JP2022184303A - ショッピングカート - Google Patents
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Abstract
【課題】店舗外への持ち出しを確実に防止することが可能なショッピングカートを提供する。【解決手段】ショッピングカート(カート端末)は、客が押し歩き、客が購入する商品を登録する商品登録処理部(登録部)と、登録した商品を収容する収容部と、登録された商品の決済を行う決済処理部(決済部)とを備える。ショッピングカートは、店舗内外の所定の位置に設置された複数のビーコン装置(通信装置)からの信号を受信して、複数の通信装置からの信号の受信状態をそれぞれ検出するビーコン受信状態検出部(受信状態検出部)と、ビーコン受信状態検出部が検出した複数のビーコン装置からの信号の受信状態と当該複数のビーコン装置の設置位置とに基づいて、ショッピングカートの存在位置に応じた報知を行う報知制御部(報知部)と、を備える。【選択図】図5
Description
本発明の実施形態は、ショッピングカートに関する。
スーパーマーケットやショッピングセンター等の店舗において、店舗内を移動可能であって、購入する商品を収納可能なショッピングカートを用いた買物のスタイルが使用されている。最近では、商品に付されたバーコード等のコードシンボルを読み取るシンボル読取装置が装着されて、購入する商品を客が自ら登録して、登録された商品を、電子マネー決済やクレジットカード決済することが可能なショッピングカート、いわゆるカートPOS(Point Of Sales)も登場している。
このようなショッピングカートを用いたシステムにあっては、ショッピングカートに投入した商品を、未決済のまま店外に持ち出してしまう盗難のおそれがあった。
そのため、例えば、ショッピングカートに設置した報知用のLEDライトの点灯状態を制御することによって、未決済の状態であることを報知する手段を備えたショッピングカートが知られている(特許文献1)。
しかしながら、ショッピングカートは、タブレット端末等の高価な情報機器を備えているため、客がショッピングカートを店外に持ち出して盗難してしまうおそれがあった。そして、特許文献1に開示されたショッピングカートは、決済処理が完了すれば、報知用のLEDライトが消灯してしまうため、決済が完了した状態のショッピングカートを、店外に持ち出した際には、報知を行うことができなかった。
本発明が解決しようとする課題は、店舗外への持ち出しを確実に防止することが可能なショッピングカートを提供することである。
実施形態のショッピングカートは、客が購入する商品を登録する登録部と、登録した商品を収容する収容部と、登録された商品の決済を行う決済部とを備えて、客が押し歩く。ショッピングカートは、受信状態検出部と、報知部とを備える。受信状態検出部は、店舗内外の所定の位置に設置された複数の通信装置からの信号を受信して、複数の通信装置からの信号の受信状態をそれぞれ検出する。報知部は、受信状態検出部が検出した複数の通信装置からの信号の受信状態と複数の通信装置の設置位置とに基づいて、ショッピングカートの存在位置に応じた報知を行う。
(第1の実施形態)
以下、添付図面を参照して、本願発明の第1の実施形態について説明する。以下に示す実施形態では、本願発明のショッピングカートを、客が購入する商品の登録機能及び決済機能を備えたチェックアウトシステム1に適用した例について説明する。
以下、添付図面を参照して、本願発明の第1の実施形態について説明する。以下に示す実施形態では、本願発明のショッピングカートを、客が購入する商品の登録機能及び決済機能を備えたチェックアウトシステム1に適用した例について説明する。
(チェックアウトシステムの全体構成)
図1は、第1の実施形態に係るチェックアウトシステムの全体構成の一例を示すシステム構成図である。図1に示すように、チェックアウトシステム1は、客Cが押し歩くショッピングカート2と、客Cが所持する携帯端末3と、店舗サーバ5と、POS端末6と、無線通信ユニット7と、ビーコン装置8と、ルータ10と、電子レシート管理サーバ11とを備える。店舗サーバ5と、POS端末6と、無線通信ユニット7と、ビーコン装置8と、ルータ10とは、互いにネットワーク9で接続されている。
図1は、第1の実施形態に係るチェックアウトシステムの全体構成の一例を示すシステム構成図である。図1に示すように、チェックアウトシステム1は、客Cが押し歩くショッピングカート2と、客Cが所持する携帯端末3と、店舗サーバ5と、POS端末6と、無線通信ユニット7と、ビーコン装置8と、ルータ10と、電子レシート管理サーバ11とを備える。店舗サーバ5と、POS端末6と、無線通信ユニット7と、ビーコン装置8と、ルータ10とは、互いにネットワーク9で接続されている。
ショッピングカート2は、客Cが購入する商品を登録する登録部と、登録した商品を収容する収容部と、登録された商品の決済を行う決済部とを備えて、客が押し歩く。登録部及び決済部は、後述するカート端末24(図2参照)によって実現される。詳しくは後述する。
携帯端末3は、客Cが所持する、例えばスマートフォンやタブレット端末等である。携帯端末3は、店舗サーバ5及び電子レシート管理サーバ11と通信を行う機能を備えている。予め登録された客Cは、自身の携帯端末3を所持して入店すると、携帯端末3は、店舗サーバ5と無線通信を行うことによって、携帯端末3の表示画面にログイン用パスワードや会員コードを表示する。客Cは、ログイン用パスワードや会員コードをショッピングカート2のスキャナ27(図2参照)に読み取らせることによって、ショッピングカート2を用いて買物を行うことが可能となる。また、携帯端末3は、電子レシート管理サーバ11から、決済処理の結果を示す電子レシートを受信して閲覧することが可能な電子レシートアプリケーションを実装している。
店舗サーバ5は、ショッピングカート2と無線通信を行って、ショッピングカート2の現在位置や使用状態等を監視する。
POS端末6は、例えば、客Cが現金決済を行うことを選択した際に、店員の操作によって、ショッピングカート2に収容された登録済みの商品に対する決済処理を行う。また、POS端末6は、決済処理の結果が印字されたレシートを発行する。
無線通信ユニット7は、店舗内に複数設置されて、ショッピングカート2が備えるカート端末24と、店舗サーバ5及びPOS端末6とを無線通信回線Lによって無線接続する。また、無線通信ユニット7は、客Cが所持している携帯端末3と、店舗サーバ5及び電子レシート管理サーバ11とを無線接続する。
ビーコン装置8は、店舗内外の所定の位置に複数設置されて、自身を識別する識別情報を含む信号を送信する。カート端末24は、ビーコン装置8からの信号を受信する。そして、カート端末24は、ビーコン装置8から受信した識別情報に基づいて、自身の現在位置を認識する。ビーコン装置8は、本開示における通信装置の一例である。なお、無線通信ユニット7とビーコン装置8とを兼用してもよい。
ルータ10は、ネットワーク9と、非図示のインターネットやVPN(Virtual Private Network)とを接続するための機器である。
電子レシート管理サーバ11は、ルータ10を介してネットワーク9と接続されて、店舗を運営する各種企業の電子レシート情報を記憶して管理する。
(ショッピングカートの全体構成)
図2は、第1の実施形態に係るショッピングカートの一例を示す外観図である。ショッピングカート2は、客が買物を行う際に、店舗内を移動させながら、購入する商品を収納するショッピングカート2に、一般的なPOS端末が持つ、一部又は全ての機能を備えたものである。
図2は、第1の実施形態に係るショッピングカートの一例を示す外観図である。ショッピングカート2は、客が買物を行う際に、店舗内を移動させながら、購入する商品を収納するショッピングカート2に、一般的なPOS端末が持つ、一部又は全ての機能を備えたものである。
ショッピングカート2は、収容部21と、キャスタ部22と、ハンドル部23とを備える。収容部21は、上面が開口した籠状の部材であって、客Cが登録した商品を収容する。なお、収容部21の上端の外枠には、外周に沿って導光部材29が設置されている。導光部材29は、透明なアクリル樹脂で形成されており、端部から入射させたLED等の照明光源30(図3参照)からの入射光が、全反射を繰り返しながら進行する。全反射する光の一部は、導光部材29の外部に漏れるため、導光部材29は面発光する。導光部材29は、カート端末24からの指示に応じて点灯、又は点滅することによって、客C及びショッピングカート2の周囲に注意を促す。詳しくは後述する。なお、導光部材29の設置形態は、前述した例に限定されるものではない。また、ショッピングカート2は、導光部材29以外の発光手段を備えてもよい。
キャスタ部22は、ショッピングカート2の底面に備えられて、前後左右に移動可能な複数の車輪を備える。ハンドル部23は、客Cがショッピングカート2を移動させる際に把持する部材である。
また、ショッピングカート2は、カート端末24と、スキャナ27と、カードリーダ28と、バッテリ32とを備える。
カート端末24は、コンピュータの構成を有して、一般的なPOS端末の機能を備える。カート端末24は、モニタ25と、タッチパネル26と、スピーカ31と、スキャナ27と、カードリーダ28とを備える。モニタ25は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)で構成されて、カート端末24が出力する情報を表示する表示部として機能する。タッチパネル26は、モニタ25の表示面上に積層された状態で設置されて、客Cがカート端末24に対して操作情報を入力する際の操作部として機能する。スピーカ31は、カート端末24からの指示に応じて鳴動することによって、客Cに注意を促す。詳しくは後述する。なお、カート端末24は、ショッピングカート2に対して、脱着可能に設置されている。
スキャナ27は、客Cが購入する商品に付されたバーコードや2次元コード等のコードシンボルを読み取る。コードシンボルには、商品を一意に特定する商品コードが登録されている。スキャナ27は、商品に照明光を照射するLED(Light Emitting Diode)と、商品に付されたコードシンボルで反射した光を受光するCCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の受光素子と、受光素子が受光した光をデコードしてデジタル信号に変換するデコーダ(いずれも非図示)等を内蔵する。なお、スキャナ27の一面には、LEDからの光を出射し、コードシンボルを読み取らせるための読取窓が設けられている。客Cは、収容部21に商品を収納する前に、読取窓に、商品に付されたコードシンボルを翳すことによって、スキャナ27にコードシンボルを読み取らせる。また、スキャナ27は、携帯端末3の表示画面に表示されたログインパスワードや会員コードを読み取る機能も備えている。
カードリーダ28は、客Cが所持する店舗の会員カードをスキャンすることによって、当該会員カードに記憶された会員情報等の情報を読み取る。読み取った会員情報は、例えば、商品の購入金額に応じてポイントを付与する際などに利用される。また、カードリーダ28は、客Cが所持するクレジットカードをスキャンすることによって、当該クレジットカードによるクレジットカード決済を行う。
バッテリ32は、カート端末24と、スキャナ27と、カードリーダ28と、導光部材29の光源とに電力を供給(給電)する。なお、バッテリ32は、例えばリチウムイオン電池、ニッケル水素電池等の充電可能な電池(二次電池)である。
(カート端末のハードウェア構成)
図3を用いて、カート端末24のハードウェア構成を説明する。図3は、第1の実施形態に係るカート端末のハードウェア構成の一例を示すハードウェアブロック図である。
図3を用いて、カート端末24のハードウェア構成を説明する。図3は、第1の実施形態に係るカート端末のハードウェア構成の一例を示すハードウェアブロック図である。
図3に示すように、カート端末24は、制御部40と、記憶部44と、入出力コントローラ46と、無線通信インタフェース47と、バッテリ32とを備える。
制御部40は、CPU(Central Processing Unit)41と、ROM(Read Only Memory)42と、RAM(Random Access Memory)43とを備える。CPU41は、カート端末24の制御主体となる。ROM42は。各種固定データや各種テーブル等を記憶する。RAM43は、CPU41が各種処理を行う際に、制御プログラムや各種データを展開してワークメモリとして機能する。
記憶部44は、制御プログラムPと、商品マスタMと、商品登録ファイルRと、ビーコン配置マップBaとを記憶する。
制御プログラムPは、CPU41が実行するプログラムである。CPU41と、ROM42と、RAM43と、記憶部44とは、互いに内部バス45を介して接続されており、制御部40は、CPU41が、記憶部44に記憶された制御プログラムP及びROM42に記憶された各種データをRAM43に展開して動作させる。これによって、制御部40は、カート端末24に係る各種制御処理を実行する。
なお、制御プログラムPは、記憶部44に格納された状態で提供してもよいし、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD-ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD-R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供されてもよい。また、制御プログラムPは、ネットワークに接続したコンピュータ上に格納して、ネットワーク経由でダウンロードすることによって提供してもよい。さらに、制御プログラムPは、インターネット等のネットワーク経由で提供または配布してもよい。
商品マスタMは、店舗で取り扱っている商品に一意に付与されたJANコード等の商品コードと、当該商品の商品名、価格、商品分類等を関連付けて記憶したマスタファイルである。
商品登録ファイルRは、客Cによって登録された商品情報を記憶したファイルである。
ビーコン配置マップBaは、店舗内外におけるビーコン装置8の設置位置を記憶したファイルである。ファイルの形式は問わないが、ビーコン配置マップBaは、各ビーコン装置8を一意に特定する識別情報と、各識別情報を有するビーコン装置8が、少なくとも店舗内に設置されているか、店舗内の進入禁止領域に設置されているか、店舗外に設置されているかを識別する情報と、を記憶したファイルである。詳しくは後述する。
入出力コントローラ46は、内部バス45を介して、CPU41と、周辺機器であるモニタ25、タッチパネル26、スキャナ27、カードリーダ28、スピーカ31、照明光源30とを接続する。入出力コントローラ46は、制御部40からの指示に応じて、これらの周辺機器の動作を制御する。
無線通信インタフェース47は、内部バス45を介して、制御部40と無線通信ユニット7とを接続する。また、無線通信インタフェース47は、ビーコン装置8が送信したビーコン信号を受信する。
バッテリ32は、カート端末24の前記した各部に電力を供給する。
なお、チェックアウトシステム1を構成するハードウェアのうち、携帯端末3と、店舗サーバ5と、POS端末6とについては、ハードウェア構成の説明を省略する。いずれも、カート端末24と同様に、制御プログラムによって動作する一般的なコンピュータの構成を備えている。
(ビーコン配置マップの構成)
図4を用いて、ビーコン配置マップBaの構成を説明する。図4は、第1の実施形態で使用されるビーコン配置マップの内部構成の一例を示す図である。図4に示すように、ビーコン配置マップBaは、ビーコン装置識別番号15と、設置場所16とを記憶する。
図4を用いて、ビーコン配置マップBaの構成を説明する。図4は、第1の実施形態で使用されるビーコン配置マップの内部構成の一例を示す図である。図4に示すように、ビーコン配置マップBaは、ビーコン装置識別番号15と、設置場所16とを記憶する。
ビーコン装置識別番号15は、ビーコン装置8を一意に特定する情報である。なお、ビーコン装置8は、ビーコン装置識別番号15を含む信号を出力する。
設置場所16は、ビーコン装置8の設置場所を示す情報である。本実施形態では、ビーコン配置マップBaは、ビーコン装置8が、ショッピングカート置場161に設置されているか、店内売場162に設置されているか、店内進入禁止領域163に設置されているか、店外164に設置されているかを記憶している。なお、設置場所16として、具体的な座標情報を記憶してもよい。
ショッピングカート置場161は、使用済のショッピングカート2をスタックしておく領域である。
店内売場162は、店舗内において商品の販売を行っている領域である。
店内進入禁止領域163は、店舗内において、関係者以外の立ち入りが制限された領域である。したがって、通常の場合、カート端末4が、店内進入禁止領域163に設置されたビーコン装置8からの信号を受信することはない。
店外164は、店舗外の領域である。
カート端末24は、ビーコン装置8から受信した信号の中から、ビーコン装置識別番号15を取得する。そして、カート端末24は、ビーコン配置マップBaを参照することによって、受信したビーコン装置8の設置位置を取得する。なお、カート端末24は、複数のビーコン装置8からの信号を同時に受信する場合もある。その場合、カート端末24は、自身の現在位置は、受信した複数のビーコン装置8の近傍であると判定する。なお、カート端末24は、複数のビーコン装置8から受信した信号の強度を比較することによって、ショッピングカート2は、最も強度が高いビーコン装置8の近傍にあると判定してもよい。
(カート端末の機能構成)
次に、図5を用いて、カート端末24の機能構成を説明する。図5は、第1の実施形態に係るカート端末の機能構成の一例を示す機能ブロック図である。
次に、図5を用いて、カート端末24の機能構成を説明する。図5は、第1の実施形態に係るカート端末の機能構成の一例を示す機能ブロック図である。
カート端末24の制御部40は、制御プログラムPをRAM43に展開して動作させることによって、図5に示す買物開始・終了受付部51と、商品登録処理部52と、決済処理部53と、ビーコン受信状態検出部54と、報知制御部55と、表示制御部56と、操作制御部57と、無線通信制御部58と、ビーコン信号受信部59とを機能部として実現する。
買物開始・終了受付部51は、客Cからの、買物の開始の指示、及び買物の終了の指示を受け付ける。買物開始・終了受付部51は、例えば、カート端末24が備えるスキャナ27が、携帯端末3の表示画面に表示されたログイン用バーコードや会員コードを読み取ることによって、客Cがカート端末24にログインして、買物を開始したものと判断する。また、買物開始・終了受付部51は、カート端末24に対する客Cの終了操作を検出することによって、客Cがカート端末24からログアウトして、買物を終了したものと判断する。
商品登録処理部52は、客Cが購入する商品を登録する。なお、商品登録処理部52は、本開示における登録部の一例である。
決済処理部53は、登録された商品の決済を行う。なお、決済処理部53は、本開示における決済部の一例である。
ビーコン受信状態検出部54は、ビーコン信号受信部59を介して、店舗内外の所定の位置に設置された複数のビーコン装置8からの信号を受信して、複数のビーコン装置8からの信号の受信状態をそれぞれ検出する。なお、ビーコン受信状態検出部54は、本開示における受信状態検出部の一例である。
報知制御部55は、ビーコン受信状態検出部54が検出した複数のビーコン装置8からの信号の受信状態と当該複数のビーコン装置8の設置位置とに基づいて、ショッピングカート2の存在位置に応じた報知を行う。なお、報知制御部55は、本開示における報知部の一例である。
より具体的には、報知制御部55は、ビーコン受信状態検出部54が、店舗内に設置されたビーコン装置8からの信号を受信せずに、店舗外に設置されたビーコン装置8からの信号を受信したことを条件として、ショッピングカート2が店舗外に存在している可能性があることを示す報知を行う。
また、報知制御部55は、ビーコン受信状態検出部54が、所定時間に亘って、店舗内に設置されたビーコン装置8からの信号を受信しないことを条件として、ショッピングカート2が店舗内に存在しない可能性があることを示す報知を行う。
また、報知制御部55は、ビーコン受信状態検出部54が、店舗内の進入禁止領域に設置されたビーコン装置8からの信号を受信したことを条件として、ショッピングカート2が進入禁止領域に存在している可能性があることを示す報知を行う。
表示制御部56は、カート端末24のモニタ25に、制御部40から指示された情報を表示する。
操作制御部57は、カート端末24のタッチパネル26に対してなされた操作を検出して、検出された操作の内容を制御部40に伝達する。そして制御部40は、カート端末24に、タッチパネル26に対してなされた操作に応じた動作を行わせる。
無線通信制御部58は、カート端末24と携帯端末3、店舗サーバ5、POS端末6との間の無線通信による情報の送受信を制御する。
ビーコン信号受信部59は、ビーコン装置8から送信された信号を受信する。
(カート端末が行う処理の流れ)
次に、図6、図7を用いて、本実施形態のカート端末24が行う処理の流れを説明する。図6は、第1の実施形態に係るカート端末が行う処理の流れの一例を示すフローチャートである。図7は、第1の実施形態に係るカート端末が行う報知制御処理の流れの一例を示すフローチャートである。
次に、図6、図7を用いて、本実施形態のカート端末24が行う処理の流れを説明する。図6は、第1の実施形態に係るカート端末が行う処理の流れの一例を示すフローチャートである。図7は、第1の実施形態に係るカート端末が行う報知制御処理の流れの一例を示すフローチャートである。
カート端末24は、商品の登録処理と決済処理を実行するとともに、当該カート端末24が取り付けられたショッピングカート2の現在位置を推定して、推定された現在位置に応じて報知を行う報知制御処理を実行する。
カート端末24は、商品の登録処理と決済処理とを実行する間に、報知制御処理を繰り返し実行してもよいし、商品の登録処理及び決済処理と、報知制御処理と、を並列的に実行してもよい。
以下、カート端末24は、商品の登録処理と決済処理とを実行する間に、報知制御処理を繰り返し実行するものとして、処理の流れを説明する。
報知制御部55は、報知制御処理を行う(ステップS11)。なお、報知制御処理の具体的な内容は後述する(図7参照)。
買物開始・終了受付部51は、客Cが、カート端末24にログインしたかを判定する(ステップS12)。ログインしたと判定される(ステップS12:Yes)とステップS13に進む。一方、ログインしたと判定されない(ステップS12:No)とステップS11に戻る。
ステップS12において、ログインしたと判定されると、報知制御部55は、報知制御処理(図7参照)を行う(ステップS13)。
商品登録処理部52は、客Cが購入する商品を登録する(ステップS14)。
商品登録処理部52は、客Cが商品の登録を完了したかを判定する(ステップS15)。商品の登録を完了したと判定される(ステップS15:Yes)とステップS16に進む。一方、商品の登録を完了したと判定されない(ステップS15:No)とステップS13に戻る。なお、商品登録処理部52は、商品の登録を完了したかは、例えば、カート端末24において、客Cが、商品の登録が完了したことを示す締めキーを操作したかによって判定すればよい。
ステップS15において、商品の登録を完了したと判定されると、決済処理部53は、登録された商品の決済を行う(ステップS16)。なお、図6には示さないが、決済が実行された後で、客Cは、携帯端末3が電子レシート管理サーバ11から受信した、決済処理の結果を示す電子レシートを閲覧して、決済の内容を確認することができる。
続いて、報知制御部55は、報知制御処理(図7参照)を行う(ステップS17)。
買物開始・終了受付部51は、客Cが、カート端末24からログアウトしたかを判定する(ステップS18)。ログアウトしたと判定される(ステップS18:Yes)とステップS19に進む。一方、ログアウトしたと判定されない(ステップS18:No)とステップS17に戻る。
ステップS18において、ログアウトしたと判定されると、報知制御部55は、報知制御処理(図7参照)を行う(ステップS19)。
続いて、報知制御部55は、ショッピングカート2が、所定時間以上ショッピングカート置場161に留まっているかを判定する(ステップS20)。ショッピングカート2が、所定時間以上ショッピングカート置場161に留まっていると判定される(ステップS20:Yes)と、カート端末24は、図6の処理を終了する。一方、ショッピングカート2が、所定時間以上ショッピングカート置場161に留まっていると判定されない(ステップS20:No)とステップS19に戻る。
なお、報知制御部55は、ショッピングカート2が、所定時間以上ショッピングカート置場161に留まっているかを、ショッピングカート置場161に設置されたビーコン装置8からの信号を、所定時間以上受信し続けたかによって判定する。より具体的には、例えば、ショッピングカート置場161に設置されたビーコン装置8からの信号を受信した際にインクリメントされる定位置判定カウンタ(図7のステップS28参照)の値が所定の値になったことにより、所定時間以上ショッピングカート置場161に留まっているものと判定する。
次に、図7を用いて、カート端末24が行う報知制御処理の流れを説明する。
報知制御部55は、ビーコン受信状態検出部54が、ビーコン装置8からの信号を受信したかを判定する(ステップS21)。ビーコン装置8からの信号を受信したと判定される(ステップS21:Yes)とステップS22に進む。一方、ビーコン装置8からの信号を受信したと判定されない(ステップS21:No)とステップS23に進む。
ステップS21において、ビーコン装置8からの信号を受信したと判定されると、報知制御部55は、ビーコン受信状態検出部54が、店外164のビーコン装置8からの信号を受信したかを判定する(ステップS22)。店外164のビーコン装置8からの信号を受信したと判定される(ステップS22:Yes)とステップS24に進む。一方、店外164のビーコン装置8からの信号を受信したと判定されない(ステップS22:No)とステップS25に進む。
ステップS22において、店外164のビーコン装置8からの信号を受信したと判定されると、報知制御部55は、ショッピングカート2が店舗外に持ち出された可能性があることを示す報知を行う(ステップS24)。具体的には、報知制御部55は、ショッピングカート2が店舗外に持ち出された可能性があることに対応する形態で、照明光源30から出射させた光による導光部材29の点灯又は点滅と、スピーカ31からの音又は音声の出力と、の少なくとも一方を行う。その後、図6のフローチャートに戻る。
一方、ステップS22において、店外164のビーコン装置8からの信号を受信したと判定されないと、報知制御部55は、ビーコン受信状態検出部54が、店内進入禁止領域163のビーコン装置8からの信号を受信したかを判定する(ステップS25)。店内進入禁止領域163のビーコン装置8からの信号を受信したと判定される(ステップS25:Yes)とステップS26に進む。一方、店内進入禁止領域163のビーコン装置8からの信号を受信したと判定されない(ステップS25:No)とステップS27に進む。
ステップS25において、店内進入禁止領域163のビーコン装置8からの信号を受信したと判定されると、報知制御部55は、ショッピングカート2が店内進入禁止領域163に持ち込まれた可能性があることを示す報知を行う(ステップS26)。その後、図6のフローチャートに戻る。
一方、ステップS25において、店内進入禁止領域163のビーコン装置8からの信号を受信したと判定されないと、報知制御部55は、ビーコン受信状態検出部54が、ショッピングカート置場161のビーコン装置8からの信号を受信したかを判定する(ステップS27)。ショッピングカート置場161のビーコン装置8からの信号を受信したと判定される(ステップS27:Yes)とステップS28に進む。一方、ショッピングカート置場161のビーコン装置8からの信号を受信したと判定されない(ステップS27:No)と図6のフローチャートに戻る。
ステップS27において、ショッピングカート置場161のビーコン装置8からの信号を受信したと判定されると、報知制御部55は、定位置判定カウンタをインクリメントする(ステップS28)。定位置判定カウンタの値は、図6のステップS20において、ショッピングカート2がショッピングカート置場161に留まっているかを判定するために用いられる。即ち、報知制御部55は、図6のステップS20において、定位置判定カウンタの値が所定値を上回った場合に、ショッピングカート2がショッピングカート置場161に留まっていると判定する。なお、定位置判定カウンタの値は、カート端末24がショッピングカート置場161以外のビーコン装置8からの信号を受信した場合にリセットされる。
ステップS21に戻り、ステップS21において、ビーコン受信状態検出部54がビーコン装置8からの信号を受信したと判定されないと、報知制御部55は、未受信の状態が所定時間以上経過したかを判定する(ステップS23)。未受信の状態が所定時間以上経過したと判定される(ステップS23:Yes)とステップS29に進む。一方、未受信の状態が所定時間以上経過したと判定されない(ステップS23:No)とステップS21に戻る。
ステップS23において、未受信の状態が所定時間以上経過したと判定されると、報知制御部55は、ショッピングカート2が行方不明であることを示す報知を行う(ステップS29)。その後、図6のフローチャートに戻る。
なお、図7には記載しないが、報知制御部55は、報知を行うとともに、受信したビーコン装置識別番号15を店舗サーバ5に送信する。店舗サーバ5の監視者は、受信したビーコン装置識別番号15に対応付いたビーコン装置8の設置位置に店員を向かわせて、該当するショッピングカート2を使用している客Cの対応を行う。
また、報知制御部55は、カート端末24が、店舗内のいずれのビーコン装置8の信号を受信したかに応じた報知を行う。報知の形態は任意に設定してよいが、例えば、照明光源30の色の変化と、照明光源30の点灯/点滅との組み合わせを変更させる。また、スピーカ31から出力する音や音声を変更させる。
なお、報知制御部55がスピーカ31から音や音声を出力する場合は、カート端末24のスピーカ31の音量設定によらずに、所定の音量以上の音量で鳴動させる。また、報知の内容(図7のステップS24、S26、S29)に応じて音量を変更してもよい。例えば、ショッピングカート2が店舗外に持ち出された可能性がある場合は、それ以外の報知と比べて、より大きい音量で報知を行ってもよい。
また、報知制御部55は、カート端末24をログアウトした後も、ショッピングカート2がショッピングカート置場161に戻されて所定時間経過するまでの間は、報知制御処理を継続する。
以上説明したように、第1の実施形態のショッピングカート2(カート端末24)は、客Cが押し歩き、客Cが購入する商品を登録する商品登録処理部52(登録部)と、登録した商品を収容する収容部21と、登録された商品の決済を行う決済処理部53(決済部)とを備える。ショッピングカート2(カート端末24)は、店舗内外の所定の位置に設置された複数のビーコン装置8(通信装置)からの信号を受信して、前記複数の通信装置からの信号の受信状態をそれぞれ検出するビーコン受信状態検出部54(受信状態検出部)と、ビーコン受信状態検出部54が検出した複数のビーコン装置8からの信号の受信状態と当該複数のビーコン装置8の設置位置とに基づいて、ショッピングカート2の存在位置に応じた報知を行う報知制御部55(報知部)と、を備える。したがって、ショッピングカート2が店舗外へ持ち出されるのを確実に防止することができる。なお、カート端末24がショッピングカート2から取り外された場合であっても、カート端末24は、自身の存在位置に応じた報知を行うことができるため、カート端末24が店舗外に持ち出されるのを確実に防止することができる。
また、第1の実施形態のショッピングカート2(カート端末24)において、報知制御部55(報知部)は、ビーコン受信状態検出部54(受信状態検出部)が、店舗内に設置されたビーコン装置8(通信装置)からの信号を受信せずに、店舗外に設置されたビーコン装置8からの信号を受信したことを条件として、ショッピングカート2が店舗外に存在している可能性があることを示す報知を行う。したがって、ショッピングカート2を店舗外に持ち出した客Cに対して報知を行うことによって、注意を喚起することができる。
また、第1の実施形態のショッピングカート2(カート端末24)において、報知制御部55(報知部)は、ビーコン受信状態検出部54(受信状態検出部)が、所定時間に亘って、店舗内に設置されたビーコン装置8(通信装置)からの信号を受信しないことを条件として、ショッピングカート2が店舗内に存在しない可能性があることを示す報知を行う。したがって、ショッピングカート2の店舗外への持ち出しを確実に防止することができる。
また、第1の実施形態のショッピングカート2(カート端末24)において、報知制御部55(報知部)は、ビーコン受信状態検出部54(受信状態検出部)が、店舗内の進入禁止領域に設置されたビーコン装置8(通信装置)からの信号を受信したことを条件として、ショッピングカート2が店舗内の進入禁止領域に存在している可能性があることを示す報知を行う。したがって、ショッピングカート2を店舗内の進入禁止領域に持ち込むことを確実に防止することができる。これによって防犯効果を高めることができる。
(第2の実施形態)
以下、添付図面を参照して、本願発明の第2の実施形態について説明する。以下に示す実施形態は、第1の実施形態で説明したショッピングカート2(カート端末24)が、更に、店舗の駐車場の出口ゲートに設置されたビーコン装置からの信号を受信した際に、当該出口ゲートの開動作を禁止させるものである。なお、以下の説明において、第1の実施形態と同じハードウェア構成要素及び機能構成要素は、同じ符号を用いて説明する。
以下、添付図面を参照して、本願発明の第2の実施形態について説明する。以下に示す実施形態は、第1の実施形態で説明したショッピングカート2(カート端末24)が、更に、店舗の駐車場の出口ゲートに設置されたビーコン装置からの信号を受信した際に、当該出口ゲートの開動作を禁止させるものである。なお、以下の説明において、第1の実施形態と同じハードウェア構成要素及び機能構成要素は、同じ符号を用いて説明する。
本実施形態のショッピングカート2(カート端末24)は、店舗の駐車場の出口ゲートに設置されたビーコン装置8からの信号を受信した際に、駐車場の出口ゲートの開動作を禁止させて、店員に通報を行う。これによって、カート端末24の店舗外への持ち出しを報知されているにも関わらずに、客Cが、カート端末24を自動車に積み込んで持ち出そうとした場合であっても、当該カート端末24の持ち出しを防止する。そのために、本実施形態の報知制御部55は、更に、ビーコン受信状態検出部54(受信状態検出部)が、店舗の駐車場の出口に設置されたビーコン装置8(通信装置)からの信号を受信したことを条件として、当該出口のゲートの開閉を制御する制御装置に対して、当該ゲートの開動作を行わせないという機能を備える。
(駐車場の出口ゲートの構成)
図8を用いて、本実施形態で使用される駐車場の出口ゲート制御装置60の構成を説明する。図8は、駐車場の出口ゲート制御装置の一例を示す外観図である。
図8を用いて、本実施形態で使用される駐車場の出口ゲート制御装置60の構成を説明する。図8は、駐車場の出口ゲート制御装置の一例を示す外観図である。
出口ゲート制御装置60は、精算機61と、ゲート開閉制御装置62と、バー63と、カメラ64とを備える。また、出口ゲート制御装置60の近傍には、ビーコン装置8が設置される。
精算機61は、店舗の駐車場を使用した自動車が出庫する際に、駐車料金の精算を行う。精算機61は、客Cが投入した駐車券を受け付け、当該駐車券に登録された入庫時刻と現在時刻(出庫時刻)とから、駐車料金を算出する。そして、精算機61は、客Cに対して、算出した駐車料金の支払いを要求する。更に、精算機61は、客Cからの支払いを受け付けて、釣り銭が必要な場合は、釣り銭を払い出す。なお、一般には、入庫時刻から現在時刻(出庫時刻)までの経過時間が所定時間(例えば2時間)以内の場合、駐車料金が無料になるサービスが実施される。
ゲート開閉制御装置62は、精算機61による精算が完了して、尚且つ、カメラ64が撮像した自動車のナンバープレートから読み取られた登録番号が、当該自動車が駐車場に入庫した際に、駐車券に登録された登録番号と一致することを条件として、バー63を開放する。これによって、客Cの自動車は退出可能とされる。なお、ゲート開閉制御装置62は、本開示における制御装置の一例である。
バー63は、ゲート開閉制御装置62によって駆動されて、矢印A方向への開放動作と、矢印B方向への閉鎖動作とを行う。なお、バー63は、本開示におけるゲートの一例である。
カメラ64は、自動車のナンバープレートを撮像する。
ビーコン装置8は、駐車場の出口ゲートに設置されて、自身の識別情報を含む信号を送信する。
(ビーコン配置マップの構成)
図9を用いて、本実施の形態で使用されるビーコン配置マップBbの構成を説明する。図9は、第2の実施形態で使用されるビーコン配置マップの内部構成の一例を示す図である。
図9を用いて、本実施の形態で使用されるビーコン配置マップBbの構成を説明する。図9は、第2の実施形態で使用されるビーコン配置マップの内部構成の一例を示す図である。
図9に示すように、ビーコン配置マップBaは、ビーコン配置マップBaが記憶する設置場所16に、更に、出口ゲート165を追加した構成を有する。出口ゲート165は、前記したゲート開閉制御装置62が設置された場所である。そして、出口ゲート165に設置されたビーコン装置8は、出口ゲートに設置されていることを示すビーコン装置識別番号15を含む信号を出力する。
(カート端末が行う処理の流れ)
本実施形態のカート端末24が行う処理の流れは、図6と図7に示したフローチャートと同じであるが、報知制御処理の内容のみが異なる。以下、図10を用いて、本実施形態のカート端末24が行う報知制御処理の流れを説明する。図10は、第2の実施形態に係るカート端末が行う報知制御処理の流れの一例を示すフローチャートである。
本実施形態のカート端末24が行う処理の流れは、図6と図7に示したフローチャートと同じであるが、報知制御処理の内容のみが異なる。以下、図10を用いて、本実施形態のカート端末24が行う報知制御処理の流れを説明する。図10は、第2の実施形態に係るカート端末が行う報知制御処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図10のフローチャートは、前記した図7のフローチャートと、店外のビーコン装置8の信号を受信した際の挙動、即ち、ステップS32において、店外164のビーコン装置8からの信号を受信したと判定された場合(ステップS22:Yes)の挙動のみが異なる。そのため、ここでは、図7のフローチャートの挙動と異なる点のみを説明する。
図10のステップS32(図7のステップS22に対応)において、報知制御部55は、ビーコン受信状態検出部54が、店外164のビーコン装置8からの信号を受信したかを判定する。そして、店外164のビーコン装置8からの信号を受信したと判定される(ステップS32:Yes)とステップS34に進む。
ステップS32において、店外164のビーコン装置8からの信号を受信したと判定されると、報知制御部55は、ビーコン受信状態検出部54が、出口ゲート165のビーコン装置8からの信号を受信したかを判定する(ステップS34)。出口ゲート165のビーコン装置8からの信号を受信したと判定される(ステップS34:Yes)とステップS35に進む。一方、出口ゲート165のビーコン装置8からの信号を受信したと判定されない(ステップS34:No)とステップS36に進む。
ステップS34において、出口ゲート165のビーコン装置8からの信号を受信したと判定されると、報知制御部55は、出口ゲート制御装置60(ゲート開閉制御装置62)に対して、バー63の開放を禁止させる(ステップS35)。その後、ステップS36に進む。
ステップS34において、出口ゲート165のビーコン装置8からの信号を受信したと判定されない場合、又はステップS35に続いて、報知制御部55は、ショッピングカート2が店舗外に持ち出された可能性があることを示す報知を行う(ステップS36)。その後、図6のフローチャートに戻る。
以上説明したように、第2の実施形態のショッピングカート2(カート端末24)において、報知制御部55(報知部)は、ビーコン受信状態検出部54(受信状態検出部)が、店舗の駐車場の出口に設置されたビーコン装置8(通信装置)からの信号を受信したことを条件として、当該出口のバー63(ゲート)の開閉を制御するゲート開閉制御装置62(制御装置)に対して、バー63の開動作を行わせない。したがって、ショッピングカート2が店舗外への持ち出されるのを確実に阻止することができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、この実施形態は例示であり、発明の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…チェックアウトシステム、2…ショッピングカート、3…携帯端末、4…カート端末、5…店舗サーバ、6…POS端末、7…無線通信ユニット、8…ビーコン装置(通信装置)、9…ネットワーク、10…ルータ、11…電子レシート管理サーバ、15…ビーコン装置識別番号、16…設置場所、21…収容部、51…買物開始・終了受付部、52…商品登録処理部(登録部)、53…決済処理部(決済部)、54…ビーコン受信状態検出部(受信状態検出部)、55…報知制御部(報知部)、56…表示制御部、57…操作制御部、58…無線通信制御部、59…ビーコン信号受信部、60…出口ゲート制御装置、61…精算機、62…ゲート開閉制御装置(制御装置)、63…バー(ゲート)、161…ショッピングカート置場、162…店内売場、163…店内進入禁止領域、164…店外、Ba,Bb…ビーコン配置マップ、C…客、L…無線通信回線
Claims (5)
- 客が購入する商品を登録する登録部と、登録した商品を収容する収容部と、登録された商品の決済を行う決済部とを備えて、前記客が押し歩くショッピングカートであって、
店舗内外の所定の位置に設置された複数の通信装置からの信号を受信して、前記複数の通信装置からの信号の受信状態をそれぞれ検出する受信状態検出部と、
前記受信状態検出部が検出した前記複数の通信装置からの信号の受信状態と当該複数の通信装置の設置位置とに基づいて、前記ショッピングカートの存在位置に応じた報知を行う報知部と、
を備えるショッピングカート。 - 前記報知部は、
前記受信状態検出部が、店舗内に設置された前記通信装置からの信号を受信せずに、店舗外に設置された前記通信装置からの信号を受信したことを条件として、前記ショッピングカートが店外に存在している可能性があることを示す報知を行う、
請求項1に記載のショッピングカート。 - 前記報知部は、
前記受信状態検出部が、所定時間に亘って、店舗内に設置された前記通信装置からの信号を受信しないことを条件として、前記ショッピングカートが店舗内に存在しない可能性があることを示す報知を行う、
請求項1又は請求項2に記載のショッピングカート。 - 前記報知部は、
前記受信状態検出部が、店舗内の進入禁止領域に設置された前記通信装置からの信号を受信したことを条件として、前記ショッピングカートが店舗内の進入禁止領域に存在している可能性があることを示す報知を行う、
請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のショッピングカート。 - 前記報知部は、
前記受信状態検出部が、店舗の駐車場の出口に設置された前記通信装置からの信号を受信したことを条件として、前記出口のゲートの開閉を制御する制御装置に対して、当該ゲートの開動作を行わせない、
請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のショッピングカート。
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