JP2022513851A - 抗菌剤としてのイミダゾピラジン誘導体 - Google Patents

抗菌剤としてのイミダゾピラジン誘導体 Download PDF

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Abstract

本発明は、一般式(I)TIFF2022513851000282.tif5066(式中、AおよびR1~R11は、本明細書に記載される通りである)を有する新規なイミダゾピラジン誘導体およびその薬学的に許容され得る塩を提供する。さらに、該化合物を含む医薬組成物、該化合物を製造するプロセス、および該化合物を薬剤として使用する方法、特に、細菌感染症および結果として生じる疾患の処置または予防のための抗生物質として該化合物を使用する方法が提供される。

Description

本発明は、抗菌特性を示す新規なイミダゾピラジン誘導体に関する。本発明はまた、細菌感染症および結果として生じる疾患の処置または予防のために、特にアシネトバクター・バウマンニ(Acinetobacter baumannii)による感染症および結果として生じる疾患の処置または予防のために化合物を使用する方法に関する。
アシネトバクター・バウマンニは、グラム陰性、好気性、非発酵性の細菌であり、過去数十年にわたって、処置の選択肢が非常に限られた新たな病原菌として認識されている。
A.バウマンニは、米国疾病管理予防センターによって深刻な脅威と見なされており、いわゆる「ESKAPE」病原体(エンテロコッカス・フェシウム(Enterococcus faecium)、スタフィロコッカス・アウレウス(Staphylococcus aureus)、クレブシエラ・ニューモニエ(Klebsiella pneumoniae)、アシネトバクター・バウマンニ(Acinetobacter baumannii)、シュードモナス・エルギノーザ(Pseudomonas aeruginosa)、およびエンテロバクター(Enterobacter種&大腸菌(E.coli))に属しており、現在、院内感染の大部分を引き起こし、抗菌剤の活性を効果的に「回避する」。
A.バウマンニは、集中治療室および外科病棟で最も頻繁に発生し、抗生物質を広範囲に使用することで、既知のすべての抗菌薬に対する耐性を選択でき、また菌血症、肺炎、髄膜炎、尿路感染症、創傷感染症などの感染症を引き起こす。
A.バウマンニは、耐性決定因子をアップレギュレートして獲得する優れた能力を持ち、院内環境での生存および拡散を可能にする環境持続性を示し、この生物が感染症のアウトブレイク(outbreak)の頻繁な原因およびエンデミック(endemic)な医療関連病原体となっている。
利用可能なすべてではないにしてもほとんどの治療選択肢に対する抗生物質耐性が増加しているため、多剤耐性(MDR)A.バウマンニ感染症、特にカルバペネム耐性A.バウマンニによって引き起こされる感染症は、死亡率が高く、また集中治療室での罹患率および滞在期間の増加を伴うため、処置することが非常に困難または不可能ですらある。
アシネトバクター・バウマンニは定義されており、米国感染症学会(IDSA)の抗菌薬利用可能性タスクフォース(AATF:Antimicrobial Availability Task Force)によると、依然として「満たされていない医療ニーズと現在の抗菌薬研究開発パイプラインとの間のミスマッチの代表的な例」のままである。したがって、アシネトバクター・バウマンニによって引き起こされる疾患および感染症の処置に適した化合物を特定することに対する高い需要および必要性が存在する。
本発明は、アシネトバクター・バウマンニの薬剤感受性および薬剤耐性株に対して活性を示す新規化合物を提供する。
第1の態様では、本発明は、式(I)、
Figure 2022513851000002
(式中、A、R~R11は、本明細書に記載される通りである)の化合物またはその薬学的に許容され得る塩を提供する。
一態様では、本発明は、本明細書に記載される式(I)の化合物を製造する方法であって、
(i)カルボン酸IVa
Figure 2022513851000003
(式中、R~R11は本明細書で定義される通りである)を、アミンV
Figure 2022513851000004
(式中、A、RおよびRは、本明細書で定義される通りである)と、カップリング試薬(HATU、TBTUなど)および塩基(DIPEA、NEtなど)の存在下で反応させて、式(I)の当該化合物を形成すること、または
(ii)化合物VI
Figure 2022513851000005
(式中R~R、R10、R11およびAは本明細書で定義される通りであり、Xはハロゲンである)を、ボロン酸VII
Figure 2022513851000006
(式中、R~Rは本明細書で定義される通りでありYはボロン酸またはボロン酸エステルである)と、遷移金属触媒(PdCl(dppf)-CHCl付加物、Pd(PPhなど)および塩基(KPO、NaOtBuなど)の存在下で反応させて、式(I)の当該化合物を形成すること、
を含む方法を提供する。
さらなる態様では、本発明は、本明細書に記載の方法に従って製造される場合、本明細書に記載される式(I)の化合物を提供する。
さらなる態様では、本発明は、治療的活性物質としての使用のための、本明細書に記載される式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩を提供する。
さらなる態様では、本発明は、本明細書に記載される式(I)の化合物またはその薬学的に許容され得る塩と、治療的不活性担体とを含む医薬組成物を提供する。
さらなる態様では、本発明は、抗生物質としての使用のための、本明細書に記載される式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩を提供する。
さらなる態様では、本発明は、院内感染症および結果として生じる疾患の処置または予防に使用するための、本明細書に記載される式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩を提供する。
さらなる態様では、本発明は、グラム陰性によって引き起こされる感染および結果として生じる疾患の処置または予防に使用するための、本明細書に記載される式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩を提供する。
さらなる態様において、本発明はエンテロコッカス・フェシウム、スタフィロコッカス・アウレウス、クレブシエラ・ニューモニエ、アシネトバクター・バウマンニ、シュードモナス・エルギノーザ、エンテロバクター種もしくは大腸菌、またはそれらの組み合わせによって引き起こされる感染症および結果として生じる疾患の処置または予防のための、本明細書に記載の式(I)の化合物またはその薬学的に許容され得る塩を提供する。
さらなる態様において、本発明は、エンテロコッカス・フェシウム、スタフィロコッカス・アウレウス、クレブシエラ・ニューモニエ、アシネトバクター・バウマンニ、シュードモナス・エルギノーザ、エンテロバクター種もしくは大腸菌、またはそれらの組み合わせによって引き起こされる感染症および結果として生じる疾患の処置または予防のための方法であって、本明細書に記載の式(I)の化合物またはその薬学的に許容され得る塩を哺乳動物に投与することを含む方法を提供する。
さらなる態様では、本発明は、抗生物質としての使用のための、本明細書に記載される式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩の使用を提供する。
さらなる態様において、本発明は、エンテロコッカス・フェシウム、スタフィロコッカス・アウレウス、クレブシエラ・ニューモニエ、アシネトバクター・バウマンニ、シュードモナス・エルギノーザ、エンテロバクター種もしくは大腸菌、またはそれらの組み合わせによって引き起こされる感染症および結果として生じる疾患の処置または予防のための、本明細書に記載の式(I)の化合物またはその薬学的に許容され得る塩の使用を提供する。
さらなる態様において、本発明は、エンテロコッカス・フェシウム、スタフィロコッカス・アウレウス、クレブシエラ・ニューモニエ、アシネトバクター・バウマンニ、シュードモナス・エルギノーザ、エンテロバクター種もしくは大腸菌、またはそれらの組み合わせによって引き起こされる感染症および結果として生じる疾患の処置または予防に有用な薬剤の調製のための、本明細書に記載の式(I)の化合物またはその薬学的に許容され得る塩の使用を提供する。
定義
本発明の特定の態様、実施形態、または実施例に関連して記載される特徴、整数、特徴、化合物、化学的部分、または基は、それらと両立しない場合を除き、本明細書に記載される任意の他の態様、実施形態、または実施例に適用可能であると理解されるべきである。本明細書に開示された特徴(任意の添付の特許請求の範囲、要約、および図面を含む)のすべて、および/またはそのように開示された任意の方法もしくはプロセスの工程のすべては、そのような特徴および/または工程の少なくとも一部が相互に排他的である組み合わせを除き、任意の組み合わせで組み合わせることができる。本発明は、いずれの前述の実施形態の詳細にも限定されない。本発明は、本明細書に開示された特徴(任意の添付の特許請求の範囲、要約、および図面を含む)の任意の新規なものもしくは任意の新規な組み合わせ、またはそのように開示された任意の方法もしくはプロセスの工程の任意の新規なものもしくは任意の新規な組み合わせに及ぶ。
用語「アルキル」とは、一価または多価、例えば、1~6個の炭素原子、例えば1、2、3、4、5、または6個の炭素原子を有する一価または二価の直鎖または分岐飽和炭化水素基(「C~Cアルキル」)を指す。いくつかの実施形態では、アルキル基は、1~3個の炭素原子、例えば、1、2、または3個の炭素原子を含む。アルキルのいくつかの非限定的な例としては、メチル、エチル、プロピル、2-プロピル(イソプロピル)、n-ブチル、イソ-ブチル、sec-ブチル、tert-ブチル、および2,2-ジメチルプロピルが挙げられる。アルキルの特に好ましいが非限定的な例は、メチルである。
用語「アルケニル」は、少なくとも1つの二重結合を有する2~6個の炭素原子の一価の直鎖または分岐炭化水素基(「C~C-アルケニル」)を意味する。特定の実施形態では、アルケニルは、少なくとも1つの二重結合を有する2~4個の炭素原子を有する。アルケニルの例には、エテニル、プロペニル、プロプ-2-エニル、イソプロペニル、n-ブテニルおよびイソ-ブテニルが含まれる。特定のアルケニル基はエテニルである。
用語「アルキニル」は、少なくとも1つの三重結合を有する2~6個の炭素原子の一価の直鎖または分岐炭化水素基(「C~C-アルキニル」)を意味する。特定の実施形態では、アルキニルは、少なくとも1つの三重結合を有する2~4個の炭素原子を有する。アルキニルの例には、エチニル、プロピニル、n-ブチニルまたはイソブチニルが含まれる。好ましいアルケニルはプロピニルである。
用語「アルコキシ」とは、酸素原子を介して親分子部分に結合した、上で定義されたアルキル基を指す。アルコキシ基は、特に指示されない限り、1~6個の炭素原子を含む(「C~C-アルコキシ」)。いくつかの好ましい実施態様では、アルコキシ基は、1~4個の炭素原子を含む。さらに他の実施形態では、アルコキシ基は、1~3個の炭素原子を含む。アルコキシ基のいくつかの非限定的な例としては、メトキシ、エトキシ、n-プロポキシ、イソプロポキシ、n-ブトキシ、イソブトキシ、およびtert-ブトキシが挙げられる。アルコキシの特に好ましいが非限定的な例は、メトキシである。
用語「アルキニルオキシ」とは、酸素原子を介して親分子部分に結合した、上で定義されたアルキニル基を指す。
用語「ハロゲン」または「ハロ」とは、フルオロ(F)、クロロ(Cl)、ブロモ(Br)、またはヨード(I)を指す。好ましくは、用語「ハロゲン」または「ハロ」とは、フルオロ(F)、クロロ(Cl)、またはブロモ(Br)を指す。「ハロゲン」または「ハロ」の特に好ましいが非限定的な例は、フルオロ(F)およびクロロ(Cl)である。
用語「シクロアルキル」とは、本明細書で使用される場合、3~12個の環炭素原子の飽和または部分的に不飽和である単環式または二環式炭化水素基(「C~C12-シクロアルキル」)を指す。いくつかの好ましい実施形態では、シクロアルキル基は、3~10個の環炭素原子、特に3~8個の環炭素原子の飽和単環式炭化水素基である。「二環式シクロアルキル」とは、共通して2つの炭素原子を有する2つの飽和炭素環からなるシクロアルキル部分、すなわち、2つの環を分離する架橋が、単結合であるか、または1つもしくは2つの環原子の鎖であるかのいずれかであり、スピロ環部分、すなわち2つの環が1つの共通の環原子を介して結合されているシクロアルキル部分を指す。好ましくは、シクロアルキル基は、例えば3、4、5、または6個の炭素原子の3~6個の環炭素原子の飽和単環式炭化水素基である。シクロアルキルのいくつかの非限定的な例としては、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、およびシクロヘプチルが挙げられる。
用語「シクロアルキルオキシ」は、シクロアルキル-O-基、すなわち、オキシ基で置換され、当該オキシ基を介して親分子部分に結合しているシクロアルキル基を指す。
用語「シアノシクロアルキルオキシ」とは、シクロアルキルオキシ基の少なくとも1つの水素原子がシアノ基によって置換されているシクロアルキルオキシ基を指す。好ましくは、「シアノシクロアルキルオキシ」は、シクロアルキルオキシ基の1、2または3個の水素原子がシアノ基で置き換えられているシクロアルキルオキシ基を指す。
用語「アミノアルキニルオキシ」は、アルキニルオキシ基の少なくとも1つの水素原子がアミノ基で置き換えられているアルキニルオキシ基を指す。好ましくは、「アミノアルキニルオキシ」は、アルキニルオキシ基の1、2または3個の水素原子がアミノ基によって置き換えられているアルキニルオキシ基を指す。アミノアルキニルオキシの好ましいが非限定的な例は、3-アミノプロプ-1-イニルである。
用語「アミノアルコキシ」は、アルコキシ基の少なくとも1つの水素原子がアミノ基で置き換えられているアルコキシ基を指す。好ましくは、「アミノアルコキシ」は、アルコキシ基の1、2または3個の水素原子がアミノ基によって置き換えられているアルコキシ基を指す。アミノアルコキシの好ましいが非限定的な例はアミノメトキシである。
用語「アミノアルキル」は、アルキル基の少なくとも1つの水素原子がアミノ基で置き換えられているアルキル基を指す。好ましくは、「アミノアルキル」は、アルキル基の1、2または3個の水素原子がアミノ基によって置き換えられているアルキル基を指す。アミノアルキルの好ましいが非限定的な例はアミノメチルである。
用語「カルボキシアルキル」は、アルキル基の少なくとも1つの水素原子がカルボキシ基で置き換えられているアルキル基を指す。好ましくは、「カルボキシアルキル」は、アルキル基の1、2または3個の水素原子がカルボキシ基で置き換えられているアルキル基を指す。アミノアルキルの好ましいが非限定的な例は、カルボキシメチルである。
用語「アミノアルコキシアルキニルオキシ」は、アルキニルオキシ基の水素原子の少なくとも1つがアミノアルコキシ基で置き換えられているアルキニルオキシ基を指す。好ましくは、「アミノアルコキシアルキニルオキシ」は、アルキニルオキシ基の1、2または3個の水素原子がアミノアルコキシ基によって置き換えられているアルキニルオキシ基を指す。
用語「ヒドロキシアルキニルオキシ」は、アルキニルオキシ基の少なくとも1つの水素原子がヒドロキシ基で置き換えられているアルキニルオキシ基を指す。好ましくは、「ヒドロキシアルキニルオキシ」とは、アルキニルオキシ基の1、2、または3個の水素原子がヒドロキシ基によって置換されているアルキニルオキシ基を指す。ヒドロキシアルキニルオキシの好ましい、しかし非限定的な例は、3-ヒドロキシプロプ-1-イニルである。
用語「ヘテロシクロアルキル」および「ヘテロシクリル」とは、交換可能に使用され、3~10個の環原子、好ましくは3~8個の環原子からり、1、2、または3個の当該環原子が、N、O、およびSから選択されるヘテロ原子であり、残りの環原子が炭素である、飽和または部分的に不飽和な単環式または二環式、好ましくは単環式の環系を指す。好ましくは、1~2個の該環原子は、NおよびOから選択され、残りの環原子は炭素である。「二環式ヘテロシクリル」とは、共通して2つの環原子を有する2つの環からなる複素環部分、すなわち、2つの環を分離する架橋が、単結合であるか、または1つもしくは2つの環原子の鎖であるかのいずれかであり、スピロ環部分、すなわち2つの環が1つの共通の環原子を介して結合されている複素環部分を指す。単環式ヘテロシクリル基のいくつかの非限定的な例としては、アゼチジン-3-イル、アゼチジン-2-イル、オキセタン-3-イル、オキセタン-2-イル、2-オキソピロリジン-1-イル、2-オキソピロリジン-3-イル、5-オキソピロリジン-2-イル、5-オキソピロリジン-3-イル、2-オキソ-1-ピペリジル、2-オキソ-3-ピペリジル、2-オキソ-4-ピペリジル、6-オキソ-2-ピペリジル、6-オキソ-3-ピペリジル、1-ピペリジニル、2-ピペリジニル、3-ピペリジニル、4-ピペリジニル、モルホリノ、モルホリン-2-イル、およびモルホリン-3-イルが挙げられる。
用語「ヘテロシクリルアルキル」とは、アルキル基の少なくとも1つの水素原子が、ヘテロシクリル基によって置換されているアルキル基を指す。好ましくは、「ヘテロシクリルアルキル」は、1、2または3個の水素原子、最も好ましくは、アルキル基の1個の水素原子がヘテロシクリル基で置き換えられているアルキル基を指す。
用語「アリール」とは、合計6~14個の環員(「C~C14-アリール」)、好ましくは6~12個の環員、より好ましくは6~10個の環員を有し、系の少なくとも1つの環が芳香族である、単環式、二環式、または三環式の炭素環系を指す。アリールのいくつかの非限定的な例としては、フェニルおよび9H-フルオレニル(例えば、9H-フルオレン-9-イル)が挙げられる。アリールの特に好ましいが非限定的な例は、フェニルである。
用語「ヘテロアリール」とは、合計5~14個の環員、好ましくは5~12個の環員、より好ましくは5~10個の環員を有する多価の単環式、二環式、または三環式、好ましくは二環式環系を指し、ここで、系の少なくとも1つの環は芳香族であり、系の少なくとも1つの環は1つ以上のヘテロ原子を含む。好ましくは、「ヘテロアリール」は、O、S、およびNから独立して選択される1、2、3、または4個のヘテロ原子を含む5~10員のヘテロアリールを指す。最も好ましくは、「ヘテロアリール」は、OおよびNから独立して選択される1~2個のヘテロ原子を含む5~10員のヘテロアリールを指す。ヘテロアリールのいくつかの非限定的な例としては、2-ピリジル、3-ピリジル、4-ピリジル、インドール-1-イル、1H-インドール-2-イル、1H-インドール-3-イル、1H-インドール-4-イル、1H-インドール-5-イル、1H-インドール-6-イル、1H-インドール-7-イル、1,2-ベンゾキサゾール-3-イル、1,2-ベンゾキサゾール-4-イル、1,2-ベンゾキサゾール-5-イル、1,2-ベンゾキサゾール-6-イル、1,2-ベンゾキサゾール-7-イル、1H-インダゾール-3-イル、1H-インダゾール-4-イル、1H-インダゾール-5-イル、1H-インダゾール-6-イル、1H-インダゾール-7-イル、ピラゾール-1-イル、1H-ピラゾール-3-イル、1H-ピラゾール-4-イル、1H-ピラゾール-5-イル、イミダゾール-1-イル、1H-イミダゾール-2-イル、1H-イミダゾール-4-イル、1H-イミダゾール-5-イル、オキサゾール-2-イル、オキサゾール-4-イル、およびオキサゾール-5-イルが挙げられる。ヘテロアリールの特に好ましいが非限定的な例は、インドリル、特に1H-インドール-3-イルである。
用語「アルキルヘテロアリール」は、ヘテロアリール基の少なくとも1つの水素原子がアルキル基で置き換えられているヘテロアリール基を指す。好ましくは、「アルキルヘテロアリール」は、1、2または3個の水素原子、最も好ましくはヘテロアリール基の1個の水素原子がアルキル基で置き換えられているヘテロアリール基を指す。
用語「ヘテロアリールオキシ」は、酸素原子を介して親分子部分に結合しているヘテロアリール基を指す。
用語「ヒドロキシ」とは、-OH基を指す。
用語「アミノ」とは、-NHを指す。
用語「シアノ」とは、-CN(ニトリル)基を指す。
用語「スルファモイル」とは、-SO-NHを指す。
用語「アルキルスルファモイル」は、-SO-NH(アルキル)基を指す。
用語「ジアルキルスルファモイル」は、-SO-N(アルキル)基を指す。
用語「アルキルスルホニル」は、-SO-アルキル基を指す。
用語「アルキルスルホニルオキシ」は、-O-SO-アルキル基を指す。
用語「アルキルスルファニル」は、-S-アルキルを指す。
用語「カルボキシ」は、-COOH基指す。
用語「カルバムイミドイル」は、
Figure 2022513851000007
を指す。
用語「グアニジノ」は、
Figure 2022513851000008
を指す。
用語「ウレイド」は、
Figure 2022513851000009
を指す。
用語「カルバモイル」は、-C(O)NHを意味する。
用語「カルボニル」は、-C(O)-基を指す。
用語「アルコキシカルボニル」は、-C(O)-O-アルキル基(すなわち、アルキルエステル)を指す。
用語「ハロアルキル」とは、アルキル基を指す。ここで、アルキル基の水素原子の少なくとも1つは、ハロゲン原子、好ましくはフルオロによって置換されている。好ましくは、「ハロアルキル」とは、アルキル基を指す。ここで、アルキル基の1、2、または3個の水素原子は、ハロゲン原子、最も好ましくはフルオロによって置換されている。ハロアルキルの特に好ましいが非限定的な例は、トリフルオロメチルおよびトリフルオロエチルである。
用語「ハロアルコキシ」とは、アルコキシ基を指す。ここで、アルコキシ基の水素原子の少なくとも1つは、ハロゲン原子、好ましくはフルオロによって置換されている。好ましくは、「ハロアルコキシ」とは、アルコキシ基を指す。ここで、アルコキシ基の1、2、または3個の水素原子は、ハロゲン原子、最も好ましくはフルオロによって置換されている。ハロアルコキシの特に好ましいが非限定的な例は、トリフルオロメトキシ(-OCF)である。
用語「シアノアルコキシ」は、アルコキシ基の少なくとも1つ水素原子がシアノ基で置き換えられているアルコキシ基を指す。好ましくは、「シアノアルコキシ」は、アルコキシ基の1、2または3個の水素原子がシアノ基によって置き換えられているアルコキシ基を指す。シアノアルコキシの特に好ましいが非限定的な例は、シアノメトキシである。
用語「シアノアルキル」は、アルキル基の少なくとも1つの水素原子がシアノ基で置き換えられているアルキル基を指す。好ましくは、「シアノアルキル」は、アルキル基の1、2または3個の水素原子がシアノ基によって置き換えられているアルキル基を指す。シアノアルキルの特に好ましいが非限定的な例は、シアノメチルである。
用語「アルコキシアルキニルオキシ」、アルキニルオキシ基の水素原子の少なくとも1つがアルコキシ基で置き換えられているアルキニルオキシ基を指す。好ましくは、「アルコキシアルキニルオキシ」は、アルキニルオキシ基の1、2または3個の水素原子がアルコキシ基によって置き換えられているアルキニルオキシ基を指す。
用語「シクロアルキルアルコキシ」は、アルコキシ基の少なくとも1つ水素原子がシクロアルキル基で置き換えられているアルコキシ基を指す。好ましくは、「シクロアルキルアルコキシ」は、アルコキシ基の1、2または3個の水素原子、最も好ましくは1個の水素原子がシクロアルキル基で置き換えられているアルコキシ基を指す。シクロアルキルアルコキシの特に好ましいが非限定的な例は、シクロプロピルメトキシである。
用語「シアノシクロアルキルアルコキシ」とは、シクロアルキルアルコキシ基の少なくとも1つの水素原子がシアノ基によって置換されているシクロアルキルアルコキシ基を指す。好ましくは、「シアノシクロアルキルアルコキシ」は、シクロアルキルアルコキシ基の1、2または3個の水素原子、最も好ましくは1個の水素原子がシアノ基で置き換えられているシクロアルキルアルコキシ基を指す。
用語「ヒドロキシアルキル」とは、アルキル基を指す。ここで、アルキル基の水素原子の少なくとも1つは、ヒドロキシ基によって置換されている。好ましくは、「ヒドロキシアルキル」は、アルキル基の1、2または3個の水素原子、最も好ましくは1個の水素原子がヒドロキシ基によって置き換えられているアルキル基を指す。ヒドロキシアルキルの好ましいが非限定的な例は、ヒドロキシメチルおよびヒドロキシエチル(例えば、2-ヒドロキシエチル)である。ヒドロキシアルキルの特に好ましいが非限定的な例は、ヒドロキシメチルである。
用語「ヒドロキシアルコキシ」は、アルコキシ基の少なくとも1つの水素原がヒドロキシ基で置き換えられているアルコキシ基を指す。好ましくは、「ヒドロキシアルコキシ」は、アルコキシ基の1、2または3個の水素原子、最も好ましくは1個の水素原子がヒドロキシ基で置き換えられているアルコキシ基を指す。ヒドロキシアルコキシの好ましいが非限定的な例は、ヒドロキシメトキシおよびヒドロキシエトキシ(例えば、2-ヒドロキシエトキシ)である。ヒドロキシアルコキシの特に好ましいが非限定的な例は、ヒドロキシメトキシである。
用語「ヒドロキシアルコキシアルキル」は、アルキル基の少なくとも1つの水素原子がヒドロキシアルコキシ基で置き換えられているアルキル基を指す。好ましくは、「ヒドロキシアルコキシアルキル」は、アルキル基の1、2または3個の水素原子、最も好ましくは1個の水素原子がヒドロキシアルコキシ基で置き換えられているアルキル基を指す。ヒドロキシアルコキシアルキルの好ましいが非限定的な例は、2-ヒドロキシエトキシメチルである。
用語「アルコキシカルボニルアルコキシ」は、アルコキシ基の少なくとも1つの水素原子がアルコキシカルボニル基で置き換えられているアルコキシ基を指す。好ましくは、「アルコキシカルボニルアルコキシ」は、アルコキシ基の1、2または3個の水素原子、最も好ましくは1個の水素原子が、アルコキシカルボニル基によって置き換えられているアルコキシ基を指す。アルコキシカルボニルアルコキシの好ましいが非限定的な例は、2-メトキシ-2-オキソ-エトキシである。
用語「アリールアルコキシ」は、アルコキシ基の少なくとも1つの水素原子がアリール基で置き換えられているアルコキシ基を指す。好ましくは、「アリールアルコキシ」は、アルコキシ基の1、2または3個の水素原子、最も好ましくは1個の水素原子がアリール基で置き換えられているアルコキシ基を指す。アリールアルコキシの特に好ましいが非限定的な例は、ベンジルオキシである。
用語「ヘテロアリールアルコキシ」用語は、アルコキシ基の少なくとも1つの水素原子がヘテロアリール基で置き換えられているアルコキシ基を指す。好ましくは、「ヘテロアリールアルコキシ」は、アルコキシ基の1、2または3個の水素原子、最も好ましくは1個の水素原子がヘテロアリール基で置き換えられているアルコキシ基を指す。
用語「アルコキシアルキル」は、アルキル基の少なくとも1つの水素原子がアルコキシ基で置き換えられているアルキル基を指す。好ましくは、「アルコキシアルキル」は、アルキル基の1、2または3個の水素原子、最も好ましくは1個の水素原子がアルコキシ基で置き換えられているアルキル基を指す。アルコキシアルキルの特に好ましいが非限定的な例は、2-メトキシエチルである。
用語「薬学的に許容され得る塩」とは、生物学的にまたは別様に望ましくないものではない、遊離塩基または遊離酸の生物学的有効性および特性を保持する塩を指す。塩は、塩酸、臭化水素酸、硫酸、硝酸、およびリン酸などの無機酸、特に塩酸、ならびに酢酸、トリフルオロ酢酸、プロピオン酸、グリコール酸、ピルビン酸、シュウ酸、マレイン酸、マロン酸、コハク酸、フマル酸、酒石酸、乳酸、クエン酸、安息香酸、ケイ皮酸、マンデル酸、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、p-トルエンスルホン酸、サリチル酸、およびN-アセチルシステインなどの有機酸と共に形成される。加えて、これらの塩は、無機塩基または有機塩基を遊離酸に加えることにより調製され得る。無機塩基から誘導される塩には、ナトリウム、カリウム、リチウム、アンモニウム、カルシウム、およびマグネシウム塩などが含まれるがこれらに限定されない。有機塩基から誘導される塩には、第1級、第2級、および第3級アミン、天然に存在する置換アミンを含む置換アミン、環式アミンおよび塩基性イオン交換樹脂、例えばイソプロピルアミン、トリメチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン、トリプロピルアミン、エタノールアミン、リシン、アルギニン、N-エチルピペリジン、ピペリジン、ならびにポリイミン樹脂などの塩が含まれるがこれらに限定されない。式(I)の化合物の特定の薬学的に許容され得る塩は、ヒドロクロリド、フマル酸塩、乳酸塩(特にL-(+)-乳酸に由来する)、酒石酸塩(特にL-(+)-酒石酸に由来する)およびトリフルオロ酢酸塩である。
用語「保護基」(PG)とは、化学反応が、合成化学において慣用的に関連する意味において、別の保護されていない反応部位で選択的に行われ得るように、多官能性化合物中の反応部位を選択的にブロックする基を意味する。保護基は適切な位置で除去できる。例示的な保護基は、アミノ保護基、カルボキシ保護基、またはヒドロキシ保護基である。特定の保護基は、tert-ブトキシカルボニル(Boc)、ベンジルオキシカルボニル(Cbz)、フルオレニルメトキシカルボニル(Fmoc)、およびベンジル(Bn)である。さらなる特定の保護基は、tert-ブトキシカルボニル(Boc)およびフルオレニルメトキシカルボニル(Fmoc)である。より特定の保護基は、tert-ブトキシカルボニル(Boc)である。例示的な保護基および有機合成におけるそれらの用途は、例えば、「Protective Groups in Organic Chemistry」、T.W.GreeneおよびP.G.M.Wutts著、第5版(2014年)、John Wiley&Sons(ニューヨーク州)に記載されている。
式(I)の化合物は、数個の不斉中心を含むことができ、光学的に純粋なエナンチオマー、例えばラセミ体などのエナンチオマーの混合物、光学的に純粋なジアステレオ異性体、ジアステレオ異性体の混合物、ジアステレオ異性体ラセミ体またはジアステレオ異性体ラセミ体の混合物として存在することができる。
Cahn-Ingold-Prelog則によれば、該不斉炭素原子は、「R」または「S」立体配置のものであり得る。
用語「処置」とは、本明細書で使用される場合、以下を含む:(1)状況、障害、または症状を抑制すること(例えば、維持療法の場合、その少なくとも1つの臨床症状または無症状症状の疾患の発症または再発の停止、減少、または遅延);および/または(2)症状を緩和すること(すなわち、状況、障害、もしくは症状、またはその臨床的もしくは無症状のうちの少なくとも1つの退行を引き起こすこと)。処置されるべき患者に対する利益は、統計的に有意であるか、または少なくとも患者もしくは医師にとって認識可能であるかのいずれかである。しかしながら、疾患を処置するために患者へ薬剤が投与される場合、結果は必ずしも有効な処置でなくともよいことが理解されるであろう。
用語「予防」とは、本明細書で使用される場合、哺乳動物において、特に、状況、障害、もしくは状態に罹患しているかまたは罹患しやすいが、その状況、障害、もしくは状態の臨床的または無症状の症状をまだ経験していないかまたは示していないヒトにおいて発症する状態、障害、または状態の臨床的症状の出現を予防または遅延させることを含む。
用語「哺乳動物」には、本明細書で使用される場合、ヒトおよび非ヒトの両方が含まれ、ヒト、非ヒト霊長類、イヌ、ネコ、ネズミ、ウシ、ウマ、およびブタが含まれるが、これらに限定されない。特に好ましい実施形態では、用語「哺乳動物」とは、ヒトを指す。
用語「院内感染」は、病院または他の医療施設で獲得される感染症である院内感染(HAI:hospital-acquired infection)を指す。院内と院内以外の両方の設定を強調するために、代わりに医療関連感染(HAIまたはHCAI)と呼ばれることもある。このような感染症は、病院、ナーシングホーム、リハビリ施設、外来診療所、またはその他の臨床現場で発生する可能性がある。
本発明の化合物
第1の態様では、本発明は、式(I)、
Figure 2022513851000010
式中、
Aは、単環式または二環式のC~C-ヘテロシクロアルキル環であり;
は、水素、アミノ、C~C-アルキル-NH-、(C~C-アルキル)N-、スルファモイル、C~C-アルキルスルファモイル、ジ-C~C-アルキルスルファモイル、C~C-アルキルスルホニル-NH-C(O)-、C~C-アルキルスルホニル-N(C~C-アルキル)-C(O)-、ヒドロキシ、カルボキシ、カルバムイミドイル、カルバモイル、C~C-アルコキシカルボニル、C~C-アルコキシカルボニル-NH-、C~C-アルコキシカルボニル-N(C~C-アルキル)-、カルボキシ-NH-、カルボキシ-N(C~C-アルキル)-、
Figure 2022513851000011
であり;
は、水素、ヒドロキシ、カルバモイル、C~C-アルキル-NH-C(O)-または(C~C-アルキル)N-C(O)-であり;
は、水素、ハロゲン、NOまたはCNであり;
、R、R、RおよびRは、それぞれ独立して、水素、ハロゲン、C~C-アルコキシカルボニル-C~C-アルコキシ、アミノ、C~C-アルキル-NH-、(C~C-アルキル)N-、ヒドロキシ、C~C-アルコキシ、C~C-アルキルスルファニル、C~C-アルキルスルホニルオキシ、C~C12-シクロアルキル-C~C-アルコキシ、ハロ-C~C-アルコキシ、C~C14-アリール-C~C-アルコキシ、C~C13-ヘテロアリールオキシ、C~C13-ヘテロアリール-C~C-アルコキシ、シアノ-C~C-アルコキシ、C~C12-シクロアルキルオキシ、C~C-アルキニルオキシ、C~C-アルコキシ-C~C-アルキニルオキシ、シアノ-C~C12-シクロアルキルオキシ、シアノ-C~C12-シクロアルキル-C~C-アルコキシ、アミノ-C~C-アルキニルオキシ、ヒドロキシ-C~C-アルキニルオキシ、ハロ-C~C-アルキル、スルファモイル、C~C-アルキルスルファモイル、C~C-アルキル、アミノ-C~C-アルコキシ-C~C-アルキニルオキシまたはアミノ-C~C-アルコキシであり;
、R10およびR11は、それぞれ独立して、水素、ヒドロゲンまたはC~C-アルキルであり;
12は、R17、R18、R19、R20もしくはR21、またはそれらの組み合わせで置換されたC~C-アルキルであり;
13、R14、R15およびR16は、それぞれ独立して、水素、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシ、C~C-アルキルスルホニル、アミノ、HO-SO-、C~C-アルキル-NH-、(C~C-アルキル)N-、C~C-アルキル、C~C-アルコキシ、アミノ-C~C-アルキル、C~C-アルキル-NH-C~C-アルキル-、(C~C-アルキル)N-C~C-アルキル-、ヒドロキシ-C~C-アルキル、C~C12-シクロアルキル、C~C13-ヘテロアリール、C~C-アルキルC~C13-ヘテロアリール、C~C-ヘテロシクロアルキル-C~C-アルキル-、カルバモイル、C~C-アルキル-NH-C(O)-、(C~C-アルキル)N-C(O)-またはカルボキシであり;
17、R18、R19、R20およびR21は、それぞれ独立して、水素、HO-SO-、ヒドロキシ、シアノ、アミノ、C~C-アルキル-NH-、(C~C-アルキル)N-、シアノ-C~C-アルキル-NH-、シアノ-C~C-アルキル-N(C~C-アルキル)-、アミノ-C~C-アルキル-C(O)-NH-、C~C-アルキル-NH-C~C-アルキル-C(O)-NH-、(C~C-アルキル)N-C~C-アルキル-C(O)-NH-、アミノ-C~C-アルキル-C(O)-N(C~C-アルキル)-、C~C-アルキル-NH-C~C-アルキル-C(O)-N(C~C-アルキル)-、(C~C-アルキル)N-C~C-アルキル-C(O)-N(C~C-アルキル)-、ヒドロキシ-C~C-アルキル-NH-、ヒドロキシ-C~C-アルキル-C(O)-NH-、ヒドロキシ-C~C-アルキル-C(O)-N(C~C-アルキル)-、グアニジノ、カルボキシ、C~C-アルコキシカルボニル、C~C-アルコキシカルボニル-NH-、カルバモイル、C~C-アルキル-NH-C(O)-、(C~C-アルキル)N-C(O)-、C~C-アルキル-C(O)-NH-、C~C-アルキル-C(O)-N(C~C-アルキル)-、ヒドロキシ-C~C-アルコキシ、C~C-アルコキシ、アミノ-C~C-アルキル-CH(NH)-C(O)-NH-、カルボキシ-C~C-アルキル-CH(NH)-C(O)-NH-、カルボキシ-CH(NH)-C~C-アルキル-C(O)-NH-、アミノ-C~C-アルキル-CH(COOH)-NH-、カルボキシ-C~C-アルキル-N(C~C-アルキル)-、カルボキシ-C~C-アルキル-NH-、ウレイド、アミノ-C~C-アルキル、C~C-アルキル-NH-C~C-アルキル-または(C~C-アルキル)N-C~C-アルキル-であり;
は、共有結合、カルボニル、-NH-、-N(C~C-アルキル)-、-NH-C(O)-、-C(O)-NH-、-C(O)-N(C~C-アルキル)-または-N(C~C-アルキル)-C(O)であり;
は、共有結合、-C~C-アルキル-、カルボニル、SO、-C(O)-C~C-アルキル-、-C~C-アルキル-C(O)-、-C~C-アルキル-NH-C(O)-、-C~C-アルキル-N(C~C-アルキル)-C(O)-、-C~C-アルキル-O-C(O)-、-NH-C(O)-、-CH(NH)-C(O)-、-O-、-NH-C~C-アルキル-、-N(C~C-アルキル)-C~C-アルキル-、-C(O)-NH-C~C-アルキル-、-C(O)-N(C~C-アルキル)-C~C-アルキル-、-C~C-アルキル-CH(NH)-C(O)-、または-C(O)-NH-であり;
Bは、C~C14-アリール、C~C13-ヘテロアリール、C~C12-シクロアルキル、またはC~C-ヘテロシクロアルキルである、
の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩を提供する。
一実施形態において、本発明は、Rが、水素、(C~C-アルキル)N-、ヒドロキシ、カルボキシ、
Figure 2022513851000012
であり、式中:
12、R13、R14、R15、R16、L、LおよびBが、本明細書に定義される通りである、本明細書に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩を提供する。
好ましい実施形態において、本発明は、Rが、
Figure 2022513851000013
であり、式中:
12、R13、R14、R15、R16、L、LおよびBが、本明細書に定義される通りである、本明細書に記載の式(I)の化合物またはその薬学的に許容され得る塩を提供する。
特に好ましい実施形態において、本発明は、Rが、2-(ジメチルアミノ)エチル、2-(メチルアミノ)エチルカルバモイル、2-(メチルアミノ)アセチル、3-(ヒドロキシメチル)ピペラジン-1-カルボニル、2-(メチルアミノ)エチル、アゼチジン-3-イルメチルカルバモイル、または(2S,4R)-4-ヒドロキシピロリジン-2-カルボニルである、本明細書に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩を提供する。
一実施形態において、本発明は、Rが、水素、(C~C-アルキル)N-、ヒドロキシ、カルボキシ、
Figure 2022513851000014
であり、式中:
12が、R17、R18、R19、R20もしくはR21、またはそれらの組み合わせで置換されたC~C-アルキルであり;
13が、水素、ヒドロキシ、C~C-アルキル、C~C-アルコキシ、アミノ-C~C-アルキル、ヒドロキシ-C~C-アルキル、カルボキシ、カルバモイル、C~C-アルキルスルホニル、C~C13-ヘテロアリールまたはC~C-ヘテロシクロアルキル-C~C-アルキル-であり;
17が、水素、アミノ、C~C-アルキル-NH-、(C~C-アルキル)N-、ヒドロキシ、ヒドロキシ-C~C-アルキル-NH-または(C~C-アルキル)N-C~C-アルキル-であり;
18が、水素、ヒドロキシまたはアミノであり;
19、R20およびR21が、それぞれ独立して、水素またはヒドロキシであり;
が、共有結合、カルボニル、-N(C~C-アルキル)-、-NH-C(O)-または-N(C~C-アルキル)-C(O)-であり;
が、共有結合、-C~C-アルキル-、カルボニル、-C~C-アルキル-C(O)-、-C~C-アルキル-NH-C(O)-、-C~C-アルキル-O-C(O)-、-NH-C(O)-、-NH-C~C-アルキル-または-C(O)-NH-C~C-アルキル-であり;
Bが、C~C13-ヘテロアリールまたはC~C-ヘテロシクロアルキルである、
本明細書に記載の式(I)の化合物またはその薬学的に許容され得る塩を提供する。
好ましい実施形態において、本発明は、Rが、
Figure 2022513851000015
であり、式中:
12が、R17で置換されたC~C-アルキルであり;
13が、水素またはヒドロキシであり;
17が、C~C-アルキル-NH-または(C~C-アルキル)N-であり;
が、共有結合、カルボニルまたは-NH-C(O)-であり;
が、カルボニルまたは-C~C-アルキル-NH-C(O)-であり;
Bが、C~C-ヘテロシクロアルキルである、
本明細書に記載の式(I)の化合物またはその薬学的に許容され得る塩を提供する。
特に好ましい実施形態では、本発明は、Rが、
Figure 2022513851000016
であり、式中:
12が、R17で置換されたC~C-アルキルであり;
13が、水素またはヒドロキシであり;
17が、メチルアミノまたはジメチルアミノであり;
が、共有結合、カルボニルまたは-NH-C(O)-であり;
がカルボニルまたは-CHNH-C(O)-であり;
Bが、ピペラジニル、ピロリジニルまたはアゼチジニルである、
本明細書に記載の式(I)の化合物またはその薬学的に許容され得る塩を提供する。
一実施形態では、本発明は、本明細書に記載の式(I)の化合物またはその薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、Rは、水素またはヒドロキシである。
一実施形態では、本発明は、本明細書に記載の式(I)の化合物またはその薬学的に許容され得る塩を提供し、Rは、水素、ハロゲン、またはCNである。
好ましい実施形態では、本発明は、本明細書に記載の式(I)の化合物またはその薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、Rは、ハロゲンである。
特に好ましい実施形態では、本発明は、本明細書に記載の式(I)の化合物またはその薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、Rは、クロロである。
好ましい実施形態では、本発明は、本明細書に記載の式(I)の化合物またはその薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、Rは、水素である。
好ましい実施形態では、本発明は、本明細書に記載の式(I)の化合物またはその薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、Rは、水素またはハロゲンである。
特に好ましい実施形態では、本発明は、本明細書に記載の式(I)の化合物またはその薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、Rは、水素、フルオロまたはクロロである。
好ましい実施形態では、本発明は、本明細書に記載の式(I)の化合物またはその薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、Rは、水素またはハロゲンである。
特に好ましい実施形態では、本発明は、本明細書に記載の式(I)の化合物またはその薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、Rは、水素またはフルオロである。
一実施形態では、本発明は、Rが、C~C-アルコキシ、ハロ-C~C-アルコキシ、シアノ-C~C-アルコキシまたはヒドロキシ-C~C-アルキニルオキシである、本明細書に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩を提供する。
好ましい実施形態では、本発明は、Rが、C~C-アルコキシまたはシアノ-C~C-アルコキシである、本明細書に記載の式(I)の化合物またはその薬学的に許容され得る塩を提供する。
特に好ましい実施形態では、本発明は、Rがメトキシまたはシアノメトキシである、本明細書に記載の式(I)の化合物またはその薬学的に許容され得る塩を提供する。
好ましい実施形態では、本発明は、本明細書に記載の式(I)の化合物またはその薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、Rは、水素またはハロゲンである。
特に好ましい実施形態では、本発明は、本明細書に記載の式(I)の化合物またはその薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、Rは、水素またはフルオロである。
好ましい実施形態では、本発明は、本明細書に記載の式(I)の化合物またはその薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、Rは、水素である。
好ましい実施形態では、本発明は、R10が水素である、本明細書に記載の式(I)の化合物またはその薬学的に許容され得る塩を提供する。
一実施形態では、本発明は、R11が、水素またはハロゲンである、本明細書に記載の式(I)の化合物またはその薬学的に許容され得る塩を提供する。
好ましい実施形態では、本発明は、R11が水素である。本明細書に記載の式(I)の化合物またはその薬学的に許容され得る塩を提供する。
好ましい実施形態では、本発明はR12が、R17、R18、R19、R20もしくはR21、またはそれらの組み合わせで置換された、C~C-アルキルである、本明細書に記載の式(I)の化合物またはその薬学的に許容され得る塩を提供する。
好ましい実施形態において、本発明は、R13が、水素、ヒドロキシ、C~C-アルキル、C~C-アルコキシ、アミノ-C~C-アルキル、ヒドロキシ-C~C-アルキル、カルボキシ、カルバモイルまたはC~C-アルキルスルホニルである、本明細書に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩を提供する。
好ましい実施形態では、本発明は、R13が水素またはヒドロキシである、本明細書に記載の式(I)の化合物またはその薬学的に許容され得る塩を提供する。
好ましい実施形態では、本発明は、R14が水素である。本明細書に記載の式(I)の化合物またはその薬学的に許容され得る塩を提供する。
好ましい実施形態では、本発明は、R15が水素である。本明細書に記載の式(I)の化合物またはその薬学的に許容され得る塩を提供する。
好ましい実施形態では、本発明は、R16が水素である。本明細書に記載の式(I)の化合物またはその薬学的に許容され得る塩を提供する。
一実施形態では、本発明は、R17が、水素、アミノ、C~C-アルキル-NH-、(C~C-アルキル)N-、ヒドロキシ、ヒドロキシ-C~C-アルキル-NH-または(C~C-アルキル)N-C~C-アルキル-である、本明細書に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩を提供する。
好ましい実施形態では、本発明は、R17が、C~C-アルキル-NH-または(C~C-アルキル)N-である、本明細書に記載の式(I)の化合物またはその薬学的に許容され得る塩を提供する。
特に好ましい実施形態では、本発明は、R17が、メチルアミノまたはジメチルアミノである、本明細書に記載の式(I)の化合物またはその薬学的に許容され得る塩を提供する。
好ましい実施形態では、本発明は、本明細書に記載の式(I)の化合物またはその薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R18は、水素またはアミノである。
特に好ましい実施形態では、本発明は、本明細書に記載の式(I)の化合物またはその薬学的に許容され得る塩を提供し、式中、R18は、水素である。
好ましい実施形態では、本発明は、R19が水素である。本明細書に記載の式(I)の化合物またはその薬学的に許容され得る塩を提供する。
好ましい実施形態では、本発明は、R20が水素である。本明細書に記載の式(I)の化合物またはその薬学的に許容され得る塩を提供する。
好ましい実施形態では、本発明は、R21が水素である。本明細書に記載の式(I)の化合物またはその薬学的に許容され得る塩を提供する。
好ましい実施形態では、本発明は、Aが単環式C~C-ヘテロシクロアルキル環である、本明細書に記載の式(I)の化合物またはその薬学的に許容され得る塩を提供する。
特に好ましい実施形態において、本発明は、Aが、ピペラジニルまたはピペリジル、特にピペラジン-1-イルまたは1-ピペリジルである、本明細書に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩を提供する。
一実施形態では、本発明は、Bが、C~C13-ヘテロアリールまたはC~C-ヘテロシクロアルキルである本明細書に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩を提供する。
好ましい実施形態において、本発明は、Bが、C~C-ヘテロシクロアルキルである、本明細書に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩を提供する。
特に好ましい実施形態において、本発明は、Bが、ピペラジニル、ピロリジニルまたはアゼチジニル、特にピペラジン-1-イル、ピロリジン-2-イルまたはアゼチジン-3-イルである、本明細書に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩を提供する。
好ましい実施形態において、本発明は、Lが、共有結合、カルボニル、-N(C~C-アルキル)-または-NH-C(O)-である、本明細書に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩を提供する。
特に好ましい実施形態において、本発明は、Lが、共有結合、カルボニルまたは-NH-C(O)-である、本明細書に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩を提供する。
一実施形態では、本発明は、Lが、共有結合、-C~C-アルキル-、カルボニル、-C~C-アルキル-NH-C(O)-、-C~C-アルキル-O-C(O)-、-NH-C(O)-、-NH-C~C-アルキル-または-C(O)-NH-C~C-アルキル-である、本明細書に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩を提供する。
好ましい実施形態では、本発明は、Lがカルボニルまたは-C~C-アルキル-NH-C(O)-である、本明細書に記載の式(I)の化合物またはその薬学的に許容され得る塩を提供する。
特に好ましい実施形態では、本発明は、Lが、カルボニルまたは-CHNH-C(O)-である、本明細書に記載の式(I)の化合物またはその薬学的に許容され得る塩を提供する。
一実施形態では、本発明は、
Aが、単環式のC~C-ヘテロシクロアルキル環であり;
が、水素、(C~C-アルキル)N-、ヒドロキシ、カルボキシ、
Figure 2022513851000017
であり;
が、水素またはヒドロキシであり;
が、水素、ハロゲン、またはCNであり;
、RおよびRが、それぞれ独立して、水素またはハロゲンであり;
が、C~C-アルコキシ、ハロ-C~C-アルコキシ、シアノ-C~C-アルコキシまたはヒドロキシ-C~C-アルキニルオキシであり;
11が、水素またはハロゲンであり;
12が、R17、R18、R19、R20もしくはR21、またはそれらの組み合わせで置換されたC~C-アルキルであり;
、R、R10、R14、R15およびR16が、すべて水素であり;
13が、水素、ヒドロキシ、C~C-アルキル、C~C-アルコキシ、アミノ-C~C-アルキル、ヒドロキシ-C~C-アルキル、カルボキシ、カルバモイル、C~C-アルキルスルホニル、C~C13-ヘテロアリールまたはC~C-ヘテロシクロアルキル-C~C-アルキル-であり;
17が、水素、アミノ、C~C-アルキル-NH-、(C~C-アルキル)N-、ヒドロキシ、ヒドロキシ-C~C-アルキル-NH-または(C~C-アルキル)N-C~C-アルキル-であり;
18が、水素、ヒドロキシまたはアミノであり;
19、R20およびR21が、それぞれ独立して、水素またはヒドロキシであり;
Bが、C~C13-ヘテロアリールまたはC~C-ヘテロシクロアルキルであり;
が、共有結合、カルボニル、-N(C~C-アルキル)-、-NH-C(O)-または-N(C~C-アルキル)-であり;
が、共有結合、-C~C-アルキル-、カルボニル、-C~C-アルキル-C(O)-、-C~C-アルキル-NH-C(O)-、-C~C-アルキル-O-C(O)-、-NH-C(O)-、-NH-C~C-アルキル-または-C(O)-NH-C~C-アルキル-である、
本明細書に記載の式(I)の化合物またはその薬学的に許容され得る塩を提供する。
一実施形態では、本発明は、
Aが、単環式のC~C-ヘテロシクロアルキル環であり;
が、水素、(C~C-アルキル)N-、ヒドロキシ、カルボキシ、
Figure 2022513851000018
であり;
が、水素またはヒドロキシであり;
が、水素、ハロゲン、またはCNであり;
、RおよびRが、それぞれ独立して、水素またはハロゲンであり;
が、C~C-アルコキシ、ハロ-C~C-アルコキシ、シアノ-C~C-アルコキシまたはヒドロキシ-C~C-アルキニルオキシであり;
12が、R17、R18、R19、R20もしくはR21、またはそれらの組み合わせで置換されたC~C-アルキルであり;
、R、R10、R11、R14、R15、R16、R19、R20およびR21が、すべて水素であり;
13が、水素、ヒドロキシ、C~C-アルキル、C~C-アルコキシ、アミノ-C~C-アルキル、ヒドロキシ-C~C-アルキル、カルボキシ、カルバモイルまたはC~C-アルキルスルホニルであり;
17が、水素、アミノ、C~C-アルキル-NH-、(C~C-アルキル)N-、ヒドロキシ、ヒドロキシ-C~C-アルキル-NH-または(C~C-アルキル)N-C~C-アルキル-であり;
18が水素またはアミノであり;
Bが、C~C13-ヘテロアリールまたはC~C-ヘテロシクロアルキルであり;
が、共有結合、カルボニル、-N(C~C-アルキル)-または-NH-C(O)-であり;
が、共有結合、-C~C-アルキル-、カルボニル、-C~C-アルキル-NH-C(O)-、-C~C-アルキル-O-C(O)-、-NH-C(O)-、-NH-C~C-アルキル-または-C(O)-NH-C~C-アルキル-である、
本明細書に記載の式(I)の化合物またはその薬学的に許容され得る塩を提供する。
好ましい実施形態では、本発明は、
Aが、単環式のC~C-ヘテロシクロアルキル環であり;
が、
Figure 2022513851000019
であり;
が、水素またはヒドロキシであり;
が、ハロゲンであり;
、RおよびRが、それぞれ独立して、水素またはハロゲンであり;
が、C~C-アルコキシまたはシアノ-C~C-アルコキシであり;
12が、R17、R18、R19、R20もしくはR21、またはそれらの組み合わせで置換されたC~C-アルキルであり;
、R、R10、R11、R14、R15、R16、R18、R19、R20およびR21が、すべて水素であり;
13が、水素またはヒドロキシであり;
17が、C~C-アルキル-NH-または(C~C-アルキル)N-であり;
Bが、C~C-ヘテロシクロアルキルであり;
が、共有結合、カルボニルまたは-NH-C(O)-であり;
が、カルボニルまたは-C~C-アルキル-NH-C(O)-である、
本明細書に記載の式(I)の化合物またはその薬学的に許容され得る塩を提供する。
特に好ましい実施形態では、本発明は、
Aが、ピペラジニルまたはピペリジル、特にピペラジン-1-イルまたは1-ピペリジルであり;
が、
Figure 2022513851000020
であり;
が、水素またはヒドロキシであり;
が、クロロであり;
が、水素、フルオロまたはクロロであり;
およびRが、それぞれ独立して、水素またはフルオロであり;
が、メトキシまたはシアノメトキシであり;
12が、R17、R18、R19、R20もしくはR21、またはそれらの組み合わせで置換されたC~C-アルキルであり;
、R、R10、R11、R14、R15、R16、R18、R19、R20およびR21が、すべて水素であり;
13が、水素またはヒドロキシであり;
17が、メチルアミノまたはジメチルアミノであり;
Bが、ピペラジニル、ピロリジニルまたはアゼチジニル、特にピペラジン-1-イル、ピロリジン-2-イルまたはアゼチジン-3-イルであり;
が、共有結合、カルボニルまたは-NH-C(O)-であり;
が、カルボニルまたは-CHNH-C(O)-ある、
本明細書に記載の式(I)の化合物またはその薬学的に許容され得る塩を提供する。
一実施形態において、本発明は、
Aが、単環式のC~C-ヘテロシクロアルキル環であり;
が、水素、(C~C-アルキル)N-、ヒドロキシ、カルボキシ、
Figure 2022513851000021
であり;
が、水素またはヒドロキシであり;
12が、R17、R18、R19、R20もしくはR21、またはそれらの組み合わせで置換されたC~C-アルキルであり;
14、R15、R16、R19、R20およびR21が、すべて水素であり;
13が、水素、ヒドロキシ、C~C-アルキル、C~C-アルコキシ、アミノ-C~C-アルキル、ヒドロキシ-C~C-アルキル、カルボキシ、カルバモイルまたはC~C-アルキルスルホニルであり;
17が、水素、アミノ、C~C-アルキル-NH-、(C~C-アルキル)N-、ヒドロキシ、ヒドロキシ-C~C-アルキル-NH-または(C~C-アルキル)N-C~C-アルキル-であり;
18が、水素またはアミノであり;
Bが、C~C13-ヘテロアリールまたはC~C-ヘテロシクロアルキルであり;
が、共有結合、カルボニル、-N(C~C-アルキル)-または-NH-C(O)-であり;
が、共有結合、-C~C-アルキル-、カルボニル、-C~C-アルキル-NH-C(O)-、-C~C-アルキル-O-C(O)-、-NH-C(O)-、-NH-C~C-アルキル-または-C(O)-NH-C~C-アルキル-である、
本明細書に記載の式(I)の化合物またはその薬学的に許容され得る塩を提供する。
好ましい実施形態では、本発明は、
Aが、単環式のC~C-ヘテロシクロアルキル環であり;
が、
Figure 2022513851000022
であり;
が、水素またはヒドロキシであり;
12が、R17、R18、R19、R20もしくはR21、またはそれらの組み合わせで置換されたC~C-アルキルであり;
13が、水素またはヒドロキシであり;
14、R15、R16、R18、R19、R20およびR21が、すべて水素であり;
17が、C~C-アルキル-NH-または(C~C-アルキル)N-であり;
Bが、C~C-ヘテロシクロアルキルであり;
が、共有結合、カルボニルまたは-NH-C(O)-であり;
が、カルボニルまたは-C~C-アルキル-NH-C(O)-である、
本明細書に記載の式(I)の化合物またはその薬学的に許容され得る塩を提供する。
特に好ましい実施形態では、本発明は、
Aが、ピペラジニルまたはピペリジル、特にピペラジン-1-イルまたは1-ピペリジルであり;
Figure 2022513851000023
であり;
が、水素またはヒドロキシであり;
12が、R17、R18、R19、R20もしくはR21、またはそれらの組み合わせで置換されたC~C-アルキルであり;
13が、水素またはヒドロキシであり;
14、R15、R16、R18、R19、R20およびR21が、すべて水素であり;
17が、メチルアミノまたはジメチルアミノであり;
Bが、ピペラジニル、ピロリジニルまたはアゼチジニル、特にピペラジン-1-イル、ピロリジン-2-イルまたはアゼチジン-3-イルであり;
が、共有結合、カルボニルまたは-NH-C(O)-であり;
が、カルボニルまたは-CHNH-C(O)-である、
本明細書に記載の式(I)の化合物またはその薬学的に許容され得る塩を提供する。
一実施形態において、本発明は、
が、水素、ハロゲン、またはCNであり;
、R10、およびR11が、すべて水素である、
本明細書に記載の式(I)の化合物またはその薬学的に許容され得る塩を提供する。
好ましい実施形態では、本発明は、
が、ハロゲンであり;
、R10およびR11が、すべて水素である、
本明細書に記載の式(I)の化合物またはその薬学的に許容され得る塩を提供する。
特に好ましい実施形態では、本発明は、
が、クロロであり;
、R10およびR11がすべて水素である、
本明細書に記載の式(I)の化合物またはその薬学的に許容され得る塩を提供する。
一実施形態において、本発明は、
、RおよびRが、それぞれ独立して、水素またはハロゲンであり;
が、C~C-アルコキシ、ハロ-C~C-アルコキシ、シアノ-C~C-アルコキシまたはヒドロキシ-C~C-アルキニルオキシであり;
が、水素である、
本明細書に記載の式(I)の化合物またはその薬学的に許容され得る塩を提供する。
好ましい実施形態では、本発明は、
、RおよびRが、それぞれ独立して、水素またはハロゲンであり;
が、C~C-アルコキシまたはシアノ-C~C-アルコキシであり;
が、水素である、
本明細書に記載の式(I)の化合物またはその薬学的に許容され得る塩を提供する。
特に好ましい実施形態では、本発明は、
、RおよびRが、それぞれ独立して、水素またはハロゲンであり;
が、C~C-アルコキシまたはシアノ-C~C-アルコキシであり;
が、水素である、
本明細書に記載の式(I)の化合物またはその薬学的に許容され得る塩を提供する。
さらに特に好ましい実施形態において、本発明は、
Figure 2022513851000024
が、
4-(2-アミノエチル)-1-ピペリジル;4-[2-(ジメチルアミノ)エチル]ピペラジン-1-イル;4-(アミノメチル)-1-ピペリジル;モルフォリノ;(4-ヒドロキシ-1-ピペリジル);4-(2-ヒドロキシエチル)ピペラジン-1-イル;(4-メチルピペラジン-1-イル);1-ピペリジル;アジリジン-1-イル;(3-カルボキシピペラジン-1-イル);3-(ジメチルアミノ)ピロリジン-1-イル;4-[2-(メチルアミノ)エチルカルバモイル]-1-ピペリジル;4-[2-(アミノメチル)モルフォリン-4-カルボニル]-1-ピペリジル;4-[(ジメチルアミノ)メチル]-1-ピペリジル;4-[2-(メチルアミノ)アセチル]ピペラジン-1-イル;(4-ピペラジン-1-イル-1-ピペリジル);4-[3-(ヒドロキシメチル)ピペラジン-1-カルボニル]-1-ピペリジル;4-[2-(メチルアミノ)エチル]ピペラジン-1-イル;4-(ピペラジン-2-イルメトキシカルボニル)-1-ピペリジル;4-[2-(2-ヒドロキシエチルアミノ)エチル]ピペラジン-1-イル;4-[2-(ヒドロキシメチル)ピペラジン-1-カルボニル]-1-ピペリジル;4-[[(3R)-ピロリジン-3-イル]カルバモイル]-1-ピペリジル;4-(1H-テトラゾール-5-イル)-1-ピペリジル;4-(アゼチジン-3-イルメチルカルバモイル)-1-ピペリジル;4-(3-カルボキシピペラジン-1-カルボニル)-1-ピペリジル;4-[(3S)-3-カルボキシピペラジン-1-カルボニル]-1-ピペリジル;4-[(3R)-3-カルボキシピペラジン-1-カルボニル]-1-ピペリジル;4-[(3S)-3-カルボキシピペラジン-1-カルボニル]ピペラジン-1-イル;4-[3-(ジメチルアミノ)プロピル]ピペラジン-1-イル;4-(2-ピロリジン-1-イルエチル)ピペラジン-1-イル;4-(1H-イミダゾール-5-イル)-1-ピペリジル;4-(1,2,4-トリアゾール-4-イル)-1-ピペリジル;4-(4-メチル1,2,4-トリアゾール-3-イル)-1-ピペリジル;4-(3-アミノ-2-ヒドロキシ-プロパノイル)ピペラジン-1-イル;(4-ピロリジン-3-イルピペラジン-1-イル);4-[2-(アゼチジン-1-イル)エチル]ピペラジン-1-イル;4-[2-(シクロプロピルアミノ)エチル]ピペラジン-1-イル;4-[(ピリジン-4-カルボニルアミノ)メチル]-1-ピペリジル;4-(1H-イミダゾール-5-イルメチル)ピペラジン-1-イル;4-(アゼチジン-3-イル)ピペラジン-1-イル;(4-ピリミジン-2-イルピペラジン-1-イル);4-(4-ピリジル)-1-ピペリジル;4-[2-(ジメチルアミノ)エチル]-4-ヒドロキシ-1-ピペリジル;4-[(2S,4R)-4-ヒドロキシピロリジンe-2-カルボニル]ピペラジン-1-イル;4-[2-(3-カルボキシピロリジン-1-イル)エチル]ピペラジン-1-イル;4-[2-(ジメチルアミノ)アセチル]ピペラジン-1-イル;4-[(3R)-3-(ヒドロキシメチル)ピペラジン-1-カルボニル]ピペラジン-1-イル;4-[(3S)-3-(ヒドロキシメチル)ピペラジン-1-カルボニル]ピペラジン-1-イル;4-[2-(3-カルバモイルピロリジン-1-イル)エチル]ピペラジン-1-イル;4-[2-[3-(ヒドロキシメチル)ピロリジン-1-イル]エチル]ピペラジン-1-イル;4-[(3R)-3-(ヒドロキシメチル)ピペラジン-1-カルボニル]-1-ピペリジル;4-[2-[3-(ヒドロキシメチル)アゼチジン-1-イル]エチル]ピペラジン-1-イル;4-[(3S)-3-(ヒドロキシメチル)ピペラジン-1-カルボニル]-1-ピペリジル;4-[2-[2-(ヒドロキシメチル)ピロリジン-1-イル]エチル]ピペラジン-1-イル;4-[2-(3-カルバモイルアゼチジン-1-イル)エチル]ピペラジン-1-イル;4-[2-(3-ヒドロキシピロリジン-1-イル)エチル]ピペラジン-1-イル;4-[2-(3-ヒドロキシアゼチジン-1-イル)エチル]ピペラジン-1-イル;4-[2-(3-メトキシアゼチジン-1-イル)エチル]ピペラジン-1-イル;4-[(3-アミノ-2-ヒドロキシ-プロピル)カルバモイル]-1-ピペリジル;4-[2-(3-メチルスルホニルアゼチジン-1-イル)エチル]ピペラジン-1-イル;4-[2-[3-[(ジメチルアミノ)メチル]アゼチジン-1-イル]エチル]ピペラジン-1-イル;4-[2-[3-(ジメチルアミノ)ピロリジン-1-イル]エチル]ピペラジン-1-イル;4-[2-[4-(ジメチルアミノ)-1-ピペリジル]エチル]ピペラジン-1-イル;4-[2-[3-(ジメチルアミノ)アゼチジン-1-イル]エチル]ピペラジン-1-イル;または4-[2-(3-メチルスルホニルピロリジン-1-イル)エチル]ピペラジン-1-イル
である、本明細書に記載される式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩を提供する。
一実施形態では、本発明は、本明細書に記載の式(I)の化合物またはその薬学的に許容され得る塩を提供し、式(I)の化合物は以下から選択される:
[4-(2-アミノエチル)-1-ピペリジル]-[2-クロロ-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]フェニル]メタノン;
[2-クロロ-4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]フェニル]-[4-[2-(ジメチルアミノ)エチル]ピペラジン-1-イル]メタノン;
[4-(アミノメチル)-1-ピペリジル]-[2-クロロ-4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]フェニル]メタノン;
[4-(アミノメチル)-1-ピペリジル]-[2-ブロモ-4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]フェニル]メタノン;
[4-(アミノメチル)-1-ピペリジル]-[2-クロロ-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]フェニル]メタノン;
[4-(アミノメチル)-1-ピペリジル]-[4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-ヨード-フェニル]メタノン;
[4-[[3-(3-クロロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]フェニル]-モルホリノ-メタノン;
[4-[[3-(4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]フェニル]-モルホリノ-メタノン;
[4-[[3-(3-クロロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]フェニル]-(4-ヒドロキシ-1-ピペリジル)メタノン;
[4-(2-ヒドロキシエチル)ピペラジン-1-イル]-[4-[[3-(4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]フェニル]メタノン;
[4-[[3-(4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]フェニル]-(4-メチルピペラジン-1-イル)メタノン;
2-[4-(アミノメチル)ピペリジン-1-カルボニル]-5-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンゾニトリル;
[4-[[3-(3-クロロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]フェニル]-(1-ピペリジル)メタノン;
アジリジン-1-イル-[2-クロロ-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]フェニル]メタノン;
4-[2-クロロ-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンゾイル]ピペラジン-2-カルボン酸;
[4-[[3-(3-クロロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]フェニル]-(4-メチルピペラジン-1-イル)メタノン;
[3-(ジメチルアミノ)ピロリジン-1-イル]-[4-[[3-(4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]フェニル]メタノン;
2-[4-[8-[4-[4-(アミノメチル)ピペリジン-1-カルボニル]-3-クロロ-アニリノ]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル]-2,3-ジフルオロ-フェノキシ]アセトニトリル;
2-[4-[8-[3-クロロ-4-[4-[2-(ジメチルアミノ)エチル]ピペラジン-1-カルボニル]アニリノ]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル]-2,3-ジフルオロ-フェノキシ]アセトニトリル;
1-[2-クロロ-4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンゾイル]-N-[2-(メチルアミノ)エチル]ピペリジン-4-カルボキサミド;
[4-(アミノメチル)-1-ピペリジル]-[2-ブロモ-4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]フェニル]メタノン;
[4-[2-(アミノメチル)モルホリン-4-カルボニル]-1-ピペリジル]-[2-クロロ-4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]フェニル]メタノン;
2-[3-クロロ-4-[8-[3-クロロ-4-[4-[(ジメチルアミノ)メチル]ピペリジン-1-カルボニル]アニリノ]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル]-2-フルオロ-フェノキシ]アセトニトリル;
1-[4-[2-クロロ-4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンゾイル]ピペラジン-1-イル]-2-(メチルアミノ)エタノン;
[2-クロロ-4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]フェニル]-(4-ピペラジン-1-イル-1-ピペリジル)メタノン;
2-[5-クロロ-4-[8-[3-クロロ-4-[4-[3-(ヒドロキシメチル)ピペラジン-1-カルボニル]ピペリジン-1-カルボニル]アニリノ]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル]-2-フルオロ-フェノキシ]アセトニトリル;
[2-クロロ-4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]フェニル]-[4-[2-(メチルアミノ)エチル]ピペラジン-1-イル]メタノン;
ピペラジン-2-イルメチル1-[2-クロロ-4-[[3-[4-(シアノメトキシ)-2,3-ジフルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンゾイル]ピペリジン-4-カルボキシレート;
[2-クロロ-4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]フェニル]-[4-[2-(2-ヒドロキシエチルアミノ)エチル]ピペラジン-1-イル]メタノン;
2-[4-[8-[3-クロロ-4-[4-[2-(ヒドロキシメチル)ピペラジン-1-カルボニル]ピペリジン-1-カルボニル]アニリノ]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル]-2,3-ジフルオロ-フェノキシ]アセトニトリル;
1-[2-クロロ-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンゾイル]-N-[(3R)-ピロリジン-3-イル]ピペリジン-4-カルボキサミド;
1-[2-クロロ-4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンゾイル]-N-[(3R)-ピロリジン-3-イル]ピペリジン-4-カルボキサミド;
2-[4-[8-[3-クロロ-4-[4-(1H-テトラゾール-5-イル)ピペリジン-1-カルボニル]アニリノ]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル]-2,3-ジフルオロ-フェノキシ]アセトニトリル;
2-[4-[8-[3-ブロモ-4-[4-[2-(ジメチルアミノ)エチル]ピペラジン-1-カルボニル]アニリノ]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル]-2,3-ジフルオロ-フェノキシ]アセトニトリル;
N-(アゼチジン-3-イルメチル)-1-[2-クロロ-4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンゾイル]ピペリジン-4-カルボキサミド;
1-[2-ブロモ-4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンゾイル]-N-[2-(メチルアミノ)エチル]ピペリジン-4-カルボキサミド;
4-[1-[2-クロロ-4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンゾイル]ピペリジン-4-カルボニル]ピペラジン-2-カルボン酸;
(2S)-4-[1-[2-クロロ-4-[[3-[4-(シアノメトキシ)-2,3-ジフルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンゾイル]ピペリジン-4-カルボニル]ピペラジン-2-カルボン酸;
(2R)-4-[1-[2-クロロ-4-[[3-[4-(シアノメトキシ)-2,3-ジフルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンゾイル]ピペリジン-4-カルボニル]ピペラジン-2-カルボン酸;
(2S)-4-[4-[4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンゾイル]ピペラジン-1-カルボニル]ピペラジン-2-カルボン酸;
1-[4-[2-クロロ-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンゾイル]ピペラジン-1-イル]-2-(メチルアミノ)エタノン;
2-[3-クロロ-4-[8-[3-クロロ-4-[4-[3-(ジメチルアミノ)プロピル]ピペラジン-1-カルボニル]アニリノ]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル]-2-フルオロ-フェノキシ]アセトニトリル;
[4-(アミノメチル)-1-ピペリジル]-[2-クロロ-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-プロプ-2-イノキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]フェニル]メタノン;
2-[3-クロロ-4-[8-[3-クロロ-4-[4-(2-ピロリジン-1-イルエチル)ピペラジン-1-カルボニル]アニリノ]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル]-2-フルオロ-フェノキシ]アセトニトリル;
[2-クロロ-4-[[3-(2-クロロ-3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]フェニル]-[4-[2-(ジメチルアミノ)エチル]ピペラジン-1-イル]メタノン;
2-[4-[8-[3-クロロ-4-[4-[2-(ジメチルアミノ)エチル]ピペラジン-1-カルボニル]アニリノ]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル]-2,3-ジフルオロ-フェノキシ]プロパンニトリル;
[2-クロロ-4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]フェニル]-[4-[2-(ジメチルアミノ)エチル]ピペラジン-1-イル]メタノン;
2-[4-[8-[3-クロロ-4-[4-(1H-イミダゾール-5-イル)ピペリジン-1-カルボニル]アニリノ]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル]-2,3-ジフルオロ-フェノキシ]アセトニトリル;
2-[4-[8-[3-クロロ-4-[4-(1,2,4-トリアゾール-4-イル)ピペリジン-1-カルボニル]アニリノ]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル]-2,3-ジフルオロ-フェノキシ]アセトニトリル;
2-[4-[8-[3-クロロ-4-[4-(4-メチル-1,2,4-トリアゾール-3-イル)ピペリジン-1-カルボニル]アニリノ]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル]-2,3-ジフルオロ-フェノキシ]アセトニトリル;
2-[4-[8-[3-クロロ-4-(モルホリン-4-カルボニル)アニリノ]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル]-2,3-ジフルオロ-フェノキシ]アセトニトリル;
2-[4-[8-[3-クロロ-4-[4-[3-(ジメチルアミノ)プロピル]ピペラジン-1-カルボニル]アニリノ]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル]-2,3-ジフルオロ-フェノキシ]プロパンニトリル;
[4-(アミノメチル)-1-ピペリジル]-[2-クロロ-4-[[3-[3-フルオロ-4-(4-ヒドロキシブト-2-イノキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]フェニル]メタノン;
3-アミノ-1-[4-[2-クロロ-4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンゾイル]ピペラジン-1-イル]-2-ヒドロキシ-プロパン-1-オン;
[2-クロロ-4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]フェニル]-[4-[3-(ヒドロキシメチル)ピペラジン-1-カルボニル]-1-ピペリジル]メタノン;
[2-クロロ-4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]フェニル]-(4-ピロリジン-3-イルピペラジン-1-イル)メタノン;
[2-ブロモ-4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]フェニル]-[4-[2-(ジメチルアミノ)エチル]ピペラジン-1-イル]メタノン;
1-[2-クロロ-4-[[3-[4-(シアノメトキシ)-2,3-ジフルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンゾイル]-N-[2-(メチルアミノ)エチル]ピペリジン-4-カルボキサミド;
2-[3-クロロ-4-[8-[3-クロロ-4-[4-[2-(ヒドロキシメチル)ピペラジン-1-カルボニル]ピペリジン-1-カルボニル]アニリノ]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル]-2-フルオロ-フェノキシ]アセトニトリル;
[4-[2-(アゼチジン-1-イル)エチル]ピペラジン-1-イル]-[2-クロロ-4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]フェニル]メタノン;
[2-クロロ-4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]フェニル]-[4-[2-(シクロプロピルアミノ)エチル]ピペラジン-1-イル]メタノン;
N-[[1-[2-クロロ-4-[[3-[4-(シアノメトキシ)-2,3-ジフルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンゾイル]-4-ピペリジル]メチル]ピリジン-4-カルボキサミド;
[2-クロロ-4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]フェニル]-[4-(1H-イミダゾール-5-イルメチル)ピペラジン-1-イル]メタノン;
[4-(アゼチジン-3-イル)ピペラジン-1-イル]-[2-クロロ-4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]フェニル]メタノン;
2-[4-[8-[3-クロロ-4-(4-ピリミジン-2-イルピペラジン-1-カルボニル)アニリノ]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル]-2,3-ジフルオロ-フェノキシ]アセトニトリル;
2-[4-[8-[3-クロロ-4-[4-(4-ピリジン)ピペリジン-1-カルボニル]アニリノ]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル]-2,3-ジフルオロ-フェノキシ]アセトニトリル;
[2-クロロ-4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]フェニル]-[4-[2-(ジメチルアミノ)エチル]-4-ヒドロキシ-1-ピペリジル]メタノン;
[4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-フェニル]-[4-[(2S,4R)-4-ヒドロキシピロリジン-2-カルボニル]ピペラジン-1-イル]メタノン;
[2-クロロ-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-6-フルオロ-フェニル]-[4-[(2S,4R)-4-ヒドロキシピロリジン-2-カルボニル]ピペラジン-1-イル]メタノン;
2-[4-[8-[4-[4-[2-(アゼチジン-1-イル)エチル]ピペラジン-1-カルボニル]-3-クロロ-アニリノ]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル]-2,3-ジフルオロ-フェノキシ]アセトニトリル;
1-[2-[4-[2-クロロ-4-[[3-[4-(シアノメトキシ)-2,3-ジフルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンゾイル]ピペラジン-1-イル]エチル]ピロリジン-3-カルボン酸;
2-[4-[8-[3-クロロ-4-[4-[2-(ジメチルアミノ)アセチル]ピペラジン-1-カルボニル]アニリノ]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル]-2,3-ジフルオロ-フェノキシ]アセトニトリル;
[2-クロロ-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]フェニル]-[4-[(2S,4R)-4-ヒドロキシピロリジン-2-カルボニル]ピペラジン-1-イル]メタノン;
2-[4-[8-[3-クロロ-4-[4-[(3R)-3-(ヒドロキシメチル)ピペラジン-1-カルボニル]ピペラジン-1-カルボニル]アニリノ]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル]-2,3-ジフルオロ-フェノキシ]アセトニトリル;
2-[4-[8-[3-クロロ-4-[4-[(3S)-3-(ヒドロキシメチル)ピペラジン-1-カルボニル]ピペラジン-1-カルボニル]アニリノ]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル]-2,3-ジフルオロ-フェノキシ]アセトニトリル;
2-[4-[8-[3-クロロ-4-[4-[(2S,4R)-4-ヒドロキシピロリジン-2-カルボニル]ピペラジン-1-カルボニル]アニリノ]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル]-2,3-ジフルオロ-フェノキシ]アセトニトリル;
2-[3-クロロ-4-[8-[3-クロロ-4-[4-[(2S,4R)-4-ヒドロキシピロリジン-2-カルボニル]ピペラジン-1-カルボニル]アニリノ]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル]-2-フルオロ-フェノキシ]アセトニトリル;
1-[2-[4-[2-クロロ-4-[[3-[4-(シアノメトキシ)-2,3-ジフルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンゾイル]ピペラジン-1-イル]エチル]ピロリジン-3-カルボキサミド;
2-[4-[8-[3-クロロ-4-[4-[2-[3-(ヒドロキシメチル)ピロリジン-1-イル]エチル]ピペラジン-1-カルボニル]アニリノ]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル]-2,3-ジフルオロ-フェノキシ]アセトニトリル;
2-[4-[8-[3-クロロ-4-[4-[(3R)-3-(ヒドロキシメチル)ピペラジン-1-カルボニル]ピペリジン-1-カルボニル]アニリノ]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル]-2,3-ジフルオロ-フェノキシ]アセトニトリル;
2-[4-[8-[3-クロロ-4-[4-[2-(メチルアミノ)エチル]ピペラジン-1-カルボニル]アニリノ]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル]-2,3-ジフルオロ-フェノキシ]アセトニトリル;
2-[3-クロロ-4-[8-[3-クロロ-4-[4-[(3R)-3-(ヒドロキシメチル)ピペラジン-1-カルボニル]ピペリジン-1-カルボニル]アニリノ]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル]-2-フルオロ-フェノキシ]アセトニトリル;
2-[4-[8-[3-クロロ-4-[4-[2-[3-(ヒドロキシメチル)アゼチジン-1-イル]エチル]ピペラジン-1-カルボニル]アニリノ]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル]-2,3-ジフルオロ-フェノキシ]アセトニトリル;
2-[4-[8-[3-クロロ-4-[4-[(3S)-3-(ヒドロキシメチル)ピペラジン-1-カルボニル]ピペリジン-1-カルボニル]アニリノ]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル]-2,3-ジフルオロ-フェノキシ]アセトニトリル;
2-[4-[8-[3-クロロ-4-[4-[2-[2-(ヒドロキシメチル)ピロリジン-1-イル]エチル]ピペラジン-1-カルボニル]アニリノ]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル]-2,3-ジフルオロ-フェノキシ]アセトニトリル;
1-[2-[4-[2-クロロ-4-[[3-[4-(シアノメトキシ)-2,3-ジフルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンゾイル]ピペラジン-1-イル]エチル]アゼチジン-3-カルボキサミド;
2-[4-[8-[3-クロロ-4-[4-[2-(3-ヒドロキシピロリジン-1-イル)エチル]ピペラジン-1-カルボニル]アニリノ]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル]-2,3-ジフルオロ-フェノキシ]アセトニトリル;
2-[4-[8-[3-クロロ-4-[4-[2-(3-ヒドロキシアゼチジン-1-イル)エチル]ピペラジン-1-カルボニル]アニリノ]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル]-2,3-ジフルオロ-フェノキシ]アセトニトリル;
2-[4-[8-[3-クロロ-4-[4-[2-(メチルアミノ)アセチル]ピペラジン-1-カルボニル]アニリノ]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル]-2,3-ジフルオロ-フェノキシ]アセトニトリル;
2-[3-クロロ-4-[8-[3-クロロ-4-[4-[(3S)-3-(ヒドロキシメチル)ピペラジン-1-カルボニル]ピペリジン-1-カルボニル]アニリノ]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル]-2-フルオロ-フェノキシ]アセトニトリル;
2-[4-[8-[3-クロロ-4-[4-[2-(3-メトキシアゼチジン-1-イル)エチル]ピペラジン-1-カルボニル]アニリノ]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル]-2,3-ジフルオロ-フェノキシ]アセトニトリル;
N-(3-アミノ-2-ヒドロキシ-プロピル)-1-[2-クロロ-4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンゾイル]ピペリジン-4-カルボキサミド;
2-[4-[8-[3-クロロ-4-[4-[2-(3-メチルスルホニルアゼチジン-1-イル)エチル]ピペラジン-1-カルボニル]アニリノ]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル]-2,3-ジフルオロ-フェノキシ]アセトニトリル;
2-[4-[8-[3-クロロ-4-[4-[2-[3-[(ジメチルアミノ)メチル]アゼチジン-1-イル]エチル]ピペラジン-1-カルボニル]アニリノ]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル]-2,3-ジフルオロ-フェノキシ]アセトニトリル;
2-[4-[8-[3-クロロ-4-[4-[2-[3-(ジメチルアミノ)ピロリジン-1-イル]エチル]ピペラジン-1-カルボニル]アニリノ]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル]-2,3-ジフルオロ-フェノキシ]アセトニトリル;
2-[4-[8-[3-クロロ-4-[4-[2-[4-(ジメチルアミノ)-1-ピペリジル]エチル]ピペラジン-1-カルボニル]アニリノ]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル]-2,3-ジフルオロ-フェノキシ]アセトニトリル;
2-[4-[8-[3-クロロ-4-[4-[2-[3-(ジメチルアミノ)アゼチジン-1-イル]エチル]ピペラジン-1-カルボニル]アニリノ]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル]-2,3-ジフルオロ-フェノキシ]アセトニトリル;
2-[4-[8-[3-クロロ-4-[4-[2-(3-メチルスルホニルピロリジン-1-イル)エチル]ピペラジン-1-カルボニル]アニリノ]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル]-2,3-ジフルオロ-フェノキシ]アセトニトリル;
[4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)-2,3-ジフルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-[4-[1-(ピロリジン-3-イルメチル)ピペリジン-4-カルボニル]ピペラジン-1-イル]メタノン;
[2-クロロ-4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)-2,3-ジフルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]フェニル]-[4-[(2S,4R)-4-ヒドロキシピロリジン-2-カルボニル]ピペラジン-1-イル]メタノン;
[2-クロロ-4-[[3-[2,3-ジフルオロ-4-(フルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]フェニル]-[4-[(2S,4R)-4-ヒドロキシピロリジン-2-カルボニル]ピペラジン-1-イル]メタノン;
[2-クロロ-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]フェニル]-[4-ヒドロキシ-4-(メチルアミノメチル)-1-ピペリジル]メタノン;
[2-クロロ-4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]フェニル]-[4-ヒドロキシ-4-(メチルアミノメチル)-1-ピペリジル]メタノン;
[2-ブロモ-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-6-フルオロ-フェニル]-[4-[(2S,4R)-4-ヒドロキシピロリジン-2-カルボニル]ピペラジン-1-イル]メタノン;
[2-ブロモ-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-6-フルオロ-フェニル]-[4-[(2S,4R)-4-ヒドロキシピロリジン-2-カルボニル]ピペラジン-1-イル]メタノン;
1-[2-[4-[2-クロロ-4-[[3-[4-(シアノメトキシ)-2,3-ジフルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンゾイル]ピペラジン-1-イル]-2-オキソ-エチル]ピロリジン-3-カルボン酸;
1-[2-クロロ-4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンゾイル]-N-[(2S,3R,4R,5R)-2,3,4,5,6-ペンタヒドロキシヘキシル]ピペリジン-4-カルボキサミド;
2-[1-[2-クロロ-4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンゾイル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]-N,N-ジメチル-アセトアミド;
2-[4-[8-[3-クロロ-4-[4-[2-[3-(1H-テトラゾール-5-イル)アゼチジン-1-イル]エチル]ピペラジン-1-カルボニル]アニリノ]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル]-2,3-ジフルオロ-フェノキシ]アセトニトリル;および
1-[2-[4-[2-クロロ-4-[[3-[4-(シアノメトキシ)-2,3-ジフルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンゾイル]ピペラジン-1-イル]エチル]ピロリジン-2-カルボン酸。
好ましい実施形態では、本発明は、本明細書に記載の式(I)の化合物またはその薬学的に許容され得る塩を提供し、式(I)の化合物は以下から選択される:
[2-クロロ-4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]フェニル]-[4-[2-(ジメチルアミノ)エチル]ピペラジン-1-イル]メタノン;
1-[2-クロロ-4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンゾイル]-N-[2-(メチルアミノ)エチル]ピペリジン-4-カルボキサミド;
1-[4-[2-クロロ-4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンゾイル]ピペラジン-1-イル]-2-(メチルアミノ)エタノン;
2-[5-クロロ-4-[8-[3-クロロ-4-[4-[3-(ヒドロキシメチル)ピペラジン-1-カルボニル]ピペリジン-1-カルボニル]アニリノ]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル]-2-フルオロ-フェノキシ]アセトニトリル;
[2-クロロ-4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]フェニル]-[4-[2-(メチルアミノ)エチル]ピペラジン-1-イル]メタノン;
N-(アゼチジン-3-イルメチル)-1-[2-クロロ-4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンゾイル]ピペリジン-4-カルボキサミド;
[2-クロロ-4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]フェニル]-[4-[2-(ジメチルアミノ)エチル]-4-ヒドロキシ-1-ピペリジル]メタノン;
[2-クロロ-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]フェニル]-[4-[(2S,4R)-4-ヒドロキシピロリジン-2-カルボニル]ピペラジン-1-イル]メタノン;
2-[4-[8-[3-クロロ-4-[4-[(2S,4R)-4-ヒドロキシピロリジン-2-カルボニル]ピペラジン-1-カルボニル]アニリノ]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル]-2,3-ジフルオロ-フェノキシ]アセトニトリル;および
2-[3-クロロ-4-[8-[3-クロロ-4-[4-[(2S,4R)-4-ヒドロキシピロリジン-2-カルボニル]ピペラジン-1-カルボニル]アニリノ]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル]-2-フルオロ-フェノキシ]アセトニトリル。
一実施形態では、本発明は、本明細書に記載の式(I)の化合物の薬学的に許容され得る塩、特に塩酸塩、フマル酸塩、乳酸塩(特にL-(+)-乳酸から誘導される)、酒石酸塩(特にL-(+)-酒石酸に由来)およびトリフルオロ酢酸塩から選択される薬学的に許容され得る塩を提供する。さらに別の特定の実施形態において、本発明は、本明細書に記載の式(I)による化合物を提供する(すなわち、それぞれ「遊離塩基」または「遊離酸」として)。
いくつかの実施形態では、式(I)の化合物は、異なる原子質量または質量数を有する原子によって置換される1つ以上の原子をその中に有することにより同位体標識される。かかる同位体標識された(すなわち、放射標識された)式(I)の化合物は、本開示の範囲内であると考えられる。式(I)化合物に組み込むことができる例示的な同位体としては、それぞれ、水素、炭素、窒素、酸素、リン、硫黄、フッ素、塩素、およびヨウ素の同位体、例えばH、H、11C、13C、14C、13N、15N、15O、17O、18O、31P、32P、35S、18F、36Cl、123I、および125Iが挙げられるが、これらに限定されない。ある特定の同位体標識された式(I)の化合物、例えば、放射性同位体を組み込むものは、薬物および/または基質組織分布研究に有用である。放射性同位体トリチウム、すなわち、Hおよび炭素-14、すなわち、14Cは、それらの組込みの容易さおよび即時検出手段を考慮して、この目的に関して特に有用である。例えば、式(I)の化合物は、所与の同位体の1、2、5、10、25、50、75、90、95、または99%で濃縮することができる。
より重い同位体、例えば重水素、すなわちHなどによる置換を行うと代謝安定性がより高くなり、例えば、インビボ半減期が長くなるかまたは必要な投薬量は少なくなり、結果として特定の治療的利点が得られ得る。
11C、18F、15O、および13Nなどのポジトロン放出同位体での置換は、基質受容体占有を検査するためのポジトロン放出断層撮影(Positron Emission Topography:PET)研究において有用であり得る。同位体標識された式(I)の化合物は、一般的に、当業者に既知の従来の技法により、または前に用いられた同位体標識されていない試薬の代わりに適切な同位体標識された試薬を使用することによって、以下に記述される実施例に記載されるものに類似するプロセスにより調製され得る。
製造プロセス
本発明の式(I)の化合物の調製は、逐次的または収束的な合成経路で行うことができる。本発明の化合物の合成は、以下のスキームで示される。得られた生成物の反応および精製を行うために必要な技能は、当業者に知られている。以下の方法の説明で使用される置換基および指数は、反対の指示がない限り、本明細書で前に示される意味を有する。より詳細には、式(I)の化合物は、以下に示す方法、実施例に示す方法、または類似の方法によって製造することができる。個々の反応工程のための適切な反応条件は、当業者に知られている。また、記載された反応に影響を及ぼす文献に記載された反応条件については、例えば、以下を参照されたい:Comprehensive Organic Transformations:A Guide to Functional Group Preparations、第3版、Richard C.Larock、John Wiley&Sons、ニューヨーク州ニューヨーク、2018年)。本発明者らは、溶媒の有無にかかわらず反応は容易に行うことができることを見出した。使用される溶媒の性質に関しては、それが反応または関与する試薬に悪影響を及ぼさず、かつそれが試薬を少なくともある程度溶解することができるならば、特に制限はない。記載された反応は広範囲の温度にわたって起こる可能性があり、正確な反応温度は本発明にとって重要ではない。-78℃~還流温度までの温度範囲で記載された反応を行うのが好都合である。反応に要する時間もまた、多くの因子、特に反応温度および試薬の性質に依存して、大きく変動し得る。しかしながら、記載された中間体および化合物を得るには、通常、0.5時間~数日の期間で十分である。反応順序はスキームに示された順序に限定されないが、出発物質およびそれらのそれぞれの反応性に応じて、反応工程の順序を自由に変更することができる。出発物質は、市販されているか、または以下に示す方法に類似する方法、本明細書または実施例に引用された参考文献に記載されている方法、または当技術分野で知られている方法によって調製することができる。
式(I)の化合物の合成は、例えば、以下のスキーム1に概説される一般的な合成に従って達成され得る。
スキーム1
Figure 2022513851000025
a)YがNHまたはハロゲンであり、RがHまたはアルキルである酸またはエステルIIは、中間体IVにアクセスするために、市販されているか、または当技術分野で知られている方法によって容易にアクセスでき、同様に市販されているか、または当技術分野で知られている方法によって容易にアクセスすることができるイミダゾピリミジン誘導体IIIと好都合に反応させることができるさまざまな置換(II:Y=NHまたはハロゲン)に応じて、(必要に応じて)金属触媒反応条件下または芳香族求核置換反応条件下で、酸/エステルIIを適切なイミダゾピリミジン誘導体III(Z=NHまたはハロゲンおよびX=ハロゲンまたは適切に置換されたアリール部分)と反応させて、酸/エステルIVを得ることが好都合である。
b)酸誘導体IV(R=H)は、塩基の存在下で鹸化すると、エステルIV(R=アルキル)からアクセスすることができる。塩基の例としては、LiOH、NaOHなどが挙げられる。酸誘導体IVは、アミンVとさまざまなカップリング反応条件(カップリング反応条件は、DIPEA、NEtなどのような塩基の存在下でのHATU、TBTUなどを含む)下で好都合に反応して、アミドVIをもたらす。アミンV(およびそれらの保護された同族体)は市販されており、当技術分野で知られているか、または当技術分野で知られている方法に従って調製される。X=適切に置換されたアリール環の場合、これらの誘導体VIは最終的に望ましいイミダゾピリダジン誘導体Iであるか、または任意の保護基を適切な条件下で切断して最終的なイミダゾピリダジン誘導体Iを得る必要がある。これらのイミダゾピリダジンIは最終的に望ましい化合物である可能性があるが、最終的なイミダゾピリダジン誘導体Iを得るため、さらに誘導体化される可能性がある。
c)アミドVI(X=ハロゲン)は、PdCl(dppf)-CHCl付加物、Pd(PPhなどの金属触媒下で、およびKPO、NaOtBuなどの塩基の存在下で、適切なボロン酸またはエステルVIIと好都合に便利に反応して、イミダゾピリダジン誘導体Iをもたらす。これらのイミダゾピリダジン誘導体Iは、最終的に望ましい化合物である可能性があるが、任意の保護基を適切な条件下で切断して、最終的なイミダゾピリダジンIを生成する必要がある。これらのイミダゾピリダジン誘導体Iは、しかしながら、最終的な所望の化合物は、最終的なイミダゾピリダジン誘導体Iを生成するためにさらに誘導体化される可能性がある。
一態様では、本発明は、本明細書に記載される式(I)の化合物を製造する方法であって、
(i)カルボン酸IVa
Figure 2022513851000026
(式中、R~R11は本明細書で定義される通りである)を、アミンV
Figure 2022513851000027
(式中、A、RおよびRは、本明細書で定義される通りである)と、カップリング試薬(HATU、TBTUなど)および塩基(DIPEA、NEtなど)の存在下で反応させて、式(I)の当該化合物を形成すること、または
(ii)化合物VI
Figure 2022513851000028
(式中R~R、R10、R11およびAは本明細書で定義される通りであり、Xはハロゲンである)を、ボロン酸VII
Figure 2022513851000029
(式中、R~Rは本明細書で定義される通りでありYはボロン酸またはボロン酸エステルである)と、遷移金属触媒(PdCl(dppf)-CHCl付加物、Pd(PPhなど)および塩基(KPO、NaOtBuなど)の存在下で反応させて、式(I)の当該化合物を形成すること、
を含む方法を提供する。
さらなる態様では、本発明は、本明細書に記載の方法に従って製造される場合、本明細書に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩を提供する。
本発明の化合物の使用
実験のセクションに示されているように、式(I)の化合物およびそれらの薬学的に許容され得る塩は、病原体によって、特に細菌、より具体的にはアシネトバクター種、特にアシネトバクター・バウマンニによって被個々される感染症および結果として生じる疾患、特に菌血症、肺炎、髄膜炎、尿路感染症、および創傷感染症の処置または予防のための貴重な薬理学的特性を有する。
式(I)の化合物およびそれらの薬学的に許容され得る塩は、抗生物質として、特にアシネトバクター種に対する抗生物質として、より具体的にはアシネトバクター・バウマンニに対する抗生物質として、最も具体的にはアシネトバクター・バウマンニに対する病原体特異的抗生物質としての活性を示す。
式(I)の化合物およびそれらの薬学的に許容され得る塩は、抗生物質として、すなわち、細菌感染の処置および予防、具体的にはアシネトバクター種によって引き起こされる細菌感染の処置および予防、より具体的にはアシネトバクター・バウマンニによって引き起こされる細菌感染症の処置および予防に適した抗菌医薬成分として使用することができる。
本発明の化合物を、感染症および結果として生じる疾患、病原体によって、具体的には細菌によって、より具体的にはアシネトバクター種によって、最も具体的にはアシネトバクター・バウマンニによって引き起こされる菌血症、肺炎、髄膜炎、尿路感染症、および創傷感染症の処置または予防のために、単独でまたは他の薬物と組み合わせて使用することができる。
一態様では、本発明は、治療的活性物質としての使用のための、本明細書に記載される式(I)の化合物またはそれらの薬学的に許容され得る塩を提供する。
さらなる態様では、本発明は、抗生物質としての使用のための、本明細書に記載される式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩を提供する。
さらなる態様において、本発明は、院内感染症および結果として生じる疾患の処置または予防に使用するための、本明細書に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩を提供する。
特定の実施形態では、当該院内感染症および結果として生じる疾患は、菌血症、肺炎、髄膜炎、尿路感染症および創傷感染症、またはそれらの組み合わせから選択される。
さらなる態様では、本発明は、グラム陰性によって引き起こされる感染および結果として生じる疾患の処置または予防に使用するための、本明細書に記載される式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩を提供する。
特定の実施形態において、グラム陰性菌によって引き起こされる当該感染症および結果として生じる疾患は、菌血症、肺炎、髄膜炎、尿路感染症および創傷感染症、またはそれらの組み合わせから選択される。
さらなる態様において、本発明は、エンテロコッカス・フェシウム、スタフィロコッカス・アウレウス、クレブシエラ・ニューモニエ、アシネトバクター・バウマンニ、シュードモナス・エルギノーザ、エンテロバクター種もしくは大腸菌、またはそれらの組み合わせによって引き起こされる感染症および結果として生じる疾患の処置または予防のための、本明細書に記載の式(I)の化合物またはその薬学的に許容され得る塩を提供する。
さらなる態様において、本発明は、エンテロコッカス・フェシウム、スタフィロコッカス・アウレウス、クレブシエラ・ニューモニエ、アシネトバクター・バウマンニ、シュードモナス・エルギノーザ、エンテロバクター種もしくは大腸菌、またはそれらの組み合わせによって引き起こされる感染症および結果として生じる疾患の処置または予防のための方法であって、本明細書に記載の式(I)の化合物またはその薬学的に許容され得る塩を哺乳動物に投与することを含む方法を提供する。
さらなる態様では、本発明は、抗生物質としての使用のための、本明細書に記載される式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩の使用を提供する。
さらなる態様において、本発明は、エンテロコッカス・フェシウム、スタフィロコッカス・アウレウス、クレブシエラ・ニューモニエ、アシネトバクター・バウマンニ、シュードモナス・エルギノーザ、エンテロバクター種もしくは大腸菌、またはそれらの組み合わせによって引き起こされる感染症および結果として生じる疾患の処置または予防のための、本明細書に記載の式(I)の化合物またはその薬学的に許容され得る塩の使用を提供する。
さらなる態様において、本発明は、エンテロコッカス・フェシウム、スタフィロコッカス・アウレウス、クレブシエラ・ニューモニエ、アシネトバクター・バウマンニ、シュードモナス・エルギノーザ、エンテロバクター種もしくは大腸菌、またはそれらの組み合わせによって引き起こされる感染症および結果として生じる疾患の処置または予防に有用な薬剤の調製のための、本明細書に記載の式(I)の化合物またはその薬学的に許容され得る塩の使用を提供する。
特定の実施形態において、エンテロコッカス・フェシウム、スタフィロコッカス・アウレウス、クレブシエラ・ニューモニエ、アシネトバクター・バウマンニ、シュードモナス・エルギノーザ、エンテロバクター種または大腸菌、またはそれらの組み合わせによって引き起こされる当該感染症および結果として生じる疾患は、菌血症、肺炎、髄膜炎、尿路感染症および創傷感染症、またはそれらの組み合わせから選択される。
さらなる態様において、本発明は、感染症および結果として生じる疾患、病原体によって、特に細菌、より具体的にはアシネトバクター種、特にアシネトバクター・バウマンニによって引き起こされる特に菌血症、肺炎、髄膜炎、尿路感染症、および創傷感染症の処置または予防において使用するための上に定義される式(I)の化合物またはそれらの薬学的に許容され得る塩を提供する。
さらなる態様において、本発明は、感染症および結果として生じる疾患、病原体によって、特に細菌、より具体的にはアシネトバクター種、特にアシネトバクター・バウマンニによって引き起こされる特に菌血症、肺炎、髄膜炎、尿路感染症、および創傷感染症の処置または予防のための方法を提供し、方法は、上に定義される式(I)の化合物またはその薬学的に許容され得る塩を哺乳動物に投与することを含む。
さらなる態様において、本発明は、感染症および結果として生じる疾患、病原体によって、特に細菌、より具体的にはアシネトバクター種、特にアシネトバクター・バウマンニによって引き起こされる特に菌血症、肺炎、髄膜炎、尿路感染症、および創傷感染症の処置または予防のための上に定義される式(I)の化合物またはそれらの薬学的に許容され得る塩の使用を提供する。
さらなる態様において、本発明は、感染症および結果として生じる疾患、病原体によって、特に細菌、より具体的にはアシネトバクター種、特にアシネトバクター・バウマンニによって引き起こされる特に菌血症、肺炎、髄膜炎、尿路感染症、および創傷感染症の処置または予防のための薬剤の調製のための上に定義される式(I)の化合物またはそれらの薬学的に許容され得る塩の使用を提供する。そのような薬剤は、上に定義される式(I)の化合物またはそれらの薬学的に許容され得る塩を含む。
医薬組成物および投与
一態様では、本発明は、式(I)の化合物または上記で定義されたそれらの薬学的に許容され得る塩および1以上の薬学的に許容され得る賦形剤を含む医薬組成物を提供する。例示的な医薬組成物は、実施例115~118に記載されている。
さらなる態様において、本発明は、感染症および結果として生じる疾患、病原体によって、特に細菌、より具体的にはアシネトバクター種、特にアシネトバクター・バウマンニによって引き起こされる特に菌血症、肺炎、髄膜炎、尿路感染症、および創傷感染症の処置または予防のための上に定義される式(I)の化合物またはそれらの薬学的に許容され得る塩、ならびに1つ以上の薬学的に許容され得る賦形剤を含む医薬組成物に関する。
式(I)の化合物およびそれらの薬学的に許容され得る塩は、薬剤として(例えば、医薬製剤の形態で)使用することができる。医薬製剤は、経口(例えば、錠剤、コーティング錠、糖衣錠、硬質ゼラチンカプセルおよび軟質ゼラチンカプセル、溶液、エマルション、または懸濁液の形態)、経鼻(例えば、点鼻薬の形態)、または直腸(例えば、座薬の形態)などで、体内に投与することができる。しかしながら、投与は、筋肉内または静脈内(例えば、注射液または輸液の形態)などで非経口的(parentally)に行うこともできる。
式(I)の化合物およびその薬学的に許容され得る塩は、錠剤、コーティング錠、糖衣錠、および硬質ゼラチンカプセルの製造のための薬学的に不活性な無機または有機賦形剤で処理することができる。ラクトース、コーンスターチもしくはその誘導体、タルク、ステアリン酸、またはその塩等は、例えば、錠剤、糖衣錠、および硬質ゼラチンカプセルの賦形剤として使用することができる。
軟質ゼラチンカプセルに適した賦形剤としては、例として、植物油、ワックス、油脂、半固形物、液体ポリオール等が挙げられる。
溶液およびシロップの製造に適した賦形剤は、例として、水、ポリオール、サッカロース、転化糖、グルコースなどである。
注入液のための適切な賦形剤は、例としては、水、アルコール、ポリオール、グリセロール、植物油などである。
坐薬のための適切な賦形剤は、例として、天然または硬化した油、ワックス、油脂、半固体または液体ポリオールなどである。
さらに、医薬製剤は、防腐剤、可溶化剤、粘度増加物質、安定剤、湿潤剤、乳化剤、甘味剤、着色剤、着香剤、浸透圧を変化させるための塩、緩衝剤、マスキング剤、または酸化防止剤を含むことができる。また、他の治療上有用な物質を含有することもできる。
投薬量は広範に変化させることができ、当然、各特定の場合における個々の要件に適合させる。一般に、経口投与の場合、約0.1mg~20mg/kg体重、好ましくは約0.5mg~4mg/kg体重(例えば、約300mg/人)の毎日の投薬量を、好ましくは1~3の個々の投与量に分けて、例えば同じ量で構成し得るのが適切であろう。しかしながら、これが示されている場合、本明細書で与えられた上限を超えることができることは明らかである。
本発明は、以下の実施例を参照することによってより充分に理解される。しかしながら、特許請求の範囲は、本実施例の範囲を限定するものと解釈されるべきではない。
調製例がエナンチオマーの混合物として得られる場合、純粋なエナンチオマーは、本明細書に記載の方法によって、または当業者に公知の方法、例えばキラルクロマトグラフィ(例えば、キラルSFC)もしくは結晶化などによって、分離することができる。
特に記載のない限り、すべての反応例および中間体は、アルゴン雰囲気下で調製した。
以下の略語を、本文中では使用する:
(R)-BINAP=(R)-2,2’-ビス(ジフェニルホスフィノ)-1,1’-ビナフチル、ACN=アセトニトリル、aq.=水性、Boc=tert-ブチルオキシカルボニル、Boc-Glu-OtBu=Boc-L-グルタミン酸1-tert-ブチルエステル、Boc-Glu(OtBu)-OH=N-α-t-Boc-L-グルタミン酸γ-t.-ブチルエステル、Boc-Orn(Z)-OH=Nα-Boc-Nδ-Cbz-L-オルニチン、Nα-Boc-Nδ-Z-L-オルニチン、Nδ-Z-Nα-Boc-L-オルニチン、BrettPhos-Pd-G3=[(2-ジ-シクロヘキシルホスフィノ-3,6-ジメトキシ-2’、4’、6’-トリイソプロピル-1,1’-ビフェニル)-2-(2’-アミノ-1,1’-ビフェニル)]パラジウム(II)メタンスルホネートメタンスルホネート、CAS=ケミカルアブストラクト登録番号、CsCO=炭酸セシウム、DCM=ジクロロメタン、DIAD=ジイソプロピルアゾジカルボキシレート、DIPEA=エチルジイソプロピルアミン、DMA=N,N-ジメチルアセトアミド、DMAP=4-(ジメチルアミノ)-ピリジン、DMF=N,N-ジメチルホルムアミド、DMSO=ジメチルスルホキシド、DMSO-d6=重水素化ジメチルスルホキシド、EA=酢酸エチル、EDC=1-エチル-3-(3-ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド、EDCI=1-エチル-3-(3-ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド、EI=電子衝撃、ESI=エレクトロスプレーイオン化、ESI=エレクトロスプレーイオン化ポジティブ(モード)、ESP=エレクトロスプレーイオン化ポジティブ(モード)、EtO=ジエチルエーテル、EtN=トリエチルアミン、EtOAc=酢酸エチル、EtOH=エタノール、FA=ギ酸、Fmoc-Agp(Boc)2-OH=N-α-Fmoc-N,NA-γ-ジ-t-ブトキシカルボニル-L-ジアミノブタン酸、Fmoc-Arg(Boc)2-OH=N-α-Fmoc-N-ω、N-ωA-ビス-t-ブトキシカルボニル-L-アルギニン、H=水素、h=時間、HATU=1-[ビス(ジメチルアミノ)メチレン]-1H-1,2,3-トリアゾロ[4,5-b]ピリジニウム-3-オキシドヘキサフルオロホスフェート、HCl=塩酸、HFIP=1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロイソプロパノール、HO=水、HOBt=1-ヒドロキシ-1H-ベンゾトリアゾール、HPLC=高速液体クロマトグラフィー、HV=高真空、ISN=イオンスプレーネガティブ(モード)、KCO=炭酸カリウム、KI=ヨウ化カリウム、KOH=水酸化カリウム、KPO=リン酸カリウム三塩基性、LC-MS=質量分析と組み合わせた液体クロマトグラフィー、LiOH=水酸化リチウム、MeOH=メタノール、MgSO=硫酸マグネシウム、分=分、mL=ミリリットル、MS=質量分析、MTBE=tert-ブチルメチルエーテル、N=窒素、NaCO=炭酸カリウム、NaSO、=亜硫酸ナトリウム、NaSO=硫酸ナトリウム、Na=チオ硫酸ナトリウム、NEt=トリエチルアミン、NaHCO=炭酸水素ナトリウム、NaOH=水酸化ナトリウム、NHCl=塩化アンモニウム、NiCl.6HO=塩化ニッケル(II)六水和物、NMO=N-メチルモルホリンN-オキシド、NMP=N-メチル-2-ピロリドン、Pd/C=活性化炭素上のパラジウム、Pd(dba)=トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)、PdCl(PPh=ビス(トリフェニルホスフィン)二塩化パラジウム(II)、Pd(dppf)Cl=[1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)、PdCl(dppf)-CHCl=[1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)ジクロロメタン錯体、PE=石油エーテル、PhI(OAc)=(ジアセトキシヨード)ベンゼン、PPA=ポリリン酸、pTsOH=パラトルエンスルホン酸、Rf=保持係数、RM=反応混合物、RT=室温、SOCl=塩化チオニル、SFC=超臨界流体クロマトグラフィー、TBTU=2-(1H-ベンゾトリアゾール-1-イル)-1,1,3,3-テトラメチルアミニウムテトラフルオロボレート、TP=プロピルホスホン酸無水物、t-Bu-X-phos=2-ジ-tert-ブチルホスフィノ-2’,4’,6’-トリイソプロピルビフェニル、TEA=トリエチルアミン、TEMPO=(2,2,6,6-テトラメチルピペリジン-1-イル)オキシル、TFA=トリフルオロ酢酸、THF=テトラヒドロフラン、分取-TLC=分取薄層クロマトグラフィー、UV=紫外線
中間体1
4-((3-ヨードイミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-メチル安息香酸
1,4-ジオキサン(2mL)中の8-クロロ-3-ヨードイミダゾ[1,2-a]ピラジン(100mg、358μmol)および4-アミノ-2-メチル安息香酸(108mg、716μmol)の混合物)および酢酸(2mL)を90℃で48時間撹拌した。混合物を室温まで冷却し、フィルタにかけた。残留物をジエチルエーテルで洗浄し、真空乾燥して、表題化合物(139mg)を白色の固体として得た。MS(ESI,m/z):395.1[M+H]
中間体2
2-クロロ-4-((3-(3-フルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)安息香酸
アセトニトリル(0.9mL)および酢酸(100μL)中の8-クロロ-3-(3-フルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン(中間体3、50mg、180μmol)に4-アミノ-2-クロロ安息香酸(46.3mg、270μmol)を添加し、続いて80℃で一晩撹拌した。反応混合物をフィルタにかけ、表題化合物(70mg)を淡褐色の固体として得た。MS(ESI,m/z):411.3[M-H]
以下の中間体を、同様に調製した:
Figure 2022513851000030
Figure 2022513851000031
Figure 2022513851000032
中間体3
8-クロロ-3-(3-フルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン
ジオキサン(6.5mL)および水(3.25mL)中の8-クロロ-3-ヨードイミダゾ[1,2-a]ピラジン(500mg、1.79mmol)に2-(3-フルオロ-4-メトキシフェニル)-4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン(474mg、1.88mmol)、1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセンジクロロパラジウム(II)ジクロロメタン錯体(65.5mg、89.5μmol)および炭酸ナトリウム(379mg、3.58mmol、当量2)を加え、続いて50℃で2日間撹拌した。反応混合物を酢酸エチルと水とに分配した。有機層をNaSOで乾燥し、フィルタにかけ、濃縮して赤色の固体を得て、これをカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、DCM/MeOH、0~5%)で精製して、表題化合物(359mg)をピンクがかった褐色の固体として得た。MS(ESI,m/z):278.1[M+H]
以下の中間体を中間体3と同様に調製した。
Figure 2022513851000033
中間体52
2-[2,3-ジフルオロ-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェノキシ]アセトニトリル
工程1:
2-(4-ブロモ-2,3-ジフルオロ-フェノキシ)アセトニトリル
DMF(25mL)中の4-ブロモ-2,3-ジフルオロフェノール(5.2g、25mmol、当量1)、ブロモアセトニトリル(6.0g、50mmol、当量2)の溶液に、炭酸カリウム(6.9g、50mmol、当量2)を加え、次に、得られた混合物を室温で一晩撹拌した。
混合物を水(50mL)に注ぎ、水溶液を酢酸エチル(100mL×2)で抽出した。有機層を合わせ、水およびブラインで洗浄し、NaSO上で乾燥させ、減圧下で濃縮した。残留物を逆相HPLCによって精製して、表題化合物(5.2g、84%収率)を白色の固体として得た。
MS(ESI,m/z):248.0[M+H]+.
工程2:
2-[2,3-ジフルオロ-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェノキシ]アセトニトリル
ジオキサン(50mL)中の2-(4-ブロモ-2,3-ジフルオロフェノキシ)アセトニトリル(6.2g、25mmol、当量:1)の溶液に、(4,4,4’,4’,5,5,5’,5’-オクタメチル-2,2’-ビ(1,3,2-ジオキサボロラン)(6.35g、25mmol、当量1)、Pd(dppf)Cl2(1.6g、2mmol、当量0.08)および酢酸カリウム(4.9g、50mmol、当量2)を加え、次いで得られた混合物を窒素で5分間脱気し、次いで80℃で一晩撹拌した。室温まで冷却した後、混合物を水(100mL)に注ぎ、水溶液を酢酸エチル(100mL×2)で抽出した。有機層を合わせ、水およびブラインで洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、減圧下で濃縮して、赤色油を得て、これをシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して、所望の化合物(4g、54%収率)を灰白質の固体として得た。
中間体55
2-[3-クロロ-2-フルオロ-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェノキシ]アセトニトリル
4-ブロモ-3-クロロ-2-フルオロ-フェノール[CAS番号1360745-16-9]から出発して中間体52と同様に調製した。
中間体33
4-アミノ-2-エチル-安息香酸
工程1:4-ニトロ-2-ビニル-安息香酸メチルおよび4-ニトロ-2-ビニル-安息香酸エチル
トルエン(50mL)およびエタノール(50mL)中の2-ブロモ-4-ニトロ安息香酸メチル(5.2g、20mmol、1当量)、2,4,6-トリビニルシクロトリボロキサンピリジン錯体(5.78g、24mmol、1.2当量)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(1.16g、1mmol、0.050当量)および炭酸カリウム(11.05g、79.99mmol、4当量)の混合物を、90℃で窒素下で2時間撹拌した。混合物をセライトでフィルタにかけた。濾液を濃縮乾固した。粗製物に水(50mL)を加えた。水層を酢酸エチル(50mL×3)で抽出した。合わせた有機層を真空下で濃縮乾固した。次に、粗製物を、石油エーテル中の10%酢酸エチルを溶出するフラッシュカラムクロマトグラフィーによって精製して、メチル4-ニトロ-2-ビニル-ベンゾエート(1.58g)を褐色の油として得た。
工程2:4-アミノ-2-エチル-安息香酸エチル
MeOH(10mL)中の4-ニトロ-2-ビニル安息香酸エチル(392.0mg、1.77mmol、1当量)およびPd/C(10%)(50.0mg)の混合物を、水素雰囲気下、25℃で5時間撹拌した。混合物をセライトでフィルタにかけ、4-アミノ-2-エチル-安息香酸エチル(331mg、1.71mmol、96.66%収率)を褐色の油として得た。MS(ESI):194.1([M+H]).
工程3:4-アミノ-2-エチル-安息香酸
THF(5mL)およびメタノール(25mL)中のメチル4-アミノ-2-エチルベンゾエート(540mg、3.0mmol)の溶液に、2.0M LiOH(3.0mL)水溶液を加えた。得られた混合物を室温で15時間撹拌し、次に3.0M塩酸でpH=5~6に酸性化した。得られた懸濁液をフィルタにかけ、固体を水で洗浄し、次いで乾燥させて、表題化合物(0.3g、収率60.5%)を白色の固体として得た。
MS(ESI,m/z):166.0[M+H]+.
中間体56
2-(ジメチルアミノ)-1-ピペラジン-1-イル-エタノンジトリフルオロアセテート
工程1:4-[2-(ジメチルアミノ)アセチル]ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル
DMF(20mL)中のtert-ブチルピペラジン-1-カルボキシレート(500mg、2.68mmol)の溶液に、ジメチルグリシン(277mg、2.68mmol)、トリエチルアミン(815mg、1.12mL、8.05mmol)および1-プロパンホスホン酸無水物(1.71g、5.37mmol)を加え、反応物を室温で20分間撹拌した。反応混合物を水でクエンチし、ブラインで洗浄した。混合物をDCMで抽出した。有機層を真空で濃縮して粗生成物(530mg)を得て、これをさらに精製することなく次の工程で使用した。MS(ESI,m/z):[Ms+1]272
工程2:2-(ジメチルアミノ)-1-ピペラジン-1-イル-エタノンジ-トリフルオロアセテート
DCM(5mL)およびTFA(5mL)中の4-(ジメチルグリシル)ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル(530mg)の溶液を室温で1時間撹拌した。反応混合物を真空で濃縮して、粗生成物(680mg)を得て、これをさらに精製することなく使用した。MS(ESI,m/z):[M+H]172
中間体57
4-(3-アミノプロピル)ピペラジン-2-オン
工程1:
2-[3-(3-オキソピペラジン-1-イル)プロピル]イソインドリン-1,3-ジオン
N,N-ジメチルホルムアミド(25mL)中の3-(1,3-ジオキソイソインドリン-2-イル)プロピルメタンスルホネート(1.34g、5mmol、当量1)、ピペラジン-2-オン(600mg、6mmol、当量1.2)および炭酸カリウム(1.38g、10mmol、当量2)の混合物を室温で一晩撹拌した。混合物をHOで希釈し、DCMで抽出した。DCM層を乾燥させ、真空で濃縮して黄色の油を得て、これをフラッシュカラムクロマトグラフィーによって精製して、所望の化合物(1.2g、収率83.5%)を白色の固体として得た。MS(ESI,m/z):278.1[M+H]+.
工程2:
4-(3-アミノプロピル)ピペラジン-2-オン
EtOH(25mL)中の2-(3-(3-オキソピペラジン-1-イル)プロピル)イソインドリン-1,3-ジオン(1.15g、4mmol)の混合物に、ヒドラジン水和物(2.0mL)を加え、次いで混合物を室温で一晩撹拌した。懸濁液をフィルタにかけ、濾液を濃縮して、所望の明るい黄色の油として表題化合物得た(0.5g、80%収率)。MS(ESI,m/z):158.1[M+H]
以下の中間体を中間体57と同様に調製した。
Figure 2022513851000034
中間体63
2-エチル-4-[(3-ヨードイミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ]安息香酸
工程1:メチル2-エチル-4-[(3-ヨードイミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ]安息香酸塩
ACN(60mL)中の8-クロロ-3-ヨード-イミダゾ[1,2-a]ピラジン(6.0g、21.47mmol、1当量)の溶液に、4-アミノ-2-エチル安息香酸メチル[CAS番号1211589-24-0](4.72g、26.31mmol、1.23当量)および酢酸(6.0mL、21.47mmol、1当量)を添加した。反応混合物を80℃で60時間撹拌した。室温まで冷却した後、反応混合物をフィルタにかけ、(ACN:MeOH=10:1、V:V)で洗浄し、次いで乾燥させて、メチル2-エチル-4-[(3-ヨードイミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ]ベンゾエート(9.37g、粗製物)を灰白色の固体として得た。H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 10.14(brs,1H),7.98-8.06(m,2H),7.89(s,1H),7.86(d,J=4.77Hz,1H),7.82(d,J=8.53Hz,1H),7.62(d,J=4.77Hz,1H),3.80(s,3H),2.93(q,J=7.40Hz,2H),1.18(t,J=7.40Hz,3H)
工程2:2-エチル-4-[(3-ヨードイミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ]安息香酸
THF(80mL)中のメチル2-エチル-4-[(3-ヨードイミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ]安息香酸(9.37g、22.19mmol、1当量)の溶液に、水酸化ナトリウム(80.0mL、320mmol、14.42当量)を加え、次いで60℃で60時間撹拌した。反応混合物を3N HClによりpH=1~2に調整し、フィルタにかけ、乾燥して、2-エチル-4-[(3-ヨードイミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ]安息香酸(8.2g、20.09mmol、90.52%収率)を白色の固体として得た。H NMR(400MHz,DMSO-d6)δ 12.48(brs,1H),9.86(s,1H),8.05(dd,J=2.13,8.66Hz,1H),7.99(d,J=2.01Hz,1H),7.78-7.86(m,3H),7.61(d,J=4.64Hz,1H),2.95(q,J=7.40Hz,2H),1.18(t,J=7.47Hz,3H).
以下の中間体を中間体63と同様に調製した。
Figure 2022513851000035
参照例1
1-(4-((3-(4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-メチルベンゾイル)ピペリジン-4-カルボン酸
Figure 2022513851000036
工程1
1-(4-((3-(4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-メチルベンゾイル)ピペリジン-4-カルボン酸メチル
DMF(2mL)中の中間体7、DIPEA(94.5mg、128μL、731μmol)およびHATU(185mg、487μmol)の混合物を30分間撹拌した。メチルピペリジン-4-カルボキシレート(52.3mg、366μmol)を加え、撹拌を一晩続けた。混合物を分取HPLCにより精製して、淡褐色の固体として表題化合物(93mg)を得た。
MS(ESI,m/z):536.3[M+H]
工程2
1-(4-((3-(4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-メチルベンゾイル)ピペリジン-4-カルボン酸
THF(1mL)/水(0.5mL)中の1-(4-((3-(4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-メチルベンゾイル)ピペリジン-4-カルボン酸メチルの混合物(93mg)、1M LiOH水溶液(0.8mL)を60℃で5時間撹拌した。反応混合物を濃縮し、1M HCl水溶液を加えることにより酸性化した。水(1mL)を加え、混合物をDCMで抽出した。合わせた有機層を無水硫酸マグネシウム上で乾燥させ、真空で濃縮して、白色固体として表題化合物(91mg)を得た。
MS(ESI,m/z):522.2[M+H]
以下の実施例および中間体を、参照例1と同様に調製した。
Figure 2022513851000037
参照例3
4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-N,N,2-トリメチルベンズアミド
Figure 2022513851000038
工程1:
4-アミノ-N,N,2-トリメチル-ベンズアミド
DCM(350mL)中の4-アミノ-2-メチル安息香酸(2.7g、18mmol)、ジメチルアミンヒドロクロリド(1.76g、21.6mmol)の溶液に、TEA(3.6g、36mmol)を加え、次いで得られた混合物を室温で30分間撹拌し、EDCI(4g、21mmol)を混合物に加え、さらに10時間撹拌した。混合物を水(500mL)に注ぎ、水溶液をDCM(100mL×2)で抽出した。有機層を合わせ、水およびブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して黄色の油を得て、これをフラッシュカラムクロマトグラフィーによって精製して、灰白色の固体として所望の化合物(2.5g、収率78%)を得た。
MS(ESI,m/z):179.1[M+H]
工程2:
4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-N,N,2-トリメチルベンズアミド
アセトニトリル(10mL)および酢酸(1mL)中の中間体21(295mg、1mmol)の溶液に、4-アミノ-N,N,2-トリメチル-ベンズアミド(178mg、1mmol)を加えた。混合物を85℃で一晩撹拌した。混合物を水(50mL)に注ぎ、水溶液をDCM(75mL×2)で抽出した。有機層を合わせ、水およびブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、赤色の油を得て、これを分取HPLCによって精製して灰白色の固体として所望の化合物(200mg、45.7%収率)を得た。
MS(ESI,m/z):438.1[M+H]
実施例1
4-(2-クロロ-4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)ベンゾイル)ピペラジン-2-カルボン酸
Figure 2022513851000039
工程1:
1-tert-ブチル2-メチル4-[2-クロロ-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンゾイル]ピペラジン-1,2-ジカルボキシレート
無水DMF(5mL)中の2-クロロ-4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)安息香酸(215mg、0.5mmol)、1-tert-ブチル2-メチルピペラジン-1,2-ジカルボキシレート(146mg、0.6mmol)の溶液に、DIPEA(129mg、1.0mmol)を加え、次いで得られた混合物を30分間室温で撹拌し、HATU(380mg、1.0mmol)を混合物に加え、さらに10時間撹拌した。混合物を水(50mL)に注ぎ、水溶液を酢酸エチル(50mL×2)で抽出した。有機層を合わせ、水およびブラインで洗浄し、乾燥させ、減圧下で濃縮して、赤色の油を得て、これを精製せずに次の工程で使用した。MS(ESI,m/z):657.1[M+H]
工程2:
4-[2-クロロ-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンゾイル]ピペラジン-2-カルボン酸メチル
酢酸エチル(5mL)中の1-tert-ブチル2-メチル4-(2-クロロ-4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)ベンゾイル)ピペラジン-1,2-ジカルボキシレート(200mg、0.3mmol)の溶液に、室温で酢酸エチル(5.0mL)中の1M塩酸を加えた。得られた混合物を4時間撹拌し、次いで2M NaCO水溶液でpH=7~8に調整した。混合物をDCM(75mL×2)で抽出し、合わせた有機層を水およびブラインで洗浄し、乾燥および濃縮して赤色の固体を得て、これを精製せずに次の工程で使用した。
MS(ESI,m/z):557.1[M+H]
工程3:
4-[2-クロロ-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンゾイル]ピペラジン-2-カルボン酸
THF(5mL)およびMeOH酢酸エチル(5mL)中のメチル4-(2-クロロ-4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)ベンゾイル)ピペラジン-2カルボキシレート(167mg、0.3mmol)の溶液に、1M LiOH水溶液(3mL)を室温で滴下して加えた。得られた混合物を4時間撹拌し、次いで2M塩酸でpH5~6に酸性化した。混合物をDCM(50mL×2)で抽出し、合わせた有機層をブラインで洗浄し、次いで乾燥し、次いで濃縮して淡黄色の油を得て、これを分取HPLCにより精製して所望の化合物(200mg、45.7%収率)を灰白色の固体として得た。
MS(ESI,m/z):438.1[M+H]
以下の実施例を、実施例1と同様に調製した。
Figure 2022513851000040
中間体23
8-クロロ-3-[4-(ジフルオロメトキシ)-2,3-ジフルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン
工程1:1-ブロモ-4-(ジフルオロメトキシ)-2,3-ジフルオロ-ベンゼン
DMF(10mL)中の4-ブロモ-2,3-ジフルオロフェノール(1g、4.78mmol)、クロロジフルオロ酢酸ナトリウム(1.09g、7.18mmol)および炭酸カリウム(1.32g、9.57mmol)の混合物を一晩攪拌しながら100℃に加熱した。混合物を飽和NaHCO水溶液で希釈し、DCMで抽出した。DCM層を乾燥させて濃縮した。残留物をカラムクロマトグラフィー(PE/EA=50/1)により精製して、無色の油として表題化合物(1g)を得た。
工程2:2-[4-(ジフルオロメトキシ)-2,3-ジフルオロ-フェニル]-4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン
ジオキサン(20mL)中の1-ブロモ-4-(ジフルオロメトキシ)-2,3-ジフルオロベンゼン(850mg)、ビス(ピナコラート)ジボロン(833mg、3.28mmol)、酢酸カリウム(644mg、6.56mmol)およびPdCl(PPh(115mg、164μmol)の混合物を、一晩撹拌しながら100℃に加熱した。混合物を真空で濃縮し、残留物をカラムクロマトグラフィー(PE/EA=30/1で溶出)によって精製して、無色の油として表題化合物(800mg、2.61mmol)を得た。
工程3:8-クロロ-3-[4-(ジフルオロメトキシ)-2,3-ジフルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン
THF(40mL)およびHO(10mL)中の8-クロロ-3-ヨードイミダゾ[1,2-a]ピラジン(730mg、2.61mmol)、2-(4-(ジフルオロメトキシ)-2,3-ジフルオロフェニル)-4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン(800mg、2.61mmol)、PdCl(dppf)-CHCl付加物(95.6mg、131μmol)およびKPO(1.66g、7.84mmol)の混合物を、一晩撹拌しながら50℃に加熱した。混合物をHOで希釈し、DCMで抽出した。DCM層を乾燥させて濃縮した。残留物を、シリカゲルクロマトグラフィー(PE/EA=5/1で溶出)により精製して、褐色の固体として表題化合物(400mg、1.21mmol)を得た。MS(ESI,m/z):332.2[M+H]
中間体41
2-[3-クロロ-4-(8-クロロイミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル)-2-フルオロ-フェノキシ]アセトニトリル
工程1:4-ブロモ-3-クロロ-2-ヨードベンゾニトリル
DCM(200mL)中の3-クロロ-2-フルオロフェノール(10.00g、68.24mmol)の撹拌溶液に、-10℃で臭素(13.09g、81.88mmol)を滴下して加えた。反応混合物を20℃まで温め、16時間撹拌した。反応を飽和NaSO水溶液(100mL)でクエンチし、DCM(150mL)で抽出した。有機相を飽和NaHCO(100mL)およびブライン(100mL)で洗浄し、乾燥させ、減圧下で濃縮して、4-ブロモ-3-クロロ-2-フルオロ-フェノール(13.7g)を白色の固体として得た。H NMR(400MHz,CDCl3)□:7.31(dd,1H),6.86(t,1H)
工程2:2-(4-ブロモ-3-クロロ-2-フルオロ-フェノキシ)アセトニトリル
アセトニトリル(200mL)中の4-ブロモ-3-クロロ-2-フルオロフェノール(13.70g、60.77mmol)、炭酸カリウム(12.60g、91.16mmol)、およびブロモアセトニトリル(8.75g、72.92mmol)の混合物を60℃で16時間攪拌した。反応混合物を冷却し、フィルタにかけた。濾液を減圧下で濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィー(PE/EA=10/1で溶出)によって精製して、2-(4-ブロモ-3-クロロ-2-フルオロ-フェノキシ)アセトニトリル(13.0g)を白色の固体として得た。H NMR(400MHz,CDCl3)□:7.43(dd,1H),6.96(dd,1H),4.84(s,2H)
工程3:2-[3-クロロ-2-フルオロ-4-(4、4、5、5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェノキシ]アセトニトリル
2-(4-ブロモ-3-クロロ-2-フルオロ-フェノキシ)アセトニトリル(13.00g、49.15mmol)、ビス(ピナコラート)ジボロン(14.98g、58.98mmol)、酢酸カリウム(14.47g、147.46mmol)およびPd(dppf)Clの混合物1,4-ジオキサン(280mL)中のCHCl付加物(3.60g、4.92mmol)を窒素下70℃で16時間撹拌した。反応物を冷却し、混合物をフィルタにかけた。濾液を減圧下で濃縮し、残留物をフラッシュカラムクロマトグラフィー(PE:EA=10:1で溶出)で精製し、目的の生成物(11.6g)を淡黄色の固体として得た。
工程4:2-[3-クロロ-4-(8-クロロイミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル)-2-フルオロ-フェノキシ]アセトニトリル中間体41
8-クロロ-3-ヨード-イミダゾ[1,2-a]ピラジン(6.50g、23.26mmol)、2-[3-クロロ-2-フルオロ-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェノキシ]アセトニトリル(11.59g、23.26mmol)、炭酸ナトリウム(7.40g、69.77mmol)およびPd(dppf)Clの混合物1,4-ジオキサン(150mL)および水(30mL)中のCHCl付加物(1.7g、2.33mmol)を、窒素下、60℃で16時間撹拌した。反応混合物を冷却し、フィルタにかけた。濾液を濃縮し、残留物をHO(100mL)で希釈し、DCM(200mL×3)で抽出した。有機相をブライン(100mL)で洗浄し、減圧下で濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィー(PE/EA=1/1)で精製して、粗生成物を得た。それをトリチュエートにより再精製し(PE/EA=3/1)、真空中で乾燥させて、表題化合物(5.0g)を淡赤色の固体として得た。
MS観測値(ESI)[(M+H)]:337.2
中間体27
8-クロロ-3-(2-クロロ-5-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン
工程1:1-クロロ-4-フルオロ-5-メトキシ-2-ニトロベンゼン
ナトリウム(712mg、30.97mmol)をMeOH(50mL)に加え、混合物を10分間撹拌した。得られた混合物に、0℃のMeOH(20mL)中の1-クロロ-4,5-ジフルオロ-2-ニトロベンゼン(5.0g、25.83mmol)の溶液を加えた。反応物を15℃で2時間撹拌した。混合物を水(30mL)でクエンチし、次いでDCM(100mL)で抽出した。DCM層をブライン(30mL)で洗浄し、乾燥させ、減圧下で濃縮して、1-クロロ-4-フルオロ-5-メトキシ-2-ニトロベンゼン(4.2g)を黄色の固体として得た。H NMR(400MHz,CDCl3)□:7.86(d,1H),7.08(d,1H),4.00(s,3H)
工程2:2-クロロ-5-フルオロ-4-メトキシ-アニリン
メタノール(100mL)中の塩化ニッケル(II)六水和物(2.44g、10.25mmol)および水素化ホウ素ナトリウム(380mg、10.04mmol)の攪拌懸濁液に、0℃のTHF(40mL)中の1-クロロ-4-フルオロ-5-メトキシ-2-ニトロベンゼン(4.2g、20.43mmol)の溶液を滴下して加えた。次いで、追加の水素化ホウ素ナトリウム(2.31g、61.06mmol)を0℃で加え、反応混合物を15℃で1時間撹拌した。水(20mL)を加えることにより反応をクエンチした。固体をフィルタにかけ、濾液をDCMで抽出した。有機相をブラインで洗浄し、乾燥させ、減圧下で濃縮した。残留物をカラムクロマトグラフィー(PE/EA=5/1で溶出)で精製して、表題化合物(2.8g)を黄色の固体として得た。
工程3:1-ブロモ-2-クロロ-5-フルオロイソキノリン-4-アミン
HBr(20mL)水溶液中の2-クロロ-5-フルオロ-4-メトキシ-アニリン(1.7g、9.68mmol)の溶液に0℃の水(8mL)中の亜硝酸ナトリウム(735mg、10.65mmol)を加えた。混合物を0℃で30分間撹拌した。次いで、HBr(20mL)水溶液中の臭化銅(I)(2.08g、14.52mmol)および臭化銅(II)(3.24g、14.52mmol)の溶液を混合物に加えた。反応物を60℃で2時間撹拌した。混合物をDCM(100mL)で希釈し、水(30mL)およびブライン(30mL)で洗浄し、乾燥し、減圧下で濃縮した。残留物をカラムクロマトグラフィー(PE/EA=20/1)で精製して、表題化合物(530mg)を白色の固体として得た。
工程4:2-(2-クロロ-5-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)-4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン
1-ブロモ-2-クロロ-5-フルオロ-4-メトキシ-ベンゼン(530mg、2.21mmol)、ビス(ピナコラート)ジボロン(843mg、3.32mmol)、酢酸カリウム(652mg、6.64mmol)およびPd(dppf)Clの混合物1,4-ジオキサン(2mL)中のCHCl付加物(181mg、0.22mmol)を、窒素下、80℃で16時間撹拌した。反応物を冷却し、混合物をフィルタにかけた。濾液を減圧下で濃縮し、残留物をフラッシュカラムクロマトグラフィー(PE/EA=100/1)で精製して、所望の化合物(250mg)を白色の固体として得た。
工程5:8-クロロ-3-(2-クロロ-5-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン
中間体8-クロロ-3-ヨード-イミダゾ[1,2-a]ピラジン(400mg、1.43mmol)、2-(2-クロロ-5-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)-4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン(420mg、1.47mmol)、炭酸ナトリウム(455mg、4.29mmol)およびPd(dppf)Clの混合物1,4-ジオキサン(8mL)および水(2mL)中のCHCl付加物(117mg、0.14mmol)を、窒素下、50℃で16時間撹拌した。反応混合物を冷却し、フィルタにかけた。濾液を減圧下で濃縮し、残留物をフラッシュカラムクロマトグラフィー(PE/EA=3/1)で精製して、所望の生成物(375mg)を褐色の固体として得た。MS観測値(ESI)[(M+H)]:312.2
中間体70
8-クロロ-3-(2-クロロ-3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン
工程1:1-ブロモ-2-クロロ-3-フルオロ-4-メトキシ-ベンゼン
クロロホルム(20mL)中の1-クロロ-2-フルオロ-3-メトキシ-ベンゼン(2.00g、12.46mmol)の攪拌溶液に、臭素(1.89g、11.83mmol)を滴下して加えた。反応混合物を15℃で2時間撹拌した。反応を飽和NaSO水溶液でクエンチし、DCMで抽出した。有機相をブライン(20mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、所望の化合物(2.00g)を白色の固体として得た。
工程2:2-(2-クロロ-3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)-4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン
1-ブロモ-2-クロロ-3-フルオロ-4-メトキシ-ベンゼン(1.00g、2.8mmol)、ビス(ピナコラート)ジボロン(710mg、2.8mmol)、酢酸カリウム(824mg、8.39mmol)の混合物およびPd(dppf)Clの混合物1,4-ジオキサン(20mL)中のCHCl付加物(228mg、0.28mmol)を、窒素下、80℃で2時間撹拌した。反応物を冷却し、混合物をフィルタにかけた。濾液を減圧下で濃縮し、残留物をフラッシュカラムクロマトグラフィー(PE/EA=50/1)で溶出で精製して、所望の化合物(200mg)を白色の固体として得た。
工程3:8-クロロ-3-(2-クロロ-3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン
2-(2-クロロ-3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)-4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン(195mg、0.68mmol)、8-クロロ-3-ヨード-イミダゾ[1,2-a]ピラジン(190mg、0.68mmol)、炭酸ナトリウム(216mg、2.04mmol)およびPd(dppf)Clの混合物1,4-ジオキサン(4mL)および水(1mL)中のCHCl付加物(55mg、0.07mmol)を、窒素下、50℃で16時間撹拌した。反応物を室温に冷却し、減圧下で濃縮した。残留物を、分取TLC(PE/EA=2/1)によって精製して、白色の固体として所望の化合物(67mg)を得た。MS観測値(ESI)[(M+H)]:312.
中間体71
2-[5-クロロ-2-フルオロ-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェノキシ]アセトニトリル
工程1:5-クロロ-2-フルオロ-4-ニトロ-フェノール
1-クロロ-4,5-ジフルオロ-2-ニトロベンゼン(5.0g、25.83mmol)および15%KOH水溶液(2.9g、7.75mmol)の混合物を100℃で14時間撹拌した。混合物をpH4~5になるまでHCl(1N)を加え、DCM(100mL×3)で抽出した。次いで、混合物を濃縮乾固し、フラッシュカラムクロマトグラフィー(PE/EA=100%~10%)によって精製して、5-クロロ-2-フルオロ-4-ニトロ-フェノール(4.1g、21.41mmol)を黄色の固体として得た。MS観測値(ESI):190.0[(M-H)-].
工程2:4-アミノ-5-クロロ-2-フルオロベンゾニトリル
エタノール(60mL)および水(30mL)中の5-クロロ-2-フルオロ-4-ニトロフェノール(4.0g、20.88mmol)および塩化アンモニウム(5.59g、104.42mmol)の混合物に鉄(5.83g、104.42mmol)を加えた。反応混合物を25℃で2時間撹拌した。混合物をセライトによりフィルタにかけた。溶液を、真空で濃縮して、EtOHを除去した。混合物をEA(30mL×3)で抽出した。合わせた有機層を真空下で濃縮した。粗生成物をフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製して(PE/EA=100%から90%)、4-アミノ-5-クロロ-2-フルオロ-フェノール(1.68g)を褐色の固体として得た。MS観測値(ESI):162.1[(M-H)].
工程3:4-ブロモ-5-クロロ-2-ヨードベンゾニトリル
臭化水素酸(19.69mL、145.02mmol)中の4-アミノ-5-クロロ-2-フルオロ-フェノール(1.55g、9.57mmol)の混合物に、0℃の水(8mL)中の亜硝酸ナトリウム(0.79g、11.48mmol)の溶液を加えた。混合物を同じ温度で30分間維持した。次いで、臭化水素酸(19.69mL、145.02mmol)中の臭化銅(II)(0.67mL、14.35mmol)および臭化銅(I)(2.06g、14.35mmol)の混合物を加えた。混合物を60℃で14時間撹拌した。混合物を水(50mL)で希釈し、DCM(50mL×3)で抽出した。合わせた有機層を真空下で濃縮した。粗生成物をフラッシュカラムクロマトグラフィー(PE/EA=100%から90%)によって精製して、4-ブロモ-5-クロロ-2-フルオロ-フェノール(1.89g)を白色の固体として得た。
MS観測値(ESI):223.0[(M-H)].
工程4:2-(4-ブロモ-5-クロロ-2-フルオロ-フェノキシ)アセトニトリル
アセトン(150mL)中の4-ブロモ-5-クロロ-2-フルオロフェノール(1.89g、8.38mmol)および炭酸カリウム(3.48g、25.15mmol)の混合物を25℃で10分間撹拌した。次いで、ブロモアセトニトリル(0.63mL、10.06mmol)を加えた。混合物を25℃で14時間撹拌した。混合物を濃縮乾固し、水(20mL)を加えた。混合物を酢酸エチル(10mL×3)で抽出した。合わせた有機層を真空下で濃縮した。粗生成物をフラッシュカラムクロマトグラフィー(EA/PE=10%)により精製して、2-(4-ブロモ-5-クロロ-2-フルオロ-フェノキシ)アセトニトリル(1.96g)を白色の固体として得た。H NMR(400MHz,CDCl3)□:7.44(d,1H),7.23(d,1H),4.83(s,2H)
工程5:2-[5-クロロ-2-フルオロ-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェノキシ]アセトニトリル
1,4-ジオキサン(20mL)中の2-(4-ブロモ-5-クロロ-2-フルオロ-フェノキシ)アセトニトリル(1.96g、7.41mmol)、ビス(ピナコラート)ジボロン(2.26g、8.89mmol)、酢酸カリウム(1.39mL、22.23mmol)および[1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)(542.26mg、0.740mmol)の混合物を100℃で窒素下で14時間撹拌した。混合物をセライトでフィルタにかけた。濾液を濃縮乾固した。次いで、粗生成物をフラッシュカラムクロマトグラフィー(EA/PE=5%)で精製して、2-[5-クロロ-2-フルオロ-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-)ジオキサボロラン-2-イル)フェノキシ]アセトニトリル(2.12g)を白色の固体として得た。
H NMR(400MHz,CDCl)δ ppm:1.36(s,12H)4.84(s,2H)7.07(d,J=7.0Hz,1H)7.49(d,J=11.3Hz,1H)
中間体72
2-(2-(2-ヒドロキシエトキシ)エチル)イソインドリン-1,3-ジオン
トルエン(40mL)中の2-(2-アミノエトキシ)エタノール(3.51g、33.4mmol)とイソベンゾフラン-1,3-ジオン(4.5g、30.4mmol)の混合物を一晩撹拌しながら110℃に加熱した。この混合物を真空で濃縮した。残留物を水で希釈し、DCMで抽出した。DCM層を乾燥および濃縮して、粗製の2-(2-(2-ヒドロキシエトキシ)エチル)イソインドリン-1,3-ジオン(5.8g、収率81%)を黄色の固体として得て、これを次の工程で直接使用した。MS観測値(ESI)[(M+H)]:236.
中間体62
2-[2-(1,3-ジオキソイソインドリン-2-イル)エトキシ]エチル4-メチルベンゼンスルホネート
0℃に冷却されたDCM(40mL)中の2-(2-(2-ヒドロキシエトキシ)エチル)イソインドリン-1,3-ジオン(2.5g、10.6mmol)およびTEA(2.15g、2.96mL、21.2mmol)の溶液に4-メチルベンゼン-1-スルホニルクロリド(4.05g、21.3mmol)を加えた。混合物をゆっくりと室温に温め、室温で一晩撹拌した。混合物をカラムクロマトグラフィー(PE/EA=2/1で溶出)により精製して、2-(2-(1,3-ジオキソイソインドリン-2-イル)エトキシ)エチル4-メチルベンゼンスルホネート(3.2g、78%収率)を白色の固体として得た。MS観測値(ESI)[(M+H)]:390.
中間体73
tert-ブチルN-[[1-[4-[(3-ヨードイミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ]-2-メチル-ベンゾイル]-4-ピペリジル]メチル]カルバメート
DMF(30mL)中の4-(BOC-アミノメチル)ピペリジン(1.77g、8.25mmol)、4-((3-ヨードイミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-メチル安息香酸(中間体1、2.5g、6.34mmol)、HATU(3.62g、9.51mmol)およびEtN(1.93g、2.65mL、19mmol)の混合物を室温で一晩撹拌した。混合物を水に注いだ。水相をDCMで抽出した。有機相を飽和NaCl溶液および水で洗浄した。有機相を乾燥させ、真空で濃縮した。この残留物を、フラッシュカラムによって精製して、表題化合物(3g)をオレンジ色の油として得た。MS(ESI,m/z):591[M+H]+
以下の中間体を、同様に調製した:
Figure 2022513851000041
参照例5
2-クロロ-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-N-[2-(2-ピペラジン-1-イルエトキシ)エチル]ベンズアミド;2,2,2-トリフルオロ酢酸
Figure 2022513851000042
工程1:tert-ブチル4-[2-[2-(1,3-ジオキソイソインドリン-2-イル)エトキシ]エチル]ピペラジン-1-カルボキシレート
DMF(10mL)中の中間体62(650mg、1.67mmol)、tert-ブチルピペラジン-1-カルボキシレート(466mg、2.5mmol)および炭酸カリウム(461mg、3.34mmol)の混合物を、室温で一晩撹拌した。混合物をHOで希釈し、DCMで抽出した。DCM層を合わせ、ブラインで洗浄し、濃縮し、残留物をカラム(シリカゲル、PE/EA=3/1で溶出)によって精製して、tert-ブチル4-(2-(2-(1,3-ジオキソイソインドリン-2-イル)エトキシ)エチル)ピペラジン-1-カルボキシレート(700mg)を得て、これを次の工程で直接使用した。
工程2:4-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル
EtOH(10mL)中のtert-ブチル4-(2-(2-(1,3-ジオキソイソインドリン-2-イル)エトキシ)エチル)ピペラジン-1-カルボキシレート(700mg、1.73mmol)の溶液にヒドラジン水和物(510mg、0.5mL、10.2mmol)を加えた。混合物を室温で一晩撹拌した。揮発性物質を除去し、残留物をDCMに懸濁し、不溶性固体をフィルタにかけて分けた。濾液を真空で濃縮して、粗製のtert-ブチル4-(2-(2-アミノエトキシ)エチル)ピペラジン-1-カルボキシレート(500mg)を淡黄色の油として得て、これを次の工程で直接使用した。
工程3:tert-ブチル4-[2-[2-[[2-クロロ-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンゾイル]アミノ]エトキシ]エチル]ピペラジン-1-カルボキシレート
DMF(5mL)中の4-(2-(2-アミノエトキシ)エチル)ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル(127mg、464μmol)、中間体20(100mg、232μmol)、HATU(177mg、464μmol)およびTEA(363mg、0.5mL)の混合物を室温で一晩撹拌した。反応物をHO(50mL)で希釈し、DCMで抽出した。DCM層を乾燥させ、真空で濃縮して、粗製のtert-ブチル4-(2-(2-(2-クロロ-4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)ベンズアミド)エトキシ)エチル)ピペラジン-1-カルボキシレート(200mg)を黄色の油として得て、これを次の工程で直接使用した。
工程4:2-クロロ-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-N-[2-(2-ピペラジン-1-イルエトキシ)エチル]ベンズアミド
MeOH(10mL)中のtert-ブチル4-(2-(2-(2-クロロ-4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)ベンズアミド)エトキシ)エチル)ピペラジン-1-カルボキシレート(200mg、291μmol)にTFA(2.96g、2mL、26mmol)を加えた。この混合物を一晩撹拌しながら50℃に加熱した。揮発性物質を除去し、残留物を分取HPLCによって精製して、2-クロロ-4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-N-(2-(2-(ピペラジン-1-イル)エトキシ)エチル)ベンズアミド(30mg)を淡黄色の固体として得た。MS観測値(ESI+)[(M+H)+]:586.
参照例6
2-クロロ-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-N-[2-[2-(ジメチルアミノ)エトキシ]エチル]ベンズアミド;2,2,2-トリフルオロ酢酸
Figure 2022513851000043
工程1:2-[2-[2-(ジメチルアミノ)エトキシ]エチル]イソインドリン-1,3-ジオン
アセトニトリル(10mL)中の中間体62(400mg、1.03mmol)、ジメチルアミン(770μL、1.54mmol)および炭酸カリウム(284mg、2.05mmol)の混合物を室温で一晩撹拌した。混合物をHOで希釈し、DCMで抽出した。DCM層を合わせ、ブラインで洗浄し、濃縮して、粗製の2-(2-(2-(ジメチルアミノ)エトキシ)エチル)イソインドリン-1,3-ジオン(300mg)を得て、これを次の工程で直接使用した。
工程2:2-[2-(ジメチルアミノ)エトキシ]エタンアミン
EtOH(10mL)中の2-(2-(2-(ジメチルアミノ)エトキシ)エチル)イソインドリン-1,3-ジオン(300mg、1.14mmol)の溶液に、ヒドラジン水和物(57.3mg、1.14mmol)を加えた。反応物を室温で一晩撹拌した。固体をフィルタにかけ、濾液を真空で濃縮して、2-(2-アミノエトキシ)-N,N-ジメチルエタンアミン(150mg)を淡黄色の油として得て、これを次の工程で直接使用した。
工程3:2-クロロ-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-N-[2-[2-(ジメチルアミノ)エトキシ]エチル]ベンズアミド
DMF(5mL)中の中間体20(100mg、232μmol)、3-(2-(ジメチルアミノ)エトキシ)プロパン-1-アミン(33.9mg、232μmol)、HATU(177mg、464μmol)およびTEA(363mg、0.5mL、3.59mmol)を室温で一晩撹拌した。混合物をHO(50mL)で希釈し、DCM(50mL)で3回抽出した。DCM層を乾燥させ、真空で濃縮した。この残留物を分取HPLCによって精製して、明黄色の固体として表題化合物(40mg)を得た。MS(ESI+)[M+H]:545.1.
参照例7
4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-N-[2-[2-(3-オキソピペラジン-1-イル)エトキシ]エチル]ベンズアミド;2,2,2-トリフルオロ酢酸
Figure 2022513851000044
工程1:2-[2-(1,3-ジオキソイソインドリン-2-イル)エトキシ]エチルメタンスルホネート
0℃に冷却したCHCl(50mL)中の中間体72(2g、8.5mmol)およびTEA(1.45g、2mL)の溶液に、MsCl(1.07g、9.35mmol)を加えた。混合物を室温に温め、室温で4時間撹拌した。混合物を真空で濃縮し、残留物をカラムクロマトグラフィー(PE/EA=1/1で溶出)によって精製して、2-(2-(1,3-ジオキソイソインドリン-2-イル)エトキシ)エチルメタンスルホネートを得た。
工程2:2-[2-[2-(3-オキソピペラジン-1-イル)エトキシ]エチル]イソインドリン-1,3-ジオン
DMF(5mL)中の2-(2-(1,3-ジオキソイソインドリン-2-イル)エトキシ)エチルメタンスルホン酸(500mg、1.6mmol)、ピペラジン-2-オン(192mg、1.91mmol)およびKCO(441mg、3.19mmol)の混合物を一晩撹拌しながら100℃に加熱した。混合物をHOで希釈し、DCMで抽出した。DCM層を乾燥させ、真空で濃縮して、粗製2-(2-(2-(3-オキソピペラジン-1-イル)エトキシ)エチル)イソインドリン-1,3-ジオン(550mg)を黄色の油として得て、これを使用した。次の工程で直接。
工程3:4-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]ピペラジン-2-オン
EtOH(5mL)中の粗製2-(2-(2-(3-オキソピペラジン-1-イル)エトキシ)エチル)イソインドリン-1,3-ジオン(550mg、1.73mmol、当量1)およびヒドラジン一水和物(104mg、2.08mmol)の混合物を室温で一晩撹拌した。混合物を真空で濃縮し、固体残留物をDCMに懸濁させた。混合物を室温で30分間撹拌し、フィルタにかけた。濾液を真空で濃縮して、粗製4-(2-(2-アミノエトキシ)エチル)ピペラジン-2-オン(350mg)を黄色の油として得て、これを次の工程で直接使用した。
工程4:4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-N-[2-[2-(3-オキソピペラジン-1-イル)エトキシ]エチル]ベンズアミド
DMF(5mL)中の中間体28(150mg、366μmol)、4-(2-(2-アミノエトキシ)エチル)ピペラジン-2-オン(137mg、731μmol)、TEA(363mg、0.5mL)およびHATU(278mg、731μmol)の混合物を室温で撹拌した。混合物をHO(30mL)で希釈し、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を濃縮し、残留物を分取HPLCにより精製して、淡黄色の固体として表題化合物(36mg)を得た。(ESI+)[(M+H)]:580.
参照例8
4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-N,2-ジメチル-N-(3-オキソ-3-ピペラジン-1-イル-プロピル)ベンズアミド
Figure 2022513851000045
工程1:エチル3-[[4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンゾイル]-メチル-アミノ]プロパノエート
DMF(3mL)中の3-(メチルアミノ)プロパン酸エチル(100mg、0.76mmol)、中間体6(200mg、0.51mmol)およびトリエチルアミン(0.2mL、1.53mmol)の攪拌溶液に1-プロパンホスホン酸無水物(487mg、0.76mmol、酢酸エチル中50%)をゆっくり添加した。反応物を15℃で4時間撹拌した。反応混合物をHO(10mL)で希釈し、酢酸エチルで抽出した。有機相をブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、表題化合物(250mg)を黄色の油として得た。MS(ESI,m/z):506[M+H]
工程2:3-[[4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンゾイル]-メチル-アミノ]プロパン酸
エタノール(3mL)中の3-[[4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンゾイル]-メチル-アミノ]プロパノエート(250mg、0.49mmol)の撹拌溶液に、水(0.5mL)中の水酸化ナトリウム(40mg、0.99mmol)の溶液をゆっくりと加えた。反応物を、30℃で4時間撹拌した。HCl(1.0M)水溶液を、pH=4~5になるまで滴下して加えた。反応混合物を減圧下で濃縮し、残留物を分取HPLCによって精製して、表題化合物(59.4mg)を白色の固体として得た。MS観測値(ESI)[(M+H)]:478
工程3:tert-ブチル4-[3-[[4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンゾイル]-メチル-アミノ]プロパノイル]ピペラジン-1-カルボキシレート
DMF(2mL)中の3-[[4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンゾイル]-メチル-アミノ]プロパン酸(140mg、0.29mmol)、塩酸BOC-ピペラジン(98mg、0.44mmol)およびトリエチルアミン(0.12mL、0.88mmol)の撹拌混合物に1-プロパンホスホン酸無水物(280mg、0.44mmol、酢酸エチル中50%)を15℃でゆっくりと加えた。反応物を4時間撹拌した。反応混合物をHO(10mL)で希釈し、酢酸エチルで抽出した。有機相をブライン(10mL)で洗浄し、乾燥し、減圧下で濃縮して、表題化合物(170mg)を黄色の油として得た。MS観測値(ESI)[(M+H)]:646
工程4:4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-N,2-ジメチル-N-(3-オキソ-3-ピペラジン-1-イル-プロピル)ベンズアミド
メタノール(2mL)中のtert-ブチル4-[3-[[4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンゾイル]-メチル-アミノ]プロパノイル]ピペラジン-1-カルボキシレート(170mg、0.26mmol)およびMeOH(0.2mL、0.79mmol)中のHClの溶液の混合物を15℃で4時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮し、分取HPLCにより精製して、表題化合物(7.7mg)を白色の固体として得た。MS観測値(ESI+)[(M+H)+]:546.1.
参照例9
4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-N,2-ジメチル-N-(4-オキソ-4-ピペラジン-1-イル-ブチル)ベンズアミド
Figure 2022513851000046
参照例9を、参照例8と同じ手順を用いて、3-(メチルアミノ)プロパノエートエチルをメチル4-(メチルアミノ)ブタノエートヒドロクロリドに変更して調製した。表題化合物を分取HPLCにより精製した。MS(ESI,m/z):560.1[M+H]
中間体77:
2-[[4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンゾイル]-メチル-アミノ]酢酸
工程1:メチル2-[メチル-(2-メチル-4-ニトロ-ベンゾイル)アミノ]アセテート
DMF(40mL)中の2-メチル-4-ニトロ安息香酸(2.00g、11.04mmol)、EDC塩酸塩(3.17g、16.56mmol)、HOBt(2.24g、16.56mmol)およびDIPEA(5.77mL、33.12mmol)の混合物を15℃で0.5時間撹拌した。次いで、サルコシンメチルエステルヒドロクロリド(2.31g、16.56mmol)を加え、混合物を15℃で16時間撹拌した。反応混合物をHO(50mL)で希釈し、酢酸エチルで抽出した。有機相をブラインで洗浄し、乾燥し、減圧下で濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィー(PE:EA=3:1で溶出)によって精製して、表題化合物(1.00g)を褐色の油として得た。MS観測値(ESI)[M+H]:267
工程2:メチル2-[(4-アミノ-2-メチル-ベンゾイル)-メチル-アミノ]アセテート
メタノール(20mL)中のメチル2-[メチル-(2-メチル-4-ニトロ-ベンゾイル)アミノ]アセテート(1.00g、3.76mmol)およびパラジウム(200mg、1.88mmol、木炭上10重量%)の混合物を水素(15psi)下、15℃で16時間撹拌した。混合物をフィルタにかけ、濾液を減圧下で濃縮して、粗生成物として表題化合物(850mg)を得て、これを次の工程で直接使用した。
工程3:メチル2-[[4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンゾイル]-メチル-アミノ]アセテート
アセトニトリル(18mL)および酢酸(2mL)中の中間体3(950mg、3.42mmol)およびメチル2-[[4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンゾイル]-メチル-アミノ]アセテート(808mg、3.42mmol)の混合物を100℃で4時間撹拌した。反応物を冷却し、減圧下で濃縮した。残留物、メタノール/ジクロロメタン(DCM/MeOH=50/1)で溶出するシリカフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、標記化合物(1.20g)を黄色の固体として得た。MS観測値(ESI)[(M+H)]:478
工程4:2-[[4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンゾイル]-メチル-アミノ]酢酸
メメタノール(20mL)中のチル2-[[4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンゾイル]-メチル-アミノ]アセテート(1.10g、2.3mmol)の攪拌溶液に、水(3.5mL)中の水酸化ナトリウム(276mg、6.91mmol)の溶液を添加した。反応物を30℃で4時間撹拌し、次いで冷却して濃縮した。残留物をHO(20mL)で希釈し、pH=5~6までHCl(1.0M)水溶液で酸性化した。沈殿物を濾過により収集し、次いでトリチュエート(アセトニトリル)して、表題化合物(1.02g)を白色の固体として得て、これをその後の工程でさらに精製することなく使用した。(ESI)[(M+H)]:464.1
参照例10
2-[[4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-フェニル]メチル-メチル-アミノ]-1-ピペラジン-1-イル-エタノンヒドロクロリド
Figure 2022513851000047
工程1:tert-ブチル4-[2-[[4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンゾイル]-メチル-アミノ]アセチル]ピペラジン-1-カルボキシレート
DMF(3mL)中の中間体77(206。mg、0.44mmol)、BOC-ピペラジンヒドロクロリド(119mg、0.53mmol)およびトリエチルアミン(0.19mL、1.33mmol)の攪拌溶液に、1-プロパンホスホン酸無水物(425mg、0.67mmol、酢酸エチル中50%)ゆっくりと加えた。反応混合物を15℃で4時間撹拌した。反応混合物をHO(10mL)で希釈し、酢酸エチルで抽出した。有機相をブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、表題化合物(300mg)を黄色の油として得て、これを次の工程で直接使用した。MS観測値(ESI)[(M+H)]:632
工程2:2-[[4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-フェニル]メチル-メチル-アミノ]-1-ピペラジン-1-イル-エタノンヒドロクロリド
メタノール(2mL)中のtert-ブチル4-[2-[[4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンゾイル]-メチル-アミノ]アセチル]ピペラジン-1-カルボキシレート(200mg、0.32mmol)および1,4-ジオキサン(0.4mL、1.58mmol)中のHClの溶液を15℃で4時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮し、残留物を分取HPLCによって精製して、表題化合物(88mg)を白色の固体として得た。MS観測値(ESI)[(M+H)]:532
以下の中間体を、同様に調製した:
Figure 2022513851000048
中間体78
tert-ブチルN-[2-[2-[(4-アミノ-2-メチル-ベンゾイル)アミノ]エトキシ]エチル]カルバメート
工程1
tert-ブチルN-[2-[2-[(2-メチル-4-ニトロ-ベンゾイル)アミノ]エトキシ]エチル]カルバメート
THF(50mL)中の2-メチル-4-ニトロ安息香酸(3.45g、19.04mmol、1当量)、N-BOC-2-(2-アミノ-エトキシ)-エチルアミン(3.89g、19.04mmol、1当量)およびトリエチルアミン(7.96mL、57.13mmol、3当量)の混合物に、25℃の酢酸エチル(18.18g、28.57mmol、1.5当量)中の1-プロパンホスホン酸無水物を加えた。混合物を25℃で16時間撹拌した。反応物を濃縮乾固し、残留物を酢酸エチル(50mL)に取り、2×50mLの水、次に1×50mLのブラインで洗浄した。次に、合わせた有機層を分離し、乾燥させてから(MgSO)、濃縮乾固して粗生成物を得た。生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(30%酢酸エチル/PE)で精製して、所望の生成物(5.08g)を無色の油状物として得た。
工程2
tert-ブチルN-[2-[2-[(4-アミノ-2-メチル-ベンゾイル)アミノ]エトキシ]エチル]カルバメート
メタノール(20mL)中のtert-ブチルN-[2-[2-[(2-メチル-4-ニトロ-ベンゾイル)アミノ]エトキシ]エチル]カルバメート(2.0g、4.35mmol、1当量)およびパラジウム/C(1.5mmol、0.350当量)をH(775mmHg)下で25℃で16時間撹拌した。混合物をフィルタにかけ、フラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製して、淡黄色の油として表題生成物(1.12g)を得た。MS(ESI,m/z):238[M+H-Boc]
中間体79
tert-ブチル(2-(2-(4-((3-ヨードイミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-メチルベンズアミド)エトキシ)エチル)カルバメート
参照例15の工程1と同様に、中間体1およびtert-ブチル(2-(2-アミノエトキシ)エチル)カルバメートから表題化合物を調製した。MS(ESI,m/z):581.3[M+H]
参照例16
N-(2-(2-アミノエトキシ)エチル)-4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-メチルベンズアミドヒドロクロリド
Figure 2022513851000049
工程1:
tert-ブチル(2-(2-(4-((3-ヨードイミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-メチルベンズアミド)エトキシ)エチル)カルバメート
tert-ブチル(2-(2-アミノエトキシ)エチル)カルバメート(104mg、510μmol)、ジイソプロピルエチルアミン(132mg、178μl、1.02mmol)およびHATU(259mg、680μmol)を、DMF(5mL)中の4-((3-ヨードイミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-メチル安息香酸(中間体1、134mg、340μmol)の溶液に加えた。混合物を室温で一晩撹拌した。反応混合物を5mLのHOに注ぎ、アセトニトリルで抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空で濃縮した。粗物質をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘプタン中50%~100%酢酸エチル)で精製し、黄色の固体として表題化合物(112mg)を得た。MS(ESI,m/z):581.3[M+H]
工程2:
tert-ブチル(2-(2-(4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-メチルベンズアミド)エトキシ)エチル)カルバメート
ジオキサン(1000μl)および水(100μl)中のtert-ブチル(2-(2-(4-((3-ヨードイミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-メチルベンズアミド)エトキシ)エチル)カルバメート(50mg、86.1μmol)、(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)ボロン酸(24.3mg、129μmol)、NaCO(18.3mg、172μmol)および1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセンジクロロパラジウム(II)ジクロロメタン錯体(7.03mg、8.61μmol)をマイクロ波で80℃で30分間加熱した。粗反応混合物を分取HPLCにより精製して、白色固体として表題化合物(28mg)を得た。MS(ESI,m/z):597.4[M+H]
工程3:
N-(2-(2-アミノエトキシ)エチル)-4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-メチルベンズアミドヒドロクロリド
MeOH中のtert-ブチル(2-(2-(4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-メチルベンズアミド)エトキシ)エチル)カルバメート(28mg、46.9μmol)を3M HCl(235μl、704μmol)と合わせて、淡黄色の溶液を得た。反応混合物を室温で一晩撹拌した。揮発性物質を除去した後、得られた固体を真空で乾燥して、淡黄色の固体として表題生成物(23.3mg)を得た。MS(ESI,m/z):497.2[M+H]
参照例15
N-(2-(2-アミノエトキシ)エチル)-2-クロロ-4-((3-(3-フルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)ベンズアミドヒドロクロリド
Figure 2022513851000050
工程1:
tert-ブチル(2-(2-(2-クロロ-4-((3-(3-フルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)ベンズアミド)エトキシ)エチル)カルバメート。
DMF中の2-クロロ-4-((3-(3-フルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)安息香酸(中間体2、35mg、84.8μmol)へ(1mL)に、tert-ブチル(2-(2-アミノエトキシ)エチル)カルバメート(26mg、127μmol)、HATU(64.5mg、170μmol)およびジイソプロピルエチルアミン(32.9mg、44.4μL、254μmol)を加え、続いて室温で1時間撹拌した。粗反応混合物を分取HPLCにより精製して、オレンジ色の固体として表題化合物(31mg)を得た。MS(ESI,m/z):599.4[M+H]
工程2:
N-(2-(2-アミノエトキシ)エチル)-2-クロロ-4-((3-(3-フルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)ベンズアミドヒドロクロリド
参照例16の工程3と同様に、tert-ブチル(2-(2-(2-クロロ-4-((3-(3-フルオロ-4-))メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)ベンズアミド)エトキシ)エチル)カルバメートから白色固体(31mg)として表題化合物を得た。MS(ESI,m/z):500.3[M+H]
以下の実施例を、参照例15と同様に調製し、脱保護工程2をBoc保護アミンから誘導された中間体にのみ適用した。
Figure 2022513851000051
Figure 2022513851000052
Figure 2022513851000053
Figure 2022513851000054
Figure 2022513851000055
Figure 2022513851000056
Figure 2022513851000057
Figure 2022513851000058
Figure 2022513851000059
Figure 2022513851000060
Figure 2022513851000061
Figure 2022513851000062
Figure 2022513851000063
Figure 2022513851000064
Figure 2022513851000065
Figure 2022513851000066
Figure 2022513851000067
Figure 2022513851000068
Figure 2022513851000069
Figure 2022513851000070
Figure 2022513851000071
Figure 2022513851000072
Figure 2022513851000073
Figure 2022513851000074
Figure 2022513851000075
Figure 2022513851000076
Figure 2022513851000077
Figure 2022513851000078
Figure 2022513851000079
Figure 2022513851000080
Figure 2022513851000081
Figure 2022513851000082
Figure 2022513851000083
Figure 2022513851000084
Figure 2022513851000085
Figure 2022513851000086
Figure 2022513851000087
Figure 2022513851000088
Figure 2022513851000089
Figure 2022513851000090
参照例223および参照例224
2-クロロ-4-[[3-[4-(シアノメトキシ)-2,3-ジフルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-N-[3-(ジメチルアミノ)プロピルカルバモイル]-N-エチル-ベンズアミドおよび2-クロロ-4-[[3-[4-(シアノメトキシ)-2,3-ジフルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-N-[2-(1H-テトラゾール-5-イル)エチル]ベンズアミド
Figure 2022513851000091
無水DMF(10mL)中の中間体29(230mg、0.5mmol)、4-(4-メチル-4H-1,2,4-トリアゾール-3-イル)ピペリジンヒドロクロリド(122mg、0.6mmol)の溶液に、DIPEA(129mg、1.0mmol)およびDMAP(73mg、0.6mmol)を加え、続いて、得られた混合物を室温で30分間撹拌し、EDCI(115mg、0.6mmol)を混合物に加えてさらに10時間撹拌した。
混合物を水(50mL)に注ぎ、水溶液をDCM(50mL×2)で抽出した。有機層を合わせ、水およびブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、赤色の油を得、これを分取HPLCによって精製して、白色粉末として参照例223(50mg、16%収率)MS(ESI,m/z):611.2[M+H]+および白色粉末として参照例224(60mg、21.3%収率)を得た。MS(ESI,m/z):551.1[M+H]+
参照例225
N-[[1-[4-[[3-[4-(シアノメトキシ)-2,3-ジフルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンゾイル]-4-ピペリジル]メチル]-2-ヒドロキシ-アセトアミド
Figure 2022513851000092
無水DMF(5mL)中の参照例129(106mg、0.2mmol)、2-ヒドロキシ酢酸(16mg、0.2mmol)の溶液にDIPEA(52mg、0.4mmol)を加え、次いで得られた混合物を室温で30分間撹拌し、HATU(152mg、0.4mmol)を混合物に加え、さらに10時間撹拌した。混合物を水(50mL)に注ぎ、水溶液をDCM(50mL×2)で抽出した。有機層を合わせ、水およびブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して赤色の油を得、これを分取HPLCによって精製して、白色粉末として参照例225(5mg、収率4.2%)を得た。MS(ESI,m/z):590.2[M+H]+
以下の実施例を、参照例225と同様に調製した。
Figure 2022513851000093
中間体81:
tert-ブチル2-(ヒドロキシメチル)-4-(ピペリジン-4-カルボニル)ピペラジン-1-カルボキシレート
工程1:tert-ブチル4-(1-ベンジルオキシカルボニルピペラジン-4-カルボニル)-2-(ヒドロキシメチル)ピペラジン-1-カルボキシレート
DMF(25mL)中の1-[(ベンジルオキシ)カルボニル]ピペリジン-4-カルボン酸(2.89g、10.99mmol、1.1当量)、2-(ヒドロキシメチル)ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル(2.16g、9.99mmol、1当量)、O-(7-アザベンゾトリアゾール-1-イル)-N,N,N’,N’-テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート(5.7g、14.98mmol、1.5当量)およびN,N-ジイソプロピルエチルアミン(5.22mL、29.96mmol、3当量)の混合物を25℃で14時間撹拌した。混合物に水(50mL)を加え、酢酸エチル(50mL×3)で抽出した。合わせた有機層を飽和NHCl溶液(50mL)で洗浄し、濃縮乾固した。粗生成物を分取HPLCにより精製した。所望の画分に、pH7~8までNaHCO(s)を加え、酢酸エチル(100mL×3)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空で濃縮して、4-(1-ベンジルオキシカルボニルピペラジン-4-カルボニル)-2-(ヒドロキシメチル)ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル(2.28g)を褐色の油として得た。MS観測値(ESI):461.9[(M+H)].
工程2:tert-ブチル-2-(ヒドロキシメチル)-4-(ピペリジン-4-カルボニル)ピペラジン-1-カルボキシレート
酢酸エチル(20mL)中の4-(1-ベンジルオキシカルボニルピペラジン-4-カルボニル)-2-(ヒドロキシメチル)ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル(2.08g、4.51mmol、1当量)およびPd/C(10%、300mg)の混合物を水素雰囲気下、25℃で72時間撹拌した。混合物をセライトでフィルタにかけ、濾液を濃縮乾固して、tert-ブチル2-(ヒドロキシメチル)-4-(ピペリジン-4-カルボニル)ピペラジン-1-カルボキシレート(中間体81)(1.29g、3.94mmol、87.43%収率)を黒色の油として得た。生成物を、追加の精製を行わずに次の工程で使用した。
MS観測値(ESI):328.2[(M+H)].
参照例226:
4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-N-(2-イミダゾール-1-イルエチル)-N,2-ジメチルベンズアミド
Figure 2022513851000094
工程1:2-イミダゾール-1-イルエチルメタンスルホネート
DCM(10mL)中の1-(2-ヒドロキシエチル)イミダゾール(1.0g、8.92mmol)の混合物に、メタンスルホニルクロリド(1.02g、8.92mmol)およびトリエチルアミン(2.5mL、17.84mmol)を加えた。20℃で4時間撹拌した後、反応をHO(10mL)でクエンチし、濃縮乾固させた。残留物をEA(30mL)で希釈し、水(30mL)およびブライン(30mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗製の表題生成物(500mg)を黄色の油として得て、これを次の工程で直接使用した。
工程2:2-イミダゾール-1-イル-N-メチル-エタンアミン
EtOH(2mL)中の2-イミダゾール-1-イルエチルメタンスルホネート(250mg、1.31mmol)およびモノメチルアミンの混合物を70℃で12時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮して、粗生成物(150mg)を黄色の油として得て、これを次の工程で直接使用した。
工程3:4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-N-(2
-イミダゾール-1-イルエチル)-N,2-ジメチル-ベンズアミド
DMF(2mL)中の中間体6(200mg、0.51mmol)、2-イミダゾール-1-イル-N-メチル-エタンアミン(96mg、0.76mmol)およびトリエチルアミン(0.2mL、1.53mmol)の撹拌溶液に1-プロパンホスホン酸無水物(486mg、0.76mmol)をゆっくりと加えた。この反応混合物を25℃で12時間撹拌した後、減圧下で濃縮した。残留物を酢酸エチル(10mL)で希釈し、得られた混合物を水(3mL)およびブライン(3mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗生成物を得た。残留物を分取HPLCによって精製して、黄色の固体として表題化合物(50mg)を得た。MS観測値(ESI)[(M+H)]:500.3
参照例227
2-クロロ-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-N-[(1,1-ジオキソシアン-4-イル)メチル]ベンズアミド;2,2,2-トリフルオロ酢酸
Figure 2022513851000095
DMF(5mL)中の参照例80(200mg、368μモル)およびオキソン(678mg、1.1mmol)の混合物を、室温で4時間撹拌した。混合物をHO(40mL)で希釈し、DCMで抽出した。有機層を真空で乾燥しおよび濃縮した。この残留物を分取HPLCによって精製して、明黄色の固体として表題化合物(56mg)を得た。MS(ESI,m/z):576.1.
参照例228
N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-2-メチル-4-[[3-(4-プロプ-2-イノキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンズアミド;ギ酸
Figure 2022513851000096
工程1:
8-クロロ-3-(4-プロプ-2-イノキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン
DMF(3mL)中の4-(8-クロロイミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル)フェノール(中間体50、100mg、0.410mmol、1当量)および炭酸カリウム(169mg、1.22mmol、3当量)の混合物に20℃で臭化プロパルギル(145mg、1.22mmol、3当量)を加え、20℃で16時間撹拌した。混合物をフィルタにかけ、水に注ぎ、酢酸エチルで抽出し、濃縮し、分取TLC(PE/酢酸エチル=1:1)によって精製して、所望の生成物(61mg)を黄色の固体として得た。
工程2:
tert-ブチルN-[2-[2-[[2-メチル-4-[[3-(4-プロプ-2-イノキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンゾイル]アミノ]エトキシ]エチル]カルバメート
1,4-ジオキサン(5mL)中のtert-ブチルN-[2-[2-[(4-アミノ-2-メチル-ベンゾイル)アミノ]エトキシ]エチル]カルバメート(中間体78、45.0mg、0.130mmol、1当量)、8-クロロ-3-(4-プロプ-2-イノキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン(37.84mg、0.130mmol、1当量)、炭酸セシウム(130.36mg、0.400mmol、3当量)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(12.21mg、0.010mmol、0.100当量)および9,9-ジメチル-4,5-ビス(ジフェニルホスフィノ)キサンテン(7.72mg、0.010mmol、0.100当量)の混合物をN下、115℃でマイクロ波で2時間撹拌した。混合物をフィルタにかけ、濃縮し、分取TLC(DCM/MeOH/MeCN=10:1:1)によって精製して、生成物(20mg)を淡黄色の固体として得た。
工程3:
N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-2-メチル-4-[[3-(4-プロプ-2-イノキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンズアミドホルメート
DCM(4mL)中のtert-ブチルN-[2-[2-[[2-メチル-4-[[3-(4-プロプ-2-イノキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンゾイル]アミノ]エトキシ]エチル]カルバメート(50.0mg、0.090mmol、1当量)の溶液にトリフルオロ酢酸(0.39mL、5.11mmol、59.78当量)を加え、20℃で16時間撹拌した。溶液を濃縮し、分取HPLCにより精製して、13.4mgの生成物を白色の固体として得た。MS(ESI,m/z):485.4
参照例229
N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-4-[[3-[4-(4-ヒドロキシブト-2-イノキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンズアミドホルメート
Figure 2022513851000097
表題化合物を、臭化プロパルギルの代わりに4-ヒドロキシブト-2-イニルメタンスルホン酸塩を使用し、参照例228と同様にして得た。MS(ESI,m/z):515.3
参照例230
N-(2-(2-アミノエトキシ)エチル)-4-((3-(3-クロロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-メチルベンズアミドヒドロクロリド
Figure 2022513851000098
ジオキサン(900μl)および水(100μl)中の中間体79(24mg)に、(3-クロロ-4-メトキシフェニル)ボロン酸(11.6mg)、1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセンジクロロパラジウム(II)ジクロロメタン錯体(3.03mg、4.13μmol)および炭酸カリウム(14.3mg、103μmol)を加え、続いて105℃で一晩撹拌した。反応混合物を濃縮し、分取HPLCにより精製して、Boc保護された中間体を得て、これをジオキサン中の4M HClの添加(1時間)によって表題化合物(11mg、無色の固体)に脱保護し、続いて濃縮して、真空で乾燥した。MS(ESI,m/z):495.3
以下の実施例を、参照例230と同様に調製した。
Figure 2022513851000099
Figure 2022513851000100
参照例241
4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-N,N-ジメチル-ベンズアミド
Figure 2022513851000101
THF(5mL)およびHO(1mL)中の4-((3-ヨードイミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-N,N-ジメチルベンズアミド(150mg、368μmol)、(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)ボロン酸(69.2mg、368μmol)、KPO(235mg、1.11mmol)およびPdCl(dppf)-CHCl付加物(13.5mg、18.4μmol)の混合物を一晩攪拌しながら50℃に加熱した。反応混合物をHOで希釈、DCM(30mL)で2回抽出した。合わせたDCM層を乾燥させ、真空で濃縮した。残留物を分取HPLCにより精製して、4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-N,N-ジメチルベンズアミド(20mg)を白色の固体として得た。(ESI+)[(M+H)]:424.
参照例242
N-[2-[2-[(ジメチルアミノ)メチル]モルホリン-4-イル]エチル]-4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-N,2-ジメチル-ベンズアミド;ギ酸
Figure 2022513851000102
工程1:N-(2-クロロエチル)-N,2-ジメチル-4-ニトロ-ベンズアミド
DMF(8mL)中の(2-クロロエチル)メチルアミン(310mg、3.31mmol)、2-メチル-4-ニトロ安息香酸(500mg、2.76mmol)、トリエチルアミン(1.15mL、8.28mmol)の溶液にT3P(2.63g、4.14mmol)を加えた。混合物を20℃で16時間撹拌した。混合物を酢酸エチル(100mL)で希釈し、水(30mL)、ブライン(30mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮した。残留物をカラムクロマトグラフィーにより精製して、N-(2-クロロエチル)-N,2-ジメチル-4-ニトロ-ベンズアミド(480mg)を無色の油として得た。
工程2:N-[2-[2-[(ジメチルアミノ)メチル]モルホリン-4-イル]エチル]-N,2-ジメチル-4-ニトロ-ベンズアミド
DMSO(3mL)中のN,N-ジメチル-2-モルホリンメタンアミン(148mg、1.03mmol)、N-(2-クロロエチル)-N,2-ジメチル-4-ニトロ-ベンズアミド(220mg、0.860mmol)、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(0.6mL、3.43mmol)の混合物を100℃で16時間撹拌した。室温まで冷却した後、混合物を酢酸エチル(100mL)で希釈し、水(30mL)、ブライン(30mL×2)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残留物を分取HPLC(TFA)によって精製した。画分を濃縮した。残留物をNaHCO水溶液で中和し、酢酸エチル(100mL)で抽出して、硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮して、淡黄色の油としてN-[2-[2-[(ジメチルアミノ)メチル]モルホリン-4-イル]エチル]-N,2-ジメチル-4-ニトロ-ベンズアミド(60mg)を得た。
工程3:4-アミノ-N-[2-[2-[(ジメチルアミノ)メチル]モルホリン-4-イル]エチル]-N,2-ジメチル-ベンズアミド
酢酸エチル(3mL)中のN-[2-[2-[(ジメチルアミノ)メチル]モルホリン-4-イル]エチル]-N,2-ジメチル-4-ニトロ-ベンズアミド(60mg、0.160mmol)の溶液にPd/C(10%、20mg)を加えた。混合物をH下20℃で16時間撹拌した。混合物をフィルタにかけ、濾液を減圧下で濃縮して、粗製の4-アミノ-N-[2-[2-[(ジメチルアミノ)メチル]モルホリン-4-イル]エチル]-N,2-ジメチル-ベンズアミド(50mg)を黄色の油として得て、これをさらに精製することなく次の工程で直接使用した。
工程4:N-[2-[2-[(ジメチルアミノ)メチル]モルホリン-4-イル]エチル]-4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-N,2-ジメチル-ベンズアミド;ギ酸
tert-ブタノール(1mL)中の8-クロロ-3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン(50mg、0.180mmol、3)、4-アミノ-N-[2-[2-[(ジメチルアミノ)メチル]モルホリン-4-イル]エチル]-N,2-ジメチル-ベンズアミド(50mg、0.150mmol)、Brettphos Pd G3(14mg、0.020mmol、CAS番号1470372-59-8)、炭酸カリウム(62mg、0.450mmol)の混合物を100℃で16時間撹拌した。混合物を酢酸エチル(100mL)で希釈し、水(30mL)、ブライン(30mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残留物を分取TLC(DCM:MeOH=10:1)により精製し、次いで分取HPLC(FA)によりさらに精製して、N-[2-[2-[(ジメチルアミノ)メチル]モルホリン-4-イル]エチル]-4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-N,2-ジメチル-ベンズアミド(25.5mg)を白色の固体として得た。MS観測値(ESI)[(M+H)]:576.2
参照例243
4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-N,2-ジメチル-N-[2-[2-(メチルアミノメチル)モルホリン-4-イル]エチル]ベンズアミドヒドロクロリド
Figure 2022513851000103
工程1:tert-ブチルN-メチル-N-[[4-[2-[メチル-(2-メチル-4-ニトロ-ベンゾイル)アミノ]エチル]モルホリン-2-イル]メチル]カルバメート
DMSO(5mL)中のN-(2-クロロエチル)-N,2-ジメチル-4-ニトロ-ベンズアミド(230mg、0.900mmol)、tert-ブチルN-メチル-N-(モルホリン-2-イルメチル)カルバメート(250mg、1.09mmol)、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(0.62mL、3.58mmol)の混合物を100℃で16時間撹拌した。室温まで冷却した後、混合物を酢酸エチル(100mL)で希釈し、水(30mL)、ブライン(30mL×2)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残留物を分取HPLCにより精製して、tert-ブチルN-メチル-N-[[4-[2-[メチル-(2-メチル-4-ニトロ-ベンゾイル)アミノ]エチル]モルホリン-2-イル]メチル]カルバメート(160mg)を淡黄色の油として得た。
工程2:tert-ブチルN-[[4-[2-[(4-アミノ-2-メチル-ベンゾイル)-メチル-アミノ]エチル]モルホリン-2-イル]メチル]-N-メチル-カルバメート
酢酸エチル(3mL)中のN-メチル-N-[[4-[2-[メチル-(2-メチル-4-ニトロ-ベンゾイル)アミノ]エチル]モルホリン-2-イル]メチル]カルバメート(160mg、0.360mmol)の溶液にPd/C(10%、20mg)を加えた。混合物をH下20℃で16時間水素化した。混合物をフィルタにかけ、濾液を減圧下で濃縮して、粗製のtert-ブチルN-[[4-[2-[(4-アミノ-2-メチル-ベンゾイル)-メチル-アミノ]エチル]モルホリン-2-イル]メチル]-N-メチル-カルバメート(120mg)を黄色の固体として得た。
工程3:tert-ブチルN-[[4-[2-[[4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンゾイル]-メチル-アミノ]エチル]モルホリン-2-イル]メチル]-N-メチル-カルバメート
t-BuOH(1.5mL)中の8-クロロ-3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン(80mg、0.290mmol)、N-[[4-[2-[(4-アミノ-2-メチル-ベンゾイル)-メチル-アミノ]エチル]モルホリン-2-イル]メチル]-N-メチル-カルバメート(120mg、0.290mmol)、Brettphos Pd G3(27mg、0.030mmol、cas番号1470372-59-8)、炭酸カリウム(118mg、0.850mmol)の混合物を100℃で16時間撹拌した。混合物を酢酸エチル(100mL)で希釈し、水(30mL)、ブライン(30mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残留物を分取TLC(DCM/MeOH=15/1)によって精製して、tert-ブチルN-[[4-[2-[[4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンゾイル]-メチル-アミノ]エチル]モルホリン-2-イル]メチル]-N-メチル-カルバメート(120mg)を黄色の油として得た。
工程4:4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-N,2-ジメチル-N-[2-[2-(メチルアミノメチル)モルホリン-4-イル]エチル]ベンズアミド
DCM(3mL)中のtert-ブチルN-[[4-[2-[[4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンゾイル]-メチル-アミノ]エチル]モルホリン-2-イル]メチル]-N-メチル-カルバメート(120mg、0.180mmol)の溶液にジオキサン中のHCl(1.6mL、6.4mmol)を加えた。混合物を20℃で16時間撹拌した。混合物を減圧下で濃縮した。残留物を分取HPLCによって精製して、白色の固体として表題化合物(21mg)を得た。MS観測値(ESI)[(M+H)]:562.1
参照例244
N-(2-(2-(4-ヒドロキシピペリジン-1-イル)エトキシ)エチル)-4-((3-(4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-メチルベンズアミド
Figure 2022513851000104
N-BuOH(0.5mL)中のN-(2-(2-クロロエトキシ)エチル)-4-((3-(4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-メチルベンズアミド(参照例51、30mg、62.5μmol、当量1)、ピペリジン-4-オール(9.5mg)、炭酸ナトリウム(9.94mg、93.8μmol、当量1.50)およびヨウ化カリウム(519μg、3.13μmol、当量0.05)の混合物を105℃で48時間加熱した。反応混合物に水を加え、DCMで抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮して油にした。生成物を分取HPLCによって精製して、表題化合物(19mg)を得た。MS(ESI,m/z):547.4.
以下の実施例を、参照例244と同様に調製し、Boc保護された中間体をHCl(ジオキサン中4M)を使用して脱保護した。
中間体89
N-(2-(2-クロロエトキシ)エチル)-4-((3-(4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-メチルベンズアミド
表題化合物を、中間体7および2-(2-クロロエトキシ)エタンアミンヒドロクロリドから参照例51と同様に調製した。MS(ESI)[(M+H)]:516.3
以下の実施例を、参照例244と同様に調製した。
Figure 2022513851000105
Figure 2022513851000106
中間体90
1-(4-アミノ-2-クロロ-ベンゾイル)ピペリジン-4-カルボン酸
工程1:
1-(4-アミノ-2-クロロ-ベンゾイル)ピペリジン-4-カルボン酸メチル
無水DCM(50mL)中の4-アミノ-2-クロロ安息香酸(1.70g、10mmol)、メチルピペリジン-4-カルボキシレート(2.85g、20mmol)の溶液にDIPEA(2.58g、20mmol)に加え、次いで、得られた混合物を室温で30分間撹拌し、HATU(7.6g、20mmol)を混合物に加え、さらに10時間撹拌した。混合物を水(100mL)に注ぎ、水溶液をDCM(100mL×2)で抽出した。有機層を合わせ、水およびブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して赤色の油を得て、これをフラッシュカラムクロマトグラフィーによって精製して、白色の固体として所望の化合物(1.82g、収率61.3%)を得た。MS(ESI,m/z):297.1[M+H]+.
工程2:
1-(4-アミノ-2-クロロ-ベンゾイル)-4-カルボン酸
THF(5mL)およびメタノール(25mL)中のメチル1-(4-アミノ-2-クロロベンゾイル)ピペリジン-4-カルボキシレート(890mg、3.0mmol)の溶液に、2.0M LiOH水溶液(3.0mL)を加えた。得られた混合物を室温で15時間撹拌し、次いで3.0M塩酸でpH=5~6に酸性化した。得られた懸濁液をフィルタにかけ、固体を水で洗浄し、次いで乾燥させて、表題化合物(0.6g、収率70.7%)を白色の固体として得た。MS(ESI,m/z):283.0[M+H]+.
中間体91
1-(4-アミノ-2-メチル-ベンゾイル)ピペリジン-4-カルボン酸
工程1:
1-(2-メチル-4-ニトロ-ベンゾイル)ピペリジン-4-カルボン酸メチル
無水DCM(50mL)中の2-メチル-4-ニトロ安息香酸(1.8g、10mmol)、メチルピペリジン-4-カルボキシレート(2.85g、20mmol)の溶液にDIPEA(2.58g、20mmol)に加え、次いで、得られた混合物を室温で30分間撹拌し、HATU(7.6g、20mmol)を混合物に加え、さらに10時間撹拌した。混合物を水(100mL)に注ぎ、水溶液をDCM(100mL×2)で抽出した。有機層を合わせ、水およびブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して赤色の油を得て、これをフラッシュカラムクロマトグラフィーによって精製して、黄色の固体として所望の化合物(2.86g、収率93.4%)を得た。MS(ESI,m/z):307.1[M+H]+.
工程2:
1-(4-アミノ-2-メチル-ベンゾイル)ピペリジン-4-カルボン酸メチル
EtOH(50mL)中のメチル1-(2-メチル-4-ニトロ-ベンゾイル)ピペリジン-4-カルボキシレート(3.0g、9.3mmol)の溶液に、パラジウム炭素(254mg、0.1モル)を加えた。混合物を脱気し、Hバルーンで充填した。反応物を室温で一晩撹拌した。反応物をフィルタにかけ、濾液を濃縮した。残留物をカラムクロマトグラフィーにより精製して、最終化合物(1.93g、収率70%)を赤色の油として得た。MS(ESI,m/z):277.1[M+H]+.
工程3:
1-(4-アミノ-2-メチル-ベンゾイル)ピペリジン-4-カルボン酸
THF(5mL)およびメタノール(25mL)中のメチル1-(4-アミノ-2-メチルベンゾイル)ピペリジン-4-カルボキシレート(830mg、3.0mmol)の溶液に、2.0M LiOH水溶液(6.0mL)を加えた。得られた混合物を室温で15時間撹拌し、次いで3.0M塩酸でpH=5~6に酸性化した。得られた懸濁液をフィルタにかけ、固体を水で洗浄し、次いで乾燥させて、表題化合物(0.6g、収率76.2%)を白色の固体として得た。MS(ESI,m/z):263.1[M+H]+.
中間体92
1-[2-クロロ-4-[[3-[4-(シアノメトキシ)-2,3-ジフルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンゾイル]ピペリジン-4-カルボン酸
アセトニトリル(30mL)および酢酸(3.0mL)中の中間体30(0.96g、3.0mmol)の溶液に中間体90(0.85g、3.0mmol)を加え、95℃で一晩撹拌した。混合物を水(50mL)に注ぎ、得られた懸濁液をフィルタにかけた。固体をアセトニトリルおよび水で洗浄し、乾燥させて、表題化合物(1.0g、収率58.8%)を淡赤色の固体として得て、これを精製せずに次の工程で使用した。MS(ESI,m/z):567.1[M+H]+.
以下の中間体を中間体92と同様に調製した。
Figure 2022513851000107
参照例252
2-[2,3-ジフルオロ-4-[8-[4-[4-[3-(ヒドロキシメチル)ピペラジン-1-カルボニル]ピペリジン-1-カルボニル]-3-メチル-アニリノ]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル]フェノキシ]アセトニトリル;2,2,2-トリフルオロ酢酸
Figure 2022513851000108
工程1:
tert-ブチル4-[1-[4-[[3-[4-(シアノメトキシ)-2,3-ジフルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンゾイル]ピペリジン-4-カルボニル]-2-(ヒドロキシメチル)ピペラジン-1-カルボキシレート
無水DMF(10mL)中の中間体94(273mg、0.5mmol)の溶液、tert-ブチル2-(ヒドロキシメチル)ピペラジン-1-カルボキシレート(130mg、0.6mmol)の溶液にDIPEA(258mg、2.0mmol)に加え、次いで得られた混合物を室温で30分間撹拌し、TP(0.5mL、0.75mmol)を混合物に加え、さらに10時間撹拌した。混合物を水(50mL)に注ぎ、水溶液をDCM(50mL×2)で抽出した。有機層を合わせ、水およびブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して赤色の油を得て、これを精製せずに次の工程で使用した。MS(ESI,m/z):745.3[M+H]
工程2:
2-[2,3-ジフルオロ-4-[8-[4-[4-[3-(ヒドロキシメチル)ピペラジン-1-カルボニル]ピペリジン-1-カルボニル]-3-メチル-アニリノ]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル]フェノキシ]アセトニトリル;2,2,2-トリフルオロ酢酸
THF(5mL)中のtert-ブチル4-(1-(4-((3-(4-(シアノメトキシ)-2,3-ジフルオロフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-メチルベンゾイル)ピペリジン-4-カルボニル)-2-(ヒドロキシメチル)ピペラジン-1-カルボキシレート(300mg、0.4mmol)の溶液に、室温で3M塩酸(2.0mL)を加えた。得られた混合物を10時間撹拌し、次いで2M NaCO水溶液でpH=7~8に調整した。混合物をDCM(50mL×2)で抽出し、合わせた有機層を水およびブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮して赤色の油を得て、これを分取HPLCによって精製し、灰白色の粉末として所望の化合物(215mg、79.2%の収率)を得た。MS(ESI,m/z):645.2[M+H]+.
以下の実施例を、参照例252と同様に調製した。
Figure 2022513851000109
Figure 2022513851000110
中間体96
2-[4-[8-[3-クロロ-4-(ピペラジン-1-カルボニル)アニリノ]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル]-2,3-ジフルオロ-フェノキシ]アセトニトリル
工程1:
tert-ブチル4-[1-[4-[[3-[4-(シアノメトキシ)-2,3-ジフルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンゾイル]ピペリジン-4-カルボニル]-2-(ヒドロキシメチル)ピペラジン-1-カルボキシレート
無水DMF(35mL)中の中間体29(1.82g、4mmol)、tert-ブチルピペラジン-1-カルボキシレート(0.9g、4.8mmol)の溶液にDIPEA(2.6g、20mmol)を加え、次いで、得られた混合物を室温で30分間撹拌し、TP(4mL、6.4mmol)を混合物に加え、さらに10時間撹拌した。混合物を水(50mL)に注ぎ、水溶液をDCM(50mL×2)で抽出した。有機層を合わせ、水およびブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して赤色の油を得て、これを精製せずに次の工程で使用した。MS(ESI,m/z):624.1[M+H]+.
工程2:
2-[4-[8-[3-クロロ-4-(ピペラジン-1-カルボニル)アニリノ]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル]-2,3-ジフルオロ-フェノキシ]アセトニトリル
THF(15mL)中のtert-ブチル4-[1-[4-[[3-[4-(シアノメトキシ)-2,3-ジフルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンゾイル]ピペラジン-4-カルボニル]-2-(ヒドロキシメチル)ピペラジン-1-カルボキシレート(1.8g、3mmol)の溶液に、室温で3M塩酸水溶液(10mL)に加えた。得られた混合物を10時間撹拌し、次にアンモニア溶液でpH=7~8に調整した。混合物を水(25mL)に注ぎ、次にジクロロメタン/イソプロパノール(100/10mL)で抽出し、有機層を濃縮して赤色の油を得て、これを分取HPLCにより精製して、淡赤色の固体として表題化合物(1.2g、収率79.4%)を得た。MS(ESI,m/z):524.1[M+H]+.
以下の中間体を中間体96と同様に調製した。
Figure 2022513851000111
実施例33
2-[3-クロロ-4-[8-[3-クロロ-4-[4-[(2S,4R)-4-ヒドロキシピロリジン-2-カルボニル]ピペラジン-1-カルボニル]アニリノ]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル]-2-フルオロ-フェノキシ]アセトニトリルギ酸塩
Figure 2022513851000112
工程1:
tert-ブチル(2S,4R)-2-[4-[2-クロロ-4-[[3-[2-クロロ-4-(シアノメトキシ)-3-フルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンゾイル]ピペラジン-1-カルボニル]-4-ヒドロキシ-ピロリジン-1-カルボキシレート
中間体97(162mg、0.3mmol)、(2S,4R)-1-(tert-ブトキシカルボニル)-4-ヒドロキシピロリジン-2-カルボン酸(83mg、0.36mmol)の溶液にDIPEA(78mg、0.6mmol)を加え、得られた混合物を室温で10分間撹拌し、次いでHATU(228mg、0.6mmol)を混合物に加え、室温でさらに10時間撹拌した。混合物を水(50mL)に注ぎ、水溶液をDCM(50mL×2)で抽出した。有機層を合わせ、水およびブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して赤色の油を得て、これを精製せずに次の工程で使用した。MS(ESI,m/z):753.2[M+H]+.
工程2:
2-[3-クロロ-4-[8-[3-クロロ-4-[4-[(2S,4R)-4-ヒドロキシピロリジン-2-カルボニル]ピペラジン-1-カルボニル]アニリノ]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル]-2-フルオロ-フェノキシ]アセトニトリルギ酸塩
THF(5mL)中のtert-ブチル(2S,4R)-2-(4-(2-クロロ-4-((3-(2-クロロ-4-(シアノメトキシ)-3-フルオロフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)ベンゾイル)ピペラジン-1-カルボニル)-4-ヒドロキシピロリジン-1-カルボキシレート(200mg、0.265mmol)の溶液に、室温で3M塩酸水溶液(1mL)を加えた。得られた混合物を10時間撹拌し、次にアンモニア溶液でpH=7~8に調整した。混合物を水(25mL)に注ぎ、次いでジクロロメタン/イソプロパノール(50/5mL)で抽出し、有機層を濃縮して赤色の油を得て、これを分取HPLCにより精製し、白色の粉末として表題化合物(20mg、11.3%収率)を得た。MS(ESI,m/z):653.2[M+H]+.
以下の実施例を、実施例33と同様に調製した。
Figure 2022513851000113
実施例36
2-[4-[8-[3-クロロ-4-[4-[(3R)-3-(ヒドロキシメチル)ピペラジン-1-カルボニル]ピペラジン-1-カルボニル]アニリノ]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル]-2,3-ジフルオロ-フェノキシ]アセトニトリル
Figure 2022513851000114
工程1:
tert-ブチル(2R)-4-[4-[2-クロロ-4-[[3-[4-(シアノメトキシ)-2,3-ジフルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンゾイル]ピペラジン-1-カルボニル]-2-(ヒドロキシメチル)ピペラジン-1-カルボキシレート
無水DCM(10mL)中の中間体96(210mg、0.4mmol)、DIPEA(258mg、2.0mmol)の溶液にトリホスゲン(104mg、0.2mmol)を加え、次いで得られた混合物を0℃で1.0時間撹拌し、次いで、tert-ブチル(R)-2-(ヒドロキシメチル)ピペラジン-1-カルボキシレート(104mg、0.48mmol)で処理し、反応混合物を室温まで温めた。混合物を飽和重炭酸水溶液(50mL)に注ぎ、水溶液をDCM(50mL×2)で抽出した。有機層を合わせ、水およびブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して赤色の油を得て、これを精製せずに次の工程で使用した。MS(ESI,m/z):766.2[M+H]+.
工程2:
2-[4-[8-[3-クロロ-4-[4-[(3R)-3-(ヒドロキシメチル)ピペラジン-1-カルボニル]ピペラジン-1-カルボニル]アニリノ]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル]-2,3-ジフルオロ-フェノキシ]アセトニトリル
THF(10mL)中のtert-ブチル(2R)-4-[4-[2-クロロ-4-[[3-[4-(シアノメトキシ)-2,3-ジフルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンゾイル]ピペラジン-1-カルボニル]-2-(ヒドロキシメチル)ピペラジン-1-カルボキシレート(153mg、0.2mmol)の溶液に、室温の3M塩酸(2mL)を加えた。得られた混合物を10時間撹拌し、次にアンモニア溶液でpH=7~8に調整した。混合物を水(30mL)に注ぎ、次いでジクロロメタン/イソプロパノール(100/10mL)で抽出し、有機層を濃縮して赤色の油を得て、これを分取HPLCにより精製して、白色の粉末として表題化合物(18mg、13.3%収率)を得た。MS(ESI,m/z):666.2[M+H]+.
以下の実施例を、実施例36と同様に調製した。
Figure 2022513851000115
参照例259
N-[[1-[4-[[3-[4-(シアノメトキシ)-2,3-ジフルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンゾイル]-4-ピペリジル]メチル]-2-(メチルアミノ)アセトアミド
Figure 2022513851000116
工程1:
tert-ブチルN-[2-[[1-[4-[[3-[4-(シアノメトキシ)-2,3-ジフルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンゾイル]-4-ピペリジル]メチルアミノ]-2-オキソ-エチル]-N-メチル-カルバメート
無水DMF(10mL)中の中間体参照例129(106mg、0.2mmol)、N-(tert-ブトキシカルボニル)-N-メチルグリシン(57mg、0.3mmol)の溶液にDIPEA(52mg、0.4mmol)を加え、次いで、得られた混合物を室温で30分間撹拌し、HATU(152mg、0.4mmol)を混合物に加え、さらに10時間撹拌した。混合物を水(50mL)に注ぎ、水溶液をDCM(50mL×2)で抽出した。有機層を合わせ、水およびブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して赤色の油を得て、これを精製せずに次の工程で使用した。MS(ESI,m/z):703.2[M+H]+.
工程2:
N-[[1-[4-[[3-[4-(シアノメトキシ)-2,3-ジフルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンゾイル]-4-ピペリジル]メチル]-2-(メチルアミノ)アセトアミド
THF(5mL)中のtert-ブチル(2-(((1-(4-((3-(4-(シアノメトキシ)-2,3-ジフルオロフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-メチルベンゾイル)ピペリジン-4-イル)メチル)アミノ)-2-オキソエチル)(メチル)カルバメート(140mg、0.2mmol)を室温の3M塩酸水溶液(2.0mL)に加えた。得られた混合物を10時間撹拌し、次にアンモニア水溶液でpH=7~8に調整した。混合物を水(25mL)に注ぎ、次いでジクロロメタン/イソプロパノール(50/5mL)で抽出し、有機層を濃縮して赤色の油を得て、これを分取HPLCにより精製し、白色の粉末として表題化合物(25mg、20.3%収率)を得た。MS(ESI,m/z):603.2[M+H]
参照例260
N-((1-(4-((3-(4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-メチルベンゾイル)ピペリジン-4-イル)メチル)アセトアミド
Figure 2022513851000117
tert-ブチル((1-(4-((3-(4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-メチルベンゾイル)ピペリジン-4-イル)メチル)カルバメート(参照例53の調製で得られた中間体、200mg)を5mLのAcOEt/EtOH(9/1)中の1.05当量の塩化アセチル(0.032mL)で処理し、混合物を室温で一晩撹拌した。参照例53および表題化合物の混合物が得られ、これを分取HPLCにより分離した。白色粉末(44mg),MS(ESI,m/z):513.4.
実施例38
(4-((3-(3-クロロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)フェニル)(モルホリノ)メタノン
Figure 2022513851000118
ジオキサン中の(4-アミノフェニル)(モルホリノ)メタノン(31mg)、中間体15(29.4mg)、炭酸カリウム(27.6mg)、t-Bu-X-phos(2mg)およびPd(dba)(1mg)の混合物を100℃で一晩撹拌した。DMSOを加え、混合物をセライトでフィルタにかけ、分取HPLCにより精製して表題化合物(9mg)を無色の固体として得た。
MS(ESI,m/z):464.2
以下の実施例を同様に調製した。
Figure 2022513851000119
参照例263
[4-(アミノメチル)-1-ピペリジル]-[4-[[3-(2-クロロ-3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-フェニル]メタノンヒドロクロリド
Figure 2022513851000120
工程1:tert-ブチルN-[[1-(2-メチル-4-ニトロ-ベンゾイル)-4-ピペリジル]メチル]カルバメート
DMF(25mL)中の2-メチル-4-ニトロ安息香酸(1.00g、5.52mmol)、HATU(2.52g、6.62mmol)、およびDIPEA(2.88mL、16.56mmol)の混合物を15℃で0.5時間撹拌した。次いで、4-(tert-ブトキシカルボニルアミノメチル)ピペリジン(1.42g、6.62mmol)を加え、反応物を15℃で16時間撹拌した。反応混合物をHO(50mL)で希釈し、酢酸エチルで抽出した。有機相をブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィー(DCM/MeOH=50/1で溶出)によって精製して、所望の化合物(2.00g)を淡黄色の固体として得た。MS観測値(ESI)[(M+Na)]:400
工程2:tert-ブチルN-[[1-(4-アミノ-2-メチル-ベンゾイル)-4-ピペリジル]メチル]カルバメート
tert-ブチルN-[[1-(2-メチル-4-ニトロ-ベンゾイル)-4-ピペリジル]メチル]カルバメート
(1.00g、2.65mmol)および木炭上のパラジウム(100mg、10重量%)のメタノール(10mL)中の混合物を、H下、15℃で16時間撹拌した。触媒をフィルタにかけて分け、濾液を減圧下で濃縮して、赤色の油として所望の化合物(900mg)を得て、これを次の工程で直接使用した。
工程3:tert-ブチルN-[[1-[4-[[3-(2-クロロ-3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンゾイル]-4-ピペリジル]メチル]カルバメート
アセトニトリル中の中間体70(50mg、0.16mmol)およびtert-ブチルN-[[1-(4-アミノ-2-メチル-ベンゾイル)-4-ピペリジル]メチル]カルバメート(100mg、0.29mmol)の混合物(0.9mL)と酢酸(0.1mL)を90℃で16時間撹拌した。混合物を室温に冷却し、減圧下で濃縮した。残留物を、分取TLC(DCM/MeOH=20:1)によって精製して、白色の固体として所望の化合物(20mg)を得た。MS観測値(ESI)[(M+H)]:623.1
工程4:[4-(アミノメチル)-1-ピペリジル]-[4-[[3-(2-クロロ-3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-フェニル]メタノンヒドロクロリド
メタノール(0.5mL)中のN-[[1-[4-[[3-(2-クロロ-3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンゾイル]-4-ピペリジル]メチル]カルバメート(20mg、0.03mmol)の撹拌溶液に、ジオキサン(0.04mL 4.0M)中のHClの溶液を滴下して加えた。反応混合物を15℃で2時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮し、残留物を分取HPLCにより精製して、白色の固体として表題化合物(5.8mg)を得た。MS観測値(ESI)[(M+H)]:523.2.
参照例264
4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-N-[2-(1H-イミダゾール-2-イル)エチル]-N,2-ジメチル-ベンズアミド
Figure 2022513851000121
工程1:N-(3-ヒドロキシプロピル)-N,2-ジメチル-4-ニトロ-ベンズアミド
DMF(10mL)中の2-メチル-4-ニトロ-安息香酸(1.0g、5.52mmol)の溶液に、HATU(2.73g、7.18mmol)、3-(メチルアミノ)プロパン-1-オール(590mg、6.62mmol)およびトリエチルアミン(1.68g、16.6mmol)を加えた。混合物を25℃で12時間撹拌した後、酢酸エチルで希釈した。得られた混合物を水およびブラインで連続して洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残留物を、シリカゲルクロマトグラフィー(DCM/MeOH=20で溶出)により精製して、淡黄色の油として表題化合物(1.2g)を得た。
工程2:N,2-ジメチル-4-ニトロ-N-(3-オキソプロピル)ベンズアミド
DCM(10mL)中のN-(3-ヒドロキシプロピル)-N,2-ジメチル-4-ニトロ-ベンズアミド(900mg、3.57mmol)およびTEMPO(56mg、0.36mmol)の撹拌溶液に、PhI(OAc)(1.38g、4.28mmol)をゆっくりと加えた。反応物を20℃で1時間撹拌し、次いで飽和NaSOでクエンチした。得られた混合物をDCMで抽出した。DCM層をブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(460mg)を淡黄色の油として得た。
工程3:N-[2-(1H-イミダゾール-2-イル)エチル]-N,2-ジメチル-4-ニトロ-ベンズアミド
メタノール(5mL)中のN,2-ジメチル-4-ニトロ-N-(3-オキソプロピル)ベンズアミド(450mg、1.8mmol)および水酸化アンモニウム(1.76g、12.6mmol)の撹拌溶液にグリオキサール(230mg、3.96mmol)をゆっくり加えた。反応物を20℃で12時間撹拌した。混合物をHO(20mL)で希釈し、DCM(30mL)で抽出した。有機相をブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、表題化合物(450mg)を淡黄色の油として得た。
工程4:4-アミノ-N-[2-(1H-イミダゾール-2-イル)エチル]-N,2-ジメチル-ベンズアミド
メタノール(5mL)中のN-[2-(1H-イミダゾール-2-イル)エチル]-N,2-ジメチル-4-ニトロ-ベンズアミド(200mg、0.69mmol)の撹拌溶液に木炭上のPd(74mg、10重量%)を加えた。反応物をHバルーン下、20℃で1時間撹拌した。触媒をフィルタにかけて分け、濾液を減圧下で濃縮して、表題化合物(60mg)を淡黄色の油として得て、これを次の工程で直接使用した。
工程5:4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-N-[2-(1H-イミダゾール-2-イル)エチル]-N,2-ジメチル-ベンズアミド
tert-ブタノール(2mL)中の中間体3(60mg、0.22mmol)の溶液に、BrettPhos-Pd-G3(196mg、0.22mmol、CAS番号1470372-59-8)、4-アミノ-N-[2-(1H-イミダゾール-2-イル)エチル]-N,2-ジメチル-ベンズアミド(59mg、0.23mmol)、および炭酸カリウム(30mg、0.22mmol)を添加した。混合物を100℃で12時間、N下で撹拌した。室温に冷却した後、反応混合物を酢酸エチル(100mL)で希釈した。得られた混合物を水およびブラインで連続して洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗生成物を黄色の油として得た。残留物を分取逆相HPLCによって精製して、表題化合物(37mg)を白色の固体として得た。MS観測値(ESI)[(M+H)]:500.1
参照例265:
N-[2-[4-(2,2-ジフルオロエチル)ピペラジン-1-イル]エチル]-4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-N,2-ジメチル-ベンズアミド;ギ酸
Figure 2022513851000122
DMF(1mL)中の参照例266(50mg、0.09mmol)の溶液に、炭酸カリウム(37mg、0.27mmol)および1,1-ジフルオロ-2-ヨードエタン(21mg、0.11mmol)を加えた。混合物を50℃で12時間撹拌した後、酢酸エチルで希釈した。得られた混合物を水およびブラインで連続して洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗生成物を黄色の油として得た。残留物を逆相HPLCによって精製して、表題化合物(11mg)を白色の固体として得た。MS観測値(ESI)[(M+H)]:582.
参照例267:
N-[2-(1-ジエトキシホスホリル-4-ピペリジル)エチル]-4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-N,2-ジメチルベンズアミド
Figure 2022513851000123
DCM(4mL)中の参照例174(200mg、0.35mmol)およびトリエチルアミン(0.15mL、1.05mmol)の攪拌溶液に、クロロリン酸ジエチル(200mg、1.16mmol)をゆっくりと加えた反応物を15℃で2時間撹拌した。反応をHO(0.5mL)でクエンチし、DCM(10mL×3)で抽出した。有機相をブライン(10mL)で洗浄し、無水NaSOで乾燥し、減圧下で濃縮し、分取HPLCで精製して、表題化合物(81.4mg)を白色の固体として得た。MS観測値(ESI)[(M+23)]:671.1.
参照例268:
2-[2-(ジメチルアミノ)エチル]-6-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-3,4-ジヒドロイソキノリン-1-オン
Figure 2022513851000124
工程1:6-ブロモ-2-[2-(ジメチルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロイソキノリン-1-オン
DMF(5mL)中の6-ブロモ-3,4-ジヒドロ-2H-イソキノリン-1-オン(200mg、0.88mmol)の攪拌溶液に、水素化ナトリウム(53mg、1.33mmol、60重量%)を15℃で滴下して加えた。混合物を0.5時間撹拌した。次いで、(2-ブロモエチル)ジメチルアミン臭化水素酸塩(309mg、1.33mmol)を加え、反応物を15℃で16時間撹拌した。飽和NHCl水溶液を加えて反応をクエンチした。得られた混合物をHO(10mL)で希釈し、酢酸エチルで抽出した。有機相をブラインで洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、減圧下で濃縮し、分取-TLC(DCM/MeOH=20、Rf=0.1)で精製して、表題化合物(120mg)を淡黄色の油として得た。
工程2:3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-アミン
8-クロロ-3-ヨード-イミダゾ[1,2-a]ピラジン(500mg、1.8mmol)および1,4-ジオキサン(5mL)中の水酸化アンモニウム(10mL、17.83mmol)の溶液の混合物を密閉容器内で100℃で16時間撹拌した。得られた混合物を減圧濃縮した。反応物をHO(20mL)で希釈し、DCMで抽出した。有機相を無水NaSOで乾燥し、減圧下で濃縮して、3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-アミン(300mg)を褐色の固体として得た。
工程3:2-[2-(ジメチルアミノ)エチル]-6-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-3,4-ジヒドロイソキノリン-1-オン
1,4-ジオキサン(3mL)中の3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-アミン(100mg、0.39mmol)、6-ブロモ-2-[2-(ジメチルアミノ)エチル]-3,4-ジヒドロイソキノリン-1-オン(115mg、0.39mmol)、炭酸セシウム(378mg、1.16mmol)、(R)-BINAP(48mg、0.08mmol)およびPd(dba)(22mg、0.04mmol)の混合物を、窒素下、100℃で16時間撹拌した。反応混合物を冷却し、フィルタにかけた。濾液を減圧下で濃縮し、分取TLC(DCM/MeOH=20、R=0.2)によって精製して、粗生成物を得た。それをトリチュエート(CHOH、2mL)により再精製して、表題化合物(17.9mg)を白色の固体として得た。MS観測値(ESI)[(M+H)]:475.1.
参照例269
7-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2,3,4,5-テトラヒドロ-2-ベンザゼピン-1-オンヒドロクロリド
工程1:6-アミノテトラリン-1-オンオキシム
エタノール(10mL)および水(3.3mL)中の6-アミノ-1,2,3,4-テトラヒドロナフタレン-1-オン(1.0g、6.2mmol)、塩酸ヒドロキシルアミン(474mg、6.82mmol)、酢酸ナトリウム(1.12g、13.65mmol)混合物を90℃で4時間撹拌した。混合物を室温に冷却し、HO(20mL)で希釈した。沈殿物をフィルタにかけて収集し、水で洗浄し、高真空で乾燥させて、6-アミノテトラリン-1-オンオキシム(880mg)を白色の固体として得た。
工程2:7-アミノ-2,3,4,5-テトラヒドロ-2-ベンザゼピン-1-オン
PPA(10mL)中の6-アミノテトラリン-1-オンオキシム(880mg、4.99mmol)の混合物を120℃で2時間撹拌した。混合物を90℃に冷却し、次いで氷に注いだ。得られた混合物を4N NaOH水溶液で中和し、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗化合物(850mg)(別の異性体の混合物)を褐色の固体として得た。
工程3:7-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2,3,4,5-テトラヒドロ-2-ベンザゼピン-1-オンヒドロクロリド
アセトニトリル(1.8mL)および酢酸(0.200mL)中の中間体3(150mg、0.540mmol)、粗7-アミノ-2,3,4,5-テトラヒドロ-2-ベンザゼピン-1-オン(105mg、0.600mmol)の混合物を90℃で16時間撹拌した。混合物を減圧下で濃縮し、残留物を分取HPLCにより精製して、7-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2,3,4,5-テトラヒドロ-2-ベンザゼピン-1-オン(18.7mg)を赤色の固体として得た。(ESI)[(M+H)]:418
参照例270
2-[4-[8-[4-[4-(アミノメチル)ピペリジン-1-カルボニル]-3-メチル-アニリノ]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル]-2,3-ジフルオロ-フェノキシ]-2-メチル-プロパンニトリル;ギ酸
Figure 2022513851000125
工程1:
2-(4-ブロモ-2,3-ジフルオロ-フェノキシ)-2-メチル-プロパノエートエチル
4-ブロモ-2,3-ジフルオロフェノール(6g、28.7mmol)、2-ブロモ-2-メチルプロパン酸エチル(6.72g、34.5mmol)、CsCO(9.35g、28.7mmol)およびテトラブチルアンモニウムヨージド(530mg、1.44mmol)をDMF(30mL)に懸濁した。得られた混合物を80℃で一晩加熱した。次いで、混合物を水で希釈し、エチルエーテルで抽出した。合わせた有機相を乾燥させ、濃縮した。残留物をフラッシュカラムにより精製して、表題化合物(6g、64.7%収率)を得た。
工程2:
2-(4-ブロモ-2,3-ジフルオロ-フェノキシ)-2-メチル-プロパン酸
エチル2-(4-ブロモ-2,3-ジフルオロフェノキシ)-2-メチル-プロパノエート(4.3g、13.3mmol)およびNaOH(1.06g、26.6mmol)をMeOH(36mL)、THF(18mL)および水(12mL)の混合溶液に溶解した反応溶液を室温で2時間撹拌した。次いで、溶液を12N HCl水溶液によってpH2~3に酸性化した。水層を酢酸エチルで抽出し、無水MgSOで乾燥し、濃縮して、表題化合物を白色固体として得た(3.5g、89.1%収率)。
工程3:
2-(4-ブロモ-2,3-ジフルオロ-フェノキシ)-2-メチル-プロパンアミド
2-(4-ブロモ-2,3-ジフルオロフェノキシ)-2-メチル-プロパン酸(3.3g、11.2mmol)、1-(3-ジメチルアミノプロピル)-3-エチルカルボジイミドヒドロクロリド(2.57g、13.4mmol)、1-ヒドロキシベンゾトリアゾール(2.27g、16.8mmol)およびDIPEA(2.17g、2.93mL、16.8mmol)のTHF(30mL)中の混合物を室温で2時間撹拌した。次いで、25%NH水溶液(10mL)を加えた。混合物を一晩撹拌した後、水でクエンチした。水層をDCMで抽出した。合わせた有機層を飽和NaHCO水溶液、ブラインで洗浄し、乾燥して、濃縮した。残留物をフラッシュカラムクロマトグラフィーによって精製して、白色の固体として表題化合物(2g、60.8%収率)を得た。
工程4:
2-(4-ブロモ-2,3-ジフルオロ-フェノキシ)-2-メチル-プロパンニトリル
ジクロロメタン(40mL)中の2-(4-ブロモ-2,3-ジフルオロフェノキシ)-2-メチル-プロパンアミド(2g、6.8mmol)およびEtN(4.13g、5.69mL、40.8mmol)の溶液に、0℃で無水トリフルオロ酢酸(8.57g、5.76mL、40.8mmol)を添加した。添加後、溶液を室温に到達させ、2時間撹拌した。次いで、混合物を70℃で一晩加熱した。反応物を濃縮し、水で希釈した。水相を、NaHCO水溶液によってpH8~9に調整した。水相をDCMで抽出し、乾燥し、濃縮した。残留物を、さらに精製することなく次の工程の反応で使用した。
工程5:
2-[2,3-ジフルオロ-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェノキシ]-2-メチル-プロパンニトリル
4,4,4’,4’,5,5,5’,5’-オクタメチル-2,2’-ビ(1,3,2-ジオキサボロラン)(2.48g、9.78mmol)、2-(4-ブロモ-2,3-ジフルオロフェノキシ)-2-メチルプロパンニトリル(1.8g、6.52mmol)、1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン-パラジウム(II)ジクロリドジクロロメタン錯体(532mg、652μmol)および酢酸カリウム(1.28g、13mmol)の1,4-ジオキサン(20mL)中の混合物を80℃で一晩撹拌した。次いで、混合物をフィルタにかけ、その後、濃縮した。残留物を、さらに精製することなく、次の工程の反応で直接使用した。
工程6:
tert-ブチルN-[[1-[4-[[3-[4-(1-シアノ-1-メチル-エトキシ)-2,3-ジフルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンゾイル]-4-ピペリジル]メチル]カルバメート
水(5mL)およびTHF(10mL)中のtert-ブチル((1-(4-((3-ヨードイミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-メチルベンゾイル)ピペリジン-4-イル)メチル)カルバメート(中間体73,600mg、1.02mmol))の溶液に、2-(2,3-ジフルオロ-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-)ジオキサボロラン-2-イル)フェノキシ)-2-メチルプロパンニトリル(工程5の粗生成物)、1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン-パラジウム(II)二塩化物ジクロロメタン錯体(166mg、203μmol)およびリン酸三カリウム(647mg、616μl、3.05mmol)を加え、次いで混合物を窒素で5分間脱気した後70℃で一晩撹拌した。混合物をフィルタにかけた。溶液を濃縮し、水層をDCMで抽出した。有機層を濃縮し、残留物を分取HPLCにより精製して表題化合物(400mg)を得た。MS(ESI,m/z):660.3[M+H]
工程7:
2-[4-[8-[4-[4-(アミノメチル)ピペリジン-1-カルボニル]-3-メチル-アニリノ]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル]-2,3-ジフルオロ-フェノキシ]-2-メチル-プロパンニトリルホルメート
TFA(5mL)およびDCM(10mL)中のtert-ブチル((1-(4-((3-(4-((2-シアノプロパン-2-イル)オキシ)-2,3-ジフルオロフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-メチルベンゾイル)ピペリジン-4-イル)メチル)カルバメート(400mg、606μmol)を室温で2時間撹拌した。次いで、混合物をNaHCO水溶液によって中和した。水層をDCMで抽出した。有機層を乾燥し、濃縮した。残留物を分取HPLCにより精製して、白色の粉末として表題化合物を得た(120mg)。MS(ESI,m/z):560.3[M+H]
中間体99
1-[2,3-ジフルオロ-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェノキシ]シクロプロパンカルボニトリル
工程1:
メチル4-ブロモ-2-(4-ブロモ-2,3-ジフルオロ-フェノキシ)ブタノエート
CO(6.61g、47.8mmol)を乾燥DMF(20mL)中の4-ブロモ-2,3-ジフルオロフェノール(5g、23.9mmol)の溶液に加えた。混合物を、室温で10分間撹拌した。混合物にメチル2,4-ジブロモブタノエート(6.22g、23.9mmol)を滴下して加えた。得られた混合物を、室温で3時間撹拌した。混合物を酢酸エチル(60mL)で希釈し、濾過により無機固体を除去し、次いで水およびブラインで洗浄した。有機相をフラッシュカラムクロマトグラフィーで乾燥させ、濃縮した。残留物をフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を油として得た(4.7g、50%収率)。
工程2:
メチル1-(4-ブロモ-2,3-ジフルオロ-フェノキシ)シクロプロパンカルボキシレート
4-ブロモ-2-(4-ブロモ-2,3-ジフルオロフェノキシ)ブタノエートメチル(4.7g、12.1mmol)をN保護下で乾燥THF(30mL)に溶解し、氷アセトン浴で冷却した。混合物に固体カリウムtert-ブトキシド(1.36g、12.1mmol)を少しずつ加えた。得られた混合物を-10℃で30分間、次に室温で2時間撹拌した。反応物を真空で乾燥させ、残留物をフラッシュカラムクロマトグラフィーによって直接精製して、表題化合物(2g、53.8%収率)を得た。
工程3:
1-[2,3-ジフルオロ-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェノキシ]シクロプロパンカルボニトリル
出発物質としてメチル1-(4-ブロモ-2,3-ジフルオロ-フェノキシ)シクロプロパンカルボキシレートを使用して、参照例270 における工程2、工程3、工程4および工程5と同様の手順で表題化合物を調製した。
中間体100
2-[[2,3-ジフルオロ-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェノキシ]メチル]シクロプロパンカルボニトリル
工程1:
エチル2-(p-トリルスルホニルオキシメチル)シクロプロパンカルボキシレート
DCM(30mL)中の2-(ヒドロキシメチル)シクロプロパン-1-カルボン酸エチル(4g、27.7mmol)の溶液に、0℃でEtN(5.62g、7.73mL、55.5mmol)、DMAP(339mg、2.77mmol)、および4-メチルベンゼンスルホニルクロリド(6.35g、33.3mmol)を加えた。黄色の反応混合物を室温で3時間撹拌した。次に、反応混合物をHCl水溶液(30mL)およびDCM(30mL)に注ぎ、層を分離した。水層をDCMで抽出した。有機層を濃縮し、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を油として得た(4.7g、収率56.8%)。
工程2:
エチル2-[(4-ブロモ-2,3-ジフルオロ-フェノキシ)メチル]シクロプロパンカルボキシレート
4-ブロモ-2,3-ジフルオロフェノール(9g、43.1mmol)、2-((トシルオキシ)メチル)シクロプロパン-1-カルボン酸エチル(12.8g、43.1mmol)およびCsCO(14g、43.1mmol)をDMF(40mL)に懸濁した。得られた混合物を65℃で一晩加熱した。次いで、混合物を冷却し、水で希釈して、エチルエーテルで抽出した。合わせた有機相をNaCO水溶液で洗浄し、濃縮した。残留物をフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を油として得た(8.5g、収率58.9%)。
工程3:
2-[[2,3-ジフルオロ-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェノキシ]メチル]シクロプロパンカルボニトリル
表題化合物を、出発物質として エチル2-[(4-ブロモ-2,3-ジフルオロ-フェノキシ)メチル]シクロプロパンカルボキシレート を使用して、参照例270における工程2、工程3、工程4および工程5と同様の手順で調製した。
中間体101
2-(3-フルオロ-4-メチルスルファニル-フェニル)-4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン
4,4,4’,4’,5,5,5’,5’-オクタメチル-2,2’-ビ(1,3,2-ジオキサボロラン)(2.54g、10mmol)、4-ブロモ-2-フルオロ-1-メチルスルファニル-ベンゼン(2.2g、10mmol)、1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン-パラジウム(II)ジクロリドジクロロメタン錯体(653mg、0.8mmol)および酢酸カリウム(1.96g、20mmol)の1,4-ジオキサン(20mL)中の混合物を80℃で一晩撹拌した。次いで、混合物を水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機層を乾燥し、濃縮した。残留物をフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を油として得た(1.6g、61%収率)。
参照例271
(4-(アミノメチル)ピペリジン-1-イル)(4-((3-(2,5-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-メチルフェニル)メタノン
Figure 2022513851000126
工程1:
tert-ブチルN-[[1-[4-[[3-(2,5-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンゾイル]-4-ピペリジル]メチル]カルバメート
水(2.5mL)およびTHF(5mL)中のtert-ブチルN-[[1-[4-[(3-ヨードイミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ]-2-メチル-ベンゾイル]-4-ピペリジル]メチル]にカルバメート(中間体73、200mg、339μmol)の溶液に、(2,5-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)ボロン酸(82.8mg、440μmol)、1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン-パラジウム(II)ジクロリドジクロロメタン錯体(55.3mg、67.7μmol)およびリン酸カリウム三塩基(216mg、1.02mmol)を加えた。次いで、混合物を窒素で5分間脱気し、その後80℃で一晩撹拌した。室温まで冷却した後、混合物を濃縮し、DCMを加えた。有機層をNaSOで乾燥し、真空で濃縮した。残留物を次の工程の反応に直接使用した。MS(ESI,m/z):607[M+H]
工程2:
(4-(アミノメチル)ピペリジン-1-イル)(4-((3-(2,5-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-メチルフェニル)メタノン
DCM(5mL)中の工程1からのtert-ブチルN-[[1-[4-[[3-(2,5-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンゾイル]-4-ピペリジル]メチル]カルバメートの溶液にCFCOOH(5mL)を加えた。混合物を室温で2時間撹拌した。次いで、混合物を濃縮し、NaHCO水溶液を加えて、溶液をpH8~9に中和した。水相をDCMで抽出した。有機相を 真空で濃縮し、残留物を分取HPLCにより精製して、表題化合物(37mg)を固体として得た。MS(ESI,m/z):507.1[M+H]
以下の実施例を、参照参照例271と同様に調製した。
Figure 2022513851000127
Figure 2022513851000128
Figure 2022513851000129
参照例282
[4-(アミノメチル)-1-ピペリジル]-[4-[[3-[3-クロロ-4-(シクロプロポキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチルフェニル]メタノンホルメート
Figure 2022513851000130
工程1:
4-ブロモ-2-クロロ-1-(トリフルオロメチル)ベンゼン
ブロモシクロプロパン(8.75g、72.3mmol)を、ジメチルアセトアミド(45mL)中の4-ブロモ-2-クロロフェノール(3g、14.5mmol)およびCsCO(11.8g、36.2mmol)の撹拌溶液に10分かけて滴下して加えた。混合物を150℃に加熱し、この温度で16時間撹拌した。次に、混合物を水に注いだ。水層を酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空で濃縮した。残留物をフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(3g)を得た。MS(ESI,m/z):247[M+H]
工程2:
2-[3-クロロ-4-(シクロプロポキシ)フェニル]-4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン
雰囲気下で、1,4-ジオキサン(50mL)中の4,4,4’,4’,5,5,5’,5’-オクタメチル-2,2’-ビ(1,3,2-ジオキサボロラン)(3.69g、14.5mmol)、4-ブロモ-2-クロロ-1-シクロプロポキシベンゼン(3g、12.1mmol)、酢酸カリウム(2.38g、24.2mmol)および1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン-パラジウム(II)ジクロリドジクロロメタン錯体(990mg、1.21mmol)の混合物を80℃で一晩撹拌した。室温まで冷却した後、混合物をフィルタにかけ、残留物をDCMに溶解した。有機相を水で洗浄し、乾燥し、濃縮した。残留物をフラッシュカラムにより精製して、表題化合物(2.6g)を固体として得た。
工程3:
tert-ブチルN-[[1-[4-[[3-[3-クロロ-4-(シクロプロポキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンゾイル]-4-ピペリジル]メチル]カルバメート
水(2.5mL)およびTHF(5mL)中のtert-ブチルN-[[1-[4-[(3-ヨードイミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ]-2-メチル-ベンゾイル]-4-ピペリジル]メチル]カルバメート(300mg、508μmol)の溶液に、2-(3-クロロ-4-シクロプロポキシフェニル)-4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン(195mg、660μmol)、1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン-パラジウム(II)ジクロリドジクロロメタン錯体(41.5mg、50.8μmol)およびリン酸リン酸カリウム三塩基(324mg、308μl、1.52mmol)を加えた。次いで、混合物を窒素で5分間脱気し、その後70℃で一晩撹拌した。室温まで冷却した後、混合物を濃縮した。濾液をDCMで抽出した。有機相を乾燥および濃縮して、粗生成物(300mg)を得た。粗生成物を、精製することなく次の工程の反応に使用した。MS(ESI,m/z):631[M+H]
工程4:
(4-(アミノメチル)ピペリジン-1-イル)(4-((3-(3-クロロ-4-シクロプロポキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-メチルフェニル)メタノンホルメート
TFA(5mL)およびDCM(5mL)中のtert-ブチルN-[[1-[4-[[3-[3-クロロ-4-(シクロプロポキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンゾイル]-4-ピペリジル]メチル]カルバメート(300mg、475μmol)の溶液を室温で2時間撹拌した。次いで、溶液を濃縮し、残留物を水およびDCMで希釈した。混合溶液をKCO水溶液でpH8~9に塩基性化した。水層をDCMで抽出した。合わせた有機相を乾燥させ、濃縮した。残留物を分取HPLCによって精製して、表題化合物(14mg)を固体として得た。MS(ESI,m/z):531.2[M+H]
参照例283
(4-(アミノメチル)ピペリジン-1-イル)(4-((3-(4-(シクロプロピルメトキシ)-3-フルオロフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-メチルフェニル)メタノン
Figure 2022513851000131
参照例282と同様にして、ブロモシクロプロパンの代わりに(ブロモメチル)シクロプロパンを使用し、4-ブロモ-2-クロロフェノールの代わりに4-ブロモ-2-フルオロフェノールを使用して、表題化合物を得た。MS(ESI,m/z):529.3[M+H]
参照例284
2-[4-[8-[4-[4-(アミノメチル)ピペリジン-1-カルボニル]-3-メチル-アニリノ]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル]-2,3-ジフルオロ-フェノキシ]プロパンニトリル;2,2,2-トリフルオロ酢酸
Figure 2022513851000132
参照例282と同様にして、ブロモシクロプロパンの代わりに2-ブロモプロパンニトリルを使用し、4-ブロモ-2-クロロフェノールの代わりに4-ブロモ-2,3-ジフルオロフェノールを使用して、表題化合物を得た。MS(ESI,m/z):546.5[M+H]
参照例285
4-(4-(8-((4-(4-(アミノメチル)ピペリジン-1-カルボニル)-3-メチルフェニル)アミノ)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル)-2,3-ジフルオロフェノキシ)ブタンニトリル
Figure 2022513851000133
参照例282と同様にして、ブロモシクロプロパンの代わりに4-ブロモブタンニトリルを使用し、4-ブロモ-2-クロロフェノールの代わりに4-ブロモ-2,3-ジフルオロフェノールを使用して、表題化合物を得た。MS(ESI,m/z):560.4[M+H]
参照例286
[4-(アミノメチル)-1-ピペリジル]-[4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-プロプ-2-イノキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-フェニル]メタノン;ギ酸
Figure 2022513851000134
参照例282と同様にして、ブロモシクロプロパンの代わりに3-ブロモプロプ-1-インを使用し、4-ブロモ-2-クロロフェノールの代わりに4-ブロモ-2,3-ジフルオロフェノールを使用して、表題化合物を得た。MS(ESI,m/z):531.1[M+H]
参照例287
[4-(アミノメチル)-1-ピペリジル]-[4-[[3-[2,3-ジフルオロ-4-(2-ピリジルオキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-フェニル]ギ酸メタノン
Figure 2022513851000135
工程1:
2-(4-ブロモ-2,3-ジフルオロ-フェノキシ)ピリジン
DMSO(20mL)中の4-ブロモ-2,3-ジフルオロフェノール(3.5g、16.7mmol)、2-フルオロピリジン(2.44g、25.1mmol)およびKCO(5.79g、41.9mmol)の混合物を3日間120℃で加熱した。次いで、混合物を水に注ぎ、DCMで抽出した。有機層を乾燥し、濃縮した。残留物をフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を油として得た(700mg、14.6%収率)。
工程2:
2-[2,3-ジフルオロ-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェノキシ]ピリジン
下、1,4-ジオキサン(10mL)中の4,4,4’,4’,5,5,5’,5’-オクタメチル-2,2’-ビ(1,3,2-ジオキサンボロラン)(746mg、2.94mmol)、2-(4-ブロモ-2,3-ジフルオロフェノキシ)ピリジン(0.7g、2.45mmol)、酢酸カリウム(480mg、4.89mmol)および1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン-パラジウム(II)ジクロリドジクロロメタン複合体(200mg、245μmol)の混合物を80℃で一晩撹拌した。反応物をフィルタにかけ、濃縮した。残留物をさらに精製することなく直接次の工程の反応に使用した。
工程3:
tert-ブチルN-[[1-[4-[[3-[2,3-ジフルオロ-4-(2-ピリジルオキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンゾイル]-4-ピペリジル]メチル]カルバメート
1,4-ジオキサン(10mL)および水(5mL)中の2-(2,3-ジフルオロ-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェノキシ)ピリジン(工程2の粗生成物)、tert-ブチル((1-(4-((3-ヨードイミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-メチルベンゾイル)ピペリジン-4-イル)メチル)カルバメート(中間体73、400mg、677μmol)、リン酸カリウム(288mg、1.35mmol)および1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン-パラジウム(II)ジクロリドジクロロメタン錯体(55.3mg、67.7μmol)の混合物をマイクロ波管内で95℃で1時間加熱した。次いで、混合物を濃縮し、水層をDCMで抽出した。有機層を乾燥し、濃縮した。残留物をさらに精製することなく直接次の工程の反応に使用した。
工程4:
[4-(アミノメチル)-1-ピペリジル]-[4-[[3-[2,3-ジフルオロ-4-(2-ピリジルオキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-フェニル]メタノン;ギ酸
tert-ブチル((1-(4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-(ピリジン-2-イルオキシ)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-メチルベンゾイル)ピペリジン-4-イル)メチル)カルバメート(工程3の粗生成物)をDCM(5mL)およびTFA(5mL)に溶解した。溶液を1時間撹拌した。次に、溶液を濃縮し、残留物をDCMに溶解した。水(10mL)を加えた。KCOを加えることにより、溶液をpH8~9にアルカリ化した。濾液をDCMで抽出した。有機相を濃縮し、残留物を分取HPLCにより精製して、表題化合物を得た。MS(ESI,m/z):570.2[M+H]
参照例288
[4-(アミノメチル)-1-ピペリジル]-[4-[[3-[2,3-ジフルオロ-4-(4-ピリジルオキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-フェニル]メタノン
Figure 2022513851000136
工程1:
4-(4-ブロモ-2,3-ジフルオロ-フェノキシ)ピリジン
DMA(20mL)中の4-ブロモ-2,3-ジフルオロフェノール(3.0g、14.4mmol)にカリウムtert-ブトキシド(3.22g、28.7mmol)を0℃で加えた。無色の溶液を室温で1時間撹拌した。次いで、4-フルオロピリジンヒドロクロリド(1.92g、14.4mmol)を加えた。有機溶液を100℃で一晩加熱した。混合物を水に注いだ。水層を酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を飽和NaCl水溶液で洗浄し、濃縮した。残留物をフラッシュカラムにより精製して、表題化合物を油として得た(3.3g、収率80%)。
工程2:
[4-(アミノメチル)-1-ピペリジル]-[4-[[3-[2,3-ジフルオロ-4-(4-ピリジルオキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-フェニル]メタノン
出発物質として4-(4-ブロモ-2,3-ジフルオロ-フェノキシ)ピリジンを使用して、参照例287における工程2、工程3および工程4と同様の手順で表題化合物を得た。MS(ESI,m/z):570.2[M+H]
参照例289
[4-(アミノメチル)-1-ピペリジル]-[4-[[3-[2,3-ジフルオロ-4-(3-ピリジルメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-フェニル]メタノンホルメート
Figure 2022513851000137
工程1:3-[(4-ブロモ-2,3-ジフルオロ-フェノキシ)メチル]ピリジン
4-ブロモ-2,3-ジフルオロフェノール(2.09g、10mmol)、3-(クロロメチル)ピリジン(1.64g、10mmol)、CsCO(3.25g、10mmol)およびテトラブチルアンモニウムヨージド(185mg、0.5mmol)をDMF(15mL)中に懸濁した。得られた混合物を一晩60℃に加熱した。次いで、混合物を水で希釈し、エチルエーテルで抽出した。合わせた有機相を乾燥させ、濃縮した。残留物をフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を黄色の固体として得た(1.6g、53%収率)。
工程2:
3-[[2,3-ジフルオロ-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェノキシ]メチル]ピリジン
の下で、1,4-ジオキサン(10mL)中の4,4,4’,4’,5,5,5’,5’-オクタメチル-2,2’-ビ(1,3,2-ジオキサボロラン)(1.36g、5.3mmol)、3-[(4-ブロモ-2,3-ジフルオロ-フェノキシ)メチル]ピリジン(1.6g、5.3mmol)、酢酸カリウム(1.04g、10.6mmol)および1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン-パラジウム(II)二塩化物ジクロロメタン複合体(346mg、0.424mmol)の混合物を80℃で一晩撹拌した。反応液を冷却し、水に注いだ。水相を酢酸エチルで抽出した。有機相を濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を固体として得た(0.86g)。
工程3:
[4-(アミノメチル)-1-ピペリジル]-[4-[[3-[2,3-ジフルオロ-4-(3-ピリジルメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-フェニル]メタノンホルメート
出発物質として中間体73および3-[[2,3-ジフルオロ-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェノキシ]メチル]ピリジンを使用して、参照例271と同様に表題化合物を調製した。MS(ESI,m/z):584.2[M+H]
参照例290
[4-(アミノメチル)-1-ピペリジル]-[4-[[3-[2,3-ジフルオロ-4-(2-ピリジルメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-フェニル]メタノン;ギ酸
Figure 2022513851000138
参照例289と同様にして、3-(クロロメチル)ピリジンの代わりに2-(クロロメチル)ピリジンを使用して表題化合物を得た。MS(ESI,m/z):584.3[M+H]
参照例291
[4-(アミノメチル)-1-ピペリジル]-[4-[[3-(4-ベンジルオキシ-2,3-ジフルオロ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-フェニル]メタノンホルメート
Figure 2022513851000139
参照例289と同様にして、3-(クロロメチル)ピリジンの代わりにクロロメチルベンゼンを使用して表題化合物を得た。MS(ESI,m/z):583.2[M+H]
参照例292
[4-(アミノメチル)-1-ピペリジル]-[4-[[3-[2,3-ジフルオロ-4-(4-ピリジルメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-フェニル]メタノンホルメート
Figure 2022513851000140
参照例289と同様にして、3-(クロロメチル)ピリジンの代わりに4-(クロロメチル)ピリジンを使用して表題化合物を得た。MS(ESI,m/z):584.3[M+H]
参照例293
[4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-フェニル]-[4-(4-メチルピペラジン-1-カルボニル)ピペラジン-1-イル]メタノンホルメート
Figure 2022513851000141
[4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-フェニル]-ピペラジン-1-イル-メタノン(参照例294)(100.0mg、0.210mmol、1当量)のACN(3mL)中の溶液に、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(0.11mL、0.630mmol、3当量)およびN.N’-カルボニルジイミダゾール(37.28mg、0.230mmol、1.1当量))を加え、次いで反応物を20℃で3時間撹拌した。1-メチルピペラジン(41.87mg、0.420mmol、2当量)を加え、80℃で12時間撹拌した。濃縮後、NMP(3mL)を加え、120℃で12時間撹拌した。反応混合物を分取HPLCにより精製して、生成物[4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-フェニル]-[4-(4-メチルピペラジン-1-カルボニル)ピペラジン-1-イル]ギ酸メタノン(25.1mg、0.040mmol、18%収率)を黄色の固体として得た。
LC-MS:[M+H]:605.2
参照例294
[4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-フェニル]-ピペラジン-1-イル-メタノンヒドロクロリド
Figure 2022513851000142
工程1:tert-ブチル4-[4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンゾイル]ピペラジン-1-カルボキシレート
4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル安息香酸(中間体7)(2.4g、5.84mmol、1当量)のDMF(20mL)中の溶液に、1-BOC-ピペラジン(1.64g、8.78mmol、1.5当量)、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(3.06mL、17.54mmol、3当量)およびHATU(4.44g、11.7mmol、2当量)を加え、次いで反応物を25℃で12時間撹拌した。80mLの水を加え、酢酸エチル(3x100mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(3×80mL)で洗浄し、NaSO上で乾燥し、フィルタにかけ、濃縮した。40mLのMTBEを残留物に加え、1時間撹拌した。懸濁液をフィルタにかけ、乾燥させて、tert-ブチル4-[4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンゾイル]ピペラジン-1-カルボキシレート(3.4g、5.88mmol、90%収率)を黄色の固体として得た。
LC-MS:[M+H]:579.3
工程2)参照例294
[4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-フェニル]-ピペラジン-1-イル-メタノン;ヒドロクロリド
150mLの丸底フラスコで、4-(4-((3-(4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-メチルベンゾイル)tert-ブチルピペラジン-1-カルボキシレート(工程1)(3.087g、5.18mmol、当量1)をジオキサン(25mL)と組み合わせて、淡褐色の懸濁液を得た。適切な溶液を得るには、加熱、超音波処理、および1.0mLのMeOHの添加が必要であった。次いいで、塩化水素(ジオキサン中の4M溶液)(12.9mL、51.8mmol、当量10)をゆっくりと加えた。再び5mLのジオキサンを加え、反応混合物を一晩撹拌した。ジエチルエーテルを加え、懸濁液を超音波浴で超音波処理し、フィルタにかけ、ジエチルエーテルで洗浄し、高真空で乾燥させて、標的化合物を灰白色の固体として得た(2.7g、収率:100%)。LC-MS:[M+H]:479.3
以下の実施例および中間体を、参照例294と同様に調製した。
Figure 2022513851000143
Figure 2022513851000144
中間体86
4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-安息香酸
工程1)メチル4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-エチル安息香酸
Ar下で、2-エチル-4-((3-ヨードイミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)安息香酸メチル(中間体42)(2g、4.36mmol、当量1)および(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)ボロン酸[CAS番号170981-41-6](860mg、4.58mmol、当量1.05)をジオキサン(30mL)中で混合した。水(3mL)中のNaCO[CAS番号497-19-8](1.02g、9.59mmol、当量2.2)を含む溶液を加え、灰白色の懸濁液をArで脱気した。ジクロロメタンと錯体を形成した[1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)[CAS番号95464-05-4](53.4mg、65.4μmol、当量0.015)を加え、オレンジ色の懸濁液を110℃で一晩撹拌した。室温で懸濁液をフィルタにかけた。容器およびフィルターケーキを酢酸エチルで洗浄した。Isoluteを黒い懸濁液に投入した。溶媒を蒸発させ、粗物質をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、100g、DCM中、0%~50%酢酸エチル、次に0%~50%DCM/MeOH/25%NH水溶液(95:5:1)で精製した。標的化合物を淡黄色の固体として得た(1.53g、収率:80%)。LC-MS(ESP)m/z=439.3[M+H]
工程2)中間体86
4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-安息香酸
Ar下で、4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-エチル安息香酸メチル(工程1)(0.765g、1.74mmol、当量1)をエタノール(9.79mL)に懸濁した。1M LiOH溶液(3.59mL、3.59mmol、当量2.06)を加え、反応混合物を80℃で一晩撹拌した。溶媒を蒸発させ、残留物を水(1M NaOHでpH=12)と酢酸エチルに分配した。残った溶液を1MのHClでpH=1に酸性化した。得られた灰白色の懸濁液をフィルタにかけ、ケーキを水で洗浄して、灰白色の固体として標的化合物を得た(574mg、収率:78%)。LC-MS(ESP)m/z=525.3[M+H]
以下の中間体を中間体86と同様に調製した。
Figure 2022513851000145
中間体109
2-[2,3-ジフルオロ-4-[8-[3-メチル-4-(ピペラジン-1-カルボニル)アニリノ]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル]フェノキシ]アセトニトリル
工程1)tert-ブチル4-(4-((3-ヨードイミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-メチルベンゾイル)ピペラジン-1-カルボキシレート:
50mLの丸底フラスコで、4-((3-ヨードイミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-メチル安息香酸(中間体1)(1.880g、4.15mmol、当量1)、tert-ブチルピペラジン-1-カルボキシレート[CAS番号57260-71-6](1.16g、6.22mmol、当量1.5)およびHATU(3.15g、8.29mmol、当量2.0)をDMF(20mL)(新しいボトル)と合わせて肌色のエマルジョンを得た。反応混合物を超音波処理して、残りの固体の一部を破壊した。反応混合物を室温で撹拌し、DIPEA(2.68g、3.62mL、20.7mmol、当量5.0)を加えた。室温での激しい攪拌を2時間続けた後、DMFを50℃の高真空でほとんど蒸発させた。暗褐色の油をDCM/MeOH(9:1)で希釈し、Isoluteを投入した。揮発性溶媒を真空で蒸発させ、残りのDMFを50℃のHVで蒸留除去した。粗物質をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、120g、0%~100%DCM/MeOH/25%NH水溶液(95/5/1)、固体充填)により精製し、tert-ブチル4-(4)-((3-ヨードイミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-メチルベンゾイル)ピペラジン-1-カルボキシレート(2.449g、4.14mmol、99.7%収率)を白色固体として得た。LC-MS(ESP)m/z=563.1[M+H]
工程2)tert-ブチル4-(4-((3-(4-(シアノメトキシ)-2,3-ジフルオロフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-メチルベンゾイル)ピペラジン-1-カルボキシレート:
100mLの4つ口フラスコにおいて、4-(4-((3-ヨードイミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-メチルベンゾイル)ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル(工程1)(1g、1.69mmol、当量1)を2-(2,3-ジフルオロ-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサンボロラン-2-イル)フェノキシ)アセトニトリル(523mg、1.77mmol、当量1.05)、炭酸ナトリウム(394mg、3.72mmol、当量2.2)およびジオキサン(15mL)と合わせた。得られた懸濁液を撹拌し、アルゴンを2分間注入した。水(1.5mL)を添加し、ジクロロメタンと錯体を形成した[1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)[CAS番号95464-05-4](20.7mg、25.3μmol、当量0.015)をその後添加した。反応混合物をアルゴン雰囲気下で48時間還流した。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、フィルタにかけ、容器およびフィルターケーキを十分な酢酸エチルで洗浄し、得られた黒色溶液を真空で濃縮した。粗物質をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、40g、ヘプタンアイソクラティック中の40%酢酸エチルに直接続いて0%~50%DCM/MeOH/NH3(95/5/1)、固体充填)によって精製した。表題化合物tert-ブチル4-(4-((3-(4-(シアノメトキシ)-2,3-ジフルオロフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-メチルベンゾイル)ピペラジン-1-カルボキシレート(716mg、1.16mmol、68.8%収率)を褐色のワックス状固体として得た。LC-MS(ESP)m/z=604.3[M+H]+.
工程3)2-[2,3-ジフルオロ-4-[8-[3-メチル-4-(ピペラジン-1-カルボニル)アニリノ]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル]フェノキシ]アセトニトリル
50mLの丸底フラスコにおいて、4-(4-((3-(4-(シアノメトキシ)-2,3-ジフルオロフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)tert-ブチル-2-メチルベンゾイル)ピペラジン-1-カルボキシレート(工程2で得た)(716mg、1.19mmol、当量1)をDCM(10mL)と組み合わせて、褐色の溶液を得た。TFA(1.48g、1mL、13mmol、当量10.9)を加え、反応混合物を室温で6時間撹拌し、5mLの飽和重炭酸ナトリウム水溶液および5mLの水でクエンチした。相を分離し、分液漏斗をDCM/MeOH(9:1)で洗浄して沈殿物を溶解した。有機相を合わせ、MgSO一水和物で乾燥させ、フィルタにかけた。得られた薄茶色の溶液を真空で蒸発させた。粗物質をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、40g、0%~100%DCM/MeOH/25%NH水溶液(90/10/1)、固体充填)で精製して、2-(2,3-ジフルオロ-4-(8-((3-メチル-4-(ピペラジン-1-カルボニル)フェニル)アミノ)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル)フェノキシ)アセトニトリル(417mg、812μmol、68.4%収率)を灰白色の固体として得た。LC-MS(ESP)m/z=504.2[M+H]+.
以下の中間体を中間体109と同様に調製した。
Figure 2022513851000146
中間体113
tert-ブチルN-[2-[[2-エチル-4-[(3-ヨードイミダゾ[1,2-a]ピラジン-8イル)アミノ]ベンゾイル]アミノ]エチル]カルバメート
DMF(40mL)中の2-エチル-4-((3-ヨードイミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)安息香酸ヒドロクロリド(中間体63)(4.45g、0.01mol、当量1)、HATU(5.7g、15mmol、当量1.5)およびDIPEA(6.46g、8.73mL、50mmol、当量5)の混合物を15分間室温で撹拌した。次いで、tert-ブチル(2-アミノエチル)カルバメート(2.45g、2.41mL、15mmol、当量1.5)を加え、得られた溶液を室温で1時間半撹拌した。反応物を濃縮乾固した。液体に100mLのHOを加え、酢酸エチルで抽出した。有機層をブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、蒸発乾固させた。粗生成物(7.48g)を、フラッシュクロマトグラフィーにより、DCM/DCM:MeOH 9:1(0~100%)中の100gのSiO60で精製した。得られた材料(4.5g)を10mLのEtOでトリチュエートした。混合物を1/2時間撹拌し、フィルタにかけ、固体をEtOで洗浄し、乾燥させて、3.57gの表題化合物を灰白色の固体として得た(収率:65%)。MS(ESP)m/z=551.2[M+H]+.
中間体102
tert-ブチル(2-(1-(4-((3-ヨードイミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-メチルベンゾイル)ピペリジン-4-カルボキサミド)エチル)(メチル)カルバメート
表題化合物を中間体68から中間体113と同様に調製した。LC-MS:[M+H]=662.3
次の中間体を、中間体113と同様に調製した。
Figure 2022513851000147
中間体116
N-(2-アミノエチル)-4-[[3-[4-(シアノメトキシ)-2,3-ジフルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンズアミド
工程1:
tert-ブチルN-[2-[[4-[[3-[4-(シアノメトキシ)-2,3-ジフルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンゾイル]アミノ]エチル]カルバメート
水(2mL)/1,4-ジオキサン(20mL)中のtert-ブチルN-[2-[[2-エチル-4-[(3-ヨードイミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ]ベンゾイル]アミノ]エチル]カルバメート(中間体113)(0.5g、0.910mmol、1当量)溶液に、2-[2,3-ジフルオロ-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェノキシ]アセトニトリル(0.8g、2.73mmol、3当量)、1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン-パラジウム(II)ジクロリドジクロロメタン錯体(0.04g、0.050mmol、0.050当量)および炭酸ナトリウム(0.19g、1.82mmol、2当量)を25℃で加え、混合物を80℃で12時間撹拌した。混合物を水(50mL)に注ぎ、DCM(50mL×3)で抽出し、合わせた有機相をブライン(50mL×3)で洗浄し、無水NaSOで乾燥し、濃縮し、粗生成物をフラッシュカラム(PE:EA:DCM=1:1:1)により精製して、tert-ブチルN-[2-[[4-[[3-[4-(シアノメトキシ)-2,3-ジフルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンゾイル]アミノ]エチル]カルバメート(400mg、0.680mmol、74.43%収率)(PE:酢酸エチル=1:1、Rf=0.1)を黄色の固体として得た。LC-MS:[M+H]=592.3
工程2)中間体116:
N-(2-アミノエチル)-4-[[3-[4-(シアノメトキシ)-2,3-ジフルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンズアミド
工程1で得られたtert-ブチルN-[2-[[4-[[3-[4-(シアノメトキシ)-2,3-ジフルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンゾイル]アミノ]エチル]カルバメート(200.0mg、0.340mmol、1当量)のDCM(20mL)中の溶液に、0℃でトリフルオロ酢酸(2.0mL、25.96mmol、76.79当量)を加え、混合物を20℃で2時間撹拌した。混合物を濃縮して、N-(2-アミノエチル)-4-[[3-[4-(シアノメトキシ)-2,3-ジフルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンズアミド(160mg、0.330mmol、96.3%収率)を褐色のガムとして得た。LC-MS:[M+H]=492.3
以下の中間体を中間体116と同様に調製した。
Figure 2022513851000148
中間体123
(2-クロロ-4-((3-(3-フルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)フェニル)(ピペラジン-1-イル)メタノンヒドロクロリド
表題化合物を、中間体2およびtert-ブチルピペラジン-1-カルボキシレートからの中間体の参照例15と同様に調製した。
MS観測値(ESI)[(M-H)]:479.4
参照例299
N-(2-アミノエチル)-4-[4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンゾイル]ピペラジン-1-カルボキサミドヒドロクロリド
Figure 2022513851000149
工程1:
[4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-フェニル]-ピペラジン-1-イル-メタノン(参照例294)(100.0mg、0.210mmol、1当量)のDCM(5mL)中の溶液に、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(0.18mL、1.04mmol、5当量)およびビス(トリクロロメチル)カーボネート(24.81mg、0.080mmol、0.400当量)を0℃で加え、混合物を0℃で1時間撹拌し、次いでN-BOC-エチレンジアミン(100.45mg、0.630mmol、3当量)を加えて、混合物を25℃で12時間撹拌したところ、LC-MSは反応が完了したことを示した。
混合物を濃縮し、分取HPLC(TFA)によって精製して、tert-ブチルN-[2-[[4-[4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンゾイル]ピペラジン-1-カルボニル]アミノ]エチル]カルバメート(80mg、0.120mmol、57.59%収率)を黄色の固体として得た。
LC-MS:[M+H]:665.3
工程2:
tert-ブチルN-[2-[[4-[4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンゾイル]ピペラジン-1-カルボニル]アミノ]エチル]カルバメート(工程1で得られた)(80.0mg、0.120mmol、1当量)のメタノール(20mL)中の溶液にMeOH中の塩酸(0.77mL、3.1mmol、25.72当量)を加え、次いで25℃で2時間撹拌した。LC-MSは反応が完了したことを示した。濃縮後、100mLの飽和NaHCO水溶液を加え、DCM(100mL×3)で抽出した。この合わせた有機層をブライン(100mL)で洗浄し、NaSO上で乾燥し、フィルタにかけ、濃縮した。
濃度残留物を分取HPLC(HCl)で精製して、N-(2-アミノエチル)-4-[4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンゾイル]ピペラジン-1-カルボキサミドヒドロクロリド(28mg、0.040mmol、36.24%収率)を黄色の固体として得た。
LC-MS:[M+H]:565.1
以下の実施例を、参照例299と同様に調製した(工程2は、保護基を除去する必要がある場合にのみ必要である)。
Figure 2022513851000150
Figure 2022513851000151
Figure 2022513851000152
Figure 2022513851000153
Figure 2022513851000154
Figure 2022513851000155
Figure 2022513851000156
Figure 2022513851000157
Figure 2022513851000158
参照例339:
[4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-フェニル]-[4-(ピペリジン-4-カルボニル)ピペラジン-1-イル]メタノンヒドロクロリド
Figure 2022513851000159
工程1)tert-ブチル4-[4-[4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンゾイル]ピペラジン-1-カルボニル]ピペリジン-1-カルボキシレート
25mLバイアルにおいて、(4-((3-(4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-メチルフェニル)(ピペラジン-1-イル)メタノンヒドロクロリド;参照例294(250mg、243μmol、当量1)およびDIPEA(157mg、212μL、1.21mmol、当量5.0)をDMF(5mL)と合わせて、淡黄色の懸濁液を得て、それをほとんど固形物が溶解するまで撹拌した。次いで、1-(tert-ブトキシカルボニル)ピペリジン-4-カルボン酸(83.5mg、364μmol、当量1.5)およびHATU(185mg、485μmol、当量2.0)を添加した。管の壁をいくらかのDMFで洗い流し、反応混合物を室温で2時間撹拌した。反応混合物を10mLの酢酸エチルに注ぎ、0.1M NaOH水溶液で1回抽出した。有機相をブラインで洗浄し、硫酸マグネシウム一水和物で乾燥させ、フィルタにかけ、得られた溶液を真空で濃縮した。粗物質をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、25g、0%~75%DCM/MeOH/水溶液 25%NHOH(95/5/1))で精製して、101mgの灰白色の固体を得た。MS[M+H]+;690.4
工程2)参照例339
[4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-フェニル]-[4-(ピペリジン-4-カルボニル)ピペラジン-1-イル]メタノンヒドロクロリド
50mLの丸底フラスコにおいて、tert-ブチル4-(4-(4-((3-(4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-メチルベンゾイル)ピペラジン-1-カルボニル)ピペリジン-1-カルボキシレート(工程1)(100mg、145μmol、当量1)をジオキサン(1mL)と混合して、無色の溶液を得た。塩化水素(ジオキサン中4M)(181μl、725μmol、当量5)を加えた。撹拌を続け、塩化水素(ジオキサン中4M)(181μl、725μmol、当量5)を再度加えた。反応混合物を一晩撹拌した。反応混合物をメタノール(20mL)で希釈し、次いでフィルタにかけた。フィルターケーキをエーテルで数回洗浄し、HVで乾燥させて、灰白色の固体として標的化合物を得た(93mg、収率:93%)。MS(ISN):[M-H];588.5.
以下の実施例を、参照例339と同様に調製した(工程2は、保護基を除去する必要がある場合にのみ必要である)。
Figure 2022513851000160
Figure 2022513851000161
Figure 2022513851000162
Figure 2022513851000163
Figure 2022513851000164
Figure 2022513851000165
Figure 2022513851000166
Figure 2022513851000167
Figure 2022513851000168
Figure 2022513851000169
Figure 2022513851000170
Figure 2022513851000171
Figure 2022513851000172
Figure 2022513851000173
Figure 2022513851000174
Figure 2022513851000175
Figure 2022513851000176
Figure 2022513851000177
Figure 2022513851000178
Figure 2022513851000179
中間体126
(2S,4S)-1-tert-ブトキシカルボニル-4-エチル-4-ヒドロキシ-ピロリジン-2-カルボン酸
中間体127
(2S,4R)-1-tert-ブトキシカルボニル-4-エチル-4-ヒドロキシ-ピロリジン-2-カルボン酸
臭化エチルマグネシウム(7.27mL、21.81mmol、2.5当量)を(2S)-1-tert-ブトキシカルボニル-4-オキソ-ピロリジン-2-カルボン酸[CAS番号84348-37-8](2.0g、8.72mmol、1当量)のTHF(50mL)溶液に窒素雰囲気下、-20℃で滴下して加えた。得られた混合物を同じ温度で1時間撹拌し、次いで0℃で10時間さらに撹拌した。反応混合物を氷冷下1N塩酸水溶液(100mL)に注ぎ、続いて酢酸エチルで抽出した。有機層をブラインで洗浄し、無水NaSOで乾燥させた。溶媒を減圧下で蒸発させ、粗生成物を分取HPLC(添加剤としてFA)により精製し、灰白色の固体として(2S,4S)-1-tert-ブトキシカルボニル-4-エチル-4-ヒドロキシ-ピロリジン-2-カルボン酸(中間体126)(0.800g、3.09mmol、35.36%収率)および灰白色の固体として(2S,4R)-1-tert-ブトキシカルボニル-4-エチル-4-ヒドロキシ-ピロリジン-2-カルボン酸(中間体127)(0.200g、0.770mmol、8.84%収率)をもたらした。
参照例428
((2S,3R,4S)-3,4-ジヒドロキシピロリジン-2-イル)(4-(4-((3-(3-フルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-メチルベンゾイル)ピペラジン-1-イル)メタノンヒドロクロリド
Figure 2022513851000180
工程1:tert-ブチル(S)-2-(4-(4-((3-(3-フルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-メチルベンゾイル)ピペラジン-1-カルボニル)-2,5-ジヒドロ-1H-ピロール-1-カルボキシレート
表題化合物を、Boc保護基の切断をせずに参照例295および(S)-1-(tert-ブトキシカルボニル)-2,5-ジヒドロ-1H-ピロール-2-カルボン酸から参照例339と同様に調製した。
MS(ESI)[M+H]:656.5
工程2:tert-ブチル(2S,3R,4S)-2-(4-(4-((3-(3-フルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-メチルベンゾイル)ピペラジン-1-カルボニル)-3,4-ジヒドロキシピロリジン-1-カルボキシレート
tert-ブチル(S)-2-(4-(4-((3-(3-フルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-メチルベンゾイル)ピペラジン-1-カルボニル)-2,5-ジヒドロ-1H-ピロール-1-カルボキシレート(50mg、76.3μmol、当量1)を、tert-BuOH(750μl)、テトラヒドロフラン(200μl)および水(50μl)の混合物に溶解した。水中の四酸化オスミウム(4%)(48.5mg、59.8μL、7.63μmol、当量0.1)を添加し、続いて4-メチルモルホリンN-オキシド(13.4mg、114μmol、当量1.5)を添加した。混合物を一晩撹拌した。次いで、水中の四酸化オスミウム(4%)(48.5mg、59.8μl、7.63μmol、当量0.1)および4-メチルモルホリンN-オキシド(13.4mg、114μmol、当量1.5)をさらに追加し、混合物を72時間にわたり撹拌した。飽和Na水溶液を加えることにより反応をクエンチし、次いで2-MeTHFで抽出した。合わせた有機層を飽和Naで洗浄し、ブラインを加えて、真空で濃縮した。残留物を分取HPLCで直接精製し、表題化合物(52.6mg)を淡褐色の固体として得た。
MS(ESI)[M+H]:690.4
工程3:((2S,3R,4S)-3,4-ジヒドロキシピロリジン-2-イル)(4-(4-((3-(3-フルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-メチルベンゾイル)ピペラジン-1-イル)メタノンヒドロクロリド
ジオキサン中の4M HCl(50μl)を、DCM(200μL)中のtert-ブチル(2S,3R,4S)-2-(4-(4-((3-(3-フルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-メチルベンゾイル)ピペラジン-1-カルボニル)-3,4-ジヒドロキシピロリジン-1-カルボキシレート(8.3mg、12μmol、当量1)に加えた。反応混合物を一晩撹拌し、次いで真空で濃縮して、表題化合物(8.9mg)を白色の固体として得た。MS(ESI)[M+H]:590.3
以下の実施例を参照例428と同様に調製した。
Figure 2022513851000181
参照例431
rel-(4-(4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-メチルベンゾイル)ピペラジン-1-イル)((3R,4S)-3,4-ジヒドロキシピペラジン-3-イル)メタノン
Figure 2022513851000182
工程1:1-(tert-ブトキシカルボニル)-1,2,5,6-テトラヒドロピリジン-3-カルボン酸
1,2,5,6-テトラヒドロピリジン-3-カルボン酸ヒドロクロリド(1g、6.11mmol、当量1)をジオキサン(7.8mL)および水(7.8mL)と合わせてオレンジ色の溶液を得た。次いで、ジオキサン(7.8mL)中の溶液として、二炭酸ジ-tert-ブチル(1.47g、6.72mmol、当量1.1)をゆっくりと加えた。15分後、NaOH(8mL、8mmol、当量1.31)を加え、RMを室温で一晩撹拌した。揮発性物質を除去し、反応混合物を50mLのtBuOMeに注ぎ、1M HCl(2×25mL)で抽出した。水層をtBuOMe(2×25mL)で逆抽出した。有機層を合わせ、飽和NaCl(2×25mL)で洗浄し、次いでMgSOで乾燥し、フィルタにかけ、真空で濃縮し、粗中間体をさらに精製することなく次の工程で使用した。MS(ESI)[M+H]:228.0
工程2:1-tert-ブチル5-O-メチル3,6-ジヒドロ-2H-ピリジン-1,5-ジカルボキシレート
1-(tert-ブトキシカルボニル)-1,2,5,6-テトラヒドロピリジン-3-カルボン酸(409mg、1.8mmol、当量1)をDMF(9mL)に溶解した。炭酸カリウム(298mg、2.16mmol、当量1.2)およびMeI(511mg、225μL、3.6mmol、当量2)を連続して加え、RMを室温で一晩撹拌した。RMをHV下で濃縮した。残留物を酢酸エチルに溶解し、フィルタにかけ、真空下で濃縮した。MS(ESI)[M+H]:186.1(カルバミン酸、M-55)
工程3:1-tert-ブチル3-O-メチル(3R,4S)-3,4-ジヒドロキシピペリジン-1,3-ジカルボキシレート
1-(tert-ブチル)3-メチル5,6-ジヒドロピリジン-1,3(2H)-ジカルボキシレート(434mg、1.8mmol、当量1)をtBuOH(20mL)に溶解した。NMO(211mg、1.8mmol、当量1)および水中の4%四酸化オスミウム(1.14g、1.41mL、180μmol、当量0.1)を連続して加えた。チオ硫酸ナトリウム(1.42g、8.99mmol、当量5)を添加して反応をクエンチしたが、tBuOHには不溶であった。最小量の飽和Na溶液を添加して塩を可溶化し、RMを1時間撹拌した。セライトのパッドを通してRMをフィルタにかけ、真空下で濃縮した。コンビフラッシュによる精製。MS(ESI)[M+H]:176.1(M-Boc)
工程4:5-(tert-ブチル)3a-メチル(3aR,7aS)-2,2-ジメチルジヒドロ-[1,3]ジオキソロ[4,5-c]ピリジン-3a,5(4H,6H)-ジカルボキシレート
DMF(1.16mL)中のrac-1-(tert-ブチル)3-メチル(3R,4S)-3,4-ジヒドロキシピペリジン-1,3-ジカルボキシレート(320mg、1.16mmol、当量1)の溶液に2,2-ジメトキシプロパン(484mg、570μl、4.65mmol、当量4)およびpTsOH(22.1mg、116μmol、当量0.1)を連続して加えた。RMを攪拌し、40℃で8時間、30℃で48時間加熱した。カラムクロマトグラフィーによる精製、1.2gのシリカ、12gのヘプタン/酢酸エチルを固体と共にロードした。エナンチオマーをSFCによって分離した。
MS(ESI)[M+H]:260.2(M-tBu)
工程5:(3aS,7aR)-5-(tert-ブトキシカルボニル)-2,2-ジメチルテトラヒドロ-[1,3]ジオキソロ[4,5-c]ピリジン-3a(4H)-カルボン酸
THF(1mL)/MeOH(500μL)中の5-(tert-ブチル)3a-メチル(3aS,7aR)-2,2-ジメチルジヒドロ-[1,3]ジオキソロ[4,5-c]ピリジン-3a、5(4H,6H)-ジカルボキシレート(100mg、317μmol、当量1)の溶液に、LiOH(1mL、2mmol、当量6.31)を加えた。RMを室温で2時間撹拌した。揮発性物質を真空下で除去し、混合物を一晩冷凍庫に入れた。DCMを加え、混合物を撹拌した。水相を塩化アンモニウムで酸性化し、次に1M HClでpH4まで酸性化した。相を分離し、2×10mLのDCMで抽出した。有機層を合わせ、MgSOのパッドでフィルタにかけ、真空で濃縮して油を提供した。MS(ESI)[M-H]:300.3
工程6:rel-(4-(4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-メチルベンゾイル)ピペラジン-1-イル)((3R,4S)-3,4-ジヒドロキシピペラジン-3-イル)メタノン
参照例208およびrel-(3aR,7aS)-5-(tert-ブトキシカルボニル)-2,2-ジメチルテトラヒドロ-[1,3]ジオキソロ[4,5-c]ピリジン-3a(4H)-カルボン酸から参照例339と同様に表題化合物を調製した。MS(ESI)[M+H]:622.4
中間体124:
tert-ブチル(3R)-3-[[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシメチル]ピペラジン-1-カルボキシレート
DCM(2mL)中のtert-ブチル(3R)-3-(ヒドロキシメチル)ピペラジン-1-カルボキシレート[CAS番号278788-66-2](200.0mg、0.920mmol、1当量)およびイミダゾール(75.54mg、1.11mmol、1.2量量)の溶液にtert-ブチルジメチルクロロシラン(153.31mg、1.02mmol、1.1当量)を加えた。反応物を20℃で12時間撹拌した。反応物を濃縮した。残留物を分取TLC(PE:EtOAc=0:1)により精製して、tert-ブチル(3R)-3-[[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシメチル]ピペラジン-1-カルボキシレート(180mg、0.540mmol、58.89%収率)を無色の油として得た。
次の中間体を、中間体124と同様に調製した。
Figure 2022513851000183
中間体129
2-(4-(8-クロロイミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル)-2,3-ジフルオロフェノキシ)プロパンニトリル
MeCN(30mL)中の中間体54(500mg、1.78mmol)の溶液に、炭酸カリウム(491mg、3.55mmol)および3-ブロモブタンニトリル(263mg、1.78mmol)を加え、反応物を60℃で16時間撹拌した。反応混合物をフィルタにかけ、濾液を真空下で濃縮した。残留物をブラインで洗浄し、DCMで抽出した。有機層を無水NaSOで乾燥し、減圧下で濃縮して、2-(4-(8-クロロイミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル)-2,3-ジフルオロフェノキシ)プロパンニトリル(530mg、1.58mmol、89.2%収率)を得て、これをさらに精製することなく次の工程に直接使用した。
中間体130
4-((3-(4-(1-シアノエトキシ)-2,3-ジフルオロフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-メチル安息香酸
MeCN(20mL)と酢酸(4mL)の混合溶媒中の中間体129(520mg、1.55mmol)の溶液に4-アミノ-2-メチル安息香酸(235mg、1.55mmol)を加え、反応物を90℃で15時間撹拌した。反応混合物を室温まで冷却し、フィルタにかけた。フィルターケーキを真空乾燥して、4-((3-(4-(1-シアノエトキシ)-2,3-ジフルオロフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-メチル安息香酸(560mg、1.25mmol、80.2%収率)を得た。MS(ESI)[M+H]:450.1
中間体131
2-クロロ-4-((3-(4-(1-シアノエトキシ)-2,3-ジフルオロフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)安息香酸
MeCN(20mL)と酢酸(4mL)の混合溶媒中の中間体129(500mg、1.49mmol)の溶液に4-アミノ-2-クロロ安息香酸(256mg、1.49mmol)を加え、反応物を90℃で15時間撹拌した。反応混合物を室温まで冷却し、フィルタにかけた。フィルターケーキを真空乾燥して、2-クロロ-4-((3-(4-(1-シアノエトキシ)-2,3-ジフルオロフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)安息香酸(530mg、1.13mmol、75.5%収率)を得た。MS(ESI)[M+H]:470.3
参照例432
2-クロロ-4-[[3-[4-(1-シアノエトキシ)-2,3-ジフルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-N-(2-ピペラジン-1-イルエチル)ベンズアミドホルメート
Figure 2022513851000184
工程1:tert-ブチル4-[2-[[2-クロロ-4-[[3-[4-(1-シアノエトキシ)-2,3-ジフルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンゾイル]アミノ]エチル]ピペラジン-1-カルボン酸塩
中間体131(100mg、213μmol)のDMF(3mL)溶液に、4-(2-アミノエチル)ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル(48.8mg、213μmol)、トリエチルアミン(43.1mg、426μmol)および2,4,6-トリプロピル-1,3,5,2,4,6-トリオキサトリホスフィナン2,4,6-トリオキシド(102mg、319μmol)を添加した。反応物を30時間室温で撹拌した。反応混合物を水に注ぎ入れ、フィルタにかけた。フィルターケーキを真空乾燥して、tert-ブチル4-[2-[[2-クロロ-4-[[3-[4-(1-シアノエトキシ)-2,3-ジフルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンゾイル]アミノ]エチル]ピペラジン-1-カルボキシレート(135mg)を得た。
工程2:2-クロロ-4-[[3-[4-(1-シアノエトキシ)-2,3-ジフルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-N-(2-ピペラジン-1-イルエチル)ベンズアミドホルメート
THF(10mL)中のtert-ブチル4-(2-(2-クロロ-4-((3-(4-(1-シアノエトキシ)-2,3-ジフルオロフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)ベンズアミド)エチル)ピペラジン-1-カルボキシレート(135mg)を濃HCl(2mL)に加え、反応物を室温で2時間撹拌した。反応混合物を0℃に冷却し、アンモニアで塩基性化した。混合物を酢酸エチルで抽出し、有機層を真空で濃縮した。残留物を分取HPLCにより精製して、2-クロロ-4-[[3-[4-(1-シアノエトキシ)-2,3-ジフルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-N-(2-ピペラジン-1-イルエチル)ベンズアミド(45mg)を得た。MS観測値(ESI)[(M+H)]:581
以下の実施例を、参照例432と同様に調製し、脱保護工程2をBoc保護アミンから誘導された中間体にのみ適用した。
Figure 2022513851000185
Figure 2022513851000186
参照例437
3-(4-(2-(4-((3-(4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-N,2-ジメチルベンズアミド)エチル)ピペリジン-1-イル)プロパン酸
Figure 2022513851000187
工程1:
N-[2-[1-(2-シアノエチル)-4-ピペリジル]エチル]-4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-N,2-ジメチル-ベンズアミド
4-((3-(4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-N,2-ジメチル-N-(2-(ピペリジン-4-イル)エチル)ベンズアミド(参照例174、96mg、180μmol、当量1)、アクリロニトリル(95.3mg、1.8mmol、当量10)およびDIPEA(116mg、157μL、898μmol、当量5)をジオキサン(3mL)と合わせ、100℃で一晩撹拌した。反応混合物を濃縮乾固し、フラッシュクロマトグラフィーにより精製して、褐色の粘稠な油(53mg、収率:54%)を得た。MS(ESI):[M+H]:588.5
工程2:
3-[4-[2-[[4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンゾイル]-メチル-アミノ]エチル]-1-ピペリジル]プロパン酸
N-(2-(1-(2-シアノエチル)ピペリジン-4-イル)エチル)-4-((3-(4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-N,2-ジメチルベンズアミド(25mg、42.5μmol、当量1)をジオキサン(0.25mL)と混合した。2M NaOH水溶液(425μL、851μmol、当量20)を加え、反応混合物を100℃で一晩撹拌した。室温まで冷却した後、反応混合物を2M HCl水溶液で直接酸性化した。得られた粗生成物を分取HPLCにより精製した。最後に、生成物を凍結乾燥して、標的化合物を薄茶色の固体として得た(3.7mg、収率:14%)。MS(ESI):[M-H]:605.8
中間体132
[4-(2-クロロエチル)ピペラジン-1-イル]-[2-クロロ-4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]フェニル]メタノン
2-クロロ-4-((3-(3-フルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)安息香酸(中間体2)(200mg、484μmol、当量1)をDMF(6mL)と合わせた。DIPEA(188mg、254μl、1.45mmol、当量3)およびHATU(368mg、969μmol、当量2.00)を添加し、室温で15分間撹拌した後、1-(2-クロロエチル)ピペラジン[CAS 61308-25-6](108mg、727μmol、当量1.5)を加えた。室温で3時間撹拌した後、反応混合物を25mLのHOに注ぎ、酢酸エチルで抽出した。粗生成物をさらに精製することなく使用した。MS(ESI):[M+H]:544.3
実施例43
(2-クロロ-4-((3-(3-フルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)フェニル)(4-(2-((2-ヒドロキシエチル)アミノ)エチル)ピペラジン-1-イル)メタノン
Figure 2022513851000188
(2-クロロ-4-((3-(3-フルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)フェニル)(4-(2-クロロエチル)ピペラジン-1-イル)メタノン(中間体132)(40mg、73.6μmol、当量1)、2-アミノエタン-1-オール(6.72mg、110μmol、当量1.50)、炭酸ナトリウム(11.7mg、110μmol、当量1.50)、ヨウ化カリウム(611μg、3.68μmol、当量0.05)をBuOH(800μl)と合わせて、105℃で24時間撹拌した。DCM/水で抽出した後、粗物質を分取HPLCにより精製して、標的化合物(6.9mg、収率:16%)を得た。MS(ESI):[M+H]:568.2
中間体48
4-アミノ-2-ビニル安息香酸メチル
ジオキサン(6mL)および水(600μL)中の4-アミノ-2-ブロモ安息香酸メチル(500mg、2.17mmol、当量1)、4,4,5,5-テトラメチル-2-ビニル-1,3,2-ジオキサボロラン(502mg、553μL、3.26mmol、当量1.5)、NaCO(461mg、4.35mmol、当量2)および1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセンジクロロパラジウム(II)ジクロロメタン複合体(159mg、217μmol、当量0.1)の混合物をマイクロ波で100℃で30分間加熱した。次いで、反応混合物を30mLのHOに注ぎ、酢酸エチル(3×50mL)で抽出した。有機層を合わせてMgSO乾燥し、真空中で濃縮した。粗物質をフラッシュクロマトグラフィーにより精製した。MS(ESI):[M+H]:178.2
参照例438
(E)-4-((3-(4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-N-メチル-2-(プロプ-1-エン-1-イル)ベンズアミド
Figure 2022513851000189
2-ブロモ-4-((3-(4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-N-メチルベンズアミド(中間体83)(50mg、102μmol、当量1)、(E)-プロプ-1-エン-1-イルボロン酸(13.2mg、154μmol、当量1.5)、NaCO(21.7mg、205μmol、当量2)および1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセンジクロロパラジウム(II)ジクロロメタン錯体(7.49mg、10.2μmol、当量0.1)をジオキサン(1.5mL)および水(150μL)中で合わせ、マイクロ波で90℃で30分間加熱した。反応混合物を50mLのHOに注ぎ、酢酸エチルで抽出した(3×75mL)。有機層を合わせてMgSO乾燥し、真空中で濃縮した。粗物質を分取HPLCにより精製して、標的化合物(68%)を無色の固体として得た。MS(ESI):[M+H]:450.2
参照例439
4-((3-(4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-N-メチル-2-プロピルベンズアミド
Figure 2022513851000190
4-((3-(4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-N-メチル-2-プロピルベンズアミド(参照例438)(20.8mg、46.1μmol、76.7%収率)をMeOHに溶解しパラジウム炭素を加えた。反応物を水素下で撹拌した。反応混合物をセライトを通してアルゴン下で注意深くフィルタにかけた。MS(ESI):[M+H]:452.1
中間体133
N-(2,2-ジエトキシエチル)-4-((3-(4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-N,2-ジメチルベンズアミド
4-((3-(4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-メチル安息香酸(中間体4)(150mg、401μmol、当量1)および2,2-ジエトキシ-N-メチルエタンアミン(70.8mg、481μmol、当量1.20)をDMF(4.5mL)と合わせた。HATU(305mg、801μmol、当量2.00)およびDIPEA(155mg、210μl、1.2mmol、当量3.00)を加え、反応混合物を室温で撹拌した。反応混合物をフラッシュクロマトグラフィー(逆相、20g、水中の0%~100%のアセトニトリル)によって直接精製した。MS(ESI):[M+H]:504.3
参照例440
N-((5-アミノ-1,3-ジオキサン-2-イル)メチル)-4-((3-(4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-N,2-ジメチルベンズアミド
Figure 2022513851000191
N-(2,2-ジエトキシエチル)-4-((3-(4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-N,2-ジメチルベンズアミド(中間体133)(100mg、199μmol、当量1)およびベンジル(1,3-ジヒドロキシプロパン-2-イル)カルバメート(47mg、209μmol、当量1.05)をトルエン(1.5mL)と合わせ、pTsOH(1.89mg、9.93μmol、当量0.05)を加え、反応混合物を一晩還流撹拌した。室温まで冷却した後、反応混合物を濃縮乾固し、フラッシュクロマトグラフィーにより精製した。MS(ESI):[M+H]:637.4.
得られた生成物をMeOHに溶解し、パラジウム炭素10%を加え、得られた反応混合物を水素下で撹拌した。粗製物をフラッシュクロマトグラフィーにより精製した。MS(ESI):[M+H]:503.3
以下の実施例を、参照例440と同様に調製した。
Figure 2022513851000192
中間体134
N-(1,3-ジヒドロキシプロパン-2-イル)-4-((3-(4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-メチルベンズアミド
4-((3-(4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-メチル安息香酸(中間体4)(150mg、401μmol、当量1)および2-アミノプロパン-1,3-ジオール(36.5mg、401μmol、当量1.50)をDMF(3mL)と合わせて、淡黄色の懸濁液を得た。HATU(152mg、401μmol、当量1.50)およびDIPEA(104mg、140μl、801μmol、当量3.00)を加え、反応混合物を室温で撹拌した。反応混合物をフラッシュクロマトグラフィー(逆相、20g、水中の0%~100%のアセトニトリル)によって直接精製した。MS(ESI):[M+H]:448.2.
参照例442
1-(2-エチル-4-((3-(3-フルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)ベンゾイル)ピペリジン-4-カルボン酸
Figure 2022513851000193
この実施例を、中間体106から参照例1と同様に調製した。MS(ESI):[M+H]:518.3
参照例443
N-(2-((2-アミノエチル)スルホニル)エチル)-4-((3-(4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-メチルベンズアミド
Figure 2022513851000194
DCM(2mL)中の3-クロロペルオキシ安息香酸(19.9mg、80.7μmol、当量2.2)の溶液を、DCM(2mL)中のN-(2-((2-アミノエチル)チオ)エチル)-4-((3-(4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-メチルベンズアミド(中間体84)(18.8mg、36.7μmol、当量1)の溶液にAR下、-78℃で加えた。混合物を-78℃で1時間撹拌し、次いで室温に温めた。反応混合物を5mLの1M NaOHに注ぎ、DCM(5×20mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空で濃縮した。MS(ESI):[M+H]:545.2
参照例444
N-(2-((2-アミノエチル)スルフィニル)エチル)-4-((3-(4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-メチルベンズアミド
Figure 2022513851000195
DCM(2mL)中の3-クロロペルオキシ安息香酸(7.4mg、33μmol、当量0.9)の溶液を、DCM(2mL)中のN-(2-((2-アミノエチル)チオ)エチル)-4-((3-(4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-メチルベンズアミド(84-001)(18.8mg、36.7μmol、当量1)の溶液にAR下、-78℃で加えた。混合物を、-78℃で1時間撹拌した。RMをNaOHで-78℃でクエンチした。反応混合物を5mLの1M NaOHに注ぎ、DCM(3×20mL)で抽出した。有機層をNaSOで乾燥し、真空で濃縮した。MS(ESI):[M+H]:529.2
中間体107
2-(4-(ジフルオロメトキシ)-2,3-ジフルオロフェニル)-4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン
工程1:1-ブロモ-4-(ジフルオロメトキシ)-2,3-ジフルオロベンゼン
4-ブロモ-2,3-ジフルオロフェノール(500mg、2.39mmol、当量1)、2-クロロ-2,2-ジフルオロ酢酸ナトリウム(730mg、4.78mmol、当量2)および炭酸カリウム(397mg、2.87mmol、当量1.2)をDMF(6mL)および水(1.5mL)に溶解した。次いで、反応混合物を100℃まで加熱し、3時間撹拌した。反応混合物を20mLの飽和NaHCOに注ぎ、DCM(5×40mL)で抽出した。有機層をNaSOで乾燥し、真空で濃縮した。粗物質をフラッシュクロマトグラフィーにより精製した。
工程2:2-(4-(ジフルオロメトキシ)-2,3-ジフルオロフェニル)-4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン
1-ブロモ-4-(ジフルオロメトキシ)-2,3-ジフルオロベンゼン(240mg、927μmol、当量1)、4,4,4’,4’,5,5,5’,5’-オクタメチル-2,2’-ビ(1,3,2-ジオキサボロラン)(282mg、1.11mmol、当量1.2)、酢酸カリウム(182mg、1.85mmol、当量2)およびジクロロビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)(32.5mg、46.3μmol、当量0.05)をジオキサン(1mL)に溶解した。次いで、反応混合物を100℃まで加熱し、一晩撹拌した。粗物質をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、40g、ヘプタン中の0%~35%の酢酸エチル)により精製した。MS(ESI):[M+H]:306.1
中間体88
2-(2-クロロ-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェノキシ)アセトニトリル
2-(4-ブロモ-2-クロロフェノキシ)アセトニトリル(500mg、2.03mmol、当量1)、4,4,4’,4’,5,5,5’,5’-オクタメチル-2,2’-ビ(1,3,2-ジオキサボロラン)(567mg、2.23mmol、当量1.10)、酢酸カリウム(398mg、4.06mmol、当量2.00)およびビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)クロリド(71.2mg、101μmol、当量0.05)をジオキサン(7.5mL)と合わせた。Nで脱気した後、反応混合物を100℃に加熱し、一晩撹拌した。反応混合物を室温に冷却し、Isolute HM-Nに吸着させ、蒸発乾固させた後、粗物質をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、40g、ヘプタン中の0%~80%酢酸エチル)により精製した。MS(ESI):[M+H]:293.9
参照例445
(2-(4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-エチルベンズアミド)エチル)グリシン化合物と共に2,2,2-トリフルオロ酢酸
Figure 2022513851000196
工程1:tert-ブチル(2-(4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-エチルベンズアミド)エチル)グリシネート
N-(2-アミノエチル)-4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-エチルベンズアミドヒドロクロリド(中間体 参照例296)(40mg、79.5μmol、当量1)をDMF(600μl)と合わせた。TEA(32.2mg、44.3μl、318μmol、当量4.00)を滴下した後、2-クロロ酢酸tert-ブチル(13.2mg、12.5μL、87.5μmol、当量1.10)を加えた。反応混合物を室温で24時間撹拌した。粗物質を分取HPLCにより精製した。MS(ESI):[M+H]:581.4
工程2:2(2-(4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-エチルベンズアミド)エチル)グリシン化合物トリフルオロアセテート
tert-ブチル(2-(4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-エチルベンズアミド)エチル)グリシネート(15mg、25.8μmol、当量1)をDCM(200μL)と合わせた。TFA(29.5mg、19.9μL、258μmol、当量10.0)を加え、反応混合物を室温で撹拌した。反応混合物を濃縮乾固し、凍結乾燥した。
MS(ESI):[M+H]:525.2
以下の実施例を、参照例445と同様に調製した。
Figure 2022513851000197
中間体135
N-(2-(2-クロロエトキシ)エチル)-4-((3-(4-(ジフルオロメトキシ)-2,3-ジフルオロフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-エチルベンズアミド
DMF(815μl)中の4-((3-(4-(ジフルオロメトキシ)-2,3-ジフルオロフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-エチル安息香酸(75mg、163μmol、当量1))の溶液にDIPEA(84.2mg、114μl、652μmol、当量4)およびHATU(124mg、326μmol、当量2)を加えた。RMを15分間撹拌した。次いで、2-(2-クロロエトキシ)エタン-1-アミンヒドロクロリド(26.1mg、163μmol、当量1)を加え、RMを一晩撹拌した。RMを分取HPLCにより精製した。MS(ESI):[M+H]:566.3
以下の中間体を中間体135と同様に調製した。
Figure 2022513851000198
参照例448
N-(2-(2-(4-((3-(4-(ジフルオロメトキシ)-2,3-ジフルオロフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-エチルベンズアミド)エトキシ)エチル)-N-メチルグリシントリフルオロアセテート
Figure 2022513851000199
工程1:tert-ブチルN-(2-(2-(4-((3-(4-(ジフルオロメトキシ)-2,3-ジフルオロフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-エチルベンズアミド)エトキシ)エチル)-N-メチルグリシネート
MeCN/ジオキサン中のN-(2-(2-クロロエトキシ)エチル)-4-((3-(4-(ジフルオロメトキシ)-2,3-ジフルオロフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-エチルベンズアミド(中間体135)(50mg、88.3μmol、当量1)、メチルグリシン酸tert-ブチル(25.7mg、177μmol、当量2)、KCO(24.4mg、177μmol、当量2)およびKI(14.7mg、88.3μmol、当量1)の混合物を90℃で2日間加熱した。フラッシュクロマトグラフィーによる精製。MS(ESI):[M+H]:675.4
工程2:N-(2-(2-(4-((3-(4-(ジフルオロメトキシ)-2,3-ジフルオロフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-エチルベンズアミド)エトキシ)エチル)-N-メチルグリシン化合物トリフルオロアセテート
2,2,2-トリフルオロ酢酸(298mg、200μL、2.61mmol、当量36.7)を、DCM(200μL)中のtert-ブチルN-(2-(2-(4-((3-(4-(4-(4-(ジフルオロメトキシ)-2,3-ジフルオロフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-エチルベンズアミド)エトキシ)エチル)-N-メチルグリシネート(48mg、71.1μmol、当量1)に加えた。RMを24時間撹拌した。反応混合物を濃縮乾固し、凍結乾燥した。MS(ESI):[M+H]:619.4
以下の実施例を参照例448と同様に調製した。
Figure 2022513851000200
参照例450
1-(4-((3-(4-(シアノメトキシ)-2,3-ジフルオロフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-メチルベンゾイル)-N-(3-(メチルアミノ)プロピル)ピペリジン-4-カルボキサミド
Figure 2022513851000201
工程1:ベンジル4-((3-((tert-ブトキシカルボニル)(メチル)アミノ)プロピル)カルバモイル)ピペリジン-1-カルボキシレート
DMF(5mL)中の1-[(ベンジルオキシ)カルボニル]ピペリジン-4-カルボン酸(500.0mg、1.9mmol、1当量)およびN-(3-アミノプロピル)-N-メチルカルバミン酸tert-ブチルエステル(357.53mg、1.9mmol、1当量)の溶液にO-(7-アザベンゾトリアゾール-1-イル)-N,N,N’,N’-テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート(HATU)(1444.15mg、3.8mmol、2当量)およびN,N-ジイソプロピルエチルアミン(1.32mL、7.6mmol、4当量)を20℃で加え、混合物を20℃で4時間撹拌した。反応を水でクエンチし、EA(20mL×2)で抽出し、合わせた有機層を減圧下で濃縮した。残留物をフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、生成物であるベンジル4-[3-[tert-ブトキシカルボニル(メチル)アミノ]プロピルカルバモイル]ピペリジン-1-カルボキシレート(640mg、1.48mmol、77.73%収率)を黄色の油として得た。(ESI)[(M+23)]:456.3
工程2:tert-ブチルメチル(3-(ピペリジン-4-カルボキサミド)プロピル)カルバメート
ベンジル4-[3-[tert-ブトキシカルボニル(メチル)アミノ]プロピルカルバモイル]ピペリジン-1-カルボキシレート(500.0mg、1.15mmol、1当量)のメタノール(10mL)溶液に、Pd/C(50.0mg、1.15mmol、1当量)を20℃でゆっくりと加え、混合物をH雰囲気下で20℃で16時間撹拌し、混合物をフィルタにかけ、濃縮して、生成物tert-ブチルN-メチル-N-[3-](ピペリジン-4-カルボニルアミノ)プロピル]カルバメート(360mg、1.2mmol、88.62%収率)を粗製の黄色の油として得た。(ESI)[(M+1)]:300.2
工程3:tert-ブチルメチル(3-(1-(2-メチル-4-ニトロベンゾイル)ピペリジン-4-カルボキサミド)プロピル)カルバメート
DMF(5mL)中の2-メチル-4-ニトロ安息香酸(254.11mg、1.4mmol、1.2当量)および2-メチル-4-ニトロ安息香酸(254.11mg、1.4mmol、1.2当量)の溶液に、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(0.2mL、1.17mmol、1当量)およびO-(7-アザベンゾトリアゾール-1-イル)-N,N,N’,N’-テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート(444.48mg、1.17mmol、1当量)を20℃で加え、混合物を20℃で4時間撹拌し、混合物を濃縮して残留物を得て、これをフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、白色の固体として表題化合物(300mg、0.650mmol、47.16%収率)を得た。(ESI)[(M+23)]:485.2
工程4:tert-ブチル(3-(1-(4-アミノ-2-メチルベンゾイル)ピペリジン-4-カルボキサミド)プロピル)(メチル)カルバメート
tert-ブチルN-メチル-N-[3-[[1-(2-メチル-4-ニトロ-ベンゾイル)ピペリジン-4-カルボニル]アミノ]プロピル]カルバメート(50.0mg、0.110mmol、1当量)のメタノール(10mL)溶液にPd/C(5.0mg、0.110mmol、1当量)を20℃で加え、混合物をH下、20℃で16時間撹拌した。混合物をフィルタにかけ、濃縮し、残留物を分取TLC(DCM:MeOH=10:1)によって精製して、表題化合物(25mg、0.060mmol、53.47%収率)を無色の油として得た。(ESI)[(M+23)]:455.2
工程5:2-(4-ブロモ-2,3-ジフルオロフェノキシ)アセトニトリル
DMF(25mL)中のブロモアセトニトリル(2.3g、19.14mmol、2当量)および炭酸カリウム(2.65g、19.14mmol、2当量)の混合物に、ブロモアセトニトリル(2.3g、19.14mmol、2当量)を加え、混合物を25℃で12時間撹拌した。反応物を水(100mL)で希釈し、酢酸エチル(75mL×2)で抽出した。合わせた有機層を50mLの水および50mLの飽和ブラインで順次洗浄し、MgSOで乾燥させ、濃縮乾固した。次に、粗生成物を、石油エーテル中の20%酢酸エチルを溶出するフラッシュカラムクロマトグラフィーによって精製して、所望の生成物を淡黄色の油として得た。H NMR(400MHz,CHLOROFORM-d)δ=7.39-7.31(m,1H),6.91-6.81(m,1H),4.87(d,J=1.3Hz,2H)ppm.
工程6:2-(2,3-ジフルオロ-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェノキシ)アセトニトリル
粗製の形態で使用される2-(4-ブロモ-2,3-ジフルオロフェノキシ)アセトニトリルを使用する中間体27の調製における工程4と同様にして、表題化合物を得た。
工程7:2-(4-(8-クロロイミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル)-2,3-ジフルオロフェノキシ)アセトニトリル
表題化合物を、2-(2,3-ジフルオロ-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル))フェノキシ)アセトニトリルを使用する中間体27の調製における工程5と同様に得た。(ESI)[(M+1)]:321.0
工程8:tert-ブチル(3-(1-(4-((3-(4-(シアノメトキシ)-2,3-ジフルオロフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-メチルベンゾイル)ピペリジン-4-カルボキサミド)プロピル)(メチル)カルバメート
tert-ブタノール(2mL)中の2-[4-(8-クロロイミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル)-2,3-ジフルオロ-フェノキシ]アセトニトリル(18.53mg、0.060mmol、1当量)およびtert-ブチルN-[3-[[1-(4-アミノ-2-メチル-ベンゾイル)ピペリジン-4-カルボニル]アミノ]プロピル]-N-メチル-カルバメート(25.0mg、0.060mmol、1当量)の溶液に炭酸カリウム(15.98mg、0.120mmol、2当量)およびBrettphos Pd G3(2.62mg、0mmol、0.050当量)を20℃で加え、混合物を80℃で4時間撹拌し、混合物をフィルタにかけ、濃縮して、表題化合物(20mg、0.030mmol、44.42%の収率)を黄色の油として得た。(ESI)[(M+1)]:717.3
工程9:1-(4-((3-(4-(シアノメトキシ)-2,3-ジフルオロフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-メチルベンゾイル)-N-(3-(メチルアミノ)プロピル)ピペリジン-4-カルボキサミド
参照例10の工程2と同様に、tert-ブチル(3-(1-(4-((3-(4-(シアノメトキシ)-2,3-ジフルオロフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-メチルベンゾイル)ピペリジン-4-カルボキサミド)プロピル)(メチル)カルバメートを使用して表題化合物を得た。(ESI)[(M+1)]:617.2
参照例451
N-(2-(2-アミノエトキシ)エチル)-4-((3-(4-(シアノメトキシ)-2,3-ジフルオロフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-エチルベンズアミド
Figure 2022513851000202
工程1:メチル4-ニトロ-2-ビニルベンゾエート
トルエン(150mL)および水(5mL)中の2-ブロモ-4-ニトロ安息香酸メチル(15.0g、57.68mmol、1当量)、ビニルボロン酸ピナコールエステル(13.33g、86.53mmol、1.5当量)、リン酸カリウム(14.33mL、173.05mmol、3当量)および1,1’-ビス(ジ-tert-ブチルホスフィノ)フェロセンパラジウム二塩化物(3.76g、5.77mmol、0.100当量)の溶液を窒素雰囲気下、100℃で15時間加熱した。反応混合物を濃縮し、残留物を石油エーテル/酢酸エチル=50:1で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、生成物のメチル4-ニトロ-2-ビニル-ベンゾエート(6.2g、29.93mmol、51.88%収率)を薄黄色の固体として得た。
工程2:4-ニトロ-2-ビニル安息香酸
THF(25mL)および水(5mL)中のメチル4-ニトロ-2-ビニル-ベンゾエート(2.0g、9.65mmol、1当量)の溶液に、水酸化リチウム水和物(0.81g、19.31mmol、2当量)を添加した。得られた混合物を20℃15時間撹拌した。次いで、ほとんどの溶媒を除去し、混合物を3N HClで中和し、DCMで抽出し、得られた有機層をNaSOで乾燥し、濃縮して、4-ニトロ-2-ビニル-安息香酸(1.68g、8.7mmol、90.1%収率)を黄色の固体として得て、これをさらに精製することなく次の工程で直接使用した。
工程3:tert-ブチル(2-(2-(4-ニトロ-2-ビニルベンズアミド)エトキシ)エチル)カルバメート
参照例450の工程3と同様に、tert-ブチル(2-(2-アミノエトキシ)エチル)カルバメートおよび4-ニトロ-2-ビニル安息香酸を 使用して 表題化合物を得た。(ESI)[(M+23)]:402.3
工程4:tert-ブチル(2-(2-(4-アミノ-2-エチルベンズアミド)エトキシ)エチル)カルバメート
参照例450の工程4と同様に、tert-ブチル(2-(2-(4-ニトロ-2-ビニルベンズアミド)エトキシ)エチル)カルバメートを使用して 表題化合物を得た。(ESI)[(M+23)]:374.1
工程5:tert-ブチル(2-(2-(4-((3-(4-(シアノメトキシ)-2,3-ジフルオロフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-エチルベンズアミド)エトキシ)エチル)カルバメート
参照例450の工程8と同様に、2-(4-(8-クロロイミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル)-2,3-ジフルオロフェノキシ)アセトニトリルおよびtert-ブチル(2-(2-(4-アミノ-2-エチルベンズアミド)エトキシ)エチル)カルバメートを使用して表題化合物を得た。(ESI)[(M+1)]:636.1
工程6:N-(2-(2-アミノエトキシ)エチル)-4-((3-(4-(シアノメトキシ)-2,3-ジフルオロフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-エチルベンズアミド
参照例10の工程2と同様に、tert-ブチル(2-(2-(4-((3-(4-(シアノメトキシ)-2,3-ジフルオロフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-エチルベンズアミド)エトキシ)エチル)カルバメートを使用して表題化合物を得た。(ESI)[(M+1)]:536.4
実施例44
1-(2-ブロモ-4-((3-(3-フルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)ベンゾイル)-N-(2-(メチルアミノ)エチル)ピペリジン-4-カルボキサミド;ギ酸
Figure 2022513851000203
工程1:ベンジル4-((2-((tert-ブトキシカルボニル)(メチル)アミノ)エチル)カルバモイル)ピペリジン-1-カルボキシレート;ギ酸
DCM(30mL)中の1-[(ベンジルオキシ)カルボニル]ピペリジン-4-カルボン酸(1.0g、3.8mmol、1当量)の溶液に、N-(2-アミノエチル)-N-メチルカルバミン酸tert-ブチルエステル(727.96mg、4.18mmol、1.1当量)、トリエチルアミン(1.59mL、11.39mmol、3当量)および1-プロパンホスホン酸無水物(3625.43mg、5.7mmol、1.5当量)を加えた。混合物を25℃で6時間撹拌した。反応混合物を塩酸水溶液で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、フィルタにかけ、濾液を真空で濃縮した。残留物を分取HPLC(修飾剤としてFA)によって精製して、無色の油としてベンジル4-[2-[tert-ブトキシカルボニル(メチル)アミノ]エチルカルバモイル]ピペリジン-1-カルボキシレート(1.3g、3.1mmol、81.59%収率)を得た。MS(ESI)[M-Boc+H]:320
工程2:tert-ブチルメチル(2-(ピペリジン-4-カルボキサミド)エチル)カルバメート
酢酸エチル(30mL)中のベンジル4-[2-[tert-ブトキシカルボニル(メチル)アミノ]エチルカルバモイル]ピペリジン-1-カルボキシレート(1200.0mg、2.86mmol、1当量)の溶液にPd/C(302.92mg、0.290mmol、0.100当量)を加えた。この混合物を、Hバルーンの下で、25℃で14時間撹拌した。混合物をセライトパッドでフィルタにかけ、濾液を濃縮して、tert-ブチルN-メチル-N-[2-(ピペリジン-4-カルボニルアミノ)エチル]カルバメート(750mg、2.63mmol、91.88%収率)を黒色の油として得た。MS(ESI)[M+H]:286
工程3:メチル2-ブロモ-4-((3-ヨードイミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)ベンゾエート
MeCN(18mL)/酢酸(2mL)中の8-クロロ-3-ヨード-イミダゾ[1,2-a]ピラジン(2.0g、7.16mmol、1当量)の溶液にメチル4-アミノ-2-ブロモ安息香酸(1646.4mg、7.16mmol、1当量)を加えた。混合物を90℃で14時間撹拌した。混合物をフィルタにかけ、固体をアセトニトリルで洗浄して、メチル2-ブロモ-4-[(3-ヨードイミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ]ベンゾエート(2.8g、5.92mmol、73%収率)を白色の固体として得た。MS(ESI)[M+H]:474.7
工程4:2-ブロモ-4-((3-(3-フルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)安息香酸メチル
中間体27の調製に置ける工程5と同様に、メチル2-ブロモ-4-((3-ヨードイミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)ベンゾエートおよび2-(3-フルオロ-4-メトキシフェニル)-4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロランを使用して表題化合物を得た。MS(ESI)[M+H]:472.8
工程5:2-ブロモ-4-((3-(3-フルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)安息香酸
メタノール(10mL)中のメチル2-ブロモ-4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンゾエートの溶液(200.0mg、0.420mmol、1当量)を80℃で10分間撹拌した。次いで、4M水酸化ナトリウム水溶液(5.0mL、20mmol、47.13当量)を加えた。混合物を80℃で4時間撹拌した。反応混合物を真空で濃縮し、水で希釈し、2N HClで酸性化した。固体を収集し、完全に乾燥させて、2-ブロモ-4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]安息香酸(180mg、0.390mmol、64.93%収率)を灰白色の固体として得た。(ESI)[M+H]:458.9
工程6:1-(2-ブロモ-4-((3-(3-フルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)ベンゾイル)-N-(2-(メチルアミノ)エチル)ピペリジン-4-カルボキサミド;ギ酸
DMF(4mL)中のO-(7-アザベンゾトリアゾール-1-イル)-N,N,N’,N’-テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート(99.79mg、0.260mmol、1.2当量)およびトリエチルアミン(0.06mL、0.440mmol、2当量)の混合物に、2-ブロモ-4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]安息香酸(100.0mg、0.220mmol、1当量)およびtert-ブチルN-メチル-N-[2-(ピペリジン-4-カルボニルアミノ)エチル]カルバメート(93.62mg、0.330mmol、1.5当量)を25℃でゆっくりと加えた。混合物を25℃で12時間撹拌した。次いで、混合物にHClインジオキサン(3mL)を加えた。混合物を25℃で4時間撹拌した。混合物をフィルタにかけ、濾液を分取HPLC(添加剤としてFA)によって精製して、1-[2-ブロモ-4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-)a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンゾイル]-N-[2-(メチルアミノ)エチル]ピペリジン-4-カルボキサミド(40mg、0.060mmol、26.73%収率)を淡黄色の固体として得た。MS(ESI)[M+H]:626
実施例45
(2S)-4-[1-[2-クロロ-4-[[3-[4-(シアノメトキシ)-2,3-ジフルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンゾイル]ピペリジン-4-カルボニル]ピペラジン-2-カルボン酸;ギ酸
Figure 2022513851000204
工程1:(S)-1-tert-ブチル2-メチル4-(ピペリジン-4-カルボニル)ピペラジン-1,2-ジカルボキシレート
DMF(10mL)中の1-ベンジルピペリジン-4-カルボン酸(300mg、1.37mmol)、(S)-1-tert-ブチル2-メチルピペラジン-1,2-ジカルボキシレート(501mg、2.05mmol)およびトリエチルアミン(0.57mL、4.1mmol)の混合物に、N下、25℃で1-プロパンホスホン酸無水物(1295mg、2.05mmol)を滴下して加えた。混合物を25℃で2時間撹拌した。反応混合物を水(50mL)に注ぎ、酢酸エチル(50mL×3)で抽出し、合わせた有機層をブライン(50mL)で洗浄し、NaSOで乾燥し、フィルタにかけ、濃縮して、粗中間体を得た。メタノール(10mL)中の上記の残留物(400mg、0.900mmol)および炭素上の水酸化パラジウム(40mg、0.900mmol)の混合物を、水素バルーン下、25℃で16時間撹拌した。反応混合物をフィルタにかけ、濃縮して、(S)-1-tert-ブチル2-メチル4-(ピペリジン-4-カルボニル)ピペラジン-1,2-ジカルボキシレート(220mg、0.620mmol、69%収率)を無色の油として得た。MS(ESI)[M+H]:356.1
工程2:2-クロロ-4-((3-ヨードイミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)安息香酸
実施例44の工程3と同様に、8-クロロ-3-ヨードイミダゾ[1,2-a]ピラジンおよび4-アミノ-2-クロロ安息香酸を使用して、表題化合物を得た。MS(ESI)[M+H]:415.0
工程3:(S)-1-tert-ブチル2-メチル4-(1-(2-クロロ-4-((3-ヨードイミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)ベンゾイル)ピペリジン-4-カルボニル)ピペラジン-1,2-ジカルボキシレート
DMF(10mL)およびTHF(30mL)中の2-クロロ-4-((3-ヨードイミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)安息香酸(2.0g、4.82mmol)、N-ヒドロキシスクシンイミド(0.72g、6.27mmol)の混合物に、1-エチル-(3-(3-ジメチルアミノ)プロピル)-カルボジイミドヒドロクロリド(1.4mL、5.31mmol)をN下、25℃で加えた。混合物を25℃で16時間撹拌した。LC-MSは反応が完了したことを示した。反応混合物を真空下で濃縮し、残りの残留物を水(50mL)に注いだ。混合物をフィルタにかけ、濾液を濃縮して、残留物(1.1g、2.15mmol)を白色の固体として得た。THF(5mL)中の上記の残留物(303mg、0.590mmol)、(S)-1-tert-ブチル2-メチル4-(ピペリジン-4-カルボニル)ピペラジン-1,2-ジカルボキシレート(220mg、0.590mmol)およびトリエチルアミン(0.12mL、0.890mmol)の混合物を25℃で2時間撹拌した。反応混合物を濃縮して、(S)-1-tert-ブチル2-メチル4-(1-(2-クロロ-4-((3-ヨードイミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)ベンゾイル)ピペリジン-4-カルボニル)ピペラジン-1,2-ジカルボキシレート(350mg、0.470mmol)を白色固体として得た。MS(ESI)[M+H]:752.1
工程4:(S)-1-tert-ブチル2-メチル4-(1-(2-クロロ-4-((3-(4-(シアノメトキシ)-2,3-ジフルオロフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)ベンゾイル)ピペリジン-4-カルボニル)ピペラジン-1,2-ジカルボキシレート
中間体27の調製における工程5と同様にして、(S)-1-tert-ブチル2-メチル4-(1-(2-クロロ-4-((3-ヨードイミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)ベンゾイル)ピペリジン-4-カルボニル)ピペラジン-1,2-ジカルボキシレートおよび2-(2,3-ジフルオロ-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1)、3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェノキシ)アセトニトリルを使用して、表題化合物を得た。(ESI)[(M+H)]:793.0
工程5:(2S)-4-[1-[2-クロロ-4-[[3-[4-(シアノメトキシ)-2,3-ジフルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンゾイル]ピペリジン-4-カルボニル]ピペラジン-2-カルボン酸;ギ酸
トリエチルアミン(0.1mL、0.720mmol))およびDMF(0.5mL)中の(S)-1-tert-ブチル2-メチル4-(1-(2-クロロ-4-((3-(4-(シアノメトキシ)-2,3-ジフルオロフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)ベンゾイル)ピペリジン-4-カルボニル)ピペラジン-1,2-ジカルボキシレート(100mg、0.130mmol)および塩化リチウム(107mg、2.52mmol)の混合物をN下、100℃で16時間撹拌した。混合物にトリフルオロ酢酸(0.2mL、2.6mmol)を25℃で滴下した。混合物をN下、25℃で16時間撹拌した。反応混合物を分取HPLCを介して直接精製し、次いで凍結乾燥して、表題化合物(7.5mg、0.010mmol)を白色の固体として得た。(ESI)[M+H]:679.0
実施例46
(R)-4-(1-(2-クロロ-4-((3-(4-(シアノメトキシ)-2,3-ジフルオロフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)ベンゾイル)ピペリジン-4-カルボニル)ピペラジン-2-カルボン酸;ギ酸
Figure 2022513851000205
実施例45と同様に、(S)-1-tert-ブチル2-メチルピペラジン-1,2-ジカルボキシレートの代わりに(R)-1-tert-ブチル2-メチルピペラジン-1,2-ジカルボキシレートを使用する5段階のシーケンスを介して表題化合物を得た。
(ESI)[M+H]:679.0
中間体137
2-[4-[8-[3-クロロ-4-[4-(2-クロロエチル)ピペラジン-1-カルボニル]アニリノ]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル]-2,3-ジフルオロ-フェノキシ]アセトニトリル
工程1:1-(2-クロロエチル)ピペラジンビス(2,2,2-トリフルオロアセテート)
DCM(10mL)/TFA(10mL)中の4-(2-クロロエチル)ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル(1g、4.02mmol)の溶液に、反応物を室温で2時間撹拌した。反応混合物を真空で濃縮して、1-(2-クロロエチル)ピペラジンビス(2,2,2-トリフルオロアセテート)(1.48g)を得た。
工程2:2-[4-[8-[3-クロロ-4-[4-(2-クロロエチル)ピペラジン-1-カルボニル]アニリノ]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル]-2,3-ジフルオロ-フェノキシ]アセトニトリル
DMF(5mL)中の中間体29(200mg、439μmol)の溶液に、1-(2-クロロエチル)ピペラジンビス(2,2,2-トリフルオロアセテート)(165mg、439μmol)、トリエチルアミン(178mg、245μL、1.76mmol)および2,4,6-トリプロピル-1,3,5,2,4,6-トリオキサトリホスフィナン2,4,6-トリオキシド(411μL、658μmol)を加え、反応物を室温2時間撹拌した。混合物をブラインで洗浄し、DCMで抽出した。有機層を真空で濃縮して、粗製の2-(4-(8-((3-クロロ-4-(4-(2-クロロエチル)ピペラジン-1-カルボニル)フェニル)アミノ)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル)-2,3-ジフルオロフェノキシ)アセトニトリル(270mg、428μmol、97.6%収率)を得た。MS(ESI)[M+H]:586.1
実施例47
1-[2-[4-[2-クロロ-4-[[3-[4-(シアノメトキシ)-2,3-ジフルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンゾイル]ピペラジン-1-イル]エチル]ピロリジン-3-カルボン酸トリフルオロアセテート
Figure 2022513851000206
工程1:tert-ブチル1-[2-[4-[2-クロロ-4-[[3-[4-(シアノメトキシ)-2,3-ジフルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンゾイル]ピペラジン-1-イル]エチル]ピロリジン-3-カルボキシレート
DMSO(3mL)中の中間体137(80mg、136μmol)の溶液に、炭酸ナトリウム(28.9mg、273μmol)およびピロリジン-3-カルボン酸tert-ブチル(46.7mg、273μmol)を加え、反応物を60℃で15時間撹拌した。反応混合物を室温まで冷却し、フィルタにかけた。濾液を水に注ぎ、混合物をフィルタにかけた。フィルターケーキを真空乾燥して、tert-ブチル1-[2-[4-[2-クロロ-4-[[3-[4-(シアノメトキシ)-2,3-ジフルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンゾイル]ピペラジン-1-イル]エチル]ピロリジン-3-カルボキシレート(100mg、128μmol、93.5%収率)を得た。
工程2:1-[2-[4-[2-クロロ-4-[[3-[4-(シアノメトキシ)-2,3-ジフルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンゾイル]ピペラジン-1-イル]エチル]ピロリジン-3-カルボン酸トリフルオロアセテート
THF(5mL)中のtert-ブチル1-[2-[4-[2-クロロ-4-[[3-[4-(シアノメトキシ)-2,3-ジフルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンゾイル]ピペラジン-1-イル]エチル]ピロリジン-3-カルボキシレート(100mg、128μモル)の溶液に6N HCl(2mL)を加え、反応混合物を室温で2時間撹拌した。混合物を水酸化アンモニウムで中和した。混合物を酢酸エチルで抽出し、有機層を真空で濃縮した。残留物を分取HPLCにより精製して、1-[2-[4-[2-クロロ-4-[[3-[4-(シアノメトキシ)-2,3-ジフルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a)]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンゾイル]ピペラジン-1-イル]エチル]ピロリジン-3カルボン酸(16mg)を得た。MS(ESI)[M+H]+:665.1
以下の実施例を、実施例47と同様に調製し、tertブチルエステルの加水分解工程2をtertブチルエステル基を含む中間体にのみ適用した。
Figure 2022513851000207
参照例452
N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-4-[[3-(2,6-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチルベンズアミドヒドロクロリド
Figure 2022513851000208
工程1:
tert-ブチルN-[2-[2-[[2-エチル-4-[(3-ヨードイミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ]ベンゾイル]アミノ]エトキシ]エチル]カルバメート(中間体138)
DMF(20mL)中の混合物の中間体63(1.421g、3.2mmol)、トリエチルアミン(1.62g、2.23mL、16mmol)、TBTU(1.22g、3.68mmol)およびtert-ブチル(2-(2-アミノエトキシ)エチル)カルバメート(816mg、3.99mmol)を室温で一晩撹拌した。反応混合物を150mLの水に注ぎ、酢酸エチル(2×100mL)で抽出した。粗物質をIsoluteに吸着させ、フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、80g、ヘプタン中0%~100%の酢酸エチル)により精製して、tert-ブチル(2-(2-(2-エチル-4-((3-ヨードイミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)ベンズアミド)エトキシ)エチル)カルバメート(1.561g、2.63mmol、82.2%)を得た。MS(ESI,m/z):595.4[M+H]
工程2:
tert-ブチルN-[2-[2-[[4-[[3-(2,6-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンゾイル]アミノ]エトキシ]エチル]カルバメート
ジオキサン(1mL)/水(0.1mL)中のtert-ブチルN-[2-[2-[[2-エチル-4-[(3-ヨードイミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ]ベンゾイル]アミノ]エトキシ]エチル]カルバメート(中間体138)(89.2mg、150μmol)、(2,6-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)ボロン酸(19.7mg、225μmol)、1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン-パラジウム(II)ジクロリドジクロロメタン(12.2mg、15μmol)およびNaCO(31.8mg、300μmol)の混合物を110℃で一晩撹拌した。混合物を真空で濃縮し、30mLの酢酸エチル/MeOH 9/1溶液で溶出する4gのシリカカラムを通過させることにより前精製し、濃縮した。水(+0.1%NEt)/アセトニトリルから形成された勾配で溶出する逆相(Gemini 5um C18 75×30)での分取HPLCによる精製を、画分tert-ブチルN-[2-[2-[[4-[[3-(2,6-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンゾイル]アミノ]エトキシ]エチル]カルバメート(7.8mg、12.8μmol、8.5%)を含む生成物の蒸発後に得た。MS(ESI,m/z):611.4[M+H]+.
工程3:
参照例452
N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-4-[[3-(2,6-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチルベンズアミド;ヒドロクロリド
DCM(2mL)中のtert-ブチルN-[2-[2-[[4-[[3-(2,6-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンゾイル]アミノ]エトキシ]エチル]カルバメートおよび過剰の4N HCl(ジオキサン)の混合物を室温で2時間撹拌し、蒸発乾固させた。残留物を2mLのEtOでトリチュエートし、N-(2-(2-アミノエトキシ)エチル)-4-((3-(2,6-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ)[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-エチルベンズアミドヒドロクロリド(4.8mg、9.4μmol、73.5%)を乾燥させた後、生成物をフィルタにかけて分けて得た。MS(ESI,m/z):509.4[M+H]+.
参照例453
N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-2-エチル-4-[[3-[4-メトキシ-2-(メチルスルファモイル)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンズアミド;ギ酸
Figure 2022513851000209
工程1:
tert-ブチルN-[2-[2-[[2-エチル-4-[[3-[4-メトキシ-2-(メチルスルファモイル)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンゾイル]アミノ]エトキシ]エチル]カルバメート
参照例452 N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-4-[[3-(2,6-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチルベンズアミドヒドロクロリドの合成について記載された手順と同様に、表題化合物を、tert-ブチルN-[2-[2-[[2-エチル-4-[(3-ヨードイミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ]ベンゾイル]アミノ]エトキシ]エチル]カルバメート(中間体138)および5-メトキシ-N-メチル-2-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ベンゼンスルホンアミドから調製した。MS(ESI,m/z):668.4[M+H]+.
工程2:
N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-2-エチル-4-[[3-[4-メトキシ-2-(メチルスルファモイル)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ギ酸ベンズアミド
参照例452 N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-4-[[3-(2,6-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチルベンズアミドヒドロクロリドの合成について記載された手順と同様に、保護基の酸性開裂、続いて水(+0.1%ギ酸)/アセトニトリルから形成された勾配で溶出する逆相カラムクロマトグラフィーにより、tert-ブチルN-[2-[2-[[2-エチル-4-[[3-[4-メトキシ-2-(メチルスルファモイル)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンゾイル]アミノ]エトキシ]エチル]カルバメートから表題化合物を調製した。画分を含む生成物の蒸発により、表題化合物を得た。MS(ESI,m/z):568.3[M+H]+.
参照例454
N-(2-(2-アミノエトキシ)エチル)-2-エチル-4-((3-(4-メトキシ-2-(トリフルオロメチル)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)ベンズアミドヒドロクロリド
Figure 2022513851000210
工程1:
tert-ブチル(2-(2-(2-エチル-4-((3-(4-メトキシ-2-(トリフルオロメチル)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)ベンズアミド)エトキシ)エチル)カルバメート
参照例452 N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-4-[[3-(2,6-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチルベンズアミドヒドロクロリドの合成について記載される手順と同様に、tert-ブチルN-[2-[2-[[2-エチル-4-[(3-ヨードイミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ]ベンゾイル]アミノ]エトキシ]エチル]カルバメート(中間体138)および2-(4-メトキシ-2-(トリフルオロメチル)フェニル)-4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロランから表題化合物を調製した。MS(ESI,m/z):643.3[M+H]+.
工程2:
N-(2-(2-アミノエトキシ)エチル)-2-エチル-4-((3-(4-メトキシ-2-(トリフルオロメチル)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)ベンズアミドヒドロクロリド
参照例452 N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-4-[[3-(2,6-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチルベンズアミドヒドロクロリドの合成について記載される手順と同様に、保護基の酸性開裂により、tert-ブチル(2-(2-(2-エチル-4-((3-(4-メトキシ-2-(トリフルオロメチル)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8)--イル)アミノ)ベンズアミド)エトキシ)エチル)カルバメートから表題化合物を調製した。MS(ESI,m/z):543.3[M+H]+.
参照例455
4-((3-(2-アミノ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-N-(2-(2-アミノエトキシ)エチル)-2-エチルベンズアミドヒドロクロリド
Figure 2022513851000211
工程1:
tert-ブチル(2-(2-(4-((3-(2-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-エチルベンズアミド)エトキシ)エチル)カルバメート
参照例452 N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-4-[[3-(2,6-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチルベンズアミドヒドロクロリドの合成について記載された手順と同様に、tert-ブチルN-[2-[2-[[2-エチル-4-[(3-ヨードイミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ]ベンゾイル]アミノ]エトキシ]エチル]カルバメート(中間体138)およびtert-ブチル(5-メトキシ-2-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェニル)カルバメートから表題化合物を調製した。MS(ESI,m/z):690.5[M+H]+.
工程2:
4-((3-(2-アミノ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-N-(2-(2-アミノエトキシ)エチル)-2-エチルベンズアミドヒドロクロリド
参照例452 N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-4-[[3-(2,6-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチルベンズアミドヒドロクロリド合成について記載される手順と同様に、保護基の酸性開裂により、tert-ブチル(2-(2-(4-((3-(2-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-エチルベンズアミド)エトキシ)エチル)カルバメートから表題化合物を調製した。MS(ESI,m/z):490.4[M+H]+.
中間体139
3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-アミン
密閉された圧力管内で、イソプロパノールおよび25%アンモニア水溶液(1.31g、1.46mL、19.3mmol、当量92)中の8-クロロ-3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン(中間体21、0.062g、210μmol、当量1)の懸濁液(839μl)を115℃に19時間加熱した。反応混合物を水で希釈し、懸濁液をフィルタにかけ、水で洗浄した。固体を収集し、真空で乾燥させた。化合物3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-アミン(0.046g、167μmol、79.4%収率)を淡褐色の固体として得た。MS ESI(m/z):277.2[M+H]
中間体140
tert-ブチル(2S,4R)-4-ヒドロキシ-2-(ピペラジン-1-カルボニル)ピロリジン-1-カルボキシレート
工程1:ベンジル4-[(2S,4R)-1-tert-ブトキシカルボニル-4-ヒドロキシ-ピロリジン-2-カルボニル]ピペラジン-1-カルボキシレート
乾燥DMF(15.7mL)中(2S,4R)-1-(tert-ブトキシカルボニル)-4-ヒドロキシピロリジン-2-カルボン酸(1.5g、6.29mmol、当量1)およびDIPEA(1.63g、2.2mL、12.6mmol、当量2)の透明な溶液にHATU(2.39g、6.29mmol、当量1)を加え、混合物を室温で10分間撹拌した。次いで、乾燥DMF(15.7mL)中のベンジルピペラジン-1-カルボキシレート(1.41g、6.29mmol、当量1)の溶液を加え、室温で2時間撹拌を続けた。次いで、反応混合物を真空中で濃縮した。粗物質を、溶離液としてヘプタン/(酢酸エチル/EtOH/NHOH 75:25:2)を使用するシリカゲルクロマトグラフィーによって精製した。化合物ベンジル4-((2S,4R)-1-(tert-ブトキシカルボニル)-4-ヒドロキシピロリジン-2-カルボニル)ピペラジン-1-カルボキシレート(3.177g、5.79mmol、92%収率)が79%の純度(NMRにより21%のDMFを含む)で黄色の油として得られ、さらに精製することなく使用した。MS ESI(m/z):478.2184[M+HCOO
工程2:tert-ブチル(2S,4R)-4-ヒドロキシ-2-(ピペラジン-1-カルボニル)ピロリジン-1-カルボキシレート
メタノール(38.5mL)中のベンジル4-((2S,4R)-1-(tert-ブトキシカルボニル)-4-ヒドロキシピロリジン-2-カルボニル)ピペラジン-1-カルボキシレート(3.17g、5.78mmol、当量1)の溶液を含むフラスコを3回排気し(泡立て)、アルゴンでフラッシュした。次いで、10%パラジウム炭素(123mg、116μmol、当量0.02)を添加し、脱気を繰り返した。次いで、装置を再び4回排気(泡立て)し、水素でフラッシュした。反応物を水素下、室温で5時間撹拌した。次いで、反応物をグラスファイバーフィルターでフィルタにかけ、MeOHで洗浄し、得られた溶液を真空で濃縮した。得られた物質をヘプタン/ジイソプロピルエーテルでトリチュエートし、フィルタにかけて洗浄し、真空乾燥した。化合物tert-ブチル(2S,4R)-4-ヒドロキシ-2-(ピペラジン-1-カルボニル)ピロリジン-1-カルボキシレート(1.660g、5.38mmol、93.1%収率)を淡黄色の固体として得た。MS ESI(m/z):300.2[M+H]
中間体141
tert-ブチル(E)-4-(N,N’-ビス(tert-ブトキシカルボニル)-1H-ピラゾール-1-カルボキシイミダミド)ブタノエート
Biorg and Med Chem Lett 2014,vol 24 #23 p5525-5529
乾燥THF(1.86mL)中のtert-ブチル(E)-(((tert-ブトキシカルボニル)イミノ)(1H-ピラゾール-1-イル)メチル)カルバメート(0.155g、484μmol、当量1)、トリフェニルホスフィン(201mg、727μmol)の溶液、当量1.5)およびtert-ブチル4-ヒドロキシブタノエート(101mg、630μmol、当量1.3)の溶液を0℃に冷却した。次に、DIAD(156mg、150μL、727μmol、当量1.5)を滴下して加えた。次に、冷却浴を取り外し、反応物を16時間加熱還流した。反応物を水でクエンチし、ジクロロメタンで希釈した。混合物をジクロロメタンで2回抽出し、有機層を水で1回洗浄した。合わせた有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、フィルタにかけ、真空で濃縮した。粗物質を、溶離液としてヘプタン/酢酸エチルを使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製した。化合物tert-ブチル(E)-4-(N,N’-ビス(tert-ブトキシカルボニル)-1H-ピラゾール-1-カルボキシイミダミド)ブタノエート(52mg、107μmol、22.1%収率)を93%の純度(UV、220nm)の無色の油として得た。MS ESI(m/z):453.4[M+H]H NMR(300MHz,chloroform-d)δ=7.94(brs,1H),7.68(dd,J=0.6,1.6Hz,1H),6.41(dd,J=1.6,2.8Hz,1H),3.72(br t,J=7.4Hz,2H),2.32(t,J=7.5Hz,2H),2.01(quin,J=7.4Hz,2H),1.50(s,9H),1.43(s,9H),1.27(s,9H)
参照例456
N-(2-(2-アミノエトキシ)エチル)-4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-フルオロ-6-メチルベンズアミドホルメート
Figure 2022513851000212
工程1:tert-ブチル4-ブロモ-2-フルオロ-6-安息香酸メチル
圧力管内で、乾燥トルエン(1.88mL)中の4-ブロモ-2-フルオロ-6-メチル安息香酸(700mg、3mmol、当量1)の白色懸濁液に、N,N-ジメチルホルムアミドジ-tert-ブチルアセタール(4.41g、5.19mL、19.5mmol、当量6.5)を添加した。チューブを密閉し、混合物を80℃まで3時間加熱した。反応混合物を水、酢酸エチルおよび飽和NaHCO水溶液で希釈した。混合物を酢酸エチルで2回抽出し、有機層を飽和NaHCO水溶液で1回、ブラインで2回洗浄した。合わせた有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、フィルタにかけ、真空で濃縮した。粗物質(シリカゲル上のドライパック)を、溶離液としてヘプタン/酢酸エチルを使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製した。化合物tert-ブチル4-ブロモ-2-フルオロ-6-メチルベンゾエート(794.9mg、2.69mmol、収率89.7%)を無色の油として得て、さらに精製することなく使用した。MS EI(m/z):290.0[M]
工程2:tert-ブチル4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-フルオロ-6-安息香酸メチル
圧力管中のTHF(10.9mL)中の3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-アミン(中間体139、300mg、1.09mmol、当量1)、tert-ブチル4-ブロモ-2-フルオロ-6-メチルベンゾエート(628mg、2.17mmol、当量2)およびナトリウムtert-ブトキシド(157mg、1.63mmol、当量1.5)の褐色懸濁液に、超音波浴で容器を5分間超音波処理しながら、アルゴンをスパージした。次いで、1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン(72.2mg、130μmol、当量0.12)およびトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(39.8mg、43.4μmol、当量0.04)を添加し、脱気を1分間続けた。チューブを密閉し、130℃まで3時間加熱した。次いで、混合物を真空で濃縮した。粗物質(シリカゲル上のドライパック)を、溶離液としてヘプタン/酢酸エチルを使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製した。化合物tert-ブチル4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-フルオロ-6-メチルベンゾエート(367mg、758μmol、69.8%収率)を黄色の固体として得て、さらに精製することなく使用した。MS ESI(m/z):485.2[M+H]
工程3:4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-フルオロ-6-メチル安息香酸ヒドロクロリド
ジオキサン(1.52mL)中のtert-ブチル4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-フルオロ-6-メチルベンゾエート(367mg、758μmol、当量1)の溶液に、ジオキサン中の4M HCl(11.4mL、45.5mmol、当量60)を加え、反応物を70℃で3時間加熱した。次いで、再びジオキサン中の4M HCl(5.68mL、22.7mmol、当量30)を加え、反応物を70℃で1時間撹拌した。混合物をジオキサンでさらに希釈し、真空で濃縮した。化合物4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-フルオロ-6-メチルベンゾエートヒドロクロリド(410mg、750μmol、99%収率)を淡褐色の固体として得て、さらに精製することなく使用した。MS ESI(m/z):429.2[M+H]
工程4:tert-ブチルN-[2-[2-[[4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-フルオロ-6-メチル-ベンゾイル]アミノ]エトキシ]エチル]カルバメート
乾燥DMF(207μl)中の4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-フルオロ-6-メチルベンゾエートヒドロクロリド(20mg、40.4μmol、当量1)およびDIPEA(20.9mg、28.3μl、162μmol、当量4)の溶液にHATU(15.4mg、40.4μmol、当量1)を加え、混合物を室温で10分間撹拌した(濃い懸濁液)。次いで、tert-ブチル(2-(2-アミノエトキシ)エチル)カルバメートヒドロクロリド(14.6mg、60.7μmol、当量1.5)を加え、反応物を乾燥DMF(104μl)で希釈し、混合物を室温で1時間撹拌した。反応物を、真空中で濃縮した。粗物質を、溶離液としてジクロロメタン/メタノールを使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製した。化合物tert-ブチル(2-(2-(4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-フルオロ-6-メチルベンズアミド)エトキシ)エチル)カルバメート(0.031g、40.3μmol、99.8%収率)を無色の非晶質固体として得て、さらに精製することなく使用した。MS ESI(m/z):615.4[M+H]
工程5:N-(2-(2-アミノエトキシ)エチル)-4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-フルオロ-6-メチルベンズアミドホルメート
ジオキサン(202μl)中のtert-ブチル(2-(2-(4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-フルオロ-6-メチルベンズアミド)エトキシ)エチル)カルバメート(31mg、40.3μmol、当量1)の溶液に、ジオキサン中の4M HCl(403μl、1.61mmol、当量40)を加え、得られた混合物を室温で撹拌した(懸濁液)。反応物をジクロロメタンで希釈し、MeOH中の0.5mLの7Mアンモニアで塩基性化した。次いで、1スプーンのアミン-シリカゲルを加え、混合物を真空で濃縮した。粗物質(アミンシリカゲル上のドライパック)を、溶離液としてジクロロメタン/メタノールを使用するアミンシリカゲルクロマトグラフィーによって精製した。得られた物質を、溶離液として0.1%ギ酸/アセトニトリルを含む水を使用する分取逆相HPLC(カラム:Phenomenex Gemini-NX 5u 110A、長さ:100mm、直径:30mm)によってさらに精製した。化合物N-(2-(2-アミノエトキシ)エチル)-4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-フルオロ-6-メチルベンズアミドホルメート(9mg、16.1μmol、39.8%収率)を白色固体として得た。MS ESI(m/z):515.3[M+H],258.2[M+2H]2+
以下の実施例を参照例456と同様に調製した。最後の工程の後で化合物がさらに精製せずにきれいであった場合に、HCl塩を単離した。シリカゲルクロマトグラフィーの後で化合物がきれいである場合、または分取HPLC中に塩基性溶離液を使用した場合、遊離塩基を単離した。
Figure 2022513851000213
Figure 2022513851000214
参照例464
N-(2-((2-アミノエチル)アミノ)エチル)-4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-エチルベンズアミド
Figure 2022513851000215
乾燥DMF(1.08mL)中の4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-エチル安息香酸ヒドロクロリド(実施例86、100mg、217μmol、当量1)およびDIPEA(112mg、152μl、868μmol、当量4)の溶液にHATU(107mg、282μmol、当量1.3)を加え、混合物を室温で15分振蕩した。次いで、N1-(2-アミノエチル)エタン-1,2-ジアミン(89.5mg、93.8μl、868μmol、当量4)を加え、室温で3時間振蕩を続けた。次いで、反応混合物を真空で濃縮した。この物質を、溶離液として0.1%トリエチルアミン/アセトニトリルを含む水を使用する分取逆相HPLC(カラム:YMC Actus Triart C18 5um、長さ:100mm、直径:30mm)によって精製した。化合物N-(2-((2-アミノエチル)アミノ)エチル)-4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-エチルベンズアミド(39mg、74.2μmol、34.2%収率)を白色の固体として得た。MS ESI(m/z):510.2433[M+H]
以下の実施例を参照例464と同様に調製した。
Figure 2022513851000216
参照例467
N-(2-(2-(2-アミノエトキシ)エトキシ)エチル)-4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-エチルベンズアミドジヒドロクロリド
Figure 2022513851000217
工程1:tert-ブチル(2-(2-(2-(4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-エチルベンズアミド)エトキシ)エトキシ)エチル)カルバメート
乾燥DMF(434μl)中の4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-エチル安息香酸ヒドロクロリド(実施例86、40mg、86.8μmol、当量1)およびDIPEA(44.9mg、60.6μl、347μmol当量4)の溶液にHATU(36.3mg、95.5μmol、当量1.1)を加え、混合物を室温で10分振蕩した。
次いで、tert-ブチル(2-(2-(2-アミノエトキシ)エトキシ)エチル)カルバメート(28mg、113μmol、当量1.3)を加え、室温で4時間振蕩を続けた。反応混合物を酢酸エチル、NaHCO水溶液およびブラインで希釈した。混合物を酢酸エチルで2回抽出し、有機層をブラインで2回洗浄した。合わせた有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、フィルタにかけ、真空で濃縮した。粗物質を、溶離液としてジクロロメタン/メタノールを使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製した。化合物tert-ブチル(2-(2-(2-(4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-エチルベンズアミド)エトキシ)エトキシ)エチル)カルバメート(41.1mg、62.8μmol、72.3%収率)を灰白色の固体として得た。MS ESI(m/z):655.4[M+H]
工程2:N-(2-(2-(2-アミノエトキシ)エトキシ)エチル)-4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-エチルベンズアミドジヒドロクロリド
5mLの丸底フラスコにおいて、ジオキサン中のtert-ブチル(2-(2-(2-(4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8)-イル)アミノ)-2-エチルベンズアミド)エトキシ)エトキシ)エチル)カルバメート(41.4mg、63.2μmol、当量1)および4M HCl(632μl、2.53mmol、当量40)を合わせて、淡黄色の溶液を得た。反応混合物を室温で3時間撹拌した。反応物を水で希釈し、直接凍結乾燥した。化合物N-(2-(2-(2-アミノエトキシ)エトキシ)エチル)-4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-エチルベンズアミドジヒドロクロリド(37.3mg、59.4μmol、94%収率)を黄色の固体として得た。MS ESI(m/z):278.3[M+2H]2+
以下の実施例を参照例467と同様に調製した。遊離塩基が単離された場合、得られた物質をシリカゲルクロマトグラフィーおよび/または分取HPLCによってさらに精製した。
Figure 2022513851000218
参照例469
4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-エチル-N-(2-(2-(メチル(2-(メチルスルホンアミド)-2-オキソエチル)アミノ)エトキシ)エチル)ベンズアミドジヒドロクロリド
Figure 2022513851000219
乾燥ジクロロメタン(215μl)中のN-(2-(2-(4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-エチルベンズアミド)エトキシ)エチル)-N-メチルグリシンヒドロクロリド(参照例449、20mg、32.3μmol、当量1)、メタンスルホンアミド(3.99mg、42μmol、当量1.3)およびDMAP(5.13mg、42μmol、当量1.3)の溶液に、1-(3-ジメチルアミノプロピル)-3-エチルカルボジイミド(6.52mg、7.43μL、42μmol、当量1.3)を加え、混合物を室温で18時間撹拌した。反応混合物を、真空中で濃縮した。
粗物質を、溶離液として0.1%ギ酸を含むアセトニトリル/水を使用する分取逆相HPLC(カラム:YMC Actus Triart C18、12nm、5μm、長さ:100mm、直径:30mm)によって精製した。得られた溶液を凍結乾燥した。残留物を0.1M HCl水溶液に再溶解し、再び凍結乾燥した。
化合物4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-エチル-N-(2-(2-(メチル(2-(メチルスルホンアミド)-2-オキソエチル)アミノ)エトキシ)エチル)ベンズアミドジヒドロクロリド(16.5mg、22.5μmol、69.7%収率)を淡黄色の固体として得た。MS ESI(m/z):660.2417[M+H]
参照例470
(4S)-4-アミノ-5-((1-((3-(4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-エチルベンズアミド)プロピル)アミノ)-3-グアニジノ-1-オキソプロパン-2-イル)アミノ)-5-オキソペンタン酸トリヒドロクロリド(エピマー1:1)
Figure 2022513851000220
工程1:Boc-Glu(OtBu)-Agp(Boc)-OH
乾燥ジクロロメタン(6.5mL)中のFmoc-Agp(Boc)-OH(426mg、750μmol、当量0.625)およびDIPEAバイオテックグレード(775mg、1.05mL、6mmol、当量5)の溶液を、乾燥したガラス瓶に入った2-クロロトリチルクロリド-樹脂(Bachem、1.6mmol/g、0.75g、1.2mmol、当量1)に加え、アルゴン下に置いた。反応混合物をアルゴン雰囲気下、室温で16時間振蕩した。混合物にメタノール(596μl)(樹脂1グラムあたり0.8mL)を加え、反応混合物を室温で4時間振蕩して残りの塩化物をキャップした。混合物をフィルタにかけ、次いで5mLのジクロロメタンで3回洗浄し、続いて3×5mLのDMFで洗浄した。4-メチルピペリジン/DMF/DCM 2:1:1(4.65mL)を樹脂に加えた。反応混合物を室温で30時間撹拌した。樹脂をフィルタにかけ、5mLのDCMで2回、5mLのDMFで2回洗浄した。再び、4-メチルピペリジン/DMF/DCM 2:1:1(4.65mL)を樹脂に加え、混合物を室温で30分間振蕩した。樹脂をフィルタにかけ、5mLのDCMで2回、2mLのDMFで2回洗浄した。側面では、DMF/DCM 1:1(4.65)中のBoc-Glu(OtBu)-OH(455mg、1.5mmol、当量1.25)およびDIPEA(388mg、524μl、3mmol、当量2.5)の溶液mL)をHATU(570mg、1.5mmol、当量1.25)で処理し、10分間撹拌した。得られた混合物を樹脂に加え、18時間振蕩した。樹脂をフィルタにかけ、5mLのDMFで3回および5mLのDCMで3回洗浄した。次いで、樹脂を5mL DCM/HFIP 4:1で処理し、1時間振蕩した。混合物を、フィルタにかけ、DCMで3回洗浄した。この開裂手順をもう1回繰り返した。得られた濾液を合わせ、真空で濃縮した。得られた油をアセトニトリル/水に再溶解し、凍結乾燥した。化合物Boc-Glu(OtBu)-Agp(Boc)2-OH(156mg、247μmol、32.9%収率)を淡褐色の凍結乾燥粉末として得て、さらに精製することなく使用した。MS ESI(m/z):632.5[M+H]
工程2:tert-ブチル(12S,E)-6,12-ビス((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)-9-((3-(4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-エチルベンズアミド)プロピル)カルバモイル)-2,2-ジメチル-4,11-ジオキソ-3-オキサ-5,7,10-トリアザペンタデカ-5-エン-15-オエート(エピマー1:1)
乾燥DMF(452μl)中のBoc-Glu(OtBu)-Agp(Boc)-OH(74.2mg、117μmol、当量1.3)およびDIPEA(46.7mg、63.1μl、361μmol、当量4)の溶液にHATU(44.7mg、117μmol、当量1.3)を加え、混合物を室温で10分間撹拌した。次いで、N-(3-アミノプロピル)-4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-エチルベンズアミドジヒドロクロリド(参照例297、50mg、90.3μmol、当量1)を加え、室温で1.5時間撹拌を続けた後、冷蔵庫で16時間保存した。反応物を45℃で真空濃縮した。粗物質を、溶離液としてジクロロメタン/メタノールを使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製した。得られた物質を、溶離液としてアセトニトリル/0.1%トリエチルアミンを含む水を使用する分取逆相HPLC(カラム:Phenomenex Gemini-NX 5u 110A、長さ:100mm、直径:30mm)によってさらに精製した。
化合物tert-ブチル(12S,E)-6,12-ビス((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)-9-((3-(4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-エチルベンズアミド)プロピル)カルバモイル)-2,2-ジメチル-4,11-ジオキソ-3-オキサ-5,7,10-トリアザペンタデカ-5-エン-15-オエート(エピマー1:1、0.035g、30.7μmol、34%収率)を、純度96%(全UV、210~400nm)の灰白色の非晶質として得た。MS ESI(m/z):1080.5[M+H]
工程3:(4S)-4-アミノ-5-((1-((3-(4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-エチルベンズアミド)プロピル)アミノ)-3-グアニジノ-1-オキソプロパン-2-イル)アミノ)-5-オキソペンタン酸トリヒドロクロリド(エピマー1:1)
ジオキサン(107μL)中のtert-ブチル(12S,E)-6,12-ビス((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)-9-((3-(4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル))イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-エチルベンズアミド)プロピル)カルバモイル)-2,2-ジメチル-4,11-ジオキソ-3-オキサ-5,7,10-トリアザペンタデク-5-エン-15-オエート(0.035g、32μmol、当量1)をジオキサン中の4M HCl(480μL、1.92mmol、当量60)に加え、混合物を室温で16時間撹拌した。次いで、反応物をより多くのジオキサンで希釈し、直接凍結乾燥した。化合物(4S)-4-アミノ-5-((1-((3-(4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-エチルベンズアミド)プロピル)アミノ)-3-グアニジノ-1-オキソプロパン-2-イル)アミノ)-5-オキソペンタン酸トリヒドロクロリド(30mg、29.7μmol、93%収率)を、純度84%(全UV(210~400nm)で96%、NMRによるジオキサン13%)で白色の凍結乾燥粉末として得た。MS ESI(m/z):738.4[M+H]
以下の実施例を参照例470と同様に調製した。
Figure 2022513851000221
参照例472
(S)-7-アミノ-1-(4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-エチルフェニル)-12-イミノ-1,6-ジオキソ-2,5,11,13-テトラアザヘプタデカン-17-オイック酸トリヒドロクロリド
Figure 2022513851000222
工程1:ベンジルtert-ブチル(5-((2-(4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-エチルベンズアミド)エチル)アミノ)-5-オキソペンタン-1,4-ジイル)(S)-ジカルバメート
乾燥DMF(1.39mL)およびDIPEA(180mg、243μL、1.39mmol、当量5)中のBOC-Orn(Z)-OH(112mg、306μmol、当量1.1)の溶液にHATU(116mg、306μmol、当量1.1)を加え、混合物を室温で10分間撹拌した。次いで、N-(2-アミノエチル)-4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-エチルベンズアミドジヒドロクロリド(参照例296、0.15g、278μmol、当量1)を加え、室温で2時間撹拌を続けた。次いで、反応混合物を酢酸エチル、水、および飽和NaHCO3水溶液で希釈した。混合物を酢酸エチルで2回抽出し、有機層をブラインで2回洗浄した。合わせた有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、フィルタにかけ、真空で濃縮した。粗物質を、溶離液としてジクロロメタン/メタノールを使用するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製した。化合物ベンジルtert-ブチル(5-((2-(4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-エチルベンズアミド)エチル)アミノ)-5-オキソペンタン-1,4-ジイル)(S)-ジカルバメート(0.207g、254μmol、91.3%収率)を淡褐色の非晶質固体として得た。MS ESI(m/z):815.6[M+H]
工程2:tert-ブチル(S)-(5-アミノ-1-((2-(4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-エチルベンズアミド)エチル)アミノ)-1-オキソペンタン-2-イル)
メタノール(2.54mL)中のベンジルtert-ブチル(5-((2-(4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-エチルベンズアミド)エチル)アミノ)-5-オキソペンタン-1,4-ジイル)(S)-ジカルバメート(0.207g、254μmol、当量1)の懸濁液を3回排気(泡立て)し、アルゴンでフラッシュした。次いで、木炭上の10%のパラジウム(27mg、25.4μmol、当量0.1)を加え、脱気を繰り返した。次いで、再び混合物を3回排気し(泡立て)、水素でフラッシュした。反応物を水素下、室温で3時間撹拌した。次いで、反応物をエタノール(2.54mL)で希釈し、水素下での撹拌をさらに20時間続けた。反応混合物をフィルタにかけ、EtOHおよびジクロロメタン/MeOH 9:1で洗浄した。溶液を真空中で濃縮した。化合物tert-ブチル(S)-(5-アミノ-1-((2-(4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-エチルベンズアミド)エチル)アミノ)-1-オキソペンタン-2-イル)カルバメート(162mg、238μmol、93.7%収率)を淡褐色の非晶質固体として得て、さらに精製することなく使用した。MS ESI(m/z):681.5[M+H]
工程3:tert-ブチル(S,Z)-13-(tert-ブトキシカルボニル)-7-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)-12-((tert-ブトキシカルボニル)イミノ)-1-(4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-エチルフェニル)-1,6-ジオキソ-2,5,11,13-テトラアザヘプタデカン-17-オエート
アセトニトリル(294μl)中のtert-ブチル(E)-4-(N,N’-ビス(tert-ブトキシカルボニル)-1H-ピラゾール-1-カルボキシイミダミド)ブタノエート(中間体141、21.4mg、44.1μmol、当量1)の溶液をtert-ブチル(S)-(5-アミノ-1-((2-(4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-エチルベンズアミド)エチル)アミノ)-1-オキソペンタン-2-イル)カルバメート(30mg、44.1μmol、当量1)に加えた。得られた懸濁液に、DIPEA(12.5mg、16.9μL、97μmol、当量2.2)を加え、反応物を室温で16時間撹拌した。再度、アセトニトリル(147μl)中のtert-ブチル(E)-4-(N,N’-ビス(tert-ブトキシカルボニル)-1H-ピラゾール-1-カルボキシイミダミド)ブタノエート(中間体141、9.97mg、22μmol、当量0.5)を加え、室温で撹拌を続けた。反応混合物を、真空中で濃縮した。粗物質を、溶離液としてヘプタン/(酢酸エチル/EtOH/NH4OH 75:25:2)を使用するシリカゲルクロマトグラフィーによって精製した。化合物tert-ブチル(S,Z)-13-(tert-ブトキシカルボニル)-7-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)-12-((tert-ブトキシカルボニル)イミノ)-1-(4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-エチルフェニル)-1,6-ジオキソ-2,5,11,13-テトラアザヘプタデカン-17-Oate(0.014g、13.1μmol、29.8%収率)が無色の非晶質固体として得られ、さらに精製することなく使用した。MS ESI(m/z):1065.6[M+H]
工程4:(S)-7-アミノ-1-(4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-エチルフェニル)-12-イミノ-1,6-ジオキソ-2,5,11,13-テトラアザヘプタデカン-17-オイックトリヒドロクロリド
ジオキサン(40.7μL)中の中のtert-ブチル(S,Z)-13-(tert-ブトキシカルボニル)-7-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)-12-((tert-ブトキシカルボニル)イミノ)-1-(4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-エチルフェニル)-1,6-ジオキソ-2,5,11,13-テトラアザヘプタデカン-17-オエート(13mg、12.2μmol、当量1)の懸濁液にジオキサン(305μL、1.22mmol、当量100)中の4M HClを加え、得られた溶液を室温で4時間撹拌した。反応物をジオキサンで希釈し、直接凍結乾燥した。化合物(S)-7-アミノ-1-(4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-エチルフェニル)-12-イミノ-1,6-ジオキソ-2,5,11,13-テトラアザヘプタデカン-17-オイック酸トリヒドロクロリド(7mg、8.13μmol、66.6%収率)が純度95%の白色の凍結乾燥粉末として得た(UV、265nm)。MS ESI(m/z):709.3379[M+H]
参照例473
シスN-(3-アミノシクロブチル)-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンズアミド
Figure 2022513851000223
工程1:
シス-tert-ブチルN-[3-[[4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンゾイル]アミノ]シクロブチル]カルバメート
Ar下、4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-エチル安息香酸、中間体86(100mg、236μmol、当量1)をDMF(1mL)に懸濁した。tert-ブチルシス-N-(3-アミノシクロブチル)カルバメート[CAS番号1212395-34-0](1.18mmol、当量5)を加えた。追加のtert-ブチルシス-N-(3-アミノシクロブチル)カルバメート[CAS番号1212395-34-0](283μmol、当量1.2)および2-(3H-[1,2,3]トリアゾロ[4,5-b]ピリジン-3-イル)-1,1,3,3-テトラメチルイソウロニウムヘキサフルオロホスフェート(V)(HATU)(179mg、471μmol、当量2)を加え、黄色の溶液を室温で2時間撹拌した。溶媒を蒸発させ、粗物質をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、20g、0%~100%DCM/MeOH/NH4OH(95/5/1))で精製して、標的化合物(オレンジ色の泡、140mg)を得た。MS(ESI,m/z):593.3[M+H]+.
工程2:
シスN-(3-アミノシクロブチル)-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンズアミド
Ar下において、工程1で得られたシス-tert-ブチルN-[3-[[4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンゾイル]アミノ]シクロブチル]カルバメート(140mg)をMeOH(1mL)に溶解した。ジオキサン中の4M HCl(1.07mL、4.27mmol、当量10)を加え、RMを室温で3時間かけて撹拌した。DCM/MeOH/NH水溶液を、HClが中和されるまで加え、RMを蒸発させた。粗生成物をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、20g、0%から100%DCM/MeOH/25%NHOH水溶液(90/10/1))によって精製して、表題化合物(白色の固体、103mg)を得た。MS(ESI,m/z):493.2[M+H]+.
以下の実施例を参照例473と同様に調製した。
Figure 2022513851000224
参照例477
4-[4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンゾイル]-N-(4-ピリジル)ピペラジン-1-カルボキサミド
Figure 2022513851000225
DMF(5mL)中の[4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-フェニル]-ピペラジン-1-イル-メタノンヒドロクロリド(参照例294)(100.0mg、0.210mmol、1当量)の溶液に、フェニルN-(4-ピリジル)カルバメート(67.16mg、0.310mmol、1.5当量)およびN,N-ジイソプロピルエチルアミン(0.11mL、0.630mmol、3当量)を加え、次いで、反応物を25℃で12時間撹拌した。反応混合物を分取HPLC(塩基性)により精製して、生成物4-[4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2を得た。-メチル-ベンゾイル]-N-(4-ピリジル)ピペラジン-1-カルボキサミド(30.5mg、0.050mmol、24%収率)を黄色の固体として得た。MS(ESI,m/z):599.1[M+H]+.
参照例478
N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-4-[[3-(4-ブト-2-イノキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンズアミド;2,2,2-トリフルオロ酢酸
Figure 2022513851000226
工程1:tert-ブチルN-[2-[2-[(2-メチル-4-ニトロ-ベンゾイル)アミノ]エトキシ]エチル]カルバメート
表題化合物を、濃縮のためにtert-ブチルN-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]カルバメートおよび2-メチル-4-ニトロ安息香酸を使用して、参照例10の調製における工程1と同様に得た。MS(ESI)m/z:390.1[M+Na]
工程2:tert-ブチルN-[2-[2-[(4-アミノ-2-メチル-ベンゾイル)アミノ]エトキシ]エチル]カルバメート
表題化合物を、tert-ブチルN-[2-[2-[(2-メチル-4-ニトロ-ベンゾイル)アミノ]エトキシ]エチル]カルバメートを水素化の出発材料として使用して、参照例450の調製における工程4と同様に得られた。MS(ESI)m/z:360.2[M+Na]
工程3:4-(8-クロロイミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル)フェノール
表題化合物を、8-クロロ-3-ヨード-イミダゾ[1,2-a]ピラジンおよび(4-ヒドロキシフェニル)ボロン酸を反応パートナーとして使用して、参照例479の調製における工程1と同様に得た。MS(ESI)m/z:245.9[M+H]
工程4:3-(4-ブト-2-イノキシフェニル)-8-クロロ-イミダゾ[1,2-a]ピラジン
DMF(3mL)中の4-(8-クロロイミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル)フェノール(100.0mg、0.410mmol、1当量)、1-ブロモ-2-ブチン(81.2mg、0.610mmol、1.5当量)の混合物)および炭酸カリウム(112.52mg、0.810mmol、2当量)の混合物を25℃で16時間撹拌した。混合物をフィルタにかけ、得られた粗生成物をフラッシュカラムにより精製して、78mgの3-(4-ブタ-2-イノキシフェニル)-8-クロロ-イミダゾ[1,2-a]ピラジンを黄色の固体として得た。MS(ESI)m/z:298.0[M+H]
工程5:tert-ブチルN-[2-[2-[[4-[[3-(4-ブト-2-イノキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンゾイル]アミノ]エトキシ]エチル]カルバメート
1,4-ジオキサン(5mL)中のtert-ブチルN-[2-[2-[(4-アミノ-2-メチル-ベンゾイル)アミノ]エトキシ]エチル]カルバメート(80.0mg、0.240mmol、1当量)、3-(4-but-2-イノキシフェニル)-8-クロロ-イミダゾ[1,2-a]ピラジン(70.59mg、0.240mmol、1当量)、炭酸セシウム(231.76mg、0.710mmol、3当量)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(21.71mg、0.020mmol、0.100当量)および9,9-ジメチル-4,5-ビス(ジフェニルホスフィノ)キサンテン(13.72mg、0.020mmol、0.100当量)の混合物を、N下で、マイクロ波照射下、115℃で2時間撹拌した。混合物をフィルタにかけ、濃縮して粗生成物を得て、これを分取TLC(DCM/MeOH/MeCN=10:1:1)によって精製して、65mgの表題化合物を淡黄色の固体として得た。MS(ESI)m/z:599.3.[M+H]
工程6:N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-4-[[3-(4-ブト-2-イノキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンズアミド;2,2,2-トリフルオロ酢酸
DCM(4mL)中のtert-ブチルN-[2-[2-[[4-[[3-(4-ブト-2-イノキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンゾイル]アミノ]エトキシ]エチル]カルバメート(65.0mg、0.110mmol、1当量)の溶液にトリフルオロ酢酸(0.5mL、6.49mmol、59.78当量)を加え、20℃で16時間撹拌した。混合物を濃縮し、得られた残留物を分取HPLC(TFA)によって精製して、20.6mgの表題化合物を白色の固体として得た。MS(ESI)m/z:499.2.[M+H]
参照例480
N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-4-[[3-[4-(シアノメトキシ)-3-フルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチルベンズアミド;ギ酸
工程1:4-(8-クロロイミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル)-2-フルオロ-フェノール
Figure 2022513851000227
表題化合物を、出発化合物として8-クロロ-3-ヨード-イミダゾ[1,2-a]ピラジンおよび3-フルオロ-4-ヒドロキシフェニルボロン酸を使用して、参照例479の調製における工程1と同様に得られた。MS(ESI)m/z:264.0[M+H]
工程2:2-[4-(8-クロロイミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル)-2-フルオロ-フェノキシ]アセトニトリル
表題化合物を、反応物として4-(8-クロロイミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル)-2-フルオロ-フェノールおよびブロモアセトニトリルを使用して、参照例478の調製における工程4と同様に得た。MS(ESI)m/z:303.0.[M+H]
工程3:tert-ブチルN-[2-[2-[[4-[[3-[4-(シアノメトキシ)-3-フルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンゾイル]アミノ]エトキシ]エチル]カルバメート
表題化合物を、参照例478の調製における工程5と同様に、カップリング反応物としてtert-ブチルN-[2-[2-[(4-アミノ-2-メチル-ベンゾイル)アミノ]エトキシ]エチル]カルバメートおよび2-[4-(8-クロロイミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル)-2-フルオロ-フェノキシ]アセトニトリルを使用して得た。MS(ESI)m/z:604.5[M+H]
工程4:N-(2-(2-アミノエトキシ)エチル)-4-((3-(4-(シアノメトキシ)-3-フルオロフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-メチルベンズアミド;ギ酸
表題化合物を、参照例478の調製における工程6と同様に、出発物質としてtert-ブチルN-[2-[2-[[4-[[3-[4-(シアノメトキシ)-3-フルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンゾイル]アミノ]エトキシ]エチル]カルバメートを使用して得た。MS(ESI)m/z:504.2[M+H]
参照例481
Figure 2022513851000228
工程1:4-(プロプ-2-イン-1-イル)オキセタン
表題化合物を、参照例482の調製における工程4と同様に、出発物質としてブチン-2-イン-1,4-ジオールを使用して得た。生成物を粗製物の形態で直接使用した。
工程2:4-[4-(8-クロロイミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル)-2-フルオロ-フェノキシ]ブチン-2-イン-1-オール
表題化合物を、出発物質として4-(8-クロロイミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル)-2-フルオロ-フェノールおよび4-ヒドロキシブタ-2-イニルメタンスルホネートを使用して、参照例482の調製における工程7と同様に得た。MS(ESI)m/z:332.0[M+H]
工程3:tert-ブチルN-[2-[1-(4-アミノ-2-メチル-ベンゾイル)-4-ピペリジル]エチル]カルバメート
表題化合物を、参照例482の調製における工程1と同様に、4-アミノ-2-メチル安息香酸および4-(2-BOC-アミノエチル)ピペリジンを使用して得た。MS(ESI)m/z:362.2[M+H]
工程4:tert-ブチルN-[2-[1-[4-[[3-[3-フルオロ-4-(4-ヒドロキシブト-2-イノキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンゾイル]-4-ピペリジル]エチル]カルバメート
表題化合物を、参照例479の調製における工程2と同様に、tert-ブチルN-[2-[1-(4-アミノ-2-メチル-ベンゾイル)-4-ピペリジル]エチル]カルバメートおよび4-[4-(8-クロロイミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル)-2-フルオロ-フェノキシ]ブト-2-イン-1-オールを使用して得られた。MS(ESI)m/z:657.4[M+H]
工程5:[4-(2-アミノエチル)-1-ピペリジル]-[4-[[3-[3-フルオロ-4-(4-ヒドロキシブト-2-イノキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-フェニル]メタノン
表題化合物は、参照例10の調製における工程2と同様に、基質としてtert-ブチルN-[2-[1-[4-[[3-[3-フルオロ-4-(4-ヒドロキシブト-2-イノキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンゾイル]-4-ピペリジル]エチル]カルバメートを使用して得た。MS(ESI)m/z:557.4[M+H]
参照例483
Figure 2022513851000229
[4-[[3-[4-(4-アミノブト-2-イノキシ)-3-フルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-フェニル]-[4-(アミノメチル)-1-ピペリジル]メタノン;ギ酸
工程1:4-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)ブト-2-イン-1-イルメタンスルホネート
表題化合物は、出発物質としてtert-ブチル(4-ヒドロキシブト-2-イン-1-イル)カルバメートを使用して、参照例482の調製における工程4と同様に得た。生成物を粗製物の形態で直接使用した。
工程2:tert-ブチルN-[4-[4-(8-クロロイミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル)-2-フルオロ-フェノキシ]ブト-2-イニル]カルバメート
表題化合物を、出発物質として4-(8-クロロイミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル)-2-フルオロ-フェノールおよび4-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)ブト-2-イニルメタンスルホネートを使用して、参照例482の調製における工程7と同様に得た。MS(ESI)m/z:431.0[M+H]
工程3:tert-ブチル((1-(2-メチル-4-ニトロベンゾイル)ピペリジン-4-イル)メチル)カルバメート
表題化合物を、4-アミノ-2-メチル安息香酸および4-(tert-ブトキシカルボニルアミノメチル)ピペリジンを使用して、参照例10の調製における工程1と同様に得た。MS(ESI)m/z:400.1[N+Na]
工程4:tert-ブチルN-[[1-(4-アミノ-2-メチル-ベンゾイル)-4-ピペリジル]メチル]カルバメート
メタノール(20mL)中のNiCl.6HO(503.81mg、2.12mmol、0.500当量)および水素化ホウ素ナトリウム(80.19mg、2.12mmol、0.500当量)の撹拌懸濁液混合物に、THF(6mL)中tert-ブチルN-[[1-(2-メチル-4-ニトロ-ベンゾイル)-4-ピペリジル]メチル]カルバメート(1.6g、4.24mmol、1当量)の溶液を0℃で滴下して加えた。次いで、水素化ホウ素ナトリウムの別のバッチ(481.14mg、12.72mmol、3当量)を0℃で加え、反応混合物を10℃で1時間撹拌した。固体をフィルタにかけ、溶媒を真空で除去した。残留物をEA/HO(1/1、200mL)の混合物で処理し、有機層を飽和NHCl(50mL)およびブライン(50mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、フィルタにかけ、真空で濃縮して、tert-ブチルN-[[1-(4-アミノ-2-メチル-ベンゾイル)-4-ピペリジル]メチル]カルバメート(1.44g、4.14mmol、97.77%収率)を白色の固体として得た。MS(ESI)m/z:348.1[M+H]
工程5:tert-ブチルN-[[1-[4-[[3-[4-[4-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)ブト-2-イノキシ]-3-フルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンゾイル]-4-ピペリジル]メチル]カルバメート
表題化合物を、参照例479の調製における工程2と同様に、N-[[1-(4-アミノ-2-メチル-ベンゾイル)-4-ピペリジル]メチル]カルバミン酸tert-ブチルおよびtert-ブチルN-[4-[4-(8-クロロイミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル)-2-フルオロ-フェノキシ]ブタ-2-イニル]カルバメートを使用して得た。MS(ESI)m/z:742.5[M+H]
工程6:[4-[[3-[4-(4-アミノブト-2-イノキシ)-3-フルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-フェニル]-[4-(アミノメチル)-1-ピペリジル]メタノン;ギ酸
表題化合物を、tert-ブチルN-[[1-[4-[[3-[4-[4-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)ブト-2-イノキシ]-3-フルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンゾイル]-4-ピペリジル]メチル]カルバメートを使用して、参照例10の調製における工程2と同様に得た。MS(ESI)m/z:542.3[M+H]
参照例484
Figure 2022513851000230
工程1:tert-ブチル4-(2-メチル-4-ニトロベンゾイル)ピペラジン-1-カルボキシレート
表題化合物を、2-メチル-4-ニトロ安息香酸およびtert-ブチルピペラジン-1-カルボキシレートを使用して、参照例479の調製における工程3と同様に得た。MS(ESI)m/z:350.2.[M+H]
工程2:tert-ブチル4-(4-アミノ-2-メチルベンゾイル)ピペラジン-1-カルボキシレート
基質として4-(2-メチル-4-ニトロベンゾイル)ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチルを使用して、参照例450の調製における工程4と同様に、表題化合物を得た。MS(ESI)m/z:320.2.[M+H]
工程3:tert-ブチル4-[4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-プロプ-2-イノキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンゾイル]ピペラジン-1-カルボキシレート
表題化合物を、参照例479の調製における工程2と同様に、4-(4-アミノ-2-メチル-ベンゾイル)ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチルおよび8-クロロ-3-(2,3-ジフルオロ-4-プロプ-2-イノキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジンを使用して得た。MS(ESI)m/z:603.1[M+H]
工程4:[4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-プロプ-2-イノキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-フェニル]-ピペラジン-1-イル-メタノン
表題化合物を、参照例10の調製における工程2と同様に、基質としてtert-ブチル4-[4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-プロプ-2-イノキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンゾイル]ピペラジン-1-カルボキシレートを使用して得た。MS(ESI)m/z:503.3.[M+H]
工程5:tert-ブチル(2S,4R)-2-[4-[4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-プロプ-2-イノキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンゾイル]ピペラジン-1-カルボニル]-4-ヒドロキシ-ピロリジン-1-カルボキシレート
[4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-プロプ-2-イノキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-フェニル]-ピペラジン-1-イル-メタノンおよび(2S,4R)-1-(tert-ブトキシカルボニル)-4-ヒドロキシピロリジン-2-カルボン酸を使用して、参照例479の調製における工程3と同様に表題化合物を得た。MS(ESI)m/z:716.3.[M+H]
工程6:[4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-プロプ-2-イノキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-フェニル]-[4-[(2S,4R)-4-ヒドロキシピロリジン-2-カルボニル]ピペラジン-1-イル]メタノン
基質としてtert-ブチル(2S,4R)-2-[4-[4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-プロプ-2-イノキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンゾイル]ピペラジン-1-カルボニル]-4-ヒドロキシ-ピロリジン-1-カルボキシレートを使用して、参照例10の調製における工程2と同様に表題化合物を得た。MS(ESI)m/z:616.3.[M+H]
参照例485
[4-(3-アミノシクロブタンカルボニル)ピペラジン-1-イル]-[4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-フェニル]メタノンヒドロクロリド
Figure 2022513851000231
(1R,3R)-3-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)シクロブタンカルボン酸の代わりに(1S,3S)-3-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)シクロブタンカルボン酸を使用して、参照例486と同様に表題化合物を得た。MS(ESI,m/z):576.2[M+H]
参照例486
[4-(3-アミノシクロブタンカルボニル)ピペラジン-1-イル]-[4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-フェニル]メタノンヒドロクロリド
Figure 2022513851000232
工程1:4-(4-((3-(4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-メチルベンゾイル)ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル
参照実施例479の調製における工程2と同様に、8-クロロ-3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジンおよびtert-ブチル4-(4-アミノ-2-メチル-ベンゾイル)ピペラジン-1-カルボキシレートを使用して表題化合物を得た。MS(ESI)m/z:579.1[M+H]
工程2:[4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-フェニル]-ピペラジン-1-イル-メタノン
参照例10の調製における工程2と同様に、tert-ブチル4-[4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンゾイル]ピペラジン-1-カルボキシレートを使用して表題化合物を得た。MS(ESI)m/z:479.2[M+H]
工程3:[4-(3-アミノシクロブタンカルボニル)ピペラジン-1-イル]-[4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-フェニル]メタノンヒドロクロリド
DMF(1mL)中の(1r,3r)-3-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)シクロブタンカルボン酸(53.98mg、0.250mmol、1.5当量)および[4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-フェニル]-ピペラジン-1-イル-メタノン(80.0mg、0.170mmol、1当量)の混合物に、トリエチルアミン(0.07mL、0.500mmol、3当量)および1-プロパンホスホン酸無水物(159.59mg、0.250mmol、1.5当量)(DMF溶液中50%)を25℃でゆっくりと加えた。次いで、混合物を25℃で16時間撹拌し、濃HCl(0.5mL、6mmol、35.89当量)を混合物に加え、混合物を25℃でさらに48時間撹拌した。その後、混合物をフィルタにかけ、分取HPLCにより精製して、[4-(3-アミノシクロブタンカルボニル)ピペラジン-1-イル]-[4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-フェニル]メタノンヒドロクロリド(31.08mg、0.050mmol、28.62%収率)を白色の固体として得た。MS(ESI)m/z:576.3[M+H]
参照例487
Figure 2022513851000233
工程1:tert-ブチル(2-(2-(4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-(プロプ-2-イン-1-イルオキシ)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-エチルベンズアミド)エトキシ)エチル)カルバメート
参照例479の調製における工程3と同様に、4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-(プロプ-2-イン-1-イルオキシ)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-エチル安息香酸およびtert-ブチル(2-(2-アミノエトキシ)エチル)カルバメートをカップリングパートナーとして使用して表題化合物を得た。MS(ESI)m/z:635.5[M+H]
工程2:N-(2-(2-アミノエトキシ)エチル)-4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-(プロプ-2-イン-1-イルオキシ)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-エチルベンズアミド
参照例10の調製における工程2と同様に、基質としてtert-ブチル(2-(2-(4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-(プロポ-2-イン-1-イルオキシ)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-エチルベンズアミド)エトキシ)エチル)カルバメートを使用して表題化合物を得た。MS(ESI)m/z:535.3[M+H]
参照例488
2-[2-[2-[[4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンゾイル]アミノ]エトキシ]エチルアミノ]酢酸;ギ酸
Figure 2022513851000234
工程1:2,5-ジオキソピロリジン-1-イル4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-安息香酸エチル
THF(30mL)/DMF(10mL)中の4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-エチル安息香酸(2.0g、4.71mmol、1当量)の溶液に、N-ヒドロキシスクシンイミド(813.55mg、7.07mmol、1.5当量)および1-エチル-(3-(3-ジメチルアミノ)プロピル)-カルボジイミドヒドロクロリド(1084.07mg、5.66mmol、1.2当量)を加えた。混合物を25℃で3時間撹拌した。溶媒を蒸発させ、水を加えた。得られた懸濁液をフィルタにかけ、固体を真空中で乾燥させて、表題化合物(1.8g、3.45mmol、収率73%)を淡黄色の固体として得た。MS(ESI)m/z:522[M+H]
工程2:N-(2-(2-アミノエトキシ)エチル)-4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-エチルベンズアミド
THF(20mL)中の2,5-ジオキソピロリジン-1-イル4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-エチル安息香酸の溶液(1100mg、2.11mmol、1当量)に、トリエチルアミン(0.44mL、3.16mmol、1.5当量)および1,5-ジアミノ-3-オキサペンタン(329mg、3.16mmol、1.5当量)を加えた。混合物を、25℃で3時間撹拌した。溶媒を蒸発させた。固体を水でトリチュエートし、フィルタにかけ、表題化合物(912mg、1.79mmol)を灰白色の固体として得た。MS(ESI)m/z:511[M+H]
工程3:メチル2-((2-(2-(4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-エチルベンズアミド)エトキシ)エチル)アミノ)アセテート
DMF(5mL)中のN-(2-(2-アミノエトキシ)エチル)-4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-エチルベンズアミド(500mg、0.980mmol、1当量)の溶液に、トリエチルアミン(0.2mL、1.47mmol、1.5当量)およびクロロ酢酸メチル(138mg、1.27mmol、1.3当量)を加えた。混合物を25℃で4時間撹拌した。混合物に水を加え、混合物のpHを1M HCl水溶液で約4に調整した。混合物を酢酸エチル(50mL×3)で抽出した。水溶液のpHを約8に調整した。得られた懸濁液をフィルタにかけ、残留物を乾燥させて、表題化合物(500mg、0.980mmol、1当量)を黄色の固体として得た。MS(ESI)m/z:583[M+H]
工程4:2-((2-(2-(4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-エチルベンズアミド)エトキシ)エチル)アミノ)酢酸;ギ酸
メタノール(2mL)中のメチル2-((2-(2-(4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-エチルベンズアミド)エトキシ)エチル)アミノ)アセテート(50mg、0.09mmol、1当量)の溶液に水酸化ナトリウム水溶液(0.5mL、2mmol、23.3当量、4N)を加えた。混合物を25℃で4時間撹拌した。2M HCl水溶液を加えることにより、pHを約6に調整した。溶媒を蒸発させ、残留物を分取HPLCにより精製して、表題化合物(18mg、0.030mmol)を白色の固体として得た。MS(ESI)m/z:569[M+H]
参照例489
Figure 2022513851000235
工程1:3-[[4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンゾイル]アミノ]プロパン酸
表題化合物を、4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-安息香酸とベータアラニンを使用して、参照例479の調製における工程3と同様に得た。MS(ESI)m/z:496.3.[M+H]
工程2:tert-ブチル(2S)-4-[3-[[4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンゾイル]アミノ]プロパノイル]-2-(ヒドロキシメチル)ピペラジン-1-カルボキシレート
表題化合物を、反応物として3-[[4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンゾイル]アミノ]プロパン酸およびtert-ブチル(2S)-2-(ヒドロキシメチル)ピペラジン-1-カルボキシレートを使用して、参照例479の調製における工程3と同様に得た。MS(ESI)m/z:694.2[M+H]
工程3:4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-N-[3-[(3S)-3-(ヒドロキシメチル)ピペラジン-1-イル]-3-オキソ-プロピル]ベンズアミド
参照例 10の調製における工程2と同様に、出発物質としてtert-ブチル(2S)-4-[3-[[4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンゾイル]アミノ]プロパノイル]-2-(ヒドロキシメチル)ピペラジン-1-カルボキシレートを使用して表題化合物を得た。MS(ESI)m/z:594.3.[M+H]
参照例490
4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-N-[4-[(3S)-3-(ヒドロキシメチル)ピペラジン-1-イル]-4-オキソ-ブチル]ベンズアミド
Figure 2022513851000236
参照例489と同様にして、ベータアラニンの代わりに出発物質として4-アミノ酪酸を使用することにより表題化合物を得た。MS(ESI)m/z:608.4.[M+H]
参照例491
4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-N-[6-[(3S)-3-(ヒドロキシメチル)ピペラジン-1-イル]-6-オキソ-ヘキシル]ベンズアミド
Figure 2022513851000237
参照例489と同様にして、ベータアラニンの代わりに6-アミノヘキサン酸を出発物質として使用することにより、表題化合物を得たMS(ESI)m/z:636.4[M+H]
参照例492
4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-N-[5-[(3S)-3-(ヒドロキシメチル)ピペラジン-1-イル]-5-オキソ-ペンチル]ベンズアミド
Figure 2022513851000238
参照例489と同様にして、ベータアラニンの代わりに出発物質として5-アミノ吉草酸を使用することにより表題化合物を得た。MS(ESI)m/z:622.4.[M+H]
参照例493
N-[2-(2-アミノ-1,1-ジメチル-エトキシ)エチル]-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンズアミド;ギ酸
Figure 2022513851000239
工程1:tert-ブチルN-(2-アリルオキシ-2-メチル-プロピル)カルバメート
カップリング反応にtert-ブチル2-ヒドロキシ-2-メチルプロピルカルバメートおよびアリルtert-ブチルカーボネートを使用して、参照例494の調製における工程2と同様に、表題化合物を得た。
H NMR(400MHz,CHLOROFORM-d)δ=6.01-5.83(m,1H),5.37-5.10(m,2H),4.86(brs,1H),3.90(d,J=5.4Hz,2H),3.18(d,J=5.9Hz,2H),1.46(s,9H),1.20(s,6H)ppm.
工程2:tert-ブチル(E)-(2-((2-シアノアリル)(-2-メトキシベンジル)アミノ)プロピル)カルバメート
オゾン分解のためtert-ブチルN-(2-アリルオキシ-2-メチル-プロピル)カルバメートを使用して、参照例494の調製における工程3と同様に、表題化合物を得た。
H NMR(400MHz,CHLOROFORM-d)δ=4.85(brs,1H),3.64(t,J=4.3Hz,2H),3.43-3.36(m,2H),3.10(d,J=6.0Hz,2H),2.10(brs,1H),1.38(s,9H),1.11(s,6H)ppm.
工程3:2-[2-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-1,1-ジメチル-エトキシ]エチルメタンスルホネート
表題化合物を、出発物質としてtert-ブチルN-[2-(2-ヒドロキシエトキシ)-2-メチル-プロピル]カルバメートを使用して、参照例482の調製における工程4と同様に得た。生成物を粗製物の形態で直接使用した。
工程4:tert-ブチルN-[2-(2-アジドエトキシ)-2-メチル-プロピル]カルバメート
表題化合物を、2-[2-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-1,1-ジメチル-エトキシ]メタンスルホン酸エチルおよびアジ化ナトリウムを使用して、参照例494の調製における工程5と同様に得た。
H NMR(400MHz,CHLOROFORM-d)δ=4.94(brs,1H),3.60-3.53(m,1H),3.60-3.53(m,1H),3.35(t,J=4.9Hz,2H),3.19(d,J=6.0Hz,2H),1.47(s,9H),1.21(s,6H)ppm.
工程5:tert-ブチルN-[2-(2-アミノエトキシ)-2-メチル-プロピル]カルバメート
表題化合物を、参照例494の調製における工程6と同様に、還元のためtert-ブチルN-[2-(2-アジドエトキシ)-2-メチル-プロピル]カルバメートを使用して得て、粗製の形態で直接使用した。
工程6:tert-ブチルN-[2-メチル-2-[2-[(4-ニトロ-2-ビニル-ベンゾイル)アミノ]エトキシ]プロピル]カルバメート
表題化合物を、4-ニトロ-2-ビニル-安息香酸およびtert-ブチルN-[2-(2-アミノエトキシ)-2-メチル-プロピル]カルバメートを使用して、参照例479の調製における工程3と同様に得た。MS(ESI)m/z:420.2[M+Na]
工程7:tert-ブチルN-[2-[2-[(4-アミノ-2-エチル-ベンゾイル)アミノ]エトキシ]-2-メチル-プロピル]カルバメート
表題化合物を、参照例495の調製の工程4と同様に、この水素化の基質としてtert-ブチルN-[2-メチル-2-[2-[(4-ニトロ-2-ビニル-ベンゾイル)アミノ]エトキシ]プロピル]カルバメートを使用して得た。MS(ESI)m/z:380.1[M+H]
工程8:tert-ブチルN-[2-[2-[[4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンゾイル]アミノ]エトキシ]-2-メチル-プロピル]カルバメート
表題化合物を、参照例479の調製における工程2と同様に、tert-ブチルN-[2-[2-[(4-アミノ-2-エチル-ベンゾイル)アミノ]エトキシ]-2-メチル-プロピル]カルバメートおよび8-クロロ-3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジンを使用して得た。MS(ESI)m/z:639.2[M+H]
工程9:N-[2-(2-アミノ-1,1-ジメチル-エトキシ)エチル]-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンズアミド
表題化合物を、参照例10の調製における工程2と同様に、基質としてtert-ブチルN-[2-[2-[[4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンゾイル]アミノ]エトキシ]-2-メチル-プロピル]カルバメートを使用して得た。MS(ESI)m/z:539.3[M+H]
参照例482
4-[[3-[4-[4-(2-アミノエトキシ)ブト-2-イノキシ]-2,3-ジフルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-N-(3-アミノプロピル)-2-エチル-ベンズアミド
Figure 2022513851000240
工程1:tert-ブチル(3-(2-エチル-4-ニトロベンズアミド)プロピル)カルバメート
参照例479の調製における工程3と同様にして、tert-ブチル(3-アミノプロピル)カルバメートおよび2-エチル-4-ニトロ安息香酸を使用して表題化合物を得た。MS(ESI)m/z:352.2[M+H]
工程2:tert-ブチル(3-(4-アミノ-2-エチルベンズアミド)プロピル)カルバメート
表題化合物を、出発物質としてtert-ブチル(3-(2-エチル-4-ニトロベンズアミド)プロピル)カルバメートを使用して、参照例495の調製における工程4と同様にして得た。MS(ESI)m/z:332.2[M+H]
工程3:tert-ブチルN-[3-[[4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-ヒドロキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンゾイル]アミノ]プロピル]カルバメート
表題化合物を、4-(8-クロロイミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル)-2,3-ジフルオロ-フェノールおよびtert-ブチルN-[3-[(4-アミノ-2-エチル-ベンゾイル)アミノ]プロピル]カルバメートを反応物として使用して、参照例479の調製における工程2と同様にして得た。MS(ESI)m/z:567.2[M+H]
工程4:2-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)メタンスルホン酸エチル
DCM(5mL)中のN-BOC-エタノールアミン(2.0g、12.41mmol、1当量)およびトリエチルアミン(3.46mL、24.81mmol、2当量)の溶液に、メタンスルホニルクロリド(1.44mL、18.61mmol、1.5当量)を20℃で加え、混合物を20℃で2時間撹拌した。混合物を1N HCl水溶液でクエンチし、次いで混合物を酢酸エチル(30mL×2)で抽出し、NaSOで乾燥し、フィルタにかけ、濃縮して、表題化合物(2.5g、10.45mmol、収率84.21%)を黄色の油として得て、これをさらに精製せずに使用した。
工程5:tert-ブチルN-[2-(4-ヒドロキシブト-2-イノキシ)エチル]カルバメート
水中の2-ブチン-1,4-ジオール(1.44g、16.72mmol、2当量)および水酸化ナトリウムの混合物(8.36mL、16.72mmol、2当量)を90℃で0.5時間撹拌し、次いで2-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)メタンスルホン酸エチル(2.0g、8.36mmol、1当量)を90℃で混合物に加え、5時間撹拌した。溶液を水に注ぎ、酢酸エチル(30mL×2)で抽出し、合わせた有機層を濃縮し、得られた残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(PE/EA=4:1)で精製して、tert-ブチルN-[2-(4-ヒドロキシブタ-2-イノキシ)エチル]カルバメート(500mg、2.18mmol)を無色の油として得た。
工程6:4-[2-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)エトキシ]ブト-2-イニルメタンスルホネート
表題化合物を、出発物質としてtert-ブチルN-[2-(4-ヒドロキシブト-2-イノキシ)エチル]カルバメートを使用して、参照例482の調製における工程4と同様にして得た。生成物を粗製物の形態で直接使用した。
工程7:tert-ブチルN-[3-[[4-[[3-[4-[4-[2-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)エトキシ]ブト-2-イノキシ]-2,3-ジフルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンゾイル]アミノ]プロピル]カルバメート
アセトニトリル(1mL)中のtert-ブチルN-[3-[[4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-ヒドロキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンゾイル]アミノ]プロピル]カルバメート(50.0mg、0.090mmol、1当量)および炭酸カリウム(24.39mg、0.180mmol、2当量)の溶液に4-[2-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)エトキシ]ブト-2-イニルメタンスルホネート(40.68mg、0.130mmol、1.5当量)を20℃で加え、混合物を60℃で16時間撹拌した。混合物を濃縮し、分取HPLCにより精製して、表題化合物(30mg、0.040mmol、43.7%収率)を白色の固体として得た。MS(ESI)m/z:778.2[M+H]
工程8:4-[[3-[4-[4-(2-アミノエトキシ)ブト-2-イノキシ]-2,3-ジフルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-N-(3-アミノプロピル)-2-エチル-ベンズアミド
表題化合物を、参照例10の調製における工程2と同様に、反応物としてtert-ブチルN-[3-[[4-[[3-[4-[4-[2-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)エトキシ]ブト-2-イノキシ]-2,3-ジフルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンゾイル]アミノ]プロピル]カルバメートを使用して得た。MS(ESI)m/z:578.4[M+H]
参照例494
N-[2-(2-アミノ-2-メチル-プロポキシ)エチル]-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンズアミド;ギ酸
Figure 2022513851000241
工程1:アリルtert-ブチルカーボネート
アリルアルコール(19.96g、343.64mmol、3当量)およジ-tert-ブチルジカーボネート(25.0g、114.55mmol、1当量)の溶液に、4-ジメチルアミノピリジン(2.8g、22.91mmol、0.200当量)をゆっくりと加えた。この混合物を15℃で1時間撹拌した。有機相をブラインで洗浄し、NaSO上で乾燥し、濃縮した。残留物を、PE:EA=50:1で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーによって精製して、アリルtert-ブチルカーボネート(12g、75.86mmol)を無色の油として得た。
H NMR(400MHz,CHLOROFORM-d)δ=5.99-5.87(m,1H),5.33(dd,J=1.4,17.2Hz,1H),5.24(dd,J=1.2,10.4Hz,1H),4.55(td,J=1.2,5.8Hz,2H),1.48(s,9H)ppm.
工程2:tert-ブチルN-(2-アリルオキシ-1,1-ジメチル-エチル)カルバメート
THF(10mL)中のtert-ブチル(1-ヒドロキシ-2-メチルプロパン-2-イル)カルバメート(500.0mg、2.64mmol、1当量)、アリルtert-ブチルカーボネート(835mg、5.28mmol、2当量)の混合物に、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(610.6mg、0.530mmol、0.200当量)を加えた。混合物を窒素雰囲気下80℃で12時間撹拌した。混合物を濃縮し、残留物を、PE:EA=50:1で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーによって精製して、tert-ブチルN-(2-アリルオキシ-1,1-ジメチル-エチル)カルバメート(250mg、1.09mmol、41.26%収率)を無色の油として得た。
H NMR(400MHz,CHLOROFORM-d)δ=5.90-5.75(m,1H),5.26-5.05(m,2H),4.69(brs,1H),3.93(d,J=5.5Hz,2H),3.30(s,2H),1.36(s,9H),1.23(s,6H)ppm.
工程3:tert-ブチルN-[2-(2-ヒドロキシエトキシ)-1,1-ジメチル-エチル]カルバメート
-78℃に冷却したDCM(20mL)中のtert-ブチルN-(2-アリルオキシ-1,1-ジメチル-エチル)カルバメート(250.0mg、1.09mmol、1当量)の溶液を通して、混合物が青くなるまでオゾンをバブリングした。混合物を0℃に温め、次いで水素化ホウ素ナトリウム(82.49mg、2.18mmol、2当量)を加えた。混合物を3時間撹拌し、飽和NHCl溶液でクエンチし、次いで有機相を分離した。混合物を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮した。残留物を、PE:EAで10:1~3:1で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーによって精製して、tert-ブチルN-[2-(2-ヒドロキシエトキシ)-1,1-ジメチル-エチル]カルバメート(80mg、0.340mmol、31.45%収率)を無色の油として得た。
H NMR(400MHz,CHLOROFORM-d)δ=4.61(brs,1H),3.69-3.65(m,2H),3.55-3.49(m,2H),3.41(s,2H),1.37(s,9H),1.22(s,6H)ppm.
工程4:2-[2-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-メチル-プロポキシ]エチルメタンスルホネート
表題化合物を、出発物質としてtert-ブチルN-[2-(2-ヒドロキシエトキシ)-1,1-ジメチル-エチル]カルバメートを使用して、参照例482の調製における工程4と同様に得た。生成物を粗製物の形態で直接使用した。
工程5:tert-ブチルN-[2-(2-アジドエトキシ)-1,1-ジメチル-エチル]カルバメート
DMF(5mL)中の2-[2-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-2-メチル-プロポキシ]エチルメタンスルホネート(550.0mg、1.77mmol、1当量)の溶液に、アジ化ナトリウム(0.31mL、8.83mmol、5当量)を添加した。得られた混合物を50℃で2時間撹拌した。混合物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出し、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮した。残留物を、PE:EA=10:1で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーによって精製して、tert-ブチルN-[2-(2-アジドエトキシ)-1,1-ジメチル-エチル]カルバメート(380mg、1.47mmol、83.29%収率)を無色の油として得た。
H NMR(400MHz,chloroform-d)δ=4.63(brs,1H),3.62-3.57(m,2H),3.40(s,2H),3.29(t,J=4.9Hz,2H),1.36(s,9H),1.23(s,6H)ppm.
工程6:tert-ブチルN-[2-(2-アミノエトキシ)-1,1-ジメチル-エチル]カルバメート
酢酸エチル(5mL)中のN-[2-(2-アジドエトキシ)-1,1-ジメチル-エチル]カルバミン酸tert-ブチル(380.0mg、1.47mmol、1当量)の溶液に、パラジウム炭素(38.0mg、0.040mmol、0.020当量)を加えた。得られた混合物を760mmHg、15℃で2回水素化し、触媒をフィルタに書けることにより除去した。濾液を濃縮して、tert-ブチルN-[2-(2-アミノエトキシ)-1,1-ジメチル-エチル]カルバメート(360mg、1.55mmol、粗製)を無色の油として得て、これをさらに精製することなく使用した。
工程7:tert-ブチルN-[1,1-ジメチル-2-[2-[(4-ニトロ-2-ビニル-ベンゾイル)アミノ]エトキシ]エチル]カルバメート
表題化合物を、濃縮のため4-ニトロ-2-ビニル-安息香酸およびtert-ブチルN-[2-(2-アミノエトキシ)-1,1-ジメチル-エチル]をカルバメートを使用して、参照例479の調製における工程3と同様に得た。MS(ESI)m/z:430.3.[M+Na]
工程8:tert-ブチルN-[2-[2-[(4-アミノ-2-エチル-ベンゾイル)アミノ]エトキシ]-1,1-ジメチル-エチル]カルバメート
表題化合物は、参照例450の調製における工程4と同様に、基質としてtert-ブチルN-[1,1-ジメチル-2-[2-[(4-ニトロ-2-ビニル-ベンゾイル)アミノ]エトキシ]エチル]カルバメートを使用して得た。MS(ESI)m/z:402.3.[M+Na]
工程9:tert-ブチルN-[2-[2-[[4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンゾイル]アミノ]エトキシ]-1,1-ジメチル-エチル]カルバメート
表題化合物を、参照例479の調製における工程2と同様に、tert-ブチルN-[2-[2-[(4-アミノ-2-エチル-ベンゾイル)アミノ]エトキシ]-1,1-ジメチル-エチル]カルバメートおよび8-クロロ-3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジンを使用して得た。MS(ESI)m/z:639.4.[M+H]
工程10:N-[2-(2-アミノ-2-メチル-プロポキシ)エチル]-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンズアミド;ギ酸
表題化合物を、参照例10の調製における工程2と同様に、基質としてtert-ブチルN-[2-[2-[[4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンゾイル]アミノ]エトキシ]-1,1-ジメチル-エチル]カルバメートを使用して得た。MS(ESI)m/z:539.2[M+H]
参照例496
4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-プロプ-2-イノキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-N-[3-(2-ヒドロキシエチルアミノ)プロピル]ベンズアミド
Figure 2022513851000242
工程1:4-(8-クロロイミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル)-2,3-ジフルオロフェノール
表題化合物を、中間体27の調製における工程5と同様に、8-クロロ-3-ヨード-イミダゾ[1,2-a]ピラジンおよび2,3-ジフルオロ-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェノールを使用して得た。MS(ESI)m/z:282.0[M+H]
工程2:8-クロロ-3-(2,3-ジフルオロ-4-プロプ-2-イノキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン
表題化合物を、反応物として4-(8-クロロイミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル)-2,3-ジフルオロフェノールおよび臭化プロパルギルを使用して、参照例478の調製における工程4と同様に得た。MS(ESI)m/z:320.1.[M+H]
工程3:tert-ブチルN-[3-(ベンジルオキシカルボニルアミノ)プロピル]-N-(2-ヒドロキシエチル)カルバメート
DCM(5mL)中のベンジルN-[3-(2-ヒドロキシエチルアミノ)プロピル]カルバメート(120.0mg、0.480mmol、1当量)およびトリエチルアミン(0.07mL、0.480mmol、1当量)の溶液に、ジ-t-ブチルジカルボナート(103.8mg、0.480mmol、1当量)を加え、混合物を20℃で16時間撹拌した。混合物を濃縮し、得られた残留物を逆相フラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製して、生成物tert-ブチルN-[3-(ベンジルオキシカルボニルアミノ)プロピル]-N-(2-ヒドロキシエチル)カルバメート(80mg、0.230mmol、47.73%収率)を無色の油として得た。MS(ESI)m/z:353.2[M+H]
工程4:tert-ブチルN-(3-アミノプロピル)-N-(2-ヒドロキシエチル)カルバメート
メタノール(2mL)中のtert-ブチルN-[3-(ベンジルオキシカルボニルアミノ)プロピル]-N-(2-ヒドロキシエチル)カルバメート(80.0mg、0.230mmol、1当量)の溶液に、Pd/C(0.230mmol、1当量)を20℃で加え、混合物を20℃で24時間撹拌し、フィルタにかけ、濃縮して、生成物tert-ブチルN-(3-アミノプロピル)-N-(2-ヒドロキシエチル)カルバメート(30mg、0.140mmol、40.36%収率)を無色の油として得て、これを次の工程でさらに精製することなく使用した。
工程5:4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-(プロプ-2-イン-1-イルオキシ)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-エチル安息香酸
表題化合物を、反応物として8-クロロ-3-(2,3-ジフルオロ-4-プロプ-2-イノキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジンおよび4-アミノ-2-エチル安息香酸を使用して、参照例479の調製における工程2と同様に得た。MS(ESI)m/z:449.1[M+H]
工程6:tert-ブチルN-[3-[[4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-プロプ-2-イノキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンゾイル]アミノ]プロピル]-N-(2-ヒドロキシエチル)カルバメート
参照例479の調製における工程3と同様に、4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-(プロプ-2-イン-1-イルオキシ)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-エチル安息香酸およびtert-ブチルN-(3-アミノプロピル)-N-(2-ヒドロキシエチル)カルバメートをカップリングパートナーとして使用して表題化合物を得た。MS(ESI)m/z:649.3[M+H]
工程7:4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-プロプ-2-イノキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-N-[3-(2-ヒドロキシエチルアミノ)プロピル]ベンズアミド
参照例10の調製における工程2と同様に、出発物質としてtert-ブチルN-[3-[[4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-プロプ-2-イノキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンゾイル]アミノ]プロピル]-N-(2-ヒドロキシエチル)カルバメートを使用して表題化合物を得た。MS(ESI)m/z:549.4[M+H]
参照例479
4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-エチル-N-(2-(メチル(2-(メチルアミノ))エチル)アミノ)-2-オキソエチル)ベンズアミド;ギ酸
Figure 2022513851000243
工程1:8-クロロ-3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン
1,4-ジオキサン(72mL)および水(8mL)中の8-クロロ-3-ヨード-イミダゾ[1,2-a]ピラジン(10.0g、35.78mmol、1当量)、2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニルボロン酸(8.07g、42.94mmol、1.2当量)、[1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)(2.62g、3.58mmol、0.100当量)および炭酸ナトリウム(7.58g、71.56mmol、2当量)の混合物をN下、80℃で15時間撹拌した。混合物をフィルタにかけ、濾液を真空で濃縮して粗生成物を得て、これを石油エーテル/酢酸エチル=2:1で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーによって精製して、生成物8-クロロ-3-(2,3-ジフルオロ)-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン(6g、20.29mmol、50.81%収率)を淡黄色の固体として得た。MS(ESI)m/z:296.0[M+H]
工程2:4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-エチル安息香酸
アセトニトリル(6.3mL)および酢酸(0.700mL)中の4-アミノ-2-エチル-安息香酸(216.91mg、1.12mmol、1.1当量)および8-クロロ-3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン(300.0mg、1.01mmol、1当量)の混合物を65℃で12時間撹拌した。溶媒を真空で除去して、4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-安息香酸(400mg、0.940mmol、72.64%収率)を灰白色の固体として得て、これを次の工程でさらに精製することなく使用した。MS(ESI)m/z:425.0[M+H]
工程3:tert-ブチル2-(4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-エチルベンズアミド)アセテート
DMF(8mL)中の4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-安息香酸(400.0mg、0.940mmol、1当量)の溶液に、O-(7-アザベンゾトリアゾール-1-イル)-N,N,N’,N’-テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート(430mg、1.13mmol、1.2当量)およびN,N-ジイソプロピルエチルアミン(0.33mL、1.89mmol、2当量)を加え、次いで混合物を10℃で0.2時間撹拌し、tert-ブチルグリシネート(135.99mg、1.04mmol、1.1当量)を加え、混合物を10℃で15時間撹拌した。混合物を水で希釈し、フィルタにかけ、乾燥させて、tert-ブチル2-[[4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンゾイル]アミノ]アセテート(536mg、1mmol、88%収率)を淡黄色の固体として得た。MS(ESI)m/z:538.1[M+H]
工程4:2-(4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-エチルベンズアミド)酢酸
1,4-ジオキサン(6mL)中のtert-ブチル2-[[4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンゾイル]アミノ]アセテート(536.0mg、0.830mmol、1当量)の溶液に、ジオキサン(6.22mL、24.89mmol、30当量)中の4M HClを加え、混合物を30℃で15時間撹拌した。溶媒を蒸発させて、粗製の2-[[4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-エチル-ベンゾイル]アミノ]酢酸(455mg、0.950mmol、91.14%収率)を灰白色の固体として得て、さらに精製することなく次の工程で使用した。MS(ESI)m/z:482.2[M+H]
工程5:tert-ブチル(2-(2-(4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-エチルベンズアミド)-N-メチルアセトアミド)エチル)(メチル)カルバメート
参照例10の調製における工程1と同様に2-(4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-エチルベンズアミド)酢酸およびtert-ブチルN-メチル-N-[2-(メチルアミノ)エチル]カルバメートを使用して表題化合物を得た。MS(ESI)m/z:652.3[M+H]
工程6:4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-エチル-N-(2-(メチル(2)-(メチルアミノ)エチル)アミノ)-2-オキソエチル)ベンズアミド
参照例10の調製における工程2と同様に、反応物としてtert-ブチル(2-(2-(4-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-エチルベンズアミド)-N-メチルアセトアミド)エチル)(メチル)カルバメートを使用して表題化合物を得た。MS(ESI)m/z:552.1[M+H]
参照例497
N-(3-アミノプロピル)-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-(ジフルオロメチル)ベンズアミド;ギ酸
Figure 2022513851000244
工程1:2-(ジフルオロメチル)-4-ニトロ安息香酸メチル
DCM(20mL)中のメチル2-ホルミル-4-ニトロベンゾエート(500.0mg、2.39mmol、1当量)の溶液を-15℃に冷却し、三フッ化ジエチルアミノ硫黄(1926.64mg、11.95mmol、5当量)を添加した。得られた混合物を10℃で15時間撹拌した。混合物を飽和NaHCOでクエンチした。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮した。残留物を、PE:EA=100:1で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーによって精製して、2-(ジフルオロメチル)-4-ニトロ-ベンゾエートメチル(380mg、1.64mmol、68.77%収率)を黄色の油として得た。
H NMR(400MHz,クロロホルム-d)δ=8.68(d,J=2.0Hz,1H),8.41(dd,J=2.3,8.5Hz,1H),8.24(d,J=8.5Hz,1H),7.70-7.41(m,1H),4.03(s,3H)ppm.
工程2:2-(ジフルオロメチル)-4-ニトロ安息香酸
THF(10mL)および水(1mL)中のメチル2-(ジフルオロメチル)-4-ニトロ-ベンゾエート(380.0mg、1.64mmol、1当量)の溶液に、LiOH.HO(137.7mg、3.28mmol、2当量)を加えた。得られた混合物を10℃で2時間撹拌した。混合物を1N HClでpH=3に酸性化し、酢酸エチル(50mL×2)で抽出し、ブラインで洗浄し、NaSOで乾燥し、濃縮して、2-(ジフルオロメチル)-4-ニトロ安息香酸(350mg、1.61mmol、98.05%収率)を黄色の固体として得て、これを次の工程で直接使用した。
工程3:tert-ブチルN-[3-[[2-(ジフルオロメチル)-4-ニトロ-ベンゾイル]アミノ]プロピル]カルバメート
参照例479の調製における工程3と同様に、2-(ジフルオロメチル)-4-ニトロ-安息香酸およびN-BOC-1,3-ジアミノプロパンを使用して表題化合物を得た。MS(ESI)m/z:396.3.[M+Na]
工程4:tert-ブチルN-[3-[[4-アミノ-2-(ジフルオロメチル)ベンゾイル]アミノ]プロピル]カルバメート
水素化の基質としてtert-ブチルN-[3-[[2-(ジフルオロメチル)-4-ニトロ-ベンゾイル]アミノ]プロピル]カルバメートを使用して、参照例450の調製における工程4と同様に、表題化合物を得た。MS(ESI)m/z:366.1[N+Na]
工程5:tert-ブチルN-[3-[[4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-(ジフルオロメチル)ベンゾイル]アミノ]プロピル]カルバメート
tert-ブタノール(5mL)中の8-クロロ-3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン(70.0mg、0.240mmol、1当量)、tert-ブチルN-[3-[[4-アミノ-2-(ジフルオロメチル)ベンゾイル]アミノ]プロピル]カルバメート(97.55mg、0.280mmol、1.2当量)、Brettphos Pd G3(21.46mg、0.020mmol、0.100当量)、炭酸カリウム(98.16mg、0.710mmol、3当量)の混合物を窒素保護下で110℃で15時間撹拌した。混合物をフィルタにかけ、溶媒を真空中で除去して粗生成物を得て、これを分取TLC(DCM/MeOH=10/1)によって精製して、生成物tert-ブチルN-[3-[[4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-(ジフルオロメチル)ベンゾイル]アミノ]プロピル]カルバメート(110mg、0.180mmol、77%の収率)を得た。MS(ESI)m/z:603.2[M+H]
工程6:N-(3-アミノプロピル)-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-(ジフルオロメチル)ベンズアミド
表題化合物を、参照例10の調製における工程2と同様に、基質としてtert-ブチルN-[3-[[4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-(ジフルオロメチル)ベンゾイル]アミノ]プロピル]カルバメートを使用して得た。MS(ESI)m/z:503.3[M+H]
参照例498
4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-イソプロピル-N-メチル-ベンズアミド
Figure 2022513851000245
工程1:2-イソプロペニル-4-ニトロ安息香酸メチル
表題化合物を、2-ブロモ-4-ニトロ-ベンゾエートおよび4,4,5,5-テトラメチル-2-(プロプ-1-エン-2-イル))-1,3,2-ジオキサボロランを使用して、参照例499の調製における工程1と同様にして得た。
H NMR(400MHz,クロロホルム-d)δ=8.20-8.12(m,2H),7.94-7.90(m,1H),5.25(quin,J=1.4Hz,1H),4.99-4.94(m,1H),3.92(s,3H),2.14(dd,J=0.9,1.5Hz,3H)ppm.
工程2:2-イソプロペニル-N-メチル-4-ニトロ-ベンズアミド
参照例450の調製における工程4と同様に、2-イソプロペニル-4-ニトロ安息香酸メチルを使用して表題化合物を得た。
工程3:4-アミノ-2-イソプロピル-N-メチル-ベンズアミド
参照例499の調製における工程3と同様に、基質として2-イソプロペニル-N-メチル-4-ニトロ-ベンズアミドを使用して、表題化合物を得た。MS(ESI)m/z:193.2[M+H]
工程4:4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-イソプロピル-N-メチル-ベンズアミド
参照例479の調製における工程2と同様に、この置換反応のために8-クロロ-3-(4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジンおよび4-アミノ-2-イソプロピル-N-ベンズアミドを使用して表題化合物を得た。MS(ESI)m/z:452.2[M+H]
参照例500
N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-(2-フルオロエチル)ベンズアミド
工程1:tert-ブチル2-メチレンピペリジン-4-カルボキシレート
-78に冷却したDCM(50mL)中のtert-ブチル4-ニトロ-2-ビニル-ベンゾエート(3.2g、12.84mmol、1当量)の溶液に、オゾン(6162.24mg、128.38mmol、10当量)を反応混合物が青色に変わるまでバブリングし、窒素を5分間バブリングした。ジメチルスルフィド(10.0mL、12.84mmol、1当量)を加え、得られた混合物を25℃で15時間撹拌した。混合物を濃縮し、残留物をPE:EA=10:1で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、tert-ブチル2-ホルミル-4-ニトロ-ベンゾエート(1.9g、7.56mmol、収率58.91%)を白色の固体として得た。MS(ESI)m/z:252.1[M+H]
工程2:tert-ブチル2-[(E)-2-ブロモ-2-フルオロ-ビニル]-4-ニトロ-ベンゾエート
THF(20mL)中の2-ホルミル-4-ニトロ安息香酸tert-ブチル(0.6g、2.39mmol、1当量)およびトリフェニルホスフィン(2505.51mg、9.55mmol、4当量)の溶液に、トリブロモ(フルオロ)メタン(1616.3mg、5.97mmol、2.5当量)を加えた。得られた混合物を窒素下70℃で15時間撹拌した。混合物を濃縮し、次いでPE:EA=20:1で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、tert-ブチル2-[(E)-2-ブロモ-2-フルオロ-ビニル]-4-ニトロベンゾエート(600mg、1.73mmol、73%収率)を白色の固体として得た。
工程3:4-アミノ-2-(2-フルオロエチル)安息香酸tert-ブチル
参照例450の調製における工程4と同様に、2-[(E)-2-ブロモ-2-フルオロ-ビニル]-4-ニトロ安息香酸tert-ブチルを使用して表題化合物を得た。MS(ESI)m/z:240.1[M+H]
工程4:4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-(2-フルオロエチル)安息香酸
ACN(4.5mL)および酢酸(0.500mL)中のtert-ブチル4-アミノ-2-(2-フルオロエチル)ベンゾエート(194.24mg、0.810mmol、1.2当量)および8-クロロ-3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン(200.0mg、0.680mmol、1当量)の溶液を15時間80℃に加熱した。混合物を分取HPLCにより精製して、4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-(2-フルオロエチル)安息香酸(160mg、0.360mmol、53%収率)を灰白色の固体として得た。MS(ESI)m/z:443.2[M+H]
工程5:tert-ブチルN-[2-[2-[[4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-(2-フルオロエチル)ベンゾイル]アミノ]エトキシ]エチル]カルバメート
参照例479の調製における工程3と同様に、4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-(2-フルオロエチル)安息香酸およびtert-ブチル(2-(2-アミノエトキシ)エチル)カルバメートを使用して表題化合物を得た。MS(ESI)m/z:629.1[M+H]
工程6:N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-(2-フルオロエチル)ベンズアミド
参照例10の調製における工程2と同様に、として(as)tert-ブチルN-[2-[2-[[4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-(2-フルオロエチル)ベンゾイル]アミノ]エトキシ]エチル]カルバメート使用し表題化合物を得た。MS(ESI)m/z:529.3[M+H]
参照例499
2-シクロプロピル-4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-N-メチル-ベンズアミド
Figure 2022513851000246
工程1:2-シクロプロピル-4-ニトロ-ベンゾエート
トルエン(10mL)および水(0.4mL)中の2-ブロモ-4-ニトロ安息香酸メチル(600.0mg、2.31mmol、1当量)、シクロプロピルボロン酸(594.49mg、6.92mmol、3当量)、リン酸カリウム(0.96mL、11.54mmol、5当量)および1,1’-ビス(ジ-tert-ブチルホスフィノ)フェロセンリン酸二塩化物(150mg、0.230mmol、0.100当量)の溶液を、窒素下で15時間、100℃に加熱した。反応混合物を濃縮し、残留物を、PE:EAで10:1~5:1で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーによって精製して、メチル2-シクロプロピル-4-ニトロ-ベンゾエート(450mg、2.03mmol、収率88%)を得た。
H NMR(400MHz,クロロホルム-d)δ=8.04(dd,J=2.3,8.5Hz,1H),7.92(d,J=8.5Hz,1H),7.86(d,J=2.3Hz,1H),3.99(s,3H),2.69(tt,J=5.4,8.5Hz,1H),,1.19-1.11(m,2H),0.86-0.79(m,2H)ppm.
工程2:2-シクロプロピル-N-メチル-4-ニトロ-ベンズアミド
メタノール(10mL)中のメチル2-シクロプロピル-4-ニトロベンゾエート(350.0mg、1.58mmol、1当量)の溶液に、メタノール(10.0mL)中のメチルアミンを加えた。得られた混合物を80℃で15時間加熱した。混合物を濃縮し、得られた残留物をMTBE(10mL)でトリチュエートし、2-シクロプロピル-N-メチル-4-ニトロ-ベンズアミド(220mg、1mmol、63.14%の収率)を得た。MS(ESI)m/z:222.2[M+H]
工程3:4-アミノ-2-シクロプロピル-N-メチル-ベンズアミド
参照例450の調製における工程4と同様に、2-シクロプロピル-N-メチル-4-ニトロ-ベンズアミドを使用して表題化合物を得た。MS(ESI)m/z:191.2.[M+H]
工程4:8-クロロ-3-(4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン
参照例479 の調製における工程1と同様に、8-クロロ-3-ヨードイミダゾ[1,2-a]ピラジンおよび(4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)ボロン酸を使用して表題化合物を得た。MS(ESI)m/z:296.1[M+H]
工程5:2-シクロプロピル-4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-N-メチル-ベンズアミド
参照例479 の調製における工程2と同様に、基質として8-クロロ-3-(4-(ジフルオロメトキシ)フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジンおよび4-アミノ-2-シクロプロピル-を使用して表題化合物を得た。MS(ESI)m/z:450.1.[M+H]
参照例501
N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-2-(2,2-ジフルオロエチル)-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンズアミド;ギ酸
Figure 2022513851000247
工程1:2-ホルミル-4-ニトロ安息香酸メチル
DCM(20mL)中の4-ニトロ-2-ビニル安息香酸メチル(3.5g、17mmol、1当量)の溶液を、オゾン(100mL、16.9mmol、1当量)下で-40℃で0.5時間撹拌し、混合物をジメチルスルフィド(10.0mL、16.9mmol、1当量)でクエンチし、次いで濃縮して、所望の生成物である2-ホルミル-4-ニトロ安息香酸メチル(2.8g、13mmol、79%収率)を得て、これをさらに精製することなく次の工程で使用した。MS(ESI)m/z:210.1[M+H]
工程2:2-(2,2-ジフルオロビニル)-4-ニトロ安息香酸メチル
DMF(5mL)中の2-ホルミル-4-ニトロ安息香酸メチル(647.0mg、3.09mmol、1当量)の溶液に、トリフェニルホスフィン(973.6mg、3.71mmol、1.2当量)および(2-CHLORO-2、2-ジフルオロ-アセチル)オキシナトリウム(707.41mg、4.64mmol、1.5当量)を加えた。得られた懸濁液を窒素下100℃で0.5時間撹拌した。混合物を水(100mL)で希釈し、酢酸エチル(50mL×2)で抽出し、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮した。残留物を分取TLC(PE:EA=5:1)によって精製して、2-(2,2-ジフルオロビニル)-4-ニトロ-安息香酸メチル(130mg、0.530mmol、17.28%収率)を白色固体として得た。
HNMR(400MHz,クロロホルム-d)δ=8.48-8.43(m,1H),8.17-8.11(m,2H),6.41-6.30(m,1H)ppm.
工程3:4-アミノ-2-(2,2-ジフルオロエチル)安息香酸メチル
参照例450の調製における工程4と同様に、メチル2-(2,2-ジフルオロビニル)-4-ニトロ-ベンゾエートを使用して表題化合物を得た。MS(ESI)m/z:216.1[M+H]
工程4:メチル2-(2,2-ジフルオロエチル)-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンゾエート
参照例479の調製における工程2とメチル4-アミノ-2-(2,2-ジフルオロエチル)ベンゾエートおよび1-クロロ-6-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ)-フェニル)ピロロ[1,2-a]ピラジンを使用して表題化合物を得た。MS(ESI)m/z:475.2[M+H]
工程5:2-(2,2-ジフルオロエチル)-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]安息香酸
THF(3mL)および水(1mL)中のメチル2-(2,2-ジフルオロエチル)-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンゾエート(60.0mg、0.130mmol、1当量)の溶液に、水酸化リチウム一水和物(6.37mg、0.150mmol、1.2当量)を加えた。混合物を1N HCl水溶液でpH=3に酸性化し、酢酸エチル(50mL)で抽出し、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮して、2-(2,2-ジフルオロエチル)-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]安息香酸(50mg、0.110mmol、85%収率)を白色の固体として得た。MS(ESI)m/z:461.1[M+H]
工程6:tert-ブチルN-[2-[2-[[2-(2,2-ジフルオロエチル)-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンゾイル]アミノ]エトキシ]エチル]カルバメート
この濃縮のために2-(2,2-ジフルオロエチル)-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]安息香酸およびN-BOC-2-(2-アミノ-エトキシ)-エチルアミンを使用して、参照例479の調製における工程3と同様にして表題化合物を得た。MS(ESI)m/z:647.4[M+H]
工程7:N-[2-(2-アミノエトキシ)エチル]-2-(2,2-ジフルオロエチル)-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンズアミド
参照例10の調製における工程2と同様に、基質としてtert-ブチルN-[2-[2-[[2-(2,2-ジフルオロエチル)-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンゾイル]アミノ]エトキシ]エチル]カルバメート使用し表題化合物を得た。MS(ESI)m/z:547.2[M+H]
参照例502
4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-(2-ヒドロキシエトキシメチル)-N-メチル-ベンズアミド
Figure 2022513851000248
工程1:1-ブロモ-2-(クロロメチル)-4-ニトロベンゼン
1,4-ジオキサン(20mL)中の(2-ブロモ-5-ニトロ-フェニル)メタノール(2.0g、8.62mmol、1当量)およびSOCl(1.03g、8.62mmol、1当量)の混合物を60℃で1時間加熱した。混合物を濃縮し、残留物をPE:EA=20:1で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーによって精製して、1-ブロモ-2-(クロロメチル)-4-ニトロベンゼン(1.8g、7.19mmol、83%収率)を得た。
H NMR(400MHz,CHLOROFORM-d)δ=8.31(d,J=2.7Hz,1H),7.99(dd,J=2.7,8.8Hz,1H),7.72(d,J=8.7Hz,1H),4.73-4.64(m,2H)ppm.
工程2:2-[(2-ブロモ-5-ニトロ-フェニル)メトキシ]エタノール
THF(20mL)およびDMF(20mL)中のエチレングリコール(1.67mL、29.94mmol、5当量)の氷冷溶液に、水素化ナトリウム、油中60%(0.36g、8.98mmol、1.5当量)を添加した。得られた混合物を5分間撹拌し、次にTHF(5mL)中の1-ブロモ-2-(クロロメチル)-4-ニトロベンゼン(1.5g、5.99mmol、1当量)を加えた。得られた懸濁液を10℃で15時間撹拌した。混合物を飽和NHCl水溶液(200mL)に注ぎ、EA(50mL×2)で抽出し、ブラインで洗浄して、硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮した。粗物質を、PE:EA 5:1~3:1で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーによって精製して、2-[(2-ブロモ-5-ニトロ-フェニル)メトキシ]エタノール(1g、3.62mmol、収率60%)を得た。
H NMR(400MHz,CHLOROFORM-d)δ=8.39(d,J=2.8Hz,1H),8.04(dd,J=2.8,8.7Hz,1H),7.75(d,J=8.7Hz,1H),4.69(s,2H),3.93-3.88(m,2H),3.81-3.77(m,2H)ppm.
工程3:2-(2-ヒドロキシエトキシメチル)-4-ニトロ-ベンゾニトリル
DMF(10mL)中の2-[(2-ブロモ-5-ニトロ-フェニル)メトキシ]エタノール(1.0g、3.62mmol、1当量)、シアン化亜鉛(1.28g、10.87mmol、3当量)およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(418.56mg、0.360mmol、0.100当量)混合物を窒素保護下、15時間、110℃に加熱した。混合物を水(100mL)で希釈し、EA(50mL×2)で抽出し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮した。残留物を、PE:EAで10:1~5:1で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーによって精製して、2-(2-ヒドロキシエトキシメチル)-4-ニトロ-ベンゾニトリル(600mg、2.7mmol、74%収率)を得た。
H NMR(400MHz,CHLOROFORM-d)δ=8.54-8.44(m,1H),8.28(dd,J=2.3,8.5Hz,1H),7.90(d,J=8.4Hz,1H),4.87(s,2H),3.92-3.86(m,2H),3.83-3.77(m,2H)ppm.
工程4:2-(2-ヒドロキシエトキシメチル)-4-ニトロ安息香酸
水酸化ナトリウム水溶液(10.0mL、0.270mmol、0.100当量)中の2-(2-ヒドロキシエトキシメチル)-4-ニトロ-ベンゾニトリル(600mg、2.7mmol、1当量)の混合物を3時間、100℃に加熱した。混合物を2N HCl水溶液でpH=4に酸性化し、EA(100mL×2)で抽出し、ブラインで洗浄し、NaSOで乾燥し、濃縮した。残留物をDCMでトリチュエートし、2-(2-ヒドロキシエトキシメチル)-4-ニトロ-安息香酸(450mg、1.87mmol、69.09%の収率)を得た。MS(ESI)m/z:264.0.[M+Na]
工程5:2-(2-ヒドロキシエトキシメチル)-N-メチル-4-ニトロ-ベンズアミド
表題化合物を、2-(2-ヒドロキシエトキシメチル)-4-ニトロ安息香酸およびメチルアミン(THF中2M)を使用して、参照例479の調製における工程3と同様に得た。MS(ESI)m/z:277.0[M+Na]
工程6:4-アミノ-2-(2-ヒドロキシエトキシメチル)-N-メチル-ベンズアミド
表題化合物を、2-(2-ヒドロキシエトキシメチル)-N-メチル-4-ニトロ-ベンズアミドを使用して、参照例450 の調製における工程4と同様に得た。MS(ESI)m/z:225.3[M+H]
工程7:4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-(2-ヒドロキシエトキシメチル)-N-メチル-ベンズアミド
4-アミノ-2-(2-ヒドロキシエトキシメチル)-N-メチル-ベンズアミド(120mg、0.540mmol、1当量)、8-クロロ-3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン(158.21mg、0.540mmol、1当量)、Brettphos Pd G3(45.88mg、0.050mmol、0.100当量)およびKCO(147.91mg、1.07mmol、2当量)を窒素下で15時間、110℃に加熱した。混合物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した(100mL×2)。合わせた有機相をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮した。残留物を分取TLC(DCM:MeOH=10:1)によって精製して、4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-(2-ヒドロキシエトキシメチル)-N-メチル-ベンズアミド(55.5mg、0.110mmol、21%収率)を得た。MS(ESI)m/z:484.0[M+H]
参照例495
2-(3-アミノプロピル)-6-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-3,4-ジヒドロイソキノリン-1-オン
Figure 2022513851000249
工程1:6-ブロモ-2-(3-テトラヒドロピラン-2-イルオキシプロピル)-3,4-ジヒドロイソキノリン-1-オン
DMF(10mL)中の6-ブロモ-3,4-ジヒドロ-2H-イソキノリン-1-オン(400mg、1.77mmol、1当量)の混合物に、水素化ナトリウム(141.55mg、3.54mmol、2当量)を0℃で添加した。混合物を0℃で0.5時間撹拌した。次いで、2-(3-ブロモプロポキシ)テトラヒドロ-2H-ピラン(1184.29mg、5.31mmol、3当量)を25℃で混合物に添加し、混合物を25℃でさらに15.5時間撹拌した。次いで、混合物を水(30.0mL)に注ぎ、酢酸エチル(50.0mL*2)で抽出した。有機相を乾燥させ、真空で濃縮して、粗生成物を褐色の油として得た。粗生成物を、PE/EAで20:1~2:1に溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、6-ブロモ-2-(3-テトラヒドロピラン-2-イルオキシプロピル)-3,4-ジヒドロイソキノリン-1-オン(500mg、1.36mmol、76.73%収率)を黄色の油として得た。MS(ESI,m/z):284.0[M-84+H]、286.1[M-84+2+H]
工程2:3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)-N-(4-メトキシベンジル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-アミン
表題化合物を、8-クロロ-3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジンおよび(4-メトキシフェニル)メタンアミンを使用して、参照例479の調製における工程2と同様に得た。MS(ESI)m/z:397.2[M+H]
工程3:3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-アミン
3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)-N-(4-メトキシベンジル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-アミン(2g、5mmol、1当量)の撹拌溶液にDCM(10mL)にTFA(10mL)を加えた。。反応混合物を30℃で16時間撹拌した。混合物を減圧下で濃縮して、1.5gの粗生成物を得て、さらに精製することなく次の工程で直接使用した。
工程4:6-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-(3-テトラヒドロピラン-2-イルオキシプロピル)-3,4-ジヒドロイソキノリン-1-オン
tert-ブタノール(10mL)中の6-ブロモ-2-(3-テトラヒドロピラン-2-イルオキシプロピル)-3,4-ジヒドロイソキノリン-1-オン(440.16mg、1.2mmol、1.1当量)および3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-アミン(300.0mg、1.09mmol、1当量)の混合物に炭酸カリウム(300mg、2.17mmol、2当量)およびBrettPhos-Pd-G3(197.0mg、0.220mmol、0.200当量)を25℃で加えた。混合物を110℃で16時間撹拌した。次に、混合物を水(30.0mL)に注ぎ、酢酸エチル(50.0mL*2)で抽出した。有機相を乾燥させ、真空で濃縮して、粗生成物を褐色の固体として得た。粗生成物を酢酸エチル(20.0mL)でトリチュエートして、白色固体としての6-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-(3-テトラヒドロピラン-2-イルオキシプロピル)-3,4-ジヒドロイソキノリン-1-オン(400mg、0.710mmol、65.32%収率)を得た。MS(ESI)m/z:564.3[M+H]
工程5:6-((3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル)アミノ)-2-(3-ヒドロキシプロピル)-3,4-ジヒドロイソキノリン-1(2H)-オン
HCl/MeOH(10.0mL、40mmol、56.36当量)中の6-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-(3-テトラヒドロピラン-2-イルオキシプロピル)-3,4-ジヒドロイソキノリン-1-オン(400.0mg、0.710mmol、1当量)の混合物を25℃で16時間撹拌した。次に、混合物を真空で濃縮して、粗生成物を灰色の固体として得た。粗生成物を分取HPLC(FA)によって精製して、白色の固体として250mgの所望の生成物を得た。MS(ESI)m/z:480.2[M+H]
工程6:3-[6-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-1-オキソ-3,4-ジヒドロイソキノリン-2-イル]プロピルメタンスルホネート
表題化合物を、出発物質として6-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-(3-ヒドロキシプロピル)-3,4-ジヒドロイソキノリン-1-オンを使用して、参照例482 の調製における工程4と同様に得た。MS(ESI)m/z:558.2[M+H]
工程7:2-(3-アミノプロピル)-6-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-3,4-ジヒドロイソキノリン-1-オン
THF中のNHの混合物(2.0mL、8mmol、111.51当量)に、3-[6-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-1-オキソ-3,4-ジヒドロイソキノリン-2-イル]プロピルメタンスルホネート(40.0mg、0.070mmol、1当量)を-78℃で加えた。混合物を-78℃で5時間撹拌した。次いで、混合物を真空で濃縮し、分取HPLCで精製して、2-(3-アミノプロピル)-6-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-3,4-ジヒドロイソキノリン-1-オン(14mg、0.030mmol、40%収率)を白色の固体として得た。MS(ESI)m/z:479.3[M+H]
以下の追加の実施例は、上記の方法で調製されている。
Figure 2022513851000250
Figure 2022513851000251
Figure 2022513851000252
Figure 2022513851000253
Figure 2022513851000254
Figure 2022513851000255
Figure 2022513851000256
Figure 2022513851000257
Figure 2022513851000258
Figure 2022513851000259
Figure 2022513851000260
Figure 2022513851000261
Figure 2022513851000262
Figure 2022513851000263
以下の追加の実施例は、上記の方法で調製されている。
Figure 2022513851000264
Figure 2022513851000265
Figure 2022513851000266
アッセイ手順
抗菌薬感受性試験:
90%増殖阻害濃度(IC90)の決定
化合物のインビトロ抗菌活性を、以下の手順に従って決定した:
このアッセイでは、10ポイントのIso-Sensitestブロス培地を使用して、アシネトバクターバウマンニATCC17978およびアシネトバクターバウマンニATCC17961に対する化合物のインビトロ活性を定量的に測定した。
DMSO中のストック化合物を384ウェルマイクロタイタープレートで段階的に2倍に希釈し(例えば、最終濃度50~0.097μMの範囲)、Iso-Sensitest培地中の細菌懸濁液49μlを接種して、50ul/ウェルの最終容量/ウェルで最終細胞濃度を約5×10(5)CFU/mlにした。マイクロタイタープレートを35±2℃でインキュベートした。
細菌細胞の増殖を、16時間の時間経過にわたって20分ごとにλ=600nmでの光学密度の測定によって決定した。増殖阻害を、細菌細胞の対数増殖中に計算し、増殖を50%(IC50)および90%(IC90)を阻害する濃度を決定した。
表1は、アシネトバクター バウマンニATCC17978株およびアシネトバクター バウマンニATCC17961株に対して得られた本発明の化合物の1リットルあたりのマイクロモルでの90%増殖阻害濃度(IC90)を提供する。
本発明の特定の化合物は、25μmol/l以下のIC90(A.バウマンニATCC17978およびアシネトバクター バウマンニATCC17961)を示す。
本発明のより特定の化合物は、5μmol/l以下のIC90(A.バウマンニATCC17978およびアシネトバクター バウマンニATCC17961)を示す。
本発明の最も特定の化合物は、1μmol/l以下のIC90(A.バウマンニATCC17978およびアシネトバクター バウマンニATCC17961)を示す。
Figure 2022513851000267
Figure 2022513851000268
Figure 2022513851000269
実施例115
式(I)の化合物を、それ自体が以下の組成の錠剤を製造するための有効成分として知られている方法で使用することができる。
1錠あたり
有効成分 200mg
微結晶セルロース 155mg
コーンスターチ 25mg
タルク 25mg
ヒドロキシプロピルメチルセルロース 20mg
425mg
実施例116
式(I)の化合物を、それ自体が以下の組成のカプセル剤を製造するための有効成分として知られている方法で使用することができる。
カプセルあたり
有効成分 100.0mg
コーンスターチ 20.0mg
ラクトース 95.0mg
タルク 4.5mg
ステアリン酸マグネシウム 0.5mg
220.0mg
実施例117
式(I)の化合物を、それ自体が以下の組成の輸液を製造するための有効成分として知られている方法で使用することができる。
有効成分 100mg
乳酸90% 100mg
pH4.0に調整するためNaOH適量またはHCl適量
浸透圧を290mOsm/kgに調整するため塩化ナトリウム適量またはグルコース適量
注射用水(WFI)全量100ml
実施例118
式(I)の化合物を、それ自体が以下の組成の輸液を製造するための有効成分として知られている方法で使用することができる。
有効成分 100mg
ヒドロキシプロピル-ベータ-シクロデキストリン 10g
pH7.4に調整するためNaOH適量またはHCl適量
浸透圧を290mOsm/kgに調整するため塩化ナトリウム適量またはグルコース適量
注射用水(WFI)全量100ml

Claims (44)

  1. 式(I)
    Figure 2022513851000270
    式中:
    Aは、単環式または二環式のC~C-ヘテロシクロアルキル環であり;
    は、水素、アミノ、C~C-アルキル-NH-、(C~C-アルキル)N-、スルファモイル、C~C-アルキルスルファモイル、ジ-C~C-アルキルスルファモイル、C~C-アルキルスルホニル-NH-C(O)-、C~C-アルキルスルホニル-N(C~C-アルキル)-C(O)-、ヒドロキシ、カルボキシ、カルバムイミドイル、カルバモイル、C~C-アルコキシカルボニル、C~C-アルコキシカルボニル-NH-、C~C-アルコキシカルボニル-N(C~C-アルキル)-、カルボキシ-NH-、カルボキシ-N(C~C-アルキル)-、
    Figure 2022513851000271
    であり;
    は、水素、ヒドロキシ、カルバモイル、C~C-アルキル-NH-C(O)-または(C~C-アルキル)N-C(O)-であり;
    は、水素、ハロゲン、NOまたはCNであり;
    、R、R、RおよびRは、それぞれ独立して、水素、ハロゲン、C~C-アルコキシカルボニル-C~C-アルコキシ、アミノ、C~C-アルキル-NH-、(C~C-アルキル)N-、ヒドロキシ、C~C-アルコキシ、C~C-アルキルスルファニル、C~C-アルキルスルホニルオキシ、C~C12-シクロアルキル-C~C-アルコキシ、ハロ-C~C-アルコキシ、C~C14-アリール-C~C-アルコキシ、C~C13-ヘテロアリールオキシ、C~C13-ヘテロアリール-C~C-アルコキシ、シアノ-C~C-アルコキシ、C~C12-シクロアルキルオキシ、C~C-アルキニルオキシ、C~C-アルコキシ-C~C-アルキニルオキシ、シアノ-C~C12-シクロアルキルオキシ、シアノ-C~C12-シクロアルキル-C~C-アルコキシ、アミノ-C~C-アルキニルオキシ、ヒドロキシ-C~C-アルキニルオキシ、ハロ-C~C-アルキル、スルファモイル、C~C-アルキルスルファモイル、C~C-アルキル、アミノ-C~C-アルコキシ-C~C-アルキニルオキシまたはアミノ-C~C-アルコキシであり;
    、R10およびR11は、それぞれ独立して、水素、ハロゲンまたはC~C-アルキルであり;
    12は、R17、R18、R19、R20もしくはR21、またはそれらの組み合わせで置換されたC~C-アルキルであり;
    13、R14、R15およびR16は、それぞれ独立して、水素、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシ、C~C-アルキルスルホニル、アミノ、HO-SO-、C~C-アルキル-NH-、(C~C-アルキル)N-、C~C-アルキル、C~C-アルコキシ、アミノ-C~C-アルキル、C~C-アルキル-NH-C~C-アルキル-、(C~C-アルキル)N-C~C-アルキル-、ヒドロキシ-C~C-アルキル、C~C12-シクロアルキル、C~C13-ヘテロアリール、C~C-アルキルC~C13-ヘテロアリール、C~C-ヘテロシクロアルキル-C~C-アルキル-、カルバモイル、C~C-アルキル-NH-C(O)-、(C~C-アルキル)N-C(O)-またはカルボキシであり;
    17、R18、R19、R20およびR21は、それぞれ独立して、水素、HO-SO-、ヒドロキシ、シアノ、アミノ、C~C-アルキル-NH-、(C~C-アルキル)N-、シアノ-C~C-アルキル-NH-、シアノ-C~C-アルキル-N(C~C-アルキル)-、アミノ-C~C-アルキル-C(O)-NH-、C~C-アルキル-NH-C~C-アルキル-C(O)-NH-、(C~C-アルキル)N-C~C-アルキル-C(O)-NH-、アミノ-C~C-アルキル-C(O)-N(C~C-アルキル)-、C~C-アルキル-NH-C~C-アルキル-C(O)-N(C~C-アルキル)-、(C~C-アルキル)N-C~C-アルキル-C(O)-N(C~C-アルキル)-、ヒドロキシ-C~C-アルキル-NH-、ヒドロキシ-C~C-アルキル-C(O)-NH-、ヒドロキシ-C~C-アルキル-C(O)-N(C~C-アルキル)-、グアニジノ、カルボキシ、C~C-アルコキシカルボニル、C~C-アルコキシカルボニル-NH-、カルバモイル、C~C-アルキル-NH-C(O)-、(C~C-アルキル)N-C(O)-、C~C-アルキル-C(O)-NH-、C~C-アルキル-C(O)-N(C~C-アルキル)-、ヒドロキシ-C~C-アルコキシ、C~C-アルコキシ、アミノ-C~C-アルキル-CH(NH)-C(O)-NH-、カルボキシ-C~C-アルキル-CH(NH)-C(O)-NH-、カルボキシ-CH(NH)-C~C-アルキル-C(O)-NH-、アミノ-C~C-アルキル-CH(COOH)-NH-、カルボキシ-C~C-アルキル-N(C~C-アルキル)-、カルボキシ-C~C-アルキル-NH-、ウレイド、アミノ-C~C-アルキル、C~C-アルキル-NH-C~C-アルキル-または(C~C-アルキル)N-C~C-アルキル-であり;
    は、共有結合、カルボニル、-NH-、-N(C~C-アルキル)-、-NH-C(O)-、-C(O)-NH-、-C(O)-N(C~C-アルキル)-または-N(C~C-アルキル)-C(O)-であり:
    は、共有結合、-C~C-アルキル-、カルボニル、SO、-C(O)-C~C-アルキル-、-C~C-アルキル-C(O)-、-C~C-アルキル-NH-C(O)-、-C~C-アルキル-N(C~C-アルキル)-C(O)-、-C~C-アルキル-O-C(O)-、-NH-C(O)-、-CH(NH)-C(O)-、-O-、-NH-C~C-アルキル-、-N(C~C-アルキル)-C~C-アルキル-、-C(O)-NH-C~C-アルキル-、-C(O)-N(C~C-アルキル)-C~C-アルキル-、-C~C-アルキル-CH(NH)-C(O)-、または-C(O)-NH-であり;
    Bは、C~C14-アリール、C~C13-ヘテロアリール、C~C12-シクロアルキル、またはC~C-ヘテロシクロアルキルである、
    の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩。
  2. が、水素、(C~C-アルキル)N-、ヒドロキシ、カルボキシ、
    Figure 2022513851000272
    であり、式中、
    12が、R17、R18、R19、R20もしくはR21、またはそれらの組み合わせで置換されたC~C-アルキルであり;
    13が、水素、ヒドロキシ、C~C-アルキル、C~C-アルコキシ、アミノ-C~C-アルキル、ヒドロキシ-C~C-アルキル、カルボキシ、カルバモイル、C~C-アルキルスルホニル、C~C13-ヘテロアリールまたはC~C-ヘテロシクロアルキル-C~C-アルキル-であり;
    17が、水素、アミノ、C~C-アルキル-NH-、(C~C-アルキル)N-、ヒドロキシ、ヒドロキシ-C~C-アルキル-NH-または(C~C-アルキル)N-C~C-アルキル-であり;
    18が、水素、ヒドロキシまたはアミノであり;
    19、R20およびR21が、それぞれ独立して、水素またはヒドロキシであり;
    が、共有結合、カルボニル、-N(C~C-アルキル)-、-NH-C(O)-または-N(C~C-アルキル)-C(O)-であり;
    が、共有結合、-C~C-アルキル-、カルボニル、-C~C-アルキル-C(O)-、-C~C-アルキル-NH-C(O)-、-C~C-アルキル-O-C(O)-、-NH-C(O)-、-NH-C~C-アルキル-または-C(O)-NH-C~C-アルキル-であり;
    Bが、C~C13-ヘテロアリールまたはC~C-ヘテロシクロアルキルである、
    請求項1に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩。
  3. が、
    Figure 2022513851000273
    であり、式中:
    12が、R17で置換されたC~C-アルキルであり;
    13が、水素またはヒドロキシであり;
    17が、C~C-アルキル-NH-または(C~C-アルキル)N-であり;
    が、共有結合、カルボニルまたは-NH-C(O)-であり;
    が、カルボニルまたは-C~C-アルキル-NH-C(O)-であり;
    Bが、C~C-ヘテロシクロアルキルである、
    請求項1に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩。
  4. が、
    Figure 2022513851000274
    であり、式中:
    12が、R17で置換されたC~C-アルキルであり;
    13が、水素またはヒドロキシであり;
    17が、メチルアミノまたはジメチルアミノであり;
    が、共有結合、カルボニルまたは-NH-C(O)-であり;
    が、カルボニルまたは-CHNH-C(O)-であり;
    Bが、ピペラジニル、ピロリジニルまたはアゼチジニルである、
    請求項1に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩。
  5. が、水素またはヒドロキシである、請求項1~4のいずれか一項に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩。
  6. が、水素、ハロゲンまたはCNである、請求項1~5のいずれか一項に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩。
  7. が、ハロゲンである、請求項1~5のいずれか一項に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩。
  8. が、クロロである、請求項1~5のいずれか一項に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩。
  9. が、水素である、請求項1~8のいずれか一項に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩。
  10. が、水素またはハロゲンである、請求項1~9のいずれか一項に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩。
  11. が、水素、フルオロまたはクロロである、請求項1~9のいずれか一項に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩。
  12. が、水素またはハロゲンである、請求項1~11のいずれか一項に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩。
  13. が、水素またはフルオロである、請求項1~11のいずれか一項に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩。
  14. が、C~C-アルコキシ、ハロ-C~C-アルコキシ、シアノ-C~C-アルコキシまたはヒドロキシ-C~C-アルキニルオキシである、請求項1~13のいずれか一項に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩。
  15. が、C~C-アルコキシまたはシアノ-C~C-アルコキシである、請求項1~13のいずれか一項に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩。
  16. が、メトキシまたはシアノメトキシである、請求項1~13のいずれか一項に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩。
  17. が、水素またはハロゲンである、請求項1~16のいずれか一項に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩。
  18. が、水素またはフルオロである、請求項1~16のいずれか一項に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩。
  19. が、水素である、請求項1~18のいずれか一項に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩。
  20. 10が、水素である、請求項1~19のいずれか一項に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩。
  21. 11が、水素またはハロゲンである、請求項1~20のいずれか一項に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩。
  22. 11が、水素である、請求項1~20のいずれか一項に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩。
  23. Aが、単環式C~C-ヘテロシクロアルキル環である、請求項1~22のいずれか一項に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩。
  24. Aが、ピペラジニルまたはピペリジル、特にピペラジン-1-イルまたは1-ピペリジルである、請求項1~22のいずれか一項に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩。
  25. Aが、単環式のC~C-ヘテロシクロアルキル環であり:
    が、水素、(C~C-アルキル)N-、ヒドロキシ、カルボキシ、
    Figure 2022513851000275
    であり;
    が、水素またはヒドロキシであり;
    が、水素、ハロゲン、またはCNであり;
    、RおよびRが、それぞれ独立して、水素またはハロゲンであり;
    が、C~C-アルコキシ、ハロ-C~C-アルコキシ、シアノ-C~C-アルコキシまたはヒドロキシ-C~C-アルキニルオキシであり;
    11が、水素またはハロゲンであり;
    12が、R17、R18、R19、R20もしくはR21、またはそれらの組み合わせで置換されたC~C-アルキルであり;
    、R、R10、R14、R15およびR16が、すべて水素であり;、
    13が、水素、ヒドロキシ、C~C-アルキル、C~C-アルコキシ、アミノ-C~C-アルキル、ヒドロキシ-C~C-アルキル、カルボキシ、カルバモイル、C~C-アルキルスルホニル、C~C13-ヘテロアリールまたはC~C-ヘテロシクロアルキル-C~C-アルキル-であり;
    17が、水素、アミノ、C~C-アルキル-NH-、(C~C-アルキル)N-、ヒドロキシ、ヒドロキシ-C~C-アルキル-NH-または(C~C-アルキル)N-C~C-アルキル-であり;
    18が、水素、ヒドロキシまたはアミノであり;
    19、R20およびR21が、それぞれ独立して、水素またはヒドロキシであり;
    Bが、C~C13-ヘテロアリールまたはC~C-ヘテロシクロアルキルであり;
    が、共有結合、カルボニル、-N(C~C-アルキル)-、-NH-C(O)-または-N(C~C-アルキル)-であり;
    が、共有結合、-C~C-アルキル-、カルボニル、-C~C-アルキル-C(O)-、-C~C-アルキル-NH-C(O)-、-C~C-アルキル-O-C(O)-、-NH-C(O)-、-NH-C~C-アルキル-または-C(O)-NH-C~C-アルキル-である、
    請求項1に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩。
  26. Aが、単環式のC~C-ヘテロシクロアルキル環であり;
    が、
    Figure 2022513851000276
    であり;
    が、水素またはヒドロキシであり;
    が、ハロゲンであり;
    、RおよびRが、それぞれ独立して、水素またはハロゲンであり;
    が、C~C-アルコキシまたはシアノ-C~C-アルコキシであり;
    12が、R17、R18、R19、R20もしくはR21、またはそれらの組み合わせで置換されたC~C-アルキルであり;
    、R、R10、R11、R14、R15、R16、R18、R19、R20およびR21が、すべて水素であり;
    13が、水素またはヒドロキシであり;
    17が、C~C-アルキル-NH-または(C~C-アルキル)N-であり;
    Bが、C~C-ヘテロシクロアルキルであり;
    が、共有結合、カルボニルまたは-NH-C(O)-であり;
    が、カルボニルまたは-C~C-アルキル-NH-C(O)-である、
    請求項1に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩。
  27. Aが、ピペラジニルまたはピペリジル、特にピペラジン-1-イルまたは1-ピペリジルであり;
    が、
    Figure 2022513851000277
    であり;
    が、水素またはヒドロキシであり;
    が、クロロであり;
    が、水素、フルオロまたはクロロであり;
    およびRが、それぞれ独立して、水素またはフルオロであり;
    が、メトキシまたはシアノメトキシであり;
    12が、R17、R18、R19、R20もしくはR21、またはそれらの組み合わせで置換されたC~C-アルキルであり;
    、R、R10、R11、R14、R15、R16、R18、R19、R20およびR21が、すべて水素であり;
    13が、水素またはヒドロキシであり;
    17が、メチルアミノまたはジメチルアミノであり;
    Bが、ピペラジニル、ピロリジニルまたはアゼチジニル、特にピペラジン-1-イル、ピロリジン-2-イルまたはアゼチジン-3-イルであり;
    が、共有結合、カルボニルまたは-NH-C(O)-であり;
    が、カルボニルまたは-CHNH-C(O)-である、
    請求項1に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩。
  28. [4-(2-アミノエチル)-1-ピペリジル]-[2-クロロ-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]フェニル]メタノン;
    [2-クロロ-4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]フェニル]-[4-[2-(ジメチルアミノ)エチル]ピペラジン-1-イル]メタノン;
    [4-(アミノメチル)-1-ピペリジル]-[2-クロロ-4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]フェニル]メタノン;
    [4-(アミノメチル)-1-ピペリジル]-[2-ブロモ-4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]フェニル]メタノン;
    [4-(アミノメチル)-1-ピペリジル]-[2-クロロ-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]フェニル]メタノン;
    [4-(アミノメチル)-1-ピペリジル]-[4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-ヨード-フェニル]メタノン;
    [4-[[3-(3-クロロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]フェニル]-モルホリノ-メタノン;
    [4-[[3-(4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]フェニル]-モルホリノ-メタノン;
    [4-[[3-(3-クロロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]フェニル]-(4-ヒドロキシ-1-ピペリジル)メタノン;
    [4-(2-ヒドロキシエチル)ピペラジン-1-イル]-[4-[[3-(4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]フェニル]メタノン;
    [4-[[3-(4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]フェニル]-(4-メチルピペラジン-1-イル)メタノン;
    2-[4-(アミノメチル)ピペリジン-1-カルボニル]-5-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンゾニトリル;
    [4-[[3-(3-クロロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]フェニル]-(1-ピペリジル)メタノン;
    アジリジン-1-イル-[2-クロロ-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]フェニル]メタノン;
    4-[2-クロロ-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンゾイル]ピペラジン-2-カルボン酸;
    [4-[[3-(3-クロロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]フェニル]-(4-メチルピペラジン-1-イル)メタノン;
    [3-(ジメチルアミノ)ピロリジン-1-イル]-[4-[[3-(4-メトキシフェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]フェニル]メタノン;
    2-[4-[8-[4-[4-(アミノメチル)ピペリジン-1-カルボニル]-3-クロロ-アニリノ]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル]-2,3-ジフルオロ-フェノキシ]アセトニトリル;
    2-[4-[8-[3-クロロ-4-[4-[2-(ジメチルアミノ)エチル]ピペラジン-1-カルボニル]アニリノ]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル]-2,3-ジフルオロ-フェノキシ]アセトニトリル;
    1-[2-クロロ-4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンゾイル]-N-[2-(メチルアミノ)エチル]ピペリジン-4-カルボキサミド;
    [4-(アミノメチル)-1-ピペリジル]-[2-ブロモ-4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]フェニル]メタノン;
    [4-[2-(アミノメチル)モルホリン-4-カルボニル]-1-ピペリジル]-[2-クロロ-4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]フェニル]メタノン;
    2-[3-クロロ-4-[8-[3-クロロ-4-[4-[(ジメチルアミノ)メチル]ピペリジン-1-カルボニル]アニリノ]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル]-2-フルオロ-フェノキシ]アセトニトリル;
    1-[4-[2-クロロ-4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンゾイル]ピペラジン-1-イル]-2-(メチルアミノ)エタノン;
    [2-クロロ-4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]フェニル]-(4-ピペラジン-1-イル-1-ピペリジル)メタノン;
    2-[5-クロロ-4-[8-[3-クロロ-4-[4-[3-(ヒドロキシメチル)ピペラジン-1-カルボニル]ピペリジン-1-カルボニル]アニリノ]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル]-2-フルオロ-フェノキシ]アセトニトリル;
    [2-クロロ-4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]フェニル]-[4-[2-(メチルアミノ)エチル]ピペラジン-1-イル]メタノン;
    ピペラジン-2-イルメチル1-[2-クロロ-4-[[3-[4-(シアノメトキシ)-2,3-ジフルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンゾイル]ピペリジン-4-カルボキシレート;
    [2-クロロ-4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]フェニル]-[4-[2-(2-ヒドロキシエチルアミノ)エチル]ピペラジン-1-イル]メタノン;
    2-[4-[8-[3-クロロ-4-[4-[2-(ヒドロキシメチル)ピペラジン-1-カルボニル]ピペリジン-1-カルボニル]アニリノ]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル]-2,3-ジフルオロ-フェノキシ]アセトニトリル;
    1-[2-クロロ-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンゾイル]-N-[(3R)-ピロリジン-3-イル]ピペリジン-4-カルボキサミド;
    1-[2-クロロ-4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンゾイル]-N-[(3R)-ピロリジン-3-イル]ピペリジン-4-カルボキサミド;
    2-[4-[8-[3-クロロ-4-[4-(1H-テトラゾール-5-イル)ピペリジン-1-カルボニル]アニリノ]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル]-2,3-ジフルオロ-フェノキシ]アセトニトリル;
    2-[4-[8-[3-ブロモ-4-[4-[2-(ジメチルアミノ)エチル]ピペラジン-1-カルボニル]アニリノ]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル]-2,3-ジフルオロ-フェノキシ]アセトニトリル;
    N-(アゼチジン-3-イルメチル)-1-[2-クロロ-4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンゾイル]ピペリジン-4-カルボキサミド;
    1-[2-ブロモ-4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンゾイル]-N-[2-(メチルアミノ)エチル]ピペリジン-4-カルボキサミド;
    4-[1-[2-クロロ-4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンゾイル]ピペリジン-4-カルボニル]ピペラジン-2-カルボン酸;
    (2S)-4-[1-[2-クロロ-4-[[3-[4-(シアノメトキシ)-2,3-ジフルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンゾイル]ピペリジン-4-カルボニル]ピペラジン-2-カルボン酸;
    (2R)-4-[1-[2-クロロ-4-[[3-[4-(シアノメトキシ)-2,3-ジフルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンゾイル]ピペリジン-4-カルボニル]ピペラジン-2-カルボン酸;
    (2S)-4-[4-[4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-メチル-ベンゾイル]ピペラジン-1-カルボニル]ピペラジン-2-カルボン酸;
    1-[4-[2-クロロ-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンゾイル]ピペラジン-1-イル]-2-(メチルアミノ)エタノン;
    2-[3-クロロ-4-[8-[3-クロロ-4-[4-[3-(ジメチルアミノ)プロピル]ピペラジン-1-カルボニル]アニリノ]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル]-2-フルオロ-フェノキシ]アセトニトリル;
    [4-(アミノメチル)-1-ピペリジル]-[2-クロロ-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-プロプ-2-イノキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]フェニル]メタノン;
    2-[3-クロロ-4-[8-[3-クロロ-4-[4-(2-ピロリジン-1-イルエチル)ピペラジン-1-カルボニル]アニリノ]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル]-2-フルオロ-フェノキシ]アセトニトリル;
    [2-クロロ-4-[[3-(2-クロロ-3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]フェニル]-[4-[2-(ジメチルアミノ)エチル]ピペラジン-1-イル]メタノン;
    2-[4-[8-[3-クロロ-4-[4-[2-(ジメチルアミノ)エチル]ピペラジン-1-カルボニル]アニリノ]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル]-2,3-ジフルオロ-フェノキシ]プロパンニトリル;
    [2-クロロ-4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]フェニル]-[4-[2-(ジメチルアミノ)エチル]ピペラジン-1-イル]メタノン;
    2-[4-[8-[3-クロロ-4-[4-(1H-イミダゾール-5-イル)ピペリジン-1-カルボニル]アニリノ]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル]-2,3-ジフルオロ-フェノキシ]アセトニトリル;
    2-[4-[8-[3-クロロ-4-[4-(1,2,4-トリアゾール-4-イル)ピペリジン-1-カルボニル]アニリノ]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル]-2,3-ジフルオロ-フェノキシ]アセトニトリル;
    2-[4-[8-[3-クロロ-4-[4-(4-メチル-1,2,4-トリアゾール-3-イル)ピペリジン-1-カルボニル]アニリノ]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル]-2,3-ジフルオロ-フェノキシ]アセトニトリル;
    2-[4-[8-[3-クロロ-4-(モルホリン-4-カルボニル)アニリノ]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル]-2,3-ジフルオロ-フェノキシ]アセトニトリル;
    2-[4-[8-[3-クロロ-4-[4-[3-(ジメチルアミノ)プロピル]ピペラジン-1-カルボニル]アニリノ]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル]-2,3-ジフルオロ-フェノキシ]プロパンニトリル;
    [4-(アミノメチル)-1-ピペリジル]-[2-クロロ-4-[[3-[3-フルオロ-4-(4-ヒドロキシブト-2-イノキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]フェニル]メタノン;
    3-アミノ-1-[4-[2-クロロ-4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンゾイル]ピペラジン-1-イル]-2-ヒドロキシ-プロパン-1-オン;
    [2-クロロ-4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]フェニル]-[4-[3-(ヒドロキシメチル)ピペラジン-1-カルボニル]-1-ピペリジル]メタノン;
    [2-クロロ-4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]フェニル]-(4-ピロリジン-3-イルピペラジン-1-イル)メタノン;
    [2-ブロモ-4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]フェニル]-[4-[2-(ジメチルアミノ)エチル]ピペラジン-1-イル]メタノン;
    1-[2-クロロ-4-[[3-[4-(シアノメトキシ)-2,3-ジフルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンゾイル]-N-[2-(メチルアミノ)エチル]ピペリジン-4-カルボキサミド;
    2-[3-クロロ-4-[8-[3-クロロ-4-[4-[2-(ヒドロキシメチル)ピペラジン-1-カルボニル]ピペリジン-1-カルボニル]アニリノ]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル]-2-フルオロ-フェノキシ]アセトニトリル;
    [4-[2-(アゼチジン-1-イル)エチル]ピペラジン-1-イル]-[2-クロロ-4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]フェニル]メタノン;
    [2-クロロ-4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]フェニル]-[4-[2-(シクロプロピルアミノ)エチル]ピペラジン-1-イル]メタノン;
    N-[[1-[2-クロロ-4-[[3-[4-(シアノメトキシ)-2,3-ジフルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンゾイル]-4-ピペリジル]メチル]ピリジン-4-カルボキサミド;
    [2-クロロ-4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]フェニル]-[4-(1H-イミダゾール-5-イルメチル)ピペラジン-1-イル]メタノン;
    [4-(アゼチジン-3-イル)ピペラジン-1-イル]-[2-クロロ-4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]フェニル]メタノン;
    2-[4-[8-[3-クロロ-4-(4-ピリミジン-2-イルピペラジン-1-カルボニル)アニリノ]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル]-2,3-ジフルオロ-フェノキシ]アセトニトリル;
    2-[4-[8-[3-クロロ-4-[4-(4-ピリジン)ピペリジン-1-カルボニル]アニリノ]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル]-2,3-ジフルオロ-フェノキシ]アセトニトリル;
    [2-クロロ-4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]フェニル]-[4-[2-(ジメチルアミノ)エチル]-4-ヒドロキシ-1-ピペリジル]メタノン;
    [4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-フェニル]-[4-[(2S,4R)-4-ヒドロキシピロリジン-2-カルボニル]ピペラジン-1-イル]メタノン;
    [2-クロロ-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-6-フルオロ-フェニル]-[4-[(2S,4R)-4-ヒドロキシピロリジン-2-カルボニル]ピペラジン-1-イル]メタノン;
    2-[4-[8-[4-[4-[2-(アゼチジン-1-イル)エチル]ピペラジン-1-カルボニル]-3-クロロ-アニリノ]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル]-2,3-ジフルオロ-フェノキシ]アセトニトリル;
    1-[2-[4-[2-クロロ-4-[[3-[4-(シアノメトキシ)-2,3-ジフルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンゾイル]ピペラジン-1-イル]エチル]ピロリジン-3-カルボン酸;
    2-[4-[8-[3-クロロ-4-[4-[2-(ジメチルアミノ)アセチル]ピペラジン-1-カルボニル]アニリノ]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル]-2,3-ジフルオロ-フェノキシ]アセトニトリル;
    [2-クロロ-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]フェニル]-[4-[(2S,4R)-4-ヒドロキシピロリジン-2-カルボニル]ピペラジン-1-イル]メタノン;
    2-[4-[8-[3-クロロ-4-[4-[(3R)-3-(ヒドロキシメチル)ピペラジン-1-カルボニル]ピペラジン-1-カルボニル]アニリノ]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル]-2,3-ジフルオロ-フェノキシ]アセトニトリル;
    2-[4-[8-[3-クロロ-4-[4-[(3S)-3-(ヒドロキシメチル)ピペラジン-1-カルボニル]ピペラジン-1-カルボニル]アニリノ]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル]-2,3-ジフルオロ-フェノキシ]アセトニトリル;
    2-[4-[8-[3-クロロ-4-[4-[(2S,4R)-4-ヒドロキシピロリジン-2-カルボニル]ピペラジン-1-カルボニル]アニリノ]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル]-2,3-ジフルオロ-フェノキシ]アセトニトリル;
    2-[3-クロロ-4-[8-[3-クロロ-4-[4-[(2S,4R)-4-ヒドロキシピロリジン-2-カルボニル]ピペラジン-1-カルボニル]アニリノ]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル]-2-フルオロ-フェノキシ]アセトニトリル;
    1-[2-[4-[2-クロロ-4-[[3-[4-(シアノメトキシ)-2,3-ジフルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンゾイル]ピペラジン-1-イル]エチル]ピロリジン-3-カルボキサミド;
    2-[4-[8-[3-クロロ-4-[4-[2-[3-(ヒドロキシメチル)ピロリジン-1-イル]エチル]ピペラジン-1-カルボニル]アニリノ]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル]-2,3-ジフルオロ-フェノキシ]アセトニトリル;
    2-[4-[8-[3-クロロ-4-[4-[(3R)-3-(ヒドロキシメチル)ピペラジン-1-カルボニル]ピペリジン-1-カルボニル]アニリノ]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル]-2,3-ジフルオロ-フェノキシ]アセトニトリル;
    2-[4-[8-[3-クロロ-4-[4-[2-(メチルアミノ)エチル]ピペラジン-1-カルボニル]アニリノ]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル]-2,3-ジフルオロ-フェノキシ]アセトニトリル;
    2-[3-クロロ-4-[8-[3-クロロ-4-[4-[(3R)-3-(ヒドロキシメチル)ピペラジン-1-カルボニル]ピペリジン-1-カルボニル]アニリノ]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル]-2-フルオロ-フェノキシ]アセトニトリル;
    2-[4-[8-[3-クロロ-4-[4-[2-[3-(ヒドロキシメチル)アゼチジン-1-イル]エチル]ピペラジン-1-カルボニル]アニリノ]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル]-2,3-ジフルオロ-フェノキシ]アセトニトリル;
    2-[4-[8-[3-クロロ-4-[4-[(3S)-3-(ヒドロキシメチル)ピペラジン-1-カルボニル]ピペリジン-1-カルボニル]アニリノ]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル]-2,3-ジフルオロ-フェノキシ]アセトニトリル;
    2-[4-[8-[3-クロロ-4-[4-[2-[2-(ヒドロキシメチル)ピロリジン-1-イル]エチル]ピペラジン-1-カルボニル]アニリノ]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル]-2,3-ジフルオロ-フェノキシ]アセトニトリル;
    1-[2-[4-[2-クロロ-4-[[3-[4-(シアノメトキシ)-2,3-ジフルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンゾイル]ピペラジン-1-イル]エチル]アゼチジン-3-カルボキサミド;
    2-[4-[8-[3-クロロ-4-[4-[2-(3-ヒドロキシピロリジン-1-イル)エチル]ピペラジン-1-カルボニル]アニリノ]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル]-2,3-ジフルオロ-フェノキシ]アセトニトリル;
    2-[4-[8-[3-クロロ-4-[4-[2-(3-ヒドロキシアゼチジン-1-イル)エチル]ピペラジン-1-カルボニル]アニリノ]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル]-2,3-ジフルオロ-フェノキシ]アセトニトリル;
    2-[4-[8-[3-クロロ-4-[4-[2-(メチルアミノ)アセチル]ピペラジン-1-カルボニル]アニリノ]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル]-2,3-ジフルオロ-フェノキシ]アセトニトリル;
    2-[3-クロロ-4-[8-[3-クロロ-4-[4-[(3S)-3-(ヒドロキシメチル)ピペラジン-1-カルボニル]ピペリジン-1-カルボニル]アニリノ]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル]-2-フルオロ-フェノキシ]アセトニトリル;
    2-[4-[8-[3-クロロ-4-[4-[2-(3-メトキシアゼチジン-1-イル)エチル]ピペラジン-1-カルボニル]アニリノ]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル]-2,3-ジフルオロ-フェノキシ]アセトニトリル;
    N-(3-アミノ-2-ヒドロキシ-プロピル)-1-[2-クロロ-4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンゾイル]ピペリジン-4-カルボキサミド;
    2-[4-[8-[3-クロロ-4-[4-[2-(3-メチルスルホニルアゼチジン-1-イル)エチル]ピペラジン-1-カルボニル]アニリノ]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル]-2,3-ジフルオロ-フェノキシ]アセトニトリル;
    2-[4-[8-[3-クロロ-4-[4-[2-[3-[(ジメチルアミノ)メチル]アゼチジン-1-イル]エチル]ピペラジン-1-カルボニル]アニリノ]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル]-2,3-ジフルオロ-フェノキシ]アセトニトリル;
    2-[4-[8-[3-クロロ-4-[4-[2-[3-(ジメチルアミノ)ピロリジン-1-イル]エチル]ピペラジン-1-カルボニル]アニリノ]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル]-2,3-ジフルオロ-フェノキシ]アセトニトリル;
    2-[4-[8-[3-クロロ-4-[4-[2-[4-(ジメチルアミノ)-1-ピペリジル]エチル]ピペラジン-1-カルボニル]アニリノ]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル]-2,3-ジフルオロ-フェノキシ]アセトニトリル;
    2-[4-[8-[3-クロロ-4-[4-[2-[3-(ジメチルアミノ)アゼチジン-1-イル]エチル]ピペラジン-1-カルボニル]アニリノ]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル]-2,3-ジフルオロ-フェノキシ]アセトニトリル;
    2-[4-[8-[3-クロロ-4-[4-[2-(3-メチルスルホニルピロリジン-1-イル)エチル]ピペラジン-1-カルボニル]アニリノ]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル]-2,3-ジフルオロ-フェノキシ]アセトニトリル;
    [4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)-2,3-ジフルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-[4-[1-(ピロリジン-3-イルメチル)ピペリジン-4-カルボニル]ピペラジン-1-イル]メタノン;
    [2-クロロ-4-[[3-[4-(ジフルオロメトキシ)-2,3-ジフルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]フェニル]-[4-[(2S,4R)-4-ヒドロキシピロリジン-2-カルボニル]ピペラジン-1-イル]メタノン;
    [2-クロロ-4-[[3-[2,3-ジフルオロ-4-(フルオロメトキシ)フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]フェニル]-[4-[(2S,4R)-4-ヒドロキシピロリジン-2-カルボニル]ピペラジン-1-イル]メタノン;
    [2-クロロ-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]フェニル]-[4-ヒドロキシ-4-(メチルアミノメチル)-1-ピペリジル]メタノン;
    [2-クロロ-4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]フェニル]-[4-ヒドロキシ-4-(メチルアミノメチル)-1-ピペリジル]メタノン;
    [2-ブロモ-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-6-フルオロ-フェニル]-[4-[(2S,4R)-4-ヒドロキシピロリジン-2-カルボニル]ピペラジン-1-イル]メタノン;
    [2-ブロモ-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]-6-フルオロ-フェニル]-[4-[(2S,4R)-4-ヒドロキシピロリジン-2-カルボニル]ピペラジン-1-イル]メタノン;
    1-[2-[4-[2-クロロ-4-[[3-[4-(シアノメトキシ)-2,3-ジフルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンゾイル]ピペラジン-1-イル]-2-オキソ-エチル]ピロリジン-3-カルボン酸;
    1-[2-クロロ-4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンゾイル]-N-[(2S,3R,4R,5R)-2,3,4,5,6-ペンタヒドロキシヘキシル]ピペリジン-4-カルボキサミド;
    2-[1-[2-クロロ-4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンゾイル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]-N,N-ジメチル-アセトアミド;
    2-[4-[8-[3-クロロ-4-[4-[2-[3-(1H-テトラゾール-5-イル)アゼチジン-1-イル]エチル]ピペラジン-1-カルボニル]アニリノ]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル]-2,3-ジフルオロ-フェノキシ]アセトニトリル;および
    1-[2-[4-[2-クロロ-4-[[3-[4-(シアノメトキシ)-2,3-ジフルオロ-フェニル]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンゾイル]ピペラジン-1-イル]エチル]ピロリジン-2-カルボン酸、
    から選択される、請求項1に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩。
  29. [2-クロロ-4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]フェニル]-[4-[2-(ジメチルアミノ)エチル]ピペラジン-1-イル]メタノン;
    1-[2-クロロ-4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンゾイル]-N-[2-(メチルアミノ)エチル]ピペリジン-4-カルボキサミド;
    1-[4-[2-クロロ-4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンゾイル]ピペラジン-1-イル]-2-(メチルアミノ)エタノン;
    2-[5-クロロ-4-[8-[3-クロロ-4-[4-[3-(ヒドロキシメチル)ピペラジン-1-カルボニル]ピペリジン-1-カルボニル]アニリノ]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル]-2-フルオロ-フェノキシ]アセトニトリル;
    [2-クロロ-4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]フェニル]-[4-[2-(メチルアミノ)エチル]ピペラジン-1-イル]メタノン;
    N-(アゼチジン-3-イルメチル)-1-[2-クロロ-4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]ベンゾイル]ピペリジン-4-カルボキサミド;
    [2-クロロ-4-[[3-(3-フルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]フェニル]-[4-[2-(ジメチルアミノ)エチル]-4-ヒドロキシ-1-ピペリジル]メタノン;
    [2-クロロ-4-[[3-(2,3-ジフルオロ-4-メトキシ-フェニル)イミダゾ[1,2-a]ピラジン-8-イル]アミノ]フェニル]-[4-[(2S,4R)-4-ヒドロキシピロリジン-2-カルボニル]ピペラジン-1-イル]メタノン;
    2-[4-[8-[3-クロロ-4-[4-[(2S,4R)-4-ヒドロキシピロリジン-2-カルボニル]ピペラジン-1-カルボニル]アニリノ]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル]-2,3-ジフルオロ-フェノキシ]アセトニトリル;および
    2-[3-クロロ-4-[8-[3-クロロ-4-[4-[(2S,4R)-4-ヒドロキシピロリジン-2-カルボニル]ピペラジン-1-カルボニル]アニリノ]イミダゾ[1,2-a]ピラジン-3-イル]-2-フルオロ-フェノキシ]アセトニトリル、
    から選択される、請求項1に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩。
  30. (i)カルボン酸IVa
    Figure 2022513851000278
    (式中、R~R11は請求項1~29のいずれか一項に定義される通りである)を、アミンV
    Figure 2022513851000279
    (式中、A、RおよびRは、請求項1~29のいずれか一項に定義される通りである)と、カップリング試薬(HATU、TBTUなど)および塩基(DIPEA、NEtなど)の存在下で反応させて、前記式(I)の化合物を形成すること、または
    (ii)化合物VI
    Figure 2022513851000280
    (式中、R~R、R10、R11およびAは請求項1~29のいずれか一項に定義される通りであり、Xはハロゲンである)を、ボロン酸VII
    Figure 2022513851000281
    (式中、R~Rは請求項1~29のいずれか一項に定義される通りであり、Yはボロン酸またはボロン酸エステルである)と、遷移金属触媒(PdCl(dppf)-CHCl付加物、Pd(PPhなど)および塩基(KPO、NaOtBuなど)の存在下で反応させて、前記式(I)の化合物を形成すること、
    を含む、請求項1~29のいずれか一項に記載の式(I)の化合物を製造するプロセス。
  31. 請求項30に記載のプロセスに従って製造された場合の、請求項1~29のいずれか一項に記載の式(I)の化合物。
  32. 治療的活性物質として使用するための、請求項1~29および31のいずれか一項に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩。
  33. 請求項1~29および31のいずれか一項に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩と、治療的不活性担体と、を含む、医薬組成物。
  34. 抗生物質として使用するための、請求項1~29および31のいずれか一項に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩。
  35. 院内感染症および結果として生じる疾患の処置または予防に使用するための、請求項1~29および31のいずれか一項に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩。
  36. グラム陰性菌によって引き起こされる感染症および結果として生じる疾患の処置または予防に使用するための、請求項1~29および31のいずれか一項に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩。
  37. 前記グラム陰性菌が、クレブシエラ・ニューモニアエ、アシネトバクター・バウマンニ、シュードモナス・エルギノーザ、エンテロバクター種、および大腸菌から選択される、請求項36に記載の使用のための化合物。
  38. 前記グラム陰性菌がアシネトバクター・バウマンニである、請求項37に記載の使用のための化合物。
  39. エンテロコッカス・フェシウム、スタフィロコッカス・アウレウス、クレブシエラ・ニューモニエ、アシネトバクター・バウマンニ、シュードモナス・エルギノーザ、エンテロバクター種もしくは大腸菌、またはそれらの組み合わせによって引き起こされる感染症および結果として生じる疾患の処置または予防に使用するための、請求項1~29および31のいずれか一項に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩。
  40. エンテロコッカス・フェシウム、スタフィロコッカス・アウレウス、クレブシエラ・ニューモニエ、アシネトバクター・バウマンニ、シュードモナス・エルギノーザ、エンテロバクター種もしくは大腸菌、またはそれらの組み合わせによって引き起こされる感染症および結果として生じる疾患の処置または予防のための方法であって、請求項1~29および31のいずれか一項に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩を哺乳動物に投与することを含む、方法。
  41. 抗生物質としての、請求項1から29および31のいずれかに記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩の使用。
  42. エンテロコッカス・フェシウム、スタフィロコッカス・アウレウス、クレブシエラ・ニューモニエ、アシネトバクター・バウマンニ、シュードモナス・エルギノーザ、エンテロバクター種もしくは大腸菌、またはそれらの組み合わせによって引き起こされる感染症および結果として生じる疾患の処置または予防のための、請求項1~29および31のいずれか一項に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩の使用。
  43. エンテロコッカス・フェシウム、スタフィロコッカス・アウレウス、クレブシエラ・ニューモニエ、アシネトバクター・バウマンニ、シュードモナス・エルギノーザ、エンテロバクター種もしくは大腸菌、またはそれらの組み合わせによって引き起こされる感染症および結果として生じる疾患の処置または予防に有用な薬剤の調製のための、請求項1~29および31のいずれか一項に記載の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容され得る塩の使用。
  44. 上記に記載される発明。
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