JP2022161721A - 画像処理装置、画像処理方法、及び画像処理プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】画像データの出力の際、カラー出力よりもモノクロ出力と判定した方がより好ましい場合において、原稿属性に基づく出力判定に基づき、精度良くモノクロ出力判定を行うことが可能な画像処理装置等を提供すること。【解決手段】画像入力部と、画像処理部とを備え、前記画像処理部は、前記画像入力部により原稿を走査して読み込まれた入力画像データから下地濃度を判定し、前記下地濃度の判定結果に基づき下地除去処理を行い、下地除去後の画像データに基づき出力画像データをカラー又はモノクロとして処理するかを決定する。【選択図】図2
Description
本発明は、画像処理装置等に関する。
複写機や複合機等の画像形成装置、スキャナ等の画像読取装置において、最適な出力画像を得るためには、原稿属性に適した処理を行う必要がある。特に、カラーコピーにおいては、必要とするトナーやインク等の経済性、画像形成に費やされる時間等の効率性がモノクロコピーと比較して約4倍必要である。したがって、ユーザは、原稿がカラー原稿であるか、モノクロ原稿であるかに応じてモードを手動で切り替えていた。
また、カラースキャンにおいては、出力が3色の画像データとなるため、モノクロスキャンと比較して出力ファイルサイズが大きくなるといったことがあった。
ところで、多量の原稿を自動的に給紙する自動給紙機構を用いてコピーやスキャンを行う場合、給紙処理、読取処理、(印字処理)、排紙処理が自動的に、かつ高速で行われる。この場合、処理の切り替えも自動的に行われる必要がある。よって、原稿種別判定、下地判定、カラー/モノクロ判定等のいわゆる原稿属性の判定を行い、最適な出力画像を得るための判定処理が必要となる。
原稿属性の判定に当たり、特許文献1には、原稿画像データに基づく出力画像データをカラー出力とするかモノクロ出力するかを判定する画像処理装置が開示されている。特許文献1に係る画像処理装置は、下地画素の濃度値に基づいて得られる最小の下地画素濃度値と、有彩画素の濃度値とを比較し、有彩画素の濃度値が最小の下地画素濃度値以上である場合にモノクロ出力すべきと判定する。
しかしながら、有彩画素の濃度値が最小の下地画素濃度値よりも小さくとも、カラー出力よりもモノクロ出力と判定した方がより好ましい事例は多数存在する。例えば、真っ白でない紙(カラーペーパー、わら半紙、白色度の低い再生紙、新聞紙等)に対し、黒の色材のみを用いて印刷が行われている原稿は、カラー出力と判定するよりもモノクロ出力と判定される方が好ましい。ところが、紙の彩度が低くなければ、読み取った原稿画像の黒線・黒文字・黒網点周辺には下地濃度よりも濃度値が小さい有彩画素が多数存在する。この場合、特許文献1に係る画像処理装置は、モノクロ出力すべきと判定しない。
本発明の目的は、原稿属性に基づく出力判定において、精度良くモノクロ出力判定を行うことが可能な画像処理装置等を提供することである。
上記課題を解決するために、本開示に係る画像処理装置は、画像入力部と、画像処理部とを備え、前記画像処理部は、前記画像入力部により原稿を走査して読み込まれた入力画像データから下地濃度を判定し、前記下地濃度の判定結果に基づき下地除去処理を行い、下地除去後の画像データに基づき出力画像データをカラー又はモノクロとして処理するかを決定することを特徴としている。
また、本開示に係る画像処理方法は、原稿を走査して読み込まれた入力画像データから下地濃度を判定する工程と、前記下地濃度の判定結果に基づき下地除去処理を行う工程と、下地除去後の画像データに基づき出力画像データをカラー又はモノクロとして処理するかを決定する工程とを備えることを特徴としている。
また、本開示に係る画像処理プログラムは、画像入力部と、画像処理部とを備えた画像処理装置に、原稿を走査して読み込まれた入力画像データから下地濃度を判定する機能と、前記下地濃度の判定結果に基づき下地除去処理を行う機能と、下地除去後の画像データに基づき出力画像データをカラー又はモノクロとして処理するかを決定する機能とを実現させることを特徴としている。
本開示によれば、原稿属性に基づく出力判定において、精度良くモノクロ出力判定を行うことが可能な画像処理装置等を提供することができる。
以下、本開示の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、実施形態の説明では、画像処理装置として、コピー機能、スキャン機能等を備えた複合機を一例にして説明する。なお、画像処理装置は、ここで説明する複合機に限定されるものではなく、原稿の読み取り画像に基づく画像データに対して画像処理を施す機能を有する装置であればよい。また、以下の実施形態は、本開示を説明するための一例であり、特許請求の範囲に記載した説明の技術的範囲が、以下の記載に限定されるものではない。
[1 第1実施形態]
第1実施形態は、画像入力部と、画像処理部とを備え、画像処理部は、画像入力部により原稿を走査して読み込まれた入力画像データから下地濃度を判定し、下地濃度の判定結果に基づき下地除去処理を行い、下地除去後の画像データに基づき出力画像データをカラー又はモノクロとして処理するかを決定する複合機の形態である。
第1実施形態は、画像入力部と、画像処理部とを備え、画像処理部は、画像入力部により原稿を走査して読み込まれた入力画像データから下地濃度を判定し、下地濃度の判定結果に基づき下地除去処理を行い、下地除去後の画像データに基づき出力画像データをカラー又はモノクロとして処理するかを決定する複合機の形態である。
[1.1 機能構成]
第1実施形態に係る複合機10の機能構成について図1、図2、図3、及び図4を参照して説明する。図1は複合機10の全体構成を説明するための装置外観図である。図2は複合機10の機能構成図である。図3は、画像処理部23が各種プログラムを読み出すことによって実現する機能構成を説明する図である。図4は、後述する原稿特徴判定部の機能構成を説明する図である。
第1実施形態に係る複合機10の機能構成について図1、図2、図3、及び図4を参照して説明する。図1は複合機10の全体構成を説明するための装置外観図である。図2は複合機10の機能構成図である。図3は、画像処理部23が各種プログラムを読み出すことによって実現する機能構成を説明する図である。図4は、後述する原稿特徴判定部の機能構成を説明する図である。
図1及び図2に示す様に、複合機10は、制御部11と、表示部13と、操作入力部15と、通信部17と、画像形成部19と、画像読取部21と、画像処理部23と、給紙部25と、排紙部27と、記憶部29とを備える。
制御部11は、複合機10全体を制御する。制御部11は、例えば、1又は複数の演算装置(CPU(Central processing unit)等)により構成される。制御部11は、記憶部29に記憶された各種プログラムを読み出して実行することによりその機能を実現する。
表示部13は、各種情報をユーザ等に対して表示する。表示部13は、例えば、LCD(Liquid crystal display)や有機EL(Electro-luminescence)ディスプレイ等により構成することができる。
操作入力部15は、ユーザ等による設定値等の情報の入力を受け付ける。操作入力部15は、ハードキー(例えば、テンキー)やボタン等で構成することができる。なお、操作入力部15は、表示部13を介して入力が可能なタッチパネルとして構成することができる。この場合、タッチパネルの入力検出方式としては、例えば、抵抗膜方式、赤外線方式、電磁誘導方式、静電容量方式といった方式を採用することができる。
通信部17は、LAN(Local area network)、WAN(Wide area network)、インターネット、一般加入電話回線、ファクシミリ通信網等のネットワーク(NW)を介して他の装置と接続されている。通信部17は、接続した他の装置との間で画像データやファクスデータ等の各種情報、電子メール等の送受信が可能である。通信部17は、例えば、通信可能なインタフェースとして構成され、接続方法としては、有線/無線の何れか又はその両方を採用することができる。
画像形成部19は、画像データに基づく画像を用紙上に形成する。画像形成部19は、給紙部25から用紙を給紙し、用紙上に画像データに基づく画像を形成した後、排紙部27に排紙する。この場合、画像形成部19は、例えば、電子写真方式を利用したレーザプリンタ等により構成することができる。画像形成部19は、トナー色(例えば、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(ブラック))に対応した図示せぬトナーカートリッジから供給されるトナーを用いて画像形成を行う。
画像入力部としての画像読取部21は、読取対象の原稿を走査して読み取ることにより、入力画像データを生成する。画像読取部21は、例えば、CCD(Charge coupled device)、CIS(Contact image sensor)等のイメージセンサを備えたスキャナ装置として構成することができる。画像読取部21は、原稿からの反射光像をイメージセンサで読み取ることで、RGB(R:赤、G:緑、B:青)のアナログ信号からなる入力画像データを生成する構成であれば、その構成に特に制限はない。
画像処理部23は、1又は複数の演算装置(GPU(Graphics processing unit)等)により構成される。画像処理部23は、記憶部29に記憶された、A/D変換プログラムP1、シェーディング補正プログラムP2、原稿特徴判定プログラムP3、入力階調補正プログラムP4、領域分離処理プログラムP5、色補正プログラムP6、黒生成下色除去プログラムP7、空間フィルタ処理プログラムP8、出力階調補正プログラムP9、又は階調再現処理プログラムP10等を読み出すことにより、主に入力画像データに対する画像処理を行う。なお、画像処理部23の機能は、制御部11が上記プログラムを読み出すことで実行する形態としてもかまわない。
給紙部25は、用紙を複数枚積載した状態で収納するためのトレイを有する。トレイには用途に応じて種々のサイズ、厚みを有する用紙を収容することができる。給紙部25は、例えば、A4サイズ、B5サイズ、A3サイズ等のサイズの異なる用紙を個々に収納した複数のトレイから構成することができる。
排紙部27は、画像形成後、装置外部に排出された用紙を積載する板状のスタッカを備える。図1に示されるように、スタッカは、サイズの異なる用紙の排出が可能となるように、複数箇所に複数個設けてもよい。
記憶部29は、複合機10の動作に必要な各種プログラムや、各種データを記憶する。記憶部29は、例えば、RAM(Random access memory)、HDD(Hard disk drive)、SSD(Solid state drive)、ROM(Read only memory)等の記憶装置により構成することができる。
第1実施形態において、記憶部29は、濃度信号記憶領域A1、ヒストグラム記憶領域A2、補正量テーブル記憶領域A3、画像データ記憶領域A4を確保し、A/D変換プログラムP1、シェーディング補正プログラムP2、原稿特徴判定プログラムP3、入力階調補正プログラムP4、領域分離処理プログラムP5、色補正プログラムP6、黒生成下色除去プログラムP7、空間フィルタ処理プログラムP8、出力階調補正プログラムP9、及び階調再現処理プログラムP10を記憶する。
濃度信号記憶領域A1は、入力画像データにおける各画素のRGB信号、A/D変換部31等の各処理部で処理されたRGB信号、色補正部41により変換されたCMY信号、黒生成下色除去部43等で変換されたCMYK信号等を記憶する記憶領域である。
ヒストグラム記憶領域A2は、後述するヒストグラム生成部353により生成されたヒストグラム(度数等)を記憶する記憶領域である。
補正量テーブル記憶領域A3は、下地除去処理のための補正量テーブルをはじめ、各処理に用いるパラメータを記憶する記憶領域である。
画像データ記憶領域A4は、プレスキャンされた画像データや、各処理が施された画像データを記憶する記憶領域である。
画像処理部23は、記憶部29に記憶された各種プログラムを読み出して実行することによりその機能を実現する。以降では、A/D変換プログラムP1を読み出して機能する画像処理部23をA/D変換部31、シェーディング補正プログラムP2を読み出して機能する画像処理部23をシェーディング補正部33と、原稿特徴判定プログラムP3を読み出して機能する画像処理部23を原稿特徴判定部35と、入力階調補正プログラムP4を読み出して機能する画像処理部23を入力階調補正部37と、領域分離処理プログラムP5を読み出して機能する画像処理部23を領域分離処理部39と、色補正プログラムP6を読み出して機能する画像処理部23を色補正部41と、黒生成下色除去プログラムP7を読み出して機能する画像処理部23を黒生成下色除去部43と、空間フィルタ処理プログラムP8を読み出して機能する画像処理部23を空間フィルタ処理部45と、出力階調補正プログラムP9を読み出して機能する画像処理部23を出力階調補正部47と、階調再現処理プログラムP10を読み出して機能する画像処理部23を階調再現処理部49と称して説明する。
図3に示す様に、第1実施形態に係る複合機10は、画像読取部21から入力される入力画像データを、A/D変換部31、シェーディング補正部33、原稿特徴判定部35、入力階調補正部37、領域分離処理部39、色補正部41、黒生成下色除去部43、空間フィルタ処理部45、出力階調補正部47、及び階調再現処理部49の順に送り最終的にCMYKのそれぞれに対応するデジタルカラー信号で表される画像データを画像形成部19に出力する。
A/D変換部31は、画像読取部21から出力されたRGBのそれぞれに対応するアナログ信号の入力画像データをデジタル信号に変換する。
シェーディング補正部33は、A/D変換部31から入力されたRGBに対応するデジタル信号の入力画像データに対して、画像読取部21の照明系、結像系、撮像系で生じる各種の歪みを取り除く処理を施す。また、シェーディング補正部33はカラーバランスの調整を行う。
原稿特徴判定部35は、シェーディング補正部33において各種の歪みが取り除かれ、カラーバランスの調整がなされたRGB信号(RGBの反射率信号)を濃度信号に変換する。
また、原稿特徴判定部35は、原稿が文字原稿、印刷写真原稿、あるいは文字と印刷写真とが混在した文字印刷写真原稿等の何れかであるかを判定する原稿種別判定処理を行う。また、原稿特徴判定部35は、読み取った原稿が下地除去処理を行うべき原稿であるか否かを判別する下地判定処理を行う。また、原稿特徴判定部35は、下地判定処理の処理結果あるいは使用者の指示設定に基づいた下地除去処理を行う。また、原稿特徴判定部35は、出力画像データをカラー出力すべきかモノクロ出力すべきかを判定するカラー/モノクロ判定処理を行う。
さらに、原稿特徴判定部35は、原稿種別判定処理の処理結果を示す原稿特徴判定信号を生成し、入力階調補正部37、色補正部41、黒生成下色除去部43、空間フィルタ処理部45、及び階調再現処理部49に出力する。入力階調補正部37、色補正部41、黒生成下色除去部43、空間フィルタ処理部45、及び階調再現処理部49は入力された原稿特徴判定信号に応じた処理を行う。なお、原稿特徴判定部35の詳細については後述する。
入力階調補正部37は、原稿特徴判定部35による下地除去処理以外の、操作入力部15を介したユーザによる設定に応じて階調補正を行う。入力階調補正部37は、ユーザが操作入力部15を介して設定するRGB調整やコントラスト設定等に応じて階調補正を行う。また、入力階調補正部37は、RGBの濃度信号(以下、特に断らない限り、RGB信号は濃度信号(画素値を表す信号)を表すものとする。)からなる画像データを領域分離処理部39に出力する。
領域分離処理部39は、画像データにおける各画素を、RGB濃度信号に基づいて、下地領域、写真領域(連続階調領域)、文字領域、及び網点領域の何れかに属するのかを判定する領域分離処理を行う。また、領域分離処理部39は、領域分離処理の処理結果に基づき、各画素がどの領域に属しているかを示す領域識別信号を生成する。領域分離処理部39は、生成した領域識別信号を色補正部41、黒生成下色除去部43、空間フィルタ処理部45、及び階調再現処理部49へ出力するとともに、入力階調補正部37から入力されたRGB信号をそのまま後段の色補正部41に出力する。
色補正部41は、領域分離処理部39から入力されるRGB信号を、領域分離処理部39から入力される領域識別信号に応じてCMY信号に変換する。また、色補正部41は、色再現の忠実化実現のために、不要吸収成分を含むCMY色材の分光特性に基づいた色濁りを取り除く処理を行う。
なお、出力画像データとしてモノクロ出力すべきと判定された場合、無彩化処理すなわちモノクロ化処理が行われる。色補正部41は、領域分離処理部39から入力されるRGB信号を、領域分離処理部39から入力される領域識別信号に応じてCMY信号に変換するが、このとき、C、M、Yのそれぞれの信号を黒生成下色除去部43で生成すべき黒(K)信号の値と同じ値に変換する。
黒生成下色除去部43は、色補正部41による色補正後のCMY信号から黒(K)信号を生成する黒生成処理を行う。また、黒生成下色除去部43は、元のCMY信号から黒生成処理で得た黒(K)信号を差し引いて新たなCMY信号を生成する下色除去処理を行う。両処理によって、CMY信号は、CMYKの4色の信号(以降、CMYK信号と称する)に変換される。
例えば、黒生成下色除去部43は、黒生成処理として、スケルトンブラックによる黒生成処理を行う。スケルトンブラックによる黒生成処理では、スケルトンカーブの入出力特性をy=f(x)、入力されるC,M,Yのそれぞれに対応する濃度をそれぞれC,M,Yとし、出力されるC,M,Y,Kのそれぞれに対応する濃度をそれぞれC’,M’,Y’,K’とし、UCR(Under color removal)率をα(0<α<1)とすると、
K’=f{min(C,M,Y)}
C’=C-αK’
M’=M-αK’
Y’=Y-αK’
によって、CMYの3色の濃度信号をCMYKの4色の濃度信号に変換する。
K’=f{min(C,M,Y)}
C’=C-αK’
M’=M-αK’
Y’=Y-αK’
によって、CMYの3色の濃度信号をCMYKの4色の濃度信号に変換する。
なお、モノクロ出力すべき場合は、色補正部41から入力されるC,M,Yが同じ値の信号であるため、K’は入力されてくるC,M,Yと同じ値に、C’,M’,Y’は0に変換される。
空間フィルタ処理部45は、黒生成下色除去部43から入力されるCMYK信号の画像データに対して、空間周波数特性を補正する。空間フィルタ処理部45は、出力画像のぼやけ、及び粒状性劣化を防ぐために、領域分離処理部39から入力される領域識別信号に応じて、領域の種別毎に予め設定されるデジタルフィルタによる空間フィルタ処理を行う。
出力階調補正部47は、空間フィルタ処理部45から入力されるCMYK信号の画像データに対して、画像形成部19の出力特性に基づく出力階調補正処理を行う。
階調再現処理部49は、出力階調補正部47から入力されるCMYK信号の画像データに対して、領域分離処理部39から入力される領域識別信号に応じて、領域の種別毎に予め設定された処理を施す。
例えば、領域分離処理部39によって文字領域に分離された領域に関しては、特に黒文字あるいは色文字の再現性を高めるために、空間フィルタ処理部45は、鮮鋭強調処理により高周波数の強調量を大きくする。階調再現処理部49は、高域周波数の再現に適した高解像度のスクリーンでの二値化又は多値化処理を行う。
また、領域分離処理部39によって網点領域に分離された領域に関しては、空間フィルタ処理部45は、入力網点成分を除去するためのローパス・フィルタ処理を施す。階調再現処理部49は、それぞれの画素の階調を再現できるように処理する階調再現処理(中間調生成)を施す。
また、領域分離処理部39によって写真領域(連続階調領域)に分離された領域に関しては、階調再現処理部49は階調再現性を重視したスクリーンでの二値化又は多値化を行う。
階調再現処理部49から出力される画像データ、すなわち前述した各処理が施された画像データは、画像データ記憶領域A4に一旦記憶される。記憶された画像データは、所定のタイミングで読み出されて画像形成部19に出力される。
ここで、原稿特徴判定部35について詳細に説明する。図4に示す様に、原稿特徴判定部35は、領域画素判定部350と、領域画素カウント部351と、データ選択部352と、ヒストグラム生成部353と、下地判定部354と、原稿種別判定部355と、下地除去部356と、有彩/無彩画素判定部357と、有彩/無彩画素カウント部358と、カラー/モノクロ判定部359とを含む。
領域画素判定部350は、シェーディング補正部33から入力されるRGB信号(画像データ)の各画素を下地画素、写真画素(連続階調画素)、文字画素、網点画素の何れかに分類する。なお、以降の説明では、下地画素、写真画素(連続階調画素)、文字画素、及び網点画素に分類された画素を領域画素と称する。
領域画素カウント部351は、領域画素判定部350による領域画素判定処理に基づき、領域種別毎に(下地画素、写真画素(連続階調画素)、文字画素、及び網点画素の領域毎に)分類された画素をカウントする領域画素カウント処理を行う。
データ選択部352は、シェーディング補正部33から入力されたRGB信号における原稿画像領域を後述するヒストグラム生成処理の対象とする対象領域と除外する除外領域とに分離する。
ヒストグラム生成部353は、シェーディング補正部33から入力されたRGB信号のうち、領域画素判定部350により下地画素と判定され、かつデータ選択部352によりヒストグラム生成処理の対象と判定された領域に属する画素を抽出し、ヒストグラムを生成する。
下地判定部354は、下地除去処理を行うべきか否かを判定する。
原稿種別判定部355は、原稿全体の種別を判定する。
下地除去部356は、原稿種別判定部355による原稿種別の判定結果に基づき、下地除去処理を行うべき原稿であるか否かを判定する。下地除去部356は、下地除去処理を行うべき原稿であると判定した場合、下地除去処理を行う。
有彩/無彩画素判定部357は画素のRGB信号に基づき、当該画素が有彩であるか無彩であるかを判定する。
有彩/無彩画素カウント部358は、有彩/無彩画素判定部357による判定結果に基づき、有彩画素、無彩画素の数をカウントする。
カラー/モノクロ判定部359は、有彩/無彩画素カウント部358によるカウント結果に基づき、出力画像データをカラー出力すべきかモノクロ出力すべきかを判定する。
[1.2 原稿特徴判定部35における処理の流れ]
次に、原稿特徴判定部35における処理の流れについて、図5~図10を用いて説明する。図5は、原稿特徴判定部35における全体的な処理の流れを説明するフローチャートである。図6は、図5のステップS40に係るヒストグラム生成処理を説明するフローチャートである。図7は、図5のステップS70に係る原稿種別判定処理を説明するフローチャートである。図8は、図5のステップS130に係るカラー/モノクロ判定処理を説明するフローチャートである。図9は、ヒストグラム生成の対象領域を説明する図である。図10は、ヒストグラム生成の一態様例を説明する図である。
次に、原稿特徴判定部35における処理の流れについて、図5~図10を用いて説明する。図5は、原稿特徴判定部35における全体的な処理の流れを説明するフローチャートである。図6は、図5のステップS40に係るヒストグラム生成処理を説明するフローチャートである。図7は、図5のステップS70に係る原稿種別判定処理を説明するフローチャートである。図8は、図5のステップS130に係るカラー/モノクロ判定処理を説明するフローチャートである。図9は、ヒストグラム生成の対象領域を説明する図である。図10は、ヒストグラム生成の一態様例を説明する図である。
まず、領域画素判定部350は、ジェーディング補正部33から入力されるRGB信号(画像データ)の各画素を下地画素、写真画素(連続階調画素)、文字画素、網点画素の何れかに分類する領域画素判定処理を行う(ステップS10)。
領域画素に分類するためのアルゴリズムは、特に制限されるものではないが、例えば、特開2002-232708号公報に記載の方法等を採用することができる。第1実施形態では、特開2002-232708号公報を参酌し、以下の(1)~(8)の処理により領域画素判定処理を行う。
(1)注目画素を含むn×m(例えば、7画素×7画素)の画素ブロックにおける最小濃度値及び最大濃度値を算出する。
(2)算出された最小濃度値及び最大濃度値を用いて最大濃度差を算出する。
(3)注目画素に隣接する画素の濃度差の絶対値の総和である総和濃度繁雑度(例えば、主走査方向と副走査方向について算出した値の和)を算出する。
(4)算出された最大濃度差と最大濃度差閾値との比較及び算出された総和濃度繁雑度と総和濃度繁雑度閾値との比較を行う。
(5)最大濃度差<最大濃度差閾値及び総和濃度繁雑度<総和濃度繁雑度閾値のとき、注目画素は下地・写真領域(連続階調領域)に属すると判定する。
(6)上記条件を充たさないときは、注目画素は文字・網点領域に属すると判定する。
(7)下地・写真領域(連続階調領域)に属すると判定された画素について、注目画素が、最大濃度差<下地・印画紙判定閾値を充たすとき、下地画素であると判定し、この条件を充たさないときは、写真画素(連続階調画素)であると判定する。
(8)文字・網点領域に属すると判定された画素について、注目画素が総和濃度繁雑度<(最大濃度差に文字・網点判定閾値を掛けた値)の条件を充たすとき、文字画素であると判定し、この条件を充たさないときは、網点画素であると判定する。
(2)算出された最小濃度値及び最大濃度値を用いて最大濃度差を算出する。
(3)注目画素に隣接する画素の濃度差の絶対値の総和である総和濃度繁雑度(例えば、主走査方向と副走査方向について算出した値の和)を算出する。
(4)算出された最大濃度差と最大濃度差閾値との比較及び算出された総和濃度繁雑度と総和濃度繁雑度閾値との比較を行う。
(5)最大濃度差<最大濃度差閾値及び総和濃度繁雑度<総和濃度繁雑度閾値のとき、注目画素は下地・写真領域(連続階調領域)に属すると判定する。
(6)上記条件を充たさないときは、注目画素は文字・網点領域に属すると判定する。
(7)下地・写真領域(連続階調領域)に属すると判定された画素について、注目画素が、最大濃度差<下地・印画紙判定閾値を充たすとき、下地画素であると判定し、この条件を充たさないときは、写真画素(連続階調画素)であると判定する。
(8)文字・網点領域に属すると判定された画素について、注目画素が総和濃度繁雑度<(最大濃度差に文字・網点判定閾値を掛けた値)の条件を充たすとき、文字画素であると判定し、この条件を充たさないときは、網点画素であると判定する。
なお、領域画素判定処理は、例えば、プレスキャンされた画像データを用いて行ってもよく、HDD等の記憶装置に一旦格納された画像データを用いて行ってもよい。
次に、領域画素カウント部351は、領域画素判定部350による領域画素判定結果に基づき、領域種別毎に(下地画素、写真画素(連続階調画素)、文字画素、及び網点画素の各領域毎に)、分類された画素(領域画素)の数をカウントする領域画素カウント処理を行う(ステップS20)。
次に、データ選択部352は、シェーディング補正部33から入力されたRGB信号における原稿画像領域を、ヒストグラム生成処理の対象とする対象領域とヒストグラム生成処理の対象から除外する除外領域とに分離する領域選択処理を行う(ステップS30)。
前述したように、画像読取部21により読み取られた入力画像データは、シェーディング補正部33において画像読取部21の照明系、結像系、撮像系で生じる各種の歪みを取り除く処理が施される。また、シェーディング補正部33は、カラーバランスの調整を行う。
そこで、第1実施形態では、データ選択部352は、原稿の入力画像データのうち、画像読取の際に画像読取部21における原稿台のガラス面の端部に位置していた所定範囲の領域の画像データをヒストグラム生成の対象から除外し、その他の領域をヒストグラム生成の対象領域とする。
なお、上記所定範囲は、特に限定されるものではなく、適宜設定することができる。図9に例示するように、原稿MAのボイド領域Voのうち、原稿読取の際に原稿台210のガラス面211の端部211a,211bに隣接していた箇所をヒストグラム生成の対象領域(OA:図中点線枠内のグレー領域)から除外してもよい。ここで、ボイド領域Voとは、画像形成部19で印刷あるいは、コピーされた原稿における端部(周縁部)から数mm程度(例えば、4mm程度)の幅で存在する何も印刷されない領域をいう。
次に、ヒストグラム生成部353はヒストグラムを生成する(ステップS40)。
ここで、図6のフローチャートを用いてヒストグラム生成部353によるヒストグラムの生成処理について説明する。
ヒストグラム生成部353は、シェーディング補正部33から入力されたRGB信号のうち、領域画素判定処理において下地画素と判定され、かつ領域選択処理においてヒストグラム生成の対象領域と判定された領域に属する画素を注目画素として抽出する(ステップS410)。
ヒストグラム生成部353は、注目画素についてプレーン間(色成分間)の比較を行うことにより、当該注目画素の各色成分間での最小値を算出する(ステップS420)。
そして、ヒストグラム生成部353は、算出した最小値が属する濃度区分の度数に1を加算することでヒストグラムを生成する(ステップS430)。
第1実施形態においては、ヒストグラムの濃度区分の数を、画素値(濃度値)の小さい方から順に第1濃度区分、第2濃度区分とし、画像値の最も大きい区分を第32濃度区分として32区分に設定している。
ここで、第1実施形態においては、RGB信号を用いているため、画素値(濃度値)が「0」に近い方が(濃度値が小さい方が)実際の濃度は濃くなり、画素値(濃度値)が「255」に近い方が(濃度値が大きい方が)実際は薄く(淡く)なる。
第1実施形態では、色成分間の最小値を用いてヒストグラムを生成する。これは、下地の最も濃い色成分(濃度値が最小値である色成分)の濃度値を下地濃度とし、その濃度値に対応する補正量テーブルを全色成分に対して適用して下地除去処理を行うことで、最も濃い色成分以外の色成分についても下地除去処理を行うことができるからである。
なお、下地濃度を決定する際、度数に対して所定の閾値を設けても良い。例えば、図10で示す様に、下地の最も淡い濃度値の度数が所定の閾値を充たさない場合(図中点線矢印)、所定の閾値を充たす濃度値を下地濃度と決定する形態としてもよい(図中実線矢印)。これにより、ノイズであるにも関わらず度数としてカウントされた濃度値が誤って下地濃度として選択されるリスクを低減することができ、より確実に下地除去処理を行うことができる。
ヒストグラム生成部353は未処理の画素が無くなるまで、ステップS410~ステップS430に係る処理を繰り返す。未処理の画素の無くなると(ステップS440;NO)、ヒストグラム生成部353は処理を終了する。
再び図5に戻り、原稿特徴判定部35は、ステップS10~ステップS40に係る処理を全ての画素に対して行ったか否かを判定する。未処理の画素が有る場合、原稿特徴判定部35はステップS10の処理に戻って未処理の画素に対するステップS10~ステップS40に係る処理を行う(ステップS50;YES→ステップS10)。
一方、未処理の画素が無い場合、下地判定部354は下地除去処理を行うべきか否かを判定する下地判定処理を行う(ステップS50;NO→ステップS60)。
下地判定処理後、原稿種別判定部355は、原稿種別判定処理を行う(ステップS70)。ここで、図7のフローチャートを用いて原稿種別判定部355による原稿種別判定処理について説明する。
原稿種別判定部355は、領域画素カウント部351でカウントされた領域画素数と、予め定められている下地領域、写真領域(連続階調領域)、網点領域及び文字領域にそれぞれ対応する閾値とを比較する(ステップS710)。
例えば、文字、網点、写真(連続階調)の順に検出精度が高く、文字領域の画素の比率が全画素数の30%以上の場合、原稿種別判定部355は文字原稿であると判定する(ステップS720)。
網点領域の画素の比率が全画素数の20%以上の場合、原稿種別判定部355は網点原稿(印刷写真原稿)であると判定する(ステップS730)。
写真領域(連続階調領域)の画素の比率が全画素数の10%以上の場合、原稿種別判定部355は印画紙写真原稿であると判定する(ステップS740)。
ところで、文字領域の比率と網点領域の比率とが、それぞれ閾値以上である場合、原稿種別判定部355は文字/網点原稿(文字印刷写真原稿)であると判定する。また、文字領域の比率と写真領域(連続階調領域)の比率とが、それぞれ閾値以上である場合、原稿種別判定部355は文字/写真原稿(文字印画紙写真原稿)であると判定する。
なお、原稿種別判定部355は、原稿種別の判定結果を示す原稿特徴判定信号を、入力階調補正部37、色補正部41、黒生成下色除去部43、空間フィルタ処理部45、及び階調再現処理部49に出力する。
再び、図5に戻り、下地除去部356は、原稿種別判定部355による原稿種別の判定結果に基づき、下地除去処理を行うべき原稿であるか否かを判定する。この場合、下地除去部356は、原稿種別判定部355によって判定された原稿種別が下地除去処理を行うべき原稿種別として予め設定された種別であるか否かに基づき下地除去処理を行うべき原稿であるか否かを判定する。
下地除去処理を行うべき原稿種別の設定については、特に制限はないが、例えば、下地除去処理を行う原稿として、文字原稿、写真領域(連続階調領域)を含まない原稿、文字/網点原稿(文字印刷写真原稿)で網点領域の比率が小さい原稿(例えば、網点領域の比率が原稿全体に対して40%以下である原稿)等を下地除去処理を行うべき原稿種別として設定することができる。
下地除去処理を行うべき原稿ではないと判定した場合(ステップS80;NO)、下地除去部356は下地除去処理を行わない。
一方、下地除去処理を行うべき原稿であると判定した場合、下地除去部356は下地除去処理を行う(ステップS80;YES→ステップS90)。
下地除去処理の方法は、特に制限されるものではないが、例えば、特開2000-354167号公報に記載の方法等を採用することができる。特開2000-354167号公報では、下地除去処理を行うべき原稿であると判定された場合、下地濃度値に対応する補正量テーブルを選択し、下地除去処理を行う。本開示のように、下地画素のプレーン毎(色成分毎)の最小値を用いてヒストグラムを生成する場合、全色成分について上記最小値に対応する補正量テーブルを選択して下地除去処理を行えばよい。
また、下地濃度値に応じた下記数式により出力値を算出することで下地除去処理を行うことも可能である。
(例)画素値(濃度値)「0」が濃度の濃い方、画素値(濃度値)「255」が濃度の淡い方、下地濃度値=base、入力信号値=x、出力信号値=y、とすると、
y=x(0≦x≦base-32)
y=(287-base)(x-base)/32+255(base-32<x<base)
y=255(x≧base)
(例)画素値(濃度値)「0」が濃度の濃い方、画素値(濃度値)「255」が濃度の淡い方、下地濃度値=base、入力信号値=x、出力信号値=y、とすると、
y=x(0≦x≦base-32)
y=(287-base)(x-base)/32+255(base-32<x<base)
y=255(x≧base)
ステップS80において下地除去処理すべき原稿ではないと判定された画素のRGB信号、あるいはステップS90において、下地除去処理を行った後の画素のRGB信号に基づいて、有彩/無彩画素判定処理部357は、当該画素が有彩であるか無彩であるかの判定を行う(ステップS100)。
有彩/無彩画素判定のアルゴリズムは、特に制限されるものではないが、例えば、特許文献4に記載の方法等を採用することができる。なお、以下の説明では、RGB信号を用いた際の処理例について説明するが、RGB信号を補色反転したCMY信号や、RGB信号をCIE1976L*a*b*信号(CIE:Commission International de l' Eclairage:国際照明委員会、L*:明度、a*,b*:色度)に色空間変換して判定処理を行っても構わない。補色反転したCMY信号や、CIE1976L*a*b*信号を用いる場合は、信号変換処理が行われる。
本開示では、特開2005-286571号公報を参酌し、以下の(1)、(2)の処理により画素が有彩であるか無彩であるかの判定を行う。
(1)RGB信号に対して、注目画素を中心とするn×m(例えば、3画素×3画素)の画素ブロックにおいて、R,G,Bの各色信号別に平均値を算出し、算出された各色信号の平均値の最大値と最小値とにより最大濃度値差分を求める。なお、このときの最大濃度値差分は、{MAX(R,G,B)-MIN(R,G,B)}と表すこともできる。
(2)算出した最大濃度差分値と予め設定されている有彩画素判定閾値(例えば、10)との比較を行い、最大濃度差分値が有彩画素判定閾値よりも大きければ、有彩画素であると判定し、最大濃度差分値が有彩画素判定閾値よりも小さければ、無彩画素であると判定する。
また、RGB信号を下記変換式を用いてYCbCr信号に色空間変換し、Cb,Cr信号値に基づいて有彩画素であるか無彩画素であるかを判定することも可能である。
(変換式の例)
Y=0.299R+0.587G+0.114B(この場合、Y信号値は判定に用いない)
Cb=-0.169R-0.331G+0.500B
Cr=0.500R-0.419G-0.081B
ここで、例えば、Cb信号値、Cr信号値がともに判定閾値Th1以上かつ判定閾値Th2以下である場合は無彩画素、そうでなければ有彩画素と判定することも可能である。また、(Cb信号値の2乗)+(Cr信号値の2乗)が判定閾値Th3以下であれば無彩画素、そうでなければ有彩画素といった判定基準に基づき判定してもよい。
(変換式の例)
Y=0.299R+0.587G+0.114B(この場合、Y信号値は判定に用いない)
Cb=-0.169R-0.331G+0.500B
Cr=0.500R-0.419G-0.081B
ここで、例えば、Cb信号値、Cr信号値がともに判定閾値Th1以上かつ判定閾値Th2以下である場合は無彩画素、そうでなければ有彩画素と判定することも可能である。また、(Cb信号値の2乗)+(Cr信号値の2乗)が判定閾値Th3以下であれば無彩画素、そうでなければ有彩画素といった判定基準に基づき判定してもよい。
次に、有彩/無彩カウント部358は、有彩/無彩画素判定部357による判定結果に基づき、有彩画素、無彩画素の数をカウントする(ステップS110)。
なお、無彩画素数は全画素数から有彩画素数を減じた画素数であるため、有彩画素のみをカウントする構成としてもよい。逆に無彩画素のみをカウントする構成としても構わない。
第1実施形態では、ステップS90に係る下地除去処理をステップS100に係る有彩/無彩画素判定処理よりも先に行う。これにより、下地除去処理が無ければカラー画素(有彩画素)に判定されるようなデータであっても、下地部分の画素が真っ白なデータとなるようにR,G,B信号値が最大値に変換されるため、当該画素は無彩画素としてカウントされることになる。
原稿特徴判定部35は、ステップS80からステップS110に係る処理を全ての画素に対して行ったか否かを判定する。未処理の画素が有る場合、原稿特徴判定部35はステップS80の処理に戻って未処理の画素に対するステップS80~ステップS110に係る処理を行う(ステップS120;YES→ステップS80)。
一方、未処理の画素が無い場合、カラー/モノクロ判定部359は、出力画像データをカラー出力すべきかモノクロ出力すべきかを判定するカラー/モノクロ判定処理を行う(ステップS130)。
ここで、図8のフローチャートを用いてカラー/モノクロ判定部359によるカラー/モノクロ判定処理について説明する。
まず、カラー/モノクロ判定部359は、有彩/無彩画素カウント部358でカウントされた有彩画素数がカラー/モノクロ判定カウント閾値以上であるかの比較を行う。
カウントされた有彩画素数がカラー/モノクロ判定カウント閾値以上である場合、カラー/モノクロ判定部359は、出力画像データをカラー出力すべきと判定する(ステップS1310;YES→ステップS1320)。そして、カラー/モノクロ判定部359は、カラーに判定されたことを示すカラー/モノクロ信号(例えば、「1」)を出力する(ステップS1330)。
一方、カウントされた有彩画素数がカラー/モノクロ判定カウント閾値未満である場合、カラー/モノクロ判定部359は、出力画像データをモノクロ出力すべきと判定する(ステップS1310;NO→ステップS1340)。そして、カラー/モノクロ判定部359は、モノクロに判定されたことを示すカラー/モノクロ信号(例えば、「0」)を出力する(ステップS1330)。
ところで、有彩/無彩画素カウント部358でカウントされる画素数が無彩画素数である場合、カラー/モノクロ判定部359は、有彩/無彩画素カウント部358でカウントされた無彩画素数がカラー/モノクロ判定カウント閾値以上であるかの比較を行う。
カウントされた無彩画素数がカラー/モノクロ判定カウント閾値以上である場合、カラー/モノクロ判定部359は、出力画像データをモノクロ出力すべきと判定する。そして、カラー/モノクロ判定部359は、モノクロに判定されたことを示すカラー/モノクロ信号(例えば、「0」)を出力する。
一方、カウントされた無彩画素数がカラー/モノクロ判定カウント閾値未満である場合、カラー/モノクロ判定部359は、出力画像データをカラー出力すべきと判定する。そして、カラー/モノクロ判定部359は、カラーに判定されたことを示すカラー/モノクロ信号(例えば、「1」)を出力する。
なお、カラー/モノクロ判定カウント閾値については、予め原稿サイズ毎に閾値を用意しておいても良いし、基準となる原稿サイズを予め設定しておき、実際の原稿サイズに対する割合から、基準となる原稿サイズに依存する閾値(再設定閾値)を計算して用いても良い。
カラー/モノクロ判定信号は、入力階調補正部37、色補正部41、黒生成下色除去部43、空間フィルタ処理部45、及び階調再現処理部49に出力される。入力階調補正部37.色補正部41、黒生成下色除去部43、空間フィルタ処理部45、及び諧調再現処理部49は、カラー/モノクロ判定信号に応じた処理を行う。
原稿特徴判定部35から出力されたRGB信号は、入力階調補正部37、領域分離処理部39、色補正部41、黒生成下色除去部43、空間フィルタ処理部45、出力階調補正部47、及び階調再現処理部49の順に送られ、最終的にCMYKのそれぞれに対応するデジタルカラー信号で表される画像データが画像形成部19に出力される。画像形成部19は入力された画像データに基づく画像を用紙上に形成する。
図11は、第1実施形態に係る具体的な処理の流れ(a)と従来例に係る具体的な処理の流れ(b)とを模式的に表した図である。第1実施形態では、わら半紙や新聞紙等の下地が真っ白ではない紙に黒の色材しか印字されていない原稿に対して下地除去処理を行った後に、有彩/無彩画素判定処理及び有彩/無彩画素カウント処理が行われる。本処理により、下地部分は無彩画素に判定され、有彩画素が多くならない。これにより、原稿はモノクロ判定されやすくなる。
一方、従来例では、原稿に対して下地除去処理が行われない状態で、有彩/無彩画素判定処理及び有彩/無彩画素カウント処理が行われる。従来例では、下地部分は必ずしも無彩画素に判定されないため、有彩画素が多くなる。これにより、原稿はモノクロ判定されにくくなる。
以上のように、第1実施形態によれば、画像入力部により原稿を走査して読み込まれた入力画像データから下地濃度を判定し、下地濃度の判定結果に基づき下地除去処理を行い、下地除去後の画像データに基づき出力画像データのカラー又はモノクロを判断する複合機を提供することができる。
[2.第2実施形態]
第2実施形態は、第1実施形態の画像形成部の構成に替えてスキャン出力機能を有する画像出力部を設けた複合機の形態である。
第2実施形態は、第1実施形態の画像形成部の構成に替えてスキャン出力機能を有する画像出力部を設けた複合機の形態である。
[2.1 機能構成]
図12は、複合機50の機能構成図である。図13は、画像処理部23が各種プログラムを読み出すことによって実現する機能構成を説明する図である。第2実施形態に係る複合機50の機能構成については、第1実施形態に係る複合機10と略同一構成とすることができる。したがって、同一構成については同一の符号を付してその説明は省略する。
図12は、複合機50の機能構成図である。図13は、画像処理部23が各種プログラムを読み出すことによって実現する機能構成を説明する図である。第2実施形態に係る複合機50の機能構成については、第1実施形態に係る複合機10と略同一構成とすることができる。したがって、同一構成については同一の符号を付してその説明は省略する。
複合機50は、第1実施形態に係る複合機10の画像形成部19に替えて画像出力部190と、記憶部29に替えて記憶部59とを備える。
画像出力部190は、画像処理部23が実現する各機能によって処理された画像データを出力する。例えば、画像出力部190は、スキャナ装置におけるスキャン出力機能に相当する機能を行う。
記憶部59は、濃度信号記憶領域A1、ヒストグラム記憶領域A2、補正量テーブル記憶領域A3、画像データ記憶領域A4を確保し、A/D変換プログラムP1、シェーディング補正プログラムP2、原稿特徴判定プログラムP3a、入力階調補正プログラムP4、領域分離処理プログラムP5、色補正プログラムP6a、空間フィルタ処理プログラムP8a、及び出力階調補正プログラムP9aを記憶する。
上記各記憶領域、及び制御部11がA/D変換プログラムP1、シェーディング補正プログラムP2、入力階調補正プログラムP4、及び領域分離処理プログラムP5を読み出すことにより実現する機能は、第1実施形態で説明したものと同一であるため、ここでの説明は省略する。
画像処理部23は、原稿特徴判定プログラムP3aを読み出すことにより、原稿特徴判定部35aとして機能する。原稿特徴判定部35aは、第1実施形態に係る原稿特徴判定部35と同様の処理を行う。なお、下地除去処理において、原稿特徴判定部35aは、第1実施形態に係る画像形成部19出力用の補正量テーブルとは異なる補正量テーブルを適用することが可能である。この場合、原稿特徴判定部35aが適用する補正量テーブルは、画像形成部19出力用の補正量テーブルよりもハイライト部がより淡くなる補正を施すものであって良い。これにより、画像形成とは異なる下地除去の程度に応じたカラー/モノクロ判定を行うことができる。
画像処理部23は、色補正プログラムP6aを読み出すことにより、色補正部41aとして機能する。色補正部41aは、第1実施形態に係る色補正部41とは異なる。色補正部41aは、領域分離処理部39から入力されるRGB信号を、領域分離処理部39から入力される領域識別信号に応じて、RGB信号に変換する。
画像処理部23は、空間フィルタ処理プログラムP8aを読み出すことにより、空間フィルタ処理部45aとして機能する。空間フィルタ処理部45aは、第1実施形態に係る空間フィルタ処理部45とは異なる。空間フィルタ処理部45aは、色補正部41aから入力されるRGB信号の画像データに対して、空間周波数特定を補正することにより、出力画像のぼやけ、及び粒状性劣化を防ぐために、領域分離処理部39から入力される領域識別信号に応じて、領域の種別毎に予め設定されるデジタルフィルタによる空間フィルタ処理を行う。
画像処理部23は、出力階調補正プログラムP9aを読み出すことにより、出力階調補正部47aとして機能する。出力階調補正部47aは、第1実施形態に係る出力階調補正部47とは異なる。出力階調補正部47aは、空間フィルタ処理部45aから入力されるRGB信号の画像データに対して出力階調補正処理を行う。
出力階調補正部47aから最終的にRGBのそれぞれに対応するデジタルカラー信号で表される画像データが画像出力部190に出力される。画像出力部190は入力された画像データをそのままの状態で記憶装置や外部装置に出力する。
以上のように、第2実施形態によれば、画像入力部により原稿を走査して読み込まれた入力画像データから下地濃度を判定し、下地濃度の判定結果に基づき下地除去処理を行い、下地除去後の画像データに基づき、画像形成とは異なる下地除去の程度に応じた出力画像データのカラー又はモノクロを判断する複合機を提供することができる。
[変形例]
画像読取部が原稿台と原稿送り装置を備え、原稿台に載置した原稿をCCD等のイメージセンサを動かしながら原稿画像を読み取る手段と、イメージセンサは固定し、原稿送り装置で原稿を送りながら原稿画像を読み取る手段とを備える場合がある。
画像読取部が原稿台と原稿送り装置を備え、原稿台に載置した原稿をCCD等のイメージセンサを動かしながら原稿画像を読み取る手段と、イメージセンサは固定し、原稿送り装置で原稿を送りながら原稿画像を読み取る手段とを備える場合がある。
原稿送り装置で原稿を送りながら原稿画像を読み取る手段の場合、原稿が原稿送り装置を通りやすく、両面印字されていることも多いため、原稿台に原稿を載置して原稿画像を読み取る手段に比べ、裏写りを考慮した処理設定を行うことがある。
この場合、原稿台に原稿を載置して原稿画像を読み取る手段よりもハイライト部の濃度を淡くする補正を施すことにより、裏写りを低減することができる。
本発明は上述した各実施の形態に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。すなわち、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施の形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
また、上述した実施形態は、説明の都合上、それぞれ別に説明している部分があるが、技術的に可能な範囲で組み合わせて実行してもよいことは勿論である。
また、実施形態において各装置で動作するプログラムは、上述した実施形態の機能を実現するように、CPU等を制御するプログラム(コンピュータを機能させるプログラム)である。そして、これら装置で取り扱われる情報は、その処理時に一時的に一時記憶装置(例えば、RAM)に蓄積され、その後、各種ROM(Read Only Memory)やHDD等の記憶装置に格納され、必要に応じてCPUによって読み出し、修正・書き込みが行なわれる。
ここで、プログラムを格納する記録媒体としては、半導体媒体(例えば、ROMや、不揮発性のメモリカード等)、光記録媒体・光磁気記録媒体(例えば、DVD(Digital Versatile Disc)、MO(Magneto Optical Disc)、MD(Mini Disc)、CD(Compact Disc)、BD (Blu-ray Disk(登録商標)等)、磁気記録媒体(例えば、磁気テープ、フレキシブルディスク等)等の何れであってもよい。また、ロードしたプログラムを実行することにより、上述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムの指示に基づき、オペレーティングシステムあるいは他のアプリケーションプログラム等と共同して処理することにより、本発明の機能が実現される場合もある。
また、市場に流通させる場合には、可搬型の記録媒体にプログラムを格納して流通させたり、インターネット等のネットワークを介して接続されたサーバコンピュータに転送したりすることができる。この場合、サーバコンピュータの記憶装置も本発明に含まれるのは勿論である。
10、50 複合機
11 制御部
13 表示部
15 操作入力部
17 通信部
19 画像形成部
21 画像読取部
23 画像処理部
25 給紙部
27 排紙部
29、59 記憶部
31 A/D変換部
33 シェーディング補正部
35、35a 原稿特徴判定部
37 入力階調補正部
39 領域分離処理部
41、41a 色補正部
43 黒生成下色除去部
45、45a 空間フィルタ処理部
47、47a 出力階調補正部
49 階調再現処理部
190 画像出力部
350 領域画素判定部
351 領域画素カウント部
352 データ選択部
353 ヒストグラム生成部
355 原稿種別判定部
356 下地除去部
357 有彩/無彩画素判定部
358 有彩/無彩画素カウント部
359 カラー/モノクロ判定部
11 制御部
13 表示部
15 操作入力部
17 通信部
19 画像形成部
21 画像読取部
23 画像処理部
25 給紙部
27 排紙部
29、59 記憶部
31 A/D変換部
33 シェーディング補正部
35、35a 原稿特徴判定部
37 入力階調補正部
39 領域分離処理部
41、41a 色補正部
43 黒生成下色除去部
45、45a 空間フィルタ処理部
47、47a 出力階調補正部
49 階調再現処理部
190 画像出力部
350 領域画素判定部
351 領域画素カウント部
352 データ選択部
353 ヒストグラム生成部
355 原稿種別判定部
356 下地除去部
357 有彩/無彩画素判定部
358 有彩/無彩画素カウント部
359 カラー/モノクロ判定部
Claims (8)
- 画像入力部と、画像処理部とを備え、
前記画像処理部は、前記画像入力部により原稿を走査して読み込まれた入力画像データから下地濃度を判定し、前記下地濃度の判定結果に基づき下地除去処理を行い、下地除去後の画像データに基づき出力画像データをカラー又はモノクロとして処理するかを決定することを特徴とする画像処理装置。 - 前記画像処理部は、前記入力画像データから濃度ヒストグラムを生成し、前記下地濃度を判定することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
- 前記画像処理部は、前記下地除去後の画像データに含まれるカラー画素又はモノクロ画素の何れかをカウントすることにより前記出力画像データをカラー又はモノクロとして処理するかを決定することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像処理装置。
- カラー又はモノクロの決定結果に基づき、前記出力画像データを出力する画像出力部を備え、
前記画像処理部は、前記画像出力部の出力態様に応じて異なる前記下地除去処理を行うことを特徴とする請求項1から請求項3の何れか一項に記載の画像処理装置。 - 前記画像出力部により出力されたカラー又はモノクロの前記出力画像データに基づく画像を記録媒体に形成する画像形成部を備えることを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
- 異なる作動原理の前記画像入力部を複数備え、
前記画像処理部は、前記画像入力部の入力態様に応じて異なる前記下地除去処理を行うことを特徴とする請求項1から請求項5の何れか一項に記載の画像処理装置。 - 原稿を走査して読み込まれた入力画像データから下地濃度を判定する工程と、
前記下地濃度の判定結果に基づき下地除去処理を行う工程と、
下地除去後の画像データに基づき出力画像データをカラー又はモノクロとして処理するかを決定する工程とを備えることを特徴とする画像処理方法。 - 画像入力部と、画像処理部とを備えた画像処理装置に、
原稿を走査して読み込まれた入力画像データから下地濃度を判定する機能と、
前記下地濃度の判定結果に基づき下地除去処理を行う機能と、
下地除去後の画像データに基づき出力画像データをカラー又はモノクロとして処理するかを決定する機能とを実現させることを特徴とする画像処理プログラム。
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