JP2022172748A - 作業ステーション装置 - Google Patents

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Akisuke Tanahashi
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Abstract

【課題】作業ステーション装置において、作業者の作業場所を入出庫装置から遠ざける。【解決手段】作業ステーション装置101は、プッシャ装置102と、引き出しテーブル103とを備えている。プッシャ装置102は、ラック1に近接して配置され、ラック1から離れた位置にある作業エリアA側に荷物Wをラック1側から押すことで移動させる。引き出しテーブル103は、プッシャ装置102の作業エリアA側に配置され、作業者Oが、プッシャ装置102によって押し出された荷物Wを引き出して載置可能な上面103aを有している。【選択図】図5

Description

本発明は、作業ステーション装置に関し、特に、自動倉庫の近傍に配置されて作業者がピッキング作業等を行うための作業ステーション装置に関する。
自動倉庫のスタッカクレーンやシャトル台車は、荷物を搬送することで、荷物を入出庫する。自動倉庫のラックの背面には、ピッキングステーションが設けられている場合がある。この場合、スタッカクレーンやシャトル台車は、荷物をピッキングステーションに出庫する。そして、作業者は、ピッキングステーションにおいて、荷物内の商品をピッキングする。
自動倉庫に作業ステーションが配置された設備における仕分システムと仕分方法が知られている(特許文献1を参照)。
国際公開第2012/32865号
上記の場合は、スタッカクレーンやシャトル台車は作業者にとっては危険源であるので、作業者はこれらに対して接近できないことが好ましい。
しかし、距離を確保するためにスタッカクレーンやシャトル台車と作業者の間にコンベヤを設けたり、作業者の接近を検出するためにライトカーテンなどを設けたりすると、コスト高になる。
本発明の目的は、作業ステーション装置において、作業者の作業場所を入出庫装置から遠ざけることにある。
以下に、課題を解決するための手段として複数の態様を説明する。これら態様は、必要に応じて任意に組み合せることができる。
本発明の一見地に係る作業ステーション装置は、ラック及び入出庫装置を有する自動倉庫の近傍に配置される。作業ステーション装置は、プッシャ装置と、引き出しテーブルとを備えている。
プッシャ装置は、ラックに近接して配置され、ラックから離れた位置にある作業エリア側に荷物をラック側から押すことで移動させる。
引き出しテーブルは、プッシャ装置の作業エリア側に配置され、作業者が、プッシャ装置によって押し出された荷物を手前に引き出して載置可能な上面を有している。
入出庫装置は、ラック内に荷物を入庫したり、ラックから荷物を出庫したりする装置である。
この装置では、作業エリアにいる作業者と自動倉庫の入出庫装置との間には、プッシャ装置と引き出しテーブルが設けられている。つまり、プッシャ装置と引き出しテーブルを設けることで、作業者を自動倉庫の入出庫装置から遠ざけることができる。
この装置では、プッシャ装置を用いることで、作業者は容易に荷物を手前側に引き出すことができる。その理由は、プッシャ装置を用いる場合は、コンベヤと違って荷物が移動する際に発生する抵抗を小さく設定できるので、引き出しのための力が小さくてすむからである。
この装置では、引き出しテーブルがあることで、作業者がプッシャ装置から離れた位置で作業できる。
プッシャ装置は、ラックと引き出しテーブルとの間に延びた旋回ベルトと、旋回ベルトの外側に設けられ上側位置において荷物を押すことができる押し部とを有していてもよい。
この装置では、旋回ベルトが駆動されると、押し部が移動して荷物を押す。
この装置では、押し部が荷物を搬送方向両側に押すことができるので、荷物の入庫及び出庫動作が容易になる。
作業ステーション装置は、プッシャ装置を制御可能なコントローラをさらに備えていてもよい。
コントローラは、
プッシャ装置の押し部を出庫時押し終了位置まで移動させることで荷物を取出し位置に押し出し、
次に作業者が荷物を引き出しテーブル上に引き出して続いて荷物を取出し位置に戻すまで、押し部を出庫時押し終了位置に維持させていてもよい。
この装置では、作業者が荷物を取出し位置に戻すときに、荷物は押し部に当たることで位置決めされる。したがって、作業者が荷物を戻す作業が簡単になる。
コントローラは、
旋回ベルトを駆動することで、押し部を荷物の出庫時押し終了位置から下側を通って作業エリア側の上側位置まで移動させ、次に押し部に荷物を入出庫装置側に押させてもよい。
この装置では、出庫時押し終了位置に置かれた荷物が、プッシャ装置によって入出庫装置側に自動的に戻される。
コントローラは、
荷物を出庫して引き出しテーブルから取り出された後に次の荷物を出庫する場合は、押し部を下側位置に事前に配置し、
荷物を入庫して続いて次の荷物を入庫する場合は、押し部を上側位置に事前に配置してもよい。
以上により、出庫が連続して行われる場合に、事前に押し部が下側位置にあるので、荷物をプッシャ装置に早く入れることができる。また、入庫が連続して行われる場合に、事前に押し部が上側位置にあるので、作業者が荷物を取出し位置に戻す作業が簡単になる。
押し部によって次の荷物を押す動作を早く開始できる。
引き出しテーブルは、入出庫装置側の平坦な第1部分と、前記第1部分に回動可能に設けられ平坦姿勢位置と上側に回動した直立姿勢位置との間で移動可能な第2部分とを有していてもよい。
この装置では、引き出しテーブルの第2部分を直立姿勢位置に移動させることで、作業者がプッシャ装置に近付くことができ、そのため作業性が向上する。また、例えば、作業者が荷物を引き出しテーブルに引き出す場合は、引き出しテーブルの第2部分を直立姿勢位置に移動させることで、荷物を第2部分に当てて止めることができる。
さらに、例えば、作業者が外部にある荷物を引き出しテーブルに載せる場合は、引き出しテーブルの第2部分を平坦姿勢位置に移動させることで、荷物を引き出しテーブルに載せやすくできる。
本発明に係る作業ステーション装置では、作業者の作業場所を入出庫装置から遠ざけることができる。
第1実施形態に係る自動倉庫の模式的側面図。 自動倉庫及び作業ステーション装置の模式的平面図。 作業ステーション装置の制御構成を示すブロック図。 作業ステーション装置の制御動作を示すフローチャート。 作業ステーション装置の模式的側面図。 作業ステーション装置の模式的側面図。 作業ステーション装置の模式的側面図。 作業ステーション装置の模式的側面図。 作業ステーション装置の模式的側面図。 作業ステーション装置の模式的側面図。 作業ステーション装置の模式的平面図。 作業ステーション装置の模式的平面図。 作業ステーション装置の模式的平面図。 作業ステーション装置の模式的平面図。 作業ステーション装置の模式的平面図。 作業ステーション装置の模式的平面図。 作業ステーション装置の模式的平面図。 第2実施形態に係る作業ステーション装置の模式的側面図。 第2実施形態に係る作業ステーション装置の模式的側面図。
1.第1実施形態
(1)自動倉庫全体の説明
図1及び図2を用いて、第1実施形態に係る自動倉庫100を説明する。図1は、第1実施形態に係る自動倉庫の模式的側面図である。図2は、自動倉庫の模式的平面図である。以下の説明では、図1の左右方向を第1方向(矢印Y)といい、図1の紙面奥行き方向を第2方向(矢印X)といい、図1の上下方向が鉛直方向(矢印Z)である。
自動倉庫100は、複数の棚段21を有し、各棚段21に荷物を入庫し、又は、各棚段21に保管された荷物を出庫可能なシステムである。
自動倉庫100は、ラック1と、複数の搬送車3と、入庫ステーション7と、出庫ステーション9と、入庫用昇降装置11と、出庫用昇降装置13とを備える。
一対のラック1と搬送車3は、ユニット4を構成しており、自動倉庫100は複数のユニット4を有している。ユニット4の番号等を「系統」で表すことがあり、また、ユニット4は、一種の自動倉庫ユニットである。
ユニット4において、荷物は、搬入コンベヤ(図示せず)から入庫ステーション7に搬入される。また、ユニット4において、荷物は、出庫ステーション9から搬出コンベヤ(図示せず)に搬出される。搬出コンベヤの行き先は、荷物を出荷先ごとに集め、トラックなどで出荷する仕分エリアなどである。
(2)ラック
ラック1の各棚段21は、第1方向に長く延びており、複数の間口22を有している。各間口22は、荷物Wが置かれる棚段の単位であり、第1方向に同じ長さを有している。
棚段21は、搬送車3及びレール5(後述)に対して第2方向の両側に配置されている。
各間口22には、複数の荷物が収納可能である。なお、間口22のそれぞれは別体であってもよく、一体に形成されていてもよい。つまり、棚段21を構成する1枚の棚板が区分されることで複数の間口22が棚段21に形成されていてもよい。
荷物Wは、ケース、トレイ、段ボール、折りたたみコンテナ等であり、荷物を収納している。
(3)搬送車
複数の搬送車3(入出庫装置の一例)は、それぞれ、各棚段21の対応する高さにおいて、第1方向に沿って走行可能である。具体的には、第1方向に直線状に延びるレール5が各棚段21に対応する高さに敷設されており、搬送車3はレール5上を第1方向に往復走行できる。つまり、搬送車3はシャトル台車である。
搬送車3は、移載装置15を有しており、対応する棚段21の間口22との間で第2方向に荷物Wを移載可能となっている。移載装置15は、例えば、リアフック式である。ただし、移載装置の種類は限定されない。
(4)昇降装置
入庫用昇降装置11は、ラック1と入庫ステーション7との間に配置され、昇降機構(図示せず)と、昇降台53を有する。昇降機構は、公知の技術であり、支柱55に沿って昇降台53を鉛直方向に昇降する。昇降台53は、入庫ステーション7と棚段21との間で荷物Wを移載する昇降台コンベヤ57を有している。また、各棚段21には、入庫用昇降装置11に対して第1方向に隣接する部分に、入庫用コンベヤ23が設けられている。そのため、両方のコンベヤが連動して動作することで、荷物Wの受け渡しが行われる。なお、入庫用コンベヤ23は、荷物保管用のバッファコンベヤとして機能する。
出庫用昇降装置13は、ラック1に対して、第1方向において入庫用昇降装置11と同じ側に設けられている。出庫用昇降装置13は、ラック1と出庫ステーション9との間に配置され、昇降機構(図示せず)と昇降台63を有する。昇降機構は、公知の技術であり、支柱(図示せず)に沿って昇降台63を鉛直方向に昇降する。昇降台63は、出庫ステーション9と棚段21との間で荷物Wを移載する昇降台コンベヤ67を有している。また、各棚段21には、出庫用昇降装置13に対して第1方向に隣接する部分に、出庫用コンベヤ25が設けられている。そのため、両方のコンベヤが連動して動作することで、荷物Wの受け渡しが行われる。なお、出庫用コンベヤ25は、荷物保管用のバッファコンベヤとして機能する。
(5)入庫ステーション及び出庫ステーション
入庫ステーション7は、ラック1の第1方向一方側に配置されている。入庫ステーション7は、ラック1に収納されるべき荷物Wを搬入コンベヤ(図示せず)から受け取る。入庫ステーション7は、ステーションコンベヤ7aを有している。
出庫ステーション9は、ラック1に対して、第1方向において入庫ステーション7と同じ側に配置されている。出庫ステーション9は、ラック1から取り出された荷物Wを受け取る。出庫ステーション9は、ステーションコンベヤ9aを有している。
なお、入庫ステーション及び出庫ステーションの位置及び数は特に限定されない。
(6)作業ステーション装置の構成
図2、図5~図17を用いて、作業ステーション装置101(作業ステーション装置の一例)を説明する。図5~図10は、作業ステーション装置の模式的側面図である。図11~図17は、作業ステーション装置の模式的平面図である。
作業ステーション装置101は、自動倉庫100から外部に出庫される荷物Wから商品がピッキングされる設備である。具体的には、荷物Wは、搬送車3の移載装置15によって作業ステーション装置101に供給される。また、移載装置15は、作業ステーション装置101上の荷物Wを自動倉庫100に戻すことができる。
作業ステーション装置101は、自動倉庫100の近傍に配置されている。具体的には、作業ステーション装置101は、ラック1の背面側に配置されている。「ラック1の背面側」とは、ラック1の内部通路と反対側であり、ラック1の外部側であることを意味する。ただし、作業ステーション装置101は、一部がラック1内に配置されている(後述)。
作業ステーション装置101は、図2及び図5に示すように、プッシャ装置102と、引き出しテーブル103(引き出しテーブルの一例)とを備えている。この実施形態では、プッシャ装置102は2台あって第1方向に互いに間隔を空けて配置されており、引き出しテーブル103も2台あって第1方向に互いに間隔を空けて配置されている。
ラック1から第1方向に離れた位置に、より具体的には引き出しテーブル103のラック1と反対側に、作業エリアAが確保されている。作業エリアAは、作業者Oが荷物に対して作業を行う領域である。
プッシャ装置102は、ラック1に近接して配置されており、具体的には、ラック1の背面側に配置されており、一部がラック1内に配置され、残りがラック1の外側に配置されている。プッシャ装置102は、ラック1と作業エリアAとの間で、荷物Wを第2方向に押すことで移動させる(後述)。
引き出しテーブル103は、プッシャ装置102の作業エリアA側に配置され、作業者Oが、プッシャ装置102によって押し出された荷物Wを引き出して載置可能な上面103aを有している。
上記のように、作業エリアAにいる作業者Oと自動倉庫100の搬送車3との第2方向間には、プッシャ装置102と引き出しテーブル103が設けられている。つまり、プッシャ装置102と引き出しテーブル103を第2方向に並べて設けることで、作業者Oを自動倉庫100の搬送車3から遠ざけることができる。
さらに、上記のように、プッシャ装置102を用いることで、作業者Oは容易に荷物Wを手前側に引き出すことができる。その理由は、プッシャ装置102を用いる場合は、コンベヤと違って、摺動する面(例えば、後述する支持台113の上面)から荷物Wに作用する抵抗を小さく設定できるので、作業者Oが荷物Wを引き出すための力が小さくてすむからである。
(7)プッシャ装置の詳細説明
プッシャ装置102は、ラック1と引き出しテーブル103との間に延びた旋回ベルト109と、旋回ベルト109の外側に設けられ上側位置において荷物Wを押すことができるプッシャアーム111とを有している。この場合、プッシャアーム111が荷物Wを第2方向両側に押すことができるので、荷物Wの入庫及び出庫動作が容易になる。なお、旋回ベルト109が「ラック1と引き出しテーブル103との間に延びた」とは、旋回ベルト109が第1方向に延びており、ラック1側と引き出しテーブル103との間で荷物Wを搬送可能な構造及び配置であることを意味する。
プッシャ装置102は、さらに、図11に示すように、荷物Wが摺動可能な支持台113を有している。支持台113は、平坦な上面を有していてもよいし、ローラコンベヤを有していてもよい。支持台113は、ラック1側の載置位置113aと、作業エリアA側の取出し位置113bとを有している。この実施形態では載置位置113aと取出し位置113bは一部が重なっているが、完全に離れていてもよい。なお、プッシャアーム111は、上側位置では、支持台113の上面より高い位置にある。
旋回ベルト109は、図11に示すように、支持台113の第1方向両外側に配置された一対の部材である。
プッシャアーム111は、円柱状の部材であり、両端が一対の旋回ベルト109に連結されている。プッシャアーム111は、軸線方向中心に回動自在になっている。したがって、プッシャアーム111が荷物Wに接触するときに、無理な力が荷物Wに作用しにくい。
プッシャ装置102は、図示していないが、旋回ベルト109を駆動するためのモータ、減速機構、プーリなどを有している。
一対の旋回ベルト109が駆動されると、プッシャアーム111は一対の旋回ベルト109の旋回と共に上側及び下側を第2方向に移動する。つまり、プッシャアーム111は、一対の旋回ベルト109の上側位置と下側位置に位置することができる。プッシャアーム111は、上側位置として、出庫時押し開始位置(旋回ベルト109の搬送車3側の端部位置であり、載置位置113aにある荷物の搬送車3側の側面に近接又は当接する位置、図6参照)、出庫時押し終了位置(移動方向の中間位置、具体的には取出し位置113bにある荷物の搬送車3側の側面に近接又は当接する位置、図7参照)、入庫時押し開始位置(旋回ベルト109の作業エリアA側の端部であり、取出し位置113bにある荷物Wの作業エリアA側の側面に近接又は当接する位置、図10参照)、入庫時押し終了位置(搬送方向の中間位置、具体的には載置位置113aにある荷物Wの作業エリアA側の側面に近接又は当接する位置)に移動できる。プッシャアーム111は、下側位置として、下側第1位置(載置位置113aの下側の位置、図5参照)、下側第2位置(取出し位置113bの下側の位置)に移動できる。
(8)作業ステーション装置の制御構成
図3を用いて、作業ステーション装置101の制御構成を説明する。図3は、作業ステーション装置の制御構成を示すブロック図である。作業ステーション装置101は、コントローラ51を有している。
コントローラ51は、プロセッサ(例えば、CPU)と、記憶装置(例えば、ROM、RAM、HDD、SSDなど)と、各種インターフェース(例えば、A/Dコンバータ、D/Aコンバータ、通信インターフェースなど)を有するコンピュータシステムである。コントローラ51は、記憶部(記憶装置の記憶領域の一部又は全部に対応)に保存されたプログラムを実行することで、各種制御動作を行う。
コントローラ51は、単一のプロセッサで構成されていてもよいが、各制御のために独立した複数のプロセッサから構成されていてもよい。
コントローラ51の各要素の機能は、一部又は全てが、コントローラを構成するコンピュータシステムにて実行可能なプログラムとして実現されてもよい。その他、コントローラ51の各要素の機能の一部は、カスタムICにより構成されていてもよい。
コントローラ51には、プッシャ装置102及び表示装置71が接続されている。
コントローラ51には、在荷センサ73が接続されている。在荷センサ73は、支持台113に荷物Wが置かれたことを検出するセンサである。
コントローラ51には、図示しないが、荷物Wの大きさ、形状及び位置を検出するセンサ、各装置の状態を検出するためのセンサ及びスイッチ、並びに情報入力装置が接続されている。
(9)作業ステーション装置の制御動作
図4を用いて、作業ステーション装置101の制御動作を説明する。図4は、作業ステーション装置の制御動作を示すフローチャートである。
以下に説明する制御フローチャートは例示であって、各ステップは必要に応じて省略及び入れ替え可能である。また、複数のステップが同時に実行されたり、一部又は全てが重なって実行されたりしてもよい。
さらに、制御フローチャートの各ブロックは、単一の制御動作とは限らず、複数のブロックで表現される複数の制御動作に置き換えることができる。
なお、各装置の動作は、コントローラ51から各装置への指令の結果であり、これらはソフトウェア・アプリケーションの各ステップによって表現される。
なお、作業者Oの行う動作(入庫、出庫、ピッキング等)は、表示装置71(図3)によって指示される。
ステップS1では、出庫又は入庫のいずれの動作を行うかが判断される。具体的には、コントローラ51が、上位コントローラ(図示せず)からの指令に基づいて上記判断を行う。出庫の場合はプロセスはステップS2に移行し、入庫の場合はプロセスはステップS5に移行する。
(9-1)出庫動作
ステップS2では、図5及び図11に示すように、プッシャアーム111が下側第1位置に移動させられる。具体的には、コントローラ51がプッシャ装置102に上記動作を実行させる。
この動作は、例えば、先の動作が出庫であった場合に行われる。
なお、プッシャアーム111があらかじめ下側第1位置にある場合は、上記動作は省略される。
ステップS3では、荷物Wが支持台113の載置位置113aに載置されるのを待つ。具体的には、コントローラ51が在荷センサ73からの信号に基づいて上記判断を実行する。なお、荷物Wは、移載装置15によって移載される。
ステップS4では、図6及び図12に示すようにプッシャアーム111が出庫時押し開始位置に移動し、続いて図7及び図13に示すように出庫時押し終了位置に移動することで、荷物Wを支持台113の取出し位置113bまで移動させる。具体的には、コントローラ51がプッシャ装置102に上記動作を実行させる。これにより、図8及び図14に示すように、作業者Oが荷物Wを引き出しテーブル103の作業位置に引き出すことができる。その後、プロセスはステップS1に戻る。
次に、作業者Oは、荷物Wに対して作業を行う。具体的には、作業者Oは、荷物Wから商品(図示せず)をピッキングして他の容器に移す。
なお、ステップS2において触れたように、出庫が連続する場合(作業者Oが荷物Wを取り出した後に次の荷物が出庫される場合)、移載装置15が荷物Wをプッシャ装置102に入れる前に、プッシャアーム111が下側位置に配置される。以上により、荷物Wをプッシャ装置102に早く入れることができる。
(9-2)入庫動作
ステップS5では、プッシャアーム111が出庫時押し終了位置(上側位置の一例)に移動させられる。具体的には、コントローラ51がプッシャ装置102に上記動作を実行させる。この動作は、例えば、先の動作が入庫であった場合に行われる。
なお、プッシャアーム111があらかじめ出庫時押し終了位置にある場合は、上記動作は省力される。また、上側位置は出庫時押し終了位置に限定されない。
ステップS6では、荷物Wが支持台113の取出し位置113bに載置されるのを待つ。具体的には、図9、図14及び図15に示すように、作業者Oが荷物Wを取出し位置113bまで押し入れると、コントローラ51が在荷センサ73からの信号に基づいて上記判断を実行する。このように作業者Oが荷物Wを取出し位置113bに戻すときに、荷物Wは出庫時押し終了位置にあるプッシャアーム111に当たることで位置決めされる。したがって、作業者Oが荷物Wを戻す作業が簡単になる。
ステップS7では、プッシャアーム111が出庫時押し終了位置から下側を通って、図10及び図16に示すように入庫時押し開始位置に移動し、続いて図17に示すように入庫時押し終了位置に移動することで、荷物Wを載置位置113aまで押していく。具体的には、コントローラ51がプッシャ装置102に旋回ベルト109を駆動させることで、上記動作を実行させる。その後、プロセスはステップS1に戻る。また、荷物Wは、移載装置15によって搬送車3に取り込まれる。
なお、ステップS5において触れたように、入庫が連続する場合(荷物Wが入庫されて続いて次の荷物Wが入庫される場合)は、作業者Oが次の荷物Wをプッシャ装置102に入れる前に、プッシャアーム111が上側位置に移動させられる。以上により、作業者Oが荷物Wを取出し位置113bに戻す作業が簡単になる。
2.第2実施形態
第1実施形態では引き出しテーブルは固定式であったが、他の構成を有していてもよい。
図18及び図19を用いて、そのような実施形態を第2実施形態として説明する。図18及び図19は、第2実施形態の作業ステーション装置の模式的側面図である。なお、第2実施形態の基本的構成及び基本動作は第1実施形態と同じである。
作業ステーション装置101Aは、引き出しテーブル103Aを有している。
引き出しテーブル103Aは、搬送車3側の平坦な第1部分103A1と、第1部分103A1の搬送車3と反対側に回動可能に設けられた第2部分103A2とを有している。第2部分103A2は、平坦姿勢位置(図18)と、上側に回動した直立姿勢位置(格納位置、図19)との間で回動可能である。第2部分103A2は、回動部103A3を介して第1部分103A1に連結されている。なお、図示しないが、第2部分103A2は、ストッパによって上記両位置に保持される。
この実施形態では、引き出しテーブル103Aの第2部分103A2を直立姿勢位置に移動させることで、作業者Oがプッシャ装置102に近付くことができ、そのため作業性が向上する。また、例えば、作業者Oが荷物を支持台113(図示せず)から引き出しテーブル103Aに引き出す場合は、図19に示すように引き出しテーブル103Aの第2部分103A2を直立姿勢位置に移動させることで、荷物Wを第2部分103A2に当てて止めることができる。また、この状態であっても、作業者Oは、荷物Wを引き出しテーブル103Aから取り出すことができる。
また、例えば、作業者Oが外部にある荷物Wを引き出しテーブル103Aに載せる場合は、図18に示すように引き出しテーブル103Aの第2部分103A2を平坦姿勢位置に移動させることで、荷物Wを引き出しテーブル103Aに載せやすくできる。
3.実施形態の共通事項
上記第1~第2実施形態は、下記の構成及び機能を共通に有している。
作業ステーション装置(例えば、作業ステーション装置101、101A)は、ラック及び入出庫装置を有する自動倉庫の近傍に配置される。作業ステーション装置は、プッシャ装置と、引き出しテーブルとを備えている。
プッシャ装置(例えば、プッシャ装置102)は、ラックに近接して配置され、ラックから離れた位置にある作業エリア側に荷物をラック側から押すことで移動させる。
引き出しテーブル(例えば、引き出しテーブル103)は、プッシャ装置の作業エリア側に配置され、作業者が、プッシャ装置によって押し出された荷物を引き出して載置可能な上面(例えば、上面103a)を有している。
この装置では、作業エリアにいる作業者と自動倉庫の入出庫装置との間には、プッシャ装置と引き出しテーブルが設けられている。つまり、プッシャ装置と引き出しテーブルを設けることで、作業者を自動倉庫の入出庫装置から遠ざけることができる。
4.他の実施形態
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。特に、本明細書に書かれた複数の実施形態及び変形例は必要に応じて任意に組み合せ可能である。
(1)プッシャ装置の変形例
プッシャ装置と引き出しテーブルの組は1つでもよいし、3つ以上でもよい。
プッシャ装置は、他の構成でもよく、旋回ベルト、旋回ベルトの外側に設けられた突起、及び前後動する爪から構成されてもよい。
(2)作業ステーション装置の変形例
作業ステーション装置は、全体が自動倉庫のラックの外側に設けられていてもよい。
作業ステーション装置は、ラックの背面ではなく、長手方向端部の近傍に設けられていてもよい。
(3)自動倉庫の変形例
自動倉庫の入出庫装置は、搬送車ではなく、スタッカクレーンなど他の移載装置であってもよい。
移載装置は、スライドフォーク式などの種類の装置であってもよい。
本発明は、自動倉庫の近傍に配置されて作業者がピッキング作業等を行うための作業ステーション装置に広く適用できる。
1 :ラック
3 :搬送車
4 :ユニット
5 :レール
7 :入庫ステーション
7a :ステーションコンベヤ
9 :出庫ステーション
9a :ステーションコンベヤ
11 :入庫用昇降装置
13 :出庫用昇降装置
15 :移載装置
21 :棚段
22 :間口
23 :入庫用コンベヤ
25 :出庫用コンベヤ
51 :コントローラ
53 :昇降台
55 :支柱
57 :昇降台コンベヤ
63 :昇降台
67 :昇降台コンベヤ
71 :表示装置
73 :在荷センサ
100 :自動倉庫
101 :作業ステーション装置
101A :作業ステーション装置
102 :プッシャ装置
103 :引き出しテーブル
103A :引き出しテーブル
103A1 :第1部分
103A2 :第2部分
103A3 :回動部
103a :上面
109 :旋回ベルト
111 :プッシャアーム
113 :支持台
113a :載置位置
113b :取出し位置
A :作業エリア
O :作業者
W :荷物

Claims (6)

  1. ラック及び入出庫装置を有する自動倉庫の近傍に配置された作業ステーション装置であって、
    前記ラックに近接して配置され、前記ラックから離れた位置にある作業エリア側に前記荷物を前記ラックから押すことで移動させるプッシャ装置と、
    前記プッシャ装置の前記作業エリア側に配置され、作業者が、前記プッシャ装置によって押し出された荷物を手前に引き出して載置可能な上面を有する引き出しテーブルと、
    を備える、作業ステーション装置。
  2. 前記プッシャ装置は、前記ラックと前記引き出しテーブルとの間に延びた旋回ベルトと、前記旋回ベルトの外側に設けられ上側位置において前記荷物を押すことができる押し部とを有する、請求項1に記載の作業ステーション装置。
  3. 前記プッシャ装置を制御可能なコントローラをさらに備え、
    前記コントローラは、
    前記プッシャ装置の前記押し部を出庫時押し終了位置まで移動させることで前記荷物を取出し位置に押し出し、
    次に作業者が前記荷物を前記引き出しテーブル上に引き出して続いて前記荷物を前記取出し位置に戻すまで、前記押し部を前記出庫時押し終了位置に維持させている、請求項2に記載の作業ステーション装置。
  4. 前記コントローラは、
    前記旋回ベルトを駆動することで、前記押し部を前記荷物の前記出庫時押し終了位置から下側を通って作業エリア側上方の上側位置まで移動させ、次に前記押し部に前記荷物を前記入出庫装置側に押させる、請求項3に記載の作業ステーション装置。
  5. 前記コントローラは、
    前記荷物を出庫して前記引き出しテーブルから取り出された後に次の荷物を出庫する場合は、前記押し部を下側位置に事前に配置し、
    前記荷物を入庫して続いて次の荷物を入庫する場合は、前記押し部を上側位置に事前に配置する、請求項3又は4に記載の作業ステーション装置。
  6. 前記引き出しテーブルは、前記入出庫装置側の平坦な第1部分と、前記第1部分に回動可能に設けられ平坦姿勢位置と上側に回動した直立姿勢位置との間で移動可能な第2部分とを有している、請求項1~5のいずれかに記載の作業ステーション装置。
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