエチルアミノ)プロピル]ベンズアミド
表題化合物は、出発材料としてN-[3-[[4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-プロプ-2-イノキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンゾイル]アミノ]プロピル]-N-(2-ヒドロキシエチル)カルバミン酸tert-ブチルを使用して、参考例9の調製における工程2と同様に得られた。MS(ESI)m/z:549.4[M+H]
参考例463
4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-エチル-N-(2-(メチル(2-(メチルアミノ))エチル)アミノ)-2-オキソエチル)ベンズアミド;ギ酸
Figure 2022513944000282
工程1:8-クロロ-3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン
1,4-ジオキサン(72mL)および水(8mL)中の、8-クロロ-3-ヨード-イミダゾ[1,2-a]ピラジン(10.0g、35.78mmol、1当量)、2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニルボロン酸(8.07g、42.94mmol、1.2当量)、[1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)(2.62g、3.58mmol、0.100当量)および炭酸ナトリウム(7.58g、71.56mmol、2当量)の混合物をN下において80℃で15時間撹拌した。混合物をフィルタにかけ、フィルタにかけた液を真空で濃縮して粗生成物を得、石油エーテル/酢酸エチル=2:1で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーによってこれを精製して、生成物8-クロロ-3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン(6g、20.29mmol、収率50.81%)を淡黄色の固体として得た。MS(ESI)m/z:296.0[M+H]
工程2:4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-エチル安息香酸
アセトニトリル(6.3mL)および酢酸(0.700mL)中の、4-アミノ-2-エチル-安息香酸(216.91mg、1.12mmol、1.1当量)および8-クロロ-3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン(300.0mg、1.01mmol、1当量)の混合物を65℃で12時間撹拌した。溶媒を真空で除去して、4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-安息香酸を得た(400mg、0.940mmol、収率72.64%)を灰白色の固体として得、さらに精製することなく次の工程において使用した。MS(ESI)m/z:425.0[M+H]
工程3:2-(4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-エチルベンズアミド)酢酸tert-ブチル
DMF(8mL)中の4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-安息香酸(400.0mg、0.940mmol、1当量)の溶液に、O-(7-アザベンゾトリアゾル-1-イル)-N,N,N’,N’-テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスファート(430mg、1.13mmol、1.2当量)およびN,N-ジイソプロピルエチルアミン(0.33mL、1.89mmol、2当量)を加え、次に混合物を10℃で0.2時間撹拌し、グリシン酸tert-ブチル(135.99mg、1.04mmol、1.1当量)を加え、混合物を10℃で15時間攪拌した。混合物を水で希釈し、フィルタにかけ、乾燥させて、2-[[4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンゾイル]アミノ]酢酸tert-ブチル(536mg、1mmol、収率88%)を淡黄色の固体として得た。MS(ESI)m/z:538.1[M+H]
工程4:2-(4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-エチルベンズアミド)酢酸
1,4-ジオキサン(6mL)中の2-[[4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンゾイル]アミノ]酢酸tert-ブチル(536.0mg、0.830mmol、1当量)の溶液に、ジオキサン)中の4 M HCl(6.22mL、24.89mmol、30当量)を加え、混合物を30℃で15時間攪拌した。溶媒を蒸発させて、未精製の2-[[4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンゾイル]アミノ]酢酸(455mg、0.950mmol、収率91.14%)を灰白色の固体として得、さらに精製することなく次の工程で使用した。MS(ESI)m/z:482.2[M+H]
工程5:(2-(2-(4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-エチルベンズアミド)-N-メチルアセトアミド)エチル)(メチル)カルバミン酸tert-ブチル
表題化合物は、反応物として2-(4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-エチルベンズアミド)酢酸およびN-メチル-N-[2-(メチルアミノ)エチル]カルバミン酸tert-ブチルを使用して、参考例9の調製における工程1と同様に得られた。MS(ESI)m/z:652.3[M+H]
工程6:4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-エチル-N-(2-(メチル(2-(メチルアミノ)エチル)アミノ)-2-オキソエチル)ベンズアミド
表題化合物は、反応物として(2-(2-(4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-エチルベンズアミド)-N-メチルアセトアミド)エチル)(メチル)カルバミン酸tert-ブチルを使用して、参考例9の調製における工程2と同様に得られた。MS(ESI)m/z:552.1[M+H]
参考例475
N-(3-アミノプロピル)-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-(ジフルオロメチル)ベンズアミド;ギ酸
Figure 2022513944000283
工程1:2-(ジフルオロメチル)-4-ニトロ安息香酸メチル
DCM(20mL)中の2-ホルミル-4-ニトロ安息香酸メチル(500.0mg、2.39mmol、1当量)の溶液を-15℃に冷却し、三フッ化ジエチルアミノ硫黄(1926.64mg、11.95mmol、5当量)を添加した。得られた混合物を10℃で15時間撹拌した。混合物を飽和NaHCOでクエンチした。分離された有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮した。PE:EA=100:1で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーによって残留物を精製して、2-(ジフルオロメチル)-4-ニトロ-安息香酸メチル(380mg、1.64mmol、収率68.77%)を黄色の油として得た。
H NMR(400MHz,クロロホルム-d)δ=8.68(d,J=2.0Hz,1 H)、8.41(dd,J=2.3、8.5Hz,1 H)、8.24(d,J=8.5Hz,1 H)、7.70~7.41(m,1 H)、4.03(s,3 H)ppm。
工程2:2-(ジフルオロメチル)-4-ニトロ安息香酸
THF(10mL)および水(1mL)中の2-(ジフルオロメチル)-4-ニトロ-安息香酸メチル(380.0mg、1.64mmol、1当量)の溶液に、LiOH.HO(137.7mg、3.28mmol、2当量)を加えた。得られた混合物を10℃で2時間撹拌した。混合物を1N HClでpH=3に酸性化し、酢酸エチル(50mL×2)で抽出し、塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、濃縮して、2-(ジフルオロメチル)-4-ニトロ安息香酸(350mg、1.61mmol、収率98.05%)を黄色の固体として得、次の工程で直接使用した。
工程3:N-[3-[[2-(ジフルオロメチル)-4-ニトロ-ベンゾイル]アミノ]プロピル]カルバミン酸tert-ブチル
表題化合物は、2-(ジフルオロメチル)-4-ニトロ-安息香酸およびN-BOC-1,3-ジアミノプロパンを使用して、参考例463の調製における工程3と同様に得られた。MS(ESI)m/z:396.3.[M+Na]
工程4:N-[3-[[4-アミノ-2-(ジフルオロメチル)ベンゾイル]アミノ]プロピル]カルバミン酸tert-ブチル
表題化合物は、水素化のための基質としてN-[3-[[2-(ジフルオロメチル)-4-ニトロ-ベンゾイル]アミノ]プロピル]カルバミン酸tert-ブチルを使用して、参考例442の調製における工程4と同様に得られた。MS(ESI)m/z:366.1[M+Na]
工程5:N-[3-[[4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-(ジフルオロメチル)ベンゾイル]アミノ]プロピル]カルバミン酸tert-ブチル
tert-ブタノール(5mL)中の、8-クロロ-3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン(70.0mg、0.240mmol、1当量)、N-[3-[[4-アミノ-2-(ジフルオロメチル)ベンゾイル]アミノ]プロピル]カルバミン酸tert-ブチル(97.55mg、0.280mmol、1.2当量)、Brettphos Pd G3(21.46mg、0.020mmol、0.100当量)、炭酸カリウム(98.16mg、0.710mmol、3当量)の混合物を窒素保護下において110℃で15時間撹拌した。混合物をフィルタにかけ、溶媒を真空中で除去して粗生成物を得、これを分取TLC(DCM/MeOH=10/1)によって精製して、生成物N-[3-[[4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-(ジフルオロメチル)ベンゾイル]アミノ]プロピル]カルバミン酸tert-ブチル(110mg、0.180mmol、収率77%)を得た。MS(ESI)m/z:603.2[M+H]
工程6:N-(3-アミノプロピル)-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-(ジフルオロメチル)ベンズアミド
表題化合物は、基質としてN-[3-[[4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-(ジフルオロメチル)ベンゾイル]アミノ]-プロピル]カルバミン酸tert-ブチルを使用して、参考例9の調製における工程2と同様に得られた。MS(ESI)m/z:503.3[M+H]
参考例476
4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-イソプロピル-N-メチル-ベンズアミド
Figure 2022513944000284
工程1:2-イソプロペニル-4-ニトロ安息香酸メチル
表題化合物は、2-ブロモ-4-ニトロ-ベンゾアートおよび4,4,5,5-テトラメチル-2-(プロプ-1-エン-2-イル)-1,3,2-ジオキサボロランを使用して、参考例477の調製における工程1と同様に得られた。
H NMR(400MHz,クロロホルム-d)δ=8.20-8.12(m,2 H)、7.94-7.90(m,1 H)、5.25(quin、J=1.4Hz,1 H)、4.99-4.94(m、1 H)、3.92(s、3 H)、2.14(dd,J=0.9、1.5Hz,3 H)ppm。
工程2:2-イソプロペニル-N-メチル-4-ニトロ-ベンズアミド
表題化合物は、2-イソプロペニル-4-ニトロ-安息香酸メチルを使用して、参考例442の調製における工程4と同様に得られた。
工程3:4-アミノ-2-イソプロピル-n-メチル-ベンズアミド
表題化合物は、基質として2-イソプロペニル-N-メチル-4-ニトロ-ベンズアミドを使用して、参考例477の調製における工程3と同様に得られた。MS(ESI)m/z:193.2[M+H]
工程4:4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-イソプロピル-N-メチル-ベンズアミド
表題化合物は、この置換反応のために8-クロロ-3-(4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジンおよび4-アミノ-2-イソプロピル-N-メチル-ベンズアミドを使用して、参考例463の調製における工程2と同様に得られた。MS(ESI)m/z:452.2[M+H]
実施例74
N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-(2-フルオロエチル)ベンズアミド
工程1:2-ホルミル-4-ニトロ安息香酸tert-ブチル
-78に冷却したDCM(50mL)中の4-ニトロ-2-ビニル安息香酸tert-ブチル(3.2g、12.84mmol、1当量)の溶液に、反応混合物が青変するまで、オゾン(6162.24mg、128.38mmol、10当量)を通気し、窒素を5分間通気した。ジメチルスルフィド(10.0mL、12.84mmol、1当量)を加え、得られた混合物を25℃で15時間撹拌した。混合物を濃縮し、PE:EA=10:1で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーによって残留物を精製して、2-ホルミル-4-ニトロ安息香酸tert-ブチル(1.9g、7.56mmol、収率58.91%)を白色固体として得た。MS(ESI)m/z:252.1[M+H]
工程2:2-[(E)-2-ブロモ-2-フルオロ-ビニル]-4-ニトロ安息香酸tert-ブチル
THF(20mL)中の2-ホルミル-4-ニトロ安息香酸tert-ブチル(0.6g、2.39mmol、1当量)およびトリフェニルホスフィン(2505.51mg、9.55mmol、4当量)の溶液に、トリブロモ(フルオロ)メタン(1616.3mg、5.97mmol、2.5当量)を加えた。得られた混合物を70℃で窒素下において15時間撹拌した。混合物を濃縮し、次にPE:EA=20:1で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、2-[(E)-2-ブロモ-2-フルオロ-ビニル]-4-ニトロ安息香酸tert-ブチル(600mg、1.73mmol、収率73%)白色固体として得た。
工程3:4-アミノ-2-(2-フルオロエチル)安息香酸tert-ブチル
表題化合物は、2-[(E)-2-ブロモ-2-フルオロ-ビニル]-4-ニトロ安息香酸tert-ブチルを使用して、参考例442の調製における工程4と同様に得られた。MS(ESI)m/z:240.1[M+H]
工程4:4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-(2-フルオロエチル)安息香酸
ACN(4.5mL)および酢酸(0.500mL)中の、4-アミノ-2-(2-フルオロエチル)安息香酸tert-ブチル(194.24mg、0.810mmol、1.2当量)および8-クロロ-3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン(200.0mg、0.680mmol、1当量)の溶液を80℃に15時間加熱した。混合物を分取HPLCにより精製して、4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-(2-フルオロエチル)安息香酸(160mg、0.360mmol、収率53%)を灰白色の固体として得た。MS(ESI)m/z:443.2[M+H]
工程5:N-[2-[2-[[4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-(2-フルオロエチル)ベンゾイル]アミノ]エトキシ]エチル]カルバミン酸tert-ブチル
表題化合物は、4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-(2-フルオロエチル)安息香酸および(2-(2-アミノエトキシ)エチル)カルバミン酸tert-ブチルを使用して、参考例463の調製における工程3と同様に得られた。MS(ESI)m/z:629.1[M+H]
工程6:N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-(2-フルオロエチル)ベンズアミド
表題化合物は、としてN-[2-[2-[[4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-(2-フルオロエチル)ベンゾイル]アミノ]エトキシ]エチル]カルバミン酸tert-ブチルを使用して、参考例9の調製における工程2と同様に得られた。MS(ESI)m/z:529.3[M+H]
参考例477
2-シクロプロピル-4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-N-メチル-ベンズアミド
Figure 2022513944000285
工程1:2-シクロプロピル-4-ニトロベンゾアート
トルエン(10mL)および水(0.4mL)中の、2-ブロモ-4-ニトロ安息香酸メチル(600.0mg、2.31mmol、1当量)、シクロプロピルボロン酸(594.49mg、6.92mmol、3当量)、リン酸カリウム(0.96mL、11.54mmol、5当量)および1,1’-ビス(ジ-tert-ブチルホスフィノ)フェロセンパラジウム二塩化物(150mg、0.230mmol、0.100当量)の溶液を、窒素下で15時間100℃に加熱した。反応混合物を濃縮し、10:1から5:1へのPE:EAで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーによって残留物を精製して、2-シクロプロピル-4-ニトロ安息香酸メチル(450mg、2.03mmol、収率88%)を得た。
H NMR(400MHz,クロロホルム-d)δ=8.04(dd,J=2.3,8.5Hz,1 H)、7.92(d,J=8.5Hz,1 H)、7.86(d,J=2.3Hz,1 H)、3.99(s,3 H)、2.69(tt,J=5.4,8.5Hz,1 H)、1.19-1.11(m,2 H)、0.86-0.79(m,2 H)ppm。
工程2:2-シクロプロピル-N-メチル-4-ニトロ-ベンズアミド
メタノール(10mL)中の2-シクロプロピル-4-ニトロ安息香酸メチル(350.0mg、1.58mmol、1当量)の溶液に、メタノール(10.0mL)中のメチルアミンを加えた。得られた混合物を80℃に15時間加熱した。混合物を濃縮し、得られた残留物をMTBE(10mL)で粉砕して、2-シクロプロピル-N-メチル-4-ニトロ-ベンズアミド(220mg、1mmol、収率63.14%)を得た。MS(ESI)m/z:222.2[M+H]
工程3:4-アミノ-2-シクロプロピル-N-メチル-ベンズアミド
表題化合物は、2-シクロプロピル-N-メチル-4-ニトロ-ベンズアミドを使用して、参考例442の調製における工程4と同様に得られた。MS(ESI)m/z:191.2.[M+H]
工程4:8-クロロ-3-(4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン
表題化合物は、8-クロロ-3-ヨードイミダゾ[1,2-a]ピラジンおよび(4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)ボロン酸を使用して、参考例463の調製における工程1と同様に得られた。MS(ESI)m/z:296.1[M+H]
工程5:2-シクロプロピル-4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-N-メチル-ベンズアミド
表題化合物は、基質として8-クロロ-3-(4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジンおよび4-アミノ-2-シクロプロピル-N-メチル-ベンズアミドを使用して、参考例463の調製における工程2と同様に得られた。MS(ESI)m/z:450.1.[M+H]
実施例75
N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-2-(2,2-ジフルオロエチル)-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンズアミド;ギ酸
Figure 2022513944000286
工程1:2-ホルミル-4-ニトロ安息香酸メチル
DCM(20mL)中の4-ニトロ-2-ビニル安息香酸メチル(3.5g、17mmol、1当量)の溶液を、オゾン(100mL、16.9mmol、1当量)下において、-40℃で0.5時間撹拌し、ジメチルスルフィド(10.0mL、16.9mmol、1当量)で混合物をクエンチし、次に濃縮して、所望の生成物である2-ホルミル-4-ニトロ安息香酸メチル(2.8g、13mmol、収率79%)を得、さらに精製することなく次の工程で使用した。MS(ESI)m/z:210.1[M+H]
工程2:2-(2,2-ジフルオロビニル)-4-ニトロ安息香酸メチル
DMF(5mL)中の2-ホルミル-4-ニトロ安息香酸メチル(647.0mg、3.09mmol、1当量)の溶液に、トリフェニルホスフィン(973.6mg、3.71mmol、1.2当量)および(2-クロロ-2,2-ジフルオロ-アセチル)オキシナトリウム(707.41mg、4.64mmol、1.5当量)を加えた。得られた懸濁液を窒素下において100℃で0.5時間撹拌した。混合物を水(100mL)で希釈し、酢酸エチル(50mL×2)で抽出し、塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮した。分取TLC(PE:EA=5:1)によって残留物を精製して、2-(2,2-ジフルオロビニル)-4-ニトロ-安息香酸メチル(130mg、0.530mmol、収率17.28%)を白色固体として得た。
H NMR(400MHz,クロロホルム-d)δ=8.48-8.43(m,1 H)、8.17-8.11(m,2 H)、6.41-6.30(m,1 H)ppm。
工程3:4-アミノ-2-(2,2-ジフルオロエチル)安息香酸メチル
表題化合物は、2-(2,2-ジフルオロビニル)-4-ニトロ-安息香酸メチルを使用して、参考例442の調製における工程4と同様に得られた。MS(ESI)m/z:216.1[M+H]
工程4:2-(2,2-ジフルオロエチル)-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]安息香酸メチル
表題化合物は、4-アミノ-2-(2,2-ジフルオロエチル)安息香酸メチルおよび1-クロロ-6-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ)-フェニル)ピロロ[1,2-a]ピラジンを使用して、参考例463の調製における工程2と同様に得られた。MS(ESI)m/z:475.2[M+H]
工程5:2-(2,2-ジフルオロエチル)-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]安息香酸
THF(3mL)および水(1mL)中の2-(2,2-ジフルオロエチル)-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]安息香酸メチル(60.0mg、0.130mmol、1当量)の溶液に、水酸化リチウム一水和物(6.37mg、0.150mmol、1.2当量)を加えた。1N HCl水溶液で混合物をpH=3に酸性化し、酢酸エチル(50mL)で抽出し、塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮して、2-(2,2-ジフルオロエチル)-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]安息香酸(50mg、0.110mmol、収率85%)を白色固体として得た。MS(ESI)m/z:461.1[M+H]
工程6:N-[2-[2-[[2-(2,2-ジフルオロエチル)-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンゾイル]アミノ]エトキシ]エチル]カルバミン酸tert-ブチル
表題化合物は、この縮合のために2-(2,2-ジフルオロエチル)-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]安息香酸およびN-BOC-2-(2-アミノ-エトキシ)-エチルアミンを使用して、参考例463の調製における工程3と同様に得られた。MS(ESI)m/z:647.4[M+H]
工程7:N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-2-(2,2-ジフルオロエチル)-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンズアミド
表題化合物は、基質としてN-[2-[2-[[2-(2,2-ジフルオロエチル)-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンゾイル]アミノ]エトキシ]エチル]カルバミン酸tert-ブチルを使用して、参考例9の調製における工程2と同様に得た。MS(ESI)m/z:547.2[M+H]
参考例478
4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-(2-ヒドロキシエトキシメチル)-N-メチル-ベンズアミド
Figure 2022513944000287
工程1:1-ブロモ-2-(クロロメチル)-4-ニトロベンゼン
1,4-ジオキサン(20mL)中の(2-ブロモ-5-ニトロ-フェニル)メタノール(2.0g、8.62mmol、1当量)およびSOCl(1.03g、8.62mmol、1当量)の混合物を60℃に1時間加熱した。混合物を濃縮し、PE:EA=20:1で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーによって残留物を精製して、1-ブロモ-2-(クロロメチル)-4-ニトロベンゼン(1.8g、7.19mmol、収率83%)を得た。
H NMR(400MHz,クロロホルム-d)δ=8.31(d,J=2.7Hz,1 H)、7.99(dd,J=2.7、8.8Hz,1 H)、7.72(d,J=8.7Hz,1 H)、4.73-4.64(m,2H)ppm。
工程2:2-[(2-ブロモ-5-ニトロ-フェニル)メトキシ]エタノール
エチレングリコール(1.67mL、29.94mmol、5当量)のTHF(20mL)およびDMF(20mL)の氷冷溶液に、水素化ナトリウム、油中60%(0.36g、8.98mmol、1.5当量)を添加した。得られた混合物を5分間撹拌し、次にTHF(5mL)中の1-ブロモ-2-(クロロメチル)-4-ニトロベンゼン(1.5g、5.99mmol、1当量)を加えた。得られた懸濁液を10℃で15時間撹拌した。飽和NHCl(200mL)水溶液中に混合物を注ぎ、EA(50mL×2)で抽出し、塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮した。5:1から3:1へのPE:EAで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーによって未精製物質を精製して、2-[(2-ブロモ-5-ニトロ-フェニル)メトキシ]エタノール(1g、3.62mmol、収率60%)を得た。
H NMR(400MHz,クロロホルム-d)δ=8.39(d,J=2.8Hz,1 H)、8.04(dd,J=2.8、8.7Hz,1 H)、7.75(d,J=8.7Hz,1 H)、4.69(s,2 H)、3.93-3.88(m,2 H)、3.81-3.77(m,2 H)ppm。
工程3:2-(2-ヒドロキシエトキシメチル)-4-ニトロ-ベンゾニトリル
DMF(10mL)中の、2-[(2-ブロモ-5-ニトロ-フェニル)メトキシ]エタノール(1.0g、3.62mmol、1当量)、シアン化亜鉛(1.28g、10.87mmol、3当量)およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(418.56mg、0.360mmol、0.100当量)の混合物を窒素保護下で110℃に15時間加熱した。混合物を水(100mL)で希釈し、EA(50mL×2)で抽出し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮した。10:1から5:1へPE:EAで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーによって残留物を精製して、2-(2-ヒドロキシエトキシメチル)-4-ニトロ-ベンゾニトリル(600mg、2.7mmol、収率74%)を得た。
H NMR(400MHz,クロロホルム-d)δ=8.54-8.44(m,1 H)、8.28(dd,J=2.3、8.5Hz,1 H)、7.90(d,J=8.4Hz,1 H)、4.87(s,2 H)、3.92-3.86(m,2 H)、3.83-3.77(m,2 H)ppm。
工程4:2-(2-ヒドロキシエトキシメチル)-4-ニトロ安息香酸
水酸化ナトリウム水溶液(10.0mL、0.270mmol、0.100当量)中の2-(2-ヒドロキシエトキシメチル)-4-ニトロ-ベンゾニトリル(600mg、2.7mmol、1当量)の混合物を100℃に3時間加熱した。2N HCl水溶液で混合物をpH=4に酸性化し、EA(100mL×2)で抽出し、塩水で洗浄し、NaSOで乾燥し、濃縮した。残留物をDCMで粉砕して、2-(2-ヒドロキシエトキシメチル)-4-ニトロ-安息香酸(450mg、1.87mmol、収率69.09%)を得た。MS(ESI)m/z:264.0.[M+Na]
工程5:2-(2-ヒドロキシエトキシメチル)-N-メチル-4-ニトロ-ベンズアミド
表題化合物は、2-(2-ヒドロキシエトキシメチル)-4-ニトロ-安息香酸およびメチルアミン(THF中2M)を使用して、参考例463の調製における工程3と同様に得られた。MS(ESI)m/z:277.0[M+Na]
工程6:4-アミノ-2-(2-ヒドロキシエトキシメチル)-N-メチル-ベンズアミド
表題化合物は、2-(2-ヒドロキシエトキシメチル)-N-メチル-4-ニトロ-ベンズアミドを使用して、参考例442の調製における工程4と同様に得られた。MS(ESI)m/z:225.3[M+H]
工程7:4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-(2-ヒドロキシエトキシメチル)-N-メチル-ベンズアミド
4-アミノ-2-(2-ヒドロキシエトキシメチル)-N-メチル-ベンズアミド(120mg、0.540mmol、1当量)、8-クロロ-3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン(158.21mg、0.540mmol、1当量)、Brettphos Pd G3(45.88mg、0.050mmol、0.100当量)およびKCO(147.91mg、1.07mmol、2当量)の混合物を窒素下で110℃に15時間加熱した。混合物を水で希釈し、酢酸エチル(100mL×2)で抽出した。合わせた有機相を塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮した。分取TLC(DCM:MeOH=10:1)によって残留物を精製して、4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-(2-ヒドロキシエトキシメチル)-N-メチル-ベンズアミド(55.5mg、0.110mmol、収率21%)を得た。MS(ESI)m/z:484.0[M+H]
参考例474
2-(3-アミノプロピル)-6-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-3,4-ジヒドロイソキノリン-1-オン
Figure 2022513944000288
工程1:6-ブロモ-2-(3-テトラヒドロピラン-2-イルオキシプロピル)-3,4-ジヒドロイソキノリン-1-オン
DMF(10mL)中の6-ブロモ-3,4-ジヒドロ-2H-イソキノリン-1-オン(400mg、1.77mmol、1当量)の混合物に、0℃で水素化ナトリウム(141.55mg、3.54mmol、2当量)を添加した。次いで、混合物を0℃で0.5時間撹拌した。次いで、2-(3-ブロモプロポキシ)テトラヒドロ-2H-ピラン(1184.29mg、5.31mmol、3当量)を25℃で混合物に添加し、混合物を25℃でさらに15.5時間撹拌した。次いで、混合物を水(30.0mL)の中に注ぎ、酢酸エチル(50.0mL*2)で抽出した。有機相を乾燥させ、真空で濃縮して、粗生成物を褐色の油として得た。20:1から2:1へのPE/EAで溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって粗生成物を精製して、6-ブロモ-2-(3-テトラヒドロピラン-2-イルオキシプロピル)-3,4-ジヒドロイソキノリン-1-オンを黄色の油として得た(500mg、1.36mmol、収率76.73%)。MS(ESI,m/z):284.0[M-84+H]、286.1[M-84+2+H]
工程2:3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)-N-(4-メトキシベンジル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-アミン
表題化合物は、8-クロロ-3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジンおよび(4-メトキシフェニル)メタナミンを使用して、参考例463の調製における工程2と同様に得た。MS(ESI)m/z:397.2[M+H]
工程3:3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-アミン
DCM(10mL)中の3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)-N-(4-メトキシベンジル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-アミン(2g、5mmol、1当量)の撹拌溶液に、TFA(10mL)を加えた。反応混合物を30℃で16時間撹拌した。混合物を減圧下で濃縮して、1.5gの粗生成物を得て、さらに精製することなく次の工程で直接使用した。
工程4:6-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-(3-テトラヒドロピラン-2-イルオキシプロピル)-3,4-ジヒドロイソキノリン-1-オン
tert-ブタノール(10mL)中の、6-ブロモ-2-(3-テトラヒドロピラン-2-イルオキシプロピル)-3,4-ジヒドロイソキノリン-1-オン(440.16mg、1.2mmol、1.1当量)および3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-アミン(300.0mg、1.09mmol、1当量)の混合物に、25℃で、炭酸カリウム(300mg、2.17mmol、2当量)およびBrettPhos-Pd-G3(197.0mg、0.220mmol、0.200当量)を加えた。次いで、混合物を110℃で16時間撹拌した。次いで、混合物を水(30.0mL)の中に注ぎ、酢酸エチル(50.0mL*2)で抽出した。有機相を乾燥させ、真空で濃縮して、粗生成物を褐色の固体として得た。酢酸エチル(20.0mL)で粗生成物を粉砕して、6-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-(3-テトラヒドロピラン-2-イルオキシプロピル)-3,4-ジヒドロイソキノリン-1-オン(400mg、0.710mmol、収率65.32%)を白色固体として得た。MS(ESI)m/z:564.3[M+H]
工程5:6-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-(3-ヒドロキシプロピル)-3,4-ジヒドロイソキノリン-1(2H)-オン
HCl/MeOH(10.0mL、40mmol、56.36当量)中の6-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-(3-テトラヒドロピラン-2-イルオキシプロピル)-3,4-ジヒドロイソキノリン-1-オン(400.0mg、0.710mmol、1当量)の混合物を25℃で16時間撹拌した。次いで、混合物を真空で濃縮して、粗生成物を灰色の固体として得た。分取HPLC(FA)によって粗生成物を精製して、250mgの所望の生成物を白色の固体として得た。MS(ESI)m/z:480.2[M+H]
工程6:3-[6-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-1-オキソ-3,4-ジヒドロイソキノリン-2-イル]プロピルメタンスルホナート
表題化合物は、出発材料として6-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-(3-ヒドロキシプロピル)-3,4-ジヒドロイソキノリン-1-オンを使用して、参考例465の調製における工程4と同様に得られた。MS(ESI)m/z:558.2[M+H]
工程7:2-(3-アミノプロピル)-6-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-3,4-ジヒドロイソキノリン-1-オン
THF中のNH(2.0mL、8mmol、111.51当量)の混合物に、78℃で、3-[6-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-1-オキソ-3,4-ジヒドロイソキノリン-2-イル]プロピルメタンスルホナート(40.0mg、0.070mmol、1当量)を加えた。次いで、混合物を-78℃で5時間撹拌した。次いで、混合物を真空で濃縮し、分取HPLCによって精製して、2-(3-アミノプロピル)-6-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-3,4-ジヒドロイソキノリン-1-オン(14mg、0.030mmol、収率40%)を白色固体として得た。MS(ESI)m/z:479.3[M+H]
以下の追加の例は、上記の方法で調製された。
Figure 2022513944000289
Figure 2022513944000290
Figure 2022513944000291
Figure 2022513944000292
Figure 2022513944000293
Figure 2022513944000294
Figure 2022513944000295
Figure 2022513944000296
Figure 2022513944000297
Figure 2022513944000298
Figure 2022513944000299
Figure 2022513944000300
Figure 2022513944000301
Figure 2022513944000302
Figure 2022513944000303
Figure 2022513944000304
Figure 2022513944000305
Figure 2022513944000306
Figure 2022513944000307
Figure 2022513944000308
Figure 2022513944000309
Figure 2022513944000310
Figure 2022513944000311
Figure 2022513944000312
Figure 2022513944000313
Figure 2022513944000314
Figure 2022513944000315
Figure 2022513944000316
Figure 2022513944000317
Figure 2022513944000318
Figure 2022513944000319
Figure 2022513944000320
Figure 2022513944000321
Figure 2022513944000322
Figure 2022513944000323
Figure 2022513944000324
Figure 2022513944000325
Figure 2022513944000326
Figure 2022513944000327
Figure 2022513944000328
Figure 2022513944000329
アッセイ手順
抗菌薬感受性試験:
90%増殖阻害濃度(IC90)の決定
以下の手順に従って、化合物のインビトロ抗菌活性を決定した。
このアッセイでは、10ポイントのIso-Sensitestブロス培地を使用して、Acinetobacter baumannii ATCC17978およびAcinetobacter baumannii ATCC17961に対する化合物のインビトロ活性を定量的に測定した。
DMSO中のストック化合物を384ウェルマイクロタイタープレート中で段階的に2倍希釈し(例えば、最終濃度50~0.097μMの範囲)、Iso-Sensitest培地中の細菌懸濁液49μlを接種して、50ul/ウェルの最終容量/ウェルで、約5X10(5)CFU/mlの最終細胞濃度にした。マイクロタイタープレートを35±2℃でインキュベートした。
細菌細胞の増殖は、16時間にわたって20分ごとに、λ=600nmでの光学密度の測定によって決定した。増殖阻害は、細菌細胞の対数増殖中に計算し、増殖の50%(IC50)および90%(IC90)を阻害する濃度を決定した。
表1は、Acinetobacter baumannii ATCC17978株およびAcinetobacter baumannii ATCC17961株に対して得られた、本発明の化合物の1リットルあたりのマイクロモルで表された90%増殖阻害濃度(IC90)を記載する。
本発明の特定の化合物は、25μmol/l以下のIC90(A.baumannii ATCC17978およびAcinetobacter baumannii ATCC17961)を示す。
本発明のより特定の化合物は、5μmol/l以下のIC90(A.baumannii ATCC17978およびAcinetobacter baumannii ATCC17961)を示す。
本発明の最も特定の化合物は、1μmol/l以下のIC90(A.baumannii ATCC17978およびAcinetobacter baumannii ATCC17961)を示す。
Figure 2022513944000330
Figure 2022513944000331
Figure 2022513944000332
Figure 2022513944000333
Figure 2022513944000334
Figure 2022513944000335
Figure 2022513944000336
Figure 2022513944000337
Figure 2022513944000338
実施例237
式(I)の化合物は、以下の組成の錠剤を製造するために、有効成分として、それ自体公知の様式で使用することができる。
1錠あたり
有効成分 200mg
微結晶セルロース 155mg
コーンスターチ 25mg
タルク 25mg
ヒドロキシプロピルメチルセルロース 20mg
425mg
実施例238
式(I)の化合物は、以下の組成のカプセルを製造するために、有効成分として、それ自体公知の様式で使用することができる。
カプセルあたり
有効成分 100.0mg
コーンスターチ 20.0mg
ラクトース 95.0mg
タルク 4.5mg
ステアリン酸マグネシウム 0.5mg
220.0mg
実施例239
式(I)の化合物は、以下の組成の注入溶液を製造するために、有効成分として、それ自体公知の様式で使用することができる。
有効成分 100mg
乳酸90% 100mg
pH4.0に調整するためにNaOH適量またはHCl適量
浸透圧を290mOsm/kgに調整するため塩化ナトリウム適量またはグルコース適量
注射用水(WFI)100mlになるように
実施例240
式(I)の化合物は、以下の組成の注入溶液を製造するために、有効成分として、それ自体公知の様式で使用することができる。
有効成分 100mg
ヒドロキシプロピル-β-シクロデキストリン 10g
pH7.4に調整するためにNaOH適量またはHCl適量
浸透圧を290mOsm/kgに調整するため塩化ナトリウム適量またはグルコース適量
注射用水(WFI)100mlになるように

Claims (49)

  1. 式(I)
    Figure 2022513944000339
    式中:
    は、R12-C~C-アルキル-X-C~C-アルキル-であり;
    は、水素、C~C-アルキル、ハロ-C~C-アルキル、シアノ-C~C-アルキル、ヒドロキシ-C~C-アルキル、アミノ-C~C-アルキル、C~C-アルキル-NH-C~C-アルキル-、(C~C-アルキル)N-C~C-アルキル-、アミノ-C~C-アルキル-O-C~C-アルキル、C~C-アルキル-NH-C~C-アルキル-O-C~C-アルキル-、(C~C-アルキル)N-C~C-アルキル-O-C~C-アルキル-またはC~C12-シクロアルキルであり;
    は、水素、ハロゲン、C~C-アルキル、ハロ-C~C-アルキル、ヒドロキシ-C~C-アルキル、C~C-アルケニル、NO、CN、C~C12-シクロアルキル、ヒドロキシ-C~C-アルコキシ-C~C-アルキル、C~C-アルコキシまたはアルコキシ-C~C-アルキルであり;
    およびR10は、それぞれ独立して、水素、ハロゲンまたはC~C-アルキルであり;
    、R、R、RおよびRのそれぞれは、独立して、水素、ハロゲン、C~C-アルコキシカルボニル-C~C-アルコキシ、アミノ、C~C-アルキル-NH-、(C~C-アルキル)N-、ヒドロキシ、C~C-アルコキシ、C~C-アルキルスルファニル、C~C-アルキルスルホニルオキシ、C~C12-シクロアルキル-C~C-アルコキシ、ハロ-C~C-アルコキシ、C~C14-アリール-C~C-アルコキシ、C~C13-ヘテロアリールオキシ、C~C13-ヘテロアリール-C~C-アルコキシ、シアノ-C~C-アルコキシ、C~C12-シクロアルキルオキシ、C~C-アルキニルオキシ、C~C-アルコキシ-C~C-アルキニルオキシ、シアノ-C~C12-シクロアルキルオキシ、シアノ-C~C12-シクロアルキル-C~C-アルコキシ、アミノ-C~C-アルキニルオキシ、ヒドロキシ-C~C-アルキニルオキシ、ハロ-C~C-アルキル、スルファモイル、C~C-アルキルスルファモイル、C~C-アルキル、アミノ-C~C-アルコキシ-C~C-アルキニルオキシまたはアミノ-C~C-アルコキシであり;
    11は、水素、ハロゲンまたはC~C-アルキルであり;
    12は、水素、ビニル、C~C-アルキニル、ヒドロキシ、アミノ、シアノ、カルボキシ、R13-C~C-アルキル-C(O)-NH-、R1415N-、R16-C~C-アルコキシ、カルバモイル、C~C-アルキル-NH-C(O)-、(C~C-アルキル)N-C(O)-、ヘテロアリール-NH-C(O)-、C~C-アルキルスルホニル、C~C-アルキルスルホニル-NH-C(O)-、ヘテロアリール、ハロゲン、1,1-3,3-テトラメチルグアニジン-2-イル、カルボキシ-CH(NH)-、カルボキシ-CH(NH)-C~C-アルキル-C(O)NH-CH(グアニジノ-C~C-アルキル)-C(O)NH-、カルボキシ-CH(NH)-C~C-アルキル-C(O)NH-CH(グアニジノ-C~C-アルキル)-C(O)NH-C~C-アルコキシ-、カルボキシ-C~C-アルキル-CH(NH)-C(O)NH-、ホルミル、C~C-アルキル-C(O)-、C~C-アルコキシカルボニル、アスパルチルアミド、グルタミルアミドまたは
    Figure 2022513944000340
    13は、水素、アミノ、C~C-アルキル-NH-、(C~C-アルキル)N-、ヒドロキシ-C~C-アルキル-NH-、(ヒドロキシ-C~C-アルキル)N-、(C~C-アルキル)(ヒドロキシ-C~C-アルキル)-N-、カルボキシ、ヒドロキシまたはC~C-アルコキシカルボニルであり;
    14は、水素、C~C-アルキル、ハロ-C~C-アルキル、ヒドロキシ-C~C-アルキル、C~C-アルキルスルホニル、ホルミル、カルバモイル-C~C-アルキル、アミノ-C~C-アルキル-C(O)-、カルボキシ-C~C-アルキル、アミノ-C~C-アルキルまたはカルバモイルであり;
    15は、水素またはC~C-アルキルであり;
    16は、水素、ヒドロキシ、アジド-C~C-アルコキシ、アミノ、C~C-アルコキシ、アミノ-C~C-アルコキシ、ヒドロキシ-C~C-アルコキシ、ヒドロキシ-C~C-アルコキシ-C~C-アルコキシ、C~C-アルコキシカルボニル、C~C-アルコキシカルボニル-C~C-アルコキシ、カルボキシまたはカルボキシ-C~C-アルコキシであり;
    17、R18、R19およびR20は、それぞれ独立して、水素、オキソ、C~C12-シクロアルキル、アミノ-C~C-アルキル、カルボキシ、C~C-アルキル、ヒドロキシ-C~C-アルキル、アミノ-C~C-アルキル、ハロ-C~C-アルキル、C~C-アルコキシ、ハロ-C~C-アルコキシ、ホルミル、ハロゲン、シアノ、C~C-ヘテロシクロアルキル、ヒドロキシ、アミノまたは
    Figure 2022513944000341
    21、R22、R23およびR24は、それぞれ独立して、水素、ハロゲン、シアノ、アミノ、ヒドロキシ、C~C-アルキル、アミノ-C~C-アルキル-、ヒドロキシ-C~C-アルキル-、ハロ-C~C-アルキル-、C~C-アルコキシ、ハロ-C~C-アルコキシ、アミノ-C~C-アルキル-CH(OH)-C(O)NH-または
    Figure 2022513944000342
    25、R26、R27およびR28は、それぞれ独立して、水素、ハロゲン、シアノ、アミノ、ヒドロキシ、C~C-アルキル、アミノ-C~C-アルキル-、ヒドロキシ-C~C-アルキル-、ハロ-C~C-アルキル-、C~C-アルコキシ、ハロ-C~C-アルコキシであり;
    、LおよびLは、それぞれ独立して、共有結合、-O-、カルボニル、-C(O)NH-、-NHC(O)-、-C~C-アルキル-C(O)-NH-または-C~C-アルキル-NH-C(O)-であり;
    A、BおよびCは、それぞれ独立して、C~C14-アリール、C~C13-ヘテロアリール、C~C-ヘテロシクロアルキルまたはC~C12-シクロアルキルであり;かつ
    Xは、-O-、-NH-、-N(C~C-アルキル)-、-S-、S=OまたはSOである、
    の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩。
  2. は、R12-C~C-アルキル-X-C~C-アルキル-であり;
    は、水素、C~C-アルキル、ハロ-C~C-アルキル、シアノ-C~C-アルキル、ヒドロキシ-C~C-アルキル、アミノ-C~C-アルキル、C~C-アルキル-NH-C~C-アルキル-、(C~C-アルキル)N-C~C-アルキル-、アミノ-C~C-アルキル-O-C~C-アルキル、C~C-アルキル-NH-C~C-アルキル-O-C~C-アルキル-、(C~C-アルキル)N-C~C-アルキル-O-C~C-アルキル-またはC~C12-シクロアルキルであり;
    は、水素、ハロゲン、C~C-アルキル、ハロ-C~C-アルキル、ヒドロキシ-C~C-アルキル、C~C-アルケニル、NO、CN、C~C12-シクロアルキル、ヒドロキシ-C~C-アルコキシ-C~C-アルキル、C~C-アルコキシまたはアルコキシ-C~C-アルキルであり;
    およびR10は、それぞれ独立して、水素、ハロゲンまたはC~C-アルキルであり;
    、R、R、RおよびRのそれぞれは、独立して、水素、ハロゲン、C~C-アルコキシカルボニル-C~C-アルコキシ、アミノ、C~C-アルキル-NH-、(C~C-アルキル)N-、ヒドロキシ、C~C-アルコキシ、C~C-アルキルスルファニル、C~C-アルキルスルホニルオキシ、C~C12-シクロアルキル-C~C-アルコキシ、ハロ-C~C-アルコキシ、C~C14-アリール-C~C-アルコキシ、C~C13-ヘテロアリールオキシ、C~C13-ヘテロアリール-C~C-アルコキシ、シアノ-C~C-アルコキシ、C~C12-シクロアルキルオキシ、C~C-アルキニルオキシ、C~C-アルコキシ-C~C-アルキニルオキシ、シアノ-C~C12-シクロアルキルオキシ、シアノ-C~C12-シクロアルキル-C~C-アルコキシ、アミノ-C~C-アルキニルオキシ、ヒドロキシ-C~C-アルキニルオキシ、ハロ-C~C-アルキル、スルファモイル、C~C-アルキルスルファモイル、C~C-アルキル、アミノ-C~C-アルコキシ-C~C-アルキニルオキシまたはアミノ-C~C-アルコキシであり;
    11は、水素、ハロゲンまたはC~C-アルキルであり;
    12は、水素、ビニル、ヒドロキシ、シアノ、カルボキシ、R13-C~C-アルキル-C(O)-NH-、R1415N-、R16-C~C-アルコキシ、カルバモイル、C~C-アルキル-NH-C(O)-、(C~C-アルキル)N-C(O)-、ヘテロアリール-NH-C(O)-、C~C-アルキルスルホニル、C~C-アルキルスルホニル-NH-C(O)-、ヘテロアリール、ハロゲン、1,1-3,3-テトラメチルグアニジン-2-イル、カルボキシ-CH(NH)-、ホルミル、C~C-アルキル-C(O)-、C~C-アルコキシカルボニル、アスパルチルアミド、グルタミルアミドまたは
    Figure 2022513944000343
    13は、水素、アミノ、C~C-アルキル-NH-、(C~C-アルキル)N-、ヒドロキシ-C~C-アルキル-NH-、(ヒドロキシ-C~C-アルキル)N-、(C~C-アルキル)(ヒドロキシ-C~C-アルキル)-N-、カルボキシ、ヒドロキシまたはC~C-アルコキシカルボニルであり;
    14は、水素、C~C-アルキル、ハロ-C~C-アルキル、ヒドロキシ-C~C-アルキル、C~C-アルキルスルホニル、ホルミル、カルバモイル-C~C-アルキル、アミノ-C~C-アルキル-C(O)-、カルボキシ-C~C-アルキル、アミノ-C~C-アルキルまたはカルバモイルであり;
    15は、水素またはC~C-アルキルであり;
    16は、水素、ヒドロキシ、アジド-C~C-アルコキシ、アミノ、C~C-アルコキシ、アミノ-C~C-アルコキシ、ヒドロキシ-C~C-アルコキシ、ヒドロキシ-C~C-アルコキシ-C~C-アルコキシ、C~C-アルコキシカルボニル、C~C-アルコキシカルボニル-C~C-アルコキシ、カルボキシまたはカルボキシ-C~C-アルコキシであり;
    17は、水素、オキソ、シクロアルキル、アミノ-C~C-アルキル、カルボキシ、C~C-アルキル、ヒドロキシ-C~C-アルキル、ホルミル、ハロゲン、C~C-ヘテロシクロアルキルまたはヒドロキシであり;
    18は、水素またはオキソであり;
    Lは、共有結合、カルボニル、-CHC(O)-NH-または-CH-NH-C(O)-であり、
    Aは、C~C14-アリール、C~C13-ヘテロアリール、C~C-ヘテロシクロアルキルまたはC~C12-シクロアルキルであり;かつ
    Xは、-O-、-NH-、-N(アルキル)-、-S-、S=OまたはSOである、
    請求項1に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩。
  3. が、
    Figure 2022513944000344
    式中、
    12およびXが本明細書で定義されるとおりであり、波線が式(I)の残りの部分への結合点を示す、
    である、請求項1に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩。
  4. が、水素、C~C-アルキルまたはシアノ-C~C-アルキルである、請求項1または2に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩。
  5. が水素である、請求項1または2に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩。
  6. が、水素、ハロゲン、C~C-アルキル、C~C-アルコキシまたはハロ-C~C-アルキルである、請求項1~5のいずれか一項に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩。
  7. が、ハロゲンまたはC~C-アルキルである、請求項1~5のいずれか一項に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩。
  8. が、ブロモ、クロロ、フルオロ、メチルまたはエチルである、請求項1~5のいずれか一項に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩。
  9. が、水素またはハロゲンである、請求項1~8のいずれか一項に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩。
  10. が、水素である、請求項1~8のいずれか一項に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩。
  11. が、水素、C~C-アルキルスルファモイル、アミノ、C~C-アルキル、ハロ-C~C-アルキルまたはハロゲンである、請求項1~10のいずれか一項に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩。
  12. が水素またはハロゲンである、請求項1~10のいずれか一項に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩。
  13. が、水素、フルオロまたはクロロである、請求項1~10のいずれか一項に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩。
  14. が、水素、ハロゲン、C~C-アルキルまたはC~C-アルコキシである、請求項1~13のいずれか一項に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩。
  15. が、水素またはハロゲンである、請求項1~13のいずれか一項に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩。
  16. が、水素、フルオロまたはクロロである、請求項1~13のいずれか一項に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩。
  17. が、水素、ハロゲン、C~C-アルコキシカルボニル-C~C-アルコキシ、ヒドロキシ、C~C-アルコキシ、ハロ-C~C-アルコキシ、シアノ-C~C-アルコキシ、C~C-アルキニルオキシ、C~C-アルコキシ-C~C-アルキニルオキシ、ヒドロキシ-C~C-アルキニルオキシ、C~C13-ヘテロアリールオキシまたはアミノ-C~C-アルコキシ-C~C-アルキニルオキシである、請求項1~16のいずれか一項に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩。
  18. が、C~C-アルコキシ、シアノ-C~C-アルコキシ、C~C-アルキニルオキシまたはヒドロキシ-C~C-アルキニルオキシである、請求項1~16のいずれか一項に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩。
  19. が、メトキシ、4-ヒドロキシブト-2-イノキシ、シアノメトキシまたはプロプ-2-イノキシである、請求項1~16のいずれか一項に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩。
  20. が、水素またはハロゲンである、請求項1~19のいずれか一項に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩。
  21. が、水素である、請求項1~19のいずれか一項に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩。
  22. が、水素またはハロゲンである、請求項1~21のいずれか一項に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩。
  23. が、水素である、請求項1~21のいずれか一項に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩。
  24. 10が、水素である、請求項1~23のいずれか一項に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩。
  25. 11が、水素、フルオロまたはメチルである、請求項1~24のいずれか一項に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩。
  26. 12が、水素、ビニル、C~C-アルキニル、ヒドロキシ、シアノ、カルボキシ、R13-アルキル-C(O)-NH-、R1415N-、R16-C~C-アルコキシ、カルバモイル、アルキル-NH-C(O)-、アルキルスルホニル、アルキルスルホニル-NH-C(O)-、ヘテロアリール、ハロゲン、1,1-3,3-テトラメチルグアニジン-2-イル、カルボキシ-CH(NH)-、カルボキシ-CH(NH)-C~C-アルキル-C(O)NH-CH(グアニジノ-C~C-アルキル)-C(O)NH-、カルボキシ-CH(NH)-C~C-アルキル-C(O)NH-CH(グアニジノ-C~C-アルキル)-C(O)NH-C~C-アルコキシ-、カルボキシ-C~C-アルキル-CH(NH)-C(O)NH-または
    Figure 2022513944000345
    式中:
    13は、水素、C~C-アルキル-NH-、(C~C-アルキル)N-、(ヒドロキシ-C~C-アルキル)N-、カルボキシまたはヒドロキシであり;
    14は、水素、C~C-アルキル、ハロ-C~C-アルキル、ヒドロキシ-C~C-アルキル、アミノ-C~C-アルキル、C~C-アルキルスルホニル、ホルミル、カルバモイル-C~C-アルキル、アミノ-C~C-アルキル-C(O)-またはカルボキシ-C~C-アルキルであり;
    15は、水素またはC~Cアルキルであり;
    16は、ヒドロキシ、アジド-C~C-アルコキシ、アミノ、C~C-アルコキシ、アミノ-C~C-アルコキシ、ヒドロキシ-C~C-アルコキシ、ヒドロキシ-C~C-アルコキシ-C~C-アルコキシまたはC~C-アルコキシカルボニルであり;
    17は、水素、オキソ、C~C12-シクロアルキル、アミノ-C~C-アルキル、カルボキシ、C~C-アルキル、ヒドロキシ-C~C-アルキル、ホルミル、ハロゲン、C~C-ヘテロシクロアルキル、ヒドロキシまたは
    Figure 2022513944000346
    18は、水素、ヒドロキシまたはオキソであり;
    19およびR20は、いずれもヒドロキシであり;
    Aは、C~C14-アリール、C~C13-ヘテロアリールまたはC~C-ヘテロシクロアルキルであり;
    は、共有結合、-O-、カルボニル、-C(O)NH-、-C~C-アルキル-C(O)-NH-または-C~C-アルキル-NH-C(O)-であり;
    21は、
    Figure 2022513944000347
    22は、アミノ-C~C-アルキル-CH(OH)-C(O)NH-であり;
    23は、ヒドロキシであり;
    24は、アミノであり;
    Bは、C~C12-シクロアルキルであり;
    は、-O-であり;
    25は、アミノ-C~C-アルキル-であり;
    26、R27およびR28は、全てヒドロキシであり;
    Cは、C~C-ヘテロシクロアルキルであり;かつ
    は、-O-である、
    である、請求項1~25のいずれか一項に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩。
  27. 12が、アミノ、ヒドロキシ、カルボキシまたは
    Figure 2022513944000348
    式中:
    17は、水素またはヒドロキシ-C~C-アルキルであり;
    Aは、C~C-ヘテロシクロアルキルであり;かつ
    は、共有結合またはカルボニルである、
    である、請求項1~22のいずれか一項に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩。
  28. 12が、アミノ、ヒドロキシ、カルボキシまたは
    Figure 2022513944000349
    式中:
    17は、水素またはヒドロキシメチルであり;
    Aは、ピペラジン-1-イルであり;かつ
    は、共有結合またはカルボニルである、
    である、請求項1~22のいずれか一項に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩。
  29. Xが-O-または-NH-である、請求項1~28のいずれか一項に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩。
  30. が、R12-C~C-アルキル-X-C~C-アルキル-であり;
    が、水素、C~C-アルキルまたはシアノ-C~C-アルキルであり;
    が、水素、ハロゲン、C~C-アルキル、C~C-アルコキシまたはハロ-C~C-アルキルであり;
    、RおよびRが、それぞれ独立して、水素またはハロゲンであり;
    が、水素、C~C-アルキル、C~C-アルキルスルファモイル、アミノ、ハロ-C~C-アルキルまたはハロゲンであり;
    が、水素、ハロゲン、C~C-アルキルまたはC~C-アルコキシであり;
    が、水素、ハロゲン、C~C-アルコキシカルボニル-C~C-アルコキシ、ヒドロキシ、C~C-アルコキシ、ハロ-C~C-アルコキシ、シアノ-C~C-アルコキシ、C~C-アルキニルオキシ、C~C-アルコキシ-C~C-アルキニルオキシ、ヒドロキシ-C~C-アルキニルオキシ、C~C13-ヘテロアリールオキシまたはアミノ-C~C-アルコキシ-C~C-アルキニルオキシであり;
    10が、水素であり;
    11が、水素、ハロゲンまたはC~C-アルキルであり;
    12が、水素、ビニル、C~C-アルキニル、ヒドロキシ、シアノ、カルボキシ、R13-アルキル-C(O)-NH-、R1415N-、R16-C~C-アルコキシ、カルバモイル、アルキル-NH-C(O)-、アルキルスルホニル、アルキルスルホニル-NH-C(O)-、ヘテロアリール、ハロゲン、1,1-3,3-テトラメチルグアニジン-2-イル、カルボキシ-CH(NH)-、カルボキシ-CH(NH)-C~C-アルキル-C(O)NH-CH(グアニジノ-C~C-アルキル)-C(O)NH-、カルボキシ-CH(NH)-C~C-アルキル-C(O)NH-CH(グアニジノ-C~C-アルキル)-C(O)NH-C~C-アルコキシ-、カルボキシ-C~C-アルキル-CH(NH)-C(O)NH-または
    Figure 2022513944000350
    13が、水素、C~C-アルキル-NH-、(C~C-アルキル)N-、(ヒドロキシ-C~C-アルキル)N-、カルボキシまたはヒドロキシであり;
    14が、水素、C~C-アルキル、ハロ-C~C-アルキル、ヒドロキシ-C~C-アルキル、アミノ-C~C-アルキル、C~C-アルキルスルホニル、ホルミル、カルバモイル-C~C-アルキル、アミノ-C~C-アルキル-C(O)-またはカルボキシ-C~C-アルキルであり;
    15が、水素またはC~Cアルキルであり
    16が、ヒドロキシ、アジド-C~C-アルコキシ、アミノ、C~C-アルコキシ、アミノ-C~C-アルコキシ、ヒドロキシ-C~C-アルコキシ、ヒドロキシ-C~C-アルコキシ-C~C-アルコキシまたはC~C-アルコキシカルボニルであり;
    17が、水素、オキソ、C~C12-シクロアルキル、アミノ-C~C-アルキル、カルボキシ、C~C-アルキル、ヒドロキシ-C~C-アルキル、ホルミル、ハロゲン、C~C-ヘテロシクロアルキル、ヒドロキシまたは
    Figure 2022513944000351
    18が、水素、ヒドロキシまたはオキソであり;
    19およびR20が、いずれもヒドロキシであり;
    Aが、C~C14-アリール、C~C13-ヘテロアリールまたはC~C-ヘテロシクロアルキルであり;
    が、共有結合、-O-、カルボニル、-C(O)NH-、-C~C-アルキル-C(O)-NH-または-C~C-アルキル-NH-C(O)-であり;
    21が、
    Figure 2022513944000352
    22が、アミノ-C~C-アルキル-CH(OH)-C(O)NH-であり;
    23が、ヒドロキシであり;
    24が、アミノであり;
    Bが、C~C12-シクロアルキルであり;
    が、-O-であり;
    25が、アミノ-C~C-アルキル-であり;
    26、R27およびR28が、全てヒドロキシであり;
    Cが、C~Cヘテロシクロアルキルであり;
    が、-O-であり;かつ
    Xが、-O-、-NH-、-N(アルキル)-、-S-、S=OまたはSOである、請求項1に記載の式(I)の化合物。
  31. が、R12-C~C-アルキル-X-C~C-アルキル-であり;
    、R、R、R、R10およびR18が、全て水素であり;
    が、ハロゲンまたはC~Cアルキルであり;
    およびRが、それぞれ独立して、水素またはハロゲンであり;
    が、C~C-アルコキシ、シアノ-C~C-アルコキシ、C~C-アルキニルオキシまたはヒドロキシ-C~C-アルキニルオキシであり;
    11が、水素、ハロゲンまたはC~C-アルキルであり;
    12が、アミノ、ヒドロキシ、カルボキシまたは
    Figure 2022513944000353
    17が、水素またはヒドロキシ-C~C-アルキルであり;
    が、共有結合またはカルボニルであり;
    Aが、C~C-ヘテロシクロアルキルであり;かつ
    Xが、-O-または-NH-である、
    請求項1に記載の式(I)の化合物。
  32. が、
    Figure 2022513944000354
    (式中、波線は、式(I)の残りの部分への結合点を示す)であり;
    、R、R、R、R10およびR18が、全て水素であり;
    が、ブロモ、クロロ、フルオロ、メチルまたはエチルであり;
    およびRは、それぞれ独立して、水素、フルオロまたはクロロであり;
    が、メトキシ、4-ヒドロキシブト-2-イノキシ、シアノメトキシまたはプロプ-2-イノキシであり;
    11が、水素、フルオロまたはメチルであり;
    12が、アミノ、ヒドロキシ、カルボキシまたは
    Figure 2022513944000355
    17が、水素またはヒドロキシメチルであり;
    Lが、共有結合またはカルボニルであり;
    Aが、ピペラジン-1-イルであり;かつ
    Xが、-O-または-NH-である、
    請求項1に記載の式(I)の化合物。
  33. 式(I)の化合物が、
    N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンズアミド;
    N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-2-クロロ-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンズアミド;
    N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンズアミド;
    N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-2-クロロ-4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンズアミド;
    2-クロロ-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-N-[2-(2-ピペラジン-1-イルエトキシ)エチル]ベンズアミド;
    N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-2-メチル-4-[[3-(4-プロプ-2-イノキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンズアミド;
    N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-2-クロロ-4-[[3-(4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンズアミド;
    2-クロロ-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-N-[2-[2-(ジメチルアミノ)エトキシ]エチル]ベンズアミド;
    N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-4-[[3-[4-(4-ヒドロキシブト-2-イノキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンズアミド;
    N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-4-[[3-(3-クロロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンズアミド;
    N-[2-[2-(4-ヒドロキシ-1-ピペリジル)エトキシ]エチル]-4-[[3-(4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンズアミド;
    N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンズアミド;
    N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-4-[[3-(4-クロロ-2,3-ジフルオロ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンズアミド;
    4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-N-[2-[2-(メチルアミノ)-2-オキソ-エトキシ]エチル]ベンズアミド;
    N-[2-(2-アミノ-2-オキソ-エトキシ)エチル]-4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンズアミド;
    N-[2-[2-(2-ヒドロキシエチルアミノ)エトキシ]エチル]-4-[[3-(4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンズアミド;
    N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-4-[[3-(4-クロロ-2,3-ジフルオロ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンズアミド;
    N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-4-[[3-[4-(シアノメトキシ)-3-フルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンズアミド;
    2-エチル-N-[2-[2-(2-ヒドロキシエチルアミノ)エトキシ]エチル]-4-[[3-(4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンズアミド;
    N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンズアミド;
    N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-4-[[3-(4-ブト-2-イノキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンズアミド;
    N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-4-[[3-(4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンズアミド;
    4-[[3-(4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-N-[2-[2-(2-オキサ-6-アザスピロ[3.3]ヘプタン-6-イル)エトキシ]エチル]ベンズアミド;
    4-[[3-(4-クロロ-2,3-ジフルオロ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-N-[2-[2-(2-ヒドロキシエチルアミノ)エトキシ]エチル]ベンズアミド;
    4-[[3-(4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-N-[2-[2-(メチルアミノ)エトキシ]エチル]ベンズアミド;
    N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-4-[[3-[4-(4-メトキシブト-2-イノキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンズアミド;
    4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-N-[2-(2-ホルムアミドエトキシ)エチル]-2-メチル-ベンズアミド;
    4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-N-[2-[2-(1-ピペリジル)エトキシ]エチル]ベンズアミド;
    4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-N-[2-[2-(メチルアミノ)エトキシ]エチル]ベンズアミド;
    N-[2-[2-(4-フルオロ-1-ピペリジル)エトキシ]エチル]-4-[[3-(4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンズアミド;
    N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-4-[[3-(4-クロロ-3-フルオロ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンズアミド;
    4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-N-[2-[2-(ジメチルアミノ)エトキシ]エチル]-2-メチル-ベンズアミド;
    4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-N-[2-[2-(4-ヒドロキシ-1-ピペリジル)エトキシ]エチル]-2-メチル-ベンズアミド;
    N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)-3-フルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンズアミド;
    N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-2-メチル-4-[[3-(2,3,4-トリフルオロフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンズアミド;
    4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-N-[2-[2-(3-オキソピペラジン-1-イル)エトキシ]エチル]ベンズアミド;
    N-[2-(2-アセトアミドエトキシ)エチル]-4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンズアミド;
    N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-4-[[3-(4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-N,2-ジメチル-ベンズアミド;
    N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-4-[[3-(4-クロロフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンズアミド;
    4-[[3-[4-[4-(2-アミノエトキシ)ブト-2-イノキシ]フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-2-メチル-ベンズアミド;
    N-[2-(2-アミノエチルアミノ)エチル]-4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンズアミド;
    N-[2-[2-(2,2-ジフルオロエチルアミノ)エトキシ]エチル]-4-[[3-(4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンズアミド;
    4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-N-[2-[2-(メタンスルホンアミド)エトキシ]エチル]-2-メチル-ベンズアミド;
    4-[[3-(4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-N-[2-(2-ピペラジン-1-イルエトキシ)エチル]ベンズアミド;
    4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-N-[2-[2-[[2-(メチルアミノ)アセチル]アミノ]エトキシ]エチル]ベンズアミド;
    N-[2-[2-[(3aS,7aR)-3,3a,4,6,7,7a-ヘキサヒドロ-1H-フロ[3,4-c]ピリジン-5-イル]エトキシ]エチル]-4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンズアミド;
    N-[2-(2-アミノエチルアミノ)エチル]-4-[[3-(4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンズアミド;
    4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-N-[2-[2-(7-オキサ-2-アザスピロ[4.5]デカン-2-イル)エトキシ]エチル]ベンズアミド;
    4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-N-[2-(2-オキソ-2-ピペラジン-1-イル-エトキシ)エチル]ベンズアミド;
    4-[[3-(4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-N-[2-(2-モルホリノエトキシ)エチル]ベンズアミド;
    4-[[3-(4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-N-[2-[2-(トリアゾル-1-イル)エトキシ]エチル]ベンズアミド;
    N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-4-[[3-(3,4-ジフルオロフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンズアミド;
    4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-N,2-ジメチル-N-[2-[2-(2-オキサ-6-アザスピロ[3.3]ヘプタン-6-イル)エトキシ]エチル]ベンズアミド;
    N-[2-[2-(メタンスルホンアミド)エトキシ]エチル]-4-[[3-(4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンズアミド;
    N-[2-[2-(1,1-ジオキソ-1,4-チアジナン-4-イル)エトキシ]エチル]-4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-N,2-ジメチル-ベンズアミド;
    N-[2-[2-[2-(アミノメチル)モルホリン-4-イル]エトキシ]エチル]-4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンズアミド;
    4-[[3-(4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-N-[2-(2-オキソ-2-ピペラジン-1-イル-エトキシ)エチル]ベンズアミド;
    N-[2-[2-(2-アミノエトキシ)エトキシ]エチル]-4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンズアミド;
    4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-N-[2-(2-ピペラジン-1-イルエトキシ)エチル]ベンズアミド;
    4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-N-[2-[2-(2-オキサ-6-アザスピロ[3.3]ヘプタン-6-イル)エトキシ]エチル]ベンズアミド;
    N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-4-[[3-(2-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンズアミド;
    4-[[3-(4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-N-[2-[2-(4-メチルピペラジン-1-イル)-2-オキソ-エトキシ]エチル]ベンズアミド;
    N-[2-(2-ヒドロキシエトキシ)エチル]-4-[[3-(4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンズアミド;
    N-[2-(2-アミノエチルアミノ)エチル]-4-[[3-(4-クロロフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンズアミド;
    4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-N-[3-(2-オキソ-2-ピペラジン-1-イル-エトキシ)プロピル]ベンズアミド;
    4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-N-[2-[2-[(2-ヒドロキシアセチル)アミノ]エトキシ]エチル]-2-メチル-ベンズアミド;
    N-[2-(2-アセトアミドエトキシ)エチル]-4-[[3-(4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンズアミド;
    4-[[3-(4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-N-[2-[2-(4-メチルピペラジン-1-イル)エトキシ]エチル]ベンズアミド;
    N-[2-(2-アミノエチルアミノ)エチル]-4-[[3-(4-クロロ-2,3-ジフルオロ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンズアミド;
    4-[[3-[4-(4-アミノブト-2-イノキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-2-メチル-ベンズアミド;
    N-[2-(2-クロロエトキシ)エチル]-4-[[3-(4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンズアミド;
    4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-N-[2-[2-(2-オキサ-7-アザスピロ[3.4]オクタン-7-イル)エトキシ]エチル]ベンズアミド;
    N-[3-[2-[2-(アミノメチル)モルホリン-4-イル]-2-オキソ-エトキシ]プロピル]-4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンズアミド;
    4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-N-[2-[2-(8-オキサ-2-アザスピロ[4.5]デカン-2-イル)エトキシ]エチル]ベンズアミド;
    N-[2-[2-(エチルアミノ)エトキシ]エチル]-4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-N,2-ジメチル-ベンズアミド;
    4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-N,2-ジメチル-N-[2-(2-ピペラジン-1-イルエトキシ)エチル]ベンズアミド;
    4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-N-[2-[2-[[2-(ジメチルアミノ)アセチル]アミノ]エトキシ]エチル]-2-メチル-ベンズアミド;
    4-[[3-(4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-N-[2-[2-(2-オキソオキサゾリジン-3-イル)エトキシ]エチル]ベンズアミド;
    4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-N-[2-(2-ヒドロキシエトキシ)エチル]-2-メチル-ベンズアミド;
    4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-N-[2-[2-(2,4-ジオキソオキサゾリジン-3-イル)エトキシ]エチル]-2-メチル-ベンズアミド;
    N-[2-[2-(4-シクロプロピルピペラジン-1-イル)エトキシ]エチル]-4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-N,2-ジメチル-ベンズアミド;
    4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-N,2-ジメチル-N-[2-(2-ピペラジン-1-イルエトキシ)エチル]ベンズアミド;
    N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-4-[[3-(2,4-ジフルオロフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンズアミド;
    4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-N-[2-(2-メチルスルホニルエトキシ)エチル]ベンズアミド;
    4-[[3-(4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-N,2-ジメチル-N-[2-(2-ピペラジン-1-イルエトキシ)エチル]ベンズアミド;
    4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-N-[2-(2-ピペラジン-1-イルエトキシ)エチル]ベンズアミド;
    N-[2-[2-[2-(アミノメチル)モルホリン-4-イル]-2-オキソ-エトキシ]エチル]-4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンズアミド;
    N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-N,2-ジメチル-ベンズアミド;
    N-[2-[2-[2-(アミノメチル)モルホリン-4-イル]エトキシ]エチル]-4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-N,2-ジメチル-ベンズアミド;
    N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-4-[[3-(4-フルオロフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンズアミド;
    N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-4-[[3-(4-クロロフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-N,2-ジメチル-ベンズアミド;
    N-[2-[2-[2-(2-アジドエトキシ)エトキシ]エトキシ]エチル]-4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンズアミド;
    4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-N-[2-[2-(4-ホルミルピペラジン-1-イル)エトキシ]エチル]-N,2-ジメチル-ベンズアミド;
    4-[[3-(4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-N-[2-[2-(ペンタノイルアミノ)エトキシ]エチル]ベンズアミド;
    N-[2-[2-[(2-アミノ-1,1-ジメチル-2-オキソ-エチル)アミノ]エトキシ]エチル]-4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-N,2-ジメチル-ベンズアミド;
    N-[2-[2-[2-(2-アミノエトキシ)エトキシ]エトキシ]エチル]-4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンズアミド;
    4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-N-[2-[2-[[2-(4-メチルピペラジン-1-イル)アセチル]アミノ]エトキシ]エチル]ベンズアミド;
    4-[2-[2-[[4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンゾイル]アミノ]エトキシ]エチルアミノ]-4-オキソ-ブタン酸;
    N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-2-フルオロ-4-[[3-(4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンズアミド;
    N-[2-[2-[[2-[ビス(2-ヒドロキシエチル)アミノ]アセチル]アミノ]エトキシ]エチル]-4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンズアミド;
    4-[[3-(4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-N-[2-[2-(トリアゾル-2-イル)エトキシ]エチル]ベンズアミド;
    N-[2-[2-[(2-ヒドロキシアセチル)アミノ]エトキシ]エチル]-4-[[3-(4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンズアミド;
    4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-N-[2-[2-(2-ヒドロキシエトキシ)エトキシ]エチル]-2-メチル-ベンズアミド;
    N-[2-[2-[ビス(ジメチルアミノ)メチレンアミノ]エトキシ]エチル]-4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンズアミド;
    4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-N-[2-[2-(2-メトキシエトキシ)エトキシ]エチル]-2-メチル-ベンズアミド;
    4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-N,2-ジメチル-N-[2-[2-[4-(オキセタン-3-イル)ピペラジン-1-イル]エトキシ]エチル]ベンズアミド;
    4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-N-[2-[2-[2-(2-ヒドロキシエトキシ)エトキシ]エトキシ]エチル]-2-メチル-ベンズアミド;
    N-[2-(2-ヒドロキシエチルアミノ)エチル]-4-[[3-(4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンズアミド;
    4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-N-[2-[2-[(2-ピペラジン-1-イルアセチル)アミノ]エトキシ]エチル]ベンズアミド;
    N-[2-[2-(2,6-ジアミノヘキサノイルアミノ)エトキシ]エチル]-4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンズアミド;
    4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-N-[2-[2-[2-[2-(2-ヒドロキシエトキシ)エトキシ]エトキシ]エトキシ]エチル]-2-メチル-ベンズアミド;
    メチル2-[2-[2-[[4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンゾイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセタート;
    N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-4-[[3-(4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンズアミド;
    4-[[3-(3-クロロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-N-[2-(メチルアミノ)エチル]ベンズアミド;
    4-[[3-(4-クロロ-2,3-ジフルオロ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-N-[2-(2-ヒドロキシエチルアミノ)エチル]-2-メチル-ベンズアミド;
    2-[3-[[4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンゾイル]アミノ]プロポキシ]酢酸;
    4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-N-[2-[2-オキソ-2-(1H-テトラゾル-5-イルメチルアミノ)エトキシ]エチル]ベンズアミド;
    2-クロロ-4-[[3-[4-(シアノメトキシ)-2,3-ジフルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-N-[2-(2-イミダゾル-1-イルエトキシ)エチル]ベンズアミド;
    N-[2-(2-アミノエチルスルファニル)エチル]-4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンズアミド;
    N-[2-(2-アミノエチルスルファニル)エチル]-4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンズアミド;
    N-[2-[2-アミノエチル(メチル)アミノ]エチル]-4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンズアミド;
    N-[2-(2-アミノエチルスルファニル)エチル]-4-[[3-(4-クロロ-2,3-ジフルオロ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンズアミド;
    4-[[3-[4-(4-アミノブト-2-イノキシ)-2,3-ジフルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-2-メチル-ベンズアミド;
    4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-N-[4-(メチルアミノ)ブチル]ベンズアミド;
    N-[2-(2-アミノエチルスルホニル)エチル]-4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンズアミド;
    2-クロロ-4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-N-メチル-N-[2-(2-ピペラジン-1-イルエトキシ)エチル]ベンズアミド;
    2-クロロ-4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-N-メチル-N-[2-(2-ピペラジン-1-イルエトキシ)エチル]ベンズアミド;
    N-[2-(2-アミノエチルスルフィニル)エチル]-4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンズアミド;
    N-[2-[2-[2-(アミノメチル)モルホリン-4-イル]エトキシ]エチル]-4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンズアミド;
    N-(2-シアノエチル)-N-[4-(2-シアノエチルアミノ)ブチル]-4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンズアミド;
    4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-N-[2-[2-ヒドロキシエチル(メチル)アミノ]エチル]-N,2-ジメチル-ベンズアミド;
    N-エチル-N-[3-(エチルアミノ)プロピル]-4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンズアミド;
    4-[2-[2-[[4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンゾイル]-メチル-アミノ]エトキシ]エチル]ピペラジン-2-カルボン酸;
    N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-4-[[3-[2-クロロ-4-(シアノメトキシ)-3-フルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンズアミド;
    N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-4-[[3-[4-(シアノメトキシ)-2,3-ジフルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンズアミド;
    (2S)-2-アミノ-4-[3-[[4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンゾイル]アミノ]プロピルアミノ]ブタン酸;
    N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-プロプ-2-イノキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンズアミド;
    N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-2-ブロモ-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンズアミド;
    4-[[3-[2-クロロ-4-(シアノメトキシ)-3-フルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-N-[2-[2-(ジメチルアミノ)エトキシ]エチル]-2-エチル-ベンズアミド;
    N-[2-[2-アミノエチル(メチル)アミノ]エチル]-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンズアミド;
    4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-N-[2-[2-(ジメチルアミノ)エトキシ]エチル]-2-エチル-ベンズアミド;
    N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-2-(2,2-ジフルオロエチル)-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンズアミド;
    4-[[3-[4-(シアノメトキシ)-2,3-ジフルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-N-[2-[2-(ジメチルアミノ)エトキシ]エチル]-2-エチル-ベンズアミド;
    N-[2-(2-アミノエチルアミノ)エチル]-4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)-2,3-ジフルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンズアミド;
    2-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-6-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-3,4-ジヒドロイソキノリン-1-オン;
    メチル2-[4-[8-[4-[2-(2-アミノエトキシ)エチルカルバモイル]-3-エチル-アニリノ]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル]-2,3-ジフルオロ-フェノキシ]アセタート;
    N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-4-[[3-(2,6-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンズアミド;
    N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-2-(2,2-ジフルオロエチル)-4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンズアミド;
    2-[2-[2-[[4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンゾイル]アミノ]エトキシ]エチルアミノ]酢酸;
    2-クロロ-4-[[3-[4-(シアノメトキシ)-2,3-ジフルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-N-[3-(ジメチルアミノ)プロピルカルバモイル]-N-エチル-ベンズアミド;
    4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)-2,3-ジフルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-N-[2-(2-ヒドロキシエチルアミノ)エチル]ベンズアミド;
    N-[3-(3-アミノプロピルアミノ)プロピル]-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンズアミド;
    N-[3-(2-アミノエチルアミノ)プロピル]-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンズアミド;
    N-[2-(2-アミノエチルアミノ)エチル]-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンズアミド;
    (2S)-2-アミノ-4-[3-[[4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンゾイル]アミノ]プロピルアミノ]ブタン酸;
    1-[2-[2-[[2-クロロ-4-[[3-[4-(シアノメトキシ)-2,3-ジフルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンゾイル]-メチル-アミノ]エトキシ]エチル]ピペリジン-4-カルボン酸;
    1-[2-[2-[[2-クロロ-4-[[3-[4-(シアノメトキシ)-2,3-ジフルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンゾイル]-メチル-アミノ]エトキシ]エチル]ピペリジン-3-カルボン酸;
    N-[2-(3-アミノプロピルアミノ)エチル]-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンズアミド;
    4-[[3-(4-クロロ-2,3-ジフルオロ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-N-[3-(メチルアミノ)プロピル]ベンズアミド;
    4-[2-[2-[[2-クロロ-4-[[3-[4-(シアノメトキシ)-2,3-ジフルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンゾイル]アミノ]エトキシ]エチル]ピペラジン-2-カルボン酸;
    (2S)-2-アミノ-5-[2-[[4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンゾイル]アミノ]エチルアミノ]ペンタン酸;
    N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-フルオロ-6-メチル-ベンズアミド;
    N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンズアミド;
    N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-2-クロロ-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-6-メチル-ベンズアミド;
    N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-2-クロロ-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-6-フルオロ-ベンズアミド;
    N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-2-エチル-4-[[3-[4-メトキシ-2-(メチルスルファモイル)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンズアミド;
    N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-2-エチル-4-[[3-[4-メトキシ-2-(トリフルオロメチル)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンズアミド;
    4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-N-[2-[2-[[2-(メタンスルホンアミド)-2-オキソ-エチル]-メチル-アミノ]エトキシ]エチル]ベンズアミド;
    2-[5-[[4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンゾイル]アミノ]ペンチルアミノ]酢酸;
    N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-4-[[3-(2-アミノ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンズアミド;
    N-[2-[2-(2-アミノエトキシ)エトキシ]エチル]-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンズアミド;
    2-[2-[2-[[4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)-2,3-ジフルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンゾイル]アミノ]エトキシ]エチル-メチル-アミノ]酢酸;
    2-[2-[2-[[4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンゾイル]アミノ]エトキシ]エチル-メチル-アミノ]酢酸;
    2-[2-[[4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンゾイル]アミノ]エチルアミノ]酢酸;
    2-[3-[[4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンゾイル]アミノ]プロピルアミノ]酢酸;
    N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2,3-ジフルオロ-ベンズアミド;
    N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-3-フルオロ-2-メチル-ベンズアミド;
    N-[2-(2-アミノ-2-メチル-プロポキシ)エチル]-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンズアミド;
    4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-プロプ-2-イノキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-N-[3-(2-ヒドロキシエチルアミノ)プロピル]ベンズアミド;
    N-[2-(2-アミノ-1,1-ジメチル-エトキシ)エチル]-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンズアミド;
    N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-(2-フルオロエチル)ベンズアミド;
    4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-N-[2-[2-(ジメチルアミノ)エトキシ]エチル]-2-フルオロ-6-メチル-ベンズアミド;
    4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-N-[2-[[2-[(3S)-3-(ヒドロキシメチル)ピペラジン-1-イル]-2-オキソ-エチル]アミノ]エチル]ベンズアミド;
    N-[3-(アリルアミノ)プロピル]-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンズアミド;
    N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-2-エチル-4-[[3-[4-ヒドロキシ-2-(トリフルオロメチル)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンズアミド;
    N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-2-エチル-4-[[3-[3-フルオロ-2-(トリフルオロメチル)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンズアミド;
    N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-2-エチル-4-[[3-[3-フルオロ-4-メトキシ-2-(トリフルオロメチル)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンズアミド;
    N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-4-[[3-[2-(ジフルオロメチル)-3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンズアミド;
    N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-4-[[3-[2-(ジフルオロメチル)-4-メトキシ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンズアミド;
    N-[(1R)-2-[4-(3-アミノプロピルアミノ)ブチルアミノ]-1-メチル-エチル]-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンズアミド;
    4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-N-[4-(プロプ-2-イニルアミノ)ブチル]ベンズアミド;
    N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メトキシ-ベンズアミド;
    4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-N-[3-(プロプ-2-イニルアミノ)プロピル]ベンズアミド;
    4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-N-(3-エトキシプロピル)-2-エチル-ベンズアミド;
    4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-N-[5-(ジメチルアミノ)ペンチル]-2-エチル-ベンズアミド;
    N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-4-[[3-(2,5-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンズアミド;
    2-クロロ-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-N-[3-(2-ヒドロキシエチルアミノ)プロピル]ベンズアミド;
    N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-4-[[3-(5-クロロ-2-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンズアミド;
    N-[(1S)-2-(2-アミノエチルアミノ)-1-メチル-エチル]-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンズアミド;
    4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-N-[(1S)-2-(2-ヒドロキシエチルアミノ)-1-メチル-エチル]ベンズアミド;
    N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-2-ブロモ-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-6-フルオロ-ベンズアミド;
    N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-2-ブロモ-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-6-フルオロ-ベンズアミド;
    2-[2-[2-[[4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンゾイル]アミノ]エチルアミノ]エチルアミノ]酢酸;
    (2S,4R)-N-[2-[2-[[4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-フルオロ-6-メチル-ベンゾイル]アミノ]エトキシ]エチル]-4-ヒドロキシ-ピロリジン-2-カルボキサミド;
    N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-4-[[3-(2,6-ジフルオロフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンズアミド;
    N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-2-エチル-4-[[3-(3-フルオロ-5-メチル-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンズアミド;
    N-[2-[2-[ビス(ジメチルアミノ)メチレンアミノ]エトキシ]エチル]-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-フルオロ-6-メチル-ベンズアミド;
    N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-2-エチル-4-[[3-(3-フルオロ-5-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンズアミド;
    N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-4-[[3-(2,5-ジフルオロフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンズアミド;
    N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-4-[[3-(2,3-ジフルオロフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンズアミド;
    N-[2-[2-(2-アミノエトキシ)エトキシ]エチル]-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-フルオロ-6-メチル-ベンズアミド;
    N-[(1S)-2-[(2-アミノ-2-オキソ-エチル)アミノ]-1-メチル-エチル]-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-プロプ-2-イノキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンズアミド;
    N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-2-エチル-4-[[3-(2-エチル-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンズアミド;
    4-[[3-[2,3-ジフルオロ-4-(2-ピリジルオキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-N-[2-[[2-[(3S)-3-(ヒドロキシメチル)ピペラジン-1-イル]-2-オキソ-エチル]アミノ]エチル]ベンズアミド;
    4-[[3-[2,3-ジフルオロ-4-(2-ピリジルオキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-N-[2-[2-[(3S)-3-(ヒドロキシメチル)ピペラジン-1-イル]-2-オキソ-エトキシ]エチル]ベンズアミド;
    4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-N-[2-[2-[(3S)-3-(ヒドロキシメチル)ピペラジン-1-イル]-2-オキソ-エトキシ]エチル]ベンズアミド;
    N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-6-フルオロ-ベンズアミド;
    N-[(1S)-2-(2-アセトアミドエチルアミノ)-1-メチル-エチル]-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-プロプ-2-イノキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンズアミド;
    N-[(1S)-2-(2-アミノエチルアミノ)-1-メチル-エチル]-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-プロプ-2-イノキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンズアミド;
    N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-フルオロ-ベンズアミド;
    (4S)-4-アミノ-5-[2-[2-[[4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンゾイル]アミノ]エチルアミノ]エチルアミノ]-5-オキソ-ペンタン酸;
    4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)-2,3-ジフルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-N-[2-[2-[(2R,3R,4S,5S,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロピラン-2-イル]オキシエトキシ]エチル]ベンズアミド;
    2-[4-[[4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンゾイル]アミノ]ブチルアミノ]酢酸;
    4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-N-[2-(2-ヒドロキシエチルアミノ)エチル]ベンズアミド;
    (2S)-2-アミノ-5-[[(1S)-1-[2-[2-[2-[[4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンゾイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]エチルカルバモイル]-4-グアニジノ-ブチル]アミノ]-5-オキソ-ペンタン酸;
    (2S)-2-アミノ-5-[[(1S)-1-[2-[2-[[4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンゾイル]アミノ]エトキシ]エチルカルバモイル]-4-グアニジノ-ブチル]アミノ]-5-オキソ-ペンタン酸;
    4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-プロプ-2-イノキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-N-[2-(2-ヒドロキシエチルアミノ)エチル]ベンズアミド;
    N-[2-[2-[[(2R,3S,4S,5R,6R)-4-アミノ-6-[(1S,2S,3R,4S,6R)-4-アミノ-6-[[(2S)-4-アミノ-2-ヒドロキシ-ブタノイル]アミノ]-3-[(2R,3R,4S,5S,6R)-6-(アミノメチル)-3,4,5-トリヒドロキシ-テトラヒドロピラン-2-イル]オキシ-2-ヒドロキシ-シクロヘキソキシ]-3,5-ジヒドロキシ-テトラヒドロピラン-2-イル]メチルアミノ]-2-オキソ-エトキシ]エチル]-4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンズアミド;
    4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)-2,3-ジフルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-N-[2-[2-[(2S,3R,4S,5R,6R)-3,4,5-トリヒドロキシ-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロピラン-2-イル]オキシエトキシ]エチル]ベンズアミド;および
    4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)-2,3-ジフルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-N-[3-(2-ヒドロキシエチルアミノ)プロピル]ベンズアミド;
    から選択される、請求項1に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩。
  34. 式(I)の化合物が、
    N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-2-クロロ-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンズアミド;
    N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンズアミド;
    2-クロロ-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-N-[2-(2-ピペラジン-1-イルエトキシ)エチル]ベンズアミド;
    N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-2-クロロ-4-[[3-(4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンズアミド;
    N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-4-[[3-[4-(4-ヒドロキシブト-2-イノキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンズアミド;
    N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-4-[[3-(3-クロロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンズアミド;
    N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンズアミド;
    N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-4-[[3-(4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンズアミド;
    N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-4-[[3-[2-クロロ-4-(シアノメトキシ)-3-フルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンズアミド;
    N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-プロプ-2-イノキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンズアミド;
    N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-2-ブロモ-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンズアミド;
    N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-4-[[3-[4-(シアノメトキシ)-2,3-ジフルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンズアミド;
    N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-フルオロ-6-メチル-ベンズアミド;
    2-[5-[[4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンゾイル]アミノ]ペンチルアミノ]酢酸;
    N-[2-(2-アミノエチルアミノ)エチル]-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンズアミド;
    N-[2-(2-アミノ-2-メチル-プロポキシ)エチル]-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンズアミド;
    4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-プロプ-2-イノキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-N-[3-(2-ヒドロキシエチルアミノ)プロピル]ベンズアミド;
    N-[2-(2-アミノ-1,1-ジメチル-エトキシ)エチル]-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンズアミド;および
    4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-N-[2-[[2-[(3S)-3-(ヒドロキシメチル)ピペラジン-1-イル]-2-オキソ-エチル]アミノ]エチル]ベンズアミド;
    から選択される、請求項1に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩。
  35. 請求項1~34のいずれか一項に記載の式(I)の化合物を製造するプロセスであって、
    (i)エステルカルボン酸IVa
    Figure 2022513944000356
    (式中、R~R11は、請求項1~34のいずれか1項に定義されているとおりである)を、アミンV
    Figure 2022513944000357
    (式中、RおよびRは、請求項1~34のいずれか一項に定義されているとおりである)と、カップリング試薬(HATU、TBTUなど)および塩基(DIPEA、NEtなど)の存在下で反応させて、前記式(I)の化合物を形成させること;または
    (ii)化合物VI
    Figure 2022513944000358
    (式中、R~R、R10およびR11は、請求項1~34のいずれか一項に定義されているとおりであり、かつXはハロゲンである)を、ボロン酸VII
    Figure 2022513944000359
    (式中、R~Rは請求項1~34のいずれか一項に定義されているとおりであり、Yはボロン酸またはボロン酸エステルである)と、遷移金属触媒(PdCl(dppf)-CHCl付加物、Pd(PPhなど)および塩基(KPO、NaOtBuなど)の存在下で反応させて、前記式(I)の化合物を形成させること、
    を含む、方法。
  36. 請求項35に記載のプロセスに従って製造された場合の、請求項1~34のいずれか一項に記載の式(I)の化合物。
  37. 治療的に活性な物質として使用するための、請求項1~34および36のいずれか一項に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩。
  38. 請求項1~34および36のいずれか一項に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩と、治療的に不活性な担体と、を含む、医薬組成物。
  39. 抗生物質として使用するための、請求項1~34および36のいずれか一項に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩。
  40. 院内感染およびその結果生じる疾患の処置または予防において使用するための、請求項1~34および36のいずれか一項に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩。
  41. グラム陰性菌によって引き起こされる感染症およびその結果生じる疾患の処置または予防において使用するための、請求項1~34および36のいずれか一項に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩。
  42. 前記グラム陰性菌が、Klebsiella pneumoniae、Acinetobacter baumannii、Pseudomonas aeruginosa、Enterobacter種およびE.coliから選択される、請求項41に記載の使用のための化合物。
  43. 前記グラム陰性菌がAcinetobacter baumanniiである、請求項42に記載の使用のための化合物。
  44. Enterococcus faecium、Staphylococcus aureus、Klebsiella pneumoniae、Acinetobacter baumannii、Pseudomonas aeruginosa、Enterobacter種もしくはE.coliまたはこれらの組み合わせによって引き起こされる感染症およびその結果生じる疾患の処置または予防において使用するための、請求項1~34および36のいずれか一項に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩。
  45. Enterococcus faecium、Staphylococcus aureus、Klebsiella pneumoniae、Acinetobacter baumannii、Pseudomonas aeruginosa、Enterobacter種もしくはE.coliまたはこれらの組み合わせによって引き起こされる感染症およびその結果生じる疾患の処置または予防のための方法であって、請求項1~34および36のいずれか一項に記載の式(i)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩を哺乳動物に投与することを含む、方法。
  46. 抗生物質としての、請求項1~34および36のいずれか一項に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩の使用。
  47. Enterococcus faecium、Staphylococcus aureus、klebsiella pneumoniae、acinetobacter baumannii、pseudomonas aeruginosa、Enterobacter種もしくはE.coliまたはこれらの組み合わせによって引き起こされる感染症およびその結果生じる疾患の処置または予防のための、請求項1~34および36のいずれか一項に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩の使用。
  48. Enterococcus faecium、Staphylococcus aureus、klebsiella pneumoniae、acinetobacter baumannii、pseudomonas aeruginosa、Enterobacter種もしくはE.coliまたはこれらの組み合わせによって引き起こされる感染症およびその結果生じる疾患の処置または予防のために有用な医薬の調製のための、請求項1~34および36のいずれか一項に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩の使用。
  49. 本明細書において前述されている発明。
JP2021534654A 2018-12-17 2019-12-16 新規イミダゾピラジン誘導体 Pending JP2022513944A (ja)

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
CNPCT/CN2018/121483 2018-12-17
CN2018121483 2018-12-17
CNPCT/CN2019/116672 2019-11-08
CN2019116672 2019-11-08
PCT/EP2019/085218 WO2020126954A1 (en) 2018-12-17 2019-12-16 Novel imidazopyrazine derivatives

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2022513944A true JP2022513944A (ja) 2022-02-09

Family

ID=69159715

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021534654A Pending JP2022513944A (ja) 2018-12-17 2019-12-16 新規イミダゾピラジン誘導体

Country Status (5)

Country Link
US (1) US20230017532A1 (ja)
EP (1) EP3898630B1 (ja)
JP (1) JP2022513944A (ja)
CN (1) CN113195498A (ja)
WO (1) WO2020126954A1 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113195496A (zh) * 2018-12-17 2021-07-30 豪夫迈·罗氏有限公司 作为抗菌剂的咪唑并吡嗪衍生物
JP2023529578A (ja) * 2020-06-08 2023-07-11 エフ. ホフマン-ラ ロシュ アーゲー 新規イミダゾ-ピラジン誘導体
CN116829546A (zh) * 2021-02-07 2023-09-29 豪夫迈·罗氏有限公司 新型杂芳基取代的咪唑衍生物
CN118119609A (zh) 2021-07-15 2024-05-31 豪夫迈·罗氏有限公司 咪唑衍生物及其作为抗生素的用途
TW202345806A (zh) 2022-03-31 2023-12-01 美商艾伯維有限公司 噻唑并〔5,4-b〕吡啶malt-1抑制劑

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB201109763D0 (en) * 2011-06-10 2011-07-27 Ucl Business Plc Compounds

Also Published As

Publication number Publication date
CN113195498A (zh) 2021-07-30
EP3898630A1 (en) 2021-10-27
EP3898630B1 (en) 2023-05-10
WO2020126954A1 (en) 2020-06-25
US20230017532A1 (en) 2023-01-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2022513944A (ja) 新規イミダゾピラジン誘導体
US11180472B2 (en) Antibacterial compounds
JP2022513938A (ja) 抗菌剤としての新規イミダゾピラジン誘導体
JP2022513851A (ja) 抗菌剤としてのイミダゾピラジン誘導体
US11390604B2 (en) Imidazole-pyrazole derivatives
EA031218B1 (ru) Производные аминопиримидина
JP2022513960A (ja) 抗菌剤としてのイミダゾピラジン誘導体
JP2023530030A (ja) Braf分解剤
ES2671322T3 (es) Derivados de piperidin urea
JP2023510971A (ja) 新規複素環式化合物
JP2022513937A (ja) 抗菌剤としてのイミダゾピラジン誘導体
WO2023280733A1 (en) Quaternary ammonium cation substituted compounds for the treatment of bacterial infections
WO2021219578A1 (en) Antibacterial 8-phenylamino-3-(pyrazol-4-yl)imidazo[1,2-a]pyrazine derivatives
CN115916784A (zh) 新型咪唑并吡嗪衍生物

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20221214

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20231214

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20240105