JP2022179045A - トロカーのバルブ機構 - Google Patents

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Kohei Goto
和希 森田
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【課題】気密性を向上させることができるトロカーのバルブ機構を提供する。【解決手段】トロカー1のバルブ機構10は、4つの切れ目11cによって分割された4つの当接部11bを有する第1弁体11と第2弁体12を備える。医療器具4の挿抜時、第1弁体11は、4つの当接部11bにより医療器具4の外周面に気密状態で当接し、第2弁体12は、医療器具4によって押されて待避することにより、切れ目11cを開放する。【選択図】図9

Description

本発明は、医療器具の挿抜時、医療器具とトロカーとの間を気密状態に保持するトロカーのバルブ機構に関する。
従来、トロカーのバルブ機構として、特許文献1に記載されたものが知られている。このバルブ機構は、トロカーが人体に装着されている状態で、医療器具をトロカーに対して挿抜する際、医療器具とトロカーとの間を気密状態に保持するものであり、第1弁体及び第2弁体を備えている。第1弁体は、トロカーのヘッド部に設けられ、丸孔を有している。第2弁体は、第1弁体に隣接して、第1弁体よりも医療器具の挿入口と反対側に配置されている。
このバルブ機構では、医療器具をトロカーに対して挿抜する際、第1弁体の丸孔の縁部が医療器具に当接することによって、医療器具とトロカーとの間が気密状態に保持される。また、医療器具がトロカーに挿入されていないときには、第2弁体が第1弁体の丸孔を閉鎖することによって、気密性が確保され、人体内に充填されたガスの漏洩が防止される。
特開2019-126514号公報
上記従来のバルブ機構によれば、上述したように、医療器具をトロカーに対して挿抜する際、第1弁体によって気密性を確保できるものの、気密性をより高めることが望まれている。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、気密性を向上させることができるトロカーのバルブ機構を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、医療器具のトロカーへの挿抜時、医療器具とトロカーとの間を気密状態に保持するトロカーのバルブ機構において、トロカーの内壁から突出するとともにトロカーの内孔の少なくとも一部を閉鎖するように設けられ、可撓性を有し、医療器具の挿抜方向から見たときの中心から径方向に延びる切れ目によって複数に分割された複数の当接部を有するとともに、医療器具の挿抜時、複数の当接部により医療器具の外周面に気密状態で当接する第1弁体と、第1弁体に隣接して第1弁体よりも奥側に設けられ、可撓性を有し、常時は第1弁体の裏面に当接することにより切れ目を閉鎖するとともに、医療器具の挿入時、医療器具によって押されて待避することにより、切れ目を開放する板状の第2弁体と、を備えることを特徴とする。
このトロカーのバルブ機構によれば、医療器具がトロカーに対して挿抜される際、第1弁体は、医療器具によって切れ目を拡げられ、弾性変形させられるとともに、複数の当接部によって医療器具の外周面に面接触状態で当接する。それにより、従来のように、第1弁体の丸孔の縁部が医療器具に当接する場合と比べて、接触面積をより大きく確保することができ、医療器具とトロカーとの間の気密性をより高めることができる。また、可撓性を有する第2弁体が、常時は第1弁体の裏面に当接することにより第1弁体の切れ目を閉鎖しているので、トロカーが人体に装着され、人体内にガスが充填されている状態では、そのガスの圧力が第2弁体を第1弁体の裏面に押しつけるように作用することになる。その結果、気密性を確保でき、ガスの漏洩を防止することができる。なお、本明細書における「切れ目」は、切れ目の両縁部間に隙間のないものに限らず、切れ目の両縁部間に隙間を有しているものも含む。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載のトロカーのバルブ機構において、第1弁体の切れ目は、複数の切れ目で構成され、複数の切れ目は、医療器具の挿抜方向から見たときに互いの間の角度が同一になるように形成されていることを特徴とする。
このトロカーのバルブ機構によれば、医療器具のトロカーへの挿抜時、第1弁体における複数の当接部は、弾性変形しながら医療器具に対して同等の面積で面接触することになる。それにより、トロカーと医療器具との間において、高い気密性を確保することができる。
請求項3に係る発明は、請求項1又は2に記載のトロカーのバルブ機構において、第1弁体の当接部の厚さは、当接部以外の部分よりも小さくなるように構成されていることを特徴とする。
このトロカーのバルブ機構によれば、第1弁体の当接部において、当接部以外の部分よりも高い可撓性を確保することができ、それにより、トロカーと医療器具との間において高い気密性を確保することができる。
本発明の一実施形態に係るバルブ機構を備えたトロカーの外観を示す正面図である。 トロカーの外観を示す上方からの斜視図である。 トロカーの外観を示す下方からの斜視図である。 図2のI-I線に沿う断面図である。 第1弁体の断面図である。 第1弁体の平面図である。 第1弁体の底面図である。 第2弁体の平面図である。 医療器具の挿入時のバルブ機構の動作を示す断面図である。 第2弁体が常時開いた姿勢にある状態を示す図である。 第1弁体の変形例を示す底面図である。 第1弁体の他の変形例を示す底面図である。 第1弁体の他の変形例を示す底面図である。 第1弁体の他の変形例を示す底面図である。 第1弁体の他の変形例を示す底面図である。 第1弁体の他の変形例を示す底面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の一実施形態に係るトロカーのバルブ機構について説明する。図1~4に示すように、本実施形態のバルブ機構10は、トロカー1に適用されたものであり、このトロカー1は、医療現場での腹腔鏡下手術などにおいて、医療器具(例えば腹腔鏡)を人体内に挿入するために用いられる。なお、以下の説明では、便宜上、図1の上側を「上」といい、下側を「下」という。
トロカー1は、合成樹脂(例えば、ポリカーボネート)製の中空管形状のものであり、挿入管部2及びヘッド部3を一体に備えている。この挿入管部2は、手術時、人体に装着されたポート(図示せず)の取付孔に挿入され、それにより、腹腔内に挿入される部位である。この挿入管部2は、医療器具(図参照)を内部に通すために、中空の管状に形成され、その下端が開口している。
また、ヘッド部3は、挿入管部2の上端部に連続して設けられており、図4に示すように、内筒部3a及び外筒部3bを備えている。この内筒部3aは、挿入管部2と一体に形成された円筒形のものであり、その上端面には、9本のピン3f(1つのみ図示)が設けられている。
これらのピン3fの各々は、上方に突出しており、2本のピン3fは、後述する第2弁体12のピン孔12bを貫通して、後述する第1弁体11のピン穴11dに嵌合しており、残りの7本のピン3fは、第1弁体11のピン穴11dに嵌合している。
また、内筒部3aには、通気孔部3cが一体に設けられている。この通気孔部3cは、中空の筒状に形成され、内筒部3aから側方に突出しているとともに、その内孔が挿入管部2の内孔に連通している。この通気孔部3cには、腹腔鏡下手術などの際、図示しないチューブが連結され、それにより、腹腔内へのガスの流入又は腹腔内のガスの排出などが実行される。
一方、外筒部3bは、その内径が内筒部3aの外径よりも若干大きく構成された円筒形のものであり、内筒部3aに上方から嵌合している。外筒部3bと内筒部3aとの間には、Oリング3gが挿入されており、このOリング3gによって、両者の間が気密状態に保持されている。
外筒部3bは、その上端開口が医療器具を挿抜するための挿抜口3dになっており、その挿抜口3dの縁部の下面には、押圧部3eが形成されている。この押圧部3eは、その断面が下方に凸の半円形に構成されている。
また、バルブ機構10は、第1弁体11及び第2弁体12を備えており、これらの第1弁体11及び第2弁体12は、ヘッド部3に一体に固定されている。
第1弁体11は、図5~7に示すように、円板状の合成ゴム(例えばシリコンゴム)製のものであり、可撓性を有している。第1弁体11は、取付部11a及び4つの当接部11bを備えている。
この取付部11aは、第1弁体11の外側端部の全周に渡って円環状に形成されており、内周部寄りの部分は外周部寄りの部分よりも薄肉に形成されている。図7に示すように、取付部11aの下面には、9個の丸いピン穴11dが互いに等間隔で同心円上に並ぶように設けられている。
第1弁体11は、ヘッド部3のピン3fが取付部11aのピン穴11dに嵌合し、押圧部3eによって上方から押圧され、弾性変形した状態で、第2弁体12とともに、外筒部3b及び内筒部3aによって挟持されている。それにより、第1弁体11及び第2弁体12は、ヘッド部3に対して、抜け止め状態で固定されている。
また、4つの当接部11bは、薄板状に形成され、取付部11aの内端から一体に延びている。隣り合う2つの当接部11b,11bの間には、切れ目11cが形成されており、これらの切れ目11cは、第1弁体11の中心から外方に延びるとともに、平面視十字状に設けられている。すなわち、4つの当接部11bは、4つの切れ目11cによって均等に4分割された状態になっている。
一方、第2弁体12は、可撓性を有する合成ゴム(例えばシリコンゴム)製のものであり、薄板状に形成されている。図8に示すように、第2弁体12の一端部は、取付部12aとなっており、この取付部12aには、2つのピン孔12b,12bが設けられている。
第2弁体12は、ヘッド部3のピン3fが各ピン孔12bを貫通し、第1弁体11のピン穴11dに嵌合した状態で、第1弁体11とともに、外筒部3b及び内筒部3aによって挟持されている。それにより、第2弁体12は、通常時、その上面が第1弁体11の下面に面接触状態で密着し、切れ目11cを閉鎖する状態に保持されている(図4参照)。また、第2弁体12の取付部12aと反対側の端部は、自由端部12cとなっており、円弧状に形成されている。
次に、以上のように構成された本実施形態のバルブ機構10の動作について説明する。このバルブ機構10の場合、図4に示すように、通常時すなわち医療器具の非挿入時、第2弁体12は、その上面が第1弁体11の下面に当接し、第1弁体11の切れ目11cを閉鎖する。それにより、トロカー1の内部が気密状態に保持される。
一方、図9に示すように、医療器具4をトロカー1内に挿入するときには、第1弁体11の4つの当接部11bは、切れ目11cに沿って拡がりながら下方に折れ曲がった状態で、医療器具4の外周面の全周に渡って当接する。それにより、医療器具4をトロカー1内に挿入した際、ガスが腹腔内から抜けないように、第1弁体11によって医療器具4とトロカー1との間が気密状態に保持される。
これと同時に、第2弁体12は、医療器具4に押されて下方に折れ曲がり、第1弁体11の切れ目11cを開放するとともに、その一部が医療器具4の外周面に当接した状態となる。
また、上記とは逆に、医療器具4をトロカー1から抜去するときには、第1弁体11の当接部11bは、上方に折れ曲がりながら医療器具4の外周面の全周に渡って当接する(図示せず)。それにより、医療器具4をトロカー1から抜去する際、ガスが腹腔内から抜けないように、医療器具4とトロカー1との間が第1弁体11によって気密状態に保持される。
そして、医療器具4がトロカー1から完全に抜去された際、第1弁体11及び第2弁体12は図4に示す状態に復帰する。その際、腹腔内に充填されたガスの圧力が第2弁体12に作用することで、第2弁体12が第1弁体11側に押しつけられ、ワンウェイバルブとして機能することで、トロカー1の内部が気密状態に保持される。
なお、施術中に医療器具4がトロカー1に長時間挿入されたような場合、第2弁体12に曲げ癖がつき、図10に示すように、第2弁体12の自由端部12cがやや垂れ下がった状態に維持されて第1弁体11に当接せず、第1弁体11の切れ目11cを閉鎖しない状態になる可能性がある。本実施形態では、この状態の場合でも、医療器具4がトロカー1から完全に抜去された際、腹腔内に充填されたガスの圧力が第2弁体12に作用することで、第2弁体12が第1弁体11側に押しつけられ、ワンウェイバルブとして機能する。それにより、トロカー1の内部が気密状態に保持される。
より具体的には、本実施形態では、第1弁体11における医療器具4の挿入孔が切れ目11cによって構成されているので、図10に示す状態においても、第2弁体12の上面と第1弁体11の下面の間隙に進入して第1弁体11の挿入孔から体外に流出するガスの流れが抑制されるようになっている。これにより、本実施形態では、第2弁体12の第1弁体11に向けての移動が、第2弁体12と第1弁体11の間のガス流によって阻害されないため、腹腔内のガス圧によって確実に第2弁体12を第1弁体11に押し付け、密着させることが可能となっている。
さらに本実施形態では、第2弁体12が第1弁体11に直接当接するように構成されているので、第2弁体12の上面と第1弁体11の下面の間に生じ得る間隙の容積が小さく、切れ目11cからの僅かなガスの流出によって第2弁体12の上下面間に圧力差が生じやすくなっている。これにより、本実施形態では、第2弁体12を第1弁体11に向けて速やかに移動させ、第1弁体11に確実に密着させることが可能となっている。
このように、本実施形態では、医療器具4の挿入孔として切れ目11cを備える第1弁体11をフラップ弁である第2弁体12と適宜に組み合わせることで、両者を相乗的に作用させ、バルブ機構10の閉塞性をより高めることを可能としている。
また、本実施形態では、当接部11bの下面側を窪ませることで、医療器具4の抜去後に当接部11b同士が引っ掛かる等して元の状態に戻らなかったような場合にも、第1弁体11と第2弁体12の密着性が阻害されないようにしている。また、共に弾性材料である第1弁体11と第2弁体12を直接当接させているため、腹腔内のガス圧により押圧されて両者が適度に変形することで、密着性がより高められるようになっている。
以上のように、本実施形態のトロカー1のバルブ機構10によれば、医療器具4のトロカーへの挿抜時、第1弁体11の4つの当接部11bは、切れ目11cに沿って拡がりながら下方又は上方に折れ曲がった状態で、医療器具4の外周面の全周に渡って面接触状態で当接する。
それにより、特許文献1のように第1弁体の丸孔の縁部が医療器具に当接する場合と比べて、第1弁体11と医療器具4との接触面積をより大きく確保することができ、医療器具4とトロカー1との間の気密性をより高めることができる。
また、トロカー1が人体に装着され、人体内にガスが充填されている状態では、そのガスの圧力が第2弁体12を第1弁体11の裏面に押しつけるように作用することになる。それにより、前述したように、経年変化などに起因して、第2弁体12が第1弁体11に当接しない状態になった場合でも、トロカー1が人体に装着され、人体内にガスが充填されている状態では、そのガスの圧力が第2弁体12を第1弁体11の裏面に押しつけるように作用することになる。その結果、気密性を確保でき、ガスの漏洩を防止することができる。
また、第1弁体11の場合、4つの当接部11bは、4つの切れ目11cによって均等に4分割された状態にある。それにより、医療器具4のトロカー1への挿抜時、4つの当接部11bは、弾性変形しながら医療器具4に対して同等の面積で面接触することになる。さらに、第1弁体11の当接部11bは、取付部11aよりも薄肉に構成されているので、取付部11aよりも高い可撓性を確保することができる。以上により、トロカー1と医療器具4との間において、高い気密性を確保することができる。
なお、実施形態は、第1弁体11として、4つの当接部11bを備えたものを用いた例であるが、これに代えて、図11~16に示すような、第1弁体11A~11Fを用いてもよい。
例えば、図11に示す第1弁体11Aの場合、複数の当接部として、平面視半円形の2つの当接部11b,11bを備えており、これらの2つの当接部11b,11bの間には、直線状の切れ目11eが形成されている。この切れ目11eは、第1弁体11Aの中心から外方に延びる2つの切れ目を一直線につなげたものに相当する。このように構成した場合でも、実施形態の第1弁体11と同じ作用効果を得ることができる。
また、図12に示す第1弁体11Bの場合、複数の当接部として、3つの当接部11bを備えており、隣り合う当接部11b,11bの間には、切れ目11fが形成されている。これらの3つの切れ目11fは、第1弁体11Bの中心から外方に延びているとともに、互いの間の角度が平面視120゜に構成されている。このように構成した場合でも、実施形態の第1弁体11と同じ作用効果を得ることができる。
さらに、図13に示す第1弁体11Cの場合、複数の当接部として、5つの当接部11bを備えており、隣り合う当接部11b,11bの間には、切れ目11gが形成されている。これらの5つの切れ目11gは、第1弁体11Cの中心から外方に延びているとともに、互いの間の角度が平面視72゜に構成されている。このように構成した場合でも、実施形態の第1弁体11と同じ作用効果を得ることができる。
さらに、図14に示す第1弁体11Dの場合、複数の当接部として、6つの当接部11bを備えており、隣り合う当接部11b,11bの間には、切れ目11hが形成されている。これらの6つの切れ目11hは、第1弁体11の中心から外方に延びているとともに、互いの間の角度が平面視60゜に構成されている。このように構成した場合でも、実施形態の第1弁体11と同じ作用効果を得ることができる。
一方、図15に示す第1弁体11Eの場合、複数の当接部として、4つの当接部11bを備えており、隣り合う当接部11b,11bの間には、平面視十字状の4つの切れ目11iが形成されている。これらの4つの切れ目11iの各々は、中心から外方に延びており、その幅は、中心から外方に向かうほど、減少するように構成されている。言い換えれば、隣り合う当接部11b,11bの縁部間の間隔は、外方から中心に向かうほど広くなるように構成されている。このように構成した場合でも、実施形態の第1弁体11と同じ作用効果を得ることができる。
また、図16に示す第1弁体11Fの場合、複数の当接部として、4つの当接部11bを備えており、隣り合う当接部11b,11bの間には、平面視十字状の4つの切れ目11jが形成されている。さらに、4つの当接部11bの先端部は円弧状に切り欠かれた形状になっており、それにより、第1弁体11Fの中心部には、平面視円形の孔11kが形成されている。このように構成した場合でも、実施形態の第1弁体11と同じ作用効果を得ることができる。なお、孔11kの形状は、平面視円形に限らず、平面視多角形又は平面視楕円形であってもよい。
なお、第1弁体11における切れ目の数は、以上の2~6個に限らず、7個以上であってもよい。
1 トロカー
4 医療器具
10 バルブ機構
11 第1弁体
11a 取付部(当接部以外の部分)
11b 当接部
11c 切れ目
11e 切れ目
11f 切れ目
11g 切れ目
11h 切れ目
11i 切れ目
11j 切れ目
12 第2弁体

Claims (3)

  1. 医療器具のトロカーへの挿抜時、当該医療器具と当該トロカーとの間を気密状態に保持するトロカーのバルブ機構において、
    前記トロカーの内壁から突出するとともに前記トロカーの内孔の少なくとも一部を閉鎖するように設けられ、可撓性を有し、前記医療器具の挿抜方向から見たときの中心から径方向に延びる切れ目によって複数に分割された複数の当接部を有するとともに、前記医療器具の挿抜時、当該複数の当接部により前記医療器具の外周面に気密状態で当接する第1弁体と、
    当該第1弁体に隣接して当該第1弁体よりも奥側に設けられ、可撓性を有し、常時は前記第1弁体の裏面に当接することにより前記切れ目を閉鎖するとともに、前記医療器具の挿入時、当該医療器具によって押されて待避することにより、前記切れ目を開放する板状の第2弁体と、
    を備えることを特徴とするトロカーのバルブ機構。
  2. 請求項1に記載のトロカーのバルブ機構において、
    前記第1弁体の前記切れ目は、複数の切れ目で構成され、
    当該複数の切れ目は、前記医療器具の挿抜方向から見たときに互いの間の角度が同一になるように形成されていることを特徴とするトロカーのバルブ機構。
  3. 請求項1又は2に記載のトロカーのバルブ機構において、
    前記第1弁体の前記当接部の厚さは、当該当接部以外の部分よりも小さくなるように構成されていることを特徴とするトロカーのバルブ機構。
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