JP2022160082A - ムーブメントおよび時計 - Google Patents
ムーブメントおよび時計 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2022160082A JP2022160082A JP2021064610A JP2021064610A JP2022160082A JP 2022160082 A JP2022160082 A JP 2022160082A JP 2021064610 A JP2021064610 A JP 2021064610A JP 2021064610 A JP2021064610 A JP 2021064610A JP 2022160082 A JP2022160082 A JP 2022160082A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- movement
- winding stem
- timepiece
- notch
- dial
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000004804 winding Methods 0.000 claims abstract description 73
- 241000272520 Aix galericulata Species 0.000 claims description 23
- 238000004891 communication Methods 0.000 claims description 17
- 239000011521 glass Substances 0.000 claims description 13
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 description 9
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 8
- 239000006059 cover glass Substances 0.000 description 7
- 238000013461 design Methods 0.000 description 6
- 238000012856 packing Methods 0.000 description 5
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 3
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 2
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 2
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 2
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 1
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 1
- 210000000707 wrist Anatomy 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Electric Clocks (AREA)
Abstract
Description
以下、本開示の第1実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態の時計1の概略を示す平面図である。
図1に示すように、時計1は、ユーザーの手首に装着される腕時計であり、文字板2と、時針41、分針42、秒針43と、外装ケース30と、カバーガラス33と、図示略の裏蓋と、外装ケース30に収納されるムーブメント10(図3参照)とを備えている。外装ケース30は、金属で形成された円筒状のケース本体31を有している。そして、円盤状に形成されている文字板2とが配置されている。そして、ダイヤルリング32は、文字板2の視認面の外縁に配置されている。
すなわち、本実施形態の時計1は、裏蓋が設けられた外装ケース30を採用している。
図2に示すように、外装ケース30のケース本体31には、りゅうず5の近傍に切欠き部311が形成されている。本実施形態では、切欠き部311は、ダイヤルリング32に覆われる位置に配置されている。そのため、ダイヤルリング32が取り付けられている状態では、切欠き部311は露出しない。
また、後述するように、切欠き部311は、ムーブメント10の地板11に形成された通路部112に対応する位置に設けられている。
図3は、ムーブメント10の概略を示す斜視図であり、図4は、ムーブメント10の要部の概略を示す平面図であり、図5は、ムーブメント10を図4のV-V線に沿って切断した断面図である。なお、図3では、裏蓋側を図中の上向きにした状態のムーブメント10を示している。また、図4、図5では、りゅうず5および巻真51を2段位置に引き出した状態のムーブメント10を示している。
図3~図5に示すように、ムーブメント10は、地板11と、文字板受座14と、巻真51と、おしどり52とを有する。
回路受座12は、樹脂を用いて形成されており、図示略の回路基板を支持する部材である。補強板13は、金属を用いて形成されており、回路受座12を補強する部材である。
また、本実施形態では、地板11には、おしどり52が配置される空間111が形成されている。具体的には、空間111は、補強板13に形成された切欠きとして構成されている。さらに、地板11には、側面に開口し、当該空間111と、ムーブメント10の外部の空間とを連通する通路部112が形成されている。ここで、通路部112は、回路受座12の補強板13が配置される側の表面から裏蓋側の方向に凹んだ空間によって形成されている。そして、回路受座12には、巻真51が挿通される挿通孔(図示せず)が形成されている。巻真51は、この挿通孔に案内されていることで、地板11に対して軸方向に移動可能に支持される。文字板受座14は、文字板2を支持する部材であり、円環状に形成されている。なお、通路部112の形状については、治具Tがおしどり52が配置された空間111に挿入可能な形状であればよく、例えば、ムーブメント10の側面視で、凹形状でも孔のいずれであってもよい。また、地板11は、回路受座12と補強板13による2部品で構成していたが1部品で構成してもよい。また、文字板受座14は使用せずに地板11の上に文字板2を積層配置する構成であってもよい。
次に、おしどり52の操作方法について説明する。
先ず、図2に示すように、カバーガラス33およびダイヤルリング32を取り外すと、外装ケース30に形成された切欠き部311が露出する。
そして、図5に示すように、当該切欠き部311は、地板11に形成された通路部112に対応する位置に設けられている。具体的には、切欠き部311は、文字板2の表面側から、通路部112が露出する深さまで設けられている。そのため、例えば、図6に示すような先端側が屈曲した治具Tを、文字板2側から、切欠き部311および通路部112を介して、おしどり52が配置された空間111に挿通させることができる。
さらに、りゅうず5および巻真51を2段位置に引き出しておけば、前述したように通路部112と被操作部523とが最も近づいた状態となるので、治具Tによる被操作部523の操作を容易にできる。
このような本実施形態では、以下の効果を得ることができる。
本実施形態では、ムーブメント10から巻真51を取り外す際に、地板11の側面に開口した通路部112から治具Tを挿通させて、巻真51とおしどり52との係合を解除させることができる。これにより、おしどりレバーのようなムーブメント10の外縁から突出する部材を設けなくても、時計1の文字板2側からおしどり52を操作することができる。そのため、裏蓋が設けられないワンピース型の外装ケースを採用した時計と、裏蓋が設けられた外装ケースを採用した時計1とで、ムーブメント10を共通化することができる。さらに、おしどりレバーのような部材を設ける必要がないので、部品点数を少なくできる。
次に、本開示の第2実施形態に係る時計1Aを図7に基づいて説明する。
第2実施形態の時計1Aは、文字板2Aに切欠き部22Aが形成される点で前述した第1実施形態と相違する。なお、第2実施形態において、第1実施形態と同一または同様の構成には同一符号を付し、説明を省略する。
図7に示すように、文字板2Aには、りゅうず5の近傍に切欠き部22Aが形成されている。そして、本実施形態では、切欠き部22Aは、ダイヤルリング32に覆われる位置に配置されている。そのため、ダイヤルリング32が取り付けられている状態では、切欠き部22Aは露出しない。
なお、文字板2Aの切欠き部22Aは、前述した第1実施形態の切欠き部311と同様に、ムーブメント10の地板11に形成された通路部112に対応する位置に設けられている。また、本実施形態では、外装ケース30Aのケース本体31Aには、切欠き部が形成されていない。そのため、本実施形態では、治具Tを、切欠き部22A、および、ムーブメント10とケース本体31Aとの間の隙間を介して、通路部112に挿通させる。
このような本実施形態では、以下の効果を得ることができる。
本実施形態では、文字板2Aには、通路部112に対応する位置に切欠き部22Aが形成されているので、切欠き部22Aおよび通路部112を介して、おしどり52が配置される空間111に治具Tを挿入させる作業を容易にできる。
次に、本開示の第3実施形態に係る時計1Bを図8に基づいて説明する。
第3実施形態の時計1Bは、ガラス縁35Bに、切欠き部311Bを覆う凸部351Bが設けられている点で前述した第1、2実施形態と相違する。なお、第3実施形態において、第1、2実施形態と同一または同様の構成には同一符号を付し、説明を省略する。
図8に示すように、本実施形態では、外装ケース30Bは、ケース本体31Bと、当該ケース本体31Bに設けられ円環状に形成されたガラス縁35Bとを有する。そして、ケース本体31Bの内周側にはダイヤルリング32Bが配置されている。また、カバーガラス33Bは、パッキン34Bを介して、ガラス縁35Bに支持されている。
このような本実施形態では、以下の効果を得ることができる。
本実施形態では、ガラス縁35Bの凸部351Bにより切欠き部311Bを覆うことができるので、時計1Bの意匠性を損なうことなく、外装ケース30Bに切欠き部311Bを形成することができる。
次に、本開示の第4実施形態に係る時計1Cを図9に基づいて説明する。
第4実施形態の時計1Cは、文字板2Cおよび文字板受座14Cには、おしどり52が配置された空間111に対応する位置に、孔部23Cおよび連通孔141Cが形成されている点で前述した第1~3実施形態と相違する。なお、第4実施形態において、第1~3実施形態と同一または同様の構成には同一符号を付し、説明を省略する。
図9に示すように、本実施形態では、文字板2Cには、地板11の空間111に対応する位置に孔部23Cが形成されている。具体的には、孔部23Cは、巻真51が2段位置にある場合に、平面視で被操作部523と重なる位置に配置されている。また。孔部23Cは、ダイヤルリング32に覆われる位置に配置されている。そして、ムーブメント10Cの文字板受座14Cには、空間111と孔部23Cとを連通させる連通孔141Cが形成されている。なお、孔部23Cおよび連通孔141Cに関しては、孔以外で構成される、例えば、切り欠かれたU字形状であってもよい。
さらに、本実施形態では、孔部23Cは、ダイヤルリング32に覆われる位置に配置されているので、時計1Cの意匠性を損なうことなく、孔部23Cを形成することができる。
このような本実施形態では、以下の効果を得ることができる。
本実施形態では、孔部23Cおよび連通孔141Cを介して、おしどり52の被操作部523を視認しながらおしどり52を操作することができるので、おしどり52の操作を容易にすることができる。
なお、本開示は前述の実施形態に限定されるものではなく、本開示の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本開示に含まれるものである。
本開示のムーブメントは、溝部を有し、軸方向に移動可能に構成される巻真と、前記溝部に係合する係合位置と、前記溝部との係合が解除される解除位置とに移動可能に構成されるおしどりと、前記巻真を支持する巻真支持部と、を有し、前記巻真支持部には、側面に開口し、前記おしどりを前記係合位置から前記解除位置へと移動させる治具を前記おしどりが配置される空間に挿通可能な通路部が形成されている。
これにより、ムーブメントから巻真を取り外す際に、巻真支持部の側面に開口した通路部から治具を挿通させて、巻真とおしどりとの係合を解除させることができる。そのため、おしどりレバーのようなムーブメントの外縁から突出する部材を設けなくても、時計の文字板側からおしどりを操作することができるので、裏蓋が設けられないワンピース型の外装ケースを採用した時計と、裏蓋が設けられる外装ケースを採用した時計とで、ムーブメントを共通化することができる。さらに、おしどりレバーのような部材を設ける必要がないので、部品点数を少なくできる。
これにより、治具により被操作部を操作して、巻真の溝部とおしどりの係合部との係合状態を解除できる。そのため、おしどりの操作を容易にすることができる。
これにより、被操作部に形成された凹部に治具を係合させておしどりを操作できるので、ムーブメントから巻真を取り外す際の作業性を向上できる。
これにより、外装ケースには、通路部に対応する位置に切欠き部が形成されているので、切欠き部および通路部を介して、おしどりが配置される空間に治具を挿入させる作業を容易にできる。
これにより、ダイヤルリングにより切欠き部を覆うことができるので、時計の意匠性を損なうことなく、切欠き部を形成することができる。
これにより、ガラス縁の凸部により切欠き部を覆うことができるので、時計の意匠性を損なうことなく、切欠き部を形成することができる。
これにより、孔部および連通孔を介して、おしどりを視認しながらおしどりを操作することができるので、おしどりの操作を容易にすることができる。
これにより、おしどりは、巻真が2段位置にある場合に孔部および連通孔を介して露出するので、孔部および連通孔を小さくすることができる。
Claims (8)
- 溝部を有し、軸方向に移動可能に構成される巻真と、
前記溝部に係合する係合位置と、前記溝部との係合が解除される解除位置とに移動可能に構成されるおしどりと、
前記巻真を支持する巻真支持部と、を有し、
前記巻真支持部には、側面に開口し、前記おしどりを前記係合位置から前記解除位置へと移動させる治具を前記おしどりが配置される空間に挿通可能な通路部が形成されている
ことを特徴とするムーブメント。 - 請求項1に記載のムーブメントにおいて、
前記おしどりは、おしどり本体部と、前記おしどり本体部から延出され前記溝部と係合する係合部と、前記係合部の先端に設けられる被操作部とを有する
ことを特徴とするムーブメント。 - 請求項2に記載のムーブメントにおいて、
前記被操作部には、前記治具と係合可能な凹部が形成されている
ことを特徴とするムーブメント。 - 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のムーブメントと、
前記ムーブメントを収納する外装ケースと、を備え、
前記外装ケースには、前記通路部に対応する位置に切欠き部が形成されている
ことを特徴とする時計。 - 請求項4に記載の時計において、
前記切欠き部を覆う位置に配置されるダイヤルリングを備える
ことを特徴とする時計。 - 請求項4に記載の時計において、
前記切欠き部を覆う凸部を有するガラス縁を備える
ことを特徴とする時計。 - 請求項4から請求項6のいずれか一項に記載の時計において、
前記おしどりが配置される空間に対応する位置に孔部が形成されている文字板を備え、
前記ムーブメントには、前記おしどりが配置される空間と前記孔部とを連通する連通孔が形成されている
ことを特徴とする時計。 - 請求項7に記載の時計において、
前記おしどりは、前記巻真が2段位置にある場合に、前記孔部および前記連通孔を介して露出する
ことを特徴とする時計。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021064610A JP2022160082A (ja) | 2021-04-06 | 2021-04-06 | ムーブメントおよび時計 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021064610A JP2022160082A (ja) | 2021-04-06 | 2021-04-06 | ムーブメントおよび時計 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2022160082A true JP2022160082A (ja) | 2022-10-19 |
Family
ID=83657555
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2021064610A Pending JP2022160082A (ja) | 2021-04-06 | 2021-04-06 | ムーブメントおよび時計 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2022160082A (ja) |
-
2021
- 2021-04-06 JP JP2021064610A patent/JP2022160082A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6578975B2 (ja) | 回転ベゼル付時計 | |
US7648266B2 (en) | Crown protection device for wristwatch | |
JP4917880B2 (ja) | 腕時計及び腕時計用バンド | |
JP5315024B2 (ja) | 携帯機器及び携帯時計 | |
JP2008128880A (ja) | 時計 | |
JP4850008B2 (ja) | 時計 | |
TWI732528B (zh) | 配備有至少一個蓋子的時計,特別是懷錶 | |
JP7221766B2 (ja) | 時計の制御要素用係止システム | |
US7065005B2 (en) | Timepiece such as a wristwatch including an alarm mechanism | |
JP6826159B2 (ja) | 少なくとも1つの蓋を装備する詳細には懐中時計である計時器 | |
JP2022160082A (ja) | ムーブメントおよび時計 | |
US7891863B2 (en) | Correcting device for a timepiece | |
JP6492928B2 (ja) | 時計および時計の製造方法 | |
JP4369113B2 (ja) | 腕時計 | |
JP6579878B2 (ja) | 操作部材のロック機構 | |
US20040100869A1 (en) | Push-piece control device for a watch | |
JP2004522161A (ja) | 取替え可能な文字盤を備えた時計の部品 | |
JP6821760B2 (ja) | 操作部材のロック機構及びそれを有する時計 | |
JP4725386B2 (ja) | りゅうず、および時計 | |
JP6121023B2 (ja) | 多機能時計用ムーブメントおよび多機能時計 | |
JP2015068778A (ja) | 操作部材の移動構造及び腕時計 | |
JP2017049174A (ja) | 時計ムーブメントの製造方法、時計ムーブメントおよび時計 | |
US11934156B2 (en) | Clockwork selector mechanism | |
JPS6344778Y2 (ja) | ||
JP2019135478A (ja) | 電子時計 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20210917 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20211104 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20240229 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20240807 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20240820 |