JP2022169603A - 歯科診療システム - Google Patents

歯科診療システム Download PDF

Info

Publication number
JP2022169603A
JP2022169603A JP2022125482A JP2022125482A JP2022169603A JP 2022169603 A JP2022169603 A JP 2022169603A JP 2022125482 A JP2022125482 A JP 2022125482A JP 2022125482 A JP2022125482 A JP 2022125482A JP 2022169603 A JP2022169603 A JP 2022169603A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
image
display device
detection
operation display
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2022125482A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7349186B2 (ja
Inventor
隆信 佐川
Takanobu Sagawa
恒夫 川原
Tsuneo Kawahara
通三 山中
Michizo Yamanaka
和章 原
Kazuaki Hara
剛 友江
Takeshi Tomoe
智 熊地
Satoshi Kumachi
祐也 内田
Yuya UCHIDA
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yoshida Dental Mfg Co Ltd
Original Assignee
Yoshida Dental Mfg Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yoshida Dental Mfg Co Ltd filed Critical Yoshida Dental Mfg Co Ltd
Priority to JP2022125482A priority Critical patent/JP7349186B2/ja
Publication of JP2022169603A publication Critical patent/JP2022169603A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7349186B2 publication Critical patent/JP7349186B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】 衛生面及び操作性の向上を両立することが可能な歯科診療システムを提供する。【解決手段】 歯科診療システム1は、結像画像Xの表示結像位置及び表示操作位置が同一面となる空中操作表示装置と、空中操作表示装置を操作者によって表示操作位置が操作可能な位置に配置可能な移動部と、空中操作表示装置が一体的に設けられる診療用テーブル、インスツルメントハンガー又は無影灯と、を備え、空中操作表示装置は、画像表示部と、表示制御部と、画像表示部に表示された画像を結像画像として空中に結像する結像部と、結像画像の位置を変更するための位置変更部と、位置変更制御部と、を備えており、閲覧者を検知する閲覧者検知部と、空中操作表示装置の位置を検出する位置検出部と、をさらに備え、位置変更制御部は、閲覧者検知部の検知結果及び位置検出部の検出結果に基づいて、閲覧者が前記結像画像を閲覧可能となるように位置変更部を制御する。【選択図】 図1

Description

本発明は、画像表示を伴う歯科診療システムに関する。
特許文献1には、非接触動作の操作入力によって診療機器を制御する医療用診療装置が記載されている。
また、特許文献2には、ドクターテーブルに仮想入力部を投影し、かかる仮想入力部の操作によって制御対象を制御する歯科治療システムが記載されている。
特開2011-130857号公報 特開2014-171584号公報
特許文献1に記載の技術では、操作内容を表示する表示装置と指による操作入力位置とが離れている。そのため、直感的な操作が困難であり、誤操作の可能性が発生する。
特許文献2に記載の技術では、操作入力時にドクターテーブルに接触する必要があり、衛生面の問題が生じやすい。また、表示位置がドクターテーブル上に限定されるため、操作者の位置によっては操作入力が困難になるおそれがある。
本発明は、前記の点に鑑みてなされたものであり、衛生面及び操作性の向上を両立することが可能な歯科診療システムを提供することを課題とする。
前記した課題を解決するために、本発明の歯科診療システムは、表示結像位置及び表示操作位置が同一面となる空中操作表示装置と、前記空中操作表示装置を操作者によって前記表示操作位置が操作可能な位置に配置可能な移動部と、前記空中操作表示装置が一体的に設けられる診療用テーブル、インスツルメントハンガー又は無影灯と、を備え、前記空中操作表示装置は、画像を表示可能な画像表示部と、前記画像表示部を制御する表示制御部と、前記画像表示部に表示された画像を結像画像として空中に結像する結像部と、前記結像画像の位置を変更するための位置変更部と、前記位置変更部を制御する位置変更制御部と、を備えており、前記結像画像を閲覧する閲覧者を検知する閲覧者検知部と、前記空中操作表示装置の位置を検出する位置検出部と、をさらに備え、前記位置変更制御部は、前記閲覧者検知部の検知結果及び前記位置検出部の検出結果に基づいて、前記閲覧者が前記結像画像を閲覧可能となるように前記位置変更部を制御することを特徴とする。
本発明によると、診療位置にいる操作者による空中操作表示装置の非接触操作を可能とすることによって、衛生面及び操作性の向上を両立することができる。
本発明の実施形態に係る歯科診療システムを模式的に示す平面図である。 本発明の実施形態に係る歯科診療システムを模式的に示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る空中操作表示装置を模式的に示す斜視図である。 指示位置検知部の第一の変形例を模式的に示す図である。 指示位置検知部の第一の変形例における指示位置の算出手法を模式的に示す図である。 指示位置検知部の第一の変形例を模式的に示す図である。 指示位置検知部の第一の変形例における指示位置の算出手法を模式的に示す図である。 指示位置検知部の第二の変形例を模式的に示す図である。 指示位置検知部の第二の変形例を模式的に示す図である。 本発明の実施形態に係る歯科診療システムを模式的に示す平面図である。 本発明の実施形態に係る歯科診療システムを模式的に示す平面図である。 本発明の実施形態に係る歯科診療システムを模式的に示す平面図である。 本発明の実施形態に係る歯科診療システムを模式的に示す平面図である。 本発明の実施形態に係る歯科診療システムの動作例を説明するためのフローチャートである。 結像画像の表示例を模式的に示す斜視図である。 結像画像の表示例を模式的に示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る歯科診療システムを模式的に示す平面図である。
本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。以下の説明において、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。本発明の歯科診療システム1は、患者Pに対して操作者としての補助者A及び歯科医師Dが診療を行う際に用いられる。また、歯科診療システム1における空中操作表示装置40は、操作者としての補助者A及び歯科医師Dのいずれかによって操作可能、かつ、閲覧者としての患者P、補助者A及び歯科医師Dのいずれかによって閲覧可能、な位置に結像画像Xを表示させる。
<歯科診療システム>
図1に示すように、本発明の実施形態に係る歯科診療システム1は、患者用椅子2と、スピットンユニット3と、第一のインスツルメントハンガー4と、第一の診療用テーブル5と、第二のインスツルメントハンガー6と、第二の診療用テーブル7と、無影灯8と、を備える。
<患者用椅子>
患者用椅子2は、患者Pが座る座面部2aと、座面部2aから延設されて患者Pの脚が載置される脚部2bと、座面部2aから脚部2bとは反対側に延設されて患者Pの背中が載置される背面部2cと、背面部2cから座面部2aとは反対側に延設されて患者Pの頭が載置される頭部2dと、を備える。背面部2cは、座面部2aに対して角度変更可能に構成されている。
<スピットンユニット>
スピットンユニット3は、患者Pがうがいを行うための装置である。
<第一のインスツルメントハンガー>
第一のインスツルメントハンガー4は、主に操作者としての補助者Aによって用いられる治療用器具を保持するハンガーである。第一のインスツルメントハンガー4は、支持部11によって支持されている。支持部11は、複数の関節部11aを有するアームである。支持部11の基端部は、患者用椅子2近傍(左側)の床面等に固定されており、支持部11の先端部には、第一のインスツルメントハンガー4が取り付けられている。支持部11の複数の関節部11aには、それぞれ、関節部11aを駆動するための駆動部(モータ等)11bと、関節部11aの角度を検出するための角度検出部(ロータリエンコーダ等)11cと、が設けられている(図2参照)。
<第一の診療用テーブル>
第一の診療用テーブル5は、主に補助者Aが治療用の道具等を載置するためのテーブルである。第一の診療用テーブル5は、第一のインスツルメントハンガー4の上部に設けられている。すなわち、第一の診療用テーブル5は、第一のインスツルメントハンガー4とともに支持部11によって移動可能に支持されている。
≪ハンドル≫
第一のインスツルメントハンガー4又は第一の診療用テーブル5(本実施形態では、第一のインスツルメントハンガー4)には、ハンドル4aが設けられている。ハンドル4aは、主に補助者Aが把持して操作することによって第一のインスツルメントハンガー4及び第一の診療用テーブル5の位置を移動させるためのものである。支持部11の複数の関節部11aは、主に補助者Aによるハンドル4aの操作に応じて角度を変更可能に構成されている。
ハンドル4aは、感染予防可能に構成されている。感染予防可能な構成として、例えば、ハンドル4aの表面は、抗菌素材によって構成されていてもよく、交換可能な部材によって構成されていてもよい。
<第二のインスツルメントハンガー>
第二のインスツルメントハンガー6は、主に操作者としての歯科医師Dによって用いられる治療用器具を保持するハンガーである。第二のインスツルメントハンガー6は、支持部12によって支持されている。支持部12は、複数の関節部12aを有するアームである。支持部12の基端部は、患者用椅子2近傍(右側)の床面等に固定されており、支持部12の先端部には、第二のインスツルメントハンガー6が取り付けられている。支持部12の複数の関節部12aには、それぞれ、関節部12aを駆動するための駆動部(モータ等)12bと、関節部12aの角度を検出するための角度検出部(ロータリエンコーダ等)12cと、が設けられている(図2参照)。
<第二の診療用テーブル>
第二の診療用テーブル7は、主に歯科医師Dが治療用の道具等を載置するためのテーブルである。第二の診療用テーブル7は、第二のインスツルメントハンガー6の上部に設けられている。すなわち、第二の診療用テーブル7は、第二のインスツルメントハンガー6とともに支持部12によって移動可能に支持されている。
≪ハンドル≫
第二のインスツルメントハンガー6又は第二の診療用テーブル7(本実施形態では、第二のインスツルメントハンガー6)には、ハンドル6aが設けられている。ハンドル6aは、主に歯科医師Dが把持して操作することによって第二のインスツルメントハンガー6及び第二の診療用テーブル7の位置を移動させるためのものである。支持部12の複数の関節部12aは、主に歯科医師Dによるハンドル6aの操作に応じて角度を変更可能に構成されている。
ハンドル6aは、感染予防可能に構成されている。感染予防可能な構成として、例えば、ハンドル6aの表面は、抗菌素材によって構成されていてもよく、交換可能な部材によって構成されていてもよい。
<無影灯>
無影灯8は、患者用椅子2に座った患者Pの頭部を照らす照明である。
無影灯8は、支持部13によって支持されている。支持部13は、複数の関節部13aを有するアームである。支持部13の基端部は、患者用椅子2近傍(患者Pの左側)のスピットンユニット3等に固定されており、支持部13の先端部には、無影灯8が取り付けられている。支持部13の複数の関節部13aには、それぞれ、関節部13aを駆動するための駆動部(モータ等)13bと、関節部13aの角度を検出するための角度検出部(ロータリエンコーダ等)13cと、が設けられている。
≪ハンドル≫
無影灯8には、ハンドル8aが設けられている。ハンドル8aは、歯科医師D又は補助者Aが把持して操作することによって無影灯8の位置を移動させるためのものである。支持部13の複数の関節部13aは、歯科医師D又は補助者Aによるハンドル8aの操作に応じて角度を変更可能に構成されている。
ハンドル8aは、感染予防可能に構成されている。感染予防可能な構成として、例えば、ハンドル8aの表面は、抗菌素材によって構成されていてもよく、交換可能な部材によって構成されていてもよい。
<移動部>
なお、歯科診療システム1は、前記空中操作表示装置40を操作者によって操作可能な位置に配置可能な移動部を備える構成であってもよい。かかる移動部としては、空中操作表示装置40が一体的に設けられた装置を支持する支持部11~13、スピットンユニット3等の基部に設けられており、床面上を回転移動可能な車輪等が採用可能である。また、後記する制御部30は、操作部21の操作結果等に基づいて、前記車輪を回転させる駆動部(モータ等)を制御する構成であってもよい。また、前記した関節部11a~13aを有する支持部11~13も、制御部30による駆動部11b~13bの制御に基づいて空中操作表示装置40を操作者によって操作可能な位置に配置するものであり、移動部の一例であるといえる。
(操作部、撮像部、制御部)
図2に示すように、歯科診療システム1は、操作部21と、撮像部22と、制御部30と、をさらに備える。
<操作部>
操作部21は、患者用椅子2の近傍に設けられているフットペダルである。操作部21は、歯科医師D又は補助者の足によって操作可能であり、操作結果を制御部30へ出力する。
<撮像部>
撮像部22は、歯科診療システム1の各装置(第一のインスツルメントハンガー4、第一の診療用テーブル5、第二のインスツルメントハンガー6、第二の診療用テーブル7及び無影灯8)及び当該歯科診療システム1を利用する患者P、歯科医師D及び補助者Aを撮像し、撮像結果を制御部30へ出力する。
撮像部22としては、ビデオカメラ、ステレオ3次元カメラ、赤外線カメラ、紫外線カメラ、深度カメラ、画像センサ、深度センサ、レーダデバイス、レーザレーダデバイス、及びこれらの任意の2つ以上の組み合わせ等が好適に利用可能である。撮像部22は、歯科診療装置1の各装置(第一のインスツルメントハンガー4、第一の診療用テーブル5、第二のインスツルメントハンガー6、第二の診療用テーブル7及び無影灯8)、並びに、当該歯科診療システム1を利用する患者P、歯科医師D及び補助者Aを撮像可能な場所に設置されていればよい。例えば、撮像部22は、空中操作表示装置40又は当該空中操作表示装置40が一体的に設けられる装置、スピットンユニット3、歯科診療装置1が設けられる診療室内等に設置可能である。
<制御部>
制御部30は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read-Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、入出力回路等によって構成されている。制御部30は、機能部として、移動制御部31と、位置特定部32と、顔貌検知部33と、を備える。
≪移動制御部≫
移動制御部31は、歯科医師D又は補助者Aによる操作部21の操作結果に基づいて、駆動部11b,12b,13bを制御し、第一のインスツルメントハンガー4及び第一の診療用テーブル5、第二のインスツルメントハンガー6及び第二の診療用テーブル、並びに無影灯8を所望の位置に移動させる。
≪位置特定部≫
位置特定部32は、撮像部22の撮像結果に基づいて、後記する空中操作表示装置40の位置及び向きを特定する。ここで、位置特定部32は、撮像結果に含まれる物理オブジェクトを基準として、空中操作表示装置40の位置及び向きを検出する。すなわち、位置特定部32は、不動の物理オブジェクトからの距離等に基づいて、空中操作表示装置40の位置及び向きを算出する。ここで、物理オブジェクトとしては、患者用椅子2(の座面部2a)が好適に用いられる。すなわち、位置特定部32(及び撮像部22の組み合わせ)が、空中操作表示装置40の位置を検出する位置検出部の一例である。
また、位置特定部32は、空中操作表示装置40に対応する支持部11~13の角度検出部11c,12c,13cの検出結果に基づいて、空中操作表示装置40の位置及び向きを検出する。すなわち、位置特定部32は、角度検出部11c,12c,13cの検出結果と、予め記憶された支持部11~13のアーム長と、に基づいて、空中操作表示装置40の位置及び向きを算出する。すなわち、位置特定部32(及び角度検出部11c,12c,13cの組み合わせ)が、空中操作表示装置40の位置を検出する位置検出部の一例である。
≪顔貌検知部≫
顔貌検知部33は、撮像部22の撮像結果に基づいて、患者P、歯科医師D及び補助者Aの顔貌及びその位置を検知する。本実施形態において、顔貌検知部33は、撮像部22の撮像結果から、患者P、歯科医師D及び補助者Aの眼を検知することによって、患者P、歯科医師D及び補助者Aの顔貌を検知する。また、顔貌検知部33は、予め記憶された歯科医師D及び補助者Aの顔貌画像と、検知結果とを比較することによって、検知された顔貌が歯科医師Dであるか補助者Aであるかその他(患者P)であるかを判定する。
<空中操作表示装置>
図2及び図3に示すように、歯科診療システム1は、空中操作表示装置40を備える。
空中操作表示装置40は、閲覧者としての患者P、歯科医師D及び補助者Aに対して、空中に結像された結像画像Xを表示して閲覧させる。一以上の空中操作表示装置40は、前記した第一のインスツルメントハンガー4、第一の診療用テーブル5、第二のインスツルメントハンガー6、第二の診療用テーブル7及び無影灯8の少なくとも一つと一体的に設けられている。空中操作表示装置40は、画像表示部41と、結像部42と、軸部43a~43dと、駆動部44a~44dと、指示位置検知部45と、検知域変更部46と、制御部47と、を備える。
≪画像表示部≫
図3に示すように、画像表示部41は、制御部47の制御に基づいて画像を表示するディスプレイ(例えば、液晶ディスプレイ)である。
≪結像部≫
結像部42は、例えば、2面コーナーリフレクタアレイであり、当該結像部42の一面側に離間して表示された画像(すなわち、画像表示部41に表示された画像)を、当該結像部42の他面側に離間した空中に結像画像Xとして表示させるプレートである。
≪軸部≫
軸部43aは、上下方向に延設されており、上下軸周りに回動可能に構成されている。軸部43aの下端部は、空中操作表示装置40が設けられた対象物に取り付けられており、軸部43aの上端部は、軸部43bに取り付けられている。
軸部43bは、水平方向に延設されており、水平軸周りに回動可能に構成されている。軸部43bは、画像表示部41の下端部に取り付けられている。
軸部43cは、上下方向に延設されており、上下軸周りに回動可能に構成されている。軸部43cの下端部は、画像表示部41の上端部に取り付けられており、軸部43cの上端部は、軸部43dに取り付けられている。
軸部43dは、水平方向に延設されており、水平軸周りに回動可能に構成されている。軸部43dは、結像部42の一端部(下端部)に取り付けられている。
本実施形態において、画像表示部41の回動軸である軸部43a及び結像部42の回動軸である軸部43cは、結像部42に直交する同一面内に設けられている。
≪駆動部≫
駆動部44aは、制御部47の制御に基づいて軸部43aを回動させるモータである。駆動部44bは、制御部47の制御に基づいて軸部43bを回動させるモータである。駆動部44cは、制御部47の制御に基づいて軸部43cを回動させるモータである。駆動部44dは、制御部47の制御に基づいて軸部43dを回動させるモータである。
≪指示位置検知部≫
指示位置検知部45は、歯科医師D又は補助者Aによる結像画像X上の操作を検知し、検知結果を制御部47へ出力する。指示位置検知部45は、赤外線カメラ等によって構成される。
≪検知域変更部≫
検知域変更部46は、制御部47の制御に基づいて指示位置検知部45の位置及び/又は向きを変更するモータである。
≪制御部≫
制御部47は、CPU、ROM、RAM、入出力回路等によって構成されている。制御部47は、結像画像Xが表示される表示結像位置と、指示位置検知部45によって検知される表示操作位置(検知域)が同一面となるように、駆動部44a~44d及び検知域変更部46を制御する。制御部47は、機能部として、表示制御部47aと、位置変更制御部47bと、検知域制御部47cと、を備える。
≪表示制御部≫
表示制御部47aは、指示位置検知部45の検知結果に基づいて、画像表示部41を制御する。
また、表示制御部47aは、結像画像X用の操作画像を表示する。この場合、表示制御部47aが、指示位置検知部45の検知結果に基づいて、画像表示部41に表示される画像を変更したり、制御部30が、指示位置検知部45の検知結果に基づいて、歯科診療システム1の各種装置(インスツルメント等)を制御したりすることができる。
≪位置変更制御部≫
位置変更制御部47bは、駆動部44a~44dを制御することによって軸部43a~43dの角度を変更し、画像表示部41及び/又は結像部42の姿勢を変更して結像画像Xの表示位置及び表示方向を変更する。
また、位置変更制御部47bは、位置特定部32によって特定された空中操作表示装置40の位置が変更になった場合に、駆動部44a~44dを制御することによって軸部43a~43dの角度を変更し、画像表示部41及び/又は結像部42の姿勢を変更して結像画像Xの表示位置及び表示方向を変更する。ここで、位置変更制御部47bは、顔貌検知部33の検知結果に応じて、閲覧者が閲覧可能となるように結像画像Xの表示位置及び表示方向を変更する。
≪検知域制御部≫
検知域制御部47cは、結像画像Xの表示位置及び表示方向に応じて検知域変更部46を制御し、指示位置検知部45の検知域を結像画像Xの表示領域に合わせる。
<指示位置検知部の第一の変形例>
ここで、指示位置検知部45が画像表示部41及び結像部42とは別位置に固定されている場合について考える(検知域変更部46は省略)。図4に示すように、軸部43aがα°回転した場合には、画像表示部41が上下軸周りに回転するとともに結像画像Xも上下軸周りに回転する。この場合、指示位置検知部45によって撮像される結像画像Xの幅方向寸法が変わる。制御部47は、撮像結果における回動軸からの指示位置の距離s・cosαと、回動角度αと、に基づいて、結像画像Xにおける回動軸からの指示位置の距離sを算出することができる(図5参照)。
また、図6に示すように、軸部43bがβ°回転した場合には、画像表示部41が水平軸周りに回転するとともに結像画像Xも水平軸周りに回転する。この場合、指示位置検知部45によって撮像される結像画像Xの上下方向寸法が変わる。制御部47は、撮像結果における回動軸からの指示位置の距離t・cosβと、回動角度βと、に基づいて、結像画像Xにおける回動軸からの指示位置の距離tを算出することができる(図7参照)。
<指示位置検知部の第二の変形例>
続いて、指示位置検知部45及び検知域変更部46が画像表示部41及び結像部42とは別位置に設けられている場合について考える。図8に示すように、指示位置検知部45が支持部51によって支持されている場合には、制御部47は、検知域変更部46を制御することによって支持部51を回転させ、結像画像Xと正対するように指示位置検知部45の向きを変更する。
<指示位置検知部の第三の変形例>
また、図9に示すように、指示位置検知部45が画像表示部41及び結像部42を収容する筐体52に一体的に支持されている場合には、制御部47は、検知域変更部46を制御することによって筐体52を回転させ、結像画像Xと正対するように指示位置検知部45の向きを変更する。
<結像画像の表示位置の例>
ここで、結像画像Xの表示位置及び表示方向等に関して、患者Pの頭部を基準として説明する。すなわち、平面視で、患者Pの頭側を12時、患者Pの足側を6時、患者Pの頭部を中心として、患者Pの頭を上とした場合の右側(仰向けの患者Pの左手側)及び左側(仰向けの患者Pの右手側)をそれぞれ3時及び9時とする時計を仮定する。また、12時を0°とした時計回りの角度θを用いて説明することもある。また、結像画像Xの横方向(水平方向)における視野角は、-20°~+20°、すなわち左右20°ずつの計40°に設定されている(図1等の二点鎖線参照)。なお、結像画像Xの視野角は、結像部42の構造によって決まるものであり、前記した設定値に限定されるものではない。例えば、結像画像の視野角は、-45°~+45°、すなわち左右45°ずつの計90°に設定されることが望ましい。また、以下に示す空中操作表示装置40の設置場所は、あくまでも一例である。空中操作表示装置40は、他の構成に一体的に設けられていてもよく、複数の空中操作表示装置40がそれぞれ複数の構成に対して一体的に設けられていてもよい。後者の場合、制御部30は、操作部21の操作結果、撮像部22による患者P、補助者A及び/又は歯科医師Dの撮像結果に基づいて、一の空中操作表示装置40を選択し、選択された空中操作表示装置40に結像画像Xを表示させてもよい。
≪カウンセリング≫
図1に示すように、補助者A(又は歯科医師D)が患者用椅子2に座った患者Pに対してカウンセリングを行う場合には、補助者Aは、患者Pの右側に位置する。第二のインスツルメントハンガー6又は第二の診療用テーブル7(図1では、第二の診療用テーブル7)に一体的に設けられた空中操作表示装置40は、患者P及び補助者Aによって視認可能、かつ、補助者Aによって操作可能な位置に結像画像Xを表示する。図1に示す例では、補助者Aは、9時側に位置しており、結像画像Xは、7時~8時側に位置し、12時~1時側に向くように表示されることによって、補助者A及び患者Pによって閲覧可能となっている。
ここで、補助者Aは、第二のインスツルメントハンガー6又は第二の診療用テーブル7に設けられたハンドル6aを操作することによって、空中操作表示装置40を適切な位置に移動させることができる。また、制御部30,47は、撮像部22の撮像結果に基づいて患者P及び補助者Aの位置を認識し、かかる認識結果に基づいて駆動部12b,44a~44dを制御することによって、空中操作表示装置40を適切な位置に移動させたり、結像画像Xを適切な位置及び方向に表示させたりすることができる。すなわち、表示結像位置に結像される結像画像Xは、操作者(補助者A)が9時から12時経由の1時の範囲に位置する状況において、操作者(補助者A)及び患者Pの両方から見ることが可能な視野角の範囲に配置可能である。
≪2ハンド≫
図10に示すように、補助者A(又は歯科医師D)が患者用椅子2に寝た患者Pに対して診療等を行う場合には、補助者Aは、患者Pの主に右側に位置する。詳細には、平面視で、患者用椅子2の頭側を12時、患者用椅子2の脚側を6時とした場合に、補助者Aは、9時から(12時を経由した)1時の範囲(-90°≦θ≦30°)に位置する。無影灯8に一体的に設けられた空中操作表示装置40は、患者P及び補助者Aによって視認可能、かつ、補助者Aによって操作可能な位置に結像画像Xを表示する。図10に示す例では、補助者Aは、9時側に位置しており、結像画像Xは、6時側の位置において、12時側を向くように表示されることによって、補助者A(及び患者P)によって閲覧可能となっている。
ここで、補助者Aは、無影灯8に設けられたハンドル8aを操作することによって、空中操作表示装置40を適切な位置に移動させることができる。また、制御部30,47は、撮像部22の撮像結果に基づいて患者P及び補助者Aの位置を認識し、かかる認識結果に基づいて駆動部13b,44a~44dを制御することによって、空中操作表示装置40を適切な位置に移動させたり、結像画像Xを適切な位置及び方向に表示させたりすることができる。すなわち、表示結像位置に結像される結像画像Xは、操作者(補助者A)が9時から12時経由の1時の範囲に位置する状況において、操作者(補助者A)及び患者Pの両方から見ることが可能な視野角の範囲に配置可能である。
≪4ハンド≫
図11から図13に示すように、歯科医師D及び補助者Aが患者用椅子2に寝た患者Pに対して診療等を行う場合には、歯科医師Dは、患者Pの右側に位置し、補助者Aは、患者Pの主に左側に位置する。詳細には、平面視で、患者用椅子2の頭側を12時、患者用椅子2の脚側を6時とした場合に、歯科医師Dは、9時から12時の範囲(-90°≦θ≦0°)に位置し、補助者Aは、1時から4時(30°≦θ≦120°)の範囲に位置する。
図11に示すように、第一のインスツルメントハンガー4又は第一の診療用テーブル5(図11では、第一の診療用テーブル5)に一体的に設けられた空中操作表示装置40は、歯科医師D及び補助者A(好ましくは、並びに患者P)によって視認可能、かつ、歯科医師D又は補助者Aによって操作可能な位置に結像画像Xを表示する。図11に示す例では、補助者Aは、2時側に位置しており、歯科医師Dは、10時側に位置しており、結像画像Xは、4時側の位置において、10時~11時側を向くように表示されることによって、補助者A、歯科医師D(及び患者P)によって閲覧可能となっている。
ここで、歯科医師D又は補助者Aは、第一のインスツルメントハンガー4又は第一の診療用テーブル5に設けられたハンドル4aを操作することによって、空中操作表示装置40を適切な位置に移動させることができる。また、制御部30,47は、撮像部22の撮像結果に基づいて歯科医師D及び補助者A(好ましくは、並びに患者P)の位置を認識し、かかる認識結果に基づいて駆動部11b,44a~44dを制御することによって、空中操作表示装置40を適切な位置に移動させたり、結像画像Xを適切な位置及び方向に表示させたりすることができる。
また、図12に示すように、無影灯8に一体的に設けられた空中操作表示装置40は、歯科医師D及び補助者A(好ましくは、並びに患者P)によって視認可能、かつ、歯科医師D又は補助者Aによって操作可能な位置に結像画像Xを表示する。図12に示す例では、補助者Aは、2時側に位置しており、歯科医師Dは、9時~10時側に位置しており、結像画像Xは、6時側の位置において、12時側を向くように表示されることによって、補助者A、歯科医師D(及び患者P)によって閲覧可能となっている。
ここで、歯科医師D又は補助者Aは、無影灯8に設けられたハンドル8aを操作することによって、空中操作表示装置40を適切な位置に移動させることができる。また、制御部30,47は、撮像部22の撮像結果に基づいて歯科医師D及び補助者A(好ましくは、並びに患者P)の位置を認識し、かかる認識結果に基づいて駆動部13b,44a~44dを制御することによって、空中操作表示装置40を適切な位置に移動させたり、結像画像Xを適切な位置及び方向に表示させたりすることができる。
また、図13に示すように、第二のインスツルメントハンガー6又は第二の診療用テーブル7(図13では、第二の診療用テーブル7)に一体的に設けられた空中操作表示装置40は、歯科医師D及び補助者A(好ましくは、並びに患者P)によって視認可能、かつ、歯科医師D又は補助者Aによって操作可能な位置に結像画像Xを表示する。図13に示す例では、補助者Aは、4時側に位置しており、歯科医師Dは、12時側に位置しており、結像画像Xは、10時側の位置において、3時側を向くように表示されることによって、補助者A、歯科医師D(及び患者P)によって閲覧可能となっている。
ここで、歯科医師D又は補助者Aは、第二のインスツルメントハンガー6又は第二の診療用テーブル7に設けられたハンドル6aを操作することによって、空中操作表示装置40を適切な位置に移動させることができる。また、制御部30,47は、撮像部22の撮像結果に基づいて歯科医師D及び補助者A(好ましくは、並びに患者P)の位置を認識し、かかる認識結果に基づいて駆動部12b,44a~44dを制御することによって、空中操作表示装置40を適切な位置に移動させたり、結像画像Xを適切な位置及び方向に表示させたりすることができる。
すなわち、表示結像位置に結像される結像画像Xは、第一操作者(歯科医師D)が9時から10時経由の12時の範囲に位置するとともに、第二操作者(補助者A)が1時から2時経由の4時の範囲に位置する状況において、第一操作者及び第二操作者の両方から見ることが可能な視野角の範囲に配置可能である。
<動作例>
続いて、歯科診療システム1の動作例について、図14のフローチャートを用いて説明する。
まず、制御部30が、空中操作表示装置40の位置及び向きを検出する(ステップS1)。ここで、位置特定部32が、撮像部22の撮像結果に基づいて空中操作表示装置40の位置及び向きを特定してもよく、制御部30が、空中操作表示装置40が設けられた支持部11~13に対応する角度検出部11c,12c,13cの検出結果に基づいて、空中操作表示装置40の位置及び向きを特定してもよい。
続いて、制御部30が、閲覧者の顔貌を検知する(ステップS2)。ここで、顔貌検知部33が、撮像部22の撮像結果に基づいて閲覧者の顔貌及びその位置を検知する。なお、ステップS1,S2は、ステップS2が先に実行されてもよく、同時に実行されてもよい。
続いて、制御部30が、空中操作表示装置40が設けられた支持部11~13に対応する駆動部11b,12b,13bを制御するとともに、制御部47が、駆動部44a~33dを制御することによって、結像画像Xを閲覧者によって閲覧可能、かつ、閲覧者のうちの操作者によって操作可能な位置に表示させる(ステップS3)。
続いて、制御部47が、結像画像Xの表示位置に応じて、結像画像Xを切り替える(ステップS4)。詳細には、結像画像Xの表示位置が主に操作者(補助者A又は歯科医師D)に閲覧させる位置である場合には、制御部47は、画像表示部41を制御することによって、操作者用の結像画像Xを表示させる(図15参照)。一方、結像画像Xの表示位置が主に患者Pに閲覧させる位置である場合には、制御部47は、画像表示部41を制御することによって、患者P用の結像画像Xを表示させる(図16参照)。ここで、制御部47は、位置特定部32の特定結果等に基づいて、結像画像Xの表示位置(及び表示方向)が、患者用椅子2の頭部に対応している場合に、画像表示部41を制御することによって、患者P用の結像画像Xを表示させてもよい。この場合には、制御部47は、位置特定部32の特定結果等に基づいて、結像画像Xの表示位置(及び表示方向)が、患者用椅子2の頭部以外の方向に対応している場合に、画像表示部41を制御することによって、操作者用の結像画像Xを表示させることができる。制御部47は、これら2つの制御手法を組み合わせることによって、結像画像Xとして操作者用及び患者P用のどちらの画像を表示させるかを決定する構成であってもよい。なお、ステップS3,S4は、同時に実行されてもよい。
本発明の実施形態に係る歯科診療システム1は、表示結像位置及び表示操作位置が同一面となる空中操作表示装置40と、前記空中操作表示装置40を操作者によって前記表示操作位置が操作可能な位置に配置可能な移動部(例えば、関節部11a,12a,13a及び駆動部11b,12b,13b等を有する支持部11,12,13,14)、又は、前記空中操作表示装置40を操作者によって前記表示操作位置が操作可能な位置に配置可能かつ感染予防可能なハンドル4a,6a,8a,40aと、を備える。
したがって、歯科診療システム1は、空中操作表示装置40を移動部による移動又はハンドル4a,6a,8a,40aの操作による移動によって、操作者が表示操作位置を操作可能な位置に配置し、診療位置にいる操作者による空中操作表示装置40の非接触操作を可能とすることによって、衛生面及び操作性の向上を両立することができる。
歯科診療システム1は、前記空中操作表示装置40が一体的に設けられる診療用テーブル(第一の診療用テーブル5、第二の診療用テーブル7)、インスツルメントハンガー(第一のインスツルメントハンガー4、第二のインスツルメントハンガー6)又は無影灯8を備える。
したがって、歯科診療システム1は、診療用テーブル、インスツルメントハンガー又は無影灯8の移動に伴って空中操作表示装置40を適切な位置に配置することができる。
歯科診療システム1は、患者用椅子2をさらに備え、平面視で、前記患者用椅子2の頭側を12時、前記患者用椅子2の脚側を6時、前記患者用椅子2の頭を中心として右側を3時、左側を9時とした場合に、前記空中操作表示装置40は、前記移動部又は前記ハンドルを用いた移動によって、前記表示結像位置に結像される画像(結像画像X)を9時から1時の範囲に対して視認可能に表示する。
したがって、歯科診療システム1は、患者Pと、操作者としての補助者A又は歯科医師Dと、に対して結像画像Xを好適に表示することができる。
歯科診療システム1は、患者用椅子2をさらに備え、平面視で、前記患者用椅子2の頭側を12時、前記患者用椅子2の脚側を6時、前記患者用椅子2の頭を中心として右側を3時、左側を9時とした場合に、前記空中操作表示装置40は、前記移動部又は前記ハンドルを用いた移動によって、前記表示結像位置に結像される画像(結像画像X)を9時から12時の範囲及び1時から4時の範囲に対して視認可能に表示する。
したがって、歯科診療システム1は、操作者としての補助者A及び歯科医師Dに対して結像画像Xを好適に表示することができる。
歯科診療システム1は、前記移動部を備え、前記移動部に駆動力を付与する駆動部11b,12b,13bと、前記駆動部11b,12b,13bを制御する制御部(移動制御部31)と、を備える。
したがって、歯科診療システム1は、ハンドル4a,6a,8aの操作を軽減することによって、衛生面をさらに向上することができる。
歯科診療システム1は、前記操作者によって操作可能な操作部21を備え、前記制御部は、前記操作部21の操作結果に基づいて、前記駆動部11b,12b,13bを制御する。
したがって、歯科診療システム1は、ハンドル4a,6a,8aの操作を軽減することによって、操作者による接触部位及び回数を軽減し、衛生面をさらに向上することができる。
前記空中操作表示装置40は、画像を表示可能な画像表示部41と、前記画像表示部41を制御する表示制御部47aと、前記画像表示部41に表示された画像を結像画像Xとして空中に結像する結像部42と、前記結像画像Xの位置を変更するための位置変更部(駆動部44a~44d)と、前記位置変更部を制御する位置変更制御部47bと、を備えており、歯科診療システム1は、前記結像画像Xを閲覧する閲覧者を検知する閲覧者検知部(撮像部22及び顔貌検知部33)と、前記空中操作表示装置40の位置を検出する位置検出部と、をさらに備え、前記位置変更制御部47bは、前記閲覧者検知部の検知結果及び前記位置検出部の検出結果に基づいて、前記閲覧者が前記結像画像Xを閲覧可能となるように前記位置変更部を制御する。
したがって、歯科診療システム1は、結像画像Xの表示位置(及び方向)を適切に調整することができる。
前記位置変更制御部47bは、前記位置検出部の検出結果である前記空中操作表示装置40の位置が変更になった場合に、前記閲覧者が前記結像画像Xを閲覧可能となるように前記位置変更部を制御する。
したがって、歯科診療システム1は、空中操作表示装置40の位置(及び方向)が変更になった場合に、結像画像Xの表示位置(及び方向)を適切に調整することができる。
前記位置変更部は、前記画像表示部41及び前記結像部42のそれぞれの回動軸のうち、前記画像表示部41及び前記結像部42の配列方向に延びる回動軸を、前記結像部42に直交する同一面内に有する。
したがって、歯科診療システム1は、結像画像Xの表示方向を好適に変更することができる。
歯科診療システム1は、前記空中操作表示装置40が一体的に設けられる診療用テーブル、インスツルメントハンガー又は無影灯8と、前記空中操作表示装置40が一体的に設けられる前記診療用テーブル、前記インスツルメントハンガー又は前記無影灯8を支持する支持部11,12,13と、前記支持部に設けられる関節部11a,12a,13aの角度を検出する角度検出部11c,12c,13cと、を備え、前記位置検出部は、前記角度検出部11c,12c,13cの検出結果に基づいて、前記空中操作表示装置40の位置を検出する。
したがって、歯科診療システム1は、簡易な構成で空中操作表示装置40の位置を好適に検出することができる。
歯科診療システム1は、前記空中操作表示装置40、又は、前記空中操作表示装置40が一体的に設けられる診療用テーブル、インスツルメントハンガー若しくは無影灯8を撮像する撮像部22を備え、前記位置検出部は、前記撮像部22の撮像結果に基づいて、前記撮像結果に含まれる物理オブジェクトを基準として、前記空中操作表示装置40の位置を検出する。
したがって、歯科診療システム1は、撮像部22の位置や向きが変わる場合等においても、撮像結果に基づいて空中操作表示装置40の位置を好適に検出することができる。
前記物理オブジェクトは、患者用椅子2である。
したがって、歯科診療システム1は、物理オブジェクトを別途設けることなく、撮像結果に基づいて空中操作表示装置40の位置を好適に検出することができる。
前記閲覧者検知部は、前記閲覧者を撮像する撮像部22と、前記撮像部22の撮像結果に基づいて、前記閲覧者の顔貌を検知する顔貌検知部33と、を備える。
したがって、歯科診療システム1は、顔認識技術によって閲覧者の顔貌の位置(及び向き)を検知し、検知結果に基づいて結像画像Xを好適に表示して閲覧させることができる。
前記顔貌検知部33は、前記閲覧者の眼を検知する。
したがって、歯科診療システム1は、閲覧者の眼の位置(及び向き)を検知し、検知結果に基づいて結像画像Xを好適に表示して閲覧させることができる。
前記表示制御部は、前記位置検出部の検出結果に基づいて、前記画像表示部41に表示される画像を切り替える。
したがって、歯科診療システム1は、閲覧者に対応した結像画像Xを好適に表示して閲覧させることができる。
歯科診療システム1は、前記結像画像Xにおける指示位置を検知する指示位置検知部45と、前記指示位置検知部45の検知域を変更する検知域変更部46と、前記検知域変更部46を制御する検知域制御部47cと、を備え、前記検知域制御部47cは、前記検知域変更部46を制御することによって、前記指示位置検知部45の検知域を前記結像画像Xに合わせ、前記表示制御部47aは、前記指示位置検知部45の検知結果に基づいて、前記画像表示部41を制御する。
したがって、歯科診療システム1は、非接触による結像画像Xの操作を可能とし、衛生面を向上することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。例えば、ハンドル4a,6a,8aの形状は、図示された棒状の突起部に限定されず、操作者の指を挿通可能な孔部を有することによって把持可能な形状に構成されていてもよい。また、操作部21は、フットペダルに限定されず、第一の診療用テーブル5又は第二の診療用テーブル7に設けられており、操作者の指等によって操作可能なスイッチ等であってもよい。また、かかるスイッチ等は、アルコール消毒等によって感染予防可能に構成されていてもよい。また、閲覧者検知用の撮像部22と、空中操作表示装置40の位置検知用の撮像部22とは、別であってもよい。
また、図17に示すように、空中操作表示装置40は、前記した第一のインスツルメントハンガー4、第一の診療用テーブル5、第二のインスツルメントハンガー6、第二の診療用テーブル7及び無影灯8とは別に設けられ、独立した支持部14によって支持されるとともに、当該空中操作表示装置40を移動させるために、当該空中操作表示装置40用の感染予防可能なハンドル40aを有する構成であってもよい。ここで、支持部14は、前記した支持部11~13と同様に、関節部、駆動部及び角度検出部を備える。
1 歯科診療システム
2 患者用椅子
4 第一のインスツルメントハンガー
4a ハンドル
5 第一の診療用テーブル
6 第二のインスツルメントハンガー
6a ハンドル
7 第二の診療用テーブル
8 無影灯
8a ハンドル
11,12,13,14 支持部(移動部)
11a,12a,13a 関節部
11b,12b,13b 駆動部
11c,12c,13c 角度検出部
21 操作部
22 撮像部
30 制御部
40 空中操作表示装置
40a ハンドル
41 画像表示部
42 結像部
44a,44b,44c,44d 駆動部
45 指示位置検知部
46 検知域変更部
47 制御部
A 補助者(操作者、閲覧者)
D 歯科医師(操作者、閲覧者)
P 患者(閲覧者)
X 結像画像

Claims (10)

  1. 表示結像位置及び表示操作位置が同一面となる空中操作表示装置と、
    前記空中操作表示装置を操作者によって前記表示操作位置が操作可能な位置に配置可能な移動部と、
    前記空中操作表示装置が一体的に設けられる診療用テーブル、インスツルメントハンガー又は無影灯と、
    を備え、
    前記空中操作表示装置は、
    画像を表示可能な画像表示部と、
    前記画像表示部を制御する表示制御部と、
    前記画像表示部に表示された画像を結像画像として空中に結像する結像部と、
    前記結像画像の位置を変更するための位置変更部と、
    前記位置変更部を制御する位置変更制御部と、
    を備えており、
    前記結像画像を閲覧する閲覧者を検知する閲覧者検知部と、
    前記空中操作表示装置の位置を検出する位置検出部と、
    をさらに備え、
    前記位置変更制御部は、前記閲覧者検知部の検知結果及び前記位置検出部の検出結果に基づいて、前記閲覧者が前記結像画像を閲覧可能となるように前記位置変更部を制御する
    ことを特徴とする歯科診療システム。
  2. 前記位置変更制御部は、前記位置検出部の検出結果である前記空中操作表示装置の位置が変更になった場合に、前記閲覧者が前記結像画像を閲覧可能となるように前記位置変更部を制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の歯科診療システム。
  3. 前記位置変更部は、前記画像表示部及び前記結像部のそれぞれの回動軸のうち、前記画像表示部及び前記結像部の配列方向に延びる回動軸を、前記結像部に直交する同一面内に有する
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の歯科診療システム。
  4. 前記空中操作表示装置が一体的に設けられる前記診療用テーブル、前記インスツルメントハンガー又は前記無影灯を支持する支持部と、
    前記支持部に設けられる関節部の角度を検出する角度検出部と、
    を備え、
    前記位置検出部は、前記角度検出部の検出結果に基づいて、前記空中操作表示装置の位置を検出する
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の歯科診療システム。
  5. 前記空中操作表示装置、又は、前記空中操作表示装置が一体的に設けられる診療用テーブル、インスツルメントハンガー若しくは無影灯を撮像する撮像部を備え、
    前記位置検出部は、前記撮像部の撮像結果に基づいて、前記撮像結果に含まれる物理オブジェクトを基準として、前記空中操作表示装置の位置を検出する
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の歯科診療システム。
  6. 前記物理オブジェクトは、患者用椅子である
    ことを特徴とする請求項5に記載の歯科診療システム。
  7. 前記閲覧者検知部は、
    前記閲覧者を撮像する撮像部と、
    前記撮像部の撮像結果に基づいて、前記閲覧者の顔貌を検知する顔貌検知部と、
    を備えることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の歯科診療システム。
  8. 前記顔貌検知部は、前記閲覧者の眼を検知する
    ことを特徴とする請求項7に記載の歯科診療システム。
  9. 前記表示制御部は、前記位置検出部の検出結果に基づいて、前記画像表示部に表示される画像を切り替える
    ことを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の歯科診療システム。
  10. 前記結像画像における指示位置を検知する指示位置検知部と、
    前記指示位置検知部の検知域を変更する検知域変更部と、
    前記検知域変更部を制御する検知域制御部と、
    を備え、
    前記検知域制御部は、前記検知域変更部を制御することによって、前記指示位置検知部の検知域を前記結像画像に合わせ、
    前記表示制御部は、前記指示位置検知部の検知結果に基づいて、前記画像表示部を制御する
    ことを特徴とする請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の歯科診療システム。
JP2022125482A 2020-12-03 2022-08-05 歯科診療システム Active JP7349186B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022125482A JP7349186B2 (ja) 2020-12-03 2022-08-05 歯科診療システム

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020201071A JP2022088930A (ja) 2020-12-03 2020-12-03 歯科診療システム
JP2022125482A JP7349186B2 (ja) 2020-12-03 2022-08-05 歯科診療システム

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020201071A Division JP2022088930A (ja) 2020-12-03 2020-12-03 歯科診療システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2022169603A true JP2022169603A (ja) 2022-11-09
JP7349186B2 JP7349186B2 (ja) 2023-09-22

Family

ID=81987918

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020201071A Pending JP2022088930A (ja) 2020-12-03 2020-12-03 歯科診療システム
JP2022125482A Active JP7349186B2 (ja) 2020-12-03 2022-08-05 歯科診療システム

Family Applications Before (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020201071A Pending JP2022088930A (ja) 2020-12-03 2020-12-03 歯科診療システム

Country Status (1)

Country Link
JP (2) JP2022088930A (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004159998A (ja) * 2002-11-14 2004-06-10 Yoshida Dental Mfg Co Ltd 画像認識による歯科診療支援システム
JP2006509256A (ja) * 2002-12-06 2006-03-16 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 装置の自動位置決めに関する機器及び方法
JP2014171584A (ja) * 2013-03-07 2014-09-22 Takara Belmont Co Ltd 歯科治療システム
WO2016047173A1 (ja) * 2014-09-24 2016-03-31 オリンパス株式会社 医療システム

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001327559A (ja) * 2000-05-24 2001-11-27 Takara Belmont Co Ltd 歯科用モニター付ドクターテーブル
JP5570801B2 (ja) * 2009-12-23 2014-08-13 株式会社モリタ製作所 医療用診療装置
JP5650568B2 (ja) * 2011-03-18 2015-01-07 株式会社モリタ製作所 医療用診療装置
JP2016095634A (ja) * 2014-11-13 2016-05-26 パナソニックヘルスケアホールディングス株式会社 空中タッチパネルおよびこれを備えた手術用シミュレータ表示システム

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004159998A (ja) * 2002-11-14 2004-06-10 Yoshida Dental Mfg Co Ltd 画像認識による歯科診療支援システム
JP2006509256A (ja) * 2002-12-06 2006-03-16 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 装置の自動位置決めに関する機器及び方法
JP2014171584A (ja) * 2013-03-07 2014-09-22 Takara Belmont Co Ltd 歯科治療システム
WO2016047173A1 (ja) * 2014-09-24 2016-03-31 オリンパス株式会社 医療システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2022088930A (ja) 2022-06-15
JP7349186B2 (ja) 2023-09-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR102216350B1 (ko) 로봇 수술을 위한 사용자 콘솔 시스템
CN106102633B (zh) 用于远程操作医疗系统的结构调整系统和方法
US11950756B2 (en) Endoscope control system
JP7216768B2 (ja) 三次元のエクステンデットリアリティアプリケーションでの医療画像における二次元のデジタル撮像の活用および通信
US20210338345A1 (en) Input arm for control of a surgical mechanical arm
EP3912588B1 (en) Imaging system for surgical robot, and surgical robot
JP2021115483A (ja) 可視および近赤外線スペクトルにおけるエクステンデッドリアリティの外科手術ナビゲーションのための姿勢測定連鎖
JP2019531117A (ja) ロボット手術のための没入型三次元表示
CN108135555B (zh) 用于控制机动c形臂的运动的方法和设备
JP2021176521A (ja) 外科手術におけるコンピュータ支援ナビゲーションのためのエクステンデッドリアリティヘッドセットカメラシステム
EP3184069B1 (en) Remote control apparatus and remote surgical system
US20190314005A1 (en) Remote control apparatus, surgical system, and method of identifying target pedal
JP2021171657A (ja) 手術中の支援されたナビゲーションのための拡張現実ヘッドセットのカメラによって追跡された参照アレイを備えた手術器具の位置合わせ
JP2022169603A (ja) 歯科診療システム
JP2001204718A (ja) 放射線撮影装置
KR101611484B1 (ko) 의료영상의 제공방법
JPH08206083A (ja) 画像診断装置
JP3575848B2 (ja) 画像診断装置用制御装置
WO2023192465A1 (en) User interface interaction elements with associated degrees of freedom of motion

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220805

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230331

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230404

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230515

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230829

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230904

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7349186

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150