JP2022170235A - 異常判定装置、異常判定方法、プログラム及び異常判定システム - Google Patents

異常判定装置、異常判定方法、プログラム及び異常判定システム Download PDF

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Abstract

【課題】三次元測定機の異常の発生を早期に検出できるようにする。【解決手段】異常判定装置は、三次元測定装置1を識別するための装置識別情報に関連付けて、三次元測定装置1に用いられる標準ゲージ19の複数の被測定位置を示す位置データを取得するデータ取得部232と、位置データが示す複数の被測定位置の間の距離である被測定距離を示す距離データを生成する生成部233と、距離データが適正であると判定される適正範囲を記憶する記憶部22と、距離データが示す被測定距離が適正範囲に含まれているか否かに基づいて、三次元測定装置1の異常の有無を判定し、判定した結果を装置識別情報に関連付けて出力する判定部235と、を有する。【選択図】図3

Description

本発明は、異常判定装置、異常判定方法、プログラム及び異常判定システムに関する。
測定対象物の寸法及び形状などを測定する測定機器として三次元測定機が知られている。三次元測定機は、測定の精度を維持するために、標準ゲージを用いて定期的に校正される(例えば、特許文献1を参照)。
特開2015-99049号公報
三次元測定機の校正をした直後には、三次元測定機が高い精度で測定対象物を測定することができる。しかしながら、校正をしてから次に校正をするまでの間に三次元測定機の状態が変化した場合、測定の精度が低下してしまうという問題が生じていた。
そこで、本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、三次元測定機の異常の発生を早期に検出できるようにすることを目的とする。
本発明の第1の態様に係る異常判定装置は、三次元測定装置を識別するための装置識別情報に関連付けて、前記三次元測定装置に用いられる標準ゲージの複数の被測定位置を示す位置データを取得するデータ取得部と、前記位置データが示す前記複数の被測定位置の間の距離である被測定距離を示す距離データを生成する生成部と、前記距離データが適正であると判定される適正範囲を記憶する記憶部と、前記距離データが示す前記被測定距離が前記適正範囲に含まれているか否かに基づいて、前記三次元測定装置の異常の有無を判定し、判定した結果を前記装置識別情報に関連付けて出力する判定部と、を有する。
前記適正範囲を決定する適正範囲決定部をさらに有し、前記生成部は、前記データ取得部が、前記適正範囲を初期化することを示す初期化データとともに前記位置データを取得した場合に、当該位置データが示す前記複数の被測定位置の間の距離である被測定距離を算出することにより、初期化時の前記被測定距離を示す初期距離データを生成し、前記適正範囲決定部は、前記初期距離データを基準とする前記適正範囲を決定してもよい。
前記データ取得部は、複数の被測定位置を前記三次元測定装置が測定した時点における前記三次元測定装置の温度を示す温度データをさらに取得し、前記生成部は、前記位置データが示す前記複数の被測定位置に基づいて算出される前記複数の被測定位置の間の距離を前記温度データが示す温度に基づいて補正することにより、前記被測定距離を算出してもよい。
前記記憶部は、測定装置の機種に関連付けて前記適正範囲を記憶し、前記判定部は、前記装置識別情報に基づいて特定される前記三次元測定装置の機種に関連付けられた前記適正範囲に基づいて異常の有無を判定してもよい。
前記記憶部は、前記装置識別情報に関連付けて前記適正範囲を記憶し、前記判定部は、前記データ取得部が取得した前記装置識別情報に関連付けられた前記適正範囲に基づいて異常の有無を判定してもよい。
前記記憶部は、前記三次元測定装置における複数の測定領域それぞれに関連付けて前記適正範囲を記憶し、前記判定部は、前記位置データが示す前記複数の被測定位置が含まれる前記測定領域に関連付けられた前記適正範囲に前記距離データが示す前記被測定距離が含まれているか否かに基づいて前記三次元測定装置の異常の有無を判定してもよい。
前記標準ゲージが3つ以上の前記被測定位置を有しており、前記生成部は、前記位置データが示す前記複数の被測定位置の間の距離である複数の前記被測定距離を示す前記距離データを生成し、前記判定部は、前記距離データが示す前記複数の被測定距離が前記適正範囲に含まれているか否かに基づいて前記三次元測定装置の異常の有無を判定してもよい。
前記記憶部は、前記標準ゲージの複数の被測定位置間それぞれに関連付けて前記適正範囲を記憶し、前記判定部は、前記距離データが示す前記複数の被測定距離に対応する前記被測定位置間に関連付けられた前記適正範囲に前記距離が含まれているか否かに基づいて前記三次元測定装置の異常の有無を判定してもよい。
前記生成部は、定期的に前記距離データを生成し、前記判定部は、前記生成部が生成した複数の前記距離データが示す複数の前記被測定距離の変化量を基準値と比較した結果に基づいて前記三次元測定装置の異常の有無を判定してもよい。
前記判定部は、3つ以上の前記被測定距離が測定された時間と3つ以上の前記被測定距離との関係のパターンを基準のパターンと比較した結果に基づいて前記三次元測定装置の異常の有無を判定してもよい。
本発明の第2の態様に係る異常判定方法は、コンピュータが実行する、三次元測定装置を識別するための装置識別情報に関連付けて、前記三次元測定装置に用いられる標準ゲージの複数の被測定位置を示す位置データを取得するステップと、前記位置データが示す前記複数の被測定位置の間の距離である被測定距離を示す距離データを生成するステップと、前記距離データが示す前記被測定距離が、前記距離データが示す前記被測定距離が適正であると判定される適正範囲に含まれているか否かに基づいて、前記三次元測定装置の異常の有無を判定し、判定した結果を前記装置識別情報に関連付けて出力するステップと、を有する。
本発明の第3の態様に係るプログラムは、コンピュータに、三次元測定装置を識別するための装置識別情報に関連付けて、前記三次元測定装置に用いられる標準ゲージの複数の被測定位置を示す位置データを取得するステップと、前記位置データが示す前記複数の被測定位置の間の距離である被測定距離を示す距離データを生成するステップと、前記距離データが示す前記被測定距離が、前記距離データが示す前記被測定距離が適正であると判定される適正範囲に含まれているか否かに基づいて、前記三次元測定装置の異常の有無を判定し、判定した結果を前記装置識別情報に関連付けて出力するステップと、を実行させる。
本発明の第4の態様に係る異常判定システムは、三次元測定装置と、前記三次元測定装置の異常の有無を判定する異常判定装置と、を備える異常判定システムであって、前記三次元測定装置は、前記三次元測定装置に用いられる標準ゲージの複数の被測定位置、又は前記複数の被測定位置の間の距離である被測定距離を測定する測定部と、前記三次元測定装置を識別するための装置識別情報に関連付けて、前記複数の被測定位置を示す位置データ、又は前記被測定距離を示す距離データを前記異常判定装置に送信する通信部と、を有し、前記異常判定装置は、前記位置データ又は前記距離データを取得するデータ取得部と、前記被測定距離が適正であると判定される適正範囲を記憶する記憶部と、前記位置データ又は前記距離データに基づいて特定される前記被測定距離が前記適正範囲に含まれているか否かに基づいて、前記三次元測定装置の異常の有無を判定し、判定した結果を前記装置識別情報に関連付けて出力する判定部と、を有する。
本発明によれば、三次元測定機の異常の発生を早期に検出できるようにするという効果を奏する。
第1の実施形態に係る異常判定システムS1の概要を説明するための図である。 三次元測定装置1の一例を示す図である。 異常判定システムS1の構成を示す図である。 複数の被測定距離が測定された時間と複数の被測定距離とを示す図である。 測定機制御装置2の動作を説明するためのフローチャートである。 第2の実施形態に係る異常判定システムS2の概要を説明するための図である。 異常判定システムS2の構成を示す図である。
<第1の実施形態>
[異常判定システムS1の概要]
図1は、第1の実施形態に係る異常判定システムS1の概要を説明するための図である。異常判定システムS1は、三次元測定装置1と、測定機制御装置2と、データ管理装置3と、情報端末4と、を備える。異常判定システムS1は、三次元測定装置1のユーザが日常点検をして、三次元測定装置1の測定精度に異常がないかどうかを確認できるようにするためのシステムである。
三次元測定装置1と、測定機制御装置2と、データ管理装置3と、情報端末4とは、ネットワークNを介して接続されている。ネットワークNは、例えばイントラネット又はインターネットを含む。三次元測定装置1と測定機制御装置2とは、ネットワークNを介することなくUSB(Universal Serial Bus)のような通信線を介して接続されていてもよい。
図2は、三次元測定装置1の一例を示す図である。三次元測定装置1は、標準ゲージ19が載置されるテーブル10、コラム11、サポータ12、ビーム13、Y軸方向駆動部14、スライダ15、Z軸スピンドル16、プローブ17及び制御ユニット18を備える。三次元測定装置1は、例えばプローブ17を移動させながら、プローブ17の先端を被測定物である標準ゲージ19に接触させることにより、標準ゲージ19における複数の被測定位置の座標を測定する。
複数の被測定位置は、例えば標準ゲージ19が有する複数の球体における所定の位置であり、例えば球体の中心位置又は球体における標準ゲージ19の中心から最も遠い位置である。被測定位置として球体の中心位置が用いられる場合、被測定位置は、プローブ17が球体の表面に接触した複数の位置の座標に基づいて測定される。
具体的には、三次元測定装置1は、スライダ15をビーム13に沿ってX軸方向に移動させることによりプローブ17をX軸方向に移動させる。三次元測定装置1は、Y軸方向駆動部14がコラム11、サポータ12及びビーム13を含む門部を移動させることにより、プローブ17をY軸方向に移動させる。三次元測定装置1は、Z軸スピンドル16をスライダ15に対してZ軸方向に移動させることによりプローブ17をZ軸方向に移動させる。
三次元測定装置1は、プローブ17をX軸方向、Y軸方向及びZ軸方向に移動させながら、標準ゲージ19が有する複数の球体それぞれにおいて複数の被測定位置の座標を測定する。三次元測定装置1は、測定結果である複数の被測定位置の座標を示す座標情報を、制御ユニット18が有する通信部からネットワークNを介して測定機制御装置2に出力する。
図1に戻って、測定機制御装置2は、三次元測定装置1を制御するための情報端末であり、例えばコンピュータである。測定機制御装置2は、三次元測定装置1の異常の有無を判定するための異常判定装置として動作する。測定機制御装置2は、例えば三次元測定装置1から取得した測定結果に含まれる複数の被測定位置の座標に基づいて算出した複数の被測定位置の間の距離が適正であるか否かを判定する。算出した距離が適正である場合、測定機制御装置2は、三次元測定装置1に異常がないと判定し、算出した距離が適正でない場合、測定機制御装置2は、三次元測定装置1に異常があると判定する。
データ管理装置3は、例えばコンピュータである。データ管理装置3は、単一の情報処理装置でもよいし、例えばクラウド型サーバのように複数の情報処理装置で構成されてもよい。データ管理装置3は、三次元測定装置1が測定した複数の被測定位置の座標を示す測定結果と測定機制御装置2が三次元測定装置1の異常の有無を判定した判定結果とを、測定機制御装置2から取得する。データ管理装置3は、取得した測定結果及び判定結果を記憶部に記憶する。
情報端末4は、例えばコンピュータであり、三次元測定装置1のメンテナンスをするサービスマン又は三次元測定装置1のユーザが使用するための情報端末である。情報端末4は、データ管理装置3が記憶している測定結果と判定結果とを、ネットワークNを介して取得する。情報端末4は、例えば情報端末4に接続されたディスプレイに、取得した測定結果と判定結果とを表示する。以下、異常判定システムS1の動作について説明する。
三次元測定装置1は、測定機制御装置2が三次元測定装置1に標準ゲージ19の測定を指示するために出力した測定指示情報を、ネットワークNを介して取得する(図1における(1))。測定指示情報は、例えば三次元測定装置1の日常点検において測定機制御装置2が出力する情報であり、ユーザが測定機制御装置2を操作することにより出力される。
三次元測定装置1は、測定機制御装置2から測定指示情報を取得したことに応じて、三次元測定装置1に載置されている標準ゲージ19における複数の被測定位置の座標を測定する(図1における(2))。標準ゲージ19は、例えば三次元測定装置1を使用するユーザが三次元測定装置1の日常点検を開始する前に、三次元測定装置1における所定の位置に載置される。三次元測定装置1は、複数の被測定位置の座標を示す座標情報を含む測定結果を、ネットワークNを介して測定機制御装置2に出力する(図1における(3))。
測定機制御装置2は、取得した測定結果に含まれる複数の被測定位置の座標に基づいて複数の被測定位置の間の距離を算出することにより、三次元測定装置1の異常の有無を判定する(図1における(4))。測定機制御装置2は、三次元測定装置1の異常の有無を判定した判定結果と測定機制御装置2から取得した測定結果とをデータ管理装置3に出力する(図1における(5))。
データ管理装置3は、測定機制御装置2から取得した判定結果と測定結果とを記憶する(図1における(6))。情報端末4は、データ管理装置3が記憶している判定結果と測定結果とを、ネットワークNを介して取得する(図1における(7))。情報端末4を使用するサービスマンは、例えば情報端末4が取得した判定結果と測定結果とを情報端末4に接続されたディスプレイに表示させることにより、三次元測定装置1の異常の有無を確認する(図1における(8))。
このように異常判定システムS1が動作することで、サービスマン又はユーザは、三次元測定装置1における日常点検の結果を取得することができる。その結果、サービスマン又はユーザは、サービスマンメンテナンスをするタイミング(例えば1年ごとの校正日)と異なるタイミングであっても三次元測定装置1の異常の有無を検出することができるため、三次元測定装置1の異常の発生を早期に検出することができる。
[異常判定システムS1の構成]
図3は、異常判定システムS1の構成を示す図である。図3においては、三次元測定装置1と測定機制御装置2とデータ管理装置3とを示す。三次元測定装置1が有する制御ユニット18は、通信部181と測定部182とを有する。測定機制御装置2は、通信部21と記憶部22と制御部23とを有する。制御部23は、測定制御部231と、データ取得部232と、生成部233と、適正範囲決定部234と、判定部235と、を有する。
制御ユニット18は、測定機制御装置2から測定指示情報を取得したことに応じて、標準ゲージ19における複数の被測定位置を測定するためにプローブ17の位置を制御する。制御ユニット18は、予め設定された被測定位置を示す座標に基づいてプローブ17の位置を標準ゲージ19まで移動させることにより、複数の被測定位置を測定する。制御ユニット18は、三次元測定装置1が測定した測定結果を測定機制御装置2に出力する。
通信部181は、ネットワークNを介して情報を送受信するための通信デバイスを含む。通信デバイスは、例えばLAN(Local Area Network)コントローラ又は無線LANコントローラである。通信部181は、測定機制御装置2から取得した測定指示情報を測定部182に通知する。通信部181は、三次元測定装置1を識別するための装置識別情報(以下、「装置ID」という)に関連付けて、複数の被測定位置を示す位置データを、異常判定装置として動作する測定機制御装置2に送信する。位置データは、例えば被測定位置の座標を示す座標情報である。
測定部182は、三次元測定装置1に用いられる標準ゲージ19の複数の被測定位置を測定する。測定部182は、三次元測定機1が図2に示すテーブル10を備えている場合は当該テーブル10に載置された標準ゲージ19を測定し、三次元測定機1がテーブル10を備えていない場合はユーザが所定の位置に設置した標準ゲージ19を測定する。測定部182は、例えばプローブ17をX軸方向、Y軸方向及びZ軸方向に移動させながら、被測定位置の座標を測定する。測定部182は、例えば標準ゲージ19が有する複数の球体それぞれにおいて複数の被測定位置の座標を測定し、複数の被測定位置を示す位置データを生成する。
[測定機制御装置2の構成]
通信部21は、ネットワークNを介して情報を送受信するための通信デバイスを含む。通信デバイスは、例えばLANコントローラ又は無線LANコントローラである。
記憶部22は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)及びSSD(Solid State Drive)等の記憶媒体を有する。記憶部22は、制御部23が実行するプログラムを記憶している。記憶部22は、三次元測定装置1の異常の有無を判定するために用いる適正範囲を示す適正範囲情報を記憶する。適正範囲情報は、例えば三次元測定装置1が測定した複数の被測定位置の間の距離が適正であると判定される範囲の最大値及び最小値である。
制御部23は、例えばCPU(Central Processing Unit)である。制御部23は、記憶部22に記憶されているプログラムを実行することにより、測定制御部231、データ取得部232、生成部233、適正範囲決定部234及び判定部235として機能する。
測定制御部231は、標準ゲージ19における複数の被測定位置を測定させるための測定指示情報を三次元測定装置1に出力する。例えば測定機制御装置2を使用するユーザは、測定機制御装置2に接続されたマウス又はキーボードを操作することにより、測定機制御装置2に接続されたディスプレイに表示された「測定開始」ボタンを押下する。測定制御部231は、「測定開始」ボタンを押下されたことにより、測定指示情報を三次元測定装置1に出力する。
データ取得部232は、三次元測定装置1が標準ゲージを測定した結果を取得する。データ取得部232は、三次元測定装置1を識別するための装置IDに関連付けて、三次元測定装置1に用いられる標準ゲージ19の複数の被測定位置を示す位置データを取得する。位置データは、三次元測定装置1が標準ゲージ19における所定の複数の被測定位置を測定した結果を示すデータである。位置データは、被測定位置の座標を含んでもよく、被測定位置である球体の中心位置を特定するために使用される球体の表面の複数の位置の座標を含んでもよい。データ取得部232は、例えば複数の被測定位置の座標と三次元測定装置1の装置IDとを測定部182から取得する。データ取得部232は、記憶部22に記憶されている装置IDを取得してもよい。
データ取得部232は、複数の被測定位置を三次元測定装置1が測定した時点における三次元測定装置1の温度を示す温度データをさらに取得してもよい。データ取得部232は、例えば三次元測定装置1が標準ゲージ19における複数の被測定位置を測定した時点において、測定部182が標準ゲージ19付近に置かれた温度センサから取得した、温度を示す温度データを、ネットワークNを介して取得する。
データ取得部232は、三次元測定装置1が測定した、標準ゲージ19が有する球体の真球度を示す真球度データをさらに取得してもよい。データ取得部232は、例えば測定部182が、標準ゲージ19が有する複数の球体それぞれの真球度を測定することにより生成した真球度データを、ネットワークNを介して取得する。
生成部233は、位置データが示す複数の被測定位置の間の距離である被測定距離を示す距離データを生成する。被測定距離は、例えば標準ゲージ19が有する複数の球体のうち2つの球体それぞれの中心の間の距離(以下、「球間距離」という)である。生成部233は、位置データが示す球体の表面の複数の位置に基づいて、標準ゲージ19が有する複数の球体それぞれの中心の位置を算出することにより、球間距離を算出する。
生成部233は、例えば定期的に距離データを生成する。具体的には、生成部233は、日常点検が行われるたびに、データ取得部232が取得する位置データそれぞれに対応する距離データを生成する。生成部233は、例えばデータ取得部232が取得した位置データが示す複数の被測定位置の間の距離である被測定距離を算出することにより、被測定距離を示す距離データを生成する。
生成部233は、位置データが示す複数の被測定位置の間の距離である複数の被測定距離を示す距離データを生成してもよい。生成部233は、例えばデータ取得部232が取得した、3つ以上の被測定位置を有する標準ゲージ19を測定部182が測定することにより生成した位置データが示す3つ以上の被測定位置の座標に基づいて、2つ以上の被測定距離を示す距離データを生成する。
生成部233は、位置データが示す複数の被測定位置に基づいて算出される複数の被測定位置の間の距離を温度データが示す温度に基づいて補正することにより、被測定距離を算出してもよい。生成部233は、例えばデータ取得部232が取得した位置データに関連付けられた温度データが示す温度に基づいて、位置データが示す被測定位置に基づいて算出した被測定距離を補正する。生成部233がこのように動作することで、生成部233は、被測定位置を測定した時点の温度により生じる測定誤差を低減した被測定距離を算出できる。
生成部233は、被測定距離の適正範囲を決定するために用いる初期距離データを生成してもよい。生成部233は、例えばデータ取得部232が、適正範囲を初期化することを示す初期化データとともに位置データを取得した場合に、当該位置データが示す複数の被測定位置の間の距離である被測定距離を算出することにより、初期化時の被測定距離を示す初期距離データを生成する。初期化データは、例えばサービスマンが三次元測定装置1のメンテナンスをするタイミングにおいて、サービスマンが測定機制御装置2を操作することにより測定指示情報とともに生成されるデータである。
適正範囲決定部234は、距離データが示す被測定距離が適正であると判定される適正範囲を決定する。適正範囲は、被測定距離が適正であると判定される範囲の最大値と最小値である。適正範囲決定部234は、例えば三次元測定装置1のユーザが使用する情報端末又はサービスマンが使用する情報端末4から適正範囲の最大値及び最小値を含む設定データを取得する。適正範囲決定部234は、取得した設定データに含まれる最大値及び最小値に基づいて適正範囲を決定する。
適正範囲決定部234は、生成部233が生成した初期距離データを基準とする適正範囲を決定してもよい。適正範囲は、例えば生成部233が生成した距離データが示す被測定距離と適正範囲決定部234が適正範囲の基準とした初期距離データが示す被測定距離との差が、三次元測定装置1の機械精度による誤差又はプローブ17による誤差として許容できる範囲である。
適正範囲決定部234がこのように動作することで、適正範囲決定部234は、サービスマンが三次元測定装置1をメンテナンスした時点における、誤差が少ない被測定距離を基準とした高い精度の適用範囲を決定することができる。その結果、測定機制御装置2は、三次元測定装置1の異常の有無を高い精度で判定できる。
適正範囲決定部234は、三次元測定装置1の装置IDごとに異なる適正範囲を決定してもよい。適正範囲決定部234は、例えば設定データに含まれる複数の適正範囲の最大値及び最小値のうち、三次元測定装置1から取得した装置IDに関連付けられた適正範囲の最大値及び最小値を特定することにより適正範囲を決定する。適正範囲決定部234は、装置IDに関連付けた適正範囲を記憶部22に記憶させる。
適正範囲決定部234は、三次元測定装置1の機種ごとに異なる適正範囲を決定してもよい。適正範囲決定部234は、例えばデータ取得部232が三次元測定装置1から取得した装置IDに基づいて三次元測定装置1の機種を特定する。適正範囲決定部234は、取得した設定データに含まれる複数の適正範囲の最大値及び最小値のうち、特定した機種に関連付けられた適正範囲の最大値及び最小値を特定することにより適正範囲を決定する。適正範囲決定部234は、測定装置の機種を示す機種情報に関連付けた適正範囲を記憶部22に記憶させる。
適正範囲決定部234が測定装置の機種に対応する適正範囲を決定することで、機種ごとに要求される精度が異なる場合であっても、測定機制御装置2が三次元測定装置1の機種によらず異常の有無を適切に判定することができる。
適正範囲決定部234は、三次元測定装置1における複数の測定領域それぞれに関連付けて適正範囲を決定してもよい。適正範囲決定部234は、例えばデータ取得部232が取得した位置データに関連付けられた測定領域を示す測定領域データを取得する。適正範囲決定部234は、設定データに含まれる複数の適正範囲の最大値及び最小値のうち、測定領域データが示す測定領域に対応する最大値及び最小値を特定することにより適正範囲を決定する。適正範囲決定部234は、三次元測定装置1における複数の測定領域それぞれに関連付けて適正範囲を記憶部22に記憶させる。
適正範囲決定部234が測定装置の測定領域に対応する適正範囲を決定することで、測定領域ごとに三次元測定装置1の精度が異なり、標準ゲージ19が置かれる場所が一定でない場合であっても、測定機制御装置2が三次元測定装置1の異常の有無を適切に判定することができる。
適正範囲決定部234は、標準ゲージ19の複数の被測定位置間それぞれに関連付けて適正範囲を決定してもよい。例えば、データ取得部232は、位置データと、位置データが示す複数の被測定位置それぞれに関連付けられた、標準ゲージ19が有する球体を識別するための球体識別情報(以下、「球体ID」という)を取得する。適正範囲決定部234は、生成部233が生成した距離データが示す被測定距離に対応する2つの被測定位置に関連付けられた2つの球体IDを特定する。
適正範囲決定部234は、設定データに含まれる複数の適正範囲の最大値及び最小値のうち、特定した2つの球体IDの組合せに対応する最大値及び最小値を特定することにより適正範囲を決定する。適正範囲決定部234は、決定した適正範囲を記憶部22に記憶する。適正範囲決定部234が被測定位置間に対応する適正範囲を決定することで、被測定位置の間の距離が異なる標準ゲージ19が用いられる場合であっても、測定機制御装置2が三次元測定装置1の異常の有無を適切に判定することができる。
判定部235は、三次元測定装置1の異常の有無を判定する。判定部235は、距離データが示す被測定距離が適正範囲に含まれているか否かに基づいて、三次元測定装置1の異常の有無を判定し、判定した結果を装置IDに関連付けて出力する。判定部235は、例えば生成部233が生成した距離データが示す被測定距離が、記憶部22が記憶している適正範囲に含まれている場合、三次元測定装置1に異常が無いと判定する。一方、判定部235は、被測定距離が適正範囲に含まれていない場合、三次元測定装置1に異常が有ると判定する。
判定部235は、通信部21を介して、三次元測定装置1の異常の有無を判定した結果をデータ管理装置3に送信する。判定部235は、被測定距離を示す距離データとともに判定結果をデータ管理装置3に送信してもよい。判定部235は、例えば、プローブ17のベクトル、被測定位置の座標、標準ゲージ19の球体の直径及び真球度をデータ管理装置3に送信する。
被測定距離は、例えば標準ゲージ19が有する複数の球体の球間距離である。球間距離は、プローブ17の方向特性の影響を受けにくいので、判定部235が、被測定距離として球間距離を用いることで、三次元測定装置1の異常の有無を高い精度で判定することができる。
判定部235は、距離データが示す複数の被測定距離が適正範囲に含まれているか否かに基づいて三次元測定装置1の異常の有無を判定してもよい。判定部235は、例えば複数の被測定距離のうち一以上の被測定距離が適正範囲に含まれていない場合、三次元測定装置1に異常が有ると判定し、複数の被測定距離すべてが適正範囲に含まれる場合、三次元測定装置1に異常が無いと判定する。判定部235がこのように複数の被測定距離を用いることで、判定部235は、異常の有無の判定精度を向上させることができる。
判定部235は、複数の被測定距離それぞれに対応する適正範囲を用いて三次元測定装置1の異常の有無を判定してもよい。判定部235は、例えば距離データが示す複数の被測定距離に対応する被測定位置間に関連付けられた適正範囲に距離が含まれているか否かに基づいて三次元測定装置1の異常の有無を判定する。判定部235は、例えば被測定距離に関連付けられた2つの被測定位置に対応する適正範囲を記憶部22から取得し、当該被測定距離が取得した適正範囲に含まれるか否かに基づいて三次元測定装置1の異常の有無を判定する。
判定部235がこのように、被測定距離に対応する被測定位置に関連付けられた適正範囲を用いて三次元測定装置1の異常の有無を判定することで、判定部235は、標準ゲージ19の形状に応じた正しい適正範囲による三次元測定装置1の異常の有無の判定をすることができる。
判定部235は、データ取得部232が取得した装置IDに関連付けられた適正範囲に基づいて異常の有無を判定してもよい。判定部235は、例えば装置IDに関連付けられた適正範囲を記憶部22から取得し、被測定距離が当該適用範囲に含まれるか否かに基づいて三次元測定装置1の異常の有無を判定する。判定部235がこのように動作することで、ユーザが複数の三次元測定装置1を有しており、それぞれに要求される測定精度が異なる場合に、判定部235は、複数の三次元測定装置1それぞれに要求される測定精度に対応する適正範囲に基づいて三次元測定装置1の異常の有無を判定することができる。
判定部235は、装置IDに基づいて特定される三次元測定装置1の機種に関連付けられた適正範囲に基づいて異常の有無を判定してもよい。判定部235は、例えば三次元測定装置1の機種に関連付けられた適正範囲を記憶部22から取得し、被測定距離が当該適用範囲に含まれるか否かに基づいて三次元測定装置1の異常の有無を判定する。判定部235がこのように動作することで、判定部235は、三次元測定装置1の機種ごとに異なる測定精度に対応する適正範囲に基づいて、三次元測定装置1の異常の有無を判定することができる。
判定部235は、位置データが示す複数の被測定位置が含まれる測定領域に関連付けられた適正範囲に距離データが示す被測定距離が含まれているか否かに基づいて三次元測定装置1の異常の有無を判定してもよい。判定部235は、例えば被測定位置に対応する測定領域に関連付けられた適正範囲を記憶部22から取得し、被測定距離が当該適用範囲に含まれるか否かに基づいて三次元測定装置1の異常の有無を判定する。判定部235がこのように動作することで、判定部235は、ユーザが一定の位置に標準ゲージ19を置くことができない場合であっても、十分な判定精度を確保することができる。
判定部235は、定期的に生成された複数の距離データの変化量に基づいて三次元測定装置1の異常の有無を判定してもよい。判定部235は、例えば生成部233が生成した複数の距離データが示す複数の被測定距離の変化量を基準値と比較した結果に基づいて三次元測定装置1の異常の有無を判定する。基準値は、三次元測定装置1に異常は無いと判定できる変化量の最大値であり、例えば三次元測定装置1の経年劣化により生じた変化量と判定できる範囲の最大値である。
判定部235は、例えば距離データが示す複数の被測定距離の変化量が基準値よりも小さい場合、三次元測定装置1に異常は無いと判定し、複数の被測定距離の変化量が基準値よりも大きい場合、三次元測定装置1に異常は有ると判定する。判定部235がこのように動作することで、判定部235は、例えば被測定距離が適正範囲に含まれていても、被測定距離が大きく変化したことにより、三次元測定装置1に異常が有ると判定できる。その結果、判定部235は、高い精度で三次元測定装置1の異常の有無を判定できる。
判定部235は、3つ以上の被測定距離が測定された時間と3つ以上の被測定距離との関係のパターンを基準のパターンと比較した結果に基づいて三次元測定装置1の異常の有無を判定してもよい。基準のパターンは、三次元測定装置1に異常は無いと判定できるパターンであり、例えば三次元測定装置1の経年劣化により生じる可能性があるパターンである。
判定部235は、例えば3つ以上の被測定距離の変化量と当該3つ以上の被測定距離それぞれが測定された時間とを特定することにより、2つ以上の時間の変化量に対応する2つ以上の被測定距離の変化量を特定する。判定部235は、特定した変化量が記憶部22から取得した変化量の基準パターンから一定の範囲内である場合、三次元測定装置1に異常が無いと判定し、一定の範囲内ではない場合、三次元測定装置1に異常が有ると判定する。判定部235がこのように動作することで、判定部235は、三次元測定装置1がメンテナンスを必要とする異常を発生しているかを検出できる可能性を高めることができる。
判定部235は、標準ゲージが有する複数の球体の真球度に基づいて三次元測定装置1の異常の有無を判定してもよい。判定部235は、例えばデータ取得部232が取得した真球度データが示す真球度が基準値から一定の範囲を超えている場合は、三次元測定装置1に異常が有ると判定し、真球度が基準値から一定の範囲内である場合は、三次元測定装置1に異常が無いと判定する。
標準ゲージ19が有する球体に埃などのゴミが付着している場合、当該球体の真球度は大きく変化する。これに対して、判定部235が、真球度データが示す真球度に基づいて三次元測定装置1の異常の有無を判定することで、判定部235は、例えば、三次元測定装置1及び標準ゲージ19のクリーニングが必要か否かを判定できる。
図4は、複数の被測定距離が測定された時間と複数の被測定距離とを示す図である。図4の横軸は被測定距離が測定された点検日を示し、図4の縦軸は被測定距離である球間距離を示す。球間距離Rは、適正範囲の基準である初期距離データが示す球間距離である。球間距離M1は、適正範囲の最大値であり、球間距離M2は、適正範囲の最小値である。
図4(a)においては、複数の点検日D(D1~D5)それぞれに測定された球間距離が適正範囲(球間距離M1~球間距離M2)に含まれているため、判定部235は、三次元測定装置1に異常が無いと判定する。一方、図4(b)においては、点検日D5に測定された球間距離が適正範囲に含まれていないため、判定部235は、三次元測定装置1に異常が有ると判定する。
データ管理装置3は、判定部235から送信された被測定距離を示す測定結果と異常の有無の判定結果とを点検日に関連付けて記憶し、情報端末4からの要求に応じて、測定結果及び判定結果を情報端末4に提供する。情報端末4は、例えば図4に示すような測定結果を示す画面を表示する。三次元測定装置1のメンテナンスをするサービスマンは、情報端末4を操作してデータ管理装置3から測定結果と判定結果とを取得することにより、図4に示す測定結果を閲覧することができる。
[測定機制御装置2のフローチャート]
図5は、測定機制御装置2の動作を説明するためのフローチャートである。図5に示すフローチャートは、標準ゲージ19を測定した結果を示す位置データを取得してから三次元測定装置1の異常の有無を判定するまでの動作を示す。
データ取得部232は、三次元測定装置1から標準ゲージ19における複数の被測定位置を測定した結果を示す位置データを取得する(S11)。生成部233は、位置データとともに適正範囲を初期化することを示す初期化データを取得した場合(S12のYES)、位置データが示す複数の被測定位置の間の距離である被測定距離を算出することにより、初期距離データを生成する(S13)。適正範囲決定部234は、生成部233が生成した初期距離データを基準とする適正範囲を決定する(S14)。
生成部233は、位置データとともに初期化データを取得しなかった場合(S12のNO)、被測定距離を算出することにより距離データを生成する(S15)。判定部235は、生成部233が生成した距離データが適正範囲に含まれる場合(S16のYES)、三次元測定装置1に異常が無いと判定する(S17)。一方、判定部235は、距離データが適正範囲に含まれない場合(S16のNO)、三次元測定装置1に異常が有ると判定する(S18)。判定部235は、三次元測定装置1の異常の有無を判定した結果とデータ取得部232が取得した位置データとをデータ管理装置3に出力する(S19)。
[変形例]
以上の説明においては、三次元測定装置1が位置データを生成し、生成部233が、位置データが示す複数の被測定位置に基づいて被測定距離を示す距離データを生成する動作を例示したが、三次元測定装置1が位置データと距離データとを生成し、生成した位置データ及び距離データを測定機制御装置2に出力してもよい。
この場合、三次元測定装置1において、測定部182は、三次元測定装置1に用いられる標準ゲージ19の複数の被測定位置、又は複数の被測定位置の間の距離である被測定距離を測定する。通信部181は、三次元測定装置1を識別するための装置IDに関連付けて、複数の被測定位置を示す位置データ、又は被測定距離を示す距離データを異常判定装置として動作する測定機制御装置2に送信する。
続いて、測定機制御装置2において、データ取得部331は、位置データ又は距離データを取得する。判定部334は、データ取得部331が取得した位置データ又は距離データに基づいて特定される被測定距離が、記憶部22から取得した適正範囲に含まれているか否かに基づいて、三次元測定装置1の異常の有無を判定する。
このように三次元測定装置1が距離データを生成することで、測定機制御装置2は、位置データが示す複数の被測定位置から被測定距離を算出するための演算量を削減することができるため、測定機制御装置2の処理の負荷を低減することができる。
[第1の実施形態に係る測定機制御装置2の効果]
以上説明したように、第1の実施形態に係る測定機制御装置2は、三次元測定装置1が複数の被測定位置を測定した結果を示す位置データを取得するデータ取得部232と、被測定位置の間の距離である被測定距離を算出することにより距離データを生成する生成部233と、を有する。そして、判定部235が、距離データが示す被測定距離が、記憶部22に記憶されている被測定距離の適正範囲に含まれるか否かに基づいて三次元測定装置1の異常の有無を判定し、判定した結果をデータ管理装置3に出力する。これにより、三次元測定装置1のユーザ及び三次元測定装置1のメンテナンスをするサービスマンは、三次元測定装置1に異常が発生したことを早期に知ることができる。
<第2の実施形態>
[異常判定システムS2の概要]
図6は、第2の実施形態に係る異常判定システムS2の概要を説明するための図である。異常判定システムS2は、データ管理装置3が三次元測定装置1の異常の有無を判定するための異常判定装置として動作する点で図1に示す異常判定システムS1と異なり、他の点において同じである。以下、異常判定システムS2の動作について説明する。
三次元測定装置1は、測定機制御装置2が三次元測定装置1に標準ゲージ19の測定を指示するために出力した測定指示情報を、ネットワークNを介して取得する(図6における(1))。三次元測定装置1は、測定機制御装置2から測定指示情報を取得したことに応じて、三次元測定装置1に用いられる標準ゲージ19における複数の被測定位置の座標を測定する(図6における(2))。
三次元測定装置1は、測定結果である複数の被測定位置の座標を示す座標情報と、ネットワークNを介してデータ管理装置3に出力する(図6における(3))。データ管理装置3は、取得した測定結果に含まれる複数の被測定位置の座標に基づいて複数の被測定位置の間の距離を算出することにより、三次元測定装置1の異常の有無を判定する(図6における(4))。データ管理装置3は、三次元測定装置1の異常の有無を判定した判定結果を測定機制御装置2に出力する(図6における(5))。
データ管理装置3は、三次元測定装置1の異常の有無を判定した判定結果と測定機制御装置2から取得した測定結果とを記憶する(図6における(6))。情報端末4は、データ管理装置3が記憶している判定結果と測定結果とを、ネットワークNを介して取得する(図6における(7))。情報端末4を使用するサービスマン又は三次元測定装置1のユーザは、例えば情報端末4が取得した判定結果と測定結果とを情報端末4に接続されたディスプレイに表示させることにより、三次元測定装置1の異常の有無を確認する(図6における(8))。
[異常判定システムS2の構成]
図7は、異常判定システムS2の構成を示す図である。図7においては、三次元測定装置1と測定機制御装置2とデータ管理装置3とを示す。三次元測定装置1の構成は、図3に示す三次元測定装置1と同じである。以下、第1の実施形態と異なる機能を中心に、第2の実施形態に係る測定機制御装置2及びデータ管理装置3の動作を説明する。
測定機制御装置2は、通信部21と制御部23とを有する。制御部23は、測定制御部231とデータ取得部232とを有する。データ管理装置3は、通信部31と記憶部32と制御部33とを有する。制御部33は、データ取得部331、生成部332、適正範囲決定部333及び判定部334を有する。
測定制御部231は、図3に示す測定制御部231と同じである。データ取得部232は、データ管理装置3から三次元測定装置1の異常の有無を判定した結果を取得する。データ取得部232は、例えば取得した結果を、測定機制御装置2に接続されたディスプレイに表示する。
通信部31は、ネットワークNを介して情報を送受信するための通信デバイスを含む。通信デバイスは、例えばLANコントローラ又は無線LANコントローラである。記憶部32は、ROM、RAM及びSSD等の記憶媒体を有する。記憶部32は、制御部33が実行するプログラムを記憶している。記憶部32は、三次元測定装置1の異常の有無を判定するために用いる適正範囲を示す適正範囲情報を記憶する。
制御部33は、例えばCPUである。制御部33は、記憶部32に記憶されているプログラムを実行することにより、データ取得部331、生成部332、適正範囲決定部333及び判定部334として機能する。
データ取得部331は、図3に示すデータ取得部232と同等の機能を有する。データ取得部331は、通信部31を介して、例えば、プローブ17のベクトル、被測定位置の座標、標準ゲージ19の球体の直径及び真球度を取得する。データ取得部331は、測定機制御装置2からこれらのデータを取得してもよい。
生成部332は、図3に示す生成部233と同等の機能を有する。適正範囲決定部333は、図3に示す適正範囲決定部234と同等の機能を有する。データ管理装置3は、複数のユーザが使用する複数の三次元測定装置1に関するデータを管理することができるので、適正範囲決定部234は、ユーザを識別するためのユーザIDに関連付けて適正範囲を決定してもよい。
判定部334は、三次元測定装置1の異常の有無を判定した結果を装置IDに関連付けて測定機制御装置2に出力する点と、データ取得部331が取得した測定結果及び三次元測定装置1の異常の有無を判定した結果を記憶部32に記憶する点とにおいて、図3に示す判定部334と異なり、他の点において同じである。
[第2の実施形態に係るデータ管理装置3の効果]
以上説明したように、第2の実施形態に係るデータ管理装置3は、三次元測定装置1が複数の被測定位置を測定した結果を示す位置データを取得するデータ取得部331と、被測定位置の間の距離である被測定距離を算出することにより距離データを生成する生成部332と、を有する。そして、判定部334が、距離データが示す被測定距離が、記憶部22に記憶されている被測定距離の適正範囲に含まれるか否かに基づいて三次元測定装置1の異常の有無を判定し、判定した結果を測定機制御装置2に出力する。
第1の実施形態と異なり、データ管理装置3が異常判定装置として動作することで、測定機制御装置2として用いられるコンピュータが入れ替えられた場合であっても、ユーザが適正範囲の設定をし直すことなく三次元測定装置1の異常の有無を判定することができる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。例えば、装置の全部又は一部は、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。また、複数の実施の形態の任意の組み合わせによって生じる新たな実施の形態も、本発明の実施の形態に含まれる。組み合わせによって生じる新たな実施の形態の効果は、もとの実施の形態の効果を併せ持つ。
1 三次元測定装置
2 測定機制御装置
3 データ管理装置
4 情報端末
10 テーブル
11 コラム
12 サポータ
13 ビーム
14 Y軸方向駆動部
15 スライダ
16 Z軸スピンドル
17 プローブ
18 制御ユニット
19 標準ゲージ
21 通信部
22 記憶部
23 制御部
31 通信部
32 記憶部
33 制御部
181 通信部
182 測定部
231 測定制御部
232 データ取得部
233 生成部
234 適正範囲決定部
235 判定部
331 データ取得部
332 生成部
333 適正範囲決定部
334 判定部

Claims (13)

  1. 三次元測定装置を識別するための装置識別情報に関連付けて、前記三次元測定装置に用いられる標準ゲージの複数の被測定位置を示す位置データを取得するデータ取得部と、
    前記位置データが示す前記複数の被測定位置の間の距離である被測定距離を示す距離データを生成する生成部と、
    前記距離データが適正であると判定される適正範囲を記憶する記憶部と、
    前記距離データが示す前記被測定距離が前記適正範囲に含まれているか否かに基づいて、前記三次元測定装置の異常の有無を判定し、判定した結果を前記装置識別情報に関連付けて出力する判定部と、
    を有する異常判定装置。
  2. 前記適正範囲を決定する適正範囲決定部をさらに有し、
    前記生成部は、前記データ取得部が、前記適正範囲を初期化することを示す初期化データとともに前記位置データを取得した場合に、当該位置データが示す前記複数の被測定位置の間の距離である被測定距離を算出することにより、初期化時の前記被測定距離を示す初期距離データを生成し、
    前記適正範囲決定部は、前記初期距離データを基準とする前記適正範囲を決定する、
    請求項1に記載の異常判定装置。
  3. 前記データ取得部は、複数の被測定位置を前記三次元測定装置が測定した時点における前記三次元測定装置の温度を示す温度データをさらに取得し、
    前記生成部は、前記位置データが示す前記複数の被測定位置に基づいて算出される前記複数の被測定位置の間の距離を前記温度データが示す温度に基づいて補正することにより、前記被測定距離を算出する、
    請求項1又は2に記載の異常判定装置。
  4. 前記記憶部は、測定装置の機種に関連付けて前記適正範囲を記憶し、
    前記判定部は、前記装置識別情報に基づいて特定される前記三次元測定装置の機種に関連付けられた前記適正範囲に基づいて異常の有無を判定する、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の異常判定装置。
  5. 前記記憶部は、前記装置識別情報に関連付けて前記適正範囲を記憶し、
    前記判定部は、前記データ取得部が取得した前記装置識別情報に関連付けられた前記適正範囲に基づいて異常の有無を判定する、
    請求項1から4のいずれか一項に記載の異常判定装置。
  6. 前記記憶部は、前記三次元測定装置における複数の測定領域それぞれに関連付けて前記適正範囲を記憶し、
    前記判定部は、前記位置データが示す前記複数の被測定位置が含まれる前記測定領域に関連付けられた前記適正範囲に前記距離データが示す前記被測定距離が含まれているか否かに基づいて前記三次元測定装置の異常の有無を判定する、
    請求項1から5のいずれか一項に記載の異常判定装置。
  7. 前記標準ゲージが3つ以上の前記被測定位置を有しており、
    前記生成部は、前記位置データが示す前記複数の被測定位置の間の距離である複数の前記被測定距離を示す前記距離データを生成し、
    前記判定部は、前記距離データが示す前記複数の被測定距離が前記適正範囲に含まれているか否かに基づいて前記三次元測定装置の異常の有無を判定する、
    請求項1から6のいずれか一項に記載の異常判定装置。
  8. 前記記憶部は、前記標準ゲージの複数の被測定位置間それぞれに関連付けて前記適正範囲を記憶し、
    前記判定部は、前記距離データが示す前記複数の被測定距離に対応する前記被測定位置間に関連付けられた前記適正範囲に前記距離が含まれているか否かに基づいて前記三次元測定装置の異常の有無を判定する、
    請求項7に記載の異常判定装置。
  9. 前記生成部は、定期的に前記距離データを生成し、
    前記判定部は、前記生成部が生成した複数の前記距離データが示す複数の前記被測定距離の変化量を基準値と比較した結果に基づいて前記三次元測定装置の異常の有無を判定する、
    請求項1から8のいずれか一項に記載の異常判定装置。
  10. 前記判定部は、3つ以上の前記被測定距離が測定された時間と3つ以上の前記被測定距離との関係のパターンを基準のパターンと比較した結果に基づいて前記三次元測定装置の異常の有無を判定する、
    請求項9に記載の異常判定装置。
  11. コンピュータが実行する、
    三次元測定装置を識別するための装置識別情報に関連付けて、前記三次元測定装置に用いられる標準ゲージの複数の被測定位置を示す位置データを取得するステップと、
    前記位置データが示す前記複数の被測定位置の間の距離である被測定距離を示す距離データを生成するステップと、
    前記距離データが示す前記被測定距離が、前記距離データが示す前記被測定距離が適正であると判定される適正範囲に含まれているか否かに基づいて、前記三次元測定装置の異常の有無を判定し、判定した結果を前記装置識別情報に関連付けて出力するステップと、
    を有する異常判定方法。
  12. コンピュータに、
    三次元測定装置を識別するための装置識別情報に関連付けて、前記三次元測定装置に用いられる標準ゲージの複数の被測定位置を示す位置データを取得するステップと、
    前記位置データが示す前記複数の被測定位置の間の距離である被測定距離を示す距離データを生成するステップと、
    前記距離データが示す前記被測定距離が、前記距離データが示す前記被測定距離が適正であると判定される適正範囲に含まれているか否かに基づいて、前記三次元測定装置の異常の有無を判定し、判定した結果を前記装置識別情報に関連付けて出力するステップと、
    を実行させるためのプログラム。
  13. 三次元測定装置と、前記三次元測定装置の異常の有無を判定する異常判定装置と、を備える異常判定システムであって、
    前記三次元測定装置は、
    前記三次元測定装置に用いられる標準ゲージの複数の被測定位置、又は前記複数の被測定位置の間の距離である被測定距離を測定する測定部と、
    前記三次元測定装置を識別するための装置識別情報に関連付けて、前記複数の被測定位置を示す位置データ、又は前記被測定距離を示す距離データを前記異常判定装置に送信する通信部と、
    を有し、
    前記異常判定装置は、
    前記位置データ又は前記距離データを取得するデータ取得部と、
    前記被測定距離が適正であると判定される適正範囲を記憶する記憶部と、
    前記位置データ又は前記距離データに基づいて特定される前記被測定距離が前記適正範囲に含まれているか否かに基づいて、前記三次元測定装置の異常の有無を判定し、判定した結果を前記装置識別情報に関連付けて出力する判定部と、
    を有する異常判定システム。
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