JP2022513231A - ヒートポンプ装置およびヒートポンプ装置を備える地域熱供給網 - Google Patents

ヒートポンプ装置およびヒートポンプ装置を備える地域熱供給網 Download PDF

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Abstract

本発明は、冷却を行う際にランキンサイクルおよびカルノーサイクル部を備えるヒートポンプ装置を提供する。ランキンサイクルは、外部水源(1)から受けた水を直接蒸発させることにより蒸発を行うよう構成された蒸発器(7)を備える。膨張機(7)は、蒸発器(21)から蒸気を受け、カルノーサイクルの流体を圧縮する圧縮器(9)を駆動する。その後、流体は凝縮器(13b)で凝縮され、吸収器(10)で蒸発される。【選択図】図1

Description

本発明は、一般に熱駆動ヒートポンプ装置に関する。ポンプは、低温でランキンサイクル/蒸発器および膨張器部分によって駆動される。これは、内圧が低く、例えば水が70℃で沸騰するため、可能である。運転サイクルに導入される熱エネルギーは、太陽光吸収パネル、余剰プロセス熱、地域熱供給グリッド、またはそれらの組み合わせから得ることができる。生成された気体流体は、熱エネルギーを機械エネルギーに変換する膨張タービンを通過する。機械的エネルギーは、適切な歯車を備えた軸を介して、装置の圧縮器サイクル/圧縮器部分の圧縮器に伝達される。機械的動力は、例えば内燃機関または電気モータからのエネルギーを様々な比率でさらに加えることができる。
圧縮器は給液側に真空を発生させ、それにより対象の流体の蒸発を可能にする。熱エネルギーは、蒸発して気相になる液体から抽出される。気体は圧縮されて内部圧力が上昇し、高温での凝縮が可能となる。これにより、エネルギーはある場所から他の場所に送り込まれる。高温により、他のプロセスでのエネルギーの使用が可能となる。エネルギーは、ランキンサイクルを予熱するために使用されるか、または単に熱供給として機能することができる。蒸発プロセスは流体からエネルギーを抽出するため、流体を理想的な冷却媒体とする。
さらに、本発明は、ヒートポンプ装置を備える地域熱供給網に関する。
上記種類のヒートポンプ装置は、冷却および加熱のための装置を開示しているUS 6581384 B1、ならびに、いずれも冷却のための装置を開示しているWO 2007/038921 A1およびWO 2011/100974 A1から公知である。公知の装置では、流体は閉サイクル内を流れている、すなわち、装置の動作中には、流体がサイクルから取り出されたり、サイクルに加えられたりしない。換言すれば、装置の動作中、外部液体源から装置のサイクルに液体は供給されず、装置から外部液体源に液体は供給されない。さらに、膨張器に入る前に、液体は、仕切り壁を介して外部熱源と熱交換して加熱される。
米国特許第6581384号公報 国際公開第2007/038921号パンフレット 国際公開第2011/100974号パンフレット
本発明の目的は、冷却の必要性を満たすヒートポンプ装置を提供することである。
さらなる目的は、地域熱供給プラントの性能を改善するために使用可能な多用途のヒートポンプ装置を提供することである。
追加の目的は、費用効果が高く、信頼できるヒートポンプ装置を提供することである。
本発明は、
-外部液体源から、液体入口ラインおよび蒸発器入口を介して、蒸発室に受け取った液体を直接蒸発によって蒸発させるように構成された蒸発タンク等の蒸発器であって、蒸発室内の圧力は液体入口ライン内の圧力よりも低く、かつ、蒸発室に入る液体を蒸発させるのに十分に低い、すなわち、蒸発室内の圧力は、圧力に関連する液体の蒸発温度が、蒸発器入口を通って蒸発室に入る液体の温度よりも低くなるようなものであり、かつ、蒸発器蒸気出口60を通って蒸発器から出る加圧蒸気の生成を可能にするものであり、蒸発器はさらに蒸発器液体出口を備える、蒸発器と、
-膨張器入口および膨張器出口を有する膨張器であって、膨張器入口は、膨張器を駆動するために蒸発器からの加圧蒸気を受け取るための蒸発器蒸気出口への流体接続を有する、膨張器と、
-圧縮器入口および圧縮器出口を有する圧縮器であって、圧縮器入口の低圧低温入口気体から圧縮器出口の高圧高温出口気体に気体を圧縮するために膨張器によって作動可能に駆動される、圧縮器と、
-第1の凝縮器入口および第1の凝縮器出口を有する第1の凝縮器であって、第1の凝縮器入口は、膨張器出口への流体接続を有し、かつ、膨張器から受け取った流体を凝縮するように構成されており、第1の凝縮器出口は第1の液体出口ラインに接続されている、第1の凝縮器と、
を備えるヒートポンプ装置を提供する。
地域熱供給プラントの熱源等の外部熱源から受け取った液体を直接蒸発させることにより、ヒートポンプ装置は、かかるプラントおよび産業用冷熱供給システムおよび廃液システム等の他のプラントまたはシステムの性能を向上させるのに適している。
直接蒸発は、蒸発器(蒸発タンク)内の真空または部分真空によって提供される蒸発と理解されるべきである。
外部液体源は、前述の従来技術のヒートポンプシステム等のヒートポンプシステムの内部を循環する内部液体とは対照的に、その一部がヒートポンプ装置から取り出されたり、ヒートポンプ装置に供給されたりする液体として理解されるべきである。
システム全体で媒体として水を使用することが好ましいが、他の媒体、特に天然媒体も容易に想定できる。熱エネルギーを含む同じ媒体、例えば地域熱供給用の水を有することにより、および、膨張器を駆動する水を蒸発させることにより、熱交換器の使用を排除した直接蒸発戦略が可能になる。例えば蒸発器内で直接減圧された地域熱供給液を有することで、熱交換器を使用する場合よりも約5℃低い温度での蒸発が可能である。これは、75℃と比較して70℃での蒸発を可能とし、効率において大きな相違となる。また、熱システムと装置のランキンサイクル/蒸発器および膨張器部の両方で同じ媒体を使用することにより、直接凝縮も可能である。一例として、給液地域熱供給液(高温)を用いて蒸気を膨張器に入れて直接蒸発させ、復液(低温)を用いて膨張器の排出口に直接噴霧され、直接凝縮を生じさせることが想定される。ここでも、熱交換器/凝縮器の使用と比較して、高温での凝縮が可能である。また、本発明の圧縮側では、達成された圧力水準が復液を用いて凝縮できるほど十分に高い場合には、直接凝縮も可能である。この設定では、システムの駆動に使用されるほぼ全てのエネルギーが地域熱供給グリッド内に保持される。また、本発明の冷却能力を地域熱供給グリッドに伝達することも可能となる。地域熱供給、または例えば製造工程からの余剰熱供給を利用する場合本発明は、ランキンサイクルを駆動するために高温ラインを2つの方法で使用する。蒸発を行う際は、入水温度を、例えば80℃から75℃まで下げる。この水はグリッドに戻され、給液ラインの全体的な温度を下げる。凝縮エネルギーが給液パイプラインから復液ラインに伝達されるため、復液ラインの温度はわずかに上昇する。同じ戦略を、ソーラー駆動ユニットにも展開することができる。これにより、システム内にエネルギーが蓄積されるが、これは高効率システムでは望ましくない。地域熱供給の場合、通常、パイプライングリッドでかなりの熱損失が発生し、本発明によるエネルギー増加を適切に平準化する。本発明において地域熱供給グリッド水のみを使用することにより、2つの主要な利点が可能になる。第一に、空冷凝縮の必要がなくなる。ユニットは、自由大気の利用を必要とせず、大規模な高層ビルの地下室に配置することができる。最上階と屋上は、冷却塔以外の処理に利用できる。第二に、冷却範囲は周囲の大気や外気温にもはや左右されない。現在は、空気への凝縮容量ではなく、地域エネルギーグリッドの温度差が制限要因となっている。グリッド内の温度差が30Kの場合、単一のユニットが同じく30Kを冷却することができる。直列で作業すると、空気温度に関係なく、ユニットごとに30Kの冷却段階の縦続効果が容易に想定される。
本発明は、地域エネルギー網の使用を最適化するのに役立つであろう。伝統的に、多くの熱供給グリッドは、1年のうちの暑い時期に性能が低下する。本発明は、暑い季節に熱供給の必要性を生じさせるため、この時期に最適な使用を可能にする。パイプラインでより大きな流量が必要になると、ボイラーが最適な設定で運転できるので、グリッドの性能も向上する。本発明は、圧縮器サイクルによるエネルギー水準の移動を可能にする。蒸発プロセスは、発生するためにエネルギーを必要とする。これは、周囲からエネルギーを吸収することによって行われ、その結果、温度低下を冷却に使用できる。蒸発した気体は、より高い温度または圧力で凝縮するために圧縮される。蒸発によって消費されるエネルギーは、凝縮時に完全に放出される。したがって、60℃で蒸発した水は、70℃で凝縮することができる。これにより、熱駆動ヒートポンプが可能となる。たとえば、熱供給プラントが60℃の給液供給を行う2段階の地域熱供給網があるとする。40℃の蒸発温度でランキンサイクルを作動することにより、それを70℃に上げることができる。圧縮中、熱エネルギーをランキンサイクルに伝達し、膨張器内で凝縮することなく完全に膨張することができるようにするために、温度を十分に高くする。
一例によれば、装置は、第2の凝縮器入口および第2の凝縮器出口を有する第2の凝縮器を備え、第2の凝縮器入口は、圧縮器出口への流体接続を有し、この圧縮器出口を通って高圧高温の出口気体が圧縮器から流出する。
第2の凝縮器出口は、蒸発システムへの流体接続を有することができる。
蒸発システムは、吸収器入口および吸収器出口を有する吸収器を備えることができ、吸収器入口は第2の凝縮器出口への流体接続を有し、吸収器出口は圧縮器入口に接続され、低圧低温気体が圧縮器に入る。
あるいは、蒸発システムは、液体を気体から分離し、第1の入口および第2の入口、分離器気体出口および分離器液体出口を有する気液分離器を備えることができる。分離器気体出口は圧縮器入口に流体接続しており、この圧縮機入口を通って低圧低温が圧縮器に入る。分離器液体出口は、吸収器出口を有する吸収器の吸収器入口に流体接続している。分離器の第1の入口は第2の凝縮器の出口に流体接続しており、分離器の第2の入口は、吸収器の出口に流体接続している。
一例として、第2の凝縮器は、第1の温度を有する液体の液体供給のための第2の入口を付加的に有する噴霧凝縮器とすることができ、高圧高温の出口気体と第1の温度を有する液体との噴霧凝縮が温度上昇のために提供されると、第2の凝縮器の出口を通って第2の凝縮器から出る液体が第1の温度より高い第2の温度を有する。
第1の凝縮器は、第1の温度を有する液体の液体供給のための第2の入口(80)をさらに有する噴霧凝縮器とすることができ、膨張器から受け取った流体と第1の温度を有する液体との噴霧凝縮が温度上昇のために提供されると、第1の凝縮器の出口を通って第1の凝縮器を出る液体が第1の温度より高い第2の温度を有する。
第1の外部液体源は、単一のラインシステムとすることができ、第1の液体入口ラインおよび第1の液体出口ラインは、第1の外部液体源の1つの同一の単一ラインに接続される。
一例として、第1の外部液体流体源の第1の外部液体源は、第1の外部源供給ラインおよび第1の外部源復液ラインを備える液体循環システムとすることができる。
第1の外部液体源の第1の外部源供給ライン内の液体は、第1の外部液体源の第1の外部源復液ライン内の液体よりも高温とすることができる。
第1の液体入口ラインは、液体流体の第1の外部源の第1の外部源供給ラインに接続することができる。
第1の液体入口ラインは、液体流体の第1の外部源の第1の外部源復液ラインに接続することができる。
第1の液体出口ラインは、液体流体の第1の外部源の第1の外部源供給ラインに接続することができる。
第1の液体出口ラインは、液体流体の第1の外部源の第1の外部源復液ラインに接続することができる。
蒸発器液体出口は、第1の外部液体源に流体接続することができ、第1の凝縮器出口は、第1の外部液体源に流体接続することができる。
一例によれば、気液分離器は、第2の凝縮器に流体接続しており、第2の凝縮器出口は、第1の外部液体源に流体接続された第1の液体出口ラインに接続される。
さらなる例として、圧縮器出口は、蒸発器の壁または蒸発器の蒸発室内に配置された熱交換器を介して、任意選択で噴霧凝縮器とすることができる第2の凝縮器に流体接続することができ、それによって圧縮器から膨張器へのエネルギーの伝達を可能にする。
圧縮器出口は、気液分離器と圧縮器の間で、圧縮器出口ラインと圧縮器入口ラインとの間の熱交換を行う熱交換器を介して、任意選択で噴霧凝縮器とすることができる第2の凝縮器に流体接続することができる。
外部加熱源を、凝縮器と膨張器の間の流体接続(ライン)に配置することができる。
一例では、2つ以上の膨張器が直列に配置され、第1の膨張器は蒸発器からの排出流によって駆動され、第2の膨張器は第1の膨張器からの排出流によって駆動される。
膨張器は、並列または直列に配置されたそれぞれの圧縮器に駆動可能に接続することができる。
一例では、第1の膨張器は圧縮器に駆動可能に接続され、第2の膨張器は発電機に駆動可能に接続されている。
さらなる例では、熱交換器は、圧縮器からの流体出口ラインと、第1の膨張器から第2の膨張器への排出ラインとの間に配置される。
付加的な例では、2つ以上の膨張器が並列に配置され、両方が蒸発器からのそれぞれの排出流によって直接駆動され、直列に配置されたそれぞれの圧縮器に駆動可能に接続され、第1の圧縮器からの排出気体が第2の圧縮器に送られる。
さらなる例では、始動手順または連続運転中の手順を支援するために、補助モータが膨張器または圧縮器に接続されている。
本発明はさらに、
第1のグリッドである第1の外部液体源と、第2のグリッドである第2の外部液体源とを備え、第1のグリッドは第1のグリッド供給ラインおよび第1のグリッド復液ラインを備え、第2のグリッドは第2のグリッド供給ラインおよび第2のグリッド復液ラインを備え、
第1のグリッド供給ラインは第2のグリッド供給ラインより低温であり、第1のグリッド復液ライン(54)は第2のグリッド復液ラインより低温であり、
第1および第2のグリッドのラインは、請求項1および2に記載のヒートポンプ装置に接続されており、ヒートポンプ装置はさらに、
気体を液体から分離し、液体入口と液体出口と、圧縮器入口に流体接続されている気体出口とを有する気液分離器を備える、地域熱供給網を提供する。
一例によれば、蒸発器への第1の液体入口ラインは、第2のグリッドの復液ラインに液体接続されている。分離器の液体入口は、第1グリッドの供給ラインに流体接続されている。第2の凝縮器の入口は、分離器の液体出口に流体接続されている。蒸発器の液体出口は、第2のグリッドの復液ラインに流体接続されている。第2の凝縮器の液体出口は、第2のグリッドの供給ラインに流体接続されており、第1の凝縮器からの液体出口ラインは、第1のグリッドの復液ラインに流体接続されている。
さらなる例によれば、蒸発器への液体入口ラインは、第1のグリッドの供給ラインに流体接続されている。分離器への液体入口は、第2のグリッドの復液ラインに流体接続されている。分離器からの液体出口は、第2のグリッドの復液ラインに流体接続されている。蒸発器の液体出口は、第2の凝縮器に流体接続されている。第2の凝縮器は、第2のグリッドの供給ラインへの流体出口を有し、第1の凝縮器からの液体出口ラインは、第1のグリッドの復液ラインに流体接続されている。
第1または第2の外部液体源からの入口ラインには、装置の低い内部圧力(部分真空)に適合させるために、減圧弁または絞り弁等の減圧手段を設けることが好ましい。
装置から第1および/または第2の外部液体源への出口ラインには、装置内の低圧を第1および第2の外部液体源のより高い圧力に適合させるために、ポンプなどの加圧手段を設けることが好ましい。
出口ラインおよび入口ラインのそれぞれに加圧および減圧手段を使用する代わりに、いわゆるブートストラップポンプを使用して、出口ラインの流体を加圧し、入口ラインの流体を減圧することができる。
簡単に言えば、ブートストラップポンプは、タービンまたはリバースポンプと、軸が相互に接続されたポンプとを組み合わせたものである。液体源からの高圧、例えば6バールが、ポンプを駆動するタービンの入口に与えられる。これにより、液体の圧力は、例えば、タービンの出口で0.5バールに下げられる。0.5バールの液体を本発明の装置に供給することができる。本発明による装置における低流体圧(部分的に真空)は、低圧流体、例えば0.5バールをポンプの入口に与えられる。ポンプは、流体の圧力を例えば5.9バールまで上昇させる。5.9バールでは、例えば6バールの圧力を有する外部の液体源に液体を送り返すのに十分ではないので、ポンプ出口からの液体を小さなポンプに送り、例えば0.2バール圧力を増加させて6.1バールとし、液体を外部液体源にポンプで戻すことを可能とする。
地域熱供給液をシステムに入れてそれを地域エネルギーグリッドに戻す場合には、ブートストラップポンプで必要な仕事は、圧力バルブを通常のポンプと組み合わせる場合よりも1桁少なくなる。世界中の地域熱供給網は、給液圧力が4バールから28バール以上で、復液の圧力がこれより低いように設計されている。ソーラーパネルに接続されたシステムでも、これらのポンプを使用すると大幅な効率の向上が見られる。
本発明に係るヒートポンプ装置の第1の実施例を示す。 第1の実施例に気液分離器を追加した、第1の実施例の若干の変形例を示す。 地域熱供給システムの復液ラインの水の温度を下げるためにヒートポンプ装置を用いる実施例を示す。 ブートストラップポンプの使用例を示す。 分離器と第2の凝縮器の間に接続ラインが設けられた、ブートストラップポンプを用いる追加実施例を示す。 過熱蒸気を直接発生させる実施例を示す。 圧縮器への入口ラインの温度を上昇させる熱交換器を有する実施例を示す。 発熱源により過熱蒸気を発生させる実施例を示す。 圧縮器からの圧縮蒸気を蒸発器の加熱に用いる実施例を示す。 より高い圧力上昇のために直列に接続された複数の並列膨張器および圧縮器の実施例を示す。 異なる温度範囲で動作する複数の膨張器および圧縮器が直列に接続された実施例を示す。 膨張器を駆動するために、ヒートポンプが第2のグリットの復液ラインを用いる、地域熱供給網の第1の実施例を示す。 膨張器を駆動するために、ヒートポンプが第1のグリットの供給/給液ラインを用いる、地域熱供給網の第2の実施例を示す。 第1のグリッドと第2のグリッドとの間にヒートポンプ装置を配置した地域熱供給網を示す。 発電を行う実施例を示す。 発電を行う他の実施例を示す。
本発明の実施形態は、添付の図面に関連して以下に説明される。図面は、本発明を実施する1つの方法を示しており、他の可能な実施形態に限定するものとして解釈されるべきではない。
図1は、熱交換器13bによる吸収面18から周囲へのエネルギー伝達装置の一例を示す。熱水は、ライン5を介して蒸発タンク21に接続された熱源1から提供される。パイプは同時に減圧弁として機能し、蒸発器21内の圧力を低下させ、水を直接蒸発させる。蒸発しなかった水はライン16bに戻され、ライン16aからの凝縮水と混合されて、熱源1に戻される。ポンプ4aは液体の圧力を高めて、熱源1からの圧力に適合させる。いずれの従来技術とも対照的に、水は蒸発器21内で直接蒸発され、熱源から可能な限り低い温度水準で蒸気を発生させ、従来技術によって教示される熱交換器2の使用を排除する。蒸発器21からの蒸気は、熱交換器/凝縮器13aで凝縮される前に膨張器7を駆動し、そこから凝縮水はライン16aを通って熱源1に戻される。膨張器7は、機械的連結軸10により圧縮器9を駆動する。ポンプが液体冷媒を吸収面18に循環させ、そこで周囲から熱エネルギーが吸収される。冷媒は、吸収器18において液体と気体の混合物となる。しかしながら、その頂部では、気体は液体から分離され、それにより本質的に気体のみが吸収器の出口79から圧縮器の入口64へ流れる。
図2は、図1の実施例の変形例を示す。図2に示すヒートポンプ装置の実施例は、熱交換器13bによる吸収面18から周囲へのエネルギー伝達を提供する。熱水は、ライン5を介して蒸発タンク21に接続された熱源1から提供される。パイプは同時に減圧弁として機能し、21の圧力の低下をもたらし、水を直接蒸発させる。蒸発しなかった水はライン16bに戻され、ライン16aからの凝縮水と混合され、熱源1に戻される。ポンプ4aは液体の圧力を高めて、熱源1からの圧力に適合させる。いずれの従来技術とも対照的に、水は蒸発器21内で直接蒸発され、熱源から可能な限り低い温度水準で蒸気を発生させ、従来技術によって教示される熱交換器2の使用を排除する。蒸発器21からの蒸気は、熱交換器/凝縮器13aで凝縮される前に膨張器7を駆動し、そこから凝縮水はライン16aを通って熱源1に戻される。膨張器7は、機械的連結軸10により圧縮器9を駆動する。ポンプが液体冷媒を吸収面18に循環させ、そこで周囲から熱エネルギーが吸収される。冷媒は、吸収器18において液体と気体の混合物となる。接続された圧縮器が真空を適用して気相を除去するので、分離タンク98内で2相が分離される。残留する液体は、この熱吸収サイクルで再利用される。気相は、凝縮のために圧縮器から熱交換器または凝縮器13bに導かれる。このプロセスからの熱は、第2の凝縮器13bで周囲に伝達される。先行技術とは対照的に、2つのサイクル(ランキンおよびカルノー)は、材料の交換なしで分離される。これにより、必要に応じて、さまざまな駆動および冷却媒体を容易に使用できる。
図3は、地域熱供給システムの復液ラインの水の温度を下げるためにヒートポンプ装置を用いる実施例を示す。地域熱供給プラントからの復液が復液ライン54を流れる。復液は減圧され、3本のライン5a、5b、5cのそれぞれの流れに分けられる。ライン5aの流れは、噴霧凝縮器51での噴霧凝縮に用いられる。ライン5bの流れは、蒸発器21で蒸発し、蒸発した蒸気が膨張器7を駆動する。第3のライン5cの流れは気液分離器98で蒸発する。蒸発した蒸気は、その入口を通って圧縮器に入り、圧縮器によって噴霧凝縮器51に送り込まれ、凝縮される。これにより、熱水を給液ライン53に送り込むことができる。その結果、復液ライン内の復液流が冷却され、プラントは改善された効率を得ることができる。
図4は装置を示しており、熱源1が、給液/供給ライン53および復液供給ライン54を有する地域熱供給システムとして表されている。通常、給液ライン53内の流れは、復液ライン54の流れよりも高温である。給液ライン53は、ブートストラップポンプ40を介して蒸発タンク21に導かれる。減圧プロセスから得られたエネルギーは、流れを熱源に戻すためにブートストラップポンプ40に吸収される。蒸発器21内で蒸気が発生し、膨張器7を通過してそれを回転させる。蒸発器21内に残留する水は、ブートストラップポンプ40を介して熱源1に戻される。ブートストラップポンプを用いることにより、液体を戻す作業負荷を最小限にする。復液流54からの水は、膨張器の排出蒸気の第1の凝縮器51での直接凝縮のためにブートストラップポンプ42を通って導かれる。得られた液体は、ブートストラップポンプ40を介して熱源54に戻される。この図のカルノーサイクルは、図2のそれに類似する。
図5は、地域熱供給グリッドに接続された冷却装置を示す。熱水は、給液パイプ(53)によってブートストラップポンプ40に供給される。減圧された水は蒸発タンク21に入り、蒸気を発生させる。蒸気は、軸10を介して圧縮器9を駆動する膨張器7を介して供給される。軸という用語は広義に解釈されるべきであり、機械的接続を提供できるすべての手段または装置を含む。これには、膨張器7と圧縮器9の異なる回転速度に対する歯車の使用を含む。この実施形態および以下の実施形態では、圧縮器9は、ラジアル遠心圧縮器または軸流圧縮器のような任意の形状または技術とすることができる。圧縮器ステップは、直列または並列に実行することができる。凝縮および最終的な熱交換の要件に適合するために、十分な圧力レートが生成されると想定される。膨張器7からの排出は、タンク51内の直接水噴霧凝縮によって凝縮される。タンク51内の液体水は、地域熱供給復液54によって供給される。水は、ブートストラップポンプ41で減圧される。凝縮液は、ブートストラップポンプ41によって地域熱供給グリッド54に送り戻される。圧縮器9は、相分離タンク98内に連続真空を発生させ、水から蒸気を取り除く。冷却は、熱吸収面18によって提供される。熱は、水/蒸気混合物を生成することによって吸収され、水/蒸気混合物は分離器98で相分離される。圧縮器9からの圧縮気体は、タンク52内の直接水噴霧凝縮で凝縮される。第2の凝縮器52内の液体水は、復液ライン54からの地域熱供給復液によって供給される。水は、ブートストラップポンプ42で減圧される。凝縮液は、ブートストラップポンプ42によって、地域熱供給グリッド54に送り戻される。または、凝縮を、13bを介して周囲の空気に行わせることもできる。膨張器7からの排出は、第1の凝縮器13aを用いる構成によって同様に凝縮することができる。蒸発器21内の未使用の水は、ブートストラップポンプ40によって地域熱供給グリッド53に送り戻される。分離器98と第2の凝縮器52との間の点線で示された流体接続ライン68は、ヒートポンプ装置に液体が再充填される場合には省略できるという意味で任意選択である。しかしながら、接続ラインは、再充填の必要なくヒートポンプ装置内に十分な水を維持するので有利である。図6~図10に示す接続ライン68についても同様である。
図6は、圧縮器9からの圧縮蒸気が熱交換器55に導かれ、蒸発器21内の液体気体混合物を加熱して、過熱蒸気を直接生成させ、これを膨張器7に導く他の実施形態を示す。膨張器7、軸10、または圧縮器9のいずれかに取り付けられたモータ99は、始動手順を支援するか、または、連続的に装置のハイブリッド動力供給を可能にするか、または、膨張器7、軸10、および圧縮器9の回転速度を管理するために使用される。十分な熱エネルギーが利用できる場合、モータ99は発電機として機能することができる。
図7は、図5に示したもののさらなる実施形態である。圧縮器9からの十分に高い排出温度を用いて、蒸発器21からの残留水を用いた直接凝縮が第2の凝縮器52において可能である。これにより、供給ライン53内の給液流に送り戻される水の温度が上昇する。これにより、吸収された冷却エネルギーが供給ライン53内の給液流に伝達され、装置の使用による熱低下が中和され、復液流ライン54の温度上昇が最小限に抑えられる。熱交換器56は、蒸発によって圧縮器に入る小さな液滴を除去する可能性を高め、それによって圧縮器9の効率を高める。圧縮器9への入口温度が順次上昇するにつれて、熱交換器55内の結果として生じる温度も上昇し、熱伝達をより効率的にする。
図8は、過熱蒸気が、流れに衝突するマイクロ波または赤外線発生器56によって生成される、さらに好ましい実施形態を示す。発生器56は、ガス燃焼器、機械的効果、または電気ヒータ等の任意の熱発生源に置き換えることができる。
図9は、圧縮器9からの圧縮蒸気を用いて、接続部57に流入し、接続部58から流出する蒸発タンク21を加熱する他の実施形態を示す。タンクが加熱されると、過熱蒸気が膨張器7に導かれる。このシステムは一連のカスケードユニットに使用することができ、凝縮器51または第2の凝縮器52のいずれかの近くに吸収器18を配置することで、1つのユニットが次のユニットを補助し、より大きな総冷却範囲を可能とする。ブートストラップポンプ41と第1の凝縮器51および/またはブートストラップポンプ42と第2の凝縮器52の凝縮プロセスは、図3において凝縮器13によって示されるように、空冷凝縮に置換することができる。98での相分離および吸収器18でのエネルギー吸収は、例えば吸収器18に直接真空を適用する圧縮器9によって、単一のユニットに組み合わせることができる。
図10は、膨張器7’および7’’により駆動される圧縮器9’および9’’を有することにより、複数段階の圧縮が示される実施形態を示す。膨張器7’と圧縮器9’’の第1の組は、同期駆動用の第1の回転軸10’を介して接続され、膨張器7’’と圧縮器9’の第2の組は、同期駆動用の第2の回転軸10’’を介して接続されている。従来技術とは対照的に、膨張器は並列に駆動される。膨張器を並列に配置することの利点は、圧力を下げた設定で作動する結果、軸の回転速度が低下し、圧縮器内の圧力蓄積の減少を招くのとは対照的に、膨張機が同じ圧力で作動することである。回転速度が同じであれば、圧縮器の流量を増やす必要が生ずるが、これは、圧縮器の寸法を大きくすることで実現される。この実施形態では、圧縮器9’および9’’が並行して作動するので、2つの冷却サイクルを異なる蒸発圧力で作動することができるため、冷却を2つの異なる温度で同時に行うことができる。この実施形態を拡張して、同一の装置によって提供される複数の冷却温度を提供することができる。より多くの圧縮器を、9’または9’’のいずれかに直列または並列に追加することができる。
図11は、直列に作動する膨張器7’、7’’を有するが、並列に作動する圧縮器9’、9’’を有する実施形態を示す。圧縮器9’’は、圧縮器9’とは別のカルノーサイクルに真空を適用している。この実施形態は、2つの異なる冷媒を同時に使用することを可能にする。この実施形態では、カルノーサイクル91、98’、9’、51では水が冷媒であり、サイクル18、98’’、9’’、91ではNHが冷媒であり、熱交換器91は、一方の冷媒の凝縮を、他方の冷媒に熱を吸収させることにより可能とする。これにより、装置の真のカスケード使用が可能になり、類似または異なる冷媒の複数段階の圧縮にさらに拡張することができる。したがって、動作温度範囲が大幅に拡大し、極低温まで冷却することができる。この実施形態では、膨張器7’、7’’および圧縮器9’の両方に対して直接凝縮プロセスが組み合わされている。流体接続部92は、ランキンサイクルとカルノーサイクルとの間の液体交換を可能にし、それにより、装置の液体充填の要件を低くする。熱源1、53、54からの液体が蒸発器21での蒸発に適している場合には、熱交換器は、熱源とブートストラップポンプ(40、41、42)との間に配置すべきである。これにより、理想的な駆動媒体を装置内で依然として使用することができる。一部の古い地域熱供給システムでは、タービンを停止させる石鹸系洗剤が使用される。この場合、熱交換器が仕様されるべきであり、ブートストラップポンプ(40、41、42)が依然として液圧を調整し、蒸気の発生を制御する。
図12は発熱の一実施形態を示す図である。地域熱供給網53’、54’および53’’、54’’は、異なる温度が設定されたグリッドで、一方のグリッド53’、54’が他方53’’、54’’よりも低く設定されている。復液54’’は、ブートストラップポンプ40を介して装置の蒸発タンク21に入れられる。タンクは、圧縮器9から接続部57に流入し接続部58から流出する蒸気によって加熱され、これによって過熱蒸気の直接発生を可能にする。この蒸気は、軸10と、接続された圧縮器9とを回転させる膨張器7で膨張する。排出蒸気は、復液供給部54’からのより冷たい水を供給するブートストラップポンプ42を介して51で凝縮される。冷給液供給部53’から、水はブートストラップポンプ41を介して装置に入り、相分離タンク98に入る。圧縮器9は、水蒸気を蒸発させて圧縮する分離器98に真空を適用する。圧縮気体は、第2の凝縮器52で直接噴霧凝縮によって凝縮される前に、蒸発タンク21を加熱する。分離器98内の非蒸発水は、第2の凝縮器52内のプロセスに使用され、より高温の液相をもたらす。熱水は、ブートストラップポンプ41を介して温給液地域熱供給グリッド53’’に送り込まれる。膨張器7、軸10、または圧縮器9のいずれかに取り付けられたモータ99は、始動手順を支援するか、または、連続的に装置のハイブリッド動力供給を可能にするか、または、膨張器7、軸10、もしくは圧縮器9の回転速度を管理する。
図13は、より低温の給液グリッド53’によって駆動される地域熱供給グリッド53’’に熱水を生成するさらなる実施形態を示す。エネルギーは、の温復液54’’から給液グリッド53’’に送り込まれる。膨張の凝縮は、冷復液グリッド54’を用いている。53’から、水はブートストラップポンプ40に供給され、蒸発器タンク21に入る。タンクは、接続部57に入り接続部58から出る、圧縮器9からの蒸気によって加熱され、これによって過熱蒸気の直接発生を可能にする。この蒸気は膨張器7で膨張し、軸10と、接続された圧縮器9とを回転させる。排出蒸気は、復液供給部54’からのより低温の水を供給するブートストラップポンプ42を介して第1の凝縮器51で凝縮される。水は、熱復液供給部54’’から、ブートストラップポンプ41を介して相分離タンク98に入る。圧縮器9は、水蒸気を蒸発させて圧縮する分離器98に真空を適用する。圧縮気体は、第2の凝縮器52で直接噴霧凝縮によって凝縮される前に、蒸発タンク21を加熱する。蒸発器21内の非蒸発水は、第2の凝縮器52内の凝縮プロセスに使用され、より高温の液相をもたらす。熱水は、ブートストラップポンプ40を介して、温給液地域熱供給グリッド53’’に送り込まれる。膨張器7、軸10、または圧縮器9のいずれかに取り付けられたモータ99は、始動手順を支援するか、または、連続的に装置のハイブリッド動力供給を可能にするか、または、膨張器7、軸10、もしくは圧縮器9.の回転速度を管理するために使用される。あるいは、復液ライン54’をブートストラップポンプ42に接続し、復液ライン54’’をブートストラップポンプ41に接続することができる。
図14は、一戸建て、集合住宅、商業オフィス、および/または工業用ビルである最終使用者82にさらに接続された熱水供給システムに関連したエネルギーポンプ80の配置の例を示す。本発明は、単一の家から地域熱供給クラスタと同様のグリッド全体まで完全に拡張可能である。余剰熱は、地域熱供給プラント81、ソーラーパーク、または産業によって、熱水パイプを介して余剰プロセス熱とともに提供される。ここでは、60℃で地域熱供給プラント81から出て、エネルギーポンプ80に入る様子が示されている。エネルギーは、例えば40℃の復液から給液流に送り込まれ、70℃となり、30℃で地域熱供給プラントに戻る。この実施形態では、グリッドは、パイプライングリッドの遠端で昇温される。これにより、パイプラインから周囲に熱が失われることによる損失は、最も長い距離を移動する給液流の温度が低下するため、大幅に減少する。他の実施形態では、地域熱供給プラント81への入口にエネルギーポンプ80を配置する。いくつかの地域熱供給プラント81では、特に、復液の温度が高いと発電量が低下するため、電力と熱の両方を提供するコージェネレーションプラントでは、復液温度が重要である。復液を入力として使用するエネルギーポンプ80を設置することにより、エネルギーを流出パイプラインに伝達することによって復液の温度を下げ、プラントの最適な温度水準を確保する。
図15は発電の実施例を示す。熱源1から、熱エネルギーが流体接続部5を介して装置に伝達され、気相および液相が生成される蒸発室21に入る。液体残留物は、接続部16bを通って復液ポンプ4aに導かれ、熱源に戻される。気相は、圧縮器9’を回転させる膨張器7’に導かれる。膨張器からの排出は、熱交換器59で再加熱される。圧縮器9’は、98で気相と液相を分離する。蒸発エネルギーは吸収器18に吸収される。圧縮器は気相の温度を上昇させ、それにより熱交換器59内のエネルギーをランキンサイクルに伝達することができる。膨張器7’からの排出を再加熱した後、膨張器7’’で別の膨張が生ずる。膨張器7’’が軸10’’を介して発電機99に接続されると、電力が生成される。膨張器7’’からのランキンサイクルは、第1の凝縮器13aでの気相凝縮と熱源1に戻る液体によって完了できる。あるいは、カルノーサイクルからの熱交換により、排出気体を再加熱した後、膨張させて発電するプロセスを、可能な限り高い発電収率のために何度も繰り返すことができる。圧縮からのエネルギー伝達は、単一の圧縮器から、または複数の圧縮器によって行うことができ、吸収器18を介して吸収することにより、別の熱源からエネルギーを導入する。
図16は発電の実施例を示す。熱源1から、熱エネルギーが流体接続部5を介して装置に伝達され、蒸発室21内に入り、気相および液相が生成される。液体残留物は、接続部16bを通って復液ポンプ4aに導かれ、熱源に戻される。気相は膨張器7’に導かれ、圧縮器9’を回転させる。膨張器からの排出は、熱交換器59で再加熱される。圧縮器9’は、98で気相と液相を分離する。蒸発のエネルギーは18に吸収される。圧縮器は気相の温度を上昇させ、それにより熱交換器59内のエネルギーをランキンサイクルに伝達することができる。膨張器7’からの排出を再加熱した後、膨張器7’’で別の膨張が生ずる。膨張器7’’が軸10’’を介して発電機99に接続されると、電力が生成される。膨張器7’からのランキンサイクルは、第1の凝縮器13aでの気相凝縮と熱源1に戻る液体とによって完了することができる。あるいは、カルノーサイクルからの熱交換により、排出気体を再加熱した後、膨張させて発電するプロセスを、可能な限り高い発電収率のために何度も繰り返すことができる。圧縮からのエネルギー伝達は、単一の圧縮器から、または複数の圧縮器によって行うことができ、吸収器18を介して吸収することにより、別の熱源からエネルギーを導入する。
1 熱源ライン
4a ポンプ
4b ポンプ
5 液体入口ライン
5a 第1のライン
5b 第2のライン
5c 第3のライン
7 膨張器
7’ 膨張器
7’’ 膨張器
9 圧縮器
9’ 圧縮器
10 軸
13a 第1の凝縮器
13b 第2の凝縮器
16 出口ライン
16a 第1の出口ライン
16b 第2の出口ライン
16c 第3の出口ライン
18 吸収器
21 蒸発器
22 蒸発器入口
23 蒸発器液出口
24 蒸発器蒸気出口
25 膨張器入口
26 膨張器出口
31 第1の凝縮器入口
32 第1の凝縮器出口
33 第1の液体出口ライン
40 ブートストラップポンプ
41 ブートストラップポンプ
42 ブートストラップポンプ
51 第1の凝縮器(噴霧凝縮器)
52 第2の凝縮器(噴霧凝縮器)
53 供給ライン
53’ 第1のグリッドの供給ライン
53’’ 第2のグリッドの供給ライン
54 復水ライン
54’ 第1のグリッドの復水ライン
54’’ 第2のグリッドの復水ライン
55 熱交換器
56 熱交換器
56 熱発生源
57 接続部
58 接続部
57-58 熱交換器
59 熱交換器
64 圧縮器入口
65 圧縮器出口
68 第2の凝縮器52と分離器98との間の接続ライン
69 第2の凝縮器の第2の出口
70 第2の凝縮器気体入口
71 第2の凝縮器液体出口
73 分離器への第1の入口
74 第2の入口
75 第2の入口(吸収器から)
76 分離器気体出口
77 分離器液体出口
78 吸収器入口
79 吸収器出口
80 ヒートポンプ装置
81 地域熱供給プラント
82 使用者
85 第2の凝縮器への第2の入口
91 凝縮器
92 液体入口分離器98’
93 液体入口分離器98
94 液体入口第2の凝縮器
95 液体出口分離器98
98 分離器
99 モータ、発電機

Claims (17)

  1. -外部液体源から、液体入口ライン(5)および蒸発器入口(22)を介して、蒸発室に受け取った液体を直接蒸発によって蒸発させるように構成された蒸発タンク(21)等の蒸発器であって、蒸発室内の圧力は液体入口ライン(5)内の圧力よりも低く、かつ、蒸発室に入る液体を蒸発させるのに十分に低い、すなわち、蒸発室内の圧力は、圧力に関連する液体の蒸発温度が、蒸発器入口(22)を通って蒸発室に入る液体の温度よりも低くなるようなものであり、かつ、蒸発器蒸気出口(24)を通って蒸発器から出る加圧蒸気の生成を可能にするものであり、蒸発器はさらに蒸発器液体出口(23)を備える、蒸発器と、
    -膨張器入口(25)および膨張器出口(26)を有する膨張器(7)であって、膨張器入口(25)は、膨張器(7)を駆動するために蒸発器からの加圧蒸気を受け取るための蒸発器蒸気出口(24)への流体接続を有する、膨張器(7)と、
    -圧縮器入口(64)および圧縮器出口(65)を有する圧縮器(9)であって、圧縮器(9)は、圧縮器入口(64)の低圧低温入口気体から圧縮器出口(65)の高圧高温出口気体に気体を圧縮するために膨張器(7)によって作動可能に駆動される、圧縮器(9)と、
    -第1の凝縮器入口(31)および第1の凝縮器出口(32)を有する第1の凝縮器(13a、51)であって、第1の凝縮器入口(31)は、膨張器出口(26)への流体接続を有し、かつ、膨張器(7)から受け取った流体を凝縮するように構成されており、第1の凝縮器出口(32)は第1の液体出口ライン(16a、33)に接続されている、第1の凝縮器(13a、51)と、
    を備えることを特徴とするヒートポンプ装置。
  2. 第2の凝縮器気体入口(70)および第2の凝縮器蒸気出口(71)を有する第2の凝縮器(13b、52)をさらに備え、第2の凝縮器蒸気入口(71)は、圧縮器出口(65)への流体接続を有し、これを介して高圧高温の出口気体が圧縮器(9)から出る、請求項1に記載の装置。
  3. 第2の凝縮器出口(71)は蒸発システムへの流体接続を有する、請求項2に記載の装置。
  4. 蒸発システムは、吸収器入口(78)および吸収器出口(79)を有する吸収器(18)を備え、吸収器入口(78)は第2の凝縮器出口(71)への流体接続を有し、吸収器出口(79)は圧縮器入口(74)に接続され、これを介して低圧低温気体が圧縮器に入る、請求項3に記載の装置。
  5. 蒸発システムは、液体を気体から分離し、第1の入口(73)および第2の入口(75)、分離器気体出口(76)および分離器液体出口(77)を有する気液分離器(98)を備え、
    分離器気体出口(76)は圧縮器入口に流体接続しており、これを介して低圧低温が圧縮器(9)に入り、
    分離器液体出口(77)は、吸収器出口(79)を有する吸収器(18)の吸収器入口(78)に流体接続しており、
    分離器(98)の第1の入口(73)は第2の凝縮器(13b、52)の出口(71)に流体接続しており、
    分離器(98)の第2の入口(75)は、吸収器(18)の出口に流体接続している、請求項3に記載の装置。
  6. 第2の凝縮器は、第1の温度を有する液体の液体供給のための第2の入口(74)を付加的に有する噴霧凝縮器(52)であり、高圧高温の出口気体と第1の温度を有する液体との噴霧凝縮が温度上昇のために提供されると、第2の液体出口69を通って第2の凝縮器(52)から出る液体が第1の温度より高い第2の温度を有する、請求項1~5の何れか一項に記載の装置。
  7. 外部液体源は、第1の外部源供給ライン(53)および第1の外部源復液ライン(54)を備える液体循環システムである、請求項1~6の何れか一項に記載の装置。
  8. 気液分離器(98)は、第2の凝縮器(52)に流体接続しており、第2の凝縮器第2液体出口(69)は、第1の外部液体源に流体接続された第1の液体出口ライン(33)に接続される、請求項1~7の何れか一項に記載の装置。
  9. 圧縮器出口(65)は、蒸発器(21)の壁または蒸発器(21)の蒸発室内に配置された熱交換器(55;57~58)を介して、任意選択で噴霧凝縮器(52)とすることができる第2の凝縮器(13b、52)に流体接続される、請求項1~8の何れか一項に記載の装置。
  10. 2つ以上の膨張器(7’、7’’)が直列に配置され、第1の膨張器(7’)は蒸発器(21)からの排出流によって駆動され、第2の膨張器(7’’)は第1の膨張器からの排出流によって駆動される、請求項1~9の記載の装置。
  11. 第1の膨張器(7’)は圧縮器(9’)に駆動可能に接続され、第2の膨張器(7’’)は発電機(99)に駆動可能に接続されている、請求項10に記載の装置。
  12. 熱交換器(59)は、圧縮器(9)からの流体出口ラインと、第1の膨張器(7’)から第2の膨張器(7’’)への排出ラインとの間に配置される、請求項11に記載の装置。
  13. 1つ以上の膨張器(7’、7’’)が並列に配置され、両方が蒸発器(21)からのそれぞれの排出流によって駆動され、直列に配置されたそれぞれの圧縮器(9’、9’’)に駆動可能に接続され、第1の圧縮器からの排出気体が第2の圧縮器に送られる、請求項1~12の何れか一項に記載の装置。
  14. 補助モータ(99)が、始動手順または連続運転中の手順を支援するために、膨張器または圧縮器に接続されている、請求項1~13の何れか一項に記載の装置。
  15. 第1のグリッドである第1の外部液体源と、第2のグリッドである第2の外部液体源とを備え、第1のグリッドは第1のグリッド供給ライン(53’)および第1のグリッド復液ライン(54’)を備え、第2のグリッドは第2のグリッド供給ライン(53’’)および第2のグリッド復液ライン(54’’)を備え、
    第1のグリッド供給ライン(53’)は第2のグリッド供給ライン(53’’)より低温であり、第1のグリッド復液ライン(54’)は第2のグリッド復液ライン(54’’)より低温であり、
    第1および第2のグリッドのラインは、請求項1および2に記載のヒートポンプ装置に接続されており、ヒートポンプ装置はさらに、
    気体を液体から分離し、液体入口(93)と液体出口(92)と、圧縮器入口(64)に流体接続されている気体出口(76)とを有する気液分離器(98)を備える、
    ことを特徴とする地域熱供給網。
  16. 蒸発器(21)への第1の液体入口ライン(5)は、第2のグリッドの復液ライン(54’’)に液体接続されており、
    分離器(98)の液体入口(93)は、第1グリッドの供給ライン(53’)に流体接続されており、
    第2の凝縮器(52)の液体入口(94)は、分離器(98)の液体出口(92)に流体接続されており、
    蒸発器(21)の液体出口(23)は、第2のグリッドの復液ライン(54’)に流体接続されており、
    第2の凝縮器(52)の液体出口(69)は、第2のグリッドの供給ライン(53’’)に流体接続されており、
    第1の凝縮器(51)からの液体出口ライン(33)は、第1のグリッドの復液ライン(54’)に流体接続されている、請求項15に記載の地域熱供給網。
  17. 蒸発器(21)への液体入口ライン(5)は、第1のグリッドの供給ライン(53’)に流体接続されており、
    分離器(98)への液体入口(93)は、第2のグリッドの復液ライン(54’’)に流体接続されており、
    分離器(98)からの液体出口(92)は、第2のグリッドの復液ライン(54’’)に流体接続されており、
    蒸発器液体出口(23)は、第2の凝縮器(52)に流体接続されており、
    第2の凝縮器(52)は、第2のグリッドの供給ライン(52’’)への流体出口を有しており、
    第1の凝縮器(51)からの液体出口ライン(33)は、第1のグリッドの復液ライン(54’)に流体接続されている、請求項15に記載の地域熱供給網。
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