JP2022173293A - 風力発電システム - Google Patents

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Abstract

Figure 2022173293000001
【課題】システム出力の力率を任意に制御できる風力発電システムを提供する。
【解決手段】出力先に交流電力を出力する風力発電システム1は、風力発電を行うウインドファーム10と、ウインドファーム10よりも出力側に設けられる変換ユニット20と、変換ユニット20の出力端に接続され、出力先へ無効電力を供給する同期機40と、変換ユニット20と同期機40との合流点より出力側に設けられ、合流点より出力側のリアクタンスを調整する調整部50と、を備え、調整部50は、ウインドファーム10の出力変動に応じて、当該風力発電システム1の出力の力率角を一定に維持するようにリアクタンスを調整して、出力の有効電力および無効電力を制御する。
【選択図】図1

Description

本開示は、風力発電システムに関する。
従来、風力発電システムに同期機を組み合わせることにより、システム出力の安定化を図ることが提案されている(例えば特許文献1)。
また、近年、世界各国では発電関連設備の安全性、信頼性を担保するための法規制、所謂グリッドコードが定められている。ある国に風車を納入する際には、この国のグリッドコードに沿った製品でなければ国内で使用できない。例えば非特許文献1に記載されるように、デンマークのグリッドコードでは、有効電力を1pu(per unit)供給するときには、無効電力も±0.33puの範囲として、進み力率0.95から遅れ力率0.95の範囲で電力を供給することが要求される。
特開2015-002597号公報
V. Yaramasu 他、"High-Power Wind Energy Conversion Systems: State-of-the-Art and Emerging Technologies"、Proceedings of the IEEE、2015年5月、Vol.103、No.5、p.740~788
特許文献1に記載の従来の発電システムでも、各国のグリッドコードに対応できるよう、システム出力の有効電力だけでなく無効電力も制御できる、すなわち、システム出力の力率を任意に制御できることが望ましい。
本開示は、システム出力の力率を任意に制御できる風力発電システムを提供することを目的とする。
本発明の実施形態の一観点に係る風力発電システムは、出力先に交流電力を出力する風力発電システムであって、風力発電を行うウインドファームと、前記ウインドファームよりも出力側に設けられる変換ユニットと、前記変換ユニットの出力端に接続され、前記出力先へ無効電力を供給する同期機と、前記変換ユニットと前記同期機との合流点より出力側に設けられ、前記合流点より出力側のリアクタンスを調整する調整部と、を備え、前記調整部は、前記ウインドファームの出力変動に応じて、当該風力発電システムの出力の力率角を一定に維持するように前記リアクタンスを調整して、前記出力の有効電力および無効電力を制御する。
本開示によれば、システム出力の力率を任意に制御できる風力発電システムを提供することができる。
本発明の一実施形態に係る発電システムの一例としての風力発電システムの概略構成を示す機能ブロック図である。 図1に示す風力発電システムのインバータ出力側の等価回路を示す図である。 所定条件下で、図1及び図2に示した風力発電システムにおいて、システム出力が1puのときに進み力率pf=0.95を実現するフェーザ図である。 所定条件下で、図1及び図2に示した風力発電システムにおいて、システム出力が0.5puのときに進み力率pf=0.95を実現するフェーザ図である。
以下、添付図面を参照しながら実施形態について説明する。説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の符号を付して、重複する説明は省略する。
図1は、本発明の一実施形態に係る発電システムの一例としての風力発電システム1の概略構成を示す機能ブロック図である。
本実施形態の風力発電システム1は、風力発電機の出力を一旦コンバータ(図示せず)で直流電力に変換し、インバータ22により再度一定の電圧及び周波数の交流電力に変換して、三相負荷または電力系統などの出力先(以下では単に「負荷」とも表記する)に供給するDCリンク方式の風力発電システムである。
風力発電システム1は、図1に示すように、ウインドファーム10(発電機)と、変換ユニット20(発電機)と、波形改善リアクトル30(波形改善部)と、同期調相機40(同期機)と、補償リアクトル50(調整部)と、コントローラ60と、を有する。
ウインドファーム10は、風力発電を行うための複数の発電用風車(図示せず)を有し、これらの風車を電気的に接続して構成される施設である。なお、ウインドファーム10の各風車は直列または並列に接続され、ウインドファーム10はこれらの風車により生成された直流電力を合成して出力する。なお、風力発電システム1は、発電機としてウインドファームの代わりに単数の発電用風車を有する構成でもよい。
変換ユニット20は、ウインドファーム10の各風車からそれぞれ出力される直流電力の総和を入力し、その総和を交流電力に変換する。例えば変換ユニット20は、直流リアクトル21とインバータ22とを有する。直流リアクトル21は、ウインドファーム10から送られた直流電流を平滑化する。図1に示した例では、直流リアクトル21はインダクタンスLdcのコイルから成る構成を示しているが、他の構成としてもよい。
インバータ22は、直流リアクトル21によって平滑化された直流電流を交流電流に変換する。インバータ22には、例えば他励式サイリスタインバータが採用可能である。ただし、サイリスタインバータ以外のインバータであっても、外部からの信号によって入力電圧Edを制御可能な、自己消弧型素子を用いた電流形インバータであれば、インバータ22に採用可能である。入力電圧Edを制御するための、インバータ22の外部から調整可能なパラメータを、以下において「インバータパラメータ」という。インバータ22にサイリスタインバータを採用した場合は、制御進み角γを調整することにより、入力電圧Edが制御される。つまり、制御進み角γがインバータ22のインバータパラメータである。
変換ユニット20により出力された交流電力は、波形改善リアクトル30に入力される。本実施形態では、ウインドファーム10及び変換ユニット20が、交流電力を出力する発電機として機能する。変換ユニット20が出力する交流電力のうちの交流電流を、以下では「インバータ出力電流IINV」とも表記する。なお、本実施形態では、インバータ22は電流形であるため、インバータ出力電流IINVはほぼ方形波形状となる。
波形改善リアクトル30は、変換ユニット20を介してウインドファーム10の出力端に接続されている。図1に示した例では、波形改善リアクトル30は、変換ユニット20の出力端に直列に接続された2つのコイル31,32を有する。両コイル31,32は、同一鉄心上に図示の極性で巻装されている。
波形改善リアクトル30は、図1に示すように、2つのコイル31,32の自己インダクタンスL1,L2と、両コイル31,32間の相互インダクタンスMを適切に選定することにより、同期調相機40の初期過渡インダクタンスを等価的に打ち消すことができる。この結果、変換ユニット20のインバータ22のサイリスタの転流時に発生する出力電圧の跳躍や陥没などの歪みを本質的に除去することができ、これにより、常に高品質の電力を出力することができる。
また、図1に示すように、波形改善リアクトル30の両コイル31,32の間の直列接続点33(合流点)が、同期調相機40と接続されている。この接続により、波形改善リアクトル30は、変換ユニット20が出力する交流電力と、同期調相機40が出力する電力とを合成した電力を出力する。
同期調相機40は、変換ユニット20のインバータ22のサイリスタの転流と、風力発電システム1の出力先の負荷とが必要とする無効電力を供給する役割を担う。なお、同期調相機40は、界磁電流Ifを調整することによって、内部誘導起電力Viを調整でき、これにより無効電力の出力を調整できる。
図2は、図1に示す風力発電システム1のインバータ出力側の等価回路を示す図である。図2では、波形改善リアクトル30は、相互誘導の無い回路に等価交換されている。図2において、波形改善リアクトル30の仮想接続点33Aよりインバータ22側のインダクタンスLαは、Lα=L1+Mである。波形改善リアクトル30の仮想接続点33Aより同期調相機40側のインダクタンスLβは、Lβ=-Mである。波形改善リアクトル30の仮想接続点33Aより出力側のインダクタンスLγは、Lγ=L2+Mである。
補償リアクトル50は、図1に示すように、変換ユニット20の出力と同期調相機40の出力との合流点である直列接続点33より出力側に設けられる。より詳細には、波形改善リアクトル30のコイル32より出力側に設けられ、波形改善リアクトル30の2つのコイル31,32と直列接続される。補償リアクトル50は、リアクタンスXcomを変更可能であり、これにより、直列接続点33より出力側のリアクタンスを調整できる。図2の等価回路で考えると、波形改善リアクトル30の仮想接続点33Aより出力側の等価リアクタンスXγと、補償リアクトル50のリアクタンスXcomとの和(Xγ+Xcom)を調整することができる。
補償リアクトル50は、例えば、コイルの巻き数を変更できる可変コイルや、異なるリアクタンスをもつ複数のコイルをスイッチで切りかえる構成によって実装できる。
コントローラ60は、ウインドファーム10、変換ユニット20、補償リアクトル50などの風力発電システム1の各要素の動作を制御する。例えば、コントローラ60は、風速計11の測定値である風速に応じて、インバータ22の制御進み角γをリアルタイムで制御する。インバータ22は、制御進み角γの調整によって入力電圧Edを調整することができる。また、コントローラ60は、風速に応じて、補償リアクトル50のリアクタンスXcomをリアルタイムで制御する。補償リアクトル50のリアクタンスの調整によってシステム出力の力率pfを制御できる。
なお、コントローラ60によるインバータ22の制御進み角γの制御など、風力発電システム1の全体的な動作に係る制御については、例えば特許文献1に記載されているのでここでは説明を省略する。
図3、図4を参照して、コントローラ60による補償リアクトル50の制御について説明する。コントローラ60は、ウインドファーム10の出力変動に応じて、システム出力POUTの力率pfを一定に維持するように補償リアクトル50のリアクタンスXcomを調整する。ここでシステム出力POUT=3×VOUT×IOUT×pfで表される。
例えば、インバータ22の基本波進み角γ-u/2を30°、波形改善リアクトル30の仮想接続点33Aにおける交流電圧Vμを2/√3pu(一定)、出力電圧VOUTを1pu(一定)との条件を設定した場合を考える。
図3は、上記の条件下で、図1及び図2に示した風力発電システム1において、システム出力POUTが1puのときに進み力率pf=0.95を実現するフェーザ図である。図3のフェーザ図では、風力発電システム1の各部の交流電流及び交流電圧の各値IINV1(IINVの基本波)、ISC1(ISCの基本波)、IOUT、Vμ、VOUTを複素フェーザで表している。なお、図3及び図4では、複素電圧フェーザ及び複素電流フェーザを次のように、文字の上部にドットを付けたベクトル表記としているが、本文ではドットを付けずに「フェーザV」、「フェーザI」と表記する。
Figure 2022173293000002
図3において、フェーザVOUTはシステム出力の電圧フェーザを示す。フェーザIOUTはシステム出力の電流フェーザを示し、進み力率pf=0.95を実現するため、フェーザVOUTに対して力率角φ=cos-1(pf)≒18.2°だけ進んでいる。
フェーザIINV1はインバータ出力電流IINVの基本波の電流フェーザを示す。フェーザIINV1は、基本波進み角γ-u/2=30(deg)を満たすように、実数部IINV1reと虚数部IINVimが定められる。フェーザVμは、仮想接続点33Aにおける電圧フェーザを示す。フェーザISC1は、同期調相機40の電機子電流ISCの基本波の電流フェーザを示す。フェーザISC1は、同期調相機40が有効電力を発生しないので、電圧フェーザVμと直交する。
フェーザj(Xγ+Xcom)・IOUTは、仮想接続点33Aより出力側のリアクタンス(すなわち波形改善リアクトル30のコイル32の等価リアクタンスXγと、補償リアクトル50のリアクタンスXcomの和)による電圧フェーザを示す。
図3に示すように、フェーザ図上では、フェーザIOUTがフェーザIINV1とフェーザISC1とのベクトル和で表され、フェーザVμがフェーザVOUTとフェーザj(Xγ+Xcom)・IOUTとのベクトル和で表される。
図4は、上記の条件下で、図1及び図2に示した風力発電システム1において、システム出力POUTが0.5puのときに進み力率pf=0.95を実現するフェーザ図である。図4のフェーザ図の概要は図3と同様である。
図4は、システム出力POUTが図3と比較して減少している状態を示すフェーザ図である。上記条件のとおりフェーザVOUTは一定なので、図4に示すように、フェーザIOUTが図3と比較して減少している。フェーザISC1がフェーザVμと直交することは図3と変わらないので、フェーザIOUTの減少と共にフェーザIINV1も図3と比べて減少している。つまり、図4のフェーザ図は、風力の減少などの原因によりインバータ出力電流IINV1(すなわちウインドファーム10の出力)が減少することによって、システム出力POUTが減少している状態を示す。
ここで、本実施形態の風力発電システム1とは異なり、システムに補償リアクトル50を設けない構成、すなわち、仮想接続点33Aより出力側のリアクタンスが固定値である構成を考える。この構成では、図3、図4のフェーザj(Xγ+Xcom)・IOUTがフェーザjXγ・IOUTとなる。この場合、図4に示すフェーザIINV1及びフェーザIOUTの減少に伴って、フェーザjXγ・IOUTも減少する。そうすると、フェーザVOUTがフェーザIOUTに接近して力率角φが減少し、システム出力の進み力率が0.95ではなくなる。つまり、ウインドファーム10の出力変動に応じて、システム出力POUTの力率pfも変動してしまう。
これに対して本実施形態の風力発電システム1では、システムの仮想接続点33Aより出力側にリアクタンスXcomを変更可能な補償リアクトル50が設けられる。この構成により、仮想接続点33Aより出力側のリアクタンスを任意に調整できる。
図3、図4に示すように、システム出力POUTの力率pf=0.95を一定に維持するためには、フェーザ図において力率角φ≒18・2°を維持できればよい。このためには、フェーザIINV1及びフェーザIOUTが変動しても、仮想接続点33Aより出力側のリアクタンスによる電圧フェーザj(Xγ+Xcom)・IOUTを一定に維持する必要がある。例えば、図4に示すようにIOUTが減少した場合には、Xcomを増やしてフェーザj(Xγ+Xcom)・IOUTを一定に維持することにより、フェーザVμ、Vout,フェーザj(Xγ+Xcom)・IOUTの幾何的関係を一定に維持できる。これにより、力率角φを一定に維持でき、システム出力POUTの進み力率pfを0.95に維持できる。
なお、図3、図4に示すフェーザ図において、システム出力POUTの進み力率pf=0.95を維持するためには、フェーザj(Xγ+Xcom)・IOUTの長さを0.9685puで一定とすればよい。同様に、フェーザj(Xγ+Xcom)・IOUTの長さを0.577puで一定とすれば、システム出力POUTの力率pfを1に固定でき、0.3442puで一定とすればシステム出力POUTを遅れ力率pf=0.95で維持できる。
このように、本実施形態の風力発電システム1は、変換ユニット20の出力端と同期調相機40の出力とが合流する直列接続点33より出力側に、直列接続点33より出力側のリアクタンスを調整する調整部として、リアクタンスXcomを変更可能な補償リアクトル50を備える。この構成により、例えば風速が変動することなどによりウインドファーム10の出力が変動した場合でも、システム出力POUTの力率pfを所望の値で維持でき、任意に制御できる。これにより、システム出力POUTの有効電力だけでなく無効電力も制御可能となり、世界各国のグリッドコードに適した電力供給が可能となり、システムの汎用性を向上できる。
また、本実施形態の風力発電システム1は、補償リアクトル50を設けてシステム出力POUTの力率pfを任意に制御できるので、システム出力POUTの無効電力も任意に制御できる。変換ユニット20のインバータ22のサイリスタの転流余裕角γ-uは、システム出力POUTの無効電力に応じて変動することが知られており、システム出力POUTの力率pfが変動して無効電力が変動した際に、転流余裕角γ-uが最低角より小さくなると転流失敗の虞がある。本実施形態では無効電力を任意に制御できるので、例えば無効電力を一定に制御すれば、転流余裕角γ-uもほぼ一定に維持することが可能となり、転流失敗を防止できる。
また、本実施形態の風力発電システム1は、変換ユニット20と同期調相機40との間に波形改善リアクトル30を備え、補償リアクトル50が波形改善リアクトル30の出力端に接続される。
この構成により、変換ユニット20のインバータ22のサイリスタの転流時に発生する出力電圧の跳躍や陥没などが、波形改善リアクトル30により除去できるので、常に高品質の電力を出力することができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、上記実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。上記実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行なうことができる。上記実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
上記実施形態では、直列接続点33より出力側のリアクタンスを調整する調整部として補償リアクトル50を例示したが、直列接続点33より出力側のリアクタンスを調整できれば他の要素を適用してもよい。例えばコンデンサを調整部として適用できる。この場合、調整部は、静電容量を変更できる可変コンデンサや、異なる静電容量をもつ複数のコンデンサをスイッチで切りかえる構成によって実装できる。
上記実施形態では、風力発電システム1を例示して説明したが、発電機は風力発電機に限られない。風力発電機以外の発電機を適用する場合には、図1のシステム図上で、ウインドファーム10を別方式の発電機に置き換えればよい。
上記実施形態では、風力発電システム1が同期調相機40を備える構成を例示したが、風力発電システム1は同期機を備えればよく、同期調相機40の代わりに同期発電機を備える構成としてもよい。同期発電機は、同期調相機と同様に、変換ユニット20のインバータ22のサイリスタの転流と、風力発電システム1の出力先の負荷とが必要とする無効電力を供給すると共に、さらに、風力発電システム1の出力先の負荷が要求する有効電力のうち、ウインドファーム10からの出力で賄うことのできない不足分の有効電力を供給する機能を担う。
また、上記実施形態では、波形改善リアクトル30が直列接続された2つのコイルから成り、両コイルの直列接続点33にて同期調相機40が接続される構成を例示したが、波形改善リアクトル30は他の構成としてもよい。例えば、波形改善リアクトル30の両端部にウインドファーム10がそれぞれ接続され、波形改善リアクトル30の2つのコイルの直列接続点33にて出力側の補償リアクトル50に接続される構成であってもよい。
また、上記実施形態では、ウインドファーム10と同期調相機40との間に波形改善リアクトル30を備える構成を例示したが、風力発電システム1は、波形改善リアクトル30を含まない構成とすることも可能である。
10 ウインドファーム
20 変換ユニット
30 波形改善リアクトル(波形改善部)
33 直列接続点(合流点)
33A 仮想接続点
40 同期調相機(同期機)
50 補償リアクトル(調整部)

Claims (4)

  1. 出力先に交流電力を出力する風力発電システムであって
    風力発電を行うウインドファームと、
    前記ウインドファームよりも出力側に設けられる変換ユニットと、
    前記変換ユニットの出力端に接続され、前記出力先へ無効電力を供給する同期機と、
    前記変換ユニットと前記同期機との合流点より出力側に設けられ、前記合流点より出力側のリアクタンスを調整する調整部と、を備え、
    前記調整部は、前記ウインドファームの出力変動に応じて、当該風力発電システムの出力の力率角を一定に維持するように前記リアクタンスを調整して、前記出力の有効電力および無効電力を制御する、
    風力発電システム。
  2. 前記ウインドファームは、直流電力を出力する複数の発電用風車を有し、
    前記変換ユニットは、前記直流電力の総和を交流電力に変換するサイリスタインバータを有し、
    前記同期機は、前記サイリスタインバータの転流に使用され、
    前記調整部は、前記無効電力に応じて変動する前記サイリスタインバータの転流余裕角γ-uが、転流最低角より小さくならないように、前記リアクタンスを調整する、
    請求項1に記載の風力発電システム。
  3. 前記調整部は、リアクタンスを変更可能な補償リアクトルである、
    請求項1または2に記載の風力発電システム。
  4. 前記変換ユニットと前記同期機との間に波形改善部を備え、
    前記調整部は前記波形改善部の出力端に接続される、
    請求項1~3のいずれか1項に記載の風力発電システム。
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