JP2022163833A - マッチングシステム - Google Patents

Abstract

【課題】運送対象である荷物の性質などに鑑みて、適当な運送業者を選定可能なシステムを提供する。【解決手段】荷主は第１端末装置２１を通じて荷物の特性ならびに当該荷物の輸送時の出発地および到着地を指定することにより、複数の輸送業者における当該特性を有する荷物を当該出発地から当該到着地まで輸送可能な稼働可能車両を有する指定輸送業者の有無を把握することができる。さらに、第１端末装置２１（指定端末）のユーザである荷主に対して、指定輸送業者による荷物の輸送に際して指定機関（例えば、国土交通省）に対する特殊車両通行許可申請の要否を把握させることで、当該ユーザによる直接的または間接的な当該指定期間に対する特殊車両通行許可申請の円滑が図られる。【選択図】図１

Description

本発明は、荷主と輸送業者とをマッチングするシステムに関する。

荷物配送の取引を促すための方法において、発注者・受注者間のコミュニケーションの効率的なデジタル化が提案されている（例えば、特許文献１参照）。具体的には、配送案件に関する案件情報に含まれる車両タイプにより定まる条件に合致する車両を車両情報に含む事業所が選定される。当該選定に際して、車両情報および／または各事業所の稼働予定データが参照される。選定された事業所を発注者の発注者端末装置１１０において表示するために、一覧表示情報が発注者端末装置に送信されることにより、選定された事業所の一覧が当該発注者端末装置に表示される。発注者により事業所が選択された旨の通知が受信されると、当該事業所の受注者端末装置に受注するか否かの確認が通知される。受注者端末装置から受注する旨の通知が受信された場合、取引が成約する。

トラクターとトレーラーから構成される配送車両を容易に管理する技術が提案されている（例えば、特許文献２参照）。トラクター識別情報およびトレーラー識別情報を含む車両情報または配送車両の許可ルート情報が受け付けられる。当該受け付けられた車両情報および許可ルート情報のうち一方の情報がキーとされて、車両情報および許可ルート情報を対応付けて記憶した配送車両データベースから他方の情報が取得され、当該取得情報が出力される。

特開２０１９－１８５７９３号公報 特開２０２０－０４２３６３号公報

しかし、運送業者の選定は発注者に委ねられている場合、それまでの取引関係などが選定基準とされるため、運送対象である荷物の性質などに鑑みて適当な運送業者が選定されているとはいいがたい場合もある。

そこで、本発明は、運送対象である荷物の性質などに鑑みて、適当な運送業者を選定可能なシステムを提供することを目的とする。

本発明のマッチングシステムは、
荷主と輸送業者とをマッチングするシステムであって、
第１端末装置を通じて指定された、荷物の特性ならびに当該荷物の輸送時の出発地および到着地に関する情報を含む第１情報に基づき、複数の輸送業者のそれぞれに関して、稼働可能車両および当該稼働可能車両の輸送可能エリアに関する情報が含まれている第２情報が登録されているデータベースに問い合わせることにより、前記複数の輸送業者において、前記特性を有する荷物を前記出発地から前記到着地まで輸送可能な稼働可能車両を有する指定輸送業者の有無を認識し、前記第１端末装置との通信に基づき、当該認識結果を当該第１端末装置に出力させる第１演算処理要素と、
前記第１演算処理要素により、前記指定輸送業者が存在すると認識された場合、当該指定輸送業者に関する前記第２情報に基づき、指定機関に対する特殊車両通行許可申請の要否を判定し、指定端末装置との通信に基づき、当該判定結果を当該指定端末装置に出力させる第２演算処理要素と、
を備えている。

当該構成のマッチングシステムによれば、荷主は第１端末装置を通じて荷物の特性ならびに当該荷物の輸送時の出発地および到着地を指定することにより、複数の輸送業者における当該特性を有する荷物を当該出発地から当該到着地まで輸送可能な稼働可能車両を有する指定輸送業者の有無を把握することができる。また、輸送業者に関する第２情報のデータベースへの登録要件が適当に定められることにより、例えば、指定の特殊車両通行許可申請の要否を輸送業者に容易に把握させることができ、各輸送業者が荷主から評価されることによって適正な競争が促されるので、システムの信頼性の向上が図られる。

さらに、指定端末装置のユーザに対して、指定輸送業者による荷物の輸送に際して指定機関（例えば、国土交通省）に対する特殊車両通行許可申請の要否を把握させることで、当該ユーザによる直接的または間接的な当該指定期間に対する特殊車両通行許可申請の円滑が図られる。指定端末装置は、第１端末装置のほか、第１端末装置とは別の端末装置であってもよい。指定端末装置を通じてオンラインで指定機関への当該申請および当該申請の許可の受領が可能である場合、指定端末装置のユーザにとって特殊車輌通行許可を得る利便性の向上が図られる。

前記構成のマッチングシステムにおいて、
前記第２演算処理要素が、前記指定機関に対する特殊車両通行許可申請が必要であると判定した場合、前記第１情報および前記指定輸送業者に関する前記第２情報に基づき、当該特殊車両通行許可申請に必要な申請情報を生成し、前記指定端末装置との通信に基づき、当該申請情報を当該指定端末装置に出力させてもよい。

当該構成のマッチングシステムによれば、指定端末装置のユーザによる直接的または間接的な当該指定期間に対する特殊車両通行許可申請のさらなる円滑が図られる。

前記構成のマッチングシステムにおいて、
前記第１演算処理要素が、前記第１情報に基づき、前記複数の輸送業者のそれぞれに関して荷物の輸送コストがさらに含まれている前記第２情報が登録されている前記データベースに問い合わせることにより、輸送コストが指定条件を満たす前記指定輸送業者の有無を認識し、前記第１端末装置との通信に基づき、当該認識結果を当該第１端末装置に出力させてもよい。

当該構成のマッチングシステムによれば、荷主は、第１端末装置を通じて輸送コストが指定条件を満たす指定輸送業者の有無を把握することができる。これにより、荷主は、輸送コストの観点から適当な指定輸送業者に対して荷物の輸送を依頼することができる。このため、荷主および輸送業者の間の取引の透明性および健全性の向上が図られる。

本発明の一実施形態としてのマッチングシステムの構成に関する説明図。 本発明の一実施形態としてのマッチングシステムの機能に関する説明図。 本発明の一実施形態としてのマッチングシステムの機能に関する説明図。

（マッチングシステムの構成）
図１に示されている本発明の一実施形態としてのマッチングシステムは、指定特性を有する荷物の輸送業務の依頼主である荷主と、複数の輸送業者のうち当該輸送業務を請け負い可能な指定輸送業者と、をマッチングさせるためのシステムである。本実施形態では、マッチングシステムは、第１端末装置２１、第２端末装置２２、第３端末装置２３および第４端末装置２４のそれぞれとネットワークを介して相互通信可能に接続されているマッチングサーバ１０により構成されている。

マッチングサーバ１０は、データベース１００と、第１演算処理要素１１０と、第２演算処理要素１２０と、を備えている。データベース１００には、複数の輸送業者のそれぞれに関して、稼働可能車両ならびに当該稼働可能車両により輸送可能な荷物の特性および輸送可能エリアに関する情報の時系列が登録されている。データベース１００は、マッチングサーバ１０とは別個のデータベースサーバにより構成されていてもよい。

第１演算処理要素１１０および第２演算処理要素１２０のそれぞれは、単一のまたは複数の演算処理装置（ＣＰＵ、シングルプロセッサコア、マルチプロセッサコアなど）により構成されている。当該演算処理装置が記憶装置（メモリ、ハードディスクなど）に格納されているデータおよびプログラム（コンピュータソフトウェア）を読み取り、当該データに基づき、当該プログラムにしたがって演算処理を実行する機能を有している。

（端末装置の構成）
第１端末装置２１は、例えば、スマートホン、タブレット端末装置およびノートパソコンなど、荷主により操作等される情報処理装置により構成されている。第１端末装置２１は、第１端末入力インターフェース２１１と、第１端末出力インターフェース２１２と、第１端末制御装置２１４と、を備えている。第１端末入力インターフェース２１１は、手動操作式のキーおよび／またはボタン、ならびに必要に応じて音声認識装置により構成されている。第１端末出力インターフェース２１２は、画像表示装置および必要に応じて音声出力装置により構成されている。第１端末入力インターフェース２１１および第１端末出力インターフェース２１２がタッチパネルにより構成されていてもよい。第１端末制御装置２１４は、演算処理装置（ＣＰＵ、シングルプロセッサコア、マルチプロセッサコアなど）により構成されている。当該演算処理装置が記憶装置（メモリ、ハードディスクなど）に格納されているデータおよびプログラム（コンピュータソフトウェア）を読み取り、当該データに基づき、当該プログラムにしたがって演算処理を実行する機能を有している。

第２端末装置２２は、例えば、スマートホン、タブレット端末装置およびノートパソコンなど、輸送業者により操作等される情報処理装置により構成されている。第２端末装置２２は、第１端末装置２１と同様の構成であり、第２端末入力インターフェース２２１と、第２端末出力インターフェース２２２と、第２端末制御装置２２４と、を備えている。

第３端末装置２３は、申請代行業者（例えば、行政書士）により操作等される、第１端末装置２１および第２端末装置２２と同様の構成を有する情報処理装置により構成されている。第４端末装置２４は、指定機関（例えば、国土交通省）により操作等される、第１端末装置２１および第２端末装置２２と同様の構成を有する情報処理装置により構成されている。

（マッチングシステムの機能）
前記構成のマッチングシステムの機能について図２に示されているフローチャートを用いて説明する。当該フローチャートにおいて「Ｃ●」というブロックは、記載の簡略のために用いられ、データの送信および／または受信を意味し、当該データの送信および／または受信を条件として分岐方向の処理が実行される条件分岐を意味している。

第２端末装置２２において、輸送業者により第２端末入力インターフェース２２１を通じて第２情報が入力され、かつ、マッチングサーバ１０に対して送信される（図２／ＳＴＥＰ２２０）。「第２情報」には、輸送業者を識別するための輸送業者識別子のほか、稼働可能車両および当該稼働可もしく能車両の輸送可能エリアに関する情報が含まれている。稼働可能車両に関する情報には、当該車両の諸元（幅、長さ、高さ、重さ（総重量、軸重、隣接軸重、輪荷重）、最小回転半径など）が含まれている。「第２情報」には、輸送業者による取り扱い実績がある荷物の特性、または、当該輸送業者が取り扱いに長けているまたは得意な荷物の特性が含まれていてもよい。あるいは、稼働可能車両に関する情報には、輸送業者による取り扱い実績がある荷物の特性、あるいは、輸送業者が取り扱いに長けている荷物の特性に応じて、当該荷物を輸送するために適当な車両を特定するための情報が含まれていてもよい。

第２情報は、輸送業者により第２端末入力インターフェース２２１を通じて逐次的に更新されうる。例えば、輸送業者が保有しているｎ台の車両Ｃ１～Ｃｎのうち稼働可能車両に該当する車両が、ある時間帯では車両Ｃ１、Ｃ２およびＣ３であったが、これに続く時間帯では車両Ｃ１およびＣ３に変化しうる。また、同一の稼働可能車両Ｃｉの輸送可能な荷物の特性および／または輸送可能エリアが変化する場合もある。

マッチングサーバ１０において、第２情報が受信された場合（図２／Ｃ１１）、第１演算処理要素１１０により、当該第２情報のデータベース１００への登録可否が判定される（図２／ＳＴＥＰ１０２）。例えば、第２情報に含まれている輸送業者識別子に対応してデータベース１００に登録されている取引履歴が参照され、当該第２情報のデータベース１００への登録可否が判定される。

当該判定結果が肯定的である場合（図２／ＳＴＥＰ１０２‥ＹＥＳ）、第１演算処理要素１１０により第２情報がデータベース１００に登録され（図２／ＳＴＥＰ１０４）、当該第２情報が登録済みである旨の登録状況が第２端末装置２２に対して送信される（図２／ＳＴＥＰ１０６）。これが複数の輸送業者のそれぞれに関する第２情報がデータベース１００に累積的に登録される。その一方、当該判定結果が否定的である場合（図２／ＳＴＥＰ１０２‥ＮＯ）、第１演算処理要素１１０により第２情報が登録されなかった旨の登録状況が第２端末装置２２に対して送信される（図２／ＳＴＥＰ１０６）。

第２端末装置２２において登録状況が受信された場合（図２／Ｃ２２１）、第２端末制御装置２２４により、当該登録状況が第２端末出力インターフェース２２２（またはこれを構成する画像出力装置）に出力される（図２／ＳＴＥＰ２２１）。第２端末制御装置２２４により、当該登録状況が第２情報の登録および非登録のいずれであるかが判定される（図２／ＳＴＥＰ２２２）。当該判定結果が肯定的である場合（図２／ＳＴＥＰ２２２‥ＹＥＳ）、第２端末装置２２において後述する処理が実行される。その一方、当該判定結果が否定的である場合（図２／ＳＴＥＰ２２２‥ＮＯ）、第２端末装置２２における一連の処理が終了する。

第１端末装置２１において、輸送業者により第１端末入力インターフェース２１１を通じて第１情報が入力され、かつ、マッチングサーバ１０に対して送信される（図２／ＳＴＥＰ２１０）。「第１情報」には、荷主を識別するための荷主識別子のほか、荷物の特性ならびに当該荷物の輸送時の出発地および到着地に関する情報が含まれている。荷物の特性に関する情報には、当該荷物の種別（例えば、荷物が建設機械である、建設機械の分解された構成部品である、精密機械である、など）、幅、長さ、高さ、重さなどが含まれている。

第１情報は、荷主により第１端末入力インターフェース２１１を通じて逐次的に更新されうる。例えば、荷主が輸送を希望する荷物の特性、数量などが時系列的に変化しうる。

マッチングサーバ１０において、第１情報が受信された場合（図２／Ｃ１２）、第１演算処理要素１１０により、データベース１００に対する問い合わせにより、複数の輸送業者において、荷主の荷物を出発地から到着地まで輸送可能な稼働可能車両を有する指定輸送業者の有無が認識される（図３／ＳＴＥＰ１１０）。例えば、荷物の種別、サイズおよび重量に鑑みて適当な諸元を有し、かつ、輸送可能エリアが当該到着地、または当該出発地および当該到着地を包含している車両の有無が判定される。

当該判定結果が否定的である場合（図３／ＳＴＥＰ１１０‥ＮＯ）、第１演算処理要素１１０により、指定輸送業者が存在しない旨の指定輸送業者不在通知が第１端末装置２１に対して送信される（図３／ＳＴＥＰ１１１）。第１端末装置２１において、指定輸送業者不在通知が受信された場合（図３／Ｃ２１１）、第１端末制御装置２１４により、第１端末出力インターフェース２１２（またはこれを構成する画像出力装置）に当該通知が出力される（図３／ＳＴＥＰ２１１）。

その一方、当該判定結果が肯定的である場合（図３／ＳＴＥＰ１１０‥ＹＥＳ）、第１演算処理要素１１０により、指定輸送業者に関する指定輸送業者情報が第１端末装置２１に対して送信される（図３／ＳＴＥＰ１１２）。「指定輸送業者情報」には、輸送業者の名称、住所および連絡先などのほか、当該輸送業者が取り扱いに長けているまたは得意な荷物の種別、輸送の荷物の輸送に割り当てられる稼働可能車両の諸元、ならびに、稼働可能車両の出発地到着時刻および到着地到着時刻などが含まれている。第１端末装置２１において、指定輸送業者情報が受信された場合（図３／Ｃ２１２）、第１端末制御装置２１４により、第１端末出力インターフェース２１２（またはこれを構成する画像出力装置）に当該輸送業者情報が出力される（図３／ＳＴＥＰ２１２）。

さらに、第２演算処理要素１２０により、指定輸送業者に関する第２情報に基づき、荷主の荷物を出発地から到着地まで輸送するために指定機関に対する特殊車両通行許可申請の要否が判定される（図３／ＳＴＥＰ１２０）。例えば、稼働可能車両の諸元のうち、幅、長さ、高さ、重さ（総重量、軸重、隣接軸重、輪荷重）、最小回転半径などのうち少なくとも１つが法定基準値を超えているか否かに応じて、当該申請の要否が判定される。

特殊車両通行許可申請が不要であると判定された場合（図３／ＳＴＥＰ１２０‥ＮＯ）、第２演算処理要素１２０により、指定機関に対する特殊車両通行許可申請が不要であることを表わす申請不要通知が第１端末装置２１に対して送信される（図３／ＳＴＥＰ１２１）。第１端末装置２１において、申請不要通知が受信された場合（図３／Ｃ２１４）、第１端末制御装置２１４により、第１端末出力インターフェース２１２（またはこれを構成する画像出力装置）に当該通知が出力される（図３／ＳＴＥＰ２１４）。

これに応じて、第１端末制御装置２１４により、第１端末入力インターフェース２１１を通じた輸送依頼の有無が判定される（図３／ＳＴＥＰ２１６）。複数の指定輸送業者が存在する場合、荷主により一の指定輸送業者が選定されてもよい。当該判定結果が否定的である場合（図３／ＳＴＥＰ２１６‥ＮＯ）、第１端末装置２１における一連の処理が終了する。その一方、当該判定結果が肯定的である場合（図３／ＳＴＥＰ２１６‥ＹＥＳ）、第１端末制御装置２１４により輸送依頼がマッチングサーバ１０に対して送信される（図３／ＳＴＥＰ２１８）。「輸送依頼」には、荷主識別子のほか、指定輸送業者を識別するための輸送業者識別子が含まれている。

マッチングサーバ１０において、輸送依頼が受信された場合、第２演算処理要素１２０により、輸送依頼に含まれている荷主識別子に対応する第１情報が指定輸送業者の第２端末装置２２に対して送信される（図３／Ｃ１４）。

指定輸送業者の第２端末装置２２において、第１情報が受信された場合（図３／Ｃ２２２）、第２端末制御装置２２４により、当該第１情報が第２端末出力インターフェース２２２に出力される（図３／ＳＴＥＰ２２４）。

その一方、特殊車両通行許可申請が必要であると判定された場合場合（図３／ＳＴＥＰ１２０‥ＹＥＳ）、第２演算処理要素１２０により、第１情報および指定輸送業者に関する第２情報に基づき、指定機関に対する特殊車両通行許可申請に必要な申請情報が生成され、かつ、指定端末装置に対して送信される（図３／ＳＴＥＰ１２２）。第１端末装置２１、第２端末装置２２および／または第３端末装置２３が指定端末装置に該当してもよい。また、この場合、指定機関に対する特殊車両通行許可申請が必要であることを表わす申請要通知が第１端末装置２１に対して送信されてもよい。

（作用効果）
前記機能を発揮するマッチングシステムによれば、荷主は第１端末装置２１を通じて荷物の特性ならびに当該荷物の輸送時の出発地および到着地を指定することにより、複数の輸送業者における当該特性を有する荷物を当該出発地から当該到着地まで輸送可能な稼働可能車両を有する指定輸送業者の有無を把握することができる（図２／ＳＴＥＰ２１０→‥→図３／ＳＴＥＰ２１２参照）。また、輸送業者に関する第２情報のデータベース１００への登録要件が適当に定められることにより、例えば、指定の特殊車両通行許可申請の要否を輸送業者に容易に把握させることができ、各輸送業者が荷主から評価されることによって適正な競争が促されるので、システムの信頼性の向上が図られる（図２／ＳＴＥＰ１０２‥ＹＥＳ→ＳＴＥＰ１０４参照）。

さらに、第１端末装置２１のユーザである荷主に対して、指定輸送業者による荷物の輸送に際して指定機関（例えば、国土交通省）に対する特殊車両通行許可申請の要否を把握させることで、当該ユーザによる直接的または間接的な当該指定期間に対する特殊車両通行許可申請の円滑が図られる（図２／ＳＴＥＰ１２１→‥→ＳＴＥＰ２１４、ＳＴＥＰ１２２参照）。第２端末装置２２のユーザは、荷主（第２端末装置２２が第１端末装置２１である場合）、指定輸送業者または当該申請の代行業者であってもよい。第２端末装置２２を通じてオンラインで指定機関への当該申請および当該申請の許可の受領が可能である場合、第２端末装置２２のユーザにとって特殊車輌通行許可を得る利便性の向上が図られる。

指定機関に対する特殊車両通行許可申請が必要であると判定された場合、第１情報および第２情報に基づき、当該特殊車両通行許可申請に必要な申請情報が生成され、当該申請情報が第２端末装置２２に出力される（図３／ＳＴＥＰ１２２参照）。第２端末装置２２のユーザによる直接的または間接的な当該指定期間に対する特殊車両通行許可申請のさらなる円滑が図られる。

（本発明の他の実施形態）
前記実施形態では、マッチングシステムが第１端末装置２１および第２端末装置２２のそれぞれと相互通信機能を有するマッチングサーバ１０により構成されていたが、他の実施形態としてマッチングシステムが第１端末装置２１により構成されていてもよい。

第２情報に荷物の輸送コストがさらに含まれ、第１演算処理要素１１０が、第１情報に基づき、データベース１００を参照することにより、輸送コストが指定条件を満たす（例えば、輸送コストが荷主の希望価格帯に含まれている、あるいは、輸送コストが最低であるなど）指定輸送業者の有無を認識し、第１端末装置２１との通信に基づき、当該認識結果を当該第１端末装置２１に出力させてもよい。

当該構成のマッチングシステムによれば、荷主は、第１端末装置２１を通じて輸送コストが指定条件を満たす指定輸送業者の有無を把握することができる。これにより、荷主は、輸送コストの観点から適当な指定輸送業者に対して荷物の輸送を依頼することができる。このため、荷主および輸送業者の間の取引の透明性および健全性の向上が図られる。

１０‥マッチングサーバ（マッチングシステム）、２１‥第１端末装置、２２‥第２端末装置、１００‥データベース、１１０‥第１演算処理要素、１２０‥第２演算処理要素、２１１‥第１端末入力インターフェース、２１２‥第１端末出力インターフェース、２１４‥第１端末制御装置、２２１‥第２端末入力インターフェース、２２２‥第２端末出力インターフェース、２２４‥第２端末制御装置。

Claims (3)

1. 荷主と輸送業者とをマッチングするシステムであって、
   第１端末装置を通じて指定された、荷物の特性ならびに当該荷物の輸送時の出発地および到着地に関する情報を含む第１情報に基づき、複数の輸送業者のそれぞれに関して、稼働可能車両および当該稼働可能車両の輸送可能エリアに関する情報が含まれている第２情報が登録されているデータベースに問い合わせることにより、前記複数の輸送業者において、前記特性を有する荷物を前記出発地から前記到着地まで輸送可能な稼働可能車両を有する指定輸送業者の有無を認識し、前記第１端末装置との通信に基づき、当該認識結果を当該第１端末装置に出力させる第１演算処理要素と、
   前記第１演算処理要素により、前記指定輸送業者が存在すると認識された場合、当該指定輸送業者に関する前記第２情報に基づき、指定機関に対する特殊車両通行許可申請の要否を判定し、指定端末装置との通信に基づき、当該判定結果を当該指定端末装置に出力させる第２演算処理要素と、
   を備えているマッチングシステム。
2. 請求項１に記載のマッチングシステムにおいて、
   前記第２演算処理要素が、前記指定機関に対する特殊車両通行許可申請が必要であると判定した場合、前記第１情報および前記指定輸送業者に関する前記第２情報に基づき、当該特殊車両通行許可申請に必要な申請情報を生成し、前記指定端末装置との通信に基づき、当該申請情報を当該指定端末装置に出力させる
   マッチングシステム。
3. 請求項１または２に記載のマッチングシステムにおいて、
   前記第１演算処理要素が、前記第１情報に基づき、前記複数の輸送業者のそれぞれに関して荷物の輸送コストがさらに含まれている前記第２情報が登録されている前記データベースに問い合わせることにより、輸送コストが指定条件を満たす前記指定輸送業者の有無を認識し、前記第１端末装置との通信に基づき、当該認識結果を当該第１端末装置に出力させる
   マッチングシステム。
   

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