JP2022508424A - 表面洗浄用具 - Google Patents

Abstract

湿潤ユニットＷＰと、湿潤ユニットＷＰにより湿らされた表面をブラシングするためのブラシユニットＢＵと、を持つ湿式洗浄ユニットＷＣＵを有する、表面洗浄用具であって、ブラシユニットＢＰは、洗浄されるべき表面に対して少なくとも４５°、好適には少なくとも７０°の角度で、複数のブラシ要素ＢＥ（例えば毛）を持つ、ブラシＢと、該表面に対して大きくとも４５°、好適には大きくとも２０°の角度で平面を移動するよう該ブラシを駆動するための駆動ユニットと、を持つ、表面洗浄用具。好適には、ブラシユニットＢＵは、該洗浄されるべき表面に対して少なくとも４５°、好適には少なくとも７０°の角度で回転軸を持つ複数の回転ブラシＢを有し、各ブラシの周囲により定義される領域の少なくとも５０％は、ブラシ要素ＢＥを備える。好適には、隣接するブラシＢは反対の回転方向を持つ。好適には、ブラシＢは、歯車型要素Ｇを有する。好適には、該駆動ユニットは、該表面洗浄用具に対して前記ブラシＢの並進移動を引き起こすよう構成される。好適には、該湿式洗浄ユニットは更に、乾燥パッドＤＰと、湿潤ユニットＷＰと乾燥パッドＤＰとの間に配置されたブラシユニットＢＵと、を有する。好適には、該表面洗浄用具は更に、表面洗浄用具の移動方向において表面洗浄ユニットＷＣＵの前に配置された空気入口を更に有する。

Description

本発明は、本発明は、ロボット（真空）掃除機又はキャニスタ若しくはスティック真空掃除機用のノズルのような表面掃除用具に関する。ノズルの場合、本発明は、ノズルを備えた真空掃除機にも関する。

回転ブラシを有する表面洗浄用具は公知であり、例えば欧州特許出願公開ＥＰ２３９５８９４（代理人整理番号２００８ＰＦ０１８７７）を参照されたい。この先行技術文献では、ブラシは、洗浄される表面に平行な回転軸を有する。

米国特許ＵＳ９４１４７２９は、駆動機構、扇、電子制御装置、掃除ブラシ、及び筐体を含み、正面側が横方向に延び、かつそれに垂直な長手方向を有するロボット掃除機を開示している。筐体の下面には、横方向に延びる吸引開口が設けられている。少なくとも４つの清掃ブラシが設けられ、ここで、４つの清掃ブラシのうちの少なくとも２つが、吸引開口の各側に配置され、吸引開口の少なくとも１つのサブ領域が、正面側から見て清掃ブラシから自由のままであるようにする。吸引開口部の２つの側面のそれぞれに設けられた４つの掃引ブラシのうち少なくとも２つは、同一の回転方向に駆動される。掃引ブラシの一実施例では、毛は掃引ディスクの下側に取り付けられる。

とりわけ、本発明の目的は、改良された表面洗浄用具を提供することである。本発明は、独立請求項によって定義される。有利な実施例は、従属請求項に規定されている。

本発明の一態様は、湿潤ユニットと、前記湿潤ユニットにより湿らされた表面をブラシングするためのブラシユニットと、を持つ湿式洗浄ユニットを有する、表面洗浄用具であって、前記ブラシユニットは、洗浄されるべき表面に対して略垂直に、即ち少なくとも４５°、好適には少なくとも７０°の角度で、複数のブラシ要素（例えば毛）を持つ、ブラシと、前記表面に対して略水平に、即ち大きくとも４５°、好適には大きくとも２０°の角度で平面を移動するよう前記ブラシを駆動するための駆動ユニットと、を持つ、表面洗浄用具を提供する。

好適には、ブラシユニットは、洗浄すべき表面に対して少なくとも４５°、好適には少なくとも７０°の角度の回転軸を有する複数の回転ブラシを有し、各ブラシの円周によって規定される領域の少なくとも５０％にはブラシ要素が設けられる。好適には、隣接するブラシは、反対の回転方向を有する。好適には、ブラシは、歯車型要素を有する。前記駆動ユニットが、前記表面洗浄用具に対して前記ブラシの並進運動を起こすように配置されることが好ましい。好適には、湿式洗浄ユニットは、乾燥パッドを更に含み、ブラシユニットは、湿潤ユニットと乾燥パッドとの間に配置される。好適には、表面洗浄用具は、表面洗浄用具の運動方向において湿式洗浄ユニットの前に位置する空気入口を更に有する。

本発明の別の態様は、斯かる表面洗浄用具によって形成されたノズルと、空気入口を通る空気の流れを生成する吸引ユニットと、空気の流れから埃を分離するための埃分離ユニットとを備える、真空掃除機を提供する。

本発明のこれら及び他の態様は、以下に記載される実施例から明らかになり、それを参照して説明される。

本発明による表面洗浄用具の実施例を示す。 本発明による表面洗浄用具に用いるブラシユニットの一実施例を示す。 歯車型要素を持つ隣接するブラシを示す。

図１は、本発明による表面洗浄用具の実施例を示す。本実施例は、真空ノズルＮにより形成された、前面に空気入口を有するロボット掃除機である。本実施例は、複数のブラシ素子をそれぞれ有する複数の隣接ブラシＢからなるブラシユニットＢＵを更に有する。好適には、隣接するブラシＢは、隣接するブラシ間に隙間を残さない。

この実施例では、ブラシユニットＢＵは、湿潤パッドによって形成された湿潤ユニットＷＰを更に備える湿式洗浄ユニットＷＣＵの一部である。湿式洗浄ユニットＷＣＵは、乾燥パッドＤＰを含んでも良い。この実施例では、湿潤パッドＷＰはブラシユニットＢＵの前にあり、一方、乾燥パッドＤＰはブラシユニットＢＵの後ろにあり、その結果、ブラシＢは、湿潤パッドＷＰによって湿らされた表面に作用する。代替としては、表面は、表面及び／又はブラシＢ上に洗浄流体を噴霧する湿潤ユニットＷＰによって湿らされても良い。

湿潤パッドＷＰ及び乾燥パッドＤＰは、好適には、国際特許出願公開ＷＯ２０１８／１５３７０６（整理番号２０１７Ｐ０１６６５ＷＯ）に記載されるように作製され、これはまた、本明細書中に参考として援用され、この文献はまた、清浄水及び汚水のために同時に使用され得る単一のタンクを記載し、この単一のタンクは、好適には、本発明の表面洗浄用具において使用される。

本実施例では、ブラシＢが回転する。該ブラシは、連続的な回転で回転することができる。代替として、該ブラシは定期的に回転方向を逆転させることができる。隣接するブラシＢは、反対の回転方向を有することができる。各ブラシＢは、別個のモータによって駆動されても良いが、ブラシユニットＢＵの駆動には、一方、他方のブラシＢは、例えば、歯車型要素Ｇを有する隣接ブラシＢを示す図３に示すような歯車によって駆動されることも可能である。図２の実施例では、ブラシＢ２及びＢ５のみがそれぞれのモータによって直接駆動される一方、他方のブラシＢ１、Ｂ３、Ｂ４、Ｂ６の回転は、歯車型要素Ｇから生じることが可能である。回転速度は、少なくとも１００であることが好ましく、少なくとも８００であることがより好ましい。一実施例では、各ブラシＢは、少なくとも１００００本、例えば少なくとも１５０００本のナイロン毛ＢＥを持つ。該毛ＢＥの長さは、好適には３乃至５ｍｍ、例えば４．２ｍｍである。

ブラシＢが、例えば横方向に動く磁石によって、表面洗浄用具と比較して並進運動を行うように駆動されることが、追加的又は代替的に可能である。好適には、磁石は、少なくとも１００Ｈｚの発振周波数をもたらす。

この実施例では、ブラシＢは、洗浄すべき表面に対して実質的に垂直方向それぞれの回転軸を有する。すなわち、各回転軸は、洗浄すべき表面に対して垂直方向角度から４５°未満、好適には３０°未満の角度である。

この実施例では、各ブラシＢは、回転軸に略平行な複数のブラシ要素ＢＥを有する。ここで、略平行であるとは、３０°まで、好適には２０°以下の小さな偏差を許容する。ブラシ要素ＢＥは、図３に示されるような毛であっても良いし、図１に示されるような形状を有しても良い。

この実施例では、ウェット洗浄ユニットＷＣＵの前面は、敷居に容易に対処するための敷居用のランプＲを有する。同様の理由で、真空ノズルＮの前端も斜めになっている。

図２は、各ブラシの最大直径未満の距離に取り付けられた６個の隣接するブラシＢ１、Ｂ２、Ｂ３、Ｂ４、Ｂ５及びＢ６を有する、本発明による表面洗浄用具に使用するためのブラシユニットＢＵの一実施例を示す図である。

本発明の別の態様は、上記のような複数のブラシを備えた湿式洗浄ユニットを有する表面洗浄器具によって形成されたノズルと、空気入口と、該空気入口を通る空気の流れを生成する吸引ユニット（例えばファン）と、該空気の流れから埃を分離するための埃分離ユニット（例えばサイクロン又はダストバッグ）とを有する、真空掃除機を提供する。

上述の実施例は、本発明を限定するのではなく例示するものであり、当業者は、添付の特許請求の範囲から逸脱することなく多くの代替実施例を設計することができることに留意されたい。ブラシは、例えば、それが並進運動のみを受ける場合、長方形の形状を有しても良い。ロボット掃除機内の制御ユニットが、清掃されるべき表面上の埃の存在、好適には、埃の深刻度を認識することができる場合、駆動ユニットは、この認識の結果に応じて制御することができる。請求項において、括弧の間に付された参照記号は、請求項を限定するものと解釈してはならない。単語「有する（comprising）」は、請求項に列挙されたもの以外の要素又はステップの存在を排除するものではなく、要素に先行する単語「１つの（a又はan）」は、複数の斯かる要素の存在を排除するものではない。幾つかの手段を列挙する装置請求項において、これらの手段の幾つかは、ハードウェアの１つの同じアイテムによって実施化されても良い。有利には、相互に異なる従属請求項に記載された手段を組み合わせて使用することができる。

Claims (7)

1. 湿潤ユニットと、前記湿潤ユニットにより湿らされた表面をブラシングするためのブラシユニットと、を持つ湿式洗浄ユニットを有する、表面洗浄用具であって、前記ブラシユニットは、
   洗浄されるべき表面に対して少なくとも４５°、好適には少なくとも７０°の角度で、複数のブラシ要素を持つ、ブラシと、
   前記表面に対して大きくとも４５°、好適には大きくとも２０°の角度で平面を移動するよう前記ブラシを駆動するための駆動ユニットと、
   を持ち、前記湿式洗浄ユニットは更に、乾燥パッドを有し、前記ブラシユニットは、前記湿潤ユニットと前記乾燥パッドとの間に配置された、
   表面洗浄用具。
2. 前記ブラシユニットは、前記洗浄されるべき表面に対して少なくとも４５°、好適には少なくとも７０°の角度で回転軸を持つ複数の回転ブラシを有し、各ブラシの周囲により定義される領域の少なくとも５０％は、ブラシ要素を備えた、請求項１に記載の表面洗浄用具。
3. 隣接するブラシは反対の回転方向を持つ、請求項２に記載の表面洗浄用具。
4. 前記ブラシは、歯車型要素を有する、請求項３に記載の表面洗浄用具。
5. 前記駆動ユニットは、前記表面洗浄用具に対して前記ブラシの並進移動を引き起こすよう構成された、請求項１乃至４のいずれか一項に記載の表面洗浄用具。
6. 前記表面洗浄用具の移動方向において前記表面洗浄ユニットの前に配置された空気入口を更に有する、請求項１乃至５のいずれか一項に記載の表面洗浄用具。
7. 請求項６に記載の表面洗浄用具により形成されるノズルと、前記空気入口を通る空気流を生成するための吸引ユニットと、前記空気流から埃を分離するための埃分離ユニットと、を有する電気掃除機。

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