JP2022177490A - エレベーター群管理制御装置及び群管理制御方法 - Google Patents

エレベーター群管理制御装置及び群管理制御方法 Download PDF

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圭佑 梅津
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Abstract

【課題】エレベーターの乗場において利用者同士が密接してしまうことを防ぐ。【解決手段】本発明の一態様のエレベーター群管理装置8の呼び登録処理部835は、割り当て号機の情報、及び、行先階呼び登録がされた行先階の情報を、乗場に設置された乗場表示部10、又は、号機6に設けられたスピーカー613を介して利用者に報知させる第1の指示、及び、乗場に到着している号機6のドアのうち割り当て号機のドア611のみを開かせる第2の指示を、号機制御装置7に送信する。【選択図】図1

Description

本発明は、エレベーター群管理制御装置及び群管理制御方法に関する。
従来、複数台のエレベーターの運行を一括管理するエレベーター群管理制御装置、乗場に設置された行先階登録装置(以下、「乗場行先階登録装置」と称する)、情報読取部を備えたセキュリティゲート等を含むエレベーターシステムが知られている。
乗場行先階登録装置は、乗客がエレベーターの乗車前に行先階を登録する装置であり、乗客によって入力された行先階の情報、及び、乗場行先階登録装置が配置されている乗場階の情報を、エレベーター群管理制御装置に送信する。情報読取部を備えたセキュリティゲートは、情報読取部が携帯端末やIC(Integrated Circuit)タグ、ICカードなどから読み取った行先階の情報、及び、セキュリティゲートが設置された乗場階の情報を、エレベーター群管理制御装置に送信する。
そして、エレベーター群管理制御装置は、乗場行先階登録装置又はセキュリティゲートから送信された乗場階及び行先階の情報に基づいて、利用者が乗車するエレベーターの号機の割り当て、並びに、割り当てられた号機への乗場階呼び及び行先階呼びの登録を行う。その後、エレベーター群管理制御装置は、乗場階に到着したエレベーターの号機のドアを開き、利用者の搭乗後にドアを閉じて、行先階呼びが登録された行先階まで乗りかごを昇降させる制御を行う。
特許文献1には、利用者を認証する第1の個人認証装置の照合情報に基づいて行先階呼び登録を行う乗場呼び登録装置本体を備えたエレベーターの乗場呼び登録装置が記載されている。
国際公開第2012/008024号
ところで、乗場行先階登録装置や、セキュリティゲートの読取部などを介して行先階が登録された場合であっても、乗場において複数のエレベーターの号機の扉が開いていた場合、利用者は、行先階呼び登録がされた階に到着しない号機に誤って乗ってしまう可能性がある。
本発明は、上記の状況を考慮してなされたものであり、本発明の目的は、行先階呼び登録がされた号機(乗りかご)と異なる号機に、利用者が誤乗車してしまうことを防ぐことにある。
本発明の一態様に係るエレベーター群管理制御装置は、複数台の乗りかごの運行を制御するエレベーター群管理制御装置である。本発明の一態様に係るエレベーター群管理制御装置は、乗りかごの行先階情報を登録する行先階登録部と、行先階登録部で登録された行先階情報に基づいて、乗りかごの割り当てを行う号機割り当て部と、号機割り当て部による割り当てが行われた乗りかごのうちの、行先階情報の登録が行われた乗場階に到着している乗りかご、又は、到着予定の乗りかごである次発号機の行先階を報知する制御と、乗場に停止中の複数の乗りかごのうちの、次発号機以外の乗りかごを戸閉させる制御及び次発号機を戸開させる制御と、を行う制御部と、を有する。
また、本発明の一態様に係る群管理制御方法は、複数台の乗りかごの運行を制御するエレベーター群管理制御装置における群管理制御方法である。本発明の一態様に係る群管理制御方法は、行先階登録部が乗りかごの行先階情報を登録する手順と、行先階登録部で登録された行先階情報に基づいて、乗りかごの割り当てを行う手順と、割り当てが行われた乗りかごのうちの、行先階情報の登録が行われた乗場階に到着している乗りかご、又は、乗場階に到着予定の乗りかごである次発号機の行先階を報知する制御を行う手順と、乗場に停止中の複数の乗りかごのうちの、次発号機以外の乗りかごを戸閉させる制御、及び、次発号機を戸開させる制御を行う手順と、を含む。
本発明の少なくとも一態様によれば、行先階呼び登録された乗りかごと異なる乗りかごに、利用者が誤乗車してしまうことを防ぐことができる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明の一実施形態に係るエレベーターシステムの概略構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係るエレベーターシステムが備える各装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る乗場行先階登録装置の構成例を示す図である。 本発明の一実施形態に係るセキュリティゲートの構成例を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る、群管理制御装置による群管理制御方法の手順の例を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る、群管理制御装置による群管理制御方法の手順の例を示すフローチャートである。
以下、本発明を実施するための形態(以下、「実施形態」と称する)の例について、添付図面を参照しながら説明する。本発明は実施形態に限定されるものではなく、実施形態における種々の数値等は例示である。また、本明細書及び図面において、同一の構成要素又は実質的に同一の機能を有する構成要素には同一の符号を付することとし、重複する説明は省略する。
<エレベーターシステムの概略構成>
本発明の一実施形態に係るエレベーターシステムは、複数台のエレベーターを一括管理する群管理システムの構成を採るとともに、乗場の出入口にセキュリティゲートを有し、該セキュリティゲートを通過する利用者を認証するセキュリティ管理部を備える。
まず、図1を参照して、本発明の一実施形態に係るエレベーターシステムの構成について説明する。図1は、本発明の一実施形態に係るエレベーターシステム100の概略構成を示すブロック図である。
[システム構成]
本実施形態のエレベーターシステム100は、図1に示すように、乗場行先階登録装置1、セキュリティゲート2、情報取得部3、ゲート制御部4、セキュリティ管理部5、エレベーター部6、号機制御装置7、群管理制御装置8、入出力制御部9、及び、乗場サイネージ10等を含む。以下では、エレベーター部6の個々のエレベーターを「号機」と称する場合がある。
[乗場行先階登録装置]
乗場行先階登録装置1(行先階登録部の一例)は、エレベーターの乗場にて利用者が行先階の情報(行先階情報の一例)を登録するための装置であり、例えば、建物の廊下の付近、建物の出入口付近、乗場の入り口付近などに設置される。乗場行先階登録装置1は、情報読取部11及び操作表示部12を備える。
情報読取部11は、カードリーダーや、NFC(Near Field Communication)リーダー等で構成され、利用者によってかざされたICタグ又はICカード(図示略)等に格納された情報を読み取る。ICタグ又はICカード等には、利用者ID等の情報が格納されている。
操作表示部12は、LCD(Liquid Crystal Display)や有機EL(Electro-Luminescence)等よりなるパネルと、操作部としてのタッチセンサとが一体に形成されたタッチパネル等で構成される。利用者は、操作表示部12の操作部を操作することにより、所望の行先階を入力することができる。操作表示部12の表示部には、情報取得部3の表示制御部32による制御に基づいて、群管理制御装置8によって割り当てられたエレベーターの号機の情報や、呼び登録された行先階の情報などが表示される。
乗場行先階登録装置1は、利用者により登録された行先階の情報、及び、乗場行先階登録装置1の設置階、すなわち、乗場階の情報、及び、利用者IDの情報を、情報取得部3に送信する。乗場行先階登録装置1の構成については、後述の図3を参照して詳述する。
[セキュリティゲート]
セキュリティゲート2は、建物に対する利用者の入退館を管理するゲートであり、建物の基準階の入り口等に設けられる。基準階は、建物毎に設定される階であり、例えば、受付が設けられた階等に設定される。
セキュリティゲート2は、情報読取部21、表示部22及びゲート23等を備える。情報読取部21は、カードリーダーや、NFCリーダー等で構成され、利用者によってかざされたICタグ又はICカード等に格納された情報を読み取る。ICタグ又はICカードを所持する利用者が在館者である場合、ICタグ又はICカードには、利用者IDの他に、利用者の行先階の情報も登録されている。
また、情報読取部21は、Wi-Fi(Wireless Fidelity、登録商標)機器又はBluetooth(登録商標)等を通じて携帯端末(図示略)より情報を取得する構成も有する。携帯端末には、携帯端末を所持する利用者のIDや、行先階の情報などが格納されている。情報読取部21は、読み取った利用者ID、行先階の情報、及び、乗場階の情報を、情報取得部3に送信する。また、情報読取部21は、読み取った利用者IDの情報を、入出力制御部9を介してゲート制御部4に送信する。
表示部22は、LCDや有機EL等よりなるパネルで構成される。表示部22には、情報取得部3の表示制御部32による制御に基づいて、群管理制御装置8によって割り当てられたエレベーターの号機の情報や、呼び登録された行先階の情報などが表示される。
ゲート23は、建物に入退館する利用者の通行を許可又は拒否する扉であり、ゲート制御部4による制御に基づいて開閉する。
[情報取得部]
情報取得部3は、取得部31及び表示制御部32等を備える。取得部31は、乗場行先階登録装置1又はセキュリティゲート2から送信された、乗場階、行先階及び利用者IDの各情報を取得し、これらの情報を、サービス要求として入出力制御部9を介して群管理制御装置8へ送信する。
表示制御部32は、乗場行先階登録装置1の操作表示部12の画面や、セキュリティゲート2の表示部22の画面に、割り当て号機の情報や行先階の情報等を表示させる制御を行う。
[ゲート制御部]
ゲート制御部4は、入出力制御部9を介してセキュリティ管理部5から送信された、ゲート開閉信号に基づいて、ゲート23の開閉制御を行う。
[セキュリティ管理部]
セキュリティ管理部5は、入出力制御部9から利用者IDの情報を受信する。入出力制御部9から送信される利用者IDは、情報取得部3を介して乗場行先階登録装置1又はセキュリティゲート2から送信されたものである。そして、セキュリティ管理部5は、利用者IDと対応付けられた利用者の行先階登録情報、利用者の入退出情報等を、入出力制御部9を介して群管理制御装置8に送信する。
また、セキュリティ管理部5は、利用者IDに基づいて利用者の認証を行い、認証結果に基づいてゲート開閉信号を生成する。そして、セキュリティ管理部5は、生成したゲート開閉信号を、入出力制御部9を介してゲート制御部4に送信する。
[エレベーター部]
エレベーター部6は、N台の号機(エレベーター)6_1,・・・,6_Nを有する。エレベーター部6のN台の号機6_1,・・・,6_Nは、群管理制御装置8による制御の下に一括管理され、待ち時間等の観点から、利用者とって最適な号機の割り当てが行われる。エレベーター部6の各号機6_1,・・・,6_Nは、例えば、昇降路内に設置された乗りかご61と釣合い錘62とが主ロープ(主索)63の両端に結合され、当該主ロープ63が巻上機の綱車64及びプーリ65に巻き掛けられた周知の構成を有する。以下の説明において、号機6_1,・・・,6_Nをそれぞれ識別する必要がない場合には、これらを号機6と総称する。
乗りかご61には、開閉可能なドア611が設けられている。乗りかご61が乗場に到着すると、号機制御装置7の制御に基づいてドア611が開き、その開扉動作により乗場ドア(図示略)も開く。
乗りかご61に乗車した利用者(乗客)が乗りかご61内の操作器の戸閉ボタン(不図示)を操作したり、ドア611が開放した状態で最大戸開時間が経過したりした場合、号機制御装置7の制御に基づいて乗りかご61のドア611は閉まる。そして、その閉扉動作により乗場ドアも閉まる。乗りかご61は、戸閉状態になると号機制御装置7の制御に基づいて乗場を出発し、行先階呼びによって指定された階床に移動する。
また、乗りかご61は、カメラ612及びスピーカー613を備える。カメラ612は、乗りかご61に登場した利用者を撮影し、撮影によって得られた画像(動画像)を、号機制御装置7を介して群管理制御装置8に送信する。群管理制御装置8の呼び登録処理部835では、カメラ612による撮影画像の解析が行われ、該解析結果に基づいて、乗りかご61内に乗車している利用者の数が算出される。呼び登録処理部835による処理については、後述する群管理制御装置8の説明時に述べる。なお、乗りかご61内の乗車人数の算出は、カメラ612による撮影画像の解析以外の方法で行われてもよい。
スピーカー613は、例えば、各号機6内のドア611付近等に設けられ、当該号機の情報や、行先階の情報などを利用者に通知するためのアナウンス音声などを出力する。スピーカー613による音声出力の制御は、号機制御装置7によって、群管理制御装置8の呼び登録処理部835からの指示に基づいて行われる。
[号機制御装置]
号機制御装置7は、号機6_1,・・・,6_Nの各々に対応して設けられた号機制御装置7_1,・・・,7_Nを有する。号機制御装置7_1,・・・,7_Nは、各号機6_1,・・・,6_Nの運行を制御する。より具体的には、号機制御装置7_1,・・・,7_Nは、主に、昇降路内に設置された乗りかご61に対して、乗場呼び登録に基づく乗場階への走行指令や戸開閉指令、行先階呼び登録に基づく行先階への走行指令などを行うことにより、各号機6_1,・・・,6_Nの運行を制御する。以下の説明において、号機制御装置7_1,・・・,7_Nをそれぞれ識別する必要がない場合には、これらを号機制御装置7と総称する。
また、号機制御装置7は、乗りかご61内のカメラ612から送信された撮影画像を群管理制御装置8に送信したり、群管理制御装置8から送信されたアナウンス音声をスピーカー613から出力させたりする制御も行う。
[群管理制御装置]
群管理制御装置8(エレベーター群管理制御装置の一例)は、学習系81、知能系82及び運行管理制御部83等を含む。学習系81は、日々の運行管理によって収集した情報からどの運転プログラムが最適であるかを判断すること、あるいは、日々の階床別運行状況を学習することにより、出発階毎に混雑する行先階を学習し、高需要階を算出する。知能系82は、学習系81によって収集された情報を用いてシミュレーションを行い、最適な運転プログラムを自動で生成する。
運行管理制御部83は、エレベーター部6の複数台(N台)の号機6_1,・・・,6_Nの運行管理を行う。具体的には、運行管理制御部83は、行先階呼びに号機6を割り当てる処理や、各号機6の戸開時限の管理などを行う。
運行管理制御部83は、機器構成設定部831、表示部異常判定部832、入力受付部833、割り当て演算処理部834及び呼び登録処理部835等を含む。
機器構成設定部831は、群管理制御装置8と連携可能な機器の有無の情報、及び、群管理制御装置8と連携可能な機器の情報を設定する部である。群管理制御装置8と連携可能な機器とは、乗場行先階登録装置1の操作表示部12又はセキュリティゲート2の表示部22の故障時に、これらに表示すべき割り当て号機の情報や行先階の情報などを、これらの機器の代わりに表示する機器である。群管理制御装置8と連携可能な機器には、例えば、広告や施設の案内などが表示される乗場サイネージ10がある。なお、群管理制御装置8と連携可能な機器は乗場サイネージ10に限定されず、乗場ドアの付近等に設置された表示装置(図示略)などであってもよい。
機器構成設定部831は、群管理制御装置8と連携可能な機器の有無の情報、及び、群管理制御装置8と連携可能な機器の情報を、群管理制御装置8のROM(Read Only Memory)や外付けHDD(Hard Disk Drive)、クラウド上の記憶領域(図示略)等に格納することができる。
表示部異常判定部832は、乗場行先階登録装置1の操作表示部12の表示部、又は、セキュリティゲート2の表示部22が異常しているか否かを判定する。例えば、表示部異常判定部832は、これらの表示部との取得部31とが通信出来ているか否かを、入出力制御部9を介して情報取得部3から送信される情報に基づいて判定する。通信が出来ていない場合表示部異常(又は故障)と判定し、表示部の異常を示す異常信号を出力する。
なお、表示部に異常が発生しているか否かの判定は、表示部異常判定部832ではなく、情報取得部3が行ってもよい。この場合、情報取得部3は、判定結果を、入出力制御部9を介して群管理制御装置8に送信する。
入力受付部833は、入出力制御部9から送信された利用者IDの情報、乗場階情報、行先階情報、表示部の異常を示す異常信号等を受信し、これらに基づく処理を行う各部に出力する。
割り当て演算処理部834(号機割り当て部の一例)は、入力受付部833が受信した行先階情報や乗場情報に基づいて、エレベーターの号機6の割り当て演算を行い、該演算の結果に基づいて号機割り当てを行う。
呼び登録処理部835(制御部の一例)は、割り当て演算処理部834による割り当て演算の結果に基づいて、乗場呼び登録処理や、行先階呼び登録の処理などを行う。そして、呼び登録処理部835は、号機制御装置7に対して、利用者の割り当て及び呼び登録がされた号機6である次発号機に対して、乗場階又は行先階への走行指令を出力する。つまり、次発号機には、乗場階に停止中の号機と、乗場階に到着予定の号機とが含まれる。
また、呼び登録処理部835は、次発号機の情報を、入出力制御部9を介して、乗場行先階登録装置1の操作表示部12、又は、セキュリティゲート2の表示部22に出力する。
また、呼び登録処理部835は、表示部異常判定部832によって、表示部に異常が発生していると判定された場合、機器構成設定部831によって代替えの機器に設定された乗場サイネージ10に対して、次発号機の情報、及び、次発号機の行先階の情報を表示させる指示を行う。
呼び登録処理部835による乗場サイネージ10への表示指示は、次発号機の戸開開始前、又は、戸開開始後の所定のタイミングにおいて行われる。戸開開始後の所定のタイミングは、戸開開始直後であってもよく、戸開の完了後であってもよい。このようはタイミングで、次発号機の情報、及び、次発号機の行先階の情報が乗場サイネージ10に表示されることにより、利用者は、戸開している又は戸開が完了した号機6の情報及びその行先階の情報を、乗り込むべき号機の情報として把握できるため、利用者による号機6への乗り間違いを防ぐことができる。
次発号機の戸開開始前に、次発号機の情報、及び、次発号機の行先階の情報が乗場サイネージ10に表示される場合には、利用者が乗り込むべき次発号機の情報をより早期に把握できるため、利用者による次発号機への乗り込みの時間をより短縮することができる。
呼び登録処理部835によってこのような制御が行われることにより、乗場行先階登録装置1の操作表示部12、又は、セキュリティゲート2の表示部22に異常が発生している場合であっても、利用者は、乗場サイネージ10を見ることによって、エレベーターの次発号機の情報、及び、次発号機の行先階の情報を確認することができる。
なお、呼び登録処理部835は、次発号機の情報、及び、次発号機の行先階の情報を、号機6の乗りかご61内に設けられたスピーカー613から音声で利用者に通知させる指示を、号機制御装置7に送信してもよい。
また、呼び登録処理部835は、乗場サイネージ10に次発号機の情報、及び、次発号機の行先階の情報を表示させる指示を行った後、号機制御装置7に対して、乗場階に停止中の次発号機のドア611のみを開かせる(戸開させる)指示を送信する。したがって、本実施形態によれば、利用者は、乗場サイネージ10を介して次発号機の情報、及び、次発号機の行先階の情報を把握することができるとともに、戸開されていることにより乗り込むべき号機6を識別できる。したがって、本実施形態によれば、行先階呼び登録された乗りかごと異なる乗りかごに、利用者が誤乗車してしまうことを防ぐことができる。
なお、乗場階に停止中の次発号機が複数存在する場合、呼び登録処理部835は、乗場階への到着が早かった方の次発号機のドア611のみを開放させる制御を行う。つまり、呼び登録処理部835は、乗場に停止中の号機6が複数存在する場合にも、戸開している号機6は一台のみとなるように、号機6の戸開制御を行う。呼び登録処理部835によってこのような制御が行われることにより、利用者の誤乗車をより確実に防ぐことができる。
なお、呼び登録処理部835は、乗場階にて戸開させる次発号機の数を、1台ではなく、2台や3台などの所定台数とする指示を号機制御部87に対して行ってもよい。このような制御が行われた場合であっても、乗場階に停車中の号機6のうち、戸開されるのは利用者の割り当て及び呼び登録がされた次発号機のドアのみとなる。したがって、利用者による誤乗車を防ぐことができる。乗場階において戸開させる号機6の台数は、設定等に基づいて予め固定的に定められていてもよく、運行状況等に応じて流動的に設定されてもよい。
さらに、呼び登録処理部835は、次発号機のドアのみを開かせる指示の送信後、戸開が指示された次発号機(例えば、号機6_1:図1参照、以下、「第1の次発号機」とも称する)に乗車予定の利用者数(割り当て人数)と、第1の次発号機6_1に実際に乗車している乗車人数とを比較する。そして、呼び登録処理部835は、該比較結果に基づいて、号機制御装置7に指示を送信する。なお、号機6の乗車人数は、例えば、カメラ612による撮影画像に基づいて算出することが可能である。
具体的には、呼び登録処理部835は、割り当て人数と乗車人数とが一致している場合に、号機制御装置7に対して、戸開されている第1の次発号機6_1を戸閉させる指示を行う。また、呼び登録処理部835は、号機制御装置7に対して、第1の次発号機6_1の次に乗場階を出発予定の次発号機、例えば、号機6_2(以下、「第2の次発号機」とも称する)のドアを開く指示を行う。
割当人数と乗車人数とが一致している場合、第1の次発号機6_1に割り当てられた利用者が全員乗りかご611内に乗車していることが想定される。このような場合、第1の次発号機6_1に割り当てられた利用者が、第2の次発号機6_2に誤って乗車してしまう可能性は低いと考えられるため、この段階で第2の号機6_2のドアを開くことにより、第1の次発号機6_1に割り当てられた利用者の第2の号機6_2への誤乗車を防ぐことができる。
割り当て人数よりも乗車人数の方が多い場合、呼び登録処理部835は、号機制御装置7に対して、第1の号機6_1の行先階(停止階)のアナウンスを、スピーカー613から出力させる指示を行う。これにより、乗場サイネージ10を介した案内に続いて、行先階の情報が利用者に再度通知される。次いで、呼び登録処理部835は、号機制御装置7に対して、第2の号機6_2のドアを開く指示を行う。
割り当て人数よりも乗車人数の方が多い場合、第1の号機6_1に乗車予定ではない利用者が誤って乗車している可能性が高い。このような場合に、第1の号機6_1の行先階がアナウンスされることにより、誤って第1の号機6_1に乗車している利用者に、誤りを気付かせることができ、他の号機6に移動させることができる。
また、アナウンスの後に、第2の号機6_2のドア611が開く制御が行われることにより、第1の号機6_1に乗車予定だった利用者が誤って第2の号機6_2に乗車してしまうことを防げる。また、第2の号機6_2に乗車予定の利用者が誤って第1の号機6_1に乗車してしまうことも防ぐことができる。
割り当て人数よりも乗車人数の方が少ない場合には、呼び登録処理部835は、号機制御装置7に対して、第1の号機6_1の号機の情報(名称や番号等)及び行先(停止)階のアナウンスをスピーカー613から出力させる指示を行う。これにより、乗場サイネージ10を介した案内に続いて、号機の情報及び号機の行先階の情報が、利用者に再度通知される。割り当て人数よりも乗車人数の方が少ない場合、第1の次発号機6_1に乗車予定の利用者がまだ乗場等におり、該次発号機6_1に乗っていない可能性が高い。このような場合に、第1の次発号機6_1の情報と行先(停止)階とがアナウンスされることにより、第1の次発号機6_1に乗車予定である乗場にいる利用者に対して、第1の次発号機6_1への乗車を促すことができる。
そして、第1の次発号機6_1の乗車人数が増えて割り当て人数以上となった場合に、呼び登録処理部835は、号機制御装置7に対して、第2の次発号機6_2のドア611を開く指示を行う。これにより、第1の次発号機6_1に割り当てられた利用者が該次発号機6_1に正しく乗車していると想定される状況において、第2の割り当て号機6_2のドア611のドアが開かれる。したがって、第1の号機6_1に乗車予定だった利用者が誤って第2の号機6_2に乗車してしまうことを防ぐことができる。また、第2の次発号機6_2に乗車予定の利用者が誤って第1の次発号機6_1に乗車してしまうことも防ぐことができる。
乗場サイネージ10(乗場表示部の一例)は、エレベーターの乗り場近傍に設置された表示装置であり、広告や施設の案内図などを表示する。本実施形態では、表示部異常判定部832によって、表示部に異常が発生していると判定された場合、呼び登録処理部835による制御に基づいて、乗場サイネージ10に、エレベーターの割り当て号機の情報、及び、行先階の情報が表示される。
なお、群管理制御装置8の機能構成は、図1に示す例に限定されない。ある機能と他の機能とが統合されて一つの機能にまとめられたり、ある機能が複数の機能に分割されたり、図1に示していない機能が追加されたりしてもよい。
[入出力制御部]
入出力制御部9は、接続された各部から得られた情報又はデータ等を群管理制御装置8に送信(出力)したり、群管理制御装置8から送信された情報又はデータ等を受信(入力)したりする。例えば、入出力制御部9は、情報取得部3から送信された行先階情報や乗場階情報、利用者IDの情報などを、群管理制御装置8へ送信する。群管理制御装置8から入出力制御部9に対しては、エレベーターの割り当て号機の情報や、呼び登録された行先階、故障している機器がある場合には該機器の情報等が入力される。
<計算機のハードウェア構成例>
次に、図1に示したエレベーターシステム100の制御系の機能を実現するための各装置のハードウェア構成について、図2を参照して説明する。図2は、エレベーターシステム100が備える各装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。
計算機200は、いわゆるコンピューターとして用いられるハードウェアである。計算機200は、バスBにそれぞれ接続されたCPU(Central Processing Unit)201、ROM202及びRAM(Random Access Memory)203を備える。さらに、計算機200は、表示部204、操作部205、不揮発性ストレージ206及びネットワークインターフェース207を備える。
CPU201は、本実施形態に係る各機能を実現するソフトウェアのプログラムコードをROM202から読み出して実行する。なお、計算機200は、CPU201の代わりに、MPU(Micro-Processing Unit)等の処理装置を備えてもよい。RAM203には、演算処理の途中に発生した変数やパラメータ等が一時的に書き込まれる。
表示部204は、例えば、LCD等で構成されるモニタであり、計算機200で行われる処理の結果等を表示する。乗場行先階登録装置1の操作表示部12の表示部、セキュリティゲート2の表示部22の機能は、表示部204によって実現される。
操作部205は、ユーザーによる操作が入力されるブロックであり、例えば、キーボード、マウス、タッチセンサ等によって構成される。乗場行先階登録装置1の操作表示部12の操作部の機能は、操作部205によって実現される。
不揮発性ストレージ206としては、例えば、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、フレキシブルディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD-ROM、CD-R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード等を用いることができる。この不揮発性ストレージ206には、OS(Operating System)、各種のパラメータの他に、計算機200を機能させるためのプログラムが記録される。
ネットワークインターフェース207には、例えば、NIC(Network Interface Card)等が用いられ、LAN等のネットワーク又は通信線を介して外部装置との間で各種のデータを送受信することが可能である。
<乗場行先階登録装置の構成>
次に、図3を参照して、乗場行先階登録装置1の構成について説明する。図3は、乗場行先階登録装置1の構成例を示す図である。図3に示すように、乗場行先階登録装置1は、操作表示部12、及び、破線の四角で示す情報読取部11を備える。
図3に示す例では、操作表示部12の画面に、「行先階を入力してください」のメッセージとともに、行先階を入力するための「0」~「9」のキーが表示されている。利用者は、このキーをタッチすることにより、所望の行先階を乗場行先階登録装置1に登録することができる。また、行先階呼び登録が行われ、行先階呼び登録が行われた後には、乗場行先階登録装置1の操作表示部12の画面に、行先階を示す情報が英字又は数字等で表示される。
情報読取部11は、操作表示部12の下方に配置される。利用者は、情報読取部11の位置にIDカード等をかざすことにより、行先階の情報に利用者IDの情報を対応付けて登録することができる。
<セキュリティゲートの構成>
次に、図4を参照して、セキュリティゲート2の構成について説明する。図4は、セキュリティゲート2の構成例を示す斜視図である。図4A及び図4Bに示すように、セキュリティゲート2は、情報読取部21、表示部22及びゲート23等を含む。
図4Aに示す例では、表示部22に、「Please Tap the Card」のメッセージが表示されている。このメッセージは、セキュリティゲート2を通過しようとする利用者に対して、情報読取部21の上面にICカード等をかざすことを促すものである。このメッセージが表示されている状態では、ゲート23は閉じている。そして、情報読取部21の上面にかざされたICカードから取得された利用者IDの情報に基づいて、利用者の入場又は退場が許可された場合、ゲート制御部4(図1参照)の制御に基づいてゲート23が開く。
図4Bに示す例では、ゲート23は開いており、かつ、表示部22に「A」の文字が表示されている。この「A」は、割り当て号機の情報を示す文字である。このメッセージを見た利用者は、「A」と称される号機6の前まで移動し、行先階に向かう乗りかご61の到着を待つことができる。
<群管理制御装置による群管理制御方法>
次に、図5及び図6を参照して、群管理制御装置8による群管理制御方法について説明する。図5及び図6は、群管理制御装置8による群管理制御方法の手順の例を示すフローチャートである。
まず、利用者によって、乗場行先階登録装置1に行先階を登録する操作、又は、セキュリティゲート2の情報読取部21にICカード等をかざす操作が行われると、情報取得部3の取得部31は、これらの装置から、乗場階、行先階、ユーザーID等の情報を取得する(ステップS1)。情報取得部3は、取得したこれらの情報を入出力制御部9に送信する。
次いで、入出力制御部9は、乗場階、行先階、ユーザーIDの情報を、群管理制御装置8に送信し、ユーザーIDの情報をセキュリティ管理部5に送信する(ステップS2)。次いで、群管理制御装置8の入力受付部833は、入出力制御部9から送信された乗場階、行先階、ユーザーIDの情報を受信する(ステップS3)。
次いで、群管理制御装置8の表示部異常判定部832は、乗場行先階登録装置1の操作表示部12の表示部、又は、セキュリティゲート2の表示部22が故障しているか否かを判定する(ステップS4)。表示部異常判定部832は、入出力制御部9より、表示部の異常を示す異常信号が送信された場合に、表示部に異常が発生していると判定する。
ステップS4で、表示部に異常が発生していると判定された場合(ステップS4がYES判定の場合)、図6のステップS11以降の処理が行われる。一方、ステップS4で、表示部に異常は発生していないと判定された場合(ステップS4がNO判定の場合)、群管理制御装置8の割り当て演算処理部834は、ステップS3で入力受付部833が受け取った情報に基づいて、エレベーターの号機6の割り当て演算を行い、該割り当て演算の結果に基づいて、号機6の割り当て処理を行う(ステップS5)。
次いで、群管理制御装置8の呼び登録処理部835は、ステップS5で割り当て演算処理部834によって行われた割り当て演算の結果に基づいて、乗場呼び登録処理、及び、行先階呼び登録処理を行う(ステップS6)。
次いで、呼び登録処理部835は、セキュリティゲート2の表示部22、又は、乗場行先階登録装置1の操作表示部12の表示部に、ステップS5で割り当てられた号機6の情報を表示させる制御を行う(ステップS7)。
次いで、ゲート制御部4は、セキュリティ管理部5から送信されるゲート開閉信号に基づいて、セキュリティゲート2のゲート23を開閉させる(ステップS8)。次いで、群管理制御装置8の号機制御装置7は、ステップS5で割り当て演算処理部834によって割り当てられた号機6のドア611を開く制御を行う(ステップS9)。ステップS9の処理後、群管理制御装置8による群管理制御は終了する。
一方、ステップS4で、表示部に異常が発生していると判定された場合(ステップS4がYES判定の場合)、割り当て演算処理部834は、ステップS3で入力受付部833が受け取った情報に基づいて、エレベーターの号機6の割り当て演算を行い、該割り当て演算の結果に基づいて、号機6の割り当て処理を行う(図6のステップS11)。
次いで、群管理制御装置8の呼び登録処理部835は、ステップS11で割り当て演算処理部834によって行われた割り当て演算の結果に基づいて、乗場呼び登録処理、及び、行先階呼び登録処理を行う(ステップS12)。
次いで、呼び登録処理部835は、乗場サイネージ10の画面に、利用者の割り当て及び呼び登録がされた次発号機6の情報、及び、次発号機6の行先階(停止階)の情報を表示させる制御を行う(ステップS13)。
次いで、ゲート制御部4は、セキュリティ管理部5による制御に基づいて、セキュリティゲート2のゲート23を開閉させる(ステップS14)。次いで、群管理制御装置8の号機制御装置7は、次発号機6のドア611のみを開く制御を行う(ステップS15)。
ステップS15の処理が行われることにより、呼び登録がされていない他の号機6が乗場階に到着している場合であっても、それらの他の号機6のドア611は閉じたままとなる。したがって、本実施形態によれば、利用者が、登録済みの行先階に行く予定の次発号機6以外の号機に誤って乗車してしまうことを防ぐことができる。
次いで、呼び登録処理部835は、乗りかご61内の乗車人数と、戸開された次発号機である第1の次発号機(例えば、号機6_1:図1参照)に乗車予定の利用者数(割り当て人数)と、が一致しているか否かを判定する(ステップS16)。
ステップS16で乗車人数と割り当て人数とが一致していると判定された場合(ステップS16がYES判定の場合)、群管理制御装置8の号機制御装置7は、第1の次発号機6_1のドア611を閉じる制御を行う(ステップS17)。ステップS17の処理が行われることにより、乗り間違いの発生していない状態で号機6を乗場階から出発させることが可能になるため、号機6が効率よく運送されるようになる。
次いで、号機制御装置7は、第1の次発号機6_1の次に乗場階を出発予定の第2の次発号機(例えば、号機6_2)のドア611を開く制御を行う(ステップS18)。つまり、第1の次発号機6_1の戸閉後に、第2の次発号機6_2が戸開されるため、第1の次発号機6_1に割り当てられた利用者による第2の次発号機6_2への誤乗車を防ぐことができる。ステップS18の処理後、群管理制御装置8による群管理制御は終了する。
一方、ステップS16で、乗車人数と割り当て人数とが一致していないと判定された場合(ステップS16がNO判定の場合)、呼び登録処理部835は、乗車人数の方が割り当て人数よりも多いか否かを判定する(ステップS19)。
ステップS19で、乗車人数の方が割り当て人数よりも多いと判定された場合(ステップS19がYES判定の場合)、呼び登録処理部835は、号機制御装置7に対して、第1の次発号機6_1の乗りかご61内のスピーカー613より、第1の次発号機6_1の行先階(停止階)のアナウンスを出力させる指示を行う(ステップS20)。
ステップS20の処理が行われることにより、第1の次発号機6_1に誤って乗車してしまっている利用者は、スピーカー613から放音されたアナウンスを聞いて、自分が誤った号機6に乗車していることに気づくことができ、正しい号機6に移動することができる。つまり、利用者の誤乗車を防ぐことができる。
次いで、号機制御装置7は、ステップS17以降の処理を行う。すなわち、号機制御装置7は、第1の次発号機6_1のドアを閉じる制御と、第2の次発号機6_2のドア611を開かせる制御と、を行う。
一方、ステップS19で、乗車人数の方が割り当て人数よりも少ないと判定された場合(ステップS19がNO判定の場合)、呼び登録処理部835は、号機制御装置7に対して、乗りかご61内のスピーカー613より、第1の次発号機6_1の情報、及び、第1の次発号機の行先階(停止階)のアナウンスを出力させる指示を行う(ステップS21)。第1の次発号機6_1の情報とは、第1の次発号機の名称又は番号等を示す。ステップS21の処理が行われることにより、第1の次発号機6_1に乗車予定である乗場にいる利用者に対して、第1の次発号機6_1への乗車を促すことができる。
次いで、呼び登録処理部835は、第1の次発号機6_1の乗車人数が、割り当て人数以上になったか否かを判定する(ステップS22)。ステップS22で、乗車人数は割り当て人数以上になっていないと判定された場合(ステップS22がNO判定の場合)、呼び登録処理部835は、ステップS22の判定を繰り返す。
一方、ステップS22で、乗車人数が割り当て人数以上になったと判定された場合(ステップS22がYES判定の場合)、号機制御装置7は、ステップS17以降の処理を行う。ステップS18の処理後、群管理制御装置8による群管理制御は終了する。
つまり、第1の次発号機6_1の乗車人数が割り当て人数に達していない間は、第2の次発号機6_2のドア611は開かないため、本実施形態によれば、乗場にいる、第1の次発号機6_1に乗車予定の利用者が、誤って第2の次発号機6_2に乗車してしまうことを防ぐことができる。
なお、本発明は上述した各実施形態例に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した本発明の要旨を逸脱しない限りにおいて、その他種々の応用例、変形例を取り得ることは勿論である。
例えば、上述した実施形態例は本発明を分かりやすく説明するために装置及びシステムの構成を詳細且つ具体的に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。
また、図1において矢印で示した制御線又は情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
また、本明細書において、時系列的な処理を記述する処理ステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理(例えば、並列処理あるいはオブジェクトによる処理)をも含むものである。
また、上述した本開示の一実施形態にかかる群管理制御装置の各構成要素は、それぞれのハードウェアがネットワークを介して互いに情報を送受信できるならば、いずれのハードウェアに実装されてもよい。また、ある処理部により実施される処理が、1つのハードウェアにより実現されてもよいし、複数のハードウェアによる分散処理により実現されてもよい。
1…乗場行先階登録装置、2…セキュリティゲート、3…情報取得部、4…ゲート制御部、5…セキュリティ管理部、6…号機、7…号機制御装置、8…群管理制御装置、9…入出力制御部、10…乗場サイネージ、11…情報読取部、12…操作表示部、21…情報読取部、22…表示部、23…ゲート、31…取得部、32…表示制御部、83…運行管理制御部、100…エレベーターシステム、611…ドア、612…カメラ、613…スピーカー、831…機器構成設定部、832…表示部異常判定部、833…入力受付部、834…割り当て演算処理部、835…呼び登録処理部

Claims (10)

  1. 複数台の乗りかごの運行を制御するエレベーター群管理制御装置において、
    前記乗りかごの行先階情報を登録する行先階登録部と、
    前記行先階登録部で登録された前記行先階情報に基づいて、前記乗りかごの割り当てを行う号機割り当て部と、
    前記号機割り当て部による割り当てが行われた前記乗りかごのうちの、前記行先階情報の登録が行われた乗場階に到着している乗りかご、又は、前記乗場階に到着予定の乗りかごである次発号機の行先階を報知する制御と、前記乗場に停止中の複数の乗りかごのうちの、前記次発号機以外の前記乗りかごを戸閉させる制御及び前記次発号機を戸開させる制御と、を行う制御部と、
    を有することを特徴とする
    エレベーター群管理制御装置。
  2. 前記制御部が前記次発号機の行先階を報知する制御を行うタイミングは、前記次発号機の戸開開始前、又は、戸開開始後における所定のタイミングである
    請求項1に記載のエレベーター群管理制御装置。
  3. 前記制御部は、戸開された前記次発号機である第1の次発号機に割り当てられた利用者の数である割当人数と、前記第1の次発号機の乗車人数とが一致している場合に、前記第1の次発号機を戸閉する制御を行う
    請求項2に記載のエレベーター群管理制御装置。
  4. 前記制御部は、前記第1の次発号機の前記割当人数と、前記第1の次発号機の乗車人数とが一致しない場合に、前記第1の次発号機の行先階を再度報知させる制御を行う
    請求項3に記載のエレベーター群管理制御装置。
  5. 前記制御部は、戸開された前記次発号機である第1の次発号機に割り当てられた利用者の数である割当人数と、前記第1の次発号機の乗車人数とが一致している場合に、前記第1の次発号機の次に前記乗場階を出発予定の次発号機である第2の次発号機を戸開する制御を行う
    請求項2に記載のエレベーター群管理制御装置。
  6. 前記制御部は、前記乗場階において完全に戸開状態となる前記次発号機が1台となるように、前記乗場階に停車中の各乗りかごの扉の開閉制御を行う
    請求項1に記載のエレベーター群管理制御装置。
  7. 前記制御部は、前記乗場階において完全に戸開状態となる前記次発号機が、所定の複数台となるように、前記乗場階における各号機の扉の開閉制御を行う
    請求項1に記載のエレベーター群管理制御装置。
  8. 前記制御部は、前記次発号機の行先階を、前記乗場に設置されたサイネージ、及び、スピーカーのうちの少なくとも1つより報知させる制御を行う
    請求項1に記載のエレベーター群管理制御装置。
  9. 前記制御部は、前記次発号機の行先階を報知する制御を、前記行先階登録部で登録された前記行先階が表示される表示部における異常の発生が検知された場合に行う
    請求項1に記載のエレベーター群管理制御装置。
  10. 複数台の乗りかごの運行を制御するエレベーター群管理制御装置における群管理制御方法おいて、
    行先階登録部が前記乗りかごの行先階情報を登録する手順と、
    前記行先階登録部で登録された前記行先階情報に基づいて、前記乗りかごの割り当てを行う手順と、
    割り当てが行われた前記乗りかごのうちの、前記行先階情報の登録が行われた乗場階に到着している乗りかご、又は、前記乗場階に到着予定の乗りかごである次発号機の行先階を報知する制御を行う手順と、
    前記乗場に停止中の複数の乗りかごのうちの、前記次発号機以外の前記乗りかごを戸閉させる制御、及び、前記次発号機を戸開させる制御を行う手順と、を含む
    ことを特徴とする
    群管理制御方法。
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