JP2022179349A - 海水脱硫制御方法と装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】吸収塔のクリーンな煙道ガスの出口でのSO2濃度が基準を超えず、最小入口海水流量を保証し、海水入口調整弁の手動による調整を回避し、海水脱硫システムの信頼性を向上させる海水脱硫制御方法および装置を提供する。【解決手段】第1吸収塔および第2吸収塔の一方を本機吸収塔、他方を臨機吸収塔として設定し、第1吸収塔と第2吸収塔は1式の脱硫海水加圧システムを共用し、第1プリセット条件を満たす場合、本機吸収塔の海水入口調整弁を完全に開き、第2プリセット条件を満たす場合、第1プリセット速度に応じて本機吸収塔の海水入口整弁の開度を大きくし、第3プリセット条件を満たし、かつ第1プリセット条件または第2プリセット条件を満たしていない場合、第2プリセット速度に応じて本機吸収塔の海水入口調整弁の開度を小さくし、第4プリセット条件を満たす場合、第2プリセット速度に応じて本機吸収塔の海水入口調整弁の開度を大きくする。【選択図】図2

Description

本出願は、火力発電所の環境保護技術分野に関し、具体的には、海水脱硫制御方法および
装置に関する。
海水脱硫とは、海水を吸収剤として、適切な液ガス比を採用して吸収塔内の煙道ガスを洗
浄することである。投資と運用コストが低く、多くの沿岸発電所で広く使用されている。
従来技術では、作業員は吸収塔の海水入口調整弁を手動で制御することにより、吸収塔の
クリーンな煙道ガスの出口でのSO2濃度および吸収塔の入口での最小海水流量を制御して
いる。この調整方法は次の欠点がある。
作業員は、クリーンな煙道ガスの出口でSO2濃度を手動で制御することは、作業員の監視
圧力が高く、適時に調整していない可能性があり、環境保護基準を超えるリスクが高まる

(2)手動による吸収塔の入口海水流量の調整は、最小入口海水流量をリアルタイムに保証
できない。噴射密度が均一でない場合、フィラーの保水力が異なる。保水量が少ない部分
のフィラーが軽量で抵抗力が低く、大量の煙道ガスはこの弱い部分を通過しやすく、フィ
ラーは煙道ガスに破壊して分散され、穴や凹凸が発生し、脱硫効率が低下する。
入口調整弁の絞り損失により、プラントの消費電力が増加する。
したがって、吸収塔のクリーンな煙道ガスの出口でのSO2濃度が基準を超えず、最小入口
海水流量を保証する同時に海水入口調整弁の手動による調整を回避し、さらに海水脱硫シ
ステムの信頼性を向上させることは、現在解決すべき技術的課題である。
本発明は、従来技術における各吸収塔の海水入口調整弁の手動調整によって引き起こされ
る海水脱硫システムの信頼性が低いという技術的課題を解決するために使用される海水脱
硫制御方法を提供する。
該方法は海水脱硫システムに適用され、前記海水脱硫システムは、第1吸収塔と、第2吸収
塔と、少なくとも1台の可変周波数制御の海水昇圧ポンプとを備え、前記第1吸収塔は原煙
道を介して第1ユニットに接続し、前記第2吸収塔は原煙道を介して第2ユニットに接続し
、前記海水昇圧ポンプの出口は前記第1吸収塔の海水入口調整弁を介して前記第2吸収塔の
海水入口調整弁とそれぞれ前記第1吸収塔と前記第2吸収塔に接続し、前記方法には以下を
含む。
海水脱硫システムに適用される海水脱硫制御方法であって、以下を含むことを特徴とする

選択モジュールは、第1吸収塔と第2吸収塔の一方を本機吸収塔、他方を臨機吸収塔として
設定し、
ここで、前記本機吸収塔のクリーンな煙道ガスの出口での本機SO2濃度をPaに設定し、臨
機吸収塔のクリーンな煙道ガスの出口での臨機SO2濃度をPbに設定し、前記本機吸収塔の
海水入口調整弁の開度をKaに設定し、前記臨機吸収塔の海水入口調整弁の開度をKbに設定
し、前記本機吸収塔の入口の海水流量をQaに設定し、
前記選択モジュールには複数のプリセットSO2濃度が設定しており、第1プリセットSO2濃
度P1、第2プリセットSO2濃度P2と第3プリセットSO2濃度P3が含まれ、前記選択モジュール
にはさらに複数のプリセット海水流量が設定しており、それぞれ第1プリセット海水流速V
1、第2プリセット海水流速V2と第3プリセット海水流速V3が設定しており、
前記選択モジュールには複数のプリセット条件が設定しており、前記システム実行中、選
択モジュールはシステムが実際に満たすプリセット条件に基づいて本機吸収塔の海水入口
調整弁の開度Kaを大きくまたは小さくする。
前記システムが第1プリセット条件を満たす場合、前記吸収塔の海水入口調整弁が完全に
開き、
前記システムが第2プリセット条件を満たす場合、第1プリセット海水流速V1に応じて前記
本機吸収塔の海水入口調整弁の開度Kaを大きくし、
前記システムが第3プリセット条件を満たし、かつ、前記第1プリセット条件または第2プ
リセット条件を満たしていない場合、第2プリセット海水流速V2に応じて前記本機吸収塔
の海水入口調整弁の開度Kaを小さくし、
前記システムが第4プリセット条件を満たす場合、前記第2プリセット海水流速V2に応じて
前記本機吸収塔の海水入口調整弁の開度Kaを大きくし、
前記システムが第5プリセット条件を満たし、かつ、前記第3プリセット条件または第4プ
リセット条件を満たしていない場合、第3プリセット速度V3に応じて前記本機吸収塔の海
水入口調整弁の開度Kaを大きくする。
ここで、前記第1プリセット条件では、前記本機吸収塔のクリーンな煙道ガスの出口での
本機SO2濃度Paは第1プリセットSO2濃度P1よりも大きく、前記第2プリセット条件では、前
記本機吸収塔の入口海水流量Qaは現在の煙道ガス負荷に対応する最小流量Qminよりも低く
、前記第3プリセット条件では、前記臨機吸収塔のクリーンな煙道ガスの出口での臨機SO2
濃度Pbは前記第1プリセットSO2濃度P1よりも大きく、かつ、前記本機SO2濃度Paよりも少
なくとも第2プリセット濃度P2高く、前記第4プリセット条件では、前記本機SO2濃度Paは
前記臨機SO2濃度Pbよりも少なくとも第3プリセット濃度P3高く、前記第5プリセット条件
は、具体的には前記本機吸収塔の海水入口調整弁の開度が100%より小さいことである。
さらに、複数の前記臨機吸収塔の海水入口調整弁の開度をKbに設定し、前記選択モジュー
ルには第1プリセット臨機吸収塔の海水入口調整弁の開度Kb1、第2プリセット臨機吸収塔
の海水入口調整弁の開度Kb2、第一プリセットSO2濃度の差△Pa1と第2プリセットSO2濃度
の差△Pa2も設定している。
前記システムが第1プリセット条件を満たす場合、選択モジュールは前記本機吸収塔のク
リーンな煙道ガスの出口での本機SO2濃度Paと第1プリセットSO2濃度P1との差△Paを計算
し、△Pa=Pa-P1に設定し、選択モジュールは△Paを△Pa1と△Pa2とを比較し、比較結果
に応じて前記臨機吸収塔の海水入口調整弁の開度Kbを決定し、
△Pa≦△Pa1の場合、前記選択モジュールは前記臨機吸収塔の海水入口調整弁の開度を0に
設定し、
△Pa1<△Pa≦△Pa2の場合、前記選択モジュールは前記臨機吸収塔の海水入口調整弁の開
度をKb1に設定し、
△Pa>△Pa2の場合、前記選択モジュールは前記臨機吸収塔の海水入口調整弁の開度をKb2
に設定する。
さらに、前記選択モジュールには第1プリセット海水流量の第1プリセット調整係数α1と
第1プリセット海水流量第1プリセット調整係数α2も設定しており、
前記システムは第2プリセット条件を満たす場合、前記選択モジュールは前記臨機吸収塔
の海水入口調整弁の開度に応じて対応するプリセット海水流量調整係数を選択して前記第
1プリセット海水流速V1を調整し、調整後の第1プリセット海水流速をV1’に設定し、
前記臨機吸収塔の海水入口調整弁の開度は0である場合、前記選択モジュールはV1’=V1
に設定し、
前記臨機吸収塔の海水入口調整弁の開度はKb1である場合、前記選択モジュールはV1’=V
1×α1に設定し、
前記臨機吸収塔の海水入口調整弁の開度はKb2である場合、前記選択モジュールはV1’=V
1×α2に設定する。
さらに、前記システムは第3プリセット条件を満たし、かつ、前記第1プリセット条件また
は前記第2プリセット条件を満たしていない場合、選択モジュールは臨機SO2濃度Pbと前記
第1プリセットSO2濃度P1との差△Pbを計算し、△Pb=Pb-P1に設定する、前記選択モジュ
ールには、第1プリセット臨機SO2濃度Pbと前記第1プリセットSO2濃度P1との差△Pb1も設
定しており、
△Pb<△Pb1の場合、前記選択モジュールは前記臨機吸収塔の海水入口調整弁の開度Kbを
調整しない、
△Pb≦△Pb1の場合、前記選択モジュールは前記臨機吸収塔の海水入口調整弁の開度Kbを
小さくする。
さらに、前記選択モジュールには第1プリセット本機吸収塔の海水入口調整弁の開度Ka1、
第2プリセット本機吸収塔の海水入口調整弁の開度Ka2、第3プリセット本機吸収塔の海水
入口調整弁の開度Ka3、第2プリセット海水流量第1プリセット調整係数β1、第2プリセッ
ト海水流量第2プリセット調整係数β2と第2プリセット海水流量第3調整係数β3も設定し
ており、
前記システムが第4プリセット条件を満たす場合、前記選択モジュールは前記本機吸収塔
の海水入口調整弁の開度Kaに応じて各前記プリセット本機吸収塔の海水入口調整弁の開度
とを比較し、比較の結果に応じて対応する第2プリセット海水流量のプリセット調整係数
を選択して前記第2プリセット海水流速V2を調整し、調整後の第2プリセット海水流速をV2
’に設定し、
Ka≦Ka1の場合、前記選択モジュールはV2’=V2に設定し、
Ka1<Ka≦Ka2の場合、前記選択モジュールはV2’=V2×β1に設定し、
Ka2<Ka≦Ka3の場合、前記選択モジュールはV2’=V2×β2に設定し、
Ka>Ka3の場合、前記選択モジュールはV2’=V2×β3に設定する。
さらに、前記第1プリセットSO2濃度P1は前記第2プリセットSO2濃度P2より大きく、前記第
2プリセットSO2濃度P2は前記第3プリセットSO2濃度P3より大きく、前記第1プリセット海
水流速V1は前記第3プリセット海水流速V3より小さく、前記第3プリセット海水流速V3は前
記第2プリセット海水流速V2より小さいである。
さらに、前記海水昇圧ポンプの周波数変換器は、カスケードPIDとフィードフォワード制
御戦略に基づいて制御されており、前記カスケードPIDとフィードフォワード制御策略に
は、メインPIDコントローラーによる前記本機SO2濃度と前記臨機SO2 濃度の制御、補助PI
Dコントローラーによる前記本機吸収塔と前記臨機吸収塔の入口海水流量の制御が含まれ
、フィードフォワード制御信号には、前記本機吸収塔の原煙道ガスSO2濃度と、対応する
ユニットの総石炭量または煙道ガス量の積、および前記臨機吸収塔の原煙道ガスSO2濃度
と、対応するユニットの総石炭量または煙道ガス量の積が含まれる。
前記カスケードPIDとフィードフォワード制御策略の入力信号には、本機入力信号と臨機
入力信号が含まれ、前記本機入力信号には、前記本機吸収塔の入口海水流量と原煙道ガス
SO2濃度が含まれ、前記臨機入力信号には、前記臨機吸収塔の入口海水流量と原煙道ガスS
O2濃度が含まれ、前記方法には以下を含む。
本機優先モードの手動選択、または前記臨機吸収塔の海水入口調整弁が手動モードに切り
替え、または前記臨機吸収塔に対応するユニットのMFT信号が検出された場合、本機優先
モードに切り替え、
臨機優先モードの手動選択、または前記本機吸収塔の海水入口調整弁が手動モードに切り
替え、または前記本機吸収塔に対応するユニットのMFT信号が検出された場合、臨機優先
モードに切り替え、
協調制御モードの手動選択が検出された場合、デュアルマシン協調制御モードに切り替え
る;
ここで、前記本機優先モードには、前記臨機入力信号が本機入力信号を自動的に追跡する
か、前記臨機入力信号が強制的に0にすることが含まれ、前記臨機優先モードには、前記
本機入力信号が前記臨機入力信号を自動的に追跡するか、前記本機入力信号が強制的に0
にすることが含まれ、前記デュアルマシン協調制御モードには、前記本機入力信号と前記
臨機入力信号を処理しないことが含まれる。
さらに、海水脱硫制御方法を適用した海水脱硫制御装置であって、前記海水脱硫システム
は、第1吸収塔と、第2吸収塔と、少なくとも1台の可変周波数制御の海水昇圧ポンプとを
備え、前記第1吸収塔は原煙道を介して第1ユニットに接続し、前記第2吸収塔は原煙道を
介して第2ユニットに接続し、前記海水昇圧ポンプの出口は前記第1吸収塔の海水入口調整
弁を介して前記第2吸収塔の海水入口調整弁とそれぞれ前記第1吸収塔と前記第2吸収塔に
接続し、前記設備には以下を含む。
選択モジュール、前記第1吸収塔と前記第2吸収塔の一方を本機吸収塔、他方を臨機吸収塔
として設定することに使用され、
第1調整モジュール、第1プリセット条件を満たす場合、前記本機吸収塔の海水入口調整弁
を完全に開くことに使用され、
第2調整モジュール、第2プリセット条件を満たす場合、第1プリセット速度に応じて前記
本機吸収塔の海水入口調整弁の開度を大きくすることに使用され、
第3調整モジュール、第3プリセット条件を満たし、かつ、前記第1プリセット条件または
第2プリセット条件を満たしていない場合、第2プリセット速度に応じて前記本機吸収塔の
海水入口調整弁の開度を小さくすることに使用され、
第4調整モジュール、第4プリセット条件を満たす場合、前記第2プリセット速度に応じて
前記本機吸収塔の海水入口調整弁の開度を大きくすることに使用され、
ここで、前記第1プリセット条件は、具体的には前記本機吸収塔のクリーンな煙道ガスの
出口での本機SO2濃度が第1プリセット濃度よりも大きく、前記第2プリセット条件は、具
体的には前記本機吸収塔の入口海水量は現在の煙道ガス負荷に対応する最小流量より低く
、前記第3プリセット条件は、具体的には前記臨機吸収塔のクリーンな煙道ガスの出口で
の臨機SO2濃度が前記第1プリセット濃度より大きく、かつ、前記SO2濃度よりも少なくと
も第2プリセット濃度高く、前記第4プリセット条件は、具体的には前記本機SO2濃度が前
記臨機SO2濃度よりも少なくとも第3プリセット濃度高いである。
従来技術と比較して、本発明は以下の有益な効果を有する:
本発明は第1吸収塔、第2吸収塔と少なくとも1台可変周波数制御の海水昇圧ポンプを備え
た海水脱硫システムに適用する海水脱硫制御方法と設備を開示し、該方法には以下を含む
。前記第1吸収塔と第2吸収塔の一方を本機吸収塔、他方を臨機吸収塔として設定し、第1
プリセット条件を満たす場合、前記本機吸収塔の海水入口調整弁を完全に開き、第2プリ
セット条件を満たす場合、第1プリセット速度に応じて前記本機吸収塔の海水入口調整弁
の開度を大きくし、第3プリセット条件を満たし、かつ第1プリセット条件または前記第2
プリセット条件を満たしていない場合、第2プリセット速度に応じて前記本機吸収塔の海
水入口調整弁の開度を小さくし、第4プリセット条件を満たす場合、前記第2プリセット速
度に応じて前記本機吸収塔の海水入口調整弁の開度を大きくする。それにより、吸収塔の
クリーンな煙道ガスの出口でのSO2濃度が基準を超えず、最小入口の海水流量を保証する
同時に手動による海水入口調整弁の調整を回避することができ、さらに海水脱硫システム
の信頼性を向上させ、作業員の監視圧力を低減する。また、少なくとも1台の吸収塔の海
水入口調整弁を完全に開くことにより、海水入口調整弁の絞り損失を減らし、プラントの
電気消費を低下することができる。さらに、カスケードPIDとフィードフォワード制御戦
略に基づいて海水昇圧ポンプの周波数変換器を制御し、海水昇圧ポンプの周波数を可能な
限り低減し、海水昇圧ポンプの消費電力を削減する。
さらに、前記選択モジュールに複数の前記臨機吸収塔の海水入口調整弁の開度Kbが設定し
ており、前記システムが第1プリセット条件を満たす場合、選択モジュールは前記本機吸
収塔のクリーンな煙道ガスの出口の本機SO2濃度Paと第1プリセットSO2濃度P1の差△Paを
計算し、△Paを△Pa1と△Pa2とを比較し、比較の結果に応じて前記臨機吸収塔の海水入口
調整弁の開度Kbを決定し、本機吸収塔のクリーンな煙道ガスの出口の本機SO2濃度と第1プ
リセットSO2濃度との差に応じて前記臨機吸収塔の海水入口調整弁の開度を対応する値に
調整し、これにより、システム稼働時に本機吸収塔のクリーンな煙道ガスの出口での本機
SO2濃度が高すぎてシステムがSO2を効率的に処理できない状況を効果的に回避し、海水昇
圧ポンプの電気消費をさらに削減し、前記システムの信頼性を効果的に向上させる。
さらに、前記選択モジュールには第一プリセット海水流量の第1プリセット調整係数α1と
第1プリセット海水流量の第1プリセット調整係数α2も設定しており、前記システムが第2
プリセット条件を満たす場合、前記選択モジュールは前記臨機吸収塔の海水入口調整弁の
開度に応じて対応するプリセット海水流量調整係数を選択して前記第1プリセット海水流
速V1を調整し、臨機吸収塔の海水入口調整弁の開度に応じて対応する第1プリセット海水
流量のプリセット調整係数を選択して第1プリセット海水流速を調整することにより、前
記システムは臨機吸収塔の海水入口調整弁の異なる開度で本機吸収塔のクリーンな煙道ガ
スの出口から排出基準を満たすSO2を排出することを保証でき、さらに前記システムの信
頼性を向上させる。
さらに、前記選択モジュールには第1プリセット本機吸収塔の海水入口調整弁の開度、第1
プリセット海水流量第1プリセット調整係数も設定しており、前記システムが第3プリセッ
ト所油研を満たす場合、前記選択モジュールは前記本機吸収塔の海水入口調整弁の開度Ka
に応じて各前記プリセット本機吸収塔の海水入口調整弁の開度とを比較し、比較の結果に
応じて対応する第2プリセット海水流量のプリセット調整係数を選択して前記第2プリセッ
ト海水流速V2を調整し、本機吸収塔の海水入口調整弁の開度に応じて対応する第2プリセ
ット海水流量のプリセット調整係数を選択して前記第2プリセット海水流速を調整するこ
とにより、前記システムは本機吸収塔の海水調整弁の異なる開度で本機吸収塔のクリーン
な煙道ガスの出口から排出基準を満たすSO2を排出することを保証でき、さらに前記シス
テムの信頼性を向上させる。
さらに、前記海水昇圧ポンプの周波数変換器はカスケードPIDとフィードフォワード制御
策略に基づいて制御し、かつ、前記海水脱硫システムはフィードフォワード信号に応じて
対応する実行モードを選択する。本機優先モードの手動選択、または前記臨機吸収塔の海
水入口調整弁が手動モードに切り替え、または前記臨機吸収塔に対応するユニットのMFT
信号が検出された場合、本機優先モードに切り替え、臨機優先モードの手動選択、または
前記本機吸収塔の海水入口調整弁が手動モードに切り替え、または前記本機吸収塔に対応
するユニットのMFT信号が検出された場合、臨機優先モードに切り替え、協調制御モード
の手動選択が検出された場合、デュアルマシン協調制御モードに切り替える。さまざまな
運転モードに基づいて、入口調整弁の絞り損失を効果的に制御し、プラントの消費電力の
増加を減らし、海水脱硫システムの信頼性をさらに向上させることができる。
本出願の実施例における技術的解決策をより明確に説明するために、以下は、実施例の説
明において使用される図面を簡単に紹介する。明らかに、以下の説明における図面は、本
出願のいくつかの実施例にすぎず、当業者にとって、創造的な努力なしにこれらの図面か
ら他の図面を得ることができる。
本発明の実施例における海水脱硫システムの構造概略図である。 本発明の実施例で提案された海水脱硫制御方法のフローチャート概略図である。 本発明の別の実施例における海水脱硫システムの構造概略図である。 本発明の実施例における海水昇圧ポンプの周波数変換器の自動制御ロジック図である。 本発明の実施例で提案された海水脱硫制御装置の構造概略図である。
具体的な実施例
ここで本出願の実施例における図面を参照して本出願の実施例における技術的解決策を明
確かつ完全に説明する。もちろん、記載された実施例は、本出願の実施例の一部に過ぎず
、すべての実施例ではない。本出願の実施例に基づいて、創造的な努力なしに当業者によ
って得られる他のすべての実施例は、いずれも本出願の保護範囲に属する。
本発明の実施例は、海水脱硫システムに適用する海水脱硫制御方法を提出する。図1に示
すように、前記海水脱硫システムの脱硫海水昇圧ポンプ室の前槽1には、第1吸収塔4、第2
吸収塔5と少なくとも1台の可変周波数制御の海水昇圧ポンプ2、脱硫曝気槽6を備え、前記
第1吸収塔は原煙道を介して第1ユニット(図に示していない)に接続し、前記第2吸収塔5は
原煙道を介して第2ユニット(図に示していない)に接続し、前記海水昇圧ポンプの出口は
前記第1吸収塔4の海水入口調整弁を介して前記第2吸収塔5の海水入口調整弁とそれぞれ前
記第1吸収塔4と前記第2吸収塔5に接続する。
海水脱硫システムの動作原理は次のとおりである。
ボイラーから排出された煙道ガスは、電気集じんを経て二重吸引遠心式誘導ドラフトファ
ンによって昇圧した後に、原煙道を介して吸収塔に流れる。復水器のサイフォン井戸内の
海水の一部は、重力により脱硫海水昇温ポンプ室の前槽に流入し、海水昇圧ポンプにより
吸収塔に汲み上げられ、噴射後に吸収塔内で霧状の液滴を形成し、気相SO2が液相に変換
され、溶解できるSO2はすぐに海水と反応して亜硫酸イオンを形成する。
吸収塔内の海水は煙道ガス内のSO2を除去した後に酸性になり、吸収塔を通過した後の洗
浄された海水の酸素消費量が増加し、溶存酸素が減少し、直接海に排出することができな
い。したがって、煙道ガスを洗浄した海水を脱硫曝気槽に回収し、復水器のサイフォン井
戸から昇圧ポンプに流れた海水の別の部分と混合し、2台の曝気ファンを介して曝気槽に
大量の空気を導入して曝気し、最後に排出基準を満たす海水を海に排出する。
従来技術では、作業員は各吸収塔の海水入口調整弁を手動で調整しており、海水脱硫シス
テムの信頼性を効果的に保証できないことである。この技術的課題を解決するために、本
実施例の海水脱硫制御方法では、図2に示すように、各吸収塔の海水入口調整弁を自動的
に調整し、以下の手順を含む。
手順S201、前記第1吸収塔と前記第2吸収塔の一方を本機吸収塔、他方を臨機吸収塔として
設定する。
手順S202、第1プリセット条件を満たす場合、前記吸収塔の海水入口調整弁を完全に開く

手順S203、第2プリセット条件を満たす場合、第1プリセット速度に応じて前記本機吸収塔
の海水入口調整弁の開度を大きくする。
手順S204、第3プリセット条件を満たし、かつ、前記第1プリセット条件または第2プリセ
ット条件を満たしていない場合、第2プリセット海水流速V2に応じて前記本機吸収塔の海
水入口調整弁の開度Kaを小さくする。
手順205、第4プリセット条件を満たす場合、前記第2プリセット海水流速V2に応じて前記
本機吸収塔の海水入口調整弁の開度Kaを大きくする。
具体的には、前記本機吸収塔のクリーンな煙道ガスの出口での本機SO2濃度をPaに設定し
、臨機吸収塔のクリーンな煙道ガスの出口での臨機SO2濃度をPbに設定し、前記本機吸収
塔の海水入口調整弁の開度をKaに設定し、前記臨機吸収塔の海水入口調整弁の開度をKbに
設定し、前記本機吸収塔の入口の海水流量をQaに設定する。
前記選択モジュールには複数のプリセットSO2濃度が設定しており、第1プリセットSO2濃
度P1、第2プリセットSO2濃度P2と第3プリセットSO2濃度P3が含まれ、前記選択モジュール
にはさらに複数のプリセット海水流量が設定しており、それぞれ第1プリセット海水流速V
1、第2プリセット海水流速V2と第3プリセット海水流速V3が設定している。
前記選択モジュールには複数のプリセット条件が設定しており、前記システム実行中、選
択モジュールはシステムが実際に満たすプリセット条件に基づいて本機吸収塔の海水入口
調整弁の開度Kaを拡大または小さくする。
本実施例では、各吸収塔は、1台の発電機に対応し、本機吸収塔は現在の発電機に対応す
る吸収塔であり、本機吸収塔と臨機吸収塔は互いに交換することができる。
前記海水入口調整弁の状態には、手動状態と自動状態がある。海水入口調整弁を確実に制
御するために、作業員から自動にするというコマンドを受信した場合、前記海水入口調整
弁を自動状態にする。
なお、本実施例の脱硫制御方法は、前記海水入口調整弁を自動状態にして実行している。
具体的には、前記選択モジュールには複数の前記臨機吸収塔の海水入口調整弁の開度をKb
に設定し、前記選択モジュールには第1プリセット臨機吸収塔の海水入口調整弁の開度Kb1
、第2プリセット臨機吸収塔の海水入口調整弁の開度Kb2、第一プリセットSO2濃度の差△P
a1と第2プリセットSO2濃度の差△Pa2も設定している。
前記システムが第1プリセット条件を満たす場合、選択モジュールは前記本機吸収塔のク
リーンな煙道ガスの出口での本機SO2濃度Paと第1プリセットSO2濃度P1との差△Paを計算
し、△Pa=Pa-P1に設定し、選択モジュールは△Paを△Pa1と△Pa2とを比較し、比較結果
に応じて前記臨機吸収塔の海水入口調整弁の開度Kbを決定する。
△Pa≦△Pa1の場合、前記選択モジュールは前記臨機吸収塔の海水入口調整弁の開度を0に
設定し、
△Pa1<△Pa≦△Pa2の場合、前記選択モジュールは前記臨機吸収塔の海水入口調整弁の開
度をKb1に設定し、
△Pa>△Pa2の場合、前記選択モジュールは前記臨機吸収塔の海水入口調整弁の開度をKb2
に設定する。
具体的に、第1プリセット条件は、具体的には前記本機吸収塔のクリーンな煙道ガスの出
口での本機SO2濃度が第1プリセット濃度よりも大きく、本機SO2濃度が第1プリセット濃度
よりも大きい場合、本機SO2濃度がすでに非常に高いことを示し、環境保護パラメータが
基準を超えないようにするには、本機SO2濃度をすばやく下げる必要がある。したがって
、前記本機吸収塔の海水入口調整弁を完全に開く。
具体的には、前記選択モジュールには、第1プリセット海水流量の第1プリセット調整係数
α1と第1プリセット海水流量の第1プリセット調整係数α2も設定している。
前記システムが第2プリセット条件を満たす場合、前記選択モジュールは前記臨機吸収塔
の海水入口調整弁の開度に応じて対応するプリセット海水流量調整係数を選択して前記第
1プリセット海水流速V1を調整し、調整後の第1プリセット海水流速をV1’に設定する。
前記臨機吸収塔の海水入口調整弁の開度は0である場合、前記選択モジュールはV1’=V1
に設定し、
前記臨機吸収塔の海水入口調整弁の開度はKb1である場合、前記選択モジュールはV1’=V
1×α1に設定し、
前記臨機吸収塔の海水入口調整弁の開度はKb2である場合、前記選択モジュールはV1×α2
に設定する。
具体的には、前記システムが第3プリセット条件を満たし、かつ、前記第1プリセット条件
または第2プリセット条件を満たしていない場合、選択モジュールは臨機SO2濃度Pbと前記
第1プリセットSO2濃度P1との差△Pbを計算し、△Pb=Pb-P1に設定する、前記選択モジュ
ールには、第1プリセット臨機SO2濃度Pbと前記第1プリセットSO2濃度P1との差△Pb1も設
定している。
△Pb<△Pb1の場合、前記選択モジュールは前記臨機吸収塔の海水入口調整弁の開度Kbを
調整しない、
△Pb≦△Pb1の場合、前記選択モジュールは前記臨機吸収塔の海水入口調整弁の開度Kbを
小さくする。
本実施例では、煙道ガスの負荷が異なると、必要な入口海水の流量も異なる。本出願の具
体的な適用シーンにおいて、煙道ガスの負荷が60%BMCR以下の場合、最小流量は5000m 3/h
、煙道ガスの負荷が60%BMCR以上の場合(BoilerMaximum Continuous Rating、ボイラーの
最大連続蒸発量)、最小流量は6500m 3/hである。第2プリセット条件は、具体的には、前
記本機吸収塔の入口海水流量が現在の煙道ガス負荷に対応する最小流量より低いことであ
る。第2プリセット条件を満たす場合、本機吸収塔の入口海水流量が不十分で、海水入口
調整弁を大きく開く必要があることを意味する。したがって、第1プリセット速度に応じ
て本機吸収塔の海水入口調整弁の開度を大きくする。
具体的には、前記選択モジュールには第1プリセット本機吸収塔の海水入口調整弁の開度K
a1、第2プリセット本機吸収塔の海水入口調整弁の開度Ka2、第3プリセット本機吸収塔の
海水入口調整弁の開度Ka3、第2プリセット海水流量第1プリセット調整係数β1、第2プリ
セット海水流量第2プリセット調整係数β2と第2プリセット海水流量第3調整係数β3も設
定している。
前記システムが第3プリセット条件を満たす場合、前記選択モジュールは前記本機吸収塔
の海水入口調整弁の開度Kaに応じて各前記プリセット本機吸収塔の海水入口調整弁の開度
とを比較し、比較の結果に応じて対応する第2プリセット海水流量のプリセット調整係数
を選択して前記第2プリセット海水流速V2を調整し、調整後の第2プリセット海水流速をV2
’に設定する。
Ka≦Ka1の場合、前記選択モジュールはV2’=V2に設定し、
Ka1<Ka≦Ka2の場合、前記選択モジュールはV2’=V2×β1に設定し、
Ka2<Ka≦Ka3の場合、前記選択モジュールはV2’=V2×β2に設定し、
Ka>Ka3の場合、前記選択モジュールはV2’=V2×β3に設定する。
本実施例では、前記第3プリセット条件は、具体的には、前記臨機吸収塔のクリーンな煙
道ガスの出口での臨機SO2濃度は前記第1プリセット濃度より大きく、かつ、前記本機SO2
濃度よりも少なくとも第2プリセット濃度高く、第3プリセット条件を満たし、かつ第1プ
リセット条件または第2プリセット条件を満たしていない場合、臨機SO2濃度が比較的高い
ことを意味する。2台の吸収塔の海水入口調整弁のいずれも海水昇圧ポンプの出口に接続
しているので、本機吸収塔の海水入口調整弁の開度を小さくし、海水の一部を臨機吸収塔
に流させて、臨機SO2濃度を下げることができる。
具体的には、前記選択モジュールには第1プリセット本機吸収塔の海水入口調整弁の開度K
a1、第2プリセット本機吸収塔の海水入口調整弁の開度Ka2、第3プリセット本機吸収塔の
海水入口調整弁の開度Ka3、第2プリセット海水流量第1プリセット調整係数β1、第2プリ
セット海水流量第2プリセット調整係数β2と第2プリセット海水流量第3調整係数β3も設
定している。
前記システムが第4プリセット条件を満たす場合、前記選択モジュールは前記本機吸収塔
の海水入口調整弁の開度Kaに応じて各前記プリセット本機吸収塔の海水入口調整弁の開度
とを比較し、比較の結果に応じて対応する第2プリセット海水流量のプリセット調整係数
を選択して前記第2プリセット海水流速V2を調整し、調整後の第2プリセット海水流速をV2
’に設定する。
Ka≦Ka1の場合、前記選択モジュールはV2’=V2に設定し、
Ka1<Ka≦Ka2の場合、前記選択モジュールはV2’=V2×β1に設定し、
Ka2<Ka≦Ka3の場合、前記選択モジュールはV2’=V2×β2に設定し、
Ka>Ka3の場合、前記選択モジュールはV2’=V2×β3に設定する。
本実施例では、前記第4プリセット条件は、具体的には、前記本機吸収塔のSO2濃度は臨機
SO2濃度よりも少なくとも第3プリセット濃度高く、第4プリセット条件を満たす場合、本
機SO2濃度が比較的高く、本機吸収塔の海水入口調整弁の開度を大きくする必要があるこ
とを意味する。したがって、前記第2プリセット速度に応じて前記本機吸収塔の海水入口
調整弁の開度を大きくし、さらに本機SO2濃度を下げる。
海水入口調整弁の絞り損失を低減するため、本出願の一部の実施例では、前記方法は、さ
らに以下を含む。
第5プリセット条件を満たし、かつ、前記第3プリセット条件または前記第4プリセット条
件を満たしていない場合、第3プリセット速度に応じて前記本機吸収塔の海水入口調整弁
の開度を大きくする。
ここで、前記第5プリセット条件は、具体的には、前記本機吸収塔の海水入口調整弁の開
度は100%より小さいことである。
本実施例では、第5プリセット条件を満たし、かつ、前記第3プリセット条件または第4プ
リセット条件を満たしていない場合、本機SO2濃度と臨機SO2濃度のいずれも高くないこと
を意味する。この場合、第3プリセット速度に応じて前記本機吸収塔の海水入口調整弁の
開度を大きくすることによって、少なくとも1台の吸収塔の海水入口調整弁を完全に開き
、海水入口調整弁の絞り損失を減らし、プラントの電気消費を低減することができる。
海水脱硫システムの信頼性をさらに向上させるため、本出願の一部の実施例では、前記第
1プリセット濃度は前記第2プリセット濃度より大きく、前記第2プリセット濃度は前記第3
プリセット濃度より大きく、前記第1プリセット速度は前記第3プリセット速度より小さく
、前記第3プリセット速度は前記第2プリセット速度より小さいである。
当業者は、実際の必要性に応じて上記のプリセット濃度およびプリセット速度を柔軟に設
定することができ、これは本出願の保護範囲に影響を及ぼさない。
海水脱硫システムの信頼性をさらに向上させるため、本出願の一部の実施例では、前記海
水昇圧ポンプの周波数変換器は、カスケードPIDとフィードフォワード制御戦略に基づい
て制御されており、前記カスケードPIDとフィードフォワード制御策略には、メインPIDコ
ントローラーによる前記本機SO2濃度と前記臨機SO2 濃度の制御、補助PIDコントローラー
による前記本機吸収塔と前記臨機吸収塔の入口海水流量の制御が含まれ、フィードフォワ
ード制御信号には、前記本機吸収塔の原煙道ガスSO2濃度と、対応するユニットの総石炭
量または煙道ガス量の積、および前記臨機吸収塔の原煙道ガスSO2濃度と、対応するユニ
ットの総石炭量または煙道ガス量の積が含まれる。
本実施例では、カスケードPIDとフィードフォワード制御の戦略は、メインPIDコントロー
ラーと補助PIDコントローラーを直列に接続し、補助PIDコントローラーの後にフィードフ
ォワード信号を追加することである。具体的な制御パラメータは、デバッグ結果に応じて
決定できるが、ここではこれ以上説明しない。 本出願の具体的な適用シーンにおいて、
図4は、本発明の実施例における海水昇圧ポンプの周波数変換器の自動制御ロジック図を
示している。
また、前記海水入口調整弁の自動状態の最小開度はプリセット最小開度であり、プリセッ
ト最小開度は60%にすることができる。
海水脱硫システムの柔軟性を向上させるため、本出願の一部の実施例では、前記カスケー
ドPIDとフィードフォワード制御策略の入力信号には、本機入力信号と臨機入力信号が含
まれ、前記本機入力信号には、前記吸収塔の入口海水流量と原煙道ガスSO2濃度が含まれ
、前記臨機入力信号には前記臨機吸収塔の入口海水流量と原煙道ガスSO2濃度が含まれ、
前記方法はさらに以下を含む。
本機優先モードの手動選択、または前記臨機吸収塔の海水入口調整弁が手動モードに切り
替え、または前記臨機吸収塔に対応するユニットのMFT(Main Fuel Trip、メイン燃料トリ
ップ)信号が検出された場合、本機優先モードに切り替え、
臨機優先モードの手動選択、または前記本機吸収塔の海水入口調整弁が手動モードに切り
替え、または前記本機吸収塔に対応するユニットのMFT信号が検出された場合、臨機優先
モードに切り替え、
協調制御モードの手動選択が検出された場合、デュアルマシン協調制御モードに切り替え
る。
ここで、前記本機優先モードには、前記臨機入力信号が本機入力信号を自動的に追跡する
か、前記臨機入力信号が強制的に0にすることが含まれ、前記臨機優先モードには、前記
本機入力信号が前記臨機入力信号を自動的に追跡するか、前記本機入力信号が強制的に0
にすることが含まれ、前記デュアルマシン協調制御モードには、前記本機入力信号と前記
臨機入力信号を処理しないことが含まれる。
2台のユニットのうちに1台が稼働しないことを考慮して、該カスケードPIDとフィードフ
ォワード制御戦略の入力信号は、実際の状況に応じて3つのモードで切り替えることがで
き、海水脱硫システムの柔軟性を向上させた。
上記の技術的解決策を適用することにより、第1吸収塔、第2吸収塔と少なくとも1台の可
変周波数制御の海水昇圧ポンプを備える海水脱硫システムにおいて、前記第1吸収塔と前
記第2吸収塔の一方を本機吸収塔、他方を臨機吸収塔として設定し、第1プリセット条件を
満たす場合、前記本機吸収塔の海水入口調整弁を完全に開き、第2プリセット条件を満た
す場合、第1プリセット速度に応じて前記本機吸収塔の海水入口調整弁の開度を大きくし
、第3プリセット条件を満たし、かつ、前記第1プリセット条件または前記第2プリセット
条件を満たしていない場合、第2プリセット速度に応じて前記本機吸収塔の海水入口調整
弁の開度を小さくし、第4プリセット条件を満たす場合、前記第2プリセット速度に応じて
前記本機吸収塔の海水入口調整弁の開度を大きくする。それにより、吸収塔のクリーンな
煙道ガスの出口でのSO2濃度が基準を超えず、最小入口の海水流量を保証する同時に手動
による海水入口調整弁の調整を回避することができ、さらに海水脱硫システムの信頼性を
向上させ、作業員の監視圧力を低減する。また、少なくとも1台の吸収塔の海水入口調整
弁を完全に開くことにより、海水入口調整弁の絞り損失を減らし、プラントの電気消費を
低下することができる。さらに、カスケードPIDとフィードフォワード制御戦略に基づい
て海水昇圧ポンプの周波数変換器を制御し、海水昇圧ポンプの周波数を可能な限り低減し
、海水昇圧ポンプの消費電力を削減する。
本発明の技術的構想をさらに説明するために、具体的な適用シーンを参照して本発明の技
術的解決策を説明する。
図3に発電所の海水脱硫システムの構造概略図を示している。、前記海水脱硫システムの
脱硫海水昇圧ポンプ室の前槽1には、第1吸収塔4、第2吸収塔5と少なくとも1台の可変周波
数制御の海水昇圧ポンプ2、脱硫曝気槽6を備え、前記第1吸収塔は原煙道を介して第1ユニ
ット(図に示していない)に接続し、前記第2吸収塔5は原煙道を介して第2ユニット(図に示
していない)に接続し、前記海水昇圧ポンプの出口は前記第1吸収塔4の海水入口調整弁を
介して前記第2吸収塔5の海水入口調整弁とそれぞれ前記第1吸収塔4と前記第2吸収塔5に接
続する。
全体的構想は次のとおりである。
クリーンな煙道ガス出のSO2濃度が比較的高い側の海水入口調整弁を完全に開く。海水昇
圧ポンプの周波数変換器は優先的に吸収塔入口の最小海水流量を調整する。海水昇圧ポン
プの周波数変換器は、2つのユニットの最大クリーンな煙道ガスの出口SO2濃度環境保護の
限界値を超えないように調整する。
吸収塔の海水入口制御弁を全開状態に維持する。
特別な状況下では、海水入口制御弁の開度を小さくして海水を臨機吸収塔に流させ、本機
SO2濃度が基準を超えないようにすることを前提として、臨機吸収塔の入口海水流量を高
める。具体的な制御策略は以下のとおりである。
原則:
1、いつでも、本機SO2濃度が基準を超えないことを保証する。
2、いつでも、本機の最小海水流量を保証する。
3、少なくとも1台のユニットの吸収塔の海水入口調整弁を全開状態に保持する。
具体的な策略:
条件1:本機SO2濃度は30mg/Nmを超える。
条件2:本機吸収塔の入口海水流量は最小流量より小さい(最小流量5000m 3 /h。煙道ガス
の負荷が60%BMCRより大きい場合最小流量6500m 3 /h)
条件3:臨機SO2濃度は30mg/Nmより高く、かつ本機SO2濃度は臨機SO2濃度よりも10mg/Nm低
い。
条件4:本機SO2濃度は臨機SO2濃度よりも少なくとも5mg/Nm高い。
条件5:吸収塔の海水入口調整弁の開度は100%より小さい。
条件1を満たす場合(優先度最高):
本機吸収塔の海水入口調整弁を全開状態にする。
条件2を満たす場合:
本機吸収塔の海水入口調整弁の開度を大きくする(2%/5min)。
条件3を満たし、かつ、条件1または条件2を満たしていない場合:
本機吸収塔の海水入口調整弁の開度を小さくする(10%/5min)。
条件4を満たす場合:
本機吸収塔の海水入口調整弁の開度を大きくする(10%/5min)。
条件5を満たし、かつ、条件3または条件4を満たしていない場合:
本機吸収塔の海水入口調整弁の開度を大きくする(5%/5min)。
その他の条件の場合:
調整しない。

二、海水昇圧ポンプの周波数変換器の自動制御ロジックを増やし、吸収塔の入口最小海水
流量を優先的に制御し、クリーンな煙道ガスの出口でのSO2濃度の制御に使用される。
原則:
いつでも、本機ユニットの最小海水流量を保証する。
具体的な策略
図4に示すように、カスケードPIDとフィードフォワード制御策略を採用する。
1、メインPIDコントローラーは2台のユニットの最大クリーンな煙道ガスの出口でのSO2
濃度を制御する。
2、副PID控制器控制両台机組吸收塔入口最小海水流量。
2、補助PIDコントローラーは2台の吸収塔の入口最小海水流量を制御する。
3、フィードフォワード信号は原煙道ガスSO2濃度と総石炭量(煙道ガス量)の積である。
補足説明:
1、吸収塔海水入口調整電動扉は自動状態の最小開度は60%である。
2つのユニットのうちに1台が動作しない可能性があることを考えて、このロジックの入力
信号(#3、#4海水流量;#3、#4原煙道ガスSO2 濃度)に1つの制御モード切り替えボタンを
追加する。
3つの制御モードの切り替え:#3ユニット優先、#4ユニット優先、デュアルマシン協調制
御。
3つの動作モード:
1)#3ユニット優先を選択した場合、#4ユニットの入力信号は自動的に#3ユニットの信号を
追跡するか、強制的に0にする。
2)#4ユニット優先を選択した場合、#3ユニットの入力信号は自動的に#4ユニットの信号を
追跡するか、強制的に0にする。
3)デュアルマシン協調制御、各ユニットの元の入力信号を維持する。
3つのトリガー条件:
1)#3ユニット優先モード、#4ユニットの海水入口制御弁を手動に切り替え、#4ユニット
のMFT信号を選択すると、3つのトリガーの1つが自動的に#3優先モードに切り替わる。
2)#4ユニット優先モード、#3ユニットの海水入口制御弁を手動に切り替え、#3ユニット
のMFT信号を選択すると、3つのトリガーの1つが自動的に#4優先モードに切り替わる。
3)デュアルマシン協調制御モードを選択し、自動的にデュアルマシン協調制御モードに切
り替わる。
上記の制御戦略は、同じボイラー負荷と燃焼石炭の下での発電所の2期ユニットと1期ユニ
ットの状況を例として具体的に検証した。この試験により、上記の制御方式を採用した2
期ユニットの脱硫海水昇圧ポンプは、上記の制御方式を採用していない1期ユニットに比
べて消費電力を約20%節約し、大幅に消費電力を削減できることが証明された。
本出願の実施例における海水脱硫制御方法に対応して、本発明の実施例は海水脱硫システ
ムに適用する海水脱硫制御装置も提供している。前記海水脱硫システムは、第1吸収塔と
、第2吸収塔と、少なくとも1台の可変周波数制御の海水昇圧ポンプとを備え、前記第1吸
収塔は原煙道を介して第1ユニットに接続し、前記第2吸収塔は原煙道を介して第2ユニッ
トに接続し、前記海水昇圧ポンプの出口は前記第1吸収塔の海水入口調整弁を介して前記
第2吸収塔の海水入口調整弁とそれぞれ前記第1吸収塔と前記第2吸収塔に接続し、前記設
備には以下を含む。
選択モジュール501、前記第1吸収塔と前記第2吸収塔の一方を本機吸収塔、他方を臨機吸
収塔として設定することに使用され、
第2調整モジュール502、第2プリセット条件を満たす場合、第1プリセット速度に応じて前
記本機吸収塔の海水入口調整弁の開度を大きくすることに使用され、
第3調整モジュール503、第3プリセット条件を満たし、かつ、前記第1プリセット条件また
は第2プリセット条件を満たしていない場合、第2プリセット速度に応じて前記本機吸収塔
の海水入口調整弁の開度を小さくすることに使用され、
第4調整モジュール、第4プリセット条件を満たす場合、前記第2プリセット速度に応じて
前記本機吸収塔の海水入口調整弁の開度を大きくことに使用される。
ここで、前記第1プリセット条件は、具体的には前記本機吸収塔のクリーンな煙道ガスの
出口での本機SO2濃度が第1プリセット濃度よりも大きく、前記第2プリセット条件は、具
体的には前記本機吸収塔の入口海水量は現在の煙道ガス負荷に対応する最小流量より低く
、前記第3プリセット条件は、具体的には前記臨機吸収塔のクリーンな煙道ガスの出口で
の臨機SO2濃度が前記第1プリセット濃度より大きく、かつ、前記SO2濃度よりも少なくと
も第2プリセット濃度高く、前記第4プリセット条件は、具体的には前記本機SO2濃度が前
記臨機SO2濃度よりも少なくとも第3プリセット濃度高いである。
本出願の具体的な適用シーンにおいて、前記装置は、さらに以下を含む。
第5調整モジュール、第5プリセット条件を満たし、かつ、前記第3プリセット条件または
前記第4プリセット条件を満たしていない場合、第3プリセット速度に応じて本機吸収塔の
海水入口調整弁の開度を大きくする。
ここで、前記第5プリセット条件は、具体的には、前記本機吸収塔の海水入口調整弁の開
度は100%より小さいことである。
本出願の具体的な適用シーンでは、前記第1プリセット濃度は前記第2プリセット濃度より
大きく、前記第2プリセット濃度は前記第3プリセット濃度より大きく、前記第1プリセッ
ト速度は前記第3プリセット速度より小さく、前記第3プリセット速度は前記第2プリセッ
ト速度より小さいである。
本出願の具体的な適用シーンにおいて、前記海水昇圧ポンプの周波数変換器は、カスケー
ドPIDとフィードフォワード制御戦略に基づいて制御されており、前記カスケードPIDとフ
ィードフォワード制御策略には、メインPIDコントローラーによる前記本機SO2濃度と前記
臨機SO2 濃度の制御、補助PIDコントローラーによる前記本機吸収塔と前記臨機吸収塔の
入口海水流量の制御が含まれ、フィードフォワード制御信号には、前記本機吸収塔の原煙
道ガスSO2濃度と、対応するユニットの総石炭量または煙道ガス量の積、および前記臨機
吸収塔の原煙道ガスSO2濃度と、対応するユニットの総石炭量または煙道ガス量の積が含
まれる。
本出願の具体的な適用シーンにおいて、前記カスケードPIDとフィードフォワード制御策
略の入力信号には、本機入力信号と臨機入力信号が含まれ、前記本機入力信号には、前記
本機吸収塔の入口海水流量と原煙道ガスSO2濃度が含まれ、前記臨機入力信号には、前記
臨機吸収塔の入口海水流量と原煙道ガスSO2濃度が含まれ、前記装置には切り替えモジュ
ールを備え、以下の場合に使用される。
本機優先モードの手動選択、または前記臨機吸収塔の海水入口調整弁が手動モードに切り
替え、または前記臨機吸収塔に対応するユニットのMFT信号が検出された場合、本機優先
モードに切り替え、
臨機優先モードの手動選択、または前記本機吸収塔の海水入口調整弁が手動モードに切り
替え、または前記本機吸収塔に対応するユニットのMFT信号が検出された場合、臨機優先
モードに切り替え、
協調制御モードの手動選択が検出された場合、デュアルマシン協調制御モードに切り替え
る;
ここで、前記本機優先モードには、前記臨機入力信号が本機入力信号を自動的に追跡する
か、前記臨機入力信号が強制的に0にすることが含まれ、前記臨機優先モードには、前記
本機入力信号が前記臨機入力信号を自動的に追跡するか、前記本機入力信号が強制的に0
にすることが含まれ、前記デュアルマシン協調制御モードには、前記本機入力信号と前記
臨機入力信号を処理しないことが含まれる。
最後に、上記の実施例は、本出願の技術的解決策を説明するためにのみ使用され、それら
を限定するものではないことに留意されたい。本出願は、前記の実施例を参照して詳細に
説明されたが、当業者は、前記の実施例に記載されている技術的解決策を修正するか、そ
の一部の技術的特徴を同等に置き換えることができ、これらの変更または置き換えは、対
応する技術的解決策の本質が本出願の各実施例の技術的解決策の精神や範囲から逸脱させ
るものではないと理解すべきである。

Claims (9)

  1. 海水脱硫システムに適用する海水脱硫制御方法であって、以下を含むことを特徴とする。
    選択モジュールは、第1吸収塔と第2吸収塔の一方を本機吸収塔、他方を臨機吸収塔として
    設定し、
    ここで、前記本機吸収塔のクリーンな煙道ガスの出口での本機SO2濃度をPaに設定し、臨
    機吸収塔のクリーンな煙道ガスの出口での臨機SO2濃度をPbに設定し、前記本機吸収塔の
    海水入口調整弁の開度をKaに設定し、前記臨機吸収塔の海水入口調整弁の開度をKbに設定
    し、前記本機吸収塔の入口の海水流量をQaに設定し、
    前記選択モジュールには複数のプリセットSO2濃度が設定しており、第1プリセットSO2濃
    度P1、第2プリセットSO2濃度P2と第3プリセットSO2濃度P3が含まれ、前記選択モジュール
    にはさらに複数のプリセット海水流量が設定しており、それぞれ第1プリセット海水流速V
    1、第2プリセット海水流速V2と第3プリセット海水流速V3が設定しており、
    前記選択モジュールには複数のプリセット条件が設定しており、前記システム実行中、選
    択モジュールはシステムが実際に満たすプリセット条件に基づいて本機吸収塔の海水入口
    調整弁の開度Kaを大きくまたは小さくする。
    前記システムが第1プリセット条件を満たす場合、前記吸収塔の海水入口調整弁が完全に
    開き、
    前記システムが第2プリセット条件を満たす場合、第1プリセット海水流速V1に応じて前記
    本機吸収塔の海水入口調整弁の開度Kaを大きくし、
    前記システムが第3プリセット条件を満たし、かつ、前記第1プリセット条件または第2プ
    リセット条件を満たしていない場合、第2プリセット海水流速V2に応じて前記本機吸収塔
    の海水入口調整弁の開度Kaを小さくし、
    前記システムが第4プリセット条件を満たす場合、前記第2プリセット海水流速V2に応じて
    前記本機吸収塔の海水入口調整弁の開度Kaを大きくし、
    前記システムが第5プリセット条件を満たし、かつ、前記第3プリセット条件または第4プ
    リセット条件を満たしていない場合、第3プリセット速度V3に応じて前記本機吸収塔の海
    水入口調整弁の開度Kaを大きくする。
    ここで、前記第1プリセット条件では、前記本機吸収塔のクリーンな煙道ガスの出口での
    本機SO2濃度Paは第1プリセットSO2濃度P1よりも大きく、前記第2プリセット条件では、前
    記本機吸収塔の入口海水流量Qaは現在の煙道ガス負荷に対応する最小流量Qminよりも低く
    、前記第3プリセット条件では、前記臨機吸収塔のクリーンな煙道ガスの出口での臨機SO2
    濃度Pbは前記第1プリセットSO2濃度P1よりも大きく、かつ、前記本機SO2濃度Paよりも少
    なくとも第2プリセット濃度P2高く、前記第4プリセット条件では、前記本機SO2濃度Paは
    前記臨機SO2濃度Pbよりも少なくとも第3プリセット濃度P3高く、前記第5プリセット条件
    は、具体的には前記本機吸収塔の海水入口調整弁の開度が100%より小さいことである。
  2. 請求項1に記載の海水脱硫制御方法であって、前記選択モジュールに複数の前記臨機吸収
    塔の海水入口調整弁の開度Kbが設定しており、前記選択モジュールには第1プリセット臨
    機吸収塔の海水入口調整弁の開度Kb1、第2プリセット臨機吸収塔の海水入口調整弁の開度
    Kb2、第一プリセットSO2濃度の差△Pa1と第2プリセットSO2濃度の差△Pa2も設定している
    ことを特徴とする。
    前記システムが第1プリセット条件を満たす場合、選択モジュールは前記本機吸収塔のク
    リーンな煙道ガスの出口での本機SO2濃度Paと第1プリセットSO2濃度P1との差△Paを計算
    し、△Pa=Pa-P1に設定し、選択モジュールは△Paを△Pa1と△Pa2とを比較し、比較結果
    に応じて前記臨機吸収塔の海水入口調整弁の開度Kbを決定し、
    △Pa≦△Pa1の場合、前記選択モジュールは前記臨機吸収塔の海水入口調整弁の開度を0に
    設定し、
    △Pa1<△Pa≦△Pa2の場合、前記選択モジュールは前記臨機吸収塔の海水入口調整弁の開
    度をKb1に設定し、
    △Pa>△Pa2の場合、前記選択モジュールは前記臨機吸収塔の海水入口調整弁の開度をKb2
    に設定することを特徴とする。
  3. 請求項1に記載の海水脱硫制御方法であって、前記選択モジュールには第1プリセット海水
    流量の第1プリセット調整係数α1と第1プリセット海水流量第1プリセット調整係数α2も
    設定しており、
    前記臨機吸収塔の海水入口調整弁の開度は0である場合、前記選択モジュールはV1’=V1
    に設定し、
    前記臨機吸収塔の海水入口調整弁の開度はKb1である場合、前記選択モジュールはV1’=V
    1×α1に設定し、
    前記臨機吸収塔の海水入口調整弁の開度はKb2である場合、前記選択モジュールはV1×α2
    に設定することを特徴とする。
  4. 請求項1に記載の海水脱硫制御方法であって、前記システムが第3プリセット条件を満たし
    、かつ、前記第1プリセット条件または第2プリセット条件を満たしていない場合、選択モ
    ジュールは臨機SO2濃度Pbと前記第1プリセットSO2濃度P1との差△Pbを計算し、△Pb=Pb-
    P1に設定する、前記選択モジュールには、第1プリセット臨機SO2濃度Pbと前記第1プリセ
    ットSO2濃度P1との差△Pb1も設定しており、
    △Pb<△Pb1の場合、前記選択モジュールは前記臨機吸収塔の海水入口調整弁の開度Kbを
    調整しない、
    △Pb≦△Pb1の場合、前記選択モジュールは前記臨機吸収塔の海水入口調整弁の開度Kbを
    小さくすることを特徴とする。
  5. 請求項1に記載の海水脱硫制御方法であって、前記選択モジュールには第1プリセット本機
    吸収塔の海水入口調整弁の開度Ka1、第2プリセット本機吸収塔の海水入口調整弁の開度Ka
    2、第3プリセット本機吸収塔の海水入口調整弁の開度Ka3、第2プリセット海水流量第1プ
    リセット調整係数β1、第2プリセット海水流量第2プリセット調整係数β2と第2プリセッ
    ト海水流量第3調整係数β3も設定しており、
    前記システムが第4プリセット条件を満たす場合、前記選択モジュールは前記本機吸収塔
    の海水入口調整弁の開度Kaに応じて各前記プリセット本機吸収塔の海水入口調整弁の開度
    とを比較し、比較の結果に応じて対応する第2プリセット海水流量のプリセット調整係数
    を選択して前記第2プリセット海水流速V2を調整し、調整後の第2プリセット海水流速をV2
    ’に設定し、
    Ka≦Ka1の場合、前記選択モジュールはV2’=V2に設定し、
    Ka1<Ka≦Ka2の場合、前記選択モジュールはV2’=V2×β1に設定し、
    Ka2<Ka≦Ka3の場合、前記選択モジュールはV2’=V2×β2に設定し、
    Ka>Ka3の場合、前記選択モジュールはV2’=V2×β3に設定することを特徴とする。
  6. 請求項2に記載の海水脱硫制御方法であって、前記第1プリセットSO2濃度P1は前記第2プリ
    セットSO2濃度P2より大きく、前記第2プリセットSO2濃度P2は前記第3プリセットSO2濃度P
    3より大きく、前記第1プリセット海水流速V1は前記第3プリセット海水流速V3より小さく
    、前記第3プリセット海水流速V3は前記第2プリセット海水流速V2より小さいであることを
    特徴とする。
  7. 請求項1に記載の方法であって、前記海水昇圧ポンプの周波数変換器は、カスケードPIDと
    フィードフォワード制御戦略に基づいて制御されており、前記カスケードPIDとフィード
    フォワード制御策略には、メインPIDコントローラーによる前記本機SO2濃度と前記臨機SO
    2 濃度の制御、補助PIDコントローラーによる前記本機吸収塔と前記臨機吸収塔の入口海
    水流量の制御が含まれ、フィードフォワード制御信号には、前記本機吸収塔の原煙道ガス
    SO2濃度と、対応するユニットの総石炭量または煙道ガス量の積、および前記臨機吸収塔
    の原煙道ガスSO2濃度と、対応するユニットの総石炭量または煙道ガス量の積が含まれる
    ことを特徴とする。
  8. 請求項7に記載の海水脱硫制御方法であって、前記カスケードPIDとフィードフォワード制
    御策略の入力信号には、本機入力信号と臨機入力信号が含まれ、前記本機入力信号には、
    前記本機吸収塔の入口海水流量と原煙道ガスSO2濃度が含まれ、前記臨機入力信号には、
    前記臨機吸収塔の入口海水流量と原煙道ガスSO2濃度が含まれ、前記方法は、さらに以下
    を含むことを特徴とする。
    本機優先モードの手動選択、または前記臨機吸収塔の海水入口調整弁が手動モードに切り
    替え、または前記臨機吸収塔に対応するユニットのMFT信号が検出された場合、本機優先
    モードに切り替え、
    臨機優先モードの手動選択、または前記本機吸収塔の海水入口調整弁が手動モードに切り
    替え、または前記本機吸収塔に対応するユニットのMFT信号が検出された場合、臨機優先
    モードに切り替え、
    協調制御モードの手動選択が検出された場合、デュアルマシン協調制御モードに切り替え
    る;
    ここで、前記本機優先モードには、前記臨機入力信号が本機入力信号を自動的に追跡する
    か、前記臨機入力信号が強制的に0にすることが含まれ、前記臨機優先モードには、前記
    本機入力信号が前記臨機入力信号を自動的に追跡するか、前記本機入力信号が強制的に0
    にすることが含まれ、前記デュアルマシン協調制御モードには、前記本機入力信号と前記
    臨機入力信号を処理しないことが含まれる。
  9. 請求項1~8のいずれか1項に記載の海水脱硫制御方法を適用した海水脱硫制御装置であっ
    て、前記海水脱硫システムは、第1吸収塔と、第2吸収塔と、少なくとも1台の可変周波数
    制御の海水昇圧ポンプとを備え、前記第1吸収塔は原煙道を介して第1ユニットに接続し、
    前記第2吸収塔は原煙道を介して第2ユニットに接続し、前記海水昇圧ポンプの出口は前記
    第1吸収塔の海水入口調整弁を介して前記第2吸収塔の海水入口調整弁とそれぞれ前記第1
    吸収塔と前記第2吸収塔に接続し、前記設備には以下を含む。
    選択モジュール、前記第1吸収塔と前記第2吸収塔の一方を本機吸収塔、他方を臨機吸収塔
    として設定することに使用され、
    第1調整モジュール、第1プリセット条件を満たす場合、前記本機吸収塔の海水入口調整弁
    を完全に開くことに使用され、
    第2調整モジュール、第2プリセット条件を満たす場合、第1プリセット速度に応じて前記
    本機吸収塔の海水入口調整弁の開度を大きくすることに使用され、
    第3調整モジュール、第3プリセット条件を満たし、かつ、前記第1プリセット条件または
    第2プリセット条件を満たしていない場合、第2プリセット速度に応じて前記本機吸収塔の
    海水入口調整弁の開度を小さくすることに使用され、
    第4調整モジュール、第4プリセット条件を満たす場合、前記第2プリセット速度に応じて
    前記本機吸収塔の海水入口調整弁の開度を大きくすることに使用され、
    ここで、前記第1プリセット条件は、具体的には前記本機吸収塔のクリーンな煙道ガスの
    出口での本機SO2濃度が第1プリセット濃度よりも大きく、前記第2プリセット条件は、具
    体的には前記本機吸収塔の入口海水量は現在の煙道ガス負荷に対応する最小流量より低く
    、前記第3プリセット条件は、具体的には前記臨機吸収塔のクリーンな煙道ガスの出口で
    の臨機SO2濃度が前記第1プリセット濃度より大きく、かつ、前記SO2濃度よりも少なくと
    も第2プリセット濃度高く、前記第4プリセット条件は、具体的には前記本機SO2濃度が前
    記臨機SO2濃度よりも少なくとも第3プリセット濃度高いであることを特徴とする。
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