JP2022191541A - 電源装置 - Google Patents

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Hiroki Endo
雄太 水川
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Abstract

【課題】製造効率の低下を抑制できる電源装置を提供する。【解決手段】電源装置(パワーコンディショナ100)は、開口部121を有する筐体10と、筐体10に取り付けられるヒートシンク20と、開口部121の周囲に配置された状態で、筐体10とヒートシンク20との間に介在する封止部30と、筐体10とヒートシンク20とを固定する固定部40とを備えている。固定部40は、筐体10とヒートシンク20との間に封止部30を挟み込むことで筐体10及びヒートシンク20に封止部30を固定する。封止部30は、開口部121に沿うように配置される第一封止部材31と、端部が第一封止部材31に近接、開口部121に沿うように配置される第二封止部材32とを有している。固定部40は、封止部30を貫通しない状態で、筐体10、ヒートシンク20及び封止部30を固定する。【選択図】図4

Description

本発明は、パワーコンディショナ等の電源装置に関する。
太陽電池等で発電した直流電力を、例えば商業施設や病院、老人ホーム等で利用できるように交流電力に変換して供給するパワーコンディショナ等の電源装置が普及している。特許文献1は、筐体に収容された複数の電気部品を冷却するために、ヒートシンクを用いる構造を開示している。屋外に設置された電源装置は、雨水等に晒される。ヒートシンクと筐体との境界からの水等の侵入を抑制するため、電源装置には、ヒートシンクと筐体との間に介在した樹脂製の封止部材と、この封止部材を貫通して固定するネジとが設けられている(例えば特許文献1参照)。
特許第5896833号公報
上記した電源装置では、封止部材に、ネジを貫通させるための貫通孔が形成されている。樹脂製の封止部材に所定間隔で精度よく貫通孔を形成するのは容易ではなく、結果的に電源装置の製造効率を下げる一因となってしまう。
本発明の目的は、製造効率の低下を抑制できる電源装置を提供することである。
本発明の一態様に係る電源装置は、開口部を有する筐体と、前記筐体に取り付けられるヒートシンクと、前記開口部の周囲に配置された状態で、前記筐体と前記ヒートシンクとの間に介在する封止部と、前記筐体と前記ヒートシンクとに挟み込まれた前記封止部を貫通しない状態で前記筐体、前記ヒートシンク及び前記封止部を固定する固定部とを備え、前記封止部は、前記開口部に沿うように配置される第一封止部材と、端部が前記第一封止部材に近接し、前記開口部に沿うように配置される第二封止部材とを有する。
上記態様によれば、製造効率の低下を抑制できる電源装置を提供することができる。
実施の形態に係るパワーコンディショナの設置例を示す模式図である。 パワーコンディショナの外観を正面から模式的に示す斜視図である。 パワーコンディショナの外観を背面から模式的に示す斜視図である。 パワーコンディショナの一部を分解して正面から模式的に示す斜視図である。 ヒートシンク及び封止部をパワーコンディショナの背面から示す平面図である。 1つの固定部と封止部との位置関係を示す断面図である。 図6で図示した固定部と封止部との位置関係を示す平面図である。 第一封止部材と第二封止部材とを模式的に示す平面図である。 第一封止部材と第二封止部材とを模式的に示す平面図である。 変形例1~3に係る第一封止部材と第二封止部材との平面的な位置関係を示す模式図である。 変形例4に係る固定部、第一封止部材及び第二封止部材の位置関係を示す断面図である。
本発明の一の態様に係る電源装置は、開口部を有する筐体と、前記筐体に取り付けられるヒートシンクと、前記開口部の周囲に配置された状態で、前記筐体と前記ヒートシンクとの間に介在する封止部と、前記封止部を挟み込んだ前記筐体と前記ヒートシンクとを、前記封止部を貫通しない状態で固定する固定部とを備え、前記封止部は、前記開口部に沿うように配置される第一封止部材と、端部が前記第一封止部材に近接し、前記開口部に沿うように配置される第二封止部材とを有する。
封止部は、例えば弾性を有するロール状の樹脂部材を繰り出し、所定長さで切断して製造される。このような樹脂部材に筐体やヒートシンクに設けられた貫通孔と位置が合うように、精度良く貫通孔を形成するのは容易ではない。本態様では、封止部をなす各部材(第一封止部材及び第二封止部材)に貫通孔を形成しなくてよいので、電源装置の製造効率を高めることが可能である。したがって、製造効率の低下を抑制できる電源装置を提供することができる。
さらに、第一封止部材と第二封止部材とを有する封止部に対して、固定部が貫通しない状態で、筐体及びヒートシンクを固定しており、固定部が貫通する貫通孔を封止部に設ける必要がない。つまり、封止部が有する水等の侵入を防ぐ機能が損なわれることなく発揮される。封止部が第一封止部材と第二封止部材とを有しているので、一部材から形成された封止部と比較して製造が容易であり、筐体に対する組付け性も高めることができる。
前記ヒートシンクは、前記開口部よりも前記筐体の内方に配置される板部を有し、前記封止部は、前記筐体の内方に配置され、前記板部と前記筐体との間に介在し、前記板部は、当該板部に垂直な方向から見て、前記第一封止部材及び前記第二封止部材の少なくとも一方よりも外側に延在していてもよい。
これによれば、水等の侵入経路上に封止部を確実に配置することができる。仮に、水等の異物が封止部を越えても、板部がさらに延在しており、異物はその板部を越えなければ、電気部品等に到達できない。したがって、水等の影響をより確実に抑制することが可能である。
ヒートシンクは、板部から突出した複数のフィン部を有し、前記複数のフィン部は、前記開口部の内側に挿入されていてもよい。
これによれば、ヒートシンクの複数のフィン部が開口部に挿入されているので、各フィン部が外気に触れやすくなる。したがって、ヒートシンク自体の放熱効果を高めることが可能である。
前記第一封止部材は、第一の方向に沿うように配置され、前記第二封止部材は、前記第一の方向に交差する第二の方向に沿うように、かつ当該第二の方向から見て前記第一封止部材に重なって配置されていてもよい。
例えば第一の方向が水平方向、第二の方向が鉛直方向である場合には、第二封止部材が鉛直方向から見て第一封止部材に重なって配置されることになる。つまり、第一封止部材と第二封止部材との境界は鉛直方向に沿わないことになる。仮にこの境界から水等が侵入しようとしても境界が鉛直方向に沿っていないために、水等の進行に対する重力の影響を抑制できる。したがって、水等の侵入を抑制することができる。
前記第二封止部材は前記端部が前記第一封止部材に当接していてもよい。
これによれば、第二封止部材の端部が第一封止部材に当接しているので、第一封止部材と第二封止部材との境界を塞ぐことができる。したがって、境界からの水等の侵入をより確実に抑制することができる。
前記第一封止部材は、前記第二の方向から見て、前記第二封止部材よりも前記第一の方向に突出していてもよい。
例えば第一の方向が水平方向、第二の方向が鉛直方向である場合、第二の方向から見て、第一封止部材が第二封止部材よりも第一の方向に突出しているので、仮に第一封止部材と第二封止部材との境界を越えて水等が侵入したとしても、さらに延在する第一封止部材により水等の筐体内への落下を抑制できる。したがって、電源装置の内部への水等の進行を抑制できる。
開口部は略長方形であり、第一封止部材は、直線状に形成され、前記開口部の第二の方向における端部である2つの辺に沿うように2つ配置され、第二封止部材は、直線状に形成され、前記開口部の第一の方向における端部である2つの辺に沿うように2つ配置されてもよい。
これによれば、第一封止部材及び第二封止部材のそれぞれが直線状であるので、樹脂部材を繰り出して第一封止部材及び第二封止部材を製造する際に容易に製造することが可能である。これにより、製造効率を高めることができる。さらに、開口部の全周が2つの第一封止部材と、2つの第二封止部材とで連続的に囲まれるので、水等の侵入をより抑制することが可能である。
前記第一の方向及び前記第二の方向に交差する第三の方向から見て、前記固定部は第一封止部材または第二封止部材よりも前記開口部の外側に配置されている、としてもよい。
これによれば、第三方向から見て、固定部が、第一封止部材または第二封止部材の外側に配置されているので、第一封止部材または第二封止部材を開口部に近づけて配置することができ、開口部から侵入しようとする水等をより確実に封止することが可能となる。
前記固定部は、前記筐体及び前記ヒートシンクに挿入される軸部と、前記軸部の端部に設けられた頭部とを有し、前記頭部は、前記軸部の軸方向から見て、前記第一封止部材及び前記第二封止部材の少なくとも一方に重なっていてもよい。
これによれば、固定部の頭部が、軸部の軸方向から見て第一封止部材及び第二封止部材の少なくとも一方に重なっているので、第一封止部材及び第二封止部材の少なくとも一方に対し、頭部からの押圧力を確実に作用させることができる。したがって、筐体とヒートシンクとを固定部で固定した際に、第一封止部材及び第二封止部材の少なくとも一方も確実に固定することができる。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態(その変形例も含む)に係る電源装置について説明する。以下で説明する実施の形態は、いずれも包括的または具体的な例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態等は、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。各図において、寸法等は厳密に図示したものではない。
以下の説明及び図面中において、電源装置の幅方向をX軸方向と定義し、奥行方向をY軸方向と定義し、高さ方向をZ軸方向と定義する。X軸方向は第一の方向の一例であり、Z軸方向は第二の方向の一例であり、Y軸方向は第三の方向の一例である。これらX軸方向、Y軸方向及びZ軸方向は、互いに交差(以下実施の形態及びその変形例では直交)する方向である。本実施の形態では、X軸方向及びY軸方向は水平面に沿う方向であり、Z軸方向は重力方向である鉛直方向に沿う方向である場合を例示するが、電源装置の設置姿勢によってはX軸方向、Y軸方向及びZ軸方向が前述した場合と異なることもある。以下の説明において、例えば、X軸プラス方向とは、X軸の矢印方向側を示し、X軸マイナス方向とは、X軸プラス方向とは反対側を示す。Y軸方向及びZ軸方向についても同様である。さらに、平行及び直交等の、相対的な方向または姿勢を示す表現は、厳密には、その方向または姿勢ではない場合も含む。例えば、2つの方向が平行である、とは、当該2つの方向が完全に平行であることを意味するだけでなく、実質的に平行であること、すなわち、例えば数%程度の差異を含むことも意味する。
[実施の形態]
実施の形態に係る電源装置を説明する。以下の実施の形態では、電源装置の一例としてのパワーコンディショナ100について説明する。図1は、パワーコンディショナ100の設置例を示す模式図である。図1に示すように、パワーコンディショナ100は、例えば商業施設に設置された、複数の支柱310を含む構造物に支持されている。この構造物には、太陽電池パネルAも支持されている。パワーコンディショナ100は、太陽電池パネルAと、構造物外に設置された蓄電装置B及び負荷Cとが電気的に接続されている。パワーコンディショナ100は、太陽電池パネルAで発電した直流電力を交流電力に変換し、蓄電装置B及び負荷Cに供給できるようになっている。また、パワーコンディショナ100は、図示しない商用電力系統にも電気的に接続されており、変換後の交流電力を商用電力系統に売電のために供給することも可能である。図1に示すパワーコンディショナ100の態様は、単なる例示に過ぎない。パワーコンディショナ100の態様は、図1の態様に限定されるものでなく、独立電源、蓄電池付き電源、系統安定化電源等の様々な態様をとり得る。
パワーコンディショナ100の具体的構成について説明する。図2は、パワーコンディショナ100の外観を正面から模式的に示す斜視図である。図3は、パワーコンディショナ100の外観を背面から模式的に示す斜視図である。図4は、パワーコンディショナ100の一部を分解して正面から模式的に示す斜視図である。
図2~図4に示すように、パワーコンディショナ100は、略直方体形状をした筐体10と、筐体10から一部が突出したヒートシンク20とを備えている。
筐体10は、矩形蓋状の正面カバー11と、直方体状の外形を有する主筐体12とによって構成されている。パワーコンディショナ100の筐体10の形状は、略直方体形状に限定されるものでなく、円柱、楕円柱、多角柱等の柱状形状であってもよく、球体、楕円球等のその他の形状であってもよい。
主筐体12は、Y軸マイナス方向の一端部が開放し、他端部に底部を有する有底矩形筒状に形成された金属製の部材である。主筐体12の底部には、矩形状の開口部121が形成されている。開口部121は、X軸方向に長尺な略長方形に形成されている。主筐体12の底部において開口部121の周縁部には、全周にわたって間隔をあけて複数の孔部121aが配列されている。各孔部121aは主筐体12の底部を貫通している。この複数の孔部121aには、ヒートシンク20を主筐体12の底部に取り付ける固定部40が挿通される。
主筐体12の底部には、当該底部の4つの角部から外方に延びる4つの脚部122が設けられている。脚部122は、1つの段がつくようにクランク状に折り曲げられた板金により形成されている。脚部122の先端部には取付孔が形成されている。各脚部122は、図示しないボルトが取付孔を貫通した状態で取付対象物に締め付けられることで、当該取付対象物に固定される。これにより、主筐体12が取付対象物に取り付けられる。主筐体12の底部は、脚部122の段によって取付対象物からY軸マイナス方向に所定の間隔をあけて配置される。
正面カバー11は、Y軸マイナス方向から、主筐体12の開放部分を覆うように当該主筐体12に固定される金属製の部材である。正面カバー11は、矩形状の正面パネル11aと、正面パネル11aの外縁から延びる矩形筒状の縁部11bとを一体成形により含む。正面パネル11aは、主筐体12の開口端に対向し、縁部11bは、主筐体12の外周を覆う。また、正面パネル11aと、主筐体12の開口端との間には、これらの間を気密に封止する矩形枠状のシール材(図示省略)が設けられている。
筐体10は、複数の電気部品を収容している。図示は省略するが、電気部品には、例えば、端子台と、直流用ブレーカと、交流用ブレーカと、直流リアクトルと、交流リアクトルと、直流用回路基板と、交流用回路基板と、変換素子と、主制御回路基板等が含まれる。
端子台は、太陽電池パネルA、蓄電装置B及び負荷Cに繋がる電線が接続される端子台である。直流用ブレーカ及び交流用ブレーカは、それぞれ端子台の端子に電気的に接続されたブレーカである。交流リアクトルは、変換素子及び交流用基板に電気的に接続される、コイル等を含んだリアクトルである。直流リアクトルは、変換素子及び直流用基板に電気的に接続される、コイル等を含んだリアクトルである。直流用回路基板は、整流器、ノイズフィルタ等を含み直流電力を制御する回路基板である。交流用回路基板は、整流器、ノイズフィルタ等を含み交流電力を制御する回路基板である。変換素子は、半導体スイッチング素子等によって構成されており、直流電力を交流電力に変換する素子である。主制御回路基板は、変換素子の制御を含むパワーコンディショナ100の動作を制御するための回路基板である。
次に、ヒートシンク20について説明する。図5は、ヒートシンク20及び封止部30をパワーコンディショナ100の背面から示す平面図である。図5では、開口部121を破線で示している。
ヒートシンク20は、筐体10内の熱を筐体10外に放熱するための部材である。具体的には、ヒートシンク20は、例えばアルミニウム等の熱伝導率が比較的高い金属から形成されている。ヒートシンク20は、図4及び図5に示すように、板部21と、複数のフィン部22とを一体的に有している。
板部21は、X軸方向に長尺な略長方形に形成されており、平面視(Y軸方向視)での大きさが開口部121よりも大きい。板部21は、筐体10の内方側から開口部121に対向するように、筐体10内に配置されている。図示は省略するが、板部21においてY軸マイナス方向の主面には、複数の電気部品の少なくとも一部が取り付けられている。これにより、ヒートシンク20は、板部21に取り付けられた電気部品の熱を直接的に放熱することが可能である。比較的発熱しやすい変換素子、直流リアクトル及び交流リアクトルの少なくとも1つが板部21に取り付けられていると、効果的な放熱ができ好ましい。
一方、板部21においてY軸プラス方向の主面には、複数のフィン部22と、複数のネジ穴23とが設けられている。具体的には、板部21のY軸プラス方向の主面では、開口部121に対応する領域に、複数のフィン部22が配置されている。板部21の周縁部は、全周にわたってフィン部22が設けられていない。複数のフィン部22のそれぞれは、X軸方向視においてZ軸方向に長尺な略長方形に形成されており、X軸方向に所定の間隔をあけて配列されている。複数のフィン部22は、主筐体12の開口部121からY軸プラス方向に突出している(図3等参照)。板部21の周縁部は、全周にわたって主筐体12の底部に対向した状態となる。この板部21の周縁部と、主筐体12の底部との間には封止部30が全周にわたって介在している。
図5に示すように、封止部30は、複数のフィン部22を囲むように配置されている。封止部30は、板部21の周縁部に対し、両面テープまたは接着剤により接合されている。
代替的に、封止部30はフィン部22にはめ込まれ、Y軸プラス方向から見て、フィン部22と固定部40とによって挟み込まれることで板部21に固定されていてもよい。これにより、両面テープ及び接着剤が不要となり、製造効率が向上し、製造コストも低減できる。
板部21の周縁部には、周方向に所定の間隔をあけて複数のネジ穴23が設けられている。各ネジ穴23は、封止部30に近接する位置に配置されている。各ネジ穴23に対応するように、各孔部121aは主筐体12に配置されており、これにより、各ネジ穴23と各孔部121aとが組み立て後に連通するようになっている。
封止部30は、直線シート状のゴム材を複数組み合わせることで形成されている。具体的には、封止部30は、ゴム材として、一対の第一封止部材31と、一対の第二封止部材32とを有している。
一対の第一封止部材31は、複数のフィン部22をZ軸方向で挟むように互いに平行に配置されており、それぞれX軸方向に沿うように配置されている。具体的には、Z軸プラス方向の第一封止部材31は、各フィン部22のZ軸プラス方向の端部に当接するように配置されており、Z軸マイナス方向の第一封止部材31は、各フィン部22のZ軸マイナス方向の端部に当接するように配置されている。各第一封止部材31は、板部21におけるX軸方向の両端部間に連続して延在している。ヒートシンク20が主筐体12の底部に取り付けられ、各第一封止部材31が主筐体12と板部21とで挟まれると、各第一封止部材31は、開口部121の第二の方向における端部に位置する2つの辺に沿うように配置される。
一対の第二封止部材32は、複数のフィン部22をX軸方向で挟むように互いに平行に配置されており、それぞれZ軸方向に沿うように配置されている。具体的には、X軸プラス方向の第二封止部材32は、最もX軸プラス方向に配置されたフィン部22に当接しており、X軸マイナス方向の第二封止部材32は、最もX軸マイナス方向に配置されたフィン部22に当接している。各第二封止部材32は、一対の第一封止部材31の間に配置されている。ヒートシンク20が主筐体12の底部に取り付けられ、各第二封止部材32が主筐体12と板部21とで挟まれると、各第二封止部材31は、開口部121の第一の方向における端部に位置する2つの辺に沿うように配置される。各第二封止部材32のZ軸プラス方向の端部は、Z軸プラス方向の第一封止部材31に当接しており、各第二封止部材32のZ軸マイナス方向の端部は、Z軸マイナス方向の第一封止部材31に当接している。つまり、各第二封止部材32は、鉛直方向から見て第一封止部材31に重なって配置されている。前述したように、各第一封止部材31は、板部21におけるX軸方向の両端部間に連続して延在しているので、各第一封止部材31の両端部は、鉛直方向から見て、各第二封止部材32から開口部121とは反対側に突出している。つまり、各第一封止部材31の両端部は、第二の方向から見て、各第二封止部材32から第一の方向に突出している。また、板部21は、当該板部21に垂直な方向から見て(Y軸方向視において)、第一封止部材31及び第二封止部材32のそれぞれに対して外側に延在している。なお、図5に示すように、第一封止部材31において第二封止部材32から突出した部分に対応する箇所で、板部21は外側に延在していないが、当該箇所においても板部21が外側に延在していてもよい。板部21において、第一封止部材31または第二封止部材32よりも外側の部分は、開口部121よりも外側に配置される部位である。仮に、第一封止部材31と第二封止部材32との境界から水等が侵入したとしても、板部21において第一封止部材31または第二封止部材32よりも外側の部分を水等が進行することになる。つまり、水の侵入経路を長くすることができ、パワーコンディショナ100の内部への水等の進行を抑制できる。
封止部30と固定部40との位置関係について説明する。図6は、実施の形態に係る1つの固定部40と封止部30との位置関係を示す断面図である。図6は、図5におけるVI-VI線を含む切断面を見た断面図である。図7は、図6で図示した固定部40と封止部30との位置関係を示す平面図である。なお、ここでは、第一封止部材31と第二封止部材32との1つの当接部分に対応する固定部40を例示して説明するが、他の当接部分に対応する固定部40においても基本的には同等な位置関係となる。
図6及び図7に示すように、第一封止部材31及び第二封止部材32は、板部21のY軸プラス方向の主面と、主筐体12の底部のY軸マイナス方向の面に密着した状態で固定部40により固定されている。固定部40は、軸部であるネジ軸41と、頭部42とを有するネジである。固定部40は、ネジ軸41がY軸プラス方向から主筐体12の孔部121aを貫通した状態で、ヒートシンク20のネジ穴23に螺合されている。この状態では、ネジ軸41は、主筐体12とヒートシンク20とに挿入された状態となる。このとき、図7に示すように、固定部40の頭部42は、Y軸方向視(ネジ軸41の軸方向視)で第一封止部材31と第二封止部材32とのそれぞれに重なっている。よって、1つの固定部40が第一封止部材31と第二封止部材32とを押圧し、主筐体12とヒートシンク20との間に挟み込んでいる。
固定部40のネジ軸41は、第一封止部材31と第二封止部材32とのそれぞれを貫通していない。つまり、孔部121a及びネジ穴23の位置は、Y軸方向視で、固定部40のネジ軸41が第一封止部材31と第二封止部材32とのそれぞれに重ならず、頭部42が第一封止部材31と第二封止部材32とのそれぞれに重なる位置に配置されている。
第一封止部材31と第二封止部材32との当接部分に対応しない固定部40は、第一封止部材31及び第二封止部材32の一方のみを固定する。つまり、第一封止部材31のみを固定する固定部40においては、ネジ軸41が第一封止部材31を貫通しない状態で、頭部42がY軸方向視で第一封止部材31に重なっている。一方、第二封止部材32のみを固定する固定部40においては、ネジ軸41が第二封止部材32を貫通しない状態で、頭部42がY軸方向視で第二封止部材32に重なっている。
固定後においては、各固定部40の頭部42が主筐体12の底部に全周にわたって密着しており、頭部42と底部との境界からの水等の侵入が防止されている。なお、ネジ軸41にワッシャが取り付けられる場合においては、Y軸方向視でワッシャが第一封止部材31及び第二封止部材32の少なくとも一方に重なっていればよい。この場合、ワッシャが頭部42及び主筐体12の底部に全周にわたって密着しているので、水等の侵入を防止している。ワッシャがゴムワッシャであればより防水性を高めることが可能である。
このように、第一封止部材31及び第二封止部材32は、各固定部40が貫通しない状態で主筐体12に固定されている。各第二封止部材32の端部は、いずれも各第一封止部材31に当接しているので、開口部121から侵入した水等が、第一封止部材31と第二封止部材32との境界に至ったとしても、当接部分が障壁となり、それ以上の水等の侵入が抑制されている。特に、本実施の形態では、第一封止部材31と第二封止部材32との当接部分が固定部40により固定されているので、この固定により当接部分では他の部分よりも圧縮変形される。この圧縮変形によって、水等の侵入経路となる第一封止部材31と第二封止部材32との境界が強固に閉塞される。したがって、より確実に水等の侵入を抑制することができる。
[効果等]
以上のように、本実施の形態に係るパワーコンディショナ100によれば、開口部121を有する筐体10と、筐体10に取り付けられるヒートシンク20と、開口部121の周囲に配置された状態で、筐体10とヒートシンク20との間に介在する封止部30と、封止部を挟み込んだ筐体10とヒートシンク20とを、封止部を貫通しない状態で固定する固定部40とを備えている。封止部30は、開口部121に沿うように配置される第一封止部材31と、端部が第一封止部材31に近接し、開口部121に沿うように配置される第二封止部材32とを有している。
封止部30は、例えば弾性を有するロール状の樹脂部材を繰り出して製造される。このような樹脂部材に、筐体やヒートシンクに設けられた貫通孔と位置が合うように、精度良く貫通孔を形成するのは容易ではない。しかし、本実施の形態のように、封止部30をなす各部材(第一封止部材31及び第二封止部材32)に貫通孔を形成しなくてよいのであれば、パワーコンディショナ100の製造効率を高めることが可能である。
さらに、開口部121に対応した形状の環状の封止部を1つ開口部121に取り付ける場合に比べ、本実施の形態であれば、封止部30が第一封止部材31と第二封止部材32とに分かれており、封止部30の材料歩留まりを高めることも可能である。
第一封止部材31と第二封止部材32とを有する封止部30に対して、固定部40が貫通しない状態で、第一封止部材31及び第二封止部材32の少なくとも一方を筐体10に固定しているので、固定部40が貫通する貫通孔を封止部30に設ける必要がない。つまり、封止部30が有する封止能力を低下させることが無い。
また、例えば、開口部121に対応した形状の環状の封止部を1つ開口部121に取り付ける場合、当該封止部に固定用の貫通孔が形成されていればその貫通孔に固定部を挿通することで位置決めも可能である。しかしながら、環状の封止部に貫通孔が形成されていないと位置決めも難しいため、主筐体に対する組付け性も低下し、密閉性が損なわれるおそれもある。本実施の形態であれば、封止部30が第一封止部材31と第二封止部材32とを有しているので、一部材から形成された封止部と比較しても簡単な構成の封止部30とすることが可能である。封止部30の構成が簡単であれば筐体10に対する組付け性も高めることができるので、密閉性も高めることが可能である。
ヒートシンク20は、開口部121よりも筐体10の内方に配置される板部21を有し、封止部30は、筐体10の内方に配置され、板部21と筐体10との間に介在し、板部21は、当該板部21に垂直な方向から見て、第一封止部材31及び第二封止部材32の少なくとも一方よりも外側に延在している。
これによれば、ヒートシンク20の板部21が、開口部121よりも筐体10の内方に配置されているので、ヒートシンク20の板部21が筐体10の外方に配置されている場合よりも水等の侵入経路を長くすることができる。さらに、封止部30は、筐体10の内方に配置され、板部21と筐体10との間に介在しているので、水等の侵入経路上に封止部30を確実に配置することができる。板部21は、当該板部21に垂直な方向から見ると、第一封止部材31及び第二封止部材32の少なくとも一方よりも外側に延在するように配置されているので、水等の侵入経路をより長くすることができる。したがって、水等の侵入をより確実に抑制することが可能である。
ヒートシンク20は、板部21の1つの主面から突出した複数のフィン部22とを有しており、複数のフィン部22は、開口部121から突出している。
これによれば、ヒートシンク20の複数のフィン部22が開口部121から突出しているので、各フィン部22が外気に触れやすくなる。したがって、ヒートシンク20自体の放熱効果を高めることが可能である。
第一封止部材31は、第一の方向(X軸方向)に沿うように配置され、第二封止部材32は、第一の方向に交差する第二の方向(Z軸方向)に沿うように、かつ当該鉛直方向から見て第一封止部材31に重なって配置されている。
これによれば、第二封止部材32が鉛直方向から見て第一封止部材31に重なって配置されているので、第一封止部材31と第二封止部材32との境界は鉛直方向に沿わないことになる。仮にこの境界から水等が侵入しようとしても境界が鉛直方向に沿っていないために、水等の進行に対する重力の影響を抑制できる。図8は、実施の形態に係る第一封止部材31と第二封止部材32とを模式的に示す平面図である。図8では、第二封止部材32が鉛直方向から見て第一封止部材31に重なっていない形態を二点鎖線で示している。この形態では、第二封止部材32の側面を水等が流れると、水等は第一封止部材31に遮られることなくそのまま落下してしまう(矢印Y1)。一方、本実施の形態のように、第二封止部材32が鉛直方向から見て第一封止部材31に重なっていると、第二封止部材32の側面を水等が流れたとしても、第一封止部材31が下方から水等の落下を遮り、水等の進行に対する重力の影響を抑制できる(矢印Y2参照)。したがって、水等の侵入をより抑制することができる。
第二封止部材32は端部が第一封止部材31に当接している。
これによれば、第二封止部材32の端部が第一封止部材31に当接しているので、第一封止部材31と第二封止部材32との境界を塞ぐことができる。したがって、境界からの水等の侵入をより確実に抑制することができる。
第一封止部材31は、第二の方向から見て、第二封止部材32よりも第一の方向に突出している。
これによれば、鉛直方向から見て、第一封止部材31が第二封止部材32から第一の方向に突出しているので、仮に第一封止部材31と第二封止部材32との境界から水等が侵入したとしても、第一封止部材31の突出部により水等の落下を抑制できる。図9は、実施の形態に係る第一封止部材31と第二封止部材32とを模式的に示す平面図である。図9では、第一封止部材31が第二封止部材32から突出してない形態を二点鎖線で示している。この形態では、第二封止部材32の側面を水等が流れると、第一封止部材31が第二封止部材32から突出していないので、水等は第一封止部材31の端面を流れ落下してしまう(矢印Y11参照)。一方、本実施の形態のように、第一封止部材31が第二封止部材32から第一の方向に突出していると、第二封止部材32の側面を水等が流れたとしても、第一封止部材31の突出部が水等の障壁となり、水等の落下を抑制することができる(矢印Y12参照)。したがって、パワーコンディショナ100の内部への水等の進行を抑制できる。
また、第一封止部材31の長さが製造ばらつきや経時劣化によって想定より短くなったとしても、第一封止部材31と第二封止部材32との境界をより確実に塞ぐことができる。したがって、境界からの水等の侵入をより確実に抑制することができる。
開口部121は略長方形であり、第一封止部材31は、直線状に形成され、開口部121の上辺と下辺に沿うように2つ配置され、第二封止部材32は、直線状に形成され、開口部121の前記第二の方向の2つの辺に沿うように2つ配置される。
これによれば、第一封止部材31及び第二封止部材32のそれぞれが直線状であるので、樹脂部材を繰り出して第一封止部材及び第二封止部材を製造する際に容易に製造することが可能である。これにより、製造効率を高めることができる。さらに、開口部121の全周が2つの第一封止部材31と、2つの第二封止部材32とで連続的に囲まれるので、水等の侵入をより抑制することが可能である。
第一の方向及び第二の方向に交差する方向を第三の方向(Y軸方向)とすると、固定部40は、第三の方向から見て、第一封止部材31または第二封止部材32よりも開口部121の外側に配置されている。
これによれば、固定部40が、第三の方向から見て、第一封止部材31または第二封止部材32よりも開口部121の外側に配置されているので、第一封止部材31または第二封止部材32よりも開口部121から離れた位置に固定部40を配置することができる。つまり、第一封止部材31または第二封止部材32を開口部121に近づけて配置することができるので、開口部121から侵入しようとする水等をより確実に封止することが可能となる。また、第一封止部材31及び第二封止部材32を小さく形成することができるため、第一封止部材31及び第二封止部材32の製造コストを低減できる。
固定部40は、筐体10及びヒートシンク20に挿入されるネジ軸41と、ネジ軸41の端部に設けられた頭部42とを有し、頭部42は、ネジ軸41の軸方向から見て、第一封止部材31及び第二封止部材32の少なくとも一方に重なっている。
これによれば、固定部40の頭部42が、ネジ軸41の軸方向から見て第一封止部材31及び第二封止部材32の少なくとも一方に重なっているので、第一封止部材31及び第二封止部材32の少なくとも一方に対し、頭部42からの押圧力を確実に作用させることができる。したがって、筐体10とヒートシンク20とを固定部40で固定した際に、第一封止部材31及び第二封止部材32の少なくとも一方も確実に固定することができる。
[変形例]
以下に、上記実施の形態の各変形例について説明する。以降の説明において上記実施の形態と同一の部分においては同一の符号を付してその説明を省略する場合がある。
変形例1-3では、第一封止部材31と第二封止部材32との平面的な位置関係の変形例について説明する。図10は、変形例1~3に係る第一封止部材と第二封止部材との平面的な位置関係を示す模式図である。
図10の(a)は、変形例1に係る第一封止部材31aと第二封止部材32aとの平面的な位置関係を示している。上記実施の形態では、第一封止部材31が鉛直方向から見て、第二封止部材32から開口部121とは反対側に突出している場合を例示した。しかし、図10の(a)に示すように、第一封止部材31aは、鉛直方向から見て、第二封止部材32aから開口部121とは反対側に突出していなくてもよい。なお、図10の(a)では、第一封止部材31aの端面が第二封止部材32aの外側面と面一に配置されているが、面一でなくてもよい。
図10の(b)は、変形例2に係る第一封止部材31bと第二封止部材32bとの平面的な位置関係を示している。上記実施の形態では、第二封止部材32の端部が第一封止部材31に当接している場合を例示した。しかし、図10の(b)に示すように第二封止部材32bの端部が第一封止部材31bに当接していなくてもよい。具体的には、図10の(b)では、第二封止部材32bの角部と、第一封止部材31bの角部とが近接配置されている。
図10の(c)は、変形例3に係る第一封止部材31cと第二封止部材32cとの平面的な位置関係を示している。上記実施の形態では、第二封止部材32が鉛直方向から見て第一封止部材31に重なって配置されている場合を例示した。しかし、図10の(c)に示すように、第二封止部材32cは、鉛直方向から見て第一封止部材31cに重なっていなくてもよい。この場合、第一封止部材31cの端部が第二封止部材32cに当接していれば、密閉性の観点から好ましい。なお、図10の(c)では、第二封止部材32cの端面が第一封止部材31cの下面と面一に配置されているが、面一でなくてもよい。
図11は、変形例4に係る固定部40、第一封止部材31d及び第二封止部材32dの位置関係を示す断面図である。具体的には、図11は図6に対応する図である。上記実施の形態では、ヒートシンク20の板部21が主筐体12の内方に配置されている場合を例示したが、図11に示すように、板部21dは主筐体12dの外方に配置されていてもよい。この場合、板部21dには、固定部40のネジ軸41が挿通される孔部211dが形成され、主筐体12dには、ネジ軸41が螺合するネジ穴125dが形成されている。第一封止部材31d及び第二封止部材32dは、板部21dのY軸マイナス方向の主面と、主筐体12dの底部のY軸プラス方向の面に密着した状態で固定部40により固定されている。
これにより、信頼性の高い電源装置やパワーコンディショナを製造することができるため、国連が主導する持続可能な開発目標(SDGs)の目標7「すべての人々の、安価かつ信頼できる持続可能な近代的エネルギーへのアクセスを確保する」及び目標13「気候変動及びその影響を軽減するための緊急対策を講じる」に貢献可能である。
[その他変形例]
以上、本発明の実施の形態に係る電源装置について説明したが、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではない。つまり、今回開示された実施の形態は全ての点で例示であって制限的なものではない。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
例えば、実施の形態では、電源装置の例としてパワーコンディショナを例示したが、本発明に係る電源装置は、パワーコンディショナに限定されるものでない。電源装置は、単なるスイッチング電源、上記以外のインバータ、コンバータ、UPS(無停電電源装置)等であってもよい。
また、実施の形態では、筐体10に収容される電気部品として、端子台と、直流用ブレーカと、交流用ブレーカと、直流リアクトルと、交流リアクトルと、直流用回路基板と、交流用回路基板と、変換素子と、主制御回路基板とを例示したが、これら以外の発熱する部品であってもよい。
また、実施の形態では、複数のフィン部22が開口部121から突出している場合を例示したが、複数のフィン部は開口部に挿入されていれば、当該開口部から突出していなくてもよい。この場合においても、複数のフィン部が外気に触れやすくなる。
また、実施の形態では、固定部40が、第一封止部材31及び第二封止部材32の少なくとも一方に対して開口部121とは反対側に配置されている場合を例示した。しかし、固定部は、第一封止部材31及び第二封止部材32の少なくとも一方よりも開口部121近くに配置されていてもよい。
実施の形態及びその変形例に含まれる構成要素を任意に組み合わせて構築される形態も、本発明の範囲内に含まれる。
本発明は、ヒートシンクを有する電源装置に適用できる。
10 筐体
11 正面カバー
11a 正面パネル
11b 縁部
12、12d 主筐体
20 ヒートシンク
21、21d 板部
22 フィン部
23 ネジ穴
30 封止部
31、31a、31b、31c、31d 第一封止部材
32、32a、32b、32c、32d 第二封止部材
40 固定部
41 ネジ軸(軸部)
42 頭部
100 パワーコンディショナ(電源装置)
121 開口部
121a 孔部
122 脚部
125d ネジ穴
211d 孔部
A 太陽電池パネル
B 蓄電装置
C 負荷

Claims (9)

  1. 開口部を有する筐体と、
    前記開口部を塞ぐように前記筐体に取り付けられるヒートシンクと、
    前記開口部の周囲に配置された状態で、前記筐体と前記ヒートシンクとの間に介在する封止部と、
    前記筐体と前記ヒートシンクとに挟み込まれた前記封止部を貫通しない状態で、前記筐体、前記ヒートシンク及び前記封止部を固定する固定部とを備え、
    前記封止部は、前記開口部に沿うように配置される第一封止部材と、端部が前記第一封止部材に近接し、前記開口部に沿うように配置される第二封止部材とを有する、
    電源装置。
  2. 前記ヒートシンクは、前記開口部よりも前記筐体の内方に配置される板部を有し、
    前記封止部は、前記筐体の内方に配置され、前記板部と前記筐体との間に介在し、
    前記板部は、当該板部に垂直な方向から見て、前記第一封止部材及び前記第二封止部材の少なくとも一方よりも前記開口部の外側に延在している、
    請求項1に記載の電源装置。
  3. 前記ヒートシンクは、前記板部から突出した複数のフィン部を有し、
    前記複数のフィン部は、前記開口部に挿入されている
    請求項2に記載の電源装置。
  4. 前記第一封止部材は、第一の方向に沿うように配置され、
    前記第二封止部材は、前記第一の方向に交差する第二の方向に沿うように、かつ当該第二の方向から見て前記第一封止部材に重なって配置されている
    請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の電源装置。
  5. 前記第二封止部材は前記端部が前記第一封止部材に当接している
    請求項4に記載の電源装置。
  6. 前記第一封止部材は、前記第二の方向から見て、前記第二封止部材よりも前記第一の方向に突出している
    請求項4または請求項5に記載の電源装置。
  7. 前記開口部は略長方形であり、
    前記第一封止部材は、直線状に形成され、前記開口部の上辺と下辺に沿うように2つ配置され、
    前記第二封止部材は、直線状に形成され、前記開口部の前記第二の方向の2つの辺に沿うように2つ配置される
    請求項4~請求項6のいずれか一項に記載の電源装置。
  8. 前記第一の方向及び前記第二の方向に交差する第三の方向から見て、前記固定部は前記第一封止部材または前記第二封止部材よりも前記開口部の外側に配置されている
    請求項4~請求項7のいずれか一項に記載の電源装置。
  9. 前記固定部は、前記筐体及び前記ヒートシンクに挿入される軸部と、前記軸部の端部に設けられた頭部とを有し、
    前記頭部は、前記軸部の軸方向から見て、前記第一封止部材及び前記第二封止部材の少なくとも一方に重なっている
    請求項1~請求項8のいずれか一項に記載の電源装置。
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