JP2022178751A - 電子機器および撮像装置 - Google Patents

電子機器および撮像装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2022178751A
JP2022178751A JP2021085775A JP2021085775A JP2022178751A JP 2022178751 A JP2022178751 A JP 2022178751A JP 2021085775 A JP2021085775 A JP 2021085775A JP 2021085775 A JP2021085775 A JP 2021085775A JP 2022178751 A JP2022178751 A JP 2022178751A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat
substrate
duct
heat transfer
electronic device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2021085775A
Other languages
English (en)
Inventor
豊凱 富元
Honkai Tomimoto
英幹 川嶋
Hidemiki Kawashima
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2021085775A priority Critical patent/JP2022178751A/ja
Priority to PCT/JP2022/015618 priority patent/WO2022244494A1/ja
Publication of JP2022178751A publication Critical patent/JP2022178751A/ja
Priority to US18/501,089 priority patent/US20240074030A1/en
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/02Details
    • H05K1/0201Thermal arrangements, e.g. for cooling, heating or preventing overheating
    • H05K1/0203Cooling of mounted components
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B17/00Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor
    • G03B17/02Bodies
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B17/00Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor
    • G03B17/55Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor with provision for heating or cooling, e.g. in aircraft
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/50Constructional details
    • H04N23/52Elements optimising image sensor operation, e.g. for electromagnetic interference [EMI] protection or temperature control by heat transfer or cooling elements
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/50Constructional details
    • H04N23/53Constructional details of electronic viewfinders, e.g. rotatable or detachable
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/50Constructional details
    • H04N23/54Mounting of pick-up tubes, electronic image sensors, deviation or focusing coils
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/02Details
    • H05K1/14Structural association of two or more printed circuits
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K7/00Constructional details common to different types of electric apparatus
    • H05K7/20Modifications to facilitate cooling, ventilating, or heating
    • H05K7/20218Modifications to facilitate cooling, ventilating, or heating using a liquid coolant without phase change in electronic enclosures
    • H05K7/20272Accessories for moving fluid, for expanding fluid, for connecting fluid conduits, for distributing fluid, for removing gas or for preventing leakage, e.g. pumps, tanks or manifolds
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K2201/00Indexing scheme relating to printed circuits covered by H05K1/00
    • H05K2201/04Assemblies of printed circuits
    • H05K2201/042Stacked spaced PCBs; Planar parts of folded flexible circuits having mounted components in between or spaced from each other

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
  • Studio Devices (AREA)
  • Camera Bodies And Camera Details Or Accessories (AREA)
  • Cameras Adapted For Combination With Other Photographic Or Optical Apparatuses (AREA)
  • Cooling Or The Like Of Electrical Apparatus (AREA)

Abstract

【課題】電子機器を大型化することなく、発熱素子で発生した熱の放熱を効率良く行う。【解決手段】電子機器1は、発熱素子400が実装された第1の基板4と、第2の基板5と、第2の基板が固定される固定部を有し、該第2の基板を第1の基板に対して間隔を隔てて重なるように支持する支持部材701と、第2の基板および支持部材を挟んで第1の基板とは反対側に、第2の基板に対して間隔を隔てて重なるように配置された放熱部材705とを有する。支持部材は、発熱素子に熱接続された受熱部と、受熱部が受けた熱を放熱部材に伝える第1の伝熱部701bと、固定部が受けた熱を放熱部材に伝える第2の伝熱部701cとを有する。支持部材は、受熱部から固定部への伝熱を低減する形状を有する。【選択図】図9

Description

本発明は、放熱構造を有する撮像装置等の電子機器に関する。
撮像装置を含む電子機器には、筐体の温度上昇を抑制するための放熱構造が設けられる。放熱構造として、特許文献1には、積層された基板の間に熱伝導部材を挟むことで、撮像装置が動作して温度が高くなった基板の熱が温度が低い基板に伝わるようにした放熱構造が開示されている。また、特許文献2には、基板を避けた範囲に伝熱部材が配置され、伝熱部材の周囲に断熱部材を設けた撮像装置が開示されている。
さらに特許文献3には、発熱する素子が実装された基板を保持する第1の筐体ユニットと、該第1の筐体ユニットに対して間隔を空けて配置された第2の筐体ユニットを有する撮像装置が開示されている。上記間隔により形成される空間は、撮像装置の上面に露出する上面開口と撮像装置の背面に露出する背面開口とを介して外部につながる空気流路を形成する。第1の筐体ユニットの背面部は第2の筐体ユニットと対向する面の表面積を大きくする放熱構造を有し、電子部品と放熱構造を熱的に接続することで、発熱した回路基板から外部への放熱を可能とする。
特開2014-187083号公報 特開2017-11711号公報 特開2020-10237号公報
特許文献1の放熱構造では、発熱源から中間部品を介して外装部品に熱を伝え、外装部品から外気へ放熱することが可能である。しかしながら、中間部品が伝熱効率が低いと外装部品への伝熱効率が低下する。このため、中間部品が熱に弱い部品である場合に、発熱源の熱を外装部材に伝達することができなくなる。
また、特許文献2の放熱構造では、一部を空気とした断熱部材に伝熱部材の先端(熱接続部)が螺合することで伝熱部材が保持される。このため、螺合が無いと、断熱部材に対する伝熱部材の位置決めができない。
さらに特許文献3の放熱構造では、撮像装置の背面から上面に向かう自然対流を利用して放熱を行う。しかしながら、回路基板からの発熱量が大きいと、自然対流だけで回路基板から外部への効率良い放熱が難しい。しかも、撮像装置の上面に放熱用の開口が設けられているため、撮像装置の上面の厚みが増し、結果として撮像装置全体が大型化する。
本発明は、大型化することなく、発熱素子で発生した熱の放熱を効率良く行えるようにした電子機器を提供する。
本発明の一側面としての電子機器は、発熱素子が実装された第1の基板と、第2の基板と、第2の基板が固定される固定部を有し、該第2の基板を第1の基板に対して間隔を隔てて重なるように支持する支持部材と、第2の基板および支持部材を挟んで第1の基板とは反対側に、第2の基板に対して間隔を隔てて重なるように配置された放熱部材とを有する。支持部材は、発熱素子に熱接続された受熱部と、受熱部が受けた熱を放熱部材に伝える第1の伝熱部と、固定部が受けた熱を放熱部材に伝える第2の伝熱部とを有する。支持部材は、受熱部から固定部への伝熱を低減する形状を有することを特徴とする。
また、本発明の他の一側面としての電子機器は、発熱素子が実装された第1の基板と、第2の基板と、第2の基板が固定され、該第2の基板を前記第1の基板に対して間隔を隔てて重なるように支持する支持部材と、第2の基板および支持部材を挟んで第1の基板とは反対側に、第2の基板に対して間隔を隔てて重なるように配置された放熱部材と、発熱素子に熱接続され、第2の基板に設けられた開口を貫通して放熱部材に向かって伸びる伝熱部材と、該伝熱部材と第2の基板との間に配置され、伝熱部材よりも熱伝導率が低い断熱部材とを有することを特徴とする。
さらに本発明の他の一側面としての撮像装置は、ユーザが覗くファインダと、発熱素子が実装された基板と、発熱素子が熱接続され、内部を冷媒が流れるダクトの少なくとも一部を形成する放熱部材とを有する。ダクトは、冷媒が流入する流入口と、冷媒が流出する第1の流出口および第2の流出口とを有する。流入口は、撮像装置の底面に設けられている。第1の流出口は、撮像装置の側面に設けられている。第2の流出口は、撮像装置の背面上部におけるファインダの側方に設けられている。第2の流出口の開口面積が、第1の流出口の開口面積よりも小さいことを特徴する。
本発明によれば、撮像装置等を含む電子機器を大型化することなく、発熱素子で発生した熱の放熱を効率良く行うことができる。
実施例1の撮像装置の前面側および背面側斜視図。 実施例1の撮像装置の底面側斜視図。 ファンアクセサリを装着した実施例1の撮像装置の斜視図。 ファンアクセサリを装着した実施例1の撮像装置の断面図。 実施例1の撮像装置の分解斜視図。 実施例1の撮像装置における基板周辺の分解斜視図。 実施例1の撮像装置の背面カバーの分解斜視図。 実施例1の撮像装置の断面図。 実施例1の撮像装置における発熱源付近の拡大断面図。 実施例1の撮像装置のダクトの断面図。 実施例1の撮像装置のダクトの模式図。 実施例2の撮像装置の基板周辺の分解斜視図。 実施例2の撮像装置の内部を示す斜視図。 実施例2の撮像装置の内部を示す別の斜視図。 実施例2の撮像装置における発熱源付近の拡大断面図。 実施例3の撮像装置の内部を示すさらに別の斜視図。 実施例3の撮像装置の背面図。
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
図1(a)は斜め前側から見た電子機器としてのカメラ本体(撮像装置)1を示し、図1(b)は斜め後側から見たカメラ本体1を示している。
カメラ本体1の背面(後面)に設けられた表示部101は、カメラ本体1に対して開閉および回転可能に取り付けられており、撮像により生成された画像や撮像に関する各種情報を表示する。表示部101は、タッチパネルを搭載しており、その表示面(操作面)に対するユーザのタッチ操作を検出することができる。カメラ本体1の上面に設けられたファインダ外表示部102 は、シャッタ速度や絞り等の様々な撮像パラメータの設定値を表示する。
シャッターボタン103は、ユーザがカメラ本体1に撮像を指示する際に操作する操作部材である。モード切替スイッチ104は、ユーザが各種モードを切り替える際に操作する操作部材である。端子カバー105は、外部機器から延びる接続ケーブルが接続される不図示のコネクタを保護するカバーである。メイン電子ダイヤル106は、ユーザが撮像パラメータの設定値を変更する際に回転操作する操作部材である。電源スイッチ107は、ユーザがカメラ本体1の電源のON/OFFを切り替える際に操作する操作部材である。
サブ電子ダイヤル108は、ユーザがAF枠等の選択枠を移動させたり画像送りを行ったりする際に操作する操作部材である。
カメラ本体1の背面には、マルチコントローラ109が設けられている。マルチコントローラ109は、キートップの押し込み操作と上下左右方向および斜め方向への倒し操作による入力が可能に構成されている。ユーザがマルチコントローラ109を操作することで、選択枠を移動させたり各種メニューにおける項目を選択したりすることができる。
背面電子ダイヤル110も、ユーザが選択枠を移動させたり画像送りを行ったりする際に操作する操作部材である。背面電子ダイヤル110は、表示部101に撮像画像を再生させながらユーザが直観的に操作しやすく、またユーザがカメラ本体1を縦に構えた状態でも操作しやすい位置に配置されている。背面電子ダイヤル110の中央部には、SETボタン111が設けられている。SETボタン111は、ユーザが選択項目の決定等を行う際に操作する押しボタンとしての操作部材である。
動画ボタン112は、ユーザが動画撮像(記録)の開始と停止を指示する際に操作する操作部材である。ボタン群113は、フォーカスや露出に関わる操作部材であり、横に並べられたAFスタートボタン、AEロックボタンおよびAF枠選択ボタンを含む。撮像待機状態においてユーザがこれらボタン群113を押すことにより、AFを開始させたり、AF枠を変更したり、露出を固定したりすることができる。
ボタン群114は、L字状に配置された拡大/縮小ボタン、情報表示ボタンおよびクイック設定ボタンを含む。撮像モードにおけるライブビュー表示状態において拡大/縮小ボタンをユーザが操作することで、ライブビュー表示画像の拡大のON/OFFを切り替えることができる。また、再生モードにおいて拡大/縮小ボタンをユーザが操作することで、再生されている撮像画像の拡大のON/OFFを切り替えることができる。情報表示ボタンをユーザが操作することで、表示部101に表示される情報の表示方法を切り替えることができる。クイック設定ボタンをユーザが操作することで、表示部101の表示を撮像パラメータの設定値の変更画面にすぐに遷移させることができる。
ボタン群115は、再生ボタンと消去ボタンを含む。再生ボタンをユーザが操作することで、撮像モードと再生モードを切り替えることができる。撮像モードにて再生ボタン115が操作されると再生モードに移行し、不図示の記録カードに記録された撮像画像のうち最新の撮像画像を表示部101に表示させることができる。再生モードで撮像画像を選択したユーザが消去ボタンを操作することで、選択した撮像画像を消去することができる。
ボタン群116は、メニューボタンとレーティングボタンを含む。メニューボタンをユーザが操作することで、設定可能な項目を表示するメニュー画面が表示部101に表示される。ユーザは、表示部101に表示されたメニュー画面上をタッチ操作したり、マルチコントローラ109や背面電子ダイヤル110とSETボタン111とを操作したりすることで、直感的に項目選択や設定を行うことができる。再生モードにおいてレーティングボタンをユーザが操作することで、再生画像のレーティング(ランク付け)を行うことができる。
マウント部122には、不図示の交換レンズが着脱可能に装着される。マウント部122の内側に設けられた通信端子117は、カメラ本体1と交換レンズとが通信を行うために用いられる。マウント部122の奥には、CMOSセンサ等により構成される撮像素子ISが設けられている。マウント部122と撮像素子ISが配置された方向を、以下の説明において前後方向という。前後方向は、マウント部122に装着された交換レンズの光軸に平行な光軸方向ということもできる。
カメラ本体1の背面上部に設けられたファインダ118は、電子ビューファインダであり、これを覗いたユーザにライブビュー表示画像等を視認させる。接眼検知窓119は、ユーザがファインダ118を覗いている(接眼している)ことを検知する接眼検知センサの検知用の窓である。アイピースカバー123は、ファインダ118を覗いたユーザの眼の周囲の顔面に当接するゴム部材である。
グリップ部120は、カメラ本体1を構えるユーザが右手で握りやすい形状を有する把持部である。グリップ部120には手が滑りにくくなるようにフロントラバー121が設けられている。
カード蓋300は、記録カードを格納する不図示のスロットを覆う蓋である。カード蓋300は、グリップ部120におけるユーザの手の平が当たる部分に設けられている。
図2は、底面側から見たカメラ本体1を示している。図1(b)および図2に示すように、背面カバー600の背面上部におけるファインダ118の両側方には、放熱用の第2の流出口(排気口)としての開口611、612が露出するように設けられている。背面視において、開口611はファインダ118の左側方に、開口612はファインダ118の右側方に設けられている。開口611は、ボタン群116とファインダ118の間のボタン群116のキートップ(凸面)よりも低い位置に設けられている。開口612は、マルチコントローラ109とファインダ118の間のマルチコントローラ109のキートップよりも低い位置に設けられている。
背面カバー600の底面部には、放熱用の流入口(吸気口)としての開口603が露出するように設けられている。開口603は、表示部101の収納部に隣接する位置に背面視において右側半分にのみ設けられている。
背面カバー600における背面側から見て左側の側面部には、放熱用の第1の流出口(排気口)としての開口604、605が設けられている。開口604、605は、表示部101の収納部に隣接しており、背面側から見て中央から上側に設けられている。開口605は、表示部101の開閉軸を覆うヒンジカバー606の奥に配置されている。
背面カバー600には、表示部101を開閉するユーザの指が入る凹部608が形成されている。凹部608があることで、ユーザによる表示部101の開閉を容易にすることができる。また、背面カバー600における凹部608に対向する面(図1(b)中の右側を向いた面)には、放熱用の第3の流出口(排気口)としての開口617が設けられている。
図3は、アクセサリ900が装着されたカメラ本体1を示している。図4は、カメラ本体1とアクセサリ900の側面視断面を示している。アクセサリ900は、その内部に設けられたファン901からの冷媒としての空気をカメラ本体1に送ることが可能なファンユニットである。アクセサリ900の前面部には吸気口902が、天面部にはカメラ本体1の前述した開口603に対向する送風口903が設けられている。アクセサリ900は、カメラ本体1の底面部に設けられた三脚座に、アクセサリ900に設けられた三脚ねじ部材904を螺合させることでカメラ本体1に固定される。アクセサリ900は不図示の電源も備えており、この電源から供給される電力によってカメラ本体1の電力を使うことなくファンを駆動することができる。
アクセサリ900における送風口903の周囲には弾性部材906が設けられており、この弾性部材906によって送風口903とカメラ本体1の開口603とが周囲に隙間が生じないように接続される。ファン901が回転すると、吸気口902から取り込まれた空気(外気)が送風口903に送られる。送風口903からの空気は吸気口(流入口)としての開口603からカメラ本体1内の背面側に設けられたダクト601内に流入する。ダクト601内に流入した空気は、カメラ本体1の内部の熱を受け取りながら流れて、図2に示した排気口としての開口部604、605、611、612、617からカメラ本体1の外部に排出される。
図5は、背面カバー600とカード蓋300を取り外したカメラ本体1を示している。カメラ本体1の内部には、第1の基板としての主基板4と第2の基板としての電源基板5が配置されている。電源基板5は、主基板4よりも小型の基板であり、U字状に曲げられた支持部材としてのプレート701により、主基板4に対して前後方向にて所定の間隔を隔て重なるように支持されている。ただし、電源基板5は、主基板4に接続された配線201、202,203、204、205、206とは重ならない位置に配置されている。
図6は、上面カバーや底面カバー等を取り外して電源基板5の周辺を分解したカメラ本体1を示している。主基板4には、撮像素子ISから出力された信号に対して各種画像処理を行って画像データを生成する画像処理IC(画像処理素子)400が実装されている。主基板4における画像処理IC400の近くにはDRAM403が実装されている。DRAM403には、画像処理に必要なデータが一時的に保持される。また、主基板4には、前述した配線201~206の接続部404a、404b、404c、404d、404e、404fが設けられている。
画像処理IC400のグリップ側の近傍における背面側には第1カードスロット401が、前面側には第2カードスロット402が配置されている。第1カードスロット401は、第1のカード(例えば、XQDカードやCFエクスプレスカード)が挿入されるスロットである。第2カードスロット402は、第2のカード(例えば、SDカード)が挿入されるスロットである。なお、カードスロットは、上記のような異種カードが挿入されるダブルスロットでなくてもよく、シングルスロットや同種が挿入されるダブルスロットであってもよい。
画像処理IC400は、主基板4において主な発熱源となる発熱素子であり、高負荷時、例えば高画素や高フレームレートの動画撮像時に、大量の電力を消費して高速処理を行うために発熱量が多くなり、高温となる。
電源に関する部品の一部は、主基板4のサイズや部品レイアウト上の制約のために主基板4に実装できない。電源基板5には、主基板4に実装できない電源に関する部品が実装されている。電源基板5を主基板4に重ねて配置することで、カメラ本体1の正面視でのサイズの小型化を実現している。
電源基板5は、主基板4と接続される前にプレート701に挿入され、その状態で主基板4に前後方向にて重なるように配置される。電源基板5上に設けられたコネクタ501と主基板4上に設けられたコネクタ405とが係合することにより電源基板5が主基板4と接続される。主基板4に対する電源基板5の位置もこのコネクタ501、405の係合により決まる。電源基板5とプレート701は、ビス締めによりカメラ本体1に共締めされて固定される。
主基板4上の画像処理IC400には、熱伝導ゴム406が貼り付けられている。電源基板5とプレート701を組み付けると、プレート701と熱伝導ゴム406が接触(密着)する。
プレート701は、金属材料、例えば熱伝導性が高いアルミニウム、銅、ステンレスの板金から成形された部材である。プレート701は、図6に示すようにそれぞれU字曲げ加工された第1の伝熱部701bおよび第2の伝熱部701cと、受熱部の一方の面としての受熱面701aとを有する。受熱面701aは、熱伝導ゴム406と接触して画像処理IC400と熱接続されている。画像処理IC400で発生した熱は、この受熱面701aからプレート701に伝わる。
さらにプレート701は、電源基板5が固定される固定部において電源基板5が接触する固定面701dと、受熱部のもう一方の面である逃げ面701eとを有する。逃げ面701eは、電源基板5から離れるように固定面701dに対して凹んだ面であり、半抜き加工等で形成されている。第1の伝熱部701bは、逃げ面701eと受熱面701aを有する受熱部に繋がっている。第2の伝熱部701cは、固定面701dを有する固定部に繋がっている。
プレート701の第1の伝熱部701bと第2の伝熱部701cにはそれぞれ熱伝導ゴム702と熱伝導ゴム703が貼り付けられる。これら熱伝導ゴム702、703は、後述する熱接続に用いられる。このようにプレート701を用いることで、主基板4と電源基板5を、画像処理IC400と、電源基板5と、第1の伝熱部701bのうちダクト放熱板705に熱接続された(熱伝導ゴム702が貼り付けられた)部分とが前後方向にて間隔を隔てて重なるように配置することが可能となっている。
図7は、ダクト601を形成する部品を分解して示している。背面カバー600は、表示部101を収納する収納部との隔壁とその4辺を囲む壁部(リブ)607とを含むダクト形成部を有する。壁部607は、隔壁から前方に突出している。このダクト形成部に放熱部材としてのダクト放熱板705が蓋をするように壁部607に組み付けられることで、ダクト601が形成される。
ダクト601のサイズ(横幅)は、通風抵抗を小さくするために最も広くなるように、表示部101の横幅と同程度に設定されている。ダクト601内の空間の大きさについては、通風抵抗や発熱源の位置によっては最大である必要はなく、排熱とのバランスに応じて変更可能である。壁部607は、密閉を保つために前述した開口603、604、605と開口611、612、617以外に開口が無い形状を有する。
ダクト放熱板705は、熱伝導性が高いアルミニウム等の金属板材をその中央がダクト側に凸になるように絞り加工して作製された部品である。ダクト放熱板705の中央部がダクト側に凸となる形状を有することで、背面カバー600のダクト形成部に対する蓋としての位置合わせと後述する薄型放熱部品707の配置スペースの確保とが可能となる。ダクト放熱板705としてアルミニウム板材が用いられる場合は、放熱性や耐腐食性のために黒アルマイト処理が行うことが好ましい。
ダクト放熱板705は、矩形枠状の両面テープ704によって壁部607の内面に貼り付けられて固定される。両面テープ704が背面カバー600の壁部607の内面に隙間なく貼り付けられることで、空気漏れによる圧力損失が生じることなくダクト601内を空気が流れることができるとともに、カメラ本体1の内部に水や塵埃の侵入を防ぐこともできる。
ダクト放熱板705における上述した凸形状の部分のダクト側とは反対側の面には、熱拡散効率を高めるための薄型放熱部品707が極薄の両面テープ706で貼り付けられる。薄型放熱部品707は、ダクト放熱板705の熱拡散を補う目的で設けられており、本実施例ではベイパーチャンバーが使用される。なお、ベイパーチャンバーをグラファイトシートに変更してもよいし、薄物放熱部品707を設けずに、ダクト放熱板705に直接、熱伝導ゴム702を接触させてもよい。
また、両面テープ706による貼り付けを熱伝導グリスによる密着固定に変更しても、固定面が広いために薄型放熱部品707の保持が可能であるとともに伝熱効率の向上が期待できる。
図8(a)は背面側から見たカメラ本体1を示し、図8(b)は図8(a)中のA-A線に沿った断面の一部を示している。図8(b)に示すように、カメラ本体1の内部では前後方向に様々なユニットが積層されるように配置されており、主基板4はカメラ本体1の背面寄りに配置されている。ダクト放熱板705は、電源基板5とプレート701を挟んで主基板4とは反対側に、電源基板5に対して間隔を隔てて重なるように配置されている。
前述したようにダクト放熱板705と背面カバー600のダクト形成部とにより形成されるダクト601の機能は、空気流によるカメラ本体1の内部の冷却である。具体的には、主基板4に実装された画像処理IC400から発生し、プレート701およびダクト放熱板705を伝わってダクト601内の空間に放出される熱が空気流によって外部に送り出されることで冷却が行われる。
また、主基板4のうち画像処理IC400が実装されている部分は、その裏面に設けられた熱伝導ゴム407を介して放熱板408と熱接続されている。これにより、主基板4の裏面からも画像処理IC400の熱を放熱板408に伝え、カメラ本体1全体へと拡散させる。放熱板408は、アルミニウム板材をプレス成型して作製された部品である。
さらに図8(b)に示すように、主基板4とダクト601の間には電源基板5が配置され、第1カードスロット401とプレート701の間には熱伝導ゴム409が配置されている。もう1つの発熱源となる第1のカードスロット401で書き込み時に発生する熱は、第1のカードスロット401に熱伝導ゴム409を接触させることでプレート701、さらにはダクト601に伝わり、放熱される。
図9は、図8(b)の断面における画像処理IC400付近を拡大して示しており、画像処理IC400からダクト601までの積層構成を示している。前述したように主基板4に実装された画像処理IC400の表面(図中の上面)には熱伝導ゴム406が貼り付けられている。熱伝導ゴム406はプレート701と圧接しており、プレート701の第1の伝熱部701bに貼り付けられた熱伝導ゴム702を介して薄型放熱部品707、さらにはダクト放熱板705に熱接続されている。これにより、発熱源である画像処理IC400からダクト601までの主たる伝熱経路が形成される。
前述したように広い面でダクト放熱板705に固定された薄型放熱部品707では、面内方向に熱が拡散しつつ板厚方向にも伝わり、この結果、ダクト放熱板705に熱が伝わる。ダクト放熱板705に熱が伝わると、ダクト放熱板705の表面705aからダクト601内の空気へと熱が放出される。この熱により温度が上昇したダクト601内の空気は、アクセサリ900からの空気流によりダクト601から押し出され、図8(b)に示す開口605および図1(b)および図2等に示した開口604、611、612、617から外部へと排出される。
次に、電源基板5で発生した熱の伝熱経路について説明する。画像処理IC400の表面に貼り付けられた熱伝導ゴム406に圧接したプレート701は、主基板4とビスによる共締めでカメラ本体1に固定される。電源基板5は、プレート701にビスで固定される。電源基板5は、プレート701に対して図9に示す固定面701dでのみ接触する。プレート701における固定面701dに隣接する部分は、その画像処理IC側の面に熱伝導ゴム406が接触する逃げ面701eとなっている。すなわち、プレート701における固定面701dが設けられた固定部と受熱面701aおよび逃げ面701eが設けられた受熱部との間に段差が設けられている。これにより、電源基板5とプレート701との間に隙間が形成される。
上記のようにプレート701における受熱部と固定部との間に段差を設けることで、該段差を繋ぐ繋ぎ部分701gの板厚が他の部分(受熱部、固定部、第1の伝熱部701bおよび第2の伝熱部701c)の板厚よりも小さくなる。この結果、受熱部と固定部との間の部分の伝熱断面積が上記他の部分の伝熱断面積より小さくなり、画像処理IC400で発生した熱が受熱部から固定部に伝わりにくくなる(伝熱が低減される)。さらに、プレート701の固定部における繋ぎ部701gの近傍(受熱部側の位置)には、複数の貫通孔701fが設けられている。これにより、プレート701における受熱部側から固定部側への伝熱断面積が減り、画像処理IC400で発生した熱が固定部に伝わりにくくなる。なお、貫通孔701fをプレート701における受熱部と固定部の間に設けてもよい。
電源基板5には高温を避けるべき非耐熱素子502が実装されており、この非耐熱素子502を保護するために電源基板5全体に熱が伝わりにくくする構成が必要となっている。このため、プレート701に段差(逃げ面701e)を設けて、電源基板5のうち非耐熱素子502が実装された領域でプレート701が電源基板5に接触しないようにするとともに、プレート701の受熱部から固定部に熱が伝わりにくくなるようにしている。
また、プレート701の固定面701dから前述したようにU字形状に曲げられた第2の伝熱部701cは熱伝導ゴム703を介して薄型放熱部品707に熱接続される。これにより、電源基板5で発生した熱は薄型放熱部品707に伝えられる。
図10(a)は底面側から見たカメラ本体1を示し、図10(b)は図10(a)中のB-B線に沿った断面を示している。図10(b)では、ダクト601(ダクト放熱板705)における第1の伝熱部701b(熱伝導ゴム702)および第2の伝熱部701c(熱伝導ゴム703)が熱接続された位置を二点鎖線で示している。
図10(b)に示すように、アクセサリ900から開口603に送り込まれた空気は、主として矢印C1、C2で示すようにダクト601内を流れて背面カバー600の開口604、605から外部に流出する。背面カバー600には開口611、612、617も設けられているが、それらの開口面積が開口604、605の開口面積に比べてかなり小さいので、大部分の空気が開口604、605から流出する。
本実施例の特徴として、第1の伝熱部701bは、開口604、605よりも開口603に近い位置(空気流の上流側)でダクト601(ダクト放熱板705)に熱接続されている。また、第2の伝熱部701cは、第1の伝熱部701bよりも下流側においてダクト601に熱接続されている。
図11は、第1の伝熱部701bおよび第2の伝熱部701cのダクト601への熱接続位置とアクセサリ900内のファン901から流出する空気の流量(または流速)との関係を模式的に示している。実際のファン901は図4に示したようにカメラ本体1の底面に平行に配置されているが、図11では説明のためにファン901をカメラ本体1の底面に直交するように配置している。また、図11では、ファン901として遠心ファンを示している。
ファン901の回転羽根901aを軸回りで矢印D方向に回転させると、軸方向から吸い込まれた空気が回転羽根901aから受ける遠心力によって半径方向に送り出される。送り出された空気は、ファンケース901bの壁部でガイドされ、アクセサリ900の送風口903とカメラ本体1の開口603を通ってダクト601内に流入する。
ダクト601内に流入する空気の流速は、矢印F1~F5の長さで示すように、ダクト601の横幅方向(開口603に沿った方向)において均一ではない。具体的には、ダクト601のうちファン901の軸から最も遠い一端側の領域に流入する空気の矢印F1で示す流速が最も速く、それよりも軸に近い領域に流入する空気の矢印F2、F3、F4で示す流速がこの順で遅くなる。さらにダクト601の他端側の領域に流入する空気の矢印F5で示す流速が最も遅くなる。
本実施例の特徴として、第1の伝熱部701bは、ダクト601内に第1の流速(F1~F3)で流入した空気が流れる、図10(b)において矢印C1が通る第1の領域において熱伝導ゴム702を介してダクト放熱板705に熱接続されている。第1の流速(F1~F3)は、第2の流速(F4、F5)に比べて速い流速である。第2の流速でダクト601内に流入した空気は、図10(b)において矢印C2が通る第2の領域を流れる。さらに、第1の伝熱部701bは、これがダクト放熱板705に熱接続される領域の長手方向がダクト601内への第1の流速で流入する空気の流れの方向に沿うように配置されている。
一方、第2の伝熱部701cは、ダクト601内の第1の領域のうち第1の伝熱部701bが熱接続された位置よりも下流側であって、第1の伝熱部701bが熱接続された位置よりも流速が速い領域に熱伝導ゴム703を介してダクト放熱板705に熱接続されている。
このような配置により、第1の伝熱部701bと第2の伝熱部701cからダクト601に伝わった熱を効率良く外部に放出することができる。
以上説明したように、本実施例では、発熱源となる画像処理IC400と背面カバー600およびダクト放熱板705により形成されたダクト601との間に電源基板5のような別の発熱源が設けられている。この場合でも、画像処理IC400からダクト601に多くの部品を介することなく熱を伝えることができる。また、ファン901の特性によるダクト601内に流入する空気の流速が速い領域に第1の伝熱部701bと第2の伝熱部701cを熱接続することで、画像処理IC400から発生した熱を効率良く放熱させ、画像処理IC400を良好に冷却することができる。
次に実施例2について説明する。図12は、実施例2のカメラ本体1′における電源基板15の周辺を分解して示している。上面カバーや底面カバー等の図示は省略している。本実施例において実施例1と共通の構成要素には、実施例1と同符号を付して説明に代える。
本実施例における電源基板15は、実施例1における電源基板5とは素子と配線の配置が異なる。電源基板15のうち主基板4上の画像処理IC400と前後方向にて重なる位置には2つの丸孔としての貫通孔(開口)15aが設けられている。なお、貫通孔15aは1つでもよく、四角形等の丸孔とは異なる形状の孔でもよい。さらに貫通孔15aの一部が電源基板15の外縁にて開口した形状であってもよい。
主基板4上の画像処理IC400に貼り付けられた熱伝導ゴム406は、実施例1ではプレート701と接触していたが、本実施例ではプレート1701の中央部に開口1701aが設けられており、プレート1701とは接触しない。ただし、プレート1701の強度上の制約等により開口1701aを大きくすることができない場合は、熱伝導ゴム406とプレート1701との接触面積を実施例1よりも減らすようにしてもよい。本実施例でも、プレート1701は、アルミニウム、銅、ステンレス等の金属材料(板金)により形成されている。
また、本実施例では、電源基板15の貫通孔15aとプレート1701の開口1701aの内側に配置される伝熱ブロック1702が設けられている。伝熱ブロック1702は、熱伝導率が高い銅等の金属により形成された熱伝導部(伝熱部材)と、該熱伝導部の外側を囲むように設けられて熱伝導部よりも熱伝導率が低い樹脂またはゴム等により形成された断熱部(断熱部材)とを有する。また、伝熱ブロック1702は、熱伝導ゴム406に接触し、電源基板15の貫通孔15aを貫通してダクト放熱板1705に向かって伸びる円筒形状の部分と、該円筒形状部分の熱伝導ゴム406側の端近傍に設けられて貫通孔15aに挿入できない大きさの径の部分であるツバ部1702cとを有する。伝熱ブロック1702のより詳細な構成については後述する。
ダクト放熱板1705は、実施例1におけるダクト放熱板705と同様のものであるが、2つの貫通孔(開口)1705aが設けられている点がダクト放熱板705と異なる。ダクト放熱板1705は、実施例1と同様に、両面テープ704で背面カバー600のダクト形成部に蓋をするように背面カバー600の壁部に貼り付けられて固定される。貫通孔1705aは、伝熱ブロック1702の一部をダクト放熱板1705からダクト内に突出させるために設けられている。実施例1(図7)で説明した薄型放熱部品707と両面テープ706は本実施例では使用されない。
ゴム部材であるOリング1703は、伝熱ブロック1702とダクト放熱板1705との間に配置される。伝熱ブロック1702とダクト放熱板1705でOリング1703を挟み込むことにより、ダクト内の空気、水、塵埃がカメラ本体1′の内部に侵入しないように封止する。
電源基板15は、主基板4と接続される前にプレート1701にビスで固定されてサブユニットとされた状態で主基板4に前後方向にて重なるように配置される。電源基板15上に設けられたコネクタ1501と主基板4上に設けられたコネクタ405とが係合することにより電源基板15が主基板4と接続される。主基板4に対する電源基板15の位置もこのコネクタ1501、405の係合により決まる。電源基板15とプレート1701のサブユニットは、主基板4とビスによりカメラ本体1′に共締めされて固定される。
伝熱ブロック1702は、その円筒部分が電源基板15の貫通孔15aの内周に嵌まることで位置が決められ、熱伝導部が画像処理IC400に貼り付けられた熱伝導ゴム406に接触する。コネクタ1501,405を係合させると伝熱ブロック1702の断熱部1702bの一部であるツバ部1702cが電源基板15における貫通孔15aの周囲部に接触して熱伝導ゴム406に向けて押圧される。これにより、図13に示すように電源基板15の貫通孔15aから一部が突出した伝熱ブロック1702が、熱伝導ゴム406と電源基板15によるツバ部1702cの挟み込みによって保持(挟持)される。
そして、伝熱ブロック1702のうち電源基板15の貫通孔15aからの突出部分周りにOリング1703が配置され、その上にダクト放熱板1705が重ねられる。図14に示すように、伝熱ブロック1702の突出部分1702dは、ダクト放熱板1705の貫通孔1705aを通って不図示の背面カバーのダクト形成部とダクト放熱板1705とにより形成されるダクト内に突出する。伝熱ブロック1702の突出部分1702dは、ダクト内を流れる空気に直接接触し、さらに放熱面積を広げるための溝1702eが先端に形成されている。溝1702eが延びる方向は、ダクト内を空気が流れる方向に合わせて変更することが可能である。
図15は、図14に示したカメラ本体1′のE-E線に沿った断面の一部を拡大して示している。前述したように主基板4に実際された画像処理IC400の表面には熱伝導ゴム406が貼り付けられており、熱伝導ゴム406には伝熱ブロック1702が圧接している。
伝熱ブロック1702は、熱伝導ゴム406との接触面からダクト601内まで伸びる段付き円筒形状の熱伝導部1702aと、熱伝導ゴム406からOリング1703までの間で熱伝導部1702aの大径部分の周囲を囲む断熱部1702bとを有する。断熱部1702bにおける熱伝導ゴム406側の端近傍にツバ部1702cが形成されている。熱伝導部1702aのうち小径部分である突出部分1702dは、ダクト放熱板1705の貫通孔1705aを通ってダクト601内に突出している。前述したように突出部分1702d(熱伝導部1702a)の先端に溝1702eを形成することで、表面積を増やして放熱効率を向上させることができる。表面積を増やすことができれば、溝1702eに代えて微細な凹凸形状を設けてもよい。
また、突出部分1702dがダクト601内に突出する位置は、実施例1においてプレート701の第1の伝熱部701bがダクト放熱板705に熱接続された位置と同様に、開口604、605よりも開口603に近い位置である。
本実施例でも、発熱源となる画像処理IC400と背面カバー600およびダクト放熱板1705により形成されたダクト601との間に電源基板15のような別の発熱源が設けられている。この場合でも、画像処理IC400からダクト601に多くの部品を介することなく熱を伝えることができる。特に本実施例では、画像処理IC400で発生した熱を熱伝導ゴム406と伝熱ブロック1702という少ない部品で形成した最短かつ太い伝熱経路を介してダクト601に導くことで、画像処理IC400の温度上昇を速やかに抑えることが可能となる。
なお、本実施例では、ダクト放熱板1705に受けた貫通孔1705a内を伝熱ブロック1702が貫通してダクト601内に突出する構成について説明した。しかし、実施例1のように貫通孔が設けられていないダクト放熱板705に突出部分1702dがない伝熱ブロックを接触させる構成でも、画像処理IC400で発生した熱を効率良くダクトに伝えることが可能である。
次に実施例3について説明する。図16は、背面カバーが取り外された実施例3のカメラ本体1″を背面側から見て示している。図17は、背面カバー600が取り付けられ、表示部(101)が取り外されたカメラ本体1″の背面を示している。背面カバー600およびこれに取り付けられてダクト601を形成するダクト放熱板705等の構成は、実施例1(図7)に示したものと同じである。背面カバー600やダクト放熱板705以外でも本実施例で実施例1と共通の構成要素には、実施例1と同符号を付して説明に代える。本実施例では、画像処理IC1400の位置と主基板14の構成が実施例1、2と異なる。
カメラ本体1″の底面に図3および図4に示したアクセサリ900を装着して内部のファン901を回転させると、アクセサリ900から流出した空気が背面カバー600の開口603からダクト601内に流入する。ダクト601内を通った空気は、排気口としての開口611、612、604、605から排出される。
開口611、612、604、605の関係について説明する。実施例1でも説明したように、カメラ本体1″の側面に設けられた開口611、612の開口面積はいずれも、ファインダ118の両側に設けられた開口604、605の開口面積よりかなり小さい。この開口面積の違いによって、開口603からダクト601に流入した空気は主として開口604、605から排出され、開口611、612から排出される空気の量は開口604、605から排出される空気の量よりも少ない。
カメラ本体1″の縦方向(図17の上下方向)において、開口611、612は、ファインダ118から両側方に外れた位置に配置されている。この配置により、ユーザがファインダ118を覗いた際に開口611、612から排出される空気がユーザの目に当たりにくいようにすることができる。
また、開口611の開口面積は、開口612の開口面積よりも小さい。開口603からダクト601内に流入した空気が開口611、612のそれぞれから排出される空気の量をほぼ同じにするために、開口611、612の開口面積を互いに異ならせている。開口611、612から排出される空気の量を同じにすることで、ユーザがファインダ118を右目と左目のどちらで覗いても、顔面に当たる空気の感じ方をほぼ同じとすることができる。
また、開口611は、開口612よりも開口604、605の近くに設けられており、かつカメラ本体1″のうち開口604、605が設けられた側面とは異なる面に設けられている。また、開口611は、カメラ本体1の背面上部で、開口612と開口604、605をつなぐ面に配置されている。
実施例1でも説明したように、背面カバー600において凹部608に対向する面(図17中の右側を向いた面)には、第3の流出口(排気口)としての開口617が設けられている。開口617は、開口604、605が設けられた左側の側面とは反対側の右側に向かって開口している。開口617の開口面積は、開口604、605の開口面積よりも小さい。
また、ダクト601は前後方向に一定の厚みを有しており、開口611、612、603、604、605の幅または高さは、ダクト601内に流入するおよびダクト601外に排出される空気に対する抵抗が小さくなるように、ダクト601の厚み以上に設定されている。
図16において、主基板14上には画像処理IC1400が実装されており、さらに画像処理IC1400よりもグリップ側には、実施例1で説明した第1のカードスロット401と第2カードスロット402が取り付けられている。第1のカードスロット401にはイジェクトボタン401a が設けられている。第1のカードスロット401に実施例1で説明した第1のカードがユーザにより挿入されると、レバー401bが回動してイジェクトボタン401aが図中右側に突出する。突出したイジェクトボタン401aがユーザにより押し込まれると、カード挿入時とは逆方向にレバー401bが回動して第1のカードが外側へ押し出される。
主基板14上に画像処理IC1400を配置する上での制約により、第1のカードスロット401のカメラ本体1″の幅方向での位置が制約を受ける場合がある。主基板14よりも前面側には電池収納部124が設けられており、実施例1で説明したカード蓋300が無い状態では電池収納部124の一部がカメラ本体1″の外部に向かって露出する。
図17では、画像処理IC1400がダクト601(ダクト放熱板705)に熱接続された領域を破線で示している。画像処理IC1400の表面には、不図示の熱伝導ゴムが貼り付けられ、画像処理IC1400で発生した熱が熱伝導ゴムを介してダクト放熱板705に伝わる。
図17に示すように、画像処理IC1400は、開口603の両端から上方向に延びる線の内側にてダクト放熱板705に熱接続されるように配置されている。また、開口603の両端から上方向に延びる線の内側に開口612が配置されている。つまり、カメラ本体1″の背面視において、吸気口としての開口603と、発熱源としての画像処理IC1400のダクト放熱板705への熱接続領域と、排気口としての開口612とが、縦方向(上下方向)に並んでいる。
特に本実施例では、カメラ本体1″の背面視における横方向(左右方向)における開口612の開口中心の位置と画像処理IC1400の熱接続領域の中心の位置とが互いに一致している。すなわち、開口612の開口中心と画像処理IC1400の熱接続領域の中心とが縦方向に伸びる同一直線800上に位置する。
またカメラ本体1″の背面視において、画像処理IC1400のダクト放熱板705への熱接続領域と第3の流出口である開口617とが横方向に並んでいる。特に本実施例では、カメラ本体1″の背面視における縦方向において、開口617の開口中心の位置と画像処理IC1400の熱接続領域の中心の位置とが一致している。すなわち、開口617の開口中心と画像処理IC1400の熱接続領域の中心が横方向に伸びる同一直線801上に位置する。
上記のような配置を採用することで、画像処理IC1400をアクセサリ900からの空気流を用いて効率良く冷却することができる。
また、カメラ本体1″にアクセサリ900を装着しない場合がある。この場合にユーザがカメラ本体1″を図17に示すように正姿勢で持つと、開口603とダクト601における画像処理IC1400の熱接続領域とが縦方向に延びる同一直線800上に位置する。このため、ダクト601内において画像処理IC1400からの熱により温められた空気が自然対流によって開口612からスムーズに排出される。またユーザがカメラ本体1をグリップ部120が上になるように縦姿勢で持つと、開口617とダクト601における画像処理IC1400の熱接続領域が縦方向に延びる同一直線801上に位置する。このため、ダクト601内において画像処理IC1400からの熱により温められた空気が自然対流によって開口617からスムーズに排出される。
このように、吸気口としての開口603と排気口としての開口612、617を設けることで、カメラ本体1″にアクセサリ900を装着しなくても、自然対流を利用した画像処理IC1400の冷却を行うことができる。
なお、前述したように、背面カバー600におけるファインダ118の周囲にはアイピースカバー123が取り付けられ、その両側には開口611と開口612が設けられている。開口611、612は、背面側から見てアイピースカバー123とは重ならないように設けられている。ただし、背面側から見て、開口611、612の少なくとも一部がアイピースカバー123と重なっていてもよい。開口611、612の一部がアイピースカバー123と重なることで、ファインダ118を覗いたユーザが開口611、612から排出される空気を感じにくくすることができる。
上記各実施例では、電子機器として撮像装置について説明したが、他の電子機器に実施例で説明した放熱(冷却)構造を用いてもよい。また、各実施例では、ダクト内を流れる冷媒として空気を用いる場合について説明したが、他の冷媒(空気以外の気体や水等の液体)を用いることも可能である。
以上説明した各実施例は代表的な例にすぎず、本発明の実施に際しては、各実施例に対して種々の変形や変更が可能である。
4,14 主基板(第1の基板)
5,15 電源基板(第2の基板)
118 ファインダ
400,1400 画像処理IC
406,407 熱伝導ゴム
603,604,605,611,612,617 開口
601 ダクト
701,1701 プレート(支持部材)
705, ダクト放熱板
900 アクセサリ
901 ファン
1702 伝熱ブロック

Claims (21)

  1. 発熱素子が実装された第1の基板と、
    第2の基板と、
    前記第2の基板が固定される固定部を有し、該第2の基板を前記第1の基板に対して間隔を隔てて重なるように支持する支持部材と、
    前記第2の基板および前記支持部材を挟んで前記第1の基板とは反対側に、前記第2の基板に対して間隔を隔てて重なるように配置された放熱部材とを有し、
    前記支持部材は、前記発熱素子に熱接続された受熱部と、前記受熱部が受けた熱を前記放熱部材に伝える第1の伝熱部と、前記固定部が受けた熱を前記放熱部材に伝える第2の伝熱部とを有し、
    前記支持部材は、前記受熱部から前記固定部への伝熱を低減する形状を有することを特徴とする電子機器。
  2. 前記支持部材は、前記受熱部と前記固定部との間の部分の伝熱断面積が、前記受熱部、前記固定部、前記第1の伝熱部および第2の伝熱部のそれぞれの伝熱断面積より小さい形状を有することを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記支持部材は、板金から成形され、前記受熱部と前記固定部の間に段差を有しており、
    前記段差の繋ぎ部分の厚みが前記受熱部、前記固定部、前記第1の伝熱部および第2の伝熱部のそれぞれの厚みより小さいことを特徴とする請求項2に記載の電子機器。
  4. 前記固定部における前記受熱部側の位置または前記支持部材における前記受熱部と前記固定部の間に貫通孔が設けられていることを特徴とする請求項2または3に記載の電子機器。
  5. 前記支持部材は、前記第2の基板のうち非耐熱素子が実装された領域で該第2の基板に接触しない形状を有することを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の電子機器。
  6. 前記第1の基板と前記第2の基板は、前記発熱素子と、前記第2の基板と、前記第1の伝熱部のうち前記放熱部材に熱接続された部分とが間隔を隔てて重なるように配置されていることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の電子機器。
  7. 前記放熱部材は、内部を冷媒が流れるダクトの少なくとも一部を形成し、
    前記第1の伝熱部は、前記ダクトから前記冷媒が流出する流出口よりも前記ダクト内に前記冷媒が流入する流入口に近い位置で前記放熱部材に熱接続されていることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の電子機器。
  8. 前記第1の伝熱部は、前記第2の伝熱部よりも前記ダクト内を前記冷媒が流れる方向における上流側において前記放熱部材に熱接続されていることを特徴とする請求項7に記載の電子機器。
  9. 前記ダクト内に前記冷媒の流速が速い第1の領域と該第1の領域よりも前記流速が遅い第2の領域とがあり、
    前記第1の伝熱部および第2の伝熱部は、前記第1の領域において前記放熱部材に熱接続されていることを特徴とする請求項7または8に記載の電子機器。
  10. 発熱素子が実装された第1の基板と、
    第2の基板と、
    前記第2の基板が固定され、該第2の基板を前記第1の基板に対して間隔を隔てて重なるように支持する支持部材と、
    前記第2の基板および前記支持部材を挟んで前記第1の基板とは反対側に、前記第2の基板に対して間隔を隔てて重なるように配置された放熱部材と、
    前記発熱素子に熱接続され、前記第2の基板に設けられた開口を貫通して前記放熱部材に向かって伸びる伝熱部材と、
    前記伝熱部材と前記第2の基板との間に配置され、前記伝熱部材よりも熱伝導率が低い断熱部材とを有することを特徴とする電子機器。
  11. 前記放熱部材は、内部を冷媒が流れるダクトの少なくとも一部を形成し、
    前記伝熱部材は、前記放熱部材に設けられた開口を貫通して前記ダクト内に突出している又は前記放熱部材に熱接続されていることを特徴とする請求項10に記載の電子機器。
  12. 前記伝熱部材が前記ダクト内に突出する又は前記放熱部材に熱接続される位置は、
    前記ダクトから前記冷媒が流出する流出口よりも前記ダクト内に前記冷媒が流入する流入口に近い位置であることを特徴とする請求項11に記載の電子機器。
  13. 前記伝熱部材は金属により形成され、前記断熱部材は樹脂またはゴムにより形成されていることを特徴とする請求項10から12のいずれか一項に記載の電子機器。
  14. 前記断熱部材は、
    前記伝熱部材の外側を囲んで前記第2の基板の前記開口を貫通する部分と、
    前記第2の基板における前記開口の周囲部と前記発熱素子との間で挟持される部分とを有することを特徴とする請求項13に記載の電子機器。
  15. 前記電子機器は、撮像素子を有して、前記発熱素子が前記撮像素子から出力された信号に対する画像処理を行う撮像装置であることを特徴する請求項1から14のいずれか一項に記載の電子機器。
  16. ユーザが覗くファインダと、発熱素子が実装された基板と、前記発熱素子が熱接続され、内部を冷媒が流れるダクトの少なくとも一部を形成する放熱部材とを有する撮像装置であって、
    前記ダクトは、前記冷媒が流入する流入口と、前記冷媒が流出する第1の流出口および第2の流出口とを有し、
    前記流入口は、前記撮像装置の底面に設けられ、
    前記第1の流出口は、前記撮像装置の側面に設けられ、
    前記第2の流出口は、前記撮像装置の背面上部における前記ファインダの側方に設けられており、
    前記第2の流出口の開口面積が、前記第1の流出口の開口面積よりも小さいことを特徴する撮像装置。
  17. 前記撮像装置の背面視において、前記流入口と、前記放熱部材における前記発熱素子が熱接続された領域と、前記第2の流出口とが、前記撮像装置の上下方向に並んでいることを特徴する請求項16に記載の撮像装置。
  18. 前記第2の流出口として前記ファインダの両側方に設けられた2つの流出口を有し、
    前記2つの流出口の開口面積が互いに異なることを特徴とする請求項16または17に記載の撮像装置。
  19. 前記ダクトは、前記第1の流出口とは反対側に向かって開口する第3の流出口を有し、
    前記撮像装置の背面視において、前記第3の流出口と前記放熱部材における前記発熱素子が熱接続された領域とが前記撮像装置の横方向に並んでいることを特徴する請求項16から18のいずれか一項に記載の撮像装置。
  20. 前記第3の流出口の開口面積が、前記第1の流出口の開口面積よりも小さいことを特徴とする請求項19に記載の撮像装置。
  21. 撮像素子を有し、
    前記発熱素子は、前記撮像素子から出力された信号に対する画像処理を行うことを特徴とする請求項16から20のいずれか一項に記載の撮像装置。
JP2021085775A 2021-05-21 2021-05-21 電子機器および撮像装置 Pending JP2022178751A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021085775A JP2022178751A (ja) 2021-05-21 2021-05-21 電子機器および撮像装置
PCT/JP2022/015618 WO2022244494A1 (ja) 2021-05-21 2022-03-29 電子機器および撮像装置
US18/501,089 US20240074030A1 (en) 2021-05-21 2023-11-03 Electronic apparatus and image pickup apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021085775A JP2022178751A (ja) 2021-05-21 2021-05-21 電子機器および撮像装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2022178751A true JP2022178751A (ja) 2022-12-02

Family

ID=84141248

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021085775A Pending JP2022178751A (ja) 2021-05-21 2021-05-21 電子機器および撮像装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US20240074030A1 (ja)
JP (1) JP2022178751A (ja)
WO (1) WO2022244494A1 (ja)

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09283886A (ja) * 1996-04-11 1997-10-31 Canon Inc 基板実装方法及び実装基板構造並びに該実装基板構造を用いた電子機器
JP4036742B2 (ja) * 2002-09-18 2008-01-23 富士通株式会社 パッケージ構造、それを搭載したプリント基板、並びに、かかるプリント基板を有する電子機器
JP4218434B2 (ja) * 2003-06-16 2009-02-04 株式会社日立製作所 電子装置
JP2016012578A (ja) * 2012-11-06 2016-01-21 三菱電機株式会社 放熱フィンの基板固定構造
JP6882093B2 (ja) * 2017-06-22 2021-06-02 キヤノン株式会社 撮像装置
JP2019179947A (ja) * 2018-03-30 2019-10-17 キヤノン株式会社 撮像装置
JP7114353B2 (ja) * 2018-06-07 2022-08-08 キヤノン株式会社 撮像装置
JP2020194818A (ja) * 2019-05-24 2020-12-03 三菱電機株式会社 プリント基板装置

Also Published As

Publication number Publication date
WO2022244494A1 (ja) 2022-11-24
US20240074030A1 (en) 2024-02-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7275833B2 (en) Cooling system and projection-type image display apparatus using the same
US10771659B2 (en) Electronic apparatus and image pickup apparatus improved in heat dissipation structure
JP7076996B2 (ja) 電子機器
JP7362449B2 (ja) 撮像装置
JP5649369B2 (ja) 電子機器
JP7134661B2 (ja) 電子機器
US10785389B2 (en) Image pickup apparatus with cooling mechanism
US10727155B2 (en) Electronic apparatus for cooling heating element
US20180278814A1 (en) Electronic apparatus that efficiently dissipates heat from recording medium
KR20080034639A (ko) 휴대용단말기의 방열구조
WO2022244494A1 (ja) 電子機器および撮像装置
JP2021034789A (ja) 撮像装置
JP2016134813A (ja) 撮像装置
JP7114353B2 (ja) 撮像装置
JP5464930B2 (ja) 電子機器
JP2019102997A (ja) システムカメラ
CN113423242A (zh) 电子设备
WO2019163555A1 (ja) 画像表示装置
US20230164408A1 (en) Image capturing apparatus capable of efficiently discharging heat from heat generating devices and reduced in size
JP7154820B2 (ja) 電子機器
JP2019219458A (ja) 撮像装置
US20230280639A1 (en) Cooling apparatus for electronic apparatus
EP4296774A1 (en) Image capturing apparatus
JP2018098244A (ja) 電子機器
JP2001332881A (ja) 電子機器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20240515