JP2022181109A - 干渉長可変型消音装置 - Google Patents

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Abstract

Figure 2022181109000001
【課題】成形が簡単であり、周波数に応じた調整が容易な消音装置を提供する。
【解決手段】流体が流れる主管2に挿入される消音装置1であって、内管5と、主管2と内管5との間に形成されるサイドブランチチャンバ13a、13b、13c、13dとを備えた消音装置において、内管5の外面に仕切り部6が形成され、内管5の外面の仕切り部6から軸方向に離れた位置に弾性体からなるキャップ4が装着されている。主管2と、内管5と、仕切り部6と、キャップ4とでサイドブランチチャンバ13a、13b、13c、13dが形成されている。内管5の内面の仕切り部6に近い位置に、サイドブランチチャンバ13と連通する出入口9a、9b、9c、9dが設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両用空調装置の冷媒配管、排気管等に挿入される干渉長可変型消音装置に関する。
車両用空調装置において、コンプレッサの機械騒音や冷媒のキャビテーションによる騒音が配管を介してエバポレータに伝わり、吹出口からドライバに伝わるか、あるいは、配管の途中でエンジンルームの空間を介して車体経由でドライバに伝わる。このため、車両用空調装置の配管には、マフラー型のサイレンサが介設されたり、内挿型のサイレンサが挿入されている。マフラー型のサイレンサは、大型で重く、ろう付けによるコストアップが生じるため、近年では、内挿型のサイレンサが多く採用されている。
例えば、特許文献1には、内管の外面に、らせん状のフィンを設けたものが記載されている。これは、内外の流路の差により位相差が生じて、音の干渉を引き起こし、消音効果が生じるが、成形や、流路長の調整が困難である。
特許文献2には、管状の本体に挿入される消音器であって、該消音器と本体との間に共鳴器チャンバが設けられ、本体の流路が接続チャンネルを介して共鳴器チャンバに接続された消音器が記載されている。また、特許文献3には、内側部材を包囲する外側部材をベローズとし、内側部材と外側部材との間にキャビティが形成され、内側部材の開口がキャビティに開放している吸音装置が記載されている。これらは、いずれも共鳴型で、共鳴周波数が共鳴器の形状で決まるので、音源の周波数に応じた調整が困難である。
欧州特許公開公報EP2138750A1 特許第5785173号公報明細書 特開2005-84693号公報
本発明は、前記従来の問題点に鑑みてなされたもので、成形が簡単であり、周波数に応じた調整が容易な干渉長可変型消音装置を提供することを課題とする。
前記課題を解決するための手段として、本発明は、
(1)流体が流れる主管に挿入される消音装置であって、内管と、前記主管と前記内管との間に形成されるサイドブランチチャンバとを備えた消音装置において、
前記内管の外面に仕切り部が形成され、
前記内管の外面の前記仕切り部から軸方向に離れた位置に弾性体からなるキャップが装着され、
前記主管と、前記内管と、前記仕切り部と、前記キャップとで前記サイドブランチチャンバが形成され、
前記内管の内面の前記仕切り部に近い位置に、前記サイドブランチチャンバと連通する出入口が設けられていることを特徴とする。
本発明では、内管の内面に設けられた出入口からサイドブランチに進入しキャップで反射して戻る音波が、内管の音波と逆位相になって干渉し、消音される。また、内管の内面にサイドブランチチャンバと連通する出入口が設けられ、サイドブランチチャンバが主管より断面積の小さい内管から分岐している。このため、サイドブランチチャンバが主管から分岐するのに比べて、分岐の前後の断面積比を大きくとることができ、透過損失が大きくなり、消音効果を高めることができる。
(2)前記キャップは、前記主管の外側から締め付けられて、前記主管の内面と前記内管の外面とに密着していることが好ましい。
(3)前記キャップが締め付けられる箇所に対応する前記内管の外周に外周溝が形成されていることが好ましい。
(4)前記内管の外面に軸方向に延びる複数のリブが形成され、前記リブにより、複数の前記サイドブランチチャンバが形成されていることが好ましい。
(5)前記キャップに、隣接する前記リブの間に挿入される複数の挿入片が形成されていることが好ましい。
(6)複数の前記挿入片は、軸方向の長さが異なることが好ましい。
(7)前記内管の上流側端部の内面は、下流側に向かって縮径するテーパー面で形成されていることが好ましい。
(8)前記仕切り部の外周縁から前記キャップまで、軸方向に延びる外筒が設けられ、前記外筒により前記サイドブランチチャンバが密封されていることが好ましい。
請求項1の発明によれば、内管に装着されるキャップの長さを変更するだけで、音源の周波数に対して消音効果がでるようにサイドブランチチャンバの長さ、すなわち、干渉長を調整することができ、周波数に応じた調整が容易である。また、主管に挿入される前は外気に開放され、また、他端はキャップを装着するので、内管の成形が簡単である。
請求項2の発明によれば、キャップを主管の外側から締め付けるだけで、キャップを主管の内面と内管の外面とに密着させることができ、サイドブランチチャンバの漏れが防止され、消音効果を維持することができる。
請求項3の発明によれば、キャップが締め付けられる箇所に対応する内管の外周に外周溝が形成されているので、キャップを内管の外面に強固に密着させることができる。
請求項4の発明によれば、内管の外面に軸方向に延びる複数のリブが形成され、リブにより、複数のサイドブランチチャンバが形成されているので、サイドブランチチャンバが、主管の内面と仕切り部とリブとキャップとで囲まれることで、サイドブランチチャンバの出入口から奥端までの長さと断面積とが単純化され、狙いの周波数に近い周波数で消音効果を得ることができる。
請求項5の発明によれば、キャップに、複数の挿入片が形成されているので、内管に1つのキャップを装着するだけで、複数のサイドブランチチャンバの奥端を形成することができる。
請求項6の発明によれば、キャップの複数の挿入片の軸方向の長さが異なるので、挿入片の長さが異なるキャップに交換するだけで、複数のサイドブランチチャンバの長さを変更することができる。
請求項7の発明によれば、内管の上流側端部がテーパー面で形成されることで、流体が内管に流入するときの圧力損失を低減することができる。
請求項8の発明によれば、外筒によりサイドブランチチャンバが密封されているので、主管の曲がりや振動によるサイドブランチチャンバの漏れが防止され、消音効果を維持することができる。
本発明の第1実施形態に係る消音装置の一部を破断した斜視図。 図1の消音装置の下流側斜め上方から見た分解斜視図。 図1の消音装置の装置本体の上流側斜め下方から見た分解斜視図(a)及び図1の消音装置の横断面図(b)。 図1の消音装置の水平縦断面図(a)及び垂直縦断面図(b)。 従来の構造の消音装置を示す斜視図。 本発明の第2実施形態に係る消音装置の縦断面図。 本発明の第3実施形態に係る消音装置の縦断面図。
以下、本発明の実施形態を添付図面に従って説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態に係る消音装置1を示す。消音装置1は、車両用空調装置の冷媒が流れる配管内に設けられる。具体的には、消音装置1は、図示しないコンプレッサ、コンデンサ、膨張弁及びエバポレータからなる車両用空調装置におけるエバポレータ又はコンプレッサの出口側の配管(以下、「主管」という)2に挿入される。主管2は、ゴムや合成樹脂等の弾性と可撓性とを有する素材で形成されているが、これに限らず、アルミニウム等の可撓性を有さない素材を使用してもよい。主管2には、図1において左側の上流から右側の下流に流体(以下「冷媒」という)が流れるものとするが、逆に右側から左側に冷媒が流れてもよい。
図2に示すように、消音装置1は、大別して、装置本体3と、キャップ4とを備えている。
装置本体3は、内管5と、仕切り部6(図1参照)と、複数のリブ7a、7b、7c、7dと、外筒8とを備え、合成樹脂により一体に形成されている。
内管5は、主管2の内径より小さい外径を有する円管状である。内管5の上流側端部には、図3(a)に示すように、後述する複数のサイドブランチチャンバ13a、13b、13c、13dの出入口9a、9b、9c、9dが形成されている。図1に示すように、内管5の下流側端部には、内面を内径側に拡大した肉厚部10が形成され、この肉厚部10の外周に外周溝10aが形成されている。肉厚部10の内面の上流側端には、上流側に向かって拡径するテーパー面10bが形成され、肉厚部10の内面の下流側端には、下流側に向かって拡径するテーパー面10cが形成されている。
仕切り部6は、図1に示すように、内管5の上流側端部に形成され、内管5の内面とほぼ同じ内径と、主管2の内面とほぼ同じ外径を有する円環形である。仕切り部6の内面には、下流側に向かって縮径するテーパー面6aが形成されている。
複数のリブ7a、7b、7c、7dは、図3(b)に示すように、内管5の外周面の周4等配位置に放射状に突出されて、外筒8に一体に接続されるとともに、仕切り部6から軸方向に延びている。リブ7の数は任意であり、無くてもよい。また、リブ7は周方向に等間隔でなくてもよい。
外筒8は、図1に示すように、主管2の内径とほぼ同じ外径を有する円管状であり、内管5から径方向外方に所定間隔離れている。外筒8は、仕切り部6の外周縁から軸方向に下流側に向かって、肉厚部10の上流側端まで延びている。外筒8の下流側端は開口され、図2に示すように、内管5の外周溝10aが露出した状態になっている。
キャップ4は、図2に示すように、ゴム等の弾性材料からなる円筒状部材の上流側端部に、軸方向に延びる複数のスリット4aを形成することにより、円筒状の基部11と、当該基部11から軸方向に延びる複数の挿入片12a、12b、12c、12dとが形成されている。スリット4aは、リブ7a、7b、7c、7dが挿入可能な幅を有している。基部11は、内管5の外面とほぼ同じ内径と、外筒8の外面とほぼ同じ外径とを有している。複数の挿入片12a、12b、12c、12dは、内管5と外筒8との間で、かつ、隣接するリブ7a、7b、7c、7dの間に挿入される扇形の横断面を有し、内管5の外面とほぼ同じ内径と、外筒8の内面とほぼ同じ外径とを有している。複数の挿入片12a、12b、12c、12dは、それぞれ軸方向の長さが異なっている。
消音装置1は、図2に示すように、装置本体3の内管5にキャップ4を装着する。このとき、キャップ4の複数の挿入片12a、12b、12c、12dが、内管5と外筒8との間で、かつ、隣接するリブ7a、7b、7c、7dの間に挿入され、基部11が、内管5の肉厚部10に位置するようにする。これにより、キャップ4は、装置本体3の仕切り部6から軸方向に離れた位置に装着される。次に、図1に示すように、消音装置1を主管2の内部に挿入し、キャップ4の基部11に対応する位置で、主管2を外側から締め付けることで、キャップ4の基部11を内管5の肉厚部10に押し付ける。これにより、キャップ4の基部11の外面が主管2に押圧され、内面が内管5の肉厚部10の外周溝10aに食い込み、消音装置1は、主管2の内部に固定される。
消音装置1は、図3(b)に示すように、内管5と、外筒8との間に4つのサイドブランチチャンバ13a、13b、13c、13dが形成されている。すなわち、図4に示すように、仕切り部6、隣接するリブ7a、7b及びキャップ4の挿入片12aで囲まれる長さl1の第1サイドブランチチャンバ13aと、仕切り部6、隣接するリブ7b、7c及びキャップ4の挿入片12bで囲まれる長さl2の第2サイドブランチチャンバ13bと、仕切り部6、隣接するリブ7c、7d及びキャップ4の挿入片12cで囲まれる長さl3の第3サイドブランチチャンバ13cと、仕切り部6、隣接するリブ7d、7a及びキャップ4の挿入片12dで囲まれる長さl4の第4サイドブランチチャンバ13dと、が形成されている。
キャップ4の下流側端面は、内管5の下流側端面より上流側に位置している。このため、キャップ4の下流側端面と、内管5と、外筒8との間に、サイドブランチチャンバ13a、13b、13c、13dより長さが短い円環状のサイドブランチチャンバ13sが形成されている。なお、キャップ4の下流側端面は、内管3の下流側端部と同じ位置にして、サイドブランチチャンバが無い状態にしてもよい。
次に、本実施形態の消音装置1の作用について説明する。
図4に示すように、主管2内を流れる冷媒は、消音装置1の上流側端部で内管5内に流入し、下流側端部で内管5内より流出する。消音装置1の上流側の図示しない音源から発生する音(コンプレッサの機械騒音や、冷媒のキャビテーションによる騒音)は、冷媒とともに下流側に伝搬し、消音装置1の内管5内に進入する。なお、音源は、下流側にあってもよく、その場合は、上流側で消音効果が生じることになる。
内管5内を伝搬してきた音波は、内管5の内面に設けられた出入口9a、9b、9c、9dから4つのサイドブランチチャンバ13a、13b、13c、13dに進入し、各サイドブランチチャンバ13a、13b、13c、13dの奥端、すなわち、キャップ4の挿入片12a、12b、12c、12dの先端で反射して出入口9a、9b、9c、9dに戻り、ここで、内管5の音波と逆位相になって干渉し、消音される。
ここで、内管5の断面積をS、サイドブランチチャンバ13の断面積をSs、サイドブランチチャンバ13の長さをl、音波の周波数をf、音速をcとすると、消音装置1での透過損失TLは数1で表される。なお、サイドブランチチャンバ13の長さlは、図4に示すように、仕切り部6からキャップ4の挿入部12までの軸方向距離である。
Figure 2022181109000002
本実施形態の消音装置1は、内管5の内面にサイドブランチチャンバ13a、13b、13c、13dと連通する出入口9a、9b、9c、9dが設けられ、サイドブランチチャンバ13a、13b、13c、13dが、主管2より断面積の小さい内管5から分岐している。
図5は、本発明と対比するための従来の構造の消音装置100を示す。図5の従来の消音装置100は、内管105の中間部に中間仕切り板106を設け、主管102と内管105との間に管状のサイドブランチチャンバ113a、113bを形成し、各サイドブランチチャンバ113a、113bの出入口109a、109bを内管105の上流側端部と下流側端部とに設けたものである。消音装置100の透過損失TLは、内管105の断面積の代わりに主管102の断面積をSとして、数1を適用することにより求めることができる。
図4の本実施形態の消音装置1は、各サイドブランチチャンバ13a、13b、13c、13dが内管5から分岐している。このため、図5に示す従来の消音装置100のように、サイドブランチチャンバ113a、113bが主管102から分岐するのに比べて、分岐の前後の断面積比Ss/Sを大きくとることができ、透過損失TLが大きくなり、消音効果を高めることができる。
なお、キャップ4の下流側端面と、内管5の下流側端面との間のサイドブランチチャンバ13sは、従来構造であるが、このサイドブランチチャンバ13sにおいても、消音効果を生じる。サイドブランチチャンバ13sの長さは、キャップ4の基部11の長さを変えるだけで調整することができる。
本実施形態の消音装置1では、内管5に装着されるキャップ4の挿入片12a、12b、12c、12dの長さを変更するだけで、音源の周波数に対して消音効果がでるようにサイドブランチチャンバ13a、13b、13c、13dの長さ、すなわち、干渉長を調整することができ、周波数に応じた調整が容易である。また、主管2に挿入される前は外気に開放され、また、他端はキャップ4を装着するので、内管5の成形が簡単である。
また、キャップ4を主管2の外側から締め付けるだけで、キャップ4を主管2の内面と内管5の外面とに密着させることができ、サイドブランチチャンバ13a、13b、13c、13dの漏れが防止され、消音効果を維持することができる。
キャップ4が締め付けられる箇所に対応する内管5の外周に外周溝10aが形成されているので、キャップ4を内管5の外面に強固に密着させることができる。
内管5の外面に軸方向に延びる複数のリブ7a、7b、7c、7dが形成され、これらのリブ7a、7b、7c、7dにより、複数のサイドブランチチャンバ13a、13b、13c、13dが形成されているので、サイドブランチチャンバ13a、13b、13c、13dが、主管2の内面と、仕切り部6と、リブ7a、7b、7c、7dと、キャップ4とで囲まれることで、サイドブランチチャンバ13a、13b、13c、13dの出入口9a、9b、9c、9dから奥端までの長さと断面積とが単純化され、狙いの周波数に近い周波数で消音効果を得ることができる。
キャップ4に、複数の挿入片12a、12b、12c、12dが形成されているので、内管5に1つのキャップ4を装着するだけで、複数のサイドブランチチャンバ13a、13b、13c、13dの奥端を形成することができる。
キャップ4の複数の挿入片12a、12b、12c、12dの軸方向の長さが異なるので、挿入片12a、12b、12c、12dの長さが異なるキャップ4に交換するだけで、複数のサイドブランチチャンバ13a、13b、13c、13dの長さを変更することができる。
内管5の上流側端部がテーパー面6aで形成されることで、流体が内管5に流入するときの圧力損失を低減することができる。
外筒8によりサイドブランチチャンバ13a、13b、13c、13dが密封されているので、主管2の曲がりや振動によるサイドブランチチャンバ13a、13b、13c、13dの漏れが防止され、消音効果を維持することができる。
<第2実施形態>
図6は、本発明の第2実施形態に係る消音装置20を示す。
第2実施形態に係る消音装置20は、図1の第1実施形態の消音装置1の装置本体3の外筒8が無い以外は、第1実施形態の消音装置1と実質的に同一であり、対応する部分には、同一符号を附して説明を省略する。
第2実施形態に係る消音装置20は、外筒が無いため構造が簡単で、装置本体3の成形が容易であるとともに、主管2への挿入が容易である。消音装置20を主管2に挿入したとき、消音装置20の仕切り部6及びリブ7の外面と、主管2の内面とが密着するように、シール材又は接着剤を用いることが好ましい。
<第3実施形態>
図7は、本発明の第3実施形態に係る消音装置30を示す。
第3実施形態に係る消音装置30は、図1の第1実施形態の消音装置1に2つの装置本体3a、3bが設けられ、これらの2つの装置本体3a、3bが肉厚部10側で対向させて、接着剤やねじ等で連結されている。キャップ4は、基部11の両側に長さの異なる複数の挿入片12a、12b、12c、12d及び12e、12f、12g、12hが形成されている。これにより、第3実施形態に係る消音装置30は、上流側の複数のサイドブランチチャンバ13a、13b、13c、13dに加えて、下流側の複数のサイドブランチチャンバ13e、13f、13g、13hが形成されている。8つのサイドブランチチャンバ13a、13b、13c、13d及び13e、13f、13g、13hの長さを音源の周波数に応じて調整することで、消音効果を生じる周波数の範囲を広くすることができる。
なお、第3実施形態に係る消音装置30の下流側の複数のサイドブランチチャンバ13e、13f、13g、13hの少なくとも1つを共鳴チャンバとしてもよい。この共鳴チャンバの共鳴周波数を入射音の周波数と一致させることで、特定域の周波数の消音効果を奏することができ、サイドブランチチャンバ13a、13b、13c、13dの消音効果と合わせて、消音効果を生じる周波数の範囲を広くすることができる。
本発明は、前記実施形態に限るものではなく、特許請求の範囲に記載した発明の要旨の範囲内で修正し変更することができる。
例えば、サイドブランチチャンバの数は、前記実施形態のように4つに限らないし、サイドブランチチャンバの長さも適宜変更することができる。
また、キャップは、前記実施形態のように一体で形成する代わりに、周方向に複数に分割して形成してもよい。
1…消音装置(第1実施形態)
2…主管
3、3a、3b…装置本体
4…キャップ
5…内管
6…仕切り部
7a、7b、7c、7d…リブ
8…外筒
9a、9b、9c、9d…出入口
10…肉厚部
11…基部
12a、12b、12c、12d…挿入片
13a、13b、13c、13d、13s…サイドブランチチャンバ
20…消音装置(第2実施形態)
30…消音装置(第3実施形態)

Claims (8)

  1. 流体が流れる主管に挿入される消音装置であって、内管と、前記主管と前記内管との間に形成されるサイドブランチチャンバとを備えた消音装置において、
    前記内管の外面に仕切り部が形成され、
    前記内管の外面の前記仕切り部から軸方向に離れた位置に弾性体からなるキャップが装着され、
    前記主管と、前記内管と、前記仕切り部と、前記キャップとで前記サイドブランチチャンバが形成され、
    前記内管の内面の前記仕切り部に近い位置に、前記サイドブランチチャンバと連通する出入口が設けられていることを特徴とする消音装置。
  2. 前記キャップは、前記主管の外側から締め付けられて、前記主管の内面と前記内管の外面とに密着していることを特徴とする請求項1に記載の消音装置。
  3. 前記キャップが締め付けられる箇所に対応する前記内管の外周に外周溝が形成されていることを特徴とする請求項2に記載の消音装置。
  4. 前記内管の外面に軸方向に延びる複数のリブが形成され、前記リブにより、複数の前記サイドブランチチャンバが形成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の消音装置。
  5. 前記キャップに、隣接する前記リブの間に挿入される複数の挿入片が形成されていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の消音装置。
  6. 複数の前記挿入片は、軸方向の長さが異なることを特徴とする請求項5に記載の消音装置。
  7. 前記内管の上流側端部の内面は、下流側に向かって縮径するテーパー面で形成されていることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の消音装置。
  8. 前記内管の前記仕切り部の外周縁から前記キャップまで、軸方向に延びる外筒が設けられ、前記外筒により前記サイドブランチチャンバが密封されていることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の消音装置。


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