JP2022152342A - ロボットクリーナ - Google Patents

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Abstract

【課題】ロボットクリーナの走行安定性の低下を抑制すること。【解決手段】ロボットクリーナは、クリーニング対象面に対向する吸込口を有するクリーナ本体と、クリーニング対象面に接触する駆動輪と、駆動輪を駆動する走行モータと、を有し、クリーナ本体を支持するホイールアセンブリと、補助輪と、クリーニング対象面から補助輪に掛かる負荷が大きいときに補助輪を駆動するキャスタモータと、を有し、クリーナ本体を支持するキャスタアセンブリと、を備える。【選択図】図4

Description

本明細書で開示する技術は、ロボットクリーナに関する。
ロボットクリーナに係る技術分野において、特許文献1に開示されているようなモバイルロボットが知られている。
米国特許第9883778号
ロボットクリーナは、クリーニング対象面を自力で走行しながらクリーニングする。クリーニング対象面の状態が変化しても、ロボットクリーナの走行安定性の低下を抑制できる技術が要望される。
本明細書で開示する技術は、ロボットクリーナの走行安定性の低下を抑制することを目的とする。
本明細書は、ロボットクリーナを開示する。ロボットクリーナは、クリーニング対象面に対向する吸込口を有するクリーナ本体と、クリーニング対象面に接触する駆動輪と、駆動輪を駆動する走行モータと、を有し、クリーナ本体を支持するホイールアセンブリを備えてもよい。ロボットクリーナは、補助輪と、クリーニング対象面から補助輪に掛かる負荷が大きいときに補助輪を駆動するキャスタモータと、を有し、クリーナ本体を支持するキャスタアセンブリと、を備えてもよい。
上記の構成によれば、ロボットクリーナの走行安定性の低下が抑制される。
図1は、実施形態に係るロボットクリーナを示す下方からの斜視図である。 図2は、実施形態に係るロボットクリーナを示す側面図である。 図3は、実施形態に係るロボットクリーナを示すブロック図である。 図4は、実施形態に係るキャスタアセンブリを示す側面図である。 図5は、実施形態に係るキャスタアセンブリを示す側面図である。 図6は、実施形態の変形例に係るキャスタアセンブリの一部を後方から見た図である。 図7は、図6のA-A線断面矢視図である。
1つ又はそれ以上の実施形態において、ロボットクリーナは、クリーニング対象面に対向する吸込口を有するクリーナ本体と、クリーニング対象面に接触する駆動輪と、駆動輪を駆動する走行モータと、を有し、クリーナ本体を支持するホイールアセンブリを備えてもよい。ロボットクリーナは、補助輪と、クリーニング対象面から補助輪に掛かる負荷が大きいときに補助輪を駆動するキャスタモータと、を有し、クリーナ本体を支持するキャスタアセンブリを備えてもよい。
上記の構成では、クリーニング対象面から補助輪に掛かる負荷が大きいときに、キャスタモータにより補助輪が駆動される。これにより、補助輪は、クリーニング対象面FLから大きい負荷を受けても回転し続けることができる。したがって、ロボットクリーナの走行安定性の低下が抑制される。
1つ又はそれ以上の実施形態において、キャスタモータは、負荷が小さいときに補助輪を駆動しなくてもよい。
上記の構成では、クリーニング対象面から補助輪に掛かる負荷が小さいときには、補助輪はキャスタモータにより駆動されない。補助輪がキャスタモータから駆動力を常に受け続けると、ロボットクリーナの走行安定性がかえって損なわれる可能性がある。また、駆動輪のみならず補助輪も常に駆動され続けると、キャスタアセンブリの制御が複雑化する可能性がある。キャスタモータから補助輪への駆動力の供給と停止とが必要に応じて切り換えられることにより、制御の複雑化が抑制され、ロボットクリーナの走行安定性の低下が抑制される。
1つ又はそれ以上の実施形態において、キャスタアセンブリは、ホイールアセンブリよりも後方に配置されてもよい。
上記の構成では、ロボットクリーナの走行安定性の低下が抑制される。
1つ又はそれ以上の実施形態において、補助輪は、クリーナ本体の下面を基準として上下方向に移動可能でもよい。補助輪は、負荷が大きいときに上方に移動し、負荷が小さいときに下方に移動してもよい。
上記の構成では、クリーニング対象面から補助輪に掛かる負荷が大きいときに補助輪が上方に移動するので、補助輪に衝撃が作用することが抑制される。
1つ又はそれ以上の実施形態において、キャスタモータは、補助輪よりも上方に配置され、補助輪が上方に移動したときに補助輪に駆動力を与えてもよい。
上記の構成では、補助輪が上方に移動したときに、キャスタモータから補助輪に駆動力を円滑に与えることができる。
1つ又はそれ以上の実施形態において、キャスタアセンブリは、キャスタモータの駆動力を補助輪に伝達する駆動力伝達部材を有してもよい。
上記の構成では、キャスタモータから補助輪に駆動力を円滑に与えることができる。
1つ又はそれ以上の実施形態において、キャスタアセンブリは、プーリと、補助輪及びプーリのそれぞれを支持する支持アームと、補助輪及びプーリのそれぞれに掛けられるベルトと、を有してもよい。駆動力伝達部材は、ベルトを含んでもよい。
上記の構成では、ベルトを介してキャスタモータから補助輪に駆動力を円滑に与えることができる。
1つ又はそれ以上の実施形態において、支持アームは、クリーナ本体の支持ブラケットに回動可能に支持されてもよい。支持アームは、補助輪が上下方向に移動するように回動してもよい。
上記の構成では、補助輪は、支持アームの回動により上下方向に円滑に移動することができる。
1つ又はそれ以上の実施形態において、プーリは、補助輪よりも前方に配置されてもよい。支持アームの回動軸は、補助輪よりも前方に規定されてもよい。
上記の構成では、ロボットクリーナが前方に走行した場合、補助輪は、支持アームの回動により上下方向に円滑に移動することができる。
1つ又はそれ以上の実施形態において、キャスタアセンブリは、補助輪が下方に移動するように支持アームを付勢する付勢部材を有してもよい。
上記の構成では、補助輪がクリーニング対象面に押し付けられるので、ロボットクリーナの走行安定性の低下が抑制される。
1つ又はそれ以上の実施形態において、付勢部材は、支持アームの回動軸の周囲に配置されたトーションスプリングを含んでもよい。
上記の構成では、支持アームは、補助輪がクリーニング対象面に押し付けられるように適正に付勢される。
以下、実施形態について説明する。実施形態においては、「前」、「後」、「左」、「右」、「上」、及び「下」の用語を用いて各部の位置関係について説明する。これらの用語は、ロボットクリーナ1の中心を基準とした相対位置又は方向を示す。
[実施形態]
図1は、実施形態に係るロボットクリーナ1を示す下方からの斜視図である。図2は、実施形態に係るロボットクリーナ1を示す側面図である。図3は、実施形態に係るロボットクリーナ1を示すブロック図である。
ロボットクリーナ1は、クリーニング対象面FLを自力で走行しながらクリーニングする。ロボットクリーナ1は、クリーナ本体2と、バッテリ装着部3と、コントローラ4と、吸引ユニット5と、ホイールアセンブリ6と、キャスタアセンブリ10とを備える。
クリーナ本体2は、ハウジング20を含む。ハウジング20は、上部ハウジング21と、下部ハウジング22とを含む。下部ハウジング22は、上部ハウジング21の下部に接続される。下部ハウジング22の下面23は、クリーニング対象面FLに対向する。下部ハウジング22は、吸込口24を有する。吸込口24は、クリーニング対象面FLに対向する。吸込口24は、クリーニング対象面FLの塵埃を吸い込む。
メインブラシ25が吸込口24に配置される。メインブラシ25の回転により、クリーニング対象面FLの塵埃が吸込口24に回収される。サイドブラシ26が下部ハウジング22の前部に配置される。サイドブラシ26の回転により、クリーニング対象面FLの塵埃が吸込口24に集められる。
バッテリ装着部3は、上部ハウジング21の後部に配置される。バッテリ装着部3にバッテリパック7が装着される。バッテリパック7は、ロボットクリーナ1の電源として機能する。
コントローラ4は、ロボットクリーナ1に搭載されている電子機器を制御する。コントローラ4は、ハウジング20に収容される。
吸引ユニット5は、吸込口24に吸引力を発生させる。吸引ユニット5は、ハウジング20に収容される。吸引ユニット5は、吸引モータ51と、吸引ファン52とを有する。吸引モータ51は、吸引ファン52を回転させる動力を発生する。吸引ファン52が回転することにより、吸込口24に吸引力が発生する。
ホイールアセンブリ6は、クリーナ本体2を支持する。ホイールアセンブリ6は、2つ設けられる。一方のホイールアセンブリ6は、クリーナ本体2の左部に設けられる。他方のホイールアセンブリ6は、クリーナ本体2の右部に設けられる。ホイールアセンブリ6は、走行モータ61と、駆動輪62とを有する。
走行モータ61は、駆動輪62を駆動する。走行モータ61は、駆動輪62を回転させる駆動力を発生する。駆動輪62が回転することにより、ロボットクリーナ1が走行する。駆動輪62は、クリーニング対象面FLに接触する。駆動輪62の少なくとも一部は、下部ハウジング22の下面23から下方に突出する。
キャスタアセンブリ10は、クリーナ本体2を支持する。キャスタアセンブリ10は、ホイールアセンブリ6よりも後方に配置される。キャスタアセンブリ10は、2つ設けられる。一方のキャスタアセンブリ10は、クリーナ本体2の後部においてクリーナ本体2の左部に設けられる。他方のキャスタアセンブリ10は、クリーナ本体2の後部においてクリーナ本体2の右部に設けられる。キャスタアセンブリ10は、キャスタモータ11と、補助輪8とを有する。
キャスタモータ11は、ロボットクリーナ1の走行の少なくとも一部の期間において、補助輪8を駆動する。キャスタモータ11は、補助輪8を回転させる駆動力を発生する。補助輪8の少なくとも一部は、下部ハウジング22の下面23から下方に突出する。キャスタモータ11から補助輪8に駆動力が伝達されていない期間においては、駆動輪62の回転によりロボットクリーナ1がクリーニング対象面FLを走行すると、補助輪8は、クリーニング対象面FLとの相対移動により回転することができる。
下部ハウジング22の前部に補助輪9が設けられる。補助輪9は、下部ハウジング22の前部に1つ設けられる。補助輪9は、クリーナ本体2を支持する。補助輪9は、クリーニング対象面FLに接触する。駆動輪62の回転によりロボットクリーナ1がクリーニング対象面FLを走行すると、補助輪9は、クリーニング対象面FLとの接触により回転する。
図4は、実施形態に係るキャスタアセンブリ10を示す側面図である。図4に示すように、キャスタアセンブリ10は、補助輪8と、キャスタモータ11と、伝達ギヤ12と、支持アーム16と、プーリ13と、ベルト14と、付勢部材17と、プーリ19とを有する。
クリーナ本体2は、支持ブラケット15を含む。支持ブラケット15は、ハウジング20に回転可能に支持される。実施形態において、支持ブラケット15は、下部ハウジング22に回転可能に支持される。なお、支持ブラケット15は、上部ハウジング21に回転可能に支持されてもよい。キャスタアセンブリ10の少なくとも一部は、支持ブラケット15に支持される。
キャスタモータ11は、支持ブラケット15に支持される。キャスタモータ11は、補助輪8よりも上方に配置される。キャスタモータ11のステータは、支持ブラケット15に固定される。キャスタモータ11のロータシャフトに出力ギヤ11Aが固定される。キャスタモータ11のロータ及びロータシャフトが回転することにより、出力ギヤ11Aが回転する。
伝達ギヤ12は、支持ブラケット15に回転可能に支持される。伝達ギヤ12は、補助輪8よりも上方に配置される。伝達ギヤ12は、出力ギヤ11Aに噛み合う。出力ギヤ11Aが回転すると、伝達ギヤ12が回転する。伝達ギヤ12の直径は、出力ギヤ11Aの直径よりも大きい。伝達ギヤ12は、出力ギヤ11Aよりも低速度で回転する。
プーリ19は、伝達ギヤ12に固定される。実施形態において、プーリ19と伝達ギヤ12とは一体成形される。伝達ギヤ12が回転することにより、プーリ19は、伝達ギヤ12と一緒に回転する。
補助輪8は、支持アーム16に回転可能に支持される。補助輪8は、回転軸CXを中心に回転する。
支持アーム16は、クリーナ本体2の支持ブラケット15に回動可能に支持される。支持アーム16は、回動軸DXを中心に回動する。
支持アーム16の回動軸DXは、補助輪8よりも前方に規定される。補助輪8の回転軸CXと支持アーム16の回動軸DXとは平行である。
支持アーム16は、補助輪8の少なくとも一部が下部ハウジング22の下面23よりも下方に配置されるように補助輪8を支持する。支持アーム16は、補助輪8が上下方向に移動するように回動する。
プーリ13は、支持アーム16に回転可能に支持される。プーリ13は、補助輪8よりも前方に配置される。プーリ13は、補助輪8よりも上方に配置される。プーリ13の回転軸と支持アーム16の回動軸DXとは一致する。なお、プーリ13の回転軸と支持アーム16の回動軸DXとは離れていてもよい。
ベルト14は、補助輪8及びプーリ13のそれぞれに掛けられる。ベルト14は、リング状である。ベルト14は、所謂、無端ベルトである。ベルト14が回転すると、補助輪8及びプーリ13のそれぞれが回転する。
ベルト14の少なくとも一部は、補助輪8とクリーニング対象面FLとの間に配置される。ベルト14の少なくとも一部は、クリーニング対象面FLに接触する。駆動輪62の回転によりロボットクリーナ1がクリーニング対象面FLを走行すると、ベルト14は、クリーニング対象面FLとの接触により回転する。
付勢部材17は、補助輪8が下方に移動するように支持アーム16を付勢する。付勢部材17は、補助輪8及びベルト14がクリーニング対象面FLに押し付けられるように支持アーム16を付勢する。実施形態において、付勢部材17は、支持アーム16の回動軸DXの周囲に配置されたトーションスプリングを含む。
補助輪8は、支持アーム16の回動により、クリーナ本体2の下面23を基準として上下方向に移動可能である。クリーニング対象面FLから補助輪8に掛かる負荷が大きいときに、補助輪8は、上方に移動する。クリーニング対象面FLから補助輪8に掛かる負荷が小さいときに、補助輪8は、下方に移動する。図4は、補助輪8が下方に移動している状態を示す。
図5は、実施形態に係るキャスタアセンブリ10を示す側面図である。図5は、補助輪8が上方に移動している状態を示す。
例えば補助輪8が平坦なクリーニング対象面FLを走行するとき、クリーニング対象面FLから補助輪8に掛かる負荷は、予め定められている規定値よりも小さい。クリーニング対象面FLから補助輪8に掛かる負荷が規定値よりも小さいとき、図4に示したように、補助輪8は、支持アーム16の回動により下方に移動する。補助輪8は、付勢部材17の付勢力により下方に移動する。ベルト14は、付勢部材17の付勢力により伝達ギヤ12から離れる。
例えば補助輪8がクリーニング対象面FLに存在する凸部を乗り上げるとき、クリーニング対象面FLから補助輪8に掛かる負荷は、予め定められている規定値よりも大きい。クリーニング対象面FLから補助輪8に掛かる負荷が規定値よりも大きいとき、図5に示すように、補助輪8は、支持アーム16の回動により上方に移動する。すなわち、クリーニング対象面FLから補助輪8に係る負荷が付勢部材17の付勢力よりも上回ると、補助輪8が上方に移動するように支持アーム16が回動する。
図5に示すように、補助輪8が上方に移動するように支持アーム16が回動すると、ベルト14も上方に移動する。ベルト14が上方に移動すると、プーリ19とベルト14の少なくとも一部とが接触する。プーリ19とベルト14の少なくとも一部とが接触している状態で、キャスタモータ11が駆動すると、プーリ19が回転し、プーリ19に同期してベルト14が回転する。キャスタモータ11の駆動力によりベルト14が回転すると、ベルト14に同期して補助輪8が回転する。キャスタモータ11は、伝達ギヤ12、プーリ19、及びベルト14を介して、補助輪8に駆動力を与えることができる。補助輪8は、伝達ギヤ12、プーリ19、及びベルト14を介して伝達されたキャスタモータ11の駆動力により回転することができる。ベルト14は、クリーニング対象面FLに接触し続けているので、ロボットクリーナ1は、キャスタアセンブリ10によりクリーニング対象面FLを走行することができる。
このように、クリーニング対象面FLから補助輪8に掛かる負荷が規定値よりも大きくなり、補助輪8が上方に移動したときに、キャスタモータ11は、補助輪8に駆動力を与えて、補助輪8を駆動することができる。伝達ギヤ12、プーリ19、及びベルト14は、キャスタモータ11の駆動力を補助輪8に伝達する駆動力伝達部材18として機能する。
図4に示すように、補助輪8が下方に移動するように支持アーム16が回動すると、ベルト14も下方に移動する。ベルト14が下方に移動すると、プーリ19とベルト14とが離れる。プーリ19とベルト14とが離れることにより、キャスタモータ11の駆動力は、補助輪8に伝達されない。キャスタモータ11から補助輪8に駆動力が伝達されていない期間においては、駆動輪62の回転によりロボットクリーナ1がクリーニング対象面FLを走行すると、ベルト14がクリーニング対象面FLとの接触により回転し、補助輪8及びプーリ13は、ベルト14と同期して回転する。
このように、クリーニング対象面FLから補助輪8に掛かる負荷が規定値よりも小さくなり、補助輪8が下方に移動したときに、キャスタモータ11は、補助輪8に駆動力を与えることができず、補助輪8を駆動しない。
クリーニング対象面FLから補助輪8に掛かる負荷についての規定値は、例えば付勢部材17の付勢力、クリーナ本体2の重量、及び伝達ギヤ12とベルト14との距離等に基づいて予め定められた値である。負荷が規定値を下回る場合、プーリ19とベルト14とは接触せず、キャスタモータ11から補助輪8に駆動力が伝達されない。負荷が規定値を上回る場合、プーリ19とベルト14とが接触し、キャスタモータ11から補助輪8に駆動力が伝達される。すなわち、規定値は、キャスタモータ11から補助輪8に駆動力が伝達されない状態から伝達される状態に遷移するときの閾値である。
以上説明したように、実施形態において、ロボットクリーナ1は、クリーニング対象面FLに対向する吸込口24を有するクリーナ本体2と、クリーニング対象面FLに接触する駆動輪62と、駆動輪62を駆動する走行モータ61と、を有し、クリーナ本体2を支持するホイールアセンブリ6を備える。ロボットクリーナ1は、補助輪8と、クリーニング対象面FLから補助輪8に掛かる負荷が大きいときに補助輪8を駆動するキャスタモータ11と、を有し、クリーナ本体2を支持するキャスタアセンブリ10を備える。
上記の構成では、クリーニング対象面FLから補助輪8に掛かる負荷が大きいときに、キャスタモータ11により補助輪8が駆動される。これにより、補助輪8は、クリーニング対象面FLから大きい負荷を受けても回転し続けることができる。したがって、ロボットクリーナ1の走行安定性の低下が抑制される。
実施形態において、キャスタモータ11は、負荷が小さいときに補助輪8を駆動しない。
上記の構成では、クリーニング対象面FLから補助輪8に掛かる負荷が小さいときには、補助輪8はキャスタモータ11により駆動されない。補助輪8がキャスタモータ11から駆動力を常に受け続けると、ロボットクリーナ1の走行安定性がかえって損なわれる可能性がある。また、駆動輪62のみならず補助輪8も常に駆動され続けると、キャスタアセンブリ10の制御が複雑化する可能性がある。キャスタモータ11から補助輪8への駆動力の供給と停止とが必要に応じて切り換えられることにより、制御の複雑化が抑制され、ロボットクリーナ1の走行安定性の低下が抑制される。
実施形態において、キャスタアセンブリ10は、ホイールアセンブリ6よりも後方に配置される。
上記の構成では、ロボットクリーナ1の走行安定性の低下が抑制される。
実施形態において、補助輪8は、クリーナ本体2の下面23を基準として上下方向に移動可能である。補助輪8は、負荷が大きいときに上方に移動し、負荷が小さいときに下方に移動する。
上記の構成では、クリーニング対象面FLから補助輪8に掛かる負荷が大きいときに補助輪8が上方に移動するので、補助輪8に衝撃が作用することが抑制される。
実施形態において、キャスタモータ11は、補助輪8よりも上方に配置され、補助輪8が上方に移動したときに補助輪8に駆動力を与える。
上記の構成では、補助輪8が上方に移動したときに、キャスタモータ11から補助輪8に駆動力を円滑に与えることができる。
実施形態において、キャスタアセンブリ10は、キャスタモータ11の駆動力を補助輪8に伝達する駆動力伝達部材18を有する。
上記の構成では、キャスタモータ11から補助輪8に駆動力を円滑に与えることができる。
実施形態において、キャスタアセンブリ10は、プーリ13と、補助輪8及びプーリ13のそれぞれを支持する支持アーム16と、補助輪8及びプーリ13のそれぞれに掛けられるベルト14と、を有する。駆動力伝達部材18は、ベルト14を含む。
上記の構成では、ベルト14を介してキャスタモータ11から補助輪8に駆動力を円滑に与えることができる。
実施形態において、支持アーム16は、クリーナ本体2の支持ブラケット15に回動可能に支持される。支持アーム16は、補助輪8が上下方向に移動するように回動する。
上記の構成では、補助輪8は、支持アーム16の回動により上下方向に円滑に移動することができる。
実施形態において、プーリ13は、補助輪8よりも前方に配置される。支持アーム16の回動軸DXは、補助輪8よりも前方に規定される。
上記の構成では、ロボットクリーナ1が前方に走行した場合、補助輪8は、支持アーム16の回動により上下方向に円滑に移動することができる。
実施形態において、キャスタアセンブリ10は、補助輪8が下方に移動するように支持アーム16を付勢する付勢部材17を有する。
上記の構成では、補助輪8がクリーニング対象面にFL押し付けられるので、ロボットクリーナ1の走行安定性の低下が抑制される。
実施形態において、付勢部材17は、支持アーム16の回動軸DXの周囲に配置されたトーションスプリングを含む。
上記の構成では、支持アーム16は、補助輪8がクリーニング対象面FLに押し付けられるように適正に付勢される。
[その他の実施形態]
図6は、実施形態の変形例に係るキャスタアセンブリ100の一部を後方から見た図である。図7は、図6のA-A線断面矢視図である。上述の実施形態においては、ベルト14の少なくとも一部がクリーニング対象面FLに接触することとした。図6及び図7に示すように、ベルト14は、クリーニング対象面FLに接触しなくてもよい。図6及び図7において、補助輪80は、大径部81と小径部82とを含む。大径部81の直径は、小径部82の直径よりも大きい。大径部81は、小径部82の右側及び左側のそれぞれに配置される。大径部81と小径部82とは、一体である。大径部81は、クリーニング対象面FLに接触する。小径部82は、クリーニング対象面FLに接触しない。ベルト14は、補助輪80の小径部82及びプーリ13のそれぞれに掛けられる。ベルト14は、クリーニング対象面FLに接触しない。ベルト14とプーリ19(図6及び図7には不図示)とが接触し、キャスタモータ11の駆動力によりベルト14が回転すると、ベルト14に同期して補助輪80が回転する。プーリ19とベルト14とが離れ、駆動輪62の回転によりロボットクリーナ1がクリーニング対象面FLを走行すると、補助輪80がクリーニング対象面FLとの接触により回転する。ベルト14及びプーリ13は、補助輪80と同期して回転する。
なお、上述の実施形態において、キャスタアセンブリ10は、ホイールアセンブリ6よりも前方に配置されてもよい。キャスタアセンブリ10は、補助輪9を含むように設けられてもよい。
1…ロボットクリーナ、2…クリーナ本体、3…バッテリ装着部、4…コントローラ、5…吸引ユニット、6…ホイールアセンブリ、7…バッテリパック、8…補助輪、9…補助輪、10…キャスタアセンブリ、11…キャスタモータ、11A…出力ギヤ、12…伝達ギヤ、13…プーリ、14…ベルト、15…支持ブラケット、16…支持アーム、17…付勢部材、18…駆動力伝達部材、19…プーリ、20…ハウジング、21…上部ハウジング、22…下部ハウジング、23…下面、24…吸込口、25…メインブラシ、26…サイドブラシ、51…吸引モータ、52…吸引ファン、61…走行モータ、62…駆動輪、80…補助輪、81…大径部、82…小径部、100…キャスタアセンブリ、CX…回転軸、DX…回動軸、FL…クリーニング対象面。

Claims (11)

  1. クリーニング対象面に対向する吸込口を有するクリーナ本体と、
    前記クリーニング対象面に接触する駆動輪と、前記駆動輪を駆動する走行モータと、を有し、前記クリーナ本体を支持するホイールアセンブリと、
    補助輪と、前記クリーニング対象面から前記補助輪に掛かる負荷が大きいときに前記補助輪を駆動するキャスタモータと、を有し、前記クリーナ本体を支持するキャスタアセンブリと、を備えることを特徴とする、
    ロボットクリーナ。
  2. 前記キャスタモータは、前記負荷が小さいときに前記補助輪を駆動しないことを特徴とする、
    請求項1に記載のロボットクリーナ。
  3. 前記キャスタアセンブリは、前記ホイールアセンブリよりも後方に配置されることを特徴とする、
    請求項1又は請求項2に記載のロボットクリーナ。
  4. 前記補助輪は、前記クリーナ本体の下面を基準として上下方向に移動可能であり、前記負荷が大きいときに上方に移動し、前記負荷が小さいときに下方に移動することを特徴とする、
    請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のロボットクリーナ。
  5. 前記キャスタモータは、前記補助輪よりも上方に配置され、前記補助輪が上方に移動したときに前記補助輪に駆動力を与えることを特徴とする、
    請求項4に記載のロボットクリーナ。
  6. 前記キャスタアセンブリは、前記キャスタモータの駆動力を前記補助輪に伝達する駆動力伝達部材を有することを特徴とする、
    請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のロボットクリーナ。
  7. 前記キャスタアセンブリは、プーリと、前記補助輪及び前記プーリのそれぞれを支持する支持アームと、前記補助輪及び前記プーリのそれぞれに掛けられるベルトと、を有し、
    前記駆動力伝達部材は、前記ベルトを含むことを特徴とする、
    請求項6に記載のロボットクリーナ。
  8. 前記支持アームは、前記クリーナ本体の支持ブラケットに回動可能に支持され、前記補助輪が上下方向に移動するように回動することを特徴とする、
    請求項7に記載のロボットクリーナ。
  9. 前記プーリは、前記補助輪よりも前方に配置され、
    前記支持アームの回動軸は、前記補助輪よりも前方に規定されることを特徴とする、
    請求項8に記載のロボットクリーナ。
  10. 前記キャスタアセンブリは、前記補助輪が下方に移動するように前記支持アームを付勢する付勢部材を有することを特徴とする、
    請求項8又は請求項9に記載のロボットクリーナ。
  11. 前記付勢部材は、前記支持アームの回動軸の周囲に配置されたトーションスプリングを含むことを特徴とする、
    請求項10に記載のロボットクリーナ。
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