JP2022152414A - 照明器具及び照明システム - Google Patents

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Abstract

【課題】長期に亘って高い信頼性と高い光効率とを維持できる照明器具を提供することを目的とする。【解決手段】照明器具1は、室内空間5と室外空間6とを隔てる被取付部7に設置され、筒形状の周壁部120と周壁部120の一方の筒端部に配置される底壁部121とを有し、周壁部120の他方の筒端部が開口しているとともに周壁部120又は底壁部121の何れかに貫通孔124が形成されており、開口123が室内空間5と繋がるとともに貫通孔124が室外空間6と繋がるように配置される筐体12と、筐体12に収容されるとともに、室内空間5に光が照射されるように、貫通孔124と開口123との間に配置されるLEDと、筐体12に収容されるとともに、貫通孔124からLEDの近傍を通過して開口123に向かう気流を発生させるために貫通孔124と開口123との間に配置される送風機3とを備えている。【選択図】図1

Description

本開示は、発光ダイオード等の固体発光素子を光源とする照明器具及び照明システムに関する。
従来、照明装置は多様な環境で使用される。近年、建築物内の空間等の人が生活する環境に、抗菌性、或いは抗ウィルス性の物質(以下、浄化物質と称す)が散布され、空気中に散布された浄化物質が含まれることがある。浄化物質の一例として二酸化塩素が知られており、人体に安全な濃度に調整されて利用されている。照明装置はこのような環境においても使用される。また、照明装置の光源としては、発光ダイオード(Light Emitting Diode;以下、LEDと称す)が広く普及している。
LEDの電極として使用されている銀は、塩素又は臭素を代表とするハロゲンと反応してハロゲン化銀(塩素の場合は塩化銀)を生成する。生成されたハロゲン化銀は光が照射されることによって分解する。このとき、電極の表面に荒れを引き起こし、電極が断線してLEDが不点灯になったり、電極どうしが短絡したりする虞がある。また、電極は光を反射する機能も有していることから、腐食によって光の反射率が低下し、照明装置の光束を低下させてしまう虞がある。
このような照明装置の不具合を防ぎ、長期に亘って照明装置が高い光効率を維持するために、LEDが外気と接触しないように、LEDを取り囲むように封止部材が配置される密閉封止構造とした照明装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許第6112403号公報
しかしながら、特許文献1の照明装置のように、LEDを密閉封止した状態で点灯させた場合、LEDの封止部材に侵入した半田フラックスなどの有機物が、LEDから発する光によってLEDチップの周辺部を変色させる虞がある。このような変色の原因となる物質(以下、変色物質と称す)は、酸素を供給すると酸化分解(還元)されて、無色化することが知られており、変色物質を生成させずにLEDを点灯させるためには酸素が不可欠である。
本開示は、上記した課題を解決するためになされたものであり、長期に亘って高い信頼性と高い光効率とを維持できる照明器具及び照明システムを提供することを目的とする。
本開示に係る照明器具は、照明空間となる室内空間と室外空間とを隔てる被取付部に設置されるものであって、筒形状の周壁部と周壁部における一方の筒端部に配置される底壁部とを有し、周壁部における他方の筒端部が開口しているとともに周壁部又は底壁部の何れかに貫通孔が形成されており、開口が室内空間と繋がるとともに貫通孔が室外空間と繋がるように配置される筐体と、筐体の内部空間に収容されるとともに、室内空間に向けて光が照射されるように貫通孔と開口との間に配置される発光素子と、筐体の内部空間に収容されるとともに、貫通孔から発光素子の近傍を通過して開口に向かう気流を発生させるために貫通孔と開口との間に配置される送風機とを備えているものである。
また、本開示に係る照明システムは、照明空間となる室内空間と室外空間とを隔てる被取付部に設置される照明器具であって、筒形状の周壁部と周壁部における一方の筒端部に配置される底壁部とを有し、周壁部における他方の筒端部が開口しているとともに周壁部又は底壁部の何れかに貫通孔が形成されており、開口が室内空間と繋がるとともに貫通孔が室外空間と繋がるように配置される筐体と、筐体の内部空間に収容されるとともに、室内空間に向けて光が照射されるように貫通孔と開口との間に配置される発光素子と、筐体の内部空間に収容されるとともに、貫通孔から発光素子の近傍を通過して開口に向かう気流を発生させるために貫通孔と開口との間に送風機とを備えている照明器具と、発光素子の点灯及び送風機の駆動を制御する制御装置であって、少なくとも発光素子を点灯させるように制御している状態では、気流を発生させるように送風機の駆動を制御している制御装置とを備えているものである。
本開示は、上記の構成を備えているので、長期に亘って高い信頼性と高い光効率とが維持された照明器具及び照明システムを提供することができる。
実施の形態1に係る照明器具を示す斜視断面図である。 実施の形態1に係る照明器具を示す断面図である。 実施の形態1に係る照明システムの構成を示すブロック図である。 実施の形態1に係る照明システムの制御手順を示すフローチャートである。 実施の形態2に係る照明器具を示す断面図である。 実施の形態2に係る照明システムの構成を示すブロック図である。 実施の形態2に係る照明システムの制御手順を示すフローチャートである。 実施の形態3に係る照明システムの制御手順を示すフローチャートである。 実施の形態4に係る照明システムの制御手順を示すフローチャートである。 実施の形態4の変形例1に係る照明システムの制御手順を示すフローチャートである。 実施の形態4の変形例2に係る照明システムの制御手順を示すフローチャートである。
以下、本開示に係る照明器具及び照明システムの実施の形態について、図面を参照しながら説明する。以下の説明において、同一又は対応する構成要素には同じ符号を付し、説明の繰り返しを割愛する場合がある。但し、同一の符号において、「a」、「b」又は「c」等のように付属する文字が異なる場合については、その範囲ではない。
なお、本開示に係る照明器具及び照明器具を含む照明システムは、以下に説明する実施の形態によって限定されるものではなく、本開示の趣旨を逸脱しない範囲で種々に変更することが可能である。また、図面に示す照明器具及び照明システムは、本開示が適用される態様の一例を示すものであり、図面に示された照明器具及び照明システムによって本開示の適用範囲が限定されるものではない。
各図面では、各構成部材等の相対的な寸法関係又は形状等が実際のものとは異なる場合がある。また、以下の説明において、向き、方向、或いは位置が表記されている場合がある。これらの表記は、説明の理解を容易にするために便宜上用いられるものであって、照明器具、照明システム、或いはこれらを構成する部品等の向き、方向、位置を限定するものではない。
実施の形態1.
<照明器具の構成について>
実施の形態1に係る照明器具1の構成について図1及び図2を参照しながら説明する。図1は、実施の形態1に係る照明器具1の中心線を含む平面で切断した照明器具1の断面を斜視した図である。図2は、実施の形態1に係る照明器具1の中心線を含む平面で切断した断面を正面視した図である。
照明器具1は、天井等の被取付部7に設置され、人が使用する空間を照らすものである。照明器具1は、例えば、事務所、病院、住居などの人が使用する空間に設置して使用することが可能である。以降の説明では、照明器具1による照射対象となる空間を室内空間5とし、これ以外の空間を室外空間6とする。被取付部7である天井は、人が使用する室内空間5と室外空間6とを隔てている。被取付部7には、照明器具1を設置するために取付孔70が形成されている。照明器具1は、所謂天井埋込型の照明器具であり、室内空間5の側から室外空間6の側に向かって取付孔70に嵌め込まれるようにして取り付けられる。以下の説明では、照明器具1が使用されるときの姿勢を基準として上下方向を特定する。なお、図1及び図2は、照明器具1が被取付部7である天井に設置された状態を示す。
照明器具1は、光源部10、ヒートシンク11、ハウジング12、ファン13及びリフレクタ14を備える。
光源部10は照明器具1の光源であり、光源部10から出射する光は、照明器具1より下方の室内空間5へ向けて照射される。光源部10は、例えば、銀を用いて形成された電極或いは反射板を有し、パッケージ化されたサーフェイス・マウント・デバイス(以下、SMDと称す)タイプのLEDを発光素子として用いた構成となっている。図示は省略するが、LEDは、はんだ等の導電性接続部材を用いて、印刷配線基板(以下、基板と称す)に実装されて使用される。また、図示は省略するが、光源部10は、ネジ、接着部材等の固定部材を用いてリフレクタ14に形成された底部140の内面(下面)141に取り付けられている。LEDは、電線16を経由して制御装置2から点灯電力の供給を受けることによって発光する。
光源部10は、SMDタイプのLED以外の発光素子が用いられるものであってもよい。光源部10は、例えば、チップ・オン・ボード(COB)タイプのLED、チップ・スケール・パッケージ(CSP)タイプのLED、所謂砲弾型のLED、配光レンズ付きタイプのLED等を発光素子として用いることができる。光源部10は、照明器具1の仕様に応じた所望の光束を得るために複数のLEDが用いられるものであってもよい。LEDを分散して配置することによって、光源部10の温度上昇を抑制に繋がり、エネルギー消費効率の高い照明器具1を得ることができる。なお、光源部10は、LEDを用いたものに限らず、例えば、有機或いは無機エレクトロルミネセンス(EL)素子、半導体レーザ(LASER)等が発光素子として用いられるものであってもよい。
ヒートシンク11は、光源部10の発光素子として用いられるLEDから発生する動作熱を散逸させることによって、光源部10を冷却するための放熱部である。ヒートシンク11は、ベース部110と、ベース部110から立設する複数のフィン部111とが一体的に形成されており、ベース部110はフィン部111の根本を支持している。ベース部110は全体として板状の形状をなしており、照明器具1の使用状態において実質的に水平になる上面と下面とを有する。
ヒートシンク11は、熱伝導性に優れた材料を用いて形成される。ヒートシンク11は、例えば、アルミニウム、銅、鉄、ステンレス等の金属材料を含む材料を用いて、ダイカスト成形、押出成形、三次元造形等の製造方法によって形成される。なお、ヒートシンク11は、ベース部110と別部材のフィン部111を用いてもよく、この場合は、フィン部111は、ベース部110に対して、例えば、カシメ、ねじ止め、接着、溶接、ろう接等の方法を用いて固定される。また、フィン部111は、シートメタルを用いて形成されてもよく、ヒートシンク11の軽量化を図ることができる。
図示は省略するが、ヒートシンク11は、ネジ、接着部材等の固定部材を用いてリフレクタ14に形成された底部140の外面(上面)142に取り付けられる。ヒートシンク11のベース部110は、リフレクタ14の底部140を間にして、光源部10と向き合うように配置されている。光源部10は、リフレクタ14の底部140を介してベース部11の下面に対して熱伝導可能となるように配置されており、光源部10のLEDから発生した動作熱は、リフレクタ14の底部140を経由してベース部110へ伝達される。リフレクタ14の底部140は、光源部10とヒートシンク11との間に挟まれる部分が、金属等の熱伝導性に優れた材料を用いて形成されていることが望ましい。
光源部10、リフレクタ14の底部140、及びヒートシンク11のベース部は、ネジ等の共締めされる共通の固定具を用いて結合される構成としてもよい。また、リフレクタ14の底部140の一部を切り欠き、切り欠かれた部分に、光源部10とヒートシンク11とに接触し熱的に接続する熱伝導性材料を配置してもよい。熱伝導性材料は、例えば、熱伝導性グリス、熱伝導性シート、熱伝導性接着剤、熱伝導性両面テープ等の何れか又はいくつかを用いることができる。更に、LEDが実装される基板とベース部110とが一体的に形成されてもよい。このように、光源部10とヒートシンク11とは、直接、或いは間接に熱的に接続されている。
ベース部110の上方には複数のフィン部111が配置されている。フィン部111は、ベース部110の上面から上方に向かって突出している。複数のフィン部111は、ベース部110の上面に対して略垂直となる方向に延びている。複数のフィン部111は、それぞれ平板状の形状を成しており、互いに並行する向きとなるように配置されている。光源部10からベース部110に達したLEDの動作熱は、ベース部110からフィン部111へも伝達される。そして、LEDの動作熱は、ベース部110及びフィン部111の表面から散逸する。ベース部110及びフィン部111の表面積を大きくすることによって、光源部10から伝達される熱を効率よく散逸させることができる。このようにして、LEDの温度上昇を抑制することによって、LEDは高い発光効率を維持することができる。つまり、LEDは、エネルギー消費効率が向上するとともに、動作寿命が長くなる。なお、光源部10からヒートシンク11へ熱を伝達させたり、或いはヒートシンクから熱を散逸させたりするためにヒートパイプが用いられてもよい。
ハウジング12は、筒状を成し、照明装置1の主要な構成である光源部10、ヒートシンク11、ファン13及びリフレクタ14等を内部空間に収容して保護する筐体である。ハウジング12は、略円筒形状の周壁部120と、周壁部120の一方の筒端部に配置された底壁部121とを有する。周壁部120の他方の筒端部は、開口端部122となっており、筒方向に開放している。照明器具1が被取付部7に設置された状態で、被取付部7に形成されている取付孔70は、ハウジング12によって覆われている。そして、照明器具1が被取付部7に設置された状態で、ハウジング12は、筒軸方向が上下方向に沿う姿勢となり、周壁部120の上方の側(上端)に底壁部121が配置され、周壁部120の下方の側(下端)に開口端部122が配置される。
ハウジング12の開口端部122に囲まれた室内空間側通気口123は、照明器具1における第1開口である。室内空間側通気口123は、室内空間5と繋がっており、室外空間6から照明器具1に取り入れられる外気を室内空間5に排出する排出口となる。そして、ハウジング12の底壁部121には、照明器具1における第2開口であり、底壁部121を貫く貫通孔である1以上の室外空間側通気口124形成されている。室外空間側通気口124は、室外空間6と繋がっており、室外空間6から照明器具1に外気を取り入れるための取入口となる。第2開口である室外空間側通気口124から第1開口である室内空間側通気口123への空気の流れ(気流)については後段で詳しく説明する。なお、照明器具1における第2開口である室外空間側通気口124は、ハウジング12の周壁部120に形成されてもよい。
ハウジング12の底壁部121には、底壁部121を通過して、光源部10或いはファン13と制御装置2とを電気的に接続するための電線16が、グロメット126を用いて固定されている。電線16は、照明器具1の光源部10及びファン13と制御装置2とを電気的に接続するものであり、電力の伝達、及び制御信号の送受信経路となる。
ハウジング12は、金属材料、或いは樹脂材料等を用いて形成される。ハウジング12は、熱伝導性に優れた材料を用いて形成されることによって、光源部10の冷却を更に促進させることができる。ハウジング12は、例えば、アルミニウム、銅、鉄、ステンレス等の金属材料を含む材料を用いて、ダイカスト成形、プレス成形、押出成形、三次元造形等の製造方法によって形成される。また、ハウジング12は、照明器具1の軽量化を目的として、樹脂材料の比率を大きくすることができる。
リフレクタ14は、ハウジング12の内側に配置されている。リフレクタ14は、底部140から下方に向かって徐々に拡がるように反射部143が形成されている。反射部143は、光源部10に用いられるLEDの光軸に対して傾斜した傾斜部であり、その内側の傾斜した錐状の曲面(内面)は、光源部10の周囲に反射面144を形成する。反射面144は、光源部10の発光面の周囲に、略円錐面状に形成されており、光源部10 から側方に発せられた光は、反射面(内面)144によって下方に向けて反射する。このようにして、照明器具1は、下方に照射する光量を増加させることができる。反射部143の少なくとも反射面(内面)144には、可視光の反射率が高くなるように、或いは吸収率が低くなるように表面処理を施すことができる。反射面(内面)144は、例えば、鏡面仕上げが施されたり、白色系の着色が施されたり、或いは、反射部143を白色系の材料を用いて形成されたりすることによって、高反射率化、或いは、低吸収率化することができる。
リフレクタ14は、反射部143における底部140と反対側の先端部から径方向の外側に向って鍔部145が形成されている。鍔部145は、先端部の全周に渡って環状に形成されており、被取付部7に形成されている取付孔70の周縁部を下方から覆っている。鍔部145が被取付部7に当接することによって、照明器具1が必要以上に上方に配置されないように、上向きの移動が規制される。鍔部145には、ハウジング12の開口端部122が固定されている。なお、鍔部はハウジング12の開口端部122の全周から径方向の外側に向って環状に形成されるものであってもよい。この場合、リフレクタ14は、鍔部145がハウジング12に設けられた鍔部と重なる状態で固定されてもよいし、或いは、鍔部145を設けずに底部140と反対側の先端部がハウジング12の周壁部120に固定されてもよい。
リフレクタ14の反射部143における底部140の側には、1以上のファン13が配置されている。ファン13が動作することによって、ハウジング12の内部には室外空間側通気口124から室内空間側通気口123に向かう空気の流れ(気流)が発生する。実施の形態1において、照明器具1は、4つのファン13を備えているが、ファン13の数は、照明器具1の仕様に応じて決定される。反射部143には、ファン13の形状に対応したファン取付部146が設けられており、ファン取付部146には、反射部143を貫く送風孔147が形成されている。
ファン13は、例えば、羽根130と、羽根130を回転させるモータ(図示は省略)とを有する軸流ファンである。ファン13は、回転することによって気流を発生させる送風機である。ファン13は、羽根130及びモータの回転軸がリフレクタ14と交わる向きとなるように、ファン取付部146に取り付けられる。ファン13は、ファン13が回転したときに、送風孔147を通過してリフレクタ14の外側から内側に向かう気流が発生するように、ファン取付部146に取り付けられる。ファン13は、電線16を経由して制御装置2からファン駆動電力の供給を受けてモータが回転することによって回転する。
ファン13は、ハウジング12の室外空間側通気口124と光源部10の近傍の領域との間に配置されているので、光源部10から室内空間5に向かって出射される光を妨げない。なお、光源部10から室内空間5に向かって出射される光を妨げなければ、ファン13は、ハウジング12の室内空間側通気口123と光源部10の近傍の領域との間に配置されてもよい。
<気流について>
図2の破線矢印で示すように、ファン13が回転すると、照明器具1の内部には空気の流れ(気流)が発生する。詳しくは、室外空間6の空気は、ハウジング12に設けられた室外空間側通気口124から照明器具1の内部に取り込まれ、リフレクタ14の外側の空間に移動する。そして、照明器具1の内部に取り込まれた空気は、リフレクタ14の外側の空間から、ファン13及び送風孔147を通過して、リフレクタ14の内側の空間である光源部10の近傍の領域に移動する。更に、空気は、リフレクタ14の内側の空間を下向きに移動し、最後に、ハウジング12に設けられた室内空間側通気口123から室内空間5排出される。ファン13が回転し続けることによって、上記の空気の移動は連続した空気の流れ(気流)として持続する。
<照明システムの構成について>
実施の形態1に係る照明システム9について図3を参照しながら説明する。図3は、実施の形態1に係る照明システム9の構成を示すブロック図である。照明システム9は、照明器具1、制御装置2、及びセンサ3等から構成されている。制御装置2は、照明器具1の光源部10及びファン13を動作させるための電力を生成して照明器具1に供給する。また、制御装置2は、照明器具1の光源部10及びファン13の動作を制御する。
制御装置2は、受電部20、点灯電力生成部21、ファン駆動部22、及び、制御部23を備えている。受電部20は、整流、力率改善、平滑等の機能を有しており、外部電源8等から入力される商用の交流電力等を受電し、交流電力を直流電力に変換するとともに変換された直流電力を点灯電力生成部21に出力する。点灯電力生成部21には、受電部20から直流電力が入力されており、直流電力から生成した点灯電力である定電流を、制御部23の指令に基づいて照明器具1の光源部10に出力したり、出力を停止したりする。ファン駆動部22は、受電部20から直流電力が入力されるとともに、照明器具1のファン3を駆動するためのファン駆動電力を出力する。
制御部23は、外部電源8から受電部20に対して所定の電力が入力されていることを示す受電情報(s1)を受電部20から得た場合に、ファン駆動部22に対してファン駆動電力を出力する駆動指令(s2)を行い、点灯電力生成部21に対して点灯電力を出力する点灯指令(s3)を行う。点灯指令(s3)には、照明器具1の観測部17によって観測される、光源部10に供給される点灯電力の電流値、電圧値等の観測結果(s4)に対応した点灯電力の出力調整に関する指令が含まれる。また、点灯指令(s3)には、点灯電力の出力開始、出力停止、出力継続といった指令が含まれる。
センサ3は、照明空間である室内空間5に人が存在するか否かを検知するための検知部であり、人感センサとも称される。センサ3は室内空間5に人が存在するか否かの検知情報(s5)を制御部23に伝達する。制御部23は、室内空間5に人が存在する情報をセンサ3から得た場合に、点灯電力生成部21に対して点灯電力の出力開始又は出力継続を指令し、室内空間5に人が存在しない情報をセンサ3から得た場合に、点灯電力生成部21に対して点灯電力の出力停止を指令する。
センサ3は、赤外線、可視光、超音波、撮像装置等を用いて直接検知するもの、或いは、出入口の扉の開閉、入退室管理システム等と連動させて間接検知するものを用いることができる。
<照明システムの制御手順について>
実施の形態1に係る照明システム9の制御手順について図4を参照しながら説明する。図4は、実施の形態1に係る照明システム9の制御手順の一例を示すフローチャートである。図4において、START(ステップS0)は、外部電源8等から照明システム9に対して商用の交流電力等の所定の電力が入力されている状態であるものとする。この状態において、制御部23は、照明器具1の内部に気流が発生している状態か否かを判定する(ステップS1)。ここで、実施の形態1において、気流が発生している状態か否かの判定(ステップS1)は、制御部23が、ファン駆動部22に対してファン駆動電力を出力する駆動指令(s2)が行われているか否かを認識する方法で代用しているが、気流を直接検知する検知手段を用いて、検知手段の検知結果に基づいて気流が発生している状態か否かの判定を行ってもよい。
ステップS1において、気流が発生している(有)状態であると認識した場合(Yes)には、制御部23は、照明空間である室内空間5に人が存在するか否かを判定する(ステップS2)。ステップS1において、気流が発生していない(無)状態であると認識した場合(No)には、制御部23は、ファン駆動部22に対してファン駆動電力を出力する駆動指令を行う(ステップS10)とともに、再度、ステップS1の判定を行う。
ステップS2において、室内空間5に人が存在すると判定した場合(Yes)には、制御部23は、点灯電力生成部21に対して点灯電力の出力開始又は出力継続を指令する(ステップS3)。ステップS2において、室内空間5に人が存在しない(不在)と認識した場合(No)には、制御部23は、点灯電力生成部21に対して点灯電力の出力停止を指令する(ステップS4)。なお、ステップS1からステップS3又はステップS4の手順は繰り返されることが望ましい。
<作用及び効果について>
照明器具1は室内空間5を照らすものであり、室内空間5は人が使用する空間である。ここで、室内空間5には、人体に安全な濃度に調整された浄化物質が散布されているものとする。浄化物質は、例えば、二酸化塩素である。一方、室外空間6は、被取付部7及び被取付部7に設置された照明器具1によって、人が使用する空間である室内空間5と仕切られており、浄化物質は散布されていないものとする。
照明器具1は、ファン13が回転することによって、浄化物質が散布されていない室外空間6から、浄化物質が含まれていない空気を、連続して照明器具1の内部に取り込むことができ、この空気は、連続して照明器具1の内部に配置される光源部10の近傍の領域を通過し、浄化物質が散布されている室内空間5に連続して排出することができる。光源部10の近傍の領域には、浄化物質が含まれていない空気が連続して流れている。つまり、光源部10は、浄化物質が含まれていない空気が連続して流れている気流の近傍に配置されており、光源部10の発光素子であるLEDには、浄化物質が含まれていない空気が連続して供給される。また、この気流によって、光源部10が配置される領域には室内空間5から浄化物質が含まれている空気が侵入する虞がない。このため、浄化物質によるLEDの劣化を防ぐことができる。そして、気流に含まれる酸素が連続して供給されるため、変色物質を生成させることなくLEDの点灯を継続させることができる。
このように、照明器具1は、浄化物質が含まれる空間に光を照射する照明器具として使用することができ、長期に亘って高い信頼性と高い光効率とを維持することができる。
また、室外空間6から照明器具1に取り込まれた空気は、ヒートシンク11の近傍を通過するため、ヒートシンク11及び光源部10の冷却が促進される。このため、LEDは、長期に亘って高い信頼性と高い光効率とを維持することができる。
そして、室外空間6から照明器具1に取り込まれた空気は、浄化物質が散布されている室内空間5に連続して排出することができる。このため、浄化物質は、この空気によって室内空間5に偏りなく攪拌される。二酸化塩素のように浄化物質の比重が空気の比重より大きい場合は特に有効である。
照明システム9は、照明器具1のファン13が回転し照明器具1の内部に気流が発生している状態で、LEDが点灯するように照明器具1の光源部10を制御する制御装置2を備えているので、光源部10の近傍の気流に含まれる酸素が供給されることによって、変色物質を生成させることなくLEDを点灯させることができる。
照明システム9は、照明空間である室内空間5に人が存在する場合にLEDが点灯するように照明器具1の光源部10を制御するとともに、室内空間5に人が存在しない場合にLEDが点灯しないように照明器具1の光源部10を制御する制御装置2を備えているので、不要なエネルギー消費をなくすことができる。
<その他>)
実施の形態1において、ファン13として軸流ファンを例示して説明したが、これに限定されない。つまり、ファン13は、上記した作用或いは効果が得られるものであればよく、軸流ファンに代えて、遠心ファン、斜流ファン、横流ファン等を採用してもよい。また、送風機として用いられるファンは、回転動作を伴わないものであってもよい。
実施の形態1において、室内空間5に散布され、気流によって光源部10が配置される領域への侵入を防止する対象の浄化物質として、二酸化塩素以外の塩素系物質も対象となる。また、浄化物質以外にも、臭素系、硫黄系等の汚染物質も対象となる。
実施の形態2.
<照明器具の構成の相違点について>
実施の形態2に係る照明器具1aについて図5を参照しながら説明する。図5は、実施の形態2に係る照明器具1aの中心線を含む平面で切断した断面を正面視した図である。なお、図5は、図2との対応部分に同一符号を付しており、同一符号を付した対応部分については重複する説明を割愛する場合がある。照明器具1aは、送風孔147と室内空間側通気口123との間に蓋部15を備えている点、及び、室内空間側通気口123付近にセンサ3aを備えている点が、実施の形態1と相違する。
蓋部15は開閉可能に照明器具1aに取り付けられており、照明器具1aが被取付部7に設置された状態で、浄化物質が散布されている室内空間5と光源部10が配置された領域とを、必要に応じて遮ることができる。詳しくは、蓋部15は、第1蓋部150と第2蓋部151とからなり、被取付部7に沿った方向に沿って互いに逆の向きに移動することによって「開」の状態(図5の矢印O)、又は「閉」の状態(図5の矢印C)となる開閉機構を有する。図示は省略するが、例えば、開閉機構にはモータを含み、この場合、蓋部15はモータによって移動するものである。
蓋部15は、照明装置1aが点灯状態であるときは「開」の状態を維持することが望ましく、照明装置1aが消灯状態であるときは「閉」の状態であってもよい。また、蓋部15が「開」の状態では、リフレクタ14の内側の空間における光源部10の近傍の領域は照明空間である室内空間5と繋がっておりファン13が回転することによって発生する気流を妨げない。そして、蓋部15が「閉」の状態では、リフレクタ14の内側の空間が分割され、光源部10の近傍の領域と室内空間5とは気密に遮断される。
センサ3aは、照明器具1aが被取付部7に設置された状態で室内空間5の状態を検知可能な位置に設けられる。実施の形態2において、センサ3aは、蓋部15より室内空間5の側に設けられており、照明器具1aの近傍の室内空間5に人が存在するか否かを検知するための検知部として使用される。
<照明システムの構成の相違点について>
実施の形態2に係る照明システム9aについて図6を参照しながら説明する。図6は、実施の形態2に係る照明システム9aの構成を示すブロック図である。図6は、図3との対応部分に同一符号を付しており、同一符号を付した対応部分については重複する説明を割愛する場合がある。照明システム9aは、照明器具1aが蓋部15及びセンサ3aを備えている点、制御装置2aが蓋部駆動部25を備えている点、及び、制御部23aが蓋部駆動部25を制御する機能を有している点が、実施の形態1と相違する。
センサ3aは、照明空間である室内空間5のうち、照明器具1aの近傍の室内空間5に人が存在するか否かを検知するための検知部である。センサ3aは照明器具1aの近傍の室内空間5に人が存在するか否かの検知情報(s5a)を制御部23aに伝達する。制御部23aは、照明器具1aの近傍の室内空間5に人が存在する情報をセンサ3aから得た場合に、点灯電力生成部21に対して点灯電力の出力開始又は出力継続を指令し、照明器具1aの近傍の室内空間5に人が存在しない情報をセンサ3aから得た場合に、点灯電力生成部21に対して点灯電力の出力停止を指令する。
蓋部駆動部25は、受電部20から直流電力が入力されるとともに、制御部23aから伝達される、蓋部15を「開」の状態にするための「開」指令、又は「閉」の状態にするための「閉」指令に基づいて、照明器具1aの蓋部15を移動させるためのモータを駆動する蓋部駆動電力を出力する。
<照明システムの制御手順について>
実施の形態2に係る照明システム9aの制御手順について図7を参照しながら説明する。図7は、実施の形態2に係る照明システム9aの制御手順の一例を示すフローチャートである。図7において、START(ステップS0)は、実施の形態1と同様に、外部電源8等から照明システム9aに対して商用の交流電力等の所定の電力が入力されている状態であるものとする。この状態において、制御部23aは、照明器具1aが消灯状態であるか点灯状態であるかを判定する(ステップS5)。ここで、実施の形態2において、照明器具1aが消灯状態であるか点灯状態であるかの判定(ステップS5)は、制御部23aの、点灯電力生成部21に対する点灯指令(s3)の種類を認識する方法で代用しているが、光源部10から発する光を直接検知する検知手段を用い、この検知手段の検知結果に基づいて、照明器具1aが消灯状態であるか点灯状態であるかの判定を行ってもよい。ステップS5において、照明器具1aが消灯状態であると認識した場合(消灯)には、制御部23aは、点灯開始動作(ステップS6)に移行し、照明器具1aが点灯状態であると認識した場合(点灯)には、制御部23aは、消灯開始動作(ステップS7)に移行する。
点灯開始動作(ステップS6)において、制御部23aは、照明器具1aの近傍の室内空間5に人が存在するか否かを判定する(ステップS2)。ステップS2において、照明器具1aの近傍の室内空間5に人が存在すると判定した場合(Yes)には、照明器具1aの内部に気流を発生させるために、制御部23aがファン駆動部22に対してファン駆動電力を出力する駆動指令を行い、ファン13は、ファン駆動電力の供給を受けて回転する(ステップS10)。ステップS2において、照明器具1aの近傍の室内空間5に人が存在しないと判定した場合(No)には、再度ステップS2の判定を行う。
次に、制御部23aが蓋部駆動部25に対して蓋部駆動電力を出力する「開」指令を行い、蓋部15は、蓋部駆動電力の供給を受けて「開」の状態となるように移動する(ステップS62)。最後に、制御部23aは、点灯電力生成部21に対して点灯電力の出力開始又は出力継続を指令する(ステップS3)。
消灯開始動作(ステップS7)において、制御部23aは、照明器具1aの近傍の室内空間5に人が存在するか否かを判定する(ステップS2)。ステップS2において、照明器具1aの近傍の室内空間5に人が存在しないと判定した場合(No)には、制御部23aは、点灯電力生成部21に対して点灯電力の出力停止を指令する(ステップS4)。ステップS2において、照明器具1aの近傍の室内空間5に人が存在すると判定した場合(Yes)には、再度ステップS2の判定を行う。
次に、制御部23aが蓋部駆動部25に対して蓋部駆動電力を出力する「閉」指令を行い、蓋部15は、蓋部駆動電力の供給を受けて「閉」の状態となるように移動する(ステップS72)。最後に、制御部23aがファン駆動部22に対してファン駆動電力の出力を停止するための停止指令を行い、ファン13は、ファン駆動電力の供給が停止されるため回転を停止する(ステップS73)。
<作用及び効果について>
照明器具1aは、送風孔147と室内空間側通気口123との間に、開閉機構を有する蓋部15を備えている。蓋部15が「閉」状態を維持することによって、照明器具1aが被取付部7に設置された状態で、浄化物質が散布されている室内空間5と光源部10が配置された領域とを気密に遮ることができる。このため、光源部10が配置される領域には室内空間5から浄化物質が含まれている空気が侵入する虞がないので、浄化物質による、LEDの劣化を防ぐことができる。そして、照明器具1aは、例えば、光源部10が消灯状態であるときに、蓋部15が「閉」の状態を維持することによって、ファン13の回転を停止することができる。つまり、照明装置1aは、消灯状態における消費電力の削減が可能となる。
照明システム9aは、照明器具1aの光源部10が消灯状態である場合に、蓋部15が「閉」の状態を維持するように制御することができる制御部23aを備えている。このため、光源部10が配置される領域には室内空間5から浄化物質が含まれている空気が侵入する虞がなく、浄化物質による、LEDの劣化を防ぐことができる。
照明システム9aは、照明器具1aの光源部10が状態である場合に、蓋部15が「閉」の状態を維持するように制御することによって、ファン13の回転を停止するように制御することができる制御部23aを備えている。このため、照明装置1aは、消灯状態における消費電力の削減が可能となる。
実施の形態3.
図8は、実施の形態3に係る照明システム9aの制御手順の一例を示すフローチャートである。実施の形態3に係る照明システム9aは実施の形態2に示す構成と共通であり、実施の形態3に係る照明システム9aの制御手順は、実施の形態2に係る照明システム9aの制御手順の一部を変更したものである。
詳しくは、実施の形態2の制御手順における、点灯開始動作フロー(ステップS6)及び消灯開始動作フロー(ステップS7)の冒頭の手順(ステップS2)を、実施の形態3の制御手順における冒頭の手順(ステップS2)とし、実施の形態2の制御手順における、冒頭の手順(ステップS5)を、実施の形態3の制御手順における、点灯開始動作フロー(ステップS6b)及び消灯開始動作フロー(ステップS7b)の冒頭の手順(ステップ5)としたものである。つまり、実施の形態3に係る照明システム9aの制御手順は、実施の形態2に係る照明システム9aの制御手順に対して、ステップS5の検知とステップS2の検知との順番を逆にした制御手順である。個別の制御手順の内容、作用及び効果については、実施の形態2と共通するため、説明を割愛する。
実施の形態4.
図示は省略するが、実施の形態4におけるセンサ(検知部)3cは、照明空間である室内空間5に浄化物質(成分)が存在するか否かを検知したり、浄化物質(成分)の量を測定したりする機能を有しており、制御装置2cは、このような検知の結果に基づいて照明器具1cを制御するものである。
図9は、実施の形態4に係る照明システム9cの制御手順の一例を示すフローチャートである。図9は、図4との対応部分に同一符号を付しており、同一符号を付した対応部分については重複する説明を割愛する場合がある。外部電源8等から照明システム9cに対して商用の交流電力等の所定の電力が入力されている状態(ステップS0)において、制御部23cは、照明空間である室内空間5に室内空間5を浄化する浄化物質が存在するか否かを判定する(ステップS200)。
ステップS200において、室内空間5に浄化物質が存在しない(無)と判定した場合(No)には、制御部23cは、照明空間である室内空間5に人が存在するか否かを判定する(ステップS2)。ステップS200において、室内空間5に浄化物質が存在する(有)と判定した場合(Yes)には、制御部23cは、照明器具1cの内部に気流が発生している状態か否かを判定する(ステップS1)。以降の制御手順は実施の形態1と共通するため説明を割愛する。
なお、制御部23cは、照明空間である室内空間5に室内空間5を浄化する浄化物質が存在するか否かを判定する(ステップS200)制御手順に代えて、照明空間である室内空間5にどの程度の量の浄化物質(成分)が存在するかを測定するとともに、測定結果が予め規定された基準値を超える値であるか否かを判定する制御手順としてもよい。
(変形例1について)
図10は、実施の形態4の変形例1に係る照明システム9cの制御手順の一例を示すフローチャートである。図10は、図7との対応部分に同一符号を付しており、同一符号を付した対応部分については重複する説明を割愛する場合がある。実施の形態4の変形例1に係る照明システム9cの制御手順では、点灯開始動作(ステップS6d)と消灯開始動作(ステップS7d)とに、それぞれ、照明空間である室内空間5に室内空間5を浄化する浄化物質が存在するか否かを判定する(ステップS200)制御手順が追加されている。
点灯開始動作(ステップS6d)において、照明空間である室内空間5に室内空間5を浄化する浄化物質が存在するか否かの判定(ステップS200)は、ステップS2に続いて行われる。また、消灯開始動作(ステップS7d)において、照明空間である室内空間5に室内空間5を浄化する浄化物質が存在するか否かの判定(ステップS200)は、ステップS4に続いて行われる。他の制御手順は実施の形態2及び実施の形態4と共通するため説明を割愛する。
(変形例2について)
図11は、実施の形態4の変形例2に係る照明システム9cの制御手順の一例を示すフローチャートである。図11は、図8との対応部分に同一符号を付しており、同一符号を付した対応部分については重複する説明を割愛する場合がある。実施の形態4の変形例2に係る照明システム9cの制御手順は、実施の形態4の変形例2に係る照明システム9cの制御手順の一部を変更したものである。
詳しくは、実施の形態4の変形例1に係る制御手順における、点灯開始動作フロー(ステップS6d)及び消灯開始動作フロー(ステップS7d)の冒頭の手順(ステップS2)を、実施の形態4の変形例2に係る制御手順における冒頭の手順(ステップS2)とし、実施の形態4の変形例1に係る制御手順における、冒頭の手順(ステップS5)を、実施の形態4の変形例2に係る制御手順における、点灯開始動作フロー(ステップS6e)及び消灯開始動作フロー(ステップS7e)の冒頭の手順(ステップS5)としたものである。つまり、実施の形態4の変形例2に係る照明システム9cの制御手順は、実施の形態4の変形例1に係る照明システム9cの制御手順に対して、ステップS5の判定とステップS2の判定の順番を逆にした制御手順である。
<作用及び効果について>
室内空間5に浄化成分が存在しない場合は、発光素子であるLEDは劣化する虞がない。このような場合には、LEDの近傍の領域に気流を発生させる必要がない。また、室内空間5に存在する浄化成分の量が、LEDを劣化させる虞がない程度の量である場合には、LEDの近傍の領域に気流を発生させる必要がない。LEDの近傍の領域に気流を発生させる必要がない場合には、制御部23cは、ファン13の回転を停止させるように照明器具1cを制御することができる。このため、照明器具1cは、消費電力の削減が可能となる。
このような、照明器具1cは、照明空間5に浄化物質が散布されているか否かに関わらず、多様な環境で使用することに好適なものとなる。
1,1a,1c 照明器具、2,2a,2c 制御装置、3,3a,3c センサ(検知部)、5 室内空間(照明空間)、6 室外空間(外部空間)、7 被取付部(天井、壁)、8 外部電源、9,9a,9c 照明システム、10 光源部、11 ヒートシンク、12 ハウジング(筐体)、13 ファン(送風機)、14 リフレクタ、15 蓋部、16 電線、17 観測部、20 受電部、21 点灯電力生成部、22 ファン駆動部、23,23a,23c 制御部、25 蓋部駆動部、70 取付孔、110 ベース部、111 フィン部、120 周壁部、121 底壁部、122 開口端部、123 室内空間側通気口(第1開口)、124 室外空間側通気口(第2開口)、126 グロメット、140 底部、141 内面(下面)、142 外面(上面)、143 反射部、144 反射面、145 鍔部、146 ファン取付部、147 送風孔、150 第1蓋部、151 第2蓋部。

Claims (10)

  1. 照明空間となる室内空間と室外空間とを隔てる被取付部に設置される照明器具であって、
    筒形状の周壁部と前記周壁部における一方の筒端部に配置される底壁部とを有し、前記周壁部における他方の筒端部が開口しているとともに前記周壁部又は前記底壁部の何れかに貫通孔が形成されており、前記開口が前記室内空間と繋がるとともに前記貫通孔が前記室外空間と繋がるように配置される筐体と、
    前記筐体の内部空間に収容されるとともに、前記室内空間に向けて光が照射されるように前記貫通孔と前記開口との間に配置される発光素子と、
    前記筐体の内部空間に収容されるとともに、前記貫通孔から前記発光素子の近傍を通過して前記開口に向かう気流を発生させるために前記貫通孔と前記開口との間に配置される送風機と
    を備えている照明器具。
  2. 前記被取付部には取付孔が形成されており、
    前記筐体は、
    前記取付孔を覆うようにして前記被取付部に設置される請求項1に記載の照明器具。
  3. 前記送風機は、
    前記貫通孔と前記発光素子の近傍との間に配置される請求項1又は請求項2に記載の照明器具。
  4. 前記発光素子は、
    前記送風機の動作による前記気流が発生している状態で点灯する請求項1から請求項3の何れか一項に記載の照明器具。
  5. 前記送風機は、
    少なくとも前記発光素子が点灯している状態では、前記気流を発生させるように動作している請求項1から請求項4の何れか一項に記載の照明器具。
  6. 前記送風機と前記開口との間には、少なくとも前記発光素子が点灯している状態で、前記発光素子の近傍から前記開口に向かう気流を妨げないように「開」の状態が維持される蓋部を備えている請求項1から請求項5の何れか一項に記載の照明器具。
  7. 前記送風機と前記開口との間には、少なくとも前記送風機が前記気流を発生させていない状態で、前記発光素子の近傍と前記室内空間とを遮断するように「閉」の状態が維持される蓋部を備えている請求項1から請求項6の何れか一項に記載の照明器具。
  8. 照明空間となる室内空間と室外空間とを隔てる被取付部に設置される照明器具であって、筒形状の周壁部と前記周壁部における一方の筒端部に配置される底壁部とを有し、前記周壁部における他方の筒端部が開口しているとともに前記周壁部又は前記底壁部の何れかに貫通孔が形成されており、前記開口が前記室内空間と繋がるとともに前記貫通孔が前記室外空間と繋がるように配置される筐体と、前記筐体の内部空間に収容されるとともに、前記室内空間に向けて光が照射されるように前記貫通孔と前記開口との間に配置される発光素子と、前記筐体の内部空間に収容されるとともに、前記貫通孔から前記発光素子の近傍を通過して前記開口に向かう気流を発生させるために前記貫通孔と前記開口との間に配置される送風機とを備えている照明器具と、
    前記発光素子の点灯及び前記送風機の駆動を制御する制御装置であって、少なくとも前記発光素子を点灯させるように制御している状態では、前記気流を発生させるように前記送風機の駆動を制御している制御装置と
    からなる照明システム。
  9. 前記制御装置は、
    少なくとも前記発光素子を点灯させるように制御している状態で、前記照明器具の送風機と前記開口との間に配置されている蓋部を、前記発光素子の近傍から前記開口に向かう気流を妨げないように「開」の状態を維持させるように制御している請求項8に記載の照明システム。
  10. 前記制御装置は、
    少なくとも前記気流を発生させないように前記送風機を制御している状態で、前記照明器具の送風機と前記開口との間に配置されている蓋部を、前記発光素子の近傍と前記室内空間とを遮断するように「閉」の状態を維持させるように制御している請求項8又は請求項9に記載の照明システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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