JP2022154476A - 振動刺激付与装置 - Google Patents

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Aya Takeuchi
文人 竹内
Fumito Takeuchi
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Abstract

【課題】所望の振動刺激を対象部位に安定して付与できる振動刺激付与装置を実現する。【解決手段】振動刺激付与装置は、ユーザの運動にともなって変化する体における対象部位に振動を付与する振動部と、振動部が対象部位に当接するように、振動部を対象部位に固定する固定部材と、振動部が対象部位に適切に接触されているか否かの判定を実行する判定部と、判定部の判定結果に応じた情報を出力する出力部と、を備える。、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、振動刺激付与装置に関する。
従来から、怪我や術後のリハビリにおいて、症状の緩和、治癒の促進、治療の効率化、又は筋肉の増強等を図るために、ユーザの体における対象部位に振動刺激や電気刺激等の外部刺激を付与する装置が使用されている。
特許文献1には、ユーザが所望の動作を行い易くするために、ユーザの対象部位に電気刺激を付与する装置が開示されている。
特開2017-153822号公報
上述のような特許文献1に開示された装置の場合、当該装置は、ユーザの対象部位に固定部材を介して固定される。ところで、当該装置が所望の状態で対象部位に固定されていない場合、対象部位に対して所望の刺激を付与できない可能性がある。
本発明の目的は、所望の振動刺激を対象部位に安定して付与できる振動刺激付与装置を提供することである。
本発明に係る振動刺激付与装置は、
ユーザの運動にともなって変化する体における対象部位に振動を付与する振動部と、
振動部が対象部位に当接するように、振動部を対象部位に固定する固定部材と、
振動部が対象部位に適切に接触されているか否かの判定を実行する判定部と、
判定部の判定結果に応じた情報を出力する出力部と、を備える。
本発明によれば、所望の振動刺激を対象部位に安定して付与できる振動刺激付与装置を提供できる。
図1は、本発明の実施形態に係る振動刺激付与装置のブロック図である。 図2は、ユーザが振動刺激付与装置を装着した状態を示す模式図である。 図3は、歩行動作と、歩行動作中の各筋肉の筋電位との関係を示す模式図である。 図4は、振動刺激付与装置の動作を説明するためのフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて詳細に説明する。尚、後述の実施形態は、本発明の実施形態の一例である。よって、本発明は、後述の実施形態により限定されない。
[実施形態]
図1~図4を参照して本実施形態に係る振動刺激付与装置10について説明する。
<振動刺激付与装置>
先ず、振動刺激付与装置10の概要について説明する。振動刺激付与装置10は、装着部109を介して、ユーザ2に固定される。振動刺激付与装置10がユーザ2に固定された状態で、装着部109により保持された振動刺激部101が、ユーザ2の対象部位(例えば、内側広筋203、図2参照)に接触する。
ユーザ2(図2、図3参照)の動作中、振動刺激部101が振動すると、振動刺激部101の振動が、対象部位に振動刺激として付与される。
このような振動刺激付与装置10において、振動刺激部101が対象部位に適切な状態で接触していないと、振動刺激部101の振動が、対象部位に安定して伝わらない可能性がある。
そこで、本実施形態に係る振動刺激付与装置10は、振動刺激部101が対象部位に適切な状態で接触しているか否かを判定し、判定結果をユーザ2に通知する機能を有する。以下、本実施形態に係る振動刺激付与装置10の具体的な構成について説明する。
振動刺激付与装置10は、振動刺激部101、検出部102、判定情報検出部103、制御部104、通信部105、記憶部106、入力部107、電源部108、装着部109、及び表示部110を有する。
<振動刺激部>
振動刺激部101は、振動部の一例に該当し、後述する制御部104の制御下で、ユーザ2の体の対象部位に振動刺激を付与する。振動刺激部101は、後述する装着部109により保持されている。使用時において、振動刺激部101は、ユーザ2の対象部位の表面(以下、「被振動刺激付与面」と称する。)に直接的又は間接的に当接する。
ここで、ユーザ2の体の対象部位について説明する。対象部位として、例えば、ユーザ2の胸部の筋肉、腹部の筋肉、背部の筋肉、肩部の筋肉、腕部の筋肉、足部の筋肉、及び臀部の筋肉が挙げられる。
胸部の筋肉として、例えば、大胸筋が挙げられる。腹部の筋肉として、例えば、腹直筋、外腹斜筋、内腹斜筋、及び腸腰筋が挙げられる。背部の筋肉として、例えば、脊柱起立筋、広背筋、大円筋、小円筋、及び棘下筋が挙げられる。肩部の筋肉として、例えば、三角筋及び僧帽筋が挙げられる。
腕部の筋肉として、例えば、上腕二頭筋及び上腕三頭筋が挙げられる。足部の筋肉として、例えば、大腿四頭筋(大腿直筋、中間広筋、内側広筋、外側広筋)、及びハムストリングス(大腿二頭筋、半腱様筋、半膜様筋)が挙げられる。臀部の筋肉として、例えば、小臀筋、中臀筋、及び大臀筋が挙げられる。
<検出部>
検出部102は、ユーザ2の動作中、ユーザ2の体の変化を検出する。検出部102は、ユーザ2の動作中、ユーザ2の対象部位(例えば、内側広筋203、図2参照)と対応して変化する部位(以下、「検出対象部位」と称することもある。例えば、大腿部、膝、又は下腿部)の変化を物理量として検出する。そして、検出部102は、検出した物理量を制御部104に送る。尚、対象部位は、ユーザの下腿部の筋肉(例えば、ハムストリングス)であってもよい。検出対象部位は、ユーザ2の対象部位と対応して変化する部位であれば、特に限定されない。検出対象部位が下腿部の場合の一例として、例えば、脛が挙げられる。
上記物理量として、例えば、変位量、時間、角度、角速度、速度、加速度、電流、電圧(例えば、筋電位)、及び圧力が挙げられる。
検出部102の検出値は、制御部104において、振動刺激部101の振動のON/OFFを切り換えるタイミングの決定に用いられる情報である。以下、当該情報を、動作中の第一情報と称することもある。
又、検出部102は、ユーザ2の動作中、動作中の第一情報以外のユーザ2に関する情報を検出してもよい。以下、当該情報を、動作中の第二情報と称することもある。動作中の第二情報として、ユーザ2の体温、血圧、心拍、脂肪量、及び筋肉量に関する情報が挙げられる。
又、動作中の第二情報は、ユーザ2の動作に対応する情報を含む。ユーザ2の動作が歩行である場合の、動作に対応する情報として、歩数、歩幅、歩行周期、歩行速度、加速度、膝の伸展角度、膝の内転角度(ねじれ角度)、及び脚の筋力に関する情報が挙げられる。又、第二情報は、ユーザ2が、振動刺激付与装置10を装着している装着時間に関する情報を含んでもよい。
又、検出部102は、ユーザ2の動作中、ユーザ2の周囲の情報を検出してもよい。以下、当該情報を、動作中の第三情報と称することもある。動作中の第三情報として、例えば、気温、湿度、気圧、高度、位置情報(GPS:Grobal Positioning System)等が挙げられる。
検出部102は、例えば、角度センサ、角速度センサ、加速度センサ、及び筋電位センサにより構成される。
検出部102は、上述の動作中の第二情報を検出するためのセンサを有してもよい。このようなセンサは、例えば、体温センサ、血圧センサ、心拍センサ、及び歩数センサである。
検出部102は、上述の動作中の第三情報を検出するためのセンサを有してもよい。このようなセンサは、例えば、気温センサ、気圧センサ、及びGPSセンサである。
検出部102は、検出した全ての情報を振動刺激付与装置10に通信接続されたサーバ11(図1参照)に送信してもよいし、検出した情報の任意に設定した期間における平均値をサーバ11に送信してもよい。
検出部102の検出値は、例えば、リハビリや治療の効果を検証して、リハビリのための通院の指標、医師による診療・診察のための通院の指標、投薬のための指標、又はスポーツにおける筋力トレーニングの効果の指標とすることができる。
検出部102は、制御部104に接続されている。又、検出部102は、装着部109に保持された状態で、ユーザ2の動作中に対象部位と対応して変化するユーザ2の体の部位(以下、「被検出部位」と称する。)に配置される。
ここで、図2を参照して、検出部102の具体的構成の一例について説明する。図2は、被検出部位がユーザ2の膝であり且つ対象部位がユーザ2の足の内側広筋203である場合の、振動刺激付与装置10を示している。
図2に示された振動刺激付与装置10の場合、検出部102は、第一センサ102a及び第二センサ102bを有する。第一センサ102aは、例えば、加速度センサであって、装着状態において、ユーザ2の大腿部204に配置される。第一センサ102aは、防振部材12に覆われた状態で装着部109に保持されると好ましい。
防振部材12を設ける理由は、振動刺激部101と第一センサ102aとが、ともに大腿部204に配置されるからである。防振部材12は、振動刺激部101の振動を、第一センサ102aに伝わりにくくする。この構成は、第一センサ102aの検出精度の向上に効果的である。尚、防振部材12は、省略されてもよい。
第二センサ102bは、加速度センサであって、装着状態において、ユーザ2の下腿部205に配置される。本実施形態の場合、第二センサ102bは、防振部材により覆われていない。この理由は、振動刺激部101が大腿部204に配置されるのに対して、第二センサ102bは、下腿部205に配置されるからである。尚、第二センサ102bは、防振部材により覆われた状態で装着部109に保持されてもよい。
第一センサ102a及び第二センサ102bはそれぞれ、ユーザ2の動作中、大腿部204及び下腿部205における所定方向の加速度を検出する。
検出部102は、第一センサ102a及び第二センサ102bとともに、例えば、角度センサである第三センサ102cを有してもよい。被検出部位がユーザ2の膝である場合には、第三センサ102cは、ユーザ2の大腿部204から下腿部205に架け渡すように配置される。第三センサ102cは、ユーザ2の動作中、ユーザ2の膝関節の角度を検出する。
検出部102は、一つのセンサ(例えば、第一センサ102a)又は同じ種類の物理量を検出するセンサ(例えば、加速度センサである第一センサ102a及び第二センサ102b)により構成されると好ましい。但し、ユーザ2の関節があまり曲がらない場合やユーザ2の歩幅が狭い場合には、一つのセンサ又は同じ種類の物理量を検出するセンサによる物理量(例えば、加速度)の検出が難しい場合がある。この場合には、例えば、第四センサ102d及び/又は第五センサ102e(図2参照)のように、第一センサ102a及び第二センサ102bとは異なる位置に設けられたセンサを追加してもよい。第四センサ102d及び/又は第五センサ102eは、第一センサ102a及び第二センサ102bと同じ種類の物理量を検出するセンサであってもよいし、異なる種類の物理量を検出するセンサであってもよい。尚、センサ102a~102eは、総て同じ種類のセンサでもよいし、異なる種類のセンサであってもよい。又、検出部102は、センサ102a~102eのうちの少なくとも一つのセンサを有していればよい。又、検出部102は、複数種類のセンサをワンチップ化した構成であってもよい。複数種類のセンサは、異なる物理量を検出するセンサを意味する。
尚、被検出部位がユーザ2の肘関節である場合には、装着状態において、第一センサ102aは、ユーザ2の上腕部に、第二センサ102bは、ユーザ2の前腕部に、それぞれ配置される。この場合に、検出部102は、第一センサ102a及び第二センサ102bとともに、角度センサである第三センサ102cを有してもよい。
被検出部位がユーザ2の肘関節である場合には、第三センサ102cは、ユーザ2の上腕部から前腕部に架け渡すように配置される。尚、被検出部位がユーザ2の肘関節である場合には、対象部位は、ユーザ2の腕の筋肉である。第三センサ102cは、ユーザ2の上腕部及び前腕部のうちの何れか一方の部位に設けられてもよい。
<判定情報検出部>
判定情報検出部103は、後述の制御部104において実行される、振動刺激部101が対象部位に適切に接触されているか否かの判定(以下、「制御部104における判定」と称することもある。)に用いられる情報を取得する。
判定情報検出部103は、装着部109により、例えば、対象部位の周囲に保持されている。尚、判定情報検出部103の配置は、特に限定されない。判定情報検出部103は、制御部104における判定のために必要な情報を検出できる位置に配置されればよい。
本実施形態の場合、判定情報検出部103は、振動刺激部101が発する振動(以下、「付与前振動」と称する。)が対象部位に付与されることによって対象部位で発生する振動(以下、「付与後振動」と称する。)の振動周波数に関する情報を検出する。判定情報検出部103は、検出した付与後振動の振動周波数に関する情報を、制御部104に送る。判定情報検出部103は、装着部109において、付与後振動の振動周波数に関する情報を検出可能な位置に配置されればよい。
又、判定情報検出部103は、付与後振動の振動強度に関する情報を検出してもよい。判定情報検出部103は、検出した付与後振動の振動強度に関する情報を、制御部104に送る。判定情報検出部103は、装着部109において、付与後振動の振動強度に関する情報を検出可能な位置に配置されればよい。
又、判定情報検出部103は、付与後振動の振動加速度に関する情報を検出してもよい。判定情報検出部103は、検出した付与後振動の振動加速度に関する情報を、制御部104に送る。判定情報検出部103は、装着部109において、付与後振動の振動加速度に関する情報を検出可能な位置に配置されればよい。
又、判定情報検出部103は、振動刺激部101と対象部位との接触部における接触圧に関する情報を検出してもよい。判定情報検出部103は、検出した接触圧に関する情報を制御部104に送る。判定情報検出部103は、装着部109において、接触圧に関する情報を取得可能な位置に配置されればよい。
又、判定情報検出部103は、装着部109の伸縮量に関する情報を検出してもよい。伸縮量に関する情報は、装着部109の所定方向(例えば、周方向)における伸縮量を示す情報であってよい。判定情報検出部103は、検出した伸縮量に関する情報を制御部104に送る。判定情報検出部103は、装着部109において、装着部109の伸縮量に関する情報を取得可能な位置に配置されればよい。
又、判定情報検出部103は、装着部109の張力に関する情報を検出してもよい。張力に関する情報は、装着部109の所定方向(例えば、周方向)における張力を示す情報であってよい。判定情報検出部103は、検出した張力に関する情報を制御部104に送る。判定情報検出部103は、装着部109において、装着部109の張力に関する情報を取得可能な位置に配置されればよい。
尚、判定情報検出部103は、上述の付与後振動の振動周波数に関する情報、付与後振動の振動強度に関する情報、付与後振動の振動加速度に関する情報、接触圧に関する情報、伸縮量に関する情報、及び張力に関する情報のうち、少なくとも制御部104における判定で必要な情報のみ取得すればよい。
<制御部>
制御部104(図1参照)は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、入力ポート、及び出力ポート等を備える。
制御部104は、特定の条件で振動刺激部101をON/OFFさせることができる。具体的には、検出部102から受け取った検出値(物理量)が所定条件を満たす場合に、所定の振動刺激条件で振動刺激部101を振動させる。
より具体的には、制御部104は、検出部102から受け取った検出値と所定の閾値とを比較し、比較結果が振動開始条件を満たす場合に、設定された振動刺激条件で振動刺激部101を振動させる。
例えば、制御部104は、検出部102の検出値が所定の閾値以上の場合に、振動刺激開始条件を満たすと判定する。一方、制御部104は、検出部102の検出値が所定の閾値より小さい場合に、振動刺激開始条件を満たさないと判定する。
制御部104は、振動刺激部101の刺激時間(例えば、振動の継続時間)を設定してもよい。この場合には、制御部104は、設定した刺激時間が経過した時点で、振動刺激部101の動作を停止させる。
上記所定の閾値として、対象部位、被検出部位、及び検出部102が検出する物理量の種類に対応した値が、予め制御部104のROM等に記憶されている。制御部104は、検出部102から検出値を受け取ると、受け取った検出値と記憶している所定の閾値とを比較する。
制御部104は、検出部102から受け取った検出値が振動終了条件を満たす場合、振動刺激部101の動作を停止する。
制御部104は、振動刺激部101に振動刺激条件を設定する。振動刺激条件には、例えば、振動時間、振幅、振動強度、振動周波数、及び振動パターンのうちの少なくとも一つが含まれてよい。制御部104は、記憶部106、サーバ11、又は外部装置4から振動刺激条件を取得する。
制御部104は、後述する入力部107にユーザ情報及びユーザの動作に関する情報が入力された場合に、これら各情報に対応する振動刺激条件を記憶部106から取得する。制御部104は、取得した振動刺激条件を、振動刺激部101に設定する。ユーザの動作に関する情報として、ユーザが行う運動の種類又は運動の強度に関する情報が挙げられる。
制御部104は、ユーザ情報、ユーザの動作に関する情報、及び振動刺激部101がユーザの対象部位に付与した振動刺激条件を、ユーザ毎に記憶部106に送る。
制御部104は、検出部102から受け取った情報を記憶部106に送ってもよい。更に、制御部104は、検出部102から受け取った情報をサーバ11に送ってもよい。制御部104は、記憶部106に記憶された情報を、サーバ11に送ってもよい。サーバ11は、受け取った情報を記憶する。
更に、制御部104は、判定情報検出部103から取得した情報に基づいて、振動刺激部101が対象部位に適切に接触されているか否かの判定を実行する。よって、制御部104は、判定部の一例に該当する。以下、判定方法の一例について説明する。尚、制御部104は、以下の判定方法1~6のうちの少なくとも一つの判定方法を実行する機能を有していればよい。
制御部104は、以下の判定方法1~6を所定のタイミングで実行してよい。好ましくは、制御部104は、ユーザ2が装着部109を着けたことを検知した場合に、以下の判定方法1~6のうちの少なくとも一つの判定方法を実行する。
(判定方法1)
制御部104は、判定情報検出部103から、振動刺激部101が発する振動(付与前振動)が対象部位に付与されることによって対象部位で発生する振動(付与後振動)の振動周波数に関する情報を取得する。
制御部104は、付与前振動の振動周波数と付与後振動の振動周波数との差分を取得する。付与前振動の振動周波数は、制御部104が振動刺激部101に設定する振動刺激条件に含まれる情報であるため、制御部104にとって既知の情報である。
制御部104は、上記差分が、所定条件(以下、「振動周波数に関する所定条件」と称する。)を満たす場合に、振動刺激部101が対象部位に適切に接触されていると判定する。一方、制御部104は、上記差分が、振動周波数に関する所定条件を満たさない場合、振動刺激部101が対象部位に適切に接触されていないと判定する。
上記差分が振動周波数に関する所定条件を満たす場合とは、上記差分が、所定範囲に含まれている場合である。一方、上記差分が振動周波数に関する所定条件を満たさない場合とは、上記差分が、所定範囲に含まれない場合である。
尚、振動周波数に関する所定条件は、振動刺激部101と対象部位との接触部における接触圧が適切な接触圧(以下、「適正接触圧」と称する。)となる条件である。適正接触圧は、所定の範囲を有してよい。振動周波数に関する所定条件は、適正接触圧に関する情報と対応付けて記憶部106に記憶されている。適正接触圧に関する情報及び/又は振動周波数に関する所定条件は、医師やユーザ2により、入力部107を介して設定されてもよい。適正接触圧に関する情報及び/又は振動周波数に関する所定条件は、後述のサーバ11から取得した情報に基づいて更新されてもよい。
(判定方法2)
制御部104は、判定情報検出部103から、振動刺激部101が発する振動(付与前振動)が対象部位に付与されることによって対象部位で発生する振動(付与後振動)の振動強度に関する情報を取得する。
制御部104は、付与前振動の振動強度と、付与後振動の振動強度との差分を取得する。付与前振動の振動強度は、制御部104が振動刺激部101に設定する振動刺激条件に含まれる情報であるため、制御部104にとって既知の情報である。制御部104は、この差分が、所定条件(以下、「振動強度に関する所定条件」と称する。)を満たす場合に、振動刺激部101が対象部位に適切に接触されていると判定する。一方、制御部104は、上記差分が、振動強度に関する所定条件を満たさない場合、振動刺激部101が対象部位に適切に接触されていないと判定する。
上記差分が振動強度に関する所定条件を満たす場合とは、上記差分が、所定範囲に含まれている場合である。一方、上記差分が振動強度に関する所定条件を満たさない場合とは、上記差分が、所定範囲に含まれない場合である。
尚、振動強度に関する所定条件は、振動刺激部101と対象部位との接触部における接触圧が適正接触圧となる条件である。振動強度に関する所定条件は、適正接触圧に関する情報と対応付けて記憶部106に記憶されている。適正接触圧に関する情報及び/又は振動強度に関する所定条件は、医師やユーザ2により、入力部107を介して設定されてもよい。適正接触圧に関する情報及び/又は振動強度に関する所定条件は、後述のサーバ11から取得した情報に基づいて更新されてもよい。
(判定方法3)
制御部104は、判定情報検出部103から、振動刺激部101が発する振動(付与前振動)が対象部位に付与されることによって対象部位で発生する振動(付与後振動)の振動加速度に関する情報を取得する。
制御部104は、付与前振動の振動加速度と付与後振動の振動加速度との差分を取得する。付与前振動の振動加速度は、制御部104が振動刺激部101に設定する振動刺激条件に含まれる情報又は当該情報に基づいて算出可能な情報であるため、制御部104にとって既知の情報である。制御部104は、この差分が、所定条件(以下、「振動加速度に関する所定条件」と称する。)を満たす場合に、振動刺激部101が対象部位に適切に接触されていると判定する。一方、制御部104は、上記差分が、振動加速度に関する所定条件を満たさない場合、振動刺激部101が対象部位に適切に接触されていないと判定する。
上記差分が振動加速度に関する所定条件を満たす場合とは、上記差分が、所定範囲に含まれている場合である。一方、上記差分が振動加速度に関する所定条件を満たさない場合とは、上記差分が、所定範囲に含まれない場合である。
尚、振動加速度に関する所定条件は、振動刺激部101と対象部位との接触部における接触圧が適正接触圧となる条件である。振動加速度に関する所定条件は、適正接触圧に関する情報と対応付けて記憶部106に記憶されている。適正接触圧に関する情報及び/又は振動加速度に関する所定条件は、医師やユーザ2により、入力部107を介して設定されてもよい。適正接触圧に関する情報及び/又は振動加速度に関する所定条件は、後述のサーバ11から取得した情報に基づいて更新されてもよい。
(判定方法4)
制御部104は、判定情報検出部103から、振動刺激部101と対象部位との接触部の接触圧に関する情報を取得する。
制御部104は、取得した接触圧に関する情報が、適正接触圧の範囲に含まれる場合に、振動刺激部101が対象部位に適切に接触されていると判定する。一方、制御部104は、取得した接触圧に関する情報が、適正接触圧の範囲に含まれない場合、振動刺激部101が対象部位に適切に接触されていないと判定する。尚、適正接触圧に関する情報は、記憶部106に記憶されている。
(判定方法5)
制御部104は、判定情報検出部103から、後述の装着部109の伸縮量に関する情報を取得する。
制御部104は、取得した伸縮量に関する情報が、所定条件(以下、「伸縮量に関する所定条件」と称する。)を満たす場合に、振動刺激部101が対象部位に適切に接触されていると判定する。一方、制御部104は、取得した伸縮量に関する情報が、伸縮量に関する所定条件を満たさない場合、振動刺激部101が対象部位に適切に接触されていないと判定する。
伸縮量に関する情報が所定条件を満たす場合とは、伸縮量に関する情報が示す値が、所定範囲に含まれている場合である。一方、伸縮量に関する情報が所定条件を満たさない場合とは、伸縮量に関する情報が示す値が、所定範囲に含まれない場合である。
尚、伸縮量に関する所定条件は、振動刺激部101と対象部位との接触部における接触圧が適正接触圧となる条件である。伸縮量に関する所定条件は、適正接触圧に関する情報と対応付けて記憶部106に記憶されている。適正接触圧に関する情報及び/又は伸縮量に関する所定条件は、医師やユーザ2により、入力部107を介して設定されてもよい。適正接触圧に関する情報及び/又は伸縮量に関する所定条件は、後述のサーバ11から取得した情報に基づいて更新されてもよい。
(判定方法6)
制御部104は、判定情報検出部103から、後述の装着部109の張力に関する情報を取得する。
制御部104は、取得した張力に関する情報が、所定条件(以下、「張力に関する所定条件」と称する。)を満たす場合に、振動刺激部101が対象部位に適切に接触されていると判定する。一方、制御部104は、取得した張力に関する情報が、張力に関する所定条件を満たさない場合、振動刺激部101が対象部位に適切に接触されていないと判定する。
張力に関する情報が所定条件を満たす場合とは、張力に関する情報が示す値が、所定範囲に含まれている場合である。一方、張力に関する情報が所定条件を満たさない場合とは、張力に関する情報が示す値が、所定範囲に含まれない場合である。
尚、張力に関する所定条件は、振動刺激部101と対象部位との接触部における接触圧が適正接触圧となる条件である。張力に関する所定条件は、適正接触圧に関する情報と対応付けて記憶部106に記憶されている。適正接触圧に関する情報及び/又は張力に関する所定条件は、医師やユーザ2により、入力部107を介して設定されてもよい。適正接触圧に関する情報及び/又は張力に関する所定条件は、後述のサーバ11から取得した情報に基づいて更新されてもよい。
以下、再び制御部104の構成について説明する。制御部104は、上述の判定の結果に応じた情報を、出力する。よって、制御部104は、出力部の一例にも該当する。
具体的には、制御部104は、振動刺激部101が対象部位に適切に接触されていると判定した場合、振動刺激部101が対象部位に適切に接触されていることを示す情報(例えば、文字又は図)を表示するように表示部110を制御する。このような表示部110は、通知装置の一例に該当する。
制御部104は、振動刺激部101が対象部位に適切に接触されていないと判定した場合、振動刺激部101が対象部位に適切に接触されていないことを示す情報(例えば、文字又は図)を表示するように表示部110を制御する。
制御部104による出力の態様は、表示部110による表示に限定されない。例えば、制御部104による出力の態様は、光・振動・及び/又は音による通知であってもよい。
制御部104は、上述の判定の結果に応じた情報を、後述の外部装置4に出力してもよい。外部装置4は、取得した情報を、ユーザが認識できる態様で出力する。具体的には、外部装置4は、取得した情報を、表示部に表示する及び/又はスピーカーから出力する。
ユーザ2は、上述の出力により、判定結果を知ることができる。よって、振動刺激部101が対象部位に適切に接触されていない場合には、ユーザ2は、振動刺激部101が対象部位に適切に接触するように、装着部109を着け直すことができる。
制御部104が出力する情報は、上述の判定結果に対応付けて記憶部106に予め記憶された情報である。制御部104は、判定結果に対応する情報を記憶部106から取得し出力する。
又、制御部104は、振動刺激部101の動作中に、振動刺激部101が対象部位に適切に接触されていないと判定した場合、振動刺激部101の動作を停止してもよい。ユーザ2は、振動刺激部101の動作が停止したことにより、振動刺激部101が対象部位に適切に接触されていないことを認識することができる。制御部104は、振動刺激部101の動作を停止するとともに、振動刺激部101が対象部位に適切に接触されていないことを示す情報を、表示部110に表示してもよい。
制御部104は、判定に関する所定条件を満たした場合に、上述の判定を実行してもよい。所定条件を満たす場合とは、例えば、ユーザが装着部109を着けたことを検知した場合、ユーザの運動時間が所定時間を超えた場合、ユーザの運動量が所定量を超えた場合、又はユーザの歩数が所定数を超えた場合である。
制御部104は、ユーザ2が装着部109を装着したことを検知した場合、使用記録として、ユーザ2が装着部109を着けたことを示す情報を、記憶部106に記憶してもよい。制御部104は、ユーザ2が装着部109を外したことを検知した場合、使用記録として、ユーザ2が装着部109を外したことを示す情報を、記憶部106に記憶してもよい。
又、制御部104は、ユーザ2が装着部109を装着したことを示す情報とともに、振動刺激部101と対象部位との接触部の接触圧に関する情報を、記憶部106に記憶してもよい。
制御部104は、記憶部106に記憶された、ユーザ2が装着部109を装着したことを示す情報及び/又は接触圧に関する情報を、適宜のタイミングで外部装置4及び/又はサーバ11に送信してもよい。
<制御部の動作例>
以下、図3を参照しつつ、ユーザ2の動作が歩行動作であり、被検出部位がユーザ2の膝であり、対象部位が内側広筋203である場合における、制御部104の動作例について説明する。
ユーザ2の歩行動作は、接床期(立脚期とも称する。)と離床期(遊脚期とも称する。)とからなる。歩行の一周期は、ユーザ2の一方の足20の踵202が地面3に接地した状態(ユーザ2aの状態)から、次に一方の足20の踵202が再度地面3に接地した状態(ユーザ2fの状態)までの期間をいう。
接床期とは、歩行動作の一周期においてユーザ2の足20が地面3に接している期間(ユーザ2a~ユーザ2cの状態までの期間)である。一方、離床期とは、歩行動作の一周期においてユーザ2の足20が地面3から離れている期間(ユーザ2d~ユーザ2fの状態までの期間)である。
具体的には、接床期の始点(以下、「接床期始点」と称する。)は、地面3から離れているユーザ2の足20の踵202が、地面3に接地した瞬間(ユーザ2a、2fの状態)である。
一方、接床期の終点(以下、「接床期終点」と称する。)は、地面3に接地しているユーザ2の足20のつま先201が地面3から離れる瞬間(ユーザ2dの状態)である。
離床期の始点(以下、「離床期始点」と称する。)は、接床状態にあるユーザ2の足20のつま先201が地面3から離れる瞬間(ユーザ2dの状態)である。
一方、離床期の終点(以下、「離床期終点」と称する。)は、離床状態にあるユーザ2の足20の踵202が、地面3に接地した瞬間(ユーザ2fの状態)である。接床期始点は、離床期終点と重なる。一方、接床期終点は、離床期始点と重なる。
図3に示されるように、ユーザ2の内側広筋203は、接床期始点及び離床期終点、並びに、接床期終点及び離床期始点において、筋電を発揮する。
制御部104は、歩行動作の接床期において、ユーザ2の内側広筋203に振動刺激を付与するように、振動刺激部101を制御する。
具体的には、制御部104は、検出部102から受け取った検出値と所定の閾値とを比較する。そして、制御部104は、ユーザ2の歩行動作が接床期であるか否かを判定する。判定の結果、ユーザ2の歩行動作が接床期である場合に、制御部104は、所定の振動刺激条件で振動刺激部101を動作させる。尚、制御部104は、例えば、ユーザ2の足の踵が地面に接地する直前(ユーザ2aの状態より少し前の状態)に、ユーザ2の対象部位に振動刺激を付与してもよい。この場合、制御部104は、検出部102から受け取った検出値と所定の閾値とを比較することにより、ユーザ2の足の踵が地面に接地する直前のタイミング又は設置するタイミングを判定する。そして、判定の結果に応じて、振動刺激部101を制御する。
制御部104は、振動刺激開始条件が満たされた場合に、所定時間だけ振動刺激部101を動作させてもよい。この場合に、所定時間は、離床期始点及び接床期終点の両方を含むように設定されるとよい。所定時間は、離床期始点及び接床期終点の少なくとも一方を含むように設定されてもよい。
制御部104は、離床期始点と接床期終点との間で、振動刺激部101の動作を停止してもよい。
上述のような動作例において、制御部104は、検出部102から受け取った情報を記憶部106、外部装置4、又はサーバ11に送ってもよい。制御部104は、検出部102から受け取った情報をリアルタイムで送ってもよいし、後でまとめて送ってもよい。
<通信部>
通信部105は、外部装置4との間で通信を行う。通信部105は、外部装置4と、WiFi(登録商標、Wireless Fidelity)、Bluetooth(登録商標)、無線LAN、NFC(Near Field Communication)等の無線通信により接続される。尚、通信部105は、外部装置4とインターネット等のネットワーク5を介して接続されてもよい。又、通信部105は、外部装置4と、USBケーブル等により有線接続されてもよい。
通信部105は、インターネット等のネットワーク5を介して、サーバ11との間で通信を行う。
通信部105は、ユーザ2の右足に装着された振動刺激付与装置10と、左足に装着された振動刺激付与装置10との間で、振動刺激付与のタイミングに関する同調を図るための相互通信を行ってもよい。
<記憶部>
記憶部106は、ユーザに関する情報(以下、「ユーザ情報」と称する。)を記憶している。ユーザ情報は、ユーザの年齢情報、性別情報、運動歴情報、並びに、前記ユーザの身長、体重、身体の部位毎の筋肉量、筋肉密度、及び皮下脂肪に関する身体情報を含む。ユーザ情報には、ユーザ2の対象部位における主観的な痛みレベルに関する情報が含まれてもよい。又、ユーザ情報には、医療従事者の指示に関する情報が含まれてもよい。
記憶部106は、ユーザの動作に関する情報を記憶している。又、記憶部106は、過去に行われたユーザの動作に関する情報を、ユーザ情報と対応付けて、ユーザ2毎に記憶している。過去に行われたユーザの動作に関する情報として、運動の種類及び運動の強度に関する情報が挙げられる。
記憶部106は、対象部位に付与すべき振動刺激の内容を示す振動刺激条件を記憶している。振動刺激条件は、振動刺激部101の振動の振幅、振動周波数、振動強度、振動パターン、及び振動モード等である。
振動パターンは、周波数、振幅、強度、及び振動時間等が変化しない振動に限らず、周波数、振幅、強度、及び振動時間の少なくとも一つが変化するような振動を含む。振動モードとは、筋肉トレーニング、リハビリテーション、疼痛緩和等の目的に応じて設けられた振動パターンである。
記憶部106は、振動刺激条件を、ユーザの動作に関する情報及びユーザ情報に対応付けて記憶する。記憶部106は、例えば、振動刺激条件とユーザの動作に関する情報及びユーザ情報とを対応付けた振動刺激条件テーブル(不図示)を記憶している。
記憶部106は、上述の制御部103における判定で使用される、振動周波数に関する所定条件、振動強度に関する所定条件、振動加速度に関する所定条件、伸縮量に関する所定条件、及び張力に関する所定条件を、適正接触圧に関する情報と対応付けて記憶している。振動周波数に関する所定条件、振動強度に関する所定条件、振動加速度に関する所定条件、伸縮量に関する所定条件、張力に関する所定条件、及び適正接触圧に関する情報は、ユーザ2や医師により更新可能である。つまり、記憶部106に記憶された各種情報は、入力部107が受け付けた情報に基づいて更新可能である。
記憶部106は、振動刺激条件とともに、振動刺激部101と対象部位との適正接触圧に関する情報、装着部109の適正張力に関する情報、及び/又は装着部109の適正伸縮量に関する情報を、ユーザ又は対象部位と対応付けて記憶する。
記憶部106は、対象部位に過去に付与した振動刺激の内容を示す付与済み振動刺激条件とともに、対象部位に振動刺激を付与した際の、振動刺激部101と対象部位との接触圧に関する情報、装着部109の伸縮量に関する情報、及び/又は装着部109の張力に関する情報を、ユーザ又は対象部位に対応付けて記憶する。
記憶部106に記憶された情報は、ユーザ2や医師の操作に基づいて任意に更新可能である。
<入力部>
入力部107は、振動刺激付与装置10の動作に必要な入力情報を取得する。入力部107は、入力情報を、スマートフォン等の外部装置4から通信部105を介して受け取る。又、入力部107は、振動刺激付与装置10に設けられた入力インタフェース(例えば、タッチパネル)を介するユーザ2からの入力情報を受け付けてもよい。
入力情報は、例えば、振動刺激付与装置10の電源のON/OFFの切り替えに関する情報である。又、入力情報は、ユーザ2が外部装置4から入力可能な種々の情報を含む。例えば、入力情報は、ユーザ2が外部装置4から入力した、ユーザの体重、ユーザの身長、ユーザの主観的な痛みレベル、及び医療従事者からの指示に関する情報を含む。
又、入力部107は、入力情報として、スマートフォン等の外部装置4又はサーバ11から、上述の振動刺激条件(例えば、振動強度)に関する情報を受け取ってもよい。入力部107は、受け取った入力情報を、制御部104に送る。又、入力部107は、受け取った入力情報を記憶部106に送ってもよい。記憶部106は、入力部107から受け取った情報を記憶する。
<電源部>
電源部108は、振動刺激付与装置10を構成する各部に電力を供給する。電源部108は、後述する装着部109に保持される。電源部108は、例えば、充電式バッテリー、乾電池である。電源部108が充電式の場合には、充電方式は、接触式でもよいし、非接触式でもよい。
<装着部>
装着部109は、固定部材の一例に該当し、ユーザ2の体における対象部位の周囲に装着される。装着部109は、対象部位に対する適切な位置に振動刺激部101を保持する。又、装着部109は、被検出部位に対する適切な位置に検出部102を保持する。装着部109は、適切な位置に判定情報検出部103を保持する。
このような装着部109は、例えば、サポータのような形状をしている。装着部109がスリーブ状である場合には、装着部109の材料は、一般的なサポータに用いられる種々の材料又は弾性を有する材料だと好ましい。
具体的には、クロロプレンゴム、ポリウレタン、ポリオレフィン系エラストマー、天然ゴム、又はシリコーン等が挙げられる。又、装着部109は、包帯、バンド等の帯状であってもよい。装着部109は、ベルトタイプであってもよい。装着部109がベルトタイプの場合、装着部109は、例えば、関節(膝関節、肘関節)を跨がないように構成されてよい。
装着部109が帯状の場合には、装着部109の材料は、一般的なサポータに用いられる種々の材料又は弾性を有する材料から選択される。具体的には、装着部109の材料として、クロロプレンゴム、ナイロン、ポリエステル、ポリウレタン、又は綿等が挙げられる。又、装着部109は、粘着性を有する部材であってもよい。尚、装着部109の材料は、上述の場合に限定されない。
装着部109は、装着部109の伸縮量又は張力が所定値を超えた場合に、振動刺激部101と対象部位との接触部の接触圧を小さくする接触圧調節機構を有してもよい。接触圧調節機構は、例えば、所定の張力が作用した場合に伸びる弾性部材により構成されてよい。
以下、再び図2を参照して、対象部位が、ユーザ2の内側広筋203の場合の装着部109の構造の一例について説明する。装着部109は、ユーザ2の足20における大腿部204から下腿部205にかけて装着される、略筒状のサポータ形状である。
装着部109は、第一保持部109a及び第二保持部109bを有する。第一保持部109aは、振動刺激部101を保持する。第一保持部109aは、装着状態において、ユーザ2の内側広筋203の表面に対面する。
又、第二保持部109bは、検出部102を保持する。具体的には、第二保持部109bは、保持部要素109c及び保持部要素108dを有する。保持部要素109cは、装着状態において、ユーザ2の大腿部204の表面に配置される。保持部要素109cは、検出部102の第一センサ102aを保持する。
又、保持部要素108dは、装着状態において、ユーザ2の下腿部205の表面に配置される。保持部要素108dは、検出部102の第二センサ102bを保持する。
装着部109は、判定情報検出部103を、ユーザ2の大腿部204の表面に保持する。尚、判定情報検出部103の位置は、必要な情報を検出できる位置であれば、特に限定されない。
<表示部>
表示部110は、振動刺激付与装置10に関する情報を表示する。表示部110は、例えば、振動刺激条件等を表示する。表示部110は、装着状態において、ユーザ2が視認し易い位置に配置される。尚、図2において、表示部110は省略されている。
又、表示部110は、制御部104における判定の結果を示す情報を表示する。表示部110は、制御部104が、振動刺激部101が対象部位に適切に接触されていると判定した場合、振動刺激部101が対象部位に適切に接触されていることを示す情報(例えば、文字又は図)を表示する。
又、表示部110は、制御部104が、振動刺激部101が対象部位に適切に接触されていないと判定した場合、振動刺激部101が対象部位に適切に接触されていないことを示す情報(例えば、文字又は図)を表示する。
<サーバ>
サーバ11(図1参照)は、外部サーバであって、例えば、振動刺激付与装置10とインターネット等のネットワーク5を介して接続されている。
サーバ11は、振動刺激付与装置10から直接又は外部装置4を介して、振動刺激付与装置10の記憶部106に記憶された情報を取得する。そして、サーバ11は、取得した情報を記憶する。サーバ11に記憶された情報は、例えば、医師が操作する端末6(図1参照)を介して、更新可能である。
例えば、医療従事者は、端末6を介して、サーバ11にアクセスする。そして、医療従事者は、端末6の表示部(不図示)に、サーバ11に記憶された振動刺激付与装置10に関する情報を表示させる。医療従事者は、表示された振動刺激付与装置10に関する情報に基づいて、振動刺激付与装置10のユーザ2のリハビリ効果を確認し、適切なリハビリ計画を立てることができる。
<外部装置>
外部装置4は、外部端末の一例に該当し、例えば、コンピュータ、スマートフォン、ウェアラブル端末である。外部装置4は、振動刺激付与装置10の操作を遠隔で行うための装置である。ユーザ2は、外部装置4を操作することにより、振動刺激付与装置10を操作できる。
外部装置4は、振動刺激付与装置10の通信部105に接続されている。外部装置4は、通信部105と、WiFi、Bluetooth、無線LAN、NFC等の無線通信により接続される。尚、通信部105は、外部装置とインターネット等のネットワーク5を介して接続されてもよい。
外部装置4は、インターネット等のネットワーク5を介してサーバ11に接続されてもよい。
外部装置4は、振動刺激付与装置10の記憶部106に記憶された情報を、振動刺激付与装置10から取得する。外部装置4は、取得した情報を記憶する。又、外部装置4は、振動刺激付与装置10から取得した情報を、サーバ11に送信してもよい。
<振動刺激付与装置の動作>
以下、図4を参照して、振動刺激付与装置10の動作について説明する。図4は、本実施形態に係る振動刺激付与装置10の動作(以下、「振動付与動作」と称する。)の一例を示すフローチャートである。
以下の動作は、振動刺激付与装置10の電源がON状態になった場合に実行される。
ステップS101において、制御部104は、ユーザ2が装着部109を着けたか否かを判定する。制御部104は、例えば、装着部109に保持された圧力センサ等の検出値に基づいて、ユーザ2が装着部109を着けたか否かを判定する。
ステップS101において、ユーザ2が装着部109を着けていないと判定された場合(ステップS101において“NO”)には、制御処理は、ステップS101を繰り返す。
ステップS101において、ユーザ2が装着部109を着けたと判定された場合(ステップS101において“YES”)には、制御処理は、ステップS102に移行する。
ステップS102において、制御部104は、判定情報検出部103から取得した情報に基づいて、振動刺激部101が対象部位に適切に接触されているか否かを判定する。ステップS102において、制御部104が実行する判定は、上述の判定方法1~6で説明した何れかの判定である。
ステップS102において、振動刺激部101が対象部位に適切に接触されていないと判定された場合(ステップS102において“NO”)には、制御処理は、ステップS103に移行する。
ステップS103において、制御部104は、振動刺激部101が対象部位に適切に接触されていないことを示す情報(例えば、文字又は図)を表示するように表示部110を制御する。そして、制御処理は、終了する。その後、振動刺激付与装置10は、図4に示す振動付与動作を繰り返す。
ステップS102において、振動刺激部101が対象部位に適切に接触されていると判定された場合(ステップS102において“YES”)には、制御処理は、ステップS104に移行する。
ステップS104において、制御部104は、振動刺激条件を設定する。制御部104は、例えば、記憶部106、外部装置4、又はサーバ11から、振動刺激条件を取得する。そして、制御処理は、ステップS105に移行する。
ステップS105において、検出部102は、ユーザ2の動作中、ユーザ2の被検出部位の変化を検出する。そして、検出値(物理量)を制御部104に送る。検出部102は、所定の時間間隔で被検出部位の変化を検出し、検出値を制御部104に送る。
ステップS106において、制御部104は、検出部102から受け取った物理量と所定の閾値とを比較する。そして、制御部104は、比較結果が振動刺激開始条件を満たすか否かを判定する。例えば、制御部104は、ユーザ2の歩行動作が上述の接床期である場合に、振動刺激開始条件を満たすと判定する。
ステップS106において、振動刺激開始条件を満たさないと判定された場合(ステップS106において“NO”)には、制御処理は、ステップS108に移行する。
一方、ステップS106において、振動刺激開始条件を満たすと判定された場合(ステップS106において“YES”)には、制御処理はステップS107に移行する。
ステップS107において、制御部104は、ステップS104において決定した振動刺激条件に基づいて振動刺激部101を振動させる。これにより振動刺激が、ユーザ2の対象部位に付与される。そして、制御処理は、ステップS108に移行する。
ステップS108において、制御部104は、動作を終了するか否かを判定する。制御部104は、動作終了の条件を満たした場合、動作を終了すると判定する。制御部104は、例えば、ユーザ2から動作停止の指示が入力された場合、ユーザ2が装着部109を外した場合、又は振動刺激付与装置10の電源がOFF状態になった場合に、動作を終了すると判定する。
ステップS108において、動作を終了すると判定された場合(ステップS108において“YES”)、制御処理は、終了する。
ステップS108において、動作を終了しないと判定された場合(ステップS108において“NO”)、制御処理は、ステップS105に移行する。
尚、制御部104は、適宜のタイミングで、ステップS102の判定を実行してよい。例えば、制御部104は、ユーザ2の装着部109の装着時間が所定時間を経過した場合、ユーザ2の運動量が所定量を超えた場合、又はユーザ2の歩数が所定数を超えた場合に、ステップS102の判定を実行してよい。そして、制御部104は、振動刺激部101が対象部位に適切に接触されていないと判定された場合には、振動刺激部101が対象部位に適切に接触されていないことを示す情報(例えば、文字又は図)を表示部110に表示する。
<本実施形態の作用・効果>
以上のような構成を有する本実施形態によれば、振動刺激部101が対象部位に適切に接触されていない場合に、振動刺激部101が対象部位に適切に接触されていないことをユーザ2に伝えることができる。ユーザ2は、装着部109の装着状態を改善することにより、振動刺激部101を対象部位に適切に接触させることができる。この結果、振動刺激部101の振動を安定して対象部位に付与することができる。
本発明に係る振動刺激付与装置は、歩行以外のユーザの動作、内側広筋以外のユーザの対象部位、膝以外のユーザの被検出部位に適用できる。
1 振動刺激付与システム
10 振動刺激付与装置
101 振動刺激部
102 検出部
102a 第一センサ
102b 第二センサ
102c 第三センサ
102d 第四センサ
102e 第五センサ
103 判定情報検出部
104 制御部
105 通信部
106 記憶部
107 入力部
108 電源部
109 装着部
109a 第一保持部
109b 第二保持部
109c 保持部要素
109d 保持部要素
110 表示部
11 サーバ
12 防振部材
2 ユーザ
20 足
201 つま先
202 踵
203 内側広筋
204 大腿部
205 下腿部
206 内側ハムストリング
207 大腿二頭筋長頭
208 腓腹筋外側頭
3 地面
4 外部装置
5 ネットワーク
6 端末

Claims (12)

  1. ユーザの運動にともなって変化する体における対象部位に振動を付与する振動部と、
    前記振動部が前記対象部位に当接するように、前記振動部を前記対象部位に固定する固定部材と、
    前記振動部が前記対象部位に適切に接触されているか否かの判定を実行する判定部と、
    前記判定部の判定結果に応じた情報を出力する出力部と、を備える、
    振動刺激付与装置。
  2. 前記判定部は、前記振動部が発する振動である付与前振動の振動周波数と、前記付与前振動が前記対象部位に付与されることによって前記対象部位で発生する振動である付与後振動の振動周波数と、の比較結果に基づいて、前記判定を実行する、請求項1に記載の振動刺激付与装置。
  3. 前記判定部は、前記振動部が発する振動である付与前振動の振動強度と、前記付与前振動が前記対象部位に付与されることによって前記対象部位で発生する振動である付与後振動の振動強度と、の比較結果に基づいて、前記判定を実行する、請求項1又は2に記載の振動刺激付与装置。
  4. 前記判定部は、前記振動部が発する振動である付与前振動の振動加速度と、前記付与前振動が前記対象部位に付与されることによって前記対象部位で発生する振動である付与後振動の振動加速度と、の比較結果に基づいて、前記判定を実行する、請求項1~3の何れか一項に記載の振動刺激付与装置。
  5. 前記対象部位に付与すべき振動刺激の内容を示す振動刺激条件と共に、前記振動部と前記対象部位との接触部における適正接触圧に関する情報、前記固定部材の適正伸縮量に関する情報、及び/又は前記固定部材の適正張力に関する情報を記憶する記憶部を、更に備える、請求項1~4の何れか一項に記載の振動刺激付与装置。
  6. 前記判定部は、前記振動部と前記対象部位との接触部の接触圧と、前記記憶部から取得した適正接触圧に関する情報との比較結果に基づいて、前記判定を実行する、請求項5に記載の振動刺激付与装置。
  7. 前記判定部は、前記固定部材の伸縮量及び/又は張力と、前記記憶部から取得した前記適正伸縮量に関する情報及び/又は前記適正張力に関する情報との比較結果に基づいて、前記判定を実行する、請求項5に記載の振動刺激付与装置。
  8. 前記出力部は、前記判定結果に対応付けて予め記憶された情報を、前記振動刺激付与装置に設けられた通知装置又は前記振動刺激付与装置に通信接続された外部端末に出力する、請求項1~7の何れか一項に記載の振動刺激付与装置。
  9. 前記判定部は、判定に関する所定条件が満たされる場合に、前記判定を実行する、請求項1~8の何れか一項に記載の振動刺激付与装置。
  10. 前記所定条件は、前記ユーザが前記固定部材を着けたこと、前記ユーザの運動時間が所定時間を超えたこと、前記ユーザの運動量が所定量を超えたこと、又は前記ユーザの歩数が所定数を超えたことである、請求項9に記載の振動刺激付与装置。
  11. 前記記憶部に記憶された情報は、ユーザ毎又は対象部位毎に記憶されている、請求項5に記載の振動刺激付与装置。
  12. 情報の入力を受け付ける入力部を、更に備え、
    前記記憶部に記憶された情報は、前記入力部が受け付けた情報に基づいて更新可能である、請求項11に記載の振動刺激付与装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113350148A (zh) * 2020-03-06 2021-09-07 财团法人卫生研究院 光刺激震动装置

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