JP2022189387A - テープリール保持装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】テープリールの前方かつ上方に位置するフィーダがテープリールから巻回されたキャリアテープを繰り出すときに生ずる虞がある、テープリールの前方への浮上を抑制することが可能となるテープリール保持装置を提供する。【解決手段】テープリール保持装置1は、電子部品を収容したキャリアテープ72を券回したテープリール71を回転可能に保持する。そして、テープリール保持装置1は、テープリール71が保持された位置より前方かつ上方に設けられ、テープリール71からキャリアテープ72を引き出すマルチフィーダ8に、テープリール71から引き出されたキャリアテープ72を直接供給する場合より上方に向く角度となるように引き出されたキャリアテープ72を案内するテープガイド10を有する。【選択図】 図2

Description

本開示は、バケットにテープリールを保持するテープリール保持装置に関するものである。
特許文献1には、電子部品装着装置の幅方向に列設される複数のフィーダに対応して、キャリアテープが巻回されたテープリールを回転可能かつ交換可能に保持するバケットと、バケットに対して着脱可能に保持される子バケットを備えたリール保持装置が記載されている。このリール保持装置では、子バケットをバケットに取り付けた状態で、子バケットに保持されたテープリールから巻回されたキャリアテープをフィーダにより繰り出すと、キャリアテープに作用する張力によってテープリールが上方に浮上することがあるので、これを防止するために浮上防止機構を設けている。
国際公開番号 WO2017/109846 A1
しかし、特許文献1に記載のリール保持装置では、バケットに保持されたテープリールから巻回されたキャリアテープをフィーダにより繰り出すとき、テープリールがその前方に位置するフィーダ側に浮上することがあるが、この点については考慮されていない。
本開示は、テープリールの前方かつ上方に位置するフィーダがテープリールから巻回されたキャリアテープを繰り出すときに生ずる虞がある、テープリールの前方への浮上を抑制することが可能となるテープリール保持装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本開示のテープリール保持装置は、電子部品を収容したテープを券回したテープリールを回転可能に保持するテープリール保持装置であって、テープリールが保持された位置より前方かつ上方に設けられ、テープリールからテープを引き出すテープフィーダに、テープリールから引き出されたテープを直接供給する場合より上方に向く角度となるように引き出されたテープを案内するテープガイドを有する。
本開示によれば、テープリールの前方かつ上方に位置するフィーダがテープリールから巻回されたキャリアテープを繰り出すときに生ずる虞がある、テープリールの前方への浮上を抑制することが可能となる。
本開示の一実施形態に係るテープリール保持装置を用いる電子部品装着機の全体構成を模式的に示す平面図である。 デバイスパレット及びテープリール保持装置の詳細な構成例を示す斜視図である。 テープリール保持装置を構成するテープガイドに含まれる切替機構及び維持機構の構成例を示す部分拡大図である。 テープガイドを第2位置に切り替えた状態を示す斜視図である。 テープガイドを第1位置と第2位置に切り替えたときのキャリアテープの軌跡を示す図である。
以下、本開示の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本開示の一実施形態に係るテープリール保持装置1を用いる電子部品装着機9の全体構成を示している。図1の紙面左側から右側に向かう方向が基板Kを搬入出するX軸方向、紙面下側の後方から紙面上側の前方に向かう方向がY軸方向である。電子部品装着機9は、基板搬送装置92、部品供給装置93、部品移載装置94、部品カメラ95及び制御装置96などが機台91に組み付けられて構成されている。基板搬送装置92、部品供給装置93、部品移載装置94及び部品カメラ95は、制御装置96により制御され、それぞれが所定の作業を行うようになっている。
基板搬送装置92は、基板搬送部925及びバックアップ部926などで構成されている。基板搬送部925は、一対のガイドレール921、922や一対のコンベアベルトなどからなり、基板Kを装着実施位置に搬入出する。バックアップ部926は、装着実施位置の下側に配設されており、基板Kを押し上げて位置決めする。
部品供給装置93は、デバイスパレット98及びバケット2を基にして構成されている。デバイスパレット98は、略矩形状の部材であり、上面に複数台のフィーダ8が列設される。デバイスパレット98は、機台91の後方に着脱可能に装備される。デバイスパレット98の後側に、バケット2が配設されている。デバイスパレット98及びバケット2の詳細な構成については、図2に基づいて後述する。
部品移載装置94は、複数のフィーダ8から部品を吸着採取し、位置決めされた基板Kまで搬送して装着する。部品移載装置94は、X軸方向及びY軸方向に水平移動可能なXYロボットタイプの装置である。部品移載装置94は、ヘッド駆動機構を構成する一対のY軸レール941,942及びY軸スライダ943、X軸方向及びY軸方向に駆動される装着ヘッド944、ノズルツール945、吸着ノズル946、ならびに基板カメラ947などで構成されている。ノズルツール945は、装着ヘッド944に交換可能に保持される一方で、下側に吸着ノズル946を保持している。吸着ノズル946は、部品を吸着して、基板Kに装着する。基板カメラ947は、装着ヘッド944に設けられており、基板Kに付設された位置基準マークを撮像して、基板Kの正確な位置を検出する。
部品カメラ95は、基板搬送装置92と部品供給装置93との間の機台91の上面に、上向きに設けられている。部品カメラ95は、装着ヘッド944がフィーダ8から基板K上に移動する途中で、吸着ノズル946に吸着されている部品の状態を撮像する。制御装置96は、機台91に組み付けられており、その配設位置は特に限定されない。制御装置96は、予め記憶した装着シーケンスに従って部品装着動作を制御する。
図2は、デバイスパレット98及びテープリール保持装置1の詳細な構成例を示している。デバイスパレット98は、略矩形の平面部981の前端に直立部983が立設されて形成されている。平面部981には、前後方向(Y軸方向)に延びるスロット982が幅方向(X軸方向)に並んで刻設されている。直立部983の各スロット982に対応する位置に、それぞれ位置決め孔及びコネクタが設けられている。
フィーダ8は、それぞれデバイスパレット98のスロット982の後側から前方へと挿入され、幅方向(X軸方向)に並んで装着される。図2には、マルチフィーダ8の1台が装着された状態が示されている。実際には、例えば最大で10台のマルチフィーダ8がデバイスパレット98に列設される。マルチフィーダ8は、後部の中間高さ付近に設けられたテープ挿入口81から複数本のキャリアテープ72(図5参照)を挿入し、交互に進退させて2種類の部品を供給する。なお、マルチフィーダ8は、フィーダ8と略して言うことがあり、キャリアテープ72も、テープ72と略して言うことがある。フィーダ8の前面に設けられた位置決めピンは、直立部983の位置決め孔に嵌入する。これにより、フィーダ8は、デバイスパレット98に対する装着位置が決められる。同時に、フィーダ8の前面に設けられたコネクタは、直立部983のコネクタに嵌合する。これにより、フィーダ8は、制御装置96に通信可能に接続されるとともに、電源が供給される。
テープリール保持装置1は主として、バケット2及びテープガイド10により構成されている。バケット2は、2本のアーム部材21、2枚の側板22、5本のローラ軸231~235及び複数の支持ローラ241~245などで構成されている。
2本のアーム部材21は、デバイスパレット98の平面部981の幅方向の両側の後部に固定されている。アーム部材21は、初めは水平後方に延び、続いて後下方向へと傾斜して延び、最後は水平後方に延びるように形成されている。2本のアーム部材21の後部を連結して把手28が設けられている。把手28を引くことにより、部品供給装置93の全体を電子部品装着機9から後方へ取り外せる。
2本のアーム部材21の傾斜部分及び後部の水平部分の上側にかけて、それぞれ側板22が配設されている。2枚の側板22は、デバイスパレット98の幅寸法よりも広めの離隔距離で平行配置されている。側板22は、前側の高さが大きく、後側の高さが小さく形成されている。2枚の側板22の間に、5本のローラ軸231~235が架け渡されている。
下側の4本のローラ軸231~234は、側板22の下部の前側寄り、中央付近及び後側寄りに配置されている。上側の1本のローラ軸235は、側板22の上部の前側寄りに配置されている。各ローラ軸231~235は、それぞれ外周に複数の支持ローラ241~245を回転可能に軸承している。各支持ローラ241~245の幅寸法は、テープリール71(2つのテープリール71A,71Bを区別して示す必要のないときには、テープリール71と総称する)の幅寸法よりもわずかに大きめとされている。なお、ローラ軸231~235及び支持ローラ241~245に代えて、外周面を滑らかに仕上げた支持軸を用いることも可能である。
テープリール71は、前側寄りのローラ軸231と中央付近のローラ軸232との間、又は、中央付近のローラ軸232と後側寄りのローラ軸233との間に載置されて保持される。これにより、前後2組の支持ローラ241,242又は前後2組の支持ローラ242,243は、対になってテープリール71の下側外周を回転可能に支持する。また、上側のローラ軸235の支持ローラ245は、テープリール71がバケット2から前方に飛び出さないようにテープリール71の外周を規制する。さらに、最後方のローラ軸234の支持ローラ244は、テープリール71がバケット2から後方に飛び出さないようにテープリール71の外周を規制する。
テープガイド10は、テープリール71から繰り出されたテープ72をそのままフィーダ8のテープ挿入口81に供給する場合より上方に向く角度になるように案内するものである。テープガイド10は、2枚の板状のベース部材101,102(「2本のアーム」の一例)と、テープ72を上方に案内する棒状のバー105と、バー105をバケット2に載置されたテープリール71を跨いで懸架する2本のアーム部材103,104(「2本のアーム」の一例)とにより構成されている。
一方のベース部材101は、一方の側板22にベース部材101の表面と一方の側板22の裏面とを対向させた状態で4本のネジ118により螺着されている。他方のベース部材102は、他方の側板22にベース部材102の表面と他方の側板22の裏面とを対向させた状態で2本のネジ(図示せず)により螺着されている。このようにベース部材101とベース部材102とで、螺着に用いるネジの個数が異なるのは、ベース部材101の短手方向の幅が、ベース部材102の短手方向の幅より広く形成されているからである。そして、ベース部材101の短手方向の幅をより広く形成したのは、ベース部材101(及びアーム部材103)のみに、次の切替機構(及び維持機構)を設けているからである。
ベース部材101には、切替機構を介してアーム部材103が回転可能に取り付けられている。ここで、切替機構とは、アーム部材103を第1位置と第2位置のいずれかに切り替えるための機構である。しかし、アーム部材103の位置を切り替えれば、この切替に連動して、アーム部材104及びバー105の位置も切り替わるので、切替機構は、第1位置と第2位置のいずれかに切り替えるための機構であるとも言い得る。図3は、切替機構及び維持機構周辺の構成の一例を示している。なお、維持機構とは、切替機構によりアーム部材103を第1位置にしたときに、その状態を維持させる機構である。
切替機構は主として、アーム部材103を回転可能に支持する回転軸113と、凸部材110と、凸部材110の凸部110Aが嵌合する凹部115Aを備えた凹部材115と、アーム部材103の時計方向への回転を規制する規制部材114A,114Bとにより構成されている。
回転軸113は、アーム部材103の下端部近傍に設けられ、ベース部材101内の前寄りかつ上寄りの位置で支持されている。凸部材110は、アーム部材103の後方の側面にアーム部材103の前方の側面から取付部材111を介して2本のネジ112により螺着されている。凹部材115は、ベース部材101の裏面上、アーム部材103を垂直に起こしたときに凸部材110の凸部110Aが凹部115Aに確実に嵌合する位置に、2本のボルト116(図2参照)と2個のナット117により取り付けられている。規制部材114Aは、アーム部材103の裏面上、回転軸113を同心円とする円盤状に形成され、円盤の一部が切り欠かれている。アーム部材103が垂直状態(この位置が上記第1位置である)から時計方向に回転され、水平状態(この位置が上記第2位置である)になると、規制部材114Aの切欠きが突起状の規制部材114Bに当接し、アーム部材103がそれ以上時計方向に回転しないように規制する。
アーム部材104にも、回転軸113と同様の回転軸(図示せず)が設けられ、ベース部材102内の前寄りかつ上寄りの位置で支持されている。但し、ベース部材102には、切替機構は設けられていない。これは、第1位置から第2位置に切り替える際、オペレータは片手に何らかの部材、例えばフィーダ8やテープリール71などを持った状態で、もう片方の手だけで切り替えたい場合が多く、この場合にベース部材101,102の両方に切替機構を設けると、片手だけで切り替えることが困難になるからである。
なお、アーム部材103が第2位置から第1位置に切り替わると、上述のように、凸部材110の凸部110Aが凹部材115の凹部115Aに確実に嵌合する。そして、この嵌合状態は、オペレータが積極的にその嵌合状態を解消させない限り、維持される。つまり、凸部材110及び凹部材115は、アーム部材103が第1位置に切り替わった状態を維持する維持機構を構成する。また、この状態の維持を確実にするために、さらにロック機構を加えるようにしてもよい。
図4は、アーム部材103を第1位置から第2位置に切り替えたときの状態を示している。第2位置は、電子部品装着機9を作動させていない状態で、特にフィーダ8を交換するときのアーム部材103の位置である。図2のようにアーム部材103が第1位置にあると、フィーダ8を交換する際にバー105が邪魔になる。フィーダ8をデバイスパレット98に装着するときは、上述のように、フィーダ8をデバイスパレット98のスロット982の後側から前方へと挿入する。逆に、フィーダ8をデバイスパレット98から取り外すときは、フィーダ8をデバイスパレット98のスロット982の前側から後方へと移動させる。このように挿入する際にも取り外す際にも、フィーダ8の前側あるいは後側がバー105に当接することになり、フィーダ8の交換が困難になる。このため、フィーダ8を着脱する際に邪魔にならない第2位置にバー105を切り替えることができるようにしている。
図5(a)は、アーム部材103を第1位置に切り替えたときに、テープリール71から引き出されたテープ72が描く軌跡を示し、図5(b)は、アーム部材103を第2位置に切り替えたときに、テープリール71から引き出されたテープ72が描く軌跡を示している。
アーム部材103が第1位置にある場合、テープリール71から引き出されたテープ72は、図5(a)に示すように、バー105により上方に持ち上げられた後、下降しながらテープ挿入口81へ供給される。これは、アーム部材103が第1位置にあるときのバー105の高さがテープ挿入口81の高さより高いからである。
一方、アーム部材103が第2位置にある場合、テープリール71から引き出されたテープ72は、図5(b)に示すように、テープリール71から上昇しながらテープ挿入口81に供給される。アーム部材103が第2位置にある場合は、上述のようにフィーダ8を交換する際の位置であるので、電子部品装着機9を作動させていない状態である。しかし、従来の電子部品装着機の場合には、テープガイド10は備えられていないので、電子部品装着機を作動させている状態とも言い得る。この場合、テープリール71に巻回されたテープ72の残りが少なくなると、テープリール71全体の重量が軽くなるので、テープリール71がフィーダ8側に浮き上がってしまうことがある。この浮き上がったテープリール71がフィーダ8と干渉し、フィーダ8がテープリール71からテープ72を引き出せないなどの問題が生じる虞がある。また、幅が広いテープ72を巻回した、段ボール製のテープリール71では、軽くなった場合、段ボールの形状次第では、テープリール71がうまく回転せず、リールスタックする虞もある。
これに対して、テープガイド10を設け、図5(a)のようにアーム部材103を第1位置にした場合には、テープリール71から引き出されたテープ72は、バー105により上方に持ち上げられた後、下降しながらテープ挿入口81へ供給されるので、テープリール71が軽くなったとしても、テープリール71は上方に浮き上がる虞はあるものの、フィーダ8側に浮き上がる虞はない。そして、テープリール71が上方に浮き上がったとしても、浮き上がったテープリール71は、バー105によりバー105の高さ以上に浮き上がることが規制されるので、テープリール71がフィーダ8と干渉する虞は生じない。
このように、テープリール71がフィーダ8側に浮き上がることを抑制するためには、テープリール71から引き出されたテープ72が上方に持ち上げられた後、少なくとも水平状態でテープ挿入口81へ供給される必要がある。したがって、アーム部材103が第1位置にある場合のバー105の高さ、つまりテープガイド10の高さは、フィーダ8のテープ挿入口81の高さ以上であることが好ましい。また、アーム部材103が第2位置にある場合のバー105の高さ、つまりテープガイド10の高さは、フィーダ8をデバイスパレット98に着脱する際のフィーダ8の下面より低いことが好ましい。
テープガイド10は、上述のようにバケット2に取り付けるようにしている。つまり、テープリール71の前方への浮上を抑制するための対策をバケット2に対して行うようにしている。この対策は、バケット2以外にも、フィーダ8や上記仕切り板などに対して行うことも考えられるが、同種の対策をフィーダ8や上記仕切り板などに対して行うと、バケット2に対して行うより対策が複雑化するので、バケット2に対して行う方が、フィーダ8や仕切り板などに対して行うよりコストを削減することができると考えられる。
以上説明したように、本実施形態のテープリール保持装置1は、電子部品を収容したキャリアテープ72を券回したテープリール71を回転可能に保持する。そして、テープリール保持装置1は、テープリール71が保持された位置より前方かつ上方に設けられ、テープリール71からキャリアテープ72を引き出すマルチフィーダ8に、テープリール71から引き出されたキャリアテープ72を直接供給する場合より上方に向く角度となるように引き出されたキャリアテープ72を案内するテープガイド10を有する。ちなみに、マルチフィーダ8は、「テープフィーダ」の一例である。
このように、本実施形態のテープリール保持装置1では、テープリール71から引き出されたキャリアテープ72を直接供給する場合より上方に向く角度となるように引き出されたキャリアテープ72を案内するので、テープリールの前方かつ上方に位置するフィーダがテープリールから巻回されたキャリアテープを繰り出すときに生ずる虞がある、テープリールの前方への浮上を抑制することが可能となる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものでなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。
(1)上記実施形態では、テープフィーダの一例として、マルチフィーダ8を上げて説明したが、これに限らず、スプライシングレスフィーダや1台のテープフィーダで1本のキャリアテープを挿入して使用する従来型のフィーダなどの他形式のフィーダを採用してもよい。
(2)上記実施形態では、バケット2に各テープリール71を仕切る仕切り板を設けていないが、これに限らず、仕切り板を設けるようにしてもよい。
(3)上記実施形態では、切替機構及び維持機構を片方のベース部材101及びアーム部材103にのみ設けるようにしたが、これに限らず、ベース部材101,102及びアーム部材103,104の両方に設けるようにしてもよい。
(4)上記実施形態では、維持機構として、凸部材110及び凹部材115を採用したが、これに限らず、面ファスナ等の他の部材を採用してもよい。
(5)上記実施形態では、第2位置として、アーム部材103をフィーダ8側に倒す場合を例に挙げたが、これに限らず、アーム部材103をフィーダ8と離れた側に倒す場合を採用してもよい。
(6)上記実施形態では、第1位置として、アーム部材103を垂直状態にする場合を例に挙げ、第2位置として、アーム部材103を垂直状態にする場合を例に挙げたが、角度は問題ではなく、第1位置として、テープリール71から引き出されたテープ72が上方に持ち上げられた後、テープ挿入口81へ供給されるようなアーム部材103の位置を採用し、第2位置として、フィーダ8を交換する際にバー105が邪魔にならないようなアーム部材103の位置を採用するようにしてもよい。
1…テープリール保持装置、10…テープガイド、101,102…ベース部材、103,104アーム部材、105…バー、110…凸部材、110A…凸部、113…回転軸、114A,114B…規制部材、115…凹部材、115A…凹部。

Claims (6)

  1. 電子部品を収容したテープを券回したテープリールを回転可能に保持するテープリール保持装置であって、
    前記テープリールが保持された位置より前方かつ上方に設けられ、前記テープリールから前記テープを引き出すテープフィーダに、前記テープリールから引き出されたテープを直接供給する場合より上方に向く角度となるように前記引き出されたテープを案内するテープガイド
    を有するテープリール保持装置。
  2. 前記テープガイドを、前記引き出されたテープを案内する第1位置及び前記引き出されたテープを案内しない第2位置のいずれかに切り替え可能な切替機構
    をさらに有する請求項1に記載のテープリール保持装置。
  3. 前記第1位置は、前記テープフィーダが前記テープリールから前記テープを引き出しているときの位置であり、
    前記第2位置は、前記テープフィーダを交換するときの位置である、
    請求項2に記載のテープリール保持装置。
  4. 前記第1位置は、前記テープガイドの高さが前記テープフィーダの高さ以上の高さであり、
    前記第2位置は、前記テープガイドの高さが前記テープフィーダの高さより低い高さである、
    請求項2に記載のテープリール保持装置。
  5. 前記テープガイドは、
    前記テープを案内するバーと、
    前記バーを前記テープリールを跨いで懸架する2本のアームと、
    前記切替機構により前記バーが前記第1位置に切り替えられた状態を維持する維持機構と、
    を備える、
    請求項2~4のいずれか1項に記載のテープリール保持装置。
  6. 前記維持機構は、前記2本のアームのいずれか一方に設けられる、
    請求項5に記載のテープリール保持装置。
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