JP2023530030A - Braf分解剤 - Google Patents

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Abstract

本発明は、BRAFの分解を特異的に引き起こす化合物を提供する。本化合物は、様々な癌の治療に有用である。

Description

本発明は、BRAFタンパク質のユビキチン化及びその後のプロテアソーム分解を介してBRAFの分解を選択的に引き起こす化合物を提供する。本化合物は、様々な癌の治療に有用である。
BRAFは、シグナル伝達タンパク質キナーゼのメンバーであるセリン/トレオニンタンパク質キナーゼである。
BRAF V600E/K突然変異は、黒色腫、例えば切除不能又は転移性の黒色腫、甲状腺癌、大腸癌、肺癌等を含む様々なヒト腫瘍において観察されることが多い。これらの適応症の多くにおいて臨床で利用可能なBRAF阻害剤がもたらす明らかな治療効果にもかかわらず、これらの薬物の抗腫瘍反応の持続時間は、薬物耐性の獲得により制限される。
BRAFタンパク質は、タンパク質のホモ二量体化(BRAF-BRAF)又は他のRAFタンパク質とのヘテロ二量体化(BRAF-RAF1又はBRAF-ARAF)を必要とするシグナル伝達伝搬の機構を示す。BRAF V600E/K置換を有する腫瘍学的適応症において観察されるように、BRAFが突然変異すると、BRAFシグナル伝達は、ホモ二量体及び/又はヘテロ二量体の生成とは独立するようになる。この状況で、キナーゼは単量体タンパク質として活性化過剰となり、細胞増殖シグナルを駆動する。
現在利用可能な阻害剤は、単量体形態のBRAFの活性のみを遮断し、BRAFのホモ二量体又はヘテロ二量体には効果がないため、多くのBRAF耐性誘導機構がRAFのホモ二量体化及びヘテロ二量体化に媒介されるシグナル伝達を回復させることによって作用することは驚くべきことではない。
標的タンパク質分解は、E3リガーゼを動員することによって標的のユビキチン化を誘導し、それにより関与する標的のプロテアソーム媒介破壊を促進する新たな作用様式である。
標的分解によるBRAFの分解は、BRAF V600E/Kの足場活性を除去し、特にBRAFタンパク質の除去を誘導することから、従来の阻害に対して利点をもたらし得る。この活性は、耐性の二量体化媒介機構を防ぐ可能性がある。
この理論に一致して、BRAFタンパク質の抑止が耐性獲得の発現を遅らせる戦略であるだけでなく、利用可能な阻害剤に対する耐性を獲得した腫瘍を標的とする可能性があることが文献報告から実証されている。この観察結果は、黒色腫、大腸癌、及び肺癌のようなBRAF V600E/K突然変異腫瘍の治療における新規の治療機会を提供する。
特許文献1、特許文献2及び特許文献3は、BRAF分解剤を開示している。
国際公開第2018/119448号 国際公開第2019/199816号 国際公開第2020/051564号
本発明は、BRAFタンパク質の標的ユビキチン化及びその後のプロテアソーム分解を介して、突然変異V600Eを呈するBRAFを含むが、これに限定されない突然変異体BRAFを特異的に分解する化合物を提供する。本化合物は、遍在的に発現されるE3リガーゼタンパク質セレブロン(CRBN)に結合し、CRBN E3ユビキチンリガーゼ複合体の基質特異性を変化させ、例えばBRAF V600E等の突然変異体BRAFの動員及びユビキチン化をもたらす。本化合物はWT BRAF、RAF1及びARAFの結合剤でもあるが、例えばBRAF V600E等の突然変異体BRAFに対するより効果的な標的分解がこれらの化合物によって誘発される。
Figure 2023530030000001
Figure 2023530030000002
ここで、置換基及び可変部分は、以下及び特許請求の範囲に記載されるとおりである。
或る特定の実施の形態においては、式Iの化合物は、式:
Figure 2023530030000003
の化合物又はその薬学的に許容可能な塩であり、ここで、置換基及び可変部分は、以下及び特許請求の範囲に記載されるとおりである。
或る特定の実施の形態においては、式IIの化合物は、式:
Figure 2023530030000004
の化合物又はその薬学的に許容可能な塩であり、ここで、置換基及び可変部分は、以下及び特許請求の範囲に記載されるとおりである。
或る特定の実施の形態においては、式IIIの化合物は、式:
Figure 2023530030000005
の化合物又はその薬学的に許容可能な塩であり、ここで、置換基及び可変部分は、以下及び特許請求の範囲に記載されるとおりである。
或る特定の実施の形態においては、式IVの化合物は、式:
Figure 2023530030000006
の化合物又はその薬学的に許容可能な塩であり、ここで、置換基及び可変部分は、以下及び特許請求の範囲に記載されるとおりである。
或る特定の実施の形態においては、式Vの化合物は、式:
Figure 2023530030000007
の化合物又はその薬学的に許容可能な塩であり、ここで、置換基及び可変部分は、以下及び特許請求の範囲に記載されるとおりである。
本化合物は、癌の治療的処置及び/又は予防的処置に有用である。
無処置、1日2回の6mg/kgのエンコラフェニブのp.o.処置、1日2回の30mg/kgの化合物158のp.o.処置、及び1日2回の30mg/kgの化合物177のp.o.処置による腫瘍体積を比較するグラフである。y軸はmmで測定された腫瘍体積であり、x軸は処置の日数である。 無処置、1日1回の100mg/kgのダブラフェニブのp.o.処置、及び1日2回の60mg/kgの化合物89のp.o.処置による腫瘍体積を比較するグラフである。y軸はmmで測定された腫瘍体積であり、x軸は処置の日数である。
本発明は、式I、式II、式III、式IV、式V、式VI、若しくは式VIIの化合物、又はその薬学的に許容可能な塩、上述の化合物の調製、それらを含有する薬剤及びそれらの製造、並びに癌の治療的処置及び/又は予防的処置における上述の化合物の使用を提供する。
本明細書に使用される一般用語の以下の定義は、対象となる用語が単独で現れるか、又は他の用語と組み合わせて現れるかに関わらず適用される。
特に明記しない限り、本明細書及び特許請求の範囲を含む本願において使用される以下の用語は、下記の定義を有する。本明細書及び添付の特許請求の範囲において使用される場合、数量を特定しない単数形(singular forms "a", "an," and "the")が、文脈上明らかに他の指示のない限り、複数の指示対象を含むことに留意しなければならない。
「C1~6-アルキル」という用語は、単独で又は他の基と組み合わせて、線状であっても、又は分岐し、単一若しくは複数の分岐を有していてもよく、アルキル基が概して1個~6個の炭素原子を含む、炭化水素ラジカル、例えばメチル(Me)、エチル(Et)、プロピル、イソプロピル(i-プロピル)、n-ブチル、i-ブチル(イソブチル)、2-ブチル(sec-ブチル)、t-ブチル(tert-ブチル)、イソペンチル、2-エチル-プロピル(2-メチル-プロピル)、1,2-ジメチル-プロピル等を表す。具体的な基は、メチル及びエチルである。
「C1~6-アルキルスルホニル」という用語は、単独で又は他の基と組み合わせて式R’-SO-の基を表し、ここで、R’は本明細書に定義されるC1~6-アルキルである。具体的なC1~6-アルキルスルホニル基はメチルスルホニル、エチルスルホニル、プロピルスルホニル、ブチルスルホニルである。より具体的な基は、メチルスルホニルである。
「シアノ」という用語は、単独で又は他の基と組み合わせて基-C≡Nを表す。
「C3~8-シクロアルキル」という用語は、環炭素原子数3~8の一価の飽和単環式又は二環式炭化水素基を表す。二環式は、1個又は2個の炭素原子を共有する2つの飽和炭素環からなる環系を意味する。単環式C3~8-シクロアルキルの例は、シクロプロピル、シクロブタニル、シクロペンチル、シクロヘキシル及びシクロヘプチルである。二環式C3~8-シクロアルキルの例は、スピロ[3.3]ヘプタニルである。より特定の単環式C3~8-シクロアルキル基は、シクロペンチル及びシクロヘキシルである。
「C3~8-シクロアルキルスルホニル」という用語は、単独で又は他の基と組み合わせて式R’-SO-の基を表し、ここで、R’は本明細書に定義されるC3~8-シクロアルキルである。具体的なC3~8-アルキルスルホニル基はシクロプロピルスルホニル、シクロペンチルスルホニル及びシクロヘキシルスルホニルである。
「ハロ-C1~6-アルキル」という用語は、C1~6-アルキル基の水素原子の少なくとも1つが同じ又は異なるハロゲン原子に置き換えられているC1~6-アルキル基を表す。「ペルハロ-C1~6-アルキル」という用語は、アルキル基の全ての水素原子が同じ又は異なるハロゲン原子に置き換えられている-C1~6-アルキル基を表す。ハロ-C1~6-アルキルの例としては、フルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、フルオロエチル、ジフルオロエチル、及びトリフルオロエチルが挙げられる。特定のハロ-C1~6-アルキル基としては、トリフルオロメチル及びジフルオロエチルが挙げられる。より特定のハロ-C1~6-アルキル基は、ジフルオロメチル及びトリフルオロメチルである。
「ハロゲン」という用語は、単独で又は他の基と組み合わせて、クロロ(Cl)、ヨード(I)、フルオロ(F)及びブロモ(Br)を表す。具体的な基は、Fである。
「ヘテロシクロアルキル」という用語は、N、O及びSから選択される1個、2個、又は3個の環ヘテロ原子を含み、残りの環原子がオキソで任意に置換された炭素である環原子数4~9の一価の飽和又は部分不飽和の単環式又は二環式環系を表す。二環式とは、1個又は2個の環原子を共有する2つの環からなることを意味する。ヘテロシクロアルキルは、N、O及びSから選択される1個又は2個の環ヘテロ原子を含む環原子数4~6の一価の飽和又は部分不飽和の単環式環系(4員~6員のヘテロシクロアルキル)であるのが好ましい。単環式飽和ヘテロシクロアルキルの例としては、4,5-ジヒドロ-オキサゾリル、オキセタニル、アゼチジニル、ピロリジニル、2-オキソ-ピロリジン-4-イル、3-オキソ-モルホリン-6-イル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロチオフェニル、ピラゾリジニル、イミダゾリジニル、オキサゾリジニル、イソオキサゾリジニル、チアゾリジニル、ピペリジニル、テトラヒドロピラニル、テトラヒドロチオピラニル、ピペラジニル、モルホリニル、チオモルホリニル、1,1-ジオキソ-チオモルホリン-4-イル、アゼパニル、ジアゼパニル、ホモピペラジニル、及びオキサゼパニルが挙げられる。二環式飽和ヘテロシクロアルキルの例としては、オキサビシクロ[2.2.1]ヘプタニル、オキサスピロ[3.3]ヘプタニル、8-アザ-ビシクロ[3.2.1]オクチル、キヌクリジニル、8-オキサ-3-アザ-ビシクロ[3.2.1]オクチル、9-アザ-ビシクロ[3.3.1]ノニル、3-オキサ-9-アザ-ビシクロ[3.3.1]ノニル、及び3-チア-9-アザ-ビシクロ[3.3.1]ノニルが挙げられる。部分不飽和ヘテロシクロアルキルの例としては、ジヒドロフリル、イミダゾリニル、ジヒドロ-オキサゾリル、テトラヒドロ-ピリジニル及びジヒドロピラニルが挙げられる。ヘテロシクリルはアゼチジニル、モルホリニル、ピロリジニル、ピペラジニル、オキセタニル、2-オキソ-ピロリジン-4-イル、又は3-オキソ-モルホリン-6-イルであるのが好ましい。具体的なヘテロシクロアルキルは、ピロリジニルである。
「ヒドロキシ」という用語は、単独で又は他の基と組み合わせて、-OH基を表す。
「スルホニル」という用語は、単独で又は他の基と組み合わせて基-SO-を表す。
「薬学的に許容可能な」という用語は、一般に安全であり、非毒性であり、生物学的にもその他の点でも望ましくないものではなく、ヒト用だけでなく動物用の医薬用途にも許容可能である、医薬組成物の作製に有用な材料の属性を表す。
「薬学的に許容可能な塩」という用語は、ヒト及び動物の組織と接触させて使用するのに適した塩を指す。無機酸及び有機酸との好適な塩の例は、酢酸、クエン酸、ギ酸、フマル酸、塩酸、乳酸、マレイン酸、リンゴ酸、メタンスルホン酸、硝酸、リン酸、p-トルエンスルホン酸、コハク酸、硫酸(sulfuric acid (sulphuric acid))、酒石酸、トリフルオロ酢酸等であるが、これらに限定されない。特定の酸は、ギ酸、トリフルオロ酢酸及び塩酸である。
「薬学的に許容可能な補助物質」という用語は、製剤の他の成分に適合する希釈剤又は賦形剤等の担体及び補助物質を指す。
「医薬組成物」という用語は、指定の成分を所定の量又は割合にて含む製品だけでなく、指定の成分を指定の量にて組み合わせることによって直接又は間接的に得られる任意の製品を包含する。詳細には、この用語は、1つ以上の活性成分と、不活性成分を含む任意の担体とを含む製品だけでなく、いずれか2つ以上の成分の組合せ、錯化若しくは凝集、又は1つ以上の成分の解離、又は1つ以上の成分の他のタイプの反応若しくは相互作用によって直接又は間接的に得られる任意の製品を包含する。
「治療有効量」は、病状の治療のために被験体に投与された場合に、その病状に対してかかる治療を達成するのに十分な化合物の量を意味する。「治療有効量」は、化合物、治療される病状、治療される重症度又は疾患、被験体の年齢及び相対的健康、投与の経路及び形態、担当の医師又は獣医師の判断、並びに他の要因によって異なる。
可変部分に言及する場合の「本明細書において規定される通り」及び「本明細書に記載される通り」という用語は、可変部分の広義の定義、並びに、もしあれば、「詳細には」、「より詳細には」及び「最も詳細には」の定義を参照により組み込む。
化学反応に言及する場合の「処理する」、「接触させる」及び「反応させる」という用語は、2つ以上の試薬を適切な条件下で添加又は混合して、指定及び/又は所望の生成物を生成することを意味する。指定及び/又は所望の生成物を生成する反応が、必ずしも最初に添加した2つの試薬の組合せから直接生じるわけではなく、すなわち、最終的に指定及び/又は所望の生成物の形成をもたらす混合物中に生成する1つ以上の中間体が存在する可能性があることを理解されたい。
「薬学的に許容可能な賦形剤」という用語は、医薬品の配合に使用される崩壊剤、結合剤、充填剤、溶媒、緩衝剤、等張化剤、安定剤、酸化防止剤、界面活性剤又は滑沢剤等の治療活性を有さず、非毒性である任意の成分を表す。
「阻害剤」という用語は、特定のリガンドと特定の受容体との結合を競合、低減若しくは阻止するか、又は特定のタンパク質の機能を低減若しくは阻止する化合物を表す。
「芳香族」という用語は、文献、特にIUPACにおいて定義される芳香族性の従来の概念を表す。
キラル炭素が化学構造に存在する場合は常に、そのキラル炭素と関連する全ての立体異性体が純粋な立体異性体及びその混合物としてその構造に包含されることが意図される。
本発明は、医薬組成物、上記の化合物を使用する方法及び作製する方法を提供する。
全ての別個の実施形態を組み合わせることができる。
E1:本発明の一実施形態は、式I、式II、式III、式IV、式V、式VI若しくは式VII:
Figure 2023530030000008
Figure 2023530030000009
(式中、
及びRは独立して、
i)H、及び、
ii)C1~6-アルキルから選択されるか、
又はR及びRが一緒に-CH-を形成し、
Xは、
i)-CH-、
ii)-NR-、及び、
iii)-O-から選択され、
は、
i)H、及び、
ii)C1~6-アルキルから選択され、
Aは環系F、G、H、I、BA、BB、BC、BD及びBEから選択され、
A5は環系H、I、BA、BB及びBCから選択され、
Figure 2023530030000010
は独立して、
i)ハロゲン、
ii)シアノ、及び、
iii)C1~6-アルキルから選択され、
tは、
i)0、
ii)1、及び、
iii)2から選択され、
は独立して、
i)H、
ii)C3~8-シクロアルキル、及び、
iii)C1~6-アルキルから選択され、
Bは存在しないか、又は環系AA、AB、AD、AE、AF、AG、AH、AI、AJ、AK、AL及びARから選択され、
Figure 2023530030000011
B1は、環系AA、AB、AE、AF、AG、AH、AI、AJ、AK、AL及びARから選択され、
B2は、環系AA、AB、AD、AE、AF、AG、AH、AI、AJ、AK及びALから選択され、
は独立して、
i)ハロゲン、
ii)ヒドロキシ、及び、
iii)C1~6-アルキルから選択され、
は独立して、
i)H、
ii)C3~8-シクロアルキル、及び、
iii)C1~6-アルキルから選択され、
uは独立して、
i)0、
ii)1、及び、
iii)2から選択され、
Eは存在しないか、又は環系AM、AN、AO、AP及びAQから選択され、
Figure 2023530030000012
は独立して、
i)ハロゲン、
ii)ヒドロキシ、
iii)C3~8-シクロアルキル、及び、
iv)C1~6-アルキルから選択され、
vは独立して、
i)0、
ii)1、及び、
iii)2から選択され、
m及びnは独立して、
i)0、
ii)1、
iii)2、及び、
iv)3から選択され、
、R、R及びRは独立して、
i)H、及び、
ii)C1~6-アルキルから選択され、
は、
i)結合、及び、
ii)-NR101-から選択され、
101は、
i)H、及び、
ii)C1~6-アルキルから選択され、
wは、
i)0、及び、
ii)1から選択され、
は、
i)結合、
ii)-O-、
iii)-NR200-、及び、
iv)
Figure 2023530030000013
から選択され、
200は、
i)H、及び、
ii)C1~6-アルキルから選択され、
Cは環系J、K、O、R、T、EA、EB、EC、ED、EF、EG、JA、KA、OA、P、PA、S、U、V及びJAAから選択され、
Figure 2023530030000014
Figure 2023530030000015
は独立して、
i)ハロゲン、
ii)ヒドロキシ、
iii)C3~8-シクロアルキル、及び、
iv)C1~6-アルキルから選択され、
yは独立して、
i)0、
ii)1、及び、
iii)2から選択され、
Dは環系W、X、Y、Q、Z及びCAから選択され、
Figure 2023530030000016
は独立して、
i)ハロゲン、
ii)C3~8-シクロアルキル、
iii)ハロ-C1~6-アルキル、
iv)C1~6-アルキル、
v)シアノ、
vi)C1~6-アルキルスルホニル、及び、
vii)C3~8-シクロアルキルスルホニルから選択され、
zは独立して、
i)0、
ii)1、及び、
iii)2から選択され、
100は、
i)H、
ii)ハロゲン、及び、
iii)C1~6-アルキルから選択され、
及びRは独立して、
i)H、
ii)C1~6-アルキル、及び、
iii)ハロゲンから選択され、
は、
i)-NR-、及び、
ii)-CHR-から選択され、
は、
i)-N(アルキル)、及び、
ii)-CHR-から選択され、
は、
i)H、及び、
ii)C1~6-アルキルから選択されるか、
又はR及びRが、それらが結合している窒素原子と一緒に、R14、R15及びR16によって任意に置換されたヘテロシクロアルキルを形成し、
は、
i)H、及び、
ii)C1~6-アルキルから選択されるか、
又はR及びRが、それらが結合している炭素原子と一緒に、R14、R15及びR16によって任意に置換されたシクロアルキルを形成し、
14、R15及びR16は独立して、
i)C1~6-アルキル、及び、
ii)ハロゲンから選択され、
は、
i)C1~6-アルキル、及び、
ii)C3~8-シクロアルキルから選択される)の化合物又はその薬学的に許容可能な塩。
E2:本発明の或る特定の実施形態は、R及びRがHである、本明細書に記載の式I、式II、式III、式IV、式V、式VI、若しくは式VIIの化合物、又はその薬学的に許容可能な塩に関する。
E3:本発明の或る特定の実施形態は、R及びRが一緒に-CH-を形成する、本明細書に記載の式I、式II、式III、式IV、式V、式VI、若しくは式VIIの化合物又はその薬学的に許容可能な塩に関する。
E4:本発明の或る特定の実施形態は、Xが-NR-である、本明細書に記載の式Iの化合物又はその薬学的に許容可能な塩に関する。
E5:本発明の或る特定の実施形態は、Aが環系Fである、本明細書に記載の式I、式IV、式V、若しくは式VIの化合物又はその薬学的に許容可能な塩に関する。
E6:本発明の或る特定の実施形態は、Rがハロゲンである、本明細書に記載の式I、式II、式III、式IV、式V、式VI、若しくは式VIIの化合物又はその薬学的に許容可能な塩に関する。
E7:本発明の或る特定の実施形態は、tが1である、本明細書に記載の式I、式II、式III、式IV、式V、式VI、若しくは式VIIの化合物又はその薬学的に許容可能な塩に関する。
E8:本発明の或る特定の実施形態は、RがC1~6-アルキルである、本明細書に記載の式I、式II、式III、式IV、式V、式VI、若しくは式VIIの化合物又はその薬学的に許容可能な塩に関する。
E9:本発明の或る特定の実施形態は、Bが環系AA及びABから選択される、本明細書に記載の式I、式II、式III、式V、若しくは式VIIの化合物又はその薬学的に許容可能な塩に関する。
E10:本発明の或る特定の実施形態は、Bが環系AAから選択される、本明細書に記載の式I、式II、式III、式V、若しくは式VIIの化合物又はその薬学的に許容可能な塩に関する。
E11:本発明の或る特定の実施形態は、Rがヒドロキシである、本明細書に記載の式I、式II、式III、式IV、式V、式VI、若しくは式VIIの化合物又はその薬学的に許容可能な塩に関する。
E12:本発明の或る特定の実施形態は、Rがホスフェートである、本明細書に記載の式I、式II、式III、式IV、式V、式VI、若しくは式VIIの化合物、又はその薬学的に許容可能な塩に関する。
E13:本発明の或る特定の実施形態は、uが1である、本明細書に記載の式I、式II、式III、式IV、式V、式VI、若しくは式VIIの化合物又はその薬学的に許容可能な塩に関する。
E14:本発明の或る特定の実施形態は、Rがヒドロキシである、本明細書に記載の式I、式II、式III、式IV、式V、式VI、若しくは式VIIの化合物又はその薬学的に許容可能な塩に関する。
E15:本発明の或る特定の実施形態は、Eが存在しない、本明細書に記載の式I、式II、式III、式IV、式V、式VI、若しくは式VIIの化合物又はその薬学的に許容可能な塩に関する。
E16:本発明の或る特定の実施形態は、vが、
i)0、及び、
ii)1から選択される、本明細書に記載の式I、式II、式III、式IV、式V、式VI、若しくは式VIIの化合物又はその薬学的に許容可能な塩に関する。
E17:本発明の或る特定の実施形態は、mが、
i)0、
ii)1、及び、
iii)3から選択される、本明細書に記載の式I、式II、式III、式IV、式V、式VI、若しくは式VIIの化合物又はその薬学的に許容可能な塩に関する。
E18:本発明の或る特定の実施形態は、mが0である、本明細書に記載の式I、式II、式III、式IV、式V、式VI、若しくは式VIIの化合物又はその薬学的に許容可能な塩に関する。
E19:本発明の或る特定の実施形態は、nが、
i)0、
ii)1、
iii)2、及び、
iv)3から選択される、本明細書に記載の式I、式II、式III、式IV、式V、式VI、若しくは式VIIの化合物又はその薬学的に許容可能な塩に関する。
E20:本発明の或る特定の実施形態は、nが0である、本明細書に記載の式I、式II、式III、式IV、式V、式VI、若しくは式VIIの化合物又はその薬学的に許容可能な塩に関する。
E21:本発明の或る特定の実施形態は、R及びRが、
i)H、及び、
ii)C1~6-アルキルから選択される、本明細書に記載の式I、式II、式III、式IV、式V、式VI、若しくは式VIIの化合物又はその薬学的に許容可能な塩に関する。
E22:本発明の或る特定の実施形態は、R及びRがHである、本明細書に記載の式I、式II、式III、式IV、式V、式VI、若しくは式VIIの化合物又はその薬学的に許容可能な塩に関する。
E23:本発明の或る特定の実施形態は、R及びRがHである、本明細書に記載の式I、式II、式III、式IV、式V、式VI、若しくは式VIIの化合物又はその薬学的に許容可能な塩に関する。
E24:本発明の或る特定の実施形態は、Rがヒドロキシである、本明細書に記載の式I、式II、式III、式IV、式V、式VI、若しくは式VIIの化合物又はその薬学的に許容可能な塩に関する。
E25:本発明の或る特定の実施形態は、yが、
i)0、及び、
ii)1から選択される、本明細書に記載の式I、式II、式III、式IV、式V、式VI、若しくは式VIIの化合物又はその薬学的に許容可能な塩に関する。
E26:本発明の或る特定の実施形態は、Rが、
i)ハロゲン、
ii)ハロ-C1~6-アルキル、
iii)C1~6-アルキル、
iv)シアノ、及び、
v)C1~6-アルキルスルホニルから選択される、本明細書に記載の式I、式II、式III、式IV、式V、式VI、若しくは式VIIの化合物又はその薬学的に許容可能な塩に関する。
E27:本発明の或る特定の実施形態は、RがC1~6-アルキルである、本明細書に記載の式I、式II、式III、式IV、式V、式VI、若しくは式VIIの化合物又はその薬学的に許容可能な塩に関する。
E28:本発明の或る特定の実施形態は、R14がハロゲンである、本明細書に記載の式I、式II、式III、式IV、式V、式VI、若しくは式VIIの化合物又はその薬学的に許容可能な塩に関する。
E29:本発明の或る特定の実施形態は、R及びRがハロゲンである、本明細書に記載の式I、式II、式III、式IV、式V、式VI、若しくは式VIIの化合物又はその薬学的に許容可能な塩に関する。
E30:本発明の或る特定の実施形態は、R100がHである、本明細書に記載の式I、式II、式III、式IV、式V、式VI、若しくは式VIIの化合物又はその薬学的に許容可能な塩に関する。
E31:本発明の或る特定の実施形態は、zが0である、本明細書に記載の式I、式II、式III、式IV、式V、式VI、若しくは式VIIの化合物又はその薬学的に許容可能な塩に関する。
E32:本発明の或る特定の実施形態は、yが0である、本明細書に記載の式I、式II、式III、式IV、式V、式VI、若しくは式VIIの化合物又はその薬学的に許容可能な塩に関する。
E33:本発明の或る特定の実施形態は、wが1である、本明細書に記載の式I、式II、式III、式IV、式V、式VI、若しくは式VIIの化合物又はその薬学的に許容可能な塩に関する。
E34:本発明の或る特定の実施形態は、Cが環系Jである、本明細書に記載の式I、式II、式III、式IV、式V、式VI、若しくは式VIIの化合物又はその薬学的に許容可能な塩に関する。
E35:本発明の或る特定の実施形態は、Dが環系Wである、本明細書に記載の式I、式II、式III、式IV、式V、式VI、若しくは式VIIの化合物又はその薬学的に許容可能な塩に関する。
E36:本発明の或る特定の実施形態は、Aが結合である、本明細書に記載の式I、式II、式III、式IV、式V、式VI、若しくは式VIIの化合物又はその薬学的に許容可能な塩に関する。
E37:本発明の或る特定の実施形態は、Aが結合である、本明細書に記載の式I、式II、式III、式IV、式V、式VI、若しくは式VIIの化合物又はその薬学的に許容可能な塩に関する。
E38:本発明の或る特定の実施形態は、Aが-NR-である、本明細書に記載の式I、式II、式III、式IV、式V、式VI、若しくは式VIIの化合物又はその薬学的に許容可能な塩に関する。
E39:本発明の或る特定の実施形態は、
N-[3-[5-[2-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロ-フェニル]プロパン-1-スルホンアミド、
N-[3-[5-[2-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)オキシ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロ-フェニル]プロパン-1-スルホンアミド、
N-[3-[5-[6-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロ-フェニル]プロパン-1-スルホンアミド、
N-[3-[5-[6-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロ-フェニル]ブタン-2-スルホンアミド、
N-[3-[5-[2-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロ-フェニル]プロパン-2-スルホンアミド、
N-[3-[5-[2-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロ-フェニル]プロパン-2-スルホンアミド、
N-[3-[5-[2-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)オキシ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロ-フェニル]プロパン-2-スルホンアミド、
N-[3-[5-[2-[4-[2-[4-[4-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロ-フェニル]プロパン-2-スルホンアミド、
N-[3-[5-[2-[4-[2-[4-[4-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-2-フルオロ-フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロ-フェニル]プロパン-2-スルホンアミド、
N-[3-[5-[2-[4-[2-[4-[3-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)-1-メチル-インダゾール-6-イル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロ-フェニル]プロパン-2-スルホンアミド、
N-[3-[5-[6-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロ-フェニル]プロパン-2-スルホンアミド、
N-[3-[5-[6-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロ-フェニル]プロパン-2-スルホンアミド、
N-[3-[5-[6-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)オキシ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロ-フェニル]プロパン-2-スルホンアミド、
N-[3-[5-[6-[4-[2-[4-[4-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロ-フェニル]プロパン-2-スルホンアミド、
N-[3-[5-[6-[4-[2-[4-[4-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-2-フルオロ-フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロ-フェニル]プロパン-2-スルホンアミド、
N-[3-[5-[6-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロ-フェニル]ピロリジン-1-スルホンアミド、
(3R)-N-[3-[5-[4-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]フェニル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロ-フェニル]-3-フルオロ-ピロリジン-1-スルホンアミド、
5-[2-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[2-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]ピペラジン-1-イル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[2-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[2-[4-[2-[4-[5-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-ピリジル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[2-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-メチル-アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[2-[4-[3-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]シクロブタンカルボニル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[2-[4-[2-[4-[4-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[2-[4-[2-[4-[4-[[(3S)-2,6-ジオキソ-3-ピペリジル]アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[2-[4-[2-[4-[4-[[(3R)-2,6-ジオキソ-3-ピペリジル]アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
3-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-6-[1-[2-[4-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]ピペラジン-1-イル]-2-オキソ-エチル]-4-ピペリジル]-1-メチル-インダゾール、
3-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-6-[[1-[2-[4-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]ピペラジン-1-イル]-2-オキソ-エチル]-4-ピペリジル]アミノ]-1-メチル-インダゾール、
5-[2-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-3-フルオロ-フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[2-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-3,3-ジフルオロ-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[2-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[2-[4-[2-[4-[4-[(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)メチル]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
1-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-5-[1-[2-[4-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]ピペラジン-1-イル]-2-オキソ-エチル]-4-ピペリジル]-3-メチル-2-オキソ-ベンズイミダゾール、
3-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)-6-[1-[2-[4-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]ピペラジン-1-イル]-2-オキソ-エチル]-4-ピペリジル]-1-メチル-インダゾール、
5-[2-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]シクロヘキシル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[2-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]シクロヘキシル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[2-[4-[2-[4-[4-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-3-オキソ-ピペラジン-1-イル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[2-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[2-[4-[2-[4-[2-(ジフルオロメチル)-4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[2-[4-[2-[4-[2-シアノ-4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[2-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)オキシ]-2,6-ジフルオロ-フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[2-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
1-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-5-[4-[2-[4-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]ピペラジン-1-イル]-2-オキソ-エチル]-1-ピペリジル]-3-メチル-2-オキソ-ベンズイミダゾール、
5-[2-[4-[2-[4-[4-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)-2-フルオロ-フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[2-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2,6-ジフルオロ-フェニル]-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[2-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2,6-ジフルオロ-フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
3-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-6-[4-[2-[4-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]ピペラジン-1-イル]-2-オキソ-エチル]-1-ピペリジル]-1-メチル-インダゾール、
5-[2-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]ピロリジン-3-イル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[2-[4-[2-[2-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-2,6-ジアザスピロ[3.3]ヘプタン-6-イル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[2-[4-[2-[4-[4-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-3-オキソ-ピペラジン-1-イル]フェニル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[2-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-3-ヒドロキシ-ピロリジン-3-イル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[2-[4-[3-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]アゼチジン-3-イル]シクロブタンカルボニル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[2-[4-[3-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]アゼチジン-3-イル]シクロブタンカルボニル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[2-[4-[2-[(4S)-4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-3,3-ジフルオロ-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[2-[4-[2-[(4R)-4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-3,3-ジフルオロ-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
3-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)-6-[4-[2-[4-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]ピペラジン-1-イル]-2-オキソ-エチル]-1-ピペリジル]-1-メチル-インダゾール、
5-[2-[4-[2-[1-[5-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-ピリジル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[2-[4-[2-[1-[5-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-3-フルオロ-2-ピリジル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[2-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[2-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-4-ピペリジル]-2,2-ジフルオロ-アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
3-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)-6-[1-[2-[4-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]ピペラジン-1-イル]-2-オキソ-エチル]-3,3-ジフルオロ-4-ピペリジル]-1-メチル-インダゾール、
5-[2-[1-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]-4-ピペリジル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[2-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]-1,4-ジアゼパン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[2-[2-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]-2,6-ジアザスピロ[3.3]ヘプタン-6-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[2-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-4-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[2-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-4-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[6-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)オキシ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[6-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[6-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]ピペラジン-1-イル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[6-[4-[2-[5-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]イソインドリン-2-イル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[6-[4-[2-[4-[4-[(2,4-ジオキソ-3-アザビシクロ[3.1.1]ヘプタン-1-イル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[6-[4-[2-[4-[4-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[6-[4-[2-[4-[4-[[(3S)-2,6-ジオキソ-3-ピペリジル]オキシ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[6-[4-[2-[4-[4-[[(3R)-2,6-ジオキソ-3-ピペリジル]オキシ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
3-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-6-[[1-[2-[4-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]-2-ピリジル]ピペラジン-1-イル]-2-オキソ-エチル]-4-ピペリジル]アミノ]-1-メチル-インダゾール、
5-[6-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[6-[4-[2-[(4R)-4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-3,3-ジフルオロ-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[6-[4-[2-[1-[5-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-ピリジル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[6-[4-[2-[1-[5-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-3-フルオロ-2-ピリジル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[6-[2-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]-2,6-ジアザスピロ[3.3]ヘプタン-6-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[5-シアノ-6-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[4-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)オキシ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[4-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[4-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]ピラゾール-1-イル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[4-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[4-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-3-ヒドロキシ-ピロリジン-3-イル]アセチル]ピペラジン-1-イル]フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[4-[4-[2-[1-[5-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-ピリジル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[4-[4-[2-[1-[5-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-3-フルオロ-2-ピリジル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[4-[1-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]-4-ピペリジル]フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[4-[1-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-4-ピペリジル]アセチル]-3,6-ジヒドロ-2H-ピリジン-4-イル]フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[4-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3,5-ジフルオロ-フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[4-[[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]-2-オキソ-エチル]ピペラジン-1-イル]メチル]フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[4-[[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]ピペラジン-1-イル]アセチル]ピペラジン-1-イル]メチル]フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[2-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[2-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[2-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[2-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[2-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-3,3-ジフルオロ-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[2-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[2-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-3-ヒドロキシ-ピロリジン-3-イル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[2-[4-[2-[1-[2-クロロ-4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[2-[4-[2-[1-[5-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-3-フルオロ-2-ピリジル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[2-[4-[2-[1-[5-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-ピリジル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[2-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-(トリフルオロメチル)フェニル]-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[6-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[6-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)オキシ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[6-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[6-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-3,3-ジフルオロ-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[6-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[6-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[6-[4-[2-[1-[5-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-ピリジル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[6-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-3-ヒドロキシ-ピロリジン-3-イル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[6-[4-[2-[1-[5-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-3-フルオロ-2-ピリジル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[4-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[4-[4-[2-[1-[5-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-ピリジル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[4-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-3-ヒドロキシ-ピロリジン-3-イル]アセチル]ピペラジン-1-イル]フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[4-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[4-[4-[2-[1-[5-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-3-フルオロ-2-ピリジル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
3-[2-クロロ-3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-6-フルオロ-ベンゾイル]-5-[2-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
3-[2-ブロモ-3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]ベンゾイル]-5-[6-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[2-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-6-フルオロ-2-メチル-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[2-[1-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]-4-ピペリジル]エチニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[4-[1-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]-4-ピペリジル]-3-フルオロ-フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[2-[4-[4-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]ピペリジン-1-カルボニル]フェニル]エチニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[2-[4-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]ピペリジン-1-カルボニル]-1-ピペリジル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
N-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ピペリジル]-1-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]ピペリジン-4-カルボキサミド、
5-[2-[(3R)-3-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]ピペリジン-1-カルボニル]ピロリジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[2-[(3S)-3-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]ピペリジン-1-カルボニル]ピロリジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[2-[(3S)-3-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]-2-オキソ-エチル]ピロリジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[2-[6-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]ピペリジン-1-カルボニル]-2-アザスピロ[3.3]ヘプタン-2-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[2-[6-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]-2-オキソ-エチル]-2-アザスピロ[3.3]ヘプタン-2-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
N-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ピペリジル]-2-[1-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]-4-ピペリジル]アセトアミド、
1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-N-[1-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]-4-ピペリジル]-N-メチル-ピペリジン-4-カルボキサミド、
1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-N-[1-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]-4-ピペリジル]ピペリジン-4-カルボキサミド、
4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-N-[1-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]-4-ピペリジル]ピペリジン-1-カルボキサミド、
N-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ピペリジル]-4-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]ピペラジン-1-カルボキサミド、
N-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-4-ピペリジル]-4-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]ピペラジン-1-カルボキサミド、
N-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ピペリジル]-4-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]-2-ピリジル]ピペラジン-1-カルボキサミド、
N-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ピペリジル]-4-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]ピペラジン-1-カルボキサミド、
5-[2-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ヒドロキシ-シクロヘキシル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[6-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]エチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[6-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)オキシ]フェニル]-1-ピペリジル]エチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[2-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ヒドロキシ-シクロヘキシル]エチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[2-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-2-オキソ-1-ピペリジル]エチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[6-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)オキシ]フェニル]-1-ピペリジル]エチル]-3-オキソ-ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[6-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-4-ピペリジル]エチル]-3-オキソ-ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[2-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]エチル]-4-ヒドロキシ-1-ピペリジル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]メチル]-2-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]-3,4-ジヒドロ-1H-イソキノリン、
5-[2-[6-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]-2-アザスピロ[3.3]ヘプタン-2-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-2-[1-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]-4-ピペリジル]-6,7-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン、
5-[2-[4-[4-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]ピラゾール-1-イル]-1-ピペリジル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
N-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ピペリジル]-4-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]-2-ピリジル]ピペラジン-1-カルボキサミド、
3-[2-クロロ-3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-6-フルオロ-ベンゾイル]-5-[4-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]フェニル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[6-[4-[2-[1-[2-クロロ-4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[2-[4-[2-[1-[2-クロロ-4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[6-[4-[2-[1-[4-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[6-[4-[2-[1-[4-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
6-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-2-[1-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]-4-ピペリジル]-5,7-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[3,4-c]ピリジン、
5-[2-[4-[2-[1-[4-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
3-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)-6-[4-[2-[4-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]ピペラジン-1-イル]-2-オキソ-エチル]-4-ヒドロキシ-1-ピペリジル]-1-メチル-インダゾール、
5-[6-[4-[2-[1-[4-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[2-[4-[2-[1-[4-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[2-[4-[2-[1-[4-[[(3S)-2,6-ジオキソ-3-ピペリジル]アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[2-[4-[2-[1-[4-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[6-[4-[2-[1-[4-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[4-[4-[2-[1-[4-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
3-[2-クロロ-3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-6-フルオロ-ベンゾイル]-5-[6-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[6-[4-[2-[4-[4-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-3-オキソ-ピペラジン-1-イル]-3,3-ジフルオロ-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[4-[4-[2-[4-[4-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-3-オキソ-ピペラジン-1-イル]-3,3-ジフルオロ-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[2-[4-[2-[4-[4-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-3-オキソ-ピペラジン-1-イル]-3,3-ジフルオロ-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[2-[4-[2-[1-[4-[[(3R)-2,6-ジオキソ-3-ピペリジル]アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[4-[4-[2-[1-[4-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[6-[4-[2-[1-[4-[[(3S)-2,6-ジオキソ-3-ピペリジル]アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[4-[4-[2-[1-[4-[[(3R)-2,6-ジオキソ-3-ピペリジル]アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[4-[4-[2-[1-[4-[[(3S)-2,6-ジオキソ-3-ピペリジル]アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[3-クロロ-4-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[1-[1-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]-4-ピペリジル]-2-オキソ-4-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[2-[4-[[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ピペリジル]メトキシ]-1-ピペリジル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[6-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-3-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[4-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-3-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
3-[6-クロロ-3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-5-[2-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[5-シアノ-6-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[5-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピラジン-2-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[6-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-5-フルオロ-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[4-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-2-メチル-フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
(3R)-N-[3-[5-[6-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロ-フェニル]-3-フルオロ-ピロリジン-1-スルホンアミド、
(3R)-N-[3-[5-[4-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]フェニル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロ-フェニル]-3-フルオロ-ピロリジン-1-スルホンアミド、
5-[4-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-メチル-フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
3-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)-6-[4-[2-[4-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]-2-ピリジル]ピペラジン-1-イル]-2-オキソ-エチル]-4-ヒドロキシ-1-ピペリジル]-1-メチル-インダゾール、
5-[6-[4-[2-[1-[4-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-5-フルオロ-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[4-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3,5-ジフルオロ-フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[2-[6-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ピペリジル]-6-ヒドロキシ-2-アザスピロ[3.3]ヘプタン-2-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[6-[4-[2-[1-[2-(ジフルオロメチル)-4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[4-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-フルオロ-フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[2-[6-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ピペリジル]-2-アザスピロ[3.3]ヘプタン-2-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[3-(ジフルオロメチル)-4-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
3-[6-クロロ-3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-5-[6-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
3-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)-6-[4-[2-[4-[4-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]フェニル]ピペラジン-1-イル]-2-オキソ-エチル]-4-ヒドロキシ-1-ピペリジル]-1-メチル-インダゾール、
5-[2-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ピペリジル]-2,6-ジアザスピロ[3.3]ヘプタン-6-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[2-[4-[2-[1-[2-(ジフルオロメチル)-4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[6-[4-[2-[1-[4-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-5-フルオロ-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[2-[4-[2-[1-[2-クロロ-4-[[(3S)-2,6-ジオキソ-3-ピペリジル]アミノ]フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[6-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,5-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[6-[4-[2-[1-[2-クロロ-4-[[(3S)-2,6-ジオキソ-3-ピペリジル]アミノ]フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[2-[4-[2-[1-[2-クロロ-4-[[(3R)-2,6-ジオキソ-3-ピペリジル]アミノ]フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[4-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-2-フルオロ-フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[6-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-5-メチルスルホニル-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[4-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[2-[4-[2-[1-[2-クロロ-4-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[6-[4-[2-[1-[2-クロロ-4-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[6-[4-[2-[1-[2-クロロ-4-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)-5-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[2-[4-[2-[1-[2-クロロ-4-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)-5-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
3-[3-[[シクロプロピル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-[6-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[6-[4-[2-[1-[2,5-ジクロロ-4-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[6-[4-[2-[1-[5-クロロ-4-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[6-[4-[2-[1-[4-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)-2,5-ジフルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[4-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-2,5-ジフルオロ-フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[6-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)オキシ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[6-[4-[4-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)オキシ]フェニル]-1-ピペリジル]ブタノイル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[6-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)オキシ]フェニル]-1-ピペリジル]-2-オキソ-エチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[4-[[4-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)オキシ]フェニル]ピペラジン-1-カルボニル]ピペラジン-1-イル]メチル]フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[6-[4-[4-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)オキシ]フェニル]-1-ピペリジル]-4-オキソ-ブチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[2-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)オキシ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[6-[[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]メチル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[2-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[6-[[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]ピペラジン-1-イル]アセチル]ピペラジン-1-イル]メチル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[4-[[4-[1-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]-4-ピペリジル]ピペラジン-1-イル]メチル]フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[4-[4-[4-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)オキシ]フェニル]-1-ピペリジル]ブタノイル]ピペラジン-1-イル]フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[2-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]ピペラジン-1-イル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[6-[4-[4-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]ブタノイル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[2-[4-[4-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]ブタノイル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[4-[[3-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)オキシ]フェニル]ピペラジン-1-カルボニル]ピロリジン-1-イル]メチル]フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[4-[[3-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)オキシ]フェニル]ピペリジン-1-カルボニル]ピロリジン-1-イル]メチル]フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[4-[[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]-2-オキソ-エチル]ピペラジン-1-イル]メチル]フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン2,2,2-トリフルオロ酢酸、
5-[4-[[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)オキシ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]メチル]フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[4-[[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]メチル]フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[4-[[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]ピペラジン-1-イル]アセチル]ピペラジン-1-イル]メチル]フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン2,2,2-トリフルオロ酢酸、
5-[4-[[4-[2-[4-[3-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]ピペラジン-1-イル]アセチル]ピペラジン-1-イル]メチル]フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン2,2,2-トリフルオロ酢酸、
5-[4-[[4-[4-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]ブタノイル]ピペラジン-1-イル]メチル]フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン2,2,2-トリフルオロ酢酸、
N-[1-[[4-[3-[2,6-ジフルオロ-3-(ピロリジン-1-イルスルホニルアミノ)ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]フェニル]メチル]-4-ピペリジル]-4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)オキシ]フェニル]ピペリジン-1-カルボキサミドギ酸、
N-[3-[5-[6-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)オキシ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロ-フェニル]ブタン-2-スルホンアミド、
5-[4-[[1-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)オキシ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]-4-ピペリジル]オキシ]フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[4-[[1-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]-4-ピペリジル]オキシ]フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
N-[3-[5-[6-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)オキシ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロ-フェニル]シクロヘキサンスルホンアミド、
N-[3-[5-[6-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロ-フェニル]シクロヘキサンスルホンアミド、
4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-N-[1-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]-4-ピペリジル]ピペリジン-1-カルボキサミドギ酸、
5-[6-[4-[3-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)オキシ]フェニル]-1-ピペリジル]プロパノイル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[4-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[6-[[4-[2-[5-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]イソインドリン-2-イル]アセチル]ピペラジン-1-イル]メチル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
2-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-N-[2-[4-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]-2-ピリジル]ピペラジン-1-イル]-2-オキソ-エチル]-N-メチル-アセトアミド、
4-[5-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-ピリジル]-N-[1-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]-4-ピペリジル]ピペリジン-1-カルボキサミドギ酸、
4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-N-[1-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]-2-ピリジル]-4-ピペリジル]ピペリジン-1-カルボキサミドギ酸、
4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)オキシ]フェニル]-N-[1-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]-2-ピリジル]-4-ピペリジル]ピペリジン-1-カルボキサミドギ酸、
5-[2-[1-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]-4-ピペリジル]エチニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[6-[4-[2-[4-[5-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)オキシ]-2-ピリジル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
N-[3-[5-[4-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]フェニル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロ-フェニル]ピロリジン-1-スルホンアミド、
5-[6-[1-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]-4-ピペリジル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
N-[3-[5-[4-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)オキシ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]フェニル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロ-フェニル]ピロリジン-1-スルホンアミド、
N-[3-[5-[4-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]ピペラジン-1-イル]アセチル]ピペラジン-1-イル]フェニル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロ-フェニル]ピロリジン-1-スルホンアミド、
N-[3-[5-[4-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]フェニル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロ-フェニル]シクロペンタンスルホンアミド、
N-[1-[[4-[3-[2,6-ジフルオロ-3-(ピロリジン-1-イルスルホニルアミノ)ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]フェニル]メチル]-4-ピペリジル]-4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]ピペリジン-1-カルボキサミドギ酸、
5-[2-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]-2-メチル-プロパノイル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
2-[4-[5-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-ピリジル]-1-ピペリジル]-N-[1-[4-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]フェニル]-4-ピペリジル]アセトアミドギ酸、
2-[4-[5-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-ピリジル]-1-ピペリジル]-N-[1-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]-2-ピリジル]-4-ピペリジル]アセトアミドギ酸、
2-[4-[5-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-ピリジル]-1-ピペリジル]-N-[1-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]-4-ピペリジル]アセトアミドギ酸、
2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)オキシ]フェニル]-1-ピペリジル]-N-[1-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]-4-ピペリジル]アセトアミドギ酸、
2-[4-[5-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)オキシ]-2-ピリジル]-1-ピペリジル]-N-[1-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]-4-ピペリジル]アセトアミドギ酸、
2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)オキシ]フェニル]-1-ピペリジル]-N-[1-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]-2-ピリジル]-4-ピペリジル]アセトアミドギ酸、
2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]-N-[1-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]-4-ピペリジル]アセトアミドギ酸、
2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)オキシ]フェニル]-1-ピペリジル]-N-[1-[4-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]フェニル]-4-ピペリジル]アセトアミドギ酸、
2-[4-[5-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)オキシ]-2-ピリジル]-1-ピペリジル]-N-[1-[4-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]フェニル]-4-ピペリジル]アセトアミドギ酸、
2-[4-[5-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)オキシ]-2-ピリジル]-1-ピペリジル]-N-[1-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]-2-ピリジル]-4-ピペリジル]アセトアミドギ酸、
2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]-N-[1-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]-2-ピリジル]-4-ピペリジル]アセトアミドギ酸、
2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]-N-[1-[4-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]フェニル]-4-ピペリジル]アセトアミドギ酸、
5-[2-[4-[2-[4-[5-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)オキシ]-2-ピリジル]ピペラジン-1-イル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[2-[4-[2-[4-[5-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-ピリジル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[2-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-メチル-アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-[6-[rac-(1R,5S)-8-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]-3,8-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-3-イル]-3-ピリジル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
N-[3-[5-[6-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]ピペラジン-1-イル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロ-フェニル]ピロリジン-1-スルホンアミド、
rac-(3R)-N-[3-[5-[4-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]ピペラジン-1-イル]アセチル]ピペラジン-1-イル]フェニル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロ-フェニル]-3-フルオロ-ピロリジン-1-スルホンアミド、
5-[6-[2-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]ピペラジン-1-イル]アセチル]-2,6-ジアザスピロ[3.3]ヘプタン-6-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[2-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]ピラゾール-1-イル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[6-[4-[4-[4-[4-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)フェニル]-1-ピペリジル]ブタノイル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
N-[2,4-ジフルオロ-3-[5-[6-[rac-(1S,5R)-9-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]-3,9-ジアザビシクロ[3.3.1]ノナン-3-イル]-3-ピリジル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]フェニル]ピロリジン-1-スルホンアミド、
N-[3-[5-[4-[4-[2-[4-[4-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]フェニル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロ-フェニル]ピロリジン-1-スルホンアミド、
N-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]エチル]-4-[2-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]エチニル]ベンズアミド、
5-[2-[4-[2-[4-[4-[(2,4-ジオキソ-3-アザビシクロ[3.1.1]ヘプタン-1-イル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジンギ酸、
N-[3-[5-[4-[4-[2-[4-[3-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]フェニル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロ-フェニル]ピロリジン-1-スルホンアミド、
N-[3-[5-[4-[1-[4-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]ブタノイル]アゼチジン-3-イル]フェニル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロ-フェニル]ピロリジン-1-スルホンアミド、
5-[2-[4-[[2-[4-[5-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-ピリジル]-1-ピペリジル]-2-オキソ-エチル]-メチル-アミノ]-1-ピペリジル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジンギ酸、
5-[2-[4-[2-[4-[4-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
2-[4-[5-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-ピリジル]-1-ピペリジル]-N-[1-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]-4-ピペリジル]-N-メチル-アセトアミドギ酸、
5-[2-[4-[[2-[4-[5-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-ピリジル]-1-ピペリジル]-2-オキソ-エチル]アミノ]-1-ピペリジル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジンギ酸、
5-[2-[4-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]ピペリジン-1-カルボニル]-1-ピペリジル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
2-[4-[5-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-ピリジル]-1-ピペリジル]-N-[1-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]-2-ピリジル]-4-ピペリジル]-N-メチル-アセトアミド;塩酸塩、
5-[4-[4-[[2-[4-[5-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-ピリジル]-1-ピペリジル]-2-オキソ-エチル]アミノ]-1-ピペリジル]フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン塩酸塩、
5-[4-[4-[[2-[4-[5-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)オキシ]-2-ピリジル]-1-ピペリジル]-2-オキソ-エチル]アミノ]-1-ピペリジル]フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン塩酸塩、
5-[4-[4-[[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]-2-オキソ-エチル]アミノ]-1-ピペリジル]フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン塩酸塩、
5-[4-[4-[[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)オキシ]フェニル]-1-ピペリジル]-2-オキソ-エチル]アミノ]-1-ピペリジル]フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン塩酸塩、
5-[2-[4-[[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]-2-オキソ-エチル]アミノ]-1-ピペリジル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン塩酸塩、
5-[6-[4-[[2-[4-[5-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-ピリジル]-1-ピペリジル]-2-オキソ-エチル]-メチル-アミノ]-1-ピペリジル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン塩酸塩、
5-[2-[4-[[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)オキシ]フェニル]-1-ピペリジル]-2-オキソ-エチル]アミノ]-1-ピペリジル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジンギ酸、
5-[2-[4-[2-[4-[4-[[(3R)-2,6-ジオキソ-3-ピペリジル]アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[6-[4-[2-[4-[4-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
N-[3-[[1-[5-[3-[2,6-ジフルオロ-3-(ピロリジン-1-イルスルホニルアミノ)ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]-2-ピリジル]-4-ピペリジル]オキシ]シクロブチル]-2-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]アセトアミド、
5-[6-[4-[[2-[4-[5-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)オキシ]-2-ピリジル]-1-ピペリジル]-2-オキソ-エチル]アミノ]-1-ピペリジル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジンギ酸、
N-[3-[5-[6-[4-[3-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]シクロブタンカルボニル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロ-フェニル]プロパン-2-スルホンアミド、
N-[3-[5-[6-[4-[2-[4-[4-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロ-フェニル]プロパン-2-スルホンアミド、
5-[6-[4-[[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)オキシ]フェニル]-1-ピペリジル]-2-オキソ-エチル]アミノ]-1-ピペリジル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジンギ酸、
5-[6-[4-[[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]-2-オキソ-エチル]アミノ]-1-ピペリジル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジンギ酸、
5-[2-[4-[2-[4-[4-[[(3S)-2,6-ジオキソ-3-ピペリジル]アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[2-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]-2-オキソ-エチル]-1-ピペリジル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[2-[4-[2-[4-[4-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)フェニル]-1-ピペリジル]-2-オキソ-エチル]-1-ピペリジル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
rac-(3R)-N-[3-[5-[6-[2-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)オキシ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]-2,6-ジアザスピロ[3.3]ヘプタン-6-イル]-3-ピリジル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロ-フェニル]-3-フルオロ-ピロリジン-1-スルホンアミド、
N-[3-[5-[4-[2-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)オキシ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]-2,6-ジアザスピロ[3.3]ヘプタン-6-イル]フェニル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロ-フェニル]ピロリジン-1-スルホンアミド、
N-[3-[5-[4-[2-[2-[4-[4-[(2,4-ジオキソ-3-アザビシクロ[3.1.1]ヘプタン-1-イル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]-2,6-ジアザスピロ[3.3]ヘプタン-6-イル]フェニル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロ-フェニル]ピロリジン-1-スルホンアミド、
N-[3-[5-[2-[2-[2-[4-[4-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]-2,6-ジアザスピロ[3.3]ヘプタン-6-イル]ピリミジン-5-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロ-フェニル]ピロリジン-1-スルホンアミド、
N-[3-[5-[2-[2-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)オキシ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]-2,6-ジアザスピロ[3.3]ヘプタン-6-イル]ピリミジン-5-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロ-フェニル]ピロリジン-1-スルホンアミド、
N-[3-[5-[2-[2-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]-2,6-ジアザスピロ[3.3]ヘプタン-6-イル]ピリミジン-5-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロ-フェニル]ピロリジン-1-スルホンアミド、
5-[6-[4-[2-[4-[4-[[(3S)-2,6-ジオキソ-3-ピペリジル]オキシ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[6-[4-[2-[4-[4-[[(3R)-2,6-ジオキソ-3-ピペリジル]オキシ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
N-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ピペリジル]-4-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]ピペラジン-1-カルボキサミド;2,2,2-トリフルオロ酢酸、
5-[6-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[4-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[2-[4-[2-[1-[4-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、及び、
5-[6-[4-[2-[1-[4-[[(3R)-2,6-ジオキソ-3-ピペリジル]アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジンからなる群から選択される本明細書に記載の式I、式II、式III、式IV、式V、式VI、若しくは式VIIの化合物又はその薬学的に許容可能な塩に関する。
E40:本発明の或る特定の実施形態は、
5-[2-[4-[2-[1-[4-((3R)-2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[2-[4-[2-[1-[4-[(3S)-2,6-ジオキソ-3-ピペリジル]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[2-[4-[2-[1-[4-[(3R)-3-ジュウテリオ-2,6-ジオキソ-3-ピペリジル]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
5-[2-[4-[2-[1-[4-[(3S)-3-ジュウテリオ-2,6-ジオキソ-3-ピペリジル]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、及び、
[1-[4-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-2-フルオロ-フェニル]-4-[2-[4-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]ピペラジン-1-イル]-2-オキソ-エチル]-4-ピペリジル]二水素ホスフェートからなる群から選択される、本明細書に記載の式I、式II、式III、式IV、式V、式VI、若しくは式VIIの化合物、又はその薬学的に許容可能な塩に関する。
E41:本発明の或る特定の実施形態は、治療活性物質として使用される、本明細書に記載の式I、式II、式III、式IV、式V、式VI、若しくは式VIIの化合物、又はその薬学的に許容可能な塩に関する。
E42:本発明の或る特定の実施形態は、本明細書に記載の式I、式II、式III、式IV、式V、式VI、若しくは式VIIの化合物、又はその薬学的に許容可能な塩と、薬学的に許容可能な補助物質とを含む医薬組成物に関する。
E43:本発明の或る特定の実施形態は、癌、より詳細には黒色腫、大腸癌及び肺癌の治療的処置及び/又は予防的処置に使用される、本明細書に記載の式I、式II、式III、式IV、式V、式VI、若しくは式VIIの化合物、又はその薬学的に許容可能な塩に関する。
E44:本発明の或る特定の実施形態は、癌、黒色腫、大腸癌及び肺癌の治療及び/又は予防のための本明細書に記載の式I、式II、式III、式IV、式V、式VI、若しくは式VIIの化合物、又はその薬学的に許容可能な塩の使用に関する。
E45:本発明の或る特定の実施形態は、癌、黒色腫、大腸癌及び肺癌の治療的処置及び/又は予防的処置のための薬剤の製造への本明細書に記載の式I、式II、式III、式IV、式V、式VI、若しくは式VIIの化合物、又はその薬学的に許容可能な塩に関する。
E46:本発明の或る特定の実施形態は、本明細書に記載の式I、式II、式III、式IV、式V、式VI、若しくは式VIIの化合物、又はその薬学的に許容可能な塩を患者に投与することによる癌、黒色腫、大腸癌及び肺癌の治療的処置及び/又は予防的処置の方法に関する。
E47:本発明は、式I、式II、式III、式IV、式V、式VI、又は式VIIの化合物の該当する場合の対応する重水素化形態の全ての置換基を含む。
E48:本発明の或る特定の実施形態は、in vivoで親化合物に戻る変換が可能な誘導体が得られるように本発明の化合物が1つ以上の官能基で誘導体化され得る本明細書に記載の式I、式II、式III、式IV、式V、式VI、若しくは式VIIの化合物のプロドラッグに関する。特定の実施形態においては、本明細書に記載の式I、式II、式III、式IV、式V、式VI、若しくは式VIIの化合物は、ヒドロキシ基がリン酸基に誘導体化されたプロドラッグである。
E49:本発明は、式I、式II、式III、式IV、式V、式VI、又は式VIIの化合物の全ての光学異性体、すなわちジアステレオ異性体、ジアステレオマー混合物、ラセミ混合物、それらの対応する全ての鏡像異性体及び/又は互変異性体、並びに該当する場合にそれらの溶媒和物を含む。
E50:本発明の或る特定の実施形態は、化合物:
Figure 2023530030000017
又はその薬学的に許容可能な塩に関する。
E51:本発明の或る特定の実施形態は、化合物:
Figure 2023530030000018
又はその薬学的に許容可能な塩に関する。
E52:本発明の或る特定の実施形態は、化合物:
Figure 2023530030000019
又はその薬学的に許容可能な塩に関する。
E53:本発明の或る特定の実施形態は、化合物:
Figure 2023530030000020
又はその薬学的に許容可能な塩に関する。
E54:本発明の或る特定の実施形態は、化合物:
Figure 2023530030000021
又はその薬学的に許容可能な塩に関する。
E55:本発明の或る特定の実施形態は、化合物:
Figure 2023530030000022
又はその薬学的に許容可能な塩に関する。
E56:本発明の或る特定の実施形態は、化合物:
Figure 2023530030000023
又はその薬学的に許容可能な塩に関する。
E57:本発明の或る特定の実施形態は、化合物:
Figure 2023530030000024
又はその薬学的に許容可能な塩に関する。
E58:本発明の或る特定の実施形態は、化合物:
Figure 2023530030000025
又はその薬学的に許容可能な塩に関する。
E59:本発明の或る特定の実施形態は、化合物:
Figure 2023530030000026
又はその薬学的に許容可能な塩に関する。
E60:本発明の或る特定の実施形態は、化合物:
Figure 2023530030000027
又はその薬学的に許容可能な塩に関する。
本発明の付加的な実施形態は、以下を含む。
E61:本発明の或る特定の実施形態は、化合物:
Figure 2023530030000028
又はその薬学的に許容可能な塩に関する。
E62:本発明の或る特定の実施形態は、化合物:
Figure 2023530030000029
又はその薬学的に許容可能な塩に関する。
E63:本発明の或る特定の実施形態は、化合物:
Figure 2023530030000030
又はその薬学的に許容可能な塩に関する。
E64:本発明の或る特定の実施形態は、化合物:
Figure 2023530030000031
又はその薬学的に許容可能な塩に関する。
E65:本発明の或る特定の実施形態は、化合物:
Figure 2023530030000032
又はその薬学的に許容可能な塩に関する。
E66:本発明の或る特定の実施形態は、化合物:
Figure 2023530030000033
又はその薬学的に許容可能な塩に関する。
E67:本発明の或る特定の実施形態は、化合物:
Figure 2023530030000034
又はその薬学的に許容可能な塩に関する。
E68:本発明の或る特定の実施形態は、化合物:
Figure 2023530030000035
又はその薬学的に許容可能な塩に関する。
E69:本発明の或る特定の実施形態は、化合物:
Figure 2023530030000036
又はその薬学的に許容可能な塩に関する。
E70:本発明の或る特定の実施形態は、化合物:
Figure 2023530030000037
又はその薬学的に許容可能な塩に関する。
E71:或る特定の実施形態においては、A5は環系H、BA、BB及びBCから選択される。
E72:代替的な実施形態においては、式IIの化合物は、
Figure 2023530030000038
又はその薬学的に許容可能な塩から選択される。
式I、式II、式III、式IV、式V、式VI又は式VIIの化合物は、1つ以上の不斉中心を有することがあるため、ラセミ体、エナンチオマー混合物、単一のエナンチオマー、ジアステレオマー混合物及び個々のジアステレオマーとして生じ得る。分子上の様々な置換基の性質に応じて付加的な不斉中心が存在する可能性がある。かかる不斉中心は各々、独立して2つの光学異性体を生じ、混合物中の、また純粋な又は部分的に精製された化合物としての考え得る光学異性体及びジアステレオマーの全てが本発明に含まれることが意図される。本発明は、これらの化合物のかかる異性体形態の全てを包含することが意図される。これらのジアステレオマーの独立した合成又はそれらのクロマトグラフ分離は、本明細書に開示される方法論を適切に修正することによって当該技術分野において既知のように達成することができる。それらの絶対立体化学は、必要に応じて、既知の絶対配置の不斉中心を有する試薬によって誘導体化される結晶性生成物又は結晶性中間体のx線結晶構造解析によって決定することができる。所望により、化合物のラセミ混合物を分離し、個々のエナンチオマーを単離することができる。分離は、当該技術分野において既知の方法、例えば化合物のラセミ混合物をエナンチオマー的に純粋な化合物にカップリングしてジアステレオマー混合物を形成し、続いて分別結晶又はクロマトグラフィー等の標準方法によって個々のジアステレオマーを分離することによって行うことができる。
光学的に純粋なエナンチオマーが提供される実施形態においては、光学的に純粋なエナンチオマーとは、化合物が90重量%を超える所望の異性体、特に95重量%を超える所望の異性体又はより詳細には99重量%を超える所望の異性体を含有することを意味し、この重量パーセントは、化合物の異性体(複数の場合もある)の総重量を基準にしたものである。キラル純粋な又はキラル富化された化合物は、キラル選択的合成又はエナンチオマーの分離によって調製することができる。エナンチオマーの分離は、最終生成物に対して行っても、又は代替的には好適な中間体に対して行ってもよい。
式I、式II、式III、式IV、式V、式VI、及び式VIIの化合物は、以下のプロセスに従い、以下の一般スキーム1~7に記載されるように、当業者に既知の方法を用いて調製することができる。
治療の方法
本明細書に記載の化合物又はその薬学的に許容可能な塩は、BRAF媒介性障害を有する患者の治療に有効量で使用することができる。例えば、或る特定の実施形態においては、本明細書に記載の化合物又はその薬学的に許容可能な塩は癌、より詳細には非小細胞肺癌(NSCLC)、大腸癌(CRC)、黒色腫、例えば末期黒色腫、甲状腺癌、例えば甲状腺乳頭癌、白血病、例えば有毛細胞白血病、又は組織球症、例えばランゲルハンス細胞組織球症の治療的処置及び/又は予防的処置に使用される。
本発明の一態様は、癌細胞がBRAFによって媒介されるか、又は癌の治療若しくは予防にBRAF阻害が必要とされる、治療又は予防を必要とする患者における癌の治療又は予防に使用される本明細書に記載の化合物又はその薬学的に許容可能な塩を提供する。
或る特定の実施形態においては、BRAF媒介性癌は、再発性及び/又は難治性の黒色腫である。
或る特定の実施形態においては、BRAF媒介性癌は、再発性及び/又は難治性の非小細胞肺癌である。
或る特定の実施形態においては、BRAF媒介性癌は黒色腫であり、BRAFはV600E突然変異を有する。
BRAF媒介性癌の追加の非限定的な例としては、甲状腺未分化癌、甲状腺濾胞癌、毛様細胞性星細胞腫、エルドハイム-チェスター病、多形黄色星細胞腫、神経節膠腫、B細胞リンパ腫、例えば成熟B細胞リンパ腫、B細胞白血病、例えば成熟B細胞白血病、悪性固形腫瘍、皮膚黒色腫、多発性骨髄腫、神経膠腫、膵癌、乳癌、卵巣癌、結腸直腸腺癌、非ホジキンリンパ腫、低分化型甲状腺癌、胃癌、肺扁平上皮癌、甲状腺腺癌、胆管癌、膀胱癌、悪性神経膠腫、リンパ腫、頭部及び/又は頸部の癌、例えば頭頸部扁平上皮癌、食道癌、消化管間質腫瘍、退形成多形黄色星細胞腫、組織球新生物及び/又は樹状細胞新生物、結腸癌、粘膜黒色腫、非扁平上皮非小細胞肺癌、尿路上皮癌、膵管腺癌、神経芽細胞腫、膵臓腺癌、悪性唾液腺腫瘍、胃食道接合部の腺癌、食道扁平上皮癌、胚細胞腫瘍、肉腫、例えば軟部組織肉腫及び組織球肉腫、腎細胞癌、組織球症、乳頭状頭蓋咽頭腫、退形成性神経節膠腫、小腸腺癌、結腸腺癌、充実性新生物、皮膚扁平上皮癌、悪性中枢神経系新生物、子宮内膜癌、胆管癌、原発性脳腫瘍、直腸癌、胆道癌、悪性肝胆道系新生物、肝胆道系新生物、膠芽腫、悪性子宮新生物、悪性末梢神経鞘腫瘍、胸腺癌、悪性女性生殖器系新生物、小細胞肺癌、B細胞非ホジキンリンパ腫、肝細胞癌、胆嚢癌、胃腺癌、前立腺癌、扁平上皮癌、子宮頸部扁平上皮癌、子宮頸癌、鼻腔癌及び/又は副鼻腔癌、口唇癌及び/又は口腔癌、上咽頭癌、中咽頭癌、急性骨髄性白血病、骨髄異形成症候群、エナメル上皮腫、気管支原性癌、慢性リンパ性白血病、慢性骨髄単球性白血病、胎児性横紋筋肉腫、ホジキンリンパ腫、若年性黄色肉芽腫、悪性喉頭新生物、脳の転移性悪性新生物、神経繊維腫、神経線維腫症、視神経膠腫、ラブドイド腫瘍、シュワン細胞腫、及び脾びまん性赤脾髄小型B細胞リンパ腫が挙げられる。
一態様においては、本明細書に記載の化合物の1つ又はその薬学的に許容可能な塩を有効量投与することを含む、MEK阻害剤で以前に治療されたBRAF媒介性癌、例えばV600突然変異体を有する患者を治療する方法が提供される。別の態様においては、本明細書に記載の化合物の1つ又はその薬学的に許容可能な塩を有効量投与することを含む、BRAFキナーゼ阻害剤で以前に治療されたBRAF媒介性癌、例えばV600突然変異体を有する患者を治療する方法が提供される。更に別の態様においては、本明細書に記載の化合物の1つ又はその薬学的に許容可能な塩を有効量投与することを含む、BRAFキナーゼ阻害剤及びMEK阻害剤で以前に治療されたBRAF媒介性癌、例えばV600突然変異体を有する患者を治療する方法が提供される。
或る特定の実施形態においては、本方法は、有効量の本明細書に記載の活性化合物又はその塩を、任意に薬学的に許容可能な賦形剤、担体、若しくはアジュバント(すなわち、薬学的に許容可能な組成物)を含み、又は任意に別の生物活性剤若しくは生物活性剤の組合せと組み合わせて若しくは交互に、それを必要とする患者に投与することを含む。
一態様においては、本発明は、BRAFが病状に関与する疾患、病態、又は障害を治療するか、又はその重症度を下げる方法を提供する。或る特定の実施形態においては、BRAFタンパク質が突然変異している。突然変異体BRAFタンパク質の非限定的な例としては、V600E、V600K、V600D、V600R、V600M、K601E、K601N、K601T、L597Q、L597V、G469A、G469V、G469R、G464V、D287H、V459L、G466V、G466E、G466A、S467L、G469E、N581S、N581I、D594N、D594G、D594A、D594H、F595L、F468C、G596S、V600X、R575K、H568D、及びG596Dが挙げられる。
或る特定の実施形態においては、BRAFタンパク質は、溶媒先端突然変異を有する。
或る特定の実施形態においては、BRAFタンパク質は、ゲートキーピング突然変異を有する。
或る特定の実施形態においては、BRAFタンパク質は、活性化突然変異を有する。
或る特定の実施形態においては、BRAFタンパク質はエクソン15突然変異、コドン600ミスセンス、BRAF融合、コドン469ミスセンス、コドン594ミスセンス、増幅突然変異、KIAA1549融合、コドン581ミスセンス、コドン597ミスセンス、コドン464ミスセンス、又はコドン596ミスセンスを有する。
或る特定の実施形態においては、BRAFタンパク質はV600突然変異を有し、例えばBRAFタンパク質は、V600E突然変異体BRAFであり得る。或る特定の実施形態においては、BRAFタンパク質は、K601突然変異を有する。或る特定の実施形態においては、BRAFタンパク質は、L597突然変異を有する。或る特定の実施形態においては、BRAFタンパク質は、G469突然変異を有する。或る特定の実施形態においては、BRAFタンパク質は、G464突然変異を有する。或る特定の実施形態においては、BRAFタンパク質は、D287突然変異を有する。或る特定の実施形態においては、BRAFタンパク質は、V459突然変異を有する。或る特定の実施形態においては、BRAFタンパク質は、G466突然変異を有する。或る特定の実施形態においては、BRAFタンパク質は、S467突然変異を有する。或る特定の実施形態においては、BRAFタンパク質は、G469突然変異を有する。或る特定の実施形態においては、BRAFタンパク質は、N581突然変異を有する。或る特定の実施形態においては、BRAFタンパク質は、D594突然変異を有する。或る特定の実施形態においては、BRAFタンパク質は、F595突然変異を有する。或る特定の実施形態においては、BRAFタンパク質は、G596突然変異を有する。
或る特定の実施形態においては、有効量の化合物が本明細書に記載の宿主に投与され、MAPK再活性化媒介耐性機構を有する障害の治療に使用される。MAPK再活性化媒介耐性機構の非限定的な例としては、BRAF増幅、CRAF過剰発現、BRAFスプライス変異又はトランケーション、NRAS突然変異、MEK1突然変異、MEK2突然変異、又はIGFIR過剰発現が挙げられる。
本発明の一態様においては、野生型BRAFに対して突然変異体BRAFを選択的に分解する化合物が提供される。例えば、化合物は少なくとも約2対1、少なくとも約5対1、少なくとも約10対1、少なくとも約100対1、少なくとも約250対1、少なくとも約500対1、少なくとも約750対1、少なくとも約1000対1、少なくとも約2000対1、少なくとも約3000対1、少なくとも約4000対1、少なくとも約5000対1、又は少なくとも約10000対1のDC50を示すことができる。
本発明の一態様においては、本明細書に記載の化合物又はその薬学的に許容可能な塩を患者に投与することを含む、MEK及び/又はBRAF阻害剤耐性癌を治療する方法が提供される。或る特定の実施形態においては、癌はMEK阻害剤による治療に耐性を示す。或る特定の実施形態においては、癌はBRAF阻害剤による治療に耐性を示す。或る特定の実施形態においては、癌はMEK阻害剤及びBRAF阻害剤による治療に耐性を示す。或る特定の実施形態においては、治療中に耐性が獲得された(例えば、本明細書に記載の化合物が二次又は三次治療として投与される)。他の実施形態においては、癌は本質的に耐性を示す(例えば、本明細書に記載の化合物が一次治療として投与される)。
或る特定の実施形態においては、癌はエンコラフェニブによる治療に耐性を示す。
或る特定の実施形態においては、癌はビニメチニブによる治療に耐性を示す。
或る特定の実施形態において、癌はダブラフェニブによる治療に耐性を示す。
或る特定の実施形態においては、癌はトラメチニブによる治療に耐性を示す。
或る特定の実施形態においては、癌はセツキシマブ、ダサチニブ、イマチニブ、パニツムマブ、ペムブロリズマブ、スニチニブ、トラメチニブ、アストラメチニブ(astrametinib)、コビメチニブ、及び/又はベムラフェニブによる治療に耐性を示す。
或る特定の実施形態においては、本明細書に記載の化合物又はその薬学的に許容可能な塩は、難治性癌の治療に使用される。或る特定の実施形態においては、本明細書に記載の化合物又はその薬学的に許容可能な塩は、再発性癌の治療に使用される。
一態様においては、本明細書に記載の化合物は、NRASの突然変異、例えばNRAS Q61KによってBRAFリガンドに対する耐性を獲得した癌、例えば黒色腫、例えばエンコラフェニブ治療による治療に耐性を示す黒色腫の治療に使用される。
本発明の別の態様においては、本明細書に記載の化合物又はその薬学的に許容可能な塩は、追加の治療剤、放射線、及び/又は外科手術と組み合わせて投与される。
或る特定の実施形態においては、本明細書に記載の化合物又はその薬学的に許容可能な塩は、それを必要とする患者にMEK阻害剤及び/又はBRAF阻害剤と組み合わせて投与される。或る特定の実施形態においては、本明細書に記載の化合物又はその薬学的に許容可能な塩は、それを必要とする患者にMEK阻害剤と組み合わせて投与される。或る特定の実施形態においては、本明細書に記載の化合物又はその薬学的に許容可能な塩は、それを必要とする患者にBRAF阻害剤と組み合わせて投与される。或る特定の実施形態においては、本明細書に記載の化合物又はその薬学的に許容可能な塩は、それを必要とする患者にBRAF阻害剤及びMEK阻害剤と組み合わせて投与される。
MEK阻害剤の非限定的な例としては、アストラメチニブ、コビメチニブ、及びビニメチニブが挙げられる。
或る特定の実施形態においては、本明細書に記載の化合物又はその薬学的に許容可能な塩は、エンコラフェニブと組み合わせて使用される。
或る特定の実施形態においては、本明細書に記載の化合物又はその薬学的に許容可能な塩は、ビニメチニブと組み合わせて使用される。
或る特定の実施形態においては、本明細書に記載の化合物又はその薬学的に許容可能な塩は、ダブラフェニブと組み合わせて使用される。
或る特定の実施形態においては、本明細書に記載の化合物又はその薬学的に許容可能な塩は、トラメチニブと組み合わせて使用される。
或る特定の実施形態においては、本明細書に記載の化合物又はその薬学的に許容可能な塩は、セツキシマブ、ダサチニブ、イマチニブ、パニツムマブ、ペムブロリズマブ、スニチニブ、アストラメチニブ、コビメチニブ、及び/又はベムラフェニブと組み合わせて使用される。
或る特定の実施形態においては、本明細書に記載の化合物又はその薬学的に許容可能な塩は、経口で生体利用可能な形態で投与される。
承認されたBRAF V600Eの小分子阻害剤、例えばベムラフェニブ、ダブラフェニブ、及びエンコラフェニブは、突然変異体BRAFモノマーによるMAPK経路の構成的活性化を遮断する。しかしながら、これらの分子によるBRAF阻害は、逆説的活性化として知られる代替的な活性化経路をもたらす可能性がある。これらの条件下では、BRAF阻害剤は、BRAF V600Eに結合して阻害するが、この阻害型は、野生型BRAF及びBRAF突然変異体の両方を含む他のRAFタンパク質と二量体を形成し、シグナル伝達のために第2の分子を活性化することができる。このBRAF駆動逆説的活性化は、MAPK経路を阻害するのではなく、活性化する。本明細書に記載の化合物は、BRAFタンパク質に単に結合する代わりに分解することによって逆説的活性化を回避する。
或る特定の実施形態においては、本明細書に記載の化合物が患者に投与され、顕著に少ない逆説的RAF活性化が生じる。
或る特定の実施形態においては、本明細書に記載の化合物は、エンコラフェニブ、ダブラフェニブ、及びトラメチニブ等の非分解リガンドよりも分解を介してより深い及び/又はより持続的なBRAFの阻害を示す。
医薬組成物
本明細書に記載の化合物は、純粋な化学物質として投与することができるが、より典型的には、本明細書に記載の障害のいずれかについて、かかる治療を必要とする患者、典型的にはヒトに対する有効量を含む医薬組成物として投与される。したがって、本開示は、本明細書に記載の用途のいずれかのための有効量の化合物又は薬学的に許容可能な塩を少なくとも1つの薬学的に許容可能な担体とともに含む医薬組成物を提供する。医薬組成物は、化合物若しくは塩を唯一の活性剤として含有していてもよく、又は代替的な実施形態においては、化合物と少なくとも1つの追加の活性剤とを含有していてもよい。
概して、本開示の組成物は、許容される投与様式のいずれかによって治療有効量で投与される。好適な投与量範囲は、治療される疾患の重症度、被験体の年齢及び相対的健康、使用される化合物の効力、投与の経路及び形態、投与の対象となる適応症、並びに関与する医師の好み及び経験等の多数の要因によって決まる。かかる疾患の治療の技術分野における当業者は、過度の実験なしに、また個人的知識及び本願の開示を頼りに、所与の疾患に対する本開示の組成物の治療有効量を確認することができる。
或る特定の実施形態においては、化合物は、薬学的に許容可能な塩として投与される。薬学的に許容可能な塩の非限定的な例としては、酢酸塩、アジピン酸塩、アルギン酸塩、アスコルビン酸塩、アスパラギン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、安息香酸塩、重硫酸塩、ホウ酸塩、酪酸塩、ショウノウ酸塩、カンファースルホン酸塩、クエン酸塩、シクロペンタンプロピオン酸塩、ジグルコン酸塩、ドデシル硫酸塩、エタンスルホン酸塩、フマル酸塩、グルコヘプトン酸塩、グリセロリン酸塩、ヘミ硫酸塩、ヘプトン酸塩、ヘキサン酸塩、臭化水素酸塩、塩化水素酸塩、ヨウ化水素酸塩、2-ヒドロキシ-エタンスルホン酸塩、ラクトビオン酸塩、乳酸塩、ラウリン酸塩、ラウリル硫酸塩、リンゴ酸塩、マレイン酸塩、マロン酸塩、メタンスルホン酸塩、2-ナフタレンスルホン酸塩、ニコチン酸塩、硝酸塩、オレイン酸塩、シュウ酸塩、パルミチン酸塩、パモ酸塩、ペクチン酸塩(pectinate)、過硫酸塩、3-フェニルプロピオン酸塩、リン酸塩、ピクリン酸塩、ピバル酸塩、プロピオン酸塩、ステアリン酸塩、コハク酸塩、硫酸塩、酒石酸塩、チオシアン酸塩、トルエンスルホン酸塩、ウンデカン酸塩及び吉草酸塩が挙げられる。代表的なアルカリ金属塩又はアルカリ土類金属塩としては、ナトリウム、リチウム、カリウム、カルシウム及びマグネシウム、並びにアンモニウム、テトラメチルアンモニウム、テトラエチルアンモニウム、メチルアミン、ジメチルアミン、トリメチルアミン、トリエチルアミン及びエチルアミンを含むが、これらに限定されない非毒性アンモニウム、第四級アンモニウム及びアミンカチオンが挙げられる。
このため、本開示の組成物は、経口(口腔内及び舌下を含む)、直腸、経鼻、局所、経皮、経肺、腟内若しくは非経口(筋肉内、動脈内、髄腔内、皮下(subcutaneous)及び静脈内を含む)投与、注射、吸入若しくはスプレー、大動脈内、頭蓋内、真皮下(subdermal)、腹腔内、皮下投与に適したものを含む医薬製剤として、又は従来の薬学的に許容可能な担体を含む他の投与手段によって投与することができる。典型的な投与方法は、苦痛の程度に応じて調整することができる簡便な毎日の投与計画を用いた経口、局所又は静脈内投与である。
意図される投与方法に応じて、医薬組成物は、固体、半固体又は液体の剤形、例えば錠剤、坐剤、丸薬、カプセル、粉末、液体、シロップ、懸濁液、クリーム、軟膏、ローション、ペースト、ゲル、スプレー、エアロゾル、フォーム又は油、注射液又は輸液、経皮パッチ、皮下パッチ、吸入製剤、医療デバイス、坐剤、口腔内若しくは舌下製剤、非経口製剤、又は点眼液等の形態、好ましくは正確な投与量の単回投与に適した単位剤形とすることができる。
錠剤及びカプセル等の幾つかの剤形は、有効成分の適切な量、例えば所望の目的を達成するのに有効な量を含む適切な大きさの単位用量に細分される。組成物は、有効量の選択薬物を薬学的に許容可能な担体と組み合わせて含み、さらに、他の医薬品、アジュバント、希釈剤、緩衝剤等を含むことができる。
担体は、賦形剤及び希釈剤を含み、治療される患者への投与に適するように十分に高い純度及び十分に低い毒性である必要がある。担体は不活性であっても、又はそれ自体に薬効を有していてもよい。化合物と併用される担体の量は、化合物の単位用量につき投与に有用な量の物質を与えるのに十分なものである。
担体のクラスとしては、アジュバント、結合剤、緩衝剤、着色料、希釈剤、崩壊剤、賦形剤、乳化剤、香味料、ゲル、流動促進剤、滑沢剤、保存料、安定剤、界面活性剤、可溶化剤、錠剤化剤(tableting agents)、湿潤剤又は固化剤が挙げられるが、これらに限定されない。
幾つかの担体が2つ以上のクラスに挙げられることがあり、例えば植物油を幾つかの製剤では滑沢剤として、他の製剤では希釈剤として使用することができる。
例示的な薬学的に許容可能な担体としては、糖、デンプン、セルロース、トラガント末、モルト、ゼラチン、タルク、ワセリン、ラノリン、ポリエチレングリコール、アルコール、経皮浸透促進剤(transdermal enhancers)及び植物油が挙げられる。本発明の化合物の活性を実質的に妨げない任意の活性剤が医薬組成物に含まれていてもよい。
幾つかの賦形剤としては、水、生理食塩水、グリセロール、ポリエチレングリコール、ヒアルロン酸、エタノール等の液体が挙げられるが、これらに限定されない。化合物は、例えば療法の目的に応じて所望される固体、液体、噴霧乾燥物、マイクロ粒子、ナノ粒子、制御放出システム等の形態で提供することができる。非液体製剤に適した賦形剤も当業者に既知である。薬学的に許容可能な賦形剤及び塩の徹底的な論考は、Remington's Pharmaceutical Sciences, 18th Edition (Easton, Pennsylvania: Mack Publishing Company, 1990)に見ることができる。
さらに、湿潤剤又は乳化剤、生物学的緩衝物質、界面活性剤等の補助物質が、かかるビヒクル中に存在していてもよい。生物学的緩衝液は、薬理学的に許容可能であり、製剤に所望のpH、すなわち生理学的に許容可能な範囲のpHを与える任意の溶液であり得る。緩衝溶液の例としては、生理食塩水、リン酸緩衝生理食塩水、トリス緩衝食塩水、ハンクス緩衝食塩水等が挙げられる。
固体組成物については、従来の非毒性固体担体として、例えば医薬品グレードのマンニトール、ラクトース、デンプン、ステアリン酸マグネシウム、サッカリンナトリウム、タルク、セルロース、グルコース、スクロース、炭酸マグネシウム等が挙げられる。液体の薬学的に投与可能な組成物は例えば、本明細書に記載される活性化合物及び任意の医薬アジュバントを賦形剤、例えば水、生理食塩水、水性デキストロース、グリセロール、エタノール等に、例えば溶解し、分散させ、それにより溶液又は懸濁液を形成することによって調製することができる。必要に応じて、投与される医薬組成物は、湿潤剤又は乳化剤、pH緩衝剤等の非毒性補助物質、例えば酢酸ナトリウム、ソルビタンモノラウレート、トリエタノールアミン酢酸ナトリウム、トリエタノールアミンオレエート等を少量含有していてもよい。かかる剤形を調製する実際の方法は、当業者に既知であるか、又は明らかであり、例えば上記のRemington's Pharmaceutical Sciencesを参照されたい。
更に別の実施形態においては、ポリカチオン(キトサン及びその第四級アンモニウム誘導体、ポリ-L-アルギニン、アミノ化ゼラチン)、ポリアニオン(N-カルボキシメチルキトサン、ポリアクリル酸)、及びチオール化ポリマー(カルボキシメチルセルロース-システイン、ポリカルボフィル-システイン、キトサン-チオブチルアミジン、キトサン-チオグリコール酸、キトサン-グルタチオンコンジュゲート)等のポリマーを含む浸透促進賦形剤の使用が提供される。
或る特定の実施形態においては、賦形剤は、ブチル化ヒドロキシトルエン(BHT)、炭酸カルシウム、リン酸カルシウム(二塩基性)、ステアリン酸カルシウム、クロスカルメロース、架橋ポリビニルピロリドン、クエン酸、クロスポビドン、システイン、エチルセルロース、ゼラチン、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ラクトース、ステアリン酸マグネシウム、マルチトール、マンニトール、メチオニン、メチルセルロース、メチルパラベン、微結晶性セルロース、ポリエチレングリコール、ポリビニルピロリドン、ポビドン、アルファ化デンプン、プロピルパラベン、パルミチン酸レチニル、シェラック、二酸化ケイ素、カルボキシメチルセルロースナトリウム、クエン酸ナトリウム、デンプングリコール酸ナトリウム、ソルビトール、デンプン(トウモロコシ)、ステアリン酸、スクロース、タルク、二酸化チタン、ビタミンA、ビタミンE、ビタミンC及びキシリトールから選択される。
医薬組成物/組合せは、経口投与用に配合することができる。経口投与については、組成物は概して、錠剤、カプセル、ソフトゲルカプセルの形態をとり、又は水性若しくは非水性の溶液、懸濁液若しくはシロップであってもよい。錠剤及びカプセルが典型的な経口投与形態である。経口用の錠剤及びカプセルは、ラクトース及びトウモロコシデンプン等の1つ以上の一般に使用される担体を含むことができる。ステアリン酸マグネシウム等の滑沢剤も通例添加される。通例、本開示の組成物は、ラクトース、デンプン、スクロース、グルコース、メチルセルロース、ステアリン酸マグネシウム、リン酸二カルシウム、硫酸カルシウム、マンニトール、ソルビトール等の経口用の非毒性の薬学的に許容可能な不活性担体と組み合わせることができる。さらに、所望又は必要に応じて、好適な結合剤、滑沢剤、崩壊剤及び着色料を混合物に組み入れてもよい。好適な結合剤としては、デンプン、ゼラチン、グルコース又はβ-ラクトース等の天然糖、コーンシロップ、アラビアゴム、トラガカントゴム等の天然及び合成ゴム、又はアルギン酸ナトリウム、カルボキシメチルセルロース、ポリエチレングリコール、ワックス等が挙げられる。これらの剤形に使用される滑沢剤としては、オレイン酸ナトリウム、ステアリン酸ナトリウム、ステアリン酸マグネシウム、安息香酸ナトリウム、酢酸ナトリウム、塩化ナトリウム等が挙げられる。崩壊剤としては、限定されるものではないが、デンプン、メチルセルロース、寒天、ベントナイト、キサンタンガム等が挙げられる。
液体懸濁液を使用する場合、活性剤をエタノール、グリセロール、水等の任意の経口用の非毒性の薬学的に許容可能な不活性担体、並びに乳化剤及び懸濁剤と組み合わせることができる。必要に応じて、香料、着色料及び/又は甘味料を添加してもよい。本明細書の経口製剤に組み入れる他の任意の成分としては、保存料、懸濁剤、増粘剤等が挙げられるが、これらに限定されない。
非経口製剤は、液体の溶液若しくは懸濁液として、注射前の液体への可溶化若しくは懸濁に適した固体形態、又はエマルションとして従来の形態にて調製することができる。通例、滅菌注射用懸濁液は、好適な担体、分散剤又は湿潤剤と懸濁剤とを用いて当該技術分野において既知の手法に従って配合される。滅菌注射用製剤は、許容可能な程度に非毒性の非経口的に許容可能な希釈剤又は溶媒中の滅菌注射用溶液又は懸濁液とすることもできる。用いることができる許容可能なビヒクル及び溶媒には、水、リンガー液及び等張塩化ナトリウム溶液がある。加えて、滅菌不揮発性油、脂肪酸エステル又はポリオールが溶媒又は懸濁媒として従来用いられている。加えて、非経口投与には、一定レベルの投与量が維持されるように徐放システム又は持続放出システムを使用することが含まれ得る。
非経口投与には、関節内、静脈内、筋肉内、皮内、腹腔内及び皮下経路が含まれ、酸化防止剤、緩衝剤、静菌剤、及び製剤を意図されるレシピエントの血液と等張にする溶質を含有し得る水性及び非水性の等張滅菌注射液、並びに懸濁剤、可溶化剤、増粘剤、安定剤及び保存料を含み得る水性及び非水性の滅菌懸濁液が含まれる。或る特定の非経口経路を介した投与は、滅菌注射器、又は連続注入システム等の他の何らかの機械デバイスによって推進される針又はカテーテルを通して本開示の製剤を患者の体内に導入することを含み得る。本開示によって提供される製剤は、当該技術分野において非経口投与に認められている注射器、注入器、ポンプ、又は任意の他のデバイスを用いて投与することができる。
非経口投与用の本開示による製剤には、水性又は非水性の滅菌溶液、懸濁液又はエマルションが含まれる。非水性の溶媒又はビヒクルの例は、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、オリーブ油及びトウモロコシ油等の植物油、ゼラチン、並びにオレイン酸エチル等の注射用有機エステルである。かかる剤形は、保存料、湿潤剤、乳化剤及び分散剤等のアジュバントを含有していてもよい。これらは、例えば細菌捕捉フィルター(bacteria retaining filter)を通した濾過、組成物への滅菌剤の組入れ、組成物への照射又は組成物の加熱によって滅菌することができる。これらは、使用直前に滅菌水又は他の何らかの滅菌注射用媒体を用いて製造することもできる。
滅菌注射用溶液は、必要量の本開示の化合物の1つ以上を、必要に応じて上に列挙した様々な他の成分を含む適切な溶媒に組み込み、続いて濾過滅菌を行うことによって調製される。概して、分散液は、基本的な分散媒と上に列挙したものからの他の必要とされる成分とを含有する滅菌ビヒクルに様々な滅菌有効成分を組み入れることによって調製される。滅菌注射用溶液の調製のための滅菌粉末の場合、典型的な調製方法は、予め滅菌濾過した溶液から有効成分及び任意の付加的な所望の成分の粉末を生じる真空乾燥法及び凍結乾燥法である。
代替的には、本開示の医薬組成物は、直腸投与用の坐剤の形態で投与することができる。これらは、作用物質と、室温では固体であるが、直腸温度では液体であるため、直腸内で融解して薬物を放出する好適な非刺激性の賦形剤とを混合することによって調製することができる。かかる材料としては、ココアバター、ミツロウ及びポリエチレングリコールが挙げられる。
本開示の医薬組成物は、鼻エアロゾル又は吸入によって投与することもできる。かかる組成物は、医薬製剤の技術分野において既知の手法に従って調製され、ベンジルアルコール若しくは他の好適な保存料、バイオアベイラビリティを高めるための吸収促進剤、フルオロカーボン若しくは窒素等の噴射剤、及び/又は他の従来の可溶化剤若しくは分散剤を用いて生理食塩水中の溶液として調製することができる。
口腔内投与用の製剤としては、錠剤、トローチ剤、ゲル等が挙げられる。代替的には、口腔内投与は、当業者に既知の経粘膜送達システムを用いて達成することができる。本開示の化合物は、従来の経皮薬物送達システム、すなわち作用物質が通例、体表に貼り付けられる薬物送達デバイスとして働く積層構造内に含まれる経皮「パッチ」を用いて、皮膚又は粘膜組織を通して送達することもできる。かかる構造においては、薬物組成物は通例、上部裏打ち層の下にある層、すなわち「リザーバ」に含まれる。積層デバイスは、単一のリザーバを含んでいても、又は複数のリザーバを含んでいてもよい。一実施形態においては、リザーバは、薬物送達中に皮膚にシステムを貼り付ける働きをする、薬学的に許容可能な接触接着材料のポリマーマトリックスを含む。好適な皮膚接触接着材料の例としては、ポリエチレン、ポリシロキサン、ポリイソブチレン、ポリアクリレート、ポリウレタン等が挙げられるが、これらに限定されない。
代替的には、薬物含有リザーバ及び皮膚接触接着剤は、別個の異なる層として存在し、この場合、上記のようなポリマーマトリックスであっても、又は液体若しくはゲルのリザーバであっても、又は他の何らかの形態をとっていてもよいリザーバの下に接着剤がある。デバイスの上面となる、これらの積層体における裏打ち層は、積層構造の主要な構造要素として機能し、デバイスにその可撓性の多くを与える。裏打ち層に選択される材料は、活性剤及び存在する他の任意の材料に対して実質的に不透過性である必要がある。
本開示の組成物は、特に気道への、鼻腔内投与を含むエアロゾル投与用に配合することができる。化合物は例えば、概して、例えば約5ミクロン以下の小さな粒径を有し得る。かかる粒径は、当該技術分野において既知の手段、例えば微粉化によって得ることができる。有効成分は、クロロフルオロカーボン(CFC)、例えばジクロロジフルオロメタン、トリクロロフルオロメタン若しくはジクロロテトラフルオロエタン、二酸化炭素又は他の好適なガス等の好適な噴射剤とともに加圧パックに入れて提供される。エアロゾルは、好都合にはレシチン等の界面活性剤も含有し得る。薬物の用量は、計量バルブによって制御することができる。
代替的には、有効成分は、乾燥粉末、例えばラクトース、デンプン、デンプン誘導体、例えばヒドロキシプロピルメチルセルロース及びポリビニルピロリジン(PVP)等の好適な粉末ベース中の化合物の混合粉末の形態で提供することができる。粉末担体が鼻腔内でゲルを形成する。例えば、粉末組成物は、例えばゼラチンのカプセル若しくはカートリッジ、又はブリスターパック内の単位投与形態にて与えることができ、そこから粉末を吸入器によって投与することができる。
或る特定の実施形態においては、医薬組成物は、上で定義した投与方法を用いた皮膚への局所適用に適している。
或る特定の実施形態においては、医薬組成物は、経皮投与に適しており、長時間にわたってレシピエントの表皮と密接に接触して留まるように適合させた個別パッチとして与えることができる。経皮投与に適した製剤は、イオン導入によって送達することもでき(例えば、Pharmaceutical Research 3 (6):318 (1986)を参照されたい)、通例、任意に緩衝化した活性化合物の水溶液の形態をとる。
一実施形態においては、マイクロニードルパッチ又はデバイスが生体組織、特に皮膚を越えた又はその中への薬物の送達のために提供される。マイクロニードルパッチ又はデバイスは、皮膚又は他の組織の障壁を越えた又はその中への臨床的に関連する速度での薬物送達を、組織に対する損傷、疼痛又は刺激が殆ど又は全くなしに可能にする。
肺への投与に好適な製剤は、広範な受動呼吸駆動及び能動動力駆動の単回/複数回投与乾燥粉末吸入器(DPI)によって送達することができる。呼吸器送達に最も一般的に使用されるデバイスとしては、ネブライザー、定量吸入器及び乾燥粉末吸入器が挙げられる。ジェットネブライザー、超音波ネブライザー及び振動メッシュネブライザーを含む幾つかのタイプのネブライザーが利用可能である。好適な肺送達デバイスの選択は、薬物及びその製剤の性質、作用部位、並びに肺の病態生理等のパラメーターによって決まる。
投与
好適な投与量範囲は、治療される疾患の重症度、被験体の年齢及び相対的健康、使用される化合物の効力、投与の経路及び形態、投与の対象となる適応症、並びに関与する医師の好み及び経験等の多数の要因によって決まる。かかる疾患を治療する当業者は、過度の実験を行うことなく、個人的な知識及び本願の開示に依存して、所与の疾患に対する開示の組成物の治療有効量を確認することができる。
幾つかの実施形態においては、本明細書に開示されるか、又は記載のように使用される化合物を1日1回(QD)、1日2回(BID)又は1日3回(TID)投与する。幾つかの実施形態においては、本明細書に開示されるか、又は記載のように使用される化合物を少なくとも1日、少なくとも2日、少なくとも3日、少なくとも4日、少なくとも5日、少なくとも6日、少なくとも7日、少なくとも8日、少なくとも9日、少なくとも10日、少なくとも11日、少なくとも12日、少なくとも13日、少なくとも14日、少なくとも15日、少なくとも16日、少なくとも17日、少なくとも18日、少なくとも19日、少なくとも20日、少なくとも21日、少なくとも22日、少なくとも23日、少なくとも24日、少なくとも25日、少なくとも26日、少なくとも27日、少なくとも28日、少なくとも29日、少なくとも30日、少なくとも31日、少なくとも35日、少なくとも45日、少なくとも60日、少なくとも75日、少なくとも90日、少なくとも120日、少なくとも150日、少なくとも180日又はそれ以上にわたって少なくとも1日1回投与する。
或る特定の実施形態においては、本発明の化合物を1日1回、1日2回、1日3回又は1日4回投与する。
或る特定の実施形態においては、本発明の化合物を1日1回経口投与する。或る特定の実施形態においては、本発明の化合物を1日2回経口投与する。或る特定の実施形態においては、本発明の化合物を1日3回経口投与する。或る特定の実施形態においては、本発明の化合物を1日4回経口投与する。
或る特定の実施形態においては、本発明の化合物を1日1回静脈内投与する。或る特定の実施形態においては、本発明の化合物を1日2回静脈内投与する。或る特定の実施形態においては、本発明の化合物を1日3回静脈内投与する。或る特定の実施形態においては、本発明の化合物を1日4回静脈内投与する。
幾つかの実施形態においては、本発明の化合物は、治療サイクルの間に治療休日を設けて投与される。例えば、化合物は、治療サイクル毎に1日、2日、3日、4日、5日、6日、7日、8日、9日、10日、11日、12日、13日又は14日の治療休日を有し得る。
幾つかの実施形態においては、治療を開始するために負荷用量を投与する。例えば、治療初日に治療サイクルの残りの治療日よりも少なくとも約1.5倍、少なくとも約2倍、少なくとも約2.5倍、少なくとも約3倍、少なくとも約3.5倍、少なくとも約4倍、少なくとも約4.5倍、少なくとも約5倍、少なくとも約5.5倍、少なくとも約6倍、少なくとも約6.5倍、少なくとも約7倍、少なくとも約7.5倍、少なくとも約8倍、少なくとも約8.5倍、少なくとも約9倍、少なくとも約9.5倍又は少なくとも約10倍高い用量で化合物を投与することができる。更なる例示的な負荷用量としては、治療の最初の2日間、3日間、4日間、5日間、6日間、7日間、8日間、9日間又は10日間に治療サイクルの残りの治療日よりも少なくとも約1.5倍、少なくとも約2倍、少なくとも約2.5倍、少なくとも約3倍、少なくとも約3.5倍、少なくとも約4倍、少なくとも約4.5倍、少なくとも約5倍、少なくとも約5.5倍、少なくとも約6倍、少なくとも約6.5倍、少なくとも約7倍、少なくとも約7.5倍、少なくとも約8倍、少なくとも約8.5倍、少なくとも約9倍、少なくとも約9.5倍又は少なくとも約10倍高い用量が挙げられる。
或る特定の実施形態においては、本明細書に記載の化合物は、単位剤形に約0.1mg~約2000mg、約10mg~約1000mg、約100mg~約800mg又は約200mg~約600mgの活性化合物と、任意に約0.1mg~約2000mg、約10mg~約1000mg、約100mg~約800mg又は約200mg~約600mgの付加的な活性剤とを含有する剤形である。例は、少なくとも約0.1mg、0.5mg、1mg、2mg、3mg、4mg、5mg、6mg、7mg、8mg、9mg、10mg、11mg、12mg、13mg、14mg、15mg、20mg、25mg、50mg、100mg、200mg、250mg、300mg、400mg、500mg、600mg、700mg又は750mgの活性化合物又はその塩を含む剤形である。
或る特定の実施形態においては、用量は、約0.01mg/kg~100mg/kg(患者体重)の範囲、例えば少なくとも約0.01mg/kg、少なくとも約0.05mg/kg、少なくとも約0.1mg/kg、少なくとも約0.5mg/kg、少なくとも約1mg/kg、少なくとも約1.5mg/kg、少なくとも約2mg/kg、少なくとも約2.5mg/kg、少なくとも約3mg/kg、少なくとも約3.5mg/kg、少なくとも約4mg/kg、少なくとも約4.5mg/kg、少なくとも約5mg/kg、少なくとも約10mg/kg、少なくとも約15mg/kg、少なくとも約20mg/kg、少なくとも約25mg/kg、少なくとも約30mg/kg、少なくとも約35mg/kg、少なくとも約40mg/kg、少なくとも約45mg/kg、少なくとも約50mg/kg、少なくとも約55mg/kg、少なくとも約60mg/kg、少なくとも約65mg/kg、少なくとも約70mg/kg、少なくとも約75mg/kg、少なくとも約80mg/kg、少なくとも約85mg/kg、少なくとも約90mg/kg、少なくとも約95mg/kg又は少なくとも約100mg/kgである。
酸アミンカップリング反応による分解剤の合成のための一般的スキーム:
Figure 2023530030000039
合成した標的リガンドの例:
Figure 2023530030000040
合成したCRBNリガンドの例:
Figure 2023530030000041
式I、式II、式III、式IV、式V、式VI、及び式VIIの化合物は、以下のプロセスに従って調製することができる。以下の一般スキーム1~7を用いてプロセスをより詳細に説明する。
スキーム1
Figure 2023530030000042
式1-aの本発明の化合物は、N,N-ジメチルホルムアミド等の溶媒、ヒューニッヒ塩基等の塩基及びHATU等のカップリング試薬中での中間式2の適切に置換されたアミンと中間式3-aの適切に置換された酸とのアミドカップリングによって調製することができる。スキーム1を以下で基本手順VIIIによって更に説明する。
スキーム2
Figure 2023530030000043
中間式6の化合物は、アセトニトリル等の溶媒及び炭酸水素ナトリウム等の塩基中での中間式5の適切に置換されたアニリン誘導体と中間式4のブロモ-グルタルイミドとの熱縮合によって調製することができる。中間式5のアニリン誘導体は、市販されているか、又は当該技術分野で既知の若しくは以下に記載の方法によって調製することができる。中間式2-aの化合物は、1,4-ジオキサン又はテトラヒドロフラン等の溶媒中での塩化水素等の酸による脱保護によって得ることができる。スキーム2を以下で基本手順Iによって更に説明する。
スキーム3
Figure 2023530030000044
中間式8の化合物は、N,N-ジメチルホルムアミド等の溶媒及び水素化ナトリウム等の塩基中での中間式7の適切に置換されたフェノール誘導体と中間式5のブロモ-グルタルイミドとの熱縮合によって調製することができる。中間式7のフェノール誘導体は、市販されているか、又は当該技術分野で既知の若しくは以下に記載の方法によって調製することができる。中間式2-bの化合物は、1,4-ジオキサン又はテトラヒドロフラン等の溶媒中での塩化水素等の酸による脱保護によって得ることができる。スキーム3を以下で基本手順IIによって更に説明する。
スキーム4
Figure 2023530030000045
中間式3-bの中間体は、以下に記載のように調製することができる:中間式9の酸中間体をジクロロメタン及び塩化チオニル等の溶媒中にて触媒量のN,N-ジメチルホルムアミドの存在下で処理することで、中間式10の酸塩化物中間体が得られる。中間式12のケトン化合物は、1,2-ジクロロエタン等の溶媒中にて50℃で11の中間体を中間式10の酸塩化物中間体でフリーデルクラフツアシル化することによって得ることができる。中間式12のケトン中間体は、メチルテトラヒドロフラン及び塩化スズ(II)等の溶媒中にて60℃で中間式13のアニリノ中間体に還元することができる。中間式13のアニリノ中間体は、テトラヒドロフラン中にて0℃~5℃でヒューニッヒ塩基及び触媒量のDMAPを用いて2,5-ジクロロベンゾイルクロリドでアシル化することによって保護される。ピリジン等の溶媒中にて80℃で中間式14の保護中間体を中間式15のスルファモイルクロリド又はスルホニルクロリド中間体で処理することで、中間式16の化合物が生じる。例えば酢酸パラジウム及びトリフェニルホスフィンからin situで形成されるパラジウム触媒と炭酸カリウム等の無機塩基との存在下での中間式16の中間体と中間式17のボロン酸とのクロスカップリングにより、中間式18の中間体が得られる。メタノール中にて50℃での炭酸カリウムによる更なる脱保護によって中間式19の中間体が得られる。保護基の脱保護を当該技術分野で既知の方法によって行うことができ、中間式3-bの中間体が得られる。概して、中間式3-bの化合物の合成に用いられる工程の順序は、或る特定の場合に変更することもできる。
スキーム5
Figure 2023530030000046
中間式2-cの化合物は、N-メチルピロリドン又はN,N-ジメチルホルムアミド等の溶媒中でヨウ化カリウム及びヒューニッヒ塩基等の塩基を用いてハロゲン化アルキルを熱縮合することによって中間式2-aの化合物から調製することができる。中間式2-dの化合物は、1,4-ジオキサン又はテトラヒドロフラン等の溶媒中での塩化水素等の酸による脱保護によって得ることができる。スキーム5を以下で基本手順IVによって更に説明する。
スキーム6
Figure 2023530030000047
式1-bの本発明の化合物は、N,N-ジメチルホルムアミド等の溶媒、ヒューニッヒ塩基等の塩基及びHATU等のカップリング試薬中で式2-dの適切に置換されたアミンと中間式3-bの適切に置換された酸とのアミドカップリングによって調製することができる。以下、スキーム6を基本手順8によって更に説明する。
スキーム7
Figure 2023530030000048
式1-cの本発明の化合物は、ジクロロメタン及びヒューニッヒ塩基等の塩基中にて室温で中間式2の適切に置換されたアミンを中間式3-bの適切に置換されたアミンで処理することによって調製することができる。概して、中間式1-cの化合物の合成に用いられる工程の順序は、或る特定の場合に変更することもできる。
概して、式I、式II、式III、式IV、式V、式VI、及び式VIIの化合物の合成に用いられる工程の順序は、或る特定の場合に変更することもできる。
化合物の単離及び精製
本明細書に記載される化合物及び中間体の単離及び精製は、所望により、任意の好適な分離又は精製手順、例えば濾過、抽出、結晶化、カラムクロマトグラフィー、薄層クロマトグラフィー、厚層クロマトグラフィー、分取低速若しくは高速液体クロマトグラフィー、又はこれらの手順の組合せによって達成することができる。好適な分離及び単離手順の具体的な説明は、本明細書の下記の調製及び実施例を参照して行われ得る。しかしながら、当然ながら他の同等の分離又は単離手順を用いてもよい。式I、式II、式III、式IV、式V、式VI及び式VIIのキラル化合物のラセミ混合物は、キラルHPLCを用いて分離することができる。キラル合成中間体のラセミ混合物もキラルHPLCを用いて分離することができる。
式I、式II、式III、式IV、式V、式VI又は式VIIの化合物の塩
式I、式II、式III、式IV、式V、式VI又は式VIIの化合物が塩基性である場合、これらを対応する酸付加塩に変換することができる。変換は、少なくとも化学量論量の適切な酸、例えば塩酸、臭化水素酸、硫酸、硝酸、リン酸等、及び有機酸、例えば酢酸、プロピオン酸、グリコール酸、ピルビン酸、シュウ酸、リンゴ酸、マロン酸、コハク酸、マレイン酸、フマル酸、酒石酸、クエン酸、安息香酸、ケイ皮酸、マンデル酸、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、p-トルエンスルホン酸、サリチル酸等で処理することによって達成される。具体的な塩は、フマル酸塩である。通例、遊離塩基をジエチルエーテル、酢酸エチル、クロロホルム、エタノール又はメタノール等の不活性有機溶媒に溶解し、同様の溶媒中の酸を添加する。温度を0℃~50℃に維持する。得られる塩は、自然に沈殿するか、又はより低極性の溶媒で溶液から取り出すことができる。
式I、式II、式III、式IV、式V、式VI及び式VIIの化合物並びに全ての中間生成物は、それらの調製が実施例に記載されていない限りにおいて、類似の方法又は本明細書に記載される方法に従って調製することができる。出発物質は、市販されているか、当該技術分野において既知であるか、又は当該技術分野において既知の方法若しくはそれに類似した方法によって調製することができる。
本発明における一般式I、式II、式III、式IV、式V、式VI及び式VIIの化合物を官能基で誘導体化して、in vivoで親化合物に戻る変換が可能な誘導体を得ることができることが理解される。
薬理試験
式I、式II、式III、式IV、式V、式VI、及び式VIIの化合物並びにそれらの薬学的に許容可能な塩は、有益な薬理学的特性を有する。化合物を以下に示す試験に従って調べた。
材料
L-グルタミンを添加したDMEMフェノールレッド不含培地は、(Corning)から購入した。ウシ胎仔血清(FBS)は、Gibco(Grand Island,NY,USA)から購入した。Nano-Glo(商標) HiBiT Lyticアッセイバッファー及び試薬は、Promega(Madison,WI,USA)から購入した。A375(BRAFホモ接合V600E突然変異を有する)は、ATCCから購入した。A375.10細胞株は、CRISPR技術によりBRAFV600Eタンパク質のN末端にHiBiTタグをノックインすることによってATCCからのA375細胞株から生成した。細胞培養フラスコ及び384ウェル黒色平底ポリスチレンTC処理マイクロプレートは、Corning(Corning,NY,USA)から入手した。
HiBiT細胞BRAFV600E分解アッセイ
アッセイの前に、10%ウシ胎仔血清(FBS)を添加したDMEMフェノールレッド不含培地中でA375.10細胞株を維持する。化合物処理後、細胞を溶解させ、続いてNano-Glo(商標) HiBiT Lyticアッセイ試薬を添加することによってHiBiT発光シグナルの定量化に基づいてBRAFV600E分解を決定した。検出された発光シグナルは、細胞内の全BRAFV600Eタンパク質レベルと相関する。簡潔に述べると、試験化合物を10μΜの最高濃度から化合物の11点の半対数希釈により384ウェルプレートに添加し、二連でプレーティングした。次いで、A375.10細胞株の懸濁液30μLを384ウェルプレートの1~24列に1ウェル当たり7500細胞の細胞密度で分注した。プレートをアッセイの期間中(6時間又は24時間)、5%COにて37℃で維持した。化合物との所望のインキュベーション時間後に、LgBiTタンパク質(100倍希釈)及び発光基質(50倍希釈)を含有する30μLのNano-Glo(商標) HiBiT Lyticバッファーをアッセイプレートの1~23列の細胞に添加した。プレートを実験台上にて室温で30分間インキュベートした。最後に、HiBiT発光シグナルをEnVision(商標) Multilabel Reader(PerkinElmer,Santa Clara,CA,USA)で取得した。
化合物の存在下で測定された発光反応の定量化を高シグナル/非分解対照(非処理細胞+溶解検出試薬)及び低シグナル/完全分解対照(非処理細胞、溶解検出試薬なし)に対して正規化した。データを4パラメーターロジスティックフィットで分析し、S字用量応答曲線を作成した。DC50は、全細胞BRAFV600Eの正確に50%が分解された化合物の濃度である。Emax、すなわち各化合物の最大効果は、化合物処理後に細胞内に残存する残留タンパク質の量を表す。
Figure 2023530030000049
Figure 2023530030000050
Figure 2023530030000051
Figure 2023530030000052
Figure 2023530030000053
医薬組成物
式I、式II、式III、式IV、式V、式VI及び式VIIの化合物並びにその薬学的に許容可能な塩は、治療活性物質として、例えば医薬製剤の形態で使用することができる。医薬製剤は、例えば錠剤、コーティング錠、糖衣錠、硬ゼラチンカプセル及び軟ゼラチンカプセル、溶液、エマルション又は懸濁液の形態で経口投与することができる。また、投与を、例えば坐剤の形態で経直腸的に、又は例えば注射液の形態で非経口的に行うこともできる。
式I、式II、式III、式IV、式V、式VI及び式VIIの化合物並びにその薬学的に許容可能な塩を、医薬製剤の製造のために薬学的に不活性な無機又は有機担体で処理することができる。ラクトース、トウモロコシデンプン又はその誘導体、タルク、ステアリン酸又はその塩等を、例えば錠剤、コーティング錠、糖衣錠及び硬ゼラチンカプセル用のかかる担体として使用することができる。軟ゼラチンカプセルに適した担体は、例えば植物油、ワックス、脂肪、半固体及び液体のポリオール等である。しかしながら、活性物質の性質に応じて、軟ゼラチンカプセルの場合、担体は通常必要でない。溶液及びシロップの製造に適した担体は、例えば水、ポリオール、グリセロール、植物油等である。坐剤に適した担体は、例えば天然油又は硬化油、ワックス、脂肪、半液体又は液体のポリオール等である。
医薬製剤は保存料、可溶化剤、安定剤、湿潤剤、乳化剤、甘味料、着色料、香味料、浸透圧を変化させるための塩、緩衝剤、マスキング剤又は酸化防止剤等の薬学的に許容可能な補助物質を更に含み得る。医薬製剤は、更に他の治療上有益な物質を含有していてもよい。
式I、式II、式III、式IV、式V、式VI若しくは式VIIの化合物又はその薬学的に許容可能な塩と治療上不活性な担体とを含有する薬剤も、1つ以上の式I、式II、式III、式IV、式V、式VI若しくは式VIIの化合物及び/又はその薬学的に許容可能な塩、並びに必要に応じて、1つ以上の他の治療上有益な物質を1つ以上の治療上不活性な担体とともにガレヌス投与形態にすることを含む、それらの製造プロセスと同様、本発明によって提供される。
投与量は、広範に変化させることができ、当然ながら、各々の特定の事例における個々の要件に応じて調整する必要がある。経口投与の場合、成人に対する投与量は、1日約0.01mg~約1000mgの一般式I、式II、式III、式IV、式V、式VI若しくは式VIIの化合物、又は対応する量のその薬学的に許容可能な塩で変化させることができる。1日投与量は、一回量として又は分割量で投与することができ、さらに、適応されると見出される場合には上限を超えてもよい。
以下の実施例は、本発明を限定することなく説明し、本発明を単に代表するものである。医薬製剤は、約1mg~500mg、特に1mg~100mgの式I、式II、式III、式IV、式V、式VI、又は式VIIの化合物を含有するのが好都合である。本発明による組成物の例は、以下の通りである。
実施例A
以下の組成の錠剤を通常の方法で製造する。
Figure 2023530030000054
製造手順
1. 成分1、2、3及び4を混合し、精製水で粒状化する。
2. 顆粒を50℃で乾燥させる。
3. 顆粒を好適な粉砕装置に通す。
4. 成分5を添加し、3分間混合し、好適なプレス機で圧縮する。
実施例B-1
以下の組成のカプセルを製造する。
Figure 2023530030000055
製造手順
1. 成分1、2及び3を好適なミキサーにおいて30分間混合する。
2. 成分4及び5を添加し、3分間混合する。
3. 好適なカプセルに充填する。
式I、式II、式III、式IV、式V、式VI、又は式VIIの化合物、ラクトース及びトウモロコシデンプンを初めにミキサー、続いて粉砕機において混合する。混合物をミキサーに戻し、それにタルクを添加し、十分に混合する。混合物を機械によって好適なカプセル、例えば硬ゼラチンカプセルに充填する。
実施例B-2
以下の組成の軟ゼラチンカプセルを製造する。
Figure 2023530030000056
Figure 2023530030000057
製造手順
式I、式II、式III、式IV、式V、式VI、又は式VIIの化合物を他の成分の温かい融解物に溶解し、混合物を適切なサイズの軟ゼラチンカプセルに充填する。充填した軟ゼラチンカプセルを通常の手順に従って処理する。
実施例C
以下の組成の坐剤を製造する。
Figure 2023530030000058
製造手順
坐剤錬剤(mass)をガラス又はスチールの容器内で融解し、十分に混合し、45℃に冷却する。その後すぐに、微粉状の式I、式II、式III、式IV、式V、式VI、又は式VIIの化合物をそれに添加し、完全に分散するまで撹拌する。混合物を好適なサイズの坐剤型に注ぎ込み、放置して冷却する。次いで、坐剤を型から取り出し、パラフィン紙又は金属箔に個別に包む。
実施例D
以下の組成の注射液を製造する。
Figure 2023530030000059
製造手順
式I、式II、式III、式IV、式V、式VI、又は式VIIの化合物をポリエチレングリコール400と注射用水(一部)との混合物に溶解する。酢酸によってpHを5.0に調整する。残りの量の水を添加して容量を1.0mlに調整する。溶液を濾過し、適切な超過量(overage)を用いてバイアルに充填し、滅菌する。
実施例E
以下の組成のサシェを製造する。
Figure 2023530030000060
製造手順
式I、式II、式III、式IV、式V、式VI、又は式VIIの化合物をラクトース、微結晶性セルロース及びカルボキシメチルセルロースナトリウムと混合し、水中のポリビニルピロリドンの混合物を用いて粒状化する。粒状物をステアリン酸マグネシウム及び香料添加剤と混合し、サシェに充填する。
実験部
以下の実施例は、本発明を説明するために提示される。これらの実施例は、本発明の範囲を限定するものではなく、単にそれを代表的するものとみなすべきである。
略語:
ACN=アセトニトリル;Boc=tert-ブチルオキシカルボニル;dba=ジベンジリデンアセトン;COMU=(1-シアノ-2-エトキシ-2-オキソエチリデンアミノオキシ)ジメチルアミノ-モルホリノ-カルベニウムヘキサフルオロホスフェート、1-[(1-(シアン-2-エトキシ-2-オキソエチリデンアミノオキシ)-ジメチルアミノ-モルホリノ)]-ウロニウム-ヘキサフルオロホスフェート;DAST=ジエチルアミノ硫黄トリフルオリド;dba=ジベンジリデンアセトン;DBU=1,8-ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ-7-エン;DCM=ジクロロメタン;DIPEA=ジイソプロピルエチルアミン;DMAP=4-ジメチルアミノピリジン;DMF=ジメチルホルムアミド;DMSO=ジメチルスルホキシド;dppf=1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン;ESI=エレクトロスプレーイオン化;EtOAc=酢酸エチル;Ex.=実施例;HATU=ヘキサフルオロホスフェートアザベンゾトリアゾールテトラメチルウロニウム;HPLC=高速液体クロマトグラフィー;IPA=イソプロパノール;LC-MS=質量分析と組み合わせた液体クロマトグラフィー;MS=質量分析;MTBE=メチルtert-ブチルエーテル;NBS=N-ブロモスクシンイミド;NMR=核磁気共鳴;pin=ピナコラト;rt=室温;SFC=超臨界流体クロマトグラフィー;TEA=トリエチルアミン;Tf=トリフレート;TFA=トリフルオロ酢酸;THF=テトラヒドロフラン;TLC=薄層クロマトグラフィー;UPLC=超高性能液体クロマトグラフィー。
アミドカップリングの基本手順:
手順A:N,N-ジメチルホルムアミド(4mL/mmol)中の酸(1当量)及びアミン(1当量)の撹拌溶液にN,N-ジイソプロピルエチルアミン(4当量)を窒素下にて室温で添加し、続いて同じ温度でHATU(1.1当量)を添加した。反応混合物を室温で12時間撹拌した。反応の進行をLCMSによってモニタリングした。完了後に反応混合物を水で希釈し、ジクロロメタン中の10%イソプロパノールで抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮し、粗化合物を得た。粗化合物を分取HPLC(移動相:HO/アセトニトリル中の10mM NHOAc又はHO/アセトニトリル中の10mMギ酸)によって精製し、画分を凍結乾燥して標的化合物を得た。
手順B:N,N-ジメチルホルムアミド中の酸(1当量)及びアミン(1当量)の撹拌溶液に、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(4当量)及びCOMU(1.1当量)を窒素雰囲気下にて室温で添加した。反応混合物を室温で6時間撹拌した。反応の進行をLCMSによってモニタリングした。完了後に反応混合物を水(10mL)で希釈し、ジクロロメタン(3×20mL)中の10%イソプロパノールで抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮し、粗物質(crude)を得た。分取HPLC(水:アセトニトリル中の10mM酢酸アンモニウム又はHO/アセトニトリル中の10mMギ酸)によって所望の生成物を粗物質から精製し、画分を凍結乾燥し、標的化合物を得た。
手順C:N,N-ジメチルホルムアミド中の酸(1当量)及びアミン(1当量)の撹拌溶液にトリエチルアミン(4当量)を窒素下にて室温で添加し、続いてT3P(1.1当量)を同じ温度で添加した。反応混合物を室温で2時間撹拌した。反応の進行をLCMSによってモニタリングした。完了後に反応混合物を水で希釈し、ジクロロメタン中の10%イソプロパノールで抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮し、粗化合物を得た。粗化合物を分取HPLC(移動相:HO/アセトニトリル中の10mM NHOAc又はHO/アセトニトリル中の10mMギ酸)によって精製し、画分を凍結乾燥して、標的化合物を得た。
手順D:N,N-ジメチルホルムアミド中の酸(1当量)及びアミン(1当量)の撹拌溶液にN,N-ジイソプロピルエチルアミン(4当量)を窒素下にて室温で添加し、続いてPyBOP(1.1当量)を同じ温度で添加した。反応混合物を室温で12時間撹拌した。反応の進行をLCMSによってモニタリングした。完了後に反応混合物を水で希釈し、ジクロロメタン中の10%イソプロパノールで抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮し、粗化合物を得た。粗化合物を分取HPLC(移動相:HO/アセトニトリル中の10mM NHOAc又はHO/アセトニトリル中の10mMギ酸)によって精製し、画分を凍結乾燥して、標的化合物を得た。
ビルディングブロックの合成:
中間体の合成
スキームI:
Figure 2023530030000061
スキームIによる反応の基本手順
1,4-ジオキサン(3mL)中の1-1(1mmol)及び1-2(2mmol)の混合物にN,N-ジイソプロピルエチルアミン(2mmol)を添加した。得られた溶液を、1-3を生成するために封管内にて70℃~110℃で24時間加熱した。次いで、反応混合物を室温まで冷却し、水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。合わせた酢酸エチル抽出物をブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカ、勾配:ジクロロメタン中0%→3%のメタノール)によって精製して、1-3を得た。
中間体tert-ブチル4-(4-((2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)アミノ)フェニル)ピペリジン-1-カルボキシレート
Figure 2023530030000062
tert-ブチル4-(4-((2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)アミノ)フェニル)ピペリジン-1-カルボキシレートをtert-ブチル4-(4-アミノフェニル)-1-ピペリジンカルボキシレート(CAS番号170011-57-1)から基本手順(N,N-ジイソプロピルエチルアミン/ジオキサン)に従って合成した。収率-45%;1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 10.75 (s, 1H), 6.94 (d, J = 8.16 Hz, 2H), 6.60 (d, J = 7.88 Hz, 2H), 5.64 (d, J = 6.96 Hz, 1H), 4.28-4.24 (m, 1H), 4.07-4.00 (m, 2H), 2.79-2.64 (m, 4H), 2.53-2.48 (m, 2H), 2.11-2.05 (m, 1H), 1.89-1.81 (m, 1H), 1.71-1.64 (m, 2H), 1.40-1.34 (m, 10H); LCMS (ES+): 386.3 [M+H]+
中間体tert-ブチル4-(4-((2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)アミノ)フェニル)ピペラジン-1-カルボキシレート
Figure 2023530030000063
tert-ブチル4-(4-((2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)アミノ)フェニル)ピペラジン-1-カルボキシレートを基本手順(DIPEA/DMF)に従って合成した。収率-50%;LCMS(ES+):389.2[M+H] +
中間体3-((6-(ピペリジン-4-イル)ピリジン-3-イル)アミノ)ピペリジン-2,6-ジオン塩酸塩
Figure 2023530030000064
tert-ブチル4-(5-((2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)アミノ)ピリジン-2-イル)ピペリジン-1-カルボキシレートをtert-ブチル4-(5-アミノピリジン-2-イル)ピペリジン-1-カルボキシレート(CAS番号885693-48-1)から基本手順に従って合成した:収率-14%、LCMS (ESI+) : 389.2 [M+H] +
スキームII:
Figure 2023530030000065
スキームIIによる反応の基本手順
メタノール(0.1M)に溶解した2-1に室温で塩化水素(1,4-ジオキサン中4M、5当量)を添加し、反応混合物を40℃で2時間加熱した。揮発性物質を減圧下で蒸発させて、2-2を得た。
中間体3-((4-(ピペリジン-4-イル)フェニル)アミノ)ピペリジン-2,6-ジオン塩酸塩
Figure 2023530030000066
3-((4-(ピペリジン-4-イル)フェニル)アミノ)ピペリジン-2,6-ジオン塩酸塩をtert-ブチル4-(4-((2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)アミノ)フェニル)ピペリジン-1-カルボキシレートから基本手順に従って合成した。収率-88%;1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 10.80 (s, 1H), 8.84 (brs, 1H), 8.77 (brs, 1H), 6.95 (d, J = 8.44 Hz, 2H), 6.66 (d, J = 8.48 Hz, 2H), 4.29 (dd, J = 11.4, 4.72 Hz, 1H), 3.35-3.29 (m, 2H), 2.99-2.91 (m, 2H), 2.71-2.53 (m, 3H), 2.10-2.05 (m, 1H), 1.89-1.71 (m, 5H); LCMS (ES+): 288.2 [M+H] +
中間体3-((4-(ピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)ピペリジン-2,6-ジオン塩酸塩
Figure 2023530030000067
3-((4-(ピペラジン-1-イル)フェニル)アミノ)ピペリジン-2,6-ジオン塩酸塩を基本手順(Boc-脱保護)に従って合成した。収率-92%;1H NMR (400 MHz, MeOD) δ 7.38 (d, 8.52 Hz, 2H), 7.21 (d, J = 8.6 Hz, 2H), 4.71-4.65 (m, 1H), 3.53 (brs, 4H), 3.40 (brs, 4H), 2.74-2.66 (m, 2H), 2.04 (brs, 2H); LCMS (ES+): 289.1 [M+H] +
中間体3-((6-(ピペリジン-4-イル)ピリジン-3-イル)アミノ)ピペリジン-2,6-ジオン塩酸塩
Figure 2023530030000068
3-((6-(ピペリジン-4-イル)ピリジン-3-イル)アミノ)ピペリジン-2,6-ジオン塩酸塩をtert-ブチル4-(5-((2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)アミノ)ピリジン-2-イル)ピペリジン-1-カルボキシレートから基本手順に従って合成した。収率:83%、LCMS (ESI+): 289.0 [M+H] +
キラルSFC分離による中間体tert-ブチル4-[4-[[(3S)-2,6-ジオキソ-3-ピペリジル]アミノ]フェニル]ピペリジン-1-カルボキシレート及びtert-ブチル4-[4-[[(3R)-2,6-ジオキソ-3-ピペリジル]アミノ]フェニル]ピペリジン-1-カルボキシレートの合成
Figure 2023530030000069
キラルSFCによるtert-ブチル4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]ピペリジン-1-カルボキシレート(4g、10.32mmol)の分離により、2セットの画分を得た。
エナンチオマーの分離には以下の分取スケールSFC法を用いた:
カラム:Chiralpak ID(250×21mm) 5μm
流量:35g/分
移動相:45%CO+55%イソプロピルアルコール
ABPR:100バール
温度:35℃
先に溶出する画分を凍結乾燥して、tert-ブチル4-[4-[[(3S)-2,6-ジオキソ-3-ピペリジル]アミノ]フェニル]ピペリジン-1-カルボキシレート(1.44g、3.70mmol、収率35.88%、エナンチオマー過剰率99.66%、キラルSFC Rt=4.31分)を得た。1H NMR (400 MHz,DMSO-D6) δ 10.77 (s, 1H), 6.94 (d, J = 8.1 Hz, 2H), 6.60 (d, J = 8.2 Hz, 2H), 5.68-5.66 (m, 1H), 4.29-4.23 (m, 1H), 4.05-4.02 (m, 2H), 2.78-2.54 (m, 5H), 2.11-2.07 (m, 1H), 1.89-1.83 (m, 1H), 1.69-1.66 (m, 2H), 1.40-1.36 (m 11H)。
後の画分を凍結乾燥して、tert-ブチル4-[4-[[(3R)-2,6-ジオキソ-3-ピペリジル]アミノ]フェニル]ピペリジン-1-カルボキシレート(1.56g、3.95mmol、収率38.24%、エナンチオマー過剰率98.06%、キラルSFC Rt=5.96分)を得た。1H NMR (400 MHz,DMSO-D6) δ 10.77 (s, 1H), 6.94 (d, J = 8.2 Hz, 2H), 6.60 (d, J = 8.3 Hz, 2H), 5.68-5.66 (m, 1H), 4.29-4.23 (m, 1H), 4.05-4.02 (m, 2H), 2.78-2.58 (m, 5H), 2.11-2.07 (m, 1H), 1.87-1.83 (m, 1H), 1.70-1.67 (m, 2H), 1.40-1.35 (m 11H)。
2-[4-[4-[[(3S)-2,6-ジオキソ-3-ピペリジル]アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]酢酸トリフルオロ酢酸塩及び2-[4-[4-[[(3R)-2,6-ジオキソ-3-ピペリジル]アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]酢酸トリフルオロ酢酸塩の合成
tert-ブチル2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセテート
Figure 2023530030000070
DMF(20mL)中の3-[4-(4-ピペリジル)アニリノ]ピペリジン-2,6-ジオン(2.0g、6.96mmol)の撹拌溶液にトリエチルアミン(3.52g、34.80mmol、4.85mL)、続いてtert-ブチル2-ブロモアセテート(1.49g、7.66mmol、1.12mL)を添加し、反応混合物をrtで16時間撹拌した。水(75mL)を添加し、生成物を酢酸エチル(3×150mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。溶離液として30%酢酸エチル-石油エーテルを用いるシリカゲルクロマトグラフィーによって残渣を精製して、tert-ブチル2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセテート(1.40g、3.36mmol、収率48.33%)を緑色の固体として得た。
tert-ブチル(S)-2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセテート及びtert-ブチル(R)-2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]を得るためのSFC分離条件
Figure 2023530030000071
ラセミ中間体tert-ブチル2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセテート(1.40g、3.36mmol)を、40%イソプロピルアルコール/CO(流量:3ml/分;出口圧力:100バール)で溶出させるChiralcel OD-Hカラム(250mm×30mm;5ミクロン)を用いたキラルSFC法を用いて分解した。最初に溶出する画分のセットを減圧下で蒸発させて、tert-ブチル(S)-2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセテート(500mg、収率36%、Rt=3.36分、純度96.22%、エナンチオマー過剰率99%超)を得た。第2の画分のセットを減圧下で蒸発させて、500mgのtert-ブチル(R)-2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセテート(500mg、収率36%、Rt=4.84分、純度96.22%、エナンチオマー過剰率99.04%)を得た。最初の溶出のLCMS(m/z:402.4[M+H])、2回目の溶出のLCMS(m/z:402.2[M+H])。
2-[4-[4-[[(3S)-2,6-ジオキソ-3-ピペリジル]アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]酢酸トリフルオロ酢酸塩
Figure 2023530030000072
tert-ブチル2-[4-[4-[[(3S)-2,6-ジオキソ-3-ピペリジル]アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセテート(500mg、1.25mmol)をジクロロメタン(5mL)に溶解し、トリフルオロ酢酸(12.26g、107.51mmol、8mL)を0℃で滴加し、反応物を室温で3時間撹拌した。反応の完了後に、反応混合物を濃縮した。物質をメタノール:MTBE混合物(1:4)でトリチュレートし(triturated)、固体を回収し、揮発性物質を減圧下で蒸発させ、2-[4-[4-[[(3S)-2,6-ジオキソ-3-ピペリジル]アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]酢酸トリフルオロ酢酸塩(600mg、1.24mmol、収率99.6%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 346.1 [M+H] +
2-[4-[4-[[(3R)-2,6-ジオキソ-3-ピペリジル]アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]酢酸:トリフルオロ酢酸塩
Figure 2023530030000073
tert-ブチル2-[4-[4-[[(3R)-2,6-ジオキソ-3-ピペリジル]アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセテート(500.00mg、1.25mmol)を2-[4-[4-[[(3S)-2,6-ジオキソ-3-ピペリジル]アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]酢酸トリフルオロ酢酸塩と同様の方法で処理して、2-[4-[4-[[(3R)-2,6-ジオキソ-3-ピペリジル]アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]酢酸トリフルオロ酢酸塩(600mg、1.24mmol、収率99.63%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 346.1 [M+H] +
中間体3-(3-フルオロ-4-ピペリジン-4-イル-フェニルアミノ)-ピペリジン-2,6-ジオン塩酸塩の合成
Figure 2023530030000074
工程1:4-(4-アミノ-2-フルオロ-フェニル)-3,6-ジヒドロ-2H-ピリジン-1-カルボン酸tert-ブチルエステルの調製
炭酸ナトリウム(6.14g、57.89mmol、2.43mL)を水(12mL)、THF(60mL)及びメタノール(24mL)中の4-ブロモ-3-フルオロ-アニリン(5.00g、26.3mmol)及びtert-ブチル4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-3,6-ジヒドロ-2H-ピリジン-1-カルボキシレート(8.95g、29.0mmol)の撹拌溶液に添加し、フラスコをアルゴンで十分にパージした。PdCl(dppf)・ジクロロメタン(430mg、526μmol)を添加し、反応混合物を窒素で脱ガスした後、80℃で12時間加熱した。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、短いセライトのパッドに通して濾過し、酢酸エチルで洗浄した。合わせた有機抽出物を水及びブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(15%酢酸エチル-ヘキサン)によって精製して、tert-ブチル4-(4-アミノ-2-フルオロ-フェニル)-3,6-ジヒドロ-2H-ピリジン-1-カルボキシレート(6.1g、20.9mmol、収率79%)を淡黄色の固体として得た。LCMS (ESI+): 293 [M+H] +
工程2:4-[4-(2,6-ビス-ベンジルオキシ-ピリジン-3-イルアミノ)-2-フルオロ-フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-ピリジン-1-カルボン酸tert-ブチルエステルの調製:
炭酸セシウム(19.73g、60.54mmol)をt-BuOH(60mL)中のtert-ブチル4-(4-アミノ-2-フルオロ-フェニル)-3,6-ジヒドロ-2H-ピリジン-1-カルボキシレート(5.9g、20.2mmol)及び2,6-ジベンジルオキシ-3-ヨード-ピリジン(9.26g、22.2mmol)の撹拌溶液に添加した。得られた混合物をアルゴンで脱ガスし、Pd(dba)(924mg、1.01mmol)、RuPhos(942mg、2.02mmol)を不活性雰囲気下で添加した。得られた混合物を100℃で18時間加熱した。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、短いセライトのパッドに通して濾過し、酢酸エチルで洗浄した。合わせた有機抽出物を水及びブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(15%酢酸エチル-ヘキサン)によって精製して、tert-ブチル4-[4-[(2,6-ジベンジルオキシ-3-ピリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-ピリジン-1-カルボキシレート(5.9g、10.1mmol、収率50%)を淡黄色の固体として得た。LCMS (ES+): 582 [M+H]+
工程3:4-[4-(2,6-ジオキソ-ピペリジン-3-イルアミノ)-2-フルオロ-フェニル]-ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチルエステルの調製:
10%Pd-C(50%ウェット、4.6g)を酢酸エチル(40mL)中のtert-ブチル4-[4-[(2,6-ジベンジルオキシ-3-ピリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-ピリジン-1-カルボキシレート(4.6g、7.91mmol)の窒素で脱ガスした撹拌溶液に添加した。得られた混合物を常温にて水素バルーン圧下で20時間撹拌した。反応混合物を小さなセライトのパッドに通して濾過し、酢酸エチルで洗浄した。合わせた濾液を減圧下で蒸発させ、カラムクロマトグラフィー(ヘキサン中40%の酢酸エチル)によって精製して、tert-ブチル4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]ピペリジン-1-カルボキシレート(2.6g、6.41mmol、収率81%)を青色の固体として得た。LCMS (ES+): 406 [M+H]+
工程4:3-(3-フルオロ-4-ピペリジン-4-イル-フェニルアミノ)-ピペリジン-2,6-ジオン塩酸塩の調製
ジオキサン-HCl(4M、30mL、130mmol)をtert-ブチル4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]ピペリジン-1-カルボキシレート(1.3g、3.21mmol)に10℃で添加した。得られた混合物を常温まで温め、16時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮し、エーテルでトリチュレートし、凍結乾燥して、3-[3-フルオロ-4-(4-ピペリジル)アニリノ]ピペリジン-2,6-ジオン(840mg、2.73mmol、収率85.25%)を緑色の固体として得た。LCMS (ES+): 306 [M+H]+1H NMR (400 MHz, DMSO-D6) d 10.79 (s, 1H), 9.00 (br s, 1H), 8.85-8.83 (m, 1H), 6.96-6.91 (m, 1H), 6.50-6.45 (m, 2H), 4.34-4.30 (m, 1H), 3.32-3.29 (m, 2H), 2.98-2.93 (m, 3H), 2.77-2.69 (m, 1H), 2.60-2.56 (m, 1H), 2.08-2.05 (m, 1H), 1.92-1.81 (m, 5H)。
3-(2-フルオロ-4-ピペリジン-4-イル-フェニルアミノ)-ピペリジン-2,6-ジオン塩酸塩の中間体合成
Figure 2023530030000075
工程1:4-(4-アミノ-3-フルオロ-フェニル)-3,6-ジヒドロ-2H-ピリジン-1-カルボン酸tert-ブチルエステルの調製:
炭酸ナトリウム(6.14g、57.89mmol)を水(12mL)、THF(60mL)及びメタノール(24mL)中の4-ブロモ-2-フルオロ-アニリン(5.00g、26.3mmol)及びtert-ブチル4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-3,6-ジヒドロ-2H-ピリジン-1-カルボキシレート(8.95g、29.0mmol)の撹拌溶液に添加した。得られた混合物をアルゴンで脱ガスし、PdCl(dppf)・ジクロロメタン(430mg、526μmol)を不活性雰囲気下で添加した。得られた混合物を80℃で12時間加熱した。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、短いセライトのパッドに通して濾過し、酢酸エチルで洗浄した。合わせた有機抽出物を水、ブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(15%酢酸エチル-ヘキサン)によって精製して、tert-ブチル4-(4-アミノ-3-フルオロ-フェニル)-3,6-ジヒドロ-2H-ピリジン-1-カルボキシレート(6.1g、20.9mmol、収率79%)を淡黄色の固体として得た。LCMS (ES+): 293 [M+H]+
工程2:4-[4-(2,6-ビス-ベンジルオキシ-ピリジン-3-イルアミノ)-3-フルオロ-フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-ピリジン-1-カルボン酸tert-ブチルエステルの調製:
炭酸セシウム(19.73g、60.54mmol)をt-BuOH(60mL)中のtert-ブチル4-(4-アミノ-3-フルオロ-フェニル)-3,6-ジヒドロ-2H-ピリジン-1-カルボキシレート(5.9g、20.2mmol)及び2,6-ジベンジルオキシ-3-ヨード-ピリジン(9.26g、22.2mmol)の撹拌溶液に添加した。得られた混合物をアルゴンで脱ガスし、Pd(dba)(924mg、1.01mmol)及びRuPhos(942mg、2.02mmol)を不活性雰囲気下で添加した。得られた混合物を100℃で18時間加熱した。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、短いセライトのパッドに通して濾過し、酢酸エチルで洗浄した。合わせた有機抽出物を水、ブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(10%酢酸エチル-ヘキサン)によって精製して、tert-ブチル4-[4-[(2,6-ジベンジルオキシ-3-ピリジル)アミノ]-3-フルオロ-フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-ピリジン-1-カルボキシレート(5.9g、10.1mmol、収率50%)を淡黄色の固体として得た。LCMS (ES+): 582 [M+H]+
工程3:4-[4-(2,6-ジオキソ-ピペリジン-3-イルアミノ)-3-フルオロ-フェニル]-ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチルエステルの調製:
10%Pd-C(50%ウェット、4.6g)を酢酸エチル(40mL)中のtert-ブチル4-[4-[(2,6-ジベンジルオキシ-3-ピリジル)アミノ]-3-フルオロ-フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-ピリジン-1-カルボキシレート(4.6g、7.91mmol)の脱ガスした撹拌溶液に添加した。得られた混合物を常温にて水素バルーン圧下で20時間撹拌した。反応混合物を短いセライトのパッドに通して濾過し、酢酸エチルで洗浄した。合わせた濾液を減圧下で蒸発させ、カラムクロマトグラフィー(40%酢酸エチル-ヘキサン)によって精製して、tert-ブチル4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-3-フルオロ-フェニル]ピペリジン-1-カルボキシレート(2.6g、6.41mmol、収率81%)を青色の固体として得た。LCMS (ES+): 406 [M+H]+
工程4:3-(2-フルオロ-4-ピペリジン-4-イル-フェニルアミノ)ピペリジン-2,6-ジオン塩酸塩の調製
ジオキサンHCl(4M、10mL、40mmol)をtert-ブチル4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-3-フルオロ-フェニル]ピペリジン-1-カルボキシレート(1.3g、3.21mmol)に10℃で添加した。得られた混合物を常温まで温め、16時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮し、エーテルでトリチュレートし、凍結乾燥して、3-[2-フルオロ-4-(4-ピペリジル)アニリノ]ピペリジン-2,6-ジオン塩酸塩(840mg、2.73mmol、収率85%)を緑色の固体として得た。LCMS (ES+): 306 [M+H]+1H NMR (400 MHz, DMSO-D6) d 10.82 (s, 1H), 8.85 (br s, 1H), 8.69-8.68 (m, 1H), 6.92-6.89 (m, 1H), 6.83-6.77 (m, 2H), 4.40-4.36 (m, 2H), 3.37-3.31 (m, 2H), 2.98-2.90 (m, 2H), 2.76-2.71 (m, 2H), 2.58-2.56 (m, 1H), 2.05-1.73 (m, 6H)。
中間体:1-(6-ブロモ-1-メチル-インダゾール-3-イル)ヘキサヒドロピリミジン-2,4-ジオンの合成
Figure 2023530030000076
工程1:6-ブロモ-1-メチル-インダゾール-3-アミンの調製:
水素化ナトリウム(油中60%、2.38g、59.4mmol)をDMF(150mL)中の6-ブロモ-1H-インダゾール-3-アミン(7g、33.0mmol、439μL)の撹拌溶液に0℃で少量ずつ添加し、混合物を40分間撹拌した。ヨードメタン(5.15g、36.3mmol、2.26mL)を冷却下で滴加し、得られた混合物を常温まで温め、16時間撹拌した。反応混合物を飽和塩化アンモニウム溶液でクエンチし、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機抽出物を水、ブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(50%酢酸エチル-ヘキサン)によって精製して、6-ブロモ-1-メチル-インダゾール-3-アミン(4.2g、18.6mmol、収率56%)を得た。LCMS (ES+): 227 [M+H]+
工程2:エチル3-[(6-ブロモ-1-メチル-インダゾール-3-イル)アミノ]プロパノエートの調製:
アクリル酸エチル(14.0g、139mmol)を6-ブロモ-1-メチル-インダゾール-3-アミン(4.2g、18.6mmol)、[DBU][Lac](DBUと乳酸との等モル混合物を撹拌しながら常温で16時間混合することによって調製、2.09g、14.9mmol)の混合物に、5日間にわたり、5回(各2.8g)に分けて80℃で添加した。完了後に反応混合物を次亜塩素酸ナトリウム(30%aq、5mL)でクエンチし、酢酸エチルで希釈した。合わせた有機物を水、ブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(50%酢酸エチル-ヘキサン)によって精製して、エチル3-[(6-ブロモ-1-メチル-インダゾール-3-イル)アミノ]プロパノエート(2.9g、8.89mmol、収率48%)を得た。LCMS (ESI+): 327 [M+H]+
工程3:エチル3-[(6-ブロモ-1-メチル-インダゾール-3-イル)-シアノ-アミノ]プロパノエートの調製:
無水酢酸ナトリウム(1.46g、17.8mmol)、続いて臭化シアン(1.41g、13.3mmol)をエタノール(40mL)中のエチル3-[(6-ブロモ-1-メチル-インダゾール-3-イル)アミノ]プロパノエート(2.9g、8.89mmol)の撹拌溶液に常温で添加した。得られた混合物を48時間加熱還流した。反応混合物を減圧下で濃縮し、酢酸エチルで希釈した。合わせた有機物を水、ブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(45%酢酸エチル-ヘキサン)によって精製して、エチル3-[(6-ブロモ-1-メチル-インダゾール-3-イル)-シアノ-アミノ]プロパノエート(1.65g、4.70mmol、収率53%)を得た。LCMS (ES+): 352 [M+H]+
工程4:エチル3-[(6-ブロモ-1-メチル-インダゾール-3-イル)-カルバモイル-アミノ]プロパノエートの調製:
(1E)-アセトアルデヒドオキシム(1.01g、17.1mmol)、続いて塩化インジウム(III)(126mg、569μmol)をトルエン(60mL)中のエチル3-[(6-ブロモ-1-メチル-インダゾール-3-イル)-シアノ-アミノ]プロパノエート(2g、5.69mmol)の撹拌溶液に常温で添加した。得られた混合物を1時間加熱還流した。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、水及びブラインで洗浄した。有機物を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(60%酢酸エチル-ヘキサン)によって精製して、エチル3-[(6-ブロモ-1-メチル-インダゾール-3-イル)-カルバモイル-アミノ]プロパノエート(1.4g、3.79mmol、収率67%)を得た。LCMS (ES+): 370 [M+H]+
工程5:1-(6-ブロモ-1-メチル-インダゾール-3-イル)ヘキサヒドロピリミジン-2,4-ジオンの調製
Triton-B(メタノール中40%、2.4mL、5.69mmol)をMeCN(70mL)中のエチル3-[(6-ブロモ-1-メチル-インダゾール-3-イル)-カルバモイル-アミノ]プロパノエート(1.40g、3.79mmol)の撹拌溶液に常温で滴加した。得られた混合物を常温で45分間撹拌した。反応混合物を真空下で濃縮し、酢酸エチルで希釈した。有機層を水、ブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(30%酢酸エチル-ヘキサン)によって精製して、1-(6-ブロモ-1-メチル-インダゾール-3-イル)ヘキサヒドロピリミジン-2,4-ジオン(910mg、2.81mmol、収率74%)を白色の固体として得た。LCMS (ES+): 324 [M+H]+1H NMR (400 MHz, DMSO-D6) d 10.60 (s, 1H), 7.97 (s, 1H), 7.61 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 7.26-7.23 (m, 1H), 3.98 (s, 3H), 3.93 (t, J = 6.6 Hz, 2H), 2.76 (t, J = 6.6 Hz, 2H)。
1-(1-メチル-6-(ピペリジン-4-イル)-1H-インダゾール-3-イル)ジヒドロピリミジン-2,4(1H,3H)-ジオン塩酸塩の調製
工程1:tert-ブチル4-[3-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)-1-メチル-インダゾール-6-イル]-3,6-ジヒドロ-2H-ピリジン-1-カルボキシレート
Figure 2023530030000077
1-(6-ブロモ-1-メチル-インダゾール-3-イル)ヘキサヒドロピリミジン-2,4-ジオン(1.25g、3.87mmol)及びtert-ブチル4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-3,6-ジヒドロ-2H-ピリジン-1-カルボキシレート(2.39g、7.74mmol)の溶液にNを10分間バブリングした。次いで、フッ化セシウム(1.18g、7.74mmol)及びPd(dppf)Cl(566mg、774μmol)を添加し、混合物を85℃で2時間撹拌した。混合物を常温に冷却し、酢酸エチルで希釈し、セライト/シリカゲルに通して濾過した。酢酸エチルで洗浄した後、濾液を水で希釈し、層を分離し、有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣を順相クロマトグラフィー(ヘキサン中5%→100%の酢酸エチル)によって精製して、tert-ブチル4-[3-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)-1-メチル-インダゾール-6-イル]-3,6-ジヒドロ-2H-ピリジン-1-カルボキシレート(1.04g、2.44mmol、収率63%)を得た。LCMS (ESI+): 426.3 [M+H]+
工程2:tert-ブチル4-[3-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)-1-メチル-インダゾール-6-イル]ピペリジン-1-カルボキシレート
Figure 2023530030000078
パラジウム(炭素上10%、タイプ487、乾燥、1.08g、1.02mmol)をメタノール(30mL)中のtert-ブチル4-[3-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)-1-メチル-インダゾール-6-イル]-3,6-ジヒドロ-2H-ピリジン-1-カルボキシレート(1.44g、3.38mmol)の溶液に添加し、混合物を水素バルーン雰囲気下にて常温で撹拌した。24時間後に反応混合物をセライトのパッドに通して濾過し、ジクロロメタン/メタノールの混合物(1:1)で洗浄し、真空で濃縮して、tert-ブチル4-[3-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)-1-メチル-インダゾール-6-イル]ピペリジン-1-カルボキシレート(1.42g、3.32mmol、収率98%)を得た。LCMS (ESI+): 372.3 [M-tert-ブチル + H]+
工程3:1-(1-メチル-6-(ピペリジン-4-イル)-1H-インダゾール-3-イル)ジヒドロピリミジン-2,4(1H,3H)-ジオン塩酸塩
Figure 2023530030000079
tert-ブトキシカルボニル保護基の脱保護のための一般的方法Bを用いて、1-(1-メチル-6-(ピペリジン-4-イル)-1H-インダゾール-3-イル)ジヒドロピリミジン-2,4(1H,3H)-ジオン塩酸塩をtert-ブチル4-[3-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)-1-メチル-インダゾール-6-イル]-3,6-ジヒドロ-2H-ピリジン-1-カルボキシレートから定量的収率で得た。LCMS (ESI+): 328.1 [M+H]+
中間体5-[4-(4-ピペリジル)アニリノ]-3-アザビシクロ[3.1.1]ヘプタン-2,4-ジオン塩酸塩の合成
Figure 2023530030000080
工程1:3-シアノ-3-(4-ヨード-フェニルアミノ)-シクロブタンカルボン酸メチルエステルの調製:
4-ヨードアニリン(13.2g、60.1mmol)、続いてトリメチルシリルシアニド(10.8g、109mmol、13.7mL)をメタノール(270mL)中のメチル3-オキソシクロブタンカルボキシレート(7g、54.6mmol)の撹拌溶液に添加した。得られた混合物を常温で16時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(5%→10%の酢酸エチル-ヘキサン)によって精製して、メチル3-シアノ-3-(4-ヨードアニリノ)シクロブタンカルボキシレート(15.2g、42.7mmol、収率78%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 357 [M+H]+
工程2:3-カルバモイル-3-(4-ヨード-フェニルアミノ)-シクロブタンカルボン酸メチルエステルの調製:
アセトアルデヒドオキシム(4.98g、84.2mmol)、続いて塩化インジウム(62.1mg、281μmol)をトルエン(120mL)中のメチル3-シアノ-3-(4-ヨードアニリノ)シクロブタンカルボキシレート(10g、28.1mmol)の撹拌溶液に常温で添加した。得られた混合物を1時間加熱還流した。完了後に反応混合物を常温に冷却し、これにより形成された沈殿物を濾過し、トルエン:エーテル(1:1)で洗浄し、乾燥させて、メチル3-カルバモイル-3-(4-ヨードアニリノ)シクロブタンカルボキシレート(8.4g、22.5mmol、収率80%)を得た。これを更に精製することなく次の工程に使用した。LCMS (ESI+): 375 [M+H]+
工程3:1-(4-ヨード-フェニルアミノ)-3-アザ-ビシクロ[3.1.1]ヘプタン-2,4-ジオンの調製:
カリウムtert-ブトキシド(4.62g、41.2mmol)を0℃でTHF(150mL)中のメチル3-[2-アミノ-1-(4-ヨードアニリノ)-2-オキソ-エチル]シクロブタンカルボキシレート(8g、20.6mmol)の撹拌溶液に添加し、反応混合物を0℃で1時間撹拌した。反応混合物を1Mクエン酸溶液で中和し、pH約6に調整し、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残留塊をカラムクロマトグラフィー(40%酢酸エチル/ヘキサン)によって精製して、5-(4-ヨードアニリノ)-3-アザビシクロ[3.1.1]ヘプタン-2,4-ジオン(2.9g、8.48mmol、収率41%)を得た。LCMS (ESI+): 343 [M+H]+
工程4:4-[4-(2,4-ジオキソ-3-アザ-ビシクロ[3.1.1]ヘプタ-1-イルアミノ)-フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-ピリジン1-カルボン酸tert-ブチルエステルの調製:
炭酸ナトリウム(1.98g、18.7mmol)をDMF(32mL)及び水(8mL)中の5-(4-ヨードアニリノ)-3-アザビシクロ[3.1.1]ヘプタン-2,4-ジオン(2.9g、8.48mmol)及びtert-ブチル4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-3,6-ジヒドロ-2H-ピリジン-1-カルボキシレート(5.24g、17.0mmol)の撹拌溶液に添加し、反応物をアルゴンで脱ガスした。Pd(dppf)Cl(692mg、848μmol)を不活性雰囲気下で添加した。得られた混合物を80℃で16時間加熱した。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、短いセライトのパッドに通して濾過した。濾液を水、ブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(5%→10%の酢酸エチル-ヘキサン)によって精製して、tert-ブチル4-[4-[(2,4-ジオキソ-3-アザビシクロ[3.1.1]ヘプタン-5-イル)アミノ]フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-ピリジン-1-カルボキシレート(1.91g、4.81mmol、収率57%)を得た。LCMS (ES+): 398 [M+H]+
工程5:4-[4-(2,4-ジオキソ-3-アザ-ビシクロ[3.1.1]ヘプタ-1-イルアミノ)-フェニル]-ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチルエステルの調製:
10%Pd-C(50%ウェット、1g)をエタノール(20mL)中のtert-ブチル4-[4-[(2,4-ジオキソ-3-アザビシクロ[3.1.1]ヘプタン-5-イル)アミノ]フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-ピリジン-1-カルボキシレート(1.91g、4.81mmol)の脱ガスした溶液に添加した。得られた混合物を水素バルーン雰囲気下にて常温で3時間撹拌した。完了後に反応混合物を短いセライトのパッドに通して濾過し、酢酸エチルで洗浄し、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(60%→70%の酢酸エチル-ヘキサン)によって精製して、tert-ブチル4-[4-[(2,4-ジオキソ-3-アザビシクロ[3.1.1]ヘプタン-5-イル)アミノ]フェニル]ピペリジン-1-カルボキシレート(1.4g、3.50mmol、収率73%)を得た。LCMS (ES+): 400 [M+H+]
工程6:5-(4-ピペリジン-4-イル-フェニルアミノ)-3-アザ-ビシクロ[3.1.1]ヘプタン-2,4-ジオン塩酸塩の調製
ジオキサンHCl(4M、15mL、60mmol)をtert-ブチル4-[4-[(2,4-ジオキソ-3-アザビシクロ[3.1.1]ヘプタン-5-イル)アミノ]フェニル]ピペリジン-1-カルボキシレート(1.4g、3.50mmol)に10℃で添加した。得られた混合物を常温まで温め、5時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮し、エーテルでトリチュレートし、凍結乾燥して、5-[4-(4-ピペリジル)アニリノ]-3-アザビシクロ[3.1.1]ヘプタン-2,4-ジオン塩酸塩(1.08g、3.34mmol、収率95%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ES+): 300 [M+H]+, 1H-NMR (400 MHz, DMSO-D6) d 10.72 (s, 1H), 8.95 (br s, 1H), 8.81-8.79 (m, 1H), 6.90 (d, J = 8.2 Hz, 2H), 6.44 (d, J = 8.16 Hz, 2H), 3.32-3.29 (m, 2H), 2.95-2.91 (m, 3H), 2.73-2.62 (m, 3H), 2.49 (br m, 2H), 1.85-1.72 (m, 4H)。
3-[3-(ジフルオロメチル)-4-(4-ピペリジル)アニリノ]ピペリジン-2,6-ジオン塩酸塩の合成
Figure 2023530030000081
工程1:1-ブロモ-2-ジフルオロメチル-4-ニトロ-ベンゼンの合成:
DAST(24.13mL、182.60mmol)をジクロロメタン(350mL)中の2-ブロモ-5-ニトロ-ベンズアルデヒド(7g、30.4mmol)の撹拌溶液に0℃で添加し、得られた反応混合物を常温で16時間撹拌した。完了後に反応混合物を10%NaHCO溶液で塩基性化し、ジクロロメタンで抽出した。合わせた有機抽出物を水、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(10%酢酸エチル/ヘキサン)によって精製して、1-ブロモ-2-(ジフルオロメチル)-4-ニトロ-ベンゼン(6g、23.8mmol、収率78%)を得た。
工程2:4-ブロモ-3-ジフルオロメチル-フェニルアミンの合成:
塩化アンモニウム(12.7g、238mmol)及び亜鉛(15.6g、238mmol)をTHF(70mL)及びエタノール(70mL)中の1-ブロモ-2-(ジフルオロメチル)-4-ニトロ-ベンゼン(6.0g、23.8mmol)の撹拌溶液に常温で添加した。得られた混合物を常温で4時間撹拌した。完了後に反応混合物を短いセライトのパッドに通して濾過し、エタノールで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮し、残渣をカラムクロマトグラフィー(40%酢酸エチル-ヘキサン)によって精製して、4-ブロモ-3-(ジフルオロメチル)アニリン(3.95g、17.8mmol、収率75%)を得た。LCMS (ES+): 221 [M+H]+
工程3:4-(4-アミノ-2-ジフルオロメチル-フェニル)-3,6-ジヒドロ-2H-ピリジン-1-カルボン酸tert-ブチルエステルの合成:
炭酸ナトリウム(3.06g、28.82mmol)をTHF(20mL)、メタノール(10mL)及び水(10mL)中の4-ブロモ-3-(ジフルオロメチル)アニリン(3.2g、14.4mmol)及びtert-ブチル4-メチル-3,6-ジヒドロ-2H-ピリジン-1-カルボキシレート(3.08g、15.9mmol)の撹拌溶液に添加し、混合物をアルゴンで十分にパージした。PdCl(dppf)・ジクロロメタン(2.35g、2.88mmol)を不活性雰囲気下で添加した。得られた混合物を80℃で12時間加熱した。完了後に反応混合物を酢酸エチルで希釈し、短いセライトのパッドに通して濾過し、酢酸エチルで洗浄した。合わせた有機部分を水、ブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(20%酢酸エチル-ヘキサン)によって精製して、tert-ブチル4-[4-アミノ-2-(ジフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-ピリジン-1-カルボキシレート(2.24g、6.91mmol、収率48%)を得た。LCMS (ES+): 325 [M+H]+
工程4:4-[4-(2,6-ビス-ベンジルオキシ-ピリジン-3-イルアミノ)-2-ジフルオロメチル-フェニル]-3,6-ジヒドロ-2Hピリジン-1-カルボン酸tert-ブチルエステルの合成:
炭酸セシウム(5.12g、15.72mmol)をtert-ブタノール(40mL)中のtert-ブチル4-[4-アミノ-2-(ジフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-ピリジン-1-カルボキシレート(1.7g、5.24mmol)及び2,6-ジベンジルオキシ-3-ヨード-ピリジン(2.41g、5.77mmol)の撹拌溶液に添加した。得られた混合物をアルゴンで脱ガスし、Pd(dba)(96mg、1.05mmol)、RuPhos(978mg、2.10mmol)を不活性雰囲気下で添加した。得られた混合物を100℃で18時間加熱した。完了後に反応混合物を酢酸エチルで希釈し、短いセライトのパッドに通して濾過し、酢酸エチルで洗浄した。濾液を水、ブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をカラムクロマトグラフィー(25%酢酸エチル-ヘキサン)によって精製して、tert-ブチル4-[4-[(2,6-ジベンジルオキシ-3-ピリジル)アミノ]-2-(ジフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-ピリジン-1-カルボキシレート(1.23g、2.00mmol、収率38%)を得た。LCMS (ES+): 614 [M+H]+
工程5:
4-[2-ジフルオロメチル-4-(2,6-ジオキソ-ピペリジン-3-イルアミノ)-フェニル]-ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチルエステルの合成
10%Pd-C(50%ウェット、2g)を酢酸エチル(15mL)中のtert-ブチル4-[4-[(2,6-ジベンジルオキシ-3-ピリジル)アミノ]-2-(ジフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-ピリジン-1-カルボキシレート(2g、3.26mmol)の脱ガスした溶液に添加した。得られた混合物を水素バルーン雰囲気下にて常温で16時間撹拌した。完了後に反応混合物を短いセライトのパッドに通して濾過し、酢酸エチルで洗浄し、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン中60%の酢酸エチル)によって精製して、tert-ブチル4-[2-(ジフルオロメチル)-4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]ピペリジン-1-カルボキシレート(880mg、1.99mmol、収率61%)を薄青色の固体として得た。LCMS (ES+): 438 [M+H]+1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) d 10.77 (s, 1H), 7.26-6.98 (m, 2H), 6.81 (s, 1H), 6.77 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 6.03 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 4.34 (bs, 1H), 4.06-4.03 (m, 2H), 2.90-2.70 (m, 4H), 2.60-2.56 (m, 1H), 2.09-2.06 (m, 1H), 1.91-1.87 (m, 1H), 1.61-1.59 (m, 2H), 1.51-1.46 (m, 2H), 1.41 (s, 9H)。
工程6:3-[3-(ジフルオロメチル)-4-(4-ピペリジル)アニリノ]ピペリジン-2,6-ジオン塩酸塩の合成
tert-ブチル4-[2-(ジフルオロメチル)-4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]ピペリジン-1-カルボキシレート(191mg、436.59μmol)をメタノール(3mL)に溶解し、塩化水素溶液(1,4-ジオキサン中4.0M、1.09mL)を添加した。反応混合物を40℃で4時間加熱し、反応を完了させた。揮発性物質を減圧下で蒸発させた。物質を高真空に供し、-78℃まで凍結させ、融解して、3-[3-(ジフルオロメチル)-4-(4-ピペリジル)アニリノ]ピペリジン-2,6-ジオン塩酸塩(145mg、388μmol、収率89%)を高密度のオフホワイト色の固体として得た。Rt=0.954分、LCMS (ESI+): 338.3 [M+H]+
5-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-(4-ピペリジル)ベンゾニトリル塩酸塩の合成
Figure 2023530030000082
工程1:4-(4-アミノ-2-シアノ-フェニル)-3,6-ジヒドロ-2H-ピリジン-1-カルボン酸tert-ブチルエステルの合成:
DMF(60mL)中の5-アミノ-2-ブロモ-ベンゾニトリル(5g、25.38mmol)及びtert-ブチル4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-3,6-ジヒドロ-2H-ピリジン-1-カルボキシレート(11.77g、38.06mmol)の撹拌溶液にフッ化セシウム(7.71g、50.75mmol、1.87mL)を添加し、反応混合物をアルゴンで脱ガスした。PdCl(dppf)・ジクロロメタン(4.14g、5.08mmol)を不活性雰囲気下で添加した。得られた混合物を90℃で16時間加熱した。完了後に反応混合物を酢酸エチルで希釈し、短いセライトのパッドに通して濾過し、酢酸エチルで洗浄した。合わせた有機部分を水、ブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。粗塊(Crude mass)をカラムクロマトグラフィー(20%酢酸エチル-ヘキサン)によって精製して、tert-ブチル4-(4-アミノ-2-シアノ-フェニル)-3,6-ジヒドロ-2H-ピリジン-1-カルボキシレート(4.3g、14.36mmol、収率56.60%)を得た。LCMS (ES+): 300 [M+H]+
工程2:4-[4-(2,6-ビス-ベンジルオキシ-ピリジン-3-イルアミノ)-2-シアノ-フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-ピリジン-1-カルボン酸tert-ブチルエステルの合成
t-BuOH(50mL)中のtert-ブチル4-(4-アミノ-2-シアノ-フェニル)-3,6-ジヒドロ-2H-ピリジン-1-カルボキシレート(3g、10.02mmol)及び2,6-ジベンジルオキシ-3-ヨード-ピリジン(4.60g、11.02mmol)の撹拌溶液に炭酸セシウム(9.80g、30.06mmol)を添加した。得られた混合物をアルゴンで脱ガスし、Pd(dba)(458.83mg、501.06μmol)、RuPhos(467.62mg、1.00mmol)を不活性雰囲気下で添加した。得られた混合物を100℃で18時間加熱した。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、短いセライトのパッドに通して濾過し、酢酸エチルで洗浄した。合わせた有機部分を水、ブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。粗塊をカラムクロマトグラフィー(25%酢酸エチル-ヘキサン)によって精製して、tert-ブチル4-[2-シアノ-4-[(2,6-ジベンジルオキシ-3-ピリジル)アミノ]フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-ピリジン-1-カルボキシレート(3g、5.10mmol、収率50.85%)を得た。LCMS (ES+): 589 [M+H]+
工程3:4-[2-シアノ-4-(2,6-ジオキソ-ピペリジン-3-イルアミノ)-フェニル]-ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチルエステルの合成
酢酸エチル(60mL)中のtert-ブチル4-[2-シアノ-4-[(2,6-ジベンジルオキシ-3-ピリジル)アミノ]フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-ピリジン-1-カルボキシレート(3g、5.10mmol)の脱ガスした溶液に10%Pd-C(50%ウェット、3g)を添加した。得られた混合物をバルーン圧の水素下にて常温で16時間撹拌した。反応混合物を短いセライトのパッドに通して濾過し、酢酸エチルで洗浄し、減圧下で濃縮した。粗塊をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中60%の酢酸エチル)によって精製して、tert-ブチル4-[2-シアノ-4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]ピペリジン-1-カルボキシレート(1.1g、2.65mmol、収率52.07%)を淡緑色の固体として得た。LCMS (ES+): 413 [M+H]+1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) d 10.81 (s, 1H), 7.20 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 6.96 (t, J = 8.7 Hz, 2H), 6.26 (d, J = 7.9 Hz, 1H), 4.43-4.37 (m, 1H), 4.09-4.06 (m, 2H), 2.87-2.69 (m, 4H), 2.60-2.55 (m, 1H), 2.10-2.06 (m, 1H), 1.92-1.87 (m, 1H), 1.70-1.67 (m, 2H), 1.57-1.46 (m, 2H), 1.41 (s, 9H)。
工程4:5-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-(4-ピペリジル)ベンゾニトリル塩酸塩の合成
tert-ブチル4-[2-シアノ-4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]ピペリジン-1-カルボキシレート(120mg、290.92μmol)をメタノール混合物(3mL)に溶解し、1,4-ジオキサン(4M、727.31μL)中の4.0M塩化水素溶液を添加した。反応混合物を40℃で4時間加熱し、反応を完了させた。揮発性物質を減圧下で蒸発させた。物質を高真空に供し、-78℃まで凍結させ、融解して、5-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-(4-ピペリジル)ベンゾニトリル塩酸塩(107mg、277.51μmol、収率95%)を高密度の固体として得た。LCMS (ESI+): 313.2 [M+H]+
4-[3-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)-1-メチル-インダゾール-6-イル]-3,3-ジフルオロ-ピペリジン塩酸塩の合成
工程1:tert-ブチル3,3-ジフルオロ-4-(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)-2,6-ジヒドロピリジン-1-カルボキシレート
Figure 2023530030000083
N,N-ジエチルエタンアミン(3.23g、31.9mmol、4.44mL)、続いてトリフルオロメチルスルホン酸無水物(4.50g、15.9mmol、2.68mL)をジクロロメタン(25mL)中のtert-ブチル3,3-ジフルオロ-4-オキソ-ピペリジン-1-カルボキシレート(2.5g、10.6mmol)の撹拌溶液に0℃で滴加した。反応物を常温で16時間撹拌した。次いで、反応物をNaHCO水溶液でクエンチし、ジクロロメタンで抽出し、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(100%ヘキサン→4:1ヘキサン:酢酸エチル)によって精製して、tert-ブチル3,3-ジフルオロ-4-(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)-2,6-ジヒドロピリジン-1-カルボキシレート(1.2g、2.29mmol、収率21%)を得た。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 6.59 (s, 1H), 4.29 (q, J = 4.3 Hz, 2H), 4.04 (t, J = 11.0 Hz, 2H), 1.51 (s, 9H)。
工程2:1-[1-メチル-6-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)インダゾール-3-イル]ヘキサヒドロピリミジン-2,4-ジオン
Figure 2023530030000084
酢酸カリウム(911mg、9.28mmol)及びPd(dppf)Cl(113mg、155μmol)を1,4-ジオキサン(15mL)中の1-(6-ブロモ-1-メチル-インダゾール-3-イル)ヘキサヒドロピリミジン-2,4-ジオン(1.0g、3.09mmol)及びビス(ピナコラト)ジボロン(1.18g、4.64mmol)の溶液に添加した。混合物を窒素雰囲気下にて85℃で16時間撹拌した。混合物を常温に冷却し、シリカゲルのパッドに通して濾過した。濾過ケーキを酢酸エチルで洗浄し、濾液を減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(100%ヘキサン→100%酢酸エチル)によって精製して、1-[1-メチル-6-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)インダゾール-3-イル]ヘキサヒドロピリミジン-2,4-ジオン(1.1g、2.97mmol、収率96%)を得た。LCMS (ESI+): 371 [M+H]+
工程3:tert-ブチル4-(3-(2,4-ジオキソテトラヒドロピリミジン-1(2H)-イル)-1-メチル-1H-インダゾール-6-イル)-3,3-ジフルオロ-3,6-ジヒドロピリジン-1(2H)-カルボキシレート
Figure 2023530030000085
炭酸ナトリウム(485mg、4.57mmol)を1,4-ジオキサン(10mL)及び水(2.5mL)中の1-[1-メチル-6-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)インダゾール-3-イル]ヘキサヒドロピリミジン-2,4-ジオン(677mg、1.83mmol)及びtert-ブチル3,3-ジフルオロ-4-(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)-2,6-ジヒドロピリジン-1-カルボキシレート(560mg、1.52mmol)の溶液に添加し、溶媒にNガスを10分間スパージした(sparged)。1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセンパラジウム(II)ジクロリド(111mg、152μmol)を添加し、反応混合物を55℃で2時間撹拌した。次いで、反応混合物を冷却し、水/酢酸エチルで希釈した。抽出後に有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(100%ヘキサン→100%酢酸エチル)によって精製して、tert-ブチル4-[3-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)-1-メチル-インダゾール-6-イル]-3,3-ジフルオロ-2,6-ジヒドロピリジン-1-カルボキシレート(480mg、1.04mmol、収率68%)を得た。LCMS (ESI+): 462.2 [M+H]+
工程4:tert-ブチル4-[3-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)-1-メチル-インダゾール-6-イル]-3,3-ジフルオロ-ピペリジン-1-カルボキシレート
Figure 2023530030000086
パラジウム、炭素上10%(タイプ487、乾燥、331mg、311μmol)をメタノール(10.3mL)中のtert-ブチル4-[3-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)-1-メチル-インダゾール-6-イル]-3,3-ジフルオロ-2,6-ジヒドロピリジン-1-カルボキシレート(478mg、1.04mmol)の溶液に添加し、混合物を水素バルーン雰囲気下にて常温で撹拌した。24時間後に水素バルーンを取り外し、混合物をジクロロメタン(20mL)で希釈し、スラリーを更に24時間撹拌した。次いで、混合物をセライトのパッドに通して濾過し、ジクロロメタン/メタノール(3:1)の溶液を用いて洗浄し、濃縮して、tert-ブチル4-[3-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)-1-メチル-インダゾール-6-イル]-3,3-ジフルオロ-ピペリジン-1-カルボキシレート(450mg、収率94%)を得た。LCMS (ESI+): 408.2 [M - tert-ブチル + H]+
工程5:4-[3-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)-1-メチル-インダゾール-6-イル]-3,3-ジフルオロ-ピペリジン塩酸塩
Figure 2023530030000087
tert-ブトキシカルボニル基の除去のための一般的方法Bを用いて、4-[3-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)-1-メチル-インダゾール-6-イル]-3,3-ジフルオロ-ピペリジン塩酸塩をtert-ブチル4-[3-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)-1-メチル-インダゾール-6-イル]-3,3-ジフルオロ-ピペリジン-1-カルボキシレートから定量的収率で得た。LCMS (ESI+): 354.2 [M+H]+
tert-ブチル3,3-ジフルオロ-4-(4-ニトロフェニル)ピペリジン-1-カルボキシレート、異性体1及びtert-ブチル3,3-ジフルオロ-4-(4-ニトロフェニル)ピペリジン-1-カルボキシレート、異性体2の合成
工程1:tert-ブチル4-(4-ニトロフェニル)-3-オキソ-ピペリジン-1-カルボキシレートの合成
Figure 2023530030000088
tert-ブチル3-ヒドロキシ-4-(4-ニトロフェニル)ピペリジン-1-カルボキシレート(19.5g、60.5mmol)(CAS番号1232788-17-8)をジクロロメタン(200mL)に溶解し、0℃に冷却した。デス-マーチンペルヨージナン(38.5g、90.7mmol)を少量ずつ添加した。反応溶液をその温度で2時間撹拌し、撹拌を続ける間に温度が徐々に常温まで上昇した。ジクロロメタン(100mL)を添加し、続いてデス-マーチンペルヨージナン(8.3g、19.6mmol)を16℃で添加し、反応物を17時間撹拌した。反応溶液を冷却して4℃に戻した。飽和NaHCO溶液(250mL)、続いて175mLの水に溶解したチオ硫酸ナトリウム五水和物(13.8g、48.4mmol)を慎重に添加した。混合物をジクロロメタン(150mL)で希釈した。得られた沈殿物を濾過によって除去し、ケーキをジクロロメタン(75mL×3)で洗浄した。濾液を層に分離し、有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮して、tert-ブチル4-(4-ニトロフェニル)-3-オキソ-ピペリジン-1-カルボキシレート(19.4g、60.5mmol、定量的収率)を得た。LCMS (ESI+): 354.1 [M+Na]+/ 221.0 [M-Boc+H]+
工程2:tert-ブチル3,3-ジフルオロ-4-(4-ニトロフェニル)ピペリジン-1-カルボキシレートの合成
Figure 2023530030000089
tert-ブチル4-(4-ニトロフェニル)-3-オキソ-ピペリジン-1-カルボキシレート(3.78g、11.8mmol)をジクロロメタン(40mL)に溶解し、溶液を0℃に冷却した。DAST(3.80g、23.6mmol、3.12mL)をシリンジによってゆっくりと添加した。反応混合物を一晩撹拌しながらゆっくりと室温まで温めた。反応溶液を-1.3℃に冷却し、飽和NaHCO水溶液(100mL)を添加漏斗(addition funnel)によって慎重に添加した(発熱)。添加の間、内部温度を18℃未満に維持した。反応混合物を酢酸エチル(80mL)で希釈し、常温まで温めた。層を分離し、水層を酢酸エチル(80mL)で洗浄した。合わせた有機物を18%NaCl水溶液で洗浄し、濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(勾配:ヘキサン中10%→30%の酢酸エチル)によって精製して、tert-ブチル3,3-ジフルオロ-4-(4-ニトロフェニル)ピペリジン-1-カルボキシレート(2.50g、収率62%)を得た。LCMS (ESI+): 280.2 [M-t-Bu+H]+ / 243.1 [M-Boc+H]+
工程3:tert-ブチル3,3-ジフルオロ-4-(4-ニトロフェニル)ピペリジン-1-カルボキシレート、異性体1及びtert-ブチル3,3-ジフルオロ-4-(4-ニトロフェニル)ピペリジン-1-カルボキシレート、異性体2を得るためのキラル分離
Figure 2023530030000090
ラセミ体のtert-ブチル3,3-ジフルオロ-4-(4-ニトロフェニル)ピペリジン-1-カルボキシレート(2.49g)を以下の条件下でキラルSFC分離に供した:
カラム:ChiralPak IC-H 21×250mm
移動相:二酸化炭素中の10%2-プロパノール
流量:70mL/分
検出:220nm UV
圧力:100バール
最初に溶出する画分のセットを減圧下で蒸発させて、tert-ブチル3,3-ジフルオロ-4-(4-ニトロフェニル)ピペリジン-1-カルボキシレート、異性体1(800mg、収率32%、Rt=1.74分、エナンチオマー過剰率99%超)を得た。LCMS(ES+): 280.2 [M-tBu+H]+ / 243.1 [M- Boc +H]+
2番目に溶出する画分のセットを減圧下で蒸発させて、tert-ブチル3,3-ジフルオロ-4-(4-ニトロフェニル)ピペリジン-1-カルボキシレート、異性体2(800mg、収率32%、Rt=2.31分、エナンチオマー過剰率99.6%)を得た。LCMS (ES+): 280.2 [M- t-Bu+H]+/ 243.1 [M- Boc +H]+
精製したエナンチオマーのエナンチオマー過剰率を、以下の分析的SFC法を用いて決定した。
カラム:ChiralPak IC-H 4.6×100mm
移動相:二酸化炭素中の10%イソ-プロパノール
流量:4mL/分
圧力:100バール
3-[4-[3,3-ジフルオロ-4-ピペリジル]アニリノ]ピペリジン-2,6-ジオン二塩酸塩、異性体1の合成
工程1:tert-ブチル-4-(4-アミノフェニル)-3,3-ジフルオロ-ピペリジン-1-カルボキシレート、異性体1
Figure 2023530030000091
tert-ブチル3,3-ジフルオロ-4-(4-ニトロフェニル)ピペリジン-1-カルボキシレート、異性体1(0.8g、2.34mmol)をエタノール(12mL)に溶解し、溶液を窒素で脱ガスした。次いで、パラジウム、炭素上10%、タイプE101 NE/W(125mg、1.17mmol)を添加した。窒素で再び2、3回脱ガスした後、反応混合物を水素バルーン雰囲気下で16時間撹拌した。反応混合物をセライトのパッドに通して濾過し、酢酸エチル(12mL×3)で洗浄し、濾液を濃縮して、tert-ブチル-4-(4-アミノフェニル)-3,3-ジフルオロ-ピペリジン-1-カルボキシレート、異性体1(722mg、収率98%)を得た。LCMS (ESI+): 257 [M-tBu+H+
工程2:tert-ブチル(4S)-4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-3,3-ジフルオロ-ピペリジン-1-カルボキシレート、異性体1
Figure 2023530030000092
アセトニトリル(3.5mL)をバイアル内のtert-ブチル4-(4-アミノフェニル)-3,3-ジフルオロ-ピペリジン-1-カルボキシレート、異性体1(520mg、1.66mmol)、3-ブロモピペリジン-2,6-ジオン(478mg、2.49mmol)及びNaHCO(418mg、4.98mmol)に添加した。反応混合物を70℃に45時間加熱した。3-ブロモピペリジン-2,6-ジオン(92mg、0.28当量)及びNaHCO(110mg、0.78当量)を添加し、加熱を更に72時間続け、その時点で反応物を常温に冷却し、水(18mL)をゆっくりと添加した。混合物を4時間撹拌した後、沈殿物を濾過によって回収し、水(10mL×3)、次いで9:1ヘキサン:酢酸エチル(5mL×3)で洗浄した。濾過ケーキを真空下で乾燥させて、tert-ブチル4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-3,3-ジフルオロ-ピペリジン-1-カルボキシレート、異性体1(577mg、収率78%)を緑色の固体として得た。LCMS (ESI+): 446 [M+Na]+
工程3:3-[4-[3,3-ジフルオロ-4-ピペリジル]アニリノ]ピペリジン-2,6-ジオン二塩酸塩、異性体1
Figure 2023530030000093
tert-ブチル4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-3,3-ジフルオロ-ピペリジン-1-カルボキシレート、異性体1(300mg、709μmol)をジクロロメタン(3.4mL)に溶解し、塩化水素(1,4-ジオキサン中4M、850μL、3.4mmol)を撹拌下で添加した。1時間後に反応混合物を濃縮して、3-[4-[3,3-ジフルオロ-4-ピペリジル]アニリノ]ピペリジン-2,6-ジオン二塩酸塩、異性体1を定量的収率で得た。LCMS (ESI+): 324 [M+H]+
3-[4-[3,3-ジフルオロ-4-ピペリジル]アニリノ]ピペリジン-2,6-ジオン二塩酸塩、異性体2の合成
工程1:tert-ブチル-4-(4-アミノフェニル)-3,3-ジフルオロ-ピペリジン-1-カルボキシレート、異性体2の合成
Figure 2023530030000094
tert-ブチル3,3-ジフルオロ-4-(4-ニトロフェニル)ピペリジン-1-カルボキシレート、異性体2(800mg、2.34mmol)をエタノール(12mL)に溶解した。溶液を排気し、窒素を2、3回再充填した。次いで、パラジウム、炭素上10%、タイプE101 NE/W(124.35mg、1.17mmol)を添加した。排気し、窒素を更に2、3回再充填した後、反応混合物を常温で16時間水素化(Hバルーン)に供した。反応混合物をセライトのパッドに通して濾過し、酢酸エチル(12mL×3)で洗浄した。濾液を真空で濃縮し、真空下で更に乾燥させ、静置して半固体(油状)を得た;tert-ブチル-4-(4-アミノフェニル)-3,3-ジフルオロ-ピペリジン-1-カルボキシレート、異性体2(724mg、収率94%)。LCMS (ESI+): 257.1 [M-tBu+H]+
工程2:4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-3,3-ジフルオロ-ピペリジン-1-カルボキシレート、異性体2の合成
Figure 2023530030000095
バイアルにtert-ブチル4-(4-アミノフェニル)-3,3-ジフルオロ-ピペリジン-1-カルボキシレート、異性体2(721.54mg、2.31mmol)、3-ブロモピペリジン-2,6-ジオン(665.32mg、3.47mmol)、及び重炭酸ナトリウム(582.19mg、6.93mmol、269.53μL)を添加した。アセトニトリル(5mL)を添加した。反応混合物を一晩70℃(ブロック温度)まで温めた。48時間後に更なる量の3-ブロモピペリジン-2,6-ジオン(129mg、0.28当量)、NaHCO(129mg、0.66当量)を添加した。更に72時間後に常温に冷却した。水(25mL)をゆっくりと添加した。常温で2、3時間撹拌した。反応混合物を濾過して固体を回収した。水(12mL×3)、9:1ヘキサン:酢酸エチル(5mL×2)で洗浄し、真空下で乾燥させて、tert-ブチル4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-3,3-ジフルオロ-ピペリジン-1-カルボキシレート、異性体2(838mg、収率81.4%)を緑色の固体として得た。LCMS (ESI+): 446.4 [M+Na]+
Figure 2023530030000096
tert-ブチル4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-3,3-ジフルオロ-ピペリジン-1-カルボキシレート、異性体2(300mg、708.5μmol)をジクロロメタン(3.4mL)に溶解し、塩化水素(1,4-ジオキサン中4M、850μL、3.4mmol)を撹拌下で添加した。1時間後に反応混合物を減圧下で蒸発乾固して、3-[4-[3,3-ジフルオロ-4-ピペリジル]アニリノ]ピペリジン-2,6-ジオン二塩酸塩、異性体2を定量的収率で得た。LCMS (ESI+): 324.1 [M+H]+
2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-(トリフルオロメチル)フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]酢酸の合成
工程1:tert-ブチル2-[4-ヒドロキシ-1-[4-ニトロ-2-(トリフルオロメチル)フェニル]-4-ピペリジル]アセテート
Figure 2023530030000097
リチウムジイソプロピルアミド(THF中0.7M、54mL、37.82mmol)を乾燥THF(40ml)中の酢酸tert-ブチル(1.76g、15.1mmol、2.04mL)の撹拌溶液に-78℃で10分かけて滴加した。反応混合物を1時間撹拌した。THF(20ml)に溶解した1-[4-ニトロ-2-(トリフルオロメチル)フェニル]ピペリジン-4-オン(4.36g、15.1mmol)をゆっくりと添加した。反応物を-78℃で1時間撹拌した。反応物を-78℃にて塩化アンモニウム水溶液でクエンチし、混合物を常温まで温め、酢酸エチルで抽出した。有機層をブラインで洗浄し、濃縮して残渣を得て、これを更に精製することなく使用した。LCMS (ESI-): 403.1 [M-H]-
工程2:tert-ブチル2-[1-[4-アミノ-2-(トリフルオロメチル)フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセテート
Figure 2023530030000098
酢酸エチル(40mL)中のtert-ブチル2-[4-ヒドロキシ-1-[4-ニトロ-2-(トリフルオロメチル)フェニル]-4-ピペリジル]アセテート(2g、4.95mmol)の撹拌溶液を窒素で5分間パージした。乾燥量基準で10%のPd/C(1.05g、9.89mmol)を反応混合物に添加した。反応混合物を水素雰囲気(バルーン)下に置いた。反応混合物を4時間撹拌した。反応混合物をジクロロメタン:酢酸エチル混合物(1:1、500mL)でフラッシングすることによってセライトベッドに通して濾過した。濾液を減圧下で濃縮して茶色がかった固体を得て、これをジクロロメタン(20mL)に溶解し、減圧下でシリカに乾式充填した。酢酸エチル:石油エーテルを用いるシリカゲル(230メッシュ~400メッシュ)カラムクロマトグラフィーによって化合物を精製した。純粋な画分を合わせ、減圧下で濃縮して、純粋な赤茶色の固体のtert-ブチル2-[1-[4-アミノ-2-(トリフルオロメチル)フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセテート(1.1g、1.96mmol、収率40%)を得た。LCMS (ES+): 375.2 [M+H]+
工程3:tert-ブチル2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-(トリフルオロメチル)フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセテート
Figure 2023530030000099
DMF(10mL)中のtert-ブチル2-[1-[4-アミノ-2-(トリフルオロメチル)フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセテート(1.1g、2.94mmol)及び3-ブロモピペリジン-2,6-ジオン(846.21mg、4.41mmol)の撹拌溶液に重炭酸ナトリウム(740.45mg、8.81mmol)を室温で添加し、10分後に反応物の温度を60℃まで上昇させ、約12時間反応を続けた。反応混合物を氷冷水(20mL)で希釈し、酢酸エチル(2×100mL)によって抽出し、ブライン(10mL)で洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。石油エーテル中10%→100%の酢酸エチルの溶離液勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフィーを用いて粗生成物を精製した。純粋な画分を合わせ、減圧下で濃縮して、tert-ブチル2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-(トリフルオロメチル)フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセテート(300mg、468.45μmol、収率16%)を茶色がかった緑色の固体として得た。LCMS (ESI+): 486.2 [M+H]+
工程4:2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-(トリフルオロメチル)フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]酢酸の合成
Figure 2023530030000100
ジクロロメタン(3mL)中のtert-ブチル2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-(トリフルオロメチル)フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセテート(620mg、1.28mmol)の撹拌溶液に塩化水素(1,4-ジオキサン中4M、0.32mL、6.39mmol)を窒素雰囲気下にて0℃で滴加し、室温で6時間撹拌した。反応混合物を真空下で蒸留し、ジエチルエーテルでトリチュレートし、ジエチルエーテルをデカントした後、乾燥させて、2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-(トリフルオロメチル)フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]酢酸(345mg、661μmol、収率52%)を緑色の固体として得た。LCMS (ES+): 430.1 [M+H]+
tert-ブチル2-ブロモアセテートによる中間体のアルキル化のための基本手順:tert-ブチル2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセテートの合成
Figure 2023530030000101
3-[4-(4-ピペリジル)アニリノ]ピペリジン-2,6-ジオン塩酸塩(1g、3.09mmol)をN,N-ジメチルアセトアミド(15mL)に溶解し、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(1.60g、12.4mmol、2.15mL)を添加した。混合物を0℃に冷却し、tert-ブチル2-ブロモアセテート(663mg、3.40mmol、498μL)を添加した。混合物を0℃で4時間撹拌した。反応物を酢酸エチルで希釈し、飽和重炭酸ナトリウム及びブラインで洗浄した。有機層を濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィー(ジクロロメタン中0%→10%のメタノール)によって精製して、tert-ブチル2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセテート(0.84g、2.09mmol、収率68%)を白色の固体として得た。LCMS (ESI+): 402.2 [M+H]+
3-[4-(4-ピペリジル)アニリノ]ピペリジン-2,6-ジオン塩酸塩からのtert-ブチル2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセテートの合成に用いたものと同様の基本手順を用いて以下の化合物を合成した。
Figure 2023530030000102
Figure 2023530030000103
Figure 2023530030000104
中間体のtert-ブチルエステル開裂のための基本手順:2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]酢酸、トリフルオロ酢酸塩
Figure 2023530030000105
tert-ブチル2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセテートをジクロロメタン(5mL)に溶解し、TFA(1.61mL、20.9mmol)を添加した。反応混合物を40℃で4時間加熱し、反応を完了させた。揮発性物質を減圧下で蒸発させた。物質を-78℃まで凍結させ、高真空に供し、融解して高密度の固体を得た。固体をメタノール:ジクロロメタン(1:4)に再溶解し、沈殿物が形成されるまでMTBEを滴加した。懸濁液を超音波処理に供し、固体を吸引濾過した。緑色の固体を濾過によって回収して、2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]酢酸、トリフルオロ酢酸塩(0.95g、2.07mmol、収率97%)を得た。LCMS (ESI+): 346.4 [M+H]+
2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]酢酸、トリフルオロ酢酸塩の合成のための基本手順を用いて以下の中間体を適切な出発物質から合成した。
Figure 2023530030000106
Figure 2023530030000107
tert-ブチルエステル脱保護のための基本手順:2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]酢酸塩酸塩の合成
Figure 2023530030000108
tert-ブチル2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセテート(228mg、568μmol)をジクロロメタン(2mL)に溶解し、1,4-ジオキサン(8mmol、2mL)中の4M塩酸を添加した。得られた混合物を室温で4時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮し、残渣をジエチルエーテルでトリチュレートした後、濾過して、2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]酢酸塩酸塩(210mg、428μmol)を灰色の固体として得た。LCMS (ES+): 345 [M+H]+
2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]酢酸塩酸塩の合成のための上記の基本手順を用いて以下の中間体を適切な出発物質から合成した。
Figure 2023530030000109
(3S)-3-[4-(4-ピペリジル)フェノキシ]ピペリジン-2,6-ジオン塩酸塩及び(3R)-3-[4-(4-ピペリジル)フェノキシ]ピペリジン-2,6-ジオン塩酸塩の合成
Figure 2023530030000110
工程1:tert-ブチル4-(4-ベンジルオキシフェニル)-3,6-ジヒドロ-2H-ピリジン-1-カルボキシレートの調製:
アセトニトリル(100mL)及び水(100mL)中の1-ベンジルオキシ-4-ブロモ-ベンゼン(10g、38.00mmol)及びtert-ブチル4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-3,6-ジヒドロ-2H-ピリジン-1-カルボキシレート(12.93g、41.80mmol)の撹拌溶液に炭酸ナトリウム(10.07g、95.01mmol)を添加し、アルゴンで十分にパージした。Pd(PPh(2.19g、1.90mmol)を不活性雰囲気下で添加した。得られた混合物を100℃で16時間加熱した。その後、反応混合物を酢酸エチルで希釈し、短いセライトのパッドに通して濾過し、酢酸エチルで洗浄した。合わせた有機部分を水及びブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。粗塊をカラムクロマトグラフィー(15%酢酸エチル-ヘキサン)によって精製して、tert-ブチル4-(4-ベンジルオキシフェニル)-3,6-ジヒドロ-2H-ピリジン-1-カルボキシレート(8g、21.89mmol、収率57.60%)を得た。LCMS (ES+): 366 [M+H]+
工程2:tert-ブチル4-(4-ヒドロキシフェニル)ピペリジン-1-カルボキシレートの調製:
エタノール(100mL)中のtert-ブチル4-(4-ベンジルオキシフェニル)-3,6-ジヒドロ-2H-ピリジン-1-カルボキシレート(8g、21.89mmol)の脱ガスした溶液に10%Pd-C(50%ウェット、8g)を添加した。得られた混合物を室温にて水素バルーン圧下で16時間撹拌した。完了後に反応混合物を短いセライトのパッドに通して濾過し、酢酸エチルで洗浄し、減圧下で濃縮した。粗塊をコンビフラッシュクロマトグラフィー(ヘキサン中55%の酢酸エチル)によって精製して、tert-ブチル4-(4-ヒドロキシフェニル)ピペリジン-1-カルボキシレート(4.85g、17.49mmol、収率79.88%)を得た。LCMS (ES+): 278 [M+H]+
工程3:tert-ブチル4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)オキシ]フェニル]ピペリジン-1-カルボキシレートの調製:
THF(60mL)中のtert-ブチル4-(4-ヒドロキシフェニル)ピペリジン-1-カルボキシレート(4.5g、16.22mmol)の撹拌溶液に、水素化ナトリウム(鉱油中の60%分散液)(1.55g、38.85mmol)を0℃で少量ずつ添加し、40分間撹拌した。THF中の3-ブロモピペリジン-2,6-ジオン(6.23g、32.45mmol)の溶液を0℃で滴加した。得られた混合物を2時間かけて室温まで温め、16時間撹拌した。完了後に反応混合物を飽和塩化アンモニウム溶液でクエンチし、酢酸エチルで抽出し、水及びブラインで洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。粗塊をコンビフラッシュクロマトグラフィー(50%酢酸エチル-ヘキサン)によって精製して、tert-ブチル4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)オキシ]フェニル]ピペリジン-1-カルボキシレート(3.4g、8.75mmol、収率53.95%)を得た。LCMS (ES+): 389 [M+H]+
工程4:tert-ブチル4-[4-[[(3S)-2,6-ジオキソ-3-ピペリジル]オキシ]フェニル]ピペリジン-1-カルボキシレート及びtert-ブチル4-[4-[[(3R)-2,6-ジオキソ-3-ピペリジル]オキシ]フェニル]ピペリジン-1-カルボキシレートの調製
SFCによるtert-ブチル4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)オキシ]フェニル]ピペリジン-1-カルボキシレート(2.5g、6.44mmol)のキラル分離によって、tert-ブチル4-[4-[[(3S)-2,6-ジオキソ-3-ピペリジル]オキシ]フェニル]ピペリジン-1-カルボキシレート(850mg、2.16mmol、収率33.57%、純度98.74%)(SFCによるキラル分取分離における第1の溶離液として)及びtert-ブチル4-[4-[[(3R)-2,6-ジオキソ-3-ピペリジル]オキシ]フェニル]ピペリジン-1-カルボキシレート(870mg、2.21mmol、収率34.35%、純度98.71%)(SFCによるキラル分取分離における第2の溶離液として)が凍結乾燥後に得られた。
以下の方法をSFCによるエナンチオマーの分離に用いた:
カラム:Chiralpak IA(250×20mm) 5μm
流量:25mL/分
移動相:45%CO+55%イソプロピルアルコール
ABPR:100バール
温度:35℃
(どちらの構造も暫定的なものであり、実際の立体化学は不明である)。
S-異性体
1H NMR (400 MHz, DMSO-D6) δ 10.91 (s, 1H), 7.14 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 6.93 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 5.16-5.12 (m, 1H), 4.06-4.04 (m, 2H), 2.78-2.57 (m, 5H), 2.17-2.09 (m, 2H), 1.73-1.70 (m, 2H), 1.48-1.41 (m, 11H)。
R-異性体
1H NMR (400 MHz, DMSO-D6) δ 10.91 (s, 1H), 7.14 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 6.92 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 5.16-5.12 (m, 1H), 4.07-4.04 (m, 2H), 2.78-2.57 (m, 5H), 2.17-2.08 (m, 2H), 1.72-1.70 (m, 2H), 1.48-1.40 (m, 11H)。
工程5:(3S)-3-[4-(4-ピペリジル)フェノキシ]ピペリジン-2,6-ジオン塩酸塩の調製
塩化水素(ジエチルエーテル中2M、5mL、10mmol)をtert-ブチル4-[4-[[(3S)-2,6-ジオキソ-3-ピペリジル]オキシ]フェニル]ピペリジン-1-カルボキシレート(200mg、514.86μmol)に10℃で添加した。得られた混合物を室温まで温め、16時間撹拌した。完了後に反応混合物を減圧下で濃縮し、エーテルでトリチュレートし、凍結乾燥して、(3S)-3-[4-(4-ピペリジル)フェノキシ]ピペリジン-2,6-ジオン(130mg、393.76μmol、収率76.48%、塩酸塩)を白色の固体として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-D6) δ 10.92 (s, 1H), 8.67-8.65 (m, 1H), 8.42 (bs, 1H), 7.13 (d, J = 8.3 Hz, 2H), 6.97 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 5.18-5.14 (m, 1H), 3.37-3.30 (m, 1H), 2.99-2.96 (m, 2H), 2.78-2.58 (m, 3H), 2.20-2.09 (m, 2H), 1.92-1.89 (m, 2H), 1.80-1.70 (m, 2H)。
工程6:(3R)-3-[4-(4-ピペリジル)フェノキシ]ピペリジン-2,6-ジオン塩酸塩の調製
塩化水素(ジエチルエーテル中2M、10mL、20mmol)をtert-ブチル4-[4-[[(3R)-2,6-ジオキソ-3-ピペリジル]オキシ]フェニル]ピペリジン-1-カルボキシレート(200mg、514.86μmol)に10℃で添加した。得られた混合物を室温まで温め、16時間撹拌した。完了後に反応混合物を減圧下で濃縮し、エーテルでトリチュレートし、凍結乾燥して、(3R)-3-[4-(4-ピペリジル)フェノキシ]ピペリジン-2,6-ジオン(120mg、367.72μmol、収率71.42%、塩酸塩)を白色の塩として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-D6) δ 10.92 (s, 1H), 8.74 (bs, 1H), 8.55 (bs, 1H), 7.13 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 6.97 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 5.19-5.14 (m, 1H), 3.36-3.32 (m, 1H), 2.98-2.95 (m, 2H), 2.81-2.58 (m, 3H), 2.18-2.10 (m, 2H), 1.91-1.76 (m, 4H)。
2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)オキシ]フェニル]-1-ピペリジル]酢酸の合成:
Figure 2023530030000111
工程1:N,N-ジメチルホルムアミド(5mL)中の3-[4-(4-ピペリジル)フェノキシ]ピペリジン-2,6-ジオン(500mg、1.73mmol)及びトリエチルアミン(526.41mg、5.20mmol、725.08μL)の撹拌溶液にtert-ブチル2-ブロモアセテート(338.24mg、1.73mmol、254.31μL)を添加し、室温で14時間撹拌した。反応の完了後に反応混合物を水(30mL)で希釈し、酢酸エチル(2×25mL)で抽出した。有機層をブライン溶液(20mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、tert-ブチル2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)オキシ]フェニル]-1-ピペリジル]アセテート(400mg、944.14μmol、収率54.45%)を得た。
工程2:ジクロロメタン(3mL)中のtert-ブチル2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)オキシ]フェニル]-1-ピペリジル]アセテート(400mg、993.83μmol)の溶液に1,4-ジオキサン(993.83μmol、2mL)中の4M HClを0℃で添加し、室温で6時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮して粗物質を得て、これを石油エーテルでトリチュレートし、2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)オキシ]フェニル]-1-ピペリジル]酢酸(360mg、921.54μmol、収率92.73%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 347.1 [M + H]+
2-[4-[4-[[(3S)-2,6-ジオキソ-3-ピペリジル]オキシ]フェニル]-1-ピペリジル]酢酸の合成
Figure 2023530030000112
工程1:DMF(1mL)中の(3S)-3-[4-(4-ピペリジル)フェノキシ]ピペリジン-2,6-ジオン(52.55mg、182.24μmol)の撹拌溶液にトリエチルアミン(55.32mg、546.73μmol、76.20μL)を室温で添加し、続いてtert-ブチル2-ブロモアセテート(39.10mg、200.47μmol、29.40μL)を添加し、得られた反応混合物を25℃で12時間撹拌した。完了後に反応混合物を水(3mL)で希釈し、酢酸エチル(3×5mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。得られた粗物質を(移動相A:水中の10mM酢酸アンモニウム、移動相B:ACN、波長:215、カラム:Sunfire C18 OBD(19mm×100mm;5ミクロン))を用いて質量指向分取HPLCによって精製して、tert-ブチル2-[4-[4-[[(3S)-2,6-ジオキソ-3-ピペリジル]オキシ]フェニル]-1-ピペリジル]アセテート(31mg、76.14μmol、収率41.78%)を白色の固体として得た。LCMS (ESI+): 403.3 [M + H] +
工程2:DCM(1mL)中のtert-ブチル2-[4-[4-[[(3S)-2,6-ジオキソ-3-ピペリジル]オキシ]フェニル]-1-ピペリジル]アセテート(31mg、77.02μmol)の撹拌溶液にTFA(740.00mg、6.49mmol、0.5mL)を0℃で添加し、得られた反応混合物を室温で3時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮した。得られた残渣をトルエン(2×20mL)と共蒸留し、減圧下で乾燥させて、2-[4-[4-[[(3S)-2,6-ジオキソ-3-ピペリジル]オキシ]フェニル]-1-ピペリジル]酢酸(30mg、63.39μmol、収率82.31%、トリフルオロ酢酸塩)を淡黄色の固体として得た。LCMS (ESI+): 347.2 [M + H] +1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 10.93 (s, 1H), 9.76 (bs, 1H), 8.21(bs, 1H), 7.16 (d, J = 7.60 Hz, 2H), 6.96 (d, J = 8.40 Hz, 2H), 5.19-5.15 (m, 1H), 4.16 (bs, 2H), 3.60-3.59 (m, 2H), 3.16-3.14 (m, 2H), 2.74-2.72 (m, 2H), 2.75-2.60 (m, 3H), 2.25-2.05 (m, 2H), 2.05-1.95 (m, 2H)。
2-[4-[4-[[(3R)-2,6-ジオキソ-3-ピペリジル]オキシ]フェニル]-1-ピペリジル]酢酸の合成
Figure 2023530030000113
工程1:N,N-ジメチルホルムアミド(1mL)中の(3R)-3-[4-(4-ピペリジル)フェノキシ]ピペリジン-2,6-ジオン(50mg、173.41μmol)の撹拌溶液にトリエチルアミン(52.64mg、520.22μmol、72.51μL)を室温で添加し、続いてtert-ブチル2-ブロモアセテート(37.21mg、190.75μmol、27.97μL)を添加し、得られた反応混合物を25℃で12時間撹拌した。完了後に反応混合物を水(3mL)で希釈し、酢酸エチル(3×5mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。得られた粗生成物を(移動相A:水中の10mM酢酸アンモニウム、移動相:アセトニトリル、波長:215nm、カラム:Sunfire C18 OBD(19mm×100mm;5ミクロン))を用いる質量指向分取HPLCによって精製して、tert-ブチル2-[4-[4-[[(3R)-2,6-ジオキソ-3-ピペリジル]オキシ]フェニル]-1-ピペリジル]アセテート(30mg、73.79μmol、収率42.55%)を白色の固体として得た。LCMS (ESI+): 403.3 [M + H] +
工程2:ジクロロメタン(1mL)中のtert-ブチル2-[4-[4-[[(3R)-2,6-ジオキソ-3-ピペリジル]オキシ]フェニル]-1-ピペリジル]アセテート(30mg、74.54μmol)の撹拌溶液にTFA(740.00mg、6.49mmol、0.5mL)を0℃で添加し、得られた反応混合物を室温で3時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮した。得られた残渣をトルエン(2×20mL)と共蒸留し、減圧下で乾燥させて、2-[4-[4-[[(3R)-2,6-ジオキソ-3-ピペリジル]オキシ]フェニル]-1-ピペリジル]酢酸(30mg、60.07μmol、収率80.59%、トリフルオロ酢酸塩)を淡黄色の固体として得た。LCMS (ESI+): 347.3 [M + H] +
3-[N-メチル-4-(4-ピペリジル)アニリノ]ピペリジン-2,6-ジオンの合成
Figure 2023530030000114
工程1:4-(4-メチルアミノ-フェニル)-3,6-ジヒドロ-2H-ピリジン-1-カルボン酸tert-ブチルエステルの調製
1,4-ジオキサン(10mL)及び水(2mL)中の4-ブロモ-N-メチル-アニリン1(9g、48.37mmol)、炭酸ナトリウム(15.38g、145.12mmol、6.08mL)及びtert-ブチル4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-3,6-ジヒドロ-2H-ピリジン-1-カルボキシレート2(13.46g、43.54mmol)の撹拌溶液をアルゴンで20分間パージし、続いてトリ-tert-ブチルホスホニウムテトラフルオロボレート(2.81g、9.67mmol)及びPd(dba)(4.43g、4.84mmol)を添加した。反応混合物を90℃で14時間加熱した。反応混合物を冷却し、減圧下で濃縮し、粗生成物を得た。このようにして得られた粗生成物を、0%→10%酢酸エチル-ヘキサンを用いるフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、tert-ブチル4-[4-(メチルアミノ)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-ピリジン-1-カルボキシレート(8.4g、29.13mmol、収率60.21%)を薄黄色の固体として得た。LCMS (ES+): 289.2 [M+H]+
工程2:4-(4-メチルアミノ-フェニル)-ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチルエステルの調製
エタノール(80mL)中のtert-ブチル4-[4-(メチルアミノ)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-ピリジン-1-カルボキシレート(8.4g、29.13mmol)の撹拌溶液をアルゴンで20分間脱ガスした。パラジウム炭素(3.10g、2.91mmol、純度10%)及びPtO(330.72mg、1.46mmol)を反応混合物に添加し、水素バルーン下にて室温で2時間撹拌した。反応混合物をセライトベッドに通して濾過し、濾液を濃縮して、tert-ブチル4-[4-(メチルアミノ)フェニル]ピペリジン-1-カルボキシレート4(8.3g、28.58mmol、収率98.12%)を白色の固体として得た。LCMS (ES+): 291.2 [M+H]+
工程3:4-{4-[(2,6-ジオキソ-ピペリジン-3-イル)-メチル-アミノ]-フェニル}-ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチルエステルの調製
DMF(40mL)中のtert-ブチル4-[4-(メチルアミノ)フェニル]ピペリジン-1-カルボキシレート4(3.4g、11.71mmol)の撹拌溶液に3-ブロモピペリジン-2,6-ジオン5(3.37g、17.56mmol)及び炭酸水素ナトリウム(1.97g、23.42mmol、910.73μL)を添加した。反応混合物を60℃で16時間加熱した。反応混合物を0℃に冷却し、酢酸エチルで希釈した。有機部分を氷冷水、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。粗物質をカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン中0%→1%のメタノールで溶出)によって精製して、tert-ブチル4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-メチル-アミノ]フェニル]ピペリジン-1-カルボキシレート6(2.2g、5.48mmol、収率46.80%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ES+): 402.2 [M+H]+
工程4:3-[メチル-(4-ピペリジン-4-イル-フェニル)-アミノ]-ピペリジン-2,6-ジオン塩酸塩の調製
DCM(50mL)中のtert-ブチル4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-メチル-アミノ]フェニル]ピペリジン-1-カルボキシレート(12.2g、30.39mmol)の撹拌溶液に1,4-ジオキサン(5.23mmol、30mL)中の4M塩化水素を0℃で添加した。これを室温で1時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮し、酢酸エチルで洗浄し、凍結乾燥して、3-[N-メチル-4-(4-ピペリジル)アニリノ]ピペリジン-2,6-ジオン(10.8g、30.19mmol、収率99.36%)をオフホワイト色の固体として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 10.76 (s, 1H), 8.99 (br s, 1H), 8.82 (br s, 1H), 7.02 (d, J = 8.56 Hz, 2H), 6.77 (d, J = 8.68 Hz, 2H), 4.84 (dd, J = 12.6, 4.88 Hz, 1H), 3.32-3.29 (m, 2H), 2.98-2.77 (m, 3H), 2.71-2.66 (m, 4H), 2.56 (m, 1H), 2.34-2.23 (m, 1H), 1.89-1.75 (m, 5H)。LCMS (ES+): 302.3 [M+H]+
2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2,6-ジフルオロ-フェニル]-1-ピペリジル]酢酸の合成:
Figure 2023530030000115
工程1:THF(20mL)、メタノール(5mL)及び水(5mL)中の4-ブロモ-3,5-ジフルオロ-アニリン(2.49g、11.96mmol)の撹拌溶液にtert-ブチル4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-3,6-ジヒドロ-2H-ピリジン-1-カルボキシレート(5.55g、17.94mmol)を添加し、Nで20分間脱ガスした。Pd(dppf)Cl・ジクロロメタン(0.98g、1.20mmol)、炭酸ナトリウム(3.80g、35.89mmol、1.50mL)を反応混合物に添加し、100℃で12時間加熱した。完了後に反応混合物を濾過し、減圧下で濃縮して粗物質を得て、これを石油エーテル中20%の酢酸エチルで溶出させるシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製し、tert-ブチル4-(4-アミノ-2,6-ジフルオロ-フェニル)-3,6-ジヒドロ-2H-ピリジン-1-カルボキシレート(3g、7.06mmol、収率58.99%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 255.1 [M-56 +H]+
工程2:1,4-ジオキサン(25mL)中のtert-ブチル4-(4-アミノ-2,6-ジフルオロ-フェニル)-3,6-ジヒドロ-2H-ピリジン-1-カルボキシレート(2.1g、6.77mmol)の溶液をNで15分間脱ガスした。Pd(OH)(2.1g、14.95mmol)を反応混合物に添加し、Hバルーン圧下で24時間撹拌した。完了後に反応混合物をセライトに通して濾過し、減圧下で濃縮して、tert-ブチル4-(4-アミノ-2,6-ジフルオロ-フェニル)ピペリジン-1-カルボキシレート(2g、5.51mmol、収率81.38%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 257.1 [M-56 + H]+
工程3:N,N-ジメチルホルムアミド(20mL)中のtert-ブチル4-(4-アミノ-2,6-ジフルオロ-フェニル)ピペリジン-1-カルボキシレート(500mg、1.60mmol)の撹拌溶液に重炭酸ナトリウム(807mg、9.61mmol、373.61μL)及び3-ブロモピペリジン-2,6-ジオン(923mg、4.81mmol)を添加した。反応混合物を60℃で16時間撹拌した。完了後に反応混合物を氷水(20mL)で希釈し、酢酸エチル(2×50mL)で抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して粗物質を得て、これを石油エーテル中50%の酢酸エチルで溶出させるシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製し、tert-ブチル4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2,6-ジフルオロ-フェニル]ピペリジン-1-カルボキシレート(460mg、380.21μmol、収率23.75%)を油状の液体として得た。LCMS (ESI+): 368.1 [M-56+1] +
工程4:ジクロロメタン(10mL)中のtert-ブチル4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2,6-ジフルオロ-フェニル]ピペリジン-1-カルボキシレート(460mg、1.09mmol)の撹拌溶液に塩化水素(1,4-ジオキサン中4M、4.00g、109.71mmol、5mL)を0℃で添加し、反応混合物を室温で12時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮して粗物質を得て、これをジエチルエーテルでトリチュレートし、3-[3,5-ジフルオロ-4-(4-ピペリジル)アニリノ]ピペリジン-2,6-ジオン(100mg、255.53μmol、収率23.52%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 324.1 [M + H] +
工程5:N,N-ジメチルホルムアミド(5mL)中の3-[3,5-ジフルオロ-4-(4-ピペリジル)アニリノ]ピペリジン-2,6-ジオン(300mg、927.82μmol)の撹拌溶液にTEA(470mg、4.64mmol、647.38μL)及びtert-ブチル2-ブロモアセテート(200mg、1.03mmol、150.38μL)を0℃で添加し、反応混合物を室温で12時間撹拌した。反応混合物を氷水(30mL)で希釈し、酢酸エチル(2×50mL)で抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で蒸発させて、tert-ブチル2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2,6-ジフルオロ-フェニル]-1-ピペリジル]アセテート(310mg、666.09μmol、収率71.79%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 438.1 [M + H] +
工程6:ジクロロメタン(10mL)中のtert-ブチル2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2,6-ジフルオロ-フェニル]-1-ピペリジル]アセテート(250mg、571.46μmol)の撹拌溶液に、塩化水素溶液(1,4-ジオキサン中4M、4.00g、109.71mmol、5mL)を0℃で添加し、反応混合物を室温で12時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮して粗物質を得て、これをジエチルエーテルでトリチュレートし、2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2,6-ジフルオロ-フェニル]-1-ピペリジル]酢酸(200mg、459.51μmol、収率80.41%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 382.1 [M + H] +
2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ピペリジル]酢酸の合成:
Figure 2023530030000116
工程1:N,N-ジメチルホルムアミド(15mL)中の1,2-ジフルオロ-4-ニトロ-ベンゼン(1.5g、9.43mmol、1.04mL)及びtert-ブチル2-(4-ピペリジル)アセテート(1.88g、9.43mmol)の撹拌溶液にN,N-ジイソプロピルエチルアミン(6.09g、47.14mmol、8.21mL)を添加し、反応混合物を100℃で12時間加熱した。完了後に反応混合物を氷水に添加した後、固体を得た。固体を濾過し、冷水で洗浄し、減圧下で乾燥させて、tert-ブチル2-[1-(2-フルオロ-4-ニトロ-フェニル)-4-ピペリジル]アセテート(2.7g、5.67mmol、収率60.09%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 339.1 [M+H]+
工程2:水(10mL)及びエタノール(25mL)中のtert-ブチル2-[1-(2-フルオロ-4-ニトロ-フェニル)-4-ピペリジル]アセテート(2.7g、7.98mmol)の撹拌溶液に鉄粉(2.23g、39.90mmol、283.47μL)及び塩化アンモニウム(2.13g、39.90mmol、1.39mL)を窒素雰囲気下にて室温で添加した。次いで、反応物を70℃で5時間撹拌した。完了後に反応混合物を室温まで冷却し、水(50mL)で希釈し、酢酸エチル(3×70mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン溶液(100mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。石油エーテル中40%→50%の酢酸エチルを溶離液として用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって粗化合物を精製して、tert-ブチル2-[1-(4-アミノ-2-フルオロ-フェニル)-4-ピペリジル]アセテート(2.5g、5.27mmol、収率66.04%)を黄色の固体として得た。LCMS (ESI+): 309.1 [M+H]+
工程3:N,N-ジメチルホルムアミド(20mL)中のtert-ブチル2-[1-(4-アミノ-2-フルオロ-フェニル)-4-ピペリジル]アセテート(1.5g、4.86mmol)の撹拌溶液に重炭酸ナトリウム(1.23g、14.59mmol、567.51μL)及び3-ブロモピペリジン-2,6-ジオン(2.1g、10.94mmol)を添加した。反応混合物を70℃で16時間撹拌した。反応混合物を氷水(20mL)で希釈し、酢酸エチル(2×50mL)で抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して粗物質を得て、これを石油エーテル中50%の酢酸エチルで溶出させるシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製し、tert-ブチル2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ピペリジル]アセテート(900mg、2.10mmol、収率43.23%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 420.2 [M+H]+
工程4:ジクロロメタン(10mL)中のtert-ブチル2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ピペリジル]アセテート(950mg、2.26mmol)の撹拌溶液に塩化水素溶液(1,4-ジオキサン中4M、1.60g、43.88mmol、2mL)を0℃で添加し、反応混合物を室温で12時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮して粗物質を得て、これをジエチルエーテルでトリチュレートし、2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ピペリジル]酢酸(800mg、1.56mmol、収率68.91%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 364.2 [M+H]+
1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]ピペリジン-4-カルボン酸の合成:
Figure 2023530030000117
工程1:ジメチルスルホキシド(20mL)中の1,2-ジフルオロ-4-ニトロ-ベンゼン(2g、12.57mmol、1.39mL)、tert-ブチルピペリジン-4-カルボキシレート(2.79g、15.09mmol)の撹拌溶液にN,N-ジイソプロピルエチルアミン(8.12g、62.86mmol、10.95mL)を添加した。反応混合物を120℃に12時間加熱した。完了後に反応混合物を水(20mL)で希釈し、酢酸エチル(2×50mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮して粗物質を得た。石油エーテル中20%→30%の酢酸エチルを用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって粗化合物を精製して、tert-ブチル1-(2-フルオロ-4-ニトロ-フェニル)ピペリジン-4-カルボキシレート(2.7g、8.24mmol、収率65.55%)を茶色の固体として得た。LCMS (ESI+): 325.1 [M+H]+
工程2:メタノール(30mL)中のtert-ブチル1-(2-フルオロ-4-ニトロ-フェニル)ピペリジン-4-カルボキシレート(2.7g、8.32mmol)の撹拌溶液に水酸化パラジウム炭素(20wt%、50%の水、1.17g、8.32mmol)を添加した。反応混合物を水素バルーン(1atm)下にて室温で12時間撹拌した。完了後に反応混合物をセライトに通して濾過し、濾液を真空下で濃縮して、tert-ブチル1-(4-アミノ-2-フルオロ-フェニル)ピペリジン-4-カルボキシレート(2.5g、6.71mmol、収率80.60%)を茶色の液体として得た。LCMS (ESI+): 295.0 [M+H]+
工程3:N,N-ジメチルホルムアミド(20mL)中のtert-ブチル1-(4-アミノ-2-フルオロ-フェニル)ピペリジン-4-カルボキシレート(1g、3.40mmol)、3-ブロモピペリジン-2,6-ジオン(652.29mg、3.40mmol)の撹拌溶液に重炭酸ナトリウム(285.38mg、3.40mmol、132.12μL)を添加した。反応混合物を70℃に12時間加熱した。完了後に反応混合物を水(30mL)で希釈し、酢酸エチル(2×100mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮して粗物質を得た。pet-エーテル中40%→50%の酢酸エチルを用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって粗化合物を精製して、tert-ブチル1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]ピペリジン-4-カルボキシレート(1g、1.68mmol、収率49.37%)を茶色の固体として得た。LCMS (ESI+): 405.9 [M+H]+
工程4:ジクロロメタン(20mL)中のtert-ブチル1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]ピペリジン-4-カルボキシレート(1g、2.47mmol)の撹拌溶液に0℃で塩化水素溶液(1,4-ジオキサン中4M、89.92mg、2.47mmol、112.41μL)を添加した。反応混合物を室温で12時間撹拌した。完了後に反応混合物を真空下で濃縮して、1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]ピペリジン-4-カルボン酸(900mg、2.33mmol、収率94.58%)を無色の固体として得た。LCMS (ESI+): 350.1 [M+H]+
CRBNビルディングブロック2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]酢酸の合成
Figure 2023530030000118
工程1:酢酸エチル(50mL)中のtert-ブチル4-オキソピペリジン-1-カルボキシレート(15g、75.28mmol)の撹拌溶液に酢酸エチル(40.00g、1.10mol、50mL)中の4N HClを5℃で添加した。反応混合物を室温で6時間撹拌した。完了後に反応混合物を減圧下で完全に濃縮し、粗ピペリジン-4-オン(10.5g、69.69mmol、収率92.58%)を茶色の固体として得た。1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 3.39 (t, J = 8.80 Hz, 4H), 2.59 (t, J = 8.40 Hz, 4H)。
工程2:DMSO(50mL)中のピペリジン-4-オン(10.5g、77.44mmol)の溶液に4-ニトロアニリン(11.77g、85.18mmol)及びDIPEA(20.02g、154.88mmol、26.98mL)を添加し、110℃で14時間加熱した。反応混合物を酢酸エチル(500mL)で希釈し、冷水(150mL)で洗浄した。有機層をブライン溶液(150mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して粗物質を得て、これを石油エーテル中40%の酢酸エチルで溶出させるシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製し、1-(4-ニトロフェニル)ピペリジン-4-オン(14.1g、64.03mmol、収率82.68%)を茶色の固体として得た。LCMS (ESI+): 221.1 [M + H]+
工程3:THF(100mL)中の酢酸tert-ブチル(6.33g、54.49mmol、7.33mL)の撹拌溶液に(ジイソプロピルアミノ)リチウム(9.73g、90.82mmol、46mL)を-78℃にて0.5時間で添加した。-78℃で1時間撹拌した後、THF(200mL)中の1-(4-ニトロフェニル)ピペリジン-4-オン(10g、45.41mmol)の溶液を反応混合物に-78℃で0.5時間のうちに添加した。添加後、反応温度を2時間かけて-10℃まで上昇させた。出発物質の消費後に、反応物を飽和塩化アンモニウム溶液(25mL)でクエンチした。反応混合物を酢酸エチル(500mL)で希釈し、冷水(150mL)で洗浄した。有機層をブライン溶液(150mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して粗物質を得て、これを石油エーテル中30%の酢酸エチルで溶出させるシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して、t-ブチル2-[4-ヒドロキシ-1-(4-ニトロフェニル)-4-ピペリジル]アセテート(7g、20.35mmol、収率44.82%)を淡黄色の固体として得た。LCMS (ESI+): 337.2 [M + H]+
工程4:酢酸エチル(70mL)中のtert-ブチル2-[4-ヒドロキシ-1-(4-ニトロフェニル)-4-ピペリジル]アセテート(7g、20.81mmol)の撹拌溶液に10%パラジウム炭素ウェット(3g、28.19mmol)を窒素下にて室温で添加した。反応物をHブラダー(約1atm)下にて室温で16時間撹拌した。16時間後に反応混合物をセライトベッドに通して濾過して、酢酸エチル(100mL)洗浄によって触媒を除去した。濾液を減圧下で濃縮し、tert-ブチル2-[1-(4-アミノフェニル)-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセテート(5.8g、17.87mmol、収率85.86%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 307.20 [M + H]+
工程5:N,N-ジメチルホルムアミド(40mL)中のtert-ブチル2-[1-(4-アミノフェニル)-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセテート(4g、13.05mmol)の撹拌溶液に炭酸水素ナトリウム(3.29g、39.16mmol、1.52mL)を添加し、続いて3-ブロモピペリジン-2,6-ジオン(3.76g、19.58mmol)を室温で添加した。得られた反応混合物を65℃で16時間撹拌した。16時間後に氷冷水(25mL)の添加によって反応物をクエンチした。反応混合物を酢酸エチル(2×100mL)で希釈し、冷水(50mL)で洗浄した。有機層をブライン溶液(100mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して粗物質を得て、これを石油エーテル中80%の酢酸エチルで溶出させるシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して、tert-ブチル2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセテート(3.3g、7.90mmol、収率60.55%)を緑色の固体として得た。LCMS (ESI+): 418.2 [M + H]+
工程6:1,4-ジオキサン(3.3mL)中のtert-ブチル2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセテート(3.3g、7.90mmol)の撹拌溶液に1,4-ジオキサン(2.64g、72.41mmol、3.3mL)中の4.0M塩化水素溶液を0℃で添加した。得られた反応混合物を室温で16時間撹拌した。完了後に反応混合物を減圧下で完全に濃縮して、2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]酢酸(3.3g、7.53mmol、収率95.28%)を淡青色の固体として得た。LCMS (ESI+): 362.2 [M + H]+
2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]酢酸の合成:
Figure 2023530030000119
工程1:乾燥THF(200mL)中の酢酸メチル(4.46g、60.23mmol、4.78mL)の撹拌溶液にリチウムジイソプロピルアミド(10.75g、100.38mmol、50.19mL)を窒素雰囲気下にて-78℃で滴加した。反応混合物を-78℃で30分間撹拌した後、THF(50mL)中のtert-ブチル4-オキソピペリジン-1-カルボキシレート(10g、50.19mmol)の溶液を-78℃で滴加し、反応混合物を室温で2時間撹拌した。完了後に反応混合物を飽和塩化アンモニウム溶液(250mL)によって0℃でクエンチし、酢酸エチル(3×200mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。溶離液として石油エーテル中40%→50%の酢酸エチルを用いるカラムクロマトグラフィー(60~120シリカゲル)によって粗化合物を精製して、tert-ブチル4-ヒドロキシ-4-(2-メトキシ-2-オキソ-エチル)ピペリジン-1-カルボキシレート(5.6g、16.75mmol、収率33.37%)を黄色の液体として得た。LCMS (ESI+): 174.1 [M-100+H]+
工程2:ジクロロメタン(70mL)中のtert-ブチル4-ヒドロキシ-4-(2-メトキシ-2-オキソ-エチル)ピペリジン-1-カルボキシレート(5.5g、20.12mmol)の撹拌溶液に塩化水素溶液(1,4-ジオキサン中4M、1.10mol、50mL)を5℃で添加した。反応混合物を室温で12時間撹拌した。完了後に反応混合物を減圧下で濃縮して、粗メチル2-(4-ヒドロキシ-4-ピペリジル)アセテート(5.5g、26.23mmol)を薄黄色のゴム状の液体として得た。LCMS (ESI+): 174.1 [M + H] +
工程3:DMSO(70mL)中のメチル2-(4-ヒドロキシ-4-ピペリジル)アセテート(5.5g、31.75mmol)を封管に取り、N-エチル-N-イソプロピル-プロパン-2-アミン(14.36g、111.14mmol、19.36mL)及び1,2-ジフルオロ-4-ニトロ-ベンゼン(6.06g、38.10mmol、4.21mL)を室温で添加した。反応混合物を100℃で12時間撹拌した。完了後に反応混合物を水(70mL)で希釈し、酢酸エチル(3×100mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して粗物質を得た。所望の生成物を、溶離液として石油エーテル中40%→50%の酢酸エチルを用いるカラムクロマトグラフィー(60~120シリカゲル)によって精製して、メチル2-[1-(2-フルオロ-4-ニトロ-フェニル)-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセテート(2.7g、7.95mmol、収率25.04%)を黄色のゴム状の液体として得た。LCMS (ESI+): 313.1 [M + H] +
工程4:エタノール(200mL)及び水(36mL)中のメチル2-[1-(2-フルオロ-4-ニトロ-フェニル)-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセテート(6.1g、19.53mmol)の撹拌溶液に鉄粉(5.45g、97.66mmol)及び塩化アンモニウム(3.13g、58.60mmol)を室温で添加した。反応混合物を75℃で5時間撹拌した。完了後に反応混合物をセライトパッドに通して濾過し、減圧下で濃縮し、水(50mL)で希釈し、酢酸エチル(3×70mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、粗メチル2-[1-(4-アミノ-2-フルオロ-フェニル)-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセテート(5.5g、19.48mmol、収率99.74%)を薄茶色の液体として得た。1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 6.75-6.80 (m, 1H), 6.27-6.34 (m, 2H), 4.93 (s, 2H), 4.53 (s, 1H), 3.59 (s, 3H), 2.77-2.89 (m, 4H), 2.50 (s, 2H), 1.75-1.78 (m, 4H)。
工程5:メチル2-[1-(4-アミノ-2-フルオロ-フェニル)-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセテート(5.5g、19.48mmol)を封管に取り、N,N-ジメチルホルムアミド(70mL)に溶解し、重炭酸ナトリウム(4.91g、58.45mmol、2.27mL)及び3-ブロモピペリジン-2,6-ジオン(6.24g、48.71mmol)を室温で添加した。反応混合物を75℃で16時間撹拌した。完了後に反応混合物をセライトパッドに通して濾過し、減圧下で濃縮し、水(100mL)で希釈し、酢酸エチル(3×150mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して粗物質を得た。所望の生成物を、溶離液として石油エーテル中80%→90%の酢酸エチルを用いてカラムクロマトグラフィー(60~120シリカゲル)によって精製して、生成物を得た。生成物をジエチルエーテル及び酢酸エチルで順次洗浄して、メチル2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセテート(3.8g、8.82mmol、収率45.27%)を薄緑色の固体として得た。LCMS (ESI+): 394.0 [M + H] +
工程6:THF(20mL)中のメチル2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセテート(3.8g、9.66mmol)の撹拌溶液に6N HCl水溶液(1.14mmol、80mL)を5℃で添加した。反応混合物を室温で16時間撹拌した。完了後に反応混合物を減圧下で濃縮し、粗物質を得た。粗物質をジエチルエーテル及びアセトニトリルで順次洗浄して、2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]酢酸(4g、8.42mmol、収率87.16%)を黄色の固体として得た。LCMS (ESI+): 380.1 [M + H] +
(S)-2-(1-(4-((2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)アミノ)-2-フルオロフェニル)-4-ヒドロキシピペリジン-4-イル)酢酸塩酸塩及び(R)-2-(1-(4-((2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)アミノ)-2-フルオロフェニル)-4-ヒドロキシピペリジン-4-イル)酢酸塩酸塩(任意に割り当てられた)の合成
Figure 2023530030000120
ラセミ体tert-ブチル2-(1-(4-((2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)アミノ)-2-フルオロフェニル)-4-ヒドロキシピペリジン-4-イル)アセテートを上述のメチル2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセテートと同様に、1-ベンジル-4-ピペリドン(CAS:3612-20-2)及び酢酸tert-ブチル(CAS:540-88-5)を出発物質として用いて合成した。収率:5工程で40%。LCMS (ESI+): 436.2 [M+H]+
工程1:キラル分離
ラセミ体tert-ブチル2-(1-(4-((2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)アミノ)-2-フルオロフェニル)-4-ヒドロキシピペリジン-4-イル)アセテート(5.3g、12.1mmol)を2-プロパノール(110mL)及びジクロロメタン(30mL)の混合溶液に溶解した。ラセミ溶液(2.5mL/注入)を、CO中の50%2-プロパノール(流量:70mL/分)で溶出させるChiralPak AD-Hカラム(21×250mm)を用いた分取キラルSFCによって分離した。分離により、2.47gの先に溶出するエナンチオマー(99%e.e.超)及び2.56gの後に溶出するエナンチオマー(97.5%e.e.)を薄緑色がかった固体として得た。先に溶出するエナンチオマー:1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 7.93 (s, 1H), 6.87 (d, J = 10.0 Hz, 1H), 6.40 - 6.30 (m, 2H), 4.55 - 4.50 (m, 1H), 3.93 (d, J = 12.2 Hz, 1H), 3.69 (s, 1H), 3.01 - 2.95 (m, 4H), 2.81 (dt, J = 18.1, 3.8 Hz, 1H), 2.68 (ddd, J = 18.2, 13.3, 5.1 Hz, 1H), 2.46 (dtd, J = 13.1, 4.9, 2.7 Hz, 1H), 2.39 - 2.34 (m, 2H), 1.83 (qd, J = 13.3, 4.7 Hz, 1H), 1.75 - 1.70 (m, 4H), 1.41 (s, 9H)。LCMS (ESI+): 436.265 [M+H]+。後に溶出するエナンチオマー: 1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 7.96 (s, 1H), 6.86 (s, 1H), 6.40 - 6.30 (m, 2H), 4.55 - 4.50 (m, 1H), 3.93 (d, J = 12.1 Hz, 1H), 3.70 (s, 1H), 3.01 - 2.95 (s, 4H), 2.85 - 2.75 (m, 1H), 2.68 (ddd, J = 18.1, 13.3, 5.1 Hz, 1H), 2.54 - 2.40 (m, 1H), 2.37 (s, 2H), 1.91 - 1.76 (m, 1H), 1.75 - 1.70 (m, 4H), 1.41 (s, 9H)。LCMS (ESI+): 436.3 [M+H]+
工程2:分離したエナンチオマーであるtert-ブチル2-[1-[4-[[(3S)-2,6-ジオキソ-3-ピペリジル]アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセテート(2.40g、5.51mmol)をジクロロメタン(40mL)に溶解した。基質溶液を1,4-ジオキサン(4M、21.53mL)中の4M塩化水素の撹拌溶液に常温で少量ずつ添加した。ゲル状混合物を常温で撹拌した。20時間後にゲル状物質を真空で濃縮し、更にトルエン(80mL)と共沸させて、2.23g(収率97%)の所望の生成物である(S)-2-(1-(4-((2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)アミノ)-2-フルオロフェニル)-4-ヒドロキシピペリジン-4-イル)酢酸塩酸塩(任意に割り当てられた)を薄緑色がかった(ほぼオフホワイト色の)固体として得た。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.40 (t, J = 8.9 Hz, 1H), 6.62 (dd, J = 14.9, 2.6 Hz, 1H), 6.61 - 6.53 (m, 1H), 4.31 (dd, J = 12.1, 5.0 Hz, 1H), 3.88 (td, J = 12.8, 2.9 Hz, 2H), 3.50 - 3.40 (m, 2H), 2.73 (ddd, J = 17.9, 12.5, 5.4 Hz, 1H), 2.63 (ddd, J = 17.9, 5.0, 3.2 Hz, 1H), 2.51 (s, 2H), 2.24 - 2.12 (m, 3H), 2.05 - 1.97 (m, 2H), 1.90 (qd, J = 12.6, 4.9 Hz, 1H)。LCMS (ESI+): 380.2 [M+H]+
工程3:分離したエナンチオマーであるtert-ブチル2-[1-[4-[[(3R)-2,6-ジオキソ-3-ピペリジル]アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセテート(2.50g、5.74mmol)をジクロロメタン(40mL)に溶解した。基質溶液を1,4-ジオキサン(4M、21.53mL)中の4M塩化水素の撹拌溶液に室温で少量ずつ添加した。ゲル状混合物を室温で撹拌した。20時間後にゲル状物質を真空で濃縮し、更にトルエン(80mL)と共沸させて、2.23g(収率94%)の所望の生成物である(R)-2-(1-(4-((2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)アミノ)-2-フルオロフェニル)-4-ヒドロキシピペリジン-4-イル)酢酸塩酸塩(任意に割り当てられた)を薄緑色がかった(ほぼオフホワイト色の)固体として得た。1H NMR (400 MHz, メタノール-d4) δ 7.39 (t, J = 8.9 Hz, 1H), 6.62 (dd, J = 14.9, 2.6 Hz, 1H), 6.61 - 6.53 (m, 1H), 4.31 (dd, J = 12.1, 5.0 Hz, 1H), 3.88 (td, J = 12.8, 2.9 Hz, 2H), 3.50 - 3.41 (m, 2H), 2.73 (ddd, J = 17.9, 12.5, 5.4 Hz, 1H), 2.63 (ddd, J = 17.9, 5.0, 3.2 Hz, 1H), 2.51 (s, 2H), 2.24 - 2.16 (m, 1H), 2.21 - 2.12 (m, 2H), 2.05 - 1.77 (m, 3H)。LCMS (ESI+): 380.1 [M+H]+
2-[1-[5-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-ピリジル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]酢酸の合成:
Figure 2023530030000121
工程1:封管内のDMSO(10mL)中のメチル2-(4-ヒドロキシ-4-ピペリジル)アセテート(2.5g、11.92mmol)及び2-フルオロ-5-ニトロ-ピリジン(1.78g、12.52mmol)の撹拌溶液にN-エチル-N-イソプロピル-プロパン-2-アミン(7.71g、59.62mmol、10.38mL)を添加し、80℃で16時間加熱した。完了後に反応混合物を水(100mL)で希釈し、酢酸エチル(3×50mL)で抽出した。合わせた有機相をブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮し、粗残渣を得て、これを1:1の酢酸エチル:石油エーテルを用いるフラッシュシリカゲル(60メッシュ~120メッシュ)カラムクロマトグラフィーによって精製して、メチル2-[4-ヒドロキシ-1-(5-ニトロ-2-ピリジル)-4-ピペリジル]アセテート(3.3g、10.28mmol、収率86.20%)を黄色の茶色の固体として得た。LCMS (ESI+): 296.0 [M+H]+
工程2:酢酸エチル(100mL)中のメチル2-[4-ヒドロキシ-1-(5-ニトロ-2-ピリジル)-4-ピペリジル]アセテート(3.0g、10.16mmol)の撹拌溶液を窒素で脱ガスし、水酸化パラジウム炭素(20wt%、50%水、713.37mg、5.08mmol)をゆっくりと添加した。反応混合物を、水素ブラダーを用いて水素雰囲気下にて室温で6時間撹拌した。完了後に反応混合物を窒素で数分間パージし、セライトのパッドに通して濾過し、酢酸エチル(50mL)で洗浄した。濾液を減圧下で濃縮し、メチル2-[1-(5-アミノ-2-ピリジル)-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセテート(2.9g、8.39mmol、収率82.63%)を暗褐色の濃厚なシロップとして得た。LCMS (ESI+): 266 [M+H]+
工程3:N,N-ジメチルホルムアミド(20mL)中のメチル2-[1-(5-アミノ-2-ピリジル)-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセテート(2.9g、10.93mmol)及び3-ブロモピペリジン-2,6-ジオン(3.15g、16.40mmol)の溶液に重炭酸ナトリウム(2.30g、27.33mmol)を添加し、70℃で16時間加熱した。完了後に過剰な溶媒を減圧下で留去し、得られた粗生成物を溶離液として水及びアセトニトリル中の0.1%HCOHを用いる逆相カラム(120g)によって精製して、メチル2-[1-[5-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-ピリジル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセテート(3.5g、5.91mmol、収率54.04%)を茶紫色の(brown purple)固体として得た。LCMS (ESI+): 377.2 [M+H]+
工程4:テトラヒドロフラン(10.0mL)中のメチル2-[1-[5-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-ピリジル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセテート(3.2g、8.50mmol)の懸濁液に水(8.50mmol、10.0mL)中の8N HClを0℃で添加した。反応混合物を室温まで温め、24時間撹拌した。完了後に反応混合物を減圧下で濃縮し、得られた粗生成物をジエチルエーテル(3×20mL)で洗浄し、乾燥させ、2-[1-[5-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-ピリジル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]酢酸(3.0g、収率89%)を薄茶色の固体として得た。LCMS (ESI+): 363.2 [M+H]+
2-[1-[5-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-3-フルオロ-2-ピリジル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]酢酸の合成:
Figure 2023530030000122
工程1:THF(150mL)中の酢酸tert-ブチル(11.95g、102.89mmol、13.85mL)の撹拌溶液にリチウムジイソプロピルアミド(18.37g、171.48mmol)を-78℃で添加し、反応を同じ温度で1時間続けた。これに対し、THF(150mL)中のベンジル4-オキソピペリジン-1-カルボキシレート(20g、85.74mmol、17.09mL)の溶液を反応混合物に-78℃で添加し、反応温度を2時間かけて-10℃まで上昇させた。完了後に反応混合物を飽和塩化アンモニウム水溶液(250mL)でクエンチし、酢酸エチル(2×250mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン溶液(1×250mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。粗化合物を溶離液として60~120シリカゲル及び石油エーテル中の酢酸エチルを用いたカラムクロマトグラフィーによって精製した。生成物を石油エーテル中20%→25%の酢酸エチルで溶出させた。純粋な画分を得た後、減圧下で濃縮して、表題化合物であるベンジル4-(2-tert-ブトキシ-2-オキソ-エチル)-4-ヒドロキシ-ピペリジン-1-カルボキシレート(24g、68.61mmol、収率80.02%)を淡黄色の油として得た。LCMS (ESI+): 292.0 [M-56-H]+
工程2:酢酸エチル(250mL)中のベンジル4-(2-tert-ブトキシ-2-オキソ-エチル)-4-ヒドロキシ-ピペリジン-1-カルボキシレート(24g、68.69mmol)の撹拌溶液に10%パラジウム炭素(7.2g、67.66mmol)を窒素下にて室温で添加した。反応物をHブラダー(約1atm)下にて室温で16時間撹拌した。完了後に反応混合物をセライトベッドに通して濾過し、酢酸エチル(250mL)で洗浄した。透明な濾液を減圧下で濃縮して、tert-ブチル2-(4-ヒドロキシ-4-ピペリジル)アセテート(12.4g、47.46mmol、収率69.10%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 216.1 [M+H]+
工程3:N,N-ジメチルホルムアミド(25mL)中のtert-ブチル2-(4-ヒドロキシ-4-ピペリジル)アセテート(6.40g、29.74mmol)の撹拌溶液にN-エチル-N-イソプロピル-プロパン-2-アミン(10.98g、84.97mmol、14.80mL)及び2-クロロ-3-フルオロ-5-ニトロ-ピリジン(5g、28.32mmol)を室温で添加した。次いで、反応混合物の温度を60℃に加熱し、同じ温度で16時間維持した。完了後に反応混合物を水(250mL)で希釈し、酢酸エチル(2×250mL)によって抽出した。合わせた有機層をブライン溶液(250mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過後に減圧下で濃縮して粗物質を得た。粗化合物を石油エーテル中18%→20%の酢酸エチルで溶出させる60~120シリカゲルを用いるカラムクロマトグラフィーによって精製して、tert-ブチル2-[1-(3-フルオロ-5-ニトロ-2-ピリジル)-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセテート(9.6g、26.34mmol、収率93.00%)を黄色の固体として得た。LCMS (ESI+): 300.0 [M-56+H]+
工程4:酢酸エチル(200mL)中のtert-ブチル2-[1-(3-フルオロ-5-ニトロ-2-ピリジル)-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセテート(10.5g、29.55mmol)の撹拌溶液に10%パラジウム炭素(2.10g、19.74mmol)を窒素下にて室温で添加した。反応物をHブラダー(約1atm)下にて室温で5時間撹拌した。完了後に反応混合物をセライトベッドに通して濾過し、酢酸エチル(200mL)で洗浄し、減圧下で濃縮して、tert-ブチル2-[1-(5-アミノ-3-フルオロ-2-ピリジル)-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセテート(8g、24.32mmol、収率82.30%)を淡褐色の固体として得た。LCMS (ESI+): 268.0 [M-56-H]+
工程5:N,N-ジメチルホルムアミド(80mL)中のtert-ブチル2-[1-(5-アミノ-3-フルオロ-2-ピリジル)-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセテート(8g、24.59mmol)の撹拌溶液に炭酸水素ナトリウム(6.20g、73.76mmol、2.87mL)及び3-ブロモピペリジン-2,6-ジオン(9.44g、49.17mmol)を室温で添加した。反応物を70℃で16時間撹拌した。完了後に反応混合物を水(500mL)で希釈し、酢酸エチル(2×500mL)によって抽出した。合わせた有機層をブライン溶液(500mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。粗化合物を石油エーテル中80%→95%の酢酸エチルで溶出させる60~120シリカゲルを用いるカラムクロマトグラフィーによって精製して、tert-ブチル2-[1-[5-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-3-フルオロ-2-ピリジル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセテート(9.0g、16.97mmol、収率69.02%)を淡青色の固体として得た。LCMS (ESI+): 437.0 [M+H]+
工程6:1,4-ジオキサン(10mL)中のtert-ブチル2-[1-[5-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-3-フルオロ-2-ピリジル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセテート(9g、20.62mmol)の撹拌溶液に塩化水素溶液(1,4-ジオキサン中4M、1.97mol、90mL)を室温で添加した。反応物を室温で16時間撹拌した。完了後に反応混合物を減圧下で濃縮して粗物質を得た。粗化合物をジエチルエーテル(100mL)でトリチュレートして、2-[1-[5-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-3-フルオロ-2-ピリジル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]酢酸(8.0g、19.19mmol、収率93.08%)を淡青色の固体として得た。LCMS (ESI+): 381.0 [M+H]+
2-[1-[2-クロロ-4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]酢酸の合成:
Figure 2023530030000123
工程1:THF(100mL)中の酢酸メチル(6.69g、90.34mmol、7.17mL)の十分に撹拌した溶液が入った500mL三つ口丸底フラスコに(ジイソプロピルアミノ)リチウム(16.13g、150.57mmol)を窒素雰囲気下にて-78℃で添加し、得られた混合物を1時間撹拌した。これにTHF(100mL)中のtert-ブチル4-オキソピペリジン-1-カルボキシレート(15g、75.28mmol)を-78℃で滴加し、室温で2時間撹拌した。完了後に反応混合物を飽和塩化アンモニウム溶液(100mL)でクエンチし、水相を酢酸エチル(3×100mL)で抽出した。合わせた有機相をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。粗残渣を3:7の酢酸エチル:石油エーテルを用いるフラッシュシリカゲル(230メッシュ~400メッシュ)カラムによって精製して、tert-ブチル4-ヒドロキシ-4-(2-メトキシ-2-オキソ-エチル)ピペリジン-1-カルボキシレート(15.2g、53.94mmol、収率71.65%)を黄色のゴム状の液体として得た。LCMS (ESI+): 174 [M + H-100] +
工程2:1,4-ジオキサン(10mL)中のtert-ブチル4-ヒドロキシ-4-(2-メトキシ-2-オキソ-エチル)ピペリジン-1-カルボキシレート(4.0g、14.63mmol)の溶液に塩化水素(1,4-ジオキサン中4M、2.67g、73.17mmol、3.33mL)を0℃で添加し、室温で4時間撹拌した。完了後に溶媒を減圧下で除去し、得られた生成物をジエチルエーテル(3×30mL)でトリチュレートして、メチル2-(4-ヒドロキシ-4-ピペリジル)アセテート(3.0g、14.25mmol、収率97.38%)を得た。LCMS (ESI+): 174.1 [M + H] +
工程3:DMSO中のメチル2-(4-ヒドロキシ-4-ピペリジル)アセテート(2.45g、14.14mmol)及び2-クロロ-1-フルオロ-4-ニトロ-ベンゼン(2.73g、15.56mmol)の溶液にN,N-ジイソプロピルエチルアミン(9.14g、70.72mmol、12.32mL)を添加し、110℃で16時間撹拌した。完了後に反応混合物を水(50mL)で希釈し、酢酸エチル(3×60mL)で抽出した。合わせた有機相をブライン溶液(30mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して粗残渣を得て、これを4:6の酢酸エチル/石油エーテルを用いるフラッシュシリカゲル(230メッシュ~400メッシュ)カラムによって精製して、メチル2-[1-(2-クロロ-4-ニトロ-フェニル)-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセテート(3.2g、9.67mmol、収率68.33%)を黄色の固体として得た。LCMS (ESI+): 329.0 [M+H]+
工程4:エタノール(20mL)及び水(8mL)中のメチル2-[1-(2-クロロ-4-ニトロ-フェニル)-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセテート(2.8g、8.52mmol)の撹拌溶液に鉄粉(2.38g、42.59mmol)及び塩化アンモニウム(2.28g、42.59mmol)を添加し、70℃~80℃で6時間加熱した。完了後に反応混合物をセライトのパッドに通して濾過し、酢酸エチル(100mL)で洗浄した。合わせた有機層を減圧下で濃縮した。粗生成物を酢酸エチル(100mL)で希釈し、水(50mL)、続いてブラインで洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィー(60メッシュ~120メッシュ)によって50%酢酸エチル/石油エーテルで溶出させることで精製して、メチル2-[1-(4-アミノ-2-クロロ-フェニル)-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセテート(1.7g、5.54mmol、収率65.07%)を黄色の半固体として得た。LCMS (ESI+): 298.9 [M+H]+
工程5:N,N-ジメチルホルムアミド(20mL)中のメチル2-[1-(4-アミノ-2-クロロ-フェニル)-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセテート(1.7g、5.69mmol)及び3-ブロモピペリジン-2,6-ジオン(1.64g、8.54mmol)の溶液に重炭酸ナトリウム(1.20g、14.23mmol)を添加し、70℃で16時間加熱した。完了後に過剰な溶媒を留去した。水及びアセトニトリル中の0.1%ギ酸を用いる120gのC-18逆相カラムによって粗生成物を精製して、メチル2-[1-[2-クロロ-4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセテート(2.1g、3.45mmol、収率60.72%)を暗紫色の固体として得た。LCMS (ESI+): 410 [M+H]+
工程6:THF(10mL)中のメチル2-[1-[2-クロロ-4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセテート(2.1g、5.12mmol)の溶液にHCl水溶液(6N、219.41mmol、10mL)をゆっくりと添加し、室温で48時間撹拌した。完了後に過剰な溶媒を留去し、得られた粗物質をトルエン(2×50mL)と共蒸留した。得られた半固体をジエチルエーテルでトリチュレートし、真空下で乾燥させて、粗2-[1-[2-クロロ-4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]酢酸(1.1g、1.53mmol、収率29.80%)を薄茶色の固体として得た。LCMS (ESI+): 396.0 [M+H]+
2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-3-ヒドロキシ-ピロリジン-3-イル]酢酸の合成:
Figure 2023530030000124
工程1:THF(100mL)中の酢酸メチル(4.80g、64.79mmol、5.14mL)の撹拌溶液にTHF(8.68g、80.98mmol、50mL)中の2.0Mリチウムジイソプロピルアミド溶液を窒素下にて-78℃で添加した。反応混合物を同じ温度で1時間撹拌し、THF(100mL)中のtert-ブチル3-オキソピロリジン-1-カルボキシレート(10g、53.99mmol)の溶液を-78℃で添加した。反応混合物を同じ温度で2時間撹拌した。完了後に反応混合物を飽和塩化アンモニウム溶液(250mL)でクエンチし、酢酸エチル(2×200mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。溶離液として石油エーテル中30%→35%の酢酸エチルを用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって粗化合物を精製して、tert-ブチル3-ヒドロキシ-3-(2-メトキシ-2-オキソ-エチル)ピロリジン-1-カルボキシレート(10.20g、36.19mmol、収率67.03%)を淡黄色の油として得た。LCMS (ESI+): 160.1 [M-100+H]+
工程2:DCM(50mL)中のtert-ブチル3-ヒドロキシ-3-(2-メトキシ-2-オキソ-エチル)ピロリジン-1-カルボキシレート(10.20g、39.34mmol)の撹拌溶液に1,4-ジオキサン(16.00g、438.83mmol、20.0mL)中の4.0M塩化水素溶液を窒素下にて0℃~5℃で添加した。反応混合物を室温で6時間撹拌した。完了後に反応混合物を減圧下で濃縮し、ジエチルエーテル(2×100mL)で洗浄し、メチル2-(3-ヒドロキシピロリジン-3-イル)アセテート(7.1g、35.93mmol、収率91.33%)を薄茶色がかったゴム状の液体として得て、これを更に精製することなく繰り越した。LCMS (ESI+): 160.1 [M + H] +
工程3:DMF(70mL)中のメチル2-(3-ヒドロキシピロリジン-3-イル)アセテート(7.10g、36.29mmol、HCl塩)の溶液を封管に取り、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(23.74g、183.72mmol、32.0mL)及び1,2-ジフルオロ-4-ニトロ-ベンゼン(3、6.50g、40.86mmol、4.51mL)を室温で添加した。反応混合物を110℃に12時間加熱した。完了後に水(100mL)を反応混合物に添加し、酢酸エチル(2×200mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮し、メチル2-[1-(2-フルオロ-4-ニトロ-フェニル)-3-ヒドロキシ-ピロリジン-3-イル]アセテート(11.0g、19.18mmol、収率52.84%)を薄茶色がかったゴム状の液体として得て、これを更に精製することなく繰り越した。LCMS (ESI+): 299.1 [M + H]+
工程4:エタノール(80mL)及び水(30mL)の混合物中のメチル2-[1-(2-フルオロ-4-ニトロ-フェニル)-3-ヒドロキシ-ピロリジン-3-イル]アセテート(11g、36.88mmol)の撹拌溶液に鉄粉(11g、196.97mmol、1.40mL)、塩化アンモニウム(4.0g、74.78mmol)を室温で添加した。反応混合物を85℃に3時間加熱した。完了後に反応混合物をセライトに通して濾過し、濾液を酢酸エチル(2×300mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮し、メチル2-[1-(4-アミノ-2-フルオロ-フェニル)-3-ヒドロキシ-ピロリジン-3-イル]アセテート(8g、24.45mmol、収率66.30%)を茶色がかったゴム状の液体として得て、これを更に精製することなく繰り越した。LCMS (ESI+): 269.0 [M + H] +
工程5:DMF(50mL)中のメチル2-[1-(4-アミノ-2-フルオロ-フェニル)-3-ヒドロキシ-ピロリジン-3-イル]アセテート(4g、14.91mmol)の溶液を封管に取り、重炭酸ナトリウム(3.80g、45.23mmol、1.76mL)及び3-ブロモピペリジン-2,6-ジオン(7.20g、37.50mmol)を室温で添加した。反応混合物を70℃に12時間加熱した。完了後に水(100mL)を反応混合物に添加し、酢酸エチル(2×200mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。溶離液として石油エーテル中90%の酢酸エチルを用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって粗化合物を精製して、メチル2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-3-ヒドロキシ-ピロリジン-3-イル]アセテート(3.0g、7.43mmol、収率49.85%)を薄緑色の固体として得た。LCMS (ESI+): 380.0 [M + H] +
工程6:THF(10mL)中のメチル2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-3-ヒドロキシ-ピロリジン-3-イル]アセテート(2.0g、5.27mmol)の撹拌溶液に水(5.27mmol、20mL)中の6.0M塩化水素溶液を0℃~5℃で添加した。反応混合物を室温で12時間撹拌した。完了後に反応混合物を減圧下で濃縮し、ジエチルエーテル(2×50mL)で洗浄し、2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-3-ヒドロキシ-ピロリジン-3-イル]酢酸(2.1g、3.76mmol、収率71.38%)を暗灰色の固体として得て、これを更に精製することなく繰り越した。LCMS (ESI+): 365.9 [M + H] +
2-[4-[4-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-3-オキソ-ピペラジン-1-イル]-1-ピペリジル]酢酸の合成:
Figure 2023530030000125
工程1:ジクロロメタン(10mL)中のtert-ブチル4-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-3-オキソ-ピペラジン-1-カルボキシレート(500mg、1.61mmol)の撹拌溶液に塩化水素(1,4-ジオキサン中4M、2.00g、54.85mmol、2.5mL)を窒素下にて0℃~5℃で添加した。反応混合物を室温で3時間撹拌した。完了後に反応混合物を減圧下で濃縮し、3-(2-オキソピペラジン-1-イル)ピペリジン-2,6-ジオン(395mg、1.59mmol、収率99.01%)を灰色の固体として得て、これを更に精製することなく繰り越した。LCMS (ESI+): 212.1 [M + H] +
工程2:メタノール(5mL)中の3-(2-オキソピペラジン-1-イル)ピペリジン-2,6-ジオン(280mg、1.33mmol)の撹拌溶液にtert-ブチル4-オキソピペリジン-1-カルボキシレート(374.96mg、1.59mmol)を室温で添加し、続いて酢酸(79.61mg、1.33mmol、75.82μL)及びMP-シアノ水素化ホウ素(280mg、1.33mmol)を同じ温度で添加した。反応混合物を70℃に5時間加熱した。完了後に反応混合物を濾過し、減圧下で濃縮した。粗化合物をジエチルエーテルで洗浄し、tert-ブチル4-[4-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-3-オキソ-ピペラジン-1-イル]ピペリジン-1-カルボキシレート(200mg、448.20μmol、収率33.81%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 339.3 [M-56 + H]+
工程3:ジクロロメタン(5mL)中のtert-ブチル4-[4-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-3-オキソ-ピペラジン-1-イル]ピペリジン-1-カルボキシレート(200mg、507.02μmol)の撹拌溶液に塩化水素(1,4-ジオキサン中4M、1.60g、43.88mmol、2mL)を窒素下にて0℃~5℃で添加した。反応混合物を室温で1時間撹拌した。完了後に反応混合物を減圧下で濃縮し、3-[2-オキソ-4-(4-ピペリジル)ピペラジン-1-イル]ピペリジン-2,6-ジオン(175mg、506.26μmol、収率99.85%)を淡黄色の固体として得て、これを更に精製することなく繰り越した。LCMS (ESI+): 295.2 [M + H] +
工程4:N,N-ジメチルホルムアミド(5mL)中の3-[2-オキソ-4-(4-ピペリジル)ピペラジン-1-イル]ピペリジン-2,6-ジオン(180mg、544.12μmol)の溶液を多口丸底フラスコに取り、トリエチルアミン(275.30mg、2.72mmol、379.20μL)を窒素下にて室温で添加し、続いてtert-ブチル2-ブロモアセテート(116.75mg、598.53μmol、87.78μL)を同じ温度で添加した。反応混合物を室温で16時間撹拌した。完了後に反応混合物を減圧下で濃縮した。粗化合物をジエチルエーテルで洗浄して、tert-ブチル2-[4-[4-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-3-オキソ-ピペラジン-1-イル]-1-ピペリジル]アセテート(250mg、502.46μmol、収率92.34%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 353.3 [M -56 + H]+
工程5:ジクロロメタン(10mL)中のtert-ブチル2-[4-[4-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-3-オキソ-ピペラジン-1-イル]-1-ピペリジル]アセテート(250mg、612.01μmol)の撹拌溶液に塩化水素溶液(1,4-ジオキサン中4M、223.14mg、6.12mmol、278.93μL)を窒素下にて0℃~5℃で添加した。反応混合物を室温で16時間撹拌した。完了後に反応混合物を減圧下で濃縮し、ジエチルエーテルで洗浄して、2-[4-[4-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-3-オキソ-ピペラジン-1-イル]-1-ピペリジル]酢酸(200mg、354.90μmol、収率57.99%)を淡灰色の固体として得た。LCMS (ESI+): 353.1 [M + H] +
2-(4-(4-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-3-オキソピペラジン-1-イル)-3,3-ジフルオロピペリジン-1-イル)酢酸の合成:
Figure 2023530030000126
工程1:ジクロロメタン(30mL)中のピペラジン-2-オン(3g、29.96mmol)の撹拌溶液にトリエチルアミン(9.10g、89.89mmol、12.53mL)、二炭酸ジ-tert-ブチル(44.95mmol)を0℃で添加した。反応混合物を室温で12時間撹拌した。完了後に反応混合物を水(30mL)で希釈し、酢酸エチル(2×100mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮して、粗tert-ブチル3-オキソピペラジン-1-カルボキシレート(5g、24.97mmol、収率83.33%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 145.1 [M+H-56]+
工程2:1,4-ジオキサン(100mL)中のtert-ブチル3-オキソピペラジン-1-カルボキシレート(2.5g、12.49mmol)、2,6-ジベンジルオキシ-3-ヨード-ピリジン(5.21g、12.49mmol)の溶液を封管に取り、炭酸セシウム(12.20g、37.46mmol)を室温で添加した。反応混合物を20分間脱ガスし、L-プロリン(718.72mg、6.24mmol、528.47μL)及びヨウ化銅(I)(1.19g、6.24mmol、211.55μL)を添加した。反応混合物を120℃に16時間加熱した。完了後に反応混合物を水(50mL)で希釈し、酢酸エチル(2×100mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮した。粗化合物をpet-エーテル中40%→50%の酢酸エチルで溶出させるシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して、tert-ブチル4-(2,6-ジベンジルオキシ-3-ピリジル)-3-オキソ-ピペラジン-1-カルボキシレート(2.5g、5.06mmol、収率40.49%)を茶色の固体として得た。LCMS (ESI-): 488.2 [M-H]-
工程3:1,4-ジオキサン(20mL)中のtert-ブチル4-(2,6-ジベンジルオキシ-3-ピリジル)-3-オキソ-ピペラジン-1-カルボキシレート(2.5g、5.11mmol)の撹拌溶液に0℃で酢酸エチル(232.74μL、5.11mmol)中の1M塩化水素溶液を添加した。反応混合物を室温で2時間撹拌した。反応混合物を窒素雰囲気下で濃縮して、粗1-(2,6-ジベンジルオキシ-3-ピリジル)ピペラジン-2-オン(2.2g、4.96mmol、収率97.11%)を茶色の固体として得た。LCMS (ESI+): 390.1 [M+H]+
工程4:トルエン(20mL)、アセトニトリル(2mL)中の1-(2,6-ジベンジルオキシ-3-ピリジル)ピペラジン-2-オン(2.5g、6.42mmol)、tert-ブチル3,3-ジフルオロ-4-オキソ-ピペリジン-1-カルボキシレート(2.27g、9.63mmol)の撹拌溶液に無水酢酸ナトリウム(526.61mg、6.42mmol、344.19μL)、酢酸(385.50mg、6.42mmol、367.14μL)を添加した。反応混合物を125℃に2時間加熱した。完了後に反応混合物を水(20mL)で希釈し、酢酸エチル(2×50mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮して、粗tert-ブチル(4E)-4-[4-(2,6-ジベンジルオキシ-3-ピリジル)-3-オキソ-ピペラジン-1-イウム-1-イリデン]-3,3-ジフルオロ-ピペリジン-1-カルボキシレート(4g、4.15mmol、収率64.60%)を茶色の液体として得た。LCMS (ESI+): 608.3 [M+H]+
工程5:メタノール(20mL)中のtert-ブチル(4E)-4-[4-(2,6-ジベンジルオキシ-3-ピリジル)-3-オキソ-ピペラジン-1-イウム-1-イリデン]-3,3-ジフルオロ-ピペリジン-1-カルボキシレート(1.6g、2.63mmol)の撹拌溶液に0℃でMP-シアノ水素化ホウ素(3g、2.63mmol)、酢酸(158.12mg、2.63mmol、150.59μL)を添加した。反応混合物を室温で48時間撹拌した。完了後に反応混合物を水(30mL)で希釈し、酢酸エチル(2×50mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮して粗物質を得た。粗化合物をpet-エーテル中40%→50%の酢酸エチルで溶出させるシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して、tert-ブチル4-[4-(2,6-ジベンジルオキシ-3-ピリジル)-3-オキソ-ピペラジン-1-イル]-3,3-ジフルオロ-ピペリジン-1-カルボキシレート(1.6g、2.37mmol、収率89.85%)を茶色の液体として得た。LCMS (ESI-): 607.3 [M-H]-
工程6:酢酸エチル(10mL)、1,4-ジオキサン(10mL)中のtert-ブチル4-[4-(2,6-ジベンジルオキシ-3-ピリジル)-3-オキソ-ピペラジン-1-イル]-3,3-ジフルオロ-ピペリジン-1-カルボキシレート(1.6g、2.63mmol)の撹拌溶液に10%パラジウム炭素(279.74mg、2.63mmol)を添加した。反応混合物を1atmの圧力下で水素化に供し、室温で48時間撹拌した。完了後に反応混合物をセライトに通して濾過し、濾液を真空下で濃縮して、粗3-[4-(3,3-ジフルオロ-4-ピペリジル)-2-オキソ-ピペラジン-1-イル]ピペリジン-2,6-ジオン(700mg、2.12mmol、収率80.61%)を無色の固体として得た。LCMS (ESI+): 374.8 [M+H-56]+
工程7:1,4-ジオキサン(7mL)中のtert-ブチル4-[4-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-3-オキソ-ピペラジン-1-イル]-3,3-ジフルオロ-ピペリジン-1-カルボキシレート(700mg、1.63mmol)の撹拌溶液に1,4-ジオキサン(74.12μL、1.63mmol)中の4.0M塩化水素溶液を0℃で添加した。反応混合物を室温で2時間撹拌した。完了後に反応混合物を真空下で濃縮して、粗3-[4-(3,3-ジフルオロ-4-ピペリジル)-2-オキソ-ピペラジン-1-イル]ピペリジン-2,6-ジオン(600mg、1.55mmol、収率95.56%)を無色の固体として得た。LCMS (ESI+): 331.1 [M+H]+
工程8:N,N-ジメチルホルムアミド(7mL)中の3-[4-(3,3-ジフルオロ-4-ピペリジル)-2-オキソ-ピペラジン-1-イル]ピペリジン-2,6-ジオン(700mg、2.12mmol)の撹拌溶液にトリエチルアミン(643.29mg、6.36mmol、886.08μL)、tert-ブチルブロモアセテート(620.01mg、3.18mmol、466.17μL)を0℃で添加した。反応混合物を室温で12時間撹拌した。完了後に反応混合物を水(10mL)で希釈し、酢酸エチル(2×30mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮して、粗tert-ブチル2-[4-[4-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-3-オキソ-ピペラジン-1-イル]-3,3-ジフルオロ-1-ピペリジル]アセテート(500mg、978.69μmol、収率46.18%)を茶色の固体として得た。LCMS (ESI+): 445.2 [M+H]+
工程9:ジクロロメタン(5mL)中のtert-ブチル2-[4-[4-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-3-オキソ-ピペラジン-1-イル]-3,3-ジフルオロ-1-ピペリジル]アセテート(500mg、1.12mmol)の撹拌溶液に0℃で1,4-ジオキサン(4M、2.81mL、11.24mmol)中の塩化水素溶液を添加した。反応混合物を室温で12時間撹拌した。反応混合物を真空下で濃縮して、粗2-[4-[4-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-3-オキソ-ピペラジン-1-イル]-3,3-ジフルオロ-1-ピペリジル]酢酸(400mg、837.99μmol、収率74.49%)を茶色の固体として得た。LCMS (ESI+): 389.2 [M+H]+
2-[4-[4-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)フェニル]-1-ピペリジル]酢酸の合成
Figure 2023530030000127
工程1:4-(4-ブロモ-フェニル)-3,6-ジヒドロ-2H-ピリジン-1-カルボン酸tert-ブチルエステルの調製
水(50mL)及びDMF(300mL)中の1-ブロモ-4-ヨード-ベンゼン(30g、106.04mmol)、炭酸ナトリウム(28.10g、265.11mmol、11.11mL)及びtert-ブチル4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-3,6-ジヒドロ-2H-ピリジン-1-カルボキシレート(32.79g、106.04mmol)の撹拌溶液にアルゴンを20分間パージし、続いて[1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)のジクロロメタン錯体(8.66g、10.60mmol)を添加し、反応混合物を90℃で14時間撹拌した。反応混合物を冷却し、減圧下で濃縮し、粗生成物を得た。このようにして得られた粗生成物を、0%→10%の酢酸エチル-ヘキサンを用いるフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、tert-ブチル4-(4-ブロモフェニル)-3,6-ジヒドロ-2H-ピリジン-1-カルボキシレート(31g、91.65mmol、収率86.43%)を無色の液体として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 7.52 (d, J = 8.32 Hz, 2H), 7.38 (d, J = 8.32 Hz, 2H), 6.19 (br s, 1H), 3.98 (br s, 2H), 3.52 (t, J = 5.24hz, 2H), 2.43 (br s, 2H), 1.42 (s, 9H)。
工程2:4-[4-(4,4,5,5-テトラメチル-[1,3,2]ジオキサボロラン-2-イル)-フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-ピリジン-1-カルボン酸tert-ブチルエステルの調製
1,4-ジオキサン(200mL)中のtert-ブチル4-(4-ブロモフェニル)-3,6-ジヒドロ-2H-ピリジン-1-カルボキシレート(31g、91.65mmol)、酢酸カリウム(22.49g、229.13mmol、14.32mL)及びビス(ピナコラト)ジボロン(34.91g、137.48mmol)の撹拌溶液にアルゴンを20分間パージし、続いて[1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)のジクロロメタン錯体(7.48g、9.17mmol)を添加し、反応混合物を90℃で14時間撹拌した。反応混合物を冷却し、セライトベッドに通して濾過し、減圧下で濃縮し、粗tert-ブチル4-[4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-ピリジン-1-カルボキシレート(31g、80.46mmol、収率87.79%)を薄茶色のゴム質として得て、これを精製することなく次の工程に使用した。
工程3:4-[4-(2,6-ビス-ベンジルオキシ-ピリジン-3-イル)-フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-ピリジン-1-カルボン酸tert-ブチルエステルの調製
DMF(300mL)及び水(50mL)中のtert-ブチル4-[4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-ピリジン-1-カルボキシレート(31g、80.46mmol)、炭酸ナトリウム(21.32g、201.14mmol、8.43mL)及び2,6-ジベンジルオキシ-3-ブロモ-ピリジン(20.85g、56.32mmol)の撹拌溶液をアルゴンで20分間パージし、続いて[1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)のジクロロメタン錯体(6.57g、8.05mmol)を添加し、反応混合物を90℃で14時間撹拌した。反応混合物を冷却し、減圧下で濃縮し、粗生成物を得た。このようにして得られた粗生成物を、0%→10%の酢酸エチル-ヘキサンを用いるフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、tert-ブチル4-[4-(2,6-ジベンジルオキシ-3-ピリジル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-ピリジン-1-カルボキシレート(23g、41.92mmol、収率52.10%)を薄黄色の固体として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 7.75 (d, J = 8.12 Hz, 1H), 7.56-7.53 (m, 2H), 7.48-7.27 (m, 12H), 6.55 (d, J = 8.12 Hz, 1H), 6.19 (br s, 1H), 5.41-5.37 (m, 4H), 4.00 (s, 2H), 3.53 (m, 2H), 2.49 (m, 2H), 1.42 (s, 9H)。
工程4:4-[4-(2,6-ジオキソ-ピペリジン-3-イル)-フェニル]-ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチルエステルの調製
エタノール(80mL)中のtert-ブチル4-[4-(2,6-ジベンジルオキシ-3-ピリジル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-ピリジン-1-カルボキシレート(23g、41.92mmol)の撹拌懸濁液を窒素で脱ガスし、パラジウム、炭素上10%、タイプ487、乾燥(4.46g、4.19mmol、純度10%)及びPtO(475.95mg、2.10mmol)を添加し、反応混合物を水素バルーン下にて室温で2時間撹拌した。反応混合物をセライトベッドに通して濾過し、濾液を濃縮して、tert-ブチル4-[4-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)フェニル]ピペリジン-1-カルボキシレート(13g、34.90mmol、収率83.26%)を白色の固体として得た。LCMS (ES+): 373.4 [M+H]+
工程5:3-(4-ピペリジン-4-イル-フェニル)-ピペリジン-2,6-ジオン塩酸塩の調製
1,4-ジオキサン(100mL)中のtert-ブチル4-[4-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)フェニル]ピペリジン-1-カルボキシレート(12g、32.22mmol)の撹拌溶液にHCl(15mL)中の4Nジオキサンを添加した。反応混合物を室温で2時間撹拌した。揮発性物質を減圧下で除去し、残留固体をジエチルエーテルでトリチュレートし、真空下で乾燥させて、3-[4-(4-ピペリジル)フェニル]ピペリジン-2,6-ジオン(10.80g、39.66mmol、収率123.08%)をオフホワイト色の固体として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 10.82 (s, 1H), 8.91 (br s, 1H), 8.78 (br s, 1H), 7.18 (s, 4H), 3.83 (dd, J = 11.52, 4.96 Hz, 1H), 3.36-3.33 (m, 2H), 3.02-2.93 (m, 2H), 2.85-2.79 (m, 1H), 2.69-2.62 (m, 1H), 2.49-2.46 (m, 1H), 2.20-2.15 (m, 1H), 2.05-1.99 (m, 1H), 1.93-1.80 (m, 4H); LCMS (ES+): 273.15 [M+H]+
工程6:N,N-ジメチルホルムアミド(3.0mL)中の3-[4-(4-ピペリジル)フェニル]ピペリジン-2,6-ジオン(250mg、809.58μmol)の撹拌溶液を封管に取り、トリエチルアミン(435.60mg、4.30mmol、0.60mL)を窒素下にて室温で添加し、続いてtert-ブチル2-ブロモアセテート(180mg、922.82μmol、135.34μL)を同じ温度で添加した。反応混合物を室温で12時間撹拌した。水を反応混合物に添加し、酢酸エチル(2×50mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、tert-ブチル2-[4-[4-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)フェニル]-1-ピペリジル]アセテート(240mg、580.06μmol、収率71.65%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 387.1 [M + H]+
工程7:ジクロロメタン(3.0mL)中のtert-ブチル2-[4-[4-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)フェニル]-1-ピペリジル]アセテート(240mg、620.98μmol)の撹拌溶液に1,4-ジオキサン(10.0mL)中の4M塩化水素を窒素下にて0℃~5℃で添加した。反応混合物を室温で1時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮して、2-[4-[4-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)フェニル]-1-ピペリジル]酢酸(205mg、542.06μmol、収率87.29%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 331.1 [M + H]+
2-[4-[4-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-2-フルオロ-フェニル]-1-ピペリジル]酢酸の合成
Figure 2023530030000128
工程1:N,N-ジメチルホルムアミド(4mL)中の3-[3-フルオロ-4-(4-ピペリジル)フェニル]ピペリジン-2,6-ジオン(200mg、688.87μmol)の撹拌溶液にトリエチルアミン(69.71mg、688.87μmol、96.01μL)及びtert-ブチル2-ブロモアセテート(134.37mg、688.87μmol、101.03μL)を添加し、室温で14時間撹拌した。反応混合物を酢酸エチル(60mL)で希釈し、水(20mL)及びブライン(20mL)で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、tert-ブチル2-[4-[4-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-2-フルオロ-フェニル]-1-ピペリジル]アセテート(230mg、437.85μmol、収率63.56%)を薄茶色の固体として得た。LCMS (ESI+): 405.2 [M + H]+
工程2:ジクロロメタン(2mL)中のtert-ブチル2-[4-[4-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-2-フルオロ-フェニル]-1-ピペリジル]アセテート(230mg、568.64μmol)の撹拌溶液に1,4-ジオキサン(1.0mL)中の4M HClを添加し、室温で4時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮して、2-[4-[4-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-2-フルオロ-フェニル]-1-ピペリジル]酢酸(210mg、534.78μmol、収率94.05%)を薄茶色の固体として得た。LCMS (ESI+): 349.2 [M + H]+
2-[1-[4-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]酢酸の合成:
Figure 2023530030000129
工程1:アセトニトリル(30mL)及び水(10mL)の混合物中のtert-ブチル2-[1-(4-アミノ-2-フルオロ-フェニル)-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセテート(3.0g、9.25mmol)の撹拌溶液にp-トルエンスルホン酸一水和物(5.50g、28.91mmol、4.44mL)を0℃~5℃で添加し、続いて水(10mL)中の亜硝酸ナトリウム(1.30g、18.84mmol、599.08μL)を同じ温度で添加した。反応混合物を0℃~5℃で1時間撹拌した後、水(10mL)中のヨウ化カリウム(3.50g、21.08mmol、1.12mL)を同じ温度で添加した。反応混合物を室温で16時間撹拌した。完了後に水(100mL)を反応混合物に添加し、酢酸エチル(2×200mL)で抽出した。合わせた有機層を10%亜硫酸水素ナトリウム溶液(3×100mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。溶離液として石油エーテル中20%の酢酸エチルを用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって粗化合物を精製して、tert-ブチル2-[1-(2-フルオロ-4-ヨード-フェニル)-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセテート(2.40g、4.91mmol、収率53.06%)を黄色の固体として得た。LCMS (ESI+): 436.0 [M + H] +
工程2:1,4-ジオキサン(12mL)及び水(3mL)の混合物中のtert-ブチル2-[1-(2-フルオロ-4-ヨード-フェニル)-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセテート(1.0g、2.30mmol)の溶液をマイクロ波バイアルに取り、2,6-ジベンジルオキシ-3-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピリジン(2.20g、5.27mmol)、無水第三リン酸カリウム(1.50g、7.07mmol)を窒素雰囲気下にて室温で添加した。反応混合物を窒素で10分間脱ガスした後、XPhosPdG2(190mg、241.48μmol)を同じ温度で添加した。反応混合物にマイクロ波下にて100℃で2時間照射した。完了後に反応混合物をセライトに通して濾過した。水(50mL)を濾液に添加し、酢酸エチル(2×100mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。溶離液として石油エーテル中40%の酢酸エチルを用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって粗化合物を精製して、tert-ブチル2-[1-[4-(2,6-ジベンジルオキシ-3-ピリジル)-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセテート(1.30g、1.63mmol、収率70.88%)を淡黄色がかったゴム状の液体として得た。LCMS (ESI+): 599.3 [M + H] +
工程3:エタノール(20mL)中のtert-ブチル2-[1-[4-(2,6-ジベンジルオキシ-3-ピリジル)-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセテート(1.3g、2.17mmol)の撹拌溶液に10%パラジウム炭素(700mg、6.58mmol)を投入し、水素ガスを10分間バブリングすることによって水素で飽和させた後、室温で16時間水素化(1atm)に供した。完了後に反応混合物を窒素でパージし、触媒をセライトパッドに通して濾過によって除去した。濾液を減圧下で濃縮した。溶離液として石油エーテル中80%→90%の酢酸エチルを用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって粗化合物を精製して、tert-ブチル2-[1-[4-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセテート(500mg、1.15mmol、収率53.06%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 421.1 [M + H]+
工程4:1,4-ジオキサン(2.0mL)中のtert-ブチル2-[1-[4-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセテート(500mg、1.19mmol)の撹拌溶液に1,4-ジオキサン(6.0mL)中の4M塩化水素溶液を窒素下にて0℃~5℃で添加した。反応混合物を室温で16時間撹拌した。完了後に反応混合物を減圧下で濃縮し、ジエチルエーテル(2×30mL)で洗浄して、2-[1-[4-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]酢酸(495mg、1.19mmol、収率99.70%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 365.0 [M + H]+1HNMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 10.86 (s, 1H), 7.28 (s, 1H), 7.14 (d, J = 13.60 Hz, 1H), 7.04 (d, J = 8.00 Hz, 1H), 4.80 (bs, 1H), 3.86 (dd, J = 4.80, 11.80 Hz, 1H), 3.3-3.1(m, 2H), 2.62-2.69 (m, 1H), 2.49 (s, 2H), 2.20-2.26 (m, 1H), 1.95-2.03 (m, 3H), 1.72-1.82 (m, 2H)。
工程5:1,4-ジオキサン(20mL)中の2,6-ジベンジルオキシ-3-ブロモ-ピリジン(2.0g、5.40mmol)の溶液を封管に取り、4,4,5,5-テトラメチル-2-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1,3,2-ジオキサボロラン(1.80g、7.09mmol)、酢酸カリウム(1.60g、16.30mmol、1.02mL)を窒素雰囲気下にて室温で添加した。反応混合物を窒素で15分間脱ガスした後、Pd(dppf)Cl・CHCl(450mg、551.04μmol)を同じ温度で添加した。反応混合物を100℃に16時間加熱した。完了後に反応混合物をセライトに通して濾過し、濾液を酢酸エチル(2×100mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。溶離液として石油エーテル中80%の酢酸エチルを用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって粗化合物を精製して、2,6-ジベンジルオキシ-3-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピリジン(2.20g、2.32mmol、収率42.94%)を黄色がかったゴム状の液体として得た。LCMS (ESI+): 418.1 [M + H] +
1-[4-(4-ピペリジル)フェニル]ヘキサヒドロピリミジン-2,4-ジオン;塩酸塩の合成:
Figure 2023530030000130
工程-1:tert-ブチル4-[4-[(3-エトキシ-3-オキソ-プロピル)アミノ]フェニル]ピペリジン-1-カルボキシレートの調製
tert-ブチル4-(4-アミノフェニル)ピペリジン-1-カルボキシレート(16g、57.89mmol)、DBU-乳酸(10.28g、34.74mmol)(イオン液体)及びアクリル酸エチル2(7.53g、75.26mmol、8.02mL)の混合物を90℃で3時間撹拌した。反応混合物を室温まで冷却し、EtOAc及び水で希釈した。層を分離し、有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮して粗物質を得て、これを5%→10%のEtOAc-ヘキサンを用いるフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、tert-ブチル4-[4-[(3-エトキシ-3-オキソ-プロピル)アミノ]フェニル]ピペリジン-1-カルボキシレート(12.5g、33.20mmol、収率57.35%)をゴム状の黄色の液体として得た。LCMS (ES+): 377.2 [M+H]+
工程-2:tert-ブチル4-[4-[シアノ-(3-エトキシ-3-オキソ-プロピル)アミノ]フェニル]ピペリジン-1-カルボキシレートの調製
ベンゼン(100mL)中のtert-ブチル4-[4-[(3-エトキシ-3-オキソ-プロピル)アミノ]フェニル]ピペリジン-1-カルボキシレート(15g、39.84mmol)の撹拌溶液に臭化シアン(6.75g、63.75mmol、3.34mL)及び重炭酸ナトリウム(5.36g、63.75mmol、2.48mL)を同時に添加し、室温で24時間撹拌した。反応混合物を酢酸エチル(500mL)で希釈した。有機相を水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空下で濃縮した。(0%→20%)酢酸エチル/ヘキサンを用いるカラムクロマトグラフィーによって粗残渣を精製して、tert-ブチル4-[4-[シアノ-(3-エトキシ-3-オキソ-プロピル)アミノ]フェニル]ピペリジン-1-カルボキシレート(12.5g、31.13mmol、収率78.14%)を半固体として得た。LCMS (ES+): 402.2 [M+H]+
工程-3:tert-ブチル4-[4-[カルバモイル-(3-エトキシ-3-オキソ-プロピル)アミノ]フェニル]ピペリジン-1-カルボキシレートの調製
トルエン(100mL)中のtert-ブチル4-[4-[シアノ-(3-エトキシ-3-オキソ-プロピル)アミノ]フェニル]ピペリジン-1-カルボキシレート(12.5g、31.13mmol)、トリクロロインジガン(2.07g、9.34mmol)及び(1Z)-アセトアルデヒドオキシム(5.52g、93.40mmol)の撹拌混合物溶液を1時間還流させた。反応混合物を真空ポンプ下で濃縮し、ペンタンで洗浄し、tert-ブチル4-[4-[カルバモイル-(3-エトキシ-3-オキソ-プロピル)アミノ]フェニル]ピペリジン-1-カルボキシレート(12g、28.60mmol、収率91.88%)をゴム状の液体として得て、これを更に精製することなく次の工程に使用した。LCMS (ES+): 420.6 [M+H]+
工程-4:tert-ブチル4-[4-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)フェニル]ピペリジン-1-カルボキシレートの調製
アセトニトリル(120mL)中のtert-ブチル4-[4-[カルバモイル-(3-エトキシ-3-オキソ-プロピル)アミノ]フェニル]ピペリジン-1-カルボキシレート(12g、28.60mmol)の撹拌溶液を60℃で加熱し、続いてTriton B(メタノール中40%、17.94g、42.91mmol、19.50mL)を添加し、60℃で15分間撹拌した。反応混合物を蒸発させ、粗残渣をカラムクロマトグラフィーによって精製して、tert-ブチル4-[4-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)フェニル]ピペリジン-1-カルボキシレート(8g、21.42mmol、収率74.89%)を白色の固体として得た。LCMS (ES+): 374.5 [M+H]+
工程-5:1-[4-(4-ピペリジル)フェニル]ヘキサヒドロピリミジン-2,4-ジオン;塩酸塩の調製
1,4-ジオキサン(40mL)中のtert-ブチル4-[4-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)フェニル]ピペリジン-1-カルボキシレート(13.50g、36.15mmol)の撹拌懸濁液に塩化水素(1,4-ジオキサン中4M、50mL、200mmol)を0℃で添加し、反応混合物を室温で3時間撹拌した。揮発性物質を真空下で除去して、1-[4-(4-ピペリジル)フェニル]ヘキサヒドロピリミジン-2,4-ジオン塩酸塩(11.1g、35.53mmol、収率98.28%)を白色の固体として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 10.34 (s, 1H), 8.99 (br s, 1H), 8.87 (br s, 1H), 7.30-7.22 (m, 4H), 3.76 (t, J = 6.58 Hz, 2 H), 3.38-3.31 (m, 2H), 3.05-2.91 (m, 2H), 2.88-2.80 (m, 1H), 2.69 (t, J = 6.58 Hz, 2H), 1.94-1.80 (m, 4H)。LCMS (ES+): 274.4 [M+H]+
2-[1-[4-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]酢酸の合成:
Figure 2023530030000131
工程1:ピペリジン-4-オン;塩酸塩
1,4-ジオキサン(100mL)中のtert-ブチル4-オキソピペリジン-1-カルボキシレート(10g、50.19mmol)の溶液に塩化水素(1,4-ジオキサン中4M、50.00mL)を0℃で添加し、室温で6時間撹拌した。完了後に反応混合物を減圧下で濃縮して、ピペリジン-4-オン塩酸塩(7.0g、49.04mmol、収率97.72%、純度95%)をオフホワイト色の固体として得た。所望の生成物をH NMRによって確認した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 9.75 (s, 2H), 3.39 (t, J = 8.40 Hz, 4H), 2.60 (t, J = 8.80 Hz, 4H)。
工程2:N,N-ジメチルホルムアミド(30mL)中のピペリジン-4-オン塩酸塩(7.0g、70.61mmol)の溶液に1,2-ジフルオロ-4-ニトロ-ベンゼン(11.23g、70.61mmol、7.80mL)及びN,N-ジイソプロピルエチルアミン(36.50g、282.46mmol、49.20mL)を添加した。反応物を110℃で14時間加熱し、その時点で冷却し、酢酸エチル(500mL)で希釈し、冷水(150mL)で洗浄した。有機層をブライン溶液(150mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して粗物質を得た。粗化合物を石油エーテル中40%の酢酸エチルで溶出させるシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して、1-(2-フルオロ-4-ニトロ-フェニル)ピペリジン-4-オン(9g、37.40mmol、収率52.97%)を茶色の固体として得た。LCMS (ESI+): 238.9 [M + H] +
工程3:THF(300mL)中の酢酸メチル(3.36g、45.34mmol、3.60mL)の撹拌溶液にLDA(THF中2M、37.78mL)を-78℃で20分かけてゆっくりと添加した。反応混合物を同じ温度で1時間撹拌した。THF(60ml)中の1-(2-フルオロ-4-ニトロ-フェニル)ピペリジン-4-オン(9g、37.78mmol)を反応混合物に-78℃で添加し、同じ反応条件で2時間撹拌した。反応混合物をゆっくりと-40℃にした。反応の完了後に反応混合物をNHCl溶液(100ml)でクエンチし、酢酸エチル(600ml)で抽出した。有機層を水(150mL)、ブライン(150mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。粗化合物を石油エーテル中50%の酢酸エチルで溶出させるシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して、メチル2-[1-(2-フルオロ-4-ニトロ-フェニル)-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセテート(6.5g、20.11mmol、収率53.22%)を茶色の粘着性の固体として得た。LCMS (ESI+): 313.1 [M + H] +
工程4:エタノール(10mL)、水(2mL)中のメチル2-[1-(2-フルオロ-4-ニトロ-フェニル)-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセテート(6.5g、20.81mmol)の溶液に鉄粉(5.81g、104.07mmol、739.47μL)、塩化アンモニウム(3.34g、62.44mmol、2.18mL)を添加した。反応物を70℃で4時間撹拌した。反応の完了後に反応混合物をセライトに通して濾過し、酢酸エチル(200mL)で洗浄した。濾液を水(80mL)、NaHCO溶液(60mL)及びブライン(60mL)で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して粗物質を得て、これを石油エーテル中70%の酢酸エチルで溶出させるシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して、メチル2-[1-(4-アミノ-2-フルオロ-フェニル)-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセテート(5.6g、16.86mmol、収率81.01%)を茶色の粘着性の固体として得た。LCMS (ESI+): 283.1 [M + H] +
工程5:酢酸(6mL)、水(24mL)中のメチル2-[1-(4-アミノ-2-フルオロ-フェニル)-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセテート(3.0g、10.63mmol)の溶液にアクリル酸(918.91mg、12.75mmol、875.15μL)を添加し、反応物を100℃で14時間加熱した。反応混合物を減圧下で濃縮して粗物質を得て、これを酢酸エチル(60mL)で希釈した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮し、粗3-[3-フルオロ-4-[4-ヒドロキシ-4-(2-メトキシ-2-オキソ-エチル)-1-ピペリジル]アニリノ]プロパン酸(2.5g、2.71mmol、収率25.55%)を得て、これを精製することなく次の工程に進めた。LCMS (ESI+): 355.1 [M + H] +
工程6:酢酸(15mL)中の3-[3-フルオロ-4-[4-ヒドロキシ-4-(2-メトキシ-2-オキソ-エチル)-1-ピペリジル]アニリノ]プロパン酸(2.0g、5.64mmol)の溶液に尿素(677.88mg、11.29mmol、505.88μL)を添加し、反応物を封管内にて110℃で14時間加熱した。完了後に2N HCl溶液(10mL)を反応混合物に添加し、これを100℃で1時間加熱した。反応混合物を減圧下で濃縮して粗物質を得て、これを酢酸エチル(100mL)で希釈し、NaHCO溶液(30mL)、水(30mL)及びブライン溶液(30mL)で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して粗物質を得て、これを60%エチル-石油エーテルで溶出させるシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して、メチル2-[1-[4-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセテート(680mg、1.70mmol、収率30.17%)を薄茶色の固体として得た。LCMS (ESI+): 379.8 [M + H] +
工程7:THF(2mL)中のメチル2-[1-[4-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセテート(120mg、316.30μmol)の溶液に6N HCl(3mL)を添加し、反応物を室温で14時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮して、2-[1-[4-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]酢酸(100mg、194.12μmol、収率61.37%)を茶色の粘着性の固体として得た。LCMS (ESI+): 366.1 [M + H] +
2-[4-[3-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-1-メチル-インダゾール-6-イル]-1-ピペリジル]酢酸の合成
Figure 2023530030000132
工程1:tert-ブチル4-(1H-インダゾール-6-イル)-3,6-ジヒドロピリジン-1(2H)-カルボキシレート
ジオキサン(480mL)及びHO(120mL)中の6-ブロモ-1H-インダゾール(57.0g、289mmol)、tert-ブチル4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-3,6-ジヒドロピリジン-1(2H)-カルボキシレート(134g、433mmol)、Pd(dppf)Cl・CHCl(12.0g、14.6mmol)及びNaCO(100g、943mmol)の混合物を105℃で12時間撹拌した。混合物をセライトのパッドに通して濾過し、酢酸エチル(500mL)で洗浄した。濾液をブライン(3×150mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0%→30%の酢酸エチル/石油エーテル)によって精製して、tert-ブチル4-(1H-インダゾール-6-イル)-3,6-ジヒドロピリジン-1(2H)-カルボキシレート(80.0g、239mmol、収率83%)を黄色の油として得た。LCMS (ES+): 300.1 [M+H]+
工程2:tert-ブチル4-(3-ヨード-1-メチル-1H-インダゾール-6-イル)-3,6-ジヒドロピリジン-1(2H)-カルボキシレート
DMF(700mL)中のtert-ブチル4-(1H-インダゾール-6-イル)-3,6-ジヒドロピリジン-1(2H)-カルボキシレート(75.0g、224mmol)の溶液にKOH(37.7g、672mmol)及びI(85.3g、336mmol、67.7mL)を添加した。混合物を25℃で12時間撹拌し、0℃に冷却した。次いで、MeI(44.6g、314mmol、19.6mL)を添加した。得られた混合物を25℃で1時間撹拌した。混合物を水(1500mL)に注ぎ、酢酸エチル(3×500mL)で抽出した。合わせた有機相をブライン(3×500mL)によって洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮して残渣を得て、これをシリカゲルクロマトグラフィー(0%→8%の酢酸エチル/石油エーテル)によって精製して、tert-ブチル4-(3-ヨード-1-メチル-1H-インダゾール-6-イル)-3,6-ジヒドロピリジン-1(2H)-カルボキシレート(23.0g、52.3mmol、収率23%)を黄色の油として得た。LCMS (ES+): 440.1 [M+H] +
工程3:2,6-ビス(ベンジルオキシ)ピリジン
THF(1.00L)中のt-BuOK(190g、1.69mol)の溶液にフェニルメタノール(73.4g、679mmol、70.6mL)を0℃で添加した。2,6-ジクロロピリジン(50.0g、338mmol)を混合物に25℃で添加し、75℃で12時間撹拌した。反応物を飽和NHCl水溶液(200mL)によって0℃でクエンチし、酢酸エチル(200mL)で希釈し、酢酸エチル(3×200mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(500mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して残渣を得た。残渣を石油エーテル(150mL)でトリチュレートして、2,6-ビス(ベンジルオキシ)ピリジン(84.0g、収率85%)を黄色の固体として得た。LCMS (ES+): 292.2 [M+H] +
工程4:2,6-ビス(ベンジルオキシ)-3-ブロモピリジン
MeCN(100mL)中の2,6-ビス(ベンジルオキシ)ピリジン(34.0g、116mmol)の溶液にMeCN(200mL)中のNBS(21.0g、118mmol、1.01当量)の溶液を40℃で添加し、反応混合物を85℃で12時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮し、水(500mL)で希釈し、酢酸エチル(3×300mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(200mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣を石油エーテル(60ml)でトリチュレートして、2,6-ビス(ベンジルオキシ)-3-ブロモピリジン(27.7g、収率64%)として得た。LCMS (ES+): 371.9 [M+H]+
工程5:2,6-ビス(ベンジルオキシ)-3-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピリジン
ジオキサン(500mL)中の2,6-ビス(ベンジルオキシ)-3-ブロモピリジン(52.4g、139mmol)の溶液に4,4,4’,4’,5,5,5’,5’-オクタメチル-2,2’-ビ(1,3,2-ジオキサボロラン)(37.1g、146mmol)、KOAc(41.0g、418mmol)及びPd(dppf)Cl・CHCl(5.69g、6.97mmol)を添加した。反応混合物を105℃で12時間撹拌した。反応混合物をセライトのパッドに通して濾過した。濾液を水(500mL)で希釈し、酢酸エチル(2×500mL)で抽出した。抽出物をブライン(400mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0%→100%の酢酸エチル/石油エーテル)によって精製して、2,6-ビス(ベンジルオキシ)-3-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピリジン(35.0g、収率60.1%)を黄色の油として得た。LCMS (ES+): 418.3 [M+H]+
工程6:tert-ブチル4-(3-(2,6-ビス(ベンジルオキシ)ピリジン-3-イル)-1-メチル-1H-インダゾール-6-イル)-3,6-ジヒドロピリジン-1(2H)-カルボキシレート
ジオキサン(200mL)及びHO(40mL)中の2,6-ビス(ベンジルオキシ)-3-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピリジン(20.0g、45.53mmol)、tert-ブチル4-(1H-インダゾール-6-イル)-3,6-ジヒドロピリジン-1(2H)-カルボキシレート(26.6g、63.7mmol)及びCsCO(44.5g、136mmol)の溶液にPd(dppf)Cl・CHCl(3.72g、4.55mmol、0.10当量)を添加した。反応混合物を100℃で2時間撹拌した。反応混合物をセライトのパッドに通して濾過し、濾液をブライン(60mL×3mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(0%→100%の酢酸エチル/石油エーテル)によって精製して、tert-ブチル4-(3-(2,6-ビス(ベンジルオキシ)ピリジン-3-イル)-1-メチル-1H-インダゾール-6-イル)-3,6-ジヒドロピリジン-1(2H)-カルボキシレート(20.0g、収率73%)を黄色の油として得た。LCMS (ES+): 603.3 [M+H]+
工程7:tert-ブチル4-(3-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1-メチル-1H-インダゾール-6-イル)ピペリジン-1-カルボキシレート
EtOH(270mL)及びEtOAc(270mL)中のtert-ブチル4-(3-(2,6-ビス(ベンジルオキシ)ピリジン-3-イル)-1-メチル-1H-インダゾール-6-イル)-3,6-ジヒドロピリジン-1(2H)-カルボキシレート(18.0g、29.8mmol、1.00当量)の溶液にPd/C(4.00g、純度10%)をN雰囲気下で添加した。懸濁液を脱ガスし、Hで3回パージした。混合物をH(15psi)下にて30℃で24時間撹拌した。反応混合物をセライトのパッドに通して濾過し、濾液を濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(酢酸エチル/石油エーテル)によって精製して、tert-ブチル4-(3-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1-メチル-1H-インダゾール-6-イル)ピペリジン-1-カルボキシレート(5.3g、収率41%)を白色の固体として得た。LCMS (ES+): 427.2 [M+H]+
工程8:3-[1-メチル-6-(4-ピペリジル)インダゾール-3-イル]ピペリジン-2,6-ジオン
無水DCM(5mL)中のtert-ブチル4-[3-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-1-メチル-インダゾール-6-イル]ピペリジン-1-カルボキシレート(500mg、1.17mmol)の十分に撹拌した溶液が入った25mL一つ口丸底フラスコにTFA(668.35mg、5.86mmol、451.59μL)を0℃で添加した。室温で3時間撹拌した後、反応混合物を減圧下で濃縮した。残渣をトルエン(2×15mL)と共沸させ、ジエチルエーテル(20mL)でトリチュレートして、3-[1-メチル-6-(4-ピペリジル)インダゾール-3-イル]ピペリジン-2,6-ジオン(500mg、1.12mmol、収率95%、トリフルオロ酢酸塩)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 326.9 [M+H]+
工程9:N,N-ジメチルホルムアミド(4mL)中の3-[1-メチル-6-(4-ピペリジル)インダゾール-3-イル]ピペリジン-2,6-ジオン(230mg、704.67μmol)の撹拌溶液にトリエチルアミン(213.92mg、2.11mmol、294.65μL)を添加し、続いてtert-ブチルブロモアセテート(151.19mg、775.14μmol、113.68μL)を室温で添加し、得られた反応混合物を室温で12時間撹拌した。完了後に水を添加し、5%メタノール-ジクロロメタン(2×30mL)で抽出した。合わせた有機層を氷冷水(2×30mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濾液を減圧下で蒸発させて、所望の粗化合物であるtert-ブチル2-[4-[3-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-1-メチル-インダゾール-6-イル]-1-ピペリジル]アセテート(260mg、576.44μmol、収率81.80%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 441.4 [M + H] +
工程10:ジクロロメタン(5mL)中のtert-ブチル2-[4-[3-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-1-メチル-インダゾール-6-イル]-1-ピペリジル]アセテート(260mg、590.19μmol)の撹拌溶液に塩化水素溶液(ジオキサン中4.0M、590.19μmol、4mL)を0℃で添加し、得られた反応混合物を室温で12時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮した。得られた残渣をトルエン(2×20mL)と共蒸留し、ジエチルエーテル(2×5mL)でトリチュレートし、減圧下で乾燥させて、2-[4-[3-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-1-メチル-インダゾール-6-イル]-1-ピペリジル]酢酸(230mg、545.86μmol、収率92.49%、塩酸塩)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 385.3 [M + H] +
2-[4-[[3-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-1-メチル-インダゾール-6-イル]アミノ]-1-ピペリジル]酢酸の合成:
Figure 2023530030000133
工程1:DCE(15mL)中のtert-ブチル4-オキソピペリジン-1-カルボキシレート(790mg、3.96mmol)及び3-ヨード-1-メチル-インダゾール-6-アミン(900mg、3.30mmol)の混合物を密閉バイアル内で酢酸(0.2mL、3.30mmol)の存在下にて80℃で4時間温めた。反応混合物を続いて室温で冷却し、トリアセトキシボロヒドリド(1.4g、6.60mmol)を0℃で少量ずつ添加し、室温で更に3時間撹拌した。出発物質の消費後にDCM(25mL)を反応混合物に添加し、飽和重炭酸ナトリウム溶液によって中和した。混合した有機部分を水/ブラインで洗浄した。有機層を分離した後、硫酸ナトリウムで乾燥させ、蒸発させた。粗塊をカラムクロマトグラフィーによって精製して、黄色の固体として所望の固体生成物tert-ブチル4-[(3-ヨード-1-メチル-インダゾール-6-イル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート(1g、2.19mmol、収率66.41%)を得た。LCMS (ES+): 457.1 [M + H] +
工程2:ジオキサン-水(12mL、4:1、v/v)中のtert-ブチル4-[(3-ヨード-1-メチル-インダゾール-6-イル)アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート(1.3g、2.85mmol)及び2,6-ジベンジルオキシ-3-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピリジン(2.14g、5.13mmol)の混合物に炭酸セシウム(2.78g、8.55mmol)を添加し、反応混合物をNで十分に脱ガスし、続いてPd(dppf)Cl・DCM(140mg、170.93μmol)を添加した。添加が完了した後、反応混合物を80℃で12時間加熱した。反応の完了後に反応混合物をセライトベッドに通して濾過し、DCM(30mL)中の10%MeOHで洗浄した。濾液を回収し、蒸発させた。粗物質をカラムクロマトグラフィーによって精製して、所望のtert-ブチル4-[[3-(2,6-ジベンジルオキシ-3-ピリジル)-1-メチル-インダゾール-6-イル]アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート(850mg、収率48.14%)を得た。LCMS (ES+): 620.2[M + H] +
工程3:エタノール(40mL)中のtert-ブチル4-[[3-(2,6-ジベンジルオキシ-3-ピリジル)-1-メチル-インダゾール-6-イル]アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート(850mg、1.37mmol)の撹拌溶液をPd/C(100mg、10重量%)の存在下にて1atmの圧力で水素化した。完了後に溶液をセライトベッドに通して濾過し、DCM(40mL)中の10%MeOHで洗浄した。濾液を蒸発させ、粗物質をカラムクロマトグラフィーによって精製して、所望の白色の固体生成物であるtert-ブチル4-[[3-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-1-メチル-インダゾール-6-イル]アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート(320mg、収率52.46%)を得た。LCMS (ES+): 442.1[M + H] +
工程4:ジクロロメタン(5mL)中のtert-ブチル4-[[3-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-1-メチル-インダゾール-6-イル]アミノ]ピペリジン-1-カルボキシレート(250mg、566.22μmol)の撹拌溶液にトリフルオロ酢酸(2.96g、25.96mmol、2mL)を0℃で添加し、得られた反応混合物を室温で12時間撹拌した。完了後に反応混合物を減圧下で濃縮した。得られた残渣をトルエン(2×20mL)と共蒸留し、減圧下で乾燥させ、3-[2-(アゼチジン-3-イル)エチル]-6-[2-シアノ-3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-6-フルオロ-フェノキシ]-4-オキソ-キナゾリン(800mg、1.27mmol、収率98.97%)を白色の粘着性の固体として得た。LCMS (ESI+): 342.3 [M + H] +
工程5:N,N-ジメチルホルムアミド(5mL)中の3-[1-メチル-6-(4-ピペリジルアミノ)インダゾール-3-イル]ピペリジン-2,6-ジオン(260.68mg、763.54μmol)の撹拌溶液にトリエチルアミン(231.79mg、2.29mmol、319.27μL)を室温で添加し、続いてtert-ブチル2-ブロモアセテート(148.93mg、763.54μmol、111.98μL)を添加し、得られた反応混合物を室温で12時間撹拌した。反応混合物を水(100mL)でクエンチし、酢酸エチル(3×100mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して粗生成物を得て、これを精製せずに使用した。LCMS (ESI+): 456.3 [M + H] +
工程6:ジクロロメタン(5mL)中のtert-ブチル2-[4-[[3-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-1-メチル-インダゾール-6-イル]アミノ]-1-ピペリジル]アセテート(220mg、482.93μmol)の撹拌溶液にトリフルオロ酢酸(2.96g、25.96mmol、2mL)を0℃で添加し、得られた反応混合物を室温で3時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮した。得られた残渣をトルエン(2×20mL)と共蒸留し、減圧下で乾燥させて、2-[4-[[3-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-1-メチル-インダゾール-6-イル]アミノ]-1-ピペリジル]酢酸(230mg、391.16μmol、収率81.00%)を白色の粘着性の固体として得て、これを更に精製することなく直接使用した。LCMS (ESI+): 400.4 [M + H] +
2-[1-[3-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-1-メチル-インダゾール-6-イル]-4-ピペリジル]酢酸の合成
Figure 2023530030000134
工程1:1,4-ジオキサン(3mL)中のtert-ブチル2-(4-ピペリジル)アセテート(50mg、250.89μmol)及び6-ブロモ-3-(2,6-ジベンジルオキシ-3-ピリジル)-1-メチル-インダゾール(125.54mg、250.89μmol)の撹拌溶液を5分間脱ガスし、続いてCsCO(97.6mg、250.89μmol)を添加した。次いで、XPhos(9.1mg、250.89μmol)を添加し、続いてトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(9.5mg、250.89μmol)を添加した。反応混合物を100℃で16時間撹拌した。反応混合物を酢酸エチル(20mL)で希釈し、冷水(5mL)で洗浄した。有機層をブライン溶液(5mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して粗物質を得て、これを石油エーテル中30%の酢酸エチルで溶出させるシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して、tert-ブチル2-[1-[3-(2,6-ジベンジルオキシ-3-ピリジル)-1-メチル-インダゾール-6-イル]-4-ピペリジル]アセテート(40mg、46.54μmol、収率18.55%)を黄色の固体として得た。LCMS (ESI+): 619.3 [M + H] +
工程2:1,4-ジオキサン(20mL)中のtert-ブチル2-[1-[3-(2,6-ジベンジルオキシ-3-ピリジル)-1-メチル-インダゾール-6-イル]-4-ピペリジル]アセテート(500mg、808.06μmol)の撹拌溶液に20wt%水酸化パラジウム炭素及び50%水(226.97mg、1.62mmol)を25℃で添加した。反応混合物を水素バルーン圧下にて25℃で16時間撹拌した。完了後に反応混合物をセライトベッドに通して濾過し、1,4-ジオキサン(150mL)で洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して粗残渣を得た。残渣をジエチルエーテル(20mL)で洗浄して、tert-ブチル2-[1-[3-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-1-メチル-インダゾール-6-イル]-4-ピペリジル]アセテート(400mg、573.85μmol、収率71.02%)を茶色の固体として得た。LCMS (ESI+): 441.2 [M + H] +
工程3:ジクロロメタン(5mL)中のtert-ブチル2-[1-[3-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-1-メチル-インダゾール-6-イル]-4-ピペリジル]アセテート(300mg、680.99μmol)の撹拌溶液にトリフルオロ酢酸(388.24mg、3.40mmol、262.33μL)を0℃で添加した。全反応混合物を25℃で2時間撹拌した。反応の完了後に、反応混合物を減圧下で濃縮して粗物質を得た。粗物質をジエチルエーテル(20mL)で洗浄し、2-[1-[3-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-1-メチル-インダゾール-6-イル]-4-ピペリジル]酢酸(220mg、353.09μmol、収率51.85%)を薄桃色の固体として得た。
2-(4-(1-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-3-メチル-2-オキソ-2,3-ジヒドロ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-5-イル)ピペリジン-1-イル)酢酸の合成
Figure 2023530030000135
工程1:5-ブロモ-N-メチル-2-ニトロアニリン
DCM(3L)中の4-ブロモ-2-フルオロ-1-ニトロベンゼン(300g、1.36mol)の撹拌溶液にKCO(0.94Kg、6.8mol)及びメチルアミン(THF中2M)(2.04L、4.09mol)を室温で添加し、16時間撹拌した。反応物の2つのバッチを合わせた。反応の完了後に反応混合物を水(3.0L)で希釈し、DCM(2×2.5L)で抽出した。合わせた有機層を飽和重炭酸ナトリウム溶液(2×1.5L)及びブライン(2×1.5L)で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、溶媒を減圧下で除去して、5-ブロモ-N-メチル-2-ニトロアニリン(600g、収率95%)を黄色の固体として得た。LCMS (ES+): 231.1 [M+H]+
工程2:tert-ブチル4-(3-(メチルアミノ)-4-ニトロフェニル)-3,6-ジヒドロピリジン-1(2H)-カルボキシレート
1,4-ジオキサン(1.2L)及び水(0.3L)中の5-ブロモ-N-メチル-2-ニトロアニリン(75.0g、0.326mol)の撹拌溶液にKCO(270.3g、1.956mol)を添加し、混合物を5分間撹拌した。tert-ブチル4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-3,6-ジヒドロピリジン-1(2H)-カルボキシレート(151.0g、0.489mol)を窒素雰囲気下で反応混合物に添加し、反応混合物を窒素で10分間パージした。パラジウム(0)テトラキス(トリフェニルホスフィン)(37.66g、0.032mol)を窒素雰囲気下で反応物に添加した。窒素で10分間パージした後、反応物を110℃で4時間撹拌した。反応物の2つのバッチを合わせた。反応混合物を室温まで冷却し、セライトに通して濾過した。濾液を水(1.5L)で希釈し、酢酸エチル(2×500mL)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、溶媒を減圧下で除去した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶離液として石油エーテル中0%→20%のEtOAc)によって精製して、tert-ブチル4-(3-(メチルアミノ)-4-ニトロフェニル)-3,6-ジヒドロピリジン-1(2H)-カルボキシレート(150g、収率69%)を赤色の固体として得た。LCMS (ES+): 334.3 [M+H]+
工程3:tert-ブチル4-(4-アミノ-3-(メチルアミノ)フェニル)ピペリジン-1-カルボキシレート
Parrシェーカーフラスコ内のメタノール(1L)中のtert-ブチル4-(3-(メチルアミノ)-4-ニトロフェニル)-3,6-ジヒドロピリジン-1(2H)-カルボキシレート(50g、0.149mol)の溶液を脱ガスした。パラジウム炭素(10%、ウェット)(25.0g)を添加し、反応混合物を水素(70psi~75psi)の雰囲気下に置いた。4つのバッチを合わせた。8時間後に反応混合物をセライトに通して濾過し、メタノールで洗浄した。濾液を減圧下で蒸発させ、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(溶離液として0%→20%の酢酸エチル及び石油エーテル)によって精製して、tert-ブチル4-(4-アミノ-3-(メチルアミノ)フェニル)ピペリジン-1-カルボキシレート(120.0g、収率65%)を暗褐色の固体として得た。LCMS (ES-): 304.2 [M-H]-
工程4:tert-ブチル4-(3-メチル-2-オキソ-2,3-ジヒドロ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-5-イル)ピペリジン-1-カルボキシレート
THF(900mL)中のtert-ブチル4-(4-アミノ-3-(メチルアミノ)フェニル)ピペリジン-1-カルボキシレート(60g、0.196mol)の撹拌溶液に0℃でCDI(33.45g、0.206mol)を添加し、反応混合物を室温で一晩撹拌した。2つのバッチを合わせた。溶媒を減圧下で除去した。残渣をMTBEでトリチュレートし、濾過し、tert-ブチル4-(3-メチル-2-オキソ-2,3-ジヒドロ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-5-イル)ピペリジン-1-カルボキシレート(88.0g、収率67.5%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ES+): 332.3 [M+H]+
工程5:tert-ブチル4-(1-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-3-メチル-2-オキソ-2,3-ジヒドロ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-5-イル)ピペリジン-1-カルボキシレート
無水THF(900mL)中のtert-ブチル4-(3-メチル-2-オキソ-2,3-ジヒドロ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-5-イル)ピペリジン-1-カルボキシレート(44g、0.133mol)の氷冷撹拌溶液に0℃で1M LiHMDS(403ml、0.387mol)を添加した。反応混合物を10分間撹拌した後、3-ブロモピペリジン-2,6-ジオン(43.34g、0.225mol)を添加した。添加後、反応混合物を70℃~75℃で16時間撹拌した。2つのバッチを合わせた。反応混合物を0℃に冷却し、1N HCl水溶液(620mL)をゆっくりと添加することによってクエンチした。混合物をEtOAc(1L)で希釈し、層を分離した。有機層を0.5N HCl(1.4L)、水(2×1.5L)及びブライン(1.5L)で洗浄した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(石油エーテル中20%→50%のEtOAc)によって精製して、tert-ブチル4-(1-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-3-メチル-2-オキソ-2,3-ジヒドロ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-5-イル)ピペリジン-1-カルボキシレート(51.0g、収率43.4%)を灰色のオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ES-): 441.1[M-H]-
工程6:3-(3-メチル-2-オキソ-5-(ピペリジン-4-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)ピペリジン-2,6-ジオン
DCM(250mL)中のtert-ブチル4-(1-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-3-メチル-2-オキソ-2,3-ジヒドロ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-5-イル)ピペリジン-1-カルボキシレート(25.5g、0.057mol)の撹拌溶液に0℃でTFA(87.2ml)を滴加した。反応混合物を室温で4時間撹拌した。2つのバッチを合わせた。揮発性物質を減圧下で蒸発させ、トルエンと2回共沸させた。残渣をジエチルエーテルでトリチュレートし、減圧下で乾燥させて、3-(3-メチル-2-オキソ-5-(ピペリジン-4-イル)-2,3-ジヒドロ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-1-イル)ピペリジン-2,6-ジオン(26g、43.12mmol、トリフルオロ酢酸塩)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ES+): 343.3 [M+H]+
工程7:tert-ブチル2-[4-[1-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-3-メチル-2-オキソ-ベンズイミダゾール-5-イル]-1-ピペリジル]アセテート
DMF(5mL)中の3-[3-メチル-2-オキソ-5-(4-ピペリジル)ベンズイミダゾール-1-イル]ピペリジン-2,6-ジオン(500mg、733.98μmol)の十分に撹拌した溶液が入った50mL丸底フラスコにトリエチルアミン(371.36mg、3.67mmol、511.51μL)を添加した。混合物を0℃に冷却し、tert-ブチルブロモアセテート(186.12mg、954.18μmol、139.94μL)を添加した。反応混合物を常温で16時間撹拌した。反応物を水(15mL)でクエンチし、沈殿物を濾過によって回収し、水(15mL)で洗浄し、減圧下で乾燥させて、tert-ブチル2-[4-[1-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-3-メチル-2-オキソ-ベンズイミダゾール-5-イル]-1-ピペリジル]アセテート(270mg、560.54μmol、収率76%)を桃色の固体として得た。LCMS (ES+): 456.9 [M + H]+
工程8:2-(4-(1-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-3-メチル-2-オキソ-2,3-ジヒドロ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-5-イル)ピペリジン-1-イル)酢酸
DCM(3mL)中のtert-ブチル2-[4-[1-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-3-メチル-2-オキソ-ベンズイミダゾール-5-イル]-1-ピペリジル]アセテート(300mg、657.13μmol)の十分に撹拌した溶液が入った25mL丸底フラスコにTFA(224.78mg、1.97mmol、151.88μL)を0℃で滴加した。反応混合物を室温で3時間撹拌した。揮発性物質を減圧下で除去し、残渣をジエチルエーテル(2×10mL)でトリチュレートして、2-(4-(1-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-3-メチル-2-オキソ-2,3-ジヒドロ-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-5-イル)ピペリジン-1-イル)酢酸(280mg、622.34μmol、収率95%)を薄茶色の固体として得た。LCMS (ES+): 401.3 [M + H]+
(3-アミノ-2,6-ジフルオロフェニル)(5-ブロモ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-イル)メタノンの合成
Figure 2023530030000136
工程1:SOCl(1.04kg、8.72mol、632mL、7.70当量)中の2,6-ジフルオロ-3-ニトロ安息香酸(230g、1.13mol、1.00当量)の溶液にDMF(8.28g、113mmol、8.71mL、0.10当量)を滴加した。混合物を75℃で8時間撹拌した。反応混合物を真空下で濃縮して、2,6-ジフルオロ-3-ニトロベンゾイルクロリド(245g、粗)を黄色の油として得た。
工程2:DCE(1.10L)中の5-ブロモ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(177g、902mmol、1.00当量)の溶液にAlCl(481g、3.61mol、197mL、4.00当量)を添加し、DCE(600mL)中の2,6-ジフルオロ-3-ニトロベンゾイルクロリド(200g、902mmol、1.00当量)を滴加し、混合物を50℃で4時間撹拌した。水(6.00L)を反応混合物に注ぎ、濾過し、濾過ケーキを石油エーテル/酢酸エチル=5/1(4.00L)によって15℃で30分間トリチュレートした。スラリーを濾過し、濾過ケーキを真空オーブンで乾燥させて、(5-ブロモ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-イル)(2,6-ジフルオロ-3-ニトロフェニル)メタノン(350g、粗)を黄色の固体として得た。
工程3:THF(2.00L)中の(5-ブロモ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-イル)(2,6-ジフルオロ-3-ニトロフェニル)メタノン(200g、523mmol、1.00当量)の溶液にSnCl・2HO(354g、1.57mol、3.00当量)を添加し、混合物を90℃で3時間撹拌した。反応混合物を20%KCO水溶液(9.00L)に注ぎ、酢酸エチル(3×5.00L)で抽出した。合わせた有機層をブライン(5.00L)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。粗残渣を酢酸エチル(1.50L)によって25℃で1時間トリチュレートした後、濾過し、濾過ケーキをDMSO(400mL)に溶解した後、水(1.50L)に25℃で滴加し、濾過し、濾過ケーキを水(1.50L)によって25℃で3時間トリチュレートし、濾過し、濾過ケーキを乾燥炉内にて50℃で8時間乾燥させ、再び粉砕して、(3-アミノ-2,6-ジフルオロフェニル)(5-ブロモ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-イル)メタノン(100g、収率53.1%)を黄色の固体として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO): δ12.62-13.43 (m, 1H), 8.55 (br d, J = 1.22 Hz, 1H),8.49 (d, J = 2.20 Hz, 1H), 8.14 (s, 1H), 6.85-7.00 (m, 2H), 5.21 (s, 2H)。
実施例1
N-[3-[5-[2-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロ-フェニル]プロパン-1-スルホンアミド
Figure 2023530030000137
工程1/2:DCM(10mL)中の(3-アミノ-2,6-ジフルオロ-フェニル)-(5-ブロモ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-イル)メタノン(600mg、1.70mmol)の撹拌溶液に0℃でトリエチルアミン(862.09mg、8.52mmol、1.19mL)、DMAP(10.41mg、85.20μmol)及びプロパン-1-スルホニルクロリド(728.95mg、5.11mmol、573.98μL)を添加した。反応混合物を室温で30分間撹拌した。反応混合物を水(10mL)で希釈し、酢酸エチル(2×30mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮して、N-[3-(5-ブロモ-1-プロピルスルホニル-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル)-2,4-ジフルオロ-フェニル]-N-プロピルスルホニル-プロパン-1-スルホンアミド(600mg、662.13μmol、収率38.86%)を茶色の液体として得た。この中間体をメタノール(10mL)及びKCO(246.96mg、1.79mmol)を用いて室温で2時間のスルホンアミドの選択的な脱保護に進めた。完了後に反応混合物を水(10mL)で希釈し、酢酸エチル(2×30mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮した。粗物質をシリカゲルカラムによって精製し、化合物を石油エーテル中30%の酢酸エチルで溶出させて、N-[3-(5-ブロモ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル)-2,4-ジフルオロ-フェニル]プロパン-1-スルホンアミド(200mg、353.50μmol、収率39.51%)を茶色の固体として得た。LCMS (ESI+): 458.0 [M + H]+
工程3:ジオキサン(2mL)及び水(0.5mL)中のN-[3-(5-ブロモ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル)-2,4-ジフルオロ-フェニル]プロパン-1-スルホンアミド(100mg、218.21μmol)の溶液をマイクロ波バイアルに取り、tert-ブチル4-[5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピリミジン-2-イル]ピペラジン-1-カルボキシレート(93.68mg、240.03μmol)を添加し、混合物をマイクロ波バイアルに取り、無水第三リン酸カリウム(46.32mg、218.21μmol)を窒素下にて室温で添加した。反応混合物を窒素で10分間脱ガスした後、XPhosPdG2(171.69mg、218.21μmol)を同じ温度で添加した。反応混合物にマイクロ波下にて120℃で1時間照射した。完了後に反応混合物を水(30mL)で希釈し、酢酸エチル(3×50mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して粗生成物を得た。得られた粗生成物を溶離液として石油エーテル中50%の酢酸エチルを用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって更に精製して、tert-ブチル4-[5-[3-[2,6-ジフルオロ-3-(プロピルスルホニルアミノ)ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]ピペラジン-1-カルボキシレート(50mg、39.74μmol、収率18.21%)を茶色の固体として得た。LCMS (ESI+): 642.2 [M + H]+
工程4:DCM(2mL)中のtert-ブチル4-[5-[3-[2,6-ジフルオロ-3-(プロピルスルホニルアミノ)ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]ピペラジン-1-カルボキシレート(50mg、77.92μmol)の撹拌溶液に0℃で1,4-ジオキサン(2.84mg、77.92μmol、3.55μL)中の4M HCl溶液を添加した。反応混合物を室温で1時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮して、粗生成物N-[2,4-ジフルオロ-3-[5-(2-ピペラジン-1-イルピリミジン-5-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]フェニル]プロパン-1-スルホンアミド(45mg、53.72μmol、収率68.94%)を淡黄色の固体として得た。LCMS (ESI+): 542.2 [M + H]+
工程5:標的化合物をPyBOP媒介酸-アミンカップリング反応(手順D)によって調製した。アミドカップリングをN-[2,4-ジフルオロ-3-[5-(2-ピペラジン-1-イルピリミジン-5-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]フェニル]プロパン-1-スルホンアミド(45mg、83.09μmol)、2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]酢酸(28.70mg、83.09μmol)及びPyBOP(64.86mg、124.64)及びN,N-ジイソプロピルエチルアミン(53.69mg、415.46μmol、72.36μL)を用いて行い、N-[3-[5-[2-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロ-フェニル]プロパン-1-スルホンアミド(5mg、5.52μmol、収率6.64%)を淡緑色の固体として得た。LCMS (ESI+): 869.2 [M + H]+1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 13.00 (s, 1H), 10.77 (s, 1H), 8.81 (s, 2H), 8.68 (s, 1H), 8.23 (s, 1H), 8.59 (s, 1H), 7.59 (q, J = 8.92 Hz, 1H), 7.28 (t, J = 8.72 Hz, 1H), 6.96 (d, J = 8.28 Hz, 2H), 6.61 (d, J = 8.32 Hz, 2H), 5.65 (d, J = 7.44 Hz, 1H), 4.29-4.23 (m, 1H), 3.89-3.59 (m, 8H), 3.12 (t, J = 7.72 Hz, 3H), 2.96 (d, J = 10.16 Hz, 2H), 2.78-2.67 (m, 3H), 2.37-2.31 (m, 1H), 2.15-2.09 (m, 3H), 1.91-1.81 (m, 4H), 1.77-1.59 (m, 4H), 0.97 (t, J = 7.44 Hz, 3H)。
実施例2
N-[3-[5-[2-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)オキシ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロ-フェニル]プロパン-1-スルホンアミド
Figure 2023530030000138
標的化合物をHATU媒介酸-アミンカップリング反応(手順A)によって調製した。アミドカップリングをN-[2,4-ジフルオロ-3-[5-(2-ピペラジン-1-イルピリミジン-5-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]フェニル]プロパン-1-スルホンアミド(25mg、46.16μmol)、2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)オキシ]フェニル]-1-ピペリジル]酢酸(15.99mg、46.16μmol)、HATU(26.33mg、69.24μmol)及びN,N-ジイソプロピルエチルアミン(29.83mg、230.81μmol、40.20μL)の溶液を用いて行い、N-[3-[5-[2-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)オキシ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロ-フェニル]プロパン-1-スルホンアミド(4mg、4.50μmol、収率9.76%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 870.2 [M + H]+1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 13.00 (s, 1H), 10.91 (s, 1H), 8.82 (s, 2H), 8.68 (s, 1H), 8.60 (s, 1H), 8.23 (s, 1H), 7.62-7.56 (m, 1H), 7.28 (t, J = 7.60 Hz, 1H), 7.17 (d, J = 8.80 Hz, 2H), 6.94 (d, J = 8.80 Hz, 2H), 5.17-5.13 (m, 1H), 3.90-3.60 (m, 8H), 3.33-3.25 (m, 2H), 3.13 (t, J = 2.00 Hz, 2H), 2.98 (d, J = 10.80 Hz, 2H), 2.76-2.62 (m, 4H), 2.19-2.12 (m, 4H), 1.78-1.63 (m, 6H), 0.97 (t, J = 7.60 Hz, 3H)。
実施例3:
N-[3-[5-[6-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロ-フェニル]プロパン-1-スルホンアミド
Figure 2023530030000139
工程1:1,4-ジオキサン(2mL)、水(0.5mL)中のN-[3-(5-ブロモ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル)-2,4-ジフルオロ-フェニル]プロパン-1-スルホンアミド(80mg、174.57μmol)の撹拌溶液にtert-ブチル4-[5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-2-ピリジル]ピペラジン-1-カルボキシレート(74.75mg、192.02μmol)及び無水第三リン酸カリウム(37.05mg、174.57μmol)を添加した。反応混合物を20分間脱ガスし、Xphos Pd G2(6.87mg、8.73μmol)を添加した。反応混合物にマイクロ波下にて120℃で1時間照射した。反応混合物を水(5mL)で希釈し、酢酸エチル(2×20mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮して粗生成物を得た。粗物質をシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製し、化合物を石油エーテル中50%の酢酸エチルで溶出させて、tert-ブチル4-[5-[3-[2,6-ジフルオロ-3-(プロピルスルホニルアミノ)ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]-2-ピリジル]ピペラジン-1-カルボキシレート(40mg、51.82μmol、収率29.68%)を得た。LCMS (ESI+): 641.2 [M + H]+
工程2:DCM(2mL)中のtert-ブチル4-[5-[3-[2,6-ジフルオロ-3-(プロピルスルホニルアミノ)ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]-2-ピリジル]ピペラジン-1-カルボキシレート(40mg、62.43μmol)の撹拌溶液に0℃でトリフルオロ酢酸(7.12mg、62.43μmol、4.81μL)を添加した。反応混合物を室温で1時間撹拌した。反応混合物を蒸発させて、N-[2,4-ジフルオロ-3-[5-(6-ピペラジン-1-イル-3-ピリジル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]フェニル]プロパン-1-スルホンアミド(40mg、51.94μmol、収率83.19%、トリフルオロ酢酸塩)を茶色のゴム状の化合物として得た。LCMS (ESI+): 541.3 [M + H]+
工程3:標的化合物をPyBOP媒介酸-アミンカップリング反応(手順D)によって調製した。アミドカップリングをN-[2,4-ジフルオロ-3-[5-(6-ピペラジン-1-イル-3-ピリジル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]フェニル]プロパン-1-スルホンアミド(30mg、55.50μmol)、2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]酢酸(19.17mg、55.50μmol)、PyBOP(43.32mg、83.24μmol)及びDIPEA(35.86mg、277.48μmol、48.33μL)を用いて行い、N-[3-[5-[6-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロ-フェニル]プロパン-1-スルホンアミド(5mg、5.59μmol、収率10.07%)を淡緑色の固体として得た。LCMS (ESI+): 868.3 [M + H]+1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 13.00 (s, 1H), 10.92 (s, 1H), 8.68 (s, 1H), 8.54 (s, 2H), 8.19 (s, 1H), 7.99-7.97 (m, 1H), 7.62-7.56 (m, 1H), 7.28 (t, J = 8.00 Hz, 1H), 7.04 (d, J = 8.80 Hz, 1H), 6.96 (d, J = 8.80 Hz, 2H), 6.61 (d, J = 8.80 Hz, 2H), 5.66 (d, J = 7.60 Hz, 1H), 4.35-4.26 (m, 1H), 3.74-3.60 (m, 8H), 3.34-3.23 (m, 2H), 3.14-3.10 (m, 2H), 2.95 (d, J = 10.80 Hz, 2H), 2.74-2.56 (m, 3H), 2.33-2.33 (m, 1H), 2.14-2.08 (m, 2H), 1.84-1.60 (m, 8H), 0.97 (t, J = 7.60 Hz, 3H)。
実施例5~実施例10
ピリミジニルピペラジン単位を有するイソプロピル-スルホンアミド分解剤の合成のための一般的スキーム:
Figure 2023530030000140
中間体:N-[2,4-ジフルオロ-3-[5-(6-ピペラジン-1-イル-3-ピリジル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]フェニル]プロパン-2-スルホンアミドの合成
工程1:N,N-ジメチルホルムアミド(25mL)中の(3-アミノ-2,6-ジフルオロ-フェニル)-(5-ブロモ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-イル)メタノン(2.50g、7.10mmol)の撹拌溶液にDBUを室温で添加し、同じ温度で15分間撹拌を続けた。次いで、反応混合物を氷浴によって0℃~5℃に冷却し、プロパン-2-スルホニルクロリド(5.06g、35.50mmol、3.99mL)をゆっくりと反応混合物に添加し、室温で16時間撹拌した。完了後に反応混合物を水(30mL)で希釈し、酢酸エチル(2×50mL)で抽出した。合わせた有機層を水、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。溶離液として用いられる石油エーテル中のアセトン(0%→50%)を用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって粗生成物を精製して、N-[3-(5-ブロモ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル)-2,4-ジフルオロ-フェニル]プロパン-2-スルホンアミド(1.5g、3.03mmol、収率42.64%)を淡黄色の固体として得た。LCMS (ESI+): 458.0 [M + H]+
工程2:1,4-ジオキサン(12mL)及び水(3mL)の混合物中のN-[3-(5-ブロモ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル)-2,4-ジフルオロ-フェニル]プロパン-2-スルホンアミド(600.00mg、1.31mmol)の撹拌溶液をマイクロ波バイアルに取り、tert-ブチル4-[5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-2-ピリジル]ピペラジン-1-カルボキシレート(560.65mg、1.44mmol)及びKPO(833.73mg、3.93mmol)を窒素下にて室温で添加した。反応混合物を窒素で10分間脱ガスした後、XPhos Pd G2(51.51mg、65.46μmol)を同じ温度で添加した。反応混合物をマイクロ波中で120℃に1時間加熱した。完了後に反応混合物を水(30mL)で希釈し、生成物を酢酸エチル(3×50mL)によって抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して粗生成物を得た。得られた粗生成物を溶離液として石油エーテル中80%の酢酸エチルを用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって更に精製して、tert-tert-ブチル4-[5-[3-[2,6-ジフルオロ-3-(イソプロピルスルホニルアミノ)ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]-2-ピリジル]ピペラジン-1-カルボキシレート(400mg、494.71μmol、収率37.79%)を得て、濾過によって単離した。LCMS (ESI+): 642.2 [M + H]+
工程3:1,4-ジオキサン(2mL)中のtert-ブチル4-[5-[3-[2,6-ジフルオロ-3-(イソプロピルスルホニルアミノ)ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]-2-ピリジル]ピペラジン-1-カルボキシレート(400.00mg、624.32μmol)の撹拌溶液に1,4-ジオキサン(3.20g、87.77mmol、4mL)中の4M HClを窒素下にて0℃~5℃で添加した。反応混合物を室温で3時間撹拌した。出発物質の完全な変換後に反応混合物を減圧下で濃縮し、N-[2,4-ジフルオロ-3-[5-(6-ピペラジン-1-イル-3-ピリジル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]フェニル]プロパン-2-スルホンアミド(400mg、595.24μmol、収率95.34%、塩酸塩)を淡黄色の固体として得た。LCMS (ESI+): 543.0 [M + H]+
実施例5
N-[3-[5-[2-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロ-フェニル]プロパン-2-スルホンアミド
Figure 2023530030000141
標的化合物をHATU媒介酸-アミンカップリング反応(手順A)によって調製した。アミドカップリングをN-[2,4-ジフルオロ-3-[5-(2-ピペラジン-1-イルピリミジン-5-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]フェニル]プロパン-2-スルホンアミド(30mg、51.90μmol)、2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]酢酸(19.82mg、51.90μmol)、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(40.25mg、311.40μmol、54.24μL)及びHATU(23.68mg、62.28μmol)を用いて行い、N-[3-[5-[2-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロ-フェニル]プロパン-2-スルホンアミド(7.20mg、7.84μmol、収率15.10%)を緑色の固体として得た。LCMS (ESI+): 869.2 [M + H]+1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 13.01 (s, 1H), 10.76 (s, 1H), 9.75 (s, 1H), 8.83 (s, 2H), 8.68 (s, 1H), 8.58 (s, 1H), 8.21 (s, 1H), 7.64-7.58 (m, 1H), 7.28 (t, J = 8.40 Hz, 1H), 6.97 (d, J = 8.40 Hz, 2H), 6.61 (d, J = 8.40 Hz, 2H), 5.65 (d, J = 7.60 Hz, 1H), 4.28-4.25 (m, 1H), 3.89-3.60 (m, 8H), 3.33-2.98 (m, 5H), 2.98-2.95 (m, 2H), 2.74-2.70 (m, 2H), 2.12-2.09 (m, 2H), 1.73-1.59 (m, 5H), 1.28 (d, J = 6.80 Hz, 6H)。
実施例6
N-[3-[5-[2-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロ-フェニル]プロパン-2-スルホンアミド
Figure 2023530030000142
標的化合物をHATU媒介酸-アミンカップリング反応(手順A)によって調製した。アミドカップリングをN-[2,4-ジフルオロ-3-[5-(2-ピペラジン-1-イルピリミジン-5-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]フェニル]プロパン-2-スルホンアミド(30mg、55.39μmol)、2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-1-ピペリジル]酢酸(22.15mg、55.39μmol、塩酸塩)、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(42.95mg、332.37μmol、57.89μL)及びHATU(25.28mg、66.47μmol)を用いて行い、N-[3-[5-[2-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロ-フェニル]プロパン-2-スルホンアミド(6.5mg、7.12μmol、収率12.85%)を緑色の固体として得た。LCMS (ESI+): 887.2 [M + H]+1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 13.01 (s, 1H), 10.78 (s, 1H), 9.75 (s, 1H), 8.81 (s, 2H), 8.68 (s, 1H), 8.58 (s, 1H), 8.22 (s, 1H), 7.64-7.58 (m, 1H), 7.30-7.26 (m, 1H), 7.01 (t, J = 8.40 Hz, 1H), 6.48-6.47 (m, 2H), 4.32-4.29 (m, 1H), 3.90-3.60 (m, 8H), 3.33-3.27 (m, 4H), 2.97 (s, 2H), 2.73-2.52 (m, 5H), 2.11-2.06 (m, 3H), 1.88-1.68 (m, 4H), 1.29 (d, J = 6.80 Hz, 6H)。
実施例7
N-[3-[5-[2-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)オキシ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロ-フェニル]プロパン-2-スルホンアミド
Figure 2023530030000143
標的化合物をHATU媒介酸-アミンカップリング反応(手順A)によって調製した。アミドカップリングをN-[2,4-ジフルオロ-3-[5-(2-ピペラジン-1-イルピリミジン-5-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]フェニル]プロパン-2-スルホンアミド(30mg、51.90μmol)、2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)オキシ]フェニル]-1-ピペリジル]酢酸(19.87mg、51.90μmol)、HATU(23.68mg、62.28μmol)及びN,N-ジイソプロピルエチルアミンを用いて行い、N-[3-[5-[2-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)オキシ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロ-フェニル]プロパン-2-スルホンアミド(16.0mg、16.41μmol、収率31.62%)を淡黄色の固体として得た。LCMS (ESI+): 870.2 [M + H]+1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 13.01 (s, 1H), 10.91 (s, 1H), 9.81 (s, 1H), 8.81 (s, 2H), 8.68 (s, 1H), 8.58 (s, 1H), 8.22 (s, 1H), 7.63-7.58 (m, 1H), 7.28 (t, J = 9.20 Hz, 1H), 7.17 (d, J = 8.80 Hz, 2H), 6.94 (d, J = 8.40 Hz, 2H), 5.17-5.13 (m, 1H), 3.67 (d, J = 109.20 Hz, 8H), 3.33-2.90 (m, 3H), 2.74-0.69 (m, 3H), 2.57-2.53 (m, 2H), 2.20-2.10 (m, 4H), 1.76-1.75 (m, 4H), 1.29 (d, J = 6.80 Hz, 6H)。
実施例8
N-[3-[5-[2-[4-[2-[4-[4-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロ-フェニル]プロパン-2-スルホンアミド
Figure 2023530030000144
標的化合物をHATU媒介酸-アミンカップリング反応(手順A)によって調製した。アミドカップリングをN-[2,4-ジフルオロ-3-[5-(2-ピペラジン-1-イルピリミジン-5-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]フェニル]プロパン-2-スルホンアミド(30mg、55.39μmol)、2-[4-[4-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)フェニル]-1-ピペリジル]酢酸(20.32mg、55.39μmol)、HATU(25.28mg、66.47μmol)及びN,N-ジイソプロピルエチルアミン(42.95mg、332.37μmol、57.89μL)を用いて行い、N-[3-[5-[2-[4-[2-[4-[4-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロ-フェニル]プロパン-2-スルホンアミド(8.0mg、9.08μ、収率16.38%)を緑色の固体として得た。LCMS (ESI+): 855.2 [M + H]+1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 12.87 (s, 1H), 10.75 (s, 1H), 9.69 (s, 1H), 8.74 (s, 2H), 8.61 (s, 1H), 8.49 (s, 1H), 8.13 (s, 1H), 7.56-7.50 (m, 1H), 7.20-7.06 (m, 5H), 3.82-3.52 (m, 8H), 3.15-3.26 (m, 5H), 2.92-2.89 (m, 2H), 2.61-2.58 (m, 6H), 2.07 (t, J = 11.24hz, 2H), 1.97-1.93 (m, 1H), 1.71-1.58 (m, 5H), 1.20 (d, J = 6.28 Hz, 2H)。
実施例9
N-[3-[5-[2-[4-[2-[4-[4-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-2-フルオロ-フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロ-フェニル]プロパン-2-スルホンアミド
Figure 2023530030000145
標的化合物をHATU媒介酸-アミンカップリング反応(手順A)によって調製した。アミドカップリングをN-[2,4-ジフルオロ-3-[5-(2-ピペラジン-1-イルピリミジン-5-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]フェニル]プロパン-2-スルホンアミド(30mg、55.39μmol)、2-[4-[4-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-2-フルオロ-フェニル]-1-ピペリジル]酢酸(21.32mg、55.39μmol)、HATU(25.28mg、66.47μmol)及びN,N-ジイソプロピルエチルアミン(42.95mg、332.37μmol、57.89μL)を用いて行い、N-[3-[5-[2-[4-[2-[4-[4-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-2-フルオロ-フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロ-フェニル]プロパン-2-スルホンアミド(11.50mg、13.10μmol、収率23.65%)を淡黄色の固体として得た。LCMS (ESI+): 872.2 [M + H]+1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 13.01 (s, 1H), 10.84 (s, 1H), 9.75 (s, 1H), 8.81 (s, 2H), 8.68 (s, 1H), 8.57 (s, 1H), 8.22 (s, 1H), 7.64-7.58 (m, 1H), 7.33-7.26 (m, 2H), 7.06-7.02 (m, 2H), 3.86-3.38 (m, 9H), 3.33-3.27 (m, 4H), 3.00 (d, J = 8.40 Hz, 2H), 2.69-2.62 (m, 3H), 2.24-2.18 (m, 3H), 1.29 (s, 4H), 1.26 (d, J = 14.80 Hz, 6H)。
実施例10
N-[3-[5-[2-[4-[2-[4-[3-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)-1-メチル-インダゾール-6-イル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロ-フェニル]プロパン-2-スルホンアミド
Figure 2023530030000146
標的化合物をHATU媒介酸-アミンカップリング反応(手順A)によって調製した。アミドカップリングをN-[2,4-ジフルオロ-3-[5-(2-ピペラジン-1-イルピリミジン-5-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]フェニル]プロパン-2-スルホンアミド(100mg、173.00μmol)、2-[4-[3-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)-1-メチル-インダゾール-6-イル]-1-ピペリジル]酢酸(73.34mg、173.85μmol)、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(134.15mg、1.04mmol、180.80μL)及びHATU(79.35mg、207.60μmol)を用いて行い、N-[3-[5-[2-[4-[2-[4-[3-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)-1-メチル-インダゾール-6-イル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロ-フェニル]プロパン-2-スルホンアミド(24mg、25.69μmol、収率14.85%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 909.0 [M + H]+1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 13.01 (s, 1H), 10.55 (s, 1H), 9.76 (s, 2H), 8.82 (s, 2H), 8.69 (s, 1H), 8.58 (s, 1H), 8.22 (s, 1H), 7.64-7.55 (m, 2H), 7.46 (s, 1H), 7.29 (t, J = 8.00 Hz, 1H), 7.06 (d, J = 8.80 Hz, 1H), 3.89 (s, 3H), 3.83-3.37 (m, 10H), 3.30-3.32 (m, 3H), 3.03-3.02 (m, 2H), 2.68 (t, J = 2.00 Hz, 2H), 2.34-2.08 (m, 2H), 1.83-1.76 (m, 4H), 1.26 (d, J = 14.40 Hz, 6H)。
実施例11~実施例15
ピリジニル-ピペラジン単位を有するイソプロピル-スルホンアミド分解剤の合成のための一般的スキーム:
Figure 2023530030000147
中間体:N-[2,4-ジフルオロ-3-[5-(6-ピペラジン-1-イル-3-ピリジル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]フェニル]プロパン-2-スルホンアミドの合成
工程1:1,4-ジオキサン(12mL)、水(3mL)の混合物中のN-[3-(5-ブロモ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル)-2,4-ジフルオロ-フェニル]プロパン-2-スルホンアミド(600.00mg、1.31mmol)の溶液をマイクロ波バイアルに取り、tert-ブチル4-[5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-2-ピリジル]ピペラジン-1-カルボキシレート(560.65mg、1.44mmol)、KPO(833.73mg、3.93mmol)を窒素下にて室温で添加した。反応混合物を窒素で10分間脱ガスした後、XPhos Pd G2(51.51mg、65.46μmol)を同じ温度で添加した。反応混合物をマイクロ波中で120℃に1時間加熱した。反応物を水(30mL)で希釈し、生成物を酢酸エチル(3×50mL)によって抽出した。酢酸エチル層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して粗生成物を得た。溶離液として用いられる石油エーテル中のアセトン(0%→50%)を用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって粗生成物を精製して、tert-ブチル4-[5-[3-[2,6-ジフルオロ-3-(イソプロピルスルホニルアミノ)ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]-2-ピリジル]ピペラジン-1-カルボキシレート(400mg、494.71μmol、収率37.79%)を得た。LCMS (ESI+): 641.2 [M + H]+
工程2:1,4-ジオキサン(2mL)中のtert-ブチル4-[5-[3-[2,6-ジフルオロ-3-(イソプロピルスルホニルアミノ)ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]-2-ピリジル]ピペラジン-1-カルボキシレート(400.00mg、624.32μmol)の撹拌溶液に99%1,4-ジオキサン(3.20g、87.77mmol、4mL)中の4M塩化水素を窒素下にて0℃~5℃で添加した。反応混合物を室温で3時間撹拌した。完了後に反応混合物を減圧下で濃縮し、N-[2,4-ジフルオロ-3-[5-(6-ピペラジン-1-イル-3-ピリジル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]フェニル]プロパン-2-スルホンアミド(400mg、595.24μmol、収率95.34%、塩酸塩)を淡黄色の固体として得た。LCMS (ESI+): 541.1 [M + H]+
実施例11
N-[3-[5-[6-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロ-フェニル]プロパン-2-スルホンアミド
Figure 2023530030000148
標的化合物をHATU媒介酸-アミンカップリング反応(手順A)によって調製した。アミドカップリングをN-[2,4-ジフルオロ-3-[5-(6-ピペラジン-1-イル-3-ピリジル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]フェニル]プロパン-2-スルホンアミド(30mg、51.99μmol)、2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]酢酸(19.85mg、51.99μmol)、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(40.31mg、311.93μmol、54.33μL)及びHATU(23.72mg、62.39μmol)を用いて行い、N-[3-[5-[6-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロ-フェニル]プロパン-2-スルホンアミド(11.50mg、12.47μmol、収率23.99%)を緑色の固体として得た。LCMS (ESI+): 868.3 [M + H]+1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 13.00 (s, 1H), 10.76 (s, 1H), 8.68 (s, 1H), 8.52 (s, 2H), 8.19 (s, 1H), 7.99-7.96 (m, 1H), 7.62-7.58 (m, 1H), 7.27 (t, J = 8.40 Hz, 1H), 7.04 (d, J = 8.80 Hz, 1H), 6.96 (d, J = 8.40 Hz, 2H), 6.61 (d, J = 8.80 Hz, 2H), 5.65 (d, J = 7.60 Hz, 1H), 4.20-4.32 (m, 1H), 3.74-3.60 (m, 8H), 3.33-3.23 (m, 3H), 2.96-2.93 (m, 2H), 2.74-2.67 (m, 2H), 2.59-2.52 (m, 3H), 2.14-2.08 (m, 3H), 1.76-1.57 (m, 4H), 1.28 (d, J = 6.80 Hz, 6H)。
実施例12
N-[3-[5-[6-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロ-フェニル]プロパン-2-スルホンアミド
Figure 2023530030000149
標的化合物をHATU媒介酸-アミンカップリング反応(手順A)によって調製した。アミドカップリングをN-[2,4-ジフルオロ-3-[5-(6-ピペラジン-1-イル-3-ピリジル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]フェニル]プロパン-2-スルホンアミド(30mg、55.50μmol)、2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-1-ピペリジル]酢酸(22.19mg、55.50μmol)、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(43.03mg、332.97μmol、58.00μL)及びHATU(25.32mg、66.59μmol)を用いて行い、N-[3-[5-[6-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロ-フェニル]プロパン-2-スルホンアミド(8.0mg、8.73μmol、収率15.74%)を緑色の固体として得た。LCMS (ESI+): 886.3 [M + H]+1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 12.97 (s, 1H), 10.78 (s, 1H), 9.75 (s, 1H), 8.68 (s, 1H), 8.53 (s, 2H), 8.19 (s, 1H), 7.99-7.99 (m, 1H), 7.64-7.58 (m, 1H), 7.30-7.26 (m, 1H), 7.05-6.98 (m, 2H), 6.47-6.43 (m, 2H), 6.01 (d, J = 7.60 Hz, 1H), 4.32-4.29 (m, 1H), 3.73-3.60 (m, 9H), 3.34 (m, 2H), 2.98 (m, 2H), 2.74-2.58 (m, 3H), 2.11-2.06 (m, 2H), 1.92-1.76 (m, 6H), 1.28 (d, J = 6.80 Hz, 6H)。
実施例13
N-[3-[5-[6-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)オキシ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロ-フェニル]プロパン-2-スルホンアミド
Figure 2023530030000150
標的化合物をHATU媒介酸-アミンカップリング反応(手順A)によって調製した。アミドカップリングをN-[2,4-ジフルオロ-3-[5-(6-ピペラジン-1-イル-3-ピリジル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]フェニル]プロパン-2-スルホンアミド(28.06mg、51.90μmol)、2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)オキシ]フェニル]-1-ピペリジル]酢酸(21.86mg、57.09μmol)、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(40.25mg、311.40μmol、54.24μL)及びHATU(23.68mg、62.28μmol)を用いて行い、N-[3-[5-[6-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)オキシ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロ-フェニル]プロパン-2-スルホンアミド(2.90mg、3.25μmol、収率6.25%)を淡黄色の固体として得た。LCMS (ESI+): 869.2 [M + H]+1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 12.97 (s, 1H), 10.92 (s, 1H), 9.77 (s, 1H), 8.68 (s, 1H), 8.53 (s, 2H), 8.20 (s, 1H), 8.00-7.97 (m, 1H), 7.64-7.58 (m, 1H), 7.28-7.30 (m, 1H), 7.26 (d, J = 1.20 Hz, 2H), 7.17 (d, J = 8.40 Hz, 1H), 7.04 (d, J = 8.80 Hz, 2H), 5.17-5.13 (m, 1H), 3.74-3.39 (m, 8H), 3.30-3.25 (m, 2H), 2.97-2.71 (m, 3H), 2.68-2.60 (m, 3H), 2.19-2.10 (m, 4H), 1.76-1.75 (m, 4H), 1.28 (d, J = 6.80 Hz, 6H)。
実施例14
N-[3-[5-[6-[4-[2-[4-[4-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロ-フェニル]プロパン-2-スルホンアミド
Figure 2023530030000151
標的化合物をHATU媒介酸-アミンカップリング反応(手順A)によって調製した。アミドカップリングをN-[2,4-ジフルオロ-3-[5-(6-ピペラジン-1-イル-3-ピリジル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]フェニル]プロパン-2-スルホンアミド(30.00mg、55.50μmol)、2-[4-[4-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)フェニル]-1-ピペリジル]酢酸(20.36mg、55.50μmol)、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(43.03mg、332.97μmol、58.00μL)及びHATU(25.32mg、66.59μmol)を用いて行い、N-[3-[5-[6-[4-[2-[4-[4-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロ-フェニル]プロパン-2-スルホンアミド(8.60mg、9.89μmol、収率17.83%)を淡黄色の固体として得た。LCMS (ESI+): 853.0 [M + H]+; 1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 10.81 (s, 1H), 8.66 (s, 1H), 8.51 (s, 2H), 8.13 (s, 1H), 7.98-7.95 (m, 1H), 7.58-7.54 (m, 1H), 7.23-7.13 (m, 5H), 7.03 (d, J = 8.80 Hz, 1H), 3.83-3.60 (m, 7H), 3.33-3.20 (m, 6H), 3.18-3.16 (m, 2H), 2.65-2.61 (m, 2H), 2.17-2.12 (m, 3H), 2.04-2.00 (m, 1H), 1.87 (s, 1H), 1.79-1.65 (m, 4H), 1.24 (d, J = 6.80 Hz, 6H)。
実施例15
N-[3-[5-[6-[4-[2-[4-[4-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-2-フルオロ-フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロ-フェニル]プロパン-2-スルホンアミド
Figure 2023530030000152
標的化合物をHATU媒介酸-アミンカップリング反応(手順A)によって調製した。アミドカップリングをN-[2,4-ジフルオロ-3-[5-(6-ピペラジン-1-イル-3-ピリジル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]フェニル]プロパン-2-スルホンアミド(30.0mg、55.50μmol)、2-[4-[4-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-2-フルオロ-フェニル]-1-ピペリジル]酢酸(21.36mg、55.50μmol)、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(43.03mg、332.97μmol、58.00μL)及びHATU(25.32mg、66.59μmol)を用いて行い、N-[3-[5-[6-[4-[2-[4-[4-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-2-フルオロ-フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロ-フェニル]プロパン-2-スルホンアミド(9.50mg、10.89μmol、収率19.63%)を淡黄色の固体として得た。LCMS (ESI+): 871.3 [M + H]+1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 13.03 (s, 1H), 10.84 (s, 1H), 8.68 (s, 1H), 8.60 (s, 2H), 8.52 (s, 1H), 7.99-7.96 (m, 1H), 7.64-7.58 (m, 1H), 7.32-7.24 (m, 2H), 7.32-7.24 (m, 3H), 3.87-3.60 (m, 9H), 3.33-3.25 (m, 4H), 3.00-2.90 (m, 2H), 2.62-2.66 (m, 3H), 2.24-2.14 (m, 3H), 2.04-1.99 (m, 1H), 1.73 (s, 4H), 1.28 (d, J = 6.80 Hz, 6H)。
実施例18~実施例61
ピリミジニルピペラジンスペーサー単位を有するN-エチル(メチル)スルファモイル分解剤の合成のための一般的スキーム:
Figure 2023530030000153
中間体:3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(2-ピペラジン-1-イルピリミジン-5-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジンの合成
工程1:1,4-ジオキサン(8.0mL)及び水(2.0mL)中の5-ブロモ-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(1.0g、2.11mmol)の溶液をマイクロ波バイアルに取り、tert-ブチル4-[5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピリミジン-2-イル]ピペラジン-1-カルボキシレート(910mg、2.33mmol)、無水第三リン酸カリウム(1.4g、6.60mmol)を窒素下にて室温で添加した。反応混合物を窒素で10分間脱ガスした後、XPhos Pd G2(85mg、108.03μmol)を同じ温度で添加した。反応混合物にマイクロ波下にて120℃で1時間照射した。完了後に水を反応混合物に添加し、酢酸エチル(2×200mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。溶離液として石油エーテル中80%の酢酸エチルを用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって粗化合物を精製して、tert-ブチル4-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]ピペラジン-1-カルボキシレート(1.0g、1.41mmol、収率66.56%)を黄色の固体として得た。LCMS (ESI+): 656.8 [M + H]+
工程2:1,4-ジオキサン(3.0mL)中のtert-ブチル4-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]ピペラジン-1-カルボキシレート(1.0g、1.52mmol)の撹拌溶液に1,4-ジオキサン(560.00mg、15.36mmol、0.70mL)中の4M塩化水素を窒素下にて0℃~5℃で添加した。反応混合物を室温で5時間撹拌した。完了後に反応混合物を減圧下で濃縮して、3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(2-ピペラジン-1-イルピリミジン-5-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(910mg、1.47mmol、収率96.24%、塩酸塩)を黄色の固体として得た。LCMS (ESI+): 557.4 [M + H]+1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 13.10 (s, 1H), 9.72 (s, 1H), 9.42 (s, 1H), 8.85 (s, 2H), 8.68 (d, J = 2.00 Hz, 1H), 8.59 (s, 1H), 8.13 (s, 1H), 7.60-7.54 (m, 1H), 7.29-7.24 (m, 2H), 7.18-7.12 (m, 1H), 4.05 (t, J = 5.20 Hz, 4H), 3.19(s, 4H), 3.11 (q, J = 7.20 Hz, 2H), 2.72 (s, 3H), 1.03 (t, J = 6.80 Hz, 3H)。
実施例18
5-[2-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000154
DMF(10mL)中の3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(2-ピペラジン-1-イルピリミジン-5-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(600mg、1.01mmol)の撹拌溶液に2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]酢酸(390mg、1.02mmol)及びN,N-ジイソプロピルエチルアミン(1.48g、11.48mmol、2.0mL)を窒素下にて室温で添加し、続いてHATU(470mg、1.24mmol)を同じ温度で添加した。反応混合物を室温で12時間撹拌した。完了後に反応混合物を減圧下で濃縮した。粗化合物を分取HPLC(移動相:HO/ACN中の10mM NHOAc:HO(90:10)によって精製し、画分を凍結乾燥して、5-[2-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(349.84mg、383.02μmol、収率37.86%)を緑色の固体として得た。LCMS (ESI+): 884.3 [M + H]+1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 10.77 (s, 1H), 9.71 (s, 1H), 8.81 (s, 2H), 8.68 (d, J = 2.00 Hz, 1H), 8.57 (s, 1H), 8.15 (s, 1H), 7.61-7.55 (m, 1H), 7.27 (t, J = 8.40 Hz, 1H), 6.97 (d, J = 8.40 Hz, 2H), 6.61 (d, J = 8.80 Hz, 2H), 5.66 (d, J = 7.60 Hz, 1H), 4.28-4.25 (m, 1H), 3.89-3.82 (m, 4H), 3.71 (s, 2H), 3.59 (s, 2H), 3.24 (s, 2H), 3.11 (q, J = 7.20 Hz, 2H), 2.96 (d, J = 10.40 Hz, 2H), 2.78-2.62 (m, 1H), 2.73 (s, 3H), 2.60-2.55 (m, 2H), 2.40-2.15 (m, 1H), 2.11-2.07 (m, 3H), 1.91-1.84 (m, 1H), 1.83-1.57 (m, 4H), 1.02 (t, J = 7.20 Hz, 3H)。
実施例19
5-[2-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]ピペラジン-1-イル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000155
2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]ピペラジン-1-イル]酢酸(169.39mg、246.04μmol、トリ-TFA塩)をDMF(1.5mL)に溶解し、DIPEA(212.00mg、1.64mmol、285.71μL)、続いてHATU(74.84mg、196.84μmol)を添加した。混合物を室温で10分間撹拌し、3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(2-ピペラジン-1-イルピリミジン-5-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(110mg、164.03μmol、トリフルオロ酢酸塩)を添加した。混合物を室温で一晩撹拌した。混合物を100gのC18カラム(修飾剤として0.1%TFAを含む水中の5%→100%アセトニトリル)での逆相クロマトグラフィーによって精製した。生成物の画分を飽和重炭酸ナトリウムで中和し、EtOAcで抽出し、続いてフラッシュシリカゲルカラムクロマトグラフィー(DCM中0%→15%のMeOH)を行い、5-[2-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]ピペラジン-1-イル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(65.5mg、70.31μmol、収率42.87%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 885.2 [M+H]+1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 12.99 (s, 1H), 10.74 (s, 1H), 9.71 (s, 1H), 8.80 (s, 2H), 8.68 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.56 (s, 1H), 8.14 (s, 1H), 7.58 (td, J = 9.0, 5.9 Hz, 1H), 7.36 - 7.19 (m, 1H), 6.86 - 6.71 (m, 2H), 6.70 - 6.54 (m, 2H), 5.38 (d, J = 7.3 Hz, 1H), 4.20 (ddd, J = 11.6, 7.1, 4.7 Hz, 1H), 3.97 - 3.76 (m, 4H), 3.76 - 3.67 (m, 2H), 3.67 - 3.53 (m, 2H), 3.27 (s, 2H), 3.11 (q, J = 7.1 Hz, 2H), 3.04 - 2.87 (m, 4H), 2.82 - 2.66 (m, 4H), 2.65 - 2.54 (m, 4H), 2.11 (dq, J = 12.5, 4.3, 3.9 Hz, 1H), 1.84 (qd, J = 11.9, 4.7 Hz, 1H), 1.02 (t, J = 7.1 Hz, 3H)。
実施例21
5-[2-[4-[2-[4-[5-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-ピリジル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000156
2-[4-[5-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-ピリジル]-1-ピペリジル]酢酸(82.39mg、178.94μmol、トリフルオロ酢酸塩)をDMF(1.5mL)に溶解し、DIPEA(154.18mg、1.19mmol、207.78μL)、続いてHATU(54.43mg、143.15μmol)を添加した。混合物を室温で10分間撹拌し、3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(2-ピペラジン-1-イルピリミジン-5-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(80mg、119.29μmol、トリフルオロ酢酸塩)を添加した。混合物を室温で一晩撹拌した。混合物を100gのC18カラム(修飾剤として0.1%TFAを含む水中の5%→100%アセトニトリル)での逆相クロマトグラフィーによって精製した。生成物の画分を飽和重炭酸ナトリウムで中和し、EtOAcで抽出し、続いてフラッシュシリカゲルカラムクロマトグラフィー(DCM中0%→15%のMeOH)を行い、5-[2-[4-[2-[4-[5-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-ピリジル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(65mg、69.78μmol、収率58.49%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 885.3 [M+H]+1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 12.98 (s, 1H), 10.77 (s, 1H), 9.68 (s, 1H), 8.79 (s, 2H), 8.71 - 8.63 (m, 1H), 8.55 (s, 1H), 8.12 (s, 1H), 7.96 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 7.56 (td, J = 8.9, 5.8 Hz, 1H), 7.26 (t, J = 8.6 Hz, 1H), 6.97 (s, 2H), 5.91 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 4.32 (ddd, J = 12.2, 7.7, 4.9 Hz, 1H), 3.89 - 3.84 (m, 2H), 3.82 - 3.78 (m, 2H), 3.72 - 3.68 (m, 2H), 3.60 - 3.56 (m, 2H), 3.10 (q, J = 7.1 Hz, 2H), 2.98 - 2.94 (m, 1H), 2.71 (s, 3H), 2.70 - 2.63 (m, 1H), 2.61 - 2.52 (m, 2H), 2.29 - 2.04 (m, 3H), 1.89 (tt, J = 12.1, 6.3 Hz, 1H), 1.83 - 1.66 (m, 4H), 1.00 (t, J = 7.1 Hz, 3H)。
実施例22
5-[2-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-メチル-アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000157
2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-メチル-アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]酢酸(105.12mg、178.94μmol、ビス-TFA塩)をDMF(1.5mL)に溶解し、DIPEA(154.18mg、1.19mmol、207.78μL)、続いてHATU(54.43mg、143.15μmol)を添加した。混合物を室温で10分間撹拌し、3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(2-ピペラジン-1-イルピリミジン-5-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(80mg、119.29μmol、トリフルオロ酢酸塩)を添加した。混合物を室温で一晩撹拌した。混合物を100gのC18カラム(修飾剤として0.1%TFAを含む水中の5%→100%アセトニトリル)での逆相クロマトグラフィーによって精製した。生成物の画分を飽和重炭酸ナトリウムで中和し、EtOAcで抽出し、続いてフラッシュシリカゲルカラムクロマトグラフィー(DCM中0%→15%のMeOH)を行い、5-[2-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-メチル-アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(58.4mg、61.78μmol、収率51.79%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 898.3 [M+H]+1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 13.00 (s, 1H), 10.76 (s, 1H), 9.70 (s, 1H), 8.81 (s, 2H), 8.68 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.57 (s, 1H), 8.14 (s, 1H), 7.59 (td, J = 9.0, 5.9 Hz, 1H), 7.32 - 7.23 (m, 1H), 7.06 (d, J = 8.3 Hz, 2H), 6.75 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 4.83 (dd, J = 12.6, 5.0 Hz, 1H), 3.92 - 3.86 (m, 2H), 3.85 - 3.81 (m, 2H), 3.73 - 3.68 (m, 2H), 3.63 - 3.59 (m, 2H), 3.12 (q, J = 7.1 Hz, 3H), 3.04 - 2.93 (m, 1H), 2.84 (ddd, J = 17.8, 13.3, 5.2 Hz, 1H), 2.74 (s, 3H), 2.71 (s, 3H), 2.56 (s, 1H), 2.41 (s, 1H), 2.35 - 2.21 (m, 2H), 1.91 - 1.82 (m, 1H), 1.80 - 1.57 (m, 4H), 1.30 - 1.18 (m, 3H), 1.03 (t, J = 7.1 Hz, 3H)。
実施例24
5-[2-[4-[2-[4-[4-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000158
標的化合物を手順Bにより、アミドカップリングを2-[4-[4-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)フェニル]-1-ピペリジル]酢酸(70.04mg、179.67μmol)、3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(2-ピペラジン-1-イルピリミジン-5-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(100mg、179.67μmol)及び1.5のDIPEA及び1.5当量のCOMUによって変更して調製した。粗物質を逆相カラムクロマトグラフィー(MeCN及び水(0.01%TFA))によって精製した。生成物は約40%溶出する。生成物をEtOAc中の飽和重炭酸塩溶液にて遊離塩基化した。次いで、物質をMeOH及びDCM(0%→30%のMeOH)によって精製して、5-[2-[4-[2-[4-[4-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(63.5mg、71.5μmol、収率39%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 870.1 [M + H] +1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 12.92 (s, 1H), 10.25 (s, 1H), 9.62 (s, 1H), 8.74 (s, 2H), 8.61 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.50 (s, 1H), 8.07 (s, 1H), 7.56 - 7.46 (m, 1H), 7.25 - 7.14 (m, 5H), 3.85 - 3.79 (m, 2H), 3.77 - 3.73 (m, 2H), 3.70 (t, J = 6.7 Hz, 1H), 3.68 - 3.63 (m, 3H), 3.55 - 3.51 (m, 2H), 3.20 - 3.16 (m, 2H), 3.04 (q, J = 7.2 Hz, 2H), 2.93 - 2.88 (m, 2H), 2.68 - 2.59 (m, 5H), 2.11 - 2.07 (m, 2H), 1.79 - 1.51 (m, 2H), 0.95 (t, J = 7.1 Hz, 3H)。
実施例25
5-[2-[4-[2-[4-[4-[[(3S)-2,6-ジオキソ-3-ピペリジル]アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000159
標的化合物をHATU媒介酸-アミンカップリング反応(手順A)によって調製した。アミドカップリングを3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(2-ピペラジン-1-イルピリミジン-5-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(300mg、539.00μmol)、2-[4-[4-[[(3S)-2,6-ジオキソ-3-ピペリジル]アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]酢酸(186.17mg、539.00μmol)、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(278.65mg、2.16mmol、375.54μL)及びHATU(204.94mg、539.00μmol)を用いて行い、5-[2-[4-[2-[4-[4-[[(3S)-2,6-ジオキソ-3-ピペリジル]アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(150mg、167.60μmol、収率31.10%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 884.2 [M + H]+1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 13.00 (s, 1H), 10.77 (s, 1H), 9.78 (s, 1H), 8.81 (s, 2H), 8.68 (d, J = 2.40 Hz, 1H), 8.57 (s, 1H), 8.14 (s, 1H), 7.55-7.60 (m, 1H), 7.26 (t, J = 8.40 Hz, 1H), 6.97 (d, J = 8.40 Hz, 2H), 6.61 (d, J = 8.80 Hz, 2H), 5.66 (d, J = 7.60 Hz, 1H), 4.21-4.31 (m, 1H), 3.89 (s, 2H), 3.82 (s, 2H), 3.72 (s, 2H), 3.59 (s, 2H), 3.23 (s, 2H), 3.11 (q, J = 6.80 Hz, 2H), 2.96 (d, J = 10.80 Hz, 2H), 2.61-2.78 (m, 2H), 2.74 (s, 3H), 2.41-2.55 (m, 1H), 2.09-2.14 (m, 3H), 1.81-1.91 (m, 1H), 1.57-1.73 (m, 4H), 1.02 (t, J = 6.80 Hz, 3H)。
実施例26
5-[2-[4-[2-[4-[4-[[(3R)-2,6-ジオキソ-3-ピペリジル]アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000160
標的化合物をHATU媒介酸-アミンカップリング反応(手順A)によって調製した。アミドカップリングを3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(2-ピペラジン-1-イルピリミジン-5-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(50mg、89.83μmol)、2-[4-[4-[[(3R)-2,6-ジオキソ-3-ピペリジル]アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]酢酸(31.03mg、89.83μmol)、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(46.44mg、359.33μmol、62.59μL)及びHATU(34.16mg、89.83μmol)を用いて行い、5-[2-[4-[2-[4-[4-[[(3R)-2,6-ジオキソ-3-ピペリジル]アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(15mg、15.50μmol、収率17.25%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 884.1 [M + H]+1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 13.01 (d, J = 2.80 Hz, 1H), 10.79 (s, 1H), 9.71 (s, 1H), 8.84 (s, 2H), 8.69 (d, J = 2.00 Hz, 1H), 8.59 (s, 1H), 8.16 (d, J = 2.40 Hz, 1H), 7.56-7.62 (m, 1H), 7.29 (dd, J = 7.60, 13.00 Hz, 1H), 6.99 (d, J = 5.60 Hz, 2H), 6.66 (d, J = 8.40 Hz, 2H), 5.76 (d, J = 7.60 Hz, 1H), 4.20-4.33 (m, 2H), 3.94 (s, 2H), 3.89 (s, 2H), 3.70 (s, 2H), 3.56 (s, 4H), 3.12 (q, J = 7.20 Hz, 2H), 3.01-3.10 (m, 1H), 2.72-2.81 (m, 2H), 2.74 (s, 3H), 2.61-2.68 (m, 2H), 2.46-2.55 (m, 2H), 2.06-2.15 (m, 1H), 1.86-2.01 (m, 4H), 1.03 (t, J = 7.20 Hz, 3H)。
実施例27
3-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-6-[1-[2-[4-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]ピペラジン-1-イル]-2-オキソ-エチル]-4-ピペリジル]-1-メチル-インダゾール
Figure 2023530030000161
標的化合物をHATU媒介酸-アミンカップリング反応(手順A)によって調製した。アミドカップリングを3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(2-ピペラジン-1-イルピリミジン-5-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(20mg、33.72μmol)、2-[4-[3-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-1-メチル-インダゾール-6-イル]-1-ピペリジル]酢酸(15mg、35.64μmol)、HATU(16mg、42.08μmol)及びN,N-ジイソプロピルエチルアミン(371.00mg、2.87mmol、0.50mL)を用いて行い、3-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-6-[1-[2-[4-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]ピペラジン-1-イル]-2-オキソ-エチル]-4-ピペリジル]-1-メチル-インダゾール(4.75mg、5.12μmol、収率15.19%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 923.3 [M + H]+1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 12.93 (s, 1H), 10.81 (s, 1H), 9.65 (s, 1H), 8.74 (s, 2H), 8.61 (d, J = 2.00 Hz, 1H), 8.50 (s, 1H), 8.07 (s, 1H), 7.48-7.55 (m, 2H), 7.38 (s, 1H), 7.20 (t, J = 8.40 Hz, 1H), 6.98 (d, J = 8.40 Hz, 1H), 4.24-4.27 (m, 1H), 3.90 (s, 3H), 3.84 (s, 2H), 3.75 (s, 2H), 3.67 (s, 2H), 3.53 (s, 2H), 3.26 (s, 2H), 3.04 (q, J = 6.80 Hz, 2H), 2.95 (d, J = 12.00 Hz, 2H), 2.65 (s, 3H), 2.32-2.52 (m, 3H), 2.05-2.26 (m, 4H), 1.68-1.84 (m, 4H), 0.95 (t, J = 6.80 Hz, 3H)。
実施例28
3-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-6-[[1-[2-[4-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]ピペラジン-1-イル]-2-オキソ-エチル]-4-ピペリジル]アミノ]-1-メチル-インダゾール
Figure 2023530030000162
標的化合物をHATU媒介酸-アミンカップリング反応(手順A)によって調製した。アミドカップリングを3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(2-ピペラジン-1-イルピリミジン-5-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(20mg、33.72μmol、塩酸塩)、2-[4-[[3-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-1-メチル-インダゾール-6-イル]アミノ]-1-ピペリジル]酢酸(18mg、35.06μmol、トリフルオロ酢酸塩)、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(371.00mg、2.87mmol、0.50mL)及びHATU(16mg、42.08μmol)を用いて行い、3-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-6-[[1-[2-[4-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]ピペラジン-1-イル]-2-オキソ-エチル]-4-ピペリジル]アミノ]-1-メチル-インダゾール(7.90mg、8.35μmol、収率24.76%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 938.2 [M + H]+1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 13.02 (s, 1H), 10.75 (s, 1H), 9.74 (s, 1H), 8.74 (s, 2H), 8.61 (s, 1H), 8.50 (s, 1H), 8.07 (s, 1H), 7.47-7.53 (m, 1H), 7.25 (d, J = 8.80 Hz, 1H), 7.16-7.20 (m, 1H), 6.45 (d, J = 10.00 Hz, 1H), 6.32 (s, 1H), 5.70 (d, J = 8.00 Hz, 1H), 4.14-4.02 (m, 1H), 3.81 (s, 2H), 3.74 (s, 3H), 3.78-3.70 (m, 1H), 3.65 (s, 2H), 3.62 (s, 2H), 3.16 (s, 2H), 3.03 (q, J = 7.20 Hz, 2H), 2.80 (d, J = 10.80 Hz, 2H), 2.65 (s, 3H), 2.45-2.55 (m, 3H), 2.19-2.23 (m, 2H), 2.07-2.16 (m, 2H), 1.92-1.83 (m, 2H), 1.45-1.25 (m, 2H), 0.95 (t, J = 7.2 Hz, 3H)。
実施例29
5-[2-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-3-フルオロ-フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000163
標的化合物をHATU媒介酸-アミンカップリング反応(手順A)によって調製した。アミドカップリングを3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(2-ピペラジン-1-イルピリミジン-5-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(20mg、33.72μmol、塩酸塩)、2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-3-フルオロ-フェニル]-1-ピペリジル]酢酸(14mg、35.01μmol)、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(371.00mg、2.87mmol、0.50mL)及びHATU(16mg、42.08μmol)を用いて行い、5-[2-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-3-フルオロ-フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(7.15mg、7.91μmol、収率23.46%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 902.2 [M + H]+1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 13.01 (s, 1H), 10.82 (s, 1H), 9.72 (s, 1H), 8.81 (s, 2H), 8.68 (d, J = 2.40 Hz, 1H), 8.58 (s, 1H), 8.15 (s, 1H), 7.55-7.61 (m, 1H), 7.25-7.30 (m, 1H), 6.94-6.97 (m, 1H), 6.85-6.90 (m, 1H), 6.80-6.87 (m, 1H), 5.38-5.41 (m, 1H), 4.31-4.41 (m, 1H), 3.85-3.90 (m, 2H), 3.78-3.83 (m, 2H), 3.70-3.76 (m, 2H), 3.58-3.65 (m, 2H), 3.21-3.31 (m, 2H), 3.11 (q, J = 6.80 Hz, 2H), 2.96 (d, J = 10.40 Hz, 2H), 2.61-2.76 (m, 1H), 2.75 (s, 3H), 2.58-2.50 (m, 1H), 2.31-2.45 (m, 1H), 2.01-2.16 (m, 4H), 1.75-1.72 (m, 2H), 1.65-1.55 (m, 2H), 1.02 (t, J = 7.2Hz, 3H)。
実施例30
5-[2-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-3,3-ジフルオロ-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000164
標的化合物をHATU媒介酸-アミンカップリング反応(手順A)によって調製した。アミドカップリングを3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(2-ピペラジン-1-イルピリミジン-5-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(20mg、33.72μmol、塩酸塩)、2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-3,3-ジフルオロ-1-ピペリジル]酢酸(15mg、35.90μmol)、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(371.00mg、2.87mmol、0.50mL)及びHATU(15.39mg、40.47μmol)を用いて行い、5-[2-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-3,3-ジフルオロ-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(10.37mg、10.47μmol、収率31.05%)を緑色の固体として得た。LCMS (ESI+): 920.2 [M + H]+1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 12.94 (s, 1H), 10.79 (s, 1H), 9.67 (s, 1H), 8.88 (s, 2H), 8.69 (d, J = 2.00 Hz, 1H), 8.56-8.60 (m, 1H), 8.15 (s, 1H), 7.56-7.62 (m, 1H), 7.26-7.30 (m, 1H), 7.02 (d, J = 8.40 Hz, 2H), 6.64 (d, J = 8.80 Hz, 2H), 5.82 (d, J = 7.20 Hz, 1H), 4.26-4.36 (m, 1H), 3.80-3.90 (m, 4H), 3.51-3.72 (m, 4H), 3.39-3.46 (m, 2H), 3.06-3.18 (m, 3H), 2.80-2.95 (m, 2H), 2.50-2.78 (m, 3H), 2.65 (s, 3H), 2.30-2.42 (m, 1H), 1.95-2.15 (m, 2H), 1.80-1.91 (m, 1H), 1.65-1.80 (m, 1H), 1.02 (t, J = 7.20 Hz, 3H)。
実施例31
5-[2-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-フェニル]-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000165
標的化合物をHATU媒介酸-アミンカップリング反応(手順A)によって調製した。アミドカップリングを3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(2-ピペラジン-1-イルピリミジン-5-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(80mg、143.73μmol)、2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-4-ピペリジル]酢酸(49.64mg、143.73μmol)、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(74.31mg、574.93μmol、100.14μL)及びHATU(54.65mg、143.73μmol)を用いて行い、5-[2-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(25.49mg、27.54μmol、収率19.16%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 884.1 [M + H]+1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 12.95 (s, 1H), 0.76 (s, 1H), 9.71 (s, 1H), 8.81 (s, 2H), 8.68 (d, J = 2.40 Hz, 1H), 8.57 (s, 1H), 8.15 (s, 1H), 7.55-7.61 (m, 1H), 7.27 (dd, J = 1.20, 12.40 Hz, 1H), 6.76 (d, J = 8.80 Hz, 2H), 6.60 (d, J = 8.80 Hz, 2H), 5.37 (d, J = 7.20 Hz, 1H), 4.15-4.25 (m, 1H), 3.75-3.90 (m, 4H), 3.55-3.65 (m, 4H), 3.35-3.53 (m, 2H), 3.06-3.12 (m, 2H), 2.65-2.80 (m, 3H), 2.73 (s, 3H), 2.30-2.61 (m, 5H), 2.08-2.13 (m, 1H), 1.76-1.86 (m, 4H), 1.25-1.40 (m, 2H), 1.02 (t, J = 7.20 Hz, 1H)。
実施例32
5-[2-[4-[2-[4-[4-[(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)メチル]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000166
標的化合物をHATU媒介酸-アミンカップリング反応(手順A)によって調製した。アミドカップリングを3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(2-ピペラジン-1-イルピリミジン-5-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(90mg、161.70μmol)、2-[4-[4-[(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)メチル]フェニル]-1-ピペリジル]酢酸(55.85mg、161.70μmol)、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(83.59mg、646.80μmol、112.66μL)及びHATU(61.48mg、161.70μmol)を用いて行い、5-[2-[4-[2-[4-[4-[(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)メチル]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(34.5mg、38.32μmol、収率23.70%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 882.1 [M + H]+1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 12.95 (s, 1H), 10.19 (s, 1H), 9.72 (s, 1H), 8.81 (s, 2H), 8.68 (d, J = 2.40 Hz, 1H), 8.57 (s, 1H), 8.15 (s, 1H), 7.55-7.61 (m, 1H), 7.20-7.30 (m, 5H), 4.47 (s, 2H), 3.90 (s, 2H), 3.82 (s, 2H), 3.72 (s, 2H), 3.59 (s, 2H), 3.26-3.36 (m, 4H), 3.11 (q, J = 7.20 Hz, 2H), 3.10 (d, J = 7.20 Hz, 2H), 2.73 (s, 3H), 2.45-2.56 (m, 1H), 2.08-2.19 (m, 2H), 1.61-1.78 (m, 4H), 1.02 (t, J = 7.20 Hz, 3H)。
実施例33
1-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-5-[1-[2-[4-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]ピペラジン-1-イル]-2-オキソ-エチル]-4-ピペリジル]-3-メチル-2-オキソ-ベンズイミダゾール
Figure 2023530030000167
標的化合物をHATU媒介酸-アミンカップリング反応(手順A)によって調製した。アミドカップリングを3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(2-ピペラジン-1-イルピリミジン-5-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(90mg、161.70μmol)、2-[4-[1-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-3-メチル-2-オキソ-ベンズイミダゾール-5-イル]-1-ピペリジル]酢酸(64.75mg、161.70μmol)、HATU(61.48mg、161.70μmol)及びDIPEA(83.59mg、646.80μmol、112.66μL)を用いて行い、1-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-5-[1-[2-[4-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]ピペラジン-1-イル]-2-オキソ-エチル]-4-ピペリジル]-3-メチル-2-オキソ-ベンズイミダゾール(32mg、32.03μmol、収率19.81%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 937.1 [M + H]+1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 13.01 (s, 1H), 11.09 (s, 1H), 9.72 (s, 1H), 8.82 (s, 2H), 8.69 (d, J = 2.00 Hz, 1H), 8.58 (s, 1H), 8.15 (s, 1H), 7.56-7.62 (m, 1H), 7.26-7.30 (m, 1H), 7.10 (s, 1H), 7.02 (d, J = 8.00 Hz, 2H), 6.94 (d, J = 7.60 Hz, 2H), 5.31-5.36 (m, 1H), 3.91 (s, 2H), 3.83 (s, 2H), 3.72 (s, 2H), 3.61 (s, 2H), 3.34-3.50 (m, 1H), 3.4(s, 3H), 3.13 (q, J = 7.20 Hz, 2H), 3.09-3.02 (m, 2H), 2.80-3.00 (m, 2H), 2.73 (s, 3H), 2.57-2.72 (m, 2H), 2.10-2.31 (m, 1H), 1.95-2.05 (m, 1H), 1.65-1.86 (m, 4H), 1.02 (t, J = 7.20 Hz, 3H)。
実施例34
3-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)-6-[1-[2-[4-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]ピペラジン-1-イル]-2-オキソ-エチル]-4-ピペリジル]-1-メチル-インダゾール
Figure 2023530030000168
標的化合物をHATU媒介酸-アミンカップリング反応(手順A)によって調製した。アミドカップリングを3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(2-ピペラジン-1-イルピリミジン-5-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(0.1g、168.62μmol、塩酸塩)、2-[4-[3-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)-1-メチル-インダゾール-6-イル]-1-ピペリジル]酢酸(64.99mg、154.05μmol、塩酸塩)、N-エチル-N-イソプロピル-プロパン-2-アミン(87.17mg、674.48μmol、117.48μL)及びHATU(64.11mg、168.62μmol)を用いて行い、3-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)-6-[1-[2-[4-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]ピペラジン-1-イル]-2-オキソ-エチル]-4-ピペリジル]-1-メチル-インダゾール(55mg、58.60μmol、収率34.75%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 923.7 [M + H]+1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 12.98 (s, 1H), 10.54 (s, 1H), 9.70 (s, 1H), 8.81 (s, 2H), 8.68 (d, J = 2.00 Hz, 1H), 8.58 (s, 1H), 8.14 (s, 1H), 7.55-7.61 (m, 2H), 7.45 (s, 1H), 7.27 (t, J = 8.40 Hz, 1H), 7.06 (d, J = 8.40 Hz, 1H), 3.97 (s, 3H), 3.88-3.92 (m, 3H), 3.82 (s, 2H), 3.74 (s, 2H), 3.60 (s, 2H), 3.30 (s, 2H), 3.11 (q, J = 6.80 Hz, 2H), 3.02 (d, J = 9.60 Hz, 2H), 2.67-2.77 (m, 2H), 2.73 (s, 3H), 2.45-2.65(m, 2H), 2.17-2.30 (m, 2H), 1.71-1.91 (m, 4H), 1.02 (t, J = 7.20 Hz, 3H)。
実施例35及び実施例36
実施例35:
5-[2-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]シクロヘキシル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
実施例36:
5-[2-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]シクロヘキシル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000169
工程1:アセトニトリル(100mL)中の4-フェニルシクロヘキサノン(10g、2.87mmol)の撹拌溶液にテトラフルオロホウ酸ニトロニウム(10.67g、80.35mmol)を-5℃で少量ずつ添加した。反応混合物を0℃で3時間撹拌した。完了後に反応混合物を冷水(100mL)で希釈し、酢酸エチル(3×150mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。溶離液として石油エーテル中25%→30%の酢酸エチルを用いるカラムクロマトグラフィー(60~120シリカゲル)によって粗化合物を精製して、4-(4-ニトロフェニル)シクロヘキサノン(3.8g、17.33mmol、収率30.20%)を緑色の固体として得た。所望の生成物をH NMRによって確認した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 8.22 (d, J = 8.80 Hz, 2H), 7.44 (d, J = 8.80 Hz, 2H), 3.14-3.21 (m, 1H), 2.57-2.59 (m, 4H), 2.25-2.31 (m, 2H), 1.94-2.05 (m, 2H)。
工程2:N,N-ジメチルホルムアミド(15mL)中のtert-ブチル2-ジエトキシホスホリルアセテート(1.15g、4.56mmol、1.08mL)の撹拌溶液に水素化ナトリウム(鉱油中60%、0.35g、14.58mmol)を0℃で添加した。反応混合物を0℃で15分間撹拌した。これにDMF(15mL)中の4-(4-ニトロフェニル)シクロヘキサノン(1g、4.56mmol)の溶液を0℃で滴加し、反応を同じ温度で2時間続けた。完了後に反応混合物を1.5N HCl溶液(30mL)によって0℃でクエンチし、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。所望の粗物質を溶離液として石油エーテル中15%→20%の酢酸エチルを用いるカラムクロマトグラフィー(60~120シリカゲル)によって精製して、tert-ブチル2-[4-(4-ニトロフェニル)シクロヘキシリデン]アセテート(0.9g、1.79mmol、収率39.22%)を黄色の液体として得た。LCMS (ESI+): 260.1 [M-56-H] +
工程3:メタノール(10mL)及び酢酸エチル(10mL)中のtert-ブチル2-[4-(4-ニトロフェニル)シクロヘキシリデン]アセテート(0.9g、2.84mmol)の撹拌溶液に20%Pd(OH)(597.35mg、4.25mmol)を投入し、室温で16時間水素化(1atm)に供した。完了後に反応混合物を窒素でパージし、セライトパッドを通した濾過によって触媒を除去した。濾液を減圧下で濃縮して粗物質を得て、これを溶離液として石油エーテル中40%→50%の酢酸エチルを用いてカラムクロマトグラフィー(60~120シリカゲル)によって精製して、tert-ブチル2-[4-(4-アミノフェニル)シクロヘキシル]アセテート(0.41g、1.01mmol、収率35.67%)を薄黄色の液体として得た。LCMS (ESI+): 234.0 [M -56 + H]+
工程4:DMF(15mL)中のtert-ブチル2-[4-(4-アミノフェニル)シクロヘキシル]アセテート(0.35g、1.21mmol)の溶液を封管に取り、NaHCO(304.78mg、3.63mmol、141.10μL)及び3-ブロモピペリジン-2,6-ジオン(464.42mg、2.42mmol)を室温で添加した。反応混合物を70℃で16時間撹拌した。完了後に反応混合物を水(30mL)で希釈し、酢酸エチル(3×50mL)で抽出した。合わせた有機層を冷水(3×30mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮し、粗物質を得た。粗化合物を溶離液として石油エーテル中55%→60%の酢酸エチルを用いてカラムクロマトグラフィー(60~120シリカゲル)によって精製して、tert-ブチル2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]シクロヘキシル]アセテート(0.3g、645.23μmol、収率53.35%)を緑色の固体として得た。LCMS (ESI+): 401.3 [M + H]+
工程5:DCM(10mL)中のtert-ブチル2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]シクロヘキシル]アセテート(0.17g、424.46μmol)の撹拌溶液に塩化水素溶液(1,4-ジオキサン中4M、1.60g、43.88mmol、2mL)を5℃で添加した。反応混合物を室温で16時間撹拌した。完了後に反応混合物を減圧下で完全に濃縮して、粗2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]シクロヘキシル]酢酸(0.14g、232.68μmol、収率54.82%)を薄茶色の固体として得た。LCMS (ESI+): 345.0 [M + H]+
工程6:標的化合物をHATU媒介酸-アミンカップリング反応(手順A)によって調製した。アミドカップリングを2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]シクロヘキシル]酢酸(63.58mg、166.93μmol)、N-エチル-N-イソプロピル-プロパン-2-アミン(98.07mg、758.79μmol、132.17μL)、HATU(57.70mg、151.76μmol)及び3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(2-ピペラジン-1-イルピリミジン-5-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(0.09g、151.76μmol)を用いて行い、粗物質を得た。粗化合物を分取HPLC(10mM酢酸アンモニウム:アセトニトリル)によって精製し、画分を凍結乾燥して、オフホワイト色の固体として5-[2-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]シクロヘキシル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(10.67mg、11.82μmol、収率7.79%)及びオフホワイト色の固体として5-[2-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]シクロヘキシル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(7.32mg、8.20μmol、収率5.40%)を得た。
異性体1のデータ:LCMS (ESI+): 883.7 [M + H]+1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 13.01 (s, 1H), 10.77 (s, 1H), 9.71 (s, 1H), 8.81 (s, 2H), 8.68 (d, J = 2.40 Hz, 1H), 8.57 (s, 1H), 8.14 (d, J = 2.80 Hz, 1H), 7.57-7.62 (m, 1H), 7.20-7.30 (m, 1H), 6.95 (d, J = 8.40 Hz, 2H), 6.60 (d, J = 8.40 Hz, 2H), 5.62 (d, J = 7.20 Hz, 1H), 4.21-4.31 (m, 1H), 3.86-3.81 (m, 4H), 3.58-3.62 (m, 4H), 3.12 (q, J = 6.80 Hz, 2H), 2.74 (s, 3H), 2.65-2.81 (m, 1H), 2.61-2.61 (m, 2H), 2.25-2.35 (m, 2H), 2.13-2.05 (m, 1H), 1.91-1.71 (m, 6H), 1.45-1.35 (m, 2H), 1.03-1.14 (m, 2H), 1.03 (t, J = 7.20 Hz, 3H)。
異性体2のデータ:LCMS (ESI+): 883.8 [M + H]+1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 13.01 (s, 1H), 10.78 (s, 1H), 9.72 (s, 1H), 8.81 (s, 2H), 8.68 (d, J = 2.00 Hz, 1H), 8.58 (s, 1H), 8.15 (s, 1H), 7.55-7.62 (m, 1H), 7.26-7.30 (m, 1H), 7.02 (d, J = 8.40 Hz, 2H), 6.62 (d, J = 8.80 Hz, 2H), 5.63 (s, 1H), 4.21-4.27 (m, 1H), 3.86-3.81 (m, 4H), 3.61-3.66 (m, 4H), 3.11 (q, J = 7.20 Hz, 2H), 2.55-2.80 (m, 3H), 2.73 (s, 3H), 2.31-2.23 (m, 1H), 2.10-2.14 (m, 1H), 1.77-1.91 (m, 3H), 1.51-1.64 (m, 6H), 1.39-1.47 (m, 1H), 1.06-1.13 (m, 1H), 1.03 (t, J = 7.20 Hz, 3H)。
注記:2つのジアステレオマーを区別し、異なる登録番号を生成するためにシクロヘキシル部分の相対配置を任意に割り当てた。
実施例37
5-[2-[4-[2-[4-[4-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-3-オキソ-ピペラジン-1-イル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000170
標的化合物をHATU媒介酸-アミンカップリング反応(手順A)によって調製した。アミドカップリングを3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(2-ピペラジン-1-イルピリミジン-5-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(80mg、134.90μmol)、DIPEA(87.17mg、674.48μmol、117.48μL)、2-[4-[4-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-3-オキソ-ピペラジン-1-イル]-1-ピペリジル]酢酸(57.70mg、148.39μmol)及びHATU(61.55mg、161.88μmol)を用いて行い、5-[2-[4-[2-[4-[4-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-3-オキソ-ピペラジン-1-イル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(22.63mg、23.04μmol、収率17.08%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 891.0 [M + H]+1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 12.99 (s, 1H), 10.85 (s, 1H), 9.75 (s, 1H), 8.83 (s, 2H), 8.68 (d, J = 2.40 Hz, 1H), 8.57 (s, 1H), 8.14 (s, 1H), 7.55-7.60 (m, 1H), 7.27 (t, J = 8.40 Hz, 1H), 4.95 (m, 1H), 3.86 (s, 2H), 3.81 (s, 2H), 3.68 (s, 2H), 3.58 (s, 2H), 3.05-3.40 (m, 8H), 2.92-2.85 (m, 2H), 2.81-2.55 (m, 3H), 2.73 (s, 3H), 2.42-2.12 (m, 3H), 2.03 (t, J = 12.80 Hz, 2H), 1.75-1.60 (m, 3H), 1.45-1.31 (m, 2H), 1.02 (t, J = 6.80 Hz, 3H)。
実施例38
5-[2-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000171
標的化合物をHATU媒介酸-アミンカップリング反応(手順A)によって調製した。アミドカップリングを3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(2-ピペラジン-1-イルピリミジン-5-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(250mg、372.80μmol)、2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]酢酸(161.67mg、406.36μmol)、HATU(142.34mg、374.35μmol)及びN,N-ジイソプロピルエチルアミン(240.90mg、1.86mmol、324.66μL)を用いて行い、5-[2-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(116mg、122.06μmol、収率32.74%)を灰色の固体として得た。LCMS (ESI+): 900.4 [M + H]+1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 13.01 (s, 1H), 10.79 (s, 1H), 9.71 (s, 1H), 8.75 (s, 2H), 8.68 (s, 1H), 8.68 (s, 1H), 8.58 (s, 1H), 8.15-8.14 (m, 1H), 7.62-7.56 (m, 1H), 7.30-7.26 (m, 1H), 6.73-6.66 (m, 3H), 5.40 (s, 1H), 4.35 (s, 1H), 3.88-3.43 (m, 8H), 3.12 (q, J = 6.80 Hz, 3H), 2.74-2.67 (m, 6H), 1.88-1.84 (m, 1H), 1.76-1.75 (m, 5H), 1.03 (t, J = 7.20 Hz, 3H)。
実施例39
5-[2-[4-[2-[4-[2-(ジフルオロメチル)-4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000172
標的化合物をHATU媒介酸-アミンカップリング反応(手順A)によって調製した。アミドカップリングを3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(2-ピペラジン-1-イルピリミジン-5-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(100mg、179.67μmol)、2-[4-[2-(ジフルオロメチル)-4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]酢酸(71.04mg、179.67μmol)、HATU(68.31mg、179.67μmol)及びDIPEA(92.88mg、718.67μmol、125.18μL)を用いて行い、5-[2-[4-[2-[4-[2-(ジフルオロメチル)-4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(30mg、29.28μmol、収率16.30%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 934.1 [M + H]+1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 13.01 (s, 1H), 10.79 (s, 1H), 9.70 (s, 1H), 8.83 (s, 2H), 8.69 (d, J = 2.00 Hz, 1H), 8.59 (s, 1H), 8.15 (d, J = 4.80 Hz, 1H), 7.56-7.61 (m, 1H), 7.28 (t, J = 8.00 Hz, 1H), 7.00-7.17 (m, 2H), 6.84 (d, J = 7.20 Hz, 2H), 6.10 (d, J = 7.60 Hz, 1H), 4.37-4.29 (m, 1H), 3.94 (s, 2H), 3.87 (s, 2H), 3.60-3.67 (m, 4H), 3.12 (q, J = 6.80 Hz, 2H), 2.93-2.91 (m, 2H), 2.65-2.80 (m, 2H), 2.74 (s, 3H), 2.40-2.57(m, 3H), 2.55-2.62 (m, 2H), 2.00-2.09 (m, 1H), 1.80-2.00 (m, 3H), 1.80-1.69 (m, 2H), 1.03 (t, J = 7.20 Hz, 3H)。
実施例40
5-[2-[4-[2-[4-[2-シアノ-4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000173
標的化合物をCOMU媒介酸-アミンカップリング反応(手順B)によって調製した。アミドカップリングを2-[4-[2-シアノ-4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]酢酸(56.26mg、138.27μmol)、N-エチル-N-イソプロピル-プロパン-2-アミン(108.97mg、843.10μmol、146.85μL)、COMU(72.21mg、168.62μmol)及び3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(2-ピペラジン-1-イルピリミジン-5-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(0.1g、168.62μmol)を用いて行い、5-[2-[4-[2-[4-[2-シアノ-4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(30.92mg、33.76μmol、収率20.02%)を青色の固体として得た。LCMS (ESI+): 907.2 [M-H]+1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 13.02 (s, 1H), 10.83 (s, 1H), 9.71 (s, 1H), 9.60 (s, 1H), 8.84 (s, 1H), 8.69 (d, J = 2.40 Hz, 1H), 8.60 (s, 1H), 8.16 (d, J = 2.80 Hz, 1H), 7.57-7.62 (m, 1H), 7.28 (t, J = 8.40 Hz, 1H), 7.19 (d, J = 9.60 Hz, 1H), 7.03 (s, 2H), 6.37 (d, J = 7.60 Hz, 1H), 4.43-4.40 (m, 1H), 3.95 (s, 2H), 3.89 (s, 2H), 3.50-3.69 (m, 6H), 3.31-3.02(m, 3H), 3.12 (q, J = 7.20 Hz, 2H), 2.62-2.81 (m, 2H), 2.50-2.61(m, 2H), 2.74 (s, 3H), 2.07-2.34 (m, 3H), 1.87-1.96 (m, 3H), 1.03 (t, J = 7.20 Hz, 3H)。
実施例41
5-[2-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)オキシ]-2,6-ジフルオロ-フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000174
工程1:THF(20mL)、メタノール(5mL)及び水(5mL)中の4-ブロモ-3,5-ジフルオロ-フェノール(2.5g、11.96mmol)の撹拌溶液にtert-ブチル4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-3,6-ジヒドロ-2H-ピリジン-1-カルボキシレート(5.55g、17.94mmol)を添加し、Nで20分間脱ガスした。Pd(dppf)Cl・ジクロロメタン(0.98g、1.20mmol)、炭酸ナトリウム(3.80g、35.89mmol、1.50mL)を反応混合物に添加し、100℃で12時間加熱した。反応混合物を濾過し、減圧下で濃縮して粗物質を得て、これを石油エーテル中20%の酢酸エチルで溶出させるシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して、tert-ブチル4-(2,6-ジフルオロ-4-ヒドロキシ-フェニル)-3,6-ジヒドロ-2H-ピリジン-1-カルボキシレート(3.0g、8.09mmol、収率67.67%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI-): 310.1 [M-H]-
工程2:1,4-ジオキサン(60mL)中のtert-ブチル4-(2,6-ジフルオロ-4-ヒドロキシ-フェニル)-3,6-ジヒドロ-2H-ピリジン-1-カルボキシレート(3.0g、9.64mmol)の溶液をNで15分間脱ガスした。Pd(OH)(3.00g、21.36mmol)を反応混合物に添加し、Hバルーン圧(1atm)下にて室温で36時間撹拌した。完了後に反応混合物をセライトに通して濾過し、減圧下で濃縮して、tert-ブチル4-(2,6-ジフルオロ-4-ヒドロキシ-フェニル)ピペリジン-1-カルボキシレート(3.0g、8.90mmol、収率92.40%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI-): 312.1 [M-H]-
工程3:アセトニトリル(40mL)中のtert-ブチル4-(2,6-ジフルオロ-4-ヒドロキシ-フェニル)ピペリジン-1-カルボキシレート(3g、9.57mmol)の撹拌溶液に3-ブロモピペリジン-2,6-ジオン(3.68g、19.15mmol)、炭酸セシウム(7.80g、23.94mmol)及び臭化テトラブチルアンモニウム(3.12g、9.68mmol)を0℃で添加した。反応混合物を室温で48時間撹拌した。反応混合物を水(20mL)で希釈し、酢酸エチル(2×100mL)で抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で蒸発させて粗物質を得て、これをpet-エーテル中の30%酢酸エチルで溶出させるシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製し、tert-ブチル4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)オキシ]-2,6-ジフルオロ-フェニル]ピペリジン-1-カルボキシレート(2.2g、4.41mmol、収率46.02%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 422.9 [M+H]+
工程4:ジクロロメタン(20mL)中のtert-ブチル4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)オキシ]-2,6-ジフルオロ-フェニル]ピペリジン-1-カルボキシレート(2.2g、5.18mmol)の撹拌溶液に塩化水素溶液(1,4-ジオキサン中4M、8.00g、219.42mmol、10mL)を0℃で添加し、反応混合物を室温で12時間撹拌した。完了後に反応混合物を減圧下で濃縮して粗物質を得て、これをジエチルエーテルでトリチュレートし、3-[3,5-ジフルオロ-4-(4-ピペリジル)フェノキシ]ピペリジン-2,6-ジオン(1.5g、4.07mmol、収率78.61%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 325.1 [M+H]+
工程5:N,N-ジメチルホルムアミド(15mL)中の3-[3,5-ジフルオロ-4-(4-ピペリジル)フェノキシ]ピペリジン-2,6-ジオン(1.5g、4.63mmol)の溶液にトリエチルアミン(1.87g、18.50mmol、2.58mL)及びtert-ブチル2-ブロモアセテート(1.08g、5.55mmol、813.95μL)を窒素雰囲気下で添加し、反応混合物を室温で14時間撹拌した。完了後に氷水を反応混合物に添加し、固体をブフナー漏斗に通して濾過した。固体を減圧下で乾燥させ、tert-ブチル2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)オキシ]-2,6-ジフルオロ-フェニル]-1-ピペリジル]アセテート(1.4g、3.10mmol、収率67.00%)を得て、これを精製することなく次の工程に使用した。LCMS (ESI+): 439.3 [M+H]+
工程6:ジクロロメタン(15mL)中のtert-ブチル2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)オキシ]-2,6-ジフルオロ-フェニル]-1-ピペリジル]アセテート(1.4g、3.19mmol)の溶液にジオキサン(3.19mmol)中の4N HClを0℃で添加し、室温で4時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮して粗物質を得て、これをジエチルエーテルでトリチュレートして、2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)オキシ]-2,6-ジフルオロ-フェニル]-1-ピペリジル]酢酸(1.4g、2.73mmol、収率85.41%)を白色の固体として得た。LCMS (ESI+): 383.1 [M+H]+
工程7:標的化合物をCOMU媒介酸-アミンカップリング反応(手順B)によって調製した。アミドカップリングを3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(2-ピペラジン-1-イルピリミジン-5-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(100mg、179.67μmol)、2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)オキシ]-2,6-ジフルオロ-フェニル]-1-ピペリジル]酢酸(68.70mg、179.67μmol)、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(92.88mg、718.67μmol、125.18μL)及びCOMU(76.95mg、179.67μmol)を用いて行い、5-[2-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)オキシ]-2,6-ジフルオロ-フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(28mg、27.48μmol、収率15.30%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 921.1 [M+H]+1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 13.02 (d, J = 3.20 Hz, 1H), 11.01 (s, 1H), 9.71 (s, 1H), 8.84 (s, 2H), 8.69 (d, J = 2.00 Hz, 1H), 8.60 (s, 1H), 8.16 (d, J = 2.80 Hz, 1H), 7.59 (dd, J = 3.20, 9.00 Hz, 1H), 7.29 (t, J = 8.00 Hz, 1H), 6.85 (d, J = 10.80 Hz, 2H), 5.29 (dd, J = 5.60, 10.80 Hz, 1H), 4.38 (s, 2H), 3.94 (s, 2H), 3.89 (s, 2H), 3.69 (s, 2H), 3.55-3.61 (m, 4H), 3.09-3.20 (m, 4H), 2.74 (s, 3H), 2.55-2.70 (m, 3H), 2.34-2.45 (m, 2H), 2.10-2.26 (m, 2H), 1.92 (d, J = 12.00 Hz, 2H), 1.03 (t, J = 7.20 Hz, 3H)。
実施例42
5-[2-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000175
初めに2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ピペリジル]酢酸(60mg、125.68μmol、トリフルオロ酢酸塩)をDMF(1mL)に取り、DIPEA(52.30mg、404.69μmol、70.49μL)、続いてHATU(53.86mg、141.64μmol)を添加した。5分後にDMF(1mL)中の3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(2-ピペラジン-1-イルピリミジン-5-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(60mg、101.17μmol、塩酸塩)及びDIPEA(52.30mg、404.69μmol、70.49μL)の溶液を添加した。反応物を一晩撹拌した後、撹拌を続けながら5滴の飽和重炭酸塩溶液及び5滴の水を添加し、ウロニウム付加物を開裂させた。RP isco(TFAを含む0%→75%のACN/水)によって直接精製して、5-[2-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(50mg、46.75μmol、収率46.21%、トリフルオロ酢酸塩)を凍結乾燥後にオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 902.8 [M+H]+1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 12.93 (d, J = 3.3 Hz, 1H), 10.75 (s, 1H), 9.62 (s, 1H), 8.74 (s, 2H), 8.61 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 8.50 (s, 1H), 8.07 (d, J = 3.2 Hz, 1H), 7.51 (td, J = 9.0, 5.9 Hz, 1H), 7.21 (td, J = 8.8, 1.5 Hz, 1H), 6.51 (d, J = 33.1 Hz, 3H), 4.91 - 3.86 (m, 9H), 3.77 (dd, J = 24.4, 5.9 Hz, 4H), 3.56 (t, J = 5.4 Hz, 3H), 3.04 (q, J = 7.1 Hz, 2H), 2.70 - 2.58 (m, 2H), 2.66 (s, 3H), 2.55 - 2.46 (m, 2H), 2.34 (m, 2H), 2.07 - 1.73 (m, 4H), 1.51 (s, 2H), 0.95 (t, J = 7.1 Hz, 2H)。
実施例43
1-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-5-[4-[2-[4-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]ピペラジン-1-イル]-2-オキソ-エチル]-1-ピペリジル]-3-メチル-2-オキソ-ベンズイミダゾール
Figure 2023530030000176
工程1:1,4-ジオキサン(7mL)中のtert-ブチル2-(4-ピペリジル)アセテート(192.97mg、968.27μmol)及び5-ブロモ-1-(2,6-ジベンジルオキシ-3-ピリジル)-3-メチル-ベンズイミダゾール-2-オン(500mg、968.27μmol)の撹拌溶液にCsCO(946.44mg、2.90mmol)を添加した。反応混合物を窒素で10分間脱ガスし、続いてX-Phos(92.32mg、193.65μmol)及びPddba(88.67mg、96.83μmol)を添加した。反応混合物を100℃で16時間撹拌した。反応の完了後に水(50mL)で希釈し、酢酸エチル(2×30mL)で抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗物質を得た。粗物質を溶離系として50%石油エーテル/酢酸エチルを用いてシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して、tert-ブチル2-[1-[1-(2,6-ジベンジルオキシ-3-ピリジル)-3-メチル-2-オキソ-ベンズイミダゾール-5-イル]-4-ピペリジル]アセテート(500mg、771.94μmol、収率79.72%)をゴム状の液体として得た。LCMS (ESI+): 635.3 [M+H]+
工程2:1,4-ジオキサン(10mL)中のtert-ブチル2-[1-[1-(2,6-ジベンジルオキシ-3-ピリジル)-3-メチル-2-オキソ-ベンズイミダゾール-5-イル]-4-ピペリジル]アセテート(200mg、315.08μmol)の撹拌溶液に20wt%水酸化パラジウム炭素(132.74mg、945.24μmol)を25℃で添加した。反応混合物をHバルーン圧下にて25℃で16時間撹拌した。反応の完了後にセライトベッドに通して濾過し、1,4-ジオキサン(50mL)及びジクロロメタン(50mL)で洗浄した。濾液を濃縮して粗物質を得た。粗物質をジエチルエーテル(20mL)で洗浄し、tert-ブチル2-[1-[1-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-3-メチル-2-オキソ-ベンズイミダゾール-5-イル]-4-ピペリジル]アセテート(110mg、219.26μmol、収率69.59%)を白色の固体として得た。LCMS (ESI+): 457.3 [M+H]+
工程3:ジクロロメタン(2mL)中のtert-ブチル2-[1-[1-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-3-メチル-2-オキソ-ベンズイミダゾール-5-イル]-4-ピペリジル]アセテート(110mg、240.95μmol)の撹拌溶液にTFA(82.42mg、722.84μmol、55.69μL)を0℃で添加した。反応混合物を25℃で2時間撹拌した。反応の完了後に反応混合物を減圧下で濃縮して粗物質を得た。粗物質をジエチルエーテル(20mL)で洗浄して、2-[1-[1-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-3-メチル-2-オキソ-ベンズイミダゾール-5-イル]-4-ピペリジル]酢酸(110mg、221.75μmol、収率92.03%、ギ酸塩)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 401.0 [M+H]+
工程4:標的化合物をHATU媒介酸-アミンカップリング反応(手順A)によって調製した。アミドカップリングを2-[1-[1-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-3-メチル-2-オキソ-ベンズイミダゾール-5-イル]-4-ピペリジル]酢酸(120mg、233.26μmol)、3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(2-ピペラジン-1-イルピリミジン-5-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(156.43mg、233.26μmol)、HATU(133.04mg、349.89μmol)及びN,N-ジイソプロピルエチルアミン(90.44mg、699.78μmol、121.89μL)を用いて行い、1-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-5-[4-[2-[4-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]ピペラジン-1-イル]-2-オキソ-エチル]-1-ピペリジル]-3-メチル-2-オキソ-ベンズイミダゾール(50mg、47.01μmol、収率20.15%)を薄桃色の固体として得た。LCMS (ESI+): 939.2 [M+H]+1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 13.01 (s, 1H), 11.14 (s, 1H), 9.71 (s, 1H), 8.82 (s, 1H), 8.69 (s, 1H), 8.59 (s, 1H), 8.15 (s, 1H), 7.62-7.56 (m, 2H), 7.31-7.24 (m, 3H), 5.44-5.39 (m, 1H), 3.90-3.70 (m, 8H), 3.63-3.39 (m, 8H), 3.12 (q, J = 6.80 Hz, 3H), 3.03-2.95 (m, 2H), 2.74 (s, 3H), 2.71-2.51 (m, 2H), 2.19-2.03 (m, 4H), 1.66 (s, 2H), 1.03 (t, J = 7.20 Hz, 3H)。
実施例44
5-[2-[4-[2-[4-[4-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)-2-フルオロ-フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000177
工程1:テトラヒドロフラン(40mL)中の1H-ピリミジン-2,4-ジオン(4.0g、35.69mmol)の溶液にDMAP(435.98mg、3.57mmol)、tert-ブトキシカルボニルtert-ブチルカーボネート(19.47g、89.22mmol、20.47mL)を添加し、2時間還流加熱した。ジ-Boc中間体の形成後に反応混合物を40℃に冷却し、シリカゲル(2.0g、35.69mmol)、メタノール(10mL)を反応混合物に添加し、1時間還流加熱した。反応混合物を減圧下で濃縮して粗物質を得て、これを酢酸エチル及び石油エーテルによって結晶化し、tert-ブチル2,4-ジオキソ-1H-ピリミジン-3-カルボキシレート(3.8g、15.22mmol、収率42.65%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI): 211.2 [M-H]+
工程2:1,4-ジオキサン(40mL)中の1-ブロモ-2-フルオロ-4-ニトロ-ベンゼン(5.0g、22.73mmol)の溶液にtert-ブチル4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-3,6-ジヒドロ-2H-ピリジン-1-カルボキシレート(7.03g、22.73mmol)を添加し、Nで20分間脱ガスした。無水第三リン酸カリウム(12.06g、56.82mmol)、Pd(dppf)Cl・ジクロロメタン(1.86g、2.27mmol)を反応混合物に添加し、100℃で4時間加熱した。反応混合物を濾過し、減圧下で濃縮して粗物質を得て、これを石油エーテル中15%の酢酸エチルで溶出させるシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して、tert-ブチル4-(2-フルオロ-4-ニトロ-フェニル)-3,6-ジヒドロ-2H-ピリジン-1-カルボキシレート(5.7g、16.59mmol、収率72.98%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI): 321.2 [M-H]+
工程3:酢酸エチル(150mL)中のtert-ブチル4-(2-フルオロ-4-ニトロ-フェニル)-3,6-ジヒドロ-2H-ピリジン-1-カルボキシレート(5.7g、17.68mmol)の溶液をNで15分間脱ガスした。10%パラジウム炭素(2.0g、17.68mmol)を反応混合物に添加し、Hバルーン圧下で14時間撹拌した。完了後に反応混合物をセライトに通して濾過し、減圧下で濃縮して、tert-ブチル4-(4-アミノ-2-フルオロ-フェニル)ピペリジン-1-カルボキシレート(4.6g、13.60mmol、収率76.88%)を茶色の固体として得た。LCMS (ESI+): 239.5 [M+H-56]+
工程4:アセトニトリル(10mL)中の亜硝酸tert-ブチル(2.10g、20.38mmol、2.42mL)、二臭化銅(4.55g、20.38mmol、966.59μL)の冷却溶液に0℃でアセトニトリル(20mL)中のtert-ブチル4-(4-アミノ-2-フルオロ-フェニル)ピペリジン-1-カルボキシレート(4.0g、13.59mmol)の溶液を添加し、反応混合物を室温で2時間撹拌した。完了後に反応混合物を水(20mL)で希釈し、酢酸エチル(100mL)で抽出した。有機層をNaHCO溶液(40mL)、ブライン(40mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して粗物質を得て、これを石油エーテル中10%の酢酸エチルで溶出させるシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して、tert-ブチル4-(4-ブロモ-2-フルオロ-フェニル)ピペリジン-1-カルボキシレート(1.7g、3.08mmol、収率22.70%)を薄茶色の粘着性の固体として得た。LCMS (ESI+): 302.0 [M+H-56]+
工程5:THF(20mL)中のtert-ブチル4-(4-ブロモ-2-フルオロ-フェニル)ピペリジン-1-カルボキシレート(1.7g、4.75mmol)の冷却溶液に-78℃でn-BuLi(ヘキサン中1.6M、7.12mmol)を添加し、同じ温度で30分間撹拌した。ホウ酸トリメチル(739.66mg、7.12mmol、808.37μL)を反応混合物に-78℃で添加し、1時間撹拌した。反応混合物を2時間かけて室温まで温めた。反応混合物をNHCl溶液(40mL)でクエンチし、酢酸エチル(120mL)で抽出した。有機層を水(50mL)、ブライン(50mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗[4-(1-tert-ブトキシカルボニル-4-ピペリジル)-3-フルオロ-フェニル]ボロン酸(1.4g、2.25mmol、収率47.47%)を得て、これを更に精製することなく次の工程に使用した。LCMS (ESI+): 268.0 [M+H-56]+
工程6:酢酸エチル(25mL)中の[4-(1-tert-ブトキシカルボニル-4-ピペリジル)-3-フルオロ-フェニル]ボロン酸(1.4g、4.33mmol)、tert-ブチル2,4-ジオキソ-1H-ピリミジン-3-カルボキシレート(919.29mg、4.33mmol)の混合物にトリエチルアミン(1.32g、13.00mmol、1.81mL)、二酢酸銅(157.37mg、866.43μmol)を添加し、酸素でパージした。反応混合物を酸素バルーン下で26時間撹拌した。反応混合物を酢酸エチル(80mL)で希釈し、水(30mL)、NHCl溶液(30mL)及びNHOH溶液(30mL)で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して粗物質を得て、これを石油エーテル中30%の酢酸エチルで溶出させるシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製し、tert-ブチル3-[4-(1-tert-ブトキシカルボニル-4-ピペリジル)-3-フルオロ-フェニル]-2,6-ジオキソ-ピリミジン-1-カルボキシレート(1.06g、1.71mmol、収率39.49%)を薄茶色の粘着性の固体として得た。LCMS (ESI+): 334.1 [M+H-56]+
工程7:エタノール(20mL)中のtert-ブチル3-[4-(1-tert-ブトキシカルボニル-4-ピペリジル)-3-フルオロ-フェニル]-2,6-ジオキソ-ピリミジン-1-カルボキシレート(1.1g、2.25mmol)の溶液に10%パラジウム炭素(400mg、2.25mmol)を添加し、Hバルーン圧下で16時間撹拌した。反応混合物をセライトに通して濾過し、減圧下で濃縮して、tert-ブチル3-[4-(1-tert-ブトキシカルボニル-4-ピペリジル)-3-フルオロ-フェニル]-2,6-ジオキソ-ヘキサヒドロピリミジン-1-カルボキシレート(850mg、1.47mmol、収率65.41%)を薄茶色の粘着性の固体として得た。LCMS (ESI+): 336.1 [M+H-56]+
工程8:ジクロロメタン(6mL)中のtert-ブチル3-[4-(1-tert-ブトキシカルボニル-4-ピペリジル)-3-フルオロ-フェニル]-2,6-ジオキソ-ヘキサヒドロピリミジン-1-カルボキシレート(850.00mg、1.73mmol)の冷却溶液に0℃でトリフルオロ酢酸(2.22g、19.47mmol、1.5mL)を添加し、室温で4時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮して粗物質を得て、これをジエチルエーテルでトリチュレートし、1-[3-フルオロ-4-(4-ピペリジル)フェニル]ヘキサヒドロピリミジン-2,4-ジオン(760mg、1.69mmol、収率97.59%)を茶色の粘着性の固体として得た。LCMS (ESI+): 292.1 [M+H]+
工程9:N,N-ジメチルホルムアミド(4mL)中の1-[3-フルオロ-4-(4-ピペリジル)フェニル]ヘキサヒドロピリミジン-2,4-ジオン(755.23mg、2.59mmol)、トリエチルアミン(1.05g、10.37mmol、1.45mL)の溶液にtert-ブチル2-ブロモアセテート(505.66mg、2.59mmol、380.20μL)を添加し、室温で14時間撹拌した。反応混合物を水(30mL)で希釈し、酢酸エチル(50mL)で抽出した。有機層をブライン溶液(20mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、tert-ブチル2-[4-[4-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)-2-フルオロ-フェニル]-1-ピペリジル]アセテート(620mg、1.36mmol、収率52.50%)を薄茶色の固体として得た。LCMS (ESI+): 406.3 [M+H]+
工程10:ジクロロメタン(5mL)中のtert-ブチル2-[4-[4-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)-2-フルオロ-フェニル]-1-ピペリジル]アセテート(650mg、1.60mmol)の溶液に1,4-ジオキサン(1.60mmol、4mL)中の4M HClを0℃で添加し、室温で6時間撹拌した。完了後に反応混合物を減圧下で濃縮して粗物質を得て、これを石油エーテルでトリチュレートし、2-[4-[4-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)-2-フルオロ-フェニル]-1-ピペリジル]酢酸(550mg、1.57mmol、収率97.79%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 350.1 [M+H]+
工程11:標的化合物をCOMU媒介酸-アミンカップリング反応(手順B)によって調製した。アミドカップリングを3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(2-ピペラジン-1-イルピリミジン-5-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(90mg、161.70μmol)、2-[4-[4-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)-2-フルオロ-フェニル]-1-ピペリジル]酢酸(56.49mg、161.70μmol)、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(83.59mg、646.80μmol、112.66μL)及びCOMU(69.25mg、161.70μmol)を用いて行い、5-[2-[4-[2-[4-[4-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)-2-フルオロ-フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(26mg、27.72μmol、収率17.14%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 888.0 [M+H]+1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 13.01 (s, 1H), 10.42 (s, 1H), 9.70 (s, 1H), 8.82 (s, 2H), 8.69 (d, J = 2.00 Hz, 1H), 8.58 (s, 1H), 8.15 (s, 1H), 7.55-7.61 (m, 1H), 7.19-7.39 (m, 4H), 3.90 (s, 2H), 3.83 (s, 2H), 3.78-3.81 (m, 2H), 3.70 (s, 2H), 3.62 (s, 2H), 3.12 (q, J = 7.20 Hz, 2H), 2.98-2.75 (m, 3H), 2.47-2.55 (m, 1H), 2.32-2.10 (m, 2H), 2.67-2.75 (m, 3H), 2.74 (s, 3H), 1.63-1.85 (m, 3H), 1.03 (t, J = 7.20 Hz, 3H)。
実施例45
5-[2-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2,6-ジフルオロ-フェニル]-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000178
工程1:アセトニトリル(8.0mL)中の1,2,3-トリフルオロ-5-ニトロ-ベンゼン(517.06mg、2.92mmol)及びエチル2-(4-ピペリジル)アセテート(0.5g、2.92mmol)の混合物を80℃で12時間加熱した。反応物を室温まで冷却し、減圧下で濃縮した。得られた粗残渣を酢酸エチル(50mL)に溶解し、水(2×50mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。溶離液として石油エーテル中10%の酢酸エチルを用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって粗生成物を精製して、エチル2-[1-(2,6-ジフルオロ-4-ニトロ-フェニル)-4-ピペリジル]アセテート(620mg、1.88mmol、収率64.37%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 328.9 [M + H]+
工程2:テトラヒドロフラン(3.0mL)/水(3.0mL)/メタノール(3.0mL)中のエチル2-[1-(2,6-ジフルオロ-4-ニトロ-フェニル)-4-ピペリジル]アセテート(620mg、1.89mmol)の撹拌溶液に水酸化リチウム一水和物(237.74mg、5.67mmol、157.44μL)を室温で添加した。反応混合物を室温で4時間撹拌した。1.5N HCl水溶液を用いて反応混合物をpH約3に酸性化し、得られた固体を濾過し、乾燥させ、2-[1-(2,6-ジフルオロ-4-ニトロ-フェニル)-4-ピペリジル]酢酸(530mg、1.76mmol、収率93.29%)を黄色の固体として得た。LCMS (ESI+): 300.9 [M + H]+
工程3:トルエン(3mL)/t-ブタノール(2mL)中の2-[1-(2,6-ジフルオロ-4-ニトロ-フェニル)-4-ピペリジル]酢酸(480mg、1.60mmol)の撹拌溶液に二炭酸ジ-tert-ブチル(201.25mg、922.14μmol、211.62μL)、続いて4-(ジメチルアミノ)ピリジン(195.30mg、1.60mmol)を窒素雰囲気下にて室温で添加した。反応混合物を110℃で12時間加熱した。反応混合物を室温まで冷却し、重炭酸ナトリウム水溶液でクエンチし、酢酸エチル(2×30mL)で抽出した。合わせた有機層を1.5N HCl水溶液(2×30mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。溶離液として石油エーテル中5%の酢酸エチルを用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって粗生成物を精製して、tert-ブチル2-[1-(2,6-ジフルオロ-4-ニトロ-フェニル)-4-ピペリジル]アセテート(275mg、748.22μmol、収率46.80%)を黄色の固体として得た。LCMS (ESI+): 357.2 [M + H]+
工程4:1,4-ジオキサン(10mL)中のtert-ブチル2-[1-(2,6-ジフルオロ-4-ニトロ-フェニル)-4-ピペリジル]アセテート(800mg、2.24mmol)の撹拌溶液に水酸化パラジウム炭素(300mg、2.14mmol)を室温で添加した。反応混合物を水素圧(1atm)下にて室温で12時間撹拌した。反応物をセライトベッドに通して濾過し、酢酸エチル(10mL)で洗浄し、得られた濾液を減圧下で濃縮して、tert-ブチル2-[1-(4-アミノ-2,6-ジフルオロ-フェニル)-4-ピペリジル]アセテート(750mg、1.61mmol、収率71.57%)を淡黄色の半固体として得た。LCMS (ESI+): 327.1 [M + H]+
工程5:N,N-ジメチルホルムアミド(5.0mL)中のtert-ブチル2-[1-(4-アミノ-2,6-ジフルオロ-フェニル)-4-ピペリジル]アセテート(750mg、2.30mmol)の撹拌溶液に3-ブロモピペリジン-2,6-ジオン(1.32g、6.89mmol)を添加し、続いて重炭酸ナトリウム(579.12mg、6.89mmol、268.11μL)を窒素雰囲気下にて室温で添加した。反応混合物を80℃で48時間加熱した。反応混合物を室温まで冷却し、水(30ml)に添加し、酢酸エチル(2×30mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(30mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。溶離液として石油エーテル中40%の酢酸エチルを用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって粗生成物を精製して、tert-ブチル2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2,6-ジフルオロ-フェニル]-4-ピペリジル]アセテート(280mg、562.01μmol、収率24.46%)を茶色の半固体として得た。LCMS (ESI+): 438.2 [M + H]+
工程6:ジクロロメタン(5.0mL)中のtert-ブチル2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2,6-ジフルオロ-フェニル]-4-ピペリジル]アセテート(280mg、640.03μmol)の撹拌溶液に1,4-ジオキサン(640.03μmol、10mL)中の4M塩化水素溶液を0℃で添加した。反応混合物を室温まで温め、12時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮し、得られた残渣をジエチルエーテル(2×5mL)でトリチュレートし、乾燥させて、2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2,6-ジフルオロ-フェニル]-4-ピペリジル]酢酸(250mg、460.77μmol、収率71.99%、塩酸塩)を茶色の固体として得た。LCMS (ESI+): 382.2 [M + H]+
工程7:標的化合物をCOMU媒介酸-アミンカップリング反応(手順B)によって調製した。アミドカップリングを3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(2-ピペラジン-1-イルピリミジン-5-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(300mg、505.86μmol、塩酸塩)、2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2,6-ジフルオロ-フェニル]-4-ピペリジル]酢酸(192.92mg、461.72μmol、塩酸塩)、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(326.90mg、2.53mmol、440.56μL)及びCOMU(259.97mg、607.03μmol)を用いて行い、5-[2-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2,6-ジフルオロ-フェニル]-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(95.7mg、101.97μmol、収率20.16%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 920.3 [M + H]+1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 12.80 (s, 1H), 10.81 (s, 1H), 8.80 (s, 1H), 8.67 (d, J = 2.40 Hz, 1H), 8.56 (s, 1H), 8.10 (s, 1H), 7.58-7.52 (m, 1H), 7.20-7.16 (m, 1H), 6.32 (d, J = 12.40 Hz, 2H), 6.23 (d, J = 8.40 Hz, 1H), 4.32-3.86 (m, 1H), 3.81-3.09 (m, 4H), 3.05-2.95 (m, 4H), 3.15 (q, J = 7.20 Hz, 2H), 3.05-2.95 (m, 4H), 2.74 (s, 3H), 2.36-2.33 (m, 4H), 1.90-1.85 (m, 3H), 1.84-1.71 (m, 4H), 1.35-1.31 (m, 2H), 1.02 (t, J = 7.20 Hz, 3H)。
実施例46
5-[2-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2,6-ジフルオロ-フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000179
標的化合物をCOMU媒介酸-アミンカップリング反応(手順B)によって調製した。アミドカップリングを3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(2-ピペラジン-1-イルピリミジン-5-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(90mg、161.70μmol)、2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2,6-ジフルオロ-フェニル]-1-ピペリジル]酢酸(61.67mg、161.70μmol)、DIPEA(83.59mg、646.80μmol、112.66μL)、及びCOMU(69.25mg、161.70μmol)を用いて行い、5-[2-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2,6-ジフルオロ-フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(20mg、21.39μmol、収率13.23%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 920.0 [M + H]+1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 10.82 (s, 1H), 8.81 (s, 2H), 8.67 (d, J = 2.00 Hz, 1H), 8.56 (s, 1H), 8.09 (s, 1H), 7.51-7.57 (m, 1H), 7.14 (t, J = 8.80 Hz, 1H), 6.09-6.35 (m, 3H), 4.40-4.32 (m, 1H), 3.89 (s, 2H), 3.82 (s, 2H), 3.71 (s, 2H), 3.59 (s, 2H), 3.33 (s, 2H), 3.06 (q, J = 7.20 Hz, 2H), 2.95 (d, J = 10.40 Hz, 2H), 2.68-2.75 (m, 2H), 2.66 (s, 3H), 2.52-2.60 (m, 1H), 1.85-2.10 (m, 6H), 1.60 (d, J = 10.40 Hz, 2H), 1.01 (t, J = 7.20 Hz, 3H)。
実施例47
3-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-6-[4-[2-[4-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]ピペラジン-1-イル]-2-オキソ-エチル]-1-ピペリジル]-1-メチル-インダゾール
Figure 2023530030000180
標的化合物をHATU媒介酸-アミンカップリング反応(手順A)によって調製した。アミドカップリングを3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(2-ピペラジン-1-イルピリミジン-5-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(223.33mg、376.57μmol)、2-[1-[3-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-1-メチル-インダゾール-6-イル]-4-ピペリジル]酢酸(200mg、401.24μmol、トリフルオロ酢酸塩)、N,N-ジイソプロピルエチルアミン及びHATU(228.85mg、601.86μmol)を用いて行い、3-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-6-[4-[2-[4-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]ピペラジン-1-イル]-2-オキソ-エチル]-1-ピペリジル]-1-メチル-インダゾール(73mg、65.69μmol、収率16.37%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 909.0 [M + H]+1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 13.02 (s, 1H), 10.89 (s, 1H), 9.72 (s, 1H), 8.83 (s, 2H), 8.69 (s, 1H), 8.58 (s, 1H), 8.16 (s, 1H), 7.62-7.56 (m, 2H), 7.31-7.26 (m, 1H), 7.02 (t, J = 51.20 Hz, 1H), 7.22-6.96 (m, 2H), 4.30-3.76 (m, 15H), 3.63 (m, 4H), 3.12 (q, J = 7.20 Hz, 2H), 2.73 (s, 3H), 2.70-2.63 (m, 4H), 2.19-2.14 (m, 1H), 1.90-1.49 (m, 2H), 1.02 (t, J = 7.20 Hz, 3H)。
実施例48
5-[2-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]ピロリジン-3-イル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000181
tert-ブチル2-ピロリジン-3-イルアセテート(368.92mg、1.99mmol)及び1,2-ジフルオロ-4-ニトロ-ベンゼン(288.00mg、1.81mmol、200μL)をCHCN(5.51mL)に取り、TEA(238.14mg、2.35mmol、328.01μL)を添加した後、90℃に一晩加熱した。冷却後に反応物を濃縮し、順相クロマトグラフィー(0%→60%のEA/hx)によって精製して、tert-ブチル2-[1-(2-フルオロ-4-ニトロ-フェニル)ピロリジン-3-イル]アセテート(430mg、1.26mmol、収率69.57%)を黄色の固体として得た。LCMS (ES+)=325.3 [M+H]+
Figure 2023530030000182
tert-ブチル2-[1-(2-フルオロ-4-ニトロ-フェニル)ピロリジン-3-イル]アセテート(420mg、1.29mmol)をエタノール(10.22mL)/水(2.56mL)に取り、鉄粉(289.26mg、5.18mmol、36.80μL)及び塩化アンモニウム(207.80mg、3.88mmol、135.82μL)を添加した。バイアルを密閉し、80℃に一晩加熱した。反応物を冷却し、EtOHで希釈した後、セライトに通して濾過した。濾液を濃縮し、EtOAc及び飽和重炭酸塩溶液の間で分配した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮した後、フラッシュクロマトグラフィー(0%→100%のEtOAC/Hx)によって精製して、tert-ブチル2-[1-(4-アミノ-2-フルオロ-フェニル)ピロリジン-3-イル]アセテート(385mg、1.18mmol、収率90.90%)を黄色の固体として得た。LCMS (ES+): 295.3 [M+H]+
Figure 2023530030000183
3-ブロモピペリジン-2,6-ジオン(502.26mg、2.62mmol)及びtert-ブチル2-[1-(4-アミノ-2-フルオロ-フェニル)ピロリジン-3-イル]アセテート(385mg、1.31mmol)をDMF(6.42mL)に取り、重炭酸ナトリウム(252.71mg、3.01mmol、116.99μL)を添加した後、反応物を密閉バイアル内にて75℃で一晩加熱した。反応物を室温まで冷却した後、EtOAc及び水の間で分配した。有機層を5%LiCl水溶液で洗浄した後(2回)、硫酸ナトリウムで乾燥させ、油に濃縮した。粗物質をフラッシュクロマトグラフィー(0%→15%のMeOH/DCM)によって精製して、tert-ブチル2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]ピロリジン-3-イル]アセテート(180mg、412.86μmol、収率31.57%)をベージュ/茶色の固体として得た。LCMS (ES+): 406.5 [M+H]+
Figure 2023530030000184
tert-ブチル2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]ピロリジン-3-イル]アセテート(178mg、439.01μmol)をTFA(740.00mg、6.49mmol、0.5mL)/DCM(2mL)に取り、室温で6時間撹拌した。反応物をトルエンから濃縮し(3回)、粗2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]ピロリジン-3-イル]酢酸(200mg、410.03μmol、収率93.40%、トリフルオロ酢酸塩)を暗色の固体として得て、これを更に精製することなく繰り越した。LCMS (ES+): 350.3 [M+H]+
Figure 2023530030000185
3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(2-ピペラジン-1-イルピリミジン-5-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(84.23mg、133.80μmol、ビス-HCl塩)及び2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]ピロリジン-3-イル]酢酸(62mg、133.80μmol、トリフルオロ酢酸塩)をDMF(1.22mL)に取り、DIPEA(86.46mg、669.00μmol、116.52μL)を添加した後、反応物を0℃に冷却した。反応物に3-[クロロ-(2-オキソオキサゾリジン-3-イル)ホスホリル]オキサゾリジン-2-オン(35.76mg、140.49μmol)を一度に添加し、得られた混合物を一晩かけて徐々に室温まで温めた。粗反応物をRP isco(TFAを含む0%→100%のACN/水)に直接ロードして、5-[2-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]ピロリジン-3-イル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(10mg、10.70μmol、収率8.00%)を凍結乾燥後にオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ES+): 445.2 [M/2+H]+, 888.9 [M+H]+1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 12.92 (d, J = 3.3 Hz, 1H), 10.68 (s, 1H), 9.62 (s, 1H), 8.73 (s, 2H), 8.60 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.49 (s, 1H), 8.06 (d, J = 3.1 Hz, 1H), 7.51 (td, J = 9.0, 5.9 Hz, 1H), 7.20 (td, J = 8.7, 1.5 Hz, 1H), 6.53 (dd, J = 10.2, 8.7 Hz, 1H), 6.45 (dd, J = 15.9, 2.6 Hz, 1H), 6.33 (dd, J = 8.7, 2.5 Hz, 1H), 5.46 (d, J = 7.5 Hz, 1H), 4.13 (ddd, J = 11.9, 7.5, 4.8 Hz, 1H), 3.81 - 3.72 (m, 4H), 3.57 - 3.50 (m, 4H), 3.14 - 3.00 (m, 3H), 2.84 - 2.78 (m, 1H), 2.66 (s, 3H), 2.64 - 2.58 (m, 1H), 2.55 - 2.48 (m, 3H), 2.28 - 2.24 (m, 1H), 2.07 - 1.98 (m, 2H), 1.83 - 1.69 (m, 1H), 1.59 - 1.44 (m, 1H), 0.95 (t, J = 7.1 Hz, 3H)。
Figure 2023530030000186
実施例49
5-[2-[4-[2-[2-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-2,6-ジアザスピロ[3.3]ヘプタン-6-イル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000187
工程1:N,N-ジメチルホルムアミド(10mL)中の1-フルオロ-4-ニトロ-ベンゼン(1.5g、10.63mmol、1.13mL)及びtert-ブチル2,6-ジアザスピロ[3.3]ヘプタン-2-カルボキシレート(2.99g、12.76mmol、塩酸塩)の撹拌溶液である混合物を乾燥圧力管に取り、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(6.83g、52.82mmol、9.2mL)を添加し、反応混合物を110℃で16時間加熱した。反応混合物を室温まで冷却し、水(20mL)でクエンチした。得られた沈殿物を、ブフナー漏斗を用いて濾過し、固体を石油エーテル(20mL)で洗浄し、乾燥させて、tert-ブチル6-(4-ニトロフェニル)-2,6-ジアザスピロ[3.3]ヘプタン-2-カルボキシレート(2.9g、8.49mmol、収率79.90%)を黄色の固体として得た。LCMS (ESI+): 320.2 [M + H]+
工程2:ジクロロメタン(5.0mL)中のtert-ブチル6-(4-ニトロフェニル)-2,6-ジアザスピロ[3.3]ヘプタン-2-カルボキシレート(420mg、1.32mmol)の溶液にトリフルオロ酢酸(1.51g、13.20mmol、1.02mL)を0℃で添加した。反応混合物を室温まで温め、2時間撹拌した。完了後に反応混合物を減圧下で濃縮し、得られた粗化合物にNaHCO水溶液(15mL)を添加し、ジクロロメタン(2×20mL)で抽出した。合わせた有機物をブライン(20mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮し、2-(4-ニトロフェニル)-2,6-ジアザスピロ[3.3]ヘプタン(320mg、1.27mmol、収率95.86%)を黄色の固体として得た。粗化合物を更に精製することなく直接次の工程に使用した。LCMS (ESI+): 219.9 [M + H]+
工程3:メタノール(8.0mL)中の2-(4-ニトロフェニル)-2,6-ジアザスピロ[3.3]ヘプタン(330mg、1.51mmol)、オキサルアルデヒド酸(558.97mg、7.55mmol、417.14μL)、2-ピコリンボラン錯体(242.26mg、2.27mmol)及び酢酸(453.38mg、7.55mmol、431.79μL)の混合物を窒素下にて室温で18時間撹拌した。完了後に反応混合物を水(20mL)に添加し、得られた固体を濾過し、ジエチルエーテル(10mL)で洗浄し、乾燥させ、2-[2-(4-ニトロフェニル)-2,6-ジアザスピロ[3.3]ヘプタン-6-イル]酢酸(180mg、609.57μmol、収率40.37%)を薄黄色の固体として得た。粗化合物を精製することなく直接次の工程に使用した。LCMS (ESI+): 278.1 [M + H]+
工程4:N,N-ジメチルホルムアミド(4.0mL)中の3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(2-ピペラジン-1-イルピリミジン-5-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(265mg、395.16μmol、トリフルオロ酢酸塩)及び2-[2-(4-ニトロフェニル)-2,6-ジアザスピロ[3.3]ヘプタン-6-イル]酢酸(109.57mg、395.17μmol)の混合物にCOMU(169.24mg、395.16μmol)、続いてN,N-ジイソプロピルエチルアミン(51.07mg、395.16μmol、68.83μL)を窒素雰囲気下にて室温で添加した。反応混合物を室温で12時間撹拌した。完了後に反応混合物を水(5mL)に添加し、ジクロロメタン(2×10mL)で抽出した。合わせた有機物をブライン(10mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。粗生成物をフラッシュシリカゲルクロマトグラフィー(50gシリカ;ジクロロメタン中0%→10%メタノール)によって精製して、3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-[2-[4-[2-[2-(4-ニトロフェニル)-2,6-ジアザスピロ[3.3]ヘプタン-6-イル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(160mg、141.82μmol、収率35.89%)を薄黄色の固体として得た。LCMS (ESI+): 816.3 [M + H]+
工程5:THF(50mL)/メタノール(50mL)中の3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-[2-[4-[2-[2-(4-ニトロフェニル)-2,6-ジアザスピロ[3.3]ヘプタン-6-イル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(1.0g、1.23mmol)及び20wt%水酸化パラジウム炭素、50%水(344.27mg、2.45mmol)の混合物を水素圧(1atm)下にて室温で12時間撹拌した。完了後に反応混合物をセライトベッドに通して濾過し、メタノール(150mL)で洗浄し、得られた濾液を減圧下で濃縮して、粗生成物5-[2-[4-[2-[2-(4-アミノフェニル)-2,6-ジアザスピロ[3.3]ヘプタン-6-イル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(0.8g、669.84μmol、収率54.65%)を薄茶色の半固体として得た。LCMS (ESI+): 786.2 [M + H]+
工程6:N,N-ジメチルホルムアミド(8mL)中の5-[2-[4-[2-[2-(4-アミノフェニル)-2,6-ジアザスピロ[3.3]ヘプタン-6-イル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(0.8g、1.02mmol)の溶液に重炭酸ナトリウム(427.61mg、5.09mmol)及び3-ブロモピペリジン-2,6-ジオン(195.46mg、1.02mmol)を窒素下にて室温で添加した。得られた溶液を50℃に16時間加熱した。完了後に得られた溶液を水(10ml)で希釈し、ジクロロメタン:メタノール(9:1)(2×30mL)で抽出した。分離した有機層を減圧下で濃縮した。粗生成物を質量指向分取HPLC(移動相A:水中の0.1%酢酸アンモニウム、移動相B:アセトニトリル)によって精製して、5-[2-[4-[2-[2-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-2,6-ジアザスピロ[3.3]ヘプタン-6-イル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(18.49mg、19.50μmol、収率1.92%)を茶色の固体として得た。LCMS (ESI+): 897.0 [M + H]+1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 10.74 (s, 1H), 8.80 (bs, 3H), 8.67 (d, J = 2.40 Hz, 1H), 8.56 (s, 1H), 8.11 (s, 1H), 7.57-7.53 (m, 1H), 7.22-7.18 (m, 1H), 6.60 (d, J = 8.80 Hz, 2H), 6.29 (d, J = 8.80 Hz, 2H), 5.21-5.19 (m, 1H), 4.16-4.13 (m, 1H), 3.86-3.70 (m, 8H), 3.60-3.56 (m, 4H), 3.42-3.34 (m, 4H), 3.08 (q, J = 7.20 Hz, 2H), 2.72 (s, 3H), 2.69-2.68 (m, 2H), 2.60-2.58 (m, 2H), 2.11-2.08 (m, 1H), 1.83-1.76 (m, 1H), 1.02 (t, J = 6.80 Hz, 3H)。
実施例50
5-[2-[4-[2-[4-[4-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-3-オキソ-ピペラジン-1-イル]フェニル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000188
工程1:1,4-ジオキサン(6mL)中のピペラジン-2-オン(2.0g、19.98mmol)、tert-ブチル2-(4-ブロモフェニル)アセテート(4.87g、17.98mmol)及び炭酸カリウム(8.28g、59.93mmol、3.62mL)の混合物をNで10分間脱ガスした。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(1.83g、2.00mmol)、2-ジシクロヘキシルホスフィノ-2’,4’,6’-トリイソプロピル-1,1’-ビフェニル(952.30mg、2.00mmol)を反応混合物に添加し、100℃で14時間加熱した。完了後に反応混合物を濾過し、減圧下で濃縮して粗物質を得て、これをジクロロメタン中の4%MeOHで溶出させるシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して、tert-ブチル2-[4-(3-オキソピペラジン-1-イル)フェニル]アセテート(1.1g、3.26mmol、収率16.31%)を薄茶色の固体として得た。LCMS (ESI+): 291.1 [M+H]+
工程2:1,4-ジオキサン(20mL)中のtert-ブチル2-[4-(3-オキソピペラジン-1-イル)フェニル]アセテート(1.1g、3.79mmol)、2,6-ジベンジルオキシ-3-ヨード-ピリジン(1.58g、3.79mmol)及び炭酸セシウム(3.70g、11.37mmol)の混合物を窒素で10分間脱ガスした。ヨウ化銅(I)(144.30mg、757.69μmol、25.68μL)、N,N’-ジメチルエタン-1,2-ジアミン(66.79mg、757.69μmol、81.65μL)を反応混合物に添加し、100℃で14時間撹拌した。反応混合物を濾過し、減圧下で濃縮して粗物質を得て、これを石油エーテル中70%の酢酸エチルで溶出させるシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して、tert-ブチル2-[4-[4-(2,6-ジベンジルオキシ-3-ピリジル)-3-オキソ-ピペラジン-1-イル]フェニル]アセテート(800mg、800.44μmol、収率21.13%)を薄茶色の固体として得た。LCMS (ESI+): 580.3 [M+H]+
工程3:1,4-ジオキサン(12mL)中のtert-ブチル2-[4-[4-(2,6-ジベンジルオキシ-3-ピリジル)-3-オキソ-ピペラジン-1-イル]フェニル]アセテート(800mg、1.38mmol)の溶液を10分間脱ガスし、水酸化パラジウム炭素(20wt%、50%水、193.81mg、1.38mmol)を反応混合物に添加し、Hバルーン圧(1atm)下で14時間撹拌した。反応混合物をセライトに通して濾過し、減圧下で濃縮して粗物質を得て、これを酢酸エチルで溶出させるシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して、tert-ブチル2-[4-[4-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-3-オキソ-ピペラジン-1-イル]フェニル]アセテート(170mg、359.94μmol、収率26.08%)を茶色の粘着性の固体として得た。LCMS (ESI+): 402.2 [M+H]+
工程4:ジクロロメタン(2mL)中のtert-ブチル2-[4-[4-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-3-オキソ-ピペラジン-1-イル]フェニル]アセテート(170mg、423.46μmol)の溶液に1,4-ジオキサン(423.46μmol、3mL)中の4M HClを0℃で添加し、室温で6時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮して粗物質を得て、これを石油エーテルでトリチュレートし、2-[4-[4-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-3-オキソ-ピペラジン-1-イル]フェニル]酢酸(150mg、235.72μmol、収率55.67%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 346.0 [M+H]+
工程5:標的化合物をHATU媒介酸-アミンカップリング反応(手順A)によって調製した。アミドカップリングを3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(2-ピペラジン-1-イルピリミジン-5-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(220mg、395.27μmol)、2-[4-[4-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-3-オキソ-ピペラジン-1-イル]フェニル]酢酸(150.16mg、434.79μmol)、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(204.34mg、1.58mmol、275.39μL)及びHATU(150.29mg、395.27μmol)を用いて行い、5-[2-[4-[2-[4-[4-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-3-オキソ-ピペラジン-1-イル]フェニル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(44mg、45.52μmol、収率11.52%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 884.2 [M+H]+1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 12.99 (s, 1H), 10.90 (s, 1H), 9.72 (s, 1H), 8.79 (s, 2H), 8.67 (d, J = 2.40 Hz, 1H), 8.56 (s, 1H), 8.14 (s, 1H), 7.55-7.61 (m, 1H), 7.27 (t, J = 8.80 Hz, 1H), 7.16 (d, J = 8.80 Hz, 2H), 6.92 (d, J = 8.80 Hz, 2H), 5.05-5.15 (m, 1H), 3.84 (d, J = 5.20 Hz, 1H), 3.70-3.79 (m, 8H), 3.58-3.65 (m, 4H), 3.36-3.55 (m, 3H), 3.11 (q, J = 7.20 Hz, 2H), 2.70-2.75 (m, 1H), 2.73 (s, 3H), 2.35-2.55 (m, 2H), 1.81-1.90 (m, 1H), 1.02 (t, J = 7.20 Hz, 3H)。
実施例51
5-[2-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-3-ヒドロキシ-ピロリジン-3-イル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000189
THF(30mL)中の(ジイソプロピルアミノ)リチウム(2M、9.72mL)の溶液に-78℃で酢酸ベンジル(3.16g、21.06mmol、2.98mL)を添加した。得られた混合物をこの温度で15分間撹拌した。THF(9.6mL)中のtert-ブチル3-オキソピロリジン-1-カルボキシレート(3g、16.20mmol)の溶液を滴加し、反応物を室温まで温めた後、1時間撹拌した。反応混合物に飽和塩化アンモニウム水溶液及び水を添加した。混合物を酢酸エチルで抽出し、合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させた。粗混合物を濃縮し、カラムクロマトグラフィー(シリカ、勾配:ヘキサン中20%→100%の酢酸エチル)によって精製して、生成物tert-ブチル3-(2-ベンジルオキシ-2-オキソ-エチル)-3-ヒドロキシ-ピロリジン-1-カルボキシレート(2.24g、6.34mmol、収率39.17%)を得た。LCMS (ES+): 358.3 [M+Na]+
Figure 2023530030000190
DCM(96mL)中のtert-ブチル3-(2-ベンジルオキシ-2-オキソ-エチル)-3-ヒドロキシ-ピロリジン-1-カルボキシレート(2.24g、6.68mmol)の溶液にTFA(64mL)を添加した。得られた混合物を室温で1時間撹拌した。反応物を濃縮し、過剰な溶媒をトルエンと共沸させることによって除去して、生成物ベンジル2-(3-ヒドロキシピロリジン-3-イル)アセテート(2.35g、6.39mmol、収率95.70%)を得て、これを更に精製することなく繰り越した。LCMS (ES+): 236.2 [M+H]+
Figure 2023530030000191
MeCN(10.5mL)中の1,2-ジフルオロ-4-ニトロ-ベンゼン(527.42mg、3.32mmol、366.26μL)及びベンジル2-(3-ヒドロキシピロリジン-3-イル)アセテート(0.78g、3.32mmol)の混合物にトリエチルアミン(1.01g、9.95mmol、1.39mL)を添加した。混合物を80℃に6時間加熱した。冷却後に反応物を濃縮した。粗物質をカラムクロマトグラフィー(シリカ、勾配:ヘキサン中15%→60%の酢酸エチル)によって精製して、生成物ベンジル2-[1-(2-フルオロ-4-ニトロ-フェニル)-3-ヒドロキシ-ピロリジン-3-イル]アセテート(706mg、1.79mmol、収率54.04%)を得た。LCMS (ES+): 375.3 [M+H]+
Figure 2023530030000192
水(2.9mL)及びEtOH(11.6mL)中のベンジル2-[1-(2-フルオロ-4-ニトロ-フェニル)-3-ヒドロキシ-ピロリジン-3-イル]アセテート(1.05g、2.80mmol)の溶液に鉄粉(789.43mg、14.14mmol、100.44μL)及び塩化アンモニウム(312.07mg、5.83mmol、203.96μL)を添加した。得られた混合物を50℃で4時間撹拌した。粗反応物を室温まで冷却し、セライトのパッドに通して濾過し、酢酸エチルで洗浄した。濾液を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮し、生成物ベンジル2-[1-(4-アミノ-2-フルオロ-フェニル)-3-ヒドロキシ-ピロリジン-3-イル]アセテート(919mg、2.54mmol、収率90.39%)を得て、これを更に精製することなく繰り越した。LCMS (ES+): 344.9 [M+H]+
Figure 2023530030000193
DMF(13mL)中の3-ブロモピペリジン-2,6-ジオン(1.64g、8.55mmol)及びベンジル2-[1-(4-アミノ-2-フルオロ-フェニル)-3-ヒドロキシ-ピロリジン-3-イル]アセテート(1.84g、5.34mmol)の混合物に重炭酸ナトリウム(1.35g、16.03mmol、623.39μL)を添加した。混合物を80℃に一晩加熱した。冷却後に反応物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮した。次いで、粗物質をカラムクロマトグラフィー(シリカ、勾配:ヘキサン中40%→100%の酢酸エチル)によって精製して、生成物ベンジル2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-3-ヒドロキシ-ピロリジン-3-イル]アセテート(2.2g、4.59mmol、収率85.88%)を得た。LCMS (ES+): 455.9 [M+H]+
Figure 2023530030000194
エタノール(18mL)中のベンジル2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-3-ヒドロキシ-ピロリジン-3-イル]アセテート(2.2g、4.83mmol)の溶液にパラジウム、炭素上10%、タイプ487、乾燥(514.02mg、4.83mmol)を添加した。容器を水素ガスで10分間パージした後、反応物を水素の雰囲気下にて室温で3時間撹拌した。次いで、粗反応混合物をセライトのパッドに通して濾過した後、濃縮した。次いで、粗物質をカラムクロマトグラフィー(シリカ、勾配:0.1%トリフルオロ酢酸を含む水中の0%→50%のアセトニトリル)によって精製して、生成物2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-3-ヒドロキシ-ピロリジン-3-イル]酢酸(1.37g、2.71mmol、収率56.21%)を凍結乾燥後に紫色の固体として得た。LCMS (ES+): 366.2 [M+H]+
Figure 2023530030000195
DMF(1.6mL)中の2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-3-ヒドロキシ-ピロリジン-3-イル]酢酸(72.21mg、197.63μmol)及び3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(2-ピペラジン-1-イルピリミジン-5-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(100mg、179.67μmol)の混合物に0℃でCOMU(115.42mg、269.50μmol)及びN,N-ジイソプロピルエチルアミン(34.83mg、269.50μmol、46.94μL)を添加した。得られた混合物を0℃で30分間撹拌した後、室温に温め、2時間撹拌した。次いで、反応混合物をカラムクロマトグラフィー(シリカ、勾配:0.1%トリフルオロ酢酸を含む水中の10%→70%のアセトニトリル)によって直接精製した。生成物を含有する画分を真空下で僅かに濃縮し、飽和重炭酸ナトリウムで中和した。水性物質を酢酸エチルで抽出し、合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させた。有機層を濃縮し、不純な残渣をカラムクロマトグラフィー(シリカ、勾配:ジクロロメタン中0%→25%のメタノール)によって精製して、生成物5-[2-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-3-ヒドロキシ-ピロリジン-3-イル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(28.07mg、29.50μmol、収率16.42%)を得た。LCMS (ES+): 904.8 [M+H]+1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 13.00 (d, J = 3.2 Hz, 1H), 10.75 (s, 1H), 9.70 (s, 1H), 8.81 (s, 2H), 8.68 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.57 (s, 1H), 8.14 (d, J = 3.3 Hz, 1H), 7.59 (td, J = 9.1, 5.9 Hz, 1H), 7.28 (t, J = 8.9 Hz, 1H), 6.62 - 6.49 (m, 2H), 6.44 - 6.38 (m, 1H), 5.51 (d, J = 7.4 Hz, 1H), 4.98 (s, 1H), 4.21 (dt, J = 11.7, 6.0 Hz, 1H), 3.85 (d, J = 19.1 Hz, 4H), 3.72 - 3.60 (m, 4H), 3.48 - 3.40 (m, 1H), 3.15 (d, J = 7.0 Hz, 2H), 3.11 (t, J = 7.2 Hz, 2H), 3.02 (td, J = 6.6, 3.8 Hz, 2H), 2.79 (s, 2H), 2.70 (s, 2H), 2.16 - 2.05 (m, 1H), 2.04 - 1.91 (m, 2H), 1.78 - 1.69 (m, 2H), 1.24 (s, 1H), 1.03 (t, J = 7.1 Hz, 3H)。
Figure 2023530030000196
中間体:(1r,3r)-3-(3-(4-((2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)アミノ)-2-フルオロフェニル)アゼチジン-1-イル)シクロブタン-1-カルボン酸及び(1s,3s)-3-(3-(4-((2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)アミノ)-2-フルオロフェニル)アゼチジン-1-イル)シクロブタン-1-カルボン酸の調製
Figure 2023530030000197
1,2-ジブロモエタン(5.60g、29.8mmol、2.25mL、0.188当量)をTHF(49.0mL)中の撹拌Zn粉末(19.7g、301mmol、1.90当量)にN雰囲気下で添加した。得られた混合物を80℃で10分間撹拌した後、室温まで冷却した。THF(18.0mL)中のTMSCl(2.57g、23.6mmol、3.00mL、1.49e-1当量)の溶液を25℃で添加し、得られた混合物をその温度で4分間撹拌した。次いで、THF(102mL)中のtert-ブチル3-ヨードアゼチジン-1-カルボキシレート(45.0g、158mmol、1.00当量)の溶液を添加し、15分間撹拌した。反応混合物を25℃で2時間撹拌した後、トリス(2-フリル)ホスファン(2.17g、9.37mmol、5.89e-2当量)及びPd(dba)(2.33g、2.54mmol、0.016当量)を添加し、続いてTHF(216mL)中の2-フルオロ-1-ヨード-4-ニトロベンゼン(43.9g、164mmol、1.03当量)の溶液を添加した。得られた混合物を50℃で8時間撹拌した。反応混合物を酢酸エチル(300mL)で希釈し、HO(500mL)を添加した。分離した有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して残渣を得て、これをフラッシュシリカゲルクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル=10/1、R=0.1)によって精製して、tert-ブチル3-(2-フルオロ-4-ニトロフェニル)アゼチジン-1-カルボキシレート(22.0g、74.2mmol、収率46.7%)を黄色の油として得た。
Figure 2023530030000198
DCM(50.0mL)中のtert-ブチル3-(2-フルオロ-4-ニトロフェニル)アゼチジン-1-カルボキシレート(10.0g、33.7mmol、1.00当量)及びTFA(19.2g、168mmol、12.4mL、5.00当量)の混合物を25℃で2時間撹拌した。反応混合物を濃縮し、3-(2-フルオロ-4-ニトロフェニル)アゼチジン(10.0g、粗、トリフルオロ酢酸塩)を黄色の油として得た。
Figure 2023530030000199
DCM(120mL)中の3-(2-フルオロ-4-ニトロフェニル)アゼチジン(10.0g、32.2mmol、1.00当量、トリフルオロ酢酸塩)の溶液にAcOH(3.48g、57.9mmol、3.31mL、1.80当量)及びtert-ブチル3-オキソシクロブタン-1-カルボキシレート(8g、47.00mmol、1.46当量)を添加した。得られた混合物を25℃で15分間撹拌した。NaBH(OAc)(24.6g、116mmol、3.60当量)を添加した。反応混合物を30℃で6時間撹拌した。反応混合物をDCM(200mL)及びHO(300mL)で希釈し、飽和NaHCO水溶液でpH約6に塩基性化した。分離した有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮して残渣を得て、これをフラッシュシリカゲルクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル=0/1)によって精製し、H NMR及びNOEによって確認されたtert-ブチル(1r,3r)-3-(3-(2-フルオロ-4-ニトロフェニル)アゼチジン-1-イル)シクロブタン-1-カルボキシレート(5.00g、14.2mmol、収率98.3%)を黄色の油として得た。H NMR及びNOEによって確認されたtert-ブチル(1s,3s)-3-(3-(2-フルオロ-4-ニトロフェニル)アゼチジン-1-イル)シクロブタン-1-カルボキシレート(6.00g、17.1mmol、収率96.5%)は、黄色の油として得られた。LCMS (ES+): 351.1 [M+H]+
LCMS:室温=0.777分
シス-ジアステレオマーのH NMR
δ 8.03 (dd, J = 2.1, 8.4 Hz, 1H), 7.88 (dd, J = 2.3, 9.7 Hz, 1H), 7.56 (t, J = 7.9 Hz, 1H), 3.93 (t, J = 7.6 Hz, 1H), 3.66-3.65 (m, 1H), 3.73 (t, J = 7.6 Hz, 2H), 3.26 (t, J = 7.3 Hz, 2H), 3.17-3.08 (m, 1H), 2.74-2.59 (m, 1H), 2.26-2.18 (m, 2H), 2.16-2.07 (m, 2H), 1.44 (s, 9H)。
Figure 2023530030000200
THF(20.0mL)中のtert-ブチル(1s,3s)-3-(3-(2-フルオロ-4-ニトロフェニル)アゼチジン-1-イル)シクロブタン-1-カルボキシレート(8.00g、24.8mmol、1.00当量)及びPd/C(600mg、14.2mmol、純度10%、1.00当量)の混合物をH(15psi)雰囲気下にて25℃で2時間撹拌した。反応混合物をセライトパッドに通して濾過し、濾液を減圧下で濃縮して、tert-ブチル(1s,3s)-3-(3-(4-アミノ-2-フルオロフェニル)アゼチジン-1-イル)シクロブタン-1-カルボキシレート(7.80g、24.3mmol、収率98.0%)を黄色の油として得た。
Figure 2023530030000201
1,4-ジオキサン(70.0mL)中のtert-ブチル(1S,3S)-3-(3-(4-アミノ-2-フルオロフェニル)アゼチジン-1-イル)シクロブタン-1-カルボキシレート(20.5mmol、1.00当量)、2,6-ビス(ベンジルオキシ)-3-ブロモピリジン(22.6mmol、1.10当量)、Pd(dba)(600mg、655μmol、5.25e-2当量)、XPhos(600mg、1.26mmol、0.1当量)及びt-BuONa(28.6mmol、1.40当量)の混合物をN雰囲気下にて100℃で8時間撹拌した。反応混合物を酢酸エチル(100mL)で希釈し、HO(200mL)で洗浄した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して残渣を得て、これをカラムクロマトグラフィー(SiO、石油エーテル/酢酸エチル=50/1→5/1)によって精製して、tert-ブチル(1s,3s)-3-(3-(4-((2,6-ビス(ベンジルオキシ)ピリジン-3-イル)アミノ)-2-フルオロフェニル)アゼチジン-1-イル)シクロブタン-1-カルボキシレート(6.30g、10.3mmol、収率50.9%)を黄色の油として得た。LCMS (ES+): 610.3 [M+H]+
Figure 2023530030000202
THF(40.0mL)中のtert-ブチル(1s,3s)-3-(3-(4-((2,6-ビス(ベンジルオキシ)ピリジン-3-イル)アミノ)-2-フルオロフェニル)アゼチジン-1-イル)シクロブタン-1-カルボキシレート(10.1mmol、1.00当量)及びPd/C(600mg、656μmol、純度10.0%、0.100当量)の混合物をH(50psi)雰囲気下にて25℃で24時間撹拌した。反応混合物を濾過し、濾液を濃縮して残渣を得て、これをカラムクロマトグラフィー(SiO、石油エーテル/酢酸エチル=10/1→ジクロロメタン/メタノール=10/1)によって精製して、tert-ブチル(1s,3s)-3-(3-(4-((2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)アミノ)-2-フルオロフェニル)アゼチジン-1-イル)シクロブタン-1-カルボキシレート(2.20g、5.10mmol、収率51.8%)を青色の油として得た。LCMS (ES+): 493.4 [M+H]+
Figure 2023530030000203
DCM(10.0mL)中のtert-ブチル(1s,3s)-3-(3-(4-((2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)アミノ)-2-フルオロフェニル)アゼチジン-1-イル)シクロブタン-1-カルボキシレート(5.1mmol、1.00当量)及びTFA(15.4g、135mmol、10.0mL、29.1当量)の混合物を25℃で2時間撹拌した。反応混合物をHO(50mL)で希釈し、ジクロロメタン(100mL)で洗浄した。分離した有機層を捨て、水溶液(aqueous)を凍結乾燥し、更に逆相HPLC(HPLC:EW20037-26-p1c1、0.1%TFA条件)によって精製して、(1s,3s)-3-(3-(4-((2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)アミノ)-2-フルオロフェニル)アゼチジン-1-イル)シクロブタン-1-カルボン酸(1.35g、3.60mmol、収率70.54%)を得た。1H NMR (400 MHz, DMSO): δ12.83-12.11 (m, 1H), 10.80 (s, 1H), 10.73-10.55 (m, 1H), 10.44-10.23 (m, 1H), 7.17 (br t, J = 8.4 Hz, 1H), 6.58-6.46 (m, 2H), 6.41-6.14 (m, 1H), 4.37 (br dd, J = 4.7, 11.6 Hz, 2H), 4.28-3.86 (m, 5H), 2.87 (quin, J = 8.7 Hz, 1H), 2.80-2.68 (m, 1H), 2.58 (td, J = 3.8, 17.6 Hz, 1H), 2.46 (br s, 2H), 2.22 (br d, J = 9.2 Hz, 2H), 2.12-2.01 (m, 1H), 1.88 (dq, J = 4.5, 12.3 Hz, 1H)。
注記:トランス-ジアステレオマーを上記と同様の方法で調製した。
実施例52
5-[2-[4-[3-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]アゼチジン-3-イル]シクロブタンカルボニル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000204
(基本手順A)に従って調製した。5-[2-[4-[3-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]アゼチジン-3-イル]シクロブタンカルボニル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(55mg、50.83μmol、収率32.00%、トリフルオロ酢酸塩)を凍結乾燥後にオフホワイト色の固体として単離した。LCMS (ES+): 458.2 [M/2+H]+, 914.8 [M+H]+; 1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 13.01 (d, J = 3.3 Hz, 1H), 10.81 (d, J = 2.8 Hz, 1H), 10.54 (m, 0.6H), 10.21 (s, 0.4H), 9.70 (s, 1H), 8.81 (s, 2H), 8.68 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 8.58 (s, 1H), 8.14 (d, J = 3.1 Hz, 1H), 7.59 (td, J = 9.0, 5.9 Hz, 1H), 7.33 - 7.16 (m, 2H), 6.61 - 6.47 (m, 2H), 4.46 - 4.41 (m, ~10H contains water), 4.44 - 4.32 (m, 2H), 4.35 - 4.21 (m, 1H), 4.21 - 4.02 (m, 2H), 3.89 - 3.79 (m, 4H), 3.67 - 3.58 (m, 2H), 3.54 - 3.42 (m, 3H), 3.12 (q, J = 7.1 Hz, 2H), 2.82 - 2.69 (m, 1H), 2.74 (s, 3H), 2.59 (dt, J = 17.5, 4.3 Hz, 1H), 2.41 - 2.33 (m, 2H), 2.09 (m, 4.2 Hz, 1H), 1.97 - 1.83 (m, 1H), 1.03 (t, J = 7.1 Hz, 3H)。
実施例53
5-[2-[4-[3-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]アゼチジン-3-イル]シクロブタンカルボニル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000205
3-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]アゼチジン-3-イル]シクロブタンカルボン酸(77.75mg、158.85μmol、トリフルオロ酢酸塩)をDMF(1mL)に取り、DIPEA(102.65mg、794.27μmol、138.34μL)を添加した後、0℃に冷却し、HATU(66.44mg、174.74μmol)を添加した。5分~10分後に固体3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(2-ピペラジン-1-イルピリミジン-5-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(100mg、158.85μmol、塩酸塩)を一度に添加した。室温まで温め、一晩撹拌を続けた。粗反応混合物をRP isco(TFAを含む0%→100%のACN/水)にロードして、5-[2-[4-[3-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]アゼチジン-3-イル]シクロブタンカルボニル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(90mg、83.17μmol、収率52.36%、トリフルオロ酢酸塩)を凍結乾燥後にオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ES+): 458.1 [M/2+H]+, 914.9 [M+H]+1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 12.96 - 12.90 (m, 1H), 10.73 (s, 1H), 9.62 (s, 1H), 8.74 (d, J = 1.2 Hz, 2H), 8.61 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.51 (s, 1H), 8.07 (d, J = 3.1 Hz, 1H), 7.51 (td, J = 9.0, 5.9 Hz, 1H), 7.21 (td, J = 8.8, 1.6 Hz, 1H), 7.18 - 7.06 (m, 1H), 6.53 - 6.45 (m, 1H), 6.49 - 6.40 (m, 1H), 4.35 - 4.26 (m, 2H), 4.19 - 4.01 (m, 2H), 4.01 - 3.82 (m, 2H), 3.76 (h, J = 4.0, 3.2 Hz, 4H), 3.57 - 3.49 (m, 2H), 3.47 (s, 1H), 3.47 - 3.38 (m, 2H), 3.24 - 3.13 (m, 1H), 3.05 (q, J = 7.1 Hz, 2H), 2.74 - 2.61 (m, 1H), 2.66 (s, 3H), 2.57 - 2.46 (m, 1H), 2.25 - 2.21 (m, 2H), 2.05 - 1.96 (m, 1H), 1.90 - 1.74 (m, 1H), 0.95 (t, J = 7.1 Hz, 3H)。
実施例54
5-[2-[4-[2-[(4S)-4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-3,3-ジフルオロ-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000206
2-[(4S)-4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-3,3-ジフルオロ-1-ピペリジル]酢酸(125mg、205.11μmol、トリフルオロ酢酸塩)をNMPに取り、DIPEA(159.06mg、1.23mmol、214.36μL)を添加した後、氷浴内で0℃に冷却した。HATU(89.69mg、235.88μmol)を添加し、反応物を5分間撹拌した後、3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(2-ピペラジン-1-イルピリミジン-5-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(129.12mg、205.11μmol、塩酸塩)を添加した。反応物を一晩かけて徐々に室温まで温めた。16時間後に粗反応物をRP isco(ギ酸を含む0%→60%のACN/水)に直接ロードした。5-[2-[4-[2-[(4S)-4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-3,3-ジフルオロ-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(80mg、78.68μmol、収率38.36%、ギ酸塩)を凍結乾燥後にオフホワイト色の固体として単離した。LCMS (ES+): 461.2 [M/2+H]+, 920.8 [M+H]+1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 12.92 (d, J = 3.3 Hz, 1H), 10.70 (s, 1H), 9.62 (s, 1H), 8.74 (s, 2H), 8.61 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.50 (s, 1H), 8.09 - 8.04 (m, 1H), 7.51 (td, J = 9.0, 5.9 Hz, 1H), 7.21 (td, J = 8.8, 1.5 Hz, 1H), 6.95 (d, J = 8.2 Hz, 2H), 6.57 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 5.74 (d, J = 7.5 Hz, 1H), 4.23 (dd, J = 11.1, 5.6 Hz, 1H), 3.84 - 3.71 (m, 4H), 3.62 - 3.56 (m, 2H), 3.56 - 3.52 (m, 2H), 3.34 (d, J = 13.3 Hz, 2H), 3.11 (s, 1H), 3.04 (q, J = 7.1 Hz, 2H), 2.90 (s, 1H), 2.87 (s, 1H), 2.74 - 2.61 (m, 1H), 2.66 (s, 3H), 2.59 - 2.46 (m, 1H), 2.33 (s, 1H), 2.09 - 1.93 (m, 2H), 1.80 (qd, J = 12.2, 4.7 Hz, 1H), 1.70 - 1.66 (m, 1H), 0.95 (t, J = 7.1 Hz, 3H)。
実施例55
5-[2-[4-[2-[(4R)-4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-3,3-ジフルオロ-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000207
2-[(4R)-4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-3,3-ジフルオロ-1-ピペリジル]酢酸(125mg、205.11μmol、トリフルオロ酢酸塩)をNMP(1.84mL)に取り、DIPEA(159.06mg、1.23mmol、214.36μL)を添加した後、氷浴内で0℃に冷却した。HATU(89.69mg、235.88μmol)を添加し、5分間撹拌した後、3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(2-ピペラジン-1-イルピリミジン-5-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(114.16mg、181.35μmol、塩酸塩)を固体として添加した。一晩かけて徐々に室温まで温めた。16時間後に粗反応物をRP isco(ギ酸を含む0%→60%のACN/水)に直接ロードした。5-[2-[4-[2-[(4R)-4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-3,3-ジフルオロ-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(62mg、60.98μmol、収率29.73%、ギ酸塩)を凍結乾燥後にオフホワイト色の固体として単離した。LCMS (ES+): 461.3 [M/2+H]+, 920.8 [M+H]+1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 13.00 (d, J = 3.3 Hz, 1H), 10.77 (s, 1H), 9.70 (s, 1H), 8.82 (s, 2H), 8.69 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.58 (s, 1H), 8.14 (d, J = 3.1 Hz, 1H), 7.59 (td, J = 9.0, 5.9 Hz, 1H), 7.28 (td, J = 8.8, 1.5 Hz, 1H), 7.03 (d, J = 8.3 Hz, 2H), 6.64 (d, J = 8.3 Hz, 2H), 5.81 (s, 1H), 4.34 - 4.26 (m, 1H), 3.92 - 3.88 (m, 2H), 3.86 - 3.80 (m, 2H), 3.69 - 3.64 (m, 2H), 3.64 - 3.59 (m, 2H), 3.38 (s, 4H), 3.19 (s, 1H), 3.12 (q, J = 7.1 Hz, 2H), 3.00 - 2.96 (m, 2H), 2.81 - 2.68 (m, 1H), 2.74 (s, 3H), 2.64 - 2.54 (m, 1H), 2.15 - 2.06 (m, 1H), 1.89 (tt, J = 11.9, 6.1 Hz, 1H), 1.76 (s, 1H), 1.03 (t, J = 7.1 Hz, 3H)。
実施例56
3-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)-6-[4-[2-[4-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]ピペラジン-1-イル]-2-オキソ-エチル]-1-ピペリジル]-1-メチル-インダゾール
Figure 2023530030000208
工程1:DMSO(15mL)中のtert-ブチル2-(4-ピペリジル)アセテート(308.36mg、1.31mmol)及び1-(6-ブロモ-1-メチル-インダゾール-3-イル)ヘキサヒドロピリミジン-2,4-ジオン(500mg、1.55mmol)の撹拌溶液にナトリウムtert-ブトキシド(446.08mg、4.64mmol)を添加した。反応混合物を窒素で10分間脱ガスし、続いてビス(トリ-tert-ブチルホスフィン)パラジウム(0)(316.30mg、618.92μmol)を添加した。反応混合物を100℃で16時間撹拌した。反応の完了後に水(50mL)で希釈し、酢酸エチル(2×30mL)で抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して粗物質を得た。溶離系として50%酢酸エチル/石油エーテルを用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって粗物質を精製して、tert-ブチル2-[1-[3-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)-1-メチル-インダゾール-6-イル]-4-ピペリジル]アセテート(260mg、435.77μmol、収率28.16%)を橙色の固体として得た。LCMS (ESI): 442.2 [M+H]+
工程2:ジクロロメタン(4mL)中のtert-ブチル2-[1-[3-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)-1-メチル-インダゾール-6-イル]-4-ピペリジル]アセテート(260mg、588.87μmol)の撹拌溶液にTFA(67.14mg、588.87μmol、45.37μL)を0℃で添加した。反応混合物を25℃で2時間撹拌した。完了後に反応混合物を減圧下で濃縮して粗物質を得た。粗物質をジエチルエーテル(20mL)で洗浄して、2-[1-[3-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)-1-メチル-インダゾール-6-イル]-4-ピペリジル]酢酸(220mg、370.02μmol、収率62.83%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 386.0 [M+H]+
工程3:標的化合物をT3P媒介酸-アミンカップリング反応(手順C)によって調製した。アミドカップリングを2-[1-[3-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)-1-メチル-インダゾール-6-イル]-4-ピペリジル]酢酸(180mg、360.40μmol)、3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(2-ピペラジン-1-イルピリミジン-5-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(200.60mg、338.25μmol)、T3P(137.61mg、432.49μmol)及びN,N-ジイソプロピルエチルアミン(139.74mg、1.08mmol、188.32μL)を用いて行い、3-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)-6-[4-[2-[4-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]ピペラジン-1-イル]-2-オキソ-エチル]-1-ピペリジル]-1-メチル-インダゾール(57mg、55.18μmol、収率15.31%)を薄桃色の固体として得た。LCMS (ESI+): 924.0 [M+H]+1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 10.50 (s, 1H), 8.82 (s, 2H), 8.67 (s, 1H), 8.55 (s, 1H), 8.37 (s, 1H), 8.09 (s, 1H), 7.58-7.52 (m, 1H), 7.44 (d, J = 8.80 Hz, 1H), 7.19 (t, J = 8.00 Hz, 1H), 6.91 (dd, J = 2.00, 9.20 Hz, 1H), 6.82 (s, 1H), 3.91-3.86 (m, 10H), 3.62-3.17 (m, 4H), 3.08 (q, J = 7.20 Hz, 3H), 2.80-2.72 (m, 4H), 2.69 (s, 3H), 2.39 (d, J = 6.40 Hz, 2H), 1.95-1.81 (m, 3H), 1.38-0.00 (m, 2H), 1.01 (t, J = 7.20 Hz, 3H)。
実施例57
5-[2-[4-[2-[1-[5-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-ピリジル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000209
標的化合物をHATU媒介酸-アミンカップリング反応(手順A)によって調製した。アミドカップリングを3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(2-ピペラジン-1-イルピリミジン-5-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(500mg、843.10μmol、塩酸塩)、2-[1-[5-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-ピリジル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]酢酸(403.52mg、1.01mmol、塩酸塩)、DMF(4.5mL)、HATU(480.86mg、1.26mmol)及びN,N-ジイソプロピルエチルアミン(544.81mg、4.22mmol、734.25μL)を用いて行い、5-[2-[4-[2-[1-[5-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-ピリジル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(148.5mg、153.27μmol、収率18.18%、ギ酸塩)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 900.9 [M + H] +1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 13.01 (s, 1H), 10.87 (s, 1H), 9.71 (s, 1H), 8.83 (d, J = 10.00 Hz, 2H), 8.68 (d, J = 2.40 Hz, 1H), 8.58 (s, 1H), 8.15 (d, J = 2.80 Hz, 1H), 7.62-7.56 (m, 2H), 7.37-7.26 (m, 3H), 6.30-6.15 (m, 1H), 5.20-5.00 (m, 1H), 4.52-4.45 (m, 1H), 3.84-3.65 (m, 6H), 3.64-3.37 (m, 4H), 3.54-3.41 (m, 2H), 3.12 (q, J = 7.20 Hz, 2H), 2.74 (s, 3H), 2.70-2.61 (m, 4H), 2.12-2.08 (m, 1H), 1.96-1.93 (m, 1H), 1.85-1.65 (m, 4H), 1.03 (t, J = 7.20 Hz, 3H)。
実施例58
5-[2-[4-[2-[1-[5-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-3-フルオロ-2-ピリジル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000210
標的化合物を手順Bにより、アミドカップリングを2-[1-[5-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-3-フルオロ-2-ピリジル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]酢酸(50mg、131.45μmol)、3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(2-ピペラジン-1-イルピリミジン-5-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(73.16mg、131.45μmol)、6.0当量のDIPEA及び1.3当量のCOMUによって変更して調製した。粗物質を逆相カラムクロマトグラフィー(MeCN及び水(0.01%TFA))によって精製した。生成物をEtOAc中の飽和重炭酸塩溶液にて遊離塩基化した。次いで、物質をMeOH及びDCM(0%→30%のMeOH)によって精製して、5-[2-[4-[2-[1-[5-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-3-フルオロ-2-ピリジル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(45.0mg、47.5μmol、収率36%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 919.3 [M + H]+1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 10.80 (s, 1H), 8.80 (s, 2H), 8.67 (s, 1H), 8.13 (s, 1H), 7.57 (s, 2H), 7.03 - 6.94 (m, 1H), 5.88 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 4.90 (s, 1H), 4.31 - 4.25 (m, 1H), 3.89 - 3.80 (m, 4H), 3.75 - 3.60 (m, 4H), 3.16 - 3.04 (m, 4H), 2.79 - 2.66 (m, 4H), 2.61 - 2.57 (m, 3H), 2.13 - 2.08 (m, 1H), 1.96 - 1.82 (m, 1H), 1.77 - 1.63 (m, 4H), 1.02 (t, J = 7.1 Hz, 4H)。
実施例59
5-[2-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000211
2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]酢酸(102.63mg、208μmol、トリフルオロ酢酸塩)をDMF(3mL)に取り、DIPEA(161.29mg、1.25mmol、217.37μL)を添加した後、反応物を0℃に冷却し、PyBOP(124.48mg、239.20μmol)を添加した。10分~15分後に、3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(2-ピペラジン-1-イルピリミジン-5-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(130.94mg、208.00μmol、塩酸塩)を添加し、反応物を4時間かけて室温まで温めた。反応混合物をRP isco(ギ酸を含む0%→100%のACN/水)によって直接精製して、5-[2-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(60mg、59.75μmol、収率28.73%、ギ酸塩)を凍結乾燥後にオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ES+): 460.3 [M/2+H]+, 918.7 [M+H]+ 1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 12.99 (s, 1H), 10.77 (s, 1H), 8.81 (s, 2H), 8.68 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 8.57 (s, 1H), 8.15 (d, J = 16.1 Hz, 1H), 7.58 (td, J = 9.0, 5.9 Hz, 1H), 7.26 (t, J = 8.7 Hz, 1H), 6.87 (t, J = 9.3 Hz, 1H), 6.51 (dd, J = 15.0, 2.6 Hz, 1H), 6.42 (dd, J = 8.6, 2.5 Hz, 1H), 5.77 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 4.86 (s, 1H), 4.25 (dt, J = 11.9, 6.6 Hz, 1H), 3.88 (s, 2H), 3.83 (s, 2H), 3.70 (s, 2H), 3.65 (d, J = 5.4 Hz, 2H), 3.11 (q, J = 7.1 Hz, 2H), 2.90 (dt, J = 18.4, 10.6 Hz, 4H), 2.80 - 2.67 (m, 1H), 2.73 (s, 3H), 2.60 (s, 3H), 2.08 (s, 3H), 1.91 - 1.79 (m, 1H), 1.77 (d, J = 9.4 Hz, 2H), 1.69 (d, J = 12.6 Hz, 2H), 1.02 (td, J = 7.2, 3.9 Hz, 4H)。
実施例60
5-[2-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-4-ピペリジル]-2,2-ジフルオロ-アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000212
工程1:エタノール(10mL)中の2-(1-tert-ブトキシカルボニル-4-ピペリジル)-2,2-ジフルオロ-酢酸(1.0g、3.58mmol)の撹拌溶液に塩化チオニル(468.59mg、3.94mmol)を0℃で添加した。得られた混合物を70℃で3時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮して、エチル2,2-ジフルオロ-2-(4-ピペリジル)アセテート(0.78g、2.88mmol、収率80.46%)を白色の固体として得た。LCMS (ESI+): 208.1 [M + H]+
工程2:N,N-ジメチルホルムアミド(10mL)中のエチル2,2-ジフルオロ-2-(4-ピペリジル)アセテート(780mg、3.20mmol)の撹拌溶液にN,N-ジイソプロピルエチルアミン(2.07g、16.00mmol、2.79mL)及び1-フルオロ-4-ニトロ-ベンゼン(496.82mg、3.52mmol、373.55μL)を室温で添加した。得られた混合物を120℃で16時間撹拌した。完了後に水を反応混合物に添加し、酢酸エチル(2×100mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して粗エチル2,2-ジフルオロ-2-[1-(4-ニトロフェニル)-4-ピペリジル]アセテート(1.1g、2.42mmol、収率75.68%)を淡褐色の固体として得て、これを更に精製することなく使用した。LCMS (ESI+): 329.1 [M + H]+
工程3:THF(20mL)、水(10mL)、メタノール(5mL)の混合物中のエチル2,2-ジフルオロ-2-[1-(4-ニトロフェニル)-4-ピペリジル]アセテート(1.1g、3.35mmol)の撹拌溶液に水酸化リチウム水和物(702.99mg、16.75mmol、465.56μL)を室温で添加した。得られた混合物を室温で2時間撹拌した。完了後に水を反応混合物に添加し、不純物を酢酸エチル(2×100mL)で洗浄した。次いで、飽和クエン酸溶液を添加して水層をpH2~3に調整した後、生成物を酢酸エチル(2×100mL)によって抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮し、2,2-ジフルオロ-2-[1-(4-ニトロフェニル)-4-ピペリジル]酢酸(0.77g、2.34mmol、収率69.80%)を茶色の固体として得て、これを更に精製することなく使用した。LCMS (ESI+): 301.0 [M + H]+
工程4:トルエン(8mL)中の2,2-ジフルオロ-2-[1-(4-ニトロフェニル)-4-ピペリジル]酢酸(0.77g、2.56mmol)の撹拌溶液にtert-ブチルアルコール(2.28g、30.77mmol、2.90mL)、二炭酸ジ-tert-ブチル(1.12g、5.13mmol、1.18mL)及びDMAP(31.33mg、256.45μmol)を室温で添加した。得られた混合物を110℃で16時間撹拌した。完了後に水(50mL)を反応混合物に添加し、酢酸エチル(3×50mL)で抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で蒸発させて、所望の粗生成物を得た。粗生成物を溶離液として用いられる石油エーテル中の酢酸エチル(0%→10%)を用いてシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して、tert-ブチル2,2-ジフルオロ-2-[1-(4-ニトロフェニル)-4-ピペリジル]アセテート(620mg、1.63mmol、収率63.57%)を黄色の固体として得た。LCMS (ESI+): 357.0 [M + H]+
工程5:メタノール(15mL)中のtert-ブチル2,2-ジフルオロ-2-[1-(4-ニトロフェニル)-4-ピペリジル]アセテート(620mg、1.74mmol)、10%パラジウム炭素ウェット(310mg、2.91mmol)の撹拌溶液に水素ガスを10分間バブリングすることによって水素で飽和させた後、室温で水素化(1atm)に供した。16時間後に反応混合物を窒素でパージし、触媒をセライトに通した濾過によって除去し、濾液を減圧下で蒸発させて粗物質を得た。溶離液として石油エーテル中の酢酸エチルを用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって粗生成物を精製して、2-[1-(4-アミノフェニル)-4-ピペリジル]-2,2-ジフルオロ-アセテート(450mg、1.32mmol、収率75.60%)を淡青色の固体として得た。LCMS (ESI+): 327.2 [M + H]+
工程6:N,N-ジメチルホルムアミド(4mL)中のtert-ブチル2-[1-(4-アミノフェニル)-4-ピペリジル]-2,2-ジフルオロ-アセテート(450mg、1.38mmol)の撹拌溶液に炭酸水素ナトリウム(347.47mg、4.14mmol、160.87μL)及び3-ブロモピペリジン-2,6-ジオン(529.47mg、2.76mmol)を室温で添加した。得られた混合物を70℃で16時間撹拌した。完了後に水(50mL)を反応混合物に添加し、酢酸エチル(3×50mL)で抽出し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濾液を減圧下で蒸発させて、所望の粗生成物を得た。溶離液として石油エーテル中40%→50%の酢酸エチルを用いるカラムシリカゲルクロマトグラフィーによって粗生成物を更に精製して、tert-ブチル2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-4-ピペリジル]-2,2-ジフルオロ-アセテート(470mg、775.03μmol、収率56.21%)を淡青色の固体として得た。LCMS (ESI+): 438.2 [M + H]+
工程7:1,4-ジオキサン(2mL)中のtert-ブチル2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-4-ピペリジル]-2,2-ジフルオロ-アセテート(470mg、1.07mmol)の撹拌溶液に1,4-ジオキサン(4.00g、109.71mmol、5mL)中の4.0M塩化水素溶液を0℃で添加した。反応混合物を室温で16時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮して、2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-4-ピペリジル]-2,2-ジフルオロ-酢酸(450mg、968.21μmol、収率90.12%)を淡褐色の固体として得た。LCMS (ESI+): 381.8 [M + H]+
工程8:標的化合物をHATU媒介酸-アミンカップリング反応(手順A)によって調製した。アミドカップリングを2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-4-ピペリジル]-2,2-ジフルオロ-酢酸(440mg、1.05mmol)、3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(2-ピペラジン-1-イルピリミジン-5-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(562.06mg、947.74μmol)、HATU(480.48mg、1.26mmol)及びN,N-ジイソプロピルエチルアミン(816.58mg、6.32mmol、1.10mL)を用いて行い、5-[2-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-4-ピペリジル]-2,2-ジフルオロ-アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(105mg、102.30μmol、収率9.71%)を青色の固体として得た。LCMS (ESI+): 920.2 [M + H]+1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 13.05 (s, 1H), 10.77 (s, 1H), 9.72 (s, 1H), 8.83 (s, 1H), 8.69-8.68 (m, 1H), 8.58 (m, 1H), 8.16-8.14 (m, 1H), 7.61-7.55 (m, 1H), 7.31-7.26 (m, 1H), 6.78 (d, J = 8.80 Hz, 2H), 6.61 (d, J = 9.20 Hz, 2H), 5.42 (d, J = 7.20 Hz, 1H), 4.39-4.18 (m, 1H), 3.90-3.71 (m, 8H), 3.50-3.47 (m, 3H), 3.11 (q, J = 7.20 Hz, 2H), 2.73 (s, 3H), 2.67-2.51 (m, 5H), 2.34-2.33 (m, 1H), 1.86-1.83 (m, 3H), 1.59-1.51 (m, 2H), 1.02 (t, J = 7.20 Hz, 3H)。
実施例61
3-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)-6-[1-[2-[4-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]ピペラジン-1-イル]-2-オキソ-エチル]-3,3-ジフルオロ-4-ピペリジル]-1-メチル-インダゾール
Figure 2023530030000213
工程1:1,4-ジオキサン(3.39mL)及び水(846.27μL)中の1-[1-メチル-6-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)インダゾール-3-イル]ヘキサヒドロピリミジン-2,4-ジオン(320mg、864.37μmol)及びtert-ブチル3,3-ジフルオロ-4-(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)-2,6-ジヒドロピリジン-1-カルボキシレート(264.56mg、720.31μmol)の溶液に炭酸ナトリウム(229.04mg、2.16mmol、90.53μL)を添加し、溶媒をNガスで10分間パージした。次いで、シクロペンチル(ジフェニル)ホスファン;ジクロロパラジウム;鉄(52.65mg、72.03μmol)を添加し、55℃で2時間撹拌した。最後に、反応混合物を冷却し、水/EAで希釈した。抽出後に有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮した。粗混合物をISCOカラム(100%HEX→100%EA)によって精製して、tert-ブチル4-[3-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)-1-メチル-インダゾール-6-イル]-3,3-ジフルオロ-2,6-ジヒドロピリジン-1-カルボキシレート(242mg、498.20μmol、収率69.16%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ES+): 462.9 [M+H]+
工程2:エタノール(120mL)中のtert-ブチル4-[3-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)-1-メチル-インダゾール-6-イル]-3,3-ジフルオロ-2,6-ジヒドロピリジン-1-カルボキシレート(242mg、524.42μmol)の溶液にパラジウム、炭素上10%、タイプ487、乾燥(167.43mg、157.33μmol、純度10%)を添加し、Hバルーンを設置して混合物を室温で撹拌した。24時間後に水素バルーンを取り外し、混合物をDCM(20mL)で希釈し、スラリーを更に24時間撹拌した。次いで、混合物をセライトのパッドに通して濾過し、DCM/MeOH(3:1)の溶液を用いて洗浄し、真空で濃縮した。tert-ブチル4-[3-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)-1-メチル-インダゾール-6-イル]-3,3-ジフルオロ-ピペリジン-1-カルボキシレート(230mg、446.62μmol、収率85.17%)の粗混合物を更に精製することなく次の工程に使用した。LCMS (ES+): 486.4 [M+Na]+
工程3:tert-ブチル4-[3-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)-1-メチル-インダゾール-6-イル]-3,3-ジフルオロ-ピペリジン-1-カルボキシレート(230mg、496.25μmol)を1,4-ジオキサン(10mL)に取り、1,4-ジオキサン(4M、6ml)中の塩酸を添加した。反応物を室温で一晩撹拌した後、粗固体に濃縮した。LCMS (ES+): 364.1 [M+H]+
工程4:1-[6-(3,3-ジフルオロ-4-ピペリジル)-1-メチル-インダゾール-3-イル]ヘキサヒドロピリミジン-2,4-ジオン(198.31mg、496μmol、塩酸塩)をNMP(4.44mL)に取り、DIPEA(320.52mg、2.48mmol、431.97μL)、続いてtert-ブチル2-ブロモアセテート(111.26mg、570.40μmol、83.65μL)を添加した。反応混合物をRP isco(ギ酸を含む0%→100%のACN/水)によって精製して、純粋な画分をEtOAc及び飽和重炭酸塩溶液の間で分配した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮して、tert-ブチル2-[4-[3-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)-1-メチル-インダゾール-6-イル]-3,3-ジフルオロ-1-ピペリジル]アセテート(270mg、537.17μmol、収率108.30%)を白色の固体として得た。LCMS (ES+): 478.5 [M+H]+
工程5:tert-ブチル2-[4-[3-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)-1-メチル-インダゾール-6-イル]-3,3-ジフルオロ-1-ピペリジル]アセテート(250mg、523.56μmol)をDCM(1mL)に取り、TFA(740.00mg、6.49mmol、500μL)を添加した後、室温で一晩撹拌した。反応物をトルエンから濃縮し(3回)、2-[4-[3-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)-1-メチル-インダゾール-6-イル]-3,3-ジフルオロ-1-ピペリジル]酢酸(275mg、487.93μmol、収率93.20%、トリフルオロ酢酸塩)を固体として得た。LCMS (ES+): 422.3 [M+H]+
工程6:2-[4-[3-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)-1-メチル-インダゾール-6-イル]-3,3-ジフルオロ-1-ピペリジル]酢酸(275mg、513.62μmol、トリフルオロ酢酸塩)をDMF(2.21mL)に取り、DIPEA(265.52mg、2.05mmol、357.85μL)を添加した後、0℃に冷却した。低温で20分間~30分間撹拌した後、3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(2-ピペラジン-1-イルピリミジン-5-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(215.55mg、342.41μmol、塩酸塩)を一度に添加した。反応物を一晩かけて徐々に室温まで温め、粗混合物をRP isco(ギ酸を含む0%→100%のACN/水)にロードして、凍結乾燥後に僅かに不純な生成物を得た。ギ酸塩を中和し、順相isco(0%→20%のMeOH/DCM)によって再精製して、3-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)-6-[1-[2-[4-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]ピペラジン-1-イル]-2-オキソ-エチル]-3,3-ジフルオロ-4-ピペリジル]-1-メチル-インダゾール(170mg、170.01μmol、収率49.65%)を白色の固体として得た。LCMS (ES+): 481.3 [M/2+H]+, 960.8 [M+H]+ 1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 13.00 (s, 1H), 10.55 (s, 1H), 8.82 (s, 2H), 8.69 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.58 (s, 1H), 8.15 (d, J = 7.4 Hz, 2H), 7.64 - 7.52 (m, 3H), 7.34 - 7.22 (m, 2H), 7.11 (d, J = 8.6 Hz, 2H), 6.53 (s, 1H), 4.00 (s, 3H), 3.95 - 3.78 (m, 4H), 3.76 - 3.55 (m, 4H), 3.54 - 3.38 (m, 2H), 3.12 (q, J = 7.1 Hz, 2H), 3.05 (d, J = 10.8 Hz, 1H), 2.76 (t, J = 6.7 Hz, 2H), 2.73 (s, 3H), 2.70 (m, 1H), 2.35 - 2.21 (m, 2H), 1.88 (d, J = 12.8 Hz, 1H), 1.03 (t, J = 7.1 Hz, 3H)。
実施例63
5-[2-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]-1,4-ジアゼパン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000214
工程1:
Figure 2023530030000215
1,4-ジオキサン(8.45mL)及び水(2.11mL)の混合物中の5-ブロモ-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(750mg、1.58mmol)の溶液をマイクロ波バイアルに取り、tert-ブチル4-[5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピリミジン-2-イル]-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレート(832.90mg、2.06mmol)、無水第三リン酸カリウム(1.05g、4.95mmol)を窒素下にて室温で添加した。反応混合物を窒素で10分間脱ガスした後、XPhos Pd G2(63.75mg、81.02μmol)を同じ温度で添加した。反応混合物をマイクロ波中で120℃に1時間加熱した。完了後に水を反応混合物に添加し、酢酸エチル(2×200mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。粗化合物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0%→15%のMeOH/DCM)によって精製して、tert-ブチル4-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレート(550mg、779.00μmol、収率49.16%)を黄色の固体として得た。LCMS (ES+): 671.7 [M+H]+
工程2:
Figure 2023530030000216
tert-ブチル4-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]-1,4-ジアゼパン-1-カルボキシレート(550mg、820.00μmol)をDCM(3mL)/TFA(1.48g、12.98mmol、1mL)に取り、室温で1時間撹拌した。トルエンから暗色の非晶質固体5-[2-(1,4-ジアゼパン-1-イル)ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(純度95%、トリフルオロ酢酸塩)に濃縮し(3回)、これを更に精製することなく繰り越した。LCMS (ES+): 571.7 [M+H]+
工程3:
Figure 2023530030000217
基本手順Bに従った。5-[2-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]-1,4-ジアゼパン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(30mg、28.46μmol、収率22.92%、トリフルオロ酢酸塩)を凍結乾燥後にオフホワイト色の固体として単離した。LCMS (ES+): 450.3 [M/2+H]+, 898.9 [M+H]+
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 13.06 - 12.96 (m, 1H), 10.78 (s, 1H), 9.69 (s, 1H), 9.43 (s, 1H), 8.80 (d, J = 16.5 Hz, 2H), 8.67 (dd, J = 10.0, 2.2 Hz, 1H), 8.60 (d, J = 18.4 Hz, 1H), 8.14 (d, J = 3.0 Hz, 1H), 7.58 (td, J = 9.0, 5.8 Hz, 1H), 7.28 (t, J = 8.7 Hz, 1H), 6.90 (dd, J = 8.5, 3.8 Hz, 2H), 6.60 (d, J = 8.2 Hz, 2H), 4.41 - 3.75 (m, 7H), 3.72 - 3.36 (m, 6H), 3.12 (q, J = 7.1 Hz, 2H), 3.06 - 2.91 (m, 2H), 2.74 (s, 4H), 2.66 - 2.56 (m, 2H), 2.13 - 2.02 (m, 1H), 1.99 - 1.76 (m, 5H), 1.03 (t, J = 7.1 Hz, 3H)。
実施例64
5-[2-[2-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]-2,6-ジアザスピロ[3.3]ヘプタン-6-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000218
工程1:N,N-ジメチルホルムアミド(5mL)中の5-ブロモ-2-クロロ-ピリミジン(400mg、2.07mmol)の撹拌溶液にtert-ブチル2,6-ジアザスピロ[3.3]ヘプタン-2-カルボキシレート(409.99mg、2.07mmol)、続いてCsCO(1.35g、4.14mmol)を窒素雰囲気下にて室温で添加した。反応混合物を120℃で12時間加熱した。反応混合物を水に添加し、得られた固体を濾過し、乾燥させて、tert-ブチル6-(5-ブロモピリミジン-2-イル)-2,6-ジアザスピロ[3.3]ヘプタン-2-カルボキシレート(580mg、1.61mmol、収率77.91%)を淡褐色の固体として得た。LCMS (ESI+): 355.1 [M + H] +
工程2:1,4-ジオキサン(3mL)/水(0.2mL)中のtert-ブチル6-(5-ブロモピリミジン-2-イル)-2,6-ジアザスピロ[3.3]ヘプタン-2-カルボキシレート(100mg、281.51μmol)、3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(219.73mg、422.26μmol)及び炭酸ナトリウム(89.51mg、844.52μmol、35.38μL)の混合物を窒素ガスで15分間パージし、続いてPd(dppf)Cl・ジクロロメタン(22.99mg、28.15μmol)を添加した。反応混合物を100℃で12時間加熱した。反応混合物を室温まで冷却し、酢酸エチル(30mL)で希釈し、水(2×30mL)で洗浄した。合わせた有機層をブライン(30mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。ジクロロメタン中5%のメタノールを溶離液として用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって粗生成物を精製して、tert-ブチル6-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]-2,6-ジアザスピロ[3.3]ヘプタン-2-カルボキシレート(110mg、125.82μmol、収率44.70%)を茶色の固体として得た。LCMS (ESI+): 669.1 [M+H]+
工程3:ジクロロメタン(5mL)中のtert-ブチル6-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]-2,6-ジアザスピロ[3.3]ヘプタン-2-カルボキシレート(200mg、299.08μmol)の撹拌溶液にTFA(1.41g、12.33mmol、949.70μL)を0℃で添加した。反応混合物を室温まで温め、2時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮し、得られた粗生成物をジエチルエーテル(20mL)でトリチュレートし、乾燥させて、5-[2-(2,6-ジアザスピロ[3.3]ヘプタン-2-イル)ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(200mg、222.38μmol、収率74.35%)を黄色の固体として得た。LCMS (ESI+): 569.1 [M + H]+
工程4:標的化合物をHATU媒介酸-アミンカップリング反応(手順A)によって調製した。アミドカップリングを5-[2-(2,6-ジアザスピロ[3.3]ヘプタン-2-イル)ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(100mg、175.87μmol)、2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]酢酸(60.74mg、175.87μmol)、HATU(80.25mg、211.05μmol)、続いてN,N-ジイソプロピルエチルアミン(113.65mg、879.36μmol、153.17μL)を用いて行って、5-[2-[2-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]-2,6-ジアザスピロ[3.3]ヘプタン-6-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(27.67mg、28.48μmol、収率16.20%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 897.0 [M + H] +1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 13.01 (s, 1H), 10.78 (s, 1H), 9.72 (s, 1H), 8.77 (d, J = 6.80 Hz, 2H), 8.66 (d, J = 2.40 Hz, 1H), 8.55 (s, 1H), 8.15 (s, 1H), 7.61-7.55 (m, 1H), 7.28 (t, J = 7.60 Hz, 1H), 6.97 (d, J = 8.40 Hz, 2H), 6.62 (d, J = 8.40 Hz, 2H), 5.66 (d, J = 7.60 Hz, 1H), 4.46 (s, 2H), 4.25 (m, 5H), 4.12 (m, 2H), 3.11 (q, J = 7.20 Hz, 2H), 3.02 (m, 2H), 2.74 (m, 3H), 2.73 (s, 3H), 2.70 (m, 2H), 2.10 (m, 2H), 0.92 (m, 2H), 1.67 (m, 4H), 1.02 (t, J = 7.20 Hz, 3H)。
実施例65
5-[2-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-4-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000219
工程1:DCE(16.22mL)中の5-ブロモ-4-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(700mg、3.32mmol)の撹拌溶液に塩化アルミニウム(無水物)(1.77g、13.27mmol、725.07μL)を窒素下にて0℃~5℃で添加し、続いてDCE(16.22mL)中の上記酸塩化物を同じ温度で添加した。反応混合物を室温で30分間撹拌した後、50℃で12時間加熱した。完了後に反応混合物を0℃~5℃まで冷却し、冷水(500mL)を添加した。反応混合物を酢酸エチル(3×300mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。石油エーテル中80%の酢酸エチルを溶離液として用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって粗化合物を精製して、(5-ブロモ-4-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-イル)-(2,6-ジフルオロ-3-ニトロ-フェニル)メタノン(1g、2.40mmol、収率72.30%)を茶色の固体として得た。LCMS (ESI+): 398.1 [M+H]+
工程2:エタノール(25.88mL)/水(6.47mL)に(5-ブロモ-4-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-イル)-(2,6-ジフルオロ-3-ニトロ-フェニル)メタノン(1.3g、3.28mmol)を取り、鉄粉(916.32mg、16.41mmol、116.58μL)、続いて塩化アンモニウム(526.62mg、9.84mmol、344.20μL)を添加した。反応物を80℃に12時間加熱してから冷却し、セライトで濾過し、EtOH、続いてACN及びDCMですすいだ。濾液を濃縮し、EtOAc及び塩化アンモニウム溶液の間で分配した。有機層をブラインで洗浄し、濃縮して、橙色の固体である(3-アミノ-2,6-ジフルオロ-フェニル)-(5-ブロモ-4-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-イル)メタノン(1.0g、2.59mmol、収率79.06%)を得て、これを更に精製することなく用いた。LCMS (ESI+): 367.4 [M+H]+
工程3:ピリジン(2.92g、36.87mmol、2.98mL)に(3-アミノ-2,6-ジフルオロ-フェニル)-(5-ブロモ-4-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-イル)メタノン(450mg、1.23mmol)を0℃で取り、N-エチル-N-メチル-スルファモイルクロリド(387.42mg、2.46mmol、302.67μL)、続いてDMAP(30.03mg、245.79μmol)を添加した。反応物を室温まで温め、一晩撹拌した。N-エチル-N-メチル-スルファモイルクロリド(387.42mg、2.46mmol、302.67μL)を添加し、三晩撹拌を続けた。反応物を濃縮し、isco(10%→100%のEtOAc/Hex)によって粗残渣を精製して、5-ブロモ-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-4-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(75mg、146.21μmol、収率11.90%)をベージュ色の固体として得た。LCMS (ESI+): 489.3 [M+H]+
工程4:1,4-ジオキサン(623.82μL)及び水(155.96μL)の混合物中の5-ブロモ-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-4-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(52mg、106.71μmol)の溶液をマイクロ波バイアルに取り、tert-ブチル4-[5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピリミジン-2-イル]ピペラジン-1-カルボキシレート(54.14mg、138.72μmol)、無水第三リン酸カリウム(70.71mg、333.09μmol)を窒素下にて室温で添加した。反応混合物を10分間窒素で脱ガスした後、XPhos Pd G2(4.29mg、5.46μmol)を同じ温度で添加した。反応混合物をマイクロ波中で120℃に1時間加熱した。完了後に水を反応混合物に添加し、酢酸エチル(2×200mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。石油エーテル中80%の酢酸エチルを溶離液として用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって粗化合物を精製して、tert-ブチル4-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-4-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]ピペラジン-1-カルボキシレート(55mg、77.90μmol、収率73.00%)を黄色の固体として得た。LCMS (ESI+): 671.7 [M+H]+
工程5:1,4-ジオキサン(3mL)にtert-ブチル4-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-4-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]ピペラジン-1-カルボキシレート(55mg、82.00μmol)を取り、塩化水素溶液(1,4-ジオキサン中4.0M)(2.40g、65.82mmol、3mL)を添加した。反応物を室温で6時間撹拌してから濃縮して、3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-4-メチル-5-(2-ピペラジン-1-イルピリミジン-5-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(48mg、75.11μmol、収率91.60%、塩酸塩)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 571.5 [M+H]+
工程6:DMF(1mL)に2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]酢酸(39.96mg、86.97μmol、トリフルオロ酢酸塩)を取り、DIPEA(40.87mg、316.27μmol、55.09μL)、続いてHATU(60.13mg、158.14μmol)を添加した。5分後、DMF(1mL)中のDIPEA(40.87mg、316.27μmol、55.09μL)及び3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-4-メチル-5-(2-ピペラジン-1-イルピリミジン-5-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(48mg、79.07μmol、塩酸塩)の溶液を添加した。一晩撹拌した後、飽和重炭酸塩溶液5滴と、水5滴とを添加して、ウロニウム付加物を分解した。RP isco(TFAを含む0%→75%のACN/水)によって精製して、5-[2-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-4-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジンのTFA塩(50mg、46.94μmol、収率59.36%、トリフルオロ酢酸塩)を凍結乾燥後に固体として得た。LCMS (ESI+): 450.2 [M/2+H]+ / 898.8 [M+H]+1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 12.86 (d, J = 3.4 Hz, 1H), 10.70 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 9.60 (s, 1H), 9.44 (s, 1H), 8.46 (s, 2H), 8.16 (s, 1H), 7.93 (d, J = 3.3 Hz, 1H), 7.49 (td, J = 9.0, 5.9 Hz, 1H), 7.18 (td, J = 8.8, 1.5 Hz, 1H), 6.91 (d, J = 8.3 Hz, 2H), 6.59 (dd, J = 8.4, 5.7 Hz, 2H), 4.46 - 3.41 (m, 16H), 3.05 (q, J = 7.1 Hz, 3H), 2.76 (s, 3H), 2.68 - 2.51 (m, 3H), 2.67 (s, 3H), 2.11 - 1.72 (m, 6H), 0.96 (t, J = 7.1 Hz, 3H)。
実施例66
5-[2-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-4-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000220
工程1:DCE(17.06mL)中の5-ブロモ-4-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(1g、4.65mmol)の撹拌溶液に塩化アルミニウム(無水物)(2.48g、18.61mmol、1.02mL)を窒素下にて0℃~5℃で添加し、続いてDCE(17.06mL)中の上記酸塩化物を同じ温度で添加した。反応混合物を室温で30分間撹拌した後、50℃で12時間加熱した。完了後に反応混合物を0℃~5℃まで冷却し、冷水(500mL)を添加した。幾らかの固体が析出し、生成物(683mg)であることが分かった。残った反応混合物を酢酸エチル(3×300mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。石油エーテル中80%の酢酸エチルを溶離液として用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって粗化合物を精製して、(5-ブロモ-4-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-イル)-(2,6-ジフルオロ-3-ニトロ-フェニル)メタノン(1.05g、2.49mmol、収率53.60%)を茶色の固体として得た。LCMS (ESI+): 402.0 [M+H]+
工程2:エタノール(16.88mL)/水(4.22mL)に(5-ブロモ-4-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-イル)-(2,6-ジフルオロ-3-ニトロ-フェニル)メタノン(683mg、1.71mmol)を取り、鉄粉(476.65mg、8.54mmol、60.64μL)、続いて塩化アンモニウム(273.94mg、5.12mmol、179.04μL)を添加してから80℃で6時間加熱した。反応物を冷却し、セライトで濾過し、EtOH、ACN及びDCMですすいだ。濾液を濃縮してからEtOAc及び飽和重炭酸塩溶液の間で分配した。有機層をブラインで洗浄してから硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮して、(3-アミノ-2,6-ジフルオロ-フェニル)-(5-ブロモ-4-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-イル)メタノン(630mg、1.62mmol、収率94.73%)を濃橙/茶色の固体として得て、これを更に精製することなく用いた。LCMS (ESI+): 372.2 [M+H]+
工程3:DCM(13.01mL)に(3-アミノ-2,6-ジフルオロ-フェニル)-(5-ブロモ-4-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-イル)メタノン(630mg、1.70mmol)を取り、ピリジン(2.69g、34.04mmol、2.75mL)、続いてN-エチル-N-メチル-スルファモイルクロリド(1.61g、10.21mmol、1.26mL)を添加してから、密閉バイアル内にて60℃で3日間加熱した。反応物を冷却し、isco(15%→100%のEA/hex)によって精製して、5-ブロモ-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-4-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(100mg、193.37μmol、収率11.36%)を濃色の固体として得た。LCMS (ESI+): 493.2 [M+H]+
工程4:1,4-ジオキサン(1.14mL)及び水(284.97μL)の混合物中の5-ブロモ-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-4-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(70mg、142.48μmol)の溶液をマイクロ波バイアルに取り、tert-ブチル4-[5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピリミジン-2-イル]ピペラジン-1-カルボキシレート(66.73mg、170.98μmol)、無水第三リン酸カリウム(94.41mg、444.78μmol)を窒素下にて室温で添加した。反応混合物を10分間窒素で脱ガスした後、XPhos Pd G2(5.73mg、7.29μmol)を同じ温度で添加した。反応混合物をマイクロ波中で120℃に1時間加熱した。完了後に水を反応混合物に添加し、酢酸エチル(2×200mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。石油エーテル中80%の酢酸エチルを溶離液として用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって粗化合物を精製して、tert-ブチル4-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-4-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]ピペラジン-1-カルボキシレート(35mg、49.28μmol、収率34.59%)を黄色の固体として得た。LCMS (ESI+): 675.3 [M+H]+
工程5:DCM(2mL)にtert-ブチル4-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-4-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]ピペラジン-1-カルボキシレート(35mg、51.88μmol)を取り、TFA(740.00mg、6.49mmol、500μL)を添加した。一晩撹拌した後、トルエンから濃縮して(2回)、粗3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-4-フルオロ-5-(2-ピペラジン-1-イルピリミジン-5-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(30mg、43.57μmol、収率83.98%、トリフルオロ酢酸塩)を油として得た。LCMS (ESI+): 575.8 [M+H]+
工程6:DMF(1mL)に2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]酢酸(25.02mg、54.46μmol、トリフルオロ酢酸塩)を取り、DIPEA(22.52mg、174.27μmol、30.35μL)、続いてHATU(24.85mg、65.35μmol)を0℃で添加した。反応物を5分間~10分間撹拌し、DMF(1mL)中の3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-4-フルオロ-5-(2-ピペラジン-1-イルピリミジン-5-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(30mg、43.57μmol、トリフルオロ酢酸塩)及びDIPEA(22.52mg、174.27μmol、30.35μL)の溶液を滴加した。反応物を室温まで徐々に温め、一晩撹拌を続けた。RP isco(TFAを含む0%→70%のACN/水)に粗反応物を直接投入して、5-[2-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-4-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(25mg、23.38μmol、収率53.66%、トリフルオロ酢酸塩)を凍結乾燥後にオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 452.1 [M/2+H]+/902.9 [M+H]+, 1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 13.21 (d, J = 2.7 Hz, 1H), 10.71 (s, 1H), 9.60 (s, 1H), 9.43 (br 1H), 8.62 (d, J = 1.2 Hz, 2H), 8.46 (d, J = 9.3 Hz, 1H), 8.13 (d, J = 3.2 Hz, 1H), 7.50 (td, J = 9.0, 5.9 Hz, 2H), 7.18 (td, J = 8.8, 1.6 Hz, 2H), 6.91 (d, J = 8.3 Hz, 2H), 6.59 (dd, J = 8.4, 5.9 Hz, 2H), 4.32 (d, J = 4.8 Hz, 2H), 4.22 (dd, J = 11.3, 5.0 Hz, 1H), 3.84 (ddd, J = 22.5, 6.8, 3.7 Hz, 3H), 3.62 (t, J = 5.2 Hz, 1H), 3.56 - 3.41 (m, 3H), 3.26 (s, 1H), 3.03 (q, J = 7.1 Hz, 3H), 2.75 - 2.54 (m, 2H), 2.67 (s, 3H), 2.11 - 1.69 (m, 7H), 0.95 (t, J = 7.1 Hz, 3H)。
実施例73~実施例80
中間体3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(6-ピペラジン-1-イル-3-ピリジル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジンの合成
Figure 2023530030000221
工程1:1,4-ジオキサン(8.0mL)及び水(2.0mL)の混合物中の5-ブロモ-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(1.0g、2.11mmol)の溶液をマイクロ波バイアルに取り、tert-ブチル4-[5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-2-ピリジル]ピペラジン-1-カルボキシレート(905mg、2.32mmol)、リン酸カリウム(1.4g、6.60mmol)を窒素下にて室温で添加した。反応混合物を10分間窒素で脱ガスした後、XPhos Pd G2(85mg、108.03μmol)を同じ温度で添加した。反応混合物にマイクロ波下にて120℃で1時間照射した。完了後に水を反応混合物に添加し、酢酸エチル(2×200mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。石油エーテル中70%の酢酸エチルを溶離液として用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって粗化合物を精製して、tert-ブチル4-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]-2-ピリジル]ピペラジン-1-カルボキシレート(1.1g、1.51mmol、収率71.70%)を黄色の固体として得た。LCMS (ESI+): 656.4 [M + H]+
工程2:1,4-ジオキサン(3.0mL)中のtert-ブチル4-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]-2-ピリジル]ピペラジン-1-カルボキシレート(1.1g、1.68mmol)の撹拌溶液に塩化水素溶液(1,4-ジオキサン中4M、15.36mmol、0.70mL)を窒素下にて0℃~5℃で添加した。反応混合物を室温で5時間撹拌した。完了後に反応混合物を減圧下で濃縮して、3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(6-ピペラジン-1-イル-3-ピリジル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(980mg、1.40mmol、収率83.58%)を黄色の固体として得た。LCMS (ESI+): 556.4 [M + H]+
実施例73
5-[6-[4-[2-[4-[4-[[(3S)-2,6-ジオキソ-3-ピペリジル]オキシ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000222
DMF(0.5mL)中の3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(6-ピペラジン-1-イル-3-ピリジル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(25mg、45.00μmol)の撹拌溶液に2-[4-[4-[[(3S)-2,6-ジオキソ-3-ピペリジル]オキシ]フェニル]-1-ピペリジル]酢酸(15.59mg、45.00μmol)及びDIPEA(29.08mg、224.98μmol、39.19μL)を窒素下にて室温で添加し、続いてHATU(20.53mg、54.00μmol)を同じ温度で添加した。反応混合物を室温で16時間撹拌した。完了後に反応混合物を水(1.0mL)で希釈し、酢酸エチル(3×1.5mL)で抽出した。合わせた有機物を50℃(圧力1bar)で3時間Genevacにより除去した。得られた粗生成物を質量指向分取HPLC(移動相A:HO中の10mM酢酸アンモニウム、移動相B:ACN、波長:215nm、カラム:Sunfire C18 OBD(19mm×100mm;5ミクロン))によって精製して、5-[6-[4-[2-[4-[4-[[(3S)-2,6-ジオキソ-3-ピペリジル]オキシ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(2.86mg、3.05μmol、収率6.78%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 884.4 [M + H]+1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 12.97 (s, 1H), 10.92 (s, 1H), 9.75 (bs, 1H), 8.68 (s, 1H), 8.67-8.52 (m, 2H), 8.13 (s, 1H), 8.03-7.95 (m, 1H), 7.58-7.57 (m, 1H), 7.29-7.26 (m, 1H), 7.16 (d, J = 8.40 Hz, 2H), 7.04 (d, J = 8.40 Hz, 1H), 6.94 (d, J = 8.40 Hz, 2H), 5.19-5.12 (m, 1H), 3.80-3.55 (m, 9H), 3.15-3.05 (m, 3H), 2.95-2.85 (m, 2H), 2.72 (s, 3H), 2.70-2.60 (m, 2H), 2.60-2.50 (m, 2H), 2.25-2.05 (m, 4H), 1.95-1.65 (m, 3H), 1.10 (t, J = 7.20 Hz, 3H)。
実施例74
5-[6-[4-[2-[4-[4-[[(3R)-2,6-ジオキソ-3-ピペリジル]オキシ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000223
N,N-ジメチルホルムアミド(0.5mL)中の3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(6-ピペラジン-1-イル-3-ピリジル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(25mg、45.00μmol)の撹拌溶液に2-[4-[4-[[(3R)-2,6-ジオキソ-3-ピペリジル]オキシ]フェニル]-1-ピペリジル]酢酸(15.59mg、45.00μmol)及びN,N-ジイソプロピルエチルアミン(29.08mg、224.98μmol、39.19μL)を窒素下にて室温で添加し、続いてHATU(20.53mg、54.00μmol)を同じ温度で添加した。反応混合物を室温で16時間撹拌した。完了後に反応混合物を水(1.0mL)で希釈し、酢酸エチル(3×1.5mL)で抽出した。合わせた有機物を50℃(圧力1バール)で3時間Genevacにより除去した。得られた粗生成物を質量指向分取HPLC(移動相A:水中の10mM酢酸アンモニウム、移動相B:アセトニトリル、カラム:Sunfire C18 OBD(19mm×100mm;5ミクロン))によって精製して、5-[6-[4-[2-[4-[4-[[(3R)-2,6-ジオキソ-3-ピペリジル]オキシ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(4.22mg、4.46μmol、収率9.91%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 884.4 [M + H]+1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 12.88 (s, 1H), 10.91 (s, 1H), 9.75 (s, 1H), 8.67 (s, 1H), 8.52-8.52 (m, 2H), 8.12 (s, 1H), 8.00-7.95 (m, 1H), 7.58-7.51 (m, 1H), 7.28-7.20 (m, 1H), 7.16 (d, J = 8.40 Hz, 2H), 7.05-7.02 (m, 1H), 6.93 (d, J = 8.40 Hz, 2H), 5.15-5.12 (m, 1H), 3.74-3.60 (m, 8H), 3.24 (s, 2H), 3.11-3.09 (m, 2H), 2.97-2.95 (m, 2H), 2.72 (s, 3H), 2.67-2.61 (m, 3H), 2.16-2.10 (m, 4H), 1.76-1.64 (m, 4H), 1.02 (t, J = 6.80 Hz, 3H)。
実施例75
3-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-6-[[1-[2-[4-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]-2-ピリジル]ピペラジン-1-イル]-2-オキソ-エチル]-4-ピペリジル]アミノ]-1-メチル-インダゾール
Figure 2023530030000224
標的化合物をHATU媒介酸-アミンカップリング反応(手順A)によって調製した。アミドカップリングを3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(6-ピペラジン-1-イル-3-ピリジル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(20mg、33.78μmol)、2-[4-[[3-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-1-メチル-インダゾール-6-イル]アミノ]-1-ピペリジル]酢酸(18mg、35.06μmol)、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(371.00mg、2.87mmol、0.50mL)及びHATU(16mg、42.08μmol)を用いて行って、3-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-6-[[1-[2-[4-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]-2-ピリジル]ピペラジン-1-イル]-2-オキソ-エチル]-4-ピペリジル]アミノ]-1-メチル-インダゾール(9.80mg、10.21μmol、収率30.23%)を薄茶色の固体として得た。LCMS (ESI+): 937.3 [M + H]+1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 12.96 (s, 1H), 10.82 (s, 1H), 9.80 (s, 1H), 8.67 (s, 1H), 8.52 (s, 2H), 8.10 (s, 1H), 7.98 (d, J = 8.40 Hz, 1H), 7.60-7.50 (m, 1H), 7.31 (d, J = 8.80 Hz, 1H), 7.26-7.20 (m, 1H), 7.03 (d, J = 8.80 Hz, 1H), 6.52 (d, J = 8.80 Hz, 1H), 6.39 (s, 1H), 5.77 (d, J = 8.00 Hz, 1H), 4.16-4.19 (m, 1H), 3.81 (s, 3H), 3.74 (s, 2H), 3.56-3.65 (m, 6H), 3.23 (s, 2H), 3.08 (q, J = 6.80 Hz, 2H), 2.86 (d, J = 10.00 Hz, 2H), 2.69 (s, 3H), 2.55-2.65 (m, 3H), 2.22-2.31 (m, 4H), 1.96-1.85 (m, 2H), 1.49-1.35 (m, 2H), 1.01 (t, J = 6.80 Hz, 3H)。
実施例76
5-[6-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000225
アミドカップリングを、2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]酢酸(25mg、69.18μmol)、3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(6-ピペラジン-1-イル-3-ピリジル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(32.03mg、57.65μmol)及び6.0のDIPEAを用いるように修正することにより、目的化合物を手順Dによって調製した。逆相カラムクロマトグラフィー(MeCN及び水(0.01%TFA))によって粗物質を精製した。生成物をEtOAc中の飽和重炭酸塩溶液にて遊離塩基化した。次いで、MeOH及びDCM(0%→30%のMeOH)によって物質を精製して、5-[6-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(5.4mg、5.8μmol、収率10%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 899.3 [M + H]+1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 12.95 (s, 1H), 10.75 (s, 1H), 9.70 (s, 1H), 8.68 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.55 - 8.50 (m, 1H), 8.11 (s, 1H), 7.98 (dd, J = 8.8, 2.6 Hz, 1H), 7.58 (td, J = 9.0, 5.8 Hz, 1H), 7.31 - 7.23 (m, 1H), 7.01 (d, J = 8.9 Hz, 1H), 6.77 (d, J = 8.5 Hz,2H), 6.61 (d, J = 8.5 Hz, 2H), 5.34 (d, J = 7.2 Hz, 1H), 4.85 (s, 1H), 4.19 (ddd, J = 11.6, 7.2, 4.8 Hz, 1H), 3.80 - 3.44 (m, 8H), 3.16 - 3.06 (m, 4H), 2.92 (t, J = 10.4 Hz, 2H), 2.80 - 2.67 (m, 4H), 2.64 - 2.54 (m, 3H), 2.17 - 2.06 (m, 1H), 1.90 - 1.77 (m, 1H), 1.77 - 1.64 (m, 4H), 1.02 (t, J = 7.1 Hz, 3H)。
実施例77
5-[6-[4-[2-[(4R)-4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-3,3-ジフルオロ-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000226
標的化合物をHATU媒介酸-アミンカップリング反応(手順A)によって調製した。5-[6-[4-[2-[(4R)-4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-3,3-ジフルオロ-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(50mg、49.22μmol、収率24.00%、ギ酸塩)を凍結乾燥後にオフホワイト色の固体として単離した。LCMS (ESI+): 460.9[M/2+H]+, 919.9 [M+H]+1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 12.87 (s, 1H), 10.70 (s, 1H), 8.60 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 8.45 (d, J = 2.6 Hz, 2H), 8.04 (s, 1H), 7.90 (dd, J = 8.9, 2.6 Hz, 1H), 7.50 (td, J = 9.0, 5.9 Hz, 1H), 7.18 (td, J = 8.8, 1.6 Hz, 1H), 6.95 (dd, J = 8.7, 7.0 Hz, 3H), 6.56 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 5.73 (d, J = 7.5 Hz, 1H), 4.22 (ddd, J = 11.9, 7.5, 4.8 Hz, 1H), 3.65 - 3.47 (m, 8H), 3.40 - 3.26 (m, 2H), 3.10 (t, J = 9.7 Hz, 1H), 3.05 (d, J = 7.2 Hz, 1H), 3.01 (d, J = 7.1 Hz, 1H), 2.93 - 2.74 (m, 2H), 2.74 - 2.60 (m, 1H), 2.65 (s, 4H), 2.60 - 2.45 (m, 2H), 2.32 (t, J = 11.4 Hz, 1H), 2.09 - 1.88 (m, 2H), 1.80 (qd, J = 12.2, 4.7 Hz, 1H), 1.70 - 1.63 (m, 1H), 0.95 (t, J = 7.1 Hz, 3H)。
実施例78
5-[6-[4-[2-[1-[5-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-ピリジル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000227
標的化合物をHATU媒介酸-アミンカップリング反応(手順A)によって調製した。アミドカップリングを3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(6-ピペラジン-1-イル-3-ピリジル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(500mg、844.51μmol、塩酸塩)、2-[1-[5-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-ピリジル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]酢酸(404.19mg、1.01mmol、塩酸塩)、HATU(481.66mg、1.27mmol)及びN,N-ジイソプロピルエチルアミン(545.72mg、4.22mmol、735.47μL)を用いて行って、5-[6-[4-[2-[1-[5-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-ピリジル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(206mg、214.13μmol、収率25.36%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 900.3 [M + H]+1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 12.98 (s, 1H), 10.85 (s, 1H), 8.68 (d, J = 2.40 Hz, 1H), 8.55-8.52 (m, 2H), 8.14-8.13 (m, 1H), 7.99 (dd, J = 2.40, 8.80 Hz, 1H), 7.61-7.55 (m, 1H), 7.55-7.30 (m, 2H), 7.28 (t, J = 9.20 Hz, 1H), 7.03-7.01 (m, 1H), 5.06 (m, 1H), 4.31-4.30 (m, 1H), 3.70-3.35 (m, 11H), 3.11 (q, J = 7.20 Hz, 1H), 2.73 (s, 3H), 2.73-2.69 (m, 1H), 2.69-2.68 (m, 3H), 2.50-2.35 (m, 2H), 2.13-2.08 (m, 1H), 1.95-1.89 (m, 1H), 1.58-1.80 (m, 4H), 1.02 (t, J = 7.20 Hz, 3H)。
実施例79
5-[6-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000228
標的化合物をCOMU媒介酸-アミンカップリング反応(手順B)によって調製した。アミドカップリングを2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]酢酸(1.05g、2.53mmol)、3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(6-ピペラジン-1-イル-3-ピリジル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(1.5g、2.53mmol)、N-エチル-N-イソプロピル-プロパン-2-アミン(1.64g、12.67mmol、2.21mL)及びCOMU(1.19g、2.79mmol)を用いて行った。逆相カラムクロマトグラフィー(水中の10mM酢酸アンモニウム:アセトニトリル)によって所望の生成物を精製し、画分を凍結乾燥して、5-[6-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(1.1g、1.19mmol、収率46.98%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 917.4 [M + H]+1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 12.97 (d, J = 3.20 Hz, 1H), 10.78 (s, 1H), 9.72 (s, 1H), 8.68 (d, J = 2.00 Hz, 1H), 8.53-8.52 (m, 2H), 8.13 (d, J = 2.80 Hz, 1H), 7.98 (dd, J = 2.80, 8.60 Hz, 1H), 7.56-7.62 (m, 1H), 7.26-7.31 (m, 1H), 7.02 (d, J = 8.80 Hz, 1H), 6.86 (t, J = 9.60 Hz, 1H), 6.40-6.55 (m, 2H), 5.78 (d, J = 7.60 Hz, 1H), 4.87 (s, 1H), 4.21-4.31 (m, 1H), 3.55-3.75 (m, 8H), 3.11 (q, J = 7.20 Hz, 2H), 2.87-2.92 (m, 4H), 2.62-2.76 (m, 2H), 2.73 (s, 3H), 2.55-2.61 (m, 2H), 2.07-2.11 (m, 1H), 1.67-1.87 (m, 5H), 1.02 (t, J = 7.20 Hz, 3H)。
実施例80
5-[6-[4-[2-[1-[5-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-3-フルオロ-2-ピリジル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000229
標的化合物をCOMU媒介酸-アミンカップリング反応(手順B)によって調製した。アミドカップリングをDMF(6mL)中の2-[1-[5-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-3-フルオロ-2-ピリジル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]酢酸(1292.59mg、701.95μmol、塩酸塩)、N-エチル-N-イソプロピル-プロパン-2-アミン(418.71mg、3.24mmol、564.29μL)、COMU(300.62mg、701.95μmol)及び3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(6-ピペラジン-1-イル-3-ピリジル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(2300mg、539.96μmol、塩酸塩)を用いて行って、5-[6-[4-[2-[1-[5-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-3-フルオロ-2-ピリジル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(115.38mg、123.44μmol、収率22.86%)を淡褐色の固体として得た。LCMS (ESI+): 918.3 [M+H]+1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 12.97 (s, 1H), 10.82 (s, 1H), 9.72 (s, 1H), 8.68 (dd, J = 2.40, 4.80 Hz, 1H), 8.52 (d, J = 2.40 Hz, 2H), 8.13 (d, J = 2.80 Hz, 1H), 7.98 (dd, J = 2.40, 9.00 Hz, 1H), 7.60-7.56 (m, 2H), 7.30-7.26 (m, 1H), 7.03-6.97 (m, 2H), 5.89 (d, J = 7.60 Hz, 1H), 4.91 (s, 1H), 4.31-4.28 (m, 1H), 3.70-3.59 (m, 7H), 3.34-3.25 (m, 2H), 3.12-3.07 (m, 3H), 2.71 (s, 3H), 2.70-2.68 (m, 2H), 2.59-2.51 (m, 3H), 2.12-2.09 (m, 1H), 2.00-1.86 (m, 1H), 1.75-1.65 (m, 5H), 1.02 (t, J = 7.20 Hz, 3H)。
実施例82
5-[5-シアノ-6-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000230
工程1:アセトニトリル(25mL)中の5-ブロモ-2-クロロ-ピリジン-3-カルボニトリル(2g、9.20mmol)及びtert-ブチルピペラジン-1-カルボキシレート(1.71g、9.20mmol)の撹拌溶液にN,N-ジイソプロピルエチルアミン(1.19g、9.20mmol、1.60mL)を窒素雰囲気下にて室温で添加した。反応混合物を100℃で16時間加熱した。反応混合物を室温まで冷却し、氷水(20mL)で希釈し、酢酸エチル(2×50mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。石油エーテル中5%の酢酸エチルを溶離液として用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって粗生成物を精製して、tert-ブチル4-(5-ブロモ-3-シアノ-2-ピリジル)ピペラジン-1-カルボキシレート(3.0g、7.76mmol、収率84.38%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 267.8 [M -100+ H]+
工程2:1,4-ジオキサン(3mL)/水(1mL)中のtert-ブチル4-(5-ブロモ-3-シアノ-2-ピリジル)ピペラジン-1-カルボキシレート(300mg、816.90μmol)、3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(640mg、1.23mmol)及び無水第三リン酸カリウム(521mg、2.45mmol)の混合物を窒素ガスで20分間パージし、続いてXphos Pd G2(65mg、82.72μmol)を室温で添加した。反応混合物にマイクロ波中にて100℃で1時間照射した。反応混合物をセライトパッドに通して濾過し、ジクロロメタンで洗浄し、得られた濾液を減圧下で濃縮した。ジクロロメタン中5%のメタノールを溶離液として用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって粗生成物を精製して、tert-ブチル4-[3-シアノ-5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]-2-ピリジル]ピペラジン-1-カルボキシレート(450mg、515.63μmol、収率63.12%)を茶色の固体として得た。LCMS (ESI+): 678.9 [M + H]+
工程3:ジクロロメタン(3mL)中のtert-ブチル4-[3-シアノ-5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]-2-ピリジル]ピペラジン-1-カルボキシレート(450mg、661.06μmol)の撹拌溶液に塩化水素溶液(1,4-ジオキサン中4.0M)(1.60g、43.88mmol、2mL)を0℃で添加した。反応混合物を室温で5時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮し、ジエチルエーテルでトリチュレートして、5-(5-シアノ-6-ピペラジン-1-イル-3-ピリジル)-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(400mg、466.72μmol、収率70.60%)を茶色の半固体として得た。LCMS (ESI+): 581.2 [M + H]+
工程4:標的化合物をHATU媒介酸-アミンカップリング反応(手順A)によって調製した。アミドカップリングを5-(5-シアノ-6-ピペラジン-1-イル-3-ピリジル)-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(100mg、172.23μmol)、2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]酢酸(60mg、173.72μmol)、HATU(99mg、260.37μmol)及びN,N-ジイソプロピルエチルアミン(225mg、1.74mmol、303.23μL)を用いて行って、5-[5-シアノ-6-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(23.39mg、23.74μmol、収率13.78%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 908.3 [M + H]+1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 13.02 (s, 1H), 10.79 (s, 1H), 9.70 (s, 1H), 9.51 (s, 1H), 8.86 (d, J = 2.40 Hz, 1H), 8.75 (d, J = 2.00 Hz, 1H), 8.70 (s, 1H), 8.62 (d, J = 2.40 Hz, 1H), 8.17 (d, J = 3.20 Hz, 1H), 7.56-8.16 (m, 1H), 7.26-7.31 (m, 1H), 7.21 (m, 1H), 7.08-7.10 (m, 2H), 6.75 (m, 2H), 4.48 (m, 1H), 4.38 (m, 1H), 4.29 (m, 1H), 3.71-3.77 (m, 7H), 3.33-3.53 (m, 3H), 3.13 (q, J = 7.20 Hz, 2H), 2.72 (s, 3H), 2.68-2.71 (m, 2H), 2.61 (m, 2H), 2.09-2.33 (m, 1H), 1.86-2.09 (m, 5H), 1.03 (t, J = 6.80 Hz, 3H)。
実施例83~実施例90
Figure 2023530030000231
中間体3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(4-ピペラジン-1-イルフェニル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジンの合成
工程1:1,4-ジオキサン(9.0mL)/水(1.0mL)中の5-ブロモ-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(1.0g、2.11mmol)、tert-ブチル4-[4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェニル]ピペラジン-1-カルボキシレート(984.53mg、2.54mmol)及びKPO(1.35g、6.34mmol)の混合物を窒素ガスで10分間パージし、続いてXPhos Pd G2(166.24mg、211.29μmol)を室温で添加した。反応混合物にマイクロ波下にて110℃で90分間照射した。反応混合物を水(30mL)で希釈し、酢酸エチル(3×30mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。石油エーテル中30%の酢酸エチルを溶離液として用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって粗生成物を精製して、tert-ブチル4-[4-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]フェニル]ピペラジン-1-カルボキシレート(666mg、691.81μmol、収率32.74%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 655.3 [M + H]+
工程2:1,4-ジオキサン(4.0mL)中のtert-ブチル4-[4-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]フェニル]ピペラジン-1-カルボキシレート(666mg、1.02mmol)の撹拌溶液に塩化水素溶液(1,4-ジオキサン中4.0M)(185.44mg、5.09mmol、231.80μL)を5℃で添加した。反応混合物を室温まで温め、4時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮し、ジエチルエーテル(20mL)でトリチュレートし、乾燥させて、3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(4-ピペラジン-1-イルフェニル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(524mg、765.96μmol、収率75.30%、塩酸塩)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 555.2 [M + H]+
実施例84
5-[4-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000232
アミドカップリングを、3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(4-ピペラジン-1-イルフェニル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(233.41mg、420.85μmol)、2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]酢酸(193.34mg、420.85μmol)及び1.5当量のDIPEAを用いるように修正することにより、標的化合物を手順Bによって調製した。逆相カラムクロマトグラフィー(MeCN及び水(0.01%TFA))によって粗物質を精製した。生成物は約40%溶出する。生成物をEtOAc中の飽和重炭酸塩溶液にて遊離塩基化した。次いで、MeOH及びDCM(0%→30%のMeOH)によって物質を精製して、5-[4-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(118mg、131.11μmol、収率31%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 882.2 [M + H]+1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 12.85 (s, 1H), 10.69 (s, 1H), 9.64 (s, 1H), 8.59 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.50 - 8.45 (m, 1H), 8.03 (s, 1H), 7.68 - 7.42 (m, 3H), 7.25 - 7.16 (m, 1H), 7.05 (d, J = 8.5 Hz, 2H), 6.89 (d, J = 8.2 Hz, 2H), 6.54 (d, J = 8.3 Hz, 2H), 5.58 (d, J = 7.5 Hz, 1H), 4.18 (ddd, J = 11.9, 7.4, 4.8 Hz, 1H), 3.77 - 3.52 (m, 4H), 3.25 - 3.07 (m, 6H), 3.03 (q, J = 7.1 Hz, 2H), 2.88 (d, J = 10.5 Hz, 2H), 2.73 - 2.59 (m, 4H), 2.54 - 2.47 (m, 1H), 2.32 - 2.19 (m, 0H), 2.08 - 1.97 (m, 3H), 1.85 - 1.71 (m, 1H), 1.64 (d, J = 13.1 Hz, 2H), 1.58 - 1.48 (m, 2H), 0.94 (t, J = 7.1 Hz, 3H)。
実施例86
5-[4-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000233
アミドカップリングを、2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]酢酸(40mg、110.68μmol)、3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(4-ピペラジン-1-イルフェニル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(61.39mg、110.68μmol)及び6.0当量のDIPEAを用いるように修正することにより、標的化合物を手順Dによって調製した。逆相カラムクロマトグラフィー(MeCN及び水(0.01%TFA))によって粗物質を精製した。生成物は約40%溶出する。生成物をEtOAc中の飽和重炭酸塩溶液にて遊離塩基化した。次いで、MeOH及びDCM(0%→30%のMeOH)によって物質を精製して、5-[4-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(15.2mg、16.08μmol、収率15%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 898.3 [M + H]+1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 12.84 (s, 1H), 10.67 (s, 1H), 9.62 (s, 1H), 8.59 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 8.47 (s, 1H), 8.02 (s, 1H), 7.59 - 7.46 (m, 3H), 7.25 - 7.15 (m, 1H), 7.04 (d, 2H), 6.70 (d, 2H), 6.57 - 6.49 (m, 2H), 5.26 (d, J = 7.2 Hz, 1H), 4.77 (s, 1H), 4.11 (ddd, J = 11.6, 7.2, 4.8 Hz, 1H), 3.70 - 3.58 (m, 4H), 3.23 - 3.11 (m, 4H), 3.09 - 2.99 (m, 4H), 2.85 (t, J = 10.4 Hz, 2H), 2.72 - 2.59 (m, 4H), 2.53 - 2.48 (m, 3H), 2.10 - 1.98 (m, 1H), 1.72 - 1.55 (m, 4H), 0.95 (t, J = 7.1 Hz, 3H)。
実施例87
5-[4-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-3-ヒドロキシ-ピロリジン-3-イル]アセチル]ピペラジン-1-イル]フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000234
0℃のDMF(0.4mL)中の2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-3-ヒドロキシ-ピロリジン-3-イル]酢酸(38.03mg、79.34μmol)の溶液にHATU(68.56mg、180.31μmol)及びN,N-ジイソプロピルエチルアミン(13.98mg、108.18μmol、18.84μL)を添加した。得られた溶液をこの温度で30分間撹拌してから、3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(4-ピペラジン-1-イルフェニル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(40mg、72.12μmol)を添加した。得られた混合物を同じ温度で2時間撹拌した。カラムクロマトグラフィー(シリカ、勾配:カラムクロマトグラフィー0.1%のギ酸を含む水中の20%→70%のアセトニトリル)によって粗反応混合物を直接精製して、生成物である5-[4-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-3-ヒドロキシ-ピロリジン-3-イル]アセチル]ピペラジン-1-イル]フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(21mg、20.82μmol、収率28.87%)を得た。LCMS (ES+): 902.6 [M+H]+1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 12.84 (s, 1H), 10.68 (s, 1H), 9.62 (s, 1H), 8.59 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 8.47 (s, 1H), 8.02 (s, 1H), 7.56 (d, J = 8.5 Hz, 3H), 7.53 - 7.46 (m, 1H), 7.20 (t, J = 8.9 Hz, 1H), 7.04 (d, J = 8.7 Hz, 3H), 6.56 - 6.41 (m, 3H), 6.34 (d, J = 9.0 Hz, 2H), 5.43 (d, J = 7.5 Hz, 1H), 4.91 (s, 1H), 4.14 (d, J = 11.5 Hz, 1H), 3.63 (s, 6H), 3.36 (d, J = 9.6 Hz, 1H), 3.05 (m, 5H), 2.71 (s, 3H), 2.01 (d, J = 4.9 Hz, 1H), 1.89 (q, J = 7.9 Hz, 3H), 1.76 (d, J = 7.1 Hz, 1H), 1.17 (s, 1H), 0.95 (d, J = 7.1 Hz, 3H)。
実施例88
5-[4-[4-[2-[1-[5-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-ピリジル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000235
標的化合物をHATU媒介酸-アミンカップリング反応(手順A)によって調製した。アミドカップリングを3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(4-ピペラジン-1-イルフェニル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(520mg、879.76μmol、塩酸塩)、2-[1-[5-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-ピリジル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]酢酸(421.06mg、1.06mmol、塩酸塩)、HATU(501.77mg、1.32mmol)及びN,N-ジイソプロピルエチルアミン(568.50mg、4.40mmol、766.17μL)を用いて行って、5-[4-[4-[2-[1-[5-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-ピリジル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(175mg、180.02μmol、収率20.46%、ギ酸塩)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 899.4 [M + H]+1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 12.94 (s, 1H), 10.88 (s, 1H), 9.73 (s, 1H), 8.67 (d, J = 2.00 Hz, 1H), 8.56 (s, 1H), 8.12-8.11 (m, 1H), 7.63-7.55 (m, 3H), 7.43-7.28 (m, 3H), 7.26-7.11 (m, 2H), 6.21 (m, 1H), 5.10 (m, 1H), 4.38-4.32 (m, 1H), 3.73-3.69 (m, 6H), 3.27-3.22 (m, 5H), 3.11 (q, J = 7.20 Hz, 2H), 2.73 (s, 3H), 2.71-2.62 (m, 3H), 2.50-2.42 (m, 1H), 2.11-2.08 (m, 1H), 1.80-1.60 (m, 4H), 1.02 (t, J = 7.20 Hz, 3H)。
実施例89
5-[4-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(化合物89)
Figure 2023530030000236
標的化合物をHATU媒介酸-アミンカップリング反応(手順A)によって調製した。アミドカップリングを3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(4-ピペラジン-1-イルフェニル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(280mg、473.72μmol)、2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]酢酸(216.69mg、521.09μmol)、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(244.89mg、1.89mmol、330.04μL)及びHATU(180.12mg、473.72μmol)を用いて行って、5-[4-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(55mg、54.71μmol、収率11.55%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI): 914.3 [M+H]+1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 12.90 (s, 1H), 10.78 (s, 1H), 9.70 (s, 1H), 8.67 (s, 1H), 8.54 (s, 1H), 8.10 (s, 1H), 7.55-7.64 (m, 3H), 7.27 (t, J = 9.20 Hz, 1H), 7.12 (d, J = 8.80 Hz, 2H), 6.86 (t, J = 9.60 Hz, 1H), 6.48-6.52 (m, 2H), 5.78 (d, J = 7.60 Hz, 1H), 4.87 (s, 1H), 4.21-4.31 (m, 1H), 3.65-3.75 (m, 4H), 3.23-3.33 (m, 4H), 3.11 (q, J = 7.20 Hz, 2H), 2.83-2.95 (m, 4H), 2.65-2.79 (m, 1H), 2.73 (s, 3H), 2.55-2.61 (m, 3H), 2.02-2.08 (m, 1H), 1.66-1.85 (m, 5H), 1.02 (t, J = 7.20 Hz, 3H)。
実施例90
5-[4-[4-[2-[1-[5-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-3-フルオロ-2-ピリジル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000237
標的化合物をHATU媒介酸-アミンカップリング反応(手順A)によって調製した。アミドカップリングを2-[1-[5-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-3-フルオロ-2-ピリジル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]酢酸(246.90mg、649.10μmol)、HATU(246.81mg、649.10μmol)、DIPEA(349.55mg、2.70mmol、471.09μL)及び3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(4-ピペラジン-1-イルフェニル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(300.0mg、540.92μmol)を用いて行って、5-[4-[4-[2-[1-[5-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-3-フルオロ-2-ピリジル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(80.0mg、86.72μmol、収率16.03%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 915.2 [M+H]+1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 12.92 (s, 1H), 10.81 (s, 1H), 9.71 (s, 1H), 8.67 (s, 1H), 8.55 (bs, 1H), 8.10 (s, 1H), 7.64-7.55 (m, 4H), 7.30-7.26 (m, 1H), 7.12 (d, J = 8.80 Hz, 2H), 6.99 (dd, J = 2.00, 14.80 Hz, 1H), 5.89-5.87 (m, 1H), 4.90 (s, 1H), 4.31-4.26 (m, 1H), 3.74-3.69 (m, 4H), 3.28-3.25 (m, 6H), 3.12-3.10 (m, 4H), 2.73 (s, 3H), 2.72-2.62 (m, 1H), 2.58-2.53 (m, 3H), 2.13-2.09 (m, 1H), 1.90-1.72 (m, 1H), 1.75-1.65 (m, 4H), 1.02 (t, J = 7.20 Hz, 3H)。
実施例92
5-[4-[1-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-4-ピペリジル]アセチル]-3,6-ジヒドロ-2H-ピリジン-4-イル]フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000238
工程1:水(3mL)及び1,4-ジオキサン(10mL)中の1-ブロモ-4-ヨード-ベンゼン(1g、3.53mmol)及びtert-ブチル4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-3,6-ジヒドロ-2H-ピリジン-1-カルボキシレート(1.20g、3.89mmol)の撹拌溶液に。反応混合物を10分間窒素で脱ガスし、続いて炭酸カリウム(1.47g、10.60mmol、639.99μL)及びPd(dppf)Cl(288.66mg、353.48μmol)を添加した。反応混合物を100℃で16時間撹拌した。反応の完了後に反応混合物を水(100mL)で希釈し、化合物を酢酸エチル(2×75mL)で抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗物質を得た。0%→30%の酢酸エチル/石油エーテルを溶離系として用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって粗物質を精製して、tert-ブチル4-(4-ブロモフェニル)-3,6-ジヒドロ-2H-ピリジン-1-カルボキシレート(750mg、2.22mmol、収率62.73%)を黄色の固体として得た。LCMS (ESI+): 339.2 [M+H]+
工程2:1,4-ジオキサン(15mL)及び水(5mL)中のtert-ブチル4-(4-ブロモフェニル)-3,6-ジヒドロ-2H-ピリジン-1-カルボキシレート(700mg、2.22mmol)の溶液をマイクロ波バイアルに取り、3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(1.15g、2.22mmol)及び無水第三リン酸カリウム(1.41g、6.65mmol)を窒素下にて室温で添加した。反応混合物を10分間窒素で脱ガスした後、XPhos Pd G2(174.46mg、221.74μmol)を同じ温度で添加した。反応混合物にマイクロ波下にて120℃で1.5時間照射した。完了後に反応混合物を水(30mL)で希釈し、酢酸エチル(3×50mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、粗生成物を得た。得られた粗生成物を石油エーテル中50%の酢酸エチルを溶離液として用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって更に精製して、tert-ブチル4-[4-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-ピリジン-1-カルボキシレート(380mg、368.26μmol、収率16.61%)を黄色の固体として得た。LCMS (ESI+): 652.2 [M+H]+
工程3:ジクロロメタン(10mL)中のtert-ブチル4-[4-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-ピリジン-1-カルボキシレート(400mg、613.76μmol)の撹拌溶液にTFA(209.94mg、1.84mmol、141.85μL)を0℃で添加した。反応混合物を25℃で2時間撹拌した。反応の完了後に反応混合物を濃縮して溶媒を除去し、ジエチルエーテル(20mL)で洗浄して、3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-[4-(1,2,3,6-テトラヒドロピリジン-4-イル)フェニル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(300mg、355.15μmol、収率57.87%)を黄色の固体として得て、これを更に精製することなく用いた。LCMS (ESI+): 552.2 [M+H]+
工程4:標的化合物をPyBOP媒介酸-アミンカップリング反応(手順D)によって調製した。アミドカップリングを2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]酢酸(103.78mg、271.78μmol)、3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-[4-(1,2,3,6-テトラヒドロピリジン-4-イル)フェニル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(200mg、362.57μmol)、PyBOP(187.63mg、360.56μmol)及びN,N-ジイソプロピルエチルアミン(194.16mg、1.50mmol、261.67μL)を用いて行って、5-[4-[1-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]-3,6-ジヒドロ-2H-ピリジン-4-イル]フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(75mg、76.46μmol、収率25.45%)を薄黄色の固体として得た。LCMS (ESI+): 880.3 [M+H]+1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 13.01 (s, 1H), 10.77 (s, 1H), 9.71 (s, 1H), 8.74 (s, 1H), 8.64 (s, 1H), 8.15 (s, 1H), 7.77 (d, J = 8.40 Hz, 2H), 7.63-7.56 (m, 3H), 7.29 (t, J = 8.00 Hz, 1H), 6.99-6.96 (m, 2H), 6.63 (d, J = 8.40 Hz, 2H), 6.32 (s, 1H), 5.67 (d, J = 7.20 Hz, 1H), 4.32-4.25 (m, 2H), 4.17 (s, 1H), 3.79-3.75 (m, 2H), 3.33-3.09 (m, 6H), 2.73 (s, 3H), 2.71-2.67 (m, 2H), 2.61-2.43 (m, 4H), 2.11-2.08 (m, 1H), 1.88-1.69 (m, 6H), 1.02 (t, J = 7.20 Hz, 3H)。
実施例93
5-[4-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3,5-ジフルオロ-フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000239
工程1:アセトニトリル(20mL)中の1,2,3-トリフルオロ-5-ニトロ-ベンゼン(2.0g、11.29mmol)の溶液にtert-ブチルピペラジン-1-カルボキシレート(4.21g、22.59mmol)を室温で添加した。得られた溶液を60℃に12時間加熱した。完了後に得られた溶液を室温まで冷却し、減圧下で濃縮した。石油エーテル中30%の酢酸エチルを溶離液として用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって粗化合物を精製して、tert-ブチル4-(2,6-ジフルオロ-4-ニトロ-フェニル)ピペラジン-1-カルボキシレート(3.5g、10.18mmol、収率90.15%)を黄色の固体として得た。LCMS (ESI+): 244.1 [M + H-100] +
工程2:エタノール(15mL)及び水(1.5mL)中のtert-ブチル4-(2,6-ジフルオロ-4-ニトロ-フェニル)ピペラジン-1-カルボキシレート(1.5g、4.37mmol)の溶液に鉄粉(731.97mg、13.11mmol)及び塩化アンモニウム(584.27mg、10.92mmol)を窒素下にて室温で添加した。得られた溶液を80℃に4時間加熱した。完了後に得られた溶液を室温まで冷却し、セライトベッドに通して濾過し、酢酸エチル(50ml)で洗浄した。回収した濾液を減圧下で濃縮した。石油エーテル中40%の酢酸エチルを溶離液として用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって粗化合物を精製して、tert-ブチル4-(4-アミノ-2,6-ジフルオロ-フェニル)ピペラジン-1-カルボキシレート(1.0g、3.03mmol、収率69.42%)を緑色がかった固体として得た。LCMS (ESI+): 314.0 [M + H]+
工程3:アセトニトリル(9mL)中の臭化銅(II)(962.30mg、4.31mmol)の溶液にtert-ブチルニトリル(592.37mg、5.74mmol、683.25μL)及びtert-ブチル4-(4-アミノ-2,6-ジフルオロ-フェニル)ピペラジン-1-カルボキシレート(0.9g、2.87mmol)を窒素下にて0℃で添加した。得られた溶液をrtで5時間撹拌した。完了後に得られた溶液を10%NaHCO水溶液(10mL)でクエンチし、酢酸エチル(2×20ml)で抽出した。分離した有機層を減圧下で濃縮した。石油エーテル中40%の酢酸エチルを溶離液として用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって粗化合物を精製して、tert-ブチル4-(4-ブロモ-2,6-ジフルオロ-フェニル)ピペラジン-1-カルボキシレート(0.55g、976.44μmol、収率34.00%)を赤色の固体として得た。LCMS (ESI+): 276.8 [M + H-100]+
工程4:1,4-ジオキサン(10mL)及び水(0.1mL)中のtert-ブチル4-(4-ブロモ-2,6-ジフルオロ-フェニル)ピペラジン-1-カルボキシレート(0.55g、1.46mmol)の溶液に酢酸カリウム(429.28mg、4.37mmol)、ビス(ピナコラト)ジボロン(555.37mg、2.19mmol)を窒素下にて室温で添加した。反応混合物を10分間窒素で脱ガスした後、[1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)のジクロロメタン錯体(119.07mg、145.80μmol)を同じ温度で添加した。得られた溶液を95℃に4時間加熱した。完了後に得られた溶液を室温まで冷却し、セライトベッドに通して濾過し、酢酸エチル(60ml)で洗浄した。回収した濾液を減圧下で濃縮した。石油エーテル中40%の酢酸エチルを溶離液として用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって粗化合物を精製して、tert-ブチル4-[2,6-ジフルオロ-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェニル]ピペラジン-1-カルボキシレート(0.32g、587.52μmol、収率40.30%)を赤色の固体として得た。LCMS (ESI+): 425.0 [M + H]+
工程5:1,4-ジオキサン(3mL)及び水(0.3mL)中の5-ブロモ-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(0.3g、633.86μmol)の溶液に炭酸ナトリウム(201.55mg、1.90mmol)及びtert-ブチル4-[2,6-ジフルオロ-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェニル]ピペラジン-1-カルボキシレート(322.73mg、760.63μmol)を窒素下にて室温で添加した。反応混合物を10分間窒素で脱ガスした後、[1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)のジクロロメタン錯体(51.76mg、63.39μmol)を同じ温度で添加した。得られた溶液を100℃に12時間加熱した。完了後に得られた溶液を室温まで冷却し、セライトベッドに通して濾過し、酢酸エチル(50ml)で洗浄した。回収した濾液を減圧下で濃縮した。石油エーテル中40%の酢酸エチルを溶離液として用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって粗化合物を精製して、tert-ブチル4-[4-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]-2,6-ジフルオロ-フェニル]ピペラジン-1-カルボキシレート(0.24g、320.09μmol、収率50.50%)を淡赤色の固体として得た。LCMS (ESI+): 691.3 [M + H]+
工程6:ジクロロメタン(3mL)中のtert-ブチル4-[4-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]-2,6-ジフルオロ-フェニル]ピペラジン-1-カルボキシレート(0.24g、347.47μmol)の溶液にトリフルオロ酢酸(396.20mg、3.47mmol、267.70μL)を窒素下にて室温で添加した。得られた溶液を室温で2時間撹拌した。完了後に得られた溶液を減圧下で濃縮した。得られた粗生成物である5-(3,5-ジフルオロ-4-ピペラジン-1-イル-フェニル)-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(0.22g、276.70μmol、収率79.63%)を精製することなくそのまま次の工程に進めた。LCMS (ESI+): 591.1 [M + H]+
工程7:N,N-ジメチルホルムアミド(2mL)中の5-(3,5-ジフルオロ-4-ピペラジン-1-イル-フェニル)-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(0.2g、283.84μmol)の溶液に2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]酢酸(98.04mg、213.40μmol)及びN,N-ジイソプロピルエチルアミン(183.42mg、1.42mmol、247.20μL)を窒素下にて室温で添加し、続いてHATU(161.89mg、425.76μmol)を同じ温度で添加した。得られた溶液を室温で5時間撹拌した。完了後に得られた溶液を減圧下で濃縮した。質量指向分取HPLC(移動相A:水中0.1%のTFA、移動相B:アセトニトリル)によって粗生成物を精製して、5-[4-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3,5-ジフルオロ-フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(90mg、85.19μmol、収率30.01%、トリフルオロ酢酸塩)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 918.2 [M + H]+1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 10.80 (s, 1H), 9.71 (s, 1H), 9.51 (bs, 1H), 8.75 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 8.64 (s, 1H), 8.17 (s, 1H), 7.59-7.55 (m, 3H), 7.28-7.25 (m, 1H), 6.99-6.97 (m, 2H), 6.67-6.65 (m, 2H), 4.60-4.56 (m, 1H), 4.55-4.32 (m, 2H), 3.78-3.72 (m, 2H), 3.68-3.52 (m, 4H), 3.42-3.25 (m, 2H), 3.22-3.12 (m, 6H), 2.75 (s, 3H), 2.68-2.55 (m, 3H), 2.22-1.78 (m, 6H), 1.02 (t, J = 7.2 Hz, 3H)。
実施例94
5-[4-[[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]-2-オキソ-エチル]ピペラジン-1-イル]メチル]フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000240
工程1:メタノール(4mL)中の3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-[4-(ピペラジン-1-イルメチル)フェニル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(200mg、351.72μmol)及びグリオキシル酸一水和物(64.75mg、703.44μmol)の撹拌溶液にシアノ水素化ホウ素ナトリウム(53.05mg、844.12μmol)及び触媒量の酢酸を添加した。反応混合物を室温で12時間撹拌した。完了後に反応混合物を減圧下で濃縮して、粗化合物である2-[4-[[4-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]フェニル]メチル]ピペラジン-1-イル]酢酸(200mg、244.50μmol、収率69.52%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 627.0 [M + H] +
工程2:N,N-ジメチルホルムアミド(15mL)中のtert-ブチル4-(4-アミノフェニル)ピペリジン-1-カルボキシレート(1.5g、5.43mmol)の撹拌溶液に3-ブロモピペリジン-2,6-ジオン(2.08g、10.85mmol)及び重炭酸ナトリウム(1.37g、16.28mmol、633.25μL)を室温で添加した。反応混合物を90℃で16時間撹拌した。完了後に反応混合物を水で希釈し、酢酸エチル(3×200mL)で抽出し、有機層をブライン溶液で洗浄した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。得られた粗生成物を石油エーテル中30%の酢酸エチルを溶離液として用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して、3-[4-(4-ピペリジル)アニリノ]ピペリジン-2,6-ジオン(540mg、1.68mmol、収率30.95%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 332.4 [M + H-56] +
工程3:ジクロロメタン(10mL)中のtert-ブチル4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]ピペリジン-1-カルボキシレート(540mg、1.39mmol)の撹拌溶液にトリフルオロ酢酸(2.22g、19.47mmol、1.5mL)を0℃で添加し、得られた反応混合物を室温で2時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮した。得られた残渣をトルエン(2×50mL)と共蒸留し、減圧下で乾燥させて、3-[4-(4-ピペリジル)アニリノ]ピペリジン-2,6-ジオン(700mg、2.19mmol)を淡緑色の粘着性の化合物として得た。LCMS (ESI+): 288.2 [M + H] +
工程4:N,N-ジメチルホルムアミド(0.5mL)中の2-[4-[[4-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]フェニル]メチル]ピペラジン-1-イル]酢酸(20mg、31.91μmol)の撹拌溶液に3-[4-(4-ピペリジル)アニリノ]ピペリジン-2,6-ジオン(9.17mg、31.91μmol)及びN,N-ジイソプロピルエチルアミン(20.62mg、159.57μmol、27.79μL)を窒素下にて室温で添加し、続いてPyBOP(19.93mg、38.30μmol)を添加した。反応混合物を室温で16時間撹拌した。完了後に反応混合物を水(1.0mL)で希釈し、酢酸エチル(3×1.5mL)で抽出した。合わせた有機物を50℃(圧力1バール)で3時間Genevacにより除去した。得られた粗生成物を質量指向分取HPLC(移動相A:水中0.1%のTFA、移動相B:アセトニトリル、波長:215nm、カラム:Sunfire C18 OBD(19mm×100mm;5ミクロン))によって精製して、5-[4-[[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]-2-オキソ-エチル]ピペラジン-1-イル]メチル]フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(3.78mg、3.72μmol、収率11.65%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 896.8 [M + H] +1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 13.04 (s, 1H), 10.78 (s, 1H), 9.71 (s, 1H), 8.74 (s, 1H), 8.64 (s, 1H), 8.17 (d, J = 2.20 Hz, 1H), 7.84-7.83 (m, 2H), 7.59-7.58 (m, 3H), 7.28-7.27 (m, 1H), 6.96 (d, J = 8.36 Hz, 2H), 6.63 (d, J = 8.40 Hz, 2H), 4.47-4.55 (m, 1H), 4.29-4.25 (m, 2H), 3.82-3.75 (m, 3H), 3.15-3.11 (m, 6H), 3.09-3.02 (m, 4H), 2.74 (s, 3H), 2.71-2.68 (m, 3H), 2.08-2.06 (m, 1H), 1.86-1.72 (m, 6H), 1.64-1.52 (m, 1H), 1.45-1.35 (m, 1H), 1.03 (t, J = 7.12 Hz, 3H)。
実施例95
5-[4-[[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]ピペラジン-1-イル]アセチル]ピペラジン-1-イル]メチル]フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000241
工程1:N,N-ジメチルホルムアミド(10mL)中のtert-ブチル4-(4-アミノフェニル)ピペラジン-1-カルボキシレート(0.7g、2.52mmol)の撹拌溶液に重炭酸ナトリウム(530.03mg、6.31mmol、245.39μL)、続いて3-ブロモピペリジン-2,6-ジオン(969.18mg、5.05mmol)を窒素雰囲気下にて室温で添加した。反応混合物を80℃で12時間加熱した。反応混合物を室温まで冷却し、水(40mL)に添加し、酢酸エチル(2×40mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(40mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。石油エーテル中40%の酢酸エチルを溶離液として用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって粗生成物を精製して、tert-ブチル4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]ピペラジン-1-カルボキシレート(0.48g、1.03mmol、収率40.86%)を濃緑色の固体として得た。LCMS (ESI+): 389.5 [M + H] +
工程2:ジクロロメタン(10mL)中のtert-ブチル4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]ピペラジン-1-カルボキシレート(480mg、1.24mmol)の撹拌溶液にTFA(1.48g、12.98mmol、1mL)を0℃で添加した。反応混合物を室温まで温め、1時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮した。得られた粗生成物をペンタン/ジエチルエーテル(1:1)でトリチュレートし、乾燥させて、3-(4-ピペラジン-1-イルアニリノ)ピペリジン-2,6-ジオン(600mg、粗)を茶色の固体として得た。LCMS (ESI+): 289.3 [M + H] +
工程3:N,N-ジメチルホルムアミド(3.0mL)中の3-(4-ピペラジン-1-イルアニリノ)ピペリジン-2,6-ジオン(0.2g、693.62μmol)の撹拌溶液にトリエチルアミン(448.23mg、4.43mmol、617.39μL)、続いてtert-ブチル2-ブロモアセテート(162.35mg、832.34μmol、122.07μL)を窒素雰囲気下にて室温で添加した。反応混合物を80℃で12時間加熱した。反応混合物を室温まで冷却し、水(30mL)に添加し、酢酸エチル(2×30mL)で抽出した。合わせた有機層を氷水(2×30mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。石油エーテル中60%の酢酸エチルを溶離液として用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって粗生成物を精製して、tert-ブチル2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]ピペラジン-1-イル]アセテート(80mg、192.32μmol、収率27.73%)を薄茶色の固体として得た。LCMS (ESI+): 403.2 [M + H] +
工程4:ジクロロメタン(6.0mL)中のtert-ブチル2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]ピペラジン-1-イル]アセテート(80.0mg、198.76μmol)の撹拌溶液に1,4-ジオキサン中の4M HCl(198.76μmol、3mL)を0℃で添加した。反応混合物を室温まで温め、12時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮し、得られた粗生成物をペンタン/ジエチルエーテル(1:1)でトリチュレートし、乾燥させて、2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]ピペラジン-1-イル]酢酸(60.0mg、粗)を緑色の固体として得た。LCMS (ESI+): 347.1 [M + H] +
工程5:標的化合物をHATU媒介酸-アミンカップリング反応(手順A)によって調製した。アミドカップリングを3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-[4-(ピペラジン-1-イルメチル)フェニル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(20mg、35.17μmol)、2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]ピペラジン-1-イル]酢酸(12.18mg、35.17μmol)、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(22.73mg、175.86μmol、30.63μL)及びHATU(16.05mg、42.21μmol)を用いて行って、5-[4-[[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]ピペラジン-1-イル]アセチル]ピペラジン-1-イル]メチル]フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(13.65mg、15.01μmol、収率42.69%)を黄色の固体として得た。LCMS (ESI+): 897.8 [M + H] +1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 13.08 (s, 1H), 10.79 (s, 1H), 10.00 (s, 1H), 9.73 (s, 1H), 8.77 (d, J = 2.00 Hz, 1H), 8.70 (s, 1H), 8.19 (d, J = 2.80 Hz, 2H), 7.91 (d, J = 8.00 Hz, 1H), 7.63 (dd, J = 6.00, 14.80 Hz, 2H), 7.58 (dd, J = 6.00, 8.80 Hz, 1H), 7.29 (t, J = 8.40 Hz, 1H), 6.83 (d, J = 8.00 Hz, 2H), 6.66 (d, J = 8.80 Hz, 2H), 4.40-4.22 (m, 6H), 3.17-3.11 (m, 9H), 3.12 (q, J = 7.12 Hz, 2H), 2.74 (s, 3H), 2.72-2.57 (m, 8H), 2.12-2.08 (m, 1H), 1.88-1.84 (m, 1H), 1.03 (t, J = 7.12 Hz, 3H)。
実施例96~実施例106
Figure 2023530030000242
中間体3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-5-(2-ピペラジン-1-イルピリミジン-5-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジンの合成
工程1:マイクロ波バイアル内の1,4-ジオキサン(10mL)及び水(2mL)中の5-ブロモ-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(700mg、1.54mmol)の溶液にtert-ブチル4-[5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピリミジン-2-イル]ピペラジン-1-カルボキシレート(600.04mg、1.54mmol)、第三リン酸カリウム(無水)(979.06mg、4.61mmol)を窒素雰囲気下にて室温で添加した。反応混合物を10分間窒素で脱ガスし、XPhos Pd G2(120.74mg、153.74μmol)を添加した。反応混合物にマイクロ波下にて100℃で1時間照射した。反応の完了後に反応混合物を水(60mL)で希釈し、酢酸エチル(2×100mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。石油エーテル中70%の酢酸エチルを溶離液として用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって粗化合物を精製して、tert-ブチル-4-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]ピペラジン-1-カルボキシレート(610mg、725.84μmol、収率47.21%)を黄色の固体として得た。LCMS (ESI+): 639.3 [M + H] +1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 12.87 (bs, 1H), 9.75 (bs, 1H), 8.77 (s, 2H), 8.64 (d, J = 2.80 Hz, 1H), 8.56 (d, J = 2.80 Hz, 1H), 7.97 (s, 1H), 7.61-7.55 (m, 1H), 7.38-7.27 (m, 2H), 3.92-3.78 (m, 4H), 3.43-3.38 (m, 4H), 3.12 (qt, J = 9.60 Hz, 2H), 2.73 (s, 3H), 1.43 (s, 9H), 1.03 (t, J = 9.60 Hz, 3H)。
工程2:1,4-ジオキサン(3mL)中のtert-ブチル4-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]ピペラジン-1-カルボキシレート(610mg、955.05μmol)の撹拌溶液に1,4-ジオキサン中の4M HCl(955.05μmol、4mL)を添加し、反応混合物を室温で4時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮して、3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-5-(2-ピペラジン-1-イルピリミジン-5-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(600mg、845.13μmol、収率88.49%)を薄茶色の固体として得た。LCMS (ESI+): 539.2 [M + H] +
実施例96
5-[2-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000243
標的化合物をCOMU媒介酸-アミンカップリング反応(手順B)によって調製した。アミドカップリングを3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-5-(2-ピペラジン-1-イルピリミジン-5-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(70mg、129.97μmol)、2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]酢酸(44.89mg、129.97μmol)、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(50.39mg、389.90μmol、67.91μL)及びCOMU(83.49mg、194.95μmol)を用いて行って、5-[2-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(11.4mg、12.56μmol、収率9.66%)を淡桃色の固体として得た。LCMS (ESI+): 866.2 [M + H] +1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 12.88 (bs, 1H), 10.77 (s, 1H), 9.78 (bs, 1H), 8.79 (s, 2H), 8.66 (d, J = 2.40 Hz, 1H), 8.58 (d, J = 2.40 Hz, 1H), 7.99 (s, 1H), 7.61 (t, J = 6.0 Hz, 1H), 7.40-7.32 (m, 2H), 6.97 (d, J = 8.8 Hz, 2H), 6.62 (d, J = 8.8 Hz, 2H), 5.66 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 4.26-4.24 (m, 1H), 3.89-3.81 (m, 4H), 3.80-3.71 (m, 2H), 3.63-3.58 (m, 2H), 3.33-3.22 (m, 2H), 3.12 (qt, J = 9.60 Hz, 2H), 2.97-2.95 (m, 2H), 2.73 (s, 3H), 2.70-2.67 (m, 1H), 2.60-2.59 (m, 1H), 2.20-2.05 (m, 3H), 1.90-1.82 (m, 1H), 1.78-1.72 (m, 2H), 1.68-1.52 (m, 2H), 1.02 (t, J = 7.2 Hz, 3H)。
実施例97
5-[2-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000244
標的化合物をHATU媒介酸-アミンカップリング反応(手順A)によって調製した。アミドカップリングを3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-5-(2-ピペラジン-1-イルピリミジン-5-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(200mg、347.79μmol)、2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-1-ピペリジル]酢酸(126.38mg、316.08μmol)、DIPEA(179.79mg、1.39mmol、242.31μL)及びHATU(132.24mg、347.79μmol)を用いて行って、5-[2-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(35mg、36.84μmol、収率10.59%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 884.2 [M + H]+1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 10.78 (s, 1H), 8.80 (s, 2H), 8.67 (d, J = 2.40 Hz, 1H), 8.59 (d, J = 2.40 Hz, 1H), 8.16 (s, 1H), 7.99 (s, 1H), 7.62-7.60 (m, 1H), 7.41-7.39 (m, 1H), 7.39-7.37 (m, 1H), 7.00 (t, J = 9.2 Hz, 1H), 6.48-6.42 (m, 2H), 6.00 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 4.40-4.30 (m, 1H), 3.89-3.82 (m, 4H), 3.71-3.69 (m, 2H), 3.61-3.59 (m, 2H), 3.33-3.22 (m, 2H), 3.15 (qt, J = 7.2 Hz, 2H), 3.05-2.98 (m, 2H), 2.72 (s, 3H), 2.65-2.55 (m, 2H), 2.30-2.15 (m, 2H), 2.12-2.05 (m, 1H), 1.82-1.72 (m, 1H), 1.75-1.65 (m, 4H), 1.68-1.52 (m, 2H), 1.02 (t, J = 7.2 Hz, 3H)。
実施例98
5-[2-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000245
標的化合物をHATU媒介酸-アミンカップリング反応(手順A)によって調製した。アミドカップリングを3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-5-(2-ピペラジン-1-イルピリミジン-5-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(200mg、347.79μmol)、2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ピペリジル]酢酸(126.38mg、316.08μmol)、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(179.80mg、1.39mmol、242.32μL)及びHATU(132.24mg、347.79μmol)を用いて行って、5-[2-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(40mg、40.96μmol、収率11.78%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 884.2 [M + H]+1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 12.95 (s, 1H), 10.78 (s, 1H), 8.79 (s, 2H), 8.66 (d, J = 2.40 Hz, 1H), 8.58 (d, J = 2.40 Hz, 1H), 7.99 (s, 1H), 7.57-7.62 (m, 1H), 7.30-7.38 (m, 2H), 6.84 (t, J = 9.60 Hz, 1H), 6.50 (dd, J = 2.40, 15.20 Hz, 1H), 6.42 (dd, J = 2.00, 8.80 Hz, 1H), 5.79 (d, J = 8.00 Hz, 1H), 4.21-4.29 (m, 1H), 3.86 (s, 2H), 3.81 (s, 2H), 3.59-3.65 (m, 4H), 3.10-3.15 (m, 4H), 2.68-2.75 (m, 1H), 2.74 (s, 3H), 2.50-2.61 (m, 2H), 2.33-2.37 (m, 2H), 2.05-2.12 (m, 1H), 1.78-1.87 (m, 4H), 1.30-1.45 (m, 2H), 1.02 (t, J = 7.20 Hz, 3H)。
実施例99
5-[2-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000246
標的化合物をHATU媒介酸-アミンカップリング反応(手順A)によって調製した。アミドカップリングを3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-5-(2-ピペラジン-1-イルピリミジン-5-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(200mg、347.79μmol)、2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]酢酸(125.69mg、315.92μmol)、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(179.80mg、1.39mmol、242.32μL)及びHATU(132.24mg、347.79μmol)を用いて行って、5-[2-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(50mg、51.58μmol、収率14.83%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 882.3 [M + H]+1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 12.89 (d, J = 3.20 Hz, 1H), 10.83 (s, 2H), 9.77 (s, 1H), 8.81 (s, 2H), 8.67 (d, J = 2.00 Hz, 1H), 8.59 (d, J = 2.00 Hz, 1H), 8.00 (d, J = 2.40 Hz, 1H), 7.58-7.62 (m, 1H), 7.31-7.50 (m, 3H), 6.77 (s, 2H), 6.34 (s, 1H), 5.40 (s, 1H), 4.36-4.45 (m, 1H), 3.84-3.90 (m, 5H), 3.61-3.70 (m, 6H), 3.33-3.48 (m, 2H), 3.14 (q, J = 6.80 Hz, 2H), 2.61-2.77 (m, 2H), 2.75 (s, 3H), 2.46-2.54 (m, 2H), 2.08-2.20 (m, 3H), 1.82-1.97 (m, 3H), 1.03 (t, J = 6.80 Hz, 3H)。
実施例100
5-[2-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-3,3-ジフルオロ-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000247
標的化合物をHATU媒介酸-アミンカップリング反応(手順A)によって調製した。アミドカップリングを3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-5-(2-ピペラジン-1-イルピリミジン-5-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(200mg、347.79μmol)、2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-3,3-ジフルオロ-1-ピペリジル]酢酸(160mg、382.93μmol)、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(1.48g、11.48mmol、2.0mL)及びHATU(160mg、420.80μmol)を用いて行って、5-[2-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-3,3-ジフルオロ-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(56mg、59.82μmol、収率17.20%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 902.3 [M + H] +1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 12.90 (s, 1H), 10.77 (s, 1H), 9.85 (s, 1H), 8.80 (s, 2H), 8.67 (dd, J = 2.40, Hz, 2H), 8.59 (s, 1H), 8.00 (s, 1H), 7.60-7.60 (m, 1H), 7.39-7.32 (m, 2H), 7.02 (d, J = 8.40 Hz, 2H), 6.64 (d, J = 8.80 Hz, 2H), 5.82 (d, J = 7.60 Hz, 1H), 4.37-4.20 (m, 1H), 3.89-3.58 (m, 8H), 3.43-3.34 (m, 3H), 3.15-3.11 (m, 3H), 2.74 (s, 3H), 2.51-2.50 (m, 4H), 2.09-1.92 (m, 4H), 1.03 (t, J = 7.20 Hz, 3H)。
実施例101
5-[2-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000248
標的化合物をHATU媒介酸-アミンカップリング反応(手順A)によって調製した。アミドカップリングを2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]酢酸(477.27mg、1.15mmol)、DIPEA(674.24mg、5.22mmol、908.69μL)、HATU(436.39mg、1.15mmol)及び3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-5-(2-ピペラジン-1-イルピリミジン-5-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(0.6g、1.04mmol)を用いて行った。逆相カラムクロマトグラフィー(水中0.1%のギ酸:アセトニトリル)によって所望の生成物を精製し、画分を凍結乾燥して、5-[2-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(152mg、158.06μmol、収率15.15%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 900.4 [M + H] +1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 12.88 (s, 1H), 10.79 (s, 1H), 9.78 (s, 1H), 8.80 (s, 2H), 8.66 (d, J = 2.40 Hz, 1H), 8.59 (d, J = 2.00 Hz, 1H), 7.99 (s, 1H), 7.57-7.62 (m, 1H), 7.28-7.36 (m, 2H), 6.87 (t, J = 9.60 Hz, 1H), 6.50 (dd, J = 2.40, 15.00 Hz, 1H), 6.43 (d, J = 2.00 Hz, 1H), 5.79 (d, J = 7.60 Hz, 1H), 4.87 (s, 1H), 4.24-4.29 (m, 1H), 3.87-3.83 (m, 4H), 3.70-3.64 (m, 4H), 3.13 (q, J = 7.20 Hz, 2H), 2.84-2.92 (m, 4H), 2.74 (s, 3H), 2.48-2.67 (m, 3H), 2.07-2.11 (m, 1H), 1.67-1.83 (m, 5H), 1.02 (t, J = 6.80 Hz, 3H)。
実施例102
5-[2-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-3-ヒドロキシ-ピロリジン-3-イル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000249
標的化合物をHATU媒介酸-アミンカップリング反応(手順A)によって調製した。アミドカップリングを2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-3-ヒドロキシ-ピロリジン-3-イル]酢酸(461.17mg、1.15mmol)、N-エチル-N-イソプロピル-プロパン-2-アミン(674.23mg、5.22mmol、908.66μL)、HATU(438.71mg、1.15mmol)及び3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-5-(2-ピペラジン-1-イルピリミジン-5-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(0.6g、1.04mmol)を用いて行って、5-[2-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-3-ヒドロキシ-ピロリジン-3-イル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(139mg、156.30μmol、収率14.98%)を濃青色の固体として得た。LCMS (ESI+): 887.3 [M + H] +1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 12.88 (s, 1H), 10.78 (s, 1H), 9.79 (s, 1H), 8.80 (s, 2H), 8.66 (d, J = 2.40 Hz, 1H), 8.58 (d, J = 2.40 Hz, 1H), 7.99 (s, 1H), 7.57-7.62 (m, 1H), 7.31-7.36 (m, 2H), 6.54-6.61 (m, 2H), 6.40-6.42 (m, 1H), 5.53 (d, J = 7.60 Hz, 1H), 4.99 (s, 1H), 4.18-4.21 (m, 1H), 3.87-3.82 (m, 4H), 3.64-3.67 (m, 4H), 3.43-3.46 (m, 1H), 3.10-3.16 (m, 4H), 2.79 (s, 2H), 2.67-2.77 (m, 2H), 2.72 (s, 3H), 2.47-2.59 (m, 1H), 2.08-2.11 (m, 1H), 1.81-1.99 (m, 3H), 1.02 (t, J = 7.20 Hz, 3H)。
実施例103
5-[2-[4-[2-[1-[2-クロロ-4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000250
N,N-ジメチルホルムアミド(3mL)中の2-[1-[2-クロロ-4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]酢酸(400mg、925.29μmol)及び3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-5-(2-ピペラジン-1-イルピリミジン-5-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(548.19mg、953.28μmol)の溶液にN,N-ジイソプロピルエチルアミン(597.94mg、4.63mmol、805.84μL)及びHATU(387.00mg、1.02mmol)を添加して、室温で16時間撹拌した。完了後にRotavaporを用いて、過剰なN,N-ジメチルホルムアミドとN,N-ジイソプロピルエチルアミンとを減圧下にて45℃で留去して、粗生成物を得た。これを、アセトニトリル及び水中の0.1%のHCOOHを溶離液として用いたC-18逆相カラム(100g)クロマトグラフィーによって精製して、5-[2-[4-[2-[1-[2-クロロ-4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(110mg、112.69μmol、収率12.18%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 916.3 [M + H]+1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 12.90 (br s, 1H), 10.78 (s, 1H), 8.79 (s, 2H), 8.65 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 8.58 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 8.38 (s, 1H), 7.96 (s, 1H), 7.54-7.59 (m, 1H), 7.18-7.22 (m, 2H), 6.98 (d, J = 8.80 Hz, 1H), 6.76 (s, 1H), 6.61 (dd, J = 2.80, 8.80 Hz, 1H), 5.85 (d, J = 7.60 Hz, 1H), 4.91 (s, 1H), 4.27-4.33 (m, 1H), 3.90-3.85 (m, 5H), 3.65-3.70 (m, 5H), 3.08 (q, J = 7.20 Hz, 3H), 2.88-2.90 (m, 2H), 2.81-2.84 (m, 2H), 2.68 (s, 4H), 2.06-2.10 (m, 1H), 1.69-1.77 (m, 5H), 1.02 (t, J = 7.20 Hz, 3H)。
実施例104
5-[2-[4-[2-[1-[5-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-3-フルオロ-2-ピリジル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000251
標的化合物をCOMU媒介酸-アミンカップリング反応(手順B)によって調製した。アミドカップリングを2-[1-[5-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-3-フルオロ-2-ピリジル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]酢酸(603.66mg、1.45mmol)、3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-5-(2-ピペラジン-1-イルピリミジン-5-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(600mg、1.11mmol)、COMU(620.22mg、1.45mmol)、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(863.85mg、6.68mmol、1.16mL)を用いて行って、5-[2-[4-[2-[1-[5-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-3-フルオロ-2-ピリジル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(143mg、153.28μmol、収率13.76%)を淡褐色の固体として得た。LCMS (ESI+): 901.2 [M + H]+1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 12.89 (s, 1H), 10.82 (s, 1H), 9.79 (s, 1H), 8.80 (s, 1H), 8.66-8.58 (m, 2H), 7.99 (s, 1H), 7.61-7.57 (m, 2H), 7.33-7.31 (m, 2H), 7.01 (d, J = 2.00 Hz, 1H), 5.90 (d, J = 7.60 Hz, 1H), 4.90 (s, 1H), 4.31-4.28 (m, 1H), 3.86-3.64 (m, 8H), 3.34-3.25 (m, 3H), 3.14-3.09 (m, 4H), 2.74 (s, 3H), 2.59-2.50 (m, 4H), 2.13-2.09 (m, 1H), 1.91-1.86 (m, 1H), 1.75-1.66 (m, 4H), 1.02 (t, J = 7.20 Hz, 3H)。
実施例105
5-[2-[4-[2-[1-[5-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-ピリジル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000252
N,N-ジメチルホルムアミド(5mL)中の2-[1-[5-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-ピリジル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]酢酸(207.95mg、521.40μmol)及び3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-5-(2-ピペラジン-1-イルピリミジン-5-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(300mg、521.69μmol)の溶液にN-エチル-N-イソプロピル-プロパン-2-アミン(337.12mg、2.61mmol、454.34μL)、COMU(268.11mg、626.02μmol)を添加し、室温で3時間撹拌した。完了後に過剰なN,N-ジメチルホルムアミドとN,N-ジイソプロピルエチルアミンとを減圧下にて45℃で留去して、粗生成物を得た。これを、アセトニトリル及び水中の0.1%NHOAcを溶離液として用いた100gのC-18カラムを用いた逆相カラムクロマトグラフィーによって精製して、5-[2-[4-[2-[1-[5-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-ピリジル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(125mg、141.22μmol、収率27.07%)を紫色の固体として得た。LCMS (ESI+): 883.4 [M + H]+。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 12.74 (br s, 1H), 10.78 (s, 1H), 8.79 (s, 2H), 8.64 (d, J = 2.40 Hz, 1H), 8.57 (d, J = 2.00 Hz, 1H), 7.95 (s, 1H), 7.70 (s, 1H), 7.54 (t, J = 7.20 Hz, 1H), 7.15-7.03 (m, 3H), 5.36 (d, J = 7.20 Hz, 1H), 4.93 (s, 1H), 4.18-4.21 (m, 1H), 3.82-3.86 (m, 4H), 3.65-3.68 (m, 6H), 3.11-3.16 (m, 4H), 2.57-2.65 (m, 6H), 2.08-2.14 (m, 1H), 1.87 (s, 2H), 1.63 (s, 4H), 1.01 (t, J = 7.20 Hz, 3H)。
実施例106
5-[2-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-(トリフルオロメチル)フェニル]-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000253
工程1:封管内のアセトニトリル(8mL)中のtert-ブチル2-(4-ピペリジル)アセテート(350mg、1.76mmol)の撹拌溶液にトリエチルアミン(888.57mg、8.78mmol、1.22mL)及び1-フルオロ-4-ニトロ-2-(トリフルオロメチル)ベンゼン(367.23mg、1.76mmol、241.60μL)を窒素雰囲気下にて室温で添加した。反応混合物を80℃で16時間撹拌した。完了後に反応混合物を室温まで冷却し、水(300mL)で希釈し、酢酸エチル(3×150mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン溶液(200mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。石油エーテル中10%→20%の酢酸エチルを溶離液として用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって粗化合物を精製して、tert-ブチル2-[1-[4-ニトロ-2-(トリフルオロメチル)フェニル]-4-ピペリジル]アセテート(550mg、1.27mmol、収率72.57%)を黄色の固体として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 8.52 (d, J = 2.80 Hz, 1H), 8.31 (dd, J = 2.40, 9.00 Hz, 1H), 7.26 (t, J = 8.80 Hz, 1H), 3.40 (d, J = 12.40 Hz, 2H), 2.86-2.94 (m, 2H), 2.25 (d, J = 6.80 Hz, 2H), 1.95-1.99 (m, 1H), 1.90 (d, J = 27.20 Hz, 2H), 1.45-1.60 (m, 2H), 1.49 (s, 9H)。
工程2:エタノール(10mL)及び水(2mL)中のtert-ブチル2-[1-[4-ニトロ-2-(トリフルオロメチル)フェニル]-4-ピペリジル]アセテート(550mg、1.42mmol)の撹拌溶液に塩化アンモニウム(151.50mg、2.83mmol、99.02μL)及び鉄粉(395.42mg、7.08mmol、50.31μL)を室温で添加した。反応混合物を80℃に4時間加熱した。完了後に反応混合物を室温まで冷却し、次いでセライトに通して濾過し、濾液を水(200mL)で希釈し、酢酸エチル(3×100mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン溶液(150mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、tert-ブチル2-[1-[4-アミノ-2-(トリフルオロメチル)フェニル]-4-ピペリジル]アセテート(490mg、1.33mmol、収率93.65%)を淡褐色の固体として得た。粗生成物を精製することなく次の工程に進めた。LCMS (ESI+): 359.0 [M + H] +
工程3:N,N-ジメチルホルムアミド(10mL)中のtert-ブチル2-[1-[4-アミノ-2-(トリフルオロメチル)フェニル]-4-ピペリジル]アセテート(490mg、1.37mmol)の撹拌溶液に重炭酸ナトリウム(344.56mg、4.10mmol、159.52μL)及び3-ブロモピペリジン-2,6-ジオン(1.31g、6.84mmol)を室温で添加した。次いで、反応混合物を80℃で16時間加熱した。完了後に反応混合物を室温まで冷却し、水(150mL)で希釈し、酢酸エチル(3×150mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン溶液(150mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。石油エーテル中20%→30%の酢酸エチルを溶離液として用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって粗化合物を精製して、tert-ブチル2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-(トリフルオロメチル)フェニル]-4-ピペリジル]アセテート(700mg、1.01mmol、収率74.16%)を淡褐色の固体として得た。LCMS (ESI+): 470.2 [M + H] +
工程4:ジクロロメタン(15mL)中のtert-ブチル2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-(トリフルオロメチル)フェニル]-4-ピペリジル]アセテート(700mg、1.49mmol)の撹拌溶液に塩化水素(1,4-ジオキサン中4M、543.62mg、14.91mmol、679.52μL)を窒素下にて0℃~5℃で添加した。反応混合物を室温で16時間撹拌した。完了後に反応混合物を減圧下で濃縮して、粗化合物である2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-(トリフルオロメチル)フェニル]-4-ピペリジル]酢酸(500mg、878.07μmol、収率58.89%)を茶色のゴム状の化合物として得た。LCMS (ESI+): 414.2 [M + H]+
工程5:標的化合物をCOMU媒介酸-アミンカップリング反応(手順B)によって調製した。アミドカップリングを3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-5-(2-ピペラジン-1-イルピリミジン-5-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(200.37mg、348.43μmol)、2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-(トリフルオロメチル)フェニル]-4-ピペリジル]酢酸(144.04mg、320.19μmol)、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(180.13mg、1.39mmol、242.76μL)及びCOMU(164.14mg、383.27μmol)を用いて行って、5-[2-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-(トリフルオロメチル)フェニル]-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(28mg、28.09μmol、収率8.06%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 934.2 [M + H]+1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 12.95 (s, 1H), 10.79 (s, 1H), 9.85 (s, 1H), 8.80 (s, 2H), 8.66 (d, J = 2.40 Hz, 1H), 8.58 (d, J = 2.40 Hz, 1H), 7.99 (s, 1H), 7.57-7.61 (m, 1H), 7.30-7.34 (m, 3H), 6.88-6.92 (m, 2H), 6.17 (d, J = 8.00 Hz, 1H), 4.30-4.39 (m, 1H), 3.86 (s, 2H), 3.81 (s, 2H), 3.62 (s, 4H), 3.13 (q, J = 7.20 Hz, 2H), 2.63-2.81 (m, 3H), 2.75 (s, 3H), 2.45-2.57 (m, 2H), 2.38 (d, J = 6.80 Hz, 2H), 2.07-2.11 (m, 2H), 1.76-1.91 (m, 2H), 1.71-1.76 (m, 2H), 1.24-1.36 (m, 2H), 1.03 (t, J = 7.20 Hz, 3H)。
実施例107~実施例115
Figure 2023530030000254
中間体3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-5-(6-ピペラジン-1-イル-3-ピリジル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジンの合成
工程1:マイクロ波バイアル内の1,4-ジオキサン(10mL)及び水(2mL)中の5-ブロモ-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(800mg、1.76mmol)の溶液にtert-ブチル4-[5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-2-ピリジル]ピペラジン-1-カルボキシレート(684.02mg、1.76mmol)及び第三リン酸カリウム(無水)(1.12g、5.27mmol)を窒素雰囲気下にて室温で添加した。反応混合物を10分間窒素で脱ガスし、XPhos Pd G2(137.98mg、175.71μmol)を添加した。反応混合物にマイクロ波下にて120℃で1時間照射した。反応の完了後に反応混合物を水(60mL)で希釈し、酢酸エチル(2×100mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。石油エーテル中70%の酢酸エチルを溶離液として用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって粗化合物を精製して、tert-ブチル4-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]-2-ピリジル]ピペラジン-1-カルボキシレート(650mg、784.82μmol、収率44.67%)を黄色の固体として得た。LCMS (ESI+): 638.2 [M + H] +
工程2:1,4-ジオキサン(4mL)中のtert-ブチル4-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]-2-ピリジル]ピペラジン-1-カルボキシレート(650mg、1.02mmol)の撹拌溶液に1,4-ジオキサン中の4M HCl(1.02mmol、6mL)を添加し、室温で4時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮して、3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-5-(6-ピペラジン-1-イル-3-ピリジル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(600mg、859.13μmol、収率84.29%)を薄茶色の固体として得た。LCMS (ESI+): 538.2 [M + H] +
実施例107
5-[6-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000255
標的化合物をHATU媒介酸-アミンカップリング反応(手順A)によって調製した。アミドカップリングを3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-5-(6-ピペラジン-1-イル-3-ピリジル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(100mg、186.01μmol)、2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]酢酸(64.25mg、186.01μmol)、DIPEA(96.16mg、744.04μmol、129.6μL)及びHATU(70.73mg、186.01μmol)を用いて行って、5-[6-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(29mg、31.95μmol、収率17.18%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 865.0 [M + H]+1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 12.85 (bs, 1H), 10.77 (s, 1H), 9.83 (bs, 1H), 8.66 (s, 1H), 8.56 (d, J = 2.00 Hz, 1H), 8.51 (d, J = 2.00 Hz, 1H), 7.96-7.94 (m, 2H), 7.61-7.57 (m, 1H), 7.36-7.30 (m, 2H), 7.02 (d, J = 9.2 Hz, 1H), 6.95 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 6.59 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 5.66 (d, J = 7.2 Hz, 1H), 4.27-4.23 (m, 1H), 3.75-3.73 (m, 2H), 3.65-3.63 (m, 2H), 3.62-3.58 (m, 4H), 3.25-3.23 (m, 2H), 3.12 (qt, J = 7.2 Hz, 2H), 2.95-2.93 (m, 2H), 2.73 (s, 3H), 2.75-2.70 (m, 2H), 2.58-2.55 (m, 1H), 2.35-2.30 (m, 2H), 2.13-2.07 (m, 3H), 1.83-1.71 (m, 1H), 1.72-1.57 (m, 4H), 1.03 (t, J = 8.40 Hz, 3H)。
実施例108
5-[6-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)オキシ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000256
標的化合物をHATU媒介酸-アミンカップリング反応(手順A)によって調製した。アミドカップリングを3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-5-(6-ピペラジン-1-イル-3-ピリジル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(20mg、37.20μmol)、2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)オキシ]フェニル]-1-ピペリジル]酢酸(12.89mg、37.20μmol)、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(19.24mg、148.8μmol、25.92μL)及びHATU(14.15mg、37.20μmol)を用いて行って、5-[6-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)オキシ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(5.5mg、6.07μmol、収率16.32%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 866.3 [M + H]+1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 12.85 (bs, 1H), 10.90 (s, 1H), 9.83 (bs, 1H), 8.65 (d, J = 2.40 Hz, 1H), 8.56 (d, J = 2.00 Hz, 1H), 8.50 (d, J = 2.80 Hz, 1H), 7.97-7.94 (m, 2H), 7.61-7.57 (m, 1H), 7.35-7.28 (m, 2H), 7.17-7.15 (d, J = 8.8 Hz, 2H), 7.02 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 6.94 (d, J = 9.6 Hz, 2H), 5.15-5.12 (m, 1H), 3.68-3.66 (m, 2H), 3.65-3.62 (m, 2H), 3.60-3.58 (m, 4H), 3.25-3.23 (m, 2H), 3.12 (qt, J = 6.8 Hz, 2H), 2.95-2.93 (m, 2H), 2.73 (s, 3H), 2.75-2.70 (m, 2H), 2.57-2.53 (m, 1H), 2.13-2.07 (m, 4H), 1.75-1.71 (m, 2H), 1.70-1.55 (m, 2H), 1.02 (t, J = 8.40 Hz, 3H)。
実施例109
5-[6-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000257
標的化合物をHATU媒介酸-アミンカップリング反応(手順A)によって調製した。アミドカップリングを3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-5-(6-ピペラジン-1-イル-3-ピリジル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(200mg、348.39μmol)、2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]酢酸(125.91mg、316.46μmol)、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(180.11mg、1.39mmol、242.73μL)及びHATU(132.47mg、348.39μmol)を用いて行って、5-[6-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(50mg、51.56μmol、収率14.80%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 881.3 [M + H]+1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 12.85 (d, J = 2.40 Hz, 1H), 10.79 (s, 1H), 9.79 (s, 1H), 8.66 (d, J = 2.40 Hz, 1H), 8.56 (d, J = 2.00 Hz, 1H), 8.51 (d, J = 2.40 Hz, 1H), 7.95-7.97 (m, 2H), 7.58-7.62 (m, 1H), 7.31-7.41 (m, 2H), 7.18 (bs, 1H), 7.02 (d, J = 8.80 Hz, 2H), 6.90 (bs, 1H), 6.61 (s, 2H), 5.00 (s, 1H), 4.25-4.32 (m, 1H), 3.55-3.75 (m, 8H), 3.35-3.45 (m, 3H), 3.14 (q, J = 6.80 Hz, 2H), 2.55-2.75 (m, 3H), 2.74 (s, 3H), 2.42-2.51 (m, 2H), 2.08-2.18 (m, 2H), 1.60-2.00 (m, 4H), 1.02 (t, J = 7.20 Hz, 3H)。
実施例110
5-[6-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-3,3-ジフルオロ-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000258
標的化合物をHATU媒介酸-アミンカップリング反応(手順A)によって調製した。アミドカップリングを3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-5-(6-ピペラジン-1-イル-3-ピリジル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(200mg、348.39μmol)、2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-3,3-ジフルオロ-1-ピペリジル]酢酸(160mg、382.93μmol)、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(1.48g、11.48mmol、2.0mL)及びHATU(150mg、394.50μmol)を用いて行って、5-[6-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-3,3-ジフルオロ-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(61mg、61.86μmol、収率17.76%)を淡黄色の固体として得た。LCMS (ESI+): 901.4 [M+H]+1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 12.84 (s, 1H), 10.79 (s, 1H), 9.78 (s, 1H), 8.66 (s, 1H), 8.54 (dd, J = 2.40, 19.40 Hz, 2H), 7.99-7.96 (m, 2H), 7.61-7.60 (m, 1H), 7.40-7.33 (m, 2H), 7.06-7.01 (m, 3H), 6.64 (d, J = 8.80 Hz, 2H), 3.37-3.20 (m, 1H), 3.68-3.62 (m, 8H), 3.34-3.11 (m, 6H), 2.75 (s, 3H), 2.61-2.50 (m, 4H), 2.34-2.09 (m, 4H), 1.03 (t, J = 7.20 Hz, 3H)。
実施例111
5-[6-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000259
標的化合物をHATU媒介酸-アミンカップリング反応(手順A)によって調製した。アミドカップリングを3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-5-(6-ピペラジン-1-イル-3-ピリジル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(250mg、435.49μmol)、2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ピペリジル]酢酸(158.25mg、395.78μmol)、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(225.13mg、1.74mmol、303.41μL)及びHATU(165.59mg、435.49μmol)を用いて行って、5-[6-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(69mg、73.98μmol、収率16.99%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 883.4 [M + H]+1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 12.84 (s, 1H), 10.78 (s, 1H), 9.82 (s, 1H), 8.66 (d, J = 2.40 Hz, 1H), 8.56 (d, J = 2.00 Hz, 1H), 8.51 (d, J = 2.80 Hz, 1H), 7.97 (s, 1H), 7.95 (d, J = 2.40 Hz, 1H), 7.58-7.62 (m, 1H), 7.30-7.37 (m, 2H), 7.02 (d, J = 8.80 Hz, 1H), 6.84 (t, J = 9.60 Hz, 1H), 6.52 (d, J = 2.80 Hz, 1H), 6.50 (d, J = 14.80 Hz, 1H), 5.79 (d, J = 7.60 Hz, 1H), 4.21-4.31 (m, 1H), 3.57-3.65 (m, 9H), 3.10-3.16 (m, 5H), 2.65-2.80 (m, 2H), 2.74 (s, 3H), 2.53-2.60 (m, 4H), 2.31-2.41 (m, 2H), 2.02-2.11 (m, 1H), 1.70-1.85 (m, 2H), 1.02 (t, J = 7.20 Hz, 3H)。
実施例112
5-[6-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000260
標的化合物をHATU媒介酸-アミンカップリング反応(手順A)によって調製した。アミドカップリングを2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]酢酸(478.09mg、1.15mmol)、N-エチル-N-イソプロピル-プロパン-2-アミン(675.39mg、5.23mmol、910.23μL)及びHATU(437.14mg、1.15mmol)及び3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-5-(6-ピペラジン-1-イル-3-ピリジル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(0.6g、1.05mmol)を用いて行った。逆相カラムクロマトグラフィー(水中0.1%のギ酸:アセトニトリル)によって、粗物質から所望の生成物を精製し、画分を凍結乾燥して、5-[6-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(113.97mg、117.95μmol、収率11.29%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 899.4 [M+H]+1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 12.85 (s, 1H), 10.79 (s, 1H), 9.79 (s, 1H), 8.66 (d, J = 2.00 Hz, 1H), 8.56 (d, J = 2.00 Hz, 1H), 8.51 (d, J = 2.80 Hz, 1H), 7.95-7.98 (m, 2H), 7.58-7.62 (m, 1H), 7.38-7.42 (m, 1H), 7.31-7.34 (m, 1H), 7.02 (d, J = 8.80 Hz, 1H), 6.84-6.89 (m, 1H), 6.52 (d, J = 2.40 Hz, 1H), 6.49 (d, J = 2.40 Hz, 1H), 5.81 (s, 1H), 4.88 (s, 1H), 4.31-4.21 (m, 1H), 3.71-3.59 (m, 8H), 3.14 (q, J = 6.80 Hz, 2H), 2.95-2.81 (m, 4H), 2.55-2.78 (m, 4H), 2.72 (s, 3H), 2.14-2.05 (m, 1H), 1.61-1.95 (m, 5H), 1.02 (t, J = 7.20 Hz, 3H)。
実施例113
5-[6-[4-[2-[1-[5-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-ピリジル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000261
標的化合物をHATU媒介酸-アミンカップリング反応(手順A)によって調製した。アミドカップリングを3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-5-(6-ピペラジン-1-イル-3-ピリジル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(500mg、870.98μmol、塩酸塩)、2-[1-[5-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-ピリジル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]酢酸(416.86mg、1.05mmol、塩酸塩)、HATU(496.76mg、1.31mmol)及びN,N-ジイソプロピルエチルアミン(562.82mg、4.35mmol、758.52μL)を用いて行って、5-[6-[4-[2-[1-[5-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-ピリジル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(148mg、152.39μmol、収率17.50%、ギ酸塩)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 882.4 [M + H] +1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 12.86 (brs, 1H), 10.89 (brs, 1H), 9.79 (s, 1H), 8.67 (d, J = 2.40 Hz, 1H), 8.58 (d, J = 2.40 Hz, 1H), 8.51 (d, J = 2.80 Hz, 1H), 7.99 (m, 2H), 7.62-7.58 (m, 2H), 7.41-7.31 (m, 4H), 7.06 (d, J = 8.40 Hz, 1H), 5.20 (brs, 1H), 4.36 (m, 1H), 3.61-3.78 (m, 13H), 3.14 (q, J = 7.20 Hz, 2H), 2.75 (s, 3H), 2.62-3.15 (m, 7H), 2.11 (m, 1H), 1.96 (m, 1H), 1.75 (m, 1H), 1.02 (t, J = 7.20 Hz, 3H)。
実施例114
5-[6-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-3-ヒドロキシ-ピロリジン-3-イル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000262
標的化合物をHATU媒介酸-アミンカップリング反応(手順A)によって調製した。アミドカップリングを3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-5-(6-ピペラジン-1-イル-3-ピリジル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(600mg、1.05mmol)、2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-3-ヒドロキシ-ピロリジン-3-イル]酢酸(550mg、1.37mmol)、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(1.48g、11.48mmol、2.0mL)及びHATU(450mg、1.18mmol)を用いて行って、5-[6-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-3-ヒドロキシ-ピロリジン-3-イル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(121mg、131.36μmol、収率12.57%)を灰色の固体として得た。LCMS (ESI+): 885.3 [M + H] +1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 12.90 (s, 1H), 10.71 (s, 1H), 8.66 (s, 1H), 8.56 (s, 1H), 8.52-8.51 (m, 2H), 7.98-7.95 (m, 2H), 7.60-7.60 (m, 1H), 7.34-7.32 (m, 2H), 7.02 (d, J = 9.20 Hz, 1H), 6.58-6.43 (m, 3H), 5.53 (d, J = 7.60 Hz, 1H), 4.99 (s, 1H), 4.22-4.15 (m, 1H), 3.67-3.59 (m, 9H), 3.16-3.11 (m, 4H), 2.79-2.73 (m, 2H), 2.52-2.50 (m, 6H), 2.08-1.80 (m, 4H), 1.02 (t, J = 7.20 Hz, 3H)。
実施例115
5-[6-[4-[2-[1-[5-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-3-フルオロ-2-ピリジル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000263
標的化合物をCOMU媒介酸-アミンカップリング反応(手順B)によって調製した。アミドカップリングを2-[1-[5-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-3-フルオロ-2-ピリジル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]酢酸(566.36mg、1.36mmol)、3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-5-(6-ピペラジン-1-イル-3-ピリジル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(600mg、1.05mmol)、COMU(581.90mg、1.36mmol)及びN,N-ジイソプロピルエチルアミン(810.49mg、6.27mmol、1.09mL)を用いて行って、5-[6-[4-[2-[1-[5-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-3-フルオロ-2-ピリジル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(117mg、124.64μmol、収率11.92%)を淡褐色の固体として得た。LCMS (ESI+): 900.3 [M + H]+1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 12.85 (s, 1H), 10.81 (s, 1H), 9.78 (s, 1H), 8.66 (d, J = 2.00 Hz, 1H), 8.56-8.51 (m, 2H), 7.98-7.95 (m, 2H), 7.62-7.57 (m, 2H), 7.41-7.38 (m, 1H), 7.32 (t, J = 8.00 Hz, 1H), 7.02 (t, J = 8.40 Hz, 2H), 4.91 (s, 1H), 4.38-4.20 (m, 1H), 3.65-3.59 (m, 8H), 3.34-3.33 (m, 4H), 3.31-3.25 (m, 4H), 2.75 (s, 3H), 2.53-2.50 (m, 3H), 2.34-2.33 (m, 1H), 1.92-1.68 (m, 5H), 1.03 (t, J = 7.20 Hz, 3H)。
実施例116~実施例120
Figure 2023530030000264
中間体3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-5-(4-ピペラジン-1-イルフェニル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジンの合成
工程1:1,4-ジオキサン(40.0mL)及び水(8.0mL)中の5-ブロモ-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(3.2g、7.04mmol)の溶液をマイクロ波バイアルに取り、tert-ブチル4-[4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェニル]ピペラジン-1-カルボキシレート(3.27g、8.44mmol)、第三リン酸カリウム(無水)(4.48g、21.08mmol)を窒素下にて室温で添加した。反応混合物を10分間窒素で脱ガスし、XPhos Pd G2(553mg、702.84μmol)を反応混合物に添加し、マイクロ波照射下にて120℃に2時間加熱した。反応の完了後に反応混合物を水(10mL)で希釈し、酢酸エチル(2×10mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。石油エーテル中80%の酢酸エチルを溶離液として用いた100~200シリカゲルカラムクロマトグラフィーによって粗化合物を精製して、tert-ブチル4-[4-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]フェニル]ピペラジン-1-カルボキシレート(2.6g、2.74mmol、収率38.98%)を黄色の固体として得た。LCMS (ESI+): 637.3 [M+H]+
工程2:1,4-ジオキサン(20.0mL)中のtert-ブチル4-[4-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]フェニル]ピペラジン-1-カルボキシレート(2.6g、4.08mmol)の撹拌溶液に1,4-ジオキサン中の4M HCl(4M、20.0mL)を0℃で添加し、得られた反応混合物を室温で1時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮した。得られた残渣をジエチルエーテル(2×15mL)でトリチュレートし、減圧下で乾燥させて、3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-5-(4-ピペラジン-1-イルフェニル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(2.0g、2.90mmol、収率70.94%)を黄色の固体として得た。LCMS (ESI+): 537.1 [M+H]+
実施例116
5-[4-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000265
標的化合物をHATU媒介酸-アミンカップリング反応(手順A)によって調製した。アミドカップリングを3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-5-(4-ピペラジン-1-イルフェニル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(520mg、907.38μmol)、2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]酢酸(327.92mg、824.22μmol)、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(469.09mg、3.63mmol、632.19μL)及びHATU(345.01mg、907.38μmol)を用いて行って、5-[4-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(185mg、199.30μmol、収率21.96%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 880.4 [M+H]+1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 12.81 (d, J = 3.20 Hz, 1H), 10.84 (s, 1H), 10.72 (s, 1H), 9.78 (s, 1H), 8.66 (d, J = 2.40 Hz, 1H), 8.58 (d, J = 2.00 Hz, 1H), 7.96 (d, J = 2.40 Hz, 1H), 7.58-7.64 (m, 3H), 7.31-7.41 (m, 4H), 7.13 (d, J = 8.80 Hz, 2H), 6.77 (d, J = 8.00 Hz, 2H), 6.35-6.47 (m, 1H), 5.34 (s, 1H), 4.37-4.45 (m, 1H), 3.65-3.80 (m, 5H), 3.24-3.45 (m, 6H), 3.14 (q, J = 6.80 Hz, 2H), 2.65-2.85 (m, 2H), 2.75 (s, 3H), 2.50-2.58 (m, 2H), 2.07-2.15 (m, 3H), 1.87-1.96 (m, 3H), 1.03 (t, J = 7.20 Hz, 3H)。
実施例117
5-[4-[4-[2-[1-[5-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-ピリジル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000266
N,N-ジメチルホルムアミド(3.0mL)中の3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-5-(4-ピペラジン-1-イルフェニル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(500.0mg、931.76μmol)、2-[1-[5-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-ピリジル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]酢酸(337.65mg、931.76μmol)の溶液にCOMU(598.56mg、1.40mmol)、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(602.12mg、4.66mmol、811.48μL)を添加して、室温で14時間撹拌した。反応混合物をGenvacにより濃縮し、アセトニトリル及び水中の0.1%のHCOOHを溶離液として用いた逆相C18カラムクロマトグラフィー(100gのRediSepカラム)によって精製して、5-[4-[4-[2-[1-[5-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-ピリジル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(150mg、160.35μmol、収率17.21%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 881.0 [M + H]+1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 12.81 (s, 1H), 10.85 (s, 1H), 9.78 (s, 1H), 8.65 (d, J = 2.40 Hz, 1H), 8.58 (d, J = 2.00 Hz, 1H), 7.96 (d, J = 2.40 Hz, 1H), 7.64-7.58 (m, 4H), 7.38-7.31 (m, 3H), 7.12 (d, J = 8.80 Hz, 2H), 5.10-5.05 (m, 1H), 4.86-4.78 (m, 1H), 4.33-4.28 (m, 1H), 3.73-3.69 (m, 6H), 3.34-3.22 (m, 6H), 3.14 (q, J = 7.20 Hz, 2H), 2.74 (s, 3H), 2.67-2.55 (m, 3H), 2.13-2.08 (m, 1H), 1.93-1.89 (m, 1H), 1.76-1.70 (m, 4H), 1.02 (t, J = 7.20 Hz, 3H)。
実施例118
5-[4-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-3-ヒドロキシ-ピロリジン-3-イル]アセチル]ピペラジン-1-イル]フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000267
標的化合物をHATU媒介酸-アミンカップリング反応(手順A)によって調製した。アミドカップリングを3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-5-(4-ピペラジン-1-イルフェニル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(540mg、942.28μmol)、2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-3-ヒドロキシ-ピロリジン-3-イル]酢酸(344.27mg、856.77μmol)、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(487.13mg、3.77mmol、656.51μL)及びHATU(358.28mg、942.28μmol)を用いて行って、5-[4-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-3-ヒドロキシ-ピロリジン-3-イル]アセチル]ピペラジン-1-イル]フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(152mg、163.49μmol、収率17.35%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 884.4 [M+H]+1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 12.80 (s, 1H), 10.77 (s, 1H), 9.85 (s, 1H), 8.65 (d, J = 2.40 Hz, 1H), 8.57 (d, J = 2.40 Hz, 1H), 7.94 (s, 1H), 7.56-7.63 (m, 3H), 7.20-7.30 (m, 2H), 7.12 (d, J = 8.80 Hz, 2H), 6.51-6.60 (m, 2H), 6.42 (d, J = 2.40 Hz, 1H), 5.52 (d, J = 7.60 Hz, 1H), 4.99 (s, 1H), 4.18-4.23 (m, 1H), 3.65-3.75 (m, 4H), 3.43-3.45 (m, 1H), 3.08-3.27 (m, 8H), 2.58-2.78 (m, 3H), 2.73 (s, 3H), 2.05-2.15 (m, 2H), 1.78-2.00 (m, 4H), 1.02 (t, J = 7.20 Hz, 3H)。
実施例119
5-[4-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000268
N,N-ジメチルホルムアミド(4mL)中の2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]酢酸(350mg、841.66μmol)、3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-5-(4-ピペラジン-1-イルフェニル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(506.46mg、883.75μmol)の溶液にHATU(352.03mg、925.83μmol)、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(435.12mg、3.37mmol、586.41μL)を添加して、室温で14時間撹拌した。完了後にRotavaporを用いて、過剰なN,N-ジメチルホルムアミドとN,N-ジイソプロピルエチルアミンとを減圧下にて45℃で留去して、粗生成物を得た。これを、アセトニトリル及び水中の0.1%のHCOOHで溶出させるC-18カラム(100g)を用いた逆相カラムクロマトグラフィーによって精製して、5-[4-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(120mg、123.14μmol、収率14.63%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 898.0 [M+H]+。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 12.80 (bs, 1H), 10.80 (s, 1H), 8.65 (d, J = 2.00 Hz, 1H), 8.57 (d, J = 2.40 Hz, 1H), 7.95 (s, 1H), 7.57-7.64 (m, 3H), 7.28-7.36 (m, 2H), 7.12 (d, J = 8.80 Hz, 2H), 6.86 (t, J = 9.20 Hz, 1H), 6.41-6.53 (m, 2H), 5.78 (d, J = 7.60 Hz, 1H), 4.87 (s, 1H), 4.23-4.29 (m, 1H), 3.75-3.65 (m, 4H), 3.29-3.22 (m, 4H), 3.12 (t, J = 6.80 Hz, 2H), 2.88-2.92 (m, 4H), 2.68-2.73 (m, 4H), 2.59 (s, 3H), 2.07-2.11 (m, 1H), 1.66-1.89 (m, 4H), 1.02 (t, J = 6.80 Hz, 3H)。
実施例120
5-[4-[4-[2-[1-[5-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-3-フルオロ-2-ピリジル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000269
標的化合物をCOMU媒介酸-アミンカップリング反応(手順B)によって調製した。アミドカップリングを2-[1-[5-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-3-フルオロ-2-ピリジル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]酢酸(567.33mg、1.36mmol)、3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-5-(4-ピペラジン-1-イルフェニル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(600mg、1.05mmol)、COMU(582.90mg、1.36mmol)及びN,N-ジイソプロピルエチルアミン(811.86mg、6.28mmol、1.09mL)を用いて行って、5-[4-[4-[2-[1-[5-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-3-フルオロ-2-ピリジル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(127mg、140.98μmol、収率13.47%)を淡褐色の固体として得た。LCMS (ESI+): 899.2 [M + H]+1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 12.87 (s, 1H), 10.81 (s, 1H), 9.77 (s, 1H), 8.65 (d, J = 2.40 Hz, 1H), 8.57 (d, J = 2.00 Hz, 2H), 7.95 (s, 1H), 7.63-7.57 (m, 4H), 7.42-7.30 (m, 2H), 7.12 (d, J = 8.80 Hz, 2H), 7.09-6.90 (m, 1H), 5.87 (d, J = 7.60 Hz, 1H), 4.90 (s, 1H), 4.38-4.29 (m, 1H), 3.74-3.69 (m, 4H), 3.31-3.22 (m, 6H), 3.16-3.07 (m, 6H), 2.74 (s, 3H), 2.60-2.51 (m, 3H), 2.34-2.33 (m, 1H), 1.92-1.65 (m, 4H), 1.02 (t, J = 7.20 Hz, 3H)。
実施例121
3-[2-クロロ-3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-6-フルオロ-ベンゾイル]-5-[2-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000270
工程1:濃硫酸(15mL)中の2-クロロ-6-フルオロ-安息香酸(5.0g、28.64mmol)の撹拌溶液に硝酸(2.17g、34.37mmol)を0℃で添加し、得られた反応混合物を室温で2時間撹拌した。完了後に反応混合物を氷水(700mL)に注ぎ、酢酸エチル(3×400mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン溶液で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、所望の生成物である2-クロロ-6-フルオロ-3-ニトロ-安息香酸(6.1g、27.23mmol、収率95.06%、純度98%)を白色の固体として得た。所望の生成物をH NMRによって確認した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 8.27 (dd, J = 5.60, 9.20 Hz, 1H), 7.66 (t, J = 9.20 Hz, 1H)。
工程2:ジクロロメタン(60mL)中の2-クロロ-6-フルオロ-3-ニトロ-安息香酸(6.8g、30.97mmol)の撹拌溶液に塩化オキサリル(9.83g、77.43mmol、6.73mL)を添加し、続いてN,N-ジメチルホルムアミド(226.37mg、3.10mmol、239.80μL)を窒素下にて0℃~5℃で添加した。反応混合物を室温で3時間撹拌した。完了後に反応混合物を減圧下で濃縮して、酸塩化物(粗)を得た。ジクロロエタン(80mL)中の5-ブロモ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(6.10g、30.97mmol)の撹拌溶液に無水塩化アルミニウム(16.52g、123.89mmol、6.77mL)を窒素下にて0℃~5℃で添加し、続いて酸塩化物(DCEに溶解、80mL)を同じ温度で添加した。反応混合物を室温で30分間撹拌した後、50℃に18時間加熱した。完了後に反応混合物を0℃~5℃まで冷却し、冷水(800mL)を添加した。反応混合物を酢酸エチル(3×400mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。粗化合物を酢酸エチル(350mL)で洗浄して、(5-ブロモ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-イル)-(2-クロロ-6-フルオロ-3-ニトロ-フェニル)メタノン(7.2g、17.88mmol、収率57.74%)を茶色の固体として得た。LCMS (ESI+): 397.9 [M + H] +
工程3:エタノール(70mL)及び水(10mL)中の(5-ブロモ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-イル)-(2-クロロ-6-フルオロ-3-ニトロ-フェニル)メタノン(7.2g、18.06mmol)の撹拌溶液に鉄粉(5.04g、90.32mmol、641.80μL)を室温で添加した。反応混合物を80℃に3時間加熱した。完了後に反応混合物を室温まで冷却し、次いでセライトパッドに通して濾過し、濾液を水(700mL)で希釈し、酢酸エチル(3×400mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン溶液(400mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。石油エーテル中40%→45%の酢酸エチルで溶出させるシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって粗化合物を精製して、(3-アミノ-2-クロロ-6-フルオロ-フェニル)-(5-ブロモ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-イル)メタノン(5.7g、14.69mmol、収率81.33%)を淡褐色の固体として得た。LCMS (ESI+): 370.0 [M + H] +
工程4:1,4-ジオキサン(10mL)中の(3-アミノ-2-クロロ-6-フルオロ-フェニル)-(5-ブロモ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-イル)メタノン(2.5g、6.78mmol)の溶液にピリジン(7.78g、98.35mmol、7.95mL)を添加し、続いてN-エチル-N-メチル-スルファモイルクロリド(6.74g、42.73mmol、5.26mL)を窒素下にて室温で添加した。反応混合物を100℃に16時間加熱した。完了後に水(300mL)を反応混合物に添加し、酢酸エチル(3×200mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン溶液(200mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。石油エーテル中52%→60%の酢酸エチルを溶離液として用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって粗化合物を精製して、5-ブロモ-3-[2-クロロ-3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-6-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(2.3g、4.52mmol、収率66.60%)を淡黄色の固体として得た。LCMS (ESI+): 488.9 [M + H] +
工程5:1,4-ジオキサン(10mL)及び水(2.5mL)中の5-ブロモ-3-[2-クロロ-3-[[エチル(メチル)スルファモイル[アミノ]-6-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(700mg、1.43mmol)の溶液をマイクロ波バイアルに取り、KPO(910.20mg、4.29mmol)を添加し、続いてtert-ブチル4-[5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピリミジン-2-イル]ピペラジン-1-カルボキシレート(836.76mg、2.14mmol)を窒素下にて室温で添加した。反応混合物にマイクロ波下にて120℃で2時間照射した。完了後に水(300mL)を反応混合物に添加し、酢酸エチル(3×200mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン溶液(200mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。pet-エーテル中80%→90%の酢酸エチルを溶離液として用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって粗化合物を精製して、tert-ブチル4-[5-[3-[2-クロロ-3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-6-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]ピペラジン-1-カルボキシレート(500mg、690.78μmol、収率48.33%)を淡黄色の固体として得た。LCMS (ESI+): 672.9 [M + H] +
工程6:ジクロロメタン(10mL)中のtert-ブチル4-[5-[3-[2-クロロ-3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-6-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]ピペラジン-1-カルボキシレート(500mg、742.77μmol)の溶液を窒素下にて0℃で塩化水素溶液(1,4-ジオキサン中4M、270.82mg、7.43mmol、338.53μL)に添加した。次いで、反応物を室温で4時間撹拌した。完了後に反応混合物を減圧下で濃縮して、粗化合物を得た。この粗化合物を酢酸エチルでトリチュレートして、3-[2-クロロ-3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-6-フルオロ-ベンゾイル]-5-(2-ピペラジン-1-イルピリミジン-5-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(500mg、705.49μmol、収率94.98%)を淡黄色の固体として得た。LCMS (ESI+): 573.1 [M + H] +
工程7:標的化合物をHATU媒介酸-アミンカップリング反応(手順A)によって調製した。アミドカップリングを3-[2-クロロ-3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-6-フルオロ-ベンゾイル]-5-(2-ピペラジン-1-イルピリミジン-5-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(250mg、410.17μmol)、N-エチル-N-イソプロピル-プロパン-2-アミン(265.06mg、2.05mmol、357.22μL)及び2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]酢酸(172.29mg、451.19μmol)及びHATU(187.15mg、492.21μmol)を用いて行った。分取HPLC(移動相:水中の10mM NHOAc:アセトニトリル)によって粗化合物を精製し、画分を凍結乾燥して、3-[2-クロロ-3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-6-フルオロ-ベンゾイル]-5-[2-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(62.2mg、66.87μmol、収率16.30%)を淡緑色の固体として得た。LCMS (ESI+): 900.3 [M + H] +1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 12.95 (s, 1H), 10.77 (s, 1H), 9.51 (s, 1H), 8.80 (s, 2H), 8.68 (d, J = 2.00 Hz, 1H), 8.50 (bs, 1H), 8.07 (s, 1H), 7.66 (dd, J = 5.60, 9.00 Hz, 1H), 7.43 (t, J = 8.80 Hz, 1H), 6.97 (d, J = 8.40 Hz, 2H), 6.62 (d, J = 8.40 Hz, 2H), 5.67 (d, J = 7.20 Hz, 1H), 4.21-4.31 (m, 1H), 3.90 (s, 2H), 3.83 (s, 2H), 3.70 (s, 2H), 3.61 (s, 2H), 3.14 (q, J = 7.20 Hz, 2H), 2.95-3.15 (m, 2H), 2.65-2.80 (m, 2H), 2.74 (s, 3H), 2.45-2.62 (m, 3H), 2.44-2.35(m, 1H), 2.05-2.15 (m, 2H), 1.82-1.91 (m, 1H), 1.55-1.80 (m, 4H), 1.04 (t, J = 6.80 Hz, 3H)。
実施例123
5-[2-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-6-フルオロ-2-メチル-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000271
工程1:ジクロロメタン(20mL)中の6-フルオロ-2-メチル-3-ニトロ-安息香酸(0.67g、3.36mmol)の撹拌溶液に塩化オキサリル(854.12mg、6.73mmol、585.02μL)を5℃で滴加し、続いてN,N-ジメチルホルムアミド(0.05mL)を添加した。反応混合物を窒素雰囲気下にて室温で4時間撹拌した。完了後に反応混合物を減圧下で濃縮して、粗酸塩化物を得た。別の丸底フラスコにおいて、1,2-DCE(30mL)に5-ブロモ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(530.34mg、2.69mmol)を取り、AlCl(1.79g、13.46mmol、735.46μL)を5℃で添加した。反応混合物を5℃で30分間撹拌した。1,2-DCE(10mL)中の粗酸塩化物の溶液を反応混合物に5℃で滴加した。反応混合物を室温で0.5時間撹拌した後、50℃に16時間加熱した。完了後に反応混合物を水(50mL)で希釈し、酢酸エチル(3×70mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、粗物質を得た。石油エーテル中30%→40%の酢酸エチルを溶離液として用いたカラムクロマトグラフィー(60~120のシリカゲル)によって、粗物質から所望の生成物を精製して、5-ブロモ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-イル)-(6-フルオロ-2-メチル-3-ニトロ-フェニル)メタノン(1g、2.63mmol、収率78.31%)を薄黄色の固体として得た。LCMS (ESI+): 378.0 [M + H] +
工程2:2-メチルTHF(30mL)中の(5-ブロモ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-イル)-(6-フルオロ-2-メチル-3-ニトロ-フェニル)メタノン(1g、2.64mmol)の撹拌溶液に塩化スズ(2.76g、10.58mmol)を室温で添加した。反応混合物を60℃で16時間撹拌した。完了後に反応混合物を10%の重炭酸ナトリウム溶液(50mL)で希釈し、酢酸エチル(3×70mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、粗物質を得た。石油エーテル中50%→60%の酢酸エチルを溶離液として用いたカラムクロマトグラフィー(60~120のシリカゲル)によって所望の生成物を精製して、(3-アミノ-6-フルオロ-2-メチル-フェニル)-(5-ブロモ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-イル)メタノン(0.47g、942.24μmol、収率35.63%)を薄黄色の固体として得た。LCMS (ESI+): 348.0 [M + H] +
工程3:1,4-ジオキサン(12mL)中の(3-アミノ-6-フルオロ-2-メチル-フェニル)-(5-ブロモ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-イル)メタノン(0.43g、1.24mmol)を封管に取り、ピリジン(976.91mg、12.35mmol、998.89μL)及びN-エチル-N-メチル-スルファモイルクロリド(1.17g、7.41mmol、912.49μL)を添加した。反応混合物を100℃で16時間撹拌した。完了後に反応混合物を水(30mL)で希釈し、ジクロロメタン(3×50mL)で抽出した。合わせた有機層を1.5N HCl溶液(2×30mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、粗物質を得た。石油エーテル中40%→50%の酢酸エチルを溶離液として用いたカラムクロマトグラフィー(60~120のシリカゲル)によって、粗物質から所望の生成物を精製して、5-ブロモ-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-6-フルオロ-2-メチル-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(0.22g、371.63μmol、収率30.09%)を薄黄色の固体として得た。LCMS (ESI+): 469.0 [M + H] +
工程4:1,4-ジオキサン(10mL)及び水(2mL)中の5-ブロモ-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-6-フルオロ-2-メチル-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(0.2g、426.14μmol)を封管に取り、KPO(271.37mg、1.28mmol)及びtert-ブチル4-[5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピリミジン-2-イル]ピペラジン-1-カルボキシレート(249.47mg、639.21μmol)を添加した。反応混合物を窒素ガスで10分間パージし、XPhos Pd G2(33.53mg、42.61μmol)を添加し、再び窒素ガスで5分間パージした。反応混合物にマイクロ波下にて120℃で1.5時間照射した。完了後に反応混合物を水(70mL)で希釈し、酢酸エチル(3×100mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、粗物質を得た。石油エーテル中70%→80%の酢酸エチルを溶離液として用いたカラムクロマトグラフィー(60~120のシリカゲル)によって粗物質を精製して、tert-ブチル4-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-6-フルオロ-2-メチル-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]ピペラジン-1-カルボキシレート(0.17g、234.21μmol、収率54.96%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 653.2 [M+H]+
工程5:DCM(15mL)中のtert-ブチル4-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-6-フルオロ-2-メチル-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]ピペラジン-1-カルボキシレート(0.17g、260.44μmol)の撹拌溶液に塩化水素溶液(1,4-ジオキサン中4M、1.60g、43.88mmol、2mL)を5℃で添加した。反応混合物を室温で4時間撹拌した。完了後に反応混合物を減圧下で濃縮して、粗3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-6-フルオロ-2-メチル-ベンゾイル]-5-(2-ピペラジン-1-イルピリミジン-5-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(0.17g、235.54μmol、収率90.44%)を薄黄色の固体として得た。LCMS (ESI+): 553.1 [M + H]+
工程6:標的化合物をCOMU媒介酸-アミンカップリング反応(手順B)によって調製した。アミドカップリングを2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]酢酸(93.81mg、245.67μmol)、N-エチル-N-イソプロピル-プロパン-2-アミン(35.10mg、271.61μmol、47.31μL)、COMU(116.32mg、271.61μmol)及び3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-6-フルオロ-2-メチル-ベンゾイル]-5-(2-ピペラジン-1-イルピリミジン-5-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(0.16g、271.61μmol)を用いて行って、5-[2-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-6-フルオロ-2-メチル-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(99.22mg、108.42μmol、収率39.92%)を薄緑色がかった固体として得た。LCMS (ESI+): 880.3 [M + H] +1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 12.90 (s, 1H), 10.77 (s, 1H), 9.13 (s, 1H), 8.77 (s, 2H), 8.66 (d, J = 2.00 Hz, 1H), 7.91 (s, 1H), 7.43-7.46 (m, 1H), 7.22 (t, J = 8.80 Hz, 1H), 6.97 (d, J = 8.40 Hz, 2H), 6.61 (d, J = 8.40 Hz, 2H), 5.66 (d, J = 7.60 Hz, 1H), 4.21-4.31 (m, 1H), 3.89 (s, 2H), 3.81 (s, 2H), 3.72 (s, 2H), 3.59 (s, 2H), 3.23 (s, 2H), 3.14 (q, J = 6.80 Hz, 2H), 2.96 (d, J = 10.80 Hz, 2H), 2.65-2.78 (m, 2H), 2.76 (s, 3H), 2.55-2.60 (m, 1H), 2.19 (s, 3H), 2.08-2.17 (m, 3H), 1.81-1.91 (m, 1H), 1.05 (t, J = 7.20 Hz, 3H)。
実施例124
5-[2-[1-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]-4-ピペリジル]エチニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000272
工程1:N,N-ジメチルホルムアミド(10mL)中の5-ブロモ-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(1g、2.11mmol)の撹拌溶液に炭酸セシウム(2.75g、8.45mmol)及び[クロロ(ジフェニル)メチル]ベンゼン(1.47g、5.28mmol)を室温で添加した。反応混合物を室温で12時間撹拌した。完了後に反応混合物を水(20mL)で希釈し、酢酸エチル(2×50mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮した。石油エーテル中40%→50%の酢酸エチルを用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって粗化合物を精製して、5-ブロモ-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1-トリチル-ピロロ[2,3-b]ピリジン(1g、1.36mmol、収率64.15%)を淡黄色の固体として得た。LCMS (ESI+): 713.0 [M-H]+
工程2:アセトニトリル(6mL)中の5-ブロモ-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1-トリチル-ピロロ[2,3-b]ピリジン(300mg、419.23μmol)及びエチニル(トリメチル)シラン(123.53mg、1.26mmol、177.74μL)の撹拌溶液にヨウ化銅(I)(79.84mg、419.23μmol、14.21μL)及びトリエチルアミン(42.42mg、419.23μmol、58.43μL)を添加した。反応混合物を20分間脱ガスし、Pd(PPhCl(294.25mg、419.23μmol)を添加した。反応混合物を80℃に12時間加熱した。完了後に反応混合物を水(10mL)で希釈し、酢酸エチル(2×25mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過、濃縮した。石油エーテル中40%→50%の酢酸エチルを用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィー化合物によって粗化合物を精製して、3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(2-トリメチルシリルエチニル)-1-トリチル-ピロロ[2,3-b]ピリジン(120mg、163.73μmol、収率39.06%)を淡黄色の固体として得た。LCMS (ESI+): 744.9 [M+H]+
工程3:0℃のジクロロメタン(3mL)中のtert-ブチル4-[2-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1-トリチル-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]エチニル]ピペリジン-1-カルボキシレート(250mg、296.22μmol)の撹拌溶液にトリフルオロ酢酸(33.78mg、296.22μmol、22.82μL)及びトリイソプロピルシラン(46.91mg、296.22μmol、60.68μL)を滴加した。反応混合物を室温で1時間撹拌した。完了後に反応混合物を真空下で濃縮した。粗化合物を石油エーテルで洗浄し、乾燥させて、3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-[2-(4-ピペリジル)エチニル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(200mg、259.92μmol、収率87.75%)を茶色のゴム状の化合物として得た。LCMS (ESI+): 501.8 [M+H]+
工程4:標的化合物をCOMU媒介酸-アミンカップリング反応(手順B)によって調製した。アミドカップリングを3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-[2-(4-ピペリジル)エチニル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(90mg、179.44μmol)、2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-1-ピペリジル]酢酸(65.21mg、179.44μmol)、DIPEA(69.58mg、538.33μmol、93.77μL)及びCOMU(115.28mg、269.17μmol)を用いて行って、5-[2-[1-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]-4-ピペリジル]エチニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(13.01mg、14.89μmol、収率8.30%)を固体として得た。LCMS (ESI+): 847.3 [M+H]+1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 13.05 (s, 1H), 10.78 (s, 1H), 9.72 (s, 1H), 8.43-8.45 (m, 2H), 8.16 (s, 1H), 7.55-7.61 (m, 1H), 7.27 (t, J = 8.40 Hz, 1H), 6.98-7.02 (m, 1H), 6.28-6.46 (m, 2H), 6.00 (d, J = 8.00 Hz, 1H), 4.24-4.35 (m, 1H), 3.88-3.91 (m, 2H), 3.24-3.43 (m, 4H), 3.11 (q, J = 6.80 Hz, 2H), 2.93-3.03 (m, 4H), 2.65-2.82 (m, 2H), 2.73 (s, 3H), 2.59-2.69 (m, 2H), 1.86-2.09 (m, 5H), 1.57-1.85 (m, 5H), 1.03 (t, J = 7.20 Hz, 3H)。
実施例125
5-[4-[1-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]-4-ピペリジル]-3-フルオロ-フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000273
工程1:1,4-ジオキサン(10mL)及び水(4mL)中で1-ブロモ-2-フルオロ-4-ヨード-ベンゼン(1g、3.32mmol)と、3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(1.73g、3.32mmol)とを合わせた。反応混合物を10分間窒素で脱ガスした後、無水第三リン酸カリウム(2.12g、9.97mmol)を添加した。この混合物を5分間脱ガスし、続いてXPhos Pd G2(261.49mg、332.34μmol)を添加した。反応混合物をマイクロ波中にて120℃で1.5時間撹拌した。反応混合物を水(50mL)で希釈し、化合物を酢酸エチル(2×50mL)で抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。0%→70%の酢酸エチル/石油エーテルを溶離系として用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって粗物質を精製して、5-(4-ブロモ-3-フルオロ-フェニル)-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(800mg、817.80μmol、収率24.61%)を黄色の固体として得た。LCMS (ESI+): 569.0 [M + H]+
工程2:5-(4-ブロモ-3-フルオロ-フェニル)-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(400mg、705.00μmol)及びtert-ブチル4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-3,6-ジヒドロ-2H-ピリジン-1-カルボキシレート(217.99mg、705.00μmol)をTHF(10mL)に取った。反応混合物を10分間窒素で脱ガスした後、無水第三リン酸カリウム(448.94mg、2.11mmol)を添加した。反応混合物を5分間脱ガスし、続いてXPhos Pd G2(55.47mg、70.50μmol)を添加した。反応混合物を80℃で16時間撹拌した。完了後に反応物を水(50mL)で希釈し、化合物を酢酸エチル(2×30mL)で抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。0%→60%の酢酸エチル/石油エーテルを溶離系としたシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって粗物質を精製して、tert-ブチル4-[4-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]-2-フルオロ-フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-ピリジン-1-カルボキシレート(250mg、235.18μmol、収率33.36%)を黄色の固体として得た。LCMS (ESI+): 670.0 [M + H]+
工程3:1,4-ジオキサン(5mL)中のtert-ブチル4-[4-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]-2-フルオロ-フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-ピリジン-1-カルボキシレート(350mg、522.61μmol)の撹拌溶液に20wt%水酸化パラジウム炭素(146.79mg、1.05mmol)を添加した。反応混合物をH雰囲気(バルーン圧)下にて25℃で16時間撹拌した。完了後に反応混合物を10%のジクロロメタン/メタノール(100mL)で洗浄することによりセライトに通して濾過した。濾液を減圧下で濃縮した。0%→50%の酢酸エチル/石油エーテルを溶離系としたシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって粗生成物を更に精製して、tert-ブチル4-[4-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]-2-フルオロ-フェニル]ピペリジン-1-カルボキシレート(230mg、263.65μmol、収率50.45%)を橙色の固体として得た。LCMS (ESI+): 672.3 [M + H]+
工程4:ジクロロメタン(5mL)中のtert-ブチル4-[4-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]-2-フルオロ-フェニル]ピペリジン-1-カルボキシレート(230mg、342.40μmol)の撹拌溶液に塩化水素溶液(ジオキサン中4.0M)(62.42mg、1.71mmol、78.03μL)を0℃で添加した。反応混合物を25℃で1時間撹拌した。完了後に反応混合物を濃縮して溶媒を除去し、ジエチルエーテル(20mL)で洗浄して、3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-[3-フルオロ-4-(4-ピペリジル)フェニル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(200mg、246.68μmol、収率72.04%)を薄黄色の固体として得た。LCMS (ESI+): 571.8 [M + H]+
工程5:標的化合物をPyBOP媒介酸-アミンカップリング反応(手順D)によって調製した。アミドカップリングを2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]酢酸(122.47mg、322.82μmol)、3-[3-(ジメチルスルファモイルアミノ)-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-[3-フルオロ-4-(4-ピペリジル)フェニル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(180mg、322.82μmol)、PyBOP(167.99mg、322.82μmol)及びN,N-ジイソプロピルエチルアミン(41.72mg、322.82μmol、56.23μL)を用いて行って、5-[4-[1-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]-4-ピペリジル]-3-フルオロ-フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(41mg、38.49μmol、収率11.92%)を灰色の固体として得た。LCMS (ESI+): 933.0 [M + H]+1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 13.01 (s, 1H), 10.78 (s, 1H), 9.72 (s, 1H), 8.78-8.73 (m, 1H), 8.66-8.62 (m, 1H), 8.17-8.14 (m, 1H), 7.68-7.50 (m, 1H), 7.48 (t, J = 8.00 Hz, 1H), 7.29 (t, J = 8.40 Hz, 1H), 6.51 (d, J = 14.80 Hz, 2H), 6.43 (d, J = 8.80 Hz, 2H), 5.78 (s, 1H), 5.04-4.91 (m, 1H), 4.70-4.60 (m, 1H), 4.38-4.20 (m, 2H), 3.85-3.70 (m, 1H), 3.33-3.02 (m, 6H), 2.93-2.89 (m, 4H), 2.73 (s, 3H), 2.68-2.53 (m, 4H), 2.18-2.05 (m, 1H), 1.87-1.70 (m, 8H), 1.02 (t, J = 7.20 Hz, 3H)。
実施例127
5-[2-[4-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]ピペリジン-1-カルボニル]-1-ピペリジル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000274
工程1:1,4-ジオキサン(3.5mL)中の2-クロロ-5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピリミジン(389.44mg、1.62mmol)及びtert-ブチルピペリジン-4-カルボキシレート(300mg、1.62mmol)の混合物にトリエチルアミン(245.79mg、2.43mmol、338.55μL)を添加した。得られた溶液を100℃で4時間加熱した。次いで、反応混合物を室温まで冷却し、減圧下で濃縮した。粗生成物である[2-(4-tert-ブトキシカルボニル-1-ピペリジル)ピリミジン-5-イル]ボロン酸(450mg、1.39mmol、収率85.95%)を更に精製することなく繰り越した。LCMS (ES+): 308.3 [M + H]+
工程2:[2-(4-tert-ブトキシカルボニル-1-ピペリジル)ピリミジン-5-イル]ボロン酸(363.42mg、1.18mmol)及び5-ブロモ-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(140mg、295.80μmol)を、XPhos Pd G3(25.04mg、29.58μmol)及び無水第三リン酸カリウム(188.37mg、887.40μmol)とともに水(0.3mL)及び1,4-ジオキサン(1.15mL)に溶解した。内容物をアルゴンでパージしてからマイクロ波容器に密閉した。この混合物を室温で5分間撹拌して、固体を確実に溶解させた。次いで、反応物をマイクロ波中にて120℃で3時間加熱した。冷却後、反応物を水で希釈し、EtOAcで抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。次いで、カラムクロマトグラフィー(ヘキサン中の40%→85%のEtOAc)によって粗物質を精製して、生成物であるtert-ブチル1-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]ピペリジン-4-カルボキシレートを得た(144mg、208.63μmol、収率70.53%)。LCMS (ES+): 656.2 [M + H]+
工程3:tert-ブチル1-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]ピペリジン-4-カルボキシレート(144mg、219.61μmol)をDCM(3.6mL)及びTFA(2.4mL)に溶解した。この混合物を室温で2時間撹拌したが、その時点で反応は完了に達した。溶媒を除去し、過剰なTFAを共沸により除去して、生成物である1-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]ピペリジン-4-カルボン酸(150mg、199.68μmol、収率90.93%、トリフルオロ酢酸塩)を得て、これを更に精製することなく繰り越した。LCMS (ES+): 600.5 [M+H]+
工程4:DMF(1.5mL)中の3-[4-(4-ピペリジル)アニリノ]ピペリジン-2,6-ジオン(24.16mg、84.08μmol)及び1-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]ピペリジン-4-カルボン酸(60mg、84.08μmol、トリフルオロ酢酸塩)の混合物にN,N-ジイソプロピルエチルアミン(43.47mg、336.31μmol、58.58μL)、続いて97%ビス(2-オキソ-3-オキサゾリジニル)ホスフィン酸クロリド(29.96mg、117.71μmol)を添加した。得られた溶液を室温で一晩撹拌した。次いで、反応混合物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。カラムクロマトグラフィー(シリカ、勾配:0.1%のトリフルオロ酢酸を含む水中10%→65%のアセトニトリル)によって粗物質を精製して、精製物質を得た。合わせた純粋な画分を真空下で少し濃縮し、飽和重炭酸ナトリウムで中和した。水性物質を酢酸エチルで抽出し、合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させて、5-[2-[4-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]ピペリジン-1-カルボニル]-1-ピペリジル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジンを得た(16.8mg、18.37μmol、収率21.85%)。LCMS (ES+): 869.8 [M + H]+1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 12.99 (d, J = 3.3 Hz, 1H), 10.77 (s, 1H), 9.70 (s, 1H), 8.76 (s, 2H), 8.67 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 8.54 (s, 1H), 8.13 (d, J = 3.2 Hz, 1H), 7.59 (td, J = 8.9, 5.7 Hz, 1H), 7.27 (q, J = 8.1, 7.4 Hz, 1H), 6.98 (d, J = 8.0 Hz, 2H), 6.63 (d, J = 8.2 Hz, 3H), 4.75 (d, J = 12.9 Hz, 2H), 4.55 (d, J = 13.2 Hz, 1H), 4.28 (dd, J = 11.3, 4.8 Hz, 1H), 4.17 (d, J = 13.6 Hz, 2H), 3.12 (d, J = 7.2 Hz, 9H), 1.99 - 1.66 (m, 6H), 1.63 - 1.41 (m, 3H), 1.26 (q, J = 6.4 Hz, 4H), 1.03 (t, J = 7.1 Hz, 3H)。
実施例128
N-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ピペリジル]-1-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]ピペリジン-4-カルボキサミド
Figure 2023530030000275
工程1:ジオキサン(3.5mL)中の2-クロロ-5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピリミジン(389.44mg、1.62mmol)及びtert-ブチルピペリジン-4-カルボキシレート(300mg、1.62mmol)の混合物にトリエチルアミン(245.79mg、2.43mmol、338.55μL)を添加した。得られた混合物を100℃で4時間加熱した。次いで、反応混合物を室温まで冷却し、減圧下で濃縮した。粗生成物である[2-(4-tert-ブトキシカルボニル-1-ピペリジル)ピリミジン-5-イル]ボロン酸(450mg、1.39mmol、収率85.95%)を更に精製することなく繰り越した。LCMS (ES+): 308.3 [M+H]+
工程2:水(0.3mL)及びジオキサン(1.15mL)中の[2-(4-tert-ブトキシカルボニル-1-ピペリジル)ピリミジン-5-イル]ボロン酸(363.42mg、1.18mmol)及び5-ブロモ-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(140mg、295.80μmol)の混合物にXphos G3 Pd(25.04mg、29.58μmol)及び無水第三リン酸カリウム(188.37mg、887.40μmol)を添加した。内容物をアルゴンでパージしてからマイクロ波容器に密閉した。この混合物を室温で5分間撹拌して、固体を確実に溶解させた。次いで、反応物をマイクロ波中にて120℃で3時間加熱した。冷却後、反応物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮した。次いで、カラムクロマトグラフィー(シリカ、勾配:ヘキサン中の40%→85%の酢酸エチル)により粗物質を精製して、生成物であるtert-ブチル1-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]ピペリジン-4-カルボキシレートを得た(144mg、208.63μmol、収率70.53%)。LCMS (ES+): 656.2 [M+H]+
工程3:DCM(3.6mL)中のtert-ブチル1-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]ピペリジン-4-カルボキシレート(144mg、219.61μmol)の溶液にTFA(2.4mL)を添加した。得られた混合物を室温で2時間撹拌した。反応混合物を真空中で濃縮し、過剰なTFAを共沸によって除去して、生成物である1-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]ピペリジン-4-カルボン酸(150mg、199.68μmol、収率90.93%)を得て、これを更に精製することなく繰り越した。LCMS (ES+): 600.5 [M+H]+
工程4:DMF(0.8mL)中の3-[4-(4-アミノ-1-ピペリジル)-3-フルオロ-アニリノ]ピペリジン-2,6-ジオン(14.37mg、44.84μmol)及び1-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]ピペリジン-4-カルボン酸(32mg、44.84μmol)の混合物にN,N-ジイソプロピルエチルアミン(23.18mg、179.36μmol、31.24μL)及び97%ビス(2-オキソ-3-オキサゾリジニル)ホスフィン酸クロリド(15.98mg、62.78μmol)を添加した。得られた混合物を室温で3時間撹拌した。次いで、カラムクロマトグラフィー(シリカ、勾配:0.1%のトリフルオロ酢酸を含む水中0%→50%のアセトニトリル)によって粗混合物を精製して、生成物であるN-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ピペリジル]-1-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]ピペリジン-4-カルボキサミド(5mg、4.68μmol、収率10.43%)を得た。LCMS (ES+): 902.8 [M+H]+1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 12.99 (d, J = 3.3 Hz, 1H), 10.79 (s, 1H), 9.70 (s, 1H), 8.76 (s, 2H), 8.67 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 8.55 (s, 1H), 8.14 (d, J = 3.1 Hz, 1H), 7.87 (d, J = 7.5 Hz, 1H), 7.59 (td, J = 9.0, 5.8 Hz, 1H), 7.28 (t, J = 8.8 Hz, 1H), 6.56 (d, J = 14.9 Hz, 1H), 6.47 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 4.82 - 4.69 (m, 2H), 4.30 (dd, J = 11.9, 4.8 Hz, 1H), 3.14 (dq, J = 14.3, 7.6, 7.1 Hz, 4H), 3.00 (t, J = 11.8 Hz, 3H), 2.74 (s, 3H), 2.58 (d, J = 14.9 Hz, 3H), 2.09 (dq, J = 13.6, 4.7 Hz, 1H), 1.95 - 1.73 (m, 5H), 1.73 - 1.46 (m, 4H), 1.26 (q, J = 6.5 Hz, 4H), 1.03 (t, J = 7.1 Hz, 3H)。
実施例129
5-[2-[(3R)-3-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]ピペリジン-1-カルボニル]ピロリジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000276
工程1:N,N-ジメチルホルムアミド(5mL)中の2-クロロ-5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピリミジン(580.84mg、2.42mmol)の撹拌溶液を封管に取り、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(1.25g、9.66mmol、1.68mL)を室温で添加し、続いてメチル(3R)-ピロリジン-3-カルボキシレート(400mg、2.42mmol)を添加した。得られた混合物を閉じた封管内にて100℃で16時間撹拌した。完了後に水(50mL)を反応混合物に添加し、1.5N HCl溶液によってpHを6~7に調整し、ジクロロメタン中5%のメタノール(3×100mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過後に減圧下で濃縮して、メチル(3R)-1-[5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピリミジン-2-イル]ピロリジン-3-カルボキシレート(650mg、1.89mmol、収率78.35%)を淡褐色の固体として得た。LCMS (ESI+): 334.2 [M + H]+
工程2:5-ブロモ-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(500mg、1.06mmol)の撹拌溶液を封管内の1,4-ジオキサン(8mL)及び水(2mL)の混合物に取り、メチル(3R)-1-[5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピリミジン-2-イル]ピロリジン-3-カルボキシレート(387.19mg、1.16mmol)及びNaCO(335.91mg、3.17mmol、132.77μL)を窒素下にて室温で添加した。反応混合物を10分間窒素で脱ガスした後、Pd(dppf)Cl・CHCl(86.27mg、105.64μmol)を同じ温度で添加した。反応混合物を閉じた封管内で100℃に16時間加熱した。完了後に水(100mL)を反応混合物に添加し、酢酸エチル(3×50mL)で抽出した。有機層を別に分離した後、回収した水層のpHを1.5N HCl溶液によって6~7に調整し、生成物をジクロロメタン中5%のメタノール(2×100mL)で抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濾液を減圧下で蒸発させて、(3R)-1-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]ピロリジン-3-カルボン酸(230mg、274.51μmol、収率25.98%)を淡褐色の固体として得た。注:本発明者らは、この反応において加水分解が完了まで進行せず、第1の有機(酢酸エチル)層から所望の化合物のメチルエステル120mgが回収されたことを観察した。LCMS (ESI+): 586.2 [M + H]+
工程3:標的化合物をT3P媒介酸-アミンカップリング反応(手順C)によって調製した。アミドカップリングを(3R)-1-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]ピロリジン-3-カルボン酸(170.00mg、290.31μmol)、3-[4-(4-ピペリジル)アニリノ]ピペリジン-2,6-ジオン(103.41mg、319.34μmol)、T3P(110.84mg、348.37μmol)及びN,N-ジイソプロピルエチルアミン(225.12mg、1.74mmol、303.39μL)を用いて行って、5-[2-[(3R)-3-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]ピペリジン-1-カルボニル]ピロリジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(34.2mg、37.90μmol、収率13.05%)を淡緑色の固体として得た。LCMS (ESI+): 855.2 [M + H]+1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 12.99 (s, 1H), 10.78 (s, 1H), 9.72 (s, 1H), 8.75 (s, 1H), 8.66 (s, 1H), 8.54 (s, 1H), 8.14 (s, 1H), 7.62-7.56 (m, 1H), 7.30-7.26 (m, 1H), 6.99 (d, J = 8.40 Hz, 2H), 6.63 (d, J = 8.40 Hz, 2H), 5.70 (d, J = 7.20 Hz, 1H), 4.57 (d, J = 11.60 Hz, 1H), 4.30-4.15 (m, 2H), 3.85-3.56 (m, 5H), 3.20-3.10 (m, 3H), 2.73 (s, 3H), 2.52-2.50 (m, 5H), 2.24-2.11 (m, 3H), 1.89-1.74 (m, 3H), 1.60-1.35 (m, 2H), 1.02 (t, J = 7.20 Hz, 3H)。
実施例130
5-[2-[(3S)-3-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]ピペリジン-1-カルボニル]ピロリジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000277
工程1:N,N-ジメチルホルムアミド(5.0mL)中のtert-ブチル(3S)-ピロリジン-3-カルボキシレート(800mg、4.67mmol)及び2-クロロ-5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピリミジン(1.50g、6.24mmol)の混合物にN,N-ジイソプロピルエチルアミン(2.02g、15.59mmol、2.72mL)を窒素雰囲気下にて室温で添加した。反応混合物を100℃で16時間加熱した。反応混合物を室温まで冷却し、水(100mL)に添加し、ジクロロメタン中10%のメタノール(2×100mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(100mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、[2-[(3S)-3-tert-ブトキシカルボニルピロリジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]ボロン酸(1.3g、1.67mmol、収率32.07%)を茶色の固体として得た。LCMS (ESI+): 294.1 [M + H] +
工程2:1,4-ジオキサン(5.6mL)/水(1.4mL)中の5-ブロモ-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(500mg、1.06mmol)、tert-ブチル(3S)-1-[5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピリミジン-2-イル]ピロリジン-3-カルボキシレート(396.45mg、1.06mmol)及び炭酸ナトリウム(335.91mg、3.17mmol、132.77μL)の混合物を窒素で10分間パージし、続いて[1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)のジクロロメタン錯体(86.27mg、105.64μmol)を室温で添加した。反応混合物を100℃で16時間加熱した。反応混合物を室温まで冷却し、ジクロロメタン(20mL)で希釈し、セライトに通して濾過した。得られた濾液をブライン(20mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。ジクロロメタン中5%のメタノールを溶離液として用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって粗生成物を精製して、tert-ブチル(3S)-1-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]ピロリジン-3-カルボキシレート(410mg、556.33μmol、収率52.66%)を茶色の固体として得た。LCMS (ESI+): 642.2 [M+H]+
工程3:ジクロロメタン(5.0mL)中のtert-ブチル(3S)-1-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]ピロリジン-3-カルボキシレート(410mg、638.94μmol)の溶液にトリフルオロ酢酸(5.92g、51.92mmol、4mL)を窒素雰囲気下にて0℃で添加した。反応混合物を室温まで温め、3時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮し、乾燥させて、(3S)-1-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]ピロリジン-3-カルボン酸(375mg、455.90μmol、収率71.35%)を茶色の油として得た。LCMS (ESI+): 586.2 [M+H] +
工程4:標的化合物をHATU媒介酸-アミンカップリング反応(手順A)によって調製した。アミドカップリングを(3S)-1-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]ピロリジン-3-カルボン酸(375mg、640.39μmol)、3-[4-(4-ピペリジル)アニリノ]ピペリジン-2,6-ジオン(184.02mg、568.28μmol、塩酸塩)、DIPEA(827.66mg、6.40mmol、1.12mL)及びHATU(365.24mg、960.58μmol)を用いて行って、5-[2-[(3S)-3-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]ピペリジン-1-カルボニル]ピロリジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(55.52mg、60.55μmol、収率9.45%、ギ酸塩)を茶色の固体として得た。LCMS (ESI): 853.2 [M-H] +1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 12.95 (s, 1H), 10.78 (s, 1H), 8.75 (s, 2H), 8.66 (d, J = 2.40 Hz, 1H), 8.53 (s, 1H), 8.12 (s, 1H), 7.61-7.55 (m, 1H), 7.25 (t, J = 8.40 Hz, 1H), 6.99 (d, J = 8.40 Hz, 2H), 6.63 (d, J = 8.40 Hz, 2H), 5.69 (d, J = 7.60 Hz, 2H), 4.50-4.65 (m, 1H), 4.22-4.32 (m, 1H), 4.06-4.21 (m, 1H), 3.83-3.81 (m, 1H), 3.66-3.80 (m, 2H), 3.67-3.58 (m, 2H), 3.11 (q, J = 7.20 Hz, 2H), 2.75-2.72 (m, 4H), 2.74 (s, 3H), 2.68-2.56 (m, 3H), 2.13-2.09 (m, 3H), 1.86-1.82 (m, 3H), 1.02 (t, J = 7.20 Hz, 3H)。
実施例131
5-[2-[(3S)-3-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]-2-オキソ-エチル]ピロリジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000278
工程1:封管内のDMF(5mL)中の2-クロロ-5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピリミジン(923.79mg、3.84mmol)の撹拌溶液にN-エチル-N-イソプロピル-プロパン-2-アミン(1.81g、13.97mmol、2.43mL)を室温で添加し、続いてメチル2-[(3S)-ピロリジン-3-イル]アセテート(500mg、3.49mmol、塩酸塩)を添加した。得られた混合物を閉じた封管内にて100℃で16時間撹拌した。反応混合物を水(100mL)で希釈し、生成物を酢酸エチル(2×100mL)によって抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗メチル2-[(3S)-1-[5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピリミジン-2-イル]ピロリジン-3-イル]アセテート(640mg、1.64mmol、収率46.98%)を淡褐色の半固体として得た。LCMS (ESI+): 266.1 [M+H-82]+(ボロン酸質量)。
工程2:化合物5-ブロモ-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(500mg、1.06mmol)を封管内の水(3mL)及び1,4-ジオキサン(12mL)の混合物に取り、メチル2-[(3S)-1-[5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピリミジン-2-イル]ピロリジン-3-イル]アセテート(440.17mg、1.27mmol)及び炭酸二ナトリウム(335.91mg、3.17mmol)を窒素下にて室温で添加した。反応混合物を10分間窒素で脱ガスし、Pd(dppf)Clのジクロロメタン錯体(86.27mg、105.64μmol)を同じ温度で添加した。反応混合物を閉じた封管内にて100℃で16時間加熱した。反応混合物を水(100mL)及び酢酸エチル(100mL)で希釈した。層を分離し、水層のpHを1.5N HClによって5~6に調整した。水層を酢酸エチル(2×100mL)によって更に抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗2-[(3S)-1-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]ピロリジン-3-イル]酢酸(240mg、313.81μmol、収率29.70%)を淡褐色の固体として得た。LCMS (ESI+): 600.2 [M+H]+
工程3:標的化合物をHATU媒介酸-アミンカップリング反応(手順A)によって調製した。アミドカップリングをDMF(2mL)中の2-[(3S)-1-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]ピロリジン-3-イル]酢酸(230mg、383.58μmol)、N-エチル-N-イソプロピル-プロパン-2-アミン(297.45mg、2.30mmol、400.88μL)、HATU(175.02mg、460.30μmol)及び3-[4-(4-ピペリジル)アニリノ]ピペリジン-2,6-ジオン(136.63mg、421.94μmol、塩酸塩)を用いて行って、5-[2-[(3S)-3-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]-2-オキソ-エチル]ピロリジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(145mg、149.44μmol、収率38.96%、ギ酸塩)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 869.3 [M+H]+1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 12.99 (s, 1H), 10.77 (s, 1H), 9.71 (s, 1H), 8.74 (s, 2H), 8.66 (d, J = 2.40 Hz, 1H), 8.56 (bs, 1H), 8.13 (d, J = 2.80 Hz, 1H), 7.60-7.58 (m, 1H), 7.28-7.27 (m, 1H), 6.97 (d, J = 8.80 Hz, 2H), 6.62 (d, J = 8.80 Hz, 2H), 5.66-5.55 (m, 1H), 4.56-4.50 (m, 1H), 4.28-4.27 (m, 1H), 4.05-3.95 (m, 1H), 3.86-3.84 (m, 1H), 3.71-3.70 (m, 1H), 3.53-3.51 (m, 1H), 3.21-3.19 (m, 1H), 3.14-3.06 (m, 3H), 2.74 (s, 3H), 2.71-2.68 (m, 1H), 2.68-2.53 (m, 6H), 2.25-2.08 (m, 2H), 1.95-1.73 (m, 4H), 1.55-1.33 (m, 2H), 1.03 (t, J = 7.20 Hz, 3H)。
実施例132
5-[2-[6-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]ピペリジン-1-カルボニル]-2-アザスピロ[3.3]ヘプタン-2-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000279
工程1:N,N-ジメチルホルムアミド(10mL)中のメチル2-アザスピロ[3.3]ヘプタン-6-カルボキシレート(780mg、4.07mmol)の撹拌溶液に5-ブロモ-2-クロロ-ピリミジン(865.94mg、4.48mmol)を添加し、続いて炭酸セシウム(1.69g、5.18mmol、736.89μL)を室温で添加し、得られた反応混合物を100℃で12時間加熱した。完了後に氷水を反応混合物に添加し、析出した固体をブフナー漏斗に通して濾過し、真空圧力下で乾燥させて、メチル2-(5-ブロモピリミジン-2-イル)-2-アザスピロ[3.3]ヘプタン-6-カルボキシレート(1g、3.17mmol、収率77.82%)を茶色の固体として得た。LCMS (ESI+): 314.0 [M + H] +
工程2:1,4-ジオキサン(3mL)、水(0.5mL)中のメチル2-(5-ブロモピリミジン-2-イル)-2-アザスピロ[3.3]ヘプタン-6-カルボキシレート(245.58mg、786.71μmol)の溶液をマイクロ波バイアルに取り、3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1-トリチル-ピロロ[2,3-b]ピリジン(500mg、655.59μmol)、リン酸カリウム(417.48mg、1.97mmol)を添加した。反応混合物を30分間脱ガスし、XPhos Pd G2(25.79mg、32.78μmol)を添加した。反応混合物にマイクロ波下にて120℃で1時間照射した。完了後に反応混合物を濃縮し、水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮し、カラムクロマトグラフィーによって精製して、メチル2-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1-トリチル-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]-2-アザスピロ[3.3]ヘプタン-6-カルボキシレートを得た(320mg、349.03μmol、収率53.24%)。LCMS (ESI+): 868.3 [M + H]+
工程3:水(1mL)、THF(4mL)中のメチル2-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1-トリチル-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]-2-アザスピロ[3.3]ヘプタン-6-カルボキシレート(20mg、23.04μmol)の撹拌溶液に水酸化リチウム一水和物(966.95μg、23.04μmol、0.64μL)を添加し、室温で12時間撹拌した。完了後に反応混合物を濃縮し、水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、2-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1-トリチル-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]-2-アザスピロ[3.3]ヘプタン-6-カルボン酸を得た(15mg、15.40μmol、収率66.82%)。LCMS (ESI+): 854.3 [M + H] +
工程4:N,N-ジメチルホルムアミド(3mL)中の2-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1-トリチル-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]-2-アザスピロ[3.3]ヘプタン-6-カルボン酸(300mg、351.32μmol)、3-[4-(4-ピペリジル)アニリノ]ピペリジン-2,6-ジオン(111.05mg、386.45μmol)の撹拌溶液にHATU(200.37mg、526.97μmol)、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(371.00mg、2.87mmol、0.5mL)を添加した。得られた反応混合物を室温で16時間撹拌した。完了後に反応混合物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、粗5-[2-[6-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]ピペリジン-1-カルボニル]-2-アザスピロ[3.3]ヘプタン-2-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1-トリチル-ピロロ[2,3-b]ピリジン(400mg、105.05μmol、収率29.90%)を得た。LCMS (ESI): 1121.3 [M-H] +
工程5:ジクロロメタン(3mL)中の5-[2-[6-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]ピペリジン-1-カルボニル]-2-アザスピロ[3.3]ヘプタン-2-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1-トリチル-ピロロ[2,3-b]ピリジン(150mg、133.54μmol)の撹拌溶液にトリフルオロ酢酸(152.26mg、1.34mmol、102.88μL)、続いてトリイソプロピルシラン(39.26mg、200.31μmol)を不活性雰囲気下にて室温で添加した。反応混合物を室温で4時間撹拌した。完了後に反応混合物を減圧下で蒸発させて、粗物質を得た。水及びアセトニトリル中の0.1%のギ酸を用いた逆相クロマトグラフィーによって粗化合物を精製して、5-[2-[6-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]ピペリジン-1-カルボニル]-2-アザスピロ[3.3]ヘプタン-2-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(13.45mg、12.90μmol、収率9.66%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI): 880.9 [M-H]+1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 10.78 (s, 1H), 8.73 (s, 2H), 8.64 (d, J = 2.40 Hz, 1H), 8.55 (s, 1H), 8.11 (s, 1H), 7.53-7.57 (m, 1H), 7.22 (t, J = 8.80 Hz, 1H), 6.96 (d, J = 8.40 Hz, 2H), 6.61 (d, J = 8.40 Hz, 2H), 5.68 (d, J = 7.60 Hz, 1H), 4.51 (d, J = 13.20 Hz, 1H), 4.24-4.30 (m, 1H), 4.18 (s, 2H), 3.98-4.00 (m, 2H), 3.83 (d, J = 12.80 Hz, 1H), 3.37-3.31(m, 1H), 3.09 (q, J = 7.20 Hz, 2H), 3.01-3.11 (m, 1H), 2.70 (s, 3H), 2.49-2.62 (m, 8H), 2.08-2.10 (m, 1H), 1.79-1.90 (m, 1H), 1.70-1.76 (m, 2H), 1.36-1.42 (m, 2H), 1.02 (t, J = 7.20 Hz, 3H)。
実施例133
5-[2-[6-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]-2-オキソ-エチル]-2-アザスピロ[3.3]ヘプタン-2-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000280
工程1:トルエン(40mL)中のtert-ブチル6-オキソ-2-アザスピロ[3.3]ヘプタン-2-カルボキシレート(1.5g、7.10mmol)の撹拌溶液にエチル2-(トリフェニル-l-ホスホラニリデン)アセテート(2.48g、7.10mmol)を窒素雰囲気下にて室温で添加した。反応混合物を130℃で12時間加熱した。反応混合物を氷水(20mL)で希釈し、酢酸エチル(2×50mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。石油エーテル中10%の酢酸エチルを溶離液として用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって粗生成物を精製して、tert-ブチル6-(2-エトキシ-2-オキソ-エチリデン)-2-アザスピロ[3.3]ヘプタン-2-カルボキシレート(1.7g、5.74mmol、収率80.84%)を油状の液体として得た。LCMS (ESI+): 182.1 [M -100 + H] +
工程2:エタノール(10mL)中のtert-ブチル6-(2-エトキシ-2-オキソ-エチリデン)-2-アザスピロ[3.3]ヘプタン-2-カルボキシレート(100mg、355.43mmol)の溶液に10%パラジウム炭素(100mg、355.43μmol)を室温で添加した。反応混合物を水素圧力(1atm)下にて室温で12時間撹拌した。反応混合物をセライトに通して濾過し、得られた濾液を減圧下で濃縮して、tert-ブチル6-(2-エトキシ-2-オキソ-エチル)-2-アザスピロ[3.3]ヘプタン-2-カルボキシレート(80mg、276.68μmol、収率77.84%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 184.2 [M -100 + H] +
工程3:ジクロロメタン(20mL)中のtert-ブチル6-(2-エトキシ-2-オキソ-エチル)-2-アザスピロ[3.3]ヘプタン-2-カルボキシレート(1.7g、6.00mmol)の撹拌溶液にトリフルオロ酢酸(4.44g、38.94mmol、3mL)を0℃で添加した。反応混合物を室温まで温め、5時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮し、ジエチルエーテルでトリチュレートし、乾燥させて、エチル2-(2-アザスピロ[3.3]ヘプタン-6-イル)アセテート(2.2g、4.51mmol、収率75.25%、トリフルオロ酢酸塩)を薄茶色の固体として得た。LCMS (ESI+): 183.9 [M + H] +
工程4:N,N-ジメチルホルムアミド(1mL)中のエチル2-(2-アザスピロ[3.3]ヘプタン-6-イル)アセテート(200mg、672.79μmol、トリフルオロ酢酸塩)及び2-クロロ-5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピリミジン(162mg、673.61μmol)の混合物にN,N-ジイソプロピルエチルアミン(435mg、3.37mmol、586.25μL)を窒素雰囲気下にて室温で添加した。反応混合物を100℃で12時間加熱した。反応混合物を室温まで冷却し、氷水に添加し、得られた固体を濾過し、冷水で洗浄し、乾燥させて、[2-[6-(2-エトキシ-2-オキソ-エチル)-2-アザスピロ[3.3]ヘプタン-2-イル]ピリミジン-5-イル]ボロン酸(250mg、573.51μmol、収率85.24%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 388.2 [M + H] +
工程5:1,4-ジオキサン(5.0mL)/水(1.0mL)中の[2-[6-(2-エトキシ-2-オキソ-エチル)-2-アザスピロ[3.3]ヘプタン-2-イル]ピリミジン-5-イル]ボロン酸(500mg、1.64mmol)、5-ブロモ-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(650mg、1.37mmol)及び無水第三リン酸カリウム(900mg、4.24mmol)の混合物を窒素ガスで20分間パージし、続いてXphos Pd G2(60mg、76.26μmol)を添加した。反応混合物にマイクロ波下にて120℃で1時間照射した。反応混合物をセライトベッドに通して濾過し、得られた濾液を減圧下で濃縮した。ジクロロメタン中5%のメタノールを溶離液として用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって粗生成物を精製して、エチル2-[2-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]-2-アザスピロ[3.3]ヘプタン-6-イル]アセテート(750mg、894.91μmol、収率65.16%)を茶色の固体として得た。LCMS (ESI+): 654.3 [M + H]+
工程6:テトラヒドロフラン(4.0mL)/水(4.0mL)中のエチル2-[2-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]-2-アザスピロ[3.3]ヘプタン-6-イル]アセテート(700mg、1.07mmol)の撹拌溶液に水酸化リチウム一水和物(140.00mg、3.34mmol、92.72μL)を室温で添加した。反応混合物を室温で3時間撹拌した。反応混合物を氷水(20mL)で希釈し、1.5N HCl水溶液を用いてpH約3に酸性化し、酢酸エチル(2×50mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、2-[2-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]-2-アザスピロ[3.3]ヘプタン-6-イル]酢酸(350mg、396.46μmol、収率37.02%、塩酸塩)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 626.2 [M + H] +
工程7:標的化合物をHATU媒介酸-アミンカップリング反応(手順A)によって調製した。アミドカップリングを2-[2-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]-2-アザスピロ[3.3]ヘプタン-6-イル]酢酸(200mg、319.67μmol)、3-[4-(4-ピペリジル)アニリノ]ピペリジン-2,6-ジオン(93mg、323.64μmol)、HATU(182mg、478.66μmol)及びDIPEA(210mg、1.62mmol、283.02μL)を用いて行って、5-[2-[6-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]-2-オキソ-エチル]-2-アザスピロ[3.3]ヘプタン-2-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(33.53mg、34.87μmol、収率10.91%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 895.3 [M + H] +1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 12.94 (s, 1H), 10.77 (s, 1H), 8.73 (d, J = 8.00 Hz, 2H), 8.64 (d, J = 2.00 Hz, 1H), 8.53 (s, 1H), 8.13 (s, 1H), 7.58 (dd, J = 9.20, 15.00 Hz, 1H), 7.27 (t, J = 8.80 Hz, 1H), 6.96 (d, J = 8.40 Hz, 2H), 6.62 (d, J = 8.00 Hz, 2H), 5.67 (d, J = 7.20 Hz, 1H), 4.53-4.28 (m, 1H), 4.27-3.97 (m, 1H), 3.94-3.20 (m, 5H), 3.14-2.79 (m, 3H), 2.78 (s, 3H), 2.73-2.57 (m, 6H), 2.38-2.13 (m, 4H), 2.12-2.08 (m, 2H), 1.92-1.84 (m, 3H), 1.77-1.36 (m, 3H), 1.02 (t, J = 6.80 Hz, 3H)。
実施例134
N-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ピペリジル]-2-[1-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]-4-ピペリジル]アセトアミド
Figure 2023530030000281
工程1:2-クロロ-5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピリミジン(200mg、831.62μmol)及びtert-ブチル2-(4-ピペリジル)アセテート(182.31mg、914.78μmol、15.80μL)を、トリエチルアミン(126.23mg、1.25mmol、173.87μL)とともにジオキサン(1mL)に溶解した。この混合物を90℃に3時間加熱した。その時点で、粗反応物を濃縮して、生成物であるtert-ブチル2-[1-[5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピリミジン-2-イル]-4-ピペリジル]アセテート(335mg、830.60μmol、収率99.88%)を得て、これを更に精製することなく繰り越した。LCMS (ES+): 322.1 [M+H]+(質量はピナコールエステル基の損失を反映する)
工程2:tert-ブチル2-[1-[5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピリミジン-2-イル]-4-ピペリジル]アセテート(319.56mg、792.32μmol)、5-ブロモ-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(250mg、528.22μmol)、無水第三リン酸カリウム(336.37mg、1.58mmol)を水(1mL)及びジオキサン(5mL)で希釈した。マイクロ波管を10分間アルゴンガスでパージした。Xphos G3 Pd(44.71mg、52.82μmol)を添加した。この管を密閉し、マイクロ波中で100℃に3時間加熱した。粗混合物を水(5ml)で希釈した後、20mLの酢酸エチル(3×)で抽出した。有機層を合わせてMgSOで乾燥させた。DCM中の0%→20%のMeOHを用いたカラムクロマトグラフィーカラムによって粗物質を精製して、tert-ブチル2-[1-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]-4-ピペリジル]アセテート(129mg、192.61μmol、収率36.46%)を黄色の粉末として得た。LCMS (ESI+): 670.3 [M + H] +
工程3:tert-ブチル2-[1-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]-4-ピペリジル]アセテート(129.81mg、193.82μmol)をDCM(2mL)で希釈し、TFA(552.50mg、4.85mmol、373.31μL)を添加した。この物質を濃縮し、トルエンを溶媒とした数回の濃縮によって残った水を除去した。2-[1-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]-4-ピペリジル]酢酸(120mg、195.56μmol、収率100.90%)を粗物質として次に進めた。LCMS (ESI+): 614.1 [M + H] +
工程4:アミドカップリングを、3-[4-(4-アミノ-1-ピペリジル)-3-フルオロ-アニリノ]ピペリジン-2,6-ジオン(40.72mg、127.11μmol)、2-[1-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]-4-ピペリジル]酢酸(65mg、105.93μmol)、1.5のDIPEA及び1.5当量のCOMUを用いるように修正することにより、標的化合物を手順Bによって調製した。逆相カラムクロマトグラフィー(MeCN及び水(0.01%TFA))によって粗物質を精製して、N-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ピペリジル]-2-[1-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]-4-ピペリジル]アセトアミド(4.9mg、4.56μmol、収率4%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 916.3 [M + H] +
実施例135
1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-N-[1-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]-4-ピペリジル]-N-メチル-ピペリジン-4-カルボキサミド
Figure 2023530030000282
工程1:ジメチルスルホキシド(10mL)中の5-ブロモ-2-クロロ-ピリミジン(1g、5.17mmol)、tert-ブチルN-メチル-N-(4-ピペリジル)カルバメート(1.33g、6.20mmol)の撹拌溶液にN,N-ジイソプロピルエチルアミン(2.00g、15.51mmol、2.70mL)を添加した。反応混合物を120℃に12時間加熱した。完了後に反応混合物を水(20mL)で希釈し、酢酸エチル(2×50mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮して、粗残渣を得た。pet-エーテル中20%→30%の酢酸エチルを用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって粗物質を精製して、tert-ブチルN-[1-(5-ブロモピリミジン-2-イル)-4-ピペリジル]-N-メチル-カルバメート(1.2g、3.04mmol、収率58.77%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 371.1 [M+H]+
工程2:マイクロ波バイアル内のジオキサン(4mL)、水(1mL)中の3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(300mg、576.53μmol)、tert-ブチルN-[1-(5-ブロモピリミジン-2-イル)-4-ピペリジル]-N-メチル-カルバメート(235.45mg、634.18μmol)の撹拌溶液にKPO(367.13mg、1.73mmol)を添加した。反応混合物を20分間脱ガスし、Xphos Pd G2(136.08mg、172.96μmol)を添加した。反応混合物にマイクロ波下にて120℃で1時間照射した。完了後に反応混合物を水(20mL)で希釈し、酢酸エチル(2×30mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮して、粗物質を得た。pet-エーテル中70%→100%の酢酸エチルを用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィー化合物によって粗化合物を精製して、tert-ブチルN-[1-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]-4-ピペリジル]-N-メチル-カルバメート(200mg、189.85μmol、収率32.93%)を茶色の固体として得た。LCMS (ESI+): 685.3 [M+H]+
工程3:0℃のジクロロメタン(5mL)中のtert-ブチルN-[1-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]-4-ピペリジル]-N-メチル-カルバメート(200mg、292.08μmol)の撹拌溶液にHCl溶液(ジオキサン中4M、10.65mg、292.08μmol、13.31μL)を添加した。反応混合物を室温で2時間撹拌した。反応混合物を真空下で濃縮して、粗3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-[2-[4-(メチルアミノ)-1-ピペリジル]ピリミジン-5-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(200mg、225.41μmol、収率77.17%)を茶色の固体として得た。LCMS (ESI+): 585.1 [M+H]+
工程4:標的化合物をCOMU媒介酸-アミンカップリング反応(手順B)によって調製した。アミドカップリングを5-[2-(4-アミノ-1-ピペリジル)ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(220mg、385.55μmol)、1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]ピペリジン-4-カルボン酸(134.69mg、385.55μmol)、DIPEA(149.49mg、1.16mmol、201.47μL)及びCOMU(181.63mg、424.11μmol)を用いて行って、1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-N-[1-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]-4-ピペリジル]ピペリジン-4-カルボキサミド(26.20mg、27.77μmol、収率7.20%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 916.2 [M+H]+1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 13.05 (s, 1H), 10.78 (s, 1H), 9.71 (s, 1H), 8.77 (s, 2H), 8.68 (d, J = 2.00 Hz, 1H), 8.56 (s, 1H), 8.14 (s, 1H), 7.56-7.62 (m, 1H), 7.26-7.31 (m, 1H), 6.84-6.89 (m, 1H), 6.49-6.55 (m, 1H), 6.38-6.45 (m, 1H), 5.81 (d, J = 7.20 Hz, 1H), 4.88 (d, J = 12.80 Hz, 2H), 4.55-4.65 (m, 1H), 4.24-4.29 (m, 1H), 4.12-4.18 (m, 1H), 3.11-3.17 (m, 5H), 2.88-2.99 (m, 1H), 2.87 (s, 2H), 2.56-2.76 (m, 5H), 2.74 (s, 3H), 2.05-2.15 (m, 1H), 1.61-1.91 (m, 9H), 1.03 (t, J = 7.20 Hz, 3H)。
実施例136
1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-N-[1-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]-4-ピペリジル]ピペリジン-4-カルボキサミド
Figure 2023530030000283
工程1:ジメチルスルホキシド(10mL)中の5-ブロモ-2-クロロ-ピリミジン(1g、5.17mmol)、tert-ブチルN-(4-ピペリジル)カルバメート(1.24g、6.20mmol)の撹拌溶液にN,N-ジイソプロピルエチルアミン(2.00g、15.51mmol、2.70mL)を添加した。反応混合物を120℃に12時間加熱した。完了後に反応混合物を水(20mL)で希釈し、酢酸エチル(2×30mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮して、粗物質を得た。粗化合物を石油エーテルで洗浄して、tert-ブチルN-[1-(5-ブロモピリミジン-2-イル)-4-ピペリジル]カルバメート(2g、5.09mmol、収率98.54%)を茶色の固体として得た。LCMS (ESI+): 357.1 [M+H]+
工程2:1,4-ジオキサン(4mL)、水(1mL)中の3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(300mg、576.53μmol)、tert-ブチルN-[1-(5-ブロモピリミジン-2-イル)-4-ピペリジル]カルバメート(226.56mg、634.18μmol)の撹拌溶液にKPO(367.13mg、1.73mmol)を添加した。反応混合物を20分間脱ガスし、Xphos Pd G2(136.08mg、172.96μmol)を添加した。反応混合物に120℃で1時間マイクロ波を照射した。完了後に反応混合物を水(20mL)で希釈し、酢酸エチル(2×30mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮して、粗物質を得た。石油エーテル中70%→100%の酢酸エチルで溶出させるシリカゲルカラムクロマトグラフィー化合物によって粗化合物を精製して、tert-ブチルN-[1-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]-4-ピペリジル]カルバメート(220mg、232.88μmol、収率40.39%)を茶色の固体として得た。LCMS (ESI+): 671.2 [M+H]+
工程3:0℃のジクロロメタン(5mL)中のtert-ブチルN-[1-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]-4-ピペリジル]カルバメート(220mg、328.00μmol)の撹拌溶液にHCl溶液(1,4-ジオキサン中4M、11.96mg、328.00μmol、14.95μL)を添加した。反応混合物を室温で2時間撹拌した。反応混合物を真空下で濃縮して、粗5-[2-(4-アミノ-1-ピペリジル)ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(220mg、239.18μmol、収率72.92%)を茶色の固体として得た。LCMS (ESI+): 571.1 [M+H]+
工程4:標的化合物をCOMU媒介酸-アミンカップリング反応(手順B)によって調製した。アミドカップリングを5-[2-(4-アミノ-1-ピペリジル)ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(220mg、385.55μmol)、1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]ピペリジン-4-カルボン酸(134.69mg、385.55μmol)、DIPEA(149.49mg、1.16mmol、201.47μL)及びCOMU(181.63mg、424.11μmol)を用いて行って、1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-N-[1-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]-4-ピペリジル]-N-メチル-ピペリジン-4-カルボキサミド(39.81mg、41.93μmol、収率10.21%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 902.4 [M + H]+1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 13.05 (s, 1H), 10.78 (s, 1H), 8.76 (s, 2H), 8.66 (d, J = 2.40 Hz, 1H), 8.54 (s, 1H), 8.11 (s, 1H), 7.78 (d, J = 7.60 Hz, 1H), 7.53-7.59 (m, 1H), 7.19-7.24 (m, 1H), 6.84 (t, J = 9.20 Hz, 1H), 6.51 (dd, J = 2.40, 14.80 Hz, 1H), 6.42 (dd, J = 2.00, 8.40 Hz, 1H), 5.80 (d, J = 8.00 Hz, 1H), 4.60 (d, J = 13.60 Hz, 2H), 4.22-4.32 (m, 1H), 3.85-3.96 (m, 1H), 3.06-3.33 (m, 6H), 2.55-2.80 (m, 5H), 2.74 (s, 3H), 2.07-2.20 (m, 2H), 1.73-1.91 (m, 6H), 1.24-1.39 (m, 2H), 1.02 (t, J = 7.20 Hz, 3H)。
実施例137
4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-N-[1-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]-4-ピペリジル]ピペリジン-1-カルボキサミド
Figure 2023530030000284
工程1:1,4-ジオキサン(8.79mL)及び水(2.20mL)の混合物中の5-ブロモ-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(600mg、1.27mmol)の溶液をマイクロ波バイアルに取り、[2-[4-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-1-ピペリジル]ピリミジン-5-イル]ボロン酸(530.94mg、1.65mmol)、無水第三リン酸カリウム(840.02mg、3.96mmol)を窒素下にて室温で添加した。反応混合物を10分間窒素で脱ガスした後、XPhos Pd G2(49.87mg、63.39μmol)を同じ温度で添加した。反応混合物をマイクロ波中で120℃に1時間加熱した。完了後に水を反応混合物に添加し、酢酸エチル(2×200mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。ヘキサン中の80%の酢酸エチルを溶離液として用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって粗化合物を精製して、tert-ブチルN-[1-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]-4-ピペリジル]カルバメート(380mg、538.22μmol、収率42.46%)を黄色の固体として得た。LCMS (ES+): 671.8 [M+H]+
工程2:1,4-ジオキサン(25mL)にtert-ブチルN-[1-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]-4-ピペリジル]カルバメート(380mg、566.55μmol)を取り、塩化水素溶液(1,4-ジオキサン中4.0M)(20.66mg、566.55μmol、25.82μL)を添加した。室温で4時間撹拌し、濃縮して、5-[2-(4-アミノ-1-ピペリジル)ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(335mg、524.24μmol、収率92.53%、塩酸塩)をオフホワイト色の固体として得て、これを更に精製することなく繰り越した。LCMS (ES+): 571.5 [M+H]+
工程3:0℃でTHF(1mL)/DCM(1mL)に3-[4-(4-ピペリジル)アニリノ]ピペリジン-2,6-ジオン(43.05mg、132.94μmol、HCl塩)を取り、DIPEA(93.71mg、725.11μmol、126.30μL)、続いてトリホスゲン(14.34mg、48.34μmol)を添加した。反応物を室温まで温め、2時間撹拌した。5-[2-(4-アミノ-1-ピペリジル)ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(82.74mg、120.85μmol、トリフルオロ酢酸塩)を部分的にTHF(1mL)/DCM(1mL)に溶解した後、2当量のDIPEAを添加した。この物質は完全には溶解しなかった。更に2mLのTHFを添加し、超音波処理した。溶液を反応物に添加した。第2の容器を2mLのTHFで洗浄し、超音波処理したところ、全ての固体が溶液になっているようであった。反応混合物を70℃に一晩加熱した。冷却後、反応物をDCM及び水の間で分配した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮した。RP isco(TFAを含む0%→100%のACN/水)によって粗物質を精製して、4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-N-[1-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]-4-ピペリジル]ピペリジン-1-カルボキサミド(24mg、23.09μmol、収率19.10%、トリフルオロ酢酸塩)を凍結乾燥後にオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ES+): 443.2 [M/2+H]+, 884.9 [M+H]+1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 12.99 (d, J = 3.3 Hz, 1H), 10.78 (s, 1H), 9.70 (s, 1H), 8.77 (s, 2H), 8.72 - 8.64 (m, 1H), 8.55 (s, 1H), 8.13 (d, J = 3.0 Hz, 1H), 7.59 (td, J = 9.0, 5.9 Hz, 1H), 7.28 (t, J = 8.8 Hz, 1H), 6.96 (d, J = 8.2 Hz, 2H), 6.63 (d, J = 8.2 Hz, 2H), 6.30 - 6.16 (m, 1H), 4.73 - 4.61 (m, 2H), 4.33 - 4.22 (m, 2H), 4.14 - 4.00 (m, 5H), 3.19 - 2.98 (m, 4H), 2.84 - 2.63 (m, 5H), 2.63 - 2.55 (m, 2H), 2.10 (dq, J = 13.5, 5.0 Hz, 1H), 1.94 - 1.79 (m, 3H), 1.67 (dd, J = 13.2, 3.5 Hz, 2H), 1.50 - 1.33 (m, 4H), 1.03 (t, J = 7.1 Hz, 3H)。
実施例138
N-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ピペリジル]-4-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]ピペラジン-1-カルボキサミド
Figure 2023530030000285
工程1:t-BuOH(4.85mL)中のtert-ブチルN-[1-(4-アミノ-2-フルオロ-フェニル)-4-ピペリジル]カルバメート(150mg、484.84μmol)及び2,6-ジベンジルオキシ-3-ヨード-ピリジン(222.53mg、533.33μmol)の撹拌溶液に炭酸セシウム(473.92mg、1.45mmol)を添加し、溶液をアルゴンでパージすることによってよく脱ガスした。次いで、RuPhos Pd G3(44.80mg、48.48μmol)を添加し、再び反応物を脱ガスした。反応混合物を100℃で18時間加熱した。次いで、反応混合物を酢酸エチルで希釈し、小さなセライトのパッドで濾過し、酢酸エチルでよく洗浄した。合わせた有機物を水及びブラインで洗浄し、濾過し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗物質を油として得た。これを、ヘキサン中40%のEAで溶離するシリカを用いたカラムクロマトグラフィーによって精製して、純粋なtert-ブチルN-[1-[4-[(2,6-ジベンジルオキシ-3-ピリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ピペリジル]カルバメート(100mg、158.68μmol、収率32.73%)を淡黄色の固体として得た。LCMS (ESI+): 600 [M+H]+
工程2:EtOH(5mL)にtert-ブチルN-[1-[4-[(2,6-ジベンジルオキシ-3-ピリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ピペリジル]カルバメート(75mg、125.27μmol)を取り、5%パラジウム活性炭ペースト5R437(4.00mg、37.58μmol)を添加してから、Hバルーンでフラスコ及び溶媒をパージした。反応物を水素雰囲気(バルーン圧)下にて室温で16時間撹拌した。反応物をセライトで濾過し、EtOH(3回)及びEtOAc(3回)で洗浄してから濃縮して、tert-ブチルN-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ピペリジル]カルバメート(50mg、112.97μmol、収率90.18%)を乾性油として得て、これを更に精製することなく繰り越した。LCMS (ESI+): 421 [M+H]+
工程3:DCM(2mL)にtert-ブチルN-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ピペリジル]カルバメート(50mg、118.91μmol)を取り、TFA(740.00mg、6.49mmol、500μL)を添加した。3時間撹拌し、トルエンから濃縮して(3回)、3-[4-(4-アミノ-1-ピペリジル)-3-フルオロ-アニリノ]ピペリジン-2,6-ジオン(45mg、98.42μmol、収率82.76%、トリフルオロ酢酸塩)を油として得て、これを更に精製することなく次の工程に用いた。LCMS (ESI+): 321 [M+H]+
工程4:DCE(431.77μL)に3-[4-(4-アミノ-1-ピペリジル)-3-フルオロ-アニリノ]ピペリジン-2,6-ジオン(21.38mg、49.21μmol、トリフルオロ酢酸塩)を取り、0℃まで冷却した。TEA(22.63mg、223.68μmol、31.18μL)、続いて(4-ニトロフェニル)カルボノクロリデート(9.92mg、49.21μmol)を添加し、徐々に室温まで温めた。2時間後、反応物を0℃まで冷却し、NMP(431.77μL)中の3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(2-ピペラジン-1-イルピリミジン-5-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(30mg、44.74μmol、トリフルオロ酢酸塩)及びTEA(22.63mg、223.68μmol、31.18μL)の溶液を添加した。徐々に室温まで温めながら、反応物を一晩撹拌した。反応物を濃縮し、精製用逆相iscoカラム(TFAを含む0%→100%のACN/水)に直接ロードして、N-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ピペリジル]-4-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]ピペラジン-1-カルボキサミド(8mg、7.47μmol、収率16.71%、トリフルオロ酢酸塩)を凍結乾燥後に固体として得た。LCMS (ESI+): 904 [M+H]+1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 12.93 (d, J = 3.3 Hz, 1H), 10.75 (s, 1H), 9.62 (s, 1H), 8.72 (s, 2H), 8.60 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.49 (s, 1H), 8.07 (d, J = 3.0 Hz, 1H), 7.51 (td, J = 9.0, 5.9 Hz, 1H), 7.25 - 7.16 (m, 1H), 6.55 (d, J = 14.8 Hz, 1H), 6.46 (d, J = 8.5 Hz, 2H), 6.20 - 5.40 (m, 4H) 4.33 - 4.24 (m, 1H), 3.78 - 3.71 (m, 4H), 3.69 - 3.62 (m, 1H), 3.39 (dd, J = 6.7, 3.9 Hz, 4H), 3.32 (s, 1H), 3.05 (q, J = 7.1 Hz, 3H), 2.66 (s, 4H), 2.52 (dt, J = 16.7, 3.9 Hz, 1H), 2.07 - 1.96 (m, 2H), 1.88 (s, 1H), 1.86 - 1.76 (m, 2H), 1.75 (s, 1H), 0.95 (t, J = 7.1 Hz, 3H)。
実施例139
N-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-4-ピペリジル]-4-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]ピペラジン-1-カルボキサミド
Figure 2023530030000286
工程1:アセトニトリル(7.73mL)に1-フルオロ-4-ニトロ-ベンゼン(2g、14.17mmol、1.50mL)及びtert-ブチルN-(4-ピペリジル)カルバメート(2.84g、14.17mmol)を取り、ジイソプロピルエチルアミン(3.66g、28.35mmol、4.94mL)を添加してから110℃に一晩加熱した。室温まで冷却し、残渣を濃縮してから、フラッシュクロマトグラフィー(0%→60%のEtOAc/hx)によって精製して、tert-ブチルN-[1-(4-ニトロフェニル)-4-ピペリジル]カルバメートを黄色の固体として得た(4.2g、13.07mmol、収率92.20%)。LCMS (ES+): 322.3 [M+H]+
工程2:エタノール(103.08mL)/水(25.77mL)にtert-ブチルN-[1-(4-ニトロフェニル)-4-ピペリジル]カルバメート(4.2g、13.07mmol)を取り、鉄粉(3.65g、65.35mmol、464.27μL)及び塩化アンモニウム(2.10g、39.21mmol、1.37mL)を添加してから80℃に加熱した。12時間後、室温まで冷却し、EtOHで希釈してからセライトに通して濾過した。濾液を濃縮し、EtOAc及び飽和重炭酸塩溶液の間で分配した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮してから、フラッシュクロマトグラフィー(0%→10%のMeOH/DCM)によって残渣を精製して、tert-ブチルN-[1-(4-アミノフェニル)-4-ピペリジル]カルバメート(1.9g、6.19mmol、収率47.40%)を黄色の固体として得た。LCMS (ES+): 292.3 [M+H]+
工程3:DMF(6.27mL)に3-ブロモピペリジン-2,6-ジオン(2.50g、13.04mmol)及びtert-ブチルN-[1-(4-アミノフェニル)-4-ピペリジル]カルバメート(1.9g、6.52mmol)を取り、重炭酸ナトリウム(547.77mg、6.52mmol、253.60μL)を添加した。80℃に一晩加熱してから室温まで冷却し、EtOAc及び水の間で分配した。有機層を水中5%のLiClで3回洗浄してから硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮した。フラッシュクロマトグラフィー(0%→15%のMeOH/DCM)によって精製して、tert-ブチルN-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-4-ピペリジル]カルバメート(2.0g、4.72mmol、収率72.40%)を非晶質固体として得た。LCMS (ES+): 403.4 [M+H]+
工程4:DCM(6mL)にtert-ブチルN-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-4-ピペリジル]カルバメート(1g、2.48mmol)を取り、TFA(2.96g、25.96mmol、2mL)を添加した。8時間撹拌し、トルエンから濃縮して(3回)、3-[4-(4-アミノ-1-ピペリジル)アニリノ]ピペリジン-2,6-ジオン(900mg、2.05mmol、収率82.64%、トリフルオロ酢酸塩)をオフホワイト色の固体として得て、これを更に精製することなく繰り越した。LCMS (ES+): 303.3 [M+H]+
工程5:DCM(592.83μL)に3-[4-(4-アミノ-1-ピペリジル)アニリノ]ピペリジン-2,6-ジオン(67.13mg、161.22μmol、トリフルオロ酢酸塩)を取り、0℃まで冷却した。TEA(74.15mg、732.83μmol、102.14μL)、続いて(4-ニトロフェニル)カルボノクロリデート(32.50mg、161.22μmol)を添加し、徐々に室温まで温めた。2時間後、反応物を0℃まで冷却し、NMP(592.83μL)中の3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(2-ピペラジン-1-イルピリミジン-5-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(115mg、146.57μmol、トリフルオロ酢酸塩)及びTEA(74.15mg、732.83μmol、102.14μL)の溶液を添加した。徐々に室温まで温めながら、反応物を一晩撹拌した。反応物をDCMで希釈し、水で分配した。有機層を保持し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮してから、0%→20%のMeOH/DCMを用いたiscoによって精製した。純粋な画分を濃縮し、1:1のACN:水から遊離塩基を凍結乾燥させて、N-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-4-ピペリジル]-4-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]ピペラジン-1-カルボキサミド(20mg、21.13μmol、収率14.42%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ES+): 443.7 [M/2+H]+, 885.8 [M+H]+1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 12.99 (s, 1H), 10.75 (s, 1H), 9.70 (s, 1H), 8.79 (s, 2H), 8.67 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.56 (s, 1H), 8.14 (s, 1H), 7.59 (td, J = 9.0, 5.9 Hz, 1H), 7.28 (td, J = 8.8, 1.6 Hz, 1H), 6.77 (dd, J = 8.5, 5.8 Hz, 2H), 6.66 - 6.57 (m, 2H), 6.39 (d, J = 7.5 Hz, 1H), 5.36 (d, J = 7.2 Hz, 1H), 4.20 (ddd, J = 11.6, 7.2, 4.8 Hz, 1H), 3.85 - 3.75 (m, 3H), 3.66 - 3.52 (m, 1H), 3.49 - 3.37 (m, 5H), 3.12 (q, J = 7.1 Hz, 2H), 2.74 (s, 4H), 2.64 - 2.55 (m, 3H), 2.20 - 2.06 (m, 1H), 1.92 - 1.75 (m, 3H), 1.66 - 1.51 (m, 2H), 1.48 - 1.34 (m, 1H), 1.03 (t, J = 7.1 Hz, 3H)。
実施例140
N-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ピペリジル]-4-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]-2-ピリジル]ピペラジン-1-カルボキサミド
Figure 2023530030000287
DMF(2mL)に3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(6-ピペラジン-1-イル-3-ピリジル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(235.91mg、375.34μmol、ビス-HCl塩)を取り、DIPEA(145.53mg、1.13mmol、196.13μL)を0℃で添加した。DCM(1mL)中の3-[3-フルオロ-4-(4-イソシアナト-1-ピペリジル)アニリノ]ピペリジン-2,6-ジオン(130mg、375.34μmol)の溶液を添加し、反応物を室温まで温めた。一晩撹拌した後、DCMを濃縮除去し、逆相isco(ギ酸を含む0%→100%のACN/水)に直接ロードした。凍結乾燥後、N-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ピペリジル]-4-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]-2-ピリジル]ピペラジン-1-カルボキサミド(50mg、50.11μmol、収率13.35%、ギ酸塩)をオフホワイト色の固体として単離した。LCMS (ES+): 452.2 [M/2+H]+, 902.7 [M+H]+1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 12.93 (s, 1H), 10.75 (s, 1H), 9.68 (s, 1H), 8.65 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.53 - 8.46 (m, 2H), 8.10 (s, 1H), 7.94 (dd, J = 8.9, 2.6 Hz, 1H), 7.56 (td, J = 9.0, 5.9 Hz, 1H), 7.26 (td, J = 9.3, 8.9, 1.5 Hz, 1H), 6.99 (d, J = 8.9 Hz, 1H), 6.84 (t, J = 9.4 Hz, 1H), 6.53 - 6.44 (m, 1H), 6.44 - 6.34 (m, 2H), 5.77 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 4.24 (ddd, J = 12.0, 7.6, 4.9 Hz, 1H), 3.55 (dd, J = 7.0, 3.5 Hz, 5H), 3.44 (t, J = 5.2 Hz, 4H), 3.09 (q, J = 6.9 Hz, 4H), 2.71 (s, 3H), 2.78 - 2.51 (m, 4H), 2.12 - 2.05 (m, 1H), 2.06 (s, 1H), 1.83 (dd, J = 16.5, 8.2 Hz, 3H), 1.62 (d, J = 11.0 Hz, 1H), 1.60 - 1.53 (m, 1H), 1.00 (t, J = 7.1 Hz, 3H)。
実施例141
N-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ピペリジル]-4-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]ピペラジン-1-カルボキサミド
Figure 2023530030000288
工程1:THF(7mL)中の3-[4-(4-アミノ-1-ピペリジル)-3-フルオロ-アニリノ]ピペリジン-2,6-ジオン(0.7g、1.96mmol、塩酸塩)の溶液にトリエチルアミン(992.55mg、9.81mmol、1.37mL)及び(4-ニトロフェニル)カルボノクロリデート(474.50mg、2.35mmol)を窒素下にて0℃で添加した。得られた溶液を室温まで温め、3時間撹拌した。完了後に得られた溶液を減圧下で濃縮して、粗(4-ニトロフェニル)N-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ピペリジル]カルバメート(1.27g、1.95mmol、収率99.36%)を茶色の固体として得た。LCMS (ESI+): 486.2 [M + H] +
工程2:DMF(3mL)中の(4-ニトロフェニル)N-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ピペリジル]カルバメート(250.00mg、514.97μmol)の溶液にDMF(1mL)中の3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-5-(2-ピペラジン-1-イルピリミジン-5-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(124.81mg、217.04μmol、塩酸塩)の溶液と、トリエチルアミン(260.55mg、2.57mmol、358.88μL)とを窒素下にて-30℃で添加した。得られた溶液を6時間徐々に室温まで温めた。完了後に反応混合物を減圧下で濃縮した。逆相カラムクロマトグラフィー(カラム:100gのRedisep Rf C18、移動相A:0.1%の酢酸アンモニウム、移動相B:ACN)によって粗化合物を精製して、N-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ピペリジル]-4-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]ピペラジン-1-カルボキサミド(94mg、105.26μmol、収率20.44%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI): 885.3 [M + H] +1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 10.79 (s, 1H), 8.78 (s, 2H), 8.66 (s, 1H), 8.58 (s, 1H), 7.98 (s, 1H), 7.59-7.59 (m, 1H), 7.30-7.28 (m, 2H), 6.86-6.86 (m, 1H), 6.51 (d, J = 12.40 Hz, 1H), 6.42 (d, J = 6.80 Hz, 2H), 5.82-5.80 (m, 1H), 4.30-4.25 (m, 1H), 3.81-3.79 (m, 4H), 3.60-3.50 (m, 1H), 3.46-3.43 (m, 4H), 3.15-3.09 (m, 4H), 2.74-2.71 (m, 2H), 2.72 (s, 3H), 2.62-2.53 (m, 2H), 2.15-2.05 (m, 1H), 1.84-1.81 (m, 3H), 1.60-1.62 (m, 2H), 1.02 (t, J = 7.20 Hz, 3H)。
実施例142
5-[2-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ヒドロキシ-シクロヘキシル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000289
工程1:アセトニトリル(100mL)中の4-フェニルシクロヘキサノン(10g、2.87mmol)の撹拌溶液にテトラフルオロホウ酸ニトロニウム(10.67g、80.35mmol)を-5℃で少量ずつ添加した。反応混合物を0℃で3時間撹拌した。反応混合物を0℃で冷水(100mL)に添加し、酢酸エチル(3×150mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。石油エーテル中30%の酢酸エチルを溶離液として用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって粗生成物を精製して、4-(4-ニトロフェニル)シクロヘキサノン(3.8g、17.33mmol、収率30.20%)を緑色の固体として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 8.22 (d, J = 8.80 Hz, 2H), 7.44 (d, J = 8.80 Hz, 2H), 3.14-3.21 (m, 1H), 2.56-2.59 (m, 4H), 2.25-2.30 (m, 2H), 1.94-2.05 (m, 2H)。
工程2:テトラヒドロフラン(30mL)中の酢酸メチル(1.22g、16.42mmol、1.30mL)の撹拌溶液にテトラヒドロフラン中1.0MのLiHMDS(3.43g、20.53mmol、20.52mL)を窒素雰囲気下にて-78℃で滴加した。反応混合物を-78℃で15分間撹拌し、続いてテトラヒドロフラン(10mL)中の4-(4-ニトロフェニル)シクロヘキサノン(1.8g、8.21mmol)を添加した。反応混合物を-78℃で3時間撹拌した。反応混合物を0℃の飽和NHCl水溶液(50mL)でクエンチし、酢酸エチル(3×20mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮した。石油エーテル中40%の酢酸エチルを溶離液として用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって粗生成物を精製して、メチル2-[1-ヒドロキシ-4-(4-ニトロフェニル)シクロヘキシル]アセテート(1.2g、4.09mmol、収率49.83%)を緑色の液体として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ δ 8.15 (d, J = 8.80 Hz, 2H), 7.60 (d, J = 8.80 Hz, 2H), 4.67 (d, J = 6.00 Hz, 1H), 3.59 (s, 3H), 2.72-2.63 (m, 3H), 1.97 (m, 2H), 1.76 (m, 2H), 1.59-1.66 (m, 2H), 1.49-1.53 (m, 2H)。
工程3:テトラヒドロフラン(12mL)/水(12mL)/メタノール(12mL)中のメチル2-[1-ヒドロキシ-4-(4-ニトロフェニル)シクロヘキシル]アセテート(498.63mg、1.70mmol)の撹拌溶液にLiOH(285.35mg、6.80mmol、188.98μL)を室温で添加した。反応混合物を室温で16時間撹拌した。1.5N HCl水溶液を用いて、反応混合物をpH約1に酸性化し、得られた固体を濾過し、水(20mL)で洗浄し、乾燥させて、2-[1-ヒドロキシ-4-(4-ニトロフェニル)シクロヘキシル]酢酸(0.37g、1.14mmol、収率67.02%)を緑色の固体として得た。LCMS (ESI): 278.1 [M-H] +
工程4:N,N-ジメチルホルムアミド(10mL)中の3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(2-ピペラジン-1-イルピリミジン-5-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(0.2g、359.33μmol)及び2-[1-ヒドロキシ-4-(4-ニトロフェニル)シクロヘキシル]酢酸(100.36mg、359.33μmol)の混合物にN,N-ジイソプロピルエチルアミン(185.76mg、1.44mmol、250.36μL)、続いてHATU(136.63mg、359.33μmol)を窒素雰囲気下にて室温で添加した。反応混合物を室温で16時間撹拌した。反応混合物を水(20mL)に添加し、酢酸エチル(3×30mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(3×20mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。石油エーテル中80%の酢酸エチルを溶離液として用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって粗生成物を精製して、3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-[2-[4-[2-[1-ヒドロキシ-4-(4-ニトロフェニル)シクロヘキシル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(0.22g、233.03μmol、収率64.85%)を薄黄色の固体として得た。LCMS (ESI+): 818.8 [M + H] +
工程5:メタノール(10mL)/酢酸エチル(10mL)中の3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-[2-[4-[2-[1-ヒドロキシ-4-(4-ニトロフェニル)シクロヘキシル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(0.22g、268.99μmol)及び20%のジヒドロキシパラジウム(130g、925.70mmol)の混合物をHガス圧力(1atm)下にて室温で16時間撹拌した。反応混合物をセライトベッドに通して濾過し、メタノールで洗浄した。得られた濾液を減圧下で濃縮し、乾燥させて、5-[2-[4-[2-[4-(4-アミノフェニル)-1-ヒドロキシ-シクロヘキシル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(0.135g、105.46μmol、収率39.21%)を薄黄色の固体として得た。LCMS (ESI+): 788.2 [M + H]+
工程6:N,N-ジメチルホルムアミド(3mL)中の5-[2-[4-[2-[4-(4-アミノフェニル)-1-ヒドロキシ-シクロヘキシル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(130mg、165.00μmol)の撹拌溶液にNaHCO(41.58mg、495.00μmol、19.25μL)、続いて3-ブロモピペリジン-2,6-ジオン(79.20mg、412.50μmol)を窒素雰囲気下にて室温で添加した。反応混合物を70℃で16時間加熱した。反応混合物を水(10mL)で希釈し、ジクロロメタン中10%のイソプロパノール(3×30mL)で抽出した。合わせた有機層を冷水(3×20mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。分取HPLC(移動相A:水中0.1%のギ酸、移動相B:ACN、波長:215nm)によって粗生成物を精製して、5-[2-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ヒドロキシ-シクロヘキシル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(15.57mg、16.08μmol、収率9.75%)を薄緑色の固体として得た。LCMS (ESI+): 899.8 [M + H] +1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 12.80 (bs, 1H), 10.77 (s, 1H), 8.80 (s, 2H), 8.66 (d, J = 2.00 Hz, 2H), 8.55 (bs, 1H), 8.34 (bs, 1H), 8.09 (s, 1H), 7.51-7.56 (m, 1H), 7.13-7.18(m, 1H), 7.01 (d, J = 8.40 Hz, 2H), 6.62 (d, J = 8.40 Hz, 2H), 5.63 (d, J = 7.20 Hz, 1H), 5.02 (s, 1H), 4.28 (m, 1H), 3.34-3.88 (m, 9H), 3.07 (q, J = 7.20 Hz, 2H), 2.67-2.79 (m, 7H), 2.10 (m, 2H), 1.86-1.91 (m, 3H), 1.52-1.69 (m, 4H), 1.02 (t, J = 7.20 Hz, 3H)。
実施例143
5-[6-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]エチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000290
工程1:メタノール(5.0mL)中の3-[4-(4-ピペリジル)アニリノ]ピペリジン-2,6-ジオン(405mg、1.25mmol)の撹拌溶液に2,2-ジメトキシアセトアルデヒド(260.41mg、1.50mmol、226.44μL)を室温で添加し、続いて酢酸(7.51mg、125.07μmol、7.15μL)及びMP-シアノ水素化ホウ素(1.0g、1.25mmol)を同じ温度で添加した。反応混合物を室温で6時間撹拌した。完了後に反応混合物を濾過し、濾液を減圧下で濃縮した。DCM中の10%のメタノールを溶離液として用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって粗化合物を精製して、3-[4-[1-(2,2-ジメトキシエチル)-4-ピペリジル]アニリノ]ピペリジン-2,6-ジオン(190mg、384.59μmol、収率30.75%)を灰色の固体として得た。LCMS (ESI+): 376.3 [M + H] +
工程2:THF(2.0mL)中の3-[4-[1-(2,2-ジメトキシエチル)-4-ピペリジル]アニリノ]ピペリジン-2,6-ジオン(190mg、506.04μmol)の撹拌溶液に3M HCl(3.20g、87.77mmol、4.0mL)を室温で添加した。反応混合物を60℃で8時間加熱した。完了後に反応混合物を減圧下で濃縮した。水(20mL)を粗化合物に添加し、凍結乾燥して、2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセトアルデヒド(179mg、326.83μmol、収率64.59%)を茶色の固体として得た。この粗化合物を更なる精製を一切行わずに次に進めた。LCMS (ESI): 330.3 [M + H] +
工程3:メタノール(2.0mL)中の3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(6-ピペラジン-1-イル-3-ピリジル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(25mg、42.23μmol、塩酸塩)の撹拌溶液に2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセトアルデヒド(37.50mg、102.50μmol)を室温で添加し、続いて酢酸(253.56μg、4.22μmol、241μL)(2滴)及びMP-シアノ水素化ホウ素(50mg、42.23μmol)を同じ温度で添加した。反応混合物を70℃に4時間加熱した。完了後に反応混合物を濾過し、濾液を減圧下で濃縮した。分取HPLC(10mM酢酸アンモニウム:ACN)によって粗化合物を精製し、画分を凍結乾燥して、5-[6-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]エチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(2.90mg、2.99μmol、収率7.08%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 869.3 [M + H] +1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 12.90 (s, 1H), 10.78 (s, 1H), 8.66 (s, 1H), 8.52-8.49 (m, 2H), 8.12 (s, 1H), 7.93 (d, J = 7.60 Hz, 1H), 7.58-7.55 (m, 1H), 7.27 (t, J = 8.40 Hz, 1H), 6.99-6.95 (m, 3H), 6.61 (d, J = 8.00 Hz, 2H), 5.66 (d, J = 7.20 Hz, 1H), 4.36-4.20 (m, 1H), 3.56-3.35 (m, 5H), 3.13-3.06 (m, 4H), 2.72-2.50 (m, 12H), 2.35-2.33 (m, 2H), 2.12-2.09 (m, 3H), 1.88-1.61 (m, 5H), 1.03-1.00 (m, 3H)。
実施例144
5-[6-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)オキシ]フェニル]-1-ピペリジル]エチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000291
工程1:メタノール(5.0mL)中の3-[4-(4-ピペリジル)フェノキシ]ピペリジン-2,6-ジオン(220mg、677.34μmol)の撹拌溶液に2,2-ジメトキシアセトアルデヒド(130mg、749.25μmol、113.04μL)を室温で添加し、続いて同じ温度で酢酸(4.07mg、67.73μmol、3.87μL)及びMP-シアノ水素化ホウ素(500mg、677.34μmol)を添加した。反応混合物を室温で5時間撹拌した。完了後に反応混合物を濾過し、濾液を減圧下で濃縮した。粗化合物を、DCM中10%のメタノールを溶離液として用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、3-[4-[1-(2,2-ジメトキシエチル)-4-ピペリジル]フェノキシ]ピペリジン-2,6-ジオン(164mg、435.00μmol、収率64.22%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 377.3 [M + H]+
工程2:トリフルオロ酢酸(4.44g、38.94mmol、3.0mL)中の3-[4-[1-(2,2-ジメトキシエチル)-4-ピペリジル]フェノキシ]ピペリジン-2,6-ジオン(140mg、371.90μmol)の溶液を室温で24時間撹拌した。完了後に反応混合物を減圧下で濃縮し、2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)オキシ]フェニル]-1-ピペリジル]アセトアルデヒド(156mg、213.32μmol、収率57.36%)を薄茶色のゴム状の液体として得て、これを精製を一切行わずに次の工程に繰り越した。LCMS (ESI+): 331.1 [M + H]+
工程3:メタノール(2.0mL)中の3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(6-ピペラジン-1-イル-3-ピリジル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(20mg、33.78μmol、塩酸塩)の撹拌溶液に室温で2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)オキシ]フェニル]-1-ピペリジル]アセトアルデヒド(30.02mg、67.56μmol)を添加し、続いて酢酸(202.85μg、3.38μmol、193μL)(2滴)及びMP-シアノ水素化ホウ素(50mg、33.78μmol)を同じ温度で添加した。反応混合物を70℃に5時間加熱した。完了後に反応混合物を濾過し、濾液を減圧下で濃縮した。粗化合物を分取HPLCにより精製し、画分を凍結乾燥して、5-[6-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)オキシ]フェニル]-1-ピペリジル]エチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(5.65mg、5.70μmol、収率16.88%)を淡黄色のゴム状の液体(吸湿性)として得た。LCMS (ESI+): 870.2 [M + H]+1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 12.99 (s, 1H), 10.94 (s, 1H), 9.71 (s, 1H), 8.69 (s, 1H), 8.57-8.54 (m, 2H), 8.14 (s, 1H), 8.04 (d, J = 7.24hz, 1H), 7.61-7.54 (m, 1H), 7.30-7.10 (m, 4H), 7.01-6.97 (m, 2H), 6.89-6.87 (m, 1H), 5.20-5.16 (m, 1H), 3.62-3.60 (m, 10H), 3.14-3.09 (m, 5H), 2.73-2.50 (m, 6H), 2.03-1.87 (m, 8H), 1.02 (t, J = 7.12 Hz, 3H)。
実施例145
5-[2-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ヒドロキシ-シクロヘキシル]エチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000292
工程1:アセトニトリル(100mL)中の4-フェニルシクロヘキサノン(10g、2.87mmol)の撹拌溶液にテトラフルオロホウ酸ニトロニウム(10.67g、80.35mmol)を-5℃で少量ずつ添加した。反応混合物を0℃で3時間撹拌した。完了後に反応混合物を冷水(100mL)で希釈し、酢酸エチル(3×150mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過して濃縮した。粗化合物を、石油エーテル中25%→30%の酢酸エチルを溶離液として使用するカラムクロマトグラフィー(60~120シリカゲル)により精製し、4-(4-ニトロフェニル)シクロヘキサノン(3.8g、17.33mmol、収率30.20%)を緑色の固体として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 8.22 (d, J = 8.80 Hz, 2H), 7.44 (d, J = 8.80 Hz, 2H), 3.14-3.21 (m, 1H), 2.57-2.59 (m, 4H), 2.25-2.31 (m, 2H), 1.94-2.05 (m, 2H)。
工程2:乾燥THF(15mL)中の酢酸メチル(675.79mg、9.12mmol、723.54μL)の撹拌溶液にLiHMDS(THF中1.0M、11.40mmol、11.40mL)を窒素雰囲気下にて-78℃で滴加した。反応混合物を-78℃で15分間撹拌した後、THF(15mL)中の4-(4-ニトロフェニル)シクロヘキサノン(1g、4.56mmol)の溶液を-78℃で滴加し、同じ温度で3時間反応混合(reaction mixture)を続けた。完了後に反応混合物を0℃にて飽和塩化アンモニウム溶液(40mL)でクエンチし、酢酸エチル(3×50mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過して濃縮した。粗化合物を溶離液としてpet-エーテル中35%→45%の酢酸エチルを用いるカラムクロマトグラフィー(60~120シリカゲル)により精製し、メチル2-[1-ヒドロキシ-4-(4-ニトロフェニル)シクロヘキシル]アセテート(0.5g、1.70mmol、収率37.37%)を緑色の液体として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 8.15 (d, J = 8.80 Hz, 2H), 7.59 (d, J = 8.40 Hz, 2H), 4.67 (d, J = 6.00 Hz, 1H), 3.59 (s, 3H), 2.65-2.63 (m, 3H), 1.90-1.99 (m, 2H), 1.64-1.75 (m, 2H), 1.47-1.61 (m, 4H)。
工程3:THF(20mL)中のメチル2-[1-ヒドロキシ-4-(4-ニトロフェニル)シクロヘキシル]アセテート(0.9g、3.07mmol)の撹拌溶液に窒素雰囲気下にて-78℃で水素化リチウムアルミニウム(9.21mmol、4.60mL)を滴加し、同じ温度で3時間反応混合を続けた。完了後に反応混合物を0℃で飽和塩化アンモニウム水溶液(40mL)を滴下してクエンチし、酢酸エチル(3×50mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過して濃縮した。所望の粗物質を、溶離液として石油エーテル中60%→70%の酢酸エチルを用いるカラムクロマトグラフィー(60~120シリカゲル)により精製し、1-(2-ヒドロキシエチル)-4-(4-ニトロフェニル)シクロヘキサノール(0.35g、1.32mmol、収率42.99%)を黄色の液体として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 8.13-8.17 (m, 2H), 7.51-7.57 (m, 2H), 4.35-4.40 (m, 2H), 3.58-3.63 (m, 2H), 2.66-2.72 (m, 1H), 1.70-1.77 (m, 6H), 1.42-1.65 (m, 4H)。
工程4:DMSO(15mL)中の1-(2-ヒドロキシエチル)-4-(4-ニトロフェニル)シクロヘキサノール(350.00mg、1.32mmol)の撹拌溶液に5℃で2-ヨードキシ安息香酸(1.11g、3.96mmol)を添加した。反応混合物を室温で4時間撹拌した。完了後に反応混合物を0℃にて10%重炭酸ナトリウム溶液(100mL)でクエンチし、酢酸エチル(3×50mL)で抽出した。合わせた有機層を水(30mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過して濃縮し、粗2-[1-ヒドロキシ-4-(4-ニトロフェニル)シクロヘキシル]アセトアルデヒド(0.31g、1.18mmol、収率89.25%)を薄黄色の液体として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 9.82 (s, 1H), 8.15 (d, J = 8.40 Hz, 2H), 7.60 (d, J = 8.40 Hz, 2H), 4.96 (s, 1H), 2.65-2.71 (m, 3H), 1.90-1.87 (m, 2H), 1.77-1.74 (m, 2H), 1.58-1.63 (m, 4H)。
工程5:メタノール(15mL)中の2-[1-ヒドロキシ-4-(4-ニトロフェニル)シクロヘキシル]アセトアルデヒド(0.28g、1.06mmol)の撹拌溶液にMP-aシアノ水素化ホウ素(700mg)、酢酸(49.27mg、820.50μmol、46.92μL)、酢酸ナトリウム(165.99mg、2.02mmol、108.49μL)及び3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(2-ピペラジン-1-イルピリミジン-5-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(0.3g、505.86μmol)を室温で添加した。反応混合物を70℃で5時間撹拌した。完了後に反応混合物を濾過して濃縮し、水(40mL)で希釈し、酢酸エチル(3×70mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮して粗物質を得た。粗化合物を、溶離液としてDCM中5%→10%のメタノールを用いるカラムクロマトグラフィー(60~120シリカゲル)により精製して、3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-[2-[4-[2-[1-ヒドロキシ-4-(4-ニトロフェニル)シクロヘキシル]エチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(0.18g、160.66μmol、収率31.76%)を薄茶色の固体として得た。LCMS (ESI+): 803.7 [M + H] +
工程6:メタノール(10mL)及び酢酸エチル(10mL)中の3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-[2-[4-[2-[1-ヒドロキシ-4-(4-ニトロフェニル)シクロヘキシル]エチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(180mg、223.92μmol)の撹拌溶液にPd(OH)(120mg、854.49μmol)を添加した。反応混合物を室温で16時間撹拌した。完了後に反応混合物を窒素でパージし、セライトパッドを通した濾過によって触媒を除去した。濾液を減圧下で濃縮して、粗5-[2-[4-[2-[4-(4-アミノフェニル)-1-ヒドロキシ-シクロヘキシル]エチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(0.14g、151.25μmol、収率67.55%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 774.3 [M + H] +
工程7:封管内で、DMF(3mL)中の5-[2-[4-[2-[4-(4-アミノフェニル)-1-ヒドロキシ-シクロヘキシル]エチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリミジン(125.15mg、161.72μmol)の撹拌溶液にNaHCO(40.76mg、485.15μmol、18.87μL)及び3-ブロモピペリジン-2,6-ジオン(77.63mg、404.29μmol)を添加した。反応混合物を70℃で16時間撹拌した。反応の完了後に反応混合物を水(10mL)で希釈し、DCM中10%のIPA(3×30mL)で抽出した。合わせた有機層を冷水(3×20mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮して粗物質を得た。粗化合物を分取HPLC(水中の0.1%ギ酸:アセトニトリル)により精製し、画分を凍結乾燥して、所望の生成物である5-[2-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ヒドロキシ-シクロヘキシル]エチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(23.24mg、23.44μmol、収率14.49%)を薄緑色の固体として得た。LCMS (ESI+): 885.3 [M + H]+1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 13.00 (s, 1H), 10.77 (s, 1H), 9.70 (s, 1H), 8.78 (s, 2H), 8.68 (d, J = 2.40 Hz, 1H), 8.56 (s, 1H), 8.14 (s, 1H), 7.56-7.62 (m, 1H), 7.26-7.31 (m, 1H), 6.98 (d, J = 8.80 Hz, 2H), 6.61 (d, J = 8.80 Hz, 2H), 5.63 (d, J = 7.20 Hz, 1H), 4.31-4.21 (m, 1H), 3.12 (q, J = 7.20 Hz, 2H), 2.51-2.79 (m, 7H), 2.71 (s, 3H), 2.42-2.33 (m, 2H), 2.15-2.05 (m, 1H), 1.92-1.59 (m, 8H), 1.59-1.41 (m, 4H), 1.03 (t, J = 7.20 Hz, 3H).
実施例146
5-[2-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-2-オキソ-1-ピペリジル]エチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000293
工程1:N,N-ジメチルホルムアミド(40mL)及びTHF(10mL)中の4-ブロモ-1H-ピリジン-2-オン(5g、28.74mmol)の撹拌溶液にカリウム2-メチルプロパン-2-オレート(6.45g、57.47mmol)、臭化テトラブチルアンモニウム(926.37mg、2.87mmol)及び2-ブロモ-1,1-ジメトキシ-エタン(9.71g、57.47mmol、6.79mL)を室温で添加した。反応混合物を70℃で14時間撹拌した。反応の完了後に氷冷水を添加し、酢酸エチル(2×100mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(20mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濾液を減圧下で蒸発させて、所望の粗化合物を得た。粗化合物を、溶離液として石油エーテル中40%→55%の酢酸エチルを用いるカラムクロマトグラフィー(60~120シリカゲル)により精製し、4-ブロモ-1-(2,2-ジメトキシエチル)ピリジン-2-オン(4.51g、14.11mmol、収率49.10%)を得た。LCMS (ESI+): 263.9 [M+H]+
工程2:1,4-ジオキサン(80mL)中の4-ブロモ-1-(2,2-ジメトキシエチル)ピリジン-2-オン(4.5g、17.17mmol)を封管に取り、KPO(10.93g、51.51mmol)及び(4-ニトロフェニル)ボロン酸(3.44g、20.60mmol)を添加した。反応混合物を窒素ガスで10分間パージし、Pd(dppf)Cl・ジクロロメタン(1.40g、1.72mmol)を添加し、再び窒素ガスで5分間パージした。反応混合物を90℃で14時間撹拌した。完了後に反応混合物を水(100mL)で希釈し、酢酸エチル(3×100mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、粗物質を得た。石油エーテル中40%→55%の酢酸エチルを溶離液として用いるカラムクロマトグラフィー(60~120シリカゲル)によって粗物質から所望の生成物を精製し、1-(2,2-ジメトキシエチル)-4-(4-ニトロフェニル)ピリジン-2-オン(3.5g、11.18mmol、収率65.14%)を得た。LCMS (ESI+): 305.1 [M+H]+
工程3:水(8mL)、エタノール(32mL)中の1-(2,2-ジメトキシエチル)-4-(4-ニトロフェニル)ピリジン-2-オン(5.0g、16.43mmol)の溶液に鉄粉(4.59g、82.16mmol、583.72μL)及び塩化アンモニウム(2.64g、49.29mmol、1.72mL)を添加し、70℃で4時間加熱した。反応混合物を濾過し、酢酸エチル(100mL)で抽出した。有機層をNaHCO溶液(40mL)、水(30mL)、ブライン(30mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、4-(4-アミノフェニル)-1-(2,2-ジメトキシエチル)ピリジン-2-オン(3.4g、11.48mmol、収率69.85%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 274.9 [M+H]+
工程4:1,4-ジオキサン(20mL)中の4-(4-アミノフェニル)-1-(2,2-ジメトキシエチル)ピリジン-2-オン(800mg、2.92mmol)、2,6-ジベンジルオキシ-3-ブロモ-ピリジン(1.08g、2.92mmol)、炭酸セシウム(2.38g、7.29mmol)の溶液を窒素で10分間脱ガスした。ビスジベンジリデンアセトンパラジウム(267.06mg、291.64μmol)、X-Phos(139.03mg、291.64μmol)を反応混合物に添加し、100℃に14時間加熱した。反応の完了後に反応混合物を水(60mL)で希釈し、酢酸エチル(2×100mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。粗化合物を、石油エーテル中70%の酢酸エチルを溶離液として用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、4-[4-[(2,6-ジベンジルオキシ-3-ピリジル)アミノ]フェニル]-1-(2,2-ジメトキシエチル)ピリジン-2-オン(1.1g、1.81mmol、収率62.03%)を黄色の固体として得た。LCMS (ESI+): 564.3 [M+H]+
工程5:酢酸エチル(8mL)、1,4-ジオキサン(8mL)中の4-[4-[(2,6-ジベンジルオキシ-3-ピリジル)アミノ]フェニル]-1-(2,2-ジメトキシエチル)ピリジン-2-オン(1.2g、2.13mmol)の溶液を10分間脱ガスし、水酸化パラジウム炭素(20重量%、50%水、600mg、4.27mmol)を反応混合物に添加し、Hバルーン圧(1atm)下で14時間撹拌した。反応混合物をセライトに通して濾過し、減圧下で濃縮して粗物質を得て、これをジエチルエーテルでトリチュレートし、3-[4-[1-(2,2-ジメトキシエチル)-2-オキソ-4-ピペリジル]アニリノ]ピペリジン-2,6-ジオン(650mg、1.57mmol、収率73.61%)を薄緑色の固体として得た。LCMS (ESI+): 388.1 [M-H]+
工程6:ジクロロメタン(3mL)中の3-[4-[1-(2,2-ジメトキシエチル)-2-オキソ-4-ピペリジル]アニリノ]ピペリジン-2,6-ジオン(600mg、1.54mmol)の溶液にトリフルオロ酢酸(7.40g、64.90mmol、5mL)を添加して60℃で5時間加熱した。反応混合物を減圧下で濃縮して粗物質を得て、これをジエチルエーテルでトリチュレートし、2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-2-オキソ-1-ピペリジル]アセトアルデヒド(500mg、972.89μmol、収率63.15%)を薄緑色の固体として得た。LCMS (ESI+): 344.1 [M+H]+
工程7:メタノール(20mL)の3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(2-ピペラジン-1-イルピリミジン-5-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(250mg、449.17μmol)の撹拌溶液に2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-2-オキソ-1-ピペリジル]アセトアルデヒド(354.74mg、1.03mmol)を室温で添加し、続いて酢酸カリウム(44.08mg、449.17μmol、28.08μL)、酢酸(5.39mg、89.83μmol、5.14μL)及びMP-シアノ水素化ホウ素(800mg、449.17μmol)を添加して30分間室温で撹拌した。反応混合物を濾過し、濾液を減圧濃縮して粗物質を得て、これを水中0.1%のNHOAc中の48%アセトニトリルを用いる逆相カラムクロマトグラフィーにより精製し、5-[2-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-2-オキソ-1-ピペリジル]エチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(60mg、67.33μmol、収率14.99%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 884.3 [M+H]+1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 12.99 (s, 1H), 10.78 (s, 1H), 9.71 (s, 1H), 8.77 (s, 2H), 8.67 (d, J = 2.00 Hz, 1H), 8.55 (s, 1H), 8.14 (s, 1H), 7.56-7.62 (m, 1H), 7.28 (t, J = 8.00 Hz, 1H), 7.00 (d, J = 8.40 Hz, 2H), 6.64 (d, J = 8.80 Hz, 2H), 5.73 (d, J = 7.20 Hz, 1H), 4.22-4.32 (m, 1H), 3.85-3.78 (m, 4H), 3.45-3.52 (m, 4H), 3.11 (q, J = 6.80 Hz, 2H), 2.86-2.95 (m, 1H), 2.71-2.78 (m, 2H), 2.75 (s, 3H), 2.59-2.63 (m, 1H), 2.51-2.57 (m, 2H), 2.41-2.45 (m, 2H), 2.31-2.36 (m, 1H), 2.06-2.15 (m, 1H), 1.76-1.95 (m, 4H), 1.02 (t, J = 7.20 Hz, 3H)。
実施例147
5-[6-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)オキシ]フェニル]-1-ピペリジル]エチル]-3-オキソ-ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000294
工程1:テトラヒドロフラン(1.0mL)及びN,N’-ジメチルホルムアミド(4.0mL)中の4-(5-ブロモ-2-ピリジル)ピペラジン-2-オン(200mg、780.95μmol)の溶液にカリウムtert-ブトキシド(131.45mg、1.17mmol)、臭化テトラブチルアンモニウム(50.35mg、156.19μmol)、続いて2-ブロモ-1,1-ジメトキシ-エタン(263.99mg、1.56mmol、184.61μL)を窒素雰囲気下にて室温で添加した。反応混合物を70℃で16時間加熱した。反応物を室温まで冷却し、水(15mL)に添加し、酢酸エチル(2×30mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。粗生成物を、石油エーテル中80%の酢酸エチルを溶離液として用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、4-(5-ブロモ-2-ピリジル)-1-(2,2-ジメトキシエチル)ピペラジン-2-オン(70mg、161.94μmol、収率20.74%)をオフホワイト色の油として得た。LCMS (ESI+): 344.2 [M + H] +
工程2:1,4-ジオキサン(25mL)中の4-(5-ブロモ-2-ピリジル)-1-(2,2-ジメトキシエチル)ピペラジン-2-オン(2.0g、5.81mmol)、ビス(ピナコラト)ジボロン(2.21g、8.72mmol)及び酢酸カリウム(1.71g、17.43mmol)の混合物を窒素ガスで10分間パージした。[1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)のジクロロメタン錯体(474.51mg、581.05μmol)を室温で添加した。反応混合物を95℃で3時間加熱した。反応混合物を室温まで冷却し、セライトベッドに通して濾過し、ジクロロメタンで洗浄した。得られた濾液を減圧下で濃縮し、粗生成物を得た。粗生成物を、石油エーテル中80%の酢酸エチルを溶離液として用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、1-(2,2-ジメトキシエチル)-4-[5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-2-ピリジル]ピペラジン-2-オン(1.1g、2.08mmol、収率35.80%)を茶色の固体として得た。LCMS (ESI+): 392.2 [M + H] +
工程3:1,4-ジオキサン(18mL)/水(3mL)中の5-ブロモ-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(1.45g、3.06mmol)、1-(2,2-ジメトキシエチル)-4-[5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-2-ピリジル]ピペラジン-2-オン(1.20g、3.06mmol)及び炭酸ナトリウム(974.15mg、9.19mmol)の混合物を窒素ガスで15分間パージし、続いて室温で[1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)のジクロロメタン錯体(250.19mg、306.37μmol)を添加した。反応混合物を100℃で16時間加熱した。反応混合物を室温まで冷却し、セライトベッドに通して濾過し、ジクロロメタン(50mL)で洗浄した。得られた濾液をブライン(30mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。粗化合物を、石油エーテル中80%の酢酸エチルを溶離液として用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、5-[6-[4-(2,2-ジメトキシエチル)-3-オキソ-ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(510mg、699.61μmol、収率22.84%)を茶色の固体として得た。LCMS (ESI+): 658.9 [M + H] +
工程4:トリフルオロ酢酸(5.92g、51.92mmol、4mL)中の5-[6-[4-(2,2-ジメトキシエチル)-3-オキソ-ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(120mg、182.46μmol)の混合物を55℃で6時間加熱した。反応混合物を室温まで冷却し、減圧下で濃縮し、ジクロロメタン(2×20mL)と共蒸留し、乾燥させて、粗生成物3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-[6-[3-オキソ-4-(2-オキソエチル)ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(90mg、111.58μmol、収率61.16%)を茶色の油として得た。LCMS (ESI+): 612.1 [M + H] +
工程5:メタノール(8.0mL)中の3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-[6-[3-オキソ-4-(2-オキソエチル)ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(180mg、248.06μmol)及び3-[4-(4-ピペリジル)フェノキシ]ピペリジン-2,6-ジオン(101.14mg、311.40μmol)の混合物に室温で氷酢酸(14.90mg、248.06μmol、0.4mL)、続いてMP-シアノ水素化ホウ素(180mg、248.06μmol)を添加した。反応混合物を55℃で16時間加熱した。反応混合物を室温まで冷却し、濾過し、メタノール(5mL)で洗浄した。得られた濾液を減圧下で濃縮し、粗生成物を得た。粗化合物を逆相C18カラムクロマトグラフィー(移動相A:水中の0.1%TFA、移動相B:ACN、波長:215nm、カラム:50g Redisep C18)により精製して、5-[6-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)オキシ]フェニル]-1-ピペリジル]エチル]-3-オキソ-ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(25.38mg、26.67μmol、収率10.75%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 884.7 [M + H] +1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 12.96 (bs, 1H), 10.91 (s, 1H), 9.85 (bs, 1H), 8.67 (d, J = 2.40 Hz, 1H), 8.54 (d, J = 2.40 Hz, 2H), 8.13 (d, J = 7.20 Hz, 2H), 8.00 (dd, J = 2.40, 8.80 Hz, 1H), 7.58 (m, 1H), 7.28 (t, J = 8.40 Hz, 1H), 7.14 (d, J = 8.80 Hz, 2H), 7.02 (d, J = 8.80 Hz, 1H), 6.92 (d, J = 8.80 Hz, 2H), 5.13 (dd, J = 4.80, 10.60 Hz, 1H), 4.04 (s, 2H), 3.90 (m, 2H), 3.56 (m, 4H), 3.12 (q, J = 7.20 Hz, 3H), 2.73 (s, 3H), 2.57 (m, 3H), 2.18 (m, 6H), 1.75 (m, 2H), 1.65 (m, 2H), 1.02 (t, J = 7.20 Hz, 3H)。
実施例148
5-[6-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-4-ピペリジル]エチル]-3-オキソ-ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000295
工程1:オーブン乾燥した封管(250mL)に2-(4-ピペリジル)エタノール(4g、30.96mmol)、1-フルオロ-4-ニトロ-ベンゼン(4.81g、34.06mmol、3.61mL)及びDMSO(30mL)を添加した。N,N-ジイソプロピルエチルアミン(12.00g、92.88mmol、16.18mL)を25℃で添加し、反応混合物を100℃で一晩撹拌した。得られた混合物を氷水でクエンチし、ブフナー漏斗で濾過して沈殿物を回収し、水で洗浄した。得られた黄色の固体を更に精製することなく次の工程に進め、2-[1-(4-ニトロフェニル)-4-ピペリジル]エタノール(4.5g、17.08mmol、収率55.17%)を得た。LCMS (ESI+): 251.2 [M + H]+
工程2:オーブン乾燥した丸底フラスコにジクロロメタン(15mL)中の2-[1-(4-ニトロフェニル)-4-ピペリジル]エタノール(1.5g、5.99mmol)の溶液を投入し、トリフェニルホスフィン(1.57g、5.99mmol)及び四臭化炭素(1.99g、5.99mmol、581.12μL)を0℃で添加した。反応混合物を室温で16時間撹拌した。反応混合物を水(50mL)でクエンチし、生成物をジクロロメタン(2×150mL)で抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、4-(2-ブロモエチル)-1-(4-ニトロフェニル)ピペリジン(1.7g、5.32mmol、収率88.76%)を黄色の固体として得た。LCMS (ESI+): 313.0 [M + H]+
工程3:オーブン乾燥した丸底フラスコにtert-ブチル3-オキソピペラジン-1-カルボキシレート(1.28g、6.39mmol)及びN,N-ジメチルホルムアミド(30mL)を投入した。0℃で水素化ナトリウム(油中分散液)の鉱油中60%分散液(367.03mg、15.96mmol)を添加し、反応混合物を30分間撹拌した。次いで、N,N-ジメチルホルムアミド(15mL)中の4-(2-ブロモエチル)-1-(4-ニトロフェニル)ピペリジン(2g、6.39mmol)の溶液を混合物に0℃で添加し、25℃で3時間撹拌を続けた。得られた混合物を塩化アンモニウム水溶液でクエンチし、酢酸エチル(3×100mL)で抽出した。合わせた有機抽出物を水及びブライン溶液で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。得られた粗混合物を石油エーテル中ジエチルエーテル50mLで洗浄し、tert-ブチル4-[2-[1-(4-ニトロフェニル)-4-ピペリジル]エチル]-3-オキソ-ピペラジン-1-カルボキシレート(2.5g、5.36mmol、収率83.91%)を黄色の固体として得た。LCMS (ESI+): 433.2 [M + H]+
工程4:ジクロロメタン(10mL)中のtert-ブチル4-[2-[1-(4-ニトロフェニル)-4-ピペリジル]エチル]-3-オキソ-ピペラジン-1-カルボキシレート(3g、6.94mmol)の撹拌溶液にジオキサン中の4M塩酸溶液(6.94mmol、20mL)を0℃でゆっくりと添加した。反応混合物を室温で4時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮し、1-[2-[1-(4-ニトロフェニル)-4-ピペリジル]エチル]ピペラジン-2-オン(2.5g、6.78mmol、収率97.71%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 333.1 [M + H]+
工程5:オーブン乾燥した封管(100mL)にDMSO(25mL)中の1-[2-[1-(4-ニトロフェニル)-4-ピペリジル]エチル]ピペラジン-2-オン(2.5g、7.52mmol)及び2,5-ジブロモピリジン(1.78g、7.52mmol)を投入した。N,N-ジイソプロピルエチルアミン(4.86g、37.61mmol、6.55mL)を室温で添加し、130℃で一晩撹拌を続けた。得られた混合物を水でクエンチし、酢酸エチル(3×100ml)で抽出した。合わせた有機抽出物を水及びブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して粗生成物を得て、これをシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、4-(5-ブロモ-2-ピリジル)-1-[2-[1-(4-ニトロフェニル)-4-ピペリジル]エチル]ピペラジン-2-オン(1.5g、2.40mmol、収率31.85%)を黄色の固体として得た。LCMS (ESI+): 488.0 [M + H]+
工程6:水(4mL)及びエタノール(12mL)中の4-(5-ブロモ-2-ピリジル)-1-[2-[1-(4-ニトロフェニル)-4-ピペリジル]エチル]ピペラジン-2-オン(700mg、1.43mmol)の撹拌溶液に室温で鉄粉(400.22mg、7.17mmol、50.92μL)及び塩化アンモニウム(230.01mg、4.30mmol、150.33μL)を添加した。反応混合物を80℃に3時間加熱した。反応混合物を濾過し、濾液を減圧下で濃縮した。こうして得られた粗物質をジクロロメタン中の10%メタノール(15mL)で希釈し、水及びブラインで洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、1-[2-[1-(4-アミノフェニル)-4-ピペリジル]エチル]-4-(5-ブロモ-2-ピリジル)ピペラジン-2-オン(550mg、1.10mmol、収率77.01%)を茶色の固体として得た。LCMS (ESI+): 460.0 [M + H]+
工程7:マイクロ波バイアル内の1,4-ジオキサン(3mL)及び水(7mL)中の1-[2-[1-(4-アミノフェニル)-4-ピペリジル]エチル]-4-(5-ブロモ-2-ピリジル)ピペラジン-2-オン(200mg、436.31μmol)の撹拌溶液に3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(272.44mg、523.57μmol)及び第三リン酸カリウム(277.84mg、1.31mmol)を窒素下にて室温で添加した。反応混合物を10分間窒素で脱ガスした後、XPhos Pd G2(68.59mg、87.17μmol)を添加した。反応混合物にマイクロ波中にて120℃で1時間照射した。反応混合物に水と、ジクロロメタン中の5%メタノール(2×35ml)とを添加した。合わせた有機層を水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。粗生成物を、溶離液として用いられるメタノール/CHCl(0%→10%)を用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、5-[6-[4-[2-[1-(4-アミノフェニル)-4-ピペリジル]エチル]-3-オキソ-ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(120mg、132.15μmol、収率30.29%)を淡褐色の固体として得た。LCMS (ESI+): 772.1 [M + H]+
工程8:N,N-ジメチルホルムアミド(5mL)中の3-ブロモピペリジン-2,6-ジオン(136.82mg、712.55μmol)の撹拌溶液に炭酸水素ナトリウム(59.86mg、712.55μmol、27.71μL)及び5-[6-[4-[2-[1-(4-アミノフェニル)-4-ピペリジル]エチル]-3-オキソ-ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(220mg、285.02μmol)を室温で添加した。得られた溶液を75℃に16時間加熱した。この溶液を水(10ml)で希釈し、10%ジクロロメタン/メタノール(2×10mL)で抽出した。合わせた有機層を水、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。粗生成物を質量指向分取HPLC(移動相A:水中の0.1%TFA、移動相B:アセトニトリル)により精製し、5-[6-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-4-ピペリジル]エチル]-3-オキソ-ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(30mg、29.87μmol、収率10.48%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 883.2 [M + H]+1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 12.97 (s, 1H), 10.83 (s, 1H), 10.62 (s, 1H), 9.71 (s, 1H), 8.69 (s, 1H), 8.55 (s, 2H), 8.13 (s, 1H), 8.03-8.00 (m, 1H), 7.62-7.56 (m, 1H), 7.39 (d, J = 7.60 Hz, 2H), 7.28 (t, J = 8.00 Hz, 1H), 7.06 (d, J = 24.00 Hz, 1H), 6.77 (d, J = 8.80 Hz, 1H), 6.36 (s, 1H), 4.41-4.39 (m, 1H), 4.17 (s, 2H), 3.91-3.89 (m, 3H), 3.57-3.30 (m, 6H), 3.12 (q, J = 7.20 Hz, 2H), 2.76-2.72 (m, 4H), 2.58-2.50 (m, 3H), 2.08-1.94 (m, 3H), 1.93-1.89 (m, 1H), 1.57 (s, 4H), 1.03 (t, J = 7.20 Hz, 3H)。
実施例149
5-[2-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]エチル]-4-ヒドロキシ-1-ピペリジル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000296
工程1:0℃のジクロロメタン(5mL)中のtert-ブチル4-ヒドロキシ-4-(2-メトキシ-2-オキソ-エチル)ピペリジン-1-カルボキシレート(2.7g、9.88mmol)の撹拌溶液に1,4-ジオキサン中の4M塩酸(9.88mmol、10mL)を添加した。反応混合物を室温に温め、2時間撹拌を続けた。反応混合物を減圧下で濃縮し、粗残渣をトルエンでトリチュレートして、メチル2-(4-ヒドロキシ-4-ピペリジル)アセテート(2g、9.44mmol、収率95.60%)を白色の固体として得た。LCMS (ESI+): 174.0 [M + H]+
工程2:オーブン乾燥した封管にメチル2-(4-ヒドロキシ-4-ピペリジル)アセテート(2g、11.55mmol)及びN,N-ジメチルホルムアミド(60mL)を投入した。この混合物に室温で2-クロロ-5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピリミジン(3.05g、12.70mmol)及びN,N-ジイソプロピルエチルアミン(4.86g、37.61mmol、6.55mL)を添加し、反応混合物を120℃で16時間撹拌した。得られた混合物を氷水でクエンチし、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機抽出物を水及びブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、メチル2-[4-ヒドロキシ-1-[5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピリミジン-2-イル]-4-ピペリジル]アセテート(4g、9.86mmol、収率85.40%)を茶色がかった黄色の固体として得た。LCMS (ESI+): 378.2 [M + H]+
工程3:1,4-ジオキサン(8mL)及び水(2mL)中のメチル2-[4-ヒドロキシ-1-[5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピリミジン-2-イル]-4-ピペリジル]アセテート(1.20g、3.17mmol)の撹拌溶液に窒素下にて室温でメチル2-[4-ヒドロキシ-1-[5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピリミジン-2-イル]-4-ピペリジル]アセテート(1.20g、3.17mmol)及びリン酸三カリウム(1.35g、6.34mmol)を添加した。反応混合物を10分間窒素で脱ガスした後、XPhos Pd G2(166.07mg、211.29μmol)を添加した。反応混合物を封管内において100℃で16時間加熱した。反応物をクエンチするため水を添加し、続いて酢酸エチルを添加した。有機層を回収し、減圧下で蒸発させ、粗残渣をカラムクロマトグラフィーにより精製して、メチル2-[1-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセテート(750mg、466.08μmol、収率22.06%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 644.2 [M + H]+
工程4:THF(10mL)中のメチル2-[1-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセテート(700mg、1.09mmol)の撹拌溶液に-78℃で非常にゆっくりと水素化リチウムアルミニウム(36.89mg、1.09mmol、1.5mL)を添加した。反応混合物を室温まで温め、2時間撹拌した。塩化アンモニウム溶液の添加により反応物をクエンチした。有機相を回収し、減圧下で濃縮し、粗残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-[2-[4-ヒドロキシ-4-(2-ヒドロキシエチル)-1-ピペリジル]ピリミジン-5-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(270mg、372.78μmol、収率34.28%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 616.2 [M + H]+
工程5:DMSO(0.5mL)中の3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-[2-[4-ヒドロキシ-4-(2-ヒドロキシエチル)-1-ピペリジル]ピリミジン-5-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(230mg、373.59μmol)の撹拌溶液に室温でIBX(125.53mg、448.31μmol)を添加した。得られた混合物を室温で4時間撹拌した。反応混合物に水及び酢酸エチルを添加した。層を分離し、水層を更に酢酸エチル(2×100mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-[2-[4-ヒドロキシ-4-(2-オキソエチル)-1-ピペリジル]ピリミジン-5-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(230mg、293.48μmol、収率78.56%)を淡褐色の固体として得た。LCMS (ESI+): 614.2 [M + H]+
工程6:メタノール(2mL)中の3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-[2-[4-ヒドロキシ-4-(2-オキソエチル)-1-ピペリジル]ピリミジン-5-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(230mg、374.82μmol)の撹拌溶液に3-[4-(4-ピペリジル)アニリノ]ピペリジン-2,6-ジオン(145.65mg、449.78μmol)、酢酸(2.25mg、37.48μmol、2.14μL)及びMP-CNBH(460mg)を室温で添加した。得られた混合物を70℃で4時間撹拌した。反応混合物を室温まで冷却し、濾紙に通して濾過し、残渣をメタノール(50mL)で洗浄し、減圧下で蒸発させて、粗生成物を淡緑色の油として得た(300mg)。粗物質を逆相精製により更に精製し、5-[2-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]エチル]-4-ヒドロキシ-1-ピペリジル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(32mg、33.57μmol、収率8.96%)を淡緑色の固体として得た。LCMS (ESI+): 885.3 [M + H]+1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 13.00 (s, 1H), 10.77 (s, 1H), 8.73 (s, 2H), 8.66 (s, 1H), 8.53 (s, 1H), 8.12 (s, 1H), 7.60-7.54 (m, 1H), 7.24 (t, J = 9.20 Hz, 1H), 6.96 (d, J = 8.40 Hz, 2H), 6.61 (d, J = 8.80 Hz, 2H), 5.66 (d, J = 7.60 Hz, 1H), 4.40-4.27 (m, 3H), 3.44-3.04 (m, 4H), 2.68-2.67 (m, 2H), 2.34-2.01 (m, 3H), 1.87-1.84 (m, 2H), 1.74-1.70 (m, 2H), 1.62-1.48 (m, 11H), 1.02 (t, J = 7.20 Hz, 3H)。
実施例150
5-[[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]メチル]-2-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]-3,4-ジヒドロ-1H-イソキノリン
Figure 2023530030000297
工程1:メタノール(20mL)中のtert-ブチル5-ホルミル-3,4-ジヒドロ-1H-イソキノリン-2-カルボキシレート(950.28mg、3.64mmol)の撹拌溶液にMP-シアノ水素化ホウ素(3.64mmol)、酢酸(327.57mg、5.45mmol、311.97μL)、無水酢酸ナトリウム(1.19g、14.55mmol、779.92μL)及び4-(4-ニトロフェニル)ピペリジン(0.75g、3.64mmol)を室温で添加した。反応混合物を70℃で6時間撹拌した。反応混合物を濾過して濃縮し、水(30mL)で希釈し、酢酸エチル(3×50mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。粗物質を溶離液として石油エーテル中40%→50%の酢酸エチルを用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、tert-ブチル5-[[4-(4-ニトロフェニル)-1-ピペリジル]メチル]-3,4-ジヒドロ-1H-イソキノリン-2-カルボキシレート(1.25g、2.13mmol、収率58.67%)を薄茶色のゴム状の液体として得た。LCMS (ESI+): 452.0 [M + H] +
工程2:ジクロロメタン(20mL)中のtert-ブチル5-[[4-(4-ニトロフェニル)-1-ピペリジル]メチル]-3,4-ジヒドロ-1H-イソキノリン-2-カルボキシレート(1.25g、2.77mmol)の撹拌溶液に5℃で塩化水素溶液(1,4-ジオキサン中4M、9.60g、263.30mmol、12mL)を添加した。反応混合物を室温で6時間撹拌した。完了後に反応混合物を減圧下で濃縮し、粗5-[[4-(4-ニトロフェニル)-1-ピペリジル]メチル]-1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリン(1.1g、1.97mmol、収率71.03%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 352.0 [M + H] +
工程3:エタノール(20mL)中の5-[[4-(4-ニトロフェニル)-1-ピペリジル]メチル]-1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリン(0.6g、1.55mmol)の撹拌溶液にトリエチルアミン(782.59mg、7.73mmol、1.08mL)及び5-ブロモ-2-クロロ-ピリミジン(598.39mg、3.09mmol)を室温で添加した。反応混合物を80℃で12時間撹拌した後、水(30mL)で希釈し、酢酸エチル(3×50mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。粗残渣を、溶離液として石油エーテル中15%→20%の酢酸エチルを用いるカラムクロマトグラフィーにより精製し、2-(5-ブロモピリミジン-2-イル)-5-[[4-(4-ニトロフェニル)-1-ピペリジル]メチル]-3,4-ジヒドロ-1H-イソキノリン(0.49g、950.10μmol、収率61.42%)を薄黄色の固体として得た。LCMS (ESI+): 509.8 [M + H] +
工程4:5-ブロモ-3-[3-[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(1.5g、3.17mmol)を封管内の1,4-ジオキサン(15mL)に溶解した。反応混合物に4,4,5,5-テトラメチル-2-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1,3,2-ジオキサボロラン(1.61g、6.34mmol)及び酢酸カリウム(933.13mg、9.51mmol、594.35μL)を添加した。反応混合物を窒素ガスで10分間パージした。Pd(dppf)Cl・ジクロロメタン(258.82mg、316.93μmol)を添加し、反応混合物を再び窒素で5分間パージし、100℃で16時間撹拌した。反応混合物を水(50mL)で希釈し、酢酸エチル(3×70mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。粗残渣を溶離液として石油エーテル中80%→90%の酢酸エチルを用いるカラムクロマトグラフィーにより精製し、3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(1.35g、2.17mmol、収率68.32%)を薄い赤色の固体として得た。LCMS (ESI+): 521.2 [M + H] +
工程5:2-(5-ブロモピリミジン-2-イル)-5-[[4-(4-ニトロフェニル)-1-ピペリジル]メチル]-3,4-ジヒドロ-1H-イソキノリン(0.46g、904.78μmol)、1,4-ジオキサン(15mL)及び水(3.5mL)の混合物をマイクロ波バイアル内で合わせた。第三リン酸カリウム(576.16mg、2.71mmol)及び3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(564.97mg、1.09mmol)を添加した。反応混合物を窒素ガスで10分間パージした。XPhos Pd G2(71.19mg、90.59μmol)を添加し、反応混合物を再び窒素で5分間パージした。反応混合物にマイクロ波中にて120℃で1.5時間照射した。反応混合物を水(50mL)で希釈し、酢酸エチル(3×70mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。粗残渣を溶離液として石油エーテル中100%の酢酸エチルを用いるカラムクロマトグラフィー(60~120シリカゲル)により精製し、2-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]-5-[[4-(4-ニトロフェニル)-1-ピペリジル]メチル]-3,4-ジヒドロ-1H-イソキノリン(0.32g、収率30.54%)を薄茶色の固体として得た。LCMS (ESI+): 822.3 [M + H]+
工程6:メタノール(7mL)及び酢酸エチル(7mL)中の2-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]-5-[[4-(4-ニトロフェニル)-1-ピペリジル]メチル]-3,4-ジヒドロ-1H-イソキノリン(320.39mg、389.81μmol)の撹拌溶液にPd(OH)(273.72mg、1.95mmol)を添加した。得られた反応混合物を室温で16時間、水素化(1atm)に供した。反応混合物を窒素でパージし、セライトパッドを通した濾過によって触媒を除去した。濾液を減圧下で濃縮して、粗5-[[4-(4-アミノフェニル)-1-ピペリジル]メチル]-2-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]-3,4-ジヒドロ-1H-イソキノリン(0.2g、105.67μmol、収率27.11%)を薄黄色の固体として得た。LCMS (ESI+): 792.3 [M + H] +
工程7:封管内のN,N-ジメチルホルムアミド(10mL)中の5-[[4-(4-アミノフェニル)-1-ピペリジル]メチル]-2-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]-3,4-ジヒドロ-1H-イソキノリン(0.2g、252.55μmol)の溶液に重炭酸ナトリウム(84.86mg、1.01mmol、39.29μL)及び3-ブロモピペリジン-2,6-ジオン(169.73mg、883.94μmol)を室温で添加した。反応混合物を70℃で48時間撹拌した。反応混合物を水(20mL)で希釈し、ジクロロメタン中の10%イソプロピルアルコール(3×30mL)で抽出した。合わせた有機層を冷水(3×20mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。粗物質を分取HPLC(水/アセトニトリル中の10mM酢酸アンモニウム)により精製し、5-[[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]メチル]-2-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]-3,4-ジヒドロ-1H-イソキノリン(17.19mg、17.17μmol、収率6.80%)を緑色の固体として得た。LCMS (ESI+): 903.0 [M + H] +1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 13.02 (s, 1H), 10.78 (s, 1H), 9.71 (s, 1H), 8.84 (s, 2H), 8.69 (d, J = 2.00 Hz, 1H), 8.59 (s, 1H), 8.15 (d, J = 3.20 Hz, 1H), 7.56-7.62 (m, 1H), 7.47-7.45 (m, 2H), 7.26-7.39 (m, 2H), 6.94 (d, J = 8.40 Hz, 2H), 6.63 (d, J = 8.40 Hz, 2H), 5.75 (s, 1H), 5.03 (s, 2H), 4.41 (d, J = 4.40 Hz, 2H), 4.21-4.30 (m, 1H), 4.10-4.13 (m, 2H), 3.48-3.52 (m, 2H), 3.15-3.23 (m, 2H), 3.09-3.15 (m, 5H), 2.74 (s, 3H), 2.63-2.71 (m, 2H), 2.01-2.15 (m, 1H), 1.80-1.95 (m, 5H), 1.02 (t, J = 7.20 Hz, 3H)。
実施例151
5-[2-[6-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]-2-アザスピロ[3.3]ヘプタン-2-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000298
工程1:メタノール(20mL)中の4-(4-ニトロフェニル)ピペリジン(1.0g、4.85mmol)及びtert-ブチル6-オキソ-2-アザスピロ[3.3]ヘプタン-2-カルボキシレート(1.02g、4.85mmol)の混合物に酢酸(105.00mg、1.75mmol、0.1mL)、続いてMPCNBH(1.0g、4.85mmol)を室温で添加した。反応混合物を70℃で16時間加熱した。反応混合物を濾過し、得られた濾液を減圧下で濃縮した。濾液を水(20mL)に添加し、酢酸エチル(2×50mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。粗生成物を、石油エーテル中50%の酢酸エチルを用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、tert-ブチル6-[4-(4-ニトロフェニル)-1-ピペリジル]-2-アザスピロ[3.3]ヘプタン-2-カルボキシレート(1.5g、2.88mmol、収率59.33%)を油状の液体として得た。LCMS (ESI+): 402.2 [M + H] +
工程2:ジクロロメタン(10mL)中のtert-ブチル6-[4-(4-ニトロフェニル)-1-ピペリジル]-2-アザスピロ[3.3]ヘプタン-2-カルボキシレート(1.5g、3.74mmol)の撹拌溶液に0℃でトリフルオロ酢酸(2.96g、25.96mmol、2mL)を添加した。反応混合物を室温に温め、2時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮し、得られた粗生成物をジエチルエーテルでトリチュレートし、乾燥させて、6-[4-(4-ニトロフェニル)-1-ピペリジル]-2-アザスピロ[3.3]ヘプタン(1.3g、2.19mmol、収率58.64%、トリフルオロ酢酸塩)を茶色の固体として得た。LCMS (ESI+): 302.1 [M + H] +
工程3:N,N-ジメチルホルムアミド(15mL)中の6-[4-(4-ニトロフェニル)-1-ピペリジル]-2-アザスピロ[3.3]ヘプタン(1.3g、4.31mmol)及び2-クロロ-5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピリミジン(1.04g、4.31mmol)の混合物に窒素雰囲気下にて室温でN,N-ジイソプロピルエチルアミン(557.48mg、4.31mmol、751.32μL)を添加した。反応混合物を100℃で12時間加熱した。反応混合物を室温に冷却し、氷水(30mL)に注いだ。得られた固体を濾過し、冷水で洗浄し、真空下で乾燥させて、[2-[6-[4-(4-ニトロフェニル)-1-ピペリジル]-2-アザスピロ[3.3]ヘプタン-2-イル]ピリミジン-5-イル]ボロン酸(1.4g、2.32mmol、収率53.68%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 506.3 [M + H] +
工程4:1,4-ジオキサン(5mL)及び水(1mL)中の[2-[6-[4-(4-ニトロフェニル)-1-ピペリジル]-2-アザスピロ[3.3]ヘプタン-2-イル]ピリミジン-5-イル]ボロン酸(600mg、1.42mmol)、5-ブロモ-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(500mg、1.06mmol)及び無水第三リン酸カリウム(673mg、3.17mmol)の混合物を窒素ガスで20分間パージした。Xphos Pd G2(42mg、53.38μmol)を室温で添加した。反応混合物にマイクロ波下にて120℃で1時間照射した。反応混合物をセライトベッドに通して濾過し、得られた濾液を減圧下で濃縮した。粗生成物を、ジクロロメタン中5%のメタノールを用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-[2-[6-[4-(4-ニトロフェニル)-1-ピペリジル]-2-アザスピロ[3.3]ヘプタン-2-イル]ピリミジン-5-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(800mg、393.87μmol、収率37.28%)を茶色の固体として得た。LCMS (ESI+): 771.0 [M-H]+
工程5:1,4-ジオキサン(25mL)中の3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-[2-[6-[4-(4-ニトロフェニル)-1-ピペリジル]-2-アザスピロ[3.3]ヘプタン-2-イル]ピリミジン-5-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(500mg、647.81μmol)の溶液に室温でジヒドロキシパラジウム(200mg、1.42mmol)を添加した。反応混合物を水素ガス(1atm)下にて室温で12時間撹拌した。反応混合物をセライトベッドに通して濾過し、得られた濾液を減圧下で濃縮して、5-[2-[6-[4-(4-アミノフェニル)-1-ピペリジル]-2-アザスピロ[3.3]ヘプタン-2-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(480mg、478.80μmol、収率73.91%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 742.3 [M + H] +
工程6:N,N-ジメチルホルムアミド(2.0mL)中の5-[2-[6-[4-(4-アミノフェニル)-1-ピペリジル]-2-アザスピロ[3.3]ヘプタン-2-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(450mg、606.59μmol)の撹拌溶液に重炭酸ナトリウム(153.00mg、1.82mmol、70.83μL)、続いて3-ブロモピペリジン-2,6-ジオン(290mg、1.51mmol)を添加した。反応混合物を70℃で16時間加熱した。反応混合物を氷水(20mL)に添加し、酢酸エチル(2×50mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。粗残渣を溶離液として石油エーテル中50%の酢酸エチルを用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、5-[2-[6-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]-2-アザスピロ[3.3]ヘプタン-2-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(8.29mg、9.51μmol、収率1.57%)を茶色の固体として得た。LCMS (ESI+): 853.3 [M + H] +1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 10.78 (s, 1H), 8.73 (d, J = 5.20 Hz, 2H), 8.66 (dd, J = 2.00, 9.00 Hz, 1H), 8.53 (s, 1H), 8.27 (s, 1H), 8.12 (s, 1H), 7.61-7.55 (m, 1H), 7.27-7.20 (m, 1H), 6.96 (d, J = 8.40 Hz, 1H), 6.61 (d, J = 8.40 Hz, 1H), 5.65 (d, J = 7.60 Hz, 1H), 4.27 (m, 1H), 4.15 (s, 2H), 4.02 (s, 2H), 3.10 (q, J = 7.20 Hz, 2H), 2.89 (d, J = 10.40 Hz, 2H), 2.74 (s, 3H), 2.74 (m, 4H), 2.39-2.33 (m, 2H), 2.10-2.06 (m, 5H), 2.03-1.79 (m, 3H), 1.77-1.68 (m, 2H), 1.56-1.04 (m, 3H), 1.02 (t, J = 7.20 Hz, 3H)。
実施例152
5-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-2-[1-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]-4-ピペリジル]-6,7-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン
Figure 2023530030000299
工程1:N,N-ジメチルホルムアミド(4.0mL)中のtert-ブチル2,4,6,7-テトラヒドロピラゾロ[4,3-c]ピリジン-5-カルボキシレート(300mg、1.34mmol)の溶液に窒素雰囲気下にて0℃で水素化ナトリウム(鉱油中60%分散液、37.07mg、1.61mmol)を添加した。反応混合物を室温に温め、1時間撹拌した。反応混合物を再び0℃に冷却し、N,N-ジメチルホルムアミド(3.0mL)中のベンジル4-(p-トリルスルホニルオキシ)ピペリジン-1-カルボキシレート(575.64mg、1.48mmol)を添加した。反応混合物を60℃で5時間加熱した後、0℃に冷却し、塩化アンモニウム水溶液(10mL)でクエンチした。層を分離し、更に水層を酢酸エチル(2×20mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(20mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。粗生成物を石油エーテル中60%の酢酸エチルを溶離液として用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、tert-ブチル2-(1-ベンジルオキシカルボニル-4-ピペリジル)-6,7-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-5-カルボキシレート(240mg、538.08μmol、収率40.05%)を無色の液体として得た。LCMS (ESI+): 441.0 [M + H]+
工程2:酢酸エチル(20mL)中のtert-ブチル2-(1-ベンジルオキシカルボニル-4-ピペリジル)-6,7-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-5-カルボキシレート(1.60g、3.63mmol)の溶液に窒素雰囲気下にて室温で10%Pd(OH)炭素(1.0g、7.12mmol)を添加した。反応混合物を水素ガス(1atm)下にて室温で16時間撹拌した。反応混合物をセライトベッドに通して濾過し、酢酸エチル(10mL)で洗浄し、減圧下で濃縮して、tert-ブチル2-(4-ピペリジル)-6,7-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-5-カルボキシレート(1.0g、3.13mmol、収率86.27%)を無色のゴム質として得た。LCMS (ESI+): 307.2 [M + H]+
工程3:N,N-ジメチルホルムアミド(6.0mL)中のtert-ブチル2-(4-ピペリジル)-6,7-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-5-カルボキシレート(900mg、2.94mmol)及び5-ブロモ-2-クロロ-ピリミジン(681.79mg、3.52mmol)の混合物に窒素雰囲気下にて室温でN,N-ジイソプロピルエチルアミン(1.52g、11.75mmol、2.05mL)を添加した。反応混合物を100℃で16時間加熱した。反応混合物を水(100mL)に注ぎ、酢酸エチル(2×100mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(100mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。粗生成物を溶離液として石油エーテル中40%の酢酸エチルを用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、tert-ブチル2-[1-(5-ブロモピリミジン-2-イル)-4-ピペリジル]-6,7-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-5-カルボキシレート(1.0g、2.07mmol、収率70.53%)を得た。LCMS (ESI+): 465.1 [M + 2 + H] +
工程4:1,4-ジオキサン(10mL)中のtert-ブチル2-[1-(5-ブロモピリミジン-2-イル)-4-ピペリジル]-6,7-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン-5-カルボキシレート(1.0g、2.16mmol)の溶液に0℃で1,4-ジオキサン中の4M塩酸溶液(16.0g、438.83mmol、20mL)を添加した。反応混合物を室温に温め、16時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮し、乾燥させ、2-[1-(5-ブロモピリミジン-2-イル)-4-ピペリジル]-4,5,6,7-テトラヒドロピラゾロ[4,3-c]ピリジン(750mg、1.84mmol、収率85.20%、塩酸塩)を得た。LCMS (ESI+): 364.1 [M + H] +
工程5:N,N-ジメチルホルムアミド(7.0mL)中の2-[1-(5-ブロモピリミジン-2-イル)-4-ピペリジル]-4,5,6,7-テトラヒドロピラゾロ[4,3-c]ピリジン(1.0g、2.50mmol、塩酸塩)及び1-フルオロ-4-ニトロベンゼン(353mg、2.50mmol、265.41μL)の混合物に窒素雰囲気下にて室温でN-エチル-N-イソプロピル-プロパン-2-アミン(1.29g、10.01mmol、1.74mL)を添加した。反応混合物を100℃で16時間加熱した。反応混合物を室温まで冷却し、水(100mL)に注ぎ、酢酸エチル(2×100mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(200mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。粗生成物を、溶離液として石油エーテル中40%の酢酸エチルを用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、2-[1-(5-ブロモピリミジン-2-イル)-4-ピペリジル]-5-(4-ニトロフェニル)-6,7-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン(1.0g、2.02mmol、収率80.88%)を黄色の固体として得た。LCMS (ESI+): 485.1 [M + H]+
工程6:1,4-ジオキサン(7.0mL)及び水(3.0mL)中の2-[1-(5-ブロモピリミジン-2-イル)-4-ピペリジル]-5-(4-ニトロフェニル)-6,7-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン(660mg、1.36mmol)、3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1-トリチル-ピロロ[2,3-b]ピリジン(1.14g、1.50mmol)及び第三リン酸カリウム(867.74mg、4.09mmol)の混合物を窒素ガスで10分間パージした。Xphos Pd G2(107.21mg、136.27μmol)を室温で添加した。反応混合物にマイクロ波中にて120℃で2時間照射した。反応混合物を室温まで冷却し、セライトベッドに通して濾過し、酢酸エチル(20mL)で洗浄した。得られた濾液を減圧下で濃縮した。粗生成物を溶離液として石油エーテル中70%の酢酸エチルを用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、2-[1-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1-トリチル-インドール-5-イル]ピリミジン-2-イル]-4-ピペリジル]-5-(4-ニトロフェニル)-6,7-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン(300mg、288.70μmol、収率21.19%)を茶色の固体として得た。LCMS (ESI+): 1041.4 [M + H]+
工程7:1,4-ジオキサン(3.0mL)中の2-[1-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1-トリチル-インドール-5-イル]ピリミジン-2-イル]-4-ピペリジル]-5-(4-ニトロフェニル)-6,7-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン(30.0mg、28.87μmol)の溶液に窒素雰囲気下にて室温で10%パラジウム炭素(30.0mg、281.90μmol)を添加した。反応混合物を水素ガス(1atm)下にて室温で16時間撹拌した。反応混合物をセライトベッドに通して濾過し、酢酸エチル(10mL)で洗浄した。得られた濾液を減圧下で濃縮し、5-(4-アミノフェニル)-2-[1-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1-トリチル-インドール-5-イル]ピリミジン-2-イル]-4-ピペリジル]-6,7-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン(25.0mg、20.31μmol、収率70.36%)を薄茶色の固体として得た。LCMS (ESI+): 1010.3 [M + H]+
工程8:N,N-ジメチルホルムアミド(3.0mL)の5-(4-アミノフェニル)-2-[1-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1-トリチル-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]-4-ピペリジル]-6,7-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン(280mg、277.18μmol)の溶液に窒素雰囲気下にて室温で重炭酸ナトリウム(69.86mg、831.55μmol)、続いて3-ブロモピペリジン-2,6-ジオン(106.44mg、554.37μmol)を添加した。反応混合物を70℃で16時間撹拌した。反応混合物を室温まで冷却し、水(3mL)に注いだ。得られた沈殿物を濾過し、水(2mL)で洗浄し、乾燥させて、5-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-2-[1-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1-トリチル-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]-4-ピペリジル]-6,7-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン(200mg、81.02μmol、収率29.23%)を薄青色の固体として得た。LCMS (ESI+): 879.0 [M + H-242]+(トリチルが脱保護された質量が観察された)。
工程9:ジクロロメタン(3.0mL)中の5-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-2-[1-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1-トリチル-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]-4-ピペリジル]-6,7-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン(200mg、178.37μmolの懸濁液に窒素雰囲気下にて室温でトリフルオロ酢酸(2.96g、25.96mmol、2mL)、続いてトリイソプロピルシラン(773.0mg、4.88mmol、1mL)を添加した。反応混合物を室温に温め、3時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮し、得られた粗生成物を逆相カラムクロマトグラフィー(移動相A:水中の0.1%ギ酸、移動相B:ACN;カラム。100g Redisep R C18)により精製し、5-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-2-[1-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]-4-ピペリジル]-6,7-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン(31.5mg、33.80μmol、収率18.95%、ギ酸塩)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 879.0 [M + H]+1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 10.78 (s, 1H), 8.79 (s, 2H), 8.68 (d, J = 2.40 Hz, 1H), 8.56 (s, 1H), 8.35 (s, 1H), 8.11 (s, 1H), 7.59-7.52 (m, 1H), 7.26 (s, 1H), 7.20 (t, J = 8.80 Hz, 1H), 6.86 (d, J = 8.80 Hz, 2H), 6.63 (d, J = 9.20 Hz, 2H), 5.42 (d, J = 7.20 Hz, 1H), 4.85 (d, J = 13.20 Hz, 1H), 4.35-4.50 (m, 1H), 4.15-4.35 (m, 1H), 3.96 (s, 2H), 3.20-3.13 (m, 3H), 3.08 (q, J = 6.80 Hz, 2H), 2.75-2.85 (m, 2H), 2.66-2.75 (m, 2H), 2.69 (s, 3H), 2.50-2.63 (m, 2H), 2.14-2.10 (m, 1H), 1.95-1.91 (m, 3H), 1.87-1.84 (m, 1H), 1.01 (t, J = 7.20 Hz, 3H)。
実施例153
5-[2-[4-[4-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]ピラゾール-1-イル]-1-ピペリジル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000300
工程1:ジクロロメタン(100mL)中の4-ヨード-1H-ピラゾール(7.0g、36.09mmol)の撹拌溶液に窒素雰囲気下にて0℃~5℃でトリエチルアミン(9.44g、93.27mmol、13.0mL)、続いて[クロロ(ジフェニル)メチル]ベンゼン(11.10g、39.82mmol)を添加した。反応混合物を50℃に2時間加熱した。反応混合物に水(200mL)を添加し、水相をジクロロメタン(3×200mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。粗物質を、石油エーテル中30%の酢酸エチルを溶離液として用いる中性アルミナカラムクロマトグラフィーにより精製し、4-ヨード-1-トリチル-ピラゾール(7.20g、14.85mmol、収率41.16%)を白色の固体として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 7.75 (d, J = 0.40 Hz, 1H), 7.45 (d, J = 0.40 Hz, 1H), 7.36-7.39 (m, 9H), 7.03-7.05 (m, 6H)。
工程2:封管内のDMSO(50mL)中の4-ヨード-1-トリチル-ピラゾール(4.0g、9.17mmol)の溶液に室温で4-(4-ニトロフェニル)ピペリジン(3.0g、14.55mmol)、無水第三リン酸カリウム(7.0g、32.98mmol)及びL-プロリン(220mg、1.91mmol、161.76μL)を添加した。反応混合物を15分間窒素で脱ガスし、ヨウ化銅(I)(350mg、1.84mmol)及び銅(120mg、1.89mmol)を添加した。反応混合物を110℃に16時間加熱した。冷水(100mL)を添加し、反応混合物を室温で30分間撹拌した。固体を濾過して回収し、真空下で乾燥させた。粗物質を、溶離液としてジクロロメタン中70%の酢酸エチルを用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、4-(4-ニトロフェニル)-1-(1-トリチルピラゾール-4-イル)ピペリジン(1.50g、2.65mmol、収率28.85%)を黄色の固体として得た。LCMS (ESI+): 515.2 [M + H] +
工程3:ジクロロメタン(10mL)中の4-(4-ニトロフェニル)-1-(1-トリチルピラゾール-4-イル)ピペリジン(1.0g、1.94mmol)の撹拌溶液にトリフルオロ酢酸(7.40g、64.90mmol、5.0mL)及びトリイソプロピルシラン(386.50mg、2.44mmol、0.500mL)を窒素雰囲気下にて0℃~5℃で添加した。反応混合物を室温で12時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮し、n-ペンタン(2×50mL)で洗浄して、4-(4-ニトロフェニル)-1-(1H-ピラゾール-4-イル)ピペリジン(700mg、1.57mmol、収率80.92%)を茶色の固体として得た。この粗化合物を、更に精製することなく次の工程に使用した。LCMS (ESI+): 273.1 [M + H] +
工程4:ジクロロメタン(20mL)中のtert-ブチル4-ヒドロキシピペリジン-1-カルボキシレート(2.0g、9.94mmol)の撹拌溶液にトリエチルアミン(2.10g、20.75mmol、3.0mL)及び4-(ジメチルアミノ)ピリジン(130mg、1.06mmol)を窒素下にて0℃~5℃で添加した。4-メチルベンゼンスルホニルクロリド(2.30g、12.06mmol)を添加し、反応混合物を室温で24時間撹拌した。反応混合物に水(100mL)を添加し、水相をジクロロメタン(2×100mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。粗物質を、溶離液として石油エーテル中30%の酢酸エチルを用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、tert-ブチル4-(p-トリルスルホニルオキシ)ピペリジン-1-カルボキシレート(2.60g、7.13mmol、収率71.78%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 300.1 [M-56] +
工程5:封管内のN,N-ジメチルホルムアミド(10mL)中の4-(4-ニトロフェニル)-1-(1H-ピラゾール-4-イル)ピペリジン(700mg、1.81mmol)の溶液に炭酸セシウム(3.0g、9.21mmol)及び臭化テトラブチルアンモニウム(60mg、186.12μmol)を室温で添加した。反応混合物を室温で15分間撹拌した後、tert-ブチル4-(p-トリルスルホニルオキシ)ピペリジン-1-カルボキシレート(1.1g、3.09mmol)を添加した。反応混合物を100℃に12時間加熱した。反応混合物に水(100mL)を添加し、水相を酢酸エチル(2×200mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。粗化合物を、石油エーテル中90%の酢酸エチルを溶離液として用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、tert-ブチル4-[4-[4-(4-ニトロフェニル)-1-ピペリジル]ピラゾール-1-イル]ピペリジン-1-カルボキシレート(690mg、1.38mmol、収率76.07%)を黄色の固体として得た。LCMS (ESI+): 456.2 [M + H] +
工程6:1,4-ジオキサン(5.0mL)中のtert-ブチル4-[4-[4-(4-ニトロフェニル)-1-ピペリジル]ピラゾール-1-イル]ピペリジン-1-カルボキシレート(690mg、1.51mmol)の撹拌溶液に窒素雰囲気下にて0℃~5℃で1,4-ジオキサン中の4M塩化水素溶液(8.00g、219.41mmol、10mL)を添加した。反応混合物を室温で5時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮し、ジエチルエーテル(2×50mL)で洗浄して、4-(4-ニトロフェニル)-1-[1-(4-ピペリジル)ピラゾール-4-イル]ピペリジン(620mg、1.50mmol、収率99.23%)を黄色の固体として得た。この粗化合物を、精製を一切行わずに次の工程に使用した。LCMS (ESI+): 356.2 [M + H] +
工程7:封管内のN,N-ジメチルホルムアミド(10mL)中の4-(4-ニトロフェニル)-1-[1-(4-ピペリジル)ピラゾール-4-イル]ピペリジン(620mg、1.58mmol)の溶液にN,N-ジイソプロピルエチルアミン(2.23g、17.22mmol、3.0mL)及び2-クロロ-5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピリミジン(460mg、1.91mmol)を室温で添加した。反応混合物を100℃に12時間加熱した。水(50mL)を添加し、水相を酢酸エチル(2×100mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、2-[4-[4-[4-(4-ニトロフェニル)-1-ピペリジル]ピラゾール-1-イル]-1-ピペリジル]-5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピリミジン(550mg、835.62μmol、収率52.82%)を薄茶色の固体として得た。この粗化合物を更に精製することなく次の工程に進めた。LCMS (ESI+): 560.3 [M + H] +
工程8:マイクロ波バイアル内で5-ブロモ-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1-トリチル-ピロロ[2,3-b]ピリジン(600mg、838.45μmol)、1,4-ジオキサン(8.0mL)及び水(2.0mL)を合わせた。2-[4-[4-[4-(4-ニトロフェニル)-1-ピペリジル]ピラゾール-1-イル]-1-ピペリジル]-5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピリミジン(500mg、893.71μmol)及び無水第三リン酸カリウム(550mg、2.59mmol)を窒素下にて室温で添加した。反応混合物を10分間窒素で脱ガスした後、XPhos Pd G2(70mg、88.97μmol)を添加した。反応混合物にマイクロ波中にて120℃で1時間照射した。反応混合物に水(50mL)を添加し、水相を酢酸エチル(2×200mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。粗化合物を、溶離液として石油エーテル中90%の酢酸エチルを用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-[2-[4-[4-[4-(4-ニトロフェニル)-1-ピペリジル]ピラゾール-1-イル]-1-ピペリジル]ピリミジン-5-イル]-1-トリチル-ピロロ[2,3-b]ピリジン(490mg、422.02μmol、収率50.33%)を黄色の固体として得た。LCMS (ESI+): 1068.3 [M + H] +
工程9:1,4-ジオキサン(10mL)中の3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-[2-[4-[4-[4-(4-ニトロフェニル)-1-ピペリジル]ピラゾール-1-イル]-1-ピペリジル]ピリミジン-5-イル]-1-トリチル-ピロロ[2,3-b]ピリジン(450mg、421.27μmol)の撹拌溶液に10%パラジウム炭素(230mg、2.16mmol)を添加した。得られた混合物を水素ガス雰囲気(1atm)下にて室温で16時間撹拌した。反応混合物を窒素ガスでパージし、セライトのパッドを通した濾過によって触媒を除去した。濾液を減圧下で濃縮した。粗化合物を、石油エーテル中80%→90%の酢酸エチルを溶離液として用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、5-[2-[4-[4-[4-(4-アミノフェニル)-1-ピペリジル]ピラゾール-1-イル]-1-ピペリジル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1-トリチル-ピロロ[2,3-b]ピリジン(400mg、288.96μmol、収率68.59%)を黄色の固体として得た。LCMS (ESI+): 1038.4 [M + H] +
工程10:封管内のN,N-ジメチルホルムアミド(10mL)中の5-[2-[4-[4-[4-(4-アミノフェニル)-1-ピペリジル]ピラゾール-1-イル]-1-ピペリジル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1-トリチル-ピロロ[2,3-b]ピリジン(400mg、385.28μmol)の溶液に重炭酸ナトリウム(120mg、1.43mmol、55.56μL)及び3-ブロモピペリジン-2,6-ジオン(190mg、989.53μmol)を室温で添加した。反応混合物を70℃に72時間加熱した。反応混合物に水(50mL)を添加し、水相を酢酸エチル(2×100mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、5-[2-[4-[4-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]ピラゾール-1-イル]-1-ピペリジル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1-トリチル-ピロロ[2,3-b]ピリジン(510mg、146.44μmol、収率38.01%)を茶色のゴム状の液体として得た。この粗生成物を更に精製することなく次の工程に進めた。LCMS (ESI+): 1149.4 [M + H] +
工程11:ジクロロメタン(5.0mL)中の5-[2-[4-[4-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]ピラゾール-1-イル]-1-ピペリジル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1-トリチル-ピロロ[2,3-b]ピリジン(510mg、443.74μmol)の撹拌溶液に窒素雰囲気下にて0℃~5℃でトリフルオロ酢酸(7.40g、64.90mmol、5.0mL)及びトリイソプロピルシラン(98%純粋、386.50mg、2.44mmol、0.50mL)を添加した。反応混合物を室温で4時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮し、粗残渣をジエチルエーテル(2×50mL)で洗浄した。粗物質を分取HPLC(水及びアセトニトリル中の0.1%TFA)により精製し、5-[2-[4-[4-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]ピラゾール-1-イル]-1-ピペリジル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(19mg、17.32μmol、収率3.90%)を黄色の固体として得た。LCMS (ESI+): 907.2 [M + H]+1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 13.02 (d, J = 3.20 Hz, 1H), 10.80 (s, 1H), 9.73 (s, 1H), 8.81 (s, 2H), 8.69 (d, J = 2.00 Hz, 1H), 8.58 (s, 1H), 8.15 (d, J = 2.80 Hz, 1H), 8.00 (s, 1H), 7.56-7.60 (m, 2H), 7.25-7.31 (m, 1H), 6.99 (d, J = -8.00 Hz, 2H), 6.65 (d, J = 8.40 Hz, 2H), 4.85 (d, J = 13.20 Hz, 1H), 4.47-4.51 (m, 1H), 4.29 (dd, J = 4.80, 11.40 Hz, 1H), 3.65-3.45(m, 2H), 3.08-3.20 (m, 6H), 2.65-2.80 (m, 2H), 2.74 (s, 3H), 2.55-2.65 (m, 2H), 2.09-2.11 (m, 3H), 1.79-1.95 (m, 7H), 1.02 (t, J = 7.20 Hz, 3H)。
実施例154
N-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ピペリジル]-4-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]-2-ピリジル]ピペラジン-1-カルボキサミド
Figure 2023530030000301
工程1:テトラヒドロフラン(7mL)中の3-[4-(4-アミノ-1-ピペリジル)-3-フルオロ-アニリノ]ピペリジン-2,6-ジオン(0.7g、1.96mmol、塩酸塩)の溶液にトリエチルアミン(992.55mg、9.81mmol、1.37mL)及び(4-ニトロフェニル)カルボノクロリデート(474.50mg、2.35mmol)を窒素雰囲気下にて0℃で添加した。得られた溶液を室温に温め、3時間撹拌した。反応物を減圧下で濃縮し、粗(4-ニトロフェニル)N-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ピペリジル]カルバメート(1.27g、1.95mmol、収率99.36%)を茶色の固体として得た。物質を更に操作することなく続く工程に進めた。LCMS (ESI+): 486.2 [M + H] +
工程2:N,N-ジメチルホルムアミド(4mL)中の(4-ニトロフェニル)N-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ピペリジル]カルバメート(350.00mg、720.96μmol)の溶液にN,N-ジメチルホルムアミド(1ml)中の3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-5-(6-ピペラジン-1-イル-3-ピリジル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(174.42mg、324.43μmol)の溶液及びトリエチルアミン(364.77mg、3.60mmol、502.44μL)を-30℃で添加した。得られた溶液をゆっくりと室温に温め、6時間撹拌した。反応物を減圧下で濃縮し、粗化合物を逆相カラムクロマトグラフィー(カラム:100g Redisep Rf C18、移動相A:0.1%酢酸アンモニウム、移動相B:ACN)により精製し、N-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ピペリジル]-4-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]-2-ピリジル]ピペラジン-1-カルボキサミド(92mg、102.56μmol、収率14.23%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 884.3 [M + H] +1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 12.85 (d, J = 2.80 Hz, 1H), 10.79 (s, 1H), 9.79 (s, 1H), 8.66 (d, J = 2.40 Hz, 1H), 8.56 (d, J = 2.00 Hz, 1H), 8.50 (d, J = 2.40 Hz, 1H), 7.98-7.94 (m, 2H), 7.62-7.58 (m, 1H), 7.41-7.31 (m, 2H), 7.03-7.01 (m, 1H), 6.88-6.83 (m, 1H), 6.56-6.38 (m, 3H), 5.80-5.80 (m, 1H), 4.27-4.24 (m, 1H), 3.57-3.55 (m, 4H), 3.46-3.44 (m, 4H), 3.16-3.11 (m, 4H), 2.74 (s, 3H), 2.68-2.65 (m, 4H), 2.10-2.07 (m, 1H), 1.86-1.81 (m, 3H), 1.65-1.60 (m, 2H), 1.02 (t, J = 7.20 Hz, 3H)。
実施例155
3-[2-クロロ-3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-6-フルオロ-ベンゾイル]-5-[4-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]フェニル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000302
工程1:1,4-ジオキサン(12mL)及び水(2mL)中の5-ブロモ-3-[2-クロロ-3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-6-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(500mg、1.02mmol)をマイクロ波バイアル内で合わせた。tert-ブチル4-[4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェニル]ピペラジン-1-カルボキシレート(475.73mg、1.23mmol)及び無水第三リン酸カリウム(650.14mg、3.06mmol)を窒素雰囲気下にて室温で添加した。反応混合物を10分間窒素で脱ガスし、XPhos Pd G2(80.17mg、102.09μmol)を添加した。反応混合物にマイクロ波下にて110℃で1時間照射した。反応混合物を水(60mL)で希釈し、酢酸エチル(2×100mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。粗化合物を、溶離液として石油エーテル中70%の酢酸エチルを用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、tert-ブチル4-[4-[3-[2-クロロ-3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-6-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]フェニル]ピペラジン-1-カルボキシレート(250mg、249.56μmol、収率24.44%)を薄茶色の固体として得た。LCMS (ESI+): 670.9 [M + H] +
工程2:1,4-ジオキサン(4mL)中のtert-ブチル4-[4-[3-[2-クロロ-3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-6-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]フェニル]ピペラジン-1-カルボキシレート(196mg、292.02μmol)の0℃溶液に1,4-ジオキサン中の4M塩酸溶液(292.02mg、4mL)を添加した。反応混合物を室温で2時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮し、石油エーテル洗浄でトリチュレートして、3-[2-クロロ-3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-6-フルオロ-ベンゾイル]-5-(4-ピペラジン-1-イルフェニル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(180mg、277.59μmol、収率95.06%)をオフイエロー色(off yellow)の固体として得た。LCMS (ESI+): 571.0 [M + H] +
工程3:HATU媒介酸-アミンカップリング反応(手順A)により標的化合物を調製した。アミドカップリングを3-[2-クロロ-3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-6-フルオロ-ベンゾイル]-5-(4-ピペラジン-1-イルフェニル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(210mg、345.66μmol)、2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]酢酸(143.74mg、345.66μmol)、N-エチル-N-イソプロピル-プロパン-2-アミン(178.70mg、1.38mmol、240.83μL)及びHATU(144.58mg、380.23μmol)を用いて行った。粗化合物を、水中の0.1%ギ酸中の40%アセトニトリルで溶出させる150gのsnapカートリッジを用いる逆相カラムクロマトグラフィーにより精製し、3-[2-クロロ-3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-6-フルオロ-ベンゾイル]-5-[4-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]フェニル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(58mg、58.74μmol、収率16.99%、ギ酸塩)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI-): 930.2 [M-H]-1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 12.85 (s, 1H), 10.78 (s, 1H), 8.65 (s, 1H), 8.27 (s, 1H), 7.97 (s, 1H), 7.56-7.63 (m, 3H), 7.21-7.30 (m, 1H), 7.11 (d, J = 8.80 Hz, 2H), 6.86 (t, J = 9.60 Hz, 1H), 6.50 (dd, J = 2.00, 15.00 Hz, 1H), 6.42 (d, J = 8.80 Hz, 1H), 5.78 (d, J = 7.60 Hz, 1H), 4.87 (s, 1H), 4.21-4.31 (m, 1H), 3.70-4.25 (m, 4H), 3.21-3.30 (m, 4H), 3.06 (q, J = 7.20 Hz, 2H), 2.85-2.94 (m, 4H), 2.64-2.77 (m, 2H), 2.68 (s, 3H), 2.07-2.10 (m, 1H), 2.64-2.55(m, 2H), 1.66-1.87 (m, 5H), 1.01 (t, J = 7.20 Hz, 3H)。
実施例156
5-[6-[4-[2-[1-[2-クロロ-4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000303
HATU媒介酸-アミンカップリング反応(手順A)により標的化合物を調製した。アミドカップリングを3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-5-(6-ピペラジン-1-イル-3-ピリジル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(290mg、505.17μmol)、2-[1-[2-クロロ-4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]酢酸(200mg、505.26μmol)、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(1.48g、11.48mmol、2.0mL)及びHATU(220mg、578.60μmol)を用いて行った。粗化合物を、水中の0.1%ギ酸中の50%アセトニトリルで溶出させる150gのsnapカートリッジを用いた逆相カラムクロマトグラフィーにより精製し、5-[6-[4-[2-[1-[2-クロロ-4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(118mg、121.69μmol、収率24.09%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 915.3 [M + H]+1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 12.85 (s, 1H), 10.79 (s, 1H), 9.79 (s, 1H), 8.66 (d, J = 2.40 Hz, 1H), 8.56 (d, J = 2.00 Hz, 1H), 8.51 (d, J = 2.80 Hz, 1H), 7.95-7.98 (m, 2H), 7.58-7.62 (m, 1H), 7.40 (dd, J = 1.20, 7.60 Hz, 1H), 7.30-7.38 (m, 1H), 7.00 (dd, J = 8.80, 17.20 Hz, 2H), 6.98 (d, J = 8.80 Hz, 1H), 6.76 (d, J = 2.40 Hz, 1H), 5.84 (s, 1H), 4.91 (s, 1H), 4.35-4.23 (m, 1H), 3.59-3.72 (m, 8H), 3.13 (q, J = 7.20 Hz, 2H), 2.63-2.93 (m, 5H), 2.74 (s, 3H), 2.60 (s, 2H), 2.55-2.51(m, 1H), 2.06-2.08 (m, 1H), 1.68-1.88 (m, 5H), 1.02 (t, J = 7.20 Hz, 3H)。
実施例157
5-[2-[4-[2-[1-[2-クロロ-4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000304
HATU媒介酸-アミンカップリング反応(手順A)により標的化合物を調製した。アミドカップリングを3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(2-ピペラジン-1-イルピリミジン-5-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(300mg、505.86μmol)、2-[1-[2-クロロ-4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]酢酸(201mg、507.79μmol)、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(1.48g、11.48mmol、2.0mL)及びHATU(220mg、578.60μmol)を用いて行った。粗化合物を、水中の0.1%ギ酸中の50%アセトニトリルで溶出させる150gのsnapカートリッジを用いる逆相カラムクロマトグラフィーにより精製し、5-[2-[4-[2-[1-[2-クロロ-4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(183mg、185.61μmol、収率36.69%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 932.3 [M + H] +1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 13.00 (s, 1H), 10.78 (s, 1H), 8.81 (s, 2H), 8.67 (d, J = 2.40 Hz, 1H), 8.56 (s, 1H), 8.33 (s, 1H), 8.11 (s, 1H), 7.53-7.59 (m, 1H), 7.20 (t, J = 8.80 Hz, 1H), 6.98 (d, J = 8.80 Hz, 1H), 6.76 (d, J = 2.40 Hz, 1H), 6.61 (dd, J = 2.40, 8.80 Hz, 1H), 5.84 (d, J = 8.00 Hz, 1H), 4.91 (s, 1H), 4.26-4.34 (m, 1H), 3.86-3.88 (m, 4H), 3.82-3.83 (m, 4H), 3.08 (q, J = 6.80 Hz, 2H), 2.67-2.93 (m, 4H), 2.71 (s, 3H), 2.61 (s, 2H), 2.06-2.09 (m, 1H), 1.69-1.87 (m, 5H), 1.02 (t, J = 6.80 Hz, 3H)。
実施例158
5-[2-[4-[2-[1-[4-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(化合物158)
Figure 2023530030000305
HATU媒介酸-アミンカップリング反応(手順A)により標的化合物を調製した。アミドカップリングをN,N-ジメチルホルムアミド(5.0mL)中の3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(2-ピペラジン-1-イルピリミジン-5-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(370mg、623.90μmol)、2-[1-[4-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]酢酸(251mg、626.20μmol)、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(1.48g、11.48mmol、2.0mL)及びHATU(270mg、710.10μmol)を用いて室温で行った。粗化合物を、水中の0.1%ギ酸中の50%アセトニトリルで溶出させる150gのsnapカートリッジを用いる逆相カラムクロマトグラフィーにより精製し、5-[2-[4-[2-[1-[4-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(178mg、185.68μmol、収率29.76%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 903.3 [M + H] +1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 13.00 (s, 1H), 10.81 (s, 1H), 9.88 (s, 1H), 8.81 (s, 2H), 8.68 (d, J = 2.40 Hz, 1H), 8.57 (s, 1H), 8.14 (s, 1H), 7.55-7.61 (m, 1H), 7.24-7.28 (m, 1H), 6.99-7.04 (m, 2H), 6.96 (d, J = 1.60 Hz, 1H), 4.93 (s, 1H), 3.81-3.88 (m, 5H), 3.64-3.79 (m, 4H), 3.02-3.33 (m, 6H), 2.73 (s, 3H), 2.62-2.72 (m, 3H), 2.55-2.50(m, 1H), 2.14-2.24 (m, 1H), 2.00-2.05 (m, 1H), 1.70-1.81 (m, 4H), 1.02 (t, J = 7.20 Hz, 3H)。
実施例158a及び実施例158b
5-[2-[4-[2-[1-[4-[(3S)-2,6-ジオキソ-3-ピペリジル]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(実施例158a)及び5-[2-[4-[2-[1-[4-((3R)-2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(実施例158b)
Figure 2023530030000306
工程1:ジオキサン(1125mL)及び水(375mL)中のtert-ブチル2-[1-(2-フルオロ-4-ヨード-フェニル)-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセテート(100g、209.07mmol、1.0当量)、2,6-ジベンジルオキシ-3-ピリジル)ボロン酸(79.05g、229.97mmol、1.1当量)、NaCO(44.32g、418.13mmol、2当量)の溶液にN下にて25℃でPd(dppf)Cl(7.65g、10.45mmol、0.05当量)を添加した。混合物を80℃で12時間撹拌した。反応の完了後に水(400mL)を添加し、混合物をセライトに通して濾過し、酢酸エチル(500mL)で洗浄した。水相を酢酸エチル(2×300mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(2×200mL)で洗浄し、乾燥させ、濃縮して残渣を得た。残渣をフラッシュシリカゲルクロマトグラフィー(ISCO(商標);1200g SepaFlash(商標)シリカフラッシュカラム、0%→10%の酢酸エチル/石油エーテルの溶離液)により精製し、tert-ブチル2-[1-[4-(2,6-ジベンジルオキシ-3-ピリジル)-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセテート(112g、183.33mmol、収率87.69%)を黄色の固体として得た。
LCMS m/z (ESI): 599.3 [M + H]+
工程2:テトラヒドロフラン(900mL)及び酢酸エチル(900mL)中の10%Pd/C(4.5g)及びPd(OH)/C(4.50g)の混合物にN下にて25℃でtert-ブチル2-[1-[4-(2,6-ジベンジルオキシ-3-ピリジル)-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセテート(90g、150.33mmol、1.0当量)を添加した。混合物をH(15psi)雰囲気下にて25℃で16時間撹拌した。反応の完了後に混合物をセライトのパッドに通して濾過した。濾液を減圧下で濃縮し、残渣を得た。粗生成物を石油エーテル/酢酸エチル(5/1、10V)中、25℃で12時間撹拌し、濾過して、tert-ブチル2-[1-[4-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセテート(59g、136.11mmol、収率90.54%)を白色の固体として得た。
LCMS m/z (ESI): 421.3 [M + H]+
工程3:ジクロロメタン(520mL)中のtert-ブチル2-[1-[4-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセテート(52g、120.58mmol、1.0当量)の溶液にHCl水溶液(12M、40.19mL、4.0当量)を添加した。混合物を25℃で0.5時間撹拌した。反応の完了後に混合物を真空下で濃縮し、残渣を得た。残渣に飽和NaHCO水溶液(約220mL)を添加し、沈殿物を濾過により回収し、水(5V)で洗浄し、真空下で乾燥させて、所望の生成物である2-[1-[4-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]酢酸(41g、100.34mmol、収率83.22%、HCl塩)を白色の固体として得た。
LCMS m/z (ESI): 365.3 [M + H]+
工程4:アセトニトリル(100mL)中の2-[1-[4-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]酢酸(10g、24.95mmol、1当量、HCl塩)の混合物にN-エチル-N-イソプロピルプロパン-2-アミン(6.45g、49.90mmol、8.69mL、2当量)、N,N,N’,N’-テトラメチル-O-(N-スクシンイミジル)ウロニウムテトラフルオロボレート(11.27g、37.42mmol、1.5当量)を添加した。混合物を25℃で3時間撹拌した。反応の完了後に混合物を濾過した。濾過ケーキを水(3×5V)で洗浄し、真空下で乾燥させて、(2,5-ジオキソピロリジン-1-イル)2-[1-[4-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセテート(9.4g、20.15mmol、収率80.75%)を薄桃色の固体として得た。
LCMS m/z (ESI): 462.2 [M + H]+
工程5:N,N-ジメチルホルムアミド(88mL)中の(2,5-ジオキソピロリジン-1-イル)2-[1-[4-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセテート(8.8g、18.69mmol、1.0当量)、3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(2-ピペラジン-1-イルピリミジン-5-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(11.13g、18.69mmol、1.0当量、HCl塩)、及びN-エチル-N-イソプロパン-2-アミン(4.83g、37.38mmol、6.51mL、2当量)の溶液を25℃で3時間撹拌した。反応の完了後、この混合物を水(30V)に滴加し、得られた混合物を25℃で30分間撹拌した。沈殿物を濾過した。濾過ケーキを水(3×3V)で洗浄し、真空下で乾燥させて粗生成物を得た。粗生成物をアセトニトリル(10V)中、25℃で12時間撹拌し、濾過し、水(3×5V)で洗浄した。濾過ケーキを回収し、真空オーブン内で40℃にて60時間乾燥させ、5-[2-[4-[2-[1-[4-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(14g、15.21mmol、収率81.39%)を薄茶色の固体として得た。
LCMS m/z (ESI): 903.4 [M + H]+
1HNMR (400 MHz, DMSO-d6): δ=10.81 (s, 1H), 8.80 (s, 2H), 8.68 (d, J = 1.7 Hz, 1H), 8.57 (br s, 1H), 8.14 (s, 1H), 7.65 -7.51 (m, 1H), 7.28 (br t, J = 8.7 Hz, 1H), 7.10-6.88 (m, 3H), 4.94 (s, 1H), 3.94-3.60 (m, 10H), 3.18-2.97 (m, 6H), 2.73 (s,3H), 2.71-2.58 (m, 3H), 2.19 (dq, J = 3.3, 12.0 Hz, 1H), 2.06-1.95 (m, 1H), 1.88-1.65 (m, 4H), 1.02 (t, J = 7.1 Hz, 3H) ppm。
工程6:ラセミ体5-[2-[4-[2-[1-[4-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(400mg、0.443mmol)をジメチルスルホキシド(15mL)及びアセトニトリル(25mL)に溶解した。この溶液をSFC分離に供した。機器:Waters 80Q。カラム:REGIS(s,s)WHELK-O1(250mm×50mm、10μm);移動相:超臨界CO中の80%IPA+ACN(Neu)、流速:80g/分、サイクルタイム:5.7分、合計時間:200分;1回の注入量:1.0ml、背圧:100バールでCOを超臨界流に保つ。画分を得て、35℃にて減圧下で濃縮し、化合物5-[2-[4-[2-[1-[4-((3R)-2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(170mg、188.27μmol、収率42.50%、98.5%e.e.)を白色の固体として得て、化合物5-[2-[4-[2-[1-[4-[(3S)-2,6-ジオキソ-3-ピペリジル]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(140mg、155.05μmol、収率35.00%、98.5%e.e)を白色の固体として得た。立体化学を任意に割り当てた。
LCMS m/z (ESI): 903.5 [M + H]+
1H NMR (先に溶出するピーク) (400 MHz, DMSO-d6) δ= 13.00 (d, J = 2.8 Hz, 1H), 10.81 (s, 1H), 9.70 (s, 1H), 8.80 (s, 2H), 8.67 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.57 (s, 1H), 8.14 (d, J = 2.7 Hz, 1H), 7.58 (t, J = 6.1, 9.0 Hz, 1H), 7.27 (t, J = 8.1 Hz, 1H), 7.09-6.86 (m, 3H), 4.92 (s, 1H), 3.94-3.56 (m, 10H), 3.16-2.97 (m, 6H), 2.73 (s, 3H), 2.67-2.59 (m, 3H), 2.25-2.13 (m, 1H), 2.05-1.96 (m, 1H), 1.86-1.67 (m, 4H), 1.04-0.98 (m, 3H) ppm。
1H NMR (後に溶出するピーク) (400 MHz, DMSO-d6,) δ= 13.00 (s, 1H), 11.10-10.46 (m, 1H), 9.71 (s, 1H), 8.81 (s, 2H), 8.68 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 8.57 (s, 1H), 8.14 (s, 1H), 7.67-7.52 (m, 1H), 7.33-7.22 (m, 1H), 7.08-6.91 (m, 3H), 4.93 (s, 1H), 3.96-3.56 (m, 9H), 3.16-2.98 (m, 6H), 2.74 (s, 3H), 2.67-2.59 (m, 3H), 2.20 (q, J = 3.9, 12.2 Hz, 1H), 2.01 (d, J = 4.6, 8.8 Hz, 1H), 1.88-1.67 (m, 4H), 1.02 (t, J = 7.2 Hz, 3H) ppm
実施例158c及び実施例158d
5-[2-[4-[2-[1-[4-[(3S)-3-ジュウテリオ-2,6-ジオキソ-3-ピペリジル]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(実施例158c)及び5-[2-[4-[2-[1-[4-[(3R)-3-ジュウテリオ-2,6-ジオキソ-3-ピペリジル]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(実施例158d)
Figure 2023530030000307
工程1:N,N-ジメチルホルムアミド(40mL)中のtert-ブチル2-[1-[4-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセテート(5g、11.89mmol、1当量)及びトリメチルクロロシラン(2.71g、24.97mmol、3.17mL、2.1当量)の溶液にイミダゾール(2.43g、35.67mmol、3当量)を添加した。混合物を20℃で1時間撹拌した。反応の完了後に反応混合物に水(100mL)を添加してクエンチし、酢酸エチル(3×30mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(4×30mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、tert-ブチル2-[1-[4-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-2-フルオロ-フェニル]-4-トリメチルシリルオキシ-4-ピペリジル]アセテート(5.8g、粗)を白色の固体として得た。
工程2:テトラヒドロフラン(25mL)中のtert-ブチル2-[1-[4-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-2-フルオロ-フェニル]-4-トリメチルシリルオキシ-4-ピペリジル]アセテート(2.5g、5.07mmol、1当量)の溶液に窒素下にて-70℃でリチウビス(トリメチルシリル)アミド(1M、12.69mL、2.5当量)を添加した。混合物を-70℃で1時間撹拌し、重水素酸(1.25g、62.50mmol、12.32当量)を添加した。反応混合物をゆっくりと15℃に温め、15℃で12時間撹拌した。反応の完了後に反応混合物を逆相HPLC精製(0.1%水酸化アンモニウム)に直接供し、5-アミノ-4-[4-[4-(2-tert-ブトキシ-2-オキソ-エチル)-4-トリメチルシリルオキシ-1-ピペリジル]-3-フルオロ-フェニル]-4-ジュウテリオ-5-オキソ-ペンタン酸(2.3g、4.05mmol、収率79.7%)を白色の固体として得た。
LCMS m/z (ESI): 513.2 [M + H]+
工程3:ジクロロメタン(40mL)中の5-アミノ-4-[4-[4-(2-tert-ブトキシ-2-オキソ-エチル)-4-トリメチルシリルオキシ-1-ピペリジル]-3-フルオロ-フェニル]-4-ジュウテリオ-5-オキソ-ペンタン酸(2.2g、4.30mmol、1当量)の溶液に-40℃で塩化チオニル(2.56g、21.50mmol、1.56mL、5当量)を添加した。添加の完了後にN,N-ジメチルホルムアミド(157.13mg、2.15mmol、165.40μL、0.5当量)を添加し、得られた混合物を-40℃に保ちながら2時間撹拌した。次いで、ピリジン(1.70g、21.50mmol、1.74mL、5当量)を添加した。更に40分間撹拌した後、トリエチルアミン(2.18g、21.50mmol、2.99mL、5当量)を添加し、混合物を-40℃で2時間撹拌した。ジクロロメタン(20mL)を添加し、混合物を飽和重炭酸ナトリウム水溶液(2×30mL)、水(2×20mL)、及びブライン(2×20mL)で洗浄した。洗浄した有機層を乾燥させ、真空下で濃縮して残渣を得た。残渣をカラムクロマトグラフィー(SiO、石油エーテル/酢酸エチル=10/1→1/2)により精製し、tert-ブチル2-[1-[4-(3-ジュウテリオ-2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-2-フルオロ-フェニル]-4-トリメチルシリルオキシ-4-ピペリジル]アセテート(1.1g、2.12mmol、収率49.4%)を薄茶色の固体として得た。
LCMS m/z (ESI): 494.2 [M + H]+
工程4:ジクロロメタン(10mL)中のtert-ブチル2-[1-[4-(3-ジュウテリオ-2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-2-フルオロ-フェニル]-4-トリメチルシリルオキシ-4-ピペリジル]アセテート(1.0g、2.03mmol、1当量)の溶液に15℃で塩酸(12M、675.23μL、4当量)を添加し、この混合物を15℃で1時間撹拌した。反応の完了後に混合物を真空下で濃縮し、残渣を得た。飽和重炭酸ナトリウム溶液を添加し、混合物をpH約5に調整した。沈殿物を濾過し、2-[1-[4-(3-ジュウテリオ-2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]酢酸(680mg、1.81mmol、収率89.1%、HCl塩)を青色の固体として得た。
LCMS m/z (ESI): 366.1 [M + H]+
工程5:アセトニトリル(6.8mL)中の2-[1-[4-(3-ジュウテリオ-2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]酢酸(680.00mg、1.69mmol、1当量、HCl塩)の溶液にN,N-ジイソプロピルエチルアミン(437.41mg、3.38mmol、589.50μL、2当量)及びO-(N-スクシンイミジル)-1,1,3,3-テトラメチルアンモニウムテトラフルオロボレート(764.16mg、2.54mmol、1.5当量)を15℃で添加した。混合物を25℃で1時間撹拌した。反応の完了後に混合物を濾過し、粗生成物を得た。粗生成物を水(3×4mL)で洗浄し、(2,5-ジオキソピロリジン-1-イル)2-[1-[4-(3-ジュウテリオ-2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセテート(606mg、1.28mmol、収率75.5%)をオフホワイト色の固体として得た。
LCMS m/z (ESI): 463.1 [M + H]+
工程6:N,N-ジメチルホルムアミド(6mL)中の(2,5-ジオキソピロリジン-1-イル)2-[1-[4-(3-ジュウテリオ-2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセテート(600mg、1.26mmol、1.0当量)、3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(2-ピペラジン-1-イルピリミジン-5-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(753.91mg、1.26mmol、1.0当量、HCl塩)、及びN,N-ジイソプロピルエチルアミン(325.30mg、2.52mmol、438.42μL、2.0当量)の溶液を0℃で7時間撹拌した。この混合物を水(30mL)に滴加し、25℃で30分間撹拌し、濾過した。濾過ケーキを水(3×3mL)で洗浄し、真空下で乾燥させて粗生成物を得た。粗生成物をアセトニトリル(10V)で25℃にて12時間トリチュレートし、濾過した。濾過ケーキを水(3×5V)で洗浄し、真空下で乾燥させて、5-[2-[4-[2-[1-[4-(3-ジュウテリオ-2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(940mg、1.01mmol、収率79.9%)をオフホワイト色の固体として得た。
LCMS m/z (ESI): 904.3 [M + H]+
工程7(SFC分離):
ラセミ体5-[2-[4-[2-[1-[4-(3-ジュウテリオ-2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(940mg、1.01mmol、純度95.7%)を、SFC(カラム:REGIS(s,s)WHELK-O1(250mm×50mm、10μm);移動相:(IPA-ACN);B%:80%→80%、4.6分;250分)によって分離し、分取HPLC(カラム:Phenomenex Synergi C18 150×25mm×10μm;移動相:(水(0.225%FA)-ACN);B%:30%→60%、10分;カラム:Phenomenex Synergi C18 150×25mm×10μm;移動相:(水(0.225%FA)-ACN);B%:30%→60%、10分)によって更に精製して、白色の固体として5-[2-[4-[2-[1-[4-[(3S)-3-ジュウテリオ-2,6-ジオキソ-3-ピペリジル]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(310mg、340.20μmol、収率34.2%、99%e.e.超)、及び白色の固体として5-[2-[4-[2-[1-[4-[(3R)-3-ジュウテリオ-2,6-ジオキソ-3-ピペリジル]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(214mg、234.14μmol、収率23.5%、93.4%e.e.)を得た。重水素化度はH NMR分析に基づいて80%~85%と推定された。立体化学を任意に割り当てた。
LCMS m/z (ESI): 904.3 [M + H]+及び904.3 [M + H]+
1HNMR (先に溶出するピーク) (400 MHz, DMSO-d6 + CD3OD): δ=8.65 (s, 2H), 8.57 (br s, 1H), 8.53 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 7.87 (s, 1H), 7.56 (dt, J = 5.7,8.9 Hz, 1H), 7.14-7.04 (m, 1H), 7.01-6.92 (m, 1H), 6.88 (br d, J = 11.6 Hz, 2H), 3.92-3.77 (m, 4H), 3.64 (br d, J = 5.0 Hz, 4H), 3.15-2.93 (m, 6H), 2.71 (s, 3H), 2.65-2.55 (m, 3H), 2.20-1.97 (m, 2H), 1.85-1.68 (m, 4H), 0.99 (t, J = 7.2 Hz, 3H) ppm。
1HNMR (後に溶出するピーク) (400 MHz, DMSO-d6 + CD3OD): δ=8.68-8.62 (m, 2H), 8.61-8.55 (m, 1H), 8.52 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.42-8.38 (m, 1H), 7.86 (s, 1H), 7.62-7.51 (m, 1H), 7.12-7.03 (m, 1H), 7.00-6.92 (m, 1H), 6.89 (s, 1H), 6.88-6.84 (m, 1H), 3.96-3.76 (m, 4H), 3.75-3.57 (m, 4H), 3.14-2.93 (m, 6H), 2.71 (s, 3H), 2.64-2.55 (m, 3H), 2.19-1.99 (m, 2H), 1.86-1.69 (m, 4H), 0.99 (t, J =7.2 Hz, 3H) ppm。
実施例158e
[1-[4-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-2-フルオロ-フェニル]-4-[2-[4-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]ピペラジン-1-イル]-2-オキソ-エチル]-4-ピペリジル]リン酸二水素
Figure 2023530030000308
工程1:ジオキサン(81mL)及び水(27mL)中のtert-ブチル2-[1-(2-フルオロ-4-ヨード-フェニル)-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセテート(7.7g、16.10mmol、1.0当量)、2,6-ジベンジルオキシ-3-ピリジル)ボロン酸(5.99g、17.71mmol、1.1当量)、炭酸ナトリウム(3.41g、32.20mmol、2.0当量)の溶液に窒素下にて25℃でPd(dppf)Cl(588.95mg、804.90μmol、0.05当量)を添加した。混合物を窒素下にて80℃で12時間撹拌した。水(20mL)を添加した。混合物をセライトのパッドに通して濾過し、酢酸エチル(3×40mL)で洗浄した。水相を酢酸エチル(2×20mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(2×20mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮して残渣を得た。残渣をフラッシュシリカゲルクロマトグラフィー(ISCO(商標);80g SepaFlash(商標)シリカフラッシュカラム、0%→5%の酢酸エチル/石油エーテル勾配の溶離液60mL/分)により精製して、tert-ブチル2-[1-[4-(2,6-ジベンジルオキシ-3-ピリジル)-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセテート(7.2g、11.79mmol、収率73.2%)を薄茶色の固体として得た。
LCMS m/z (ESI): 599.4 [M + H]+
工程2:ジクロロメタン(10mL)中のtert-ブチル2-[1-[4-(2,6-ジベンジルオキシ-3-ピリジル)-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセテート(1.0g、1.67mmol、1当量)及びN-ジベンジルオキシホスファニル-N-イソプロピル-プロパン-2-アミン(1.15g、3.34mmol、1.12mL、2当量)の溶液に18℃で1H-イミダゾール-4,5-ジカルボニトリル(591.76mg、5.01mmol、3当量)を添加した。混合物を窒素下にて18℃で20分間撹拌した。過酸化水素(227.22mg、2.00mmol、192.56μL、30%重量/重量、1.2当量)を-10℃で添加し、この混合物を窒素下にて18℃で2時間撹拌した。反応混合物にジクロロメタン(10mL)及び水(5mL)を添加した。分離した有機層を水(3×10mL)、飽和亜硫酸ナトリウム(3×10mL)、及びブライン(3×10mL)で洗浄した。洗浄した有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮して残渣を得た。残渣をカラムクロマトグラフィー(SiO、300メッシュ~400メッシュ、石油エーテル/酢酸エチル=10/1→4/1)により精製し、tert-ブチル2-[4-ジベンジルオキシホスホリルオキシ-1-[4-(2,6-ジベンジルオキシ-3-ピリジル)-2-フルオロ-フェニル]-4-ピペリジル]アセテート(1.26g、1.32mmol、収率79.1%)を黄色の油として得た。
LCMS m/z (ESI): 859.3 [M + H]+
工程3:ジクロロメタン(6mL)中のtert-ブチル2-[4-ジベンジルオキシホスホリルオキシ-1-[4-(2,6-ジベンジルオキシ-3-ピリジル)-2-フルオロ-フェニル]-4-ピペリジル]アセテート(1.1g、1.28mmol、1当量)の溶液に窒素下でトリフルオロ酢酸(3.08g、27.01mmol、2mL、21.09当量)を滴加した。得られた混合物を15℃で20分間撹拌した後、真空下で濃縮して、粗2-[4-ジベンジルオキシホスホリルオキシ-1-[4-(2,6-ジベンジルオキシ)-3-ピリジル]-2-フルオロ-フェニル]-4-ピペリジル]酢酸(1.2g、TFA塩)を薄茶色の油として得て、これを次の工程に直接使用した。LCMS m/z (ESI): 803.3 [M + H]+
工程4:N,N-ジメチルホルムアミド(10mL)中の2-[4-ジベンジルオキシホスホリルオキシ-1-[4-(2,6-ジベンジルオキシ-3-ピリジル)-2-フルオロ-フェニル]-4-ピペリジル]酢酸(1.0g、872.56μmol、1.1当量、TFA塩)の溶液に2-(7-アザベンゾトリアゾール-1-イル)-N,N,N,N-テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート(301.61mg、793.24μmol、1.0当量)及びN,N-ジイソプロピルエチルアミン(102.52mg、793.24μmol、138.16μL、1当量)を添加し、この混合物を20℃で1時間撹拌した。3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(2-ピペラジン-1-イルピリミジン-5-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(528.27mg、793.24μmol、1当量、3HCl塩)及びN,N-ジイソプロピルエチルアミン(410.07mg、3.17mmol、552.66μL、4当量)を添加した。得られた混合物を15℃で12時間撹拌した。反応混合物を濾過し、濾液を逆相HPLC精製(0.1%水酸化アンモニウム)に供し、ジベンジル[1-[4-(2,6-ジベンジルオキシ-3-ピリジル)-2-フルオロ-フェニル]-4-[2-[4-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]ピペラジン-1-イル]-2-オキソ-エチル]-4-ピペリジル]ホスフェート(500mg、346.65μmol、収率43.7%)を薄黄色の固体として得た。
LCMS m/z (ESI): 1341.4 [M + H]+
工程5:DMF(2.5mL)中のジベンジル[1-[4-(2,6-ジベンジルオキシ-3-ピリジル)-2-フルオロ-フェニル]-4-[2-[4-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]ピペラジン-1-イル]-2-オキソ-エチル]-4-ピペリジル]ホスフェート(100mg、74.55μmol、1当量)の溶液にN下で10%Pd/C(65mg)及びPd(OH)/C(65mg)を添加した。懸濁液を脱ガスし、Hで数回パージした。得られた混合物をH(15psi)下にて30℃で2.5時間撹拌した。混合物を濾過し、濾液を分取HPLC精製(カラム:Phenomenex luna C18 150×25mm×10μm;移動相:(水(0.225%FA)-ACN);B%:36%→66%、10分)に供して、[1-[4-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-2-フルオロ-フェニル]-4-[2-[4-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]ピペラジン-1-イル]-2-オキソ-エチル]-4-ピペリジル]リン酸二水素(8mg、8.15μmol、収率10.9%)を白色の固体として得た。
LCMS m/z (ESI): 982.9 [M + H]+
1HNMR (400 MHz, DMSO-d6): δ=10.79 (s, 1H), 8.76 (s, 2H), 8.65 (br s, 1H), 8.54 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.08 (s, 1H), 7.56 (dt, J = 5.7,8.9 Hz, 1H), 7.22-7.14 (m, 1H), 7.01-6.92 (m, 1H), 6.88 (br d, J = 11.6 Hz, 2H), 3.92-3.77 (m, 4H), 3.64 (br d, J = 5.0 Hz, 4H), 3.15-2.93 (m, 6H), 2.71 (s, 3H), 2.65-2.55 (m, 3H), 2.20-1.97 (m, 2H), 1.85-1.68 (m, 4H), 0.99 (t, J = 7.2 Hz, 3H) ppm。
実施例159
5-[6-[4-[2-[1-[4-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000309
HATU媒介酸-アミンカップリング反応(手順A)により標的化合物を調製した。アミドカップリングを3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-5-(6-ピペラジン-1-イル-3-ピリジル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(350mg、609.68μmol)、2-[1-[4-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]酢酸(250mg、623.71μmol)、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(1.48g、11.48mmol、2.0mL)及びHATU(260mg、683.80μmol)を用いて行った。粗化合物を、水中の0.1%酢酸アンモニウム中の50%アセトニトリルで溶出させる150gのsnapカートリッジを用いる逆相カラムクロマトグラフィーにより精製し、5-[6-[4-[2-[1-[4-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(150mg、166.21μmol、収率27.26%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI-): 882.3 [M-H] -1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 12.84 (s, 1H), 10.82 (s, 1H), 9.78 (s, 1H), 8.66 (d, J = 2.00 Hz, 1H), 8.56 (d, J = 2.00 Hz, 1H), 8.51 (d, J = 2.40 Hz, 1H), 7.96 (t, J = 2.80 Hz, 2H), 7.58-7.62 (m, 1H), 7.40 (dd, J = 6.00, 9.80 Hz, 1H), 7.36 (t, J = 8.00 Hz, 1H), 6.96-7.03 (m, 4H), 4.94 (s, 1H), 3.78-3.82 (m, 1H), 3.57-3.72 (m, 8H), 3.01-3.17 (m, 6H), 2.75 (s, 3H), 2.62-2.69 (m, 3H), 2.57-2.50(m, 1H), 2.10-2.21 (m, 1H), 1.95-2.02 (m, 1H), 1.70-1.81 (m, 4H), 1.02 (t, J = 6.80 Hz, 3H)。
実施例160
5-[6-[4-[2-[1-[4-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000310
HATU媒介酸-アミンカップリング反応(手順A)により標的化合物を調製した。アミドカップリングを3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(6-ピペラジン-1-イル-3-ピリジル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(220mg、371.58μmol)、2-[1-[4-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]酢酸(150mg、374.23μmol)、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(1.48g、11.48mmol、2.0mL)及びHATU(160mg、420.80μmol)を用いて行った。粗化合物を、水中の0.1%ギ酸中の50%アセトニトリルで溶出させる150gのsnapカートリッジを用いる逆相カラムクロマトグラフィーにより精製し、5-[6-[4-[2-[1-[4-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(102mg、107.20μmol、収率28.85%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 902.3 [M + H] +1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 12.96 (s, 1H), 10.82 (s, 1H), 9.83 (s, 1H), 8.68 (d, J = 2.40 Hz, 1H), 8.52 (d, J = 2.40 Hz, 2H), 8.12 (s, 1H), 7.98 (dd, J = 2.40, 8.80 Hz, 1H), 7.55-7.61 (m, 1H), 7.27 (t, J = 8.00 Hz, 1H), 6.96-7.03 (m, 4H), 4.94 (s, 1H), 3.80 (dd, J = 4.80, 12.00 Hz, 1H), 3.60-3.72 (m, 8H), 3.08-3.33 (m, 6H), 2.73 (s, 3H), 2.62-2.72 (m, 4H), 2.10-2.22 (m, 1H), 2.02-2.08 (m, 1H), 1.70-1.81 (m, 4H), 1.02 (t, J = 7.20 Hz, 3H)。
実施例161
6-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-2-[1-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]-4-ピペリジル]-5,7-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[3,4-c]ピリジン
Figure 2023530030000311
工程1:N,N-ジメチルホルムアミド(40mL)中の水素化ナトリウム(鉱油中60%分散液、310mg、13.48mmol)の撹拌懸濁液に窒素下にて0℃~5℃でtert-ブチル2,4,5,7-テトラヒドロピラゾロ[3,4-c]ピリジン-6-カルボキシレート(2.0g、8.96mmol、N,N-ジメチルホルムアミド中の溶液として)を添加した。反応混合物を室温で1時間撹拌した。反応混合物を0℃~5℃に冷却し、ベンジル4-(p-トリルスルホニルオキシ)ピペリジン-1-カルボキシレート(5.24g、13.45mmol)をN,N-ジメチルホルムアミド(40mL)中の溶液として添加した。反応混合物を60℃に16時間加熱した。反応混合物を0℃~5℃に冷却し、飽和塩化アンモニウム溶液(100mL)を添加した。水相を酢酸エチル(2×200mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。この粗物質を、溶離液としてジクロロメタン中40%の酢酸エチルを用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、tert-ブチル2-(1-ベンジルオキシカルボニル-4-ピペリジル)-5,7-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[3,4-c]ピリジン-6-カルボキシレート(1.40g、3.05mmol、収率34.03%)をオフホワイト色のゴム状の液体として得た。LCMS (ESI+): 441.3 [M + H] +。注:NOESY研究及びNOE研究により所望の位置異性体が確認された。
工程2:ジクロロメタン(10mL)中のtert-ブチル2-(1-ベンジルオキシカルボニル-4-ピペリジル)-5,7-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[3,4-c]ピリジン-6-カルボキシレート(950mg、2.16mmol)の撹拌溶液にトリフルオロ酢酸(2.96g、25.96mmol、2.0mL)を窒素下にて0℃~5℃で添加した。反応混合物を室温で4時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮し、ジエチルエーテル(2×50mL)でトリチュレートして、ベンジル4-(4,5,6,7-テトラヒドロピラゾロ[3,4-c]ピリジン-2-イル)ピペリジン-1-カルボキシレート(905mg、1.93mmol、収率89.58%)を黄色がかったゴム状の液体として得て、これを更に精製することなく繰り越した。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 9.09 (s, 2H), 7.70 (s, 1H), 7.33-7.40 (m, 5H), 5.10 (s, 2H), 4.30-4.40 (m, 1H), 4.09-4.22 (m, 4H), 3.33 (d, J = 6.00 Hz, 2H), 2.79-2.90 (m, 2H), 2.75 (dd, J = 0.40, 10.40 Hz, 2H), 1.96-1.99 (m, 2H), 1.77-1.83 (m, 2H)。
工程3:封管内のN,N-ジメチルホルムアミド(10mL)中のベンジル4-(4,5,6,7-テトラヒドロピラゾロ[3,4-c]ピリジン-2-イル)ピペリジン-1-カルボキシレート(850mg、1.87mmol)の溶液にN,N-ジイソプロピルエチルアミン(3.71g、28.71mmol、5.0mL)及び1-フルオロ-4-ニトロベンゼン(320mg、2.27mmol、240.60μL)を室温で添加した。反応混合物を100℃に12時間加熱した。反応混合物に水(100mL)を添加し、水相を酢酸エチル(2×100mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。粗化合物を、石油エーテル中70%の酢酸エチルを溶離液として用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、ベンジル4-[6-(4-ニトロフェニル)-5,7-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[3,4-c]ピリジン-2-イル]ピペリジン-1-カルボキシレート(820mg、1.52mmol、収率81.27%)を黄色の固体として得た。LCMS (ESI+): 462.1 [M + H] +
工程4:トリフルオロ酢酸(10.36g、90.86mmol、7.0mL)中のベンジル4-[6-(4-ニトロフェニル)-5,7-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[3,4-c]ピリジン-2-イル]ピペリジン-1-カルボキシレート(750mg、1.63mmol)の溶液を封管内で80℃に5時間加熱した。反応混合物を減圧下で濃縮し、トルエン(2×50mL)と共蒸留して、6-(4-ニトロフェニル)-2-(4-ピペリジル)-5,7-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[3,4-c]ピリジン(1.3g、1.56mmol、収率96.05%)を茶色のゴム状の液体として得た。LCMS (ESI+): 328.1 [M + H] +
工程5:封管内のN,N-ジメチルホルムアミド(3mL)中の6-(4-ニトロフェニル)-2-(4-ピペリジル)-5,7-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[3,4-c]ピリジン(500mg、1.53mmol)の溶液に室温でN,N-ジイソプロピルエチルアミン(1.48g、11.48mmol、2mL)及び2-クロロ-5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピリミジン(367.30mg、1.53mmol)を添加した。反応混合物を100℃に12時間加熱した。反応混合物に水(50mL)を添加し、水相を酢酸エチル(2×100mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、粗6-(4-ニトロフェニル)-2-[1-[5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピリミジン-2-イル]-4-ピペリジル]-5,7-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[3,4-c]ピリジン(700mg、368.83μmol、収率24.15%)を黄色の固体として得た。この粗化合物を更に精製することなく次の工程に進めた。LCMS (ESI+): 532.3 [M + H] +
工程6:マイクロ波バイアル内の1,4-ジオキサン(8mL)及び水(2mL)中の5-ブロモ-3-[3-[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1-トリチル-ピロロ[2,3-b]ピリジン(0.500g、698.71μmol)の室温溶液に6-(4-ニトロフェニル)-2-[1-[5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピリミジン-2-イル]-4-ピペリジル]-5,7-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[3,4-c]ピリジン(700mg、1.32mmol)及び無水第三リン酸カリウム(444.95mg、2.10mmol)を窒素下で添加した。反応混合物を窒素で10分間脱ガスした後、マイクロ波中にて120℃に1時間加熱した。反応混合物に水(10mL)を添加し、水相を酢酸エチル(2×20mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、2-[1-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1-トリチル-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]-4-ピペリジル]-6-(4-ニトロフェニル)-5,7-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[3,4-c]ピリジン(550mg、454.74μmol、収率65.08%)を黄色のゴム状の液体として得て、これを更に精製することなく次の工程に使用した。LCMS (ESI+): 1040.4 [M + H] +
工程7:1,4-ジオキサン(15mL)中の2-[1-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1-トリチル-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]-4-ピペリジル]-6-(4-ニトロフェニル)-5,7-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[3,4-c]ピリジン(550.00mg、528.77μmol)の室温撹拌溶液を10分間脱ガスした。反応混合物にパラジウム炭素(0.350g、2.88mmol)を添加し、水素ガス(1atm)下にて室温で14時間撹拌を続けた。完了後に反応混合物を窒素でパージし、セライトパッドを通した濾過によって触媒を除去した。濾液を減圧下で濃縮した。粗物質を、溶離液として石油エーテル中80%→90%の酢酸エチルを用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、6-(4-アミノフェニル)-2-[1-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1-トリチル-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]-4-ピペリジル]-5,7-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[3,4-c]ピリジン(600mg、463.29μmol、収率87.62%)を黄色の固体として得た。LCMS (ESI+): 1010.3 [M + H] +
工程8:封管内のN,N-ジメチルホルムアミド(3mL)中の6-(4-アミノフェニル)-2-[1-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1-トリチル-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]-4-ピペリジル]-5,7-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[3,4-c]ピリジン(600.00mg、593.96μmol)の溶液に室温で3-ブロモピペリジン-2,6-ジオン(285.12mg、1.48mmol)及び重炭酸ナトリウム(174.64mg、2.08mmol)を添加した。反応混合物を85℃に16時間加熱した。反応混合物に水(10mL)を添加し、水相を酢酸エチル(2×20mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。粗残渣をカラムクロマトグラフィー(石油エーテル中70%→80%の酢酸エチル)により精製し、6-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-2-[1-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1-トリチル-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]-4-ピペリジル]-5,7-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[3,4-c]ピリジン(250mg、168.67μmol、収率28.40%)を、純度39%の170mgの混合物とともに茶色のゴム状の液体として得た。LCMS (ESI+): 1121.3 [M + H] +
工程9:ジクロロメタン(2.50mL)中の6-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-2-[1-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1-トリチル-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]-4-ピペリジル]-5,7-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[3,4-c]ピリジン(250.00mg、168.67μmol)の撹拌溶液にトリイソプロピルシラン(3.32g、16.95mmol、0.5mL)及びトリフルオロ酢酸(1.93g、16.95mmol、1.31mL)を窒素下にて0℃~5℃で添加した。反応混合物を室温で4時間撹拌した。反応混合物をジクロロメタン中の10%イソプロピルアルコール(30mL)で希釈し、ブライン(10ml)で洗浄した。有機層を減圧下で濃縮して粗物質を得て、これを更に水中の0.1%ギ酸中の40%アセトニトリルで溶出させる150gのsnapカートリッジを用いる逆相カラムクロマトグラフィーにより精製して、6-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-2-[1-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]-4-ピペリジル]-5,7-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[3,4-c]ピリジン(69mg、74.23μmol、収率44.0%)を黒色の固体として得た。LCMS (ESI+): 879.4 [M + H] +1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 13.00 (s, 1H), 10.77 (s, 1H), 9.80 (s, 1H), 8.79 (s, 2H), 8.69 (s, 1H), 8.68 (s, 1H), 8.14 (s, 1H), 7.56 (d, J = 4.80 Hz, 2H), 7.21-7.31 (m, 1H), 6.84 (d, J = 8.80 Hz, 2H), 6.63 (d, J = 8.80 Hz, 2H), 5.40 (d, J = 7.20 Hz, 1H), 4.84 (d, J = 13.60 Hz, 1H), 4.16-4.25 (m, 1H), 4.40-4.48 (m, 1H), 4.03 (s, 2H), 3.27 (t, J = 5.60 Hz, 2H), 3.08-3.17 (m, 4H), 2.73 (s, 3H), 2.54-2.72 (m, 5H), 2.73 (s, 3H), 2.08-2.12 (m, 3H), 1.83-1.89 (m, 3H), 1.02 (t, J = 7.20 Hz, 3H)。
実施例162
5-[2-[4-[2-[1-[4-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000312
HATU媒介酸-アミンカップリング反応(手順A)により標的化合物を調製した。アミドカップリングを、室温で3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-5-(2-ピペラジン-1-イルピリミジン-5-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(220mg、382.57μmol)、2-[1-[4-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]酢酸(160mg、399.17μmol)、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(1.48g、11.48mmol、2.0mL)及びHATU(170mg、447.10μmol)を用いて行った。粗化合物を、水中の0.1%酢酸アンモニウム中の50%アセトニトリルで溶出させる150gのsnapカートリッジを用いる逆相カラムクロマトグラフィーにより精製し、5-[2-[4-[2-[1-[4-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(72mg、80.72μmol、収率21.10%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 885.3 [M+H]+1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 12.89 (d, J = 2.80 Hz, 1H), 10.82 (s, 1H), 9.78 (s, 1H), 8.80 (s, 2H), 8.66 (d, J = 2.00 Hz, 1H), 8.59 (d, J = 2.00 Hz, 1H), 7.99 (d, J = 0.80 Hz, 1H), 7.58-7.62 (m, 1H), 7.38-7.41 (m, 1H), 7.33-7.35 (m, 1H), 6.96-7.03 (m, 3H), 4.93 (s, 1H), 3.78-3.88 (m, 5H), 3.65-3.70 (m, 4H), 3.02-3.17 (m, 6H), 2.75 (s, 3H), 2.62-2.69 (m, 3H), 2.55-2.51 (m,1H), 2.15-2.25 (m, 1H), 1.95-2.05 (m, 1H), 1.71-1.81 (m, 4H), 1.03 (t, J = 7.20 Hz, 3H)。
実施例163
3-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)-6-[4-[2-[4-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]ピペラジン-1-イル]-2-オキソ-エチル]-4-ヒドロキシ-1-ピペリジル]-1-メチル-インダゾール
Figure 2023530030000313
工程1:DMSO(15mL)中の1-(6-ヨード-1-メチル-インダゾール-3-イル)ヘキサヒドロピリミジン-2,4-ジオン(1.5g、4.05mmol)の溶液にナトリウムtert-ブトキシド(467.33mg、4.86mmol)及び1,4-ジオキサ-8-アザスピロ[4.5]デカン(638.27mg、4.46mmol、569.88μL)を窒素下にて室温で添加した。反応混合物を窒素で5分間脱ガスした。ビス(トリ-tert-ブチルホスフィン)パラジウム(0)(414.20mg、810.49μmol)を添加した後、反応混合物をマイクロ波照射下にて100℃で1時間撹拌した。反応混合物を水(50mL)で希釈し、水相を酢酸エチル(2×50mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン溶液(50mL)で洗浄し、有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。このようにして得られた粗残渣を60~120シリカゲルで溶離液としてジクロロメタン中3%→4%のメタノールを用いるカラムクロマトグラフィーにより精製し、1-[6-(1,4-ジオキサ-8-アザスピロ[4.5]デカン-8-イル)-1-メチル-インダゾール-3-イル]ヘキサヒドロピリミジン-2,4-ジオン(850mg、1.85mmol、収率45.55%)を淡褐色の半固体として得た。LCMS (ESI+): 386.1 [M+H]+
工程2:テトラヒドロフラン(4mL)中の1-[6-(1,4-ジオキサ-8-アザスピロ[4.5]デカン-8-イル)-1-メチル-インダゾール-3-イル]ヘキサヒドロピリミジン-2,4-ジオン(850mg、2.21mmol)の溶液に塩酸(36%重量/重量水溶液、6.40g、175.53mmol、8mL)を窒素下にて室温で添加した。反応混合物を室温で16時間撹拌した。飽和重炭酸ナトリウム溶液(50mL)をゆっくりと添加してpHを8.0に調整し、酢酸エチル(3×75mL)を用いて生成物を抽出した。合わせた有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して粗生成物を得て、これをジエチルエーテル(15mL)でトリチュレートして、1-[1-メチル-6-(4-オキソ-1-ピペリジル)インダゾール-3-イル]ヘキサヒドロピリミジン-2,4-ジオン(400mg、1.00mmol、収率45.43%)を茶色の固体として得た。LCMS (ESI+): 342.1 [M+H]+
工程3:テトラヒドロフラン(25mL)中のtert-ブチルアセテート(503.61mg、4.34mmol、583.56μL)の撹拌溶液に-78℃で(ジイソプロピルアミノ)リチウム(2M溶液、2.17mL)を添加し、同じ温度で1時間撹拌した。次いで、得られた溶液を-78℃でテトラヒドロフラン(25mL)中の1-[1-メチル-6-(4-オキソ-1-ピペリジル)インダゾール-3-イル]ヘキサヒドロピリミジン-2,4-ジオン(370mg、1.08mmol)の溶液にシリンジを用いて素早く添加した。反応混合物をゆっくりと室温に温め、室温で16時間撹拌した。飽和塩化アンモニウム水溶液(50mL)を用いて反応物をクエンチし、酢酸エチル(4×50mL)を用いて生成物を抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して粗生成物を得て、これをアセトン及び石油エーテルを溶離液として用いる60~120シリカゲルでのカラムクロマトグラフィーにより精製して、tert-ブチル2-[1-[3-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)-1-メチル-インダゾール-6-イル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセテート(180mg、374.54μmol、収率34.56%)を淡褐色の固体として得た。LCMS (ESI+): 458.0 [M+H]+
工程4:1,4-ジオキサン(0.2mL)中のtert-ブチル2-[1-[3-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)-1-メチル-インダゾール-6-イル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセテート(180mg、393.42μmol)の撹拌溶液に塩化水素溶液(1,4-ジオキサン中4.0M、4.00g、109.71mmol、5mL)を0℃~5℃で添加した。反応混合物を室温で16時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮して溶媒を除去し、2-[1-[3-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)-1-メチル-インダゾール-6-イル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]酢酸(145mg、307.63μmol、収率78.19%、塩酸塩)を淡黄色の固体として得て、更に精製することなく次の工程で使用した。LCMS (ESI+): 402.2 [M+H]+
工程5:標的化合物を、N,N-ジメチルホルムアミド(2mL)中の2-[1-[3-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)-1-メチル-インダゾール-6-イル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]酢酸(147.67mg、337.24μmol、塩酸塩)、N-エチル-N-イソプロピル-プロパン-2-アミン(261.51mg、2.02mmol、352.44μL)、T3P(128.76mg、404.69μmol)及び3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロベンゾイル]-5-(2-ピペラジン-1-イルピリミジン-5-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(200mg、337.24μmol、塩酸塩)を用いるT3P媒介酸-アミンカップリング反応(手順C)によって調製した。生成物を、溶離液として水/アセトニトリル中の0.1%ギ酸溶液を用いる逆相C18 150gカラムにより精製し、3-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)-6-[4-[2-[4-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]ピペラジン-1-イル]-2-オキソ-エチル]-4-ヒドロキシ-1-ピペリジル]-1-メチル-インダゾール(99mg、99.87μmol、収率29.61%、ギ酸塩)を淡黄色の固体として得た。LCMS (ESI+): 939.9 [M+H]+1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 13.00 (m, 1H), 10.52 (s, 1H), 9.84-9.74 (m, 1H), 8.81 (s, 2H), 8.68 (d, J = 2.40 Hz, 1H), 8.57 (m, 1H), 8.14 (s, 1H), 7.61-7.55 (m, 1H), 7.44 (d, J = 9.20 Hz, 1H), 7.26 (t, J = 8.80 Hz, 1H), 6.93 (dd, J = 2.00, 9.20 Hz, 1H), 6.85 (s, 1H), 4.97 (s, 1H), 3.90-3.83 (m, 9H), 3.69-3.65 (m, 4H), 3.55-3.50 (m, 2H), 3.19-3.10 (m, 4H), 2.72 (s, 3H), 2.76-2.72 (m, 2H), 2.62-2.60 (m, 2H), 1.79-1.70 (m, 4H), 1.02 (t, J = 6.80 Hz, 3H)。
実施例164
5-[6-[4-[2-[1-[4-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000314
HATU媒介酸-アミンカップリング反応(手順A)により標的化合物を調製した。アミドカップリングを3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-5-(6-ピペラジン-1-イル-3-ピリジル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(300mg、558.03μmol)、2-[1-[4-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]酢酸(224.27mg、613.83μmol)、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(360.60mg、2.79mmol、485.98μL)及びHATU(233.40mg、613.83μmol)を用いて行った。粗化合物を、水中の0.1%酢酸アンモニウム中の37%アセトニトリルで溶出させる100gのsnapカートリッジを用いる逆相カラムクロマトグラフィーにより精製し、5-[6-[4-[2-[1-[4-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(58.97mg、65.94μmol、収率11.82%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI-): 883.0 [M-H]-1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 12.90 (s, 1H), 10.37 (s, 1H), 9.77 (s, 1H), 8.66 (d, J = 2.40 Hz, 1H), 8.56 (d, J = 2.40 Hz, 1H), 8.51 (d, J = 2.80 Hz, 1H), 7.95-7.98 (m, 2H), 7.58-7.61 (m, 1H), 7.31-7.37 (m, 2H), 7.17-7.15 (m, 1H), 7.05-7.07 (m, 3H), 4.95 (s, 1H), 3.60-3.76 (m, 10H), 3.02-3.15 (m, 3H), 2.74 (s, 3H), 2.67-2.70 (m, 3H), 2.62 (s, 2H), 2.51-2.55 (m, 2H), 1.79-1.82 (m, 2H), 1.71-1.74 (m, 2H), 1.02 (t, J = 7.20 Hz, 3H)。
実施例165
5-[2-[4-[2-[1-[4-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000315
HATU媒介酸-アミンカップリング反応(手順A)により標的化合物を調製した。アミドカップリングを3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-5-(2-ピペラジン-1-イルピリミジン-5-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(350mg、608.64μmol)、2-[1-[4-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]酢酸(300mg、625.81μmol)、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(1.48g、11.48mmol、2.0mL)及びHATU(260mg、683.80μmol)を用いて行った。粗化合物を、水中の0.1%酢酸アンモニウム中の50%アセトニトリルで溶出させる150gのsnapカートリッジを用いる逆相カラムクロマトグラフィーにより精製し、5-[2-[4-[2-[1-[4-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(85mg、92.69μmol、収率15.23%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI-): 884.2 [M-H] -1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 12.89 (d, J = 2.80 Hz, 1H), 10.37 (s, 1H), 9.78 (s, 1H), 8.80 (s, 2H), 8.67 (d, J = 2.40 Hz, 1H), 8.59 (d, J = 2.40 Hz, 1H), 8.00 (d, J = 2.00 Hz, 1H), 7.58-7.62 (m, 1H), 7.39 (dd, J = 1.60, 6.00 Hz, 1H), 7.35-7.33 (m, 1H), 7.07 (d, J = 2.40 Hz, 1H), 7.00-7.06 (m, 2H), 4.94 (s, 1H), 3.82-3.89 (m, 4H), 3.65-3.76 (m, 6H), 3.03-3.17 (m, 6H), 2.75 (s, 3H), 2.68-2.70 (m, 2H), 2.62 (s, 2H), 1.71-1.82 (m, 4H), 1.03 (t, J = 7.20 Hz, 3H)。
実施例166
5-[2-[4-[2-[1-[4-[[(3S)-2,6-ジオキソ-3-ピペリジル]アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000316
工程1:ジクロロメタン(4mL)中のtert-ブチル2-[1-[4-[[(3S)-2,6-ジオキソ-3-ピペリジル]アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセテート(500mg、1.15mmol)の溶液に0℃で塩化水素(1,4-ジオキサン中4M、10mL)を添加した。得られた反応溶液を室温で6時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮して粗残渣を得て、これを石油エーテルでトリチュレートして、2-[1-[4-[(3S)-2,6-ジオキソ-3-ピペリジル]アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]酢酸(420mg、808.00μmol、収率70.37%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 380.3 [M + H] +
工程2:HATU媒介酸-アミンカップリング反応(手順A)により標的化合物を調製した。アミドカップリングを3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(2-ピペラジン-1-イルピリミジン-5-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(450mg、758.79μmol)、2-[1-[4-[[(3S)-2,6-ジオキソ-3-ピペリジル]アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]酢酸(315.54mg、758.79μmol)、HATU(288.52mg、758.79μmol)及びN,N-ジイソプロピルエチルアミン(392.27mg、3.04mmol、528.66μL)を用いて行った。粗化合物を、水中の0.1%ギ酸中の40%アセトニトリルで溶出させる逆相カラムクロマトグラフィーにより精製し、5-[2-[4-[2-[1-[4-[[(3S)-2,6-ジオキソ-3-ピペリジル]アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(205mg、209.05μmol、収率27.55%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 918.3 [M+H]+1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 13.01 (d, J = 3.20 Hz, 1H), 10.79 (s, 1H), 9.72 (s, 1H), 8.81 (s, 2H), 8.68 (d, J = 2.40 Hz, 1H), 8.57 (s, 1H), 8.15 (d, J = 3.20 Hz, 1H), 7.56-7.62 (m, 1H), 7.28 (t, J = 7.60 Hz, 1H), 6.87 (s, 1H), 6.44-6.53 (m, 2H), 5.71 (s, 1H), 4.95 (s, 1H), 4.25-4.35 (m, 1H), 3.88-3.83 (m, 4H), 3.65-3.70 (m, 4H), 3.12 (q, J = 7.20 Hz, 2H), 2.80-2.95 (m, 3H), 2.65-2.75 (m, 1H), 2.74 (s, 3H), 2.61 (s, 2H), 2.57-2.51 (m, 2H), 2.07-2.10 (m, 1H), 1.72-1.87 (m, 5H), 1.03 (t, J = 7.20 Hz, 3H)。
注:標的化合物の絶対的な立体化学を、S-異性体(最初に溶出する異性体)と任意に割り当てた。
実施例167
5-[2-[4-[2-[1-[4-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000317
HATU媒介酸-アミンカップリング反応(手順A)により標的化合物を調製した。アミドカップリングを3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(2-ピペラジン-1-イルピリミジン-5-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(300mg、505.86μmol)、2-[1-[4-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]酢酸(223.59mg、556.45μmol)、HATU(192.34mg、505.86μmol)及びN,N-ジイソプロピルエチルアミン(261.52mg、2.02mmol、352.45μL)を用いて行った。粗化合物を、水中の0.1%酢酸アンモニウム中の50%アセトニトリルで溶出させる50gのsnapを用いる逆相カラムクロマトグラフィーにより精製し、5-[2-[4-[2-[1-[4-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(120mg、130.36μmol、収率25.77%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI-): 901.8 [M-H]-1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 13.01 (s, 1H), 10.38 (s, 1H), 9.85 (s, 1H), 8.81 (s, 2H), 8.68 (d, J = 2.00 Hz, 1H), 8.55 (s, 1H), 8.14 (s, 1H), 7.57 (dd, J = 3.20, 8.80 Hz, 1H), 7.21-7.27 (m, 1H), 7.15-7.19 (m, 1H), 7.06-7.08 (m, 2H), 4.94 (s, 1H), 3.83-3.88 (m, 4H), 3.64-3.76 (m, 6H), 3.00-3.13 (m, 6H), 2.67-2.75 (m, 1H), 2.74 (s, 3H), 2.57-2.50 (m, 1H), 2.62 (s, 2H), 1.71-1.82 (m, 4H), 1.02 (t, J = 6.80 Hz, 3H)。
実施例168
5-[6-[4-[2-[1-[4-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000318
HATU媒介酸-アミンカップリング反応(手順A)により標的化合物を調製した。アミドカップリングを2-[1-[4-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]酢酸(250mg、684.27μmol)及び3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(6-ピペラジン-1-イル-3-ピリジル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(380.18mg、684.27μmol)、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(244.07mg、1.89mmol、328.94μL)及びHATU(197.47mg、519.33μmol)を室温で用いて行った。粗化合物を、水中の0.1%酢酸アンモニウム中の45%アセトニトリルで溶出させる120gのsnapを用いる逆相カラムクロマトグラフィーにより精製し、5-[6-[4-[2-[1-[4-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(74mg、79.09μmol、収率11.56%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 903.3 [M + H] +1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 12.95 (s, 1H), 10.37 (s, 1H), 9.72 (s, 1H), 8.68 (d, J = 2.40 Hz, 2H), 8.52 (d, J = 2.40 Hz, 1H), 8.12 (s, 1H), 7.98 (dd, J = 2.40, 8.80 Hz, 1H), 7.55-7.61 (m, 1H), 7.26 (t, J = 9.20 Hz, 1H), 7.15-7.19 (m, 1H), 7.06-7.10 (m, 3H), 4.95 (s, 1H), 3.60-3.76 (m, 10H), 3.03-3.13 (m, 6H), 2.72 (s, 3H), 2.67-2.72 (m, 2H), 2.62 (s, 2H), 1.82-1.79 (m, 2H), 1.74-1.71 (m, 2H), 1.02 (t, J = 7.20 Hz, 3H)。
実施例169
5-[4-[4-[2-[1-[4-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000319
HATU媒介酸-アミンカップリング反応(手順A)により標的化合物を調製した。アミドカップリングを2-[1-[4-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]酢酸(296.44mg、811.38μmol)及び3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(4-ピペラジン-1-イルフェニル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(450mg、811.38μmol)、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(419.46mg、3.25mmol、565.31μL)及びHATU(339.36mg、892.52μmol)を室温で用いて行った。粗化合物を、水中の0.1%酢酸アンモニウム中の45%アセトニトリルで溶出させる120gのsnapを用いる逆相カラムクロマトグラフィーにより精製し、5-[4-[4-[2-[1-[4-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(179mg、196.67μmol、収率24.24%)を黄色の固体として得た。LCMS (ESI+): 902.4 [M + H]+1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 12.93 (s, 1H), 10.37 (s, 1H), 9.72 (s, 1H), 8.67 (d, J = 2.00 Hz, 1H), 8.55 (s, 1H), 8.11 (s, 1H), 7.56-7.65 (m, 3H), 7.28 (t, J = 8.80 Hz, 1H), 7.11-7.18 (m, 5H), 4.94 (s, 1H), 3.70-3.76 (m, 6H), 3.23-3.28 (m, 4H), 3.02-3.14 (m, 6H), 2.73 (s, 3H), 2.67-2.72 (m, 2H), 2.62 (s, 2H), 1.79-1.82 (m, 2H), 1.70-1.73 (m, 2H), 1.02 (t, J = 6.80 Hz, 3H)。
実施例170
3-[2-クロロ-3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-6-フルオロ-ベンゾイル]-5-[6-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000320
工程1:1,4-ジオキサン(12mL)、水(2mL)中の5-ブロモ-3-[2-クロロ-3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-6-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(500mg、1.02mmol)の溶液をマイクロ波バイアルに取り、tert-ブチル4-[5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-2-ピリジル]ピペラジン-1-カルボキシレート(476.94mg、1.23mmol)、無水第三リン酸カリウム(650.14mg、3.06mmol)を窒素雰囲気下にて室温で添加した。反応混合物を10分間窒素で脱ガスし、XPhos Pd G2(80.17mg、102.09μmol)を反応混合物に添加した。反応混合物にマイクロ波下で100℃まで1時間照射した。完了後に反応混合物を水(60mL)で希釈し、酢酸エチル(2×100mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。粗化合物を、石油エーテル中70%の酢酸エチルを溶離液として用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、tert-ブチル4-[5-[3-[2-クロロ-3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-6-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]-2-ピリジル]ピペラジン-1-カルボキシレート(320mg、390.38μmol、収率38.24%)を薄茶色の固体として得た。LCMS (ESI+): 671.9 [M + H] +
工程2:1,4-ジオキサン(4mL)中のtert-ブチル4-[5-[3-[2-クロロ-3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-6-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]-2-ピペリジル]ピペラジン-1-カルボキシレート(0.335g、498.39mmol)の撹拌溶液に1,4-ジオキサン中の4M HCl(498.39μmol、4mL)を0℃で添加し、反応混合物を室温で2時間撹拌した。完了後に反応混合物を減圧下で濃縮し、続いてジエチルエーテルで洗浄して、3-[2-クロロ-3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-6-フルオロ-ベンゾイル]-5-(6-ピペラジン-1-イル-3-ピリジル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(0.350g、452.89μmol、収率90.87%)を茶色の固体として得た。LCMS (ESI+): 571.9 [M + H] +
工程3:HATU媒介酸-アミンカップリング反応(手順A)により標的化合物を調製した。アミドカップリングを3-[2-クロロ-3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-6-フルオロ-ベンゾイル]-5-(6-ピペラジン-1-イル-3-ピリジル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(0.350g、611.83μmol)、2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]酢酸(255.33mg、673.01μmol)、N-エチル-N-イソプロピル-プロパン-2-アミン(742.00mg、5.74mmol、1mL)及びHATU(255.90mg、673.01μmol)を用いて行った。粗化合物を、水中の0.1%HCOOH中の40%アセトニトリルで溶出させる150gのsnapを用いる逆相カラムクロマトグラフィーにより精製し、3-[2-クロロ-3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-6-フルオロ-ベンゾイル]-5-[6-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(34.5mg、36.62μmol、収率5.99%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 933.3 [M + H] +1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 12.93 (s, 1H), 10.78 (s, 1H), 9.51 (s, 1H), 8.67 (d, J = 2.00 Hz, 1H), 8.51 (s, 2H), 8.03 (s, 1H), 7.96 (d, J = 8.40 Hz, 1H), 7.63-7.66 (m, 1H), 7.36-7.45 (m, 1H), 7.01 (d, J = 8.80 Hz, 1H), 6.87 (dd, J = 9.60, 11.80 Hz, 1H), 6.50 (dd, J = 2.40, 14.80 Hz, 1H), 6.41-6.43 (m, 1H), 5.78 (d, J = 7.60 Hz, 1H), 4.87 (s, 1H), 4.21-4.30 (m, 1H), 3.56-3.70 (m, 9H), 3.08-3.14 (m, 2H), 2.88-2.92 (m, 4H), 2.60-2.79 (m, 1H), 2.74 (s, 3H), 2.60 (s, 2H), 2.05-2.12 (m, 1H), 1.62-1.92 (m, 5H), 1.03 (t, J = 7.20 Hz, 3H)。
実施例171
5-[6-[4-[2-[4-[4-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-3-オキソ-ピペラジン-1-イル]-3,3-ジフルオロ-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000321
P媒介酸-アミンカップリング反応(手順C)により標的化合物を調製した。アミドカップリングを3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(6-ピペラジン-1-イル-3-ピリジル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(220mg、395.97μmol)、2-[4-[4-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-3-オキソ-ピペラジン-1-イル]-3,3-ジフルオロ-1-ピペリジル]酢酸(153.78mg、395.97μmol)、TP(188.98mg、593.95μmol)及びN,N-ジイソプロピルエチルアミン(51.18mg、395.97μmol、68.97μL)を用いて行い、5-[6-[4-[2-[4-[4-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-3-オキソ-ピペラジン-1-イル]-3,3-ジフルオロ-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(46.05mg、47.23μmol、収率11.93%)を茶色の固体として得た。LCMS (ESI+): 926.3 [M+H]+1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 12.76 (s, 1H), 10.86 (s, 1H), 8.67 (d, J = 2.00 Hz, 1H), 8.52 (d, J = 2.40 Hz, 2H), 8.34 (s, 1H), 8.09 (s, 1H), 7.97 (dd, J = 2.40, 9.00 Hz, 1H), 7.52-7.58 (m, 1H), 7.19 (t, J = 9.20 Hz, 1H), 7.03 (d, J = 9.20 Hz, 1H), 4.92 (s, 1H), 3.56-3.67 (m, 8H), 3.35-3.45 (m, 6H), 3.20-3.25 (m, 1H), 3.08 (q, J = 7.20 Hz, 2H), 2.92-3.02 (m, 4H), 2.65-2.81 (m, 1H), 2.68 (s, 3H), 2.55-2.60 (m, 1H), 2.29-2.34 (m, 2H), 1.72-1.90 (m, 3H), 1.01 (t, J = 7.20 Hz, 3H)。
実施例172
5-[4-[4-[2-[4-[4-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-3-オキソ-ピペラジン-1-イル]-3,3-ジフルオロ-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000322
P媒介酸-アミンカップリング反応(手順C)により標的化合物を調製した。アミドカップリングを3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(4-ピペラジン-1-イルフェニル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(250mg、450.77μmol)、2-[4-[4-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-3-オキソ-ピペラジン-1-イル]-3,3-ジフルオロ-1-ピペリジル]酢酸(175.06mg、450.77μmol)、TP(215.14mg、676.15μmol)、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(174.78mg、1.35mmol、235.55μL)を用いて行い、5-[4-[4-[2-[4-[4-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-3-オキソ-ピペラジン-1-イル]-3,3-ジフルオロ-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(63.77mg、62.56μmol、収率13.88%)を茶色の固体として得た。LCMS (ESI-): 923.3 [M-H]-1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 12.95 (s, 1H), 10.86 (s, 1H), 8.66 (d, J = 2.00 Hz, 1H), 8.54 (s, 1H), 8.08 (s, 1H), 7.53-7.64 (m, 3H), 7.22 (t, J = 8.40 Hz, 1H), 7.12 (d, J = 8.80 Hz, 2H), 4.85-4.95 (m, 1H), 3.60-3.68 (m, 5H), 3.35-3.45 (m, 5H), 3.20-3.35 (m, 7H), 3.05-3.15 (m, 3H), 2.85-3.00 (m, 3H), 2.55-2.80 (m, 1H), 2.71 (s, 1H), 2.50-2.55 (m, 2H), 2.25-2.45 (m, 2H), 1.72-1.91 (m, 3H), 1.01 (t, J = 7.20 Hz, 3H)。
実施例173
5-[2-[4-[2-[4-[4-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-3-オキソ-ピペラジン-1-イル]-3,3-ジフルオロ-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000323
P媒介酸-アミンカップリング反応(手順C)により標的化合物を調製した。アミドカップリングを3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(2-ピペラジン-1-イルピリミジン-5-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(200mg、359.33μmol)、2-[4-[4-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-3-オキソ-ピペラジン-1-イル]-3,3-ジフルオロ-1-ピペリジル]酢酸(139.55mg、359.33μmol)、TP(188.65mg、592.90μmol)、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(153.26mg、1.19mmol、206.54μL)を用いて行い、5-[2-[4-[2-[4-[4-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-3-オキソ-ピペラジン-1-イル]-3,3-ジフルオロ-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(13.73mg、13.97μmol、収率3.53%)を茶色の固体として得た。LCMS (ESI+): 927.3 [M+H]+1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 13.00 (s, 1H), 10.86 (s, 1H), 9.80 (s, 1H), 8.81 (s, 2H), 8.68 (d, J = 2.40 Hz, 1H), 8.57 (s, 1H), 8.14 (s, 1H), 7.55-7.61 (m, 1H), 7.26 (t, J = 8.40 Hz, 1H), 4.90 (s, 1H), 3.81-3.85 (m, 4H), 3.57-3.63 (m, 4H), 3.31-3.41 (m, 3H), 3.05-3.35 (m, 6H), 2.80-3.01 (m, 4H), 2.55-2.80 (m, 1H), 2.72 (s, 3H), 2.55-2.50 (m, 1H), 2.25-2.49 (m, 3H), 1.70-1.90 (m, 3H), 1.02 (t, J = 7.20 Hz, 3H)。
実施例174
5-[2-[4-[2-[1-[4-[[(3R)-2,6-ジオキソ-3-ピペリジル]アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000324
工程1:1,4-ジオキサン(5mL)中のtert-ブチル2-[1-[4-[[(3R)-2,6-ジオキソ-3-ピペリジル]アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセテート(500mg、1.15mmol)の撹拌溶液に窒素雰囲気下にて0℃で1,4-ジオキサン中の塩化水素溶液(4M、10mL)を添加した。反応混合物を室温で16時間撹拌した。完了後に反応混合物を減圧下で濃縮し、粗生成物を得た。粗混合物をジエチルエーテルでトリチュレートし、2-[1-[4-[(3R)-2,6-ジオキソ-3-ピペリジル]アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]酢酸(450mg、930.64μmol、収率81.06%)を得た。LCMS (ESI-): 378.2 [M-H]-
工程2:HATU媒介酸-アミンカップリング反応(手順A)により標的化合物を調製した。アミドカップリングを3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(2-ピペラジン-1-イルピリミジン-5-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(400mg、674.48μmol)、2-[1-[4-[[(3R)-2,6-ジオキソ-3-ピペリジル]アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]酢酸(308.53mg、741.93μmol)、HATU(256.46mg、674.48μmol)、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(348.68mg、2.70mmol、469.92μL)を用いて行った。粗化合物を、水中の0.1%HCOOH中の40%アセトニトリルを用いる逆相カラムクロマトグラフィーにより精製し、5-[2-[4-[2-[1-[4-[[(3R)-2,6-ジオキソ-3-ピペリジル]アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(255mg、263.74μmol、収率39.10%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 918.3 [M + H]+1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 12.96 (s, 1H), 10.79 (s, 1H), 8.81 (s, 2H), 8.68 (d, J = 2.40 Hz, 1H), 8.57 (s, 1H), 8.13 (s, 1H), 7.54-7.60 (m, 1H), 7.24 (t, J = 8.40 Hz, 1H), 6.87 (t, J = 9.60 Hz, 1H), 6.51 (dd, J = 2.40, 15.20 Hz, 1H), 6.42 (dd, J = 2.40, 8.80 Hz, 1H), 5.79 (d, J = 7.60 Hz, 1H), 4.87 (s, 1H), 4.24-4.27 (m, 1H), 3.82-3.88 (m, 4H), 3.64-3.70 (m, 4H), 3.10 (q, J = 7.20 Hz, 2H), 2.74-2.92 (m, 4H), 2.65-2.80 (m, 1H), 2.74 (s, 1H), 2.55-2.60 (m, 3H), 2.55-2.50 (m, 3H), 2.07-2.10 (m, 1H), 1.67-1.87 (m, 5H), 1.02 (t, J = 7.20 Hz, 3H)。
実施例175
5-[4-[4-[2-[1-[4-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000325
HATU媒介酸-アミンカップリング反応(手順A)により標的化合物を調製した。アミドカップリングを3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(4-ピペラジン-1-イルフェニル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(250mg、422.96μmol)、2-[1-[4-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]酢酸(170mg、424.12μmol)及びN,N-ジイソプロピルエチルアミン(1.48g、11.48mmol、2.0mL)及びHATU(180mg、473.40μmol)を用いて行った。粗化合物を、水中の0.1%酢酸アンモニウム中の50%アセトニトリルを用いる逆相カラムクロマトグラフィーにより精製し、5-[4-[4-[2-[1-[4-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(77mg、81.61μmol、収率19.29%)を黄色の固体として得た。LCMS (ESI-): 899.3 [M-H]-1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 12.95 (s, 1H), 10.82 (s, 1H), 9.72 (s, 1H), 8.67 (s, 1H), 8.55 (s, 1H), 8.11 (s, 1H), 7.56-7.65 (m, 3H), 7.26-7.30 (m, 1H), 7.12 (d, J = 8.80 Hz, 2H), 6.96-7.04 (m, 3H), 4.94 (s, 1H), 3.65-3.80 (m, 5H), 3.21-3.35 (m, 4H), 3.01-3.12 (m, 6H), 2.73 (s, 1H), 2.63-2.72 (m, 3H), 2.45-2.55 (m, 3H), 2.10-2.27 (m, 1H), 1.94-2.05 (m, 1H), 1.64-1.85 (m, 4H), 1.02 (t, J = 7.20 Hz, 3H)。
実施例176
5-[6-[4-[2-[1-[4-[[(3S)-2,6-ジオキソ-3-ピペリジル]アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000326
工程1:1,4-ジオキサン(10mL)中のtert-ブチル(S)-2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセテート(500mg、1.15mmol)の撹拌溶液に0℃で1,4-ジオキサン中の塩化水素溶液(4M、2.87mL)を添加した。反応混合物を室温で16時間撹拌した。完了後に反応混合物を減圧下で濃縮し、(S)-2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]酢酸(470mg、1.10mmol、収率95.49%、塩酸塩)を淡褐色の固体として得た。LCMS (ESI+): 380.2 [M + H] +
工程2:HATU媒介酸-アミンカップリング反応(手順A)により標的化合物を調製した。アミドカップリングを(S)-2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]酢酸(231.78mg、557.38μmol)、N-エチル-N-イソプロピル-プロパン-2-アミン(327.44mg、2.53mmol、441.30μL)及びHATU(211.93mg、557.38μmol)、3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(6-ピペラジン-1-イル-3-ピリジル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(0.3g、506.71μmol)を用いて行った。逆相カラムクロマトグラフィー(水中の10mM酢酸アンモニウム:アセトニトリル)により粗物質から所望の生成物を精製し、画分を凍結乾燥して、5-[6-[4-[2-[1-[4-[[(3S)-2,6-ジオキソ-3-ピペリジル]アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(0.185g、194.93μmol、収率38.47%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI-): 915.3 [M-H]-1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 12.97 (s, 1H), 10.79 (s, 1H), 9.72 (s, 1H), 8.68 (d, J = 2.00 Hz, 1H), 8.55 (s, 1H), 8.52 (d, J = 2.00 Hz, 1H), 8.13 (d, J = 2.00 Hz, 1H), 7.98 (dd, J = 2.40, 8.80 Hz, 1H), 7.56-7.62 (m, 1H), 7.29 (dd, J = 8.40, 12.80 Hz, 1H), 7.02 (d, J = 9.20 Hz, 1H), 6.86 (t, J = 9.60 Hz, 1H), 6.52 (d, J = 2.80 Hz, 1H), 6.44 (t, J = 8.80 Hz, 1H), 5.78 (d, J = 7.60 Hz, 1H), 4.88 (s, 1H), 4.23-4.29 (m, 1H), 3.60-3.72 (m, 8H), 3.11 (q, J = 7.20 Hz, 2H), 2.85-2.92 (m, 4H), 2.60-2.74 (m, 1H), 2.73 (s, 3H), 2.54-2.60 (m, 3H), 2.06-2.08 (m, 1H), 1.65-1.90 (m, 5H), 1.02 (t, J = 7.20 Hz, 3H)。
実施例177
5-[6-[4-[2-[1-[4-[[(3R)-2,6-ジオキソ-3-ピペリジル]アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(化合物177)
Figure 2023530030000327
HATU媒介酸-アミンカップリング反応(手順A)により標的化合物を調製した。アミドカップリングを2-[1-[4-[[(3R)-2,6-ジオキソ-3-ピペリジル]アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]酢酸(341.42mg、899.93μmol)及び3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(6-ピペラジン-1-イル-3-ピリジル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(500mg、899.93μmol)、N,N-ジメチルホルムアミド(465.24mg、3.60mmol、627.01μL)及びHATU(376.40mg、989.92μmol)を用いて行った。粗化合物を、水中の0.1%酢酸アンモニウム中の45%アセトニトリルを用いる逆相カラムクロマトグラフィーにより精製し、5-[6-[4-[2-[1-[4-[[(3R)-2,6-ジオキソ-3-ピペリジル]アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(200mg、207.64μmol、収率23.07%)を黄色の固体として得た。LCMS (ESI+): 917.3 [M+H]+1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 12.95 (s, 1H), 10.79 (s, 1H), 8.67 (d, J = 2.00 Hz, 1H), 8.52 (d, J = 2.40 Hz, 2H), 8.10 (s, 1H), 7.98 (dd, J = 2.80, 9.00 Hz, 1H), 7.53-7.59 (m, 1H), 7.20 (t, J = 8.80 Hz, 1H), 7.02 (d, J = 8.80 Hz, 1H), 6.86 (t, J = 10.00 Hz, 1H), 6.50 (dd, J = 2.40, 14.80 Hz, 1H), 6.42 (d, J = 8.80 Hz, 1H), 5.79 (d, J = 7.60 Hz, 1H), 4.88 (s, 1H), 4.21-4.31 (m, 1H), 3.60-3.70 (m, 8H), 3.08 (q, J = 7.20 Hz, 1H), 2.85-2.92 (m, 4H), 2.69-2.74 (m, 1H), 2.74 (s, 3H), 2.51-2.59 (m, 3H), 2.51-2.49 (m, 1H), 2.01-2.09 (m, 1H), 1.67-1.90 (m, 5H), 1.01 (t, J = 7.20 Hz, 3H)。
実施例178
5-[4-[4-[2-[1-[4-[[(3R)-2,6-ジオキソ-3-ピペリジル]アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000328
HATU媒介酸-アミンカップリング反応(手順A)により標的化合物を調製した。アミドカップリングを2-[1-[4-[[(3R)-2,6-ジオキソ-3-ピペリジル]アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]酢酸(239.42mg、631.07μmol)、3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(4-ピペラジン-1-イルフェニル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(350mg、631.07μmol)、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(326.24mg、2.52mmol、439.68μL)及びHATU(263.95mg、694.18μmol)を用いて行った。粗化合物を、水中の0.1%酢酸アンモニウム中の45%アセトニトリルで溶出させる逆相カラムクロマトグラフィーにより精製し、5-[4-[4-[2-[1-[4-[[(3R)-2,6-ジオキソ-3-ピペリジル]アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(130mg、140.22μmol、収率22.22%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI-): 914.2 [M-H]-1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 12.94 (s, 1H), 10.79 (s, 1H), 8.66 (d, J = 2.40 Hz, 1H), 8.54 (s, 1H), 8.07 (s, 1H), 7.63 (d, J = -8.00 Hz, 2H), 7.54 (dd, J = 6.00, 9.20 Hz, 1H), 7.17-7.21 (m, 1H), 7.12 (d, J = 8.80 Hz, 2H), 6.86 (t, J = 9.60 Hz, 1H), 6.50 (dd, J = 2.40, 15.20 Hz, 1H), 6.38-6.43 (m, 1H), 5.79 (d, J = 8.00 Hz, 1H), 4.87 (s, 1H), 4.20-4.30 (m, 1H), 3.70-3.75 (m, 4H), 3.27-3.34 (m, 4H), 3.07 (q, J = 7.20 Hz, 2H), 2.84-2.92 (m, 4H), 2.71-2.78 (m, 1H), 2.74 (s, 3H), 2.51-2.59 (m, 3H), 2.05-2.09 (m, 1H), 1.66-1.86 (m, 5H), 1.01 (t, J = 6.80 Hz, 3H)。
実施例179
5-[4-[4-[2-[1-[4-[[(3S)-2,6-ジオキソ-3-ピペリジル]アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000329
HATU媒介酸-アミンカップリング反応(手順A)により標的化合物を調製した。アミドカップリングを3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(4-ピペラジン-1-イルフェニル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(370mg、667.14μmol)、(S)-2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]酢酸(253.10mg、667.14μmol)、HATU(380.50mg、1.00mmol)、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(258.67mg、2.00mmol、348.61μL)を用いて行い、5-[4-[4-[2-[1-[4-[[(3S)-2,6-ジオキソ-3-ピペリジル]アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(103.42mg、112.16μmol、収率16.81%)を茶色の固体として得た。LCMS (ESI+): 916.3 [M+H]+1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 12.90 (s, 1H), 10.79 (s, 1H), 9.72 (s, 1H), 8.67 (d, J = 2.40 Hz, 1H), 8.55 (s, 1H), 8.10 (s, 1H), 7.61-7.55 (m, 3H), 7.27 (t, J = 8.40 Hz, 1H), 7.12 (d, J = 8.80 Hz, 2H), 6.89-6.84 (m, 1H), 6.50 (dd, J = 2.40, 15.00 Hz, 1H), 6.42 (dd, J = 2.00, 8.80 Hz, 1H), 5.79 (d, J = 8.00 Hz, 1H), 4.87 (s, 1H), 4.26-4.24 (m, 1H), 3.75-3.70 (m, 4H), 3.34-3.22 (m, 4H), 3.13-3.08 (m, 2H), 2.89-2.85 (m, 4H), 2.72 (s, 3H), 2.74-2.69 (m, 1H), 2.68-2.67 (m, 2H), 2.08-2.07 (m, 1H), 1.83-1.66 (m, 6H), 1.02 (t, J = 7.20 Hz, 3H)。
実施例180
5-[3-クロロ-4-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000330
工程1:5-ブロモ-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(0.2g、422.57μmol)及び[4-(4-tert-ブトキシカルボニルピペラジン-1-イル)-3-クロロ-フェニル]ボロン酸(143.93mol、422.57μmol)を1.4-ジオキサン(1.2mL)及び水(0.3mL)にリン酸三カリウム(269.10mg、1.27mmol)及びXPhos Pd G3(17.88mg、21.13μmol)とともに溶解した。反応物をアルゴンでパージした後、マイクロ波容器に密閉した。内容物を室温で5分間撹拌し、固体を確実に溶解させた。このとき、反応物をマイクロ波中にて110℃で2時間撹拌した。冷却後、反応物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮した。次いで、粗物質をカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中35%→95%の酢酸エチル)により精製して、生成物tert-ブチル4-[2-クロロ-4-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]フェニル]ピペラジン-1-カルボキシレート(272mg、374.94μmol、収率88.73%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 689.4 [M+H]+
工程2:1,4-ジオキサン(6.8mL)中のtert-ブチル4-[2-クロロ-4-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]フェニル]ピペラジン-1-カルボキシレート(272mg、394.68μmol)の溶液に1,4-ジオキサン中の塩化水素溶液(4M、3.45mL)を添加した。得られた溶液を室温で16時間撹拌した。この時、得られた固体を真空濾過により単離し、MTBEで洗浄して、生成物5-(3-クロロ-4-ピペラジン-1-イル-フェニル)-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(225mg、305.75μmol、収率77.47%、塩酸塩)を得て、これを更に精製することなく使用した。LCMS (ESI+): 589.7 [M+H]+
工程3:0℃のDMF(0.7mL)中の2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]酢酸(43.38mg、87.93μmol、トリフルオロ酢酸塩)の溶液にN,N-ジイソプロピルエチルアミン(15.50mg、119.90μmol、20.88μL)及びHATU(75.98mg、199.83μmol)を添加した。得られた混合物をこの温度で30分間撹拌した。DMF(0.7mL)中の5-(3-クロロ-4-ピペラジン-1-イル-フェニル)-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(50mg、79.93μmol、塩酸塩)の溶液を0℃で添加し、反応物を室温に温めてから2時間撹拌した。6滴の飽和重炭酸ナトリウム水溶液を添加し、反応混合物を一晩撹拌した。粗反応物をカラムクロマトグラフィー(0.1%ギ酸を含む水中10%→60%のアセトニトリル)により精製し、生成物5-[3-クロロ-4-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(15.08mg、14.38μmol、収率17.99%、ギ酸塩)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 950.6 [M+H]+1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 12.92 (d, J = 3.3 Hz, 1H), 10.71 (s, 1H), 9.64 (s, 1H), 8.64 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.53 (s, 1H), 8.08 (d, J = 3.6 Hz, 2H), 7.77 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 7.63 (dd, J = 8.3, 2.3 Hz, 1H), 7.51 (td, J = 9.0, 5.9 Hz, 1H), 7.26 - 7.18 (m, 2H), 6.80 (t, J = 9.2 Hz, 1H), 6.44 (d, J = 14.9 Hz, 1H), 6.35 (d, J = 8.7 Hz, 1H), 5.70 (s, 1H), 4.88 - 4.68 (m, 1H), 4.19 (s, 1H), 3.67 (d, J = 17.6 Hz, 4H), 3.10 - 2.92 (m, 7H), 2.83 (d, J = 16.0 Hz, 4H), 2.52 (s, 3H), 2.09 - 1.95 (m, 2H), 1.86 - 1.52 (m, 6H), 0.95 (t, J = 7.1 Hz, 3H)。
実施例181
5-[1-[1-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]-4-ピペリジル]-2-オキソ-4-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000331
工程1:1,4-ジオキサン(926.98μL)に溶解したtert-ブチル4-(4-ブロモ-2-オキソ-1-ピリジル)ピペリジン-1-カルボキシレート(26.77mg、74.95μmol)の撹拌溶液に水(92.70μL)中の3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(30mg、57.65μmol)及びリン酸トリカリウム(36.71mg、172.96μmol)を添加した。反応混合物を10分間窒素で脱ガスした。次いで、Xphos Pd G2(4.53mg、5.77μmol)を添加し、窒素で5分間脱ガスした。その後、マイクロ波で120℃に2時間加熱した。反応混合物を室温まで冷却し、セライトベッドに通して濾過し、セライトベッドを酢酸エチル(10mL)で洗浄し、有機層を分離した。有機層をブライン(5mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧真空(reduced vacuum)下で濃縮して粗残渣を得た。この粗物質を溶離液としてヘキサン中0%→100%の酢酸エチルを用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、tert-ブチル4-[4-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]-2-オキソ-1-ピリジル]ピペリジン-1-カルボキシレート(25mg、37.27μmol、収率64.65%)を黄色の固体として得た。LCMS (ESI+): 671.4 [M+H]+
工程2:ジオキサン(2mL)にtert-ブチル4-[4-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]-2-オキソ-1-ピリジル]ピペリジン-1-カルボキシレート(25mg、37.27μmol)を取り、1,4-ジオキサン中の塩化水素溶液(4M、2mL)を添加し、室温で一晩撹拌した。MBTEで希釈し、濾過して、3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-[2-オキソ-1-(4-ピペリジル)-4-ピリジル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(22mg、34.43μmol、収率92.37%、塩酸塩)を白色の粗固体として得た。LCMS (ES+): 571.3 [M+H]+
工程3:DMF(1mL)に2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]酢酸(19.67mg、39.86μmol、トリフルオロ酢酸塩)を取り、DIPEA(23.42mg、181.20μmol、31.56μL)を添加してから0℃に冷却し、HATU(15.16mg、39.86μmol)を添加した。30分間撹拌した後、3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-[2-オキソ-1-(4-ピペリジル)-4-ピリジル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(22mg、36.24μmol、塩酸塩)を添加し、3時間かけて徐々に温めた。飽和重炭酸ナトリウム溶液10滴、水10滴を添加し、一晩撹拌を続けた。RP isco(0%→100%のACN/TFAを含む水)に反応物をロードし、5-[1-[1-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]-4-ピペリジル]-2-オキソ-4-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(9mg、8.17μmol、収率22.56%、トリフルオロ酢酸塩)を凍結乾燥後、オフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 467.1 [M/2+H]+, 932.5 [M+H]+1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 13.01 (s, 1H), 10.70 (s, 1H), 9.64 (s, 2H), 8.75 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 8.65 (s, 1H), 8.20 (d, J = 5.4 Hz, 1H), 8.12 (s, 1H), 7.51 (td, J = 9.0, 6.0 Hz, 1H), 7.33 (dd, J = 5.3, 1.6 Hz, 1H), 7.21 (td, J = 9.3, 8.9, 1.5 Hz, 1H), 7.13 (d, J = 1.9 Hz, 1H), 6.79 (dd, J = 10.0, 8.7 Hz, 1H), 6.48 - 6.28 (m, 3H), 5.70 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 5.31 - 5.19 (m, 1H), 4.87 (s, 1H), 4.23 - 4.11 (m, 1H), 3.99 - 3.87 (m, 1H), 3.87 - 3.75 (m, 1H), 3.46 - 3.33 (m, 1H), 3.25 - 3.17 (m, 4H), 3.04 (q, J = 7.1 Hz, 2H), 2.89 - 2.73 (m, 3H), 2.66 (s, 3H), 2.55 - 2.46 (m, 2H), 2.07 - 1.88 (m, 3H), 1.83 - 1.46 (m, 6H), 0.95 (t, J = 7.1 Hz, 3H)。
実施例182
5-[2-[4-[[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ピペリジル]メトキシ]-1-ピペリジル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000332
工程1:DMF(70mL)中のピペリジン-4-オール(2.88g、28.43mmol)及び5-ブロモ-2-クロロ-ピリミジン(5g、25.85mmol)の撹拌溶液に室温で炭酸セシウム(25.27g、77.55mmol)を添加した。反応混合物を120℃で16時間撹拌した。完了後に反応物を冷水(150mL)で希釈し、酢酸エチル(2×150mL)を用いて抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して粗生成物を得て、これを石油エーテル中10%→20%の酢酸エチルを溶離液として用いるシリカカラムクロマトグラフィーにより精製して、1-(5-ブロモピリミジン-2-イル)ピペリジン-4-オール(6g、22.55mmol、収率87.23%)を白色の固体として得た。LCMS (ESI+): 258.0 [M + H]+
工程2:DMF(20mL)中の水素化ナトリウム(鉱油中60%分散液)(534.41mg、22.27mmol)の撹拌溶液に0℃でDMF(10mL)中の1-(5-ブロモピリミジン-2-イル)ピペリジン-4-オール(3g、11.62mmol)を添加した。反応物を60℃で1時間加熱した。次いで、反応物を0℃に冷却し、DMF(10mL)中のtert-ブチル4-(p-トリルスルホニルオキシメチル)ピペリジン-1-カルボキシレート(4.29g、11.62mmol)を添加した。反応混合物を更に80℃で16時間撹拌した。その後、反応物を冷水(150mL)でクエンチし、酢酸エチル(2×100mL)で化合物を抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して粗生成物を得て、これを石油エーテル中20%→30%の酢酸エチルを溶離液として用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、tert-ブチル4-[[1-(5-ブロモピリミジン-2-イル)-4-ピペリジル]オキシメチル]ピペリジン-1-カルボキシレート(2.9g、4.27mmol、収率36.71%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 355.1 [M-100+H]+
工程3:ジクロロメタン(20mL)中のtert-ブチル4-[[1-(5-ブロモピリミジン-2-イル)-4-ピペリジル]オキシメチル]ピペリジン-1-カルボキシレート(2g、4.39mmol)の溶液に0℃で塩化水素溶液(1,4-ジオキサン中4.0M、21.96mmol、1.00mL)を添加した。反応混合物を25℃で2時間撹拌した。反応物を減圧下で濃縮して粗物質を得て、これをジエチルエーテル(50mL)で洗浄し、5-ブロモ-2-[4-(4-ピペリジルメトキシ)-1-ピペリジル]ピリミジン(2g、4.00mmol、収率91.01%)を黄色の固体として得た。LCMS (ESI+): 357.0 [M+H] +
工程4:DMF(30mL)中の5-ブロモ-2-[4-(4-ピペリジルメトキシ)-1-ピペリジル]ピリミジン(2.2g、6.19mmol)及び1,2-ジフルオロ-4-ニトロ-ベンゼン(985.16mg、6.19mmol、684.14μL)の撹拌溶液にN,N-ジイソプロピルエチルアミン(800.31mg、6.19mmol、1.08mL)を添加し、反応混合物を90℃で16時間撹拌した。完了後に反応物を水(150mL)で希釈し、酢酸エチル(2×150mL)を用いて化合物を抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して粗物質を得て、これを石油エーテル中40%→50%の酢酸エチルを溶離液として用いるシリカカラムクロマトグラフィーにより精製して、5-ブロモ-2-[4-[[1-(2-フルオロ-4-ニトロ-フェニル)-4-ピペリジル]メトキシ]-1-ピペリジル]ピリミジン(1.5g、2.73mmol、収率44.10%)を黄色の固体として得た。LCMS (ESI+): 495.9 [M + H]+
工程5:1-4-ジオキサン(8mL)/水(2mL)中の5-ブロモ-2-[4-[[1-(2-フルオロ-4-ニトロ-フェニル)-4-ピペリジル]メトキシ]-1-ピペリジル]ピリミジン(500mg、1.01mmol)の撹拌溶液に3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1-トリチル-ピロロ[2,3-b]ピリジン(1.16g、1.52mmol)及び無水第三リン酸カリウム(429.38mg、2.02mmol)を添加した。反応混合物を15分間窒素で脱ガスし、Xphos Pd G2(79.50mg、101.14μmol)を反応混合物に添加し、更に窒素ガスで5分間パージした。次いで、反応物をマイクロ波照射下にて120℃で1時間加熱した。完了後に反応混合物を酢酸エチル(25mL)で希釈し、水(2×10mL)で洗浄した。有機層をブライン溶液(25mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して粗生成物を得て、これを石油エーテル中50%→60%の酢酸エチルを溶離液として用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-[2-[4-[[1-(2-フルオロ-4-ニトロ-フェニル)-4-ピペリジル]メトキシ]-1-ピペリジル]ピリミジン-5-イル]-1-トリチル-ピロロ[2,3-b]ピリジン(500mg、429.08μmol、収率42.42%)を黄色の固体として得た。LCMS (ESI+): 1050.8 [M + H] +
工程6:1,4-ジオキサン(30mL)中の3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-[2-[4-[[1-(2-フルオロ-4-ニトロ-フェニル)-4-ピペリジル]メトキシ]-1-ピペリジル]ピリミジン-5-イル]-1-トリチル-ピロロ[2,3-b]ピリジン(1g、952.24μmol)の撹拌溶液にN雰囲気下で10%パラジウム炭素(1.01g、9.52mmol)を添加し、反応物をH雰囲気圧力下にて室温で16時間撹拌した。完了後に反応混合物を窒素でパージし、セライトベッドを通した濾過によって触媒を除去した。セライトベッドを更に酢酸エチル(150mL)で洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して粗生成物を得て、これを乾燥ヘキサン(2×50mL)で洗浄し、5-[2-[4-[[1-(4-アミノ-2-フルオロ-フェニル)-4-ピペリジル]メトキシ]-1-ピペリジル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1-トリチル-ピロロ[2,3-b]ピリジン(840mg、680.04μmol、収率71.41%)を薄茶色の固体として得た。LCMS (ESI+): 1020.9 [M + H] +
工程7:DMF(20mL)中の5-[2-[4-[[1-(4-アミノ-2-フルオロ-フェニル)-4-ピペリジル]メトキシ]-1-ピペリジル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1-トリチル-ピロロ[2,3-b]ピリジン(840mg、823.39μmol)の撹拌溶液に、封管内において重炭酸ナトリウム(207.52mg、2.47mmol、96.07μL)及び3-ブロモピペリジン-2,6-ジオン(395.25mg、2.06mmol)を室温で添加した。反応混合物を65℃で16時間撹拌した。反応の完了後に反応混合物を酢酸エチル(100mL)で希釈し、冷水(3×50mL)で洗浄した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して粗物質を得て、これを石油エーテル中80%→100%の酢酸エチルを溶離液として用いるカラムクロマトグラフィー(60~120シリカゲル)により精製して、5-[2-[4-[[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ピペリジル]メトキシ]-1-ピペリジル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1-トリチル-ピロロ[2,3-b]ピリジン(450mg、262.54μmol、収率31.88%)を薄青色の固体として得た。LCMS (ESI+): 1131.9 [M + H] +
工程8:ジクロロメタン(10mL)中の5-[2-[4-[[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ピペリジル]メトキシ]-1-ピペリジル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1-トリチル-ピロロ[2,3-b]ピリジン(400mg、353.59μmol)の撹拌溶液に窒素雰囲気下にて0℃で2,2,2-トリフルオロ酢酸(3.70g、32.45mmol、2.5mL)及び98%トリイソプロピルシラン(618.40mg、3.91mmol、0.8mL)を添加した。反応混合物を室温で2時間撹拌した。完了後に反応混合物を真空下で濃縮して粗生成物を得て、これを100g C18逆相カラムクロマトグラフィー(水/アセトニトリル中の0.1%ギ酸を溶離液とする)により精製して、5-[2-[4-[[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ピペリジル]メトキシ]-1-ピペリジル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(132.5mg、140.72μmol、収率39.80%、ギ酸塩)を淡青色の固体として得た。LCMS (ESI+): 888.8 [M + H] +1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 13.00 (s, 1H), 10.79 (s, 1H), 9.72 (s, 1H), 8.76 (s, 2H), 8.67 (d, J = 2.00 Hz, 1H), 8.55 (s, 1H), 8.14 (d, J = 3.20 Hz, 1H), 7.62-7.56 (m, 1H), 7.28 (t, J = 9.20 Hz, 1H), 6.85-6.82 (m, 1H), 6.51 (d, J = 14.80 Hz, 1H), 6.42 (d, J = 7.20 Hz, 1H), 5.80 (s, 1H), 4.25-4.21 (m, 3H), 3.60-3.48 (m, 3H), 3.38 (d, J = 6.40 Hz, 2H), 3.14-3.09 (m, 4H), 2.73 (s, 3H), 2.72-2.71 (m, 1H), 2.59-2.55 (m, 3H), 2.15-2.04 (m, 1H), 1.90-1.89 (m, 3H), 1.79-1.75 (m, 2H), 1.68-1.55 (m, 1H), 1.52-1.40 (m, 2H), 1.37-1.34 (m, 2H), 1.02 (t, J = 7.20 Hz, 3H)。
実施例183
5-[6-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-3-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000333
工程1:無水ジクロロメタン(50mL)中のtert-ブチル4-オキソピペリジン-1-カルボキシレート(19g、95.36mmol)の溶液に1,4-ジオキサン中の4M塩酸(95.36mmol、80mL)を窒素雰囲気下にて0℃で滴加した。反応混合物を周囲温度で2時間撹拌した。完了後に反応混合物を減圧下で濃縮し、粗物質を得た。粗化合物をジクロロメタンと共蒸留し、ピペリジン-4-オン(12.5g、91.27mmol、収率95.71%、塩酸塩)をオフホワイト色の固体として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 9.57 (s, 2H), 3.40-3.37 (m, 4H), 2.61-2.59 (m, 4H)。
工程2:N,N-ジメチルホルムアミド(80mL)中のピペリジン-4-オン(13g、131.14mmol)の撹拌溶液にN,N-ジイソプロピルエチルアミン(67.80g、524.56mmol、91.37mL)及び2,4-ジフルオロ-1-ニトロ-ベンゼン(20.86g、131.14mmol、14.39mL)を添加し、反応混合物を110℃で16時間撹拌した。完了後に反応混合物を酢酸エチル(3×150mL)で希釈し、冷水(150mL)で洗浄した。有機層をブライン溶液(150mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。粗化合物を、石油エーテル中40%の酢酸エチルで溶出させるシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、1-(3-フルオロ-4-ニトロ-フェニル)ピペリジン-4-オン(9g、36.65mmol、収率27.95%)を茶色の固体として得た。LCMS (ESI+): 239.1 [M + H] +
工程3:THF(150mL)中のtert-ブチルアセテート(4.39g、37.8mmol、5.09mL)の撹拌溶液にLDA(THF中2M溶液)(75.6mmol、38mL)を-78℃で20分間添加した。反応混合物を-78℃で1時間撹拌した。THF(50mL)中の1-(3-フルオロ-4-ニトロ-フェニル)ピペリジン-4-オン(9.00g、37.8mmol)を-78℃で反応混合物に添加し、同じ温度で2時間撹拌した。次いで、反応混合物をゆっくりと-40℃にした。完了後に反応混合物を飽和NHCl溶液(100mL)でクエンチし、EtOAc(3×200mL)で抽出した。有機層を水(150mL)、ブライン(150mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。粗化合物を、石油エーテル中50%の酢酸エチルで溶出させるシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、tert-ブチル2-[1-(3-フルオロ-4-ニトロ-フェニル)-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセテート(10.5g、26.07mmol、収率69.01%)を茶色の固体として得た。LCMS (ESI+): 355.1 [M + H] +
工程4:水(40mL)及びエタノール(200mL)中のtert-ブチル2-[1-(3-フルオロ-4-ニトロ-フェニル)-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセテート(11.91g、33.62mmol)の撹拌溶液に鉄粉(9.39g、168.11mmol、1.19mL)及び塩化アンモニウム(5.40g、100.87mmol、3.53mL)を添加した。反応混合物を70℃で4時間撹拌した。完了後に反応混合物をセライトに通して濾過し、酢酸エチル(200mL)で洗浄した。濾液を水(80mL)、NaHCO溶液(60mL)及びブライン溶液(60mL)で抽出した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して粗物質を得た。粗化合物を石油エーテル中70%の酢酸エチルで溶出させるシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、tert-ブチル2-[1-(4-アミノ-3-フルオロ-フェニル)-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセテート(8.5g、24.63mmol、収率73.26%)を茶色の固体として得た。LCMS (ESI+): 325.2 [M + H] +
工程5:N,N-ジメチルホルムアミド(40mL)中のtert-ブチル2-[1-(4-アミノ-3-フルオロ-フェニル)-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセテート(4.00g、12.33mmol)の溶液を封管に取り、重炭酸ナトリウム(3.63g、43.16mmol、1.68mL)及び3-ブロモピペリジン2,6-ジオン(5.92g、30.83mmol)を添加した。反応混合物を70℃で16時間撹拌した。完了後に反応混合物を水(70mL)で希釈し、酢酸エチル(3×100mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン溶液(100mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して粗物質を得た。粗化合物を石油エーテル中70%の酢酸エチルで溶出させるシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、tert-ブチル2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-3-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセテート(4g、7.72mmol、収率62.57%)を緑色の固体として得た。LCMS (ESI+): 436.1 [M + H] +
工程6:ジクロロメタン(70mL)中のtert-ブチル2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-3-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセテート(7.50g、17.22mmol)の撹拌溶液に不活性雰囲気下にて5℃で1,4-ジオキサン中の4M塩酸(17.22mmol、70mL)を添加し、室温で16時間撹拌した。完了後に反応混合物を減圧下で濃縮し、ジエチルエーテル(2×50mL)で洗浄し、高真空下で乾燥させて、所望の2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-3-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]酢酸(8g、16.16mmol、収率93.83%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 380.0 [M + H] +1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 12.10 (bs, 1H), 10.85 (s, 1H), 7.64 (d, J = 18.00 Hz, 1H), 7.42 (d, J = 10.40 Hz, 1H), 6.94 (t, J = 12.40 Hz, 1H), 6.10 (s, 1H), 4.45-4.55 (m, 1H), 3.41-3.50 (m, 4H), 2.70-2.89 (m, 2H), 2.30-2.49 (m, 4H), 2.10-2.17 (m, 2H), 1.90-1.95 (m, 2H)。
工程7:COMU媒介酸-アミンカップリング反応(手順B)により標的化合物を調製した。アミドカップリングを2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-3-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]酢酸(1.60g、4.22mmol)、N-エチル-N-イソプロピル-プロパン-2-アミン(2.73g、21.11mmol、3.68mL)、COMU(1.99g、4.64mmol)及び3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(6-ピペラジン-1-イル-3-ピリジル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(2.5g、4.22mmol)を用いて行った。逆相カラムクロマトグラフィー(水中の10mM酢酸アンモニウム:アセトニトリル)により粗物質から所望の生成物を精製し、画分を凍結乾燥して、5-[6-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-3-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(0.75g、756.24μmol、収率17.91%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI-): 915.3 [M-H] -1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 12.97 (d, J = 2.40 Hz, 1H), 10.82 (s, 1H), 9.73 (s, 1H), 8.68 (d, J = 2.00 Hz, 1H), 8.53 (s, 2H), 8.13 (d, J = 2.00 Hz, 1H), 7.98 (dd, J = 2.40, 9.00 Hz, 1H), 7.55-7.62 (m, 1H), 7.28 (t, J = 8.40 Hz, 1H), 7.02 (d, J = 8.80 Hz, 1H), 6.62-6.78 (m, 2H), 6.59-6.62 (m, 1H), 5.04 (d, J = 6.00 Hz, 1H), 4.89 (s, 1H), 4.20-4.30 (m, 1H), 3.60-3.69 (m, 8H), 3.19 (d, J = 12.00 Hz, 2H), 3.11 (q, J = 7.20 Hz, 2H), 2.93-2.98 (m, 2H), 2.70-2.78 (m, 1H), 2.73 (s, 3H), 2.58 (s, 2H), 2.56-2.51(m, 1H), 2.08-2.12 (m, 1H), 1.94-2.00 (m, 1H), 1.66-1.76 (m, 4H), 1.02 (t, J = 7.20 Hz, 3H)。
実施例184
5-[4-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-3-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000334
HATU媒介酸-アミンカップリング反応(手順A)により標的化合物を調製した。アミドカップリングを3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(4-ピペラジン-1-イルフェニル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(600mg、1.02mmol)、2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-3-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]酢酸(464.34mg、1.12mmol)、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(524.77mg、4.06mmol、707.24μL)及びHATU(385.97mg、1.02mmol)を用いて行い、5-[4-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-3-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(160mg、159.83μmol、収率15.75%)を灰色の固体として得た。LCMS (ESI+): 915.9 [M+H] +1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 12.94-12.93 (d, J = 3.2 Hz, 1H), 10.81 (s, 1H), 9.72 (s, 1H), 8.67 (d, J = 2.40 Hz, 1H), 8.55 (s, 1H), 8.11 (d, J = 2.80 Hz, 1H), 7.56-7.65 (m, 3H), 7.29 (dd, J = 8.00, 13.00 Hz, 1H), 7.12 (d, J = 8.80 Hz, 2H), 6.74 (t, J = 8.80 Hz, 2H), 6.61 (d, J = 8.80 Hz, 1H), 5.04 (d, J = 6.40 Hz, 1H), 4.88 (s, 1H), 4.21-4.31 (m, 1H), 3.69-3.73 (m, 4H), 3.18-3.27 (m, 5H), 3.11 (q, J = 7.20 Hz, 2H), 2.93-2.98 (m, 2H), 2.63-2.76 (m, 1H), 2.74 (s, 3H), 2.58 (s, 2H), 2.51-2.56 (m, 2H), 2.06-2.12 (m, 1H), 1.91-2.01 (m, 1H), 1.65-1.74 (m, 4H), 1.02 (t, J = 7.20 Hz, 3H)。
実施例185
3-[6-クロロ-3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-5-[2-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000335
工程1:THF(300.0mL)中のN-(4-クロロ-2-フルオロ-フェニル)アセトアミド(10.0g、53.31mmol)の十分に撹拌した溶液に-78℃でヘキサン中の2.8M n-ブチルリチウム(106.62mmol、38.0mL)を滴加した。反応混合物を同じ温度で3時間維持した後、窒素雰囲気下、砕いたドライアイスを反応混合物に添加した。-78℃で2時間撹拌した後、1.5N HCl水溶液をゆっくりと反応物に添加した。反応混合物を室温に温め、酢酸エチル(2×300mL)で抽出した。合わせた有機層を水及びブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させる。溶媒を減圧下で蒸発させ、残渣を15%酢酸エチル/石油エーテル中で1時間撹拌した。固体を濾過し、3-アセトアミド-6-クロロ-2-フルオロ安息香酸(8.0g、29.39mmol、収率55.14%)を淡褐色の固体として得た。LCMS (ESI+): 232.0 [M+H] +
工程2:ジクロロメタン(80.0mL)中の3-アセトアミド-6-クロロ-2-フルオロ安息香酸(3.0g、12.95mmol)の撹拌溶液に0℃で塩化オキサリル(2.47g、19.43mmol、1.69mL)を滴下し、続いてDMFを2滴添加した。反応混合物を室温で3時間維持した。揮発性物質を減圧下で除去した。別のフラスコにおいて、1,2-ジクロロエタン(30.0mL)に5-ブロモ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(2.04g、10.36mmol)を取り、0℃で無水塩化アルミニウム(6.91g、51.81mmol、2.83mL)を添加した。得られた反応混合物を室温に温め、1時間撹拌した。次いで、調製した酸塩化物を1,2-ジクロロエタン(30.0mL)に溶解し、この反応混合物に0℃で滴加した。得られた反応混合物を50℃に温め、16時間撹拌した。反応物を飽和硫酸ナトリウム水溶液でクエンチし、セライトに通して濾過し、酢酸エチルで洗浄した。濾液を減圧下で蒸発させて粗生成物を得て、これを70%→80%の酢酸エチル/石油エーテルを用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、N-[3-(5-ブロモ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル)-4-クロロ-2-フルオロ-フェニル]アセトアミド(1.2g、2.53mmol、収率19.52%)を茶色の固体として得た。LCMS (ESI+): 410.9 [M+2H] +
工程3:酢酸(12.0mL)中のN-[3-(5-ブロモ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル)-4-クロロ-2-フルオロ-フェニル]アセトアミド(1.2g、2.92mmol)の十分に撹拌した溶液に6N塩酸水溶液(2.92mmol、50.0mL)を添加した。得られた反応混合物を120℃に16時間維持した。揮発性物質を減圧下で完全に蒸発させた。得られた粗生成物を酢酸エチルに溶解し、飽和NaHCO溶液で洗浄した。有機層を減圧下で蒸発させて粗生成物を得て、これを70%→80%の酢酸エチル/石油エーテルを用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、純粋な(3-アミノ-6-クロロ-2-フルオロ-フェニル)-(5-ブロモ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-イル)メタノン(0.8g、2.08mmol、収率71.26%)を茶色の固体として得た。LCMS (ESI+): 370.0 [M+2H]+
工程4:1,4-ジオキサン(10.0mL)中の(3-アミノ-6-クロロ-2-フルオロ-フェニル)-(5-ブロモ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-イル)メタノン(0.8g、2.17mmol)の十分に撹拌した溶液にピリジン(1.37g、17.36mmol、1.40mL)及びN-エチル-N-メチル-スルファモイルクロリド(2.05g、13.02mmol、1.60mL)を添加した。得られた反応混合物を100℃で16時間撹拌した。反応物を室温まで冷却し、酢酸エチル(75ml)で希釈し、水(20ml)で洗浄し、1.5N塩酸水溶液(20ml)を添加した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で蒸発させて粗生成物を得て、これを60%→70%の酢酸エチル/石油エーテルを用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、5-ブロモ-3-[6-クロロ-3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(0.6g、1.02mmol、収率47.19%)をオフホワイト色の固体で得た。LCMS (ESI+): 491.0 [M + H] +
工程5:1,4-ジオキサン(8.0mL)及び水(1.5mL)中の5-ブロモ-3-[6-クロロ-3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(0.6g、1.23mmol)の溶液をNで15分間脱ガスした。次いで、tert-ブチル4-[5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピリミジン-2-イル]ピペラジン-1-カルボキシレート(573.78mg、1.47mmol)、無水第三リン酸カリウム(780.16mg、3.68mmol)及びXPhos Pd G2(96.40mg、122.51μmol)を添加した。得られた反応混合物をマイクロ波照射下にて120℃で2時間撹拌した。次いで、酢酸エチルで希釈し、水及びブライン溶液で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で蒸発させた。粗生成物を80%→90%の酢酸エチル/石油エーテルを用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、tert-ブチル4-[5-[3-[6-クロロ-3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]ピペラジン-1-カルボキシレート(0.4g、524.16μmol、収率42.61%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 672.9 [M + H] +
工程6:ジクロロメタン(10mL)中のtert-ブチル4-[5-[3-[6-クロロ-3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]ピペラジン-1-カルボキシレート(0.4g、594.22μmol)の十分に撹拌した溶液に1,4-ジオキサン中の4.0M塩化水素溶液(216.66mg、5.94mmol、270.82μL)を添加した。得られた反応混合物を室温で3時間維持した。揮発性物質を減圧下で除去し、3-[6-クロロ-3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-5-(2-ピペラジン-1-イルピリミジン-5-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジンをオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 572.9 [M + H] +
工程7:DMF(6.0mL)中の2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]酢酸(252.44mg、607.05μmol、塩酸塩)、HATU(346.23mg、910.58μmol)、DIPEA(392.28mg、3.04mmol、528.68μL)及び3-[6-クロロ-3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-5-(2-ピペラジン-1-イルピリミジン-5-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(370mg、607.05μmol、塩酸塩)を用いて、HATU媒介酸-アミンカップリング反応(手順A)により標的化合物を調製した。粗物質を(移動相A:水中の0.1%酢酸アンモニウム、移動相B:ACN;カラム:100g Redisep Rf C18)を使用する逆相カラムクロマトグラフィーにより精製し、3-[6-クロロ-3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-5-[2-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(78.21mg、82.99μmol、収率13.67%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 933.8 [M + H] +1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 12.95 (s, 1H), 10.79 (s, 1H), 9.93 (s, 1H), 8.80 (s, 2H), 8.68 (d, J = 2.00 Hz, 1H), 8.67-8.66 (bs, 1H), 8.10 (s, 1H), 7.56 (t, J = 8.80 Hz, 1H), 7.45 (d, J = 8.40 Hz, 1H), 6.87 (t, J = 9.60 Hz, 1H), 6.51 (dd, J = 2.40, 14.80 Hz, 1H), 6.42 (dd, J = 2.40, 8.80 Hz, 1H), 5.78 (d, J = 8.00 Hz, 1H), 4.87 (s, 1H), 4.26 (m, 1H), 3.87-3.85 (m, 4H), 3.68-3.66 (m, 4H), 3.14-3.11 (m, 2H), 2.92-2.85 (m, 4H), 2.73-2.71 (m, 4H), 2.60-2.58 (m, 3H), 2.08 (m, 1H), 1.92-1.70 (m, 5H), 1.03 (t, J = 6.80 Hz, 3H)。
実施例186
5-[5-シアノ-6-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000336
工程1:アセトニトリル(20mL)中の5-ブロモ-2-クロロ-ピリジン-3-カルボニトリル(2g、9.20mmol)、tert-ブチルピペラジン-1-カルボキシレート(1.71g、9.20mmol)の撹拌溶液を封管に取り、室温でN,N-ジイソプロピルエチルアミン(3.57g、27.59mmol、4.81mL)を添加した。反応混合物を100℃に12時間加熱した。完了後に反応混合物を水(10mL)で希釈し、酢酸エチル(2×30mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮して粗物質を得た。粗化合物を、pet-エーテル中20%→25%の酢酸エチルを用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、tert-ブチル4-(5-ブロモ-3-シアノ-2-ピリジル)ピペラジン-1-カルボキシレート(3g、8.09mmol、収率87.93%)を無色の固体として得た。LCMS (ESI+): 267.1 [M+H-100]+
工程2:1,4-ジオキサン(10mL)中のtert-ブチル4-(5-ブロモ-3-シアノ-2-ピリジル)ピペラジン-1-カルボキシレート(2g、5.45mmol)、4,4,5,5-テトラメチル-2-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1,3,2-ジオキサボロラン(2.07g、8.17mmol)の溶液を封管に取り、酢酸カリウム(1.60g、16.34mmol、1.02mL)を室温で添加した。反応混合物を20分間窒素で脱ガスし、Pd(dppf)Cl・ジクロロメタン(444.74mg、544.60μmol)を添加した。反応混合物を100℃に12時間加熱した。反応混合物を水(30mL)で希釈し、酢酸エチル(2×50mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮して、粗tert-ブチル4-[3-シアノ-5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-2-ピリジル]ピペラジン-1-カルボキシレート(2.5g、5.25mmol、収率96.40%)を茶色の固体として得た。LCMS (ESI+): 233.1 [M+H-100]+
工程3:1,4-ジオキサン(8mL)、水(2mL)中の5-ブロモ-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(600mg、1.27mmol)及びtert-ブチル4-[3-シアノ-5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-2-ピリジル]ピペラジン-1-カルボキシレート(630.27mg、1.52mmol)の混合物をマイクロ波バイアルに取り、無水第三リン酸カリウム(807.28mg、3.80mmol)を室温で添加した。反応混合物を20分間脱ガスし、Xphos Pd G2(99.74mg、126.77μmol)を添加した。反応混合物にマイクロ波下で120℃まで2時間照射した。反応混合物を水(10mL)で希釈し、酢酸エチル(2×30mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮して粗物質を得た。粗化合物を、pet-エーテル中70%→100%の酢酸エチルを用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、tert-ブチル4-[3-シアノ-5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]-2-ピリジル]ピペラジン-1-カルボキシレート(400mg、517.10μmol、収率40.79%)を茶色の固体として得た。LCMS (ESI+): 681.2 [M+H]+
工程4:1,4-ジオキサン(5mL)中のtert-ブチル4-[3-シアノ-5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]-2-ピリジル]ピペラジン-1-カルボキシレート(380mg、558.23μmol)の撹拌溶液に1,4-ジオキサン中の塩化水素溶液(4M、139.56μL)を添加した。反応混合物を室温で2時間撹拌した。完了後に反応混合物を真空下で濃縮し、粗5-(5-シアノ-6-ピペラジン-1-イル-3-ピリジル)-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(400mg、557.47μmol、収率99.86%)を茶色の固体として得た。LCMS (ESI+): 580.9 [M+H]+
工程5:HATU媒介酸-アミンカップリング反応(手順A)により標的化合物を調製した。アミドカップリングを5-(5-シアノ-6-ピペラジン-1-イル-3-ピリジル)-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(400mg、688.93μmol)、2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]酢酸(261.37mg、688.93μmol)、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(267.12mg、2.07mmol、360.00μL)、HATU(392.93mg、1.03mmol)を用いて行い、5-[5-シアノ-6-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(93.41mg、95.36μmol、収率13.84%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 942.2 [M+H] +1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 13.03 (s, 1H), 10.79 (s, 1H), 9.72 (s, 1H), 8.84 (d, J = 2.40 Hz, 1H), 8.74 (d, J = 2.40 Hz, 1H), 8.69 (s, 1H), 8.59 (d, J = 2.40 Hz, 1H), 8.16 (s, 1H), 7.56-7.62 (m, 1H), 7.28 (t, J = 8.00 Hz, 1H), 6.86 (t, J = 9.60 Hz, 1H), 6.51 (dd, J = 2.00, 15.00 Hz, 1H), 6.42 (dd, J = 2.40, 8.60 Hz, 1H), 5.79 (d, J = 7.60 Hz, 1H), 4.84 (s, 1H), 4.24-4.26 (m, 1H), 3.71-3.78 (m, 8H), 3.12 (q, J = 7.20 Hz, 2H), 2.85-2.95 (m, 4H), 2.65-2.75 (m, 1H), 2.74 (s, 3H), 2.59 (s, 2H), 2.50-2.56 (m, 1H), 2.00-2.13 (m, 1H), 1.67-1.87 (m, 5H), 1.03 (t, J = 7.20 Hz, 3H)。
実施例187
5-[5-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピラジン-2-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000337
工程1:NMP(30mL)中の2,5-ジブロモピラジン(10g、42.04mmol)及びtert-ブチルピペラジン-1-カルボキシレート(7.83g、42.04mmol)の撹拌溶液にDIPEA(5.43g、42.04mmol、7.32mL)を添加した。反応混合物を120℃で2時間撹拌した。完了後に反応物を室温まで冷却し、水(400mL)で希釈した。酢酸エチル(2×300mL)を用いて化合物を抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して粗生成物を得て、これを0%→10%の酢酸エチル/石油エーテルを溶離液として用いるシリカゲル上のカラムクロマトグラフィーにより精製して、tert-ブチル4-(5-ブロモピラジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート(11g、29.17mmol、収率69.38%)を黄色の固体として得た。LCMS (ESI+): 245 [M-100 + H] +
工程2:マイクロ波バイアルに水(4mL)及び1,4-ジオキサン(10mL)中のtert-ブチル4-(5-ブロモピラジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート(905.20mg、2.64mmol)及び3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1-トリチル-ピロロ[2,3-b]ピリジン(2.01g、2.64mmol)を投入した。この溶液をNガスで5分間パージし、続いて無水第三リン酸カリウム(1.68g、7.91mmol)を添加した。Nを更に5分間パージした後、XPhos Pd G2(207.51mg、263.74μmol)を反応混合物に添加し、反応混合物をMW装置内において120℃で90分間加熱した。反応物を室温まで冷却し、水(100mL)で希釈し、酢酸エチル(2×100mL)を用いて化合物を抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して粗生成物を得て、これを0%→40%の酢酸エチル/石油エーテルを溶離系として用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、tert-ブチル4-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1-トリチル-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピラジン-2-イル]ピペラジン-1-カルボキシレート(1.3g、1.20mmol、収率45.51%)を黄色の固体として得た。LCMS (ESI+): 899.2 [M + H] +
工程3:ジクロロメタン(6mL)中のtert-ブチル4-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1-トリチル-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピラジン-2-イル]ピペラジン-1-カルボキシレート(650mg、723.01μmol)の撹拌溶液にトリフルオロ酢酸(2.17mmol、167.11μL)を0℃で添加した。反応物を25℃で2時間撹拌した。完了後に反応物を減圧下で濃縮し、粗生成物を得た。得られた固体をジエチルエーテル(40mL)で洗浄し、3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(5-ピペラジン-1-イルピラジン-2-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(550mg、652.84μmol、収率90.29%、トリフルオロ酢酸塩)を薄黄色の固体として得た。LCMS (ESI+): 557.2 [M + H] +
工程4:HATU媒介酸-アミンカップリング反応(手順A)により標的化合物を調製した。アミドカップリングをDMF(4mL)中の3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(5-ピペラジン-1-イルピラジン-2-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(300mg、539.00μmol)、2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]酢酸(204.49mg、539.00μmol)、HATU(245.93mg、646.80μmol)、DIPEA(208.98mg、1.62mmol、281.65μL)を用いて行った。粗生成物を、水/アセトニトリル中の0.1%HCOOHを溶離液として用いる逆相クロマトグラフィーにより精製し、5-[5-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピラジン-2-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(110mg、111.79μmol、収率20.74%、ギ酸塩)を薄茶色の固体として得た。LCMS (ESI-): 916.2 [M-H]-1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 13.00 (s, 1H), 10.79 (s, 1H), 9.73 (s, 1H), 9.03 (d, J = 2.00 Hz, 1H), 9.00 (s, 1H), 8.84 (s, 1H), 8.51 (s, 1H), 8.14 (m, 1H), 7.60 (t, J = 2.80 Hz, 1H), 7.27 (t, J = 6.00 Hz, 1H), 6.86 (m, 1H), 6.52-6.43 (m, 2H), 5.79-5.77 (d, J = 8.40 Hz, 1H) 4.86 (s, 1H), 4.25-4.22 (m, 1H), 3.73-3.68 (m, 8H), 3.12 (q, J = 7.20 Hz, 2H), 2.92-2.85 (m, 4H), 2.75 (m, 4H), 2.62-2.60 (m, 3H), 2.10 (m, 1H), 1.86-1.81 (m, 5H), 1.02 (t, J = 7.20 Hz, 3H)。
実施例188
5-[6-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-5-フルオロ-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000338
工程1:DMF(50mL)中の5-ブロモ-2,3-ジフルオロ-ピリジン(7g、36.09mmol)の溶液にtert-ブチルピペラジン-1-カルボキシレート(6.72g、36.09mmol)及びDIPEA(13.99g、108.26mmol、18.86mL)を窒素雰囲気下にて室温で添加した。反応混合物を80℃で16時間加熱した。反応混合物を室温まで冷却し、水(50mL)に添加し、酢酸エチル(2×50mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。粗生成物を、石油エーテル中15%の酢酸エチルを溶離液として用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、tert-ブチル4-(5-ブロモ-3-フルオロ-2-ピリジル)ピペラジン-1-カルボキシレート(8.5g、23.12mmol、収率64.08%)を無色の液体として得た。LCMS (ESI+): 304.01 [M-56+H] +
工程2:1,4-ジオキサン(15mL)中のtert-ブチル4-(5-ブロモ-3-フルオロ-2-ピリジル)ピペラジン-1-カルボキシレート(2.5g、6.94mmol)、ビス(ピナコラト)ジボロン(1.76g、6.94mmol)及び酢酸カリウム(2.04g、20.82mmol、1.30mL)の混合物を窒素ガスで10分間パージした。次いで、[1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)のジクロロメタン錯体(566.32mg、694.02μmol)を添加し、反応混合物を封管内にて100℃で16時間加熱した。反応混合物を室温まで冷却し、セライトベッドに通して濾過し、ジクロロメタンで洗浄した。得られた濾液を減圧下で濃縮して粗生成物を得て、これを溶離液として石油エーテル中80%の酢酸エチルを用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、tert-ブチル4-[3-フルオロ-5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-2-ピリジル]ピペラジン-1-カルボキシレート(2g、3.98mmol、収率57.31%)を白色の固体として得た。LCMS (ESI+): 408.2 [M + H]+
工程3:1,4-ジオキサン(4mL)/水(1mL)の混合物中の5-ブロモ-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(500mg、1.06mmol)、tert-ブチル4-[3-フルオロ-5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-2-ピリジル]ピペラジン-1-カルボキシレート(430.27mg、1.06mmol)及び無水第三リン酸カリウム(672.75mg、3.17mmol)の混合物を窒素ガスで15分間パージし、続いてXphos Pd G2(83.04mg、105.64μmol)を室温で添加した。反応混合物をマイクロ波照射下にて100℃で1時間加熱した。反応混合物を室温まで冷却し、セライトベッドに通して濾過し、ジクロロメタン(30mL)で洗浄した。得られた濾液をブライン(20mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。粗化合物を、石油エーテル中65%の酢酸エチルを溶離液として用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、tert-ブチル4-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]-3-フルオロ-2-ピリジル]ピペラジン-1-カルボキシレート(630mg、832.26μmol、収率78.78%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 674.2 [M + H] +
工程4:無水ジクロロメタン(2mL)中のtert-ブチル4-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]-3-フルオロ-2-ピリジル]ピペラジン-1-カルボキシレート(630mg、935.13μmol)の溶液に1,4-ジオキサン中の4M HCl(935.13μmol、5mL)を室温で添加し、2時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮し、トルエン(2×10mL)と共蒸留し、ジエチルエーテル(2×10mL)で洗浄し、乾燥させて、3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(5-フルオロ-6-ピペラジン-1-イル-3-ピリジル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(600mg、924.51μmol、収率98.87%、塩酸塩)を白色の固体化合物として得た。LCMS (ESI+): 574.0 [M + H] +
工程5:DMF(3mL)中の3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(5-フルオロ-6-ピペラジン-1-イル-3-ピリジル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(300mg、523.02μmol)、2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]酢酸(198.43mg、523.02μmol)、DIPEA(405.57mg、3.14mmol、546.59μL)及びHATU(238.64mg、627.63μmol)を用いて、HATU媒介酸-アミンカップリング反応(手順A)により標的化合物を調製した。生成物を逆相C18カラムクロマトグラフィー(移動相A:水中の0.1%HCOOH、移動相B:ACN、波長:215nm、カラム:120g Redisep C18)により精製し、5-[6-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-5-フルオロ-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(250mg、250.87μmol、収率47.97%、ギ酸塩)を薄緑色の固体として得た。LCMS (ESI-): 933.2 [M-H]-1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 13.03 (s, 1H), 10.80 (s, 1H), 9.73 (s, 1H), 8.73 (d, J = 2.40 Hz, 1H), 8.62 (s, 1H), 8.45 (s, 1H), 8.16-8.14 (m, 1H), 8.08-8.04 (m, 1H), 7.62-7.56 (m, 1H), 7.31-7.26 (t, J = 9.2 Hz, 1H), 6.87 (s, 1H), 6.54-6.44 (m, 2H), 5.79 (s, 1H), 4.86 (s, 1H), 4.28 (s, 1H), 3.72 (m, 4H), 3.51 (m, 4H), 3.12 (q, J = 6.80 Hz, 2H), 2.92-2.88 (m, 4H), 2.73-2.70 (m, 4H), 2.60-2.58 (m, 3H), 2.10-2.07 (m, 1H), 1.87-1.72 (m, 5H), 1.02 (t, J = 7.20 Hz, 3H)。
実施例189
5-[4-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-2-メチル-フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000339
工程1:N,N-ジメチルホルムアミド(12.0mL)中の4-ブロモ-2-メチル-フェノール(1.0g、5.35mmol)及びtert-ブチルピペラジン-1-カルボキシレート(1.19g、6.42mmol)の混合物を窒素で15分間パージし、続いてRuPhos Pd G(223.59mg、267.33μmol)及びRuphos(124.74mg、267.33μmol)を室温で添加した。反応混合物を0℃に冷却し、窒素雰囲気下でLiHMDS(1.0M、16.04mL)を滴加した。反応混合物を室温に温め、18時間撹拌した。反応混合物を0℃に冷却し、NHCl水溶液(50mL)でクエンチし、酢酸エチル(2×50mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(100mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。粗生成物を、溶離液として石油エーテル中50%の酢酸エチルを用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、tert-ブチル4-(4-ヒドロキシ-3-メチル-フェニル)ピペラジン-1-カルボキシレート(880mg、2.11mmol、収率39.40%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 293.1 [M + H] +
工程2:ジクロロメタン(20.0mL)中のtert-ブチル4-(4-ヒドロキシ-3-メチル-フェニル)ピペラジン-1-カルボキシレート(700mg、2.39mmol)の溶液にピリジン(473.45mg、5.99mmol、484.10μL)、続いてトリフルオロメタンスルホン酸無水物(triflic anhydride)(810.60mg、2.87mmol、482.50μL)を窒素雰囲気下にて0℃で添加した。反応混合物を室温まで温め、1時間撹拌した。反応混合物をジクロロメタン(100mL)で希釈し、ブライン(2×100mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。粗生成物を溶離液として石油エーテル中20%の酢酸エチルを用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、tert-ブチル4-[3-メチル-4-(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)フェニル]ピペラジン-1-カルボキシレート(685mg、1.58mmol、収率66.00%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 369.1 [M-56 + H]+
工程3:1,4-ジオキサン(9.0mL)中のtert-ブチル4-[3-メチル-4-(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)フェニル]ピペラジン-1-カルボキシレート(685mg、1.61mmol)、4,4,5,5-テトラメチル-2-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1,3,2-ジオキサボロラン(491.80mg、1.94mmol)及び酢酸カリウム(395.97mg、4.03mmol、252.21μL)の混合物を窒素で15分間パージし、続いて室温でシクロペンチル(ジフェニル)ホスファン;ジクロロメタン;ジクロロパラジウム;鉄(131.80mg、161.39μmol)を添加した。反応混合物を100℃で16時間加熱した。反応混合物を室温まで冷却し、酢酸エチル(50mL)で希釈し、セライトベッドに通して濾過した。濾液をブライン(50mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。粗生成物を、溶離液として石油エーテル中50%の酢酸エチルを用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、tert-ブチル4-[3-メチル-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェニル]ピペラジン-1-カルボキシレート(560mg、1.34mmol、収率82.79%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 403.1 [M + H] +
工程4:1,4-ジオキサン(12.0mL)/水(1.5mL)中の5-ブロモ-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(500mg、1.06mmol)、tert-ブチル4-[3-メチル-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェニル]ピペラジン-1-カルボキシレート(850.08mg、2.11mmol)及び炭酸ナトリウム(279.93mg、2.64mmol、110.64μL)の混合物を窒素で15分間パージし、続いて室温でシクロペンチル(ジフェニル)ホスファン;ジクロロメタン;ジクロロパラジウム;鉄(86.27mg、105.64μmol)を添加した。反応混合物にマイクロ波下にて100℃で1時間照射した。反応混合物を室温まで冷却し、セライトベッドに通して濾過し、得られた濾液を酢酸エチル(50mL)で希釈し、ブライン(2×50mL)で洗浄した。有機層を分離し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。粗生成物を、溶離液として石油エーテル中50%の酢酸エチルを用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーで2回精製し、続いて逆相カラムクロマトグラフィー(移動相A:0.1%ギ酸水、移動相B:ACN;カラム:100g Redisep Rf C18)により精製して、tert-ブチル4-[4-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]-3-メチル-フェニル]ピペラジン-1-カルボキシレート(225mg、327.64μmol、収率31.01%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 670.0 [M + 2H] +
工程5:ジクロロメタン(4.0mL)中のtert-ブチル4-[4-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]-3-メチル-フェニル]ピペラジン-1-カルボキシレート(225mg、336.45μmol)の溶液に0℃でトリフルオロ酢酸(767.23mg、6.73mmol、518.40μL)を添加した。反応混合物を室温に温め、1時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮し、ジエチルエーテル(2×10mL)でトリチュレートし、乾燥させて、3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(2-メチル-4-ピペラジン-1-イル-フェニル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(215mg、310.20μmol、収率92.20%、トリフルオロ酢酸塩)を薄茶色の固体として得た。LCMS (ESI+): 569.0 [M + H] +
工程6:PyBop媒介酸-アミンカップリング反応(方法C)により標的化合物を調製した。アミドカップリングを3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(2-メチル-4-ピペラジン-1-イル-フェニル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(330mg、483.40μmol、トリフルオロ酢酸塩)、2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]酢酸(201.02mg、483.40μmol、FA塩)、ベンゾトリアゾール-1-イルオキシ(トリピロリジン-1-イル)ホスホニウム;ヘキサフルオロホスフェート(377.34mg、725.10μmol)及びN,N-ジイソプロピルエチルアミン(312.38mg、2.42mmol、420.99μL)を用いて行い、5-[4-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-2-メチル-フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(245mg、247.36μmol、収率51.17%、FA塩)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 930.3 [M + H] +1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 12.97 (s, 1H), 10.82 (s, 1H), 9.73 (s, 1H), 8.35 (d, J = 2.00 Hz, 1H), 8.26 (s, 1H), 8.14 (s, 1H), 7.61-7.55 (m, 1H), 7.28 (t, J = 8.00 Hz, 1H), 7.19 (d, J = 8.40 Hz, 1H), 7.05-6.85 (m, 3H), 6.80-6.30 (m, 2H), 4.35 (m, 1H), 3.81-3.71 (m, 4H), 3.19-3.10 (m, 4H), 3.12-3.03 (m, 4H), 3.02-2.74 (m, 2H), 2.71 (s, 3H), 2.68-2.61 (m, 3H), 2.25 (s, 3H), 2.11-2.07 (m, 2H), 1.89-1.70 (m, 6H), 1.01 (t, J = 6.80 Hz, 3H)。
実施例190
(3R)-N-[3-[5-[6-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロ-フェニル]-3-フルオロ-ピロリジン-1-スルホンアミド
Figure 2023530030000340
工程1:ジクロロメタン(30mL)中の(3R)-3-フルオロピロリジン(4g、31.85mmol)の撹拌溶液に室温でN,N-ジイソプロピルエチルアミン(6.59g、50.97mmol、8.88mL)を添加し、窒素雰囲気下で10分間撹拌した。反応混合物を-30℃に冷却し、塩化スルフリル(10.75g、79.64mmol)を滴加した。反応混合物を-30℃で2時間撹拌した。完了後に反応混合物を0℃で水(50mL)を滴下してクエンチし、酢酸エチル(3×70mL)で抽出した。合わせた有機層を1.5N塩酸溶液(2×50mL)で洗浄し、有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過して減圧下で濃縮し、粗(3R)-3-フルオロピロリジン-1-スルホニルクロリド(4g、21.32mmol、収率66.93%)をオフホワイト色の固体として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 5.35-5.55 (m, 1H), 3.40-3.78 (m, 4H), 2.27-2.44 (m, 2H)。
工程2:1,4-ジオキサン(30mL)中の(3-アミノ-2,6-ジフルオロ-フェニル)-(5-ブロモ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-イル)メタノン(1.5g、4.26mmol)の溶液を封管に取り、ピリジン(3.37g、42.60mmol、3.45mL)及び(3R)-3-フルオロピロリジン-1-スルホニルクロリド(4.00g、21.30mmol、14.69mL)を室温で添加した。反応混合物を100℃で16時間撹拌した。完了後に反応混合物を水(50mL)で希釈し、酢酸エチル(3×70mL)で抽出した。合わせた有機層を1.5N塩酸溶液(3×30mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過して濃縮し、粗化合物を得た。石油エーテル中70%→80%の酢酸エチルを溶離液として用いるカラムクロマトグラフィー(60~120シリカゲル)により粗物質から所望の生成物を精製し、(3R)-N-[3-(5-ブロモ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル)-2,4-ジフルオロ-フェニル]-3-フルオロ-ピロリジン-1-スルホンアミド(0.75g、1.28mmol、収率30.14%)を薄黄色の固体として得た。LCMS (ESI-): 500.8 [M-H] -
工程3:1,4-ジオキサン(10mL)及び水(2.5mL)中のtert-ブチル4-[5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-2-ピリジル]ピペラジン-1-カルボキシレート(580.12mg、1.49mmol)溶液を封管に取り、無水第三リン酸カリウム(632.63mg、2.98mmol)及びtert-ブチル4-[5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-2-ピリジル]ピペラジン-1-カルボキシレート(580.12mg、1.49mmol)を添加した。反応混合物を窒素ガスで10分間パージした後、XPhos Pd G2(78.17mg、99.35μmol)を添加し、窒素ガスで5分間パージを続けた。反応混合物をマイクロ波下にて120℃で2時間照射した。完了後に反応混合物を水(50mL)で希釈し、酢酸エチル(3×70mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮して粗物質を得た。石油エーテル中80%→90%の酢酸エチルを溶離液として用いるカラムクロマトグラフィー(60~120シリカゲル)により粗物質から所望の生成物を精製し、tert-ブチル4-[5-[3-[2,6-ジフルオロ-3-[[(3R)-3-フルオロピロリジン-1-イル]スルホニルアミノ]ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]-2-ピリジル]ピペラジン-1-カルボキシレート(0.5g、629.56μmol、収率63.37%)を薄黄色の固体として得た。LCMS (ESI+): 686.2 [M + H] +
工程4:1,4-ジオキサン(10mL)中のtert-ブチル4-[5-[3-[2,6-ジフルオロ-3-[[(3R)-3-フルオロピロリジン-1-イル]スルホニルアミノ]ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]-2-ピリジル]ピペラジン-1-カルボキシレート(0.5g、729.17μmol)の撹拌溶液に1,4-ジオキサン中の塩化水素溶液(4M、5mL)を窒素雰囲気下にて5℃で添加した。反応混合物を室温で12時間撹拌した。完了後に反応混合物を減圧下で濃縮し、粗(3R)-N-[2,4-ジフルオロ-3-[5-(6-ピペラジン-1-イル-3-ピリジル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]フェニル]-3-フルオロ-ピロリジン-1-スルホンアミド(0.55g、815.28μmol)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 585.9 [M + H]+
工程5:HATU媒介酸-アミンカップリング反応(手順A)により標的化合物を調製した。アミドカップリングを2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]酢酸(292.74mg、703.97μmol)、N-エチル-N-イソプロピル-プロパン-2-アミン(831.06mg、6.43mmol、1.12mL)、HATU(268.95mg、707.33μmol)及び(3R)-N-[2,4-ジフルオロ-3-[5-(6-ピペラジン-1-イル-3-ピリジル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]フェニル]-3-フルオロ-ピロリジン-1-スルホンアミド(0.4g、643.02μmol)を用いて行った。逆相カラムクロマトグラフィー(水中の0.1%ギ酸:アセトニトリル)により粗物質から所望の生成物を精製し、画分を凍結乾燥して、(3R)-N-[3-[5-[6-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロ-フェニル]-3-フルオロ-ピロリジン-1-スルホンアミド(189.45mg、187.75μmol、収率29.20%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 946.9 [M + H] +1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 12.97 (d, J = 2.80 Hz, 1H), 10.78 (s, 1H), 9.86 (s, 1H), 8.68 (d, J = 2.40 Hz, 1H), 8.51-8.53 (m, 2H), 8.11 (d, J = 3.20 Hz, 1H), 7.99 (dd, J = 2.40, 8.80 Hz, 1H), 7.60-7.66 (m, 1H), 7.28 (t, J = 9.20 Hz, 1H), 7.02 (d, J = 8.80 Hz, 1H), 6.87 (s, 1H), 6.35-6.55 (m, 2H), 5.79 (s, 1H), 5.24-5.37 (m, 1H), 4.90 (s, 1H), 3.60-3.70 (m, 8H), 3.35-3.49 (m, 3H), 3.30-3.33 (m, 2H), 2.81-3.00 (m, 3H), 2.71-2.80 (m, 1H), 2.61 (s, 2H), 2.56-2.50(m, 1H), 2.07-2.12 (m, 4H), 1.62-1.91 (m, 5H)。
実施例191
(3R)-N-[3-[5-[4-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]フェニル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロ-フェニル]-3-フルオロ-ピロリジン-1-スルホンアミド
Figure 2023530030000341
工程1:1,4-ジオキサン(10mL)及び水(2.5mL)中の(3R)-N-[3-(5-ブロモ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル)-2,4-ジフルオロ-フェニル]-3-フルオロ-ピロリジン-1-スルホンアミド(0.7g、1.39mmol)の溶液を封管に取り、無水第三リン酸カリウム(885.69mg、4.17mmol)及びtert-ブチル4-[4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェニル]ピペラジン-1-カルボキシレート(810.11mg、2.09mmol)を添加した。反応混合物を窒素ガスで10分間パージした後、XPhos Pd G(109.43mg、139.08μmol)を添加し、窒素ガスで5分間パージを続けた。反応混合物にマイクロ波下にて120℃で2時間照射した。完了後に反応混合物を水(50mL)で希釈し、酢酸エチル(3×70mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過して濃縮した。石油エーテル中80%→90%の酢酸エチルを溶離液として用いるカラムクロマトグラフィー(60~120シリカゲル)により粗物質から所望の生成物を精製し、tert-ブチル4-[4-[3-[2,6-ジフルオロ-3-[[(3R)-3-フルオロピロリジン-1-イル]スルホニルアミノ]ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]フェニル]ピペラジン-1-カルボキシレート(0.4g、478.50μmol、収率34.40%)を薄桃色の固体として得た。LCMS (ESI+): 685.2 [M + H] +
工程2:1,4-ジオキサン(10mL)中のtert-ブチル4-[4-[3-[2,6-ジフルオロ-3-[[(3R)-3-フルオロピロリジン-1-イル]スルファモイルアミノ]ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]フェニル]ピペリジン-1-カルボキシレート(0.4g、584.17μmol)の撹拌溶液に窒素雰囲気下にて5℃でジオキサン中4M塩化水素溶液(4M、5mL)を添加した。反応混合物を室温で16時間撹拌した。完了後に反応混合物を減圧下で濃縮し、粗(3R)-N-[2,4-ジフルオロ-3-[5-(4-ピペラジン-1-イルフェニル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]フェニル]-3-フルオロ-ピロリジン-1-スルホンアミド(0.43g、597.08μmol)を薄黄色の固体として得た。LCMS (ESI+): 585.2 [M + H] +
工程3:HATU媒介酸-アミンカップリング反応(手順A)により標的化合物を調製した。アミドカップリングを2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]酢酸(345.49mg、830.82μmol)、N-エチル-N-イソプロピル-プロパン-2-アミン(894.81mg、6.92mmol、1.21mL)及びHATU(289.58mg、761.59μmol)及び(3R)-N-[2,4-ジフルオロ-3-[5-(4-ピペラジン-1-イルフェニル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]フェニル]-3-フルオロ-ピロリジン-1-スルホンアミド(0.43g、692.35μmol)を用いて行った。逆相カラムクロマトグラフィー(水中の0.1%ギ酸:アセトニトリル)により粗物質から所望の生成物を精製し、画分を凍結乾燥し、(3R)-N-[3-[5-[4-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]フェニル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロ-フェニル]-3-フルオロ-ピロリジン-1-スルホンアミド(98.12mg、98.29μmol、収率14.20%)を薄緑色の固体として得た。LCMS (ESI+): 945.9 [M + H]+1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 12.93 (d, J = 2.80 Hz, 1H), 10.79 (s, 1H), 9.87 (s, 1H), 8.67 (d, J = 2.40 Hz, 1H), 8.55 (s, 1H), 8.09 (d, J = 2.40 Hz, 1H), 7.60-7.66 (m, 3H), 7.28 (t, J = 8.00 Hz, 1H), 7.12 (d, J = 8.80 Hz, 2H), 6.81-6.91 (m, 1H), 6.51 (d, J = 14.40 Hz, 1H), 6.42 (d, J = 8.00 Hz, 1H), 5.78 (s, 1H), 5.37-5.24 (m, 1H), 4.87 (s, 1H), 4.21-4.31 (m, 1H), 3.75-3.70 (m, 4H), 3.49 (s, 1H), 3.20-3.40 (m, 8H), 2.80-2.95 (m, 4H), 2.65-2.70 (m, 1H), 2.60 (s, 2H), 2.05-2.17 (m, 3H), 1.62-1.9 (m, 5H)。
実施例192
5-[4-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-メチル-フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000342
工程1:トルエン(100.0mL)中の4-ブロモ-1-ヨード-2-メチル-ベンゼン(10.0g、33.68mmol、4.67mL)の撹拌溶液にtert-ブチルピペラジン-1-カルボキシレート(6.27g、33.68mmol)及びナトリウム-2-メチルプロパン-2-オレート(6.47g、67.36mmol)を添加し、窒素で2分間脱ガスし、次いで(5-ジフェニルホスファニル-9,9-ジメチル-キサンテン-4-イル)-ジフェニル-ホスフェート(1.95g、3.37mmol)及び(1E,4E)-1,5-ジフェニルペンタ-1,4-ジエン-3-オン;パラジウム(3.08g、3.37mmol)を添加した。反応混合物を更に5分間窒素で脱ガスした後、110℃で16時間撹拌した。反応混合物を酢酸エチル(50.0mL)に懸濁し、セライトパッドに通して濾過した。セライトパッドを酢酸エチル(50.0mL)で洗浄した。濾液を蒸発させて粗生成物を得て、これを石油エーテル中15%の酢酸エチルを溶離液として用いるフラッシュシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、tert-ブチル4-(4-ブロモ-2-メチル-フェニル)ピペラジン-1-カルボキシレート(1.3g、1.96mmol、収率5.83%)を無色の液体として得た。LCMS (ESI+): 357.0 [M + 2H] +
工程2:1,4-ジオキサン(10.0mL)中のtert-ブチル4-(4-ブロモ-2-メチル-フェニル)ピペラジン-1-カルボキシレート(1.2g、3.38mmol)の撹拌溶液に4,4,5,5-テトラメチル-2-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1,3,2-ジオキサボロラン(1.29g、5.07mmol)を添加し、混合物を窒素下で2分間脱ガスし、次いで酢酸カリウム(828.74mg、8.44mmol、527.86μL)及びシクロペンチル(ジフェニル)ホスファン;ジクロロメタン;ジクロロパラジウム;鉄(275.84mg、337.77μmol)を反応物に添加した。反応物を更に脱ガスし、100℃で16時間加熱した。反応混合物をセライトに通して濾過し、酢酸エチル(50.0mL)で洗浄した。濾液を蒸発させて粗生成物を得て、これを石油エーテル中30%の酢酸エチルを溶離液として用いるフラッシュシリカクロマトグラフィーにより精製し、tert-ブチル4-[2-メチル-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェニル]ピペラジン-1-カルボキシレート(1.3g、2.81mmol、収率83.17%)を無色の液体として得た。LCMS (ESI+): 403.3 [M + H] +
工程3:1,4-ジオキサン(5.0mL)及び水(2.0mL)中の5-ブロモ-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(500.0mg、1.06mmol)の溶液をマイクロ波バイアルに取り、窒素下にて室温でtert-ブチル4-[2-メチル-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェニル]ピペラジン-1-カルボキシレート(552.55mg、1.37mmol)及びリン酸三カリウム(672.73mg、3.17mmol)を添加した。反応混合物を5分間窒素で脱ガスした後、XPhos Pd G2(83.12mg、105.64μmol)を添加した。更に窒素下で反応物を脱ガスした後、マイクロ波照射下にて120℃で2時間撹拌した。反応物を水(10.0mL)で希釈し、酢酸エチル(2×10.0mL)で抽出した。合わせた有機層を飽和ブライン溶液(10.0mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して粗物質を得て、これを石油エーテル中70%の酢酸エチルを溶離液として用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、続いて水中の0.1%ギ酸中の95%アセトニトリルで溶出させる100g-C18 snapを用いる逆相カラムクロマトグラフィーにより精製して、tert-ブチル4-[4-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]-2-メチル-フェニル]ピペラジン-1-カルボキシレート(300.0mg、438.37μmol、収率41.50%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 669.3 [M + H]+
工程4:ジクロロメタン(2.0mL)中のtert-ブチル4-[4-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]-2-メチル-フェニル]ピペラジン-1-カルボキシレート(300.0mg、448.60μmol)の撹拌溶液に1,4-ジオキサン中の塩化水素溶液(4.0M、2.0mL)を0℃で添加し、得られた反応混合物を室温で1時間撹拌した。完了後に反応混合物を減圧下で濃縮した。得られた残渣をジエチルエーテル(2×10mL)でトリチュレートし、減圧下で乾燥させて、3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(3-メチル-4-ピペラジン-1-イル-フェニル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(270.0mg、436.26μmol、収率97.25%、塩酸塩)を黄色の固体として得た。LCMS (ESI+): 569.0 [M + H] +
工程5:DMF(3.0mL)中の2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]酢酸(166.79mg、439.65μmol)、DIPEA(284.11mg、2.20mmol、382.89μL)、PyBOP(343.18mg、659.47μmol)及び3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(3-メチル-4-ピペラジン-1-イル-フェニル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(250.0mg、439.65μmol)を用いて、HATU媒介酸-アミンカップリング反応(手順D)により標的化合物を調製した。生成物を、水中の0.1%酢酸アンモニウム中の41%アセトニトリルで溶出させる100gのsnapを用いた逆相カラムクロマトグラフィーにより精製し、5-[4-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-メチル-フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(255.0mg、254.54μmol、収率57.90%、ギ酸塩)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI-): 928.3 [M-H]-1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 12.96 (s, 1H), 10.79 (s, 1H), 9.73 (s, 1H), 8.68 (s, 1H), 8.57 (s, 1H), 8.13 (d, J = 2.80 Hz, 1H), 7.62-7.53 (m, 3H), 7.29 (t, J = 8.00 Hz, 1H), 7.17 (d, J = Hz, 1H), 6.89 (s, 1H), 6.68-6.32 (m, 2H), 5.89 (s, 1H), 4.92 (s, 1H), 4.25 (s, 1H), 3.72-3.70 (m, 4H), 3.06 (q, J = 6.8 Hz, 2H), 2.96-2.95 (m, 8H), 2.80-2.70 (m, 4H), 2.53-2.50 (m, 2H), 2.48 (s, 3H), 2.10-2.05 (m, 1H), 1.90-1.70 (m, 6H), 1.02 (t, J = 7.20 Hz, 3H)。
実施例193
3-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)-6-[4-[2-[4-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]-2-ピリジル]ピペラジン-1-イル]-2-オキソ-エチル]-4-ヒドロキシ-1-ピペリジル]-1-メチル-インダゾール
Figure 2023530030000343
DMF(2mL)中の2-[1-[3-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)-1-メチル-インダゾール-6-イル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]酢酸(125.73mg、287.13μmol、塩酸塩)、N-エチル-N-イソプロピル-プロパン-2-アミン(222.65mg、1.72mmol、300.07μL)、T3P(109.63mg、344.56μmol)、3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(6-ピペラジン-1-イル-3-ピリジル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(170mg、287.13μmol、塩酸塩)を用いて、T3P媒介酸-アミンカップリング反応(手順C)により標的化合物を調製した。次いで、生成物を逆相C18カラムクロマトグラフィー(移動相A:水中の0.1%HCOOH、移動相B:ACN、波長:254nm、カラム:100g Redisep C18)により精製し、3-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)-6-[4-[2-[4-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]-2-ピリジル]ピペラジン-1-イル]-2-オキソ-エチル]-4-ヒドロキシ-1-ピペリジル]-1-メチル-インダゾール(93.3mg、収率33.0%、ギ酸塩)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 939.2 [M+H]+1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 12.97 (s, 1H), 10.51 (s, 1H), 9.72 (s, 1H), 8.68 (d, J = 2.40 Hz, 1H), 8.52-8.50 (m, 2H), 8.13 (s, 1H), 7.98 (dd, J = 2.40, 8.80 Hz, 1H), 7.62-7.56 (m, 1H), 7.44 (d, J = 9.20 Hz, 1H), 7.31-7.26 (m, 1H), 7.02 (d, J = 8.80 Hz, 1H), 6.93 (d, J = 9.20 Hz, 1H), 6.91 (s, 1H), 4.98 (s, 1H), 3.91-3.89 (m, 5H), 3.71-3.52 (m, 10H), 3.19-3.18 (m, 2H), 3.11 (q, J = 7.20 Hz, 2H), 2.76-2.72 (m, 5H), 2.61 (s, 2H), 1.79-1.70 (m, 4H), 1.02 (t, J = 7.20 Hz, 3H)。
実施例194
5-[6-[4-[2-[1-[4-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-5-フルオロ-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000344
COMU媒介酸-アミンカップリング反応(手順B)により標的化合物を調製した。アミドカップリングを3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(5-フルオロ-6-ピペラジン-1-イル-3-ピリジル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(260mg、453.29μmol)、2-[1-[4-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]酢酸(182.17mg、498.61μmol)、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(234.34mg、1.81mmol、315.82μL)及びCOMU(194.13mg、453.29μmol)を用いて行い、5-[6-[4-[2-[1-[4-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-5-フルオロ-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(185mg、190.56μmol、収率42.04%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI-): 919.2 [M-H]-1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 12.95 (s, 1H), 10.37 (s, 1H), 8.72 (d, J = 2.40 Hz, 1H), 8.62 (s, 1H), 8.26 (s, 1H), 8.14 (s, 1H), 8.05 (dd, J = 1.60, 14.40 Hz, 1H), 7.54-7.60 (m, 1H), 7.24 (t, J = 9.20 Hz, 1H), 7.15-7.19 (m, 1H), 7.05-7.07 (m, 2H), 4.93 (s, 1H), 3.68-3.76 (m, 6H), 3.48-3.53 (m, 4H), 3.02-3.13 (m, 6H), 2.71 (s, 3H), 2.69 (dd, J = 2.00, 8.00 Hz, 2H), 2.61 (s, 1H), 2.51-2.56 (m, 1H), 1.70-1.81 (m, 4H), 1.02 (t, J = 7.20 Hz, 3H)。
実施例195
5-[4-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3,5-ジフルオロ-フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000345
工程1:N,N-ジメチルホルムアミド(50mL)中の1,2,3-トリフルオロ-5-ニトロ-ベンゼン(5g、28.24mmol)及びtert-ブチルピペラジン-1-カルボキシレート(5.26g、28.24mmol)の撹拌溶液に室温でN,N-ジイソプロピルエチルアミン(18.25g、141.18mmol、24.59mL)を添加した。反応混合物を110℃に12時間加熱した。完了後に反応混合物を水(10mL)で希釈し、酢酸エチル(2×30mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮して粗物質を得た。粗化合物を石油エーテル中20%→25%の酢酸エチルを用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、tert-ブチル4-(2,6-ジフルオロ-4-ニトロ-フェニル)ピペラジン-1-カルボキシレート(9.6g、27.96mmol、収率99.03%)を黄色の固体として得た。1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 8.02 (d, J = 10.00 Hz, 2H), 3.45 (t, J = 4.80 Hz, 4H), 3.23-3.30 (m, 4H), 1.43 (s, 9H)。
工程2:エタノール(80mL)及び水(10mL)中のtert-ブチル4-(2,6-ジフルオロ-4-ニトロ-フェニル)ピペラジン-1-カルボキシレート(9.6g、27.96mmol)の撹拌溶液に鉄(7.81g、139.81mmol、993.43μL)及び塩化アンモニウム(4.49g、83.89mmol、2.93mL)を室温で添加した。反応混合物を70℃で4時間撹拌した。完了後に反応混合物をセライトに通して濾過し、酢酸エチル(300mL)で洗浄した。濾液を水(100mL)、NaHCO溶液(60mL)及びブライン(60mL)で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して粗物質を得て、これを石油エーテル中60%の酢酸エチルを用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、tert-ブチル4-(4-アミノ-2,6-ジフルオロ-フェニル)ピペラジン-1-カルボキシレート(7.1g、21.35mmol、収率76.36%)を薄黄色の固体として得た。LCMS (ESI+): 214.1 [M+H-100]+
工程3:アセトニトリル(20mL)中の亜硝酸tert-ブチル(987.29mg、9.57mmol、1.14mL)及び二臭化銅(2.85g、12.77mmol、605.36μL)の撹拌溶液に窒素下にて0℃~5℃でtert-ブチル4-(4-アミノ-2,6-ジフルオロ-フェニル)ピペラジン-1-カルボキシレート(2g、6.38mmol)を添加した。反応混合物を室温で4時間撹拌した。完了後に反応混合物を水(8mL)で希釈し、酢酸エチル(3×10mL)で抽出した。有機層をブライン溶液(10mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して粗物質を得て、これを石油エーテル中70%の酢酸エチルで溶出させるシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、tert-ブチル4-(4-ブロモ-2,6-ジフルオロ-フェニル)ピペラジン-1-カルボキシレート(1.79g、3.16mmol、収率49.51%)を得た。LCMS (ESI+): 277.0 [M+H-100]+
工程4:1,4-ジオキサン(15mL)中のtert-ブチル4-(4-ブロモ-2,6-ジフルオロ-フェニル)ピペラジン-1-カルボキシレート(1g、2.65mmol)の溶液を封管に取り、酢酸カリウム(780.51mg、7.95mmol、497.14μL)及び4,4,5,5-テトラメチル-2-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1,3,2-ジオキサボロラン(1.01g、3.98mmol)を室温で添加した。反応混合物を窒素ガスで10分間パージし、Pd(dppf)Cl・ジクロロメタン(216.49mg、265.09μmol)を添加し、窒素ガスで5分間パージを続けた。反応混合物を100℃で16時間加熱した。完了後に反応混合物を水(20mL)で希釈し、酢酸エチル(3×20mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、粗tert-ブチル4-[2,6-ジフルオロ-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェニル]ピペラジン-1-カルボキシレート(850mg、1.37mmol、収率51.54%)を得た。LCMS (ESI+): 325.2 [M+H-100]+
工程5:1,4-ジオキサン(8mL)及び水(1.5mL)中のtert-ブチル4-[2,6-ジフルオロ-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェニル]ピペラジン-1-カルボキシレート(750mg、1.77mmol)の溶液を、マイクロ波バイアルに取り、無水第三リン酸カリウム(865.88mg、4.08mmol)、続いて5-ブロモ-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(643.55mg、1.36mmol)を添加した。反応混合物を窒素ガスで10分間パージし、XPhos Pd G2(106.98mg、135.97μmol)を添加し、窒素ガスで5分間パージを続けた。反応混合物をマイクロ波下にて110℃で1.5時間照射した。完了後に反応混合物を水(15mL)で希釈し、酢酸エチル(3×20mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、粗物質を得た。粗化合物を、溶離液として石油エーテル中30%→45%の酢酸エチルを用いるカラムクロマトグラフィー(60~120シリカゲル)により精製し、tert-ブチル4-[4-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]-3,5-ジフルオロ-フェニル]ピペラジン-1-カルボキシレート(320mg、405.66μmol、収率29.83%)を得た。LCMS (ESI+): 691.0 [M+H] +
工程6:1,4-ジオキサン(2mL)中のtert-ブチル4-[4-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]-2,6-ジフルオロ-フェニル]ピペラジン-1-カルボキシレート(320mg、463.29μmol)の撹拌溶液に1,4-ジオキサン中の塩化水素溶液(4M、3mL)を0℃で添加した。反応混合物を室温で2時間撹拌した。反応の完了後に反応混合物を真空下で濃縮した。粗化合物をジエチルエーテルで洗浄し、5-(3,5-ジフルオロ-4-ピペラジン-1-イル-フェニル)-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(310mg、447.81μmol、収率96.66%)を得た。LCMS (ESI+): 591.0 [M+H] +
COMU媒介酸-アミンカップリング反応(手順B)により標的化合物を調製した。アミドカップリングを5-(3,5-ジフルオロ-4-ピペラジン-1-イル-フェニル)-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(300mg、507.97μmol)、2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]酢酸(211.98mg、558.76μmol)、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(328.25mg、2.54mmol、442.39μL)及びCOMU(239.30mg、558.76μmol)を用いて行った。粗化合物を逆相カラムクロマトグラフィーにより精製して、化合物をアセトニトリル中40%→45%のギ酸緩衝液で溶出し、5-[4-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3,5-ジフルオロ-フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(119.93mg、118.99μmol、収率23.42%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI-): 950.9 [M-H] -1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 13.05 (s, 1H), 10.78 (s, 1H), 9.72 (s, 1H), 8.74 (d, J = 2.80 Hz, 1H), 8.63 (s, 1H), 8.16 (s, 1H), 7.52-7.59 (m, 3H), 7.21-7.31 (m, 1H), 6.80-6.90 (m, 1H), 6.41-6.53 (m, 2H), 5.78 (d, J = 10.40 Hz, 1H), 4.86 (s, 1H), 4.21-4.31 (m, 1H), 3.61-3.71 (m, 4H), 3.05-3.41 (m, 7H), 2.80-3.00 (m, 3H), 2.64-2.75 (m, 1H), 2.73 (s, 3H), 2.58 (s, 2H), 2.50-2.55 (m, 1H), 2.01-2.15 (m, 1H), 1.60-1.95 (m, 5H), 1.02 (t, J = 9.20 Hz, 3H)。
実施例196
5-[2-[6-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ピペリジル]-6-ヒドロキシ-2-アザスピロ[3.3]ヘプタン-2-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000346
工程1. 4-ブロモピリジン(1.0g、6.33mmol)を乾燥多口丸底フラスコに取り、乾燥ジエチルエーテル(25mL)に溶解し、-78℃に冷却した。反応物にn-ブチルリチウム(1.6M、5.93mL)を滴加し、同じ温度で1時間反応混合を続けた。次いで、-78℃でtert-ブチル6-オキソ-2-アザスピロ[3.3]ヘプタン-2-カルボキシレート(1.47g、6.96mmol)を添加し、同じ温度で4時間反応を続けた。完了後に反応混合物を飽和NHCl溶液でクエンチし、酢酸エチル(3×50mL)及び水(50mL)で抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空下で濃縮し、粗化合物を得た。粗化合物を、溶離液としてジクロロメタン中10%のメタノールを用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、tert-ブチル6-ヒドロキシ-6-(4-ピリジル)-2-アザスピロ[3.3]ヘプタン-2-カルボキシレート(850mg、2.90mmol、収率45.79%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 291.1 [M+H]+
工程2:エタノール(12mL)及び酢酸(87.90mg、1.46mmol)中のtert-ブチル6-ヒドロキシ-6-(4-ピリジル)-2-アザスピロ[3.3]ヘプタン-2-カルボキシレート(850mg、2.93mmol)の溶液を小さなクレーブに取り、酸化白金(IV)(664.75mg、2.93mmol)を室温で添加した。反応混合物を室温で5Kg/Cmの圧力で16時間水素化に供した。完了後に反応混合物をセライトパッドに通して濾過し、濾液を減圧下で濃縮した。粗化合物をジエチルエーテルでトリチュレートし、tert-ブチル6-ヒドロキシ-6-(4-ピペリジル)-2-アザスピロ[3.3]ヘプタン-2-カルボキシレート(700mg、2.34mmol、収率79.87%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 297.0 [M + H] +
工程3:ジメチルスルホキシド(7mL)中のtert-ブチル6-ヒドロキシ-6-(4-ピペリジル)-2-アザスピロ[3.3]ヘプタン-2-カルボキシレート(500mg、1.69mmol)の溶液を封管に取り、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(654.05mg、5.06mmol、881.48μL)及び1,2-ジフルオロ-4-ニトロ-ベンゼン(295.20mg、1.86mmol、205.00μL)を窒素雰囲気下にて室温で添加した。反応混合物を80℃に16時間加熱した。完了後に反応混合物を室温まで冷却し、酢酸エチル(3×70mL)及び水(70mL)で抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空下で濃縮し、粗化合物を得た。粗化合物を溶離液として石油エーテル中30%→40%の酢酸エチルを用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、tert-ブチル6-[1-(2-フルオロ-4-ニトロ-フェニル)-4-ピペリジル]-6-ヒドロキシ-2-アザスピロ[3.3]ヘプタン-2-カルボキシレート(320mg、639.28μmol、収率37.90%)を黄色の固体として得た。LCMS (ESI+): 436.2 [M + H] +
工程4:ジクロロメタン(5mL)中のtert-ブチル6-[1-(2-フルオロ-4-ニトロ-フェニル)-4-ピペリジル]-6-ヒドロキシ-2-アザスピロ[3.3]ヘプタン-2-カルボキシレート(320mg、734.81μmol)の撹拌溶液に0℃でトリフルオロ酢酸(418.93mg、3.67mmol、283.06μL)を添加した。反応混合物を室温で4時間撹拌した。完了後に反応混合物を減圧下で濃縮し、6-[1-(2-フルオロ-4-ニトロ-フェニル)-4-ピペリジル]-2-アザスピロ[3.3]ヘプタン-6-オール(320mg、647.98μmol、収率88.18%)を茶色のゴム状の化合物として得て、これを更に精製することなく繰り越した。LCMS (ESI+): 336.2 [M + H]+
工程5:N,N-ジメチルホルムアミド(4mL)中の6-[1-(2-フルオロ-4-ニトロ-フェニル)-4-ピペリジル]-2-アザスピロ[3.3]ヘプタン-6-オール(320mg、954.16μmol)の溶液を封管に取り、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(369.96mg、2.86mmol、498.59μL)及び2-クロロ-5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピリミジン(344.21mg、1.43mmol)を窒素雰囲気下にて室温で添加した。反応混合物を100℃に16時間加熱した。完了後に反応混合物を室温まで冷却し、酢酸エチル(3×100mL)及び水(70mL)で抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空下で濃縮し、粗化合物を得た。粗化合物を石油エーテル中30%→40%の酢酸エチルを用いてトリチュレートし、[2-[6-[1-(2-フルオロ-4-ニトロ-フェニル)-4-ピペリジル]-6-ヒドロキシ-2-アザスピロ[3.3]ヘプタン-2-イル]ピリミジン-5-イル]ボロン酸/エステル(220mg、437.82μmol、収率45.89%)を黄色の固体として得た。LCMS (ESI+): 458.1 [M + H] +
工程6:1,4-ジオキサン(4mL)及び水(1mL)の混合物中の5-ブロモ-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1-トリチル-ピロロ[2,3-b]ピリジン(300.48mg、419.89μmol)の溶液をマイクロ波バイアルに取り、KPO(267.39mg、1.26mmol)及び[2-[6-[1-(2-フルオロ-4-ニトロ-フェニル)-4-ピペリジル]-6-ヒドロキシ-2-アザスピロ[3.3]ヘプタン-2-イル]ピリミジン-5-イル]ボロン酸/エステル(288mg、629.84μmol)を窒素雰囲気下にて室温で添加した。反応混合物を10分間窒素で脱ガスし、同じ温度でXPhos Pd G2(33.03mg、41.99μmol)を添加した。反応混合物にマイクロ波下にて120℃で90分間照射した。完了後に反応混合物に水(200mL)を添加し、酢酸エチル(3×150mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン溶液(200mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して粗物質を得た。粗化合物を石油エーテル中90%→100%の酢酸エチルを溶離液として用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-[2-[6-[1-(2-フルオロ-4-ニトロ-フェニル)-4-ピペリジル]-6-ヒドロキシ-2-アザスピロ[3.3]ヘプタン-2-イル]ピリミジン-5-イル]-1-トリチル-ピロロ[2,3-b]ピリジン(400mg、353.77μmol、収率84.25%)を黄色の固体として得た。LCMS (ESI+): 1048.9 [M + H] +
工程7:酢酸エチル(8mL)中の3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-[2-[6-[1-(2-フルオロ-4-ニトロ-フェニル)-4-ピペリジル]-6-ヒドロキシ-2-アザスピロ[3.3]ヘプタン-2-イル]ピリミジン-5-イル]-1-トリチル-ピロロ[2,3-b]ピリジン(400mg、381.63μmol)の撹拌溶液に5%水酸化パラジウム炭素(300mg、2.43mmol)を投入し、得られた反応混合物を、10分間水素ガスをバブリングして水素で飽和させ、室温で16時間水素化(1atm)に供した。完了後に酢酸エチルを用いてセライトパッドに通して反応混合物を濾過し、濾液を減圧下で濃縮して粗物質を得た。粗化合物をジエチルエーテルでトリチュレートし、5-[2-[6-[1-(4-アミノ-2-フルオロ-フェニル)-4-ピペリジル]-6-ヒドロキシ-2-アザスピロ[3.3]ヘプタン-2-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1-トリチル-ピロロ[2,3-b]ピリジン(340mg、290.53μmol、収率76.13%)を淡黄色の固体として得た。LCMS (ESI+): 1018.3 [M + H]+
工程8:N,N-ジメチルホルムアミド(5mL)中の5-[2-[6-[1-(4-アミノ-2-フルオロ-フェニル)-4-ピペリジル]-6-ヒドロキシ-2-アザスピロ[3.3]ヘプタン-2-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1-トリチル-ピロロ[2,3-b]ピリジン(340mg、333.94μmol)の溶液を封管に取り、窒素雰囲気下にて室温で重炭酸ナトリウム(84.16mg、1.00mmol、38.96μL)、続いて3-ブロモピペリジン-2,6-ジオン(320.60mg、1.67mmol)を添加した。反応混合物を70℃に48時間加熱した。完了後に反応混合物を室温まで冷却し、水(100mL)で希釈し、酢酸エチル(3×150mL)で抽出した。合わせた有機層を氷冷水(3×200mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮し、粗物質を得た。粗化合物を石油エーテル中60%→70%の酢酸エチルを溶離液として用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、5-[2-[6-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ピペリジル]-6-ヒドロキシ-2-アザスピロ[3.3]ヘプタン-2-イル]ピリジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1-トリチル-ピロロ[2,3-b]ピリジン(330mg、237.79μmol、収率71.21%)を淡灰色の固体として得た。LCMS (ESI+): 1129.9 [M + H] +
工程9:ジクロロメタン(5mL)中の5-[2-[6-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ピペリジル]-6-ヒドロキシ-2-アザスピロ[3.3]ヘプタン-2-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1-トリチル-ピロロ[2,3-b]ピリジン(230mg、203.67μmol)の撹拌溶液に窒素雰囲気下にて0℃で98%トリイソプロピルシラン(309.20mg、1.95mmol、0.4mL)及びトリフルオロ酢酸(1.48g、12.98mmol、1mL)を添加した。反応混合物を窒素雰囲気下にて室温で4時間撹拌した。完了後に反応混合物を真空下で濃縮し、粗物質を得た。逆相カラムクロマトグラフィー(水中の0.1%ギ酸:アセトニトリル)により粗物質から所望の生成物を精製し、画分を凍結乾燥して、5-[2-[6-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ピペリジル]-6-ヒドロキシ-2-アザスピロ[3.3]ヘプタン-2-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(44.67mg、45.87μmol、収率22.52%)を淡緑色の固体として得た。LCMS (ESI+): 887.3 [M + H]+1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 12.97 (s, 1H), 10.79 (s, 1H), 9.86 (s, 1H), 8.73 (s, 2H), 8.65 (d, J = 2.00 Hz, 1H), 8.54 (s, 1H), 8.13 (s, 1H), 7.54-7.60 (m, 1H), 7.26 (t, J = 8.40 Hz, 1H), 6.85 (t, J = 9.60 Hz, 1H), 6.53 (d, J = 2.40 Hz, 1H), 6.49 (d, J = 2.40 Hz, 1H), 5.79 (d, J = 7.60 Hz, 1H), 4.77 (s, 1H), 4.20-4.30 (m, 1H), 4.12-4.26 (m, 4H), 3.20 (d, J = 10.80 Hz, 2H), 3.10 (q, J = 7.20 Hz, 2H), 2.65-2.76 (m, 1H), 2.74 (s, 3H), 2.41-2.60 (m, 5H), 2.17 (d, J = 12.80 Hz, 2H), 2.08-2.10 (m, 1H), 1.76-1.90 (m, 1H), 1.62-1.70 (m, 2H), 1.41-1.50 (m, 2H), 1.02 (t, J = 7.20 Hz, 3H)。
実施例197
5-[6-[4-[2-[1-[2-(ジフルオロメチル)-4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000347
HATU媒介酸-アミンカップリング反応(手順A)により標的化合物を調製した。アミドカップリングを3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(6-ピペラジン-1-イル-3-ピリジル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(370mg、665.95μmol)、2-[1-[2-(ジフルオロメチル)-4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]酢酸(273.97mg、665.95μmol)、HATU(379.82mg、998.92μmol)及びN,N-ジイソプロピルエチルアミン(258.21mg、2.00mmol、347.99μL)を用いて行い、5-[6-[4-[2-[1-[2-(ジフルオロメチル)-4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(134.55mg、133.41μmol、収率20.03%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 949.2 [M+H]+1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 13.00 (s, 1H), 10.78 (s, 1H), 9.91 (s, 1H), 8.68 (d, J = 2.00 Hz, 1H), 1.56 (s, 1H), 8.52 (d, J = 2.40 Hz, 1H), 8.11 (s, 1H), 7.98 (dd, J = 2.40, 8.80 Hz, 1H), 7.55-7.61 (m, 1H), 7.25 (t, J = 8.00 Hz, 1H), 7.15 (d, J = 8.40 Hz, 1H), 7.11 (s, 1H), 7.02 (d, J = -8.00 Hz, 1H), 6.76-6.85 (m, 2H), 5.98 (d, J = 8.00 Hz, 1H), 4.91 (s, 1H), 4.31-4.41 (m, 1H), 3.65-3.73 (m, 8H), 3.10 (q, J = 7.20 Hz, 2H), 2.95-3.01 (m, 2H), 2.71-2.80 (m, 1H), 2.73 (s, 3H), 2.55-2.70 (m, 3H), 2.61 (s, 2H), 2.05-2.12 (m, 1H), 1.65-1.95 (m, 5H), 1.02 (t, J = 7.20 Hz, 3H)。
実施例198
5-[4-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-フルオロ-フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000348
工程1:臭化銅(II)(1.18g、5.28mmol,250.47μL)、亜硝酸tert-ブチル、tech.90%(628.46mg、6.09mmol、724.86μL)の混合物をアセトニトリル(20mL)に取り、0℃でtert-ブチル4-(4-アミノ-2-フルオロ-フェニル)ピペラジン-1-カルボキシレート(1.2g、4.06mmol)を添加した。反応混合物を室温で3時間撹拌した。反応混合物を酢酸エチル(100mL)で希釈し、水(40mL)、ブライン(40mL)で洗浄した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して粗物質を得た。粗化合物を石油エーテル中5%の酢酸エチルで溶出させるシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、tert-ブチル4-(4-ブロモ-2-フルオロ-フェニル)ピペラジン-1-カルボキシレート(600mg、1.40mmol、収率34.53%)を薄茶色の粘着性の固体として得た。LCMS (ESI+): 259.0 [M -100+H]+
工程2:1,4-ジオキサン(8mL)中のtert-ブチル4-(4-ブロモ-2-フルオロ-フェニル)ピペラジン-1-カルボキシレート(600mg、1.67mmol)、BPin(897.13mg、2.51mmol)の溶液を封管に入れ、15分間窒素で脱ガスした。Pd(dppf)Cl・ジクロロメタン(136.40mg、167.02μmol)、酢酸カリウム(491.76mg、5.01mmol、313.22μL)を反応混合物に添加し、100℃で14時間加熱した。反応混合物を酢酸エチル(100mL)で希釈し、水(30mL)及びブライン(30mL)で洗浄した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して粗物質を得て、これを石油エーテル中10%の酢酸エチルで溶出させるシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、tert-ブチル4-[2-フルオロ-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェニル]ピペラジン-1-カルボキシレート(540mg、917.06μmol、収率54.91%)を茶色の固体として得た。LCMS (ESI+): 407.2 [M+H]+
工程3:1,4-ジオキサン(12mL)、水(2mL)中の5-ブロモ-3-[3-[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(500mg、1.06mmol)の溶液をマイクロ波バイアル内に取り、窒素雰囲気下にて室温でtert-ブチル4-[2-フルオロ-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェニル]ピペラジン-1-カルボキシレート(429.23mg、1.06mmol)、無水リン酸カリウム(672.75mg、3.17mmol)を添加した。反応混合物を10分間窒素で脱ガスし、XPhos Pd G2(82.96mg、105.64μmol)を反応混合物に添加し、マイクロ波中にて100℃で1時間照射を行った。完了後に反応混合物を水(60mL)で希釈し、酢酸エチル(2×100mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。粗化合物を、石油エーテル中70%の酢酸エチルを溶離液として用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、tert-ブチル4-[4-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]-2-フルオロ-フェニル]ピペラジン-1-カルボキシレート(250mg、273.52μmol、収率25.89%)を薄茶色の固体として得た。LCMS (ESI+): 673.3 [M+H]+
工程4:1,4-ジオキサン(2mL)中のtert-ブチル4-[4-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]-2-フルオロ-フェニル]ピペラジン-1-カルボキシレート(220mg、327.03μmol)の撹拌溶液に窒素雰囲気下にて0℃で1,4-ジオキサン中の塩化水素(4M、5mL)を添加した。反応混合物を室温で4時間撹拌した。完了後に反応混合物を減圧下で濃縮し、粗生成物を得た。粗混合物をジエチルエーテルでトリチュレートして、3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(3-フルオロ-4-ピペラジン-1-イル-フェニル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(215mg、322.64μmol、収率98.66%)を得た。LCMS (ESI+): 573.2 [M+H] +
工程5:HATU媒介酸-アミンカップリング反応(手順A)により標的化合物を調製した。アミドカップリングを2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]酢酸(149.08mg、392.94μmol)、3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(3-フルオロ-4-ピペラジン-1-イル-フェニル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(225mg、392.94μmol)、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(203.14mg、1.57mmol、273.77μL)及びHATU(164.35mg、432.24μmol)を用いて行った。粗化合物を、水中の0.1%ギ酸中の45%アセトニトリルで溶出させる120gのsnapを用いる逆相カラムクロマトグラフィーにより精製し、5-[4-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-フルオロ-フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(110mg、106.30μmol、収率27.05%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 934.3 [M+H]+1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 12.95 (s, 1H), 10.79 (s, 1H), 8.70 (d, J = 2.40 Hz, 1H), 8.58 (s, 1H), 8.36 (s, 1H), 8.10 (s, 1H), 7.52-7.64 (m, 3H), 7.19 (t, J = 8.80 Hz, 2H), 6.86 (t, J = 9.60 Hz, 1H), 6.51 (dd, J = 2.40, 15.20 Hz, 1H), 6.42 (dd, J = 2.40, 8.60 Hz, 1H), 5.79 (d, J = 7.60 Hz, 1H), 4.87 (s, 1H), 4.21-4.30 (m, 1H), 3.71-3.76 (m, 4H), 3.05-3.15 (m, 6H), 2.89-2.94 (m, 4H), 2.66-2.75 (m, 1H), 2.72 (s, 3H), 2.59 (s, 2H), 2.51-2.56 (m, 1H), 2.05-2.09 (m, 1H), 1.67-1.87 (m, 5H), 1.01 (t, J = 7.20 Hz, 3H)。
実施例199
5-[2-[6-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ピペリジル]-2-アザスピロ[3.3]ヘプタン-2-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000349
工程1:メタノール(150mL)中のtert-ブチル6-オキソ-2-アザスピロ[3.3]ヘプタン-2-カルボキシレート(15g、71.00mmol)の撹拌溶液に0℃で水素化ホウ素ナトリウム(6.72g、177.51mmol、6.28mL)を添加した後、反応物を0℃で1時間撹拌した。完了後に反応混合物をrotavaporで濃縮し、次いでジクロロメタン(3×250mL)及び水(200mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過して濃縮し、粗化合物を得た。粗化合物を石油エーテル洗浄でトリチュレートし、tert-ブチル6-ヒドロキシ-2-アザスピロ[3.3]ヘプタン-2-カルボキシレート(14.2g、65.92mmol、収率92.83%)を白色の固体として得た。LCMS (ESI+): 113.9 [M+H-100]+
工程2:ジクロロメタン(150mL)中のtert-ブチル6-ヒドロキシ-2-アザスピロ[3.3]ヘプタン-2-カルボキシレート(15g、70.33mmol)の撹拌溶液にトリエチルアミン(21.35g、211.00mmol、29.41mL)、4-メチルベンゼンスルホニルクロリド(13.41g、70.33mmol)、及び触媒量のN,N-ジメチルピリジン-4-アミン(859.24mg、7.03mmol)を0℃で添加した。反応混合物を室温で3時間撹拌した。反応の完了後に反応混合物をジクロロメタン(3×200mL)及び水(300mL)で抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空下で濃縮し、粗化合物を得た。粗化合物を、石油エーテル中40%の酢酸エチルを溶離液として用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、tert-ブチル6-(p-トリルスルホニルオキシ)-2-アザスピロ[3.3]ヘプタン-2-カルボキシレート(16.2g、43.20mmol、収率61.43%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 268.1 [M+H-100]+
工程3:DMSO(160mL)中のtert-ブチル6-(p-トリルスルホニルオキシ)-2-アザスピロ[3.3]ヘプタン-2-カルボキシレート(16.2g、44.09mmol)の溶液を封管に取り、室温でヨウ化ナトリウム(26.43g、176.35mmol、7.20mL)を添加した。反応混合物を80℃で16時間加熱した。完了後に反応混合物を冷水(100mL)で希釈し、ジクロロメタン(3×100mL)で抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過して濃縮し、粗化合物を得た。粗化合物を石油エーテルでトリチュレートし、tert-ブチル6-ヨード-2-アザスピロ[3.3]ヘプタン-2-カルボキシレート(13g、39.82mmol、収率90.33%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 268.0 [M+H-56] +
工程4:2-プロパノール(60mL)中のtert-ブチル6-ヨード-2-アザスピロ[3.3]ヘプタン-2-カルボキシレート(4g、12.38mmol)の撹拌溶液にベンジル4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-3,6-ジヒドロ-2H-ピリジン-1-カルボキシレート(5.10g、14.85mmol)、(1R,2R)-2-アミノシクロヘキサノール塩酸塩(187.68mg、1.24mmol)及びNiI(386.80mg、1.24mmol)を添加し、得られた反応混合物を窒素ガスで15分間パージし、続いてNaHMDS(1M、24.75mL)を添加した。得られた反応混合物を80℃で3時間加熱した。完了後に反応混合物に水(50mL)を添加し、酢酸エチル(2×50mL)で抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濾液を減圧下で蒸発させ、所望の粗物質を得た。更に得られた粗物質を石油エーテル中25%の酢酸エチルを溶離液として用いるシリカゲルクロマトグラフィーにより精製し、tert-ブチル6-(1-ベンジルオキシカルボニル-3,6-ジヒドロ-2H-ピリジン-4-イル)-2-アザスピロ[3.3]ヘプタン-2-カルボキシレート(3.1g、5.79mmol、収率46.75%)を黄色の液体として得た。LCMS (ESI-): 311.0 [M-100-H]-
工程5:メタノール(30mL)中のtert-ブチル6-(1-ベンジルオキシカルボニル-3,6-ジヒドロ-2H-ピリジン-4-イル)-2-アザスピロ[3.3]ヘプタン-2-カルボキシレート(2.5g、6.06mmol)の撹拌溶液に10%パラジウム炭素(1g、9.40mmol)を添加し、得られた反応混合物を室温で16時間にわたり水素化(1atm)に供した。完了後に反応混合物をセライトに通して濾過し、濾液を減圧下で濃縮して、所望の粗tert-ブチル6-(4-ピペリジル)-2-アザスピロ[3.3]ヘプタン-2-カルボキシレート(1.35g、3.71mmol、収率61.17%)をゴム状の液体として得て、これを更に精製することなく使用した。LCMS (ESI+): 281.0 [M+H] +
工程6:N,N-ジメチルホルムアミド(2mL)中のtert-ブチル6-(4-ピペリジル)-2-アザスピロ[3.3]ヘプタン-2-カルボキシレート(74.41mg、265.36μmol)の溶液を封管に取り、N-エチル-N-イソプロピル-プロパン-2-アミン(171.48mg、1.33mmol、231.10μL)及び1,2-ジフルオロ-4-ニトロ-ベンゼン(42.22mg、265.36μmol、29.32μL)を室温で添加し、得られた反応混合物を80℃で16時間加熱した。完了後に反応混合物に水を添加し、酢酸エチル(2×30mL)で抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濾液を減圧下で蒸発させ、所望の粗物質を得た。粗化合物を、石油エーテル中25%の酢酸エチルを溶離液として用いるシリカゲルクロマトグラフィーにより精製し、tert-ブチル6-[1-(2-フルオロ-4-ニトロ-フェニル)-4-ピペリジル]-2-アザスピロ[3.3]ヘプタン-2-カルボキシレート(60mg、92.97μmol、収率35.04%)を黄色の液体として得た。LCMS (ESI+): 420.1 [M+H]+
工程7:ジクロロメタン(12mL)中のtert-ブチル6-[1-(2-フルオロ-4-ニトロ-フェニル)-4-ピペリジル]-2-アザスピロ[3.3]ヘプタン-2-カルボキシレート(1.2g、2.86mmol)の撹拌溶液に0℃で2,2,2-トリフルオロ酢酸(1.63g、14.30mmol、1.10mL)を添加し、得られた反応混合物を室温で12時間撹拌した。完了後に反応混合物を減圧下で濃縮し、所望の生成物である6-[1-(2-フルオロ-4-ニトロ-フェニル)-4-ピペリジル]-2-アザスピロ[3.3]ヘプタン(950mg、1.21mmol、収率42.14%)を茶色の固体として得て、これを更に精製することなく繰り越した。LCMS (ESI+): 320.2 [M+H] +
工程8:N,N-ジメチルホルムアミド(10mL)中の6-[1-(2-フルオロ-4-ニトロ-フェニル)-4-ピペリジル]-2-アザスピロ[3.3]ヘプタン(950mg、2.19mmol)及び5-クロロ-2-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピリミジン(527.16mg、2.19mmol)の撹拌溶液にN-エチル-N-イソプロピル-プロパン-2-アミン(283.29mg、2.19mmol、381.80μL)を室温で添加し、得られた反応混合物を80℃で24時間加熱した。完了後に反応混合物に水を添加し、酢酸エチル(2×30mL)で抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濾液を減圧下で蒸発させて、所望の粗6-[1-(2-フルオロ-4-ニトロ-フェニル)-4-ピペリジル]-2-[2-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピリミジン-5-イル]-2-アザスピロ[3.3]ヘプタン(500mg、525.40μmol、収率23.97%)を茶色の半固体として得て、これを更に精製することなく繰り越した。LCMS (ESI+): 524.3 [M+H]+
工程9:1,4-ジオキサン(10mL)中の5-ブロモ-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1-トリチル-ピロロ[2,3-b]ピリジン(450mg、628.84μmol)の溶液をマイクロ波バイアルに取り、6-[1-(2-フルオロ-4-ニトロ-フェニル)-4-ピペリジル]-2-[5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピリミジン-2-イル]-2-アザスピロ[3.3]ヘプタン(493.71mg、943.26μmol)を添加し、続いて水(2mL)中のKPO(400.44mg、1.89mmol)を添加した。得られた反応混合物を窒素ガスで10分間パージした。次いで、不活性雰囲気下でXPhos Pd G2(49.48mg、62.88μmol)を添加し、反応混合物にマイクロ波下にて120℃で90分間照射した。完了後に反応混合物に水を添加し、酢酸エチル(2×40mL)で抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濾液を減圧下で蒸発させ、粗化合物を得た。粗物質を、溶離液として石油エーテル中55%の酢酸エチルを用いるシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-[2-[6-[1-(2-フルオロ-4-ニトロ-フェニル)-4-ピペリジル]-2-アザスピロ[3.3]ヘプタン-2-イル]ピリミジン-5-イル]-1-トリチル-ピロロ[2,3-b]ピリジン(550mg、522.22μmol、収率83.04%)をゴム状の液体として得た。LCMS (ESI+): 1032.9 [M+H] +
工程10:酢酸エチル(10mL)中の3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-[2-[6-[1-(2-フルオロ-4-ニトロ-フェニル)-4-ピペリジル]-2-アザスピロ[3.3]ヘプタン-2-イル]ピリミジン-5-イル]-1-トリチル-ピロロ[2,3-b]ピリジン(500mg、484.43μmol)の撹拌溶液に20%の水酸化パラジウム炭素(68.03mg、484.43μmol)を添加し、得られた反応混合物を室温で12時間の水素化のもと1atmで水素化に供した。完了後に反応混合物をセライトに通して濾過し、濾液を減圧下で濃縮して、所望の化合物である5-[2-[6-[1-(4-アミノ-2-フルオロ-フェニル)-4-ピペリジル]-2-アザスピロ[3.3]ヘプタン-2-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1-トリチル-ピロロ[2,3-b]ピリジン(300mg、293.37μmol、収率60.56%)を淡黄色の固体として得て、更に精製することなく繰り越した。LCMS (ESI+): 1002.9 [M+H] +
工程11:N,N-ジメチルホルムアミド(6mL)中の5-[2-[6-[1-(4-アミノ-2-フルオロ-フェニル)-4-ピペリジル]-2-アザスピロ[3.3]ヘプタン-2-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1-トリチル-ピロロ[2,3-b]ピリジン(500mg、498.92μmol)の撹拌溶液に室温で3-ブロモピペリジン-2,6-ジオン(287.40mg、1.50mmol)及び重炭酸ナトリウム(146.70mg、1.75mmol、67.91μL)を添加し、得られた反応混合物を80℃で48時間加熱した。完了後に反応混合物に水を添加し、酢酸エチル(2×30mL)で抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濾液を減圧下で蒸発させ、所望の粗物質を得た。粗化合物を、溶離液として石油エーテル中55%の酢酸エチルを用いるシリカゲルクロマトグラフィーにより精製し、5-[2-[6-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ピペリジル]-2-アザスピロ[3.3]ヘプタン-2-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1-トリチル-ピロロ[2,3-b]ピリジン(300mg、250.62μmol、収率50.23%)を茶色の固体として得た。LCMS (ESI+): 1114.3 [M+H] +
工程12:ジクロロメタン(5mL)中の5-[2-[6-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ピペリジル]-2-アザスピロ[3.3]ヘプタン-2-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1-トリチル-ピロロ[2,3-b]ピリジン(350mg、314.39μmol)の撹拌溶液に0℃でトリフルオロ酢酸(1.48g、12.98mmol、1mL)及びトリイソプロピルシラン(386.50mg、2.44mmol、0.5mL)を添加し、得られた反応混合物を室温に2時間温めた。完了後に反応混合物を減圧下で濃縮した。得られた残渣を逆相精製(移動相A:水中の10mMギ酸、移動相B:ACN)により精製し、所望の生成物である5-[2-[6-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ピペリジル]-2-アザスピロ[3.3]ヘプタン-2-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリミジン(65mg、70.18μmol、収率22.32%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 871.9 [M+H]+1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 13.00 (s, 1H), 10.79 (s, 1H), 10.00 (s, 1H), 8.73 (s, 2H), 8.64 (d, J = 2.00 Hz, 1H), 8.53 (s, 1H), 8.13 (s, 1H), 7.54-7.60 (m, 1H), 7.24 (t, J = 8.40 Hz, 1H), 6.84 (t, J = 9.60 Hz, 1H), 6.50 (dd, J = 2.40, 15.20 Hz, 1H), 6.42 (dd, J = 2.00, 8.60 Hz, 1H), 5.79 (d, J = 7.60 Hz, 1H), 4.20-4.30 (m, 1H), 4.16 (s, 2H), 4.00 (s, 2H), 3.07-3.14 (m, 4H), 2.65-2.75 (m, 1H), 2.74 (s, 3H), 2.45-2.60 (m, 3H), 2.30-2.34 (m, 3H), 2.07-2.12 (m, 1H), 1.75-1.96 (m, 4H), 1.67-1.70 (m, 2H), 1.16-1.24 (m, 3H), 1.02 (t, J = 7.20 Hz, 3H)。
実施例200
5-[3-(ジフルオロメチル)-4-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000350
工程1:N-メチル-2-ピロリドン(50mL)中の5-ブロモ-2-フルオロ-ベンズアルデヒド(5.0g、24.63mmol)の撹拌溶液にピペラジン(4.50g、52.24mmol)及びN,N-ジイソプロピルエチルアミン(9.65g、74.63mmol、13.0mL)を窒素雰囲気下にて室温で添加した。反応混合物を15分間窒素で脱ガスし、150℃に1時間加熱した。反応混合物を室温まで冷却した後、同じ温度でジ-tert-ブチルジカーボネート(11.41g、52.29mmol、12.0mL)を添加した。反応混合物を室温で30分間撹拌した。完了後に反応混合物を2N HCl(100mL)溶液でクエンチし、酢酸エチル(2×200mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。粗化合物を、石油エーテル中10%の酢酸エチルを溶離液として用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、tert-ブチル4-(4-ブロモ-2-ホルミル-フェニル)ピペラジン-1-カルボキシレート(3.5g、7.58mmol、収率30.79%)を淡褐色の固体として得た。LCMS (ESI+): 369.1 [M + H] +
工程2:ジクロロメタン(50mL)中のtert-ブチル4-(4-ブロモ-2-ホルミル-フェニル)ピペラジン-1-カルボキシレート(3.0g、8.12mmol)の撹拌溶液に窒素下にて0℃~5℃で三フッ化ジエチルアミノ硫黄(3.66g、22.71mmol、3.0mL)を添加した。反応混合物を室温で12時間撹拌した。完了後に0℃~5℃で反応混合物に飽和重炭酸ナトリウム溶液(100mL)を添加し、酢酸エチル(2×200mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。粗化合物を、石油エーテル中8%の酢酸エチルを溶離液として用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、tert-ブチル4-[4-ブロモ-2-(ジフルオロメチル)フェニル]ピペラジン-1-カルボキシレート(1.30g、3.26mmol、収率40.08%)を淡黄色の固体として得た。LCMS (ESI+): 391.1 [M + H] +
工程3:1,4-ジオキサン(20mL)中のtert-ブチル4-[4-ブロモ-2-(ジフルオロメチル)フェニル]ピペラジン-1-カルボキシレート(1.2g、3.07mmol)の溶液を封管に取り、4,4,5,5-テトラメチル-2-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1,3,2-ジオキサボロラン(1.20g、4.73mmol)、酢酸カリウム(910mg、9.27mmol、579.62μL)を窒素下にて室温で添加した。反応混合物を15分間窒素で脱ガスし、同じ温度でPd(dppf)Cl・ジクロロメタン(280mg、342.87μmol)を添加した。反応混合物を80℃に12時間加熱した。完了後に反応混合物をセライトに通して濾過し、酢酸エチルで洗浄した。濾液に水(50mL)を添加し、酢酸エチル(2×100mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。粗化合物を、石油エーテル中60%の酢酸エチルを溶離液として用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、tert-ブチル4-[2-(ジフルオロメチル)-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェニル]ピペラジン-1-カルボキシレート(1.0g、2.21mmol、収率72.15%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 439.2 [M + H]+
工程4:1,4-ジオキサン(8.0mL)及び水(2.0mL)の混合物中の5-ブロモ-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(1.0g、2.11mmol)の溶液をマイクロ波バイアルに取り、窒素下にてtert-ブチル4-[2-(ジフルオロメチル)-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェニル]ピペラジン-1-カルボキシレート(1.02g、2.32mmol)、無水第三リン酸カリウム(1.40g、6.60mmol)を室温で添加した。反応混合物を10分間窒素で脱ガスし、同じ温度でXPhos Pd G2(170mg、216.06μmol)を添加した。反応混合物にマイクロ波下にて120℃で2時間照射した。完了後に反応混合物をセライトに通して濾過し、酢酸エチルで洗浄した。濾液に水(50mL)を添加し、酢酸エチル(2×100mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。粗化合物を、石油エーテル中90%の酢酸エチルを溶離液として用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、tert-ブチル4-[2-(ジフルオロメチル)-4-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]フェニル]ピペラジン-1-カルボキシレート(410mg、564.33μmol、収率26.71%)を淡黄色の固体として得た。LCMS (ESI+): 705.1 [M+H] +
工程5:ジクロロメタン(4.0mL)中のtert-ブチル4-[2-(ジフルオロメチル)-4-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]フェニル]ピペラジン-1-カルボキシレート(410mg、581.78μmol)の撹拌溶液に窒素下にて0℃~5℃で1,4-ジオキサン中の塩化水素溶液(4.0M、2.0mL)を添加した。反応混合物を室温で5時間撹拌した。完了後に反応混合物を減圧下で濃縮し、ジエチルエーテル(2×30mL)で洗浄して、5-[3-(ジフルオロメチル)-4-ピペラジン-1-イル-フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(380mg、580.90μmol、収率99.85%)を黄色の固体として得て、これを更に精製することなく繰り越した。LCMS (ESI+): 605.1 [M+H]+
工程6:HATU媒介酸-アミンカップリング反応(手順A)により標的化合物を調製した。アミドカップリングを5-[3-(ジフルオロメチル)-4-ピペラジン-1-イル-フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(350mg、545.95μmol)、2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]酢酸(7.230mg、553.09μmol)、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(1.48g、11.48mmol、2.0mL)及びHATU(250mg、657.50μmol)を用いて行った。粗化合物を、水中の0.1%酢酸アンモニウム中の50%アセトニトリルで溶出させる150gのsnapを用いる逆相カラムクロマトグラフィーにより精製し、5-[3-(ジフルオロメチル)-4-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(240mg、246.26μmol、収率45.11%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 966.3 [M + H] +1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 13.02 (s, 1H), 10.78 (s, 1H), 9.71 (s, 1H), 8.73 (d, J = 2.00 Hz, 1H), 8.62 (s, 1H), 8.16 (d, J = 2.00 Hz, 1H), 7.90-7.94 (m, 2H), 7.57-7.62 (m, 1H), 7.49 (d, J = 8.40 Hz, 1H), 7.20-7.34 (m, 2H), 6.87 (t, J = 9.60 Hz, 1H), 6.51 (dd, J = 2.00, 15.00 Hz, 1H), 6.43 (d, J = 8.80 Hz, 1H), 5.78 (s, 1H), 4.87 (s, 1H), 4.23-4.29 (m, 1H), 3.74-3.78 (m, 4H), 3.11 (q, J = 7.20 Hz, 2H), 2.78-2.98 (m, 8H), 2.65-2.77 (m, 1H), 2.73 (s, 3H), 2.60 (s, 2H), 2.50-2.56 (m, 1H), 2.08-2.12 (m, 1H), 1.68-1.88 (m, 5H), 1.02 (t, J = 7.20 Hz, 3H)。
実施例201
3-[6-クロロ-3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-5-[6-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000351
工程1:1,4-ジオキサン(8.0mL)及び水(1.5mL)中の5-ブロモ-3-[6-クロロ-3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(0.7g、1.43mmol)の脱ガスし十分に撹拌した溶液にtert-ブチル4-[5-(4,4,5-トリメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-2-ピリジル]ピペラジン-1-カルボキシレート(643.65mg、1.72mmol)、XPhos Pd G2(112.39mg、143.00μmol)、無水第三リン酸カリウム(910.18mg、4.29mmol)を添加した。得られた反応混合物にマイクロ波反応器において120℃で2時間照射した。次いで、反応物を酢酸エチルで希釈し、水及びブライン溶液で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で蒸発させて粗物質を得て、これを溶離液として(80%→90%)酢酸エチル/石油エーテルを用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、tert-ブチル4-[5-[3-[6-クロロ-3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]-2-ピリジル]ピペラジン-1-カルボキシレート(350mg、491.96μmol、収率34.40%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 671.9 [M + H] +
工程2:tert-ブチル4-[5-[3-[6-クロロ-3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]-2-ピリジル]ピペラジン-1-カルボキシレート(350mg、520.70μmol)の十分に撹拌した溶液にジオキサン中の4.0M塩化水素溶液(284.78mg、7.81mmol、355.97μL)を0℃で添加した。得られた反応混合物を室温で3時間維持した。完了後に反応混合物を減圧下で濃縮し、粗生成物を得た。粗物質をジクロロメタンと2回共蒸留し、3-[6-クロロ-3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-5-(6-ピペラジン-1-イル-3-ピリジル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(300mg、233.19μmol、収率44.78%、塩酸塩)を得て、これを更に精製することなく繰り越した。LCMS (ESI+): 572.0 [M + 2H] +
工程3:DMF(2.5mL)中の2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]酢酸(188.61mg、453.56μmol、塩酸塩)、HATU(215.57mg、566.96μmol)、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(244.25mg、1.89mmol、329.18μL)及び3-[6-クロロ-3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-5-(6-ピペラジン-1-イル-3-ピリジル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(230mg、377.97μmol、塩酸塩)を用いて、HATU媒介酸-アミンカップリング反応(手順A)により標的化合物を調製した。粗物質を(移動相A:水中の0.1%酢酸アンモニウム、移動相B:ACN;カラム:100g Redisep Rf C18)を用いる逆相カラムクロマトグラフィーにより精製し、3-[6-クロロ-3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-5-[6-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(58.23mg、47.58μmol、収率12.59%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 933.2 [M + H]+1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 12.95 (s, 1H), 10.79 (s, 1H), 9.93 (s, 1H), 8.67 (d, J = 2.00 Hz, 1H), 8.51 (s, 2H), 8.08 (s, 1H), 7.97 (d, J = 7.60 Hz, 1H), 7.56 (t, J = 8.40 Hz, 1H), 7.46 (d, J = 8.80 Hz, 1H), 7.02 (d, J = 9.20 Hz, 1H), 6.86 (t, J = 9.60 Hz, 1H), 6.52 (d, J = 2.40 Hz, 1H), 6.49 (d, J = 2.40 Hz, 1H), 5.78 (d, J = 7.60 Hz, 1H), 4.88 (s, 1H), 4.26 (m, 1H), 3.65-3.66 (m, 8H), 3.14 (q, J = 7.2 Hz, 2H), 2.92-2.85 (m, 4H), 2.75-2.71 (m, 4H), 2.56-2.53 (m, 3H), 2.08-2.07 (m, 1H), 1.86-1.81 (m, 3H), 1.78-1.75 (m, 2H), 1.03 (t, J = 7.20 Hz, 3H)。
実施例202
3-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)-6-[4-[2-[4-[4-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]フェニル]ピペラジン-1-イル]-2-オキソ-エチル]-4-ヒドロキシ-1-ピペリジル]-1-メチル-インダゾール
Figure 2023530030000352
DMF(2mL)中の2-[1-[3-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)-1-メチル-インダゾール-6-イル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]酢酸(48.15mg、109.97μmol、塩酸塩)、N-エチル-N-イソプロピル-プロパン-2-アミン(85.27mg、659.82μmol、114.93μL)、T3P(41.99mg、131.96μmol)及び3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(4-ピペラジン-1-イルフェニル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(65mg、109.97μmol、塩酸塩)を用い、T3P媒介酸-アミンカップリング反応(手順C)により標的化合物を調製した。生成物を逆相C18カラムクロマトグラフィー(移動相A:水中の0.1%HCOOH、移動相B:ACN、波長:254nm、カラム:100g Redisep C18)により精製して、3-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)-6-[4-[2-[4-[4-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]フェニル]ピペラジン-1-イル]-2-オキソ-エチル]-4-ヒドロキシ-1-ピペリジル]-1-メチル-インダゾール(35mg、35.11μmol、収率31.92%、ギ酸塩)を淡黄色の固体として得た。LCMS (ESI+): 938.2 [M+H] +1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 12.93 (d, J = 2.80 Hz, 1H), 10.51 (s, 1H), 9.72 (s, 1H), 8.67 (d, J = 2.40 Hz, 1H), 8.57-8.50 (m, 1H), 8.11 (d, J = 2.00 Hz, 1H), 7.65-7.55 (m, 3H), 7.43 (d, J = 9.20 Hz, 1H), 7.29-7.27 (m, 1H), 7.12-7.10 (m, 2H), 6.93-6.90 (m, 1H), 6.84 (d, J = 1.20 Hz, 1H), 5.00 (s, 1H), 3.90-3.89 (m, 5H), 3.72-3.70 (m, 4H), 3.53-3.51 (m, 2H), 3.27-3.19 (m, 6H), 3.11 (q, J = 7.20 Hz, 2H), 2.75-2.72 (m, 5H), 2.56-2.54 (m, 2H), 1.79-1.69 (m, 4H), 1.01 (t, J = 7.20 Hz, 3H)。
実施例203
5-[2-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ピペリジル]-2,6-ジアザスピロ[3.3]ヘプタン-6-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000353
工程1:DMF(20mL)中のピペリジン-4-オン(1.62g、11.94mmol、HCl塩)の溶液に窒素下にて室温でDIPEA(7.72g、59.71mmol、10.40mL)、続いて1,2-ジフルオロ-4-ニトロ-ベンゼン(1.9g、11.94mmol、1.32mL)を添加した。得られた溶液を110℃で12時間撹拌した。完了後に得られた溶液を水(20ml)で希釈し、得られた固体を濾過し、乾燥させて、1-(2-フルオロ-4-ニトロ-フェニル)ピペリジン-4-オン(2.2g、8.37mmol、収率70.06%)を黄色の固体として得て、これを更に精製することなく繰り越した。LCMS (ESI+): 239.1 [M+H]+
工程2:メタノール(12mL)中のtert-ブチル2,6-ジアザスピロ[3.3]ヘプタン-2-カルボキシレート(998.74mg、5.04mmol)の溶液に窒素雰囲気下にて室温で1-(2-フルオロ-4-ニトロ-フェニル)ピペリジン-4-オン(1.2g、5.04mmol)、MP-CNBH(1.2g、5.04mmol)及び酢酸(302.51mg、5.04mmol、288.11μL)を添加した。得られた溶液を室温で3時間撹拌した。完了後に得られた溶液を濾過し、減圧下で濃縮した。得られた残渣を酢酸エチル(40ml)に溶解し、水(10ml)で洗浄し、有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。得られた粗生成物を溶離液としてMeOH-ジクロロメタン(0%→5%)を用いるシリカゲル(50g)カラムクロマトグラフィーによって精製して、tert-ブチル6-[1-(2-フルオロ-4-ニトロ-フェニル)-4-ピペリジル]-2,6-ジアザスピロ[3.3]ヘプタン-2-カルボキシレート(1.0g、2.28mmol、収率45.34%)を黄色の固体として得た。LCMS (ESI+): 421.1 [M + H] +
工程3:ジクロロメタン(10mL)中のtert-ブチル6-[1-(2-フルオロ-4-ニトロ-フェニル)-4-ピペリジル]-2,6-ジアザスピロ[3.3]ヘプタン-2-カルボキシレート(1g、2.38mmol)の溶液に窒素下にて0℃でトリフルオロ酢酸(2.71g、23.78mmol、1.83mL)を添加した。得られた溶液を室温で1時間撹拌した。完了後に得られた溶液を減圧下で濃縮して、粗2-[1-(2-フルオロ-4-ニトロ-フェニル)-4-ピペリジル]-2,6-ジアザスピロ[3.3]ヘプタン(0.95g、1.90mmol、収率79.73%、トリフルオロ酢酸塩)を液体として得た。LCMS (ESI+): 321.2 [M + H] +
工程4:DMF(10mL)中の2-[1-(2-フルオロ-4-ニトロ-フェニル)-4-ピペリジル]-2,6-ジアザスピロ[3.3]ヘプタン(0.95g、2.19mmol、トリフルオロ酢酸塩)の溶液に窒素下にて室温でDIPEA(1.41g、10.94mmol、1.90mL)、続いて2-クロロ-5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピリミジン(525.96mg、2.19mmol)を添加した。得られた溶液を100℃で12時間撹拌した。完了後に得られた溶液を水(20ml)で希釈し、得られた固体を濾過し、乾燥させて、2-[1-(2-フルオロ-4-ニトロ-フェニル)-4-ピペリジル]-6-[5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピリミジン-2-イル]-2,6-ジアザスピロ[3.3]ヘプタン(0.75g、679.36μmol、収率31.06%)を黄色の固体として得て、これを更に精製することなく繰り越した。LCMS (ESI+): 525.2 [M + H] +
工程5:水(2mL)及び1,4-ジオキサン(10mL)中の2-[1-(2-フルオロ-4-ニトロ-フェニル)-4-ピペリジル]-6-[5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピリミジン-2-イル]-2,6-ジアザスピロ[3.3]ヘプタン(659.52mg、1.26mmol)の溶液に窒素雰囲気下にてrtで5-ブロモ-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1-トリチル-ピロロ[2,3-b]ピリジン(0.6g、838.45μmol)、無水第三リン酸カリウム(533.93mg、2.52mmol)を添加した。得られた溶液を窒素で10分間脱ガスした後、XPhos Pd G2(65.97mg、83.85μmol)を添加し、マイクロ波照射下にて120℃で2時間加熱した。得られた溶液を室温に冷却し、セライトベッドに通して濾過し、酢酸エチル(80ml)で洗浄した。回収した濾液を水(10ml)で洗浄し、分離した有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。得られた粗生成物を溶離液としてMeOH/ジクロロメタン(0%→5%)を用いるシリカゲル(50g)カラムクロマトグラフィーによって精製し、3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-[2-[2-[1-(2-フルオロ-4-ニトロ-フェニル)-4-ピペリジル]-2,6-ジアザスピロ[3.3]ヘプタン-6-イル]ピリミジン-5-イル]-1-トリチル-ピロロ[2,3-b]ピリジン(0.65g、597.32μmol、収率71.24%)を黄色の固体として得た。LCMS (ESI+): 1033.3 [M + H] +
工程6:メタノール(4mL)及び1,4-ジオキサン(10mL)中の3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-[2-[2-[1-(2-フルオロ-4-ニトロ-フェニル)-4-ピペリジル]-2,6-ジアザスピロ[3.3]ヘプタン-6-イル]ピリミジン-5-イル]-1-トリチル-ピロロ[2,3-b]ピリジン(0.65g、629.16μmol)の溶液にH圧下で10%乾燥パラジウム炭素(66mg)を添加した。得られた溶液を水素雰囲気下にて室温で5時間撹拌した。完了後に反応混合物をセライトベッドに通して濾過し、ジクロロメタン中の10%MeOH(50ml)で洗浄した。回収した濾液を減圧下で濃縮して、粗5-[2-[2-[1-(4-アミノ-2-フルオロ-フェニル)-4-ピペリジル]-2,6-ジアザスピロ[3.3]ヘプタン-6-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1-トリチル-ピロロ[2,3-b]ピリジン(0.55g、509.13μmol、収率80.92%)を得て、これを更に精製することなく繰り越した。LCMS (ESI+): 1003.3 [M + H] +
工程7:DMF(6mL)中の5-[2-[2-[1-(4-アミノ-2-フルオロ-フェニル)-4-ピペリジル]-2,6-ジアザスピロ[3.3]ヘプタン-6-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1-トリチル-ピロロ[2,3-b]ピリジン(0.55g、548.28μmol)の溶液に窒素下にて室温でNaHCO(230.30mg、2.74mmol)、続いて3-ブロモピペリジン-2,6-ジオン(315.82mg、1.64mmol)を添加した。得られた溶液を70℃で16時間加熱した。得られた溶液を室温に冷却し、水(5ml)で希釈し、酢酸エチル(30ml)で抽出し、分離した有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。粗化合物を逆相カラムクロマトグラフィー(カラム:100g Redisep Rf C18、移動相A:0.1%酢酸アンモニウム、移動相B:ACN)により精製して、5-[2-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ピペリジル]-2,6-ジアザスピロ[3.3]ヘプタン-6-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1-トリチル-ピロロ[2,3-b]ピリジン(60mg、45.41μmol、収率8.28%)を灰色の固体として得た。LCMS (ESI+): 1114.3 [M + H] +
工程8:ジクロロメタン(4mL)中の5-[2-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ピペリジル]-2,6-ジアザスピロ[3.3]ヘプタン-6-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1-トリチル-ピロロ[2,3-b]ピリジン(50mg、44.87μmol)の撹拌溶液に、0℃でトリイソプロピルシラン(15.46mg、97.63μmol、0.02mL)及び2,2,2-トリフルオロ酢酸(148.00mg、1.30mmol、0.1mL)を添加した。反応混合物を室温で2時間撹拌し、反応混合物を減圧下にて35℃で濃縮して、粗化合物を得た。これを逆相カラムクロマトグラフィー(移動相A:水中の0.1%酢酸アンモニウム、移動相B:ACN;カラム:100g Redisep Rf C18)により精製して、5-[2-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ピペリジル]-2,6-ジアザスピロ[3.3]ヘプタン-6-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(20mg、21.12μmol、収率47.06%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 872.1 [M + H] +1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 13.08 (s, 1H), 10.79 (s, 1H), 9.73 (s, 1H), 8.75 (s, 2H), 8.65 (d, J = 2.40 Hz, 1H), 8.54 (s, 1H), 8.15 (s, 1H), 7.61-7.55 (m, 1H), 7.28 (t, J = 8.80 Hz, 1H), 6.84 (t, J = 9.20 Hz, 1H), 6.50 (d, J = 2.40 Hz, 1H), 6.42 (d, J = 8.80 Hz, 1H), 5.81 (d, J = 7.20 Hz, 1H), 4.27 (t, J = 4.40 Hz, 5H), 3.36-3.34 (m, 4H), 3.14-3.07 (m, 4H), 2.75-2.67 (m, 4H), 2.58-2.56 (m, 3H), 2.11-2.07 (m, 2H), 1.86-1.85 (m, 1H), 1.73-1.71 (m, 2H), 1.36-1.24 (m, 2H), 1.02 (t, J = 7.20 Hz, 3H)。
実施例204
5-[2-[4-[2-[1-[2-(ジフルオロメチル)-4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000354
HATU媒介酸-アミンカップリング反応(手順A)により標的化合物を調製した。3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(2-ピペラジン-1-イルピリミジン-5-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(350mg、628.83μmol)、2-[1-[2-(ジフルオロメチル)-4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]酢酸(258.70mg、628.83μmol)、HATU(286.92mg、754.60μmol)及びN,N-ジイソプロピルエチルアミン(406.36mg、3.14mmol、547.66μL)を用いてアミドカップリングを行い、5-[2-[4-[2-[1-[2-(ジフルオロメチル)-4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(235.16mg、225.34μmol、収率35.83%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 950.2 [M+H] +1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 13.00 (s, 1H), 10.80 (s, 1H), 8.81 (s, 2H), 8.68 (d, J = 2.40 Hz, 1H), 8.57 (s, 1H), 8.14 (s, 1H), 7.55-7.61 (m, 1H), 7.25 (t, J = 4.40 Hz, 1H), 7.16 (d, J = 8.80 Hz, 1H), 7.11 (s, 1H), 6.80-6.85 (m, 2H), 5.98 (d, J = 8.00 Hz, 1H), 4.91 (s, 1H), 4.31-4.41 (m, 1H), 3.88-3.90 (m, 4H), 3.82-3.83 (m, 4H), 3.11 (q, J = 7.20 Hz, 2H), 2.95-3.00 (m, 2H), 2.55-2.80 (m, 5H), 2.72 (s, 3H), 2.50-2.54 (m, 1H), 2.06-2.12 (m, 1H), 1.65-1.95 (m, 5H), 1.02 (t, J = 7.20 Hz, 3H)。
実施例205
5-[6-[4-[2-[1-[4-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-5-フルオロ-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000355
工程1:5-ブロモ-2,3-ジフルオロ-ピリジン(7g、36.09mmol)のジメチルホルムアミド溶液にtert-ブチルピペラジン-1-カルボキシレート(6.72g、36.09mmol)、続いてN,N-ジイソプロピルエチルアミン(13.99g、108.26mmol、18.86mL)を添加し、反応混合物を80℃で16時間加熱した。完了後に反応混合物を酢酸エチル(50mL)で希釈し、冷水(50mL)で洗浄した。有機層をブライン溶液(50mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗物質を得た。粗化合物を石油エーテル中15%の酢酸エチルで溶出させるシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、tert-ブチル4-(5-ブロモ-3-フルオロ-2-ピリジル)ピペラジン-1-カルボキシレート(8.5g、23.12mmol、収率64.08%)を無色の液体として得た。LCMS (ESI+): 304.1 [M -56 + H] +
工程2:封管に1,4-ジオキサン(15mL)中のtert-ブチル4-(5-ブロモ-3-フルオロ-2-ピリジル)ピペラジン-1-カルボキシレート(3、2.5g、6.94mmol)の溶液を取り、4,4,5,5-テトラメチル-2-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1,3,2-ジオキサボロラン(1.76g、6.94mmol)及び酢酸カリウム(2.04g、20.82mmol、1.30mL)を添加し、15分間窒素で脱ガスした。次いで、反応混合物に、Pd(dppf)Cl・ジクロロメタン錯体(566.32mg、694.02μmol)を添加し、100℃で16時間加熱した。完了後に反応混合物をセライトに通して濾過した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、tert-ブチル4-[3-フルオロ-5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-2-ピリジル]ピペラジン-1-カルボキシレート(2g、3.98mmol、収率57.31%)をオフホワイト色の固体化合物として得て、これを更に精製することなく繰り越した。LCMS (ESI+): 408.2 [M + H] +
工程3:1,4-ジオキサン(8mL)及び水(2mL)中の5-ブロモ-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(500mg、1.06mmol)の溶液をマイクロ波バイアルに取り、tert-ブチル4-[3-フルオロ-5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-2-ピリジル]ピペラジン-1-カルボキシレート(473.30mg、1.16mmol)及び無水第三リン酸カリウム(672.73mg、3.17mmol)を添加した。反応混合物を窒素ガスで20分間脱ガスし、XPhos Pd G2(83.04mg、105.64μmol)を添加した。反応混合物にマイクロ波下にて100℃で1時間照射した。完了後に反応物に水(20mL)を添加し、酢酸エチル(2×20mL)で抽出し、有機層を減圧下で蒸発させて、粗物質を得た。これを溶離液として石油エーテル中65%の酢酸エチルを用いるカラムクロマトグラフィーによって精製し、tert-ブチル4-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]-3-フルオロ-2-ピリジル]ピペラジン-1-カルボキシレート(650mg、906.93μmol、収率85.85%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 674.2 [M + H]+
工程4:無水ジクロロメタン(2mL)中のtert-ブチル4-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]-3-フルオロ-2-ピリジル]ピペラジン-1-カルボキシレート(600mg、890.60μmol)の撹拌溶液に、窒素雰囲気下にて0℃でTFA(1.02g、8.91mmol、686.14μL)を滴加した。得られた混合物を常温で2時間撹拌した。完了後に反応混合物から溶媒を減圧下で除去して、粗化合物を得た。粗生成物をジエチルエーテル(2×25mL)でトリチュレートし、3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(5-フルオロ-6-ピペラジン-1-イル-3-ピリジル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(600mg、794.05μmol、収率89.16%)をオフホワイト色の固体として得て、これを更に精製することなく繰り越した。LCMS (ESI+): 574.1 [M+H]+
工程5:HATU媒介酸-アミンカップリング反応(手順A)により標的化合物を調製した。3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(5-フルオロ-6-ピペラジン-1-イル-3-ピリジル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(350mg、509.01μmol)、2-[1-[4-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]酢酸(210mg、523.92μmol)、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(1.48g、11.48mmol、2.0mL)及びHATU(240mg、631.20μmol)を用いてアミドカップリングを行った。粗化合物を水中の0.1%酢酸アンモニウム中の50%アセトニトリルで溶出させる150gのsnapを用いる逆相カラムクロマトグラフィーにより精製して、5-[6-[4-[2-[1-[4-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-5-フルオロ-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(147mg、158.56μmol、収率31.15%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 920.2 [M+H]+1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 13.02 (s, 1H), 10.82 (s, 1H), 9.72 (s, 1H), 8.73 (d, J = 2.00 Hz, 1H), 8.62 (s, 1H), 8.45 (s, 1H), 8.16 (s, 1H), 8.06 (dd, J = 1.60, -14.40 Hz, 1H), 7.56-7.62 (m, 1H), 7.28 (t, J = 8.00 Hz, 1H), 7.02-7.04 (m, 3H), 4.93 (s, 1H), 3.70-3.82 (m, 5H), 3.48-3.70 (m, 4H), 2.99-3.14 (m, 6H), 2.73 (s, 3H), 2.63-2.68 (m, 1H), 2.61 (s, 2H), 2.50-2.56 (m, 1H), 2.12-2.25 (m, 1H), 1.95-2.05 (m, 1H), 1.70-1.83 (m, 4H), 1.02 (t, J = 7.20 Hz, 3H)。
実施例206
5-[2-[4-[2-[1-[2-クロロ-4-[[(3S)-2,6-ジオキソ-3-ピペリジル]アミノ]フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000356
COMU媒介酸-アミンカップリング反応(手順B)により標的化合物を調製した。3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(2-ピペラジン-1-イルピリミジン-5-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(350mg、628.83μmol)、2-[1-[2-クロロ-4-[[(3S)-2,6-ジオキソ-3-ピペリジル]アミノ]フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]酢酸(248.92mg、628.83μmol)、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(243.82mg、1.89mmol、328.59μL)及びCOMU(296.24mg、691.72μmol)を用いてアミドカップリングを行い、5-[2-[4-[2-[1-[2-クロロ-4-[[(3S)-2,6-ジオキソ-3-ピペリジル]アミノ]フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(140.6mg、139.13μmol、収率22.13%)を茶色の固体として得た。LCMS (ESI-): 932.2 [M-H]-1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 12.96 (s, 1H), 10.78 (s, 1H), 9.90 (s, 1H), 8.81 (s, 2H), 8.68 (d, J = 2.00 Hz, 1H), 8.57 (s, 1H), 8.14 (s, 1H), 7.55-7.61 (m, 1H), 7.27 (t, J = 8.00 Hz, 1H), 6.98 (d, J = 8.80 Hz, 1H), 6.76 (d, J = 2.40 Hz, 1H), 6.61 (dd, J = 2.40, 8.80 Hz, 1H), 5.84 (d, J = 8.00 Hz, 1H), 4.91 (s, 1H), 4.27-4.33 (m, 1H), 3.83-3.88 (m, 4H), 3.65-3.70 (m, 4H), 3.11 (q, J = 7.20 Hz, 2H), 2.84-2.93 (m, 4H), 2.65-2.75 (m, 1H), 2.73 (s, 3H), 2.61 (s, 2H), 2.55-2.60 (m, 1H), 2.05-2.10 (m, 1H), 1.65-1.91 (m, 5H), 1.02 (t, J = 7.20 Hz, 3H)。
実施例207
5-[6-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,5-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000357
工程1:ジクロロメタン(50mL)中の2,5-ジフルオロ-3-ニトロ-安息香酸(3.0g、14.77mmol)の撹拌溶液に、窒素下にて0℃~5℃でN,N-ジメチルホルムアミド(107.97mg、1.48mmol、114.37μL)を添加し、続いて塩化オキサリル(3.80g、29.91mmol、2.60mL)を添加した。反応混合物を室温で4時間撹拌した。完了後に反応混合物を減圧下で濃縮して、酸塩化物(粗)を得た。別の丸底フラスコにジクロロエタン(30mL)中の5-ブロモ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(3.0g、15.23mmol)の溶液を取り、窒素雰囲気下にて0℃~5℃で無水塩化アルミニウム(8.0g、60.00mmol、3.28mL)を添加し、続いて同じ温度でDCE(30mL)中の上記の酸塩化物を添加した。反応混合物を室温で30分間撹拌し、50℃で16時間加熱した。完了後に反応混合物を0℃~5℃に冷却し、冷水(100mL)を添加し、酢酸エチル(3×300mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。粗化合物を酢酸エチルでトリチュレートし、(5-ブロモ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-イル)-(2,5-ジフルオロ-3-ニトロ-フェニル)メタノン(2.50g、5.82mmol、収率39.42%)を茶色の固体として得て、これを更に精製することなく繰り越した。LCMS (ESI+): 381.9 [M+H]+
工程2:エタノール(40mL)及び水(10mL)中の(5-ブロモ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-イル)-(2,5-ジフルオロ-3-ニトロ-フェニル)メタノン(2.50g、6.54mmol)の撹拌溶液に室温で鉄粉(1.90g、34.02mmol、241.73μL)、塩化アンモニウム(700mg、13.09mmol、457.52μL)を添加した。反応混合物を5時間、80℃に加熱した。完了後に反応混合物をセライトに通して濾過し、濾液を酢酸エチル(3×300mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。粗化合物を溶離液として石油エーテル中90%の酢酸エチルを用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、(3-アミノ-2,5-ジフルオロ-フェニル)-(5-ブロモ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-イル)メタノン(1.20g、3.00mmol、収率45.84%)を淡褐色の固体として得た。LCMS (ESI+): 351.7 [M+H]+
工程3:1,4-ジオキサン(20mL)中の(3-アミノ-2,5-ジフルオロ-フェニル)-(5-ブロモ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-イル)メタノン(1.20g、3.41mmol)の溶液を封管に取り、ピリジン(3.91g、49.46mmol、4.0mL)を添加し、続いて窒素雰囲気下にて室温でN-エチル-N-メチル-スルファモイルクロリド(3.33g、21.11mmol、2.60mL)を添加した。反応混合物を12時間、100℃に加熱した。完了後に反応混合物に水を添加し、酢酸エチル(3×200mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。粗化合物を溶離液として石油エーテル中70%の酢酸エチルを用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、5-ブロモ-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,5-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(300mg、443.70μmol、収率13.02%)を黄色の固体として得た。LCMS (ESI+): 473 [M+H] +
工程4:水(1mL)及び1,4-ジオキサン(3mL)中の5-ブロモ-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,5-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(240mg、507.09μmol)の溶液をマイクロバイアルに取り、tert-ブチル4-[5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-2-ピリジル]ピペラジン-1-カルボキシレート(236.89mg、608.50μmol)及び無水第三リン酸カリウム(322.92mg、1.52mmol)を添加した。反応混合物を10分間脱ガスし、続いて室温でXPhos Pd G2(39.90mg、50.71μmol)を添加した。反応混合物にマイクロ波下にて120℃で2時間照射した。完了後に水(20mL)を添加し、酢酸エチル(2×50mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、粗混合物を得た。粗化合物を溶離液として石油エーテル中80%の酢酸エチルを用いるカラムクロマトグラフィーにより精製して、tert-ブチル4-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,5-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]-2-ピリジル]ピペラジン-1-カルボキシレート(220mg、243.58μmol、収率48.04%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 656.2 [M+H] +
工程5:1,4-ジオキサン(5mL)中のtert-ブチル4-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,5-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]-2-ピリジル]ピペラジン-1-カルボキシレート(220mg、335.51μmol)の撹拌溶液に、窒素雰囲気下にて0℃で1,4-ジオキサン中の塩化水素溶液(4M、5mL)を添加した。反応混合物を室温で4時間撹拌した。完了後に反応混合物を減圧下で濃縮して、粗生成物を得た。粗化合物をジエチルエーテルでトリチュレートし、3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,5-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(6-ピペラジン-1-イル-3-ピリジル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(225mg、319.98μmol、収率87.42%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 556.1 [M+H] +
工程6:COMU媒介酸-アミンカップリング反応(手順B)により標的化合物を調製した。3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,5-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(6-ピペラジン-1-イル-3-ピリジル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(205mg、368.97μmol)及び2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]酢酸(139.98mg、368.97μmol)、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(190.75mg、1.48mmol、257.07μL)及びCOMU(173.82mg、405.87μmol)を用いてアミドカップリングを行った。粗化合物を水中の0.1%ギ酸中の45%アセトニトリルで溶出させる120gのsnapを用いる逆相カラムクロマトグラフィーにより精製して、5-[6-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,5-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(106mg、106.88μmol、収率28.97%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 917.3 [M+H] +1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 12.85 (s, 1H), 10.78 (s, 1H), 8.65 (d, J = 2.00 Hz, 1H), 8.58 (d, J = 2.00 Hz, 1H), 8.52 (d, J = 2.40 Hz, 1H), 8.23 (s, 1H), 8.05 (s, 1H), 7.97 (dd, J = 2.40, 8.80 Hz, 1H), 7.27-7.32 (m, 1H), 7.02 (d, J = 8.80 Hz, 1H), 6.84-6.95 (m, 2H), 6.50 (dd, J = 2.00, 14.80 Hz, 1H), 6.42 (d, J = 8.40 Hz, 1H), 5.78 (d, J = 7.60 Hz, 1H), 4.88 (s, 1H), 4.20-4.30 (m, 1H), 3.59-3.71 (m, 8H), 3.10 (q, J = 7.20 Hz, 2H), 2.81-2.95 (m, 4H), 2.61-2.79 (m, 1H), 2.74 (s, 3H), 2.59 (s, 2H), 2.51-2.56 (m, 1H), 2.07-2.11 (m, 1H), 1.67-1.87 (m, 5H), 1.04 (t, J = 7.20 Hz, 3H)。
実施例208
5-[6-[4-[2-[1-[2-クロロ-4-[[(3S)-2,6-ジオキソ-3-ピペリジル]アミノ]フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000358
COMU媒介酸-アミンカップリング反応(手順B)により標的化合物を調製した。3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(6-ピペラジン-1-イル-3-ピリジル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(350mg、629.95μmol)、2-[1-[2-クロロ-4-[[(3S)-2,6-ジオキソ-3-ピペリジル]アミノ]フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]酢酸(249.36mg、629.95μmol)、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(244.25mg、1.89mmol、329.18μL)及びCOMU(296.77mg、692.95μmol)を用いてアミドカップリングを行い、5-[6-[4-[2-[1-[2-クロロ-4-[[(3S)-2,6-ジオキソ-3-ピペリジル]アミノ]フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(48.64mg、49.01μmol、収率7.78%)を茶色の固体として得た。LCMS (ESI+): 932.8 [M+H]+1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 12.96 (s, 1H), 10.78 (s, 1H), 10.00 (s, 1H), 8.67 (d, J = 2.40 Hz, 1H), 8.55 (s, 1H), 8.52 (d, J = 2.40 Hz, 1H), 8.10 (s, 1H), 7.98 (dd, J = 2.40, 8.60 Hz, 1H), 7.57 (dd, J = 3.20, 9.20 Hz, 1H), 7.23 (t, J = 8.40 Hz, 1H), 6.97-7.00 (m, 2H), 6.76 (d, J = 2.40 Hz, 1H), 6.61 (dd, J = 2.40, 8.80 Hz, 1H), 5.84 (d, J = 7.60 Hz, 1H), 4.91 (s, 1H), 4.26-4.31 (m, 1H), 3.60-3.71 (m, 8H), 3.09 (q, J = 6.80 Hz, 2H), 2.84-2.93 (m, 4H), 2.65-2.75 (m, 1H), 2.74 (s, 3H), 2.61 (s, 2H), 2.55-2.60 (m, 1H), 2.06-2.10 (m, 1H), 1.68-1.73 (m, 5H), 1.02 (t, J = 7.20 Hz, 3H)。
実施例209
5-[2-[4-[2-[1-[2-クロロ-4-[[(3R)-2,6-ジオキソ-3-ピペリジル]アミノ]フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000359
工程1:ジクロロメタン(10mL)中のtert-ブチル2-[1-[2-クロロ-4-[[(3R)-2,6-ジオキソ-3-ピペリジル]アミノ]フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセテート(800mg、1.77mmol)の溶液に0℃で1,4-ジオキサン中の塩化水素溶液(4M、10mL)を添加し、室温で6時間撹拌した。完了後に反応混合物を減圧下で濃縮して、粗物質を得た。これを石油エーテルでトリチュレートし、2-[1-[2-クロロ-4-[[(3R)-2,6-ジオキソ-3-ピペリジル]アミノ]フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]酢酸(750mg、1.64mmol、収率92.82%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 396.0 [M+H]+
工程2:HATU媒介酸-アミンカップリング反応(手順A)により標的化合物を調製した。3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(2-ピペラジン-1-イルピリミジン-5-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(300mg、505.86μmol)、2-[1-[2-クロロ-4-[[(3R)-2,6-ジオキソ-3-ピペリジル]アミノ]フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]酢酸(200.24mg、463.20μmol)、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(261.51mg、2.02mmol、352.44μL)及びHATU(192.34mg、505.86μmol)を用いてアミドカップリングを行い、5-[2-[4-[2-[1-[2-クロロ-4-[[(3R)-2,6-ジオキソ-3-ピペリジル]アミノ]フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(97mg、97.95μmol、収率19.36%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 934.2 [M+H] +
実施例210
5-[4-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-2-フルオロ-フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000360
工程1:3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1-トリチル-ピロロ[2,3-b]ピリジン(250mg、327.80μmol)及びtert-ブチル4-(4-ブロモ-3-フルオロ-フェニル)ピペラジン-1-カルボキシレート(117.76mg、327.80μmol)をリン酸三カリウム(208.74mg、983.39μmol)及びX Phos Pd G3(13.87mg、16.39μmol)とともに1,4-ジオキサン(1.1mL)及び水(280.00μL)に溶解した。反応物をアルゴンでパージしてから、マイクロ波容器に密閉した。内容物を室温で5分間撹拌して、固体の溶解を確実にした。反応物を115℃で2時間、マイクロ波中で撹拌した。冷却後、反応物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮した。次いで、粗物質をカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中20%→80%の酢酸エチル)により精製して、生成物であるtert-ブチル4-[4-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1-トリチル-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]-3-フルオロ-フェニル]ピペラジン-1-カルボキシレート(291mg、286.22μmol、収率87.32%)を得た。LCMS (ESI+): 915.6 [M+H]+
工程2:1,4-ジオキサン(5.5mL)中のtert-ブチル4-[4-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1-トリチル-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]-3-フルオロ-フェニル]ピペラジン-1-カルボキシレート(295mg、322.39μmol)の溶液にジオキサン中の塩化水素溶液(4M、3.22mL)を添加した。得られた溶液を室温で24時間撹拌した。この時点で、得られた固体を吸引濾過により単離し、MTBEで洗浄して、生成物である3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(2-フルオロ-4-ピペラジン-1-イル-フェニル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(125mg、194.97μmol、収率60.48%、塩酸塩)を得て、これを更に精製することなく用いた。LCMS (ESI+): 573.3 [M+H]+
工程3:DMF(0.75mL)中の2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]酢酸(54.47mg、130.98μmol、塩酸塩)の撹拌溶液に、0℃でN,N-ジイソプロピルエチルアミン(56.43mg、436.60μmol、76.05μL)及びCOMU(41.14mg、96.05μmol)を添加した。得られた混合物をこの温度で30分間撹拌した。この時、0℃でDMF(0.75mL)中の3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(2-フルオロ-4-ピペラジン-1-イル-フェニル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(50mg、87.32μmol、塩酸塩)の溶液を添加してから、室温まで温めて、2時間撹拌した。飽和重炭酸ナトリウム水溶液を8滴添加し、得られた混合物を3時間撹拌した。次いで、粗反応混合物をカラムクロマトグラフィー(0.1%ギ酸を含むHO中10%→55%のMeCN)により精製して、生成物である5-[4-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-2-フルオロ-フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(38.64mg、37.46μmol、収率42.90%、ギ酸塩)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 934.6 [M+H]+1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 12.89 (s, 1H), 10.70 (s, 1H), 8.53 - 8.39 (m, 2H), 8.04 (s, 1H), 7.49 (td, J = 9.0, 6.0 Hz, 1H), 7.43 (t, J = 9.2 Hz, 1H), 7.17 (t, J = 8.8 Hz, 1H), 6.94 - 6.85 (m, 2H), 6.79 (dd, J = 10.0, 8.7 Hz, 1H), 6.48 - 6.40 (m, 1H), 6.34 (dd, J = 8.7, 2.5 Hz, 1H), 5.70 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 4.78 (s, 1H), 4.18 (ddd, J = 12.0, 7.5, 4.7 Hz, 1H), 3.63 (d, J = 21.3 Hz, 4H), 3.22 (d, J = 7.6 Hz, 3H), 3.02 (q, J = 7.2 Hz, 2H), 2.92 - 2.74 (m, 4H), 2.63 (s, 5H), 2.51 (s, 4H), 2.07 - 1.97 (m, 1H), 1.87 - 1.52 (m, 5H), 0.94 (t, J = 7.1 Hz, 3H)。
実施例211
5-[6-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-5-メチルスルホニル-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000361
工程1:tert-ブチル4-(5-ブロモピラジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート(905.20mg、2.64mmol)及び3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1-トリチル-ピロロ[2,3-b]ピリジン(353.83mg、463.93μmol)、無水第三リン酸カリウム(227.26mg、1.07mmol)を水(1.5mL)及び1,4-ジオキサン(8mL)に希釈した。20mlマイクロ波管をアルゴンガスで10分間パージした。Xphos G3 Pd(104.65mg、123.63μmol)を添加した。管を密閉し、マイクロ波で120℃に加熱した。粗混合物を水(5ml)に希釈した後、酢酸エチル(3×20mL)で抽出した。有機層を合わせ、MgSOで乾燥させた。粗物質をカラムクロマトグラフィーカラムで石油エーテル中0%→40%の酢酸エチルにより精製して、tert-ブチル4-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1-トリチル-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]-3-メチルスルホニル-2-ピリジル]ピペラジン-1-カルボキシレート(260mg、266.36μmol、収率74.64%)を得た。LCMS (ESI+): 976.6 [M + H] +
工程2:1,4-ジオキサン(3mL)中のtert-ブチル4-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1-トリチル-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]-3-メチルスルホニル-2-ピリジル]ピペラジン-1-カルボキシレート(200mg、204.89μmol)の溶液に0℃で1,4-ジオキサン中の塩酸(533.33mg、14.63mmol、666.67μL)を添加した。得られた混合物を室温で一晩撹拌した。一晩撹拌した後、反応物を濾過して、固体を乾燥させ、3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(5-メチルスルホニル-6-ピペラジン-1-イル-3-ピリジル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(125mg、197.26μmol、収率96.27%)を白色の固体として得た。LCMS (ESI+): 634.1 [M + H] +
工程3:手順Cで、アミドカップリングを2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]酢酸(107.06g、282.20mmol)及び3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(5-メチルスルホニル-6-ピペラジン-1-イル-3-ピリジル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(125g、197.26mmol)並びに6当量のDIPEAによって変更することで標的化合物を調製した。粗物質を逆相カラムクロマトグラフィー(MeCN及び水(0.01%TFA))により精製した。生成物は約40%溶出する。生成物を酢酸エチル中の飽和重炭酸塩溶液で遊離塩基化した。次いで、物質をカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン中0%→30%のメタノール)により精製して、5-[6-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-5-メチルスルホニル-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(123.8mg、121.9μmol、収率62%)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 995.1 [M + H] +1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 13.00 (s, 1H), 10.70 (s, 1H), 9.64 (s, 1H), 8.98 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 8.73 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 8.64 (s, 1H), 8.47 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 8.11 (s, 1H), 7.56 - 7.46 (m, 1H), 7.19 (t, J = 8.7 Hz, 1H), 6.79 (t, J = 9.3 Hz, 1H), 6.43 (dd, J = 15.0, 2.5 Hz, 1H), 6.35 (dd, J = 8.7, 2.5 Hz, 1H), 5.70 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 4.78 (s, 1H), 4.24 - 4.13 (m, 1H), 3.77 - 3.63 (m, 4H), 3.42 (s, 3H), 3.25 - 3.21 (m, 9H), 3.20 - 3.15 (m, 2H), 3.04 (q, J = 7.1 Hz, 2H), 2.90 - 2.76 (m, 5H), 2.73 - 2.60 (m, 4H), 2.52 (s, 3H), 2.50 - 2.46 (m, 0H), 2.02 (dt, J = 9.1, 4.0 Hz, 1H), 1.85 - 1.66 (m, 3H), 1.65 - 1.57 (m, 2H), 0.95 (t, J = 7.1 Hz, 3H)。
実施例212
5-[4-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000362
工程1:アセトニトリル(5mL)及び水(5mL)中のtert-ブチル4-[4-アミノ-2-(トリフルオロメチル)フェニル]ピペラジン-1-カルボキシレート(200mg、579.11μmol)の溶液に0℃でp-トルエンスルホン酸一水和物(343.69mg、1.81mmol、277.17μL)を添加した。同じ温度で水(5mL)中の亜硝酸ナトリウム(81.91mg、1.19mmol、37.75μL)の溶液を添加した。反応物を同じ温度で1時間撹拌してから、アセトニトリル(5mL)中のヨウ化カリウム(212.45mg、1.28mmol、68.09μL)の溶液を添加した。次いで、得られた混合物を室温で一晩撹拌した。反応物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出してから、硫酸ナトリウムで乾燥させた。合わせた有機層を濃縮し、粗残渣をカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中0%→100%の酢酸エチル)により精製して、生成物であるtert-ブチル4-[4-ヨード-2-(トリフルオロメチル)フェニル]ピペラジン-1-カルボキシレート(217mg、451.84μmol、収率78.02%)を得た。LCMS (ESI+): 401.1 [M-tBu]+
工程2:3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1-トリチル-ピロロ[2,3-b]ピリジン(367.76mg、482.20μmol)、tert-ブチル4-[4-ヨード-2-(トリフルオロメチル)フェニル]ピペラジン-1-カルボキシレート(220mg、482.20μmol)、リン酸三カリウム(307.07mg、1.45mmol)、及びXPhos Pd G3(20.41mg、24.11μmol)の混合物を1,4-ジオキサン(1.6mL)及び水(0.4mL)に溶解した。反応混合物をアルゴンで、固体を溶解させるため室温で5分間撹拌した。次いで、反応物をマイクロ波中で2時間、115℃になるように加熱した。冷却後、反応物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮した。次いで、粗物質をカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中35%→80%の酢酸エチル)により精製して、生成物であるtert-ブチル4-[4-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1-トリチル-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]-2-(トリフルオロメチル)フェニル]ピペラジン-1-カルボキシレート(386mg、379.99μmol、収率78.80%)を得た。LCMS (ESI+): 965.9 [M+H]+
工程3:1,4-ジオキサン(6.8mL)中のtert-ブチル4-[4-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1-トリチル-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]-2-(トリフルオロメチル)フェニル]ピペラジン-1-カルボキシレート(386mg、399.98μmol)の溶液に1,4-ジオキサン中の塩化水素溶液(4M、9.00mL)を添加した。反応物を室温で一晩撹拌した。反応物を濃縮し、粗物質をカラムクロマトグラフィー(0.1%ギ酸を含む水中20%→80%のアセトニトリル)により精製して、生成物である3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-[4-ピペラジン-1-イル-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(112mg、159.13μmol、収率39.78%、ギ酸塩)を得た。LCMS (ESI+): 623.9 [M+H]+
工程4:DMF(0.75mL)中の2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]酢酸(48.51mg、116.66μmol、塩酸塩)の溶液に0℃でN,N-ジイソプロピルエチルアミン(57.99mg、448.68μmol、78.15μL)及びCOMU(42.27mg、98.71μmol)を添加した。混合物を30分間撹拌してから、0℃でDMF(0.75mL)中の3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-[4-ピペラジン-1-イル-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(60mg、89.74μmol、ギ酸塩)の溶液を添加した。反応物を室温まで温め、2時間撹拌した。次いで、粗反応物をカラムクロマトグラフィー(0.1%ギ酸を含む水中15%→60%のアセトニトリル)により精製して、生成物である5-[4-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(52mg、47.96μmol、収率53.45%、ギ酸塩)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 984.6 [M+H]+1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 13.04 (s, 1H), 10.78 (s, 1H), 8.76 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.64 (s, 1H), 8.18 (s, 1H), 8.06 (dd, J = 8.3, 2.2 Hz, 1H), 7.99 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 7.72 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.59 (td, J = 9.0, 5.9 Hz, 1H), 7.28 (td, J = 8.8, 1.6 Hz, 1H), 6.87 (t, J = 9.4 Hz, 1H), 6.56 - 6.46 (m, 1H), 6.43 (dd, J = 8.7, 2.6 Hz, 1H), 5.78 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 4.86 (s, 1H), 4.26 (ddd, J = 11.9, 7.6, 4.8 Hz, 1H), 3.70 (d, J = 16.3 Hz, 4H), 3.11 (q, J = 7.1 Hz, 2H), 2.92 (dq, J = 18.9, 11.4, 8.0 Hz, 8H), 2.73 (s, 5H), 2.59 (s, 3H), 2.15 - 2.02 (m, 1H), 1.93 - 1.64 (m, 5H), 1.02 (t, J = 7.1 Hz, 3H)。
実施例213
5-[2-[4-[2-[1-[2-クロロ-4-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000363
工程1:丸底フラスコにTHF(60mL)を投入してから、窒素流下にて約10℃~15℃で(ジイソプロピルアミノ)リチウム(2M、29.06mL)(THF/ヘプタン/エチルベンゼン)を添加した。溶液を-66℃に冷却した(ドライアイス/エタノール浴)。添加漏斗から酢酸tert-ブチル(6.44g、55.48mmol、7.47mL)を滴加した。添加の間、内部温度を-60℃~-66℃に維持した。添加後、反応溶液を更に15分間撹拌した。添加漏斗からTHF(20mL)中の1-ベンジルピペリジン-4-オン(10g、52.84mmol、9.79mL)の溶液をゆっくりと滴加した。添加の間、内部温度を-59℃未満に維持した。20分後、冷却浴を外し、反応溶液を5℃~20℃で1.5時間撹拌した。混合物を再び0℃~5℃に冷却した。飽和NHCl水溶液(100mL)で反応物をクエンチした。クエンチする間、内部温度を10℃未満に維持した。次いで、反応混合物を酢酸エチル(2×100mL)で抽出した。合わせた有機物をブライン溶液(100mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させた。合わせた層を濾過し、真空下で濃縮して、tert-ブチル2-(1-ベンジル-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル)アセテート(16.14g、52.85mmol、収率100%)を得た。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d) δ 7.43 - 6.88 (m, 5H), 3.57 (s, 1H), 3.46 (s, 2H), 2.52 (dt, J = 8.5, 3.9 Hz, 2H), 2.43 - 2.22 (m, 5H), 1.70 - 1.49 (m, 5H), 1.40 (s, 9H)。
工程2:tert-ブチル2-(1-ベンジル-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル)アセテート(7.8g、25.54mmol)をエタノール(100mL)に溶解した。溶液に窒素を5分~10分間スパージした。溶液を排気し、窒素を2、3回再充填した。次いで、10%パラジウム炭素、タイプE101 NE/W(1.36g、12.77mmol)を添加した。排気し、窒素を更に2、3回再充填した後、常温で反応混合物を水素化(Hバルーン)に供した。16時間後、混合物をセライトパッドに通して濾過してから、酢酸エチル(3×40mL)で洗浄し、濃縮して、固体残渣を得た。これを更に精製することなく用いた。tert-ブチル2-(4-ヒドロキシ-4-ピペリジル)アセテート(3.47g、16.12mmol、収率63%)。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d): δ 3.23 - 3.00 (m, 2H), 3.00 - 2.90 (m, 2H), 2.78 (dt, J = 12.5, 4.2 Hz, 2H), 2.34 (s, 2H), 1.71 - 1.57 (m, 2H), 1.55 - 1.44 (m, 2H), 1.42 (s, 9H)。
工程3:DMF(50mL)中の2-クロロ-1-フルオロ-4-ニトロベンゼン(1.96g、11.15mmol)の撹拌溶液にDIPEA(2.40g、18.58mmol、3.24mL)を添加した。反応混合物を1時間、110℃に加熱した。反応が完了したら、反応混合物を水(20mL)で希釈し、酢酸エチル(2×100mL)で抽出した。合わせた有機層をブライン(1×100mL)で洗浄した後、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮して、粗固体を得た。粗化合物をヘキサン/酢酸エチル(最高30%の酢酸エチル)を用いて溶出させるフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製して、tert-ブチル2-[1-(2-クロロ-4-ニトロ-フェニル)-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセテート(2.61g、7.04mmol、収率75%)を黄色の固体として得た。LCMS (ESI+): 371.2 [M+H]+
工程4:最初に、フラスコに窒素雰囲気下でtert-ブチル2-[1-(2-クロロ-4-ニトロ-フェニル)-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセテート(1.23g、3.30mmol)を投入してから、10%パラジウム炭素(0.250g、6.61mmol)を添加し、エタノール(40mL)に懸濁させた。次いで、混合物をHで20分間スパージしてから、撹拌を室温で6時間続けた。反応の完了後に混合物をセライトパッドに通して濾過し、酢酸エチルで洗浄した。濾液を濃縮して粗残渣とし、これをフラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル、最高30%)により精製して、固形物のtert-ブチル2-[1-(4-アミノ-2-クロロ-フェニル)-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセテート(785mg、2.30mmol、収率70%)を得た。LCMS (ESI+): 341.1 [M+H]+
工程5:最初に、tert-ブチル2-[1-(4-アミノ-2-クロロ-フェニル)-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセテート(625mg、1.83mmol)をトルエン(4.51mL)に溶解してから、約200ppmの4-メトキシフェノールで安定化した99%アクリル酸(792.84mg、11.00mmol、755.08μL)を添加し、混合物を100℃で16時間撹拌した。次いで、混合物を濃縮して残渣とし、更に精製することなく続く工程に用いた。3-[4-[4-(2-tert-ブトキシ-2-オキソ-エチル)-4-ヒドロキシ-1-ピペリジル]-3-クロロ-アニリノ]プロパン酸(757mg、1.83mmol、定量的)。LCMS (ESI+): 413.2 [M+H]+
工程6:最初に、尿素(440.41mg、7.33mmol、328.66μL)をAcOH(8.84mL)に溶解してから、3-[4-[4-(2-tert-ブトキシ-2-オキソ-エチル)-4-ヒドロキシ-1-ピペリジル]-3-クロロ-アニリノ]プロパン酸(757mg、1.83mmol)を添加し、混合物を100℃で16時間撹拌した。16時間後、混合物を濃縮して残渣とし、1,4-ジオキサン中の4N塩酸(8mL)に再懸濁させ、2時間、50℃に加熱した。次いで、粗物質をフラッシュカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン中最高20%のメタノール)に供して、2-[1-[2-クロロ-4-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]酢酸(173mg、453.10μmol、収率25%)を得た。LCMS (ESI+): 382.2 [M+H]+
工程7:DMF(3mL)に3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(2-ピペラジン-1-イルピリミジン-5-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(128.26mg、191.26μmol、トリフルオロ酢酸塩)、2-[1-[2-クロロ-4-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]酢酸(80mg、191.26μmol、塩酸塩)及びDIPEA(98.88mg、765.05μmol、133.26μL)を懸濁させてから、HATU(72.72mg、191.26μmol)を一度に添加した。混合物を1時間撹拌してから、直ちに、逆相フラッシュカラムクロマトグラフィー(アセトニトリル/水、0.1%ギ酸、0:1→1:1)により精製し、凍結乾燥して、固体の5-[2-[4-[2-[1-[2-クロロ-4-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(73mg、71.76μmol、収率37%、ギ酸塩)を得た。LCMS (ESI+): 920.5 [M+H]+ .1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 13.00 (d, J = 3.4 Hz, 1H), 10.38 (s, 1H), 9.70 (s, 1H), 8.80 (s, 2H), 8.68 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 8.57 (s, 1H), 8.14 (d, J = 3.2 Hz, 1H), 7.57 (dd, J = 9.1, 5.8 Hz, 1H), 7.41 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 7.23 (dt, J = 22.6, 8.9 Hz, 3H), 4.03 - 3.49 (m, 10H), 3.11 (q, J = 7.1 Hz, 2H), 3.07 - 2.88 (m, 4H), 2.82 - 2.59 (m, 8H), 1.79 (dt, J = 30.2, 10.1 Hz, 4H), 1.02 (t, J = 7.1 Hz, 3H)。
実施例214
5-[6-[4-[2-[1-[2-クロロ-4-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000364
最初に、DMF(3mL)に3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(6-ピペラジン-1-イル-3-ピリジル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(80.05mg、119.54μmol、トリフルオロ酢酸塩)、2-[1-[2-クロロ-4-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]酢酸(50mg、119.54μmol、塩酸塩)及びDIPEA(61.80mg、478.16μmol、83.28μL)を懸濁させてから、HATU(45.45mg、119.54μmol)を一度に添加し、混合物を室温で1時間撹拌した。反応が完了したら、混合物を逆相フラッシュカラムクロマトグラフィー(アセトニトリル:水、0.1%ギ酸、0:1→1:1)に供して、固体の5-[6-[4-[2-[1-[2-クロロ-4-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(40.1mg、39.46μmol、収率33%、ギ酸塩)を得た。LCMS (ESI+): 919.5 [M+H]+1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 10.37 (s, 1H), 8.67 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.52 (d, J = 2.7 Hz, 1H), 8.13 (d, J = 7.1 Hz, 1H), 7.97 (dd, J = 8.9, 2.6 Hz, 1H), 7.58 (td, J = 9.0, 5.9 Hz, 1H), 7.41 (d, J = 2.4 Hz, 1H), 7.33 - 7.13 (m, 3H), 7.01 (d, J = 9.0 Hz, 1H), 4.96 (s, 1H), 3.82 - 3.54 (m, 10H), 3.32 (s, 3H), 3.11 (q, J = 7.1 Hz, 2H), 3.06 - 2.91 (m, 4H), 2.71 (d, J = 14.9 Hz, 5H), 2.63 (s, 2H), 1.91 - 1.60 (m, 4H), 1.01 (t, J = 7.1 Hz, 3H)。
実施例215
5-[6-[4-[2-[1-[2-クロロ-4-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)-5-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000365
工程1:最初に、DMF(9.16mL)にtert-ブチル2-(4-ヒドロキシ-4-ピペリジル)アセテート(1.62g、7.51mmol)を溶解し、0℃に冷却してから、DIPEA(2.91g、22.53mmol、3.92mL)を添加し、続いて1-クロロ-2,4-ジフルオロ-5-ニトロ-ベンゼン(1.45g、7.51mmol、914.22μL)を滴加した。混合物を100℃で1時間撹拌した。混合物を水(20mL)で希釈し、酢酸エチル(2×100mL)で抽出した。合わせた有機層をLiCl(5%水溶液、1×100mL)、ブライン(100mL)で洗浄してから、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮して、粗固体とした。粗物質をヘキサン:酢酸エチル(最高30%)を用いて溶出させるフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製して、2種の位置異性体を得た。
位置異性体A、tert-ブチル2-[1-(4-クロロ-5-フルオロ-2-ニトロ-フェニル)-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセテート(1.37g、3.53mmol、収率47%)。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d): δ 7.95 (d, J = 7.7 Hz, 1H), 6.88 (d, J = 11.0 Hz, 1H), 3.86 (s, 1H), 3.25 (dt, J = 12.1, 7.4 Hz, 2H), 3.07 - 2.92 (m, 2H), 2.43 (s, 2H), 1.77 (dd, J = 7.5, 3.7 Hz, 4H), 1.47 (s, 9H)。
位置異性体B、tert-ブチル2-[1-(2-クロロ-5-フルオロ-4-ニトロ-フェニル)-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセテート(0.802g、2.06mmol、収率27%)。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d): δ 8.10 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 6.79 (d, J = 13.0 Hz, 1H), 3.87 (s, 1H), 3.37 (dq, J = 11.7, 2.7, 2.2 Hz, 2H), 3.21 (td, J = 11.8, 3.1 Hz, 2H), 2.44 (s, 2H), 1.90 - 1.70 (m, 4H), 1.47 (s, 9H)。
注:位置異性体Bを工程2に使用した。
工程2:最初に、窒素雰囲気下、エタノール(12.82mL)にtert-ブチル2-[1-(2-クロロ-5-フルオロ-4-ニトロ-フェニル)-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセテート(707mg、1.82mmol)及び10%パラジウム炭素(0.250g、3.64mmol)を懸濁させた。混合物を室温で撹拌し、合わせてHバルーンを用いて懸濁液をスパージ(20分)した。撹拌を6時間続けてから、混合物をセライトパッドに通して濾過し、これを続いて酢酸エチルで洗浄した。合わせた濾液層を濃縮して残渣とし、次いでこの残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル、最高100%の酢酸エチル)により精製して、固体物質の2-[1-(4-アミノ-2-クロロ-5-フルオロ-フェニル)-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセテート(644mg、1.79mmol、収率98%)を得た。LCMS (ESI+): 360.1 [M+H]+
工程3:トルエン(4.51mL)に2-[1-(4-アミノ-2-クロロ-5-フルオロ-フェニル)-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセテート(644mg、1.79mmol)を溶解してから、約200ppmの4-メトキシフェノールで安定化した99%アクリル酸(775.98mg、10.77mmol、739.03μL)を添加し、混合物を100℃で16時間撹拌した。16時間撹拌した後、次いで追加のアクリル酸(6当量)を添加し、加熱を16時間続けた。冷却後、混合物を濃縮して残渣とし、3-[4-[4-(2-tert-ブトキシ-2-オキソ-エチル)-4-ヒドロキシ-1-ピペリジル]-5-クロロ-2-フルオロ-アニリノ]プロパン酸(773mg、1.70mmol、収率95%)を得て、これを更に精製することなく繰り越した。LCMS (ESI+): 432.2 [M+H]+
工程4:AcOH(8.84mL)に尿素(430.94mg、7.18mmol、321.60μL)を溶解してから、3-[4-[4-(2-tert-ブトキシ-2-オキソ-エチル)-4-ヒドロキシ-1-ピペリジル]-5-クロロ-2-フルオロ-アニリノ]プロパン酸(773mg、1.79mmol)を添加し、混合物を100℃で16時間撹拌した。次いで、混合物を濃縮して残渣とし、これを1,4-ジオキサン中の4N塩酸(8mL)に再懸濁させてから、50℃で3時間加熱した。反応が完了したら、混合物を濃縮して残渣とし、これをフラッシュカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン中最高20%のメタノール)により精製して、2-[1-[2-クロロ-4-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)-5-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]酢酸(387mg、967.98μmol、収率54%)を得た。LCMS (ESI+): 400.2 [M+H]+
工程5:DMF(3mL)に3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(6-ピペラジン-1-イル-3-ピリジル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(159.11mg、237.62μmol、トリフルオロ酢酸塩)、2-[1-[2-クロロ-4-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)-5-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]酢酸(95mg、237.62μmol、塩酸塩)及びDIPEA(122.84mg、950.47μmol、165.55μL)を懸濁させてから、HATU(90.35mg、237.62μmol)を一度に添加し、混合物を1時間撹拌した。反応が完了したら、混合物を直ちに逆相フラッシュカラムクロマトグラフィー(アセトニトリル:水、0.1%ギ酸、0:1→1:1)により精製して、固体の5-[6-[4-[2-[1-[2-クロロ-4-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)-5-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(8.8mg、8.50μmol、収率4%、ギ酸塩)を得た。LCMS (ESI+): 937.5 [M+H]+1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 12.96 (d, J = 3.3 Hz, 1H), 10.48 (s, 1H), 9.70 (s, 1H), 8.68 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 8.64 - 8.39 (m, 2H), 8.23 - 8.05 (m, 1H), 8.01 (dd, J = 8.9, 2.6 Hz, 1H), 7.64 - 7.47 (m, 2H), 7.28 (td, J = 8.8, 1.6 Hz, 1H), 7.08 (dd, J = 26.5, 10.5 Hz, 2H), 3.88 - 3.52 (m, 11H), 3.19 - 2.94 (m, 6H), 2.71 (d, J = 10.4 Hz, 5H), 2.63 (s, 2H), 1.89 - 1.66 (m, 4H), 1.02 (t, J = 7.1 Hz, 3H)。
実施例216
5-[2-[4-[2-[1-[2-クロロ-4-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)-5-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000366
DMF(3mL)に3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(2-ピペラジン-1-イルピリミジン-5-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(149.28mg、222.61μmol、トリフルオロ酢酸塩)、2-[1-[2-クロロ-4-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)-5-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]酢酸(89mg、222.61μmol、塩酸塩)及びDIPEA(115.08mg、890.44μmol、155.10μL)を懸濁させてから、HATU(84.64mg、222.61μmol)を一度に添加した。混合物を1時間撹拌してから、直ちに逆相フラッシュカラムクロマトグラフィー(アセトニトリル/水、0.1%ギ酸、0:1→1:1)により精製し、凍結乾燥して、固体の5-[2-[4-[2-[1-[2-クロロ-4-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)-5-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(23mg、24.51μmol、収率11%、ギ酸塩)を得た。LCMS (ESI+): 938.5 [M+H]+1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 10.49 (s, 1H), 8.80 (s, 2H), 8.67 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.56 (s, 1H), 8.13 (s, 1H), 7.67 - 7.49 (m, 2H), 7.25 (td, J = 8.8, 1.6 Hz, 1H), 7.12 (d, J = 12.0 Hz, 1H), 4.98 (s, 1H), 3.99 - 3.74 (m, 5H), 3.67 (dq, J = 13.6, 5.1 Hz, 7H), 3.07 (ddd, J = 26.1, 13.3, 8.5 Hz, 6H), 2.71 (d, J = 6.6 Hz, 5H), 2.63 (s, 2H), 1.97 - 1.66 (m, 4H), 1.02 (t, J = 7.1 Hz, 3H)。
実施例217
3-[3-[[シクロプロピル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-[6-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000367
工程1:ピリジン(1.01g、12.78mmol、1.03mL)に(3-アミノ-2,6-ジフルオロ-フェニル)-(5-ブロモ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-イル)メタノン(500mg、1.42mmol)を溶解/懸濁させた。常温で4-ジメチルアミノピリジン(17.35mg、141.99μmol)を添加した。N-シクロプロピル-N-メチル-スルファモイルクロリド(481.72mg、2.84mmol)をシリンジからゆっくりと添加した。反応物を完了するまで50℃に加熱した。粗混合物を酢酸エチル2回と1M HCl溶液とで分配した。合わせた有機物を1M HCl及び18%NaCl水溶液で洗浄した。洗浄した有機物を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空で濃縮した。粗混合物をカラムクロマトグラフィーカラムでヘキサン中0%→100%の酢酸エチルにより精製して、5-ブロモ-3-[3-[[シクロプロピル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(600mg、1.24mmol、収率87.07%)を得た。LCMS (ESI+): 485.0 [M+H]+
工程2:水(1.5mL)及び1,4-ジオキサン(8mL)にtert-ブチル4-[5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-2-ピリジル]ピペラジン-1-カルボキシレート(625.69mg、1.61mmol)、5-ブロモ-3-[3-[[シクロプロピル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(600mg、1.24mmol)、無水第三リン酸カリウム(787.32mg、3.71mmol)を希釈した。20mlマイクロ波管をアルゴンガスで10分間パージした。Xphos G3 Pd(104.65mg、123.63μmol)を添加した。管を密閉し、完了するまでマイクロ波で120℃に加熱した。粗混合物を水(5ml)に希釈した後、酢酸エチル20mLで抽出した(3回)。有機層を合わせ、MgSOで乾燥させた。粗物質をカラムクロマトグラフィーカラムでジクロロメタン中0%→20%のメタノールにより精製して、tert-ブチル4-[6-[3-[3-[[シクロプロピル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]-3-ピリジル]ピペラジン-1-カルボキシレート(175mg、209.67μmol、収率16.96%)を黄色の粉末として得た。LCMS (ESI+): 668.2 [M + H] +
工程3:1,4-ジオキサン(3mL)中のtert-ブチル4-[5-[3-[3-[[シクロプロピル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]-2-ピリジル]ピペラジン-1-カルボキシレート(175mg、262.08μmol)の溶液に0℃で1,4-ジオキサン中のHCl(682.20mg、18.71mmol、852.75μL)を添加した。得られた混合物を室温で一晩撹拌した。一晩後、反応物を濾過して、3-[3-[[シクロプロピル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(6-ピペラジン-1-イル-3-ピリジル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(150mg、264.27μmol、収率94.75%)を白色の固体として得た。LCMS (ESI+): 568.1 [M + H] +
工程4:手順Cを2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]酢酸(143.43mg、378.06μmol)及び3-[3-[[シクロプロピル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(6-ピペラジン-1-イル-3-ピリジル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(150mg、264.27μmol)、並びに6当量のDIPEAによって変更することで、標的化合物を調製した。粗物質を逆相カラムクロマトグラフィー(アセトニトリル及び水(0.01%TFA))により精製した。生成物を酢酸エチル中の飽和重炭酸塩溶液で遊離塩基化した。次いで、物質をカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン中0%→30%のメタノール)により精製して、3-[3-[[シクロプロピル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-[6-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(9.2mg、9.21μmol、収率3.49%)を得た。LCMS (ESI+): 929 [M + H] +1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 10.70 (s, 1H), 9.48 (s, 1H), 8.65 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.54 (s, 1H), 8.47 (d, J = 2.6 Hz, 1H), 8.20 (s, 1H), 7.92 (dd, J = 8.9, 2.6 Hz, 1H), 7.58 - 7.48 (m, 1H), 7.27 - 7.16 (m, 2H), 6.95 (d, J = 9.0 Hz, 1H), 6.83 - 6.74 (m, 1H), 6.43 (dd, J = 14.9, 2.6 Hz, 1H), 6.35 (dd, J = 8.7, 2.6 Hz, 1H), 6.03 (ddt, J = 17.0, 10.5, 5.4 Hz, 1H), 5.70 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 5.11 (dq, J = 10.3, 1.4 Hz, 1H), 5.00 - 4.90 (m, 2H), 4.79 (s, 1H), 4.18 (ddd, J = 12.0, 7.6, 4.8 Hz, 1H), 3.65 - 3.50 (m, 8H), 2.89 - 2.75 (m, 4H), 2.73 - 2.60 (m, 1H), 2.54 - 2.45 (m, 6H), 2.06 - 1.98 (m, 1H), 1.86 - 1.66 (m, 3H), 1.65 - 1.57 (m, 2H)。
実施例218
5-[6-[4-[2-[1-[2,5-ジクロロ-4-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000368
工程1:参照(国際公開第2019/067702号)の報告に従って、硫酸(14.86g、151.52mmol、8.12mL)の撹拌溶液に1,4-ジクロロ-2-フルオロ-ベンゼン(5g、30.30mmol、3.57mL)を添加し、氷上にて0℃で撹拌した。氷上のこの撹拌溶液に10分かけて90%硝酸を滴加した。添加し終わった後、室温で3時間、反応を進行させた。反応物を氷水に注ぎ、酢酸エチル及び飽和重炭酸ナトリウム溶液で抽出した。次いで、有機層をブライン及び硫酸ナトリウムで乾燥させ、乾燥させて、純粋な生成物を暗橙色の結晶として得て(6.1g、収率93%)、これを更に精製することなく繰り越した。1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d): δ 8.08 (d, J = 6.9 Hz, 1H), 7.40 (d, J = 8.0 Hz, 1H)。
工程2:DMF(2.89mL)中でtert-ブチル2-(4-ヒドロキシ-4-ピペリジル)アセテート(500mg、2.32mmol)及び1,4-ジクロロ-2-フルオロ-5-ニトロ-ベンゼン(487.69mg、2.32mmol、133.53μL)を合わせ、DIPEA(1.20g、9.29mmol、1.62mL)で処理した。溶液を室温で4時間撹拌した。反応物を水と酢酸エチルとで分配した。有機層をブライン及び硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮して、明黄色の固体(625mg、収率63%)とした。これを更に何も精製することなく次の工程に用いた。LCMS (ESI+): 405, 349
工程3:密閉したバイアルにtert-ブチル2-[1-(2,5-ジクロロ-4-ニトロ-フェニル)-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセテート(625mg、1.54mmol)を投入し、エタノール、THF、及び水がそれぞれ5:1:1の混合物で溶媒和させて0.2Mとした。この撹拌溶液に3%白金炭素スルフィド(150.42mg、771.09μmol)、続いてギ酸アンモニウム(388.97mg、6.17mmol)を添加した。混合物を一晩、70℃で加熱した。酢酸エチルを用い、粗物質を直接セライトに通して濾過した。濾液を直接、飽和重炭酸ナトリウムと酢酸エチルとで分配した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、直接真空で濃縮して、茶色の油(520mg、収率83%)とした。粗生成物を更に精製することなく、次の工程に直接用いた。LCMS(ESI+):実測値m/z 375、377
工程4:密閉したバイアルにtert-ブチル2-[1-(4-アミノ-2,5-ジクロロ-フェニル)-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセテート(493mg、1.31mmol)を投入し、トルエン(3.5mL)で溶媒和させて0.3Mとした。この撹拌溶液に、約200ppmの4-メトキシフェノールで安定化した99%アクリル酸(284.00mg、3.94mmol、270.47μL)を添加し、反応物を4時間還流で撹拌した。溶媒を真空で除去して、粗生成物を茶色の油(587mg、収率85%)として得た。油を更に精製することなく先に進めた。LCMS(ESI+):実測値m/z 447
工程5:密閉したバイアルに3-[4-[4-(2-tert-ブトキシ-2-オキソ-エチル)-4-ヒドロキシ-1-ピペリジル]-2,5-ジクロロ-アニリノ]プロパン酸(501.03mg、1.12mmol)を尿素(235.42mg、3.92mmol、175.68μL)と一緒に投入し、氷酢酸(3.56mL)で溶媒和させて0.3Mとした。反応物を16時間還流させた。溶媒を真空で除去し、微量の酢酸をトルエン及びメタノールと共沸させて除去した。粗生成物を逆相クロマトグラフィー(水中10%→90%のアセトニトリル、0.1%ギ酸添加、15分間)を用いて直接精製して、純粋な環化酸を薄茶色の固体(242mg、収率46%)として得た。LCMS(ESI+):実測値m/z 416
工程6:DMF(3.23mL)中の3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(6-ピペラジン-1-イル-3-ピリジル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(229.24mg、342.34μmol)、2-[1-[2,5-ジクロロ-4-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]酢酸(150mg、360.36μmol)の溶液にHATU(137.02mg、360.36μmol)、DIPEA(279.43mg、2.16mmol、376.60μL)を添加し、室温で16時間撹拌した。生成物を質量指向逆相分取HPLC(水中25%→35%のアセトニトリル、0.1%TFA添加、9分間)により直接精製して、オフホワイト色の固体(12mg、収率3%)を得た。LCMS (ESI+): 477 [M/2+H]+1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 13.01 (d, J = 3.3 Hz, 1H), 10.48 (s, 1H), 9.71 (s, 1H), 8.70 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.63 - 8.57 (m, 1H), 8.50 (d, J = 2.7 Hz, 1H), 8.15 (q, J = 4.3, 3.6 Hz, 2H), 7.66 - 7.53 (m, 2H), 7.31 - 7.23 (m, 2H), 7.19 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 5.21 (s, 31H), 3.81 - 3.50 (m, 10H), 3.46 (t, J = 6.6 Hz, 1H), 3.09 (dd, J = 18.8, 11.7 Hz, 6H), 2.74 (s, 5H), 2.64 (s, 1H), 2.08 (s, 1H), 1.89 - 1.68 (m, 4H), 1.26 (dd, J = 11.0, 4.9 Hz, 1H), 1.03 (t, J = 7.1 Hz, 3H)。
実施例219
5-[6-[4-[2-[1-[5-クロロ-4-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000369
工程1:DMF(7.92mL)中のtert-ブチル2-(4-ヒドロキシ-4-ピペリジル)アセテート(1.04g、4.83mmol)及び1-クロロ-4,5-ジフルオロ-2-ニトロ-ベンゼン(934.92mg、4.83mmol)を0℃にてDIPEA(1.25g、9.66mmol、1.68mL)で処理した。溶液を室温で撹拌した。完了したら、溶液を水及び酢酸エチルで希釈した。層を分離させ、有機層を水(2×20mL)及びブライン(20mL)で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、溶媒を除去した。残渣をヘキサン中0%→50%の酢酸エチルを用いて溶出させるフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製して、tert-ブチル2-[1-(2-クロロ-5-フルオロ-4-ニトロ-フェニル)-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセテート(1.71g、4.40mmol、収率91%)を得た。LCMS (ESI+): 389.155 [M+H]+1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d): δ 7.80 (d, J = 12.9 Hz, 1H), 6.99 (d, J = 7.9 Hz, 1H), 3.51 - 3.42 (m, 2H), 3.40 - 3.30 (m, 2H), 2.43 (s, 2H), 1.86 - 1.79 (m, 2H), 1.78 - 1.68 (m, 2H), 1.48 (s, 9H)。
工程2:エタノール(357.88μL)中のtert-ブチル2-[1-(5-クロロ-2-フルオロ-4-ニトロ-フェニル)-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセテート(286.1mg、735.82μmol)を鉄粉(205.48mg、3.68mmol、26.14μL)、塩化アンモニウム(118.08mg、2.21mmol、77.17μL)及び水(68.17μL)で処理した。混合物を室温で一晩激しく撹拌し、続いて70℃で加熱した。完了したら、混合物を酢酸エチルで希釈し、セライトに通して濾過し、酢酸エチルで洗浄した。溶媒を減圧下で除去し、残渣をヘキサン中0%→100%の酢酸エチルを用いて溶出させるフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製して、tert-ブチル2-[1-(4-アミノ-5-クロロ-2-フルオロ-フェニル)-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセテート(234mg、652.11μmol、収率89%)を得た。LCMS (ESI+): 359.150 [M+H]+1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 6.86 (d, J = 8.7 Hz, 1H), 6.58 (d, J = 13.9 Hz, 1H), 5.15 (s, 2H), 4.46 (s, 1H), 2.89 - 2.80 (m, 4H), 2.34 (s, 2H), 1.80 - 1.69 (m, 2H), 1.67 - 1.60 (m, 2H), 1.41 (s, 9H)。
工程3:トルエン(3.94mL)中のtert-ブチル2-[1-(4-アミノ-5-クロロ-2-フルオロ-フェニル)-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセテート(206.6mg、575.75μmol)をアクリル酸(207.45mg、2.88mmol、197.57μL)で処理し、100℃で加熱した。反応が完了したら、溶媒を減圧下で除去して、粗3-[4-[4-(2-tert-ブトキシ-2-オキソ-エチル)-4-ヒドロキシ-1-ピペリジル]-2-クロロ-5-フルオロ-アニリノ]プロパン酸を得て、これを精製することなく次の工程に用いた。LCMS (ESI+): 431.264 [M+H]+
工程4:酢酸(1.94mL)中の粗3-[4-[4-(2-tert-ブトキシ-2-オキソ-エチル)-4-ヒドロキシ-1-ピペリジル]-2-クロロ-5-フルオロ-アニリノ]プロパン酸を尿素(103.74mg、1.73mmol)で処理し、100℃で一晩加熱した。完了したら、溶媒を減圧下で除去し、残渣をトルエン(5mL)と共沸させた。残渣には、tert-ブチル2-[1-[5-クロロ-4-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセテートと2-[1-[5-クロロ-4-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]酢酸との混合物が含まれていた。残渣を精製することなく次の工程に用いた。LCMS (ESI+): 456.171 [M+H]+
工程5:tert-ブチル2-[1-[5-クロロ-4-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセテートと2-[1-[5-クロロ-4-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]酢酸との粗混合物をTFA(1mL)に取り、70℃で加熱した。溶媒を減圧下で除去し、残渣を水中5%→100%のアセトニトリル(0.1%TFA修飾剤を含む)を用いて溶出させる逆相カラムクロマトグラフィーにより精製して、2-[1-[5-クロロ-4-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]酢酸(112.5mg、218.95μmol、3工程で収率44%、トリフルオロ酢酸塩)を得た。LCMS (ESI+): 400.107 [M+H]+
工程6:DMF(3.03mL)中の3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(6-ピペラジン-1-イル-3-ピリジル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(153.25mg、228.86μmol、トリフルオロ酢酸塩)及び2-[1-[5-クロロ-4-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]酢酸(91.5mg、228.86μmol)を0℃でDIPEA(177.47mg、1.37mmol、239.18μL)及びPyBOP(131.01mg、251.75μmol)で処理し、室温に昇温させた。完了したら、混合物を水中5%→100%のアセトニトリル(0.1%TFA修飾剤を含む)を用いて溶出させる逆相カラムクロマトグラフィーにより直接精製した。生成物を含有する画分を合わせ、重炭酸ナトリウムを用いて遊離塩基化し、ジクロロメタン中0%→15%のメタノールを用いて溶出させる順相カラムクロマトグラフィーにより精製して、5-[6-[4-[2-[1-[5-クロロ-4-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(18.2mg、18.44μmol、収率8%)を白色の固体として得た。LCMS (ESI+): 937.179 [M+H]+1H NMR (400 MHz, DMSO-d6) δ 12.95 (d, J = 3.3 Hz, 1H), 10.45 (s, 1H), 9.70 (s, 1H), 8.67 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.56 - 8.49 (m, 1H), 8.12 (d, J = 3.0 Hz, 2H), 7.97 (dd, J = 8.8, 2.6 Hz, 1H), 7.62 - 7.53 (m, 1H), 7.37 (d, J = 13.1 Hz, 1H), 7.31 - 7.24 (m, 1H), 7.15 (d, J = 8.7 Hz, 1H), 7.01 (d, J = 8.9 Hz, 1H), 4.97 (s, 1H), 3.74 - 3.54 (m, 10H), 3.23 - 3.01 (m, 6H), 2.72 (s, 3H), 2.72 - 2.68 (m, 1H), 2.04 - 1.95 (m, 1H), 1.85 - 1.75 (m, 2H), 1.74 - 1.68 (m, 2H), 1.27 - 1.22 (m, 3H), 1.01 (t, J = 7.1 Hz, 3H)。
実施例220
5-[6-[4-[2-[1-[4-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)-2,5-ジフルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000370
工程1:DMF(2.08mL)中でtert-ブチル2-(4-ヒドロキシ-4-ピペリジル)アセテート(250mg、1.16mmol)及び1,2,4-トリフルオロ-5-ニトロ-ベンゼン(205.63mg、1.16mmol、133.53μL)を合わせ、DIPEA(600.32mg、4.64mmol、809.06μL)で処理した。溶液を室温で4時間撹拌した。溶液を水及び酢酸エチルで希釈し、層を分離させ、有機層を水(2×10mL)及びブライン(10mL)で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、溶媒を除去した。残渣をヘキサン中0%→50%の酢酸エチルを用いて溶出させるフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製して、tert-ブチル2-[1-(2,5-ジフルオロ-4-ニトロ-フェニル)-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセテート(297.3mg、798.41μmol、収率69%)及びtert-ブチル2-[1-(4,5-ジフルオロ-2-ニトロ-フェニル)-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセテート(40.8mg、109.57μmol、収率9%、示さず)を得た。
tert-ブチル2-[1-(2,5-ジフルオロ-4-ニトロ-フェニル)-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセテート:LCMS (ESI+): 373.202 [M+H]+; 1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d): δ 7.79 (dd, J = 13.1, 7.1 Hz, 1H), 6.66 (dd, J = 13.4, 7.3 Hz, 1H), 3.91 (s, 1H), 3.56 - 3.46 (m, 2H), 3.42 - 3.31 (m, 2H), 2.42 (s, 2H), 1.87 - 1.77 (m, 2H), 1.76 - 1.67 (m, 2H), 1.48 (s, 9H)。
tert-ブチル2-[1-(4,5-ジフルオロ-2-ニトロ-フェニル)-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセテート(示さず):1H NMR (400 MHz, クロロホルム-d): δ 7.79 (dd, J = 10.0, 8.2 Hz, 1H), 6.98 (dd, J = 12.0, 7.0 Hz, 1H), 3.27 - 3.16 (m, 2H), 3.03 - 2.95 (m, 2H), 2.43 (s, 2H), 1.83 - 1.75 (m, 4H), 1.48 (s, 9H)。
工程2:エタノール(1mL)中のtert-ブチル2-[1-(2,5-ジフルオロ-4-ニトロ-フェニル)-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセテート(297.3mg、798.41μmol)を鉄粉(222.94mg、3.99mmol)、塩化アンモニウム(128.13mg、2.40mmol、83.74μL)及び水(100μL)で処理した。混合物を室温で一晩激しく撹拌し、続いて70℃で加熱した。完了したら、混合物を酢酸エチルで希釈し、セライトに通して濾過し、酢酸エチルで洗浄した。溶媒を減圧下で除去し、残渣をヘキサン中0%→100%の酢酸エチルを用いて溶出させるフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製して、tert-ブチル2-[1-(4-アミノ-2,5-ジフルオロ-フェニル)-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセテート(293mg、855.77μmol、定量的収率)を得た。LCMS (ESI+): 343.148 [M+H]+1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 6.74 (dd, J = 12.8, 8.0 Hz, 1H), 6.52 (dd, J = 13.5, 8.4 Hz, 1H), 4.92 (s, 2H), 4.45 (s, 1H), 2.88 - 2.80 (m, 4H), 2.34 (s, 2H), 1.81 - 1.69 (m, 2H), 1.67 - 1.59 (m, 2H), 1.41 (s, 9H)。
工程3:トルエン(1mL)中のtert-ブチル2-[1-(4-アミノ-2,5-ジフルオロ-フェニル)-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセテート(50mg、146.04μmol)をアクリル酸(9.47mg、131.43μmol、9.02μL)で処理し、100℃で加熱した。5時間後、追加のアクリル酸(21.05mg、292.07μmol、20.05μL)を添加し、反応を一晩続けた。完了したら、混合物を減圧下で濃縮して、粗3-[4-[4-(2-tert-ブトキシ-2-オキソ-エチル)-4-ヒドロキシ-1-ピペリジル]-2,5-ジフルオロ-アニリノ]プロパン酸を得て、これを精製することなく次の工程に用いた。LCMS (ESI+): 415.260 [M+H]+
工程4:酢酸(500μL)中の粗3-[4-[4-(2-tert-ブトキシ-2-オキソ-エチル)-4-ヒドロキシ-1-ピペリジル]-2,5-ジフルオロ-アニリノ]プロパン酸を尿素(26.30mg、438.00μmol)で処理し、100℃で一晩加熱した。出発物質が完全に消費されたら、溶媒を減圧下で除去して、残渣をトルエン(3mL)と共沸させた。残渣には、tert-ブチル2-[1-[4-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)-2,5-ジフルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセテートと2-[1-[4-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)-2,5-ジフルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]酢酸との混合物が含まれていた。これを精製することなく次の工程に用いた。LCMS (ESI+) (6): 440.267 [M+H]+
工程5:tert-ブチル2-[1-[4-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)-2,5-ジフルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセテートと2-[1-[4-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)-2,5-ジフルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]酢酸との粗混合物をTFA(300μL)に取り、70℃で加熱した。溶媒を減圧下で除去して、残渣を水中5%→100%のMeCN(0.1%TFA修飾剤あり)を用いて溶出させる逆相カラムクロマトグラフィーにより精製して、2-[1-[4-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)-2,5-ジフルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]酢酸(28.4mg、57.10μmol、3工程で収率39%、トリフルオロ酢酸塩)を得た。LCMS (ESI+): 384.204 [M+H]+
工程6:DMF(1.12mL)中の3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(6-ピペラジン-1-イル-3-ピリジル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(49.61mg、74.08μmol、トリフルオロ酢酸塩)及び2-[1-[4-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)-2,5-ジフルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]酢酸(28.4mg、57.10μmol、トリフルオロ酢酸塩)を0℃でDIPEA(57.45mg、444.51μmol、77.43μL)及びPyBOP(42.41mg、81.49μmol)で処理し、室温に昇温させた。完了したら、混合物を水中5%→100%のアセトニトリル(0.1%TFA修飾剤あり)を用いて溶出させる逆相カラムクロマトグラフィーにより直接精製した。生成物含有画分を合わせ、重炭酸ナトリウムを用いて遊離塩基化し、ジクロロメタン中0%→15%のメタノールを用いて溶出させる順層カラムクロマトグラフィーにより精製して、5-[6-[4-[2-[1-[4-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)-2,5-ジフルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(9.3mg、9.19μmol、収率12%)を白色の固体として得た。LCMS (ESI+): 921.273 [M+H]+1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 12.95 (d, J = 3.3 Hz, 1H), 10.46 (s, 1H), 9.70 (s, 1H), 8.67 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 8.52 (d, J = 2.6 Hz, 2H), 8.12 (d, J = 3.2 Hz, 1H), 7.97 (dd, J = 8.9, 2.6 Hz, 1H), 7.62 - 7.54 (m, 1H), 7.32 - 7.24 (m, 2H), 7.04 - 6.94 (m, 2H), 4.97 (s, 1H), 3.73 - 3.56 (m, 9H), 3.19 - 2.99 (m, 6H), 2.73 (s, 3H), 2.69 (t, J = 6.8 Hz, 2H), 2.61 (s, 2H), 2.09 - 1.95 (m, 1H), 1.85 - 1.75 (m, 1H), 1.74 - 1.66 (m, 2H), 1.24 (s, 2H), 1.01 (t, J = 7.1 Hz, 3H)。
実施例221
5-[4-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-2,5-ジフルオロ-フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000371
工程1:アセトニトリル(3.2mL)及び水(3.2mL)中のtert-ブチル4-(4-アミノ-2,5-ジフルオロ-フェニル)ピペラジン-1-カルボキシレート(116mg、370.20μmol)の溶液に0℃で97%p-トルエンスルホン酸一水和物(219.71mg、1.16mmol、177.18μL)を添加し、続いて同じ温度で水(3.2mL)中の亜硝酸ナトリウム(52.36mg、758.91μmol、24.13μL)を添加した。反応混合物を0℃で1時間撹拌した後、同じ温度で水(3.2mL)中のKI(135.81mg、818.15μmol、43.53μL)を添加した。反応混合物を室温で16時間撹拌した。完了後に反応混合物に水を添加し、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮して、tert-ブチル4-(2,5-ジフルオロ-4-ヨード-フェニル)ピペラジン-1-カルボキシレート(175mg、358.89μmol、収率96.94%)を得て、これを更に精製することなく用いた。LCMS (ESI+): 369.1 [M-tBu]+
工程2:ジオキサン(1.2mL)及び水(0.3mL)中の3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1-トリチル-ピロロ[2,3-b]ピリジン(265.89mg、348.64μmol)及びtert-ブチル4-(2,5-ジフルオロ-4-ヨード-フェニル)ピペラジン-1-カルボキシレート(170mg、348.64μmol)の混合物に無水第三リン酸カリウム(222.01mg、1.05mmol)及びXphos Pd G3(14.76mg、17.43μmol)を添加した。得られた混合物をアルゴンでパージしてから、マイクロ波容器に密閉し、室温で5分間撹拌した。次いで、反応混合物をマイクロ波中、115℃で2時間撹拌した。冷却後、反応物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮した。次いで、粗物質をカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中20%→80%の酢酸エチル)により精製して、生成物であるtert-ブチル4-[4-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1-トリチル-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]-2,5-ジフルオロ-フェニル]ピペラジン-1-カルボキシレート(103mg、104.87μmol、収率30.08%)を得た。LCMS (ESI+): 955.5 [M+Na]+
工程3:tert-ブチル4-[4-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1-トリチル-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]-2,5-ジフルオロ-フェニル]ピペラジン-1-カルボキシレート(103mg、110.39μmol)の溶液を1,4-ジオキサン(1.5mL)に溶解し、1,4-ジオキサン中の塩化水素溶液(4M、1.93mL)を添加した。反応物を室温で一晩撹拌した。次いで、反応混合物を濃縮して、5-(2,5-ジフルオロ-4-ピペラジン-1-イル-フェニル)-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(69mg、104.54μmol、収率94.69%、塩酸塩)を得て、これを更に精製することなく用いた。LCMS (ESI+): 591.5 [M+H]+
工程4:DMF(1mL)中の2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]酢酸(57.62mg、151.88μmol)の溶液に0℃でN,N-ジイソプロピルエチルアミン(75.50mg、584.16μmol、101.75μL)及びCOMU(55.04mg、128.52μmol)を添加した。反応物をこの温度で30分間撹拌してから、DMF(1mL)中の5-(2,5-ジフルオロ-4-ピペラジン-1-イル-フェニル)-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(69mg、116.83μmol)の溶液を添加した。反応物を室温で2時間撹拌した。飽和重炭酸ナトリウム水溶液6滴を添加し、反応物を更に2時間撹拌した。次いで、粗反応物をカラムクロマトグラフィー(0.1%ギ酸を含むHO中0%→60%のアセトニトリル)により精製して、生成物である5-[4-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-2,5-ジフルオロ-フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(21.6mg、20.56μmol、収率17.60%、ギ酸塩)をオフホワイト色の固体として得た。LCMS (ESI+): 952.5 [M+H]+1H NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ 13.03 (d, J = 3.3 Hz, 1H), 10.78 (s, 1H), 9.71 (s, 1H), 8.57 (d, J = 1.7 Hz, 2H), 8.17 (d, J = 3.2 Hz, 1H), 7.68 - 7.48 (m, 2H), 7.34 - 7.23 (m, 1H), 7.08 (dd, J = 12.5, 7.4 Hz, 1H), 6.87 (t, J = 9.3 Hz, 1H), 6.51 (dd, J = 14.9, 2.6 Hz, 1H), 6.42 (d, J = 8.8 Hz, 1H), 5.78 (d, J = 7.7 Hz, 1H), 4.84 (s, 1H), 4.26 (dt, J = 12.0, 6.6 Hz, 1H), 3.73 (d, J = 19.5 Hz, 5H), 3.18 - 3.07 (m, 6H), 2.99 - 2.83 (m, 4H), 2.73 (m, 6H), 2.59 (s, 3H), 2.16 - 2.06 (m, 1H), 1.68 (d, J = 12.5 Hz, 2H), 1.02 (t, J = 7.1 Hz, 3H)。
N-BOC-グルタルイミド中間体
基本手順I:アニリンとブロモグルタルイミドとの縮合
アセトニトリル(0.1M~0.3M)中の3-ブロモピペリジン-2,6-ジオン(1当量)、中間式Vのアニリン化合物(1当量~1.5当量)及び炭酸水素ナトリウム(4当量)の混合物を12時間~36時間還流加熱させる。あるいは、N,N-ジメチルホルムアミド(0.2M)中の3-ブロモピペリジン-2,6-ジオン(1当量)、中間式Vのアニリン化合物(1当量~1.5当量)及びDIPEA(3当量)を60℃で12時間~36時間加熱する。室温に冷却した後、反応混合物を酢酸エチル又はジクロロメタン等の有機溶媒と1M重炭酸ナトリウム水溶液とで分配する。層を分離させる。水層を有機溶媒で1回又は2回抽出する。合わせた有機層をブラインで1回洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮乾固させる。フラッシュクロマトグラフィー又は適切な溶媒から結晶化させることにより精製して、中間式II-aの化合物を得る。
基本手順II:フェノールとブロモグルタルイミドとの縮合
N,N-ジメチルホルムアミド(0.1M~0.3M)中の3-ブロモピペリジン-2,6-ジオン(1.3当量)、中間式VIIのフェノール化合物(1当量)及び水素化ナトリウム(2.5当量)の混合物を90℃で12時間加熱する。室温に冷却した後、反応混合物を酢酸エチル又はジクロロメタン等の有機溶媒と1M重炭酸ナトリウム水溶液とで分配する。層を分離させる。水層を有機溶媒で1回又は2回抽出する。合わせた有機層をブラインで1回洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮乾固させる。フラッシュクロマトグラフィー、分取HPLC、又は適切な溶媒から結晶化させることにより精製して、中間式II-bの化合物を得る。
N-BOC-グルタルイミド1
tert-ブチル4-(4-((2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)アミノ)フェニル)ピペリジン-1-カルボキシレート
Figure 2023530030000372
基本手順Iに従って、3-ブロモピペリジン-2,6-ジオン及びtert-ブチル4-(4-アミノフェニル)ピペリジン-1-カルボキシレートから、表題化合物を青色の固体として収率86%で得た。MS m/e: 332 ([M+H-C4H8]+)。
N-BOC-グルタルイミド2
tert-ブチル4-(4-((2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)アミノ)フェニル)ピペラジン-1-カルボキシレート
Figure 2023530030000373
基本手順Iに従って、3-ブロモピペリジン-2,6-ジオン及びtert-ブチル4-(4-アミノフェニル)ピペラジン-1-カルボキシレートから、表題化合物を暗褐色の固体として収率50%で得た。
N-BOC-グルタルイミド3
tert-ブチル5-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]イソインドリン-2-カルボキシレート
Figure 2023530030000374
基本手順Iに従って、3-ブロモピペリジン-2,6-ジオン及びtert-ブチル5-アミノイソインドリン-2-カルボキシレートから、表題化合物を薄青色の固体として収率69%で得た。MS m/e: 346 ([M+H+]+)
N-BOC-グルタルイミド4
tert-ブチル4-[5-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-ピリジル]ピペリジン-1-カルボキシレート
Figure 2023530030000375
基本手順Iに従って、3-ブロモピペリジン-2,6-ジオン及びtert-ブチル4-(5-アミノ-2-ピリジル)ピペリジン-1-カルボキシレートから、表題化合物を緑色の固体として収率22%で得た。MS m/e: 389.1 ([M+H+]+)
N-BOC-グルタルイミド5
tert-ブチル4-[4-[(2,4-ジオキソ-3-アザビシクロ[3.1.1]ヘプタン-1-イル)アミノ]フェニル]ピペリジン-1-カルボキシレート
Figure 2023530030000376
a)メチル3-シアノ-3-(4-ヨードアニリノ)シクロブタンカルボキシレート
エタノール(10mL)中のメチル3-オキソシクロブタンカルボキシレート(1.0g、7.80mmol)の撹拌溶液に4-ヨードアニリン(1.88g、8.59mmol)を添加し、そこにトリメチルシリルシアニド(774.29mg、7.80mmol)を添加した。反応混合物を室温で16時間撹拌した。溶媒を蒸発させた。溶離液としてn-ヘキサン/酢酸エチルを用いるフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(2.5g、89.94%)をオフホワイト色の固体として得た。MS m/e: 357.1 ([M+H+]+)
b)メチル3-カルバモイル-3-(4-ヨードアニリノ)シクロブタンカルボキシレート
トルエン(20mL)中のメチル3-シアノ-3-(4-ヨードアニリノ)シクロブタンカルボキシレート(4g、11.23mmol)、(1Z)-アセトアルデヒドオキシム(1.99g、33.69mmol)及び塩化インジウム(III)(24.84mg、112.31μmol)の混合物を1時間還流させた。TLCによりモニタリングしてSMが完全に消費された後、得られた沈殿物を濾過して回収し、メチル3-カルバモイル-3-(4-ヨードアニリノ)シクロブタンカルボキシレート(3g、8.02mmol、収率71.39%)を得た。MS m/e: 375.2 ([M+H+]+)
c)1-(4-ヨードアニリノ)-3-アザビシクロ[3.1.1]ヘプタン-2,4-ジオン
アセトニトリル(30mL)中のメチル3-カルバモイル-3-(4-ヨードアニリノ)シクロブタンカルボキシレート(3.0g、8.02mmol)とメタノール溶液状の40%TitronB(8.02mmol)との混合物を10分間撹拌した。出発物質が完全に消費された後、溶媒を蒸発させ、粗残渣をカラムクロマトグラフィーにより精製して、1-(4-ヨードアニリノ)-3-アザビシクロ[3.1.1]ヘプタン-2,4-ジオン(3.2g、9.35mmol、収率116.66%)をオフホワイト色の固体として得た。MS m/e: 343.2 ([M+H+]+)
d)tert-ブチル4-[4-[(2,4-ジオキソ-3-アザビシクロ[3.1.1]ヘプタン-1-イル)アミノ]フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-ピリジン-1-カルボキシレート
DMF(4mL)/水(0.5mL)中の1-(4-ヨードアニリノ)-3-アザビシクロ[3.1.1]ヘプタン-2,4-ジオン(1.6g、4.68mmol)及びtert-ブチル4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-3,6-ジヒドロ-2H-ピリジン-1-カルボキシレート(2.89g、9.35mmol、2当量)の撹拌溶液に炭酸ナトリウム(495.66mg、4.68mmol、195.91μL)を添加し、得られた溶液を窒素で15分間脱ガスし、続いてシクロペンチル(ジフェニル)ホスファン;ジクロロメタン;ジクロロパラジウム;鉄(381.91mg、467.66μmol)を添加した。封管内で反応混合物を100℃で5時間加熱した。SMが完全に消費された後、反応混合物をセライトベッドに通して濾過し、濾液に氷冷水を添加した。濾液を酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を水/ブラインで洗浄し、分離させ、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空で濃縮した。カラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(1.3g、3.27mmol、収率69.94%)を得た。MS m/e: 398 ([M+H+]+)
e)tert-ブチル4-[4-[(2,4-ジオキソ-3-アザビシクロ[3.1.1]ヘプタン-1-イル)アミノ]フェニル]ピペリジン-1-カルボキシレート
エタノール(20mL)中のtert-ブチル4-[4-[(2,4-ジオキソ-3-アザビシクロ[3.1.1]ヘプタン-1-イル)アミノ]フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-ピリジン-1-カルボキシレート(1.4g、3.52mmol)の溶液をパラジウム炭素(374.84mg、3.52mmol)の存在下にて室温で3時間、バルーン圧下で水素化した。触媒をセライトベッドに通して濾過して除去した。濾液を蒸発させた。カラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(900mg、64%)を白色の固体として得た。MS m/e: 344 ([M+H-C4H8]+)。
N-BOC-グルタルイミド6
tert-ブチル4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)オキシ]フェニル]ピペリジン-1-カルボキシレート
Figure 2023530030000377
基本手順IIに従って、3-ブロモピペリジン-2,6-ジオン及びtert-ブチル4-(4-ヒドロキシフェニル)ピペリジン-1-カルボキシレートから、表題化合物を薄黄色の固体として収率61%で得た。
N-BOC-グルタルイミド7
tert-ブチル4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)オキシ]フェニル]ピペラジン-1-カルボキシレート
Figure 2023530030000378
基本手順IIに従って、3-ブロモピペリジン-2,6-ジオン及びtert-ブチル4-(4-ヒドロキシフェニル)ピペラジン-1-カルボキシレートから、表題化合物を緑色の固体として収率71%で得た。MS m/e: 390.1 ([M+H+]+)。
N-BOC-グルタルイミド8
tert-ブチル4-[5-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)オキシ]-2-ピリジル]ピペリジン-1-カルボキシレート
Figure 2023530030000379
基本手順IIに従って、3-ブロモピペリジン-2,6-ジオン及びtert-ブチル4-(5-ヒドロキシ-2-ピリジル)ピペリジン-1-カルボキシレートから、表題化合物を白色の固体として収率36%で得た。
N-BOC-グルタルイミド9
tert-ブチル4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]ピラゾール-1-イル]ピペリジン-1-カルボキシレート
Figure 2023530030000380
基本手順IIに従って、3-ブロモピペリジン-2,6-ジオン及びtert-ブチル4-(4-アミノ-1H-ピラゾール-1-イル)ピペリジン-1-カルボキシレートから、表題化合物を青色の固体として収率75%で得た。MS m/e: 378.2 ([M+H+]+)
N-BOC-グルタルイミド10
tert-ブチル4-[4-[[(3S)-2,6-ジオキソ-3-ピペリジル]オキシ]フェニル]ピペリジン-1-カルボキシレート
Figure 2023530030000381
N-BOC-グルタルイミド11
tert-ブチル4-[4-[[(3R)-2,6-ジオキソ-3-ピペリジル]オキシ]フェニル]ピペリジン-1-カルボキシレート
Figure 2023530030000382
キラルSFC法を用いてラセミ中間体tert-ブチル4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)オキシ]フェニル]ピペリジン-1-カルボキシレート(2.5g、6.44mmol)をキラル分割した:
Chiralpak IA(250×20mm;5ミクロン)、45%CO/55%イソプロピルアルコール(流量:25g/分)を用いて溶出、ABPR:100バール、温度:35℃。
tert-ブチル4-[4-[[(3S)-2,6-ジオキソ-3-ピペリジル]オキシ]フェニル]ピペリジン-1-カルボキシレートを収率34%、純度99%で得た。CRBNの立体中心の配置を最初に溶出する(S)異性体と任意に割り当てる。1H NMR (400 MHz, DMSO-D6) δ ppm 10.91 (s, 1H), 7.14 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 6.93 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 5.16-5.12 (m, 1H), 4.06-4.04 (m, 2H), 2.78-2.57 (m, 5H), 2.17-2.09 (m, 2H), 1.73-1.70 (m, 2H), 1.48-1.41 (m, 11H)。CRBNの立体中心の配置を最初に溶出する異性体として、任意にSに割り当てる。
tert-ブチル4-[4-[[(3R)-2,6-ジオキソ-3-ピペリジル]オキシ]フェニル]ピペリジン-1-カルボキシレートを収率34%、純度99%で得た。CRBNの立体中心の配置を2番目に溶出する(R)異性体と任意に割り当てる。1H NMR (400 MHz, DMSO-D6) δ ppm 10.91 (s, 1H), 7.14 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 6.92 (d, J = 8.4 Hz, 2H), 5.16-5.12 (m, 1H), 4.07-4.04 (m, 2H), 2.78-2.57 (m, 5H), 2.17-2.08 (m, 2H), 1.72-1.70 (m, 2H), 1.48-1.40 (m, 11H)。CRBNの立体中心の配置を2番目に溶出する異性体として、任意にRに割り当てる。
式IIの中間体
基本手順III:N-BOC基の切断
酢酸エチル又はテトラヒドロフラン等の溶媒(0.2M)中の中間式VI又はVIIIの中間体(1当量)と1,4-ジオキサン中の4M塩化水素溶液(10当量~20当量)との混合物を室温で12時間~48時間撹拌する。あるいは、ジクロロメタン(0.2M)中の中間式VI又はVIIIの中間体(1当量)とトリフルオロ酢酸(20当量)との混合物を2時間~16時間撹拌する。沈殿物を濾過して回収し、酢酸エチル又はテトラヒドロフラン等の溶媒で洗浄し、真空で乾燥させて、中間式II-a又はII-bの化合物をそれぞれ得る。あるいは、溶媒を蒸発させて、残渣を酢酸エチル又はジクロロメタン等の有機溶媒と1M重炭酸ナトリウム水溶液とで分配する。層を分離させる。水層を有機溶媒で1回又は2回抽出する。合わせた有機層をブラインで1回洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮乾固させて、中間式II-a又はII-bの化合物をそれぞれ遊離塩基として得る。
グルタルイミド1
3-[4-(4-ピペリジル)アニリノ]ピペリジン-2,6-ジオン塩酸塩
Figure 2023530030000383
基本手順IIIに従って、tert-ブチル4-(4-((2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)アミノ)フェニル)ピペリジン-1-カルボキシレートから、表題化合物を濃青色の固体として定量的収率で得た。MS m/e: 287 ([M+H+]+)
グルタルイミド2
3-[4-(4-ピペリジル)アニリノ]ピペラジン-2,6-ジオン塩酸塩
Figure 2023530030000384
基本手順IIIに従って、tert-ブチル4-(4-((2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)アミノ)フェニル)ピペラジン-1-カルボキシレートから、表題化合物を濃青色の固体として定量的収率で得た。MS m/e: 289.1 ([M+H+]+)。
グルタルイミド3
3-(イソインドリン-5-イルアミノ)ピペリジン-2,6-ジオン塩酸塩
Figure 2023530030000385
基本手順IIIに従って、tert-ブチル5-((2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)アミノ)イソインドリン-2-カルボキシレートから、表題化合物を濃青色の固体として定量的収率で得た。MS m/e: 246 ([M+H+]+)
グルタルイミド4
3-[[6-(4-ピペリジル)-3-ピリジル]アミノ]ピペリジン-2,6-ジオン塩酸塩
Figure 2023530030000386
基本手順IIIに従って、tert-ブチル4-[5-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-ピリジル]ピペリジン-1-カルボキシレートから、表題化合物を黄色の固体として定量的収率で得た。MS m/e: 289.1 ([M+H+]+)
グルタルイミド5
1-[4-(4-ピペリジル)アニリノ]-3-アザビシクロ[3.1.1]ヘプタン-2,4-ジオン塩酸塩
Figure 2023530030000387
基本手順IIIに従って、tert-ブチル4-[4-[(2,4-ジオキソ-3-アザビシクロ[3.1.1]ヘプタン-1-イル)アミノ]フェニル]ピペリジン-1-カルボキシレートから、表題化合物を定量的収率で得た。
グルタルイミド6
3-[4-(4-ピペリジル)フェノキシ]ピペリジン-2,6-ジオン塩酸塩
Figure 2023530030000388
基本手順IIIに従って、tert-ブチル4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)オキシ]フェニル]ピペリジン-1-カルボキシレートから、表題化合物を白色の固体として収率72%で得た。MS m/e: 289.1 ([M+H+]+)
グルタルイミド7
3-(4-ピペラジン-1-イルフェノキシ)ピペリジン-2,6-ジオン塩酸塩
Figure 2023530030000389
基本手順IIIに従って、tert-ブチル4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)オキシ]フェニル]ピペラジン-1-カルボキシレートから、表題化合物を灰色の固体として収率88%で得た。MS m/e: 290 ([M+H+]+)。
グルタルイミド8
3-[[6-(4-ピペリジル)―3-ピリジル]オキシ]ピペリジン-2,6-ジオン塩酸塩
Figure 2023530030000390
基本手順IIIに従って、tert-ブチル4-[5-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)オキシ]―2-ピリジル]ピペリジン-1-カルボキシレートから、表題化合物を白色の固体として収率96%で得た。
グルタルイミド9
3-[[1-(4-ピペリジル)ピラゾール-4-イル]アミノ]ピペリジン-2,6-ジオン塩酸塩
Figure 2023530030000391
基本手順IIIに従って、tert-ブチル4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]ピラゾール-1-イル]ピペリジン-1-カルボキシレートから、表題化合物を薄青色の固体として定量的収率で得た。MS m/e: 278 ([M+H+]+)
グルタルイミド10
3-[4-(4-ピペリジル)フェニル]ピペリジン-2,6-ジオン塩酸塩
Figure 2023530030000392
a)tert-ブチル4-[4-(2,6-ジベンジルオキシ-3-ピリジル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-ピリジン-1-カルボキシレート
DMF(300mL)及び水(50mL)中のtert-ブチル4-[4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-ピリジン-1-カルボキシレート(31g、80.46mmol)、炭酸ナトリウム(21.32g、201.14mmol、8.43mL)及び2,6-ジベンジルオキシ-3-ブロモ-ピリジン(20.85g、56.32mmol)の撹拌溶液をアルゴンで20分間パージし、続いて[1,1-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)のジクロロメタン錯体(6.57g、8.05mmol)を添加し、反応混合物を90℃で14時間撹拌放置した。反応混合物を冷却し、減圧下で濃縮して、粗生成物を得た。このようにして得られた粗生成物をフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、tert-ブチル-4-[4-(2,6-ジベンジルオキシ-3-ピリジル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-ピリジン-1-カルボキシレート(23g、41.92mmol、収率52.10%)を薄黄色の固体として得た。
b)tert-ブチル4-[4-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)フェニル]ピペリジン-1-カルボキシレート
エタノール(80mL)中のtert-ブチル-4-[4-(2,6-ジベンジルオキシ-3-ピリジル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-ピリジン-1-カルボキシレート(23g、41.92mmol)の懸濁液を窒素で脱ガスし、10%パラジウム炭素、タイプ487、乾燥(4.46g、4.19mmol、純度10%)及び酸化白金(II)(475.95mg、2.10mmol)を添加した。フラスコを水素で満たし、反応混合物を2時間撹拌した。反応混合物をセライトで濾過した。濾液を濃縮して、tert-ブチル4-[4-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)フェニル]ピペリジン-1-カルボキシレート(13g、34.90mmol、収率83.26%)を白色の固体として得た。
c)3-[4-(4-ピペリジル)フェニル]ピペリジン-2,6-ジオン塩酸塩
1,4-ジオキサン(100mL)中のtert-ブチル4-[4-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)フェニル]ピペリジン-1-カルボキシレート(12g、32.22mmol)の撹拌溶液に、RTで1,4-ジオキサン中の4M塩化水素溶液(15mL)を添加した。撹拌を2時間続けた。揮発性物質を真空で蒸発させた。残渣をジエチルエーテルでトリチュレートした。沈殿物を濾過して回収し、真空下で乾燥させて、表題化合物(10.80g、39.66mmol、定量的)をオフホワイト色の固体として得た。MS m/e: 273 ([M+H+]+)
グルタルイミド11
3-[4-[1-(4-ピペリジル)-4-ピペリジル]アニリノ]ピペリジン-2,6-ジオン二塩酸塩
Figure 2023530030000393
a)tert-ブチル4-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]ピペリジン-1-カルボキシレート
ジクロロメタン(1.54ml)中の3-[4-(4-ピペリジル)アニリノ]ピペリジン-2,6-ジオン塩酸塩(50mg、0.154mmol、当量:1)、tert-ブチル4-オキソピペリジン-1-カルボキシレート(46.1mg、0.232mmol、当量:1.5)及び酢酸ナトリウム(25.3mg、0.309mmol、当量:2)の混合物をRTで75分間撹拌した。トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(49.1mg、0.232mmol、当量:1.5)を添加し、撹拌を一晩続けた。追加分のtert-ブチル4-オキソピペリジン-1-カルボキシレート(22.6mg、0.154mmol、当量:1)及びトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(32.7mg、0.154mmol、当量:1)を添加した。反応混合物を24時間撹拌した。RMを30mLの9/1のジクロロメタン/メタノール(30ml)及び1M炭酸水素ナトリウム水溶液の間で分配した。層を分離させた。水相を9/1のジクロロメタン/メタノール30mlで2回抽出した。合わせた有機層をブライン30mlで1回洗浄し、濾過し、真空で濃縮して、粗表題化合物(93.3mg、定量的)を緑色の固体として得た。これを更に精製することなく次の工程に用いた。
b)3-[4-[1-(4-ピペリジル)-4-ピペリジル]アニリノ]ピペリジン-2,6-ジオン二塩酸塩
THF(1.54ml)中のtert-ブチル4-(4-((2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)アミノ)フェニル)-[1,4’-ビピペリジン]-1’-カルボキシレート(72.4mg、0.154mmol)の溶液にRTで1,4-ジオキサン中の4M塩酸溶液(0.386ml、1.54mmol)を添加した。RMを一晩撹拌した。沈殿物を濾過し、真空で乾燥させて、粗表題化合物(73mg、定量的)を緑色の固体として得た。MS m/e: 371 ([M+H+]+)
グルタルイミド12
3-[4-[1-(2-アミノエチル)-4-ピペリジル]アニリノ]ピペリジン-2,6-ジオン二塩酸塩
Figure 2023530030000394
a)tert-ブチル-N-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]エチル]カルバメート
ジクロロメタン(1.54ml)中の3-[4-(4-ピペリジル)アニリノ]ピペリジン-2,6-ジオン塩酸塩(50mg、0.154mmol、当量:1)、tert-ブチル(2-オキソエチル)カルバメート(36.9mg、0.232mmol、当量:1.5)及び酢酸ナトリウム(50.7mg、0.618mmol、当量:4)の混合物を75分間撹拌した。トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(49.1mg、0.232mmol、当量:1.5)を添加した。撹拌を72時間続けた。RMを30mLの9/1のジクロロメタン/メタノール(30ml)及び1M炭酸水素ナトリウム水溶液の間で分配した。層を分離させた。水相を9/1のジクロロメタン/メタノール30mlで2回抽出した。合わせた有機層をブライン30mlで1回洗浄し、濾過し、真空で濃縮した。溶離液としてジクロロメタン/メタノールを用いるフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(17mg、25%)を緑色の固体として得た。MS m/e: 431.3 ([M+H+]+)
b)3-[4-[1-(2-アミノエチル)-4-ピペリジル]アニリノ]ピペリジン-2,6-ジオン二塩酸塩
THF(2ml)中のtert-ブチルN-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]エチル]カルバメート(86mg、0.200mmol)の溶液にRTで1,4-ジオキサン中の4M塩酸溶液(0.499ml、2.00mmol)を添加した。RMを一晩撹拌した。沈殿物を濾過し、真空で乾燥させて、粗表題化合物(71mg、88%)を緑色の固体として得た。MS m/e: 331 ([M+H+]+)
グルタルイミド13
3-[4-(4-アミノ-1-ピペリジル)-3-フルオロ-アニリノ]ピペリジン-2,6-ジオントリフルオロ酢酸
Figure 2023530030000395
a)tert-ブチル-N-[1-[4-[(2,6-ジベンジルオキシ-3-ピリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ピペリジル]カルバメート
t-BuOH(4.85mL)中のtert-ブチルN-[1-(4-アミノ-2-フルオロ-フェニル)-4-ピペリジル]カルバメート(150mg、484.84μmol)及び2,6-ジベンジルオキシ-3-ヨード-ピリジン(222.53mg、533.33μmol)の撹拌溶液に炭酸セシウム(473.92mg、1.45mmol)を添加し、Arでパージすることにより溶液を十分に脱ガスした。次いで、RuPhos Pd G3(44.80mg、48.48μmol)を添加し、反応物を再び脱ガスした。反応混合物を100℃で18時間加熱した。次いで、反応混合物を酢酸エチルで希釈し、小さいセライトパッドで濾過し、酢酸エチルで十分に洗浄した。合わせた有機物を水及びブラインで洗浄し、濾過し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗物質を油として得た。これを40%EAヘキサンで溶出させるシリカを用いるカラムクロマトグラフィーにより精製して、純粋な表題化合物(100mg、収率33%、純度95%)を淡黄色の固体として得た。LCMS: 600 ([M+H]+)
b)tert-ブチル-N-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ピペリジル]カルバメート
tert-ブチル-N-[1-[4-[(2,6-ジベンジルオキシ-3-ピリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ピペリジル]カルバメート(75mg、125.27μmol)をEtOH(5mL)に取り、5%パラジウム活性炭ペースト、5R437(4.00mg、37.58μmol)を添加してから、フラスコを水素バルーンでパージした(同じく溶媒を通してパージした)。水素雰囲気(バルーン圧)下にてr.t.で16時間、反応物を撹拌した。反応物をセライトで濾過し、セライトパッドを3×EtOH及び3×EtOAcで洗浄してから、濃縮して粗乾燥油とし、粗表題化合物(50mg、収率90%、純度95%)を得た。これを更に精製することなく次の工程に用いた。LCMS: 421 ([M+H]+)
c)3-[4-(4-アミノ-1-ピペリジル)-3-フルオロ-アニリノ]ピペリジン-2,6-ジオントリフルオロ酢酸
tert-ブチル-N-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ピペリジル]カルバメート(50mg、118.91μmol)をDCM(2mL)に取り、TFA(740.00mg、6.49mmol、500μL)を添加した。3時間撹拌し、トルエンからの濃縮を3回行って、油とした(45mg、収率83%、純度95%)。粗油を更に精製することなく次の工程に用いた。
ジヒドロウラシル1
1-[4-(4-ピペリジル)フェニル]ヘキサヒドロピリミジン-2,4-ジオン塩酸塩
Figure 2023530030000396
a)tert-ブチル4-[4-[(3-エトキシ-3-オキソ-プロピル)アミノ]フェニル]ピペリジン-1-カルボキシレート
tert-ブチル4-(4-アミノフェニル)ピペリジン-1-カルボキシレート(16g、57.89mmol)、DBU乳酸イオン性液体(10.28g、34.74mmol)及びアクリル酸エチル(7.53g、75.26mmol、8.02mL)の混合物を90℃で3時間撹拌した。反応混合物を室温に冷却し、酢酸エチル及び水で希釈した。層を分離させ、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空で濃縮した。5%→10%の酢酸エチル-ヘキサンを用いるフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(12.5g、33.20mmol、収率57.35%)をゴム状の黄色の液体として得た。MS m/e: 377.2 ([M+H+]+)
b)tert-ブチル4-[4-[シアノ-(3-エトキシ-3-オキソ-プロピル)アミノ]フェニル]ピペリジン-1-カルボキシレート
ベンゼン(100mL)中のtert-ブチル4-[4-[(3-エトキシ-3-オキソ-プロピル)アミノ]フェニル]ピペリジン-1-カルボキシレート(15g、39.84mmol)と、カルボノニトリド酸ブロミド(6.75g、63.75mmol、3.34mL)と、重炭酸ナトリウム(5.36g、63.75mmol、2.48mL)との混合物を室温で24時間撹拌した。反応混合物を酢酸エチル(500mL)で希釈した。有機相を水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮した。酢酸エチル-ヘキサンを用いるカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(12.5g、31.13mmol、収率78.14%)を半固体として得た。MS m/e: 402.2 ([M+H+]+)
c)tert-ブチル4-[4-[カルバモイル-(3-エトキシ-3-オキソ-プロピル)アミノ]フェニル]ピペリジン-1-カルボキシレート
トルエン(100mL)中のtert-ブチル4-[4-[シアノ-(3-エトキシ-3-オキソ-プロピル)アミノ]フェニル]ピペリジン-1-カルボキシレート(12.5g、31.1mmol)、トリクロロインジガン(2.07g、9.34mmol)及び(1Z)-アセトアルデヒドオキシム(5.52g、93.40mmol)の混合物を1時間還流させた。反応混合物を真空下で濃縮して、粗表題化合物(12g、28.60mmol、収率91.88%)をゴム状の液体として得た。これを更に精製することなく次の工程に用いた。MS m/e: 420.6 ([M+H+]+)
d)tert-ブチル4-[4-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)フェニル]ピペリジン-1-カルボキシレート
アセトニトリル(120mL)中のtert-ブチル4-[4-[カルバモイル-(3-エトキシ-3-オキソ-プロピル)アミノ]フェニル]ピペリジン-1-カルボキシレート(12g、28.60mmol)の撹拌溶液を60℃で加熱し、続いてメタノール中の40%Titron B(17.94g、42.91mmol、19.50mL、純度40%)を添加した。撹拌を15分間続けた。反応混合物を蒸発させ、粗残渣をカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(8g、21.42mmol、収率74.89%)を白色の固体として得た。MS m/e: 374.5 ([M+H+]+)
e)1-[4-(4-ピペリジル)フェニル]ヘキサヒドロピリミジン-2,4-ジオン塩酸塩
1,4-ジオキサン(40mL)中のtert-ブチル4-[4-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)フェニル]ピペリジン-1-カルボキシレート(13.50g、36.15mmol)の撹拌懸濁液に0℃で1,4-ジオキサン中の4M塩化水素(50mL)を添加した。冷却浴を外し、撹拌を室温で3時間続けた。揮発性物質を真空下で除去して、表題化合物(11.1g、35.53mmol、収率98.28%、純度99.16%)を白色の固体として得た。MS m/e: 374.5 ([M+H+]+)
ジヒドロウラシル2
1-[3-(4-ピペリジル)フェニル]ヘキサヒドロピリミジン-2,4-ジオン塩酸塩
Figure 2023530030000397
a)4-(3-ニトロ-フェニル)-3,6-ジヒドロ-2H-ピリジン-1-カルボン酸tert-ブチルエステル
1,4-ジオキサン(200mL)及び水(50mL)中の1-ブロモ-3-ニトロ-ベンゼン1(20g、99.01mmol、87.18μL)、炭酸ナトリウム(31.48g、297.02mmol、12.44mL)及びtert-ブチル4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-3,6-ジヒドロ-2H-ピリジン-1-カルボキシレート2(27.55g、89.11mmol)の撹拌溶液をアルゴンで20分間パージし、続いてトリ-tert-ブチルホスホニウムテトラフルオロボレート(5.74g、19.80mmol)及びPd(dba)(9.07g、9.90mmol)を添加し、反応混合物を90℃で14時間撹拌した。反応混合物を冷却し、減圧下で濃縮して、粗生成物を得た。このようにして得られた粗生成物を0%→10%の酢酸エチル-ヘキサンを用いるフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(29g、95.29mmol、収率96.24%)を薄黄色の固体として得た。
b)4-(3-アミノ-フェニル)-ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチルエステル
エタノール(400mL)中の4-(3-ニトロ-フェニル)-3,6-ジヒドロ-2H-ピリジン-1-カルボン酸tert-ブチルエステル(15g、49.29mmol)の撹拌懸濁液を窒素で脱ガスし、10%パラジウム炭素、タイプ487、乾燥(5.25g、4.93mmol、純度10%)を添加し、反応混合物を水素雰囲気(40psi)下にて室温で16時間撹拌した。反応混合物をセライトベッドに通して濾過し、濾液を濃縮して、表題化合物(12g、43.42mmol、収率88.10%)を白色の固体として得た。MS m/e: 277.4 ([M+H+]+)
c)tert-ブチル4-[3-[(3-エトキシ-3-オキソ-プロピル)アミノ]フェニル]ピペリジン-1-カルボキシレート
4-(3-アミノ-フェニル)-ピペリジン-1-カルボン酸tert-ブチルエステル(12g、43.42mmol)及びエチルプロパ-2-エノエート(6.52g、65.13mmol、7.06mL)の混合物をDBU乳酸イオン性液体(5.26g、21.71mmol)の存在下にて80℃で2時間温めた。反応混合物を酢酸エチルで希釈した。有機相を水、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空下で濃縮した。粗残渣をカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(12g、31.87mmol、収率73.41%)をゴム質として得た。MS m/e: 377.4 ([M+H+]+)
d)tert-ブチル4-[3-[シアノ-(3-エトキシ-3-オキソ-プロピル)アミノ]フェニル]ピペリジン-1-カルボキシレート
ベンゼン(40mL)中のtert-ブチル4-[3-[(3-エトキシ-3-オキソ-プロピル)アミノ]フェニル]ピペリジン-1-カルボキシレート(16g、42.50mmol)の撹拌溶液にカルボノニトリド酸ブロミド(5.40g、51.00mmol、2.67mL)及び重炭酸ナトリウム(5.36g、63.75mmol、2.48mL)を同時に添加し、室温で3時間撹拌した。反応混合物を酢酸エチル(50mL)で希釈した。有機相を水15mlで2回洗浄し、分離させ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空下で濃縮した。粗残渣をカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(16g、39.85mmol、収率93.77%)を得た。MS m/e: 402.3 ([M+H+]+)
e)tert-ブチル4-[3-[カルバモイル-(3-エトキシ-3-オキソ-プロピル)アミノ]フェニル]ピペリジン-1-カルボキシレート
トルエン(25mL)中のtert-ブチル4-[3-[シアノ-(3-エトキシ-3-オキソ-プロピル)アミノ]フェニル]ピペリジン-1-カルボキシレート(16g、39.85mmol)、トリクロロインジガン(2.64g、11.96mmol)及び(1Z)-アセトアルデヒドオキシム(7.06g、119.55mmol)の混合物を1時間還流させた。生じる沈殿物を濾別し、トルエン/エーテルで数回洗浄して、粗表題化合物(15g、35.76mmol、収率89.72%)を得た。これを更に精製することなく次の工程に用いた。MS m/e: 402.3 ([M+H+]+)
f)tert-ブチル4-[3-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)フェニル]ピペリジン-1-カルボキシレート
アセトニトリル(40mL)中のtert-ブチル4-[3-[カルバモイル-(3-エトキシ-3-オキソ-プロピル)アミノ]フェニル]ピペリジン-1-カルボキシレート(16g、38.14mmol)の溶液を60℃で加熱し、続いてアセトニトリル(10mL)中のTitron B溶液(MeOH中40%、57.21mmol)を添加した。撹拌を10分間続けた。反応混合物を蒸発させ、粗残渣をカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(12g、32.13mmol、収率84.25%)を得た。MS m/e: 374.2 ([M+H+]+)
g)1-[3-(4-ピペリジル)フェニル]ヘキサヒドロピリミジン-2,4-ジオン塩酸塩
固体のtert-ブチル4-[3-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)フェニル]ピペリジン-1-カルボキシレート(12g、32.13mmol)に、0℃で1,4-ジオキサン中の4M HCl(25mL)を添加し、室温で4時間撹拌した。揮発性物質を真空下で除去し、粗物質をジエチルエーテル25mlで2回洗浄し、凍結乾燥して、表題化合物(9.7g、35.49mmol、定量的)を得た。MS m/e: 274.2 ([M+H+]+)
基本手順IV:アルキル化及び脱保護
N,N-ジメチルホルムアミド又はN-メチルピロリドン等の溶媒(0.2M)中の中間式II-a又はII-bの中間体(1当量)、アルキルハロゲニド(1当量)、ヨウ化カリウム(1当量)及びヒューニッヒ塩基(3当量~4当量)の混合物を60℃で1時間~6時間撹拌する。反応混合物を酢酸エチル又はジクロロメタン等の有機溶媒と1M重炭酸ナトリウム水溶液とで分配する。層を分離させる。水層を有機溶媒で1回又は2回抽出する。合わせた有機層をブラインで1回洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮する。フラッシュクロマトグラフィーにより精製して、中間式II-cの中間体を得る。酢酸エチル又はテトラヒドロフラン等の溶媒(0.2M)中の中間式II-cの中間体(1当量)と1,4-ジオキサン中の4M塩化水素溶液(10当量~20当量)との混合物を室温で12時間~48時間撹拌する。沈殿物を濾過して回収し、酢酸エチル又はテトラヒドロフラン等の溶媒で洗浄し、真空で乾燥させて、中間式II-dの化合物を得る。
酸1
2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]酢酸塩酸塩
Figure 2023530030000398
基本手順IVに従い、3-[4-(4-ピペリジル)アニリノ]ピペリジン-2,6-ジオン塩酸塩及びtert-ブチルブロモアセテートから、表題化合物を濃青色の固体として収率64%で得た。MS m/e: 346 ([M+H+]+)
酸2
2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]ピペラジン-1-イル]酢酸塩酸塩
Figure 2023530030000399
基本手順IVに従い、3-[4-(4-ピペリジル)アニリノ]ピペラジン-2,6-ジオン塩酸塩及びtert-ブチルブロモアセテートから、表題化合物を黒色の固体として93%で得た。MS m/e: 347.1 ([M+H+]+)。
酸3
2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]酢酸塩酸塩
Figure 2023530030000400
基本手順IVに従い、3-[4-(4-ピペリジル)アニリノ]ピペリジン-2,6-ジオン塩酸塩及びtert-ブチルブロモアセテートから、表題化合物を濃青色の固体として収率64%で得た。MS m/e: 346 ([M+H+]+)。
酸4
4-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]ピペリジル]ブタン酸塩酸塩
Figure 2023530030000401
基本手順IVに従い、3-[4-(4-ピペリジル)アニリノ]ピペラジン-2,6-ジオン塩酸塩及びtert-ブチルブロモアセテートから、表題化合物を茶色の固体として68%で得た。MS m/e: 374.2 ([M+H+]+)。
酸5
2-[5-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]イソインドリン-2-イル]酢酸塩酸塩
Figure 2023530030000402
基本手順IVに従い、3-(イソインドリン-5-イルアミノ)ピペリジン-2,6-ジオン塩酸塩及びtert-ブチルブロモアセテートから、表題化合物を緑色の固体として73%で得た。MS m/e: 304 ([M+H+]+)
酸6
2-[4-[5-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-ピリジル]-1-ピペリジル]酢酸塩酸塩
Figure 2023530030000403
基本手順IVに従い、3-[6-(4-ピペリジル)-3-ピリジル]アミノ]ピペリジン-2,6-ジオン塩酸塩及びtert-ブチルブロモアセテートから、表題化合物を濃青色の固体として94%で得た。MS m/e: 347.2 ([M+H+]+)。
酸7
2-[4-[4-[(2,4-ジオキソ-3-アザビシクロ[3.1.1]ヘプタン-1-イル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]酢酸塩酸塩
Figure 2023530030000404
基本手順IVに従い、1-[4-(4-ピペリジル)アニリノ]-3-アザビシクロ[3.1.1]ヘプタン-2,4-ジオン塩酸塩及びtert-ブチルブロモアセテートから、表題化合物を薄黄色の固体として54%で得た。MS m/e: 358 ([M+H+]+)
酸8
2-[[2-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]アセチル]-メチル-アミノ]酢酸塩酸塩
Figure 2023530030000405
a)tert-ブチル2-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]アセテート
基本手順Iに従い、3-ブロモピペリジン-2,6-ジオン及びtert-ブチル2-(4-アミノフェニル)アセテートから、表題化合物を黄色の油として収率28%で得た。
b)2-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]酢酸
1,4-ジオキサン中の4M HCl(20.0ml、80mmol、30当量)中のtert-ブチル2-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]アセテート(0.85g、2.67mmol、1当量)の溶液をRTで16時間撹拌した。沈殿物を濾過して回収し、表題化合物(0.675g、88%)を茶色の固体として得た。MS m/e: 263 ([M+H+]+)
c)tert-ブチル2-[[2-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]アセチル]-メチル-アミノ]アセテート
N,N-ジメチルホルムアミド(2.07ml)中の2-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]酢酸(54.2mg、207μmol、当量:1)の溶液にHATU(78.6mg、207μmol、当量:1)を添加した。30分撹拌し、続いてRTでtert-ブチルメチルグリシネート(30mg、207μmol、当量:1)及びDIPEA(107mg、144μl、826μmol、当量:4)を添加し、撹拌を20時間続けた。反応混合物を酢酸エチル(40ml)と1M重炭酸ナトリウム溶液(40ml)とで分配した。層を分離させた。水層を酢酸エチル30mlで2回抽出した。合わせた有機層をブライン40mlで1回洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空で濃縮して、粗表題生成物(0.085g、定量的)を赤色の非晶質固体として得た。MS m/e: 390 ([M+H+]+)
d)2-[[2-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]アセチル]-メチル-アミノ]酢酸
酢酸エチル(1.03ml)中のtert-ブチル2-[[2-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]アセチル]-メチル-アミノ]アセテート(80.5mg、207μmol、当量:1)の溶液にRTで1,4-ジオキサン中の4M塩化水素溶液(1.03ml、4.13mmol、当量:20)を添加し、撹拌を78時間続けた。生成物を濾過して回収し、冷酢酸エチルで洗浄し、真空で乾燥させて、表題化合物(0.033g、43%)を橙色の固体として得た。MS m/e: 334 ([M+H+]+)
酸9
2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-1-ピペリジル]酢酸塩酸塩
Figure 2023530030000406
a)tert-ブチル2-(4-(4-アミノ-2-フルオロフェニル)ピペリジン-1-イル)アセテート
10mL封管内にて3-フルオロ-4-(ピペリジン-4-イル)アニリン(500mg、2.57mmol、当量:1)をN,N-ジメチルホルムアミド(5.15ml)と合わせ、白色の溶液とした。tert-ブチル2-ブロモアセテート(502mg、2.57mmol、当量:1)及びヒューニッヒ塩基(665mg、899μl、5.15mmol、当量:2)を添加した。反応混合物を60℃で4時間加熱した。反応混合物を水と酢酸エチルとで分配した。層を分離させた。水層を酢酸エチル50mlで2回抽出した。有機層を合わせ、ブライン50mlで1回洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空で濃縮した。フラッシュクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(396mg、38%)を茶色の粘稠油として得た。MS m/e: 309.2 ([M+H+]+)
b)tert-ブチル2-(4-(4-((2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)アミノ)-2-フルオロフェニル)ピペリジン-1-イル)アセテート
基本手順Iに従い、3-ブロモピペリジン-2,6-ジオン及びtert-ブチル2-(4-(4-アミノ-2-フルオロフェニル)ピペリジン-1-イル)アセテートから、表題化合物を緑色の固体として収率12%で得た。MS m/e: 420.4 ([M+H+]+)
c)2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-1-ピペリジル]酢酸塩酸塩
基本手順IIIに従い、tert-ブチル2-(4-(4-((2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)アミノ)-2-フルオロフェニル)ピペリジン-1-イル)アセテートから、表題化合物を濃緑色の固体として定量的収率で得た。MS m/e: 364.3 ([M+H+]+)
酸10
2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)オキシ]フェニル]-1-ピペリジル]酢酸塩酸塩
Figure 2023530030000407
基本手順IVに従い、3-[4-(4-ピペリジル)フェノキシ]ピペリジン-2,6-ジオン塩酸塩及びtert-ブチルブロモアセテートから、表題化合物を白色の固体として98%で得た。MS m/e: 347.1 ([M+H+]+)。
酸11
4-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)オキシ]フェニル]-1-ピペリジル]ブタン酸
Figure 2023530030000408
a)ベンジル4-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)オキシ]フェニル]-1-ピペリジル]ブタノエート
DMF(30mL)中の3-[4-(4-ピペリジル)フェノキシ]ピペリジン-2,6-ジオン塩酸塩(1700.0mg、5.23mmol、1当量)、ベンジル4-ブロモブタノエート(2907.0mg、11.31mmol、2.16当量)及びN,N-ジイソプロピルエチルアミン(4.5mL、25.84mmol、4.94当量)の混合物を25℃で48時間撹拌した。反応混合物を60℃で4時間加熱した。反応混合物を水と酢酸エチルとで分配した。層を分離させた。水層を酢酸エチル50mlで2回抽出した。有機層を合わせ、ブライン50mlで1回洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空で濃縮した。フラッシュクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(1.26g、2.71mmol、収率57.58%)を灰色の固体として得た。MS m/e: 465.2 ([M+H+]+)
b)4-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)オキシ]フェニル]-1-ピペリジル]ブタン酸
2-プロパノール(30mL)中のベンジル4-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)オキシ]フェニル]-1-ピペリジル]ブタノエート(1.26g、2.71mmol、1当量)及びパラジウム炭素(500.0mg、0.470mmol、0.170当量)の混合物を水素雰囲気(15.0psi)にして60℃で12時間撹拌した。触媒を濾過して除去した。濾液を真空で濃縮して、表題化合物(535.1mg、1.3mmol、収率37.95%)を薄黄色の固体として得た。MS m/e: 376.2 ([M+H+]+)
酸12
3-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)オキシ]フェニル]-1-ピペリジル]プロパン酸
Figure 2023530030000409
基本手順IVに従い、3-[4-(4-ピペリジル)フェノキシ]ピペリジン-2,6-ジオン塩酸塩及びtert-ブチルブロモプロパノエートから、表題化合物をオフホワイト色の固体として96%で得た。MS m/e: 361.3 ([M+H+]+)
酸13
2-[4-[5-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)オキシ]-2-ピリジル]-1-ピペリジル]酢酸塩酸塩
Figure 2023530030000410
基本手順IVに従い、3-[[6-(4-ピペリジル)-3-ピリジル]オキシ]ピペリジン-2,6-ジオン塩酸塩及びtert-ブチルブロモアセテートから、表題化合物を薄黄色の固体として68%で得た。MS m/e: 348 ([M+H+]+)
酸14
2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]ピラゾール-1-イル]-1-ピペリジル]酢酸塩酸塩
Figure 2023530030000411
基本手順IVに従い、3-[[1-(4-ピペリジル)ピラゾール-4-イル]アミノ]ピペリジン-2,6-ジオン塩酸塩及びtert-ブチルブロモプロパノエートから、表題化合物を濃青色の固体として51%、ELSDによる純度76%で得た。MS m/e: 336 ([M+H+]+)
酸15
cis-3-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]シクロブタンカルボン酸
Figure 2023530030000412
a)cis-ベンジル3-[4-(4-ニトロフェニル)-1-ピペリジル]シクロブタンカルボキシレート
ジクロロメタン(9.7ml)中の4-(4-ニトロフェニル)ピペリジン(1g、4.85mmol、当量:1)及びベンジル3-オキソシクロブタン-1-カルボキシレート(990mg、4.85mmol、当量:1)の溶液に室温で酢酸ナトリウム(398mg、4.85mmol、当量:1)及び酢酸(291mg、278μl、4.85mmol、当量:1)を添加した。1時間後、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(2.06g、9.7mmol、当量:2)を添加した。撹拌を20時間続けた。反応混合物を酢酸エチル(50ml)と1M炭酸ナトリウム水溶液(50ml)とで分配した。層を分離させた。水層を酢酸エチル50mlで1回抽出した。合わせた有機層をブライン20mlで1回洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空で濃縮した。溶媒としてジクロロメタン/メタノールを用いるフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、cis-ベンジル3-[4-(4-ニトロフェニル)-1-ピペリジル]シクロブタンカルボキシレート(1.49g、78%)を薄黄色の固体として、及びtrans-ベンジル3-[4-(4-ニトロフェニル)-1-ピペリジル]シクロブタンカルボキシレート(0.228g、12%)を黄色の固体として得た。MS m/e: 395.3 ([M+H+]+)
b)cis-ベンジル3-[4-(4-アミノフェニル)-1-ピペリジル]シクロブタンカルボキシレート
2-メチルテトラヒドロフラン(9.51ml)中のcis-ベンジル3-[4-(4-ニトロフェニル)-1-ピペリジル]シクロブタンカルボキシレート(750mg、1.9mmol、当量:1)の溶液に室温で塩化スズ(II)(1.08g、5.7mmol、当量:3)を添加した。反応混合物を60℃で20時間加熱した。反応混合物を酢酸エチル(150ml)と1M炭酸ナトリウム水溶液(90ml)とで分配した。層を分離させた。水層を酢酸エチル75mlで2回抽出した。合わせた有機層をブライン50mlで1回洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空で濃縮した。粗物質をフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(399.2mg、61%)を橙色のワックス状固体として得た。MS m/e: 365.3 ([M+H+]+)
c)cis-ベンジル3-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]-シクロブタンカルボキシレート
アセトニトリル(2.19ml)中のcis-ベンジル3-[4-(4-アミノフェニル)-1-ピペリジル]シクロブタンカルボキシレート(399.2mg、1.1mmol、当量:1)及び3-ブロモピペリジン-2,6-ジオン(210mg、1.1mmol、当量:1)の溶液に重炭酸ナトリウム(368mg、4.38mmol、当量:4)を添加した。反応混合物を90℃で加熱し、撹拌を2日間続けた。反応混合物を水(100ml)と酢酸エチル(100ml)とで分配した。層を分離させた。水層を酢酸エチル75mlで2回抽出した。合わせた有機層をブライン50mlで1回洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空で濃縮した。粗物質を溶離液としてn-ヘプタン/酢酸エチルを用いるフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(138mg、25%)を緑色の固体として得た。MS m/e: 476.4 ([M+H+]+)
d)cis-3-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]シクロブタンカルボン酸
25ml三つ口丸底フラスコに、cis-ベンジル3-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]-シクロブタンカルボキシレート(137.5mg、275μmol、当量:1)及びメタノール(1.37ml)を投入した。溶媒が穏やかに発泡し始めるまでフラスコを約120mbarに排気し、5秒後にアルゴンを再充填した。この手順を2回繰り返した。触媒のPd/C(1.46mg、13.7μmol、当量:0.05)を添加した後、フラスコを120mbarに排気し、水素を再充填し、一晩撹拌した。触媒をダイカライトで濾過して除去し、メタノールで洗浄した。濾液を真空で濃縮して、表題化合物(25.8mg、21.9%)を薄茶色の固体として得た。MS m/e: 347.3 ([M+H+]+)
酸16
2-[4-[4-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)フェニル]-1-ピペリジル]酢酸塩酸塩
Figure 2023530030000413
基本手順IVに従い、3-[4-(4-ピペリジル)フェニル]ピペリジン-2,6-ジオン塩酸塩及びtert-ブチルブロモアセテートから、表題化合物を濃青色の固体として76%で得た。MS m/e: 331.2 ([M+H+]+)。
酸17
4-[4-[4-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)フェニル]-1-ピペリジル]ブタン酸塩酸塩
Figure 2023530030000414
基本手順IVに従い、3-[4-(4-ピペリジル)フェニル]ピペリジン-2,6-ジオン塩酸塩及びtert-ブチルブロモブタノエートから、表題化合物を濃青色の固体として49%で得た。MS m/e: 359.3 ([M+H+]+)。
酸18
2-[4-[4-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)フェニル]-1-ピペリジル]酢酸塩酸塩
Figure 2023530030000415
基本手順IVに従い、1-[4-(4-ピペリジル)フェニル]ヘキサヒドロピリミジン-2,4-ジオン塩酸塩及びtert-ブチルブロモアセテートから、表題化合物を薄緑色の固体として86%で得た。MS m/e: 332.2 ([M+H+]+)
酸19
2-[4-[3-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)フェニル]-1-ピペリジル]酢酸塩酸塩
Figure 2023530030000416
基本手順IVに従い、1-[4-(4-ピペリジル)フェニル]ヘキサヒドロピリミジン-2,4-ジオン塩酸塩及びtert-ブチルブロモアセテートから、表題化合物を白色の固体として35%で得た。MS m/e: 332.2 ([M+H+]+)。
酸20
2-[4-[4-[[(3R)-2,6-ジオキソ-3-ピペリジル]アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]酢酸;2,2,2-トリフルオロ酢酸
Figure 2023530030000417
酸21
2-[4-[4-[[(3S)-2,6-ジオキソ-3-ピペリジル]アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]酢酸;2,2,2-トリフルオロ酢酸
Figure 2023530030000418
a)tert-ブチル2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセテート
N,N-ジメチルホルムアミド(40mL)中の3-[4-(4-ピペリジル)アニリノ]ピペリジン-2,6-ジオン(1、4g、13.92mmol)の撹拌溶液にトリエチルアミン(7.04g、69.60mmol、9.70mL)、続いてtert-ブチル2-ブロモアセテート(2、2.99g、15.31mmol、2.25mL)を添加し、反応混合物を80℃で12時間撹拌した。反応の完了後に水(150mL)を添加し、酢酸エチル(3×250mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。フラッシュクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(3.1g、収率55.45%)を緑色の固体として得た。MS m/e: 402.4 ([M+H+]+)。40%イソプロピルアルコール/CO(流量:3ml/分;出口圧:100バール)を用いるChiralcel OD-Hカラム(250mm×30mm;5ミクロン)で溶出させるキラルSFC法を用いて、ラセミ中間体tert-ブチル2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセテートをキラル分割した。
b)2-[4-[4-[[(3R)-2,6-ジオキソ-3-ピペリジル]アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]酢酸;2,2,2-トリフルオロ酢酸
最初に溶出するエナンチオマー(190mg、0.473mmol)をDCM(5.0mL)に溶解し、0℃でTFA(1.48g、12.98mmol、1.0mL)を滴加し、反応混合物を3時間撹拌した。反応の完了後に反応混合物を減圧下で濃縮して、表題化合物(140mg、粗、純度93.7%)を薄緑色の固体として得た。MS m/e: 346.3 ([M+H+]+)。CRBNの立体中心の配置を最初に溶出する(R)異性体と任意に割り当てる。[α]D=-25.999(c=1.000、MeOH、20℃)
c)2-[4-[4-[[(3S)-2,6-ジオキソ-3-ピペリジル]アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]酢酸;2,2,2-トリフルオロ酢酸
2番目に溶出するエナンチオマー(120mg、0.298mmol)をDCM(5.0mL)に溶解し、0℃でTFA(1.48g、12.98mmol、1.0mL)を滴加し、反応混合物を3時間撹拌した。反応の完了後に反応混合物を減圧下で濃縮して、表題化合物(118mg、粗、純度96.8%)を薄緑色の固体として得た。MS m/e: 346.3 ([M+H+]+)CRBNの立体中心の配置を2番目に溶出する(S)異性体と任意に割り当てる。[α]D=+25.111(c=1.000、MeOH、20℃)
酸22
2-[4-[4-[[(3S)-2,6-ジオキソ-3-ピペリジル]オキシ]フェニル]-1-ピペリジル]酢酸2,2,2-トリフルオロ酢酸
Figure 2023530030000419
基本手順IVに従い、(3S)-3-[4-(4-ピペリジル)フェノキシ]ピペリジン-2,6-ジオン及びtert-ブチルブロモアセテートから、表題化合物を淡黄色の固体として82%で得た。MS m/e: 347.2 ([M+H+]+)
酸23
2-[4-[4-[[(3R)-2,6-ジオキソ-3-ピペリジル]オキシ]フェニル]-1-ピペリジル]酢酸2,2,2-トリフルオロ酢酸
Figure 2023530030000420
基本手順IVに従い、(3R)-3-[4-(4-ピペリジル)フェノキシ]ピペリジン-2,6-ジオン及びtert-ブチルブロモアセテートから、表題化合物を淡黄色の固体として81%で得た。MS m/e: 347.3 ([M+H+]+)。
式(XIII)の中間体
(3-(3-アミノ-2,6-ジフルオロベンゾイル)-5-ブロモ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-1-イル)(2,6-ジクロロフェニル)メタノン
Figure 2023530030000421
テトラヒドロフラン(28.4ml)中の(3-アミノ-2,6-ジフルオロフェニル)(5-ブロモ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-イル)メタノン(2g、5.68mmol、当量:1)、トリエチルアミン(690mg、950μl、6.82mmol、当量:1.2)及びDMAP(69.4mg、568μmol、当量:0.1)の溶液に0℃~5℃で2,6-ジクロロベンゾイルクロリド(1.19g、820μl、5.68mmol、当量:1)をゆっくりと添加した。氷浴を外し、撹拌を15時間続けた。溶媒を蒸発させた。残渣を温水/EtOH(60ml、5:1)でトリチュレートした。沈殿物を濾過して回収し、水で洗浄し、真空で乾燥させて、表題化合物をオフホワイト色の固体として得た。MS m/e: 525 ([M+H+]+)
式(XVI-a)の中間体
基本手順V:塩化スルファモイルを用いたアニリンの処理
ピリジン(0.3M)中の中間式XIVの中間体(1当量)及び中間式XV-aの塩化スルファモイル(3当量~4当量)の混合物を85℃で15時間~24時間撹拌する。室温に冷却した後、反応混合物を酢酸エチル又はジクロロメタン等の有機溶媒と0.5M塩化水素水溶液とで分配する。層を分離させる。水層を有機溶媒で1回又は2回抽出する。合わせた有機層を0.5M塩化水素水溶液で1回、1M炭酸ナトリウム溶液50mlで2回、及びブライン50mlで1回洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空で濃縮する。フラッシュクロマトグラフィーにより精製して、中間式XVI-aの化合物を得る。
スルファモイル中間体1
5-ブロモ-1-(2,6-ジクロロベンゾイル)-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000422
基本手順Vに従い、(3-(3-アミノ-2,6-ジフルオロベンゾイル)-5-ブロモ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-1-イル)(2,6-ジクロロフェニル)メタノン及びエチル(メチル)スルファモイルクロリドから、表題化合物をオフホワイト色の固体として52%、UVによる純度85%で得た。MS m/e: 646.9 ([M+H+]+)
スルファモイル中間体2
N-[3-[5-ブロモ-1-(2,6-ジクロロベンゾイル)ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロ-フェニル]ピロリジン-1-スルホンアミド
Figure 2023530030000423
基本手順Vに従い、(3-(3-アミノ-2,6-ジフルオロベンゾイル)-5-ブロモ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-1-イル)(2,6-ジクロロフェニル)メタノン及びシクロペンチルスルファモイルクロリドから、表題化合物をオフホワイト色の固体として92%、UVによる純度80%で得た。MS m/e: 659.1 ([M+H+]+)。
スルファモイル中間体3
(3R)-N-[3-[5-ブロモ-1-(2,6-ジクロロベンゾイル)ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロ-フェニル]-3-フルオロ-ピロリジン-1-スルホンアミド
Figure 2023530030000424
基本手順Vに従い、(3-(3-アミノ-2,6-ジフルオロベンゾイル)-5-ブロモ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-1-イル)(2,6-ジクロロフェニル)メタノン及び(R)-3-フルオロピロリジン-1-スルホニルクロリドから、表題化合物を茶色の固体として47%、UVによる純度77%で得た。MS m/e: 675, 677 ([M+H+]+)。
式(XVI-b)の中間体
基本手順VI:塩化スルホニルを用いたアニリンの処理
1,4-ジオキサン、テトラヒドロフラン又はメチルテトラヒドロフラン等の溶媒中の(3-(3-アミノ-2,6-ジフルオロベンゾイル)-5-ブロモ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-1-イル)(2,6-ジクロロフェニル)メタノン(1当量)、中間式XV-bの塩化スルホニル(3当量~4当量)及びピリジン(6当量)の混合物を70℃~90℃で24時間~72時間撹拌する。室温に冷却した後、反応混合物を酢酸エチル又はジクロロメタン等の有機溶媒と0.5M塩化水素水溶液とで分配する。層を分離させる。水層を有機溶媒で1回又は2回抽出する。合わせた有機層を0.5M塩化水素水溶液で1回、1M炭酸ナトリウム溶液50mlで2回、及びブライン50mlで1回洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空で濃縮する。フラッシュクロマトグラフィーにより精製して、中間式XVI-bの化合物を得る。
スルホンアミド中間体1
RS-N-[3-[5-ブロモ-1-(2,6-ジクロロベンゾイル)ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロ-フェニル]ブタン-2-スルホンアミド
Figure 2023530030000425
基本手順VIに従い、(3-(3-アミノ-2,6-ジフルオロベンゾイル)-5-ブロモ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-1-イル)(2,6-ジクロロフェニル)メタノン及びブタン-2-スルホニルクロリドから、表題化合物をオフホワイト色の固体として35%で得た。MS m/e: 646.1 ([M+H+]+)
スルホンアミド中間体2
RS-N-[3-[5-ブロモ-1-(2,6-ジクロロベンゾイル)ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロ-フェニル]シクロヘキサンスルホンアミド
Figure 2023530030000426
基本手順VIに従い、(3-(3-アミノ-2,6-ジフルオロベンゾイル)-5-ブロモ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-1-イル)(2,6-ジクロロフェニル)メタノン及びシクロヘキサンスルホニルクロリドから、表題化合物をオフホワイト色の固体として34%で得た。MS m/e: 672.1 ([M+H+]+)。
スルホンアミド中間体3
N-[3-[5-ブロモ-1-(2,6-ジクロロベンゾイル)ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロ-フェニル]シクロペンタンスルホンアミド
Figure 2023530030000427
基本手順VIに従い、(3-(3-アミノ-2,6-ジフルオロベンゾイル)-5-ブロモ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-1-イル)(2,6-ジクロロフェニル)メタノン及びシクロペンチルスルホニルクロリドから、表題化合物を薄茶色の固体として14%で得た。MS m/e: 658.1 ([M+H+]+)。
スルホンアミド中間体4
N-[3-[5-ブロモ-1-(2,6-ジクロロベンゾイル)ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロ-フェニル]プロパン-2-スルホンアミド
Figure 2023530030000428
基本手順VIに従い、(3-(3-アミノ-2,6-ジフルオロベンゾイル)-5-ブロモ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-1-イル)(2,6-ジクロロフェニル)メタノン及びイソプロピルスルホニルクロリドから、表題化合物を薄茶色の固体として9%で得た。MS m/e: 632 ([M+H+]+)。
式(III)の中間体
基本手順VII:a)鈴木クロスカップリング、b)2,6-ジクロロベンゾイル脱保護、c)N-BOC脱保護
a)1,2-ジメトキシエタン/水(4:1、0.1M~0.2M)中の中間式XVI-aのスルファモイル中間体(1当量)又は中間式XVI-bのスルホンアミド中間体(1当量)、中間式XVIIのボロン酸中間体(これは、市販されているか、又は当該分野で既知である方法により調製されるかのいずれかである)(1.5当量)、及び炭酸カリウム(3当量)の混合物をアルゴンでパージしておいてから、そこにトリフェニルホスフィン(0.1当量)及び酢酸パラジウム(II)(0.05当量)を連続して添加する。混合物を3時間~20時間、還流で撹拌する。室温に冷却した後、反応混合物を酢酸エチル又はジクロロメタン等の有機溶媒と1M重炭酸ナトリウム溶液とで分配する。層を分離させる。水層を有機溶媒で1回又は2回抽出する。合わせた有機層をブラインで1回洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空で濃縮する。フラッシュクロマトグラフィーにより精製して、中間式XVIIIの中間体を得る。
b)メタノール(0.1M~0.3M)中の中間式XVIIIの中間体の溶液に炭酸カリウム(3当量~5当量)を添加する。混合物を30分~60分間、還流で撹拌する。室温に冷却した後、反応混合物をダイカライトで濾過する。濾液を真空で濃縮する。フラッシュクロマトグラフィーにより精製して、中間式XIXの中間体を得る。
c)ジクロロメタン(0.1M)及びトリフルオロ酢酸(20当量)中の一般中間式XIXの中間体(1当量)の溶液を室温で6時間~20時間撹拌する。あるいは、中間式XIXの中間体を酢酸エチル又はテトラヒドロフラン等の溶媒(0.1M~0.2M)及び1,4-ジオキサン中の4M塩化水素溶液(10当量)中、室温で20時間~72時間撹拌する。沈殿物を濾過し、酢酸エチルで洗浄して、中間式III-bの中間体を塩酸塩として得る。任意選択で、塩酸塩又はトリフルオロ酢酸塩を1M炭酸ナトリウム水溶液と有機溶媒、例えば酢酸エチル又はジクロロメタンとで分配することにより、遊離塩基を得ることができる。層を分離させ、水層を有機溶媒で2回抽出する。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空で濃縮して、中間式III-bの中間体の遊離塩基を得る。
中間体1
3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(6-ピペラジン-1-イル-3-ピリジル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000429
基本手順VIIに従って、5-ブロモ-1-(2,6-ジクロロベンゾイル)-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]ピロロ[2,3-b]ピリジン及び(6-(4-(tert-ブトキシカルボニル)ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)ボロン酸から、2回の脱保護工程後に表題化合物を薄黄色の固体として得た。MS m/e: 556 ([M+H+]+)
中間体2
3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-[4-(ピペラジン-1-イルメチル)フェニル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000430
基本手順VIIに従って、5-ブロモ-1-(2,6-ジクロロベンゾイル)-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]ピロロ[2,3-b]ピリジン及びtert-ブチル4-[[4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェニル]メチル]ピペラジン-1-カルボキシレートから、2回の脱保護工程後に表題化合物を薄茶色の固体として得た。MS m/e: 569 ([M+H+]+)
中間体3
3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(2-ピペラジン-1-イルピリミジン-5―イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000431
基本手順VIIに従って、5-ブロモ-1-(2,6-ジクロロベンゾイル)-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]ピロロ[2,3-b]ピリジン及び(2-(4-(tert-ブトキシカルボニル)ピペラジン-1-イル)ピリミジン-5―イル)ボロン酸から、2回の脱保護工程後に表題化合物をオフホワイト色の固体として得た。MS m/e: 557 ([M+H+]+)。
中間体4
3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-[6-(ピペラジン-1-イルメチル)-3-ピリジル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000432
基本手順VIIに従って、5-ブロモ-1-(2,6-ジクロロベンゾイル)-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]ピロロ[2,3-b]ピリジン及び(6-((4-(tert-ブトキシカルボニル)ピペラジン-1-イル)メチル)ピリジン-3-イル)ボロン酸から、2回の脱保護工程後に表題化合物をオフホワイト色の固体として得た。MS m/e: 570 ([M+H+]+)。
中間体5
3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(4-ピペラジン-1-イルフェニル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000433
基本手順VIIに従って、5-ブロモ-1-(2,6-ジクロロベンゾイル)-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]ピロロ[2,3-b]ピリジン及び(4-(4-(tert-ブトキシカルボニル)ピペラジン-1-イル)フェニル)ボロン酸から、2回の脱保護工程後に表題化合物を明色の固体として得た。MS m/e: 555 ([M+H+]+)。
中間体6
N-[2,4-ジフルオロ-3-[5-(4-ピペラジン-1-イルフェニル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]フェニル]ピロリジン-1-スルホンアミド
Figure 2023530030000434
基本手順VIIに従って、N-[3-[5-ブロモ-1-(2,6-ジクロロベンゾイル)ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロ-フェニル]ピロリジン-1-スルホンアミド及び(4-(4-(tert-ブトキシカルボニル)ピペラジン-1-イル)フェニル)ボロン酸から、2回の脱保護工程後に表題化合物を白色の固体として得た。MS m/e: 567 ([M+H+]+)
中間体7
(3R)-N-[2,4-ジフルオロ-3-[5-(4-ピペラジン-1-イルフェニル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]フェニル]-3-フルオロ-ピロリジン-1-スルホンアミドトリフルオロ酢酸
Figure 2023530030000435
基本手順VIIに従って、(3R)-N-[3-[5-ブロモ-1-(2,6-ジクロロベンゾイル)ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロ-フェニル]-3-フルオロ-ピロリジン-1-スルホンアミド及び(4-(4-(tert-ブトキシカルボニル)ピペラジン-1-イル)フェニル)ボロン酸から、2回の脱保護工程後に表題化合物を白色の凍結乾燥固体として得た。MS m/e: 585 ([M+H+]+)
中間体8
N-[2,4-ジフルオロ-3-[5-(4-ピペラジン-1-イルフェニル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]フェニル]シクロペンタンスルホンアミドトリフルオロ酢酸
Figure 2023530030000436
基本手順VIIに従って、N-[3-[5-ブロモ-1-(2,6-ジクロロベンゾイル)ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロ-フェニル]シクロペンタンスルホンアミド及び(4-(4-(tert-ブトキシカルボニル)ピペラジン-1-イル)フェニル)ボロン酸から、2回の脱保護工程後に表題化合物を白色の固体として得た。MS m/e: 566 ([M+H+]+)。
中間体9
1-[[4-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]フェニル]メチル]ピロリジン-3-カルボン酸
Figure 2023530030000437
a)3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(4-ホルミルフェニル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
1,4-ジオキサン(3.94ml)及び水(0.986ml)中の5-ブロモ-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(700mg、1.48mmol、当量:1)、(4-ホルミルフェニル)ボロン酸(444mg、2.96mmol、当量:2)、炭酸カリウム(613mg、4.44mmol、当量:3)及びクロロ(2-ジシクロヘキシルホスフィノ-2,4,6-トリイソプロピル-1,1-ビフェニル)[2-(2-アミノ-1,1-ビフェニル)]パラジウム(II)(58.2mg、73.9μmol、当量:0.05)の混合物を130℃で18時間加熱した。反応混合物を酢酸エチル(50ml)と0.1M塩化水素水溶液(75ml)とで分配した。層を分離させた。水層を酢酸エチル50mlで4回抽出した。合わせた有機層をブライン50mlで1回洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空で濃縮した。残渣をイソプロパノール(15ml)でトリチュレートした。沈殿物を濾過して回収し、イソプロパノールで洗浄し、真空で乾燥させて、表題化合物(0.468g)を白色の固体として得た。MS m/e: 499 ([M+H+]+)
b)tert-ブチル1-[[4-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]フェニル]メチル]ピロリジン-3-カルボキシレート
50mL丸底フラスコ内でa)3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(4-ホルミルフェニル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(200mg、401μmol、当量:1)及び(rac)-tert-ブチルピロリジン-3-カルボキシレート(68.7mg、401μmol、当量:1)をジクロロメタン(4.01ml)と合わせ、薄茶色の懸濁液とした。酢酸カリウム(98.4mg、1mmol、当量:2.5)及び酢酸(60.2mg、57.4μl、1mmol、当量:2.5)を添加した。反応混合物を30分間撹拌した。トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(425mg、2.01mmol、当量:5)を添加し、撹拌を5時間続けた。RMを酢酸エチル、10%重炭酸ナトリウム水溶液、及びMeOH 1mlで希釈して、透明溶液とし、次いでカートリッジ(cartouche)に添加して酢酸エチル100mlで溶出させた。濾液を蒸発させた。溶離液としてn-ヘプタン/酢酸エチルを用いるフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(44mg、16%)を薄黄色の油として得た。MS m/e: 654.5 ([M+H+]+)
c)1-[[4-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]フェニル]メチル]ピロリジン-3-カルボン酸
ジクロロメタン(653μl)中のtert-ブチル1-[[4-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]フェニル]メチル]ピロリジン-3-カルボキシレート(44mg、65.3μmol、当量:1)の溶液にトリフルオロ酢酸(149mg、101μl、1.31mmol、当量:20)を添加した。撹拌を3日間続けた。溶媒及び過剰なトリフルオロ酢酸を蒸発させた。溶離液として水/アセトニトリルを用いるHPLCにより精製して、表題化合物(26mg、59%)を得た。純度はHPLCによれば88%であった。MS m/e: 598.4 ([M+H+]+)
中間体10
N-[3-[5-[4-[(4-アミノ-1-ピペリジル)メチル]フェニル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロ-フェニル]ピロリジン-1-スルホンアミド
Figure 2023530030000438
a)tert-ブチルN-[1-[[4-[3-(3-アミノ-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル)-1-(2,6-ジクロロベンゾイル)ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]フェニル]メチル]-4-ピペリジル]カルバメート
1,4-ジオキサン(50mL)中のtert-ブチルN-[1-[[4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェニル]メチル]-4-ピペリジル]カルバメート(2000.0mg、4.8mmol、1当量)、(3-アミノ-2,6-ジフルオロ-フェニル)-[5-ブロモ-1-(2,6-ジクロロベンゾイル)ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-イル]メタノン塩酸塩(2697.62mg、4.8mmol、1当量)、1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン-パラジウム(II)ジクロリドジクロロメタン錯体(391.99mg、0.480mmol、0.100当量)及び炭酸カリウム(2655.51mg、19.21mmol、4当量)の混合物をN下にて100℃で5時間撹拌した。混合物をセライトに通して濾過し、濾液を真空で濃縮して、残渣を得て、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(2200mg、2.99mmol、収率62.34%)を黄色の発泡物として得た。
b)tert-ブチルN-[1-[[4-[1-(2,6-ジクロロベンゾイル)-3-[2,6-ジフルオロ-3-(ピロリジン-1-イルスルホニルアミノ)ベンゾイル]ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]フェニル]メチル]-4-ピペリジル]カルバメート
ピリジン(9.81mL)中のtert-ブチルN-[1-[[4-[3-(3-アミノ-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル)-1-(2,6-ジクロロベンゾイル)ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]フェニル]メチル]-4-ピペリジル]カルバメート(1000.0mg、1.36mmol、1当量)及びピロリジン-1-スルホニルクロリド(577.42mg、3.4mmol、2.5当量)の混合物を80℃で16時間撹拌した。反応混合物を真空で濃縮して残渣を得て、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(1100mg、1.27mmol、収率93.12%)を薄茶色の固体として得た。
c)tert-ブチルN-[1-[[4-[3-[2,6-ジフルオロ-3-(ピロリジン-1-イルスルホニルアミノ)ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]フェニル]メチル]-4-ピペリジル]カルバメート
THF(30mL)中のtert-ブチルN-[1-[[4-[1-(2,6-ジクロロベンゾイル)-3-[2,6-ジフルオロ-3-(ピロリジン-1-イルスルホニルアミノ)ベンゾイル]ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]フェニル]メチル]-4-ピペリジル]カルバメート(1.1g、1.27mmol、1当量)の溶液に25℃で水酸化アンモニウム(20.0mL)を添加した。反応物を25℃で12時間撹拌した。混合物を酢酸エチル50mlで3回抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮した。フラッシュクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(800mg、1.15mmol、収率90.84%)を黄色の発泡物として得た。
d)N-[3-[5-[4-[(4-アミノ-1-ピペリジル)メチル]フェニル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロ-フェニル]ピロリジン-1-スルホンアミド塩酸塩
DCM(10mL)中のtert-ブチルN-[1-[[4-[3-[2,6-ジフルオロ-3-(ピロリジン-1-イルスルホニルアミノ)ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]フェニル]メチル]-4-ピペリジル]カルバメート(0.8g、1.15mmol、1当量)の溶液に25℃で2,2,2-トリフルオロ酢酸(3.0mL、1.15mmol、1当量)を添加した。反応物を25℃で12時間撹拌した。反応混合物を濃縮し、分取HPLCにより精製して、表題化合物(700mg、1.11mmol、収率96.32%)を黄色の固体として得た。
中間体11
5-[2-(4-アミノ-1-ピペリジル)ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000439
基本手順VIIに従って、N-[3-[5-ブロモ-1-(2,6-ジクロロベンゾイル)ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロ-フェニル]シクロペンタンスルホンアミド及びtert-ブチルN-[1-[5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピリミジン-2-イル]-4-ピペリジル]カルバメートから、2回の脱保護工程後に表題化合物を白色の固体として得た。
中間体12
5-[6-(4-アミノ-1-ピペリジル)-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000440
基本手順VIIに従って、N-[3-[5-ブロモ-1-(2,6-ジクロロベンゾイル)ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロ-フェニル]シクロペンタンスルホンアミド及びtert-ブチルN-[1-[5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-2-ピリジル]-4-ピペリジル]カルバメートから、2回の脱保護工程後に表題化合物を白色の固体として得た。MS m/e: 570.3 ([M+H+]+)。
中間体13
3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(4-ピペリジルオキシ)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000441
基本手順VIIに従って、5-ブロモ-1-(2,6-ジクロロベンゾイル)-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]ピロロ[2,3-b]ピリジン及びtert-ブチル4-(4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェノキシ)ピペリジン-1-カルボキシレートから、2回の脱保護工程後に表題化合物を薄黄色の固体として得た。MS m/e: 570.5 ([M+H+]+)
中間体14
3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-[2-(4-ピペリジル)エチニル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000442
a)tert-ブチル4-((1-(2,6-ジクロロベンゾイル)-3-(3-((N-エチル-N-メチルスルファモイル)アミノ)-2,6-ジフルオロベンゾイル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)エチニル)ピペリジン-1-カルボキシレート
N,N-ジメチルホルムアミド(7.74ml)中の5-ブロモ-1-(2,6-ジクロロベンゾイル)-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]ピロロ[2,3-b]ピリジン(1g、1.55mmol、当量:1)、tert-ブチル4-エチニルピペリジン-1-カルボキシレート(356mg、1.7mmol、当量:1.1)、ヨウ化銅(I)(58.9mg、309μmol、当量:0.2)の溶液をアルゴンで3回脱ガスした後、室温でビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)クロリド(109mg、155μmol、当量:0.1)及びトリエチルアミン(2.35g、3.24ml、23.2mmol、当量:15)を添加した。反応混合物を70℃で一晩加熱した。反応混合物を水40mlに注ぎ、酢酸エチル(3×30ml)で抽出した。有機層を合わせ、ブライン(2×25mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空で濃縮した。残渣をTBME(30ml)でトリチュレートした。固体を濾過して除去した。濾液を真空で濃縮して、粗表題化合物(1.46、定量的)を赤色の固体として得た。HPLCによれば純度88%であった。MS m/e: 775.5 ([M+H+]+)
b)tert-ブチル4-((3-(3-((N-エチル-N-メチルスルファモイル)アミノ)-2,6-ジフルオロベンゾイル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)エチニル)ピペリジン-1-カルボキシレート
メタノール(15.5ml)中のtert-ブチル4-((1-(2,6-ジクロロベンゾイル)-3-(3-((N-エチル-N-メチルスルファモイル)アミノ)-2,6-ジフルオロベンゾイル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)エチニル)ピペリジン-1-カルボキシレート(1.2g、1.55mmol、当量:1)及び炭酸カリウム(1.07g、7.75mmol、当量:5)の混合物を60℃で45分間加熱した。混合物を酢酸エチル(50ml)と飽和塩化アンモニウム溶液(50ml)とで分配した。層を分離させた。水層を酢酸エチル50mlで1回抽出した。合わせた有機層をブライン30mlで1回洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空で濃縮した。フラッシュクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(882mg、87.1%)を暗赤色のワックス状固体として得た。MS m/e: 602.5 ([M+H+]+)
d)3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-[2-(4-ピペリジル)エチニル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
ジクロロメタン(7.27ml)中のtert-ブチル4-((3-(3-((N-エチル-N-メチルスルファモイル)アミノ)-2,6-ジフルオロベンゾイル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)エチニル)ピペリジン-1-カルボキシレート(875mg、1.45mmol、当量:1)及び2,2,2-トリフルオロ酢酸(3.32g、2.24ml、29.1mmol、当量:20)の溶液を室温で1時間撹拌した。溶媒を蒸発させた。残渣を1M炭酸ナトリウム(50ml)に懸濁させ、一晩撹拌した。沈殿物を濾過して回収し、表題化合物(130mg、17.8%)を黄色の固体として得た。MS m/e: 502.4 ([M+H+]+)
中間体15
3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-[2-(4-ピペリジル)ピリミジン-5-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン2,2,2-トリフルオロ酢酸
Figure 2023530030000443
基本手順VIIに従って、5-ブロモ-1-(2,6-ジクロロベンゾイル)-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]ピロロ[2,3-b]ピリジン及び[2-(1-tert-ブトキシカルボニル-4-ピペリジル)ピリミジン-5-イル]ボロン酸から、2回の脱保護工程後に表題化合物を薄黄色の固体として得た。MS m/e: 556.3 ([M+H+]+)
中間体16
3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-[6-(4-ピペリジル)-3-ピリジル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン2,2,2-トリフルオロ酢酸
Figure 2023530030000444
基本手順VIIに従って、5-ブロモ-1-(2,6-ジクロロベンゾイル)-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]ピロロ[2,3-b]ピリジン及び[6-(1-tert-ブトキシカルボニル-4-ピペリジル)-3-ピリジル]ボロン酸から、2回の脱保護工程後に表題化合物を薄黄色の固体として得た。MS m/e: 555 ([M+H+]+)。
中間体17
3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-[4-(4-ピペリジル)フェニル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000445
基本手順VIIに従って、5-ブロモ-1-(2,6-ジクロロベンゾイル)-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]ピロロ[2,3-b]ピリジン及びtert-ブチル4-(4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェニル)ピペリジン-1-カルボキシレートから、2回の脱保護工程後に表題化合物をオフホワイト色の固体として得た。MS m/e: 554 ([M+H+]+)
中間体18
5-[6-(3,8-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-3-イル)-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン2,2,2-トリフルオロ酢酸
Figure 2023530030000446
基本手順VIIに従って、5-ブロモ-1-(2,6-ジクロロベンゾイル)-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]ピロロ[2,3-b]ピリジン及びtert-ブチル3-(5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピリジン-2-イル)-3,8-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-8-カルボキシレートから、2回の脱保護工程後に表題化合物を薄黄色の固体として得た。MS m/e: 582.5 ([M+H+]+)
中間体19
5-[6-(2,6-ジアザスピロ[3.3]ヘプタン-2-イル)-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000447
a)tert-ブチル6-(5-(3-(3-((N-エチル-N-メチルスルファモイル)アミノ)-2,6-ジフルオロベンゾイル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)ピリジン-2-イル)-2,6-ジアザスピロ[3.3]ヘプタン-2-カルボキシレート
基本手順VIIに従って、5-ブロモ-1-(2,6-ジクロロベンゾイル)-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]ピロロ[2,3-b]ピリジン及びtert-ブチル6-(5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピリジン-2-イル)-2,6-ジアザスピロ[3.3]ヘプタン-2-カルボキシレートから、1回の脱保護工程後に表題化合物を薄黄色の固体として得た。MS m/e: 668.5 ([M+H+]+)
b)5-[6-(2,6-ジアザスピロ[3.3]ヘプタン-2-イル)-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
封管内でtert-ブチル6-(5-(3-(3-((N-エチル-N-メチルスルファモイル)アミノ)-2,6-ジフルオロベンゾイル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)ピリジン-2-イル)-2,6-ジアザスピロ[3.3]ヘプタン-2-カルボキシレート(120mg、180μmol、当量:1)及び1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-プロパノール(1.6g、1ml、9.5mmol、当量:52.9)の溶液を120℃に加熱し、20時間撹拌した。溶媒を蒸発させた。水/アセトニトリルを用いる分取HPLCにより精製して、表題化合物(60mg、56%)を白色の固体として得た。MS m/e: 568.4 ([M+H+]+)
中間体20
4-[2-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]エチニル]安息香酸
Figure 2023530030000448
a)tert-ブチル4-((1-(2,6-ジクロロベンゾイル)-3-(3-((N-エチル-N-メチルスルファモイル)アミノ)-2,6-ジフルオロベンゾイル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)エチニル)ベンゾエート
N,N-ジメチルホルムアミド(3.87ml)中の5-ブロモ-1-(2,6-ジクロロベンゾイル)-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]ピロロ[2,3-b]ピリジン(0.5g、0.77mmol、当量:1)、tert-ブチル4-エチニルベンゾエート(235mg、1.16mmol、当量:1.5)及びヨウ化銅(I)(29.5mg、155μmol、当量:0.2)の溶液を脱ガスした。塩化ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)(54.3mg、77.4μmol、当量:0.1)及びTEA(1.17g、1.62ml、11.6mmol、当量:15)を添加し、撹拌を70℃で1時間続けた。反応混合物を水(40ml)に注ぎ、酢酸エチル30mlで3回抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空で濃縮した。残渣をtert-ブチルメチルエーテル(30ml)でトリチュレートした。固体を濾過して除去し、tert-ブチルメチルエーテルで洗浄した。濾液を真空で濃縮して、粗表題化合物を暗褐色の固体として得た。MS m/e: 767.4 ([M+H+]+)
b)tert-ブチル4-((3-(3-((N-エチル-N-メチルスルファモイル)アミノ)-2,6-ジフルオロベンゾイル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)エチニル)ベンゾエート
メタノール(7.14ml)中のtert-ブチル4-((1-(2,6-ジクロロベンゾイル)-3-(3-((N-エチル-N-メチルスルファモイル)アミノ)-2,6-ジフルオロベンゾイル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)エチニル)ベンゾエート(0.898g、714μmol、当量:1)の溶液に室温で炭酸カリウム(493mg、3.57mmol、当量:5)を添加した。反応混合物を60℃で60分間加熱した。混合物を酢酸エチル(50ml)と飽和塩化アンモニウム水溶液(50ml)とで分配した。層を分離させた。水層を酢酸エチル50mlで1回抽出した。合わせた有機層をブライン30mlで1回洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空で濃縮した。残渣をトルエン(5ml)でトリチュレートした。沈殿物を濾過して回収し、トルエンで洗浄し、真空で乾燥させて、表題化合物(0.20g、収率47%)を桃色の固体として得た。MS m/e: 595.3 ([M+H+]+)
c)4-[2-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]エチニル]安息香酸
ジクロロメタン(3ml)中のtert-ブチル4-((3-(3-((N-エチル-N-メチルスルファモイル)アミノ)-2,6-ジフルオロベンゾイル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)エチニル)ベンゾエート(0.31g、519μmol、1当量)の溶液にトリフルオロ酢酸(0.803ml、10.4mmol、20当量)を添加し、撹拌を1時間続けた。溶媒を真空で蒸発させた。残渣を酢酸エチル(5ml)でトリチュレートした。沈殿物を濾過して回収し、酢酸エチルで洗浄し、真空で乾燥させて、表題化合物を桃色の固体として得た(0.215g、66%)。MS m/e: 539 ([M+H+]+)
中間体21
N-[2,4-ジフルオロ-3-[5-(6-ピペラジン-1-イル-3-ピリジル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]フェニル]ピロリジン-1-スルホンアミド2,2,2-トリフルオロ酢酸
Figure 2023530030000449
基本手順VIIに従って、N-[3-[5-ブロモ-1-(2,6-ジクロロベンゾイル)ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロ-フェニル]ピロリジン-1-スルホンアミド及び(6-(4-(tert-ブトキシカルボニル)ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)ボロン酸から、2回の脱保護工程後に表題化合物を薄茶色の固体として得た。MS m/e: 566.5 ([M+H+]+)
中間体22
N-[2,4-ジフルオロ-3-[5-[6-[rac-(1S,5R)-3,9-ジアザビシクロ[3.3.1]ノナン-3-イル]-3-ピリジル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]フェニル]ピロリジン-1-スルホンアミド;2,2,2-トリフルオロ酢酸
Figure 2023530030000450
基本手順VIIに従って、N-[3-[5-ブロモ-1-(2,6-ジクロロベンゾイル)ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロ-フェニル]ピロリジン-1-スルホンアミド及びtert-ブチル3-(5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピリジン-2-イル)-3,9-ジアザビシクロ[3.3.1]ノナン-9-カルボキシレートから、2回の脱保護工程後に表題化合物を得た。MS m/e: 608.4 ([M+H+]+)
中間体23
N-[3-[5-[4-(アゼチジン-3-イル)フェニル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロ-フェニル]ピロリジン-1-スルホンアミド2,2,2-トリフルオロ酢酸
Figure 2023530030000451
基本手順VIIに従って、N-[3-[5-ブロモ-1-(2,6-ジクロロベンゾイル)ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロ-フェニル]ピロリジン-1-スルホンアミド及びtert-ブチル3-(4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェニル)アゼチジン-1-カルボキシレートから、2回の脱保護工程後に表題化合物を得た。MS m/e: 538.5 ([M+H+]+)。
中間体24
3-[2-ブロモ-3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]ベンゾイル]-5-(6-ピペラジン-1-イル-3-ピリジル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000452
a)(5-ブロモ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-イル)(2-ブロモ-3-ニトロフェニル)メタノン
ジクロロメタン(123ml)中の5-ブロモ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(2.66g、13.5mmol、当量:1.1)の溶液に0℃~5℃で無水塩化アルミニウム(6.53g、49mmol、当量:4)を添加した。2-ブロモ-3-ニトロベンゾイルクロリド(3.24g、12.3mmol、当量:1)をジクロロメタン(40ml)溶液にして0℃~5℃で添加した。氷浴を外し、撹拌を20時間続けた。反応物を砕いた氷/水(150ml)に注いだ。72時間後、沈殿物を濾過して回収し、水で洗浄し、真空で乾燥させて、表題化合物(5.61g、定量的)をオフホワイト色の固体として得た。MS m/e: 425.9, 427.8 ([M+H+]+)。
b)(3-アミノ-2-ブロモフェニル)(5-ブロモ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-イル)メタノン
2-メチルテトラヒドロフラン(63ml)中の(5-ブロモ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-イル)(2-ブロモ-3-ニトロフェニル)メタノン(5.61g、13.2mmol、当量:1)の溶液にRTで塩化スズ(II)(7.51g、39.6mmol、当量:3)を添加した。反応混合物を60℃で20時間加熱した。水酸化ナトリウム(39.6ml、2M)でクエンチした後、沈殿物を濾過して回収し、2-メチルテトラヒドロフランで洗浄し、真空で乾燥させて、表題化合物(5.17g、99%)を橙色の固体として得た。MS m/e: 396.0, 397.9 ([M+H+]+)。
c)(3-アミノ-2-ブロモ-フェニル)-[5-ブロモ-1-(2,6-ジクロロベンゾイル)ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-イル]メタノン
テトラヒドロフラン(65.4ml)中の(3-アミノ-2-ブロモフェニル)(5-ブロモ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-イル)メタノン(5.17g、13.1mmol、当量:1)、トリエチルアミン(1.59g、2.19ml、15.7mmol、当量:1.2)及びDMAP(160mg、1.31mmol、当量:0.1)の溶液に0℃~5℃で2,6-ジクロロベンゾイルクロリド(2.47g、1.69ml、11.8mmol、当量:0.9)(1.69ml)をゆっくりと添加した。反応が完了した後、水を添加し、撹拌を10分間続けた。テトラヒドロフランを真空で蒸発させた。反応混合物を酢酸エチル(100ml)と水(100ml)とで分配した。層を分離させた。水層を酢酸エチル100mlで3回抽出した。合わせた有機層をブライン100mlで1回洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空で濃縮した。粗物質を溶離液としてn-ヘプタン/酢酸エチルを用いるフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(4.19g、56%)を橙色の固体として得た。MS m/e: 567.9 ([M+H+]+)
d)tert-ブチル4-(5-(3-(3-アミノ-2-ブロモベンゾイル)-1-(2,6-ジクロロベンゾイル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)ピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート
1,2-ジメトキシエタン(14.1ml)及び水(3.52ml)中の(3-(3-アミノ-2-ブロモベンゾイル)-5-ブロモ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-1-イル)(2,6-ジクロロフェニル)メタノン(1g、1.76mmol、当量:1)、(6-(4-(tert-ブトキシカルボニル)ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)ボロン酸(595mg、1.94mmol、当量:1.1)及び炭酸カリウム(730mg、5.28mmol、当量:3)の混合物に、トリフェニルホスフィン(92.3mg、352μmol、当量:0.2)及び酢酸パラジウム(II)(39.5mg、176μmol、当量:0.1)を添加した。RMを真空/アルゴンサイクル2回によりアルゴンでパージした後、90℃に加熱して、15時間撹拌した。反応混合物を酢酸エチル(50ml)と水(30ml)とで分配した。層を分離させた。水層を酢酸エチル50mlで2回抽出した。合わせた有機層をブライン40mlで1回洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空で濃縮した。粗物質を溶離液としてn-ヘプタン/酢酸エチルを用いるフラッシュクロマトグラフィーにより精製した。フラッシュクロマトグラフィーから得られた固体をメタノール(10ml)でトリチュレートした。沈殿物を濾過して回収し、表題化合物(1.06g、81%)を橙色の固体として得た。MS m/e: 751.1 ([M+H+]+)
d)tert-ブチル4-(5-(3-(2-ブロモ-3-((N-エチル-N-メチルスルファモイル)アミノ)ベンゾイル)-1-(2,6-ジクロロベンゾイル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)ピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート
1,4-ジオキサン(3.66ml)中のtert-ブチル4-(5-(3-(3-アミノ-2-ブロモベンゾイル)-1-(2,6-ジクロロベンゾイル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)ピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート(0.55g、733μmol、当量:1)及びピリジン(580mg、593μl、7.33mmol、当量:10)の混合物にエチル(メチル)スルファモイルクロリド(404mg、2.57mmol、当量:3.5)を添加した。反応混合物を20時間還流加熱させた。反応混合物を酢酸エチル(50ml)と水(30ml)とで分配した。層を分離させた。水層を酢酸エチル50mlで2回抽出した。合わせた有機層をブライン30mlで1回洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空で濃縮した。残渣を酢酸エチル(10ml)でトリチュレートした。固体を濾過して除去し、酢酸エチルで洗浄した。濾液を真空で濃縮した。粗物質を溶離液としてn-ヘプタン/酢酸エチルを用いるフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(0.26g、29%)を薄茶色の固体として純度70%で得た。MS m/e: 872.3 ([M+H+]+)
e)tert-ブチル4-(5-(3-(2-ブロモ-3-((N-エチル-N-メチルスルファモイル)アミノ)ベンゾイル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)ピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート
メタノール(2.98ml)中のtert-ブチル4-(5-(3-(2-ブロモ-3-((N-エチル-N-メチルスルファモイル)アミノ)ベンゾイル)-1-(2,6-ジクロロベンゾイル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)ピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート(0.26g、298μmol、当量:1)の溶液にRTで炭酸カリウム(206mg、1.49mmol、当量:5)を添加した。反応混合物を60℃で60分間加熱した。混合物を酢酸エチル(50ml)と飽和塩化アンモニウム溶液(30ml)とで分配した。層を分離させた。水層を酢酸エチル50mlで1回抽出した。合わせた有機層をブライン30mlで1回洗浄し、NaSOで乾燥させ、濾過し、真空で濃縮した。粗物質を溶離液としてn-ヘプタン/酢酸エチルを用いるフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(0.122g、49%)をオフホワイト色の固体として純度83%で得た。MS m/e: 698, 700 ([M+H+]+)
f)3-[2-ブロモ-3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]ベンゾイル]-5-(6-ピペラジン-1-イルピリジン-3-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
テトラヒドロフラン(1.45ml)中のtert-ブチル4-(5-(3-(2-ブロモ-3-((N-エチル-N-メチルスルファモイル)アミノ)ベンゾイル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)ピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート(0.122g、145μmol、当量:1)と1,4-ジオキサン中の4M塩化水素溶液(362μl、1.45mmol、当量:10)との懸濁液をRTで72時間撹拌した。溶媒を蒸発させた。分取RP-HPLCにより精製して、表題化合物(0.061g、70%)を白色の固体として得た。MS m/e: 698, 700 ([M+H+]+)
中間体25
3-[2-シアノ-3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]ベンゾイル]-5-(6-ピペラジン-1-イルピリジン-3-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン塩酸塩
Figure 2023530030000453
a)tert-ブチル4-(5-(3-(3-アミノ-2-シアノベンゾイル)-1-(2,6-ジクロロベンゾイル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)ピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート
NMP(13.3ml)中のtert-ブチル4-(5-(3-(3-アミノ-2-ブロモベンゾイル)-1-(2,6-ジクロロベンゾイル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)ピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート(1g、1.33mmol、当量:1)及びシアン化銅(I)(239mg、2.66mmol、当量:2)の溶液を120℃で2時間撹拌した。混合物を酢酸エチル(50ml)と1M炭酸ナトリウム(50ml)とで分配した。層を分離させた。水層を酢酸エチル50mlで2回抽出した。合わせた有機層をブライン50mlで1回洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空で濃縮した。粗物質を溶離液としてn-ヘプタン/酢酸エチルを用いるフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(438mg、46.2%)を黄色の固体として得た。MS m/e: 697 ([M+H+]+)
b)tert-ブチル4-[5-[3-[2-シアノ-3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]ベンゾイル]-1-(2,6-ジクロロベンゾイル)ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]-2-ピリジル]ピペラジン-1-カルボキシレート
1,4-ジオキサン(3.34ml)中のtert-ブチル4-(5-(3-(3-アミノ-2-シアノベンゾイル)-1-(2,6-ジクロロベンゾイル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)ピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート(438mg、629μmol、当量:1)の溶液にRTでピリジン(497mg、509μl、6.29mmol、当量:10)及びエチル(メチル)スルファモイルクロリド(347mg、2.2mmol、当量:3.5)を添加した。反応混合物を115℃で一晩加熱した。追加のエチル(メチル)スルファモイルクロリド(347mg、2.2mmol、当量:3.5)を添加し、撹拌を115℃で3日間続けた。溶媒を蒸発させた。残渣を酢酸エチル(30ml)と水(30ml)とで分配した。層を分離させた。水層を酢酸エチル25mlで2回抽出した。合わせた有機層を飽和塩化アンモニウム溶液30mlで1回、ブライン溶液25mlで1回洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空で濃縮して、粗表題化合物(0.4g、50.6%)を得た。これを更に精製することなく次の工程に用いた。MS m/e: 818.3 ([M+H+]+)
c)tert-ブチル4-(5-(3-(2-シアノ-3-((N-エチル-N-メチルスルファモイル)アミノ)ベンゾイル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)ピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート
メタノール(3.18ml)中のtert-ブチル4-(5-(3-(2-シアノ-3-((N-エチル-N-メチルスルファモイル)アミノ)ベンゾイル)-1-(2,6-ジクロロベンゾイル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)ピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート(0.4g、318μmol、当量:1)の溶液にRTで炭酸カリウム(220mg、1.59mmol、当量:5)を添加した。混合物を60℃で1時間撹拌した。反応混合物を酢酸エチル(30ml)と飽和塩化アンモニウム溶液(30ml)とで分配した。層を分離させた。水層を酢酸エチル30mlで2回抽出した。合わせた有機層をブライン25mlで1回洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空で濃縮した。粗生成物を溶離液としてジクロロメタン/メタノールを用いるフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(47mg、21%)を薄黄色の固体として得た。MS m/e: 645.4 ([M+H+]+)
d)3-[2-シアノ-3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]ベンゾイル]-5-(6-ピペラジン-1-イルピリジン-3-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン塩酸塩
テトラヒドロフラン(329μl)中のtert-ブチル4-(5-(3-(2-シアノ-3-((N-エチル-N-メチルスルファモイル)アミノ)ベンゾイル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)ピリジン-2-イル)ピペラジン-1-カルボキシレート(47.2mg、65.9μmol、当量:1)の溶液にRTで1,4-ジオキサン中の4M塩化水素溶液(165μl、659μmol、当量:10)を添加した。撹拌を5時間続けた。沈殿物を濾過して回収し、テトラヒドロフランで洗浄し、真空で乾燥させて、表題化合物(30.2mg、70.2%)を黄色の固体として得た。MS m/e: 545.3 ([M+H+]+)
中間体26
RS-N-[2,4-ジフルオロ-3-[5-(6-ピペラジン-1-イル-3-ピリジル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]フェニル]ブタン-2-スルホンアミド
Figure 2023530030000454
基本手順VIIに従って、RS-N-[3-[5-ブロモ-1-(2,6-ジクロロベンゾイル)ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロ-フェニル]ブタン-2-スルホンアミド及び(6-(4-(tert-ブトキシカルボニル)ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)ボロン酸から、2回の脱保護工程後に表題化合物をオフホワイト色の固体として得た。MS m/e: 555 ([M+H+]+)
中間体27
RS-N-[2,4-ジフルオロ-3-[5-(6-ピペラジン-1-イル-3-ピリジル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]フェニル]シクロヘキサンスルホンアミド
Figure 2023530030000455
基本手順VIIに従って、RS-N-[3-[5-ブロモ-1-(2,6-ジクロロベンゾイル)ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロ-フェニル]シクロヘキサンスルホンアミド及び(6-(4-(tert-ブトキシカルボニル)ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)ボロン酸から、2回の脱保護工程後に表題化合物をオフホワイト色の固体として得た。MS m/e: 581 ([M+H+]+)。
中間体28
RS-N-[2,4-ジフルオロ-3-[5-(6-ピペラジン-1-イル-3-ピリジル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]フェニル]プロパン-2-スルホンアミド
Figure 2023530030000456
基本手順VIIに従って、RS-N-[3-[5-ブロモ-1-(2,6-ジクロロベンゾイル)ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロ-フェニル]プロパン-2-スルホンアミド及び(6-(4-(tert-ブトキシカルボニル)ピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)ボロン酸から、2回の脱保護工程後に表題化合物をオフホワイト色の固体として得た。MS m/e: 541 ([M+H+]+)。
中間体29
RS-N-[2,4-ジフルオロ-3-[5-(4-ピペラジン-1-イルフェニル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]フェニル]シクロペンタンスルホンアミド;2,2,2-トリフルオロ酢酸
Figure 2023530030000457
基本手順VIIに従って、RS-N-(3-(5-ブロモ-1-(2,6-ジクロロベンゾイル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル)-2,4-ジフルオロフェニル)シクロペンタンスルホンアミド及び(4-(4-(tert-ブトキシカルボニル)ピペラジン-1-イル)フェニル)ボロン酸から、2回の脱保護工程後に表題化合物を黄色の油として得た。MS m/e: 566.4 ([M+H+]+)
中間体30
2-[[1-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]-4-ピペリジル]-メチル-アミノ]酢酸
Figure 2023530030000458
a)1-[5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピリミジン-2-イル]ピペリジン-4-オン
DMF(50mL)中のピペリジン-4-オン;塩酸塩(2.79g、20.58mmol、1.1当量)の溶液に2-クロロ-5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピリミジン(4.5g、18.71mmol、1当量)及び炭酸カリウム(5.43g、39.29mmol、2.1当量)を添加した。次いで、反応物を100℃で12時間撹拌した。塩化ナトリウム水溶液(300.0ml)を添加して反応物をクエンチし、反応混合物を酢酸エチル50mlで3回抽出した。合わせた抽出物を減圧下で濃縮し、残渣とした。残渣をフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、1-[5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピリミジン-2-イル]ピペリジン-4-オン(3g、9.9mmol、収率50.24%)を白色の固体として得た。MS m/e: 222.2 ([M+H+]+)
b)1-(2,6-ジクロロベンゾイル)-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-[2-(4-オキソ-1-ピペリジル)ピリミジン-5-イル]ピロロ[2,3-b]ピリジン
1,4-ジオキサン(40mL)及び水(4mL)中の1-[5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピリミジン-2-イル]ピペリジン-4-オン(1.13g、3.71mmol、1.2当量)の溶液に25℃で5-ブロモ-1-(2,6-ジクロロベンゾイル)-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]ピロロ[2,3-b]ピリジン(2.0g、3.09mmol、1当量)、炭酸カリウム(0.86g、6.19mmol、2当量)及び塩化[1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)(0.25g、0.310mmol、0.100当量)を添加した。次いで、反応物をN雰囲気下にて100℃で2時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮して、残渣とした。残渣をフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、1-(2,6-ジクロロベンゾイル)-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-[2-(4-オキソ-1-ピペリジル)ピリミジン-5-イル]ピロロ[2,3-b]ピリジン(1.5g、2.02mmol、収率60.05%)を茶色の油として得た。MS m/e: 742 ([M+H+]+)
c)tert-ブチル2-[[1-[5-[1-(2,6-ジクロロベンゾイル)-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]-4-ピペリジル]アミノ]アセテート
1,2-ジクロロエタン(12mL)中の1-(2,6-ジクロロベンゾイル)-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-[2-(4-オキソ-1-ピペリジル)ピリミジン-5-イル]ピロロ[2,3-b]ピリジン(120.0mg、0.160mmol、1当量)の溶液にDIPEA(20.89mg、0.160mmol、1当量)及びtert-ブチルグリシン塩酸塩(40.63mg、0.240mmol、1.5当量)を添加した。1時間後、反応物にシアノ水素化ホウ素ナトリウム(20.31mg、0.320mmol、2当量)及び酢酸(9.7mg、0.160mmol、1当量)を添加した。次いで、反応物を30℃で12時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮して、粗表題化合物(150mg、0.170mmol、収率108.22%)を得た。これを更に精製することなく次の工程に用いた。MS m/e: 856.9 ([M+H+]+)
d)tert-ブチル2-[[1-[5-[1-(2,6-ジクロロベンゾイル)-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]-4-ピペリジル]-メチル-アミノ]アセテート
1,2-ジクロロエタン(12mL)中のtert-ブチル2-[[1-[5-[1-(2,6-ジクロロベンゾイル)-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]-4-ピペリジル]アミノ]アセテート(150.0mg、0.170mmol、1当量)の溶液に30℃でホルムアルデヒド(28.38mg、0.350mmol、2当量)及び酢酸(10.5mg、0.170mmol、1当量)を添加した。1時間後、反応物にシアノ水素化ホウ素ナトリウム(16.48mg、0.260mmol、1.5当量)を添加し、次いで反応物を30℃で1時間撹拌した。塩化ナトリウム水溶液(10.0mL)を添加して反応物をクエンチし、反応混合物を酢酸エチル10mlで3回抽出した。合わせた抽出物を減圧下で濃縮し、粗表題化合物(160mg、0.180mmol、収率104.95%)を得た。これを更に精製することなく次の工程に用いた。MS m/e: 871.0 ([M+H+]+)
e)tert-ブチル2-[[1-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]-4-ピペリジル]-メチル-アミノ]アセテート
THF(5mL)中のd)tert-ブチル2-[[1-[5-[1-(2,6-ジクロロベンゾイル)-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]-4-ピペリジル]-メチル-アミノ]アセテート(160.0mg、0.180mmol、1当量)の溶液に30℃で水酸化アンモニウム(5.0mL、0.180mmol、1当量)を添加した。次いで、反応物を30℃で12時間撹拌した。塩化ナトリウム水溶液(10.0ml)を添加して反応物をクエンチし、反応混合物を酢酸エチル10mlで3回抽出した。合わせた抽出物を減圧下で濃縮し、粗表題化合物(120mg、0.170mmol、収率93.57%)を得た。これを更に精製することなく次の工程に用いた。MS m/e: 699.1 ([M+H+]+)
f)2-[[1-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]-4-ピペリジル]-メチル-アミノ]酢酸
DCM(2mL)中のtert-ブチル2-[[1-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]-4-ピペリジル]-メチル-アミノ]アセテート(145.0mg、0.210mmol、1当量)の溶液に30℃でTFA(2.0mL、0.210mmol、1当量)を添加した。次いで、反応物を2時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮して、残渣とした。残渣を分取HPLCにより精製し、凍結乾燥して、表題化合物(19mg、0.030mmol、収率14.25%)を白色の固体として得た。MS m/e: 643.1 ([M+H+]+)
中間体31
3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-[2-[4-(メチルアミノ)-1-ピペリジル]ピリミジン-5-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000459
a)3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-[2-(4-オキソ-1-ピペリジル)ピリミジン-5-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
THF(1mL)中の1-(2,6-ジクロロベンゾイル)-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-[2-(4-オキソ-1-ピペリジル)ピリミジン-5-イル]ピロロ[2,3-b]ピリジン(25.0mg、0.030mmol、1当量)の溶液にNH/水(1.0mL、0.040mmol、1.1当量)を添加した。次いで、反応物を25℃で16時間撹拌した。反応物を水(10mL)に注ぎ、酢酸エチル10mlで3回抽出した。有機層を減圧下で濃縮して、粗表題化合物(25mg、0.040mmol、収率130.37%)を黄色の固体として得た。これを更に精製することなく次の工程に用いた。
b)3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-[2-[4-(メチルアミノ)-1-ピペリジル]ピリミジン-5-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
メタノール(3.26mL)中の3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-[2-(4-オキソ-1-ピペリジル)ピリミジン-5-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(25.0mg、0.040mmol、1当量)の溶液にDIPEA(6.24mg、0.050mmol、1.1当量)及びメチルアミン塩酸塩(3.26mg、0.050mmol、1.1当量)を添加した。反応混合物は、黄色になった。1時間後、反応物にシアノ水素化ホウ素ナトリウム(5.52mg、0.090mmol、2当量)及び酢酸(2.64mg、0.040mmol、1当量)を添加した。次いで、反応物を25℃で3時間撹拌した。反応物を分取HPLCにより精製して、表題化合物(10mg、0.020mmol、収率38.97%)を黄色のゴム質として得た。MS m/e: 585.0 ([M+H+]+)
中間体32
2-[[1-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]-4-ピペリジル]アミノ]酢酸
Figure 2023530030000460
a)メチル2-[tert-ブトキシカルボニル-[1-[5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピリミジン-2-イル]-4-ピペリジル]アミノ]アセテート
メタノール(21.87mL)中の1-[5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピリミジン-2-イル]ピペリジン-4-オン(500.0mg、1.65mmol、1当量)、トリエチルアミン(0.46mL、3.3mmol、2当量)及びグリシンメチルエステル塩酸塩(248.48mg、1.98mmol、1.2当量)の溶液を25℃で1時間撹拌した。シアノ水素化ホウ素ナトリウム(310.92mg、4.95mmol、3当量)を添加した後、反応物を25℃で更に15時間撹拌した。次いで、二炭酸ジ-tert-ブチル(1078.64mg、4.95mmol、3当量)及び炭酸カリウム(683.83mg、4.95mmol、3当量)を水(21.87mL)とともに添加し、混合物を25℃で更に15時間撹拌した。混合物を酢酸エチル50mlで3回抽出した。合わせた有機層を濃縮した。残渣をフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(300mg、0.760mmol、収率46.14%)を無色のゴム質として得た。MS m/e: 395.1 ([M+H+]+)
b)メチル2-[tert-ブトキシカルボニル-[1-[5-[1-(2,6-ジクロロベンゾイル)-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]-4-ピペリジル]アミノ]アセテート
水(0.500mL)及び1,4-ジオキサン(5mL)中のメチル2-[tert-ブトキシカルボニル-[1-[5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピリミジン-2-イル]-4-ピペリジル]アミノ]アセテート(200.0mg、0.420mmol、1.36当量)、5-ブロモ-1-(2,6-ジクロロベンゾイル)-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]ピロロ[2,3-b]ピリジン(200.0mg、0.310mmol、1当量)、炭酸カリウム(128.31mg、0.930mmol、3当量)及び1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン-パラジウム(II)ジクロリドジクロロメタン錯体(25.25mg、0.030mmol、0.100当量)の反応混合物を100℃で2時間撹拌した。反応混合物を分取TLCにより精製して、表題化合物(150mg、0.160mmol、収率52.93%)を黄色の固体として得た。MS m/e: 915.0 ([M+H+]+)
c)2-[tert-ブトキシカルボニル-[1-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]-4-ピペリジル]アミノ]酢酸
メタノール(3mL)及び水(0.500mL)中のメチル2-[tert-ブトキシカルボニル-[1-[5-[1-(2,6-ジクロロベンゾイル)-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]-4-ピペリジル]アミノ]アセテート(150.0mg、0.160mmol、1当量)の溶液にベンジルトリメチルアンモニウムヒドロキシド(219.0mg、1.31mmol、8当量)を添加した。反応混合物を75℃で16時間撹拌した。反応混合物を分取HPLCにより精製して、表題化合物(100mg、0.140mmol、収率83.77%)を白色の固体として得た。MS m/e: 729 ([M+H+]+)
d)2-[[1-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]-4-ピペリジル]アミノ]酢酸;2,2,2-トリフルオロ酢酸
2-[tert-ブトキシカルボニル-[1-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]-4-ピペリジル]アミノ]酢酸(30.0mg、0.040mmol、1当量)にTFA(5.0mL、18mmol、437.26当量)を添加した。反応混合物を25℃で4時間撹拌した。反応混合物を濃縮して、表題化合物(30mg、0.040mmol、収率109.57%)を黄色のゴム質として得た。MS m/e: 629.2 ([M+H+]+)
中間体33
3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-[6-[4-(メチルアミノ)-1-ピペリジル]-3-ピリジル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000461
a)1-(2,6-ジクロロベンゾイル)-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-[6-[4-(メチルアミノ)-1-ピペリジル]-3-ピリジル]ピロロ[2,3-b]ピリジン
1,2-ジクロロエタン(5mL)中の1-(2,6-ジクロロベンゾイル)-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-[6-(4-オキソ-1-ピペリジル)-3-ピリジル]ピロロ[2,3-b]ピリジン(100.0mg、0.130mmol、1当量)の溶液にDIPEA(19.17mg、0.150mmol、1.1当量)及びメチルアミン塩酸塩(27.31mg、0.400mmol、3当量)を添加した。1時間後、シアノ水素化ホウ素ナトリウム(33.89mg、0.540mmol、4当量)及び酢酸(8.1mg、0.130mmol、1当量)を添加して、不透明溶液とした。次いで、反応物を25℃で12時間撹拌した。反応物を減圧下で濃縮して、粗表題化合物(100mg、0.130mmol、収率98.01%)を黄色の固体として得た。これを更に精製することなく次の工程に用いた。MS m/e: 756.4 ([M+H+]+)
b)3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-[6-[4-(メチルアミノ)-1-ピペリジル]-3-ピリジル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
THF(2.38mL)中の1-(2,6-ジクロロベンゾイル)-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-[6-[4-(メチルアミノ)-1-ピペリジル]-3-ピリジル]ピロロ[2,3-b]ピリジン(95.0mg、0.130mmol、1当量)の溶液に25℃で水酸化アンモニウム溶液(0.5mL)を添加して、黄色の混合物とした。次いで、反応物を25℃で12時間撹拌した。塩化ナトリウム水溶液(10.0mL)を添加して反応物をクエンチした。反応混合物を酢酸エチル10mlで3回抽出した。合わせた抽出物を減圧下で濃縮し、分取HPLCにより精製し、凍結乾燥して、表題化合物(30mg、0.050mmol、収率40.94%)を黄色の固体として得た。MS m/e: 584.4 ([M+H+]+)
中間体34
2-[[1-[4-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]フェニル]-4-ピペリジル]アミノ]酢酸
Figure 2023530030000462
a)8-[4-[1-(2,6-ジクロロベンゾイル)-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]フェニル]-1,4-ジオキサ-8-アザスピロ[4.5]デカン
水(4mL)及び1,4-ジオキサン(400mL)中の5-ブロモ-1-(2,6-ジクロロベンゾイル)-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]ピロロ[2,3-b]ピリジン(2000.0mg、3.09mmol、1当量)、8-[4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェニル]-1,4-ジオキサ-8-アザスピロ[4.5]デカン(1175.21mg、3.4mmol、1.1当量)、炭酸カリウム(1283.07mg、9.28mmol、3当量)、1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン-パラジウム(II)ジクロリドジクロロメタン錯体(126.26mg、0.150mmol、0.050当量)の混合物を100℃で2時間撹拌した。混合物をEtOAc(200mL)で希釈し、濾過した。濾液を濃縮して、粗表題化合物(3.5g、定量的)を得た。MS m/e: 783.9 ([M+H+]+)
b)1-(2,6-ジクロロベンゾイル)-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-[4-(4-オキソ-1-ピペリジル)フェニル]ピロロ[2,3-b]ピリジン
粗8-[4-[1-(2,6-ジクロロベンゾイル)-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]フェニル]-1,4-ジオキサ-8-アザスピロ[4.5]デカンをTHF(60.7mL)及び硫酸(水性)(50.0mL、3.09mmol、1当量)に溶解した後、混合物を50℃で16時間撹拌した。反応混合物を水(200mL)で希釈し、酢酸エチル200mlで3回抽出した。合わせた有機層を濃縮し、残渣をフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(1300mg、1.76mmol、収率56.73%)を黄色の固体として得た。
c)2-[[1-[4-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]フェニル]-4-ピペリジル]アミノ]酢酸
メタノール(10mL)及びDCE(20mL)中の1-(2,6-ジクロロベンゾイル)-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-[4-(4-オキソ-1-ピペリジル)フェニル]ピロロ[2,3-b]ピリジン(500.0mg、0.680mmol、1当量)、グリシンメチルエステル塩酸塩(169.52mg、1.35mmol、2当量)の混合物にトリメチルアミン(119.72mg、2.03mmol、3当量)を添加し、混合物を30℃で1時間撹拌した。次いで、シアノ水素化ホウ素ナトリウム(127.28mg、2.03mmol、3当量)を添加し、混合物を更に13時間撹拌した。混合物にMeOH中のナトリウムメトキシド(4.0mL、20mmol、29.62当量)を添加し、混合物を30℃で更に16時間撹拌した。混合物を濃縮し、濃塩酸でpH4に調整した。残渣を分取HPLCにより精製して、表題化合物(100mg、0.160mmol、収率23.64%)を薄黄色の固体として得た。
中間体35
2-[[1-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]-2-ピリジル]-4-ピペリジル]-メチル-アミノ]酢酸
Figure 2023530030000463
2-[[1-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]-4-ピペリジル]-メチル-アミノ]酢酸(中間体30)と同様に、表題化合物を調製した。MS m/e: 642.2 ([M+H+]+)
中間体36
N-[3-[5-[6-[4-(3-アミノシクロブトキシ)-1-ピペリジル]-3-ピリジル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロ-フェニル]ピロリジン-1-スルホンアミド;2,2,2-トリフルオロ酢酸
Figure 2023530030000464
基本手順VIIに従って、N-(3-(5-ブロモ-1-(2,6-ジクロロベンゾイル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル)-2,4-ジフルオロフェニル)ピロリジン-1-スルホンアミド及びtert-ブチル((1r,3r)-3-((1-(5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-4,5-ジヒドロピリジン-2-イル)ピペリジン-4-イル)オキシ)シクロブチル)カルバメートから、2回の脱保護工程後に表題化合物を薄黄色の固体として得た。MS m/e: 652.2 ([M+H+]+)
中間体37
2-[[1-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]-2-ピリジル]-4-ピペリジル]アミノ]酢酸
Figure 2023530030000465
2-[[1-[4-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]フェニル]-4-ピペリジル]アミノ]酢酸(中間体34)と同様に、表題化合物を調製した。MS m/e: 628.3 ([M+H+]+)。
中間体38
1-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]ピペリジン-4-カルボン酸
Figure 2023530030000466
a)メチル1-(5-ブロモピリミジン-2-イル)ピペリジン-4-カルボキシレート
エタノール(10mL)中のメチル4-ピペリジンカルボキシレート(1.0g、6.98mmol、1当量)の溶液にDIPEA(4.5g、34.92mmol、5当量)を添加し、混合物を室温で15分間撹拌し、次いで5-ブロモ-2-クロロピリミジン(1.35g、6.98mmol、1当量)を添加し、混合物を70℃で1時間撹拌した。混合物を濃縮して、メチル1-(5-ブロモピリミジン-2-イル)ピペリジン-4-カルボキシレート(2g、6.66mmol、収率95.41%)を黄色の固体として得た。これは次の工程に直接用いた。MS m/e: 302 ([M+H+]+)
b)メチル1-[5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピリミジン-2-イル]ピペリジン-4-カルボキシレート
1,4-ジオキサン(20mL)中のメチル1-(5-ブロモピリミジン-2-イル)ピペリジン-4-カルボキシレート(1.0g、3.33mmol、1当量)、ビス(ピナコラト)ジボロン(1.69g、6.66mmol、2当量)、酢酸カリウム(0.98g、10mmol、3当量)及びPd(dppf)Cl(0.24g、0.330mmol、0.100当量)の混合物をNで3回パージし、混合物をN雰囲気下にて90℃で12時間撹拌した。反応混合物を濾過し、濾液を真空で濃縮した。分取HPLCにより精製して、表題化合物(900mg、2.59mmol、収率77.8%)を黄色の固体として得た。
c)メチル1-[5-[1-(2,6-ジクロロベンゾイル)-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]ピペリジン-4-カルボキシレート
トルエン(7.5mL)中の5-ブロモ-1-(2,6-ジクロロベンゾイル)-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]ピロロ[2,3-b]ピリジン(0.5g、0.770mmol、1当量)、炭酸セシウム(1.55mL、2.32mmol、3当量)及び[2-(4-メトキシカルボニル-1-ピペリジル)ピリミジン-5-イル]ボロン酸(0.25g、0.930mmol、1.2当量)の溶液にXphos-Pd-G3(0.07g、0.080mmol、0.100当量)を添加し、反応混合物を90℃で12時間撹拌した。反応混合物を濃縮して、粗表題化合物(150mg、0.190mmol、収率24.65%)を白色の固体として得た。MS m/e: 786.3 ([M+H+]+)
d)1-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]ピペリジン-4-カルボン酸
メタノール(10mL)中のメチル1-[5-[1-(2,6-ジクロロベンゾイル)-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]ピペリジン-4-カルボキシレート(110.0mg、0.140mmol、1当量)の溶液に炭酸カリウム(57.89mg、0.420mmol、3当量)を添加した。混合物を60℃で2時間撹拌した。次いで、LiOH(7.83mg、0.280mmol、2当量)及び水(2mL)を添加し、混合物を60℃で2時間撹拌した。反応混合物を濃縮した。残渣を水(10ml)と酢酸エチル(20ml)とで分配した。酢酸エチル中の塩化水素を添加することにより、pHを1に調整した。層を分離させた。水層を酢酸エチル20mlで2回抽出した。合わせた有機層をブライン50mlで1回洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空で濃縮した。分取HPLCにより精製して、表題化合物(51.6mg、0.090mmol、収率61.54%)を白色の固体として得た。MS m/e: 600.3 ([M+H+]+)
中間体39
2-[1-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]-4-ピペリジル]酢酸
Figure 2023530030000467
1-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]ピペリジン-4-カルボン酸(中間体38)と同様に、表題化合物を調製した。MS m/e: 614.4 ([M+H+]+)。
中間体40
(3R)-N-[3-[5-[6-(2,6-ジアザスピロ[3.3]ヘプタン-2-イル)-3-ピリジル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロ-フェニル]-3-フルオロ-ピロリジン-1-スルホンアミド;2,2,2-トリフルオロ酢酸
Figure 2023530030000468
基本手順VIIに従って、(R)-N-(3-(5-ブロモ-1-(2,6-ジクロロベンゾイル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル)-2,4-ジフルオロフェニル)-3-フルオロピロリジン-1-スルホンアミド及び(6-(6-(tert-ブトキシカルボニル)-2,6-ジアザスピロ[3.3]ヘプタン-2-イル)ピリジン-3-イル)ボロン酸から、1回の脱保護工程後に表題化合物を薄黄色の固体として得た。MS m/e: 598.3 ([M+H+]+)
中間体41
N-[3-[5-[4-(2,6-ジアザスピロ[3.3]ヘプタン-2-イル)フェニル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロ-フェニル]ピロリジン-1-スルホンアミド;2,2,2-トリフルオロ酢酸
Figure 2023530030000469
基本手順VIIに従って、N-(3-(5-ブロモ-1-(2,6-ジクロロベンゾイル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル)-2,4-ジフルオロフェニル)ピロリジン-1-スルホンアミド及びtert-ブチル6-(4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェニル)-2,6-ジアザスピロ[3.3]ヘプタン-2-カルボキシレートから、1回の脱保護工程後に表題化合物を黄色の固体として得た。MS m/e: 579.2 ([M+H+]+)
中間体42
N-[3-[5-[2-(2,6-ジアザスピロ[3.3]ヘプタン-2-イル)ピリミジン-5-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロ-フェニル]ピロリジン-1-スルホンアミド;2,2,2-トリフルオロ酢酸
Figure 2023530030000470
基本手順VIIに従って、N-(3-(5-ブロモ-1-(2,6-ジクロロベンゾイル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル)-2,4-ジフルオロフェニル)ピロリジン-1-スルホンアミド及びtert-ブチル6-(5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピリミジン-2-イル)-2,6-ジアザスピロ[3.3]ヘプタン-2-カルボキシレートから、1回の脱保護工程後に表題化合物を白色の固体として得た。MS m/e: 581.3 ([M+H+]+)。
式Iの実施例
基本手順VIII:アミドカップリング
N,N-ジメチルホルムアミド又はN-メチルピロリドン等の溶媒(0.1M~0.3M)中の一般中間式II-dの酸(1当量)の混合物に、HATU(1-[ビス(ジメチルアミノ)メチレン]-1H-1,2,3-トリアゾロ[4,5-b]ピリジニウム3-オキシドヘキサフルオロホスフェート;1当量)等のカップリング試薬を添加する。反応混合物を室温で30分間撹拌する。一般中間式III-bのアミン中間体を添加し、撹拌を1時間~24時間続ける。反応混合物を酢酸エチル又はジクロロメタン/メタノール(19:1)等の有機溶媒と1M重炭酸ナトリウム溶液とで分配する。層を分離させる。水層を有機溶媒で1回又は2回抽出する。合わせた有機層をブラインで1回洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空で濃縮する。ジクロロメタン/メタノールを用いるフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、中間式I-bの化合物を得る。
実施例A1
5-[6-[4-[2-[4-[4-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)オキシフェニル]ピペリジン-1-イル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリジン-3-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000471
基本手順VIIIに従って、表題化合物を白色の固体として収率69%で得た。
アミン:3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(6-ピペラジン-1-イル-3-ピリジル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
酸:2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)オキシ]フェニル]-1-ピペリジル]酢酸塩酸塩
MS m/e: 884.7 ([M+H+]+)
実施例A2
5-[6-[4-[4-[4-[4-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)オキシフェニル]ピペリジン-1-イル]ブタノイル]ピペラジン-1-イル]ピリジン-3-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000472
基本手順VIIIに従って、表題化合物を白色の固体として収率69%で得た。
アミン:3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(6-ピペラジン-1-イル-3-ピリジル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
酸:4-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)オキシ]フェニル]-1-ピペリジル]ブタン酸
MS m/e: 912.6 ([M+H+]+)
実施例A3
5-[6-[4-[2-[4-[4-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)オキシフェニル]ピペリジン-1-イル]-2-オキソエチル]ピペラジン-1-イル]ピリジン-3-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000473
N,N-ジメチルホルムアミド(560μl)中の3-(4-(ピペリジン-4-イル)フェノキシ)ピペリジン-2,6-ジオン(12.5mg、43.4μmol、当量:1)の溶液に0℃~5℃でDIPEA(5.6mg、7.57μl、43.4μmol、当量:1)及び無水硫酸ナトリウムを添加した。10分後、冷却浴を外し、反応混合物をRTに戻した。3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(6-ピペラジン-1-イル-3-ピリジル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(24.1mg、43.4μmol、当量:1)(31.1mg、56μmol、当量:1)及びDIPEA(5.6mg、7.57μl、43.4μmol、当量:1)を添加した。反応が完了するまで撹拌を続けた。反応混合物を酢酸エチル(20ml)と1M重炭酸ナトリウム溶液(15ml)とで分配した。層を分離させた。水層を酢酸エチル15mlで1回抽出した。合わせた有機層を水及びブライン20mlで3回洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空で濃縮した。粗物質を溶離液としてジクロロメタン/メタノールを用いるフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(14mg、34%)を薄黄色の固体として得た。MS m/e: 884.6 ([M+H+]+)
実施例A4
5-[4-[[4-[4-[4-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)オキシフェニル]ピペラジン-1-カルボニル]ピペラジン-1-イル]メチル]フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000474
a)4-(4-((2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)オキシ)フェニル)ピペラジン-1-カルボニルクロリド
ジクロロメタン(828μl)中のトリホスゲン(24.6mg、82.8μmol、当量:1)の溶液に0℃でDIPEA(32.1mg、43.4μl、248μmol、当量:3)を添加した。暗赤色変化が観察されるまで5分間撹拌した。3-(4-(ピペラジン-1-イル)フェノキシ)ピペリジン-2,6-ジオン二塩酸塩(0.03g、82.8μmol、当量:1)をDMFに溶解したもの、及びDIPEA(21.4mg、28.9μl、166μmol、当量:2)をトリホスゲン溶液に添加し、完了するまで撹拌した。反応混合物をジクロロメタン(15ml)と1M塩化水素水溶液(10ml)とで分配した。層を分離させた。水層をジクロロメタン10mlで2回抽出した。合わせた有機層をブライン10mlで1回洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空で濃縮して、粗表題化合物(18mg、51%)をオフホワイト色の固体として純度80%で得た。
b)5-[4-[[4-[4-[4-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)オキシフェニル]ピペラジン-1-カルボニル]ピペラジン-1-イル]メチル]フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
N,N-ジメチルホルムアミド中の3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-[4-(ピペラジン-1-イルメチル)フェニル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(29.1mg、51.2μmol、当量:1)及び4-(4-((2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)オキシ)フェニル)ピペラジン-1-カルボニルクロリド(18mg、51.2μmol、当量:1)にRTでDIPEA(6.61mg、8.94μl、51.2μmol、当量:1)を添加した。反応混合物を酢酸エチル(10ml)と1M塩化水素水溶液(10ml)とで分配した。層を分離させた。合わせた有機層を水及びブライン10mlで3回洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空で濃縮した。溶離液としてジクロロメタン/メタノールを用いるフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物(4mg、8%)を得た。MS m/e: 884.7 ([M+H+]+)
実施例A5
5-[6-[4-[4-[4-[4-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)オキシフェニル]ピペリジン-1-イル]-4-オキソブチル]ピペラジン-1-イル]ピリジン-3-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000475
a)tert-ブチル4-(4-(5-(3-(3-((N-エチル-N-メチルスルファモイル)アミノ)-2,6-ジフルオロベンゾイル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)ピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)ブタノエート
N,N-ジメチルホルムアミド(630μl)中のtert-ブチル4-ブロモブタノエート(12.6mg、56.7μmol、当量:0.9)及び3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(6-ピペラジン-1-イル-3-ピリジル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(0.035g、63μmol、当量:1)の溶液にRTでDIPEA(24.4mg、33μl、189μmol、当量:3)を添加した。撹拌を16時間続けた。反応混合物を酢酸エチル(10ml)と1M重炭酸ナトリウム溶液(10ml)とで分配した。層を分離させた。合わせた有機層を水及びブライン10mlで3回洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空で濃縮して、粗表題化合物(40mg、89%)をオフホワイト色の固体として得た。MS m/e: 698.5 ([M+H+]+)
b)4-(4-(5-(3-(3-((N-エチル-N-メチルスルファモイル)アミノ)-2,6-ジフルオロベンゾイル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)ピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)ブタン酸2,2,2-トリフルオロ酢酸付加化合物
ジクロロメタン(573μl)中のtert-ブチル4-(4-(5-(3-(3-((N-エチル-N-メチルスルファモイル)アミノ)-2,6-ジフルオロベンゾイル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)ピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)ブタノエート(40mg、57.3μmol、当量:1)の溶液にトリフルオロ酢酸(131mg、88.3μl、1.15mmol、当量:20)を添加した。反応が完了するまで撹拌を続けた。溶媒を真空で蒸発させて、粗表題化合物(50mg、定量的)を得た。MS m/e: 642.4 ([M+H+]+)
c)N’-{3-[5-(6-{4-[4-(4-{4-[(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)オキシ]フェニル}ピペリジン-1-イル)-4-オキソブチル]ピペラジン-1-イル}ピリジン-3-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロフェニル}-N-エチル-N-メチル硫酸ジアミド
基本手順VIIIに従って、表題化合物を薄黄色の固体として収率16%で得た。
アミン:3-(4-(ピペリジン-4-イル)フェノキシ)ピペリジン-2,6-ジオン塩酸塩
酸:4-(4-(5-(3-(3-((N-エチル-N-メチルスルファモイル)アミノ)-2,6-ジフルオロベンゾイル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)ピリジン-2-イル)ピペラジン-1-イル)ブタン酸2,2,2-トリフルオロ酢酸付加化合物
MS m/e: 912.6 ([M+H+]+)
実施例A6
5-[2-[4-[2-[4-[4-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)オキシフェニル]ピペリジン-1-イル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000476
基本手順VIIIに従って、表題化合物をオフホワイト色の固体として収率53%で得た。
アミン:3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(2-ピペラジン-1-イルピリミジン-5-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
酸:2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)オキシ]フェニル]-1-ピペリジル]酢酸塩酸塩
MS m/e: 912.6 ([M+H+]+)
実施例A7
5-[6-[[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)アミノ]フェニル]ピペリジン-1-イル]-2-オキソエチル]ピペラジン-1-イル]メチル]ピリジン-3-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン;2,2,2-トリフルオロ酢酸
Figure 2023530030000477
a)2-[4-[[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]-2-ピリジル]メチル]ピペラジン-1-イル]酢酸
メタノール(2mL)中の3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-[6-(ピペラジン-1-イルメチル)-3-ピリジル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(0.070g、123μmol)及びグリオキサル酸一水和物(22.62mg、246μmol)の撹拌溶液に、シアノ水素化ホウ素ナトリウム(18.53mg、295μmol)及び触媒量の酢酸を添加した。反応混合物を室温で12時間撹拌した。TLCにより判断して反応の完了後に、反応混合物に水を添加し、酢酸エチル(3×50mL)で抽出し、有機層をブライン溶液で洗浄した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗表題化合物(50mg、純度86.6%)をオフホワイト色の固体として得た。MS m/e: 628.2 ([M+H+]+)
c)5-[6-[[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)アミノ]フェニル]ピペリジン-1-イル]-2-オキソエチル]ピペラジン-1-イル]メチル]ピリジン-3-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン;2,2,2-トリフルオロ酢酸
8mLスクリューキャップバイアルに、2-[4-[[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]-2-ピリジル]メチル]ピペラジン-1-イル]酢酸(20mg、31.86μmol)、3-[4-(4-ピペリジル)アニリノ]ピペリジン-2,6-ジオン(9.16mg、31.86μmol)及びDMF(0.5mL)を投入した。室温でDIPEA(27μL、159.57μmol)及びPyBOP(19.93mg、38.30μmol)を添加し、得られた混合物を室温で16時間、オービタルシェーカー上に維持した。TLC/LCMSにより判断して反応の完了後に、反応混合物を水(1.0mL)で希釈し、酢酸エチル(3×1.5mL)で抽出した。合わせた有機物をGenevac下、50℃(1バール圧)で3時間除去した。得られた粗生成物を質量指向分取HPLCで(移動相A:HO中の0.1%TFA、移動相B:ACN、波長:215nm、カラム:Sunfire C18 OBD(19mm×100mm;5ミクロン))いずれかにより精製して、表題化合物(10.6mg、収率34%、純度89.5%)を黄色の固体として得た。MS m/e: 898.0 ([M+H+]+)
実施例A8
5-[6-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)アミノ]フェニル]ピペリジン-1-イル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリジン-3-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000478
基本手順VIIIに従って、表題化合物を緑色の固体として収率40%で得た。
アミン:3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(6-ピペラジン-1-イル-3-ピリジル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
酸:2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]酢酸塩酸塩
MS m/e: 883.8 ([M+H+]+)
実施例A9
5-[6-[[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)アミノ]フェニル]ピペリジン-1-イル]アセチル]ピペラジン-1-イル]メチル]ピリジン-3-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000479
基本手順VIIIに従って、表題化合物を白色の固体として収率30%で得た。
アミン:3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-[6-(ピペラジン-1-イルメチル)-3-ピリジル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
酸:2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]酢酸塩酸塩
MS m/e: 897.7 ([M+H+]+)
実施例A10
5-[2-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)アミノ]フェニル]ピペリジン-1-イル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000480
基本手順VIIIに従って、表題化合物をオフホワイト色の固体として収率41%で得た。
アミン:3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(2-ピペラジン-1-イルピリミジン-5-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
酸:2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]酢酸塩酸塩
MS m/e: 884.6 ([M+H+]+)
実施例A11
5-[6-[4-[2-[4-[4-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)アミノ]フェニル]ピペラジン-1-イル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリジン-3-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000481
基本手順VIIIに従って、表題化合物を薄黄色の固体として収率45%で得た。
アミン:3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(6-ピペラジン-1-イル-3-ピリジル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
酸:2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]ピペラジン-1-イル]酢酸塩酸塩
MS m/e: 884.6 ([M+H+]+)
実施例A12
5-[6-[[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)アミノ]フェニル]ピペラジン-1-イル]アセチル]ピペラジン-1-イル]メチル]ピリジン-3-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000482
基本手順VIIIに従って、表題化合物を薄茶色の固体として収率17%で得た。
アミン:3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-[6-(ピペラジン-1-イルメチル)-3-ピリジル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
酸:2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]ピペラジン-1-イル]酢酸塩酸塩
MS m/e: 898.6 ([M+H+]+)
実施例A13
5-[4-[[4-[1-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)アミノ]フェニル]ピペリジン-1-イル]アセチル]ピペリジン-4-イル]ピペラジン-1-イル]メチル]フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000483
基本手順VIIIに従って、表題化合物を収率29%で得た。
アミン:3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-[4-[[4-(4-ピペリジル)ピペラジン-1-イル]メチル]フェニル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジントリフルオロ酢酸
酸:2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]ピペラジン-1-イル]酢酸塩酸塩
MS m/e: 979.9 ([M+H+]+)
実施例A14
5-[4-[4-[2-[4-[4-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)オキシフェニル]ピペリジン-1-イル]アセチル]ピペラジン-1-イル]フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000484
基本手順VIIIに従って、表題化合物を薄緑色の固体として収率46%で得た。
アミン:3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(4-ピペラジン-1-イルフェニル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジントリフルオロ酢酸
酸:2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)オキシ]フェニル]-1-ピペリジル]酢酸塩酸塩
MS m/e: 883.6 ([M+H+]+)
実施例A15
5-[4-[4-[4-[4-[4-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)オキシフェニル]ピペリジン-1-イル]ブタノイル]ピペラジン-1-イル]フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000485
基本手順VIIIに従って、表題化合物を収率18%で得た。
アミン:3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(4-ピペラジン-1-イルフェニル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジントリフルオロ酢酸塩
酸:4-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)オキシ]フェニル]-1-ピペリジル]ブタン酸
MS m/e: 911.9 ([M+H+]+)
実施例A16
5-[2-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)アミノ]フェニル]ピペラジン-1-イル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000486
基本手順VIIIに従って、表題化合物を薄茶色の固体として収率37%で得た。
アミン:3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(2-ピペラジン-1-イルピリミジン-5-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
酸:2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]ピペラジン-1-イル]酢酸塩酸塩
MS m/e: 885.7 ([M+H+]+)
実施例A17
5-[6-[4-[4-[4-[4-[(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)アミノ]フェニル]ピペリジン-1-イル]ブタノイル]ピペラジン-1-イル]ピリジン-3-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000487
基本手順VIIIに従って、表題化合物を濃緑色の固体として収率17%で得た。
アミン:3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(6-ピペラジン-1-イル-3-ピリジル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
酸:2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]ピペラジン-1-イル]酢酸塩酸塩
MS m/e: 911.6 ([M+H+]+)
実施例A18
5-[2-[4-[4-[4-[4-[(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)アミノ]フェニル]ピペリジン-1-イル]ブタノイル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000488
基本手順VIIIに従って、表題化合物を濃緑色の固体として収率10%で得た。
アミン:3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(2-ピペラジン-1-イルピリミジン-5-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
酸:2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]ピペラジン-1-イル]酢酸塩酸塩
MS m/e: 912.6 ([M+H+]+)
実施例A19
5-[4-[[3-[4-[4-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)オキシフェニル]ピペラジン-1-カルボニル]ピロリジン-1-イル]メチル]フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000489
基本手順VIIIに従って、表題化合物を白色の粉末として得た。
アミン:3-(4-ピペラジン-1-イルフェノキシ)ピペリジン-2,6-ジオン塩酸塩
酸:rac-1-[[4-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]フェニル]メチル]ピロリジン-3-カルボン酸
MS m/e: 869.7 ([M+H+]+)
実施例A20
5-[4-[[3-[4-[4-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)オキシフェニル]ピペリジン-1-カルボニル]ピロリジン-1-イル]メチル]フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000490
基本手順VIIIに従って、表題化合物を白色の粉末として得た。
アミン:3-[4-(4-ピペリジル)フェノキシ]ピペリジン-2,6-ジオン塩酸塩
酸:rac-1-[[4-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]フェニル]メチル]ピロリジン-3-カルボン酸
MS m/e: 868.8 ([M+H+]+)
実施例A21
5-[4-[[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)アミノ]フェニル]ピペリジン-1-イル]-2-オキソエチル]ピペラジン-1-イル]メチル]フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン;2,2,2-トリフルオロ酢酸
Figure 2023530030000491
a)2-[4-[[4-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]フェニル]メチル]ピペラジン-1-イル]酢酸
メタノール(4mL)中の3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-[4-(ピペラジン-1-イルメチル)フェニル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(200mg、351.72μmol)及びグリオキサル酸一水和物(64.75mg、703.44μmol)の撹拌溶液にシアノ水素化ホウ素ナトリウム(53.05mg、844.12μmol)を添加した。反応混合物を室温で12時間撹拌した。TLCにより判断して反応の完了後に、反応混合物に水を添加し、酢酸エチル(3×100mL)で抽出し、有機層をブライン溶液で洗浄した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、粗表題化合物(200mg、244.50μmol、収率69.52%、純度76.61%)をオフホワイト色の固体として得た。MS m/e: 627.0 ([M+H+]+)
d)5-[4-[[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)アミノ]フェニル]ピペリジン-1-イル]-2-オキソエチル]ピペラジン-1-イル]メチル]フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン;2,2,2-トリフルオロ酢酸
8mLスクリューキャップバイアルに、2-[4-[[4-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]フェニル]メチル]ピペラジン-1-イル]酢酸(20mg、31.91μmol)、3-[4-(4-ピペリジル)アニリノ]ピペリジン-2,6-ジオン(9.17mg、31.91μmol)及びDMF(0.5mL)を投入した。室温でDIPEA(27μL、159.57μmol)及びPyBOP(19.93mg、38.30μmol)を添加した。撹拌を16時間続けた。TLC/LCMSにより判断して反応の完了後に、反応混合物を水(1.0mL)で希釈し、酢酸エチル(3×1.5mL)で抽出した。合わせた有機物をGenevac下、50℃(1バール圧)で3時間除去した。得られた粗生成物を質量指向分取HPLC(移動相A:HO中0.1%TFA、移動相B:ACN、波長:215nm、カラム:Sunfire C18 OBD(19mm×100mm;5ミクロン))により精製して、表題化合物(9.5mg、収率29%、純度88.1%)を黄色の固体として得た。MS m/e: 897.0 ([M+H+]+)
実施例A22
5-[4-[[4-[2-[4-[4-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)オキシフェニル]ピペリジン-1-イル]アセチル]ピペラジン-1-イル]メチル]フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000492
基本手順VIIIに従って、表題化合物を薄黄色の固体として収率42%で得た。
アミン:3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-[4-(ピペラジン-1-イルメチル)フェニル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
酸:2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]酢酸塩酸塩
MS m/e: 897.7 ([M+H+]+)
実施例A23
5-[4-[[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)アミノ]フェニル]ピペリジン-1-イル]アセチル]ピペラジン-1-イル]メチル]フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000493
基本手順VIIIに従って、表題化合物を薄黄色の固体として収率42%で得た。
アミン:3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-[4-(ピペラジン-1-イルメチル)フェニル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
酸:2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]酢酸塩酸塩
MS m/e: 897 ([M+H+]+)
実施例A24
5-[4-[[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)アミノ]フェニル]ピペラジン-1-イル]アセチル]ピペラジン-1-イル]メチル]フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン;2,2,2-トリフルオロ酢酸
Figure 2023530030000494
基本手順VIIIに従って、表題化合物を薄黄色の固体として収率43%で得た。
アミン:3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-[4-(ピペラジン-1-イルメチル)フェニル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
酸:2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]ピペラジン-1-イル]酢酸
MS m/e: 897.8 ([M+H+]+)
実施例A25
5-[4-[[4-[2-[4-[3-[(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)アミノ]フェニル]ピペラジン-1-イル]アセチル]ピペラジン-1-イル]メチル]フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン;2,2,2-トリフルオロ酢酸
Figure 2023530030000495
基本手順VIIIに従って、表題化合物を薄黄色の固体として収率75%で得た。
アミン:3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-[4-(ピペラジン-1-イルメチル)フェニル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
酸:2-[4-[3-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]ピペラジン-1-イル]酢酸
MS m/e: 897.8 ([M+H+]+)
実施例A26
5-[4-[[4-[4-[4-[4-[(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)アミノ]フェニル]ピペリジン-1-イル]ブタノイル]ピペラジン-1-イル]メチル]フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン;2,2,2-トリフルオロ酢酸
Figure 2023530030000496
基本手順VIIIに従って、表題化合物を収率36%で得た。
アミン:3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-[4-(ピペラジン-1-イルメチル)フェニル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
酸:4-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]ブタン酸
MS m/e: 924.9 ([M+H+]+)
実施例A27
N-[1-[[4-[3-[2,6-ジフルオロ-3-(ピロリジン-1-イルスルホニルアミノ)ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]フェニル]メチル]ピペリジン-4-イル]-4-[4-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)オキシフェニル]ピペリジン-1-カルボキサミド;ギ酸
Figure 2023530030000497
THF(10mL)及びDCM(10mL)中の3-[4-(4-ピペリジル)フェノキシ]ピペリジン-2,6-ジオン塩酸塩(28.0mg、0.090mmol、1当量)の溶液に25℃でDIPEA(0.08mL、0.430mmol、5当量)及び炭酸ビス(トリクロロメチル)塩酸塩(9.48mg、0.030mmol、0.330当量)を添加した。1時間後、反応物にN-[3-[5-[4-[(4-アミノ-1-ピペリジル)メチル]フェニル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロ-フェニル]ピロリジン-1-スルホンアミド(48.7mg、0.080mmol、0.950当量)を添加した。次いで、反応混合物を70℃で12時間撹拌した。LCMS(WUX002055-256-P1A1)により、出発物質が完全に消費されたこと、及び所望のMSを持つ主要ピークが示された。反応混合物を減圧下で濃縮して、残渣とした。残渣を分取HPLCにより精製し、凍結乾燥して、表題化合物(24mg、0.030mmol、収率29.71%)を白色の固体として得た。MS m/e: 909.1 ([M+H+]+)
実施例A28
N-[3-[5-[6-[4-[2-[4-[4-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)オキシフェニル]ピペリジン-1-イル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリジン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロフェニル]ブタン-2-スルホンアミド
Figure 2023530030000498
基本手順VIIIに従って、表題化合物を薄黄色の固体として収率36%で得た。
アミン:rac-N-[2,4-ジフルオロ-3-[5-(6-ピペラジン-1-イル-3-ピリジル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]フェニル]ブタン-2-スルホンアミド
酸:2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)オキシ]フェニル]-1-ピペリジル]酢酸塩酸塩
MS m/e: 883.6 ([M+H+]+)
実施例A29
N-[3-[5-[6-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)アミノ]フェニル]ピペリジン-1-イル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリジン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロフェニル]ブタン-2-スルホンアミド
Figure 2023530030000499
基本手順VIIIに従って、表題化合物を薄黄色の固体として収率34%で得た。
アミン:rac-N-[2,4-ジフルオロ-3-[5-(6-ピペラジン-1-イル-3-ピリジル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]フェニル]ブタン-2-スルホンアミド
酸:2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]酢酸塩酸塩
MS m/e: 882.6 ([M+H+]+)
実施例A30
5-[4-[1-[2-[4-[4-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)オキシフェニル]ピペリジン-1-イル]アセチル]ピペリジン-4-イル]オキシフェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000500
基本手順VIIIに従って、表題化合物をオフホワイト色の固体として収率58%で得た。
アミン:3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-[4-(4-ピペリジルオキシ)フェニル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
酸:2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)オキシ]フェニル]-1-ピペリジル]酢酸塩酸塩
MS m/e: 898.4 ([M+H+]+)
実施例A31
5-[4-[1-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)アミノ]フェニル]ピペリジン-1-イル]アセチル]ピペリジン-4-イル]オキシフェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000501
基本手順VIIIに従って、表題化合物を黄色の固体として収率37%で得た。
アミン:3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-[4-(4-ピペリジルオキシ)フェニル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
酸:2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]酢酸塩酸塩
MS m/e: 897.7 ([M+H+]+)
実施例A32
N-[3-[5-[6-[4-[2-[4-[4-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)オキシフェニル]ピペリジン-1-イル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリジン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロフェニル]シクロヘキサンスルホンアミド
Figure 2023530030000502
基本手順VIIIに従って、表題化合物を薄黄色の固体として収率37%で得た。
アミン:N-[2,4-ジフルオロ-3-[5-(6-ピペラジン-1-イル-3-ピリジル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]フェニル]シクロヘキサンスルホンアミド
酸:2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)オキシ]フェニル]-1-ピペリジル]酢酸塩酸塩
MS m/e: 455.6 ([M+2H+]2+)
実施例A33
N-[3-[5-[6-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)アミノ]フェニル]ピペリジン-1-イル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリジン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロフェニル]シクロヘキサンスルホンアミド
Figure 2023530030000503
基本手順VIIIに従って、表題化合物を薄黄色の固体として収率34%で得た。
アミン:N-[2,4-ジフルオロ-3-[5-(6-ピペラジン-1-イル-3-ピリジル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]フェニル]シクロヘキサンスルホンアミド
酸:2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]酢酸塩酸塩
MS m/e: 455.1 ([M+2H+]2+)
実施例A34
4-[4-[(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)アミノ]フェニル]-N-[1-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]ピペリジン-4-イル]ピペリジン-1-カルボキサミド;ギ酸
Figure 2023530030000504
THF(25mL)及びDCM(5mL)中の化合物5-[2-(4-アミノ-1-ピペリジル)ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(50.0mg、0.08mmol、1当量)の溶液に25℃でDIEA(53.22mg、0.41mmol、5当量)及び炭酸ビス(トリクロロメチル)(9.78mg、0.030mmol、0.4当量)を添加した。1時間後、反応物に、3-[4-(4-ピペリジル)アニリノ]ピペリジン-2,6-ジオン(26.75mg、0.08mmol、1当量)を添加し、次いで反応物を60℃で4時間撹拌した。LCMSにより、所望の生成物MS:[M+H]+=885.0が約77%検出されたことが示された。反応混合物を減圧下で濃縮して、残渣とした。残渣を分取HPLCにより精製し、凍結乾燥して、表題化合物(6.7mg、0.010mmol、収率8.74%)を白色の固体として得た。MS観測値(ESI+)[(M+H)+]:885.0。
実施例A35
5-[6-[4-[3-[4-[4-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)オキシフェニル]ピペリジン-1-イル]プロパノイル]ピペラジン-1-イル]ピリジン-3-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000505
基本手順VIIIに従って、表題化合物をオフホワイト色の固体として収率47%で得た。
アミン:3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(6-ピペラジン-1-イル-3-ピリジル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
酸:3-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)オキシ]フェニル]-1-ピペリジル]プロパン酸
MS m/e: 889.5 ([M+H+]+)
実施例A36
5-[4-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)アミノ]フェニル]ピペリジン-1-イル]アセチル]ピペラジン-1-イル]フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000506
基本手順VIIIに従って、表題化合物を薄緑色の固体として収率38%で得た。
アミン:3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(4-ピペラジン-1-イルフェニル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
酸:2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]酢酸塩酸塩
MS m/e: 882.6 ([M+H+]+)
実施例A37
5-[6-[4-[2-[5-[(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)アミノ]-1,3-ジヒドロイソインドール-2-イル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリジン-3-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000507
基本手順VIIIに従って、表題化合物を緑色の固体として収率51%で得た。
アミン:3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(6-ピペラジン-1-イル-3-ピリジル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
酸:2-[5-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]イソインドリン-2-イル]酢酸塩酸塩
MS m/e: 841.5 ([M+H+]+)
実施例A38
5-[6-[[4-[2-[5-[(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)アミノ]-1,3-ジヒドロイソインドール-2-イル]アセチル]ピペラジン-1-イル]メチル]ピリジン-3-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000508
基本手順VIIIに従って、表題化合物を灰色の固体として収率48%で得た。
アミン:3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-[6-(ピペラジン-1-イルメチル)-3-ピリジル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
酸:2-[5-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]イソインドリン-2-イル]酢酸塩酸塩
MS m/e: 855.5 ([M+H+]+)
実施例A39
2-[4-[(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)アミノ]フェニル]-N-[2-[4-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリジン-2-イル]ピペラジン-1-イル]-2-オキソエチル]-N-メチルアセトアミド
Figure 2023530030000509
基本手順VIIIに従って、表題化合物を薄黄色の固体として収率41%で得た。
アミン:3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(6-ピペラジン-1-イル-3-ピリジル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
酸:2-[[2-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]アセチル]-メチル-アミノ]酢酸塩酸塩
MS m/e: 871.7 ([M+H+]+)
実施例A40
4-[5-[(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)アミノ]ピリジン-2-イル]-N-[1-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]ピペリジン-4-イル]ピペリジン-1-カルボキサミド;ギ酸
Figure 2023530030000510
THF(25mL)及びDCM(5mL)中の5-[2-(4-アミノ-1-ピペリジル)ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(50.0mg、0.08mmol、1当量)の溶液に25℃でDIPEA(53.22mg、0.41mmol、5当量)及び炭酸ビス(トリクロロメチル)(9.78mg、0.030mmol、0.4当量)を添加した。1時間後、反応物に3-[[6-(4-ピペリジル)-3-ピリジル]アミノ]ピペリジン-2,6-ジオン(26.75mg、0.08mmol、1当量)を添加し、次いで反応物を60℃で4時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮して、残渣とした。残渣を分取HPLCにより精製し、凍結乾燥して、表題化合物(6.7mg、0.010mmol、収率8.74%)を白色の固体として得た。MS m/e: 885 ([M+H+]+)
実施例A41
4-[4-[(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)アミノ]フェニル]-N-[1-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリジン-2-イル]ピペリジン-4-イル]ピペリジン-1-カルボキサミド;ギ酸
Figure 2023530030000511
THF(25mL)及びDCM(5mL)中の5-[6-(4-アミノ-1-ピペリジル)-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(50.0mg、0.08mmol、1当量)の溶液に25℃でDIPEA(53.31mg、0.41mmol、5当量)及び炭酸ビス(トリクロロメチル)(9.79mg、0.030mmol、0.4当量)を添加した。1時間後、反応物に3-[4-(4-ピペリジル)アニリノ]ピペリジン-2,6-ジオン(26.71mg、0.08mmol、1当量)を添加し、次いで反応物を60℃で4時間撹拌した。LCMSにより、所望の生成物MS:[M+H]=883.0が約79%検出されたと示された。反応混合物を減圧下で濃縮して、残渣とした。残渣を分取HPLCにより精製し、凍結乾燥して、表題化合物(12mg、0.010mmol、収率15.31%)をオフホワイト色の固体として得た。MS m/e: 883 ([M+H+]+)
実施例A42
4-[4-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)オキシフェニル]-N-[1-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリジン-2-イル]ピペリジン-4-イル]ピペリジン-1-カルボキサミド;ギ酸
Figure 2023530030000512
THF(10mL)中の5-[6-(4-アミノ-1-ピペリジル)-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン塩酸塩(20.0mg、0.030mmol、1当量)の溶液に25℃でDIPEA(21.32mg、0.160mmol、5当量)及び炭酸ビス(トリクロロメチル)(3.92mg、0.010mmol、0.400当量)を添加した。1時間後、反応物に3-[4-(4-ピペリジル)フェノキシ]ピペリジン-2,6-ジオン塩酸塩(10.72mg、0.030mmol、1当量)を添加し、次いで反応物を60℃で12時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮して、残渣とした。残渣を分取HPLCにより精製し、凍結乾燥して、表題化合物(12mg、0.010mmol、収率37.11%)を黄色の固体として得た。MS m/e: 884 ([M+H+]+)
実施例A43
5-[2-[1-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)アミノ]フェニル]ピペリジン-1-イル]アセチル]ピペリジン-4-イル]エチニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000513
基本手順VIIIに従って、表題化合物を薄黄色の固体として収率25%で得た。
アミン:3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-[2-(4-ピペリジル)エチニル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
酸:2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]酢酸塩酸塩
MS m/e: 829.6 ([M+H+]+)
実施例A44
5-[4-[1-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)アミノ]フェニル]ピペリジン-1-イル]アセチル]ピペリジン-4-イル]フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000514
基本手順VIIIに従って、表題化合物を薄緑色の固体として収率64%で得た。
アミン:3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-[4-(4-ピペリジル)フェニル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
酸:2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]酢酸塩酸塩
MS m/e: 882.7 ([M+H+]+)
実施例A45
5-[6-[4-[2-[4-[5-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)オキシピリジン-2-イル]ピペリジン-1-イル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリジン-3-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000515
基本手順VIIIに従って、表題化合物を薄黄色の固体として収率52%で得た。
アミン:3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(6-ピペラジン-1-イル-3-ピリジル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
酸:2-[4-[5-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)オキシ]-2-ピリジル]-1-ピペリジル]酢酸塩酸塩
MS m/e: 885.6 ([M+H+]+)
実施例A46
5-[2-[1-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)アミノ]フェニル]ピペリジン-1-イル]アセチル]ピペリジン-4-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000516
基本手順VIIIに従って、表題化合物を薄黄色の固体として収率73%で得た。
アミン:3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-[2-(4-ピペリジル)ピリミジン-5-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
酸:2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]酢酸塩酸塩
MS m/e: 883.5 ([M+H+]+)
実施例A47
5-[6-[4-[2-[4-[4-[(2,4-ジオキソ-3-アザビシクロ[3.1.1]ヘプタン-1-イル)アミノ]フェニル]ピペリジン-1-イル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリジン-3-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000517
基本手順VIIIに従って、表題化合物を薄黄色の固体として収率52%で得た。
アミン:3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(6-ピペラジン-1-イル-3-ピリジル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
酸:2-[4-[4-[(2,4-ジオキソ-3-アザビシクロ[3.1.1]ヘプタン-1-イル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]酢酸塩酸塩
MS m/e: 895.7 ([M+H+]+)
実施例A48
N-[3-[5-[4-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)アミノ]フェニル]ピペリジン-1-イル]アセチル]ピペラジン-1-イル]フェニル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロフェニル]ピロリジン-1-スルホンアミド
Figure 2023530030000518
基本手順VIIIに従って、表題化合物を収率13%で得た。
アミン:N-[2,4-ジフルオロ-3-[5-(4-ピペラジン-1-イルフェニル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]フェニル]ピロリジン-1-スルホンアミド
酸:2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]酢酸塩酸塩
MS m/e: 894.8 ([M+H+]+)
実施例A49
5-[6-[1-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)アミノ]フェニル]ピペリジン-1-イル]アセチル]ピペリジン-4-イル]ピリジン-3-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000519
基本手順VIIIに従って、表題化合物を薄黄色の固体として収率17%で得た。
アミン:3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-[6-(4-ピペリジル)-3-ピリジル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン2,2,2-トリフルオロ酢酸
酸:2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]酢酸塩酸塩
MS m/e: 883.6 ([M+H+]+)
実施例A50
N-[3-[5-[4-[4-[2-[4-[4-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)オキシフェニル]ピペリジン-1-イル]アセチル]ピペラジン-1-イル]フェニル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロフェニル]ピロリジン-1-スルホンアミド
Figure 2023530030000520
基本手順VIIIに従って、表題化合物を白色の固体として収率16%で得た。
アミン:3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-[6-(4-ピペリジル)-3-ピリジル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン2,2,2-トリフルオロ酢酸
酸:2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)オキシ]フェニル]-1-ピペリジル]酢酸塩酸塩
MS m/e: 893.3 ([M-H+]-)
実施例A51
N-[3-[5-[4-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)アミノ]フェニル]ピペラジン-1-イル]アセチル]ピペラジン-1-イル]フェニル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロフェニル]ピロリジン-1-スルホンアミド
Figure 2023530030000521
基本手順VIIIに従って、表題化合物を白色の固体として収率16%で得た。
アミン:3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-[6-(4-ピペリジル)-3-ピリジル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン2,2,2-トリフルオロ酢酸
酸:2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]ピペラジン-1-イル]酢酸塩酸塩
MS m/e: 893.3 ([M-H+]-)
実施例A52
N-[3-[5-[4-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)アミノ]フェニル]ピペリジン-1-イル]アセチル]ピペラジン-1-イル]フェニル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロフェニル]シクロペンタンスルホンアミド
Figure 2023530030000522
基本手順VIIIに従って、表題化合物を白色の固体として収率8%、純度77%で得た。
アミン:N-[2,4-ジフルオロ-3-[5-(4-ピペラジン-1-イルフェニル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]フェニル]シクロペンタンスルホンアミドトリフルオロ酢酸
酸:2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]酢酸塩酸塩
MS m/e: 893.3 ([M+H+]+)
実施例A53
N-[1-[[4-[3-[2,6-ジフルオロ-3-(ピロリジン-1-イルスルホニルアミノ)ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]フェニル]メチル]ピペリジン-4-イル]-4-[4-[(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)アミノ]フェニル]ピペリジン-1-カルボキサミド;ギ酸
Figure 2023530030000523
THF(10mL)及びDCM(10mL)中の3-[4-(4-ピペリジル)アニリノ]ピペリジン-2,6-ジオン塩酸塩(16.93mg、0.050mmol、1.1当量)及びN-エチル-N-イソプロピルプロパン-2-アミン(36.86mg、0.290mmol、6当量)の溶液に、次いで、25℃で炭酸ビス(トリクロロメチル)(5.64mg、0.020mmol、0.400当量)を添加し、混合物を25℃で1時間撹拌した。次いで、混合物にN-[3-[5-[4-[(4-アミノ-1-ピペリジル)メチル]フェニル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロ-フェニル]ピロリジン-1-スルホンアミド塩酸塩(30.0mg、0.050mmol、1当量)を添加し、反応混合物を70℃で15時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮して、残渣とした。残渣を分取HPLCにより精製し、凍結乾燥して、表題化合物(6mg、0.010mmol、収率15.85%)をオフホワイト色の固体として得た。MS m/e: 908 ([M+H+]+)
実施例A54
5-[2-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)アミノ]-2-フルオロフェニル]ピペリジン-1-イル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000524
基本手順VIIIに従って、表題化合物を薄緑色の固体として収率50%で得た。
アミン:3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(2-ピペラジン-1-イルピリミジン-5-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
酸:2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-1-ピペリジル]酢酸塩酸塩
MS m/e: 902 ([M+H+]+)
実施例A55
5-[2-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)アミノ]フェニル]ピペリジン-1-イル]-2-メチルプロパノイル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000525
基本手順VIIIに従って、表題化合物を薄緑色の固体として収率21%で得た。
アミン:3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(2-ピペラジン-1-イルピリミジン-5-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
酸:2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]-2-メチル-プロパン酸塩酸塩
MS m/e: 913 ([M+H+]+)
実施例A56
2-[4-[5-[(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)アミノ]ピリジン-2-イル]ピペリジン-1-イル]-N-[1-[4-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]フェニル]ピペリジン-4-イル]アセトアミド;ギ酸
Figure 2023530030000526
THF(15mL)中の5-[4-(4-アミノ-1-ピペリジル)フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(30.0mg、0.05mmol、1当量)の溶液に0℃でDIPEA(32.04mg、0.25mmol、5当量)及び塩化クロロアセチル(5.6mg、0.05mmol、1当量)を添加した。反応物を25℃で1時間撹拌した後、3-[[6-(4-ピペリジル)-3-ピリジル]アミノ]ピペリジン-2,6-ジオン(32.21mg、0.1mmol、2当量)及びヨウ化カリウム(41.15mg、0.25mmol、5当量)を添加し、反応物を60℃で24時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮して、残渣とした。残渣を分取HPLCにより精製し、凍結乾燥して、表題化合物(7mg、0.010mmol、収率14.63%)を薄黄色の固体として得た。MS m/e: 897.2 ([M+H+]+)
実施例A57
2-[4-[5-[(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)アミノ]ピリジン-2-イル]ピペリジン-1-イル]-N-[1-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリジン-2-イル]ピペリジン-4-イル]アセトアミド;ギ酸
Figure 2023530030000527
THF(15mL)中の5-[6-(4-アミノ-1-ピペリジル)-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(35.0mg、0.05mmol、1当量)の溶液に0℃でDIPEA(33.08mg、0.26mmol、5当量)及び塩化クロロアセチル(5.78mg、0.05mmol、1当量)を添加した。反応物を25℃で1時間撹拌した後、3-[[6-(4-ピペリジル)-3-ピリジル]アミノ]ピペリジン-2,6-ジオン(16.63mg、0.05mmol、1当量)及びヨウ化カリウム(17.0mg、0.1mmol、2当量)を添加し、反応物を60℃で12時間撹拌した。LCMSにより、所望の生成物MS:[M+H]=898.1が検出されたことが示された。反応混合物を減圧下で濃縮して、残渣とした。残渣を分取HPLCにより精製し、凍結乾燥して、表題化合物(9mg、0.010mmol、収率18.62%)を白色の固体として得た。MS m/e: 898.2 ([M+H+]+)
実施例A58
2-[4-[5-[(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)アミノ]ピリジン-2-イル]ピペリジン-1-イル]-N-[1-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]ピペリジン-4-イル]アセトアミド;ギ酸
Figure 2023530030000528
THF(15mL)中の5-[2-(4-アミノ-1-ピペリジル)ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(30.0mg、0.05mmol、1当量)の溶液に0℃でDIPEA(31.93mg、0.25mmol、5当量)及び塩化クロロアセチル(5.58mg、0.05mmol、1当量)を添加した。反応物を25℃で1時間撹拌した後、3-[[6-(4-ピペリジル)-3-ピリジル]アミノ]ピペリジン-2,6-ジオン(32.1mg、0.1mmol、2当量)及びヨウ化カリウム(41.02mg、0.25mmol、5当量)を添加し、反応物を60℃で24時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮して、残渣とした。残渣を分取HPLCにより精製し、凍結乾燥して、表題化合物(7mg、0.010mmol、収率14.51%)を白色の固体として得た。MS m/e: 899.2 ([M+H+]+)
実施例A59
2-[4-[4-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)オキシフェニル]ピペリジン-1-イル]-N-[1-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]ピペリジン-4-イル]アセトアミド;ギ酸
Figure 2023530030000529
DMF(2mL)中の5-[2-(4-アミノ-1-ピペリジル)ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン塩酸塩(40.0mg、0.070mmol、1当量)の溶液に25℃でDIPEA(35.85mg、0.280mmol、4.21当量)、2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)オキシ]フェニル]-1-ピペリジル]酢酸(24.02mg、0.070mmol、1.05当量)及びHATU(26.37mg、0.070mmol、1.05当量)を添加した。次いで、反応物を25℃で2時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮して、残渣とした。残渣を分取HPLCにより精製し、凍結乾燥して、表題化合物(20mg、0.020mmol、収率31.23%)を白色の固体として得た。MS m/e: 899 ([M+H+]+)
実施例A60
2-[4-[5-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)オキシピリジン-2-イル]ピペリジン-1-イル]-N-[1-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]ピペリジン-4-イル]アセトアミド;ギ酸
Figure 2023530030000530
DMF(2mL)中の5-[2-(4-アミノ-1-ピペリジル)ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン塩酸塩(40.0mg、0.070mmol、1当量)の溶液に25℃でDIPEA(35.85mg、0.280mmol、4.21当量)、2-[4-[5-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)オキシ]-2-ピペリジル]-1-ピペリジル]酢酸;2,2,2-トリフルオロ酢酸(32.0mg、0.070mmol、1.05当量)及びHATU(26.37mg、0.070mmol、1.05当量)を添加した。次いで、反応物を25℃で1時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮して、残渣とした。残渣を分取HPLCにより精製し、凍結乾燥して、表題化合物(30mg、0.030mmol、収率48.13%)を白色の固体として得た。MS m/e: 900.1 ([M+H+]+)
実施例A61
2-[4-[4-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)オキシフェニル]ピペリジン-1-イル]-N-[1-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリジン-2-イル]ピペリジン-4-イル]アセトアミド;ギ酸
Figure 2023530030000531
DMF(2mL)中の5-[6-(4-アミノ-1-ピペリジル)-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(30.0mg、0.050mmol、1当量)及び2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)オキシ]フェニル]-1-ピペリジル]酢酸(20.57mg、0.060mmol、1.2当量)の溶液にDIPEA(0.03mL、0.150mmol、3当量)及びHATU(41.41mg、0.050mmol、1.1当量)を添加した。混合物を25℃で3時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮して、残渣とした。残渣を分取HPLCにより精製し、凍結乾燥して、表題化合物(24.21mg、0.030mmol、収率54.47%)を黄色の固体として得た。MS m/e: 898.5 ([M+H+]+)
実施例A62
2-[4-[4-[(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)アミノ]フェニル]ピペリジン-1-イル]-N-[1-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]ピペリジン-4-イル]アセトアミド;ギ酸
Figure 2023530030000532
DMF(2mL)中の2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]酢酸;2,2,2-トリフルオロ酢酸(60.54mg、0.130mmol、2当量)の溶液に25℃で5-[2-(4-アミノ-1-ピペリジル)ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン塩酸塩(40.0mg、0.070mmol、1当量)、DIPEA(51.09mg、0.400mmol、6当量)及びpyBop(36.09mg、0.070mmol、1.05当量)を添加した。次いで、反応物を25℃で1時間撹拌した。混合物を分取HPLCにより精製して、表題化合物(16mg、0.020mmol、収率25.72%)を青色の固体として得た。MS m/e: 898.1 ([M+H+]+)
実施例A63
2-[4-[4-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)オキシフェニル]ピペリジン-1-イル]-N-[1-[4-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]フェニル]ピペリジン-4-イル]アセトアミド;ギ酸
Figure 2023530030000533
DMF(2mL)中の2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)オキシ]フェニル]-1-ピペリジル]酢酸(24.1mg、0.070mmol、1.05当量)の溶液に25℃でDIPEA(35.97mg、0.280mmol、4.21当量)、5-[4-(4-アミノ-1-ピペリジル)フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン塩酸塩(40.0mg、0.070mmol、1当量)及びpyBop(36.21mg、0.070mmol、1.05当量)を添加した。次いで、反応物を25℃で2時間撹拌した。混合物を分取HPLCにより精製して、表題化合物(20mg、0.020mmol、収率32.08%)を黄色の固体として得た。MS m/e: 897.0 ([M+H+]+)
実施例A64
2-[4-[5-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)オキシピリジン-2-イル]ピペリジン-1-イル]-N-[1-[4-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]フェニル]ピペリジン-4-イル]アセトアミド;ギ酸
Figure 2023530030000534
DMF(2mL)中の5-[4-(4-アミノ-1-ピペリジル)フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン塩酸塩(40.0mg、0.070mmol、1当量)、2-[4-[5-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)オキシ]-2-ピリジル]-1-ピペリジル]酢酸;2,2,2-トリフルオロ酢酸(45.75mg、0.100mmol、1.5当量)及びDIPEA(35.97mg、0.280mmol、4.21当量)の溶液に25℃でpyBop(36.21mg、0.070mmol、1.05当量)を添加した。次いで、反応物を25℃で2時間撹拌した。混合物を分取HPLCにより精製して、表題化合物(18mg、0.020mmol、収率28.84%)を黄色の固体として得た。MS m/e: 898.1 ([M+H+]+)
実施例A65
2-[4-[5-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)オキシピリジン-2-イル]ピペリジン-1-イル]-N-[1-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリジン-2-イル]ピペリジン-4-イル]アセトアミド;ギ酸
Figure 2023530030000535
DMF(2mL)中の2-[4-[5-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)オキシ]-2-ピリジル]-1-ピペリジル]酢酸(27.41mg、0.060mmol、1.2当量)及び5-[6-(4-アミノ-1-ピペリジル)-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(30.0mg、0.050mmol、1当量)の溶液にDIPEA(0.04mL、0.250mmol、5当量)及びPyBOP(25.75mg、0.050mmol、1当量)を添加した。混合物を25℃で3時間撹拌した。混合物を濃縮し、分取HPLCにより精製し、凍結乾燥して、表題化合物(16.9mg、0.020mmol、収率37.98%)を黄色の固体として得た。MS m/e: 899.5 ([M+H+]+)
実施例A66
2-[4-[4-[(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)アミノ]フェニル]ピペリジン-1-イル]-N-[1-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリジン-2-イル]ピペリジン-4-イル]アセトアミド;ギ酸
Figure 2023530030000536
DMF(2mL)中の2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]酢酸(30.0mg、0.050mmol、1当量)及び5-[6-(4-アミノ-1-ピペリジル)-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(45.48mg、0.100mmol、2当量)の溶液にDIPEA(0.04mL、0.250mmol、5当量)及びPyBOP(25.75mg、0.050mmol、1当量)を添加した。混合物を25℃で3時間撹拌した。混合物を濃縮し、分取HPLCにより精製し、凍結乾燥して、表題化合物(23.38mg、0.020mmol、収率52.66%)を黄色の固体として得た。MS m/e: 897.5 ([M+H+]+)
実施例A67
2-[4-[4-[(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)アミノ]フェニル]ピペリジン-1-イル]-N-[1-[4-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]フェニル]ピペリジン-4-イル]アセトアミド;ギ酸
Figure 2023530030000537
DMF(2mL)中の2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]酢酸;2,2,2-トリフルオロ酢酸(60.74mg、0.130mmol、2当量)及び5-[4-(4-アミノ-1-ピペリジル)フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン塩酸塩(40.0mg、0.070mmol、1当量)の溶液に25℃でDIPEA(35.97mg、0.280mmol、4.21当量)及びPyBOP(36.21mg、0.070mmol、1.05当量)を添加した。次いで、反応物を25℃で2時間撹拌した。混合物を分取HPLCにより精製して、表題化合物(19mg、0.020mmol、収率30.51%)を黄色の固体として得た。MS m/e: 896.1 ([M+H+]+)
実施例A68
5-[2-[4-[2-[4-[5-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)オキシピリジン-2-イル]ピペラジン-1-イル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000538
基本手順VIIIに従って、表題化合物を薄黄色の固体として収率65%で得た。
アミン:3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(2-ピペラジン-1-イルピリミジン-5-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
酸:2-[4-[5-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)オキシ]-2-ピリジル]ピペラジン-1-イル]酢酸塩酸塩
MS m/e: 887.6 ([M+H+]+)
実施例A69
5-[2-[4-[2-[4-[5-[(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)アミノ]ピリジン-2-イル]ピペリジン-1-イル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000539
基本手順VIIIに従って、表題化合物を薄黄色の固体として収率54%で得た。
アミン:3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(2-ピペラジン-1-イルピリミジン-5-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
酸:2-[4-[5-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-ピリジル]-1-ピペリジル]酢酸塩酸塩
MS m/e: 885.6 ([M+H+]+)
実施例A70
5-[2-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-メチルアミノ]フェニル]ピペリジン-1-イル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000540
基本手順VIIIに従って、表題化合物を薄黄色の固体として収率53%で得た。
アミン:3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(2-ピペラジン-1-イルピリミジン-5-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
酸:2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-メチル-アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]酢酸塩酸塩
MS m/e: 899.7 ([M+H+]+)
実施例A71
3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロベンゾイル]-5-[6-[rac-(1R,5S)-8-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)アミノ]フェニル]ピペリジン-1-イル]アセチル]-3,8-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-3-イル]ピリジン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000541
基本手順VIIIに従って、表題化合物を得た。
アミン:5-[6-(3,8-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-3-イル)-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン2,2,2-トリフルオロ酢酸
酸:2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]酢酸塩酸塩
MS m/e: 909.8 ([M+H+]+)
実施例A72
N-[3-[5-[6-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)アミノ]フェニル]ピペリジン-1-イル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリジン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロフェニル]ピロリジン-1-スルホンアミド
Figure 2023530030000542
基本手順VIIIに従って、表題化合物を白色の粉末として収率13%で得た。
アミン:N-[2,4-ジフルオロ-3-[5-(6-ピペラジン-1-イル-3-ピリジル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]フェニル]ピロリジン-1-スルホンアミド2,2,2-トリフルオロ酢酸
酸:2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]酢酸塩酸塩
MS m/e: 895.4 ([M+H+]+)
実施例A73
N-[3-[5-[6-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)アミノ]フェニル]ピペラジン-1-イル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリジン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロフェニル]ピロリジン-1-スルホンアミド
Figure 2023530030000543
基本手順VIIIに従って、表題化合物を白色の粉末として収率13%で得た。
アミン:N-[2,4-ジフルオロ-3-[5-(6-ピペラジン-1-イル-3-ピリジル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]フェニル]ピロリジン-1-スルホンアミド2,2,2-トリフルオロ酢酸
酸:2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]ピペラジン-1-イル]酢酸塩酸塩
MS m/e: 896.4 ([M+H+]+)
実施例A74
(3R)-N-[3-[5-[4-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)アミノ]フェニル]ピペラジン-1-イル]アセチル]ピペラジン-1-イル]フェニル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロフェニル]-3-フルオロピロリジン-1-スルホンアミド
Figure 2023530030000544
基本手順VIIIに従って、表題化合物を白色の粉末として収率10%で得た。
アミン:(3R)-N-[2,4-ジフルオロ-3-[5-(4-ピペラジン-1-イルフェニル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]フェニル]-3-フルオロ-ピロリジン-1-スルホンアミドトリフルオロ酢酸
酸:2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]ピペラジン-1-イル]酢酸塩酸塩
MS m/e: 913.3 ([M+H+]+)
実施例A75
(3R)-N-[3-[5-[4-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)アミノ]フェニル]ピペラジン-1-イル]アセチル]ピペラジン-1-イル]フェニル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロフェニル]-3-フルオロピロリジン-1-スルホンアミド
Figure 2023530030000545
基本手順VIIIに従って、表題化合物を白色の粉末として収率10%で得た。
アミン:(3R)-N-[2,4-ジフルオロ-3-[5-(4-ピペラジン-1-イルフェニル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]フェニル]-3-フルオロ-ピロリジン-1-スルホンアミドトリフルオロ酢酸
酸:2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]酢酸塩酸塩
MS m/e: 912.3 ([M+H+]+)
実施例A76
5-[6-[2-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)アミノ]フェニル]ピペリジン-1-イル]アセチル]-2,6-ジアザスピロ[3.3]ヘプタン-6-イル]ピリジン-3-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000546
基本手順VIIIに従って、表題化合物を白色の粉末として収率10%で得た。
アミン:5-[6-(2,6-ジアザスピロ[3.3]ヘプタン-2-イル)-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
酸:2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]酢酸塩酸塩
MS m/e: 895.6 ([M+H+]+)
実施例A77
5-[6-[2-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)アミノ]フェニル]ピペラジン-1-イル]アセチル]-2,6-ジアザスピロ[3.3]ヘプタン-6-イル]ピリジン-3-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000547
基本手順VIIIに従って、表題化合物を白色の粉末として収率11%で得た。
アミン:5-[6-(2,6-ジアザスピロ[3.3]ヘプタン-2-イル)-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
酸:2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]ピペラジン-1-イル]酢酸塩酸塩
MS m/e: 896.6 ([M+H+]+)
実施例A78
5-[2-[4-[3-[4-[4-[(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)アミノ]フェニル]ピペリジン-1-イル]シクロブタンカルボニル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000548
基本手順VIIIに従って、表題化合物を薄茶色の固体として収率50%で得た。
アミン:3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(2-ピペラジン-1-イルピリミジン-5-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
酸:cis-3-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]シクロブタンカルボン酸
MS m/e: 925.4 ([M+H+]+)
実施例A79
5-[2-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)アミノ]ピラゾール-1-イル]ピペリジン-1-イル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000549
基本手順VIIIに従って、表題化合物を緑色の固体として収率44%で得た。
アミン:3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(2-ピペラジン-1-イルピリミジン-5-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
酸:2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]ピラゾール-1-イル]-1-ピペリジル]酢酸塩酸塩
MS m/e: 874.7 ([M+H+]+)
実施例A80
5-[4-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)アミノ]ピラゾール-1-イル]ピペリジン-1-イル]アセチル]ピペラジン-1-イル]フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000550
基本手順VIIIに従って、表題化合物を緑色の固体として収率51%で得た。
アミン:3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(4-ピペラジン-1-イルフェニル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
酸:2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]ピラゾール-1-イル]-1-ピペリジル]酢酸塩酸塩
MS m/e: 872.6 ([M+H+]+)
実施例A81
5-[6-[4-[4-[4-[4-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)フェニル]ピペリジン-1-イル]ブタノイル]ピペラジン-1-イル]ピリジン-3-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000551
基本手順VIIIに従って、表題化合物を黄色の固体として収率27%で得た。
アミン:3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(6-ピペラジン-1-イル-3-ピリジル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
酸:4-[4-[4-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)フェニル]-1-ピペリジル]ブタン酸塩酸塩
MS m/e: 897.6 ([M+H+]+)
実施例A82
5-[6-[4-[2-[4-[4-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)フェニル]ピペリジン-1-イル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリジン-3-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000552
基本手順VIIIに従って、表題化合物を薄黄色の固体として収率89%で得た。
アミン:3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(6-ピペラジン-1-イル-3-ピリジル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
酸:2-[4-[4-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)フェニル]-1-ピペリジル]酢酸塩酸塩
MS m/e: 868.4 ([M+H+]+)
実施例A83
5-[2-[4-[4-[4-[4-[(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)アミノ]フェニル]ピペリジン-1-イル]ピペリジン-1-カルボニル]フェニル]エチニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000553
基本手順VIIIに従って、表題化合物を橙色の固体として収率31%で得た。
アミン:3-[4-[1-(4-ピペリジル)-4-ピペリジル]アニリノ]ピペリジン-2,6-ジオン塩酸塩
酸:4-[2-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]エチニル]安息香酸
MS m/e: 891.5 ([M+H+]+)
実施例A84
N-[2,4-ジフルオロ-3-[5-[6-[rac-(1R,5S)-9-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)アミノ]フェニル]ピペリジン-1-イル]アセチル]-3,9-ジアザビシクロ[3.3.1]ノナン-3-イル]ピリジン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]フェニル]ピロリジン-1-スルホンアミド
Figure 2023530030000554
基本手順VIIIに従って、表題化合物を薄黄色の粉末として収率15%で得た。
アミン:N-[2,4-ジフルオロ-3-[5-[6-[rac-(1S,5R)-3,9-ジアザビシクロ[3.3.1]ノナン-3-イル]-3-ピリジル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]フェニル]ピロリジン-1-スルホンアミド2,2,2-トリフルオロ酢酸
酸:2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]ピペラジン-1-イル]酢酸塩酸塩
MS m/e: 935.4 ([M+H+]+)
実施例A85
N-[3-[5-[4-[4-[2-[4-[4-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)フェニル]ピペリジン-1-イル]アセチル]ピペラジン-1-イル]フェニル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロフェニル]ピロリジン-1-スルホンアミド
Figure 2023530030000555
基本手順VIIIに従って、表題化合物を収率20%で得た。
アミン:N-[2,4-ジフルオロ-3-[5-(4-ピペラジン-1-イルフェニル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]フェニル]ピロリジン-1-スルホンアミド2,2,2-トリフルオロ酢酸
酸:2-[4-[4-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)フェニル]-1-ピペリジル]酢酸塩酸塩
MS m/e: 879.3 ([M+H+]+)
実施例A86
N-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)アミノ]フェニル]ピペリジン-1-イル]エチル]-4-[2-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]エチニル]ベンズアミド
Figure 2023530030000556
基本手順VIIIに従って、表題化合物を橙色の固体として収率48%で得た。
アミン:3-[4-[1-(2-アミノエチル)-4-ピペリジル]アニリノ]ピペリジン-2,6-ジオン二塩酸塩
酸:4-[2-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]エチニル]安息香酸
MS m/e: 851 ([M+H+]+)
実施例A87
5-[2-[4-[2-[4-[4-[(2,4-ジオキソ-3-アザビシクロ[3.1.1]ヘプタン-1-イル)アミノ]フェニル]ピペリジン-1-イル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン;ギ酸
Figure 2023530030000557
基本手順VIIIに従って、表題化合物を橙色の固体として収率19%で得た。
アミン:3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(2-ピペラジン-1-イルピリミジン-5-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
酸:2-[4-[4-[(2,4-ジオキソ-3-アザビシクロ[3.1.1]ヘプタン-1-イル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]酢酸塩酸塩
MS m/e: 897.4 ([M+H+]+)
実施例A88
N-[3-[5-[4-[4-[2-[4-[3-(2,4-ジオキソ-1,3-ジアジナン-1-イル)フェニル]ピペリジン-1-イル]アセチル]ピペラジン-1-イル]フェニル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロフェニル]ピロリジン-1-スルホンアミド
Figure 2023530030000558
基本手順VIIIに従って、表題化合物を黄色の固体として収率22%で得た。
アミン:N-[2,4-ジフルオロ-3-[5-(4-ピペラジン-1-イルフェニル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]フェニル]ピロリジン-1-スルホンアミド
酸:2-[4-[3-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)フェニル]-1-ピペリジル]酢酸塩酸塩
MS m/e: 880.3 ([M+H+]+)
実施例A89
N-[3-[5-[4-[1-[4-[4-[4-[(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)アミノ]フェニル]ピペリジン-1-イル]ブタノイル]アゼチジン-3-イル]フェニル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロフェニル]ピロリジン-1-スルホンアミド
Figure 2023530030000559
基本手順VIIIに従って、表題化合物を黄色の固体として収率25%で得た。
アミン:N-[3-[5-[4-(アゼチジン-3-イル)フェニル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロ-フェニル]ピロリジン-1-スルホンアミド2,2,2-トリフルオロ酢酸
酸:4-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]ブタン酸塩酸塩
MS m/e: 893.3 ([M+H+]+)
実施例A90
5-[2-[4-[[2-[4-[5-[(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)アミノ]ピリジン-2-イル]ピペリジン-1-イル]-2-オキソエチル]-メチルアミノ]ピペリジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン;ギ酸
Figure 2023530030000560
DMF(2mL)中の3-[[6-(4-ピペリジル)-3-ピリジル]アミノ]ピペリジン-2,6-ジオン(9.45mg、0.030mmol、1.1当量)の溶液に30℃でDIPEA(10.26mg、0.080mmol、3当量)、2-[[1-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]-4-ピペリジル]-メチル-アミノ]酢酸(17.0mg、0.030mmol、1当量)及びPyBOP(15.13mg、0.030mmol、1.1当量)を添加した。次いで、反応物を30℃で2時間撹拌した。反応混合物を濾過し、濾液を分取HPLCにより精製して、表題化合物(2.8mg、0mmol、収率10.95%)を白色の固体として得た。MS m/e: 913.1 ([M+H+]+)
実施例A91
5-[2-[4-[2-[4-[4-(2,4-ジオキソ-1,3-ジアジナン-1-イル)フェニル]ピペリジン-1-イル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000561
基本手順VIIIに従って、表題化合物を薄黄色の固体として収率80%で得た。
アミン:3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(2-ピペラジン-1-イルピリミジン-5-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
酸:2-[4-[4-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)フェニル]-1-ピペリジル]酢酸塩酸塩
MS m/e: 870.6 ([M+H+]+)
実施例A92
2-[4-[5-[(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)アミノ]ピリジン-2-イル]ピペリジン-1-イル]-N-[1-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]ピペリジン-4-イル]-N-メチルアセトアミド;ギ酸
Figure 2023530030000562
DMF(4.21mL)中の3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-[2-[4-(メチルアミノ)-1-ピペリジル]ピリミジン-5-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン塩酸塩(20.0mg、0.030mmol、1当量)、2-[4-[5-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-ピリジル]-1-ピペリジル]酢酸塩酸塩(13.56mg、0.040mmol、1.1当量)及びDIPEA(mg、0.030mmol、1当量)にPyBOP(18.42mg、0.040mmol、1.1当量)を添加した。反応混合物を25℃で2時間撹拌した。反応混合物を分取HPLCにより精製して、表題化合物(10.6mg、0.010mmol、収率34.32%)を黄色の固体として得た。MS m/e: 913.6 ([M+H+]+)
実施例A93
5-[2-[4-[[2-[4-[5-[(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)アミノ]ピリジン-2-イル]ピペリジン-1-イル]-2-オキソエチル]アミノ]ピペリジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン;ギ酸
Figure 2023530030000563
DMF(2mL)中の3-[[6-(4-ピペリジル)-3-ピリジル]アミノ]ピペリジン-2,6-ジオン塩酸塩(21.98mg、0.070mmol、1.5当量)、2-[[1-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]-4-ピペリジル]アミノ]酢酸;2,2,2-トリフルオロ酢酸(33.5mg、0.050mmol、1当量)及びDIPEA(17.47mg、0.140mmol、3当量)の溶液にPyBOP(25.8mg、0.050mmol、1.1当量)を添加した。反応混合物を25℃で2時間撹拌した。反応混合物を分取HPLCにより精製して、表題化合物(13.2mg、0.010mmol、収率30.75%)を茶色の固体として得た。MS m/e: 899.6 ([M+H+]+)
実施例A94
5-[2-[4-[4-[4-[(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)アミノ]フェニル]ピペリジン-1-カルボニル]ピペリジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000564
基本手順VIIIに従って、表題化合物を薄緑色の固体として収率53%で得た。
アミン:3-((4-(ピペリジン-4-イル)フェニル)アミノ)ピペリジン-2,6-ジオン塩酸塩
酸:1-(5-(3-(3-((N-エチル-N-メチルスルファモイル)アミノ)-2,6-ジフルオロベンゾイル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)ピリミジン-2-イル)ピペリジン-4-カルボン酸
MS m/e: 869.5 ([M+H+]+)
実施例A95
2-[4-[5-[(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)アミノ]ピリジン-2-イル]ピペリジン-1-イル]-N-[1-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリジン-2-イル]ピペリジン-4-イル]-N-メチルアセトアミド;塩酸塩
Figure 2023530030000565
DMF(4mL)中の3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-[6-[4-(メチルアミノ)-1-ピペリジル]-3-ピリジル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(25.0mg、0.040mmol、1当量)及び2-[4-[5-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-ピリジル]-1-ピペリジル]酢酸(18.52mg、0.050mmol、1.2当量)の溶液にDIPEA(0.04mL、0.200mmol、5当量)及びPyBOP(20.97mg、0.040mmol、1当量)を添加した。混合物を25℃で3時間撹拌した。混合物を濃縮し、分取HPLCにより精製し、凍結乾燥して、表題化合物(7.4mg、0.010mmol、収率19.35%)を黄色の固体として得た。MS m/e: 912.6 ([M+H+]+)
実施例A96
5-[4-[4-[[2-[4-[5-[(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)アミノ]ピリジン-2-イル]ピペリジン-1-イル]-2-オキソエチル]アミノ]ピペリジン-1-イル]フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン;塩酸塩
Figure 2023530030000566
DMF(2.01mL)中の2-[[1-[4-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]フェニル]-4-ピペリジル]アミノ]酢酸塩酸塩(25.0mg、0.040mmol、1当量)及び3-[[6-(4-ピペリジル)-3-ピリジル]アミノ]ピペリジン-2,6-ジオン塩酸塩(18.37mg、0.060mmol、1.5当量)にPyBOP(21.56mg、0.040mmol、1.1当量)及びDIPEA(14.61mg、0.110mmol、3当量)を添加した。反応混合物を25℃で16時間撹拌した。反応混合物を分取HPLCにより精製し、凍結乾燥して、表題化合物(14.5mg、0.020mmol、収率42.32%)を黄色の固体として得た。MS m/e: 897 ([M+H+]+)
実施例A97
5-[4-[4-[[2-[4-[5-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)オキシピリジン-2-イル]ピペリジン-1-イル]-2-オキソエチル]アミノ]ピペリジン-1-イル]フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン;塩酸塩
Figure 2023530030000567
DMF(2.01mL)中の3-[[6-(4-ピペリジル)-3-ピリジル]オキシ]ピペリジン-2,6-ジオン塩酸塩(18.42mg、0.060mmol、1.5当量)及び2-[[1-[4-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]フェニル]-4-ピペリジル]アミノ]酢酸塩酸塩(25.0mg、0.040mmol、1当量)の溶液にPyBOP(21.56mg、0.040mmol、1.1当量)及びDIPEA(14.61mg、0.110mmol、3当量)を添加した。反応混合物を25℃で16時間撹拌した。反応混合物を分取HPLCにより精製し、凍結乾燥して、表題化合物(18.6mg、0.020mmol、収率54.78%)を黄色の固体として得た。MS m/e: 898 ([M+H+]+)
実施例A98
5-[4-[4-[[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)アミノ]フェニル]ピペリジン-1-イル]-2-オキソエチル]アミノ]ピペリジン-1-イル]フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン;塩酸塩
Figure 2023530030000568
DMF(2mL)中の3-[4-(4-ピペリジル)アニリノ]ピペリジン-2,6-ジオン塩酸塩(18.31mg、0.060mmol、1.5当量)及び2-[[1-[4-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]フェニル]-4-ピペリジル]アミノ]酢酸塩酸塩(25.0mg、0.040mmol、1当量)の溶液にPyBOP(21.56mg、0.040mmol、1.1当量)及びDIPEA(14.61mg、0.110mmol、3当量)を添加した。反応混合物を25℃で16時間撹拌した。反応混合物を分取HPLCにより精製し、凍結乾燥して、表題化合物(21.4mg、0.020mmol、収率63.35%)を薄黄色の固体として得た。MS m/e: 896 ([M+H+]+)
実施例A99
5-[4-[4-[[2-[4-[4-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)オキシフェニル]ピペリジン-1-イル]-2-オキソエチル]アミノ]ピペリジン-1-イル]フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン;塩酸塩
Figure 2023530030000569
DMF(2.01mL)中の3-[4-(4-ピペリジル)フェノキシ]ピペリジン-2,6-ジオン塩酸塩(18.37mg、0.060mmol、1.5当量)及び2-[[1-[4-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]フェニル]-4-ピペリジル]アミノ]酢酸塩酸塩(25.0mg、0.040mmol、1当量)の溶液にPyBOP(21.56mg、0.040mmol、1.1当量)及びDIPEA(14.61mg、0.110mmol、3当量)を添加した。反応混合物を25℃で16時間撹拌した。反応混合物を分取HPLCにより精製し、凍結乾燥して、表題化合物(16.25mg、0.020mmol、収率47.14%)を黄色の固体として得た。MS m/e: 897 ([M+H+]+)
実施例A100
5-[2-[4-[[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)アミノ]フェニル]ピペリジン-1-イル]-2-オキソエチル]アミノ]ピペリジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン;塩酸塩
Figure 2023530030000570
DMF(3mL)中の2-[[1-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]-4-ピペリジル]アミノ]酢酸;2,2,2-トリフルオロ酢酸(50.0mg、0.070mmol、1当量)、3-[4-(4-ピペリジル)アニリノ]ピペリジン-2,6-ジオン塩酸塩(32.7mg、0.100mmol、1.5当量)及びDIPEA(26.08mg、0.200mmol、3当量)にPyBOP(52.51mg、0.100mmol、1.5当量)を添加した。反応混合物を25℃で4時間撹拌した。反応混合物を分取HPLCにより精製して、表題化合物(29mg、0.030mmol、収率45.36%)を茶色の固体として得た。MS m/e: 898.5 ([M+H+]+)
実施例A101
5-[6-[4-[[2-[4-[5-[(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)アミノ]ピリジン-2-イル]ピペリジン-1-イル]-2-オキソエチル]-メチルアミノ]ピペリジン-1-イル]ピリジン-3-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン;塩酸塩
Figure 2023530030000571
DMF(2mL)中の2-[[1-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]-2-ピリジル]-4-ピペリジル]-メチル-アミノ]酢酸;2,2,2-トリフルオロ酢酸(35.0mg、0.050mmol、1当量)、3-[[6-(4-ピペリジル)-3-ピリジル]アミノ]ピペリジン-2,6-ジオン塩酸塩(22.56mg、0.070mmol、1.5当量)及びDIPEA(17.94mg、0.140mmol、3当量)の溶液にPyBOP(36.12mg、0.070mmol、1.5当量)を添加した。反応混合物を25℃で4時間撹拌した。反応混合物を分取HPLCにより精製して、表題化合物(21mg、0.020mmol、収率47.47%)を黄色の固体として得た。MS m/e: 912.6 ([M+H+]+)
実施例A102
5-[2-[4-[[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)オキシフェニル]ピペリジン-1-イル]-2-オキソエチル]アミノ]ピペリジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン;ギ酸
Figure 2023530030000572
DMF(2mL)中の2-[[1-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]-4-ピペリジル]アミノ]酢酸;2,2,2-トリフルオロ酢酸(50.0mg、0.070mmol、1当量)、3-[4-(4-ピペリジル)フェノキシ]ピペリジン-2,6-ジオン塩酸塩(32.8mg、0.100mmol、1.5当量)及びDIPEA(26.08mg、0.200mmol、3当量)の溶液にPyBOP(52.51mg、0.100mmol、1.5当量)を添加した。反応混合物を25℃で4時間撹拌した。反応混合物を分取HPLCにより精製して、表題化合物(17mg、0.020mmol、収率26.61%)を黄色の固体として得た。MS m/e: 899.5 ([M+H+]+)
実施例A103
5-[2-[4-[2-[4-[4-[[(3R)-2,6-ジオキソピペリジン-3-イル]アミノ]フェニル]ピペリジン-1-イル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000573
基本手順VIIIに従って、表題化合物を薄緑色の固体として収率54%、純度93%で得た。
アミン:3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(2-ピペラジン-1-イルピリミジン-5-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
酸:(R)-2-(4-(4-((2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)アミノ)フェニル)ピペリジン-1-イル)酢酸2,2,2-トリフルオロ酢酸付加化合物。CRBNの立体中心の配置を最初に溶出する(R)異性体と任意に割り当てる。
MS m/e: 884.6 ([M+H+]+)。[α]D=-14.933° (c=1.000, MeOH, 20℃)
実施例A104
5-[6-[4-[2-[4-[4-(2,4-ジオキソ-1,3-ジアジナン-1-イル)フェニル]ピペリジン-1-イル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリジン-3-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000574
基本手順VIIIに従って、表題化合物を薄黄色の固体として収率93%で得た。
アミン:3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(6-ピペラジン-1-イル-3-ピリジル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
酸:2-(4-(4-(2,4-ジオキソテトラヒドロピリミジン-1(2H)-イル)フェニル)ピペリジン-1-イル)酢酸塩酸塩
MS m/e: 869.5 ([M+H+]+)
実施例A105
N-[3-[1-[5-[3-[2,6-ジフルオロ-3-(ピロリジン-1-イルスルホニルアミノ)ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリジン-2-イル]ピペリジン-4-イル]オキシシクロブチル]-2-[4-[(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)アミノ]フェニル]アセトアミド
Figure 2023530030000575
基本手順VIIIに従って、表題化合物を白色の粉末として収率11%で得た。
アミン:N-[3-[5-[6-[4-(3-アミノシクロブトキシ)-1-ピペリジル]-3-ピリジル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロ-フェニル]ピロリジン-1-スルホンアミド;2,2,2-トリフルオロ酢酸
酸:2-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]酢酸
MS m/e: 896.3 ([M+H+]+)
実施例A106
5-[6-[4-[[2-[4-[5-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)オキシピリジン-2-イル]ピペリジン-1-イル]-2-オキソエチル]アミノ]ピペリジン-1-イル]ピリジン-3-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン;ギ酸
Figure 2023530030000576
DMF(2mL)中の2-[[1-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]-2-ピリジル]-4-ピペリジル]アミノ]酢酸(22.0mg、0.030mmol、1当量)及び3-[[6-(4-ピペリジル)-3-ピリジル]オキシ]ピペリジン-2,6-ジオン(15.96mg、0.050mmol、1.5当量)の溶液にPyBOP(18.68mg、0.040mmol、1.1当量)及びDIPEA(12.65mg、0.100mmol、3当量)を添加し、混合物を25℃で16時間撹拌した。混合物を濃縮し、分取HPLCにより精製して、表題化合物(20.1mg、0.020mmol、収率68.47%)を黄色の固体として得た。MS m/e: 899.5 ([M+H+]+)
実施例A107
N-[3-[5-[6-[4-[3-[4-[4-[(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)アミノ]フェニル]ピペリジン-1-イル]シクロブタンカルボニル]ピペラジン-1-イル]ピリジン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロフェニル]プロパン-2-スルホンアミド
Figure 2023530030000577
基本手順VIIIに従って、表題化合物を薄緑色の固体として収率73%で得た。
アミン:N-[2,4-ジフルオロ-3-[5-(6-ピペラジン-1-イル-3-ピリジル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]フェニル]プロパン-2-スルホンアミド
酸:cis-3-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]シクロブタンカルボン酸塩酸塩
MS m/e: 909.1 ([M+H+]+)
実施例A108
N-[3-[5-[6-[4-[2-[4-[4-(2,4-ジオキソ-1,3-ジアジナン-1-イル)フェニル]ピペリジン-1-イル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリジン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロフェニル]プロパン-2-スルホンアミド
Figure 2023530030000578
基本手順VIIIに従って、表題化合物を薄黄色の固体として収率39%で得た。
アミン:N-[2,4-ジフルオロ-3-[5-(6-ピペラジン-1-イル-3-ピリジル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]フェニル]プロパン-2-スルホンアミド
酸:2-[4-[4-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)フェニル]-1-ピペリジル]酢酸塩酸塩
MS m/e: 854.5 ([M+H+]+)
実施例A109
5-[6-[4-[[2-[4-[4-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)オキシフェニル]ピペリジン-1-イル]-2-オキソエチル]アミノ]ピペリジン-1-イル]ピリジン-3-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン;ギ酸
Figure 2023530030000579
DMF(2mL)中の2-[[1-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]-2-ピリジル]-4-ピペリジル]アミノ]酢酸(50.0mg、0.070mmol、1当量)及び3-[4-(4-ピペリジル)フェノキシ]ピペリジン-2,6-ジオン(21.9mg、0.070mmol、1当量)の溶液にPyBOP(35.06mg、0.070mmol、1当量)及びDIPEA(26.12mg、0.200mmol、3当量)を添加し、混合物を25℃で16時間撹拌した。混合物を分取HPLCにより精製して、表題化合物(14.5mg、0.020mmol、収率23.95%)をオフホワイト色の固体として得た。MS m/e: 898.5 ([M+H+]+)
実施例A110
5-[6-[4-[[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)アミノ]フェニル]ピペリジン-1-イル]-2-オキソエチル]アミノ]ピペリジン-1-イル]ピリジン-3-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン;ギ酸
Figure 2023530030000580
DMF(2mL)中の2-[[1-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]-2-ピリジル]-4-ピペリジル]アミノ]酢酸(50.0mg、0.070mmol、1当量)及び3-[4-(4-ピペリジル)アニリノ]ピペリジン-2,6-ジオン(21.83mg、0.070mmol、1当量)の溶液にPyBOP(35.06mg、0.070mmol、1当量)及びDIPEA(26.12mg、0.200mmol、3当量)を添加し、混合物を25℃で2時間撹拌した。混合物を分取HPLCにより精製して、表題化合物(18.8mg、0.020mmol、収率30.39%)を黄色の固体として得た。MS m/e: 897.4 ([M+H+]+)
実施例A111
5-[2-[4-[2-[4-[4-[[(3S)-2,6-ジオキソピペリジン-3-イル]アミノ]フェニル]ピペリジン-1-イル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000581
基本手順VIIIに従って、表題化合物を薄緑色の固体として収率44%で得た。
アミン:3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(2-ピペラジン-1-イルピリミジン-5-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
酸:(S)-2-(4-(4-((2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)アミノ)フェニル)ピペリジン-1-イル)酢酸2,2,2-トリフルオロ酢酸付加化合物。CRBNの立体中心の配置を2番目に溶出する(S)異性体と任意に割り当てる。
MS m/e: 884.6 ([M+H+]+)。[α]D=+19.239 (c=1.000, MeOH, 20.1℃)
実施例A112
5-[2-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)アミノ]フェニル]ピペリジン-1-イル]-2-オキソエチル]ピペリジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000582
基本手順VIIIに従って、表題化合物を薄黄色の固体として収率71%で得た。
アミン:3-((4-(ピペリジン-4-イル)フェニル)アミノ)ピペリジン-2,6-ジオン塩酸塩
酸:2-(1-(5-(3-(3-((N-エチル-N-メチルスルファモイル)アミノ)-2,6-ジフルオロベンゾイル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)ピリミジン-2-イル)ピペリジン-4-イル)酢酸
MS m/e: 883.6 ([M+H+]+)
実施例A113
5-[2-[4-[2-[4-[4-(2,4-ジオキソ-1,3-ジアジナン-1-イル)フェニル]ピペリジン-1-イル]-2-オキソエチル]ピペリジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000583
基本手順VIIIに従って、表題化合物を黄色の固体として収率99%で得た。
アミン:1-[4-(4-ピペリジル)フェニル]ヘキサヒドロピリミジン-2,4-ジオン塩酸塩
酸:2-(1-(5-(3-(3-((N-エチル-N-メチルスルファモイル)アミノ)-2,6-ジフルオロベンゾイル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル)ピリミジン-2-イル)ピペリジン-4-イル)酢酸
MS m/e: 869.5 ([M+H+]+)
実施例A114
3-[2-ブロモ-3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]ベンゾイル]-5-[6-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)アミノ]フェニル]ピペリジン-1-イル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリジン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000584
基本手順VIIIに従って、表題化合物をオフホワイト色の固体として収率85%、純度95%で得た。
アミン:3-[2-ブロモ-3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]ベンゾイル]-5-(6-ピペラジン-1-イル-3-ピリジル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
酸:2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]酢酸塩酸塩
MS m/e: 464 ([M+2H+]2+)。
実施例A115
(3R)-N-[3-[5-[6-[2-[2-[4-[4-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)オキシフェニル]ピペリジン-1-イル]アセチル]-2,6-ジアザスピロ[3.3]ヘプタン-6-イル]ピリジン-3-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロフェニル]-3-フルオロピロリジン-1-スルホンアミド
Figure 2023530030000585
基本手順VIIIに従って、表題化合物を白色の固体として収率27%で得た。
アミン:(3R)-N-[3-[5-[6-(2,6-ジアザスピロ[3.3]ヘプタン-2-イル)-3-ピリジル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロ-フェニル]-3-フルオロ-ピロリジン-1-スルホンアミド;2,2,2-トリフルオロ酢酸
酸:2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)オキシ]フェニル]-1-ピペリジル]酢酸塩酸塩
MS m/e: 464 ([M+2H+]2+)。
実施例A116
N-[3-[5-[4-[2-[2-[4-[4-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)オキシフェニル]ピペリジン-1-イル]アセチル]-2,6-ジアザスピロ[3.3]ヘプタン-6-イル]フェニル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロフェニル]ピロリジン-1-スルホンアミド
Figure 2023530030000586
基本手順VIIIに従って、表題化合物を白色の固体として収率5%、純度84%で得た。
アミン:N-(3-(5-(4-(2,6-ジアザスピロ[3.3]ヘプタン-2-イル)フェニル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル)-2,4-ジフルオロフェニル)ピロリジン-1-スルホンアミド2,2,2-トリフルオロ酢酸塩
酸:2-(4-(4-((2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)オキシ)フェニル)ピペリジン-1-イル)酢酸塩酸塩
MS m/e: 907.3 ([M+H+]+)
実施例A117
N-[3-[5-[4-[2-[2-[4-[4-[(2,4-ジオキソ-3-アザビシクロ[3.1.1]ヘプタン-1-イル)アミノ]フェニル]ピペリジン-1-イル]アセチル]-2,6-ジアザスピロ[3.3]ヘプタン-6-イル]フェニル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロフェニル]ピロリジン-1-スルホンアミド
Figure 2023530030000587
基本手順VIIIに従って、表題化合物を白色の固体として収率11%で得た。
アミン:N-(3-(5-(4-(2,6-ジアザスピロ[3.3]ヘプタン-2-イル)フェニル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル)-2,4-ジフルオロフェニル)ピロリジン-1-スルホンアミド
酸:2-(4-(4-((2,4-ジオキソ-3-アザビシクロ[3.1.1]ヘプタン-1-イル)アミノ)フェニル)ピペリジン-1-イル)酢酸塩酸塩
MS m/e: 460 ([M+2H+]2+)。
実施例A118
N-[3-[5-[2-[2-[2-[4-[4-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)フェニル]ピペリジン-1-イル]アセチル]-2,6-ジアザスピロ[3.3]ヘプタン-6-イル]ピリミジン-5-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロフェニル]ピロリジン-1-スルホンアミド
Figure 2023530030000588
基本手順VIIIに従って、表題化合物を白色の固体として収率31%、純度88%で得た。
アミン:N-(3-(5-(2-(2,6-ジアザスピロ[3.3]ヘプタン-2-イル)ピリミジン-5-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル)-2,4-ジフルオロフェニル)ピロリジン-1-スルホンアミド2,2,2-トリフルオロアセテート
酸:2-(4-(4-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)フェニル)ピペリジン-1-イル)酢酸塩酸塩
MS m/e: 891.5 ([M+H+]+)
実施例A119
N-[3-[5-[2-[2-[2-[4-[4-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)オキシフェニル]ピペリジン-1-イル]アセチル]-2,6-ジアザスピロ[3.3]ヘプタン-6-イル]ピリミジン-5-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロフェニル]ピロリジン-1-スルホンアミド
Figure 2023530030000589
基本手順VIIIに従って、表題化合物を白色の固体として収率37%で得た。
アミン:N-(3-(5-(2-(2,6-ジアザスピロ[3.3]ヘプタン-2-イル)ピリミジン-5-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル)-2,4-ジフルオロフェニル)ピロリジン-1-スルホンアミド2,2,2-トリフルオロアセテート
酸:2-(4-(4-((2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)オキシ)フェニル)ピペリジン-1-イル)酢酸塩酸塩
MS m/e: 455.5 ([M+2H+]2+)
実施例A120
N-[3-[5-[2-[2-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)アミノ]フェニル]ピペリジン-1-イル]アセチル]-2,6-ジアザスピロ[3.3]ヘプタン-6-イル]ピリミジン-5-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロフェニル]ピロリジン-1-スルホンアミド
Figure 2023530030000590
基本手順VIIIに従って、表題化合物を白色の固体として収率2%、純度85%で得た。
アミン:N-(3-(5-(2-(2,6-ジアザスピロ[3.3]ヘプタン-2-イル)ピリミジン-5-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル)-2,4-ジフルオロフェニル)ピロリジン-1-スルホンアミド2,2,2-トリフルオロアセテート
酸:2-(4-(4-((2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)アミノ)フェニル)ピペリジン-1-イル)酢酸塩酸塩
MS m/e: 455 ([M+2H+]2+)。
実施例A121
5-[6-[4-[2-[4-[4-[(3S)-2,6-ジオキソピペリジン-3-イル]オキシフェニル]ピペリジン-1-イル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリジン-3-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000591
基本手順VIIIに従って、表題化合物をオフホワイト色の固体として純度94%で得た。
アミン:3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(6-ピペラジン-1-イル-3-ピリジル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
酸:2-[4-[4-[[(3S)-2,6-ジオキソ-3-ピペリジル]オキシ]フェニル]-1-ピペリジル]酢酸。
MS m/e: 884.4 ([M+H+]+)
実施例A122
5-[6-[4-[2-[4-[4-[(3R)-2,6-ジオキソピペリジン-3-イル]オキシフェニル]ピペリジン-1-イル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリジン-3-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
Figure 2023530030000592
基本手順VIIIに従って、表題化合物をオフホワイト色の固体として純度94%で得た。
アミン:3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(6-ピペラジン-1-イル-3-ピリジル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン
酸:2-[4-[4-[[(3R)-2,6-ジオキソ-3-ピペリジル]オキシ]フェニル]-1-ピペリジル]酢酸。
MS m/e: 884.4 ([M+H+]+)。
実施例A123
N-[1-[4-[(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)アミノ]-2-フルオロフェニル]ピペリジン-4-イル]-4-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]ピペラジン-1-カルボキサミド;2,2,2-トリフルオロ酢酸
Figure 2023530030000593
3-[4-(4-アミノ-1-ピペリジル)-3-フルオロ-アニリノ]ピペリジン-2,6-ジオン(21.38mg、49.21μmol、061)をDCE(431.77μL)に取り、0℃に冷却した。TEA(22.63mg、223.68μmol、31.18μL)、続いてカルボノクロリド酸(4-ニトロフェニル)(9.92mg、49.21μmol)を添加し、徐々にr.t.まで温めた。2時間後、0℃に再び冷却し、NMP(431.77μL)中の3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-(2-ピペラジン-1-イルピリミジン-5-イル)-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン(30mg、44.74μmol、061)及びTEA(22.63mg、223.68μmol、31.18μL)の溶液を添加した。徐々にr.t.まで温めながら、反応物を一晩撹拌した。濃縮してDCEを除去し、精製のため直接逆相iscoカラムにロードし(0%→100%のACN/水、TFA添加)、凍結乾燥後、表題化合物(8mg、17%)を得た。MS m/e: 904 ([M+H]+)
実施例B1:マウスでのエンコラフェニブ、化合物158及び化合物177の有効性の比較
A375異種移植片を有する雌性Balb/cヌードマウスを以下の表に記載のとおりに、エンコラフェニブ、化合物158、又は化合物177を用いて処置し、マウスの腫瘍体積を測定した(図1を参照)。
Figure 2023530030000594
動物及び収容条件
種:ムース・ムースクルス(Mus Musculus)
系統:Balb/cヌード
年齢:6週齢~8週齢
性別:雌
体重:18g~22g
動物業者:Shanghai Lingchang biological science and technology Co., Ltd.
マウスは、個別ベンチレーション型300mm×180mm×150mmポリカーボネートカゴ中、一定温度及び湿度で各カゴに3匹又は4匹で維持した。
温度:20℃~26℃。
湿度:40%~70%。
マウスには、トウモロコシ芯の寝床を与え、この寝床は週に2回交換した。また、照射滅菌した乾燥穀類餌及び滅菌飲料水を自由に得られるようにした。
播種
腫瘍発生のため、各マウスの右側腹部の皮下に、A375腫瘍細胞(5×10)を0.2mLのPBSに加えて播種した。PBSにはマトリゲルを補充しておいた(PBS:マトリゲル=1:1)。腫瘍播種後7日目、平均腫瘍体積が171mmに到達した時点で、動物を処置のため群に分けた。
測定
薬物処置を開始する前、ノギスを用いてマウスの腫瘍寸法を二次元で測定し、式V=0.5a×bを用いて腫瘍体積(mm)を計算した。式中、a及びbは、それぞれ、腫瘍のmm単位の長軸径及び短軸径である。腫瘍体積に基づいて、マウスを無作為に異なる処置群に分けた。試験期間中、腫瘍寸法を定期的に測定した。
実施例B2:マウスでのダブラフェニブ及び化合物89の有効性の比較
A375異種移植片を有する雌性Balb/cヌードマウスをダブラフェニブ又は化合物89を用いて28日間毎日処置し、マウスの腫瘍体積を測定した(図2を参照)。
Figure 2023530030000595
動物及び収容条件
種:ムース・ムースクルス
系統:Balb/cヌード
年齢:6週齢~8週齢
性別:雌
体重:18g~22g
動物業者:Shanghai Lingchang biological science and technology Co., Ltd.
マウスは、個別ベンチレーション型300mm×180mm×150mmポリカーボネートカゴ中、一定温度及び湿度で各カゴに3匹又は4匹で維持した。
温度:20℃~26℃。
湿度:40%~70%。
マウスには、トウモロコシ芯の寝床を与え、この寝床は週に2回交換した。また、照射滅菌した乾燥穀類餌及び滅菌飲料水を自由に得られるようにした。
播種
腫瘍発生のため、各マウスの右側腹部の皮下に、A375腫瘍細胞(5×10)を0.2mLのPBSに加えて播種した。PBSにはマトリゲルを補充しておいた(PBS:マトリゲル=1:1)。腫瘍播種後7日目、平均腫瘍体積が164mmに到達した時点で、動物を処置のため群に分けた。
測定
薬物処置を開始する前、ノギスを用いてマウスの腫瘍寸法を二次元で測定し、式V=0.5a×bを用いて腫瘍体積(mm)を計算した。式中、a及びbは、それぞれ、腫瘍のmm単位の長軸径及び短軸径である。腫瘍体積に基づいて、マウスを無作為に異なる処置群に分けた。試験期間中、腫瘍寸法を定期的に測定した。

Claims (47)

  1. 式I:
    Figure 2023530030000596
    (式中、
    及びRは独立して、
    i)H、及び、
    ii)C1~6-アルキルから選択されるか、
    又は、R及びRが一緒に-CH-を形成し、
    Xは、
    i)-CH-、
    ii)-NR-、及び、
    iii)-O-から選択され、
    は、
    i)H、及び、
    ii)C1~6-アルキルから選択され、
    Aは、環系F、G、H、I、BA、BB、BC、BD及びBEから選択され、
    Figure 2023530030000597
    は独立して、
    i)ハロゲン、
    ii)シアノ、及び、
    iii)C1~6-アルキルから選択され、
    tは、
    i)0、
    ii)1、及び、
    iii)2から選択され、
    は独立して、
    i)H、
    ii)C3~8-シクロアルキル、及び、
    iii)C1~6-アルキルから選択され、
    Bは存在しないか、又は環系AA、AB、AD、AE、AF、AG、AH、AI、AJ、AK、AL及びARから選択され、
    Figure 2023530030000598
    は独立して、
    i)ハロゲン、
    ii)ヒドロキシ、及び、
    iii)C1~6-アルキルから選択され、
    は独立して、
    i)H、
    ii)C3~8-シクロアルキル、及び、
    iii)C1~6-アルキルから選択され、
    uは独立して、
    i)0、
    ii)1、及び、
    iii)2から選択され、
    Eは存在しないか、又は環系AM、AN、AO、AP及びAQから選択され、
    Figure 2023530030000599
    は独立して、
    i)ハロゲン、
    ii)ヒドロキシ、
    iii)C3~8-シクロアルキル、及び、
    iv)C1~6-アルキルから選択され、
    vは独立して、
    i)0、
    ii)1、及び、
    iii)2から選択され、
    m及びnは独立して、
    i)0、
    ii)1、
    iii)2、及び、
    iv)3から選択され、
    、R、R及びRは独立して、
    i)H、及び、
    ii)C1~6-アルキルから選択され、
    は、
    i)結合、及び、
    ii)-NR101-から選択され、
    101は、
    i)H、及び、
    ii)C1~6-アルキルから選択され、
    wは、
    i)0、及び、
    ii)1から選択され、
    は、
    i)結合、
    ii)-O-、
    iii)-NR200-、及び、
    iv)
    Figure 2023530030000600
    から選択され、
    200は、
    i)H、及び、
    ii)C1~6-アルキルから選択され、
    Cは環系J、K、O、R、T、EA、EB、EC、ED、EF、EG、JA、KA、OA、P、PA、S、U、V及びJAAから選択され、
    Figure 2023530030000601
    Figure 2023530030000602
    は独立して、
    i)ハロゲン、
    ii)ヒドロキシ、
    iii)C3~8-シクロアルキル、及び、
    iv)C1~6-アルキルから選択され、
    yは独立して、
    i)0、
    ii)1、及び、
    iii)2から選択され、
    Dは環系W、X、Y、Q、Z及びCAから選択され、
    Figure 2023530030000603
    は独立して、
    i)ハロゲン、
    ii)C3~8-シクロアルキル、
    iii)ハロ-C1~6-アルキル、
    iv)C1~6-アルキル、
    v)シアノ、
    vi)C1~6-アルキルスルホニル、及び、
    vii)C3~8-シクロアルキルスルホニルから選択され、
    zは独立して、
    i)0、
    ii)1、及び、
    iii)2から選択され、
    100は、
    i)H、
    ii)ハロゲン、及び、
    iii)C1~6-アルキルから選択され、
    及びRは独立して、
    i)H、
    ii)C1~6-アルキル、及び、
    iii)ハロゲンから選択され、
    は、
    i)-NR-、及び、
    ii)-CHR-から選択され、
    は、
    i)H、及び、
    ii)C1~6-アルキルから選択されるか、
    又はR及びRが、それらが結合している窒素原子と一緒に、R14、R15及びR16によって任意に置換されたヘテロシクロアルキルを形成し、
    は、
    i)H、及び、
    ii)C1~6-アルキルから選択されるか、
    又はR及びRが、それらが結合している炭素原子と一緒に、R14、R15及びR16によって任意に置換されたシクロアルキルを形成し、
    14、R15及びR16は独立して、
    i)C1~6-アルキル、及び、
    ii)ハロゲンから選択され、
    は、
    i)C1~6-アルキル、及び、
    ii)C3~8-シクロアルキルから選択される)の化合物又はその薬学的に許容可能な塩。
  2. が-CR-である、請求項1に記載の化合物又はその薬学的に許容可能な塩。
  3. 及びRがHである、請求項1若しくは2に記載の化合物又はその薬学的に許容可能な塩。
  4. 及びRが一緒に-CH-を形成する、請求項1~3のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容可能な塩。
  5. Xが-NR-である、請求項1~4のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容可能な塩。
  6. Aが環系Fである、請求項1~5のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容可能な塩。
  7. がハロゲンである、請求項1~6のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容可能な塩。
  8. tが1である、請求項1~7のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容可能な塩。
  9. がC1~6-アルキルである、請求項1~8のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容可能な塩。
  10. Bが環系AA及びABから選択される、請求項1~9のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容可能な塩。
  11. Bが環系AAから選択される、請求項1~10のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容可能な塩。
  12. がヒドロキシである、請求項1~11のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容可能な塩。
  13. uが1である、請求項1~12のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容可能な塩。
  14. がヒドロキシである、請求項1~13のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容可能な塩。
  15. Eが存在しない、請求項1~14のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容可能な塩。
  16. vが、
    i)0、及び、
    ii)1から選択される、請求項1~15のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容可能な塩。
  17. mが、
    i)0、
    ii)1、及び、
    iii)3から選択される、請求項1~16のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容可能な塩。
  18. mが0である、請求項1~17のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容可能な塩。
  19. nが、
    i)0、
    ii)1、
    iii)2、及び、
    iv)3から選択される、請求項1~18のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容可能な塩。
  20. nが0である、請求項1~19のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容可能な塩。
  21. 及びRが、
    i)H、及び、
    ii)C1~6-アルキルから選択される、請求項1~20のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容可能な塩。
  22. 及びRがHである、請求項1~21のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容可能な塩。
  23. 及びRがHである、請求項1~22のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容可能な塩。
  24. がヒドロキシである、請求項1~23のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容可能な塩。
  25. yが、
    i)0、及び、
    ii)1から選択される、請求項1~24のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容可能な塩。
  26. が、
    i)ハロゲン、
    ii)ハロ-C1~6-アルキル、
    iii)C1~6-アルキル、
    iv)シアノ、及び、
    v)C1~6-アルキルスルホニルから選択される、請求項1~25のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容可能な塩。
  27. がC1~6-アルキルである、請求項1~26のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容可能な塩。
  28. 14がハロゲンである、請求項1~27のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容可能な塩。
  29. 及びRがハロゲンである、請求項1~28のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容可能な塩。
  30. 100がHである、請求項1~29のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容可能な塩。
  31. zが0である、請求項1~30のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容可能な塩。
  32. yが0である、請求項1~31のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容可能な塩。
  33. wが1である、請求項1~32のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容可能な塩。
  34. Cが環系Jである、請求項1~33のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容可能な塩。
  35. Dが環系Wである、請求項1~34のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容可能な塩。
  36. が結合である、請求項1~35のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容可能な塩。
  37. が結合又は-NR-である、請求項1~36のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容可能な塩。
  38. が-NR-である、請求項1~37のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容可能な塩。
  39. N-[3-[5-[2-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロ-フェニル]プロパン-1-スルホンアミド、
    N-[3-[5-[2-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)オキシ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロ-フェニル]プロパン-1-スルホンアミド、
    N-[3-[5-[6-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロ-フェニル]プロパン-1-スルホンアミド、
    N-[3-[5-[6-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロ-フェニル]ブタン-2-スルホンアミド、
    N-[3-[5-[2-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロ-フェニル]プロパン-2-スルホンアミド、
    N-[3-[5-[2-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロ-フェニル]プロパン-2-スルホンアミド、
    N-[3-[5-[2-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)オキシ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロ-フェニル]プロパン-2-スルホンアミド、
    N-[3-[5-[2-[4-[2-[4-[4-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロ-フェニル]プロパン-2-スルホンアミド、
    N-[3-[5-[2-[4-[2-[4-[4-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-2-フルオロ-フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロ-フェニル]プロパン-2-スルホンアミド、
    N-[3-[5-[2-[4-[2-[4-[3-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)-1-メチル-インダゾール-6-イル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロ-フェニル]プロパン-2-スルホンアミド、
    N-[3-[5-[6-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロ-フェニル]プロパン-2-スルホンアミド、
    N-[3-[5-[6-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロ-フェニル]プロパン-2-スルホンアミド、
    N-[3-[5-[6-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)オキシ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロ-フェニル]プロパン-2-スルホンアミド、
    N-[3-[5-[6-[4-[2-[4-[4-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロ-フェニル]プロパン-2-スルホンアミド、
    N-[3-[5-[6-[4-[2-[4-[4-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-2-フルオロ-フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロ-フェニル]プロパン-2-スルホンアミド、
    N-[3-[5-[6-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロ-フェニル]ピロリジン-1-スルホンアミド、
    (3R)-N-[3-[5-[4-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]フェニル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロ-フェニル]-3-フルオロ-ピロリジン-1-スルホンアミド、
    5-[2-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[2-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]ピペラジン-1-イル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[2-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[2-[4-[2-[4-[5-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-ピリジル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[2-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-メチル-アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[2-[4-[3-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]シクロブタンカルボニル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[2-[4-[2-[4-[4-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[2-[4-[2-[4-[4-[[(3S)-2,6-ジオキソ-3-ピペリジル]アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[2-[4-[2-[4-[4-[[(3R)-2,6-ジオキソ-3-ピペリジル]アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    3-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-6-[1-[2-[4-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]ピペラジン-1-イル]-2-オキソ-エチル]-4-ピペリジル]-1-メチル-インダゾール、
    3-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-6-[[1-[2-[4-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]ピペラジン-1-イル]-2-オキソ-エチル]-4-ピペリジル]アミノ]-1-メチル-インダゾール、
    5-[2-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-3-フルオロ-フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[2-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-3,3-ジフルオロ-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[2-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[2-[4-[2-[4-[4-[(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)メチル]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    1-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-5-[1-[2-[4-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]ピペラジン-1-イル]-2-オキソ-エチル]-4-ピペリジル]-3-メチル-2-オキソ-ベンズイミダゾール、
    3-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)-6-[1-[2-[4-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]ピペラジン-1-イル]-2-オキソ-エチル]-4-ピペリジル]-1-メチル-インダゾール、
    5-[2-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]シクロヘキシル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[2-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]シクロヘキシル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[2-[4-[2-[4-[4-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-3-オキソ-ピペラジン-1-イル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[2-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[2-[4-[2-[4-[2-(ジフルオロメチル)-4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[2-[4-[2-[4-[2-シアノ-4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[2-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)オキシ]-2,6-ジフルオロ-フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[2-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    1-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-5-[4-[2-[4-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]ピペラジン-1-イル]-2-オキソ-エチル]-1-ピペリジル]-3-メチル-2-オキソ-ベンズイミダゾール、
    5-[2-[4-[2-[4-[4-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)-2-フルオロ-フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[2-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2,6-ジフルオロ-フェニル]-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[2-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2,6-ジフルオロ-フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    3-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-6-[4-[2-[4-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]ピペラジン-1-イル]-2-オキソ-エチル]-1-ピペリジル]-1-メチル-インダゾール、
    5-[2-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]ピロリジン-3-イル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[2-[4-[2-[2-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-2,6-ジアザスピロ[3.3]ヘプタン-6-イル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[2-[4-[2-[4-[4-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-3-オキソ-ピペラジン-1-イル]フェニル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[2-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-3-ヒドロキシ-ピロリジン-3-イル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[2-[4-[3-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]アゼチジン-3-イル]シクロブタンカルボニル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[2-[4-[3-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]アゼチジン-3-イル]シクロブタンカルボニル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[2-[4-[2-[(4S)-4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-3,3-ジフルオロ-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[2-[4-[2-[(4R)-4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-3,3-ジフルオロ-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    3-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)-6-[4-[2-[4-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]ピペラジン-1-イル]-2-オキソ-エチル]-1-ピペリジル]-1-メチル-インダゾール、
    5-[2-[4-[2-[1-[5-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-ピリジル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[2-[4-[2-[1-[5-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-3-フルオロ-2-ピリジル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[2-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[2-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-4-ピペリジル]-2,2-ジフルオロ-アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    3-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)-6-[1-[2-[4-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]ピペラジン-1-イル]-2-オキソ-エチル]-3,3-ジフルオロ-4-ピペリジル]-1-メチル-インダゾール、
    5-[2-[1-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]-4-ピペリジル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[2-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]-1,4-ジアゼパン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[2-[2-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]-2,6-ジアザスピロ[3.3]ヘプタン-6-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[2-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-4-メチル-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[2-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-4-フルオロ-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[6-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)オキシ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[6-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[6-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]ピペラジン-1-イル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[6-[4-[2-[5-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]イソインドリン-2-イル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[6-[4-[2-[4-[4-[(2,4-ジオキソ-3-アザビシクロ[3.1.1]ヘプタン-1-イル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[6-[4-[2-[4-[4-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[6-[4-[2-[4-[4-[[(3S)-2,6-ジオキソ-3-ピペリジル]オキシ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[6-[4-[2-[4-[4-[[(3R)-2,6-ジオキソ-3-ピペリジル]オキシ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    3-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-6-[[1-[2-[4-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]-2-ピリジル]ピペラジン-1-イル]-2-オキソ-エチル]-4-ピペリジル]アミノ]-1-メチル-インダゾール、
    5-[6-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[6-[4-[2-[(4R)-4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-3,3-ジフルオロ-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[6-[4-[2-[1-[5-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-ピリジル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[6-[4-[2-[1-[5-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-3-フルオロ-2-ピリジル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[6-[2-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]-2,6-ジアザスピロ[3.3]ヘプタン-6-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[5-シアノ-6-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[4-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)オキシ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[4-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[4-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]ピラゾール-1-イル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[4-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[4-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-3-ヒドロキシ-ピロリジン-3-イル]アセチル]ピペラジン-1-イル]フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[4-[4-[2-[1-[5-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-ピリジル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[4-[4-[2-[1-[5-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-3-フルオロ-2-ピリジル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[4-[1-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]-4-ピペリジル]フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[4-[1-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-4-ピペリジル]アセチル]-3,6-ジヒドロ-2H-ピリジン-4-イル]フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[4-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3,5-ジフルオロ-フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[4-[[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]-2-オキソ-エチル]ピペラジン-1-イル]メチル]フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[4-[[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]ピペラジン-1-イル]アセチル]ピペラジン-1-イル]メチル]フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[2-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[2-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[2-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[2-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[2-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-3,3-ジフルオロ-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[2-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[2-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-3-ヒドロキシ-ピロリジン-3-イル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[2-[4-[2-[1-[2-クロロ-4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[2-[4-[2-[1-[5-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-3-フルオロ-2-ピリジル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[2-[4-[2-[1-[5-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-ピリジル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[2-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-(トリフルオロメチル)フェニル]-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[6-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[6-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)オキシ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[6-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[6-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-3,3-ジフルオロ-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[6-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[6-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[6-[4-[2-[1-[5-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-ピリジル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[6-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-3-ヒドロキシ-ピロリジン-3-イル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[6-[4-[2-[1-[5-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-3-フルオロ-2-ピリジル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[4-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[4-[4-[2-[1-[5-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-ピリジル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[4-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-3-ヒドロキシ-ピロリジン-3-イル]アセチル]ピペラジン-1-イル]フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[4-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[4-[4-[2-[1-[5-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-3-フルオロ-2-ピリジル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    3-[2-クロロ-3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-6-フルオロ-ベンゾイル]-5-[2-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    3-[2-ブロモ-3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]ベンゾイル]-5-[6-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[2-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-6-フルオロ-2-メチル-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[2-[1-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]-4-ピペリジル]エチニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[4-[1-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]-4-ピペリジル]-3-フルオロ-フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[2-[4-[4-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]ピペリジン-1-カルボニル]フェニル]エチニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[2-[4-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]ピペリジン-1-カルボニル]-1-ピペリジル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    N-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ピペリジル]-1-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]ピペリジン-4-カルボキサミド、
    5-[2-[(3R)-3-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]ピペリジン-1-カルボニル]ピロリジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[2-[(3S)-3-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]ピペリジン-1-カルボニル]ピロリジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[2-[(3S)-3-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]-2-オキソ-エチル]ピロリジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[2-[6-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]ピペリジン-1-カルボニル]-2-アザスピロ[3.3]ヘプタン-2-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[2-[6-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]-2-オキソ-エチル]-2-アザスピロ[3.3]ヘプタン-2-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    N-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ピペリジル]-2-[1-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]-4-ピペリジル]アセトアミド、
    1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-N-[1-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]-4-ピペリジル]-N-メチル-ピペリジン-4-カルボキサミド、
    1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-N-[1-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]-4-ピペリジル]ピペリジン-4-カルボキサミド、
    4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-N-[1-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]-4-ピペリジル]ピペリジン-1-カルボキサミド、
    N-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ピペリジル]-4-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]ピペラジン-1-カルボキサミド、
    N-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-4-ピペリジル]-4-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]ピペラジン-1-カルボキサミド、
    N-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ピペリジル]-4-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]-2-ピリジル]ピペラジン-1-カルボキサミド、
    N-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ピペリジル]-4-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]ピペラジン-1-カルボキサミド、
    5-[2-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ヒドロキシ-シクロヘキシル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[6-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]エチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[6-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)オキシ]フェニル]-1-ピペリジル]エチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[2-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ヒドロキシ-シクロヘキシル]エチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[2-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-2-オキソ-1-ピペリジル]エチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[6-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)オキシ]フェニル]-1-ピペリジル]エチル]-3-オキソ-ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[6-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-4-ピペリジル]エチル]-3-オキソ-ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[2-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]エチル]-4-ヒドロキシ-1-ピペリジル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]メチル]-2-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]-3,4-ジヒドロ-1H-イソキノリン、
    5-[2-[6-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]-2-アザスピロ[3.3]ヘプタン-2-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-2-[1-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]-4-ピペリジル]-6,7-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[4,3-c]ピリジン、
    5-[2-[4-[4-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]ピラゾール-1-イル]-1-ピペリジル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    N-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ピペリジル]-4-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]-2-ピリジル]ピペラジン-1-カルボキサミド、
    3-[2-クロロ-3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-6-フルオロ-ベンゾイル]-5-[4-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]フェニル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[6-[4-[2-[1-[2-クロロ-4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[2-[4-[2-[1-[2-クロロ-4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[6-[4-[2-[1-[4-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[6-[4-[2-[1-[4-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    6-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-2-[1-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]-4-ピペリジル]-5,7-ジヒドロ-4H-ピラゾロ[3,4-c]ピリジン、
    5-[2-[4-[2-[1-[4-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    3-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)-6-[4-[2-[4-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]ピペラジン-1-イル]-2-オキソ-エチル]-4-ヒドロキシ-1-ピペリジル]-1-メチル-インダゾール、
    5-[6-[4-[2-[1-[4-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[2-[4-[2-[1-[4-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[2-[4-[2-[1-[4-[[(3S)-2,6-ジオキソ-3-ピペリジル]アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[2-[4-[2-[1-[4-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[6-[4-[2-[1-[4-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[4-[4-[2-[1-[4-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    3-[2-クロロ-3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-6-フルオロ-ベンゾイル]-5-[6-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[6-[4-[2-[4-[4-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-3-オキソ-ピペラジン-1-イル]-3,3-ジフルオロ-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[4-[4-[2-[4-[4-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-3-オキソ-ピペラジン-1-イル]-3,3-ジフルオロ-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[2-[4-[2-[4-[4-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-3-オキソ-ピペラジン-1-イル]-3,3-ジフルオロ-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[2-[4-[2-[1-[4-[[(3R)-2,6-ジオキソ-3-ピペリジル]アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[4-[4-[2-[1-[4-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[6-[4-[2-[1-[4-[[(3S)-2,6-ジオキソ-3-ピペリジル]アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[4-[4-[2-[1-[4-[[(3R)-2,6-ジオキソ-3-ピペリジル]アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[4-[4-[2-[1-[4-[[(3S)-2,6-ジオキソ-3-ピペリジル]アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[3-クロロ-4-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[1-[1-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]-4-ピペリジル]-2-オキソ-4-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[2-[4-[[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ピペリジル]メトキシ]-1-ピペリジル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[6-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-3-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[4-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-3-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    3-[6-クロロ-3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-5-[2-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[5-シアノ-6-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[5-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピラジン-2-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[6-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-5-フルオロ-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[4-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-2-メチル-フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    (3R)-N-[3-[5-[6-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロ-フェニル]-3-フルオロ-ピロリジン-1-スルホンアミド、
    (3R)-N-[3-[5-[4-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]フェニル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロ-フェニル]-3-フルオロ-ピロリジン-1-スルホンアミド、
    5-[4-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-メチル-フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    3-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)-6-[4-[2-[4-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]-2-ピリジル]ピペラジン-1-イル]-2-オキソ-エチル]-4-ヒドロキシ-1-ピペリジル]-1-メチル-インダゾール、
    5-[6-[4-[2-[1-[4-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-5-フルオロ-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[4-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3,5-ジフルオロ-フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[2-[6-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ピペリジル]-6-ヒドロキシ-2-アザスピロ[3.3]ヘプタン-2-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[6-[4-[2-[1-[2-(ジフルオロメチル)-4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[4-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-フルオロ-フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[2-[6-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ピペリジル]-2-アザスピロ[3.3]ヘプタン-2-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[3-(ジフルオロメチル)-4-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    3-[6-クロロ-3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2-フルオロ-ベンゾイル]-5-[6-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    3-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)-6-[4-[2-[4-[4-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]フェニル]ピペラジン-1-イル]-2-オキソ-エチル]-4-ヒドロキシ-1-ピペリジル]-1-メチル-インダゾール、
    5-[2-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ピペリジル]-2,6-ジアザスピロ[3.3]ヘプタン-6-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[2-[4-[2-[1-[2-(ジフルオロメチル)-4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[6-[4-[2-[1-[4-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-5-フルオロ-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[2-[4-[2-[1-[2-クロロ-4-[[(3S)-2,6-ジオキソ-3-ピペリジル]アミノ]フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[6-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,5-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[6-[4-[2-[1-[2-クロロ-4-[[(3S)-2,6-ジオキソ-3-ピペリジル]アミノ]フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[2-[4-[2-[1-[2-クロロ-4-[[(3R)-2,6-ジオキソ-3-ピペリジル]アミノ]フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[4-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-2-フルオロ-フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[6-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-5-メチルスルホニル-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[4-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[2-[4-[2-[1-[2-クロロ-4-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[6-[4-[2-[1-[2-クロロ-4-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[6-[4-[2-[1-[2-クロロ-4-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)-5-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[2-[4-[2-[1-[2-クロロ-4-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)-5-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    3-[3-[[シクロプロピル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-[6-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[6-[4-[2-[1-[2,5-ジクロロ-4-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[6-[4-[2-[1-[5-クロロ-4-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[6-[4-[2-[1-[4-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)-2,5-ジフルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[4-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-2,5-ジフルオロ-フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[6-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)オキシ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[6-[4-[4-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)オキシ]フェニル]-1-ピペリジル]ブタノイル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[6-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)オキシ]フェニル]-1-ピペリジル]-2-オキソ-エチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[4-[[4-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)オキシ]フェニル]ピペラジン-1-カルボニル]ピペラジン-1-イル]メチル]フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[6-[4-[4-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)オキシ]フェニル]-1-ピペリジル]-4-オキソ-ブチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[2-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)オキシ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[6-[[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]メチル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[2-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[6-[[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]ピペラジン-1-イル]アセチル]ピペラジン-1-イル]メチル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[4-[[4-[1-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]-4-ピペリジル]ピペラジン-1-イル]メチル]フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[4-[4-[4-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)オキシ]フェニル]-1-ピペリジル]ブタノイル]ピペラジン-1-イル]フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[2-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]ピペラジン-1-イル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[6-[4-[4-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]ブタノイル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[2-[4-[4-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]ブタノイル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[4-[[3-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)オキシ]フェニル]ピペラジン-1-カルボニル]ピロリジン-1-イル]メチル]フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[4-[[3-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)オキシ]フェニル]ピペリジン-1-カルボニル]ピロリジン-1-イル]メチル]フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[4-[[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]-2-オキソ-エチル]ピペラジン-1-イル]メチル]フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン2,2,2-トリフルオロ酢酸、
    5-[4-[[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)オキシ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]メチル]フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[4-[[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]メチル]フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[4-[[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]ピペラジン-1-イル]アセチル]ピペラジン-1-イル]メチル]フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン2,2,2-トリフルオロ酢酸、
    5-[4-[[4-[2-[4-[3-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]ピペラジン-1-イル]アセチル]ピペラジン-1-イル]メチル]フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン2,2,2-トリフルオロ酢酸、
    5-[4-[[4-[4-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]ブタノイル]ピペラジン-1-イル]メチル]フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン2,2,2-トリフルオロ酢酸、
    N-[1-[[4-[3-[2,6-ジフルオロ-3-(ピロリジン-1-イルスルホニルアミノ)ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]フェニル]メチル]-4-ピペリジル]-4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)オキシ]フェニル]ピペリジン-1-カルボキサミドギ酸、
    N-[3-[5-[6-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)オキシ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロ-フェニル]ブタン-2-スルホンアミド、
    5-[4-[[1-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)オキシ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]-4-ピペリジル]オキシ]フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[4-[[1-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]-4-ピペリジル]オキシ]フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    N-[3-[5-[6-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)オキシ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロ-フェニル]シクロヘキサンスルホンアミド、
    N-[3-[5-[6-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロ-フェニル]シクロヘキサンスルホンアミド、
    4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-N-[1-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]-4-ピペリジル]ピペリジン-1-カルボキサミドギ酸、
    5-[6-[4-[3-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)オキシ]フェニル]-1-ピペリジル]プロパノイル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[4-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[6-[[4-[2-[5-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]イソインドリン-2-イル]アセチル]ピペラジン-1-イル]メチル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    2-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-N-[2-[4-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]-2-ピリジル]ピペラジン-1-イル]-2-オキソ-エチル]-N-メチル-アセトアミド、
    4-[5-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-ピリジル]-N-[1-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]-4-ピペリジル]ピペリジン-1-カルボキサミドギ酸、
    4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-N-[1-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]-2-ピリジル]-4-ピペリジル]ピペリジン-1-カルボキサミドギ酸、
    4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)オキシ]フェニル]-N-[1-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]-2-ピリジル]-4-ピペリジル]ピペリジン-1-カルボキサミドギ酸、
    5-[2-[1-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]-4-ピペリジル]エチニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[6-[4-[2-[4-[5-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)オキシ]-2-ピリジル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    N-[3-[5-[4-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]フェニル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロ-フェニル]ピロリジン-1-スルホンアミド、
    5-[6-[1-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]-4-ピペリジル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    N-[3-[5-[4-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)オキシ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]フェニル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロ-フェニル]ピロリジン-1-スルホンアミド、
    N-[3-[5-[4-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]ピペラジン-1-イル]アセチル]ピペラジン-1-イル]フェニル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロ-フェニル]ピロリジン-1-スルホンアミド、
    N-[3-[5-[4-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]フェニル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロ-フェニル]シクロペンタンスルホンアミド、
    N-[1-[[4-[3-[2,6-ジフルオロ-3-(ピロリジン-1-イルスルホニルアミノ)ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]フェニル]メチル]-4-ピペリジル]-4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]ピペリジン-1-カルボキサミドギ酸、
    5-[2-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]-2-メチル-プロパノイル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    2-[4-[5-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-ピリジル]-1-ピペリジル]-N-[1-[4-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]フェニル]-4-ピペリジル]アセトアミドギ酸、
    2-[4-[5-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-ピリジル]-1-ピペリジル]-N-[1-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]-2-ピリジル]-4-ピペリジル]アセトアミドギ酸、
    2-[4-[5-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-ピリジル]-1-ピペリジル]-N-[1-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]-4-ピペリジル]アセトアミドギ酸、
    2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)オキシ]フェニル]-1-ピペリジル]-N-[1-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]-4-ピペリジル]アセトアミドギ酸、
    2-[4-[5-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)オキシ]-2-ピリジル]-1-ピペリジル]-N-[1-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]-4-ピペリジル]アセトアミドギ酸、
    2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)オキシ]フェニル]-1-ピペリジル]-N-[1-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]-2-ピリジル]-4-ピペリジル]アセトアミドギ酸、
    2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]-N-[1-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]-4-ピペリジル]アセトアミドギ酸、
    2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)オキシ]フェニル]-1-ピペリジル]-N-[1-[4-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]フェニル]-4-ピペリジル]アセトアミドギ酸、
    2-[4-[5-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)オキシ]-2-ピリジル]-1-ピペリジル]-N-[1-[4-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]フェニル]-4-ピペリジル]アセトアミドギ酸、
    2-[4-[5-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)オキシ]-2-ピリジル]-1-ピペリジル]-N-[1-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]-2-ピリジル]-4-ピペリジル]アセトアミドギ酸、
    2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]-N-[1-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]-2-ピリジル]-4-ピペリジル]アセトアミドギ酸、
    2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]-N-[1-[4-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]フェニル]-4-ピペリジル]アセトアミドギ酸、
    5-[2-[4-[2-[4-[5-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)オキシ]-2-ピリジル]ピペラジン-1-イル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[2-[4-[2-[4-[5-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-ピリジル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[2-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-メチル-アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-5-[6-[rac-(1R,5S)-8-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]-3,8-ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン-3-イル]-3-ピリジル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    N-[3-[5-[6-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]ピペラジン-1-イル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロ-フェニル]ピロリジン-1-スルホンアミド、
    rac-(3R)-N-[3-[5-[4-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]ピペラジン-1-イル]アセチル]ピペラジン-1-イル]フェニル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロ-フェニル]-3-フルオロ-ピロリジン-1-スルホンアミド、
    5-[6-[2-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]ピペラジン-1-イル]アセチル]-2,6-ジアザスピロ[3.3]ヘプタン-6-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[2-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]ピラゾール-1-イル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[6-[4-[4-[4-[4-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)フェニル]-1-ピペリジル]ブタノイル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    N-[2,4-ジフルオロ-3-[5-[6-[rac-(1S,5R)-9-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]-3,9-ジアザビシクロ[3.3.1]ノナン-3-イル]-3-ピリジル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]フェニル]ピロリジン-1-スルホンアミド、
    N-[3-[5-[4-[4-[2-[4-[4-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]フェニル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロ-フェニル]ピロリジン-1-スルホンアミド、
    N-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]エチル]-4-[2-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]エチニル]ベンズアミド、
    5-[2-[4-[2-[4-[4-[(2,4-ジオキソ-3-アザビシクロ[3.1.1]ヘプタン-1-イル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジンギ酸、
    N-[3-[5-[4-[4-[2-[4-[3-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]フェニル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロ-フェニル]ピロリジン-1-スルホンアミド、
    N-[3-[5-[4-[1-[4-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]ブタノイル]アゼチジン-3-イル]フェニル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロ-フェニル]ピロリジン-1-スルホンアミド、
    5-[2-[4-[[2-[4-[5-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-ピリジル]-1-ピペリジル]-2-オキソ-エチル]-メチル-アミノ]-1-ピペリジル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジンギ酸、
    5-[2-[4-[2-[4-[4-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    2-[4-[5-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-ピリジル]-1-ピペリジル]-N-[1-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]-4-ピペリジル]-N-メチル-アセトアミドギ酸、
    5-[2-[4-[[2-[4-[5-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-ピリジル]-1-ピペリジル]-2-オキソ-エチル]アミノ]-1-ピペリジル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジンギ酸、
    5-[2-[4-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]ピペリジン-1-カルボニル]-1-ピペリジル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    2-[4-[5-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-ピリジル]-1-ピペリジル]-N-[1-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]-2-ピリジル]-4-ピペリジル]-N-メチル-アセトアミド;塩酸塩、
    5-[4-[4-[[2-[4-[5-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-ピリジル]-1-ピペリジル]-2-オキソ-エチル]アミノ]-1-ピペリジル]フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン塩酸塩、
    5-[4-[4-[[2-[4-[5-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)オキシ]-2-ピリジル]-1-ピペリジル]-2-オキソ-エチル]アミノ]-1-ピペリジル]フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン塩酸塩、
    5-[4-[4-[[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]-2-オキソ-エチル]アミノ]-1-ピペリジル]フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン塩酸塩、
    5-[4-[4-[[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)オキシ]フェニル]-1-ピペリジル]-2-オキソ-エチル]アミノ]-1-ピペリジル]フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン塩酸塩、
    5-[2-[4-[[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]-2-オキソ-エチル]アミノ]-1-ピペリジル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン塩酸塩、
    5-[6-[4-[[2-[4-[5-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-ピリジル]-1-ピペリジル]-2-オキソ-エチル]-メチル-アミノ]-1-ピペリジル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン塩酸塩、
    5-[2-[4-[[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)オキシ]フェニル]-1-ピペリジル]-2-オキソ-エチル]アミノ]-1-ピペリジル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジンギ酸、
    5-[2-[4-[2-[4-[4-[[(3R)-2,6-ジオキソ-3-ピペリジル]アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[6-[4-[2-[4-[4-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    N-[3-[[1-[5-[3-[2,6-ジフルオロ-3-(ピロリジン-1-イルスルホニルアミノ)ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]-2-ピリジル]-4-ピペリジル]オキシ]シクロブチル]-2-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]アセトアミド、
    5-[6-[4-[[2-[4-[5-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)オキシ]-2-ピリジル]-1-ピペリジル]-2-オキソ-エチル]アミノ]-1-ピペリジル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジンギ酸、
    N-[3-[5-[6-[4-[3-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]シクロブタンカルボニル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロ-フェニル]プロパン-2-スルホンアミド、
    N-[3-[5-[6-[4-[2-[4-[4-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロ-フェニル]プロパン-2-スルホンアミド、
    5-[6-[4-[[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)オキシ]フェニル]-1-ピペリジル]-2-オキソ-エチル]アミノ]-1-ピペリジル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジンギ酸、
    5-[6-[4-[[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]-2-オキソ-エチル]アミノ]-1-ピペリジル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジンギ酸、
    5-[2-[4-[2-[4-[4-[[(3S)-2,6-ジオキソ-3-ピペリジル]アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[2-[4-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]-2-オキソ-エチル]-1-ピペリジル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[2-[4-[2-[4-[4-(2,4-ジオキソヘキサヒドロピリミジン-1-イル)フェニル]-1-ピペリジル]-2-オキソ-エチル]-1-ピペリジル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    rac-(3R)-N-[3-[5-[6-[2-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)オキシ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]-2,6-ジアザスピロ[3.3]ヘプタン-6-イル]-3-ピリジル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロ-フェニル]-3-フルオロ-ピロリジン-1-スルホンアミド、
    N-[3-[5-[4-[2-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)オキシ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]-2,6-ジアザスピロ[3.3]ヘプタン-6-イル]フェニル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロ-フェニル]ピロリジン-1-スルホンアミド、
    N-[3-[5-[4-[2-[2-[4-[4-[(2,4-ジオキソ-3-アザビシクロ[3.1.1]ヘプタン-1-イル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]-2,6-ジアザスピロ[3.3]ヘプタン-6-イル]フェニル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロ-フェニル]ピロリジン-1-スルホンアミド、
    N-[3-[5-[2-[2-[2-[4-[4-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]-2,6-ジアザスピロ[3.3]ヘプタン-6-イル]ピリミジン-5-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロ-フェニル]ピロリジン-1-スルホンアミド、
    N-[3-[5-[2-[2-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)オキシ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]-2,6-ジアザスピロ[3.3]ヘプタン-6-イル]ピリミジン-5-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロ-フェニル]ピロリジン-1-スルホンアミド、
    N-[3-[5-[2-[2-[2-[4-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]-2,6-ジアザスピロ[3.3]ヘプタン-6-イル]ピリミジン-5-イル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-カルボニル]-2,4-ジフルオロ-フェニル]ピロリジン-1-スルホンアミド、
    5-[6-[4-[2-[4-[4-[[(3S)-2,6-ジオキソ-3-ピペリジル]オキシ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[6-[4-[2-[4-[4-[[(3R)-2,6-ジオキソ-3-ピペリジル]オキシ]フェニル]-1-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    N-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ピペリジル]-4-[5-[3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル]ピリミジン-2-イル]ピペラジン-1-カルボキサミド;2,2,2-トリフルオロ酢酸、
    5-[6-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[4-[4-[2-[1-[4-[(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]フェニル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、
    5-[2-[4-[2-[1-[4-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]ピリミジン-5-イル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン、及び、
    5-[6-[4-[2-[1-[4-[[(3R)-2,6-ジオキソ-3-ピペリジル]アミノ]-2-フルオロ-フェニル]-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル]アセチル]ピペラジン-1-イル]-3-ピリジル]-3-[3-[[エチル(メチル)スルファモイル]アミノ]-2,6-ジフルオロ-ベンゾイル]-1H-ピロロ[2,3-b]ピリジンから選択される、請求項1~38のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容可能な塩。
  40. 治療活性物質として使用される、請求項1~39のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容可能な塩。
  41. 請求項1~39のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容可能な塩と、薬学的に許容可能な担体とを含む医薬組成物。
  42. 癌の治療的処置及び/又は予防的処置のための請求項1~39のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容可能な塩の使用。
  43. 癌の治療的処置及び/又は予防的処置に使用される、請求項1~39のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容可能な塩。
  44. 癌の治療的処置及び/又は予防的処置のための薬剤の調製への請求項1~39のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容可能な塩の使用。
  45. 請求項1~39のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容可能な塩を有効量投与することを含む、癌の治療的処置及び/又は予防的処置のための薬剤を調製する方法。
  46. 請求項1~39のいずれか一項に記載の化合物又はその薬学的に許容可能な塩を、それを必要とする患者に有効量投与することを含む、癌の治療的処置及び/又は予防的処置の方法。
  47. 本明細書において上述した発明。
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