JP2022154483A - サーバ及びアプリケーションプログラム - Google Patents

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彩 竹内
Aya Takeuchi
文人 竹内
Fumito Takeuchi
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Abstract

Figure 2022154483000001
【課題】ユーザの治療状況に応じた適切な外部刺激の条件を外部刺激付与装置に提供できるサーバを実現する。
【解決手段】サーバは、動作を実行中のユーザの対象部位に外部刺激を付与する外部刺激付与装置によって検出された情報であって、ユーザが行った動作に関連する情報である動作関連情報と、ユーザによる外部刺激付与装置の使用状況を示す情報である使用状況情報と、ユーザが使用する端末に入力された対象部位の治療に関連する情報である治療関連情報と、を取得する取得部と、取得部が取得した情報に基づいて、対象部位に付与する外部刺激の内容を示す付与刺激情報を生成する処理部と、処理部が生成した情報を送信する送信部と、を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、サーバ及びアプリケーションプログラムに関する。
従来から、怪我や術後のリハビリにおいて、症状の緩和、治癒の促進、治療の効率化、又は筋肉の増強等を図るために、ユーザの体における対象部位に振動刺激や電気刺激等の外部刺激を付与する装置が使用されている。
特許文献1には、ユーザが所望の動作を行い易くするために、ユーザの対象部位に電気刺激を付与する装置が開示されている。
特開2017-153822号公報
ところで、ユーザの対象部位に付与する外部刺激の条件は、ユーザの治療状況に応じて適切に設定されることが望ましい。
本発明の目的は、ユーザの治療状況に応じた適切な外部刺激の条件を外部刺激付与装置に提供できるサーバ及びアプリケーションプログラムを提供することである。
本発明に係るサーバの一態様は、
動作を実行中のユーザの対象部位に外部刺激を付与する外部刺激付与装置によって検出された情報であって、ユーザが行った動作に関連する情報である動作関連情報と、
ユーザによる外部刺激付与装置の使用状況を示す情報である使用状況情報と、
ユーザが使用する端末に入力された対象部位の治療に関連する情報である治療関連情報と、
を取得する取得部と、
取得部が取得した情報に基づいて、対象部位に付与する外部刺激の内容を示す付与刺激情報を生成する処理部と、
処理部が生成した情報を送信する送信部と、を備える。
本発明に係るアプリケーションプログラムの一態様は、
ユーザの対象部位に外部刺激を付与する外部刺激付与装置及びサーバとネットワークを介して通信可能に接続されているコンピュータで実行されるアプリケーションプログラムであって、
アプリケーションプログラムを実行することによって、コンピュータは、
ユーザが行った動作に関連する情報である動作関連情報を取得し、
ユーザによる外部刺激付与装置の使用状況を示す情報である使用状況情報を取得し、
対象部位の治療に関連する情報である治療関連情報の入力を前記ユーザから受け付け、
動作関連情報、使用状況情報、及び治療関連情報を前記サーバに送信し、
サーバから、対象部位に付与する外部刺激の内容を示す付与刺激情報を受信する。
本発明によれば、ユーザの治療状況に応じた適切な外部刺激の条件を外部刺激付与装置に提供できるサーバ及びアプリケーションプログラムを提供できる。
図1は、本発明の実施形態に係る外部刺激付与システムのブロック図である。 図2は、外部端末のブロック図である。 図3は、サーバのブロック図である。 図4は、ユーザが外部刺激付与装置を装着した状態を示す模式図である。 図5は、歩行動作と、歩行動作中の各筋肉の筋電位との関係を示す模式図である。 図6は、外部刺激付与装置の動作を説明するためのフローチャートである。 図7は、外部端末の動作例1を説明するためのフローチャートである。 図8は、外部端末の動作例2を説明するためのフローチャートである。 図9は、サーバの動作例を説明するためのフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて詳細に説明する。尚、後述の各実施形態は、本発明の実施形態の一例である。よって、本発明は、後述の各実施形態により限定されない。
[実施形態]
図1~図9を参照して本実施形態に係る外部刺激付与システム1について説明する。
<外部刺激付与システム>
外部刺激付与システム1は、外部刺激付与装置10、外部端末4、及びサーバ5を有する。
本実施形態に係る外部刺激付与システム1は、外部刺激として振動刺激を付与する外部刺激付与装置10を有する。但し、外部刺激付与システム1は、外部刺激として電気刺激をユーザ2の体の対象部位に付与して筋肉を収縮させる外部刺激付与装置を外部刺激付与装置10の代わりに又は外部刺激付与装置10と共に備えてもよい。
<外部刺激付与装置>
先ず、外部刺激付与装置10の概要について説明する。外部刺激付与装置10は、装着部109を介して、ユーザ2に固定される。外部刺激付与装置10がユーザ2に固定された状態で、装着部109により保持された外部刺激部101が、ユーザ2の対象部位(例えば、内側広筋203、図4参照)に接触する。
ユーザ2の動作中、外部刺激部101が振動すると、外部刺激部101の振動が、対象部位に外部刺激(振動刺激)として付与される。以下、外部刺激付与装置10の具体的な構成について説明する。
外部刺激付与装置10は、外部刺激部101、変化情報検出部102、判定情報検出部103、生成情報検出部104、制御部105、通信部106、記憶部107、取得部108、装着部109、電源部110、及び表示部111を有する。
<外部刺激部>
外部刺激部101は、振動部の一例に該当し、後述する制御部105の制御下で、ユーザ2の体の対象部位に外部刺激(振動刺激)を付与する。外部刺激部101は、後述する装着部109により保持されている。使用時において、外部刺激部101は、ユーザ2の対象部位の表面(以下、「被外部刺激付与面」と称する。)に直接的又は間接的に当接する。
ここで、ユーザ2の体の対象部位について説明する。対象部位として、例えば、ユーザ2の胸部の筋肉、腹部の筋肉、背部の筋肉、肩部の筋肉、腕部の筋肉、足部の筋肉、及び臀部の筋肉が挙げられる。
胸部の筋肉として、例えば、大胸筋が挙げられる。腹部の筋肉として、例えば、腹直筋、外腹斜筋、内腹斜筋、及び腸腰筋が挙げられる。背部の筋肉として、例えば、脊柱起立筋、広背筋、大円筋、小円筋、及び棘下筋が挙げられる。肩部の筋肉として、例えば、三角筋及び僧帽筋が挙げられる。
腕部の筋肉として、例えば、上腕二頭筋及び上腕三頭筋が挙げられる。足部の筋肉として、例えば、大腿四頭筋(大腿直筋、中間広筋、内側広筋、外側広筋)、及びハムストリングス(大腿二頭筋、半腱様筋、半膜様筋)が挙げられる。臀部の筋肉として、例えば、小臀筋、中臀筋、及び大臀筋が挙げられる。
<変化情報検出部>
変化情報検出部102は、ユーザ2の動作中、ユーザ2の体の変化を検出する。変化情報検出部102は、ユーザ2の動作中、ユーザ2の対象部位(例えば、内側広筋203、図4参照)と対応して変化する部位(以下、「検出対象部位」と称することもある。例えば、大腿部、膝、又は下腿部)の変化を物理量として検出する。そして、変化情報検出部102は、検出した物理量を制御部105に送る。尚、対象部位は、ユーザの下腿部の筋肉(例えば、ハムストリングス)であってもよい。検出対象部位は、ユーザ2の対象部位と対応して変化する部位であれば、特に限定されない。検出対象部位が下腿部の場合の一例として、例えば、脛が挙げられる。
上記物理量として、例えば、変位量、時間、角度、角速度、速度、加速度、電流、電圧(例えば、筋電位)、及び圧力が挙げられる。変化情報検出部102は、このような物理量を検出するセンサとして、角度センサ、角速度センサ、加速度センサ、及び筋電位センサを有する。
変化情報検出部102の検出値は、例えば、制御部105において、外部刺激部101の動作のON/OFFを切り換えるタイミングの決定に用いられる。以下、当該情報を、動作中の第一情報と称することもある。
変化情報検出部102は、検出した全ての情報を外部刺激付与装置10に通信接続された外部端末4及び/又はサーバ5に送信してもよい。或いは、変化情報検出部102は、検出した情報の任意に設定した期間における平均値を外部端末4及び/又はサーバ5に送信してもよい。
変化情報検出部102は、制御部105に接続されている。又、変化情報検出部102は、装着部109に保持された状態で、ユーザ2の動作中に対象部位と対応して変化するユーザ2の体の部位(以下、「被検出部位」と称する。)に配置される。
ここで、図4を参照して、変化情報検出部102の具体的構成の一例について説明する。図4は、被検出部位がユーザ2の膝であり且つ対象部位がユーザ2の足の内側広筋203である場合の、外部刺激付与装置10を示している。
図4に示された外部刺激付与装置10の場合、変化情報検出部102は、第一センサ102a及び第二センサ102bを有する。第一センサ102aは、例えば、加速度センサであって、装着状態において、ユーザ2の大腿部204に配置される。第一センサ102aは、防振部材12に覆われた状態で装着部109に保持されると好ましい。
防振部材12を設ける理由は、外部刺激部101と第一センサ102aとが、共に大腿部204に配置されるからである。防振部材12は、外部刺激部101の振動を、第一センサ102aに伝わりにくくする。この構成は、第一センサ102aの検出精度の向上に効果的である。尚、防振部材12は、省略されてもよい。
第二センサ102bは、加速度センサであって、装着状態において、ユーザ2の下腿部205に配置される。本実施形態の場合、第二センサ102bは、防振部材により覆われていない。この理由は、外部刺激部101が大腿部204に配置されるのに対して、第二センサ102bは、下腿部205に配置されるからである。尚、第二センサ102bは、防振部材により覆われた状態で装着部109に保持されてもよい。
第一センサ102a及び第二センサ102bはそれぞれ、ユーザ2の動作中、大腿部204及び下腿部205における所定方向の加速度を検出する。
変化情報検出部102は、第一センサ102a及び第二センサ102bと共に、例えば、角度センサである第三センサ102cを有してもよい。被検出部位がユーザ2の膝である場合には、第三センサ102cは、ユーザ2の大腿部204から下腿部205に架け渡すように配置される。第三センサ102cは、ユーザ2の動作中、ユーザ2の膝関節の角度を検出する。
検出部102は、一つのセンサ(例えば、第一センサ102a)又は同じ種類の物理量を検出するセンサ(例えば、加速度センサである第一センサ102a及び第二センサ102b)により構成されると好ましい。但し、ユーザ2の関節があまり曲がらない場合やユーザ2の歩幅が狭い場合には、一つのセンサ又は同じ種類の物理量を検出するセンサによる物理量(例えば、加速度)の検出が難しい場合がある。この場合には、例えば、第四センサ102d及び/又は第五センサ102e(図2参照)のように、第一センサ102a及び第二センサ102bとは異なる位置に設けられたセンサを追加してもよい。第四センサ102d及び/又は第五センサ102eは、第一センサ102a及び第二センサ102bと同じ種類の物理量を検出するセンサであってもよいし、異なる種類の物理量を検出するセンサであってもよい。尚、センサ102a~102eは、総て同じ種類のセンサでもよいし、異なる種類のセンサであってもよい。又、検出部102は、センサ102a~102eのうちの少なくとも一つのセンサを有していればよい。又、検出部102は、複数種類のセンサをワンチップ化した構成であってもよい。複数種類のセンサは、異なる物理量を検出するセンサを意味する。
尚、被検出部位がユーザ2の肘関節である場合には、装着状態において、第一センサ102aは、ユーザ2の上腕部に、第二センサ102bは、ユーザ2の前腕部に、それぞれ配置される。この場合に、変化情報検出部102は、第一センサ102a及び第二センサ102bと共に、角度センサである第三センサ102cを有してもよい。
被検出部位がユーザ2の肘関節である場合には、第三センサ102cは、ユーザ2の上腕部から前腕部に架け渡すように配置される。尚、被検出部位がユーザ2の肘関節である場合には、対象部位は、ユーザ2の腕の筋肉である。第三センサ102cは、ユーザ2の上腕部及び前腕部のうちの何れか一方の部位に設けられてもよい。
<判定情報検出部>
判定情報検出部103は、後述の制御部105において実行される、外部刺激部101が対象部位に適切に接触されているか否かの判定(以下、「制御部105における判定」と称することもある。)に用いられる情報を取得する。
判定情報検出部103は、装着部109により、例えば、対象部位の周囲に保持されている。尚、判定情報検出部103の配置は、特に限定されない。判定情報検出部103は、制御部105における判定のために必要な情報を検出できる位置に配置されればよい。
本実施形態の場合、判定情報検出部103は、外部刺激部101が発する振動(以下、「付与前振動」と称する。)が対象部位に付与されることによって対象部位で発生する振動(以下、「付与後振動」と称する。)の振動周波数に関する情報を検出する。判定情報検出部103は、検出した付与後振動の振動周波数に関する情報を制御部105に送る。判定情報検出部103は、装着部109において、付与後振動の振動周波数に関する情報を検出可能な位置に配置されればよい。
又、判定情報検出部103は、付与後振動の振動強度に関する情報を検出してもよい。判定情報検出部103は、検出した付与後振動の振動強度に関する情報を、制御部105に送る。判定情報検出部103は、装着部109において、付与後振動の振動強度に関する情報を検出可能な位置に配置されればよい。
又、判定情報検出部103は、付与後振動の振動加速度に関する情報を検出してもよい。判定情報検出部103は、検出した付与後振動の振動加速度に関する情報を、制御部105に送る。判定情報検出部103は、装着部109において、付与後振動の振動加速度に関する情報を検出可能な位置に配置されればよい。
又、判定情報検出部103は、外部刺激部101と対象部位との接触部における接触圧に関する情報を検出してもよい。判定情報検出部103は、検出した接触圧に関する情報を制御部105に送る。判定情報検出部103は、装着部109において、接触圧に関する情報を取得可能な位置に配置されればよい。
又、判定情報検出部103は、装着部109の伸縮量に関する情報を検出してもよい。伸縮量に関する情報は、装着部109の所定方向(例えば、周方向)における伸縮量を示す情報であってよい。判定情報検出部103は、検出した伸縮量に関する情報を制御部105に送る。判定情報検出部103は、装着部109において、装着部109の伸縮量に関する情報を取得可能な位置に配置されればよい。
又、判定情報検出部103は、装着部109の張力に関する情報を検出してもよい。張力に関する情報は、装着部109の所定方向(例えば、周方向)における張力を示す情報であってよい。判定情報検出部103は、検出した張力に関する情報を制御部105に送る。判定情報検出部103は、装着部109において、装着部109の張力に関する情報を取得可能な位置に配置されればよい。
尚、判定情報検出部103は、装着部109が大腿部204に装着されている場合、大腿部204の外周に関する情報を検出してもよい。
尚、判定情報検出部103は、上述の付与後振動の振動周波数に関する情報、付与後振動の振動強度に関する情報、付与後振動の振動加速度に関する情報、接触圧に関する情報、伸縮量に関する情報、及び張力に関する情報のうち、少なくとも制御部105における判定で必要な情報のみ取得すればよい。判定情報検出部103が複数の情報を検出する場合、判定情報検出部103は、取得する情報の種類に応じた複数のセンサを有する。
<生成情報検出部>
生成情報検出部104は、外部端末4又はサーバ5における付与刺激情報の生成に用いられる情報を検出する。生成情報検出部104は、後述の情報を検出可能な種々のセンサにより構成されてよい。
生成情報検出部104は、装着部109により保持されている。尚、生成情報検出部104の配置は、特に限定されない。生成情報検出部104は、後述の各種情報を検出できる位置に配置されればよい。
生成情報検出部104は、ユーザ2の動作中、ユーザ2が行った動作に関する情報(動作関連情報)を検出する。ユーザ2の動作が歩行である場合、動作関連情報は、歩数、歩幅、歩行周期、歩行速度、脚の振り出し速度、膝の加速度、膝の伸展角度、膝の内転角度(ねじれ角度)、及び脚の筋力に関する情報を含む。
このような動作関連情報は、例えば、医師によるユーザ2の対象部位の回復レベルの判断を可能とする情報である。
又、生成情報検出部104は、ユーザ2の動作中、ユーザ2の使用状況に関する情報(使用状況情報)を検出してもよい。使用状況情報は、ユーザ2が外部刺激付与装置10を使用した時間(装着時間)、ユーザ2の歩行時間、外部刺激部101と対象部位との接触部の接触圧に関する情報、及び運動環境に関する情報を含む。
尚、接触圧に関する情報は、判定情報検出部103により検出される情報である。又、ユーザ2の装着時間は、制御部105により生成される情報でもある。生成情報検出部104は、情報を、判定情報検出部103及び/又は制御部105から取得してもよい。
運動環境に関する情報は、例えば、ユーザ2の周囲の天気、気温、湿度、気圧、高度、及び位置情報(GPS:Grobal Positioning System)を含む。又、運動環境に関する情報は、ユーザ2が運動を行っている場所が屋内であることを示す情報、又は、ユーザ2が運動を行っている場所が屋外であることを示す情報を含んでもよい。このような使用状況情報も、例えば、医師による、ユーザ2の対象部位の回復レベルの判断を可能とする情報である。
又、生成情報検出部104は、ユーザ2の動作中、ユーザ2の体に関する情報として、ユーザ2の体温、血圧、心拍、脂肪量、及び筋肉量に関する情報を検出してもよい。
生成情報検出部104は、検出した情報を、制御部105に送る。生成情報検出部104が検出した情報は、制御部105により、適宜のタイミングで、外部端末4及び/又はサーバ5に送信される。又、生成情報検出部104が検出した情報は、記憶部107に記憶される。
<制御部>
制御部105(図1参照)は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、入力ポート、及び出力ポート等を備える。
制御部105は、外部刺激付与装置10を構成する各エレメント101~104、106~111の動作を制御する。
制御部105は、変化情報検出部102、判定情報検出部103、生成情報検出部104、記憶部107、及び取得部108から、情報を取得する。
生成情報検出部104は、変化情報検出部102、判定情報検出部103、生成情報検出部104、及び取得部108から取得した情報を、記憶部107に記憶させる。又、生成情報検出部104は、変化情報検出部102、判定情報検出部103、生成情報検出部104、及び取得部108から取得した情報を、外部端末4又はサーバ5に送信する。
制御部105は、特定の条件で外部刺激部101をON/OFFさせることができる。具体的には、変化情報検出部102から受け取った検出値(物理量)が所定条件を満たす場合に、所定の外部刺激条件で外部刺激部101を振動させる。
より具体的には、制御部105は、変化情報検出部102から受け取った検出値と所定の閾値とを比較し、比較結果が振動開始条件を満たす場合に、設定された外部刺激条件で外部刺激部101を振動させる。
例えば、制御部105は、変化情報検出部102の検出値が所定の閾値以上の場合に、外部刺激開始条件を満たすと判定する。一方、制御部105は、変化情報検出部102の検出値が所定の閾値より小さい場合に、外部刺激開始条件を満たさないと判定する。
制御部105は、外部刺激部101の刺激時間(例えば、振動の継続時間)を設定してもよい。この場合には、制御部105は、設定した刺激時間が経過した時点で、外部刺激部101の動作を停止させる。
上記所定の閾値として、対象部位、被検出部位、及び変化情報検出部102が検出する物理量の種類に対応した値が、予め制御部105のROM等に記憶されている。制御部105は、変化情報検出部102から検出値を受け取ると、受け取った検出値と記憶している所定の閾値とを比較する。
制御部105は、変化情報検出部102から受け取った検出値が振動終了条件を満たす場合、外部刺激部101の動作を停止する。
制御部105は、外部刺激部101を振動させた間隔(以下、「振動間隔」と称する。)を算出してもよい。制御部105は、振動間隔に基づいて、歩行速度を算出してもよい。
制御部105は、変化情報検出部102から取得した情報(例えば、加速度に関する情報)に基づいて、ユーザ2の脚の振り出し速さ、及び、着地の際に地面からユーザ2の脚に作用する力(衝撃力)を算出してもよい。
制御部105は、変化情報検出部102から取得した情報(例えば、角度に関する情報)に基づいて、ユーザ2の体の部位の位置(X方向の位置、Y方向の位置、及びZ方向の位置)を算出してもよい。
尚、X方向は、ユーザ2の前後方向(図4における左右方向)に一致する。Y方向は、ユーザ2の左右方向(図4における紙面に垂直方向)に一致する。Z方向は、天地方向(図4における上下方向)に一致する。
制御部105は、外部刺激付与装置10に、外部刺激部101が発する振動の条件である外部刺激条件を設定する。外部刺激条件には、例えば、振動時間、振幅、振動強度、振動周波数、振動パターン、及び振動モードのうちの少なくとも一つが含まれてよい。
振動パターンは、周波数、振幅、強度、及び振動時間等が変化しない振動に限らず、周波数、振幅、強度、及び振動時間の少なくとも一つが変化するような振動を含む。振動モードとは、筋肉トレーニング、リハビリテーション、疼痛緩和等の目的に応じて設けられた振動パターンである。
外部刺激条件は、記憶部107に記憶されている。又、外部刺激条件は、取得部108が外部端末4又はサーバ5から取得する外部刺激情報に含まれる情報でもある。
制御部105は、ユーザ2の操作に基づいて、又は、外部端末4からの指示に基づいて、外部刺激条件を外部刺激付与装置10に設定する。
制御部105は、後述する取得部108から取得したユーザ情報及び/又はユーザの動作条件に関する情報に対応する外部刺激条件を記憶部107から取得する。制御部105は、取得した外部刺激条件を、外部刺激部101に設定する。尚、ユーザの動作条件に関する情報として、ユーザが行う運動の種類又は運動の強度に関する情報が挙げられる。
制御部105は、ユーザ情報、ユーザの動作条件に関する情報、及び外部刺激部101がユーザ2の対象部位に付与した外部刺激条件を、ユーザ毎に記憶部107に記憶させる。そして、制御部105は、適宜のタイミングで、記憶部107に記憶された情報を、外部端末4及び/又はサーバ5に送信する。
制御部105は、判定情報検出部103から取得した、ユーザ2の大腿部204の周囲に関する情報に基づいて、外部刺激付与装置10を使用中のユーザが、過去に外部刺激付与装置10を使用したユーザと同一人物であるか否かを判定する。尚、制御部105は、付与前振動の振動周波数と判定情報検出部103から取得した付与後振動の振動周波数との差分に基づいて、ユーザを特定してもよい。当該差分はユーザ2の体に関する情報(例えば、脂肪量及び/又は筋肉量)の影響を受けるため、制御部105は、当該差分に基づいて、使用中のユーザを特定するための情報(以下、ユーザ特定情報とも称する。例えば、使用中のユーザの脂肪量及び筋肉量)を算出できる。そして、制御部105は、算出したユーザ特定情報と予め記憶されたユーザ2の体に関する情報とを比較することにより、ユーザを特定することができる。具体的には、ユーザ特定情報がユーザの脂肪量及び筋肉量の場合、制御部105は、算出した脂肪量及び筋肉量と、ユーザ毎に予め記憶された脂肪量及び筋肉量とを比較することにより、ユーザを特定することができる。
制御部105は、変化情報検出部102から受け取った情報に基づいて、ユーザ2が転倒したか否かを判定する。制御部105は、ユーザ2が転倒したと判定した場合、アラートを出力してもよい。
制御部105は、ユーザ2が転倒したことを示す情報を、記憶部107に記憶させてもよい。又、制御部105は、ユーザ2が転倒した後、所定条件を満たした場合、予め登録された機関(例えば、消防指令センター、医療機関)に、ユーザ2が転倒したことを示す情報を送ってもよい。上記所定条件は、ユーザ2が転倒した後、所定時間が経過してもユーザ2が起き上がっていないことである。
制御部105は、判定情報検出部103から取得した情報に基づいて、外部刺激部101が対象部位に適切に接触されているか否かの判定を実行する。よって、制御部105は、判定部の一例に該当する。以下、判定方法の一例について説明する。尚、制御部105は、以下の判定方法1~6のうちの少なくとも一つの判定方法を実行する機能を有していればよい。
制御部105は、以下の判定方法1~6を所定のタイミングで実行してよい。好ましくは、制御部105は、ユーザ2が装着部109を着けたことを検知した場合に、以下の判定方法1~6のうちの少なくとも一つの判定方法を実行する。尚、制御部105は、外部刺激付与装置10がON状態となった場合に、判定を開始してもよい。
(判定方法1)
制御部105は、判定情報検出部103から、外部刺激部101が発する振動(付与前振動)が対象部位に付与されることによって対象部位で発生する振動(付与後振動)の振動周波数に関する情報を取得する。
制御部105は、付与前振動の振動周波数と付与後振動の振動周波数との差分を取得する。付与前振動の振動周波数は、制御部105が外部刺激部101に設定する外部刺激条件に含まれる情報であるため、制御部105にとって既知の情報である。
制御部105は、上記差分が、所定条件(以下、「振動周波数に関する所定条件」と称する。)を満たす場合に、外部刺激部101が対象部位に適切に接触されていると判定する。一方、制御部105は、上記差分が、振動周波数に関する所定条件を満たさない場合、外部刺激部101が対象部位に適切に接触されていないと判定する。
上記差分が振動周波数に関する所定条件を満たす場合とは、上記差分が、所定範囲に含まれている場合である。一方、上記差分が振動周波数に関する所定条件を満たさない場合とは、上記差分が、所定範囲に含まれない場合である。
尚、振動周波数に関する所定条件は、外部刺激部101と対象部位との接触部における接触圧が適切な接触圧(以下、「適正接触圧」と称する。)となる条件である。適正接触圧は、所定の範囲を有してよい。振動周波数に関する所定条件は、適正接触圧に関する情報と対応付けて記憶部107に記憶されている。適正接触圧に関する情報及び/又は振動周波数に関する所定条件は、医師やユーザ2により設定されてもよい。適正接触圧に関する情報及び/又は振動周波数に関する所定条件は、外部端末4又はサーバ5から取得した情報に基づいて更新されてもよい。
(判定方法2)
制御部105は、判定情報検出部103から、外部刺激部101が発する振動(付与前振動)が対象部位に付与されることによって対象部位で発生する振動(付与後振動)の振動強度に関する情報を取得する。
制御部105は、付与前振動の振動強度と、付与後振動の振動強度との差分を取得する。付与前振動の振動強度は、制御部105が外部刺激部101に設定する外部刺激条件に含まれる情報であるため、制御部105にとって既知の情報である。制御部105は、この差分が、所定条件(以下、「振動強度に関する所定条件」と称する。)を満たす場合に、外部刺激部101が対象部位に適切に接触されていると判定する。一方、制御部105は、上記差分が、振動強度に関する所定条件を満たさない場合、外部刺激部101が対象部位に適切に接触されていないと判定する。
上記差分が振動強度に関する所定条件を満たす場合とは、上記差分が、所定範囲に含まれている場合である。一方、上記差分が振動強度に関する所定条件を満たさない場合とは、上記差分が、所定範囲に含まれない場合である。
尚、振動強度に関する所定条件は、外部刺激部101と対象部位との接触部における接触圧が適正接触圧となる条件である。振動強度に関する所定条件は、適正接触圧に関する情報と対応付けて記憶部107に記憶されている。適正接触圧に関する情報及び/又は振動強度に関する所定条件は、医師やユーザ2により設定されてもよい。適正接触圧に関する情報及び/又は振動強度に関する所定条件は、外部端末4又はサーバ5から取得した情報に基づいて更新されてもよい。
(判定方法3)
制御部105は、判定情報検出部103から、外部刺激部101が発する振動(付与前振動)が対象部位に付与されることによって対象部位で発生する振動(付与後振動)の振動加速度に関する情報を取得する。
制御部105は、付与前振動の振動加速度と付与後振動の振動加速度との差分を取得する。付与前振動の振動加速度は、制御部105が外部刺激部101に設定する外部刺激条件に含まれる情報又は当該情報に基づいて算出可能な情報であるため、制御部105にとって既知の情報である。制御部105は、この差分が、所定条件(以下、「振動加速度に関する所定条件」と称する。)を満たす場合に、外部刺激部101が対象部位に適切に接触されていると判定する。一方、制御部105は、上記差分が、振動加速度に関する所定条件を満たさない場合、外部刺激部101が対象部位に適切に接触されていないと判定する。
上記差分が振動加速度に関する所定条件を満たす場合とは、上記差分が、所定範囲に含まれている場合である。一方、上記差分が振動加速度に関する所定条件を満たさない場合とは、上記差分が、所定範囲に含まれない場合である。
尚、振動加速度に関する所定条件は、外部刺激部101と対象部位との接触部における接触圧が適正接触圧となる条件である。振動加速度に関する所定条件は、適正接触圧に関する情報と対応付けて記憶部107に記憶されている。適正接触圧に関する情報及び/又は振動加速度に関する所定条件は、医師やユーザ2により設定されてもよい。適正接触圧に関する情報及び/又は振動加速度に関する所定条件は、外部端末4又はサーバ5から取得した情報に基づいて更新されてもよい。
(判定方法4)
制御部105は、判定情報検出部103から、外部刺激部101と対象部位との接触部の接触圧に関する情報を取得する。
制御部105は、取得した接触圧に関する情報が、適正接触圧の範囲に含まれる場合に、外部刺激部101が対象部位に適切に接触されていると判定する。一方、制御部105は、取得した接触圧に関する情報が、適正接触圧の範囲に含まれない場合、外部刺激部101が対象部位に適切に接触されていないと判定する。尚、適正接触圧に関する情報は、記憶部107に記憶されている。
(判定方法5)
制御部105は、判定情報検出部103から、装着部109の伸縮量に関する情報を取得する。
制御部105は、取得した伸縮量に関する情報が、所定条件(以下、「伸縮量に関する所定条件」と称する。)を満たす場合に、外部刺激部101が対象部位に適切に接触されていると判定する。一方、制御部105は、取得した伸縮量に関する情報が、伸縮量に関する所定条件を満たさない場合、外部刺激部101が対象部位に適切に接触されていないと判定する。
伸縮量に関する情報が所定条件を満たす場合とは、伸縮量に関する情報が示す値が、所定範囲に含まれている場合である。一方、伸縮量に関する情報が所定条件を満たさない場合とは、伸縮量に関する情報が示す値が、所定範囲に含まれない場合である。
尚、伸縮量に関する所定条件は、外部刺激部101と対象部位との接触部における接触圧が適正接触圧となる条件である。伸縮量に関する所定条件は、適正接触圧に関する情報と対応付けて記憶部107に記憶されている。適正接触圧に関する情報及び/又は伸縮量に関する所定条件は、医師やユーザ2により設定されてもよい。適正接触圧に関する情報及び/又は伸縮量に関する所定条件は、外部端末4又はサーバ5から取得した情報に基づいて更新されてもよい。
(判定方法6)
制御部105は、判定情報検出部103から、装着部109の張力に関する情報を取得する。
制御部105は、取得した張力に関する情報が、所定条件(以下、「張力に関する所定条件」と称する。)を満たす場合に、外部刺激部101が対象部位に適切に接触されていると判定する。一方、制御部105は、取得した張力に関する情報が、張力に関する所定条件を満たさない場合、外部刺激部101が対象部位に適切に接触されていないと判定する。
張力に関する情報が所定条件を満たす場合とは、張力に関する情報が示す値が、所定範囲に含まれている場合である。一方、張力に関する情報が所定条件を満たさない場合とは、張力に関する情報が示す値が、所定範囲に含まれない場合である。
尚、張力に関する所定条件は、外部刺激部101と対象部位との接触部における接触圧が適正接触圧となる条件である。張力に関する所定条件は、適正接触圧に関する情報と対応付けて記憶部107に記憶されている。適正接触圧に関する情報及び/又は張力に関する所定条件は、医師やユーザ2により設定されてもよい。適正接触圧に関する情報及び/又は張力に関する所定条件は、外部端末4又はサーバ5から取得した情報に基づいて更新されてもよい。
以下、再び制御部105の構成について説明する。制御部105は、上述の判定の結果に応じた情報を出力する。よって、制御部105は、出力部の一例にも該当する。
具体的には、制御部105は、外部刺激部101が対象部位に適切に接触されていると判定した場合、外部刺激部101が対象部位に適切に接触されていることを示す情報(例えば、文字又は図)を表示するように表示部111を制御する。このような表示部111は、通知装置の一例に該当する。
制御部105は、外部刺激部101が対象部位に適切に接触されていないと判定した場合、外部刺激部101が対象部位に適切に接触されていないことを示す情報(例えば、文字又は図)を表示するように表示部111を制御する。
制御部105による出力の態様は、表示部111による表示に限定されない。例えば、制御部105による出力の態様は、光・振動・及び/又は音による通知であってもよい。
制御部105は、上述の判定の結果に応じた情報を、後述の外部端末4及び/又はサーバ5に出力してもよい。外部端末4は、取得した情報を、ユーザ2が認識できる態様で出力する。具体的には、外部端末4は、取得した情報を、表示部に表示する及び/又はスピーカーから出力する。
ユーザ2は、上述の出力により、判定結果を知ることができる。よって、外部刺激部101が対象部位に適切に接触されていない場合には、ユーザ2は、外部刺激部101が対象部位に適切に接触するように、装着部109を着け直すことができる。
制御部105が出力する情報は、上述の判定結果に対応付けて記憶部107に予め記憶された情報である。制御部105は、判定結果に対応する情報を記憶部107から取得し出力する。
制御部105は、外部刺激部101の動作中に、外部刺激部101が対象部位に適切に接触されていないと判定した場合、外部刺激部101の動作を停止してもよい。ユーザ2は、外部刺激部101の動作が停止したことにより、外部刺激部101が対象部位に適切に接触されていないことを認識することができる。制御部105は、振動刺激部101の動作を停止すると共に、振動刺激部101が対象部位に適切に接触されていないことを示す情報を、表示部111に表示してもよい。
制御部105は、判定に関する所定条件を満たした場合に、上述の判定を実行してもよい。所定条件を満たす場合とは、例えば、ユーザ2が装着部109を着けたことを検知した場合、ユーザ2の運動時間が所定時間を超えた場合、ユーザ2の運動量が所定量を超えた場合、又はユーザ2の歩数が所定数を超えた場合である。
制御部105は、ユーザ2が装着部109を装着したことを検知した場合、使用記録として、ユーザ2が装着部109を着けたことを示す情報を、記憶部107に記憶させてもよい。
制御部105は、ユーザ2が装着部109を外したことを検知した場合、使用記録として、ユーザ2が装着部109を外したことを示す情報を、記憶部107に記憶させてもよい。
制御部105は、ユーザ2が装着部109を着けたことを示す情報及びユーザ2が装着部109を外したことを示す情報に基づいて、ユーザ2が外部刺激付与装置10を使用した時間を算出してもよい。
制御部105は、ユーザ2が装着部109を装着したことを示す情報と共に、外部刺激部101と対象部位との接触部の接触圧に関する情報を、記憶部107に記憶させてもよい。
制御部105は、記憶部107に記憶された接触圧に関する情報を、適宜のタイミングで外部端末4及び/又はサーバ5に送ってもよい。医師は、接触圧に関する情報を、確認することにより、ユーザ2が適切な状態で外部刺激付与装置10を使用したか否かを判断することができる。
又、制御部105は、生成情報検出部104から情報を取得し、取得した情報を適宜のタイミングで外部端末4及び/又はサーバ5に送信する。
具体的には、制御部105は、生成情報検出部104から取得した、動作関連情報及び使用状況情報を、外部端末4及び/又はサーバ5からのリクエストに応じて、又は、適宜のタイミングで外部端末4及び/又はサーバ5に送信する。
又、制御部105は、生成情報検出部104から取得した、ユーザ2の体に関する情報を、外部端末4及び/又はサーバ5からのリクエストに応じて、又は、適宜のタイミングで外部端末4及び/又はサーバ5に送信する。又、制御部105は、ユーザ2の運動が終了した場合に、上記情報を外部端末4及び/又はサーバ5に送信してもよい。
<制御部の動作例>
以下、図5を参照しつつ、ユーザ2の動作が歩行動作であり、被検出部位がユーザ2の膝であり、対象部位が内側広筋203である場合における、制御部105の動作例について説明する。図5におけるユーザ2a~2fはそれぞれ、歩行中のユーザ2の状態を示している。
ユーザ2の歩行動作は、接床期(立脚期とも称する。)と離床期(遊脚期とも称する。)とからなる。歩行の一周期は、ユーザ2の一方の足20の踵202が地面3に接地した状態(ユーザ2aの状態)から、次に一方の足20の踵202が再度地面3に接地した状態(ユーザ2fの状態)までの期間をいう。
接床期とは、歩行動作の一周期においてユーザ2の足20が地面3に接している期間(ユーザ2a~ユーザ2cの状態までの期間)である。一方、離床期とは、歩行動作の一周期においてユーザ2の足20が地面3から離れている期間(ユーザ2d~ユーザ2fの状態までの期間)である。
具体的には、接床期の始点(以下、「接床期始点」と称する。)は、地面3から離れているユーザ2の足20の踵202が、地面3に接地した瞬間(ユーザ2a、2fの状態)である。
一方、接床期の終点(以下、「接床期終点」と称する。)は、地面3に接地しているユーザ2の足20のつま先201が地面3から離れる瞬間(ユーザ2dの状態)である。
離床期の始点(以下、「離床期始点」と称する。)は、接床状態にあるユーザ2の足20のつま先201が地面3から離れる瞬間(ユーザ2dの状態)である。
一方、離床期の終点(以下、「離床期終点」と称する。)は、離床状態にあるユーザ2の足20の踵202が、地面3に接地した瞬間(ユーザ2fの状態)である。接床期始点は、離床期終点と重なる。一方、接床期終点は、離床期始点と重なる。
図5に示されるように、ユーザ2の内側広筋203は、接床期始点及び離床期終点、並びに、接床期終点及び離床期始点において、筋電を発揮する。
制御部105は、歩行動作の接床期において、ユーザ2の内側広筋203に外部刺激を付与するように、外部刺激部101を制御する。
具体的には、制御部105は、変化情報検出部102から受け取った検出値と所定の閾値とを比較する。そして、制御部105は、ユーザ2の歩行動作が接床期であるか否かを判定する。判定の結果、ユーザ2の歩行動作が接床期である場合に、制御部105は、所定の外部刺激条件で外部刺激部101を動作させる。尚、制御部105は、例えば、ユーザ2の足の踵が地面に接地する直前(ユーザ2aの状態より少し前の状態)に、ユーザ2の対象部位に振動刺激を付与してもよい。この場合、制御部105は、変化情報検出部102から受け取った検出値と所定の閾値とを比較することにより、ユーザ2の足の踵が地面に接地する直前のタイミング又は設置するタイミングを判定する。そして、判定の結果に応じて、振動刺激部101を制御する。
制御部105は、外部刺激開始条件が満たされた場合に、所定時間だけ外部刺激部101を動作させてもよい。この場合に、所定時間は、離床期始点及び接床期終点の両方を含むように設定されるとよい。所定時間は、離床期始点及び接床期終点の少なくとも一方を含むように設定されてもよい。
制御部105は、離床期始点と接床期終点との間で、外部刺激部101の動作を停止してもよい。
上述のような動作例において、制御部105は、変化情報検出部102から受け取った情報を記憶部107、外部端末4、又はサーバ5に送ってもよい。制御部105は、変化情報検出部102から受け取った情報をリアルタイムで送ってもよいし、後でまとめて送ってもよい。
<通信部>
通信部106は、外部端末4との間で通信を行う。通信部106は、外部端末4と、WiFi(登録商標、Wireless Fidelity)、Bluetooth(登録商標)、無線LAN、NFC(Near Field Communication)等の無線通信により接続される。尚、通信部106は、外部端末とインターネット等のネットワーク6を介して接続されてもよい。又、通信部105は、外部装置4と、USBケーブル等により有線接続されてもよい。
通信部106は、インターネット等のネットワーク6を介して、サーバ5との間で通信を行う。
通信部106は、ユーザ2の右足に装着された外部刺激付与装置10と、左足に装着された外部刺激付与装置10との間で、外部刺激付与のタイミングに関する同調を図るための相互通信を行ってもよい。
<記憶部>
記憶部107は、制御部105から受け取った種々の情報を記憶する。
具体的には、記憶部107は、ユーザに関する情報(以下、「ユーザ情報」と称する。)を記憶している。ユーザ情報は、ユーザの氏名、ユーザの年齢情報、性別情報、住所情報、運動歴情報、歩幅情報、マイナンバー情報、病院のカルテ番号、並びに、前記ユーザの身長、体重、身体の部位毎の筋肉量、筋肉密度、及び皮下脂肪に関する身体情報を含む。
ユーザ情報は、ユーザ2の生活習慣に関する情報を含んでもよい。ユーザ情報は、ユーザ2の対象部位における主観的な痛みレベルに関する情報を含んでもよい。又、ユーザ情報は、医療従事者の指示に関する情報を含んでもよい。
記憶部107は、生成情報検出部104から取得したユーザの動作関連情報及び使用状況情報を、ユーザ情報と対応付けて記憶している。
又、記憶部107は、過去に行われたユーザの動作条件に関する情報(例えば、運動の種類及び運動の強度)を、ユーザ情報と対応付けて、ユーザ2毎に記憶している。
記憶部107は、対象部位に付与すべき外部刺激の内容を示す外部刺激条件(付与刺激情報)を、ユーザ情報と対応付けて、ユーザ2毎に記憶している。
記憶部107は、外部刺激条件を、ユーザの動作条件に関する情報、及びユーザ情報と対応付けて記憶する。記憶部107は、例えば、外部刺激条件と、動作条件に関する情報及びユーザ情報とを対応付けた外部刺激条件テーブル(不図示)を記憶している。
記憶部107は、上述の制御部105における判定で使用される、振動周波数に関する所定条件、振動強度に関する所定条件、振動加速度に関する所定条件、伸縮量に関する所定条件、及び張力に関する所定条件を、適正接触圧に関する情報と対応付けて記憶している。
振動周波数に関する所定条件、振動強度に関する所定条件、振動加速度に関する所定条件、伸縮量に関する所定条件、張力に関する所定条件、及び適正接触圧に関する情報は、ユーザ2や医師により更新可能である。つまり、記憶部107に記憶された各種情報は、取得部108が取得した情報に基づいて更新可能である、
記憶部107は、外部刺激条件と共に、外部刺激部101と対象部位との適正接触圧に関する情報、装着部109の適正張力に関する情報、及び/又は装着部109の適正伸縮量に関する情報を、ユーザ情報又は対象部位と対応付けて記憶する。
記憶部107は、対象部位に過去に付与した外部刺激の内容を示す付与済み外部刺激条件と共に、対象部位に外部刺激を付与した際の、外部刺激部101と対象部位との接触圧に関する情報、装着部109の伸縮量に関する情報、及び/又は装着部109の張力に関する情報を、ユーザ情報又は対象部位に対応付けて記憶する。
記憶部107に記憶された情報は、ユーザ2や医師の操作に基づいて任意に更新可能である。
<取得部>
取得部108は、外部刺激付与装置10の動作に必要な情報を取得する。取得部108は、通信部106を介して、外部端末4、サーバ5、及び/又は医師が操作する端末7から情報を取得する。又、取得部108は、ユーザ2が外部刺激付与装置10に設けられた入力インタフェース(例えば、タッチパネル)を介して入力した情報を取得する。
取得部108が取得する情報は、ユーザ2が外部端末4から入力可能な種々の情報を含む。取得部108が取得する情報は、例えば、ユーザ2が外部端末4から入力したユーザ情報、及び、医療従事者からの指示に関する情報を含む。
又、取得部108は、外部端末4及び/又はサーバ5から、付与刺激情報(外部刺激条件)を取得する。取得部108は、取得した情報を、制御部105に送る。
<装着部>
装着部109は、固定部材の一例に該当し、ユーザ2の体における対象部位の周囲に装着される。装着部109は、対象部位に対する適切な位置に外部刺激部101を保持する。又、装着部109は、被検出部位に対する適切な位置に変化情報検出部102を保持する。装着部109は、適切な位置に判定情報検出部103及び生成情報検出部104を保持する。
このような装着部109は、例えば、サポータのような形状をしている。装着部109がスリーブ状である場合には、装着部109の材料は、一般的なサポータに用いられる種々の材料又は弾性を有する材料だと好ましい。
具体的には、クロロプレンゴム、ポリウレタン、ポリオレフィン系エラストマー、天然ゴム、又はシリコーン等が挙げられる。又、装着部109は、包帯、バンド等の帯状であってもよい。装着部109は、ベルトタイプであってもよい。装着部109がベルトタイプの場合、装着部109は、例えば、関節(膝関節、肘関節)を跨がないように構成されてよい。
装着部109が帯状の場合には、装着部109の材料は、一般的なサポータに用いられる種々の材料又は弾性を有する材料から選択される。具体的には、装着部109の材料として、クロロプレンゴム、ナイロン、ポリエステル、ポリウレタン、又は綿等が挙げられる。又、装着部109は、粘着性を有する部材であってもよい。尚、装着部109の材料は、上述の場合に限定されない。
装着部109は、装着部109の伸縮量又は張力が所定値を超えた場合に、外部刺激部101と対象部位との接触部の接触圧を小さくする接触圧調節機構を有してもよい。接触圧調節機構は、例えば、所定の張力が作用した場合に伸びる弾性部材により構成されてよい。
以下、再び図4を参照して、対象部位が、ユーザ2の内側広筋203の場合の装着部109の構造の一例について説明する。装着部109は、ユーザ2の足20における大腿部204から下腿部205にかけて装着される、略筒状のサポータ形状である。
装着部109は、第一保持部109a及び第二保持部109bを有する。第一保持部109aは、外部刺激部101を保持する。第一保持部109aは、装着状態において、ユーザ2の内側広筋203の表面に対面する。
又、第二保持部109bは、変化情報検出部102を保持する。具体的には、第二保持部109bは、保持部要素109c及び保持部要素109dを有する。保持部要素109cは、装着状態において、ユーザ2の大腿部204の表面に配置される。保持部要素109cは、変化情報検出部102の第一センサ102aを保持する。
又、保持部要素109dは、装着状態において、ユーザ2の下腿部205の表面に配置される。保持部要素109dは、変化情報検出部102の第二センサ102bを保持する。
装着部109は、判定情報検出部103及び生成情報検出部104を、ユーザ2の大腿部204の表面に保持する。尚、判定情報検出部103及び生成情報検出部104の位置は、必要な情報を検出できる位置であれば、特に限定されない。
<電源部>
電源部110は、外部刺激付与装置10を構成する各部に電力を供給する。電源部110は、後述する装着部109に保持される。電源部110は、例えば、充電式バッテリー、乾電池である。電源部110が充電式の場合には、充電方式は、接触式でもよいし、非接触式でもよい。
<表示部>
表示部111は、外部刺激付与装置10に関する情報を表示する。表示部111は、例えば、外部刺激条件等を表示する。表示部111は、装着状態において、ユーザ2が目視し易い位置に配置される。尚、図4において、表示部111は省略されている。
又、表示部111は、制御部105における判定の結果に応じた情報を表示する。表示部111は、外部刺激部101が対象部位に適切に接触されていることを示す情報(例えば、文字又は図)を表示する。又、外部刺激部101が対象部位に適切に接触されていないことを示す情報(例えば、文字又は図)を表示する。
又、表示部111は、外部刺激付与装置10が外部端末4及び/又はサーバ5から受信した情報を適宜表示する。
<外部端末>
外部端末4は、例えば、スマートフォン又はウェアラブル端末等のコンピュータである。尚、外部端末4は、スマートフォン及びウェアラブル端末に限定されない。外部端末4は、後述の機能を実行できる種々のコンピュータであってよい。
外部端末4は、外部刺激付与装置10の操作を遠隔で行うための装置である。ユーザ2は、外部端末4を操作することにより、外部刺激付与装置10を操作できる。
又、外部端末4は、外部刺激付与装置10の動作条件を設定するための装置でもある。外部端末4は、ユーザ2の操作に基づいて、又は、後述の端末側制御部43の制御に基づいて、外部刺激付与装置10の動作条件を設定する。
外部端末4には、外部端末4の機能を具現するための種々のアプリケーションプログラム(以下、単に「プログラム」と称する。)が組み込まれている。端末側制御部43(プロセッサ)によってプログラムが実行されることにより、外部端末4の種々の機能が具現される。このようなプログラムは、メモリ等の非一時的な記録媒体に記憶されている。
外部端末4は、外部刺激付与装置10の通信部106に接続されている。又、外部端末4は、インターネット等のネットワーク6を介してサーバ5に接続されている。
以下、外部端末4の具体的な構成及び機能について説明する。外部端末4は、端末側通信部41、端末側取得部42、端末側制御部43、端末側記憶部44、及び端末側表示部45を有する。
<端末側通信部>
端末側通信部41は、外部刺激付与装置10及びサーバ5との間で通信を行う。端末側通信部41は、外部刺激付与装置10と、WiFi(登録商標、Wireless Fidelity)、Bluetooth(登録商標)、無線LAN、NFC(Near Field Communication)等の無線通信により接続される。尚、端末側通信部41は、外部端末4とインターネット等のネットワーク6を介して接続されてもよい。
端末側通信部41は、サーバ5と、通信回線(例えば、インターネット)や電話回線等のネットワーク6を介して接続される。
<端末側取得部>
端末側取得部42は、情報を取得する。端末側取得部42は、ユーザ2が、キーボードやマウス、又はタッチパネル等の入力装置を操作して入力した情報を取得する。又、端末側取得部42は、端末側通信部41が外部刺激付与装置10及びサーバ5から受信した情報を、取得する。
先ず、ユーザ2が入力装置を操作して入力する情報(以下、「ユーザ2の入力情報」と称する。)について説明する。ユーザ2の入力情報は、例えば、対象部位の治療に関連する情報(治療関連情報)を含む。治療関連情報は、ユーザ2に投与される薬剤に関連する情報(以下、「薬剤関連情報」と称する。)を含む。又、治療関連情報は、ユーザ2が認識する対象部位の症状の主観的改善状況を示す情報(以下、「主観的改善情報」と称する。)を含む。
薬剤関連情報は、ユーザ2が医師から指定された薬剤を所期のタイミングで服薬したか否かを示す情報を含む。
主観的改善情報は、例えば、対象部位の痛みレベルやユーザ2が認識する対象部位の回復レベルを示す数値である。ユーザ2は、外部端末4の入力装置を操作することにより、痛みレベル及び/又は回復レベルを示す数値を入力する。
又、主観的改善情報は、痛みレベル及び/又は回復レベルに対応する顔の表情を示すアイコンであってもよい。アイコンは、笑顔のアイコン、無表情のアイコン、及び泣顔のアイコン等であってよい。ユーザ2は、外部端末4の入力装置を操作することにより、痛みレベル及び/又は回復レベルを示すアイコンを選択する。その他、入力情報は、ユーザ2に関する任意の情報を含んでよい。
次に、端末側取得部42が外部刺激付与装置10から取得する情報について説明する。端末側取得部42が外部刺激付与装置10から取得する情報は、外部刺激付与装置10において検出される情報及び算出される情報を含む。
具体的には、端末側取得部42が外部刺激付与装置10から取得する情報は、外部刺激付与装置10の生成情報検出部104により検出される情報を含む。より具体的には、端末側取得部42が外部刺激付与装置10から取得する情報は、動作関連情報及び使用状況情報である。
又、端末側取得部42が外部刺激付与装置10から取得する情報は、外部刺激付与装置10の変化情報検出部102及び/又は判定情報検出部103により検出された情報を含んでもよい。
端末側取得部42は、取得した情報を、端末側制御部43に送る。
<端末側制御部>
端末側制御部43は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、入力ポート、及び出力ポート等を備える。
端末側制御部43は、端末側取得部42から、動作関連情報、使用状況情報、及び治療関連情報を取得する。端末側制御部43は、取得した動作関連情報、使用状況情報、及び治療関連情報をサーバ5に送信するように、端末側通信部41を制御する。
そして、端末側制御部43は、サーバ5から、対象部位に付与する外部刺激の内容を示す付与刺激情報を受信する。端末側制御部43は、受信した付与刺激情報を、外部刺激付与装置10に送る又は外部刺激付与装置10に設定する。
このような端末側制御部43の機能は、端末側制御部43が本実施形態に係るアプリケーションプログラムを実行することにより具現される機能である。
又、端末側制御部43は、サーバ5から取得した付与刺激情報を表示するように、端末側表示部45を制御する。
又、端末側制御部43は、動作関連情報、使用状況情報、及び治療関連情報に基づいて生成された対象部位の症状の客観的改善状況を示す情報(以下、「客観的改善情報」と称する。)を表示するように、端末側表示部45を制御する。
客観的改善情報は、端末側制御部43が生成する情報、又は、サーバ5から取得する情報である。端末側制御部43は、動作関連情報、使用状況情報、及び治療関連情報に基づいて生成された対象部位の症状の客観的改善情報を生成する機能を有する。
客観的改善情報は、例えば、ユーザ2の対象部位の痛みレベル及び/又は回復レベルを客観的に示す数値である。客観的改善情報は、動作関連情報、使用状況情報、及び治療関連情報と対応付けて、予め端末側記憶部44に記憶されている。
端末側制御部43は、取得した動作関連情報、使用状況情報、及び治療関連情報に対応する客観的改善情報を端末側記憶部44から取得し、取得した客観的改善情報を端末側表示部45に表示させる。ユーザ2は、端末側表示部45に表示された客観的改善情報を確認することにより、対象部位の客観的な改善状況を認識できる。
端末側制御部43は、客観的改善情報に基づいて生成されたユーザ2に推奨する動作に関連する情報(推奨動作情報)を表示するように、端末側表示部45を制御する。
推奨動作情報は、端末側制御部43が生成する情報、又は、サーバ5から取得する情報である。よって、端末側制御部43は、客観的改善情報に基づいて推奨動作情報を生成する機能を有する。
推奨動作情報は、ユーザ2の対象部位の回復レベルを上げるためにユーザ2に推奨する動作に関する情報である。推奨動作情報は、例えば、一日の運動時間、一日の目標歩数、目標歩行速度、膝の加速度、及び膝の目標角度等を含む。推奨動作情報は、客観的改善情報と対応付けて端末側記憶部44に予め記憶されている。
端末側制御部43は、取得した客観的改善情報に対応する推奨動作情報を端末側記憶部44から取得し、取得した推奨動作情報を端末側表示部45に表示させる。ユーザ2は、端末側表示部45に表示された推奨動作情報を確認することにより、対象部位の回復レベルを上げるために望ましい動作について知ることができる。尚、端末側制御部43は、ユーザ2が行った動作とユーザ2に対応する推奨動作情報との比較結果を端末側表示部45に表示させてもよい。ユーザ2は、当該比較結果を見ることで、自身の動作(例えば、歩行速度、膝の角速度、及び膝の角度)と推奨動作情報との誤差を認識できる。この結果、ユーザ2は、当該誤差を小さくするように、自身の動作を調整できる。
端末側制御部43は、客観的改善情報が、予め定められている所定のレベル以上であることを示す場合、客観的改善情報と共に、ユーザ2に医師による診断を受けるよう促す情報(以下、「第一診断推奨情報」と称する。)を表示するように、端末側表示部45を制御する。
又、端末側制御部43は、客観的改善情報が、予め定められている所定のレベル以下であることを示す場合、客観的改善情報と共に、ユーザ2に医師による診断を受けるよう促す画面(以下、「第二診断推奨情報」と称する。)を表示するように、端末側表示部45を制御する。
ユーザ2は、端末側表示部45に表示された第一診断推奨情報又は第二診断推奨情報を確認することにより、医師による診断を受けるべき状況であることを認識できる。
<端末側記憶部>
端末側記憶部44は、端末側制御部43から取得した種々の情報を記憶する。
具体的には、端末側記憶部44は、ユーザ2の識別情報と対応付けて、動作関連情報、使用状況情報、及び治療関連情報を記憶する。
又、端末側記憶部44は、ユーザ2の識別情報と対応付けて、外部刺激付与装置10の変化情報検出部102及び/又は判定情報検出部103により検出された情報を記憶する。その他、端末側記憶部44は、端末側制御部43の処理で用いられる種々の情報を記憶している。
<端末側表示部>
端末側表示部45は、端末側制御部43の制御下で、情報を表示する。端末側表示部45は、例えば、外部端末4に設けられたディスプレイである。
端末側表示部45は、サーバ5及び/又は外部刺激付与装置10から取得した情報を適宜表示する。
<サーバ>
サーバ5(図1参照)は、外部サーバであって、例えば、外部端末4及び/又は外部刺激付与装置10とインターネット等のネットワーク6を介して接続されている。このようなサーバ5は、外部端末4、外部刺激付与装置10、及び/又は医師が操作する端末7から取得した情報に基づいて、外部刺激付与装置10に設定する付与刺激条件を含む付与刺激情報を生成し出力する機能を有する。
サーバ5は、コンピュータであって、サーバ5の機能を具現するための種々のアプリケーションプログラム(以下、単に「プログラム」と称する。)が組み込まれている。サーバ側制御部53(プロセッサ)によってプログラムが実行されることにより、サーバ5の種々の機能が具現される。このようなプログラムは、メモリ等の非一時的な記録媒体に記憶されている。
<サーバ側通信部>
サーバ側通信部51は、外部刺激付与装置10、外部端末4、及び/又は医師が操作する端末7との間で通信を行う。サーバ側通信部51は、外部刺激付与装置10及び/又は外部端末4と通信回線(例えば、インターネット)や電話回線等のネットワーク6を介して接続されている。
<サーバ側取得部>
サーバ側取得部52は、情報を取得する。サーバ側取得部52は、サーバ側通信部51が外部刺激付与装置10及び/又は外部端末4から受信した情報を取得する。以下、サーバ側取得部52が取得する情報について説明する。
サーバ側取得部52が取得する情報は、外部刺激付与装置10において検出される情報及び算出される情報を含む。又、サーバ側取得部52が取得する情報は、外部端末4が外部刺激付与装置10から取得する情報、及び、ユーザ2により外部端末4に入力される情報を含む。
具体的には、サーバ側取得部52が取得する情報は、動作関連情報及び使用状況情報を含む。サーバ側取得部52は、サーバ側通信部51を介して、外部刺激付与装置10及び/又は外部端末4から動作関連情報及び使用状況情報を取得する。動作関連情報及び使用状況情報は、外部刺激付与装置10の生成情報検出部104により検出された情報である。
又、サーバ側取得部52が取得する情報は、治療関連情報を含む。サーバ側取得部52は、サーバ側通信部51を介して、外部端末4から治療関連情報を取得する。治療関連情報は、上述のように、ユーザ2が、キーボードやマウス、又はタッチパネル等の入力装置を操作して外部端末4に入力した情報である。
サーバ側取得部52は、取得した情報を、サーバ側制御部53に送る。
<サーバ側制御部>
サーバ側制御部53は、処理部の一例に該当し、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、入力ポート、及び出力ポート等を備える。
サーバ側制御部53は、サーバ側取得部52から、動作関連情報、使用状況情報、及び治療関連情報を取得する。サーバ側取得部52は、取得した動作関連情報、使用状況情報、及び治療関連情報に基づいて、対象部位に付与する外部刺激の内容を示す付与刺激情報を生成する。
そして、サーバ側制御部53は、生成した付与刺激情報を、外部端末4及び/又は外部刺激付与装置10に送信する。よって、サーバ側制御部53は、送信部としての機能も有する。このようなサーバ側制御部53の機能は、サーバ側制御部53が本実施形態に係るアプリケーションプログラムを実行することにより具現される機能である。
サーバ側制御部53は、動作関連情報、使用状況情報、及び治療関連情報に基づいて、対象部位の症状の客観的改善状況を示す情報(客観的改善情報)を生成する。そして、サーバ側制御部53は、生成した客観的改善情報を、外部端末4及び/又は外部刺激付与装置10に送信する。客観的改善情報については、上述の通りである。
ここで、サーバ側制御部53が、客観的改善情報を生成する方法の一例について説明する。サーバ側制御部53は、予め記憶された動作関連情報に関する目標値、使用状況情報に関する目標値、及び治療関連情報に関する目標値と、取得した動作関連情報、使用状況情報、及び治療関連情報とを比較し、比較結果に基づいて、客観的改善情報を生成する。
又、サーバ側制御部53が、客観的改善情報を生成する方法の別例について説明する。客観的改善情報は、動作関連情報、使用状況情報、及び治療関連情報と対応付けて、サーバ側記憶部54に予め記憶されている。そして、サーバ側制御部53は、取得した動作関連情報、使用状況情報、及び治療関連情報に対応する客観的改善情報をサーバ側記憶部54から取得する。
サーバ側制御部53は、客観的改善情報に基づいて、ユーザ2に推奨する動作に関連する情報(推奨動作情報)を生成する。そして、サーバ側制御部53は、生成した推奨動作情報を、外部端末4及び/又は外部刺激付与装置10に送信する。推奨動作情報については、上述の通りである。
サーバ側制御部53は、使用状況情報が示す使用頻度が、所定レベル以下であることを示す場合、ユーザ2に外部刺激付与装置10を使用するよう促す情報(以下、「使用推奨情報」と称する。)を生成する。そして、サーバ側制御部53は、使用推奨情報を外部端末4及び/又は外部刺激付与装置10に送信する。
ユーザ2は、外部端末4の端末側表示部45及び/又は外部刺激付与装置10の表示部111に表示された使用推奨情報を見ることで、外部刺激付与装置10の使用頻度が少ないことを認識できる。
サーバ側制御部53は、使用状況情報が示す使用頻度が、所定レベル以下であることを示す場合、ユーザ2の使用頻度が所定レベル以下であることを示す情報を、医師が操作する端末7に送信してもよい。
サーバ側制御部53は、外部端末4又は外部刺激付与装置10からユーザ2が転倒したことを示す情報を取得し、取得したユーザ2が転倒したことを示す情報に基づいて、ユーザ2の転倒回数を算出してもよい。そして、サーバ側制御部53は、算出したユーザ2転倒回数を、医師が操作する端末7に送信してもよい。
サーバ側制御部53は、サーバ側記憶部54に記憶された複数のユーザのユーザ情報、動作関連情報、使用状況情報、及び治療関連情報に基づいて、どのような因子が対象部位の早期改善に寄与するのかを示す情報を算出してもよい。サーバ側制御部53は、当該情報を、外部端末4、外部刺激付与装置10、及び/又は医師が操作する端末7に送信してもよい。
サーバ側制御部53は、客観的改善情報が、予め定められている所定のレベル以上であることを示す場合、ユーザ2に医師による診断を受けるよう促す情報(第一診断推奨情報)を生成する。そして、サーバ側制御部53は、客観的改善情報と共に、第一診断推奨情報を外部端末4及び/又は外部刺激付与装置10に送信する。
サーバ側制御部53は、客観的改善情報が、予め定められている所定のレベル以下であることを示す場合、ユーザ2に医師による診断を受けるよう促す情報(第二診断推奨情報)を生成する。そして、サーバ側制御部53は、客観的改善情報と共に、第二診断推奨情報を外部端末4及び/又は外部刺激付与装置10に送信する。
サーバ側制御部53は、例えば、医師や保険会社のオペレータが操作する端末からのリクエストに応じて、情報を提供してもよい。サーバ側制御部53が当該端末に送信する情報は、サーバ5が外部端末4及び/又は外部刺激付与装置10から取得する情報、及び、当該情報に基づいてサーバ側制御部53が生成した情報であってよい。
例えば、医師は、サーバ5から提供された動作関連情報、使用状況情報、及び治療関連情報に基づいて、外部刺激条件を含む付与刺激情報を決定してもよい。医師は、決定した付与刺激情報を、端末を介して、サーバ5に送信する。サーバ5は、医師が操作する端末7から受信した付与刺激情報を、外部端末4及び/又は外部刺激付与装置10に送信する。
医師は、サーバ5から提供された動作関連情報、使用状況情報、及び治療関連情報に基づいて、ユーザ2の対象部位の客観的な回復レベルを判定することができる。医師は、端末を介して、当該回復レベルを客観的改善情報としてサーバ5に送信することもできる。サーバ5は、医師が操作する端末7から受信した客観的改善情報を、外部端末4及び/又は外部刺激付与装置10に送信してもよい。
医師は、端末を介して、客観的改善情報と共に、ユーザ2の対象部位の回復レベルを上げるための医師の助言に関する情報を、サーバ5に送信することもできる。サーバ5は、医師から受信した客観的改善情報及び医師の助言に関する情報を、外部端末4及び/又は外部刺激付与装置10に送信してもよい。医師の助言に関する情報は、上述の使用推奨情報及び/又は推奨動作情報を含んでもよい。
サーバ側制御部53は、ユーザ2の客観的改善情報が示す回復レベルと、同一年齢且つ同一症状の他のユーザにおける同時期の回復レベルとの比較結果に関する情報を生成してもよい。そして、サーバ側制御部53は、当該比較結果に関する情報を、外部端末4、外部刺激付与装置10、及び/又は医師が操作する端末7に送信してもよい。
サーバ側制御部53は、取得した情報(例えば、動作関連情報)に基づいて、ユーザ2の動作のアニメーションを生成し、医師が操作する端末7に送信してもよい。ユーザ2の動作が歩行動作の場合、当該アニメーションは、現在のユーザ2の歩行動作を示すアニメーションである。医師は、当該アニメーションを見ることで、遠隔地からユーザ2の現在の歩行動作を認識できる。この結果、医師は、遠隔地において、ユーザ2の対象部位の回復レベルを正確に判断することができる。
尚、サーバ5から医師が操作する端末7に提供される情報の形式は特に限定されない。サーバ5から医師が操作する端末7に提供される情報は、単なる数値データであってもよいし、グラフ化又はアニメーション化されたデータであってもよい。
又、例えば、保険会社のオペレータは、サーバ5から提供された動作関連情報、使用状況情報、及び治療関連情報に基づいて、ユーザ2の保険還付金、保険の等級、及び/又はユーザ2の治療に関する保険点数を決定することができる。
<サーバ側記憶部>
サーバ側記憶部54は、サーバ側制御部53から取得した種々の情報を記憶する。
具体的には、サーバ側記憶部54は、ユーザ2の識別情報と対応付けて、動作関連情報、使用状況情報、及び治療関連情報を記憶する。
又、サーバ側記憶部54は、ユーザ2の識別情報と対応付けて、外部刺激付与装置10の変化情報検出部102及び/又は判定情報検出部103により検出された情報を記憶する。
更に、サーバ側記憶部54は、ユーザ2の識別情報と対応付けて、医師が操作する端末7から取得した情報(例えば、カルテ情報)を記憶してもよい。
<外部刺激付与装置の動作>
以下、図6を参照して、外部刺激付与装置10の動作について説明する。図6は、本実施形態に係る外部刺激付与装置10の動作(以下、「振動付与動作」と称する。)の一例を示すフローチャートである。
以下の動作は、外部刺激付与装置10の電源がON状態になった場合に実行される。以下の動作は、制御部105(プロセッサ)によってプログラムが実行されることにより具現される。
ステップS101において、制御部105は、ユーザ2が装着部109を着けたか否かを判定する。制御部105は、例えば、装着部109に保持された圧力センサ等の検出値に基づいて、ユーザ2が装着部109を着けたか否かを判定する。
ステップS101において、ユーザ2が装着部109を着けていないと判定された場合(ステップS101において“NO”)には、制御処理は、ステップS101を繰り返す。
ステップS101において、ユーザ2が装着部109を着けたと判定された場合(ステップS101において“YES”)には、制御処理は、ステップS102に移行する。
ステップS102において、制御部105は、判定情報検出部103から取得した情報に基づいて、外部刺激部101が対象部位に適切に接触されているか否かを判定する。ステップS102において、制御部105が実行する判定は、上述の判定方法1~6で説明した何れかの判定である。
ステップS102において、外部刺激部101が対象部位に適切に接触されていないと判定された場合(ステップS102において“NO”)には、制御処理は、ステップS103に移行する。
ステップS103において、制御部105は、外部刺激部101が対象部位に適切に接触されていないことを示す情報(例えば、文字又は図)を表示するように表示部111を制御する。そして、制御処理は、終了する。その後、外部刺激付与装置10は、図6に示す振動付与動作を繰り返す。
ステップS102において、外部刺激部101が対象部位に適切に接触されていると判定された場合(ステップS102において“YES”)には、制御処理は、ステップS104に移行する。
ステップS104において、制御部105は、外部刺激条件を設定する。制御部105は、例えば、記憶部107、外部端末4、又はサーバ5から、外部刺激条件を取得する。そして、制御処理は、ステップS105に移行する。
ステップS105において、変化情報検出部102は、ユーザ2の動作中、ユーザ2の被検出部位の変化を検出する。そして、検出値(物理量)を制御部105に送る。変化情報検出部102は、所定の時間間隔で被検出部位の変化を検出し、検出値を制御部105に送る。
ステップS106において、制御部105は、変化情報検出部102から受け取った物理量と所定の閾値とを比較する。そして、制御部105は、比較結果が外部刺激開始条件を満たすか否かを判定する。例えば、制御部105は、ユーザ2の歩行動作が上述の接床期である場合に、外部刺激開始条件を満たすと判定する。
ステップS106において、外部刺激開始条件を満たさないと判定された場合(ステップS106において“NO”)には、制御処理は、ステップS108に移行する。
一方、ステップS106において、外部刺激開始条件を満たすと判定された場合(ステップS106において“YES”)には、制御処理はステップS107に移行する。
ステップS107において、制御部105は、ステップS104において決定した外部刺激条件に基づいて外部刺激部101を振動させる。これにより外部刺激が、ユーザ2の対象部位に付与される。そして、制御処理は、ステップS108に移行する。
ステップS108において、制御部105は、動作を終了するか否かを判定する。制御部105は、動作終了の条件を満たした場合、動作を終了すると判定する。制御部105は、例えば、ユーザ2から動作停止の指示が入力された場合、ユーザ2が装着部109を外した場合、又は外部刺激付与装置10の電源がOFF状態になった場合に、動作を終了すると判定する。
ステップS108において、動作を終了すると判定された場合(ステップS108において“YES”)、制御処理は、終了する。
ステップS108において、動作を終了しないと判定された場合(ステップS108において“NO”)、制御処理は、ステップS105に移行する。
尚、制御部105は、適宜のタイミングで、ステップS102の判定を実行してよい。例えば、制御部105は、ユーザ2の装着部109の装着時間が所定時間を経過した場合、ユーザ2の運動量が所定量を超えた場合、又はユーザ2の歩数が所定数を超えた場合に、ステップS102の判定を実行してよい。
<外部端末の動作例1>
以下、図7を参照して、外部端末4の動作例1について説明する。図7は、外部端末4の動作(以下、「付与刺激情報取得動作」と称する。)の一例を示すフローチャートである。以下の動作は、端末側制御部43(プロセッサ)によってプログラムが実行されることにより具現される。
本動作例は、外部刺激付与装置10の外部刺激条件をサーバ5から取得する場合の動作である。以下の説明では、便宜的に、端末側制御部43を動作の主体とする。
ステップS201において、端末側制御部43は、外部刺激付与装置10から動作関連情報及び使用状況情報を取得する。端末側制御部43が動作関連情報及び使用状況情報を取得する時機は、例えば、ユーザ2が外部刺激付与装置10の使用を終了した時機である。端末側制御部43が動作関連情報及び使用状況情報を取得する時機は、一日のうち予め決められた時機(例えば、0時)であってもよい。
ステップS202において、端末側制御部43は、治療関連情報が取得済みであるか否かを判定する。治療関連情報は、ユーザ2が外部端末4に入力した情報である。
ステップS202において、治療関連情報が取得済みではないと判定された場合(ステップS202において“NO”)には、端末側制御部43は、ステップS202を繰り返す。尚、端末側制御部43は、所定の時間間隔で、ステップS202を繰り返してもよい。ステップS202において、治療関連情報が取得済みではないと判定された場合(ステップS202において“NO”)、端末側制御部43は、適宜のタイミングで、ユーザ2に治療関連情報の入力を促す情報を表示するように端末側表示部45を制御してもよい。端末側制御部43が治療関連情報の入力を促す情報を表示するタイミングは、例えば、ユーザ2が運動(歩行)を終了した後、又は、予め設定された時機(ユーザ2が服薬すべき時機)である。尚、ステップS202において、治療関連情報が取得済みではないと判定された場合(ステップS202において“NO”)でも、制御処理は、ステップ203に移行可能である。
ステップS202において、治療関連情報が取得済みであると判定された場合(ステップS202において“YES”)には、制御処理は、ステップS203に移行する。
尚、ステップS201とステップS202の順序は逆でもよい。つまり、端末側制御部43は、ユーザ2から治療関連情報が入力された場合に、動作関連情報及び使用状況情報が取得済みであるか否かを判定してもよい。
又、一つのステップで、端末側制御部43は、動作関連情報、使用状況情報、及び治療関連情報を取得しているか否かを判定してもよい。何れにしても、本動作例の場合、動作関連情報、使用状況情報、及び治療関連情報を総て取得している場合にのみ、制御処理がステップS203に移行する。
ステップS203において、端末側制御部43は、動作関連情報、使用状況情報、及び治療関連情報を、ユーザ2の識別情報と共にサーバ5に送信する。ステップS203において、端末側制御部43は、動作関連情報、使用状況情報、及び治療関連情報以外に、外部刺激付与装置10から取得した情報を、サーバ5に送信してもよい。
すると、サーバ5は、外部端末4から取得した情報に基づいて、付与刺激情報を生成する。そして、サーバ5は、生成した付与刺激情報を、外部端末4に送信する。
ステップS204において、端末側制御部43は、サーバ5から付与刺激情報を取得する。
ステップS205において、端末側制御部43は、付与刺激情報を外部刺激付与装置10に送信する。
外部刺激付与装置10は、外部端末4から取得した付与刺激情報を、外部刺激付与装置10の設定に反映する。
尚、端末側制御部43は、動作関連情報、使用状況情報、及び治療関連情報を総て取得した後(つまり、ステップS203以降)、動作関連情報、使用状況情報、及び治療関連情報に基づいて生成された対象部位の症状の客観的改善状況を示す情報(客観的改善情報)を、端末側表示部45に表示してもよい。客観的改善情報は、外部端末4により生成されてもよいし、サーバ5により生成されてもよい。
又、端末側制御部43は、動作関連情報、使用状況情報、及び治療関連情報を総て取得した後(つまり、ステップS203以降)、客観的改善情報に基づいて生成されたユーザ2に推奨する動作に関連する情報(推奨動作情報)を端末側表示部45に表示してもよい。推奨動作情報は、外部端末4により生成されてもよいし、サーバ5により生成されてもよい。
又、端末側制御部43は、動作関連情報、使用状況情報、及び治療関連情報を総て取得した後(つまり、ステップS203以降)、ユーザ2に医師による診断を受けるよう促す情報(第一診断推奨情報又は第二診断推奨情報)を、端末側表示部45に表示してもよい。
<外部端末の動作例2>
以下、図8を参照して、外部端末4の動作例2について説明する。図8は、外部端末4の動作(以下、「付与刺激情報取得動作」と称する。)の一例を示すフローチャートである。以下の動作は、端末側制御部43(プロセッサ)によってプログラムが実行されることにより具現される。
本動作例は、外部端末4が外部刺激付与装置10の外部刺激条件を生成する場合の動作である。以下の説明では、便宜的に、端末側制御部43を動作の主体とする。
ステップS301において、端末側制御部43は、外部刺激付与装置10から動作関連情報及び使用状況情報を取得する。
ステップS302において、端末側制御部43は、治療関連情報が取得済みであるか否かを判定する。治療関連情報は、ユーザ2が外部端末4に入力する情報である。
ステップS302において、治療関連情報が取得済みではないと判定された場合(ステップS302において“NO”)には、端末側制御部43は、ステップS302を繰り返す。尚、端末側制御部43は、所定の時間間隔で、ステップS302を繰り返してもよい。
ステップS302において、治療関連情報が取得済みであると判定された場合(ステップS302において“YES”)には、制御処理は、ステップS303に移行する。ステップS301及びステップS302は、上述の動作例1におけるステップS201及びステップS202と同様である。
ステップS303において、端末側制御部43は、動作関連情報、使用状況情報、及び治療関連情報に基づいて、付与刺激条件を含む付与刺激情報を生成する。
ステップS304において、端末側制御部43は、付与刺激情報を外部刺激付与装置10に送信する。その他の端末側制御部43の動作は、上述の動作例1と同様である。
<サーバの動作例>
以下、図9を参照して、サーバ5の動作例について説明する。図9は、サーバ5の動作(以下、「付与刺激情報生成動作」と称する。)の一例を示すフローチャートである。以下の動作は、サーバ側制御部53(プロセッサ)によってプログラムが実行されることにより具現される。
本動作例は、サーバ5が外部刺激付与装置10の外部刺激条件を生成する場合の動作である。以下の説明では、便宜的に、サーバ側制御部53を動作の主体とする。
ステップS401において、サーバ側制御部53は、外部端末4から動作関連情報、使用状況情報、及び治療関連情報を取得する。動作関連情報及び使用状況情報は、外部刺激付与装置10により検出された情報である。又、治療関連情報は、ユーザ2が外部端末4に入力した情報である。
基本的には、サーバ側制御部53は、外部端末4が動作関連情報、使用状況情報、及び治療関連情報を送信した時機に応じて、動作関連情報、使用状況情報、及び治療関連情報を取得する。但し、サーバ側制御部53は、所定の時機に、外部端末4に動作関連情報、使用状況情報、及び治療関連情報を送信することを指示するためのリクエストを送り、外部端末4から動作関連情報、使用状況情報、及び治療関連情報を取得してもよい。
サーバ側制御部53は、医師が操作する端末7からの指示に基づいて、上記リクエストを外部端末4に送信してもよい。
ステップS402において、サーバ側制御部53は、動作関連情報、使用状況情報、及び治療関連情報に基づいて、付与刺激条件を含む付与刺激情報を生成する。
ステップS403において、サーバ側制御部53は、付与刺激情報を外部端末4に送信する。外部端末4は、サーバ5から取得した付与刺激情報を、外部刺激付与装置10に送信する。
尚、サーバ側制御部53は、動作関連情報、使用状況情報、及び治療関連情報を取得した後(つまり、ステップS402以降)、動作関連情報、使用状況情報、及び治療関連情報に基づいて、客観的改善情報を生成してもよい。サーバ側制御部53は、生成した客観的改善情報を、外部端末4に送信する。
又、サーバ側制御部53は、動作関連情報、使用状況情報、及び治療関連情報を取得した後(つまり、ステップS402以降)、客観的改善情報に基づいて推奨動作情報を生成してもよい。サーバ側制御部53は、推奨動作情報を、外部端末4に送信する。
又、サーバ側制御部53は、動作関連情報、使用状況情報、及び治療関連情報を取得した後(つまり、ステップS402以降)、ユーザ2に医師による診断を受けるよう促す情報(第一診断推奨情報又は第二診断推奨情報)を生成してもよい。サーバ側制御部53は、ユーザ2に医師による診断を受けるよう促す情報(第一診断推奨情報又は第二診断推奨情報)を、外部端末4に送信する。
又、サーバ側制御部53は、医師が操作する端末7からのリクエストに応じて、外部端末4から取得した情報、及び/又は、外部端末4から取得した情報に基づいて生成した情報を、医師が操作する端末7に提供してもよい。
<本実施形態の作用・効果>
以上のような構成を有する本実施形態によれば、外部刺激付与装置10に、ユーザ2の治療状況に応じた適切な付与刺激条件を設定することができる。よって、ユーザ2の対象部位に、ユーザ2の治療状況に応じた適切な外部刺激を付与できる。この結果、ユーザ2の対象部位の改善速度を早めることができる。
本発明に係る外部刺激付与装置は、歩行以外のユーザの動作、内側広筋以外のユーザの対象部位、膝以外のユーザの被検出部位に適用できる。
1 外部刺激付与システム
10 外部刺激付与装置
101 外部刺激部
102 変化情報検出部
102a 第一センサ
102b 第二センサ
102c 第三センサ
102d 第四センサ
102e 第五センサ
103 判定情報検出部
104 生成情報検出部
105 制御部
106 通信部
107 記憶部
108 取得部
109 装着部
109a 第一保持部
109b 第二保持部
109c、109d 保持部要素
110 電源部
111 表示部
12 防振部材
2 ユーザ
20 足
201 つま先
202 踵
203 内側広筋
204 大腿部
205 下腿部
206 内側ハムストリング
207 大腿二頭筋長頭
208 腓腹筋外側頭
3 地面
4 外部端末
41 端末側通信部
42 端末側取得部
43 端末側制御部
44 端末側記憶部
45 端末側表示部
5 サーバ
51 サーバ側通信部
52 サーバ側取得部
53 サーバ側制御部
54 サーバ側記憶部
6 ネットワーク
7 端末

Claims (22)

  1. 動作を実行中のユーザの対象部位に外部刺激を付与する外部刺激付与装置によって検出された情報であって、前記ユーザが行った動作に関連する情報である動作関連情報と、
    前記ユーザによる前記外部刺激付与装置の使用状況を示す情報である使用状況情報と、
    前記ユーザが使用する端末に入力された前記対象部位の治療に関連する情報である治療関連情報と、
    を取得する取得部と、
    前記取得部が取得した情報に基づいて、前記対象部位に付与する前記外部刺激の内容を示す付与刺激情報を生成する処理部と、
    前記処理部が生成した情報を送信する送信部と、を備える
    サーバ。
  2. 前記取得部は、前記動作関連情報、前記使用状況情報、及び前記治療関連情報を、前記外部刺激付与装置と通信可能に接続されたコンピュータから取得する、請求項1に記載のサーバ。
  3. 前記送信部は、前記処理部が生成した情報を、前記コンピュータに送信する、請求項2に記載のサーバ。
  4. 前記治療関連情報は、前記ユーザに投与される薬剤に関連する情報を含む、請求項1~3の何れか一項に記載のサーバ。
  5. 前記治療関連情報は、前記ユーザが認識する前記対象部位の症状の主観的改善状況を示す情報を含む、請求項1~4の何れか一項に記載のサーバ。
  6. 前記処理部は、前記動作関連情報、前記使用状況情報、及び前記治療関連情報に基づいて、前記対象部位の症状の客観的改善状況を示す情報を生成する、請求項1~5の何れか一項に記載のサーバ。
  7. 前記送信部は、前記客観的改善状況を、前記外部刺激付与装置と通信可能に接続されたコンピュータに送信する、請求項6に記載のサーバ。
  8. 前記処理部は、前記客観的改善状況を示す情報に基づいて、前記ユーザに推奨する動作に関連する情報である推奨動作情報を生成し、前記コンピュータに送信する、請求項6又は7に記載のサーバ。
  9. 前記処理部は、前記客観的改善状況を示す情報が、前記対象部位の症状の客観的改善状況が予め定められている所定のレベル以上であることを示す場合、前記ユーザに医師による診断を受けるよう促す診断推奨情報を生成する、請求項6又は7に記載のサーバ。
  10. 前記処理部は、前記客観的改善状況を示す情報が、前記対象部位の症状の客観的改善状況が予め定められている所定のレベル以下であることを示す場合、前記ユーザに医師による診断を受けるよう促す診断推奨情報を生成する、請求項6又は7に記載のサーバ。
  11. ユーザの対象部位に外部刺激を付与する外部刺激付与装置及びサーバとネットワークを介して通信可能に接続されているコンピュータで実行されるアプリケーションプログラムであって、
    前記アプリケーションプログラムを実行することによって、前記コンピュータは、
    ユーザが行った動作に関連する情報である動作関連情報を取得し、
    前記ユーザによる前記外部刺激付与装置の使用状況を示す情報である使用状況情報を取得し、
    前記対象部位の治療に関連する情報である治療関連情報の入力を前記ユーザから受け付け、
    前記動作関連情報、前記使用状況情報、及び前記治療関連情報を前記サーバに送信し、
    前記サーバから、前記対象部位に付与する外部刺激の内容を示す付与刺激情報を受信する、
    アプリケーションプログラム。
  12. 前記コンピュータは、前記外部刺激を前記対象部位に付与する外部刺激付与装置と通信可能に接続されており、
    前記コンピュータは、前記動作関連情報及び前記使用状況情報を、前記外部刺激付与装置から取得する、
    請求項11に記載のアプリケーションプログラム。
  13. 前記コンピュータは、前記アプリケーションプログラムを実行することによって、さらに、
    前記付与刺激情報を前記外部刺激付与装置に送信する、
    請求項12に記載のアプリケーションプログラム。
  14. 前記コンピュータは、前記アプリケーションプログラムを実行することによって、さらに、
    前記付与刺激情報を表示する、
    請求項11~13の何れか一項に記載のアプリケーションプログラム。
  15. 前記治療関連情報は、前記ユーザに投与される薬剤に関連する情報を含む、
    請求項11~14の何れか一項に記載のアプリケーションプログラム。
  16. 前記治療関連情報は、前記ユーザが認識する前記対象部位の症状の主観的改善状況を示す情報を含む、
    請求項11~15の何れか一項に記載のアプリケーションプログラム。
  17. 前記コンピュータは、前記アプリケーションプログラムを実行することによって、さらに、
    前記動作関連情報、前記使用状況情報、及び前記治療関連情報に基づいて生成された前記対象部位の症状の客観的改善状況を示す情報を表示する、
    請求項11~16の何れか一項に記載のアプリケーションプログラム。
  18. 前記コンピュータは、前記アプリケーションプログラムを実行することによって、さらに、
    前記サーバから、前記客観的改善状況を示す情報を受信する、
    請求項17に記載のアプリケーションプログラム。
  19. 前記コンピュータは、前記アプリケーションプログラムを実行することによって、さらに、
    前記客観的改善状況を示す情報に基づいて生成された前記ユーザに推奨する動作に関連する情報である推奨動作情報を表示する、
    請求項17又は18に記載のアプリケーションプログラム。
  20. 前記コンピュータは、前記アプリケーションプログラムを実行することによって、さらに、
    前記サーバから、前記推奨動作情報を示す情報を受信する、
    請求項19に記載のアプリケーションプログラム。
  21. 前記コンピュータは、前記アプリケーションプログラムを実行することによって、さらに、
    前記客観的改善状況を示す情報が、前記対象部位の症状の客観的改善状況が予め定められている所定のレベル以上であることを示す場合、前記ユーザに医師による診断を受けるよう促す情報を表示する、
    請求項17又は18に記載のアプリケーションプログラム。
  22. 前記コンピュータは、前記アプリケーションプログラムを実行することによって、さらに、
    前記客観的改善状況を示す情報が、前記対象部位の症状の客観的改善状況が予め定められている所定のレベル以下であることを示す場合、前記ユーザに医師による診断を受けるよう促す情報を表示する、
    請求項17又は18に記載のアプリケーションプログラム。
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