JP2022170951A - 画像処理装置、画像形成装置および画像処理方法 - Google Patents

画像処理装置、画像形成装置および画像処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】画像形成装置を大型化することなく潜像への裏写りの抑制を可能にすること。【解決手段】本発明は、印刷情報取得部と、潜像情報取得部と、潜像裏写り抑制処理部とを画像処理装置が備え、印刷情報取得部は、印刷用データから印刷情報を取得し、潜像情報取得部は、印刷用データから潜像情報を取得し、潜像裏写り抑制処理部は、印刷情報が両面印刷の設定でかつ印刷用データのオブジェクトに潜像が含まれている場合に裏写り抑制処理を行うことを特徴とする。【選択図】図8

Description

本発明は、画像処理装置、画像形成装置および画像処理方法に関する。
従来、両面印刷の文書において、潜像部の裏面の位置に別画像が印刷されている場合、別画像の裏写りにより潜像部が認識できなくなるということがある。
特許文献1には、有色色材の印刷部の下地に白色色材を作像して印刷する裏写り抑制方法が開示されている。
しかしながら、従来技術のように有色画像の下地に白色色材を作像して印刷する裏写り抑制方法では、白色色材を形成する作像部が画像形成装置に必要となり、画像形成装置が大型化するという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、画像形成装置を大型化することなく潜像への裏写りを抑制することが可能な画像処理装置、画像形成装置および画像処理方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、印刷情報取得部と、潜像情報取得部と、潜像裏写り抑制処理部とを画像処理装置が備え、前記印刷情報取得部は、印刷用データから印刷情報を取得し、前記潜像情報取得部は、前記印刷用データから潜像情報を取得し、前記潜像裏写り抑制処理部は、前記印刷情報が両面印刷の設定でかつ前記印刷用データのオブジェクトに潜像が含まれている場合に裏写り抑制処理を行うことを特徴とする。
本発明によれば、画像形成装置を大型化することなく潜像への裏写りを抑制することができるという効果を奏する。
図1は、第1の実施の形態にかかる印刷システムの全体構成図を示すブロック図である。 図2は、画像形成装置の概略構成を模式的に示す図である。 図3は、画像形成装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 図4は、クライアントPCのハードウェア構成を示すブロック図である。 図5は、印刷システムにおける機能を示す機能ブロック図である。 図6は、潜像合成手法の一例を示す図である。 図7は、選択された潜像エリア情報を保持する例を示す図である。 図8は、画像処理装置における裏写り抑制部の構成の一例を示す図である。 図9は、画像処理装置が行う潜像裏写り抑制処理フローの一例を示す図である。 図10は、潜像裏写り抑制処理を行う効果を示す図である。 図11は、変形例1にかかる裏写り抑制部の構成の一例を示す図である。 図12は、画像処理装置が行う潜像裏写り抑制処理フローの一例を示す図である。 図13は、変形例2にかかる裏写りを抑制する処理の説明図である。 図14は、変形例2にかかる画像処理装置が行う潜像裏写り抑制処理フローの一例を示す図である。 図15は、変形例3にかかる画像処理装置が行う潜像裏写り抑制処理フローの一例を示す図である。 図16は、画像処理装置が行うK版の画素値の変換例を示す図である。 図17は、変形例4にかかる裏写り抑制部の構成の一例を示す図である。 図18は、変形例4にかかる画像処理装置が行う潜像裏写り抑制処理フローの一例を示す図である。 図19は、画像処理装置が行うK版の画素値の変換例を示す図である。 図20は、変形例5にかかる裏写り抑制部の構成の一例を示す図である。 図21は、画像処理装置が行う潜像裏写り抑制処理フローの一例を示す図である。 図22は、変形例6にかかる裏写り抑制部の構成の一例を示す図である。 図23は、画像処理装置が行う潜像裏写り抑制処理フローの一例を示す図である。 図24は、変形例6の潜像裏写り抑制処理の効果の一例を示す図である。 図25は、変形例7にかかる裏写り抑制部の構成の一例を示す図である。 図26は、画像処理装置が行う潜像裏写り抑制処理フローの一例を示す図である。 図27は、変形例8にかかる裏写り抑制部の構成の一例を示す図である。
以下に添付図面を参照して、画像処理装置、画像形成装置および画像処理方法の実施の形態を詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、第1の実施の形態にかかる印刷システムの全体構成図を示すブロック図である。図1に示されるように、印刷システムは、1台以上のクライアントPC(Personal Computer)300と、プリントサーバ400と、画像形成装置100とが、ネットワーク500を介して接続されている。クライアントPC300および画像形成装置100は、それぞれ電子機器である。
印刷システムにおける印刷処理の概略について説明する。クライアントPC300のアプリケーション内で作成された文書データは、クライアントPC300内部のプリンタドライバを介して印刷用データに変換される。印刷用データは、クライアントPC300から画像形成装置100に送信され、画像形成装置100内部の画像処理装置により編集および解析されて印字可能なラスターデータに変換される。ラスターデータは、画像形成装置100のプロッタにより印刷される。
なお、クライアントPC300からプリントサーバ400に対して印刷用データを送信し、プリントサーバ400にて印刷用データの編集や必要な設定を行った後に、プリントサーバ400から画像形成装置100に印刷用データを送信するようにしてもよい。
また、クライアントPC300から印刷用データが送信されるのではなく、あらかじめプリントサーバ400に保存されている文書を画像形成装置100に直接送信するようにしてもよい。
図2は、画像形成装置100の概略構成を模式的に示す図である。画像形成装置100は、コピー機能、プリンタ機能、スキャナ機能およびファクシミリ機能のうち少なくとも2つの機能を有する複合機である。
図2に示されるように、画像形成装置100は、給紙部103、装置本体104、スキャナ101及び自動原稿送り装置(ADF:Auto Document Feeder)102を備える。
画像形成装置100は、装置本体104内に、画像形成部であるプロッタ120を備える。プロッタ120は、タンデム方式の作像部105と、作像部105に給紙部103から搬送路107を介して記録紙を供給するレジストローラ108と、光書き込み装置109と、定着部110と、両面トレイ111と、を備えている。
作像部105には、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(赤外線吸収可視トナー(ブラック))の4色に対応して4本の感光体ドラム112が並設される。各感光体ドラム112の周りには、帯電器、現像器106、転写器、クリーナ及び除電器を含む作像要素が配置されている。また、転写器と感光体ドラム112との間には、両者のニップに挟持された状態で駆動ローラと従動ローラとの間に張架された中間転写ベルト113が配置されている。
すなわち、画像形成装置100は、特殊な透明トナーを用いることなく、汎用的なCMYKトナーにより、赤外潜像画像の作成を行うものである。赤外センシングデバイスでは、CMYトナーは透明であるため、ブラックトナーを埋め込んだ部分のみを映し出すことができる。
このように構成されたタンデム方式の画像形成装置100は、ADF102から送られた原稿をスキャナ101で読み取った原稿画像に基づき、YMCKの色毎に各色に対応する感光体ドラム112に光書き込み装置109から光書き込みを行い、現像器106で各色のトナー毎に現像し、中間転写ベルト113上に例えばY,M,C,Kの順で1次転写する。そして、画像形成装置100は、1次転写により4色重畳されたフルカラーの画像を給紙部103から供給された記録紙に2次転写した後、定着部110で定着して排紙することによりフルカラーの画像を記録紙上に形成する。
次に、画像形成装置100のハードウェア構成について説明する。
ここで、図3は画像形成装置100のハードウェア構成を示すブロック図である。図3に示されるように、画像形成装置100にはスキャナ101で読み取った原稿画像に所定の処理を施し、画像データとしてプロッタ120に出力する画像処理装置200が設けられている。
画像処理装置200は、CPU(Central Processing Unit)201、ROM(Read Only Memory)202、メインメモリ205、チップセット206、画像処理ASIC207、コントローラASIC208、メインメモリ209、I/O ASIC210を備える。なお、ASICは、Application Specific Integrated Circuit(特定用途向け集積回路)の略称である。
CPU201は、画像形成装置100を制御するためのものである。メインメモリ205は、CPU201が画像形成装置100を制御するためのプログラム(アプリケーション、OS、プリンタドライバ、その他のプログラム)が展開されそのワーク領域として使用されたり、扱う画像データなどを一時保管したりするフレームメモリ(画像メモリ)である。チップセット206は、CPU201と共に用いられコントローラASIC208、I/O ASIC210がメインメモリ205へアクセスすることを制御する。
本実施の形態の画像形成装置100で実行されるプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD-ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD-R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。
さらに、本実施の形態の画像形成装置100で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、本実施の形態の画像形成装置100で実行されるプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。
スキャナ101は、コピー処理する画像データや外部インターフェイスへ出力するための画像データを読み取る機能を有している。プロッタ120は、メインメモリ209へ置かれた画像データを印刷するための機能を有している。
画像処理ASIC207は、スキャナ101より読み取られた画像データに対して画像処理を行いコントローラASIC208へ画像データを出力する。また、画像処理ASIC207は、コントローラASIC208からの画像データをプロッタ120にて印刷できるように画像処理したり、プロッタ120の印刷タイミングにあわせて画像データを送ったりするものである。
コントローラASIC208は、チップセット206越しのメインメモリ205を使って画像形成装置100で扱う画像データの回転、および編集などを行い、HDD211に蓄積し画像処理ASIC207と画像データを送受信する。メインメモリ209は、コントローラASIC208が画像処理を行う画像メモリとして使用される。HDD(Hard Disk Drive)211は、画像処理した画像データを一時保管するため使用されるストレージである。
I/O ASIC210は、画像形成装置100に付加機能を与えるための外部インターフェイスである。例えば、I/O ASIC210は、ネットワークインターフェイス、USB、SDカード、操作部、SPI、I2C、原稿幅センサ85(幅検出センサSN1~SN5)などのインターフェイスや画像処理を高速化するためのハードウェアアクセラレータ、暗号化処理回路などが具備されている。
次に、クライアントPC300のハードウェア構成について説明する。
図4は、クライアントPC300のハードウェア構成を示すブロック図である。以下の説明においては、一般的なPC等のハードウェア構成を例としてクライアントPC300のハードウェア構成について説明する。
図4に示されるように、クライアントPC300は、CPU(Central Processing Unit)10、RAM(Random Access Memory)20、ROM(Read Only Memory)30、HDD(Hard Disk Drive)40及びI/F50がバス80を介して接続されている。また、I/F50にはLCD(Liquid Crystal Display)60及び操作部70が接続されている。
CPU10は演算手段であり、クライアントPC300全体の動作を制御する。RAM20は、情報の高速な読み書きが可能な揮発性の記憶媒体であり、CPU10が情報を処理する際の作業領域として用いられる。ROM30は、読み出し専用の不揮発性記憶媒体であり、ファームウェア等のプログラムが格納されている。HDD40は、情報の読み書きが可能な不揮発性の記憶媒体であり、OS(Operating System)や各種の制御プログラム、アプリケーション・プログラム、プリンタドライバ等が格納される。
I/F50は、バス80と各種のハードウェアやネットワーク500等を接続し制御する。すなわち、I/F50は、クライアントPC300がネットワーク500を介して画像形成装置100等の他の機器と通信するためのインターフェイスである。LCD60は、ユーザが各種情報を確認するための視覚的ユーザインターフェイスである。操作部70は、キーボードやマウス等、ユーザがクライアントPC300に情報を入力するためのユーザインターフェイスである。
このようなハードウェア構成において、ROM30やHDD40若しくは図示しない光学ディスク等の記憶媒体に格納されたプログラムがRAM20に読み出され、CPU10がRAM20にロードされたプログラムに従って演算を行うことにより、ソフトウェア制御部が構成される。このようにして構成されたソフトウェア制御部と、ハードウェアとの組み合わせによって、本実施形態に係るクライアントPC300の機能を実現する機能ブロックが構成される。
本実施形態のクライアントPC300で実行されるプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD-ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD-R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供される。
また、本実施形態のクライアントPC300で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、本実施形態のクライアントPC300で実行されるプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。
次に、印刷システムにより発揮される機能について説明する。ここでは、図1の印刷システムの全体構成図のうち、画像処理装置200およびクライアントPC300を用いて説明するが、クライアントPC300に代えて、プリントサーバ400など、いかなる情報処理装置を用いても良い。また、画像処理装置200にて発揮される機能に関しても、クライアントPC300やプリントサーバ400などの情報処理装置に配置しても良い。
ここで、図5は印刷システムにおける機能を示す機能ブロック図である。なお、ここでは、画像処理装置200、クライアントPC300が発揮する機能のうち、本実施の形態における特徴的な機能について説明する。
画像処理装置200は、概略的には、両面印刷において背景画像中に潜像画像を埋め込む機能と、潜像画像の裏面の画像に画像処理を施す機能を有している。
ここで、背景画像とは、潜像を埋め込むための可視画像を指す。可視画像に潜像が埋め込まれたものを潜像埋込画像と呼ぶ。潜像は、可視画像により視認困難であるが、特定の観察環境でのみ検出可能な画像情報である。また、潜像画像は、背景画像に潜像が画像で埋め込まれているものを指す。例えば、潜像画像は、赤外に反応を持つセンシングデバイスでのみ検出可能なコード情報である。また、裏面画像は、両面印刷の設定の場合に潜像画像を印刷する印刷面に対し裏面に印刷される画像を指す。例えば、両面印刷で潜像が印刷面の表面に印刷されれば印刷面の裏面の画像が裏面画像となり、両面印刷で潜像が印刷面の裏面に印刷されれば印刷面の表面の画像が裏面画像となる。
図6は潜像合成手法の一例を示す図である。図6には、潜像画像の一例としてQRコード(登録商標)で表現される画像が示されている。図6に示されるように、RGBで構成される任意の背景画像に対して、RGBからCMYへの変換を行う。潜像画像に対してはRGB成分から輝度値に変換するなどして、モノクロ変換を実施する。ここで、CMYに変換された背景画像に関して、各画素一定の墨生成テーブルにて墨生成を行うのではなく、同じ画素位置の潜像画像濃度に応じて墨生成量の変更を行う。例えば、背景画素と同じ位置の潜像画像が白画素であった場合は、墨生成を実施せず、CMY値のみのままとする。背景画素と同じ位置の潜像画像が黒画素であった場合は、高墨にする処理を行うことで、墨生成が行われたCMYK画像を作成する。なお、墨処理テーブルについては、低墨の場合と高墨の場合にて同等の色再現が行われるように調整されているものとする。図6では、RGBで構成される背景画像に対する埋め込み方法を説明したが、背景画像がCMYK画像の場合は一度、CMYK信号からCMY信号またはRGB信号への変換を行い、図6の方法を用いて潜像埋込画像に変換すればよい。
このようなCMYK画像について画像形成装置100で印刷を行うと、低墨部と高墨部は色の違いが生じることがないため、可視光下での肉眼での観察では元の背景画像しか認識されることはない。しかし、潜像画像の濃度に基づき墨生成量が動的に変更されているため、赤外に反応を持つセンシングデバイスで検出すると、図6に示されるようにK版の潜像画像が検出される。
ここで、赤外光下ではシアン、マゼンタ、イエローのカーボンを含まない色材は赤外光下では高い透過性質を示すが、カーボンブラックを利用したブラック色材は高い吸収成分を示す特徴がある。赤外センシングデバイスでは潜像埋込画像を確認するとCMYトナーは透明となり、Kトナーでの印字部のみ黒く検知されるため、赤外センシングデバイスでは潜像画像を確認することができる。このように、任意の背景画像に対して、光学特性の異なる色材の組み合わせを調整することで、潜像画像を埋め込む事が可能である。ここで、Kトナーの画像が潜像画像を保持し、CMYトナーによる画像は潜像を秘匿するためのマスクとしての役割を果たす。
なお、本実施形態では墨生成量を調整する方法にて説明するが、光学特性の異なる色材の組み合わせにより潜像を埋め込む方法としては、黒マスクを背景画像に合成して黒マスク内のKの量を調整して潜像を埋め込む手法もあり、いずれの方法で合成しても構わない。いずれの手法においても光学特性の異なる色材の組み合わせを調整することにより、潜像を保持するものであるため、生成された潜像埋込画像は、印字される色材の量が保持可能な画像フォーマットにより保持される。
例えば、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックで印字される画像形成装置100で印字を行う場合は、CMYKの画像フォーマットにて保持を行う。上記以外の色材を利用する場合は(例えば、ライトシアン、ライトマゼンタ)、色材の量をすべて記録できる画像フォーマットで保持する必要がある。
なお、本実施形態では、高い赤外線吸収を示すカーボンブラックと高い赤外透過性を示すシアン、マゼンタ、イエローの色材を例にして赤外潜像を埋め込む手法を例に挙げているが、紫外成分に高い吸収や透過性を示す色材の組み合わせを利用して紫外潜像の埋め込みを行ってもよい。
アプリケーションから潜像印刷用のプリンタドライバを指定して印刷指示が行われると、印刷プレビュー画面が起動される。印刷用プレビュー画面ではユーザが潜像として秘匿したい情報を選択することができる。潜像の選択が完了し、印刷指示が行われると、印刷用データから潜像画像として選択したオブジェクトが抽出され、任意の背景情報に潜像画像が合成され潜像埋込画像に変換されて印刷される。このようにユーザは既存のアプリケーション内の任意の情報を潜像として秘匿することができる。
潜像として秘匿されたQRコードは、目視や通常のRGB系のスキャナでは検出できず、赤外センシングデバイスでのみ検出及びデコードが可能である。そのため、改ざんや偽造が非常に困難なQRコードが作成可能である。また、一般のコピー機による複写では潜像は破壊されコピーされないため、複写や偽造の判定も可能となる。
図5に示されるように、クライアントPC300は、潜像エリア設定部310を備える。また、画像処理装置200は、画像処理部260と、RIP(Raster Image Processing)部270と、を備える。
図5のように、印刷指示が行われると、クライアントPC300のアプリケーションは、クライアントPC300のオペレーションシステムの描画用APIおよびプリンタドライバグラフィックス機能を介して、印刷用データを生成する。この印刷用データは、PDL(ページ記述言語)と呼ばれる画像形成装置100が解釈可能なコマンドデータ形式であることが一般的である。
潜像エリア設定部310は、クライアントPC300のプリンタドライバによって生成された印刷用データを解釈して、印刷プレビュー画面としてクライアントPC300の画面上に印刷イメージの描画を行う。ユーザは、印刷プレビュー画面上で、潜像画像として秘匿したいエリアを選択することができる。
ここで、図7は選択された潜像エリア情報を保持する例を示す図である。図7に示されるように、プレビュー画面にて選択されたエリアは、印刷イメージ中の潜像エリア情報(座標による領域指定情報)として保持される。なお、潜像エリア情報は、ページごとに複数個所設定可能であることとする。
潜像エリア設定部310において指定された潜像エリア情報は、印刷用データとともに画像処理装置200に送信され、画像処理部260に渡される。
画像処理部260は、印刷用データを受信し、潜像エリア情報が含まれる場合に上述したように背景画像に潜像埋込画像を埋め込み、潜像埋込画像付き印刷用データを生成する。さらに画像処理部260は、印刷用データが両面印刷の設定の場合に裏面画像に裏写りの抑制処理を施す。画像処理部260における裏写りの抑制処理について次に詳しく説明する。
図8は、画像処理装置200における裏写り抑制部の構成の一例を示す図である。図8に示されるように、画像処理部260は、裏写りの抑制を行う手段として、印刷情報取得部261と、潜像情報取得部262と、潜像裏写り抑制処理部263とを含む。
印刷情報取得部261は、印刷用データから印刷情報を取得する。潜像情報取得部262は、印刷用データから潜像情報を取得する。潜像裏写り抑制処理部263は、印刷情報および潜像情報に基づき、印刷用データの裏面画像に潜像裏写り抑制処理を施す。
ここで、印刷用データは、例えばPDL(プリンタ記述言語)と呼ばれるプリンタが解釈可能なコマンドデータである。PDLで記載された印刷用データは、ページ数と各ページ毎のオブジェクトの種類(イメージ、線、図形、または文字)と、その印字位置が示された座標データと、片面印刷か両面印刷かの指示と、印刷方向または用紙サイズと、の設定データで構成されることが一般的である。印刷情報とは、座標データや設定データのことで、潜像情報とは、潜像が含まれるページ情報および潜像の座標データのことである。
潜像裏写り抑制処理部263は、印刷情報が両面印刷を示す情報で、印刷用データに潜像情報が含まれている場合に、潜像情報の裏面画像に潜像裏写り抑制処理を施して印刷用データをRIP処理部270に出力する。つまり、画像処理部260は、裏面を含む、潜像埋込画像付き印刷用データをRIP処理部270に出力する。
裏面画像に対する潜像裏写り抑制処理は、一例としては裏面画像の画像濃度を低くする処理である。なお、潜像裏写り抑制処理は、潜像の読み取りが可能なように裏写りが抑制できる処理であれば、その他の方法を適宜使用してもよい。
印刷用データは潜像裏写り抑制処理が行われた後、RIP処理部270にてラスターデータに変換される。ラスターデータとはピクセル座標と画素値で構成された行列形式のデータである。
図9は、画像処理装置200が行う潜像裏写り抑制処理フローの一例を示す図である。画像処理装置200は、まず受信した印刷用データの印刷情報から両面印刷かを判定し(S1)、両面印刷でないと判定した場合(S1:No)、潜像裏写り抑制処理を終了する。
また、画像処理装置200は、両面印刷と判定した場合(S1:Yes)、続いて印刷用データのオブジェクトに潜像が含まれているかを判定する(S2)。画像処理装置200は、印刷用データのオブジェクトに潜像が含まれていないと判定した場合(S2:No)、潜像裏写り抑制処理を終了する。
また、画像処理装置200は、印刷用データのオブジェクトに潜像が含まれていると判定した場合(S2:Yes)、潜像裏写りの抑制を実行して(S3)、潜像裏写り抑制処理を終了する。
ここで、両面印刷とは、小冊子印刷など記録紙の表裏に印刷を行うケースを指す。印刷用データのオブジェクトに潜像が含まれているかどうかは、例えばオブジェクトがK版で作られた2次元コードにCMY版で作られた画像が重ねられたオブジェクトかどうかで判定する。
図10は、潜像裏写り抑制処理を行う効果を示す図である。図10には、潜像があるページの裏面にK版の「あいう」の文字の画像を印刷するケースを一例に、画像処理装置200が裏写り抑制処理を行った場合と裏写り抑制処理を行わなかった場合の、潜像画像の読取結果が示される。なお、潜像画像は、QRコードとし潜像のあるページ側から読み取られているものとする。
図10に示されるように、潜像裏写り抑制処理が無い場合、裏面のK版の文字が裏写りして読み取られ、QRコードの潜像に重なって読み取られる。この場合、QRコードが正しく検出されず、デコードができない。
一方、潜像裏写り抑制処理が有る場合、裏面のK版の文字の裏写りが抑制されるため、QRコードの潜像は読み取られ、QRコードの検出およびデコードが可能になる。
このように、本実施の形態では、潜像画像が含まれる場合に、裏面画像の裏写りを抑制することができるため、潜像画像を正確に読み取ることが可能になる。また、CMYKのような一般的なトナーの構成でよいため、装置を大型化することなく実施することができる。
(変形例1)
画像処理装置200の変形例1について説明する。ここでは、実施の形態と共通する箇所の説明は適宜省略し、異なる箇所について説明する。
図11は、変形例1にかかる裏写り抑制部の構成の一例を示す図である。図11に示されるように、画像処理部260は、裏写りの抑制を行う手段として、潜像裏写り抑制処理部263に潜像裏面画像補正部263-1を有する。
潜像裏面画像補正部263-1は、処理ページが潜像画像を含むページの裏面のページ(潜像裏面ページと呼ぶ)である場合に、処理ページの画像を補正する。
図12は、画像処理装置200が行う潜像裏写り抑制処理フローの一例を示す図である。図12に示されるフローは、図9に示されるフローにS21が追加されたものである。図12に示されるように、画像処理装置200は、S1(Yes)、S2(Yes)の後に、処理ページが潜像裏面ページかをステップS21で判定する。画像処理装置200は、処理ページが潜像裏面ページでないと判定した場合(S21:No)、潜像裏写り抑制処理を終了する。また、画像処理装置200は、処理ページが潜像裏面ページであると判定した場合(S21:Yes)、潜像裏面画像補正つまり潜像裏写りの抑制を実行して(S3)、潜像裏写り抑制処理を終了する。
このように、変形例1にかかる画像処理装置では、処理ページ単位に潜像画像が含まれるページの裏面に対し潜像裏写り抑制処理を実行することが可能になる。
(変形例2)
画像処理装置200の変形例2について説明する。潜像画像への裏写りの原因は、潜像画像の裏面に形成されるK版の画像である。そこで、変形例2として、K版の黒色画像をCMYで構成した黒色画像に置換する変形例を示す。
図13は、変形例2にかかる裏写りを抑制する処理の説明図である。図13に示されるように、ブラックトナーのK色材は赤外域において高い光吸収性を示し、裏写りの原因になるが、CMYで構成されたK色材は赤外域において低い光吸収性となり、裏写りが抑制される。つまり、CMYで構成されたK色材の印字部は可視光域(420~680nm)ではK色材の印字部とほぼ同等の反射率でK色材と同様に読み取れるが、赤外域(780~1100nm)では光を透過して見えなくなる。よって、潜像の裏面画像のK版をCMY版に置換し、K色材の代わりにCMYで構成されたK色材を用いることで潜像画像における裏写りを抑制することができる。
図14は、変形例2にかかる画像処理装置200が行う潜像裏写り抑制処理フローの一例を示す図である。図14に示されるフローは、図12に示されるフローのS3の処理をS31としたものである。画像処理装置200は、K版をCMY版に置換する処理を実行して(S31)、本潜像裏写り抑制処理を終了する。
(変形例3)
画像処理装置200の変形例3について説明する。潜像画像への裏写りの原因は、潜像画像の裏面に形成されるK版の画像である。そこで、変形例3として、K版の画素値を下げる変形例を示す。
図15は、変形例3にかかる画像処理装置200が行う潜像裏写り抑制処理フローの一例を示す図である。図15に示されるフローは、図12に示されるフローのS3の処理をS32としたものである。画像処理装置200は、K版の画素値を下げる処理を実行して(S32)、本潜像裏写り抑制処理を終了する。
図16は、画像処理装置200が行うK版の画素値の変換例を示す図である。図16(a)に示されるような入出力関係で、入力画素値を低い出力画素値に変換して出力する。具体的には、図16(a)のように画像の画素値を一律で128/255倍(端数切り上げ、最大濃度255)に変換することで、画素値を下げる。図16(a)の関係で入力画素値255は出力画素値128に変換されるため、図16(b)に示されるようにK版全体の画素値が補正前の255から補正後の128へ下がり、低い濃度で印刷が実行される。これにより、潜像画像の裏面画像の濃度が低くなり読取られにくくなるため、裏写りが抑制される。
なお、図16(a)の変換例は、一例であり、これに限定されない。画素値が一定値以下であれば裏写りは抑制できるため、一定値以下の画素値になるよう画素値上限を設けてもよい。
(変形例4)
画像処理装置200の変形例4について説明する。印刷媒体情報に応じてK版の画素値を下げる変形例を示す。
図17は、変形例4にかかる裏写り抑制部の構成の一例を示す図である。図17に示されるように、画像処理部260は、裏写りの抑制を行う手段として、さらに印刷媒体情報取得部264を有する。
印刷媒体情報取得部264は、例えば印刷媒体の厚さまたは赤外光の透過率などの印刷媒体情報を取得する。例えば、印刷媒体種類と、印刷媒体厚さと、赤外光透過率とを示すテーブルを画像処理装置200のメモリに保持しておき、ユーザの印刷媒体種類選択に応じて印刷媒体情報取得部264がテーブルから情報をロードする。なお、印刷媒体種類、印刷媒体厚さ、または赤外光透過率を、画像処理装置200外部に備えられた赤外センサや紙厚センサで取得するように構成してもよい。
画素値の補正パターンは、例えば印刷媒体厚さに応じていくつか用意しておき、潜像裏面画像補正部263-1が印刷媒体情報に応じて選択する。
図18は、変形例4にかかる画像処理装置200が行う潜像裏写り抑制処理フローの一例を示す図である。図18に示されるフローは、図15に示されるフローのS32の処理をS33としたものである。画像処理装置200は、印刷媒体情報に応じてK版の画素値を下げる処理を実行して(S33)、本潜像裏写り抑制処理を終了する。
図19は、画像処理装置200が行うK版の画素値の変換例を示す図である。一例として印刷媒体の厚さが厚い、中間、および薄い、の3つの場合の変換例を示している。印刷媒体が薄いと潜像読取時に裏写りしやすくなるため裏面画像の画素値がより低くなるように、つまり印刷濃度がより薄くなるように設定する。
なお、印刷媒体情報が赤外光の透過率の場合は、印刷媒体の赤外光透過率が高いほど潜像読取時に裏写りしやすくなるため、裏面印刷濃度が薄くなるように設定する。
また、この潜像裏写り抑制処理は一例であり、印刷媒体情報に応じてK版の画素値を下げる処理を実行するまたは実行しない、といった単純な処理としてもよい。
(変形例5)
画像処理装置200の変形例5について説明する。
図20は、変形例5にかかる裏写り抑制部の構成の一例を示す図である。図20に示されるように、画像処理部260は、裏写りの抑制を行う手段として、トナーセーブ補正処理部265を有する。
トナーセーブ補正処理部265は、補正実行の指示により処理ページの画像をトナーセーブ補正する。トナーセーブ補正とは、トナーの消費量を抑えるために画像の画素値を下げて印刷濃度を下げる画像補正のことを指し、一般的な画像形成装置にも備えられている機能である。
図21は、画像処理装置200が行う潜像裏写り抑制処理フローの一例を示す図である。図21に示されるフローは、図12に示されるS3の処理をS34としたものである。画像処理装置200は、裏写り抑制処理としてトナーセーブ補正処理部265に補正実行を指示し(S34)、本潜像裏写り抑制処理を終了する。
このように、トナーセーブ補正を使用することで、裏写り抑制専用の画素値補正テーブルを削減することが可能になる。
(変形例6)
画像処理装置200の変形例6について説明する。
図22は、変形例6にかかる裏写り抑制部の構成の一例を示す図である。図22に示されるように、画像処理部260は、裏写りの抑制を行う手段として潜像裏写り抑制処理部263に潜像裏面オブジェクト抽出部263-2および潜像裏面画像補正部263-3を有する。
潜像裏面オブジェクト抽出部263-2は、潜像の座標と潜像裏面ページのオブジェクト座標とを比較し、潜像の領域に該当する裏面の潜像裏面オブジェクトを抽出する。
潜像裏面画像補正部263-3は、抽出したオブジェクトに対し潜像裏面画像補正処理を実行する。
図23は、画像処理装置200が行う潜像裏写り抑制処理フローの一例を示す図である。図23に示されるフローは、図12に示されるS3の処理をS35およびS36としたものである。画像処理装置200は、裏写り抑制処理として、潜像裏面オブジェクトを抽出し(S35)、抽出したオブジェクトに対し潜像裏面画像補正処理を実行して(S36)、本潜像裏写り抑制処理を終了する。
図24は、変形例6の潜像裏写り抑制処理の効果の一例を示す図である。図24には、裏面ページ全体に対する補正処理と、抽出したオブジェクトの補正処理の比較例が示される。図24に示される例では、潜像の裏面ページにK版の2種類の画像が含まれる。一つはグラデーション画像であり、一つは「あいう」の文字の画像である。
裏面ページ全体を画像補正すると、グラデーション画像と「あいう」の文字画像の濃度が共に抑制される。一方、裏面ページのうち、潜像画像に対応する領域(点線で囲む潜像裏面エリア)のオブジェクト、つまり「あいう」の文字を抽出し、その領域だけ画像補正を行う場合、その他の領域のオブジェクト、この例ではグラデーション画像は、元の濃度のまま印刷することが可能になる。
以上のように、裏面ページのK版にグラデーション画像があった場合、濃度を薄くすると階調性が低下して画像の見た目が大きく変わってしまい画質低下につながる。処理を潜像裏面エリアに限定することで画質低下を防止することができる。
なお、抑制処理は濃度を薄くする方法に限らない。ここでもブラックのK画像をCMYのK画像に置き換えて印刷するようにしてもよい。本変形例の場合、画像補正するオブジェクトを限定するため、CMYのK画像に置き換えるオブジェクト数が減り、CMYのトナー消費量を抑制することができる。
(変形例7)
画像処理装置200の変形例7について説明する。
図25は、変形例7にかかる裏写り抑制部の構成の一例を示す図である。図25に示されるように、画像処理部260は、潜像裏写り抑制処理部263に潜像裏写り通知処理部263-4を有する。
潜像裏写り通知処理部263-4は、潜像裏写りが発生する場合に、潜像裏写りが発生することをユーザインターフェイスでユーザに通知する。ここでユーザインターフェイスとは、例えば画像処理装置に印刷用データを送信したPCの、モニタ、スピーカ、または警告ランプ、あるいは、ラスターデータの送信先の画像形成装置の操作パネル、スピーカ、または警告ランプなどである。
PCのモニタやモニタ付きの操作パネルであればモニタに警告の表示を出すことでユーザに警告する。スピーカの場合は警告音、また警告ランプの場合はランプの点灯で警告する。ユーザに警告することで、ユーザに両面印刷を止めさせる、あるいは印刷レイアウトを見直すことを促すことができ、結果として潜像裏写りを抑制することができる。
図26は、画像処理装置200が行う潜像裏写り抑制処理フローの一例を示す図である。図26に示されるフローは、図9に示されるフローにおいてS3をS4に置き換えたものである。画像処理装置200は、S1(Yes)、S2(Yes)であった場合に、潜像裏写りが発生する通知指示を出す(S4)。
(変形例8)
画像処理装置200の変形例8について説明する。
図27は、変形例8にかかる裏写り抑制部の構成の一例を示す図である。図27に示されるように、画像処理部260は、潜像情報取得部262に替えて潜像付加部266を有する。
潜像付加部266は、例えばユーザが設定した潜像背景画像、潜像画像、および潜像位置に応じて印刷用データに潜像を付加する。また、ユーザが印刷用データのオブジェクトから潜像背景画像と潜像として埋め込む情報(QRコード化する文字情報)を選んでもよい。潜像付加部266はユーザ設定より潜像情報を取得するので、この構成においては潜像付加部266が潜像情報取得部を兼ね、個別に潜像情報取得部を備えなくてよくなる。
以上、本発明の実施の形態および変形例をいくつか説明したが、本実施の形態および変形例は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これらの新規な実施の形態および変形例は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの各実施の形態および変形例は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
100 画像形成装置
260 画像処理部
261 印刷情報取得部
262 潜像情報取得部
263 潜像裏写り抑制処理部
270 RIP処理部
300 クライアントPC
400 プリントサーバ
500 ネットワーク
特開2018-024127号公報

Claims (11)

  1. 印刷用データから
    印刷情報を取得する印刷情報取得部と、
    潜像情報を取得する潜像情報取得部と、
    前記印刷情報が両面印刷の設定でかつ前記印刷用データのオブジェクトに潜像が含まれている場合に裏写り抑制処理を行う潜像裏写り抑制処理部と
    を備える画像処理装置。
  2. 前記潜像裏写り抑制処理部は、
    潜像が印刷される面の裏面のページに対し画像補正を行う潜像裏面画像補正部
    を備える請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 印刷媒体情報を取得する印刷媒体情報取得部をさらに備え、
    前記潜像裏写り抑制処理部は、前記印刷媒体情報取得部が取得した前記印刷媒体情報に応じて前記裏写り抑制処理を行う
    請求項1または2に記載の画像処理装置。
  4. 前記潜像裏写り抑制処理部は、
    前記潜像の裏面の画像の画素値を下げる画像補正により前記裏写り抑制処理を行う
    請求項1~3のうちの何れか一項に記載の画像処理装置。
  5. 前記潜像裏写り抑制処理部は、
    トナーセーブにより前記潜像の裏面の画像の濃度を下げて印刷させることにより前記裏写り抑制処理を行う
    請求項1~3のうちの何れか一項に記載の画像処理装置。
  6. 前記潜像裏写り抑制処理部は、
    K版をCMY版に置換する画像補正により前記裏写り抑制処理を行う
    請求項1~3のうちの何れか一項に記載の画像処理装置。
  7. 前記潜像裏写り抑制処理部は、
    潜像エリアの裏面の該当エリアにオブジェクトがあった場合に前記裏写り抑制処理を行う
    請求項1~6のうちの何れか一項に記載の画像処理装置。
  8. 前記潜像裏写り抑制処理部は、
    前記印刷情報が両面印刷の設定でかつ前記印刷用データのオブジェクトに潜像が含まれている場合に潜像裏写りを通知する通知処理部を備える、
    請求項1~7のうちの何れか一項に記載の画像処理装置。
  9. 前記潜像情報取得部が潜像付加部である
    請求項1~8のうちの何れか一項に記載の画像処理装置。
  10. 請求項1~9のうちの何れか一項に記載の画像処理装置と、
    前記画像処理装置が裏写り抑制処理を行ったデータに基づいて画像を形成する画像形成部と、
    を備える画像形成装置。
  11. 印刷用データから印刷情報を取得する工程と、
    前記印刷用データから潜像情報を取得する工程と、
    前記印刷情報が両面印刷の設定でかつ前記印刷用データのオブジェクトに潜像が含まれている場合に裏写り抑制処理を行う工程と
    を含む画像処理方法。
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