JP2022169181A - 記録装置及び記録方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 読取原稿と記録済みの記録媒体への悪影響を抑制しつつ、簡易な構成で読取原稿及び記録済みの記録媒体を排出することを目的とする。【解決手段】 原稿203を読みとり、記録媒体110に記録を行う場合に、記録媒体110を排出する際に、搬送方向における原稿203の原稿長が長い場合には原稿203をバックフィードしてから記録媒体110を排出する。【選択図】 図5
Description
本発明は、記録装置及び記録方法に関する。
原稿の画像を読取装置で読み取り、読み取った画像を記録装置で記録媒体に記録する、いわゆるコピー機能を有する装置が一般的に知られている。
特許文献1には、読み取った原稿と、画像を記録した記録媒体とが接触することにより、記録済みの記録媒体の画像が乱れたりすることを回避するために、読み取った原稿の排出経路を複数設け、可動部によって搬送経路を変更する構成が開示されている。
しかしながら、読み取った原稿を搬送するための搬送経路を複数設けたり、可動部を設けたりすると、装置の大型化やコストアップになる。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、記録媒体に記録された画像への影響を抑制しつつ、簡易な構成で読取原稿及び記録済みの記録媒体を排出することを目的とする。
本発明は、原稿を読み取る読取手段と、前記原稿を搬送する原稿搬送手段と、記録媒体に画像を記録する記録手段と、前記記録媒体を搬送する記録媒体搬送手段と、を有する記録装置であって、前記原稿搬送手段は、前記読取手段によって前記原稿を読み取るときに前記原稿を搬送する方向と逆方向に前記原稿を搬送することが可能であり、前記読取手段によって原稿を読みとり、前記記録手段によって記録媒体に記録を行う場合に、前記記録媒体を排出する際に、前記原稿搬送手段によって読み取りが完了した前記原稿を前記逆方向に搬送するか否かを決定する決定手段と、を更に有することを特徴とする。
本発明によれば、記録媒体に記録された画像への影響を抑制しつつ、簡易な構成で読取原稿及び記録済みの記録媒体を排出することができる。
(第1の実施形態)
<記録装置の概要>
図1は、記録装置101の内部構成を示す斜視図である。図1は、以下で説明する記録ヘッド108等をカバーする上部カバーを取り外した状態である。記録装置101は、インクジェットプリンタとして構成される記録部102と、スキャナとして構成される画像読取部103と、を有している。記録装置101はさらに装置スタンド104と、読み取られた原稿及び画像が記録された記録媒体を収納する収納部105と、を有している。図2は本実施形態における記録装置101の内部構造を示す断面模式図である。
<記録装置の概要>
図1は、記録装置101の内部構成を示す斜視図である。図1は、以下で説明する記録ヘッド108等をカバーする上部カバーを取り外した状態である。記録装置101は、インクジェットプリンタとして構成される記録部102と、スキャナとして構成される画像読取部103と、を有している。記録装置101はさらに装置スタンド104と、読み取られた原稿及び画像が記録された記録媒体を収納する収納部105と、を有している。図2は本実施形態における記録装置101の内部構造を示す断面模式図である。
<記録装置>
図1、図2を用いて記録部102について説明する。本実施形態における記録装置は、インクジェット記録方式により、記録媒体上にインク滴を吐出することにより記録を行う。また、本実施形態においては、記録ヘッドを搭載したキャリッジが、記録媒体の搬送方向と交差する方向に往復移動して記録を行う、いわゆるシリアル型記録ヘッドを備えるインクジェット記録装置について説明する。しかしながら、ノズル列が記録媒体の搬送方向に対する記録幅に渡って構成された、いわゆるライン型記録ヘッドを備えるインクジェット記録装置が用いられても良い。また、画像の記録方式はインクジェット方式でなくてもよく、例えばトナーによって記録する電子写真方式や、インクリボンを用いるインクリボン方式等であってもよい。
図1、図2を用いて記録部102について説明する。本実施形態における記録装置は、インクジェット記録方式により、記録媒体上にインク滴を吐出することにより記録を行う。また、本実施形態においては、記録ヘッドを搭載したキャリッジが、記録媒体の搬送方向と交差する方向に往復移動して記録を行う、いわゆるシリアル型記録ヘッドを備えるインクジェット記録装置について説明する。しかしながら、ノズル列が記録媒体の搬送方向に対する記録幅に渡って構成された、いわゆるライン型記録ヘッドを備えるインクジェット記録装置が用いられても良い。また、画像の記録方式はインクジェット方式でなくてもよく、例えばトナーによって記録する電子写真方式や、インクリボンを用いるインクリボン方式等であってもよい。
記録装置101の上部に入出力部である操作パネル106を備える。ユーザはこの操作パネル106から記録や読み取りの指示の入力を行うことができる。
キャリッジ107は、記録ヘッド108を搭載しており、搬送ベルトによりシャフト109上をX方向に往復移動(走査)する。
記録媒体110は記録媒体搬送手段として機能する搬送ローラ202によりY方向に搬送され、プラテン201上に送られる。記録媒体に記録を行う際、搬送ローラ202によりプラテン201上に搬送された記録媒体上をキャリッジ107がX方向に移動しながら、記録ヘッド108からインク滴を吐出する。キャリッジ107が記録媒体110上の記録領域の端まで移動すると、搬送ローラ202は、記録媒体110を一定量、搬送し、次の記録走査を行う領域をプラテン201上に位置させる。以上の動作の繰り返しにより記録媒体110に画像が形成される。画像の形成が完了すると、カッター305により記録媒体110は所定のサイズにカットされ収納部105へ排紙される。
<画像読取部>
図1、図2を用いて画像読取部について説明する。原稿203は給紙ローラ204、原稿読取部205、排紙ローラ206、ニップローラ207の順を通って搬送される。原稿読取部205はCISセンサによって構成され、原稿203の画像を読み取る。ユーザは読み取る原稿203を画像読取部103にセットし、セットされた原稿203は、給紙ローラ204で原稿読取部205に搬送される。原稿203はローラ204で搬送されながら原稿読取部205によって203の画像が読み取られる。さらに原稿203が搬送されると、原稿203の前端部は排紙ローラ206を通り、筐体外に排出される。その後、原稿203の後端部はニップローラ207でニップされ、保持される。ユーザが操作パネル106を操作して原稿を排紙することを指示すると、ニップローラ207のニップが外れ、原稿203が排紙される。
図1、図2を用いて画像読取部について説明する。原稿203は給紙ローラ204、原稿読取部205、排紙ローラ206、ニップローラ207の順を通って搬送される。原稿読取部205はCISセンサによって構成され、原稿203の画像を読み取る。ユーザは読み取る原稿203を画像読取部103にセットし、セットされた原稿203は、給紙ローラ204で原稿読取部205に搬送される。原稿203はローラ204で搬送されながら原稿読取部205によって203の画像が読み取られる。さらに原稿203が搬送されると、原稿203の前端部は排紙ローラ206を通り、筐体外に排出される。その後、原稿203の後端部はニップローラ207でニップされ、保持される。ユーザが操作パネル106を操作して原稿を排紙することを指示すると、ニップローラ207のニップが外れ、原稿203が排紙される。
<制御構成>
図3を参照して記録装置101の制御構成について説明する。
図3を参照して記録装置101の制御構成について説明する。
記録部102は、インターフェース(I/F)401、CPU(Central Processing Unit)402、ROM403、RAM404、I/F405、搬送モータ303、キャリッジモータ304、操作パネル106、記録ヘッド108、カッター305を有する。
記録部102はI/F401を介してホスト装置302に通信可能に接続可能である。ホスト装置302から画像データや最終的な記録媒体のサイズ(カットする位置)、記録指示を受信することで記録動作を実行する。CPU402は、マイクロプロセッサ(マイクロコンピュータ)形態の中央演算処理部であり、プログラムの実行やハードウェアの起動により記録部102全体の動作を制御する。ROM403はCPU402が実行するためのプログラムや記録部102の各種動作に必要な各種データを格納する。RAM404は、CPU402のワークエリアとして用いられたり、種々の受信データの一時格納領域として用いられたり、各種設定データを記憶させたりする。記録部102はI/F405を介して画像読取部103と通信可能に接続される。
搬送モータ303は画像を記録する記録媒体110を搬送する搬送ローラ202を駆動するモータである。キャリッジモータ304はキャリッジ107を駆動するためのモータである。操作パネル106はユーザが種々の操作を行って情報を入力するための入力部、またユーザに種々の情報を通知するための表示部を含む。入力部はハードキーやパネル、音声入力が可能なマイクなどを含む。また、出力部は、ユーザへの情報の通知は音声発生器からの音響情報に基づく音響(ブザー、音声等)を出力することによって行ってもよい。記録を行う際ユーザは操作パネル106を使用して記録の指示を行う。また、画像の読み取りやコピーを行う際も操作パネル106を使用してそれぞれ指示を行う。記録ヘッド108は上述したようにインクを吐出して画像を記録するものである。カッター305は記録が完了すると、カッターを動かすモータによってX方向に移動させて記録媒体110をカットする。
画像読取部103はI/F408、CPU409、ROM410、RAM411、搬送モータ309、原稿読取部205を有する。画像読取部103はI/F408を介して記録部102と通信可能に接続される。CPU409は、マイクロプロセッサ(マイクロコンピュータ)形態の中央演算処理部であり、プログラムの実行やハードウェアの起動により記録部102全体の動作を制御する。ROM410はCPU409が実行するためのプログラムや記録部102の各種動作に必要な各種データを格納する。RAM411は、CPU409のワークエリアとして用いられたり、種々の受信データの一時格納領域として用いられたり、各種設定データを記憶させたりする。搬送モータ309は画像を読み取るための原稿を搬送するための原稿搬送手段として機能する給紙ローラ204、排紙ローラ206、ニップローラ207を動作させるためのモータである。モータは各ローラごとに備えてもよい。原稿読取部205は光源であるLEDと受光部である受光素子とを有するCISセンサセンサである。原稿読取部205はLEDドライバにより制御され、LEDから照射された光が原稿で反射した反射光を受光部が受光する。受光部により光電変換された信号がアナログ電圧信号として出力され、CPU409内のAFE(Analog Front End)に入力され、AFEでA/D変換を行う。A/D変換して出力されるデジタル信号はCPU409で搬送に合わせた読み取りタイミングの調整や画像補正を行なう。また、CPU409はセンサの検知結果に基づいて搬送モータ309を制御することで原稿の搬送を行う。コピー動作時は読み取った画像データは記録部102のCPU402に転送され、転送されたデータに応じて記録が実行される。
<記録装置としての動作フロー>
(1)コピー動作時
図4にコピー動作時のフローチャートを示す。
(1)コピー動作時
図4にコピー動作時のフローチャートを示す。
原稿203を画像読取部103の給紙口へセットし、ユーザが操作パネル106からコピーを指示することで本処理は開始する。本処理は、ROM403及びROM410に格納されたプログラムによってCPU409及びCPU402が各構成を制御することによって実行される。
ステップS401にて原稿203の読み取りを行う。原稿203は給紙ローラ204によって搬送され、原稿読取部205と対向する位置に搬送される。原稿読取部205によって原稿203を読み取りながら、給紙ローラ204及び排紙ローラ206、ニップローラ207によって原稿203を搬送する。原稿203の読み取りが終了すると、原稿203の後端をニップローラ207によってニップし、保持した状態で待機する。読み取った画像データは記録部102のCPU402に転送され、RAM404に一時的に保存される。
次に、ステップS402でCPU409によって原稿203の原稿長を算出する。ここでは搬送モータ309の回転数により原稿203の送り量を積算することで原稿長を算出することとする。
ステップS403では、原稿203をニップローラ207で保持した状態で、記録部102によって記録された記録媒体110が原稿203に干渉(接触)するかどうかをCPU409によって判定する。これは、原稿203を収納部105に排出すると、記録部102により記録された記録媒体110と接触すると記録媒体110や原稿203に悪影響を及ぼす場合があるためである。記録媒体110は記録後にインクが乾いていない状態で排出されることがあり、この状態で原稿203と接触すると、インクが原稿203に付着し汚すことになり、また、記録媒体110の画像も乱れる。また、記録媒体110への記録中に記録媒体110の先端部が原稿203と接触すると、プラテン201上の記録媒体110が浮いてしまい、記録ヘッド108と記録媒体110の距離が変わってしまう。この状態で記録を行うと画質が悪くなる場合がある。これを防ぐために、本ステップでは原稿203をニップローラ207で保持した状態で、記録部102によって記録された記録媒体110が原稿203に干渉(接触)するかどうかをCPU409によって判定する。記録媒体110と原稿203が干渉するかどうかの判定については、排紙された記録媒体110と原稿203が接触する位置から原稿203がニップされる位置までの距離をあらかじめ閾値として記憶しており、算出した原稿長と比較することにより判定する。この判定の手段は画像読取部103に組み込まれたソフトウェアとして構成することができる。干渉する状態を図6(a)に、干渉しない状態を図6(b)に示す。干渉する場合はステップS404で原稿203を記録媒体110と干渉しない位置まで給紙口側に戻すように。搬送モータ309を原稿読取時とは逆方向に原稿を搬送するバックフィードを行うように制御する。その後、ステップS405でCPU402は、RAM404に保存された画像データに基づいて記録部102による記録媒体110への記録を開始する。
ステップS403で原稿203と記録媒体110が干渉しないと判定した場合は、ステップS405に進み、原稿203をニップローラ207でニップした状態のまま記録を開始する。
(2)原稿スキャン+ジョブ印刷時
図5に原稿スキャン+ジョブ記録時のフローチャートを示す。
図5に原稿スキャン+ジョブ記録時のフローチャートを示す。
原稿203を画像読取部103の給紙口へセットし、ユーザが操作パネル106からスキャンを指示することで本処理は開始する。本処理は、ROM403及びROM410に格納されたプログラムによってCPU409及びCPU402が各構成を制御することによって実行される。
ステップS501にて原稿203の読み取りを行う。原稿203は給紙ローラ204によって搬送され、原稿読取部205と対向する位置に搬送される。原稿読取部205によって原稿203を読み取りながら、給紙ローラ204及び排紙ローラ206、ニップローラ207によって原稿203を搬送する。原稿203の読み取りが終了すると、原稿203の後端をニップローラ207によってニップし、保持した状態で待機する。読み取った画像データはRAM411に一時的に保存される。
次に、ステップS502でCPU409によって原稿203の原稿長を算出する。ここでは搬送モータ309の回転数により原稿203の送り量を積算することで原稿長を算出することとする。
ステップS503では、CPU402がホスト装置302から記録のジョブが来ていないかを確認する。ジョブがある場合は、ステップS504~S506で、図4のコピー動作のステップS403~S405と同様の動作を行う。ジョブがない場合には図5の処理を終了する。
以上により、原稿と記録媒体の排紙部を分けることなく、読取原稿と記録媒体への悪影響を抑制しつつ原稿と記録媒体の排紙を行うことができる。
(第2の実施形態)
第1の実施形態では、原稿長が閾値以上である場合には、記録部102によって記録される記録媒体の長さに依らずバックフィードを行っていた。しかし、記録された記録媒体の長さによっては原稿と記録媒体とが干渉しない場合もある。また、干渉するとしても、記録媒体の画像のデューティが低い場合には干渉する頃にはインクが乾いており、原稿や記録媒体の画像の画質に影響がない場合もある。本実施形態では、記録媒体の長さやデューティを考慮して原稿のバックフィードを行うか否かを決定する。第1の実施形態と異なる部分について主に説明する。
第1の実施形態では、原稿長が閾値以上である場合には、記録部102によって記録される記録媒体の長さに依らずバックフィードを行っていた。しかし、記録された記録媒体の長さによっては原稿と記録媒体とが干渉しない場合もある。また、干渉するとしても、記録媒体の画像のデューティが低い場合には干渉する頃にはインクが乾いており、原稿や記録媒体の画像の画質に影響がない場合もある。本実施形態では、記録媒体の長さやデューティを考慮して原稿のバックフィードを行うか否かを決定する。第1の実施形態と異なる部分について主に説明する。
図7に本実施形態の原稿スキャン+ジョブ記録時のフローチャートを示す。
原稿203を画像読取部103の給紙口へセットし、ユーザが操作パネル106からスキャンを指示することで本処理は開始する。本処理は、ROM403及びROM410に格納されたプログラムによってCPU409及びCPU402が各構成を制御することによって実行される。
ステップS701~S704までは図5のステップS501~S504と同じ処理を行う。
ステップS704で原稿203の原稿長が閾値以上の場合にはステップS705へ進む。ステップS705では、CPU402は、ジョブの記録媒体の長さが第1の長さ以上か否かを判定する。ジョブの記録媒体の長さは、ホスト装置302から送られてきた、最終的な記録媒体のサイズのY方向の長さである。第1の長さ未満ある場合には原稿203と記録媒体110は接触しないような長さである。第1の長さ未満であればこの長さが第1の長さ未満である場合には原稿のバックフィードは必要ないのでステップS709に進み、記録動作を行う。第1の長さ以上と判断した場合にはステップS706に進む。
ステップS706ではジョブの画像データのY方向の長さが第2の長さ以上か否かを判定する。第2の長さは第1の長さよりも短い長さである。CPU402がホスト装置302から送られてきた画像データに基づいて画像データのY方向の長さを決定し、その長さが第2の長さ以上か否かを判定する。ここで、第2の長さとは、収容部105に届くほどの長さの原稿203が保持されている場合の、原稿203から記録ヘッド108までの距離である。この距離よりも短い画像データであれば原稿203に届くまでに記録が終了するため、原稿203と接触しても記録動作へ影響しない。しかし、記録媒体110上に吐出されたインクが乾いていない場合は、記録終了後に原稿203と記録媒体110が接触すると成果物である記録媒体110に影響するため、ステップS707で画像データのデューティが所定値以上かを判定する。ステップS707ではCPU402が画像データのデューティを求め、所定値と比較する。デューティが所定値未満であれば接触する頃にはインクは乾燥しているため、そのままステップS709の記録動作へと進む。
一方、ステップS707でデューティが所定値以上と判断された場合にはインクの乾燥に時間がかかるため、ステップS708へ進み、CPU409の制御により原稿203と記録媒体110が干渉しない位置まで原稿203をバックフィードする。その後、ステップS709でCPU402の制御によって記録動作を実行する。
ステップS706でジョブの画像データのY方向の長さが第2の長さ以上である場合には記録媒体110への画像の記録中に原稿203に接触してしまうため、ステップS708で原稿203を記録媒体110に干渉しない位置までバックフィードする。その後、ステップS709で記録動作を行う。
本実施形態では、バックフィードする条件を第1の実施形態に比べてさらに限定しており、無駄なバックフィードを減らしつつ、原稿と記録媒体の排紙部を分けることなく、読取原稿と記録媒体への悪影響を抑制しながら原稿と記録媒体の排紙を行うことができる。
(第3の実施形態)
本実施形態は上述の実施形態とは原稿読取部の構成が異なる形態である。
本実施形態は上述の実施形態とは原稿読取部の構成が異なる形態である。
本実施形態の記録装置101の構成を図8に示す。図8(a)は原稿203読み取り後の原稿保持状態、(b)は原稿203を記録媒体110に干渉しない位置へバックフィードした状態である。
図8に示すように、第3の実施形態の原稿読取部の構成では、装置手前から原稿203を給紙し、Uターンパスを通り手前に排紙される構成である。手前から給紙し、手前に排紙することでユーザは近い位置で作業することができる。しかし、手前に排紙する構成とすると、原稿203が長い場合は第1の実施形態と同様に記録媒体110と干渉する可能性があるため、上述の実施形態で説明した動作フローを実施することとする。
第3の実施形態では、画像読取部103から収納部105までの距離が長いため、上述の実施形態と比べて排紙後の原稿203と記録媒体110が接触するリスクを少なくすることができる。
Claims (14)
- 原稿を読み取る読取手段と、
前記原稿を搬送する原稿搬送手段と、
記録媒体に画像を記録する記録手段と、
前記記録媒体を搬送する記録媒体搬送手段と、
を有する記録装置であって、
前記原稿搬送手段は、前記読取手段によって前記原稿を読み取るときに前記原稿を搬送する方向と逆方向に前記原稿を搬送することが可能であり、
前記読取手段によって原稿を読みとり、前記記録手段によって記録媒体に記録を行う場合に、前記記録媒体を排出する際に、前記原稿搬送手段によって読み取りが完了した前記原稿を前記逆方向に搬送するか否かを決定する決定手段と、を更に有することを特徴とする記録装置。 - 前記決定手段は、前記原稿の搬送方向の長さに基づいて前記原稿搬送手段によって前記原稿を前記逆方向に搬送するか否かを決定することを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
- 前記決定手段は、前記原稿の搬送方向の長さが閾値以上である場合には前記原稿搬送手段によって前記原稿を前記逆方向に搬送することを決定することを特徴とする請求項2に記載の記録装置。
- 前記決定手段は、さらに、前記記録媒体の搬送方向の長さに基づいて前記原稿搬送手段によって前記原稿を前記逆方向に搬送するか否かを決定することを特徴とする請求項2または3に記載の記録装置。
- 前記決定手段は、前記記録媒体の搬送方向の長さが所定の長さ以上である場合には前記原稿搬送手段によって前記原稿を前記逆方向に搬送することを決定することを特徴とする請求項4に記載の記録装置。
- 前記決定手段は、さらに、前記記録媒体に記録する画像のデューティに基づいて前記原稿搬送手段によって前記原稿を前記逆方向に搬送するか否かを決定することを特徴とする請求項4に記載の記録装置。
- 前記決定手段は、前記記録媒体の搬送方向の長さが所定の長さ以上であって、前記記録媒体に記録する画像のデューティが所定値以上である場合には前記原稿搬送手段によって前記原稿を前記逆方向に搬送することを決定することを特徴とする請求項6に記載の記録装置。
- 前記決定手段は、前記記録媒体の長さが所定の長さ未満の場合には前記原稿を前記逆方向に搬送しないことを決定することを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
- 前記読取手段による読み取りが完了した前記原稿の後端を保持する保持手段を更に有し、
前記決定手段が前記原稿を前記逆方向に搬送することを決定した場合には、前記原稿搬送手段は前記保持手段に保持されている前記原稿を前記逆方向に搬送することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の記録装置。 - 前記決定手段が前記原稿を前記逆方向に搬送しないことを決定した場合には、前記保持手段は前記原稿を保持し続けることを特徴とする請求項9に記載の記録装置。
- 前記保持手段は、前記記録装置が前記保持手段による原稿の保持を解除する指示を受信したことに応じて前記原稿の保持を解除することを特徴とする請求項9または10に記載の記録装置。
- 原稿を読み取る読取手段と、
前記原稿を搬送する原稿搬送手段と、
記録媒体に画像を記録する記録手段と、
前記記録媒体を搬送する記録媒体搬送手段と、
を有する記録装置であって、
前記原稿搬送手段は、前記読取手段によって前記原稿を読み取るときに前記原稿を搬送する方向と逆方向に前記原稿を搬送することが可能であり、
前記記録装置は、
前記読取手段によって原稿を読みとり、前記記録手段によって記録媒体に記録を行う場合に、前記記録媒体を排出する際に、前記原稿の搬送方向の長さが第1の長さの場合には前記原稿搬送手段によって読み取りが完了した前記原稿を前記逆方向に搬送し、前記原稿の搬送方向の長さが前記第1の長さより短い第2の長さの場合には前記原稿搬送手段によって読み取りが完了した前記原稿を前記逆方向に搬送しないことを特徴とする記録装置。 - 前記原稿搬送手段による原稿の前記逆方向への搬送は、排出される前記記録媒体の長さに依らず前記原稿と前記記録媒体とが接触しない位置まで前記逆方向に搬送することを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1項に記載の記録装置。
- 原稿を読み取り、
前記原稿を搬送し、
読み取りが完了して搬送された前記原稿の後端を保持し、
記録媒体に画像を記録し、
前記記録媒体を搬送して排出する記録方法であって、
原稿の読み取りと記録媒体への記録を行う場合であって、前記記録媒体を排出する際に前記原稿の搬送方向の長さが第1の長さの場合には、読み取りが完了した前記原稿を、前記原稿を読み取るときに前記原稿を搬送する方向と逆方向に搬送し、
原稿の読み取りと記録媒体への記録を行う場合であって、前記記録媒体を排出する際に前記原稿の搬送方向の長さが前記第1の長さより短い第2の長さの場合には、読み取りが完了した前記原稿の後端を保持した状態で、前記記録媒体の排出を行うことを特徴とする記録方法。
Priority Applications (1)
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JP2021075044A JP2022169181A (ja) | 2021-04-27 | 2021-04-27 | 記録装置及び記録方法 |
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