JP2016095634A - 空中タッチパネルおよびこれを備えた手術用シミュレータ表示システム - Google Patents

空中タッチパネルおよびこれを備えた手術用シミュレータ表示システム Download PDF

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Takashi Shirakawa
隆志 白川
哲朗 高岡
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Abstract

【課題】操作者の利便性を向上させた空中タッチパネルを提供する。
【解決手段】空中タッチパネル9、発光性を有する画像10aを表示する表示部4と、表示部4の画像10aを入力し画像10aと少なくとも一部が同一の画像10bを第1空間S1に結像する結像部5と、画像10bが表示される第1空間S1内の物体の位置を認識可能に設けられた光学式の位置入力部と、を備えている。位置入力部は、画像10bが表示される第1空間S1よりも前方に配置された第2空間S2に対して入力が可能である。
【選択図】図3

Description

本発明は、例えば、医療用の操作パネルとして用いられる空中タッチパネルおよびこれを用いた手術用シミュレータ表示システムに関するものである。
従来の空中タッチパネルは、発光性を有する第1の画像を表示する表示器と、表示器の第1の画像を入力し第1の画像と少なくとも要部が同一の第2の画像を第1空間に結像する結像部と、第2の画像Bが表示される第1空間に配置された光学式の位置入力部とを備えていた(下記特許文献1)。
また、手術用シミュレータ装置は、シミュレータ画像を生成する制御装置と、この制御装置を操作する手段として、マウス、またはキーボードを用いていた(下記特許文献2、特許文献3)。
特開2014−67071号公報 国際公開WO13/145730号公報 特開2013−202313号公報
上記従来例における課題は、操作者の利便性が低いことであった。
すなわち、上記従来例においては、パネルに非接触なままで、操作が可能なので、衛生面においては効果が高い。しかし、入力する位置が、結像した画像上に配置されていた。このため、操作者に対してパネル位置が遠い場合には、操作者は、遠い位置で操作する必要があり、操作者の利便性が低かった。
そこで本発明は、操作者の利便性を高めた空中タッチパネルおよびこれを用いた手術用シミュレータ表示システムを提供することを目的とするものである。
そしてこの目的を達成するために本発明は、表示部と、結像部と、位置入力部と、を備えている。表示部は、発光性を有する第1の画像を表示する。結像部は、表示部に第1の画像を入力し、第1の画像と少なくとも一部が同一の第2の画像を第1空間に結像させる。位置入力部は、第2の画像が表示される第1空間内の物体の位置を認識する。位置入力部は、第2の画像が表示される第1空間よりも前方に形成された第2空間において入力可能である。
以上のように、本発明は、パネルよりも操作者に近い位置において入力が可能となるので、操作者の利便性を高めることができる。
本発明の一実施形態に係る空中タッチパネルを含む手術用シミュレータ表示システムが設置された手術室を示す図。 図1の手術用シミュレータ表示システムに含まれる空中タッチパネルを示す斜視図。 図2の空中タッチパネルの付加機能について説明する斜視図。 図2の空中タッチパネルの操作画面を示す図。 図2の空中タッチパネルの操作画面を示す図。 図2の空中タッチパネルの操作画面を示す図。 図2の空中タッチパネルの位置入力部を示す図。 図2の空中タッチパネルの制御ブロック図。 本発明の他の実施形態に係る手術用シミュレータ表示システムの制御ブロック図。 本発明のさらに他の実施形態に係る空中タッチパネルの制御ブロック図。
以下、本発明の一実施形態に係る医療用の空中タッチパネルを含む手術用シミュレータ表示システム1について、添付図面を用いて説明する。
(実施の形態1)
手術用シミュレータ表示システム1は、手術の前に、実際の外科的手術の一連のプロセスを、バーチャルリアリティに体験することを可能とするシステムである。
手術用シミュレータ表示システム1は、例えば、X線CT画像や核磁気共鳴画像(MRI画像)、PET(陽電子放射断層法)によって取得された画像等の断層画像情報に基づいて、手術する部位の3次元画像を生成する。そして、手術用シミュレータ表示システム1では、この3次元画像をディスプレイに表示する。これにより、表示された3次元画像を、マウス等の入力装置を用いて任意の角度に表示させながら、手術プロセスのシミュレーションを実施することができる(詳しくは、上記特許文献1,2参照)。
手術用シミュレータ表示システムは、主に、手術前に使用されるものであるが、近年は、手術中においても、ポイント毎での手術プロセスの確認を行うために、逐次使用したいという病院関係からの要望が増えてきている。
そして、手術中は、術用手袋を着用した状態での操作になるため、通常のマウスやキーボードなどの接触型の入力装置を用いての操作は、衛生面の点から見ても好ましくない。
そこで、本実施形態の手術用シミュレータ表示システム1では、操作入力装置として、非接触で入力操作が可能な空中タッチパネル9を採用している。
図1では、本実施形態の空中タッチパネル9として、手術現場において、手術用シミュレータ表示システム1の空中タッチパネルを使用している。
手術の執刀医2は、手術中に、そのプロセスの再確認を行うために、手術用シミュレータ表示システム1に、手術前に予め記録しておいた手術プロセスの映像を映し出す操作を行う。この操作は、操作入力装置としての空中タッチパネル9によって結像させた空中の画面(結像画像3)において行われる。
結像画像3は、手術用シミュレータ表示システム1内に設けられた表示部4の表示画像を、空中結像パネル(結像部)5を介して、空間に平面画像として結像するものである。
執刀医2は、結像画像3上に表示された操作アイコンに手をかざすことで、結像画像3上に映し出された手術用シミュレータ画像を操作することができる。
結像画像3が映される第1空間S1には、物理的なものは存在していない。このため、執刀医2は、術用手袋を装着した状態においても、ものに触れることなく、手術用シミュレータ画像を操作することができる。この結果、手術中における執刀医2の衛生上の問題を解消することができる。
<空中タッチパネル9の付加機能:操作入力部の切り替え機能>
図2に、本実施形態の空中タッチパネル9の斜視図を示す。
空中タッチパネル9は、図2に示すように、表示部4と、結像部としての空中結像パネル5と、光学式の位置入力部24(図8参照)と、を備えている。
表示部4は、発光性を有する画像10aを表示する。
空中結像パネル5は、表示部4の画像10aを入力し、画像10aと少なくとも一部が同一の画像10bを第1空間S1に結像する。
位置入力部24は、画像10bが表示される第1空間S1に配置されている。画像10bは、手術用シミュレーション画像を操作する操作画面11を含む。
このような構成においては、操作者(執刀医2等)は、第1空間S1に結像した画像10bに手をかざすことで、位置入力部24が手の位置と操作画面11との位置関係を算出する。
ここで、位置入力部24は、操作者の手が操作画面11の位置にあると判断した場合には、操作入力信号を生成し、制御部23(図8参照)へと送信する。
このような構成とすることで、手術用シミュレーションの操作者(例えば、手術の執刀医2)は、術用手袋を装着した状態においても、ものに触れることなく、手術用シミュレータ画像を操作することができる。
ここで、手術現場においては、手術の邪魔になるために、執刀医2の周辺に機器類を設置することは難しいという制約がある。
このような環境下においては、手術現場におけるレイアウトの制約上、手術の執刀医2に対して、空中タッチパネル9の画像10bの位置が遠すぎる場合がある。この場合には、空中タッチパネル9に執刀医2の手が届きにくいため、その操作が困難になるおそれがある。
図3に、空中タッチパネル9の付加機能として、操作入力位置の切り替え機能を備えた構成を示す。
空中タッチパネル9の位置入力部24は、図3に示すように、画像10bが表示される第1空間S1よりも前方に形成される第2空間S2に配置される。
この入力位置の切り替えは、画像10bの操作画面11に設けられたスイッチ12を操作することによって行われる。具体的には、スイッチ12の操作によって、位置入力部24によって設定される入力位置を、第1空間S1に形成された画像10b上から、画像10bよりも執刀医2側の前方に形成される第2空間S2に設定された操作面13に切り替えることができる。
第2空間S2は、画像10bが表示された第1空間S1よりも前方、すなわち執刀医2(操作者)に近い側の空間を示す。
第2空間S2に設定された操作面13は、画像10bよりも前方空間内に位置している。このため、執刀医2は、空中タッチパネル9が手の届かない遠い位置に配置されている場合でも、空中タッチパネル9よりも手前の位置において、操作面13に手が届く。このため、手術現場のレイアウトの制約に関わらず、執刀医2(操作者)の利便性を向上させることができる。
<空中タッチパネル9の付加機能:操作入力位置の通知機能>
上記構成においては、第2空間S2に設定された操作面13は、結像されていないので、目視することはできない。そして、操作面13は、画像10b上に結像された操作画面11を前方に平行移動した位置に配置されている。
したがって、執刀医2(操作者)は、第1空間S1の画像10b上に結像された操作画面11の位置を確認しながら、その前方方向、すなわち、執刀医2から見て手前側に手を平行移動した位置で、感覚的に自分の手と操作面13との位置決めを行う必要がある。この場合には、目視で、どの程度手前側に手を動かせばよいのか確認が難しいものになる。
そこで、本実施形態では、第1空間S1の画像10b上に結像された操作画面11上に、第2空間S2における操作面13の位置を通知・誘導するナビゲーション表示を行う。
図4(a)、図4(b)および図4(c)に、操作画面11上におけるナビゲーション表示を示す。
図4(a)、図4(b)、図4(c)は、表示部4の画像10aに表示され、第2空間S2の操作面13に対する操作者の手の位置を通知・誘導するナビゲーション表示の一例を示したものである。
図4(c)に示すマーカ14cは、操作者の手の位置が、第2空間S2における操作面13と奥行き方向において交わった状態を示している。この場合には、マーカ14cは、はっきりと表示される。
一方、図4(a)および図4(b)に示すマーカ14a,14bは、操作者の手の位置が、第2空間S2における操作面13よりも奥行き方向にずれた位置にある状態を示している。この場合には、マーカ14のぼかし程度によって、ずれの程度を示すことができるつまり、操作面13からの手の位置のずれが大きくなると、マーカ14は、ぼかしの程度が大きくなるように表示される。
次に、図5に、ナビゲーション表示の別例を示す。
図5のナビゲーション表示は、横軸のメータ形式のグラフ表示に対するマーカ15の位置を表示することによって、操作者の手の位置と、第2空間S2における操作面13との奥行き方向のずれ程度を示している。
ここで、図5に示すように、マーカ15がメータ形式のグラフの中央に表示されている場合には、ずれがない状態を示している。
一方、中央よりも左側にマーカ15がある場合は、操作者の手の位置が操作面13に対して手前側(操作者側)にある状態を示している。さらに、中央よりも右側にマーカ15がある場合は、操作者の手の位置が操作面13に対して奥側にある状態を示している。
さらに、本実施形態では、図6に示すように、マーカ16は、画面上のどの位置に、操作者の手の位置があるのかについて、画面のX−Y平面に表示することによって、奥行き方向の位置だけではなく、X−Y平面上の位置も通知することが可能となる。
このような表示を行うことで、操作者は、自分の手の位置と操作面13との位置関係を、X−Y−Zの3次元的にずれを修正することが可能となる。よって、さらに操作者の利便性を高めることができる。
例えば、第1空間S1の画像10b上の操作画面11を操作する場合には、操作者が画面10bに対して正対した位置から画面10bを見る場合は操作しやすい。しかし、操作者が、パネル画像に正対していない状態で、画像10bに対して視野角を超えて見えにくい状態で操作する場合には、操作者の手が、画像10bに対してどの位置にいるか認識しにくい。このため、甲のような状態では、誤操作をする場合があり、操作者の利便性が低かった。
本実施形態の空中タッチパネル9は、このような状態においても、画像10bに表示されたナビゲーション表示を見ながら、操作者の手の位置を操作画面上に位置決めすることができる。よって、操作者の利便性を高めることができる。
また、本実施形態の空中タッチパネル9は、これらナビゲーション表示を含んだ映像信号を外部に出力する出力部25(図8参照)を備えている。
このため、外部に設けられた表示装置に対してナビゲーション画面を表示させることができる。よって、空中タッチパネル9の画面を見なくても、外部の表示装置に表示されたナビゲーション画面を見ながら、操作を行うことができる。
より具体的には、執刀医2が、画像10bに対して、画像10bを目視することができない位置、すなわち、目視不可能な視野角外の位置から画像10b上の操作画面11を操作しなければならない場合でも、執刀医2は、ナビゲーション表示が表示された外部表示装置を見ながら、画像10b上の操作画面11の操作を行うことができる。よって、操作者の利便性が更に向上させることができる。
本実施形態の空中タッチパネル9によれば、以上のように、ナビゲーション画面に従って操作することで、操作者の手の位置(マーカ14a〜14c等)が画面上のどこにあるか認識しながら操作を行うことができる。そして、ナビゲーション画面に対する奥行き方向についても、画像10b上に結像された操作画面11に対して、どの程度、手を移動させれば、第2空間S2における操作面13上に来るか容易に認識することができる。よって、操作者の利便性をさらに向上させることができる。
また、ナビゲーション表示は、図2に示す空中タッチパネル9の使用状態においても表示することができる。第1空間S1の画像10b上に結像された操作画面11の位置に手を動かす際に、画像10bに対して、執刀医2が正対しないで視野角度の範囲内の位置から操作する場合には、操作画面11の位置に手を動かすことが、正対した場合に比べて難しい。
このような場合には、画像10b上に表示されたナビゲーション画面を見ながら、操作画面11の位置に手を動かすことができるので、操作者の利便性が更に向上する。
<位置入力部17の構成>
図7に、本実施形態の空中タッチパネル9の位置入力部17を示す。
位置入力部17では、TOF方式(Time Of Flight)のセンサが用いられている。センサの光源部18(LED等)からは、近赤外線の光が照射される。そして、この光が測定対象である執刀医2の手2aに当たり、その反射光が受光部19において検出される。
受光部19では、この反射光の位相遅れの程度を計測することで、執刀医2の手2aが3次元空間のどの位置にあるのかを認識することができる。
また、本実施形態では、位置入力部17は、2つのモードを有している。
第1のモードは、第1空間S1にある測定対象の位置を認識するモードである。第1のモードは、第1空間S1に結像した画像10bに対する執刀医2の手2aの位置を認識し、画像10b上に配置された操作面と執刀医2の手2aとの位置関係から、操作面に触れたかどうかを認識するために用いられる。
第2のモードは、第1空間S1よりも前側、つまり操作者(例えば、執刀医2)に近い位置にある第2空間S2内の測定対象の位置を認識するモードである。第2のモードは、第2空間S2に配置された操作面13と執刀医2の手2aとの位置関係から、執刀医2の手2aが操作面13に触れたかどうかを認識するために用いられる。
ここで、第1のモードから第2のモードへの切り替えは、操作画面11に設けられたスイッチ12が操作されることによって行われる。反対に、第2のモードから第1のモードへの切り替えについても同様に、操作画面11に設けられたスイッチ12が操作されることによって行われる。
また、第2空間S2に設けられた操作面13は、画像10b上に結像された操作画面11を前方に平行移動した位置になる。このため、執刀医2は、画像10b上に結像された操作画面11の位置を確認しながら、その前方方向、すなわち執刀医2から見て手前側に手2aを平行移動した位置にある所定の位置に手2aを位置させることで、第2のモードから第1のモードへの切り替えを行うことができる。
位置入力部17では、光源部18から測定対象までの距離について、上述した2つのモードによって切り替えている。
具体的には、第1のモードでは、測定対象が第1空間S1にある場合について、測定対象から光源部18までの距離を認識するように設定される。そして、第2のモードでは、測定対象が第2空間S2にある場合について、測定対象から光源部18までの距離を認識するように設定される。
<空中タッチパネル9の制御ブロック>
図8に、本実施形態の空中タッチパネル9の制御ブロック図を示す。
入力部20は、表示部4に表示するための映像情報を入力する。なお、この映像情報には、操作画面情報が含まれている。
表示部4は、この映像情報を表示する。表示部4において光学的に表示された映像は、結像部22によって、空間に結像画面として表示される。
制御部23は、入力部20から受け取った操作画面情報と、位置入力部24からの操作者の操作状態(例えば、結像画面に対する操作者の手の位置)と、を比較しながら、操作画面が操作されたか否かを判断する。そして、制御部23は、その比較結果を出力部25から外部の表示装置等に出力する。また、制御部23では、結像画面に対する操作者の手の位置を認識しながら、ナビゲーション画面を表示部4に表示させる。
制御部23では、第1空間S1の結像画面である画像10b、あるいは第2空間S2の操作面13と、両方の2つの空間S1,S2から対象物の位置情報(例えば、操作者の手の位置)と、を認識することができる。
また、制御部23が誤って認識することがないように、対象物の位置を認識する位置として、第1空間S1の結像画面である画像10bと、あるいは、第2空間S2の操作面13との間で切り替えて使用することもできる。切り替える場合は、制御部23は、位置入力部24からの操作情報に応じて、位置入力部24のモードを切り替える。
また、上述したように、出力部25からは、表示部4に表示される映像情報を外部の表示装置等に出力可能である。
以上のように、本実施形態の空中タッチパネル9は、発光性を有する画像10aを表示する表示部4と、表示部4の画像10aを入力し画像10aと少なくとも一部が同一の画像10bを第1空間S1に結像する結像部22と、画像10bが表示される第1空間S1内の物体を認識可能に設けられた光学式の位置入力部24と、を備えている。位置入力部24は、画像10bが表示される第1空間S1よりも前方に配置された第2空間S2に対して入力が可能である。
これにより、操作者の利便性を高めた空中タッチパネルを提供することができる。
すなわち、本実施形態の空中タッチパネル9では、パネルよりも操作者に近い位置で入力操作が可能となるので、操作者の利便性を高めることができる。
また、本実施形態の空中タッチパネル9は、発光性を有する画像10aを表示する表示部4と、表示部4の画像10aを入力し画像10aと少なくとも一部が同一の画像10bを第1空間S1に結像する結像部22と、画像10bが表示される第1空間S1内の物体を認識可能に設けられた光学式の位置入力部24と、を備えている。位置入力部24は、第1空間S1での入力位置を通知するナビゲーション表示を生成し、このナビゲーション表示を含む映像信号を表示部4に表示させる。これにより、操作者の利便性を高めることができる。
すなわち、本実施形態の空中タッチパネル9は、操作者が、画像10bに正対せずに画像10bに対して視野角外の見えにくい状態で操作する場合でも、ナビゲーション表示を見ながら、手を操作画面上に位置決めすることができる。これにより、操作者の利便性を高めることができる。
[他の実施形態]
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
(A)
上記実施形態では、図1に示すように、空中タッチパネル9において、表示部6に手術用シミュレーション画像を操作表示画像と重ねて表示する構成とした。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、図9に示すように、表示部6を、操作入力部8とは別に設け、制御部7によって手術用シミュレーション画像を表示部6に映し出す構成としてもよい。
図9に、手術用シミュレータ表示システム100の制御ブロック図を示す。
手術用シミュレータ表示システム100は、手術用シミュレーション画像を表示する表示部6と、表示部6に表示するためのシミュレーション映像を生成する制御部7と、制御部7に対して使用者からの操作入力を伝える操作入力部8と、によって構成されている。
なお、制御部7は、操作入力部8に表示するための操作表示画像を生成する機能も備えている。
これにより、上記実施形態で説明した構成と同様の効果を得ることができる。
(B)
上記実施形態では、図4と図6の表示の組み合わせ、あるいは図5と図6の表示の組み合わせによって、操作面13と実際の操作者の手の位置とのずれを表示し、X−Y−Zの3次元的にずれを修正する構成を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、3次元的にずれの程度を表示する構成は必須ではなく、図4または図5に示す奥行き方向におけるずれの程度だけを表示して、ずれの修正を行う構成であってもよい。
(C)
上記実施形態では、操作面13と操作者の手の位置とのずれを、マーカ14a〜14cのぼかしの程度やグラフによって示す例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、操作者の手の位置と操作面との位置関係を色によって表現してもよい。具体的には、マーカが黄色の場合は、まだ操作面上に手が位置していないという表示とし、マーカが緑色に変わった場合は、操作面上に手が位置しているという表示としてもよい。
(D)
上記実施形態では、操作面13と操作者の手の位置とのずれを、マーカ14a〜14cのぼかしの程度やグラフを用いて視覚的に示した例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、操作者の手の位置と、操作画面との位置関係を音によって表現してもよい。具体的には、操作面から離れている場合は、“ピッピッピ”という断続音とし、操作面に近づくにつれて断続音の速度を上げ、操作面上に重なった時に“ピー”という連続音に変化してもよい。
このような音による通知を行う空中タッチパネル59は、図8に示す構成に加えて、図10に示すように、音声出力部60をさらに備えていればよい。
(E)
上記実施形態では、空中タッチパネル9におけるナビゲーション表示は、第2空間S2内にある操作面13を基準とし、操作者の手の位置との位置関係に基づいて表示する例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、第1空間S1に結像された画像10bを基準として、操作者の手との位置関係を示すように表示制御されてもよい。
あるいは、例えば、第1空間S1における操作画面11を基準とし、操作者の手の位置との位置関係に基づいて、認識・誘導する表示であってもよい。
(F)
上記実施形態では、第1の画像としての画像10aと、第2の画像としての画像10bとが、少なくとも一部が同一である例を挙げて説明したが、例えば、第1の画像と第2の画像とが完全に一致する状態で表示されていてもよい。
(G)
上記実施形態では、光学式の位置入力部24を用いた例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、光学式以外にも、位置入力部として、操作者の手の位置を認識可能な各種手段を用いてもよい。
以上のように本発明に係る空中タッチパネルは、入力がパネルよりも操作者に近い位置で可能となるので、操作者の利便性を高めることができるという効果を奏するものであることから、空中タッチパネルを操作入力手段として用いる手術用シミュレータ表示システム等に対して広く適用可能である。
1 手術用シミュレータ表示システム
2 執刀医
2a 手
3 結像画像
4 表示部
5 空中結像パネル(結像部)
6 表示部
7 制御部
8 操作入力部
9 空中タッチパネル
10a 画像(第1の画像)
10b 画像(第2の画像)
11 操作画面
12 スイッチ
13 操作面
14a,14b,14c マーカ
15 マーカ
16 マーカ
17 位置入力部
18 光源部
19 受光部
20 入力部
22 結像部
23 制御部
24 位置入力部
25 出力部
59 空中タッチパネル
60 音声出力部
100 手術用シミュレータ表示システム

Claims (10)

  1. 発光性を有する第1の画像を表示する表示部と、
    前記表示部に第1の画像を入力し、前記第1の画像と少なくとも一部が同一の第2の画像を第1空間に結像させる結像部と、
    前記第2の画像が表示される前記第1空間内の物体の位置を認識する位置入力部と、
    を備え、
    前記位置入力部は、前記第2の画像が表示される前記第1空間よりも前方に形成された第2空間において入力可能である、
    空中タッチパネル。
  2. 前記位置入力部は、前記第1空間と前記第2空間とで入力先を切り替えるスイッチを有している、
    請求項1に記載の空中タッチパネル。
  3. 前記スイッチは、前記第1空間に結像された前記第2の画像に表示される、
    請求項2に記載の空中タッチパネル。
  4. 前記位置入力部は、前記第2の画像に前記第2空間における操作者の手の位置を通知するナビゲーション表示を行う、
    請求項1から3のいずれか1つに記載の空中タッチパネル。
  5. 前記ナビゲーション表示は、表示画像のぼかしの程度を変更することによって通知する、
    請求項4に記載の空中タッチパネル。
  6. 前記ナビゲーション表示は、表示画像の色を変更することによって通知する、
    請求項4に記載の空中タッチパネル。
  7. 前記ナビゲーション表示は、表示画像のグラフ表示によって通知する、
    請求項4に記載の空中タッチパネル。
  8. 前記ナビゲーション表示として音による通知を行う音声出力部を、さらに備えている、
    請求項4に記載の空中タッチパネル。
  9. 前記第2の画像は、手術用シミュレーション画像を操作する操作画面を含む、
    請求項1から8のいずれか1つに記載の空中タッチパネル。
  10. 請求項9に記載の空中タッチパネルと、
    前記手術用シミュレーション画像を生成する制御装置と、
    を備えた手術用シミュレータ表示システム。
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