JP6826159B2 - 少なくとも1つの蓋を装備する詳細には懐中時計である計時器 - Google Patents

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Description

本発明は、たとえば、1組の針を上で動かす文字板を見えないようにする少なくとも1つの蓋を装備する計時器、詳細には懐中時計に関する。
前述のタイプの計時器は、たとえば、Patekにより提出されたスイス国特許発明第689338(A5)号明細書で公知である。より具体的には、Patek特許で記述されている計時器は、懐中時計の両面の各々に蓋を具備する懐中時計であり、それにより、これらの蓋の両方は、スタッドがりゅうずの軸方向にスライドすることにより制御される機構を使用して開けることができる。
懐中時計の上部の蓋および底部の蓋を両方とも開けるためのPatek機構の原理は、ペンダントが占有する角度位置に応じて、これらの2つの蓋の一方または他方を開けさせる作動スタッドの使用を伴う。第1の位置では、ペンダントは、上部の位置にあり、角度的に所定の位置でロックされ、ユーザがスタッドに圧力を加えた場合、それにより、スタッドは、腕時計の上部の蓋を開ける。この位置から、ユーザが中央部分に向けてペンダントを少し動かす場合、ペンダントは、角度的にロックを解除され、ユーザは、このペンダントを一方の方向に180°だけ回転させることができる。ペンダントが180°だけ回転したとき、ユーザは、ペンダントを解放し、ペンダントは、復帰動作の下で軸方向に動き、ペンダントの最初のロック位置に対して180°の所ではあるが、ロックされた上部の位置に戻る。この第2のペンダントロック位置で、ユーザは、作動スタッドを押すことにより、底部の蓋を開けることができる。
この結果を達成するために、Patekの懐中時計は、懐中時計の両面の各々の上の蓋と、ペンダントと、りゅうず、時針歯車、および円筒状の巻真を備える巻き上げおよび時刻合わせの機構とを備える。蓋を開けるための機構は、巻き上げりゅうずの軸方向にスライドし、かつ巻き上げ機構により誘導される、スライドする巻真を介して、通常の条件下で蓋を閉じた位置に保持するロックに作用する、作動スタッドを備える。
Patek機構の利点の1つは、Patek機構により懐中時計の2つの蓋を開けることができるようになるという事実である。Patek機構は、ナイフを使用して2つの蓋の一方を開ける場合、ウオッチケースを引っかく危険性を防止する、または蓋の歯止めは通常、比較的堅いので、爪が割れるのを防止する。
しかしながら、本出願人の意見では、Patek機構にはいくつかの欠点がある。これらの欠点の1つは、Patek開放機構は、それほど実用的ではないようであるという事実である。より具体的には、Patek開放機構は、作動スタッドを単に押すだけで、蓋の一方が開く位置に常にある。その結果、特にウオッチが衣服のポケットの中にある場合、蓋の一方が故意ではなく開く危険性が高い。さらに、故意ではないときでさえ、作動スタッドを同時に作動させ、その結果として蓋の一方を開けることなく、ペンダントを下に押しつけて、ペンダントの最初のロックされた位置から、ペンダントがロックを解除され、かつペンダントを180°回転させることができる位置に持って行くことは、かなり困難であるように思える。最後に、ペンダントを180°回転させて、その第1の位置から第2のロックされた位置へ動かす必要があることもまた、それほど実用的ではないように思える。これは、Patek懐中時計のペンダントほど小さい構成要素を用いて遂行するのにそれほど都合がよいはずがない、かなり大きな動きである。さらに、Patek開放機構の使用法は、それほど直感的ではない。より具体的には、上部の蓋を開けるための動作モード、および底部の蓋を開けるための動作モードは、同じではない。上部の蓋の場合、上部の蓋の開放は、作動スタッドを下に押しつけることにより得られる。しかしながら、底部の蓋については、底部の蓋の開放は、ペンダントを中央部に向けて押し、次いで、ペンダントを180°回転させ、最後に作動スタッドを下に押しつけることにより得られる。その結果、ユーザは、上部の蓋を開けようと試みているか、それとも底部の蓋を開けようと試みているかに応じて、非常に異なる動作を遂行しなければならず、どちらの操作がどちらの蓋を開けるかを覚えていなければならず、これは、非常に不便であり、直感的ではない。
スイス国特許発明第689338(A5)号明細書
本発明の目的は、少なくとも1つの針が上で動く文字板を覆う、または装飾物を覆う、少なくとも1つの蓋を開けるための機械的機器を備える計時器、詳細には懐中時計を提供することにより、前述の問題だけではなく他の問題も克服することであり、この機械的開放機器は、簡単な設計を有し、使用しやすい。
このために、本発明は、中央部により範囲を定められるケースを備える計時器、詳細には懐中時計に関し、計時器は、情報を表示するための機器だけではなく、少なくとも1つの蓋の開放を制御するための機器も覆う少なくとも1つの蓋をさらに備え、蓋の開放を制御するためのこの機器は、リングペンダントと、指令伝達部材とを備え、リングペンダントは、1回目に中央部に向けて第1の当接位置へ直線的に押されるように、次いで、第1の方向に第2の当接位置へ回転させられるように、次いで、指令伝達部材に対する活動により蓋を開けるよう、2回目に中央部に向けて直線的に押されるように配列される。
本発明の一実施形態によれば、計時器は、情報を表示するための第1の機器および第二の機器だけではなく、第1の蓋およびそれに対応して第2の蓋の開放を制御するための機器もそれぞれ覆う第1の蓋および第2の蓋を備え、蓋の開放を制御するためのこの機器は、リングペンダントだけではなく、第1の指令伝達部材およびそれに対応して第2の指令伝達部材も備え、リングペンダントは、1回目に中央部に向けて第1の当接位置へ直線的に押されるように、次いで、第1の方向に第2の当接位置へ回転させられるように、次いで、第1の蓋が第1の指令伝達部材に対する活動により開くよう、2回目に中央部に向けて直線的に押されるように配列され、リングペンダントは、第1の当接位置から、第2の方向に第2の当接位置へ回転させられることができ、次いで、第2の蓋が第2の指令伝達部材に対する活動により開くよう、2回目に中央部に向けて直線的に押されることができるように配列される。
これらの特徴により、本発明は、少なくとも1つの蓋を備える計時器、詳細には懐中時計を提供し、蓋の開放は、ペンダントに対する活動により制御され、少なくとも1つの蓋の開放は、ペンダントの活動により制御され、ペンダントは、最初にウオッチの中央部に向けて直線的に動かされ、次いで、蓋を開けるために、中央部に向けて再び直線的に動かされる前に、回転させられなければならない。したがって、蓋を故意ではなく開けることはまったく不可能であることが理解される。さらに、計時器が2つの蓋を備える実施形態では、2つの蓋のいずれかを開けるためにユーザが遂行しなければならない操作シーケンスは、実質的には同一であり、これは、計時器の使用法を著しく容易にする。より具体的には、ユーザは、所望の蓋を開けるために、どちらの操作シーケンスを遂行しなければならないかを判断するために考える必要がない。また、本発明による計時器の蓋の開放を制御するための機器は、押しボタンの使用を伴わないことにも留意されたく、したがって、蓋を故意ではなく開ける危険性は回避され、制御機器の信頼度は増大し、費用価格は低減される。
本発明の他の特性および利点は、本発明による懐中時計の一例の実施形態に関する以下の詳細な記述を読むと、よりよく理解され、前記例は、例示目的だけのために提供され、添付図面を参照して示す本発明の範囲を限定することを意図するものではない。
第1の蓋が閉じられた懐中時計の正面図である。 図1に示す懐中時計の、リングペンダント側からの上面図である。 図2Aに類似する図であり、リングペンダントは、第1の蓋の開放を指令するために、第1の方向に回転させられている。 図2Bに類似する図であり、リングペンダントは、第2の蓋の開放を指令するために、第1の方向と反対の第2の方向に回転させられている。 懐中時計の第1の蓋および第2の蓋は開いており、かつ通常は第1の蓋により覆われた、時間を示す文字板が見える懐中時計の透視図である。 懐中時計の第1の蓋および第2の蓋は開いており、かつ通常は第2の蓋により覆われた、装飾パターンが見える懐中時計の透視図である。 本発明による制御機器の分解透視図である。 同じ縮尺で、異なる角度から得られたリングペンダントの図である。 同じ縮尺で、異なる角度から得られたリングペンダントの図である。 同じ縮尺で、異なる角度から得られたリングペンダントの図である。 同じ縮尺で、異なる角度から得られたリングペンダントの図である。 同じ縮尺で、異なる角度から得られたリングペンダントの図である。 同じ縮尺で、異なる角度から得られたリングペンダントの図である。 同じ縮尺で、異なる角度から得られたリング管の図である。 同じ縮尺で、異なる角度から得られた中央管の図である。 同じ縮尺で、異なる角度から得られた中央ペンダントの図である。 同じ縮尺で、異なる角度から得られた作動ピンの図である。 中央ペンダントの俯瞰図である。 中央ペンダントの俯瞰図である。 垂直正中面に沿って切断した中央ペンダントの一方の部分の図である。 垂直正中面に沿って切断した中央ペンダントの他方の部分の図である。 本発明による制御機器の遠近法による透視図である。 本発明による制御機器の長手方向断面図である。 開放ばねを示すために中央部分を取り除いた懐中時計の透視図である。 2つの開放ばねを装備する留め具を見ることができる、図10に類似する透視図である。 図11Aの円により囲まれたゾーンの、より大きな縮尺の詳細図である。
本発明は、計時器に、詳細には懐中時計に、表示機器を覆う少なくとも1つの蓋の開放を制御するための機器を備えつけるという一般的な、発明力のある着想から生まれた。この制御機器は、故意ではなく作動させることができず、その結果、蓋を故意ではなく開ける危険性は回避され、この制御機器は、押しボタンの使用を伴わず、その結果、この制御機器の動作は、信頼性がはるかに高く、この制御機器の費用価格は低減され、最後に、計時器が2つの別個の蓋を装備する場合、これらの2つの蓋のいずれかを開けるために遂行すべき動作シーケンスは、ほとんど同一であり、その結果、本発明による計時器の使用法は、非常に直感的である。
一般参照番号1が全体として示す、本発明による懐中時計は(図1および図2Aを参照のこと)、第1の蓋2aと、第2の蓋2bとを備える。これらの第1の蓋2aおよび第2の蓋2bは、懐中時計1のユーザにより、要求に応じて開けたり、閉じたりすることができるように配列される(図2Bおよび図2Cを参照のこと)。このために、第1の蓋2aおよび第2の蓋2bは、たとえば蝶番8を用いて、懐中時計1の中央部6を中心に回転するように搭載される。開けるとき、第1の蓋2aおよび第2の蓋2bは、これら第1の蓋2aおよび第2の蓋2bが通常は覆っている、情報を表示するための機器をユーザの目に見えるようにする。例示目的だけのための例を挙げると、第1の蓋2aは(図3Aを参照のこと)、たとえば時針9bおよび分針9cを上で動かす、時間を示す文字板9aなどの表示機器を覆うことができる。第2の蓋2bとしては、たとえば(図3Bを参照のこと)装飾パターン11aを覆うことができる。しかしながら、第1の蓋2aおよび第2の蓋2bは両方とも、時刻を示す文字板を覆うことができ、これらの文字板の一方は、たとえば、1組の針を用いて現在の時間を示すのに対して、他方の文字板11bは、別の1組の針11b、11cを介して経過時間または第2の時間帯の指示を提供することができることを理解されたい。
次に、第1の蓋および第2の蓋を装備した懐中時計を参照して、本発明について記述する。しかしながら、本発明は、この具体的実施形態に決して限定されないこと、ならびに本発明は、懐中時計が単一の蓋を備える場合に同一の手法で適用されることを理解されたい。また、懐中時計を参照して記述するが、本発明は、少なくとも1つの蓋を装備する、任意のタイプの計時器に、詳細には腕時計に適用することができることも理解されたい。
本発明による懐中時計は、そのユーザが1つまたは複数の蓋の開放を指令することができるようにする機器を備える。用語「近位の」は、本明細書では以後、懐中時計の中央部側に位置する制御機器の要素を指すものとし、用語「遠位の」は、本明細書では以後、リングの側に位置する制御機器の要素を指すものとする。また、本明細書で以後言及する管、およびより一般的には、全体としての制御機器は、懐中時計のケースの中心に向けて半径方向に伸長する長手方向の対称軸X−Xを中心に置く。同様に、用語「上部」は、リングの側に位置する要素を指すものとし、用語「下部」は、中央部の側に位置する要素を指すものとする。
本発明によれば、懐中時計1は、第1の蓋2aおよび第2の蓋2bの開放を制御するための機器10を装備する。この制御機器10は(図4を参照のこと)、記述を明確にするために、本明細書で以後「リングペンダント」12と呼ばれる第1のペンダント12を備える。このリングペンダント12は、たとえば2つのねじ16を用いて取外し可能な手法でリングペンダント12に搭載されるリング14を保持する。最後に、リングペンダント12の上には、取外し可能な手法でリングペンダント12に固定され、かつ懐中時計1のケース20に収容された時計ムーブメントを巻き上げるのに特に有用なりゅうず18が載っている。このりゅうず18については、本明細書の以下でより詳細に記述する。
制御機器10は、記述を明確にするために、本明細書で以後「中央ペンダント」22と呼ばれる第2のペンダント22をさらに備える。この中央ペンダント22は、任意の適切な手段により、たとえば、ねじ込みにより、または溶接により、懐中時計1のケース20の中央部6に固定される。
制御機器10は、記述を明確にするために、本明細書で以後「リング管」24と呼ばれる第1の管24をさらに備える。制御機器10は、記述を明確にするために、本明細書で以後「中央管」26と呼ばれる第2の管26をさらに備える。中央管26は、ねじ込みなどの任意の適切な手段により、懐中時計1のケース20の中央部6の内側に固定される。リング管24としては、たとえば、リング管24の近位端に提供されたねじ山28により、ねじ込みによって中央管26の内側に固定される。リング管24はまた、その外周上に、停止具の役割を果たす第1のカラー30および第2のカラー32を装備する。より具体的には、本明細書で以後「リング停止具」と呼ばれる第1のカラー30は、リングペンダント12内に作成された第1の筐体36(リングペンダント筐体)の底部に位置する第1の軸受面34上で静止しているように配列される。同様に、本明細書で以後「中央停止具」と呼ばれる第2のカラー32は、リング管24が中央管26の内側に完全にねじ込まれたとき(図8および図9を参照のこと)、中央管26の遠位端38に対して静止しているように配列される。
リングペンダント12は、中央管26に巻き付くような形で装着され、リングペンダント12と懐中時計1のケース20の中央部6の間に挟まれた戻しばね42を間に置いて中央管26上で自由にスライドするように係合する。
リングペンダント12および中央ペンダント22は、実質的に互いに同じ形状および寸法を有する。例示目的だけのために、本発明の範囲を限定することを意図せずに図に示す例では、2つのペンダント12および22は、全体が平行六面体の形状を有するブロックの形で存在し、2つのペンダント12および22の縁部は、純粋に美的目的だけのために面取りされている。
図4に示すように、リングペンダント12の小さな側面44の各々は、リングペンダント12の上でリング14を組み立てるために必要なねじ16をねじ込むことができるようにするための穴46をあけられる。さらに、近位端に、すなわち、懐中時計1のケース20の中心の方を見るとき、リングペンダント12は、遠位/近位方向に次々に配列されたそれぞれ第1の円筒状部分48および第2の円筒状部分50を装備するように示され、第1の円筒状部分48の外径は、第2の円筒状部分50の外径よりも大きく、それにより、これら2つの円筒状部分48と50の間の接合部で環状表面52が実現される。
リングペンダント12の第2の円筒状部分50は、その基部に、安全つかみ54、第1のペグ56aおよび第2のペグ56bをそれぞれ具備する(より詳細には図5A〜図5Fを参照のこと)。図面に示す例では、2つのペグが存在する。しかしながら、本明細書の以後の記述を読むと、リングペンダント12は、懐中時計1が単一の蓋だけを装備する場合、単一のペグを装備することができることが理解される。安全つかみ54ならびに2つのペグ56aおよび56bは、実質的に同じ円内に配列される(図5Bを参照のこと)。安全つかみ54は、リングペンダント12の第2の円筒状部分50の基部に、この円筒状部分50の外面上に作成される。したがって、安全つかみ54は、第2の円筒状部分50の外面から突出する。2つのペグ56aおよび56bについては、第2の円筒状部分50の底部に、この第2の円筒状部分50を延長する形で提供される。図5Bは、2つのペグ56aおよび56bが、安全つかみ54を通過する直径D1の両側に45°で配列され、かつこの安全つかみ54の反対側に位置することを示す。この角度値は、純粋に例示目的だけのために提供され、0°よりも大きく、かつ90°未満の他の値もまた考慮することができる。
2つのずらされた円筒状部分48および50により懐中時計1のケース20の中央部6の方向に伸長した平行六面体ブロックからなると上記で言及したリングペンダント12は、平行六面体ブロック内に作成された第1の穴60をあけられる(図5Eおよび図8を参照のこと)。この第1の穴60の内径は、第1のカラー30(リング停止具とも呼ばれる)が第1の穴60を通過することができるようにするだけ十分に大きく、第1のカラー30は、第1の穴60の内径が局所的に狭くなることにより形成された第1の軸受面34に当接する。第2のカラー32(中央停止具とも呼ばれる)が第2の穴62を通過することができるようにするために、内径がこの第2のカラー32の外径よりも少し大きい第2の穴62については、第1の円筒状部分48および第2の円筒状部分50に穴をあけられる。
制御機器10は、たとえば、本明細書の以下で役割についてより詳細に記述する、留め具66a、それに対応して66b、および保持板68をそれぞれ具備する、第1の作動ピン64aおよび第2の作動ピン64bのタイプの第1の制御伝達部材および第2の制御伝達部材をさらに備える。本発明による懐中時計1が単一の蓋だけを備える場合、1つの作動ピンだけが必要である。
中央ペンダント筐体とも呼ばれる第2の筐体40は、中央ペンダント22を端から端まで通過する(図5Iを参照のこと)。この第2の筐体40は、全体的に直径D2の円筒形状を有し、長手方向の対称軸X−Xに中心を置く。この第2の筐体40は、その内側に、第1のリム70aおよび第2のリム70bを有する(図6A、図6B、および図7A、図7Bを参照のこと)。円の円弧の形状を有するこれらのリム70a、70bの各々は、実質的に90°を超えて伸長し、次々に配列され、2つのリム70a、70bの間に隙間72が存在する。さらに、長手方向の対称軸X−Xに沿って伸長する半円筒状のノッチ74は、隙間72の正反対方向に、第2の筐体40の内側壁内に作成される。この半円筒状のノッチ74は、リングペンダント12が中央ペンダント22の中に挿入されるとき、安全つかみ54が通過することができるようにすることが意図される。半円筒状のノッチ74は、ほぼ45°の角度セクタに渡ってノッチ74の両側で伸長し、かつフライス削り底部停止具77a、77bによりそれぞれ範囲を定められる、円の円弧の形状の、第1の溝76aおよび第2の溝76bの中に通じている(詳細には、図7Aおよび図7Bを参照のこと)。懐中時計1が1つの蓋だけを備える場合、1つの溝だけが必要であることを理解されたい。また、以下の記述を読むことにより、第1の蓋2aを開けるか、それとも第2の蓋2bを開けるかに応じて、開放動作の実行は、第1の溝76aの中で、または第2の溝76bの中でスライドする安全つかみ54に帰着することを理解されたい。
第1の作動ピン64aおよび第2の作動ピン64bは、中央ペンダント筐体40の基部内に提供された第2の軸受面79に軸方向に穴をあけられた第1の孔78aおよび第2の孔78bの中にそれぞれ挿入される。これらの第1の作動ピン64aおよび第2の作動ピン64bは、第2の軸受面79の上で静止し、かつこれらの作動ピン64a、64bが軸方向に、中央部6の方向に孔78a、78bから離れるのを防止する、孔78a、78bの留め具66a、66bにより、孔78a、78bの中に保持される。留め具66a、66bの反対側に、これらの作動ピン64a、64bの端部で、第1の作動ピン64aおよび第2の作動ピン64bは、懐中時計1のケース20の中に配列され、かつ対応する蓋2a、2bの開放を制御する、第1のロッキングばね80a、それに対応する第2のロッキングばね80bの上で静止する。孔78a、78bは、互いに正反対の位置にあり、半円筒状のノッチ74の両側で実質的に90°に位置するように、中央ペンダント筐体40の第2の軸受面79内で機械加工される。さらに、保持板68は、作動ピン64a、64bの留め具66a、66bの上方に位置し、かつこれらの作動ピン64a、64bが軸方向に、リングペンダント12の方向に孔78a、78bから離れるのを防止するように形作られる。この保持板68は、第1の溝76aおよび第2の溝76bが合流する地点で、半円筒状のノッチ74に対して垂直方向に機械加工された、ねじ山を切られた穴84の中にねじ込まれた少なくとも1つのねじ82を用いて、中央ペンダント筐体40の中に固定される。このとき、保持板68は、少しの軸方向のあそびが、留め具66a、66bと第2の軸受面79の間にとどまるように搭載されることに留意することが重要であり、このあそびは、作動ピン64a、64bの移動を規定し、それにより、作動ピン64a、64bは、第1の蓋2aおよび第2の蓋2bのロッキングばね80a、80bを作動させることができるようになる。
制御機器10は、以下のように搭載され、すなわち、中央ペンダント22は、懐中時計1のケース20の中央部6の上に固定され、中央管26は、中央ペンダント筐体40に係合し、中央部6の中にねじ込まれる。次いで、戻しばね42は、中央管26に巻き付くような形で装着され、第1の作動ピン64aおよび第2の作動ピン64bは、第1の孔78aおよび第2の孔78bの中に挿入され、次いで、保持板68は、作動ピン64a、64bの上方で、中央ペンダント筐体40の底部の中にねじ込まれる。次いで、リングペンダント12は、中央ペンダント22に係合する。これを達成するために、リングペンダント12は、安全つかみ54が半円筒状のノッチ74を通り抜けることができるように向きを合わせられる。次いで、リング管24は、リングペンダント12に係合し、リング管24の第2のカラーすなわち中央停止具32が中央管26の遠位端38に当接するまで、中央管26の中にねじ込まれる。組立て処理のこの時点で、リングペンダント12は、紛失する可能性がなく、戻しばね42の戻し力と反対方向に、軸方向に中央管26に沿って懐中時計1のケース20の中心に向けて自由にスライドする。リングペンダント12の軸方向の移動は、リング管24の第1のカラー30を同じリング管24の第2のカラー32から分離する距離により決定される。最後に、りゅうず18は、リング管24の遠位端に取外し可能な手法で固定され、リング14は、ねじ16を用いてリングペンダント12の上に固定される。りゅうず18は、詳細には、懐中時計1のケース20の内側に収容された時計ムーブメントを巻き上げることを意図され、本発明による懐中時計1が装備する制御機器10が機能する際に何の役割も果たさないことに留意することは重要である。同様に、リング14は、美的目的および実用上の目的で(制御機器10の作動を容易にし、かつりゅうず18が、もぎ取られる、または故意ではなく動作させられる危険性から保護するために)存在するが、制御機器10の正しい動作に不可欠なわけではない。
静止しているとき、制御機器10は、リングペンダント12およびリング14により形成された組立体が戻しばね42により懐中時計1のケース20の外側に向けて跳ね返される状況にある。この位置では、安全ピン54は、その半円筒状のノッチ74の中にあり、第1のペグ56aおよび第2のペグ56bは、第1のリム70aおよび第2のリム70bの上方で一定距離の所にある。この位置から、たとえば、懐中時計1の第1の蓋2aを開けようとするユーザは、戻しばね42の戻し力に対抗して、懐中時計1のケース20の中心に向けてリングペンダント12を下に押しつけなければならない。この押す動作の影響下で、リングペンダント12は、懐中時計1のケースの中央部6のより近くに動き、ペグ56a、56bは、第1のリム70aおよび第2のリム70bのすぐ近くに配置される。安全つかみ54については、その半円筒状のノッチ74から外された後、第1の溝76aおよび第2の溝76bの高さにある。第1の蓋2aを開けるために、リングペンダント12を時計回りの方向に回転させなければならないと仮定する。そのような場合、安全つかみ54は、第1の溝76aを通り抜け、リングペンダント12は、安全つかみ54が第1の溝76aの底部で停止具77aに当接するまで、約45°だけ回転することができる。この回転運動の間、最初は第1のペグ56aおよび第2のペグ56bの第1のリム70aおよび第2のリム70bの上にそれぞれ静止していた第1のペグ56aおよび第2のペグ56bはまた、第2のペグ56bが隙間72に対して垂直方向に配置されるようになるのに対して、第1のペグ56aが第1の作動ピン64aに対して垂直方向に配置されるようになるように、45°だけ回転する。安全つかみ54が配置される第1の溝76aの高さは、この位置に到達した後、ユーザが、戻しばね42の戻し力に対抗してリングペンダント12を押し込むことにより、軸方向に懐中時計1のケース20の中央部6に向けてこのリングペンダント12を動かすことができるのに十分である。この動きの間、第2のペグ56bは、隙間72を通り抜けて何の影響も及ぼさないのに対して、第1のペグ56aは、第1の作動ピン64aと接触するようになり、第1の作動ピン64aを軸方向に懐中時計1のケース20の中央部6に向けて動かす。第1のペグ56aが第1の作動ピン64aと接触するようになるために、戻しばね42の直径は、第1のペグ56aが配列される円Cの直径未満であるべきであることが理解される。また、第1の作動ピン64aの軸方向の動きは、少しの軸方向のあそびが、作動ピン64a、64bの留め具66a、66bと中央ペンダント筐体40内に形成された第2の軸受面79の間で残っているように保持板68が搭載されるという事実により可能になることを思い出すべきであり、このあそびは、作動ピン64a、64bの移動を規定し、それにより、作動ピン64a、64bは、第1の蓋2aおよび第2の蓋2bをロックするためのばね80a、80bを作動させることができるようになる。したがって、第1の作動ピン64aは、動くことにより、第1のロッキングばね80aを作動させ、ロッキングばね80aは、次に、それ自体が公知の手法で、第1の蓋2aの開放を指令する。より具体的には、図10は、本発明による懐中時計1が、それぞれ第1の蓋2aおよび第2の蓋2bに関連づけられ、かつそれぞれペグ88aおよび88bを備える1つの開放ばね86aおよび86bを装備することを示す。閉じた位置にあるとき、蓋2aおよび2bは、開放ばね86aおよび86bのペグ88aおよび88bを圧迫し、これらの開放ばね86aおよび86bを懐中時計1のムーブメントが広がる平面に垂直な方向に曲げる。したがって、この状況では、開放ばね86aおよび86bは、伸ばされるが、しかしながら、蓋2a、2bがロッキングばね80aおよび80bにより閉じられて保持されるので、蓋2a、2bの静止位置まで緩むのを防止される。より具体的には、図11Aおよび図11Bに示すように、2つの開放ばね86aおよび86bの各々は、各蓋2a、2bの内面上に形成された対応する空洞の中に突出する留め具90aおよび90bをそれぞれ装備する。しかしながら、ユーザが、たとえば、第1の蓋2aを開けようとして、懐中時計1のケース20の中央部6に向けてリングペンダント12を押すとき、第1の作動ピン64aは、懐中時計1のケース20の内側に向けて開放ばね86aを少し跳ね返し、その結果、留め具90aは、蓋2aの内面に作成された空洞を離れ、この時点で、蓋2aは、もはや保持されず、それにより、開放ばね86aは緩み、その静止位置に戻り、蓋2aを上方に回転させることができるようになる。第1の蓋2aの開放に関する上記の記述は、同一の手法で、第2の蓋2bの開放に適用される。
第2の蓋2bの開放は、上述の、第1の蓋2aの開放と同じ規則に従うことが理解される。リングペンダント12は、安全つかみ54が、第2の溝76bの底部に当接するように45°だけ回転させられる。この動きの間、第1のペグ56aは、隙間72の上方に位置決めされるようになるのに対して、第2のペグ56bは、第2の作動ピン64bの上方に位置決めされるようになる。次いで、リングペンダント12は、戻しばね42の戻し力に対抗して、懐中時計1のケース20の中央部6に向けて軸方向に押される。第1のペグ56aは、何の影響も及ぼすことなく隙間72を通り抜けるのに対して、第2のペグ56bは、第2の作動ピン64bを圧迫し、第2の作動ピン64bを軸方向に懐中時計1のケース20の中央部6に向けて動かす。作動ピン64bは、動くことにより、第2のロッキングばね80bを作動させ、ロッキングばね80bは、次に、それ自体が公知の手法で、第2の蓋2bの開放を指令する。
本発明は、上述の実施形態に限定されないこと、および当業者により、添付の特許請求の範囲により規定されるような本発明の範囲を逸脱することなく、さまざまな簡単な代替形態および修正形態を考えることができることは明らかである。詳細には、蓋2aまたは2bが開くと、制御機器10を非活動の位置に持って行くために、安全つかみ54をその半円筒状のノッチ74の中に持って行き、かつリングペンダント12を、緩む戻しばね42の影響下で後方にリングペンダント12の遠位位置の中に押すことができるようになるために、リングペンダント12を後方に45°単に回転しなければならないことに留意されたい。
1 懐中時計
2a 第1の蓋
2b 第2の蓋
6 中央部
8 蝶番
X−X 長手方向の対称軸
9a 時間を示す文字板
9b 時針
9c 分針
10 制御機器
11a 装飾パターン
11b 文字板
11b、11c 1組の針
12 リングペンダント
14 リング
16 ねじ
18 りゅうず
20 ケース
22 中央ペンダント
24 リング管
26 中央管
28 ねじ山
30 第1のカラー、リング停止具
32 第2のカラー、中央停止具
34 第1の軸受面
36 リングペンダント筐体
38 遠位端
40 中央ペンダント筐体、第2の筐体
42 戻しばね
44 小さな面
46 穴
48 第1の円筒状部分
50 第2の円筒状部分
52 環状表面
54 安全つかみ
56a 第1のペグ
56b 第2のペグ
C 円
D1 直径
60 第1の穴
62 第2の穴
64a 第1の作動ピン
64b 第2の作動ピン
66a 第1の留め具
66b 第2の留め具
68 保持板
D2 直径
70a、70b 第1のリムおよび第2のリム
72 隙間
74 半円筒状のノッチ
76a、76b 第1の溝および第2の溝
77a、77b フライス削り底部停止具
78a、78b 第1の孔および第2の孔
79 第2の軸受面
80a、80b 第1のロッキングばねおよび第2のロッキングばね
82 ねじ
84 ねじ山を切られた穴
86a、86b 開放ばね
88a、88b ペグ
90a、90b 留め具

Claims (11)

  1. 中央部(6)により区切られるケース(20)を備える計時器であって、前記計時器は、情報を表示するための機器を覆う少なくとも1つの蓋(2a)と、前記少なくとも1つの蓋(2a)の開放を制御するための機器(10)とをさらに備え、この制御機器(10)は、リングペンダント(12)と、指令伝達部材とを備え、前記リングペンダント(12)は、1回目に前記中央部(6)に向けて第1の当接位置へ直線的に押されるように、次いで、第1の方向に第2の当接位置へ回転させられるように、次いで、前記指令伝達部材に対する活動により前記蓋(2a)を開けるよう、2回目に前記中央部(6)に向けて直線的に押されるように配列される計時器。
  2. 前記伝達部材は、前記リングペンダント(12)の活動の影響下で軸方向に動き、かつ前記蓋(2a)の前記開放を制御するばね(80a)を作動させるように配列された作動ピン(64a)であることを特徴とする、請求項1に記載の計時器。
  3. 前記制御機器(10)は、前記ケース(20)の前記中央部(6)の上に固定され、かつ前記リングペンダント(12)が挿入され、自由にスライドする中央ペンダント筐体(40)を有するように搭載された中央ペンダント(22)を備えることを特徴とする、請求項2に記載の計時器。
  4. 前記制御機器(10)は、前記中央ペンダント(22)の前記中央ペンダント筐体(40)に係合し、かつ前記計時器の前記ケース(20)の前記中央部(6)に固定された中央管(26)を備え、前記中央管(26)に固定されたリング管(24)をさらに備え、前記リングペンダント(12)は、前記中央管(26)に巻き付くような形で装着され、前記リングペンダント(12)と前記計時器の前記ケース(20)の前記中央部(6)の間に挟まれた戻しばね(42)を間に置いて自由にスライドするように係合することを特徴とする、請求項3に記載の計時器。
  5. 前記リング管(24)は、その外周上に、停止具の役割を果たす第1のカラー(30)および第2のカラー(32)を装備し、前記第1のカラー(30)は、前記リングペンダント(12)内に作成されたリングペンダント筐体(36)の底部に位置する第1の軸受面(34)の上に静止するように配列され、前記第2のカラー(32)は、前記リング管(24)が前記中央管(26)の内側に固定されたとき、前記中央管(26)の遠位端(38)に当接して静止するように配列されることを特徴とする、請求項4に記載の計時器。
  6. 前記計時器の前記ケース(20)の前記中央部(6)の側に、前記リングペンダント(12)は、次々と配列された第1の円筒状部分および第2の円筒状部分(48、50)を備え、前記第1の円筒状部分(48)の外径は、前記第2の円筒状部分(50)の外径よりも大きいことを特徴とする、請求項5に記載の計時器。
  7. 前記リングペンダント(12)の前記第2の円筒状部分(50)は、その基部に、安全つかみ(54)およびペグ(56a)を具備し、前記安全つかみ(54)は、前記第2の円筒状部分(50)の外面から突出するのに対して、前記ペグ(56a)は、前記第2の円筒状部分(50)の基部に、この第2の円筒状部分(50)を延長する形で提供され、前記安全つかみ(54)および前記ペグ(56a)は、実質的に同じ円(C)内に配列され、前記ペグ(56a)は、前記安全つかみ(54)を通過する直径(D1)に対して、0°よりも大きく、かつ90°未満の角度で配列され、実質的にこの安全つかみ(54)の反対側に位置することを特徴とする、請求項6に記載の計時器。
  8. 前記作動ピン(64a)は、前記中央ペンダント筐体(40)の底部に提供された第2の軸受面(79)に、軸方向にあけられた孔(78a)の中に挿入され、この作動ピン(64a)は、前記第2の軸受面(79)の上に静止して、かつこの作動ピン(64a)が軸方向に前記中央部(6)の方向に前記孔(78a)から離れるのを防止する、前記孔(78a)の留め具(66a)により、前記孔(78a)の中に保持され、前記作動ピン(64a)は、前記懐中時計(1)の前記ケース(20)の中に配列され、かつ前記蓋(2a)の前記開放を制御するロッキングばね(80a)の上で、前記留め具(66a)の反対側で前記孔(78a)の端部で静止し、前記リングペンダント(12)は、前記蓋(2a)を開けるために、2回目に前記中央部(6)に向けて直線的に押されたとき、前記リングペンダント(12)の前記ペグ(56a)が前記作動ピン(64a)を圧迫するように配列されることを特徴とする、請求項7に記載の計時器。
  9. 前記制御機器(10)は、前記作動ピン(64a)の前記留め具(66a)の上方に位置し、かつこの作動ピン(64a)が軸方向に前記リングペンダント(12)の方向に前記孔(78a)から離れるのを防止するように、前記中央ペンダント筐体(12)の内側に固定された保持板(68)を備え、前記保持板(68)は、軸方向のあそびが、前記留め具(66a)と前記第2の軸受面(79)の間で残るように搭載され、このあそびは、前記作動ピン(64a)の移動を規定し、それにより、前記作動ピン(64a)が前記蓋(2a)の前記ロッキングばね(80a)を作動させることができるようになることを特徴とする、請求項8に記載の計時器。
  10. 前記計時器は、情報を表示するための第1の機器および第2の機器をそれぞれ覆う第1の蓋および第2の蓋(2a、2b)と、前記第1の蓋および前記第2の蓋(2a、2b)のそれぞれの開放を制御するための機器(10)とを備え、この制御機器(10)は、リングペンダント(12)だけではなく、第1の指令伝達部材およびそれに対応して第2の指令伝達部材も備え、前記リングペンダント(12)は、1回目に前記中央部(6)に向けて第1の当接位置へ直線的に押されるように、次いで、第1の方向に第2の当接位置へ回転させられるように、次いで、第1の蓋(2a)が第1の指令伝達部材に対する活動により開くように、2回目に前記中央部(6)に向けて直線的に押されるように配列され、前記リングペンダント(12)は、前記第1の当接位置から、第2の方向に第2の当接位置へ回転させられることができ、次いで、前記第2の蓋(2b)が前記第2の指令伝達部材に対する活動により開くように、2回目に前記中央部(6)に向けて直線的に押されることができるように配列されることを特徴とする、請求項1から請求項9のいずれかに記載の計時器。
  11. 前記計時器は、懐中時計(1)であることを特徴とする、請求項1から請求項10のいずれかに記載の計時器。
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