JP2022171716A - ブラシヘッド及び電動歯ブラシ - Google Patents

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Abstract

【課題】微細な気泡を発生させて口腔内を洗浄する小型の電動歯ブラシを提供する。【解決手段】歯磨き用の植毛部12Cを含むブラシヘッド10と、ブラシヘッド10を保持するハンドル部20とを備えた電動歯ブラシ1であって、ブラシヘッド10は、ハンドル部20に着脱自在な外殻部14Aと、外殻部14Aの内壁部14Bの側にある内殻部12と、外殻部14Aに保持される第1金属体30等と、内殻部12に保持され、第1金属体30等と接触する第2金属体32等とを一体的に含む。ハンドル部20は、内殻部12を振動させる駆動部22を含む。内殻部12は、ハンドル部20に外殻部14Aを取り付けた状態で駆動部22に接続される。第1金属体30等又は第2金属体32等の少なくとも一方は、水との化学反応によって水素を発生する金属系物質を含有する。【選択図】図6

Description

本開示は、電動歯ブラシに関する。
従来、歯ブラシのヘッド部分から微細な気泡を含む水を吐出することで口腔内を洗浄する装置がある(特許文献1参照)。
特開2005-342030号公報
特許文献1に開示されている洗浄装置では、貯留容器内の水をポンプで循環させることで微細な気泡が発生し、さらにポンプにより微細な気泡を含む水が貯留容器から歯ブラシのヘッド部分へ送出される。つまり、このような洗浄装置は、大きな貯留容器や強力なポンプなどを必要とするため、装置全体として大型となる。
本開示は、このような従来技術の有する課題に鑑みてなされたものである。そして、本開示の目的は、微細な気泡を発生させて口腔内を洗浄する小型の電動歯ブラシを提供することにある。
上記課題を解決するために、本開示の態様は、歯磨き用の植毛部を含むブラシヘッドと、当該ブラシヘッドを保持するハンドル部とを備えた電動歯ブラシであって、ブラシヘッドは、ハンドル部に着脱自在な外殻部と、外殻部の内壁部の側にある内殻部と、外殻部に保持される第1金属体と、内殻部に保持され、第1金属体と接触する第2金属体と、を一体的に含み、ハンドル部は、内殻部を振動させる駆動部を含み、内殻部は、ハンドル部に外殻部を取り付けた状態で駆動部に接続され、第1金属体又は第2金属体の少なくとも一方は、水との化学反応によって水素を発生する金属系物質を含有する。
本開示によれば、微細な気泡を発生させて口腔内を洗浄する小型の電動歯ブラシを提供することができる。
本開示の一実施形態に係る電動歯ブラシを示す側面図である。 本開示の一実施形態に係る電動歯ブラシを示す正面図である。 ブラシヘッドの内殻部を示す斜視図である。 ブラシヘッドの外殻部を示す斜視図である。 図2のV-V断面に対応した筐体部の断面図である。 図2のVI-VI断面に対応した筐体部の断面図である。
以下、各実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。以下の説明では、全体として軸状である電動歯ブラシ1の延伸方向に沿った方向をZ方向と規定する。また、Z方向に対して垂直となる平面内に、互いに垂直なX方向及びY方向を規定する。このうち、X方向は、植毛部が形成されている筐体部の植毛面と垂直な方向である。
図1は、一実施形態に係る電動歯ブラシ1を示す側面図である。また、図2は、電動歯ブラシ1を示す正面図である。
電動歯ブラシ1は、植毛部12Cを含むブラシヘッド10を、使用者が保持するハンドル部20に対して動作させることで、自動で歯磨き動作又はその補助動作を行う歯ブラシである。また、本実施形態では、電動歯ブラシ1は、使用者の歯磨き時に口腔内で微細な気泡を放出させる口腔内洗浄装置として機能し得る。
電動歯ブラシ1は、ブラシヘッド10と、ハンドル部20とを備える。ブラシヘッド10は、ハンドル部20に対して、Z方向に沿って着脱自在である。
ブラシヘッド10は、内殻部12と、外殻部14Aとを備える。
内殻部12は、電動歯ブラシ1における可動部である。内殻部12は、筐体部12Aと、支持部12Bとを有する。筐体部12A及び支持部12Bは、例えば樹脂製である。
筐体部12Aは、歯磨き時に使用者の口腔内に入り込む部位であり、使用者の歯又は歯茎等に当接される植毛部12Cを有する。筐体部12Aの構造の詳細については、以下に記載する気泡発生機構と合わせて説明する。
支持部12Bは、Z方向に延伸する軸部である。支持部12Bの延伸方向の一方の端部は、筐体部12Aを支持している。支持部12Bの延伸方向の他方の端部は、ハンドル部20の取り付け部20Aに対向する。また、支持部12Bは、支持部12Bの延伸方向に沿って形成された挿入穴12Dを有する。挿入穴12Dの開口端は、ハンドル部20の取り付け部20Aに対向し、内殻部12をハンドル部20に取り付ける際に、ハンドル部20側に備えられているモータシャフト26が嵌装される。
外殻部14Aは、ハンドル部20とともに、電動歯ブラシ1における固定部である。外殻部14Aは、例えば樹脂製である。
外殻部14Aは、Z方向に延伸する筒部である。外殻部14Aの内壁部14Bで囲まれた領域には、内殻部12に含まれる支持部12Bが非接触で収容される。外殻部14Aの延伸方向の一方の端部は、内殻部12に含まれる筐体部12Aを外部に露出させる。外殻部14Aの他方の端部は、嵌め込み部14Cを有し、ハンドル部20の取り付け部20Aに対向する。外殻部14Aをハンドル部20に取り付ける際には、取り付け部20Aに嵌め込み部14Cが係合する。
ハンドル部20は、歯磨き時に使用者が保持する、電動歯ブラシ1における固定部である。ハンドル部20は、駆動部22と、操作部24とを備える。
駆動部22は、内殻部12に歯磨き用の運動をさせる動力発生部である。駆動部22としては、例えば、Z方向に延伸するモータシャフト26を備え、Z方向を振動方向としてモータシャフト26を振動させるリニアモータを採用可能である。ハンドル部20は、モータシャフト26を非接触で貫通させる貫通穴20Bを有する。モータシャフト26は、内殻部12の挿入穴12Dに嵌装されると、挿入穴12Dに密着する。これにより、内殻部12は、モータシャフト26に支持されることになり、モータシャフト26の振動に合わせて振動する。
操作部24は、電源のオン・オフや、使用者が好みに応じて内殻部12の振動を調整するための押圧ボタンである。ハンドル部20は、不図示であるが、駆動部22の振動速度又は振動パターンを記憶する制御基板を備える。そして、操作部24は、制御基板に電気的に接続されており、使用者が適宜、操作部24を押圧することで、駆動部22の振動速度や振動パターンを調整することができる。
また、ハンドル部20は、ブラシヘッド10に対向する位置に、上記のとおり、外殻部14Aの嵌め込み部14Cと係合する取り付け部20Aを有する。図1等に示す例では、取り付け部20A及び嵌め込み部14Cの形状が円錐台であるものとしているが、特に限定するものではない。ここで、嵌め込み部14Cは、取り付け部20Aに対して嵌装されて、製品形態として常時固定されているものとしてもよい。一方、嵌め込み部14Cは、取り付け部20Aに対して着脱可能に支持されているものとしてもよい。この場合、嵌め込み部14Cと取り付け部20Aとには、ワンタッチで互いに着脱を容易とするロック機構等を備えていてもよい。
なお、ハンドル部20は、その他、不図示であるが、駆動部22の振動速度又は振動パターンを記憶する制御基板や、駆動部22の動力源としての電池を収容する電池収容部などを備える。
次に、電動歯ブラシ1が備える気泡発生機構について説明する。
図3は、内殻部12を示す斜視図である。図4は、外殻部14Aを示す斜視図である。図5は、図2に示すV-V断面に相当し、XY平面に沿って筐体部12Aを切断した断面図である。図6は、図2に示すVI-VI断面に相当し、XZ平面に沿って、かつ、支持棒40の中心軸を通るように筐体部12Aを切断した断面図である。
図5に示すように、筐体部12Aは、X方向の一方の側である正面側に、植毛部12Cを有する。つまり、植毛部12Cを構成する多数の毛は、複数の束ごとに筐体部12Aに形成されている植毛穴12Eに保持され、植毛面12Hから突出している。
ここで、植毛部12Cを構成する毛は、植毛面12Hの垂直方向に対して、植毛面12Hに形成されている第1貫通穴12Gの開口を覆う方向に傾斜していることが望ましい。具体的には、筐体部12Aにおいて、第1貫通穴12Gが電動歯ブラシ1のY方向の中心軸AXを中心に形成されているので、植毛部12Cを構成している毛の複数の束は、それぞれ、中心軸AX側に角度θ分だけ傾斜している。これにより、第1貫通穴12Gの植毛面12Hにおける開口上に唾液Sを維持しやすくなるので、第1貫通穴12Gへの唾液Sの進入や、第1貫通穴12Gから唾液Sを伝った気泡FBの放出を、より行わせやすくなる。
筐体部12Aは、X方向の他方の側である裏面側の内部に、後述する2つの第1金属体30,31及び2つの第2金属体32,33を収容する収容部12Fを有する。収容部12Fは、筐体部12Aにおいて複数の植毛穴12E全体と対向する領域に形成された内部空間である。本実施形態では、収容部12Fが気泡発生空間となる。
また、筐体部12Aは、一方の開口端が収容部12Fに連通し、他方の開口端が植毛面12Hから外部に向けて開放されるように、X方向に沿って形成された第1貫通穴12Gを有する。本実施形態では、第1貫通穴12Gが、収容部12F内で発生した気泡を植毛面12H側から外部に放出する気泡放出部となる。第1貫通穴12Gは、例えば、図2に示すように、植毛面12Hにおいて植毛部12Cに含まれる毛の複数の束に囲まれるように、植毛面12Hの中央領域に形成されている。
筐体部12Aは、収容部12Fの内部に、2つの第1金属体30,31と、2つの第2金属体32,33と、第1支持部材34と、第2支持部材35と、第1付勢部材36と、第2付勢部材38とを備える。
本実施形態では、収容部12Fにおいて、一方の第1金属体30と一方の第2金属体32、及び、他方の第1金属体31と他方の第2金属体33を、それぞれ互いに擦り合わせることで水素を発生させる。そこで、第1金属体30,31又は第2金属体32,33の少なくとも一方は、水との化学反応によって水素を発生する金属、金属の合金、及び、金属の合金以外の金属の化合物からなる群より選択された1又は2以上の物質等の金属系物質を含有する。つまり、第1金属体30,31又は第2金属体32,33の少なくとも一方を構成する材料は、ある特定の金属を含み、その特定の金属と水とが反応して水素を発生させる物質であれば、いなかるものであってもよい。
本実施形態では、第1金属体30,31又は第2金属体32,33の少なくとも一方を構成する材料として、一例として、水との化学反応によって水素を発生させることができるマグネシウム系金属を採用する。
この場合、第1金属体30,31を構成する材料と、第2金属体32,33を構成する材料との組み合わせには、以下のような3つのパターンがあり得る。第1のパターンとして、第1金属体30,31は、マグネシウム系金属で構成され、一方、第2金属体32,33は、第1金属体30,31を構成する材料とは異なり、第1金属体30,31と擦り合わされることで水素の発生を促進させる金属で構成されてもよい。第2のパターンとして、第2金属体32,33がマグネシウム系金属で構成され、一方、第1金属体30,31は、第2金属体32,33を構成する材料とは異なり、第2金属体32,33と擦り合わされることで水素の発生を促進させる金属で構成されてもよい。又は、第3のパターンとして、第1金属体30,31を構成する材料及び第2金属体32,33を構成する材料が、ともにマグネシウム系金属で構成されてもよい。
なお、第1金属体30,31又は第2金属体32,33の少なくとも一方を構成する材料としては、マグネシウムに限定されることはなく、マグネシウムと同様に、人体に無害であって、水との化学反応によって水素を発生する金属であれば、採用可能である。
第1金属体30,31及び第2金属体32,33は、それぞれ、断面が矩形であり、筐体部12Aの長手方向であるZ方向を延伸方向とする棒部材である。本実施形態では、第1金属体30,31と第2金属体32,33とは、互いに同一形状であるものとする。ここで、図6において一部破線で示すように、第1金属体30,31及び第2金属体32,33のZ方向の長さL1は、収容部12F内のZ方向の空間長さL2よりも小さい。第1金属体30,31及び第2金属体32,33のX方向の幅W1は、収容部12F内のX方向の幅W2よりも小さい。
また、第1金属体30,31と第2金属体32,33とは、それぞれ異なる部材に支持される。第1金属体30,31は、筐体部12Aの外部と収容部12Fとの間で連通する支持棒40に支持される。一方、第2金属体32,33は、第1支持部材34又は第2支持部材35のいずれかに支持される。
支持棒40は、Z方向に沿って延伸する、断面形状が矩形の金属製の部材である。支持棒40の一端は、筐体部12Aの収容部12F内に位置する。そして、支持棒40は、図5に示すように、収容部12F内に位置するY方向と垂直な2つの側面のうち、一方の側面40Aで一方の第1金属体30を支持し、他方の側面40Bで他方の第1金属体31を支持する。このとき、一方の第1金属体30については、第2金属体32と接触する側面30Aとは反対側の側面30Bが、支持棒40の側面40Aと接触することになる。同様に、他方の第1金属体31については、第2金属体33と接触する第1側面31Aとは反対側の側面31Bが、支持棒40の側面40Bと接触することになる。
なお、本実施形態では、図5及び図6に示すように、支持棒40のX方向の幅が、第1金属体30,31及び第2金属体32,33のX方向の幅W1と同一としているが、互いに若干異なっていてもよい。
一方、支持棒40の他端は、本実施形態では、外殻部14Aの内壁部14Bに支持されている突起部42に保持される。
まず、支持棒40及びそれを保持する突起部42を配置する内殻部12の構成及び形状について説明する。図3及び図6に示すように、内殻部12における支持部12Bは、筐体部12Aに近接した位置に、支持部12Bの延伸方向であるZ方向と交差する、例えばX方向に沿って貫通する貫通部12Jを有する。貫通部12Jは、突起部42の一部が収容される領域となる。したがって、貫通部12Jの開口寸法又は開口形状は、突起部42を非接触で貫通可能とする寸法又は形状となる。以下、貫通部12JのZ方向の長さをL3と表記する。
また、筐体部12A内の収容部12Fと貫通部12Jとの間には、Z方向に沿って貫通する第2貫通穴12Iが形成されている。第2貫通穴12Iは、支持棒40が貫通する領域となる。したがって、第2貫通穴12Iの開口寸法又は開口形状は、支持棒40を非接触で貫通可能とする寸法又は形状となる。
次に、突起部42を配置する外殻部14Aの構成及び形状について説明する。図4及び図6に示すように、突起部42は、断面形状が例えば矩形である棒状部材である。突起部42は、ブラシヘッド10を組み立てたときに内殻部12の貫通部12Jを貫通するように内壁部14Bに固定される。つまり、突起部42の一端は、内壁部14Bに接続される固定端である。一方、突起部42の他端は、貫通部12Jの内部にある自由端である。そして、突起部42のZ方向上方側の側面には、支持棒40の他端が接続される。以下、突起部42のZ方向の長さをL4と表記する。
ここで、図4を参照すると、外殻部14Aを単体で視た場合、突起部42に保持された支持棒40は、外殻部14Aの延伸方向であるZ方向の一方の側の端部14Dの開口から上方に突出することになる。一方、外殻部14AのZ方向の他方の側の嵌め込み部14Cは、ハンドル部20側の取り付け部20Aに対して容易に位置決めされ、互いに係合された後にも位置ずれが生じにくくなるように、内面がZ方向に沿った端部14Eを有してもよい。
また、外殻部14Aは、内殻部12の支持部12Bに形成されている貫通部12Jに突起部42を貫通させた状態で、支持部12Bを収容することになる。そこで、内殻部12と外殻部14Aとを組み合わせるブラシヘッド10の組み立て時を考慮し、例えば、外殻部14Aを、図4に示すように、第1部材141Aと第2部材142Aとの2つの部材に分割可能としてもよい。
このような構成により、第1金属体30,31は、歯磨き動作時も含めて支持棒40に支持されている状態では、常時、ハンドル部20に固定されている外殻部14Aに対してZ方向には移動しない。
第1金属体30,31が支持棒40に支持されている姿勢にあるとき、図5に示すように、第1金属体30の一側面である第1側面30Aと、第2金属体32の一側面である第2側面32Aとは、互いに面接触する。また、第1金属体31の一側面である第1側面31Aと、第2金属体33の一側面である第2側面33Aとは、互いに面接触する。これにより、互いに接触しながら摺動する領域を、点接触又は線接触の場合と比較して増加させることができる。したがって、以下で詳説するような水素を発生させる化学反応をより促進させることができ、結果として、微細な気泡FBを所望の量だけ発生させやすくなる。また、本実施形態によれば、摺動面が、第1側面30Aと第2側面32A、及び、第1側面31Aと第2側面33Aとの2箇所に存在することになる。したがって、水素を発生させる化学反応をより促進させやすくすることができる。一方、第1側面30A及び第2側面32A、並びに、第1側面31A及び第2側面33Aは、それぞれ、植毛面12Hに対して垂直となる。これにより、各側面同士の接触部分である摺動面の延長上に、第1貫通穴12Gが位置しやすくなる。ここで、第1貫通穴12Gは、以下で詳説するが、歯磨き中に、使用者の口腔内から収容部12Fに唾液Sを進入させ、かつ、唾液Sを伝って気泡FBを口腔内に放出する領域である。したがって、このような唾液Sの進入や気泡FBの放出をより行われやすくなる。
第1支持部材34及び第2支持部材35は、それぞれ、第2金属体32,33の延伸方向であるZ方向に沿って延伸する棒状部材である。本実施形態では、第1支持部材34と第2支持部材35とは、同一形状であるものとする。第1支持部材34は、第1金属体30に対向する側面に、第2金属体32の一部を収容することで第2金属体32を保持する収容溝34Aを有する。同様に、第2支持部材35は、第1金属体31に対向する側面に、第2金属体33の一部を収容することで第2金属体33を保持する収容溝35Aを有する。また、第1支持部材34及び第2支持部材35のそれぞれのX方向と垂直となる両側面は、収容部12Fの内壁面上で、少なくともY方向に沿って摺動可能である。そこで、収容部12Fに対して第1支持部材34及び第2支持部材35を摺動容易とするために、第1支持部材34及び第2支持部材35の材質は、樹脂等であることが望ましい。
第1付勢部材36及び第2付勢部材38は、一方の組である第1金属体30と第2金属体32、及び、他方の組である第1金属体31と第2金属体33を、それぞれ常時接触させるための付勢部材である。第1付勢部材36及び第2付勢部材38としては、例えば、図5に示すような、ねじりコイルばね(トーションばね)を採用可能であるが、それ以外の例えば圧縮コイルばね等を採用してもよい。
第1付勢部材36は、第2金属体33を第1金属体31の側に付勢する。第1付勢部材36がねじりコイルばねであるとすると、第1付勢部材36の一方のアーム部は、第2支持部材35における収容溝35Aが形成されている側とは反対側の側面に当接される。一方、第1付勢部材36の他方のアーム部は、第2支持部材35における一方のアーム部が当接する側面と対向する収容部12Fの内壁面に当接する。これにより、第2支持部材35に支持された第2金属体33には、第1付勢部材36により、Y方向に沿って第1金属体31側に向かう力が加えられることになる。
第2付勢部材38は、第2金属体32を第1金属体30の側に付勢する。第2付勢部材38がねじりコイルばねであるとすると、第2付勢部材38の一方のアーム部は、第1支持部材34における収容溝34Aが形成されている側とは反対側の側面に当接される。一方、第2付勢部材38の他方のアーム部は、第1支持部材34における一方のアーム部が当接する側面と対向する収容部12Fの内壁面に当接する。これにより、第1支持部材34に支持された第2金属体32には、第2付勢部材38により、Y方向に沿って第1金属体30側に向かう力が加えられることになる。
なお、図5では、第1付勢部材36及び第2付勢部材38がそれぞれ1つのねじりコイルバネとして描画されているが、例えば、それぞれが複数のねじりコイルバネを含むものであってもよい。
次に、電動歯ブラシ1の動作について説明する。
電動歯ブラシ1の電源がオンとなると、駆動部22が駆動し、モータシャフト26がZ方向に沿った往復運動として振動する。モータシャフト26の先端部は、内殻部12の支持部12Bに固定されているので、モータシャフト26の振動に合わせて内殻部12がZ方向に沿って振動する。
ここで、内殻部12の筐体部12Aには、第2付勢部材38及び第1支持部材34を介して第2金属体32が取り付けられている。同様に、内殻部12の筐体部12Aには、第1付勢部材36及び第2支持部材35を介して第2金属体33が取り付けられている。したがって、内殻部12が振動するときには、2つの第2金属体32,33も、内殻部12のZ方向に沿った振動に合わせて振動することになる。
一方、筐体部12Aの収容部12Fの内部には、第2金属体32,33の他に、第1金属体30、31が存在する。第1金属体30,31は、上記のとおり、支持棒40を介して、ハンドル部20に接続されている外殻部14Aに固定されている。ここで、支持棒40は、ブラシヘッド10に形成されている第2貫通穴12Iを非接触で貫通しているので、筐体部12A及び支持部12Bを含むブラシヘッド10が振動しても、一定位置で常時静止している。つまり、支持棒40に支持されている第1金属体30,31も、ブラシヘッド10の振動に関わりなく、ハンドル部20を基準とした一定位置で常時静止していることになる。
また、第1金属体30と第2金属体32、及び、第1金属体31と第2金属体33は、第1付勢部材36及び第2付勢部材38の作用により、第2金属体32,33の振動方向であるZ方向とは直交するY方向で互いに押し付け合わされている。
したがって、電動歯ブラシ1の電源がオンとなったときには、ブラシヘッド10が高速で振動する通常の歯磨き動作に加えて、静止している第1金属体30,31に対して第2金属体32,33が高速で擦り合わされることになる。
次に、使用者が歯磨き時に使用した際の電動歯ブラシ1の作用について説明する。
使用者がハンドル部20を手で握り持った状態で操作部24を操作することにより、電源をオンとし、かつ、所望の振動速度や振動パターンに設定すると、所望の設定に合わせてブラシヘッド10が往復運動する。そして、使用者がブラシヘッド10の植毛部12Cを口腔内に挿入し、例えば、往復運動する植毛部12Cを歯に当接させることで、歯が磨かれる。
一方、図6を参照すると、この歯磨き時には、使用者の口腔内で発生した唾液Sは、植毛面12Hから第1貫通穴12Gを通じて収容部12Fへ流れ込む。そして、ブラシヘッド10の振動に合わせてそれぞれ互いに擦り合わされている、第1金属体30と第2金属体32との接触部分、及び、第1金属体31と第2金属体33との接触部分に、唾液Sが進入する。ここで、接触部分とは、具体的には、第1側面30Aと第2側面32Aとが互いに摺動し合う第1摺動面、又は、第1側面31Aと第2側面33Aとが互いに摺動し合う第2摺動面をいう。
このとき、第1金属体30,31と第2金属体32,33との擦り合わせによる摩擦に起因して、第1金属体30としてのマグネシウム系物質に含有されたマグネシウムと、唾液Sに含まれる水分との化学反応が促進される。これにより、収容部12F内の唾液S中には、水素(H)を内包する一群の微細な気泡FBが発生する。具体的には、唾液S中で、Mg+2HO→Mg(OH)+Hという化学反応が促進される。そして、一群の気泡FBは、唾液Sを伝って、歯磨き中に使用者の口腔内に移動する。
唾液S内で圧縮されている一群の気泡FBは、電動歯ブラシ1から口腔内に放出されると、膨張して破裂する。この一群の気泡FBの破裂による衝撃が、口腔の内面や歯の表面に付着した異物を剥離させるのに有利に働く。剥離した異物は、最終的に植毛部12Cによって完全に除去される。
ここで、使用者が電動歯ブラシ1を使用したときに、微細な気泡FBの作用により口腔内の洗浄効果が得られるとされる気泡FBの量である目標気泡量を発生させるための条件は、例えば、以下のように設定することができる。
まず、第2金属体32,33のZ方向の振幅は、直接的に、駆動部22が発生し得る振幅に相当する。すなわち、駆動部22がリニアモータであるとすると、リニアモータによるモータシャフト26自体の振幅が、第2金属体32,33のZ方向の振幅である。この場合、金属体の振幅値が0.7mm以上となるように、リニアモータの振動を両振幅で0.7mm以上に設定することが望ましい。併せて、リニアモータの振動速度を10m/s以上に設定することが望ましい。
また、第1金属体30と第2金属体32との押し付け力、及び、第1金属体31と第2金属体33との押し付け力の合計値は、それぞれの金属体が単に接触しているような状態である0Nに近い値から、おおよそ0.8N以下の範囲にあることが望ましい。
また、上記のような押し付け力を作用させることが可能となる構成とするために、各金属体及びそれらを収容する収容部12Fの寸法を以下のように規定する。図6に示す各部の寸法を参照すると、筐体部12A内の収容部12Fの大きさとしてXZ平面での断面寸法は、おおよそ(長さL2×幅W2)で表される。そして、一般的な歯ブラシの大きさに基づくと、例えば、長さL2を15mm程度に、幅W2を2.0mm程度に設定してもよい。
これに対して、第1金属体30,31において、第2金属体32,33と接触する第1側面30A,31Aの寸法は、それぞれ、おおよそ(長さL1×幅W1)で表される。同様に、第2金属体32,33において、第1金属体30,31と接触する第2側面32A,33Aの寸法も、それぞれ、おおよそ(長さL1×幅W1)で表される。そして、本実施形態では、長さL2は、金属体の振幅が0.7mm以上に設定されても第1金属体30,31が収容部12Fの内壁面に衝突しない範囲として、8mm以上、14mm以下に設定されることが望ましい。例えば、長さL2が15mmと設定されている場合には、長さL1は12mmであってもよい。一方、第1金属体30,31及び第2金属体32,33の幅W1は、収容部12Fの内壁面に衝突しない範囲の寸法として、1.5mm程度に設定されてもよい。
また、第1金属体30,31及び第2金属体32,33のそれぞれに直接的に力を付加する第1付勢部材36及び第2付勢部材38に係る許容荷重、材質又は寸法などについては、各金属体の大きさの設定に合わせて、適宜選定される。
また、本実施形態では、外殻部14Aに支持されている突起部42に対して、突起部42の一部を非接触で収容している貫通部12Jも内殻部12の振動に合わせて振動する。したがって、上記の条件を満たす振幅で内殻部12がZ方向に沿って振動しても、Z方向の長さがL4である突起部42が、Z方向の長さがL3である貫通部12Jの壁面に衝突しないように、長さL3及び長さL4が規定される。
次に、電動歯ブラシ1による効果について説明する。
本実施形態に係る電動歯ブラシ1は、歯磨き用の植毛部12Cを含むブラシヘッド10と、ブラシヘッド10を保持するハンドル部20とを備える。ブラシヘッド10は、ハンドル部20に着脱自在な外殻部14Aと、外殻部14Aの内壁部14Bの側にある内殻部12と、外殻部14Aに保持される第1金属体と、内殻部12に保持され、第1金属体と接触する第2金属体とを一体的に含む。ハンドル部20は、内殻部12を振動させる駆動部22を含む。内殻部12は、ハンドル部20に外殻部14Aを取り付けた状態で駆動部22に接続される。また、第1金属体又は第2金属体の少なくとも一方は、水との化学反応によって水素を発生する金属系物質を含有する。
ここで、第1金属体は、上記例示における2つの第1金属体30,31に相当するものであり、以下、「第1金属体30等」と表記する。また、第2金属体は、上記例示における2つの第2金属体32,33に相当するものであり、以下、「第2金属体32等」と表記する。
このような電動歯ブラシ1によれば、植毛部12Cによる歯磨き効果に加えて、内殻部12の振動により第2金属体32等と第1金属体30等との間で摩擦が生じ、微細な気泡FBを発生させるので、気泡FBの洗浄効果を利用して歯を洗浄することができる。その結果、植毛部12Cが届かないような歯間又は歯周ポケットに付着した異物を除去することができる。
また、ブラシヘッド10は、第1金属体30等を保持する外殻部14Aと、第1金属体30等と接触するようにして第2金属体32等を保持する内殻部12とを一体的に含む。そして、外殻部14Aは、ハンドル部20に対して着脱自在であり、内殻部12は、外殻部14Aをハンドル部20に取り付けた状態で駆動部22と接続される。そのため、使用者は、ブラシヘッド10をハンドル部20に取り付けるときには、内殻部12をハンドル部20に含まれる駆動部22に接続させながら、外殻部14Aをハンドル部20に取り付ければよい。反対に、使用者は、ブラシヘッド10をハンドル部20から取り外すときには、外殻部14Aからハンドル部20を取り外そうとするだけで、内殻部12と駆動部22との接続も解除され、容易にブラシヘッド10を取り外すことができる。つまり、電動歯ブラシ1によれば、気泡発生機構を有するブラシヘッド10の着脱を、気泡発生機構を有さない一般的なブラシヘッドと同様に、容易に行うことができる。したがって、植毛部12Cや第1金属体30等又は第2金属体32等が消耗した場合の交換も、容易に行うことができる。また、気泡FBを発生させるための第1金属体30等及び第2金属体32等が、ブラシヘッド10に収容されている。したがって、洗浄効果を向上させる気泡発生機構を電動歯ブラシ1に備えさせたとしても、全体として大型化しづらくなる。
このように、本実施形態によれば、微細な気泡FBを発生させて口腔内を洗浄する小型の電動歯ブラシ1を提供することができる。
なお、上記の例では、第1金属体と第2金属体とがそれぞれ2つあるものとして説明したが、微細な気泡FBが所望の量だけ得られるのであれば、必ずしも2つずつ備えなくてもよい。例えば、電動歯ブラシ1は、第1金属体31と第2金属体33との組を採用しない構成とすることもあり得る。
また、本実施形態に係る電動歯ブラシ1は、第1金属体30等と第2金属体32等とを圧接させる付勢部材を備えてもよい。この場合、外殻部14Aと内殻部12とは、付勢部材により互いに圧接された第1金属体30等と第2金属体32等とを介して連結されてもよい。
ここで、付勢部材は、上記例示における第1付勢部材36及び第2付勢部材38に相当するものであり、以下、「付勢部材36等」と表記する。
このような電動歯ブラシ1によれば、第1金属体30等と第2金属体32等とは、付勢部材36等により互いに圧接された状態に付勢されているので、より安定的に微細な気泡FBを発生させることができる。
また、電動歯ブラシ1によれば、外殻部14A側に保持されている第1金属体30等と、内殻部12側に保持されている第2金属体32等とが、付勢部材36等により互いに圧接された状態で連結されている。つまり、外殻部14Aと内殻部12とは、互いに圧接されている第1金属体30等と第2金属体32等との接触位置を基準として、一体的に安定して連結していることになる。したがって、ハンドル部20に対する、外殻部14Aと内殻部12とを含むブラシヘッド10の着脱をより安定して行うことができる。
また、本実施形態に係る電動歯ブラシ1では、第1金属体30等は、一対の第2金属体32,33で挟まれてもよい。この場合、付勢部材36等は、一対の第2金属体32,33を第1金属体30等に向けて付勢してもよい。
このような電動歯ブラシ1によれば、第1金属体30等及び第2金属体32等のすべての金属体は、図5に示すように、Y方向に沿って延伸する一直線上に並ぶ。したがって、これらの金属体を付勢する付勢部材が、同一直線上の両側2箇所に少なくとも設置するだけでよいことになるので、気泡FBを発生させる構成を簡略化させることができる。
また、本実施形態に係る電動歯ブラシ1では、ブラシヘッド10は、植毛部12Cが設けられている植毛面12Hを有する筐体部12Aを備えてもよい。この場合、筐体部12Aは、第1金属体30等、第2金属体32等及び付勢部材36等を収容し、付勢部材36等を介して第2金属体32等を支持する収容部12Fと、植毛面12Hと収容部12Fとの間を貫通する第1貫通穴12Gとを有してもよい。
このような電動歯ブラシ1によれば、気泡FBを発生させるための第1金属体30等及び第2金属体32等が、筐体部12A内の収容部12Fに収容されている。したがって、洗浄効果を向上させる気泡発生機構を電動歯ブラシ1に備えさせたとしても、全体として大型化しづらくなる。
また、電動歯ブラシ1によれば、第1金属体30等及び第2金属体32等の双方が、互いに接触した状態で筐体部12Aの収容部12F内に保持されている。したがって、例えば、一方の金属体が筐体部に保持され、他方の金属体がハンドル部に保持されるような仮想の電動歯ブラシと比較して、両金属体同士を接触させるための構造を簡略化させることができる。また、第1金属体30等と第2金属体32等との位置ずれが生じづらく、両金属体同士が確実に接触するので、安定的に微細な気泡FBを発生させることができる。
さらに、電動歯ブラシ1によれば、振動する側の第2金属体32等は、内殻部12に含まれる筐体部12A内の収容部12Fに支持されている。そして、内殻部12は、駆動部22により振動が付加される。すなわち、駆動部22による振動は、通常の植毛部12Cによる歯磨き動作のための振動と、微細な気泡FBを発生させるための振動とを兼ねる。つまり、電動歯ブラシ1によれば、1つの駆動部22でこれらの振動の発生を担うことができる。したがって、例えば、通常の歯磨き動作のための振動を生じさせる第1の駆動部に加えて、微細な気泡FBを発生させるための振動を生じさせる第2の駆動部を設置する必要がない。
また、本実施形態に係る電動歯ブラシ1では、内殻部12は、外殻部14Aの内壁部14Bに向かう方向に貫通する貫通部12Jと、貫通部12Jと収容部12Fとの間を貫通する第2貫通穴12Iとを有してもよい。また、外殻部14Aは、内殻部12に形成されている貫通部12Jに一部が非接触で収容される突起部42と、第2貫通穴12Iに非接触で貫通し、一端が第1金属体30等を支持し、他端が突起部42に保持される支持棒40とを有してもよい。
このような電動歯ブラシ1によれば、第1金属体30等を支持する支持棒40が、突起部42を介して、筐体部12Aの位置に対してハンドル部20よりも近い位置にある外殻部14Aで保持されている。したがって、支持棒40は、内殻部12の振動の影響を受けづらくなり、より安定的に第1金属体30等を支持することができる。
また、本実施形態に係る電動歯ブラシ1では、水との化学反応によって水素を発生する金属系物質は、マグネシウム系金属であってもよい。
このような電動歯ブラシ1によれば、使用者の歯磨き中に、唾液Sとの化学反応によって好適に水素を発生させることができる。
また、電動歯ブラシ1によれば、第1金属体30等と第2金属体32等との擦り合わせによって、マグネシウムの粉末が発生する。マグネシウムの粉末は、例えば、歯茎の血行促進の効果を期待できる。又は、マグネシウムの粉末自体が汚れに接触することによって、より汚れを除去する効果が期待できる。
その他、例えば、上記の実施形態では、第1金属体30,31と第2金属体32,33との形状及び寸法がほぼ同一としているが、微細な気泡FBの所望の量を得られることを条件として、互いに異なっていてもよい。
また、上記説明では、内殻部12に接続される1つの駆動部22が、植毛部12Cによる通常の歯磨き動作のための振動と、微細な気泡FBを発生させるための振動とを発生させるものとして説明した。しかし、本開示における電動歯ブラシは、このような構成に限らず、例えば、通常の歯磨き動作のために植毛部12Cを振動させる第1の駆動部と、微細な気泡FBを発生させるために少なくともいずれかの金属体を振動させる第2の駆動部とを備えてもよい。つまり、通常の歯磨き動作のための振動と、微細な気泡FBを発生させるための振動とを、それぞれ異なる駆動部が個別に発生させてもよい。
以上、好ましい実施形態について説明したが、本実施形態は、これ限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
1 電動歯ブラシ
10 ブラシヘッド
12 内殻部
12A 筐体部
12C 植毛部
12F 収容部
12G 第1貫通穴
12H 植毛面
12I 第2貫通穴
12J 貫通部
14A 外殻部
14B 内壁部
20 ハンドル部
22 駆動部
30 第1金属体
31 第1金属体
32 第2金属体
33 第2金属体
36 第1付勢部材
38 第2付勢部材
40 支持棒
42 突起部
FB 気泡
上記課題を解決するために、本開示の第一の態様は、歯磨き用の植毛部を含むブラシヘッドであって、外殻部と、外殻部の内壁部の側にある内殻部と、外殻部に保持される第1部材と、内殻部に保持され、第1部材と接触する第2部材と、を有し、外殻部又は内殻部は、振動可能であり、第1部材又は第2部材の少なくとも一方は、水との化学反応によって水素を発生する金属系物質を含有する。本開示の第二の態様に係る電動歯ブラシは、歯磨き用の植毛部を含むブラシヘッドを備え、ブラシヘッドは、第一の態様に係るブラシヘッドである。また、本開示の第三の態様は、歯磨き用の植毛部を含み、電動歯ブラシのハンドル部に保持されるブラシヘッドあって、ンドル部に着脱自在な外殻部と、外殻部の内壁部の側にあり、ハンドル部に含まれる駆動部の動作により振動する内殻部と、外殻部に保持される第1金属体と、内殻部に保持され、第1金属体と接触する第2金属体と、を一体的に含み、1金属体又は第2金属体の少なくとも一方は、水との化学反応によって水素を発生する金属系物質を含有する。

Claims (6)

  1. 歯磨き用の植毛部を含むブラシヘッドと、当該ブラシヘッドを保持するハンドル部とを備えた電動歯ブラシであって、
    前記ブラシヘッドは、
    前記ハンドル部に着脱自在な外殻部と、
    前記外殻部の内壁部の側にある内殻部と、
    前記外殻部に保持される第1金属体と、
    前記内殻部に保持され、前記第1金属体と接触する第2金属体と、
    を一体的に含み、
    前記ハンドル部は、前記内殻部を振動させる駆動部を含み、
    前記内殻部は、前記ハンドル部に前記外殻部を取り付けた状態で前記駆動部に接続され、
    前記第1金属体又は前記第2金属体の少なくとも一方は、水との化学反応によって水素を発生する金属系物質を含有する電動歯ブラシ。
  2. 前記第1金属体と前記第2金属体とを圧接させる付勢部材を備え、
    前記外殻部と前記内殻部とは、前記付勢部材により互いに圧接された前記第1金属体と前記第2金属体とを介して連結する請求項1記載の電動歯ブラシ。
  3. 前記第1金属体は、一対の前記第2金属体で挟まれ、
    前記付勢部材は、前記一対の第2金属体を前記第1金属体に向けて付勢する請求項2記載の電動歯ブラシ。
  4. 前記ブラシヘッドは、前記植毛部が設けられている植毛面を有する筐体部を備え、
    前記筐体部は、
    前記第1金属体、前記第2金属体及び前記付勢部材を収容し、前記付勢部材を介して前記第2金属体を支持する収容部と、
    前記植毛面と前記収容部との間を貫通する第1貫通穴と、
    を有する請求項2又は3に記載の電動歯ブラシ。
  5. 前記内殻部は、
    前記外殻部の前記内壁部に向かう方向に貫通する貫通部と、
    前記貫通部と前記収容部との間を貫通する第2貫通穴と、を有し、
    前記外殻部は、
    前記内殻部に形成されている前記貫通部に一部が非接触で収容される突起部と、
    前記第2貫通穴に非接触で貫通し、一端が前記第1金属体を支持し、他端が前記突起部に保持される支持棒と、を有する請求項4に記載の電動歯ブラシ。
  6. 水との化学反応によって水素を発生する前記金属系物質は、マグネシウム系金属である請求項1乃至5のいずれか1項に記載の電動歯ブラシ。
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