JP2022177386A - 幼齢木保護ネット、連続型幼齢木保護ネット及びその製造方法 - Google Patents

幼齢木保護ネット、連続型幼齢木保護ネット及びその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2022177386A
JP2022177386A JP2021083592A JP2021083592A JP2022177386A JP 2022177386 A JP2022177386 A JP 2022177386A JP 2021083592 A JP2021083592 A JP 2021083592A JP 2021083592 A JP2021083592 A JP 2021083592A JP 2022177386 A JP2022177386 A JP 2022177386A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
young tree
tree protection
young
support
continuous
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2021083592A
Other languages
English (en)
Inventor
健治 大石
Kenji Oishi
泰三 吾郷
Taizo Ago
寿廣 山田
Kotohiro Yamada
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nihon Bio Planet Co Ltd
Nihon Wide Cloth Co Ltd
Original Assignee
Nihon Bio Planet Co Ltd
Nihon Wide Cloth Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nihon Bio Planet Co Ltd, Nihon Wide Cloth Co Ltd filed Critical Nihon Bio Planet Co Ltd
Priority to JP2021083592A priority Critical patent/JP2022177386A/ja
Publication of JP2022177386A publication Critical patent/JP2022177386A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Catching Or Destruction (AREA)

Abstract

【課題】強靭さを高めて、所望の保護が実行できるようにする。安価に提供して普及を図る。【解決手段】幼齢木を被覆する筒状の幼齢木保護部12が形成された幼齢木保護ネット11において、幼齢木保護部12を袋織で構成する。両側縁における表裏の組織を絡ませた耳部13,14のうち、一方の耳部14である支持耳部14に、支柱が挿入される袋織で構成された支柱挿入部15と、支柱挿入部の上端部において支柱挿入部15を閉じる閉鎖部16を形成する。【選択図】図1

Description

この発明は、幼齢木を被覆して害獣から保護する幼齢木保護ネットに関する。
幼齢木保護ネットは、合成樹脂製のモノフィラメントからなる織物で構成されており、適宜長さの偏平な筒状である。
下記特許文献1の植栽木保護具は、ネット材からなるカバー体の面の一部を衝合わせ、軸方向に沿って縫合した仕切縫合部を設けることにより、植栽木を覆う植栽木収容部と、支持ポールを挿入するポール収納部を設けた構成である。
このような構成の植栽木保護具は、立設したポールに対してポール収納部を被せて、植栽木収容部で植栽木を覆う。ポール収容部が形成されているので、植栽木保護具の設置作業は簡単である。
特開2018-143181号公報
しかし、ポール収容部はカバー体を縫合して形成するので、ほつれが生じたりするおそれがあり、害獣が噛みついたりして損傷すると、幼齢木の保護ができなくなってしまう。
そこでこの発明は、不測の損傷を防止して所望の保護が行えるようにすることを主な目的とする。
そのための手段は、幼齢木を被覆する筒状の幼齢木保護部が形成された幼齢木保護ネットであって、前記幼齢木保護部が袋織で構成され、両側縁における表裏の組織を絡ませた耳部のうちの少なくとも一方の前記耳部に、支柱が挿入される袋織で構成された支柱挿入部と、前記支柱挿入部の上端部において前記支柱挿入部を閉じる閉鎖部が形成された幼齢木保護ネットである。
この構成では、筒状をなす幼齢木保護部の両側に、表裏の組織が絡まった耳部を有しており、この耳部は一重で密に織り込まれているので、強靭である。この耳部に、袋織で構成された支柱挿入部が形成されており、閉鎖部を含めて支柱挿入部の周りも一重で密に織り込まれているので強靭である。特に閉鎖部は、支柱の上端に対して上から当たり、幼齢木保護部の下端部を設置面に対して上から押さえつけても、破れたりすることなく被覆状態を維持する。また、幼齢木保護ネットは袋織を応用して製造される。
この発明によれば、幼齢木保護部を挟む耳部と、耳部に形成された支柱挿入部の周りは、強靭でありほつれたりしにくい構造であるので、所期の幼木保護が確実に行える。また幼齢木保護ネットは袋織を応用して製造でき、縫合などの工程は不要であるので製造は容易であり、安価に提供できる。
幼齢木保護ネットの斜視図。 幼齢木保護ネットの使用状態の斜視図。 幼齢木保護ネットの正面図。 連続型幼齢木保護ネットの斜視図。 連続型幼齢木保護ネットの正面図。 他の例に係る幼齢木保護ネットの正面図。 図6の幼齢木保護ネットを得る連続型幼齢木保護ネット。
この発明を実施するための一形態を、以下図面を用いて説明する。
図1に、幼齢木保護ネット11(以下、「保護ネット」という)の斜視図を示す。この図に示すように、保護ネット11は合成樹脂製モノフィラメントからなる織物で構成されており、全体として偏平な筒状である。モノフィラメントには、透明、乳白色、緑色、青色、茶色、黒色、赤色、黄色などの適宜の色のものが使用される。
保護ネット11は、図2に示したように幼齢木Xを被覆するのに必要な大きさの長方形状であり、幼齢木Xを被覆する筒状の幼齢木保護部12と、幼齢木保護部12を挟む両側縁における耳部13,14を有している。
幼齢木保護部12は袋織で構成されており、表裏の織組織が離れた構造である。幼齢木保護部12の上下両端には開口12a,12bが形成されている。図3に示したように上下両端の開口12a,12bの幅w1,w2は同じである。
耳部13,14は、表裏の織組織を絡ませた一重織で構成され、幼齢木保護部12の表裏の織組織よりも密に織り込まれており、剛性は高い。耳部13,14の幅w3,w4はそれぞれ一定である。
左右の耳部13,14のうち、一方の耳部13は閉鎖耳部13である。この閉鎖耳部13の幅w3は、確実な閉鎖状態が得られるように適宜設定される。
他方の耳部14は、保護ネット11を設置するための支持耳部14であり、閉鎖耳部13よりも幅広に形成されている。この支持耳部14には、支柱が挿入される支柱挿入部15と、支柱挿入部15の上端を閉じる閉鎖部16が形成されている。
つまり、支柱挿入部15は、保護ネット11を設置する設置面Yに立設する支柱Z(図2参照)が挿入される太さの筒状であり、幼齢木保護部12と同じように袋織で構成されている。支柱挿入部15の両側は、表裏の織組織を絡ませた一重織からなる耳部17で挟まれることになる。
閉鎖部16は、支持耳部14の上端部に形成されている。この閉鎖部16も、耳部17と同様であり、表裏の織組織を絡ませた一重織からなる部分であって、表裏の織組織よりも密に織り込まれており剛性が高い。閉鎖部16は、幼齢木保護部12の上端の開口12aよりも上に突出している。
保護ネット11の長さLは、例えば170cm~200cm程度、例えば175cmほどに設定されるとよく、幼齢木保護部12の幅w1,w2は、40~50cm程度に設定するとよい。閉鎖耳部13の幅w3と、支柱挿入部15の両側の耳部17の幅w5,w6は、1.5cm~2cm程度あれば足りる。
このような構成の保護ネット11は、図4に示したような連続型幼齢木保護ネット21から切り離して得られる。
連続型幼齢木保護ネット21(以下、「連続型保護ネット」という)は、図4に示したように長尺状であり、前述した構成の保護ネット11が複数つながったものである。図4に示したようにロール状に巻かれたものであるほか、折りたたまれたものであってもよい。
すなわち連続型保護ネット21は、図5の(a)に示したように、幼齢木を被覆する筒状の幼齢木保護部12が複数連続した長尺状である。前述のように幼齢木保護部12は袋織で構成され、両側縁における表裏の組織を絡ませた耳部13,14のうちの少なくとも一方の耳部14、すなわち支持耳部14に、支柱が挿入される袋織で構成された支柱挿入部15が形成されている。そしてこの支柱挿入部15の長手方向における幼齢木保護部12の長手方向に、幼齢木保護部12の長さ間隔で、支柱挿入部15を閉じる複数の閉鎖部16が形成されている。閉鎖部16は、連続型保護ネット21の幅方向全体にわたって形成されている。
このような連続型保護ネット21は、袋織をすることによって製造される。つまり、袋織によって、幼齢木を被覆する筒状の幼齢木保護部12と、幼齢木保護部12の両側縁における表裏の組織を絡ませた耳部13,14を形成し、耳部13,14の形成に際して少なくともいずれか一方の耳部14である支持耳部14が袋織される。これによって、支持耳部14に、支柱を挿入する支柱挿入部15が形成されるともに、支柱挿入部15の長手方向に、幼齢木保護部12の長さ間隔で、支柱挿入部15を閉じる複数の閉鎖部16を形成する。
以上のような構成の連続型保護ネット21は、図5の(a)に仮想線cで示したように切断して、保護ネット11ごとに分離して使用される。切断位置は、閉鎖耳部13と幼齢木保護部12における閉鎖部16の上下位置c1,c2と、支持耳部14における閉鎖部16の上位置c3と、閉鎖部16における支持耳部14と幼齢木保護部12との間の位置c4である。
この位置で切断を行うと、図5の(b)に示したように、閉鎖耳部13と幼齢木保護部12に形成された閉鎖部16aを切除する態様で保護ネット11の分離ができる。
保護ネット11は次のようにして設置される。
まず、保護ネット11の幼齢木保護部12の大きさを考慮して、図2に示したように幼齢木Xに添わせた位置に支柱Zを立設する。支柱Zは下端部を地中に差し込んで埋め、上端位置を保護ネット11の高さよりも適宜低くする。
つぎに、立設した支柱Zに対して保護ネット11の支柱挿入部15を上から被せる。このとき、幼齢木保護部12は幼齢木Xにかぶせる。支柱Zの上端は支柱挿入部15の上端の閉鎖部16を支え、幼齢木保護部12は幼齢木Xを取り囲む。幼齢木Xの高さが保護ネット11の高さよりも高ければ、幼齢木Xの上端部は幼齢木保護部12の上端の開口12aから突出する。
最後に、支柱Zを覆う支持耳部14の上からクリップ(図示せず)を留めたり、保護ネット11の下端部にペグ31を差し込んだりして、少なくとも保護ネット11の下端部を設置面Yに固定する。
支持耳部14は、支柱Zが通っている部分全体が支柱と一体となって幼齢木Xの傍らでまっすぐに延び、幼齢木保護部12による幼齢木Xの被覆状態を維持する。支持耳部14には支柱Zが通っているので、支持耳部14が支柱Zから外れて徒に動いたりすることはなく、支柱Zと一体の支持状態が得られる。
しかも、支柱挿入部15を挟む耳部17と閉鎖部16は、表裏の織組織が絡まった構成であるので強靭であり、不測にほつれたりすることはなく、支柱挿入部15の形態を維持できる。このため、幼齢木Xの保護状態が保て、所期の幼齢木X保護が確実に行える。
また保護ネット11は、連続型保護ネット21から必要に応じて切り離して使用されるので、あらかじ複数枚の保護ネット11を用意して現場で設置するのに比べて管理しやすく、作業性がよい。
そのうえ、閉鎖部16は連続型保護ネット21の幅方向全体に形成されており、閉鎖部16は切断に際しての基準線としての機能を果たす構成であるので、きれいな切断が容易に行える。
さらに連続型保護ネット21は前述のように強靭でありながらも、袋織を応用して製造できるので、製造が容易であり、安価に製造できる。切り離して使用する利便性を有することと相まって、保護ネット11の普及に貢献する。
以下、保護ネット11及び連続型保護ネット21の他の例について説明する。この説明において、前述の構成と同一の部位については同一の符号を付してその詳しい説明を省略する。
図6は、他の例に係る保護ネット11の正面図であり、この保護ネット11は、左右両側縁の耳部14,14が支持耳部14である。つまり、左右両側に支柱挿入部15が形成されている。
このような保護ネット11を得る連続型保護ネット21は、図7の(a)に示したように、左右両側縁の支持耳部をつなぐ態様で幅方向全体に延びる閉鎖部16が長手方向に所定間隔で形成されている。
保護ネット11の切離しは、支持耳部14と幼齢木保護部12における閉鎖部16の上下位置c5と、幼齢木保護部12における閉鎖部16の下位置c6と、閉鎖部16における支持耳部14と幼齢木保護部12との間の位置c7で行う。この場合も閉鎖部16が切断位置の目安となり、きれいな切断が行える(図7の(b)参照)。
このような構成の保護ネット11は2本の支柱で支えることができるので、強固な設置状態が得られる。
11…幼齢木保護ネット
12…幼齢木保護部
13…閉鎖耳部
14…支持耳部
15…支柱挿入部
16…閉鎖部
21…連続型幼齢木保護ネット
X…幼齢木
Z…支柱

Claims (4)

  1. 幼齢木を被覆する筒状の幼齢木保護部が形成された幼齢木保護ネットであって、
    前記幼齢木保護部が袋織で構成され、
    両側縁における表裏の組織を絡ませた耳部のうちの少なくとも一方の前記耳部に、支柱が挿入される袋織で構成された支柱挿入部と、前記支柱挿入部の上端部において前記支柱挿入部を閉じる閉鎖部が形成された
    幼齢木保護ネット。
  2. 幼齢木を被覆する筒状の幼齢木保護部が形成された幼齢木保護ネットであって、
    前記幼齢木保護部が袋織で構成されるとともに、前記幼齢木保護部を複数連続した長尺に形成され、
    両側縁における表裏の組織を絡ませた耳部のうちの少なくとも一方の前記耳部に、支柱が挿入される袋織で構成された支柱挿入部が形成され、
    前記支柱挿入部の長手方向に、前記幼齢木保護部の長さ間隔で、前記支柱挿入部を閉じる複数の閉鎖部が形成された
    連続型幼齢木保護ネット。
  3. 前記閉鎖部が、当該連続型幼齢木保護ネットの幅方向全体にわたって形成された
    請求項2に記載の連続型幼齢木保護ネット。
  4. 袋織をすることによって、幼齢木を被覆する筒状の幼齢木保護部と、前記幼齢木保護部の両側縁における表裏の組織を絡ませた耳部を形成し、
    前記耳部の形成に際して、少なくともいずれか一方の前記耳部を袋織して、支柱を挿入する支柱挿入部を形成するとともに、前記支柱挿入部の長手方向に、前記幼齢木保護部の長さ間隔で、前記支柱挿入部を閉じる複数の閉鎖部を形成する
    連続型幼齢木保護ネットの製造方法。
JP2021083592A 2021-05-18 2021-05-18 幼齢木保護ネット、連続型幼齢木保護ネット及びその製造方法 Pending JP2022177386A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021083592A JP2022177386A (ja) 2021-05-18 2021-05-18 幼齢木保護ネット、連続型幼齢木保護ネット及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021083592A JP2022177386A (ja) 2021-05-18 2021-05-18 幼齢木保護ネット、連続型幼齢木保護ネット及びその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2022177386A true JP2022177386A (ja) 2022-12-01

Family

ID=84237673

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021083592A Pending JP2022177386A (ja) 2021-05-18 2021-05-18 幼齢木保護ネット、連続型幼齢木保護ネット及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2022177386A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10980191B2 (en) Deer proof garden enclosure and method of making
US5016388A (en) Protective tree guard
AU2013364497B2 (en) Netting material with grommets
US10750681B2 (en) Netting material with eyelets
FR2902967A1 (fr) Structure modulaire souple permettant la culture de vegetaux sur une surface verticale, assurant par construction le drainage de l'exces d'eau d'arrosage sans depertition de substrat de culture
JP2022177386A (ja) 幼齢木保護ネット、連続型幼齢木保護ネット及びその製造方法
JP3147033U (ja) 果樹覆いシート
JP2000279039A (ja) 幼齢木保護具およびその設置方法
JP2011036197A (ja) トンネル栽培用被覆材の架設方法及びこれに使用する被覆材
KR200331685Y1 (ko) 수목(壽木)의 병해충 예방을 위한 보호대
JP2018020833A (ja) 土嚢袋
JPH09205904A (ja) 栽培作物用被覆布
CN217884622U (zh) 一种三层结构的伪装迷彩遮阳网
JP7359389B2 (ja) 動物侵入防止シート
JP2007110903A (ja) 樹木保護部材
JP6472059B2 (ja) 防草袋
JP2008187951A (ja) イノシシ用防獣ネット
JP4605529B2 (ja) 農業用ネット
KR101074514B1 (ko) 수간 피복 보호장치
EP1084606A2 (en) Protective covering for herbaceous or wooden plants
JP3720332B2 (ja) 法面成形用網体
JP2004298099A (ja) 植物用カバー
JP2023042437A (ja) 害虫防除ネット
JP3045373B2 (ja) 着脱自在支柱付き網状体
KR19980019125U (ko) 수목 보호대

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7426

Effective date: 20210621

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20210621

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210819

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210917

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20240306