JP2022171439A - 電圧検知ユニット及び導電モジュール - Google Patents

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Yutaro Okazaki
真一 柳原
Shinichi Yanagihara
遼介 村田
Ryosuke Murata
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Abstract

【課題】組付けの作業性に優れた電圧検知ユニット及び導電モジュールを提供する。【解決手段】板状のハウジング40は、電圧検知端子10が嵌め込まれて収容される端子収容凹部42を有する。電圧検知端子10は、左右方向に延びる第1部分11と、前後方向に延びる第2部分12と、第1部分11及び第2部分12の一端部同士を連結する角部13と、を有し、線対称なL字形状に設けられている。第1部分11の先端部11aに、導電板4が導通接続される。第2部分12の先端部12aに、電線20に接続される第2箇所12aが設けられる。カバー30が、端子収容凹部42に収容されている電圧検知端子10の先端部11aを覆わない仮係止位置と、先端部11aを覆う本係止位置と、にてハウジング40に係止可能に設けられる。【選択図】図4

Description

本発明は、電圧検知ユニット及び導電モジュールに関する。
従来から、充放電可能な薄板状の蓄電モジュールと導電板とを交互に並べて繰り返し積層することで、複数の蓄電モジュールを、導電板を介して直列接続するように構成された、積層型の蓄電装置が提案されている。この種の蓄電装置に用いられる蓄電モジュールは、一般に、その内部に複数の電池セルが内蔵された構造を有し、充放電可能な一つの電池として機能する。従来の蓄電装置の一つでは、個々の蓄電モジュールの電圧を監視するべく、個々の蓄電モジュールの電極面に接触している導電板にバスバ等の検知用端子を接続し、この検知用端子を介して個々の蓄電モジュールの電圧を測定するようになっている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2020-161340号公報
上述した従来の蓄電装置では、導電板の側縁部に検知用端子を挿し込むための挿入穴を設け、蓄電モジュールと導電板を積層した積層体の側方から個々の導電板の挿入穴に検知用端子を挿し込むことで、導電板と検知用端子とを接続するようになっている。しかし、この従来の接続法では、検知用端子の挿し込みにあたって導電板の挿入穴と検知用端子との位置合わせが煩雑であることから、組付けの作業性を向上させ難い。
本発明の目的の一つは、組付けの作業性に優れた電圧検知ユニット及び導電モジュールの提供である。
前述した目的を達成するために、本発明に係る電圧検知ユニット及び導電モジュールは、下記[1]~[6]を特徴としている。
[1]
検知対象に導通接続されることになる第1箇所と、電線が接続されることになる第2箇所と、を有する板状の電圧検知端子と、
前記電圧検知端子が嵌め込まれて収容される端子収容凹部を有する板状のハウジングと、を備え、
前記電圧検知端子は、線対称なL字形状に設けられた、
電圧検知ユニットであること。
[2]
[1]に記載の電圧検知ユニットにおいて、
前記電圧検知端子は、第1方向に延びる第1部分と、第1方向と交差する第2方向に延びる第2部分と、前記第1部分及び前記第2部分の一端部同士を連結する角部と、を有するL字状に形成され、
前記第1部分の他端部に、前記第1箇所が設けられ、
前記第2部分の他端部に、前記第2箇所が設けられた、
電圧検知ユニットであること。
[3]
[2]に記載の電圧検知ユニットにおいて、
前記電圧検知端子は、前記角部の外側に前記第1部分の他端部に近づくに従って、前記第2部分の他端部から離れる傾斜面が形成されている、
電圧検知ユニットであること。
[4]
[1]~[3]の何れか1項に記載の電圧検知ユニットにおいて、
前記端子収容凹部に収容されている前記電圧検知端子の前記第1箇所を覆わない仮係止位置と、前記第1箇所を覆う本係止位置と、にて前記ハウジングに係止可能なカバーをさらに備えた、
電圧検知ユニットであること。
[5]
蓄電モジュールに積層され、接続された導電板と、
前記導電板を前記検知対象とする請求項1~4の何れか1項に記載の電圧検知ユニットと、
板状の対向ユニットと、を備え、
前記電圧検知ユニットと、前記対向ユニットと、の間に前記導電板を挟んで連結する、
導電モジュールであること。
[6]
[5]に記載の導電モジュールであって、
前記対向ユニットは、前記導電板を中心に、請求項1~4の何れか1項に記載の電圧検知ユニットをミラー反転した形状に設けられた第2電圧検知ユニットから構成された、
導電モジュールであること。
上記[1]及び[5]の構成の電圧検知ユニット及び導電モジュールによれば、電圧検知端子が、ハウジングの端子収容凹部に嵌め込まれて収容される。これにより、電圧検知端子の位置決めを容易に行うことができる。また、電圧検知端子が、線対称なL字状に形成されている。これにより、表から見ても裏から見ても同一形状となり、表裏を確認しなくてもハウジングの端子収容凹部に嵌め込むことができ、組付けの作業性に優れている。しかも、線対称な電圧検知端子は、回転させればミラー形状となるため、電圧検知ユニットのミラー品にも収容することができる。
上記[2]の構成の電圧検知ユニットによれば、電圧検知端子の第1部分の他端部側に検知対象を位置づけて、第2部分の他端部側から電線を引き出すことができる。
上記[3]の構成の電圧検知ユニットによれば、電流が流れにくい角部の外側を切り欠いて傾斜面を設けることにより、電圧検知端子の小型化を図ることができる。
上記[4]の構成の電圧検知ユニットによれば、カバーを仮係止した状態で第1箇所に検知対象を接続し、接続後、カバーを本係止して電圧検知端子を覆って保護することができる。
上記[6]の構成の導電モジュールによれば、電圧検知端子が、線対称なL字形状に形成されている。これにより、電圧検知ユニットに配置される電圧検知端子を回転させれば、第2電圧検知ユニットの端子収容凹部に嵌め込むことができる。即ち、電圧検知ユニットと、電圧検知ユニットのミラー品である第2電圧検知ユニットと、で電圧検知端子を共用することができ、取付の作業性に優れている。
本発明によれば、組付けの作業性に優れた電圧検知ユニット及び導電モジュールを提供することができる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は、本発明の実施形態に係る電圧検知ユニットを含む積層型の蓄電池を、その一部を分解して示す斜視図である。 図2(a)は、図1のA-A断面図であり、図2(b)は、図2(a)のB部の拡大図である。 図3は、図1に示す導電モジュールを、その一部を分解して示す斜視図である。 図4は、図3に示すハウジングと電圧検知端子の分解斜視図である。 図5は、図3に示すハウジングと電圧検知端子の斜視図である。 図6は、図3に示す電圧検知端子の上面図及び部分側面図である。 図7は、電圧検知端子及び電線が収容されたハウジングと、カバーと、を示す下面図である。 図8(a)は、カバーが仮係止位置にてハウジングに係止された状態を示す上面図であり、図8(b)は、図8(a)のC-C断面図である。 図9(a)は、カバーが本係止位置にてハウジングに係止された状態を示す上面図であり、図9(b)は、図9(a)のD-D断面図である。 図10は、他の実施形態の導電モジュールの概略上面図である。
<実施形態>
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態に係る電圧検知ユニット5について説明する。以下、説明の便宜上、図1等に示すように、「前後方向」、「左右方向」、「上下方向」、「前」、「後」、「左」、「右」、「上」、及び「下」を定義する。「前後方向」、「左右方向」及び「上下方向」は、互いに直交している。
電圧検知ユニット5は、典型的には、図1に示す積層型の蓄電装置1に使用される。蓄電装置1は、矩形薄板状の充放電可能な蓄電モジュール2と、隣接する蓄電モジュール2の間を電気的に接続可能な矩形薄板状の導電モジュール3と、を上下方向に交互に積層して構成される。蓄電装置1では、複数の蓄電モジュール2が導電モジュール3を介して電気的に直列に接続されている。蓄電モジュール2は、内部に複数の電池セル(図示省略)が内蔵された構造を有し、蓄電モジュール2全体として、充放電可能な一つの電池として機能する。
導電モジュール3は、図1に示すように、矩形薄板状の導電板4(なお、導電板4は、後述するように、ヒートシンクとしての機能も有する。)と、導電板4の右側に連結された矩形薄板状の電圧検知ユニット5と、導電板4の左側に連結された矩形薄板状の対向ユニット6とで、全体として矩形薄板状の形状を有するように構成される。図1に示すように、電圧検知ユニット5と、対向ユニット6と、の間に導電板4を挟んで連結している。また、図1~図3(特に、図2(a))参照)に示すように、導電板4と電圧検知ユニット5とは、導電板4の右側端面に設けられた前後方向に延びるフランジ部4aと、電圧検知ユニット5の左側端面に設けられた前後方向に延びる凹部5aとが嵌合することで、互いに連結される。導電板4と対向ユニット6とは、導電板4の左側端面に設けられた前後方向に延びるフランジ部4bと、対向ユニット6の右側端面に設けられた前後方向に延びる凹部6aとが嵌合することで、互いに連結されている。
上下に隣接する蓄電モジュール2の間に位置する個々の導電モジュール3において、導電板4は、図2(a)に示すように、上下の蓄電モジュール2と直接接触している。このため、導電板4は、上側の蓄電モジュール2の下面と下側の蓄電モジュール2の上面とを導通する機能、並びに、上下の蓄電モジュール2から発生する熱を外部に放出するヒートシンクとしての機能を果たす。
上下に隣接する蓄電モジュール2の間に位置する個々の導電モジュール3において、電圧検知ユニット5は、導電板4に接触する後述する電圧検知端子10(図2等参照)を備える。電圧検知ユニット5は、この電圧検知端子10に接続された電線20(図1等参照)を介して、蓄電モジュール2の電圧を示す信号を出力する機能を果たす。
上下に隣接する蓄電モジュール2の間に位置する個々の導電モジュール3において、対向ユニット6としては、蓄電装置1の仕様に応じて、ダミーユニット、及び、温度検知ユニットのうち、何れか一つが適用される。
ダミーユニットが適用される場合、対向ユニット6として、図3に示すように、前後方向に延びる凹部6aを有する単なる樹脂板が使用される。この場合、対向ユニット6は、上下の蓄電モジュール2の間の隙間を埋める機能のみを果たす。
温度検知ユニットが適用される場合、対向ユニット6として、図1に示すように、ダミーユニットとして使用される樹脂板に温度センサ7(サーミスタ)が組み込まれた構造のものが使用される。この場合、対向ユニット6は、温度センサ7に接続された電線7a(図1参照)を介して、上下の蓄電モジュール2の温度を示す信号を出力する機能を果たす。
以下、本発明の実施形態に係る電圧検知ユニット5の具体的な構成について、図3~図9を参照しながら説明する。電圧検知ユニット5は、図3に示すように、ハウジング40と、ハウジング40に収容される電圧検知端子10と、電圧検知端子10に接続され且つハウジング40に収容される電線20と、ハウジング40に装着されるカバー30と、を備える。
まず、電圧検知端子10について説明する。金属製の電圧検知端子10は、1枚の金属板に対してプレス加工等の加工を施すことで形成される。電圧検知端子10は、図4及び図5に示すように、上方から、ハウジング40の端子収容凹部42に嵌め込まれて収容される。電圧検知端子10は、図6に示すように、上下方向から見て、直線Lを軸とした線対称なL字形状に設けられている。
詳しく説明すると、電圧検知端子10は、図6に示すように、左右方向(第1方向)に延びる第1部分11と、左右方向と直交する前後方向に延びる第2部分12と、第1部分11及び第2部分12の一端部同士を連結する角部13と、を有するL字状に形成されている。電圧検知端子10の軸となる直線Lと左右方向との成す角度と、直線Lの前後方向との成す角度と、は等しく設けられている。また、第1部分11と、第2部分12と、の長さD1、D2が等しい。また、本実施形態では、第1部分11と、第2部分12と、の成す角度は、90°に設けられている。
また、本実施形態では、L字の外側の角部13に第1部分11の先端部11a(他端部、第1箇所)に近づくに従って、第2部分12の他端部である先端部12a(他端部、第2箇所)から離れる傾斜面13aが形成されている。また、本実施形態では、この傾斜面13aから直線Lに沿って突出する凸部13bが設けられている。
第1部分11の他端部である先端部11a(即ち、左端側の端部)の下面には、導電板4のフランジ部4aの一部が、超音波接合や溶接等の手法によって固定されることになる(図2(b)参照)。第2部分12の先端部12a(即ち、後端側の端部)の下面には、電線20の一端部が電気的に接続されるように固定される。電線20の他端部は、蓄電装置1の外部において、電圧計測装置(図示省略)に接続されることになる。
次いで、カバー30について説明する。カバー30は、図7~図9に示すように、樹脂成形品であり、右方から、ハウジング40のカバー装着凹部41に装着される。カバー30は、対向部31と、対向部31から後方に延びる延出部32と、で構成される。対向部31は、主として電圧検知端子10を覆って保護する機能を果たし、延出部32は、主として電線20を覆って保護する機能を果たす。
対向部31は、上下方向に間隔を空けて互いに対向する一対の平板部33と、一対の平板部33の前後方向に延びる右端縁同士を前後方向全域に亘って上下方向に連結する連結部34と、で構成される。対向部31は、前後方向からみて、左方に開口する略U字状の形状を有する。各平板部33は、連結部34から繋がる略正方形の平板状の基部33aと、基部33aの前端部から左方に延びる矩形平板状の延出部33bと、から構成され、全体として上下方向からみて略L字状の形状を有している。延出部32は、対向部31を構成する一対の平板部33のうち上側の平板部33(より具体的には、上側の基部33a)の後端縁から面一で連続して後方に延びており、略矩形平板状の形状を有している。
対向部31を構成する一対の平板部33のうち下側の平板部33(より具体的には、下側の基部33a)の所定箇所には、上側の平板部33に向けて上方に突出する係止部36が形成されている(図8(b)及び図9(b)参照)。係止部36は、ハウジング40に設けられた後述する仮被係止部55及び本被係止部56との協働により、カバー30を、仮係止位置(図8参照)と、本係止位置(図9参照)と、に係止する機能を果たす。
次いで、ハウジング40について説明する。ハウジング40は、樹脂成形品であり、図1及び図3等に示すように、前後方向に延びる略矩形薄板状の形状を有する。ハウジング40の左側端面には、右方に窪み且つ前後方向に延びる凹部5aが形成されている。凹部5aには、導電板4のフランジ部4aが嵌合されることになる(図2等参照)。
ハウジング40の上下面におけるカバー30が装着される箇所には、カバー30の全体形状に対応する形状を有して窪むカバー装着凹部41が形成されている(図4及び図5参照)。カバー装着凹部41の窪み深さ(上下方向の深さ)は、カバー30(対向部31+延出部32)を構成する樹脂材料の板厚と等しい。よって、カバー30のハウジング40への装着時、ハウジング40の表面とカバー30の表面とは、面一になる(図1参照)。
ハウジング40の上面側のカバー装着凹部41の底面41aにおける電圧検知端子10が収容される箇所には、電圧検知端子10の全体形状に対応する形状を有して更に窪む端子収容凹部42が形成されている(図4及び図5参照)。端子収容凹部42の窪み深さ(上下方向の深さ)は、電圧検知端子10の板厚と等しい。よって、電圧検知端子10のハウジング40への装着時、電圧検知端子10の上面と、カバー装着凹部41の底面41aとは、面一になる(図8(b)及び図9(b)参照)。
図7及び図8に示すように、ハウジング40の左端縁における、電圧検知端子10の先端部11aが配置される前後方向位置には、右方に向けて上下方向からみて略矩形状に窪む切欠き43が形成されている。ハウジング40の左側端面にて前後方向に延びる凹部5aは、切欠き43によって分断されている。電圧検知端子10のハウジング40への収容時、電圧検知端子10の先端部11aの上下面が、切欠き43によって露出することになる(図8(b)参照)。
端子収容凹部42における電圧検知端子10の先端部12aが配置される箇所には、前後方向に延び且つ上下方向に貫通する貫通孔44が形成されている。電圧検知端子10のハウジング40への収容時、貫通孔44には、電圧検知端子10に接続された電線20の一端部(接点)が進入する(図7参照)。換言すれば、貫通孔44は、端子収容凹部42の底面42aと電線20の一端部との干渉を避けるための逃げ部として機能する。
ハウジング40の上面における電線20が収容される箇所には、電線20が収容される際の電線20の配索形態に対応する形状を有して窪む電線収容凹部46が形成されている。
次いで、電圧検知端子10及びカバー30をハウジング40へ組み付ける際の手順について説明する。まず、電線20があらかじめ超音波接合や溶接等の手法で接続された電圧検知端子10を、ハウジング40の端子収容凹部42に収容する。上述したように電圧検知端子10は、線対称なL字状に形成されている。これにより、表から見ても裏から見ても同一形状となり、表裏を確認しなくても電線20を接続して、ハウジング40の端子収容凹部42に嵌め込むことができる。また、このとき、電線20の一端部(接点)が貫通孔44に進入するように、電圧検知端子10が、上方から、ハウジング40の端子収容凹部42に嵌め込まれる。電圧検知端子10のハウジング40への収容が完了した状態では、電圧検知端子10の先端部11aの上下面が、切欠き43によって露出している(図8(b)参照)。
次いで、ハウジング40に収容された電圧検知端子10から延びる電線20を、ハウジング40の電線収容凹部46に収容する。電線20のハウジング40への収容が完了した状態では、電線20は、電線引出口49から後方へ向けてハウジング40の外部に延出している。
次いで、カバー30をハウジング40に装着する。このため、カバー30の対向部31がハウジング40の上下面のカバー装着凹部41を上下に挟むように、且つ、カバー30の延出部32がハウジング40の上面側のカバー装着凹部41を覆うように、カバー30が、右方から、ハウジング40のカバー装着凹部41に装着される。
カバー30がハウジング40に装着される過程において、カバー30の係止部36は、仮被係止部55の内部に進入して仮被係止部55と係合する(図8(b)参照)。これにより、カバー30が仮係止位置にてハウジング40に係止されて、カバー30のハウジング40への装着が完了し(図8参照)、電圧検知ユニット5(図3参照)が得られる。なお、後述するように、カバー30のハウジング40への装着が完了して(カバー30が仮係止位置で係止された状態で)得られた電圧検知ユニット5は、導電モジュール3(図1参照)の組み立てに供されることになる。
カバー30が仮係止位置に係止された状態では、図8(a)に示すように、カバー30の対向部31(より具体的には、上下一対の延出部33b)が、電圧検知端子10の先端部11aを覆っていない。このため、電圧検知端子10の先端部11aの上下面が、なおも切欠き43によって露出している(図8(b)参照)。
カバー30が仮係止位置に係止された状態にて、ハウジング40に対してカバー30を更に左方に押し込むと、カバー30の係止部36が、仮被係止部55を乗り越え、その後、本被係止部56の内部に進入して本被係止部56と係合する(図9参照)。これにより、カバー30が本係止位置にてハウジング40に係止される。
上述したように、カバー30のハウジング40への装着が完了して(カバー30が仮係止位置で係止された状態で)得られた電圧検知ユニット5は、導電モジュール3(図1参照)の組み立てに供される。具体的には、まず、図3に示すように、導電板4のフランジ部4aと電圧検知ユニット5の凹部5aとが嵌合されることで、導電板4の右側に電圧検知ユニット5が連結される。
この状態では、図3及び図8(b)から理解できるように、導電板4のフランジ部4aの一部が電圧検知端子10の先端部11aの下側に重なるように配置されており(図2(b)も参照)、ハウジング40の切欠き43の存在に起因して、電圧検知端子10の先端部11aの上面が上方に露出し、且つ、導電板4のフランジ部4aの一部の下面が下方に露出している。
次いで、上方に露出する電圧検知端子10の先端部11aの上面と、下方に露出する導電板4のフランジ部4aの一部の下面とを利用して、電圧検知端子10の先端部11aと導電板4のフランジ部4aの一部とが、超音波接合や溶接等の手法によって固定される。その後、カバー30が仮係止位置から本係止位置に移動されて、電圧検知ユニット5と導電板4との組み付けが完了する。
次いで、導電板4のフランジ部4bと対向ユニット6の凹部6aとが嵌合されることで、電圧検知ユニット5が組み付けられた導電板4の左側に対向ユニット6が連結される(図2等参照)。これにより、導電モジュール3の組み立てが完了する。
このようにして得られた導電モジュール3は、図1に示す蓄電装置1の組み立てに供される。具体的には、蓄電モジュール2と導電モジュール3とが上下方向に交互に積層されて、これらの積層体を所定の金具等で固定することで、蓄電装置1が得られる。
上述した実施形態によれば、電圧検知端子10が、ハウジング40の端子収容凹部42に嵌め込まれて収容される。これにより、電圧検知端子10の位置決めを容易に行うことができる。また、電圧検知端子10が、線対称なL字状に形成されている。これにより、表から見ても裏から見ても同一形状となり、表裏を確認しなくてもハウジング40の端子収容凹部42に嵌め込むことができ、組付けの作業性に優れている。
また、上述した実施形態によれば、電圧検知端子10は、左右方向に延びる第1部分11と、前後方向に延びる第2部分12と、第1部分11及び第2部分12の一端部同士を連結する角部13と、を有するL字状に形成され、第1部分11の他端部である先端部11aに、導電板4が接続され、第2部分12の他端部である先端部12aに、電線20が接続されている。これにより、電圧検知端子10の第1部分11の先端部11a部側に導電板4を位置づけて、第2部分12の先端部12a側から電線20を引き出すことができる。
また、上述した実施形態によれば、電圧検知端子10は、角部13の外側に第1部分11の先端部11aに近づくに従って、第2部分12の先端部12aから離れる傾斜面13aが形成されている。これにより、電流が流れにくい角部13の外側を切り欠いて傾斜面13aを設けることにより、電圧検知端子10の小型化を図ることができる。
また、上述した実施形態によれば、カバー30が、端子収容凹部42に収容されている電圧検知端子10の先端部11aを覆わない仮係止位置と、先端部11aを覆う本係止位置と、にてハウジング40に係止可能に設けられている。これにより、カバー30を仮係止した状態で先端部11aに導電板4を接続し、カバー30を本係止して電圧検知端子10を覆って保護することができる。
なお、本発明は上記各実施形態に限定されることはなく、本発明の範囲内において種々の変形例を採用することができる。例えば、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
上述した実施形態で説明した、図1~図3では電圧検知ユニット5が導電板4の右側に配置されているが、電圧検知ユニット5は、導電板4の左側に配置されてもよい。この場合、電圧検知ユニット5の全体構成を左右逆にして得られる電圧検知ユニット(即ち、電圧検知ユニット5のミラー品)が使用される。
電圧検知ユニット5を右側に配置するか、左側に配置するかは、仕様によって異なる。このため、電圧検知ユニットとしては、図1などに示す電圧検知ユニット5と、この電圧検知ユニット5のミラー品と、の2種類が用意される。上述した電圧検知端子10は、線対称なL字形状に設けられている。これにより、電圧検知端子10を90°回転させれば、電圧検知ユニット5のミラー品にも適用できる。即ち、電圧検知ユニット5と、電圧検知ユニット5のミラー品と、で電圧検知端子10を共用することができる。
また、上述した実施形態では、対向ユニット6としては、ダミーユニット、及び、温度検知ユニットのうち、何れか一つが適用されていたが、図10に示すように、対向ユニット6として、電圧検知ユニットを適用してもよい。対向ユニット6としての電圧検知ユニット6(第2電圧検知ユニット)は、導電板4を中心に、図1などに示す電圧検知ユニット5をミラー反転した形状に設けられている。即ち、電圧検知ユニット6は、ハウジング40のミラー品であるハウジング40mと、電圧検知端子10と、カバー30のミラー品であるカバー30mと、を備えている。電圧検知端子10は、電圧検知ユニット5で使用されているものを回転させて、ハウジング40mに収容している。この場合も、電圧検知ユニット5と、電圧検知ユニット5のミラー品である電圧検知ユニット6と、で電圧検知端子10を共用することができる。
ここで、上述した本発明に係る電圧検知ユニット及び導電モジュールの実施形態の特徴をそれぞれ以下[1]~[6]に簡潔に纏めて列記する。
[1]
検知対象(4)に導通接続されることになる第1箇所(11a)と、電線(20)が接続されることになる第2箇所(12a)と、を有する板状の電圧検知端子(10)と、
前記電圧検知端子(10)が嵌め込まれて収容される端子収容凹部(42)を有する板状のハウジング(40)と、を備え、
前記電圧検知端子(10)は、線対称なL字形状に設けられた、
電圧検知ユニット(5)。
[2]
[1]に記載の電圧検知ユニット(5)において、
前記電圧検知端子(10)は、第1方向に延びる第1部分(11)と、第1方向と交差する第2方向に延びる第2部分(12)と、前記第1部分(11)及び前記第2部分(12)の一端部同士を連結する角部(13)と、を有するL字状に形成され、
前記第1部分(11)の他端部に、前記第1箇所(11a)が設けられ、
前記第2部分(12)の他端部に、前記第2箇所(12a)が設けられた、
電圧検知ユニット(5)。
[3]
[2]に記載の電圧検知ユニット(5)において、
前記電圧検知端子(10)は、前記角部(13)の外側に前記第1部分(11)の他端部(11a)に近づくに従って、前記第2部分(12)の他端部(12a)から離れる傾斜面(13a)が形成されている、
電圧検知ユニット(5)。
[4]
[1]~[3]の何れか1項に記載の電圧検知ユニット(5)において、
前記端子収容凹部(42)に収容されている前記電圧検知端子(10)の前記第1箇所(11a)を覆わない仮係止位置と、前記第1箇所(11a)を覆う本係止位置と、にて前記ハウジング(40)に係止可能なカバー(30)をさらに備えた、
電圧検知ユニット(5)。
[5]
蓄電モジュール(2)に積層され、接続された導電板(4)と、
前記導電板(4)を検知対象とする請求項1~4の何れか1項に記載の電圧検知ユニット(5)と、
板状の対向ユニット(6)と、を備え、
前記電圧検知ユニット(5)と、前記対向ユニット(6)と、の間に前記導電板(4)を挟んで連結する、
導電モジュール(3)。
[6]
[5]に記載の導電モジュール(3)であって、
前記対向ユニット(6)は、前記導電板を(4)中心に、請求項1~4の何れか1項に記載の電圧検知ユニット(5)をミラー反転した形状に設けられた第2電圧検知ユニット(6)から構成された、
導電モジュール(3)。
3 導電モジュール
2 蓄電モジュール
4 導電板(検知対象)
5 電圧検知ユニット
6 対向ユニット、電圧検知ユニット
10 電圧検知端子
11 第1部分
11a 先端部(他端部、第1箇所)
12 第2部分
12a 先端部(他端部、第2箇所)
13 角部
13a 傾斜面
20 電線
30 カバー
40 ハウジング
42 端子収容凹部

Claims (6)

  1. 検知対象に導通接続されることになる第1箇所と、電線が接続されることになる第2箇所と、を有する板状の電圧検知端子と、
    前記電圧検知端子が嵌め込まれて収容される端子収容凹部を有する板状のハウジングと、を備え、
    前記電圧検知端子は、線対称なL字形状に設けられた、
    電圧検知ユニット。
  2. 請求項1に記載の電圧検知ユニットにおいて、
    前記電圧検知端子は、第1方向に延びる第1部分と、第1方向と交差する第2方向に延びる第2部分と、前記第1部分及び前記第2部分の一端部同士を連結する角部と、を有するL字状に形成され、
    前記第1部分の他端部に、前記第1箇所が設けられ、
    前記第2部分の他端部に、前記第2箇所が設けられた、
    電圧検知ユニット。
  3. 請求項2に記載の電圧検知ユニットにおいて、
    前記電圧検知端子は、前記角部の外側に前記第1部分の他端部に近づくに従って、前記第2部分の他端部から離れる傾斜面が形成されている、
    電圧検知ユニット。
  4. 請求項1~3の何れか1項に記載の電圧検知ユニットにおいて、
    前記端子収容凹部に収容されている前記電圧検知端子の前記第1箇所を覆わない仮係止位置と、前記第1箇所を覆う本係止位置と、にて前記ハウジングに係止可能なカバーをさらに備えた、
    電圧検知ユニット。
  5. 蓄電モジュールに積層され、接続された導電板と、
    前記導電板を前記検知対象とする請求項1~4の何れか1項に記載の電圧検知ユニットと、
    板状の対向ユニットと、を備え、
    前記電圧検知ユニットと、前記対向ユニットと、の間に前記導電板を挟んで連結する、
    導電モジュール。
  6. 請求項5に記載の導電モジュールであって、
    前記対向ユニットは、前記導電板を中心に、請求項1~4の何れか1項に記載の電圧検知ユニットをミラー反転した形状に設けられた第2電圧検知ユニットから構成された、
    導電モジュール。
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