JP2022159931A - 基板処理方法及び基板処理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】インゴットから切り出された基板に対してエッチングと研削を順次行う際、エッチング後の基板表面の面内形状を適切に制御する。【解決手段】基板を処理する基板処理方法であって、インゴットから切り出された基板を回転させながら、前記基板の第1の面の上方からエッチング液を供給して当該第1の面をエッチングすることと、前記基板を回転させながら、前記基板の前記第1の面と反対側の第2の面の上方からエッチング液を供給して当該第2の面をエッチングすることと、前記第2の面が保持された状態で、エッチングされた後の前記第1の面を研削することと、前記第1の面が保持された状態で、エッチングされた後の前記第2の面を研削することと、前記第1の面と前記第2の面を上下方向に反転させることと、有する。【選択図】図4

Description

本開示は、基板処理方法及び基板処理システムに関する。
特許文献1には、シリコンインゴットからスライスされたウェハに対して、当該ウェハのエッチングを行った後、ウェハの表面を研削することが開示されている。ウェハのエッチングは、アルカリ性溶液や酸性溶液にウェハを浸漬させて行われる。
特開2000-243731号公報
本開示にかかる技術は、インゴットから切り出された基板に対してエッチングと研削を順次行う際、エッチング後の基板表面の面内形状を適切に制御する。
本開示の一態様は、基板を処理する基板処理方法であって、インゴットから切り出された基板を回転させながら、前記基板の第1の面の上方からエッチング液を供給して当該第1の面をエッチングすることと、前記基板を回転させながら、前記基板の前記第1の面と反対側の第2の面の上方からエッチング液を供給して当該第2の面をエッチングすることと、前記第2の面が保持された状態で、エッチングされた後の前記第1の面を研削することと、前記第1の面が保持された状態で、エッチングされた後の前記第2の面を研削することと、前記第1の面と前記第2の面を上下方向に反転させることと、有する。
本開示によれば、インゴットから切り出された基板に対してエッチングと研削を順次行う際、エッチング後の基板表面の面内形状を適切に制御することができる。
本実施形態にかかるウェハ処理システムの構成の概略を示す平面図である。 エッチング装置の構成の概略を示す側面図である。 研削ユニットの構成の概略を示す側面図である。 ウェハ処理の主な工程を示すフロー図である。 ウェハ表面にエッチング痕を形成する様子を示す説明図である。 ウェハ表面に形成されるエッチング痕と研削痕を示す説明図である。 研削ユニットでウェハ表面を研削する様子を示す説明図である。 ウェハ表面に研削痕を形成する様子を示す説明図である。 ウェハ表面に研削痕を形成する様子を示す説明図である。 他の実施形態にかかるウェハ処理の主な工程を示すフロー図である。
半導体デバイスの製造工程では、単結晶シリコンインゴットからワイヤーソー等により切り出された円盤状シリコン片を、ラッピングした後にエッチング及びポリッシングすることで平坦化及び平滑化して、シリコンウェハ(以下、「ウェハ」という場合がある。)を製造する。また、ラッピングとポリッシングは加工速度が遅いため、近年、ウェハ表面の研削を行うことでラッピングとポリッシングの負荷を低減し、ウェハの生産性を向上させることが提案されている。かかる場合、ウェハ表面の研削を安定して行うため、ウェハをエッチングして表面粗さを改善した後、当該ウェハ表面を研削するのが好ましい。
上述した特許文献1では、ウェハのエッチングを行った後、ウェハの表面を研削することが開示されている。このウェハのエッチングは、アルカリ性溶液や酸性溶液等の薬液にウェハを浸漬させて行われる。また、浸漬処理のエッチングは、複数のウェハのバッチ毎に行われる場合がある。
ここで、ウェハ表面の研削に際して、好適なウェハの表面状態、すなわち好適なウェハ表面の面内形状は表裏面で異なる場合がある。また、ウェハ毎に表面状態を制御した方が好ましい場合もある。
しかしながら、ウェハを薬液に浸漬させてエッチングする場合、ウェハ表面の全面が同程度にエッチングされるため、ウェハ全面でのエッチング量しか制御することできない。すなわち、ウェハの表面状態まで制御することはできない。特に、バッチ毎にウェハをエッチングする場合には、すべてのウェハの表面状態が同程度になる。また、ウェハの表裏面においても、エッチング量や表面状態は同程度になる。
本開示にかかる技術は、インゴットから切り出された基板に対してエッチングと研削を順次行う際、エッチング後の基板表面の面内形状を適切に制御する。以下、本実施形態にかかる基板処理システムとしてのウェハ処理システム、及び基板処理方法としてのウェハ処理方法について、図面を参照しながら説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する要素においては、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
本実施形態にかかるウェハ処理システム1では、インゴットから切り出して得られた基板としてのウェハWに対し、厚みの面内均一性を向上させるための処理を行う。以下、ウェハWの切り出し面を第1の面Waと第2の面Wbという。第1の面Waは第2の面Wbの反対側の面である。また、第1の面Waと第2の面Wbを総称してウェハWの表面という場合がある。
図1に示すようにウェハ処理システム1は、搬入出ステーション10と処理ステーション11を一体に接続した構成を有している。搬入出ステーション10は、例えば外部との間で複数のウェハWを収容可能なカセットCが搬入出される。処理ステーション11は、ウェハWに対して所望の処理を施す各種処理装置を備えている。
搬入出ステーション10には、カセット載置台20が設けられている。図示の例では、カセット載置台20には、複数、例えば2つのカセットCをY軸方向に一列に載置自在になっている。なお、カセット載置台20に載置されるカセットCの個数は、本実施形態に限定されず、任意に決定することができる。
処理ステーション11には、例えば3つの処理ブロックG1~G3が設けられている。第1の処理ブロックG1、第2の処理ブロックG2及び第3の処理ブロックG3は、X軸負方向側(搬入出ステーション10側)から正方向側にこの順で並べて配置されている。
第1の処理ブロックG1には、反転装置30、31、エッチング装置40、41、及びウェハ搬送装置50が設けられている。反転装置30、31は、例えば鉛直方向に下段からこの順で積層して設けられている。エッチング装置40、41は、反転装置30、31のX軸正方向側に配置されている。第1のエッチング装置40と第2のエッチング装置41は、例えば鉛直方向に下段からこの順で積層して設けられている。ウェハ搬送装置50は、エッチング装置40、41のY軸正方向側に配置されている。なお、反転装置30、31、エッチング装置40、41、及びウェハ搬送装置50の数や配置はこれに限定されない。
反転装置30、31は、ウェハWの第1の面Waと第2の面Wbを上下方向に反転させる。
第1のエッチング装置40は、研削前の第1の面Wa又は研削前の第2の面Wbをエッチングする。以下、研削前のエッチングをプリエッチングという場合がある。第2のエッチング装置41は、研削後の第1の面Wa又は研削後の第2の面Wbをエッチングする。以下、研削後のエッチングをポストエッチングという場合がある。
図2に示すように第1のエッチング装置40は、第1の保持部としてのチャック42と、回転機構43と、エッチング液供給部としてのノズル44とを有している。チャック42は、ウェハWを吸着保持する。回転機構43は、チャック42を鉛直軸周りに回転させる。ノズル44は、チャック42の上方に設けられ、移動機構45によって水平方向及び鉛直方向に移動可能に構成されている。ノズル44は、チャック42に保持されたウェハWの第1の面Wa又は第2の面Wbにエッチング液Eを供給する。エッチング液Eには、例えばHF、HNO、HPO、TMAH、Choline、KOH等が用いられる。なお、第2のエッチング装置41の構成は、第1のエッチング装置40の構成と同様である。
図1に示すようにウェハ搬送装置50は、ウェハWを保持して搬送する、例えば2つの搬送アーム51を有している。各搬送アーム51は、水平方向、鉛直方向、水平軸回り及び鉛直軸周りに移動自在に構成されている。そして、ウェハ搬送装置50は、カセット載置台20のカセットC、反転装置30、31、エッチング装置40、41、後述する洗浄装置60、及び後述する反転装置61に対して、ウェハWを搬送可能に構成されている。
第2の処理ブロックG2には、洗浄装置60、反転装置61、及びウェハ搬送装置70が設けられている。洗浄装置60と反転装置61は、例えば鉛直方向に下段からこの順で積層して設けられている。ウェハ搬送装置70は、洗浄装置60及び反転装置61のY軸負方向側に配置されている。なお、洗浄装置60、反転装置61、及びウェハ搬送装置70の数や配置はこれに限定されない。
洗浄装置60は、第1の面Wa又は第2の面Wbを洗浄する。例えば第1の面Wa又は第2の面Wbにブラシを当接させて、当該第1の面Wa又は第2の面Wbをスクラブ洗浄する。なお、第1の面Wa又は第2の面Wbの洗浄には、加圧された洗浄液を用いてもよい。また、洗浄装置60は、ウェハWを洗浄する際、第1の面Waと第2の面Wbを同時に洗浄可能に構成されていてもよい。
反転装置61は、反転装置30、31と同様に、ウェハWの第1の面Waと第2の面Wbを上下方向に反転させる。
ウェハ搬送装置70は、ウェハWを保持して搬送する、例えば2つの搬送アーム71を有している。各搬送アーム71は、水平方向、鉛直方向、水平軸回り及び鉛直軸周りに移動自在に構成されている。そして、ウェハ搬送装置70は、エッチング装置40、41、洗浄装置60、反転装置61、及び後述する加工装置80に対して、ウェハWを搬送可能に構成されている。
第3の処理ブロックG3には、加工装置80が設けられている。なお、加工装置80の数や配置はこれに限定されない。
加工装置80は、回転テーブル81を有している。回転テーブル81は、回転機構(図示せず)によって、鉛直な回転中心線82を中心に回転自在に構成されている。回転テーブル81上には、ウェハWを吸着保持する、第2の保持部としてのチャック83が4つ設けられている。4つのチャック83のうち、2つの第1のチャック83aは第1の面Waの研削に用いられるチャックであり、第2の面Wbを吸着保持する。これら2つの第1のチャック83aは、回転中心線82を挟んで点対称の位置に配置されている。残りの2つの第2のチャック83bは第2の面Wbの研削に用いられるチャックであり、第1の面Waを吸着保持する。これら2つの第2のチャック83bも、回転中心線82を挟んで点対称の位置に配置されている。すなわち、第1のチャック83aと第2のチャック83bは、周方向に交互に配置されている。
チャック83には例えばポーラスチャックが用いられる。チャック83の表面、すなわちウェハWの保持面は、側面視において中央部が端部に比べて突出した凸形状を有している。なお、この中央部の突出は微小であるが、図3においては、説明の明瞭化のためチャック83の中央部の突出を大きく図示している。
図3に示すように、チャック83はチャックベース84に保持されている。チャックベース84には、後述する各研削ユニット100、110が備える研削砥石101、111とチャック83の相対的な傾きを調整する傾き調整部85が設けられている。傾き調整部85は、チャックベース84の下面に設けられた固定軸86と複数、例えば2本の昇降軸87を有している。各昇降軸87は伸縮自在に構成され、チャックベース84を昇降させる。この傾き調整部85によって、チャックベース84の外周部の一端部(固定軸86に対応する位置)を基点に、他端部を昇降軸87によって鉛直方向に昇降させることで、チャック83及びチャックベース84を傾斜させることができる。そしてこれにより、後述する加工位置B1~B2の各研削ユニット100、110が備える研削砥石101、111の表面とチャック83の表面との相対的な傾きを調整することができる。
なお、傾き調整部85の構成はこれに限定されず、研削砥石101、111の表面に対するチャック83の表面の相対的な角度(平行度)を調整することができれば、任意に選択できる。
図1に示すように4つのチャック83は、回転テーブル81が回転することにより、受渡位置A1~A2及び加工位置B1~B2に移動可能になっている。また、4つのチャック83はそれぞれ、回転機構(図示せず)によって鉛直軸回りに回転可能に構成されている。
第1の受渡位置A1は回転テーブル81のX軸負方向側且つY軸正方向側の位置であり、第1の面Waを研削する際に第1のチャック83aとの間でウェハWの受け渡しが行われる。第2の受渡位置A2は回転テーブル81のX軸負方向側且つY軸負方向側の位置であり、第2の面Wbを研削する際に第2のチャック83bとの間でウェハWの受け渡しが行われる。受渡位置A1、A2には、研削後のウェハWの厚みを測定する厚み測定部90が設けられている。厚み測定部90は、ウェハWの厚みを複数点で測定し、厚みの面内分布を測定する。厚み測定部90の構成は任意であるが、例えば非接触式のセンサ(図示せず)を備えている。
第1の加工位置B1は回転テーブル81のX軸正方向側且つY軸負方向側の位置であり、研削部としての第1の研削ユニット100が配置される。第1の研削ユニット100は、第1のチャック83aに保持されたウェハWの第1の面Waを研削する。第2の加工位置B2は回転テーブル81のX軸正方向側且つY軸正方向側の位置であり、研削部としての第2の研削ユニット110が配置される。第2の研削ユニット110は、第2のチャック83bに保持されたウェハWの第2の面Wbを研削する。
図3に示すように、第1の研削ユニット100は、下面に環状の研削砥石101を備える研削ホイール102と、研削ホイール102を支持するマウント103と、マウント103を介して研削ホイール102を回転させるスピンドル104と、例えばモータ(図示せず)を内蔵する駆動部105とを有している。また第1の研削ユニット100は、図1に示す支柱106に沿って鉛直方向に移動可能に構成されている。
第2の研削ユニット110は、第1の研削ユニット100と同様の構成を有している。すなわち、第2の研削ユニット110は、環状の研削砥石111を備える研削ホイール112、マウント113、スピンドル114、駆動部115、及び支柱116を有している。
以上のウェハ処理システム1には、図1に示すように制御装置120が設けられている。制御装置120は、例えばCPUやメモリ等を備えたコンピュータであり、プログラム格納部(図示せず)を有している。プログラム格納部には、ウェハ処理システム1におけるウェハWの処理を制御するプログラムが格納されている。なお、上記プログラムは、コンピュータに読み取り可能な記憶媒体Hに記録されていたものであって、当該記憶媒体Hから制御装置120にインストールされたものであってもよい。また、上記記憶媒体Hは、一時的なものであっても非一時的なものであってもよい。
次に、以上のように構成されたウェハ処理システム1を用いて行われるウェハ処理について説明する。本実施形態では、インゴットからワイヤーソー等により切り出され、ラッピングされたウェハWに対し、厚みの面内均一性を向上させるための処理を行う。
先ず、ウェハWを複数収納したカセットCが、搬入出ステーション10のカセット載置台20に載置される。カセットCにおいてウェハWは、第1の面Waが上側、第2の面Wbが下側を向いた状態で収納されている。
次に、ウェハ搬送装置50によりカセットC内のウェハWが取り出され、第1のエッチング装置40に搬送される。第1のエッチング装置40では、先ず、チャック42にウェハWが第1の面Waを上側(ノズル44側)に向けて保持される。続いて、ノズル44をウェハWの中心部近傍の上方に移動させて配置する。そして、ウェハWを回転させながら、ノズル44からウェハWの第1の面Waにエッチング液Eを供給し、当該第1の面Waをエッチングする(図4のステップS1)。
ステップS1において、図5に示すようにノズル44から第1の面Waにエッチング液Eを供給すると、エッチング液Eは第1の面Waの中心部Cの近傍から外周部に向けて拡散する。この際、図5及び図6(a)に示すように第1の面Waには中心部から外周部に向けて、ウェハWの回転方向に湾曲して延伸する第1のエッチング痕Eaが形成される。第1のエッチング痕Eaは、エッチング液Eの流れによって形成されるものであり、ウェハWの回転速度、エッチング液Eの粘度、第1の面Waへのエッチング液Eの供給位置等で決まる痕である。例えば図5に示すように、第1の面Waへのエッチング液Eの供給位置はウェハWの中心部Cから若干ずれた位置に設定され、エッチング液Eは中心部Cに到達するようにしてもよい。
次に、ウェハWはウェハ搬送装置50により反転装置30に搬送される。反転装置30では、ウェハWの第1の面Waと第2の面Wbを上下方向に反転させる(図4のステップS2)。すなわち、第2の面Wbが上側、第1の面Waが下側を向いた状態にウェハWが反転される。
次に、ウェハWはウェハ搬送装置50により第1のエッチング装置40に搬送される。第1のエッチング装置40では、チャック42にウェハWが第2の面Wbを上側(ノズル44側)に向けて保持された状態で、ウェハWを回転させながら、ノズル44から第2の面Wbにエッチング液Eを供給し、当該第2の面Wbをエッチングする(図4のステップS3)。このステップS3は、ステップS1と同様である。そしてステップS3では、図5及び図6(a)に示すように第2の面Wbには中心部から外周部に向けて、例えばウェハWの回転方向に湾曲して延伸する第2のエッチング痕Ebが形成される。
次に、ウェハWはウェハ搬送装置70により加工装置80に搬送され、第2の受渡位置A2の第2のチャック83bに受け渡される。第2のチャック83bでは、ウェハWの第1の面Waが吸着保持される。
次に、回転テーブル81を回転させて、ウェハWを第2の加工位置B2に移動させる。そして、第2の研削ユニット110によって、ウェハWの第2の面Wbが研削される(図4のステップS4)。
ここで、上述したように第2のチャック83bはウェハWの保持面の中央部に凸形状を有している。このため、ステップS4において、第2の研削ユニット110を用いた第2の面Wbを研削する際には、図7に示すように第2のチャック83bに保持されたウェハWの第2の面Wbと、研削砥石111の表面とが平行になるように、第2のチャック83bを傾斜させる。また、図8及び図9の太線部に示すように、環状の研削砥石111の一部が加工点RとしてウェハWと接触する。より具体的には、環状の研削砥石111とウェハWの中心部から外周端部までが円弧線状に接触し、かかる状態で第2のチャック83bと研削ホイール112をそれぞれ回転させることによって、第2の面Wbの全面が研削処理される。
ステップS4では、図6(b)、図8及び図9に示すように第2の面Wbには中心部から外周部に向けて、ウェハWの回転方向に湾曲して延伸する第2の研削痕Gbが形成される。この第2の研削痕Gbの湾曲方向は、ステップS3で形成された第2のエッチング痕Ebの湾曲方向と、第2の面Wbの径方向に対して反対である。このように第2のエッチング痕Ebの湾曲方向と第2の研削痕Gbの湾曲方向を逆向きにすると、第2の面Wbに対する研削砥石111の噛み込みが向上し、当該第2の面Wbの平坦性を向上させることができる。また、研削砥石111の噛み込みが向上するので、研削砥石111の砥粒の粒径を小さくすることができ、かかる観点からも、第2の面Wbの平坦性を向上させることができる。
次に、回転テーブル81を回転させて、ウェハWを第2の受渡位置A2に移動させる。第2の受渡位置A2では、洗浄部(図示せず)によって研削後のウェハWの第2の面Wbを洗浄してもよい。
次に、ウェハWはウェハ搬送装置70により洗浄装置60に搬送される。洗浄装置60では、ウェハWの第2の面Wbが洗浄される(図4のステップS5)。
次に、ウェハWはウェハ搬送装置70により反転装置61に搬送される。反転装置61では、ウェハWの第1の面Waと第2の面Wbを上下方向に反転させる(図4のステップS6)。すなわち、第1の面Waが上側、第2の面Wbが下側を向いた状態にウェハWが反転される。
次に、ウェハWはウェハ搬送装置70により加工装置80に搬送され、第1の受渡位置A1の第1のチャック83aに受け渡される。第1のチャック83aでは、ウェハWの第2の面Wbが吸着保持される。
次に、回転テーブル81を回転させて、ウェハWを第1の加工位置B1に移動させる。そして、第1の研削ユニット100によって、ウェハWの第1の面Waが研削される(図4のステップS7)。このステップS7では、ステップS4と同様に、図6(b)、図8及び図9に示すように第1の面Waには中心部から外周部に向けて、ウェハWの回転方向に湾曲して延伸する第1の研削痕Gaが形成される。この第1の研削痕Gaの湾曲方向は、ステップS1で形成された第1のエッチング痕Eaの湾曲方向と、第1の面Waの径方向に対して反対である。このため、第1の面Waに対する研削砥石101の噛み込みが向上し、当該第1の面Waの平坦性を向上させることができる。
次に、回転テーブル81を回転させて、ウェハWを第1の受渡位置A1に移動させる。第1の受渡位置A1では、洗浄部(図示せず)によって研削後のウェハWの第1の面Waを洗浄してもよい。
次に、ウェハWはウェハ搬送装置70により洗浄装置60に搬送される。洗浄装置60では、ウェハWの第1の面Waが洗浄される(図4のステップS8)。
次に、ウェハWはウェハ搬送装置50により第2のエッチング装置41に搬送される。第2のエッチング装置41では、チャック42にウェハWが第1の面Waを上側(ノズル44側)に向けて保持された状態で、ウェハWを回転させながら、ノズル44から第1の面Waにエッチング液Eを供給し、当該第1の面Waをエッチングする(図4のステップS9)。これにより、第1の面Waに残存する研削屑や研削ダメージ等が除去される。
ステップS9では、ステップS1、S3と同様に、図6(c)に示すように第1の面Waには中心部から外周部に向けて、ウェハWの回転方向に湾曲して延伸する第3のエッチング痕Ecが形成される。この第3のエッチング痕Ecの湾曲方向は、ステップS7で形成された第1の研削痕Gaの湾曲方向と、第1の面Waの径方向に対して反対である。このため、第1の研削痕Gaや第3のエッチング痕EcによるウェハWのうねりを抑制して、第1の面Waの平坦度を向上させることができる。
次に、ウェハWはウェハ搬送装置50により反転装置31に搬送される。反転装置31では、ウェハWの第1の面Waと第2の面Wbを上下方向に反転させる(図4のステップS10)。すなわち、第2の面Wbが上側、第1の面Waが下側を向いた状態にウェハWが反転される。
次に、ウェハWはウェハ搬送装置50により第2のエッチング装置41に搬送される。第2のエッチング装置41では、チャック42にウェハWが第2の面Wbを上側(ノズル44側)に向けて保持された状態で、ウェハWを回転させながら、ノズル44から第2の面Wbにエッチング液Eを供給し、当該第2の面Wbをエッチングする(図4のステップS11)。このステップS12では、ステップS9と同様に、図6(c)に示すように第2の面Wbには中心部から外周部に向けて、ウェハWの回転方向に湾曲して延伸する第4のエッチング痕Edが形成される。この第4のエッチング痕Edの湾曲方向は、ステップS4で形成された第2の研削痕Gbの湾曲方向と、第2の面Wbの径方向に対して反対である。このため、第2の面Wbの平坦度を向上させることができる。
その後、すべての処理が施されたウェハWは、ウェハ搬送装置50によりカセット載置台20のカセットCに搬送される。こうして、ウェハ処理システム1における一連のウェハ処理が終了する。なお、ウェハ処理システム1で所望の処理が施されたウェハWには、ウェハ処理システム1の外部においてポリッシングが行われてもよい。
以上の実施形態によれば、ステップS1で第1の面Waのプリエッチングを行い、ステップS3で第2の面Wbのプリエッチングを行う。かかる場合、これらプリエッチングの処理条件を個別に設定することができ、第1の面Waと第2の面Wbの面内形状を個別に制御することができる。そして、第1の面Waと第2の面Wbの面内形状を研削に好適な状態にすることができるので、ステップS7における第1の面Waの研削とステップS4における第2の面Wbの研削の加工負荷を低減して、これら研削を適切に行うことができる。その結果、ウェハWの厚みをウェハ面内で均一にすることができる。
また、本実施形態によれば、ステップS1、S3のウェハWのプリエッチングを枚葉で行うので、ウェハW毎に第1の面Waと第2の面Wbの面内形状を適切に制御することができる。このため、ステップS4、S7の研削をさらに適切に行うことができる。また、枚葉でウェハWを処理することで、製造工程のトレーサビリティが向上する。
また、本実施形態によれば、ステップS1において第1の面Waに形成される第1のエッチング痕Eaの湾曲方向と、ステップS7において第1の面Waに形成される第1の研削痕Gaの湾曲方向とは逆向きである。かかる場合、第1の面Waに対する研削砥石101の噛み込みが向上し、当該第1の面Waの研削の加工性能を向上させることができる。また、第1の面Waに対する研削砥石101の噛み込みが向上するので、研削砥石101の砥粒の粒径を小さくすることができ、当該第1の面Waの平坦性を向上させることができる。
さらに、ステップS3において第2の面Wbに形成される第2のエッチング痕Ebの湾曲方向と、ステップS4において第2の面Wbに形成される第2の研削痕Gbの湾曲方向とは逆向きであり、上記と同様の効果を享受できる。すなわち、第2の面Wbの平坦性を向上させることができる。
また、本実施形態によれば、ステップS9で第1の面Waのポストエッチングを行い、ステップS11で第2の面Wbのポストエッチングを行う。かかる場合、これらポストエッチングの処理条件を個別に設定することができ、第1の面Waと第2の面Wbの面内形状を個別に制御することができる。そして、第1の面Waと第2の面Wbの面内形状を後続のポリッシングに好適な状態にすることができるので、当該ポリッシングの加工負荷を低減することができる。
また、本実施形態によれば、ステップS7において第1の面Waに形成される第1の研削痕Gaの湾曲方向と、ステップS9において第1の面Waに形成される第3のエッチング痕Ecとは逆向きである。かかる場合、第1の面Waのポストエッチングを効率よく行うことができる。また、ウェハWのうねりを抑制して、第1の面Waの平坦度を向上させることができる。
さらに、ステップS4において第2の面Wbに形成される第2の研削痕Gbの湾曲方向と、ステップS11において第2の面Wbに形成される第4のエッチング痕Edとは逆向きであり、上記と同様の効果を享受できる。すなわち、第2の面Wbの平坦性を向上させることができる。
以上の実施形態において、第2のエッチング装置41で使用したエッチング液を、第1のエッチング装置40において再利用してもよい。すなわち、ステップS9の第1の面Waのポストエッチング又はステップS11の第2の面Wbのポストエッチングで使用したエッチング液を、次のウェハWに対して行われる、ステップS1の第1の面Waのプリエッチング又はステップS3の第2の面Wbのプリエッチングに再利用してもよい。第1の面Waと第2の面Wbのポストエッチングでは、清浄なエッチング液を使用して、当該第1の面Waと第2の面Wbを精度よく仕上ることができる。一方、第1の面Waと第2の面Wbのプリエッチングでは、それほど高い精度が要求されないため、再利用したエッチング液を使用できる。かかる場合、エッチング液の消費量を低減して、ウェハ処理のラインニングコストを低廉化することができる。
以上の実施形態において、ステップS7において第1の面Waを研削した後、厚み測定部90を用いてウェハWの厚み分布を測定してもよい。そして、この厚み測定結果に基づいて、次のウェハWに対して、ステップS1における第1の面Waのプリエッチングの面内エッチング量を制御する。例えば厚み測定結果によりウェハWの厚みが大きい箇所には、エッチング量を多くする。このように面内エッチング量を制御することで、ステップS7で第1の面Waを研削した後、ウェハWの厚み分布の面内均一性を向上させることができる。
同様に、ステップS4において第2の面Wbを研削した後、厚み測定部90を用いてウェハWの厚み分布を測定してもよい。そして、この厚み測定結果に基づいて、次のウェハWに対して、ステップS3における第2の面Wbのプリエッチングの面内エッチング量を制御する。かかる場合も上記と同様の効果を享受することができ、研削後のウェハWの厚み分布の面内均一性を向上させることができる。
以上の実施形態において、ステップS1で第1の面Waのプリエッチングを行い、ステップS3で第2の面Wbのプリエッチングを行った後、ステップS4で第2の面Wbの研削を行う前に、洗浄装置60において第1の面Waと第2の面Wbを洗浄してもよい。
本開示の技術において、第1の面Waと第2の面Wbのプリエッチング、第1の面Waと第2の面Wbの研削の順序は、上記実施形態に限定されず任意に設定できる。
例えば図10に示すように、第1のエッチング装置40において第1の面Waのプリエッチングを行った後(図10のステップT1)、加工装置80において第1の面Waを研削する(図10のステップT2)。その後、洗浄装置60において第1の面Waを洗浄する(図10のステップT3)。
次に、反転装置30、31又は反転装置61において、ウェハWの第1の面Waと第2の面Wbを上下方向に反転させる(図10のステップT4)。
次に、第1のエッチング装置40において第2の面Wbのプリエッチングを行った後(図10のステップT5)、加工装置80において第2の面Wbを研削する(図10のステップT6)。その後、洗浄装置60において第2の面Wbを洗浄する(図10のステップT7)。
次に、第2のエッチング装置41において第2の面Wbのポストエッチングを行う(図10のステップT8)。その後、反転装置61において、ウェハWの第1の面Waと第2の面Wbを上下方向に反転させる(図10のステップT9)。その後、第2のエッチング装置41において第1の面Waのポストエッチングを行う(図10のステップT10)。
本実施形態においても、上記実施形態と同様の効果を享受することができる。
なお、本実施形態では、ステップT5における第2の面Wbのエッチング量は、ステップT1における第1の面Waのエッチング量より多くてもよい。ステップT2で第1の面Waを研削する際には、第1のチャック83aに第2の面Wbが吸着保持されるため、当該第2の面Wbに吸着保持によるダメージや、汚れの付着が生じる場合がある。そこで、後続のステップT5では、この第2の面Wbのダメージや汚れの付着を除去する分、第2の面Wbのエッチング量を多くする。かかる場合、後続のステップT6において第2の面Wbを研削する際の加工負荷を低減することができる。また、第2の面Wbの平坦性を向上させることも可能となる。
また、本開示の技術において、第1の面Waと第2の面Wbの研削、第1の面Waと第2の面Wbのポストエッチングの順序は、上記実施形態に限定されず任意に設定できる。例えば第1の面Waを、第2の面Wbよりも先に研削、ポストエッチングしてもよいし、第2の面Wbを、第1の面Waよりも先に研削、ポストエッチングしてもよい。
今回開示された実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。上記の実施形態は、添付の請求の範囲及びその主旨を逸脱することなく、様々な形態で省略、置換、変更されてもよい。
1 ウェハ処理システム
30、31、61 反転装置
40 第1のエッチング装置
41 第2のエッチング装置
42 チャック
43 回転機構
44 ノズル
80 加工装置
83 チャック
100、110 研削ユニット
120 制御装置
W ウェハ

Claims (14)

  1. 基板を処理する基板処理方法であって、
    インゴットから切り出された基板を回転させながら、前記基板の第1の面の上方からエッチング液を供給して当該第1の面をエッチングすることと、
    前記基板を回転させながら、前記基板の前記第1の面と反対側の第2の面の上方からエッチング液を供給して当該第2の面をエッチングすることと、
    前記第2の面が保持された状態で、エッチングされた後の前記第1の面を研削することと、
    前記第1の面が保持された状態で、エッチングされた後の前記第2の面を研削することと、
    前記第1の面と前記第2の面を上下方向に反転させることと、有する、基板処理方法。
  2. 前記第1の面をエッチングする際、当該第1の面の中心部から外周部に向けて湾曲して延伸する第1のエッチング痕を形成し、
    前記第1の面を研削する際、当該第1の面の中心部から外周部に向けて湾曲して延伸する第1の研削痕を形成し、
    前記第1のエッチング痕の湾曲方向と前記第1の研削痕の湾曲方向は、前記第1の面の径方向に対して反対である、請求項1に記載の基板処理方法。
  3. 前記第2の面をエッチングする際、当該第2の面の中心部から外周部に向けて湾曲して延伸する第2のエッチング痕を形成し、
    前記第2の面を研削する際、当該第2の面の中心部から外周部に向けて湾曲して延伸する第2の研削痕を形成し、
    前記第2のエッチング痕の湾曲方向と前記第2の研削痕の湾曲方向は、前記第2の面の径方向に対して反対である、請求項2に記載の基板処理方法。
  4. 研削された後の前記第1の面をエッチングすることと、
    研削された後の前記第2の面をエッチングすることと、を有し、
    前記第1の面を研削する際、当該第1の面の中心部から外周部に向けて湾曲して延伸する第1の研削痕を形成し、
    前記研削された後の前記第1の面をエッチングする際、当該第1の面の中心部から外周部に向けて湾曲して延伸する第3のエッチング痕を形成し、
    前記第1の研削痕の湾曲方向と前記第3のエッチング痕の湾曲方向は、前記第1の面の径方向に対して反対であり、
    前記第2の面を研削する際、当該第2の面の中心部から外周部に向けて湾曲して延伸する第2の研削痕を形成し、
    前記研削された後の前記第2の面をエッチングする際、当該第2の面の中心部から外周部に向けて湾曲して延伸する第4のエッチング痕を形成し、
    前記第2の研削痕の湾曲方向と前記第4のエッチング痕の湾曲方向は、前記第2の面の径方向に対して反対である、請求項1~3のいずれか一項に記載の基板処理方法。
  5. 研削された後の前記第1の面をエッチングすることと、
    研削された後の前記第2の面をエッチングすることと、を有し、
    前記第1の面の研削後のエッチングにおいて使用したエッチング液又は前記第2の面の研削後のエッチングにおいて使用したエッチング液を、前記第1の面の研削前のエッチング又は前記第2の面の研削前のエッチングにおいて再利用する、請求項1~4のいずれか一項に記載の基板処理方法。
  6. 前記第1の面のエッチング、前記第1の面の研削、前記第1の面と前記第2の面の反転、前記第2の面のエッチング及び前記第2の面の研削を順次行い、
    前記第2の面のエッチングにおけるエッチング量は、前記第1の面のエッチングにおけるエッチング量より多い、請求項1~5のいずれか一項に記載の基板処理方法。
  7. 前記第1の面の研削後又は前記第2の面の研削後に前記基板の厚みを測定することと、
    前記第1の面の研削後の前記基板の厚み測定結果に基づいて、前記第1の面のエッチングにおける面内エッチング量を制御し、又は前記第2の面の研削後の前記基板の厚み測定結果に基づいて、前記第2の面のエッチングにおける面内エッチング量を制御する、請求項1~6のいずれか一項に記載の基板処理方法。
  8. 基板を処理する基板処理システムであって、
    インゴットから切り出された基板の第1の面又は前記基板の前記第1の面と反対側の第2の面をエッチングするエッチング装置と、
    エッチングされた後の前記第1の面又はエッチングされた後の前記第2の面を研削する加工装置と、
    前記第1の面と前記第2の面を上下方向に反転させる反転装置と、
    制御装置と、を有し、
    前記エッチング装置は、
    前記基板を保持する第1の保持部と、
    前記第1の保持部を回転させる回転機構と、
    前記第1の保持部に保持された前記基板の前記第1の面又は前記第2の面の上方からエッチング液を供給するエッチング液供給部と、を有し、
    前記加工装置は、
    前記基板を保持する第2の保持部と、
    前記第2の保持部に保持された前記基板の第1の面又は前記第2の面を研削する研削部と、を有し、
    前記制御装置は、
    前記エッチング装置において、前記基板を回転させながら、前記第1の面にエッチング液を供給して当該第1の面をエッチングする制御を行うことと、
    前記エッチング装置において、前記基板を回転させながら、前記第2の面にエッチング液を供給して当該第2の面をエッチングする制御を行うことと、
    前記加工装置において、前記第2の面が保持された状態で、前記第1の面を研削する制御を行うことと、
    前記加工装置において、前記第1の面が保持された状態で、前記第2の面を研削する制御を行うことと、
    前記反転装置において、前記第1の面と前記第2の面を上下方向に反転させる制御を行うことと、を実行する、基板処理システム。
  9. 前記制御装置は、
    前記エッチング装置において、前記第1の面をエッチングする際、当該第1の面の中心部から外周部に向けて湾曲して延伸する第1のエッチング痕を形成する制御を行い、
    前記加工装置において、前記第1の面を研削する際、当該第1の面の中心部から外周部に向けて湾曲して延伸する第1の研削痕を形成する制御を行い、
    前記第1のエッチング痕の湾曲方向と前記第1の研削痕の湾曲方向が、前記第1の面の径方向に対して反対である、請求項8に記載の基板処理システム。
  10. 前記制御装置は、
    前記エッチング装置において、前記第2の面をエッチングする際、当該第2の面の中心部から外周部に向けて湾曲して延伸する第2のエッチング痕を形成する制御を行い、
    前記加工装置において、前記第2の面を研削する際、当該第2の面の中心部から外周部に向けて湾曲して延伸する第2の研削痕を形成する制御を行い、
    前記第2のエッチング痕の湾曲方向と前記第2の研削痕の湾曲方向が、前記第2の面の径方向に対して反対である、請求項9に記載の基板処理システム。
  11. エッチング装置は、研削された後の前記第1の面又は研削された後の前記第2の面をエッチングし、
    前記制御装置は、
    前記加工装置において、前記第1の面を研削する際、当該第1の面の中心部から外周部に向けて湾曲して延伸する第1の研削痕を形成する制御を行い、
    前記エッチング装置において、研削された後の前記第1の面をエッチングする際、当該第1の面の中心部から外周部に向けて湾曲して延伸する第3のエッチング痕を形成する制御を行い、
    前記加工装置において、前記第2の面を研削する際、当該第2の面の中心部から外周部に向けて湾曲して延伸する第2の研削痕を形成する制御を行い、
    前記エッチング装置において、研削された後の前記第2の面をエッチングする際、当該第2の面の中心部から外周部に向けて湾曲して延伸する第4のエッチング痕を形成する制御を行い、
    前記第1の研削痕の湾曲方向と前記第3のエッチング痕の湾曲方向は、前記第1の面の径方向に対して反対であり、
    前記第2の研削痕の湾曲方向と前記第4のエッチング痕の湾曲方向は、前記第2の面の径方向に対して反対である、請求項8~10のいずれか一項に記載の基板処理システム。
  12. エッチング装置は、研削された後の前記第1の面又は研削された後の前記第2の面をエッチングし、
    前記制御装置は、前記エッチング装置において、前記第1の面の研削後のエッチングにおいて使用したエッチング液又は前記第2の面の研削後のエッチングにおいて使用したエッチング液を、前記第1の面の研削前のエッチング又は前記第2の面の研削前のエッチングにおいて再利用する制御を行う、請求項8~11のいずれか一項に記載の基板処理システム。
  13. 前記制御装置は、
    前記第1の面のエッチング、前記第1の面の研削、前記第1の面と前記第2の面の反転、前記第2の面のエッチング及び前記第2の面の研削を順次行い、
    前記第2の面のエッチングにおけるエッチング量が、前記第1の面のエッチングにおけるエッチング量より多くなるように、前記エッチング装置を制御する、請求項8~12のいずれか一項に記載の基板処理システム。
  14. 前記第1の面の研削後又は前記第2の面の研削後に前記基板の厚みを測定する測定部を有し、
    前記制御装置は、前記第1の面の研削後の前記基板の厚み測定結果に基づいて、前記第1の面のエッチングにおける面内エッチング量を制御し、又は前記第2の面の研削後の前記基板の厚み測定結果に基づいて、前記第2の面のエッチングにおける面内エッチング量を制御する、請求項8~13のいずれか一項に記載の基板処理システム。
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