JP2022181824A - モータ制御装置 - Google Patents

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Abstract

Figure 2022181824000001
【課題】モータの実回転数が回転数指令値に追従するようにモータの動作を制御するモータ制御装置において、モータにかかる負荷が比較的大きくても、実回転数の変動を抑制する。
【解決手段】電流上限値Imを上限とする電流指令値I*に応じてモータ4の動作を制御する制御部34と、実回転数nが回転数指令値n*に追従するように電流指令値I*を算出する電流指令値算出部33とを備えてモータ制御装置3を構成し、電流指令値算出部33は、電流指令値I*が電流上限値Imより小さい調整用電流上限値Im´に比べて大きい場合、電流指令値I*が調整用電流上限値Im´と等しくなるまで回転数指令値n*を所定値n´ずつ減少させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、モータの動作を制御するモータ制御装置に関する。
モータ制御装置として、モータの実回転数が回転数指令値に追従するように、電流上限値を上限とする電流指令値を求めるとともに、その電流指令値に基づいてモータの動作を制御するものがある。関連する技術として、特許文献1がある。
特開2014-23185号公報
しかしながら、上記モータ制御装置では、モータにかかる負荷が比較的大きく電流指令値が電流上限値と等しくなることが継続する場合、すなわち、電流指令値が電流上限値に張り付いてしまう場合、実回転数が回転数指令値に追従するように電流指令値を求めることができなくなるため、モータにかかる負荷が変動して実回転数が変動すると、その実回転数の変動を抑制することができなくなるという懸念がある。
そこで、本発明の一側面に係る目的は、モータの実回転数が回転数指令値に追従するようにモータの動作を制御するモータ制御装置において、モータにかかる負荷が比較的大きい場合であっても、実回転数の変動を抑制することである。
本発明に係る一つの形態であるモータ制御装置は、電流上限値を上限とする電流指令値に基づいてモータの動作を制御する制御部と、実回転数が回転数指令値に追従するように前記電流指令値を算出する電流指令値算出部とを備え、前記電流指令値算出部は、前記電流指令値が前記電流上限値より小さい調整用電流上限値に比べて大きい場合、前記電流指令値が前記調整用電流上限値と等しくなるまで前記回転数指令値を所定値ずつ減少させる。
これにより、モータにかかる負荷が比較的大きい場合であっても、電流指令値を電流上限値より小さくすることができるため、モータにかかる負荷が変動して実回転数が変動しても、実回転数が回転数指令値に収束するように電流指令値を調整することができ、実回転数の変動を抑制することができる。
また、前記電流指令値算出部は、前記電流指令値が前記調整用電流上限値に比べて大きい場合、前記実回転数が前記回転数指令値に近づくほど、前記所定値を小さくするように構成してもよい。
これにより、所定値が一定値である場合に発生するおそれがある実回転数の発振や発散を抑えることができるため、実回転数を回転数指令値に収束させるために必要な時間を比較的短くすることができ、実回転数の変動抑制にかかる時間の短縮化を図ることができる。
また、前記電流指令値算出部は、ゼロより大きく1より小さい定数と前記電流上限値との乗算値を前記調整用電流上限値として出力する第1の乗算部と、前記電流指令値と前記調整用電流上限値との差がゼロになるように前記所定値を出力する第1のPI制御部と、前記回転数指令値から前記所定値を減算して調整後回転数指令値を出力する減算部と、前記調整後回転数指令値と前記実回転数との差がゼロになるように、前記電流上限値に対する前記電流指令値の比率を出力する第2のPI制御部と、前記比率と前記電流上限値との乗算値を前記電流指令値として出力する第2の乗算部とを備えるように構成してもよい。
また、前記電流指令値算出部は、ゼロより大きく1より小さい定数と前記電流上限値との乗算値を前記調整用電流上限値として出力する第1の乗算部と、前記電流指令値と前記調整用電流上限値との差がゼロになるように調整前所定値を出力する第1のPI制御部と、調整後回転数指令値と前記実回転数との差が小さくなるほど、前記調整前所定値に対する前記所定値の割合である反映率を小さくし、その反映率と前記調整前所定値との乗算値を前記所定値として出力する調整部と、前記回転数指令値から前記所定値を減算して調整後回転数指令値を出力する減算部と、前記調整後回転数指令値と前記実回転数との差がゼロになるように、前記電流上限値に対する前記電流指令値の比率を出力する第2のPI制御部と、前記比率と前記電流上限値との乗算値を前記電流指令値として出力する第2の乗算部とを備えるように構成してもよい。
本発明によれば、モータの実回転数が回転数指令値に追従するようにモータの動作を制御するモータ制御装置において、モータにかかる負荷が比較的大きい場合であっても、実回転数の変動を抑制することができる。
実施形態のモータ制御装置を含む車両の一例を示す図である。 実回転数と電流上限値との対応関係を示すマップの一例を示す図である。 電流指令値算出部の一例を示す図である。 実回転数と反映率との対応関係を示すマップの一例を示す図である。
以下図面に基づいて実施形態について詳細を説明する。
図1は、実施形態のモータ制御装置を含む車両の一例を示す図である。
図1に示す車両Veは、操作部1と、主制御部2と、モータ制御装置3と、モータ4と、インバータ5と、角度センサ6と、荷役ポンプ7とを備える。
操作部1は、不図示の荷役装置(フォークリフトのフォークを昇降させる装置など)を駆動させるためのレバーを有し、ユーザによりレバーが操作されると、その操作に応じた操作信号を主制御部2に出力する。
主制御部2は、例えば、CPU(Central Processing Unit)またはプログラマブルディバイス(FPGA(Field Programmable Gate Array)やPLD(Programmable Logic Device)など)により構成され、車両Veの走行や荷役装置の動作などを含む車両Ve全体の動作を制御する。
また、主制御部2は、制御タイミング毎に、操作部1から出力される操作信号に対応する回転数指令値n*[rpm]をモータ制御装置3に送信する。例えば、主制御部2は、操作信号と回転数指令値n*との対応関係を示すマップを有し、そのマップを参照して操作部1から出力される操作信号に対応する回転数指令値n*を取得し、その取得した回転数指令値n*をモータ制御装置3に送信する。
また、主制御部2は、制御タイミング毎に、モータ制御装置3から送信されるモータ4の実回転数n[rpm]に対応する電流上限値Im[A]をモータ制御装置3に送信する。例えば、主制御部2は、実回転数nと電流上限値Imとの対応関係を示すマップM1を有し、そのマップM1を参照してモータ制御装置3から送信される実回転数nに対応する電流上限値Imを取得し、その取得した電流上限値Imをモータ制御装置3に送信する。
図2は、実回転数nと電流上限値Imとの対応関係を示すマップM1の一例を示す図である。なお、図2に示す2次元座標の横軸は回転数[rpm]を示し、縦軸は電流[A]を示している。また、図2に示す2次元座標上の実線は実回転数nと電流上限値Imとの対応関係を示すマップM1を示している。また、回転数n11<回転数n12とし、電流I1<電流I2とする。
図2に示すマップM1では、実回転数nがゼロから回転数n11までの範囲内である場合、電流上限値Imが電流I2に固定される。また、実回転数nが回転数n11から回転数n12の範囲内である場合、実回転数nと電流上限値Imとの積算値が一定になるとともに、実回転数nが大きくなるほど、電流上限値Imが小さくなる。また、実回転数nが回転数n12以上である場合、電流上限値Imが電流I1に固定される。このように、モータ4は、実回転数nに応じて電流上限値Imが変化する実回転数-電流上限値特性を有しているものとする。
また、図1に示すモータ制御装置3は、記憶部31と、実回転数算出部32と、電流指令値算出部33と、制御部34とを備える。例えば、実回転数算出部32、電流指令値算出部33、及び制御部34は、CPUやプログラマブルディバイスにより記憶部31に記憶されているプログラムが実行されることにより構成される。なお、記憶部31は、RAM(Read Access Memory)やROM(Read Only Memory)などにより構成される。
実回転数算出部32は、制御タイミング毎に、角度センサ6から出力される検出値により、モータ4の実回転数nを算出し、その算出した実回転数nを主制御部2に送信するとともに電流指令値算出部33に送る。例えば、レゾルバなどの角度センサ6から検出値としてモータ4のロータの位置が出力される場合、実回転数算出部32は、ロータの位置を一定時間(例えば、CPUの動作クロック)で除算した結果を実回転数nとする。
電流指令値算出部33は、制御タイミング毎に、主制御部2から送信される回転数指令値n*及び電流上限値Imと、実回転数算出部32から送られている実回転数nとに基づいて電流指令値I*を算出し、その算出した電流指令値I*を制御部34に送る。なお、電流指令値I*の算出例については後述する。
制御部34は、制御タイミング毎に、電流指令値算出部33から送られてくる電流指令値I*に基づいて、PWM信号を求め、その求めたPWM信号をインバータ5に出力する。例えば、制御部34は、電流指令値I*に基づいて互いに位相が異なる複数の電圧指令値を求め、それら複数の電圧指令値と搬送波との比較結果をPWM信号とする。
インバータ5は、複数のスイッチング素子を備え、制御部34から出力されるPWM信号に基づいて、各スイッチング素子をオン、オフさせることで、不図示の電源から供給される直流電力を複数相にそれぞれ対応する交流電力に変換してモータ4に供給しモータ4を駆動させる。
荷役ポンプ7は、モータ4の動力に応じて荷役装置の油圧を調整し荷役装置を駆動させる。
例えば、荷役装置によって比較的重い荷物を運ぶ場合など、モータ4にかかる負荷が比較的大きくなり、その負荷に必要なモータ4のトルクが定格トルクより大きくなると、実回転数nが回転数指令値n*より小さくなり、電流指令値I*が上昇する。また、モータ4にかかる負荷が比較的大きくなることで電流指令値I*が上昇し、電流指令値I*が電流上限値Imと等しくなることが継続する場合、すなわち、電流指令値I*が電流上限値Imに張り付いてしまう場合、荷役装置の油圧の変化などに伴うモータ4の負荷変動によりモータ4の実回転数nが変動すると、その実回転数nの変動により電流上限値Imだけでなく電流指令値I*も変動してしまう。また、電流指令値I*が電流上限値Imに張り付いている場合、電流指令値I*を任意の値に調整することができず、実回転数nを回転数指令値n*に追従させることができなくなってしまうおそれがある。そのため、モータ4にかかる負荷が比較的大きく電流指令値I*が電流上限値Imと等しい場合で、かつ、モータ4にかかる負荷の変動により実回転数nが変動している場合、実回転数nを回転数指令値n*に収束させることができず、実回転数nの変動を抑制することができないおそれがある。
そこで、実施形態の電流指令値算出部33では、電流指令値I*が電流上限値Imより小さい調整用電流上限値Im´に比べて大きい場合、電流指令値I*が調整用電流上限値Im´と等しくなるまで回転数指令値n*を所定値n´ずつ減少させる。
これにより、モータ4にかかる負荷が比較的大きい場合で、かつ、モータ4にかかる負荷の変動により実回転数nが変動する場合であっても、電流指令値I*を電流上限値Imより小さくすることができるため、実回転数nが回転数指令値n*に収束するように電流指令値I*を調整することができ、実回転数nの変動を抑制することができる。
なお、電流指令値算出部33は、電流指令値I*が調整用電流上限値Im´に比べて小さい場合、実回転数nが回転数指令値n*に追従するように電流指令値I*を算出する。この場合、電流指令値I*が電流上限値Imより小さいため、実回転数nが変動しても、実回転数nが回転数指令値n*に収束するように電流指令値I*を調整することができ、実回転数nの変動を抑制することができる。
図3(a)は、電流指令値算出部33の一例を示す図である。
図3(a)に示す電流指令値算出部33は、乗算部331(第1の乗算部)と、PI制御部332(第1のPI制御部)と、減算部333と、PI制御部334(第2のPI制御部)と、乗算部335(第2の乗算部)とを備える。
乗算部331は、制御タイミング毎に、定数αと、主制御部2から送信される電流上限値Imとの乗算値を調整用電流上限値Im´として出力する。なお、定数αは、ゼロより大きく1より小さい値であり、電流指令値I*が電流上限値Imと等しくなるときの実回転数nの変動幅により求められてもよい。
PI制御部332は、制御タイミング毎にPI(Proportional-Integral)制御を行うことにより、前回の制御タイミングにおいて乗算部335から出力された電流指令値I*と、今回の制御タイミングにおいて乗算部331から出力される調整用電流上限値Im´との差ΔIがゼロになるように所定値n´[rpm]を出力する。例えば、PI制御部332は、制御タイミング毎に、下記式1を計算することにより、所定値n´を求める。なお、Kp1はPI制御の比例項の定数とし、Ki1はPI制御の積分項の定数とする。
所定値n´=Kp1×差ΔI+∫(Ki1×差ΔI) ・・・式1
減算部333は、制御タイミング毎に、主制御部2から送信される回転数指令値n*から、PI制御部332から出力される所定値n´を減算して調整後回転数指令値n*´を出力する。
PI制御部334は、制御タイミング毎にPI制御を行うことにより、減算部333から出力される調整後回転数指令値n*´と、実回転数算出部32から出力される実回転数nとの差Δnがゼロになるように、電流上限値Imに対する電流指令値I*の比率R[%]を出力する。例えば、PI制御部332は、制御タイミング毎に、下記式2を計算することにより、比率Rを求める。なお、Kp2はPI制御の比例項の定数とし、Ki2はPI制御の積分項の定数とする。
比率R=Kp2×差Δn+∫(Ki2×差Δn) ・・・式2
乗算部335は、制御タイミング毎に、PI制御部334から出力される比率Rと、主制御部2から送信される電流上限値Imとの乗算値を電流指令値I*として出力する。
図3(a)に示す電流指令値算出部33では、電流指令値I*が調整用電流上限値Im´に比べて大きくなるほど、PI制御部332から出力される所定値n´が大きくなるため、PI制御部334に入力される調整後回転数指令値n*´の減少幅が大きくなる。また、電流指令値I*が調整用電流上限値Im´に近づくほど、PI制御部332から出力される所定値n´が小さくなるため、PI制御部334に入力される調整後回転数指令値n*´の減少幅が小さくなる。そして、電流指令値I*が調整用電流上限値Im´と等しくなると、PI制御部332から出力される所定値n´がゼロになるため、PI制御部334に入力される調整後回転数指令値n*´が回転数指令値n*と等しくなる。すなわち、図3(a)に示す電流指令値算出部33は、電流指令値I*が調整用電流上限値Im´に比べて大きい場合、電流指令値I*が調整用電流上限値Im´と等しくなるまで回転数指令値n*を所定値n´ずつ減少させることができる。
また、図3(b)は、電流指令値算出部33の他の例を示す図である。図3(b)において図3(a)に示す構成と同じ構成には同じ符号を付し、その説明を省略する。
図3(b)に示す電流指令値算出部33において、図3(a)に示す電流指令値算出部33と異なる点は、減算部333から出力される調整後回転数指令値n*´と、実回転数算出部32から出力される実回転数nとの差Δn´が小さくなるほど、減算部333に入力される所定値n´を小さくする調整部336をさらに備えている点である。
なお、図3(b)に示すPI制御部332は、制御タイミング毎にPI制御を行うことにより、前回の制御タイミングにおいて乗算部335から出力された電流指令値I*と、今回の制御タイミングにおいて乗算部331から出力される調整用電流上限値Im´との差ΔI´がゼロになるように調整前所定値n´´を出力する。例えば、図3(b)に示すPI制御部332は、制御タイミング毎に、下記式3を計算することにより、調整前所定値n´´を求める。なお、Kp3はPI制御の比例項の定数とし、Ki3はPI制御の積分項の定数とする。
調整前所定値n´´=Kp3×差ΔI´+∫(Ki3×差ΔI´) ・・・式3
調整部336は、制御タイミング毎に、減算部333から出力される調整後回転数指令値n*´と、実回転数算出部32から出力される実回転数nとの差Δn´[rpm]を求める。
また、調整部336は、差Δn´と反映率R´[%]との対応関係を示すマップM2を有し、そのマップM2を参照して差Δn´に対応する反映率R´を取得する。なお、反映率R´は、調整前所定値n´´に対する所定値n´の割合である。
ここで、図4は、差Δn´と反映率R´との対応関係を示すマップM2の一例を示す図である。なお、図4に示す2次元座標の横軸は回転数[rpm]を示し、縦軸は反映率R´[%]を示している。また、図4に示す2次元座標上の実線は差Δn´と反映率R´との対応関係を示すマップM2を示している。また、回転数n21<回転数n22とする。
図4に示すマップM2では、差Δn´が回転数n22以上である場合、反映率R´が100[%]に固定される。また、差Δn´が回転数n21から回転数n22の範囲内である場合、反映率R´を差Δn´で除算した値が一定になるとともに、差Δn´が小さくなるほど、反映率R´が小さくなる。また、差Δn´がゼロから回転数n21までの範囲内である場合、反映率R´が0[%]に固定される。これにより、差Δn´が小さくなるほど、反映率R´を小さくさせることができるため、回転数指令値n*が実回転数nに近づくほど、回転数指令値n*の減少幅を小さくすることができる。そのため、所定値n´が一定値である場合に発生するおそれがある実回転数nの発振や発散を抑えることができる。
また、調整部336は、制御タイミング毎に、反映率R´と、PI制御部332から出力される調整前所定値n´´との乗算値を所定値n´として減算部333に出力する。
すなわち、調整部336は、回転数指令値n*と実回転数nとの差が小さくなるほど、反映率R´を小さくし、その反映率R´と調整前所定値n´´との乗算値を所定値n´として出力する。
図3(b)に示す電流指令値算出部33によれば、所定値n´が一定値である場合に発生するおそれがある実回転数nの発振や発散を抑えることができるため、実回転数nを回転数指令値n*に収束させるために必要な時間を比較的短くすることができ、実回転数nの変動抑制にかかる時間の短縮化を図ることができる。
なお、本発明は、以上の実施の形態に限定されるものでなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変更が可能である。
<変形例1>
上記実施形態では、PI制御部332においてPI制御により所定値n´または所定値n´´を求めるとともに、PI制御部334においてPI制御により比率Rを求める構成であるが、PI制御部332においてPID(Proportional-Integral-Differential)制御により所定値n´または所定値n´´を求めるとともに、PI制御部334においてPID制御により比率Rを求めるように構成してもよい。
<変形例2>
上記実施形態では、モータ4を荷役ポンプ7の駆動用モータとして構成しているが、モータ4を走行用モータとして構成してもよい。
1 操作部
2 主制御部
3 モータ制御装置
4 モータ
5 インバータ
6 角度センサ
7 荷役ポンプ
31 記憶部
32 実回転数算出部
33 電流指令値算出部
34 制御部
331 乗算部
332 PI制御部
333 減算部
334 PI制御部
335 乗算部
336 調整部
Ve 車両

Claims (4)

  1. 電流上限値を上限とする電流指令値に基づいてモータの動作を制御する制御部と、
    実回転数が回転数指令値に追従するように前記電流指令値を算出する電流指令値算出部と、
    を備え、
    前記電流指令値算出部は、前記電流指令値が前記電流上限値より小さい調整用電流上限値に比べて大きい場合、前記電流指令値が前記調整用電流上限値と等しくなるまで前記回転数指令値を所定値ずつ減少させる
    ことを特徴とするモータ制御装置。
  2. 請求項1に記載のモータ制御装置であって、
    前記電流指令値算出部は、前記電流指令値が前記調整用電流上限値に比べて大きい場合、前記実回転数が前記回転数指令値に近づくほど、前記所定値を小さくする
    ことを特徴とするモータ制御装置。
  3. 請求項1に記載のモータ制御装置であって、
    前記電流指令値算出部は、
    ゼロより大きく1より小さい定数と前記電流上限値との乗算値を前記調整用電流上限値として出力する第1の乗算部と、
    前記電流指令値と前記調整用電流上限値との差がゼロになるように前記所定値を出力する第1のPI制御部と、
    前記回転数指令値から前記所定値を減算して調整後回転数指令値を出力する減算部と、
    前記調整後回転数指令値と前記実回転数との差がゼロになるように、前記電流上限値に対する前記電流指令値の比率を出力する第2のPI制御部と、
    前記比率と前記電流上限値との乗算値を前記電流指令値として出力する第2の乗算部と、
    を備えることを特徴とするモータ制御装置。
  4. 請求項1に記載のモータ制御装置であって、
    前記電流指令値算出部は、
    ゼロより大きく1より小さい定数と前記電流上限値との乗算値を前記調整用電流上限値として出力する第1の乗算部と、
    前記電流指令値と前記調整用電流上限値との差がゼロになるように調整前所定値を出力する第1のPI制御部と、
    調整後回転数指令値と前記実回転数との差が小さくなるほど、前記調整前所定値に対する前記所定値の割合である反映率を小さくし、その反映率と前記調整前所定値との乗算値を前記所定値として出力する調整部と、
    前記回転数指令値から前記所定値を減算して調整後回転数指令値を出力する減算部と、
    前記調整後回転数指令値と前記実回転数との差がゼロになるように、前記電流上限値に対する前記電流指令値の比率を出力する第2のPI制御部と、
    前記比率と前記電流上限値との乗算値を前記電流指令値として出力する第2の乗算部と、
    を備えることを特徴とするモータ制御装置。
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