JP2022170438A - 電子機器及びその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 撮像画像に対するフリッカーの影響を低減しつつ、連写速度が高速かつ安定した撮影を可能にすること。【解決手段】 画像を撮像する撮像素子と、被写体を繰り返し撮像して画像を取得するように撮像素子を制御するとともに、N枚目(Nは自然数)の画像を取得するための撮影をした後、N+1枚目の画像を取得するための撮像を行うまでの間に、フリッカーを検出するための検出用信号を出力するように撮像素子を制御する制御手段と、検出用信号に基づいて、フリッカーに関する情報を演算する演算手段と、予め決められた条件に応じて、N番目の情報と、N-1番目の情報のいずれかを選択する選択手段と、選択されたN番目の情報またはN-1番目の情報に基づいて、N+1枚目の画像に対応する撮像のタイミングを決定する決定手段とを有する。【選択図】 図3

Description

本発明は、電子機器及びその制御方法に関し、特に、フリッカーの影響を軽減して撮影を行う技術に関する。
近年、デジタルカメラ等の撮像装置では、撮像素子の高感度化が進み、1/4000秒や1/8000秒といった高速シャッターでの撮像を行うことができるようになってきている。
このような高速シャッターを用いて、光量が変化する人工光源(以下、「フリッカー光源」と呼ぶ。)下で複数の画像を連写モードにより撮像したり、動画を撮影すると、フリッカー光源による光の明滅に起因して、フレーム画像毎に露出のばらつきが生じる。また、電荷蓄積中の光量変化が大きいと、1フレームの画像の上下方向に露出ムラが顕著に現れる。また、静止画の単写撮影の場合であっても、電荷蓄積のタイミングによっては露出ムラが現れたり、所望の明るさの画像が得られないことがある。
このような問題に対して、フリッカーを検出し、光源による明暗の変化が最も少ない、フリッカーの光量がピークとなるピークタイミングで露光を行うことにより、フリッカーの影響を軽減する方法が知られている。
フリッカーの周波数は、商用電源周波数の2倍となるため、100Hzもしくは120Hzのいずれかの周波数になる。そこで、フリッカーのピークタイミングで露光を行うために、事前にフリッカーの基本周波数(100Hzあるいは120Hz)とピークタイミングを検出し、フリッカーのピークタイミングに同期して露光を行う。
一方、日本の商用電源の周波数は、基本となる50Hzもしくは60Hzに対して、±0.3Hz程度の範囲の変動が存在することが知られている。フリッカーの周波数は、商用電源周波数の2倍となることから、光源のフリッカーの周波数は、100±0.6Hzもしくは120±0.6Hzとなる。そのため、ピークタイミングの検出動作を定期的に行わないと徐々にずれてしまい、フリッカーの影響を軽減できなくなってしまうことが起こる。
そこで、連写や動画撮影のフレーム間にピークタイミングの検出動作を行うことで、撮影タイミングがフリッカーのピークタイミングからずれないように制御することができる。しかし、フリッカーのピークタイミングの検出のためには、そのための処理を行う必要があるため、連写速度が下がってしまう。
この問題に対し、特許文献1には、連写開始前に高精度にフリッカー周波数を検出し、これにより連写コマ間のフリッカー検出処理を省くことで、フリッカーの影響を低減しつつも、高速な連写を行っている。そして、フリッカー検出の時間から一定時間経過するまでは、実際のフリッカーの周波数と検出したフリッカーの周波数との差が小さく、露出ムラが要求精度内に収まるものとして、連写コマ間のフリッカー検出処理を省くことが開示されている。
特開2019-212989号公報
しかしながら、特許文献1に開示された従来技術では、フリッカーを検出した時間から一定時間以上経過した場合は、露出ムラが要求精度に収まらないとして、連写のコマ間でフリッカー検出を行い、低速な連写シーケンスに切り替えている。そのため、連写の速度が遅くなってしまう問題がある。
また、一定時間以上経過する度に、連写速度が高速、低速と切り変わるため、安定して高速で連写撮影することができない問題がある。
本発明は上記問題点を鑑みてなされたものであり、撮像画像に対するフリッカーの影響を低減しつつ、連写速度が高速かつ安定した撮影を可能にすることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の電子機器は、画像を撮像する撮像素子と、被写体を繰り返し撮像して画像を取得するように前記撮像素子を制御するとともに、N枚目(Nは自然数)の画像を取得するための撮像をした後、N+1枚目の画像を取得するための撮像を行うまでの間に、フリッカーを検出するための検出用信号を出力するように前記撮像素子を制御する制御手段と、前記検出用信号に基づいて、フリッカーに関する情報を演算する演算手段と、予め決められた条件に応じて、前記N枚目の画像に対応する撮像をした後、前記N+1枚目の画像に対応する撮像を行うまでの間に出力された前記検出用信号に基づいて演算されたN番目の情報と、前記N番目の情報の1つ前に演算されたN-1番目の情報のいずれかを選択する選択手段と、選択された前記N番目の情報または前記N-1番目の情報に基づいて、前記N+1枚目の画像に対応する撮像のタイミングを決定する決定手段とを有する。
本発明によれば、撮像画像に対するフリッカーの影響を低減しつつ、連写速度が高速かつ安定した撮影を可能にすることができる。
本発明の実施形態におけるデジタルミラーレスカメラの概略構成を示す図。 第1の実施形態における撮影処理を示すフローチャート。 第1の実施形態における静止画の撮影開始時刻とフリッカー演算結果の適用タイミングを示すタイミングチャート。 第2の実施形態における撮影処理を示すフローチャート。
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
なお、本実施形態では、デジタルミラーレスカメラを例にとって説明する。ただし、ライブビュー画像の表示や動画撮影機能を備えた電子機器であれば様々な電子機器に本発明を適用することができ、例えば、スマートフォンやカムコーダー、カメラ付きゲーム機等に適用可能である。
<第1の実施形態>
図1は、本発明の実施におけるデジタルミラーレスカメラの概略構成を示す図であり、主にカメラ本体100及び撮影レンズ200を含む。カメラ本体100において、101は赤外カットフィルタやローパスフィルタ等を含むCCD、CMOS等の撮像素子であり、撮影レンズ200によって被写体の像が受光面上に結像される。撮像素子101は、受光した被写体の像を光電変換し、得られた電気信号に基づく画像が、ライブビューとして表示されたり、撮影画像として記録される。また、撮像素子101から得られた電気信号はフリッカーの検出にも使用される。撮像素子101では、撮影設定情報として設定されるシャッター速度に従って、電荷蓄積時間を制御することができる。
102はシャッターで、撮影時に所定時間開くことで、撮像素子101の露光時間を制御することができる。
ディスプレイユニット103は、例えばTFT液晶パネル等で構成される。フレーミング時は撮像素子101で取得した画像や、各種の撮影設定情報等をリアルタイムに表示してライブビューを実現する。また、ユーザーの操作に応じて、撮影した画像を表示して、ユーザーが確認することもできる。また、タッチパネルをディスプレイユニット103上に配置して操作部材として使用してもよく、ディスプレイユニット103に表示されたアイコン等へのユーザーのタッチ操作をタッチパネルが検知することで、タッチ位置の表示に連動した機能を動作させることができる。
CPU104は、カメラ本体100の各部を制御する。撮像素子101や、ディスプレイユニット103の制御等もCPU104が行う。また、CPU104は、撮像素子101で撮影された画像に基づいてフリッカー検出に関わる演算を行う。フリッカー検出に関わる演算では、フリッカー光源の周波数及びフリッカーの光量のピークタイミング等を求める。
次に撮影レンズ200について説明する。
201はフォーカスレンズを含むレンズ群であり、フォーカスレンズを駆動することでピントの調整を行うことができる。図1では1枚のレンズによりレンズ群201を表しているが、実際には複数枚のレンズにより構成される。202は絞りで、カメラ内に取り込む光量を調整する。203は撮影レンズ200の各部を制御するCPUであり、レンズ群201と絞り202の制御に加え、カメラ本体100側のCPU104と通信を行うことで、カメラ本体100とピント位置や絞り等の情報をやり取りすることができる。
次に、図2を用いて、第1の実施形態における撮影処理について説明する。なお、以下の説明において、フリッカーの検出用の信号(以下、「フリッカー検出用信号」と呼ぶ。)の取得方法とフリッカー検出用信号からフリッカーを検出するためのフリッカー演算方法については、既知の技術を用いることが可能であるため説明を省略する。
まず、S100において、カメラ本体100の電源がONされた状態から、例えばシャッターレリーズボタンの押下等、ユーザーによる撮影指示操作がなされると、S101に進む。
S101では、CPU104は、撮像素子101を用いて、フリッカー検出をするための電荷蓄積を行い、フリッカー検出用信号を得る。
次に、S102において、CPU104は、S101で得られたフリッカー検出用信号を用いてフリッカーの情報を検出するフリッカー演算を行う。フリッカー演算では、フリッカー発生の有無の判定、及び、フリッカーが発生している場合にはフリッカーの周波数とフリッカーのピークタイミングの検出を行う。
S103において、CPU104は、静止画露光のための画質のパラメーターの設定を撮像素子101に対して行う。また、CPU104は、S102でフリッカーが検出された場合、フリッカーのピークタイミングに一致するタイミングで静止画露光を行うように静止画露光時刻を決定する。一方、S102でフリッカーが検出されなかった場合は、フリッカーのピークタイミングを考慮する必要が無いため、撮影指示から撮影までの遅延時間ができるだけ短くなるように静止画露光するよう制御する。
S104において、CPU104は、S103で決定したタイミングで静止画露光を行うように、撮像素子101及びシャッター102を制御する。なお、フリッカーが検出された場合にピークタイミングに一致するタイミングで行う静止画露光では、シャッター102を開いたまま、電子シャッターにより撮像素子101を制御してもよい。
S105において、CPU104は、ユーザーによる撮影操作が継続されているかを確認する。撮影操作が継続されている場合は、S106に進む。撮影操作が継続されていない場合は、撮影を終える。
S106において、CPU104は、前回のフリッカー演算結果よりフリッカーの有無を判定し、フリッカーが発生している場合はS107に進み、フリッカーが発生していない場合はS119に進む。
フリッカーが発生している場合、S107においてCPU104は、次の静止画露光時刻を予測する。次の静止画露光時刻の予測は、連写速度を基に、連続する静止画露光間に出力するライブビュー画像のための蓄積時間の長さ、次の静止画撮影の露出を適正にするための絞り202の駆動時間等の合計時間、フリッカーのピークタイミング、前の静止画露光時間を考慮して行う。即ち、次の静止画露光時刻は、先の静止画露光時刻から、フリッカーの周期を整数倍した後の時刻となる。
また、静止画露光時刻はユーザーの撮影設定によっても変わるため、ユーザーの撮影設定も考慮して次の静止画露光時刻を予測する。ユーザーの撮影設定の例としては、ストロボ撮影設定による調光制御や静止画の画質設定による静止画読み出し時間の変化等があり、これらの設定によって撮影の準備及び静止画露光後の処理等が変わるため、静止画露光間の間隔が変わる。
S108において、CPU104は、S107で予測した次の静止画露光時刻までにフリッカー演算を終えられるかどうかを判定する(予め決められた条件)。終えられないと判定した場合には、S109に進み、終えられると判定した場合にはS114に進む。
ここで、S109以降で行われるフリッカー演算を終えられないと判定される場合の処理について、図3(a)に示すタイミングチャートを更に参照して説明する。
S109では、CPU104は、N枚目(Nは自然数)の静止画露光及びライブビュー画像の蓄積後、S101と同様にフリッカー検出用信号の蓄積を行う。この際、CPU104は、次の静止画露光時刻に間に合うように、撮影準備期間を確保した上で、静止画露光に近いタイミングでフリッカー検出用信号の蓄積を行うように制御する。このフリッカー検出用信号の蓄積タイミング制御により、フリッカー検出用信号の蓄積時刻と静止画露光時刻との間隔を短くすることができるため、フリッカー光源のゆらぎによる静止画像の露光ムラをより小さくすることができる。
図2に示すタイミングチャートでは、フリッカー検出用信号の蓄積をライブビュー画像の蓄積の終了後に行う一例を示した。しかしながら、撮像素子101の別ライン同士で、同一の期間内で電荷の蓄積及び読み出しが可能である場合は、ライブビュー画像の蓄積中にフリッカー検出用信号の蓄積を行うように制御してもよい。これにより、フリッカー検出用信号の蓄積完了までの待ち時間を短くすることができるため、早く撮影準備に進めることができる。
また、ライブビュー画像の蓄積を行わず、ライブビュー画像の代わりに、撮影した静止画をディスプレイユニット103に表示するようにしてもよい。これによりライブビュー画像の蓄積を省くことができるため、早く撮影準備に進めることができる。
S110において、CPU104は、N-1枚目の静止画露光後に行ったフリッカー演算結果(N-1番目の情報)のフリッカーのピークタイミングを、N+1枚目の静止画露光時刻の算出に使用するように設定する。
S111において、CPU104は、S110で設定されたピークタイミングを用いて、S103と同様にN+1枚目の静止画露光のための撮影準備を行う。
S112では、CPU104は、S102と同様にS109で得られたフリッカー検出用信号を用いてフリッカー演算を行う。ここで、CPU104は、S111の撮影準備とS112のフリッカー演算を並行して行うようにする。これは、次の静止画露光を連写速度に応じた時刻通りに行うためには、静止画露光開始までに静止画露光のパラメーター設定を間に合わせる必要があるためである。なお、図3(a)では、静止画露光開始までにフリッカー演算が終わるものとしているが、終わらない場合には、静止画露光中もフリッカー演算を続けてもよい。
S113では、CPU104は、S104と同様にフリッカーのピークタイミングに一致するタイミングで静止画露光を行うように、撮像素子101及びシャッター102を制御する。
上述した処理により、次の静止画露光時刻までにフリッカー演算が終わらない場合に、前のフレームで得られたフリッカー演算結果に基づいて次の静止画露光のための撮影準備に進められるため、連写速度を早くすることができる。また、静止画露光の間にフリッカー検出用信号の蓄積とフリッカー演算を行っているため、連写速度を安定させることができる。
次に、S114以降で行われる、S108でフリッカー演算を終えらると判定される場合の処理について、図3(b)に示すタイミングチャートを参照して説明する。
S114において、CPU104は、N枚目の静止画露光及びライブビュー画像の蓄積後、S101と同様にフリッカー検出用信号の蓄積を行う。この際、外光の輝度が低い場合には、ディスプレイユニット103への表示や被写体に焦点を合わせるための評価用の画像を得るためにライブビュー画像の蓄積時間を長くしてもよい。CPU104は、次の静止画露光時刻に間に合うように、撮影準備期間を確保した上で、静止画露光に近いタイミングでフリッカー検出用信号の蓄積を行うように制御する。
S115では、S114の蓄積で得られたフリッカー検出用信号に基づいてフリッカー演算を行う。続くS116においてCPU104は、S115のフリッカー演算結果(N番目の情報)であるフリッカーのピークタイミングを、N+1枚目の静止画露光時刻の算出に使用するように設定する。
S117では、CPU104は、S103と同様にN+1枚目の静止画露光のための撮影準備を行う。
S118では、CPU104は、S104と同様にフリッカーのピークタイミングに一致するタイミングで静止画露光を行うよう撮像素子101及びシャッター102を制御する。
最後に、S106においてフリッカーが発生していないと判断された場合について説明する。前回のフリッカー演算によってフリッカーが発生していないと判断しても、撮影画角の変化により、撮影中にフリッカーが発生する場合がある。そのため、フリッカーが発生していないと判断されていても、フリッカー検出用信号の取得とフリッカー演算を行っておくとよい。
次の静止画露光でフリッカーのピークタイミングに合わせて撮影をするために、S119においてCPU104は、フリッカー検出用信号の蓄積を行い、S121においてCPU104は、フリッカー演算を行う。ここでフリッカーが検出されると、次の静止画露光時にS106でYESとなり、上述したS107以降の処理が行われる。
S121のフリッカー演算処理と並行して、S120において、CPU104は、S103と同様に静止画撮影準備を行う。ここではフリッカーが検出されていないため、フリッカーのピークタイミングは考慮せずに静止画露光を行うように静止画露光時刻を決定する。
S122では、CPU104は、静止画露光を行うよう撮像素子101及びシャッター102を制御する。
なお、S120及びS122では、フリッカーの検出結果を静止画露光に反映はしていないが、過去にフリッカーが検出されたときのフリッカー検出結果を使用して、その時のフリッカーのピークタイミングに合わせて静止画露光を行ってもよい。
上記の通り第1の実施形態によれば、次の静止画露光時刻までにフリッカー演算が終わるかどうかに基づいて、動的にどのフリッカー演算結果を次の静止画露光時刻の算出に使用するかを選択することができる。この選択によって、連写速度を落とすことなく、露出ムラを抑えることができる。
なお、上記の実施形態では、フリッカー検出用信号の蓄積とフリッカー演算を静止画露光と静止画露光との間で必ず行っているが、本発明はこれに限られるものでは無い。例えば、フリッカー演算結果の有効時間を設け、有効時間内のフリッカー検出用信号の蓄積及びフリッカー演算を行わないように制御してもよい。
<第2の実施形態>
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。図4は、フローチャートを参照して、第2の実施形態におけるフリッカーのピークタイミングで連写撮影を行うシーケンスを説明する。なお、上述した図2のフローチャートにおける処理と同様の処理には同じステップ番号を付して、説明を省略する。
第2の実施形態と第1の実施形態との違いは、S206において、ドライブモード(予め決められた条件)に基づいて、どのタイミングで得られたフリッカー演算の演算結果をどの静止画露光に使用するかを判断しているところにある。一例として、ドライブモードが高速と中速と低速がある場合に、ドライブモードそれぞれに高速が30コマ/秒、中速が15コマ/秒、低速が3コマ/秒(撮影の頻度)が設定されていたとする。S206で、ドライブモードが高速または中速と判断された場合は、CPU104は、S109~S113の処理を行う。
また、ドライブモードが低速の場合は、CPU104は、S114~S118の処理を行う。ドライブモードが低速の場合は、静止画露光間の間隔が長いため、フリッカー検出用信号の蓄積とフリッカー演算に要する時間は十分に確保できる。そのため、CPU104は、フリッカー演算を待って、フリッカーのピークタイミングに合わせて次の静止画露光をするように制御する。
上記の通り第2の実施形態によれば、連写速度に応じてフリッカ演算の演算結果を次の静止画露光に用いるか、1つ先の静止画露光に用いるか、を判断することにより、簡便に処理を振り分けることが可能となる。
なお、第2の実施形態では、ドライブモードに応じて処理を振り分けていたが、閾値を設け、連写速度(撮影の頻度)と閾値を比較すること(予め決められた条件)により処理を振り分けてもよい。例えば、連写速度が閾値より低い場合、フリッカ演算の演算結果を次の静止画露光に用い、閾値以上の場合は、フリッカ演算の演算結果を1つ先の静止画露光に用いる。
また、上述した第1及び第2の実施形態では、静止画の連写撮影時の制御について説明したが、動画撮影時の制御に適用してもよい。その場合、連写速度をフレームレートに置き換えれて制御すればよく、静止画露光は、動画の各フレームの画像の露光となる。
<他の実施形態>
なお、本発明は、複数の機器(例えばホストコンピュータ、インターフェイス機器、スキャナ、ビデオカメラなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置など)に適用してもよい。
また、本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
発明は上記実施形態に制限されるものではなく、発明の精神及び範囲から離脱することなく、様々な変更及び変形が可能である。従って、発明の範囲を公にするために請求項を添付する。
100:カメラ本体、101:撮像素子、102:シャッター、103:ディスプレイユニット、104:CPU、200:撮影レンズ、201:レンズ群、202:絞り、203:CPU

Claims (17)

  1. 画像を撮像する撮像素子と、
    被写体を繰り返し撮像して画像を取得するように前記撮像素子を制御するとともに、N枚目(Nは自然数)の画像を取得するための撮像をした後、N+1枚目の画像を取得するための撮像を行うまでの間に、フリッカーを検出するための検出用信号を出力するように前記撮像素子を制御する制御手段と、
    前記検出用信号に基づいて、フリッカーに関する情報を演算する演算手段と、
    予め決められた条件に応じて、前記N枚目の画像に対応する撮像をした後、前記N+1枚目の画像に対応する撮像を行うまでの間に出力された前記検出用信号に基づいて演算されたN番目の情報と、前記N番目の情報の1つ前に演算されたN-1番目の情報のいずれかを選択する選択手段と、
    選択された前記N番目の情報または前記N-1番目の情報に基づいて、前記N+1枚目の画像に対応する撮像のタイミングを決定する決定手段と
    を有することを特徴とする電子機器。
  2. 前記予め決められた条件は、前記N+1枚目の画像に対応する撮像のタイミングを決定するまでに前記N番目の情報の演算が終了するかどうか、であって、
    前記選択手段は、前記N番目の情報の演算が終了すると判定された場合に、前記N番目の情報を選択し、前記N番目の情報の演算が終了しないと判定された場合に、N-1番目の情報を選択することを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記N番目の情報および前記N-1番目の情報はそれぞれ、フリッカーの発生の有無、フリッカーの周波数、及びフリッカーの光量の変化に関する情報を含むことを特徴とする請求項2に記載の電子機器。
  4. 前記N-1番目の情報がフリッカーが発生していることを示す場合に、少なくとも、前記N枚目の画像に対応する蓄積時間と、前記検出用信号の蓄積時間と、前記N+1枚目の画像に対応する撮像の準備にかかる時間との合計時間と、前記N-1番目の情報から得られるフリッカーの周波数および光量の変化に基づいて、前記N+1枚目の画像に対応する撮像のタイミングを予測する予測手段を更に有し、
    前記選択手段は、前記予測された前記N+1枚目の画像に対応する撮像のタイミングに基づいて、前記選択を行うことを特徴とする請求項2に記載の電子機器。
  5. 前記N-1番目の情報がフリッカーが発生していることを示す場合に、前記決定手段は、前記N+1枚目の画像に対応する撮像のタイミングが、前記フリッカーの光量がピークとなるタイミングとなるように決定することを特徴とする請求項3または4に記載の電子機器。
  6. 前記N-1番目の情報がフリッカーが発生していることを示す場合に、前記決定手段は選択された前記N番目の情報または前記N-1番目の情報に基づいて、前記N枚目の画像に対応する撮像のタイミングから、少なくとも、前記N枚目の画像に対応する蓄積時間と、前記検出用信号の蓄積時間と、前記N+1枚目の画像に対応する撮像の準備にかかる時間との合計時間よりも長く、且つ、フリッカーの周期の整数倍のタイミングに最も近いタイミングを、前記N+1枚目の画像に対応する撮像のタイミングとして決定することを特徴とする請求項5に記載の電子機器。
  7. 前記予め決められた条件は、前記画像を撮影する頻度であって、
    前記選択手段は、第1の頻度の場合に、前記N番目の情報を選択し、前記第1の頻度よりも高い第2の頻度の場合に、前記N-1番目の情報を選択することを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  8. 前記予め決められた条件は、前記画像を撮影する頻度であって、
    前記頻度が予め決められた閾値よりも低い場合に、前記N番目の情報を選択し、前記頻度が予め決められた閾値以上の場合に、前記N-1番目の情報を選択することを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  9. 前記N番目の情報および前記N-1番目の情報はそれぞれ、フリッカーの発生の有無、フリッカーの周波数、及びフリッカーの光量の変化に関する情報を含むことを特徴とする請求項7または8に記載の電子機器。
  10. 前記N-1番目の情報がフリッカーが発生していることを示す場合に、前記決定手段は、前記N+1枚目の画像に対応する撮像のタイミングが、前記フリッカーの光量がピークとなるタイミングとなるように決定することを特徴とする請求項9に記載の電子機器。
  11. 前記N-1番目の情報がフリッカーが発生していることを示す場合に、前記決定手段は選択された前記N番目の情報または前記N-1番目の情報に基づいて、前記N枚目の画像に対応する撮像のタイミングから、少なくとも、前記N枚目の画像に対応する蓄積時間と、前記検出用信号の蓄積時間と、前記N+1枚目の画像に対応する撮像の準備にかかる期間との合計時間よりも長く、且つ、前記頻度およびフリッカーの周期の整数倍のタイミングに最も近いタイミングを、前記N+1枚目の画像に対応する撮像のタイミングとして決定することを特徴とする請求項10に記載の電子機器。
  12. 前記情報の有効時間を設定する設定手段を更に有し、
    前記演算手段が前記情報を最後に演算してから前記有効時間が経過していない場合に、前記撮像素子は、前記検出用信号を出力せず、前記決定手段は、前記最後に演算した情報を用いると決定することを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載の電子機器。
  13. 前記画像は、静止画であることを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1項に記載の電子機器。
  14. 前記画像は、動画の各フレームの画像であることを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1項に記載の電子機器。
  15. 制御手段が、被写体を繰り返し撮像して画像を取得するように撮像素子を制御するとともに、N枚目(Nは自然数)の画像を取得するための撮像をした後、N+1枚目の画像を取得するための撮像を行うまでの間に、フリッカーを検出するための検出用信号を出力するように前記撮像素子を制御する制御工程と、
    演算手段が、前記検出用信号に基づいて、フリッカーに関する情報を演算する演算工程と、
    選択手段が、予め決められた条件に応じて、前記N枚目の画像に対応する撮像をした後、前記N+1枚目の画像に対応する撮像を行うまでの間に出力された前記検出用信号に基づいて演算されたN番目の情報と、前記N番目の情報の1つ前に演算されたN-1番目の情報のいずれかを選択する選択工程と、
    決定手段が、選択された前記N番目の情報または前記N-1番目の情報に基づいて、前記N+1枚目の画像に対応する撮像のタイミングを決定する決定工程と
    を有することを特徴とする電子機器の制御方法。
  16. コンピュータを、請求項1乃至14のいずれか1項に記載の電子機器の各手段として機能させるためのプログラム。
  17. 請求項16に記載のプログラムを記憶したコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
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