JP2022510127A - ハウジング構造及び電子機器 - Google Patents

Abstract

本願の実施例は、ハウジング構造及び電子機器を提供する。前記ハウジング構造内に、第１電子機器を収容するためのスペースが形成され、前記ハウジング構造の外表面に第１接続部が設けられ、前記ハウジング構造は、前記第１接続部を介して第２電子機器に接続される。

Description

（関連出願の相互参照）
本願は、２０１９年１１月０６日に中国特許局に提出された、出願番号が２０１９２１９５１６３３．５である中国特許出願に基づく優先権を主張し、該中国特許出願の全内容が参照として本願に組み込まれる。

本願の実施例は、電子機器のハウジング構造設計技術に関し、ハウジング構造及び電子機器に関するが、これらに限定されない。

ラズベリーパイは、非常に人気のある開発ボードとして、プログラミング教育分野においても次第に普及してきた。ラズベリーパイハウジングの設計について、関連技術において、ハウジングを用いてラズベリーパイを保護する。

本願の実施例は、ハウジング構造及び電子機器を提供することが望ましい。

本願の実施例のハウジング構造内に、第１電子機器を収容するためのスペースが形成され、前記ハウジング構造の外表面に第１接続部が設けられ、前記ハウジング構造は、前記第１接続部を介して第２電子機器に接続される。

本願の幾つかの実施例において、前記第１接続部は、スロットであり、前記ハウジング構造は、前記スロットに挿入されるピンを介して前記第２電子機器に接続される。

このように、ピンとスロットの接続により、第１電子機器（例えば、ラズベリーパイを含む機器）と第２電子機器の接続を実現しやすい。

本願の幾つかの実施例において、前記第１電子機器は、第１回路基板と、第２回路基板と、を備え、前記ハウジング構造の１つの表面に第１ネットワークインタフェース開孔が開設され、前記第２回路基板は、前記第１ネットワークインタフェース開孔を介して外部機器に接続される。

第２回路基板のネットワークインタフェースは、パワーオーバーイーサネット及びシリアル通信をサポートすることができる。具体的には、ケーブルの一端は、外部機器に接続されてもよく、他端は、第１ネットワークインタフェース開孔を貫通して第２回路基板のネットワークインタフェースに接続される。このように、本願の実施例の第１ネットワークインタフェース開孔は、第２回路基板がケールを経由して外部機器に給電、外部機器と通信することに寄与し、実現しやすい。

本願の幾つかの実施例において、前記ハウジング構造は、取り外し可能に接続される第１ケーシング及び第２ケーシングを備え、前記第１ケーシングは、前記第１回路基板を収容するために用いられ、前記第２ケーシングは、前記第２回路基板を収容するために用いられる。

上記から分かるように、第１ケーシング及び第２ケーシングを設けることで、第１回路基板及び第２回路基板をそれぞれ保護することに寄与する。

本願の幾つかの実施例において、前記第１接続部は、前記第１ケーシングの表面及び／又は前記第２ケーシングの表面に位置する。

上記から分かるように、第１接続部を設けることで、第１ケーシング及び／又は第２ケーシングと第２電子機器との接続を実現させることができる。

本願の幾つかの実施例において、前記第１ケーシングは、第２接続部を備え、前記第２ケーシングは、第３接続部を備え、前記第２接続部は、前記第３接続部に接続され、前記第１ケーシングと前記第２ケーシングを取り外し可能に接続させる。

上記から分かるように、第２接続部及び第３接続部を設けることで、第１ケーシング及び第２ケーシングを固定することができる。これにより、第１回路基板及び第２回路基板をハウジング構造内に収容し、第１回路基板及び第２回路基板を保護することができる。

本願の幾つかの実施例において、前記第２接続部及び前記第３接続部は、スナップ嵌め接続を形成する。

上記から分かるように、第２接続部及び第３接続部は、スナップ嵌め接続を形成するため、第１ケーシングと第２ケーシングの接続を容易に実現でき、また、取り外して第１電子機器の取付又は保守を行うことが容易である。

本願の幾つかの実施例において、前記第１ケーシング内に、前記第１回路基板を固定するための第４接続部が更に設けられる。

上記から分かるように、第４接続部を設けることで、第１回路基板を第１ケーシング内に固定し、第１回路基板の固定及び確実な保護を実現させることができる。

本願の幾つかの実施例において、前記第４接続部は、スナップ又はマウントであり、前記第１回路基板と共にスナップ嵌め接続を形成する。

上記から分かるように、第４接続部は、第１回路基板と共にスナップ嵌め接続を形成できるため、第１回路基板とハウジング構造の固定を容易に実現させることができる。

本願の幾つかの実施例において、前記第２ケーシングに第５接続部が設けられ、前記第５接続部は、前記第２回路基板を固定するために用いられる。

上記から分かるように、第５接続部を設けることで、第２回路基板を第２ケーシング内に固定し、第２回路基板の固定及び確実な保護を実現させることができる。

本願の幾つかの実施例において、前記ハウジング構造の少なくとも１つの表面に、少なくとも１つの開孔が開設され、前記第１回路基板又は前記第２回路基板の少なくとも１つのインタフェースは、前記少なくとも１つの開孔を介して外部機器に接続される。

上記から分かるように、ハウジング構造の表面における開孔を設けることで、第１回路基板又は第２回路基板と外部機器との接続の需要を満たすことができ、第１回路基板又は第２回路基板にデータを入力するか又は第１回路基板又は第２回路基板からデータを出力することに寄与する。

本願の実施例の電子機器は、第１回路基板と、前記第１回路基板を収容する上述のようなハウジング構造と、を備える。

本願の実施例が提供するハウジング構造及び電子機器において、ハウジング構造内に第１電子機器を収容するためのスペースが形成され、ハウジング構造の外表面に第１接続部が設けられ、ハウジング構造は、第１接続部を介して第２電子機器に接続される。これにより、本願の実施例において、ハウジング構造は、第１接続部により、第２電子機器との接続を実現させることができる。第１電子機器がラズベリーパイを含む場合、ハウジング構造内は、ラズベリーパイを収容するために用いられる。従って、本願の実施例のハウジング構造は、ラズベリーパイと第２電子機器との接続を実現させることができ、ラズベリーパイと第２電子機器との接続の需要を満たすことができる。

上記の一般的な説明及び後述する細部に関する説明は、例示及び説明のためのものに過ぎず、本願を限定するものではないことが理解されるべきである。

本願の実施例によるハウジング構造の第１外部を示す概略図である。 本願の実施例によるハウジング構造の第２外部を示す概略図である。 本願の実施例によるハウジング構造の内部を示す概略図である。 本願の実施例による第１ケーシングの内部構造を示す概略図である。 本願の実施例による第２ケーシングの内部構造を示す概略図である。

ここで添付した図面は、明細書に引き入れて本明細書の一部分を構成し、本願に適合する実施例を示し、かつ、明細書とともに本願の技術的解決手段を解釈することに用いられる。

以下、図面及び実施例を参照しながら、本願を更に詳しく説明する。ここで提供される実施例は、本願を解釈するためのものに過ぎず、本願を限定するものではないことを理解すべきである。なお、以下において提供される実施例は、本願の一部の実施例を実行するためのものであり、本願の全ての実施例を実行するためのものではない。矛盾しない限り、本願の実施例に記載の技術的解決手段を任意の組み合わせで実行することができる。

本明細書において、用語「含む」、「備える」、またはそれらの他のいずれかの変形は、非排他的包含を包括するように意図される。従って、一連の要素を含む方法又は装置は、明確に記載された要素を含むだけでなく、明確に列挙されていない他の要素も含み、又は、このような方法又は装置に固有の要素も含む。更なる限定が存在しない場合、“・・・を含む”なる文章によって規定される要素は、該要素を有する方法又は装置内に、別の関連要素（例えば、方法における工程又は装置におけるユニットであり、ユニットは、例えば、一部の回路、一部のプロセッサ、一部のプログラム又はソフトウェアなどであってもよい）が更に存在することを排除しない。

ラズベリーパイに対して、レーザーカットされたアクリルをパネルとして製造されたハウジングを用いることができる。これは、ラズベリーパイの、外部への全てのインタフェースを保留し、ラズベリーパイに対する基本保護の役割を果たすことができるが、ラズベリーパイとＥＶ３のような他の電子機器との接続需要を満たすことができない。ラズベリーパイハウジングは、ボルトにより、ラズベリーパイに接続される。その中のラズベリーパイの固定は、より強固であるが、同様に、ラズベリーパイとＥＶ３のような他の電子機器との接続需要を満たすこともできない。

上記技術的課題について、本願の幾つかの実施例において、ハウジング構造を提供する。

本願のハウジング構造内に、第１電子機器を収容するためのスペースが形成され、該スペースは、第１電子機器をパッケージングするために用いられ、ハウジング構造は、第１電子機器（例えば、ラズベリーパイを含む機器）に対して保護の役割を果たすことができる。図１は、本願の実施例によるハウジング構造の第１外部を示す概略図である。図２は、本願の実施例によるハウジング構造の第２外部を示す概略図である。図１及び図２に示すように、ハウジング構造１の外表面に第１接続部２が設けられ、ハウジング構造１は、第１接続部２を介して第２電子機器（図示されず）に接続される。

本願の実施例において、第１接続部２は、ハウジング構造１のいずれか１つの外表面に位置してもよい。例えば、第１接続部２は、ハウジング構造の上表面、下表面又は側表面に位置する。ここで、第２電子機器の種類を限定しない。例示的に、第２電子機器は、第１電子機器とデータ通信する機器であってもよい。１つの具体的な例において、第２電子機器は、ＥＶ３又は他の電子機器であってもよい。

上記から分かるように、本願の実施例において、ハウジング構造は、第１接続部により、第２電子機器との接続を実現させることができる。第１電子機器がラズベリーパイを含む場合、ハウジング構造内にラズベリーパイを収容するために用いられる。従って、本願の実施例のハウジング構造は、ラズベリーパイと第２電子機器との接続を実現させ、ラズベリーパイと第２電子機器との接続需要を満たすことができる。

本願の幾つかの実施例において、第１接続部２は、スロットであり、ハウジング構造１は、スロットに挿入されるピンを介して第２電子機器に接続される。

このように、ピンとスロットの接続により、第１電子機器（例えば、ラズベリーパイを含む機器）と第２電子機器の接続を実現しやすい。

本願の幾つかの実施例において、第２電子機器は、制御ボックスを有するレゴロボット又はレゴロボットの制御ボックスであってもよい。ハウジング構造の表面の第１接続部は、開設された少なくとも１つの接合孔であってもよい。レゴロボットの制御ボックス（例えば、ＥＶ３ハウジング）は、少なくとも１つの接合孔を有してもよく、又は直接的に少なくとも１つの接合インサートを有してもよい。レゴ接合インサートをピンとして用いて接合孔に差し込んで接続することができる。これにより、レゴロボットとハウジング構造の接続を実現させることができる。従って、ラズベリーパイにより、より豊かな感知及びコンピューティング能力を付与し、ルービックキューブ解きなどの複雑なタスクを実行することができる。

本願の幾つかの実施例において、第１電子機器は、第１回路基板（例えば、ラズベリーパイ）を備え、第２回路基板（例えば、ラズベリーパイ拡張ボード）を更に備えてもよい。以下、ラズベリーパイ及びラズベリーパイ拡張ボードを例として説明する。ここで、ラズベリーパイ拡張ボードは、ラズベリーパイの機能を拡張できる回路基板であり、例えば、ラズベリーパイの既存の機能と相違している縮小命令セットコンピュータマイクロプロセッサ（Ａｄｖａｎｃｅｄ Ｒｅｄｕｃｅｄ Ｉｎｓｔｒｕｃｔｉｏｎ Ｓｅｔ Ｃｏｍｐｕｔｉｎｇ Ｍａｃｈｉｎｅｓ：ＡＲＭ）ボードであってもよい。実際の適用において、ラズベリーパイ拡張ボードは、ラズベリーパイにおける対応するインタフェースに直接的に差し込まれて接続されてもよい。ラズベリーパイは、ラズベリーパイ拡張ボードに通信接続されてもよい。ラズベリーパイとラズベリーパイ拡張ボードとの通信インタフェースは、給電及び通信機能を同時にサポートすることができる。例示的に、ラズベリーパイとラズベリーパイ拡張ボードとの通信インタフェースは、ピン（ＰＩＮ）インタフェース又は他のタイプのインタフェースであってもよい。

本願の幾つかの実施例において、ハウジング構造の１つの表面に第１ネットワークインタフェース開孔が設けられる。ラズベリーパイ拡張ボードは、第１ネットワークインタフェース開孔を介して外部機器に接続される。１つの適用シーンにおいて、図１に示すように、ハウジング構造１における、ラズベリーパイ拡張ボードのネットワークインタフェースに対応する箇所に、第１ネットワークインタフェース開孔３が設けられる。例えば、図１に示すように、ラズベリーパイ拡張ボードがハウジング構造１内に固定される時、ラズベリーパイ拡張ボードのネットワークインタフェースの位置は、第１ネットワークインタフェース開孔３に正対してもよい。これにより、ケーブルなどのネットワーク接続機器の差し込み接続を容易にする。ここで、第１ネットワークインタフェース開孔の位置、形状は、ラズベリーパイ拡張ボードのネットワークインタフェースの位置、形状によって設計されてもよい。ラズベリーパイ拡張ボードのネットワークインタフェースは、パワーオーバーイーサネット及びシリアル通信をサポートすることができる。例えば、ラズベリーパイ拡張ボードは、ケーブルを経由して外部機器に給電することができ、また、ケーブルを介して外部機器（例えば、第２電子機器）と通信することができる。外部機器は、ＥＶ３又は他の機器であってもよい。具体的には、ケーブルの一端は、外部機器に接続されてもよく、他端は、第１ネットワークインタフェース開孔を貫通してラズベリーパイ拡張ボードのネットワークインタフェースに接続される。これにより、本願の実施例の第１ネットワークインタフェースは、ラズベリーパイ拡張ボードがケーブルを介して外部機器に給電し、外部機器と通信することに寄与し、実現しやすい。

図３は、本願の実施例によるハウジング構造の内部を示す概略図である。図１、図２及び図３に示すように、一実施形態において、ハウジング構造１は、ラズベリーパイを収容するための第１ケーシング４と、ラズベリーパイ拡張ボードを収容するための第２ケーシング５と、を備えてもよい。第１ケーシング４と第２ケーシング５は、取り外し可能に接続される。例示的に、取り外し可能な接続は、ネジ接続、スナップ接続、ピン接続などを含むが、これらに限定されない。図４は、本願の実施例による第１ケーシングの内部構造を示す概略図である。図５は、本願の実施例による第２ケーシングの内部構造を示す概略図である。本願の実施例において、第１ケーシング４と第２ケーシング５の位置関係を限定しない。例えば、第１ケーシング４は、第２ケーシング５の上方又は下方に位置してもよく、第１ケーシング４は、第２ケーシング５の左側又は右側に位置してもよい。なお、本願の実施例は、第１ケーシング４及び第２ケーシング５の形状を限定しない。例えば、いずれも図４、５に示す方形ケーシングであってもよい。

上記から分かるように、第１ケーシング及び第２ケーシングを設けることで、ラズベリーパイ及びラズベリーパイ拡張ボードをそれぞれ保護することに寄与する。

本願の幾つかの実施例において、第１接続部２は、第１ケーシング４の表面及び／又は第２ケーシングの表面に位置する。一例において、図１から図５に示すように、第１接続部２は、それぞれ、第１ケーシング４の外表面及び第２ケーシング５の外表面に位置する。勿論、他の例において、第１接続部２は、第１ケーシング４及び／又は第２ケーシング５の他の表面に設けられてもよい。

上記から分かるように、第１接続部を設けることで、第１ケーシング及び／又は第２ケーシングと第２電子機器との接続を実現させることができる。

図４に示すように、一実施形態において、第１ケーシング４は、少なくとも１つの第２接続部６を含む。図１、図２及び図５に示すように、第２ケーシング５は、少なくとも１つの第３接続部７を含む。第２接続部６と第３接続部７は、取り外し可能な接続を実現させ、第１ケーシング４と第２ケーシング５を取り外し可能に接続させることができる。

上記から分かるように、第２接続部と第３接続部を設けることで、第１ケーシングと第２ケーシングを固定することができる。これにより、ラズベリーパイ及びラズベリーパイ拡張ボードをハウジング構造内に収容し、ラズベリーパイ及びラズベリーパイ拡張ボードを保護することができる。

本願の実施例において、第２接続部６と第３接続部７の接続方式を限定しない。例示的に、第２接続部６と第３接続部７は、スナップ嵌め接続を形成することができる。具体的には、第２接続部６は、弾性スナップであってもよく、第３接続部は、マウントであってもよい。弾性スナップとマウントとの係合により、第１ケーシング４と第２ケーシング５の固定を実現させることができる。第２接続部６と第３接続部７は、他のタイプのデバイスにより、スナップ嵌め接続を形成することもでき、ここで、一々列挙しないことが理解されるべきである。

上記から分かるように、第２接続部及び第３接続部は、スナップ嵌め接続を形成するため、第１ケーシングと第２ケーシングの固定接続を容易に実現でき、また、取り外して第１電子機器の取付又は保守を行うことが容易である。

本願の幾つかの実施例において、図４に示すように、ハウジング構造１内に、ラズベリーパイを固定するための第４接続部８が更に設けられる。上記から分かるように、第４接続部を設けることで、ラズベリーパイをハウジング構造内に固定し、ラズベリーパイの固定及び確実な保護を実現させることができる。なお、ラズベリーパイ拡張ボードは、ラズベリーパイに挿着固定されるため、ハウジング構造は、ラズベリーパイを固定することで同時にラズベリーパイ拡張ボードの位置を固定することができる。

本願の実施例において、第４接続部８とラズベリーパイの接続方式を限定しない。例示的に、第４接続部８とラズベリーパイは、スナップ嵌め接続を形成する。第４接続部８は、スナップ又はマウントであってもよい。具体的な例において、第４接続部８は、少なくとも１つのスナップを含み、ラズベリーパイに位置決め孔が設けられる。スナップと位置決め孔の接続により、ラズベリーパイの固定を実現させることができる。ここで、スナップの数を限定しない。第４接続部８におけるスナップは、１つであってもよく、複数であってもよい。１つの具体的な例において、第４接続部８は、４つのスナップを含み、ラズベリーパイに４つの位置決め孔が設けられる。４つのスナップと４つの位置決め孔の接続により、ラズベリーパイをハウジング構造内に固定することができる。勿論、他の例において、第４接続部８は、少なくとも１つのマウントを含んでもよい。ラズベリーパイにスナップが設けられる。スナップとマウントにより、スナップ嵌め接続を形成する。

上記から分かるように、第４接続とラズベリーパイがスナップ嵌め接続を形成できるため、ラズベリーパイとハウジング構造の固定を容易に実現でき、また、取り外してラズベリーパイの取付又は保守を行うことが容易である。

本願の幾つかの実施例において、第２ケーシングに第５接続部が設けられる。第５接続部は、ラズベリーパイ拡張ボードを固定するために用いられる。上記から分かるように、第５接続部を設けることで、ラズベリーパイ拡張ボードをハウジング構造内に固定し、ラズベリーパイ拡張ボードの固定及び確実な保護を実現させることができる。

本願の実施例において、第５接続部とラズベリーパイ拡張ボードの接続方式を限定しない。一例において、第５接続部は、第２ケーシング内へ突き出る構造であってもよい。それは、ラズベリーパイ拡張ボードを固定するために用いられる。例えば、図５に示すように、第３接続部７は、同時に第５接続部としてもよい。第３接続部７は、第２ケーシング５内へ突き出る構造である。第２ケーシング５の内部空間は、ラズベリーパイ拡張ボードに適応するものとなるように設計されてもよい。ラズベリーパイ拡張ボードを取り付ける時、第３接続部７を介して、ラズベリーパイ拡張ボードを係合することができ、更に、ラズベリーパイ拡張ボードを第２ケーシング５に固定することを実現させることができる。もう１つの例において、ラズベリーパイ拡張ボードは、ラズベリーパイに直接的に挿着固定されてもよい。これにより、ラズベリーパイ拡張ボードをハウジング構造内に固定することができる。

本願の幾つかの実施例において、ハウジング構造の少なくとも１つの表面に少なくとも１つの開孔が開設される。前記ラズベリーパイの少なくとも１つのインタフェースは、少なくとも１つの開孔を介して外部機器に接続される。１つの適用シーンにおいて、ハウジング構造１における、ラズベリーパイの少なくとも１つのインタフェースに対応する箇所に開孔が設けられる。例えば図１－３に示すように、ラズベリーパイがハウジング構造１内に固定される時、ラズベリーパイのインタフェース位置は、いずれもハウジング構造１の開孔に正対する。これにより、対応するインタフェースにより、外部機器をラズベリーパイに接続することに寄与する。ここで、開孔の位置、形状などは、ラズベリーパイインタフェース位置、形状によって設計されてもよい。本願の実施例において、ラズベリーパイの少なくとも１つのインタフェースは、通信インタフェース、メモリインタフェース、マルチメディアインタフェースのうちの少なくとも１つを含んでもよい。例示的に、通信インタフェースは、ネットワークインタフェース、ユニバーサルシリアルバス（Ｕｎｉｖｅｒｓａｌ Ｓｅｒｉａｌ Ｂｕｓ：ＵＳＢ）インタフェース、Ｍｉｃｒｏ－ＵＳＢインタフェース等であってもよく、メモリインタフェースは、セキュアデジタルメモリカード（Ｓｅｃｕｒｅ Ｄｉｇｉｔａｌ Ｍｅｍｏｒｙ Ｃａｒｄ：ＳＤカード）インタフェースなどであってもよく、マルチメディアインタフェースは、高精細マルチメディアインタフェース（Ｈｉｇｈ Ｄｅｆｉｎｉｔｉｏｎ Ｍｕｌｔｉｍｅｄｉａ Ｉｎｔｅｒｆａｃｅ：ＨＤＭＩ）、オーディオインタフェースなどであってもよく、本願の実施例において、オーディオインタフェースは、３．５ｍｍオーディオインタフェース又は他のオーディオインタフェースであってもよい。

本願の幾つかの実施例において、図１、図２及び図３に示すように、第１ケーシング４の側面に、第２ネットワークインタフェース開孔９、ＵＳＢインタフェース開孔１０、ＳＤカードインタフェース開孔１１、Ｍｉｃｒｏ－ＵＳＢインタフェース開孔１２、ＨＤＭＩ開孔１３及び第１オーディオインタフェース開孔１４が設けられる。ラズベリーパイは、第２ネットワークインタフェース開孔９、ＵＳＢインタフェース開孔１０、ＳＤカードインタフェース開孔１１、Ｍｉｃｒｏ－ＵＳＢインタフェース開孔１２、ＨＤＭＩ開孔１３及び第１オーディオインタフェース開孔１４のうちの少なくとも１つの開孔を介して外部機器に接続されてもよい。

上記から分かるように、ハウジング構造の表面に開孔が開設され、且つ、ラズベリーパイのインタフェースは、開孔を介して外部機器に接続されるため、ハウジング構造の表面に開孔を設けることで、ラズベリーパイと外部機器の接続需要を満たすことができ、ラズベリーパイへのデータ入力又はラズベリーパイからのデータ出力に寄与する。

本願の幾つかの実施例において、ハウジング構造の少なくとも１つの表面に開孔が設けられる。ラズベリーパイ拡張ボードの少なくとも１つのインタフェースは、少なくとも１つの開孔を介して外部機器に接続される。１つの適用シーンにおいて、ハウジング構造１における、ラズベリーパイ拡張ボードの少なくとも１つの設定インタフェースに対応する箇所に開孔が設けられる。例えば、図１－３に示すように、ラズベリーパイ拡張ボードはハウジング構造１内に固定される時、ラズベリーパイ拡張ボードのインタフェース位置はいずれも、ハウジング構造１の開孔に正対する。これにより、対応するインタフェースにより、外部機器をラズベリーパイ拡張ボードに接続することに寄与する。ここで、開孔の位置、形状などは、ラズベリーパイ拡張ボードのインタフェース位置、形状によって設計されてもよい。本願の実施例において、ラズベリーパイ拡張ボードの少なくとも１つの設定インタフェースは、電源インタフェース、マルチメディアインタフェースを含んでもよい。マルチメディアインタフェースは、オーディオインタフェース又は他のインタフェースであってもよい。

本願の幾つかの実施例において、ハウジング構造１に、ラズベリーパイ拡張ボードの少なくとも１つの設定ボタンを露出させるための開孔が開設される。例示的に、設定ボタンは、スイッチボタン又は他のボタンであってもよい。前記開孔は、第２ケーシング５の１つの表面に開設されてもよい。例えば、図１に示すように、第１接続部が位置する表面に開設される。

本願の幾つかの実施例において、図１、図２及び図３に示すように、第２ケーシング５の上表面に、ラズベリーパイ拡張ボードのスイッチボタンを露出させるためのスイッチボタン開孔１５が開設される。第２ケーシング５の側面に電源インタフェース開孔１６及び第２オーディオインタフェース開孔１７が開接される。ラズベリーパイ拡張ボードは、電源インタフェース開孔１６及び第２オーディオインタフェース開孔１７のうちの少なくとも１つの開孔を介して外部機器に接続されてもよい。

実際の適用において、電源インタフェース開孔１６に基づいて、外部電源により、ラズベリーパイ拡張ボードに給電することができる。ラズベリーパイ拡張ボードは、ラズベリーパイとのインタフェースを介してラズベリーパイに給電してラズベリーパイと通信することができる。ラズベリーパイ拡張ボードのネットワークインタフェースにより、外部機器に給電し、外部機器と通信することもできる。

上記から分かるように、ハウジング構造の表面に開孔が設けられ、且つラズベリーパイ拡張ボードのインタフェースは開孔を介して外部機器に接続されるため、ハウジング構造の表面に開孔を設けることで、ラズベリーパイ拡張ボードと外部機器との接続需要を満たすことができる。

ハウジング構造の表面に開設された開孔は、予備開孔を更に含んでもよいことに留意されたい。例えば、予備開孔は、図１から図５に注記されていない開孔であってもよい。予備開孔を設けることで、ラズベリーパイ又はラズベリーパイ拡張ボードの拡張機能のために、インタフェーススペースを保留することができ、ラズベリーパイ又はラズベリーパイの機能拡張に寄与する。

本願の実施例において、ハウジング構造の製造プロセスを限定しない。例示的に、ハウジング構造は、射出成形又は他のプロセスにより製造されてもよい。

本願の実施例は、電子機器を更に提供する。前記電子機器は、第１回路基板と、前記第１回路基板を収容するハウジング構造と、を備える。前記ハウジング構造は、本願の実施例が提供するハウジング構造を参照することができ、ここで、詳細な説明を省略する。

前記第１回路基板は、ラズベリーパイであってもよく、前記電子機器は、ラズベリーパイを含む電子機器であってもよく、例えば、ラズベリーパイコントローラ、レゴロボット制御ボックス、制御ボックスを含むレゴロボットなどであってもよい。

前記電子機器は、例えば、ラズベリーパイ拡張ボードのような第２回路基板を更に含んでもよい。前記第２回路基板も前記ハウジング構造内に収容されてもよい。

勿論、他の実施例において、前記第１回路基板は、他のタイプの回路基板であってもよく、例えば、埋め込み式制御チップを有するＡＲＭボードなどであってもよい。前記電子機器は、他のタイプの機器であってもよく、例えば、ビジョンナビゲーションロボットなどである。

これにより、本願の実施例において、電子機器のハウジング構造は、第１接続部により、第２電子機器との接続を実現させることができる。第１電子機器がラズベリーパイを含む場合、ハウジング構造内は、ラズベリーパイを収容するために用いられる。従って、本願の実施例の電子機器は、ハウジング構造により、ラズベリーパイと第２電子機器との接続を実現させることができ、ラズベリーパイと第２電子機器との接続の需要を満たすことができる。

各実施例に関する上記説明において、各実施例の相違点を強調する傾向があり、その同一あるいは類似の部分は相互参照することができる。簡潔化のために、ここで詳細な説明を省略する。

以上は図面を参照しながら、本願の実施形態を説明した。本願は、上記具体的な実施形態に限定されず、上記具体的な実施形態は模式的なものに過ぎず、本願を限定するものではない。当業者は、本願に基づいて、本願の要旨及び特許請求の範囲の保護範囲から逸脱することなく、多くの実施形態を想到しうる。これらは、いずれも本願の保護範囲内に含まれる。

本願は、ハウジング構造及び電子機器に関する。前記ハウジング構造内に、第１電子機器を収容するためのスペースが形成され、前記ハウジング構造の外表面に第１接続部が設けられ、前記ハウジング構造は、前記第１接続部を介して第２電子機器に接続される。これにより、第１電子機器がラズベリーパイを含む場合、本願の実施例のハウジング構造は、ラズベリーパイと第２電子機器との接続を実現させることができ、ラズベリーパイと第２電子機器との接続の需要を満たすことができる。

Claims (12)

1. ハウジング構造であって、前記ハウジング構造内に、第１電子機器を収容するためのスペースが形成され、前記ハウジング構造の外表面に第１接続部が設けられ、前記ハウジング構造は、前記第１接続部を介して第２電子機器に接続される、ハウジング構造。
2. 前記第１接続部は、スロットであり、前記ハウジング構造は、前記スロットに挿入されるピンを介して前記第２電子機器に接続されることを特徴とする
   請求項１に記載のハウジング構造。
3. 前記第１電子機器は、第１回路基板と、第２回路基板と、を備え、前記ハウジング構造の１つの表面に第１ネットワークインタフェース開孔が開設され、前記第２回路基板は、前記第１ネットワークインタフェース開孔を介して外部機器に接続されることを特徴とする
   請求項１に記載のハウジング構造。
4. 前記ハウジング構造は、取り外し可能に接続される第１ケーシング及び第２ケーシングを備え、前記第１ケーシングは、前記第１回路基板を収容するために用いられ、前記第２ケーシングは、前記第２回路基板を収容するために用いられることを特徴とする
   請求項３に記載のハウジング構造。
5. 前記第１接続部は、前記第１ケーシングの表面及び／又は前記第２ケーシングの表面に位置することを特徴とする
   請求項４に記載のハウジング構造。
6. 前記第１ケーシングは第２接続部を備え、前記第２ケーシングは第３接続部を備え、前記第２接続部は、前記第３接続部に接続され、前記第１ケーシングと前記第２ケーシングを取り外し可能に接続させることを特徴とする
   請求項４に記載のハウジング構造。
7. 前記第２接続部及び前記第３接続部は、スナップ嵌め接続を形成することを特徴とする
   請求項６に記載のハウジング構造。
8. 前記第１ケーシング内に、前記第１回路基板を固定するための第４接続部が更に設けられることを特徴とする
   請求項４～７のうちいずれか一項に記載のハウジング構造。
9. 前記第４接続部は、スナップ又はマウントであり、前記第１回路基板と共にスナップ嵌め接続を形成することを特徴とする
   請求項８に記載のハウジング構造。
10. 前記第２ケーシングに第５接続部が設けられ、前記第５接続部は、前記第２回路基板を固定するために用いられることを特徴とする
    請求項４～７のうちいずれか一項に記載のハウジング構造。
11. 前記ハウジング構造の少なくとも１つの表面に、少なくとも１つの開孔が開設され、前記第１回路基板又は前記第２回路基板の少なくとも１つのインタフェースは、前記少なくとも１つの開孔を介して外部機器に接続されることを特徴とする
    請求項４～７のうちいずれか一項に記載のハウジング構造。
12. 電子機器であって、前記電子機器は、第１回路基板と、前記第１回路基板を収容する、請求項１～１１のうちいずれか一項に記載のハウジング構造と、を備える、電子機器。

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