JP2022184796A - ハロアルキルスルホンアニリド誘導体及びそれを有効成分として含有する除草剤 - Google Patents

ハロアルキルスルホンアニリド誘導体及びそれを有効成分として含有する除草剤 Download PDF

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武志 木村
Takeshi Kimura
栄 櫻井
Sakae Sakurai
遼 北村
Ryo Kitamura
拓 佐藤
Taku Sato
瑞歩 谷
Mizuho TANI
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Abstract

【課題】優れた除草活性を有するハロアルキルスルホンアニリド誘導体を提供する。【解決手段】式[I]の化合物。JPEG2022184796000159.jpg6471(W:O、S。R1:C1~C6ハロアルキル。R2:H、シアノなど。R3~R6:H、C1~C6アルキル。R7:H、ハロゲン、C1~C6アルキル。R8:SR9、S(O)nR10(R9、R10:C1~C6ハロアルキルなど)。n:1、2)【選択図】なし

Description

本発明は、新規なハロアルキルスルホンアニリド誘導体又はその塩、及びそれを有効成分とする除草剤および製造中間体に関するものである。
従来、各種雑草の発生は、植物体、収穫物、生産物の生産効率に重大な影響を与えるため、それら雑草を防除する除草剤が使用されている。このような除草剤としては、例えば、ハロアルキルスルホンアニリド骨格を有する除草剤が知られている(例えば、特許文献1~3参照)。
特許文献1~3には、3-メチルチオ-2-ピペリジノンを有するハロアルキルスルホンアニリド誘導体が記載されている。
特許文献1には、2-ピロリジノンを有するハロアルキルスルホンアニリド誘導体が記載されている。
上記の特許文献中には、本発明であるハロアルキルスルホンアニリド誘導体は一切開示されていない。
国際公開第2010/026989号 国際公開第2013/083622号 国際公開第2016/056565号
有用植物の栽培において、各種雑草の発生は、植物体、収穫物、生産物の生産効率に重大な影響を与えるため、それら雑草を防除するために、より低薬量で優れた特性を有する除草剤の創出が求められている。また、化学物質の安全性、環境に対する影響への要求が高まってきており、より安全な除草剤の開発が望まれている。本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、有用植物に対して薬害がなく、畑地、果樹園、水田、非農耕地等に発生する種々の雑草を低薬量で防除できる除草活性を有する化合物、それを含有してなる除草剤を提供することにある。
本発明者らは、上記の目的を達成するために、ハロアルキルスルホンアニリド誘導体を多数合成し、その除草活性と有用性について鋭意検討した。その結果、下記の一般式[I]で示されるハロアルキルスルホンアニリド誘導体(以下、「本発明化合物」という)を植物に対して施用しておくことにより、長期間に亘って各種雑草を防除し、作物に薬害を与えることなく顕著な除草効果を示すことを見出し、更に研究を続けて本発明を完成したものである。
即ち、本発明は、下記を特徴とする要旨を有するものである。
(1)一般式[I]
Figure 2022184796000001
[式中、
Wは、酸素原子、又は硫黄原子を示し、
は、C~Cハロアルキル基を示し、
は、水素原子、シアノ基、シアノC~Cアルキル基、C~Cアルキル基、C~Cハロアルキル基、C~Cアルコキシカルボニル基、C~CアルコキシC~Cアルキル基、C~CアルキルチオC~Cアルキル基、フェニルC~Cアルキル基、フェニルC~CアルコキシC~Cアルキル基、C~CアルキルカルボニルオキシC~Cアルキル基、C~Cアルキルカルボニル基、C~Cアルケニルカルボニル基、C~Cアルケニル基、又はC~Cアルキニル基を示し、
、R、R、Rは、各々独立して水素原子、又はC~Cアルキル基を示し、
は、水素原子、ハロゲン原子、又はC~Cアルキル基を示し、
は、-S-R、又は-S(O)-R10を示し、
は、水素原子、シアノ基、シアノC~Cアルキル基、C~Cハロアルキル基、C~Cアルケニル基、C~Cアルキニル基、無置換の若しくは置換基群αから選ばれる置換基でモノ置換又はポリ置換されたC~Cシクロアルキル基、無置換の若しくは置換基群αから選ばれる置換基でモノ置換又はポリ置換されたC~CシクロアルキルC~Cアルキル基、無置換の若しくは置換基群αから選ばれる置換基でモノ置換又はポリ置換されたヘテロアリール基、無置換の若しくは置換基群αから選ばれる置換基でモノ置換又はポリ置換されたヘテロシクロアルキル基、無置換の若しくは置換基群αから選ばれる置換基でモノ置換又はポリ置換されたヘテロシクロアルキルC~Cアルキル基、アミノカルボニル基、モノ(C~Cアルキル)アミノカルボニル基、ジ(C~Cアルキル)アミノカルボニル基、モノ(C~Cアルコキシ)アミノカルボニル基、ジ(C~Cアルコキシ)アミノカルボニル基、N-(C~Cアルコキシ)-N-(C~Cアルキル)アミノカルボニル基、又はヘテロシクロアルキルカルボニル基を示し、
10は、C~Cアルキル基、C~Cハロアルキル基、シアノC~Cアルキル基、C~Cアルケニル基、C~Cアルキニル基、C~CアルコキシカルボニルC~Cアルキル基、無置換の若しくは置換基群αから選ばれる置換基でモノ置換又はポリ置換されたC~Cシクロアルキル基、無置換の若しくは置換基群αから選ばれる置換基でモノ置換又はポリ置換されたC~CシクロアルキルC~Cアルキル基、無置換の若しくは置換基群αから選ばれる置換基でモノ置換又はポリ置換されたフェニル基、無置換の若しくは置換基群αから選ばれる置換基でモノ置換又はポリ置換されたフェニルC~Cアルキル基、無置換の若しくは置換基群αから選ばれる置換基でモノ置換又はポリ置換されたヘテロアリール基、無置換の若しくは置換基群αから選ばれる置換基でモノ置換又はポリ置換されたヘテロシクロアルキル基、又は無置換の若しくは置換基群αから選ばれる置換基でモノ置換又はポリ置換されたヘテロシクロアルキルC~Cアルキル基を示し、
nは1、又は2の整数を示し、
置換基群αは、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、C~Cアルキル基、C~Cハロアルキル基、ヒドロキシ基、C~Cアルコキシ基、C~Cハロアルコキシ基、C~Cアルキルチオ基、C~Cハロアルキルチオ基、C~Cアルキルスルフィニル基、C~Cハロアルキルスルフィニル基、C~Cアルキルスルホニル基、又はC~Cハロアルキルスルホニル基を示す。]
で表されるハロアルキルスルホンアニリド誘導体、又はその農業上許容される塩。
(2)Wが酸素原子である前記(1)記載のハロアルキルスルホンアニリド誘導体、又はその農業上許容される塩。
(3)R及びRが水素原子である前記(1)又は(2)記載のハロアルキルスルホンアニリド誘導体、又はその農業上許容される塩。
(4)前記(1)~(3)のいずれかに記載のハロアルキルスルホンアニリド誘導体、又はその農業上許容される塩を有効成分として含有する農薬組成物。
(5)更に界面活性剤を含有する前記(4)に記載の農薬組成物。
(6)前記(1)~(3)のいずれかに記載のハロアルキルスルホンアニリド誘導体、又はその農業上許容される塩を活性成分として含有する除草剤。
(7)農業用、園芸用及び工業用の用途を有する有用植物を栽培する畑地、水田、果樹園、芝地、非農耕地、温室、育苗施設、または、植物工場に発生する雑草に対して、除草効果を有する前記(6)に記載の除草剤。
(8)農業用、園芸用及び工業用の用途を有する前記有用植物が、育種法又は遺伝子組換え技術による栽培において形質転換植物である前記(7)に記載の除草剤。
(9)前記(1)~(3)のいずれかに記載のハロアルキルスルホンアニリド誘導体、又はその農業上許容される塩の有効成分量を使用する雑草の防除方法。
(10)前記(4)又は(5)に記載の農薬組成物を、農業用、園芸用及び工業用の用途を有する有用植物又は農業用、園芸用及び工業用の用途を有する有用植物を生育させようとする若しくは生育している場所に対して、同時に又は分割して作用させる、雑草の防除方法。
(11)除草剤を施用する場所が、水田、畑地、芝地、果樹園、非農耕地、温室、育苗施設、又は、植物工場である前記(9)又は(10)に記載の雑草の防除方法。
(12)前記(1)~(3)のいずれかに記載のハロアルキルスルホンアニリド誘導体、又はその農業上許容される塩を除草剤として使用する前記(9)~(11)のいずれかに記載の雑草の防除方法。
(13)前記(6)~(8)のいずれかに記載の除草剤を、農業用、園芸用及び工業用の用途を有する有用植物に対する雑草を防除に使用する、除草剤の使用方法。
(14)一般式[II]
Figure 2022184796000002
[式中、
Wは、酸素原子、又は硫黄原子を示し、
、R、R、Rは、各々独立して水素原子、又はC~Cアルキル基を示し、
は、水素原子、ハロゲン原子、又はC~Cアルキル基を示し、
は、-S-R、又は-S(O)-R10を示し、
は、水素原子、シアノ基、シアノC~Cアルキル基、C~Cハロアルキル基、C~Cアルケニル基、C~Cアルキニル基、無置換の若しくは置換基群αから選ばれる置換基でモノ置換又はポリ置換されたC~Cシクロアルキル基、無置換の若しくは置換基群αから選ばれる置換基でモノ置換又はポリ置換されたC~CシクロアルキルC~Cアルキル基、無置換の若しくは置換基群αから選ばれる置換基でモノ置換又はポリ置換されたヘテロアリール基、無置換の若しくは置換基群αから選ばれる置換基でモノ置換又はポリ置換されたヘテロシクロアルキル基、無置換の若しくは置換基群αから選ばれる置換基でモノ置換又はポリ置換されたヘテロシクロアルキルC~Cアルキル基、アミノカルボニル基、モノ(C~Cアルキル)アミノカルボニル基、ジ(C~Cアルキル)アミノカルボニル基、モノ(C~Cアルコキシ)アミノカルボニル基、ジ(C~Cアルコキシ)アミノカルボニル基、N-(C~Cアルコキシ)-N-(C~Cアルキル)アミノカルボニル基、又はヘテロシクロアルキルカルボニル基を示し、
10は、C~Cアルキル基、C~Cハロアルキル基、シアノC~Cアルキル基、C~Cアルケニル基、C~Cアルキニル基、C~CアルコキシカルボニルC~Cアルキル基、無置換の若しくは置換基群αから選ばれる置換基でモノ置換又はポリ置換されたC~Cシクロアルキル基、無置換の若しくは置換基群αから選ばれる置換基でモノ置換又はポリ置換されたC~CシクロアルキルC~Cアルキル基、無置換の若しくは置換基群αから選ばれる置換基でモノ置換又はポリ置換されたフェニル基、無置換の若しくは置換基群αから選ばれる置換基でモノ置換又はポリ置換されたフェニルC~Cアルキル基、無置換の若しくは置換基群αから選ばれる置換基でモノ置換又はポリ置換されたヘテロアリール基、無置換の若しくは置換基群αから選ばれる置換基でモノ置換又はポリ置換されたヘテロシクロアルキル基、又は無置換の若しくは置換基群αから選ばれる置換基でモノ置換又はポリ置換されたヘテロシクロアルキルC~Cアルキル基を示し、
nは1、又は2の整数を示し、
置換基群αは、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、C~Cアルキル基、C~Cハロアルキル基、ヒドロキシ基、C~Cアルコキシ基、C~Cハロアルコキシ基、C~Cアルキルチオ基、C~Cハロアルキルチオ基、C~Cアルキルスルフィニル基、C~Cハロアルキルスルフィニル基、C~Cアルキルスルホニル基、又はC~Cハロアルキルスルホニル基を示し、
Xはニトロ基、アミノ基、モノ(C~Cアルキル)アミノ基、モノ(C~Cハロアルキル)アミノ基、モノ(C~CアルコキシC~Cアルキル)アミノ基、モノ(フェニルC~Cアルキル)アミノ基、モノ(C~C12アルキルカルボニル)アミノ基、モノ(C~Cアルケニル)アミノ基、又はモノ(C~Cアルキニル)アミノ基で表される、前記(1)~(3)のいずれかに記載のハロアルキルスルホンアニリド誘導体、又はその農業上許容される塩の製造中間体である化合物。
(15)Wが酸素原子である前記(14)記載のハロアルキルスルホンアニリド誘導体、又はその農業上許容される塩の製造中間体である化合物。
(16)R及びRが水素原子である前記(14)又は(15)記載のハロアルキルスルホンアニリド誘導体、又はその農業上許容される塩の製造中間体である化合物。
本発明の一般式[I]で示されるハロアルキルスルホンアニリド誘導体又はその農業上許容される塩は、畑地、水田、果樹園、又は非農耕地等に発生する種々の雑草を防除することができ、更に有用植物等に対して高い安全性を示す等、農薬として優れた作用効果を有するものである。
本明細書に記載された記号及び用語について説明する。
本発明において、「ハロゲン原子」とは、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子を示す。
本発明において、「C~C」等の表記は、これに続く置換基の炭素数が、この場合では1~6であることを示している。
本発明において、「C~Cアルキル基」とは、特に限定しない限り、炭素数が1~6の直鎖又は分岐鎖状のアルキル基を示し、例えば、メチル、エチル、n-プロピル、イソプロピル、n-ブチル、sec-ブチル、イソブチル、tert-ブチル、n-ペンチル、1-メチルブチル、2-メチルブチル、3-メチルブチル、1-エチルプロピル、1,1-ジメチルプロピル、1,2-ジメチルプロピル、ネオペンチル、n-へキシル、1-メチルペンチル、2-メチルペンチル、3-メチルペンチル、4-メチルペンチル、1-エチルブチル、2-エチルブチル、1,1-ジメチルブチル、1,2-ジメチルブチル、1,3-ジメチルブチル、2,2-ジメチルブチル、2,3-ジメチルブチル、3,3-ジメチルブチル、1,1,2-トリメチルプロピル、1,2,2-トリメチルプロピル、1-エチル-1-メチルプロピル又は1-エチル-2-メチルプロピル等の基を挙げることができる。
本発明において、「C~Cシクロアルキル基」とは、特に限定しない限り、炭素数が3~6のシクロアルキル基を示し、例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル又はシクロヘキシル等の基を挙げることができる。
本発明において、「C~CシクロアルキルC~Cアルキル基」とは、特に限定しない限り、シクロアルキル部分及びアルキル部分が上記の意味である(C~Cシクロアルキル)-(C~Cアルキル)-基を示し、例えば、シクロプロピルメチル、シクロブチルメチル、シクロペンチルメチル、シクロヘキシルメチル、1-(シクロプロピル)エチル、2-(シクロプロピル)エチル又は1-(シクロプロピル)プロピル等の基を挙げることができる。
本発明において、「C~Cアルケニル基」とは、特に限定しない限り、炭素数が2~6の直鎖又は分岐鎖状のアルケニル基を示し、例えば、ビニル、1-プロペニル、イソプロペニル、2-プロペニル、1-ブテニル、1-メチル-1-プロペニル、2-ブテニル、1-メチル-2-プロペニル、3-ブテニル、2-メチル-1-プロペニル、2-メチル-2-プロペニル、1,3-ブタジエニル、1-ペンテニル、1-エチル-2-プロペニル、2-ペンテニル、1-メチル-1-ブテニル、3-ペンテニル、1-メチル-2-ブテニル、4-ペンテニル、1-メチル-3-ブテニル、3-メチル-1-ブテニル、1,2-ジメチル-2-プロペニル、1,1-ジメチル-2-プロペニル、2-メチル-2-ブテニル、3-メチル-2-ブテニル、1,2-ジメチル-1-プロペニル、2-メチル-3-ブテニル、3-メチル-3-ブテニル、1,3-ペンタジエニル、1-ビニル-2-プロペニル、1-ヘキセニル、1-プロピル-2-プロペニル、2-へキセニル、1-メチル-1-ペンテニル、1-エチル-2-ブテニル、3-ヘキセニル、4-ヘキセニル、5-ヘキセニル、1-メチル-4-ペンテニル、1-エチル-3-ブテニル、1-(イソブチル)ビニル、1-エチル-1-メチル-2-プロペニル、1-エチル-2-メチル-2-プロペニル、1-(イソプロピル)-2-プロペニル、2-メチル-2-ペンテニル、3-メチル-3-ペンテニル、4-メチル-3-ペンテニル、1,3-ジメチル-2-ブテニル、1,1-ジメチル-3-ブテニル、3-メチル-4-ペンテニル、4-メチル-4-ペンテニル、1,2-ジメチル-3-ブテニル、1,3-ジメチル-3-ブテニル、1,1,2-トリメチル-2-プロペニル、1,5-ヘキサジエニル、1-ビニル-3-ブテニル又は2,4-ヘキサジエニル等の基を挙げることができる。
本発明において、「C~Cアルキニル基」とは、特に限定しない限り、炭素数が2~6の直鎖又は分岐鎖状のアルキニル基を示し、例えば、エチニル、1-プロピニル、2-プロピニル、1-ブチニル、1-メチル-2-プロピニル、2-ブチニル、3-ブチニル、1-ペンチニル、1-エチル-2-プロピニル、2-ペンチニル、3-ペンチニル、1-メチル-2-ブチニル、4-ペンチニル、1-メチル-3-ブチニル、2-メチル-3-ブチニル、1-ヘキシニル、1-(n-プロピル)-2-プロピニル、2-ヘキシニル、1-エチル-2-ブチニル、3-ヘキシニル、1-メチル-2-ペンチニル、1-メチル-3-ペンチニル、4-メチル-1-ペンチニル、3-メチル-1-ペンチニル、5-ヘキシニル、1-エチル-3-ブチニル、1-エチル-1-メチル-2-プロピニル、1-(イソプロピル)-2-プロピニル、1,1-ジメチル-2-ブチニル又は2,2-ジメチル-3-ブチニル等の基を挙げることができる。
本発明において、「C~Cハロアルキル基」とは、特に限定しない限り、同一又は相異なるハロゲン原子1から13で置換されている炭素数1から6の直鎖又は分岐鎖のアルキル基を示し、例えば、ハロアルキル基を示し、具体的には、フルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、クロロメチル、ジクロロメチル、トリクロロメチル、ブロモメチル、ジブロモメチル、トリブロモメチル、ヨードメチル、クロロジフルオロメチル、ジクロロフルオロメチル、1-フルオロエチル、2-フルオロエチル、1,1-ジフルオロエチル、2,2-ジフルオロエチル、2,2,2-トリフルオロエチル、1,1,2,2-テトラフルオロエチル、ペンタフルオロエチル、1-クロロエチル、2-クロロエチル、1,1-ジクロロエチル、2,2-ジクロロエチル、2,2,2-トリクロロエチル、1,1,2,2-テトラクロロエチル、ペンタクロロエチル、1-ブロモエチル、2-ブロモエチル、2,2,2-トリブロモエチル、1-ヨードエチル、2-ヨードエチル、2-クロロ-2,2-ジフルオロエチル、2,2-ジクロロ-2-フルオロエチル、1-フルオロプロピル、2-フルオロプロピル、3-フルオロプロピル、1,1-ジフルオロプロピル、2,2-ジフルオロプロピル、3,3-ジフルオロプロピル、3,3,3-トリフルオロプロピル、2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピル、1,1,2,3,3,3-ヘキサフルオロプロピル、ヘプタフルオロプロピル、1-フルオロプロパン-2-イル、2-フルオロプロパン-2-イル、1,1-ジフルオロプロパン-2-イル、1,2-ジフルオロプロパン-2-イル、1,3-ジフルオロプロパン-2-イル、1,2,3-トリフルオロプロパン-2-イル、1,1,3,3-テトラフルオロプロパン-2-イル、1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロプロパン-2-イル、ヘプタフルオロプロパン-2-イル、1-クロロプロピル、2-クロロプロピル、3-クロロプロピル、1,1-ジクロロプロピル、2,2-ジクロロプロピル、3,3-ジクロロプロピル、3,3,3-トリクロロプロピル、2,2,3,3,3-ペンタクロロプロピル、ヘプタクロロプロピル、1-クロロプロパン-2-イル、2-クロロプロパン-2-イル、1,1-ジクロロプロパン-2-イル、1,2-ジクロロプロパン-2-イル、1,3-ジクロロプロパン-2-イル、1,2,3-トリクロロプロパン-2-イル、1,1,3,3-テトラクロロプロパン-2-イル、1,1,1,3,3,3-ヘキサクロロプロパン-2-イル、ヘプタクロロプロパン-2-イル、1-ブロモプロピル、2-ブロモプロピル、3-ブロモプロピル、1-ブロモプロパン-2-イル、2-ブロモプロパン-2-イル、1-ヨードプロピル、2-ヨードプロピル、3-ヨードプロピル、1-ヨードプロパン-2-イル、2-ヨードプロパン-2-イル、1-フルオロブチル、2-フルオロブチル、3-フルオロブチル、4-フルオロブチル、4,4-ジフルオロブチル、4,4,4-トリフルオロブチル、4,4,4-トリフルオロ-3-メチルブチル、3,3,4,4,4-ペンタフルオロブチル、2,2,3,4,4,4-ヘキサフルオロブチル、2,2,3,3,4,4,4-ヘプタフルオロブチル、ノナフルオロブチル、1,1,1-トリフルオロブタン-2-イル、4,4,4-トリフルオロブタン-2-イル、3,3,4,4,4-ペンタフルオロブタン-2-イル、ノナフルオロブタン-2-イル、1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-(トリフルオロメチル)プロパン-2-イル、1-クロロブチル、2-クロロブチル、3-クロロブチル、4-クロロブチル、4,4-ジクロロブチル、4,4,4-トリクロロブチル、ノナクロロブチル、1,1,1-トリクロロブタン-2-イル、4,4,4-トリクロロブタン-2-イル、ノナクロロブタン-2-イル、1-ブロモブチル、2-ブロモブチル、3-ブロモブチル、4-ブロモブチル、1-ヨードブチル、2-ヨードブチル、3-ヨードブチル、4-ヨードブチル、4-クロロ-1,1,2,2,3,3,4,4-オクタフルオロブチル、4-ブロモ-1,1,2,2,3,3,4,4-オクタフルオロブチル、1-フルオロペンチル、2-フルオロペンチル、3-フルオロペンチル、4-フルオロペンチル、5-フルオロペンチル、5,5,5-トリフルオロペンチル、4,4,5,5,5-ペンタフルオロペンチル、3,3,4,4,5,5,5-ヘプタフルオロペンチル、2,2,3,3,4,4,5,5-オクタフルオロペンチル、2,2,3,3,4,4,5,5,5-ノナフルオロペンチル、ウンデカフルオロペンチル、1-クロロペンチル、2-クロロペンチル、3-クロロペンチル、4-クロロペンチル、5-クロロペンチル、5,5,5-トリクロロペンチル、4,4,5,5,5-ペンタクロロペンチル、3,3,4,4,5,5,5-ヘプタクロロペンチル、2,2,3,3,4,4,5,5,5-ノナクロロペンチル、ウンデカクロロペンチル、1-ブロモペンチル、2-ブロモペンチル、3-ブロモペンチル、4-ブロモペンチル、5-ブロモペンチル、5-ヨードペンチル、1-フルオロヘキシル、2-フルオロヘキシル、3-フルオロヘキシル、4-フルオロヘキシル、5-フルオロヘキシル、6-フルオロヘキシル、6,6,6-トリフルオロヘキシル、5,5,6,6,6-ペンタフルオロヘキシル、4,4,5,5,6,6,6-ヘプタフルオロヘキシル、3,3,4,4,5,5,6,6,6-ノナフルオロヘキシル、2,2,3,3,4,4,5,5,6,6,6-ウンデカフルオロヘキシル、2,2,3,3,4,4,5,5,6,6-デカフルオロヘキシル、トリデカフルオロヘキシル、1-クロロヘキシル、2-クロロヘキシル、3-クロロヘキシル、4-クロロヘキシル、5-クロロヘキシル、6-クロロヘキシル、5-ブロモヘキシル、6-ブロモヘキシル、5-ヨードヘキシル又は6-ヨードヘキシル等の基を挙げることができる。
本発明において、「C~Cアルコキシ基」とは、特に限定しない限り、アルキル部分が上記の意味である(C~Cアルキル)-O-基を示し、例えば、メトキシ、エトキシ、n-プロポキシ、イソプロポキシ、n-ブトキシ、イソブトキシ、sec-ブトキシ、tert-ブトキシ、n-ペントキシ、1-メチルブトキシ、2-メチルブトキシ、3-メチルブトキシ、1-エチルプロポキシ、1,1-ジメチルプロポキシ、1,2-ジメチルプロポキシ又はn-へキシルオキシ等の基を挙げることができる。
本発明において、「C~Cハロアルコキシ基」とは、特に限定しない限り、ハロアルキル部分が上記の意味である(C~Cハロアルキル)-O-基を示し、例えば、ジフルオロメトキシ、ジクロロメトキシ、トリフルオロメトキシ、トリクロロメトキシ、トリブロモメトキシ、クロロジフルオロメトキシ、ブロモジフルオロメトキシ、2-フルオロエトキシ、1-クロロエトキシ、2-クロロエトキシ、1-ブロモエトキシ、2-ブロモエトキシ、2,2-ジフルオロエトキシ、1,2-ジクロロエトキシ、2,2-ジクロロエトキシ、2,2,2-トリフルオロエトキシ、2,2,2-トリクロロエトキシ、1,1,2,2-テトラフルオロエトキシ、ペンタフルオロエトキシ、2-ブロモ-2-クロロエトキシ、2-クロロ-1,1,2,2-テトラフルオロエトキシ、1-クロロ-1,2,2,2-テトラフルオロエトキシ、1-クロロプロポキシ、2-クロロプロポキシ、3-クロロプロポキシ、2-ブロモプロポキシ、3-ブロモプロポキシ、2-ブロモ-1-メチルエトキシ、3-ヨードプロポキシ、2,3-ジクロロプロポキシ、2,3-ジブロモプロポキシ、3,3,3-トリフルオロプロポキシ、3,3,3-トリフルオロ-2-プロポキシ、3,3,3-トリクロロプロポキシ、3-ブロモ-3,3-ジフルオロプロポキシ、2,2-ジフルオロプロポキシ、3,3-ジクロロ-3-フルオロプロポキシ、2,2,3,3-テトラフルオロプロポキシ、1-ブロモ-3,3,3-トリフルオロプロポキシ、2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロポキシ、2,2,2-トリフルオロ-1-トリフルオロメチルエトキシ、ヘプタフルオロプロポキシ、ヘプタフルオロ-2-プロポキシ、1,2,2,2-テトラフルオロ-1-トリフルオロメチルエトキシ、1,1,2,3,3,3-ヘキサフルオロプロポキシ、2-クロロブトキシ、3-クロロブトキシ、4-クロロブトキシ、2-クロロ-1,1-ジメチルエトキシ、4-ブロモブトキシ、3-ブロモ-2-メチルプロポキシ、2-ブロモ-1,1-ジメチルエトキシ、2,2-ジクロロ-1,1-ジメチルエトキシ、2-クロロ-1-クロロメチル-2-メチルエトキシ、4,4,4-トリフルオロブトキシ、3,3,3-トリフルオロ-1-メチルプロポキシ、3,3,3-トリフルオロ-2-メチルプロポキシ、2,3,4-トリクロロブトキシ、2,2,2-トリクロロ-1,1-ジメチルエトキシ、4-クロロ-4,4-ジフルオロブトキシ、4,4-ジクロロ-4-フルオロブトキシ、4-ブロモ-4,4-ジフルオロブトキシ、2,4-ジブロモ-4,4-ジフルオロブトキシ、3,4-ジクロロ-3,4,4-トリフルオロブトキシ、3,3-ジクロロ-4,4,4-トリフルオロブトキシ、4-ブロモ-3,3,4,4-テトラフルオロブトキシ、4-ブロモ-3-クロロ-3,4,4-トリフルオロブトキシ、2,2,3,3,4,4-ヘキサフルオロブトキシ、2,2,3,4,4,4-ヘキサフルオロブトキシ、2,2,2-トリフルオロ-1-メチル-1-トリフルオロメチルエトキシ、3,3,3-トリフルオロ-2-トリフルオロメチルプロポキシ、2,2,3,3,4,4,4-ヘプタフルオロブトキシ、3,3,4,4,4-ペンタフルオロ-2-ブトキシ、2,3,3,3-テトラフルオロ-2-トリフルオロメチルプロポキシ、1,1,2,2,3,3,4,4-オクタフルオロブトキシ、ノナフルオロブトキシ、パーフルオロ-tert-ブトキシ、4-クロロ-1,1,2,2,3,3,4,4-オクタフルオロブトキシ、5,5,5-トリフルオロペントキシ、4,4,5,5,5-ペンタフルオロペントキシ、3,3,4,4,5,5,5-ヘプタフルオロペントキシ、3,3,4,4,5,5,5-ヘプタフルオロ-2-ペントキシ、2,2,3,3,4,4,5,5,5-ノナフルオロペントキシ、2,2,3,3,4,4,5,5-オクタフルオロペントキシ、パーフルオロペントキシ、4,4,5,5,5-ペンタフルオロ-2-ブトキシ、2,2-ビス(トリフルロメチル)プロポキシ、2,2,3,3,4,4,5,5,6,6,6-ウンデカフルオロヘキシルオキシ、3,3,4,4,5,5,6,6,6-ノナフルオロヘキシルオキシ、4,4,5,5,6,6,6-ヘプタフルオロヘキシルオキシ、2,2,3,3,4,4,5,5,6,6-デカフルオロヘキシルオキシ、4,4,4-トリフルオロ-3,3-ビス(トリフルオロメチル)ブチルオキシ又はパーフルオロヘキシルオキシ等の基を挙げることができる。
本発明において、「フェニルC~Cアルキル基」とは、特に限定しない限り、(フェニル)-(C~Cアルキル)基を示し、例えば、ベンジル、1-フェニルエチル、2-フェニルエチル又は2-フェニルプロピル等の基を挙げることができる。
本発明において、「ヘテロアリール基」とは、特に限定しない限り、炭素原子の他に、窒素原子、酸素原子及び硫黄原子から選ばれる1~12個のヘテロ原子を有する5~12員環の単環式又は縮合二環式ヘテロ環を示し、例えば、単環式ヘテロ環としては、ピリジル、ピリミジル、ピラジニル、ピリダジニル、トリアジニル、チエニル、フラニル、ピロリル、ピラゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、イミダゾリル、トリアゾリル、チアジアゾリル、オキサジアゾリルおよびテトラゾリル等の基を挙げることができ、縮合二環式ヘテロ環としては、単環式の基のうちの1つとフェニル環とを、又はヘテロ芳香族単環式の基のいずれかとを、C~C10二環式の基を形成するように縮合させることによって形成された縮合二環式部分、例えばインドリル、ベンゾイミダゾリル、インダゾリル、ベンゾトリアゾリル、イソキノリニル、キノリニル、ベンゾチアゾリル、ベンゾフラニル、ベンゾチエニル、ベンゾイソオキサゾリル、ピラゾロピリジル、ピラゾロピリミジル、トリアゾロピリジル、トリアゾロピリミジル、キナゾリニル、キノキサリニル、シンノリニル等の基を挙げることができる。
本発明において、「シアノC~Cアルキル基」とは、特に限定しない限り、アルキル部分が上記の意味である(シアノ)-(C~Cアルキル)基を示し、例えば、シアノメチル、1-シアノエチル、2-シアノエチル、1-シアノプロピル、3-シアノプロピル、2-シアノプロパン-2-イル、1-シアノブチル、4-シアノブチル、5-シアノペンチル又は6-シアノヘキシル等の基を挙げることができる。
本発明において、「C~CアルコキシC~Cアルキル基」とは、特に限定しない限り、アルコキシ部分及びアルキル部分が上記の意味である(C~Cアルコキシ)-(C~Cアルキル)-基を示し、例えば、メトキシメチル、1-メトキシエチル、2-メトキシエチル、2-エトキシエチル、2-メトキシプロピル、3-メトキシプロピル、2-エトキシプロピル、3‐エトキシプロピル、1-メチル-3-メトキシブチル又は3-ブトキシブチル等の基を挙げることができる。
本発明において、「フェニルC~CアルコキシC~Cアルキル基」とは、特に限定しない限り、アルコキシ部分及びアルキル部分が上記の意味である(C~Cアルコキシ)-(C~Cアルキル)-基を示し、例えば、フェニルメトキシメチル、1-フェニル(メトキシ)エチル、2-フェニル(メトキシ)エチル、2-フェニル(エトキシ)エチル、2-フェニル(メトキシ)プロピル、3-フェニル(メトキシ)プロピル、2-フェニル(エトキシ)プロピル、3‐フェニル(エトキシ)プロピル、等の基を挙げることができる。
本発明において、「モノ(C~Cアルキル)アミノ基」とは、特に限定しない限り、アルキル部分が上記の意味である(C~Cアルキル)-NH-基を示し、例えば、メチルアミノ、エチルアミノ、n-プロピルアミノ又はイソプロピルアミノ等の基を挙げることができる。
本発明において、「モノ(C~Cハロアルキル)アミノ基」とは、特に限定しない限り、アルキル部分が上記の意味である(C~Cハロアルキル)-NH-基を示し、例えば、フルオロメチルアミノ、ジフルオロメチルアミノ、トリフルオロメチルアミノ、クロロメチルアミノ、ジクロロメチルアミノ、トリクロロメチルアミノ、ブロモメチルアミノ、ジブロモメチルアミノ、トリブロモメチルアミノ、ヨードメチルアミノ、クロロジフルオロメチルアミノ、ジクロロフルオロメチルアミノ、1-フルオロエチルアミノ、2-フルオロエチルアミノ、1,1-ジフルオロエチルアミノ、2,2-ジフルオロエチルアミノ、2,2,2-トリフルオロエチルアミノ、1,1,2,2-テトラフルオロエチルアミノ、ペンタフルオロエチルアミノ、1-クロロエチルアミノ、2-クロロエチルアミノ、1,1-ジクロロエチルアミノ、2,2-ジクロロエチルアミノ、2,2,2-トリクロロエチルアミノ、1,1,2,2-テトラクロロエチルアミノ、ペンタクロロエチルアミノ、1-ブロモエチルアミノ、2-ブロモエチルアミノ、2,2,2-トリブロモエチルアミノ、1-ヨードエチルアミノ、2-ヨードエチルアミノ、2-クロロ-2,2-ジフルオロエチルアミノ、2,2-ジクロロ-2-フルオロエチルアミノ、2-トリクロロエチルアミノ、1-フルオロプロピルアミノ、2-フルオロプロピルアミノ、3-フルオロプロピルアミノ、1,1-ジフルオロプロピルアミノ、2,2-ジフルオロプロピルアミノ、3,3-ジフルオロプロピルアミノ、3,3,3-トリフルオロプロピルアミノ、2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピルアミノ、ヘプタフルオロプロピルアミノ、1-クロロプロピルアミノ、2-クロロプロピルアミノ、3-クロロプロピルアミノ、1,1-ジクロロプロピルアミノ、2,2-ジクロロプロピルアミノ、3,3-ジクロロプロピルアミノ、3,3,3-トリクロロプロピルアミノ、2,2,3,3,3-ペンタクロロプロピルアミノ、ヘプタクロロプロピルアミノ、1-フルオロブチルアミノ、2-フルオロブチルアミノ、3-フルオロブチルアミノ、4-フルオロブチルアミノ、4,4-ジフルオロブチルアミノ、4,4,4-トリフルオロブチルアミノ、3,3,4,4,4-ペンタフルオロブチルアミノ、2,2,3,3,4,4,4-ヘプタフルオロブチルアミノ又はノナフルオロブチルアミノ等の基を挙げることができる。
本発明において、「C~Cアルキルカルボニル基」とは、特に限定しない限り、アルキル部分が上記の意味である(C~Cアルキル)-C(=O)-基を示し、例えば、アセチル、プロピオニル、2-メチルプロピオニル、2,2-ジメチルプロピオニル、ブタノイル、2-メチルブタノイル、3-メチルブタノイル、2-エチルブタノイル、2,2-ジメチルブタノイル、2,3-ジメチルブタノイル、3,3-ジメチルブタノイル、ペンタノイル、2-メチルペンタノイル、3-メチルペンタノイル、4-メチルペンタノイル又はヘキサノイル等の基を挙げることができる。
本発明において、「C~Cアルケニルカルボニル基」とは、特に限定しない限り、アルケニル部分が上記の意味である(C~Cアルケニル)-C(=O)-基を示し、例えば2-プロペニルカルボニル、1-メチル-2-プロペニルカルボニル、2-メチル-2-プロペニルカルボニル、2-ブテニルカルボニル、3-ブテニルカルボニル、3-メチル-2-ブテニルカルボニル、4-メチル-3-ブテニルカルボニル、4-ペンテニルカルボニル又は5-ヘキセニルカルボニル等の基を挙げることができる。
本発明において、「C~CアルキルカルボニルオキシC~Cアルキル基」とは、特に限定しない限り、(C~Cアルキル)-C(=O)-O-(C~Cアルキル)基を示し、例えば、メチルカルボニルオキシメチル又はtert-ブチルカルボニルオキシメチル等の基を挙げることができる。
本発明において、「C~Cアルコキシカルボニル基」とは、特に限定しない限り、アルコキシ部分が上記の意味である(C~Cアルコキシ)-C(=O)-基を示し、例えば、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、n-プロポキシカルボニル、イソプロポキシカルボニル、n-ブトキシカルボニル、イソブトキシカルボニル、sec-ブトキシカルボニル、tert-ブトキシカルボニル、n-ペントキシカルボニル、1-メチルブトキシカルボニル、2-メチルブトキシカルボニル、3-メチルブトキシカルボニル、1-エチルプロポキシカルボニル、1,1-ジメチルプロポキシカルボニル、1,2-ジメチルプロポキシカルボニル又は2,2-ジメチルプロポキシカルボニル等の基を挙げることができる。
本発明において、「C~CアルコキシカルボニルC~Cアルキル基」とは、特に限定しない限り、アルコキシ部分及びアルキル部分が上記の意味である(C~Cアルコキシ)-C(=O)-(C~Cアルキル)-基を示し、例えば、メトキシカルボニルメチル、エトキシカルボニルメチル、n-プロポキシカルボニルメチル、イソプロポキシカルボニルメチル、tert-ブトキシカルボニルメチル、1-(メトキシカルボニル)エチル、2-(メトキシカルボニル)エチル、1-(エトキシカルボニル)エチル、2-(エトキシカルボニル)エチル、1-(メトキシカルボニル)-1-メチルエチル、1-(エトキシカルボニル)-1-メチルエチル、又は2-(tert-ブトキシカルボニル)エチル等の基を挙げることができる。
本発明において、「アミノカルボニル基」とは、NH-C(=O)-基を示す。
本発明において、「モノ(C~Cアルキル)アミノカルボニル基」とは、特に限定しない限り、アルキル部分が上記の意味である(C~Cアルキル)-NH-C(=O)-基を示し、例えば、メチルアミノカルボニル、エチルアミノカルボニル、n-プロピルアミノカルボニル、イソプロピルアミノカルボニル、n-ブチルアミノカルボニル、イソブチルアミノカルボニル、sec-ブチルアミノカルボニル、tert-ブチルアミノカルボニル、n-ペンチルアミノカルボニル、1-メチルブチルアミノカルボニル、2-メチルブチルアミノカルボニル、3-メチルブチルアミノカルボニル、1-エチルプロピルアミノカルボニル、1,1-ジメチルプロピルアミノカルボニル、1,2-ジメチルプロピルアミノカルボニル、2,2-ジメチルプロピルアミノカルボニル又はn-ヘキシルアミノカルボニル等の基を挙げることができる。
本発明において、「ジ(C~Cアルキル)アミノカルボニル基」とは、特に限定しない限り、アルキル部分が上記の意味である(C~Cアルキル)N-C(=O)-基を示し、2個のアルキル基は互いに異なっていてもよく、例えば、ジメチルアミノカルボニル、ジエチルアミノカルボニル、ジ(n-プロピル)アミノカルボニル、ジイソプロピルアミノカルボニル、ジブチルアミノカルボニル、N-エチル-N-メチルアミノカルボニル、N-メチル-N-プロピルアミノカルボニル、N-イソプロピル-N-メチルアミノカルボニル、N-ブチル-N-メチルアミノカルボニル、N-(sec-ブチル)-N-メチルアミノカルボニル、N-イソブチル-N-メチルアミノカルボニル、N-ペンチル-N-メチルアミノカルボニル、N-エチル-N-プロピルアミノカルボニル、N-エチル-N-イソプロピルアミノカルボニル又はN-エチル-N-ブチルアミノカルボニル等の基を挙げることができる。
本発明において、「モノ(C~Cアルコキシ)アミノカルボニル基」とは、特に限定しない限り、アルコキシ部分が上記の意味と同じである(C1~C6アルコキシ)-NH-C(=O)-基を示し、例えば、メトキシアミノカルボニル、エトキシアミノカルボニル、n-プロポキシアミノカルボニル、イソプロポキシアミノカルボニル、n-ブトキシアミノカルボニル、イソブトキシアミノカルボニル、sec-ブトキシアミノカルボニル、tert-ブトキシアミノカルボニル、n-ペントキシアミノカルボニル、1-メチルブトキシアミノカルボニル、2-メチルブトキシアミノカルボニル、3-メチルブトキシアミノカルボニル、1-エチルプロポキシアミノカルボニル、1,1-ジメチルプロポキシアミノカルボニル、1,2-ジメチルプロポキシアミノカルボニル又は2,2-ジメチルプロポキシアミノカルボニル等の基を挙げることができる。
本発明において、「ジ(C~Cアルコキシ)アミノカルボニル基」とは、特に限定しない限り、アルキル部分が上記の意味である(C~Cアルコキシ)N-C(=O)-基を示し、2個のアルキル基は互いに異なっていてもよく、例えば、ジメトキシアミノカルボニル、ジエトキシアミノカルボニル、ジ(n-プロポキシ)アミノカルボニル、ジイソプロポキシアミノカルボニル、ジブトキシアミノカルボニル、N-エトキシ-N-メトキシアミノカルボニル、N-メトキシ-N-プロポキシアミノカルボニル、N-イソプロポキシ-N-メトキシアミノカルボニル、N-ブトキシ-N-メトキシアミノカルボニル、N-(sec-ブトキシ)-N-メトキシアミノカルボニル、N-イソブトキシ-N-メトキシアミノカルボニル、N-ペントキシ-N-メトキシアミノカルボニル、N-エトキシ-N-プロポキシアミノカルボニル、N-エトキシ-N-イソプロポキシアミノカルボニル又はN-エトキシ-N-ブトキシアミノカルボニル等の基を挙げることができる。
本発明において、「N-(C~Cアルコキシ)-N-(C~Cアルキル)アミノカルボニル基」とは、特に限定しない限り、アルコキシ部分及びアルキル部分が上記の意味と同じであるN-(C~Cアルコキシ)-N-(C~Cアルキル)-N-C(=O)-基を示し、例えば、N-メトキシ-N-メチルアミノカルボニル、N-メトキシ-N-エチルアミノカルボニル、N-エトキシ-N-メチルアミノカルボニル、N-エトキシ-N-エチルアミノカルボニル、又はN-メトキシ-N-プロピルアミノカルボニル等の基を挙げることができる。
本発明において、「C~Cアルキルスルホニル基」とは、特に限定しない限り、アルキル部分が上記の意味である(C~Cアルキル)-S(=O)-基を示し、例えば、メチルスルホニル、エチルスルホニル、n-プロピルスルホニル、イソプロピルスルホニル、n-ブチルスルホニル、イソブチルスルホニル、sec-ブチルスルホニル又はtert-ブチルスルホニル等の基を挙げることができる。
本発明において、「C~Cハロアルキルスルホニル基」とは、特に限定しない限り、ハロアルキル部分が上記の意味である(C~Cハロアルキル)-S(=O)-基を示し、例えば、ジフルオロメチルスルホニル、トリフルオロメチルスルホニル、トリクロロメチルスルホニル、2,2,2-トリフルオロエチルスルホニル、ペンタフルオロエチルスルホニル、3,3,3-トリフルオロプロピルスルホニル、ヘプタフルオロプロピルスルホニル、又はヘプタフルオロ-2-プロピルスルホニル等の基を挙げることができる。
本発明において、「ヘテロシクロアルキル基」とは、特に限定しない限り、炭素原子以外に酸素原子、窒素原子、硫黄原子から選ばれる原子を1個以上含む3員~6員の飽和ヘテロ環を示し、例えば、オキセタニル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロピラニル、アゼチジニル、ピロリジニル、ピペリジニル、モルホリニル等の基を挙げることができる。
本発明において、「ヘテロシクロアルキルカルボニル基」とは、特に限定しない限り、ヘテロシクロアルキル部分が上記の意味である(C~Cヘテロシクロアルキル)-C(=O)-基を示し、例えば、オキセタニルカルボニル、テトラヒドロフラニルカルボニル、テトラヒドロピラニルカルボニル、アゼチジニルカルボニル、ピロリジニルカルボニル、ピペリジニルカルボニル、モルホリニルカルボニル等の基を挙げることができる。
本発明において、「ヘテロシクロアルキルC~Cアルキル基」とは、特に限定しない限り、ヘテロシクロアルキル部分及びアルキル部分が上記の意味である(C~Cヘテロシクロアルキル)-(C~Cアルキル)基を示し、例えば、オキセタニルメチル、テトラヒドロフラニルメチル、テトラヒドロピラニルメチル、ピロリジニルメチル又はピペリジニルメチル等の基を挙げることができる。
本発明において、「C~Cアルキルチオ基」とは、特に限定しない限り、アルキル部分が上記の意味である(C~Cアルキル)-S-基を示し、例えば、メチルチオ、エチルチオ、n-プロピルチオ、イソプロピルチオ、n-ブチルチオ、イソブチルチオ、sec-ブチルチオ又はtert-ブチルチオ等の基を挙げることができる。
本発明において、「C~Cアルキルスルフィニル基」とは、特に限定しない限り、アルキル部分が上記の意味である(C~Cアルキル)-S(=O)-基を示し、例えば、メチルスルフィニル、エチルスルフィニル、n-プロピルスルフィニル、イソプロピルスルフィニル、n-ブチルスルフィニル、イソブチルスルフィニル、sec-ブチルスルフィニル又はtert-ブチルスルフィニル等の基を挙げることができる。
本発明において、「C~Cハロアルキルチオ基」とは、特に限定しない限り、ハロアルキル部分が上記の意味である(C~Cハロアルキル)-S-基を示し、例えば、フルオロメチルチオ、ジフルオロメチルチオ、トリフルオロメチルチオ、トリクロロメチルチオ、2,2,2-トリフルオロエチルチオ、ペンタフルオロエチルチオ、2,2,2-トリクロロエチルチオ、3,3,3-トリフルオロプロピルチオ、1,1,2,3,3,3-ヘキサフルオロプロピルチオ、ヘプタフルオロプロピルチオ、1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロプロパン-2-イルチオ、ヘプタフルオロプロパン-2-イルチオ又は4,4,4-トリフルオロブチルチオ等の基を挙げることができる。
本発明において、「C~Cハロアルキルスルフィニル基」とは、特に限定しない限り、ハロアルキル部分が上記の意味である(C~Cハロアルキル)-S(=O)-基を示し、例えば、ジフルオロメチルスルフィニル、トリフルオロメチルスルフィニル、トリクロロメチルスルフィニル、2,2,2-トリフルオロエチルスルフィニル、2,2,2-トリクロロエチルスルフィニル、ペンタフルオロエチルスルフィニル、3,3,3-トリフルオロプロピルスルフィニル、ヘプタフルオロプロピルスルフィニル又はヘプタフルオロ-2-プロピルスルフィニル等の基を挙げることができる。
本発明において、「モノ(C~C12アルキルカルボニル)アミノ基」とは、特に限定しない限り、アルキル部分が上記の意味である(C~C12アルキル)-C(=O)-NH-基を示し、例えばアセチルアミノ、プロピオニルアミノ、ブチリルアミノ又はイソブチリルアミノ等の基を挙げることができる。
本発明において、「モノ(C~CアルコキシC~Cアルキル)アミノ基」とは、特に限定しない限り、アルコキシ部分及びアルキル部分が上記の意味である(C~Cアルコキシ)-(C~Cアルキル)-NH-基を示し、例えば、メトキシメチルアミノ、1-メトキシエチルアミノ、2-メトキシエチルアミノ、2-エトキシエチルアミノ、2-メトキシプロピルアミノ、3-メトキシプロピルアミノ、2-エトキシプロピルアミノ、3‐エトキシプロピルアミノ、1-メチル-3-メトキシブチルアミノ又は3-ブトキシブチルアミノ等の基を挙げることができる。
本発明において、「モノ(C~Cアルケニル)アミノ基」とは、特に限定しない限り、アルケニル部分が上記の意味である(C~Cアルケニル)-NH-基を示し、例えば、ビニルアミノ、1-プロペニルアミノ、イソプロペニルアミノ、2-プロペニルアミノ、1-ブテニルアミノ、1-メチル-1-プロペニルアミノ、2-ブテニルアミノ、1-メチル-2-プロペニルアミノ、3-ブテニルアミノ、2-メチル-1-プロペニルアミノ、2-メチル-2-プロペニルアミノ、1,3-ブタジエニルアミノ、1-ペンテニルアミノ、1-エチル-2-プロペニルアミノ、2-ペンテニルアミノ、1-メチル-1-ブテニルアミノ、3-ペンテニルアミノ、1-メチル-2-ブテニルアミノ、4-ペンテニルアミノ、1-メチル-3-ブテニルアミノ、3-メチル-1-ブテニルアミノ、1,2-ジメチル-2-プロペニルアミノ、1,1-ジメチル-2-プロペニルアミノ、2-メチル-2-ブテニルアミノ、3-メチル-2-ブテニルアミノ、1,2-ジメチル-1-プロペニルアミノ、2-メチル-3-ブテニルアミノ、3-メチル-3-ブテニルアミノ、1,3-ペンタジエニルアミノ、1-ビニル-2-プロペニルアミノ、1-ヘキセニルアミノ、1-プロピル-2-プロペニルアミノ、2-へキセニルアミノ、1-メチル-1-ペンテニルアミノ、1-エチル-2-ブテニルアミノ、3-ヘキセニルアミノ、4-ヘキセニルアミノ、5-ヘキセニルアミノ、1-メチル-4-ペンテニルアミノ、1-エチル-3-ブテニルアミノ、1-(イソブチル)ビニルアミノ、1-エチル-1-メチル-2-プロペニルアミノ、1-エチル-2-メチル-2-プロペニルアミノ、1-(イソプロピル)-2-プロペニルアミノ、2-メチル-2-ペンテニルアミノ、3-メチル-3-ペンテニルアミノ、4-メチル-3-ペンテニルアミノ、1,3-ジメチル-2-ブテニルアミノ、1,1-ジメチル-3-ブテニルアミノ、3-メチル-4-ペンテニルアミノ、4-メチル-4-ペンテニルアミノ、1,2-ジメチル-3-ブテニルアミノ、1,3-ジメチル-3-ブテニルアミノ、1,1,2-トリメチル-2-プロペニルアミノ、1,5-ヘキサジエニルアミノ、1-ビニル-3-ブテニルアミノ又は2,4-ヘキサジエニルアミノ等の基を挙げることができる。
本発明において、「モノ(C~Cアルキニル)アミノ基」とは、特に限定しない限り、アルケニル部分が上記の意味である(C~Cアルキニル)-NH-基を示し、例えば、エチニルアミノ、1-プロピニルアミノ、2-プロピニルアミノ、1-ブチニルアミノ、1-メチル-2-プロピニルアミノ、2-ブチニルアミノ、3-ブチニルアミノ、1-ペンチニルアミノ、1-エチル-2-プロピニルアミノ、2-ペンチニルアミノ、3-ペンチニルアミノ、1-メチル-2-ブチニルアミノ、4-ペンチニルアミノ、1-メチル-3-ブチニルアミノ、2-メチル-3-ブチニルアミノ、1-ヘキシニルアミノ、1-(n-プロピル)-2-プロピニルアミノ、2-ヘキシニルアミノ、1-エチル-2-ブチニルアミノ、3-ヘキシニルアミノ、1-メチル-2-ペンチニルアミノ、1-メチル-3-ペンチニルアミノ、4-メチル-1-ペンチニルアミノ、3-メチル-1-ペンチニルアミノ、5-ヘキシニルアミノ、1-エチル-3-ブチニルアミノ、1-エチル-1-メチル-2-プロピニルアミノ、1-(イソプロピル)-2-プロピニルアミノ、1,1-ジメチル-2-ブチニルアミノ又は2,2-ジメチル-3-ブチニルアミノ等の基を挙げることができる。
本発明において、「モノ(フェニルC~Cアルキル)アミノ基」とは、特に限定しない限り、(フェニル)-(C~Cアルキル)-NH-基を示し、例えば、ベンジルアミノ、1-フェニルエチルアミノ、2-フェニルエチルアミノ又は2-フェニルプロピルアミノ等の基を挙げることができる。
本発明において、「C~CアルキルチオC~Cアルキル基」とは、特に限定しない限り、アルキル部分が上記の意味である(C~Cアルキル)-S-(C~Cアルキル)-基を示し、例えばメチルチオメチル、2-(メチルチオ)エチル、エチルチオメチル、2-(エチルチオ)エチル、tert-ブチルチオメチル又は2-(tert-ブチルチオ)エチル等の基を挙げることができる。
本発明において、「置換基群αから選ばれる置換基でモノ置換又はポリ置換された」とは、「1又は2以上の置換基群αから選ばれる置換基により置換されてもよい」を意味する。2以上の置換基群αから選ばれる置換基により置換された場合は、2以上の置換基群αから選ばれる置換基は、それぞれ同一又は異なっても良く、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、C~Cアルキル基、C~Cハロアルキル基、ヒドロキシ基、C~Cアルコキシ基、C~Cハロアルコキシ基、C~Cアルキルチオ基、C~Cハロアルキルチオ基、C~Cアルキルスルフィニル基、C~Cハロアルキルスルフィニル基、C~Cアルキルスルホニル基、C~Cハロアルキルスルホニル基を示す。
本発明において、「農業上許容される塩」とは、一般式[I]又は[II]で表される本発明化合物において、水酸基、カルボキシル基若しくはアミノ基等がその構造中に存在する場合又はピリジン環の窒素原子に、これらと金属若しくは有機塩基との塩又は鉱酸若しくは有機酸との塩であり、金属としてはナトリウム若しくはカリウム等のアルカリ金属或いはマグネシウム若しくはカルシウム等のアルカリ土類金属を挙げることができ、有機塩基としてはトリエチルアミン若しくはジイソプロピルアミン等を挙げることができ、鉱酸としてはりん酸、塩酸、臭化水素酸、ヨウ化水素酸、ほう酸、若しくは硫酸等を挙げることができ、又、有機酸としては、ギ酸、酢酸、乳酸、アスコルビン酸、コハク酸、フマル酸、マレイン酸、シュウ酸、クエン酸、安息香酸、サリチル酸、酒石酸、メタンスルホン酸、4-トルエンスルホン酸若しくはトリフルオロメタンスルホン酸等を挙げることができる。
次に、一般式[I]で表される本発明のハロアルキルスルホンアニリド誘導体に包含される化合物の代表的な化合物例を表1~表17に、一般式[II]で表される本発明の化合物に包含される化合物の代表的な化合物例を表18~表130に示す。しかしながら、本発明の誘導体に包含される化合物は、これらに限定されるものではない。又、表中の化合物番号は以後の記載において参照される。
尚、一般式[I]又は[II]で表される本発明化合物に包含される化合物には、置換基の種類によってはE-体及びZ-体の幾何異性体が存在する場合があるが、本発明はこれらE-体、Z-体又はE-体及びZ-体を任意の割合で含む混合物を包含する。又、本発明に包含される化合物は、1個又は2個以上の不斉炭素原子及び不斉硫黄原子の存在に起因する光学異性体が存在する場合があるが、本発明は全ての光学活性体、ラセミ体又はジアステレオマーを包含する。
本明細書における表中の次の表記は、例えば下記の通りそれぞれ該当する基を表す。
Me :メチル;
Et :エチル;
n-Pr :n-プロピル;
n-Bu :n-ブチル;
i-Pr :イソプロピル又はiso-プロピル;
i-Bu :イソブチル又はiso-ブチル;
t-Bu :tert-ブチル又はt-ブチル;
n-Hex :n-ヘキシル;
c-Pr :シクロプロピル;
c-Pen :シクロペンチル
c-Hex :シクロヘキシル;
CHF :ジフルオロメチル;
CF :トリフルオロメチル;
OMe :メトキシ;
OEt :エトキシ;
2-pyridyl :2-ピリジル;
2-thienyl :2-チエニル;
2-thiazolyl :2-チアゾリル;
2-(1,3-dioxoranyl) :2-(1,3-ジオキソラニル);
2-pyrimidinyl :2-ピリミジニル;
2-pymidinyl-3,5-Me :3,5-ジメチル-2-ピリミジニル;
2-pymidinyl-3,5-OMe :3,5-メトキシ-2-ピリミジニル; CO-1-pyrrolidinyl :1-ピロリジニルカルボニル;
CO-4-morpholinyl :4-モルホリニルカルボニル;
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Figure 2022184796000126

Figure 2022184796000127

Figure 2022184796000128

Figure 2022184796000129

Figure 2022184796000130

Figure 2022184796000131

Figure 2022184796000132
一方、一般式[I]又は[II]で表される本発明化合物は、以下に示す製造法に従って製造することができるが、これらの方法に限定されるものではない。尚、以下、例えば「一般式[I]で表される化合物」、「式[I]で表される化合物」及び「化合物[I]」は同意とする。
<製造方法1>
本発明化合物のうち、一般式[I-1]又は[I-2]で表される化合物は、例えば以下の方法に従い製造することができる。
Figure 2022184796000133
(式中、L、Lはハロゲン原子等の脱離基を示し、R11は水素原子、シアノ基、C~Cアルキル基、C~Cハロアルキル基、C~Cアルケニル基、C~Cアルキニル基、C~Cシクロアルキル基、アミノカルボニル基、無置換の若しくは置換基群αから選ばれる置換基でモノ置換又はポリ置換されたC~Cシクロアルキル基、無置換の若しくは置換基群αから選ばれる置換基でモノ置換又はポリ置換されたフェニル基、無置換の若しくは置換基群αから選ばれる置換基でモノ置換又はポリ置換されたヘテロアリール基、無置換の若しくは置換基群αから選ばれる置換基でモノ置換又はポリ置換されたヘテロシクロアルキル基を示し、α、W、R、R、R、R、R、R、R、R10及びnは前記と同じ意味を示す。)
即ち、一般式[I-1]で表される化合物は、(工程1-1)適当な溶媒中、適当な触媒の存在下、一般式[II-1]で表される化合物を還元し化合物[II-2]を得た後、(工程1-2)適当な溶媒中一般式[II-2]で表される化合物を化合物[III]又は[IV]と反応させることにより化合物[II-3]を得て、(工程1-3)適当な溶媒中、一般式[II-3]で表される化合物と化合物[V]を反応させることにより製造することができる。
さらに、一般式[I-2]で表される化合物は、(工程1-4)一般式[I-1]で表される化合物と適当な酸化剤とを、適当な触媒の存在下又は非存在下、適当な溶媒中で反応させることにより製造することができる。
(工程1-1)
一般式[II―2]で表される化合物は、実験化学講座第4版(丸善)、第26巻の「還元一般の項」に準じて、一般式[II―1]で表されるニトロ化合物を還元することにより製造することができる。
(工程1-2)
本反応で使用する化合物[III]又は[IV]の使用量は、化合物[II-2]1モルに対して1.0~5.0モルの範囲から適宜選択すればよく、好ましくは1.0~2.0モルである。
本反応で使用できる塩基としては、例えば、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ金属の水酸化物類、水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム等のアルカリ土類金属の水酸化物類、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等のアルカリ金属の炭酸塩類、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム等のアルカリ金属重炭酸塩類等の無機塩基類、卜リエチルアミン、4-メチルモルホリン、N-エチルジイソプロピルアミン、1,8-ジアザビシクロ[5.4.0]-7-ウンデセン、ピリジン、4-(N,N-ジメチルアミノ)ピリジン、2,6-ルチジン等の有機塩基類等を挙げることができる。尚、塩基の使用量は、化合物[II-2]1モルに対して1.0~5.0モルの範囲から適宜選択すればよく、好ましくは1.0~2.0モルである。
本反応で使用できる溶媒としては、例えばジエチルエーテル、メチルtert-ブチルエーテル、シクロペンチルメチルエーテル、テトラヒドロフラン、2-メチルテトラヒドロフラン、1,4-ジオキサン等のエーテル類;ジクロロメタン、クロロホルム、1,2-ジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素類;ベンゼン、トルエン、キシレン、クロロベンゼン等の芳香族炭化水素類;N,N-ジメチルホルムアミド、N,N-ジメチルアセトアミド、N-メチル-2-ピロリドン、ジメチルスルホキシド、スルホラン、1,3-ジメチル-2-イミダゾリジノン等の非プロトン性極性溶媒類;アセトニトリル、プロピオニトリル等のニトリル類;ペンタン、ヘキサン、シクロヘキサン、ヘプタン等の脂肪族炭化水素類又はこれらの混合溶媒等を挙げることができる。尚、溶媒の使用量は、化合物[II-2]1モルに対して0.1~100リットルであり、好ましくは0.3~15リットルである。
本反応の反応温度は、通常-70℃から反応系における還流温度までの任意の温度の範囲から選択すればよく、好ましくは-20℃~室温の範囲で行うのがよい。
本反応の反応時間は、反応温度、反応基質、反応量等により異なるが、通常10分~24時間である。
本反応終了後は、反応混合物を水等に注加し、有機溶媒にて抽出してから、濃縮する等の操作を行うことにより、化合物[II-3]を単離することができる。単離した化合物[II-3]は、必要に応じてカラムクロマトグラフィー、再結晶等により更に精製することもできる。
(工程1-3)
本反応で使用する化合物[V]の使用量は、化合物[II-3]1モルに対して1.0~5.0モルの範囲から適宜選択すればよく、好ましくは1.0~2.0モルである。
本反応で使用できる塩基としては、例えば水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ金属の水酸化物類、水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム等のアルカリ土類金属の水酸化物類、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等のアルカリ金属の炭酸塩類、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム等のアルカリ金属重炭酸塩類等の無機塩基類、卜リエチルアミン、4-メチルモルホリン、N-エチルジイソプロピルアミン、1,8-ジアザビシクロ[5.4.0]-7-ウンデセン、ピリジン、4-(N,N-ジメチルアミノ)ピリジン、2,6-ルチジン等の有機塩基類等を挙げることができる。尚、塩基の使用量は、化合物[II-3]1モルに対して1.0~5.0モルの範囲から適宜選択すればよく、好ましくは1.0~1.5モルである。
本反応で使用できる溶媒としては、例えばジエチルエーテル、メチルtert-ブチルエーテル、シクロペンチルメチルエーテル、テトラヒドロフラン、2-メチルテトラヒドロフラン、1,4-ジオキサン等のエーテル類;ベンゼン、トルエン、キシレン、クロロベンゼン等の芳香族炭化水素類;ジクロロメタン、クロロホルム、1,2-ジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素類;N,N-ジメチルホルムアミド、N,N-ジメチルアセトアミド、N-メチル-2-ピロリドン、ジメチルスルホキシド、スルホラン、1,3-ジメチル-2-イミダゾリジノン等の非プロトン性極性溶媒類;メタノール、エタノール、2-プロパノール等のアルコール類;アセトニトリル、プロピオニトリル等のニトリル類;酢酸エチル、プロピオン酸エチル等のエステル類;ペンタン、ヘキサン、シクロヘキサン、ヘプタン等の脂肪族炭化水素類;ピリジン、ピコリン等のピリジン類;水、又はこれらの混合溶媒等を挙げることができる。尚、溶媒の使用量は、化合物[II-3]1モルに対して0.1~100リットルであり、好ましくは0.1~30リットルである。
本反応の反応温度は、通常-30℃から反応系における還流温度までの任意の温度の範囲から選択すればよく、好ましくは0℃~150℃の範囲で行うのがよい。
本反応の反応時間は、反応温度、反応圧力、反応基質、反応量等により異なるが、通常10分~24時間である。
本反応終了後は、反応混合物をそのまま濃縮する又は水等に注加し、有機溶媒にて抽出してから濃縮する等の操作を行うことにより、化合物[I-1]を単離することができる。単離した化合物[I-1]は、必要に応じてカラムクロマトグラフィー、再結晶等により更に精製することもできる。
(工程1-4)
本反応で使用できる酸化剤としては、例えば、過酸化水素、m-クロロ過安息香酸、過ヨウ素酸ナトリウム、オキソン(OXONE、イー・アイ・デュポン社商品名;ペルオキソ硫酸水素カリウム含有物)、N-クロロコハク酸イミド、N-ブロモコハク酸イミド、次亜塩素酸tert-ブチル、次亜塩素酸ナトリウム等を挙げることができる。尚、酸化剤の使用量は、一般式[I-2]で表される化合物の硫黄原子の酸化数nに依存するが、化合物[I-1]1モルに対して0.8~10モルの範囲から適宜選択すればよく、好ましくは0.8~4.0モルである。
本反応で使用できる触媒としては、例えば、五酸化バナジウム、メタバナジン酸ナトリウム、タングステン酸ナトリウム等を挙げることができる。尚、触媒の使用量は、化合物[I-1]1モルに対して0.01~1.0モルの範囲から適宜選択すればよく、好ましくは0.01~0.1モルである。
本反応で使用できる溶媒としては、例えば、ベンゼン、トルエン、キシレン、クロロベンゼン等の芳香族炭化水素類、N,N-ジメチルホルムアミド、N,N-ジメチルアセトアミド、N-メチル-2-ピロリドン、ジメチルスルホキシド、スルホラン、1,3-ジメチル-2-イミダゾリジノン等の非プロトン性極性溶媒類;メタノール、エタノール、2-プロパノール等のアルコール類;ジクロロメタン、クロロホルム、1,2-ジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素類;ペンタン、ヘキサン、シクロヘキサン、ヘプタン等の脂肪族炭化水素類;酢酸、プロピオン酸、トリフルオロ酢酸等のカルボン酸類;水又はこれらの混合溶媒等を挙げることができる。尚、溶媒の使用量は、化合物[I-24]1モルに対して0.1~100リットルであり、好ましくは0.3~50ットルである。
本反応の反応温度は、通常-30℃から反応系における還流温度までの任意の温度の範囲から選択すればよく、好ましくは-10℃~100℃の範囲で行うのがよい。
本反応の反応時間は、反応温度、反応基質、反応量等により異なるが、通常10分~24時間である。
本反応終了後は、反応混合物を水に注加し中和した後、析出した固体を濾取する又は有機溶媒にて抽出してから濃縮する等の操作を行うことにより、化合物[I-2]を単離することができる。単離した化合物[I-2]は、必要に応じてカラムクロマトグラフィー、再結晶等により更に精製することもできる。
<製造方法2>
本発明化合物のうち、一般式[I-2]で表される化合物は、例えば以下の方法に従い製造することができる。
Figure 2022184796000134
(式中、L、Lはハロゲン原子等の脱離基を示し、W、R、R、R、R、R、R、R、R10及びnは前記と同じ意味を示す。)
即ち、一般式[I-2]で表される化合物は、(工程2-1)適当な溶媒中、適当な触媒の存在下、一般式[VI-1]で表される化合物を還元し化合物[VI-2]を得た後、(工程2-2)適当な溶媒中、化合物[III]又は[IV]と反応させることにより化合物[VI-3]を得て、(工程2-3)適当な溶媒中、化合物[V]を反応させることにより製造することができる。
(工程2-1)
一般式[VI―2]で表される化合物は、一般式[VI-1]で表される化合物を用いて製造方法1工程1-1に準じた製造方法により製造することができる。
(工程2-2)
本反応で使用する化合物[III]又は[IV]の使用量は、化合物[VI-2]1モルに対して1.0~5.0モルの範囲から適宜選択すればよく、好ましくは1.0~2.0モルである。
本反応で使用できる塩基としては、製造方法1工程1-2と同様の塩基を挙げることができる。尚、塩基の使用量は、化合物[VI-2]1モルに対して1.0~5.0モルの範囲から適宜選択すればよく、好ましくは1.0~2.0モルである。
本反応で使用できる溶媒としては、製造方法1工程1-2と同様の溶媒ジエチルエーテル、メチルtert-ブチルエーテル、シクロペンチルメチルエーテル、を挙げることができる。尚、溶媒の使用量は、化合物[VI-2]1モルに対して0.1~100リットルであり、好ましくは0.3~20リットルである。
本反応の反応温度は、通常-70℃から反応系における還流温度までの任意の温度の範囲から選択すればよく、好ましくは-20℃~室温の範囲で行うのがよい。
本反応の反応時間は、反応温度、反応基質、反応量等により異なるが、通常10分~24時間である。
本反応終了後は、反応混合物を水等に注加し、有機溶媒にて抽出してから、濃縮する等の操作を行うことにより、化合物[II-3]を単離することができる。単離した化合物[II-3]は、必要に応じてカラムクロマトグラフィー、再結晶等により更に精製することもできる。
(工程2-3)
本反応で使用する化合物[V]の使用量は、化合物[VI-3]1モルに対して1.0~5.0モルの範囲から適宜選択すればよく、好ましくは1.0~2.0モルである。
本反応で使用できる塩基としては、製造方法1工程1-3と同様の塩基を挙げることができる。尚、塩基の使用量は、化合物[VI-3]1モルに対して1.0~5.0モルの範囲から適宜選択すればよく、好ましくは1.0~1.5モルである。
反応で使用できる溶媒としては、製造方法1工程1-3と同様の溶媒ジエチルエーテル、メチルtert-ブチルエーテル、シクロペンチルメチルエーテル、を挙げることができる。尚、溶媒の使用量は、化合物[VI-3]1モルに対して0.1~100リットルであり、好ましくは0.1~30リットルである。
本反応の反応温度は、通常-30℃から反応系における還流温度までの任意の温度の範囲から選択すればよく、好ましくは0℃~150℃の範囲で行うのがよい。
本反応の反応時間は、反応温度、反応基質、反応量等により異なるが、通常10分~24時間である。
本反応終了後は、反応混合物をそのまま濃縮する又は水等に注加し、有機溶媒にて抽出してから濃縮する等の操作を行うことにより、化合物[I-2]を単離することができる。単離した化合物[I-2]は、必要に応じてカラムクロマトグラフィー、再結晶等により更に精製することもできる。
<製造方法3>
本発明化合物のうち、一般式[II-1]で表される化合物は、例えば以下の方法に従い製造することができる。
Figure 2022184796000135
(式中、Lはハロゲン原子等の脱離基を示し、Mは、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属等を示し、R12はC~Cアルキルを示し、W、R、R、R、R、R及びR11は前記と同じ意味を示す。)
即ち、一般式[II―1]で表される化合物は、(工程3-1)一般式[VII]で表される化合物と一般式[VIII]で表される化合物とを、適当な溶媒中で反応させることにより化合物[IX]を得た後、(工程3-2)適当な溶媒中、適当な酸又は適当な塩基の存在下で加水分解させることにより化合物[X]を得て、(工程3-3)適当な溶媒中、化合物[XI]を反応させることにより製造することが出来る。さらに、一般式[II―1]で表される化合物は、(工程3-4)一般式[VII]で表される化合物と一般式[XII]で表される化合物又は一般式[XII’]で表される化合物とを、適当な溶媒中、適当な塩基の存在下又は非存在下で反応させることにより製造することも出来る。
(工程3-1)
本反応で使用する化合物[VIII]の使用量は、化合物[VII]1モルに対して通常1.0~30モルの範囲から適宜選択すればよく、好ましくは1.0~5.0モルである。
本反応で使用できる溶媒としては、例えばジエチルエーテル、メチルtert-ブチルエーテル、シクロペンチルメチルエーテル、テトラヒドロフラン、2-メチルテトラヒドロフラン、1,4-ジオキサン等のエーテル類;ベンゼン、トルエン、キシレン、クロロベンゼン等の芳香族炭化水素類;ジクロロメタン、クロロホルム、1,2-ジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素類;N,N-ジメチルホルムアミド、N,N-ジメチルアセトアミド、N-メチル-2-ピロリドン、ジメチルスルホキシド、スルホラン、1,3-ジメチル-2-イミダゾリジノン等の非プロトン性極性溶媒類;メタノール、エタノール、2-プロパノール等のアルコール類;アセトニトリル、プロピオニトリル等のニトリル類;ペンタン、ヘキサン、シクロヘキサン、ヘプタン等の脂肪族炭化水素類;ピリジン、ピコリン等のピリジン類;トリエチルアミン、トリブチルアミン等の第三級アミン類;水又はこれらの混合溶媒等を挙げることができる。尚、溶媒の使用量は、化合物[VII]1モルに対して0.1~1000リットルであり、好ましくは0.2~100リットルである。
本反応の反応温度は、-78℃から反応系における還流温度までの任意の温度の範囲から選択すればよく、好ましくは0℃~室温の範囲で行うのがよい。
本反応の反応時間は、反応温度、反応基質、反応量等により異なるが、通常10分~48時間である。
本反応終了後は、反応混合物を水に注加し中和した後、析出した固体を濾取する又は有機溶媒にて抽出してから濃縮する等の操作を行うことにより、化合物[IX]を単離することができる。単離した化合物[IX]は、必要に応じてカラムクロマトグラフィー、再結晶等により更に精製することもできる。
(工程3-2)
本反応で使用できる酸としては、例えば、塩酸、臭化水素酸又は硫酸等の鉱酸類、酢酸、プロピオン酸、トリフルオロ酢酸等のカルボン酸類、メタンスルホン酸又はトリフルオロメタンスルホン酸等のスルホン酸類等を挙げることができる。尚、酸の使用量は、化合物[IX]1モルに対して1~溶媒量相当モルの範囲から適宜選択すればよく、好ましくは1.0~100モルである。
本反応で使用できる塩基としては、例えば、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ金属の水酸化物類、水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム等のアルカリ土類金属の水酸化物類、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等のアルカリ金属の炭酸塩類、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム等のアルカリ金属重炭酸塩類等の無機塩基類、卜リエチルアミン、4-メチルモルホリン、N-エチルジイソプロピルアミン、1,8-ジアザビシクロ[5.4.0]-7-ウンデセン、ピリジン、4-(N,N-ジメチルアミノ)ピリジン、2,6-ルチジン等の有機塩基類等を挙げることができる。尚、塩基の使用量は、化合物[IX]1モルに対して1~溶媒量相当モルの範囲から適宜選択すればよく、好ましくは1.0~100モルである。
本反応で使用できる溶媒としては、例えば、ジエチルエーテル、メチルtert-ブチルエーテル、シクロペンチルメチルエーテル、テトラヒドロフラン、2-メチルテトラヒドロフラン、1,4-ジオキサン等のエーテル類;ベンゼン、トルエン、キシレン、クロロベンゼン等の芳香族炭化水素類;N,N-ジメチルホルムアミド、N,N-ジメチルアセトアミド、N-メチル-2-ピロリドン、ジメチルスルホキシド、スルホラン、1,3-ジメチル-2-イミダゾリジノン等の非プロトン性極性溶媒類;メタノール、エタノール、2-プロパノール等のアルコール類;アセトニトリル、プロピオニトリル等のニトリル類;アセトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン類;水、又はこれらの混合溶媒等を挙げることができる。尚、溶媒の使用量は、化合物[IX]1モルに対して0.1~500リットルであり、好ましくは0.3~30リットルである。
本反応の反応温度は、通常-30℃から反応系における還流温度までの任意の温度の範囲から選択すればよく、好ましくは0℃~150℃の範囲で行うのがよい。
本反応の反応時間は、反応温度、反応基質、反応量等により異なるが、通常10分~72時間である。
本反応終了後は、反応混合物を水に注加し中和した後、析出した固体を濾取する又は有機溶媒にて抽出してから濃縮する等の操作を行うことにより、化合物[X]を単離することができる。単離した化合物[X]は、必要に応じてカラムクロマトグラフィー、再結晶等により更に精製することもできる。
(工程3-3)
本反応で使用する化合物[XI]の使用量は、化合物[X]1モルに対して通常1.0~100モルの範囲から適宜選択すればよく、好ましくは1.0~5.0モルである。
本反応で塩基を使用する場合、使用できる塩基としては、例えば水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ金属の水酸化物類;水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム等のアルカリ土類金属の水酸化物類;炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等のアルカリ金属の炭酸塩類;炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム等のアルカリ金属の重炭酸塩類;フッ化ナトリウム、フッ化カリウム等のアルカリ金属のフッ化物;リン酸三カリウム等のアルカリ金属のリン酸塩類;水素化リチウム、水素化ナトリウム、水素化カリウム等のアルカリ金属の水素化物;又は卜リエチルアミン、トリブチルアミン、4-メチルモルホリン、N-エチルジイソプロピルアミン、1,8-ジアザビシクロ[5.4.0]-7-ウンデセン、ピリジン、4-(N,N-ジメチルアミノ)ピリジン、2,6-ルチジン等の有機塩基類等を挙げることができる。尚、塩基の使用量は、化合物[X]1モルに対して0~5.0モルの範囲から適宜選択すればよく、好ましくは0.1~2.0モルである。
本反応で使用できる溶媒としては、例えばジエチルエーテル、メチルtert-ブチルエーテル、シクロペンチルメチルエーテル、テトラヒドロフラン、2-メチルテトラヒドロフラン、1,4-ジオキサン等のエーテル類;ベンゼン、トルエン、キシレン、クロロベンゼン等の芳香族炭化水素類;ジクロロメタン、クロロホルム、1,2-ジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素類;N,N-ジメチルホルムアミド、N,N-ジメチルアセトアミド、N-メチル-2-ピロリドン、ジメチルスルホキシド、スルホラン、1,3-ジメチル-2-イミダゾリジノン等の非プロトン性極性溶媒類;メタノール、エタノール、2-プロパノール等のアルコール類;アセトニトリル、プロピオニトリル等のニトリル類;アセトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン類;ペンタン、ヘキサン、シクロヘキサン、ヘプタン等の脂肪族炭化水素類;ピリジン、ピコリン等のピリジン類;トリエチルアミン、トリブチルアミン等の第三級アミン類;水又はこれらの混合溶媒等を挙げることができる。尚、溶媒の使用量は、化合物[X]1モルに対して0.1~1000リットルであり、好ましくは0.2~100リットルである。
本反応の反応温度は、-78℃から反応系における還流温度までの任意の温度の範囲から選択すればよく、好ましくは-10℃~180℃の範囲で行うのがよい。
本反応の反応時間は、反応温度、反応基質、反応量等により異なるが、通常10分~48時間である。
本反応終了後は、反応混合物を水に注加し中和した後、析出した固体を濾取する又は有機溶媒にて抽出してから濃縮する等の操作を行うことにより、化合物[II-1]を単離することができる。単離した化合物[II-1]は、必要に応じてカラムクロマトグラフィー、再結晶等により更に精製することもできる。
(工程3-4)
本反応で使用する化合物[XII]又は化合物[XII’]の使用量は、化合物[VII]1モルに対して通常1.0~100モルの範囲から適宜選択すればよく、好ましくは1.0~5.0モルである。
本反応で塩基を使用する場合、使用できる塩基としては、例えば水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ金属の水酸化物類;水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム等のアルカリ土類金属の水酸化物類;炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等のアルカリ金属の炭酸塩類;炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム等のアルカリ金属の重炭酸塩類;フッ化ナトリウム、フッ化カリウム等のアルカリ金属のフッ化物;リン酸三カリウム等のアルカリ金属のリン酸塩類;水素化リチウム、水素化ナトリウム、水素化カリウム等の金属水素化物;又は卜リエチルアミン、トリブチルアミン、4-メチルモルホリン、N-エチルジイソプロピルアミン、1,8-ジアザビシクロ[5.4.0]-7-ウンデセン、ピリジン、4-(N,N-ジメチルアミノ)ピリジン、2,6-ルチジン等の有機塩基類等を挙げることができる。尚、塩基の使用量は、化合物[VII]1モルに対して0~5.0モルの範囲から適宜選択すればよく、好ましくは0.1~2.0モルである。
本反応で使用できる溶媒としては、例えばジエチルエーテル、メチルtert-ブチルエーテル、シクロペンチルメチルエーテル、テトラヒドロフラン、2-メチルテトラヒドロフラン、1,4-ジオキサン等のエーテル類;ベンゼン、トルエン、キシレン、クロロベンゼン等の芳香族炭化水素類;ジクロロメタン、クロロホルム、1,2-ジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素類;N,N-ジメチルホルムアミド、N,N-ジメチルアセトアミド、N-メチル-2-ピロリドン、ジメチルスルホキシド、スルホラン、1,3-ジメチル-2-イミダゾリジノン等の非プロトン性極性溶媒類;メタノール、エタノール、2-プロパノール等のアルコール類;アセトニトリル、プロピオニトリル等のニトリル類;アセトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン類;ペンタン、ヘキサン、シクロヘキサン、ヘプタン等の脂肪族炭化水素類;ピリジン、ピコリン等のピリジン類;トリエチルアミン、トリブチルアミン等の第三級アミン類;水又はこれらの混合溶媒等を挙げることができる。尚、溶媒の使用量は、化合物[VII]1モルに対して0.1~1000リットルであり、好ましくは0.2~100リットルである。
本反応の反応温度は、-78℃から反応系における還流温度までの任意の温度の範囲から選択すればよく、好ましくは0℃~180℃の範囲で行うのがよい。
本反応の反応時間は、反応温度、反応基質、反応量等により異なるが、通常10分~48時間である。
本反応終了後は、反応混合物を水に注加し中和した後、析出した固体を濾取する又は有機溶媒にて抽出してから濃縮する等の操作を行うことにより、化合物[II-1]を単離することができる。単離した化合物[II-1]は、必要に応じてカラムクロマトグラフィー、再結晶等により更に精製することもできる。
<製造方法4>
本発明化合物のうち、一般式[VI-1]で表される化合物は、例えば以下の方法に従い製造することができる。
Figure 2022184796000136
(式中、式L、M、W、R、R、R、R、R及びR10は前記と同じ意味を示す。)
即ち、一般式[VI-1]で表される化合物は、化合物[VII]を、適当な溶媒中で化合物[XIII]と反応させることにより製造することができる。
本反応で使用する化合物[XIII]としては、例えばメタンスルフィン酸ナトリウム、エタンスルフィン酸ナトリウム、トリフルオロメタンスルフィン酸ナトリウム、ジフルオロメタンスルフィン酸ナトリウムなどの市販の試薬を用いることができる。尚、化合物[XIII]の使用量は、化合物[VII]1モルに対して通常1.0~100モルの範囲から適宜選択すればよく、好ましくは1.0~10モルである。
本反応で使用できる溶媒としては、例えばジエチルエーテル、メチルtert-ブチルエーテル、シクロペンチルメチルエーテル、テトラヒドロフラン、2-メチルテトラヒドロフラン、1,4-ジオキサン等のエーテル類;ベンゼン、トルエン、キシレン、クロロベンゼン等の芳香族炭化水素類;ジクロロメタン、クロロホルム、1,2-ジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素類;N,N-ジメチルホルムアミド、N,N-ジメチルアセトアミド、N-メチル-2-ピロリドン、ジメチルスルホキシド、スルホラン、1,3-ジメチル-2-イミダゾリジノン等の非プロトン性極性溶媒類;メタノール、エタノール、2-プロパノール等のアルコール類;アセトニトリル、プロピオニトリル等のニトリル類;ペンタン、ヘキサン、シクロヘキサン、ヘプタン等の脂肪族炭化水素類;ピリジン、ピコリン等のピリジン類;トリエチルアミン、トリブチルアミン等の第三級アミン類;水又はこれらの混合溶媒等を挙げることができる。尚、溶媒の使用量は、化合物[VII]1モルに対して0.1~1000リットルであり、好ましくは0.2~100リットルである。
本反応の反応温度は、-78℃から反応系における還流温度までの任意の温度の範囲から選択すればよく、好ましくは0℃~130℃の範囲で行うのがよい。
本反応の反応時間は、反応温度、反応基質、反応量等により異なるが、通常10分~48時間である。
反応終了後は、反応混合物を水に注加し、析出した固体を濾取する又は有機溶媒にて抽出してから濃縮する等の操作を行うことにより、化合物[VI-1]を単離することができる。単離した化合物[VI-1]は、必要に応じてカラムクロマトグラフィー、再結晶等により更に精製することもできる。
<製造方法5>
本発明化合物のうち、一般式[VII]で表される化合物は、例えば以下の方法に従い製造することができる。
Figure 2022184796000137
(式中、L及びLは、相異なっても良いハロゲン原子等の脱離基を示し、L、W、R、R、R、R及びRは前記と同じ意味を示す。)
即ち、一般式[VII]で表される化合物は、(工程5-1)一般式[XIV-1]で表される化合物と一般式[XV]で表される化合物とを、適当な溶媒中、適当な塩基の存在下で反応させ化合物[XIV-2]を得た後、(工程5-2)一般式[XIV-2]で表される化合物を、適当な溶媒中、適当な塩基の存在下で反応させることにより製造することができる。
(工程5-1)
本反応で使用できる化合物[XV]としては、例えば2,4-ジブロモブチリルクロリドなどの市販の試薬等を挙げることできる。尚、化合物[XV]の使用量は、化合物[XIV-1]1モルに対して通常1.0~10モルの範囲から適宜選択すればよく、好ましくは1.0~5.0モルである。
本反応で使用できる塩基としては、例えば水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ金属の水酸化物類、水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム等のアルカリ土類金属の水酸化物類、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等のアルカリ金属の炭酸塩類、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム等のアルカリ金属重炭酸塩類等の無機塩基類、卜リエチルアミン、トリブチルアミン、4-メチルモルホリン、N-エチルジイソプロピルアミン、1,8-ジアザビシクロ[5.4.0]-7-ウンデセン、ピリジン、4-(N,N-ジメチルアミノ)ピリジン、2,6-ルチジン等の有機塩基類等を挙げることができる。尚、塩基の使用量は、化合物[XIV-1]1モルに対して1.0~5.0モルの範囲から適宜選択すればよく、好ましくは1.0~1.5モルである。
本反応で使用できる溶媒としては、例えばジエチルエーテル、メチルtert-ブチルエーテル、シクロペンチルメチルエーテル、テトラヒドロフラン、2-メチルテトラヒドロフラン、1,4-ジオキサン等のエーテル類;ベンゼン、トルエン、キシレン、クロロベンゼン等の芳香族炭化水素類;ジクロロメタン、クロロホルム、1,2-ジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素類;N,N-ジメチルホルムアミド、N,N-ジメチルアセトアミド、N-メチル-2-ピロリドン、ジメチルスルホキシド、スルホラン、1,3-ジメチル-2-イミダゾリジノン等の非プロトン性極性溶媒類;アセトニトリル、プロピオニトリル等のニトリル類;ペンタン、ヘキサン、シクロヘキサン、ヘプタン等の脂肪族炭化水素類;ピリジン、ピコリン等のピリジン類;トリエチルアミン、トリブチルアミン等の第三級アミン類、又はこれらの混合溶媒等を挙げることができる。尚、溶媒の使用量は、化合物[XIV-1]1モルに対して0.1~1000リットルであり、好ましくは0.2~100リットルである。
本反応の反応温度は、-78℃から反応系における還流温度までの任意の温度の範囲から選択すればよく、好ましくは-10℃~室温の範囲で行うのがよい。
本反応の反応時間は、何れの反応においても反応温度、反応基質、反応量等により異なるが、通常5分~24時間である。
反応終了後は、反応混合物を水等に注加し、有機溶媒にて抽出してから、濃縮する等の操作を行うことにより、化合物[XIV-2]を単離することができる。単離した化合物[XIV-2]は、必要に応じてカラムクロマトグラフィー、再結晶等により更に精製することもできる。また、化合物[XIV-2]は、単離及び精製することなく工程5-2に使用することもできる。
(工程5-2)
本反応で使用できる塩基としては、例えば水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ金属の水酸化物;水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム等のアルカリ土類金属の水酸化物;炭酸リチウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウム等のアルカリ金属の炭酸塩;炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム等のアルカリ金属の重炭酸塩類;フッ化ナトリウム、フッ化カリウム等のアルカリ金属のフッ化物又はリン酸三カリウム等のアルカリ金属のリン酸塩類;水素化リチウム、水素化ナトリウム、水素化カリウム等の金属水素化物;又はトリエチルアミン、トリブチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、N,N-ジメチルアニリン、ピリジン、2,6-ルチジン、4-N,N-ジメチルアミノピリジン、1,8-ジアザビシクロ[5.4.0]-7-ウンデセン等の有機塩基類等を挙げることができる。尚、塩基の使用量は、化合物[XIV-2]1モルに対して0.1~10モルの範囲から適宜選択すればよく、好ましくは0.1~2モルである。
本反応で使用できる溶媒としては、例えばジエチルエーテル、メチルtert-ブチルエーテル、シクロペンチルメチルエーテル、テトラヒドロフラン、2-メチルテトラヒドロフラン、1,4-ジオキサン等のエーテル類;ベンゼン、トルエン、キシレン、クロロベンゼン等の芳香族炭化水素類;N,N-ジメチルホルムアミド、N,N-ジメチルアセトアミド、N-メチル-2-ピロリドン、ジメチルスルホキシド、スルホラン、1,3-ジメチル-2-イミダゾリジノン等の非プロトン性極性溶媒類;メタノール、エタノール、2-プロパノール等のアルコール類;アセトニトリル、プロピオニトリル等のニトリル類;アセトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン類;ペンタン、ヘキサン、シクロヘキサン、ヘプタン等の脂肪族炭化水素類;ピリジン、ピコリン等のピリジン類又はこれらの混合溶媒等を挙げることができる。尚、溶媒の使用量は、化合物[XIV-2]1モルに対して0.1~500リットルであり、好ましくは0.3~50リットルである。
本反応の反応温度は、-78℃から反応系における還流温度までの任意の温度の範囲から選択すればよく、好ましくは-10℃~室温の範囲で行うのがよい。
本反応の反応時間は、何れの反応においても反応温度、反応基質、反応量等により異なるが、通常5分~48時間である。
本反応終了後は、反応混合物を水に注加し中和した後、析出した固体を濾取する又は有機溶媒にて抽出してから濃縮する等の操作を行うことにより、化合物[VII]を単離することができる。単離した化合物[VII]は、必要に応じてカラムクロマトグラフィー、再結晶等により更に精製することもできる。
<製造方法6>
本発明化合物のうち、一般式[I-3]で表される化合物は、例えば以下の方法に従い製造することができる。
Figure 2022184796000138
(式中、R12は4-メトキシベンジル(PMB)基、2,4-ジメトキシベンジル基等の保護基を示し、Lはハロゲン原子等の脱離基を示し、R、R、R、R、R、R、R、R10及びR11は前記と同じ意味を示す。)
即ち、一般式[I-3]で表される化合物は、(工程6-1)一般式[XVI-1]で表される化合物と一般式[XVII]で表される化合物とを、適当な溶媒中、適当な塩基の存在下、反応させることにより化合物[XVI-2]を得た後、(工程6-2)一般式[XVI-2]で表される化合物と化合物[XIX]とを、適当な塩基又は有機金属化合物の存在下、適当な溶媒中において反応させることにより[XVI-3]を得て、(工程6-3)一般式[XVI-3]で表される化合物を、GREEN’S PROTECTIVE GROUPS in Organic Synthesis;5th Edition(John Wiley and Sons、2014年、Peter G.M.Wuts)に記載の方法に準じて、脱保護することにより化合物[XVI-4]を得た後、(工程6-4)一般式[XVI-4]で表される化合物と化合物[V]とを、適当な溶媒中、適当な塩基の存在下、反応させることにより製造することができる。
本反応で使用する一般式[XVI-1]で表される化合物は、国際公開第2016/056565号明細書に記載された方法に準じて製造することができる。
(工程6-1)
本反応で使用する化合物[XVII]の使用量は、化合物[XVI-1]1モルに対して通常1.0~10モルの範囲から適宜選択すればよく、好ましくは1.0~5.0モルである。
本反応で使用する塩基としては、例えば、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ金属の水酸化物類;水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム等のアルカリ土類金属の水酸化物類;炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等のアルカリ金属の炭酸塩類;炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム等のアルカリ金属の重炭酸塩類等の無機塩基類、水素化リチウム、水素化ナトリウム、水素化カリウム等の金属水素化物類等を挙げることができる。尚、塩基の使用量は、化合物[XVI-1]1モルに対して0.1~20モルの範囲から適宜選択すればよく、好ましくは0.5~2.0モルである。
本反応で使用できる溶媒としては、例えばジエチルエーテル、メチルtert-ブチルエーテル、シクロペンチルメチルエーテル、テトラヒドロフラン、2-メチルテトラヒドロフラン、1,4-ジオキサン等のエーテル類;ベンゼン、トルエン、キシレン、クロロベンゼン等の芳香族炭化水素類;N,N-ジメチルホルムアミド、N,N-ジメチルアセトアミド、N-メチル-2-ピロリドン、ジメチルスルホキシド、スルホラン、1,3-ジメチル-2-イミダゾリジノン等の非プロトン性極性溶媒類;メタノール、エタノール、2-プロパノール等のアルコール類;アセトニトリル、プロピオニトリル等のニトリル類;アセトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン類;ペンタン、ヘキサン、シクロヘキサン、ヘプタン等の脂肪族炭化水素類;ピリジン、ピコリン等のピリジン類;水、又はこれらの混合溶媒等を挙げることができる。尚、溶媒の使用量は、化合物[II-1]1モルに対して0.1~500リットルであり、好ましくは0.3~50リットルである。
本反応の反応温度は、通常-30℃から反応系における還流温度までの任意の温度の範囲から選択すればよく、好ましくは-10℃~25℃の範囲で行うのがよい。
本反応の反応時間は、反応温度、反応基質、反応量等により異なるが、通常10分~72時間である。
反応終了後は、そのまま濃縮する又は反応混合物を水に注加し、析出した固体を濾取する又は有機溶媒にて抽出してから濃縮する等の操作を行うことにより、化合物[XVI-2]を単離することができる。単離した化合物[XVI-2]は、必要に応じてカラムクロマトグラフィー、再結晶等により更に精製することもできる。
(工程6-2)
本反応で使用する化合物[XIX]の使用量は、化合物[XVI-2]1モルに対して1.0~10モルの範囲から適宜選択すればよく、好ましくは1.0~5.0モルである。
本反応で使用できる塩基としては、例えば水素化リチウム、水素化ナトリウム、水素化カリウム等のアルカリ金属の水素化物等を挙げることができる。尚、塩基の使用量は、化合物[XVI-2]1モルに対して0.1~10モルの範囲から適宜選択すればよく、好ましくは0.1~2.0モルである。
本反応で使用できる有機金属化合物としては、リチウムヘキサメチルジシラジド、カリウムヘキサメチルジシラジド、リチウムジイソプロピルアミド、n-ブチルリチウム等を挙げることができる。尚、有機金属化合物の使用量は、化合物[XVI-2]1モルに対して0.1~10モルの範囲から適宜選択すればよく、好ましくは0.1~2.0モルである。
本反応で使用できる溶媒としては、例えばジエチルエーテル、メチルtert-ブチルエーテル、シクロペンチルメチルエーテル、テトラヒドロフラン、2-メチルテトラヒドロフラン、1,4-ジオキサン等のエーテル類;ベンゼン、トルエン、キシレン、クロロベンゼン等の芳香族炭化水素類;N,N-ジメチルホルムアミド、N,N-ジメチルアセトアミド、N-メチル-2-ピロリドン、ジメチルスルホキシド、スルホラン、1,3-ジメチル-2-イミダゾリジノン等の非プロトン性極性溶媒類;メタノール、エタノール、2-プロパノール等のアルコール類;アセトニトリル、プロピオニトリル等のニトリル類;アセトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン類;ペンタン、ヘキサン、シクロヘキサン、ヘプタン等の脂肪族炭化水素類;ピリジン、ピコリン等のピリジン類又はこれらの混合溶媒等を挙げることができる。尚、溶媒の使用量は、化合物[XVI-2]1モルに対して0.1~500リットルであり、好ましくは0.3~50リットルである。
本反応の反応温度は、通常-78℃から反応系における還流温度までの任意の温度の範囲から選択すればよく、好ましくは-60℃~25℃の範囲で行うのがよい。
本反応の反応時間は、反応温度、反応基質、反応量等により異なるが、通常10分~72時間である。
本反応終了後は、反応混合物を水に注加し中和した後、析出した固体を濾取する又は有機溶媒にて抽出してから濃縮する等の操作を行うことにより、化合物[XVI-3]を単離することができる。単離した化合物[XVI-3]は、必要に応じてカラムクロマトグラフィー、再結晶等により更に精製することもできる。
(工程6-3)
一般式[XVI-4]で表される化合物は4-メトキシベンジル基又は2,4-ジメトキシベンジル基等の保護基が脱保護に用いられる条件、例えば、GREEN’S PROTECTIVE GROUPS in Organic Synthesis;5th Edition(John Wiley and Sons、2014年、Peter G.M.Wuts)に記載の方法に準じて、適当な溶媒中、適当な酸の存在下又は非存在下、適当な塩基の存在下又は非存在下、水素ガス雰囲気下又は非存在下、適当な触媒の存在下又は非存在下、化合物[XVI-3]を反応させることにより製造することができる。
(工程6-4)
本反応で使用する化合物[V]の使用量は、化合物[XVI-4]1モルに対して1.0~5.0モルの範囲から適宜選択すればよく、好ましくは1.0~2.0モルである。
本反応で使用できる塩基としては、製造方法1工程1-4と同様の塩基を挙げることができる。尚、塩基の使用量は、化合物[XVI-4]1モルに対して1.0~5.0モルの範囲から適宜選択すればよく、好ましくは1.0~1.5モルである。
本反応で使用できる溶媒としては、製造方法1工程1-4と同様の溶媒を挙げることができる。尚、溶媒の使用量は、化合物[XVI-4]1モルに対して0.1~100リットルであり、好ましくは0.1~15リットルである。
本反応の反応温度は、通常-30℃から反応系における還流温度までの任意の温度の範囲から選択すればよく、好ましくは0℃~150℃の範囲で行うのがよい。
本反応の反応時間は、反応温度、反応基質、反応量等により異なるが、通常10分~24時間である。
本反応終了後は、反応混合物を水に注加し中和した後、析出した固体を濾取する又は有機溶媒にて抽出してから濃縮する等の操作を行うことにより、化合物[I-3]を単離することができる。単離した化合物[I-3]は、必要に応じてカラムクロマトグラフィー、再結晶等により更に精製することもできる。
<製造方法7>
本発明化合物のうち、一般式[XVII-2]で表される化合物は、例えば以下の方法に従い製造することができる。
Figure 2022184796000139
(式中、Lはハロゲン原子等の脱離基を示し、R13はC~Cアルキル基を示し、mは0~2の整数を示し、W、R、R、R、R、R11は前記と同じ意味を示す。)
即ち、一般式[XVII-2]で表される化合物は、一般式[XVII-1]で表される化合物と一般式[XVIII]で表される化合物とを、適当な溶媒中、適当な塩基の存在下で反応させることにより製造することができる。
本反応で使用する化合物[XVIII]の使用量は、化合物[XVII-1]1モルに対して通常1.0~20モルの範囲から適宜選択すればよく、好ましくは1.0~5.0モルである。
本反応で使用できる塩基としては、例えば水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ金属の水酸化物類;水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム等のアルカリ土類金属の水酸化物類;炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等のアルカリ金属の炭酸塩類;炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム等のアルカリ金属の重炭酸塩類、フッ化ナトリウム、フッ化カリウム等のアルカリ金属のフッ化物;リン酸三カリウム等のアルカリ金属のリン酸塩類;水素化リチウム、水素化ナトリウム、水素化カリウム等の金属水素化物類;又は卜リエチルアミン、トリブチルアミン、4-メチルモルホリン、N-エチルジイソプロピルアミン、1,8-ジアザビシクロ[5.4.0]-7-ウンデセン、ピリジン、4-(N,N-ジメチルアミノ)ピリジン、2,6-ルチジン等の有機塩基類等を挙げることができる。尚、塩基の使用量は、化合物[XVII-1]1モルに対して0.1~10モルの範囲から適宜選択すればよく、好ましくは0.1~2.0モルである。
本反応で使用できる溶媒としては、例えばジエチルエーテル、メチルtert-ブチルエーテル、シクロペンチルメチルエーテル、テトラヒドロフラン、2-メチルテトラヒドロフラン、1,4-ジオキサン等のエーテル類;ベンゼン、トルエン、キシレン、クロロベンゼン等の芳香族炭化水素類;ジクロロメタン、クロロホルム、1,2-ジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素類;N,N-ジメチルホルムアミド、N,N-ジメチルアセトアミド、N-メチル-2-ピロリドン、ジメチルスルホキシド、スルホラン、1,3-ジメチル-2-イミダゾリジノン等の非プロトン性極性溶媒類;メタノール、エタノール、2-プロパノール等のアルコール類;アセトニトリル、プロピオニトリル等のニトリル類;ペンタン、ヘキサン、シクロヘキサン、ヘプタン等の脂肪族炭化水素類;ピリジン、ピコリン等のピリジン類;トリエチルアミン、トリブチルアミン等の第三級アミン類又はこれらの混合溶媒等を挙げることができる。尚、溶媒の使用量は、化合物[XVII-1]1モルに対して0.1~1000リットルであり、好ましくは0.2~100リットルである。
本反応の反応温度は、-78℃から反応系における還流温度までの任意の温度の範囲から選択すればよく、好ましくは-10℃~40℃の範囲で行うのがよい。
本反応の反応時間は、反応温度、反応基質、反応量等により異なるが、通常10分~48時間である。
反応終了後は、反応混合物を水に注加し、析出した固体を濾取する又は有機溶媒にて抽出してから濃縮する等の操作を行うことにより、化合物[XVII-2]を単離することができる。単離した化合物[XVII-2]は、必要に応じてカラムクロマトグラフィー、再結晶等により更に精製することもできる。
<製造方法8>
本発明化合物のうち、一般式[XVII-3]で表される化合物は、例えば以下の方法に従い製造することができる。
Figure 2022184796000140
(式中、L、m、W、R、R、R、R、R11、R13は前記と同じ意味を示す。)
即ち、一般式[XVII-3]で表される化合物は、一般式[XVII-1]で表される化合物と適当なハロゲン化剤とを、適当な溶媒中、適当な塩基の存在下又は非存在下で反応させることにより製造することができる。
本反応で使用できるハロゲン化剤としては、例えばフッ素、塩素、臭素、ヨウ素、N-クロロコハク酸イミド、N-ブロモコハク酸イミド、N-ヨードコハク酸イミド、塩化スルフリル、一塩化ヨウ素、次亜塩素酸tert-ブチル、N-フルオロ-N’-(クロロメチル)-トリエチレンジアミンビス(テトラフルオロボレート)、1-フルオロ-2,6-ジクロロピリジニウムテトラフルオロボレート、N-フルオロベンゼンスルホンイミド等を挙げることができる。尚、ハロゲン化剤の使用量は、化合物[XVII-1]1モルに対して1.0~20モルの範囲から適宜選択すればよく、好ましくは1.0~5.0モルである。
本反応で塩基を使用する場合、使用できる塩基としては、例えば水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ金属の水酸化物類;水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム等のアルカリ土類金属の水酸化物類;炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等のアルカリ金属の炭酸塩類;炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム等のアルカリ金属の重炭酸塩類;フッ化ナトリウム、フッ化カリウム等のアルカリ金属のフッ化物;リン酸三カリウム等のアルカリ金属のリン酸塩類;水素化リチウム、水素化ナトリウム、水素化カリウム等の金属水素化物類;又は卜リエチルアミン、トリブチルアミン、4-メチルモルホリン、N-エチルジイソプロピルアミン、1,8-ジアザビシクロ[5.4.0]-7-ウンデセン、ピリジン、4-(N,N-ジメチルアミノ)ピリジン、2,6-ルチジン等の有機塩基類等を挙げることができる。尚、塩基の使用量は、化合物[XVII-1]1モルに対して0.1~10モルの範囲から適宜選択すればよく、好ましくは0.1~2.0モルである。
本反応で使用できる溶媒としては、例えばジエチルエーテル、メチルtert-ブチルエーテル、シクロペンチルメチルエーテル、テトラヒドロフラン、2-メチルテトラヒドロフラン、1,4-ジオキサン等のエーテル類;ベンゼン、トルエン、キシレン、クロロベンゼン等の芳香族炭化水素類;ジクロロメタン、クロロホルム、1,2-ジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素類;N,N-ジメチルホルムアミド、N,N-ジメチルアセトアミド、N-メチル-2-ピロリドン、ジメチルスルホキシド、スルホラン、1,3-ジメチル-2-イミダゾリジノン等の非プロトン性極性溶媒類;メタノール、エタノール、2-プロパノール等のアルコール類;アセトニトリル、プロピオニトリル等のニトリル類;ペンタン、ヘキサン、シクロヘキサン、ヘプタン等の脂肪族炭化水素類;ピリジン、ピコリン等のピリジン類;トリエチルアミン、トリブチルアミン等の第三級アミン類又はこれらの混合溶媒等を挙げることができる。尚、溶媒の使用量は、化合物[XVII-1]1モルに対して0.1~1000リットルであり、好ましくは0.2~100リットルである。
本反応の反応温度は、-78℃から反応系における還流温度までの任意の温度の範囲から選択すればよく、好ましくは-20℃~100℃の範囲で行うのがよい。
本反応の反応時間は、反応温度、反応基質、反応量等により異なるが、通常10分~24時間である。
反応終了後は、反応混合物を水に注加し、析出した固体を濾取する又は有機溶媒にて抽出してから濃縮する等の操作を行うことにより、化合物[XVII-3]を単離することができる。単離した化合物[XVII-3]は、必要に応じてカラムクロマトグラフィー、再結晶等により更に精製することもできる。
<製造方法9>
本発明化合物のうち、一般式[XX]で表される化合物は、例えば以下の方法に従い製造することができる。
Figure 2022184796000141
(式中、n、W、R、R、R、R、R、R11は前記と同じ意味を示す。)
即ち、一般式[XX]で表される化合物は、一般式[II-1]で表される化合物と適当な酸化剤とを、適当な触媒の存在下又は非存在下、適当な溶媒中で反応させることにより製造することができる。
本反応で使用できる酸化剤、触媒及び溶媒としては、製造方法1の工程1-4と同様のものを挙げることができる。その一般式[II-1]に対する使用量も、各々製造方法1の工程1-4と同様である。
本反応の反応温度は、通常-30℃から反応系における還流温度までの任意の温度の範囲から選択すればよく、好ましくは-10℃~100℃の範囲で行うのがよい。
本反応の反応時間は、反応温度、反応基質、反応量等により異なるが、通常10分~24時間である。
反応終了後は、反応混合物を水に注加し、析出した固体を濾取する又は有機溶媒にて抽出してから濃縮する等の操作を行うことにより、化合物[XX]を単離することができる。単離した化合物[XX]は、必要に応じてカラムクロマトグラフィー、再結晶等により更に精製することもできる。
(中間体)
本発明の一般式[II]で表される誘導体は、本発明の一般式[I]で表されるハロアルキルスルホンアニリド誘導体又はその農業上許容される塩を製造する際の中間体として有用な化合物である。
(除草剤)
本発明の除草剤は、本発明の一般式[I]で表されるハロアルキルスルホンアニリド誘導体又はその農業上許容される塩を有効成分として含有する。本発明の除草剤は、優れた除草効力を有し、かつあるものは有用植物と雑草の間に優れた選択性を示し、農地における農薬組成物、特に除草剤として有用である。すなわち本発明の化合物は、有用植物を栽培する畑地、若しくは非農耕地等の茎葉処理、土壌処理、種子粉衣処理、土壌混和処理、播種前土壌処理、播種同時処理、播種後土壌処理、播種同時覆土混和処理等において、種々の雑草に対して除草効力を有する。
本発明の除草剤は、必要に応じ、農薬製剤に通常用いられる添加成分(担体)を含有することができる。
この添加成分としては、固体担体又は液体担体等の担体、界面活性剤、結合剤や粘着付与剤、増粘剤、着色剤、拡展剤、展着剤、凍結防止剤、固結防止剤、崩壊剤、分解防止剤等が挙げられ、その他必要に応じ、防腐剤や、植物片等を添加成分に用いてもよい。又、これらの添加成分は1種用いてもよいし、又、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
以下に、上記添加成分について説明する。
固体担体としては、例えば、パイロフィライトクレー、カオリンクレー、硅石クレー、タルク、珪藻土、ゼオライト、ベントナイト、酸性白土、活性白土、アタパルガスクレー、バーミキュライト、パーライト、軽石、ホワイトカーボン(合成ケイ酸、合成ケイ酸塩等)、二酸化チタン等の鉱物系担体;木質粉、トウモロコシ茎、クルミ殻、果実核、モミガラ、オガクズ、フスマ、大豆粉、粉末セルロース、デンプン、デキストリン、糖類等の植物性担体;炭酸カルシウム、硫酸アンモニウム、硫酸ナトリウム、塩化カリウム等の無機塩類担体;ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、エチレン-酢酸ビニル共重合体、尿素-アルデヒド樹脂等の高分子担体等を挙げることができる。
液体担体としては、例えば、メタノール、エタノール、プロパノール、2-プロパノール、ブタノール、シクロヘキサノール等の一価アルコール類;エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ヘキシレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、グリセリン等の多価アルコール類;プロピレン系グリコールエーテル等の多価アルコール誘導体類;アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、ジイソブチルケトン、シクロヘキサノン、イソホロン等のケトン類;エチルエーテル、1,4-ジオキサン、セロソルブ、ジプロピルエーテル、テトラヒドロフラン等のエーテル類;ノルマルパラフィン、ナフテン、イソパラフィン、ケロシン、鉱油等の脂肪族炭化水素類;トルエン、C-C10アルキルベンゼン、キシレン、ソルベントナフサ、アルキルナフタレン、高沸点芳香族炭化水素等の芳香族炭化水素類;1,2-ジクロロエタン、クロロホルム、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素類;酢酸エチル、ジイソプロピルフタレート、ジブチルフタレート、ジオクチルフタレート、アジピン酸ジメチル等のエステル類;γ-ブチロラクトン等のラクトン類;N,N-ジメチルホルムアミド、N,N-ジエチルホルムアミド、N,N-ジメチルアセトアミド、N-メチル-2-ピロリドン等のアミド類;アセトニトリル等のニトリル類;ジメチルスルホキシド等の硫黄化合物類;大豆油、ナタネ油、綿実油、ヤシ油、ヒマシ油等の植物油、前記植物油由来の脂肪酸の低級アルキルエステル;水等を挙げることができる。
界面活性剤としては、例えば、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン樹脂酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪酸ジエステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンジアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテルホルマリン縮合物、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックポリマー、アルキルポリオキシエチレンポリプロピレンブロックポリマーエーテル、ポリオキシエチレンアルキルアミン、ポリオキシエチレン脂肪酸アミド、ポリオキシエチレン脂肪酸ビスフェニルエーテル、ポリアルキレンベンジルフェニルエーテル、ポリオキシアルキレンスチリルフェニルエーテル、アセチレンジオール、ポリオキシアルキレン付加アセチレンジオール、ポリオキシエチレンエーテル型シリコーン、エステル型シリコーン、フッ素系界面活性剤、ポリオキシエチレンひまし油、ポリオキシエチレン硬化ひまし油等の非イオン性界面活性剤;アルキル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸塩、ポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテル硫酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、リグニンスルホン酸塩、アルキルスルホコハク酸塩、ナフタレンスルホン酸塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩、ナフタレンスルホン酸のホルマリン縮合物の塩、アルキルナフタレンスルホン酸のホルマリン縮合物の塩、脂肪酸塩、ポリカルボン酸塩、N-メチル-脂肪酸サルコシネート、樹脂酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテルリン酸塩等のアニオン性界面活性剤;ラウリルアミン塩酸塩、ステアリルアミン塩酸塩、オレイルアミン塩酸塩、ステアリルアミン酢酸塩、ステアリルアミノプロピルアミン酢酸塩、アルキルトリメチルアンモニウムクロライド、アルキルジメチルベンザルコニウムクロライド等のアルキルアミン塩等のカチオン界面活性剤;ジアルキルジアミノエチルベタイン、アルキルジメチルベンジルベタイン等のベタイン型、ジアルキルアミノエチルグリシン、アルキルジメチルベンジルグリシン等アミノ酸型等の両性界面活性剤等を挙げることができる。
結合剤や粘着付与剤としては、例えば、カルボキシメチルセルロースやその塩、デキストリン、水溶性デンプン、キサンタンガム、グアーガム、蔗糖、ポリビニルピロリドン、アラビアゴム、ポリビニルアルコール、ポリビニルアセテート、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリエチレングリコール、ポリエチレンオキサイド、天然燐脂質(例えばセファリン酸、レシチン等)等を挙げることができる。
増粘剤としては、例えば、キサンタンガム、グアーガム、カルボキシメチルセルロース、ポリビニルピロリドン、カルボキシビニルポリマー、アクリル系ポリマー、デンプン誘導体、多糖類のような水溶性高分子;高純度ベントナイト、ホワイトカーボンのような無機微粉、有機ベントナイト等の有機微粉等を挙げることができる。
着色剤としては、例えば、酸化鉄、酸化チタン、プルシアンブルーのような無機顔料;アリザリン染料、アゾ染料、金属フタロシアニン染料のような有機染料等を挙げることができる。
拡展剤としては、例えば、シリコーン系界面活性剤、セルロース粉末、デキストリン、加工デンプン、ポリアミノカルボン酸キレート化合物、架橋ポリビニルピロリドン、マレイン酸/スチレン共重合体、メタアクリル酸共重合体、多価アルコールのポリマーとジカルボン酸無水物とのハーフエステル、ポリスチレンスルホン酸の水溶性塩、ポリオキシエチレンアルカンジオール類、ポリオキシエチレンアルキンジオール類、アルキンジオール類等を挙げることができる。
展着剤としては、例えば、ジアルキルスルホコハク酸ナトリウム、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル等の種々の界面活性剤;パラフィン、テルペン、ポリアミド樹脂、ポリアクリル酸塩、ポリオキシエチレン、ワックス、ポリビニルアルキルエーテル、アルキルフェノールホルマリン縮合物、合成樹脂エマルション等を挙げることができる。
凍結防止剤としては、例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン等の多価アルコール類等を挙げることができる。
固結防止剤としては、例えば、デンプン、アルギン酸、マンノース、ガラクトース等の多糖類;ポリビニルピロリドン、ホワイトカーボン、エステルガム、石油樹脂等を挙げることができる。
崩壊剤としては、例えば、トリポリリン酸ソーダ、ヘキサメタリン酸ソーダ、ステアリン酸金属塩、セルロース粉末、デキストリン、メタクリル酸エステルの共重合体、ポリビニルピロリドン、ポリアミノカルボン酸キレート化合物、スルホン化スチレン・イソブチレン・無水マレイン酸共重合体、デンプン・ポリアクリロニトリルグラフト共重合体等を挙げることができる。
分解防止剤としては、例えば、ゼオライト、生石灰、酸化マグネシウムのような乾燥剤;フェノール系、アミン系、硫黄系、リン酸系等の酸化防止剤;サリチル酸系、ベンゾフェノン系等の紫外線吸収剤等を挙げることができる。
防腐剤としては、例えば、ソルビン酸カリウム、1,2-ベンズチアゾリ-3-オン等があげられる。
植物片としては、例えば、おがくず、やしがら、トウモロコシ穂軸、タバコ茎等があげられる。
一方、本発明の除草剤において、上記添加成分を含有させる場合、その含有割合については、質量基準で、固体担体又は液体担体等の担体では通常5~95%、好ましくは20~90%、界面活性剤では通常0.1~30%、好ましくは0.5~10%、その他の添加剤は0.1~30%、好ましくは0.5~10%の範囲で選ばれる。
本発明の除草剤は、粉剤、粉粒剤、粒剤、水和剤、水溶剤、顆粒水和剤、錠剤、ジャンボ剤、乳剤、油剤、液剤、フロアブル剤、エマルション剤、マイクロエマルション剤、サスポエマルション剤、微量散布剤、マイクロカプセル剤、ジャンボ剤、豆つぶ<登録商標>剤、くん煙剤、エアロゾル剤、ベイト剤、ペースト剤、泡沫剤、炭酸ガス製剤、塗料、木材保護塗料、シーリング剤等の任意の剤型に製剤化して使用される。
これらの製剤の実際の使用に際しては、そのまま使用するか、又は、水等の希釈剤で所定濃度に希釈して使用することができる。本発明の化合物を含有する種々の製剤又はその希釈物の施用は、通常一般に行われている施用方法、即ち、散布(例えば、噴霧、ミスティング、アトマイジング、散粉、散粒、水面施用、箱施用等)、土壌施用(例えば、混入、潅注等)、表面施用(例えば、塗布、粉衣、被覆等)、種子処理(例えば、塗沫、粉衣処理等)、浸漬、毒餌、くん煙施用等により行うことができる。
(農薬組成物)
本発明の農薬組成物は、茎葉散布、土壌施用又は水面施用等により使用することができる。本発明の農薬組成物、特に除草剤は、土壌、特に有用植物を栽培する畑地又は水田の農地に使用される。
本発明の農薬組成物における、有効成分の配合割合については必要に応じて適宜選ばれるが、粉剤又は粒剤等とする場合は0.01~10%(重量)、好ましくは0.05~5%(重量)の範囲から適宜選ぶのがよい。乳剤及び水和剤等とする場合は1~50%(重量)、好ましくは5~30%(重量)の範囲から適宜選ぶのがよい。また、フロアブル剤等とする場合は1~40%(重量)、好ましくは5~30%(重量)の範囲から適宜選ぶのがよい。
本発明の農薬組成物の施用量は、使用される化合物の種類、対象雑草、発生傾向、環境条件ならびに使用する剤型等によって変わる。例えば、本発明の農薬組成物を除草剤として、粉剤及び粒剤等のようにそのまま使用する場合は、有効成分として1ヘクタール当り1g~50kg、好ましくは10g~10kgの範囲から適宜選ぶのがよい。また、乳剤、水和剤及びフロアブル剤等とする場合のように液状で使用する場合は、0.1~50,000ppm、好ましくは10~10,000ppmの範囲から適宜選ぶのがよい。
また、本発明の農薬組成物は、本発明の化合物の他に、使用目的に応じて、少なくとも一種の他の農薬活性成分、例えば、他の病害防除剤成分、殺虫剤成分、殺ダニ剤成分、殺線虫剤成分、協力剤成分、誘引剤成分、忌避剤成分、除草剤成分、薬害軽減剤成分、微生物農薬成分、植物生長調節剤成分や、肥料、土壌改良剤等と製剤化、混用又は併用してもよい。
他の農薬活性成分や肥料と混用又は併用する場合、それぞれの単独成分の製剤を施用時に混用して用いることもできる。更に、それぞれの単独成分の製剤各々を逐次的に用いても良いし、或いは日数をあけて施用しても良い。日数をあけて施用する場合は、使用する他の成分によって異なるが例えばその間隔が1日~40日程度の間隔をおいて処理してもよい。
本発明の農薬組成物で、一般式[I]で表されるハロアルキルスルホンアニリド誘導体及び農業上許容される塩から選ばれる少なくとも1種以上の化合物と、他の農薬活性成分から選ばれる少なくとも1種以上を混用して施用する場合、通常は100:1~1:100、好ましくは20:1~1:20、特に10:1~1:10の質量比で施用される。
本発明の農薬組成物における有効成分の配合割合(質量%)については、必要に応じて適宜選ばれる。例えば、粉剤、粉粒剤、微粒剤等とする場合は0.01~20%、好ましくは0.05~10%の範囲から適宜選ぶのがよく、粒剤等とする場合は0.1~30%、好ましくは0.5~20%の範囲から適宜選ぶのがよく、水和剤、顆粒水和剤等とする場合は1~70%、好ましくは5~50%の範囲から適宜選ぶのがよく、水溶剤、液剤等とする場合は1~95%、好ましくは10~80%の範囲から適宜選ぶのがよく、乳剤等とする場合は5~90%、好ましくは10~80%の範囲から適宜選ぶのがよく、油剤等とする場合は1~50%、好ましくは5~30%の範囲から適宜選ぶのがよく、フロアブル剤等とする場合は5~60%、好ましくは10~50%の範囲から適宜選ぶのがよく、エマルジョン剤、マイクロエマルジョン剤、サスポエマルジョン剤等とする場合は5~70%、好ましくは10~60%の範囲から適宜選ぶのがよく、錠剤、ベイト剤、ペースト剤等とする場合は、1~80%、好ましくは5~50%の範囲から適宜選ぶのがよく、くん煙剤等とする場合は、0.1~50%、好ましくは1~30%の範囲から適宜選ぶのがよく、エアロゾル剤等とする場合は、0.05~20%、好ましくは0.1~10%の範囲から適宜選ぶのがよい。
これらの製剤は、適当な濃度に希釈して散布するか、又は、直接施用する。
本発明の農薬組成物の施用は、希釈剤で希釈して使用する場合には、一般に0.1~5000ppmの有効成分濃度で行う。製剤をそのまま使用する場合の単位面積あたりの施用量は、有効成分化合物として1ha当り0.1~5000gで使用されるが、これらに限定されるものではない。
尚、本発明の農薬組成物は、本発明の化合物を単独で有効成分としても十分有効であることはいうまでもないが、必要に応じて他の農薬、例えば、殺虫剤、殺ダニ剤、殺線虫剤、共力剤、殺菌剤、抗ウィルス剤、誘引剤、除草剤、植物生長調節剤等と、また展着剤や、他の農業資材、肥料等と、混用、併用することができ、この場合に一層優れた効果を示すこともある。
次に、混用又は併用してもよい公知の除草剤化合物、除草活性成分又は植物生長調節剤化合物を以下に例示するが、これらの例に限定されるものではない。
除草剤化合物又は除草活性成分:
アイオキシニル(ioxynil)(リチウム塩、ナトリウム塩、オクタノン酸等との塩を含む)、アクロニフェン(aclonifen)、アクロレイン(acrolein)、アザフェニジン(azafenidin)、アシフルオルフェン(acifluorfen)(ナトリウム等との塩を含む)、アジムスルフロン(azimsulfuron)、アシュラム(asulam)、アセトクロ-ル(acetochlor)、アトラジン(atrazine)、アニロホス(anilofos)、アミカルバゾン(amicarbazone)、アミドスルフロン(amidosulfuron)、アミトロール(amitrole)、アミノシクロピラクロル(aminocyclopyrachlor)、アミノピラリド(aminopyralid)、アミプロホス・メチル(amiprofos-methyl)、アメトリン(ametryn)、アラウジア モザイク ウィルス(Araujia Mosaic Virus)、アラクロール(alachlor)、アルタナリア デストルエンス(Alternaria destruens)、アロキシジム(alloxydim)(ナトリウム等との塩を含む)、アンシミドール(ancymidol)、イソウロン(isouron)、イソキサクロルトール(isoxachlortole)、イソキサフルトール(isoxaflutole)、イソキサベン(isoxaben)、イソデシルアルコールエトキシレート(Isodecylalkoholethoxylate)、イソプロツロン(isoproturon)、イプフェンカルバゾン(ipfencarbazone)、イマザキン(imazaquin)、イマザピク(imazapic)(アミン等との塩を含む)、イマザピル(imazapyr)(イソプロピルアミン等の塩を含む)、イマザメタベンズ(imazamethabenz)、イマザメタベンズ・メチル(imazamethabenz-methyl)、イマザモックス(imazamox)、イマゼタピル(imazethapyr)、イマゾスルフロン(imazosulfuron)、インダジフラム(indaziflam)、インダノファン(indanofan)、エグリナジン・エチル(eglinazine-ethyl)、エスプロカルブ(esprocarb)、エタメトスルフロン・メチル(ethametsulfuron-methyl)、エタルフルラリン(ethalfluralin)、エチジムロン(ethidimuron)、エトキシスルフロン(ethoxysulfuron)、エトキシフェン(ethoxyfen)、エトキシフェン・エチル(ethoxyfen-ethyl)、エトフメセート(ethofumesate)、エトベンザニド(etobenzanid)、エピリフェナシル(epyrifenacil)、エンドタール二ナトリウム塩(endothal-disodium)、オキサジアゾン(oxadiazon)、オキサジアルギル(oxadiargyl)、オキサジクロメホン(oxaziclomefone)、オキサスルフロン(oxasulfuron)、オキシフルオルフェン(oxyfluorfen)、オリザリン(oryzalin)、オビューダ ペッパー ウィルス(Obuda Pepper Virus)、オルトスルファムロン(orthosulfamuron)、オルベンカルブ(orbencarb)、オレイン酸(oleic acid)、カフェンストロール(cafenstrole)、カプリル酸(caprylic acid)、カプリン酸(capric acid)、カルフェントラゾン・エチル(carfentrazone-ethyl)、カルブチレート(karbutilate)、カルベタミド(carbetamide)、キザロホップ(quizalofop)、キザロホップ・エチル(quizalofop-ethyl)、キザロホップ・P・エチル(quizalofop-P-ethyl)、キザロホップ・P・テフリル(quizalofop-P-tefuryl)、キサントモナス カンプストリス(Xanthomonas campestris)、キノクラミン(quinoclamine)、キンクロラック(quinclorac)、キンメラック(quinmerac)、クエン酸(citric acid)、クミルロン(cumyluron)、クラシホス(clacyfos)、グリホサート(glyphosate)(ナトリウム、カリウム、アミン、プロピルアミン、イソプロピルアミン、アンモニウム、イソプロピルアンモニウム、グアニジン、モノエタノールアミン、コリン、BAPMA(N,N-ビス-(アミノプロピル)メチルアミン)、ジメチルアミン又はトリメシウム等の塩を含む)、グルホシネート(glufosinate)(アミン又はナトリウム等の塩を含む)、グルホシネート・P(glufosinate-P)、グルホシネート・P・ナトリウム塩(glufosinate-P-sodium)、クレトジム(clethodim)、クロジナホップ(clodinafop)、クロジナホップ・プロパルギル(clodinafop-propargyl)、クロピラリド(clopyralid)(モノエタノールアミン塩を含む)、クロマゾン(clomazone)、クロメトキシフェン(chlomethoxyfen)、クロメプロップ(clomeprop)、クロランスラム・メチル(cloransulam-methyl)、クロランベン(chloramben)、クロリダゾン(chloridazon)、クロリムロン(chlorimuron)、クロリムロン・エチル(chlorimuron-ethyl)、クロルスルフロン(chlorsulfuron)、クロルタル・ジメチル(chlorthal-dimethyl)、クロルチアミド(chlorthiamid)、クロルフタリム(chlorphthalim)、クロルフルレノール・メチル(chlorflurenol-methyl)、クロルプロファム(chlorpropham)、クロルブロムロン(chlorbromuron)、クロロクスロン(chloroxuron)、クロロトルロン(chlorotoluron)、ケトスピラドックス(ketospiradox)(ナトリウム、カルシウム又はアンモニア等の塩を含む)、コレトトリカム オルビキュラレ(Colletotrichum orbiculare)、コレトトリカム グロエオスポリオイデス(Colletotrichum gloeosporioides)、コレトトリカム トランケイタム(Colletotrichum truncatum)、コンドロステルカム パープレアム(Chondrostercum purpureum)、サフルフェナシル(saflufenacil)、サルメンチン(sarmentine)、シアナジン(cyanazine)、シアナミド(cyanamide)、ジウロン(diuron)、ジエタチル・エチル(diethatyl-ethyl)、ジオキソピリトリオン(dioxopyritrione)、ジカンバ(dicamba)(アミン、ジエチルアミン、イソプロピルアミン、ジグリコールアミン、ジメチルアンモニウム、ジオールアミン、イソプロピルアンモニウム、オーラミン、カリウム、トロールアミン、BAPMA(N,N-ビス-(アミノプロピル)メチルアミン)、コリン、ナトリウム又はリチウム等の塩、又はメチルエステル等のエステルを含む)、シクロエート(cycloate)、シクロキシジム(cycloxydim)、ジクロスラム(diclosulam)、シクロスルファムロン(cyclosulfamuron)、シクロピラニル(cyclopyranil)、シクロピリモレート(cyclopyrimorate)、ジクロベニル(dichlobenil)、ジクロホップ(diclofop)、ジクロホップ・P・メチル(diclofop-P-methyl)、ジクロホップ・メチル(diclofop-methyl)、ジクロルプロップ(dichlorprop)、ジクロルプロップ-P(dichlorprop-P)(ジメチルアンモニウム、カリウム、ナトリウム、コリン等の塩、又はブトチルエステル、2-エチルヘキシルエステル、イソクチルエステル、メチルエステル等のエステルを含む)、ジクワット(diquat)、ジクワット・ジブロマイド(diquat dibromide)、ジチオピル(dithiopyr)、シデュロン(siduron)、ジニトラミン(dinitramine)、シニドン・エチル(cinidon-ethyl)、シノスルフロン(cinosulfuron)、ジノゼブ(dinoseb)(酢酸塩を含む)、ジノテルブ(dinoterb)、シハロホップ(cyhalofop)、シハロホップ・ブチル(cyhalofop-butyl)、シピラフルオン(cypyrafluone)、ジフェナミド(diphenamid)、ジフェンゾコート(difenzoquat)、ジフルフェニカン(diflufenican)、ジフルフェンゾピル(diflufenzopyr)、シマジン(simazine)、ジメスルファゼット(dimesulfazet)、ジメタクロール(dimethachlor)、ジメタメトリン(dimethametryn)、ジメテナミド(dimethenamid)、ジメテナミド・P(dimethenamid-P)、シメトリン(simetryn)、ジメピペレート(dimepiperate)、ジメフロン(dimefuron)、シュードモナス フルオレセンス(Pseudomonas fluorescens)、シンメチリン(cinmethylin)、スエップ(swep)、スルコトリオン(sulcotrione)、スルフェントラゾン(sulfentrazone)、スルホサート(sulfosate)、スルホスルフロン(sulfosulfuron)、スルホメツロンメチル(sulfometuron-methyl)、セトキシジム(sethoxydim)、セレロチニア マイナー(Scelerothinia minor)、ターバシル(terbacil)、ダイムロン(daimuron)、タキストミン・A(thaxtomin A)、タバコ マイルド グリーン モザイク トバモウィルス(Tobacco Mild Green Mosaic Tobamovirus)、タバコ ラトル ウィルス(Tobacco Rattle Virus)、ダラポン(dalapon)、チアゾピル(thiazopyr)、チアフェナシル(tiafenacil)、チエンカルバゾン(thiencarbazone)(ナトリウム塩、メチルエステル等を含む)、チオカルバジル(tiocarbazil)、チオベンカルブ(thiobencarb)、チジアジミン(thidiazimin)、チジアズロン(thidiazuron)、チフェンスルフロン(thifensulfuron)、チフェンスルフロン・メチル(thifensulfuron-methyl)、デスメディファム(desmedipham)、デスメトリン(desmetryne)、テトフルピロリメット(tetflupyrolimet)、テニルクロール(thenylchlor)、テブタム(tebutam)、テブチウロン(tebuthiuron)、テプラロキシジム(tepraloxydim)、テフリルトリオン(tefuryltrione)、テルブチラジン(terbuthylazine)、テルブトリン(terbutryn)、テルブメトン(terbumeton)、テンボトリオン(tembotrione)、トプラメゾン(topramezone)、トラルコキシジム(tralkoxydim)、トリアジフラム(triaziflam)、トリアスルフロン(triasulfuron)、トリアファモン(triafamone)、トリアレート(tri-allate)、トリエタジン(trietazine)、トリクロピル(

triclopyr)、トリクロピル-ブトティル(triclopyr-butotyl)、トリクロピル・トリエチルアンモニウム(triclopyr-triethylammonium)、トリトスルフロン(tritosulfuron)、トリピラスルフォン(tripyrasulfone)、トリフルジモキサジン(trifludimoxazin)、トリフルスルフロン・メチル(triflusulfuron-methyl)、トリフルラリン(trifluralin)、トリフロキシスルフロン(trifloxysulfuron)(ナトリウム等の塩を含む)、トリベニュロン・メチル(tribenuron-methyl)、トルピラレート(tolpyralate)、ナプタラム(naptalam)(ナトリウム等との塩を含む)、ナプロアニリド(naproanilide)、ナプロパミド(napropamide)、ナプロパミド-M(napropamide-M)、ニコスルフロン(nicosulfuron)、乳酸(lactic acid)、ネブロン(neburon)、ノルフルラゾン(norflurazon)、バークホルデリア リノジェンシス(Barkholderia rinojensis)、バーナレート(vernolate)、パラコート(paraquat)、パラコート・ジクロライド(paraquat dichloride)、ハルキシフェン(halauxifen)、ハルキシフェン・ベンジル(halauxifen-benzyl)、ハルキシフェン・メチル(halauxifen-methyl)、バーコルデリア リノジェンシス(Burkholderia rinojensis)、ハロキシホップ(haloxyfop)、ハロキシホップ・P(haloxyfop-P)、ハロキシホップ・エトティル(haloxyfop-etotyl)、ハロキシホップ・P・メチル(haloxyfop-P-methyl)、ハロサフェン(halosafen)、ハロスルフロン・メチル(halosulfuron-methyl)、ビクスロゾン(bixlozone)、ピクロラム(picloram)(ジクロロアンモニウム、トロールアミン等との塩を含む)、ピコリナフェン(picolinafen)、ビシクロピロン(bicyclopyrone)、ビスピリバック・ナトリウム塩(bispyribac-sodium)、ピノキサデン(pinoxaden)、ビピラゾン(bipyrazone)、ビフェノックス(bifenox)、ピペロホス(piperophos)、ピラクロニル(pyraclonil)、ピラスルホトール(pyrasulfotole)、ピラゾキシフェン(pyrazoxyfen)、ピラゾスルフロン・エチル(pyrazosulfuron-ethyl)、ピラゾリネート(pyrazolynate)、ビラナホス(bilanafos)、ピラフルフェン(pyraflufen)、ピラフルフェン・エチル(pyraflufen-ethyl)、ピリダフォル(pyridafol)、ピリチオバック・ナトリウム塩(pyrithiobac-sodium)、ピリデート(pyridate)、ピリフタリド(pyriftalid)、ピリブチカルブ(pyributicarb)、ピリベンゾキシム(pyribenzoxim)、ピリミスルファン(pyrimisulfan)、ピリミノバック・メチル(pyriminobac-methyl)、ピロキサスルホン(pyroxasulfone)、ピロクススラム(pyroxsulam)、ファイトプソラ パルミボラ(Phytophthora palmivora)、フェニソファム(phenisopham)、フェニュロン(fenuron)、フェノキサスルホン(fenoxasulfone)、フェノキサプロップ(fenoxaprop)(メチル、エチル、イソプロピルエステルを含む)、フェノキサプロップ・P(fenoxaprop-P)(メチル、エチル、イソプロピルエステルを含む)、フェンキノトリオン(fenquinotrione)、フェンチアプロップ・エチル(fenthiaprop-ethyl)、フェントラザミド(fentrazamide)、フェンピラゾン(fenpyrazone)、フェンメディファム(phenmedipham)、フォーマ ケノポディコーラ(Phoma chenopodicola)、フォーマ ヘルバラム(Phoma herbarum)、フォーマ・マクロストマ(Phoma macrostoma)、ブタクロール(butachlor)、ブタフェナシル(butafenacil)、ブタミホス(butamifos)、ブチレート(butylate)、プッチニア カナリキュラータ(Puccinia canaliculata)、プッチニア スラスペオス(Puccinia thlaspeos)、ブテナクロール(butenachlor)、ブトラリン(butralin)、ブトロキシジム(butroxydim)、フラザスルフロン(flazasulfuron)、フラムプロップ(flamprop)(メチル、エチル、イソプロピルエステルを含む)、フラムプロップ・M(flamprop-M)(メチル、エチル、イソプロピルエステルを含む)、プリミスルフロン(primisulfuron)、プリミスルフロン・メチル(primisulfuron-methyl)、フルアジホップ・ブチル(fluazifop-butyl)、フルアジホップ・P(fluazifop-P)、フルアジホップ・P・ブチル(fluazifop-P-butyl)、フルアゾレート(fluazolate)、フルオメツロン(fluometuron)、フルオログリコフェン・エチル(fluoroglycofen-ethyl)、フルカルバゾン・ナトリウム塩(flucarbazone-sodium)、フルクロラリン(fluchloralin)、フルセトスルフロン(flucetosulfuron)、フルチアセット・メチル(fluthiacet-methyl)、フルピルスルフロン・メチル(flupyrsulfuron-methyl)(ナトリウム、カルシウム又はアンモニア等の塩を含む)、フルフェナセット(flufenacet)、フルフェンピル・エチル(flufenpyr-ethyl)、フルプロパネート(flupropanate)(ナトリウム塩を含む)、フルポキサム(flupoxame)、フルミオキサジン(flumioxazin)、フルミクロラック・ペンチル(flumiclorac-pentyl)、フルメツラム(flumetsulam)、フルリドン(fluridone)、フルルタモン(flurtamone)、フルロキシピル(fluroxypyr)(ブトメチル、メプチル等のエステル体、又はナトリウム、カルシウム、アンモニア等の塩を含む)、フルロクロリドン(flurochloridone)、プレチラクロール(pretilachlor)、プロカルバゾン(procarbazone)(ナトリウム等との塩を含む)、プロジアミン(prodiamine)、プロスルフロン(prosulfuron)、プロスルホカルブ(prosulfocarb)、プロパキザホップ(propaquizafop)、プロパクロール(propachlor)、プロパジン(propazine)、プロパニル(propanil)、プロピザミド(propyzamide)、プロピソクロール(propisochlor)、プロピリスルフロン(propyrisulfuron)、プロファム(propham)、プロフルアゾール(profluazol)、プロヘキサジオン・カルシウム塩(prohexadione-calcium)、プロポキシカルバゾン(propoxycarbazone)、プロポキシカルバゾン・ナトリウム塩(propoxycarbazone-sodium)、プロホキシジム(profoxydim)、ブロマシル(bromacil)、ブロムピラゾン(brompyrazon)、プロメトリン(prometryn)、プロメトン(prometon)、ブロモキシニル(bromoxynil)(酪酸、オクタン酸又はヘプタン酸等のエステル体を含む)、ブロモフェノキシム(bromofenoxim)、ブロモブチド(bromobutide)、フロラスラム(florasulam)、フロルピラキシフェン(florpyrauxifen)、フロルピラウキシフェン・ベンジル(florpyrauxifen-benzyl)、ヘキサジノン(hexazinone)、ペトキサミド(pethoxamid)、ベナゾリン(benazolin)、ベナゾリン・エチル(benazolin-ethyl)、ペノキススラム(penoxsulam)、ペピノ モザイク ウィルス(Pepino Mosaic Virus)、ヘプタマロキシログルカン(heptamaloxyloglucan)、ベフルブタミド(beflubutamid)、ベフルブタミド-M(beflubutamid-M)、ペブレート(pebulate)、ペラルゴン酸(pelargonic acid)、ベンカルバゾン(bencarbazone)、ベンキトリオン(benquitrione)ベンズフェンジゾン(benzfendizone)、ベンスリド(bensulide)、ベンスルフロン(bensulfuron)、ベンスルフロン・メチル(bensulfuron-methyl)、ベンゾビシクロン(benzobicyclon)、ベンゾフェナップ(benzofenap)、ベンタゾン(bentazone)、ペンタノクロール(pentanochlor)、ペンディメタリン(pendimethalin)、ペントキサゾン(pentoxazone)、ベンフルラリン(benfluralin)、ベンフレセート(benfuresate)、ホサミン(fosamine)、ホメサフェン(fomesafen)、ホラムスルフロン(foramsulfuron)、ホルクロルフェニュロン(forchlorfenuron)、メコプロップ(mecoprop)(ナトリウム、カリウム、イソプロピルアミン、トリエタノールアミン、ジメチルアミン、ジオールアミン、トロールアミン、コリン等の塩、又はエタジルエステル、2-エチルヘキシルエステル、イソクチルエステル、メチルエステル等のエステルを含む)、メコプロップ・P・カリウム塩(mecoprop-P-potassium)、メソスルフロン(mesosulfuron)(メチル等のエステル体含む)、メソトリオン(mesotrione)、メタザクロール(metazachlor)、メタゾスルフロン(metazosulfuron)、メタベンズチアズロン(methabenzthiazuron)、メタミトロン(metamitron)、メタミホップ(metamifop)、メタム(metam)(ナトリウム等の塩を含む)、メタンアルソン酸二ナトリウム(DSMA)、メチオゾリン(methiozolin)、メチルダイムロン(methyldymuron)、メトキスロン(metoxuron)、メトスラム(metosulam)、メトスルフロン・メチル(metsulfuron-methyl)、メトブロムロン(metobromuron)、メトベンズロン(metobenzuron)、メトラクロール(metolachlor)、メトリブジン(metribuzin)、メピコート・クロリド(mepiquat chloride)、メフェナセット(mefenacet)、モノスルフロン(monosulfuron)(メチル、エチル、イソプロピルエステル含む)、モノリニュロン(monolinuron)、モリネート(molinate)、ヨードスルフロン(iodosulfuron)、ヨードスルフロンメチルナトリウム塩(iodosulfulon-methyl-sodium)、ヨーフェンスルフロン(iofensulfuron)、ヨーフェンスルフロン・ナトリウム塩(iofensulfuron-sodi

um)、ラクトフェン(lactofen)、ランコトリオン(lancotrione)、リニュロン(linuron)、リミソキサフェン(rimisoxafen)、リムスルフロン(rimsulfuron)、レナシル(lenacil)、2,2,2-トリクロロ酢酸(TCA)(ナトリウム、カルシウム又はアンモニア等の塩を含む)、2,3,6-トリクロロ安息香酸(2,3,6-TBA)、2,4,5-トリクロロフェノキシ酢酸(2,4,5-T)、2,4-ジクロロフェノキシ酢酸(2,4-D)(アミン、ジエチルアミン、トリエタノールアミン、イソプロピルアミン、ジメチルアンモニウム、ジオールアミン、ドデシルアンモニウム、ヘプチルアンモニウム、テトラデシルアンモニウム、トリエチルアンモニウム、トリス(2-ヒドロキシプロピル)アンモニウム、トロールアミン、コリン、ナトリウム又はリチウム等の塩、又はブトチルエステル、2-ブトキシプロピルエステル、2-エチルヘキシルエステル、メチルエステル、エチルエステル、ブチルエステル、イソブチルエステル、オクチルエステル、ペンチルエステル、プロピルエステル、イソクチルエステル、イソプロピルエステル、メプチルエステル、テフリルエステル、等のエステルを含む)、2,4-ジクロロフェノキシ酪酸(2,4-DB)(アミン、ジエチルアミン、トリエタノールアミン、イソプロピルアミン、ジメチルアンモニウム、コリン、ナトリウム又はリチウム等の塩、又はイソクチルエステル等のエステルを含む)、2-アミノ-3-クロロ-1,4-ナフトキノン(ACN)、2-メチル-4-クロロフェノキシ酢酸(MCPA)(ナトリウム、ジメチルアンモニウム、コリン等の塩、又は、2-エチルヘキシルエステル、イソクチルエステル、エチルエステル等のエステル等を含む)、2-メチル-4-クロロフェノキシ酪酸(MCPB)(ナトリウム塩、エチルエステル等を含む)、4-(2,4-ジクロロフェノキシ)酪酸(2,4-DB)、4,6-ジニトロ-O-クレゾール(DNOC)(アミン又はナトリウム等の塩を含む)、(5S)-3-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-[rel-(3R,5R)-5-(トリフルオロメチルスルホニルカルバモイル)テロラヒドロフラン-3-イル]-5-ビニル-4H-イソキサゾール-5-カルボキシアミド((5S)-3-(3,5-difluorophenyl)-N-[rel-(3R,5R)-5-(trifluoromethylsulfonylcarbamoyl)tetrahydrofuran-3-yl]-5-vinyl-4H-isoxazole-5-carboxamid)(化学名、CAS登録番号:2266183-40-6)(国際公開第2018/228986号公報、国際公開第2020/114934号公報)、N4-(2,6-ジフルオロフェニル)-6-(1-フルオロ-1-メチル-エチル)-1,3,5-トリアジン-2,4-ジアミン(N4-(2,6-difluorophenyl)-6-(1-fluoro-1-methyl-ethyl)-1,3,5-triazine-2,4-diamine)(化学名、CAS登録番号:1606999-43-2)(国際公開第2014/064094号公報、国際公開第2015/162164号公報)、(5S)-3-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-[(3R)-5-(メチルスルホニルカルバモイル)-2,3-ジヒドロフラン-3-イル]-5-ビニル-4H-イソキサゾール-5-カルボキシアミド((5S)-3-(3,5-difluorophenyl)-N-[(3R)-5-(methylsulfonylcarbamoyl)-2,3-dihydrofuran-3-yl]-5-vinyl-4H-isoxazole-5-carboxamid)(化学名、CAS登録番号:2266190-06-9)(国際公開第2018/228986号公報、国際公開第2020/114934号公報)、(5R)-3-(3,5-ジフルオロフェニル)-5-メチル-N-[rel-(3R,5R)-5-(メチルスルホニルカルバモイル)テロラヒドロフラン-3-イル]-4H-イソキサゾール-5-カルボキシアミド((5R)-3-(3,5-difluorophenyl)-5-methyl-N-[rel-(3R,5R)-5-(methylsulfonylcarbamoyl)tetrahydrofuran-3-yl]-4H-isoxazole-5-carboxamid)(化学名、CAS登録番号:2266164-36-5)(国際公開第2018/228986号公報、国際公開第2020/114934号公報)、(5R)-3-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-[(3R)-5-(メトキシカルバモイル)-2,3-ジヒドロフラン-3-イル]-5-メチル-4H-イソキサゾール-5-カルボキシアミド((5R)-3-(3,5-difluorophenyl)-N-[(3R)-5-(methoxycarbamoyl)-2,3-dihydrofuran-3-yl]-5-methyl-4H-isoxazole-5-carboxamid)(化学名、CAS登録番号:2266170-31-2)(国際公開第2018/228986号公報、国際公開第2020/114934号公報)、2-[2-(3,4-ジメトキシフェニル)-6-メチル-3-オキソ-ピリダジン-4-カルボニル]シクロヘキサン-1,3-ジオン(2-[2-(3,4-dimethoxyphenyl)-6-methyl-3-oxo-pyridazine-4-carbonyl]cyclohexane-1,3-dione)(化学名、CAS登録番号:2138855-12-4)(国際公開第2017/178582号公報、国際公開第2018/015476号公報)、4-ヒドロキシ-1-メチル-3-[4-(トリフルオロメチル)-2-ピリジル]イミダゾリジン-2-オン(4-hydroxy-1-methyl-3-[4-(trifluoromethyl)-2-pyridyl]imidazolidin-2-one)(化学名、CAS登録番号:1708087-22-2)(国際公開第2015/059262号公報、国際公開第2018/015476号公報)、6-(1-フルオロシクロペンチル)-N4-(2,3,5,6-テトラフルオロフェニル)-1,3,5-トリアジン-2,4-ジアミン(6-(1-fluorocyclopentyl)-N4-(2,3,5,6-tetrafluorophenyl)-1,3,5-triazine-2,4-diamine)(化学名、CAS登録番号:1820807-75-7)(国際公開第2015/162164号公報)、6-(1-フルオロ-1-メチル-エチル)-N4-(2,3,5,6-テトラフルオロフェニル)-1,3,5-トリアジン-2,4-ジアミン(6-(1-fluoro-1-methyl-ethyl)-N4-(2,3,5,6-tetrafluorophenyl)-1,3,5-triazine-2,4-diamine)(化学名、CAS登録番号:1606999-21-6)(国際公開第2014/064094号公報、国際公開第2015/162164号公報)、(5S)-3-(3-フルオロ-5-メチル-フェニル)-N-[rel-(3R,5R)-5-(メトキシカルバモイル)テロラヒドロフラン-3-イル]-5-ビニル-4H-イソキサゾール-5-カルボキシアミド((5S)-3-(3-fluoro-5-methyl-phenyl)-N-[rel-(3R,5R)-5-(methoxycarbamoyl)tetrahydrofuran-3-yl]-5-vinyl-4H-isoxazole-5-carboxamid)(化学名、CAS登録番号:2266292-43-5)(国際公開第2018/228986号公報、国際公開第2020/114934号公報)、6-(1-メチルシクロブチル)-N4-(2,3,5,6-テトラフルオロフェニル)-1,3,5-トリアジン-2,4-ジアミン(6-(1-methylcyclobutyl)-N4-(2,3,5,6-tetrafluorophenyl)-1,3,5-triazine-4,4-diamine)(化学名、CAS登録番号:1607001-97-7)(国際公開第2014/064094号公報、国際公開第2015/162164号公報)、AE-F‐150944(コード番号)、F9960(コード番号)、IR-6396(コード番号)、MCPA・チオエチル(MCPA-thioethyl)、NC-656(コード番号)、SYP-298(コード番号)、SYP-300(コード番号)、S-エチルジプロピルチオカーバメート(EPTC)、S-メトラクロール(S-metolachlor)、S-9750(コード番号)、MSMA(MSMA)、HW-02(コード番号)。
植物生長調節剤:
1-ナフチルアセトアミド(1-naphthylacetamide)、1-メチルシクロプロペン(1-methylcyclopropene)、1,3-ジフェニルウレア(1,3-diphenylurea)、2,3,5-トリヨード安息香酸(2,3,5-triiodobenzoic acid)、2-メチル-4-クロロフェノキシ酪酸(MCPB)[ナトリウム塩、エチルエステル等を含む]、2-(ナフタレン-1-イル)アセトアミド(2-(naphthalene-1-yl)acetamide)、2,6-ジイソプロピルナフタレン(2,6-diisopropylnaphthalene)、3-[(6-クロロ-4-フェニルキナゾリン-2-イル)アミノ]プロパン-1-オール(3-[(6-chloro-4-phenylquinazoline-2-yl)amino]propane-1-ol)、4-オキソ-4-(2-フェニルエチル)アミノ酪酸(化学名、CAS登録番号:1083-55-2)、4-クロロフェノキシ酢酸(4-CPA)、5-アミノレブリン酸塩酸塩(5-aminolevulinic acid hydrochloride)、5-(トリフルオロメチル)ベンゾ[b]チオフェン-2-カルボン酸メチル(Methyl 5-(trifluoromethyl)benzo[b]thiofen-2-carboxylate)、AVG(aminoethoxyvinylglycine)、n-デシルアルコール(n-decanol)、アニシフルプリン(anisiflupurin)、アビグリシン(aviglycine)、アンシミドール(ancymidol)、アブシジン酸(abscisic acid)、イソプロチオラン(isoprothiolane)、イナベンフィド(inabenfide)、インドール酢酸(indole acetic acid)、インドール酪酸(indole butyric acid)、ウニコナゾール(uniconazole)、ウニコナゾール-P(uniconazole-P)、エコリスト(Ecolyst)、エチクロゼート(ethychlozate)、エテホン(ethephon)、エポコレオン(epocholeone)、塩化カルシウム(calcium chloride)、塩化コリン(choline chloride)、オキシン硫酸塩(oxine-sulfate)、オパバクチン(opabactin)、カイネチン(kinetin)、過酸化カルシウム(calcium peroxide)、カルボネ(carvone)、キナバクチン(quinabactin)、ギ酸カルシウム(calcium formate)、クロキシホナック(cloxyfonac)、クロキシホナック・カリウム塩(cloxyfonac-potassium)、クロプロップ(cloprop)、クロルメコート(chlormequat)、クロルメコート・クロリド(chlormequat-chloride)、クロロプロファム(chlorpropham)、コリン(choline)、サイトカイニン(cytokinins)、酸化型グルタチオン(oxydized glutathione)、シアナミド(cyanamide)、シアン酸ナトリウム(sodium cyanate)、シクラニリド(cyclanilide)、ジクロルプロップ(dichlorprop)(ジメチルアンモニウム、カリウム、ナトリウム、コリン等の塩、又はブトチルエステル、2-エチルヘキシルエステル、イソクチルエステル、メチルエステル等のエステルを含む)、ジクロルプロップ-P(dichlorprop-P)(ナトリウム、カリウム、ジメチルアンモニウム等の塩、又は2-エチルヘキシルエステルを含む)、ジクワット(diquat)、ジクワット・ジブロマイド(diquat dibromide)、ジケグラック(dikegulac)、ジベレリン酸(gibberellinic acid)、ジベレリンA4(gibberellin A4)、ジベレリンA7(gibberellin A7)、ジメチピン(dimethipin)、シントフェン(sintofen)、ジャスモン(jasmone)、シス-ジャスモン(cis-jasmone)、ジャスモン酸(jasmonic acid)、ジャスモン酸メチル(methyl jasmonate)、ストレプトマイシン(streptomycin)、石灰硫黄(calcium polysulfide)、ダミノジット(daminozide)、炭酸カルシウム(calcium carbonate)、チジアズロン(thidiazuron)、デカン-1-オール(decan-1-ol)、トリアコンタノール(triacontanol)、トリアペンテノール(triapenthenol)、トリネキサパック・エチル(trinexapac-ethyl)、トリブフォス(tribufos)、パクロブトラゾール(paclobutrazol)、パラフィン(paraffin)、ビスピリバック・ナトリウム塩(bispyribac-sodium)、ヒメキサゾール(hymexazol)、ブトルアリン(butralin)、フルチアセット・メチル(fluthiacet-methyl)、ピラフルフェン・エチル(pyraflufen-ethyl)、フルメトラリン(flumetralin)、フルルプリミドール(flurprimidol)、フルレノール(flurenol)、プロニトリジン(pronitridine)、プロヒドロジャスモン(prohydrojasmon)、プロヘキサジオン・カルシウム塩(prohexadione-calcium)、ヘプタマロキシログルカン(heptamaloxyloglucan)、6-ベンジルアミノプリン(6-benzylaminopurine)、ペンディメタリン(pendimethalin)、ホルクロルフェニュロン(forchlorfenuron)、ホルモノネチン(formononetin)、マレイン酸ヒドラジド(maleic hydrazide)、メピコート・クロリド(mepiquat chloride)、メフルイジド(mefluidide)、リポキトオリゴ糖(lipochitooligosaccharides、例えばlipochitooligosaccharides SP104)、硫化カルシウム(calcium sulfate)。
次に、混用又は併用してもよい公知の薬害軽減化合物を例示する。
薬害軽減化合物:
イソキサジフェン(isoxadifen)、イソキサジフェン・エチル(isoxadifen-ethyl)、オキサベトリニル(oxabetrinil)、オクタン-1,8-ジアミン(octane-1,8-diamine)、クロキントセット(cloquintocet)、クロキントセット-メキシル(cloquintcet-mexyl)、ジエトレート(dietholate)、シオメトリニル(cyometrinil)、ジクロルミド(dichlormid)、ジシクロノン(dicyclonone)、シプロスルファミド(cyprosulfamide)、ダイムロン(daimuron)、ナフタル酸無水物(1,8-Naphthalic Anhydride)、フェンクロラゾール(fenchlorazole)、フェンクロラゾール-エチル(fenchlorazole-O-ethyl)、フェンクロリム(fenclorim)、フリラゾール(furilazole)、フルキソフェニム(fluxofenim)、フルラゾール(flurazole)、ベノキサコル(benoxacor)、メトカミフェン(metcamifen)、メフェネート(mephenate)、メフェンピル(mefenpyr)、メフェンピルエチル(mefenpyr-ethyl)、メフェンピル-ジエチル(mefenpyr-diethyl)、低級アルキル置換安息香酸、2,2-ジクロロ-N-(1,3-ジオキソラン-2-イルメチル)-N-(2-プロペニル)アセトアミド(PPG-1292)、2-ジクロロメチル-2-メチル-1,3-ジオキサン(MG-191)、3-ジクロロアセチル-2,2,5-トリメチル-1,3-オキサゾリジン(R-29148)、4-ジクロロアセチル-1-オキサ-4-アザスピロ[4.5]デカン(AD-67)、4-カルボキシ-3,4-ジヒドロ-2H-1-ベンゾピラン-4-酢酸(CL-304415、コード番号)、MON4660(コード番号)、メトカミフェン(metcamifen)、N,N-ジアリル-N-ジクロロアセチルグリシンアミド(DKA-24、コード番号)、1-ブロモ-4-[(クロロメチル)スルホニル]ベンゼン(CSB)、2-プロペニル 1-オキサ-4-アザスピロ[4,5]デカン-4-カルボジチオエート(MG-838、コード番号)、3-(ジクロロアセチル)-2,2-ジメチル-1,3-オキサゾリジン(R-28725、コード番号)、R-29148(コード番号)、1-(ジクロロアセチル)アゼパン(TI-35、コード番号)。
次に、混用又は併用してもよい公知の殺虫剤(殺虫活性成分)、殺ダニ剤(殺ダニ活性成分)、殺線虫剤(殺線虫活性成分)、共力剤化合物(共力活性成分)を以下に例示する。
殺虫活性成分、殺ダニ活性成分、殺線虫活性成分、共力活性成分:
アクリナトリン(acrinathrin)、アザジラクチン(azadirachtin)、アザメチホス(azamethiphos)、アシノナピル(acynonapyr)、アジンホス・エチル(azinphos-ethyl)、アジンホス・メチル(azinphos-methyl)、アセキノシル(acequinocyl)、アセタミプリド(acetamiprid)、アセトプロール(acetoprole)、アセフェート(acephate)、アゾシクロチン(azocyclotin)、アバメクチン(abamectin)、アフィドピロペン(afidopyropen)、アフォキソレイナー(afoxolaner)、アミドフルメット(amidoflumet)、アミトラズ(amitraz)、アラニカルブ(alanycarb)、アルジカルブ(aldicarb)、アルドキシカルブ(aldoxycarb)、アレスリン(allethrin)[d-cis-trans-体、d-trans-体を含む]、イサゾホス(isazophos)、イサミドホス(isamidofos)、イソカルボホス(isocarbophos)、イソキサチオン(isoxathion)、イソシクロセラム(isocycloseram)、イソフェンホス・メチル(isofenphos-methyl)、イソプロカルブ(isoprocarb)、イプシロン-メトフルトリン(epsilon-metofluthrin)、イプシロン-モムフルオロスリン(epsilon-momfluorothrin)、イベルメクチン(ivermectin)、イミシアホス(imicyafos)、イミダクロプリド(imidacloprid)、イミプロトリン(imiprothrin)、インダザピロキサメト(indazapyroxamet)、インドキサカルブ(indoxacarb)、エスフェンバレレート(esfenvalerate)、エチオフェンカルブ(ethiofencarb)、エチオン(ethion)、エチプロール(ethiprole)、エチレンジブロミド(ethylene dibromide)、エトキサゾール(etoxazole)、エトフェンプロックス(etofenprox)、エトプロホス(ethoprophos)、エトリムホス(etrimfos)、エマメクチン(emamectin)、エマメクチンベンゾエート(emamectin benzoate)、エンドスルファン(endosulfan)、エンペントリン(empenthrin)、オキサゾスルフィル(oxazosulfyl)、オキサミル(oxamyl)、オキシジメトン・メチル(oxydemeton-methyl)、オキシデプロホス(oxydeprofos)、オメトエート(omethoate)、核多角体病ウィルス(Nuclear polyhedrosis virus)、カズサホス(cadusafos)、カッパ-テフルトリン(kappa-tefluthrin)、カッパ-ビフェントリン(kappa-bifenthrin)、カランジン(karanjin)、カルタップ(cartap)、顆粒病ウィルス(Granulosis virus)、カルバリル(carbaryl)、カルボスルファン(carbosulfan)、カルボフラン(carbofuran)、ガンマ-BHC(gamma-BHC)、キシリルカルブ(xylylcarb)、キナルホス(quinalphos)、キノプレン(kinoprene)、キノメチオネート(chinomethionat)、急性麻痺病ウィルス(Entero virus)、クマホス(coumaphos)、クリオライト(cryolite)、クロチアニジン(clothianidin)、クロフェンテジン(clofentezine)、クロマフェノジド(chromafenozide)、クロラントラニリプロール(chlorantraniliprole)、クロルエトキシホス(chlorethoxyfos)、クロルデン(chlordane)、クロルピクリン(chloropicrin)、クロルピリホス(chlorpyrifos)、クロルピリホス・メチル(chlorpyrifos-methyl)、クロルフェナピル(chlorfenapyr)、クロルフェンビンホス(chlorfenvinphos)、クロルフルアズロン(chlorfluazuron)、クロルメホス(chlormephos)、クロロプラレスリン(chloroprallethrin)、昆虫ポックスウィルス(Entomopoxi virus)、虹色ウィルス(Irido virus)、シアジピル(cyazypyr)、シアノホス(cyanophos)、ジアフェンチウロン(diafenthiuron)、ジアミダホス(diamidafos)、シアントラニリプロール(cyantraniliprole)、シエトピラフェン(cyetpyrafen)、ジエノクロル(dienochlor)、シエノピラフェン(cyenopyrafen)、ジオキサベンゾホス(dioxabenzofos)、ジオフェノラン(diofenolan)、シグマウィルス(Sigma virus)、シクラニリプロール(cyclaniliprole)、シクロキサプリド(cycloxaprid)、ジクロトホス(dicrotophos)、ジクロフェンチオン(dichlofenthion)、シクロブトリフルラム(cyclobutrifluram)、シクロプロトリン(cycloprothrin)、ジクロルボス(dichlorvos)、ジクロロメゾチアズ(dicloromezotiaz)、ジコホル(dicofol)、ジシクラニル(dicyclanil)、ジスルホトン(disulfoton)、ジノテフラン(dinotefuran)、ジノブトン(dinobuton)、シハロジアミド(cyhalodiamide)、シハロトリン(cyhalothrin)[gamma-体,lambda-体を含む]、シフェノトリン(cyphenothrin)[(1R)-trans-体を含む]、シフルトリン(cyfluthrin)[beta-体を含む]、ジフルベンズロン(diflubenzuron)、シフルメトフェン(cyflumetofen)、ジフロビダジン(diflovidazin)、シプロフラニリド(cyproflanilide)、シヘキサチン(cyhexatin)、シペルメトリン(cypermethrin)[alpha-体,beta-体,theta-体,zeta-体を含む]、ジムプロピリダッツ(dimpropyridaz)、ジメチル-2,2,2-トリクロロ-1-ヒドロキシエチルホスホネート(DEP)、ジメチルビンホス(dimethylvinphos)、ジメトエート(dimethoate)、ジメフルスリン(dimefluthrin)、ジャスモン(jasmone)、シス-ジャスモン(cis-jasmone)、ジャスモン酸(jasmonic acid)、ジャスモン酸メチル(methyl jasmonate)、シラフルオフェン(silafluofen)、シロマジン(cyromazine)、スタイナーネマ カーポカプサエ(Steinernema carpocapsae)、スタイナーネマ クシダイ(Steinernema kushidai)、スタイナーネマ グラセライ(Steinernema glaseri)、スピドキサマト(spidoxamat)、スピネトラム(spinetoram)、スピノサド(spinosad)、スピロジクロフェン(spirodiclofen)、スピロブジフェン(spirobudifen)、スピロテトラマト(spirotetramat)、スピロピジオン(spiropidion)、スピロメシフェン(spiromesifen)、スルコフロン・ナトリウム塩(sulcofuron-sodium)、スルフルラミド(sulfluramid)、スルホキサフロル(sulfoxaflor)、スルホテップ(sulfotep)、ダイアジノン(diazinon)、チアクロプリド(thiacloprid)、チアメトキサム(thiamethoxam)、チオキサザフェン(tioxazafen)、チオジカルブ(thiodicarb)、チオシクラム(thiocyclam)、チオスルタップ(thiosultap)、チオナジン(thionazin)、チオファノックス(thiofanox)、チオメトン(thiometon)、チオラントラニリプロール(tiorantraniliprole)、チクロピラゾフロール(tyclopyrazoflor)、テトラクロラントラニリプロール(tetrachlorantraniliprole)、テトラクロルビンホス(tetrachlorvinphos)、テトラジホン(tetradifon)、テトラニリプロール(tetraniliprole)、テトラメチルフルスリン(tetramethylfluthrin)、テトラメトリン(tetramethrin)、テブピリムホス(tebupirimfos)、テブフェノジド(tebufenozide)、テブフェンピラド(tebufenpyrad)、テフルトリン(tefluthrin)、テフルベンズロン(teflubenzuron)、デメトン・S・メチル(demeton-S-methyl)、テメホス(temephos)、デルタメトリン(deltamethrin)、テルブホス(terbufos)、トラロメトリン(tralomethrin)、トランスフルトリン(transfluthrin)、トリアザメート(triazamate)、トリアゾホス(triazophos)、トリクロルホン(trichlorfon)、トリコデルマ アスペレラム(Trichoderma asperellum)、トリコデルマ パエキロマイセス(Trichoderma paecilomyces)、トリコデルマ ハルチアナム(Trichoderma harzianum)、トリフルムロン(triflumuron)、トリフルメゾピリム(triflumezopyrim)、トリメタカルブ(trimethacarb)、トルフェンピラド(tolfenpyrad)、トリフルエンフロリネート(trifluenfuronate)、ナレッド(naled)、ニコチン(nicotine)、ニコフルプロール(nicofluprole)、ニテンピラム(nitenpyram)、ネマデクチン(nemadectin)、濃核病ウィルス(Denso virus)、ノバルロン(novaluron)、ノビフルムロン(noviflumuron)、パイセロマイセス リラシナス(paecilomyces lilacinus)、バークホルデリア セパシア(Barkholderia cepacia)、バークホルデリア リノジェンシス(Barkholderia rinojensis)、バーティシリウム レカニ(Verticillium lecanii)、ハイドロプレン(hydroprene)、パスツーリア ニシザワイ(Pasteuria nishizawae)、パスツーリア ペネトランス(Pasteuria penetrans)、バチルス アミロリケファシエンス(Bacillus amyloliquefaciens)、バチルス フィルムス(Bacillus firmus)、バチルス スフェリカス(Bacillus sphaericus)、バチルス ズブチリス(Bacillus subtillis)、バチルス チューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)、バチルス チューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)の生産する昆虫毒素、バチルス チューリンゲンシス 亜種 アイザワイ(Bacillus thuringiensis subsp. Aizawai)、バシチルス・チューリンゲンシス 亜種 イスラエレンシス(Bacillus thuringiensis subsp.

Israelensis)、バチルス チューリンゲンシス 亜種 クルスターキ(Bacillus thuringiensis subsp. Kurstaki)、バシチルス・チューリンゲンシス・亜種 テネブリオニス(Bacillus thuringiensis subsp. Tenebrionis)、バチルス・ポピリエ(Bacillus popilliae)、バチルス リケニフォルミス(Bacillus licheniformis)、バミドチオン(vamidothion)、パラチオン(parathion)、パラチオン・メチル(parathion-methyl)、ハルフェンプロックス(halfenprox)、ハロフェノジド(halofenozide)、ビオアレスリン(bioallethrin)、ビオアレスリンS‐シクロペンテニル(bioallethrin S-cyclopentenyl)、ビオレスメトリン(bioresmethrin)、ビス-(2-クロロ-1-メチルエチル)エーテル(DCIP)、ビストリフルロン(bistrifluron)、ヒドラメチルノン(hydramethylnon)、ビフェナゼート(bifenazate)、ビフェントリン(bifenthrin)、ピフルブミド(pyflubumide)、ピペロニルブトキシド(piperonyl butoxide)、ピメトロジン(pymetrozine)、ピラクロホス(pyraclofos)、ピラフルプロール(pyrafluprole)、ピリダフェンチオン(pyridaphenthion)、ピリダベン(pyridaben)、ピリダリル(pyridalyl)、ピリフルキナゾン(pyrifluquinazon)、ピリプロール(pyriprole)、ピリプロキシフェン(pyriproxyfen)、ピリミカルブ(pirimicarb)、ピリミジフェン(pyrimidifen)、ピリミノストロビン(pyriminostrobin)、ピリミホス・メチル(pirimiphos-methyl)、ピレトリン(pyrethrine)、ファムフル(famphur)、フィプロニル(fipronil)、フェナザキン(fenazaquin)、フェナミホス(fenamiphos)、フェニトロチオン(fenitrothion)、フェノキシカルブ(fenoxycarb)、フェノチオカルブ(fenothiocarb)、フェノトリン(phenothrin)[(1R)-trans-体を含む]、フェノブカルブ(fenobucarb)、フェンチオン(fenthion)、フェントエート(phenthoate)、フェンバレレート(fenvalerate)、フェンピロキシメート(fenpyroximate)、フェンブタンチン・オキシド(fenbutatin oxide)、フェンプロパトリン(fenpropathrin)、フェンメゾジチアズ(fenmezoditiaz)、フォノホス(fonofos)、フッ化スルフリル(sulfuryl fluoride)、ブトカルボキシム(butocarboxim)、ブトキシカルボキシム(butoxycarboxim)、ブプロフェジン(buprofezin)、フラチオカルブ(furathiocarb)、プラレトリン(prallethrin)、フルアクリピリム(fluacrypyrim)、フルアザインドリジン(fluazaindolizine)、フルアズロン(fluazuron)、フルエンスルホン(fluensulfone)、フルオピラム(fluopyram)、フルオロ酢酸ナトリウム塩(sodium fluoroacetate)、フルキサメタミド(fluxametamide)、フルクロジニリプロール(fluchlordiniliprole)、フルシクロクスロン(flucycloxuron)、フルシトリネート(flucythrinate)、フルスルファミド(flusulfamide)、フルトリン(fluthrin)、フルバリネート(fluvalinate)[tau-体を含む]、フルピラジフロン(flupyradifurone)、フルピラゾホス(flupyrazofos)、フルピリミン(flupyrimin)、フルフィプロール(flufiprole)、フルフェネリム(flufenerim)、フルフェノキシストロビン(flufenoxystrobin)、フルフェノクスロン(flufenoxuron)、フルヘキサフォン(fluhexafon)、フルベンジアミド(flubendiamide)、フルペンチオフェノックス(flupentiofenox)、フルメトリン(flumethrin)、フルララナル(fluralaner)、フルリムフェン(flurimfen)、プロチオホス(prothiofos)、プロトリフェンブト(protrifenbute)、フロニカミド(flonicamid)、プロパホス(propaphos)、プロパルギット(propargite)、プロヒドロジャスモン(prohydrojasmon)、プロフェノホス(profenofos)、ブロフラニリド(broflanilide)、プロフルトリン(profluthrin)、プロペタムホス(propetamphos)、プロポキスル(propoxur)、フロメトキン(flometoquin)、ブロモプロピレート(bromopropylate)、ヘキサチアゾクス(hexythiazox)、ヘキサフルムロン(hexaflumuron)、ペキロマイセス テヌイペス(Pacilimyces tenuipes)、ペキロマイセス フモソロセウス(Paecilomyces fumosoroceus)、ペキロマイセス リラキナス(Paecilomyces lilacinus)、ヘプタフルスリン(heptafluthrin)、ヘプテノホス(heptenophos)、ペルメトリン(permethrin)、ベンクロチアズ(benclothiaz)、ベンズピリモキサン(benzpyrimoxan)、ベンスルタップ(bensultap)、ベンゾキシメート(benzoximate)、ベンダイオカルブ(bendiocarb)、ベンフラカルブ(benfuracarb)、ポコニア クラミドスプリア(Pochonia chlamydosporia)、ボーベリア テネーラ(Beauveria tenella)、ボーベリア バッシアーナ(Beauveria bassiana)、ボーベリア ブロンニアティ(Beauveria brongniartii)、ホキシム(phoxim)、ホサロン(phosalone)、ホスチアゼート(fosthiazate)、ホスチエタン(fosthietan)、ホスファミドン(phosphamidon)、ホスメット(phosmet)、ポリナクチン複合体(polynactins)、ホルメタネート(formetanate)、ホレート(phorate)、マシン油(machine oil)、マラチオン(malathion)、ミルベメクチン(milbemectin)、メカルバム(mecarbam)、メスルフェンホス(mesulfenfos)、メソミル(methomyl)、メタアルデヒド(metaldehyde)、メタフルミゾン(metaflumizone)、メタミドホス(methamidophos)、メタム(metham)、メチオカルブ(methiocarb)、メチダチオン(methidathion)、メチルイソチオシアネート(methyl isothiocyanate)、メチルブロマイド(methyl bromide)、メトキシクロル(methoxychlor)、メトキシフェノジド(methoxyfenozide)、メトトリン(methothrin)、メトフルトリン(metofluthrin)、メトプレン(methoprene)、メトルカルブ(metolcarb)、メビンホス(mevinphos)、メペルフルスリン(meperfluthrin)、モナクロスポリウム フィマトパガム(Monacrosporium phymatophagum)、モノクロスポリウム フィマトパガム(Monacrosporium phymatophagum)、モノクロトホス(monocrotophos)、モムフルオロスリン(momfluorothrin)、トリコデルマ ハルチアナム(Trichoderma harzianum)、リトルアA(litlure-A)、リトルアB(litlure-B)、りん化アルミニウム(aluminium phosphide)、りん化亜鉛(zinc phosphide)、りん化水素(phosphine)、ルフェヌロン(lufenuron)、レスカルレ(rescalure)、レスメトリン(resmethrin)、レピメクチン(lepimectin)、ロテノン(rotenone)、細胞質核多角体病ウイルス包埋体(Cytoplasmic polyhedrosis virus)、酸化フェンブタスズ(fenbutatin oxide)、石灰窒素(calcium cyanide)、有機スズ化合物(organotins)、硫酸ニコチン(nicotine-sulfate)、(Z)-11-テトラデセニル=アセタート、(Z)-11-ヘキサデセナール、(Z)-11-ヘキサデセニル=アセタート、(Z)-9,12-テトラデカジエニル=アセタート、(Z)-9-テトラデセン-1-オール、(Z,E)-9,11-テトラデカジエニル=アセタート、(Z,E)-9,12-テトラデカジエニル=アセタート、1,1,1-トリクロロ-2,2-ビス(4-クロロフェニル)エタン(DDT)、1,3‐ジクロロプロペン(1,3-dichloropropene)、2,4-ジクロロ-5-{2-[4-(トリフルオロメチル)フェニル]エトキシ}フェニル 2,2,2-トリフルオロエチル スルホキシド(化学名、CAS登録番号:1472052-11-1)、2,4-ジメチル-5-[6-(トリフルオロメチルチオ)へキシルオキシ]フェニル-2,2,2-トリフルオロエチル スルホキシド(化学名、CAS登録番号:1472050-34-2)、2-{2-フルオロ-4‐メチル-5-[(2,2,2-トリフルオロエチル)スルフィニル]フェノキシ}-5-(トリフルオロメチル)ピリジン(化学名、CAS登録番号:1448758-62-0)、3-クロロ-2-{2-フルオロ-4‐メチル-5-[(2,2,2-トリフルオロエチル)スルフィニル]フェノキシ}-5-(トリフルオロメチル)ピリジン(化学名、CAS登録番号:1448761-28-1)、4,6-ジニトロ-o-クレゾール(DNOC)、4-フルオロ-2-メチル-5-(5,5-ジメチルヘキシルオキシ]フェニル 2,2,2-トリフルオロエチル スルホキシド(化学名、CAS登録番号:1472047-71-4)、Btタンパク質(Cry1Ab,Cry1Ac,Cry1Fa,Cry2Ab,mCry3A,Cry3Ab,Cry3Bb,Cry34/35Ab1)、メチルオイゲノール、4-(p-アセトオキシフェニル)-2-ブタノン、(Z)-10-テトラデセニル=アセタート、(E,Z)-4,10-テトラデカジニエル=アセタート、(Z)-8-ドデセニル=アセタート、(Z)-11-テトラデセニル=アセタート、(Z)-13-イコセン-10-オン、14-メチル-1-オクタデセン、AKD-1193(コード番号)、BCS-AA10147(コード番号)、CL900167(コード番号)、NA-85(コード番号)、NI-30(コード番号)、O,O-ジエチル-O-[4-(ジメチルスルファモイル)フェニル]-ホスホロチオネート(DSP)、O-エチル-O-4-(ニトロフェニル)フェニルホスホノチオエート(EPN)、RU15525(コード番号)、XMC(XMC)、Z-13-イコセン-10-オン、ZXI8901(コード番号)、F4260(コード番号)。
次に、混用又は併用してもよい公知の殺菌剤(殺菌活性成分)又は病害防除剤化合物を以下に例示する。
殺菌活性成分又は病害防除剤化合物:
アグロバクテリウム ラジオバクター(Agrobacterim radiobacter)、アザコナゾール(azaconazole)、アシベンゾラル・S・メチル(acibenzolar-S-methyl)、アゾキシストロビン(azoxystrobin)、アニラジン(anilazine)、アミスルブロム(amisulbrom)、アミノピリフェン(aminopyrifen)、アメトクトラジン(ametoctradin)、アルジモルフ(aldimorph)、イソチアニル(isotianil)、イソピラザム(isopyrazam)、イソフェタミド(isofetamid)、イソフルシプラム(isoflucypram)、イソプロチオラン(isoprothiolane)、イプコナゾール(ipconazole)、イプフルフェノキン(ipflufenoquin)、イプフェントリフルコナゾール(ipfentrifluconazole)、イプロジオン(iprodione)、イプロバリカルブ(iprovalicarb)、イプロベンホス(iprobenfos)、イマザリル(imazalil)、イミノクタジン・アルベシル酸塩(iminoctadine-albesilate)、イミノクタジン酢酸塩(iminoctadine-triacetate)、イミベンコナゾール(imibenconazole)、インピルフルキサム(inpyrfluxam)、インプリマチンA(imprimatin A)、インプリマチンB(imprimatin B)、エジフェンホス(edifenphos)、エタコナゾ-ル(etaconazole)、エタボキサム(ethaboxam)、エチリモル(ethirimol)、エトキシキン(ethoxyquin)、エトリジアゾール(etridiazole)、エネストロブリン(enestroburin)、エノキサストロビン(enoxastrobin)、エポキシコナゾール(epoxiconazole)、オーガニックオイル(organic oils)、オキサジキシル(oxadixyl)、オキサジニラゾール(oxazinylazole)、オキサチアピプロリン(oxathiapiprolin)、オキシカルボキシン(oxycarboxin)、オキシキノリン銅(oxine-copper)、オキシテトラサイクリン(oxytetracycline)、オキスポコナゾールフマル酸塩(oxpoconazole-fumarate)、オキソリニック酸(oxolinic acid)、オクタン酸銅(copper dioctanoate)、オクチリノン(octhilinone)、オフラセ(ofurace)、オリサストロビン(orysastrobin)、オルソフェニルフェノール(o-phenylphenol)、カスガマイシン(kasugamycin)、カプタホール(captafol)、カルプロパミド(carpropamid)、カルベンダジム(carbendazim)、カルボキシン(carboxin)、カルボネ(carvone)、カンジダ オレオフィラ(Candida oleophila)、カンジダ サイトアナ(Candida saitoana)、キノキシフェン(quinoxyfen)、キノフメリン(quinofumelin)、キノメチオネート(chinomethionat)、キャプタン(captan)、キンコナゾール(quinconazole)、キントゼン(quintozene)、グアザチン(guazatine)、クフラネブ(cufraneb)、クメトキシストロビン(coumethoxystrobin)、クモキシストロビン(coumoxystrobin)、グリオクラディウム カテヌラタム(Gliocradium catenulatum)、クリプトコッカス アルビダス(Cryptococcus albidus)、クレソキシム・メチル(kresoxim-methyl)、クロジラコン(clozylacon)、クロノスタキス ロゼア(Clonostachys rosea)、クロゾリネート(chlozolinate)、クロロインコナジド(chloroinconazide)、クロロタロニル(chlorothalonil)、クロロネブ(chloroneb)、ケトミウム クプレウム(Chaetomium cupreum)、コニオシリウム ミニタンス(Coniothyrium minitans)、シアゾファミド(cyazofamid)、ジエトフェンカルブ(diethofencarb)、ジクロシメット(diclocymet)、ジクロフルアニド(dichlofluanid)、ジクロベンチアゾクス(dichlobentiazox)、ジクロメジン(diclomezine)、ジクロラン(dicloran)、ジクロロフェン(dichlorophen)、ジチアノン(dithianon)、ジニコナゾール(diniconazole)、ジニコナゾール・M(diniconazole-M)、ジネブ(zineb)、ジノカップ(dinocap)、ジピメチトロン(dipymetitrone)、ジフェニルアミン(diphenylamine)、ジフェノコナゾール(difenoconazole)、シフルフェナミド(cyflufenamid)、ジフルメトリム(diflumetorim)、シプロコナゾール(cyproconazole)、シプロジニル(cyprodinil)、シメコナゾール(simeconazole)、ジメチリモル(dimethirimol)、ジメチルジスルフィド(dimethyl disulfide)、ジメトモルフ(dimethomorph)、シモキサニル(cymoxanil)、ジモキシストロビン(dimoxystrobin)、シュードザイマ フロクローサ(Pseudozyma flocculosa)、シュードモナス オーレオファシエンス(Pseudomonas aureofaciens)、シュードモナス クロロラフィス(Pseudomonas chlororaphis)、シュードモナス シリンガエ(Pseudomonas syringae)、シュードモナス フルオレセンス(Pseudomonas flurorescens)、シュードモナス・ロデシア(Pseudomonas rhodesiae)、ジラム(ziram)、シルチオファム(silthiofam)、ズッキーニ黄斑モザイクウィルス弱毒株(Zucchini yellow mosaic virus)、ストレプトマイシン(streptomycin)、ストレプトマイセス グリセオビリジス(Streptomyces griseoviridis)、ストレプトマイセス リジカス(Streptomyces lygicus)、スピロキサミン(spiroxamine)、セダキサン(sedaxane)、セボクチラミン(seboctylamine)、ゾキサミド(zoxamide)、ソラテノール(solatenol)、ダゾメット(dazomet)、タラロマイセス フラバス(Talaromyces flavus)、チアジニル(tiadinil)、チアベンダゾール(thiabendazole)、チウラム(thiram)、チオファネート(thiophanate)、チオファネート・メチル(thiophanate-methyl)、チフルザミド(thifluzamide)、チラム(thiram)、テクナゼン(tecnazene)、テクロフタラム(tecloftalam)、テトラコナゾール(tetraconazole)、デバカルブ(debacarb)、テブコナゾール(tebuconazole)、テブフロキン(tebufloquin)、テルビナフィン(terbinafine)、ドジン(dodine)、ドデモルフ(dodemorph)、トリアジメノール(triadimenol)、トリアジメホン(triadimefon)、トリアゾキシド(triazoxide)、トリクラミド(trichlamide)、トリクロピリカルブ(triclopyricarb)、トリコデルマ アスペレラム(Trichoderma asperellum)、トリコデルマ・アトロビリデ(Trichoderma atroviride)、トリコデルマ ガムシイ(Trichoderma gamsii)、トリコデルマ・ストロマチカム(Trichoderma stromaticum)、トリコデルマ パエキロマイセス(Trichoderma paecilomyces)、トリコデルマ ハルジアナム(Trichoderma harzianum)、トリコデルマ ビリデ(Trichoderma viride)、トリコデルマ ビレンス(Trichoderma virens)、トリコデルマ ポリスポラム(Trichoderma polysporum)、トリコデルマ ハルジアナム リファイ(Trichoderma harzianum rifai)、トリコデルマ リグノラン(Trichoderma lignorum)、トリシクラゾール(tricyclazole)、トリチコナゾール(triticonazole)、トリデモルフ(tridemorph)、トリフルミゾール(triflumizole)、トリフロキシストロビン(trifloxystrobin)、トリホリン(triforine)、トリルフルアニド(tolylfluanid)、トルクロホス・メチル(tolclofos-methyl)、トルニファニド(tolnifanide)、トルプロカルブ(tolprocarb)、ナーバム(nabam)、ナタマイシン(natamycin)、ナフティフィン(naftifine)、ニトラピリン(nitrapyrin)、ニトロタル・イソプロピル(nitrothal-isopropyl)、ヌアリモル(nuarimol)、ノニルフェノールスルホン酸銅(copper nonyl phenol sulphonate)、パエニバチルス ポリミキサ(Paenibacillus polymyxa)、バークホルデリア セパシア(Barkholderia cepacia)、バチルス アミロリケファシエンス(Bacillus amyloliquefaciens)、バチルス シンプレクス(Bacillus simplex)、バチルス ズブチリス(Bacillus subtilis)、バチルス プミルス(Bacillus pumilus)、バチルス リケニフォルミス(Bacillus licheniformis)、ハーピンタンパク(harpin protein)、バリオボラックス パラドクス(Variovorax paradoxus)、バリダマイシン(validamycin)、バリフェナレート(valifenalate)、パントエア アグロメランス(Pantoea agglomerans)、ピカルブトラゾックス(picarbutrazox)、ビキサフェン(bixafen)、ピコキシストロビン(picoxystrobin)、ピシウム オリガンドラム(Pythium oligandrum)、ピジフルメトフェン(pydiflumetofen)、ビテルタノール(bitertanol)、ビナパクリル(binapacryl)、ヒノキチオール(hinokitiol)、非病原性エルビニア カロトボーラ(Erwinia carotovora)、非病原性リゾビウム・ビティス(Rhizobium vitis)、ビフェニル(biphenyl)、ピペラリン(piperalin)、ヒメキサゾール(hymexazol)、ピラオキシストロビン(pyraoxystrobin)、ピラクロストロビン(pyraclostrobin)、ピラジフルミド(pyraziflumid)、ピラゾホス(pyrazophos)、ピラプロポイン(pyrapropoyne)、ピラメトストロビン(pyrametostrobin)、ピリオフェノン(pyriofenone)、ピリソキサゾール(pyrisox

azole)、ピリダクロメチル(pyridachlometyl)、ピリフェノックス(pyrifenox)、ピリブチカルブ(pyributicarb)、ピリベンカルブ(pyribencarb)、ピリメタニル(pyrimethanil)、ピロキロン(pyroquilon)、ビンクロゾリン(vinclozolin)、ファーバム(ferbam)、ファモキサドン(famoxadone)、フェナジンオキシド(phenazine oxide)、フェナミドン(fenamidone)、フェナミンストロビン(fenaminstrobin)、フェナリモル(fenarimol)、フェノキサニル(fenoxanil)、フェリムゾン(ferimzone)、フェンピクロニル(fenpiclonil)、フェンピコキサミド(fenpicoxamid)、フェンピラザミン(fenpyrazamine)、フェンブコナゾール(fenbuconazole)、フェンフラム(fenfuram)、フェンプロピジン(fenpropidin)、フェンプロピモルフ(fenpropimorph)、フェンヘキサミド(fenhexamid)、フォルペット(folpet)、フサライド(phthalide)、フザリウム オキシスポラム(Fusarium oxysporum)、ブピリメート(bupirimate)、フベリダゾール(fuberidazole)、ブラストサイジン-S(blasticidin-S)、フラメトピル(furametpyr)、フララキシル(furalaxyl)、フランカルボン酸(furancarboxylic acid)、フルアジナム(fluazinam)、フルインダピル(fluindapyr)、フルオキサストロビン(fluoxastrobin)、フルオキサピプロリン(fluoxapiprolin)、フルオキシチオコナゾール(fluoxytioconazole)、フルオピコリド(fluopicolide)、フルオピモミド(fluopimomide)、フルオピラム(fluopyram)、フルオルイミド(fluoroimide)、フルキサピロキサド(fluxapyroxad)、フルキンコナゾール(fluquinconazole)、フルコナゾール(furconazole)、フルコナゾール-シス(furconazole -cis)、フルジオキソニル(fludioxonil)、フルシラゾール(flusilazole)、フルスルファミド(flusulfamide)、フルチアニル(flutianil)、フルトラニル(flutolanil)、フルトリアホール(flutriafol)、フルフェノキサジアザム(flufenoxadiazam)、フルフェノキシストロビン(flufenoxystrobin)、フルベネテラム(flubeneteram)、フルメチルスルホリム(flumetylsulforim)、フルメトベル(flumetover)、フルモルフ(flumorph)、フレビオプシス ギガンテア(Phlebiopsis gigantea)、プロキナジド(proquinazid)、プロクロラズ(prochloraz)、プロシミドン(procymidone)、プロチオカルブ(prothiocarb)、プロチオコナゾール(prothioconazole)、ブロノポール(bronopol)、プロパモカルブ塩酸塩(propamocarb-hydrochloride)、プロピコナゾール(propiconazole)、プロピネブ(propineb)、プロベナゾール(probenazole)、ブロムコナゾール(bromuconazole)、フロメトキン(flometoquin)、フロリルピコキサミド(florylpicoxamid)、ヘキサコナゾール(hexaconazole)、ベナラキシル(benalaxyl)、ベナラキシル・M(benalaxyl-M)、ベノダニル(benodanil)、ベノミル(benomyl)、ペフラゾエート(pefurazoate)、ペンコナゾール(penconazole)、ペンシクロン(pencycuron)、ベンゾビンジフルピル(benzovindiflupyr)、ベンチアゾール(benthiazole)、ベンチアバリカルブ・イソプロピル(benthiavalicarb-isopropyl)、ペンチオピラド(penthiopyrad)、ペンフルフェン(penflufen)、ボスカリド(boscalid)、ホセチル(fosetyl)(アルミニウム、カルシウム、ナトリウム等の塩を含む)、ポリオキシン(polyoxin)、ポリカーバメート(polycarbamate)、ボルドー液(Bordeaux mixture)、マンカッパー(mancopper)、マンコゼブ(mancozeb)、マンジプロパミド(mandipropamid)、マンデストロビン(mandestrobin)、マンネブ(maneb)、ミクロブタニル(myclobutanil)、ミネラルオイル(mineral oils)、ミルディオマイシン(mildiomycin)、メタスルホカルブ(methasulfocarb)、メタム(metam)、メタラキシル(metalaxyl)、メタラキシル・M(metalaxyl-M)、メタリルピコキサミド(metarylpicoxamid)、メチラム(metiram)、メチルテトラプロール(metyltetraprole)、メトコナゾール(metconazole)、メトミノストロビン(metominostrobin)、メトラフェノン(metrafenone)、メパニピリム(mepanipyrim)、メフェントリフルコナゾール(mefentrifluconazole)、メプチルジノカップ(meptyldinocap)、メプロニル(mepronil)、ヨードカルブ(iodocarb)、ラミナリン(laminarin)、亜リン酸及び塩(phosphorous acid and salts)、塩基性塩化銅(copper oxychloride)、銀(silver)、酢酸銅(copper(II) sulfate)、酸化第一銅(cuprous oxide)、水酸化第二銅(copper hydroxide)、炭酸水素カリウム(potassium bicarbonate)、炭酸水素ナトリウム(sodium bicarbonate)、硫黄(sulfur)、硫酸オキシキノリン(oxyquinoline sulfate)、硫酸銅(copper sulfate)、(3,4-ジクロロイソチアゾール-5-イル)メチル 4-(tert-ブチル)安息香酸エステル(化学名、CAS登録番号:1231214-23-5)、BAF-045(コード番号)、BAG-010(コード番号)、UK-2A(コード番号)、ドデシルベンゼンスルホン酸ビスエチレンジアミン銅錯塩[II](DBEDC)、MIF-1002(コード番号)、NF-180(コード番号)、酢酸トリフェニルスズ(TPTA)、トリフェニルチンクロライド(TPTC)、水酸化トリフェニルスズ(TPTH)、F9650(コード番号)。
次に、混用又は併用してもよい公知の生物農薬を例示する。
生物農薬:
アカメガシワクダアザミウマ(Haplothrips brevitubus)、アリガタシマアザミウマ(Franklinothrips vespiformis)、イサエアヒメコバチ(Diglyphus isaea)、オンシツツヤコバチ(Encarsia formosa)、ククメリスカブリダニ(Amblyseius cucumeris)、クワコナコバチ(Pseudaphycus malinus)、ケナガカブリダニ(Amblyseius womersleyi)、コレマンアブラバチ(Aphidius colemani)、サバクツヤコバチ(Eretmocerus eremicus)、ショクガタマバエ(Aphidoletes aphidimyza)、スワルスキーカブリダニ(Amblyseius swirskii)、タイリクヒメハナカメムシ(Orius strigicollis)、チリカブリダニ(Phytoseiulus persimilis)、デジェネランスカブリダニ(Amblyseius degenerans)、トモノカブリダニ(Phytoseiulus persimilis)、ナミヒメハナカメムシ(Orius sauteri)、ハモグリコマユバチ(Dacnusa sibirica)、ミヤコカブリダニ(Amblyseius californicus)、ヤマトクサカゲロウ(Chrysoperla nipponensis)、ルビーアカヤドリコバチ(Anicetus beneficus)。
次に、混用又は併用してもよい公知の農業資材を例示する。
農業資材:
エチレン、次亜塩素酸水(塩酸又は塩化カリウム水溶液を電気分解して得られたものに限る。)、重曹、食酢、腐植質、腐植酸、フルボ酸、海藻抽出物、多糖類、アミノ酸、微生物資材、動植物由来機能性成分、微生物代謝物、微生物活性化資材、土壌展着剤、土壌浸透性調節資材、土壌保水資材等や、バイオスティミュラント。
次に、混用又は併用してもよい公知の農業用肥料成分を例示する。
肥料には、無機質肥料と有機質肥料等があるが、例えば、塩化アンモニウム、硫酸アンモニウム、硝酸アンモニウム、リン酸二水素アンモニウム、硝酸尿素アンモニウム、尿素、石灰窒素、硝酸カリウム、過リン酸石灰、重過リン酸石灰、リン酸二水素カリウム、塩化カリウム、硫酸カリウム、炭酸カリウム、ケイ酸カリウム、油粕、魚粉、米ぬか、バットグアノ、発酵鶏糞などを挙げることができる。
本発明の除草剤は、有用植物、又は、有用植物を生育させようとする若しくは生育している場所、又は非農耕地に対して、同時に又は分割して作用させることが良い。これにより、有用植物に対して望ましくない植物、若しくは土地等の管理上において望ましくない植物の生長を制御することができる。
尚、本発明でいう有用植物としては、畑作物あるいは水田作物、園芸作物(野菜類、果樹類)、観賞用木本(花木類、街路樹類)、シバ類、花卉類、観葉植物類、薬用植物、材木類を包含し、例えば以下を挙げることができるが、これらに限定されるものではない。
畑作物あるいは水田作物:
トウモロコシ、イネ、コムギ、デュラムコムギ、オオムギ、ライムギ、ライコムギ、スペルトコムギ、クラブコムギ、エンバク、ソルガム、ワタ、ダイズ、アルファルファ、ピーナッツ(ラッカセイ)、サイトウ(インゲンマメ)、ライマメ、アズキ、ササゲ、リョクトウ、ウラドマメ、ベニバナインゲン、タケアズキ、モスビーン、テパリービーン、ソラマメ、エンドウ、ヒヨコマメ、レンズマメ、ルピン、キマメ、ソバ、テンサイ、ナタネ、カノーラ、ヒマワリ、サトウキビ、キャッサバ、ナガイモ、オイルパーム、ナンヨウアブラギリ、ヘンプ、アマ、キヌア、ベニバナ、チャノキ、クワ、タバコ等。
園芸作物(野菜類):
ナス科野菜(ナス、トマト、ピーマン、トウガラシ、ジャガイモ等)、ウリ科野菜(キュウリ、カボチャ、ズッキーニ、スイカ、メロン、スカッシュ等)、アブラナ科野菜(ダイコン、カブ、セイヨウワサビ、コールラビ、ハクサイ、キャベツ、カラシナ、ブロッコリー、カリフラワー等)、キク科野菜(ゴボウ、シュンギク、アーティチョーク、レタス等)、ユリ科野菜(ネギ、タマネギ、ニンニク、アスパラガス等)、セリ科野菜(ニンジン、パセリ、セロリ、アメリカボウフウ等)、アカザ科野菜(ホウレンソウ、フダンソウ等)、シソ科野菜(シソ、ミント、バジル、ラベンダー等)、イチゴ、サツマイモ、ヤマノイモ、サトイモ、ゴマ等。
園芸作物(果樹類):
仁果類(リンゴ、セイヨウナシ、ニホンナシ、チュウゴクナシ、カリン、マルメロ等)、核果類(モモ、スモモ、ネクタリン、ウメ、オウトウ、アンズ、プルーン等)、カンキツ類(ウンシュウミカン、オレンジ、レモン、ライム、グレープフルーツ等)、堅果類(クリ、クルミ、ハシバミ、アーモンド、ヘーゼルナッツ、ピスタチオ、カシューナッツ、マカダミアナッツ、ペカンナッツ等)、液果類(ブルーベリー、クランベリー、ブラックベリー、ラズベリー等)、ブドウ、カキ、オリーブ、ビワ、バナナ、コーヒー、ナツメヤシ、ココヤシ、アブラヤシ等。
観賞用木本(花木類、街路樹類):
トネリコ、カバノキ、ハナミズキ、ユーカリ、イチョウ、ライラック、カエデ、カシ、ポプラ、ハナズオウ、フウ、プラタナス、ケヤキ、クロベ、モミノキ、ツガ、ネズ、マツ、トウヒ、イチイ、ニレ、トチノキ、サンゴジュ、イヌマキ、スギ、ヒノキ、クロトン、マサキ、カナメモチ等。
シバ類:
シバ類(ノシバ、コウライシバ等)、バミューダグラス類(ギョウギシバ等)、ベントグラス類(コヌカグサ、ハイコヌカグサ、イトコヌカグサ等)、ブルーグラス類(ナガハグサ、オオスズメノカタビラ等)、フェスク類(オニウシノケグサ、イトウシノケグサ、ハイウシノケグサ等)、ライグラス類(ネズミムギ、ホソムギ等)、カモガヤ、オオアワガエリ等。
花卉類、観葉植物類:
バラ、カーネーション、キク、トルコギキョウ、カスミソウ、ガーベラ、マリーゴールド、サルビア、ペチュニア、バーベナ、チューリップ、アスター、リンドウ、ユリ、パンジー、シクラメン、ラン、スズラン、ラベンダー、ストック、ハボタン、プリムラ、ポインセチア、グラジオラス、カトレア、デージー、バーベナ、シンビジューム、ベゴニア等。
薬用植物類:
カミツレ類、カンゾウ、ウコン、チョウセンニンジン、オウレン、シャクヤク、ケシ等。
材木類:
トドマツ類、エゾマツ類、マツ類、ヒバ、スギ、ヒノキ、ユーカリ等。
又、本発明でいう有用植物とは、イソキサフルトール等の4-ヒドロキシフェニルピルビン酸ジオキシゲナーゼ(4-HPPD)阻害剤、イマゼタピル、チフェンスルフロン・メチル等のアセト乳酸合成酵素(ALS)阻害剤、グリホサート等の5-エノールピルビルシキミ酸-3-リン酸(EPSP)合成酵素阻害剤、グルホシネート等のグルタミン合成酵素阻害剤、セトキシジム等のアセチルCoAカルボキシラーゼ(ACCace)阻害剤、フルミオキサジン、エピリフェナシル等のプロトポルフィリノーゲン酸化酵素(PPO)阻害剤、ブロモキシニル等の光化学系II阻害剤、ジカンバ及び2,4-D等の除草剤に対する耐性を古典的な育種法、ならびに遺伝子組換え技術により付与された植物も含まれる。
古典的な育種法により耐性を付与された「有用植物」の例として、イマゼタピル等のイミダゾリノン系ALS阻害型除草剤に耐性のナタネ、コムギ、ヒマワリ、イネ、トウモロコシがありClearfield<登録商標>の商品名で既に販売されている。
同様に、古典的な育種法によるチフェンスルフロン・メチル等のスルホニルウレア系ALS阻害型除草剤に耐性のダイズがあり、STSダイズの商品名で既に販売されている。同様に、古典的な育種法によるスルホニルウレア系アセト乳酸合成酵素(ALS)阻害型除草剤に耐性のソルガムが既に販売されている。同様に、古典的な育種法によるチエンカルバゾン耐性のアセト乳酸合成酵素(ALS)阻害型除草剤に耐性のテンサイが既に販売されている。同様に古典的な育種法によりトリオンオキシム系、アリールオキシフェノキシプロピオン酸系除草剤等のアセチルCoAカルボキシラーゼ(ACCace)阻害剤に耐性が付与された有用植物の例としてSRコーンやキザロホップ耐性コムギ等がある。アセチルCoAカルボキシラーゼ(ACCace)阻害剤に耐性が付与された有用植物はプロシーディングズ・オブ・ザ・ナショナル・アカデミー・オブ・サイエンシーズ・オブ・ザジ・ユナイテッド・ステーツ・オブ・アメリカ(Proc.Natl.Acad.Sci.USA)87巻、7175~7179頁(1990年)等に記載されている。又アセチルCoAカルボキシラーゼ(ACCace)阻害剤に耐性の変異アセチルCoAカルボキシラーゼ(ACCace)がウィード・サイエンス(Weed Science)53巻、728~746頁(2005年)等に報告されており、こうした変異アセチルCoAカルボキシラーゼ遺伝子を遺伝子組換え技術により植物に導入するかもしくは抵抗性付与に関わる変異を作物アセチルCoAカルボキシラーゼ(ACCace)に導入する事により、アセチルCoAカルボキシラーゼ阻害剤に耐性の植物を作出することができる。更に、キメラプラスティ技術(Gura T.1999.Repairing the Genome’’s Spelling Mistakes.Science 285:316-318)に代表される塩基置換変異導入核酸を植物細胞内に導入して作物(アセチルCoAカルボキシラーゼ(ACCace)/除草剤標的)遺伝子に部位特異的アミノ酸置換変異を引き起こすことにより、アセチルCoAカルボキシラーゼ(ACCace)阻害剤/除草剤に耐性の植物を作出することができる。
遺伝子組換え技術により耐性を付与された有用植物の例として、グリホサート耐性のトウモロコシ、ダイズ、ワタ、ナタネ、テンサイ、アルファルファ品種があり、ラウンドアップ レディ(Roundup Ready)<登録商標>、ラウンドアップ レディ2(Roundup Ready 2)<登録商標>、アグリシュアー-GT(AgrisureGT)<登録商標>等の商品名で既に販売されている。同様に遺伝子組換え技術によるグルホシネート耐性のトウモロコシ、ダイズ、ワタ、ナタネ品種があり、リバティーリンク(LibertyLink)<登録商標>等の商品名で既に販売されている。同様に遺伝子組換え技術によるブロモキシニル耐性のワタはBXNの商品名で既に販売されている。同様に遺伝子組み換え技術によるHPPD阻害剤耐性のダイズが、メソトリオン及びグルホシネートに耐性を有する品種としてHerbicide-tolerant Soybean lineの商品名で、またHPPD阻害剤、グリホサート及びグルホシネートに耐性を有する品種としてクレデンス(Credenz)<登録商標>等の商品名で既に販売されている。同様に遺伝子組み換え技術による2,4-D又はACCase阻害剤耐性のトウモロコシ、ダイズ、ワタがエンリスト(Enlist)<登録商標>等の商品名で既に販売されている。同様に遺伝子組み換え技術によるジカンバ耐性のダイズが、ジカンバ及びグリホサートの耐性を有する品種としてラウンドアップ レディ2 エクステンド(Roundup Ready 2 Xtend)<登録商標>等の商品名で既に販売されている。同様に遺伝子組み換え技術によるHPPD阻害剤耐性により、イソキサフルトール等のHPPD阻害剤に耐性を有し、かつセンチュウにも耐性を有するダイズ品種が、GMB151としてアメリカ合衆国で登録を取得済みである。
除草剤に対する耐性が改変されたさらなる植物が広く知られており、例えば、グリホサートに対して耐性を有するアルファルファ、リンゴ、オオムギ、ユーカリ、アマ、ブドウ、ヒラマメ、ナタネ、エンドウマメ、ジャガイモ、イネ、テンサイ、ヒマワリ、タバコ、トマトムシバクサ及びコムギ(例えば、US5188642、US4940835、US5633435、US5804425、US5627061を参照)、ジカンバに対して耐性を有するマメ、ワタ、ダイズ、エンドウマメ、ジャガイモ、ヒマワリ、トマト、タバコ、トウモロコシ、ソルガム及びサトウキビ(例えば、WO2008/051633、US7105724及びUS5670454を参照)、グルホシネートに対して耐性を有するダイズ、テンサイ、ジャガイモ、トマト及びタバコ(例えば、US6376754、US5646024、US5561236を参照)、2,4-Dに対して耐性を有するワタ、ペッパー類、リンゴ、トマト、ヒマワリ、タバコ、ジャガイモ、トウモロコシ、キュウリ、コムギ、ダイズ、ソルガム及び雑穀類(例えば、US6153401、US6100446、WO2005/107437WO、US5608147U及びUS5670454を参照)、ALS阻害除草剤(例えば、スルホニルウレア系除草剤、又はイミダゾリノン系除草剤)に対して耐性を有するカノーラ、トウモロコシ、ヒエ、オオムギ、ワタ、カラシナ、レタス、レンズマメ、メロン、アワ、オートムギ、ナタ、ジャガイモ、イネ、ライムギ、ソルガム、ダイズ、テンサイ、ヒマワリ、タバコ、トマト及びコムギ(例えば、US5013659、WO2006/060634、US4761373、US5304732、US6211438、US6211439及びUS6222100を参照)、特にイミダゾリノン系除草剤に耐性を有するイネが知られており、アセト乳酸合成酵素遺伝子に特定の変異(例えば、S653N、S654K、A122T、S653(At)N,S654(At)K,A122(At)Tを有するイネ(例えば、US2003/0217381、WO2005/020673参照)、HPPD阻害除草剤(例えば、イソキサフルトール等のイソキサゾール系除草剤、スルコトリオン、メソトリオン等のトリケトン系除草剤、及びピラゾリネート等のピラゾール系除草剤)又はイソキサフルトールの分解産物のジケトニトリルに対して耐性を有するオオムギ、サトウキビ、イネ、トウモロコシ、タバコ、ダイズ、ワタ、ナタネ、テンサイ、コムギ及びジャガイモ(例えば、WO2004/055191、WO1996/38567、WO1997/049816及びUS6791014を参照)、並びにPPO阻害除草剤に対して耐性を有するコムギ、ダイズ、ワタ、テンサイ、ナタネ、イネ、トウモロコシ、ソルガム、サトウキビ及びテンサイ(例えば、US2002/0073443、US2008/0052798、Pest Management Science、61、2005、277-285を参照)が挙げられる。
従来型の品種改良技術、又は、ゲノム育種技術により除草剤耐性が付与された植物として、例えば、イマゼタピル、イマザモックス等のイミダゾリノン系ALS阻害型除草剤に耐性を有するイネ「Clearfield<登録商標>Rice」、コムギ「Clearfield<登録商標>Wheat」、ヒマワリ「Clearfield<登録商標>Sunflower」、レンズマメ「Clearfield<登録商標>lentils」及びカノーラ「Clearfield<登録商標>canola」、チフェンスルフロンメチル等のスルホニルウレア系ALS阻害型除草剤に耐性を有するダイズ「STS soybean」、トリオンオキシム系除草剤、アリールオキシフェノキシプロピオン酸系除草剤等のアセチルCoAカルボキシラーゼ阻害剤に耐性を有するトウモロコシ「SR corn」(「PoastProtected<登録商標>corn」としても知られている)、トリベヌロン等のスルホニルウレア系除草剤に耐性を有するヒマワリ「ExpressSun<登録商標>」、キザロホップ等のアセチルCoAカルボキシラーゼ阻害剤に耐性を有するイネ「Provisia<登録商標> Rice」、及び光化学系II阻害剤に耐性を有するカノーラ「Triazine Tolerant Canola」、イミダゾリノン系除草剤に耐性を有するソルガム「Igrowth<登録商標>」が挙げられる。
ゲノム編集技術により除草剤耐性が付与された植物として、迅速な品種開発技術(Rapid Trait Development System、RTDS<登録商標>)を用いたスルホニルウレア系除草剤耐性を有するカノーラ「SU Canola<登録商標>」が挙げられる。RTDS<登録商標>とは、ゲノム編集技術のオリゴヌクレオチド指向型突然変異導入に該当し、Gene Repair Oligonucleotide(GRON)すなわち、DNAとRNAのキメラオリゴヌクレオチドを介して、植物中のDNAを切断することなく変異を導入することができる技術である。その他の例としては、ジンクフィンガーヌクレアーゼを用いて内因性遺伝子IPK1を欠失させることで除草剤耐性及びフィチン酸含有量が低減したトウモロコシ(例えば、Nature 459、437-441 2009年参照)、クリスパー・キャスナインを用いて除草剤耐性を付与されたイネ(例えば、Rice,7,5 2014年参照)が挙げられる。
新育種技術により除草剤耐性が付与された植物として、例えば、接ぎ木を利用した品種改良技術を用いて、GM台木が有する性質を穂木に付与されたダイズが挙げられる。具体的には、グリホサート耐性を有するRoundup Ready<登録商標>ダイズを台木として用いて、非トランスジェニックダイズ穂木にグリホサート耐性を付与したダイズ(Weed Technology 2013,27,412.参照)が挙げられる。
上記「有用植物」には、遺伝子組換え技術を用いて、例えば、バチルス属で知られている選択的毒素等を合成する事が可能となった植物も含まれる。
この様な遺伝子組換え植物で発現される殺虫性毒素としては、例えば、バチルス セレウス(Bacillus cereus)やバチルス ポピリエ(Bacillus popilliae)由来の殺虫性タンパク;バチルス チューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)由来のCry1Ab、Cry1Ac、Cry1F、Cry1Fa2、Cry14Ab-1、Cry2Ab、Cry3A、Cry3Bb1又はCry9C等のδ-エンドトキシン、VIP1、VIP2、VIP3又はVIP3A等の殺虫性タンパク;線虫由来の殺虫性タンパク;さそり毒素、クモ毒素、ハチ毒素又は昆虫特異的神経毒素等の動物によって産生される毒素;糸条菌類毒素;植物レクチン;アグルチニン;トリプシン阻害剤、セリンプロテアーゼ阻害剤、パタチン、シスタチン、パパイン阻害剤等のプロテアーゼ阻害剤;リシン、トウモロコシ-RIP、アブリン、サポリン、ブリオジン等のリボゾーム不活性化タンパク(RIP);3-ヒドロキシステロイドオキシダーゼ、エクジステロイド-UDP-グルコシルトランスフェラーゼ、コレステロールオキシダーゼ等のステロイド代謝酵素;エクダイソン阻害剤;HMG-CoAリダクターゼ;ナトリウムチャネル阻害剤、カルシウムチャネル阻害剤等のイオンチャネル阻害剤;幼若ホルモンエステラーゼ;利尿ホルモン受容体;スチルベンシンターゼ;ビベンジルシンターゼ;キチナーゼ;グルカナーゼ等が挙げられる。
又、この様な遺伝子組換え植物で発現される毒素として、Cry1Ab、Cry1Ac、Cry1F、Cry1Fa2、Cry14Ab-1、Cry2Ab、Cry3A、Cry3Bb1、Cry9C、Cry34A、Cry34Ab又は、Cry35Ab等のδ-エンドトキシンタンパク、VIP1、VIP2、VIP3又はVIP3A等の殺虫性タンパクのハイブリッド毒素、一部を欠損した毒素、修飾された毒素も含まれる。ハイブリッド毒素は組換え技術を用いて、これらタンパクの異なるドメインの新しい組み合わせによって作り出される。一部を欠損した毒素としては、アミノ酸配列の一部を欠損したCry1Abが知られている。修飾された毒素としては、天然型毒素のアミノ酸の1つ又は複数が置換されている。
これら毒素の例及びこれら毒素を合成する事ができる組換え植物は、例えば、EP-A-0374753、WO93/07278、WO95/34656、EP-A-0427529、EP-A-451878、WO03/052073等の特許文献に記載されている。これらの組換え植物に含まれる毒素は、特に、鞘翅目害虫、双翅目害虫、鱗翅目害虫への耐性を植物へ付与する。
又、1つもしくは複数の殺虫性の害虫抵抗性遺伝子を含み、1つ又は複数の毒素を発現する遺伝子組換え植物は既に知られており、いくつかのものは市販されている。これら遺伝子組換え植物の例として、イールドガード(YieldGard)<登録商標>(Cry1Ab毒素を発現するトウモロコシ品種)、イールドガードルートワーム(YieldGard Rootworm)<登録商標>(Cry3Bb1毒素を発現するトウモロコシ品種)、イールドガードプラス(YieldGard Plus)<登録商標>(Cry1AbとCry3Bb1毒素を発現するトウモロコシ品種)、ハーキュレックスI(Herculex I)<登録商標>(Cry1Fa2毒素とグルホシネートへの耐性を付与するためのホスフィノトリシン N-アセチルトランスフェラーゼ(PAT)を発現するトウモロコシ品種)、NuCOTN33B<登録商標>(Cry1Ac毒素を発現するワタ品種)、ボルガードI(Bollgard I)<登録商標>(Cry1Ac毒素を発現するワタ品種)、ボルガードII(Bollgard II)<登録商標>(Cry1AcとCry2Ab毒素を発現するワタ品種)、VIPCOT<登録商標>(VIP毒素を発現するワタ品種)、ニューリーフ(NewLeaf)<登録商標>(Cry3A毒素を発現するジャガイモ品種)、ネイチャーガード アグリシュアー GT アドバンテージ(NatureGard<登録商標>Agrisure<登録商標>GT Advantage)(GA21グリホサート耐性形質)、アグリシュアー CB アドバンテージ(Agrisure<登録商標> CB Advantage)(Bt11コーンボーラー(CB)形質)、プロテクタ(Protecta)<登録商標>等が挙げられる。
上記有用植物には、遺伝子組換え技術を用いて、選択的な作用を有する抗病原性物質を産生する能力を付与されたものも含まれる。
抗病原性物質としては、例えば、PRタンパク(PRPs、EP-A-0392225に記載されている);ナトリウムチャネル阻害剤、カルシウムチャネル阻害剤(ウイルスが産生するKP1、KP4、KP6毒素等が知られている)等のイオンチャネル阻害剤;スチルベンシンターゼ;ビベンジルシンターゼ;キチナーゼ;グルカナーゼ;ペプチド抗生物質、ヘテロ環を有する抗生物質、植物病害抵抗性に関与するタンパク因子(植物病害抵抗性遺伝子と呼ばれ、WO03/000906に記載されている)等の微生物が産生する物質等が挙げられる。このような抗病原性物質とそれを産生する遺伝子組換え植物は、EP-A-0392225、WO95/33818、EP-A-0353191等に記載されている。
上記有用植物には、遺伝子組換え技術を用いて、油糧成分改質やアミノ酸含量増強形質等の有用形質を付与した作物も含まれる。例として、VISTIVE<登録商標>(リノレン含量を低減させた低リノレン大豆)或いは、high-lysine(hig hoil) corn(リジン或いはオイル含有量を増量したコーン)等が挙げられる。
上記有用植物には、遺伝子組換え技術を用いて、乾燥耐性等の有用形質を付与し、収量を維持・増加した作物も含まれる。例として、DroughtGard<登録商標>(乾燥耐性を付与したコーン)等が挙げられる。
本発明の除草剤は、既存の除草剤に抵抗性を獲得した、前記に例示した有害生物等にも防除効果を示す。又、本発明の除草剤は、遺伝子組換え、人工交配等で害虫耐性、病害耐性、除草剤耐性等の特性を獲得した植物に使用することもできる。
本発明の「育種法又は遺伝子組換え技術により耐性を付与された植物」とは、古典的な品種交配による耐性付与、遺伝子組み換え技術による耐性付与だけでなく、これまでの交配技術に分子生物学的な手法を組み合わせた新育種技術(New Plant Breeding Techniques(NBTs))により耐性付与された植物も含む。新育種技術(NBTs)は、書籍「新しい植物育種技術を理解しよう」(国際文献社、大澤良、江面浩 著)、レビュー記事「Genome Editing Tools in Plants」(Genes 2017,8, 399、Tapan Kumar Mohanta、Tufail Bashir、Abeer Hashem、Elsayed Fathi Abd_Allah and Hanhong Bae 著)等に記載されている。上記の新育種技術として、例えば、ゲノム育種技術、ゲノム編集技術が挙げられる。ゲノム育種技術とは、ゲノム情報を用いて育種を効率化するための技術であり、DNAマーカー(ゲノムマーカー又は遺伝子マーカーとも呼ぶ)育種技術及びゲノミックセレクションを含む。例えば、DNAマーカー育種は、特定の有用形質遺伝子のゲノム上の存在位置の目印となるDNA配列であるDNAマーカーを用いて、多数の交配後代から目的の有用形質遺伝子を持つ後代を選抜する方法である。交配後代を幼植物の時にDNAマーカーを用いて解析することで、育種に要する時間を効果的に短縮することができる特徴を持つ。
また、ゲノミックセレクションは、事前に入手した表現型とゲノム情報から予測式を作成し、予測式とゲノム情報から表現型の評価を行わずに特性を予測する手法であり、育種の効率化に寄与しうる技術である。新育種技術(new breeding techniques)とは、分子生物学的な手法を組合せた品種改良(育種)技術の総称である。例えば、シスジェネシス/イントラジェネシス、オリゴヌクレオチド指向型突然変異導入、RNA依存性DNAメチル化、ゲノム編集、GM台木又は穂木への接ぎ木、逆育種、アグロインフィルトレーション、種子生産技術(Seed Production Technology,SPT)等の技術がある。ゲノム編集技術とは、配列特異的に遺伝情報を変換する技術であり、塩基配列の欠失、アミノ酸配列の置換、外来遺伝子の導入等が可能である。そのツールとして、例えば、配列特異的な切断が可能なジンクフィンガーヌクレアーゼ(Zinc-Finger Nucleases、ZFN、ZFNs)、ターレン(TALEN) 、クリスパー・キャスナイン(CRISPR/Cas9)、クリスパー・シーピーエフ1(CRISPER/Cpf1)及びメガヌクレアーゼ(Meganuclease)が挙げられる。また、前述のツールを改変して作成されたCAS9ニッカーゼ及びTarget-AID等の配列特異的なゲノム修飾技術がある。
更に、上記の古典的な除草剤形質或いは除草剤耐性遺伝子、殺虫性害虫抵抗性遺伝子、抗病原性物質産生遺伝子、油糧成分改質、アミノ酸含量増強形質、乾燥耐性形質等の有用形質について、これらを複数組み合わせたスタック品種も含まれる。
本発明の除草剤及び本発明の除草剤を含む農薬組成物の使用場面としての非農耕地とは、例えば、堤防ののり面、河川敷、道路の路肩及びのり面、鉄道敷、公園緑地、グランド、駐車場、空港、工場及び貯蔵設備等の工業施設用地、休耕地、或いは、市街の有休地等の雑草の生育を制御する必要のある非農耕地、或いは、樹園地、牧草地、芝生地、林業地、河川、水路、運河、貯水池等をいう。
上記のように、本発明の除草剤及び本発明の除草剤を含む農薬組成物は、種々の雑草に対して除草効力を有する。以下にその雑草を例示するが、これらの例に限定されるものではない。
イラクサ科雑草(Urticaceae):
ヒメイラクサ(Urtica urens)
タデ科雑草(Polygonaceae):
ソバカズラ(Polygonum convolvulus)、サナエタデ(Polygonum lapathifolium)、アメリカサナエタデ(Polygonum pensylvanicum)、ハルタデ(Polygonum persicaria)、イヌタデ(Polygonum longisetum)、ミチヤナギ(Polygonum aviculare)、ハイミチヤナギ(Polygonum arenastrum)、イタドリ(Polygonum cuspidatum)、ギシギシ(Rumex japonicus)、ナガバギシギシ(Rumex crispus)、エゾノギシギシ(Rumex obtusifolius)、スイバ(Rumex acetosa)、ヒメスイバ(Rumex acetosella)、タニソバ(Persicaria nepalensis)
スベリヒユ科雑草(Portulacaceae):
スベリヒユ(Portulaca oleracea)
ナデシコ科雑草(Caryophyllaceae):
ハコベ(Stellaria media)、ウシハコベ(Stellaria aquatica)、ミミナグサ(Cerastium holosteoides)、オランダミミナグサ(Cerastium glomeratum)、オオツメクサ(Spergula arvensis)、マンテマ(Silene gallica)、ノミノフスマ(Stellaria alsine)
ザクロソウ科雑草(Molluginaceae):
クルマバザクロウソウ(Mollugo verticillata)
ヒユ科雑草(Amaranthaceae):
アオゲイトウ(Amaranthus retroflexus)、ホナガイヌビユ(Amaranthus viridis)、イヌビユ(Amaranthus lividus)、ハリビユ(Amaranthus spinosus)、ホナガアオゲイトウ(Amaranthus hybridus)、オオホナガアオゲイトウ(Amaranthus palmeri)、ホソアオゲイトウ(Amaranthus patulus)、ウォーターヘンプ(Amaranthus tuberculatus=Amaranthus rudis=Amaranthus tamariscinus)、アメリカビユ(Amaranthus blitoides)、ハイビユ(Amaranthus deflexus)、アマランサスクイテンシス(Amaranthus quitensis)、ハリビユ(Amaranshus spinosus)、ナガエツルノゲイトウ(Alternanthera philoxeroides)、ツルゲイトウ(Alternanthera sessilis)、サングイナリア(Alternanthera tenella)、イガホビユ(Amaranthus powelii)、ホソバイヌビユ(Amaranthus rudis)、ヒメシロビユ(Amaranthus albus)、アオビユ(Amaranthus viridis)、イヌビユ(Amaranthus lividus)、ホソアオゲイトウ(Amaranthus patulus)、シロザ(Chenopodium album)、ケアリタソウ(Chenopodium ambrosioides)、ホウキギ(Kochia scoparia)、ノハラヒジキ(Salsola kali)、アトリプレックス属(Atriplex spp.)
ケシ科雑草(Papaveraceae):
ヒナゲシ(Papaver rhoeas)、ナガミヒナゲシ(Papaver dubium)、アザミゲシ(Argemone mexicana)
アブラナ科雑草(Brassicaceae):
セイヨウノダイコン(Raphanus raphanistrum)、ラディッシュ(Raphanus sativus)、ノハラガラシ(Sinapis arvensis)、ナズナ(Capsella bursa-pastoris)、セイヨウカラシナ(Brassica juncea)、セイヨウアブラナ(Brassica napus)、ブラシカラパ(Brassica rapa)、ヒメクジラグサ(Descurainia pinnata)、スカシタゴボウ(Rorippa islandica)、キレハイヌガラシ(Rorippa sylvestris)、グンバイナズナ(Thlaspi arvense)、ミヤガラシ(Myagrum rugosum)、マメグンバイナズナ(Lepidium virginicum)、 カラクサナズナ(Coronopus didymus)、クジラグサ(Descurarinia sophia)、イヌガラシ(Rorippa indica)、カキネガラシ(Sisymnrium officinale)、タネツケバナ(Cardamine flexuosa)、オランダガラシ(Nasturtium officinale)、イヌナズナ(Draba nemorosa)
フウチョウソウ科雑草(Capparaceae):
クレオメ アフィニス(Cleome affinis)
マメ科雑草(Fabaceae):
クサネム(Aeschynomene indica)、ジグザグジョイントベッチ(Aeschynom enerudis)、エシノメネデンティクラータ(Aeschynomene denticulata)、エシノメネルディス(Aeschynomene rudis)、アメリカツノクサネム(Sesbania exaltata)、エビスグサ(Cassia obtusifolia)、ハブソウ(Cassia occidentalis)、ジュズハギ(Desmodium tortuosum)、ノハラハギ(Desmodium adscendens)、イリノイヌスビトハギ(Desmodium illinoense)、シロツメクサ(Trifolium repens)、クズ(Pueraria lobata)、カラスノエンドウ(Vicia angustifolia)、タヌキコマツナギ(Indigofera hirsuta)、インディゴフェラトルキシレンシス(Indigofera truxillensis)、ササゲ(Vigna sinensis)、クロタラリアインカナ(Crotalaria incana)、オオカラスノエンドウ(Vicia sativa)、コメツブウマゴヤシ(Medicago lupulina)、スズメノエンドウ(Vicia hirsuta);ヤハズソウ(Kummerowia striata)、ウマゴヤシ(Medicago polymorpha)
カタバミ科雑草(Oxalidaceae):
カタバミ(Oxalis corniculata)、オッタチカタバミ(Oxalis strica)、オキザリスオキシプテラ(Oxalis oxyptera)、ムラサキカタバミ(Oxalis debilis)
フウロソウ科雑草(Geraniaceae):
アメリカフウロ(Geranium carolinense)、オランダフウロ(Erodium cicutarium)、Dove’s Foot Crane’s-bill(Geranium molle)、Hedgerow Crabe’s-bill(Geranium pyrenaicum)
トウダイグサ科雑草(Euphorbiaceae):
トウダイグサ(Euphorbia helioscopia)、オオニシキソウ(Euphorbia maculata)、コニシキソウ(Euphorbia hum istrata)、ハギクソウ(Euphorbia esula)、ショウジョウソウ(Euphorbia heterophylla)、ヒソップリーフサンドマット(Euphorbia brasiliensis)、エノキグサ(Acalypha australis)、トロピッククロトン(Croton glandulosus)、ロブドクロトン(Croton lobatus)、ブラジルコミカンソウ(Phyllanthus corcovadensis)、トウゴマ(Ricinus com m unis)、アストレアロバタ(Astraea lobata)、シマニシキソウ(Chamaesyce hirta)、ショウジョウソウモドキ(Chamaesyce hyssopifolia)
アオイ科雑草(Malvaceae):
イチビ(Abutilon theophrasti)、キンゴジカ(Sida rhombiforia)、マルバキンゴジカ(Sida cordifolia)、アメリカキンゴジカ(Sida spinosa)、シダグラジオビ(Sida glaziovii)、シダサンタレムネンシス(Sida santaremnensis)、シダウレンス(Sida urens)、ギンセンカ(Hibiscus trionum)、ニシキアオイ(Anoda cristata)、エノキアオイ(Malvastrum corom andelianum)、チャイニーズバール(Triumfetta rhomboidea)
アカバナ科雑草(Onagraceae):
チョウジタデ(Ludwigia epilobioides)、キダチグンバイ(Ludwigia octovalvis)、ヒレタゴボウ(Ludwigia decurre)、ルドビジアレプトカルパ(Ludwigia leptocarpa)、メマツヨイグサ(Oenothera biennis)、コマツヨイグサ(Oenothera laciniata)
アオギリ科雑草(Sterculiaceae):
コバンバノキ(Waltheria indica)
スミレ科雑草(Violaceae):マキバスミレ(Viola arvensis)、ワイルドパンジー(Viola tricolor)
ウリ科雑草(Cucurbitaceae):
アレチウリ(Sicyos angulatus)、ワイルドキューカンバー(Echinocystis lobata)、ニガウリ(Momordica charantia)
ミソハギ科雑草(Lythraceae):
ヒメミソハギ(Ammannia multiflora)、ナンゴクヒメミソハギ(Ammannia auriculata)、ホソバヒメミソハギ(Ammannia coccinea)、エゾミソハギ(Lythrum salicaria)、キカシグサ(Rotala indica)
ミゾハコベ科雑草(Elatinaceae):
ミゾハコベ(Elatine triandra)、カリフォルニアウォーターウォート(Elatine californica)
セリ科雑草(Apiaceae):
セリ(Oenanthe javanica)、ノラニンジン(Daucus carota)、ドクニンジン(Coniumm aculatum)、マツバゼリ(Cyclospermum leptophyllum)
ウコギ科雑草(Araliaceae):
チドメグサ(Hydrocotyle sibthorpioides)、ブラジルチドメグサ(Hydrocotyle ranunculoides)
マツモ科雑草(Ceratophyllaceae):
マツモ(Ceratophyllum demersum)
ハゴロモモ科雑草(Cabom baceae):
ハゴロモモ(Cabomba caroliniana)
アリノトウグサ科雑草(Haloragaceae):
オオフサモ(Myriophyllum aquaticum)、フサモ(Myriophyllum verticillatum)、ミリオフィラムマトグロッセンス(Myriophyllum matogrossense)、ウォーターミルフォイル類(Myriophyllum spicatum、Myriophyllum heterophyllum等)
ムクロジ科雑草(Sapindaceae):
フウセンカズラ(Cardiospermum halicacabum)
サクラソウ科雑草(Prim ulaceae):
ルリハコベ(Anagallis arvensis)
ガガイモ科雑草(Asclepiadaceae):
オオトウワタ(Asclepias syriaca)、ハニーヴァインミルクウィード(Ampelamus albidus)
アカネ科雑草(Rubiaceae):
シラホシムグラ(Galium aparine)、ヤエムグラ(Galium spurium var.echinospermon)、ヒロハフタバムグラ(Spermacoce latifolia)、オオフタバムグラ(Diodella teres)、ブラジルハシカグサモドキ(Richardia brasiliensis)、ウィングドファルスボタンウィード(Borreria alata)
ヒルガオ科雑草(Convolvulaceae):
アサガオ(Ipomoea nil)、アメリカアサガオ(Ipomoea hederacea)、マルバアサガオ(Ipomoea purpurea)、マルバアメリカアサガオ(Ipomoea hederacea var.integriuscula)、マメアサガオ(Ipomoea lacunosa)、ホシアサガオ(Ipomoea triloba)、ノアサガオ(Ipooea acuminata)、ツタノハルコウ(Ipomoea hederifolia)、マルバルコウ(Ipomoea coccinea)、ルコウソウ(Ipomoea quamoclit)、イポモエア グランディフォリア(Ipomoea grandifolia)、イポモエア アリストロチアフォリア(Ipomoea aristolochiafolia)、モミジバヒルガオ(Ipomoea cairica)、セイヨウヒルガオ(Convolvulus arvensis)、コヒルガオ(Calystegia hederacea)、 ヒルガオ(Calystegia japonica)、ツタノハヒルガオ(Merremia hedeacea)、ヘアリーウッドローズ(Merremia aegyptia)、ロードサイドウッドローズ(Merremia cissoides)、オキナアサガオ(Jacquemontia tamnifolia)
ムラサキ科雑草(Boraginaceae):
ワスレナグサ(Myosotis arvensis)、ノハラムラサキ(Myosotis arvensis)、イヌムラサキ(Lithospermum officinale)、シャゼンムラサキ(Echium plantagineum)、ナンバンルリソウ(Heliotropium indicum)
シソ科雑草(Lamiaceae):
ヒメオドリコソウ(Lamium purpureum)、ホトケノザ(Lamium amplexicaule)、タマザキメハジキ(Leonotis nepetaefolia)、ニオイニガクサ(Hyptis suaveolens)、ヒプティスロファンタ(Hyptis lophanta)、メハジキ(Leonurus sibiricus)、ヤブチョロギ(Stachys arvensis)、ヤクモソウ(Leonurus sibiricus)、マリスピアンテスカマエドリス(Marsypianthes chamaedrys)
ナス科雑草(Solanaceae):
ヨウシュチョウセンアサガオ(Datura stramonium)、イヌホオズキ(Solanum nigrum)、テリミノイヌホオズキ(Solanum americanum)、アメリカイヌホオズキ(Solanum ptycanthum)、ケイヌホオズキ(Solanum sarrachoides)、トマトダマシ(Solanum rostratum)、キンギンナスビ(Solanum aculeatissimum)、ワイルドトマト(Solanum sisym briifolium)、ワルナスビ(Solanum carolinense)、センナリホオズキ(Physalis angulata)、スムーズグランドチェリー(Physalis subglabrata)、オオセンナリ(Nicandra physaloides)
アゼナ科雑草(Linderniaceae):
アゼナ(Lindernia procumbens)、アメリカアゼナ(Lindernia dubia)、アゼトウガラシ(Lindernia angustifolia)
オオバコ科雑草(Plantaginaceae):
オオバコ(Plantago asiatica)、ヘラオオバコ(Plantago lanceolata)、セイヨウオオバコ(Plantago major)、ミズハコベ(Callitriche palustris)、キクモ(Limnophila sessiliflora)、アブノメ(Dopatrium junceum)、オオアブノメ(Gratiola japonica)、ウキアゼナ(Bacopa rotundifolia)、フラサバソウ(Veronica hederaefolia)、 オオイヌノフグリ(Veronica persica)、タチイヌノフグリ(Veronica arvensis)、オオカワヂシャ(Veronica anagallis-aquatica)、プランタゴトメントサ(Plantago tomentosa)
キク科雑草(Asteraceae):
オナモミ(Xanthium pensylvanicum)、オオオナモミ(Xanthium occidentale)、イガオナモミ(Xanthium italicum)、ヒマワリ(Helianthus annuus)、カミツレ(Matricaria chamomilla)、イヌカミツレ(Matricaria perforata)、コーンマリーゴールド(Chrysanthemum segetum )、オロシャギク(Matricaria matricarioides)、ヨモギ(Artemisia princeps)、オウシュウヨモギ(Artemisia vulgaris)、チャイニーズマグウォート(Artemisia verlotorum)、セイタカアワダチソウ(Solidago altissima)、セイヨウタンポポ(Taraxacum officinale)、ハキダメギク(Galinsoga ciliata)、コゴメギク(Galinsoga parviflora)、ノボロギク(Senecio vulgaris)、セネシオブラジリエンシス(Senecio brasiliensis)、セネシオグリセバチ(Senecio grisebachii)、アレチノギク(Conyza bonariensis)、オオアレチノギク(Conyza sumatrensis)、ヒメムカシヨモギ(Conyza canadensis)、ブタクサ(Ambrosia artemisiifolia)、オオブタクサ(Ambrosia trifida)、タウコギ(Bidens tripartita)、コセンダングサ(Bidens pilosa)、アメリカセンダングサ(Bidens frondosa)、ビーデンススバルテルナンス(Bidens subalternans)、セイヨウトゲアザミ(Cirsium arvense)、アメリカオニアザミ(Cirsium vulgare)、マリアアザミ(Silybum marianum)、マスクチッスル(Carduus nutans)、トゲチシャ(Lactuca serriola)、ノゲシ(Sonchus oleraceus)、オニノゲシ(Sonchus asper)、ビーチクリーピングオックスアイ(Wedeliaglauca)、パーフォリエートブラックフット(Melampodium perfoliatum)、ウスベニニガナ(Emilia sonchifolia)、ナンカイウスベニニガナ(Emilia fosbergii)、シオザキソウ(Tagetes minuta)、パラクレス(Blainvillea latifolia)、ブラインヴィレアディコトマ(Blainvillea dichotoma)、コトブキギク(Tridax procumbens)、イェルバポロサ(Porophyllum ruderale)、パラグアイスターバー(Acanthospermum australe)、ブリストリースターバー(Acanthospermum hispidum)、フウセンガズラ(Cardiosperm um halicacabum)、カッコウアザミ(Ageratum conyzoides)、コモンボーンセット(Eupatorium perfoliatum)、アメリカタカサブロウ(Eclipta alba)、ダンドボロギク(Erechtites hieracifolia)、アメリカンエバーラスティング(Gamochaeta spicata)、ウラジロチチコグサ(Gnaphalium spicatum)、ジャゲリアヒトラ(Jaegeria hirta)、ゴマギク(Parthenium hysterophorus)、メナモミ(Siegesbeckia orientalis)、メリケントキンソウ(Soliva sessilis)、タカサブロウ(Eclipta prostrata)、トキンソウ(Centipeda minima)、カミツレモドキ(Anthemis cotula)、エゾノキツネアザミ(Cirsium setosum)、ヤグルマギク(Centurea cyanus)、オオキンケイギク(Coreopsis lanceolata)、アラゲハンゴンソウ(Rudbeckia hirta)、オオハンゴンソウ(Rudbeckia laciniata)、ヤエザキオオハンゴンソウ(Rudbeckia laciniata var. hortensis Bailey)、ビデンススバルテマンス(Bidens subaltemans)、ミズヒマワリ(Gymnocoronis spilanthoides)、ヒポカエリス チレンシス(Hypochaeris chillensis)、プルケア サジタリス(Pluchea sagittalis)
オモダカ科雑草(Alism ataceae):
ウリカワ(Sagittaria pygmaea)、オモダカ(Sagittaria trifolia)、セイヨウオモダカ(Sagittaria sagittifolia)、タイリンオモダカ(Sagittaria montevidensis)、アギナシ(Sagittaria aginashi)、ヘラオモダカ(Alisma canaliculatum)、サジオモダカ(Alisma plantago-aquatica)
キバナオモダカ科雑草(Limnocharitaceae):
キバナオモダカ(Limnocharis flava)
トチカガミ科雑草(Hydrocharitaceae):
フロッグビット(Limnobium spongia)、クロモ(Hydrilla verticillata)、コモンウォーターニンフ(Najas guadalupensis)、オオカナダモ(Egeria densa)
サトイモ科雑草(Araceae):
ボタンウキクサ(Pistia stratiotes)
ウキクサ科雑草(Lemnaceae):
アオウキクサ(Lemna aoukikusa)、ウキクサ(Spirodela polyrhiza)、ミジンコウキクサ(Wolffia globosa)
ヒルムシロ科雑草(Potamogetonaceae):
ヒルムシロ(Potamogeton distinctus)、ポンドウィード類(Potamogetoncrispus、Potamogeton illinoensis、Stuckenia pectinata)等
ユリ科雑草(Liliaceae):
ワイルドオニオン(Allium canadense)、ワイルドガーリック(Allium vineale)、ノビル(Allium macrostemon)
ミズアオイ科雑草:
ホテイアオイ(Eichhornia crassipes)、アメリカコナギ(Heteranthera limosa)、ミズアオイ(Monochoria korsakowii)、コナギ(Monochoria vaginalis)、ヘテランデラレニフォルミス(Heterandera reniformis)
ツユクサ科雑草(Commelinaceae):
ツユクサ(Commelina communis)、マルバツユクサ(Commelina bengharensis)、エレクトデイフラワー(Commelina erecta)、イボクサ(Murdannia keisak)、Doveweed(Murdannia nudiflora)
イネ科雑草(Poaceae):
イヌビエ(Echinochloa crus-galli)、タイヌビエ(Echinochloa oryzicola)、ヒメタイヌビエ(Echinochloa crus-galli var formosensis)、レイトウォーターグラス(Echinochloa oryzoides)、コヒメビエ(Echinochloa colona)、ガルフコックスパー(Echinochloa crus-pavonis)、エノコログサ(Setaria viridis)、アキノエノコログサ(Setaria faberi)、キンエノコロ(Setaria glauca)、アメリカエノコログサ(Setaria geniculata)、メヒシバ(Digitaria ciliaris)、ラージクラブグラス(Digitaria sanguinalis)、ジャマイカンクラブグラス(Digitaria horizontalis)、ススキメヒシバ(Digitaria insularis)、オヒシバ(Eleusine indica)、スズメノカタビラ(Poa annua)、オオスズメノカタビラ(Poa trivialis)、ナガハグサ(Poa pratensis)、スズメノテッポウ(Alospecurus aequalis)、ブラックグラス(Alopecurus myosuroides)、カラスムギ(Avena fatua)、セイバンモロコシ(Sorghum halepense)、シャターケーン(Sorghum vulgare)、ソルガム アルンディナセウム(Sorghum arundinaceum)、シバムギ(Agropyron repens)、ネズミムギ(Lolium multiflorum)、ホソムギ(Lolium perenne)、ボウムギ(Lolium rigidum)、イヌムギ(Bromus catharticus)、アレチノチャヒキ(Bromus sterilis)、スズメノチャヒキ(Bromus japonicus)、カラスノチャヒキ(Bromus secalinus)、ウマノチャヒキ(Bromus tectorum)、ホソノゲムギ(Hordeum jubatum)、ヤギムギ(Aegilops cylindrica)、クサヨシ(Phalaris arundinacea)、ヒメカナリークサヨシ(Phalaris minor)、シルキーベントグラス(Apera spica-venti)、オオクサキビ(Panicum dichotomiflorum)、テキサスパニカム(Panicum texanum)、ギネアキビ(Panicum maximum)、メリケンニクキビ(Brachiaria platyphylla)、ルジグラス(Brachiaria ruziziensis)、アレクサンダーグラス(Brachiaria plantaginea)、スリナムグラス(Brachiaria decumbens)、パリセードグラス(Brachiaria brizantha)、コロンビアグラス(Brachiaria humidicola)、パラグラス(Urochloa mutica)、シンクリノイガ(Cenchrus echinatus)、ヒメクリノイガ(Cenchrus pauciflorus)、ナルコビエ(Eriochloa villosa)、アフリカヒゲシバ(Chloris gayana)、オヒゲシバ(Chlorisvirgata)、オオニワホコリ(Eragrostis pilosa)、エラグロスティスプラナ(Eragrostis plana)、ルビーガヤ(Rhynchelitrum repens)、タツノツメガヤ(Dactyloctenium aegyptium)、タイワンアイアシ(Ischaem um rugosum)、チゴザサ(Isachne globosa)、イネ(Oryza sativa)、アメリカスズメノヒエ(Paspalum notatum)、コースタルサンドパスパルム(Paspalum maritimum)、キシュウスズメノヒエ(Paspalum distichum)、キクユグラス(Pennisetum clandestinum)、ホソバチカラシバ(Pennisetum setosum)、ツノアイアシ(Rottboellia cochinchinensis)、アゼガヤ(Leptochloa chinensis)、オニアゼガヤ(Leptochloa fascicularis)、イトアゼガヤ(Leptochloa panicea)、ホウキアゼガヤ(Leptochloa filiformis)、アマゾンスプラングルトップ(Leptochloa panicoides)、アシカキ(Leersia japonica)、タイワンアシカキ(Leersia hexandra)、サヤヌカグサ(Leersia sayanuka)、エゾノサヤヌカグサ(Leersia oryzoides)、ウキガヤ(Glyceria leptorrhiza)、ムツオレグサ(Glyceria acutiflora)、ドジョウツナギ(Glyceria maxima)、コヌカグサ(Agrostis gigantea)、ハイコヌカグサ(Agrostis stolonifera)、ギョウギシバ(Cynodon dactylon)、カモガヤ(Dactylis glomerata)、ムカデシバ(Eremochloa ophiuroides)、オニウシノケグサ(Festucaarun dinacea)、オオウシノケグサ(Festuca rubra)、チガヤ(Imperata cylindrica)、ススキ(Miscanthus sinensis)、スイッチグラス(Panicum virgatum)、ノシバ(Zoysia japonica)、ルジオラペルビアナ(Luziola peruviana)、ルビーグラス(Melinis repens)、スパルティナアングリカ(Spartina anglica)
カヤツリグサ科雑草(Cyperaceae):
カヤツリグサ(Cyperus microiria)、コゴメガヤツリ(Cyperus iria)、クグガヤツリ(Cyperus compressus)、タマガヤツリ(Cyperus difformis)、ヒナガヤツリ(Cyperus flaccidus)、アゼガヤツリ(Cyperus globosus)、アオガヤツリ(Cyperus nipponics)、キンガヤツリ(Cyperus odoratus)、ミズガヤツリ(Cyperus serotinus)、ハマスゲ(Cyperus rotundus)、キハマスゲ(Cyperus esculentus)、ヒメクグ(Kyllinga gracillima)、アイダクグ(Kyllinga brevifolia)、ヒデリコ(Fimbristylis miliacea)、テンツキ(Fimbristylis dichotoma)、マツバイ(Eleocharis acicularis)、クログワイ(Eleocharis kuroguwai)、ホタルイ(Schoenoplectiella hotarui)、イヌホタルイ(Schoenoplectiella juncoides)、タイワンヤマイ(Schoenoplectiella wallichii)、ヒメカンガレイ(Schoenoplectiella mucronatus)、カンガレイ(Schoenoplectiella triangulatus)、シズイ(Schoenoplectiella nipponicus)、サンカクイ(Schoenoplectiella triqueter)、コウキヤガラ(Bolboschoenus koshevnikovii)、ウキヤガラ(Bolboschoenus fluviatilis)、フトイ(Scirpus tabernaemontani)
トクサ科雑草(Equisetaceae):
スギナ(Equisetum arvense)、イヌスギナ(Equiset umpalustre)
サンショウモ科雑草(Salviniaceae):
サンショウモ(Salvinia natans)
アカウキクサ科雑草(Azollaceae):
オオアカウキクサ(Azolla japonica)、アカウキクサ(Azollaim bricata)、サンショウモ(Salvinia natanas)、アゾラクリスタータ(Azolla cristata)
デンジソウ科雑草(Marsileaceae):
デンジソウ(Marsilea quadrifolia)
ウキゴケ科雑草(Ricciaceae):
イチョウウキゴケ(Ricciocarpus natans)
バラ科雑草(Rosaceae):
ハゴロモグサ(Alchemilla monticola)
キンポウゲ科雑草(Ranunculaceae):
トゲミノキツネノボタン(Ranunculus muricatus)、イボミキンポウゲ(Ranunculus sardous)
ケマンソウ科雑草(Fumarioideae):
カラクサケマン(Fumaria officinalis)
シャジクモ科雑草(Characeae):
シャジクモ(Chara braunii)
ホシクサ科雑草(Eriocaulaceae):
ホシクサ(Eriocaulon cinereum)
ホシミドロ科雑草(Zygnemataceae):
アオミドロ(Spirogyra arcla)
その他:
糸状藻類(Pithophora、Cladophora)、蘚類、苔類、ツノゴケ類、シアノバクテリア、シダ類、永年性作物(仁果類、石果類、液果類、堅果類、カンキツ類、ホップ、ブドウ等)の吸枝(sucker)
上記の雑草について、種内の変異は特に限定されない。すなわち、特定の除草剤への感受性が低下(抵抗性を示す、とも言う)したものも含まれる。感受性の低下は、標的部位に突然変異を有するもの(作用点変異)であってもよいし、作用点変異ではない要因によっていてもよい(非作用点変異)。作用点変異については、タンパク質のアミノ酸配列に対応する核酸配列部分(オープンリーディングフレーム)の変異により、標的部位であるタンパク質にアミノ酸置換が生じたもの、及びプロモーター領域におけるサプレッサー配列の欠失、エンハンサー配列の増幅、又は遺伝子のコピー数の増加、減少等の変異により、標的部位のタンパク質が過剰あるいは減少して発現しているものが含まれる。非作用点変異としては、代謝増強、吸収不全、以降不全、系外排出等がある。代謝増強の要因としては、シトクロムP450モノオキシゲナーゼ、アリールアシルアミダーゼ、エステラーゼ、グルタチオンS-トランスフェラーゼといった代謝酵素の活性が高まったものが挙げられる。系外排出としては、ABCトランスポーターによる液胞への輸送が挙げられる。
除草剤抵抗性雑草の例としては、グリホサート等の5-エノールピルビルシキミ酸-3-リン酸(EPSP)合成酵素阻害剤抵抗性、2,4-Dやジカンバ等のホルモン作用撹乱型除草剤抵抗性、アセト乳酸合成酵素(ALS)阻害剤抵抗性、アセチルCoAカルボキシラーゼ(ACCace)阻害剤抵抗性、プロトポルフィリノーゲン酸化酵素(PPO)阻害剤抵抗性、オーキシン系除草剤抵抗性、4-ヒドロキシフェニルピルビン酸ジオキシゲナーゼ(4-HPPD)阻害剤抵抗性、光化学系II阻害剤抵抗性、光化学系I電子変換剤抵抗性、カロテノイド生合成阻害剤抵抗性、グルタミン合成酵素阻害剤抵抗性、フィトエン脱飽和酵素系(PDS)阻害剤抵抗性、脂肪酸生合成阻害剤抵抗性、超長鎖脂肪酸伸長酵素(VLCFAE)阻害剤抵抗性、オーキシントランスポート阻害剤抵抗性、ジヒドロプテロイン酸(DHP)合成酵素阻害剤抵抗性、セルロース合成酵素阻害剤抵抗性、微小管重合酵素阻害剤抵抗性、有糸分裂/微小管形成阻害剤抵抗性等が挙げられる。
抵抗性雑草が、上記の群のうち2つ以上の群(任意に選ばれる2群、任意に選ばれる3群、任意に選ばれる4群、任意に選ばれる5群、6群、7群、8群)への抵抗性を併せ持つ(スタックした)抵抗性雑草であっても有効に防除される。スタックした抵抗性雑草の例として、アセト乳酸合成酵素(ALS)阻害剤、プロトポルフィリノーゲン酸化酵素(PPO)阻害剤、4-ヒドロキシフェニルピルビン酸ジオキシゲナーゼ(4-HPPD)阻害剤、光化学系II阻害剤、および2,4-Dの全てに抵抗性のウォーターヘンプが知られるが、これも有効に防除される。上記のスタックは、作用点変異の組み合わせによっていても、非作用点変異の組み合わせによっていてもよく、作用変異と非作用点変異の組み合わせによっていてもよい。
本発明の除草剤及び本発明の除草剤を含む農薬組成物を、有用植物、又は、有用植物を生育させようとする若しくは生育している場所、又は非農耕地に対して、同時に又は分割して施用する場合は、1回又は複数回施用する。植物又は植物の栽培地に、雑草が既に発生していてもよく、又、発生以前であっても良い。
本発明の除草剤及び本発明の除草剤を含む農薬組成物を、有用植物、又は、有用植物を生育させようとする若しくは生育している場所、又は非農耕地に対して、同時に又は分割して施用する方法としては、例えば、茎葉処理、土壌処理、根部処理、シャワー処理、くん煙処理、水面処理、種子処理及び水耕液処理が挙げられる。
茎葉処理としては、例えば、本発明の除草剤及び本発明の除草剤を含む農薬組成物を、茎葉、樹幹、果実、花(開花前、開花中、開花後を含む)、穂、又は植物全体の表面に処理する方法が挙げられる。
土壌処理としては、例えば、土壌散布、土壌混和及び土壌への薬液潅注が挙げられる。また、土壌処理をする場所としては、例えば、植穴、作条、植穴付近、作条付近、栽培地の全面、植物地際部、株間、樹幹下、主幹畦、培土、育苗箱、育苗トレイ、苗床等が挙げられる。処理時期としては、例えば、播種前、播種時、播種後、育苗期、定植前、定植時、及び定植後の生育期等が挙げられる。また、上記土壌処理において、本発明の除草剤及び本発明の除草剤を含む農薬組成物を、潅水液に混合してもよく、例えば、潅水設備(潅水チューブ、潅水パイプ、スプリンクラー等)への注入、条間湛水液への混入、水耕液へ混入等が挙げられる。また、あらかじめ潅水液と有効成分を混合し、例えば、上記潅水方法やそれ以外の散水、湛水等のしかるべき潅水方法を用いて処理することができる。
根部処理としては、例えば、本発明の除草剤及び本発明の除草剤を含む農薬組成物を含有する薬液に根部を浸漬する方法、及び本発明の除草剤及び本発明の除草剤を含む農薬組成物を含有する固体製剤を植物の根部に付着させる方法が挙げられる。
シャワー処理としては、例えば、植物の茎葉部等に本発明の除草剤及び本発明の除草剤を含む農薬組成物を希釈液をシャワーする方法が挙げられる。
くん煙処理としては、例えば、本発明の除草剤及び本発明の除草剤を含む農薬組成物の希釈液をミスト状にして空気中に飛散させ、植物の茎葉部等に付着させる方法が挙げられる。
水面処理としては、例えば、湛水状態の水田に、本発明の除草剤及び本発明の除草剤を含む農薬組成物を含有する薬液又は固体製剤を散布する方法が挙げられる。
種子処理としては、例えば、種子又は栄養生殖器官への本発明の除草剤及び本発明の除草剤を含む農薬組成物の処理が挙げられる。上記の栄養生殖器官としては、特に種芋が挙げられる。
水耕液処理としては、例えば、本発明の除草剤及び本発明の除草剤を含む農薬組成物を含有する薬液又は固体製剤を水耕液に混和又は混入する方法(水耕液混和処理、水耕液混入処理等)等が挙げられる。
本発明の除草剤及び本発明の除草剤を含む農薬組成物を、スポット処理により施用することもできる。スポット処理とは、本発明の除草剤及び本発明の除草剤を含む農薬組成物を一様に処理することとに相対する概念であり、雑草が発生している場所、又は、雑草が発生する可能性のある場所に選択的に本発明の除草剤及び本発明の除草剤を含む農薬組成物を散布する処理を意味する。
「場所に処理する」とは、雑草の発生している又は発生する可能性のある植物又は土壌に処理することを意味する。また、ひと続きの栽培地において、雑草が発生している場所又は雑草が発生する可能性のある場所のすべてが選択的に処理された場合のみをスポット処理とみなすのではない。すなわち、栽培地の一部が面的処理を受ける場合、或いは、雑草が発生している場所又は雑草が発生する可能性のある場所の一部が本発明の除草剤及び本発明の除草剤を含む農薬組成物による処理を受けない場合であっても、ひと続きの栽培地においてスポット処理された場所が存在すれば、スポット処理に含まれる。
次に、本発明化合物の製造方法、製剤方法並びに用途を下記の実施例で詳細に説明するが、本発明はこれら実施例に何ら制約されるものではない。尚、本発明化合物の物性値である融点は、ヤナコ製MP-500V微量融点測定装置にて測定した。屈折率は、アタゴ製アッベ屈折計を用いて測定した。H NMRスペクトラムは、日本電子製JNM-LA400(400MHz)、JNM-LA300(300MHz)又はJNM-ECS300(300MHz)を用いて、テトラメチルシラン(TMS)を内部標準とし測定した。
又、本発明化合物の製造中間体の製造例も併せて記載する。
[実施例1]
イソブチル{[2-(3-エチルスルホニル-2-オキソピロリジン-1-イル)メチル]フェニル}[(トリフルオロメチル)スルホニル]カルバメート(本発明の化合物番号:A-0068)の製造:
(1)2,4-ジブロモ-N-(2-ニトロベンジル)ブタンアミドの製造:
(2-ニトロフェニル)メタンアミド7.17g(47.1mmol)をクロロホルム200mLに溶解させ、氷冷下でトリエチルアミン5.72g(56.5mmol)、2,4-ジブロモブタノイルクロライド15.2g(純度90%;51.8mmol)を加え、室温で18時間攪拌した。反応終了後、水を加え、クロロホルムで抽出し、有機相を水、飽和食塩水にて洗浄し、無水硫酸マグネシウムにて乾燥した。溶媒を減圧下留去して、粗製の目的物を得た。精製することなく、このまま次の工程に用いた。
(2)3-ブロモ-1-(2-ニトロベンジル)ピロリジン-2-オンの製造:
上記(1)で得られた粗製の2,4-ジブロモ-N-(2-ニトロベンジル)ブタンアミド18.24g(47.1mmol)をテトラヒドロフランに180mLに溶解させ、氷冷下で水素化ナトリウム2.83g(純度55%、64.9mmol)を加え、室温で4時間攪拌した。反応終了後、水を加え、酢酸エチルで抽出し、有機相を水、飽和食塩水にて洗浄し、無水硫酸マグネシウムにて乾燥した。溶媒を減圧下留去して、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒は、ヘキサンと酢酸エチルの混合比を適宜変化させて使用)にて精製し、目的物8.21g(収率58%:2工程)を得た。
H-NMRデータ(300MHz,CDCl/TMSδ(ppm)):8.03-8.07(1H,m),7.62-7.67(1H,m),7.46- 7.50(2H,m),4.88(2H,q),4.47-4.52(1H,m),3.39-3.64
1H,m),3.32-3.39(1H,m),2.60-2.73(1H,m),2.34-2.42(1H,m)
(3)3-エチルチオ-1-(2-ニトロベンジル)ピロリジン-2-オンの製造:
上記(2)で得られた3-ブロモ-1-(2-ニトロベンジル)ピロリジン-2-オン4.39g(14.7mmol)をN,N―ジメチルホルムアミド100mLに溶解させ、氷冷下で炭酸カリウム2.43g(17.6mmol)、エタンチオール1.09g(17.5mmol)を加え、室温で3時間攪拌した。反応終了後、水を加え、ヘキサンと酢酸エチルの混合溶媒で抽出し、有機相を水、飽和食塩水にて洗浄し、無水硫酸マグネシウムにて乾燥した。溶媒を減圧下留去して、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒は、ヘキサン:酢酸エチル=2:1の混合比で使用)にて精製し、目的物3.68g(収率89%)を得た。
H-NMRデータ(300MHz,CDCl/TMSδ(ppm)): 8.00-8.03(1H,m),7.58-7.63(1H,m),7.36-7.47(2H,m)、4.83(2H,q),3.44-3.58(2H,m),3.25-3.32(1H,m),2.71-2.94(2H,m),2.44-2.57(1H,m),1.89-2.02(1H,m),1.31(3H,t)
(4)1-(2-アミノベンジル)-3-(エチルチオ)ピロリジン-2-オンの製造:
上記(3)で得られた3-エチルチオ-1-(2-ニトロベンジル)ピロリジン-2-オン3.68g(13.1mmol)をエタノール130mLと水130mLに溶解させ、塩化アンモニウム3.51g(65.6mmol)と鉄3.69g(66.1mmol)を加え、3.5時間加熱還流した。室温にて放冷後、反応混合物をセライト濾過し、濾液を濃縮した。濃縮液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水にて洗浄し、無水硫酸マグネシウムにて乾燥した。溶媒を減圧下留去して、目的物3.14g(収率96%)を得た。
H-NMRデータ(300MHz,CDCl/TMSδ(ppm)): 7.08-7.14(1H,m),6.98-7.04(1H,m),6.59-6.67(2H,m),4.23-4.49(4H,m),3.50-3.55(1H,m),3.20-3.40(2H,m),2.68-2.92(2H,m),2.36-2.48(1H,m),1.84-1.94(1H,m),1.29(3H,t)
(5)N-{2-[(3-エチルチオ-2-オキソピロリジン-1-イル)メチル]フェニル}-1,1,1-トリフルオロメタンスルホンアミドの製造:
上記(4)で得られた1-(2-アミノベンジル)-3-(エチルチオ)ピロリジン-2-オン3.14g(12.5mmol)をジクロロメタン130mLに溶解させ、氷冷下でトリエチルアミン1.40g(13.8mmol)と無水トリフルオロメタンスルホン酸3.89g(13.8mmol)を加え、室温で15時間攪拌した。反応終了後、水を加え、ジクロロメタンで抽出し、有機相を飽和食塩水にて洗浄し、無水硫酸マグネシウムにて乾燥した。溶媒を減圧下留去して、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒は、ヘキサン:酢酸エチル=2:1の混合比で使用)にて精製し、目的物1.01g(収率21%)を得た。
H-NMRデータ(300MHz,CDCl/TMSδ(ppm)):7.59-7.62(1H,m),7.34-7.43(1H,m),7.19-7.24(2H,m),4.40(2H,q),3.41-3.62(3H,m),2.67-2.91(2H,m),2.42-2.55(1H,m),1.88-1.98(1H,m),1.26(3H,t)
(6)イソブチル{2-[(3-エチルチオ-2-オキソピロリジン-1-イル)メチル]フェニル}[(トリフルオロメチル)スルホニル]カルバメートの製造:
上記(5)で得られたN-{2-[(3-エチルチオ-2-オキソピロリジン-1-イル)メチル]フェニル}-1,1,1-トリフルオロメタンスルホンアミド0.44g(1.15mmol)をアセトニトリル10mLに溶解させ、炭酸水素ナトリウム0.12g(1.43mmol)、クロロギ酸イソブチル0.19g(1.39mmol)を加え、3時間加熱還流した。室温にて放冷後、溶媒を減圧下留去して、酢酸エチルを加えて濾過した。濾液を減圧下留去して、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒は、ヘキサン:酢酸エチル=2:1の混合比で使用)にて精製し、目的物0.33g(収率59%)を得た。
H-NMRデータ(300MHz,CDCl/TMSδ(ppm)):7.38-7.50(3H,m),7.20-7.26(1H,m),4.55(2H,quin),4.00-4.16(2H,m),3.53-3.59(1H,m),3.30-3.36(1H,m),3.16-3.22(1H,m),2.77-2.98(2H,m),2.43-2.50(1H,m),1.86-2.00(2H,m),1.33(3H,t),0.86-0.90(6H,m)
(7)イソブチル{2-[(3-エチルスルホニル-2-オキソピロリジン-1-イル)メチル]フェニル}[(トリフルオロメチル)スルホニル]カルバメート(本発明の化合物番号:A-0068)の製造:
上記(6)と同様の方法により得られたイソブチル{2-[(3-エチルチオ-2-オキソピロリジン-1-イル)メチル]フェニル}[(トリフルオロメチル)スルホニル]カルバメート6.79g(14.1mmol)をクロロホルム140mLに溶解させ、氷冷下でメタクロロ過安息香酸7.86g(純度65%、29.6mmol)を加え、室温で5.5時間攪拌した。反応終了後、チオ硫酸ナトリウム水溶液を加え、溶媒を減圧留去した。溶液を酢酸エチルで抽出し、有機相を水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水にて洗浄し、無水硫酸マグネシウムにて乾燥した。溶媒を減圧下留去して、析出した結晶をジイソプロピルエーテル洗浄し、目的物6.91g(収率95%)を得た。
H-NMRデータ(300MHz,CDCl/TMSδ(ppm)):7.37-7.53(3H,m),7.21-7.26(1H,m),4.60(2H,quin),3.93-4.17(3H,m),3.21-3.58(4H,m),2.69-2.81(1H,m),2.34-2.50(1H,m),1.90-2.03(1H,m),1.45-1.51(3H,m),0.87-0.92(6H,m)
[実施例2]
プロピル[2-({3-[(ジフルオロメチル)スルホニル]-2-オキソピロリジン-1-イル}メチル)フェニル][(トリフルオロメチル)スルホニル]カルバメート(本発明の化合物番号:A-0137)の製造:
(1)3-[(ジフルオロメチル)スルホニル]-1-(2-ニトロベンジル)ピロリジン-2-オンの製造:
実施例1の(2)で得られた3-ブロモ-1-(2-ニトロベンジル)ピロリジン-2-オン0.70g(2.34mmol)をN,N―ジメチルアセトアミド20mLに溶解させ、90℃でジフルオロメタンスルフィン酸ナトリウム1.94g(14.1mmol)を2時間ごとに3回に分けて加え、5時間攪拌した。室温にて放冷後、水を加え、酢酸エチルで抽出し、1規定塩酸、水、飽和食塩水にて洗浄し、無水硫酸マグネシウムにて乾燥した。溶媒を減圧下留去して、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒は、ヘキサンと酢酸エチルの混合比を適宜変化させて使用)にて精製し、目的物0.53g(収率68%)を得た。
H-NMRデータ(300MHz,CDCl/TMSδ(ppm)):8.06-8.09(1H,m),7.64-7.69(1H,m),7.45-7.53(2H,m),6.94(1H,t),4.90(2H,q),4.32-4.37(1H,m),3.62-3.70(1H,m),3.48-3.56(1H,m),2.76-2.88(1H,m),2.53-2.67(1H,m)
(2)1-(2-アミノベンジル)-3-[(ジフルオロメチル)スルホニル]ピロリジン-2-オンの製造:
上記(1)と同様の方法で得られた3-[(ジフルオロメチル)スルホニル]-1-(2-ニトロベンジル)ピロリジン-2-オン0.73g(2.18mmol)をエタノール20mLと水20mLに溶解させ、塩化アンモニウム0.59g(11.0mmol)と鉄0.61g(10.9mmol)を加え、2時間加熱還流した。室温にて放冷後、反応混合物をセライト濾過し、濾液を濃縮した。濃縮液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水にて洗浄し、無水硫酸マグネシウムにて乾燥した。溶媒を減圧下留去して、目的物0.66g(収率99%)を得た。
H-NMRデータ(300MHz,CDCl/TMSδ(ppm)):6.66-7.17(5H,m),4.09-4.55(5H,m),3.35-3.55(2H,m),2.64-2.76(1H,m),2.40-2.53(1H,m)
(3)N-[2-({3-[(ジフルオロメチル)スルホニル]-2-オキソピロリジン-1-イル}メチル)フェニル]-1,1,1-トリフルオロメタンスルホンアミドの製造:
上記(2)で得られた1-(2-アミノベンジル)-3-[(ジフルオロメチル)スルホニル]ピロリジン-2-オン0.66g(2.17mmol)をジクロロメタン20mLに溶解させ、氷冷下でトリエチルアミン0.24g(2.37mmol)と無水トリフルオロメタンスルホン酸0.67g(2.36mmol)を加え、3.5時間攪拌した。反応終了後、水を加え、ジクロロメタンで抽出し、有機相を飽和食塩水にて洗浄し、無水硫酸マグネシウムにて乾燥した。溶媒を減圧下留去して、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒は、ヘキサン:酢酸エチル=2:1の混合比で使用)にて精製し、目的物0.57g(収率60%)を得た。
H-NMRデータ(300MHz,CDCl/TMSδ(ppm)): 7.53-7.58(1H,m),7.35-7.43(1H,m),7.20-7.26(2H,m),6.89(1H,t),4.51(2H,q),4.28-4.33(1H,m),3.52-3.78(2H,m),2.70-2.88(1H,m),2.48-2.62(1H,m)
(4)プロピル[2-({3-[(ジフルオロメチル)スルホニル]-2-オキソピロリジン-1-イル]メチル}フェニル)[(トリフルオロメチル)スルホニル]カルバメート(本発明の化合物番号:A-0137)の製造:
上記(2)で得られたN-[2-({3-[(ジフルオロメチル)スルホニル]-2-オキソピロリジン-1-イル}メチル)フェニル]-1,1,1-トリフルオロメタンスルホンアミド0.44g(1.01mmol)をアセトニトリル10mLに溶解させ、炭酸水素ナトリウム0.10g(1.19mmol)、クロロギ酸n-プロピル0.15g(1.22mmol)を加え、3時間加熱還流した。室温にて放冷後、溶媒を減圧下留去して、酢酸エチルを加えて濾過した。濾液を減圧下留去して、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒は、ヘキサン:酢酸エチル=3:1の混合比で使用)にて精製し、目的物0.42g(収率80%)を得た。
H-NMRデータ(300MHz,CDCl/TMSδ(ppm)):7.38-7.54(3H,m),6.78-7.26(2H,m),4.24-4.80(5H,m),3.26-3.53(2H,m),2.67-2.76(1H,m),2.46-2.59(1H,m),1.66-1.77(2H,m),0.90-0.98(3H,m)
[実施例3]
エチル[2-({3-[(トリフルオロメチル)スルホニル]-2-オキソピロリジン-1-イル}メチル)フェニル][(トリフルオロメチル)スルホニル]カルバメート(本発明の化合物番号:A-0121)の製造:
(1)1-(2-ニトロベンジル)-3-[(トリフルオロメチル)スルホニル]ピロリジン-2-オンの製造:
実施例1の(2)で得られた3-ブロモ-1-(2-ニトロベンジル)ピロリジン-2-オン3.00g(10.0mmol)をN,N―ジメチルアセトアミド30mLに溶解させ、110℃でトリフルオロメタンスルフィン酸ナトリウム3.90g(25.0mmol)を加え、9時間攪拌した。室温にて放冷後、水を加え、酢酸エチルで抽出し、1規定塩酸、水、飽和食塩水にて洗浄し、無水硫酸マグネシウムにて乾燥した。溶媒を減圧下留去して、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒は、ヘキサンと酢酸エチルの混合比を適宜変化させて使用)にて精製し、目的物1.88g(収率53%)を得た。
H-NMRデータ(300MHz,CDCl/TMSδ(ppm)):8.04-8.08(1H,m),7.64-7.69(1H,m),7.47-7.52(2H,m),4.93(2H,q),4.33-4.38(1H,m),3.65-3.74(1H,m),3.45-3.53(1H,m),2.79-2.89(1H,m),2.60-2.74(1H,m)
(2)1-(2-アミノベンジル)-3-[(トリフルオロメチル)スルホニル]ピロリジン-2-オンの製造:
上記(1)と同様の方法で得られた1-(2-ニトロベンジル)-3-[(トリフルオロメチル)スルホニル]ピロリジン-2-オン5.83g(16.6mmol)を酢酸エチル40mL、エタノール100mL、水20mLに溶解させ、塩化アンモニウム1.06g(19.8mmol)と鉄9.24g(165.5mmol)を加え、2時間加熱還流した。室温にて放冷後、反応混合物をセライト濾過し、濾液を濃縮した。濃縮液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水にて洗浄し、無水硫酸マグネシウムにて乾燥した。溶媒を減圧下留去して、目的物5.25g(収率98%)を得た。
H-NMRデータ(300MHz,CDCl/TMSδ(ppm)):7.11-7.17(1H,m),7.01-7.05(1H,m),6.63-6.70(2H,m),4.16-4.62(5H,m),3.48-3.56(1H,m),3.32-3.40(1H,m),2.67-2.78(1H,m),2.46-2.60(1H,m)
(3)N-[2-({3-[(トリフルオロメチル)スルホニル]-2-オキソピロリジン-1-イル}メチル)フェニル]-1,1,1-トリフルオロメタンスルホンアミドの製造:
上記(2)で得られた粗製の1-(2-アミノベンジル)-3-[(トリフルオロメチル)スルホニル]ピロリジン-2-オン5.25g(16.3mmol)をジクロロメタン120mLに溶解させ、氷冷下でトリエチルアミン1.98g(19.6mmol)と無水トリフルオロメタンスルホン酸5.06g(17.9mmol)を加え、室温で14時間攪拌した。反応終了後、水を加え、ジクロロメタンで抽出し、有機相を飽和食塩水にて洗浄し、無水硫酸マグネシウムにて乾燥した。溶媒を減圧下留去して、粗製の目的物を得た。精製することなく、このまま次の工程に用いた。
(4)エチル[2-({3-[(トリフルオロメチル)スルホニル]-2-オキソピロリジン-1-イル}メチル)フェニル][(トリフルオロメチル)スルホニル]カルバメート(本発明の化合物番号:A-0121)の製造:
上記(3)で得られた粗製のN-[2-({3-[(トリフルオロメチル)スルホニル]-2-オキソピロリジン-1-イル}メチル)フェニル]-1,1,1-トリフルオロメタンスルホンアミドをアセトニトリル70mLに溶解させ、炭酸水素ナトリウム2.02g(24.1mmol)、クロロギ酸エチル2.62g(24.1mmol)を加え、7時間加熱還流した。室温にて放冷後、溶媒を減圧下留去して、酢酸エチルを加えて濾過した。濾液を減圧下留去して、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒は、ヘキサン:酢酸エチル=3:1の混合比で使用)にて精製し、粗製の目的物を得て、ジイソプロピルエーテル洗浄し、目的物4.41g(収率51%:2工程)を得た。
H-NMRデータ(300MHz,CDCl/TMSδ(ppm)):7.39-7.61(3H,m),7.22-7.26(1H,m),4.29-4.86(5H,m),3.47-3.55(1H,m),3.25-3.36(1H,m),2.49-2.83(2H,m),1.32-1.38(3H,m)
[実施例4]
プロピル[(2-{[3-(シクロプロピルメチル)スルホニル]-2-オキソピロリジン-1-イル}メチル)フェニル][(トリフルオロメチル)スルホニル]カルバメート(本発明の化合物番号:A-0113)の製造:
(1)S-[1-(2-ニトロベンジル)-2-オキソピロリジン-3-イル]エタンチオエートの製造:
実施例1の(2)と同様の方法で得られた3-ブロモ-1-(2-ニトロベンジル)ピロリジン-2-オン10.0g(33.4mmol)をN,N―ジメチルホルムアミド100mLに溶解させ、チオ酢酸カリウム3.82g(33.4mmol)を加え、室温で17時間攪拌した。反応終了後、水を加え、ヘキサンと酢酸エチルの混合溶媒で抽出し、有機相を水、飽和食塩水にて洗浄し、無水硫酸マグネシウムにて乾燥した。溶媒を減圧下留去して、目的物7.89g(収率80%)を得た。
H-NMRデータ(300MHz,CDCl/TMSδ(ppm)):8.02-8.05(1H,m),7.61-7.70(1H,m),7.42-7.52(2H,m),4.85(2H,q),4.24(1H,t),3.35-3.49(2H,m),2.60-2.72(1H,m),2.41(3H,s),2.05-2.19(1H,m)
(2)3-メルカプト-1-(2-ニトロベンジル)ピロリジン-2-オンの製造:
上記(1)で得られたS-[1-(2-ニトロベンジル)-2-オキソピロリジン-3-イル]エタンチオエート7.89g(26.8mmol)を1,4-ジオキサン40mLに溶解させ、塩酸8.9mL(濃度:6.0mol/L、53.4mmol)を加え、4時間加熱還流した。室温にて放冷後、水を加え、ヘキサンと酢酸エチルの混合溶媒で抽出し、有機相を水、飽和食塩水にて洗浄し、無水硫酸マグネシウムにて乾燥した。溶媒を減圧下留去して、目的物5.94g(収率88%)を得た。
H-NMRデータ(300MHz,CDCl/TMSδ(ppm)):8.02-8.05(1H,m),7.61-7.70(1H,m),7.42-7.52(2H,m),4.86(2H,q),3.71-3.80(1H,m),3.31-3.55(2H,m),2.49-2.62(1H,m),2.36(1H,s),1.91-2.05(1H,m)
(3)3-[(シクロプロピルメチル)チオ]-1-(2-ニトロベンジル)ピロリジン-2-オンの製造:
上記(2)で得られた粗製の3-メルカプト-1-(2-ニトロベンジル)ピロリジン-2-オン1.50g(5.95mmol)をN,N―ジメチルホルムアミド100mLに溶解させ、氷冷下で炭酸カリウム0.99g(7.16mmol)、ブロモメチルシクロプロパン0.96g(7.11mmol)を加え、16時間攪拌した。反応終了後、水を加え、ヘキサンと酢酸エチルの混合溶媒で抽出し、有機相を水、飽和食塩水にて洗浄し、無水硫酸マグネシウムにて乾燥した。溶媒を減圧下留去して、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒は、ヘキサン:酢酸エチル=3:1の混合比で使用)にて精製し、目的物1.20g(収率66%)を得た。
H-NMRデータ(300MHz,CDCl/TMSδ(ppm)):8.02-8.05(1H,m),7.59-7.65(1H,m),7.42-7.50(2H,m),4.84(2H,q),3.65-3.69(1H,m),3.47-3.57(1H,m),3.26-3.34(1H,m),2.85-2.95(1H,m),2.65-2.72(1H,m),2.46-2.59(1H,m),1.92-2.02(1H,m),1.01-1.11(1H,m),0.52-0.66(2H,m),0.18-0.39(2H,m)
(4)1-(2-アミノベンジル)-3-[(シクロプロピルメチル)チオ]ピロリジン-2-オンの製造:
上記(3)で得られた3-[(シクロプロピルメチル)チオ]-1-(2-ニトロベンジル)ピロリジン-2-オン1.20g(3.92mmol)をエタノール30mL、水30mLに溶解させ、塩化アンモニウム1.04g(19.4mmol)と鉄1.11g(19.9mmol)を加え、2時間加熱還流した。室温にて放冷後、反応混合物をセライト濾過し、濾液を濃縮した。濃縮液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水にて洗浄し、無水硫酸マグネシウムにて乾燥した。溶媒を減圧下留去して、目的物1.01g(収率93%)を得た。
H-NMRデータ(300MHz,CDCl/TMSδ(ppm)):7.08-7.14(1H,m),7.01-7.04(1H,m),6.62-6.67(2H,m),4.22-4.54(4H,m),3.60-3.64(1H,m),3.19-3.40(2H,m).2.78-2.85(1H,m),2.60-2.67(1H,m),2.36-2.48(1H,m),1.86-1.93(1H,m),0.97-1.07(1H,m),0.55-0.60(2H,m),0.17-0.35(2H,m)
(5)N-[2-({3-[(シクロプロピルメチル)チオ]-2-オキソピロリジン-1-イル}メチル)フェニル]-1,1,1-トリフルオロメタンスルホンアミドの製造:
上記(4)で得られた1-(2-アミノベンジル)-3-[(シクロプロピルメチル)チオ]ピロリジン-2-オン0.58g(2.10mmol)をジクロロメタン30mLに溶解させ、氷冷下でトリエチルアミン0.24g(2.37mmol)と無水トリフルオロメタンスルホン酸0.65g(2.30mmol)を加え、8時間攪拌した。反応終了後、水を加え、ジクロロメタンで抽出し、有機相を飽和食塩水にて洗浄し、無水硫酸マグネシウムにて乾燥した。溶媒を減圧下留去して、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒は、ヘキサンと酢酸エチルの混合比を適宜変化させて使用)に付し、粗製の目的物を得た。このまま次の工程に用いた。
(6)プロピル[2-({3-[(シクロプロピルメチル)チオ]-2-オキソピロリジン-1-イル}メチル)フェニル][(トリフルオロメチル)スルホニル]カルバメートの製造:
上記(5)で得られた粗製のN-[2-({3-[(シクロプロピルメチル)チオ]-2-オキソピロリジン-1-イル}メチル)フェニル]-1,1,1-トリフルオロメタンスルホンアミドをアセトニトリル15mLに溶解させ、炭酸水素ナトリウム42.0mg(0.50mmol)、クロロギ酸n-プロピル61.0mg(0.50mmol)を加え、8時間加熱還流した。室温にて放冷後、溶媒を減圧下留去して、酢酸エチルを加えて濾過した。濾液を減圧下留去して、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒は、ヘキサンと酢酸エチルの混合比を適宜変化させて使用)にて精製し、目的物100mg(収率10%:2工程)を得た。
H-NMRデータ(300MHz,CDCl/TMSδ(ppm)):7.35-7.50(3H,m),7.20-7.23(1H,m),4.41-4.68(2H,m),4.19-4.35(2H,m),3.61-3.73(1H,m),3.30-3.44(1H,m),3.11-3.21(1H,m),2.82-2.95(1H,m),2.67-2.76(1H,m),2.38-2.53(1H,m),1.84-1.96(1H,m),1.63-1.75(2H,m),1.01-1.11(1H,m),0.83-0.93(3H,m),0.55-0.71(2H,m),0.21-0.40(2H,m)
(7)プロピル[(2-{[3-(シクロプロピルメチル)スルホニル]-2-オキソピロリジン-1-イル}メチル)フェニル][(トリフルオロメチル)スルホニル]カルバメート(本発明の化合物番号:A-0113)の製造:
上記(6)で得られたプロピル[2-({3-[(シクロプロピルメチル)チオ]-2-オキソピロリジン-1-イル}メチル)フェニル][(トリフルオロメチル)スルホニル]カルバメート100mg(0.20mmol)をクロロホルム10mLに溶解させ、氷冷下でメタクロロ過安息香酸120mg(純度65%、0.45mmol)を加え、室温で2時間攪拌した。反応終了後、チオ硫酸ナトリウム水溶液を加え、溶媒を減圧留去した。溶液を酢酸エチルで抽出し、有機相を水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水にて洗浄し、無水硫酸マグネシウムにて乾燥した。溶媒を減圧下留去して、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒は、ヘキサン:酢酸エチル=3:1の混合比で使用)にて精製し、目的物99.7mg(収率94%)を得た。
H-NMRデータ(300MHz,CDCl/TMSδ(ppm)):7.36-7.52(3H,m),7.21-7.23(1H,m),4.12-4.80(5H,m),3.22-3.54(4H,m),2.70-2.83(1H,m),2.35-2.51(1H,m),1.64-1.76(2H,m),1.20-1.33(1H,m),0.89-0.95(3H,m),0.70-0.78(3H,m),0.44-0.54(1H,m)
[実施例5]
イソブチル{2-[(3-エチルスルホニル-4,4-ジメチル-2-オキソピロリジン-1-イル)メチル]フェニル}[(トリフルオロメチル)スルホニル]カルバメート(本発明の化合物番号:B-0030)の製造:
(1)N-{2-[(4,4-ジメチル-2-オキソピロリジン-1-イル)メチル]フェニル}-1,1,1-トリフルオロ-N-(4-メトキシベンジル)メタンスルホンアミドの製造:
国際公開第2016/056565号明細書に記載の方法により製造したN-[2-(ブロモメチル)フェニル]-1,1,1-トリフルオロ-N-(4-メトキシベンジル)メタンスルホンアミド0.50g(1.14mmol)をN,N―ジメチルホルムアミド3mLに溶解させ、氷冷下で水素化ナトリウム0.05g(純度60%、1.25mmol)、4,4-ジメチルピロリジン-2-オン0.13g(1.15mmol)を加え、室温で3時間攪拌した。反応終了後、水を加え、酢酸エチルで抽出し、有機相を水、飽和食塩水にて洗浄し、無水硫酸マグネシウムにて乾燥した。溶媒を減圧下留去して、目的物0.53g(収率99%)を得た。
H-NMRデータ(300MHz,CDCl/TMSδ(ppm)):7.25-7.37(3H,m),7.12-7.16(1H,m),6.99-7.04(2H,m),6.74-6.79(2H,m),5.06-5.11(1H,m),4.49-4.53(1H,m),4.26-4.31(1H,m),3.76-3.87(4H,m),2.42(2H,q),2.20(2H,s),1.01(6H,d)
(2)N-{2-[(3-エチルチオ-4,4-ジメチル-2-オキソピロリジン-1-イル)メチル]フェニル}-1,1,1-トリフルオロ-N-(4-メトキシベンジル)メタンスルホンアミドの製造:
上記(1)で得られたN-{2-[(4,4-ジメチル-2-オキソピロリジン-1-イル)メチル]フェニル}-1,1,1-トリフルオロ-N-(4-メトキシベンジル)メタンスルホンアミド0.53g(1.13mmol)をテトラヒドロフラン15mLに溶解させ、-60℃で1.3Mリチウムヘキサメチルジシラジド・テトラヒドロフラン溶液1mL(1.30mmol)を加え、30分攪拌した後、ジエチルジスルフィド0.17g(1.39mmol)を加え、室温にて1時間攪拌した。反応終了後、1規定塩酸を加え、酢酸エチルで抽出し、有機相を水、飽和食塩水にて洗浄し、無水硫酸マグネシウムにて乾燥した。溶媒を減圧下留去して、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒は、ヘキサンと酢酸エチルの混合比を適宜変化させて使用)にて精製し、目的物0.15g(収率25%)を得た。
H-NMRデータ(300MHz,CDCl/TMSδ(ppm)):7.30-7.36(3H,m),7.19-7.22(1H,m),7.01-7.05(2H,m),6.76-6.79(2H,m),5.11(1H,t),4.47-4.55(1H,m),4.07(1H,q),3.77(3H,s),3.04(1H,d),2.77-2.88(2H,m),1.99-2.57(2H,m), 1.29(3H,t),0.97-1.10(6H,m)
(3)N-{2-[(3-エチルチオ-4,4-ジメチル-2-オキソピロリジン-1-イル)メチル]フェニル}-1,1,1-トリフルオロメタンスルホンアミドの製造:
上記(2)で得られたN-{2-[(3-エチルチオ-4,4-ジメチル-2-オキソピロリジン-1-イル)メチル]フェニル}-1,1,1-トリフルオロ-N-(4-メトキシベンジル)メタンスルホンアミド0.65g(1.22mmol)をトリフルオロ酢酸12mLに溶解させ、トリエチルシラン0.43g(3.70mmol)を加え、14時間加熱還流した後、60℃で14時間攪拌した。室温にて放冷した後、溶媒を減圧下留去して、トルエンを加えて共沸し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒は、ヘキサンと酢酸エチルの混合比を適宜変化させて使用)にて精製し、目的物0.43g(収率86%)を得た。
H-NMRデータ(300MHz,CDCl/TMSδ(ppm)):11.02(1H,br),7.59-7.62(1H,m),7.34-7.41(1H,m),7.20-7.23(2H,m),4.40(2H,q),3.07-3.30(3H,m),2.76(2H,q),1.24(3H,t),1.19(6H,d)
(4)イソブチル[2-{(3-エチルチオ-4,4-ジメチル-2-オキソピロリジン-1-イル)メチル]フェニル}[(トリフルオロメチル)スルホニル]カルバメートの製造:
上記(3)で得られたN-{2-[(3-エチルチオ-4,4-ジメチル-2-オキソピロリジン-1-イル)メチル]フェニル}-1,1,1-トリフルオロメタンスルホンアミド0.43g(1.05mmol)をアセトニトリル8mLに溶解させ、炭酸水素ナトリウム0.14g(1.67mmol)、クロロギ酸イソブチル0.22g(1.61mmol)を加え、4時間加熱還流した。室温にて放冷後、溶媒を減圧下留去して、酢酸エチルを加えて濾過した。濾液を減圧下留去して、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒は、ヘキサンと酢酸エチルの混合比を適宜変化させて使用)にて精製し、目的物0.46g(収率86%)を得た。
H-NMRデータ(300MHz,CDCl/TMSδ(ppm)):7.31-7.51(3H,m),7.19-7.22(1H,m),4.32-4.89(2H,m),4.01-4.15(3H,m),3.05-3.16(2H,m),2.83-2.91(3H,m),1.91-2.00(1H,m),1.18-1.35(6H,m),1.85(3H,d),0.86-0.90(6H,m)
(5)イソブチル{2-[(3-エチルスルホニル-4,4-ジメチル-2-オキソピロリジン-1-イル)メチル]フェニル}[(トリフルオロメチル)スルホニル]カルバメート(本発明の化合物番号:B-0030)の製造:
上記(4)で得られたイソブチル[2-{(3-エチルチオ-4,4-ジメチル-2-オキソピロリジン-1-イル)メチル]フェニル}[(トリフルオロメチル)スルホニル]カルバメート0.46g(0.90mmol)をクロロホルム10mLに溶解させ、氷冷下でメタクロロ過安息香酸0.53g(純度65%、2.00mmol)を加え、室温で15時間攪拌した。反応終了後、チオ硫酸ナトリウム水溶液を加え、溶媒を減圧留去した。溶液を酢酸エチルで抽出し、有機相を水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水にて洗浄し、無水硫酸マグネシウムにて乾燥した。溶媒を減圧下留去して、目的物0.46g(収率94%)を得た。
H-NMRデータ(300MHz,CDCl/TMSδ(ppm)):7.37-7.54(3H,m),7.21-7.24(1H,m),4.49-4.73(2H,m),4.02-4.17(2H,m),3.28-3.55(4H,m),2.85-2.95(1H,m),1.90-2.03(1H,m),1.43-1.57(6H,m),1.30(3H,d),0.90(6H,t)
[実施例6]
イソブチル{2-[(3-メチル-3-メチルスルホニル-2-オキソピロリジン-1-イル)メチル]フェニル}[(トリフルオロメチル)スルホニル]カルバメート(本発明の化合物番号:A-0278)の製造:
(1)3-(メチルチオ)-1-(2-ニトロベンジル)ピロリジン-2-オンの製造:
実施例1の(2)記載の方法で得られた3-ブロモ-1-(2-ニトロベンジル)ピロリジン-2-オン1.18g(3.94mmol)をN,N―ジメチルホルムアミド20mLに溶解させ、氷冷下でメチルメルカプタンナトリウム0.31g(4.42mmol)を加えて室温で17時間攪拌した。反応終了後、水を加え、ヘキサンと酢酸エチルの混合溶媒で抽出し、有機相を飽和食塩水にて洗浄し、無水硫酸マグネシウムにて乾燥した。溶媒を減圧下留去して、目的物0.96g(収率91%)を得た。
H-NMRデータ(300MHz,CDCl/TMSδ(ppm)):8.02-8.08(1H,m),7.60-7.65(1H,m),7.43-7.48(2H,m),4.85(2H,q),3.43-3.52(2H,m),3.27-3.34(1H,m),2.45-2.58(1H,m),2.33(3H,s),1.93-2.03(1H,m)
(2)3-(メチルスルホニル)-1-(2-ニトロベンジル)ピロリジン-2-オンの製造:
上記(1)で得られた3-(メチルチオ)-1-(2-ニトロベンジル)ピロリジン-2-オン0.96g(3.60mmol)をクロロホルム55mLに溶解させ、氷冷下でメタクロロ過安息香酸2.11g(純度65%、7.95mmol)を加え、室温で3.5時間攪拌した。反応終了後、チオ硫酸ナトリウム水溶液を加え、溶媒を減圧留去した。溶液を酢酸エチルで抽出し、有機相を水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水にて洗浄し、無水硫酸マグネシウムにて乾燥した。溶媒を減圧下留去して、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒、ヘキサン、酢酸エチルを適宜濃度を変化して使用)にて精製し、目的物0.57g(収率53%)を得た。
H-NMRデータ(300MHz,CDCl/TMSδ(ppm)):8.06-8.09(1H,m), 7.63-7.69(1H,m),7.45-7.53(2H,m),4.93(2H,q),3.94-3.99(1H,m),3.61-3.69(1H,m),3.38-3.46(1H,m),3.27(3H,s),2.79-2.89(1H,m),2.46-2.59(1H,m)
(3)3-メチルスルホニル-1-(2-ニトロベンジル)ピロリジン-2-オンの製造:
上記(2)記載の方法で得られた3-メチルスルホニル-1-(2-ニトロベンジル)ピロリジン-2-オン1.54g(5.16mmol)をテトラヒドロフラン40mLに溶解させ、氷冷下で水素化ナトリウム0.21g(純度60%、5.25mmol)、ヨードメタン0.88g(6.20mmol)を加えて室温で1.5時間攪拌した。反応終了後、水を加え、酢酸エチルで抽出し、有機相を水、飽和食塩水にて洗浄し、無水硫酸マグネシウムにて乾燥した。溶媒を減圧下留去して、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒は、ヘキサン:酢酸エチル=1:1の混合比で使用)にて精製し、目的物1.27g(収率79%)を得た。
H-NMRデータ(300MHz,CDCl/TMSδ(ppm)):8.05-8.08(1H,m),7.61-7.68(1H,m),7.44-7.54(2H,m),4.93(2H,q),3.57-3.66(1H,m),3.28-3.36(1H,m),3.11(3H,s),3.00-3.09(1H,m),2.05-2.16(1H,m),1.72(3H,s)
(4)1-(2-アミノベンジル)-3-メチル-3-(メチルスルホニル)ピロリジン-2-オンの製造:
上記(3)で得られた3-(メチルスルホニル)-1-(2-ニトロベンジル)ピロリジン-2-オン1.27g(4.07mmol)をエタノール40mL、水40mLに溶解させ、塩化アンモニウム1.07g(20.0mmol)と鉄1.16g(20.8mmol)を加え、2時間加熱還流した。室温にて放冷後、反応混合物をセライト濾過し、濾液を濃縮した。濃縮液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水にて洗浄し、無水硫酸マグネシウムにて乾燥した。溶媒を減圧下留去して、目的物1.03g(収率90%)を得た。
H-NMRデータ(300MHz,CDCl/TMSδ(ppm)):7.10-7.16(1H,m),7.02-7.05(1H,m),6.65-6.71(2H,m),4.09-4.66(4H,m),3.39-3.48(1H,m),3.21-3.28(1H,m),3.09(3H,s),2.86-2.97(1H,m),1.83-2.03(1H,m),1.65(3H,s)
(5)N-(2―((3-メチル-3-(メチルスルホニル)-2-オキソピロリジン-1-イル)メチル)フェニル)-1,1,1-トリフルオロメタンスルホンアミドの製造
上記(4)で得られた1-(2-アミノベンジル)-3-メチル-3-(メチルスルホニル)ピロリジン-2-オン1.03g(3.65mmol)をジクロロメタン35mLに溶解させ、氷冷下でトリエチルアミン0.41g(4.05mmol)と無水トリフルオロメタンスルホン酸1.13g(4.01mmol)を加え、3時間攪拌した。反応終了後、水を加え、ジクロロメタンで抽出し、有機相を飽和食塩水にて洗浄し、無水硫酸マグネシウムにて乾燥した。溶媒を減圧下留去して、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒は、ヘキサン:酢酸エチル=1:1の混合比で使用)にて精製し、目的物1.14g(収率75%)を得た。
H-NMRデータ(300MHz,CDCl/TMSδ(ppm)):7.57-7.60(1H,m),7.36-7.44(1H,m),7.23-7.28(2H,m),4.51(2H,q),3.53-3.62(1H,m),3.33-3.45(1H,m),3.06(3H,s),2.91-3.03(1H,m),1.98-2.09(2H,m),1.65(3H,s)
(6)イソブチル{2-[(3-メチル-3-メチルスルホニル-2-オキソピロリジン-1-イル)メチル]フェニル}[(トリフルオロメチル)スルホニル]カルバメートの製造:
上記(5)で得られたN-{2―[(3-メチル-3-メチルスルホニル-2-オキソピロリジン-1-イル)メチル]フェニル}-1,1,1-トリフルオロメタンスルホンアミド0.20g(0.48mmol)をアセトニトリル5mLに溶解させ、炭酸水素ナトリウム0.05g(0.60mmol)、クロロギ酸イソブチル0.08g(0.59mmol)を加え、3時間加熱還流した。室温にて放冷後、水を加え、酢酸エチルで抽出し、有機相を水、飽和食塩水にて洗浄し、無水硫酸マグネシウムにて乾燥した。溶媒を減圧下留去して、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒は、ヘキサン:酢酸エチル=2:1の混合比で使用)にて精製し、目的物0.19g(収率77%)を得た。
H-NMRデータ(300MHz,CDCl/TMSδ(ppm)):7.40-7.53(3H,m),7.21-7.24(1H,m),4.47-4.74(2H,m),4.02-4.16(2H,m),3.40-3.51(1H,m),3.11-3.22(4H,m),2.91-3.02(1H,m),1.92-2.08(2H,m),1.70-1.71(3H,m),0.89(6H,t)
[実施例7]
イソブチル{2-[(3-メチル-3-メチルスルホニル-2-オキソピロリジン-1-イル)メチル]フェニル}[(トリフルオロメチル)スルホニル]カルバメート本発明の化合物番号:A-0309)の製造:
(1)3-エチルスルホニル-3-フルオロ-1-(2-ニトロベンジル)ピロリジン-2-オンの製造:
3-エチルスルホニル-1-(2-ニトロベンジル)ピロリジン-2-オン1.58g(5.06mmol)をテトラヒドロフラン50mLに溶解させ、氷冷下で水素化ナトリウム0.20g(純度60%、5.00mmol)、N-フルオロベンゼンスルホンイミド1.91g(6.06mmol)を加えて氷冷下で1時間攪拌した。反応終了後、氷水を加え、酢酸エチルで抽出し、有機相を水、飽和食塩水にて洗浄し、無水硫酸マグネシウムにて乾燥した。溶媒を減圧下留去して、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒は、ヘキサンと酢酸エチルの混合比を適宜変化させて使用)にて精製し、目的物1.18g(収率71%)を得た。
H-NMRデータ(300MHz,CDCl/TMSδ(ppm)):8.07-8.10(1H,m),7.64-7.69(1H,m),7.42-7.61(2H,m),4.98(2H,q),3.37-3.61(4H,m),3.14-3.25(1H,m),2.40-2.61(1H,m),1.49(3H,t)
(2)1-(2-アミノベンジル)-3-エチルスルホニル-3-フルオロピロリジン-2-オンの製造:
上記(1)で得られた3-エチルスルホニル-3-フルオロ-1-(2-ニトロベンジル)ピロリジン-2-オン1.49g(4.51mmol)を酢酸エチル40mL、エタノール30mLに溶解させ、10%パラジウムカーボン0.50gを加え、水素を充填させながら室温で2時間攪拌した。反応終了後、反応混合物をセライト濾過し、濾液を濃縮し、粗製の目的物を得た。精製することなく、このまま次の工程に用いた。
(3)N-{2-[(3-エチルスルホニル-3-フルオロ-2-オキソピロリジン-1-イル)メチル]フェニル}-1,1,1-トリフルオロメタンスルホンアミドの製造:
上記(2)で得られた1-(2-アミノベンジル)-3-エチルスルホニル-3-フルオロピロリジン-2-オンをクロロホルム40mLに溶解させ、氷冷下でトリエチルアミン0.55g(5.44mmol)と無水トリフルオロメタンスルホン酸1.40g(4.96mmol)を加え、14.5時間攪拌した。反応終了後、水を加え、クロロホルムで抽出し、有機相を1規定塩酸、飽和食塩水にて洗浄し、無水硫酸マグネシウムにて乾燥した。溶媒を減圧下留去して、目的物1.35g(収率69%:2工程)を得た。
H-NMRデータ(300MHz,CDCl/TMSδ(ppm)):7.57-7.59(1H,m),7.39-7.48(1H,m),7.27-7.31(2H,m),4.49-4.62(2H,m),3.38-3.57(4H,m),3.09-3.19(1H,m),2.34-2.54(1H,m),1.46(3H,t)
(4)イソブチル{2-[(3-エチルスルホニル-3-フルオロ-2-オキソピロリジン-1-イル)メチル]フェニル}[(トリフルオロメチル)スルホニル]カルバメート(本発明の化合物番号:A-0309)の製造:
上記(3)で得られたN-{2-[(3-エチルスルホニル-3-フルオロ-2-オキソピロリジン-1-イル)メチル]フェニル}-1,1,1-トリフルオロメタンスルホンアミド0.25g(0.58mmol)をアセトニトリル10mLに溶解させ、炭酸水素ナトリウム0.07g(0.83mmol)、クロロギ酸イソブチル0.12g(0.88mmol)を加え、7時間加熱還流した。室温にて放冷後、水を加え、酢酸エチルで抽出し、有機相を水、飽和食塩水にて洗浄し、無水硫酸マグネシウムにて乾燥した。溶媒を減圧下留去して、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒は、ヘキサンと酢酸エチルの混合比を適宜変化させて使用)にて精製し、目的物0.25g(収率81%)を得た。
H-NMRデータ(300MHz,CDCl/TMSδ(ppm)):7.38-7.61(3H,m),7.23-7.25(1H,m),4.43-4.89(2H,m),4.01-4.17(2H,m),3.24-3.60(4H,m),3.05-3.14(1H,m),2.30-2.54(1H,m),1.93-2.05(1H,m),1.46-1.52(3H,m),0.88-0.94(6H,m)
前記実施例に準じて合成した本発明化合物[I]の物性値を前記実施例における値を含め以下の表131~表139に示し、本発明化合物[II]の物性値を同様に表140~表145に示す。尚、表中の化合物番号及び記号は、前記と同様の意味を表す。
Figure 2022184796000142

Figure 2022184796000143

Figure 2022184796000144

Figure 2022184796000145

Figure 2022184796000146

Figure 2022184796000147

Figure 2022184796000148

Figure 2022184796000149

Figure 2022184796000150

Figure 2022184796000151

Figure 2022184796000152

Figure 2022184796000153

Figure 2022184796000154

Figure 2022184796000155

Figure 2022184796000156
次に、以上のようにして製造された本発明のハロアルキルスルホンアニリド誘導体又はその農業上許容される塩を使用した、本発明の除草剤の製剤例について具体的に説明する。但し、化合物、添加剤の種類及び配合比率は、これのみに限定されることなく広い範囲で変更可能である。又、以下の説明において「部」は質量部を意味する。
[製剤例1] 乳剤
表1~表17及び表131~表139に記載の各化合物 10部
シクロヘキサノン 30部
ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテル 11部
アルキルベンゼンスルホン酸カルシウム 4部
メチルナフタリン 45部
以上を均一に溶解して乳剤とした。
[製剤例2] 水和剤
表1~表17及び表131~表139に記載の各化合物 10部
ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物ナトリウム塩 0.5部
ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテル 0.5部
珪藻土 24部
クレー 65部
以上を均一に混合粉砕して水和剤とした。
[製剤例3] 粉剤
表1~表17及び表131~表139に記載の各化合物 2部
珪藻土 5部
クレー 93部
以上を均一に混合粉砕して粉剤とした。
[製剤例4] 粒剤
表1~表17及び表131~表139に記載の各化合物 5部
ラウリルアルコール硫酸エステルのナトリウム塩 2部
リグニンスルホン酸ナトリウム 5部
カルボキシメチルセルロース 2部
クレー 86部
以上を均一に混合粉砕した。この混合物に水20部相当量を加えて練り合せ、押出式造粒機を用いて14~32メッシュの粒状に加工した後、乾燥して粒剤とした。
[製剤例5] フロアブル剤
表1~表17及び表131~表139に記載の各化合物 20部
ポリオキシエチレンスチレン化フェニルエーテル硫酸塩 4部
エチレングリコール 7部
シリコーンAF-118N(旭化成工業株式会社製) 0.02部
水 68.98部
以上を高速攪拌機にて30分間混合した後、湿式粉砕機にて粉砕しフロアブル剤とした。
[製剤例6] 顆粒水和剤
表1~表17及び表131~表139に記載の各化合物 10部
リグニンスルホン酸ナトリウム 5部
ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテル 1部
ポリカルボン酸ナトリウム 3部
ホワイトカーボン 5部
α化デンプン 1部
炭酸カルシウム 65部
水 10部
以上を混合練り押し造粒した。得られた粒状物を流動層乾燥機で乾燥し、顆粒水和剤を得た。
次に本発明の除草剤の奏する効果について、試験例をもって説明する。
[試験例1]水面施用におけるタイヌビエに対する除草活性確認試験
50cmプラスチックポットに水田土壌を充填し、代掻後、タイヌビエの種子を播種し、水深3cmに湛水した。翌日、製剤例2に準じて調製した水和剤を水で希釈し、水面滴下した。その後、温室内で育成し、処理後約21日目に除草効果を調査した。
水面施用で、タイヌビエに対して除草効果があった化合物は、A-0001、A-0002、A-0003、A-0004、A-0005、A-0006、A-0007、A-0008、A-0009、A-0010、A-0011、A-0013、A-0015、A-0017、A-0020、A-0021、A-0022、A-0023、A-0026、A-0033、A-0034、A-0035、A-0038、A-0039、A-0040、A-0048、A-0049、A-0050、A-0051、A-0054、A-0058、A-0059、A-0060、A-0061、A-0062、A-0063、A-0064、A-0065、A-0067、A-0068、A-0069、A-0070、A-0071、A-0072、A-0073、A-0074、A-0075、A-0076、A-0078、A-0080、A-0082、A-0086、A-0090、A-0091、A-0093、A-0094、A-0095、A-0096、A-0097、A-0098、A-0099、A-0101、A-0103、A-0104、A-0105、A-0106、A-0107、A-0110、A-0111、A-0115、A-0119、A-0120、A-0121、A-0122、A-0123、A-0124、A-0125、A-0126、A-0130、A-0136、A-0137、A-0138、A-0139、A-0140、A-0143、A-0144、A-0145、A-0149、A-0151、A-0152、A-0153、A-0163、A-0167、A-0171、A-0175、A-0187、A-0217、A-0218、A-0219、A-0221、A-0222、A-0223、A-0224、A-0225、A-0234、A-0235、A-0237、A-0239、A-0243、A-0249、A-0251、A-0259、A-0274、A-0278、A-0279、A-0280、A-0281、A-0282、A-0284、A-0285、A-0286、A-0288、A-0290、A-0291、A-0295、A-0296、A-0297、A-0306、A-0307、A-0309、A-0355、A-0360、A-0365、A-0369、B-0021、B-0023、B-0025、B-0026、B-0028、B-0030、C-0003、C-0005、C-0009、C-0011、C-0013、C-0014、C-0015、C-0016、C-0017、C-0018、C-0019、C-0020、C-0021、C-0028、C-0029、C-0030、C-0032、C-0033、C-0034、C-0035、C-0048、C-0056、C-0064、C-0072、C-0080、C-0086、C-0089、C-0090、C-0091、C-0093、C-0095、C-0096、C-0099、C-0100、C-0101、C-0102、C-0103、C-0107、C-0111、C-0113、C-0115、C-0117、C-0119、C-0121、C-0123、C-0127、C-0143、C-0147、C-0151、C-0155、C-0157、C-0159、C-0163、C-0169であった。
[試験例2]水面施用におけるコナギに対する除草活性確認試験
50cmプラスチックポットに水田土壌を充填し、代掻後、コナギの種子を播種し、水深3cmに湛水した。翌日、製剤例2に準じて調製した水和剤を水で希釈し、水面滴下した。その後、温室内で育成し、処理後約21日目に除草効果を調査した。
水面施用で、コナギに対して除草効果があった化合物は、A-0001、A-0002、A-0003、A-0004、A-0005、A-0006、A-0007、A-0008、A-0009、A-0010、A-0011、A-0013、A-0015、A-0016、A-0017、A-0020、A-0021、A-0022、A-0023、A-0026、A-0033、A-0034、A-0035、A-0038、A-0039、A-0040、A-0048、A-0049、A-0050、A-0051、A-0054、A-0058、A-0059、A-0060、A-0061、A-0062、A-0063、A-0064、A-0065、A-0067、A-0068、A-0069、A-0070、A-0071、A-0072、A-0073、A-0074、A-0075、A-0076、A-0078、A-0080、A-0082、A-0086、A-0090、A-0091、A-0093、A-0094、A-0095、A-0096、A-0097、A-0098、A-0099、A-0101、A-0103、A-0104、A-0105、A-0106、A-0107、A-0110、A-0111、A-0115、A-0119、A-0120、A-0121、A-0122、A-0123、A-0124、A-0125、A-0126、A-0130、A-0136、A-0137、A-0138、A-0139、A-0140、A-0141、A-0142、A-0143、A-0144、A-0145、A-0149、A-0151、A-0152、A-0153、A-0163、A-0167、A-0171、A-0175、A-0187、A-0217、A-0218、A-0219、A-0221、A-0222、A-0223、A-0224、A-0225、A-0234、A-0235、A-0237、A-0239、A-0243、A-0249、A-0251、A-0259、A-0274、A-0278、A-0279、A-0280、A-0281、A-0282、A-0284、A-0285、A-0286、A-0288、A-0290、A-0291、A-0295、A-0296、A-0297、A-0306、A-0307、A-0309、A-0355、A-0360、A-0365、A-0369、B-0021、B-0023、B-0025、B-0026、B-0028、B-0030、C-0003、C-0005、C-0009、C-0011、C-0013、C-0014、C-0015、C-0016、C-0017、C-0018、C-0019、C-0020、C-0021、C-0028、C-0029、C-0030、C-0032、C-0033、C-0034、C-0035、C-0048、C-0056、C-0064、C-0072、C-0080、C-0086、C-0089、C-0090、C-0091、C-0093、C-0095、C-0096、C-0099、C-0100、C-0101、C-0102、C-0103、C-0107、C-0111、C-0113、C-0115、C-0117、C-0119、C-0121、C-0123、C-0127、C-0143、C-0147、C-0151、C-0155、C-0157、C-0159、C-0163、C-0169であった。
[試験例2]水面施用におけるイヌホタルイに対する除草活性確認試験
50cmプラスチックポットに水田土壌を充填し、代掻後、イヌホタルイの種子を播種し、水深3cmに湛水した。翌日、製剤例2に準じて調製した水和剤を水で希釈し、水面滴下した。その後、温室内で育成し、処理後約21日目に除草効果を調査した。
水面施用で、イヌホタルイに対して除草効果があった化合物は、A-0001、A-0002、A-0003、A-0004、A-0005、A-0006、A-0007、A-0008、A-0009、A-0010、A-0011、A-0013、A-0015、A-0016、A-0017、A-0020、A-0021、A-0022、A-0023、A-0026、A-0033、A-0034、A-0035、A-0038、A-0039、A-0040、A-0048、A-0049、A-0050、A-0051、A-0054、A-0058、A-0059、A-0060、A-0061、A-0062、A-0063、A-0064、A-0065、A-0067、A-0068、A-0069、A-0070、A-0071、A-0072、A-0073、A-0074、A-0075、A-0076、A-0078、A-0080、A-0082、A-0086、A-0090、A-0091、A-0093、A-0094、A-0095、A-0096、A-0097、A-0098、A-0099、A-0101、A-0103、A-0104、A-0105、A-0106、A-0107、A-0110、A-0111、A-0115、A-0119、A-0120、A-0121、A-0122、A-0123、A-0124、A-0125、A-0126、A-0130、A-0136、A-0137、A-0138、A-0139、A-0140、A-0143、A-0144、A-0145、A-0149、A-0151、A-0152、A-0153、A-0163、A-0167、A-0171、A-0175、A-0187、A-0217、A-0218、A-0219、A-0221、A-0222、A-0223、A-0224、A-0225、A-0234、A-0235、A-0237、A-0239、A-0249、A-0251、A-0259、A-0274、A-0278、A-0279、A-0280、A-0281、A-0282、A-0284、A-0285、A-0286、A-0288、A-0290、A-0291、A-0295、A-0296、A-0297、A-0306、A-0307、A-0309、A-0355、A-0360、A-0365、A-0369、B-0021、B-0023、B-0025、B-0026、B-0028、B-0030、C-0003、C-0005、C-0009、C-0011、C-0013、C-0014、C-0015、C-0016、C-0017、C-0018、C-0019、C-0020、C-0021、C-0028、C-0029、C-0030、C-0032、C-0033、C-0034、C-0035、C-0048、C-0056、C-0064、C-0072、C-0080、C-0086、C-0089、C-0090、C-0095、C-0096、C-0099、C-0100、C-0101、C-0102、C-0103、C-0107、C-0111、C-0113、C-0115、C-0117、C-0119、C-0121、C-0123、C-0127、C-0143、C-0147、C-0151、C-0155、C-0157、C-0159、C-0163、C-0169であった。
本発明は、優れた除草効果を有する新規な化合物及びその製造中間体を提供するものであり、農薬分野、農業分野において有用であり、産業上の利用の可能性を有する。

Claims (16)

  1. 一般式[I]
    Figure 2022184796000157

    [式中、
    Wは、酸素原子、又は硫黄原子を示し、
    は、C~Cハロアルキル基を示し、
    は、水素原子、シアノ基、シアノC~Cアルキル基、C~Cアルキル基、C~Cハロアルキル基、C~Cアルコキシカルボニル基、C~CアルコキシC~Cアルキル基、C~CアルキルチオC~Cアルキル基、フェニルC~Cアルキル基、フェニルC~CアルコキシC~Cアルキル基、C~CアルキルカルボニルオキシC~Cアルキル基、C~Cアルキルカルボニル基、C~Cアルケニルカルボニル基、C~Cアルケニル基、又はC~Cアルキニル基を示し、
    、R、R、Rは、各々独立して水素原子、又はC~Cアルキル基を示し、
    は、水素原子、ハロゲン原子、又はC~Cアルキル基を示し、
    は、-S-R、又は-S(O)-R10を示し、
    は、水素原子、シアノ基、シアノC~Cアルキル基、C~Cハロアルキル基、C~Cアルケニル基、C~Cアルキニル基、無置換の若しくは置換基群αから選ばれる置換基でモノ置換又はポリ置換されたC~Cシクロアルキル基、無置換の若しくは置換基群αから選ばれる置換基でモノ置換又はポリ置換されたC~CシクロアルキルC~Cアルキル基、無置換の若しくは置換基群αから選ばれる置換基でモノ置換又はポリ置換されたヘテロアリール基、無置換の若しくは置換基群αから選ばれる置換基でモノ置換又はポリ置換されたヘテロシクロアルキル基、無置換の若しくは置換基群αから選ばれる置換基でモノ置換又はポリ置換されたヘテロシクロアルキルC~Cアルキル基、アミノカルボニル基、モノ(C~Cアルキル)アミノカルボニル基、ジ(C~Cアルキル)アミノカルボニル基、モノ(C~Cアルコキシ)アミノカルボニル基、ジ(C~Cアルコキシ)アミノカルボニル基、N-(C~Cアルコキシ)-N-(C~Cアルキル)アミノカルボニル基、又はヘテロシクロアルキルカルボニル基を示し、
    10は、C~Cアルキル基、C~Cハロアルキル基、シアノC~Cアルキル基、C~Cアルケニル基、C~Cアルキニル基、C~CアルコキシカルボニルC~Cアルキル基、無置換の若しくは置換基群αから選ばれる置換基でモノ置換又はポリ置換されたC~Cシクロアルキル基、無置換の若しくは置換基群αから選ばれる置換基でモノ置換又はポリ置換されたC~CシクロアルキルC~Cアルキル基、無置換の若しくは置換基群αから選ばれる置換基でモノ置換又はポリ置換されたフェニル基、無置換の若しくは置換基群αから選ばれる置換基でモノ置換又はポリ置換されたフェニルC~Cアルキル基、無置換の若しくは置換基群αから選ばれる置換基でモノ置換又はポリ置換されたヘテロアリール基、無置換の若しくは置換基群αから選ばれる置換基でモノ置換又はポリ置換されたヘテロシクロアルキル基、又は無置換の若しくは置換基群αから選ばれる置換基でモノ置換又はポリ置換されたヘテロシクロアルキルC~Cアルキル基を示し、
    nは1又は2の整数を示し、
    置換基群αは、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、C~Cアルキル基、C~Cハロアルキル基、ヒドロキシ基、C~Cアルコキシ基、C~Cハロアルコキシ基、C~Cアルキルチオ基、C~Cハロアルキルチオ基、C~Cアルキルスルフィニル基、C~Cハロアルキルスルフィニル基、C~Cアルキルスルホニル基、又はC~Cハロアルキルスルホニル基を示す。]
    で表されるハロアルキルスルホンアニリド誘導体、又はその農業上許容される塩。
  2. Wが酸素原子である請求項1記載のハロアルキルスルホンアニリド誘導体、又はその農業上許容される塩。
  3. 及びRが水素原子である請求項1又は2記載のハロアルキルスルホンアニリド誘導体、又はその農業上許容される塩。
  4. 請求項1~3のいずれか一項に記載のハロアルキルスルホンアニリド誘導体、又はその農業上許容される塩を有効成分として含有する農薬組成物。
  5. 更に界面活性剤を含有する請求項4に記載の農薬組成物。
  6. 請求項1~3のいずれか一項に記載のハロアルキルスルホンアニリド誘導体、又はその農業上許容される塩を活性成分として含有する除草剤。
  7. 農業用、園芸用及び工業用の用途を有する有用植物を栽培する畑地、水田、果樹園、芝地、非農耕地、温室、育苗施設、または、植物工場に発生する雑草に対して、除草効果を有する請求項6に記載の除草剤。
  8. 農業用、園芸用及び工業用の用途を有する前記有用植物が、育種法又は遺伝子組換え技術による栽培において形質植物である請求項7に記載の除草剤。
  9. 請求項1~3のいずれか一項に記載のハロアルキルスルホンアニリド誘導体、又はその農業上許容される塩の有効成分量を使用する雑草の防除方法。
  10. 請求項4又は5に記載の農薬組成物を、農業用、園芸用及び工業用の用途を有する有用植物又は農業用、園芸用及び工業用の用途を有する有用植物を生育させようとする若しくは生育している場所に対して、同時に又は分割して作用させる、雑草の防除方法。
  11. 除草剤を施用する場所が、水田、畑地、芝地、果樹園、非農耕地、温室、育苗施設、又は、植物工場である請求項9又は10に記載の雑草の防除方法。
  12. 請求項1~3のいずれか一項に記載のハロアルキルスルホンアニリド誘導体、又はその農業上許容される塩を除草剤として使用する請求項9~11のいずれかに記載の雑草の防除方法。
  13. 請求項6~8のいずれか一項に記載の除草剤を、農業用、園芸用及び工業用の用途を有する有用植物に対する雑草を防除に使用する、除草剤の使用方法。
  14. 一般式[II]
    Figure 2022184796000158

    [式中、
    Wは、酸素原子、又は硫黄原子を示し、
    、R、R、Rは、各々独立して水素原子、又はC~Cアルキル基を示し、
    は、水素原子、ハロゲン原子、又はC~Cアルキル基を示し、
    は、-S-R、又は-S(O)-R10を示し、
    は、水素原子、シアノ基、シアノC~Cアルキル基、C~Cハロアルキル基、C~Cアルケニル基、C~Cアルキニル基、無置換の若しくは置換基群αから選ばれる置換基でモノ置換又はポリ置換されたC~Cシクロアルキル基、無置換の若しくは置換基群αから選ばれる置換基でモノ置換又はポリ置換されたC~CシクロアルキルC~Cアルキル基、無置換の若しくは置換基群αから選ばれる置換基でモノ置換又はポリ置換されたヘテロアリール基、無置換の若しくは置換基群αから選ばれる置換基でモノ置換又はポリ置換されたヘテロシクロアルキル基、無置換の若しくは置換基群αから選ばれる置換基でモノ置換又はポリ置換されたヘテロシクロアルキルC~Cアルキル基、アミノカルボニル基、モノ(C~Cアルキル)アミノカルボニル基、ジ(C~Cアルキル)アミノカルボニル基、モノ(C~Cアルコキシ)アミノカルボニル基、ジ(C~Cアルコキシ)アミノカルボニル基、N-(C~Cアルコキシ)-N-(C~Cアルキル)アミノカルボニル基、又はヘテロシクロアルキルカルボニル基を示し、
    10は、C~Cアルキル基、C~Cハロアルキル基、シアノC~Cアルキル基、C~Cアルケニル基、C~Cアルキニル基、C~CアルコキシカルボニルC~Cアルキル基、無置換の若しくは置換基群αから選ばれる置換基でモノ置換又はポリ置換されたC~Cシクロアルキル基、無置換の若しくは置換基群αから選ばれる置換基でモノ置換又はポリ置換されたC~CシクロアルキルC~Cアルキル基、無置換の若しくは置換基群αから選ばれる置換基でモノ置換又はポリ置換されたフェニル基、無置換の若しくは置換基群αから選ばれる置換基でモノ置換又はポリ置換されたフェニルC~Cアルキル基、無置換の若しくは置換基群αから選ばれる置換基でモノ置換又はポリ置換されたヘテロアリール基、無置換の若しくは置換基群αから選ばれる置換基でモノ置換又はポリ置換されたヘテロシクロアルキル基、又は無置換の若しくは置換基群αから選ばれる置換基でモノ置換又はポリ置換されたヘテロシクロアルキルC~Cアルキル基を示し、
    nは1又は2の整数を示し、
    置換基群αは、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、C~Cアルキル基、C~Cハロアルキル基、ヒドロキシ基、C~Cアルコキシ基、C~Cハロアルコキシ基、C~Cアルキルチオ基、C~Cハロアルキルチオ基、C~Cアルキルスルフィニル基、C~Cハロアルキルスルフィニル基、C~Cアルキルスルホニル基、又はC~Cハロアルキルスルホニル基を示し、
    Xはニトロ基、アミノ基、モノ(C~Cアルキル)アミノ基、モノ(C~Cハロアルキル)アミノ基、モノ(C~CアルコキシC~Cアルキル)アミノ基、モノ(フェニルC~Cアルキル)アミノ基、モノ(C~C12アルキルカルボニル)アミノ基、モノ(C~Cアルケニル)アミノ基、又はモノ(C~Cアルキニル)アミノ基を示す。]
    で表される請求項1~3のいずれか一項に記載のハロアルキルスルホンアニリド誘導体、又はその農業上許容される塩の製造中間体である化合物。
  15. Wが酸素原子である請求項14記載のハロアルキルスルホンアニリド誘導体、又はその農業上許容される塩の製造中間体である化合物。
  16. 及びRが水素原子である請求項14又は15記載のハロアルキルスルホンアニリド誘導体、又はその農業上許容される塩の製造中間体である化合物。
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