JP2022179369A - 電力変換装置 - Google Patents

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【課題】放熱性を向上した電力変換装置を提供すること。【解決手段】電力変換装置10は、放熱器70と、放熱器70に取り付けられた基板31,32と、基板31,32に取り付けられた電子部品30とを備える。電子部品30は、コンバータ回路に含まれるスイッチング素子45と、インバータ回路に含まれるスイッチング素子46と、を含む。コンバータ回路は、リアクトル41,42を含む。スイッチング素子46は、放熱器70の水平方向Xの両端部から距離を空けて配置されている。リアクトル41,42は、スイッチング素子46の鉛直上方向に配置されている。【選択図】図5

Description

本開示は、電力変換装置に関するものである。
特許文献1には、太陽光電池パネルが発電した直流電力を交流電力に変換し、変換した交流電力を交流電源や電気機器に供給する電力変換装置が開示されている。この電力変換装置は、放熱部材に複数のパワーモジュールおよびパワーモジュールのそれぞれに対応する複数のリアクトルが当接されている。
特開2014-64374号公報
ところで、上記のように、パワーモジュールなどの発熱する部品を搭載した電力変換装置において、放熱性の向上について改善の余地がある。
本開示の一態様である電力変換装置は、放熱器と、前記放熱器に取り付けられ、鉛直方向に平行な主面を有する基板と、前記主面に取り付けられた電子部品と、を備え、前記電子部品は、コンバータ回路に含まれる第1スイッチング素子と、インバータ回路に含まれる第2スイッチング素子と、を含み、前記コンバータ回路は、第1リアクトルを含み、前記第2スイッチング素子は、前記放熱器の水平方向の両端部から距離を空けて配置され、前記第1リアクトルは、前記第2スイッチング素子よりも鉛直上方向に配置されている。
本開示の一態様によれば、放熱性を向上した電力変換装置を提供することができる。
図1は、一実施形態の電力変換装置の正面図である。 図2は、一実施形態の電力変換装置の背面図である。 図3は、一実施形態の電力変換装置について、正面パネルを除いて内部構造の概略を示す説明図である。 図4は、一実施形態の電力変換装置のブロック回路図である。 図5は、電力変換装置の内部構造の一部を示し、ヒートシンク、リアクトル、基板、および電子部品を示す正面図である。 図6は、ヒートシンクに取り付けられたリアクトル、基板、電子部品について、筐体の内部側から視た斜視図である。 図7は、リアクトル、基板、電子部品が取り付けられたヒートシンクを、筐体の外部側(背面側)から視た斜視図である。 図8は、ヒートシンクに取り付けられ、発熱を考慮するリアクトル、電子部品および箇所を示す説明図である。 図9Aは、モード1におけるリアクトル、スイッチング素子の温度を示す説明図である。 図9Bは、モード1における上部、中央部、および制御部の温度分布の説明図である。 図10Aは、モード2におけるリアクトル、スイッチング素子の温度を示す説明図である。 図10Bは、モード2における上部、中央部、および制御部の温度分布の説明図である。 図11Aは、モード3におけるリアクトル、スイッチング素子の温度を示す説明図である。 図11Bは、モード3における上部、中央部、および制御部の温度分布の説明図である。 図12Aは、モード4におけるリアクトル、スイッチング素子の温度を示す説明図である。 図12Bは、モード4における上部、中央部、および制御部の温度分布の説明図である。 図13Aは、モード5におけるリアクトル、スイッチング素子の温度を示す説明図である。 図13Bは、モード5における上部、中央部、および制御部の温度分布の説明図である。
以下、一実施形態を説明する。
なお、添付図面は、理解を容易にするために構成要素を拡大して示している場合がある。構成要素の寸法比率は実際のものと、または別の図面中のものと異なる場合がある。
図1~図4に示す電力変換装置10は、図4に示す太陽電池200が接続され、電力供給システムを構成する。この電力変換装置10は、一般家屋、商業施設、工場等の施設に設置される。施設には、商用電力系統210から商用交流電力が供給される。つまり、電力供給システムは、商用電力系統210と連系する。
図1~図3に示すように、一実施形態の電力変換装置10は、本体部11、接続部12を備えている。本体部11は、電力変換装置10を構成する各種の部品を収容する筐体21を有している。図3は、筐体21の正面パネル22を外した状態を示す。接続部12は、この電力変換装置10に対して、図4に示す太陽電池200、商用電力系統210と接続するための接続部材を収容する。
図3に示すように、本実施形態の本体部11は、鉛直方向Zにおいて分割された2つの収容部11a,11bを有している。鉛直方向Zにおいて、重力が向かう方向を鉛直下方向、鉛直下方向と反対側を鉛直上方向とする。収容部11aは収容部11bよりも鉛直上方向に配置されている。収容部11aには、基板と、基板に実装された電子部品30と、図5に示すリアクトル41,42,43,44、等が収容される。本実施形態において、基板は、コンバータ制御基板31、インバータ制御基板32、フィルタ基板33を含む。コンバータ制御基板31は第1基板に相当する。インバータ制御基板32は第2基板に相当する。本実施形態において、電子部品30は、基板31~33に実装される複数の部品を含むものとする。そして、放熱器70に直接取り付けられ、全ての基板31~33に実装されない部品は電子部品に含まれないものとする。電子部品30は、図5に示すスイッチング素子45,46,47、電解コンデンサ48、等を含む。スイッチング素子45は第1スイッチング素子に相当する。スイッチング素子46は第2スイッチング素子に相当する。スイッチング素子47は第3スイッチング素子に相当する。放熱器70に直接取り付けられる部品は、リアクトル41,42,43,44を含む。リアクトル41,42は第1リアクトルに相当する。リアクトル44は第2リアクトルに相当する。リアクトル43は第3リアクトルに相当する。
収容部11bには、複数のバッテリモジュール81およびバッテリ制御基板82が収容される。
本体部11には、放熱器70が取り付けられている。放熱器70は、搭載面71を正面パネル22に向くように取り付けられている。放熱器70には、基板31,32,33、リアクトル41,42,43,44、およびスイッチング素子45,46,47が取り付けられている。放熱器70は、電力変換装置10の動作によって生じる熱を、本体部11の外部へと放熱するものである。放熱器70は、たとえばアルミニウムにより形成されている。
図5、図6、図7は、放熱器70と、放熱器70に取り付けられたリアクトル41~44と、基板31,32に実装された電子部品30とを示す。なお、図5、図6では、内部の説明をし易くするため、図3に示すフィルタ基板33が省略されている。放熱器70は、搭載面71と、搭載面71と反対方向を向く裏面72とを有している。裏面72には、複数の放熱フィン73が形成されている。放熱器70は、搭載面71を鉛直方向Zと平行となるように配置されている。言い換えると、放熱器70は、鉛直方向Zに平行な搭載面71を有するといえる。なお、本開示において使用される用語「平行」とは、2つの対象物が互いに完全に平行である場合だけでなく、部材の交差や組み立てのズレとして鉛直方向Zと搭載面71との間の角度が±10度以下の場合を含むものとする。
図2に示すように、放熱器70は、筐体21に取り付けられている。放熱器70の放熱フィン73は、筐体21の外部へと突出している。放熱フィン73は、鉛直方向Zに沿って延びる板状に形成されている。複数の放熱フィン73は、鉛直方向Zと直交し且つ裏面72と平行な水平方向Xに間隔を開けて配列されている。
図5、図6に示すように、放熱器70の搭載面71には、リアクトル41~44、スイッチング素子45~47が取り付けられている。コンバータ制御基板31、インバータ制御基板32、図3に示すフィルタ基板33は、図示しないスペーサを介して放熱器70の搭載面71に取り付けられている。複数のリアクトル41~44およびスイッチング素子45~47は、放熱器70の搭載面71に取着されている。スイッチング素子45,46,47と放熱器70との間には、放熱シート51,52,53が介在されている。放熱シート51~53は、たとえばシリコーン樹脂により形成されている。スイッチング素子45~47は、放熱シート51~53によって間接的に放熱器70に取り付けられている。なお、各スイッチング素子45~47について絶縁性が確保されればよく、直接的に放熱器70に取り付けられてもよい。
図5に示すように、スイッチング素子45~47は、鉛直方向Zにおいて、放熱器70の中央部に配置されている。ここでいう放熱器70の中央部とは、放熱器70の端部を含まない領域をいう。スイッチング素子45~47は、水平方向Xに配列されている。リアクトル41~44は、放熱器70の鉛直方向Zの上部において、水平方向Xに沿って配列されている。本実施形態において、リアクトル41~43は、直流リアクトル(DCL)であり、リアクトル44は、交流リアクトル(ACL)である。リアクトル44は、放熱器70の上部において、水平方向Xの端部(図5では右端)に取り付けられている。リアクトル41~44は、放熱器70に対して、直接的、またはシート等を介して間接的に取り付けられる。リアクトル41,42は、図5では同じ大きさとして示されているが、互いの大きさが異なっていてもよい。また、リアクトル43は、リアクトル41,42と同じ大きさであってもよい。また、リアクトル44の大きさは、リアクトル41,42またはリアクトル43と同じ大きさであってもよい。リアクトル41~44は、水平方向Xにおいて、各リアクトル41~44の少なくとも一部が重なっていればよく、鉛直方向Zにずれて取り付けられていてもよい。
図5、図6に示すように、スイッチング素子45は、コンバータ制御基板31に実装、つまりコンバータ制御基板31に接続されている。コンバータ制御基板31は、放熱器70の搭載面71と同じ方向を向く基板主面31aと、基板主面31aと反対方向を向く基板裏面31bとを有している。基板裏面31bは、放熱器70と対向する。基板主面31aは第2主面に対応する。基板裏面31bは第1主面に対応する。コンバータ制御基板31は、放熱器70の搭載面71に対して基板主面31aが平行となるように放熱器70に取り付けられている。基板裏面31bは搭載面71と対向する。スイッチング素子45は、基板裏面31bの側に配置され、コンバータ制御基板31に実装されている。
コンバータ制御基板31には、各種の電子部品が実装されている。各種の電子部品は、コンバータ制御基板31の基板主面31aに実装された電子部品と、コンバータ制御基板31の基板裏面31bに実装された電子部品とを含む。なお、基板主面31aと基板裏面31bとのいずれか一方の面に各種の電子部品が実装されてもよい。
コンバータ制御基板31に実装された電子部品は、たとえば、スイッチング素子45を駆動する駆動回路、電流や電圧を検出するためのセンサ、等を構成する部品を含む。センサは、たとえば、太陽電池200(太陽電池パネル201)の発電電力を検出するためのセンサ、コンバータ回路101の動作を制御するためのセンサ、等を含む。また、コンバータ制御基板31には、リアクトル41,42が接続されている。コンバータ制御基板31に実装された電子部品とスイッチング素子45とリアクトル41,42は、図4に示すコンバータ回路101を構成する。コンバータ制御基板31は、コンバータ回路101の制御部を構成するといえる。
図5、図6に示すように、スイッチング素子46,47は、インバータ制御基板32に実装、つまりインバータ制御基板32に接続されている。インバータ制御基板32は、放熱器70の搭載面71と同じ方向を向く基板主面32aと、基板主面32aと反対方向を向く基板裏面32bとを有している。基板裏面32bは、放熱器70と対向する。基板主面32aは第2主面に対応する。基板裏面32bは第1主面に対応する。インバータ制御基板32は、放熱器70の搭載面71に対して基板主面32aが平行となるように放熱器70に取り付けられている。基板裏面32bは搭載面71と対向する。つまり、インバータ制御基板32は、搭載面71と対向する基板裏面32bを有するといえる。スイッチング素子46,47は、インバータ制御基板32の基板裏面32bの側に配置され、インバータ制御基板32に実装されている。
インバータ制御基板32には、各種の電子部品が実装されている。各種の電子部品は、インバータ制御基板32の基板主面32aに実装された電子部品と、インバータ制御基板32の基板裏面32bに実装された電子部品とを含む。インバータ制御基板32に実装された電子部品は、たとえば、スイッチング素子46を駆動する駆動回路、各種のセンサ、等を構成する部品を含む。センサは、インバータ回路102の出力電力を検出するためのセンサ、等を含む。インバータ制御基板32に実装されたスイッチング素子46を含む電子部品は、図4に示すインバータ回路102を構成する。インバータ制御基板32は、インバータ回路102の制御部を構成するといえる。
また、本実施形態のインバータ制御基板32には、スイッチング素子47を制御する電子部品が実装されている。インバータ制御基板32に実装された電子部品は、たとえば、スイッチング素子47を駆動する駆動回路を構成するトランジスタ等の部品を含む。また、インバータ制御基板32には、リアクトル43が接続されている。リアクトル43と、インバータ制御基板32に実装されたスイッチング素子47を含む電子部品は、図4に示す双方向DC-DCコンバータ回路(図4では「BDD」と表記する)110を構成する。インバータ制御基板32は、双方向DC-DCコンバータ回路110の制御部を構成するといえる。
図5、図6に示すように、インバータ制御基板32には、複数の電解コンデンサ48が実装、つまりインバータ制御基板32に接続されている。電解コンデンサ48は、アルミニウム電解コンデンサであり,電解質を含浸させた電解紙を含む。電解コンデンサ48は、インバータ制御基板32の基板主面32aの側に配置され、インバータ制御基板32に実装されている。
図4は、本実施形態の電力変換装置10の電気的構成を示すブロック図である。
電力変換装置10は、コンバータ回路101、インバータ回路102、フィルタ回路103、リレー104,105,106、制御回路107、電源回路108を有している。
コンバータ回路101は、図5、図6に示すリアクトル41,42と、コンバータ制御基板31に実装されたスイッチング素子45を含む電子部品により構成される。
コンバータ回路101は、制御回路107により制御されるDC-DCコンバータである。本実施形態のコンバータ回路101は、昇圧回路である。なお、コンバータ回路101は、DC-DCコンバータとして、降圧回路、昇降圧回路であってもよい。
コンバータ回路101のスイッチング素子45は、コンバータ制御基板31の制御部によってオンオフ制御される。コンバータ回路101は、スイッチング素子45のオンオフによって、太陽電池200にて発電した電力を変換し、変換後の直流電力を直流電圧バス109に出力する。直流電圧バス109は、コンバータ制御基板31等の配線パターン、基板間を接続するハーネス等により構成される。インバータ制御基板32本実施形態において、太陽電池200は、4つの太陽電池パネル201を含む。本実施形態の電力変換装置10は、4つの太陽電池パネル201を接続可能に構成されている。つまり、コンバータ回路101は、4つのPVコンバータ(PVC:photovoltaic convertor)を含む。
インバータ回路102は、図5、図6に示すインバータ制御基板32に実装されたスイッチング素子46を含む電子部品により構成される。
インバータ回路102は、たとえば、図5、図6に示すスイッチング素子46を含むDC-ACインバータである。
インバータ回路102のスイッチング素子46は、インバータ制御基板32の制御部によってオンオフ制御される。
インバータ回路102は、スイッチング素子46のオンオフにより、直流電圧バス109の直流電圧を交流電圧に変換する。また、インバータ回路102は、スイッチング素子46のオンオフにより、商用電力系統210から供給される商用交流電圧を直流電圧に変換して直流電圧バス109に出力する。
直流電圧バス109には、電解コンデンサ48が接続されている。電解コンデンサ48は、直流電圧バス109の直流電圧を平滑化する。
フィルタ回路103は、図5、図6に示すリアクトル44と、図3に示すフィルタ基板33に実装された電子部品により構成される。フィルタ回路103は、インバータ回路102から出力される交流電圧の高周波成分を低減する。
リレー104は、フィルタ回路103と系統連系端子T1との間に接続されている。リレー105は、フィルタ回路103と自立運転用出力端子T2との間に接続されている。リレー106は、系統連系端子T1と自立運転用出力端子T2との間に接続されている。リレー104~106は、開閉器(スイッチ)であり、たとえば、半導体スイッチ、機械式リレースイッチ、等を用いることができる。
系統連系端子T1は、交流電力線211を介して商用電力系統210に接続されている。交流電力線211は、屋内配線、引き込み線等の電線を含む。なお、交流電力線211には、図示しない分電盤、電力量計、等が接続されている。交流電力線211には、負荷221が接続される。
自立運転用出力端子T2には、電力線212が接続される。電力線212は、屋内配線、屋内配線のアウトレット、屋内配線のアウトレットに接続された延長ケーブル、等を含む。電力線212には、負荷222が接続される。
また、電力変換装置10は、双方向DC-DCコンバータ回路(図4には「BDD」と表記)110、蓄電池111を有している。蓄電池111は、図2に示す複数のバッテリモジュール81、バッテリ制御基板82を含む。バッテリ制御基板82は、バッテリ管理部(BMU:バッテリマネジメントユニット)を含む。バッテリ管理部は、蓄電池111の蓄電量を算出する。双方向DC-DCコンバータ回路110は、蓄電池111と直流電圧バス109との間に接続される。双方向DC-DCコンバータ回路110は、蓄電池111に蓄えられた電力を直流電圧バス109に放電する。また、双方向DC-DCコンバータ回路110は、直流電圧バス109の直流電圧により蓄電池111を充電する。
制御回路107は、電源回路108から供給される動作電源により動作する。たとえば、電源回路108は、直流電圧バス109に接続されて商用電力系統210の交流電圧により直流電圧を生成する電源部と、直流電圧バス109の直流電圧により動作電源を生成する電源部とを含む。
制御回路107は、たとえば、MCU(Micro Controller Unit)を有する。MCUは、内蔵または外部接続されたメモリが記憶するプログラムを実行することにより、コンバータ回路101、インバータ回路102、リレー104~106、双方向DC-DCコンバータ回路110を制御する。
制御回路107は、コンバータ回路101のスイッチング素子45(図5、図6参照)に制御信号を供給する。スイッチング素子45は、制御信号によりオンオフする。制御回路107は、スイッチング素子45に供給する制御信号のパルス幅を、たとえばパルス幅変調(PWM:Pulse Width Modulation)方式により調整する。
制御回路107は、インバータ回路102のスイッチング素子46(図5、図6参照)に制御信号を供給する。スイッチング素子46は、制御信号によりオンオフする。制御回路107は、スイッチング素子46に供給する制御信号のパルス幅を、たとえばパルス幅変調(PWM:Pulse Width Modulation)方式により調整する。
制御回路107は、リレー104~106に制御信号を供給する。リレー104~106は、制御信号によりオンオフする。
たとえば、制御回路107は、リレー104,106を閉状態(オン状態)とし、リレー105を開状態(オフ状態)とする。インバータ回路102から出力される交流電圧は、オン状態(閉状態)のリレー104を介して交流電力線211に出力される。交流電力線211に接続される負荷221は、商用電力系統210から供給される商用交流電圧、電力変換装置10から出力される交流電圧によって動作する。また、商用電力系統210から供給される商用交流電圧、またはインバータ回路102から出力されフィルタ回路103を通過した交流電圧は、オン状態(閉状態)のリレー106と自立運転用出力端子T2とを介して電力線212に出力される。電力線212に接続される負荷222は、供給される交流電圧により動作する。
制御回路107は、双方向DC-DCコンバータ回路110のスイッチング素子47(図5、図6)に制御信号を供給する。
制御回路107は、電力変換装置10の動作状態に応じて制御信号を出力する。たとえば、蓄電池111から放電するように、制御信号を出力する。また、制御回路107は、蓄電池111の蓄電量により、蓄電池111を充電するように、制御信号を出力する。スイッチング素子47は、制御信号によりオンオフする。制御回路107は、スイッチング素子47に供給する制御信号のパルス幅を、たとえばパルス幅変調(PWM:Pulse Width Modulation)方式により調整する。
次に、上記の電力変換装置10の作用を説明する。
電力変換装置10は、スイッチング素子45,46、47を有している。制御回路107は、図示しないコントローラからの制御信号、各種のセンサによる検出結果、蓄電池111の蓄電量、等に応じてスイッチング素子45,46,47のオンオフを制御する。コンバータ回路101は、スイッチング素子45のオンオフにより、太陽電池200(太陽電池パネル201)にて発電した電力を直流電圧に変換する。インバータ回路102は、スイッチング素子46のオンオフにより、直流電圧を交流電圧に、または交流電圧を直流電圧に変換する。双方向DC-DCコンバータ回路110は、スイッチング素子47のオンオフにより、蓄電池111の電力を放電、または蓄電池111を充電する。
電力変換装置10を構成するスイッチング素子45~47は、電力変換装置10の動作モードに応じて制御される。電力変換装置10の動作モードは、モード1~5を含む。なお、動作モードは、モード1~5以外を含んでいてもよい。
モード1は、蓄電池111を充電する動作モードである。
蓄電池111に対する充電は、例えば深夜等の負荷221,222が使用されない期間に行われる。例えば、夜間では、太陽電池200が発電しないため、制御回路107はスイッチング素子45をオフ状態とする。そして、制御回路107は、インバータ回路102において、交流電圧を直流電圧に変換するように、スイッチング素子46を制御する。また、制御回路107は、双方向DC-DCコンバータ回路110において、蓄電池111を充電する電圧を蓄電池111に供給するように、スイッチング素子47を制御する。
モード2は、蓄電池111から放電を最大とする動作モードである。
制御回路107は、蓄電池111から放電する電力を最大とするように、双方向DC-DCコンバータ回路110のスイッチング素子47を制御する。そして、制御回路107は、蓄電池111から放電する電力と太陽電池200にて発電した電力とにより交流電力を出力するようにインバータ回路102のスイッチング素子46を制御する。
モード3は、太陽電池200の発電電力を最大とするとともに、蓄電池111を充電する動作モードである。
制御回路107は、たとえば最大電力点追従(MPPT:Maximum Power Point Tracking)制御を実行し、スイッチング素子45を制御する。さらに、制御回路107は、双方向DC-DCコンバータ回路110において、蓄電池111を充電する電圧を蓄電池111に供給するように、スイッチング素子47を制御する。
モード4は、過積載状態における動作モードである。
過積載状態は、電力変換装置10の出力可能な電力に対して、太陽電池200の発電可能電力が大きい状態である。過積載状態は、たとえば、電力変換装置10の定格出力電力よりも太陽電池200の発電可能電力が大きい状態を含む。なお、出力可能な電力量は、電力変換装置10の動作において、温度等の要因によって変動することもある。このように変動する電力量に対して、太陽電池200の発電電力が大きい状態も過積載状態に含まれる。
制御回路107は、たとえば、電力変換装置10の出力可能な電力を得るようにインバータ回路102のスイッチング素子46を制御するとともに、必要な電力を太陽電池200から得るように、コンバータ回路101のスイッチング素子45を制御する。なお、制御回路107は、蓄電池111の蓄電量によって、蓄電池111を充電するように双方向DC-DCコンバータ回路110のスイッチング素子47を制御することもある。
モード5は、発電電力を最大とする動作モードである。このとき、制御回路107は、太陽電池200の発電電力を最大電力とするように、たとえば最大電力点追従制御にてスイッチング素子45を制御する。また、制御回路107は、インバータ回路102の出力を最大とするように、スイッチング素子46を制御する。
電力変換装置10を構成する各種の部品は、電力変換装置10の運転中に動作に応じて発熱する。発熱量の多い部品は、放熱器70によって放熱するように、放熱器70に取り付けられる。本実施形態において、発熱量の多い部品は、スイッチング素子45~47、リアクトル41~44である。
図8に示すように、鉛直方向Zにおいて、放熱器70の中央部にはスイッチング素子45~47が配置されている。インバータ回路102を構成する複数のスイッチング素子46は、水平方向Xにおいて、放熱器70の中央部に配置されるとともに水平方向Xに配列されている。コンバータ回路101を構成する複数のスイッチング素子45と、双方向DC-DCコンバータ回路110を構成する複数のスイッチング素子47は、インバータ回路102のスイッチング素子46を挟むように配置されるとともに、水平方向Xに配列されている。リアクトル41~44は、スイッチング素子45~47の鉛直上方向に配置されている。リアクトル41~44は、水平方向Xに配列されている。フィルタ回路103を構成するリアクトル44は、インバータ回路102のスイッチング素子46の鉛直上方向を避けるように配置されている。つまり、フィルタ回路103のリアクトル44は、鉛直方向Zから視て、インバータ回路102のスイッチング素子46と水平方向Xにずれた位置に配置されている。
次に、図5に示すリアクトル41~44およびスイッチング素子45~47と、各基板31~33に実装された電子部品の発熱量(損失)について説明する。
図8に示すように、放熱器70に取り付けられたリアクトル41~44およびスイッチング素子45~47と、コンバータ制御基板31とインバータ制御基板32とに実装されたスイッチング素子45~47以外の電子部品について説明する。なお、コンバータ制御基板31、インバータ制御基板32にそれぞれ実装されたスイッチング素子45~47以外の電子部品は、リアクトル41~44やスイッチング素子45~47と比べて発熱量(損失)が少ない。このため、コンバータ制御基板31とインバータ制御基板32に実装されたスイッチング素子45~47以外の電子部品を纏めて制御部90とする。
図5、図6、図8に示すように、スイッチング素子46は、鉛直方向Zにおいて、放熱器70の中央部に配置されている。また、スイッチング素子46は、水平方向Xにおいて、放熱器70の中央部に配置されている。そして、スイッチング素子46の周囲には、スイッチング素子46よりも発熱量の小さい部材が配置されている。
図9A、図10A、図11A、図12A、図13Aは、リアクトル41~44、スイッチング素子45~47について、モード1,2,3,4,5における発熱量(損失)を相対的に示す。なお、図9A~図13Aにおいて、リアクトル41~43をDCL41~43、リアクトル44をACL44、スイッチング素子45~47をSW45~47として表記する。図9B、図10B、図11B、図12B、図13Bは、リアクトル41~44および電子部品30について、モード1,2,3,4,5における鉛直方向Zにおける温度分布を、「上部」、「中央部」、「制御部」に分けて示す。各図において、「上部」は主にリアクトル41~44における温度を示し、「中央部」は主にスイッチング素子45~47の温度を示し、「制御部」は主に制御部90の温度を示す。
モード1~5において、インバータ回路102のスイッチング素子46における発熱量が最も大きいことが判る。また、鉛直方向Zにおいて、スイッチング素子45~47を配置した中央部における発熱量が、モード1~5のいずれにおいても最も大きいことが判る。
スイッチング素子46の熱は、スイッチング素子46から放熱器70へと伝わる。その熱は、放熱器70において、スイッチング素子46が取り付けられた位置から、スイッチング素子46の周囲へと伝わる。スイッチング素子46は、放熱器70において、鉛直方向Zおよび水平方向Xにおける中央部に取り付けられている。したがって、スイッチング素子46から放熱器70に伝わった熱は、鉛直方向Zの上下、および水平方向Xの左右に伝わる。つまり、放熱器70において、熱は、スイッチング素子46から放射状に伝わる。そして、熱は、放熱器70の裏面72の放熱フィン73から空中へと放熱される。
比較例として、スイッチング素子46を放熱器70の上部に取り付けた場合を考える。この場合、スイッチング素子46から放熱器70へと伝わった熱は、放熱器70において、スイッチング素子46の取り付け位置から、鉛直下方向と水平方向Xとに伝わる。つまり、比較例の場合、本実施形態と比べ、熱が拡散する領域の面積が狭くなる。言い換えると、本実施形態は、放熱器70の上端にスイッチング素子46を取り付けた比較例と比べ、放熱器70における放熱経路が増えるため、熱が拡散しやすくなる。つまり、スイッチング素子46から放熱器70への熱が伝わりやすい。そして、熱が拡散した領域の放熱フィン73から、空気中へと放熱されるため、拡散した領域が容易に冷却される。つまり、スイッチング素子46の放熱性を向上できる。なお、スイッチング素子46が放熱器70の下部、右部、または左部に取り付けた場合も同様である。
図10A、図11A、図12A、図13Aに示すように、コンバータ回路101のスイッチング素子45は、インバータ回路102のスイッチング素子46の次に発熱量が多い電子部品である。コンバータ回路101のスイッチング素子45は、インバータ回路102のスイッチング素子46に対して、水平方向Xに並べて配置されている。したがって、コンバータ回路101のスイッチング素子45は、インバータ回路102のスイッチング素子46の熱の影響を受け難く、放熱できる。
図10A、図11A、図12A、図13Aに示すように、フィルタ回路103のリアクトル44は、コンバータ回路101のスイッチング素子45の次に発熱量が多い。リアクトル44は、鉛直方向Zから視て、インバータ回路102のスイッチング素子46と全く重ならない位置、すなわち鉛直方向Zと直交する水平方向Xにずれた位置に配置されている。このため、リアクトル44をスイッチング素子46と鉛直方向Zにおいて重なるように配置した場合と比べ、スイッチング素子46からの距離が長くなる。したがって、リアクトル44は、インバータ回路102のスイッチング素子46の熱の影響を受け難い。
図5、図6、図8に示すように、インバータ制御基板32には複数の電解コンデンサ48が実装されている。複数の電解コンデンサ48は、インバータ制御基板32の基板主面32aの側に配置されている。インバータ制御基板32に実装されたスイッチング素子46は、インバータ制御基板32の基板裏面32bの側に配置されている。そして、複数の電解コンデンサ48は、スイッチング素子46よりも鉛直下方向に配置されている。
複数の電解コンデンサ48は、平滑コンデンサとして用いられるアルミニウム電解コンデンサである。アルミニウム電解コンデンサは、部品の構造上、内部の電解液の蒸発(ドライアップ)が製品寿命に直接関係する。複数の電解コンデンサ48は、高温環境下では、ドライアップが生じ易い。この点、本実施形態において、複数の電解コンデンサ48は、高発熱部品であるスイッチング素子46よりも鉛直下方向に配置されている。したがって、複数の電解コンデンサ48における熱上昇が抑制される。このため、複数の電解コンデンサ48におけるドライアップを抑制できる。
また、複数の電解コンデンサ48は、インバータ制御基板32の基板主面32aの側に配置され、スイッチング素子46は、インバータ制御基板32の基板裏面32bの側に配置されている。このため、電解コンデンサ48とスイッチング素子46とを同じ面の側に配置する場合と比べ、電解コンデンサ48をスイッチング素子46から離すことができ、スイッチング素子46の熱の影響をより低減できる。
図3、図5に示す測定位置P1~P18について、上述したモード3にて電力変換装置10を稼動させたときの温度を測定した結果を以下の表1に示す。表1において、「正位置」は、電力変換装置10を図1~3に示す状態に配置した状態である。「逆位置」は、「正位置」に対して上下を反転させた状態である。また、表1には、「正位置」における温度と「逆位置」における温度との差を示している。
Figure 2022179369000002
「正位置」の測定結果と「逆位置」の測定結果とを比較した場合、測定位置P13の電解コンデンサ48の温度が「正位置」の温度に対して「逆位置」の温度が高くなっている。図3、図5、図6に示す「正位置」において、電解コンデンサ48は、スイッチング素子46およびリアクトル42,43の鉛直下方向に配置されている。一方「逆位置」では、電解コンデンサ48は、スイッチング素子46およびリアクトル42,43の鉛直上方向に配置されることになる。これは、スイッチング素子46およびリアクトル42,43の発熱により暖められた空気が鉛直上方向に移動することによるものであると考えられる。
上述したように、アルミニウム電解コンデンサが用いられる電解コンデンサ48は、部品の構造上、内部の電解液の蒸発(ドライアップ)が製品寿命に直接関係する。この点、本実施形態の電力変換装置10において、図3、図5、図6の「正位置」に示すように、電解コンデンサ48はスイッチング素子46およびリアクトル42,43の鉛直下方向に配置されている。このため、電解コンデンサ48は、スイッチング素子46およびリアクトル42,43により暖められた空気の影響を受け難い。したがって、電力変換装置10は、電解コンデンサ48のドライアップを抑制できる。
以上記述したように、本実施の形態によれば、以下の効果を奏する。
(1)電力変換装置10は、放熱器70と、放熱器70に取り付けられた基板31,32と、基板31,32に取り付けられた電子部品30とを備える。電子部品30は、コンバータ回路101に含まれるスイッチング素子45と、インバータ回路102に含まれるスイッチング素子46と、を含む。コンバータ回路101は、リアクトル41,42を含む。スイッチング素子46は、放熱器70の水平方向Xの両端部から距離を空けて配置されている。リアクトル41,42は、スイッチング素子46の鉛直上方向に配置されている。
電力変換装置10において、スイッチング素子46は、高発熱部品である。このスイッチング素子46は、放熱器70の中央部に取り付けられる。スイッチング素子46の熱は、放熱器70において、スイッチング素子46から放射状に伝わる。そして、熱は、放熱器70の裏面72の放熱フィン73から空中へと放熱される。このため、拡散した領域が容易に冷却される。つまり、スイッチング素子46の放熱性を向上できる。
(2)コンバータ回路101のスイッチング素子45は、インバータ回路102のスイッチング素子46の次に発熱量が多い。コンバータ回路101のスイッチング素子45は、インバータ回路102のスイッチング素子46に対して、水平方向Xに並べて配置されている。したがって、コンバータ回路101のスイッチング素子45は、インバータ回路102のスイッチング素子46の熱の影響を受け難く、放熱できる。
(3)フィルタ回路103のリアクトル44は、コンバータ回路101のスイッチング素子45の次に発熱量が多い。リアクトル44は、水平方向Xにおいてスイッチング素子45,46とずれた位置に配置されている。したがって、リアクトル44は、スイッチング素子45,46の熱の影響を受け難い。
(4)複数の電解コンデンサ48は、スイッチング素子46よりも鉛直下方向に配置されている。したがって、複数の電解コンデンサ48における熱上昇が抑制される。このため、複数の電解コンデンサ48におけるドライアップを抑制できる。
(5)複数の電解コンデンサ48は、インバータ制御基板32の基板主面32aの側に配置され、スイッチング素子46は、インバータ制御基板32の基板裏面32bの側に配置されている。したがって、電解コンデンサ48とスイッチング素子46とを同じ面の側に配置する場合と比べ、電解コンデンサ48をスイッチング素子46から離すことができ、スイッチング素子46の熱の影響をより低減できる。
(変更例)
上記実施形態は例えば以下のように変更できる。上記実施形態と以下の各変更例は、技術的な矛盾が生じない限り、互いに組み合せることができる。なお、以下の変更例において、上記実施形態と共通する部分については、上記実施形態と同一の符号を付してその説明を省略する。
・蓄電池111は、外部蓄電池ユニットとして、電力変換装置10に接続される構成としてもよい。その場合、電力変換装置10に蓄電池111が搭載されていてもよく、搭載されていなくてもよい。蓄電池111が搭載されない場合、電力変換装置10の筐体のサイズは適宜変更されてもよい。
・双方向DC-DCコンバータ回路110を電力変換装置10の外部に設ける構成としてもよい。また、双方向DC-DCコンバータ回路110を省略してもよい。
・上記実施形態では、インバータ制御基板32に、インバータ回路102を構成する電子部品と、双方向DC-DCコンバータ回路110を構成する電子部品とを実装した。これに対し、インバータ回路を構成する電子部品を実装したインバータ制御基板と、双方向DC-DCコンバータ回路110を構成する電子部品を実装したコンバータ制御基板とを搭載する構成としてもよい。
本開示から把握できる技術的思想を以下に記載する。
[1]
放熱器と、
前記放熱器に取り付けられ、鉛直方向と平行な主面を有する基板と、
前記主面に取り付けられた電子部品と、
を備え、
前記電子部品は、コンバータ回路に含まれる第1スイッチング素子と、インバータ回路に含まれる第2スイッチング素子と、を含み、
前記コンバータ回路は、第1リアクトルを含み、
前記第2スイッチング素子は、前記放熱器の水平方向の両端部から距離を空けて配置され、
前記第1リアクトルは、前記第2スイッチング素子よりも鉛直上方向に配置されている、
電力変換装置。
[2]
前記第1リアクトルは前記放熱器に取り付けられる、[1]に記載の電力変換装置。
[3]
前記電子部品および前記基板を内蔵する筐体を更に備える、[1]または[2]に記載の電力変換装置。
[4]
複数の前記第1リアクトルを備え、
複数の前記第1リアクトルは、少なくとも一部が重なるように前記水平方向に並べられている、
[1]に記載の電力変換装置。
[5]
前記第1スイッチング素子は、前記第2スイッチング素子に対して前記水平方向に配置されている、
[1]から[4]のいずれか一つに記載の電力変換装置。
[6]
第2リアクトルを含み、
前記第2リアクトルは、前記第2スイッチング素子よりも鉛直上方向に配置されるとともに、前記水平方向において前記第2スイッチング素子とずれた位置に配置されている、
[1]から[5]のいずれか一つに記載の電力変換装置。
[7]
前記電子部品は複数の電解コンデンサを含み、
前記複数の電解コンデンサは、前記コンバータ回路と前記インバータ回路との間に配置され、
前記複数の電解コンデンサは、前記第2スイッチング素子よりも鉛直下方向に配置されている、
[1]から[4]のいずれか一つに記載の電力変換装置。
[8]
前記複数の電解コンデンサは、前記主面と直交する方向から視て、前記放熱器の中央部と重なるように配置されている、[7]に記載の電力変換装置。
[9]
前記主面は、前記放熱器と対向する第1主面と、前記第1主面に対して反対方向を向く第2主面とを含み、
前記第2スイッチング素子は、前記第1主面に配置され、
前記複数の電解コンデンサは、前記第2主面に配置されている、
[7]または[8]に記載の電力変換装置。
[10]
前記第1スイッチング素子は、前記第1主面に配置されている、[9]に記載の電力変換装置。
[11]
前記基板は、第1基板と第2基板とを含み、
前記第2スイッチング素子は前記第2基板に実装され、
前記第1スイッチング素子は前記第1基板に実装される、
[1]から[10]のいずれか一つに記載の電力変換装置。
[12]
複数の前記電子部品は、蓄電池に接続される双方向DC-DCコンバータ回路に含まれる第3リアクトルおよび第3スイッチング素子を含み、
前記第3リアクトルは、前記第2スイッチング素子よりも鉛直上方向に配置され、
前記第3スイッチング素子は、前記第1スイッチング素子に対して前記水平方向に配置されている、
[1]から[11]のいずれか一つに記載の電力変換装置。
[13]
前記放熱器は、前記鉛直方向に平行な搭載面と、前記搭載面に対して反対方向を向く裏面と、前記裏面に設けられた複数の放熱フィンと、を有し、
前記複数の放熱フィンは、前記鉛直方向に延びるように形成され、前記水平方向に間隔を開けて配列されている、
[1]から[12]のいずれか一つに記載の電力変換装置。
以上の説明は単に例示である。本開示の技術を説明する目的のために列挙された構成要素および方法(製造プロセス)以外に、より多くの考えられる組み合わせおよび置換が可能であることを当業者は認識し得る。本開示は、特許請求の範囲を含む本開示の範囲内に含まれるすべての代替、変形、および変更を包含することが意図される。
10 電力変換装置
11 本体部
11a 収容部
11b 収容部
12 接続部
21 筐体
22 正面パネル
30 電子部品
31 コンバータ制御基板
31a 基板主面
31b 基板裏面
32 インバータ制御基板
32a 基板主面
32b 基板裏面
33 フィルタ基板
41 リアクトル(DCL)
42 リアクトル(DCL)
43 リアクトル(DCL)
44 リアクトル(ACL)
45 スイッチング素子(第1スイッチング素子)
46 スイッチング素子(第2スイッチング素子)
47 スイッチング素子(第3スイッチング素子)
48 電解コンデンサ
51~53 放熱シート
70 放熱器
71 搭載面
72 裏面
73 放熱フィン
81 バッテリモジュール
82 バッテリ制御基板
90 制御部
101 コンバータ回路
102 インバータ回路
103 フィルタ回路
104~106 リレー
107 制御回路
108 電源回路
109 直流電圧バス
110 双方向DC-DCコンバータ回路
111 蓄電池
200 太陽電池
201 太陽電池パネル
210 商用電力系統
211 交流電力線
212 電力線
221,222 負荷
T1 系統連系端子
T2 自立運転用出力端子
X 水平方向
Z 鉛直方向

Claims (13)

  1. 放熱器と、
    前記放熱器に取り付けられ、鉛直方向と平行な主面を有する基板と、
    前記主面に取り付けられた電子部品と、
    を備え、
    前記電子部品は、コンバータ回路に含まれる第1スイッチング素子と、インバータ回路に含まれる第2スイッチング素子と、を含み、
    前記コンバータ回路は、第1リアクトルを含み、
    前記第2スイッチング素子は、前記放熱器の水平方向の両端部から距離を空けて配置され、
    前記第1リアクトルは、前記第2スイッチング素子よりも鉛直上方向に配置されている、
    電力変換装置。
  2. 前記第1リアクトルは前記放熱器に取り付けられる、請求項1に記載の電力変換装置。
  3. 前記電子部品および前記基板を内蔵する筐体を更に備える、請求項1に記載の電力変換装置。
  4. 複数の前記第1リアクトルを備え、
    複数の前記第1リアクトルは、少なくとも一部が重なるように前記水平方向に並べられている、
    請求項1に記載の電力変換装置。
  5. 前記第1スイッチング素子は、前記第2スイッチング素子に対して前記水平方向に配置されている、
    請求項1に記載の電力変換装置。
  6. 第2リアクトルを含み、
    前記第2リアクトルは、前記第2スイッチング素子よりも鉛直上方向に配置されるとともに、前記水平方向において前記第2スイッチング素子とずれた位置に配置されている、
    請求項1に記載の電力変換装置。
  7. 前記電子部品は複数の電解コンデンサを含み、
    前記複数の電解コンデンサは、前記コンバータ回路と前記インバータ回路との間に配置され、
    前記複数の電解コンデンサは、前記第2スイッチング素子よりも鉛直下方向に配置されている、
    請求項1に記載の電力変換装置。
  8. 前記複数の電解コンデンサは、前記主面と直交する方向から視て、前記放熱器の中央部と重なるように配置されている、請求項7に記載の電力変換装置。
  9. 前記主面は、前記放熱器と対向する第1主面と、前記第1主面に対して反対方向を向く第2主面とを含み、
    前記第2スイッチング素子は、前記第1主面に配置され、
    前記複数の電解コンデンサは、前記第2主面に配置されている、
    請求項7に記載の電力変換装置。
  10. 前記第1スイッチング素子は、前記第1主面に配置されている、請求項9に記載の電力変換装置。
  11. 前記基板は、第1基板と第2基板とを含み、
    前記第2スイッチング素子は前記第2基板に実装され、
    前記第1スイッチング素子は前記第1基板に実装される、
    請求項1に記載の電力変換装置。
  12. 複数の前記電子部品は、蓄電池に接続される双方向DC-DCコンバータ回路に含まれる第3リアクトルおよび第3スイッチング素子を含み、
    前記第3リアクトルは、前記第2スイッチング素子よりも鉛直上方向に配置され、
    前記第3スイッチング素子は、前記第1スイッチング素子に対して前記水平方向に配置されている、
    請求項1に記載の電力変換装置。
  13. 前記放熱器は、前記鉛直方向に平行な搭載面と、前記搭載面に対して反対方向を向く裏面と、前記裏面に設けられた複数の放熱フィンと、を有し、
    前記複数の放熱フィンは、前記鉛直方向に延びるように形成され、前記水平方向に間隔を開けて配列されている、
    請求項1に記載の電力変換装置。
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