JP2022181777A - 圧縮機ユニット、圧縮機ユニットの制御プログラムおよび制御方法 - Google Patents

圧縮機ユニット、圧縮機ユニットの制御プログラムおよび制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】需要先の要求に適切に応えることができることを目的とする。【解決手段】圧縮機ユニット2は、スライド弁22が付帯されたスクリュ圧縮機21と、制御部28とを有する。制御部28は、制御部とデータ記憶部とを有する。データ記憶部には、需要先の負荷に応じて設定され、エンジンの負荷と圧力との関係を示す第1特性データと、前記需要先の総要求流量と、前記総要求流量に対して前記スクリュ圧縮機の吐出側流路において必要とされる前記対象ガスの圧力との関係を示す第2特性データとが記憶されている。制御部は、需要先からの要求流量に基づき第1特性データから第1比較対象圧力を導出するとともに、第2特性データから第2比較対象圧力を導出し、第1比較対象圧力と第2比較対象圧力とで大きい方を設定圧力に設定し、前記設定圧力となるように前記スクリュ圧縮機を制御する。【選択図】図1

Description

本発明は、圧縮機ユニット、圧縮機ユニットの制御プログラムおよび制御方法に関する。
液化天然ガス(LNG)の運搬船などにおいて、当該LNGを貯留するLNG貯槽で発生するボイルオフガス(BOG)を船舶のエンジンに燃料として供給することが行われている(特許文献1)。特許文献1に開示された技術では、BOGはスクリュ圧縮機で圧縮されてからエンジンに供給される。
特許文献2には、スクリュ圧縮機を用いたガスの圧縮において、需要先に供給するガスの圧力が一定となるようにスクリュ圧縮機のスライド弁、およびスクリュ圧縮機をバイパスするように設けられたバイパス管のバイパス弁を制御する技術が開示されている。
特開2006-348752号公報 特開平2-294592号公報
ところで、LNG運搬船では、エンジン以外にも発電機等の需要先がガス(BOG)を必要とする場合がある。このため、スクリュ圧縮機では、全ての需要先で消費されるガスの総量を考慮して吐出圧力制御を行う必要がある。さらに、エンジンの負荷は変動することがあり、負荷の変動に応じてエンジンで必要となるガスの圧力も変動するため、スクリュ圧縮機はエンジン負荷に応じた吐出圧力制御も行う必要がある。
上記特許文献2に開示の技術では、吐出圧力が一定となるようにスライド弁およびバイパス弁を制御しているだけであるので、需要先の負荷変動に応じた吐出圧力変更依頼に対しては対応できない。
本発明は、上記のような事情に鑑みてなされたものであって、需要先の要求に適切に応えたスクリュ圧縮機の吐出圧制御を実現することを目的とする。
本発明の一態様に係る圧縮機ユニットは、船舶内に設置され、前記船舶のLNG貯槽から吸い込んだボイルオフガスである対象ガスを圧縮し、エンジンおよび発電機を含む需要先に供給する。本態様に係る圧縮機ユニットは、スクリュ圧縮機と、流量センサと、データ記憶部と、制御部とを備える。前記スクリュ圧縮機は、前記対象ガスを圧縮して需要先に供給する。前記流量センサは、前記スクリュ圧縮機の吐出側流路に設けられ、前記需要先に供給されるガスの流量を取得する。前記データ記憶部は、特性データを記憶する。前記制御部は、前記スクリュ圧縮機から吐出される前記対象ガスの圧力を制御する。
ここで、本態様に係る圧縮機ユニットにおいて、前記特性データは、第1特性データと、第2特性データとを含む。前記第1特性データは、前記エンジンの負荷と圧力との関係を示す特性データである。前記第2特性データは、前記需要先の総要求流量と、前記総要求流量に対して前記スクリュ圧縮機の吐出側流路において必要とされる前記対象ガスの圧力との関係を示す特性データである。
前記制御部は、前記エンジンから得られる負荷情報に基づき前記第1特性データから第1比較対象圧力を導出するとともに、前記流量センサから得られる前記総要求流量に基づき前記第2特性データから第2比較対象圧力を導出する。また、前記制御部は、第1比較対象圧力と第2比較対象圧力とで大きい方を設定圧力に設定し、前記設定圧力となるように前記スクリュ圧縮機を制御する。
上記態様に係る圧縮機ユニットでは、エンジンの要求流量に対応して第1特性データから導かれる第1比較対象圧力と、総要求流量に対して第2特性データから導かれる第2比較対象圧力のいずれか大きい方が、設定圧力として設定され、スクリュ圧縮機の吐出圧力が制御される。これにより、需要先全体が必要とするガスの流量を確保できるとともに、エンジンの負荷が変動してもエンジンの必要とするガスの流量を満足することができる。また、常に高い一定の吐出圧力を維持するように制御する場合と比べて、動力を削減する効果を得られる。
上記態様に係る圧縮機ユニットにおいて、前記第1特性データは、負荷に対して圧力が直線的に増加する比例部を含んでもよい。また、上記態様に係る圧縮機ユニットにおいて、前記第2特性データは、前記需要先の総要求流量に対して前記対象ガスの圧力が直線的に増加する比例部を含んでもよい。
上記態様に係る圧縮機ユニットでは、第1特性データおよび第2特性データが直線的な関係(一次関数の関係)を有するようにしているので、第1比較対象圧力および第2比較対象圧力をそれぞれ容易に導出することができる。
上記態様に係る圧縮機ユニットにおいて、前記エンジンの数が2以上であってもよい。また、上記態様に係る圧縮機ユニットにおいて、前記制御部は、前記エンジンから得られる負荷情報のうち最も大きい負荷に基づき前記第1特性データから第1比較対象圧力を導出してもよい。
上記態様に係る圧縮機ユニットでは、最も負荷の大きいエンジンに合わせて第1特性データから第1比較対象圧力を導出することにより、複数台のエンジンを有する場合であっても、エンジンに必要な圧力のガスを供給することができる。
上記態様に係る圧縮機ユニットにおいて、前記スクリュ圧縮機をバイパスするように吸込側流路と吐出側流路とを接続するバイパス流路と、前記バイパス流路上に設けられた開度調整可能なスピルバック弁とを有するスピルバック部をさらに備えてもよい。また、上記態様に係る圧縮機ユニットにおいて、前記スクリュ圧縮機は、前記対象ガスの処理量を調整するスライド弁を備えてもよい。また、前記制御部は、前記データ記憶部に記憶された前記第1特性データと前記第2特性データとに基づいて前記スライド弁と前記スピルバック弁の開度を制御するように構成されることにより前記スクリュ圧縮機から吐出される対象ガスの流量が制御されてもよい。
上記態様に係る圧縮機ユニットでは、スライド弁にスピルバック弁を併用することで、圧力および流量を適切に制御することができる。
上記態様に係る圧縮機ユニットにおいて、スピルバック部と、電動式のモータと、インバータとをさらに備えてもよい。前記スピルバック部は、前記スクリュ圧縮機をバイパスするように吸込側流路と吐出側流路とを接続するバイパス流路と、前記バイパス流路上に設けられた開度調整可能なスピルバック弁とを有してもよい。前記電動式のモータは、前記スクリュ圧縮機を駆動してもよい。前記インバータは、前記モータの回転数を調整してもよい。
また、前記制御部は、前記データ記憶部に記憶された前記第1特性データと前記第2特性データとに基づいて前記モータの回転数および前記スピルバック弁の開度を制御するように構成されることにより前記スクリュ圧縮機から吐出される対象ガスの流量が制御されてもよい。
上記態様に係る圧縮機ユニットでは、インバータを用いたモータの回転数制御とスピルバック弁を併用することで、圧力および流量を適切に制御することができる。
本発明の一態様に係る制御プログラムは、船舶内に設置され、前記船舶のLNG貯槽から吸い込んだボイルオフガスである対象ガスを圧縮し、エンジンおよび発電機を含む需要先に供給するスクリュ圧縮機を含む圧縮機ユニットの制御をコンピュータに実行させるプログラムである。本態様に係る制御プログラムは、受付ステップと、制御ステップとを備える。前記受付ステップは、前記エンジンの負荷情報および前記需要先の総要求流量を受け付けるステップである。前記制御ステップは、特性データに基づき、前記スクリュ圧縮機から吐出される前記対象ガスの吐出圧力を制御するステップである。
ここで、本態様に係る制御プログラムにおいて、前記制御ステップで用いられる前記特性データは、第1特性データと、第2特性データとを含む。前記第1特性データは、前記エンジンの負荷と圧力との関係を示す特性データである。前記第2特性データは、前記需要先の総要求流量と、前記総要求流量に対して前記スクリュ圧縮機の吐出側流路において必要とされる前記対象ガスの圧力との関係を示す特性データである。
前記制御ステップでは、前記エンジンから得られる負荷情報に基づき前記第1特性データから第1比較対象圧力を導出するとともに、前記流量センサから得られる前記総要求流量に基づき前記第2特性データから第2比較対象圧力を導出する。また、前記制御ステップでは、第1比較対象圧力と第2比較対象圧力とで大きい方を設定圧力に設定し、前記設定圧力となるように前記スクリュ圧縮機を制御する。
上記態様に係る制御プログラムでは、エンジンの要求流量に対応して第1特性データから導かれる第1比較対象圧力と、総要求流量に対して第2特性データから導かれる第2比較対象圧力のいずれか大きい方が、設定圧力として設定され、スクリュ圧縮機の吐出圧力が制御される。これにより、需要先全体が必要とするガスの流量を確保できるとともに、エンジンの負荷に応じた適切なガスの圧力も満足することができ、圧縮機ユニットにおける動力を削減する効果を得られる。
本発明の一態様に係る制御方法は、船舶内に設置され、前記船舶のLNG貯槽から吸い込んだボイルオフガスである対象ガスを圧縮し、エンジンおよび発電機を含む需要先に供給するスクリュ圧縮機を含む圧縮機ユニットを制御する方法である。本態様に係る制御方法は、受付ステップと、制御ステップとを備える。前記受付ステップは、前記エンジンの負荷情報および前記需要先の要求流量を受け付けるステップである。前記制御ステップは、特性データに基づき、前記スクリュ圧縮機から吐出される前記対象ガスの吐出圧力を制御するステップである。
ここで、本態様に係る制御方法において、前記制御ステップで用いられる前記特性データは、第1特性データと、第2特性データとを含む。前記第1特性データは、前記エンジンの負荷と圧力との関係を示す特性データである。前記第2特性データは、前記需要先の総要求流量と、前記総要求流量に対して前記スクリュ圧縮機の吐出側流路において必要とされる前記対象ガスの圧力との関係を示す特性データである。
前記制御ステップでは、前記エンジンから得られる負荷情報に基づき前記第1特性データから第1比較対象圧力を導出するとともに、前記流量センサから得られる前記総要求流量に基づき前記第2特性データから第2比較対象圧力を導出する。また、前記制御ステップでは、第1比較対象圧力と第2比較対象圧力とで大きい方を設定圧力に設定し、前記設定圧力となるように前記スクリュ圧縮機を制御する。
上記態様に係る制御方法では、エンジンの要求流量に対応して第1特性データから導かれる第1比較対象圧力と、総要求流量に対して第2特性データから導かれる第2比較対象圧力のいずれか大きい方が、設定圧力として設定され、スクリュ圧縮機の吐出圧力が制御される。これにより、需要先全体が必要とするガスの流量を確保できるとともに、エンジンの負荷に応じた適切なガスの圧力も満足することができ、圧縮機ユニットにおける動力を削減する効果を得られる。
上記の各態様では、需要先の要求に適切に応えたスクリュ圧縮機の吐出圧制御を実現することができる。
第1実施形態に係る圧縮機ユニットの構成を示す図である。 圧縮機ユニットにおける制御装置の一部構成を示すブロック図である。 エンジンの負荷と圧力との関係を示す第1特性データを例示する図である。 吐出圧力と総要求流量との関係を示す第2特性データを例示する図である。 吐出圧力制御のフローチャートである。 第1特性データと第2特性データとの関係を示す図である。 第2実施形態に係る圧縮機ユニットの一部構成を示す図である。 圧縮機ユニットの他の例を示す図である。
以下では、本発明の実施形態について、図面を参酌しながら説明する。なお、以下で説明の形態は、本発明の構成および作用・効果を例示的に示すものであって、本発明は、その本質的な構成を除き何ら以下の形態に限定を受けるものではない。
[第1実施形態]
1.圧縮機ユニット2の構成
第1実施形態に係る圧縮機ユニット2の構成について、図1を用いて説明する。
図1に示すように、本実施形態に係る圧縮機ユニット2は、船舶1内に設置されている。船舶1は、圧縮機ユニット2の他に、需要先3およびLNG貯槽4を備える。圧縮機ユニット2は、スクリュ圧縮機21、ガス流路23,24、流量センサ29および制御部28を有する。スクリュ圧縮機21はスライド弁22およびスピルバック部25を備える。スライド弁22は、スクリュ圧縮機21に付帯されており、当該スクリュ圧縮機21からガス流路24に吐出されるBOG(ボイルオフガスであり、以下、単に「ガス」という。)の流量を調整するための弁である。スピルバック部25は、バイパス流路26とスピルバック弁27とを有する。バイパス流路26は、スクリュ圧縮機21をバイパスするように吸込側のガス流路23と吐出側のガス流路2424とを接続する。スピルバック弁27は、バイパス流路26に設けられており、バイパス流路26を通りガス流路24からガス流路23へと還流されるガスの流量を調整する弁である。流量センサ29は、スクリュ圧縮機21の吐出側の流路24(以下、「吐出側流路24」と呼ぶ。)に設けられ、需要先3に供給される前のガスの流量を取得する。なお、図1では、流量センサ29がバイパス流路26よりも上流側に位置している。
需要先3は、船舶1を推進するためのエンジン31および発電機35から構成される。船舶1では、需要先制御装置36が設けられる。なお、エンジン31および発電機35はそれぞれ複数個設けられる場合もある。
吐出側流路24には分岐部32が設けられている。分岐部32は、発電機35に接続された分岐流路33と、分岐流路33に設けられた切換弁34とを有する。切替弁34が開状態の場合には、スクリュ圧縮機21から吐出されたガスは、エンジン31と発電機35との両方に供給される。これに対して、切替弁34が閉状態の場合には、スクリュ圧縮機21から吐出されたガスは、エンジン31にのみ供給される。需要先制御装置36は、切替弁34の開閉制御を実行する。また、需要先制御装置36は、圧縮機ユニット2の制御部28に対してエンジン31の負荷情報を送信する。負荷情報としては、例えばエンジン31が消費するガスの流量や負荷割合であるが、本実施形態ではガスの流量(以下、「エンジン要求流量」という。)として説明する。また、以下の説明では、特に断りがない限り「流量」という用語は「質量流量」を意味している。
LNG貯槽4は、内部にLNGを貯留している。ガス流路23は、LNG貯槽4の上部に接続されている。LNG貯槽4内で発生したガス(BOG)は、ガス流路23を通りスクリュ圧縮機21に供給される。
2.制御部28の構成
圧縮機ユニット2における制御部28の構成について、図2を用いて説明する。本実施形態に係る圧縮機ユニット2の制御部28は、吐出圧制御部281とデータ記憶部282と比較部283とを有する。なお、制御部28は需要先制御装置36と一体とされてもよい。吐出圧制御部281は、MPU/CPU、ASIC、ROM、RAM等を含むマイクロプロセッサから構成されている。ROMには、圧縮機ユニット2の制御を実行するための制御プログラムが格納されている。データ記憶部282は、ROM等の記憶媒体から構成されており、後述の特性データが記憶されている。そして、比較部283は、需要先3の負荷状況に応じて吐出圧力を演算して吐出圧制御部281に送信する。比較部283が行う演算処理については、後述する。
吐出圧制御部281は、比較部283にて算出された吐出圧力に基づいてスライド弁22およびスピルバック弁27の開度を制御する。吐出圧制御部281は、ROMに格納された制御プログラムを実行することにより、スライド弁22およびスピルバック弁27を制御する。スクリュ圧縮機21の駆動時には、吐出圧力、すなわち、吐出側流路24における圧力が安定している状態では、吐出圧制御部281は、スピルバック弁27を所定開度(例えば、5%~15%の範囲で予め決められた開度)に維持している。これにより、吐出圧力を小さくする必要が生じた場合は、スピルバック弁27の開度を大きくする。吐出圧力を大きくする必要が生じた場合は、スピルバック弁27の開度を小さくする。なお、スクリュ圧縮機21の駆動開始前にはスピルバック弁27が全開状態とされており、これにより、スクリュ圧縮機21の駆動開始時における負荷の低減を図ることが可能となる。
本実施形態に係るデータ記憶部282は、第1データ記憶部282aと第2データ記憶部282bとを有する。これら第1および第2データ記憶部282a,282bに記憶されている特性データについて、次に説明する。
3.第1データ記憶部282aに記憶されている第1特性データ
データ記憶部282における第1データ記憶部282aに記憶されている第1特性データについて、図3を用いて説明する。第1特性データ911では、縦軸にエンジン要求流量(すなわち、エンジン31の負荷)を示し、横軸にエンジン要求流量に対応するガスの圧力を示している。第1特性データ911では、下限である点PT1から直線的に、すなわち、エンジン要求流量の変化率が一定の一次関数の関係となる比例部LN10のみで設定されている。比例部LN10に基づき、エンジン要求流量に対するガスの圧力が決まっている。
4.第2データ記憶部282bに記憶されている第2特性データ
第2データ記憶部282bに記憶されている第2特性データ915について、図4を用いて説明する。第2特性データ915では、縦軸にエンジン31及び発電機35、すなわち、スクリュ圧縮機21からガスを供給される全ての需要先からのガスの要求流量とバイパス流路26を通りガス流路24からガス流路23へと還流されるガスの流量の和(以下、「総要求流量」と呼ぶ。)を示している。第2特性データ915の横軸にスクリュ圧縮機21の吐出圧力を示している。図4における点PT10から点PT3へと総要求流量が直線的に、すなわち、総要求流量の変化率が一定の一次関数の関係となる比例部LN11のみで設定されている。比例部LN11に基づき、総要求流量に対するスクリュ圧縮機21の吐出圧力が決められる。
本実施形態では、比例部LN11の傾きは、図3に示した各比例部LN10の傾きよりも小さい。即ち、比例部LN11における総要求流量の変化率は、図3の比例部LN10におけるエンジン要求流量の変化率よりも小さい。ただし、比例部LN11の傾きとLN10の傾きとの関係は上記に限られるものではない。
5.比較部283が実行する設定圧力Psetの設定方法と圧力制御方法(圧縮機ユニット2の駆動時の制御)
圧縮機ユニット2の駆動時には、図5に示すように、第1特性データ911と、第2特性データ915とを読み込む(ステップS10)。次に、制御部28は、需要先制御装置36からエンジン31の負荷情報(エンジン要求流量)を取得する。また、図1の流量センサ29に基づいて需要先3(エンジン31および発電機35)に供給される前のガスの流量が取得される(ステップS11)。つまり、本実施形態に係る制御方法および制御プログラムには、前記エンジンの負荷情報および前記需要先の要求流量を受け付ける受付ステップが含まれる。ここで、流量センサ29によって取得されるガスの流量は、需要先3で消費されるガスの流量とバイパス流路26を通りガス流路24からガス流路23へと還流されるガスの流量の和を示しており、上述の総要求流量と捉えることができる。ただし、流量センサ29から直接的に得られたデータに対し、必要な計算処理(例えば温度補正や体積流量から質量流量への変換)がなされた後のものが総要求流量とされることもある。
次に、比較部283は、第1特性データ911に基づきエンジン要求流量に対応する第1比較対象圧力P1を導出する(ステップS12)。また、比較部283は、第2特性データ915に基づき総要求流量に対応する第2比較対象圧力P2を導出する(ステップS13)。なお、ステップS12はステップS13の後又は同時に行われてもよい。
比較部283は、第1比較対象圧力P1と第2比較対象圧力P2との大小を比較する(ステップS14)。第1比較対象圧力P1が第2比較対象圧力P2以上であると判断した場合には(ステップS14:Yes)、第1比較対象圧力P1を設定圧力Psetに設定する(ステップS15)。
ここで、ステップS12~S15の一例について図6を用いて説明する。図6は図3の第1特性データ911と、図4の第2特性データ915とを重ねて示す図である。
比較部283は、第1特性データ911(比例部LN10)に基づきエンジン要求流量F11から点PT11における第1比較対象圧力P41を導出する(ステップS12)。また、第2特性データ915(比例部LN11)に基づき、総要求流量F12から点PT12における第2比較対象圧力P42を導出する(ステップS13)。
第1比較対象圧力P41と第2比較対象圧力P42との大小を比較する(ステップS14)。第1比較対象圧力P41の方が大きいことが判る。すなわち、ステップS14の時点においてスクリュ圧縮機21から吐出されているガスの流量が、エンジン31の要求流量を満足していないと判断される。このため、第1比較対象圧力P41が設定圧力Psetに設定される(ステップS15)。そして、設定圧力Psetに関する情報を吐出圧制御部281に送出する(ステップS16)。吐出圧制御部281は、当該設定圧力Psetとなるようにスライド弁22およびスピルバック弁27の開度を制御する(ステップS17)。即ち、本実施形態に係る制御方法および制御プログラムには、需要先からの要求流量と、第1特性データ911および第2特性データ915とに基づいて、スクリュ圧縮機21から吐出される対象ガスの吐出圧力を制御する制御ステップが含まれる。
ここで、一般的にスピルバック弁27の方がスライド弁22と比べて速やかに動作する。このため、例えば、スクリュ圧縮機21の吐出側のガス流路24における圧力を低下させようとする場合には、スピルバック弁27の開度を上げて対象ガスをスクリュ圧縮機21の吸込側に戻することにより、速やかに圧力を設定圧力Psetまで低下させる。その間、スライド弁22をアンロード側に移動させてスクリュ圧縮機21から吐出される対象ガスの流量を減らすことができる。スライド弁22のアンロード側への移動に伴い、スピルバック弁27は元の開度状態に戻されることとなる。
スクリュ圧縮機21の吐出側のガス流路24における圧力を増加させようとする場合には、スピルバック弁27を閉じて圧力を速やかに上昇させるとともに、その間にスライド弁22をロード側に移動させてスクリュ圧縮機21からの供給流量を増やすことができる。スライド弁22のロード側への移動に伴い、スピルバック弁27は元の開度状態に戻されることとなる。
ところで、図5のステップS14において、比較部283が、第2比較対象圧力P2が第1比較対象圧力P1よりも大きいと判断した場合には(ステップS14:No)、第2比較対象圧力P2を設定圧力Psetに設定する(ステップS17)。
この場合、図6に示す例を用いて説明すると、比較部283は、第1特性データ911(比例部LN10)に基づき要求流量F13から点PT13における第1比較対象圧力P51を導出する(ステップS12)。また、第2特性データ915(比例部LN11)に基づき、総要求流量F14から点PT14における第2比較対象圧力P52を導出する(ステップS13)。
第1比較対象圧力P51と第2比較対象圧力P52との大小を比較すると(ステップS14)、第2比較対象圧力P52の方が大きいことが判る。すなわち、ステップS14の時点においてスクリュ圧縮機21から吐出されているガスの流量が、エンジン31の要求流量を満足していると判断されるので第2比較対象圧力P52が設定圧力Psetに設定(すなわち、現状維持)される(ステップS18)。そして、設定圧力Psetに関する情報を吐出圧制御部281に送出する(ステップS16)。吐出圧制御部281は、当該設定圧力Psetとなるようにスライド弁22およびスピルバック弁27の開度を制御する(ステップS17)。
圧縮機ユニット2では、常時、図5の流れ(ステップS10~S18)に基づいて設定圧力Psetを導出し、吐出圧制御部281によりスライド弁22およびスピルバック弁27の開度の制御が繰り返されることとなる。
6.効果
本実施形態に係る圧縮機ユニット2では、エンジン31の要求流量に対応して第1特性データ911から導かれる第1比較対象圧力P41と、総要求流量に対して第2特性データ915から導かれる第2比較対象圧力P42のいずれか大きい方が、設定圧力として吐出圧制御部281に出力され、スクリュ圧縮機21の吐出圧力が制御される。これにより、需要先全体(すなわち、エンジン31および発電機35)が必要とするガスの流量を確保できるとともに、エンジン31の負荷が変動してもエンジン31の必要とするガスの流量を満足することができる。このように、圧縮機ユニット2では、需要先におけるガスの要求に適切に応えたスクリュ圧縮機の吐出圧制御を実現することができる。また、常に高い一定の吐出圧力を維持するように制御する場合と比べて、動力を削減する効果を得られる。
[変形例]
圧縮機ユニット2は、エンジン31の数が2以上である船舶に利用されてもよい。この場合、制御部28は需要先制御装置36からそれぞれのエンジン31の負荷情報を取得する。そして、比較部283は、エンジン31から得られる負荷情報のうち最も大きい負荷情報に基づき第1特性データ911から第1比較対象圧力P1を導出する。このように、最も負荷の大きいエンジン31に合わせて第1比較対象圧力P1を導出することにより、全てのエンジン31に対して必要な圧力のガスを供給することができる。
[第2実施形態]
本発明の第2実施形態に係る圧縮機ユニット2の構成について、図7を用いて説明する。本実施形態に係る圧縮機ユニット2では、スクリュ圧縮機21に電動式のモータ51が接続されている。スクリュ圧縮機21は、モータ51の回転力の伝達により駆動される。モータ51には、インバータ52が接続されている。モータ51の回転数は、制御部28からの指令に基づくインバータ52からの信号により制御される。圧縮機ユニット2では、スクリュ圧縮機21の回転数が制御されることで、スクリュ圧縮機21から吐出される対象ガスの流量が制御可能とされる。
本実施形態に係る圧縮機ユニット2における吐出圧制御部281(図2参照)が実行する需要先3へのガスの吐出圧制御についての詳細説明は省略するが、図5のステップS17における制御対象がモータ51の回転数とスピルバック弁27である点に特徴を有する。より具体的には、スピルバック弁27を閉じた状態で、インバータ52によりスクリュ圧縮機21の回転数が制御される。また、インバータ52によって調整可能な回転数の範囲を超えてスクリュ圧縮機21の圧力制御が必要となる場合には、スピルバック弁27の開度調整により圧力制御が行われる。
本実施形態に係る圧縮機ユニット2は、インバータ52が接続されたモータ51によりスクリュ圧縮機21が駆動される点を除き、上記第1実施形態と同様の構成を有する。また、吐出圧制御部281が実行する制御プログラムについても、基本的な構成が同じである。よって、本実施形態も、上記第1実施形態と同様の効果を奏することができる。
今回開示された実施形態は、全ての点で例示であって、制限的なものではないと解されるべきである。本発明の範囲は、上記した説明ではなくて特許請求の範囲により示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。したがって、以下の実施形態も本発明の範囲に含まれる。
図8に示すように、上記実施形態では、流量センサ29が図1のバイパス流路26よりも下流側、より正確には、バイパス流路26よりも下流側であり、かつ、分岐流路33よりも上流側に位置してもよい。この場合であっても、スピルバック弁27の開度、スクリュ圧縮機21の吸込圧および吐出圧に基づき、バイパス流路26を通りガス流路24からガス流路23へと還流されるガスの流量を算出する事が可能である。
上記実施形態では、流量センサ29に代えて、スクリュ圧縮機21の吐出側のガス流路24のうちエンジン31に繋がる部分と、発電機35に繋がる部分とにそれぞれ設けられた別の流量センサが用いられてもよい。すなわち、各需要先へ繋がる流路部分に流量センサが設けられてもよい。この場合、バイパス流路26を通りガス流路24からガス流路23へと還流されるガスの流量は、上述のように算出されてもよいし、バイパス流路26に流量センサを設けて当該流量センサから取得されてもよい。それぞれの流量センサが取得するガスの流量の総和に基づいて総要求流量を求めることができる。
さらに、上記実施形態では、各需要先の消費量の総和が、スクリュ圧縮機21から吐出されるガスの流量と略等しいとみなせる場合は、総要求流量の算出において、バイパス流路26を通りガス流路24からガス流路23へと還流されるガスの流量が加えられなくてもよい。
上記実施形態では、1つのスクリュ圧縮機21を備えた構成を一例として採用したが、本発明は、これに限定を受けるものではない。例えば、2つ以上のスクリュ圧縮機を直列あるいは並列に接続した形態を採用することもできる。
上記実施形態に係る各圧縮機ユニット2が適用される船舶1では、BOGが供給される需要先3にエンジン31と発電機35とが設けられた構成を採用したが、本発明は、これに限定を受けるものではない。例えば、GCU(Gas Combustion Unit)や再液化設備が需要先として追加されてもよい。
上記実施形態における、第1比較対象圧力P1と第2比較対象圧力P2とを比較して大きい方の圧力をスクリュ圧縮機21の設定圧力に設定する手法は、所定の吐出圧力の範囲に限定して実施されてもよい。上記範囲外においては、第1特性データ911のみに基づいてスクリュ圧縮機21の吐出圧力が設定されてもよい。
上記実施形態では、当該圧縮機ユニット2の制御をコンピュータに実行させるための制御プログラムが吐出圧制御部281のROMに格納されていることとしたが、本発明は、これに限定を受けるものではない。例えば、制御プログラムをフレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、半導体メモリなどのコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に格納しておいてもよい。そして、吐出圧制御部281がこれらの記憶媒体にアクセス可能となるように構成しておけばよい。
上記実施形態では、必ずしも第1特性データ911および第2特性データ915の比例部は直線的に変化するものには限定されず、間欠的に変化していくものや、多次関数、指数関数、対数関数の関係をもったものとすることも可能である。
上記実施形態では、制御部281の構成として比較部283が省略された構成を採用し、圧縮機ユニット2が搭載される船舶1に応じて、乗員等のユーザが第1特性データ911および第2特性データ915を用いて設定圧力Psetを設定し、圧縮機ユニット2に指令を送出してもよい。
1 船舶
2 圧縮機ユニット
3 需要先
4 LNG貯槽
21 スクリュ圧縮機
22 スライド弁
25 スピルバック部
26 バイパス流路
27 スピルバック弁
28 制御部
51 モータ
52 インバータ
281 吐出圧制御部
282 データ記憶部
283 比較部
911 第1特性データ
915 第2特性データ
LN10 第1比例部
LN11 第2比例部

Claims (7)

  1. 船舶内に設置され、前記船舶のLNG貯槽から吸い込んだボイルオフガスである対象ガスを圧縮し、エンジンおよび発電機を含む需要先に供給する圧縮機ユニットであって、
    前記対象ガスを圧縮して需要先に供給するスクリュ圧縮機と、
    前記スクリュ圧縮機の吐出側流路に設けられ、前記需要先に供給されるガスの流量を取得する流量センサと、
    特性データを記憶するデータ記憶部と、
    前記スクリュ圧縮機から吐出される前記対象ガスの圧力を制御する制御部と、
    を備え、
    前記特性データは、
    前記エンジンの負荷と圧力との関係を示す第1特性データと、
    前記需要先の総要求流量と、前記総要求流量に対して前記スクリュ圧縮機の吐出側流路において必要とされる前記対象ガスの圧力との関係を示す第2特性データと、
    を含み、
    前記制御部は、前記エンジンから得られる負荷情報に基づき前記第1特性データから第1比較対象圧力を導出するとともに、前記流量センサから得られる前記総要求流量に基づき前記第2特性データから第2比較対象圧力を導出し、
    第1比較対象圧力と第2比較対象圧力とで大きい方を設定圧力に設定し、前記設定圧力となるように前記スクリュ圧縮機を制御する、圧縮機ユニット。
  2. 前記第1特性データは、負荷に対して圧力が直線的に増加する比例部を含み、
    前記第2特性データは、前記需要先の総要求流量に対して前記対象ガスの圧力が直線的に増加する比例部を含む、請求項1に記載の圧縮機ユニット。
  3. 前記エンジンの数が2以上であり、
    前記制御部は、前記エンジンから得られる負荷情報のうち最も大きい負荷に基づき前記第1特性データから第1比較対象圧力を導出する、請求項1または2に記載の圧縮機ユニット。
  4. 前記スクリュ圧縮機をバイパスするように吸込側流路と吐出側流路とを接続するバイパス流路と、前記バイパス流路上に設けられた開度調整可能なスピルバック弁とを有するスピルバック部をさらに備え、
    前記スクリュ圧縮機は、前記対象ガスの処理量を調整するスライド弁を備え、
    前記制御部は、前記データ記憶部に記憶された前記第1特性データと前記第2特性データとに基づいて前記スライド弁と前記スピルバック弁の開度を制御するように構成され、これにより前記スクリュ圧縮機から吐出される対象ガスの流量が制御される、
    請求項1ないし3のいずれかに記載の圧縮機ユニット。
  5. 前記スクリュ圧縮機をバイパスするように吸込側流路と吐出側流路とを接続するバイパス流路と、前記バイパス流路上に設けられた開度調整可能なスピルバック弁とを有するスピルバック部と、
    前記スクリュ圧縮機を駆動する電動式のモータと、
    前記モータの回転数を調整するインバータと、
    をさらに備え、
    前記制御部は、前記データ記憶部に記憶された前記第1特性データと前記第2特性データとに基づいて前記モータの回転数および前記スピルバック弁の開度を制御するように構成され、これにより前記スクリュ圧縮機から吐出される対象ガスの流量が制御される、
    請求項1ないし3のいずれかに記載の圧縮機ユニット。
  6. 船舶内に設置され、前記船舶のLNG貯槽から吸い込んだボイルオフガスである対象ガスを圧縮し、エンジンおよび発電機を含む需要先に供給するスクリュ圧縮機を含む圧縮機ユニットの制御をコンピュータに実行させる制御プログラムであって、
    前記エンジンの負荷情報および前記需要先の総要求流量を受け付ける受付ステップと、
    特性データに基づき、前記スクリュ圧縮機から吐出される前記対象ガスの吐出圧力を制御する制御ステップと、
    を備え、
    前記制御ステップで用いられる前記特性データは、
    前記エンジンの負荷と圧力との関係を示す第1特性データと、
    前記需要先の総要求流量と、前記総要求流量に対して前記スクリュ圧縮機の吐出側流路において必要とされる前記対象ガスの圧力との関係を示す第2特性データと、
    を含み、
    前記制御ステップは、前記エンジンから得られる負荷情報に基づき前記第1特性データから第1比較対象圧力を導出するとともに、前記流量センサから得られる前記総要求流量に基づき前記第2特性データから第2比較対象圧力を導出し、
    第1比較対象圧力と第2比較対象圧力とで大きい方を設定圧力に設定し、前記設定圧力となるように前記スクリュ圧縮機を制御する、制御プログラム。
  7. 船舶内に設置され、前記船舶のLNG貯槽から吸い込んだボイルオフガスである対象ガスを圧縮し、エンジンおよび発電機を含む需要先に供給するスクリュ圧縮機を含む圧縮機ユニットを制御する制御方法であって、
    前記エンジンの負荷情報および前記需要先の要求流量を受け付ける受付ステップと、
    特性データに基づき、前記スクリュ圧縮機から吐出される前記対象ガスの吐出圧力を制御する制御ステップと、
    を備え、
    前記制御ステップで用いられる前記特性データは、
    前記エンジンの負荷と圧力との関係を示す第1特性データと、
    前記需要先の総要求流量と、前記総要求流量に対して前記スクリュ圧縮機の吐出側流路において必要とされる前記対象ガスの圧力との関係を示す第2特性データと、
    を含み、
    前記制御ステップは、前記エンジンから得られる負荷情報に基づき前記第1特性データから第1比較対象圧力を導出するとともに、前記流量センサから得られる前記総要求流量に基づき前記第2特性データから第2比較対象圧力を導出し、
    第1比較対象圧力と第2比較対象圧力とで大きい方を設定圧力に設定し、前記設定圧力となるように前記スクリュ圧縮機を制御する、制御方法。
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