JP2022175487A - 環境制御システム及び個室ブース - Google Patents

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佑太郎 榊原
Yutaro Sakakibara
康太郎 菊池
Kotaro Kikuchi
珠里 吉田
Juri Yoshida
雄多 脇山
Yuta Wakiyama
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Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
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Abstract

【課題】タスクに対する集中度合い及び休息時のリラックス度合いを高めることができる環境制御システム等を提供する。【解決手段】環境制御システム(パフォーマンス・マネジメントシステム1)は、遠隔地(オフィス10及び自宅20)からの映像及び音の少なくとも一方を含む遠隔地情報を取得する取得部(通信部107)と、取得部が取得した遠隔地情報を出力する遠隔地情報出力部(表示部103、音出力部104)と、個室110内におけるユーザが所望するモードを受け付ける受付部109と、個室110内の環境を制御するための環境制御機器105と、受付部109で受け付けられたモードに基づき、遠隔地情報出力部及び環境制御機器105を制御する制御部108とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、環境制御システム及びそのシステムを用いた個室ブースに関する。
従来、主オフィス(遠隔地)と、副オフィス(個室ブース)とをオンラインで結ぶ職場結合システムにおいては、遠隔地及び個室ブースの内部をそれぞれ全体的に撮像する撮像手段と、撮像された遠隔地の内容を個室ブース内に表示するとともに、撮像されたその個室ブースの内容をその遠隔地内に表示する表示手段と、を備えた職場結合システムが知られている(例えば特許文献1参照)。
特開平11-275544号公報
ところで、上記した職場結合システムでは、遠隔地と個室ブースとのそれぞれで互いの映像が表示されているために、相互間での監視意識が働くものの、それが制約となってしまい、タスクに対するユーザの集中が削がれる場合もある。また、その監視環境によってユーザは休息が取りにくいと感じてしまう実状がある。
このため、本発明の目的は、タスクに対する集中度合い及び休息時のリラックス度合いを高めることができる個室ブースを提供することである。
本発明の一態様に係る環境制御システムは、ユーザが滞在する個室の環境を制御するための環境制御システムであって、遠隔地からの映像及び音の少なくとも一方を含む遠隔地情報を取得する取得部と、取得部が取得した前記遠隔地情報を出力する遠隔地情報出力部と、個室内におけるユーザが所望するモードを受け付ける受付部と、個室内の環境を制御するための環境制御機器と、受付部で受け付けられたモードに基づき、遠隔地情報出力部及び環境制御機器を制御する制御部とを備える。
また、本発明の一態様に係る個室ブースは、上記環境制御システムと、個室とを備えている。
本発明によれば、タスクに対する集中度合い及び休息時のリラックス度合いを高めることができる。
実施の形態に係る個室ブースを備えたパフォーマンス・マネジメントシステムを示すブロック図である。 実施の形態に係る個室ブースの概略構成を示す平面図である。 実施の形態に係る個室ブースの概略構成を示す断面図である。 実施の形態に係る空調制御部の機能構成を示すブロック図である。 実施の形態に係る個室ブースと、他の機器との制御の流れを示すシーケンス図である。 実施の形態に係る個室ブース内に発生した、各モードでの気流を示す説明図である。 変形例に係る個室ブースを示すブロック図である。
以下、実施の形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも包括的又は具体的な例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
なお、各図は模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。また、各図において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付し、重複する説明は省略又は簡略化される場合がある。
(実施の形態)
[構成]
図1は、実施の形態に係る個室ブース100を備えたパフォーマンス・マネジメントシステム1を示すブロック図である。パフォーマンス・マネジメントシステム1は、従業員などの関係者のパフォーマンスを高めるために、例えば管理者が関係者の行動を見守るためのシステムである。パフォーマンス・マネジメントシステム1は、ユーザが滞在する個室の環境を制御するための環境制御システムの一例である。具体的には、パフォーマンス・マネジメントシステム1は、オフィス10と、自宅20と、端末装置30と、管理サーバ装置40と、スケジュールサーバ装置50と、個室ブース100とを有しており、これらが通信自在に接続されている。
[オフィス]
オフィス10は、遠隔地の一例であり、ユーザが籍をおく或いは取引のある企業のオフィスである。オフィス10は、撮像部11と、音入力部12と、表示部13と、音出力部14と、環境制御機器15と、入退室管理部16と、通信部17と、制御部18と、を備えている。
撮像部11は、例えばカメラであり、オフィス10内の映像を撮影する装置である。音入力部12は、例えばマイクであり、オフィス10内から入力された音を出力する装置である。表示部13は、例えば液晶パネルまたは有機ELパネルなどの表示パネルであり、種々の情報を映像として出力する装置である。音出力部14は、例えばスピーカであり、種々の情報を音として出力する装置である。
環境制御機器15は、オフィス10内の環境を制御するための機器を含む。具体的には、環境制御機器15は、空調機器151と、照明機器152とを含んでいる。空調機器151は、例えば空気清浄機またはエアコンディショナーなどのオフィス10内の空気を調節する機器である。照明機器152は、オフィス10内を照明する機器であり、例えばダウンライト、シーリングライトのような照明光の調光及び調色が可能な機器である。
入退室管理部16は、オフィス10への入退室を管理する装置であり、例えば顔認証及びIDカードによる認証に基づいて、オフィス10の扉を開閉する。ここでIDカードとしては、交通系ICカードまたはその他の電子マネーなどが含まれる。通信部17は、無線方式及び有線方式の少なくとも一方が採用された通信モジュールであり、制御部18をインターネットに通信自在に接続する。
制御部18は、オフィス10内に備わる各種機器を制御する、CPU、RAM、ROMなどを備えたコントローラである。制御部18は、撮像部11と、音入力部12と、表示部13と、音出力部14と、環境制御機器15と、入退室管理部16と、通信部17と電気的に接続されている。制御部18は、通信部17を介して外部から受信した制御情報に基づいて、オフィス10内の各種機器を制御する場合もある。また、制御部18は、各種機器から取得した情報を、通信部17を介して外部に送信するようになっている。通信部17から外部に送信する情報は、遠隔地情報の一例であり、例えば撮像部11が撮影したオフィス10内の映像と、音入力部12から出力された音とが含まれている。通信部17から送信された遠隔地情報によって、個室ブース100では、オフィス10内の映像及び音を取得し、再生することが可能である。
[自宅]
自宅20は、遠隔地の一例であり、ユーザの自宅である。自宅20は、撮像部21と、音入力部22と、表示部23と、音出力部24と、通信部27と、制御部28と、を備えている。
撮像部21は、例えばカメラであり、自宅20内の映像を撮影する装置である。音入力部22は、例えばマイクであり、自宅20内から入力された音を出力する装置である。表示部23は、例えば液晶パネルまたは有機ELパネルなどの表示パネルであり、種々の情報を映像として出力する装置である。音出力部24は、例えばスピーカであり、種々の情報を音として出力する装置である。
通信部27は、無線方式及び有線方式の少なくとも一方が採用された通信モジュールであり、制御部28をインターネットに通信自在に接続する。
制御部28は、自宅20内に備わる各種機器を制御する、CPU、RAM、ROMなどを備えたコントローラである。制御部28は、撮像部21と、音入力部22と、表示部23と、音出力部24と、通信部27と電気的に接続されている。制御部28は、通信部27を介して外部から受信した制御情報に基づいて、自宅20内の各種機器を制御する場合もある。また、制御部28は、各種機器から取得した情報を、通信部27を介して外部に送信するようになっている。通信部27から外部に送信する情報は、遠隔地情報の一例であり、例えば撮像部21が撮影した自宅20内の映像と、音入力部22から出力された音とが含まれている。通信部27から送信された遠隔地情報によって、個室ブース100では、自宅20内の映像及び音を取得し、再生することが可能である。
[端末装置]
端末装置30は、例えばスマートフォン、ダブレット端末、PCなどのユーザが所有する端末装置であり、インターネットに接続可能な端末装置である。ユーザは、端末装置30を操作することで個室ブース100を予約することができる。端末装置30は、この予約情報を、インターネットを介してスケジュールサーバ装置50に送信する。予約情報には、複数の個室ブース100のうち、予約の対象となる個室ブース100の識別情報と、ユーザの識別情報と、予約の日時などが含まれている。端末装置30からの予約は、予約用のサイトにアクセスすることで行ってもよいし、予約用のアプリケーションから行ってもよいし、メールを送信することで行ってもよい。
[スケジュールサーバ装置]
スケジュールサーバ装置50は、各ユーザの端末装置30から送信された予約情報を管理するためのサーバ装置である。スケジュールサーバ装置50は、インターネットを介して、各ユーザの端末装置30と、オフィス10と、自宅20と、個室ブース100と、管理サーバ装置40と通信自在になっている。スケジュールサーバ装置50は、時々刻々変化する各個室ブース100に対する予約状況及び予約情報を管理し、管理サーバ装置40に送信する。
また、スケジュールサーバ装置50は、各ユーザの端末装置30からアクセスがあった場合に、現時点での個室ブース100の予約状況を当該端末装置30に送信してもよい。これにより、各ユーザは、端末装置30で予約状況を確認しながら空いている時間に個室ブース100の予約を入れることが可能である。
[管理サーバ装置]
管理サーバ装置40は、オフィス10及び個室ブース100の入退室情報を管理するサーバ装置である。管理サーバ装置40は、インターネットを介して、各ユーザの端末装置30と、オフィス10と、自宅20と、個室ブース100と、スケジュールサーバ装置50と通信自在になっている。管理サーバ装置40は、予約情報の対象となる個室ブース100に対して開錠情報を送信する。開錠情報には、予約したユーザの識別情報と、予約の日時などが含まれている。また、管理サーバ装置40は、オフィス10及び個室ブース100から施錠情報が送信されると、そのオフィス10または個室ブース100を空室として、入退室情報を更新する。
また、管理サーバ装置40は、複数のオフィス10及び複数の個室ブース100の入退室情報を管理している。例えば、ユーザによっては接続制限が設定されたオフィスも存在しうる。管理サーバ装置40は、各オフィス10に対する接続制限の有無をユーザ毎に管理している。管理サーバ装置40は、個室ブース100を開錠するための開錠情報に、ユーザの各オフィス10に対する接続制限の有無も含めている。これにより、ユーザが個室ブース100から各オフィス10に接続する際に、接続制限があるオフィス10に対しては接続が禁止される。
[個室ブース]
個室ブース100は、例えば、集合住宅の共用施設、または駅、ホテル、カフェ、カラオケ店、他の商業施設などの公共の場に設置され、ユーザが滞在するための個室110(図2参照)を有する個室ブースである。個室ブース100は、撮像部101と、音入力部102と、表示部103と、音出力部104と、環境制御機器105と、入退室管理部106と、通信部107と、受付部109と、制御部108と、を備えている。
撮像部101は、例えばカメラであり、個室ブース100内の映像を撮影する装置である。音入力部102は、例えばマイクであり、個室ブース100内の音が入力される装置である。なお、ユーザが個室ブース100内に持ち込み、個室ブース100に接続された端末装置30を、撮像部101及び音入力部102として機能させてもよい。
表示部103は、例えば液晶パネルまたは有機ELパネルなどの表示パネルであり、種々の情報を映像として出力する装置である。音出力部104は、例えばスピーカであり、種々の情報を音として出力する装置である。音出力部104は、音情報を立体音響として出力可能となっている。表示部103及び音出力部104は、個室ブース100とオフィス10または自宅20とがインターネットを介してアクセスされている際には、オフィス10または自宅20から出力された映像及び音の少なくとも一方を出力する遠隔地情報出力部の一例である。
環境制御機器105は、個室ブース100内の環境を制御するための機器を含む。具体的には、環境制御機器105は、空調機器1051と、照明機器1052とを含んでいる。空調機器1051は、例えば空気清浄機またはエアコンディショナーなどの個室ブース100内の空気を調節する機器である。なお、空調機器1051は、温度調節を行わない吸気ファン、送風ファンであってもよい。つまり、空調機器1051は、温度調節機能を有していなくてもよい。
照明機器1052は、個室ブース100内を照明する機器であり、例えばダウンライト、シーリングライト、カラーバーのような照明光の調光及び調色が可能な機器である。
入退室管理部106は、個室ブース100への入退室を管理する装置であり、例えば顔認証及びIDカードによる認証と、管理サーバ装置40から送信された開錠情報とに基づいて、個室ブース100の扉112(図2参照)を開閉する。例えば、入退室管理部106は、顔認証またはIDカードでの認証により取得したユーザの識別情報及びその時点の日時と、開錠情報に含まれるユーザの識別情報及び予約の日時と照合し、適合した場合には扉112を開錠し、適合しなかった場合には扉112を開錠しない。
通信部107は、無線方式及び有線方式の少なくとも一方が採用された通信モジュールであり、制御部108をインターネットに通信自在に接続する。通信部107は、取得部の一例であり、オフィス10の通信部17から送信された遠隔地情報と、自宅20の通信部27から送信された遠隔地情報とを取得する。遠隔地情報とは、個室ブース100に対して遠隔地となる箇所(本実施の形態ではオフィス10及び自宅20)から送信された情報である。
受付部109は、ユーザからの操作を受け付ける入力装置である。具体的には、受付部109は、ボタン式あるいはタッチパネル式の入力装置である。受付部109は、個室ブース100内に備え付けられた入力装置であってもよいし、ユーザが所有する端末装置30であってもよい。受付部109は、ユーザが所望する少なくとも1つのモードを受け付けるようになっている。
ここで、モードとは、制御部108が個室ブース100内の環境を制御するうえで基準となる環境状態である。モードには、集中モード、休息モード、自宅モード、オフィスモードなどが含まれている。集中モードは、個室ブース100内でユーザがタスク(仕事、作業、学業など)に集中するための環境状態である。休息モードは、個室ブース100内でユーザが休息するための環境状態である。自宅モードは、個室ブース100と自宅20とを連携させる際の環境状態である。オフィスモードは、個室ブース100とオフィス10とを連携させる際の環境状態である。なお、モードには、これら以外の環境状態が含まれていてもよい。ユーザは、集中モード、休息モード、自宅モード、オフィスモードなどから1つ選択し、その選択結果を受付部109に入力することで、当該モードを受付部109が受け付ける。
制御部108は、個室ブース100内に備わる各種機器を制御する、CPU、RAM、ROMなどを備えたコントローラである。制御部108は、撮像部101と、音入力部102と、表示部103と、音出力部104と、環境制御機器105と、入退室管理部106と、通信部107と、受付部109と電気的に接続されている。制御部108は、各種機器から取得した情報を、通信部107を介して外部に送信するようになっている。通信部107から外部に送信する情報は、例えば撮像部101が撮影した個室ブース100内の映像と、音入力部102から出力された音とが含まれている。通信部107から送信された情報によって、オフィス10または自宅20では、個室ブース100内の映像及び音を取得し、再生することが可能である。また、制御部108は、通信部107を介して外部から受信した遠隔地情報と、受付部109で受け付けたモードとに基づいて、個室ブース100内の各種機器を制御することで環境制御を実行する。環境制御の具体的な制御方法については後述する。
次に、個室ブース100の具体的構造について説明する。図2は、実施の形態に係る個室ブース100の概略構成を示す平面図である。図3は、実施の形態に係る個室ブース100の概略構成を示す断面図である。図2及び図3に示すように、個室ブース100は、全体が箱型に形成されており、その内部空間が個室110となっている。個室ブース100において側壁部には、出入口111と、当該出入口111を開閉する扉112とが設けられている。個室ブース100の側壁部において外面には、扉112の近傍に入退室管理部106が取り付けられている。扉112は、手動式あるいは自動式であってもよいが、手動式の場合には入退室管理部106により開錠または施錠されるようになっており、自動式の場合には入退室管理部106の制御により自動で開閉するようになっている。
個室ブース100の個室110内には、出入口111の近傍に机113と、椅子114とが設置されている。個室110内において、机113を介して椅子114に対向する壁面には、表示部103が取り付けられている。図示は省略するが、撮像部101、音入力部102及び制御部108は表示部103の近傍に配置されている。表示部103の上方には、音出力部104が配置されている。個室110内には、照明機器1052が取り付けられている。例えば、照明機器1052としては、個室110の天井に取り付けられた直接照明機器1052aと、空調機器1051の近傍に設けられた間接照明機器1052bとを含んでいる。
また、個室110内において、椅子114の背もたれ側の空間には、空調機器1051が配置されている。空調機器1051の上部には、送風口1053が設けられていて、中段には吸気口1054が設けられていて、椅子114の下方には吸気口1055が設けられている。
また、空調機器1051には、第一吸気ファン1056と、第二吸気ファン1057と、これらを制御する空調制御部1058とが設けられている。第一吸気ファン1056は、送風口1053及び吸気口1054に連通しており、吸気口1054から吸い込んだ空気を送風口1053に搬送するための送風機である。第二吸気ファン1057は、送風口1053及び吸気口1055に連通しており、吸気口1055から吸い込んだ空気を送風口1053に搬送するための送風機である。
図4は、実施の形態に係る空調制御部1058の機能構成を示すブロック図である。図4に示すように、空調制御部1058は、第一吸気ファン1056、第二吸気ファン1057及び制御部108と電気的に通信可能に接続されており、制御部108からの制御指示に基づいて、第一吸気ファン1056及び第二吸気ファン1057を制御する。図4に示す各機能ブロックは、ハードウェア的には、コンピュータのCPUをはじめとする素子や機械装置で実現でき、ソフトウェア的にはコンピュータプログラム等によって実現されるが、ここでは、それらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。したがって、これらの機能ブロックはハードウェア、ソフトウェアの組み合わせによっていろいろな形で実現できることは、本明細書に触れた当業者には理解されるところである。
空調制御部1058は、第一動作制御部1061と、第二動作制御部1062と、受信部1063と、処理部1064と、を有する。第一動作制御部1061は、処理部1064から出力される情報を基に、第一吸気ファン1056の動作を制御する。処理部1064から出力される情報は、第一吸気ファン1056の運転出力に係る情報である。第二動作制御部1062は、処理部1064から出力される情報を基に、第二吸気ファン1057の動作を制御する。処理部1064から出力される情報は、第二吸気ファン1057の運転出力に係る情報である。受信部1063は、制御部108からの制御指示を受信する。処理部1064は、受信部1063が受信した制御指示に基づく処理を行い、第一動作制御部1061及び第二動作制御部1062のいずれか、または両方に対して処理の結果を出力する。これにより、空調機器1051は、制御部108の制御指示に基づき、第一吸気ファン1056及び第二吸気ファン1057の動作状態を切り替えて、送風口1053からの送風をすることで、個室110内に異なる気流を発生させることができる。
[個室ブースの環境制御]
次に、個室ブース100における環境制御について説明する。図5は、実施の形態に係る個室ブース100と、他の機器との制御の流れを示すシーケンス図である。
図5に示すように、まず端末装置30は、ユーザからの操作に基づいて個室ブース100の予約を行う(ステップS1)。この際、端末装置30からはスケジュールサーバ装置50に予約情報が送信される。
スケジュールサーバ装置50は、各ユーザの端末装置30から送信された予約情報を受信すると、その予約情報を予約状況に登録し、管理する(ステップS2)。その後、スケジュールサーバ装置50は、各個室ブース100の予約状況及び予約情報を管理サーバ装置40に送信する(ステップS3)。管理サーバ装置40は、各個室ブース100に対する予約情報から開錠情報を作成し、対象となる個室ブース100へ送信する(ステップS4)。
個室ブース100では、入退室管理部106で顔認証またはIDカードでの認証が実行され、開錠情報との照合が適合すると、扉112が開錠される(ステップS5)。これにより、ユーザが個室ブース100内に入場可能となる。
個室ブース100内に入場したユーザは、自身のPC(端末装置30の一例)を通信部107に接続して、インターネットにより個室ブース100と、遠隔地(オフィス10及び自宅20)とを相互にアクセス可能な状態とする(ステップS6)。なお、個室ブース100内にPCが据え付けられている場合には、ユーザは、当該PCで個室ブース100と、オフィス10及び自宅20とを相互にアクセス可能な状態としてもよい。
ユーザは、受付部109に対して所望するモードを入力する。これにより、個室ブース100の制御部108は、環境制御を実行する(ステップS7)。具体的には、制御部108は、受付部109で受け付けられたモードに基づき、遠隔地情報出力部(表示部103及び音出力部104)と、環境制御機器105とを制御する。
以下、各モードにおける環境制御の具体例について説明する。
集中モードが選択されている場合には、制御部108は、集中に適した環境が個室ブース100内にて実現されるように遠隔地情報出力部(表示部103及び音出力部104)と、環境制御機器105とを制御する。例えば、制御部108は、表示部103及び音出力部104をOFF状態とし、オフィス10及び自宅20からの出力を遮断する。なお、制御部108は、集中に適した映像及び音を表示部103及び音出力部104から出力させてもよい。また、制御部108は、環境制御機器105の照明機器1052を制御して、集中に適した照明光(例えば色温度が6500Kよりも低い照明光)を照明機器1052から出力させる。さらに、制御部108は、環境制御機器105の空調機器1051を制御して、集中に適した空調を空調機器1051で実行する。各モードに適した空調・気流制御の一例については後述する。
休息モードが選択されている場合には、制御部108は、休息に適した環境が個室ブース100内にて実現されるように遠隔地情報出力部(表示部103及び音出力部104)と、環境制御機器105とを制御する。例えば、制御部108は、休息に適した映像及び音を表示部103及び音出力部104から出力させる。また、制御部108は、環境制御機器105の照明機器1052を制御して、休息に適した照明光を照明機器1052から出力させる。具体的には、制御部108は、表示部103で表示された映像に同調する明るさ及び光色となるように、照明機器1052に調光及び調色を行わせる。より具体的には、制御部108は、直接照明機器1052aをOFFとした状態で、表示部103で表示された映像に同調する明るさ及び光色となるように、間接照明機器1052bに調光及び調色を行わせる。さらに、制御部108は、環境制御機器105の空調機器1051を制御して、休息に適した空調・気流制御を空調機器1051で実行する。
オフィスモードが選択されている場合には、制御部108は、オフィス10に関連付いた環境が個室ブース100内にて実現されるように遠隔地情報出力部(表示部103及び音出力部104)と、環境制御機器105とを制御する。例えば、制御部108は、取得部である通信部107が取得した遠隔地情報に基づいて表示部103及び音出力部104を制御し、表示部103からはオフィス10内の映像を出力させ、音出力部104からはオフィス10内の音を出力させる。制御部108は、オフィス10内の映像が原寸の2/3以上2倍以内の範囲で表示されるように表示部103を制御することがよい。これにより、オフィス10と個室ブース100内との地続き感を高めることができ、オフィス10と個室ブース100内との連帯感も高められる。
また、制御部108は、環境制御機器105の照明機器1052を制御して、表示部103で表示された映像に同調する明るさ及び光色となるように、照明機器1052に調光及び調色を行わせる。具体的には、制御部108は、表示部103で表示された映像に同調する明るさ及び光色となるように、直接照明機器1052a及び間接照明機器1052bのそれぞれに調光及び調色を行わせる。これにより、オフィス10と個室ブース100内との連帯感が高められる。
さらに、制御部108は、環境制御機器105の空調機器1051を制御して、オフィスモードに適した空調・気流制御を空調機器1051で実行する。
自宅モードが選択されている場合には、制御部108は、自宅20に関連付いた環境が個室ブース100内にて実現されるように遠隔地情報出力部(表示部103及び音出力部104)と、環境制御機器105とを制御する。例えば、制御部108は、取得部である通信部107が取得した遠隔地情報に基づいて表示部103及び音出力部104を制御し、表示部103からは自宅20内の映像を出力させ、音出力部104からは自宅20内の音を出力させる。制御部108は、自宅20内の映像が原寸の2/3以上2倍以内の範囲で表示されるように表示部103を制御することがよい。これにより、自宅20と個室ブース100内との地続き感を高めることができ、自宅20と個室ブース100内との連帯感も高められる。
また、制御部108は、環境制御機器105の照明機器1052を制御して、表示部103で表示された映像に同調する明るさ及び光色となるように、照明機器1052に調光及び調色を行わせる。具体的には、制御部108は、表示部103で表示された映像に同調する明るさ及び光色となるように、直接照明機器1052a及び間接照明機器1052bのそれぞれに調光及び調色を行わせる。これにより、自宅20と個室ブース100内との連帯感が高められる。
さらに、制御部108は、環境制御機器105の空調機器1051を制御して、自宅モードに適した空調・気流制御を空調機器1051で実行する。
なお、制御部108は、個室ブース100がオフィス10または自宅20にアクセスした時点でオフィスモードまたは自宅モードの環境制御を実行してもよい。この場合、個室ブース100とオフィス10または自宅20とのアクセスが確立された時点を制御部108が取得し、オフィスモードまたは自宅モードの環境制御を実行することになる。個室ブース100がオフィス10または自宅20にアクセスすることは、ユーザが自ら行う作業であるので、ユーザがオフィスモードまたは自宅モードを所望しているとも言える。つまり、この場合においては、制御部108は、ユーザが所望するモードを受け付ける受付部として機能していると言える。
次に、各モードに適した空調・気流制御について説明する。図6は、実施の形態に係る個室ブース100内に発生した、各モードでの気流を示す説明図である。図6の(a)は集中モードでの気流を示し、図6の(b)はオフィスモードまたは自宅モードでの気流を示し、図6の(c)は休息モードでの気流を示している。図6中、矢印は気流を表している。
集中モードでの環境制御時では制御部108は、空調機器1051の空調制御部1058に対して集中モードでの制御指示を出力する。空調制御部1058では、受信部1063が集中モードでの制御指示を受信すると、処理部1064が当該制御指示に基づく情報を第一動作制御部1061及び第二動作制御部1062に出力する。これにより、第一動作制御部1061及び第二動作制御部1062が、集中モードで第一吸気ファン1056及び第二吸気ファン1057を制御する。具体的には、第一吸気ファン1056が動作状態となって、第二吸気ファン1057が非動作状態となるので、図6の(a)に示すように、ユーザの上半身にあたる強気流(覚醒刺激気流)が発生する。
オフィスモードまたは自宅モードでの環境制御時では制御部108は、空調機器1051の空調制御部1058に対してオフィスモードまたは自宅モードでの制御指示を出力する。空調制御部1058では、受信部1063がオフィスモードまたは自宅モードでの制御指示を受信すると、処理部1064が当該制御指示に基づく情報を第一動作制御部1061及び第二動作制御部1062に出力する。これにより、第一動作制御部1061及び第二動作制御部1062が、オフィスモードまたは自宅モードで第一吸気ファン1056及び第二吸気ファン1057を制御する。具体的には、第一吸気ファン1056が非動作状態となって、第二吸気ファン1057が動作状態となるので、図6の(b)に示すように、ユーザの全身にマイルドにあたる弱気流が発生する。
休息モードでの環境制御時では制御部108は、空調機器1051の空調制御部1058に対して休息モードでの制御指示を出力する。空調制御部1058では、受信部1063が休息モードでの制御指示を受信すると、処理部1064が当該制御指示に基づく情報を第一動作制御部1061及び第二動作制御部1062に出力する。これにより、第一動作制御部1061及び第二動作制御部1062が、休息モードで第一吸気ファン1056及び第二吸気ファン1057を制御する。具体的には、第一吸気ファン1056及び第二吸気ファン1057が動作状態となるので、図6の(c)に示すように、ユーザの全身に爽快にあたる中気流が発生する。
図5に戻り、ユーザが個室ブース100から退場し、入退室管理部106に対して施錠指示を入力すると、入退室管理部106は、扉112を施錠するとともに、通信部107を介して管理サーバ装置40に施錠情報を送信する(ステップS8)。これにより、管理サーバ装置40では、個室ブース100が空室となったことを認識し、その個室ブース100を空室として入退室情報を更新する(ステップS9)。
[効果など]
以上のように、本実施の形態に係る環境制御システム(パフォーマンス・マネジメントシステム1)は、遠隔地(オフィス10及び自宅20)からの映像及び音の少なくとも一方を含む遠隔地情報を取得する取得部(通信部107)と、取得部が取得した遠隔地情報を出力する遠隔地情報出力部(表示部103、音出力部104)と、個室110内におけるユーザが所望するモードを受け付ける受付部109と、個室110内の環境を制御するための環境制御機器105と、受付部109で受け付けられたモードに基づき、遠隔地情報出力部及び環境制御機器105を制御する制御部108とを備える。
また、本実施の形態に係る個室ブース100は、上記環境制御システムと、個室110とを有する。
これによれば、制御部108が受付部109で受け付けられたモードに基づき、遠隔地情報出力部及び環境制御機器105を制御するので、ユーザが所望するモードに応じた環境を個室ブース100内に実現することができる。したがって、ユーザが集中したいときには、集中に適した環境が個室ブース100内に実現されるので、ユーザの集中度合いを高めることができる。一方、ユーザが休息したいときには、休息に適した環境が個室ブース100内に実現されるので、ユーザのリラックス度合いを高めることができる。このように、本実施の形態に係る個室ブース100では、タスクに対する集中度合い及び休息時のリラックス度合いを高めることができる。
また、遠隔地は、ユーザの自宅20と、ユーザのオフィス10との少なくとも一方を含んでいるので、自宅20の遠隔地情報とオフィス10の遠隔地情報との少なくとも一方を遠隔地情報出力部で出力することができる。これにより、個室ブース100内と自宅20及びオフィス10の少なくとも一方との連帯感を高めることができる。
また、ユーザが集中を所望する集中モードがモードに含まれているので、集中に適した環境を確実に個室ブース100内に実現することができる。
また、ユーザが休息を所望する休息モードがモードに含まれているので、休息に適した環境を確実に個室ブース100内に実現することができる。
また、個室ブース100は、個室110の扉112を開閉するための入退室管理部106を備え、入退室管理部106は、顔認証またはIDカードによる認証に基づいて扉112を開閉する。
これによれば、入退室管理部106が、顔認証またはIDカードによる認証に基づいて扉112を開閉するので、ユーザが開錠動作または施錠動作をしなくとも容易に扉112を開閉することができる。
また、IDカードが交通系ICカードであるので、例えば個室ブース100を駅構内または近傍に設置した場合においては、その駅の利用者が所有する交通系ICカードで個室ブース100の扉112を開閉することができ、好適である。
また、環境制御機器105は、照明機器1052を含み、制御部108は、遠隔地情報出力部が遠隔地情報として遠隔地からの映像を出力する場合には、当該映像に同調した照明光となるように、照明機器1052を制御する。
これによれば、遠隔地情報出力部が遠隔地情報として遠隔地からの映像を出力する場合には、当該映像に同調した照明光を照明機器1052が照射するので、遠隔地(自宅20またはオフィス10)と個室ブース100内との連帯感を高めることができる。
また、遠隔地情報出力部である音出力部104は、遠隔地情報として遠隔地からの音を出力する場合に、当該音を立体音響で出力するので、個室ブース100内に臨場感のある音を出力することができる。したがって遠隔地と個室ブース100内との連帯感を高めることができる。
また、環境制御機器105は、空調機器1051を含み、制御部108は、受付部109で受け付けられたモードに基づき、空調機器1051を制御する。
これによれば、受付部109で受け付けられたモードに基づき、空調機器1051が個室ブース100内の空調・気流制御を行うので、モードに適した空調・気流制御を実現することができる。したがって、ユーザが集中したいときには、より集中することができ、ユーザが休息したいときには、よりリラックスすることが可能である。
(その他)
以上、実施の形態について説明したが、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではない。以降の説明において上記実施の形態と同一の部分については同一の符号を付しその説明を省略する場合がある。
図7は、変形例に係る個室ブース100Aを示すブロック図である。この変形例では、通信部107aは、個室ブース100A内のユーザが装着しているウエアラブル式のバイタルセンサ160(例えばスマートウオッチ等)と通信自在となっている。通信部107aは、バイタルセンサ160から、ユーザのバイタル情報を取得するバイタル情報取得部の一例である。制御部108aは、通信部107aから取得したバイタル情報に基づき、表示部103a及び音出力部104aの少なくとも一方を制御することで、ユーザに対してモードの切り替えを促す情報を報知させる。つまり、表示部103a及び音出力部104aの少なくとも一方は、報知部の一例である。具体的には、制御部108aは、集中モード時において、ユーザのバイタル情報を解析することでユーザの疲れ度合いを推測し、その疲れ度合いが所定度合いを超えている場合には、休息モードに切り替える情報を報知部に報知させる。これにより、ユーザが過度に疲れることを抑制することが可能である。
また、制御部108aは、通信部107aから取得したバイタル情報に基づき、モードを切り替えて遠隔地情報出力部(表示部103a、音出力部104a)及び環境制御機器105を制御してもよい。具体的には、制御部108aは、集中モード時において、ユーザのバイタル情報を解析することでユーザの疲れ度合いを推測し、その疲れ度合いが所定度合いを超えている場合には、集中モードから休息モードに自動的に切り替わるように、遠隔地情報出力部及び環境制御機器105を制御する。このように、ユーザのバイタル情報に基づいてモードが自動的に切り替わることになるので、ユーザの負担を抑制することが可能である。
なお、ユーザのバイタル情報は、撮像部101が撮影したユーザの映像から求めることも可能である。この場合、制御部108aは、撮像部101が撮影した映像からユーザの映像を抽出し、画像解析を行うことで、当該ユーザのバイタル情報を求めることができる。この場合、撮像部101及び制御部108aがバイタル情報取得部の一例である。
また、空調機器1051は香りも含めて空調・気流制御をしてもよい。空調機器1051は、集中モードでは頭脳明晰効果が期待される香り(例えばハーブ系)を気流に含め、休息モードではリラックス効果が期待される香り(例えばウッド系)を気流に含め、オフィスモードまたは自宅モードでは親しみ効果が期待される香り(例えばシトラス系)を気流に含める。
また、空調機器1051では、モード毎に風の当たる位置を規定しておき、各モードの中で各ファン(第一吸気ファン1056及び第二吸気ファン1057)の動作設定(例えば強、中、弱)を選択できてもよい。
また、端末装置30にNFCが搭載されている場合には、管理サーバ装置40は端末装置30に開錠情報を送信し、当該端末装置30のNFCに記憶された開錠情報に基づいて、入退室管理部106で認証を行ってもよい。また、顔認証またはIDカードによる認証と、NFCを用いた認証との両者を行ってもよい。また、端末装置30に備わるNFCを用いて施錠情報の作成、送信を行ってもよい。
また、上記実施の形態では、遠隔地(オフィス10及び自宅20)からの映像及び音のそれぞれを含む遠隔地情報を通信部107が取得し、この取得された遠隔地情報を表示部103及び音出力部104が出力する場合を例示した。しかしながら、遠隔地情報は、映像及び音の一方のみであってもよく、この場合、個室ブースは、取得した遠隔地情報に対応する出力部のみ(表示部103及び音出力部104の一方)を備えていてもよい。
また、上記実施の形態において、各構成要素は、各構成要素に適したソフトウェアプログラムを実行することによって実現されてもよい。各構成要素は、CPU又はプロセッサなどのプログラム実行部が、ハードディスク又は半導体メモリなどの記録媒体に記録されたソフトウェアプログラムを読み出して実行することによって実現されてもよい。
また、各構成要素は、ハードウェアによって実現されてもよい。例えば、各構成要素は、回路(又は集積回路)でもよい。これらの回路は、全体として1つの回路を構成してもよいし、それぞれ別々の回路でもよい。また、これらの回路は、それぞれ、汎用的な回路でもよいし、専用の回路でもよい。
また、本発明の全般的又は具体的な態様は、システム、装置、方法、集積回路、コンピュータプログラム又はコンピュータ読み取り可能なCD-ROMなどの記録媒体で実現されてもよい。また、システム、装置、方法、集積回路、コンピュータプログラム及び記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。例えば、本発明は、個室ブースを制御するコンピュータが実行する制御方法として実現されてもよいし、このような制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムとして実現されてもよい。また、本発明は、このようなプログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な非一時的な記録媒体として実現されてもよい。
その他、各実施の形態に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態、又は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各実施の形態における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本発明に含まれる。
1 パフォーマンス・マネジメントシステム(環境制御システム)
10 オフィス(遠隔地)
20 自宅(遠隔地)
100、100A 個室ブース
103、103a 表示部(遠隔地情報出力部)
104、104a 音出力部(遠隔地情報出力部)
105 環境制御機器
106 入退室管理部
107 通信部(取得部)
107a 通信部(取得部、バイタル情報取得部)
108、108a 制御部
109 受付部
110 個室
112 扉
151 空調機器
152 照明機器
160 バイタルセンサ
1051 空調機器
1052 照明機器
1053 送風口

Claims (12)

  1. ユーザが滞在する個室の環境を制御するための環境制御システムであって、
    遠隔地からの映像及び音の少なくとも一方を含む遠隔地情報を取得する取得部と、
    前記取得部が取得した前記遠隔地情報を出力する遠隔地情報出力部と、
    前記個室内における前記ユーザが所望するモードを受け付ける受付部と、
    前記個室内の環境を制御するための環境制御機器と、
    前記受付部で受け付けられた前記モードに基づき、前記遠隔地情報出力部及び前記環境制御機器を制御する制御部とを備える
    環境制御システム。
  2. 前記遠隔地は、前記ユーザの自宅と、前記ユーザのオフィスとの少なくとも一方を含む
    請求項1に記載の環境制御システム。
  3. 前記モードは、前記ユーザが集中を所望する集中モードを含む
    請求項1または2に記載の環境制御システム。
  4. 前記モードは、前記ユーザが休息を所望する休息モードを含む
    請求項1~3のいずれか一項に記載の環境制御システム。
  5. 前記個室の扉を開閉するための入退室管理部を備え、
    前記入退室管理部は、顔認証またはIDカードによる認証に基づいて前記扉を開閉する
    請求項1~4のいずれか一項に記載の環境制御システム。
  6. 前記IDカードは、交通系ICカードである
    請求項5に記載の環境制御システム。
  7. 前記環境制御機器は、照明機器を含み、
    前記制御部は、前記遠隔地情報出力部が前記遠隔地情報として前記遠隔地からの映像を出力する場合には、当該映像に同調した照明光となるように、前記照明機器を制御する
    請求項1~6のいずれか一項に記載の環境制御システム。
  8. 前記遠隔地情報出力部は、前記遠隔地情報として前記遠隔地からの音を出力する場合に、当該音を立体音響で出力する
    請求項1~7のいずれか一項に記載の環境制御システム。
  9. 前記環境制御機器は、空調機器を含み、
    前記制御部は、前記受付部で受け付けられた前記モードに基づき、前記空調機器を制御する
    請求項1~8のいずれか一項に記載の環境制御システム。
  10. 前記ユーザのバイタル情報を取得するバイタル情報取得部と、
    報知部とを有し、
    前記制御部は、前記バイタル情報取得部が取得した前記バイタル情報に基づき、前記ユーザに対して前記モードの切り替えを促す情報を、前記報知部で報知させる
    請求項1~9のいずれか一項に記載の環境制御システム。
  11. 前記ユーザのバイタル情報を取得するバイタル情報取得部を有し、
    前記制御部は、前記バイタル情報取得部が取得した前記バイタル情報に基づき、前記モードを切り替えて前記遠隔地情報出力部及び前記環境制御機器を制御する
    請求項1~10のいずれか一項に記載の環境制御システム。
  12. 請求項1~11のいずれか一項に記載の環境制御システムと、前記個室とを備えた個室ブース。
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