JP2022190197A - 遮断装置 - Google Patents

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Mima FURUKAWA
秀樹 岩城
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Tomoaki Furuse
健二郎 熊澤
Kenjiro KUMAZAWA
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Abstract

【課題】遮断装置の動作信頼性を向上させる。【解決手段】遮断装置1は、導電路2と火工遮断器3と火工遮断器3を動作させるために火工遮断器3に対して並列に接続された複数の駆動回路4、5、6、7と制御回路8と、を含む。また制御回路8は、火工遮断器3の動作が必要なときに駆動回路4、5、6、7に対して個別に出力電流値と出力期間とを設定して、駆動回路4、5、6、7から火工遮断器3が動作するための電力を供給させる。【選択図】図1

Description

本発明は、各種車両用電気機器に使用される遮断装置に関するものである。
以下、従来の遮断装置について説明する。従来の遮断装置は、パイロヒューズとパイロヒューズ駆動回路とを有し、特にパイロヒューズ駆動回路には複数の電流検出部が設けられることによって、個々の電流検出部で検出される電流値を比較することによって電流検出部の故障判定や、パイロヒューズ駆動回路の誤動作抑制に対する対応が行われていた。
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば特許文献1が知られている。
国際公開第2019/084304号
しかしながら、従来の遮断装置ではパイロヒューズ駆動回路における個々の電流検出部に対する故障の判定や診断ができ、パイロヒューズ駆動回路は故障した電流検出部からの情報は用いないで動作を継続することが可能である一方で、パイロヒューズ駆動回路そのものが正常に駆動できていない場合には。遮断装置の動作についての信頼性が低下するおそれがあるという課題を有していた。
そこで本発明は遮断装置の動作信頼性を向上させることを目的とするものである。
そして、この目的を達成するために本発明は、導電路と、前記導電路を不可逆的に遮断状態とすることが可能な火工遮断器と、前記火工遮断器を動作させるための電力供給が可能であって前記火工遮断器に対して並列に接続された複数の駆動回路と、前記複数の駆動回路の動作を制御することが可能な制御回路と、を含み、前記制御回路は、前記火工遮断器の動作が必要なときに前記複数の駆動回路に対して個別に出力電流値と出力期間とを設定して、前記複数の駆動回路から前記火工遮断器が動作するための電力を供給させる、ことを特徴としたものである。
本発明によれば、火工遮断器を動作させるための複数の駆動回路が設けられ、さらに駆動回路は火工遮断器に対して並列に接続されていていることで一部の駆動回路が故障状態に陥っても駆動回路は冗長配置となっていることから火工遮断器は高い確実性のもとで動作が可能とる。さらに、複数の駆動回路は出力電流や出力電流の出力期間を個別に異なった値に設定することができ、複数の駆動回路は状況に応じた火工遮断器への電力供給が可能となる。この結果として遮断装置の動作信頼性を向上させることが可能である。
本発明の実施の形態における遮断装置の構成を示す第1回路ブロック図 本発明の実施の形態における遮断装置の構成を示す第2回路ブロック図 本発明の実施の形態における遮断装置の動作曲線図
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
(実施の形態)
図1は本発明の実施の形態における遮断装置の構成を示す第1回路ブロック図である。
遮断装置1は、導電路2と火工遮断器3と複数の駆動回路である第1駆動回路4、第2駆動回路5、第3駆動回路6、第4駆動回路7と制御回路8とを含む。火工遮断器3は導電路2を不可逆的に遮断状態とすることが可能である。火工遮断器3に対し、並列に設けられた第1駆動回路4、第2駆動回路5、第3駆動回路6、第4駆動回路7は火工遮断器3を動作させるための電力供給が可能である。そして、制御回路8は第1駆動回路4、第2駆動回路5、第3駆動回路6、第4駆動回路7の動作を制御することが可能である。
制御回路8は、火工遮断器3の動作が必要なときに第1駆動回路4、第2駆動回路5、第3駆動回路6、第4駆動回路7から火工遮断器3を動作させる電力を供給する。ここで制御回路8は、第1駆動回路4、第2駆動回路5、第3駆動回路6、第4駆動回路7に対して、個別に出力電流値と出力期間とを制御することができる。
以上の構成および動作により、火工遮断器3を動作させるために複数の駆動回路である第1駆動回路4、第2駆動回路5、第3駆動回路6、第4駆動回路7が設けられ、さらに第1駆動回路4、第2駆動回路5、第3駆動回路6、第4駆動回路7は火工遮断器に対して並列に接続されていているので、仮に第1駆動回路4、第2駆動回路5、第3駆動回路6、第4駆動回路7のうちの一部が故障状態に陥っても第1駆動回路4、第2駆動回路5、第3駆動回路6、第4駆動回路7は冗長配置となっている。したがって火工遮断器3は高い確実性のもとで動作が可能となる。さらに、第1駆動回路4、第2駆動回路5、第3駆動回路6、第4駆動回路7は出力電流の値や出力電流の出力期間を個別に制御されることが可能であり、第1駆動回路4、第2駆動回路5、第3駆動回路6、第4駆動回路7のそれぞれの出力電流の値や出力電流の出力期間を異なった値として設定されることが可能である。いいかえると、第1駆動回路4、第2駆動回路5、第3駆動回路6、第4駆動回路7は状況に応じた火工遮断器3への電力供給が可能となる。この結果として遮断装置1の動作信頼性を向上させることが可能となる。
以下で遮断装置1の詳細について図1、図2の本発明の実施の形態における遮断装置の構成を示す第2回路ブロック図、図3の本発明の実施の形態における遮断装置の動作曲線図を用いて説明する。
遮断装置1は、導電路2と火工遮断器3と複数の駆動回路である第1駆動回路4、第2駆動回路5、第3駆動回路6、第4駆動回路7と制御回路8とを含む。遮断装置1は車両9の車体10に搭載され、第1駆動回路4、第2駆動回路5、第3駆動回路6、第4駆動回路7、および制御回路8が動作する電力は電源11によって供給される。
図では電源11は車体10に搭載されている実施例として示されているが、電源11は遮断装置1に含まれていてもよい。また、電源11は車両バッテリー(図示せず)から供給された電力が昇圧された状態で蓄えられたキャパシタや蓄電池である。あるいは、電源11はキャパシタや蓄電池を含んだ電源装置である。そして遮断装置1では動作の即応性が重要であることから、電源11には高い電流密度での電力供給が可能なキャパシタがもちいられることが望ましい。
また導電路2は車両推進駆動電源(図示せず)から車両推進駆動負荷(図示せず)へと電力を供給するように設けられている。そして、例えば導電路2に流れる電流値を検出可能な電流検出器12が車体10やあるいは遮断装置1に設けられ、制御回路8が電流検出器12によって過電流を検出すると、制御回路8が第1駆動回路4、第2駆動回路5、第3駆動回路6、第4駆動回路7あるいは、第1駆動回路4、第2駆動回路5、第3駆動回路6、第4駆動回路7の一部を用いて火工遮断器3を駆動させる。火工遮断器3が駆動することによって、導電路2は物理的に破壊されて不可逆的な遮断状態となる。
第1駆動回路4、第2駆動回路5、第3駆動回路6、第4駆動回路7は火工遮断器3に対し並列に接続されて設けられている。そして、第1駆動回路4、第2駆動回路5、第3駆動回路6、第4駆動回路7は、それぞれが単一の火工遮断器3を動作させるための電力供給が可能である。
制御回路8は第1駆動回路4、第2駆動回路5、第3駆動回路6、第4駆動回路7の動作を制御することが可能である。制御回路8は、先にも述べたように過電流検出時などの火工遮断器3の動作が必要なときに第1駆動回路4、第2駆動回路5、第3駆動回路6、第4駆動回路7から火工遮断器3を動作させる電力を供給する。ここで制御回路8は、第1駆動回路4、第2駆動回路5、第3駆動回路6、第4駆動回路7に対して、個別に出力電流値と出力期間とを制御することができる。
火工遮断器3は車両9の保安維持のために設けられている。このため、仮に第1駆動回路4、第2駆動回路5、第3駆動回路6、第4駆動回路7のうちの一部が故障状態に陥っても第1駆動回路4、第2駆動回路5、第3駆動回路6、第4駆動回路7は冗長配置となっている。したがって火工遮断器3は高い確実性のもとで動作が可能となる。第1駆動回路4、第2駆動回路5、第3駆動回路6、第4駆動回路7は実質的に同一の特性を有している。いいかえると、第1駆動回路4、第2駆動回路5、第3駆動回路6、第4駆動回路7は同一の電圧、同一の電流を出力することが可能な、同一の電力容量を有した火工遮断器3に対する駆動装置である。そして、遮断装置1の全てが健全な状態で、かつ、電源11が健全な場合には、第1駆動回路4、第2駆動回路5、第3駆動回路6、第4駆動回路7が実質的に同じ動作を実施したうえで、第1駆動回路4、第2駆動回路5、第3駆動回路6、第4駆動回路7からの総和として第1電流I1が火工遮断器3へ供給可能となっている。
例えば、第1駆動回路4、第2駆動回路5、第3駆動回路6、第4駆動回路7は、電力を出力する期間が実質的に一致して動作することが可能である。また例えば、第1駆動回路4、第2駆動回路5、第3駆動回路6、第4駆動回路7は、電力を出力する期間が異なっている場合であっても、第1駆動回路4、第2駆動回路5、第3駆動回路6、第4駆動回路7が重複して電力を出力する期間を有していればよい。これによって、第1駆動回路4、第2駆動回路5、第3駆動回路6、第4駆動回路7からの総和として第1電流I1が火工遮断器3へ供給可能であればよい。
ここで、第1駆動回路4、第2駆動回路5、第3駆動回路6、第4駆動回路7は出力電流の値や出力電流の出力期間を個別に制御されることが可能であり、第1駆動回路4、第2駆動回路5、第3駆動回路6、第4駆動回路7のそれぞれの出力電流の値や出力電流の出力期間を異なった値として設定されることが可能である。いいかえると、第1駆動回路4、第2駆動回路5、第3駆動回路6、第4駆動回路7は、遮断装置1の全てが健全な状態で、かつ、電源11が健全な状態という条件を満たさない場合は、状況に応じた火工遮断器3への電力供給が可能となる。この結果として遮断装置1の動作信頼性を向上させることが可能となる。
第1駆動回路4、第2駆動回路5、第3駆動回路6、第4駆動回路7はそれぞれが、出力電流、出力電圧の設定が可能な第1電源回路4A、第2電源回路5A、第3電源回路6A、第4電源回路7Aを有しているとよい。また、第1駆動回路4、第2駆動回路5、第3駆動回路6、第4駆動回路7はそれぞれが、遮断状態あるいは接続状態の切り替えが可能な第1スイッチ4B、第2スイッチ5B、第3スイッチ6B、第4スイッチ7Bを有しているとよい。そして、第1電源回路4Aと第1スイッチ4Bとは直列に接続されているとよい。同様に、第2電源回路5Aと第2スイッチ5Bと、第3電源回路6Aと第3スイッチ6Bと、第4電源回路7Aと第4スイッチ7Bとは直列に接続されているとよい。
図1では簡略化した接続図としているが厳密には図2に示すように、火工遮断器3には点火抵抗3Cが設けられている。そして、第1駆動回路4から火工遮断器3への電力供給は、定電流電源の第1電源回路4Aから供給される定電流が第1スイッチ4Bを通じて第1ノード3Aと第2ノード3Bに接続された点火抵抗3Cへ供給されることで実行される。ここで第1ノード3Aは高電位側、第2ノード3Bは低電位側として接続された状態となっている。さらに厳密には、第1スイッチ4Bには第1ノード3Aに接続された高電位スイッチ4Hおよび第2ノード3Bに接続された低電位スイッチ4Lが設けられていて、高電位スイッチ4Hと低電位スイッチ4Lとは同時に同じ動作を実行するように制御回路8によって制御される。あるいは、高電位スイッチ4Hと低電位スイッチ4Lとは異なるタイミングで接続状態もしくは開放状態となるよう制御回路8によって制御される。またここでは高電位スイッチ4Hと低電位スイッチ4Lとを高電位側と低電位側とに個々に設けた例を示しているが、高電位スイッチ4H、低電位スイッチ4Lの何れか一方のみを設けた形態であっても構わない。
同様に、定電流電源の第2電源回路5A、第3電源回路6A、第4電源回路7Aから供給される定電流が、第2スイッチ5B、第3スイッチ6B、第4スイッチ7Bを通じて第1ノード3Aと第2ノード3Bに接続された点火抵抗3Cへ供給される。そして、第2スイッチ5B、第3スイッチ6B、第4スイッチ7Bには第1ノード3Aに接続された高電位スイッチ(図示せず)と第2ノード3Bに接続された低電位スイッチ(図示せず)が設けられていて、高電位スイッチ(図示せず)と低電位スイッチ(図示せず)とは同時に同じ動作を実行するように制御回路8によって制御される。同様に高電位スイッチ(図示せず)と低電位スイッチ(図示せず)とを高電位側と低電位側とに個々に設けずに高電位スイッチ(図示せず)、低電位スイッチ(図示せず)の何れか一方のみを設けた形態であっても構わない。
ここで、火工遮断器3の動作が必要でないときとは、具体的には車両9が推進駆動していない状態の車両9の起動直後、車両9の起動後で推進駆動停止中の停車中、さらには車両9が推進駆動中(走行中)でよい。当然、車両9の起動停止の直前であってもよい。また、故障の診断や電圧の検出は、単発的な実行やあるいは所定期間ごとの定期的な実行であってもよい。
そして、制御回路8による第1駆動回路4、第2駆動回路5、第3駆動回路6、第4駆動回路7に対する故障診断は、以下のように実行するとよい。
例えば第1駆動回路4から火工遮断器3へ微弱電流などを供給したときに火工遮断器3で生じる電位差に基づいて判定を実行してよい。そして順次、第2駆動回路5、第3駆動回路6、第4駆動回路7についても同様に故障の判定を実行してよい。
また例えば、制御回路8は第1電源回路4Aを起動させて火工遮断器3が動作しない水準の微弱電流を出力可能な状態とさせ第1スイッチ4Bを開閉させた際の、火工遮断器3で生じる電位差に基づいて第1電源回路4Aと第1スイッチ4Bとを含めて第1駆動回路4に対する故障の判定を実行してもよい。そして順次、第2駆動回路5、第3駆動回路6、第4駆動回路7についても同様に故障の判定を実行してもよい。
さらに例えば、制御回路8は第1駆動回路4に第1電源回路4Aと並列接続で設けられた試験電源(図示せず)を起動させて火工遮断器3が動作しない水準の微弱電流を出力可能な状態とさせ第1スイッチ4Bを開閉させた際の、火工遮断器3で生じる電位差に基づいて第1電源回路4Aと第1スイッチ4Bとを含めて第1駆動回路4に対する故障の判定を実行してもよい。そして順次、第2駆動回路5、第3駆動回路6、第4駆動回路7についても同様に故障の判定を実行してもよい。
制御回路8による第1駆動回路4、第2駆動回路5、第3駆動回路6、第4駆動回路7に対する故障の診断を実行後、制御回路8が第1駆動回路4、第2駆動回路5、第3駆動回路6、第4駆動回路7の全ての駆動回路および電源11の電圧に異常や故障が無いと判定したときには、制御回路8は以下の制御や操作を実行あるいは実行を準備する。
制御回路8は、火工遮断器3へ第1電流I1を供給可能な状態に第1駆動回路4、第2駆動回路5、第3駆動回路6、第4駆動回路7を制御する。第1駆動回路4、第2駆動回路5、第3駆動回路6、第4駆動回路7はそれぞれ第1電流I1の4分の1が出力可能な状態に制御回路8によって制御されるとよい。より具体的には、制御回路8は第1電源回路4A、第2電源回路5A、第3電源回路6A、第4電源回路7Aにそれぞれ第1電流I1の4分の1が出力可能な状態に制御し、同時に第1スイッチ4B、第2スイッチ5B、第3スイッチ6B、第4スイッチ7Bを接続可能状態に制御するとよい。
そして、火工遮断器3の動作が必要なときに火工遮断器3へ第1電流値I1で第1期間T1にわたって電力が供給される。そして点火抵抗3Cによって火工遮断器3が局部的な爆破動作などを伴って駆動し、導電路2は物理的な破壊により不可逆的な遮断状態となる。
いいかえると、制御回路8は図3における0の時点で電流検出器12が所定の電流を超越した過電流状態を検出したときや車両9の事故情報を検出したときに第1スイッチ4B、第2スイッチ5B、第3スイッチ6B、第4スイッチ7Bを接続状態として、制御回路8は第1電源回路4A、第2電源回路5A、第3電源回路6A、第4電源回路7Aにそれぞれ第1電流I1の4分の1を出力させ、第1期間T1にわたって火工遮断器3へ第1電流値I1を供給する。ここで、第1期間T1は、第1スイッチ4B、第2スイッチ5B、第3スイッチ6B、第4スイッチ7Bが接続状態となっている期間として設定しても、あるいは、第1電源回路4A、第2電源回路5A、第3電源回路6A、第4電源回路7Aが第1電流I1を供給可能な動作を実行する期間として設定してもよい。
これにより、遮断装置1は第1駆動回路4、第2駆動回路5、第3駆動回路6、第4駆動回路7は、制御回路8によって全ての駆動回路に異常や故障が無いと判定されているときに火工遮断器3の動作が必要となった場合には均等な出力電流を負担し、火工遮断器3へ第1電流I1を第1期間T1にわたって供給する。いいかえると、第1駆動回路4、第2駆動回路5、第3駆動回路6、第4駆動回路7は電流の出力が必要となった際に、安定した冗長の実行が可能となり、遮断装置1の動作信頼性を向上させることが可能となる。
第1スイッチ4B、第2スイッチ5B、第3スイッチ6B、第4スイッチ7Bはリレーなどの機械スイッチであっても、電界効果型トランジスタ(以下FET)などの半導体スイッチであってもよい。また、先にも述べたように第1電源回路4A、第2電源回路5A、第3電源回路6A、第4電源回路7Aには主に定電流電源が用いられるとよい。
第1駆動回路4、第2駆動回路5、第3駆動回路6、第4駆動回路7はそれぞれが、出力電流、出力電圧の設定が可能な第1電源回路4A、第2電源回路5A、第3電源回路6A、第4電源回路7Aを有しているとよい。また、第1駆動回路4、第2駆動回路5、第3駆動回路6、第4駆動回路7はそれぞれが、遮断状態あるいは接続状態の切り替えが可能な第1スイッチ4B、第2スイッチ5B、第3スイッチ6B、第4スイッチ7Bを有しているとよい。またさらに、第1駆動回路4、第2駆動回路5、第3駆動回路6、第4駆動回路7はそれぞれが、第1電源回路4A、第2電源回路5A、第3電源回路6A、第4電源回路7Aから火工遮断器3への電力供給する経路である、第1供給路4D、第2供給路5D、第3供給路6D、第4供給路7Dを有しているとよい。そして、第1電源回路4Aと第1スイッチ4Bとは直列に接続されているとよい。同様に、第2電源回路5Aと第2スイッチ5Bと、第3電源回路6Aと第3スイッチ6Bと、第4電源回路7Aと第4スイッチ7Bとは直列に接続されているとよい。
図1では簡略化した接続図としているが厳密には図2に示すように、火工遮断器3には点火抵抗3Cが設けられている。そして、第1駆動回路4から火工遮断器3への電力供給は、定電流電源の第1電源回路4Aから供給される定電流が第1スイッチ4Bを通じて第1ノード3Aと第2ノード3Bに接続された点火抵抗3Cへ供給されることで実行される。ここで第1ノード3Aは高電位側、第2ノード3Bは低電位側として接続された状態となっている。さらに厳密には、第1スイッチ4Bには第1ノード3Aに接続された高電位スイッチ4Hおよび第2ノード3Bに接続された低電位スイッチ4Lが設けられていて、高電位スイッチ4Hと低電位スイッチ4Lとは同時に同じ動作を実行するように制御回路8によって制御される。あるいは、高電位スイッチ4Hと低電位スイッチ4Lとは異なるタイミングで接続状態もしくは開放状態となるよう制御回路8によって制御される。またここでは高電位スイッチ4Hと低電位スイッチ4Lとを高電位側と低電位側とに個々に設けた例を示しているが、高電位スイッチ4H、低電位スイッチ4Lの何れか一方のみを設けた形態であっても構わない。
同様に、定電流電源の第2電源回路5A、第3電源回路6A、第4電源回路7Aから供給される定電流が、第2スイッチ5B、第3スイッチ6B、第4スイッチ7Bを通じて第1ノード3Aと第2ノード3Bに接続された点火抵抗3Cへ供給される。そして、第2スイッチ5B、第3スイッチ6B、第4スイッチ7Bには第1ノード3Aに接続された高電位スイッチ(図示せず)と第2ノード3Bに接続された低電位スイッチ(図示せず)が設けられていて、高電位スイッチ(図示せず)と低電位スイッチ(図示せず)とは同時に同じ動作を実行するように制御回路8によって制御される。同様に高電位スイッチ(図示せず)と低電位スイッチ(図示せず)とを高電位側と低電位側とに個々に設けずに高電位スイッチ(図示せず)、低電位スイッチ(図示せず)の何れか一方のみを設けた形態であっても構わない。
また、第1駆動回路4、第2駆動回路5、第3駆動回路6、第4駆動回路7はそれぞれが、電源11から、第1駆動回路4、第2駆動回路5、第3駆動回路6、第4駆動回路7動作に必要な電力供給を受けるための第1電源端子4C、第2電源端子5C、第3電源端子6C、第4電源端子7Cを有するとよい。
制御回路8は火工遮断器3の動作が必要でないときに、第1駆動回路4、第2駆動回路5、第3駆動回路6、第4駆動回路7の第1電源回路4A、第2電源回路5A、第3電源回路6A、第4電源回路7Aと第1スイッチ4B、第2スイッチ5B、第3スイッチ6B、第4スイッチ7Bについての正常あるいは故障の診断と、第1電源端子4C、第2電源端子5C、第3電源端子6C、第4電源端子7Cに供給される電圧検出と、の実行が可能となっている。
ここで、火工遮断器3の動作が必要でないときとは、具体的には車両9が推進駆動していない状態の車両9の起動直後、車両9の起動後で推進駆動停止中の停車中、さらには車両9が推進駆動中(走行中)でよい。当然、車両9の起動停止の直前であってもよい。また、故障の診断や電圧の検出は、単発的な実行やあるいは所定期間ごとの定期的な実行であってもよい。
そして、制御回路8による第1駆動回路4、第2駆動回路5、第3駆動回路6、第4駆動回路7に対する故障診断は、以下のように実行するとよい。
例えば第1駆動回路4から火工遮断器3へ微弱電流などを供給したときに火工遮断器3で生じる電位差に基づいて判定を実行してよい。そして順次、第2駆動回路5、第3駆動回路6、第4駆動回路7についても同様に故障の判定を実行してよい。
例えば、制御回路8は第1電源回路4Aを起動させて火工遮断器3が動作しない水準の微弱電流を出力可能な状態とさせ第1スイッチ4Bを開閉させた際の、火工遮断器3で生じる電位差に基づいて、第1電源回路4Aに対する故障判定、あるいは第1スイッチ4Bに対する故障判定、あるいは第1電源回路4Aと第1スイッチ4Bとを含めて第1駆動回路4に対する故障の判定、さらには第1電源回路4Aと第1スイッチ4Bと第1供給路4Dを含めて第1駆動回路4に対する故障の判定を実行してもよい。そして順次、第2駆動回路5、第3駆動回路6、第4駆動回路7についても同様に故障の判定を実行してもよい。
さらに例えば、制御回路8は第1駆動回路4に第1電源回路4Aと並列接続で設けられた試験電源(図示せず)を起動させて火工遮断器3が動作しない水準の微弱電流を出力可能な状態とさせ第1スイッチ4Bを開閉させた際の、火工遮断器3で生じる電位差に基づいて第1電源回路4Aと第1スイッチ4Bとを含めて第1駆動回路4に対する故障の判定を実行してもよい。そして順次、第2駆動回路5、第3駆動回路6、第4駆動回路7についても同様に故障の判定を実行してもよい。
また、制御回路8は、第1電源端子4C、第2電源端子5C、第3電源端子6C、第4電源端子7Cに供給される電圧の検出と、検出された電圧が正常値であるか否かの判定を実行する。いいかえると制御回路8は電源11が正常な電圧を出力しているか否かの判定を実行する。例えば、制御回路8は第1電圧V1を予め設定された値として記憶し、第1電源端子4C、第2電源端子5C、第3電源端子6C、第4電源端子7Cの電圧が第1電圧V1よりも高い場合には電源11が正常な状態であると判定すればよい。第1電源端子4C、第2電源端子5C、第3電源端子6C、第4電源端子7Cに供給される電圧の検出は、第1電源端子4C、第2電源端子5C、第3電源端子6C、第4電源端子7Cにおいて検出が実行されるとよい。あるいは、第1電源端子4C、第2電源端子5C、第3電源端子6C、第4電源端子7Cに供給される電圧の検出は、電源11の電源端子11Aにおいて検出が実行されるとよい。
ここで、第1駆動回路4、第2駆動回路5、第3駆動回路6、第4駆動回路7に対する判定と、第1電源端子4C、第2電源端子5C、第3電源端子6C、第4電源端子7Cの電圧に対する判定とは、何れかが先に実行されても、同時に実行されてもよい。
制御回路8による第1駆動回路4、第2駆動回路5、第3駆動回路6、第4駆動回路7に対する故障の診断を実行後、および、第1電源端子4C、第2電源端子5C、第3電源端子6C、第4電源端子7Cの電圧に対する判定の実行後、制御回路8が第1駆動回路4、第2駆動回路5、第3駆動回路6、第4駆動回路7の全ての駆動回路および電源11の電圧に異常や故障が無いと判定したときには、制御回路8は以下の制御や操作を実行あるいは実行を準備する。
制御回路8は、火工遮断器3へ第1電流I1を供給可能な状態に第1駆動回路4、第2駆動回路5、第3駆動回路6、第4駆動回路7を制御する。第1駆動回路4、第2駆動回路5、第3駆動回路6、第4駆動回路7はそれぞれ第1電流I1の4分の1が出力可能な状態に制御回路8によって制御されるとよい。より具体的には、制御回路8は第1電源回路4A、第2電源回路5A、第3電源回路6A、第4電源回路7Aにそれぞれ第1電流I1の4分の1が出力可能な状態に制御し、同時に第1スイッチ4B、第2スイッチ5B、第3スイッチ6B、第4スイッチ7Bを接続可能状態に制御するとよい。
そして、火工遮断器3の動作が必要なときに火工遮断器3へ第1電流値I1で第1期間T1にわたって電力が供給される。そして点火抵抗3Cによって火工遮断器3が局部的な爆破動作などを伴って駆動し、導電路2は物理的な破壊により不可逆的な遮断状態となる。
いいかえると、制御回路8は図3における0の時点で電流検出器12が所定の電流を超越した過電流状態を検出したときや車両9の事故情報を検出したときに第1スイッチ4B、第2スイッチ5B、第3スイッチ6B、第4スイッチ7Bを接続状態として、制御回路8は第1電源回路4A、第2電源回路5A、第3電源回路6A、第4電源回路7Aにそれぞれ第1電流I1の4分の1を出力させ、第1期間T1にわたって火工遮断器3へ第1電流値I1を供給する。ここで、第1期間T1は、第1スイッチ4B、第2スイッチ5B、第3スイッチ6B、第4スイッチ7Bが接続状態となっている期間として設定しても、あるいは、第1電源回路4A、第2電源回路5A、第3電源回路6A、第4電源回路7Aが第1電流I1を供給可能な動作を実行する期間として設定してもよい。
これにより、遮断装置1は第1駆動回路4、第2駆動回路5、第3駆動回路6、第4駆動回路7は、制御回路8によって全ての駆動回路に異常や故障が無いと判定されているときに火工遮断器3の動作が必要となった場合には均等な出力電流を負担し、火工遮断器3へ第1電流I1を第1期間T1にわたって供給する。いいかえると、第1駆動回路4、第2駆動回路5、第3駆動回路6、第4駆動回路7は電流の出力が必要となった際に、安定した冗長の実行が可能となり、遮断装置1の動作信頼性を向上させることが可能となる。
第1スイッチ4B、第2スイッチ5B、第3スイッチ6B、第4スイッチ7Bはリレーなどの機械スイッチであっても、電界効果型トランジスタ(以下FET)などの半導体スイッチであってもよい。また、先にも述べたように第1電源回路4A、第2電源回路5A、第3電源回路6A、第4電源回路7Aには主に定電流電源が用いられるとよい。
ここで、第2駆動回路群15Yが第1駆動回路4、第2駆動回路5、第3駆動回路6、第4駆動回路7とは火工遮断器3に対して並列接続で設けられていてよい。そして第2駆動回路群15Yには故障の診断を実行しない。ここで第2駆動回路群15Yには駆動回路(図示せず)あるいは複数の並列接続の駆動回路(図示せず)が設けられている。
これはいいかえると、火工遮断器3に並列に接続された複数の駆動回路のすべてに対して必ずしも故障診断を実施しなくてもよい構成としている。これにより、駆動回路全体のうちの動作が必要な一部の駆動回路のみについて故障診断を実行することによって遮断装置1の動作信頼性を向上させることが可能となる。
また、先に述べた第1駆動回路群15Xおよび第2駆動回路群15Yには、任意の複数の駆動回路が割り当てられてよい。図1では第1駆動回路群15Xに第1駆動回路4、第2駆動回路5、第3駆動回路6、第4駆動回路7が割り当てられた形態を実施例として示している。しかしながら、第1駆動回路群15Xに割り当てられた4つの駆動回路に限ったものではない。例えば、故障診断後に正常と判定された複数の駆動回路が、あるいは故障診断後に正常と判定された複数の駆動回路の一部が、第1駆動回路群15Xに割り当てられてよい。
ここで制御回路8による第1駆動回路4、第2駆動回路5、第3駆動回路6、第4駆動回路7に対する故障診断において故障状態である駆動回路が検出された場合、制御回路8は以下の動作を実行する。例えば、第1駆動回路4が故障状態であると制御回路8が診断、判定すると、制御回路8は第1駆動回路4を故障駆動回路とし、第1スイッチ4Bを遮断状態あるいは第1電源回路4Aを動作させず電流出力させない状態に制御する。そして、制御回路8は、正常な第2駆動回路5、第3駆動回路6、第4駆動回路7を正常駆動回路とし、動作可能とさせることで火工遮断器3が動作可能なように制御するとよい。あるいは、正常な第2駆動回路5、第3駆動回路6、第4駆動回路7のうち何れかを動作可能とさせることで火工遮断器3が動作可能なように制御するとよい。
ここで例えば、制御回路8は、火工遮断器3へ第2電流I2を供給可能な状態に第2駆動回路5、第3駆動回路6、第4駆動回路7を制御する。第2駆動回路5、第3駆動回路6、第4駆動回路7はそれぞれ第2電流I2の3分の1が出力可能な状態に制御回路8によって制御されるとよい。より具体的には、制御回路8は第2電源回路5A、第3電源回路6A、第4電源回路7Aにそれぞれ第2電流I2の3分の1が出力可能な状態に制御し、同時に第2スイッチ5B、第3スイッチ6B、第4スイッチ7Bを接続可能状態に制御するとよい。
そして、火工遮断器3の動作が必要なときに火工遮断器3へ第2電流値I2で第2期間T2にわたって電力が供給される。いいかえると、制御回路8は図3における0の時点で電流検出器12が所定の電流を超越した過電流状態を検出したときや車両9の事故情報を検出したときに第2スイッチ5B、第3スイッチ6B、第4スイッチ7Bを接続状態として、制御回路8は第2電源回路5A、第3電源回路6A、第4電源回路7Aにそれぞれ第2電流I2の3分の1を出力させ、第2期間T2にわたって火工遮断器3へ第1電流I1を供給する。ここで、第2期間T2は、第2スイッチ5B、第3スイッチ6B、第4スイッチ7Bが接続状態となっている期間として設定しても、あるいは、第2電源回路5A、第3電源回路6A、第4電源回路7Aが第2電流I2を供給可能な動作を実行する期間として設定してもよい。
ここでは、図3に示すように、第2電流I2は第1電流I1よりも小さな電流値であり、第2期間T2は第1期間T1よりも長い期間とすることが望ましい。先に述べた第1電流I1を供給する際に、第1電源回路4A、第2電源回路5A、第3電源回路6A、第4電源回路7Aにそれぞれ第1電流I1の4分の1を出力する。このときの第1電流I1の4分の1の値は概ね第1電源回路4A、第2電源回路5A、第3電源回路6A、第4電源回路7Aの個々の出力可能電流の上限あるいは上限に近い値であることが望ましい。そして、第2駆動回路5、第3駆動回路6、第4駆動回路7はそれぞれが出力する第2電流I2の3分の1値もまた概ね第2電源回路5A、第3電源回路6A、第4電源回路7Aの個々の出力可能電流に近い値である。そして、第2電流I2は第1電流I1よりも小さな概ねI1に4分の3を乗じた電流値であることを補うために、火工遮断器3へは第1期間T1よりも長い第2期間T2にわたって電力が供給される。そして火工遮断器3の動作は確実に実行される。
これにより、遮断装置1は、第2駆動回路5、第3駆動回路6、第4駆動回路7が、制御回路8によって第1駆動回路4に異常や故障があると判定されているときに火工遮断器3の動作が必要となった場合には正常な動作が可能な第2駆動回路5、第3駆動回路6、第4駆動回路7で均等な出力電流を負担し、火工遮断器3へ第2電流I2を第2期間T2にわたって供給する。いいかえると、第2駆動回路5、第3駆動回路6、第4駆動回路7は電流の出力が必要となった際に、動作可能な駆動回路を動作させることで安定した冗長の実行が可能となり、遮断装置1の動作信頼性を向上させることが可能となる。
以上とは別に、制御回路8による第1電源端子4C、第2電源端子5C、第3電源端子6C、第4電源端子7Cの電圧に対する判定の実行後、電源11の電圧の異常が検出された場合、制御回路8は以下の動作を実行する。例えば、例えば、制御回路8は第1電圧V1を予め設定された値として記憶し、第1電源端子4C、第2電源端子5C、第3電源端子6C、第4電源端子7Cに供給される電圧が第1電圧V1よりも低い場合には電源11が異常な状態であると判定し、制御回路8は第1駆動回路4、第2駆動回路5、第3駆動回路6、第4駆動回路7の全てを動作させるものの、以下の制御を実行する。
制御回路8は、火工遮断器3へ第3電流I3を供給可能な状態に第1駆動回路4、第2駆動回路5、第3駆動回路6、第4駆動回路7を制御する。第1駆動回路4、第2駆動回路5、第3駆動回路6、第4駆動回路7はそれぞれ第3電流I3の4分の1が出力可能な状態に制御回路8によって制御されるとよい。より具体的には、制御回路8は第1電源回路4A、第2電源回路5A、第3電源回路6A、第4電源回路7Aにそれぞれ第3電流I3の4分の1が出力可能な状態に制御し、同時に第1スイッチ4B、第2スイッチ5B、第3スイッチ6B、第4スイッチ7Bを接続可能状態に制御するとよい。
そして、火工遮断器3の動作が必要なときに火工遮断器3へ第3電流値I3で第3期間T3にわたって電力が供給される。いいかえると、制御回路8は図3における0の時点で電流検出器12が所定の電流を超越した過電流状態を検出したときや車両9の事故情報を検出したときに第1スイッチ4B、第2スイッチ5B、第3スイッチ6B、第4スイッチ7Bを接続状態として、制御回路8は第1電源回路4A、第2電源回路5A、第3電源回路6A、第4電源回路7Aにそれぞれ第3電流I3の4分の1を出力させ、第3期間T3にわたって火工遮断器3へ第3電流I3を供給する。ここで、第3期間T3は、第1スイッチ4B、第2スイッチ5B、第3スイッチ6B、第4スイッチ7Bが接続状態となっている期間として設定しても、あるいは、第2電源回路5A、第1電源回路4A、第3電源回路6A、第4電源回路7Aが第3電流I3を供給可能な動作を実行する期間として設定してもよい。
ここでは、図3に示すように、第3電流I3は第1電流I1よりも小さな電流値であり、第3期間T3は第1期間T1よりも長い期間とすることが望ましい。電源11の電圧が異常な状態であり、第1電流I1を供給するための電力が不足しているおそれがあるため、出力する電力を抑制するために第3電流I3は第1電流I1よりも小さな電流値に抑制される。先に述べた第1電流I1を供給する際に、第1電源回路4A、第2電源回路5A、第3電源回路6A、第4電源回路7Aにそれぞれ第1電流I1の4分の1を出力する。このときの第1電流I1の4分の1の値は概ね第1電源回路4A、第2電源回路5A、第3電源回路6A、第4電源回路7Aの個々の出力可能電流の上限あるいは上限に近い値である。
これに対して第3電流I3を供給するために、第1駆動回路4、第2駆動回路5、第3駆動回路6、第4駆動回路7それぞれが出力する第3電流I3の4分の1の値は第1電流I1の4分の1の値よりも低い。そして、第3電流I3の4分の1の値は概ね第1電源回路4A、第2電源回路5A、第3電源回路6A、第4電源回路7Aの個々の出力可能電流の上限や上限に近い値よりも低い値である。例えば第3電流I3の4分の1の値は、第1電源回路4A、第2電源回路5A、第3電源回路6A、第4電源回路7Aの個々が出力可能電流な上限に対して1.0以下の所定の係数を乗じることなどで設定した低い値である。上記のように、第1電流I1を火工遮断器3へ供給する際と第3電流I3を火工遮断器3へ供給する際とでは、第1電源回路4A、第2電源回路5A、第3電源回路6A、第4電源回路7Aの個々の出力電流は異なる値として制御回路8によって制御される。
そして、第3電流I3は第1電流I1よりも小さな電流値であることを補うために、火工遮断器3へは第1期間T1よりも長い第3期間T3にわたって電力が供給される。そして火工遮断器3の動作は確実に実行される。
これにより、遮断装置1は、第1駆動回路4、第2駆動回路5、第3駆動回路6、第4駆動回路7が、制御回路8によって電源11の電圧に異常があると判定されているときに火工遮断器3の動作が必要となった場合には第1駆動回路4、第2駆動回路5、第3駆動回路6、第4駆動回路7で均等な出力電流を負担し、火工遮断器3へ第3電流I3を第3期間T3にわたって供給する。いいかえると、第1駆動回路4、第2駆動回路5、第3駆動回路6、第4駆動回路7は電流の出力が必要となった際に、電源11の電圧が低い場合であっても通常よりも小さな電力で全ての駆動回路を動作させることで安定した冗長の実行が可能となり、遮断装置1の動作信頼性を向上させることが可能となる。
ここで、先に説明した第2電流値I2で第2期間T2と第3電流値I3で第3期間T3との関係としては、第3電流値I3は第2電流値I2よりも大きい電流値としても、あるいは、第3電流値I3は第2電流値I2よりも小さい電流値としてもよく、さらには、第3期間T3は第2期間T2よりも短く設定しても、第3期間T3は第2期間T2よりも長く設定してもよい。
先に述べたように駆動回路の一部が故障した際に火工遮断器3に供給される第2流第I2、および電源11が電圧不足の際に火工遮断器3に供給される第3流第I3は共に第1電流I1よりも小さな値であるが、第2流第I2は駆動回路の故障数によって値は異なり、第3流第I3は電源11の電圧の低下の度合いによって値は異なる。よって、第2流第I2の値と第3流第I3の値とは恒常的な大小関係を維持するものではない。そして、第2流第I2の値あるいは第3流第I3の値が小さくなるに伴って、第2期間T2の値あるいは第3期間T3の値は大きくなる。いいかえると、例えば電流の2乗値と期間との積によって得られるエネルギー値のように、火工遮断器3に供給される電流の積算値が維持されるように制御回路8は第1駆動回路4、第2駆動回路5、第3駆動回路6、第4駆動回路7の動作に対しての制御を行う。
また、第1電源端子4C、第2電源端子5C、第3電源端子6C、第4電源端子7Cに供給される電圧に応じて電源11が異常な状態であると制御回路8が判定するが、判定の際の基準となる第1電圧V1は第1スイッチ4B、第2スイッチ5B、第3スイッチ6B、第4スイッチ7Bおよび第1駆動回路4、第2駆動回路5、第3駆動回路6、第4駆動回路7が動作可能な電圧値以上とすればよい。また、第1駆動回路4、第2駆動回路5、第3駆動回路6、第4駆動回路7が動作可能な電圧は、特に電力変換動作などが伴う場合には、第1スイッチ4B、第2スイッチ5B、第3スイッチ6B、第4スイッチ7Bが動作可能な電圧よりも高い。そのため、判定の際の基準となる第1電圧V1は第1駆動回路4、第2駆動回路5、第3駆動回路6、第4駆動回路7が動作可能な電圧値以上とすればよい。
ここでさらに、導電路2に流れる負荷電流を検出可能な電流検出器12が設けられたうえで、火工遮断器3を動作させるためのトリガーを発信させるための機能として用いてもよい。
先に述べたように、火工遮断器3は、過電流の検出や車両9での衝突検出などの異常事態に対応して制御回路8からの指示により各駆動回路から供給される電力に応じて遮断動作を実行する。ここでは例えば、導電路2に流れる負荷電流が過電流閾値を超越して流れたと制御回路8が判定すると、制御回路8は火工遮断器3の動作が必要であると判定し、火工遮断器3は遮断動作を実行するとよい。
これにより、遮断装置1の動作信頼性を向上させることが可能となる。上記の過電流通電が判定されたときに制御回路8が遮断動作に関する実行を指示する。
また、制御回路8による第1駆動回路4、第2駆動回路5、第3駆動回路6、第4駆動回路7に対する故障診断において故障状態である駆動回路が検出された場合、制御回路8は以下の動作を実行してもよい。第1駆動回路4が故障状態であると制御回路8が診断、判定すると、制御回路8は第1スイッチ4Bを遮断状態あるいは第1電源回路4Aを動作させず電流出力させない状態に制御する。そして制御回路8は、火工遮断器3へ第2駆動回路5、第3駆動回路6、第4駆動回路7がそれぞれ第1電流I1の4分の1を出力可能な状態に制御回路8によって制御されるとよい。
ここで第1電流I1 は左記にも述べたように、全ての駆動回路が正常に出力可能であったときに火工遮断器3を動作させるために供給する電流である。そのとき、駆動回路は例のように第1駆動回路4、第2駆動回路5、第3駆動回路6、第4駆動回路7から構成されているので、個々の駆動回路は第1電流I1の4分の1を出力可能な状態に制御回路8によって制御されている。
そして、火工遮断器3の動作が必要な時に火工遮断器3へ第1電流値を供給していた時と同じ値の第1電流I1の4分の1の電流を動作可能な個々の駆動回路である第2駆動回路5、第3駆動回路6、第4駆動回路7が前記第1期間よりも長い第4期間T4にわたって供給されるとよい。これにより、遮断装置1は動作可能な駆動回路を動作させることで安定した動作信頼性を確保することが可能である。
あるいは、火工遮断器3の動作が必要な時に火工遮断器3へ第1電流値を供給していた第1電流I1の4分の1の値よりも大きな値の第4電流I4を動作可能な個々の駆動回路である第2駆動回路5、第3駆動回路6、第4駆動回路7が前記第1期間にわたって供給されるとよい。これにより、遮断装置1は動作可能な駆動回路を動作させることで安定した動作信頼性を確保することが可能である。
さらに、火工遮断器3の動作が必要な時に火工遮断器3へ第1電流値を供給していた第1電流I1の4分の1の値よりも大きな値の第4電流I4を動作可能な個々の駆動回路である第2駆動回路5、第3駆動回路6、第4駆動回路7が前記第1期間よりも長い期間の第5期間T5にわたって供給されるとよい。これにより、遮断装置1は動作可能な駆動回路を動作させることで安定した動作信頼性を確保することが可能である。
ここでさらに、導電路2に流れる負荷電流を検出可能な電流検出器12と、導電路2もしくは導電路2に接続された継電器13の温度を検出可能な温度検出器14とが設けられたうえで、火工遮断器3を動作させるためのトリガーを発信させるための機能として用いてもよい。
先に述べたように、火工遮断器3は、過電流の検出や車両9での衝突検出などの異常事態に対応して制御回路8からの指示により各駆動回路から供給される電力に応じて遮断動作を実行する。ここでは例えば、導電路2あるいは導電路2に接続された継電器13の温度情報が温度検出器14から制御回路8へ発信される。そして導電路2に流れる負荷電流が過電流閾値を超越して流れた場合あるいは、導電路2に流れる負荷電流や継電器13への過電流通電あるいは動作不良に伴う継電器13における温度上昇が閾値を超えて以上温度値となったことを制御回路8が判定すると、制御回路8は火工遮断器3の動作が必要であると判定し、火工遮断器3は遮断動作を実行するとよい。
また、導電路2に流れる負荷電流が過電流閾値を超越して流れた場合、かつ、導電路2に流れる負荷電流や継電器13への過電流通電あるいは動作不良に伴う継電器13における温度上昇が閾値を超えて以上温度値となったことを制御回路8が判定すると、制御回路8は火工遮断器3の動作が必要であると判定し、火工遮断器3は遮断動作を実行するとよい。これにより、遮断装置1の動作信頼性を向上させることが可能となる。
上記の過電流通電の判定と温度上昇の判定とについては、何れか一方が判定されたときに制御回路8が遮断動作に関する実行を指示する。あるいは、上記の過電流通電の判定と温度上昇の判定とについては、双方が判定されたときに制御回路8が遮断動作に関する実行を指示する。
またあるいは、遮断動作を実行しない条件として、車両9の起動時に発生するノイズによって制御回路8が過電流を判定した場合などが設定されてよい。
以上で説明した実施の形態では、複数の駆動回路として第1駆動回路4、第2駆動回路5、第3駆動回路6、第4駆動回路7の4つの駆動回路を並列した状態で火工遮断器3へ電力を供給することが可能とした一例を示した。しかしながら、複数の駆動回路は二つ以上の駆動回路が並列した配置であればよく、本発明は4つの駆動回路を並列した状態に限られることはない。
また、以上の説明では制御回路8は判定に関する演算や制御に関する命令や実行を全て行う要素として説明している。厳密には制御回路8は、第1駆動回路4、第2駆動回路5、第3駆動回路6、第4駆動回路7を動作させるための点火信号出力部8Aや第1駆動回路4、第2駆動回路5、第3駆動回路6、第4駆動回路7に対する故障診断を実行する故障診断部8Bなどを有していてよい。また、制御回路8は記憶装置(図示せず)をさらに有していてもよく、制御回路8は単一の素子に限らずに機能ごとに分散して配置されていてもよい。
本発明の遮断装置は、動作信頼性を向上させることができるという効果を有し、各種車両用電気機器において有用である。
1 遮断装置
2 導電路
3 火工遮断器
3A 第1ノード
3B 第2ノード
3C 点火抵抗
4 第1駆動回路
4A 第1電源回路
4B 第1スイッチ
4C 第1電源端子
4D 第1供給路
4H 高電位スイッチ
4L 低電位スイッチ
5 第2駆動回路
5A 第2電源回路
5B 第2スイッチ
5C 第2電源端子
5D 第2供給路
6 第3駆動回路
6A 第3電源回路
6B 第3スイッチ
6C 第3電源端子
6D 第3供給路
7 第4駆動回路
7A 第4電源回路
7B 第4スイッチ
7C 第4電源端子
7D 第4供給路
8 制御回路
8A 点火信号出力部
8B 故障診断部
9 車両
10 車体
11 電源
12 電流検出器
13 継電器
14 温度検出器
15X 第1駆動回路群
15Y 第2駆動回路群

Claims (13)

  1. 導電路と、
    前記導電路を不可逆的に遮断状態とすることが可能な火工遮断器と、
    前記火工遮断器を動作させるための電力供給が可能であって、前記火工遮断器に対して並列に接続された複数の駆動回路を有する第1駆動回路群と、
    前記複数の駆動回路の動作を制御することが可能な制御回路と、
    を備え、
    前記制御回路は、前記火工遮断器の動作が必要なときに前記複数の駆動回路に対して個別に出力電流値と出力期間とを制御して、前記第1駆動回路群から前記火工遮断器が動作するための電力を供給させる、
    遮断装置。
  2. 前記制御回路は、
    前記火工遮断器の動作が必要でないときに、前記複数の駆動回路についての正常あるいは故障の診断の実行が可能であり、
    前記第1駆動回路群における前記複数の駆動回路の全てが正常であると診断した場合には、
    そのあと、前記火工遮断器の動作が必要なときに前記火工遮断器へ第1電流値で第1期間にわたって電力が供給される、
    請求項1に記載の遮断装置。
  3. 前記複数の駆動回路のそれぞれは、
    前記複数の駆動回路が動作に必要な電力供給を受けることが可能な電源端子を有し、前記火工遮断器へ電力を供給あるいは非供給の切り替えの実行が可能であり、
    前記制御回路は、
    前記火工遮断器の動作が必要でないときに、前記複数の駆動回路についての正常あるいは故障の診断と、前記電源端子に供給される電圧の検出と、の実行が可能であり、
    前記第1駆動回路群における前記複数の駆動回路の全てが正常であると診断し、かつ、前記電源端子に供給される電圧が第1電圧値以上であることを検出した場合には、
    そのあと、前記火工遮断器の動作が必要なときに前記火工遮断器へ第1電流値で第1期間にわたって電力が供給される、
    請求項1に記載の遮断装置。
  4. 前記複数の駆動回路のそれぞれは、
    前記複数の駆動回路が動作に必要な電力供給を受けることが可能な電源端子を有する電源回路と、供給路と、前記火工遮断器へ電力を供給あるいは非供給の切り替えを実行可能なスイッチを有し、
    前記制御回路は、
    前記火工遮断器の動作が必要でないときに、前記複数の駆動回路における前記電源回路と前記供給路と前記スイッチとについての正常あるいは故障の診断と、前記電源端子に供給される電圧の検出と、の実行が可能であり、
    前記第1駆動回路群における前記複数の駆動回路における前記電源回路と前記供給路と前記スイッチの全てが正常であると診断し、かつ、前記電源端子に供給される電圧が第1電圧値以上であることを検出した場合には、
    そのあと、前記火工遮断器の動作が必要なときに前記火工遮断器へ第1電流値で第1期間にわたって電力が供給される、
    請求項1に記載の遮断装置。
  5. 前記火工遮断器に対して前記複数の駆動回路と並列に接続された第2駆動回路群を、
    さらに備え、
    前記第2駆動回路群には故障の診断を実行しない、
    請求項3に記載の遮断装置。
  6. 前記第1駆動回路群において故障と診断された故障駆動回路があった場合には、
    前記故障駆動回路からは前記火工遮断器の動作が必要なときに電力を非出力とさせ、前記複数の駆動回路のうち正常と診断された正常駆動回路からは前記火工遮断器の動作が必要なときに、前記火工遮断器へ電力が供給される、
    請求項3に記載の遮断装置。
  7. 前記制御回路は、
    前記第1駆動回路群において故障と診断された故障駆動回路があった場合には、
    前記故障駆動回路からは前記火工遮断器の動作が必要なときに電力を非出力とさせ、前記複数の駆動回路のうち正常と診断された正常駆動回路からは前記火工遮断器の動作が必要なときに、前記火工遮断器へ前記第1電流値よりも小さな第2電流値で前記第1期間よりも長い第2期間にわたって電力が供給される、
    請求項3に記載の遮断装置。
  8. 前記制御回路は、
    前記電源端子に供給される電圧が第1電圧値よりも小さな値であることを検出した場合には、
    前記火工遮断器の動作が必要なときに、前記火工遮断器へ前記第1電流値よりも小さな第3電流値で前記第1期間よりも長い第3期間にわたって電力が供給される、
    請求項3に記載の遮断装置。
  9. 前記導電路に流れる負荷電流を検出可能な電流検出器をさらに備え、
    前記電流検出器は前記制御回路に接続されていて、
    前記負荷電流もしくは前記温度の何れかが閾値よりも上昇したとき、前記制御回路は前記火工遮断器の動作が必要なときであると判定する、
    請求項1に記載の遮断装置。
  10. 前記導電路に流れる負荷電流を検出可能な電流検出器と、
    前記導電路の温度もしくは前記導電路に接続されたスイッチの温度を検出可能な温度検出器と、
    をさらに備え、
    前記電流検出器と前記温度検出器とは、ともに前記制御回路に接続されていて、
    前記負荷電流もしくは前記温度の何れかが閾値よりも上昇したとき、前記制御回路は前記火工遮断器の動作が必要なときであると判定する、
    請求項1に記載の遮断装置。
  11. 前記導電路に流れる負荷電流を検出可能な電流検出器と、
    前記導電路の温度もしくは前記導電路に接続されたスイッチの温度を検出可能な温度検出器と、
    をさらに備え、
    前記電流検出器と前記温度検出器とは、ともに前記制御回路に接続されていて、
    前記負荷電流および前記温度の双方が閾値よりも上昇したとき、前記制御回路は前記火工遮断器の動作が必要なときであると判定する、
    請求項1に記載の遮断装置。
  12. 前記制御回路は、
    前記火工遮断器の動作が必要でないときに、前記複数の駆動回路についての正常あるいは故障の診断と、前記電源端子に供給される電圧の検出と、の実行が可能であり、
    前記複数の駆動回路の全てが正常であると診断し、かつ、前記電源端子が第1電圧値以上であることを検出した場合には、
    そのあと、前記火工遮断器の動作が必要なときに、前記複数の駆動回路が動作を実行することで、前記火工遮断器へ第1電流値で第1期間にわたって電力が供給される、
    請求項3に記載の遮断装置。
  13. 前記火工遮断器に対して前記第1駆動回路群と並列に接続された第2駆動回路群を、
    さらに備え、
    前記駆動回路群には故障の診断を実行しない、
    請求項12に記載の遮断装置。
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